平成20年11月14日中野区議会建設委員会 平成20年11月14日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成20年11月14日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成20年11月14日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時09分

○出席委員(8名)
 北原 ともあき委員長
 のづ 恵子副委員長
 ひぐち 和正委員
 南 かつひこ委員
 伊藤 正信委員
 久保 りか委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市計画担当課長(住宅担当課長) 登 弘毅
 都市計画調整担当課長 田中 正弥
 南部地域まちづくり担当課長 角 秀行
 中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
 北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 萩原 清志
 土木・交通担当課長 遠山 幸雄
 公園・道路担当課長 石田 勝大
 建築担当課長 豊川 士朗
 拠点まちづくり推進室長 佐藤 幸一
 拠点まちづくり担当課長 松前 友香子
 中野駅周辺整備担当課長 秋元 順一

○事務局職員
 書記 河村 孝雄
 書記 岡田 浩二

○委員長署名

審査日程
○議題
 安全で快適に住めるまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)について
   (都市整備部・拠点まちづくり推進室)
 2 平成20年度(2008年度)第四回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)
 3 東中野駅西口線路上空活用に関するJR東日本との協議について(都市計画担当)
 4 都市計画マスタープラン改定に関する専門協力員の意見等について(都市計画調整担当)
 5 中野区弥生町5丁目26番先(本郷通り)のガードパイプ部品欠落による事故について
(公園・道路担当)
 6 警察大学校等跡地地区景観検討委員会の設置について
  (公園・道路担当・拠点まちづくり担当)
 7 中野区住宅政策審議会答申について(住宅担当)
 8 その他
  (1) 野方駅整備に伴う工事説明会について(都市計画担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会します。

(午後1時00分)

 本日の審査日程についてお諮りします。
 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 安全で快適に住めるまちづくりについてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けます。
 1、平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。
石井都市整備部長
 それでは、お手元の資料をごらんいただきたいと思います。平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(資料2)でございます。
 これから申し上げます内容でございますが、平成21年度の予算編成でただいま検討しているというところのものでございまして、新規、拡充、それから廃止といったような内容になっておりまして、区民生活への影響が想定される主な取り組みにつきまして、現在の検討状況をお知らせしたいということでございます。
 なお、今後、12月5日発行の区報、それからホームページに掲載をするとともに、区民との意見交換も行ってまいりたいというものでございます。
 それでは、項目につきまして申し上げたいと思います。
 まず、マル1、まち活性化戦略。これにつきましては7項目、私どもこの建設委員会の所管というところが主なものでございます。
 1、公共と民間のパートナーシップによる警察大学校等跡地開発整備ということでございまして、これは都市整備部と拠点まちづくり推進室の両方がかかわる項目ということでございます。説明といたしましては、公共と民間のパートナーシップに基づいた一体性のある警察大学校等跡地地区開発を進め、都市計画道路、それから(仮称)中央部防災公園についても民間施設と一体性・連続性のある設計及び整備を行うという内容でございます。
 それから、2、東中野駅前広場及び広場・駅舎間連絡通路の整備ということでございまして、駅前広場及び広場と駅舎を結ぶ連絡通路の実施設計を行うという内容でございます。
 それから、3、周辺のまち活性化を促す野方駅北口・自由通路開設ということでございます。北口の施設、それから自由通路及び橋上駅舎の整備を行い、平成21年度末に一部利用開始をすると。なお、全体の完成が平成22年度の予定ということでございます。
 4、南台一・二丁目地区の防災性の向上。この南台一・二丁目地区の防災性・安全性を高めるため、地区内の建物の不燃化を促進する。また、防災公園を整備するため、東京大学教育学部附属中等教育学校の一部用地を取得するというものでございます。
 それから、5、本町地区の防災性の向上ということでございます。道路や公園の整備など本町地区の防災性・安全性を高めるため、本町二丁目(郵政宿舎跡)及び五丁目(NTT社宅跡)用地を取得するというものでございます。
 それから、6、西武新宿線沿線まちづくり計画策定ということでございます。道路と鉄道の立体交差化と一体となった沿線まちづくり計画を策定し、連続立体交差事業着手のための環境づくりを進めるというものでございます。
 7、新中野駅周辺放置自転車対策ということで、新中野駅周辺の放置自転車を解消するため、杉山公園、それから本町の消防署跡地、これの一部に自転車駐車場整備をし、自転車放置規制区域に指定をしたい。あわせて杉山公園の改良工事を行う。
 なお、この駐車場の整備でございますが、この放置自転車対策、この新中野駅をもって区内駅周辺の規制が全部かかるということでございます。
 申しわけございません。それから、次のページ、裏になりますが、マル4の健康・生きがい戦略の中の六つ目でございます。民間活力の活用による高齢者・ファミリー向け住宅の整備(本町四丁目)というところでございますが、民間事業者によります建設・運営手法を用いて、高齢者向けの住宅及びファミリー向け住宅を整備する。平成22年度入居開始の予定ということでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
伊藤委員
 今、御説明をいただいて、これはあくまでも案ということでの御説明だったと思うんですけれども、ちょっと何点かお伺いします。
 この5番の本町地区の防災性の向上ということで、たしか本町二丁目というのは、用地は取得してありますよね。その辺、確認で伺いたいんですけれども。
角南部地域まちづくり担当課長
 昨年の12月に土地開発公社のほうで先行取得をしております。来年度で、区のほうで買い戻しをしながら具体の事業化に取り組んでいくという内容でございます。
伊藤委員
 今現在は土地開発公社で取得をして、21年度に区が取得をするということですね。そうしますと、それと同時に、及び五丁目のNTT社宅ですよね。この用地というのは、今現在、2定で、たしか議会側としては債務負担行為を議決しまして、買ってもいいんだよということの許可をしたわけですけれども、その辺についての進みぐあいというのはどうなったんですか、お伺いします。
角南部地域まちづくり担当課長
 今お話がありました本町五丁目のNTT社宅跡地につきましては、公拡法の届け出に基づきまして、NTTと区のほうでは土地開発公社が窓口になりまして、用地取得に向けた交渉を進めているというふうに聞いてございます。今年度中に、区としては先行取得を目指しておりまして、来年度以降、こういったことで、土地のほうについても買い戻しをしながら具体の事業化に向けた取り組みをするということで、今回この項目に載せてございます。
伊藤委員
 今年度中に土地開発公社で先行取得をして、それで21年度には、もう区で買い取るということでの認識でよろしいんですか。
角南部地域まちづくり担当課長
 具体的にどういった買い戻しをするかというところにつきましてはまだ検討中でございますが、今年度中に土地開発公社のほうで先行取得をしながら、来年度は事業化に向けた取り組みを進めていきたいというふうに考えております。
伊藤委員
 それから、7番の新中野駅周辺放置自転車対策で、聞くところによると、地元の杉山公園周辺の地域の方々との話し合いというんでしょうか、説明会というのはもう終わられたと聞いていますし、いよいよ来年工事に入るということなんでしょうけれども、その辺、もし報告できるようなことであれば、ちょっとここで言っていただければありがたいんですけれども。
遠山土木・交通担当課長
 今、委員がお話のように、これまで地元の方々と5回にわたりまして地域説明会というものを開催してございます。その中では、自転車駐輪場の位置、それからトイレの位置等でかなり当初は意見がいろいろ分かれてございましたが、会を重ねるごとに、共通理解といいますか、合意がとれまして、どちらも中野通り側に設けるといったようなところで、皆さん、御賛成をいただいているところでございます。そのほかでは石碑の移動の話とか植栽の話、それから子どもたちの遊具の話とか、いろいろ御質問、御要望をいただいております。
 今後は、詳細設計に入って、また住民の方々にお示しをするという段取りになってございます。
かせ委員
 ここに七つあるんですけれども、この中で、現在のところ資金計画であるとか、補助制度とかいろいろありますけれども、その辺の考え方についてそれぞれ教えていただけますか。
石井都市整備部長
 現在、裏付けとなる予算の金額についてはまだ確定もしておりませんし、その辺のところはまだ検討中ということでございます。とりあえず、この項目につきましてお示しをさせていただいたということでございます。
 また、その時期が参りましたら、今御質問の財源の問題等につきましても、それは御審議いただくというところでございます。
かせ委員
 なかなか言いにくいのかもしれませんけれども、こういう事業についてはいろいろな制度が、手法にもよるんでしょうけれども、こういうふうになった場合にはこういう制度が利用できるとかおおよその見通しなんていうのはないと検討にもならないだろうと思うんですけれども。それについてもまだですか。
石井都市整備部長
 個別には詳しく申し上げられませんけれども、まちづくり交付金であるとか、それからいろいろな事業も入って、動かしておりますので、当然国庫補助なり、あるいは東京都の補助といったようなところを活用しながら、できるだけ一般財源を使わない形で、その辺は抜かりなくやっていきたいと、こういうふうに思っております。
むとう委員
 7番目の杉山公園ですが、公園としての面積がどれぐらい少なくなるんでしょうか。まだこの委員会で、これから詳細な設計に入ると思いますけれども、どんな配置でどうなっていくかという御説明を今まで受けていなかったと記憶しているんですけれども、そうでなくても公園が少ない中で、ここに駐輪場も必要なんですけれども、公園としての面積、そう広い公園ではありませんので、どれぐらいが新たに駐輪場として使うことになり、公園部分として使われるのはどれぐらいになるのかとか、ある程度考えられている計画があればもう少し詳細に教えてください。
石井都市整備部長
 私から申し上げますけれども、現在、あそこの杉山交差点、公園部分にも影響が出てきますけれども、都の事業、交差点の改良事業ということで、公園部分が道路の敷地にとられるといいますか、そういうことが1点ございます。とられますけれども、今あそこのちょうど交差点部分の杉山公園側の角のところ、道路部分になるところと、それから一部東京都のほうと協議をしまして、うちが道路で提供する部分の一部をあそこのビルの一部と交換をしていこうということで、全部とられるということではなくて、今の角にあるビルの敷地の一部は道路になるんですけれども、その他の部分については公園に附属をする形に土地を交換をしていこうということで東京都のほうとやっております。
 それで、この駐輪場ですが、主に構造物自体は地下に全部入ります。二百四、五十台の予定でございます。上部は、要するに自転車を入れる、あるいは出すというところで、若干数平米の屋根が構造体として上に出てきます。その分が公園の中に出てくるという形になります。
 したがって、そんなにその構造体が公園の中にあらわれるということではないものですから、影響は比較的少ないというふうに考えております。
むとう委員
 今のことはわかりました。これまで全然そういう説明がなかったので、全然わかっていなかったので。そうすると、あの角のところの今あるビルがなくなるんですか。そこの部分の土地ももらえるということで、道路としても少し提供するけれども、その分は角にあるあの建物がなくなって、その部分が公園の敷地に組み込まれて、相殺すると大して変化はないということでよろしいんですか。
石井都市整備部長
 やはり相殺という形になります。一部交換をしますけれども、どうしても現在の中野通りの部分は、軸線が公園側に寄ってきますので、その部分については減るということになります。また、定例会の中で御報告もしたいと思いますので、その辺の数字的には、詳しいことはまた平面図等もあわせて御報告申し上げたいと思います。
むとう委員
 今のことはわかりました。
 それと、6番目の西武新宿線沿線まちづくり計画策定なんですが、立体交差化に伴うということなんですけれども、中野区内の西武新宿線の駅全部の駅のまちづくりに着手と、今もしているわけですけれども、それを進めるということなんだろうと思うんですけれども、着手するための環境づくりを進めるということで、言葉がすごく抽象的でよくわからないんですけれども、もう少し何をどうしていこうとしているのか。少なくとも、今現在、いろいろな駅のところを中心に沿線まちづくりというものが行われているということは、この間ずっと報告がありましたけれども、そこをさらに立体交差化と一体となったということで、どういうふうにさらに進めようとしているのか。環境づくりを進めるという意味がちょっとよくわからないので、もう少し詳しく説明してください。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 連続立体交差事業は東京都の事業であります。東京都は、今現在、着工準備採択ということで、まだ準備の段階でございます。連続立体交差事業を事業認可を取るためには、骨格幹線道路の整備ですとか、地域のまちづくりの熟成という、そういう視点が必要になってまいります。この東京都の事業が着手できるような環境をつくると、そういう意味でございます。
むとう委員
 そうすると、着手できるような環境というのは、どういう環境を整えれば着手になっていくのか。その環境がよくわからないので、もう少し教えてください。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 それが、まさしく中野区がつくる西武新宿線沿線まちづくりの計画でございます。
むとう委員
 ごめんなさい。やっぱり理解できないんですけど。まちづくりの計画、どういう計画なんですか。もう少し詳しく、私でもわかるように答えていただけたらありがたいんですけれども。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 具体的には、中野区内の都市計画道路の整備、それから各駅周辺の駅前広場ですとか、交通アクセス道路などの整備の計画ということになります。
むとう委員
 そうすると、中野区内、立体交差にかかわる部分がどこまでをいうのか、新井薬師、沼袋、野方、都立家政、鷺ノ宮、全部の駅を対象にということでよろしいんですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 そのとおりです。
かせ委員
 そうしますと、道路計画が今ありましたけれども、この沿線では都市計画道路の指定があったりとかいろいろな条件がありますけれども、それを全部ここに当て込んで、全線にわたって道路計画も含めた何か検討ということもされるということですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 西武新宿線の沿線にかかわる都市計画道路の整備ということでございます。
かせ委員
 もうちょっと具体的に聞きますと、例えば塩漬けになっているような計画というと、あそこの大日通り、いわゆるもみじ山通りの延長線上、新井薬師のほうに抜けているやつです。哲学堂のほうまで抜けている、あれが塩漬けになっていますよね。住宅街を新たに貫通させる道路ということで、そういうものもあります。それから、いろいろ議論がある中杉通りであるとか、そのほかにも幾つもいろいろ争点になっている道路があるんですけれども、それを全部、計画を復活させてここに当て込んで案をつくっていくということですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 現在、都市計画決定されている道路は、都市計画決定をされておりますので、凍結及び塩漬けというような認識は持っておりません。
 ですから、それぞれの都市計画決定されている道路の優先度ですとか、その道路の整備に合わせてどのようなまちづくりをするのか、そういうことを今後検討してまちづくりの計画のほうに反映させていくということでございます。
かせ委員
 制度上は、都市計画決定されるとそれが変更されるまで生きていることは、そういうことなんだろうと思うんだけれども、実際的には、戦後復興事業のときに線が引かれてそのままになっている道路なんかあるわけです。実際には、もうかなりの都市化が進んでいて、現実的には無理かなという道路が幾つもあるわけです。鷺宮もたしかそうだと思ったんですけれども。そういう道路があるわけでしょう。それをこの環境に合わせるということで、えらい無理があるのかなというふうに思うんですけれども、そういうことを考えていらっしゃるわけですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 現在、都市計画決定されている道路が必要ないとかできないとかというような認識は持っておりません。ほかの23区においても、道路ネットワークとして既に途中まで整備されているものもございます。そういう中で、この連続立体交差事業に合わせて、ネットワークとして不備なところは優先度をもって整備をしていく計画をつくるべきだというふうに考えております。
かせ委員
 今、優先度というふうにおっしゃったんですけれども、確かに中杉通りについては優先度の高い道路になっています。それから、もみじ山通りのところについては、今回は優先度に入っていませんよね。といいますと、当面は、優先度の高い、例えば中杉通りなど限定的なことについてやるということですか。優先度の問題なんですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 すぐに道路の工事を着手するというわけではなくて、これについては優先度を見きわめて、それに合わせた、道路に合わせた交通アクセス道路をどうするとか、駅前広場をどうするとか、そういうことをきちんと計画として策定していくということでございます。
かせ委員
 何かよくわからないんですよ、説明が。いろいろな条件もあるわけで、全部こういう言い方をしてしまうと、やっぱり疑心暗鬼ということになってしまう。もう安心している人だっているわけです。ここにはもうずっとね。新しく道路をつくられたら困るというところだってあるわけですよ。そういうことがあって、計画がもう中止されているやつがあるわけでしょう。だから、これでまたそれが復活するということなんですよね。
石井都市整備部長
 担当のほうからも申し上げたとおり、都市計画道路、確かにそれを都市計画決定した時期、これはかなり昔ということでございますけれども、今現在、東京都の都市計画道路ででき上がっているのは半分ぐらいです。したがって、約半分ぐらいは、そのときに、あるいはそれ以後、都市計画されたものがそのままの状態になっているということではございます。ただ、それは都市計画決定という法的な裏付けをもって定めた道路でございまして、いろいろとその後の事情はおありかとは思いますけれども、私どもは、その都市計画道路は必要だという認識を持っております。また、今回この連続立体交差事業は、都市計画道路の完成が100%という条件なんです。したがって、これをやらずに連続立体交差だけをやりますということはあり得ないということでございまして、区といたしましては、その着手順位なり、あるいは整備の計画、これはいろいろとありますが、いずれにしましても、その都市計画道路については整備をしていくという方向で計画をこれから立てていくということでございます。
むとう委員
 では、そのすべての駅でかかわる都市計画決定されている道路ってどれでしょうか。私も、今かせ委員が言ったように、思いついたのは私も二つぐらいで、中杉通りと、もみじ山からずっと住宅街になってしまっているあの道ぐらいしかちょっと記憶にないんですが、それ以外に、あとはどれが都市計画決定されている、駅にかかわる今回の道路なんでしょうか。
石井都市整備部長
 東のほうからいきますと、先ほどお尋ねのございました上高田に抜けていく道路、もみじ山通りの延長が一つございます。それから、未整備のところは大和町のセンターを通り抜けてずっと北側の新青梅まで行く路線です。それから、中杉通りです。これは路線が変わって現道とは違う位置に、南のほうについては計画線が入っているということでございます。それから、もう1本が杉並区との区境です。上鷺宮まで、千川通りまで、これはずっと杉並区からつながっている215です。そのぐらいが未整備の都市計画道路でございます。
むとう委員
 今の御説明ですと、今おっしゃってくれた四つの都市計画決定している道路が、ある程度整備の見通しが立たないと立体交差の具体的な着手にならないということなんですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 すぐに整備をするということではございませんで、優先度、必要性、財源等、これは国の補助事業でやっていくものになりますので、そういう財源等もございます。ですから、その中で優先度等を決めて、最終的にはやっていくということで、今すぐその区間の工事に着手するとか、そういうことではございません。
むとう委員
 そうすると、環境が整うということは、優先度を決めたその道路さえできれば着手できるんですか。そこがなかなか理解しがたいんですけれども。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 道路をつくるということではなくて、これは計画をつくるということでございます。
石井都市整備部長
 先ほども言いましたように、全路線にわたって全部整備をしないと連立事業ができないということではございません。今、担当が申し上げたように、当然やっていくスケジュールがございまして、その辺を優先的にどういう部分から、その影響の大きいところから順にやっていくような計画を立てていくと、こういうことでございます。
むとう委員
 では、要するに、ここに書いてある、くどいようで申しわけありませんけれども、「環境づくりを進めるため」ということは、つまり、今おっしゃった四つはなかなか進んでいない都市計画決定道路ですよね。それをどこか優先順位を決めて、そこだけでも、こういう計画でやっていきますよというあくまで計画を立てれば、それでオーケーという、そういうレベルの環境づくりというふうに思っていいんですか。それも違うんですか。ちょっと理解できないんですけれども。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 東京都が連続立体交差事業の都市計画決定を経て事業認可を取っていくためには、この連続立体交差という鉄道を上げる、そのことだけの事業効果だけではなくて、ひいては道路交通ネットワークがどうかとか、また、その駅が上がることによって周辺のまちづくりがどうなるか、そういう複合的な事業計画が求められている事業として、多額の国の税金、また都の税金が使われて、この中野区で事業を行うということになるわけです。そういう中で、中野区として、今未整備の都市計画道路、もしくは駅前広場について、区としての計画をきちんとつくるということができないと、連続立体交差事業の着手ができないということになりますので、その連続立体交差事業を着手するための環境づくりというのは、先ほど申し上げました、中野区が都市施設の整備の計画をつくっていくということになります。
ひぐち委員
 すみません。ちょっと時間をください。4番の南台一・二丁目地区の防災性の向上というところですけれども、確認になるかもしれないんですけれども、土地を取得するということで、時期的にいつごろになるんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
 現在、東京大学と交渉中でございまして、具体には海洋研究所の移転に伴いまして、海洋研究所の跡地ではなくて跡地相当分を、学校の敷地の一部ですけれども、取得するというものでございます。現在の予定としては、来年度、そういった教育施設の一部用地を区が取得するという予定でございます。
ひぐち委員
 その取得をするに当たって、今海洋研究所の建物が建っているんですけれども、それの中身の引っ越しとか解体という、そういう予定というのはついているんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
 海洋研究所につきましては、平成21年度末、平成22年3月に用途を廃止するというふうに聞いております。当然用地が廃止になりました海洋研究所の建物につきましては、東大のほうで除去を行うという予定になっております。
ひぐち委員
 もう一つ質問させてもらいたいんですけれども、「建物の不燃化を促進する」というふうに書いてあるんですけれども、この建物を不燃化するというのは具体的に建物をどういうふうにしようということなんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
 御案内のとおり、ここの東大附属中学校の広域避難場所の周辺は、非常に老朽化した木造住宅が密集している地域ということでございます。そういったところで、大規模な地震のときの火災などに強くなるということで、耐火建築物というものを建てかえ促進していこうということで、今回の不燃化促進事業につきましては、耐火建築物の建てかえという内容になってございます。
ひぐち委員
 たしか、不燃化促進ということで、以前に助成金がついた地域だと思うんですけれども、これもまたそういう意向がこれからあるんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
 以前もちょっと対象のエリアが違うんですけれども、防災生活圏の中でこういった不燃化促進事業というものを行ってきております。そこでも、やはり耐火建築物への建てかえの方についての助成金ということで、促進を図ってきてございます。そういった意味では、今回も燃えにいく建物、耐火建築物に建てかえる方への助成という内容でございます。
ひぐち委員
 それは、まだ具体的に地域の方とかそういう方には知らせていないということですか。
角南部地域まちづくり担当課長
 こちらの建てかえの促進事業につきましては、ことしの7月に南中野地域センターのほうでこういった「南部防災まちづくりの取り組みについて」ということで御案内を差し上げております。その後、10月ごろから、ここのエリア、おおむね避難場所から120メートルのエリアということで四つほど該当する町会があるんですけれども、そちらの町会の会合に出席させていただきまして、チラシを配りながら、今回新たにこういった建てかえ促進の事業を行う予定ということとあわせまして、新たに防火地域の指定もしくは最低高さ7メートルという規制も加わりますので、そういった規制についても御案内するということで、回覧等でお示しさせていただいております。
 また、今作業を進めておりますけれども、今月から来月初めにかけまして、該当するエリアの方々につきましては、全戸にチラシをお配りする予定になっております。それらの手続を経まして、情報提供を行いまして、12月5日に再度南中野地域センターのほうでこういった新たな事業展開、それからまちづくりについての説明会を行う予定ということになってございます。
久保委員
 今のところですけれども、一部用地を取得するというところで、前に御説明があったときに4.7ヘクタールのうちの公園部分1ヘクタール以上というようなことで伺っていたかと思うんですが、今回、中野区として一部用地を取得するのは1ヘクタール以上ですか。もし、もっと細かく決まっているようでしたら教えていただければと思います。
角南部地域まちづくり担当課長
 こちらの広域避難場所自体4.86ヘクタールという敷地面積がございまして、当初、東大のほうからも海洋研究所の跡地相当分ということで1ヘクタールちょっとですね。あと、周辺の道路の拡張用地なんかも一部除く、こういう面積から除くところもあります。そういったところを引くと、約1万数十平米ということですから、約1ヘクタールということで、また、この1ヘクタールにつきましては、都市公園事業、東京都とか国のほうの補助制度を受けますけれども、そういった面積の要件にもなっておりますので、区として1ヘクタール以上ということで、東大のほうともその辺の合意を得ているということでございます。
久保委員
 先ほどひぐち委員もおっしゃっていましたけれども、1件1件丁寧に説明してくださったということで、建てかえ促進についてはですね。前回、私ものづ委員もこの辺のことをしっかりと個別にきちっと御説明をしなければいけないということで申し上げたと思うんですが、それにはすぐ対応していただいてよかったなと思っています。
 この南台と本町二丁目、五丁目と用地取得がありますけれども、これで南方面の防災用地といいますか、公園用地は、トータル面積はどのくらいになっているんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
 今御案内しました(仮称)南部防災公園が約1ヘクタール、それからNTTのところが1.18ヘクタールぐらいです。それから、本町二丁目のところが6,238平米ですから、トータルすると、約2.8ヘクタール規模ということでございます。
久保委員
 以前から具体的にといいますか、どういった形でこの防災用地というのを区として取得をしていかなければいけないかというようなことを、計画を立てるべきではないかということを申し上げてまいりましたけれども、2.8ヘクタールということだけでは、まだまだ南地域の防災用地というのはカバーできないのかなという心配もあると思うんですが、その辺はいかがお考えですか。
角南部地域まちづくり担当課長
 それぞれ公園のほうは、その公園の大きさにもよりますけれども、大体おおむね徒歩何分ぐらいとか、もしくは何メートル、何キロ圏内で、それぞれ1ヘクタール以上の規模の公園だとか、小さな公園だとか、ある一定程度の基準はございます。今回、こういった3カ所の用地が出ているわけでございますが、そういったことで、今後この公園の面積、例えばそれぞれのエリアごとに何平米以上という具体的な数字はありませんけれども、こういった大きな跡地を活用しまして、今南部のほうではかなり道路が狭いだとか、もしくは古い家の建てかえが更新されていないとか、そういった防災の課題がございます。そういったところに対して、防災のまちづくりのために、いざというときの拠点としての広場の整備、それから、それとあわせまして日常では公園、緑とオープンスペースの確保ということで快適性の向上と、そういった面も図れるというふうに思っております。今回、この三つの用地を取得することによりまして、それぞれ南部の地域の防災性と日ごろの快適性、それから緑と、そういったものを一気に改善していきたいということで考えております。
久保委員
 一気に改善したいということはわかっているんですけれども、これだけではなくて、例えばそのエリアごとに必要というようなことを今おっしゃっていましたけれども、具体的な数字として、どのエリアにどのぐらいのスペースということはまだ出されてはいないのかもしれないんですが、これでカバーでき得るものではないのではないかなというふうに思っているんですが、その辺はいかがですか。
角南部地域まちづくり担当課長
 当然、今後のまちづくりの話だということでございます。今現在も改定作業をしておりますけれども、都市マスタープラン、それぞれ全体の方針から始めまして地域のまちづくりについて記載する欄もございます。そういった中で、区としてこのエリアを将来どういった方向のまちづくりをしていきたいとか、もしくはするべきだということを改めてまとめながら、こういった3カ所ないしはこれからも出るかもしれませんけれども、そういうまちづくりのための要素というのも想定しながらまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
久保委員
 それから、土地開発公社からの買い戻しということですので、本町二丁目と五丁目というのは、当然金額はもうわかっていることかと思うので、念のため教えていただければと思います。
角南部地域まちづくり担当課長
 ちょっとお時間を……
委員長
 正確なところを調べるそうです。
久保委員
 では、違うところで。先ほども西武新宿線沿線まちづくりについての質問が上がっておりましたけれども、そもそも連続立体交差というのは線路と道路との交差部分をどういうふうに解消していくかという問題だと思うんです。確かに、都市計画道路につきましては、地域でもまだまだ御理解は得られていないといいますか、住んでいる方でも自分のところが都市計画道路に入っているのかどうか、計画線が入っているかどうかということがよくわかっていらっしゃらない方も多いのかなというふうに思っておりますし、また、いつそれが進むのかということがわからないまま住まわれているということだと思うんです。
 こうしたことが進んでまいりますと、都市計画道路はどうなのかというところが確かにクローズアップをされるところかなと思いますので、その辺について、この計画道路のあり方といいますか、まずお住まいの方たち、この方たちには西武新宿線の沿線まちづくりの計画が進んでいる状況等を御理解いただかなければいけないなと思うんですが、そのあたりはどのようになっているでしょうか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 都市計画道路そのものにつきましては、委員、御承知のとおり、もう計画として持っているわけです。それに伴う建築制限等も今現在もかけられておりまして、土地の売買をする場合については重要事項の説明の中で、そういうことを承知の上でお買い求めになっていると。ただ、中には、長く住んでいる人で御承知でない方も多くいらっしゃると思いますけれども、今ここですぐに住民の人たちに、いつごろやるよということがまだ決まっていない段階で、地元の関係者に言うというよりは、まずは中野区の西武新宿線沿線全体のまちづくり計画というものを説明していく中で、住民説明会等、また区が計画を数年後に発表する、そういうのをにらみながら、順次必要に応じて周知はしていきたいというふうに考えております。
久保委員
 そういうことではないのではないかなと思うんです。西武新宿線の連続立体には賛成なんだけれども、都市計画道路については、これを整備することは反対だというような声も起きてくるのではないかなと、私は先ほどのお話を聞いていて思ったんです。そういったことが、例えば総論賛成各論反対という、これは都市計画においては常につきまとってくる問題ですけれども、そういったことがあった場合には、どこがどのような対応をしていくというふうに今まだ決まっていないかもしれませんが、基本的にはそれはどのように進めていくべきものなのでしょうか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 まだ都市計画道路の整備についても詳細が決まっているわけではございません。ただ、これまでの平成18年、19年の中のまちづくり構想という中で、それぞれ先ほど部長が申し上げた路線については都市計画道路の整備というふうには書いてはございますけれども、それについてまだ具体的にどういうふうにまちの中に周知していくかということは、具体的にはまだ決めておりません。
久保委員
 私が懸念をしているのは、都市計画道路反対というような動きが高まっていって、そのこと自体が連続立体交差の反対運動にもつながりかねないのではないかというところを懸念しているんですが、そうしたことが起きた場合、例えば東京都のほうで事業採択をするに当たって、都市計画道路の反対運動が非常に中野区として盛んになってきてしまっている。これでは、連続立体交差を進めていくことはできないのではないか。そういった心配をされてしまうようなことがないのかということを言っているんです。要は、さわりにならないか。都市計画道路そのものが、連続立体のさわりになるようなことはないのかということを伺っているんですけれども。
萩原北部地域まちづくり担当課長
 非常に難しい質問でございますけれども、都市計画道路を区として整備しないとか必要ないというような認識になれば、やはり連続立体交差事業のほうの判断もそれによって変わってくる可能性は十分あると思います。ただ、今ある部分のどれかを、1個については明確に決められないと言ったら必ずそれがだめになるかということも、私ども連立事業の事業者ではございませんので、その辺はわからないところもあります。ただ、区としては、これまで18年、19年のたたき台の中でも出しているように、都市計画道路を整備していくという方向については変わらない。その前提に立ってまちづくり計画を策定し、また、それについて住民説明会等を通じながら広く住民の皆さんには周知をしていく。その中で、また個別に、総論賛成各論反対という御意見があればそれを伺いながら、東京都とも調整をしながら、区民の皆さんにも御理解を求めていくことは必要なことというふうに考えております。
委員長
 では、先ほどの答弁保留になった部分です。
角南部地域まちづくり担当課長
 申しわけございませんでした。本町二丁目のほうの代金につきましては、41億1,500万円でございます。
 それから、本町五丁目、NTTのほうにつきましては、現在まだ交渉中で取得はしておりませんが、債務保証の額として155億円を見込んでいるということでございます。
委員長
 他に質疑ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 2、平成20年度(2008年度)第四回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。
登都市計画担当課長
 それでは、平成20年度(2008年度)第四回中野区都市計画審議会について(資料3)御報告いたします。
 開催日時は、10月31日(金)でございます。
 報告事項が1件ございました。警察大学校等跡地の開発に係る建築基本計画についてでございます。
 今回の都市計画審議会の報告内容としましては、10月20日の本建設委員会に御報告したものと基本的には同じ内容のものでございます。ただ、資料としまして、資料の後ろのほうになりますけれども、資料2、日影図、それから資料3、地区全体の発生集中交通量による影響、この資料が新たに出されております。
 また、報告内容としましては、10月27日に3事業者、明治大学、帝京平成大学、中野駅前開発特定目的会社から、それぞれ中野四丁目地区の地区計画変更に関する企画提案書を受理をしたと、区として内容を確認したところであり、速やかに東京都にこれらの企画提案書を送りまして、その後に、東京都は地区計画変更に係る手続を開始するとの報告をいたしたところでございます。
 なお、地区計画変更に係る中野区の都市計画審議会への諮問につきましては、来年2月ごろの予定ということでございます。
 内容につきましては10月の建設委員会に御報告した内容ということでございます。
 なお、都市計画審議会の質疑としましては、例えば住宅戸数のことですとか、あるいは発生交通量のうち交通手段の分担率というものはどういうものを根拠にしているのかですとか、風害対策として行った風洞実験の結果等につきまして御質問等がございました。内容としてはそういったところでございました。
 報告としましては以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
 新たに資料がふえている、資料2の地区全体の複合日影の影響ということなんですけれども、私は全然専門性がないのでよく読み取れないんですけれども、ずっと気になっておりますことで、この防災公園の日影というのは、この図からいってどういうことがわかるんでしょうか。どれぐらい日影になり、どれぐらい日が当たるのかとか、もう少し、この図からの御説明をあわせてしていただけるとありがたいんですが。
松前拠点まちづくり担当課長
 この等時間日影図の御説明を差し上げたいと思います。
 この警察大学校跡地には複数の建物が建つわけでございますが、それぞれが個別の日影を検証するというものではなくて、複数を一つとみなした場合の複合日影をチェックしたものでございます。これは黒い線が幾つか引かれてございますが、そのうち内側が「3H」3時間という意味をしています。その外側の黒い線が「2H」2時間ということを示していまして、この例えば「3H」と書いてあるところは、この線の内側については冬至の日において3時間以上日影が発生する、外側の「2H」というところは、同じく冬至の時間帯において2時間以上の日影が発生するという、そういうことを指した図でございます。
 したがいまして、この図で示されているところとしては、公園については、やはり冬至の日になりますと、かなり日影が長く当たるという結果になっているということです。
むとう委員
 その3時間というのはどういう時間帯での3時間というふうになるんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 こちらは冬至の日の日が出ている、いわゆる朝の8時から夕方4時のその時間の中において何時間日が落ちているかというところを指しています。
むとう委員
 太陽が当然動くわけですから、ずっと日影ではなくてたまには日が当たる部分もあるのかもしれないんですが、大体公園としてみんなが利用するような時間帯の中のどれぐらいという、そういう詳しいところまではこれではわからないんでしょうか。トータルで3時間ということはわかるんですけれども、一番気になるのは、多くの方が公園として利用するような時間の中でどれぐらいそれが占められてしまうのかということが気になるわけです。同じように、中央中の校庭についても、8時から何時までの中の3時間というのはわかるんだけど、およそみんなが利用するような時間帯の中のどれぐらいその3時間が占められているのかというところが、公園についても中央中の体育館についても非常に気がかりなんですが、そこまでは全然わからないということなんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 お示しをさせていただいているこの資料2というものからは、あくまでも3時間以上という形でしか、この資料からは読み取ることができません。
 また、おっしゃっているように、具体的に何時間かというお話については、この建築全体計画がまとまりましたので、今後、事業者が、さらに設計作業に入っていくということになります。具体にそういったものが固まって、改めて、本当に日影にどのくらい落ちるのかといったところはまた今後確定してくるのかなというふうに思っているところです。
かせ委員
 都計審でもやりましたのであれなんですけれども。今の答弁なんですけれども、およその建物の形状もわかっているわけですから、それでシミュレーションをかければすぐにできることなんですよね。そんなに時間かからなくてもわかると思うんです。その程度の苦労をされてもいいのではないかなと思うんですよ。だから、詳細設計がこれから出てくるからそれまではわからないというものではないし、現在の段階でも十分わかる。一定の技術があればわかるわけです。そういうことはやらないんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 公園に係る日影については、また今後、都市計画上の説明会等々もございます。そういった中でどのようなものが示せるかというところはまた協議をしていきたいというふうに思っております。
かせ委員
 そういうことを言っているのではなくて、これだけの資料からでも日影というのは出てくるわけですよ。だって、パソコンにかければ一発で出てきてしまうわけですから。その程度のことだったら資料つくって示すべきではないかなと言いたいんです。やっぱりこの委員会でもしばしば問題になっているのは、公園についてどういう条件なのかというのが非常に問題になっているわけです。大事なところが抜けてしまっているわけです。その程度の資料はつくるべきです。やらないのは怠慢だと私は思うんです。そういう資料は出せないんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 この都市計画審議会の資料は、さきの建設委員会でも御説明を申し上げましたが、いわゆるこの選考する3事業者の建築の基本計画が、地区計画及びガイドラインに基づいてどうかという確認をした作業ということでございます。その作業結果を建設委員会をはじめ都市計画審議会の委員にお示しをしたということでございまして、その中では、都市計画公園に日影が云々というような記述はないということでございます。現在のところ、公園については、確認をしていない。あくまでもガイドラインに沿って確認をさせていただいたという状況でございます。
かせ委員
 じゃあ、あえて、きょうのところは都市計画審議会の報告ですから、ここではこれは出さなかったというだけの話ではないんですよ。今後、この委員会については、防災公園がどうなるかというのを当然議論していかなければいけない課題ですよね。そうした場合には、そういう複合ではなくてそれぞれの建物の日影というのは重要な資料になるわけです。今後、そういう資料を出していただきと私は思っているんですが。
秋元中野駅周辺整備担当課長
 実際に、この都市計画公園は今後整備を進めていくということもあるわけでございまして、当然、その過程ではそういった時期が来るのではないかというふうに思っております。
かせ委員
 事がすべて決してしまってから出されても、後の祭りという言葉がありますけれども、そうではなくて、やっぱり、できる限り、ちょっと苦労すればできるはずなんですから、資料を出し渋らないで事前にどんどん出すべきだと思うんですよ。しかるべきではなくて、これは次の委員会あたりには出るでしょう。今の答弁はちょっと不満です。
松前拠点まちづくり担当課長
 本日お示ししているのは、まさに複合日影のチェックということで、このような資料になっているということは御理解いただけたかと思ってございます。
 おっしゃっているような資料につきましては、これはその各事業者でありますとか、実際のこちらの都市計画の決定権者である東京都といった関係先が複数ございます。そういったところとも調整して、そのようなものがお示しできるかどうかといったところは検討していきたいというふうに思っております。
かせ委員
 区としてやらないというわけね。私は、区としても、これだけの資料があればできるはずだと思うんです。我々だってできないことはないかもしれません。そういうことについて、この委員会にちゃんとした資料として、区としても出すべきではないのかなと思うわけです。相手次第では、それはだめですよ。東京都に任せっきりではなくて、やっぱり影響を受けるのは区民なんだから。できる公園について利用するのも多くは区民なんですよ。だから、そういうことから考えると、非常に大事な問題なんですよ。しかるべきとか、それから開発者の皆さんの情報を受けてとか、そういうものではなくて、もっと積極的に対応してほしいというのが私の思いなんですよ。もう一度お願いします。
松前拠点まちづくり担当課長
 繰り返しになりますが、これは事業者複数ございますし、この計画に対して中野区が最終決定権者ではないというところもございますので、区の判断だけでそういったものを今この場で出せる出せないというような御回答はできません。
久保委員
 資料3について伺います。
 交通対策なんですけれども、ここのところに「中野駅北口交差点(横断歩道)」というのがありますが、これは3のマル4のことを指していらっしゃるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この(4)の交通対策のところかと思います。中野駅北口交差点(横断歩道)というのは、この右側の上のほうにあるこの図のマル4のポイントを指しているところです。
久保委員
 ここに、「中野区により立体横断施設を新設する等」となっていますけれども、これはJRのほうで検討されている西口改札からのことなんでしょうか。それとも、そうではなくてこのマル4、いわゆる今ある北口のところからの立体横断施設を新設するということなんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 拠点まちづくりのほうで中野駅地区整備という構想案も推進しているところでございますが、ここで言っているところの立体横断施設等といったところは、いわゆる駅地区整備の中で御案内を差し上げた西側の南北通路というものではございません。今ある横断歩道の改良でありますとか、あるいは新北口広場、今、区役所、サンプラザの前のあの広場から北口広場への東西の横断デッキ、そういったものが整備できないだろうかと、そういったことを示しております。
久保委員
 ということは、この資料3の中では、西口改札からの歩行者動線についてはあまり検討されていないのでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この資料3の内容自体は、警察大学校跡地が開発された暁にどのくらいの人の出入りがこの駅周辺であるかというところを推計したものです。
 その結果、この資料3の右半分(3)というところは、どのくらい歩行者の出入りが発生するかというところを検証したものでありまして、その結果、幾つかポイントを示している中で、いわゆる歩行者のサービス水準が、今サービス水準がAといっている、自由に歩行ができるというぐらいの感覚が、そのサービス水準が今よりも低下してしまう、そのポイントが四つぐらいどうも発生しそうだというところを整理しております。そういったサービス水準が低下するポイントに対してどのような対策が打てるかというところが、この(4)でうたっているところの北口の交差点の横断歩道の改良等々というところでございまして、おっしゃっている、いわゆる西側の南北の駅施設と直接的に何か関係があるというところではないという内容です。
久保委員
 西口改札は何のためにつくるんでしたっけね。
松前拠点まちづくり担当課長
 西口改札はというか、その西側に新たな南北通路が必要ではないかというのは、まさに警察大学校跡地で新たな利用者が、昼間人口がふえる、駅利用者もふえるというところを想定するものによる計画であります。
 こちらのこの資料3の(3)の内容につきましては、もちろん、あわせてそういった駅地区自体の新たな動線を含めた整備計画も立てているわけでございますが、その前提として純粋にまだそれがない場合といってはあれなんですけれども、それが整備されるまでの間で発生する人口に対してどのように対策ができるかと、そういうところを整理したものでございます。
久保委員
 ということは、この西口の対応ではなくて、現在ある北口からの想定をしてものを見ているということで、警大跡地のいわゆるこれだけのキャパがふえていくまでには、ここで言われている立体横断施設を新設をする必要性があるというか、同じスケジュールでこれは進んでいくということでよろしいんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 基本的には、ここで発生するこういった歩行者に対応するために、あわせてこういった整備が必要であるというふうに認識をしているところです。
久保委員
 なおかつ西口も必要なわけですけれども、その辺のスケジュールなんですが、どのように考えられているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 あわせて、構想案等々も今検討している最中でございますが、実際の整備の手順というかスケジュールで申し上げますと、やはりこの警察大学校跡地は、恐らく平成23年度あるいは24年度あたりには完成するかというふうに思われます。その時期に、例えば今検討の一つである西側の南北通路あるいは駅舎、そういったものが同じ時期に完成するかというと、それは恐らくかなり難しいだろうと思っております。
 したがいまして、発生する歩行者等々のボリュームを適切に処理するためには、やはりこの北口広場あるいはその横断施設の改良がまず一番先に、整備の順番としては発生するものかというふうに思っております。
久保委員
 23年、24年ぐらいを目途と、当然そういうことになってくると思うんですが、将来的には西口からデッキを延ばしていくですとか、ここに円滑な歩行空間というようなことを言われていますから、警察大学校の跡地、入り口付近でそのデッキが終わってしまうのか。そうではなくて、大崎などもそうでしたし、また新さいたま駅なんかもそうですけれども、さまざまこの建物との連続性というのを図られている、駅舎からそのまま行けるようなそういったデッキというのが今はかなり多いかなと、その中で歩行者空間をより充実させたものにしているかなと思うんですが、その辺のことというのも、あわせて今後計画をされていくことになるんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 中野駅地区の整備につきましては、基本的に、目標としては、今どうしても中野通りあるいは鉄道でまちが分断されているというところがあるかと思います。将来的には、この分断されたものをきちんとそれぞれのエリアが駅を中心としてつながって、きちんと人の回遊性が高まる。例えば四丁目で新たに多く発生する昼間人口を五丁目のほうや、あるいは三丁目、二丁目といった南口、そういったところにも人の回流を促すというところを目標にしているわけでございます。
 したがいまして、整備の手順としては、すべてのものが一遍にはできませんので、先ほど申し上げたとおり幾つかのステップを踏んで整備をしてまいりたいというふうに考えておりますが、将来的には、単純に今の中野駅の動線に西側が加わるというだけではなくて、それこそ、もう少し四丁目、五丁目の東西の動線であるとか三丁目、二丁目の動線、また、あるいは西側のほうから警察大学校へデッキあるいは動線がつながるといったような、少し大きなスケールできちんと中野駅のあるべき姿を目指して整備を行ってまいりたいというふうに考えております。
久保委員
 私が今なぜこういうことを言っているかというと、次年度からこの警察大学校跡地の建築物についてもさまざま出てきますね。今、もしデッキをつなぐという発想であるのであれば、将来的にここにつながってくるというような、そうした建物の構造というのも検討を図っていかなければならないのではないかなと思うんです。それは、東京建物がやることだからというのではなくて、ここでも「中野区により立体横断施設を新設する」というような言葉が書かれておりますので、当然、これは北口だけのことではなくて西口も、すべてをトータルで見た、今課長がおっしゃるように、中野駅を中心とした回遊性をいかに高めるかというところにつながってくるのではないかなと思うんですが、その辺はいかがですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 今申し上げましたとおり、基本的には大きく回遊を図っていきたいというふうに考えております。ただ、今、区のほうで、いわゆる構想というか、将来イメージとして持っている中では、では、新北口広場のほうに張るデッキがそのままその警大跡地のビルにさらにその先デッキでつながるとか、そういったところまでは、実はまだ想定はしてございません。ただ少なくとも、中野区として整備をするべき範囲としてきちんと駅直近地区というところを基本的につなげてまいりたいというふうに考えているといったことでございます。
久保委員
 まだお考えでないならば、北口のことを私は言っているのではなくて、今後JRとの協議の中でも西口のその問題が出ていくかと思いますので、その辺のところも、将来的なことをあわせて今のうちに検討していただいて、次年度、東京建物が具体的な絵をかいてきたときに、そうしたものも検討課題の一つとして区としては提案していくべきではないかなと思って申し上げているんですが、その辺はいかがでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 人の回遊を高めるという点では、まさにそういった、いわゆる民間の建物と公共のデッキをつなぐという考え方も確かに一つの手法としてあることだというふうに思っております。こういった内容についても、民間事業者と協議をしていきたいと思います。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 3、東中野駅西口線路上空活用に関するJR東日本との協議についての報告を求めます。
登都市計画担当課長
 それでは、東中野駅西口線路上空活用に関するJR東日本との協議について(資料4)を御報告いたします。
 東中野駅西口の駅前広場の整備に合わせまして、駅前広場と駅舎との間の線路上空を活用して連絡通路等を整備することに関しまして、これまで東日本旅客鉄道株式会社と協議を進めてきました。このたび、基本的事項につきまして協議が整いましたので、御報告いたします。
 1点目、この事業の目的でございますが、東中野駅西口の駅前広場、これは既に都市計画決定されているところでございますけれども、これの整備に合わせまして、駅舎との間を結ぶ線路上空にJRと共同で人工地盤を築きまして、連絡通路及び上空開発を行うことにより、歩行者や鉄道利用者の利便性、快適性の向上を図るということを目的にしております。
 2番目、事業内容です。
 (1)駅舎と駅前広場を連結する線路上空人工地盤の整備。これにつきましては区とJRが共同して行うということでございます。
 (2)人工地盤につきましては、区は連絡通路として使用して、JRは事業用施設として使用すると。事業用施設というのは駅ビルということでございます。それをつくるということでございます。
 (3)人工地盤の設計・工事の施行は、線路上空ということもございますので、すべてJRが行うということでございます。区が使用する部分につきましては、区がJRに当然委託をするという格好になります。
 (4)人工地盤の整備に要する費用。今のところは大体15億円程度、人工地盤の整備にはかかるだろうというふうに見込んでおります。それにつきましては、それぞれが使用する面積割合、これは人工地盤の面積割合に応じて負担をしようということでございます。現時点で、おおよそのところでございますが、区が47%、JRが53%というふうに見込んでおります。ただ、これにつきましては、まだ設計しておりませんので、若干動く可能性があるということでございます。したがいまして、詳細については実施設計後に協議しましょうということになっております。
 (5)人工地盤上の施設物の維持管理につきましては、各々帰属する財産の区分により行うと。つまり、区の部分については区が維持管理をし、JRの部分についてはJRが維持管理をすると、これは当然のことでございます。
 (6)人工地盤の連絡通路部分につきましては、中野区は無償で使用できる。これは、線路敷自体はJRの所有ですので、その上に当たる部分でございます。これにつきましては、区が無償で使用する。また、その区の通路の上の部分になります。さらに上空になりますけれども、それにつきましてはJRが使用できるということでございます。
 裏面になります。
 今後のスケジュールでございますけれども、ほぼJRとの間の協議が整いましたので、これから基本協定締結を結びまして、基本設計に着手しようということでございます。21年度は実施設計、22年度以降は工事に入り、最終的に完成するのは26年度ということでございます。何分工事そのものが線路敷使いますので、深夜わずか数時間しか使えないという条件のもとで工事ということですから、期間がかなり長くなるというものでございます。
 4点目、線路上空の整備イメージ図でございます。
 上が平面図でございます。下のほうが改札口になっていますけれども、上のほうが山手通りになります。その下に駅前広場がございまして、改札と駅前広場の間に、これがいわゆる線路上空と呼んでいる部分でございます。北側部分をJRが使用すると、南側は区が使用するということでございます。ただ、区が使用する部分のちょうど真ん中に点々がございます。これは駅ビルが上に入るということでございます。
 したがいまして、下の立面図をごらんいただきたいと思います。駅ビルの中の一角が連絡通路になるということでございます。それから、ビルの外側にも当然連絡通路がございます。
 下の立面図で、外になる連絡通路の上に棒が斜めに立っておりますけれども、これはいわゆるつり材になるわけでございまして、この人工地盤ですけれども、南側は地面に接しておりません。空中に浮いているという状況でございます。したがいまして、こういうものをつけませんと揺れが生じることがあるということで、こういうものをつけているということでございます。
 上の平面図になりますけれども、連絡通路の中に三つ小さい四角がございます。これは柱でございます。したがいまして、これは線路敷に柱を3本立てて支えるということでございます。構造上はこのようなものになるということでございます。
 なお、JRのほうの駅ビルでございますけれども、これはイメージ図でございますので、まだ具体的に何階建てでどのぐらいの面積というものは、今のところまだ確定はしておりません。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
かせ委員
 今の説明ですと、このビルのことについては何階建てかというのは今後の課題だということで、それを知りたかったんですけれども、無理ですね。
 それで、この人工地盤ですけれども、これは面積割合に応じて分担するということで15億円、それで、区が47%でJRが53%というような説明だったわけですけれども、これは後ろの絵を見てみますと、連絡通路上空に駅ビルがありますよね、それも含めた連絡通路、この割合ですか。
登都市計画担当課長
 この平面図の割合でございます。ですから、色の塗ってあるところがJR、白いところが中野区ということで、これが中野区が47%、JRが53%ということでございます。
かせ委員
 そうしますと、点線の中ですけれども、実はこれを見てみますと、区使用の中でも何%ぐらいですかね、55%ぐらいは駅ビルの中に入りますよね。どうでしょうか。
登都市計画担当課長
 これはあくまでイメージ図ということでございますので、これが必ずしもきっちり正確な図というわけではありません。おっしゃるとおり、半分ぐらいは上にJRのビルが乗っかるということになります。
かせ委員
 そうした場合に、一方は上空が駅ビルであるわけです。駅ビルの中のごく一部が連絡通路になりますよね。そのことについても、割合はそれも含めるということになると、これでいいのかなという気がするんです。通常、案分する場合には、利用の仕方についても当然検討されるんだろうと思うんです。単なる通路ではなくて、駅ビルの1階部分が通路と。その部分についても、区が何で提供しなければいけないのかなという、純粋な気持ちなんですが。
登都市計画担当課長
 一つは、ここの線路上空につきまして、ここを活用するということは意義があることなのかどうかという点だろうと思います。駅広と改札は間がつながっていませんと、駅前広場としては価値が少ないものとならざるを得ません。ですから、ここに人工地盤をつくるということは、極めて有効な方法だと思います。
 では、仮に中野区が単独でこれを設置した場合どうなるかというと、丸々金額が全部中野区が出資をせざるを得ないということでございます。
 それからまた、下の地面はどこが持っているかといいますと、これはJRということでございます。そういった中での交渉を行って、使用割合に応じてという了解に至ったというものでございます。
かせ委員
 私の聞いていないところまでいろいろ考え方をおっしゃっていただいたんですけれども、面積割合といえば、純粋に考えれば、上空利用も含めてのことですよね。一方の区が使用する上空について半分以上ですよね。通路部分については区が使用するんだけれども、その上空については駅ビルとして使用するわけでしょう。そうした場合には、この人工地盤の部分についても、それは加味されるのがごく当たり前ではないかと思うんです。それで、正直に、1階部分についてそれを案分するというやり方ということはちょっと違うんじゃないかなと思うんです。これはもう純粋な気持ちで、疑問に思ってくるわけですけれども。
石井都市整備部長
 おっしゃることはよくわかるんですが、それでは、じゃあ、中野区側がその上部を何らかの使用をするかということになりますと、そういうことは現在考えていない。なおかつ、この駅舎と駅前広場、ここの連絡のために、雨その他風等、一定の措置が必要になってくるだろう。それはそれなりの出費が出てくるだろうというふうに思っております。また、先ほど来、担当課長から申し上げているようなそういうことなども含めて、JRとの関係において、JRはJRとしてこの駅ビルを想定をしている。当然、採算の面やら、あるいはその他構造的な部分での負担の割合等も含めて、その総合的な中で、これが表面の(6)でございますように、「人工地盤の連絡通路部分については、中野区は無償で使用できる。また、JRは、区が使用する連絡通路の上空を使用できる」、こういう内容で協議が整ったということでございます。
かせ委員
 整ったということですけれども、やはり疑問が残っていると思います。
 それと、「(5)人工地盤上の施設物の維持管理は、各々に帰属する財産の区分により行なう」と言われているわけですけれども、そうしますと、この駅ビルの下の部分、駅ビル部分の連絡通路というのはどうなるんですか。
登都市計画担当課長
 例えば、連絡通路部分ですと、維持管理です。例えば電気代ですとか清掃費用というのがかかると思いますけれども、それにつきましては中野区が負担をするということでございます。
かせ委員
 これは、維持管理というと清掃とかだけではなくて、通常は、維持管理というと構造物全体、構造についても維持管理というのは発生しますよね。そうした場合に、建物自身としては、所有はJRでしょう。だから、非常にすっきりしないんですよ。維持管理というのは、躯体というか、構造全体にかかわるものについては一切かかわり持たないということですか。
登都市計画担当課長
 かかわりは当然持つということになります。例えば、先ほどつり材というのを申し上げましたけれども、この鉄骨ですけれども、これは駅ビルの柱に、躯体にくっつけますから、当然駅ビルの躯体を利用してということになりますので、その限りでは、ある面では共同で使用している部分が当然出てくるということになろうかと思います。
 まだ維持管理につきましてのそういった詳細なことはまだ決めてはおりません。ただ、常識で考えれば、全体の建物面積の割合で負担をするとか、そういったことは考えられるのかなというふうに思います。
かせ委員
 今おっしゃった建物面積というのが正解だと思うんです、単なる地盤の面積ではなくて。これを見たって、この通路自身が駅ビルと一体のものですよね。だから、ビルのほうに何らかの事故、損傷を起こした場合には、当然通路のほうにも影響を与える構造ですよね。そうしますと、考え方として、人工地盤で振り分けるというのはちょっと無理があるのかなという気がするんです。
石井都市整備部長
 今御指摘いただいたようないろいろなところも、今後そういう細かなところまで、具体のところを想定しながら詰めていくということになろうかと思います。
 まだ設計も完全に終わっておりませんし、その辺の細かいところをこれから詰めていきたいなと思っております。基本的なところでこの協議がまとまったというところでございます。
かせ委員
 そうしますと、4番のところは確定的なものではないということになってしまうんですよね。面積でこうしたということだけれども、これは変わる可能性があるわけですか。
登都市計画担当課長
 人工地盤に要する整備費用と駅ビルとは全く別物でございます。いわゆる人工地盤に要する費用につきましては、こういう考えでということでございます。これについては協議が整ったということでございます。
 ただ、先ほど言いましたように、実際の設計の中で、多少、例えば1%ぐらいずれるということは当然あり得るのかなということでございます。
かせ委員
 これはあくまでも人工地盤についてだと、先ほどから構造上の問題を言われているんだけれども、そうしますと、今後は、区の負担がさらにふえるということが想定されるわけですか。
登都市計画担当課長
 基本的には変わりません。ですから、人工地盤をつくる経費と、例えば連絡通路ですと床だとか壁の表面、そういったところにつきましては当然区のほうで負担をするものが出てくるということでございまして、大きくは変更というものは考えられないというふうに思います。
かせ委員
 ちょっとさっきの話と違ってくるんじゃないかと思うんだけれども。とりあえずは、人工地盤の面積割合でこういうふうに合意したということですけれども、今後いろいろな構造とか駅ビルとのかかわりとか、これはこれからですよね。それについては一切かかわりを持たなくてJRでやるというふうに理解していいわけですか。
登都市計画担当課長
 基本的には、駅ビルにつきましてはJRですけれども、当然、協議すべき事項は生ずると思いますので、その時点でいろいろ協議をするということになろうかと思います。
かせ委員
 聞きたいのは、財源の問題です。中野区はこれ以上の財政負担をしないというふうに理解していいんですか。
登都市計画担当課長
 それ以上といいますと、人工地盤に、あとプラスしてさまざまな設備が出てきますので、そういったことにつきましては負担をするということでございます。
かせ委員
 設備って何ですか。
登都市計画担当課長
 先ほど言いましたように、例えば照明ですとかそういったものもありますし、あと床でいえば、外と通路では違いますから、床材の問題ですとか、いろいろなそういったものは当然生じますので、その部分については、自分のものですから区が負担をするということでございます。
かせ委員
 いわゆる通路部分についてのみと。限定していいわけですね。
登都市計画担当課長
 あと、先ほどつり材と言いましたけれども、その部分は区の負担になりますし、それから、このつり材を支えるビルの躯体部分につきましても、一定の負担というのは出てくるというふうに思います。
かせ委員
 そうすると、構造上、ビルの躯体、本体にかかわってくるじゃないですか。だって、つるって言ったって壁につるわけにはいかないわけで、ちゃんとした構造鉄骨から張り出してくることになるわけでしょう。ビルと一体的な設計をしなければいけないわけですよね。そうなってくると、ビルのかかわりによっては、かかるお金も全然違うし、さっき言ったような通路にかかわることだけの話ではないじゃないですか。幾らお金がかかるかわからないでしょう。
石井都市整備部長
 先ほどから申し上げていますように、基本的なところで想定をしている、ただいまはじいている整備費ということでございます。これが、実際設計を行った後にその辺が明確になってくるということでございます。
 今お尋ねのつり材、これは当然柱あるいははり、これらと一体となった構造でございます。これについては、先ほどの案分の比率、つまりつり材を含む人工地盤、これと一体となった構造で考えておりまして、そのつり材部分が、区が47%、それからJRが53%と、こういう案分の比率でそれぞれが負担をしていくということでございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告については終了します。
 4、都市計画マスタープラン改定に関する専門協力員の意見等についての報告を求めます。
田中都市計画調整担当課長
 御報告申し上げます。資料(資料5)をごらんいただけますでしょうか。都市計画マスタープラン改定に関する専門協力員の意見等をお示ししているものでございます。
 まず、1ページ目でございますけれども、これまでもお話し申し上げておりますように、都市計画マスタープランの改定に際しまして、そこに表記いたしました8名の学識経験者の方々に専門協力員として意見・アドバイスを受けてございます。立場としましては、区が行います都市マス改定に関しまして、それぞれ専門的な知見をお持ちの方々から幅広に御意見をいただき、また、都市計画マスタープランに向けての助言・アドバイスをいただくというものでございます。
 2ページをお開きいただきたいと思います。
 今回、これまでに6月から7月の時期と、それから9月の時期、2回にわたりまして専門協力員からマスタープランに関しましてのいろいろな御意見、アドバイスをいただきました。その概要を以下に示してございますので、御報告をさせていただきます。
 表形式でテーマ別に整理をさせていただいてございます。
 まず、都市計画マスタープランの示し方につきましてでございます。中野らしさという点で、少しづつかいつまんで上から順に御報告させていただきますけれども、中野らしさというのを強烈に出すような都市計画マスタープラン、あるいは中野らしさを鮮明にする、そういったようなことがよい。あるいは、中野らしいボキャブラリーを盛り込む。そういったことの御指摘をいただきました。また、リバブルシティと、都市の住みやすさというところを重視していくべきだということ。さらに、中野の特色である若者、それにもっと着目をしたまちづくりを考えるべきであるといったようなところでございます。
 それから、まちづくりのシナリオにつきましての御意見をいただいてございます。このまちをどのようにしていくかというシナリオを非常に重要だと。また、どういうよいイメージになるかということを具体的に示すことが大切である。あるいは、そういったことの実現に向けて、段階的なシナリオを提示することも必要であるといった御意見でございます。
 ちょっとくだけた言い方で、計画のメリハリと書いてございますけれども、早期に、優先的にやるべきことを都市マスでしっかり位置付けるということでありますとか、ポイントを絞った都市マスにしていくということ。あるいは、「心の居場所」という表現でアドバイスいただいておりますけれども、そういったものが重要であるといったようなところについて御意見をいただきました。
 次に、中野区の現在の動向あるいは課題につきましてでございますけれども、メガトレンドと書いておりますのは、いわゆる地球環境問題等のマクロに見ていく大きな動向ということでございますけれども、そういったものにどう対応していくかということも明らかにしていく必要があるということでございます。
 次のページにまいりまして、3ページでございます。
 同様に、中野区のローカルな魅力を高めていく、それが、メガトレンドの対応につながっていくんだと、そういうシナリオも重要であるということでございます。
 次に、都市整備の目標についての御意見でございます。将来都市像に関しまして、ファミリー層が多く住む住宅都市、杉並区、三鷹市といったことが例示されておりますけれども、中野区は明らかに異なると。これはちょっと補足しますと、ファミリー層が住んで都心に通勤する方が多い、そういう姿と異なっている。そういう意味で、いわゆる住宅都市という表現がふさわしいかどうかという御指摘でございます。
 それから、少し下のほうにまいりまして、住宅都市あるいは都市としてのイメージづくりというものを考えていく。あるいは、豊かなイメージを打ち出す必要があるといったようなことの御指摘でございます。それに関連しまして、中野で豊かなライフスタイルが、こんなふうなものが展開されるというものを紹介されていくということは非常に意味がある、楽しい。それがシナリオ化にもなるというふうなことです。それから、若い人も老いた人も住めるリバブルシティというイメージが大切であるということ。それから、区民の生活をまず守る。その上で、水や緑の豊かな環境をつくる。さらに、その次にまちの活力向上につなげる。そういう順序でのまちづくりを考えるべきだという御指摘でございました。
 次の段ですけれども、都市拠点についての御意見でございます。都市拠点というものの役割としまして、区民による自立・協調の核がそこにつくり出される、そしてネットワークが形成されるというところで考えていくということ。それから、拠点を機能別に役割分担を考えながら持たせていくということの意味についての御示唆をいただきました。
 それから、その下、都市軸でございますけれども、南北交通軸をどう強めていくかが中野の課題であるという御指摘、それから、軸という言葉について、ネットワークという言い方のほうがわかりやすいのではないかというふうなことと、ここで挙げております拠点と軸、それらは有機的にネットワークされる必要があると。そういった御指摘でございます。
 一番下のほうに行きまして、土地利用についてのアドバイスでございますが、商業系の用途地域と一定層の地域が接している箇所、これについては段階的な用途というものを考えていく必要があるという御指摘でございます。
 次の4ページでございますが、小中学校等の跡地利用について区として基本的な方針を決めておく必要がある。また、そういった跡地利用の原則について都市マスで位置付けていくということが必要であるという御指摘でございます。
 次からが以前御報告した基本的な考え方で、ある意味で分野別の方針にかかわる御意見でありますけれども、活力創出の考え方でございます。中野に訪れる人たちあるいは働く人たちも考慮しなくてはいけない。定住者だけに着目するのではなくという御指摘でございます。
 それから、産業を考える上でも地域資源の活用といったことが重要であって、それを生かしながらビジネスチャンスにしていく。また、新産業の育成なども憂慮していく。さらに、コミュニティビジネスの活性化といったところについて記述をしていく。そんな御意見をいただきました。
 中野駅周辺につきましてでありますけれども、回遊性の確保ということでありますとか、あるいは人々の動線、交通施策、それを考えていく必要があるという御指摘であります。
 それから、若い単身層につきましては、ある意味中野の財産であるということで、それに着目した活力創出ということを考えていく必要があるということでございます。また、若者が交流し合う、そういう受け皿としての性格を備えた魅力ある地域にしていくという視点も必要である。あるいは、大学との産学連携といったようなところでの活力を考えていく必要があるということでございます。
 次に、住まいづくりあるいは住環境ということにつきましてですけれども、住み良い都市ということについて、非常に重要であるという御指摘が右のほうに整理をされております。また、健康に住めるということも重要なキーワードであるというふうなことでございます。それから、良質なワンルーム住宅がふえるということは、中野の魅力づくりにつながると。あるいは、若者が短い時間で転出するとしても、中野に愛着を持って中野の応援団になってもらうと、そんなようなところも考えていく必要があるというふうなこと。それから環7沿道等につきまして、表側の沿道の建物と後ろ側の住宅地との共存が課題であるというふうなことでございます。
 次のページへ進んでいただきまして、5ページでございます。
 第一種低層住居専用地域等におきまして、良好な住環境をつくるためには、その環境貢献に対してのインセンティブ導入ということを考えておく必要があるということでございます。
 それから、居住水準に関しまして、最低居住水準でありますとか、あるいは誘導居住水準、これを満たすような具体的な取り組みを示していくと。
 それから、居住層に関連する話でありますけれども、若年単身者を今後どういうふうにしていくかが課題であって、また、子育てファミリー層が住める住宅を多くしていく必要があるといったようなこと。それから、同じように、ファミリー層が落ち着いて住める住環境を目標に位置付けていく必要がある。それから、外国人居住の問題についても考えておく必要がある。
 それから、緑化の推進についての御意見をいただいております。
 それから、防災都市づくりということに関係いたしましては、木造密集市街地の改善が中野の課題であるということ。あるいは、木密地域の中では、跡地を種地として活用しながら市街地を改善していくということの仕掛けが必要である。あるいは、防災面と地球環境の面は総合的に考えて、平時と有事の利用の仕方を総合的に考えるということ。それから、帰宅困難者の対策というのも中野区の中で考えておく必要があるということでございます。
 それから、環境共生ということに関係しまして、面的なエネルギー供給を連携し合う、そういった形でエネルギーを効率化するというふうなことも必要があると。中野駅周辺などではそういったことを考えていく必要があるのではないか。そういった御指摘をいただきました。
 最後の6ページになりますけれども、自然環境・自然エネルギーということに関係しまして、風の道の意識ということでありますとか、自然環境のポテンシャルをまちづくりに生かす、あるいは自然エネルギーの積極的な利用を進める、そういったこと。それから、今ある地形、川、そういった自然環境を大事にして、それらとの共存あるいはそれを生かすということを考えようということでございます。
 それから、景観まちづくりでございますけれども、中野駅周辺で景観を誘導する、そういった施策の導入が必要であるというふうな御指摘でございます。
 交通の部分につきましては、中野の南北交通の強化といったところの盛り込み、あるいはコミュニティバス、公共交通など、そういったところについての盛り込み、そんなことが必要であるという御指摘をいただきました。
 公園緑地河川等につきまして、河川を地域資源として都市整備にどう活用していくかということが課題であるということでございます。
 それから、改定の進め方ということにつきまして、都市計画マスタープランのアウトプットとしまして、ハードな面をかいていくということが、基本としてそういう傾向があるんだけれども、その前段となるソフトの部分についても論議をして扱っていくべきであるというふうなこと。それから、改定の必要性、あるいはそれが自治体政策として戦略的な対応が必要だといったところについて、区民にしっかりお示しをして、理解をいただくということが大切であるといったような御意見をいただきました。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
伊藤委員
 専門協力員の御意見ということなんでしょうけれども、まさに専門家ですから、いろいろな視点からアドバイスをいただいたんだと思うんですが、このマスタープラン改定に当たって、この8人の意見をどのように区がとらえて、また、反映していくのか、ちょっと教えていただければありがたいんですが。
田中都市計画調整担当課長
 いただいた御意見は、我が国でも有数の学識の経験をお持ちの方々の知見に基づいていただいた御意見でございます。今回整理をしております項目分けが、ある意味で、以前に御報告した基本的考え方、今の都市計画マスタープランの本文の構成に対応した形で整理をさせていただいてございます。こういった御指摘をそれぞれのところでそしゃくしながら、御指摘を反映させながら、マスタープランとして本当にいいもの、あるいは区民が住みよい、そしてまた、そこで働きやすい、仕事もしやすい、そういったものにつながるような計画として尊重し、反映を図っていくということで作業をしているところでございます。
伊藤委員
 もちろん区の基本的な考え方というのは柱としてあるんでしょうけれども、またこれはこれで、専門家の意見ももちろん大事だし、また、区民のいろいろなところでの集会、説明会を受けて御意見をいただいているかと思うんですけれども、整合性を図ってきちっとしたものをつくってもらいたいなということは基本的に思いますので、ぜひその辺のお考えをもう一度具体的に教えていただければありがたいと思います。
田中都市計画調整担当課長
 このくだりがどう対応するという形では、ちょっと今お答えすることができないんですけれども、中野区の基本的な考え方の中で、今回の改定の趣旨あるいは中野区の目指すべき方向につきましても、前御報告させていただいたところでございますけれども、そういった意味でも、安全に住めるという観点での御指摘と、また都市が魅力を持って、あるいは中野区の中で働いていく、あるいはいろいろな活動が展開される、そういうことを実現していく上でも、いろいろな有効な御指摘をいただいたと思います。
 そしてまた、それらをどう実現につなげていくかというシナリオというんでしょうか、そんなところにつきましては、都市計画マスタープランが平板的、総花的にならないように、また、中野区として大きな新しい機軸を持って、特色のあるマスタープランにしていくという意味でもいろいろな御示唆をいただけたんだと思っています。
 また、次の素案の段階にも御意見をいただく機会を持とうと思っているんですけれども、そんな形で、また自分が指摘したところがどうも不十分であるとか、そういった御意見もさらに次の機会にいただけるのではないかと思います。そういったことも含めて、できるだけマスタープランの内容を高めていく、あるいは有効にしていくということにできるだけ生かして、使わせていただきたいと思っています。
伊藤委員
 今、素案もということで、スケジュール的には今後どういうスケジュールになっていましたか。前に報告があったと思うんですが、今資料がないものですから。また、この専門家の意見、区民の意見をまだ取り入れて、最終の詰めにスケジュール的に入っていくんだと思うんですけれども、ちょっと教えていただければありがたいんですが。
田中都市計画調整担当課長
 こういうふうに二度にわたっていただいた御意見、あるいは、今ちょうど2回目の区民の意見交換会を進めているところでございます、そろそろ終わりに近づいているんですけれども。そういった御意見を踏まえまして、改定の素案を作成していきたいと思います。
 それで、建設委員会につきましては、次の時期に、その素案を御報告させていただきたいと思ってございます。そしてまた、それにすぐ時期を同じくしまして、区民に公表をさせていただいて、1月ぐらいの時期に3回目の意見交換会を開催したいと思ってございます。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 5、中野区弥生町5丁目26番先(本郷通り)のガードパイプ部品欠落による事故についての報告を求めます。
石田公園・道路担当課長
 お手元に配付させていただいた資料(資料6)で御説明させていただきます。
 表紙が本文で、裏面に事故現場等の案内図並びに写真等をつけております。両方ごらんになっていただきながら御報告させていただきたいと思います。
 事故の概要でございますが、平成20年10月30日(木)正午ごろ事故が発生しております。事故の発生場所ですが、中野区弥生町五丁目26番9号先でございます。
 裏面をごらんになっていただきたいんですが、いわゆる本郷通り、東西方向に赤の点々と書いてございますが、これが本郷通りでございます。それで、寿橋から、図面で言うと左側、西側、丸で囲ってございますが、その交差点から約60メートルぐらい西側でございましょうか、そこの歩道部分に84歳の女性の方がガードパイプ、真ん中に写真が載っておりますが、ガードパイプに寄りかかったところ、そのガードパイプが外れまして、転倒され、負傷するという事故でございました。
 被害の状況でございますが、当日、その道路の反対側が佼成病院でございますので、即佼成病院に入院をされております。精密検査の結果、頭部打撲によりまして、1カ月程度の入院が必要だということを30日の事故が起きた当日ドクターから聞いておるところでございます。
 (5)事故の原因ですが、今申しましたように、柱間隔が2メートルピッチでございまして、そのガードパイプのビーム、横バーの3本のうちの最上部のビームの取りつけボルト、2メートルピッチで両サイドにそれぞれ取りつけボルトがあるわけでございますが、その2カ所とも外れていたためということでございます。
 被害者の方ですが、先週土曜日、11月8日でございますが、CT等の検査により、手術も必要なく、今週月曜日、10日でございますが、午前中に退院されたということでございます。私どももごあいさつをさせていただきました。その後、経過観察のための通院といいましょうか、それが予定されているということでございます。
 ※2でございますが、現在、中野警察署のほうで、本件について事件として捜査中でございます。
 2の事故が発生した後の中野区の対応でございますが、(1)の事故当日中に、同種ガードパイプ、実延長で約230メートルあるわけでございますが、場所はこの本郷通りの交差点から図面で言うと左側でございますが、及び別の場所でも数十メートルの場所がありますが、そのボルトの締め直しを実施したところでございます。翌日、31日の午前中に、中野区が管理しておりますガードパイプ約1万3,000メートルございますが、それについて再発防止のチェックを含め現場をチェックしてございます。
 裏面の(2)、その総点検をした結果でございます。これは構造的に、この事故が起きたガードパイプではありませんが、何種類かのタイプのガードパイプを設置してございますが、ボルトの抜けがあったり、パイプが長年たっていますと若干車がこするとかパイプが曲がるとか、3番目の一部破損があるとか、柱の上部のキャップ等がなくなっているとか、現場で若干のぐらつきが見つかったとか、そういうことでございます。
 欄外に、これだけ総延長がありまして、ボルトの若干の緩みが191カ所ありましたので、それを締め直したということでございます。
 事故の当日及び事故の翌日等についてはこのような対応をさせていただいたところでございます。
 今後の対策でございますが、今申しましたように、1万3,000メートルのガードパイプ類を私ども今後は年2回程度定期的に点検を実施しまして、再発防止に努める所存でございます。
 報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
久保委員
 このガードパイプなんですけれども、設置されたのはいつなんでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 この事故が起きたガードパイプについては、平成15年度の工事でございます。ですから、16年3月末日に完了しまして、供用開始しているということでございます。
久保委員
 これは中野区の中でも比較的新しいタイプのものではないかと思うんですが、いわゆる昔のガードレールというか、白っぽいようなイメージのものも、それも多分総点検を今回されたのかと思うんですが、今区内では、タイプとして何タイプぐらいあって、実際今回点検をした結果、どういったタイプのものについてが一番ボルトの抜けとかパイプの曲がりとかということが多かったんでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 御存じのように、ガードパイプの種類は何種類かありまして、今、具体的に全部リストアップの表はお持ちしておりませんが、いずれにしましても、部分的に古いガードパイプについては締め直したり、そういったことをやったということでございます。
久保委員
 私が気になっているのは、15年度って比較的新しいわけですよね。過去にこういった事故というのは、私自身は区内で聞いたことがありませんで、なかったものが起きた。ボルト抜けが87もあるというのは、これはちょっと尋常じゃないなと思ったんです。このタイプに限ってボルト抜けがあったわけではなくて、どのタイプもすべてボルト抜けということがあったんですか。
石田公園・道路担当課長
 種類については、この本件以外に3種類のガードパイプがありまして、その他の本件以外のガードパイプについては、例えば3カ所ボルトでとめるとかそういうタイプのガードパイプでございます。したがって、このボルト抜け87カ所のうちどのタイプかというのは、それぞれケース・バイ・ケースということでございます。
久保委員
 ほかのものは3カ所とめるタイプで、これはそうではなかったんですか。
石田公園・道路担当課長
 はい。
久保委員
 ということは、やはり3カ所あれば、1カ所外れていても2カ所で保っていられるものが、1カ所しかこれがなかったために外れやすくなっていたということかと思うんですが、そういうことでよろしいんですか。
石田公園・道路担当課長
 すみません。それ以上のコメントは、今警察のほうで捜査中ですので、ちょっとコメントは差し控えさせていただいたほうがよろしいかと思うのですが。
委員長
 ちょっと休憩しましょう。

(午後3時03分)

委員長
 委員会を再開します。

(午後3時05分)

久保委員
 警察というのは、いたずらなどでボトルを外されたりとかそういう可能性があるということで、それを調査されているということなのではないかなと思って、そういうことで答弁ができないということかどうか、ちょっとわかりませんが、私が伺っているのは、ほかのタイプのものというのは3カ所とめるところがあって、1カ所だけとれていても外れることはなかったけれども、このタイプに関しては1カ所しかとめるところがなかったので、外れやすくなっていたということは、これは事実であろうと思うんです。そうであるならば、なぜとれたのかということについては、これは警察の調査ということもそうだと思いますが、同様の事故といいますか、事件が起きないように、そもそもこのタイプのものがどうなのかということも考えなければいけないと思うのですが、その辺はいかがなんですか。
石田公園・道路担当課長
 ですから、このタイプ、今申しましたように実寸法で約230メートルあるんです。この本郷通りのこの場所でございます。これについて今後どういう対応を考えるかというのは、実際にこれをつくったメーカーさんとかそういった方々ともヒアリングをしながら、今後の対応を早急に考えていきたいと思います。
久保委員
 例えば、ほかの自治体でこのガードパイプでの事故というのはあったんでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 メーカーからヒアリングをしている状況でございますが、具体的にどうのこうのという情報はまだ入ってきておりません。
久保委員
 ほかのところではなかったかもしれませんが、もしかしたら同様に一部外れていたりとかということがある。いたずらをする人間からしてみれば非常に外しやすいというようなことではないかなと思うんです。やはり早急に対応をということでしたけれども、これはもちろんメーカー側の、つくっている側も当然責任を問われる部分もあるのかもしれませんが、これを選択して設置したのは中野区でありますので、その辺のところもしっかり検証していくべきですし、二度とこういった事故を起こさないということで、これは点検をというだけでは、もしかしたら済まなくて、イタチごっこで、何回も何回もこういったいたずらをする人間があらわれないとも限らないと思いますので、本当にこのガードパイプ自体が適しているものなのかどうかも含めて、今後抜本的に改善を図るべきかどうかも含めて、きちっと検証いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 点検だけではなくて、今後の具体の対応についても早急に検討してまいりたいと思ってございます。
むとう委員
 今の質疑を伺っておりまして、つまり中野区内では4種類のガードパイプがあるということだったんですけれども、今この機会に全部を点検されたわけですから、全部を点検してみた結果として感想でもいいんですけれども、4種類ある中で点検してみたところ、これがどうもとれやすいなとか、このタイプはこうだなというような検証は区としてはなさっていないんですか。
石田公園・道路担当課長
 まだ中でチェックが終わった段階でして、総括的に、このタイプはどうなの、このタイプはどうなのというレベルまでは、もちろん調査した人間並びに我々レベルではそれなりのコメントというか感触は持っておりますが、その辺も含めてコメントできる体制になりましたら説明させていただきたいと思います。
むとう委員
 一部新聞報道によれば、ここはもうガタガタしているということで近隣住民から中野区のほうに危ないから直してみたいなお知らせをしていたにもかかわらず区はやってくれなかったというような報道内容が一部の新聞にあったんですが、その事実を教えてください。
石田公園・道路担当課長
 そういう新聞報道があったということは認識しておりますが、それが事実かどうかにつきましては、警察のほうでも捜査しておりますので、現段階で私のほうからのコメントはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。(「うちが対応した事実だけを報告してもらえば」と呼ぶ者あり)事故が起きた当該場所でございますが、平成19年2月19日に隣接する人から私ども中野区のほうに連絡をちょうだいしておるところでございます。それに基づきまして、私どもは修理をさせていただいております。その後、私どもの区のパトロール等によりまして、あの近辺、あのジャストポイントではありませんが、本郷通りの弥生町5-25とか27、24付近で巡回点検をした結果、今申しましたトップビームのカバーの金具がゆがんでいるとか、ガードパイプが破損しているとか、そういったものが見つかりまして、順次補修をしておるところでございます。
 したがいまして、住民の方々からあそこが壊れているわよという情報があの場所で入っているのは、今申しました平成19年2月19日というふうに認識しているところでございます。
むとう委員
 そういたしますと、平成19年2月19日に連絡があって、その連絡を受けて区は修理したということですね、その直後に。今回、事故が起きたところは、その後巡回して見ていらっしゃったということなんですが、このポイントを最後に点検されたのはいつだったんですか。
石田公園・道路担当課長
 すみません。今ちょっと間違えました。2月16日です。2月16日に近隣の人からそういうことがありまして、修理をしたのが2月19日です。そこを修正させていただきます。
 巡回点検ということでございまして、データ的にはことしの7月25日に巡回点検をしたということでございます。
むとう委員
 では、7月25日に点検されたときには、何事もなかったということですよね。新聞報道ですから、新聞報道なんですけれども、要するに、区としてはただ一度だけ、2月16日に連絡があって、2月19日にはもう直していて、その後は区民からの連絡はなかったということでよろしいですか。
石田公園・道路担当課長
 はい。そのように認識しております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、ちょっと休憩します。

(午後3時14分)

委員長

 委員会を再開します。

(午後3時30分)

 それでは、所管事項の報告を続行いたします。
 6、警察大学校等跡地地区景観検討委員会の設置についての報告を求めます。
松前拠点まちづくり担当課長
 警察大学校等跡地地区景観検討委員会の設置について御報告を差し上げたいと思います。
 資料はA4の1枚の表面・裏面というふうになってございます。
 この警察大学校の景観につきましては、区と事業者で覚書を交わした中身にも良好な景観形成ということで条文にして内容を記載してございます。その中で申し上げていた景観を検討する組織というものが、今回御報告する景観検討委員会というものでございます。それを設置いたしましたので、御報告したいと思います。
 まず、目的でありますが、この委員会は、いわゆる道路や公園といった都市計画施設あるいは地区施設、その他建築物の整備に関して調和のとれた景観の検討を行っていくというところを目的としてございます。
 2点目として、委員の構成でありますが、基本的には大きく学識経験者、それとこの警察大学校跡地地区の開発事業者、それと中野区職員から、大きくこの三者の構成で考えているというところでございます。
 3点目の検討体制ですが、裏面をごらんいただけますでしょうか。
 この枠、内側の上のほうに大きな枠がございますが、これが景観検討委員会を示しております。委員の構成としては、先ほど申し上げた学識経験者、それと開発事業者である特定目的会社、明治大学、帝京平成大学、早稲田大学、財務省というところを入れております。そして、中野区と、委員は大きくこの三つの構成となってございます。また、それをサポートする事務局といたしまして、私ども拠点まちづくり分野と都市整備部公園・道路分野、それと経営室の防災分野、これを入れてございます。
 また、この委員会に必要な資料の作成やもろもろの検討、調整といったところをワーキンググループというところで実際行っていきたいと思っております。このワーキンググループも大きく二つ軸を持ってございます。
 まず一つが、この右側でございますが、公共施設の景観検討ということで、大きくは都市計画公園の基本計画でございますとか、都市計画道路の整備計画案といったところをこういったワーキンググループで作成していきたいというふうに思っております。これは、区の対応といたしましては、公園・道路分野が主体として行っていくというところでございます。
 また、もう一方のワーキンググループといたしまして、左側でございますが、民間施設の景観検討というふうに記しております。これは、建物や外構施設等々において、なるべく調和のとれたものをつくれるようにというところで協議をしてまいりたいと思っております。対象としましては、開発事業者及び設計コンサル、それと、中野区の中では拠点まちづくり分野が主体となって行っていきたいと思います。
 今回のこの景観検討におきましては、公園の計画とともに、事業者のほうで拠出される公共空間、それと建物、これらが一体となって、この地区全体で調和のとれた景観を目指したいということで、この二本軸のワーキングがございますが、当然、それぞれ共同でワーキング等も行っていって、全体としてよりよい景観形成を目指していきたいと、そういうところを目指しております。
 また、表面に戻っていただけますでしょうか。4点目の設置根拠です。
 これは、この委員会につきましては、中野区が要綱設置をしてございます。平成20年10月23日付で警察大学校等跡地地区景観検討委員会設置要綱というものを設置して、これに基づき委員会を立ち上げてございます。
 最後、5点目でございます。日程及び検討事項ですが、第1回目を11月11日、今週の金曜日に行いました。委員会の内容といたしましては、これまでの既往調査等の把握ということと、この警察大学校等跡地の建築基本計画等といった、この跡地開発にかかわる基本情報を把握するといったところがメーンでございました。基本的には、この年度中に4回程度の委員会を開催したいと考えております。第2回目につきましては、来月、12月の中旬ごろを予定してございます。内容としては、この地区全体の景観形成の基本方針の検討及び空間概念図の作成といったところを想定してございます。第3回目ですが、これは年明けの2月の上旬ぐらいになろうかというふうに想定しております。これは民間施設及び公共施設にかかわる内容の検討、そして第4回目を3月の上旬ぐらいに考えているところでございます。4回目といたしましては、それまでにやってきた内容の取りまとめということになろうかというふうに思ってございます。
 御報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
 もうこれは第1回目が終わったということなので、ここでも学識経験者ってどなたなのか、お名前が入っていないんですけれども、教えていただけますか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この委員の公表につきましては、本当に今週の火曜日に立ち上がったばかりですので、ちょっと公表の御確認がとれませんでした。
 ただ、大学の先生でありまして、造園の専門家と建築の専門家と都市景観の専門家というところで学識経験者はお願いしているところでございます。
むとう委員
 では、せめて人数。3人なんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 はい。学識経験者としては3名お願いをしてございます。
むとう委員
 どうして、立ち上がって設置されて、実際に検討に入っているにもかかわらず、名前の公表がちょっとできないというのはどうしてなのかなと不思議でならないんですけれども。今までこういった検討会をつくったときに、きちんと学識経験者の名前は公表されていたかと思うんですけれども、最近どうしてなんでしょうか。ぜひ、御本人の御確認がないということであれば、御確認していただいて、これもきちんと公表していただくようにお願いしたいと思います。
松前拠点まちづくり担当課長
 できないというところではなくて、今回の御報告に了解が間に合わなかったということですので、また委員の御了解がとれれば、また御公表ができるかというふうに思っております。
むとう委員
 今後もこういうことがあるかと思うので、ぜひどなたが学識経験者なんですかということはきちんと公表していただきたいので、お決めになるときに、最初からスタートする前に、依頼するときから公表のお願いもあわせてしておけばこんなことにならないので、今後はそういうふうなことをきちんとなさっていただくよう要望したいと思います。
かせ委員
 今のところでちょっと聞き逃してしまったんですが、3名の学識経験者ですけれども、造園と都市景観とあと何でしたか。
松前拠点まちづくり担当課長
 建築の御専門です。
かせ委員
 やっぱり学識経験者で大事かなと思うのは、この計画の中での公園だろうと思うんです。いわゆる、区民の願いというのは防災公園だったわけですから。どうして防災の専門家が入らなかったんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この委員会の目的といたしましては、調和のとれた景観というところを目標にしてございますので、防災の御専門の学識経験者というものは委員としては選出してございません。
 ただ、事務局として、あるいは委員としては、区の庁内の防災担当も入っているというところでございます。
かせ委員
 景観にかかわりを十分持っているんですよ、防災というのは。都内でもいろいろ私見てきましたけれども、やはり防災的な側面からの緑の配置であるとか水の配置であるとか、それから噴水の位置であるとか、そういうものが的確に置かれているわけです。そうしますと、それも含めた景観ということにならないと、防災公園としては不十分かなと思うんです。だから、その視点が足りない。区の防災の職員を信用しないわけではないんだけれども、ほかのところでこういう専門家を置くのであるならば、そういう面での専門家というのは必要になってくるだろうと思うんです。私はそう思うんですけれども、どうでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 学識経験者の中で造園の専門家、当然、造園と申しましても、いわゆる自然公園をやっている専門家ではなくて、いわゆる都市の公園をやっている学識の先生でございます。
 したがいまして、都市の公園、その中で防災機能、重要な機能を占めていますよね。そういう専門家であると私たちは認識してお願いしているところでございます。
かせ委員
 それと、この景観検討委員会、中野区でこういう初めての試みだと思って、この委員会自身はいいことだなとは思うんですけれども、ただ、その中に、学識経験者を除けば事業者と中野区ということになりますよね。区民の財産をこれからつくっていくわけですよね。公園や道路についてもやっぱり区民の財産です。区民から主張する人というのは、区民の代表というのは入っていないわけじゃないですか。これはやっぱり問題かなと思うんですが。
松前拠点まちづくり担当課長
 今回のこの委員会につきましては、単純にその公園だけを検討するというものではなくて、いわゆる民間事業者の敷地である公開空地、それも含めたもの、さらに民間のプライベート施設である建物、そういったものも含めて全体の景観を検討しようという性格のものでございます。
 したがいまして、その趣旨にのっとりますと、今御報告を差し上げたように、学識経験者と民間事業者と、そして中野区というところで構成をさせていただいたというところでございます。
かせ委員
 結局、区民の財産の防災公園、それから道路ですよね。すばらしい環境になるだろうと思うんだけれども、そういうものを目指している区の施設、それをつくるときに、開発者の意向であるとかそういったものを、それを一体させるということだけれども、肝心かなめの区民の意見が反映されない、区民の代表が入っていないということは大問題だと思うんです。私はそう思うんです。そういう考えはそもそもないわけですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 まず、この委員会の性格や目的からしますと、委員の構成としてはこのような学識と民間事業者と中野区というこの3主体というところで、それはふさわしいと中野区は思ってございます。ただ、公園自体は、確かに区民の財産という性格ももちろんございますので、そういったところについては、今後、区民の皆さんの御意見を伺う、そういった手法がどういったところが考えられるかといったところをあわせて検討してまいりたいというふうに思っております。
かせ委員
 そうすると、公園については区民が参加できる場を検討するんだというおっしゃり方ですけれども、では、今回は、その公園については、後で区民参加でやるんだから、それは細かいことはいいんだということですか。だから、公園を除く景観を考えるわけですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 公園を除く景観をつくるというものではなくて、まさに今回は、公園とその空地が一体となったより望ましい魅力的な空間をつくる、そのための委員会でございます。
 また、これはそういったオープンスペースだけではなくて、民間の建物の景観そのものも含めた、いわゆる公共的な空間と民間のプライベート施設、それを含めて全体の調和をとるというところが目的である委員会だということでございます。
かせ委員
 結局、物すごく大事なことをこれから決めようとするわけですよ。先ほどもありましたけれども、ビルの問題、それから日影の問題、これが全部かかわりを持ってくるわけです。そういうものに対して、開発者サイドでどんどん進められるというのは大問題だと思います。やはり、そういう少なくとも区民がこの計画にかかわりを持てるような仕組みというものを持っていかないと、とんでもない代物になってしまうのではないでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 ちょっと私どものほうの説明が不足で申しわけございません。
 今回は、例えば、先ほど配らせていただいたこの図面を使わせていただきますと、要するに、都市計画決定している公園、それといわゆるF字道路、これがいわゆる公共施設として中野区が設計し、施行するエリアでございます。委員、御指摘の都市計画公園について言いますと、この公園というのは、こちらの民有地のいわゆる公共空地という言い方をしていますが、公共空地と一体的、かつ連続的な空間を目指しましょうということになっています。今回の来年3月までの作業というのは、言葉の定義はあれですけれども、いわゆる基本計画をやろうじゃないかと。といいますのは、しからばこの公園の中にどういう機能を持ち込むのかと。いわゆる防災機能はもちろんありますよね。その他、当然、景観的に美しい空間、なおかつこの建物との関連性で一体的になるためには、それぞれどういうふうな役割分担をしましょうかと、そういう基本計画レベルの作業をこの委員会の中でやろうじゃないかということになっておるわけでございます。
 したがって、来年3月、まだ作業が始まってばかりでございますので、しからばどういった機能をこの委員会の中で議論させていただいてというふうに思っていただければよろしいかと思います。それは、この場で、それで決まりだということでは決してございません。これで、それですべておしまいだよということではございません。今、拠点まちづくり担当課長が申しましたけれども、しかるべきときに、区民の方々に対して意見をお伺いする場を設けさせていただければと思っておるところでございます。
 ただ、例えば東京都心でいいますと日比谷公園、これは日本で最初の都市計画公園でございますが、周りがすべて道路で囲まれておりまして、日比谷公園は10ヘクタール強ありますが、あれで完結空間なんです。ところが、ここは官民境界が道路で囲まれておりませんので、こちらがよろしくてこちらがだめだと、逆にこちらがよくてこちらがだめだということにもなりかねませんので、とりあえず、今年度は基本計画としてこういうふうな役割分担、例の覚書に基づいて、いろいろな役割分担が書かれておると思うんですが、そういったことを具体のプランニングとしてやっていきたいというのが趣旨でございます。
ひぐち委員
 11月11日に検討会を行ったということですけれども、どんな内容なのか、もう少し具体的に教えていただけますか。
松前拠点まちづくり担当課長
 基本的には、この警察大学校跡地の情報及び中野区のいろいろな上位計画、都市計画マスタープランの内容でありますとか、それについてはまた今年度改定をしていることでありますとか、中野区自体の特性、そういったものもいわゆる既往調査の中の要素として入ってございます。それと、本日もお示しいたしました、先日の都市計画審議会で御報告をさせていただいた、この警察大学校跡地の最新の建築全体計画、それと覚書を交わしていること、それとこの景観に際して関係のある覚書の内容、そういったもろもろの情報をこれまでの必要情報として第1回目の委員会で提出をしたというところでございます。
ひぐち委員
 地区景観検討委員会ということですが、例えば都市計画の景観条例ということを視野に入れた検討が行われるんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 景観条例といったものを遵守するといったところはもちろんベースになっているかと思います。そういったものを事業者ベースで遵守した上で、それぞれの設計にかかるというところですが、それぞれの建物が個別にできるのではなくて調和のとれたもの、さらに公園と公共空地についても調和のとれたもの、そういったものを目指していこうという性格の委員会でございます。
ひぐち委員
 それと、たしか、まちづくりの中でUR都市機構という組織が入っていると思うんですけれども、これには参加はされないんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 UR都市機構についてでございますが、UR都市機構とは、中野区との間で総合的なまちづくりの連携協力といった協力関係を結んだところでございます。
 したがいまして、この委員の構成の中には、学識経験者と開発事業者と中野区というふうにしてございますが、委員の中にそういった中野区の総合まちづくり協力の一環としてUR都市機構のほうにも1名委員として参加をお願いしているところでございます。
ひぐち委員
 私、インターネットでUR都市機構というのをちょっと検索したところ、景観の非常にいいスタイルを賞を取っているということで見させていただきました。ぜひURさんを有効に使っていきたいなというふうに私自身は思います。
 そういうふうに設計が進んでいる中で、ただ、もうこうやって日影図とかそういうものができてきているわけですよね。この時点で景観検討委員会というのはどの程度活躍できるのかなと、ちょっとその辺の時間的な落差というのが心配なんですけれども、その辺はどういうふうにお考えになっているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
 この委員会は、大きくパブリック空間のあり方と、それとプライベート施設についてもなるべく調和のとれたものを目指すということで、今まさに各事業者の、選考する三者については、基本的な建築計画が定まったというところでございます。今後、具体に実施設計等々を進めていく中で、それぞれの情報を吸い取りながら、相互にどういった協力あるいはそういったデザインルールといったようなものをできるかといったところを検討してまいりたいというふうに考えております。
久保委員
 検討委員会の事務局以外の中野区というのはどなたがお入りになるんでしょうか。
 あと、産業振興は入っていないようですけれども、その点はいかがなんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 事務局としては、区の内部としてはここに記しているとおり、拠点まちづくり分野と公園・道路と防災分野という3分野を事務局として充てております。
 ただ、御指摘の産業振興といったところについては、事務局としてスタッフの中には入ってございませんが、この警大跡地に関してやっている取り組み内容やそういった情報は適宜情報共有をして、産学公連携とか、そういったオープンスペースを使っての活動といったところもこの先々きっと上がってくることだと思っておりますので、そういった情報連携はきちんとしていきたいと思っております。
久保委員
 産業振興のことはわかりました。この三者のうちの中野区という、事務局ではなくて、いわゆる地権者とか開発者の側の中野区、これはどなたがお入りになるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
 失礼いたしました。委員としての中野区は、基本的に副区長と都市整備部長、それと拠点まちづくり推進室長、それと防災担当の経営室の危機管理担当部長を委員として挙げております。
久保委員
 それと、第2回に空間概念図の作成というのがありますが、これはどういったものでしょうか。
石田公園・道路担当課長
 今までたまたま配られていますが、要するに、警大跡地地区というのは13ヘクタール強あるわけです。その中で具体の計画を落とし込むために、公園とか街路の性格づけ、具体の絵に落とすための性格づけをあらわすための概念図をつくろうと。デザインのプロセス論の一つだろうというふうに理解していただきたいと思います。その中で、先ほど連続的、一体的と申しましたけれども、これを全部合わせるとオープンスペースだけで、例えば、これは1.5・1.5、この辺が数ヘクタールあるわけですが、例えば5ヘクタールあったとしても、これをゾーニングをしないとプランニングにならないんです。そういった概念図をつくることをたまたま都市設計の空間概念図という言葉で表現しております。それの意見を関係者とたたき合わせまして、その次に具体の絵の平面プランニングに入っていくという段取りでございます。
久保委員
 今、課長のほうで御答弁いただいたということは、これは全体としても、いわゆる植樹のあり方とか公開空地のあり方とかそういったところなんでしょうか。警大跡地のこの南側、全域にわたってゾーニングをしていって、どのような形で植樹を行っていくかとかそういうことですか。いわゆる地面の整備といいますか、そういったことなんですか。
石田公園・道路担当課長
 いわゆる植栽のことだけではなくて、言葉で言うのは難しいんですが、植栽といいましても、例えば神宮内苑の並木道、あれはイチョウ並木でできているんですね。並木だけではなくて正面に絵画館があります。というと、建物と並木と散策道、いわゆるモールと呼ぶのか知りませんが、それとの関係性はどうなっているかというふうなことを一体的にゾーニングするのがこの空間概念図だというふうに思っていただければ。その中では、当然、構成要素として植樹の話も出ますし、既存樹木のどこをちゃんと残しましょうとか、どこはやむを得ずどこかに移さなければならないねとか、そういったことが浮かび上がってくると。現実的に、そのスケールは1,000分の1のスケールでやりますので、例えばこの道路20メートルというと1,000分して表現しますと2センチなんです。2センチでどこまで表現できるかというのはもちろんあるんですが、そういったものを一切合切1枚の図面に表現するというプロセス論です。
 今申しました、例えば、事例的に絵画館前の神宮内苑のあそこがイメージ的に合うよねとか、この近辺でいうとどこですか、仮に江古田の森のあそこの雑木林がいいねというのが浮かび上がってくるかもしれませんが、そのプロセスの中で具体の樹木、残すべきもの、移植するもの、場合によっては、申しわけないんですけれども、切るところも出てくるかもしれません。あまりにも巨大過ぎて、本当は切りたくないんですけれども、切らざるを得ないもの、そういったものを1枚の図面で表現させていただくということになろうかと思います。
久保委員
 その担当は、課長がお答えになっているということは公園・道路になるわけですか。
石田公園・道路担当課長
 はい。
久保委員
 これは、だれが作成されるんですか。どこが作成されるんですか。業者といいますか。
石田公園・道路担当課長
 この裏側でございますが、ワーキンググループと書いてございまして、先般設計コンサルを発注契約に至りました。そのコンサル担当の協力を得ながら作業をしていくということでございます。
久保委員
 この設計コンサルというのは、今言われたような空間概念図をつくるだけではないんでしょうから、ほかの仕事もあるかと思うんですが、どういったところまでこの設計コンサルというのは担当されるんですか。
石田公園・道路担当課長
 先ほど冒頭に申しましたけれども、基本計画レベルの作業を今回やるということですから、最終アウトプットは平面計画図、一般平面図と呼んでおりますが、それが多分1,000分の1です。それと部分詳細平面図、場所によっては500分の1で表現しないと表現し切れないものもありますので、そういったもの。それに伴うコストパフォーマンス。実際にどれぐらいのコストがかかるんだろうかと。先ほどもありました防災機能を機能分担をして、公園側でつくるとするならばこれぐらいの規模でこれぐらいのコストがかかりますと。基本計画レベルですから、割と粗っぽい積み上げになろうかと思いますが、その中でもそういった作業です。コストがどれぐらいかかるかということ。ざっくり言うとそんなものです。
松前拠点まちづくり担当課長
 先ほどのひぐち委員の御質問の中で、景観条例についての御質問がございました。私、ちょっと勘違いをした答弁をしてしまいましたが、中野区として景観条例はございません。今回この委員会でそういった条例化の検討を行うという、そういうものではございません。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 7、中野区住宅政策審議会答申についての報告を求めます。
登住宅担当課長
 それでは、中野区住宅政策審議会答申について(資料8)御報告いたします。
 昨年12月でございますけれども、第4期中野区住宅政策審議会に対しまして、区のほうから住宅マスタープランの改定に当たっての「基本的な視点」と「盛り込むべき内容」についてを諮問いたしました。これを受けまして、同審議会では調査審議を重ねまして、このたび一定の結論を取りまとめて、11月10日に答申を行いました。
 既に答申の素案につきましては8月に出されておりまして、9月4日の本建設委員会にも御報告したところでございます。
 内容としましては、素案とほぼ同じ内容でございます。
 1点目、答申の中でございます。
 (1)住宅政策の基本理念でございます。答申では、「多様な世代が安心して快適に暮らせる活力と魅力にみちたまち・中野」という基本理念を掲げております。これは、多様な世代、それから多様な世帯、こういった方々が住める魅力にみちたまちを目指そうということでございます。
 (2)住宅施策の基本目標でございます。基本目標は五つ掲げております。
 まず、基本目標1でございます。多様な世代が暮らせるまち-バランスのとれた世帯構成-ということでございます。中野のまちは、若者に人気のあるまちとして定着しており、ワンルームマンションもかなり多いということです。その一方、子育て世帯等の転出が続いているということから、多様な世代が住めるまちにしていくことが必要であろうということで、ファミリー向け住宅の供給促進、それからワンルームマンションにつきましては、質の向上を図りつつも建設の抑制も必要だろうということでございます。
 基本目標2、快適で安心できる住まいでは、今後、量的な面では、戸数としては中野は多いわけでございますけれども、やはり住宅の質の向上が必要だということで、良質な住宅ストックの形成、それからマンションストックの良好な管理、これらが課題だということでございます。
 基本目標3、安全、安心のまちづくりということで、ここでは、まちづくりも含めましての提言等がございました。特に今回は耐震化の促進というのが大きく掲げられております。
 基本目標4、居住の安定確保ということで、ここでは公的住宅を整備するというだけではなくて、今後はむしろ民間賃貸住宅そのもののストック、その質の向上が必要であるということから、そういった観点からの提案に重点が置かれているということでございます。
 基本目標5、環境に配慮した住宅ということで、これは新しい項目でございます。地球規模の環境対策という観点からも環境によい住宅を整備する必要があるということでございます。
 なお、審議会の中で議論になったことというのがございます。ワンルームマンション問題でございます。
 それからもう1点が、基本目標2のほうになりますけれども、最低居住面積の問題、この辺が委員の間でもかなり議論になったというところがございます。
 ワンルームにつきましては、一方では、建設の抑制をかなりかけるべきだという考えと、もう一つは、若者がどんどん中野に入ってきていると、これは活力であり、一概に悪いものではないだろうという、そういう御意見もございました。そういった中での結論ということでございます。
 それから、もう1点、最低居住面積でございますけれども、これは国のほうで住生活基本法が平成18年に制定されました。それを受けまして、最低居住面積25平方メートルということでございます。これは単身者用の住宅ということでございます。中野区の共同住宅に当たっても、この25平米というのを最低基準にすべきであるという提言が、この答申ではとられたわけではございますけれども、ちょっと広過ぎるのではないかという御意見も他方ではございました。そういったところでございます。
 いずれにしましても、今回は、前回にない視点といいますと、このマンション問題、それから耐震化とか、あるいは環境に重点を置いたというところが新しい視点というふうに思われます。
 それから、2ページ目の今後の予定でございます。
 これを受けまして、第3次住宅マスタープランの素案の作成作業を今進めているところでございます。予定としましては、今月中には素案を策定いたしまして、12月の本建設委員会には御報告をいたしたいというふうに思っております。その上で区民意見交換会、1月には素案を踏まえた案を策定いたしたいというふうに思っております。年度内にはマスタープランの策定までというふうに考えております。
 なお、この住宅政策審議会答申でございますけれども、ホームページに掲載するとともに、区政資料センターにも冊子を備える予定でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 他に報告はありませんか。
登都市計画担当課長
 口頭での報告になりますけれども、野方駅の整備に関しまして、近々工事説明会を行うという御報告でございます。
 いよいよ野方駅整備も本格的な段階に入りまして、12月5日でございますけれども、夜7時から野方地域センターで工事の説明会を行うということでございます。主に対象の方は近隣の方とか、あるいは影響を受ける方を対象にということでございます。
 内容としましては、自由通路及び駅舎の整備概要と、それからもう一つは施工の手順でございます。いつごろどの辺の工事を行うという手順、それから車両の搬入路ですとか、あるいは工事の時間帯等につきまして、近隣の方に御説明をするという内容でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
 他に報告はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
 次に、審査日程のその他に入ります。
 各委員、理事者から何か発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、次回日程についてお諮りします。
 次回の委員会は、第4回定例会中としたいと思いますが、御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定します。
 以上で、本日予定していた日程はすべて終了しましたので、本日の建設委員会を散会します。

(午後4時09分)