平成22年07月26日中野区議会子ども文教委員会
平成22年07月26日子ども文教委員会
中野区議会子ども文教委員会〔平成22年7月26日〕
子ども文教委員会会議記録
○開会日 平成22年7月26日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時01分
○出席委員(8名)
来住 和行委員長
ひぐち 和正副委員長
山口 かおり委員
南 かつひこ委員
のづ 恵子委員
やながわ 妙子委員
高橋 ちあき委員
篠 国昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 田辺 裕子
子ども家庭部長 長田 久雄
子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当、地域子ども家庭支援担当、男女平等担当) 髙橋 信一
子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子どもセンター所長 伊藤 政子
子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当) 石濱 照子
北部地域子ども家庭支援センター所長 波多江 貴代美
南部地域子ども家庭支援センター所長 天野 秀幸
鷺宮地域子ども家庭支援センター所長 古川 康司
子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 海老沢 憲一
教育委員会事務局次長 合川 昭
教育委員会事務局副参事(教育経営担当) 白土 純
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 古屋 勉
教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
○事務局職員
書記 細川 道明
書記 荒井 勉
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更について
○議題
子育て支援及び子どもの育成について
学校教育の充実について
○所管事項の報告
1 中部すこやか福祉センターの開設について(子ども家庭部経営担当)
2 中野区認証保育所開設候補事業者の選定について(保育園・幼稚園担当)
3 中野区教育ビジョン(第2次)素案について(教育経営担当)
4 教育管理職の異動について(指導室長)
○その他
(1)区立学校長との意見交換会の開催について
(2)夏季行事の報告及び部活動の大会参加への支援について
委員長
定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
初めに、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、7月26日付で委員会参与の変更がありました。変更のあった参与について、御紹介をお願いします。
長田子ども家庭部長
中部地域子ども家庭支援センター所長の石濱照子が、本日付、7月26日付で子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当)になりましたので、御紹介いたします。
石濱子ども家庭部副参事(中部すこやか福祉センター地域子ども家庭支援担当)
石濱でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。
以上で委員会参与の変更についてを終了します。
それでは、議事に入ります。
子育て支援及び子どもの育成について、学校教育の充実についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。1番、中部すこやか福祉センターの開設についての報告を求めます。
髙橋子ども家庭部副参事(子ども家庭部経営担当)
それでは、中部すこやか福祉センターの開設について御報告させていただきます。(資料3)
3点ほどございます。1点目でございますが、中部すこやか福祉センターの組織についてでございます。
7月26日に開設いたします──本日でございますが、中部すこやか福祉センターでございますが、こちらは保健福祉部及び子ども家庭部に所属します新たな事業組織として、事業所として、これまで設置いたしました中部保健福祉センター及び中部地域子ども家庭支援センター、これらを統合したものでございます。
このすこやか福祉センターでございますが、これは両部の連携のもとにワンストップで総合的な保健福祉相談、もしくはサービスを地域住民に提供すること。また、子育て家庭や高齢者への地域での支え合い活動を強力に推進していくため、「すこやか福祉センター処務規程」で組織と責務を定めるものといたしまして、本日付で人事発令を行ったものでございます。
「所長」でございますが、こちらは中部すこやか福祉センターの事務を総括いたしまして、保健福祉部長がその職を兼ねます。また、専任で「副所長」として所長の責務を補佐する者がございます。このほか、「中部地域支えあい担当」及び「中部地域総合ケア担当」という職を置きまして、総合的な組織運営を行うということでございます。
横書きの幹部人事異動という資料をごらんいただきたいと思います。
大まかに今説明したものでございますけれども、この表のとおりでございまして、部長級としまして、保健福祉部長、田中が中部すこやか福祉センターの所長も兼ねます。また、中部すこやか福祉センターの副所長といたしまして、保健福祉部の副参事、経営担当でした野村がすこやか福祉センターの副所長になります。それによりまして、保健福祉部の参事、健康推進担当であった岩井が保健福祉部の経営担当を兼務するというふうな形になります。
また、中部地域子ども家庭支援センター所長でございました石濱が子ども家庭部副参事、これは中部すこやか福祉センターの地域子ども家庭支援担当及び処務規程で定めます中部すこやか福祉センターの副参事ということで、地域支えあい担当を兼ねるということでございます。
また、中部保健福祉センターの所長でありました高里が、こちらも中部すこやか福祉センターになりましたので、中部すこやか福祉センターの地域保健福祉担当及び処務規程で定めます中部すこやか福祉センターの副参事ということで、こちらは地域総合ケア担当を担うこととなります。
次に、戻りまして、2番目でございます。
先般、7月14日に行われましたすこやか福祉センターの内覧会についての実施状況でございます。7月14日に行いまして、来場者のほうが約500人ほど来てございました。
次に、開所式の日程等でございます。開催の日時は8月5日(木)で、14時から15時の間になるかと思います。会場は、すこやか福祉センターの2階、第1・第2会議室を予定してございます。
委員長
ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑なしということで、以上で本報告について終了します。
次に、2番、中野区認証保育所開設候補事業者の選定についての報告を受けます。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、資料(資料4)に基づきまして、中野区認証保育所開設候補事業者の選定につきまして御報告いたします。
さきの3月15日の文教委員会におきまして、募集内容についての御報告を申し上げたところでございます。認証保育所開設事業者につきまして、開設の応募があった事業者の中から、認証保育所A型2カ所につきまして東京都あてに設置の推薦を行いましたので、御報告を申し上げるものでございます。
資料に基づきまして説明いたします。まず、1の(1)をごらんいただきたいと思います。選定した1つ目の事業者でございますが、開設場所が中野区中央五丁目48番2号、10階建ての建物の1階部分を事業者が賃貸借をしまして、開設するものでございます。
この場所ですが、中野駅の南側五叉路から大久保通り沿いに高円寺方面に120メートルほど進んだところにございます。中野駅からは徒歩で6分程度のところでございます。
計画内容としましては、低年齢児を中心といたしまして、定員33名ということになっております。
開設事業者でございますが、株式会社サクセスアカデミーということでございまして、平成元年から事業所内保育所としての展開を始めまして、既に認可保育所16カ所及び認証保育所4カ所を運営している実績のある事業者でございます。
1の(2)をごらんいただきたいと思います。選定した2カ所目についてですが、中野区新井五丁目17番2号の3階建ての建物の2階部分ということで、事業者が賃貸借して開設するものでございます。
この場所は、新井薬師前駅の南側、駅前通りを中野駅方向に200メートルほど進んだところにございまして、新井薬師前駅から徒歩3分ぐらいのところにございます。
計画内容につきましては、低年齢児を中心として定員40名という形になってございます。
開設事業者は、株式会社小学館集英社プロダクションでございまして、書籍の小学館の関連会社として教育事業を展開している会社でございます。都内で既に7カ所の認証保育所を運営しているという実績を持つ事業者でございます。
2番に進みたいと思います。事業者の選定方法でございますが、庁内に審査選定委員会を設置いたしまして、応募書類の内容と応募事業者が既に運営している認証保育所を視察いたしまして、保育の状況を把握いたしました。その結果をもとにいたしまして審査を行い、選定したものでございます。特に財政状況の審査につきましては、応募の書類におきまして、過去3年間の財務状況の書類と、保有している資産の状況を求めておりまして、区として確認を行うとともに、区が推薦を行うまでの間に、東京都におきまして公認会計士による財務診断を行いまして、その結果を踏まえて推薦を行うということで、万全を期しているというふうな内容になってございます。
3番です。今後のスケジュールでございますが、事業者は6月15日に行った区からの推薦を前提といたしまして、開設に向けた準備を行いまして、11月には東京都の認証取得を行った上で開設する予定というふうになってございます。
認証保育所の開設が行われた暁には、区は開設のために要した経費の2分の1、限度額として3,000万円の補助を行うとともに、運営費の補助を行っていくという形になります。
以上で報告のほうを終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
のづ委員
11月1日に開設して、これは募集というのはその前後ですか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
募集につきましては、事業者との直接契約という形になりますので、その11月開所の前に、事業者については開設の説明会を開催するというふうに伺っております。
山口委員
選定方法の点で幾つかお聞きしたいんですけれども、審査選定委員会は設置要綱があるということで、この委員さんは認可保育園と同じ構成メンバーなんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
審査メンバーにつきましては、部内の管理職という形になりまして、部長を座長にいたしまして、部内の管理職で構成をしたという形になってございます。
山口委員
たしか認可保育園でもそうだったかと思うんですけれども、たびたび指摘させていただいているんですが、やはり利用者さんのニーズですとか、あるいは専門的見地から見てどうかということで、外部の有識者の方を入れているところもありますし、そういったことも検討されてはどうかと思うんですけれども、その点いかがでしょう。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
今回の選定につきましては、事業者が自主的に設置をする施設に対しまして区が補助金を支出するか否かというところの判断ということになります。区の需要に合致した保育所を設置するという部分の審査になってくるというふうに思いますけれども、内容につきましては、専門の保育士等々が既存の運営されている保育所に出向きまして詳細なチェックを行うという形をもとにしまして、審査を行ってございまして、そういった質の面でございますとか、あるいは認証保育所としてふさわしい内容になっているかというのは、東京都で細かな基準を設けております。その基準に合致しているか否かというところで審査を行ってございますので、今回につきましては、内部の選定委員会ということで問題はなかろうというふうな認識をしてございます。
山口委員
他区の状況等も見ながらぜひ検討していただきたいなというふうに、保育水準を確保するという点で、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。それで、2カ所ということなんですが、何カ所から応募があったんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
3社からの応募がございました。
山口委員
すべて株式会社ですか。社会福祉法人は含まれていないんでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
すべて株式会社でございます。
山口委員
株式会社のみであったということで、実績のあるところであるというところが選定のポイントであったのかと思うんですが、一番どこがこの事業者に決める決定打になったのか、教えていただけますでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
一番のポイントといたしましては、やはり保育の質という部分で、現状の運営されている保育施設のほうを専門の職員が視察いたしまして、その内容に対する報告というものがウエートとしては高いというふうに考えてございます。
山口委員
私ども今、生活アンケートを区民の皆さんにとっているんですけれども、やはり保育料の高さというのが断トツでニーズが高いもので、その補助をというのが大きいんですね。ですから、事業者の選定段階でもそういうことを考慮していただけるとありがたいかなというふうに思います。あと、これは待機児対策として第2回定例議会のほうでも何人かの議員さんも聞かれていたんですけれども、なかなかこの2カ所だけではまだまだ不十分だというところで、今後、早急に対策は立てていきたいというような回答があったかと思うんですが、現在の直近の待機児の数と、また、その回答の中であった、現在ほかに考えられている手だてがあれば教えてください。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
現在の待機児の状況といたしましては、7月1日現在でございますが、新定義で209という形になってございます。旧定義におきましては331ということでございます。今後の対応策につきましては、現在の進めている対策の、そのほかに今後待機児対策として検討していかなければいけないということで、いろいろな対策の手段等々を比較検討いたしまして、現在のところ検討を進めている段階であるということでございます。
山口委員
まだ具体的なものはお示しいただけないのかなと思うんですけれども、もう1点、保育園待機児解消に向けて、何年度までにこれだけ減らしていくというような長期計画を提案させていただきたいということがあったかと思うんですが、そちらの検討状況はどのようになったでしょうか。
海老沢子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
現実的に申し上げまして、ここ2年、3年の間ですが、非常に3歳未満児の保育需要がふえているという現実は把握してございます。それも踏まえまして、今後の動向につきまして、非常に景気の動向ですとか社会状況の変化ということもあって、推測がしづらいというところもございますが、一定程度の推測を行いながら、今後の対策につきましては、少し今の現状における3歳児の状況というのは、ある一定期間は続いていくだろうというふうに推測はされますので、その点も踏まえた今後の予測といいますか、それも含めて今後の検討をしていきたいというふうに思ってございます。
山口委員
本当に生活にかかわる問題ですので、なるべく早期に出していただきたいというのと、他区を見ましても、世田谷区はちょっとけた違いに、人口規模も多いというところはあるんですが、それでも分園ですとかさまざまな方法で、来年は14園ぐらいは開所しようということで、認可保育園ですね。ですから、もう少し、区は真剣さが足りないんじゃないかというような指摘をさせていただきましたけれども、具体的な手だてを早急に示していただきたいということを重ねてお願いいたします。
委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、ただいまの報告に対して質疑ありませんので、以上で本報告について終了します。
次に、3番、中野区教育ビジョン(第2次)素案についての報告を求めます。
白土教育委員会事務局副参事(学校経営担当)
それでは、お手元の資料(資料5)に基づきまして、中野区教育ビジョン(第2次)素案について御報告をいたします。
中野区教育委員会では、教育基本法の改正や、新学習指導要領の改訂をはじめとする教育をめぐる状況の変化を踏まえまして、新たな教育課題に対応するため、現行の「中野区教育ビジョン」及び「教育ビジョン実行プログラム」を見直し、教育振興基本計画としての性格をあわせ持つ「中野区教育ビジョン(第2次)」の策定を進めてきたところでございます。
このたび、教育委員会での協議を踏まえまして、素案として取りまとめましたので、御報告をいたします。
1の中野区教育ビジョン(第2次)素案でございますが、別添の別冊によりまして、主な変更点について御説明をいたします。なお、詳細については、後ほどお読み取りをいただきたいと思います。
まず、表紙をめくっていただきまして、裏の目次をごらんください。現行の教育ビジョンの構成は、1の策定の趣旨から4の教育ビジョンの概念・目標体系と、教育理念と四つの目指す人間像を実現するための八つの目標を示すという構成をとってございます。
また、現行教育ビジョンを実現するために特に重点的に取り組む10の事業につきまして、教育ビジョン実行プログラムを定めてございます。新しいビジョンでは、第1章から第3章までの章立てといたしました。
第1章の本計画の基本的な考え方は、現行ビジョンの1.策定の趣旨に対応してございます。また、第2章、中野区が目指す教育の姿は、現行のビジョンの2.教育理念と目指す人間像、3.家庭・地域・学校の連携、4.教育ビジョンの概念・目標体系に対応してございます。また、第3章、各目標における今後5年間の取組の方向につきましては、現行ビジョンの目標1から8に対応してございます。
次に、1ページの第1章、本計画の基本的な考え方の1.策定の趣旨をごらんください。
平成17年6月に現行ビジョンを策定した後、教育基本法が、制定後60年ぶりに改正されるなど、教育をめぐる状況が変化したことによりまして、新たな教育課題が出てきていることや、その後の事業の進捗などを踏まえるとともに、国と都の教育振興基本計画の内容をしんしゃくいたしまして、現行教育ビジョンの実行計画に当たる教育ビジョン実行プログラムを盛り込んだ、中野区教育ビジョン(第2次)を策定することにしたものでございます。このビジョンでは、今後10年間を見通した教育の目指す方向と、5年間で重点的に進める取り組みを明らかにしてございます。
2ページの2の計画の位置付けをごらんください。
本ビジョンは、東京都教育ビジョン(第2次)と同様に、教育基本法第17条第2項に基づく教育振興基本計画として位置付けるものでございます。また、中野区基本構想、10か年計画(第2次)及び次世代育成支援行動計画(後期計画)との整合性を図っているものでございます。
3の計画の期間をごらんください。
本計画の期間は、10か年計画(第2次)の計画期間と同じく、平成22年度から31年度の10年間としまして、おおむね5年をめどに必要な改定を行うものでございます。
3ページの第2章、中野区が目指す教育の姿をごらんください。
この章は、4ページから5ページにかけまして、「3.地域に根差した質の高い教育へ」の項を加えたほかは、現行の教育ビジョンと内容は大きく変わってございません。3の地域に根差した質の高い教育へでは、家庭や地域の教育力の低下が指摘される中で、子どもたち一人ひとりの可能性を伸ばし、生きる力を確実にはぐくんでいくために、中野区では一貫して子どもをはぐくむことができる区立学校の強みを生かしまして、地域の人々にさまざまな形で区立学校の教育活動にかかわってもらうことなどによりまして、家庭、地域、学校が十分に連携して質の高い教育を進めていくという考え方を記述しているところでございます。
5ページの4.教育ビジョンの概念・目標体系では、現行の教育ビジョンと同様に、幼児期、学齢期、社会人というライフステージの流れを念頭に置きまして、目標ⅠからⅦを設定し、これらの目標を達成するための共通基盤の整備を図るために目標Ⅷを設定してございます。6ページから7ページにかけまして、図で示しております。
8ページをごらんください。
第3章、各目標における今後5年間の取組の方向として、目標ⅠからⅧまでを掲げてございます。9ページ以下の各目標の記述の中で、構成面で変更した点は3点ございます。
まず1点目、目標に対する基本的な考え方でございますが、現行の教育ビジョンでは、この中に基本的な考え方と現状と課題をあわせて記述してございますけれども、新しい教育ビジョンでは、目標に対する基本的な考え方と、現状と課題を分けて、項目ごとに現状と課題を記述してございます。
また、2点目といたしまして、5年後、10年後の成果指標と目標値を設定してございます。現行の教育ビジョン実行プログラムでは、今後3年間の取り組みと、それにより期待される成果が示されているところでございますけれども、このビジョンでは、成果指標と5年後、10年後の目標値を示してございます。
3点目につきまして、今後5年間で重点的に進める取組は、現行の教育ビジョン実行プログラムの10大プロジェクトに相当する部分でございます。計画期間の最初の5年間、平成22年度から26年度に重点的に取り組む事業につきまして、現状と課題の項目ごとに一覧表の形で示してございます。なお、一覧表に白の☆印がついている事業は子ども家庭部所管事業、黒の◆型の印がついている事業は保健福祉部の所管事業でございます。
それでは、目標ごとに内容面で追加、修正した主な点を御説明いたします。
最初に、目標Ⅰでございます。9ページの現状と課題をごらんください。幼児教育の充実の項では、学校教育法の改正や、幼稚園教育要領と保育所保育指針の整合性が図られたこと、幼児研究センターが設置されたこと、区立幼稚園2園が民間の認定子ども園に転換したことなどの変化を受けまして、幼児教育の充実や区立幼稚園の役割等について記述したものでございます。
また、10ページ下段の発達支援の推進の項では、関係機関との連携による早期発見、早期対応及び幼児期から始まる成長過程を通じた一貫した支援体制の整備について記述を追加してございます。
また、11ページの家庭における幼児期の教育の支援の項目を追加しまして、今後の子育て支援事業の充実と、保護者の執行上の必要性について記述を追加してございます。
同じく11ページの成果指標と目標値につきまして、区立幼稚園で幼児の発達をとらえた意図的、計画的な指導を行っていると感じている保護者の割合という成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
また、12ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、現状と課題における記述に対応する方で記述を追加してございます。
12ページから13ページの今後5年間で重点的に進める取組についてごらんください。まず、12ページの幼児教育の充実の欄には、区立幼稚園における幼児研究センターと連携した実践研究とその成果の発信など、6事業を掲げてございます。
また、13ページの発達支援の推進の項では、子ども家庭支援センターや地域子ども家庭支援センター等関係機関との継続した支援体制の確立、以下2事業を追加してございます。
さらに、家庭における幼児期の教育支援の項では、項目の追加に伴って同項の事業を追加してございます。
次に、目標Ⅱでございます。14ページから始まる現状と課題をごらんください。
まず、14ページ、15ページでは、2番目の地域の教育力の向上に関する記述を加えてございます。この項では、改正された教育基本法に、学校、家庭、地域の連携協力に関する規定が盛り込まれたことを踏まえまして、今後、ボランティアのコーディネート機能や保険など、ボランティア活用の基盤づくりを進めるとともに、地域ぐるみで学校教育活動の支援を行う体制づくりに向けた検討を進めていくことを記述してございます。
16ページの成果指標と目標値につきましては、子どもが「学校生活を楽しく過ごしている」と感じている小中学校の保護者の割合という成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
また、16ページ、17ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、地域の教育力の向上に関する記述を加えてございます。
18ページの今後5年間で重点的に進める取組をごらんください。地域の教育力の向上の項に、学校支援ボランティアなど、地域の人材活用の基盤づくりや支援体制など、この事業を追加してございます。
次に、目標Ⅲでございます。19ページの目標に対する基本的な考え方をごらんください。ここでは「中野区教育ビジョン(第2次)」でとらえる子どもたちに身につけさせたい学力を①から③の形で示してございます。
19ページから始まる現状と課題をごらんください。20ページの下段でございますが、「ICTを活用した教育の推進」という項目を追加してございます。
また、21ページ中段には「キャリア教育の推進」について詳しく述べるとともに、22ページの上段では、新たに「家庭学習の推進」という項目を追加してございます。
また、23ページでは「日本語指導が必要な児童・生徒への支援の充実」という項目を追加してございます。同じページ下段の成果指標と目標値については、児童・生徒の学力調査の結果などの三つの成果指標と、5年のち、10年後の目標値を設定してございます。
また、24ページ、25ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、現状と課題への記述の追加に対応する記述を書き加えてございます。
25ページ、26ページの今後5年間で重点的に進める取組をごらんください。まず、25ページの確かな学力の定着では、中段の小学校高学年における教科担任制の研究以下6事業を追加してございます。
26ページの「ICT教育の推進」、「キリャア教育の推進」、「家庭学習の推進」、「日本語指導が必要な児童・生徒への支援の充実」の項では、項目の追加に伴って、同事業の事業を追加してございます。
次に、目標Ⅳでございます。27ページから始まる現状と課題をごらんください。中段の健康な生活習慣の確立の項では、テレビゲームを含むテレビの視聴時間の増加など、生活習慣上の課題や、歯科衛生指導上の課題が見られることを記述してございます。
また、29ページの子どもたちの体力の向上では、昨年度、幼児研究センターが実施した幼児の歩数調査の結果などから、幼児期から始まる体力向上に向けた対策が必要であることを記述してございます。
31ページの成果指標と目標値につきましては、中学1年生の希望者に行う生活習慣病健診の結果、指導を要すると判定された生徒の2年後の改善率など二つの成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
31ページ、32ページの取組の方向の【家庭では】と【行政・学校では】のところにも、現状と課題における記述に対応する記述を加えてございます。
32ページの今後5年間で重点的に進める取組をごらんください。健康な生活習慣の確立の項の中段に、家庭や地域と連携したテレビやゲーム等との適切なかかわり方の啓発以下、2事業を追加してございます。また、子どもたちの体力向上の項の中段に、小中学校の指導の連続性を重視した体育授業の改善、以下3事業を追加してございます。
次に、目標Ⅴでございます。33ページをごらんください。まず、目標の表現について若干修正をいたしました。前半の自他の生命や人権を尊重する教育が行われることと、後半の子どもたちの豊かな人間性・社会性が育っていることとのつながりをわかりやすくするために、両者の間に「さまざまな体験活動を通じて」という文言を挿入いたしました。
次に、33ページから始まる現状と課題をごらんください。33ページの下段の規範意識の醸成について、新たな項目を起こして記述を充実いたしました。
また、34ページの環境教育の推進、35ページの国際理解教育の推進、35ページから36ページのいじめや不登校等への対応、37ページの有害情報、ネットいじめ、ハイテク犯罪等への対応につきましても、新たな項目を起こして記述を充実したところでございます。
38ページの成果指標と目標値につきましては、不登校の児童・生徒が通学復帰をした割合などの二つの成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
38ページ、39ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、現状と課題における記述に対応する記述を加えてございます。
39ページ、40ページの今後5年間で重点的に進める取組については、新たな追加はございません。
次に、目標Ⅵでございます。41ページの目標に対する基本的な考え方をごらんください。ここでは科学技術の発展や情報化の推進、経済状況の著しい変化などによりまして、区民の学びと自立を支える基盤づくり等の課題について、記述を追加してございます。
次に、41ページから始まる現状と課題をごらんください。まず、41ページの区民の生涯学習活動の支援では、なかの生涯学習大学を卒業した人など、区民一人ひとりが培ってきた知識・経験を生かし、地域の中で活躍するための仕組みづくりや支援体制の整備、さらには、大学等生涯学習資源と連携したネットワーク化について記述を追加してございます。
また、42ページの魅力ある図書館の整備、43ページの図書館の新たな管理運営体制の構築の項につきましては、新たに項目を起こして記述を充実したところでございます。
43ページの成果指標と目標値につきましては、なかの生涯学習大学卒業後1年以内に地域活動に参加したことがある人の割合など三つの成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
44ページ、45ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、現状と課題における記述に対応する記述を加えてございます。
45ページの今後5年間で重点的に進める取組の区民の生涯学習活動の支援の項では、区内外の生涯学習資源、大学等との連携による生涯学習支援等の検討・構築の事業を追加してございます。
次に、目標Ⅶでございます。46ページ、47ページの現状と課題をごらんください。まず、46ページの文化芸術活動の支援、区民生活への浸透の項、47ページの区の歴史文化・伝統文化の継承と発展の項につきましては、新たに項目を起こして記述を充実したところでございます。
47ページ、48ページの成果指標と目標値については、文化施設の利用者数など二つの成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
49ページの今後5年間で重点的に進める取組をごらんください。文化芸術活動の支援の項では、交流をコーディネートする人材の育成の事業を追加してございます。
また、区の歴史文化・伝統文化の継承と発展の項では、史跡・景観・文化財を中心とした「歴史文化ゾーン」の全体構想の策定と区内の代表的な歴史的探索路の設定以下、3事業を追加してございます。
最後に、目標Ⅷでございます。50ページ、51ページの現状と課題をごらんください。まず、51ページの学校施設の耐震化の推進について新たに項目を起こして記述を充実したほか、環境に配慮した学校施設の整備の項では、太陽光発電等自然エネルギーの利用促進について記述を加えてございます。
52ページの学校の情報化推進の項では、新たに項目を起こして記述を充実したほか、子どもの安全対策の推進の項では、新たな感染症に対する対策などについて記述を加えてございます。
53ページの成果指標と目標値につきましては、教育委員会ホームページアクセス数など二つの成果指標と、5年後、10年後の目標値を設定してございます。
53ページ、54ページの取組の方向の【行政・学校では】にも、現状と課題における記述に対応する記述を加えてございます。
55ページ以下には、用語の意味として、本文中でアスタリスクをつけた用語の解説つけてございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
A4の資料のほうに戻っていただきまして、今後の予定でございます。本日、素案を子ども文教委員会のほうに報告をさせていただいた後、8月から9月にかけまして、ビジョン素案について区民との意見交換会(3回)を予定してございます。そのほか関係団体への意見聴取を行う予定でございます。
それらの意見交換会等で出された意見を踏まえまして、さらに教育委員会で協議を重ね、計画案を決定する予定でございます。決定した計画案については、子ども文教委員会に報告した後、パブリックコメント手続を行いまして、来年1月から2月に計画を決定し、また子ども文教委員会のほうに計画を報告する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
それでは、ただいまの報告に対しての質疑はありませんか。
山口委員
教育ビジョン(第2次)素案についてということで、意見交換会(3回)とあるんですが、かなりの分量ですし、今後の10年間を見通した、言ってみれば区の教育行政の骨格となるような、そうした計画かと思います。ちょっと3回では不十分かと思うんですが、その点いかがでしょう。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
この点につきましては、意見交換会は3回でございますけれども、関係団体、例えば小中学校のPTA連合会ですとか、次世代育成委員であるとか、区立幼稚園保護者の会、あるいは生涯学習の関係では体育指導員、社会教育委員、体育協会など、広く関係する団体にも御意見をちょうだいするということでございますので、それらの御意見を踏まえて計画案を検討していきたいというふうに考えてございます。
山口委員
関係団体への説明会も含め、意見交換会を含めても、やはり少ないかなというふうに思いますので、ぜひ要望があれば検討していただきたい、回数に関しても検討していただきたいというふうに思います。
それで、学校再編計画との関係なんですけれども、中野区教育ビジョンが下敷きになって、これを前提として策定がされていくと思うんですが、これについてはいつごろ議会にお示しいただけるのか、教えていただけますか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
今回の素案につきましては、今申し上げたとおり、さまざま区民の方の意見を伺いながら、今後、引き続き教育委員会の中で協議をさせていただくということでございますので、前回報告させていただいた、これからの中野の教育検討会議について提案いただいた内容についても、引き続きあわせて協議していきたいと。その中で再編計画も考えていきたいというふうに考えてございます。
山口委員
これまで、今年度中には一定のものがお示しできるかと、というふうにお聞きしていたと思うんですけれども、その関係でいいますと、議会との関係ですとかスケジュール的なところ、今、計画している段階で構わないので、教えていただけますか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
今後の教育委員会の協議を踏まえまして、今年度中にも中後期以降の、中後期の再編計画についての基本的な考え方等をお示しできればというふうに考えてございます。
山口委員
どのような論議をされているのかなというふうに思うんですけれども、16ページに、学校再編の項目で、中期以降の学校再編については、これまでの基本的な考え方に基づき、統合の時期や校舎の位置を定めていくとあるんですけれども、もう既に対象となっている学校があったかと思います。小規模校の解消ということで、例えば三中、五中、十中ですとか、そういったところの学校、対象校に関しては全く変更なく論議がされているということでよろしいんでしょうか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
私どものほうといたしましては、基本的な考え方については、前回、17年10月にお示しした再編計画に基づいて協議を進めていきたいというふうに考えてございます。ただ、教育ビジョンにございますさまざまな連携教育、あるいは地域との関係につきましても総合点に判断しなければいけないというふうなことで、そこの点については、今、協議を進めているというところで御理解いただきたいと思います。
山口委員
小中一貫校の提案ですとか、あるいは学級数の、これまで集団規模を一定維持していくということが学校再編の主たる目的であったかと思うんですけれども、今、中教審のほうで文科省に提言があるように、学級数を一定下げていくという方向性が出されている中で、やはりそこは反映したものになっていかないと、後から変えるというわけにもいかないかと思いますので、その点、十分吟味していただきたいと思います。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
学校の規模につきましては、一定規模の児童数によって活性化された教育環境を維持していくという部分もございますので、学級数だけではなく、総合的に児童の数、生徒の数を考慮しながら検討を進めていくということが大事かなというふうに考えてございます。
高橋委員
1点だけ確認をさせていただきたいんですけれども、今日、これを私たちがいただいて、中身をこれから読ませていただくという形になると思うんですけれども、今、山口委員が御質問したとおりに、いろいろ意見交換会をもって、この計画案決定が11月から12月ということは、私たちに示されるのはその間は何もないという理解でいいのか、それとも中間報告みたいなものをしてもらえるのか、どうなんでしょうか。
白土教育委員会事務局副参事(教育経営担当)
議会への御報告は、そこにございますように、計画案の決定後でございますけれども、その間、区民の方に広く御意見をちょうだいして、それを踏まえてまた教育委員会で議論していくということでございますので、区民の御意見は反映できていくものというふうに考えてございます。
高橋委員
希望なんですけれども、一遍に報告ではなくて、随時何かがあれば、委員会が開かれたときは必ずこの議題はのせていただければというふうに思いますので、一応希望させていただきたいと思います。
合川教育委員会事務局次長
区民意見交換会の中身もございますので、そういった中身についても随時御報告をさせていただくという形で、進めさせていただければと思います。
やながわ委員
今の高橋委員からの質問で参事がおっしゃったように、パブリックコメントの前に区民の報告みたいなものがついているほうが、やっぱり子ども文教委員会でもこの教育ビジョンは大変大事になってきています。と同時に、さまざまなことが今、何か急激に変わっているじゃないですか。特別支援教室も、来年度から東京都は5年間で全部準備するということとか、それに伴うこの教育ビジョンで、こう緩やかに書いてあって対応できないことはないのかなとは思うんですが、そんなこととか、いろいろな情報がやっぱり気にかかってきて、それに対応していかなければいけないんだろうけれど、やっぱり今後10年間の中野区の子どもをどう育てるのという大変な大事なビジョンだと私は思っているので、意見交換会の報告をくださる、そのときに委員会としても意見を出していく。あるいは意見交換をしていくというふうにやっておいていただかないと、意見だけ聞いて終わりというのではなくて、私たちも、今ここで今回もらって、こんな短時間では読めない、読み切れないし、文字を追っていくのが精いっぱいですので、できれば、ここで3回おやりになるというのであれば、その都度、委員会としてもきちっとそれに伴って、意見交換だけじゃなくて、委員会としてもきちっと議論をさせていただければと、さらに要望をしておきたいんですが、その点いかがですか。
合川教育委員会事務局次長
これから9月にかけて意見交換会を実施します。それから、意見交換会だけではなくて、メール等、あるいはホームページを通じて意見を聴取するということも考えてございますので、そういったもろもろを含めて、少なくとも3定にはその辺の部分については御報告できると思いますし、また、中身についても、きょう、やながわ委員おっしゃるとおり、全部理解をできるということではないと思いますので、そのときにまたいろいろ御意見をいただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。
委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、4番、教育管理職の異動についての報告を求めます。
喜名教育委員会事務局指導室長
それでは、7月16日付で教育管理職の異動がございましたので、御報告申し上げます。
資料をごらんいただきたいと存じます(資料5)。大和小学校の副校長の病気休職に伴いまして、後任として、世田谷区立深沢小学校主幹教諭の川嶋正昭が副校長として発令、16日着任をいたしました。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告についての御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ないようですので、質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、5番、その他で何か報告ありますか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ないようですので、以上で所管事項の報告を終了します。
審査日程その他について協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩します。
(午後1時51分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時54分)
前回、やながわ委員から御提案いただきました区立学校長との意見交換会についてですが、第3回定例会の常任委員会3日目、10月14日(木曜日)に委員会視察という形で桃園小学校を視察した後、「特別支援教育の現状と課題」をテーマに学校長との意見交換会を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
次に、次回日程についてですが、休憩中に確認したとおり、次回は第3回定例会中とし、急な案件が生じた場合には、正副委員長から招集させていただくこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
本日予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言ありませんか。
高橋委員
終わる寸前に申しわけないんですけれども、2点ほどお伺いしたいことがございます。
私は、ちょっとブランクがあったものですから確認をしたいんですけれども、学校が夏休みに入りまして、夏休みの夏季行事等々があると思うんですけれども、以前は、夏休み前に委員会があるときに、そういう行事の報告をいただいていたような気がするんですけれども、それが今回、何も示されていないので、岩井臨海学園とか、軽井沢とかってあったような気がするんですけれども、そういう行事日程がお示しされていたのかどうかという確認と、それから、部活動の補助なんですけれども、名前を言ってはあれなんでしょうけれども、全国大会に出ることになった部活がありまして、その全国大会が広島で行われるということで、確認をしましたら、交通費は出るんですけれども、宿泊費が出ないというようなことで、自己負担をされる選手の皆さんの話を聞いてきたんですけれども、こういう場合は、現在どのような支援をされていらっしゃるのか、そこがわかったら教えていただければと思います。
古屋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
まず、1点目の夏季事業の報告なんでございますけれども、これにつきましては、確かに数年前まで行われていたということを承知しております。最近はもう、毎年恒常的といいますか、毎年行われている恒例事業という話になっているのかと思いますが、特に報告されていないということでございます。
それから、二つ目でございますが、今回、ある学校で水泳のほうで全国大会に出場するということで、広島のほうへ全国大会に行くということを聞いております。これにつきましても、平成17年度からそれまでの支援の内容が変わりまして、今現在は、交通費と、それから参加費の二つについては支援をしていくということになっています。したがって、宿泊費のほうは、現在は支援が行われておりません。その主な理由としましては──いろいろな理由があったと思いますが、特にこういう大会のときには、よくセレモニーを行うとか、あるいは選手の調整のために現地で調整、トレーニングをするとかということがあります。その辺のことを判断するのは御本人といいますか、当事者のほうで判断していただくということで、特に支援の対象にはなっていないということでございます。
高橋委員
まず最初の夏休みの夏季行事ですけれども、恒例になっているのは確かに恒例なんですけれども、やはり委員もずっとメンバーが一緒ということは限らないですし、毎年毎年行われる行事であっても、私たちに報告をするのはごく自然の形だと思うんですね。それで、各学校に出向いていかれる方もいらっしゃるでしょうし、きちんと夏休み中の行事は、ここにこういうのがありますということは、この子ども文教委員会の委員にはお知らせしておくべきだと私は思います。ですので、今回はもう、次の委員会は夏休みが終わってしまいますから、終わった後の事後報告でも、こういう行事がありましたということは、やっぱりちゃんと説明、報告をするべきだと思います。次回からは必ず、恒例になっている行事であっても、報告するのは至極当たり前のことだと思いますので、お願いしたいと思います。
それから、部活の支援なんですけれども、こういう大きな教育ビジョンを変えようというときに、予算の関係もあるんでしょうけれども、17年度から削減されてきたというお話ですけれども、じゃあ、子どもたちをどうやって頑張らせてあげようと。全国大会に出れる、出れないって、それはもう人生に1回あるかないかぐらいだと思うんですよ、中学校でね。それを、やっぱり中野の子どもたちが一生懸命頑張ってその大会に出るんだという、そういう思いを、やっぱり区が、これだけしかできないけどバックアップしますというような意思表示を示さないと、こういう形のあるビジョンをつくられても、ちっともそれが保護者や子どもたちに伝わらないというふうに私は感じちゃうんです。ですので、今回、そういう従来から削減されてきた予算ですので、参加される方が御負担するのは本当にやむを得ないと思いますけれども、それでも、なおかつPTAとか、かかわっている人たちは何とかしてあげようといって、また別のサイドで力をかしてあげて援助をしようという、今そういう方向になっていたりとかするわけですよ、各学校。ですので、やはり現状把握をよくしていただいて、子どもたちが気持ちよく大会に出られるというようなことにしてあげてほしいという、これは要望です。先ほどの、報告は必ずしていただきたいと思います。
委員長
要望でいいですか。お答えを求めますか。
高橋委員
答えはいいです。出していただくようにお願いいたします。
委員長
そういう強い要望をされたということで、受けとめてください。
それでは、よろしいでしょうか。本日予定した日程はすべて終了します。特にほかに発言はありませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で子ども文教委員会を散会します。
(午後2時01分)