平成19年12月05日中野区議会文教委員会(第4回定例会)
平成19年12月05日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成19年12月5日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成19年12月5日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時1分
○閉会 午後4時16分
○出席委員(8名)
牛崎 のり子委員長
佐伯 利昭副委員長
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
いでい 良輔委員
伊東 しんじ委員
大内 しんご委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(1名)
小堤 勇委員
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 竹内 沖司
教育経営担当課長 小谷松 弘市
教育改革担当課長 青山 敬一郎
学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
指導室長 入野 貴美子
生涯学習担当参事 村木 誠
中央図書館長 倉光 美穂子
○事務局職員
書記 黒田 佳代子
書記 岡田 浩二
○委員長署名
審査日程
○請願
〔新規付託分〕
第5号請願 高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について
第6号請願 高校歴史教科書に関する意見書の提出について
○所管事項の報告
1 学校統合委員会の検討状況について(教育改革担当)
2 地域スポーツクラブのスケジュール(案)(生涯学習担当)
3 その他
○地方都市行政視察について
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから文教委員会を開会いたします。
(午後1時1分)
本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように進めます。
審査は、午後5時を目途に進め、途中、3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、請願の審査を行います。
第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出について、第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出についてを一括して議題に供します。
第6号請願につきましては、本日までに1,877名の方々から署名が寄せられておりますことを御報告いたします。
両請願とも、請願者から、補足資料の配付と補足説明をしたい旨の申し出があります。委員会を休憩して、資料を配付し、補足説明を受けたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後1時02分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時29分)
これより本件に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
江口委員
休憩してください。
委員長
休憩いたします。
(午後1時29分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時33分)
それでは、最初に、第5号請願、高校歴史教科書における「集団自決」の記述に関する意見書の提出についてを継続と決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、御異議ございませんので、そのように決定いたします。
次に、第6号請願、高校歴史教科書に関する意見書の提出についてを継続するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
それでは、請願者の方、そういうことでございますので、御苦労さまでございました。
それでは、所管事項の報告を受けたいと思います。
最初に、学校統合委員会の検討状況についての報告を求めます。
青山教育改革担当課長
それでは、学校統合委員会の検討状況について(資料2)御報告させていただきます。
学校統合委員会につきましては、既に当委員会で御報告しましたとおり、昨年度に設置いたしました第六中学校・第十一中学校統合委員会と桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会の二つの統合委員会、及び、今年度設置いたしました、第一中学校・中野富士見中学校統合委員会、中野昭和小学校・東中野小学校統合委員会と野方小学校・沼袋小学校の三つの統合委員会、合計五つの統合委員会が現在活動しております。今回は、これら統合委員会の検討状況につきまして御報告させていただきます。
なお、お手元の資料のうち、1ページから2ページにかけて記載してございます、第六中学校・第十一中学校統合委員会の第1回から第8回まで、及び、4ページに記載してございます、桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会の第1回から第6回までにつきましては、既に本年2月7日に当委員会において御報告しておりますが、その後、委員の皆様の構成が変わっていらっしゃいますので、改めて資料をおつけしてございます。資料は統合委員会ごとに開催日及び協議の概要を記載してございます。本日は、各統合委員会の主な協議事項につきまして検討状況を御報告させていただきます。
まず、20年度統合の関係でございます。
第六中学校・第十一中学校でございます。
まず、校名につきましてでございますが、関係小・中学校の児童・生徒・保護者及び地域の方などから募集をしまして協議を重ねました結果、ことし1月に「緑野中学校」という校名を選定しております。その校名につきまして、3月に教育委員会で議決を行いまして、本年第2回区議会定例会におきまして学校設置条例の議案を議決いただいております。
続きまして、標準服でございますが、両校のPTA役員と教職員へのアンケートをもとに協議を行いまして基本コンセプトを決定いたしました。それをもとにしまして、6社によるプレゼンテーションの結果、2社に絞りまして、両校にサンプルを展示して児童・生徒・保護者・教職員の意見を聞いた上で、5月に1社を選定しております。
続きまして、校歌でございますが、昨年度の両校の1年生、これは統合時の3年生になりますが、1年生から校歌に入れたい言葉やイメージを募集いたしまして、それらを参考に専門家に依頼いたしました。それで、その専門家から提出された作品を受けまして、11月に統合委員会としての意見を取りまとめてございます。
続きまして、校章及び校旗でございます。
両校の美術部や美術に興味のある生徒から図案を募集いたしまして、その中から4点を選定し、専門家によりデザイン化を行いました。それをもとに9月に1点を選定しております。校旗につきましては、デザインはこれをもとにして制作するということで、地の色を濃い緑色とすることで意見を取りまとめてございます。
続きまして、桃園第三小学校・仲町小学校・桃丘小学校統合委員会でございます。
まず、校名でございますが、先ほどの第六中学校・第十一中学校と同様、関係小学校の児童・保護者、保育園・幼稚園の保護者及び地域の方などから募集しまして協議を重ねました結果、ことし1月に「桃花小学校」という校名を選定してございます。これを3月に教育委員会で議決を行いまして、本年第2回区議会定例会におきまして学校設置条例の議案を議決いただいております。
校歌でございますが、3校の児童・保護者・教職員から校歌に入れたい言葉を募集しまして、それらを参考に専門家に依頼してございます。今後、作品の提出を受けまして、統合委員会としての意見を取りまとめる予定でございます。
校章及び校旗でございますが、3校の児童・保護者・教職員から図案を募集いたしまして、その中から9月に1点を選定し、専門家によりデザイン化を行ってございます。校旗につきましては、これをもとに地の色をえんじ色とすることで意見を取りまとめてございます。
続きまして、21年度統合の統合委員会でございます。
第一中学校・中野富士見中学校の統合委員会でございます。
まず、校名の検討状況でございますが、関係小・中学校の児童・生徒・保護者及び地域の方などから募集をいたしまして、330点、校名の種類、数からいきますと132個の応募がございました。その中から各委員が候補を三つずつ選出し、31個に絞られたところでございます。今後、その中から協議を行って選定していくという予定でございます。
それから、標準服でございます。
標準服につきましては、統合に向けた機運の情勢と新校のイメージアップのために、標準服の早期決定を目指した「標準服検討部会」というものを設置いたしております。この部会で決定しました標準服のコンセプトに基づきまして、今後、事業者から提案を受け、書類審査により1社を選定する予定でございます。
それから続きまして、中野昭和小学校・東中野小学校の統合委員会でございます。
こちらにつきましては、協議事項につきましては校名の協議を開始したところでございます。関係小学校の児童・保護者、保育園・幼稚園の保護者及び地域の方などから募集をいたしまして、160点、種類にいたしますと84種類の応募の中から、今後、各委員が候補を3個ずつ選出し、その中から協議を行って選定していくということになってございます。
それから、23年度統合の野方小学校・沼袋小学校の統合委員会でございます。
こちらにつきましては、新校の施設について意見の取りまとめを行うべく協議を行っているところでございます。現在は新校に必要と思われる施設や機能などについて項目ごとに協議を行ってございます。また、協議の参考とするために、11月9日に豊島区立南池袋小学校を見学いたしました。次回、12月20日が統合委員会でございますが、このときに統合委員会としての意見を取りまとめる予定でございます。
簡単ですが、私からの御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
江口委員
前にもこの統合委員会のことで質問をさせていただいているんですけど、もう一回確認したいのは、決定しちゃったところはともかく、統合委員会が要綱で設置されて決められていく、そのことが教育委員会に報告され、そして議会に報告が来ると。ところで、議会というものは、新校を設置するに当たって一体どういうふうに関与すればいいんですか。このまま統合委員会がどんどん進んで、特にこの部分は当然地域の人たちが検討して、自分たちの学校ということで、例えば、名称だとか、それから校章だとか校歌、こういう部分は本当に統合委員会の中で議論してああだこうだということでやって、町の人たちの総意で自分たちの学校をつくり上げると、これはいいと思います。それから、標準服も、これも皆さんがうちの学校は今度はこういうものがいいんじゃないかということで決めることもいいと思う。ただ、一番私が気になるのは、校舎等の設備に関することまで入ってくるんですね。そうすると、こうやって決まっちゃって、トイレが欲しいとかバリアフリーとかいろいろ出てきたり、冷暖房だとか何やといって出てくるんですけど、ただ、議会はこの委員会の報告を受けるだけで、私どもとしては何もそこで、統合委員会が決めた後に発言というものは非常にしにくいものがあります。そういう意味でやっぱり同時並行しなきゃいけない部分というのは私はあると思っているんですけど、その辺はどういうふうに考えていますか。
青山教育改革担当課長
今、お話のありました、特に新校の施設の関係でございますが、私どもは、統合委員会で施設の協議を行っていただきます際には、これは統合委員会として決めることではないということは必ず大前提として申し上げてございます。特に施設の関係につきましては予算も関係してくることでございますので、統合委員会として教育委員会に要望という形で出していただくと。それを受けまして、教育委員会として、どういった施設にしていくかということで予算が必要な部分については予算要求をしていくと。その過程の中で議会の議員方に御審議いただくと、そういったような形でございます。ただ、今、委員がおっしゃったように、ある程度話が進んでいきますと、議会の皆様の御意見が反映されにくいというようなところがあるかと思いますので、その辺は私どももそういった協議状況につきまして、さらにちょっと頻繁にといいますか、折に触れて御報告させていただくような形でやっていきたいというふうに思っております。
江口委員
なぜかというと、統合委員会に合わせて議会が開いているわけじゃないんですよ。ですから、全然食い違うときがあるので非常に心配しているの。新校なんか本当に学校全体を新しいカラーにしちゃうと、本当に今度は新しいんだというイメージカラーをつくって、校舎全体を塗りかえるとか。それから、バリアフリーだって、地域に開かれた学校ということでこれからの新しい21世紀の時代に進んでいく新校ですから、子どもたちにとってもバリアフリーじゃなきゃいけないけど、地域にとってもバリアフリーじゃなきゃいけない部分もあるわけですよね、という問題。それから、特に1階なんかは一般の人用のトイレ、それで教員トイレ、児童・生徒トイレとか、そういうような建て分けだとか、やっぱりそういうところに、一般の人がふだんでも開放された学校に行ったときに生徒と一緒のところに行くというものも、生徒も嫌がるだろうし、ということも考えれば、そういうものもきちっと明確にその校舎の移動に配してつくるとかいう問題とか多々あるじゃないですか。
それから、中野区の場合というのは校庭が狭いということでなかなか野球ができない部分が結構多いんだけども、そういう部分だって、例えば、ネットのフェンスをもうちょっと高くしていけば可能性がある。ところが、既存校だと「もうできません、できません」で終わっちゃっているんですけど、新しい学校にはそういうこともできる学校なんだとか。そういう、呼び込むためにも本当に少しリフレッシュしたというか、その既存校舎は残っちゃっていますから、新しく中央中学みたいな考えじゃないので、そういう場合はやっぱりもう少し事前に議会側にも教育委員会の考えをまとめて、議会側にも意見を聞きたいというふうに求めて進めていかないと、このまま今進んでいったら、「統合委員会で決まりました。教育委員会で報告されました。了承されました。議会には報告事項です。」と来られたって私たちは何にも言えませんよ。そういう意味で言っているんですけど、いかがでしょうかということです。
青山教育改革担当課長
ただいまの御指摘はごもっともなことだと思いますので、ちょっと私どもが今後の進め方を再検討いたしまして、できる限り進んでしまってからという形ではない段階で重要事項については御報告できるように考えてまいりたいと思います。
江口委員
それから、標準服と制服とはどう違うんでしたか。
青山教育改革担当課長
標準服、実は学校ですとか自治体によって考え方が多少違う部分がございますが、中野区の場合は、ほとんど運用としては従来言われております制服とあんまり変わらないような使い方でされております。ただ、制服と違いまして、必ずこれでなくてはいけないというものではなくてデザイン等がこれに類するものだったら大丈夫だという、多少緩やかな部分があるということでございます。
江口委員
いや、だから、それだったらもう完全な新校なんだから、新しい時代でしょう、21世紀って。制服という我が校の制服、我が学校の制服という言葉に置きかえたほうがいいんじゃないですか、違いますか。標準服から。だから、意味がわからないよ。標準服、何が標準なのか。その学校はこれを着なきゃいけませんよという意味で標準服と私は確認していたんだけど、今のでいうとそうじゃなくて、それに準ずるということだからそれを着なくてもよかったのかなと思うんだけど、「制服です」と言えばそれを着ていかなきゃいけないわけでしょう。違うのかな。そういう意味で、この違いをもうちょっとわかりやすく教えてほしいんだけど。だから、「制服」に名前を新しい学校は変えられないのはどうしてかということも含めて。
入野指導室長
基本的には制度的にそういうふうに決めているものではないんですね、中野区としても。そういうものではないということで、各学校が一応その学校に合わせて決めていただいているという形になっております。ただ、中野区としては、標準服を定めるというふうな規則はございませんけれども、そういうことで準ずる形をとっているという状況でございます。
それに際しては、2年前ぐらいには標準服がない学校からの実践等も意見を聞きまして、教育委員会の中でもいろいろ検討したところでございます。そういう意見もいただいたりした上で、中野区としては、標準服は制服に準ずるという形になっているという、制度的に決めているものではないということなんですね。それについても、いろいろ今御意見がございまして、各学校においてはやはり「標準服」というふうな言い方で今は通していると。ただ、校則に大体――校則といいますか、生徒手帳には大体そういう形で、どこもこれを着るようにというような形ではなっているということは確認してございます。
江口委員
だから、そういうスタートから「標準服」という言葉で新校についての標準服を御検討くださいと。それで、検討するに当たっては、着るか着ないか、私服でいいか悪いかとか、そういう議論も入っているんだと思うんだけど、最終的に標準服としてつくろうと。だけど、やっぱりもうここで制服に切りかえたほうが、子どもたちにとっては今もう制服という言葉を使うほうが多い。何で標準服なのかな意味合いがわからない。制服ということで、「今度、新校の制服はこういう形になりました。男子はこれです、女子はこれです。それからスポーツに対するウエアはこれです」とか、「サブバッグはこういうものをつくりました」と決定したということで、制服を中心に学校に関する備品ですか、生徒備品、そういう言葉のほうが本当に新しい学校づくりになっているなという気がするんだけど、相変わらずこれは標準服、標準服ということで準ずるということだけをとっていっちゃうんですか。制服にするということは切りかえをしないんですか。
青山教育改革担当課長
次の、いわゆる標準服または制服の検討にということになりますと、第九中学校と中央中学校の統合新校になるかと思います。その辺の協議を進めていく前段階におきましては、ただいまの御意見も踏まえた上でちょっと検討させていただきたいというふうに思います。
江口委員
それから、こういう協議内容等でやっているから統合委員会の雰囲気がわからないんですけど、ずっと六中・十一中、それから桃三、仲町、桃丘と来ていますよね。これは教育委員さんというのは持ち回って出ているんですか。――出ているというか、参加のメンバーじゃなくて、ここに行って、本当に決定したことじゃなくて、決定する過程の議論そのものを聞きながら、「ああ、この統合委員会はこうやってやっているんだな」ということで、最終的な報告書が事務局から教育委員に渡るんでしょうから委員会に報告されるんですけど、教育委員というのはずっと出ていらっしゃるんですか、どなたか。
青山教育改革担当課長
統合委員会は公開という形で傍聴を認めておりますが、今までのところ、教育委員が傍聴にいらっしゃったということはございません。
江口委員
全然おかしいですよ。だから、地域に任せるのはいいんだけども、やっぱり先頭になって教育委員が何回か、開催日というものが大体1カ月か2カ月前に決まっているわけですから、そういうものを教育委員会で「どこどこ委員会はここで何時から、テーマについてはこれをやります」と言った場合、やっぱりこれは積極的に教育委員が傍聴されて、それで、そこのメンバーたちがどういう議論をして、またどういう問題で意見が違っているのかとか、そういう過程を知った上で報告を受けないと。これだけだったら本当に結果ですから、どういう過程をもってこういう方向に進んだというものがわからないんですよね。私らもわかりませんから、はっきり言って。だから、そういう意味で、やっぱりもうこれは教育委員が出ていない自体、本当に私はおかしいと思います、こんな大事な、統合し、新校をつくるというときに。それを決定したのは教育委員会ですからね。その教育委員会で決定した教育委員が、毎回出ろとは言わないにしても、大事なところはちゃんと交代で出ていくとかやって、それでポイントだけは、雰囲気的なものも含めて教育委員会で伝えていくとか、それをやらなかったら、そんな新校づくりなんて私はないと思っていますよ。だから、もうこれはぜひ文教の一委員から出たでもいいから、伝えてほしいな。
竹内教育委員会事務局次長
教育委員会が、地域の皆様方に統合委員としてなっていただいて検討をお願いしているという経過がまずはございます。そうした意味からいえば、教育委員が地域の皆様方に検討をお願いした事項について自由な協議をしていただいて、御報告をいただくということですので、そういった意味で、教育委員が委員になるとか毎回出るというようなことはやっていないということでございます。
その上で、担当課長、それからほかのスタッフがおりますので、各統合委員会での議論の状況、そういったものについては逐次、もちろん教育委員の皆さんにも、一番近い教育委員の1人であります教育長には各回ごとに一連の報告、その結果の報告もしておりますし、また、教育委員全体に対しては、適宜、その都度必要に応じて御報告をさせていただいているという状況でございます。
江口委員
それは教育委員会が設置したんだから当たり前ですよ。当たり前だからこそ、どういう状況で各地域住民の皆さんが新校について検討し、また御議論し、やっていただいているんだろうかと。そういうことをやっぱり事務局の報告だけで、果たしてそれで済むんですか。例えば、この文教委員会のことだって報告を教育長から教育委員会に出しますよ。それだって要点だけ出て、こういうことが発言されましたと、長いこういう前後の議論はわからないんだから、その雰囲気をやっぱり教育委員は知るべきですよ、これは真剣になって。だって、これも、統廃合して新校をつくる、大変な騒ぎをもって住民たちと議会だってやってきたわけでしょう。まだまだ納得していない人だってたくさんいる中で来ているんだから、こういうところにやっぱり毎回出ろとは言いませんよ。だから、何回か聞いたんだけど、出ていないなんてとんでもない話、私からすれば。だから、もうこれは答弁要らないですよ。そういう考えだったら、こんな統合委員会なんてかわいそうですよ。
私がこれからちょっと委員長に質問を打ち切って提案したいのは、やっぱり文教委員会で1回統合委員会を視察すべきだと思うんですね。それはなぜかというのは、そこでやりとりするとかそういうことじゃなくて、どういう議論をしてどうやって進んでいるというものをやっぱりつかんだ上でこの報告書を見ないと本当にわからない、議論の仕方が。なぜかというと、私、この間、富士見中と一中の統合委員会を傍聴させてもらいました。本当に皆さん熱心に議論していて、だけど、こうやって上がってくるものは最後の決定事項ですから、どうしてそうなったかというのは傍聴していないとわからないんですね。傍聴していればよくわかります。ただし、議会が行くと言うと緊張するかもしれないけど、委員さんがよければ1回、夜間ですけど、傍聴して、真剣に議論しているというものをやっぱり見るべきだと思うので。だから、教育委員の場合はそれを言っておくだけでもう、そういう今みたいな答弁、私は納得いかないけども、それが今の教育委員会の姿勢だと思っているので。ぜひ文教委員会としてそういうふうに一度お諮りしていただければと思っています。
委員長
では、ちょっと休憩をさせていただきます。
(午後2時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時00分)
他に、ただいまの報告に対して質疑はございませんか。
伊東委員
先ほどの江口委員の質問にも絡んでくるんですけれど、これらの報告をいただいた中で、現にまた統合校についてはそろそろ統合に向けての施設改修というものが予算化されて、実際にもう執行されている部分もあるわけですが、一方では建てかえという学校があり、一方では改修して再出発するという学校がある中で、学校を改修して、施設改修によって活用していく中で、その改修についての方針というものがあるのかどうか。それで、その方針、例えば、ここに野方・沼袋、これは新たに建物を建てかえるということですからオープンスクールなんていう、オープン型教室というようなものも出ているわけですけれど、施設改修によって授業が行われる場合に、そこに、この際の改修だからこういう部分は最低限盛り込んでいくべきじゃないかなとか、教育上の配置のあり方、例えば、ランチルームだとかスクールカウンセリングのための諸室だとか、そういう部分について大きな方針があるのかどうか。また、既に始まっている改修の部分について、それが実際にどう具体的に具現化されているのか、それについてお聞きしたいんですが。
小谷松教育経営担当課長
基本的に改築を行わないで、既存の校舎を活用しながらそこに統合新校を設置する場合ということでございます。既存の校舎をそのまま統合新校として活用いたしますので、大きな形での変更ということはできません。あくまでも既存の校舎を前提とした上で、例えば、より活用しやすい、先ほど江口委員などもおっしゃっておりましたけども、地域の学校というような視点もございますので、バリアフリーをきちんと行う、あるいは、いろんなこれまで経年的に来た中で、防水であるとか外壁の改修であるとかフェンス改修とか、外向上のそういった工事であるとか、あるいは機械・電気等々、関係の設備等の点検であるとか、そういった基礎的、構造的な部分について行います。ただ、その中で、例えば、新しく統合する桃花小学校のように、もう既に統合の規模に見合わない、あるいはかなり老朽化しているような体育館の改築を行うとか、そういったものも含めてやってございます。
また、そのほか、その学校の特色もとらえまして、例えば、新しく統合する緑野中学のように、特別支援学級を持ちまして、ある程度構造的に余裕のあるようなものについては垂直型のバリアフリー、つまりエレベーターの設置であるとか、そういったものも加えるといったような、そういったものが基本になってございます。
伊東委員
具体的に、例えば、ICT関連で校内LAN、改修に当たっては校内LANの敷設を積極的に取り組むだとか、それから温暖化対策について、校庭の芝生化まではいかなくても、窓辺にひさしをつけることによって夏の日差しを教室内に入れるのを遮るだとか、あるいは、先ほども例に出しましたけれど、ランチルームについて積極的な設置を進めていくだとか、オープン型の教室とまではいかなくてもそうした多目的のスペースを教室と教室の間に適宜配置していくだとか、そうしたものについてはいかがですか。
小谷松教育経営担当課長
基本的にはやはり既存の校舎を活用いたしますので、その範囲の中でということになります。例えば、オープン型の教室というようなものを新たに採用するということになりますと、これは校舎の内部構造が全面的に見直しということになります。そういったものにつきましては、ちょうど今、統合委員会などで御検討いただいてございます、野方と沼袋の統合のように、あるいはこの先、中央中と九中の統合のときにもそういった議論が出てくると思いますが、やっぱりそういった機会の中でいろいろ新しい校舎のあり方というようなものを議論していただきたいと思います。
ただ、その既存の校舎の中でできる範囲のもの、例えば、先ほどちょっと申しましたけれども、新たにエレベーターの設置が可能な学校、そういったスペースがきちんとあるような学校についてはそういったものも入れる。それからまた、木床改修ということで、新たに統合するような学校についてはすべて木床にしてございます。やはりそのことによりまして新しい学校としての雰囲気といいますか、これからの学校としてのあり方のようなものも示していくというようなものも加えながらやっていく。基本的にはやはり現在の校舎の中で可能なものをやっていきたいというふうに考えてございます。
伊東委員
統合して、改修して建物を使っていく場合に、じゃあその建物は一度そうした改修にある程度の予算を措置してやった後、どれだけその状態で使用していくつもりなのか。先ほど言ったように、例えば、校内LANについても、同じように工事に入るんだったらばそのときに検討していくだとか、それこそ温暖化対策のひさしひとつ設置したらどうなるのかという、そういうことは積極的には考えないわけですか。というのは、今伺った内容ですと、それこそ化粧直しを中心に考えていらっしゃるようなように聞き取れるんですけれど。
小谷松教育経営担当課長
構造的にいえば決まった構造の中でやるしかないんですが、ただ、今、委員のほうからもお話がございましたとおり、例えば、ICTの導入といったような部分につきましては、校内LANの最初の導入校といたしましては緑野中学、それから桃花小学校というふうなことで、来年度の統合に向けて、今年度実施を図ります。その上で他の学校については順次導入を図ってまいりますけれども、いろんな意味で、そういう意味では統合新校の中でいろいろ先駆け的に行うという部分も含めて可能な範囲でやっていくということについてはその考えを持ってございます。
伊東委員
どれぐらい使うかわかりません。また、その学校、学校によってもいろいろな事情があるわけですから、ここであんまり細かいことまで言ってもしようがないと思うんですけれど、先ほど江口委員がおっしゃられたように、学校の施設のあり方について大きな方向性というものを、方針ですよね、そうしたものはやっぱりきっちりと前もって説明を、それはあってもしかるべきじゃないのかなと。それに沿ったメニューの中で実際に活用できるもの、この学校に対して活用できるものはこれだというんだったらばそれはそれでいいと思うんですけど。
続いて、やっぱり統合に際しては子ども家庭部との関係で、学童クラブ、キッズ・プラザ等がその学校に配置されていくということなんですけど、統合委員会と子ども家庭部との連携、そうしたスペースを新たに学校の中に取り入れていく段階で、そういう情報の交換というものはどういう形でされていますか。
青山教育改革担当課長
まず、小学校ですので、桃花小学校の関係につきましては、昨日御報告いたしましたとおり、体育館の中に入れてまいりますので、今後も子ども家庭部との連携を密にしまして、それで、今までのところも、体育館にどういったものを入れていくかとか、そういったところにつきましては統合委員会におきましても随時報告をしてまいりました。
それでもう一つ、21年度統合の中野昭和小学校と東中野小学校の統合の関係でございますが、こちらにつきましては、新校の校舎になります中野昭和小学校の中にキッズ・プラザと学童クラブを入れていくということで子ども家庭部としても方針が出ておりますので、その件につきましては、先日、統合委員会の場でも御報告をさせていただきました。
また、常日ごろ、私どもと子ども家庭部は連携をとっておりますが、中野昭和小学校と東中野小学校の統合委員会につきましては、特に、子ども家庭部の職員が毎回傍聴という形でどのような議論がされているかということで来ておりますので、新校に関する協議の進行状況については子ども家庭部でも常に把握していると、そういった状況でございます。
伊東委員
確かに先日も上高田の地域センターにおいて、これは所管が違いますけれど、キッズ・プラザについての説明会があったわけですが、子ども家庭部で考えていることと現場の児童館の館長の方なんかの思いとは若干のずれがあるということ――できれば、そうした現場に携わっている方も積極的に傍聴という形じゃなく意見を聞いて、統合委員の皆さんの意見を聞いて、また発言もできるような立場――管理面ですごくまだ判然としないものがあって、その辺が決して子ども家庭部との連携がうまくいっているようには、私もそうですけれど、区民の皆さんも受けとめていないのも事実なので、その辺をよく念頭に置いてもっとさらに進んだ議論というものを進めていっていただきたいと、これは要望にしておきます。
江口委員
1点、ちょっと言い忘れちゃった。ここを言っておかないと。
統合を目指し、今、新校の形で動いている地域の、区域外入学という言葉でいいのかな、最近はちょっとわからない。これを結構今は柔軟に教育委員会は認めていらっしゃって、2月ごろになると、あそこの教育委員会の5階はばっといすを並べて待っているようですけど、これは確かに児童・生徒にとっては厳しいかもしれないけども、やっぱり人数的なものの小規模校をなくしてということの配慮もあって考えているんでしたら、ぜひ指定校変更をその地域は原則しないと。ただ、どうしてもその児童・生徒の状況がありますよね、いろいろ。それによって前の地域外に変更届と同じように、どうしても個人的な問題としてそこの学校に行くことは難しいという問題は、教育委員会としては処理していただいたとおりやらないと、次の年はさらに小規模校ということでいろんな学校運営が成り立たなくなってくるような不安が出てくるので、その辺はどういうふうにされようとしているんですか。あくまで今までどおり自由に学校を選びなさいという形にしているのか。厳密的に、そういう統合が決まり、それから新校という方針で進んでいるという中の地域においては原則は無理ですということは、打ち出すことはできないんでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
「指定校」という制度を中野区はとってございます。それで、「指定校変更」という手続なんですけれども、若干その取り扱いについて何でもかんでも認められるんじゃないかと、そういったような受けとめ方もあるかと思いますが、もともとは学校教育法施行令の定め、それを具体化するための指定校変更の基準、それもオープンにしてございます。そういったところで基準に基づいて認めるべきものは認めているという形です。
それで、再編に伴ってどうなるかということですが、再編に伴って指定校変更を中で絶対に認めないとか、そういうところは制度的に難しいかなと。もちろん何でもかんでも、学校選択制じゃございませんので、希望すれば認めるということではありません。従来も厳格にやっているところですが、より一層その辺は厳格に運用したいというふうに思っておりますが、どうしてもというような事情がある場合には、やはり指定校変更は一定認めざるを得ないかなというふうに考えております。
江口委員
統合を打ち出してからこういう状況が出てきたということは異常だと思っていませんか、教育委員会は。今までは、廊下にあんなになって並んでいすを出して指定校変更の届けを待つなんという光景を私は32年間の議員生活で見たことがない。統合を打ち出して、新校というものの方針を打ち出したときから始まりが来ているんですね。早い場合はもう小学校から、先を読んで、数段飛びの中学に行くためにはということで始まっている人もいるし、それから、本当に何でこんなに遠い小学校からここへ来るのかなという数も皆さんはつかんでいるわけなので当然わかっていると思うんですけど、これをやったら収拾がつかないことは事実なので、やはり教育の平等ということから含めてどこの学校に行ったらいいとか悪いとか中野区はないわけだから、ただ、今までみたいに地域の問題で、体の問題だとか心の問題だとか、どうしても友人関係の問題だとか、そういうことでできるだけその児童・生徒が行きやすいような方向を見つけ出そうということは教育委員会というのはやってきた。過去に1回だけ、これは絶対認めませんという時代があったんだけど、今、認め始めて、ところが、最近は、厳格にやっていると言ったって、厳格にやってあれだけ並ぶんですか。今まで厳格にやっているときはまず並んでいないですよ、ほとんど。窓口に来たってたまに見かける程度で。それだけど、今はずらっと何十分か待つんでしょう。異常な光景だと思いませんか。
寺嶋学校教育担当課長
確かに、再編に伴ってさまざまな考慮から指定校変更をお申し出になるという区民の方も多くなっていることは事実でございます。ただ、私どもとしては、法令あるいはその基準にのっとって指定校変更できるものは認めますし、原則的にはその指定校に入っていただくというようなことを申し上げているところでございます。
江口委員
異常だと思いませんか。だから、こういうことをやったから、また教育委員会が安易に受け入れるから、最近そういうことが起きているんでしょう。なぜ、私が申し上げているかと――確かにつらいと思います、統廃合というものは。それから、先輩たち、OB、自分たちの母校を変えている人もつらい、これは事実です。しかし、それはもうある程度時代の流れ、少子化という問題でみんな我慢に我慢を重ねてきたことも事実だし、ただし、そのためにいいものをつくってほしいよという強いものがある、それは事実です。だから、我々としてはそれをつくっていかなきゃいけない使命を帯びているからさっきから厳しくは言っているんだけれども、これをやりますと地域の輪というものがなくなるんですよ。それから、子どもにとっても影響を受けるんですね。「お前何だよ、あそこへ行って」とか、また次への発展が出てきちゃうということもあるんですね。ところが、そのときだけ考えればもう親御さんにしても必死だからそういうことをとるけども、将来的に見たときには地域から本当に外されちゃう、そうことをやれば。ただし、指定校変更をしてあの子はあそこへ行っているというのは、大体地域のことは事情がわかっていますから、ああ、あそこへ行ったほうが子どもにとってはいいから行っているなとわかるんですよ、大体地域で一緒に毎日暮らしているんですから。そうじゃないでやっていると地域の輪というものは本当になくなるし、中野区の行政が地域というものをきちっと打ち出しているんだったら、やっぱり教育委員会もその方針にのっとって、確かに窓口としては厳しい処置かもしれないけども、本当に児童・生徒の意向でやらざるを得ないという以外はきちっとしないとますますこれはエスカレートしてしまうんだけども、そういう今申し込みに来ているという、あれだけ並ぶというのを異常だと思わないですか、思っていないのか。厳密にやっているんですか、本当に。
寺嶋学校教育担当課長
指定校変更の方がふえているということは今までとは違うというふうには受けとめております。
それで、おっしゃるとおり、地域、特に公立の学校につきましては地域の中の学校ということがございます。あくまで大切なことでございますので、指定校、この制度自体があくまで指定校に行っていただく、それで変更というものは例外的なものであるということを、今後ともそういったことを強調しながら基準に基づいて適正に処理していきたいというふうに考えております。
江口委員
そこまで言っているんでしたら、ことしというか来年度――来年度というのは年が明けてから、きちっと教育委員会の処置を見てみたいと思うんですけど、今言ったように、地域の問題でもそれは起きる。
それからもう一つは、PTA活動に相当支障を受けるんですね。なぜかというと、地域外から来ている人たちがどうしても役員を引き受けたりなんかせざるを得ないときに、やっぱり何でというものがあるんですよ。なぜかというと、今、学校は名簿をつくらないから住所がわからないけど、クラス内で大体わかりますから、杉並区から来ているとか。極端な例ですよ、これは。そういうことはわかっていますから。だから、そういう意味合いからすると、本当に地域の学校でPTA活動として運営するという場合にも非常に支障が起きてくる。そういうこと、全体的なことを考えて、教育委員会は立場としては苦しいけども、だけど、やっぱりここできちっとするものはしないともうめちゃくちゃになっちゃうということもよく考えてほしいんですよ。そういう意味で言っているわけで、我々だってつらいですよ。そういうお子さんたちがどうしても、「もうわかっているんだから、あっちへ行きたい」とか単純な理由で言われて、「そんなものは何とかするのは当たり前じゃないか」と言われるのはつらいけども、それを守らない限りは本当にみんなが喜んで新校をつくって、そこでスタートしていくということはできてこない、私はそう思うんだけど、もう一度その辺を、本当にそろそろそういう手続が始まってくるんだけど、決意をお聞かせいただきたいと思います。
寺嶋学校教育担当課長
指定校の制度、それから指定校変更につきましては、法令、その他の決まりを厳格に守りまして提起をしていきたいと思っております。
大内委員
関連したことも皆さんお聞きしているので、ちょっと関連して、この新校のことについてお聞きしたいんですけども。
まず1点は、新しいPTA組織というものが統合されたときには存在しないのかな。要は、4月になってから、新しい校長先生あるいは副校長先生が決まって、新しい生徒が入ってきて、それから新しい保護者に対して声かけをしてつくるのか、あるいはつくらないのか、全くなくていいのか、そういった指導というものは教育委員会としてはできないのかできるのか。今の校長先生にはそういった指導ができない。新しくできた校長先生の判断でやるのか、あるいはPTAというものは校長先生は関係ないからそれは勝手にやってもらうものなのか、その辺のことをちょっとまとめて判断をお聞きしたいんですけども、だれですか。
委員長
どなたがお答えいただけますか。
竹内教育委員会事務局次長
なかなか難しいお話なんですけども、そこら辺は現PTAの方々と御相談を少しこちらから投げかけさせていただいてお話をする場面というものを設けさせていただきたいというふうに思ってございます。
大内委員
こちらからというのはあなたが行くのか、だれが行くんですか。
竹内教育委員会事務局次長
だれが行くかとかということではなくて教育委員会として、PTA、例えば2校あれば二つあるわけですので、今度新校になった場合の、事前のというのも変ですけども、お話し合いがスムーズに、保護者の皆様方も一つになっていけるような、そのために今の段階からどういうことができるのかということも含めてお話し合いをする機会というものを持たせていただければというふうに、働きかけをさせていただければというふうに思ってございます。
大内委員
ということは、学校の校長先生、副校長先生は当然そちら側の立場だから、今さら――言い方は変なんだけど、要するに、学校の先生に言う話じゃなくてPTAに投げかけをという理解なんですか。学校の先生にも含めてということですか。もう今の時点で学校の先生はそちらのほうに入っているから、直接PTAに行くということですか。学校にはどういうふうに行くんですか。
竹内教育委員会事務局次長
学校の教員会、それから校長との間ではもう当然に新校に向けたさまざまな話し合いの場面、協議の場面というものは、また作業も含めて、逐次やっております。
それで、このPTAのお話については、当然教員、Tのほうも入るわけですので、こういった今お話があったことも含めて学校にも、来ている保護者、もちろん学校が主体にならなくちゃいけないわけですので、片方の当事者ですので、それぞれの保護者の皆様方とお話し合いをして、新校になったときにPTA活動もスムーズに移行できるようなことを考えてもらうように、私どものほうからも支えていきたいというふうに思ってございます。
大内委員
だから、そういったことも含めて、統合委員会とはこういうことにタッチしないのか。要するに、PTAは、統合委員会としてはつくったほうがいいんじゃないですよという程度でもって、あくまでもPTAが中心になる。でも、まだ新しい学校のPTAはできていないじゃないかとか、そういう話になっちゃって、その辺がちょっとややこしい話になる。というのは、多分、中学校と小学校で、三つの小学校が1校になるのと二つの中学校が一つになるのとはまたPTAの認識も全然違うので、今は簡単にはいかないとは思うんですけど、その辺、要するに、来年スムーズにスタートできるような形でやっていただきたいなということです。
ちょっと休憩していただいていいですか。
委員長
では、休憩いたします。
(午後2時27分)
委員長
再開いたします。
(午後2時50分)
それでは、ただいまの報告について質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、以上で本報告について終了いたします。
委員会を休憩をします。
(午後2時50分)
委員長
再開いたします。
(午後2時51分)
それでは、これから間もなく3時になりますので、休憩に入りたいと思います。
(午後2時51分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時11分)
それでは、2番の地域スポーツクラブのスケジュール(案)についての報告を求めます。
村木生涯学習担当参事
それでは、地域スポーツクラブのスケジュール(案)(資料3)につきまして御報告をさせていただきます。
地域スポーツクラブの設立におきましては、現在もるる検討を進めてございますけれども、平成22年2月の設立を目指しまして、三つのステップを経て設立に結びつけ、運営をしていきたいと、このように考えております。
まず、第1段階が、地域スポーツクラブの構想の策定の段階でございます。そして、この構想を受けまして、第2段階として、このクラブを運営する組織の選択と決定及び運営内容等、具体的な中身について整理・決定をしていく段階。そして、第3段階が、その後、設立準備委員会を立ち上げまして、地域スポーツクラブ組織を設立し、事業運営に入っていくという、こうした3段階を考えております。その中で、現在、いわゆるすこやか福祉センターの開設に向けまして、保健福祉部が中心となり、仲町小学校跡施設の活用整備に向けて活用整備方針案等の検討を現在進めております。この動きにも整合させながら、仲町小跡におけます第1番目のクラブの活動の場ということで同様に並行しながら検討を進めていると、こういう内容になってございます。
まず、当初の段階の地域スポーツクラブ構想でございますが、この構想につきましては、中野区におけます今後のスポーツ振興に向けた課題を明らかにするとともに、その課題解決のための主要な取り組みの一つとして地域スポーツクラブのあり方を整理していきたい、このような検討内容となってございます。そして、スポーツクラブの展開に当たりましては、再編後の学校跡施設を活用して区内4カ所程度に拠点施設を整備することとし、その第1番目として、先ほど申し上げました、仲町小学校跡施設を活用していきたいということで、こうした整備の方向性を構想の中で示した後、改めて具体的な運営内容、組織等を整理・決定の上、22年2月をスタートということで、これを目指して準備を進めていくというものでございます。
それで、地域クラブ構想につきましては、このスケジュール(案)にございますように、運営内容や組織づくり、参加の仕組みなどにつきまして、ここに記載のような項目等につきまして現在検討を進めておりまして、来年、年明けの2月ぐらいには「構想(素案)」として「中野区のスポーツ振興と地域スポーツのあり方」と題しまして当委員会に御報告をし、さまざま御意見等をお伺いしながら、これを来年の第1回定例会におきまして「構想(案)」として整理をし、御報告を申し上げた上で、年度が明けてから「構想」として策定していきたいと、このように考えております。
なお、現在、私どもは、地域スポーツクラブ組織につきましては社団ないしは財団の法人格を持たせた安定的な組織にしたいと考えておりまして、この関連で公益法人改革の新法が来年の12月に施行が予定されているということで、そのための施行規則等がまだ明らかにされておりませんので、そうした状況や動向も踏まえながらこの組織にかかわります法人の選択・決定をしていきたいと、このように考えております。
また、あわせまして、現在、仲町小跡にかかわります地域スポーツクラブの施設整備ということで、主要施設の検討ですとか、その施設の整備内容をどのようなものにしていくかといったようなことにつきましても検討中でございますので、改めまして、来年、年明けの素案の段階では全体の考え方や方向性をお示しし、さまざまな御意見をちょうだいし、これを反映させる形で素案を案にということで順次進めていきたいと、このように考えておるところでございます。
簡単ですが、私からのスケジュール(案)につきましての御報告は以上とさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
江口委員
ちょっときょうの新聞発表ですから急で、村木参事がまた答えるのかどうかわからないんですけど、運営内容に、この中ではスポーツクラブは部活の支援等が大変いいなと思っていたんですけど、きょうの朝日新聞の報道ですと、政府が全国にボランティア本部をつくるということで、来年度から文科省で予算をとっていくんだと。その中に、例えば、部活の指導をしてもらったりするとかいうものが入っているんですね。そうすると、例えば、この場合は法人格であり会員制をとるということですから、こういう――文科省が4年かけて全国に中学校単位で設置したいと。特にこれは学校のグラウンドの整備だとか登・下校の安全確保だとか、さまざまな形で学校支援の地域本部となるんですけども、そこにたまたま部活の指導者ということも入っているということなので、これがきょうの時点で発表になっているようですので、例えば、ここに入っている部分は除いて、こっちの学校支援ということはこのボランティア本部のほうに移して、あくまで区民の健康というだけの項目で、学校に関しては文科省が打ち出した学校地域支援拠点のほうにつくって移行したらと思っているんですけど、その辺はどうなんでしょうか。
村木生涯学習担当参事
私ども、今、江口委員から御紹介のありました内容等については、正直に申し上げまして把握しておりませんので、把握をしながら、私どもが今考えているこうした地域スポーツクラブのいわゆる運営の中身がこのままでいいのかどうか。特に、学校運動部活動支援、我々はこれを結構力を入れていきたいと思っておりましたので、その辺も含めてちょっと調査しながら検討をさせていただきたいと、このように考えております。
江口委員
ぜひこれは検討に値することだなというのは、ここに書いてある、例えば、海外勤務経験がある人には英語の授業を手伝ってもらうとか、学生時代に運動部にいた人は部活だとか、造園が得意な人は校内の花壇づくりだとか、さまざまな、特にこれなんかはこれから一気に学校の緑化が進むわけですね。現在の場合は親御さんたちがオーケーしてくれているけど、50年たてば、その人たちが年をとっていくときに引き継いでいくかという心配があるわけですよ。まして、校庭の芝とか、緑化に関しては本当に学校に任せるのは無理なので、私は地域が育てていかなきゃいけない部分だと思ってはいるんですね。そうすると、こうやって、文科省がこういうことを打ち出して予算上を組んでくれるという、どこまでということは出ていないんですけども、そういうことになれば、スポーツもここに入っているけど、別個な形で、すぐ調べて同時並行で立ち上げていくということで考えたらどうかということで急にちょっと、これはきょうの朝日新聞なんですけど、やってあるのなら確認したいんですけど、こっちのほうもこういう場合はどこで検討するんですか。
菅野教育長
きょうの朝日新聞の記事でございますが、これは杉並区の和田中でやっております「地域本部制度」というものがあるんですけれども、これを全国的に広めようということで文科省で来年の予算の中で検討しているものでございまして、早い話がボランティアを組織して学校で活用しようということを中学校単位ぐらいで、そういう地域本部をつくってやろうというような形で考えているものでございます。
それで、私どもといたしましては、中野区といたしましては来年度に向けまして検討しておりますのは、学校支援ボランティア制度というものを、これは基本的にはやはり学校ごとにやりますけれども、全体としては教育委員会がそういった学校支援ボランティア制度というものをつくって、その中で各学校に派遣していくような形を検討しておりまして、文科省で今度考えておりますボランティア本部との整合性とか、その辺をやはりもう一度検討したいと思います。
ただ、これは先ほど言いましたように、学校にいろんなボランティアを入れていこうという考え方なんですね。その中では当然に、環境ボランティア、学習ボランティア、それからクラブ活動ボランティアというものが三つ、多分大きく分ければ必要になると思いますけれども、その中でのクラブ活動ボランティアにつきましては確かに地域にはたくさん人材がおりますし、今でもクラブ活動の補助をしていただいている、区のほうでも若干お金をというか、実費ですが、お支払いしていただいている方がいらっしゃるんですが、やっぱりもう少し競技の指導という面でいきますと足りない部分もありますので、地域スポーツクラブからさらに派遣すると、もう少し派遣するとかあるいは来てもらうとか、そういうようなことも考えられますので、こういった学校のボランティアとそれから地域スポーツクラブの指導員の関係につきましても今後十分調整をしながら検討する必要があるというふうに思っております。
伊東委員
割と短時間のうちに素案、案をまとめていくということなんですけれど、これは地域でのスポーツ振興、結果としては区民の健康づくりにつながっていくという部分で、さらにいえば介護予防の分野にも入ってくるんですけれど、当委員会は割と所管事項がどんどん減る中で、この事業については今後もずっと生涯学習のほうでやっていくのか。また、この事業を実施していくに当たって、国からのそうした方針だとか予算措置だとかいうものはあるのかないのか、その辺についてお伺いします。
村木生涯学習担当参事
まず、地域スポーツクラブの設立運営とそれに伴いますさまざまな御報告等につきましては、今後とも当文教委員会におきまして御報告をさせていただくということにしてございます。
それから、この地域スポーツクラブ等につきましては、例えば、国が平成12年9月に「スポーツ振興基本計画」というものを定めまして、この中で、生涯スポーツ社会の実現のために、できるだけ早期に、成人の週1回以上のスポーツ実施率が50%になることを目指すですとか、オリンピックにおけるメダル獲得率が夏季・冬季合わせて3.5%となることを目指すとかといったような、こういう振興計画がございます。この中で地域スポーツクラブのことがきちんと触れられております。
それから、東京都といたしましても、「スポーツ振興ビジョン」というものがございまして、ここでは、平成25年に開催されます東京国体、これまでに都内の各区市町村で最低1カ所は地域スポーツクラブを立ち上げて、要するに「する」「みる」「支える」の、この三つのキーワードからしっかりとスポーツクラブを運営していってほしいといったような、そういうハッパをかけられている状況でございます。ただし、国等から、例えば、この設立等に向けて財政的支援があるかといいましたら、基本的には設立そのものについてはございません。
大内委員
報告、これは受けてくるんですけども、条例的なもの、要するに、ここで反対されたらできなくなっちゃうよとか多分出てくると思うんですが、議会がそういった条例とかで関与するとかはどこでするんですか、これは。
村木生涯学習担当参事
賛成・反対といったような議論というよりも、例えば、法人化の問題があるんですが、法人化の問題が一つ。
それから、もう一つが仲町小跡施設、これを要するに、貸与するとか、どういう形で貸与するかとかいったような、そういう問題が発生してまいりますので、その時点でも関与をしていただけることになります。ただ、法人格の場合、新しい公益法人改革法によりますと、財団の場合には最低300万円以上の出捐金の関係が出てまいりますが、社団の場合にはこういったことは生じてまいりません。そうしますと、やはりどうしても公の、要するに、仲町小跡をどうするかといった、そのあたりが中心に御議論いただくことになるのではないかなというふうには考えております。
大内委員
その後、当然、学校の使用目的の変更だとかあるんだけど、例えば、社団法人をつくって、今、300万円じゃなくてもいいのか。そういったお金というものは、区が出資をして区の、教育長か次長がなるのか知らないけど、そういったイメージですか。それとも、全く民間がつくって、民間で募集して民間でお金をつくって、そこに区の施設を貸す。例えば、イメージでいうと体育協会にとか、その辺がちょっと。区があくまでも主導権をとってやるのか。ただ、それは今、社団法人とかどんどんなくしている方向でしょう。だから、その辺がちょっとわからないんですけど。
村木生涯学習担当参事
財団法人の場合には、ただいま申し上げましたように、出捐金が最低300万円必要です。これは区が拠出をすることになると思います。
それから、そのほかに施設の無償貸与ですとか、これはどこのスポーツクラブもそうなんですけれども、運営の収支のバランスがなかなか難しいということで、いわゆる施設管理費等、あるいは人件費を含んで、一定の支援をクラブに対してしている自治体が結構多うございます。ほとんどかもしれません。当クラブも、本当の意味で安定した強固な組織運営ができるようになるまでの間は、そうした支援をきちんとしていく必要があるというふうに考えておりますので、そういう意味では、財団にする場合と社団にする場合でいずれも理事会のメンバーが3名以上といったようなことになっております。それで、このうちの1名はクラブマネジャーとして、これはきちんとしたそういう経営ノウハウを持った人に参画していただかないと、クラブの経営が危ういことになります。そのほかの、例えば、理事会等に私どもの関係者を入れるかどうかにつきましては、現在、入れるとか入れないとかというところまでの検討は進んでございません。そういったことも含めて検討をしていくということになります。
大内委員
今の段階は多分難しいとは思うけど、施設使用料の見直しを今しようとしていますよね、片一方で。そうした場合に、ここの施設の使用料だとか、例えば、ここでやるとただで、中野体育館でやると金がかかっちゃう、有料になっちゃうとか、やっぱりそういったことが出てくると思うんですよ。多分これから検討していくんだろうけども。ここも委託して、またそこで料金がどうのこうのと、そういうものをまるごと貸しちゃうイメージなのか、財団法人のところにまるごとその施設を貸しちゃって運営してもらって、そこでもう手数料だとかなんかを全部考えてもらってやるイメージなのか。でも、そうすると、この間もそうだけど、朝の7時から夜の11時まで全部貸すとすごい値段になっちゃうよね。全部貸すというと。だから、そこら辺がまだ決まっていないなら決まっていないでいいんですけど、まるごとそこで運営をするというイメージでいいんですか。
村木生涯学習担当参事
基本的には、ここで設立をする法人が全体の運営を行うということを考えております。ただ、基本的には会員制です。個人会員あるいは団体会員という形も考えられると思いますけれども、会員は会費を払って。例えば、教室等に参加する場合には参加費を払ってという形になりますし、団体会員がここでクラブは授業をやっていない時間帯にこの施設を利用して、例えば、団体の会員がバレーボールをやりたいとかといったような場合には一定のやはり施設使用料をちょうだいして、それで全体を運営していくということになりますけれども、それは、我々はそういう内容についても一定の整理をしますが、基本的には設立した法人がそういったことは本来は決めて運営をしていくことになるというものでございます。
伊東委員
1点だけ。今のお話ですと、収支が、採算がなかなか難しいというようなことですと、施設もそうですけれど、設備面も。要するに、公設で運営だけをゆだねるという形で考えていいのかな。例えば、トレーニングマシンみたいな設備面は全部区のほうでおぜん立てして、そして運営をお願いしますという形にならざるを得ないという方向で考えているんですか。
村木生涯学習担当参事
設立・運営開始当初は、区のほうで一定の設備はきちんと整えた上で相手に、相手というか、法人に運営をしていただくという方向でないとなかなか難しいと思います。とりわけ、ここにつきましては、仲町小学校跡ですけれども、第1種中・高層の住居専用地域になっておりますので、学校施設用途廃止後はこうしたスポーツ活動をする場としてここを活用するためには特例許可が必要になります。そうしますと、この特例許可を受けられる、また周辺住民の御理解等も得られるようにするためには、それなりの設備の整備をきちっとしてからでないとなかなか難しいと思いますので、そういったことも含めて現在検討をしている最中でございます。
佐伯委員
10か年計画だと、ここを皮切りに、次に沼袋小学校、4校という計画だと記憶しているんですけど、既存の、例えば、少年スポーツ団体とか、そういったものはどうなるんですか、今後。そういうところを使っていた既存の少年のスポーツ団体はどういう扱いになるんですか。
村木生涯学習担当参事
例えば、仲町小学校にもそうした団体が目的外使用というような形で活用していただいているものがございます。もう何団体かとお会いをして、スポーツクラブのお話なども具体的にさせていただいているんですが、私どもといたしましては、そういう団体につきましてはこのクラブの団体会員になっていただければいいのかなというふうな思いもあります。
そうすると、これもまだそこまで具体的に話を我々が進めているわけではありませんけれども、例えば、あるその団体の活動が非常にすぐれたスポーツ活動をしていて、しっかりした団体の骨格なりあるいは運営をされているといったような場合にはそことも提携できるのではないか。要するに、クラブがそういう団体と提携をして何かすることもできるのではないかといったようなことまで考えられるのかなというような、そういう検討も実は進めているところでございます。
佐伯委員
ぜひその辺きちっとやっていただきたいなと思うのは、例えば、沼袋小学校なんかの場合、少年野球の試合の指定会場になっているんですよ。沼袋小学校がなくなったら、低学年の試合はほとんどできなくなっちゃうんですよ。そういったこともちゃんと計算に入れた上で、例えば、板橋区みたく、河川敷じゅうこんなグラウンドがあるんだったらいいですよ。中野区はお金を出してやろうといったって、日曜日の上高田だ、哲学堂だなんてとるといったら至難のわざですよ。そういう中で、そういったこともちゃんと考えながら計画をつくっているのかなというところで非常に不安な面があるんですけど、そういったものというのは、こういうものをつくるんだからもう少年野球はやめなさいというのか、ちゃんとそういう場所を確保していけるだけの覚悟があるのか、それだけちょっと教えてください。
村木生涯学習担当参事
私どもといたしましては、地域スポーツクラブの組織そのものをどうしていくかといったこととあわせて、現時点では仲町小学校跡に第1番目のスポーツクラブを立ち上げるということで、そこに実は全力投球をしております。そこで、要するに、現在活動している団体等との関係の中でどうしたらここの施設が使えるかといったようなことを今、第1番目としてやっておりますので、順次そういったことも含めて、我々としては、2番目が沼袋小学校ということですので、その沼袋小は23年度末にたしか再編ということになります。そうすると、それからやはり2年後ぐらいにスポーツクラブの2番目ということになると思います。そういったスケジュールもきちんと踏まえながら必要な対応を図って、考え方も整理をしていきたいというふうには考えております。
委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、ほかに質疑がないようですので、以上で本報告について終了いたします。
そのほか、理事者から何か御報告はございませんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
この後、口頭でございますが、2件ほど御報告をさせていただきたいと思います。
1点目が、武蔵台小学校の校庭が芝生化されてございますが、その件に関連いたしまして、11月19日に当委員会が開かれたときに、佐伯副委員長のほうから、芝生化されたその校庭の利用について学校のほうから通知が出されているという、それについて承知しているかということで御質問をいただきました。そのとき、私のほうが、これは大変申しわけなかったんですが、うっかり記憶のほうがちょっとその部分が失念しておりまして、承知していないということでお答えさせていただきました。恥ずかしい話ですが、終わった後に思い出してしまったということで、本当に申しわけございませんでした。
この件につきまして、改めて、その内容及び経過につきまして、ここで、担当課長でございます学校教育担当課長のほうからもう一度御報告をさせていただければと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
寺嶋学校教育担当課長
それでは、前回の委員会で御指摘を受けたことについて、経緯を御説明したいと思います。
武蔵台小学校の校庭の遊び場開放を行っているところなんですけれども、そこで芝生の一部が荒れてきたという実情がございます。それで、その部分を一時的に養生したいといったような学校の要請がありまして、ことしの9月7日ですが、「芝生利用のきまり」という内容の文案を私どもの学校教育分野のほうで作成いたしまして、それに基づいて看板を立て、チラシを配付したというところでございます。
それで、その際に、その文面の中の表現なんですが、サッカーなどの球技の利用を芝生では全面的に禁止するかのような誤解を生じる表現があったところでございます。その後、保護者の方から苦情をいただきまして、御指摘に基づきましてそのきまりの文面を修正いたしまして、訂正文とともにチラシを配付、さらに看板も修正したと、これが9月12日ですが、といったような経緯でございます。
校庭の芝生利用につきましては誤解の生じることのないように今後も十分配慮してまいりたいと思います。申しわけありませんでした。
委員長
この御報告についていかがですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、他にございませんか。
寺嶋学校教育担当課長
同じく口頭で御報告申し上げます。インフルエンザのことでございます。
これまでのところ、二つの学校、三つの学級でインフルエンザによる学級閉鎖を行っております。
最初は、大和小学校の2年生の一クラスで、11月27日の1日でございます。これは連休の関係がありまして、実質的には何日かあるんですが、1日。在籍者22名中、インフルエンザ罹患者6名ということです。
2番目が、多田小学校の2年生のやはり一つのクラスで12月4日、昨日から6日までの3日間の学級閉鎖でございます。在籍者は22名で、インフルエンザ罹患者は13名ということになっています。
最後が、同じく多田小の3年生の一つのクラスでございまして、本日、12月5日から7日までの3日間の学級閉鎖、在籍者30名中12名がインフルエンザにかかっているということです。
昨シーズンは1月30日が最初の学級閉鎖でございましたので、ことしは、ニュースでも言われておりますとおり、2カ月ほど早いというところでございます。それで、うがいとか手洗い等、日常生活の中で注意を児童・生徒に徹底させるとともに、引き続き学校医あるいは保健所とも連携を密に対応していきたいと思います。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、地方都市行政視察について、お手元に配付の調査報告(案)(資料4)のとおり議長に報告したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように報告をさせていただきます。
以上で地方都市行政視察について終了いたします。
引き続きまして、所管事務の継続審査(資料5)についてお諮りいたします。
お手元に配付の事項を調査事項として、これを閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように決定いたします。
次に、議題の「その他」に入りますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。
江口委員
きのう、本来質問すればよかったんでしょうけど、できなかった、1点、ちょっと気になっている問題です。
補正予算で出てきました例の認定子ども園なんですが、何度か御質問しているんですけど、これは事務局が答えることじゃなく教育委員である教育長だと思うんですが、みずのとう、やよいというのはまだ教育財産ですから、所管はこの文教委員会ですよね。それで、認定子ども園というものは子ども家庭部ということでいっているわけですが、それに移行するための設計委託費ということで補正で出たわけですね。ところが、教育財産のこの二つの幼稚園の設計をするわけですから、本来関連として文教委員会でも報告すべきじゃないかと思うんですけれども、これはどこまで教育委員会としては子ども家庭部に補助執行という形で権限を与えているのか、その辺ちょっとお聞きしておきたいんですけど。
竹内教育委員会事務局次長
区立幼稚園の管理・運営については教育委員会に補助執行をさせているところでございます。区立幼稚園の教育内容そのものについては教育委員会が直接指導をしているということでございます。
それで、区立幼稚園の施設の改修ということでございますけども、まず一つは、子ども家庭部が所管する認定子ども園に向けたための施設改修であるということ。
それからもう1点は、今、区立幼稚園の改修、例えば、アスベストを除去いたしましたり、それから、これから耐震補強をするというようなことにつきましても、そういった改修については子ども家庭部のほうに予算を組んで実施するということになっておりますので、そういった意味でも、このたびの補正予算につきましては子ども家庭部ということで、厚生委員会のほうで関連部分ということで御説明をさせていただいたということでございます。
江口委員
そうじゃなくて、わからないのは、教育財産というものはまだここのものでしょう。その教育財産に、認定子ども園にしたいからというので設計を委託するわけじゃないですか。教育財産をいじるわけでしょう、違うんですか。教育財産をいじりたいんでしょう。それは向こうの事業にしたとしても、当委員会にきちっと、発注するのは向こうだけど、こういう設計でいくんですよと。両方の幼稚園はこういう形だけれども、例えば、給食室をふやしたりとか何をふやしたりとかどうのとか、いろんな形の注文を出していくんだから、こういうふうに変わっていくんですよ、変えるんですよということはこちらに報告があってもしかりなんじゃないですか。
竹内教育委員会事務局次長
ただいま申しましたとおりの繰り返しになってしまうんですけども、一つは認定子ども園のための改修だということ。
それから、耐震等の工事をするという場合においても子ども家庭部のほうで予算をつけて執行しておりますので、そうした意味では、区立幼稚園の施設に手を加えるということにつきましても子ども家庭部のほうで予算を組んで執行しているということで、これまでどおりの扱いをしてきたということでございます。
江口委員
つまり予算を組んでいるどうのじゃなくて、予算を組んでいるのは向こうだから審議しているんだけど、要は、ここの財産なんでしょう、文教に関する。教育財産なんだから。それをいじるわけでしょう。いじることに対しては認定子ども園で進むということは議会は知っているわけだけど、どういうふうな形でいじりたいというのはここに報告があって当然なんだよ。じゃあ、これは廃止条例を否決したらどうしますか。ここにかかっている財産なんですよ。それまで移行しているんですか。まだ廃止されていないんだから、はっきり申し上げて。廃止しているならいいんですよ、もう。それで、子ども家庭部にやよい幼稚園、みずのとう幼稚園が移っているならそれはもう仕方ないけど、変則的にいって廃止できないままいっているわけだから、はっきり言って。そういう中でいっているときに、前も話したけど、ここで議論もできないで、参考的にあくまで向こうでいって、私たちが議論しなきゃいけない幼稚園の園舎、それを認定子ども園にするからいじりますよといっても――なぜかというと、移行するときに幼稚園機能も残しますよ、保育園機能も残しますよということを住民に説明して了解を受けているわけですよ。それで、それを「認定子ども園」と言うんですよと、そういうことで保護者の人は了解をしてくれたんだから、私たちだって議論する余地はあるんですよね。じゃあ、幼稚園機能の幼稚園ということで、子ども家庭部、厚生委員会で議論できるんですか。何で関係するという部署で報告がないんですか。だって、これは納得しないと、最終的に廃止条例をだめだよと言ったらできませんよ、認定子ども園なんか。どんどんこうやって進んでいっちゃって。同時にやるべきなんだよ。だって、教育財産として私たちがチェックしなきゃいけない財産の一つなんですから、それを全部補助執行をしているんですから。
では、地域センターも今度は認定子ども園の一部、弥生地域センターを使うという報告があるんですよね。それも区民部は全部補助執行をかけているんですか。子ども家庭部に全部渡しちゃっているんですか、事業を。そういうことでしょう、だって。
竹内教育委員会事務局次長
すみません。地域センターの分については私どもは承知をしてございませんけれども、当委員会における運営として、今、委員からお話のあったようなことで報告をするということであれば、それはそういった方向で進められるとは考えてございます。
江口委員
そうじゃなくて、だれがということじゃなくて、こういう補正を組んだときに、当然同時進行でいかなきゃいけないという発想はなかったんですか。
なぜかというと、さっき言った地域センターの問題が出たのは、予算の内示のこの補正予算の説明のときに、地域センターの一部を使って保育室にしますと、それを含めた設計図と言うんですよ。だから、それは区民生活部にも関係することなんだよ。さっき言っていたように地域センターをいじるんだから。だけど、そこまで子ども家庭部に全部委託しちゃったんですか。
これはまだだって教育財産として残っていて、さっき言ったように、移行するのはわかっているんだけど、同時並行でこの文教委員会にもきちっと、こういうことで教育財産をいじって、認定子ども園としてつくっていこうと思っていますと、この部分は幼稚園機能です、この部分はといったら、今のところそれを議論できるのは文教委員会でしょう、幼稚園機能と言われたら。それ以外も、じゃあ厚生委員会でやるんですか、その間移行する前までは。全部すべて任せるわけですか、そうじゃないでしょう、これは残っているでしょう。だって、園庭の問題だってそうじゃないですか。そうでしょう。それは移行していくんだから議論したいわけですよ、私たちは。園庭、どこでやるんですか。もう全部、認定子ども園だから向こうでやるのか、教育財産のことも。今回は設計だけど、園庭の部分だってこれからどうするかという問題が出てくるはずなんですよ、あそこは。だって、なぜかというと、区立幼稚園の園庭として23区で一番広かったの。あるとき、ビオトープだとか何か始まって、園庭の中に砂の山ができたりなんかして園庭じゃなくなっちゃった。それで、今、運動会は向台小学校を借りている。あそこで唯一できる区立幼稚園だった、23区の中で。それがどういう方針が変わったか知らないけど、園庭じゃなくなっちゃった、木が植わってきたり。そういうことだって我々知らないはずなんですよ、文教委員は。どんどんそれは教育委員会で進行していっちゃったんだけど。
だから、今回の場合だって――いいですよ、認定子ども園というのは。私たちは一応了承したんだから。だけど、その前提で幼稚園機能も残りますよということを受けているから、やはりここでやっておかなきゃできるところがないので、保育園機能は向こうですから。というので、なぜこれは関連で一緒に報告できないんですか。本当はきのうやっておけばよかったんだけど。
竹内教育委員会事務局次長
区立幼稚園の教育内容についての御議論については、確かに当委員会で当然に意見交換といいますか、御審議をいただかなくちゃいけない部分だというふうに思っております。
今回のことにつきましては、そういった、先ほど来御説明しているとおりに、認定子ども園のための改修ということで、補正予算の審査につきましては厚生委員会というところで御説明をしているところでございます。
これにつきましては、あくまでも当委員会の補正予算の審査の関係部分としては私どもとしては教育費にかかわるところだというふうに考えてございまして、子ども家庭費の分につきましては関係分以外ということで御説明をしなかったということでございます。
江口委員
そうじゃなくて、私が言っているのは。しなかったでしょうと。
だけど、今、私の言っている意味はわかりますか。教育財産をいじるんですよ、設計委託して。それをなぜ文教委員会が知らなきゃいけないか。知っていかなきゃいけないことなんでしょう、本当は。それはなぜかというと、こういう方向で設計委託をしていきたいというのが内示では説明があったんだから。だから、委員会でもそういう報告をしなきゃいけないんじゃないんですかという意味なの。
竹内教育委員会事務局次長
そうした意味では、補正予算の審査というところではなくて、こうした委員会の中での御報告という形であれば当然にできるのかなというふうに思ってございますけども。
江口委員
違うよ。だって、ここで本来やるべきことじゃないんですかと聞いているの。だって、私が質問しなかったら、こんな報告は何にも来ないでしょう、ずっと。報告してくれと言わなければ報告は来ないでしょう、きのうだって何にもないんだから。
私はきのうの時点でこれは関係部分として出てくるかと思ったんだけど、要は体育館の問題だけだったよね。だから、そういう意味でどういうふうになっているのと、機構的に。もう私たちは、このやよい幼稚園のことは、あくまで認定子ども園に移行するという方向で進んでいることに関してはここでは何もできないんですかということなんですよ。
竹内教育委員会事務局次長
補正予算の審査ということでお話であれば、これは文教委員会での審査の範囲というものが私どもとしては教育費ということで決められているということで考えておりますので、教育費についての関係分であるというふうに認識をしているところです。
それで、そうではなくて、当委員会への報告ということで考えていくというのが正しいのかなというふうに私としては思っておりますけれども、それはある意味議会運営の問題等も考えられますので、要は、関係分をどれにするのかというのは議会運営の問題なのかなというふうに思いますので、そこら辺が世論としてどうかということではちょっとないのかなというふうに考えてございます。
江口委員
では、もう1点だけです。すみません、時間をとって。
では、こういうことでいいですか。
今、やよい、みずのとうが認定子ども園ということで推進をされていると。それで、最終的に設計ができて移行した場合にはこういう子ども園ができますと。ただし、私たちとしては、教育委員会施設の、例えば、やよい幼稚園だったらこの部分は幼稚園機能として残してほしかったという気持ちがあって、この部分は保育機能として残すのはいいけども、ここは幼稚園機能として残してほしかったというような気持ちがあったときに、意見が一致しなかったら、「廃止条例を賛成できませんよ、これは」ということは可能になりますよね。報告がないんだから。予算的にも全然タッチできないんだから。それで、子ども家庭部はどんどん進行しているわけだから、厚生委員会は幼稚園のことは触れませんから絶対質問が出ないわけですよね。なぜかといったら、将来の認定子ども園についての先行的な質問はできるけども、現在の幼稚園がどう変化していくかということを質問できるのはここしかないんだよね。ということは何にもなしで行く。それで、いきなり図面が出てくる。その図面が出てくるときも多分向こうでしょう。はっきり言って、今の流れだったら厚生委員会ですよね。ここには来ませんね。こういう形で移行します。それで、そのときに初めて廃止条例が出てくるんですね、いきなり。「じゃあわかりました。そうですか、廃止しますよ」と言わなかったらどうなるんですか。
竹内教育委員会事務局次長
廃止条例ということが最終的にはあるわけでございますので、それに向けた適切な時期に適切な御報告を当委員会でも行わなければならないという部分においては確かに江口委員がおっしゃったとおりだと思いますので、そうしたことに今後心がけて御報告を適宜させていただこうというふうに思っております。
江口委員
いや、違うよ、私が言っているのは。議会の問題だと言ったからそういう言い方しているので、このまま行けばずっとそのまま何も出てこないまま送るんですよ、この委員会はこのまま。それで、いきなり廃止条例が出るんですよ、ようやく整いましたからと。設計図もできましたから、こういう機能になりましたから。それはここに出てくるんじゃないんですよ、厚生委員会に出てくるんですよ。それで、我々は、認定子ども園の経過、設計から何から準備ができましたからというのはただ議会全体の中で聞いているだけで、いきなり廃止条例が出てくるんです。いきなりですよ。それで、私たちは議論できますかと言っているんです。
竹内教育委員会事務局次長
廃止条例の御審査に必要な御報告というものはきちんとしなくちゃいけないと思っておりますので、それに向けて、どのタイミングでどういった報告をしなくちゃいけないのかというところがありますけども、それについてはきちんと考えて対応してまいりたいというふうに考えております。
江口委員
だから、できないでしょうと言っているの。できないから、今、向こうに行っているんじゃないんですか。ここではできないから、認定子ども園のことに関して。できないでしょう。だから、何もしないでそのまま行っちゃっているわけでしょう。それで、教育財産をそのまま勝手にいじくり回そうとしているわけでしょう、議会に報告しないで。本当でしょう、これは事実じゃないですか。だって、これで初めていじっていいですよという答えが出ているんだよ。これは厚生委員会で出るんですよ、認定子ども園としていじってはいいですよと。ただし、その前提として教育財産の文教委員会はどうなんですかと聞くのは当たり前なんじゃないですか、違いますか。
竹内教育委員会事務局次長
またこれも繰り返しになっちゃって申しわけないんですけども、今回の補正予算の審査ということでは、私どもとしては議会の運営上も教育費について当委員会の関係分というふうに理解をしていたということでございます。
江口委員
違うでしょう。関係分として理解していないから報告がなかったんでしょう。
竹内教育委員会事務局次長
ですから、教育費の部分が当委員会の関係部分だというふうに理解をしておりました。
江口委員
だから、この部分はそうじゃないと思っているんでしょう、児童総合施設は。
竹内教育委員会事務局次長
そういったことで、子ども家庭費については関係分という取り扱いをされていないというふうに認識しておりましたので、御報告もしていないということでございます。
江口委員
そうすると、教育財産に関して、そうやって方向性をつくっていくと。認定子ども園は了承されているにしても、教育財産としてこれから設計しますとか予算を組みますよというのはいちいち議会に求めてくるわけですけど、今後はすべてこのことに関してはあくまで子ども家庭部が全部出してくるということの認識のままでいいんですね。報告を求めない限り、いきなり、さっき言った廃止条例が出てくるという理解でいいんですね。
竹内教育委員会事務局次長
認定子ども園の部分については、基本的に子ども家庭部が所管しております。
それで、私ども、教育委員会において当委員会に御提案をさせていただくのは将来的には廃止条例ということになるわけでございますので、その廃止条例の審査にきちんと御審議がしていただけるような準備といいますか、御報告といいますか、そういったものは、先ほども申し上げましたけども、適切な時期に、これから何があるかわかりませんけども、させていただこうというふうに思っております。
江口委員
だから、違うの、わかっていないな。
では、どうやってこれは出てくるんですか。設計図ができ上がりますよ、来年度にかけての設計ですよ、これは。ここの議会のときに、こうやって子ども家庭部が認定子ども園の設計に入るんですと報告がないのに、いきなり設計図が出てきたら、今度のやよい幼稚園、みずのとう幼稚園はこうやって認定子ども園と変わるために校舎をいじるようになりましたと、将来は。という報告をするつもりなんですか、何にも今までしていないで。そうやっていきなりいきなり報告してくるわけですか。それで、最後に廃止条例を認めてくださいと来るわけですか。そういう意味でいいんですね、理解は。だって、このことの報告がないのに。今、質問したからわかるので、みんな委員は。いきなり今度設計図が上がってきたときに、教育財産のやよいとみずのとうの二つの園は、こういう認定子ども園としてこういうふうに設計ができ上がりましていじられますということが報告来るわけですか。違うでしょう。できっこないじゃない、ここで報告していないのに。何でそれがいきなり報告が来るんですか。
竹内教育委員会事務局次長
ちょっと御質問の趣旨が……
江口委員
教育財産としてチェックできるんじゃないですか。チェックする議会になぜ報告しないんですか。厚生委員会のほうでチェックできるんですか、教育財産を。
竹内教育委員会事務局次長
今回の認定子ども園に向けた改修工事につきましては、これまで何回も御説明しておりますとおりのことで考えて、私どもとしては御報告をするというようなことはしませんでした。
教育財産、区立幼稚園に施設がどう変わってくるのかということについて報告ができないということではございませんので、適切な時期に報告をさせていただこうというふうに思っております。
江口委員
いきなり報告したって無理だということを言っているだけ。そういうつもりでいるわけね、教育委員会は。いきなりぽんと教育財産に関してこうなりましたよと。何で中間の報告をしないんですか、そんな無責任はありますか。私たちだって、教育財産という形でまだ我々の所管で持っているんですよ、二つの幼稚園は。ただ、将来、認定保育園にしようと言っているだけで、なぜそこに関連してこないんですか、報告が。
理事者がそういうつもりだったらそれでいいですよ、そうしたら。了解です。
委員長
他にございませんか。
伊東委員
今の件でちょっと確認しておくんだけれど、これは文教委員会の冒頭、20期の文教委員会が始まったときに所管についての説明をいただいた中で、私の認識の中では、幼稚園についても、保育園同様、子ども家庭部の所管。要するに、内容も施設部分もという認識だったわけ。ところが、施設、要するに、財産としてはまだこちらの委員会の所管ということになっているわけですか。そこで行われている内容は子ども家庭部、要するに、厚生委員会で審議する。ただ、財産だけはこちらの委員会ということなんですか。
竹内教育委員会事務局次長
教育施設でございますので、財産という意味では教育委員会が所管をしているということでございます。
それで、区立幼稚園の運営、それから財産も含めた管理というようなことについては、今、子ども家庭部のほうに補助執行をさせているというようなことでございます。
伊東委員
そうすると、再度確認なんですけれど、例えば、補助金、私立幼稚園等のそうした部分、あるいは幼稚園の運営に関する執行予算、それについてはどうなっていますか。
小谷松教育経営担当課長
区立幼稚園の予算ということであれですけども、施設の維持管理等々、そういった基本的な部分については子ども家庭部で計上し、執行をしております。
伊東委員
施設以外の部分はどうですか。要するに、運営面も完全に向こうですか。
小谷松教育経営担当課長
教育の内容ですね。教育にかかるような内容の部分については、額的には施設の維持管理とかに比べれば非常に少額ではございますが、その部分については教育委員会のほうで幾らかはございます。
委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、そのほかに、各委員、理事者から何か発言ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、御協議したいことがございますので、委員会を休憩いたします。
(午後4時6分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時13分)
休憩中に御協議をいただきましたとおり、次回の委員会は2月4日(月曜日)午前10時ということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように決定いたします。
それから、勉強会の問題につきましては、調整につきまして正・副委員長に一任していただくということで確認をされました。
以上で本日の予定した日程は終了いたしましたが、委員、理事者から何か発言はございませんか。
大内委員
もう一回休憩してください。
委員長
休憩いたします。
(午後4時13分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時16分)
それでは、委員、理事者から何かそのほかに発言ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の文教委員会を散会いたします。
(午後4時16分)