平成22年03月04日中野区議会予算特別委員会文教分科会 平成22年03月04日予算特別委員会文教分科会 中野区議会文教分科会〔平成22年3月4日〕

文教分科会会議記録

○開会日 平成22年3月4日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後4時24分

○出席委員(8名)
 来住 和行主査
 ひぐち 和正副主査
 山口 かおり委員
 南 かつひこ委員
 のづ 恵子委員
 吉原 宏委員
 やながわ 妙子委員
 篠 国昭委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 教育長 田辺 裕子
 教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
 教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
 教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
 教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
 教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
 教育委員会事務局中央図書館長 小谷松 弘市
 子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
 子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
 子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
 子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純

○事務局職員
 書記 荒井 勉
 書記 竹内 賢三

○主査署名

審査日程
○議題
 第7号議案 平成22年度中野区一般会計予算(分担分)
 第29号議案 平成22年度中野区一般会計補正予算(分担分)

主査
 それでは、定足数に達しましたので、文教分科会を開会いたします。

(午後1時00分)

 第7号議案、平成22年度中野区一般会計予算(分担分)及び第29号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算(分担分)をあわせて議題に供します。
 審査の進め方について協議したいので、分科会を暫時休憩します。

(午後1時00分)

主査
 分科会を再開します。

(午後1時01分)

 当分科会の審査の進め方ですが、審査日程(案)(資料1)の案件について、1日目の本日は第7号議案、平成22年度中野区一般会計予算関係分のうち、歳出の教育費についての審査を、2日目は1日目に続き子ども家庭費と歳入についての審査、そして、第29号議案、平成22年度中野区一般会計補正予算関係分の審査を行い、3日目は意見の取りまとめを行いたいと思います。
 次に、審査の方法ですが、当初予算の歳出については、予算説明書補助資料にて事務事業ごとに進め、歳入については文教分科会歳入補助資料にて一括して質疑を行い、一般会計補正予算関係分については議案にて歳入歳出を一括で審査したいと思います。なお、組み替え動議に関する質疑は関連する事務事業のところで理事者に対して行うことにしたいと思います。
 このような進め方で審査を行うことに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時ごろに休憩を入れたいと思いますので、御協力をお願いします。
 それでは、質疑に入りますが、人件費については、特殊勤務手当、時間外勤務手当、休日給及び職員旅費が当分科会の分担分となりますので、御承知おきお願いします。
 また、質疑を行う際には、事業メニューや資料のページ等を言ってから質疑をお願いします。
 それでは、予算説明書補助資料にて当初予算歳出の教育費から質疑を行います。
 まず、323ページ、324ページ、教育費の区政目標についてから質疑を入りたいと思います。
吉原委員
 質疑に入る前に、共産党さんから出された組み替え動議ですか、書類が来ているんですけども、この中で、当分科会で審査に値する項目ですか、それをちょっと前もって教えておいていただいたほうがいいんじゃないかと思うんです。これですと大体はわかるんだけども、例えばつくるときに、文教分科会担当分とか、総務分科会担当分とか、そういうふうにしてあれば非常に審査しやすいと思うんですが、これは項目だけしか書いていないので、最初にまず、ちょっと理事者に私たちにお教えいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
主査
 それじゃあ、まず、手元におありだと思いますので、きのう提案された2ページに当たると思いますが、文教のこの分科会に関係して教育費から入りますので、じゃあ、まず、その部分でどこに当たるか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 2ページの2の子育て世代等を支援し、教育環境の充実を図ることの中段以降に、特別支援学級整備の増額、若宮小学校、工事費云々という部分と、それから、その下にございます特別支援学級、小中学校連合宿泊学習の存続、それから、その下にございます図書資料等の購入、さらに、その下にありますスポーツ実技指導員の報酬、それから、3ページ目で、4の不要不急、開発優先の歳出を見直すことの項目の一番下から2段目、第九中・中央中統合新校校舎建築基本設計・実施設計委託と「中野区立小中学校再編計画」の改定。
 教育委員会の部分につきましては以上でございます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 子ども家庭部所管でございますが、2ページ目の2、子育て世代等を支援し、教育環境の充実を図ることの中の最初の認可保育園の増設1カ所、それから、次の認証保育所等保護者補助の増額、それから、次の学童クラブ運営委託、23年度委託クラブの引き継ぎ、それから、武蔵台小キッズプラザ整備に伴う遊具移設等、それから、武蔵台児童館建てかえの以上でございます。
主査
 よろしいですか。
吉原委員
 となりますと、2ページの2の青年(18歳~30歳)の住宅家賃助成30件というのは、これは関係ないと、当委員会分じゃないということですね。当分科会関係分じゃないと。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 そのとおりでございます。
主査
 よろしいでしょうか。
 それでは、質疑に入ります。323ページ、324ページということから入りますが、いかがでしょうか。――よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 じゃあ、めくっていきますので。326、327ページ。
 327ページのところまで来ます。327ページでいかがですか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、進めます。328。
山口委員
 就学奨励、小・中学校なんですけれども、我が会派としてはこの充実を求めてきているんですけれども、今回削減がされております。これは小学校、中学校とそれぞれ人数分削減がされているということでよろしいですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 そのとおりでございます。児童・生徒数の減少に伴うものでございます。
主査
 じゃあ、進行します。329、330、行きましょうか。
山口委員
 日本語適応事業の1、2の項目、適応教室、通訳派遣、これも昨年よりも削減がされているんですけれども、これは国際交流協会などに委託するとか、そういう別の方途があってのことですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 これにつきましては、日本語の通訳派遣でございますが、今年度35人で想定をしておりましたが、実績見合いということで、26人分ということでの減少でございます。それ以外の部分については変化ございません。
山口委員
 昨年予定していたよりも利用が少なかったということで、削減ということなんですけれども、対象人数からいって必要な事業であれば、それ相応の予算を確保するということも必要ではないかなというふうに思います。
 下に下がって、教員の人材育成及び確保のところで、ICT支援員の派遣が2,000万ほど予算化がされていて、これはたしか補正で昨年9月、東京都の臨時雇用創出の部分でだったと思うんですけれども、毎年予算化していく事業ということでいいんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 この委託があれば、受けていきたいというふうに思っております。とりあえず来年度までということになっております。
やながわ委員
 このICT、とりあえず来年度までということなんですけど、どんな内容で派遣するのか。デジタル対応のテレビが設置されますよね。やっぱり年数が限られているとすれば、この1年が大きな、これだけ予算がつくわけですから、前進させたいなと思うので、どんな取り組みでいくのか、ちょっと教えていただけますか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 ほとんどが学校に支援員を派遣しております。そして、実際に授業のときにサポートしてもらう。教員が使いやすいような仕組みをつくってもらう。それから、実際に子どもたちに使いやすい教材を探していただいたり、作成していただいたりということに活用してまいります。
やながわ委員
 せんだって、港区の青山小学校のICT教育の現場を視察してきたんです。やはりものすごく進んでいまして、タブレットですか、子どもたちみんな持っているんですね。ノートを持っちゃって、机にぱちんと引いて、その操作だとか何とかというのはもう、私なんかぼーっとして見ていたんですが。ICTが教育を進めるわけじゃない。やっぱり私は人だと思っているんですね。だけど、その機材をどう活用するかという、やっぱり機械を学習支援の機材にするということが私は大きなことなんだろうなと。そのときに私も質問したら、この支援員さんたちがものすごく一生懸命やってくれるというんですよ。この一つの単元の内容を教えるにはどうしたらいいかと、まず、担任とよく相談して、学年の、みんな教えることは同じじゃないですか。その中から何通りもの答えを出していく子どもたちの姿を見ていて、まさにだれかが言っていたけれど、こういう中で、普通の教室の中で、そういう機材を取り入れて教育が進んでいくというのをちょっと目の当たりにしたんです。
 ですので、支援員さんがどれだけの力をかしていただけるかというのも、やっぱり教育委員会もただ来るからやってくださいよというんじゃなくて、その辺の配慮というんですかね。そこに教育長も来ていました、一緒に視察を。教育長もかなりうるさいことを言っていまして、あの教え方じゃだめだとか言って、後で注意しなきゃいけないと。へえーと私も思ったんですが。やっぱりみんながそういう一体となって進めていくという。いずれにしてもICT教育ってやっぱり大事だなと思うんです。だから、その次の年度があるかどうかわからない、今回そういう予算がついたわけですから、やっぱり周到な計画というんでしょうか、教育委員会としてきちっと掌握というんですかね。いいものはどんどん事例としてほかのところにも教えていってあげるとか、何とかこの予算を生かしながらICT教育の前進をお願いしたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 全くお話のとおりでございまして、実は校長からも、今年度途中から入っておりますけれども、大変に効果的であると。特に支援員さんの専門性の高さで教員も刺激を受けてやっているということでございますので、特に来年度に向けてその辺を十分に活用していきたいと思っています。ただ、どうしても、原則教員がやるということは事実なんですが、もちはもち屋というところがございますので、その辺を十分にこの間習得させていきたいと思っております。
篠委員
 学力向上の方策の検討・実施、これの内容を少し教えてください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 区独自の学力調査でございます。
篠委員
 全国学力調査は想定していない予算の組み方をされているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 全国学力・学習状況調査につきましては、抽出ということでございますので、これは国が実施するものですので、予算化は全く必要はございません。
篠委員
 手を挙げるという方式は一切なかったんですか。おまえのところはやっちゃいけないと、こういうシステムという理解なんですか。私のところはどうしてもやりたいという主張は一切認めないと、こういうことですね。
喜名教育委員会事務局指導室長
 実施については国が抽出した学校のみということであります。それ以外の学校につきましては、問題用紙については配付をしますということでございます。本区といたしましても、全部の学校の問題用紙については受け取りをしております。ただ、採点云々につきましては、各自治体の判断でということでございますので、国はそこは面倒を見ないということでございます。
篠委員
 要するに、じゃあ、問題は全部行き渡ると。実施するか、あるいはどういう方向をそれについてとるかということは、私も知りませんけど、どんな状況になっているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 抽出校以外の学校につきましてはすべて問題をお配りいたしますので、学校がそれぞれ宿題で出すとか、授業の中でやるとか、発展問題としてするとか、そのような形で活用するということでございます。
篠委員
 指導室はそれについてすべて各学校に任せたと、採点も含めてすべて任せたと、こういうことの理解でよろしいんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 採点につきましては予算が必要でございまして、そこは間に合いませんでしたので、採点と活用の仕方については学校にお任せをするということでございます。
篠委員
 中野区独自の方法については、現状はどういうふうになっていて、どんな活用の仕方をされているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 小学校2年生から中学校3年生まで、学年ごとに教科は違いますが、国語・算数・理科・社会・英語をやっております。年度当初に実施をいたしますので、その前の学年のもの、例えば小学校2年生ですと、小学校1年生でやった内容についての調査をしております。それぞれ学校ごと、それから、区全体の集計もしてございます。最終的にはお子さんお一人おひとりに個票という形でお返しをします。それも保護者との面接の中で丁寧な御説明をして、課題を提示すること、それから、伸ばしたいところをお示しするというようなことをしております。
篠委員
 それが1,261万6,000円で予算を組まれているということですか。このお金で、要するに、採点についてはどなたかに任せているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 これは委託でございまして、業者にすべてお渡しして、採点、それから分析、集計等をしていただくということでございます。
主査
 いかがですか。よろしいですか。330ページでございますか。
篠委員
 教科書・副読本事務という中に「心のノート」は入っているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 「心のノート」は直接国から配付されるものでございます。予算化は必要としておりません。
篠委員
 そうしましたら、総括のやりとりで、今回中野区には、鷺宮小の校長等が大変心配されていましたけど、今までどおりということで再確認させていただいてよろしいんですね。
喜名教育委員会事務局指導室長
 22年度の「心のノート」につきましては今年度予算ということでございますので、お子さんの数が配付されることになっております。
篠委員
 この内容は前年度に比べてふえているんですか、同じなんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 「心のノート」ということで……
篠委員
 いやいや、6番の(1)。
主査
 副読本。
喜名教育委員会事務局指導室長
 1,588万3,000円の増額というふうになっております。
篠委員
 内容はどんなものなんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 体育の副読本、実技に関係する副読本を1年、3年、5年というふうにお渡ししておりますので、隔年で購入することになります。その分でございます。
主査
 じゃあ、330ページまでよろしいですか、進行しますけども。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、331ページに行きます。
のづ委員
 まず、ここの不登校の割合のところですけれども、不登校の方がフリーステップに通うというのはどのぐらいの割合であるんでしょうか。不登校児童というのが今何人ぐらいいて、その方たちが不登校のフリーステップに通う割合を教えてください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 ちょっと人数についてはまた後で御報告をさせていただきますが、フリーステップに通う率ということで申し上げますと、半数近くのお子さん、ちょっと小・中学校によってかなり違ってまいりますが、中学校の不登校のお子さんの多くの部分はフリーステップに通っていただいているということでございます。
のづ委員
 小学校は、途中から小学校の子もこのフリーステップで受け入れるようになったと思うんですが、ちょっとその辺の人数を知りたいことと、それから、教育相談室の相談員と適応指導講師の方がいらっしゃいますけども、これは毎日何人ぐらいいらっしゃるんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 まず、教育相談のほうでございますけれども、まず、教育センターのところに教育相談員がございます。こちらが、非常勤ではございますけれども、常時かなりの人数がおりまして、13人。それから、フリーステップのほうにも教育相談員がおりまして、南部が7人、北部が6人でございます。
のづ委員
 そうすると、ここの相談室の予算的に1,500万ですか、これで今の6人と7人、13人を賄っている金額ですよね。それから、教育センターのほうは、ここ、人数がスーパーバイザーを入れて17人になっていますけども、それで2,400万ということでしたら、教育センターって割と見えないところにあるので、稼働率というか、時々行くんですが、何か人が本当にいないのかなというところですけれども、これの予算的な割合というと、毎日多分教育センターのほうは詰めているのではないように思えますけど、その辺の実態を教えてください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 教育相談室でございますが、原則予約をして相談を1時間ぐらいの単位で受けていただいております。ほぼ毎日相談室が埋まっているような状況でございますので、かなりの稼働率だというふうに思っております。また、電話相談も別に行っておりますので、そちらの人間も、ちょっと別室になっておりますけれども、配置をしております。
やながわ委員
 330ページなんですけど……
主査
 330ページですか。
やながわ委員
 だって、このページだよね。違うの。
主査
 今331ページなんですけど。ちょっとあれ、1回次に行きましたけども、じゃあ、いいですよ、330ページに。
やながわ委員
 7番の特色ある学校づくりの推進で、学校教育向上事業と書いてあるんですが、これはどんな内容なんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 来年度から新たな形で取り組む内容でございますけれども、教育委員会として学校教育の今課題となっているものをお示しいたしまして、それを受けていただいて、研究をしていただく。その内容を区全体に広めていただく、そういう研究でございます。
やながわ委員
 かなり現場的に課題になっている小1プロブレムあるいは中1ギャップって、もうそこからつまずいちゃうというお子さんが多いわけで、そういうお子さんたちがやっぱり不登校になったり、学校に行きづらいというのは、まずは学業についていかれないというのも大きな原因の一つだと思うんですよ。その辺の研究の中にそういった内容が入っているんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 今、実際にそれを募集しているところでございますので、現在のところその内容はございませんが、子どもたちの規範意識を育てるという部分の研究はしていく予定で進んでおります。
やながわ委員
 子どもたちの規範意識、大変大事なんだけど、それを教える親の規範意識はもっと大事だと思っているのね。この前のページに、自他の生命を大切にする心を育てていると感じている保護者の割合がなんて、冗談じゃないなという、ここまで来たんだなというふうに、これは実感なんですが。その辺、やっぱり大きな課題になるんだろうなと思っているんです。やっぱり学校教育というのは、子どもたちですよね、私たちここにいろいろと。でも、もうそれにははまらなくなってきているという、いわゆるモンスターペアレンツとか。私もどこかで言おうかなと思っていますが、親育てをどうするのというね。これは行政でやるべきかどうかというと、またいろいろな議論があるんだろうけれど、やっぱりそれも含めないと。そして、教員がその対応に本当に精神的にやっぱり痛んでしまうというんでしょうかね。それがひいては子どもに還元していくわけですから、すべてが。その辺も内容は大変深くなっているので、これからどういう課題が出てくるかわかりませんが、やっぱり総花的じゃなくて絞り込んで、ことしはこれをやるとかね。これがやっぱりきちっと各学校現場に反映できるような、そういう内容でなければいけないんじゃないかなと思うんですが、指導室はどういうふうに考えていらっしゃいますか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 全くお話のとおりでございまして、学校教育だけではなくて、家庭教育、それから、地域の教育力をどう絡ませながら子どもたちを育てていくかというところでございます。先ほどちょっとお話をいただきました小1対策、中1対策というお話でございましたけれども、それにつきましては、この学力向上事業の研究の中で、幼小連携、それから小中の連携という研究をする予定でおりますので、そんなところで解決ができていければなというふうに思っております。
篠委員
 それの言葉は文教委員会や教育委員会から何回も、幼小中も含めての連携の発信はあるんですけど、やながわ委員がおっしゃられたのは、生徒を何年もかけての取り組みは大変大切であるけど、親も含めての対応まで視野に入れているかという切り込みだったと思うんですが、そこについてはもう想定外だと。いや、今度、学校編成にしても何にしても、必ず課題として残る一番の根源的なものに切り込むという、要するに、心の置きどころを教育委員会は持っているというところを見せていかないと、今年度予算を審査してもらえばいいかなんていう、そんな話じゃないという質問だったと思うんですけど、いかがですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 そのことにつきましては、これからの中野の教育の検討会議の中で、学校間連携だけではなくて、地域の連携、保護者との連携を大事にした教育が今後大事であるという報告をいただいておりますので、それを具体的に、じゃあ、どうしていくかということを今後教育委員会の中で検討していくことになるかというふうに思っております。
 先ほどの答弁保留の件でございます。小学校、昨年度の数でございますが、不登校数22名、そのうち3人がフリーステップのほうに入ってございます。それから、中学校は109名、そのうち正式入級ということでは27名ということでございます。実際には仮のような形でおいでになる方もいらっしゃるんですが、正式入級ということでは27ということでございます。
のづ委員
 ちょっとごめんなさい。今、前後してしまいますけども、先ほど言った親に対する教育が必要だというところで、でも、家庭教育学級の予算をゼロにした部分というのは、じゃあ、それにかわるものというのはどういうふうに考えていらっしゃるんですか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
 家庭・地域教育学級は予算自体はつきませんでしたけども、いろんな活動自体を今後も続けていきたいという団体もございますので、公益活動助成の中の今までの子ども家庭部で取り扱っていました範囲を少し広げまして、その中で活動をある程度保障していこうというふうに考えております。
のづ委員
 ごめんなさい。そっち、親がじゃなくて、今の学校ですね。今、学校に、本当に子どもたちの指導も大事だけれども、親へのもっと、教育と言ったらおかしいですけども、いろいろ理解をしてもらうことが必要だったら、学校としてはどう考えているかということです。
喜名教育委員会事務局指導室長
 既に実施をしているところでございますけれども、一つは保護者会。これも学校として、学年保護者会などで校長からお話をさせていただく。それから、毎月出しておりますけれども、学校だよりのようなところで保護者向けに学校の教育のあり方ですとか、それから、教育そのものについて考えていただく提言をしているところでございます。
山口委員
 生活指導相談事業のところで、1番の生活指導相談員などのところが減額がされていて、昨年よりも、一方で、教育センター運営のところでは、教育相談室の相談員が8名から10人に引き上げられているんです。それで、各学校での対応ですとか、教育センターでのそれぞれの対応というところで配慮されているのかなと思うんですが、これについて見解があれば伺えますか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 生活指導相談員ということで、2名の分をそのまま教育センターのほうの教育相談のほうにシフトさせたということでございます。実際には、学校に行っていただいていろいろ指導をしていただく部分と教育相談の部分はかなり重なるということがございますので、事業を一元的にということで、教育センターの相談員のほうに移行させたということでございます。
山口委員
 わかりました。あと、文教35の資料の中で教育センターにおける相談実績を出していただいているんですが、これ、傾向を見ると、発達的な問題のところがかなりふえて、学習障害がかなりふえているのと、あと、性格、行動、Cの対人関係、親子関係、これが非常に相談件数としては激増というか、かなりふえているんですけれども、こういった相談の対応としてこちらの教育センターのほうに体制をふやすという判断をされたのかなと思ったんですが、この内容とあわせて、どういった対応であったのか、お聞かせ願えますか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 お話のとおりでございまして、学校の問題というよりも親子関係などにつきましては、やはり第三者的なところでこの教育センターの相談を受けていただいたほうがより効果的であるということで、こちらのほうに御案内をしているところでございます。
篠委員
 ここでやるべきかどうかわからないんですが、やるべきことのほうを先に聞きましょう。スーパーバイザー7人と、これについてちょっと説明してください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 教育相談につきましては、1人のカウンセラー、相談員が保護者やお子さんたちと相手をするわけですけれども、その中身が果たして適切であったかどうかということについて、カンファレンスというか、ケース会議のようなものをしております。そこに専門の方をお呼びして、具体的に言いますと、大学の先生、特に心理学ですとか、教育相談を御専門にされている方にお願いをいたしまして、スーパーバイズをしていただくというシステムでございます。
篠委員
 これ、あくまで教育相談に対応するという形で、図抜けた方が7人必要なんだと。7人も用意しなきゃいけないほど心の問題が大きいんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 カウンセラーにつきましては、それぞれの対応が果たしてそれでよかったのかどうかということを常に反省というか、改善をしていく必要がございます。時期時期に応じて、この方々の御助言をいただいて、対応をみんなで考えていくということでございます。
篠委員
 ここに聞くに当たらないのかもしれないんですけど、いじめだとか虐待だとかというのは、教育委員会ではどういうシステムで受けとめているんですか。いち早く受けとめるシステムがこの相談とか、そういう中にセットされているんでしょうか。例えば江戸川区――ここで質問するべきじゃないのかもしれない。江戸川区の多田正見区長は、要するに謝罪、教育長の頭越しのような、区長としての謝罪をしていますね、見抜けなかったと。資料は上がっていたと。大変システム的にも深く反省するというような、大問題としてとらえているように思えたんですけど。この心の問題といじめとは、虐待とはまた全然違うとは思うんですけど、どこかシステムとして教育委員会あるいは文教委員会内の部署で受けとめる流れというのはつくられているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 まず、いじめの件でございますけれども、幾つかのパターンで教育委員会が把握をしております。一つは、いじめの調査をしておりますので、これで大きな調査をして、あと、追跡の調査をしております。それから、学校からの情報として上がってくるもの。それから、ここに、教育相談所にいじめの相談があった場合は、具体的にこちらにも報告がございます。いじめについては、あとは直接御本人、保護者の方から教育委員会にというお声もございますので、そういう対応をさせていただいております。
 それから、虐待につきましては、教育委員会としてというか、学校として把握しているものにつきましては、学校がこれは虐待ではないかというようなことを疑いがあるといった時点で、教育委員会または子ども家庭支援センター等に連絡をするということについては徹底ができております。
篠委員
 申し上げたくない部分にも触れなきゃいけないかもしれないですが、やっぱり学校としても、ひょっとすると教育委員会としても、問題がなければそれにこしたことはないと。下手すると、最低限度中野区という名前は出される可能性も持っていると。あらゆる問題についてかなり微妙な立場にそれぞれの部署がなっていることはよくわかるんですが、そのために命が失われるとかということにつながる大きな問題であるという認識がないと、産経新聞がすっぱ抜いたぐらいのことでは済まされないということも十分考えられますので。これは一つの部署という形じゃなく、議会も含めて本気で考えようというやっぱり図式というのが少しでも見えるような形をぜひ、これは要望しておきたいと思っております。
のづ委員
 すみません。先ほどの、ちょっと戻ってあれなんですが、今の文教35の表によると、小計を全部、3カ所足したものが相談実績になるんですか。これのほかに電話相談があるんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 すべての相談の集計ということになります。
のづ委員
 そうすると、先ほど、教育センターの相談者さんは常勤で13名とおっしゃったので、単純にこれを300日稼働で割っても1日8件ぐらいの相談ですよね。そこに常勤13人いらして、先ほどのスーパーバイザーの方が別にというと、緩やかな相談になるのかなと。さっきはもっと毎日電話があってというふうにおっしゃったんですが、この数からいうとちょっと実態がよくわからないんですけれども、もうちょっと詳しく。
喜名教育委員会事務局指導室長
 これは一つの相談内容について、それを継続で相談を続けてまいります。一月単位で、2週間単位とか、そういうことで教育相談を続けてまいりますので、そういう意味でのぶれが出てくるというふうに思われます。
 先ほど言葉が間違えていたかもしれませんが、非常勤の職員でございます、全員。すべて非常勤職員でございます。
のづ委員
 ちょっと確認ですけど、そうすると、非常勤の方が毎日何人かが教育センターにいらしていて、相談を受けて、そして、個別の案件に関して、スーパーバイザーの方を交えていろいろなことを相談するということですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 まず、教育相談の流れでございますけれども、電話で相談があると、また来所で相談があって、そこから相談が始まるわけですけれども、予約をしていただいて、そこで相談員が確定をして、親の相談をする方、お子さんのほうを見る方ということで、2人体制で分かれて、その方々が一月とか二月とか、ずっと、長い方は何年にもわたって相談を続けていくということになります。
主査
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、331ページまで行きましたので、332ページに行きます。
南委員
 体力テストで、この今、成果指標が2009年度、21年度見込みで小学校が56.3%、中学校が72.2%という指標が出されておりますけれども、この体力向上プログラムの中で体力調査の実施をされているところだと思うんですが、この成果指標の現状を、小学校は特に何かまだ低いような感じがするんですが、その辺の分析はどのようにされていらっしゃるんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 詳細につきましては今度の文教委員会で御報告をさせていただく予定でおりますけれども、実は子どもたちの体力は、この体力向上プログラムを通しまして少しずつ上昇してきているということがございます。東京都と比べても上がってきているということが言えます。ただ、全体的な体力としてはそういうふうに上がってはきているんですけれども、投げる力ですとか、瞬発力のようなものについては課題があるという部分がございます。
主査
 よろしいですか、332ページ。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 次、進行します。333ページです。
山口委員
 資料1、文教1の教育費の性質別歳出内訳について伺いたいんですが、学校経営というところが適切かどうかちょっとわからないんですけれども、この資料を見ますと、経年でそれぞれの性質別に歳出額が出されているんですが、まず、補助費が10年前に比べて10分の1になっているんですね。あと、投資的経費というのが、これがかなりふえているんです。2006年から2007年にかけて2倍にふえて、そのまま推移しているような状況です。あと、人件費は、これは少子化の影響もあるかと思うんですけれども、10年前に比べて半額以下になっています。ちょっとこのそれぞれの内訳を教えていただければと思うんですが。
主査
 内訳というよりも、中身が何が入っているかという意味合いをお聞きになるということなのかなと思いますが。(「333ページのどこを指してこれはやっているのかと、私、聞いていてわからないんですけど」と呼ぶ者あり)今、333ページの学校経営費ですので、この文教1の出していただいている表はどこで、ちょっと休憩します。

(午後1時49分)

主査
 それじゃあ、再開します。

(午後1時49分)

 333ページです。

〔「進行」と呼ぶ者あり〕

主査
 よろしいですか。
 進行します。334ページ。
吉原委員
 334ページ、特別支援教育の特別支援学級運営、ここでいいと思うんですが、共産党さんの組み替え動議の中に特別支援学級整備の増額と特別支援学級、小中学校連合宿泊学習の存続が出されていますが、ここで質問していいんですかね。
主査
 よろしいですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 はい、結構でございます。
吉原委員
 本当に、組み替え動議の書類をつくる場合は、分科会で審査するわけですから、来年共産党さんがお出しになるのかならないのかわかりませんが、分科会で審査しやすいように、やるのならやるでそういうふうに、来年やるのならおつくりいただきたいと指摘しておきます。
 それで、共産党さんの組み替え動議の中で、今言いました特別支援学級整備の増額、若宮小、工事費等特別支援学級整備費、これが6,460万円計上、もう一つ、特別支援学級、小中学校連合宿泊学習の存続、327万8,000円を計上。今、この財政難のときに、このような組み替え動議はどう考えても絶対不可能と考えるわけですが、皆さん方もそうは思いませんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 私どもは、限られた予算の中で、できるだけ子どもたちの教育が推進されるようにということで予算案というものを提出させていただきましたので、私どもとしてはこの予算案が最善のものというふうに考えてございます。
山口委員
 今、お話もありましたけれども、総括質疑のほうで、なぜこの若宮小学校に来年度設けるべきであるのかというやりとりは既にさせていただいているんですが、6,000万ということで、今回、若宮小学校に次年度予算、平成23年開設を目指してやらない場合、一たん沼袋小学校から上高田のほうに移って、再び若宮小で開設した際に移動しなければならないという生徒については、どれぐらいになっているかということは把握されているんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まず、基本的に、23年度の時点では、小学校の情緒障害等特別支援学級は2校で足りるというふうに考えてございます。したがいまして、仮にその後に若宮小学校ができ上がった場合でも、現在上高田に通っていらっしゃるお子さんがどうしても本人の希望とは別に若宮に通わなければならないと、そういったような状況にはないというふうに考えております。
山口委員
 ということは、本人の希望があれば、上高田小でそのまま通学するということですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 はい。基本的にそうでございます。
山口委員
 当初の計画では2クラスそれぞれの学校につくるという計画であったと思うんですけれども、それについては通学の範囲を考えてのことだったんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 通級、通学をしやすいというところで2カ所ということを考えたところでございます。ただ、通常の学級と違いまして学区域というのがございませんので、通級をする場合には。ですので、上高田ということで、皆さんそちらへ通っていただくというふうに考えてございます。
山口委員
 若宮小のほうが近い生徒がいて、上高田に行かざるを得ないという生徒については、やはり統廃合計画の影響で出てくるわけですから、気の毒だなというふうに思うんですね。それで、その後に近くに開設されたということで、希望するかしないか、本人の選択によるということなんですけれども、近いのを選ぶか、それとも環境が一定安定したところを選ぶか、本人の選択といってもちょっと酷ではないかなというふうにも思います。そういう意味では、やはり条件整備をまず整えていくことが必要ではないかというふうに思うんですが、その点いかがですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 それは当初に計画いたしましたとおり、2校同時開設というのが望ましいということは御指摘のとおりです。ただ、私どもの試算によりますと、必ずしも23年度に同時に開設する必要はないということなので、このような予算を提出させていただいているところでございます。
山口委員
 2回移動するということが、環境の適応が非常に困難な生徒、特別な支援が必要な生徒の立場に立って、ぜひ事業を展開していただきたいというふうに思います。
 もう1点、宿泊学習の見直しについてなんですけれども、総括質疑でもさまざま取り上げられていたんですけれども、当事者の保護者の方にお聞きすると、来年度の年間の行事予定を見て、初めてこの事業がなくなるということを知ったということなんですね。子どもはまだこのこと自体を知らないそうなんです。非常に楽しみにしていて、胸が痛む事態だということなんですけれども、そもそも今回の予算に出てくる経過について教えていただけますか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 ことしの予算につきましては、総括でも御説明させていただいたとおり、不況による急激な税収減、あるいは国から地方への財源措置がなかなか示されない中で、非常に苦慮したところでございます。そうした中、そうした背景を踏まえまして、特別支援教育の知的障害学級の中で、やはり今後、特別支援教育という理念の中で示されておりますとおり、通常学級と交流というのが大事であると。これはかねてから言われているところでございましたが、そういうところができている学校もあれば、さまざまな事情によってそうでもない学校もあり、その辺を推進する何らかの手だてを考えなければならないということで、こういったような措置をとらせていただいたところでございます。
山口委員
 今、普通学級との交流を深めていくということですとか、ノーマライゼーションの観点でというようなこともあるかと思うんですけれども、実際に、じゃあ、普通学級が特別支援学級の生徒たちとの交流を受け入れられるような、そういった状況にあるかということが一つあるかと思うんです。実際にいじめに遭って、特別支援学級を選ばれている生徒さんもいらっしゃいますし、逆に、いろいろ心の問題を抱えた生徒さんが特別支援学級のほうに普通学級のほうから流れていって、それを受け入れているというような逆のケースもあるかというふうに思います。そういった意味では、この事業をなくすことによって通級学級との交流をやっていくんだといっても、あまり説得力がないかと思うんですが、その点いかがでしょう。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 通常の学級との交流と申しましても、四六時中、全く同じ場所で一緒にということではなくて、やはり固定学級の特質を生かしながら、なおかつ、学校卒業後地域の中で生きていくためには、学齢期のときから通常の学級の子どもたちと交流が必要だというところで進めているというところでございます。
山口委員
 実際に通常学級との合同での宿泊をされているところも1校あるとお聞きしていますけれども、そこでの検証はどうなんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 そこでは、やはり宿泊だけを一緒ということではなくて、ふだんの例えば給食とか遠足も交流して一緒に行っているというような実績がございます。そういったことを踏まえながら、通常学級との交流に何が必要かということ、他の学校での実施についての情報も収集し、それを提供していきたいというふうに考えてございます。
山口委員
 四葉学級、第四中学校のほうで実施してみたところ、実際は特別支援学級の四葉学級の子どもたちは全く別行動だったそうなんですね。ですから、何のための、一緒に行って何を得たのかということはやっぱり検証しなきゃいけないというふうに思います。
 それと、初めに戻りますけれども、やはりこの事業をなくすということは、この事業に対してどういった評価を教育委員会がされていたかということが一番大きいというふうに思います。当初説明を受けた中では体制のことがあったかと思います。それぞれの特別支援学級での数がだんだんふえてきて、一定の集団規模にもなってきたのでというようなことがあったんですけれども、そうであるならば、現場でのどういったあり方が望ましいのか、まず、現場サイドでの議論があってしかるべきではないか、あるいは当事者の方から意見を聞く場があってしかるべきだと思うんですけれども、その点いかがですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まず、通常学級と一緒に行って別行動ということがございました。それにつきましては、当初はそういったようなこともございましょうが、そういったことも乗り越えて交流を進めていきたいと思います。
 それから、体制ですが、特に小学校につきましてはかなりの人数になりますので、安全確保という点で非常に困難を感じているというところでございます。
 それから、現場あるいは当事者等の御意見ということを聴取すべきではなかったかという御指摘ですが、そういったようなことは必要ではございますが、今回の予算の組み立ての中ではなかなかそういったような機会が、通常もそういったような御意見等は伺っていますけれども、このそのものについて直接お伺いするという機会は予算の発表まではございませんでしたので、その辺は今後とも検討していきたいと思います。
やながわ委員
 宿泊学習の件で我が会派も総括質疑をさせていただきまして、教育委員会のほうも一応この連合の宿泊訓練は廃止ということでね。私も何人かの保護者の方からお話を聞く機会がありました。やはりこの連合という、障害を抱えたお子さんが120名ぐらいでしょうか、大変な事業だと。ここに行くまでに2カ月ぐらい訓練するというんですね。着がえを持っていって、着がえをどうさせるか、それを脱いだものをどこにしまうか、それも2カ月以上かかってやると。やっぱり120人というキャパの中でそれは大変なことだというふうにも伺いました。
 この宿泊訓練という、訓練ですから、まさにこれから自分が自立していく、生きていかなきゃいけないという、障害を抱えてそうした訓練というのは極めて大事だと私も思っています。だから、その一人ひとりの全部障害は違いますから、もっときめ細やかに、やはり一人ひとりをちゃんと見ていってあげられるぐらいの配慮がこれはぜひとも必要だなというふうに思うんですね。120人が行動して、去年はインフルエンザがお一人出て、すべての予定が狂ってしまったというね。120分の1のお子さんのたった一つの出来事で、不満もあった方もいらっしゃると。さまざまなお話を伺って、私もやっぱり120人合同というのはちょっと厳しいんじゃないかなと。そういうことを考えると、やっぱり一人ひとりのニーズに合わせた特別支援教育の、そもそもの教育の基本みたいなものがあると私は思うんですね。今回廃止という、この響きは、なくなっちゃうんだということが、そっちが伝わっていくとマイナス、マイナーになっちゃうんだけれど、そうじゃなくして、やっぱり個々のニーズに合わせて宿泊訓練あるいはそうした生活訓練をするという、ちょっと、これは最初に申し上げたいんだけれど、言い方を変えたほうがよかったなというふうには思うんです。
 でも、今回、寺嶋副参事が大変丁寧に御答弁いただいて、それを傍聴していたお母さんから夜、電話がありました。きょうは本当にありがとうございましたという、安心しましたと。個々にそうした、二、三校あるいはブロック別にやるとか、そういうふうにやっていただけるんですねと。お母さんたちは、何も泊まらなくてもいいと、日帰りだっていいんだと。ですから、やっぱりそういう親御さん、泊まりがけで行くとものすごい負担になるお子さんもいるし、それぞれだというんですね。だから、そういうのをよく聞いてあげて、どうやってこの合同訓練、生活訓練が、こうした事業が自分の子どもたち、あるいは本人たちの成長につながっていくかということを、やっぱりそれは教育委員会としても明確にしてあげることがまず大事だろうと。
 今、今回の総括質疑を聞いていた人から、今後どうするんでしょうかというふうに、保護者の立場でですね。この間の総括質疑にもあったように、丁寧に保護者の方々にお話し合いをしていただくというふうに御答弁いただきましたけれど、あの総括が終わってから、さらに何人かの保護者の方からお問い合わせがあった中で、まだちょっとそういう不安を持っていらっしゃるなということなので、その辺は、これ、まだ予算、通ってもいませんので、きちっとした段階で何らかの教育委員会からお知らせがあると思いますよというふうに私はしました。その辺、もう一度確認のため、そういうことをきちっとしていただけるのかどうか、御答弁いただければと思います。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 委員御指摘のとおり、一人ひとりのニーズのために応じた教育をする、これがまさに特別支援教育の目的でございます。おっしゃるとおり、廃止という言葉から受ける印象はなかなか誤解を生みやすいところですが、むしろ廃止ではなくて、新しい、本来の特別支援教育の始まりというふうにとらえていただきたいと思います。いろんな、さまざまな、そういった意味で体験のための、宿泊に限らず、日帰りもありますし、宿泊といっても例えばお金のかからない学校での宿泊とか、さまざまなことがあります。そういったようなことを、やはり学校現場が一番詳しいところですので、またそれぞれの学校の実情がありますので、学校現場に応じてきめ細かく教育委員会も相談しながら、そして、保護者の方に丁寧に説明していきたいと思います。3月の下旬にもそういった機会を設けるところでございますが、その後も引き続き丁寧な御説明、あるいは御意見をお伺いするというようなことをやっていきたいというふうに考えております。
やながわ委員
 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
 もう一つ、今度この訓練が合同じゃなくなると、個々になったり、二、三校になったりといろんなケースが出てくると思うんです。私はやっぱり一番気になるのは、特別支援学級を併設している学校、桃園小学校ですか、新井小学校ですか、そこはやっぱりノウハウを持っているんですね。桃園の校長先生とお話ししたときに、昨年の小学校の運動会、ぜひ来てほしいというので行ってきました。校長が言うには、実は初めて特別支援学級のお子さんたちと全校生徒の中に運動会を一緒にやったと。やるに当たって一番心配であった、声が上がったのは、特別支援学級に通わせている保護者だったというんですね。やっぱり自分の子どもを辱めるんじゃないかとか、大変ナイーブな、お母さんたちの気持ちもよくわかる。校長は悩んだというんですね。あの特別支援学級の長年の歴史があるわけですよね。その校長でさえ悩んだんだというんですよ。でも、今回はやりましたと。私も、ぜひ来てほしいと言うから、その光景を見ました。いや、もう名画のような、一幅の名画というんですか。あの子たちが短距離走ですかね、徒競走をしたときに、親御さんも、全員の、全校生徒が総立ちになって、完走する、ひまわり学級でしたっけ、お子さんたちを本当に応援している姿は、ああ、本当にこれが私は大きな目的なんだなと。でも、校長が言うには、長年かかったんですと。すごく自分も悩みましたと。最後に校長いわく、本当に一つになれたと。実感しましたね、私は。感動しました。そういうノウハウのある校長先生の言葉でさえそうなんだから、特別支援学級のノウハウを持たない、そういう小学校の校長先生の中には、恐らくなかなか理解できていない部分が多いんじゃないかなと思うんです。
 そういうことを考えると、もちろん新井小学校とか桃園小学校の校長先生のやっぱりそういうノウハウも全校長が共有しながら、これから細分化してやる以上は、学校長の温度が、ああ、余分なことがふえたなというんじゃなくて、この子たちがどういうふうにして、そしてまた、大きな教育のインクルージョン、インクルーシブの教育を実現していくという、どうかこういうことを通して大きなきっかけづくりになったら、この廃止が本当に大きく大転換できる特別支援教育の中野区のありようにつながっていくんじゃないかと、私はある意味で期待を持っております。ですので、その辺の、学校長に、こういう思いも含めて温度を共有し、高めていただける教育委員会の指導というか、リーダーシップを握っていただきたいと思うんですけれど、いかがでしょうか。
田辺教育長
 連合宿泊のこの見直しについては、なかなか時間がない中で、保護者の方々に十分な御説明ができず、本当に申しわけないというふうに思っておりますが、保護者の方々と私もお会いしましたけれども、御説明すればおわかりいただけるという状況ではあるなというふうに思っております。ですので、今、委員がおっしゃったような、一つの特別支援学級設置校だけの問題ではなくて、中野区の小学校、中学校の問題として、全体でやっぱり通常のお子さんと統合してさまざまな活動をしていくという流れをぜひつくらせていただきたいというふうに思っております。また、予算がお認めいただけるという段階になった後も、十分に御説明し、各学校の対応についても十分保護者の方に御説明をしていきたいと思っております。
山口委員
 今の件で合同宿泊という策が出てきているんですけれども、これについては、この学校の校長先生、やるやらないという判断をしていかれると思うんですけれども、その際に、これまで一定の集団規模が保たれてきたわけですよね。そんな中で、すごく少ない人数しかいない学校、江原小ですとか、七中に至っては2人ですか、そういったところについては、もし、やるやらないわからないですけれども、同じ学年に1人ないし2人いたりいなかったりという状況があるんですよね。それで、連合でやることで、他校にも自分と同じような子どもたちがいるんだということですごく励まされたり、そういった交流の意味があったと思うんです。不公平がやはりどうしてもそういった意味では生じてくるんじゃないかと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まず、数でございますが、来年度の見込みでは、中学校でも2人とか、そういったような学校は出てまいりません。自分のところの学級の友達、仲間だけでなくて、他の学校の学級の仲間との交流ということにつきまして、連合宿泊、一定の意味があったということですが、それは各単独宿泊を合同で行う、いわゆる合同宿泊においても、その目的は達成されるのではないかというふうに考えております。
山口委員
 ですけれども、学校の判断になってくるわけですよね、それについては。そうじゃないんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まず、その学校の実情を一番把握しているのは学校でございますので、まず、学校の判断を尊重し、そして、教育委員会と御相談いただくと、それで実施していただくというような手順で進めたいと考えております。
山口委員
 保護者の方がこれだけ望まれている事業を継続すべきだというふうに思うんですけれども、その点については今後どのように検討されていかれるんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これまでも述べさせていただいているところでございますが、特別支援教育の本来のねらい、そういったことも大事にしながら、また、各学校それぞれの事情もあります。そういったことも踏まえながら工夫をしていきたい、こういうふうに考えております。
山口委員
 先ほどお話もありましたように、一つの行事でかなり子どもたちが成長していくという意味では、すごくやっぱり大切にしていかなきゃいけないものだというふうに思います。これはやはり教育委員会が一定の基準を持って、各学校に対して今後の行事の日程ですとか、そういったものを指導していく立場にあるというふうに思います。ぜひ継続していただきたい。要望にしておきます。
主査
 334ページを終えて進行します。335ページ。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 よろしいでしょうか。
 進行します。336ページ。
のづ委員
 職場体験のところにある賠償責任保険のことについてちょっと、どういうものか教えてください。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これは職場体験に伴う保険料ということでございます。それで、東京都から歳入があり、それに基づいて保険を掛けるというものでございます。
のづ委員
 これ、一括して掛かっている保険ですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 さようでございます。
主査
 336ページ、進行してよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 次、行きます。337ページ。
山口委員
 軽井沢少年自然の家、指定管理拡充推進ということですけれども、どういった点でサービスが拡充されるのか教えていただきたいのと、あと、常葉少年自然の家の清掃補修等施設運営経費のほうが減額になっているんですが、どういった部分で減額になっているのか教えてください。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 まず、軽井沢少年自然の家でございますが、指定管理者になるということで、これまでは教育委員会にまず予約をとって、そこで使用料を払って、それから現地に行って、それから賄い料とか食事代は後で払う等々でしたけども、今度は指定管理者、現地の指定管理者に連絡をすれば予約がとれるというふうなこともございます。それから、従来は年末年始は休業、休んでおりましたけれども、その辺はあけて、そのかわり1月のある期間休みますけれども、年末年始の一般の方が御利用ができるというようなことがございます。そのほか、食事のメニューにいたしましても、その分追加料金というのはかかりますが、食事のメニューの拡大をいたしております。また、タオルとか浴衣なども従来ありませんでしたが、そういうことも備えさせていただく等々、サービスの向上はしているところでございます。
 もう1点の常葉少年自然の家における工事費の減額ということかと思います。昨年度行われましたレクリエーションホール屋根の改修工事等が終了したことによるものでございます。
主査
 337ページ、よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。338ページ、学校保健。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 ちょっと、先ほど御答弁申し上げましたところを一部訂正させていただきます。保険料でございますが、従来、東京都の補助があったんですが、ことしから補助がなくなって、一般財源から出させていただくということになっております。
主査
 先ほど、のづ委員でしたが、よろしいですか。
 じゃあ、進行します。338ページ。
南委員
 この下のところに事務事業、皆減、学校保健、皆減という、この内容をちょっと教えていただけますか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これは学校保健ということでございまして、今年度75万円で、健康づくり推進講演会と申しまして、児童・生徒あるいは保護者向けに各学校で部内講師とか、あるいは校医、歯科校医さんとか内科校医さんなどに依頼して、健康について講演をする。あとは学校保健日誌というのがあるんですが、それを従来は冊子というもので配っておりましたけれども、それを紙という形で印刷して、その経費を節減したというものでございます。
のづ委員
 歯と歯肉が健康な児童・生徒の割合のところで、歯のほうはパーセンテージが向上しているんですが、逆に歯肉については減っているんですけど、この理由というのは何なんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これはちょっと、実態としてこうだということで、その原因についてまだ深く研究しているところではございませんが、食後の歯の清潔といったようなことが歯肉を守ることに非常に重要ですので、今後ともこういったような健康についての教育というんでしょうか、その大切さについては学校を通じて広く子どもたちに教えていきたいと考えております。
のづ委員
 これって本当は向上しなくちゃいけないと思うんですけども、向上するために、前にブラッシングの指導が大事だということも歯科とか学校の先生からお聞きしたんですけども、逆に、よくするためにどういうふうに指導するかということがあったら、これは向上するふうにならないかと思うんですけれども。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 おっしゃるとおりですね。指標ということでございますね。向上を目指さないと意味がないということです。今年度の初めに、各小学校低学年、高学年向き、中学生向きに、歯だけの問題じゃないと、体全体にとって非常に重要である、あるいはブラッシングの仕方等についてのカラー刷りのパンフレットを配付したところでございます。今後ともそういったようなことで、子どもたちにも啓発に努めていきたいというふうに考えてございます。
のづ委員
 ということは、ここの真ん中の21年度の見込みのところに修正をして、それからプラスに転じているというふうに読み込めばいいんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 21年度見込みでございますので、残念ながらここは恐らく落ちていくということ、今後、歯肉についての指標の、あるいは実績の向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
主査
 進行してよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。339ページに行きます。学校保健、中学校ですね。
やながわ委員
 この339ページの中学1年の希望者に行う生活習慣病予防健診のアンケートにおいて、朝食を毎日食べている生徒の割合、こうあるんですが、せんだって、私も一般質問で低血糖症という、多分22年度、国のほうも大きく動くんじゃないかなと予想されているんですが、やっぱり子どもたちの低血糖という、血糖値異常というんですかね、そういうものはすべて食生活なんですね。ですので、やっぱり本当にきちっと御飯を食べるということがどれだけ子どもたちの心身ともにきちっと影響を与えているかという。この時期に偏った栄養をとっちゃうと、その後にさまざまな原因が出てくると。食の異常でやっぱり不登校あるいはうつ、そういうさまざまな病気が出ているという現実がだんだん証明されてくると思うので、それは置いておいてでも、きちっと生活習慣病を予防していくというね。この希望者に行うというのが私はちょっと気になるんですが、これはどうして全員じゃないのか。そういうことを考えると、やっぱりきちっとどこかでシフトしないといけないんじゃないかなと思うんですが、どんなものでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これは小学校から中学校に進んで、そういった体の変化ということもございます。また、今後の食生活を子どもたちに考えてもらうために、現在のところ希望者ということにさせていただいているところでございます。御指摘のように、食の大事さ、それが与える大きな影響というものを踏まえたとき、やはり朝食を毎日食べる、このことは健全な食習慣、規則正しい生活をしているということですので、そういったことは学力や体力の面でもさまざまないい影響を及ぼすと思います。こういったことを学校現場でも、また、栄養士あるいは養護教諭を通して、あるいは学校の教育の中でも生かしながら、こういったことを進めていきたいというふうに考えてございます。
やながわ委員
 目標が95%なんですが、これは本当に100%を目指さないと。やっぱり御飯を食べさせてもらえないって、かなり厳しいことだと思うんですね。何かきのうかきょうも、餓死で子どもが死んじゃったというね。いや、もう本当にどうなっているんだという、5歳の子が6キロの体重だったと。愛情が持てないから食べさせなかったと、端的な理由だったんですが。でも、これも同じで、本当に我が子に御飯を食べさせる食べさせないというのは、親にとっては一番気になる問題ですよね。自分が食べなくても、子どもにはパン一つでも置いておこうという、これは親の愛情だと。そう思うと、本当に95%、だんだんにと思うんでしょうけれど、私はここにやっぱり大きな社会的な問題も潜んでいるというふうに思うので、ぜひそういう保護者会等々に、朝食、これは基本ですよ。だって、給食は黙っていても食べさせてもらえるんだもの。朝やらなかったらだめでしょうというね。さっき親育てと申し上げましたけれど、こんなの基本中の基本、この基本ができていないから、いろんなひずみができてくるんだなというふうに思いますので。こういった指標を出すときには、やっぱりいろいろ配慮してやっていかなければいけないんじゃないかというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 朝、食べていない、逆に言うと、いない生徒の割合ということで、さまざまな原因、食べられるんだけれども、子どもが遅くまで起きていて、起きるのが遅くなったというような原因もあるでしょうけども、委員御指摘のようなさまざまな家庭環境、保護者の問題ということも同時に抱えている場合、そこからかいま見るというようなこともできようかと思います。単に健康推進という意味での指標の把握にとどまらず、それを学校全体の問題としてとらえ直していきたいというふうに考えてございます。
主査
 ほかによろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。340ページ。
山口委員
 給食調理業務の委託についてなんですけれども、まず、減額になっていますが、これは生徒数の減少によるものでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 はい。生徒数の減少ということが原因でございます。
山口委員
 わかりました。足立区で昨年の12月に集団食中毒が小学校であったかと思いますけれども、その件については御存じですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 たしかノロウイルスが原因の食中毒だったというふうに記憶してございます。
山口委員
 200人に及ぶ生徒・児童と職員のほうが大量に吐いたりですとか、そういった影響があったということなんですけれども、ここの委託している業者については御存じですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 それについては、業者名については把握してございません。
山口委員
 ここは《会社名削除》というところで、教育委員会と契約している第四中学校、中央中学校の給食の委託を実施しているところでもあります。作業工程に問題があったのでは、かなりの規模であったものですから、等々の報道もされておりますので、ぜひその点は留意していただきたいということと、あと、調べますと、《会社名削除》が中野本郷小、多田小、白桜小と受けていらっしゃるんですけれども、ここも過去2年、2005年、2007年に高齢者施設と、あと、学校施設で食中毒事故を起こして、2回業務停止命令を受けている業者です。お聞きしたいんですけれども、契約をする段階でこういった業者の事故等については考慮はされているんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 契約についてはプロポーザル方式ということで、実績あるいは配置人数というようなことがございますが、過去にそういう事件を起こしたということ自体は選定の要素には入ってございません。
山口委員
 繰り返している事業者などについては、ぜひ情報収集をお願いしたいというふうに思います。いかがでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 そういったところの情報収集については今後努めてまいりたいと考えています。なお、業者につきましては、このような他区であっても、こういったような事件が起こるたびに、教育委員会から通知を発し、また、必要なマニュアルというものを遵守するように言っております。また、教育委員会から定期的に巡回指導ということもしてございます。学校給食の安全については本当に万全を期しているところでございまして、汚染地域と非汚染地域を峻別するような、やはりそういった、ノロウイルスに限りませんけれども、衛生基準にのっとって厳密に運用しているというところでございます。
山口委員
 本会議質問で紹介しました鳩ケ谷市なども、実は小学校の学校給食をこの《会社名削除》と契約しているんですが、労働局が是正に入って、偽装請負の疑いがあるということで契約内容を変更になった内容の中に、安全衛生基準も削除となっていて、そういう意味では、子どもたちの安全が本当に委託ということで守られるのかということが不安になるんですけれども、その点はぜひ留意していただきたい。これは要望にしておきます。
 あと、文教29で資料を出していただいているんですけれども、給食調理業務委託校の校別4者協議会の実施状況というのを出していただいています。これを見ますとかなり未実施のところが多いんですが、そもそもこの4者協議会ではどういった内容の協議がされているんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これはもともと給食調理業務を委託したときに、学校、それから委託事業者、保護者、教育委員会、4者が集まって、委託された給食の実施状況について話し合うというようなことです。それから10年以上たちまして、それぞれ実績といたしましても、委託だからといって質の低いものになっているわけでは、むしろ質の高いものになっているところでございますので、開催していないというところもございます。開催しているところにつきましては、おおむね学期に1回ほど開催し、調理、給食の内容について話し合いをしていっているというところでございます。
山口委員
 保護者が子どもたちの食の安全ですとか、さまざまな点で、栄養面ですとか、話し合える、意見が出せる貴重な場であるというふうに思います。未実施のところについては、質が高いというふうに思われているかどうかも含めて、ぜひ働きかけをしてはどうかと思うんですが、いかがですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 保護者の御意見を給食に関してお伺いし、御意見を伺うということは、この4者協議会以外の場でも、各学校において試食会等を通じてそういった機会は設けられているところでございます。さまざまな機会を通して保護者の意見を酌み取ってまいりたいというふうに考えています。
主査
 他にございますか。よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。341ページ。
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。342ページ。
 よろしいですね。進行しますよ。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 343、生涯学習調整。
山口委員
 生涯学習情報提供が1,261万円の減額になっていますが、これはどの部分でされるのか教えてください。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この減額で一番大きいのが、「ないせす」という広報紙があるんですが、この「ないせす」につきまして部数の若干の減と、それから、8ページだてのものを4ページだてにするというような、これが最も大きいかと思います。その他は少しずつ、これは削っておるわけですけど、ガイドブックの発行を現実的な数字に直すとか、そういったことでこのような数字になってございます。
山口委員
 今、広報紙「ないせす」の発行部数の減少によるものが一番大きいということだったんですが、これによってどれぐらいの減額になるんでしょうか。また、部数はどれだけ減らされるんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 部数につきましては、12万2,500部だったものを11万1,000部で、大体1万1,500部の減でございます。これは新聞折り込みをやっておりますので、新聞をとっていらっしゃる方が減少したということと、あわせて現実的な数字を載せたということ。それと、発行回数については、年11回だったものをこれは12回にふやしているんですが、ただ、8ページだてだったものを4ページに減らしているということで、これが――すみません。「ないせす」だけのほうはちょっと調べてお答えいたします。
主査
 じゃあ、進めます。後ほどということで。
 344ページに行ってよろしいですか。344ページに行きます。文化芸術です。
山口委員
 これもかなりの、1,600万円という減なんですけれども、これは事業自体を減らすんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは少しずつ減らしたんですけど、例えば文化展というのは、自主的に活動をやっていらっしゃる方について、人件費の一部なんかを補助していたんですけれども、それを削りまして、これは特に場所の確保に苦労されているので、場所代だけを見るとか、そういったことで細かくちょっと削ったということでございます。
 先ほどのあれですけど、一体「ないせす」、どのくらい削られたのかということなんですけど、「ないせす」、先ほど申し上げましたような内容で1,186万円減になってございます。
山口委員
 「ないせす」の件はほとんどが広報紙の減であるということはわかりました。結構楽しみに見ていたので、ちょっと残念だなというふうに思いますけれども。
 文化芸術活動、344ページについてなんですけれども、この各行事について、それぞれの開催回数であるとか、そういったものを減らしたということなんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは指定管理者へ委託している事業なんですが、その中で、先ほど申し上げましたように、積算する内容をただ会場費だけにするとか、そういったことで減にしたということでございまして……
主査
 もうちょっと項目ごとに説明されたほうがいいんじゃないですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 はい。こども科学教室につきましては、若干これはふえてございますが、文化展につきましては109万ほど、先ほど申し上げましたような、会場費だけを見るということで減らしていると。それから、創作活動発表会というのがあるんですけれど、これについても会場費だけを補助するということで減らしている。それから、芸術については公演を1公演にしたということです。芸術事業につきまして、こども劇場、乳幼児のためのクラシックコンサート、その他、管弦楽公演というのもあるんですけど、こういったものを公演の数を減らしたということでございます。
主査
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。345ページに行きます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 大変申しわけございません。今、若干ちょっと間違いがありましたので、訂正をさせていただきます。回数を減らしたのではなくて、指定管理者との共催みたいな格好にしまして、共催事業という格好にして区の持つ分を減らしたということでございます。今までは委託事業だったので、これは区のほうからかなりの額を出していたんですけれど、自主事業とすると、中野区の委託する事業と共催という格好にしまして全体の額を減らしたと、そういうことでございます。
山口委員
 そうなりますと、例えば乳幼児のためのクラシック、今、無料で聞けていたかと思うんですが、これが自己負担がふえるとか、そういったこと、可能性はあるんですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 それはございません。
主査
 いいですか。344ページを終えて、345ページに行きます。
やながわ委員
 345ページの一番上、生涯学習サポーター養成講座、この目的と、どんな活動をしていただくんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この生涯学習サポーターというのが、地域におけるさまざまな生涯学習活動のコーディネートをやっていただくような人を養成しようということで講座を設けておりまして、さまざまに講義を受けていただいていると。実際にこの方たちが今やっているというのは、特に情報提供の一環を担っていただいているということで、ZEROホールのロビーのところに情報提供コーナーというのがあるんですけど、あそこの展示を工夫していただいたり、そういったことをしていただいていると、そういう状況でございます。
やながわ委員
 あんまりよく理解できないんだけど、この生涯学習サポーターになった人がいろんな講座を受けていただいて、そして、ZEROホールのロビーのところにいていただいて、さまざま中野区のいろんな開催するような催し物を案内する人なのか、それとも説明する……。何でそういう方を置くのかというのがちょっと見えないんだけど。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 この生涯学習サポーターというのが、先ほどちょっと申し上げましたように、さまざま自主的に生涯学習というのは展開するものなんですが、そのさまざまに地域で活動している方たちのコーディネーターの役をやっていただくとか、あるいはそういった講習等で身につけた知識でもってアドバイスをしていただくとか、そういうことを考えているわけなんです。この養成講座を出た方が今現在何をやっているかというと、そういった情報の提供の一端を担っていただいていると。そういった意味で、あそこの展示物を工夫していただいて、ケースの中の展示物を変えていただくとか、そういうことを今のところはしていると、そういったことでございます。
やながわ委員
 これ、新規ですよね。もう何年もやっているんですか。初めて私は聞くんだけど。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは新規ではございません。もう5年続けておるものでして、OBが育っているということでございます。
やながわ委員
 団塊の世代の人たちがかなり多くなる年齢になってくるじゃないですか。そういう人たちがなっていただくとか、いろいろ考えようによっては生きてくると思うんです。私が知らなかっただけなんですが、やっぱり生涯学習って今後本当に極めて、まちの下支えをすると考えると大事な分野になってくるんだけれど、私だけが知らなかったのかなと思うんですが、こういう人たちが浮かび上がってこない、やっていればいいんだというんじゃなくて、こういう人たちに聞いてみたほうがいいよとか、そこまで声が届いていないということは、まだまだ生涯学習の基盤は脆弱なのかなというふうに考えちゃうんですよ。やっぱりこれを一般広く区民に、こういう生涯学習サポーターという、この人たちを活用して、自分たちも生きがいを持ってさまざま区民の生活の中に実現していくという、そういう意図がやっぱり見えてこないというのは、わずかな予算ではありますけれど、そういうことをやっていること自体を知らないというのはもったいないなと思うんですよ。もう5年もやっていて、何やっているの、どんなことやっているのというんじゃなくて、やっぱりそういうものを探している人もいっぱいいると思うので、その辺のPRも、せっかくなっていただいて、OBもいっぱいいらっしゃると。そう考えると、事業をやってどんどんつくり出してというんじゃなくて、双方が効果が出てくるようなやっぱり仕組みにもしていかなきゃいけないんじゃないのかなというふうに思うんですけど、どうでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 そのとおりかと思います。そういうことを担っていただくために、こういった講座を設けているということがございます。この方たちは実は、それぞれ個人個人ではいろんな活動をされていると。地域でいろんな自主団体に入ったり、そういうことはされているわけです、リーダー的な役割を果たしたり。ただ、サポーターとしてまとまって活動しているというと、今言ったようなことぐらいなんですね。その点はこれから、それぞれ地域にOBがいますので、そういう方たちを何らかの形で地域に認識していただきまして、地域の生涯学習を担っていただけるような存在にしていきたいと思いますので、その点はまことにそのとおりでございます。
やながわ委員
 ぜひよろしくお願いいたします。
 その次の段のなかの生涯学習大学、いわゆるこれはことぶき大学というんですか。私も今これを見てちょっと驚いているんですが、かなりの予算をつけて、やっていることは大変私はいいことだと思っているんですね。うちのことぶき大学の売りは何かとか、いろんな他の自治体なんかは結構出しているんです。色と言ったら変ですけど、特色というんですかね。やっぱり中野区もそういう一つの何か独自性のものを出してもいいのかなというふうに思うことと、それをどういうふうにするのか。これが、卒業した人が地域に活動に参加したことがある人の割合が40%。自分だけ講座を受ければいいのかと。それも大事なんだけれど、でも、やっぱり税金を使ってことぶき大学をやって、それなりの知識を得る、学習するわけですから、それをどう還元するのかと。40%の目標を持っているということは、このことぶき大学だけに来て、あまり地域にはかかわらない人が多いのかなというふうにも読めるわけですよ。この辺の考え方はどういうふうに思っていらっしゃるのか。どういう方向に持っていこうとしているのか。内容はとてもいいというふうに聞いているんですよ。地域に行くと、私、大学を出たのよと。よくよく聞いたらことぶき大学で、こういう話を聞いてきたとか、いろんな話は聞くんですが、でも、それだけで終わっちゃっている。それはそれでいいというならいいんだけれど、やっぱり中野区として、そういう世代の人たちのモチベーションが上がると同時に、区のそういう文化、教育、生涯学習含めて底上げしていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思うので、その辺がちょっとインパクトが弱いように思うんですが、どうでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 ことぶき大学を生涯学習大学という名称にしまして、内容についても若干改革を図ったと。生涯学習大学と改めてスタートした一つの売りというのが、やっぱり地域で活動できる人材というんですか、地域に戻っていくという、それが一つの売りというんですか、スローガンというようなことになっております。そういった内容のゼミですか、それを設けまして、それぞれ地域にかかわりのあるテーマを掲げまして、それをみんなで勉強するというようなこともやっておるわけです。
 今、あまり地域にかかわっていないんじゃないかというようなお話もあったんですが、今現在、例えば生涯学習大学は、ことぶき大学の時代から今に至るまでずっと卒業生が出ているわけなんですが、今、大体500人弱、大学院まで含めてですね。まだことぶき大学が一部残っておりますので、生涯学習大学とことぶき大学、合わせて460人ぐらいですか、人がいるわけでして、その4割というと200人近い人が地域にかかわっているということなので、かなり高齢者の多いということを考えると、4割の方が地域にかかわっているということであれば、それなりの成果ではあるのかなと。ただ、もちろん一層地域に帰って活躍していただけるような、そういった内容をこれからも追求していきたいと。出口のちゃんとある、ただやりっ放しではない、そういったものを目指したいというのは我々としても考えてございます。
主査
 345ページでほかにありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 ないようでしたら、3時になりますので休憩に入りますが、次は346ページと347ページ、スポーツを同時に審査してもらいます。
 それでは、3時15分まで暫時休憩とします。

(午後2時57分)

主査
 分科会を再開します。

(午後3時16分)

 引き続き質疑を進めます。
 346、347ページ、スポーツ費について入ります。
吉原委員
 共産党さんの組み替え動議なんですが、2ページの一番下、スポーツ実技指導員の報奨金351万円を計上しろとありますけど、この目3、スポーツ費のところでいいんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 さようでございます。
吉原委員
 これもやはり先ほどと同じように、限られた財政運営の中でやりくりしなければならないという状況下でありますので、来年度の予算では特に実現不可能かと思いますが、皆さん方もそうは思いませんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 これまで指導員の方々には大変貢献していただいたところではございますが、利用者間の利用ルールもでき上がってきて、基礎技術も向上してきたというところがございます。昨今の財政事情の中で、こういった原案ということが私どもとしてはベストであるというふうに考えております。
のづ委員
 酒井議員が質問したと思いますけれども、体育館でのフットサルの使用というところで、フットサルの質問に対しては配慮するというふうにお答えがありましたけれども、具体的にどういうふうに配慮していただけるのか、お聞きしたいと思います。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 フットサル、新しい競技ということもあって、まだ十分に利用されていない、実情として利用されていないというところがございます。ただ、御質問のように、非常にニーズもふえているということで。ただ、壁にボールが当たるとか、そういったようなこともございます。体育館は確かに体育施設、設備ではございますが、学校の中ではさまざま儀式をやったり、あるいは卒業制作なども飾ってある学校もあります。そういった学校の実情に合わせて、個別に順次働きかけていきたいというふうに考えてございます。
のづ委員
 壁に卒業生の作品があるというようなことも考慮してということですけれども、一応、昭和60年代ですか、要綱が決められたのが60年代なので、現在に合わせてということをよくお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
主査
 要望でいいですか。
のづ委員
 はい。
山口委員
 スポーツ事業のところで、まず、障害児の水泳教室の期間が10日間から5日間、半分になっています。この理由と、次の指定管理者等への委託事業、これも減額になっているんですが、具体的な事業の変更内容を教えてください。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは運営を委託している障害者団体等と話し合いまして、妥当な日数減、妥当であろうということでこのように決めたものでございます。
 指定管理も減っている理由ということでございますか。
主査
 はい、そうでしたね。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 減額は、これは実はこのたびのこういった財政状況の悪化ということで、各指定管理者の方とお話し合いをしまして、5%の削減をお願いしたということで、もともとの母数が大きいものですから、かなり大きな減額になってしまったということが最も大きい理由でございます。
山口委員
 そうなりますと、実際に委託している事業の内容がどんなふうに変更されるかということはまだつかんでいらっしゃらないんですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 さまざまな工夫で今のレベルを維持したいということでありますけど、どのように維持するのかということは、まだちょっと私どものほうではつかんでございません。
山口委員
 まず、先ほど妥当であるというふうに判断されたということなんですけれども、何をもって妥当と判断されたかを教えてください。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 実際に指導をやっていただいているのが障害者団体の方であるわけでして、そういった方の実態というんですか、経験から十分指導できるような枠を考えたわけでございまして、その結果、こういった日数になったということでございます。
 それと、すみません、もう一つ、先ほどの事業の縮小の原因ですけど、これは指導者講習会の地域スポーツクラブ、これから22年度に立ち上げる予定の、そこに組み替えたということもございまして、これが大きいということでございます。
主査
 進行していいですか。答弁が何かあったかな、まだ。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 すみません。ちょっと不正確で大変申しわけないんですが、障害児の水泳教室についてですが、形態の変更というところで、指導者の講習会というのがこの中に含まれると思ったんですけど、それも地域スポーツクラブ事業に組み替えたということで額が減っていると、そういうことでございます。
主査
 どの質疑に対しての今の答弁になりますかね。整理がちょっとつかないんですが。山口委員のどのところでの答弁で今言っていただいたんですかね。すみません。ゆっくりでいいですから、もうちょっと整理して御答弁ください。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 すみません。ちょっと言葉が足らなかったんですが。地域スポーツクラブ事業の中にこういった障害児の水泳教室の指導者ということを入れているわけなんですが……。
主査
 休憩しますか。
田辺教育長
 いえ、答弁保留させてください。
主査
 じゃあ、答弁保留で。
 進行していきます。
のづ委員
 すみません。さっきは体育館の開放をお聞きしたんですが、校庭開放の球技開放のところで、これは確実にふやしていくということが予定にあるんでしょうか。
主査
 すみません。どの部分、例えば1から7までありますけども、そこをちょっと特定していただいたほうが。
のづ委員
 347ページのほうの校庭開放ですね、体育館の。そこの、先ほど体育館の開放をお伺いしたんですが、校庭開放、球技開放ですね。そこの部分について、土曜日の数をふやすとか、確実にふやしていく予定がありますかということをお聞きします。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
 球技開放につきましては、球技、少年の、子どもたちの団体なんですけど、やる人数もふえております。しかしながら、やる環境もなかなか場所が少なくなったりということがございます。そこで、土曜日、今までは第1・第3土曜日の午前中につきまして球技開放をやっていたんですが、日曜日ももちろんやっていますが、それに加えて、来年度からは第2土曜日も球技開放の枠をふやしていこうというふうに考えているところでございます。
主査
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 じゃあ、進行します。今、346、347ページに行きましたので。
南委員
 346ページでちょっと確認なんですけども、7番、スポーツ施設調整の中で、(3)番、中野体育館バスケットゴールの賃借料等で439万円余計上されているんですけれども、これ、借りていたということなんですかね。体育館に設置されていたものだと思っていたんですけど、これはどういう、相手方と契約されているということなんですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 中野体育館には移動式のバスケットゴールというのが4台ございまして、これはオイル漏れがありまして、修理が不可能だということで、これは、体育館につきましては指定管理なので、備品は区が購入して指定管理者が管理してやろうということです。これについて買い替えをした場合は負担が 大きい、それから、中野体育館の10か年計画によりまして、平成27年度以降に移転が計画されているということから、平成21年に長期継続契約によって賃貸借をしたと、そういったような次第でございまして、もともとこれはあったものなんですけれども、修理よりも賃貸借を行って、           故障した部分について補完をすると、そういうところでございます。
南委員
 ということは、これはリースということなんですか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 これは賃貸借でもって、リースでもって対応すると、そういうことでございます。
主査
 それでは、進行します。よろしいですね。348ページに行きます。歴史民俗資料館。
 特によろしいですか。じゃあ、このページ、348ページはよろしいですね。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 じゃあ、途中ですが、生涯学習担当。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
 たびたび混乱して大変申しわけございませんでした。障害児水泳教室の10日から5日への変更ということで、理由がちょっと明確でなかったんですが、この指導者については水泳協会に依頼しておりますけれど、10日間の指導者の確保が非常に難しいということが1点ございました。それから、10日間の中に、今、10日間丸々やっているんですけど、その中に土曜・日曜とか休業日が入るので、指導が中断してしまうということで、それで、指導者と話し合った結果、5日間が適当であると。要するに、継続してきちんと指導するためには5日間が適当であるということで、このような形にしたものでございます。大変申しわけございません。
主査
 ただいまの質疑、よろしいですね。
 それでは、進行します。349ページに行きます。図書館運営。
のづ委員
 図書館の返却のポストのことで、返却ポストを2カ所ぐらいというか、区役所のところと、もう一つ駅前でしたっけ、ふやしましたよね。それをもっとふやすというか、この半年ぐらいの間の稼働を見て、ふやすとかということはあるんでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 今回設置しましたのは、今、委員おっしゃったとおり、JRの中野駅南口と区役所玄関口ということでございます。ただ、JRの設置につきましては、非常にJR側の御厚意といいますか、そういった部分もありまして、無料で置いていただいているというようなこともございまして、あまりこれは普遍的な形というのは大変難しい部分がございます。昨年お示しさせていただきました図書館の新しいあり方、これは具体的には今後、10か年計画あるいは教育委員会の教育ビジョンの中で施策化を図っていくということにしてございますが、その中にどこでも図書館構想ということで、将来的には地域センター等、貸し出し・返却ができるサービスポイントとして整理を図っていくんだということは出てございます。したがいまして、そういった区の施設を活用する中で、そういった区民の方々の利便を図っていきたいというふうに考えてございまして、今回の返却ボックスにつきましては、当面現在の2カ所で様子を見ていきたいと、そのように考えてございます。
山口委員
 中野区図書館運営協議会の運営が年4回から2回の開催になっているんですけれども、まず、運営協議会の位置付けについて聞きたいんですが、よろしいでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 中野区図書館運営協議会でございますが、これは教育委員会の規則で、設置の根拠といたしまして規則で設置を図ってございまして、学識経験者あるいは区民の図書館利用の方から公募した方などを含めまして、図書館運営のあり方について御協議をいただきながら提言等いただいていると、そういうものでございます。
山口委員
 一定図書館行政について区民参加等も保障していくものかと思うんですけれども、それを4回から2回に今回減らすという、その理由について伺えますか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 この補助資料のところに来年度、22年10月というふうに入っておりますけど、来年度の年度後半から活動したいと思ってございます。昨年、図書館の新しいあり方を定めまして、これからそれが具体的に10か年計画あるいは教育ビジョンの中に具体的な施策として反映していくわけですけれども、これからこの図書館運営協議会の中で具体的にいろんな協議をいただく課題といいますのは、その中でいろいろ政策的な提言、どこでも図書館の推進、あるいは学校図書館の地域開放、そういった課題が多く出てございます。これから10か年計画なり教育ビジョンを具体的に推進する中で、いろいろ御意見など伺いながらやっていくというようなこともございますので、10か年計画、教育ビジョンがきちんとめどが立って、その方向が固まったところで、この運営協議会も同時にスタートしたいということで、年間通してというよりは、恐らく22年度の年度後半になりますので、そういう意味で、回数として4回を2回というふうに決めたというところでございます。
山口委員
 では、定期的に開催していく頻度を減らすという性格のものではないということですね。教育ビジョンが定まった後に再度再開をしていくということでよろしいですか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 開催の頻度につきましては、これはいろいろ協議する内容等によりまして、やはりある程度の見込みを立てるということが基本かと思ってございます。そういう意味で、22年度につきましては、年度後半ということでの見通しで2回とさせていただいたところでございます。
山口委員
 利用者の声を聞く、公募の委員さんもいらっしゃるかと思いますので、そういった大切な場ですので、ぜひ今後も必要度合いに応じて開催していただくように、これは要望としておきます。
のづ委員
 指標のところで冊数とインターネットの予約件数がありますけど、これは前はカードの登録率みたいなのがあったように思うんですけれども、ここの指標は6.4からあまり数字が上がってきませんけれども、カードの登録の登録率という指標があったほうがここがわかりやすくなるんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 今、委員からのお話の件につきましては、先ほどの一般質問あるいは総括の中でも御質問ということで出されてございました。これまで確かに登録率ということで、それを一つの指標としてきたわけでございますが、ただ、この登録率というのはかなり固定的な部分がございまして、現在、区民の中で登録されている方が約6万3,000人ほどいらっしゃいます。ところが、そのうち毎年約1万6,000人ほど、つまり、4分の1が入れかわりと。新規に登録するけど、同時にほぼ同数の方が抹消していると。つまり、区外に転出するとか、あるいは全く、登録はしたけれども、図書館をお使いにならないというような方がずっと何年も続いている場合については、私どものほうである程度整理をいたします。そういったことで、非常に流動率が高いと。かなり値としましても、数値としましても固定的な部分がございます。そういう意味で、基本的には私どものほうで図書館運営を図っていく中で、いろんな施策、努力というものをやりますけれども、それがきちんと目に見えるような形で指標に反映し、私どものほうもそれをまた目標としてやっていけるような、そういうものとして今回成果指標、10か年計画の改定ということもありますので、検討の上、そういった努力が見えるような指標に改めさせていただいたというものでございます。
主査
 それじゃあ、進行してよろしいでしょうか。350ページに行きます。
吉原委員
 共産党さんの組み替え動議、2ページ、下から2番目、図書館資料等の購入2,500万円を計上しろとあります。これ、350ページの資料情報サービス、図書館資料購入費がありますが、多分ここでいいんじゃないのかなという感じがしますね。中野区教育委員会は、図書資料の購入に関しては非常に積極的に購入に努めてまいられました。しかし、再三指摘しておりますが、昨今の財政難の状況の折から、来年度の予算は特に実現が不可能ではないかと考えるわけでございますが、どのようにお考えでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 確かに委員おっしゃるとおり、財政事情というものは、これは図書館運営に限らず、区全体として受けとめて、いろんな創意工夫を図りながら事務執行を図っていくというのが大切かと思います。図書館運営につきましても、これは今まで、例えばベストセラーなどが出ますと非常に多く図書を購入しております。確かに区民の方から多く予約・リクエストが入りますので、できるだけそれにこたえるような形でやっているんですけれども、これからの図書館というのは、本来的な機能としてはもちろんそういう区民の方のいろんな要求に臨機にこたえるということも大切ですけれども、貴重な資料、知的財産、それを収集・保存し、次の世代に継承していくという、本来的な図書館機能というものもやはり原点に立ち返る中でやっていきたいというふうに考えてございます。したがいまして、ベストセラー等、確かにあれば便利ですけれども、冊数が。そういった意味で、複数購入するものもある程度きちんと精査する中で、できるだけ区民の方に幅広い、いろんな図書等が提供できるような、そういう仕組みをきちんととらえていきたいということで、今回大幅な形での減額ということにはなっておりますけれども、いろんな工夫をしながらやってまいりたいというふうに思っております。
山口委員
 精査をして購入していくということなんですが、精査はもう既にされているんじゃないかなというふうに思います。5,000万円の全体としては資料情報サービス減、昨年よりも減なんですけれども、共産党としては組み替えで、特に図書資料購入費3割減というかなりの減に対して、維持すべきだという立場をとっています。
 それで、文教の38の資料を見ますと、財政難の折ということなんですが、23区の中で維持する、あるいはむしろ引き上げるほうが多いんですけれども、そういったところが12区ほどあります。という意味では、23区中半数以上がこの厳しい不況の中でも区民に対して図書サービスの質を後退させないという点で、こうした資料購入の費用を割いているというふうに考えますけれども、これについていかがでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 確かに23区の比較で見ますと、減額しているところ、あるいは増額に踏み切ったというところとございます。増額したというところについては、大体例えば図書館を改築とか、そういった機会のところで大幅に入れかえをするとか、蔵書の新規購入を図るというふうなところで増額している部分が多いかと思いますけれども。もちろん、先ほどの御質問にもありましたけれども、これは何でもそうですけれども、お金がたくさんあればそれはそれで結構な話なんですけれども、しかし、限られた財源の中でいかに区民のサービスをきちんと対応していくかということでは、先ほど申しましたとおり、複本をある程度きちんと見直ししながら、購入基準というものをきちんと定めて、その中で対応を図っていくということを基本にしながらやってまいりたいというふうに思ってございます。
篠委員
 子ども図書活動推進というのは、学校との連携という形で行動を起こされているんですか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 今、委員がおっしゃったとおり、学校との連携も重要な柱の一つでございます。図書館で単独で行っております子どもを対象としたいろんな読書活動、それもございますし、それからまた、学校と連携したような形でやっている部分もございます。図書館の職員がそれぞれ受け持ちの学校を持ちまして、7なり8館ございますので、それぞれ各図書館が日中学校を分担しながら、学校と連携して、学校にお邪魔して、子どもたちへのブックトークをやるとか、あるいはお薦め本などを学校の教諭と一緒に選定しながら、いろんな角度で子どもたちの読書活動を支援すると、そういったことも図書館としては積極的にやっているものでございます。
篠委員
 学校で、小中合わせましてかなり行動を起こしていますよね。それも中央図書館発なんですか。それとも指導室発なのか。あるいは各学校の独自で、朝の読書とか。何しろ読書の定着ということは、やっぱり公立の小中としては大変重要なポイントを占めていると私は思っているんですね。といいますのは、この子はかなり優秀だから特別に呼んでさらに勉強させようというのが大変つくりづらいシステムに現在なっていますので、私たちの経験から言うと、読書力を鍛えた人材というのは、受験一本やりで行った人間をすっと抜くチャンスを必ず読書によってかち得ているケースが多いんですね。学力、学力で押していった人材と、寸暇を惜しんで読書をしたいなんていう人材がいとも簡単に目指す大学に受かってしまうというようなのはかなり、このインターネットの時代にあって読書力に負うところが大きい。それで、公立学校の中で読書の定着ということにかなり、私の住んでいる近くの学校だけかもしれないですけど、指導室なりと中央図書館との連携というのは現在あるんですか。いや、一切ないんだというんでしょうか。あるのかないのか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 先ほどお答えいたしましたとおり、図書館と学校との子どもたちの読書活動を推進するという連携は図ってございます。図書館の読書活動に当たる先生方、あるいは各学校に配置されてございます図書館指導員、それと図書館職員との合同の研修会であるとか、そういったのも定期的に行いながら、お互いに連絡をとって、子どもたちの読書活動の推進に当たっているところでございます。
篠委員
 それで、中央図書館としても各学校の読書に向かう姿勢というのはキャッチしているんですか。その部分については指導室なのか、あるいは指導室といえどもその件については一切把握はしていないというのか、その辺、関連してどなたかお答えください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 学校における図書館、読書指導でございますけれども、ほとんどの学校が今、朝読書を何らかの形で取り組んでおります。また、教育課程の中でも学校図書館を活用すること、読書の推進ということは言われていることでございますので、指導室としても推進を図っているところです。その一つの事業として、図書館長からもお話がありました学校図書館指導員の配置をしております。この学校図書館指導員が学校図書館の運営ですとか整備等をしております。その中で、今お話のございました中央図書館、地域の図書館との連携をものすごくよくやっていただいております。特に学校の中でどうしても本の種類が限られてしまいますので、地域図書館からの団体貸し出しをしていただくとか、それから、図書館から専門の方においでいただいて、読み聞かせをやっていただくとか、ブックトークをしていただくとかという事業をしておりますので、連携はかなりうまくいっているほうではないかなと思っております。
篠委員
 それで、この財政の流れですので、校割予算についても切り込まざるを得ないと。そういう中であって、中央図書館なり地域図書館との連携で学校図書館が活動を生き生きとしている。学校図書館に対して買うお金というのはどこから手当てされるんですか。校割予算から手当てされるんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 委員御指摘のとおり、校割予算から購入をいたすという形になります。
吉原委員
 文教38の資料を拝見させていただきました。12の区が図書購入費増額になっておりますが、11の区で減額になっております。確かに増額の区と減額の区、一つの区の差ではありますが、11の区が減額になっているということは、財政的状況から考えても、中野区が図書購入費減額になっても何ら不思議はないと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 確かに増額・減額、いろいろ各区によってあるかと思います。それぞれ各区の中での姿勢といいますか、そういったものを反映してのことだというふうに思います。増額の理由は、先ほどちょっと申しましたとおり、かなり単年度的な要素が多い部分もございます。中野区としましては、やはり全体としての財政事情等を踏まえながら、できるだけ工夫をして、複本の制限をするとともに、最低限としての図書のタイトル数をきちんと維持していくと、そういった方針を持ちながらやってまいりたいと思っております。
山口委員
 今言われましたように、区の姿勢が本当にあらわれているなと思うんですね。それで、この資料38を見ていますと、中野区、3割の減なんです。ほかに3割も減額しているところはございますでしょうか。(「比率の問題じゃないよ」と呼ぶ者あり)
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 比率として3割というのは中野区だけでございます。
山口委員
 これは区のどういった姿勢のあらわれであると受けとめていますか。
小谷松教育委員会事務局中央図書館長
 財政事情が厳しいときには、先ほど申しましたとおり、一つのものをねらい撃ちするとか、そういうことじゃなくて、区全体としてやはりそれに取り組んでいかなければならないということがあろうかと思います。図書資料購入費につきましても、先ほど来から申し上げているとおり、いろんな形でやはり工夫をして、そしてやっていかなければならない。複本をある程度制限しながら、しかし、最低限タイトル数はきちんと維持していくと、そういう基本的な姿勢を持ちながらやっていくということが大切だというふうに思っております。
主査
 進行します。いいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 351ページ。教育経営関係人件費等です。
 よろしいでしょうか、進行して。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。352ページ、教育関係人件費等の小学校。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。353ページ。
篠委員
 左もそうなんですけど、教職員共済組合事業主負担金の内訳はどういうふうになっているんですか。それは関係ないの。
主査
 すみません。これは総務に入って。
篠委員
 これ、やっちゃいけないんじゃない。
主査
 いや、この中の中身があるんですね。触れられる部分もあるんですけども、その部分は最初に御報告しました。この部分は、今おっしゃった篠委員の部分は総務になります。
篠委員
 はい、いいです。
主査
 では、進行します。354ページに行きます。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。355ページ、委員会運営。
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 356ページ。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、ないようですから、進行します。357ページ、学校再編です。
篠委員
 一番最後の(1)(2)(3)は、これは粛々とやっていく部分なんですが、(4)につきまして、かなりの方が質問してはおりますけど、何を言っても聞かないんだと、もう教育長は何を言ってもだめだこれはという状態の中で議論するのか、そうじゃないんだと、今までの反省だってあるはずだと、今までの流れを工夫というのもあるはずだと。その流れの中で、やっぱり学校を、共産党さんの味方をするわけじゃないけど、大きい学校にすればすべてが解決するというほど現在の教育情勢は、子どもだけ教育しようと思っていたら、親が惨たんたる状況下にあるとか、かなりいろんな面を含んでいるわけですよね。それが地域によっては、見事にその対策をやってのけている地域も事実あるわけです。まあ見事なりというね。親がでたらめをやれば、それを少数意見にするような取り組みを地域挙げてやっているところもある。その地域に行って、かたくなに人数さえふやせば各学校の問題はすべて解決するというような流れの中に浸っていていいのかなということを考えることも許さないようなやりとりしか本会議場あるいは総括では私は感じられなかった。であるから、この1年、平山議員に至っては、財政のこの苦しい流れ等も考えると、1年じゃなくて3年かけろという提案をしている。それは何となくはねのけられちゃったりして。そこのところを、きょう答えていただかなくても結構ですから、1年間必死で考えたけど、やはりもう一つ皆さんの英知を結集していただきたいというような、そういうしたたかな気持ちでこの予算の執行をしていただくように、きょうは要望だけいたしておきます。
吉原委員
 共産党さんの組み替え動議、3ページ、下から2行目と3行目、第九中・中央中統合新校校舎建築基本設計・実施設計委託を6,980万円減額計上しろと。もう一つ、「中野区立小中学校再編計画」の改定、これは51万8,000円減額計上しろということなんですが、減額計上しろということはやるなということになると思うんですね。これはやらなかったら一体どうなっちゃうんですか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 教育委員会といたしましては、中野区立小中学校学校再編計画に基づきまして確実に再編を進めているところでございます。こうした中、児童・生徒の良好な教育環境をつくっていくために、統合新校の建設に向けていることが、当初予算どおり進めていくことが必要であるというふうに考えてございます。
吉原委員
 やはり計画どおり進めなきゃいけないし、途中でやるなと言われても皆さん本当困っちゃうと思いますよ。関係機関の方々、みんなそれぞれ動いていますので。ぜひとも推進をしていただくことを要望と同時に、この二つの減額計上、本当に話になりませんね。ということを最終的につけ加えさせて質問を終わります。
主査
 要望でいいですね。
山口委員
 今お話のあった九中・中央中統合新校校舎建築基本設計・実施設計委託なんですけれども、現在、新政権において公務員宿舎の建設についてあり方検討がされていると思うんです。それで、現在、中野四丁目についても、今後土地を取得していくかというようなことも区として検討していかれるかと思うんですが、その点について、この設計委託との関係でどのようにお考えでしょうか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 一般質問でも御回答させていただいてございますけれども、事業仕分けの結果を受けた公務員宿舎のあり方の見通しについては、まだ方針が立っていないというふうに聞き及んでございます。また、今後、公務員宿舎の整備方針が変わるような動きがあれば、用地取得を含め、より望ましいオープンスペースとして確保につながる検討を行っていきたいということについては、区の意向を財務省に伝えているところでございます。現在の九中及び中央中学校統合新校の校舎建築については、現在、中央中の敷地に今年度購入予定の土地を合わせた、2,800平米を含めた敷地を前提に計画を進めているものでございます。仮にこうした宿舎の用地を取得するにしても、現在進めている計画については大きな変更は生じないというふうに考えてございます。
山口委員
 では、現在の基本設計の部分では、まだ公務員宿舎建設予定地については入っていないということでよろしいんですか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 ただいま御回答させていただきました拡張用地2,800平米を含めた1万1,000余の敷地の中で計画を進めているものでございます。
山口委員
 かなり広くなるわけですから、学校全体を見渡した上での基本設計が望ましいという立場で、我が会派としては、平成24年度までまだ間があるわけですから、そこの動向を見きわめた上でという立場なんですけれども、その点いかがでしょうか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
 先ほど申し上げたとおり、北側に校舎を設計するという形で基本計画を進めているところでございますので、南側の用地につきましては、より子どもたちにとっていい環境が得られるということで進めさせていただいているので、26年度供用開始に向けて基本計画、実施設計を進めさせていただくというものでございます。
主査
 進行します。いいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 次、358ページに進みます。
 よろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。359ページ。予算・経理、小学校、よろしいですか。
篠委員
 クラブ活動なんですが、飛び抜けて実績を上げているクラブ活動なんかも見当たりますよね、ブラスバンドだとか。また、学校によっては違う、具体的なことがあると思うんですが。あの使っている機材、あれは学校のものを使っているんですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 吹奏楽、ブラスバンドの楽器でございますけれども、学校の予算で買っているもの、それから、柴田教育基金のほうから援助いただいて、そのお金で購入しているというものがございます。
篠委員
 あの楽器たるや金額的にも相当なものだと思うんですね。それで、ああいった団体が傷んだものについて相談する場所がないなんていうことはないんですね。それとも、それぞれに工夫しなさいと、あるいはその部をおやめになった方々の善意にお願いしなさいとかということなのか、今おっしゃられた何とか基金とかということであれだけの大がかりなものが維持できているのかどうか。何でも答えていただかなくてもいいんですけど、わかる範囲でお答えください。
喜名教育委員会事務局指導室長
 楽器につきましては、おっしゃるとおり、かなり高額でございます。ただ、丁寧に使っていただいておりますので、長くもつということ。ただ、維持費、それから修理費がかかります。それについては学校の予算でと御対応いただいているところです。新規に買うものについては、先ほど御紹介したような基金を活用させていただいているというところでございます。
主査
 ほかによろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。360ページ。
山口委員
 武道用品が新規で拡充ということなんですけれども、この内訳を教えていただけますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 武道用品、剣道と柔道がございます。これは学校側の希望ということでとってございます。剣道につきましては3校希望ということで、防具一式の購入費という形になります。単価が4,800円の50組の3校ということで、720万円ほどでございます。柔道につきましては、畳と、それから畳の滑りどめが必要になってございますので、それらを合わせて1,712万円ほどの予算でございます。
山口委員
 学校ごとでこれ、2種目どちらかということになってくるかと思うんですけれども、学校の今回判断があったかと思うんですが、子どもたちは、この学校は剣道だと決まってしまうと、ちょっと選べないというようなことになってしまうんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
 これは保健体育の内容でございまして、学校として選ぶものでございますので、子どもたちが選択するということではないので、そういう意味では、学校が判断したもので履修するということになります。
のづ委員
 学校図書の備えるべき基準のところが50%になっているんですけれども、各学校50%の目標というので、これは妥当な数字なんでしょうかね。
主査
 成果指標ですね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 基準に沿って、今の達成状況がこういった状況ということでございますので、一応50%というふうに指標として掲げてございます。50%がいいかどうかという判断でございますけれども、現在のところ、こういった状況の中で工夫をしながらやっているというところでございます。
主査
 進行してよろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 361ページに行きます。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 ないようでしたら進行します。362ページ。
 よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行します。363ページ、学校施設、小学校。
南委員
 維持補修費が前年に比べて5,260万円余これは削減をされております。財政状況の厳しい中、非常によくその辺はわかっているつもりなんですけれども、これだけの金額が減額されることで、補修に関して支障が起きないかどうか、その辺だけちょっとお聞きをしたいと。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 この減額の5,200万円余の内訳なんですけれども、実は21年度に壁面緑化を26校で実施してございます。その費用が2,470万ほどかかってございます。その減というのと、それから、光熱水費を毎年エコという、そういった観念から減額というか、各学校で努力をしていただいています。その費用が約2,000万弱ということで、主にそういった中身でございますので、維持補修に関しては十分対応できるというふうに考えております。
篠委員
 施設整備の4億円、次のページはまだなんですけど、ちょっとけた違いの減、ちょっと説明してください。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 4億2,000万円ほどの減額という形になっています。これにつきましては、耐震改修工事が21年度4校実施をしてございますけれども、それが今年度、丸山小と野方小の2校という形になっております。その減額が約2億円ほど。それから、アスベストの除去工事が21年度実施をしてございまして、それで一応終了という形になります。この金額が約1億5,000万円ほどということになります。それが大きな減額の要素でございます。
篠委員
 何で2校なんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 これにつきましては、耐震改修計画でいきますと、23年度までに全校実施という形になってございました。昨今の経済状況も踏まえて、長期的なスパンで耐震改修工事についても考えざるを得ないというようなことで、22年度については、再編に絡めて2校実施をするというふうに判断をしたものでございます。
篠委員
 いつ終わりますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 今回先送りにしたものについては、25年度以降ということで考えてございます。できるだけ早く財政状況を見きわめながら終了したいというふうに考えております。
篠委員
 残っているのはこの2校、来年度やる2校はどことどこで、さらに残るのはどことどことどこですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 来年度実施をいたしますのは丸山小学校の校舎、それから、野方小学校の体育館でございます。残りますのが大和小学校、それから新井小学校、鷺宮小学校、向台小学校、上高田小学校、桃園小学校と四中、五中でございます。
篠委員
 後半の丸山小と野方小の体育館ね。そのうち野方小の体育館は、ランクは何ですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 Bランクでございます。
篠委員
 Bって使っちゃいけないんですか。Bで残っているのは何校ありますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 今申し上げた残っている部分はみんなBでございます。
篠委員
 それで、ちょっと金額と先送りがひど過ぎるので、大和小、鷺宮小、それから四中、あと、新井小の体育館ですか。もう一回ゆっくり言ってください。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 大和小学校の体育館、それから新井小学校の校舎、それから鷺宮小学校の校舎、向台小学校の校舎、それから上高田小学校の校舎と、桃園小学校の校舎と体育館、それから四中の校舎と体育館、五中の体育館がございます。
篠委員
 全部体育館と校舎、すべてBですね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 はい。
篠委員
 これ、全部やったら幾らかかりますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 今年度予定をしております3校を含めて、約39億円弱でございます。
篠委員
 39億円を当初計画では23年までにやってのけようと思ったんですね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 当初の計画ではそのとおりでございます。
篠委員
 お金の流れがとまっちゃったんですか、政権がかわって。現実問題として、今までであったらできたんですか、23年までに。こういう大きな金額は中野区のお金だけでできるわけがない。それをとめられちゃえば、これはできない。流れがとまっちゃったから、こういう惨たんたる……。万一災害が起こったら、我々が集合しなきゃいけない場所ですね。その流れが全部とまったと、こういうことなんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 国の補助金を使ってこの事業を実施するというふうに予定をしてございました。国の補助金、御承知のように、約6割程度カットされるという状況の中で、Is値0.3以上のものについては多分補助金が出ないだろうというような通知も来てございます。そういったことも踏まえ、また、昨今の経済状況を踏まえて、財政状況を踏まえながら判断をしたものでございます。
篠委員
 これ、教育委員会の推測で事を運んだのか、それとも既に国の通達が来ていたのか。もう流れをとめたという流れ、こういうところに使うから、耐震のお金の流れはとめちゃいますよというの、すべて教育委員会で判断して、こういう思い切った大幅な流れを変えたという形でよろしいんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 教育委員会だけという判断ではございません。区の財政とも協議をしながら、この計画については判断をしたものでございます。
吉原委員
 今、篠委員の関連なんですが、国の財源の構成による影響が極めて大きくて、こうならざるを得なかったと、そのように判断してよろしいでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 大きくは私どもの財政状況が大きな理由でございます。その後、国の補助金等のそういった情報も流れてきているということでございますので、大きくは私どもの自身の財政状況の上で判断をしたものということでございます。
篠委員
 中野区の負担は幾らなんですか、この39億円って。国の流れがとめられなければ、とまらないんじゃない。こんな大きな流れを中野、この10年間で学校関係は200億円最低要るだろうと言われる大きな流れの中で行動をとっている、学校編成も含めて、矯正研修所の跡地、動きが出たらすぐ対応しなきゃいけないのも含めて。その中で、中野区が追い込まれたから延ばしたということだけで片づけていいんですか、これ。何割方は国が持つんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 国の補助金については約3分の1ということでございます。
篠委員
 そうしたら、3分の2は中野区の自分のお金ですから、全体では……(「20億円ちょっと」と呼ぶ者あり)20億円ということないでしょう。(「全体が39億円ですから」と呼ぶ者あり)要は、中野区が20億円。全体が39億円だから、20億円ちょっと。そのお金が工面できないと。それが大きな原因だということですね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 区の全体の財政の中でそういう判断をさせていただいたということでございます。
やながわ委員
 363ページの施設整備のここで、校庭の芝生化、屋上緑化、1校と書いてあるんですが、私もうちの会派で長きにわたって校庭の芝生化というのを提案し、何年も前になるんですけれども、勉強もしてきたつもりなんですが、実はこの間、先ほどもお話ししましたように、青山小学校に行ってきたんですよ。そうしたら、青山小学校の校庭の芝生が、私、いわゆる生芝生というんですかね、そうだと思ったら全然違って、人工だったんですね。だけど、その感触といい、子どもたちがはだしで遊んでいたり、よくできているなと。遊ぶ子がふえたと校長はおっしゃっていましたね。これ、ゴルフもできるかなというぐらい見た目も、それから、ゴムチップがちゃんと入っているんですね。私、ちょっとショックを受けて。芝生は生と、かたくなにそう思っていたんだけれど、子どもたちの遊んでいる姿を見たり、むしろそういうメンテナンスとか維持費なんていうのは、そこの学校は、壁の両サイドに蛍の水槽を置いて、毎年蛍を放つと言っているんですよ。このビオトープといい、ああ、なるほどなと。全部何から何までというよりも、むしろ何か特化してやってもいいのかなと、ちょっと心がぐらっと動きまして。人工の芝生化も捨てたものじゃないというのが感想だったんです、実を言うと。
 これから、もちろんいろんな自然のものとか、CO2とか、さまざま考えると、それが大きな大義名分なんだろうと。しかし、さまざまメンテナンス、維持費、いろんなことを考えると、そういうこともいいんじゃないかなというふうなぐらい、ちょっと心が動きました。これからやっていかなければならない芝生化、いろんな試行錯誤というか、いろんな選択があっていいかなというふうに、今の段階ですよ、私は思えるようになったので、ちょっと検討というか、いろんな研究をしていただきたいなという。それも現実、子どもも、校長先生の話も聞いて、固執する必要はないのかなというね。何かいろいろ芝生を養生するときにものすごい時間がかかるし、いろんなことを考えると、あってもいいのかなというふうにふっと思えたので。自然芝生じゃなきゃだめという発想も、少しいろんなものが入ってもいいのかなというふうに思うんですが、その辺どうでしょうかね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
 私ども、天然芝ということにある意味こだわって実施をしてきましたけれども、人工芝につきましても、今、委員御指摘のとおり、かなり性能といいますか、中身は変わってきているという状況もございます。また、天然芝の張りかえの期間が使えないというような、そういった現在の状況もございますので、委員御指摘の中身については研究をさせていただきたいというふうに思います。
主査
 よろしいですか。進行します。364ページです。学校施設の中学校に行きます。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、よろしいですか。
 本日の予定した日程はここまでということですけども、終了しますけど、よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

主査
 本日予定した日程は終了しました。
 以上で本日の分科会は終了しますが、委員、理事者から特に御発言ありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 よろしいですね。
 それでは、次回の文教分科会は、あす3月5日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
 以上で本日の文教分科会を散会します。

(午後4時24分)