平成22年07月06日中野区議会防災まちづくり特別委員会(第2回定例会)
平成22年07月06日防災まちづくり特別委員会
中野区議会防災まちづくり特別委員会〔平成22年7月6日〕
防災まちづくり特別委員会会議記録
○開会日 平成22年7月6日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午前11時28分
○出席委員(13名)
せきと 進委員長
伊東 しんじ副委員長
ひぐち 和正委員
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
のづ 恵子委員
吉原 宏委員
きたごう 秀文委員
やながわ 妙子委員
篠 国昭委員
江口 済三郎委員
来住 和行委員
岩永 しほ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
経営室長 川崎 亨
経営室副参事(防災担当) 鳥井 文哉
都市整備部長 服部 敏信
都市整備部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
都市整備部副参事(交通・道路整備担当) 石田 勝大
都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
まちづくり推進室長 遠藤 由紀夫
まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 上村 晃一
まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
○事務局職員
書記 岡田 浩二
書記 丸尾 明美
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
災害に強いまちづくりについて
防災機能の整備と充実について
○所管事項の報告
1 平成22年度の防災行政無線デジタル化等整備について(防災担当)
2 妙正寺川鷺の宮調節池に関する基本協定の締結について(交通・道路管理担当、公園・道路整備担当)
3 木造住宅密集地域整備事業及び都市防災不燃化促進事業の実施状況について(地域まちづくり担当)
4 本町二・三丁目周辺地区まちづくりの会の中間まとめについて(地域まちづくり担当)
5 その他
(1)(仮称)南部防災公園用地の取得について(地域まちづくり担当)
○その他
(1)7月6日の大雨による都内の被害状況について
(2)生活道路の整備(拡幅)における今年度の予算執行状況について
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから防災まちづくり特別委員会を開会いたします。
(午前10時00分)
本日の委員会の審査日程についてお諮りいたします。
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、12時を目途に進めたいと思いますので、御協力よろしくお願いいたします。
議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、委員会参与の変更及び異動がありました。本日、当委員会参与から転出された方がお見えですので、初めに、委員会を休憩してごあいさつをいただきたいと思います。
委員会を休憩します。
(午前10時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午前10時05分)
それでは、続きまして、変更及び異動のありました参与の紹介についてお願いいたします。
紹介された方は、その時点でごあいさつをお願いします。
川崎経営室長。
川崎経営室長
6月15日付で経営室長に異動となりました川崎でございます。まちづくり推進室長に引き続き当委員会参与を務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
次に、服部都市整備部長、お願いします。
服部都市整備部長
去る4月に都市整備部長に就任いたしました服部でございます。安全・安心なまちになるように努力してまいります。よろしくお願い申し上げます。
なお、当委員会参与に変更がございまして、都市整備部副参事、相澤明郎が都市計画担当に就任いたしてございます。御紹介申し上げます。
相澤都市整備部副参事(都市計画担当)
相澤です。よろしくお願いします。
委員長
次に、遠藤まちづくり推進室長、お願いします。
遠藤まちづくり推進室長
6月15日付をもちまして、まちづくり推進室長に異動となりました遠藤由紀夫でございます。よろしくお願いいたします。
また、当委員会の参与に異動がございましたので、御紹介申し上げます。まちづくり推進室の田中正弥副参事でございますけれども、地域まちづくり担当に異動となっておりますので、よろしくお願いいたします。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
田中でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
以上で、委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。
それでは、議事に入ります。
災害に強いまちづくりについて、防災機能の整備と機能の充実についてを一括して議題に供します。
所管事項の報告を受けたいと思います。
1番、平成22年度の防災行政無線デジタル化等整備についての報告を受けます。
鳥井経営室副参事(防災担当)
それでは、お手元の資料をごらんください。平成22年度の防災行政無線デジタル化等整備について(資料3)御報告を申し上げます。
基本的には、3月に御報告いたしました内容のスケジュールが若干固まってきたというものでございます。
1番、今後の整備予定でございます。(1)(2)(3)の順でございます。
(1)デジタル移動系無線の整備実施。今年度予算に計上してございまして、平成22年度実施ということでございます。
(2)防災情報処理システムの整備予定。これは平成23年度を想定してございます。
(3)デジタル同報系無線の整備予定。平成23年度以降でございます。
このようなスケジュールになりましたのは、先般御報告したとおりでございますが、上の3行でございます。現行の地域防災無線が電波法令の改正がございまして、来年の5月31日をもちまして電波の使用期限が参ります。このため、防災行政無線のデジタル化等整備計画のうち、現行の地域防災無線と現行の移動系無線を統合したデジタル移動系無線を平成22年度に先行整備させていただくというものでございます。
2番をごらんください。平成22年度の整備内容でございます。(1)撤去するものでございます。まず、①、現行の移動系無線でございます。これは主に災害現場に出た区職員が携帯いたしまして、区役所防災センターとの交信や区職員同士の交信に使用しているものでございます。昭和56年に整備いたしまして、400メガヘルツ帯、84台ございます。
それから、②、同じく撤去するものでございます。地域防災無線でございます。これは主に15地域センター、50避難所施設及び消防署等の関係機関に設置している無線機でございまして、平成9年に整備いたしまして、800メガヘルツ帯、99台ございます。これらを撤去いたします。
(2)新規整備するものでございます。移動系デジタル防災無線でございます。これにつきましては、上記①、②の撤去する無線機の設置場所に加えまして、さらに東京電力杉並支社等の関係機関に追加配備もいたします。260メガヘルツ帯で201台を予定してございます。デジタルになりますので、従来の音声による情報伝達に加えまして、無線メールが可能となります。また、地域センターや避難所施設の無線機ではファクスの接続も可能となるというものでございます。
(3)スケジュールでございます。入札はことしの6月4日に終わってございます。仮契約が6月7日、今回の第2回定例会に契約議案ということで6月23日に提出をさせていただいてございます。本契約でございますが、議決いただけた場合は、7月8日以降ということで予定してございます。工期でございますが、来年3月17日までということでございます。
委員長
ただいまの報告について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に2、妙正寺川鷺の宮調節池に関する基本協定の締結について報告を受けます。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
それでは、妙正寺川鷺の宮調整地に関する基本協定の締結について(資料4)報告をさせていただきます。なお、本件につきましては、5月10日の建設委員会でも報告してございます。
都営鷺の宮アパートの建てかえに伴いまして、東京都が実施をいたします妙正寺川鷺の宮調節池整備に合わせ、区が調節池に人工地盤と上部広場を整備することについて都区協議を進めてきたところでございますが、このたび基本的事項につきまして協議が整い、基本協定を締結いたしましたので、御報告をいたします。
目的でございますが、10か年計画(第2次)では、総合的な治水対策の推進といたしまして、鷺宮調節池に人工地盤と上部広場を整備し、運動広場や広域避難場所としての機能を確保するということとしてございます。この協定の締結によりまして、東京都が調節池を整備し、区が人工地盤と上部広場を整備することを具体的に定めるものでございます。
協定の内容でございます。趣旨、位置につきましては、記載のとおりでございます。
(3)事業の所管でございます。一つ目は、東京都は都営鷺の宮アパートの建てかえに伴い創出された用地に調節池を設置する。二つ目は、河川占用により調節池上部を人工地盤とし、広場を整備するというものでございます。
事業費でございますが、東京都は調節池事業に要する費用を負担する。中野区は覆蓋事業及びこれに起因して発生する費用を負担するものでございます。
設計及び施工でございます。東京都は調節池事業に係る設計及び施工を行う。②では、東京都は覆蓋事業のうち、人工地盤の整備に関する設計及び施工を行う。中野区は覆蓋事業のうち、上部広場の整備に関する設計及び施工を行うというものでございます。
裏面をお願いいたします。
管理でございますが、東京都は調節池の管理を行う。中野区は人工地盤と上部広場、これに起因して必要となる設備の管理を行うというところでございます。
協定の締結日でございますが、ことし平成22年3月31日でございます。
今後の予定でございますが、10か年計画(第2次)では、当該事業をステップ1から3に置きまして位置付けてございます。
主な事業といたしましては、左側、調節池整備以下、覆蓋設計と覆蓋工事、広場設計と広場整備とございます。
実施主体につきましては、都区それぞれの役割を明示してございます。
流れ的には、ステップ1で調節池整備と覆蓋設計と工事。ステップ2で、調節池と覆蓋工事、また上部広場の設計。それからステップ3で上部広場の整備を行うということでございます。
報告につきましては、以上でございます。
委員長
ただいまの報告について、質疑はありませんか。
平山委員
この覆蓋の工事のほうの事業主体は中野区で、東京都が協定によって設計・施工を行うということですよね。それで、これは、事業主体は中野区なんで、引き続きこの工事についてのもろもろについては、当委員会で報告があるというふうに思っていてよろしいですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
今、委員御指摘のとおり、中野区が実施主体でございますが、協定に基づいて都が覆蓋の設計工事を行うというものでございます。今回基本協定の締結ということで御報告をさせていただいてございますが、今後さまざま、例えば具体的な費用ですとか、工期ですとか、そういった協定も締結していく予定でございますので、その都度委員会のほうに御報告をさせていただくというものでございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に3、木造住宅密集地域整備事業及び都市防災不燃化促進事業の実施状況について報告を受けます。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
それでは、お手元の資料につきまして、木造住宅密集地域整備事業及び都市防災不燃化促進事業の実施状況について(資料5)報告させていただきます。
通称、木密事業、不燃化事業と言われているものでございますけども、年度当初の特別委員会でございますので、今までの実施状況、今年度の取り組みについて概要をお話しさせていただきます。
区では、災害に強いまちづくりを進めるため、南台四丁目地区、南台一・二丁目地区及び平和の森公園周辺地区において、地区計画に基づき地区施設道路などの整備を進めております。また、広域避難場所として指定されている東京大学附属中等教育学校一帯の周辺地区では、避難路や広域避難場所の安全性を高めるため、建築物の不燃化促進事業を導入しています。そこで、各地区の事業実施状況について、下記のとおり報告いたします。
ここで、2枚目以降をちょっとめくっていただきまして、事業の位置図の紹介をさせていただきたいと思います。
2ページ目に事業の位置図がございます。まず、南台のほうでございますけども、南のほうに斜線がかかっているところ、一番下が南台四丁目地区でございます。それから、その東側の斜線部分が南台一・二丁目地区でございます。黒の炭になっているところが東京大学附属中等教育学校周辺地区で、不燃化促進事業が入っているところでございます。あと、北部のほうになりまして、平和の森公園周辺地区、斜線になっておりますけれども、ここでも木密事業が入ってございます。
こういう位置になっておりまして、それぞれ3ページ目に南台四丁目地区の整備地区の計画図がございまして、黒い道路が地区施設道路となってございます。
4ページ目になりますと、これが南台一・二丁目地区でございます。東大を真ん中にして、東西に地区施設道路が予定されております。特にこの東側のところで、区画道路第2号、そして4号、5号、ここが新設道路というところでございます。あと、東大周辺に南側に9号、そして東側に12号、北側に13号という東大周辺の地区施設道路が予定されております。
5ページ目に、東大附属中等教育学校周辺地区の不燃化促進事業の対象区域が、こういうふうな形で東大を回るようにして、南側、そして北側、弥生町三丁目を含めて不燃化促進事業が平成21年度より入ってございます。
最後に6ページ目に、平和の森公園周辺地区でございます。真ん中に平和の森公園を中心といたしまして、東側に区画道路第1号、ここが新設道路でございます。今年度新設道路の整備を予定しております。その南側に区画道路2号、ここも新設道路でございます。あと真ん中に地区集散道路第2号という、平和の森公園、通称公園通りと言われているところの整備を予定しております。
それでは、かがみの1ページに戻っていただきまして、今のお話の繰り返しになりますけども、1番、南台地区(南台四丁目地区、南台一・二丁目地区)になります。南台地区では、平成4年6月に「南台四丁目地区地区計画」を定め、道路及び公園等の整備を進めることにより、災害時の安全性と日常生活の快適性の確保を図り、「だれもが安心して住み続けられるまち」の形成を目指しております。さらに、平成12年2月に「南台一・二丁目地区防災街区整備地区計画」を定め、広域避難場所を中心とした防災拠点の形成を目指し、道路の新設・拡幅整備を進めております。
南台一・二丁目では、平成21年度7件、79.18平方メートルの用地を購入し、道路の拡幅整備をしております。今年度は東京大学附属中等教育学校の周辺用地、9号、12号、13号の536.5平方メートルを道路用地として取得し、道路整備工事の実施設計を行うこと。また、新設道路であります区画道路2号、4号、5号の東大の東側になりますけれども、この地権者と用地取得交渉を進めることなどを南台地区の重点目標としています。特にこの2号、4号、5号の5地権者と用地交渉が進めば、この3本の新設道路が開通できるというところで、あと5件というところで今交渉をしているところでございます。今年度の重点目標としております。
また、平成21年度から導入しました建築物の不燃化促進事業につきまして、区域内の権利者を対象に建てかえなどに関する相談会を実施するとともに、区内の建設業界や建築士協会などへの制度のPRを行うなど事業の周知を図り、事業推進に取り組んでいきたいと思います。相談会につきましては、夏から秋にかけましてきめ細かくやっていきたいと思ってございます。
続いて、2番の平和の森公園周辺地区でございます。平和の森公園周辺地区では、平成5年11月に「平和の森公園周辺地区地区計画」を定め、広域避難場所へ至る地区施設道路の整備を図り、平和の森公園を生かした安全で快適なまちづくりを進めております。
平成21年度は3件(55.00平方メートル)の用地を購入して、道路拡幅整備を行うとともに、区画道路第1号の用地取得交渉を進め、これは全部用地取得ができましたので、今年度、1号の新設道路の工事を予定しております。また、法務省矯正研修所敷地内に計画のある地区集散道路第2号及び区画道路2号の整備について、法務省・財務省と協議を進め、整備工事の時期などスケジュールを確定していきたいと思っております。
また、野方小学校・沼袋小学校の統合新校、平成23年4月1日、現野方小で開校予定でございますが、この移転先として予定されている法務省矯正研修所の移転跡地の周辺について、広域避難場所、避難所の安全性の向上、避難路の確保等に資する整備を検討していくということでございます。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑はありませんか。
篠委員
こういうことを聞いていいかどうかはあれなんですけど、法務省矯正研修所は、具体的にどんな進捗状況にあるんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
この件につきましては、検討は田中副参事のほうから答弁させていただきます。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
矯正研修所につきましては昭島に移転をする予定でございます。今のところ、平成25年に移転という形で動いているところでございます。その後、野方小と沼袋小の統合新校の用地として区で取得をし、25年に除却が終わった時点で新築の工事に入ると、そういうスケジュールで動いているところでございます。
篠委員
取得、締結、中野区としてのめどはいつに置いているんですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
これにつきましては、まず、現時点では、先ほども御説明した区画道路2号、あるいは地区集散道路、東側の平和公園通りですね。そこの用地の取得をという形で協議を進めてございます。跡地の残りの部分につきましての協議はこれからということでございまして、いつごろの時期にその協定を結び契約に至るかというのは、まだ今のところちょっとスケジュールは見えてきていない状態でございます。
ひぐち委員
南台地区の東京大学海洋研究所の跡地の防災公園ですけれども、4ページ目に記載してあります区画道路第12号とそれと区画道路第9号、これについて道路の買収、交渉とかそういうのは進んでいるんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
これは南部防災公園の用地交渉とあわせて、これにつきましては、協定で買うことになってございます。南部防災公園がまだ交渉中でございますので、それと合わせた時期に、ここにつきましては用地を買うということが決まっております。500余の平米数でございますけども、9号路の30センチぐらい、あと12号路ですと2メーター近くになりますけども、あわせて500余につきましては購入すると。公社でまず最初に購入をするということで、今年度は整備計画を立てていくということになっております。
ひぐち委員
あと、その12号道路というのは今非常に狭い道路になっておりまして、車が1台やっと通れる道路。現状をよく見ますと、かなり背の高い万年塀があって、道路と敷地の段差がかなりあるんですね。今度計画されている公園というのが、この1号道路のほうに長く面しているんですね。12号道路のほうには、全く面していないんです。この段差というのは非常に気になるところで、バリアフリーになればいいんですが、東京大学との交渉の中で、バリアフリーにすると、やっぱりスロープをつけたり、あるいは出入り口に何からの処置をしないと避難ができないんじゃないかと、そういう懸念があるんですけど、そういう何か話し合いというのはあるんでしょうか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
区でも東大側とも、また住民の方との意見交換会でも、そこら辺を懸念する話が出てきていることは承知しておりますし、東大も承知してございます。ただ高低差、やはり一番北のほうで1.2メートルぐらいございます。ですので、すべてをフラットにするというのは、これは非常な土木工事といいますか、コスト上の問題等も抱えることになりますので、具体的な東大側の移転計画、整備計画もまだ出てきておりませんけども、区としては、全体が広域避難場所でございますので、区長のほうからも本会議の答弁で申し上げましたけども、東側からの避難がしやすいように、出入り口の設けた方の工夫など、学校側と協議しながら整備を行っていくというふうに申し上げたところでございます。
ひぐち委員
ぜひ、この南台の12号にかかるところの地域というのは非常に密集地といいますか、2メートルちょっとぐらいしかないような道路がほとんどなんですね。ぜひ避難通路というか、防災公園に避難できる通路を確保できるように、近隣の方とぜひ話し合いを持っていただいて進めていただきたいと思います。要望でございます。
平山委員
先ほどの篠委員の御質問の御答弁の中で、矯正管区の学校用地の取得は、目標は決まっていなかったですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
区のほうで取得をして、統合新校をそこに設置をするということで、方針は定めているところでございます。
平山委員
ごめんなさい、答弁が聞こえない。もう一回お願いします。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
法務省研修所の移転した後の跡地につきまして区で取得をして、統合新校をそこに設置をするということで方針は定めてございます。
平山委員
もうあまりこれ以上、ちょっと委員会から外れてしまうかもしれないんですけど、目標年次って決まっていなかったですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
25年度末になるのか、その年度が明けてからかはわかりませんけれども、その時点で矯正研修所が区外に移転をする予定でございますので、その前後の時期に契約をするという予定を立てている状況でございます。
平山委員
何か相手があることなので、こちらが一方的に当然決められることではないので御答弁があれなのかもしれませんけども、当初のさまざまな委員会の報告では、明らかな年次があったようにも思いましたし、10か年でもそういうのを見込んで財政的な計画も立てていらっしゃったりというのがあったので、その未定ですという御答弁は、あれ、何か変更になったのかなと思ったんですけど、特に何か特別な事情が生じていろんなことが変更になったというわけではないんですよね。
川崎経営室長
野方小学校と沼袋小学校の統合校については、当初は現野方小学校のところでの現地建てかえということを予定していたところ、この研修所が移転をされるということで、そこに統合新校をつくるということで、その際に、具体的な年次としては、今、手元に正確な資料がないんですが、そこにつきましては、具体的に区民の皆さん、統合の検討委員会の場でも目標年次ということでお示しをしてございます。
岩永委員
南台地区のところ、今年度に周辺用地536.5平米の取得という目標を持っていますが、一度御報告をいただいているのかもしれませんが、この536.5平米の内訳ですね。東大の側がどれだけで、民間の側がどれだけでとかそういう、民間の側のどれだけは、何件の住民との関係になるのかとか、ちょっと教えてください。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
この536.5平方メートルは全部東大でございます。9号、12号、13号の東大側の分でございます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
次に4、本町二・三丁目周辺地区まちづくりの会の中間まとめについて報告を受けます。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
本町二・三丁目周辺地区まちづくりの会の中間まとめについて(資料6)御報告を申し上げます。この件につきましては、本年の3月の本特別委員会におきましても、検討状況という形で御報告をさせていただきました。その後の経過を含めて御報告を申し上げるものでございます。
1番、これまでの経緯が示してございます。平成20年になりますけれども、弥生地域の七つの町会長、防災会長によるこのまちづくりの会の準備の立ち上げが行われまして、21年3月にまちづくりの会が発足したものでございます。そして、前回も御報告いたしましたけれども、まちづくりの会は、昨年度都合5回開催をされました。まちの歩き方ですとか、あるいはまち歩きの実施、そして現状がどうなっているか。どういう課題があるか。どんな将来像を目指していくべきかといったような議論をいただきながら、この3月に「本町二・三町目周辺まちづくり案-地域の現状と将来像(中間まとめ)-」という形でまとめていただいたものでございます。中野区は、まちづくりの会の事務局として活動を支援してきたという立場でございます。中間まとめの概要が2番に書いてございますけれども、これにつきましては、別添資料のほうで簡単に説明をさせていただきたいと思いますので、別添資料のほうをごらんいただけますでしょうか。
1ページに挙げてございます作成の過程。今申し上げましたたような経緯、それから活動の内容が挙げてございます。
2ページを見ていただきますと、このまちづくりの会に加わっている団体の一覧が出ています。町会、地域防災会、それから商店街、PTA、地区委員会、地域団体といったような形で21名の方で構成をしていただいてございます。
検討の対象区域でございますけれども、本町一丁目、二丁目、三丁目に弥生一・二丁目の一部を含むような区域の町会の区域で検討対象としていただいているものでございます。
3ページ以降がこの中間まとめ、議論をしていただいたまとめの概要という形になるものでございます。
地域特性と現況の課題につきましては、五つの点の整理が行われてございます。生活利便性の高い地区だということ。それから、住みやすい立地上の優位性を持っていると。そういう評価が行われてございます。
4ページをお開きいただけますでしょうか。2点目に防災道路・生活道路が不足するエリアがあると。狭隘道路ですとか、行きどまり道路もあり、また地形の高低差が行きどまりといったことにもつながってきている。あるいは、避難経路の問題点、そういったこともあり、建てかえが困難な区域もあると。そういったような点が二つ目でございます。
3点目としましては、木造住宅が密集し、生活環境、防災上の課題を抱えているエリアもあると。延焼の危険性、倒壊の危険性といったようなことも課題としてあるなということでございますとか、日当たり、あるいは緑、そういった点の課題が指摘をされたものでございます。
あと、4点目としましては、高齢化が進んでいる。また、集合住宅に住む人が多い地区だということでございます。高齢者の割合が18.5%といったようなことで、区の平均を超えている。それから居住年数の少ない10年以下の方が4割いる一方で、30年以上暮らす方も3割を超えていると。そういった点でございます。
それから6ページへまいりまして、5点目としましては、歴史の面影を残す地区であると。幾つかの寺ですとか、あるいは中野新橋、神田上水、そういったような事柄も含めた整理が行われているものでございます。
8ページにお進みいただきますでしょうか。中間まとめとして、まちの方向性についての取りまとめがされた部分でございます。まちの将来像ですけれども、「災害に強くにぎわいと交流に満ちた、あふれる陽と緑と水に親しむまち」というふうな形で標語がされてございます。それに基づいてまちづくりの目標が3点掲げられました。
一つが防災性能が高い安全・安心のまちづくりということでございます。本町二丁目公園への防災機能を有する公園整備でありますとか、生活道路の適正な配置整備といったような事柄でございます。
それから2点目は、潤いのある住環境づくりをしようといった点でございます。
3点目としましては、にぎわいと憩いと交流のあるまちづくりを進めていこうというふうなことで掲げられているものでございます。
9ページに進んでいただきますと、この地域の中を地区に分けて、それぞれの方向性の基本的なところについて整理が行われているものでございます。本町一丁目地区でありますけれども、道路網の再整備、それから敷地統合による中高層集合住宅、あるいはそれに向けた共同化といったようなこと。それから、坂を生かしたまちづくりといったようなこと。それから、東西方向に主要な生活道路というものを考えていこうではないかといったようなこと。あるいは宅地街区のつくり直したといった方向についても指摘をされているところでございます。
本町二丁目地区につきましては、南北道路について拡幅整備、強化といったようなこと。特に郵政宿舎跡、すわなち、(仮称)本町二丁目公園でありますけれども、それへのアクセスが重要であるといったようなこと。この公園につきましては、防災機能を第一としつつ、さまざまな機能を持つ公園としたいねと。そういったようなところが指摘されております。
本町三丁目地区でありますけれども、現況の良好な街並みを保全していくということ。それから、二丁目との境の道の拡幅、狭隘道路や行き止まり道路の改善といったような事柄。それから、郵政宿舎跡地の前の屋敷林についての保全、公園化といったようなアイデアも示されているところでございます。
次のページへまいりまして、山手通り沿い、あるいは青梅街道沿道地区でありますけれども、高度利用型の共同開発を誘導して中高層住宅地を形成していくことを検討していこうということ。あるいは、そういう中で空地、緑地をつくり出していくといったような事柄が掲げられております。神田川の川沿いの地区につきましては、水辺の街並み形成を図ろうというふうなこと。それから、より神田川に親しめる仕掛けづくりを行っていくと。川沿いにシンボルツリー、そういったものの植樹を考えていくと。そういったような事柄が掲げられました。
それから、商業地、商店街地区でありますけれども、さらににぎわいをつくり、カラー舗装化、石畳化、心地のよい空間としていくというふうなことですとか、地域の、あるいは商店街の伝統を生かしたにぎわいづくり、振興策というものを検討し、それに沿ったようなイベントを開催すると。そういったような事柄が指摘を受けたものでございます。
11ページの一番下のところでございますけれども、ここで挙げられましたような方向性を実現していくために、課題への対応策の案ということが掲げられておりますけれども、まちづくりのルールを定めていくことが必要ではないかと。あるいは、計画を条例等で担保するということ。あるいは事業化に向けて積極的に働きかけをするということ。それから新しい住まい方の提案をしていくと。そういったようなことが方策として必要になるのではないかと。そういった取りまとめが中間まとめとして行われたものでございます。
1枚のかがみのペーパーのほうに戻っていただきますと、3番、今後の予定でございます。裏面にもあります。先ほどの概要のほうにも、別添資料にもございましたけれども、各町会、防災会等で委員を出していただき議論を重ねてきたところでございますので、この活動の結果、あるいは中間まとめの成果について、地域の方々に広く発表していただきたいということでお願いをし、7月16日に発表会を催すことになりました。それから今年度も、この中間まとめを受けてまちづくりの会を運営していただくわけでありますけれども、本年度の第1回は8月に開催をしていくということを予定してございまして、区はこれを支援しながら、おおむね年度内をめどにまちづくりの会の意見取りまとめというふうに導いてまとめをしていただくという予定で考えているものでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について、質疑はありませんか。
江口委員
こういう形で何度も私は指摘もし、例えば、本町三丁目なんかはここに入れていいかのという問題もあったわけですけど、こういう形で中間まとめが出たと。副参事はかわったばかりで申しわけないんですが、本当に、地域に住んでいる住民の人たちというのは、このまちづくりを今やろうということに対する意識というのはあるんですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
町会等の話し合いの中で、まちづくりについての検討をしていくことの意義ということで話し合われてこの会の結成ということにもなったかと思います。それを広く地域の方々に知っていただき、また、まちづくりに対する意識の醸成を図るという一環でも発表会というものを企画しているところでございます。
それで、地域によっていろいろと課題の素材も違いますので、それらの状況も踏まえながら、今後具体的な検討を、ここには本町二・三丁目地区と書いてありますけれども、一丁目も含み、弥生町も一部含んでいるところでありますけれども、それぞれの場所のエリアごとの具体的な検討というのも今後進めていく必要があるかと思いますし、また、地域の方々に御理解をいただきながら、関心を持っていただくような働きかけも今後とも続けていきたいと思ってございます。
江口委員
今、くしくも言った本町一丁目なんていうのは、道路の問題というのは、まちの人たちが本当に悩み続けて、災害にとっては弱いまちということを皆さん全員が知っているということ。それこそ車が入れない。消火活動ができない。そういう悩みを抱えている中に、今言った、くしくも一丁目も入ると。本来、本町一・二丁目ということのまちづくりというイメージであれば、私はわかりやすいし、当時このことが地域で、センターで話し合われたときに、弥生町の関係の人たちは、おれたち関係ないよという声が圧倒的に出たのは事実ですよね。そういうことは区はつかんでいるわけで、あえてそこを一部入っているからお願いしたいと。中野新橋商店街が入っているから参加してほしいという形で、わざわざ広げっていったということがあるんですね。最終的なまとめというのは、各町名、それから各町会単位というころになろうかと思うんだけど、やっぱり地元、地域の問題は自分たち、それから総論賛成、各論反対に必ずこれは最終的になるという部分も承知の上でやったと思うんだけども、例えばこのメンバーにしても、申しわけないけど、町会と防災会って一緒ですよ、これ。ただ機能が違うだけで。だから、町会の人たちと話しているという、各町会へ出ていても、これは町会の人たちはやっているんですよ、一生懸命ね。まちづくり部会とかそういうのもつくられたりして。だけど、これは選び方の問題。もっと、やっぱり次世代につなげるということになれば、若い人。例えば、これはPTAだって、十中と二中は入っていないんですよね。小学校のPTAだけなんですね。あそこのエリアは十中と二中なんですよ。だから、そういうこと自体もこれは、まちづくりの会がやったからといっても、多分行政がリードしてこういう形をとっているんでしょうけど、それから地区委員会だとか地域団体、これもみんな町会の関係の人なんですよね。だから、もう少し、例えば公募を入れるとか、そこに住む人たちに呼びかけて、若い人たちの意見を聞くとかそういうことをやる。まして、あそこには工芸大学があるわけですね。だから、工芸大学のデザイン的なことをやっている学生さんたちにも呼びかけて協力してもらうとか、どうしてそういう形で広い意見をまとめた上で全体像をつくろうとしないのか。これだと本当に一部のまちの人たちが集まってやっているというだけで、どうしても最後のまとめの言葉を見ると、ほとんど行政のリードというだけで終わってしまって、まちの人たちは本当にちんぷんかんぷん。例えば、地区計画なんてこれはつくるのは大変なことですから、それから条例化なんていうのはもっと大変ですから、そういうことはいとも簡単にこれは将来の課題で出てくるというのは、これはやっぱりまちの人から出た言葉ではないと思っているんですが、その辺いかがですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
区はこのメンバー選定につきましては、基本的に地域の方々で選んでいただいたという経緯がございます。区も意見を申し上げながらということでございます。それから、この中間まとめにつきましても、この区の文章で書いているということではないかと思います。この段階におきましては、いわゆる地域の中の話し合いの場から出てきたものを、区として、事務局として整理をさせていただいたということでございます。最終取りまとめにおきましても、もちろん地域の方々の認識の中での方向性、そういったようなまとめにしていく必要があるかと考えてございます。
それから今回、御指摘のように、地域の方々の各階各層を延べてメンバーに加えたような検討組織ではございませんので、あくまで、地域の方々の選定の中で組織されたという性格のものだと思います。いずれかの時期に、次の時期にはもう少し広げた幅広い議論が必要だということで、会長さん、副会長さんとも相談をさせていただいておりますし、ましてや、いずれのステップで区の計画になるときには、そういったことは必ず行いながらまとめていく必要があるというふうに考えております。
江口委員
ぜひ、本当に区が安心・安全なまちということで、こういうまちづくりを進めるというならば、やっぱりそんな長期にわたってやるわけにはいかない部分があります。確かに難しい部分、ハード・ソフトの部分でやりますけど、やっぱり年度を切ってこの中でやっていくというふうにしなきゃ意味がないことでもありますので、そういう中でやっぱり人選というか、それから地域を、例えば町会だったら町会エリアを一つのまちづくりの提案をする会にして、それを総合的にまとめるとかですね。役員だけじゃなくて町民も参加して、自分たちのまちの意見を言いながら、どんなまちづくりをしたいのかというふうに、これはもう全部一緒くたになっていますから、例えば商店街だって、ここでは二つの商店街が出ているわけですけど、これは商店街独自として、自分たちの商店街をどうにぎわいのある商店街にするかという考えをまとめて、そして、町民の人たちの意見も聞く機会を設けてやっていくとか、そういうふうにしていかない限り本来のまとめってできてこないと思うんですね。やっぱり商店街は商店街で自分たちでどういう商店街にしていく、どういうにぎわいのあるまちにしていく、そのことを考え、そして地域の人たちにそれを呼びかけて意見を聞いて、最終的にこの本町一・二丁目も含めてまちづくりというのにつながってくるんだけど、こんな広げた形で漠然とした形で、ただ、提案があったからといったって、道路だって、南のほうもわかるように、そんなに簡単に広がるわけじゃないし、自分たちが対象になって削られたら大変なことであってという問題もあるし、それから代替地の問題だってそんなに地域にあるわけじゃないし、大変悩む問題が出てくるわけで、ただ、総論的にこんなものをつくって、こんなまちづくりを目指して区はやっていますよだけじゃ、これは本当に災害に強いまちになっていかないので、ぜひそういうような形。
それからもう少し、若い世代が参加できるような機会、区の場合というのは、どうしても町会だとか、自治会だとか、そういうところに頼らざるを得ない部分はわかるんだけども、もう少し、若い世代がこういうまちづくりに参加できるような機会というのは、これは今度行政の努力でやるべきだと、そういうふうに思っていますけど、そういう総合的なまとめというのはもうちょっと個別に議論させた上で、それで最終的なそこで中間まとめを出して、最終的な総論という総まとめを出すという考えはないんでしょうか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
今後の進め方につきましては、今ちょうど委員御指摘のような点も含めまして、それからスケジュールとしてどのレベルのものまでを、取りまとめをしていただくかということも含めて検討しているところでございます。いずれにしましても、今回のまちづくりの会は、あくまでも地域の方々、町会中心でありますけれども、地域の方々が自主的に集まっていただいて、自分たちのまちをどうしていくかと。そういう話し合いをしていただいているというものでございますので、最終の取りまとめも、地域の住民の方々の町会を中心とした組織として考え方をまとめていくという段階のものになると思っております。その前に、御指摘のようないろいろな方々の声を聞く機会というのもぜひ検討はしていきたいと思います。
江口委員
最後にもう1点だけ。これは議会の問題でもある、我々の責任もあるんだけど、今まではいろんなまちづくりだとかさまざまなものは、地元の議員に行政が報告をするとか、またそこで意見を聞くとかそういう機会があったんですね。本町一・二丁目、三丁目、この周辺に関しては、そこの地域を担当しているさまざまな会派の議員に一切そういう呼びかけというのは今までないわけ。いつ来るかなと思ってずっと待っていましたけど、今までない。ということは、やる気がないのかなというのもわかっていましたから、だから、そういう意味ではもう少し、議会と両輪と言われている意味では、こういうこともやっぱり考えて、地元から選出する議員も、このまちづくりに対して積極的に支援していく、取り組んでいくと。議会の意向もどこまで反映し、住民の皆さんに理解してもらうかということもやらなきゃいけないのを、あえて区はやっていないのね。ところが、今までさまざまな地域で問題点があると、行政が呼びかけて、その地域の議員の懇談会というのをよく設けてきて、実際今よくやっているのは鷺宮の懇談会。だから、そういうことも含めて、やっぱり一緒にやろうという、その一緒に情報を共有すると。こういう委員会だけで報告するといったら、委員会にはその関係する議員は全員入れないわけですから、そういうこともしないと、このような大きな行事というか、大きな仕事に関しては、やっぱり何もできないと。私たちは、その会の発足だとかそういうところに町会からの情報で参加をして傍聴しているというだけなんですよね。だから、その辺はどういうふうに考えているのか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
議会と行政が両輪だという御指摘につきましては、さまざまな場で御指摘を受けているということで、十分承知しております。今回のこの本町二・三丁目の中間まとめにつきましては、実はこの本委員会後、本町の関係の議員の方々に個別に御報告に回ろうと思っていたところでございます。全くそういう、軽視をするというつもりではありませんでしたけれども、ちょっとタイミングが遅きに失したということであれば、また改めたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
岩永委員
概要版の11ページのカラーの図、イメージ図ということなんですから、固まったわけでもなく、この中間まとめの中のいろいろ話されてきたことがここに反映されたんだとは思うんですが、それでも、こういう出し方をされると、受けとめていくその地域の人たちとの関係でどうなのかというふうに思うところが二つほどありまして、一つは、黄色で囲って矢印の説明が「共同開発による中高層住宅地形成の検討」というふうになっていますね。こういう形で、全体的な問題点としては共通でずっといろんなところで出されているんだけれども、落とされた図の中では、ここだけをこういうふうに囲ってあるということになってくると、やはりこういう出され方をされてきたということが一つの前提になるのではないかというふうに思うんですね。今、江口委員が指摘されたように、全然本当に地域の中ではこういう話さえも進んでいない中で、この部分だけがこういうふうな形で出されるということについては、どういうふうな扱いで出されたのかというふうにも思うし、こういう出し方は改めたほうがいいのではないかというふうに思っています。
それからもう一つは、説明のところでは、郵政宿舎跡地の前は、良好な屋敷林であり、跡地と一体的な公園にすることも考えられるという文言があって、そして緑色の枠で、西側のお宅を含めた大きな円になっていますね。これは、それじゃあ、このお宅と話がついているのかなというふうにも思ってしまうわけなんですが、そのあたり、この2点はどうですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
これにつきましては、方向性のイメージ図というふうなことで、冒頭、前のほうにも中高層住宅地形成というふうな御意見がありました。そのあたりのイメージを図示したということでございます。このエリアを、もちろん全部を中高層住宅地にしていくことを検討しようではないかと、そういう結論に至っているものではございません。
それから、緑あふれる公園の整備というところにつきましても、本町二丁目公園のところを示しながら、周りに緑を引いておりまして、緑の丸自体には特に説明づけは書いてございませんけれども、もちろんこの丸の中の土地所有者に、公園みたいなことについて話を、御了解を得ているという段階のものではございませんし、そういった事柄の、前のほうの意見にはそういうことも考えられるのではないかと。そういうような意味合いの発言を図示していると。誤解があるとすると、それは避けなければいけないかなと思いますけれども、そういったイメージを示している中間まとめの絵だというふうに御理解いただきたいと思います。
岩永委員
この図は、これまでのまちづくりの会の話し合いの中から、一定の方向というのか、見えたものを、区のほうがこういう図に落としたんだというふうに思うんですね。確かにイメージ図で、固まったものではないけれども、こういうものをもとにして、7月16日の日に御説明されるわけですよね。そうなってくると、地域の人たちの参加、まちづくりの会が始まる前に2回ほど地域全体に呼びかけた検討会があったんだけれども、ぷっつり切れてしまってまちづくりの会に移行していったというような経過もあるだけに、その中間報告の中で、今までなかなかわからなかったものがこういう図のような形で出されてくるということに対しては、特に今私が言ったこの2カ所というのは、ほかの図とはまた少し意味合いが違うんですね。権利者、そこに住んでいる住民の方だとか、ほとんど話もないままに囲まれて、それも一定の方向性を持つ形で出されているということになってくると、やはりそこで誤解が生じるわけだから、その扱いというのは、やはり本当に地域の中で話し合いがされてからこそ出てくるものだというふうに思うので、改めたほうがいいと思うんですが、どうですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
すべて結論を見たものをこの絵の中に、まちづくりの検討会としてのすべての総意という形で示したものではございません。また、区の行きどまり道路の改善ですとか、あるいは、いろんな資料館づくりですとか、そういったような事柄についても、実現のめど、方向性が立った形で書いているものではございません。あくまでも地域の方々の議論されてきた内容を、例示といいましょうか、イメージとして示したものでございますし、これは区の意思もこの中には入っているものでもございません。そういった経緯を十分に御報告を発表会ではしたいと思ってございます。まちづくりの会の活動自体が十分に地域の方々に知れ渡っているということもまだない部分があるかと思いますので、この会の発足に至った経緯ですとか、あるいはどういう形の性格の会か、この中間まとめがどういうものか、そういったことは十分に御説明をしてまいりたいと思ってございます。
岩永委員
最後にしますが、今お答えの中にあった、この7月16日の報告というのは大変、そういう意味でいえば、重要なこれからの部分に当たると思うので、そのあたりは本当に誤解を生じないような説明がぜひ必要だと思います。この発表会ですが、これは一方的な発表だけで終わるんですか。それとも、その発表したことに対して参加した方たちからの意見なり何かを聞くという、要するに、相互交通のような形で持たれるんですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
主体的な会はまちづくりの会と区役所共催という形にしていただきましたけれども、まちづくりの会が中心となって発表をしていただくということで考えております。説明の後に意見交換をする時間をとっております。
篠委員
直接これだけにこだわっていないんですけれど、要するに、防災に強いという観点から、中野区で成功した例というのは、南台と平和の森という認識でいいんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
成功というようなことをちょっと断言的に申し上げることはなかなか難しいかと思いますけれども、南台の四丁目は、平和の森公園も含めて、昭和の時代から長く地元の方といろんな提案、協議、意見交換をしながら、こんな方向へ、こんな方向へという防災まちづくり、特に中野区の場合は、直下型地震が来れば、23区中ベストスリーというふうに言われている焼失面積が想定されておりますので、東京都の防災まちづくり推進計画の中で再重点地区と言われている南台、そして重点地域と言われている北部の平和の森公園も含めまして、上高田から野方、大和町まで大きくベルト地帯が広がってございますので、かなり取り組むべきところは多いわけでございますけども、その中で南台一・二丁目、四丁目、平和の森公園を先行して進めているというところでございます。
篠委員
といいますのも、平成4年6月、あるいは平成5年11月に都市計画決定という形を、道路というのは一番の難問なんだと思うんですけど、それに、要するに見事に切り込んだという意味で成功と私は申し上げたんですが、その後、こういうお金も使えるというような流れは、国全体、あるいは東京都全体でとまっちゃっているんですか。みんな自分たちでまちづくりしなさい。ついては、自分で身を削りなさいという流れの中で、平成4年、5年ごろに比べると、20年近く前に比べると、現在はそういう流れの中においてやれという流れなんですか。地区計画まで持っていくというのは大変なことなんですけど、しかしながら、東大の周りについては、事実動いているということもあるわけですけど、今、私が申し上げたことに関連したことについてお答えいただければと思います。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
先ほどの報告案件の中に、木造密集地域整備事業、それから都市防災不燃化促進事業というものを御報告させていただきましたけれども、地区計画を定めますと、それによってその予定の、例えば道路の話でいきますと、地区施設の道路拡幅部分については、区で建てかえの際に買収をさせていただく。それから、その地区計画による、それに対応した区の助成措置。それから、今申し上げたこの二つの防災まちづくりの事業につきましても、区の負担に対して国からの補助がくる、またその残りを都から補助がくる、さらに残った区の負担部分については財調交付金が入るというふうな形で、地域が自助努力で改善をしていきなさいということではなく、やはりいろんな支援する施策は、以前に比べますと、この防災まちづくり推進計画を東京都がつくってきたということ、それから中野区がそういう課題を十分に抱えていると、そういう背景も踏まえて、支援の施策自体は充実してきているというふうに言えるかと思います。
篠委員
今のほうが充実しているということですか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
はい、そのように認識をしております。
篠委員
実際の行動を現時点でとったときに、うちは削りたくないという抵抗に大義名分が欲しいわけですよ、まちづくりというのは。話し合ったからみんなの話に従えというのはなかなか説得し切れない部分がある。それを、やっぱりいろんな知識を持っている方々が、そうじゃない、さらによくなるという説得力のある動きを示すという意味において私は質問しているんですけど、20年近く前より今のほうがもっとよくなったという、簡単には理解できないんですけど、もう少しはっきり教えてください。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
御指摘のように、地域の方々にその必要性を感じていただく。土地所有者の方々がオーケーと、了と言っていただいて初めて道が広がる、そういうことでございます。昨日、北区、板橋区で非常に急激な雨、ゲリラ豪雨が降りました。中野区につきましては、安全性は少しずつ高まってきているということだと思うんですけれども、数年前にも大きな被害があったわけでありますけれども、地域の方々が、洪水、大雨についてはこんな被害が来るということは十分にわかっていらっしゃるんですね。ところが、大地震について御経験のある方はもうごく一部ですね。ほとんどの方はそういう認識をお持ちでない。道が非常に狭い。車もほとんど通れない。そういう道は、ふだんは車も入ってきませんし、歩くのにも大丈夫ですし、よその人も入ってこない。非常に暮らしやすいまちというふうに言えるかと思いますけれども、70%の確率で起ころうとしている首都直下型地震ですね。それが来るとどんなふうになるかと考えたときには、非常に悲惨な、それは神戸市の長田区でも十分に経験したところでありますけれども、やはり木造で密集をしていて道が狭くて、またそこにブロック塀があるということになりますと、倒れて火事と。そうすると、逃げおおせもできない。2方向に逃げられない、道路がふさがれますと、実はもうふさがれた状態の上を越えるのは若い人、壮年の方は越えて逃げていけるかと思いますけれども、お年寄りはもうそれ以上身動きがとれない。そこに火が回ってくるというふうなことになりますし、また、そういうふさがれた状態だと、救援の物資も車も来ない。そもそも消防車が入れないと。そういう、神戸市長田区で経験したような、実はよりよくするということが非常にまちとして重要ですけれども、その前に区民の方の生命を守る、安全にするということは非常に重要なことだと思っております。ですから、区民の方々にもそういう御理解をいただけるような訴え方をぜひ、これからといいましょうか、今始めようとしているところでありますけれども、そういう形で、それが自分にとって自分のまちの存立にかかわることなんだと。そういう御理解をいただいた上で、例えば、土地を一部セットバックしていただいて広げるとか、そういうようなことにもつながる、そういう働きかけをぜひしていきたいと考えてございます。
吉原委員
先ほども江口委員からちょっと指摘があったんですが、別添資料の2ページですか。この町会七つと地域防災会七つ、これはメンバーがほとんど同じという指摘がありました。私もそう思うんですよ。そうなってくると、こういう表示の仕方というのはどうなのかなとは思うんだけど、そのメンバーはほとんど同じということは、区のほうで把握していますか。
田中まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
一応それぞれの代表する会、もちろん両方とも町会のメンバーでいらっしゃると思いますけれども、お名前が違う方がメンバーとしては参加をいただいているということでございます。
吉原委員
各町会には防災部ってありますよね、全部ね。防災部があって、別に防災会という名前の代表者がいて、別々の代表者がいたりする。何か紛らわしくありませんか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
町会・自治会と地域防災会との関係でございますが、防災会のほうは私ども防災担当で所管してございまして、一応別物だという理解でございます。ただ、防災会の多くは、町会・自治会の活動がベースになっているものでございます。そうでないものは、多くは分譲マンションの管理組合をベースにして結成された防災会というふうなことで理解してございます。役員の方に、結果的に共通する部分が多いということは承知はしてございます。
吉原委員
何でこんなことを言うかといいますと、この防災会というのが相当昔に、各町会に防災部をつくってくださいというんじゃなくて、区のほうから、当時の区長さんの意向なのかもしれませんけど、防災会をつくってほしいということで立ち上がったという形で来ているとは聞いているんです。ただ、町会によっては、防災部長さんがいらっしゃって、防災会長さんがいらっしゃって、一つの町会で防災の責任者は二人いて、極めて仲がよくないところもあるんですよ。だからそういうので、あと消火器点検の助成金とかそういう部分、この所管の委員会とは違うんでしょうけど、そういう仕事の役割分担がいろいろあって、町会の中でも、町会の防災部の行事だったら参加するけど、防災会だったら協力しないとか、いろいろそういう部分もあることはあるんです。だから、その辺のところが統一になれば、こんな別団体が別々にあって、たくさんの団体が別枠にあるような感じに見えますけども、文言の整理もできて、いろいろ区のほうもこれから運営しやすいんじゃないかなとは思うんですが、その辺はどのように思っていますでしょうか。
川崎経営室長
この町会と防災会の関係については、今、委員のほうからも御紹介がありましたように、その発足当時に町会――町会は任意の加入の地縁の団体ということで、防災会については、その地域に住まわれている方皆さんに御参加をいただくという、そのような趣旨から、町会と防災会というのは、形の上では別組織ということで区が働きかけた過去の経緯があったかと思います。実際に、そうはいいましても、地域の活動を見てみますと、町会の皆さんが中心となって防災会も運営をされているということだと思います。今、具体的な例をお示しされましたけれども、町会の防災部と地域防災会との関係というお話がありましたが、これにつきましては、それぞれの地域の町会、あるいは防災会との中でうまく連携をとっていただくということをお願いするしかないのかなと思っていますが、今後ともこれは、いざというときには本当にその地域の連携がとれない。そこに住んでいる人同士が力を合わせないことには災害には立ち向かえないわけですから、そのあたりの連携がうまくいくように、今後は、その防災の立場からも働きかけはしていきたいというふうに思います。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告は終了します。
その他で、所管事項の報告はありますか
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
その他でございますけども、(仮称)南部防災公園用地の取得について、口頭で報告させていただきます。
この件につきましては、総務委員会が所管でございますけれども、関連いたしますので、7月1日の建設委員会及び本日の当委員会でも御報告申し上げるものでございます。
これまでの経緯でございますけども、東大附属中等教育学校敷地に予定しております(仮称)南部防災公園用地でございますけども、平成22年第1回定例会で、財産の取得について議決を終え、平成21年度中の契約に向け交渉を行ってまいりましたけども、3月末までに折り合いがつかず契約に至りませんでした。このため、平成21年度の予算のうち、用地特別会計の用地費54億4,000万円余、それから、一般会計都市整備費の体育館移転補償費4億円余がいずれも未執行となってございます。
今後の予定でございますけども、東大側も鑑定結果を待って再度価格の交渉に入る予定であると聞いてございます。価格交渉につきましては、用地管財担当、財産管理分野のほうが担当しております。
なお、平成22年度予算には、取得に係る経費が計上されていないため、協議がまとまった段階で手続をとらせていただきたいと考えております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑はありませんか。
篠委員
具体的にうまくいかなかったポイントはどこだという雰囲気でしたか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
用地担当のほうから聞いておりますのは、価格交渉の1点でございます。もちろん予算の中での交渉、区が組んだ予算額の中での交渉となっております。
ひぐち委員
用地の取得をするということを取り決めて契約をしたという前提があるわけですよね。契約というのは、金額の契約というのは行わなかったんですか。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
東大側とは基本協定を結んでおります。公園用地の取得、また周辺道路の整備用地の取得という基本協定は結んでおりますけども、契約という行為は、価格が決まってからの用地交渉契約となりますので、契約はまだしておりません。
ひぐち委員
交渉ということで、後から金額を決めるというのは非常に難航に、お互いの意見が折り合わなかったらどうなっちゃうんですかね。
川崎経営室長
私は経営室で用地を所管していますので、その立場からお答えをしたいと思いますが、今回は、防災公園用地として区に提供するというところまでは基本協定で結ばれている。具体的な今度は用地交渉ということになりますと、お互いに用地について鑑定をして、その価格について協議を進めるということになります。その中でお互いに折り合いをつけるということになるんですが、具体的にじゃあ、今回の事例でどういった点が問題、折り合わなかったかということになりますと、これは今年度また改めて用地交渉を進める段階にありますので、現時点では、具体的に価格がどうであって、こうであったというようなところについての説明は控えさせていただきたいと思いますが、基本的には、お互いに適正と思われる価格を示しながら協議をしていくということになります。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本報告は終了します。
以上で、所管事項の報告を終了します。
次に、審査日程のその他に入ります。
各委員、理事者から何か発言はありませんか。
鳥井経営室副参事(防災担当)
関連で、昨晩の都内の大雨につきまして御報告をさせていただきます。
昨晩都内で大雨が降りまして、板橋、練馬等で被害が出てございますが、中野区では被害はございませんでした。中野区の最大雨量は、江古田地域センターにおきまして、時間10ミリ、全体としては13ミリというものでございました。
委員長
本件につきまして質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、終了いたします。
他に、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
江口委員
ちょっと1点だけ。本来は建設委員会だと思うんですが、建設委員会が終わった後に聞いた話なので、42条2項道路の問題で、防災というまちづくりの関連もあるんでしょうけど、予算が当初予算が通って、何か予算がなくて協議が今後は進まないという話がちょっと来ているんですけど、そういう事実はあるんですか。
服部都市整備部長
いわば生活道路の整備のそういう区民からの御要望ですけども、建てかえ等、両方進んでございますが、建てかえに合わせまして前面道路の整備といいますか、そういう御要望がありましても、なかなか、一部に進んでいないということがございます。今後とも区民の方のそういった御要望に合うように努めていきたいと考えてございます。
江口委員
予算がなくなっているということはどうなのかと。
服部都市整備部長
予算上、大変厳しいということは間違いございません。
江口委員
厳しいというのはよくわからないんだけど、何で、当初予算がスタートしてまだ実際は数カ月でしょう。その間にどうして整備費の予算が、もうここでなくなるなんて普通あり得ないので、この辺はどうなんですか。
服部都市整備部長
この性格上、前年度からの繰り越しのいわば工事の要請といいますか、それをさばいているという実態でございますので、前年度以前のそういった御要望もとらえましてやっている関係で、結果として、今年度のこの時期にある程度の予算を使っているという、そういう実態でございます。
江口委員
じゃあ、どうするつもりでいますか。この協議というのは、本当にそこでぱっと決まってすぐやらないと、今までも拡幅をしてもらうというのは、これは1年置いたり、2年置いたら、もう必要ないと。じゃあ、また花壇でも植えてという話になっちゃうのが今までの例なんです。協議したときに即実行すれば、そこが確保できているんだけど、今後のその予算がなくなってきている場合に、上半期が終わって、まだ後半があるわけでしょう。それはどうするつもりでいるんですか。
服部都市整備部長
こういう生活道路の整備につきましては、区民との信頼関係、これが基本でございます。それを果たすためにも努力をしていきたいという、そういう覚悟はしてございます。そういう建てかえ動向にかかわります前面道路の下がっていただき整備するといいますか、そういう中での取り組みを少しでも進めていき、取り組んでいきたいと考えてございます。
江口委員
そうじゃなくて、教えてほしいのは、予算がもうなくなってきているのにどうするんですかと。補正を組むのか、どこかで流用するのか、その辺です。
服部都市整備部長
まだ具体の対応を考えてございませんけども、何らかの方策を年度中に考えていきたいと思ってございます。
委員長
他に、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
川崎経営室長
先ほど、平山委員の御質問で所管外ということでお答えできなかった部分について、もしよろしければ、休憩をしていただいて補足の説明をさせていただければと思うんですが。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、委員会を休憩いたします。
(午前11時26分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時27分)
他に、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、次回日程等について協議いただくため、委員会を暫時休憩します。
(午前11時27分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時28分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回は第3回定例会中とし、何か緊急の案件が生じた場合は、正副委員長が相談の上、招集することとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で、本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
本日の防災まちづくり特別委員会を散会します。
(午前11時28分)