中野区議会総務委員会〔平成26年7月8日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成26年7月8日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後1時19分
○出席委員(9名)
内川 和久委員長
酒井 たくや副委員長
木村 広一委員
石坂 わたる委員
北原 ともあき委員
いでい 良輔委員
久保 りか委員
奥田 けんじ委員
岩永 しほ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長、副区長(経営室長事務取扱) 川崎 亨
副区長 英 直彦
政策室長 竹内 沖司
政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(基本計画担当) 森 克久
政策室参事(予算担当) 奈良 浩二
政策室副参事(広報担当) 酒井 直人
政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博
危機管理担当部長 小田原 弦
経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
経営室副参事(人事担当) 角 秀行
経営室副参事(施設担当) 石井 正行
経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 岩浅 英樹
経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭
会計室長 浅野 昭
選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治
監査事務局長 古屋 勉
○事務局職員
事務局長 篠原 文彦
事務局次長 堀越 恵美子
書記 細川 道明
書記 大野 貴子
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 平成25年度資金収支状況について(経理担当、会計室)
2 平成25年度各会計決算状況(速報値)について(会計室)
3 平成26年6月8日執行 中野区長選挙の結果について(選挙管理委員会事務局)
4 その他
(1)区有地(本町四丁目用地)の貸し付けについて
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
また、審査は5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力お願いいたします。
議事に入ります。
所管事項の報告を受けます。
初めに、1番、平成25年度資金収支状況についての報告を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
それでは、平成25年度資金収支状況について御報告をさせていただきます。(資料2)
こちらにつきましては、例年、定期的に報告している案件でございます。
まず、資金収支でございます。歳計現金等、これは日々の支払資金ですけれども、平成25年度末の3月31日につきましては約81億円の残高となりまして、前年度末の約95億円と比較しますと約14億円の減となっております。なお、毎日の残高につきましては、年間を通して最も多かったのが113億6,600万円、最も少なかったのが19億9,900万円のマイナスでございました。
参考までに、中段にあります表1につきまして各年度の歳計現金等の4月1日の残高と3月31日の残高を、その下の表2につきましては各年度の最高額と最低額を示してございます。また、歳計現金等がマイナスとなった際に、その不足を補うために財政調整基金から繰替運用を2回行いました。表3につきましてはその実績となっております。この繰替運用は支払時期と収入時期の資金収支にタイムラグが生じたために行ったものでございます。なお、平成24年度は4回実施したところでございます。
引き続きまして、裏面をごらんください。
表4は積立基金の運用益の比較でございます。御案内のとおり、昨年来、政府及び中央銀行が一体となった大規模な金融緩和政策のもと、市場には大量の資金が供給されております。この結果、積立基金の運用先である大口定期預金や債券の金利は低い水準で推移し、平成25年度の運用益は9,900万円、運用利回りは0.25%となりました。
表5につきましては、それぞれの積立基金の運用状況を一覧でお示ししたものでございます。こちらにつきましては後ほどお読み取りいただきたいと思います。
以上、簡単ではございますが、平成25年度の資金収支状況について御報告させていただきました。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
木村委員
積立基金の運用益の比較のほうなんですけれども、昨年に比べて4,000万円ぐらい運用益が低いということだったと思うんですが、その原因は、一応、一般的な景気動向というのは書かれているんですけれども、運用の方法も含めて、昨年より4,000万円ぐらい下がったということの原因というのは何というふうにお考えなんですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
利回りが低い理由といったようなところでよろしいでしょうか。先ほども御説明をさせていただきましたように、金融機関、定期預金金利につきましては個人向けの店頭金利となっておりますけれども、これについては昨年と同様となってございます。区が利用する大口定期預金につきましては自由金利設定型と呼ばれるもので、金融機関固有の資金需要が店頭金利と比較してより直接的に反映されるもので、貸し出しの需要が少ない状況にあっては、ますます利率の低下が顕著となってくるといったようなことがございます。
区の運用実績、例を挙げさせていただきますと、同一の銀行、大口の定期預金金利で、平成24年6月スタートの6カ月定期で利率、地銀でありますけれども、0.22であったものが、平成25年の9月にスタートしたものについては、6カ月定期で0.13といったようなことで、マイナスとなってございまして、別の地銀でも同様なことがございます。債券についても同様なことが言われております。
木村委員
角度を変えますけれども、運用の仕方ということで考えますと、例えば昨年の資料でも書かれているんですけれども、ことしは、トータルでいきますと、一番下ですね、普通預金だと77億ですかね、債券ですと28億、定期預金だと293億というトータルになっていると思うんですが、昨年度、25年度3月末時点ですと、債券が約114億ということで、ことしは289億ということで、80億ぐらい債券が少なくなっているということに大きな特徴があると思うんですけれども、これはやはり、今回、運用益が下がったという原因に直接つながるかどうかということで確認させていただきます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
失礼しました。債券と定期預金の比率でございますけれども、ここ数年におきましては、なかなか金利が低金利ということでずっと続いてございまして、それがいつ上がるといったようなことが、なかなか判断がしかねるといったようなところがございますので、それにつきましては、債券ですと長期で運用するといったようなことでございまして、それについては金利が低いというような状況でありますので、その状況を見ながら定期預金の中で運用を行ってきたといったようなことでございます。
川崎副区長
補足をさせていただきますが、委員の御質問は、同じ低金利状況によっても、運用益が低くなったのは、運用の中身によって違うんじゃないかという御質問だと思うんですけれども、おっしゃるとおり、区としては、定期預金ですとか、あるいは債券、いろいろ運用していますけれども、債券の中には5年ものというものもありますので、そういったものについては、かなり金利が高いときに運用を開始したものが、それが去年で終わっていて、ことしがなかったりすると、そういう意味で、単年度だけでは見られない金利差というものが、この4,000万円という差で出てきたというものでございます。
木村委員
そうしますと、当然、25年度で大体5年ぐらいの債券がかなり運用益を出してきたと思うんですけれども、それがなくなったというか、償還されたということで、それは前々からわかっていたところを踏まえて、今後、そういう長期間の債券、ある意味では、いい債券というのをどういうふうに探していくかというところも含めて、ある意味では、また、特に財政調整基金の場合は、全て債券に──やはりフリーな預金もなくてはいけないと思いますので、その割合も今後区としてどういうふうに財政を回すかというのも含めた上で考えなきゃいけないと思うんですが、これからの方向性というか、いかに資金運用を考えていくという意味で、運用益を出すためにはどうしたらいいかということで、そういう長期間の債券をしっかりまた検討するというか、購入するという意向はあるのかどうかということで確認させてもらいます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
現状の金利状況においては、そこを勘案しながら、債券の運用も含めてきちっと検討をさせていただきたいと考えてございます。
委員長
他に質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、2番、平成25年度各会計決算状況(速報値)についての報告を求めます。
浅野会計室長
それでは、平成25年度各会計決算状況の速報値について御報告させていただきます。(資料3)
まず、一般会計でございます。平成25年度の歳入総額でございますが、1,168億4,402万9,000円、24年度に比較いたしますと23億7,904万2,000円の増でございます。増減率は2.1%でございます。
次に、歳出総額でございますが、1,139億5,205万8,000円、24年度に比較いたしますと15億1,830万8,000円の増でございまして、増減率は1.4%でございます。
25年度の歳入総額から歳出総額を引きました差引額でございますけれども、28億9,197万1,000円でございます。24年度に比べますと8億6,073万4,000円の増加でございます。
次に、翌年度に繰り越すべき財源でございます。これは10億6,864万8,000円でございますが、この金額につきましては、7月4日に予算担当参事より御報告いたしました平成25年度の一般会計の繰越明許費の繰越計算書の中で特定財源の収入と一般財源の収入、それの合計額でございます。それが10億6,864万8,000円でございます。
歳入歳出総額の差引額から翌年度に繰り越すべき財源を差し引きました実質収支でございますが、18億2,332万3,000円でございます。これと24年度の実質収支を比較いたしました単年度収支でございますが、2億3,153万8,000円という状況でございます。
なお、表の右端の備考欄でございますが、収入率と執行率のパーセントを出してございます。上の収入率96.6%が今年度の予算現額に対する歳入総額の割合でございます。括弧内は前年度の実績値でございます。また、執行率につきましても同様に、予算現額と歳出総額との割合でございまして、94.2%、前年度95.8%でございます。いずれも前年度よりかは少し下回っている状況でございます。
以下、特別会計につきましても同様の形でそれぞれの歳入総額、歳出総額を計上いたしておりますので、こちらにつきましては後ほどごらんいただきたいと思います。
簡単ではございますが、御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告については終了します。
次に、3番、平成26年6月8日執行 中野区長選挙の結果についての報告を求めます。
吉村選挙管理委員会事務局長
それでは、お手元の資料(資料4)、平成26年6月8日執行の中野区長選挙の結果について御報告いたします。
まず最初に投票関係でございますけれども、当日有権者数については合計25万9,862人で、3,633人ほど前回よりふえてございます。
投票者数につきましては合計7万6,632人で、955人の減となっております。うち、期日前投票者数と不在者投票者数については、それぞれ以下のとおりでございます。
結果、投票率については29.49%で、前回より0.79ポイントの減となってございます。
次に、開票関係でございます。6月9日(月曜日)の翌日開票で開始いたしまして、午前8時に開始いたしまして、終了が午前9時17分に確定してございます。
3の得票数等につきましては以下のとおりとなってございます。
私からの御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告について終了します。
次に、4番、その他で、理事者から何か報告はありませんか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
区有地本町四丁目用地の貸し付けについて御報告を申し上げます。
まず、土地の概要でございます。所在地、中野区本町4丁目61番14外2筆。これにつきましては、鍋横交差点付近の土地でございます。面積、653.06平米。現在の状況、民間駐車場業者への貸し付け。貸し付け相手方・使用目的、貸し付け相手方、警視庁……(「何を言っているんだよ」と呼ぶ者あり)
委員長
もう一度お願いします。
伊藤経営室副参事(経理担当)
はい、申しわけありません。現在の状況につきましては、民間駐車場へ貸し付けてございますけれども、今後、平成26年の10月1日から平成31年3月31日まで、警視庁のほうに貸し付けを行うといったようなものでございます。
目的としましては、警視庁中野警察署の建てかえに当たり、関係車両を駐車するためといったようなことでございます。
内容については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
石坂委員
現在、民間の駐車場に貸し付けの契約で貸し付けていると思うんですけれども、そのタイミング的には、ちょうど契約が切れるタイミングなのか、あるいは打ち切りとかという形になるのかがわかれば教えてください。
伊藤経営室副参事(経理担当)
現在の契約につきましては、これまで6カ月の契約期間としてございましたけれども、6カ月の契約が切れた時点で一度契約を解除しまして、新たに3カ月、別に契約をしたものでございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本報告について終了いたします。
他に報告はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書(資料5)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後1時16分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時19分)
次回の委員会は7月29日(火曜日)午前10時に行うということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で総務委員会を散会します。
(午後1時19分)