平成26年09月11日中野区議会建設委員会(第3回定例会) 平成26年08月29日建設委員会

中野区議会建設委員会〔平成211日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成26年9月11日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後07

 

○閉会  午後39

 

○出席委員(8名)

 小林 秀明委員長

 来住 和行副委員長

 伊東 しんじ委員

 平山 英明委員

 林 まさみ委員

 佐野 れいじ委員

 近藤 さえ子委員

 市川 みのる委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 滝瀬 裕之

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 池田 中

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線基盤整備推進担当

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 千田 真史

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 江口 誠人

 書記 遠藤 良太

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第39号議案 平成26年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後4時07分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。

 第39号議案、平成26年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は、総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、第39号議案、平成26年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市政策推進室所管の補足説明をさせていただきます。

 議案の36ページ、37ページ、繰越明許費調書をお開きください。

 3款都市政策推進費、3項中野駅周辺まちづくり費、事業名、中野駅西側南北通路基本設計、金額8,100万円及び同項、事業名、中野駅西側橋上駅舎基本設計、9,300万円につきまして、設計工程が年度をまたぐことが明らかになってまいりましたので、繰り越しをさせていただきたいということでございます。

 補足説明は以上でございます。

 よろしく御審議のほどお願いいたします。

尾﨑都市基盤部長

 それでは、第39号議案、平成26年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市基盤部所管の補足説明をさせていただきます。

 議案の5ページをお開きいただきたいと思います。

 歳出予算の9款都市基盤費の補正予算といたしましては、3項道路・公園管理費を648万5,000円、6項防災・都市安全費を367万7,000円増額するものでございます。この増額補正によりまして、都市基盤部の予算額は171億3,561万5,000円となるものでございます。

 初めに、この補正予算の歳出の内容を御説明いたします。

 それでは、補正予算説明書の32、33ページをお開きいただきたいと思います。

 3項道路・公園管理費、1目道路管理費の2道路管理、(3)橋梁拡幅整備648万5,000円の増額でございます。これは、橋梁拡幅整備工事の中野区負担金について、工事材料費の上昇等による整備工事費の増額に伴いまして、平成26年度負担分を増額するものでございます。

 次に、6項防災・都市安全費、1目防災費の2災害対策、(2)災害対策の推進367万7,000円の増額でございます。これは、洪水ハザードマップを対象地域に配布することによります増額でございます。

 なお、今回の補正予算に関する財源といたしましては、全て一般財源でございます。

 次に、債務負担行為補正でございます。7ページに記載してございますけれども、さらに詳しくお示しをしております債務負担行為調書が38、39ページにございますので、そちらをお開きください。

 表の上から3番目、橋梁拡幅整備(下鷺橋)でございますが、期間は平成27年度から28年度、債務負担行為限度額を6,450万9,000円から7,512万1,000円に増額するものでございます。

 また、同じくその下の橋梁拡幅整備(丸山橋)でございますが、期間は同じく平成27年度から28年度、これにつきましても債務負担行為限度額を4,519万6,000円から6,619万2,000円に増額するものでございます。

 これは、先ほどご説明いたしました工事材料費の上昇等によります整備工事費の増額に伴いまして債務負担行為の限度額を増額するものでございます。

 以上が補正予算にかかわる補足説明でございます。

 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

佐野委員

 今の御説明でわかったんですけれども、33ページなんですが、上の部分、橋につきましては費用が上昇した理由でこうなったというふうにお話しいただいて、下の部分、ハザードマップにつきましては対象地域に配布するためだというふうなことで、当初はこういう洪水であふれたとか、そういう対象地域、8万世帯については配る予定はなかったということでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 本年度、6,500部の印刷を予定してございました。これは、例年、御希望のある方にお配りするための印刷という形で予算に計上してまいりました。今回の補正につきましては、特に西日本を中心に大きな災害が発生するような降雨が実際に起きているということを実際に受けまして、緊急的に、自分の地域の危険度をお知らせするために、補正を組んでいただいて配布するものでございます。

佐野委員

 ということは、その配布費用で増額になったと、当初の予定よりも。そういうふうに理解してよろしいんでしょうか、367万7,000円というのは。当初の予定からふえている。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 印刷費並びに配布費用という形になります。

佐野委員

 そうすると、費用の上昇分も含めてという意味でしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 これは、改めてこの地域に配布ということで、その費用の上昇分というよりは、新たにこの地区に配布をするという考えを持ったということでございます。

佐野委員

 よくわからないんです、御説明が。要するに、対象地域に配布するために、当初から8万世帯、この辺の水があふれた地域に配って、さらに注意を促すハザードマップを配布するんだということで予定を立てていたのか、あるいは、当初はそういう予定がなくて、現状つくってからそういう予定になったために増額せざるを得なかったのか、そこをはっきりしていただきたいということです。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 当初、この8万部を配布するという予定はございませんでした。新たにこの考えを持ったということでございます。

佐野委員

 としますと、最初のときに、この災害の重要性を考えたときに、先ほども、たしか議会のほうで説明があったと思うんですけれども、あふれた地域、私の家もあふれた地域の中に入っているんですけれども、非常に苦難というか苦労をしているわけです、皆さんが。そうすると、やっぱりそれに対する注意とかというものがハザードマップの中に入っていたと思うんですけれども、最初にそれを配る予定はなかったということですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 当初、この8万部ほどのものを配る予定はなく、6,500部の配布という考えを持ってございましたが、実際に多くの死者が出るような災害が、ここのところ西日本を中心に起きているということを鑑みまして、緊急的に措置をお願いするものでございます。

佐野委員

 たびたびすみません。わかりました。そうすると、今そういう地域で災害が起きたから、中野区においてもそういった問題等々についての危惧があるから、要するに配るんだと、そういうことの決定に基づいて8万世帯に配るというふうに決めたと、そういうことなんでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい、委員おっしゃるとおりでございます。

佐野委員

 そうしますと、またもとに戻ってしまいますけれども、最初に8万世帯というのはありきじゃなかったわけですか。そうすると、6,500部を最初につくるつもりだった。それはどうするつもりだったんですか。配るつもりじゃなくて、手挙げで、とりに来てもらった人に配るつもりだったんでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 御希望のある方にお配りするという予定でございました。これは、例年そのような形でやっております。

佐野委員

 例年そのような形でと、おっしゃるとおりだと思うんですけれども、ただ、やはり今おっしゃったように、地域でそういう問題が起きて、広島等々でそういう問題が起きている。あるいは、3.11でも起きている。そういうことを考えたときに、神田川、それから妙正寺川があふれてきている。そういったことでの対策をやっている地域の人たちに、少しでもそういった状況の危険度が出たときにはこうしてほしいんですよ、こうなんですよということを指示するマップ、これがやっぱり私は必要だと思っていたわけです。幸いにしてこれを配るということだったので、結果はよかったんですけれども、費用がかかっても配るべきだと私は思っているんですが、そういう意味で、やはり最初から、これはやっぱり危険度というものを鑑みたときに、そういった災害が起きたところの世帯には必ず配っていくということがやっぱり必要ではなかったかと思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 これまでも普及啓発には努めてきたというふうに考えてございました。また、水害に対するさまざまな対策等についても普及に努めたところでございますが、本当に今回は甚大な被害というものを目の当たりにいたしまして、まさに区民の方が自分の地域の危険性、危険度を十分認識していただいて、我々も本当に必要なときには避難勧告指示というものを出しますが、それが出たとき、もしくは出る以前から備えていただきたいという思いによるものでございます。

佐野委員

 ですから、そういう思いがあったら、最初の予算を昨年度こうするときに、当然配るという意識というのはなかったんですかということをお尋ねしているわけであって、毎回、毎年、これは配っていません、そして、とりに来た人たちに渡しているだけなんですということの意識をやっぱり変える必要があったんではないでしょうかということを今お尋ねしているのであって、それについてはどうなのかということを言っているわけですけれども。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 この8万部ほどのものを配るというような認識は当初ございませんでした。これにつきましては、今後とも、我々も身を引き締めて、そういう地域の方々に思いが届くようにきちんと対処していきたいと考えてございます。

佐野委員

 今、この地域の方々にと言ったけれども、本当にその地域の方たちは大変な思いをしていると思うんです、私も含めて皆さんが。やはりそういう地域の人たちの身になってやるのが行政の仕事であって、そしてそれを配ることによって、それが少しでも皆さんの役に立つ。一番最初、神田川があふれたとき、きのうも鳴ったんですよ、神田川。あふれたときには、少なくとも、駐車場の確保すらなかったわけですよ。あれよあれよという間に水があふれてしまった。そんなような状況ですから、それから皆さんが反省をして、どのようにしていったらいいかという対策を立てて、近くの公立小学校に駐車場をお借りして、皆さん、避難してくださいよって事前に回ったわけです。そういったことを、やっぱり必要なマップに書かれているとすれば、これは大切なことなんですよ、地域にとっては。だから、そういう気持ちに立って行政側はやっていかないといかんなと、私は思ったものですから、今あえて言わせていただいたんですけれども、今おっしゃったように、今後についてはそういった気持ちを持ってやっていただけるということですから、ぜひそれはお願いしたいと思います。

市川委員

 36ページ、37ページなんですけれども、先ほどの立原副参事の補足説明の中で、設計が年度をまたぐと言うだけで終わってしまったんだけれども、何で設計が年度をまたぐんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 当初、設計は、設計協定に基づいてJRにお願いする形になりますが、その前提として、基本協定というものを締結しなくてはならないということがございました。基本協定は、当初想定しておりましたのは、平成25年度末、3月末で協定の締結ということをもくろんでおったんですが、それが結果的に6月20日になってしまったということで、設計期間というのは、おおむね1年程度かかるであろうということを見ておりまして、それからさらに基本設計協定の締結ということになりますと、年度内の完了ができないのではないかということで、繰り越しをお願いしたというところでございます。

市川委員

 今の答弁からすると、平成25年度末に結ぼうと思っていた基本協定がずれ込んで6月20日になってしまったので、当初、設計を予定していた年度内の予定が翌年度にまたいでしまったという、こういう説明なんだよね。そうでしょう。ということは、いわゆる当初予算を提案した第1回定例会の時期あたりで、もうこれはある程度想定ができていたということになるのかな。ということは、3月の末には基本協定が結べないということになると、いわゆる平成26年度、4月以降に入ってくるわけだから、そこから、4月か5月か6月の時点のどこかで協定を結べば、そこからカウントしてどこまでかということになるでしょう。そうすると、年度内でおさまらないのではないのかというようなことは推測していましたか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 協定につきましては、今回、南北通路、橋上駅舎等、駅ビルを一体的に整備するということでしたので、調整する事項が多岐にわたったということと、これは道路一体建物制度による自由通路整備というのは、JR東日本にとっても初めてのケースというところもありまして、当初、3月末までに何とか結ぼうという協議をしていたんですが、JR社内でもさまざまな調整事項が生じてしまったということで、どのくらい3月から延びるかというのはなかなか想定することは難しかったということでございます。

市川委員

 JR東日本のほうで、いわゆるその駅ビルだよね、駅舎と同時に設計をしなければならんということ、工事をもちろんしなければいけないということで、いわゆる作業が重なって、いろいろと検討する材料が重なって時間がかかってしまったということでしょう。ということは、当初、この年度の予定で、スケジュールでいくと、ざっくり6年後にこの南北自由通路と、それから橋上駅舎が完成しますということを言っているわけだよね。これで、6月から、およそ、例えば1年、来年の6月、いわゆる次年度ね。繰越明許費だから、平成27年度まで繰り越すわけでしょう。その間に、繰り越した分が、いわゆるスケジュール的に延びるわけでしょう。そうすると、それが完成、いわゆるこれが竣工する、その時期に与える影響というのはありますか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 橋上駅舎と西口改札と南北通路の供用開始につきましては、区としましては、五輪前の平成30年春ごろを目標として、JRと今後とも協議していくつもりでございます。各工程を圧縮する努力、あるいはそれに向けて実現させるような工事工程を組んでいくといったようなことを求めていくつもりでございます。

市川委員

 いわゆるそういう工程を圧縮していくという答弁が今あったけれども、それはあくまでも中野区側のものの考え方であって、JR側のものの考え方に立てば、その工程には時間がかかりますと、また一方的に持ってこられてしまえば、それはそれでおしまいだと思うんです。この工事には、要するにJR側のノウハウというのが数多く蓄積されていることだと思うんです。いわゆる線路上の工事だから、例えば夜間の工事になるのか、いわゆる電車が運行していない間の工事になるのか、人工地盤を構築する工事にしても、その上に建物を建てていく工事にしても、もちろんこの南北自由通路はその中に組み込まれていくんだけれども、そういった工事というのは、当然時間を要するわけです。だから、ただ単に、我々が考えている一つのハードのものをつくるための工程を圧縮するというものとは、性質、性格が違うと思うんだよね、そもそもね。そこいらのところをよく読んでおかないと、これ全てが、全部やっぱり基本設計があれば実施設計もあるわけだ、実施設計が終わってから着工するわけだよ、そうでしょう。これ、着工する前にまた、区とJR側で綿密な協議というのは必ずあるわけですよ。そうでしょう、工事協定結ぶわけだから。そういったことを思うと、これが、いわゆる6年後、2020年東京オリンピックの年にこれが完成をして、供用開始をするということが危なっかしくなってくるんじゃないかと思うんだけど、その点は十二分に配慮をされて、相手方の出方をしっかり見て取り組まれたいということは要望しておきます。今後とも十二分にお気をつけいただきたいと思います。

伊東委員

 洪水ハザードマップの配布についてお伺いします。

 今回、全国の異常事態を受けて、当初6,500部から8万部に増刷、配布を予定されたということなんですけれども、近年、この中野区の洪水ハザードマップが改訂されたという記憶がございませんけれども、そもそもこの配布を予定しているハザードマップというものはいつ策定されて、どのような気象条件に基づいて想定されているのか。お願いします。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 最新のものは、その避難所の配置なんかが変わったたびに改訂はしておるんですけれども、もともとの大もとの想定というのは、平成12年に起きました東海豪雨というようなものが想定されてございます。時間雨量114ミリのものすごい豪雨というものが想定されているもので、大もとに一番最初につくられた、配布されたものが平成14年のものが大もとになってございます。

伊東委員

 時間的に言うと、もう14年ほど前の策定ということなんですけれども、ただ、そのときの想定自体は時間雨量114ミリということですから、最近の事例で見ても、時間雨量100ミリ超えるというのは、本当にふえてはきていますけれども、それよりさらにふえるというリスクはそんなに多くはないのかなという気はするんですけれども。ただ、14年間の間に、各河川におかれては、水害対策というものが講じられてきているということが考慮されると思います。その部分は反映はされていないということでよろしいんですね。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 平成12年当時以降の工事の内容については、この洪水ハザードマップの中には反映されてございません。

伊東委員

 それと、先ほどの御答弁の中に、避難勧告等の発言がございましたけれども、昨今、避難勧告指示の発令の時期、タイミングというものが大分議論されていると思います。中野区が非常な豪雨に見舞われたときの避難指示、避難勧告の対象区域というのは、このハザードマップに基づいて指定されるんですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 実際には、現状を確認して、その区域もしくはその河川沿いという形になります。きのうも、実は、佐野委員もおっしゃったとおり神田川で警報が鳴りました。ただ、北側のほうは全く、妙正寺川系のほうは水が上がっていないというところがございますので、その辺は現状を確認いたしまして、その区域についてそれぞれ発令していくという形になります。

伊東委員

 確かに、それでいいのかなと思います。ただ、常々、質問等、指摘等がありますように、集中豪雨等悪天候の中では、パンザマストによる音声からの告知が非常に聞き取りにくいという指摘も十分あります。今回、8万部増刷されて刷られる中で、記載内容に一切変更がないとすると、今は、区のホームページで逐次災害情報というものを提供できるし、14年前に比べれば、携帯端末等でどこにいても情報を取得しやすいというような状況の変化があるかと思います。そうしたものについての記載の加筆というものは一切ないんですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 ハザードマップはこのままお配りする予定です。これに1部別紙を添付いたしまして、委員おっしゃったような内容ですとか、洪水が起きる前の対策、とっておく備えというようなものを一緒に折り込んで、これも配布をしたいというふうに考えてございます。

伊東委員

 最後にしますけれども、そうしますと、この367万7,000円というものについては、そうしたものも含んでの費用ということでよろしいんですね。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 その別紙プラスその戸別の配布料というものも全て含んだものという理解でお願いいたします。

平山委員

 簡潔に二つ。一つは、繰明の件で。先ほど市川委員も御質問されていらっしゃいましたが、3月末に協定を結ぶ予定だったけれども、6月28日でしたか(「20日」と呼ぶ者あり)6月20日になってしまった。よくありますよね。中野駅周辺はこういうので、繰明をかけちゃうとかなんとかというのがあって、補正に持ち込むことが非常にあったと思うんですが、特にJRが絡んでいるものが今まで多い。だから、十二分に予測はつくのかなというふうにも思わないでもないんですけれども、それはそれ、どうしようもないことなのかもしれないんですが、6月20日ということは、定例会中でしたか。議会への報告というのはありましたか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 協定につきましては、締結後に協定を結んだという報告と、その前に、間もなく締結いたしますという報告を特別委員会のほうにしております。

平山委員

 当該委員会には報告しないんですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 このことにつきましては、特別委員会だけで報告しております。

平山委員

 それは、報告を受ける受けないは、それは委員長の判断なのかもしれませんけれども、だって、お話を聞いていると、この協定が結べないと予算にかかわる内容じゃないですか。これは報告の必要があったんじゃないですか。以前も同様のことがあって、駅周辺の。あのときは北口の整備だったかな。議会への報告が適切になされていないというのを総括か何かで指摘をしたことがあったんですが、今後、こういった補正予算に絡むような内容であるということが予測されるのであれば、当該委員会にもぜひ報告の機会を持てるように委員長に御相談をしていただきたいなと思うんですが、いかがですか。

立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 基本協定を締結しました6月の段階では、JRのほうからは1年ぐらいかかるというふうに言われておったのですが、その後の設計協定、前段階の協議の中で、基本協定がおくれたんだけれども、年度内でできないかという協議調整を一定の期間やっておりまして、結果として、繰り越しということになってしまったんですが、その時点では、まだ年度内でおさめられる可能性もあるかということで、まだはっきりしていなかったという部分はあります。

 今後、こういった予算に絡む話でございますので、それは委員長のほうと御相談して、適宜、御報告させていただきたいというふうに考えております。

平山委員

 そもそも1年ぐらいかかるという見込みのものなんだから、それが3月末から6月ですよ。4カ月おくれてしまっているんですから、それを取り戻すというのはなかなか難しいことだと思いますので、御努力をされたということの結果だというふうに伺いましたので、以後、そういったことがあればぜひにと思います。

 もう一つ、ハザードマップ。6,500というのは、通常、どういった方々がとりにいらっしゃっていましたか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 さまざまな方がいらっしゃいます。住民の方もいらっしゃいますし、事業者の方もいらっしゃいます。

平山委員

 事業者の方と住民の方の割合とかというのはわかりますか、おおよそ。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 統計はとってございません。

平山委員

 なかなか、どうすれば入手できるかというのを知らない方も多かったのではないかと思うので、今後のあり方についてはぜひ検討していただきたいなというふうに思っているのと、先ほど伊東委員からもありましたとおり、14年につくられたものですので、検討を、今後どうするかというのは、これはちょっと総括質疑で伺いたいなと思っていますけれども。

 一つだけ。第2回定例会、この前の定例会で、私、風水害についての質問をしたんです、タイムラインの話とあわせて。そのときに、いわゆるちょうどこの8万世帯に当たるような方々、ハザードマップにある浸水危険個所にいる方々に、防災メールの登録の勧奨を行ってはどうかということを質問させていただいたときに、区長が御答弁になったか、ちょっと忘れたんですが、区側からの御答弁では、ハザードマップの配布等も含めて検討しますという御答弁があったんですね。せっかくの機会ですから、このハザードマップと一緒に、ぜひともこの中野区の防災メール、これの登録方法も、今御準備をされている案内の中に載せて、特に高齢者の方がわかりやすく、この登録ができるような案内にしていただいて配布をしていただくことは可能ですか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 掲載の内容については、今検討中ということですので、委員おっしゃったことも含めて検討いたします。ちょっと情報量があまりに多くなるようでしたら、ホームページのほうに誘導して、そのホームページからですと、そういったことも、ほかのことも可能になっていますので、いずれの方法かでお知らせができるようにはしたいと思っております。

平山委員

 質問の本当の趣旨は、特に高齢者の方、いわゆるスマホとかで情報をリアルに見られない方なんですよ。みずから積極的にそういったものがあるということを知って、登録とかをしている方ではない。恐らくガラケーを使っていらっしゃるであろう高齢者の方々が、そういったものに登録をしておいていただくと安全であろうなという趣旨ですので、そこの部分をよく踏まえていただいて、ぜひ御検討いただければと思いますので。要望です。

委員長

 ほかにありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、質疑を終了いたします。

 意見について伺います。意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、第39号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後4時39分)