平成15年03月14日中野区議会本会議(第1回定例会)

1.平成15年(2003年)3月14日、中野区議会議事堂において開会された。

1.出席議員(43名)

  1番  吉  原     宏        2番  伊  藤  正  信

  3番  きたごう  秀  文        4番  高  倉  良  生

  5番  やながわ  妙  子        6番  鈴  木  光  子

  7番  佐  伯  利  昭        8番  平  島  好  人

  9番  むとう   有  子       10番  長  沢  和  彦

 11番  牛  崎  のり子        12番  山  崎  芳  夫

 13番  高  橋  ちあき        14番  市  川  みのる

 15番  岡  本  いさお        16番  こしみず  敏  明

 17番  飯  島  きんいち       18番  小  串  まさのり

 19番  はっとり  幸  子       20番  佐  藤  ひろこ

 21番  来  住  和  行       22番  樋  口  きこう

 23番  若  林  ふくぞう       24番  古  木  謙市郎

 25番   欠     員         26番  斉  藤  金  造

 27番  斉  藤  高  輝       28番  大  泉  正  勝

 29番  柿  沼  秀  光       30番  木  村  勝  昭

 31番  細  野  たいじ        32番  岩  永  しほ子

 33番  昆     まさ子        34番  小  池  ひろし

 35番  岩  田  みつる        36番  伊  藤  岩  男

 37番  西  村  孝  雄       38番  江  口  済三郎

 39番  藤  本  やすたみ       40番  川  上     進

 41番  近  藤  正  二       42番  江  田     徹

 43番  池  田  一  雄       44番  小  沢  哲  雄

1.欠席議員

      な  し

1.出席説明員

 中 野 区 長  田 中 大 輔      助     役  内 田 司 郎

 収入役      藤 原 惠 一      教育長      沼 口 昌 弘

 政策経営部長   渡 辺 征 夫      企 画 課 長  金 野   晃

 総 務 部 長  山 岸 隆 一      総 務 課 長  田 辺 裕 子

 区 民 部 長  鈴 木 勝 明      地域センター部長 柳 澤 一 平

 環 境 部 長  西 條 十喜和      保健福祉部長   石 神 正 義

 保健担当部長   青 山 キヨミ      都市整備部長   石 井 正 行

 土木担当部長   那須井 幸 一      教育委員会事務局次長 山 下 清 超

本会の書記は下記のとおりである。

 事 務 局 長  正 木 洋 介      事 務 局 次 長  佐 藤 栄 時

 議事調査担当係長  大 谷 良 二     書     記  大 石 紀 久

 書     記  巣 山 和 孝      書     記  永 田 純 一

 書     記  長 崎 武 史      書     記  松 原 弘 宜

 書     記  西 田   健      書     記  岩 浅 英 樹

 書     記  飯 田 浩 一      書     記  佐 藤 雅 俊

 書     記  松 本 桂 治      書     記  吉 田 哲 郎

 

 議事日程(平成15年(2003年)3月14日午後1時開議)

日程第1  第10号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例

      第11号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例

      第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

      第13号議案 中野区長等の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例

      第14号議案 中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

      第15号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

      第16号議案 中野区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

第17号議案 中野区教育委員会教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例

      第18号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例

      第19号議案 仮称北部防災公園用地(北江古田公園拡張用地)の買入れについて

      第20号議案 中野区立保養施設条例の一部を改正する条例

      第21号議案 中野区産業まちづくり調査会条例

      第22号議案 中野区地域センター条例の一部を改正する条例

      第23号議案 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例

      第24号議案 中野区女性会館条例の一部を改正する条例

      第26号議案 中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

      第28号議案 中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

      第32号議案 中野区障害者福祉会館条例の一部を改正する条例

      第33号議案 中野区障害者福祉作業所条例の一部を改正する条例

      第34号議案 中野区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例

      第35号議案 中野区立知的障害者更生施設条例

      第36号議案 中野区立児童デイサービス施設条例

      第37号議案 中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例

日程第2  第25号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

日程第3  第27号議案 中野区立高齢者福祉センター条例の一部を改正する条例

日程第4  第29号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

日程第5  第30号議案 中野区特別養護老人ホーム条例を廃止する条例

日程第6  第31号議案 中野区立高齢者デイサービス施設条例の一部を改正する条例

日程第7  第38号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

日程第8  特別委員会の中間報告について

日程第9  (13)第15号陳情 「中野区行財政5か年計画」に基づく区立幼稚園の役割、機能と配置について

      (14)第18号陳情 JR中野駅北口周辺への交番設置について

      (14)第23号陳情 JR中野駅北口周辺への交番設置について

      (14)第25号陳情 痴呆性高齢者対応のグループ・ホームの建設と運営およびNPO法人支援について(3項)

      (14)第27号陳情 介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(2項)

      (14)第35号陳情 中野区障害者福祉事業団法人化の早期実現に向けての支援について

      第6号陳情 「区立幼稚園4園存続」を求めることについて

      第7号陳情 学童クラブに通う知的障害児の小学校卒業後における放課後保育について

日程第10 (14)第27号陳情 介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(3項)

日程第11 (14)第28号陳情 区民健診・がん検診の現行制度継続を求めることについて

日程第12 (14)第30号陳情 堀江高齢者福祉センターの民間委託に関することについて

日程第13 第5号陳情 患者負担増の凍結・見直しについて

日程第14 第9号陳情 健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することについて

 追加議事日程

日程第15 同意第1号 中野区教育委員会委員任命の同意について

日程第16 議員提出議案第1号 中野区議会議長等の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例

日程第17 議員提出議案第3号 中野区議会委員会条例の一部を改正する条例

日程第18 議員提出議案第4号 イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書

日程第19 議員提出議案第2号 小池ひろし議員に対する表彰に関する決議

 

      午後1時07分開議

議長(斉藤金造) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。

 本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。

 これより日程に入ります。

 お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第15、同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 同意第1号 中野区教育委員会委員任命の同意について

 

議長(斉藤金造) 日程第15、同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意についてを上程いたします。

 区長の説明を求めます。区長。

      〔区長田中大輔登壇〕

区長(田中大輔) ただいま上程されました同意第1号、中野区教育委員会委員任命の同意につきまして御説明申し上げます。

 この同意案は、大塚孝子委員の任期が3月17日に満了となりますので、その再任につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意をお願いするものです。

 大塚さんは、法政大学法学部を卒業後、東京家庭裁判所の事務官を務められ、昭和56年から弁護士として活躍されている方です。この間、本区において、福祉審議会臨時委員を務められたほか、女性会館で実施しております「女性の生き方なんでも相談」の法律相談員を昭和60年から引き続き担当され、平成11年1月からは本区推薦の人権擁護委員に任命されています。

 また、教育に深い関心をお持ちの方で、平成5年には江古田小学校のPTA会長に就任されています。そして、平成11年3月に本区の教育委員会委員に就任して以来、この4年間、弁護士としての豊富な経験と、さまざまな社会活動を通じて培われた教育に関するすぐれた識見を生かして、教育委員会委員の職責を十分に果たしてこられました。

 私は、このような大塚さんの業績を高く評価し、引き続き教育委員会委員に就任していただきたいと考えた次第です。

 本件につきまして何とぞ御同意くださいますようお願い申し上げます。

議長(斉藤金造) 本件については、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の同意第1号を同意するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、同意第1号はこれを同意するに決しました。

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 第10号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例

 第11号議案 中野区職員定数条例の一部を改正する条例

 第12号議案 中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

 第13号議案 中野区長等の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例

 第14号議案 中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 第15号議案 中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

 第16号議案 中野区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

 第17号議案 中野区教育委員会教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例

 第18号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例

 第19号議案 仮称北部防災公園用地(北江古田公園拡張用地)の買入れについて

 第20号議案 中野区立保養施設条例の一部を改正する条例

 第21号議案 中野区産業まちづくり調査会条例

 第22号議案 中野区地域センター条例の一部を改正する条例

 第23号議案 中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例

 第24号議案 中野区女性会館条例の一部を改正する条例

 第26号議案 中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

 第28号議案 中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

 第32号議案 中野区障害者福祉会館条例の一部を改正する条例

 第33号議案 中野区障害者福祉作業所条例の一部を改正する条例

 第34号議案 中野区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例

 第35号議案 中野区立知的障害者更生施設条例

 第36号議案 中野区立児童デイサービス施設条例

 第37号議案 中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例

  (委員会報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第1、第10号議案から第24号議案まで、第26号議案、第28号議案及び第32号議案から第37号議案までの計23件を一括議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

総務委員長 江口 済三郎

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

議案番号

件    名

決定月日

10

中野区組織条例の一部を改正する条例

310

11

中野区職員定数条例の一部を改正する条例

310

12

中野区行政委員会の委員及び非常勤の監査委員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例

310

13

中野区長等の給料等の特例に関する条例の一部を改正する条例

310

14

中野区職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

310

15

中野区職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例

310

16

中野区立幼稚園教育職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例

310

17

中野区教育委員会教育長の給料の特例に関する条例の一部を改正する条例

310

18

中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例

310

19

仮称北部防災公園用地(北江古田公園拡張用地)の買入れについて

310

 

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 はっとり 幸子

              (公印省略)

 

 

議案の審査結果について

 

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

20

中野区立保養施設条例の一部を改正する条例

310

21

中野区産業まちづくり調査会条例

310

22

中野区地域センター条例の一部を改正する条例

310

23

中野区立学童クラブ条例の一部を改正する条例

310

24

中野区女性会館条例の一部を改正する条例

310

 

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田 徹 

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

議案番号

件    名

決定月日

26

中野区障害者福祉手当条例の一部を改正する条例

310

28

中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例

310

32

中野区障害者福祉会館条例の一部を改正する条例

310

33

中野区障害者福祉作業所条例の一部を改正する条例

310

34

中野区立知的障害者援護施設条例の一部を改正する条例

310

35

中野区立知的障害者更生施設条例

310

36

中野区立児童デイサービス施設条例

310

37

中野区保健福祉センター条例の一部を改正する条例

310

 

議長(斉藤金造) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより第10号議案と第11号議案から第24号議案まで、第26号議案、第28号議案及び第32号議案から第37号議案までの計22件とに分けて採決いたします。

 初めに、第11号議案から第24号議案まで、第26号議案、第28号議案及び第32号議案から第37号議案までの計22件について採決いたします。

 ただいまの議案計22件は委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、第10号議案について起立により採決いたします。

 上程中の第10号議案を委員会報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の第10号議案は可決するに決しました。

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 第25号議案 中野区保育所条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 はっとり 幸子

              (公印省略)

 

 

議案の審査結果について

 

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

25

中野区保育所条例の一部を改正する条例

310

 

議長(斉藤金造) 区民委員会の審査の報告を求めます。

はっとり幸子区民委員長。

     〔はっとり幸子議員登壇〕

19番(はっとり幸子) ただいま議題に供されました第25号議案、中野区保育所条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、行財政5か年計画に基づき、区立保育園の再編を図るため、若宮保育園を廃止するものであります。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、10日に委員会を開会し、審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、「若宮保育園は築40年を経過した都営母子アパートとの合築であり、現在の場所での建てかえはないとのことだが、どのようになるのか」との質疑に対し、「都営住宅建てかえ計画の詳細は把握していないが、他の場所に移して母子アパートとして残す意向と聞いている」との答弁がありました。

 さらに、「先に廃止ありきという考えはいかがなものか。廃園に伴い転園する児童はどのくらいか。また、廃園で新規に募集しなかったことによる影響はあるのか」との質疑に対し、「定員が23名のところ、現在13名が在園している。このうち、3歳児3名、4歳児5名が転園の対象で、5歳児5名は卒園である。また、近隣の大和、大和北、大和東の各園における待機児はゼロであり、廃止による問題はないと考えている」との答弁がありました。

 これに関連して、「年度当初の待機児はゼロとのことだが、産明け保育など、年度途中における保育の受け入れ面ではどうなのか」との質疑に対し、「大和地域3園の待機児ゼロの要因としては、地域バランスが是正されたことによるものと考えられ、2月末現在では、大和が94パーセント、大和東が83パーセント、さらに大和北が94パーセントの受け入れ状況である。年度途中でも問題はないと考える」との答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が、本議案に反対する立場から、「この廃園は行財政5か年計画と施設の老朽化によるとの説明があった。しかし、保育の実施が公立園では対応できず、民間園に頼らざるを得ないというものであり、先に廃止ありきという姿勢はうなずけるものではない。産休明けのお母さん方が職場に復帰しようとしても、すぐに子どもを預ける場所がないというのは、大いに問題とすべきである。また、待機児の解消は行政が取り組むべき課題であり、こうした意味からも、この施設を廃止することには反対である」との討論を行いました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第25号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第27号議案 中野区立高齢者福祉センター条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第3、第27号議案、中野区立高齢者福祉センター条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田 徹 

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

27

中野区立高齢者福祉センター条例の一部を改正する条例

310

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第27号議案、中野区立高齢者福祉センター条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本議案は、弥生高齢者福祉センター等の廃止に伴い、規定を整備するとともに、管理の委託の規定を定めるものであります。本条例の施行時期は平成15年4月1日です。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、3月10日の厚生委員会において審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑の内容を御紹介いたします。

 初めに、「弥生と松が丘の高齢者福祉センター事業に関しては、条例上規定がなくなるが、どこで事業は担保されるのか」との質疑に対し、「別途実施要綱を設けて、従来と同様に行う」との答弁がありました。

 次に、「管理委託について、弥生と松が丘を除かなくてはならない理由は何か」との質疑に対し、「この2か所は在宅サービスセンターと併設で、建物全体を社会福祉法人に貸与し、法人の責任で一体として管理してもらうためである」との答弁がありました。

 さらに、「高齢者福祉センターの事業そのものが変わらないのならば、条例上、弥生と松が丘を外す必要はないのではないか」との質疑に対し、「建物全体を社会福祉法人に貸与するために、行政財産であったものを普通財産に変更するので、地方自治法に定める公の施設でなくなる。そのため、この条例から削除するものである」との答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 その後、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第27号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第29号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第4、第29号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田 徹 

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

29

中野区介護保険条例の一部を改正する条例

310

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第29号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本議案は次の2点について規定を定めるもので、まず第1点目は、平成15年度から17年度までの介護保険料について、算定基準の区分を5段階から6段階とし、各段階の保険料率、保険料額等を改めるものであります。

 第2点目は、区独自の制度として、生活の困窮により保険料の納付が困難な場合に、申請に基づき保険料の減額を認める制度を定めるものです。

 この条例の施行時期は平成15年4月1日ですが、改正後の介護保険料にかかわる規定は、平成15年度以降の保険料から適用するとしています。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、3月10日の厚生委員会において審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、一たん保留とし、関連する所管事項の報告を受けました。その後、再度本議案を議題に供して、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、「中野区は他区よりも保険料水準が高いと聞くが、なぜか」との質疑に対し、「第3期の保険料引き上げ幅の緩和を視野に入れたため、基金の取り崩しを半分程度に抑えていること、後期高齢者の認定率が周辺区よりも高いこと、サービスの利用者数や利用率が伸びてきていることなどが理由である」との答弁がありました。

 さらに、「保険料を据え置く区はあるのか」との質疑に対し、「品川、板橋、足立の3区で据え置くと聞いている」との答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 その後、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員が、本議案に反対する立場から、「区独自の軽減措置を行うことは評価するが、区民の暮らしが厳しい現実もある。利用者がふえれば保険料負担がふえるという仕組みを抜本的に改めなければ、改善されない。国への問題、基金の取り扱いも含めて、区民の生活実態に即した保険料にしていくべきである。よって、本議案に反対する」との討論を行いました。

 他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第であります。

 以上で、第29号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第30号議案 中野区特別養護老人ホーム条例を廃止する条例

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第5、第30号議案、中野区特別養護老人ホーム条例を廃止する条例を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田 徹 

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

30

中野区特別養護老人ホーム条例を廃止する条例

310

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第30号議案、中野区特別養護老人ホーム条例を廃止する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本議案は、既存の特別養護老人ホームについて、中野区福祉サービス事業団による運営に移行するため、区条例を廃止するものです。この条例の施行時期は平成15年4月1日であります。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、3月10日の厚生委員会において審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、一たん保留とし、関連する所管事項の報告を受けました。その後、再度本議案を議題に供して、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、「特養ホームの運営に関する都の補助が厳しくなると聞くが、見通しはどうか」との質疑に対し、「東京都の経営支援補助は、介護保険開始から平成14年度まで3年間の時限措置だったが、15年度も継続することになったと聞いている」との答弁がありました。

 次に、「福祉サービス事業団の自主運営化の方向が示されたが、独立採算となれば、介護報酬の高い、重い介護度の方を多く受けざるを得なくなる。医療職など人的体制の充足が必要だが、職員の非常勤化などはこれに反するのではないか」との質疑に対し、「自主運営化といっても、事業団は区が設立した経過もあるので、一定の間、経営支援をしながら、自立のための経営改革を目指す」との答弁がありました。

 さらに、「条例そのものをなくすことは、利用者にとっても心配なことだ。特養ホームは生活の場であり、サービスの質に問題が出るのではないか」との質疑に対し、「区と社会福祉法人とでサービスの提供内容に変わりはない。また、区は一般財源で助成していく。コストが下がったからサービスが低下するということはないし、第三者評価によるチェック体制も整える予定である」との答弁がありました。

 次に、「区が一定期間補助するというが、どのくらいと考えるか」との質疑に対し、「おおむね5年以内と考えている」との答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 その後、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第であります。

 以上で、第30号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第31号議案 中野区立高齢者デイサービス施設条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第6、第31号議案、中野区立高齢者デイサービス施設条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田 徹 

(公印省略)

 

議案の審査結果について

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

31

中野区立高齢者デイサービス施設条例の一部を改正する条例

310

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第31号議案、中野区立高齢者デイサービス施設条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。

 本議案は、弥生高齢者在宅サービスセンター等の民営化に伴い、同施設を廃止するため、関連規定を整備するものであります。この条例の施行時期は平成15年4月1日です。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、3月10日の厚生委員会において審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受けました。

 その後、質疑を求めましたが、特に質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第であります。

 以上で、第31号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

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 第38号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第7、第38号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月10日

 

中野区議会議長 殿

 

区民委員長 はっとり 幸子

              (公印省略)

 

 

議案の審査結果について

 

 

本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。

 

 

議案番号

件    名

決定月日

38

中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例

310

 

議長(斉藤金造) 区民委員会の審査の報告を求めます。

はっとり幸子区民委員長。

     〔はっとり幸子議員登壇〕

19番(はっとり幸子) ただいま議題に供されました第38号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。

 本議案は、一般被保険者に係る基礎賦課額及び介護納付金賦課額の保険料率及び賦課割合並びに保険料の減額規定を改めるものです。

 本議案は、3月6日の本会議において当委員会に付託され、10日に区民委員会を開会し、審査を行いました。

 まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。

 初めに、「介護納付金賦課額の賦課割合について、所得割と均等割が50対50になっているが、区長会で決めた内容なのか」との質疑に対し、「平成12年度以降、区長会で保険事業水準の維持改善を図ることとして、均等割は23区共通、所得割は各区ごとに定めることとしたものである」との答弁がありました。

 さらに、「医療保険制度の維持に関する国や都の財政面での負担責任について、区長会や中野区として議論したのか」との質疑に対し、「国保会計の財政運営が大変厳しい状況にあることから、引き続き国に対し適切な財政措置を講じるよう要望していきたい」との答弁がありました。

 さらに、「基準基礎保険料率の改定について、中間所得者層の負担軽減を理由に、所得の有無にかかわらず、徴収される均等割をふやしていくことには納得できない。減額対象を拡大しても支払えない事例を身近に知っているのは、区である。こうした実情について区長会では議論しているのか」との質疑に対し、「特別区では、保険料の負担軽減を図るために、本来含めるべき高額療養費を保険料率算定の基礎から外している。こうした状況の中で、中間所得者層と低所得者層との負担割合の差が拡大していくことは望ましくない。よって、区長会においてやむを得ないと判断したものである」との答弁がありました。

 これに関連し、「現行の制度のもとで、中野区として負担軽減のための独自の工夫を行っていないのか」との質疑に対し、「負担公平性の観点から、これ以上の軽減策は難しい。資格証発行に該当するケースについては、当事者の事情に合わせたきめ細かな納付相談を行っていく」との答弁がありました。

 以上が主な質疑応答の内容です。

 さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。

 その後、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。

 以上で、第38号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 長沢和彦議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。長沢和彦議員。

      〔長沢和彦議員登壇〕

10番(長沢和彦) ただいま上程されました第38号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団の立場から反対の討論を行います。

 本条例は、国保保険料を所得割額、均等割額ともに値上げするものです。保険料は、この不景気の中で今でも区民の大きな負担になっていますが、これに追い打ちがかけられることになります。

 区は、保険料算定をめぐる状況を「制度改正の実施により医療費の伸びに抑制がかかったものの、昨今の厳しい経済・雇用情勢を反映し、保険料算定の基礎となる住民税の伸びは期待できないことや、被保険者の増、14年度に例外的に11か月算定された医療費が12か月に戻ることなどにより、結果として医療費総額は増大している」、したがって「保険料を相当程度引き上げざるを得ない」と説明しています。

 厳しい経済・雇用情勢の中で、リストラ、倒産などにより国保受給者がふえており、それだけに自治体の公的責任が求められているわけです。しかし、本条例は、医療費総額が増大しているから、それをそのまま被保険者の保険料負担増に転嫁してもやむを得ないというものです。しかも、保険料値上げとあわせて、所得割と均等割との賦課割合については、中間所得者層への負担偏在の解消として、改定のたびに均等割を引き上げ、今回も賦課割合を1ポイント改善すると称して、低所得者に負担増を強いるものとなっています。

 法定減額では救われず、条例減免でも運用の工夫が行われないのでは、恒常的な低所得者対策はないに等しいのが現状です。にもかかわらず、区は「これ以上の負担軽減は負担の公平性から見て好ましくない」とまで言って、突き放しています。しかし、負担の公平を言うのであれば、累進制度による実質的な平等を本条例のように弱めることこそ問題です。

 政府が4月に強行しようとしている健康保険の3割自己負担については、今日、日本医師会を初め多くの反対があるのは周知のとおりです。その上、国保保険料の値上げを行えば、区民の受診抑制に拍車をかけることになります。また、現在でも大きな問題になっている保険料未納者と、これに対する資格証の発行などの制裁措置の増大をもたらすことは明らかです。

 本条例は、区長会が値上げを各区に押しつける形で、23区が足並みをそろえて行うことによるものですが、区民がどういった影響を受けるのか、このことを中野区が区長会などで主張した形跡はありません。

 そもそも国がまともな景気対策もとらず、誤った経済政策で国民を苦しめています。さらに、さまざまな負担増計画によって大打撃を受けることになります。これでは、国民の命と健康を守れないばかりか、ますます保険財政を逼迫させるといった悪循環から抜け出せません。しかも、国保財政については、国庫支出金と都支出金の削減が大きな圧迫を加えています。こうした状況の打開を目指すことこそが区長会と中野区に求められていたわけです。しかし、ここでも検討の跡は見られません。

 苦労している区民を何とか支えるよう、区は最大限努力することが求められています。そのこともしないのでは、区民の暮らしを支えるべく自治体の責任と役割を発揮したとは言えません。したがって、本条例には反対を表明し、討論とします。

議長(斉藤金造) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。

 

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第16、議員提出議案第1号、中野区議会議長等の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第1号 中野区議会議長等の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例

 

議長(斉藤金造) 日程第16、議員提出議案第1号、中野区議会議長等の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。山崎芳夫議員。

      〔山崎芳夫議員登壇〕

12番(山崎芳夫) ただいま議題に供されました議員提出議案第1号、中野区議会議長等の報酬の特例に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。

 本議案は、現在も減額措置を行っている議長及び副議長の報酬月額の特例時期を、平成15年4月1日から平成16年3月31日まで1年間延長するものであります。この条例の施行時期は平成15年4月1日でございます。

 以上でありますが、同僚議員におかれましては、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。

議長(斉藤金造) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 議事の都合により、暫時休憩いたします。

      午後1時43分休憩

 

      午後3時17分再開

議長(斉藤金造) 会議を再開いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第17、議員提出議案第3号、中野区議会委員会条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第3号 中野区議会委員会条例の一部を改正する条例

 

議長(斉藤金造) 日程第17、議員提出議案第3号、中野区議会委員会条例の一部を改正する条例を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。大泉正勝議員。

      〔大泉正勝議員登壇〕

28番(大泉正勝) ただいま議題に供されました議員提出議案第3号、中野区議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提案者を代表いたしまして提案理由の説明を申し上げます。

 本議案は、平成14年10月22日に議決された中野区議会議員定数条例及び本日議決された中野区組織条例の一部を改正する条例に関連して、委員会条例第2条における常任委員会の委員定数及び所管の変更を行うものであります。

 改正内容は、第2条につきまして、総務委員会の所管を区長室、総務部、収入役室、選挙管理委員会及び監査委員に関する事項並びに他の常任委員会の所管に属さない事項に改め、区民委員会及び厚生委員会の定数を8人に改めるものでございます。

 本条例は平成15年4月1日から施行するものとしますが、区民委員会及び厚生委員会の委員定数の変更につきましては、同年5月1日から施行いたします。

 なお、本条例の施行に当たり、施行日前後における総務委員会の同一性を確保するため、附則において所要の規定を設けるものであります。

 以上でありますが、同僚議員におかれましては、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。

議長(斉藤金造) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第18、議員提出議案第4号、イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第4号 イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書

 

議長(斉藤金造) 日程第18、議員提出議案第4号、イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。山崎芳夫議員。

      〔山崎芳夫議員登壇〕

12番(山崎芳夫) ただいま議題に供されました議員提出議案第4号、イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。

       イラク情勢をめぐる査察継続に賛成し、平和解決を求める意見書(案)

 現在、イラク情勢をめぐって平和解決の道を追求するのか、それとも、戦争という最悪の選択をするのか、という大きな岐路に立っています。

 国連においても、イラクの大量破壊兵器の査察を継続し、平和的に解決することを訴えている国が多数にのぼっております。

 ひとたび武力行使が起これば、犠牲者は戦闘員にとどまらず、子どもを含む民間人へと拡大し、その惨禍は計り知れないものがあります。そうした悲劇を避けなければなりません。

 いま地球的規模で、戦争反対、平和解決を求める運動がわきおこっています。世界の多数の政府も、この声に応えた平和解決のための努力をはかっています。日本国民の多数がのぞむ査察の継続・強化による平和解決を求める立場にたち、戦争放棄の憲法を持つ日本が、国連憲章を尊重し、世界の平和のために力を発揮すべきと考えます。

 よって、中野区議会は、日本政府と国会に対し、国連による査察の継続・強化による問題解決を世界に訴えることを求めます。

 以上、地方自治法第99条の規定にもとづき、意見書を提出いたします。

  年  月  日

衆議院議長

参議院議長

内閣総理大臣

外務大臣   あて

内閣官房長官

防衛庁長官

 中野区議会議長名

 

 以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。

議長(斉藤金造) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 これより討論に入ります。

 牛崎のり子議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。牛崎のり子議員。

     〔牛崎のり子議員登壇〕

11番(牛崎のり子) ただいま上程されました議員提出議案第4号について、日本共産党の立場から賛成の討論を行います。

 ブッシュ米政権がイラク攻撃に道を開く安保理決議・米英修正案を今週中にも採択に持ち込もうと画策するなど、イラク問題をめぐる情勢は緊迫した重大な局面を迎えています。

 2月15日に行われたイラク戦争反対世界一斉行動では、ロンドンで200万人、ローマで300万人、マドリードで200万人、バルセロナで150万人、ニューヨークで50万人と、世界600か所以上の都市、1,000万人を超える人々による反戦・平和の運動が、ベトナム戦争反対の運動を上回る史上空前の広がりとなっています。

 東京でも2月14日、2万5,000人、3月8日には4万人と、平和を求める声が広まっています。

 イラク問題の現在の局面で何よりも重要なことは、国連による査察が本格的軌道に乗りつつあるということです。3月7日の国連査察団の報告は、3か月の査察について、ミサイル廃棄など実質的な進展と成果があったとして、イラクの協力が積極的、自発的になってきたことを歓迎し、数か月の査察継続が必要だとしています。さらに、武装解除のための未解決の問題点を明らかにし、今後の作業計画を3月末に報告するとしています。

 これは平和的解決のための査察の有効性、査察の継続・強化の必要性を裏付けるものであり、イラクが国際社会の一致した声を真摯に受けとめ、査察に即時・無条件かつ全面的に協力することを改めて強く求めるものとなっています。

 米・英・スペインの3カ国は、3月17日までを期限として、イラクに軍事解体の証明を求める修正決議案を提出しました。イラクの積極的な協力があったとしても、数か月の査察継続が必要と国連査察団が述べているものをわずか数日間で行えという、無理難題であり実現不可能な要求を突きつけることで、軌道に乗り始めた査察を無理やり中断させ、武力行使に道を開くものです。修正案がどんなに筋の通らない暴論であるか明らかであり、決して認めるわけにはいかないものです。フランス・ロシア・中国・ドイツなど、主要加盟国の過半数の国々が決議案に反対していることは当然です。

 一方、ブッシュ大統領は、安保理事国に圧力を加える一方で、新たな国連決議の承認が得られなくてもイラク攻撃を開始し、フセイン政権打倒を目指すと述べるなど、なりふり構わず戦争への道を突き進もうとするもので、国連と平和を求める諸国民への最悪の挑戦であると言えます。

 一層重大なことは、ひたすらアメリカに追随し、米英の修正案をいち早く支持することを表明し、さらに安保理での多数派を工作するなど、小泉内閣の対応は許しがたいものです。修正案が武力行使につながることには一言も触れず、国際社会の最後の努力として支持を表明するなど、内外の世論を欺くものと言わざるを得ません。

 世界の圧倒的多数の国々は戦争反対、平和解決を求め、人権、宗教、信条などあらゆる立場を超えて立ち上がっています。とりわけ米英など政府が戦争推進でも、ロンドンやロサンゼルスなどの市長の戦争反対の姿勢は、住民の命に責任を持つ自治体の長として、平和を求める当たり前の姿となっています。

 最近の各種世論調査でも、日本の国民の8割が日本政府のアメリカのイラク攻撃支持の表明に反対するなど、批判が高まっています。

 3月12日には、日本共産党、民主党、社会民主党、自由党、自民党の5党の女性国会議員42名が「米国等のイラクへの武力攻撃に反対することを求める意見書」を小泉首相に手渡すなど、党派を超えた平和の行動を起こしたことは大きな意味があります。

 直近では、北区議会、福生市議会が「イラク問題の平和的解決を求める意見書」を全会派一致で採択しています。

 中野区議会においても、憲法擁護・非核都市宣言、平和条例を持つ区の誇りにかけて、意見書が述べているように、戦争放棄の憲法を持つ日本が国連憲章を尊重し、世界の平和のために力を発揮すべきであり、日本政府と国会はアメリカのイラク攻撃に反対し、国連による査察の継続・強化による問題解決を世界に訴えるべきです。

 何よりも戦争によるとうとい人命のはかり知れない犠牲を出さないことを願って、意見書に対する賛成討論といたします。

 

議長(斉藤金造) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第19、議員提出議案第2号、小池ひろし議員に対する表彰に関する決議を先議するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。

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 議員提出議案第2号 小池ひろし議員に対する表彰に関する決議

 

議長(斉藤金造) 日程第19、議員提出議案第2号、小池ひろし議員に対する表彰に関する決議を上程いたします。

 提案者代表の説明を求めます。大泉正勝議員。

      〔大泉正勝議員登壇〕

28番(大泉正勝) ただいま上程されました議員提出議案第2号、小池ひろし議員に対する表彰に関する決議につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 小池ひろし議員は、5期20年の長きにわたり、区議会議員として中野区政の発展に尽力され、区民福祉の向上などに多大な貢献をされてまいりました。

 この20年間における当区議会での御活躍の一端を申し上げますと、小池ひろし議員は、建設委員長のほか、総務、厚生、建設の各副委員長を歴任されるとともに、平成11年には第47代議長に就任された後、中野区議会の代表として、議会が区民の負託にこたえるべくよりよい議会運営を目指し、委員会運営の改善を初め、議会費予算の見直し、議会情報化の推進などに積極的に取り組まれました。

 以上、御紹介申し上げた小池ひろし議員の区議会議員としての多年にわたる功績をたたえ、感謝の意をあらわしたく、ここに本議案を提出する次第であります。

 同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。

議長(斉藤金造) 本件について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の議案は原案どおり可決するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

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 特別委員会の中間報告について

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第8、特別委員会の中間報告についてを議題に供します。

 

別紙 

地方分権・税財政制度調査特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成13年(2001)5月25日から平成15年(2003)3月12日まで)

委員会開催年月日

調  査  事  項

第19回
平成13年
(2001
)
5月25日

委員長の互選
副委員長の互選

第20回
6月12日

委員会参与の変更及び異動
平成12年度財政調整について(報告・質疑)

第21回
7月11日

平成12年度都区財政調整普通交付金〔再調整後〕
(要求資料の提出・質疑)
都区制度改革と地方分権について(報告・質疑)
地方分権推進委員会最終報告について(報告・質疑)
今後の経済財政運営及び経済社会の構造改革関する基本方針について(報告・質疑)
地方税の概要について(報告・質疑)

第22回
8月29日

平成13年度都区財政調整の当初算定について(報告・質疑)
休憩中、学習会を実施
テーマ「地方分権を踏まえた自治体のあり方について」

第23回
10月18日

第2次東京都地方分権推進計画の進捗状況について(報告・質疑)

第24回
12月 7 日

第2次東京都地方分権推進計画に関する事務の現状について(報告・質疑)
市町村合併に関する国の指針について(報告・質疑)
平成14年度都区財政調整区側提案事項について(報告・質疑)

第25回
平成14年(2002年)
3月25日

地方分権改革推進会議中間論点整理について(報告・質疑)
平成14年度都区財政調整について(報告・質疑)
縁故債等の新たな展開に向けて(最終報告)概要について(報告・質疑)

第26回
5月 9 日

委員会参与の変更及び異動
第2次東京都地方分権推進計画に関する協議事項について(報告・質疑)

第27回
7月 8 日

「事務・事業の在り方に関する中間報告」の概要について(報告・質疑)
ミニ公募債について(報告・質疑)
平成13年度都区財政調整について(報告・質疑
特別区における法定外新税の動向について(報告・質疑 )

第28回
10月18日

騒音規制法等3法の政令指定による特別区への権限委譲について(報告・質疑)
都区間の課題に関する検討組織の設置について(報告・質疑)
平成14年度都区財政調整の当初算定について(報告・質疑)

第29回
12月 9 日

「事務・事業の在り方に関する意見」について(報告・質疑)
特別区住民参加型ミニ市場公募債発行の取扱について(報告・質疑)

第30回
平成15年
2003年)
3月12日

第2次東京都地方分権推進計画の進捗状況について(報告・質疑)
中間報告について(協議)

別 紙

警察大学校等跡地利用特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成13年(2001年)4月9日から平成15年(2003年)3月12日まで)

委員会開催年月日

調     査     事     項

 

第19回
平成13年
2001年)
4月9日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(11)
第53号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案について(不採択)
警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案の策定について(報告・質疑)

 

第20回
5月10日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について (継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)

 

第21回
5月25日

委員長の互選
副委員長の互選

 

第22回
6月12日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案について(報告・質疑)
警察大学校等移転跡地の土地利用転換に関する今後のスケジュール(報告・質疑)

 

第23回
7月5日 

警察大学校等の移転に伴う跡地の管理について    (報告・質疑)
平成12年度ごみ量について(速報値)(要求資料提出・質疑)
平成12年度清掃工場別発電量と売電量(要求資料提出・質疑)
警察大学校及び警視庁警察学校へ視察
 

 

第24回
9月7日

委員会参与の移動
財務省への要望について(報告・質疑)
警察大学校等移転跡地の管理について(報告・質疑)
警視庁宿舎等解体工事説明会について(報告・質疑)
警察大学校等移転跡地の既存樹木につい(報告・質疑)
中野地区清掃工場用地の早期取得について(報告・質疑)
東京二十三区清掃一部事務組合における処理技術の現状と今後の展望をテーマに学習会を実施
 

 

第25回
10月18日
 

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
「警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案」説明会の開催状況について(報告・質疑)
警察大学校等跡地利用連絡調整会の設置について(報告・質疑)
 

 

第26回
12月7日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
警察大学校等跡地利用連絡調整会設置要領について(報告・質疑)
警視庁副総監からの要請について(報告・質疑)
東京警察病院の整備について(報告・質疑)
 

 

第27回
平成14年
2002年)
2月1日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
東京警察病院の整備について(報告・質疑)

 

第28回
3月25日 

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
財務省への要望について(報告・質疑)
第2回警察大学校等跡地利用連絡調整会について(報告・質疑)警察大学校等跡地における当面のスケジュール(案)について(報告・質疑)
警察病院の外来診療の1次医療と2次医療の割合について(報告・質疑)
入院患者のうち職域と一般の割合について(報告・質疑)

第29回
4月17日

委員会参与の変更
横須賀市リサイクルプラザへ視察

 

第30回
5月15日

都市基盤整備公団が行う防災公園街区整備事業について  (報告・質疑)
渋谷清掃工場へ視察

 

第31回
7月8日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
東京二十三区清掃一部事務組合における清掃工場用地取得をめぐる最近の動向について(報告・質疑)
東京警察病院の基本計画概要について(報告・質疑)
警視庁警察学校跡地の既存樹木の保存等について(報告・質疑)
今年度の警視庁警察学校施設の解体工事について(報告・質疑)

 

第32回
7月22日

委員会参与の異動
東京二十三区清掃一部事務組合における清掃工場用地取得をめぐる最近の動向について(報告・質疑)

 

第33回
9月17日

区長会における清掃事業の検討状況について(報告・質疑)
東京警察病院の移転整備にかかわる動きについて(報告・質疑)
警察大学校跡地の財務省への返還について(報告・質疑)
警視庁警察学校設備の解体工事について(報告・質疑)

 

第34回
10月18日

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
東京警察病院の移転整備に関する要望書の提出について (報告・質疑)
警察大学校等跡地における地区幹線道路1,2号の道路計画(案)について(報告・質疑)
区長会における清掃事業の検討状況について(報告・質疑)

 

第35回
12月9日
 

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
「警視庁中野警察学校ほか第2期撤去工事」説明会について(報告・質疑)
警察大学校等跡地への活用提案コンクールについて(報告・質疑)
東京警察病院について(報告・質疑)
 

 

第36回
平成15年
2003年)
2月14日

警察病院用地の処分と地区幹線道路1・2号の都市計画決定について(報告・質疑)

 

第37回
3月12日
 

○(11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について(継続審査)
○(11)
第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて(継続審査)
○(11)
第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について(継続審査)
○(13)
第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについて(継続審査)
○(13)
第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて(継続審査)
警察大学校等跡地における地区幹線道路1・2号の都市計画決定について(報告・質疑)
中間報告について(協議)
 

 


別 紙

江古田の森整備特別委員会の調査経過は以下のとおりである。

(平成13年(2001年)5月25日から平成15年(2003年)3月12日まで)

委員会開催年月日

調    査    事    項

第25回
平成13年
2001年)
5月25日

委員長の互選
副委員長の互選

第26回
6月12日

委員会参与の紹介
○(12)
第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(継続審査)
江古田の森保健福祉施設整備の検討状況について(報告・質疑)

第27回
10月18日

○(12)第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(継続審査)
江古田の森保健福祉施設整備の検討進捗状況について(報告・質疑)

第28回
12月7日

○(12)第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(継続審査)
要求資料の提出
江古田の森保健福祉施設整備手法調査・研究業務委託 (報告・質疑)

第29回
平成14年
2002年)
1月23日

「江古田の森保健福祉施設」整備手法調査研究業務委託の結果について(報告・質疑)

第30回
3月25日

○(12)第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(継続審査)

第31回
4月22日

委員会参与の変更及び異動
江古田の森保健福祉施設整備について(報告・質疑)

第32回
7月8日

 

○(12)第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(継続審査)
「江古田の森保健福祉施設」整備手法調査研究業務委託の結果について(報告・質疑)
障害者施設の重度化対応について(報告・質疑)
厚生労働省との交渉結果について(報告・質疑) 

第33回
7
月30日

委員会参与の異動
江古田の森保健福祉施設整備方針(素案)について   (報告・質疑)

第34回
8月27日
 

江古田の森保健福祉施設整備方針(案)について    (報告・質疑)
江古田の森公園用地の取得について(報告・質疑)

第35回
10月18日

○(12)第28号陳情 身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現について(採択)
江古田の森保健福祉施設整備に関する意見交換会の結果について(報告・質疑)
江古田の森保健福祉施設整備方針について(報告・質疑)
江古田の森保健福祉施設PFI事業のアドバイザー業務委託について(報告・質疑)

第36回
12月9日

江古田の森保健福祉施設PFI事業アドバイザーの選定結果について(報告・質疑)
厚生労働省への変更申請について           (報告・質疑)

第37回
平成15年
2003年)
2月6日

江古田の森保健福祉施設用地の譲渡契約内容の変更承認について(報告・質疑)
江古田の森保健福祉施設PFIの検討状況について(報告・質疑)
公園用地の取得について(報告・質疑)

第38回
3月12日

江古田の森保健福祉施設の整備・運営事業実施方針案(概要版)について(報告・質疑)
(仮称)北部防災公園整備にあたっての基本的な考え方について(報告・質疑)
中間報告について(協議)

 

議長(斉藤金造) お諮りいたします。地方分権・税財政制度調査特別委員会、警察大学校等跡地利用特別委員会、江古田の森整備特別委員会から、それぞれ付託中の特定事件について、会議規則第46条第2項の規定により、中間報告を行いたい旨の申し出がありますので、この申し出を承認いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、それぞれの特別委員会からの中間報告の申し出を承認することに決しました。

 順次、特別委員会の中間報告を許します。

 最初に、佐伯利昭地方分権・税財政制度調査特別委員長。

      〔佐伯利昭議員登壇〕

7番(佐伯利昭) 地方分権・税財政制度調査特別委員会の調査経過について御報告申し上げます。

 本特別委員会は、平成11年第2回臨時会におきまして、「特別区の自治権拡充について」並びに「特別区制度改革及び地方分権について」の二つの課題に取り組むため、「特別区制度改革特別委員会」として設置され、調査研究に取り組んでまいりました。

 その後、平成12年第3回定例会におきまして、地方分権のさらなる推進を目指していくとともに、健全な財政運営の基礎となる安定した税財政制度について調査研究することを目的として、調査事項を「地方分権について」、「税財政制度について」並びに「都区財政調整制度について」の三つに改めるとともに、委員会の名称を「地方分権・税財政制度調査特別委員会」に変更したものです。

 平成13年3月21日までの調査経過につきましては、既に中間報告がされておりますので、ここではその後の調査について御報告させていただきます。

 平成13年第1回定例会での中間報告以降の調査内容につきましては、お手元に配付いたしました調査経過表にまとめてございますので、あわせて御参照願います。

 それでは、当委員会が取り組んでまいりました経過の概要について御報告申し上げます。

 まず初めに、調査事項の「地方分権について」は、第2次東京都地方分権推進計画に基づく特別区への権限移譲に関して報告を受け、質疑を行いました。

 その中で委員から、「事務の移譲に伴う財政負担について、区として独自に必要な経費を算出し、都区間の協議の中で主張することはできないか」との質疑があり、「移譲前にコストや所要人員について独自の積算は難しい。東京都の情報をもとに協議をしている」との答弁がありました。

 また、「広域処理としているものを分けることにより、トータルとして経費がふえるという議論はないのか」との質疑に対し、「広域性を有するものについては、分けることがよいかも含め協議をしている」との答弁がありました。

 質疑に関連して、「身近な問題は身近な区で解決できるよう、地方分権に向け積極的に取り組んでほしい」との要望が出されました。

 市町村合併に関しては、その推進について、国の指針や都庁改革アクションプランについて報告を受けました。その中で、特別区の廃置分合、境界変更についての発議が特別区の権限とされたこと、特別区が市町村合併特例法の対象になっており、将来的には特別区のあり方を再検討する必要があるとされています。

 委員から、「東京都の指針に基づいて進めるのではなく、合併等については他区と十分連携しながら、地域性を反映した中でされるべきと思うがどうか」との質疑があり、「特別区としての主体的な検討が必要であるが、当面は地域社会の関係など、中野区としての主体的な取り組みが欠かせない」との答弁がありました。

 また、内閣総理大臣の諮問機関である地方分権改革推進会議がまとめた「事務・事業の在り方に関する意見」について報告を受けました。この報告書には、国と地方の役割分担に応じた事務事業のあり方についての意見のほか、改革の方向、分野別の見直し方針、幼保一元問題、行政組織や職員の必置規制の見直しといった具体的提言が盛り込まれています。

 しかし、当初予定されていた国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲を含む税源配分のあり方を三位一体で進めるといった税財源配分のあり方については先送りをされるなど、地方自治体としては不満の残る内容であり、全国市長会として、早急に国と地方の新たな役割分担に応じた地方税財源の充実確保を図るよう要望書を提出したこともあわせて報告されました。

 これに対し委員から、「自治体が自主的な行財政運営を行うには、財政的裏付けが欠かせない。全国市長会として要望書を出すだけでなく、中野区として独自の要望など、積極的な取り組みをすべきではないか」との質疑があり、「全国的な市町村の仕組みの中で、区として主張していきたい」との答弁がありました。

 そのほか、地方分権を踏まえた自治体のあり方や、住民・行政・議会の新しい関係などについて学習会を開催し、理解を深めました。

 次に、「税財政制度について」は、平成14年度より新たに発行可能となった特別区住民参加型ミニ市場公募債についての報告を受けました。このミニ公募債は、住民への参加意識の高揚を図るとともに、地方債の個人消化及び公募化を通じて資金調達手法の多様化を目的としており、償還年限や表面利率、購入対象者や募集方法などの上で各区の独自性を尊重している点が、縁故債とは大きく異なっています。

 委員から、「縁故債などに比べコストがかかるミニ公募債を本当に進めるのか」との質疑があり、「コストが多少高くかかるものの、自治体の新たな資金調達の手段として検討する必要がある」との答弁がありました。

 また、「発行には中野区の財政状況を詳細に説明する必要がある。発行体制の整備に加え、財政状況が一定の水準にならないと発行できないのではないか」との質疑があり、「きちんとした財務体質をつくり、区民に対し財政状況を詳しく説明できる体制も整えていく」との答弁がありました。

 さらに、特別区における法定外新税等の動向についての報告も受けました。

 次に、「都区財政調整制度について」は、都区財政調整制度全般にわたる報告のほか、都区財政調整協議会の円滑化を図るため、大都市事務検討会、清掃関連経費検討会、小中学校改築等検討会の三つの検討会を設置し、17年度に向けて検討を開始する旨が報告されました。

 これらに対し委員から、「当初算定では、算定項目の変更などにより毎年見込み差が発生しているが、どのように考えているのか」との質疑があり、「算定項目や算定単位の変更による影響額を計算することは非常に難しいが、できる限り正確な見積もりが出せるよう努力していく」との答弁がありました。

 また、「都から移譲される事務の個別経費は少額でも、合計するとかなりの額になる。17年度を待たずに都区財政調整の配分の変更を求めるべきではないか」との質疑に対し、「移譲された事務に係る経費を合算すると1パーセントを超えており、配分割合に反映させるべく協議するよう毎年申し入れている。今後も配分の変更をさらに主張していきたい」との答弁がありました。

 以上が当委員会における調査経過の概要でございます。

 国と地方の役割分担を明確にするには、地方の側にも地方分権改革の担い手としての覚悟と体制整備が必要であり、この改革の果実をすべての住民に提供することが地方公共団体に課せられた責務であると言えます。地方公共団体は、地域住民のニーズに対し、自主的な選択によるサービス提供の主体となることが求められています。国と地方の税財源配分のあり方を含め、さらに地方分権を推進し、新たな行政体制を築くよう、議会としての取り組みもなお重要となることをつけ加えさせていただきます。

 以上で、地方分権・税財政制度調査特別委員会の調査の概要についての中間報告を終わります。

議長(斉藤金造) ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、以上で地方分権・税財政制度調査特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、西村孝雄警察大学校等跡地利用特別委員長。

      〔西村孝雄議員登壇〕

37番(西村孝雄) 警察大学校等跡地利用特別委員会の調査経過について御報告申し上げます。

 本特別委員会は、平成11年第2回定例会において、「清掃事業・警察大学校等跡地利用特別委員会」として設置されましたが、平成12年4月に清掃事業が区に移管されたことに伴い、同年第2回定例会において、調査事項を「警察大学校及び警視庁警察学校移転後の跡地利用のあり方について」に変更するとともに、名称を「警察大学校等跡地利用特別委員会」に変更して調査研究を進めてまいりました。

 名称が変更されて以来、37回にわたり当委員会が開催されましたが、平成13年3月21日までの調査概要につきましては、平成13年第1回定例会で中間報告を行っておりますので、今回はそれ以降についての調査概要を中心に報告させていただきます。

 なお、委員会の各開催日における調査の内容は、お手元に別紙として調査経過表が配付されておりますので、御参照願いたいと思います。

 警察大学校等跡地の利用について、東京都、中野区及び杉並区は、「土地利用転換計画案」の策定に向け、平成9年10月に関係機関を交えた検討委員会を設置し、検討を重ねてきました。その後、「中間のまとめ」及び「中間のまとめII」の作成を経て、平成13年6月に東京都、中野区及び杉並区、3者の共同案である「警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案」が策定されました。

 計画案の主な内容は、市街地の骨格を形成する地区幹線道路の整備、東京スリムプラン21に基づく清掃関連施設の整備、防災機能・防災拠点性能の向上を目的とする中央部防災公園の整備、東京警察病院の移転整備などです。この計画案について、当委員会では活発な論議が行われ、具体的内容についてそれぞれ区の見解がただされました。

 この計画案の地区幹線道路については、測量調査、交通実態調査などの結果を踏まえて作成された「警察大学校等跡地における地区幹線道路1・2号の道路計画案 中間のまとめ」が示され、道路計画の概要、交通処理計画などの報告を受けました。その上で、今後、道路の都市計画案については、警察病院用地の処分計画とあわせて、平成15年6月に開催される国有財産関東地方審議会に付議し、都市計画決定を経て、整備の早期実現を図る計画であること、また、道路用地の取得については、整備手法の検討とあわせて、できる限り中野区の財政負担が少なくて済むように国と交渉を重ねていく等の報告がありました。 この問題について委員から、「財源について区はどう考えているのか」、さらに「警察大学校等跡地全体を今後どのように整備するかが固まらないうちに地区幹線道路1・2号を都市計画決定するのは、時期尚早ではないか」などの質疑があり、それに対し理事者から、「事業費については、国庫補助を受けることができれば、都市計画交付金及び都区財政調整交付金があるので、区の負担は起債の金利負担程度と考えられる。用地費については、どれだけ減額が可能か財務省と交渉する。さらに、「道路整備は警察大学校跡地利用全体の骨格なので、早期に整備をして土地利用の転換を図っていく必要がある」との答弁がありました。

 また、清掃関連施設については、「平成17年度までに東京二十三区清掃一部事務組合が清掃工場用地を取得し、平成22年以降、建設に着工するという計画になっている」との報告がありました。

 これについて委員から、「焼却型の清掃工場に限定せず、資源循環型の施設も検討すべきではないか」とか、「清掃事業について区独自の考えを持つべきではないか」などの質疑があり、理事者から、「現在のところは焼却型が想定されているが、工場建設時における最先端の技術を導入し、万全の安全対策、環境対策を講じる」、そして「区内から排出されたごみについては、行政が責任を持って処理しなければならないと考えている」との答弁がありました。

 その後、平成14年3月になって、東京二十三区清掃一部事務組合の内部検討会による「一般廃棄物処理基本計画見直し検討会報告」として、「将来のごみ量と焼却能力の予測数値を踏まえると、安定的焼却処理が可能と見込まれるため、今後の清掃工場の新設は不要となる」という検討結果が情報として提示されました。これは、都区制度改革で合意された現行の「自区内処理の原則」という23区の清掃事業のあり方にかかわる重大な問題であるため、23区の区長会として検討すべきとして、現在は役員会で検討が進められているという報告が質疑の中でなされました。

 中央部防災公園の件については、平成19年度以降に都市計画決定をして、平成23年度以降に着工の予定でしたが、早期整備を図るために、都市基盤整備公団が行う防災公園街区整備事業を活用する事業手法を検討しているという報告がありました。

 これについて委員から、「防災公園街区整備事業は、国有財産を対象にした事業としては例がないと思われるが、実際にできるのか」などの質疑があり、理事者から、「当該事業を適用するに当たっては、さまざまな要件があり、ハードルは高いと思われるが、クリアしていかなければならないと考えている」との答弁がありました。

 また、これに関連して、「公団の整備事業を活用した場合には、用地費の減額については法令上困難である」との見解が財務省から示されたという報告が理事者からありました。

 移転してくる予定の警察病院問題については、基本計画概要が示され、診療科目、診療体制など、新しい病院の機能について報告を受けました。

 これについて委員から、「基本計画概要を踏まえて、どういう性格の病院が建設されると認識しているのか」、さらに「地元の医師会や診療所との連携はどのようになっているのか」などの質疑があり、理事者から、「建物に関しては、免震構造で災害に強く、高度・急性期の医療機能を備えた総合病院であり、地域に貢献する病院であると認識している」、そして「地域医療連携室の設置が予定されており、地域の医療機関とも多様な連携がとられるものと考えている」との答弁がありました。

 また、医師会、歯科医師会、薬剤師会、そして中野区の4者で警察病院に対する要望書を提出し、その実現に向け、「今後も引き続き協議の場を設けていく」との報告を受けました。

 さらに、「警察病院は今後、用地を取得し、基本設計、実施設計、工事を経て、平成19年度に開院予定と聞いている」とのことでした。

 なお、当委員会では、東京二十三区清掃一部事務組合の技術課長を招いて、「東京23区清掃事業における処理技術の現状と今後の展望」について学習会を開催しました。

 そのほか、平成13年7月5日には、移転が確定した警察大学校等の跡地を委員会として視察し、平成14年4月17日には、横須賀市リサイクルプラザを視察し、さらに、平成14年5月15日には渋谷清掃工場の視察を行うなどして、警察大学校等跡地利用に関連する調査を進めてまいりました。

 また、当委員会には、警察大学校等跡地の土地利用転換計画や清掃工場の建設に関する内容を主旨とする、平成11年第20号陳情、第24号陳情、第25号陳情及び平成13年第21号陳情、第47号陳情が付託されており、本調査と並行して審査を行ってまいりました。

 平成13年第47号陳情は、警察大学校等跡地を区民に暫定開放してほしいという主旨でしたが、「区の用地取得の時期や建物の解体工事などについて、現時点では確定していない状況であり、敷地内のオープンスペースは解体工事にも利用されるため、暫定開放は難しいのではないか」という説明が理事者からありました。

 以上の第47号陳情を含め、これら5件の陳情については、今定例会の3月12日の本委員会におきまして最終審査をしました。委員の中には「採決して採択すべし」との意見もありましたが、賛成多数ですべて継続審査すべきものと決したところであります。

 中野区としては、今後も引き続き、警察大学校等跡地の処分について財務省と交渉を進めていくとのことですが、土地取得の諸条件については何かと合意に至っていないこと、清掃関連施設の建設に関しては不確定な要件が浮上したことなど、課題は少なくありません。

 以上の諸懸案を抱えたままですが、当委員会として今期の審査をすべて終了いたしました。

 以上、簡単ではございますが、警察大学校等跡地利用特別委員会の調査研究の概略についての中間報告を終わります。

議長(斉藤金造) ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、以上で警察大学校等跡地利用特別委員会の中間報告を終わります。

 次に、川上進江古田の森整備特別委員長。

      〔川上進議員登壇〕

40番(川上進) ただいま議題に供されました江古田の森整備特別委員会の調査経過につきまして御報告申し上げます。

 当委員会は、当初、平成11年第2回臨時会におきまして、「介護保険事業・江古田の森整備特別委員会」として設置され、その後、介護保険事業が区の経常業務となったことに伴い、平成12年第2回定例会におきまして、調査事項を「江古田の森整備について」に改め、名称を「江古田の森整備特別委員会」と変更いたしました。

 なお、平成13年3月21日までの調査概要につきましては、平成13年第1回定例会において中間報告を行っておりますので、今回はそれ以降について御報告させていただきます。

 当委員会は、平成13年5月25日から平成15年3月12日まで計14回の委員会を開催し、付託された陳情の審査を行い、また、施設整備の検討状況について理事者から報告を受け、質疑を行うという形で調査を進めてまいりました。

 各開催日における調査の内容は、お手元に別紙、調査経過表を配付してございますので、御参照をお願いいたします。

 それでは、この間の調査経過の概要について御報告申し上げます。

 区は、平成12年度予算議決の際の「江古田の森の整備に関しては、介護保険制度の趣旨にのっとって、民間活力を生かすよう最大限の努力を払われたい」との附帯意見を踏まえ、整備する施設、整備手法などの検討を進めてまいりましたが、さらに具体的かつ専門的な調査研究が必要との結論に達しました。

 そこで、用地の買い取りに当たって起債が許可になること、厚生労働省との契約変更が可能となる内容であることを前提として、平成13年10月に、整備手法の比較検討を行うための調査研究業務を「八千代エンジニヤリング株式会社」に委託いたしました。

 同社では、「公設公営民間委託」、あるいは民間が建設して建物所有権を区に移転する「PFI方式のBTO」、または民間が建設して一定期間民間が所有し運営する「PFI方式のBOT」の三つの方式を比較検討し、そのうち「PFI方式のBOT」が最も適切な事業方式であるとの報告書を平成13年12月1日付で区に提出いたしました。

 この報告に沿って区では検討した結果、最も財政負担が少なく、民間に対して適切なリスク移転が図られるとして、「PFI方式のBOT」の整備手法を採用することが適切であるとの報告がありました。

 これに対して委員から、「PFI方式のBOTは、他の方法と比べて区や区民の意見の反映度が低いとのことだが、どうなのか」との質疑があり、「意見が反映できるよう仕組みづくりを検討したい」との答弁がございました。さらに、理事者に対し、この資料や報告については、もっと積極的に遅滞なく委員会へ情報提供するよう要望がございました。

 また、改正された社会福祉法によりまして、支援費制度が平成15年4月からスタートし、知的障害者福祉等に関する事務が区へ移譲されることになりました。このために、区内の障害者福祉にかかわる基盤整備の必要性が生じ、区では、当初計画していた「身体障害者ケアつき寮」を「小規模身体障害者療護施設」に、「知的障害者生活寮」を「知的障害者入所更生施設」にそれぞれ変更し、重度化を図りまして、地域自立型施設のバックアップ施設とすることといたしました。

 また同時に、江古田の森周辺にある既存の医療・福祉施設との連携を図り、区内の保健福祉と医療のネットワークの構築を目指すことを基本的な考え方として、平成14年10月に「江古田の森保健福祉施設整備方針」が示されました。

 なお、素案の段階で、区民や関係団体等との意見交換会が開催され、その場で出された意見の内容についても報告されております。

 整備方針に対しましては、整備する施設の種類や規模、スケジュール等につきまして質疑が行われました。特に、区が導入する施設とPFI事業者から提案される施設につきまして、区の見解がただされました。その中で、「区の計画変更で、入所を期待していたのに入れなくなってしまう人が出る。その対応として、ケアハウスやケアつき寮、生活寮の整備を進められたい」との要望がございました。

 さらに、PFI事業の実施方針の策定と公表に向けて、必要な財務や法規等の検討に当たっての専門的支援を受けるため、アドバイザー業務委託をすることとし、一般公募を行い、受託事業者に「株式会社あさひ銀総合研究所」を選定、平成14年12月に業務委託契約を締結いたしましたとの報告がございました。

 これに対して、その選定法や選定理由、事業者についての質疑がございました。

 関連して、今後の区側の体制などについて質疑があり、「今回は保健福祉部中心の事業だが、PFI事業としては区全体がかかわる形にしていきたい」との答弁がございました。

 続いて、PFIの実施方針策定に向けて、事業化プロセス案と骨子案が報告されました。

 プロセス案の中では、平成15年4月に実施方針の策定・公表、8月に特定事業の選定、9月に事業者選定の公示、募集要項の公表、PFI事業者選定委員会を編成して、事業者資格審査、第1次募集及び第2次募集を実施し、その結果に基づき、16年10月にPFI事業契約、実施設計の開始、そして、17年度に着工、18年度に竣工・開設という、今後4年間の予定が示されました。

 なお、平成14年11月12日付で厚生労働省あてに申請した事業計画の変更及び土地の買い取りの期限の2年延伸につきましては、12月11日付で承認されたとの報告がございました。

 さらに、平成15年3月には、PFI事業及び実施事業者の選定を行うに当たり、区の整備方針を前提にPFI法に基づいて定めました、「江古田の森保健福祉施設の整備・運営事業実施方針案」が示されました。

 委員からは利用者負担額について質疑があり、あわせて「負担が大きくなって利用しにくくなったりしないよう配慮してほしい」との要望がございました。

 また、別の委員からは、「選定事業者の提案による附帯施設でのトラブルがあった場合の責任の所在はどこか」との質疑があり、「区と選定事業者及び特別目的会社とで締結する三者協定の中でそれぞれの責任を明らかにしていく」との答弁がございました。

 以上が保健福祉施設に関する調査経過の概要でございます。

 次に、江古田の森公園用地につきましては、平成16年度の国立病院の独立行政法人化に伴い、厚生労働省から、防災公園予定地及び同区域内の周辺斜面地計4.2ヘクタールの土地買い取りの打診を受けました。

 区は、「現段階で買い取れば、国庫補助金、都市計画交付金及び財調措置などがあり、財政的な区の負担は少ない」として、平成14年度補正予算での対応により用地を取得し、先行開園している北江古田公園と一体的に、(仮称)北部防災公園として整備していくとの報告がありました。

 整備にあたっては、既存の自然を生かしつつ、保健福祉施設と整合性を図ること、また、広く区民の意向を反映させるために、整備検討委員会を平成15年度に設置するとの報告がございました。

 これに対して委員から、公園用地内の樹林の保全についての質疑があり、「平成15年度に植生調査を行い、整備検討委員会で出た区民の意見も踏まえ、自然を極力残しながら整備していく」との答弁がありました。

 また、別の委員からは、「防犯や防火の対策に管理事務所を置いて、しっかり管理してほしい」との要望がございました。

 なお、今後は、平成16年度に実施設計、17年度からは整備工事に入り、保健福祉施設とあわせて18年度に開園する予定とのことでございます。

 以上が当委員会における審査経過の概要でございます。

 また、当委員会には、平成12年第3回定例会におきまして、江古田の森に身体障害者のための「ケアつき寮」を早急に整備することを求めることを主旨とする、平成12年第28号陳情、身体障害者のための「江古田の森」の施設計画の実現についてが付託されており、本調査と並行して審査を行ってまいりました。

 この陳情につきましては、江古田の森の障害者施設の重度化対応により、区内における障害者の自立生活基盤が整備されることから、陳情主旨に対応できるものとなったとして、平成14年10月18日の当委員会において採択すべきものと決し、10月22日の本会議におきまして全会一致で採択されたところでございます。

 以上、簡単ではございますが、江古田の森整備特別委員会の調査の概略についての中間報告を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

議長(斉藤金造) ただいまの報告に対して質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、以上で江古田の森整備特別委員会の中間報告を終わります。

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 (13)第15号陳情 「中野区行財政5か年計画」に基づく区立幼稚園の役割、機能と配置について

 (14)第18号陳情 JR中野駅北口周辺への交番設置について

 (14)第23号陳情 JR中野駅北口周辺への交番設置について

 (14)第25号陳情 痴呆性高齢者対応のグループ・ホームの建設と運営およびNPO法人支援について(3項)

 (14)第27号陳情 介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(2項)

 (14)第35号陳情 中野区障害者福祉事業団法人化の早期実現に向けての支援について

 第6号陳情 「区立幼稚園4園存続」を求めることについて

 第7号陳情 学童クラブに通う知的障害児の小学校卒業後における放課後保育について

  (委員会報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第9、議事日程記載の陳情計8件を一括議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

 

中野区議会議長 殿

 

文教副委員長 きたごう 秀文

   (公印省略)

 

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(13)15
陳情

「中野区行財政5か年計画」に基づく区立幼稚園の役割、機能と配置について

採択
すべきもの

311

願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい。

 

6
陳情

「区立幼稚園4園存続」を求めることについて

採択
すべきもの

311

願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい。

 

 

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

総務委員長 江口 済三郎

(公印省略)

陳情の審査結果について

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)18
陳情

JR中野駅北口周辺への交番設置について

採択
すべきもの

311

 

 

(14)23
陳情

JR中野駅北口周辺への交番設置について

採択
すべきもの

311

 

 

 

 

平成15年(2003年)3月11日

 

 

中野区議会議長 殿

 

        区民委員長 はっとり 幸子

  (公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)25
陳情

痴呆性高齢者対応のグループ・ホームの建設と運営およびNPO法人支援について(3項)

採択
すべきもの

311

 

 

 

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)27
陳  情

介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(2項)

採   択すべきもの

311

願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい。

 

(14)35
陳  情

中野区障害者福祉事業団法人化の早期実現に向けての支援について

採   択すべきもの

311

願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい。

 

7
陳情

学童クラブに通う知的障害児の小学校卒業後における放課後保育について

採択
すべきもの

311

 

 

 

議長(斉藤金造) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

 

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより採決いたします。

 上程中の陳情は委員会報告どおり採択するに御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

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 (14)第27号陳情 介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(3項)

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第10、平成14年第27号陳情、介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(3項)を議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)27
陳  情

介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(3項)

不採択と
すべきもの

311

 

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました平成14年第27号陳情、介護保険事業計画の検討に際し、施策化を求めることについて(3項)に関しまして、厚生委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。

 本陳情の主旨は、介護保険事業計画検討に際し、要介護認定の審査の体制を充実させるとともに、区職員による調査比率を高めることを求めるものであります。

 本陳情は、平成14年10月7日に受理され、10月10日の本会議において当委員会に付託された後、当委員会では、10月16日、12月4日、平成15年3月11日の3回にわたり審査を行いました。

 まず、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足説明を受けました。その後、委員会を再開して質疑を行いましたので、その主な質疑応答の内容を御紹介します。

 初めに、「陳情の中に、法で定められた申請から30日以内での認定作業を保証せよとあるが、現在の認定審査の状況はどうなっているのか」との質疑に対し、「現在、認定審査会は15の合議体で実施しているが、法定期限の30日以内に認定結果が出た割合は、今年度上半期の実績で約50パーセントである」との答弁がありました。

 次に、「認定審査について、30日以内におさめる努力をしているのか」との質疑に対し、「15年度は合議体をふやす方向で検討している」との答弁がありました。

 次に、「合議体をふやすとのことだが、チーム編成において望ましい精神科医の確保に見通しはあるのか」との質疑に対し、「痴呆の高齢者がふえていく中では、精神科医は重要な役割を果たすため、現在、医師会に推薦を要望しているが、かなり少ないのが現状である。従来の協力団体以外にも推薦をお願いして、参加していただける方をふやしていきたい」との答弁がありました。

 以上が当委員会における主な質疑応答の内容です。

 そして、本年3月11日の委員会において、休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第であります。

 以上で、平成14年第27号陳情に関する厚生委員会における審査の経過及び結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 (14)第28号陳情 区民健診・がん検診の現行制度継続を求めることについて

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第11、平成14年第28号陳情、区民健診・がん検診の現行制度継続を求めることについてを議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)28
陳  情

区民健診・がん検診の現行制度継続を求めることについて

不採択と
すべきもの

311

 

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました平成14年第28号陳情、区民健診・がん検診の現行制度継続を求めることについてに関しまして、厚生委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。

 本陳情の主旨は、区民健診やがん検診を現行制度のまま、自己負担なしで継続することを求めるものであります。

 本陳情は、平成14年10月7日に受理され、10月10日の本会議において当委員会に付託された後、当委員会では、10月16日、12月4日、平成15年3月11日の3回にわたり審査を行いました。

 まず、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足説明を受けました。その後、委員会を再開して質疑を行いましたので、その主な質疑応答の内容を御紹介します。

 初めに、「杉並区では今年度、がん検診を有料化したことで受診者が激減している。区はこのことについてどう考えるか」との質疑に対して、「全国的に見ると、有料であっても中野より高い受診率となっているところは多い。心理的な影響は一時的にあるにせよ、有料化と受診率は必ずしも結びつかないと考える」との答弁がありました。

 次に、「中野区でも訪問理髪サービスは、有料化したことが原因で利用者が3分の1に減ったのではないか」との質疑に対し、「利用料負担の影響はあるが、直ちにそのまま原因とは考えていない」との答弁がありました。

 次に、「これまでどおり無料で、区民健診制度の継続と充実を図るべきではないか」との質疑に対し、「区民健診を今後も充実して実施するためにも、一部負担をお願いしたい。自分の健康は自分で守るという考えに立って御理解いただきたい。自己負担導入に当たっては、低所得者に対する一定の配慮をしたい」との答弁がありました。

 次に、「有料化してもサービスを低下させない、低所得者に配慮するというが、どのような方策を考えているのか」との質疑に対し、「受診勧奨の年齢を40歳から35歳に引き下げる、申込期間を工夫するなどを検討している。また、生活保護世帯や住民税非課税世帯には自己負担を求めないといったことも検討している」との答弁がありました。

 次に、「受益者負担の是非だけが議論になりやすいが、信頼性の高い検診をして、もっと多くの区民に受けてもらうことが大切なのではないか」との質疑に対し、「がん検診は必要な方を医療につなぐことが目的であり、検診の精度が上がれば、それだけ早く次の医療に結びつく。費用負担ができる区民には負担していただき、より精度の高い検診を目指していきたい」との答弁がありました。

 さらに、これに対して、「有料化がサービスの切り捨てや受診率の低下に直接はつながらないと理解してよいか」との質疑に対し、「区民が進んで受けたいと思うような検診内容にして、対象者の受診率を高めていきたいと考えている」との答弁がありました。

 次に、「限られた財源の中で、今後どういう施策を展開していくか」との質疑があり、「最も有効な医療費抑制施策は、区民が健康でいることである。1次予防と言われる健康づくりを進めることが大事であると考える」との答弁がありました。

 以上が当委員会における主な質疑応答の内容です。

 そして、本年3月11日の委員会において、休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員から、本陳情に賛成の立場からの討論がありましたので、御紹介いたします。

 「区民健診・がん検診の有料化による問題点は、第1点は、杉並区の例で紹介したように、受診抑制が生まれることで、本来の早期発見・早期治療という目的の根底が崩れること。第2点は、今回の負担額は、子宮がんなど、特に女性にとっては大きな負担になる。ましてや区民健診の対象者は主婦、自営業の方が中心で、今の生活実態から見ても、この負担は極めて影響が大きいこと。第3点は、今年度から大腸がんを含む成人健診、眼科・歯科健診を含めて有料化の検討が始められるとのことで、このがん検診が全面有料化の入り口になると危惧されることである。区民の命と健康を守るという立場から、がん検診は無料で制度を継続すべきである。よって、本陳情に賛成する」との討論を行いました。

 さらに、他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択すべきものと決した次第であります。

 以上で、平成14年第28号陳情に関する厚生委員会における審査の経過及び結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 (14)第30号陳情 堀江高齢者福祉センターの民間委託に関することについて

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第12、平成14年第30号陳情、堀江高齢者福祉センターの民間委託に関することについてを議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

(14)30
陳  情

堀江高齢者福祉センターの民間委託に関することについて

不採択と
すべきもの

311

 

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました平成14年第30号陳情、堀江高齢者福祉センターの民間委託に関することについてに関しまして、厚生委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。

 本陳情の主旨は、堀江高齢者福祉センターを民間委託せず、区が直営を継続することを求めるものであります。

 本陳情は、平成14年10月16日に受理され、10月22日の本会議において当委員会に付託された後、当委員会では、11月15日、12月4日、平成15年1月24日、3月11日の計4回にわたり審査を行いました。

 まず、本陳情を議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足説明を受けました。その後、委員会を再開して質疑を行いましたので、その主な質疑応答の内容を御紹介します。

 初めに、「利用者は現状で十分満足されているのに、あえて委託するメリットは何か」との質疑があり、「高齢者福祉センターは、実績のある社会福祉法人に委託を考えている。この民間のノウハウを生かしたよりよい事業が展開でき、さらに、委託によって約30パーセントの人件費の削減が見込まれる」との答弁がありました。

 さらに、「民間のノウハウによって変わる部分があることが、利用者に不安を与えているのではないか」との質疑があり、「委託はあくまでも区の事業なので、基本的枠組みは区が決め、個々の事業において民間のノウハウを生かしていただこうと考えている。また、運営委員会を発足させ、利用者の御意見を伺いながら進める」との答弁がありました。

 次に、「職員が一斉に変わることの不安が訴えられているが、その対応をどう考えるか」との質疑に対して、「委託先の社会福祉法人が決まり次第、実際に働く職員ができるだけ早く現場に入り、現在従事している職員と一緒に仕事をしながら事務の引き継ぎを行い、利用者に不安を抱かせないよう信頼関係をつくっていきたい」との答弁がありました。

 これに対して、「運営先が変わることは不安なものだが、社会福祉法人に変わって本当によかったという例も多い。社会福祉法人だからこそできる柔軟なサービスについて、具体例を示して説明していってほしい」との要望がありました。

 次に、「利用者が、委託されるとカラオケの動かし方一つからわからなくなるのではないかとの不安になる状況を解消するのに、現場の職員はどう対処しているのか」との質疑に対し、「現在の区の職員が非常にうまく対応しているために、これを維持してほしいとの希望があることは承知している。引き継ぎに際しては、お年寄りの不安な部分を細かい点まで理解し、対応していきたい」との答弁がありました。

 次に、「説明会における質疑の内容を整理し、文書で示す考えはないか」との質疑に対し、「不安解消に向けて、必要であればやっていきたい」との答弁がありました。

 これに対して、「文書で示せば、話の堂々めぐりも少ないし、利用者は責任をとってもらえるという安心感もある。移行するまでの細かい工程を示し、安心させるためにもぜひやってほしい」との要望がありました。

 次に、「高齢社会に突入し、行政は大きな移行期に遭遇して、さまざまなスリム化が必要だ。その中で、区民サービスの向上のためには、職員が意識改革しなければ、前進することはできないと考えるがどうか」との質疑に対して、「住民のニーズにきめ細かく対応するため、保健福祉行政全体が構造を変え、仕事のやり方も変えていかなくてはならないと認識している。このことについては、幹部はもとより、直接処遇する職員にも浸透させていく」との答弁がありました。

 以上が当委員会における主な質疑応答の内容です。

 そして、本年3月11日の委員会において、休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、1名の委員から、本陳情に賛成の立場からの討論がありましたので、御紹介いたします。

 「堀江高齢者福祉センターは、陳情者を初めとする利用者が、故堀江氏の「区民のための高齢者福祉に役立ててほしい」との遺志を尊重し、職員と一緒に文字どおり区民の財産として育ててこられた。このような中、突然、区民への運営委託について説明会が行われたが、なかなか納得がいかないという状態になってきている。そういう点で、高齢者の方々に不安や悲しみを与えてしまったことは、極めて大きな問題と受けとめるべきである。区は利用者の意思をきちんとくみ上げ、心に寄り添う行政を行うべきだし、あわせて、失われた信頼を回復していかなければならない責任もあると考える。よって、本陳情に賛成する」との討論を行いました。

 さらに、他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択すべきものと決した次第であります。

 以上で、平成14年第30号陳情に関する厚生委員会における審査の経過及び結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 第5号陳情 患者負担増の凍結・見直しについて

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第13、第5号陳情、患者負担増の凍結・見直しについてを議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

5
陳情

患者負担増の凍結・見直しについて

不採択と
すべきもの

310

 

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第5号陳情、患者負担増の凍結・見直しについてに関しまして、厚生委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。

 本陳情の主旨は、高齢者医療の自己負担の見直しと健保本人3割負担の凍結に関する意見書を政府及び厚生労働省に提出することを求めるものであります。

 本陳情は、平成15年2月26日に受理され、3月6日の本会議において当委員会に付託された後、当委員会では3月10日に審査を行いました。

 本陳情については、関連する第9号陳情、健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することについてと一括して議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足説明を受けました。その後、委員会を再開して質疑を行いましたので、その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、「医療制度改革の背景や目的は何か」との質疑に対し、「各健康保険の財政状況は破綻寸前にあり、このような状況を改善し、国民皆保険を維持していこうという視点から打ち出されてきたものである」との答弁がありました。

 次に、「医療制度改革の全体像について、国はどう進めようとしているのか」との質疑に対して、「一昨年の暮れにまとめられたこの改革は、医療における総合的な構造改革を進めるもので、保健医療システムの改革、診療報酬体系の改革、医療保険制度の改革という三つの柱を立てている」との答弁がありました。

 これに関連して、「具体的にこの1年間でどのような改革が進められてきたのか」との質疑に対して、「保健医療システムの改革では、健康増進法が制定され、診療報酬体系の改革では、初めての診療報酬マイナス改定、医療保険制度の改革では、昨年10月の高齢者医療制度の改正や、3歳未満児の自己負担を3割から2割に引き下げるなどの改革が進められている」との答弁がありました。

 さらに、「今回の負担導入はどのような意味を持つのか」との質疑に対して、「保険財政の立て直しのため、患者の負担割合をふやしていこうというもので、収入を確保していく一方で、保険料の引き上げ幅を圧縮するという意図もあると聞いている」との答弁がありました。

 また、「陳情に医師会会長が会見で述べた試算数値が挙げられているが、このことについて区はどのような見解を持っているか」との質疑に対して、「日本医師会が数字を示して意思表明していることは承知しているが、算定の根拠や、国と医師会の試算の違いについての見解も承知していないため、区としての見解はお示しできない」との答弁がありました。

 次に、「3割負担を凍結した場合、どういう影響が起きるのか」との質疑に対し、「明らかに歳入が減ることになるので、保険財政への影響が懸念される。また、3割負担の導入により、保険者間の負担割合を統一により保険の一元化を目指そうという動きについても、一定の影響があると考える」との答弁がありました。

 また、「今後の医療費抑制について、区の方針はあるのか」との質疑に対し、「自治体としてできることは、区民の健康づくりを支援することである。保健福祉総合推進計画の中でも明確に打ち出していきたい」との答弁がありました。

 次に、「陳情者によれば、負担金が重いため受診抑制している現状があり、4月からさらに増加することが懸念されるが、これに対する区としての対応策はないのか」との質疑に対し、「保険料の負担について、直接区が何かできることはない」との答弁がありました。

 次に、「医療保険制度を考えるとき、高齢者医療が料率を上げる理由になったが、昨年10月に高齢者医療制度の改正を行ったことで、これは切り離して考えてもよいのではないかと考えるがどうか」との質疑があり、「今回の医療制度改革は相互に関連しながら考えられたものである。高齢者医療費を考える中で、一般の保険の負担を減らそうとしている視点は明らかである」との答弁がありました。

 以上が当委員会における主な質疑応答の内容です。

 そして、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、挙手により継続審査を諮ったところ、賛成少数で否決されました。

 さらに、質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択すべきものと決した次第であります。

 以上で、第5号陳情に関する厚生委員会における審査の経過及び結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 これより討論に入ります。

 来住和行議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。来住和行議員。

      〔来住和行議員登壇〕

21番(来住和行) ただいま議題に供されました第5号陳情、患者負担増の凍結・見直しについてに関し、賛成の立場から、日本共産党議員団を代表し、賛成討論を行います。

 なお、後にかかります第9号陳情も、多くの部分でその主旨が重なりますので、第9号陳情への関連も含め、ここで述べたいと思います。

 本陳情の主旨は、高齢者医療の自己負担の見直しと、健保本人3割負担の凍結に関する意見書を政府及び厚生労働省に提出することを求めるものであります。

 理由にありますように、昨年10月から高齢者の患者負担が改定され、在宅の寝たきり患者や在宅酸素療法を受ける患者、抗がん剤使用の重症患者等の負担金が数倍から10倍に上がり、在宅療法の中断や我慢から、症状が重症化する事態がふえています。一部負担金の上限を超えた対象者は、中野区で既に2,580人になっており、医療費に対する不安は、健康破壊や生活不安となって拡大しています。

 これに加えて、本年4月から健保本人の負担金が2割から3割に引き上げられようとしています。

 このことについて、日本医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護協会が共同声明を出し、国民の健康に対する国の責任を放棄し、国民皆保険制度を根底から崩壊させるものとして政府を厳しく批判し、3割自己負担の実施凍結、高齢者の自己負担軽減などを具体的に求めています。

 既に北海道議会を初め、多くの道府県議会及び市町村議会などで次々に意見書が採択されていることは御存じのとおりであります。

 97年に健保本人の負担が1割から2割に引き上げられたときに比べ、現在では、中野区民の所得は年間約9万円も減っております。一方、介護保険、国民年金、雇用保険などの社会保険料の1人当たり支払いは約4万2,000円もふえているのです。長引く不況で区民の生活が苦境に立たされているときに、新たに医療費負担をふやせば、一層の受診抑制と重症化をもたらすことは明白です。結果として医療費総額をふやし、保険会計の一層の悪化が進むなど、悪循環の道をたどることになります。

 問題を解決する道は明白です。一つは、国が次々に減らした医療への国庫負担割合をもとに戻すことです。老人医療は83年度に44.9パーセントだったものが、2002年度には31.5パーセントに、国保は80年度57.5パーセントだったものが、2000年度には36.3パーセントに、政管健保は91年度16.4パーセントだったものが、92年度から13パーセントに国庫負担が減らされているのです。

 もう一つは、世界と比較しても異常に高い薬価を適正なものに正すことです。これも繰り返し指摘され、是正が求められていることですが、この不況の中で製薬企業が大きく利益を伸ばしているにもかかわらず、政府はいまだに薬価本体にメスを入れるだけの対応はしていません。

 政府は、凍結したら医療保険財政が破綻する、医療費が払えなくなると言いますが、これは事態を逆さまに描き出す意図的な宣伝です。政府が取り組むべきことは、国庫負担の見直しと高過ぎる薬価の是正です。国民はここを正す勇気を政治に求めているのではないでしょうか。

 今、多くの医療関係者から、健保本人3割負担を強行すれば、国民皆保険そのものが崩壊するとの指摘があり、その心配の声が高まっています。政府はこの指摘を真剣に受けとめ、抜本的な対策をとるべきです。

 以上のことを申し述べ、第5号陳情に対する賛成討論といたします。

議長(斉藤金造) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。

 これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

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 第9号陳情 健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することについて

  (委員長報告)

 

議長(斉藤金造) 日程第14、第9号陳情、健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することについてを議題に供します。

 

平成15年(2003年)3月11日

中野区議会議長 殿

 

厚生委員長 江田  徹 

(公印省略)

 

陳情の審査結果について

 

 

 本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。

 

受理番号

件  名

審査結果

決定月日

意見

措置

9
陳情

健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することに着いて

不採択と
すべきもの

311

 

 

 

議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。

江田徹厚生委員長。

      〔江田徹議員登壇〕

42番(江田徹) ただいま議題に供されました第9号陳情、健保本人3割負担の実施凍結を求める意見書を国に提出することについてに関しまして、厚生委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。

 本陳情の主旨は、4月からの健保本人3割負担の凍結に関する意見書を国に提出することを求めるものであります。

 本陳情は、平成15年3月3日に受理され、3月6日の本会議において当委員会に付託された後、当委員会では3月10日に審査を行いました。

 本陳情については、第5号陳情、患者負担増の凍結・見直しについてと一括して議題に供した後、委員会を休憩して陳情者から補足説明を受けました。その後、委員会を再開して、質疑を行いましたので、その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。

 初めに、「陳情には、3割負担によって医療抑制がされれば、国民、区民の健康に重大な影響を及ぼすという懸念が示されているが、区はどう認識しているのか」との質疑に対して、「受診抑制により適時適切な医療を受けないようになれば、病状が悪化し、医療費がふえることはあり得るが、直ちに今回の議論に結びつくものではない」との答弁がありました。

 次に、「医療費総体の財源について税で補っていくというのは、これから少子化が進む後年度の負担に転化されるので、限界である。自治体としてどう改革策を望んでいるのか」との質疑に対して、「医療費を何で賄うかとなれば、第一には保険料であり、足りない場合は税金で補うということになる。しかし、この考え方は初めに歳出ありきで、その後、歳入をはかるものである。医療費をいかに少なくしていくか、若いころからの健康づくりを自治体が応援して、結果として医療費を抑制することが重要である」との答弁がありました。

 次に、「医療費を10割負担できないから保険制度をつくっているのだから、負担については社会的に妥当な範囲があろうと思うが、どう考えるか」との質疑に対し、「健康保険法の改正法の附則には、将来にわたって給付率7割を維持すると明記してあり、このために医療制度改革を進めるということが盛り込まれている。このことからも、国としても負担3割が一定の線と考えていると思われる」との答弁がありました。

 以上が当委員会における主な質疑応答の内容です。

 そして、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、挙手による継続審査を諮りましたが、賛成少数で否決されました。

 さらに、質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。

 次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。

 次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結いたしました。

 そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択すべきものと決した次第であります。

 以上で、第9号陳情に関する厚生委員会における審査の経過及び結果の報告を終了いたします。

議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。

 本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。

 上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。

 次に、陳情の常任委員会及び議会運営委員会への付託について申し上げます。

 お手元に配付の陳情付託件名表(II)に記載の陳情につきましては、記載のとおり、所管の常任委員会及び議会運営委員会に審査を付託いたします。

 

      陳情付託件名表(II

          平成15年第1回定例会

《建設委員会付託》

 第11号陳情 清掃審議会及び環境委員会の設置について(1項)

《議会運営委員会付託》

 第11号陳情 清掃審議会及び環境委員会の設置について(2項)

 

議長(斉藤金造) 次に、議案の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議案継続審査申し出書のとおり、平成14年議員提出議案第20号については、総務委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

    平成15年(2003年)3月10日

中野区議会議長 殿

         総務委員長 江口 済三郎

   (公印省略)

     議案の継続審査について

 本委員会は、下記議案について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、中野区議会会議規則第76条の規定により申し出ます。

          記

(14)議員提出議案第20号 中野区長の任期に関する条例

継続審査を要する理由

 本定例会の会期中に審査を終了し得ないため。

 

議長(斉藤金造) 次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表(I)に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、それぞれ継続審査の可否について、これより起立により採決いたします。

 初めに、平成14年第22号陳情、「公共工事における賃金等を確保する条例」(公契約条例)制定に向けた検討については、総務委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成14年第22号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成14年第34号陳情、住民基本台帳ネットワークの中止と個人情報保護条例の改正を求めることについて(3項)は、総務委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成14年第34号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成14年第36号陳情、国連決議1441に違反するイラクへの武力行使と集団的自衛権行使につながる自衛隊イージス艦のインド洋派遣に反対する意見書の提出については、総務委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成14年第36号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、第8号陳情、政府に「平和の意見書」の提出を求めることについては、総務委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、第8号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、第3号陳情、「かみさぎこぶし園」の委託先を変えないことについては、厚生委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、第3号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成13年第20号陳情、中野区の現行の地域図書館の存続については、文教委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成13年第20号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、第2号陳情、政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについては、議会運営委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、第2号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成11年第20号陳情、警察大学校等移転跡地土地利用計画については、警察大学校等跡地利用特別委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成11年第20号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成11年第24号陳情、警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについては、警察大学校等跡地利用特別委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成11年第24号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 

 次に、平成11年第25号陳情、中野区の清掃関連施設の建設計画については、警察大学校等跡地利用特別委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成11年第25号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成13年第21号陳情、警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することについては、警察大学校等跡地利用特別委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成13年第21号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 次に、平成13年第47号陳情、警察大学校等跡地を区民に開放することについては、警察大学校等跡地利用特別委員会の申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、これに賛成の方は御起立願います。

       〔賛成者起立〕

議長(斉藤金造) 起立多数。よって、平成13年第47号陳情は継続審査に付すことに決しました。

 

     陳情継続審査件名表(I)

          平成15年第1回定例会

《総務委員会付託》

 (14)第22号陳情 「公共工事における賃金等を確保する条例」(公契約条例)制定に向けた検討について

 (14)第34号陳情 住民基本台帳ネットワークの中止と個人情報保護条例の改正を求めることについて(3項)

 (14)第36号陳情 国連決議1441に違反するイラクへの武力行使と集団的自衛権行使につなが 自衛隊イージス艦のインド洋派遣に反対する意見書の提出について

 第8号陳情 政府に「平和の意見書」の提出を求めることについて

《厚生委員会付託》

 第3号陳情 「かみさぎこぶし園」の委託先を変えないことについて

《文教委員会付託》

 (13)第20号陳情 中野区の現行の地域図書館の存続について

《議会運営委員会付託》

 第2号陳情 政務調査費の収支報告書に領収書を添付することについて

《警察大学校等跡地利用特別委員会付託》

 (11)第20号陳情 警察大学校等移転跡地土地利用計画について

 (11)第24号陳情 警察大学校等跡地利用計画案の再検討を求めることについて

 (11)第25号陳情 中野区の清掃関連施設の建設計画について

 (13)第21号陳情 警察大学校等移転跡地を清掃工場並びに関連施設の用地として確保することに いて

 (13)第47号陳情 警察大学校等跡地を区民に開放することについて

 

議長(斉藤金造) さらに、陳情の継続審査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の陳情継続審査件名表(II)に記載の陳情については、それぞれ付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

     陳情継続審査件名表(II

          平成15年第1回定例会

《総務委員会付託》

 第10号陳情 中野サンプラザの取得と駅周辺再開発について

《厚生委員会付託》

 (14)第21号陳情 保健所による地域リハビリ事業の復活について

《建設委員会付託》

 (11)第30号陳情 (仮称)中野マンション建築計画について

 (11)第33号陳情 「シティテレビ中野」について(3項)

 (13)第27号陳情 違反建築物の改築等中止をもとめることなどについて

 (14)第29号陳情 首都高速中央環状新宿線について関係機関へ「工事の一時中断・見直し」を求める意見書を提出する事について

《文教委員会付託》

 (14)第32号陳情 知的障害学級の増設を早期に実現することについて(1項)

 

議長(斉藤金造) なお、本日付をもちまして委員会に付託いたしました陳情も、付託委員会における閉会中の継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

   常任委員会所管事務継続調査件名表

          平成15年第1回定例会

総務委員会

 1 基本構想・区政基本計画について

 1 広報・広聴及び住民参加について

 1 組織・人事及び各種事務事業の改善について

 1 財政計画、資金及び財産管理について

 1 災害対策について

 

区民委員会

 (平成15年3月31日まで)          (平成15年4月1日から)

 1 総合窓口の事務処理について         1 総合窓口の事務処理について

 1 区税について    1 区税について

 1 国民健康保険及び国民年金事業について    1 国民健康保険及び国民年金事業について

 1 産業振興・勤労者福祉及び消費者問題について 1 産業振興及び勤労者福祉について

 1 地域センター等の管理及び運営について    1 地域センター等の管理及び運営について

 1 児童青少年及び女性問題について       1 児童青少年及び女性問題について

 1 保育について    1 保育について

 

厚生委員会

 1 健康づくり、疾病予防及び環境衛生について

 1 生活困窮者に対する援助について

 1 高齢者・障害者及び児童の福祉について

 

建設委員会

 (平成15年3月31日まで)          (平成15年4月1日から)

 1 安全で快適に住めるまちづくりについて    1 安全で快適に住めるまちづくりについて

 1 交通安全及び放置自転車問題について     1 交通安全及び放置自転車問題について

 1 河川の溢水防止及び親水化について      1 河川の溢水防止及び親水化について

 1 道路・公園等の整備及び緑化について     1 道路・公園等の整備及び緑化について

 1 環境及び公害問題について          1 環境・公害問題及び消費生活について

 1 資源循環及び清掃事業について

 

文教委員会

 1 学校教育の充実について

 1 区民の生涯学習について

 1 スポーツ環境の整備について

 1 文化財保護等について

 

議長(斉藤金造) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。

 お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。

    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。

 

  議会運営委員会所管事項継続調査件名表

          平成15年第1回定例会

 1 議会の運営について

 1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について

 

議長(斉藤金造) 以上で、本日の日程を全部終了いたしましたので、散会いたします。

 平成15年第1回中野区議会定例会を閉じます。

      午後4時52分閉会

 

 

   会議録署名員

 議 長  斉  藤  金  造

 副議長  飯  島  きんいち

 議 員  佐  藤  ひろこ

 議 員  古  木  謙市郎