平成27年03月12日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会(第1回定例会) 平成26年12月04日中野駅周辺地区等整備特別委員会.doc

中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成27年3月12日〕

 

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

 

○開会日 平成27年3月12日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午前1000

 

○閉会  午前1147

 

○出席委員(14名)

 市川 みのる委員長

 木村 広一副委員長

 高橋 かずちか委員

 小林 ぜんいち委員

 後藤 英之委員

 内川 和久委員

 浦野 さとみ委員

 佐野 れいじ委員

 久保 りか委員

 奥田 けんじ委員

 篠 国昭委員

 佐伯 利昭委員

 むとう 有子委員

 かせ 次郎委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 経営室長 竹内 沖司

 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞

 都市政策推進室長 長田 久雄

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、

 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実

 都市基盤部副参事(交通対策担当) 中井 豊

 

○事務局職員

 書記 遠藤 良太

 書記 江口 誠人

 

○委員長署名


審査日程

○議題

 区役所・サンプラザ地区一体的整備について

 中野駅周辺地区整備について

○所管事項の報告

 1 新区役所・新体育館の整備について(中野駅周辺まちづくり担当)

 2 中野区グローバル戦略推進協議会の今後の取り組みについて(中野駅周辺計画担当)

 3 中野Free Wi-Fiの整備について(中野駅周辺計画担当)

 4 区役所・サンプラザ地区再整備事業構築パートナーの選定結果及び今後の事業構築の進め方について(中野駅周辺計画担当)

 5 中野二丁目土地区画整理準備組合の設立について(中野駅周辺地区整備担当)

 6 「中野三丁目地区のまちづくり及び桃丘小学校跡地の活用についての地域説明会」の開催結果について(中野駅周辺地区整備担当)

 7 中野三丁目土地区画整理事業の事業計画の概要について(中野駅周辺地区整備担当)

 8 中野三丁目地区の整備に関する事業実施協定の締結について(中野駅周辺地区整備担当)

 9 囲町地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

10 その他

○中間報告について

 

 

委員長

 それでは、定足数に達しましたので、ただいまから中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会します。

 

(午前10時00分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)のとおり審査を進めたいと思いますが、御異議ありませんか(資料1)。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、正午を目途にして進めたいと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは、早速議事に入ります。

 区役所・サンプラザ地区一体的整備について、中野駅周辺地区整備についてを議題に供します。

 まず、所管事項の報告を求めます。

 1番、新区役所・新体育館の整備についての報告を求めます。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 新区役所・新体育館の整備について(資料2)御報告させていただきます。

 新区役所と新体育館につきましては、中野四季の都市区域3を候補地として検討してまいったところでございます。このたび、整備に関する基本的な方針を定めましたので、御報告をするものでございます。

 1番、新区役所の整備。

 新しい中野区役所は、これまでの方針どおり、中野四季の都市区域3区有地に整備をいたします。当該地は再開発等促進区を定める地区計画、これが決定をされております。整備に当たっては具体的な地区整備計画を定める必要がございます。関係機関や近隣地権者との協議・調整を進めながら、四季の都市にふさわしい土地の高度利用、安全で快適な都市空間の形成を図ってまいりたいと考えております。

 2番、新体育館の整備です。

 新しい中野体育館につきましては、平和の森公園内に整備をするものとして検討を進めてまいりたいと考えております。区民のさまざまな健康づくり、スポーツニーズの高まりに応え、屋内外の多様なスポーツに対応できるよう、平和の森公園全体の改修についても具体化に向けた検討を行ってまいりたいと考えております。

 3番、想定スケジュールです。

 このスケジュールは、現時点で最も協議が速やかに進んだ場合ということで表記をさせていただいております。

 まず、新区役所。これにつきましては、来年度平成27年度に基本構想、基本計画、平成28年度に引き続き基本計画を策定しながら、まちづくりガイドライン、これは四季の都市の地区計画、都市計画のベースとなるものでございます。これの見直しとあわせて都市計画の変更を行ってまいりたいと考えております。平成29年度には基本実施設計、平成30年度には実施設計及び工事の着手。これは、現中野体育館の解体も含むものと考えております。そして、31年、32年と工事を行い、32年度のうちに竣工を目指したいと考えております。

 続いて、新体育館と平和の森公園でございます。こちらは、平成27年度に基本構想、基本計画、28年度に基本・実施設計、29年度に工事に着手し、平成31年度の竣工を目指してまいりたいというふうに考えております。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告について質疑がありましたらどうぞ。

佐伯委員

 すみません、私どもは建設委員がいないものですから、ちょっとここでお聞きしたいんですけれども、新体育館について、平和の森のところで検討するということなのですけれども、現状の平和の森ができるときに、当時、上高田のグラウンドが仮設であって、あの当時、亡くなった藤本議員などと我々は、とにかくグラウンドをつくってくれと。グラウンドを残せというような要望を出したわけですけれども、あそこは水の処理場が下にあるからつくれないのだという回答がずっと出ていました。でも、今回、そこに体育館を移そうということになったということは、何か事情が変わったのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 新しい体育館につきましても、区域3で建設できないだろうかということをずっと検討してきたわけであります。ただ、区域3ですと、やはり地区計画がかかっていて建設に非常に制約がかかるということで、今般、体育館、屋内施設だけではなくて屋外の競技もできるスポーツ拠点ということで、平和の森ということで今回方針を定めました。

 これについては、委員御指摘のとおり、地下に下水処理施設等々もございますので、その地下構想について、果たしてそういった体育館の建設との関係性はどうであろうかということで、今般補正予算も出させていただいたところです。この平和の森公園につきましては、昨年の秋ぐらいからさまざまな可能性の一つとして検討に取りかかっているところでございまして、東京都に対しても御相談を差し上げながら、その地下構造物の調査についてもあわせて検討していきながら、平和の森公園の改修の可能性を具体的に検討していこうというようなことに至ったということです。

佐伯委員

 スポーツ施設をつくってくれることは、もう大変歓迎するところです。ただ、当時言っていた、あそこは下水処理場があるんだからできないんだということで我々の要望を受け入れてくれなかったわけですけれども、ということは、あの当時の見解は間違いだったということでいいんでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 当時の見解が間違いかどうかということをこの場で申し上げることはできないのですけれども、現状、さまざまな区のスポーツ施策、健康づくりの施策に照らしたときに、平和の森公園でこのような施設の改修あるいは体育館の建設について改めて御相談申し上げたところ、じゃ、実際どのようなことが可能かどうかを調査してまいろうという判断をいただいたというところです。

佐伯委員

 ここで押し問答をしていてもしようがないですけれども、当時、我々は、新宿区の下落合のところにあるグラウンド、あそこの下に水の処理場がありますから、ああいうのもあるのに、何で新宿はできて中野はできないんだということをずっと言ってきたわけですけれども、今回こういうような変更が出たということは、ちょっと正直言って驚いています。

 それと、もう1点、平和の森公園にスポーツ施設ということなのですけれども、今の芝生広場から少年野球場まで全部含めたところで整備ということになるのでしょうか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在の平和の森公園につきましては、全体的な見直し等も含めて、今、佐伯委員のほうからお話しがございましたように、下水道処理施設の上部では何ができるのか、それから、周りのそれ以外の区所有の2.5ヘクタールのエリアでは何ができるのかといったことを全体的に整備する内容についても、今回補正予算で御提案させていただいた予算の中で、基本構想、整備構想の中で改めてきちんと定めてまいりたいというふうに考えております。

佐伯委員

 これもちょっと押さえておきたいのですけれども、結局あそこの少年野球場は、少年野球連盟の大会の主会場です。どのくらいの閉鎖期間になるのかどうかわかりませんけれども、今、無料で使わせていただいております、ありがたいことに。それが、もしあそこが閉鎖をされて、今度白鷺にできるからいいじゃないか、本町五丁目にできるからいいじゃないかということになっても、ここは有料です。そうなったときにどうするのか。これまで運営してきたものが運営できなくなる可能性があるということでは、ぜひ今回、条例として料金も出ていますけれども。その辺は御検討いただきたいと思うんですけれども、公園担当、いかがでしょうか。

高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今後の検討とはなりますが、今、委員からお話しになった件を含めまして検討してまいりたいと思います。

佐伯委員

 ぜひその辺は御配慮いただきたいと思いますので、これはお願いをしておきます。

かせ委員

 平和の森公園についてですけれども、私が議員になってからすぐに大きな問題になって、ずっとかかわりを持ちながら今日に至るわけですけれども、今の議論の中でもありましたように、そういう議論もありました。地下の構造物の強度のために、上にそういう体育施設をつくることはできないだろうということもありましたし、また、言われたのでは、地下の排水処理場の問題については、曝気であるとか、それから太陽の光を通じての化学作用であるとか、そういったために、あの上に窓があるはずです。だから、そういうものがなくなってどうなるのとか、さまざまな問題が言われていました。そのことについてやはりどうするのかというものもありますし、そして、あの上に何かつくるということになれば相当な補強ということも考えなければならない。としますと、どれだけの予算がかかるかというのは、もうはかり知れないと思うんですね。そういったことについてはどうお考えでしょうか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今のお話のように、さまざまなトップライトの問題ですとか構造の変更、それから上部の重量制限、加重の問題、それをトータルでどういった影響があるかといったことを今回の補正予算の中で3,000万円の予算計上をしておりますけれども、調査経費として。それを東京都に対して委託をして、どういった諸問題があって、どういう解決策があって、どういった今後費用等も含めて係るのか、そういったものを調査する経費として今回予算計上させていただいたものでございます。

かせ委員

 私は、地下の貯水槽の上に公園があるというのは幾つかあります。江東区のほうにもたしかあったと思いますけれども、それは、そのときは、構造物をしっかりとしたものにして、十分に耐えられるような設計をした上に、上部にそういう公園や運動施設をつくっているということだと思うんですね。ですから、最初からつくるときに、それだけの補強を持たせれば、強度を持たせれば可能ですけれども、でき上がっているものについて、それをもう一度再補強するということになればどうなのかと。私は、東京都が、はい、そうですかというふうに簡単には言わないだろうと思うんです。そうしますとね、見てみますと、無理無理オリンピックに合わせようということに見えてしようがないんですけれども、そういうことにも影響してくると思うんです。だから、もしも上部にそういう体育館や体育施設をつくることは、費用対効果の問題でだめだというようなことになるかもしれないですね。そういったことについての考えはいかがですか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今、委員お話しの最初の問題といいますか、課題といいますか、もともとあそこの平和の森公園を整備するに当たって、中野区所有の2.5ヘクタール、プラス都が所有する6.5ヘクタール、そこには下水道処理施設があるわけですけれども、その第2期整備をするに当たっては、当然上部を活用するんだと。中野区と協定を結んで、あの上部活用公園が現在できているわけですね。ですから、一定程度の土かぶりをして整備しても大丈夫な構造物にはなっているというふうに認識しております。

 それで、期間等については、これからどのぐらいの調査期間ですとか、いろいろな変更要件、用途地域の変更とか、そういったものも含めていろいろと時間等はかかると思いますけれども、現在中野区が進めていきたいということで、スケジュール的には平成30年の完成を目指して準備を進めているということでございます。

かせ委員

 大丈夫だという、上にどういうものをつくるかということにもよるでしょうけれども、それはわからないですよね、やってみないと。

 それと、もう一つ問題なのは、あの平和の森公園の北側のほうの、いわゆる今はもう森林になっていますけれども、あそこの樹木帯ですね。その役割というのは、当時、刑務所跡地を返還させる区民の大きな運動があったのですけれども、その中で言われていたのは、防災と広場なんですよね。防災公園なんですよ、あの大きな区民の合意事項というのは。そのため、あれが区に返還されて設計されたのは、当時の防災科学の著名な学者である村上處直さんという方ですけれども、その方が、森林、森の防火に対する役割の重要性というものを主張して、あの地域はああいった、平らにするのではなくて、起伏があり、大きな樹木がありと。そういう中で防火や、それからさまざまな災害、これを防ぐ、そういう設計をされていると思うんです。だから、この全体を考えるということになれば、そもそもの出発点であった防災の広場、防災機能というものを、いささかにしてもこれをおろそかにすることはできないというふうに思いますが、いかがでしょうか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 いろいろな防災上の考え方というのはあろうかと思います。あそこは当然平和の森公園として広域避難場所でもございますし、一つは樹林帯による防火遮断帯、もう一つは建造物・構造物による防火遮断帯という考え方もあろうかと思います。今回体育館を整備することに当たって、そういったものの遮断壁ができるというのも一つの工夫の仕方かなというふうに考えております。また、樹林帯についても、どこまで手を加えなくてはいけないのか、そういったこともこれからの整備構想の中でしっかりと検証してまいりたいというふうに考えております。

かせ委員

 あそこを推進していくという強い決意のようですけれども、この問題について、区民はどうなのか、どういうふうに見ているのかということはまだ定かではないわけですね。特にあの公園について、年々樹木が生い茂ってきて、環境が非常によくなってきたということで、区民のやっぱり憩いの場であったり、それからやっぱり憩いの場として、健康づくりの場でもありますけれども、そういった場として定着しているわけです。そういう環境を、これをやはり守ってほしいというのが多くの区民の考えだと思うんですけれども、どうしてこういう重大な決定をするときに区民の声を聞かれないのかというのは不思議でしようがない。これはどうお考えでしょうか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 ちょっと1点、先ほどの私の答弁を訂正させていただきたいのですが、区の建設のスケジュールで平成30年度と申し上げましたけれども、こちらのきょうの委員会の資料に基づきまして平成31年度竣工を目指しているということで訂正させていただければと思います。

 今回、区の方向性として、この平成31年度の竣工を目指すということでの方向性を確認したわけですけれども、それで、いろいろとこの整備構想をつくる中で、内容等、具体的に定まってきた中で、区民の皆様方の意見等もきちんと踏まえながら当然進めていくべきだろうと思っておりますし、そのようにしていきたいというふうに考えております。

 あそこの平和の森公園についての利用に当たって、今までも区民の方々の憩いの場、それから既存の少年野球場、それから、現在、下水道処理施設の上部を活用して、ウオーキング、ランニングスペースが確保されていて、スポーツに寄与して、それから健康増進にも寄与している憩いの場であるといったことを、体育館建設を含めて、今後そういったことを含めて再構築していきたいというふうに考えているところでございます。

かせ委員

 すごく無理無理に聞こえるんですよね。区民の立場からすれば突如とした話ですし、それから、あの公園にどれだけの規模のものができるかというのは定かではないですけれども、聞くところによると総合体育館を考えているとか、それから、また大きなグラウンドをつくるとかということになれば、今の公園の大部分が全面的に改修されると。あの部分に、人工物といいますか、そういう建物であるとか、そういうもので埋められてしまって、今ある緑豊かな防災公園としてのそういう機能がどうなるのかというのは、これはもう当然疑問になってくると思うんですけれども、規模としてはどういうふうにお考えですか。

委員長

 ちょっと委員会を暫時休憩にします。

 

(午前10時19分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時20分)

 

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 区民に愛されている公園であるということで、緑豊かな公園であるということは十分私ども認識しております。先ほど申し上げたように、体育館を建設することも含めて、そういったことでの再構築をしていきたいということは先ほど申し上げたとおりでございます。

 また、この委員会、それから建設委員会、そして区民の皆様方に対して、基本構想の内容、それから基本計画の内容、その時々にきちんと議論をしながら進めていきたいというふうに考えているところです。

久保委員

 休憩中に委員長のほうからもお話がありまして、これは総務、厚生、建設で御報告があった案件かと思います。我が会派は全ての委員会に所属をしている委員がおりますので、そこの部分での質疑は避けていきたいと思いまして、中野駅周辺ということでちょっと質問を一つだけさせていただきたいと思います。

 新区役所・新体育館の位置というのが、これで調査後に決定がされてまいりますと、今後、今まで体育館が移転をするというふうに言われておりました九中跡地、中野中学校跡地の活用はどうなるのかということになってまいります。これにつきましては本会議で我が会派からも質問をさせていただきまして、例えば中野総合の建てかえの移転などの推進を図るべきではないかということを質問させていただいております。ということになってまいりますと、いわゆるこのグランドデザインVer.3で描いてまいりました中野駅周辺のまちの様相というのが大分今回のこの発表によって変わってくるのかなと思いますが、その点において、中野駅周辺においての影響は今後どのようになっていくでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 今回のこの報告で、新庁舎と新体育館の配置については明らかにさせていただきました。旧九中跡地ですね、その活用については、まさに委員御指摘のとおり、今回の一般質問でのやりとりがあったわけでございます。今回の一般質問の御答弁では、地域医療の拠点として積極的な支援を考えてまいりたいというお答えを差し上げているところでございます。ただ、まだその跡地活用、正式に何か決定をしたというものでもございません。グランドデザインはVer.3で、相当主要な地区の整備方針については書き込みをし、また、それに基づいて各地区のまちづくり方針を定めて実際の事業化に進んでいるところでございます。現時点でそのグランドデザインを何か見直すといったようなことは今の時点では考えておりません。このVer.3に基づいて各地区の整備をしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

久保委員

 グランドデザインVer.3で、もう既に、どんな地区整備というのが今後御報告があるように進められていくので、Ver.3自体を、Ver.ですとか、そういう形で今後見直しを図っていくわけではなくて、それぞれの地域においての計画を具体的に進めていくという考えでよろしいのでしょうか。また、全体的なトータル的なことに関しては、今後10か年計画も改定をされていくわけですので、そこで全体感においてのスケジュール等は出てくると思うんですが、そういったふうに考えていてよろしいですかね。それはこちらですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 グランドデザインの性格といたしましては、社会経済状況の大きな変化あるいはまちづくりの進捗に応じて見直すものという位置づけではございますが、現時点でVer.3をVer.4にバージョンアップするという予定はございません。委員のおっしゃっていただいたように、あれに基づいて各地区の事業を進めてまいりたい。また、27年度は基本構想や10か年計画の改定を予定してございます。その中ではしっかりと、まさに今回報告をさせていただいたような体育館の考え方、公園の考え方、そういったものをしっかりと反映をさせていって、全体の計画の整合性はきちんと図ってまいりたいと考えております。

佐野委員

 新体育館についてお伺いをさせていただきます。

 新体育館は、今、29年の着手で竣工が31年予定というふうにお聞きしました。そうすると、今現在ある体育館、現体育館についての解体予定というのはいつごろを予定されているのでしょうか。そして、どのような区間でその辺の調整、新体育館と旧体育館――旧体育館になっちゃうんですか、要するに今ある現存の体育館との関係というのはどういうふうになるのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 今の中野体育館につきましては、この資料の新区役所の平成30年度の工事着手の中で今の体育館の解体も想定をしてございます。(「それで、完了はいつごろですか」と呼ぶ者あり)したがいまして、新体育館の竣工は平成31年度という今想定をしておりますので、この想定どおりにいけば、1年程度の体育館がない期間というものが発生してしまうということにはなろうかと思います。

佐野委員

 今の件ですけれども、30年から31年度を目指すということですけれども、そうすると1年ぐらいのタイムラグが出てしまうと。その間に、今ある体育館を使っているスポーツ施設、スポーツの団体は、どのような形で対応していけばよろしいのでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 これはちょっともう所管外のことになりますので、所管のほうから聞いていることでお話しを申し上げますと、ほかの施設の活用を含めて、現在体育館を利用されている方々に御不便のないように考えてまいりたいというふうには聞いてございます。

 このスケジュールですけれども、これは特に新庁舎につきましては、これから関係機関や近隣地権者との協議を進めながら行っていくというものでございまして、最も協議が速やかに調えばこのスケジュールということを考えてございます。まだ確定したものではございませんので、これが変動する可能性というものも現時点では否定できないかと思っております。

佐野委員

 今のお話の中では、1年間ぐらいのことで、まだこれから未定だからはっきりしないということが事実であるということでお話しいただいたんですけれども、今あるスポーツ団体、例えば、わかりませんけれども、バレーボール協会とか、剣道連盟とか、柔道連盟とか、お使いになっていますよね、今の体育館を。その場合に、今の、例えば1年間、もしうまく運んでその間が使えないということになりますと、そうしますと、その1年間の間にその連盟は普通の区立中学校の体育館をお借りしてやるということになるのかどうかということも心配すると思うんですよ。したがって、その辺の調整をよくしながらやっていかないと、今の体育館では間に合わない場合も生じてきますので、その辺をどういうふうにしていくかということを十分、所管が別だとおっしゃいましたけれども、その所管にはお伝えしていただいて、その辺の調整をしっかり図っていただきたいということを、これから先未定でございますので、まだ未定の話をしても難しいと思いますけれども、その辺のタイムラグが発生したときにどうするかということをしっかりととらまえながらやっていただきたいというふうな要望でございますけれども、どうでしょうか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 この新庁舎及び新体育館の議論につきましては、全庁的に議論を相当重ねてやってきております。この先ももちろん全庁的に議論を重ねながらやってまいる所存でございます。今御指摘のような内容も十分に我々、また担当所管含めて共有しながら、区民の皆さんの御迷惑を最小限にできるように図ってまいりたいと思います。

内川委員

 新体育館の場所の件でございますけれども、先ほど久保委員からも発言がありましたけれども、もともとは10か年計画では旧九中の跡地が候補地ということになっておりました。ところが、その後、区域3区有地に区役所本庁舎と体育館を合築するほうがよりベターだと、よりふさわしいのだという理由で、地元としては九中の跡地に体育館を持ってくることは諦めた経緯があるんですね。その区域3区有地に区役所本庁舎と体育館を合築したほうがよりベターだと考えたときには理由があったはずですけれども、その理由は何ですか。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 新体育館についても区域3で検討したいという御報告は、平成25年3月に報告をさせていただいたところです。そのときの時点では、四季の森公園が拡張されて、それに連続する敷地に一定規模の屋内空間、これがあることが防災対応力をより高めることにつながるだろうという理由で体育館の候補地も区域3ということでしたわけでございます。

 その後、さまざまなことを検討し、また、その四季の都市の中の事業者あるいは進出されている大学さん、これらにつきましても、中野区の帰宅困難者対策協議会というものが立ち上がって、その構成員にもなっていただいてございます。そういった議論が進む中でも、体育館がなくてもこの四季の都市で一定規模の屋内空間というものは、こういった事業者さんとの関係の中で一定構築されるということが確認できたというふうに議論が進んでまいりましたので、そういった背景も受けながら、体育館については、この区域3ではなく総合的なスポーツ拠点として平和の森公園内に設置することが望ましいのではないかという判断に至ったということです。

内川委員

 そういった今の説明は、地域の人は全然まだわかっていないんですよね。今回、10か年計画の変更ということで、これはやっぱりきちんと地域に説明責任があるのかなと私は考えています。今後、体育館がこうなりました、こういった経緯でこうなりましたと地域に説明するスケジュールをちょっと説明してください。

松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)

 この新体育館の配置の整備の方針については、まさに今定例会で初めて御報告を差し上げて、この後に27年度の改定予定の基本構想や10か年計画の改定の御説明の中で区民の皆様には周知をさせていただきたいと思っております。

 また、先ほど公園、基盤整備担当のお話でもありましたように、体育館につきましてはこれから基本構想や基本計画を策定してまいることを考えておりますので、そういったものの具体化の中でもきちんと区民の皆様にはお話をさせていただきたいと思っております。

むとう委員

 厚生委員会のほうでもちょっとお尋ねしたんですけれども、今後この体育館をつくるということで、平和の森公園全体を全部大がかりにいじっていくということになるわけだと思うんですけれども、今の段階ではっきりとは言えないと思いますけれども、あの中にある平和資料展示室の取り扱いはどうなっていくというふうに現時点で考えられているのでしょうか。

志賀都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現行の管理棟あるいは平和資料館、そういったものにつきましても、どこに配置されていくのが適切なのかということも含めて整備基本構想の中で位置づけていくというものでございます。

委員長

 厚生委員会でも聞いたの。ダブらないように。

 ほかにありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本報告は終わりです。

 続きまして、2番、中野区グローバル戦略推進協議会の今後の取り組みについての報告を受けます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野区グローバル戦略推進協議会の今後の取り組みについて(資料3)御報告申し上げます。

 先般、この協議会の設立記念フォーラムについては開催をされたところでございます。

 まず、1番では、そのフォーラムの開催結果でございます。日時、会場、プログラムはお読み取りいただきたいと思います。このフォーラムの参加人数は246名という大変多くの人数の方の参加があったといったことを御報告申し上げます。

 次に、2番、今後の取り組みでございます。

 まず、(1)賛同団体の参画促進でございます。この協議会そのものは、区経済団体の基幹団体等に加えて、区内外の企業・団体等に呼びかけて賛同団体を得ていくというものでございまして、今後の参画をさらに促進していきたいと思っております。

 (2)は設立総会の開催でございます。実際に協議会を進めていくに当たって、協議会の規約ですとか事業計画あるいは幹事の選任、こういったものについて承認を得て進めてまいりたいと思っております。

 裏面をごらんください。

 幹事会の開催でございます。実質的な協議の場として幹事会を設置しまして、グローバルビジネス環境の整備・拡充、国家戦略特区を活用した規制緩和等についての議論を行ってまいりたいと考えております。

 平成27年度の主な取り組みとして、2点掲げてございます。

 1点目が、中野区におけるグローバル戦略の策定。今後のおおむね5年間のロードマップをこの協議会の中で策定してまいりたいと考えております。

 また、国家戦略特区を活用した規制緩和の提言でございますが、この協議会としても何か提言をしていきたいと考えて、この検討作業を進めてまいりたいと思っております。

 今後の想定しているスケジュールでございますが、4月に今後の組織化を図っていきまして、5月には総会、幹事会を開催いたしまして、以降、随時会議を開催してまいります。この6月にはグローバル戦略の骨子、9月には中間のまとめ、11月に策定していくといったような流れで今後の流れを考えているところでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 質疑はありますか。

むとう委員

 残念ながら、私、これに参加することができなかったので教えていただきたいのですけれども、基調講演が小宮山さんという方で、パネルディスカッションもなさったということなのですが、それらを踏まえて何か成果というか、新たにわかった認識とか、何かあったんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 基調講演は、今回、「国際競争力の強化に向けた都市のプラチナ成長戦略」ということではあったのですが、これも今回の定例会の施政方針説明、その中でも取り上げたおりましたけれども、課題先進国ということで、この課題を取り組むということについて、区としてもその課題の取り組みについて、取り組みそのものが今後の成長戦略につながっていくといってものでございまして、それを一堂に会して認識したものだというふうに考えております。

 また、パネルディスカッションにつきましても、さまざまな分野からいろいろな意見がありまして、さらにこのグローバル化ということに対してどう対応していこうか、その中でも世界に向けてどうするかということもありますし、また、地域の中の活性化をどう図っていくか、こういったことについてもさまざまな意見が交わされましたので、こういった意見を踏まえて今後の協議に生かしていきたいと考えております。

むとう委員

 今後の協議に生かせる内容はどういう点だったんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 例えば、そのディスカッションの中でも、例えばグローバルニッチというような表現がなされました。そのグローバルといってもいろいろな、本当に世界規模で動いていく経済の中でどう進めていくかといった中では、何かニッチの部分ですね。すき間産業という言い方もされますけれども、そういったものを何か生かしていくとか、中野の特徴を生かした差別化をしていくような取り組みができないかというような話もありましたし、この中野の良さを世界に発信していくということが非常に重要であろうというような話もありましたので、そうしたものを生かしていきたいというふうに思っております。

久保委員

 (4)の国家戦略特区を活用した規制緩和の提言のところですが、特区関連のスケジュールの整合性を図りながらってありますよね。この想定スケジュールの中で、いわゆる特区関連のスケジュールとの整合性を図ったというのはどういうところですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この国家戦略特区の提案というのが年に2回設けられているというふうに言われておりまして、昨年ですとやはり夏、8月から9月ぐらいと、この11月、12月ぐらいだったと思いますが、そういった時期が設けられております。そうした時期の、そのタイミングに合わせて区としても何か提言できないかというふうに考えておりますので、このグローバル戦略をつくっていくということと並行して、さらにもっと具体的な規制緩和の提言、そういったものができないかということで、それらのことは例えばワーキンググループで進めていくとか、そんなような取り組みを考えております。

久保委員

 ということは、このスケジュールからいくと、中野区におけるグローバル戦略策定が11月になっていますので、提案時期が、いわゆる特区としての規制緩和のそれを提案する時期が11月なので、そこに合わせるというような考えですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 その時期ということもあるかもしれませんし、また夏の時期ということもあるかもしれませんけれども、いずれにしましても、今後、基幹団体、賛同団体、さまざまなところから提案を受けてまとめていきたいと思っております。そのタイミングをはかって、早ければ夏の提案ということに乗せることも可能かとは思っておりますし、また、冬の提案でもいいと思いますが、いずれにしろ何らかのアクションを起こしていくということを考えております。

久保委員

 今後おおむね5年間のロードマップということですけれども、これ、いわゆる規制緩和が図られなかった場合といいますか、規制緩和があれば逆に図られていった場合、それによっていろいろなスケジュールですとか、もしくはロードマップの状況ですか、それは変わっていくものなのでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 規制緩和が必ずしも必要かどうかということもあろうかと思っています。中野のこのグローバル戦略をどう進めるかといったときに、一つは規制緩和もあったほうがうまくできる部分もあろうかと思いますし、また、既存の制度・施策の中で取り組めるものもあったり、あるいは新たな提言というのもまさに出てくるかと思っておりますので、そうしたものも含めてトータルでこのロードマップを描けたらというふうに思っております。

委員長

 他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 以上で本報告は終わります。

 3番です。中野Free Wi-Fiの整備についての報告を受けます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、中野Free Wi-Fiの整備について(資料4)報告を申し上げます。

 この報告につきましては、平成27年度の当初予算とあわせまして、平成26年度補正予算の内容を含めた内容となっております。

 まず、1、趣旨でございますが、このWi-Fiにつきましては、誰でも無料で利用可能なWi-Fiの整備とあわせてWi-Fiを活用した地域情報や観光情報の発信を行うということで、地域の活性化を図っていきたいと考えております。

 2につきましては、中野Free Wi-Fiの概略でございます。

 Free Wi-Fiにつきまして、共通のSSID、これは仮称でございますが、「tokyo_nakano_free_wi-fi」といったものを設定しているアクセスポイントであれば、一度の登録で誰でも無料で利用できる公衆無線LANのサービスであって、こういったものを提供していきたいと考えております。

 整備の考え方でございますが、まず公共空間におけるWi-Fiアクセスポイントの整備といたしまして、設置検討箇所といたしまして、中野区役所、中野駅北口駅前広場、南口駅前広場、東中野駅の西口駅前広場、中野坂上駅周辺、野方駅南口駅前広場、鷺ノ宮駅周辺を考えております。

 裏面をごらんください。

 (2)の民間設置アクセスポイントとの連携でございます。

 民間店舗等が設置しているアクセスポイントにつきましては、公共空間アクセスポイントとの共通のSSIDの導入の協力を得て、このWi-Fiの面的整備を図ってまいりたいと考えております。

 また、(3)でございますが、ポータル画面を活用した区内情報の発信をしていきたいと考えております。

 スケジュール、今後の予定でございますが、この4月以降、設置の調査・決定、工事をいたしまして、10月には試験運用を開始したいと思っております。また、11月にはこのWi-Fiを活用したイベントを実施したいと考えております。

 報告は以上でございます。

委員長

 報告に対して質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告は以上で終わります。

 続いて、4番、区役所・サンプラザ地区再整備事業構築パートナーの選定結果及び今後の事業構築の進め方についての報告を受けます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、区役所・サンプラザ地区再整備事業構築パートナーの選定結果及び今後の事業構築の進め方について(資料5)の御報告を申し上げます。

 まず、1、応募状況でございます。

 募集の経過といたしまして、平成26年12月に募集の要項を公表いたしまして、27年2月6日に応募の締め切りをいたしました。

 応募事業者は5グループございました。

 選定の結果でございますが、外部学識経験者を含む選定委員会の審査を経て、以下の2グループを事業構築パートナーとして選定をいたしました。

 一つが、三菱地所株式会社を代表企業とするグループでございまして、構成企業といたしまして東京建物株式会社、NTT都市開発株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、鹿島建設株式会社でございます。

 もう一つのグループが、野村不動産株式会社を代表企業とするグループでございまして、清水建設株式会社、住友商事株式会社、第一生命保険株式会社、東急不動産株式会社が構成企業となっております。

 次に、3番、今後の事業構築の進め方でございます。

 これから、区役所・サンプラザ地区再整備実施方針、これを策定してまいりますが、今回選定をいたしました事業構築パートナーからの提案内容とともに、(仮称)区役所・サンプラザ地区再整備推進区民会議における意見交換や学識経験者からの技術的助言を参考にしながら検討を進めてまいりたいと考えております。

 裏面をごらんください。

 まず、(1)再整備推進区民会議の設置でございます。

 この事業構築パートナーからの提案ですとか再整備実施方針に関する意見交換を行うということで、この区民会議を設置してまいりたいと考えております。

 想定している構成員としては、区内経済団体、区内関係団体、公募区民等と考えております。

 設置時期でございますが、平成27年5月に設置をいたしまして、実施方針策定までの間と考えております。

 (2)アドバイザリー会議の設置でございます。

 この実施方針策定に係る技術的助言を得るために、都市計画などの専門的知見を有する学識経験者によるアドバイザリー会議を設置いたします。

 4、今後の想定スケジュールでございます。

 平成27年4月には事業構築パートナーによる提案の概要書、これを公表いたします。その後、意見交換、またアドバイザリー会議を開催いたしまして、5月にはこの区民会議を開催いたします。再整備実施方針といたしましては、この12月には中間のまとめ、来年、平成28年3月には再整備実施方針の素案、それから平成28年9月には実施方針の案ということで公表してまいりまして、パブリック・コメント手続を経て、平成28年11月には実施方針を策定してまいりたいと考えております。

 報告は以上でございます。

委員長

 質疑がありましたらどうぞ。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告は以上で終わります。

 続いて、5番、中野二丁目土地区画整理準備組合の設立についての報告を受けます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野二丁目土地区画整理準備組合の設立について(資料6)報告をさせていただきます。

 中野二丁目の再開発につきましては、平成27年3月――ここでは予定となっておりますけれども、3月6日に都市計画の告示がされました。27年度には、いよいよ本組合が設立されまして、事業に着手される予定です。

 二丁目につきましては再開発の準備組合がございますけれども、区画整理の準備組合がないため、ここで準備組合を設立となりました。実は昨日、3月11日に設立総会がございまして、既に設立が終わっております。

 まず、施行区域ですけれども、別添図面を見ていただきまして、一点鎖線、大きくなっているものが2.4ヘクタール、これが区画整理になります。それから、中に斜線で入っているもの、これが再開発事業の施行区域ということで1.0ヘクタールでございます。

 では、表面に戻っていただきまして、ここの区画整理の地権者は全部で16人でございます。この中には、中野区と中野区の土地開発公社も含まれております。

 今後の予定でございますけれども、3月11日に準備組合が設立されましたので、いよいよ組合設立に向けまして事業計画あるいは同意等をとりながら、27年7月には組合設立の認可申請を行い、おおむね二、三カ月次にかかりますので、9月には組合を設立認可して、以降事業に着手していく予定になっております。

 報告は以上です。

委員長

 本報告についての質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、続いて6番に移ります。「中野三丁目地区のまちづくり及び桃丘小学校跡地の活用についての地域説明会」の開催結果についての報告を受けます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、「中野三丁目地区のまちづくり及び桃丘小学校跡地の活用についての地域説明会」の開催結果について(資料7)報告をさせていただきます。

 開催概要でございますが、日時等は記載のとおりでございます。

 参加者は55名です。区側のほうから私ども中野駅周辺まちづくり分野のほかに、企画分野、防災・都市安全分野も参加してございます。

 それでは、主な意見・質問とそれに対する区の回答及び見解ですけれども、では、主立ったところだけ説明させていただきます。

 下の(2)桃丘小学校跡地の活用についてでございますけれども、①拠点施設について。

 拠点施設に自転車駐車場を整備し、にぎわい創出のための商業施設を誘致しようとしていることは理解したが、区には保育園などの子育て施設、高齢者施設が足らないと思う。駅に近い便利な場所なので、このような施設を整備してほしいという御意見がございました。これに対しまして区のほうは、現時点で、自転車駐車場以外の区有施設の整備は考えていない。拠点施設はUR都市機構が整備するが、その際、区としては当該地域にどのような施設が必要か一定の考えを示して協議していく。要望については、意見として伺っておくという回答をしております。

 それでは、裏面をお願いします。

 2番です。桃丘小学校跡地をUR都市機構へ譲渡することについては議会の了承を得ているのか。これに対しては、桃丘小学校跡地をUR都市機構へ譲渡することについては、土地区画整理事業の施行要請とともに議会へ報告をしているというお答えをさせていただいています。

 次に、避難所でございますけれども、1番、桃丘小学校跡地は現在避難所として指定されているが、かわりとなる避難所はまだ決まっていないのか。これに対しましては、現在、桃丘小学校跡施設は桃園防災会の避難所に指定されている。今後、桃園防災会の避難所を桃花小学校に変更したいと考えているというふうに回答しております。

 2番です。桃花小学校は既に二つの防災会の避難所に指定されているが、さらに桃園防災会の人数を収容できる面積があると考えていいのか。これに対しましては、現時点では桃花小学校に避難すると想定されている二つの防災会の人数は900名である。これに桃園防災会の想定避難者500名を合わせると1,400名となる。この場合、地域防災計画にも示している避難する際に必要な一人当たりの屋内スペース1.65平米、屋外スペース1.0平米は十分確保できると考えている、このように回答させていただいております。

 報告は以上です。

委員長

 質疑がありましたらどうぞ。

かせ委員

 この中で、防災拠点としての御心配が強いように思われますけれども、ここで答えている想定避難者ですけれども、これはどういう基準で想定していますか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 こちら、平成24年に東京都のほうから新たな被害想定というのが出されておりまして、これに基づいた算定でございます。

かせ委員

 ちょっとわかりにくいのですけれども、防災の避難民というと、これを見ますと、例えば桃園防災会では想定避難が500名と言われているのですけれども、これはあまりにも少ないんじゃないのかなというふうに思いますし、これは何とも理解しがたいのですが。今の説明ですと、東京都の基準だからということですが、わかりやすく説明いただけますか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 避難者につきましては、おおむね中野区民の方の6分の1弱の方が避難想定人員になってございます。それを各防災会様、町会様のおおむねのお住まいになっている人員で割り返してまいりますと、この人員になるという形でございます。

かせ委員

 6分の1といいますと、あそこに住んでいる住民の皆さん全員がかかわっている数字でしょう。それで、これを見ますと、500ですと、6分の1、6倍すれば3,000人ぐらいというふうな、概算ですけれども、大ざっぱですけれども、そういう人数になるのですけれども、実際にはもっといるんじゃないでしょうか。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 100人単位であらわしてしまっていますので、何十何人というところまでここにぴったり書いてございませんが、おおむね大体これぐらいの人数になってございます。

かせ委員

 よくわからないんですが、いずれにしてももっと多いだろうという──直感ですけれども。

 それと、何よりも心配であるというのは、あそこの桃丘小学校、つまり中野三丁目の住民の皆さんが、やっぱり今まで防災の拠点としてあったと。何かあったときに、例えば災害があったときに一番重要なことは、火が小さいときには初期消火をやるとか、あるいは、いざというときにはそこに一旦避難するとか、さまざま役割はあるんですけれども、そういったことを考えると、近場にあってこその防災の拠点なわけです。あの中野三丁目といいますと、杉並の区境をずっと歩かれますと、桃花小学校までといいますと、大きな通りを越えたり何かしなければいけないということで、あれですよね、今までからすれば相当遠くなると。それから、緊急時には心配だというのは当然出てくると思うんですね。このまま、これはそういう不安に対して桃花に移るという一方的な通告みたいなもので、やっぱりこれについてもうちょっと議論すべきというか、区民の皆さんの要望というのは応えるべきだと思いますが、どうでしょう。

大木島都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 実際に避難所の変更を行っていくのはこの小学校跡地が使えなくなってからということですので、まだ1年半程度ございますので、この間に十分な説明はさせていただく予定でございます。

 また、防災の拠点ですけれども、ここは一応避難所で災害時の拠点にはなるところでございますが、桃園町会の防災拠点といたしましては囲桃園公園、あと桃が丘さゆり保育園のところに拠点を設けてございますので、こちらの拠点がなくなるわけではございません。

かせ委員

 ずっとあそこの地域の方たちがやはり心配されてきたさまざまな向きもあったと思いますけれども、これは最後まで丁寧な話し合いなり、十分に意見を聞くような対応をしてほしいというふうに要望しておきます。

委員長

 ほかに質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、本報告はこれで終わります。

 続いて、7番、中野三丁目土地区画整理事業の事業計画の概要についての報告を受けます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 次に、中野三丁目土地区画整理事業の事業計画の概要について(資料8)報告をさせていただきます。

 中野三丁目土地区画整理につきましても、先ほどと同じように3月6日に都市計画の告示がされました。引き続き、今後の予定に書いてございますけれども、4月にはUR都市機構のほうから国土交通大臣のほうに認可申請を行う予定になっております。そこで、事業計画の中身がおおむねまとまっていますので、その概要について説明をさせていただきます。

 別添のA3の資料を見てください。

 左のほうですが、まず一般事項ですけれども、施行者としましては独立行政法人都市再生機構です。認可権者は大臣認可となります。

 右下の都市計画でございますけれども、「平成27年3月(予定)」になっていますけれども、これは3月6日で既に告示はされております。

 2番の地区の現況でございますけれども、地権者は22人でございます。建物戸数は18戸です。このうち桃丘小跡地の建物につきましても含まれております。要移転は、小学校の施設を除いた17戸となっております。

 それから、設計でございます。左のほうに土地利用の現況及び土地利用計画と書いてございますけれども、左に施行前・施行後の土地の面積を書いております。公共用地は、現行が1,554平米が4,671平米と、非常に公共用地がふえる形になっています。その具体的な内訳につきましては右のほうに書いてございますので、参照してください。

 それから、区画整理の場合はいわゆる減歩という形で事業を進めてまいりますけれども、公共減歩が36.4%。これは公共施設用地になります。保留地減歩は6.3%。これは事業費を生み出す土地になります。合わせて42.7%になっています。

 次に、資金計画でございますけれども、左が収入ということで財源になります。補助金と書いてございますけれども、国費、東京都費、それから中野区費ということで、合わせて62億5,600万円です。これは国の補助メニューの中で、都市再生土地区画整理事業という非常に国費等が導入されるメニューになっていますけれども、ルールとしましては、補助対象のうち2分の1が国費、4分の1が東京都、残り4分の1が中野区ということになっています。この中野区については都市計画交付金の対象となります。残り7億100万円が保留地処分金になります。合わせて約70億円となっています。

 一方、支出は、公共施設整備、これは区画道路、駅前道路等の整備費になります。移転移設費、これは建物ですね。移転関係の費用になります。整地のほうは、宅地造成あるいは桃丘小跡地の解体費も含まれております。以下、調査設計等となっております。なお、一番最後に、利子については国の補助対象になりませんので、これについては保留地処分金を当て込む予定になっております。

 右の図面は設計ということで、区画整理は平面的な図面になりますけれども、右のほうに駅前広場、それから、ちょっと肌色になっていますのが区画道路になります。グリーンは、これは歩行者専用の道路になりますので、グリーン色で表記させていただきます。

 市街化予想図でございますけれども、赤で書いているところは、これは商業です。それから、黄色は現行の住居系になっていて、そこは住居系というふうに考えています。

 それから、一番左の赤く囲ってあるところ、ここは拠点施設整備の位置になります。

 報告は以上です。

委員長

 質疑がありましたらどうぞ。

 事業認可の予定はいつごろなんですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 事業認可は、通常ですと二、三カ月……

委員長

 申請後ね。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ええ。二、三カ月で通常はおります。

委員長

 では、質疑がないようですので、本報告は以上で終わります。

 続きまして、8番、中野三丁目地区の整備に関する事業実施協定の締結についての報告を受けます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 次に、中野三丁目地区の整備に関する事業実施協定の締結について(資料9)報告をさせていただきます。

 今、2件ほど報告させていただきましたけれども、こうしたことはUR都市機構との間で平成27年3月、今月中にこの協定を結ぶ予定ですので、その概要について報告をさせていただきます。

 経緯でございますけれども、UR都市機構とは昨年4月28日に「中野三丁目駅直近地区の事業化推進等に関する覚書」を取り交わしてございます。今般、昨年の11月ですけれども、中野区からUR都市機構への土地区画整理事業等の施行要請も行っています。これはURのほうも受けてございます。この3月に,3月6日になりますけれども、土地区画整理の都市計画決定の告示もされました。したがいまして、事業実施に向けた環境が整いましたので協定を結ぶものでございます。

 目的は、「中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3」あるいは「桃丘小学校跡地の活用について」、こうしたものを基本方針としまして、事業実施に関します基本的事項を確認するため、中野区とUR都市機構との間で取り交わすものでございます。

 区域及び事業ですけれども、区域につきましては、2枚とじの一番最後の4ページになりますけれども、別刷りということで添付させていただいております。

 それから、対象となる事業でございますけれども、区画整理法に基づきます土地区画整理事業、もう一つは桃丘小学校跡地を活用した土地有効利用事業、この2点でございます。この二つにつきましては同時に実施するということにしております。

 役割分担でございますけれども、まず、中野区は、桃丘小学校跡地をUR都市機構へ譲渡する。それから、都市計画に関する手続。今後、用途地域及び地区計画の変更がございますと、こういうものを想定します。さらに補助金に関する手続を。

 それから、UR都市機構は、桃丘小跡地の取得を行うとともに、区画整理の施行に必要な手続、地権者調整、それから関係機関協議等、それから工事ですね。そういうものを行ってまいります。

 5番ですけれども、区画整理の概要ですけれども、これは先ほど概要を説明させていただきましたけれども、施行区域は別図に示す範囲、それから面積は1.0ヘクタールで、事業内容としては公共施設整備、宅地の整備、建物の移転が入っております。

 事業に要する費用ですけれども、先ほどの事業計画に定めた内容になっております。

 それから、財源でございますけれども、先ほど申し上げましたように国庫補助金、東京都補助金、そうしたものがございますけれども、中野区は予算の範囲内でUR都市機構に対して負担します。あわせて、中野区とUR都市機構は計画的執行に必要な補助金の確保に努めていきます。そういうことも入れてございます。

 6番が桃丘小学校跡地に関する概要ということで、対象面積等はごらんのとおりでございます。

 活用内容につきましては、既に本委員会のほうで報告している内容を書き込んでございます。

 1番が区画整理事業のための活用、2番が利便性の向上及びにぎわいの創出のための拠点施設整備でございます。

 それから、(3)ですけれども、拠点施設の具体的な内容につきましては、中野区の意向を踏まえて、UR都市機構が立地可能な計画を策定する。

 それから、自転車駐車場については、整備後、中野区が取得するということにしております。

 7番ですけれども、土地の取得譲渡でございますけれども、中野区とUR都市機構は、区画整理事業の認可申請までに、桃丘小学校跡地の土地売買契約を締結するとしてございます。4月に認可を予定していますので、それまでに売買契約を締結する予定になっております。

 それから、土地はURに渡しますけれども、現在タイケン学園に使っている部分、これにつきましては引き続き利用しますので、一時使用を認めません。土地の使用賃貸契約を両者で締結する。建物についてですね。

 独立行政法人のUR都市機構が課税の対象となりますので、場合によっては固定資産税あるいは都市計画税が発生する可能性がありますので、そういうことも考慮いたしまして、そうした場合には土地の一時使用の賃貸借、お金がかかる賃貸借の契約を締結するということを想定してございます。

 それから、契約期間ですけれども、タイケン学園が28年9月14日までの契約期間、ないしは現在建物の解体──収去という言い方をしていますけれども、これが29年3月末ということを予定していますので、この期間を予定しております。

 それから、8番は土壌汚染等で、「等」は地下水の汚染が入ります。これにつきましては、区画整理ではルール化されておりますルールです。関係法令に従いまして、調査が必要な場合には調査を行って、調査した結果、基準値以上のものが出てくれば、区画整理事業により対策を行います。事業の中でやりましたということです。

 この期間ですけれども、3番に書いてございますけれども、区画整理が終わるまでは、換地処分公告日と書いてございますけれども、それまでは区画整理の上でやります。それ以降につきましては現有者負担の考えで、通常は、従前、中野区の土地であれば中野区が負担することになります。

 9番、地中障害物につきましても、これも同じですけれども、通常、区画整理で建物の基礎等は撤去いたしますけれども、途中、指定された方が建物の生活再建をやるときに、場合によってはそういうものが出てくる可能性があります。別のものがですね。その際には、やはり区画整理事業のほうをやりますということで。ただ、これも区画整理が終わるまでですよということで、その後は現有者負担という考えをとっています。

 最後に、既存建築物等に書いてございますけれども、桃丘小学校の建物、体育館等がございますけれども、これにつきましては区画整理事業のほうで解体します。先ほどから事業計画のほうでその費用を見てお話しさせていただきましたけれども、区画整理のほうで解体をいたします。

 報告は以上です。

委員長

 質疑がありましたらどうぞ。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、この報告は終わります。

 続いて、9番、囲町地区まちづくりについての報告を受けます。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、囲町地区まちづくりについて(資料10)報告をさせていただきます。

 ことしの1月、本委員会のほうで、囲町地区まちづくり方針(案)について説明をさせていただきました。今回は、それを受けまして囲町地区計画と関連都市計画について素案がまとまりましたので、報告をさせていただきます。

 それでは、別添の1をごらんください。A3の横長のものでございます。

 地区計画は、目標、方針、地区整備計画の三つから構成されます。この地区計画は、基本的には前回のまちづくり方針を、いわゆる地区計画の素案という形に整理したものでございます。

 地区計画の名称等は、囲町地区地区計画。面積が3.5ヘクタールです。位置については記載のとおりでございます。

 まず、地区計画の目標でございますけれども、これもやはりまちづくり方針に書いてあるものを整理したものでございます。

委員長

 まちづくり方針とかかわる部分はいいから、どこが違うのかを説明して。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 よろしいですか。

 それでは、目標でございますけれども、基本的には一番最後のほうに書いてございます3段目、「本地区においては、中野駅や中野四季の都市との近接性を活かし、土地の合理的かつ健全な高度利用との都市計画道路補助221号線などの整備を促進することにより、商業・業務や都市型住宅などの多様な都市機能が集積し、職住が近接するにぎわい活動拠点の形成を図るとともに、中野駅や中野四季の都市(まち)を結ぶ歩行者ネットワークの形成や広場などのオープンスペースを整備し、防災性の高い緑豊かな市街地を形成」するというのが目標でございます。

 具体的な内容を右側の図に示してございます。これはまちづくり方針に書いてあるのと同じでございます。

 次に、土地利用方針でございますけれども、これをまちづくり方針に書いてございますA地区、B地区、C地区の3地区に分けてございますけれども、それをそのまま記載しております。A地区のほうは、市街地再開発四季を行いますので、その旨書いてございます。あわせて、補助221号線の整備を行うと。これを書いてございます。B地区は、土地の合理的かつ健全な高度利用などにより、良好な住環境が整った安全な市街地を形成するとしております。C地区は、鉄道関連施設の維持保全を図るというような書き方をしてございます。

 次に、地区整備計画でございますけれども、裏面をめくっていただきまして、ここは具体的にいいますと、道路、広場、歩道状空地ということで、道路は左側にちょっとはしご段みたいな形になっておりますけれども、ここに現在道路がございますので、これを整備する話と、それから広場ですね。今、四季の森のほうで公園があってフェンスで囲まれていますけれども、その南側に広場をつくります。面積にして約1,000平米、新設となります。

 それから、歩道状空地につきましては、ちょうど各地区の周辺をぐるっと、2メートル幅の歩道状空地をつくります。二丁目のほうは4メートルでしたけれども、こちらのほうは非常に南北方面に狭い土地ということで2メートルということにしてございます。具体的な数字等は下段のほうに書いてございます。

 それから、建築物の整備方針でございますけれども、ここはA地区のみをまず記載させていただいております。通常どおり用途の制限ということで、マージャン屋、パチンコ屋、そういうものはつくってはいけませんよと。逆に、歩道状空地1号に面する建築物の1階及び2階には、主たる用途として、店舗、飲食店などの施設を導入しましょうということを書いてございます。

 最低敷地が1,000平米となっています。

 それから、壁面の位置の制限、工作物の設置の制限です。2メートル下がりますけれども、そこには建物をつくってはいけません。また、門、塀等、そういうものはつくってはいけませんということでございます。

 それから、形態または色彩その他の意匠の制限につきましては、できるだけ原色を避けて周辺環境と調和したものにしましょうということを記載してございます。

 次に、関連の都市計画ということで、別添2をごらんください。

 ここも中野二丁目と同様に、用途地域の変更等を入れてございます。二丁目と違うのは土地区画整理事業がないだけで、ほかのものは全く同じ内容になっております。

 まず、用途地域でございますけれども、現在、第一種中高層住居専用地域、容積率200%のものを400%にいたします。範囲としましては、図面のほうの斜線で書いてある部分でございます。

 それから高度利用地区ということで市街地再開発事業の要件になりますけれども、プラス200平米ということで、Aゾーンと書いてある部分ですね。10分の60と書いてありますけれども、先ほどの10分の4に10分の2、200%足して10分の60、600%ということにしてございます。

 3番、市街地再開発事業でございますけれども、これは、名称は記述のとおりで、面積で2.1ヘクタールです。整備するのは公共幹線221号線あるいは道路区画道路一号等々書いてございます。

 右下のほうに書いてございますけれども、ちょっと字が小さくて申しわけないですけれども、右のほうがA地区、それから次のがB地区という形にしまして、二つの敷地に分けてございます。A地区のほうは、主な用途は共同住宅、店舗等で、高さの制限は100メートル。Bのほうは、左側になりますけれども、共同住宅で、高さの制限は90メートルです。

 住宅の建設目標としましては、約600戸ということになっております。

 次に裏面に行っていただきまして、防火・準防火地域の変更で、これは用途地域を変更しますので、現在の準防火のものは防火地域になっていくということでございます。

 それから、現在高度地区がかかってございますけれども、これも指定なしの変更となります。

 最後に、補助221号線の整備ということで、現在の都市計画線を破線で書いています。ちょっとかくんかくんと折り曲がったような形になっていますので、これを南側のほうに線型の変更をいたします。理由としては、自動車及び歩行者等の交通の円滑化を図るためとしてございます。

 7番がイメージ図で、これはまちづくり方針等で示した絵をそのまま掲載してございます。

 では、表に戻っていただきまして、今後の予定でございますけれども、27年5月から6月に囲町地区のまちづくりに係る説明会ということで、まちづくり方針であるとか、今回報告しました都市計画関連の素案について説明をする予定でございます。それから、6月から7月にかけまして囲町地区地区計画原案の説明会を予定しております。これは都市計画法に基づく手続となります。

 報告は以上です。

委員長

 質疑がありましたらどうぞ。

久保委員

 地区整備計画の区域のことでちょっと伺いますが、再開発準備組合が結成されとなっておりますけれども、これは、現在は結成をされていらっしゃるのか、結成されるのがこれからであるとすれば、その時期はいつになるのか教えてください。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 すみません、ちょっともう一回お願いできますか。

久保委員

 再開発準備組合が結成されとなっておりますけれども、この再開発準備組合はいつ結成される予定ですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 再開発準備組合は23年9月にできまして、まず、再開発準備組合は東地区については平成23年9月にはできています。で、今のは本組合の話ですよね。

委員長

 組合。先ほどね、違うんだよ、報告をしているときに(「これからの予定のように読めちゃう」と呼ぶ者あり)そう、そう。(「されているのか、いないのか」と呼ぶ者あり)

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 4番、地区計画ですね。結成されと書いてございますけれども、事実として平成23年9月に既に結成されています。ちょっと、記述が確かに、「結成され」だと未来なのか現在なのかわからないということで、申しわけございません。これはちょっと修正させていただきます。

久保委員

 ちょっと確認をさせていただいたのは、今後の予定のところで5月から6月、囲町地区まちづくりに係る説明会というのがございますよね。この説明会というのはどなたを対象とした説明会ですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これは、一般区民の方を対象にしました説明会を考えています。今までも二丁目でやりましたけれども、例えば去年ですと7月とか8月にやっていますけれども、そうしたものを考えています。

久保委員

 ということは、一般にこれは説明会が行われていますけれども、当然この準備組合の中では、今まで御報告があった素案についてということについては、当然準備組合の方たちは御承知をされていて、ここまで積み上げてきたということでよろしいですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 2月21日に準備組合のほうで説明会を開催しまして、その中でまちづくり方針(案)ということで、その概要について区のほうから説明させていただいております。今回こういう形で議会に報告をさせていただきますので、また引き続き準備組合のほうにも説明していきたいと考えています。

久保委員

 説明をしているということで、当然これは納得をされているというか、承知をされている上で進んでいるというふうに認識してよろしいんですね。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 はい。基本的には準備組合の了解を得ながら、話をしながら進めていくということです。

むとう委員

 今の準備組合のことなんですけれども、地権者の皆さんは100%参加になったんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 準備組合は、まず加入率でいいますと、当初70%だったのが今は八十数%になっております。今回都市計画を進めるに当たって、先ほどの2月21日の説明会の後に引き続きまして準備組合の臨時総会を開きまして、その中で進めるということで全員の賛成をいただいています。ただ、出席者は地権者全員が参加しているわけではないので、もう準備組合の意思として都市計画の手続を進めていきますよという、そういう判断をしていただいております。

むとう委員

 まだ参加されていない地権者さんに対しては引き続きアプローチされているのかと思うんですけれども、大多数総会をやってオーケーだからオーケーだと言って進めていても、これ、御納得されていない方がいらっしゃるのだとすると本当に大変お気の毒な話ですし、今後うまくいかなくなってしまっては困ると思うので、どういうふうにしていくおつもりなんですか。このまま全員参加ではなくて突き進んでいってしまうのでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 組合施行は、市街地再開発も区画整理もそうなんですけれども、基本的には都市計画決定、組合の設立認可、それから市街地再開発で権利返還という3段階があるんですね。その中で個々の地権者の方と、特になかなか同意を得られない方には、やっぱりそれは何度も通って御理解いただくと。そういう手続を進めながら事業を進めていくことになります。

むとう委員

 ずっと当初からその点がすごく私は気になっているところなので、本当に丁寧に皆さんの合意が得られるように、これ、区は今後投げてしまうんですかね、URに。区としてはどうしていくおつもり――URじゃなかったっけ。準備組合。準備組合だけじゃなくて、区としてはしっかりと、どういうふうに対応していくおつもりなんですか。徐々に徐々に説明しながらとおっしゃっているけれども、具体的に加入されていないところに出向かれて、もう既にそういう行動はとられていらっしゃるんですか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 組合施行の大きな役割とすれば、区のほうは、一つは都市計画決定という手続をする話と、それから、市街地再開発事業は通常補助金が出ますので、補助事業ですね。一方、準備組合ができて、準備組合が地権者と当たってやっていくことになります。今は準備組合の任意団体ですけれども、組合の設立認可になれば公法人、公の法人、要するに区役所と同じ立場になります。それだけの責任がある立場になるわけです。組合の設立認可は都が認可しますけれども、当然執行体制もきちんとしているかどうか、それも当然チェック体制の項目になります。ですから、一民間という言い方ではなくて、公法人、公の法人ですね。設立認可のときにきちんと責任を持って、もちろん事業計画等もきちんとしなければいけないのですけれども、そういう責任を持ってやる事業になります。これは区画整理でも同じです。

むとう委員

 では、組合が責任を持ってやってくださるということなんですけれども、こういう本当に丁寧にやっていただかないと、まちの人間関係が壊れていってしまうようなことがあってはならないと思うので、その辺は区も、組合は区と同じような責任を持つのだということで知らん顔をするのではなくて、しっかりやっていただきたいということをさらに強く要望しておきたいと思います。

小林委員

 ちょっと確認なんですけれども、ここまでの報告を受けまして、今までの経緯も含めてなんですけれども、今回この地域の中で600戸の住宅目標設定がされています。南口ではたしか400戸だったと思うんですけれども、全体を通して聞く形になるんですけれども、よろしいですか。この囲町地区まちづくりだけではなくて全体についてお伺いをしたいのですけれども、今言いましたように約1,000戸近い住戸がこの中野駅周辺で新たにできていく予定、計画になっています。そうした中で、保育、教育、福祉整備関係について、区はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。教えてください。

委員長

 それはちょっと難しいな。そこはちょっと難しい。今の質疑は答弁なし。ここではね。総務委員会。どこ。常任委員会。(「委員長、休憩していただいて」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午前11時25分)

 

委員長

 再開します。

 

(午前11時28分)

 

長田都市政策推進室長

 お答えをさせていただきます。

 中野駅周辺のまちづくり、中野のいわば核となる一大拠点ということで、その将来像というのは中野区の将来の姿をあらわしているというふうに考えています。具体的にはグランドデザインVer.3でデザインを描き、その中で高品質な生活空間を形成していくということを描いております。それに向けての対応ということについては、具体的な区の施設を含めた公共施設、公益的施設をどういうふうに配置していくかということについては、10か年計画等実施計画の中でまたさらに議論を深めてまいりたいと考えているところでございます。

委員長

 よろしいですか。他に質疑はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 次に10番、その他で、所管事項の報告はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

 なければ、以上で、所管事項の報告は終了します。

次に、審査日程の中間報告に入ります。

委員会を休憩にします。

 

(午前11時30分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前11時38分)

 

 休憩中に確認したとおり、今定例会最終日の本会議におきまして、当委員会の中間報告を行うことにご異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

ご異議ありませんので、そのように決定します。

また、ただいま休憩中に協議をいただいたとおりで、視察先4件の件については中間報告の中で触れさせていただき、内容については、正副委員長にご一任いただくことにご異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

ご異議ありませんので、そのように決定します。

 最後に、その他の項ですが、何か、委員、理事者からありましたらどうぞ。

高橋委員

 すみません、7番の項目でちょっと質問し忘れたところがあるのですけれども、よろしいでしょうか。

委員長

 はい、どうぞ。所管事項の7番。

高橋委員

 7番、中野三丁目土地区画整理事業の件で、A3の資料の左、設計というところの減歩率のことをちょっとお聞きしたいのですけれども。

 

委員長

 はい、どうぞ。

高橋委員

 土地区画整理の施行前・施行後ということで、土地利用が変わってと。その中で減歩率が42.7%合計であると。この減歩されたこれが、いわゆる右の公共施設整備の、区が得る道路であったり、駅前広場だったり、そういうところに充てられるという考え方でよろしいんでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 減歩の中に、公共減歩と保留地減歩と二つあるんですね。公共減歩というのが、いわゆる道路とか駅前広場の公共施設になるということです。保留地減歩というのは、上の表で保留地、施行後に539平米となっていますけれども、これが保留地に当たります。これは、従前の宅地8,442平米に、その後測量しまして、これは公募でやっていますので、測量をしたものを足したものですね。8,572平米ですか、これをそれぞれ、例えば公共減歩であれば4,671平米から1,554平米を引いた分がふえますので、割ったものが36.4%。それから、539平米を割ったのが6.3%で、都合42.7%。そういう数字になります。

高橋委員

 すると、ここでの公共施設整備には、通常の土地区画と違って駅前広場がありますよね。そうすると、この減歩率というのが一般的な区画整理事業の減歩率と比べて高くなったりとか、その辺の何かやり方、ほかと違うというのはあるのでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 これは、先ほどの中も出てまいりました、協定の中に出てきましたけれども、要するに桃丘小跡地を、俗に言う種地という形で委員会に報告させていただきますけれども、駅前広場と、この図面で見ますと南側の桃丘小跡地を貫く東西の道路、これに出していますので、それでもって、入れて、合計で42.7%。ですから、この分を逆に差っ引きますと、減歩率になると2割を切るぐらいかなと思っています。通常、区画整理が事業で成立するのは――私の経験上からですけれども、2割かせいぜい3割。3割も、多摩地区のようにまだ畑や田んぼが残っているところであれば何とかなるのかなと。やっぱり2割弱ぐらいがこういう都心部で事業がうまく回るための境目というか、限界かなとは思っています。

高橋委員

 そうすると、二丁目でも区画整理事業が進められるわけですよね。そこでも当然減歩という話が出てくると思うんですけれども、同じような考え方あるいは減歩率のそういう考え方が基本になるのでしょうか。やはり駅直近なので減歩率が多少多くて、公共施設整備に配置が多くなるとか、その辺はあるのでしょうか。

宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ここでは土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行なので、ちょっと同じ同列には比べることはできないんですね。基本的に事業費で区画整理と市街地再開発で事業費の桁が一桁違うぐらいですので、市街地再開発事業のほうで飲み込んでしまっていますか、そういう形になります。

委員長

 若干順番があれしましたが、他に何か質疑漏れなどありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 委員会を暫時休憩にします。

 

(午前11時43分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午前10時43分)

 

 休憩中に確認をしたとおり、次回の日程は特に設けず、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただくということにご異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、御異議ありませんので、そのように決定をいたします。

 以上で本日の日程は終了ですが、各委員、理事者から何か発言はありますか。よろしいですか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午前11時43分)

 

委員長

 それでは、再開します。

 

(午前11時46分)

 

 それでは、以上をもちまして本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会します。

 

(午前11時47分)