平成24年02月01日中野区議会建設委員会
平成24年02月01日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成24年2月1日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成24年2月1日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時52分
○出席委員(8名)
南 かつひこ委員長
高橋 かずちか副委員長
中村 延子委員
内川 和久委員
いながき じゅん子委員
吉原 宏委員
久保 りか委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
都市基盤部長 服部 敏信
都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当) 伊藤 正秀
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均
○事務局職員
書記 細川 道明
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○議題
安全で快適に住めるまちづくりについて
産業振興及び都市振興について
道路・公園等の整備について
防災及び都市安全について
○所管事項の報告
1 平成23年度事業見直し内容について(都市政策推進室、都市基盤部)
2 お買い物ポイント及び地域支えあいポイント事業の取り止めについて(にぎわい・文化担当)
3 警察大学校等跡地に関する公園等の名称の決定について
(中野駅周辺まちづくり担当、道路・公園管理担当)
4 警察大学校等跡地地区の建築計画等について(中野駅周辺まちづくり担当)
5 開発協力金の協定締結について(中野駅周辺まちづくり担当)
6 町会・自治会への加入促進対策について(都市計画担当)
7 江古田の森公園調節池改修工事の実施について(道路・公園管理担当)
8 中野四季の森公園開園式の開催について(道路・公園管理担当、都市基盤整備担当)
9 警察大学校等跡地地区都市計画道路等の開通について(都市基盤整備担当)
10 第9次中野区交通安全計画(案)について(交通対策担当)
11 登録制自転車駐車場の登録料の改定等について(交通対策担当)
12 その他
(1)警察大学校等跡地地区における産業振興拠点の経過について(産業・都市振興担当)
(2)都市計画公園・緑地の整備方針(改定)について(都市計画担当)
(3)「大震災に備えるフォーラム」の開催について(建築担当)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
本日の審査に当たっては、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
初めに、1番、平成23年度事業見直し内容についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
それでは、お手元の資料(資料2)、平成23年度事業見直し内容につきまして御報告させていただきます。
本件につきましては、案の段階で、先般、昨年11月に本委員会に御報告をさせていただいたところでございます。その後、意見募集等を経まして検討を進めまして、今般、見直し内容を取りまとめたということで御報告をさせていただくものでございます。
なお、今期の閉会中に関連所管のすべての常任委員会で御報告をさせていただいているところでございます。
報告の仕方でございますけれども、まず私のほうから全般的な事項、それから都市政策推進室の所管部分についての御報告を一通り差し上げまして、その後、都市基盤部のほうの報告をさせていただくという形で進めさせていただきたいと存じます。
まず、1ページ、1番、見直し事業のところの表をごらんいただきたいと思います。総括表になってございます。一番下が合計となってございまして、事項数が74となってございます。案の段階では76件でございました。2項目ほど見直し対象から外してございます。なお、この二つの外した項目につきましては、所管外の事項ということでございます。財政効果につきましては、24年度以降、各年度ごとの記載がございます。前回、案でお示ししたものとの比較で申し上げますと、24年度につきましては2,000万円ほどの財政効果が伸びてございます。以降、25年度以降につきましては、財政効果は逆に圧縮ということになってございまして、各年度5,000万円強あるいは1億2,000万円強、1億5,000万円強の財政効果の圧縮という結果になってございます。
続きまして、2ページをお開き願いたいと思います。2番、人件費の削減、それからその下の3番、売却を予定する施設・用地についてでございますけれども、これは案の段階から変更してございません。お読み取り願いたいと思います。
3ページ以降が各事業部の個別の項目になってございます。
5ページをお開き願いたいと思います。5ページが都市政策推進室の所管でございます。項目につきましては4項目となってございまして、これにつきましては、内容を含めまして基本的に案の段階から変更にはなってございません。財政効果額につきまして、変更になっている部分について御説明をいたします。これにつきましては、産業経済融資あっ旋の部分と、それからいわゆる中退共補助金、この部分について、経費のほうが変更になってございます。
一つ目の産業経済融資あっ旋でございますが、前回、案の段階では、マイナス1,500万ほどというふうな形で財政効果を示してございました。これは、委託に伴います委託料がかかるということを計上しておったわけでございますが、その後、委託の方法につきまして、金融機関のほうの窓口で受けるという方法を考えましたところ、可能ということで、金融機関に委託をすると。つきましては、この一千数百万の経費が不要ということになりましたものでありまして、逆に120万ほどの財政効果が表に出てきたというものでございます。
それから、一つ飛びまして中退共でございますけれども、これにつきましては、運営補助の廃止という点では前回の案の段階と変わってございません。2,000万余につきまして今年度で終了というふうにしてございますが、必要となります解散後の精算等の手続等の経費、こういったものが一つ精査されたということと、それから残余財産につきましてもより詳細なデータが上がってまいりましたので、それに基づきまして数字のほうを見直していると、変更したものでございます。
簡単でございますけれども、都市政策推進室の中身はそのようなものになってございます。
それから、もう一つクリップどめで別とじになってございますが、こちらの資料をごらんいただきたいと思います。意見募集の結果というふうになっているものです。
これにつきましては、まず、1ページの1番、対話集会(意見交換)、昨年12月8日に行ったものでございますけれども、これの概要をお示ししているところでございます。
なお、これにつきましては、既にホームページにアップ済みでございまして、そこから抜粋しているものでございます。
私ども所管に関連するところでございますと、1ページ開いていただいて、2ページから3ページにかけてをごらんいただきたいと思います。2ページの下の欄、②のところでございますが、No.1、2、5、都市政策推進室関係でございまして、まちづくりについては見直しを考えていないのか、あるいは、大学との連携を図るべきではないかといったような御意見をいただいてございます。No.5につきましては、まちづくりの財政負担について考えるべきではないかといったような御意見でございました。それから、3ページの一番上、③でございます。No.1でございますが、先般御報告した産業振興拠点についてでございます。選定方法について十分留意しろという御意見でございました。これらにつきましては、これまで御説明・御報告等をさせていただいた形での区の見解回答を提示してございます。
それから、3ページのところから、今度は意見募集期間に寄せられた意見についての概要でございます。3ページ、2の(1)をごらんいただきたいと思います。寄せられた件数は189件でございました。なお、この189件は、人数ということではございませんで、項目ごとの件数というカウントでございます。以下、(2)のところからそれぞれの関係する項目についての意見となってございます。
こちらの所管関係では、4ページをお開きいただきたいと思います。下のほうのNo.10と11でございます。シルバー人材センターへの補助金についてでございますが、削減自体についての見直しをしてほしいという意見、また、11では、民業圧迫にならないような補助の支出を望むといった御意見をちょうだいしたところでございます。
5ページの、No.12でございます。勤労者サービスセンターの補助についてでございますが、廃止の方向で見直すべきだといったような御意見をちょうだいしたところでございます。これらにつきましては、案の段階でも御説明等を差し上げたような内容の回答を差し上げるということにしてございます。
それから、恐れ入ります、大分飛びまして、最後のページ、12ページになります。一番上のNo.1でございますが、まず、①としましては、都市型産業の集積等の事業についての御意見でございました。ここにはちょっと省略になってございますが、産業振興拠点についてということで、方向性があいまいだと、民間との連携をすべきであるといったような御意見をちょうだいしたところでございます。これにつきまして、①のところで区の見解をお示ししてございますが、先般、産業振興拠点についての御報告をさせていただいた内容等について、簡潔に回答するというふうにしてございます。それから、②のお買い物ポイントについてでございますが、経済効果等が疑問といったような御意見がございました。これにつきましては、この後、報告にもなるわけでございますけれども、区の見解といたしましては、事業化を取りやめるというようなことで回答するという考えでございます。
なお、これらにつきまして寄せられた意見、寄せられた課題に対しては、本委員会の報告が終わった後にそれぞれ回答を差し上げるというふうになるところでございます。
以上、私のほうから全般事項と都市政策推進室所管についての御報告をさせていただきました。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
続きまして、都市基盤部所管の項目について御説明させていただきます。
恐れ入ります、1ページ目の事業見直し内容についての表をごらんいただきたいと思います。部別の見直し項目と財政削減効果の表でございます。表の下の部分、都市基盤部の所管でございますが、見直し事業項目数は8項目で、前回の報告と項目は変わってございません。24年度の財政効果は、前回、2,400万円余でございますが、今回、委託内容を見直し、財政効果が表に記載のとおり、24年度4,000万円余とふえてございます。これにつきましては、後ほど説明いたします放置自転車対策、自転車駐車場運営の委託内容を見直して財政効果がふえているというものでございます。以下、25年度、26年度、27年度の財政効果は表に記載の数値となってございます。
14ページをお開きいただきたいと思います。中ほどから次ページが都市基盤部の所管のものでございます。先ほど申し上げました8項目、項目、内容等については基本的に変更ございません。簡単にそれぞれの中身について説明させていただきます。
まず、区営住宅等の運営でございます。区営住宅の管理運営については、指定管理者により実施してございますが、来年度から滞納者に対しての取り組みの委託の範囲を拡大して、職員数の減を図るというものでございます。
次に、道路維持補修でございますが、工事の発注単位を集約化することにより、経費の削減を図る。約1,400万円余の財政効果を図るものでございます。
宮園詰所でございます。これは、自転車保管場所や現在行っている業務の拠点の移転等により詰所を廃止して、その跡地を売却するというものでございます。
続きまして、15ページ、建築審査・指導でございますが、民間検査機関の建築確認申請の増に伴いまして、審査・指導に係る職員数の減を図り、建築確認支援システムを導入して、台帳の電子化を図るというものでございます。
耐震補強設計費助成でございますが、これは法令等の改正により廃止するものでございます。
高床助成でございますが、現在の実績等を勘案して廃止するものでございます。
放置自転車対策でございますが、現在の業務内容を拡大し、職員数の削減を図るというものでございます。
最後になりますが、自転車駐車場運営でございます。これは、現在の自転車駐車場運営の見直しなどを行うことによって、運営経費の削減を図るというものでございます。
23年度と比較しました24年度以降の財政効果につきましては、それぞれ記載の数値のとおりでございます。お読み取りいただきたいと思います。
続きまして、別とじの「平成23年度事業見直し内容(案)」、「平成24年度予算の主な取り組み(案)」に関する区民等の意見募集の結果についてでございます。
まず、12月8日に開催された対話集会につきましては、都市基盤部所管の項目については特段ございませんでした。
次に、意見募集期間中に出されました意見・質問につきましては、恐れ入ります、資料の10ページをごらんいただきたいと思います。10ページの一番下のところともう一つ上、No.46と47でございます。自転車駐車場運営、放置自転車対策について意見が提出されてございます。
まず、No.46の自転車駐車場運営に関してでございますが、東中野南自転車駐車場の利用率がわからないが、廃止すると違法駐輪がふえるのではないかというような趣旨の意見でございます。これにつきましては、当該駐輪場の利用率は30%であり、現在整備中の東中野駅西口広場の地下駐輪場が完成し、運営を開始した後、廃止を考えているということで、そういう区の考えでございます。
続きまして、その下の47、放置自転車対策に関してでございますが、これにつきましては、駅から100メーターも離れている住宅地でも規制だからといって撤去される。区の放置自転車対策はおかしいという趣旨の中身でございます。区民が便利に自転車利用できるような対策を考えるべきというような趣旨でございます。これにつきましては、現在の規制区域は駅の利用圏内における自転車の放置状況を踏まえた上で、周辺にお住まいの方々の意見を取り入れて指定している。規制区域周辺には自転車駐車場も整備している。区としては今後とも安全な道路交通、快適な住環境の維持のため、放置自転車対策をやっていくので協力いただきたいと、そのように考えてございます。
都市基盤部所管のものは以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
来住委員
こちらの見直し内容(案)に対する意見等についてのところでお聞きしたいと思います。
まず、4ページの中野区シルバー人材センター補助金に関係してですけれども、これについては、見直し案が発表になった以降、関係するシルバー関係のところから、区には何らかの要望なりが、この意見の中には別途ありますけれども、シルバーそのもののほうから何らかの御要望というのは来たんでしょうか、来ていないんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここはシルバーからの御意見という形で表記しているものではございません。案を議会に報告させていただいた以降、シルバー人材センターのほうにこういった内容で見直しを考えているということを御説明させていただいたという経緯でございまして、これについては最終的に御理解をいただいているという状況でございます。
来住委員
じゃあ、シルバーのほうからは、見直し案について、特に、この紹介いただいた以外にはないということでよろしいということですね。わかりました。
この4ページの「補助内容を見直し、補助額削減とあるが、是非、削減について見直してほしい」ということなんですが、回答では、「会員への配分金に影響するものではない」ということで御回答が予定されているんですが、直接今回の人件費の削減については、配分金には影響ないですよと、そういう回答かなというふうに読み取るんですけれども、しかし、実際今回の見直しの事業、他の事業で受ける影響というのは、当該所管としては、その部分、ほかの例えば駐輪場の廃止であるとか事業の見直しによって、シルバー人材センターが受ける、ここで言う会員への配分金というふうに言えるのかどうかわかりませんが、そういうものについては検証なり、所管としては特に数字を当たったりはしていないということでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
それぞれの事業所管のほうでの検討ということでございまして、シルバー補助と直接関係するような形での数字等は精査してございません。
来住委員
先ほど駐輪場の関係等について、事業の見直しで報告をいただいた部分では、該当する現状でのシルバー人材センターの事業に関係する部署は、場所としてはあるんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
放置自転車の対策あるいは自転車駐車場運営、こういった関係について、シルバー人材センターに委託業務をうちのほうで実施しておりますので、私どもの所管ということになります。
来住委員
そうしますと、その事業そのものには、今回の見直しで該当する分が出てくると。もし現状でそういう試算があれば、わかる範囲でいいんですが、教えていただけますか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
シルバーへの委託については、今回の事業見直しにおいて委託内容の見直しということで、若干シルバーについて委託経費、来年度影響が出る部分が出ております。具体的な数値ということでございますので、若干お時間をいただきたいと思います。
委員長
答弁保留でよろしいですね。
来住委員
ここでお答えになる都市政策推進室としては、「会員への配分金に影響するものではない」ということで言い切れるのかもしれませんけれども、今回の見直し全体の中で及んでくるシルバーへの影響というのは、かなり当事者の皆さんも心配をなさっていますので、そこは十分精査をする必要があるだろうということを申し上げておきます。
もう1点、この意見の中での10ページの自転車駐車場運営というところなんですが、今回の意見の中では、「東中野の駐輪場の利用率がわからない」ということで、これは30%ということなんですが、30%というのは、台数で言うと何台になりますか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
東中野南につきましては、収容590台、利用平均が160台程度ということで、利用率が3割というところでございます。
来住委員
それにかわって、この駅前広場の新設予定の駐車場が完成するのでという、そういう回答で、それはそれとして、駅近くになりますので、より利用は進むのかなということは考えられます。あわせて、ここの意見にはないんですけれども、かなり放置そのものは、現状、なくなってきています。整備をしていただいていると思うんですけれども、むしろバイクの放置がかなり気になって、近隣からもかなり出されているんですけれども、予定されている今回の見直しとは直接関係ないんですが、ただ、回答との関係でお聞きしておきたいんですけど、恐らく自転車とあわせたバイクの対応ということも、今回の新しい新設予定の中ではお考えになっているということでよろしいでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
すみません、基本的にこの東中野の広場の下に設置するのは駐輪場ということですので、バイクの設置場所というものは考えてございません。
委員長
他に質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了します。
次に、2番、お買い物ポイント及び地域支えあいポイント事業の取り止めについての報告を求めます。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
それでは、お買い物ポイント及び地域支えあいポイント事業の取り止めにつきまして御報告させていただきます。
なお、これにつきましては、地域支えあい推進特別委員会に既に1月25日に御報告させていただいているものでございますが、関連する事項ということで、当委員会にも御報告をさせていただく内容でございます。
では、資料(資料3)に基づきまして御説明いたします。
1番、事業取り止めの理由でございます。お買い物ポイント及び地域支えあいポイントにつきましては、関係者の理解が得られるよう努めてきたところでございます。関係者の受け止めにつきましてはまちまちでございまして、積極的に利用しようというような機運の醸成が得られなかったというところでございます。区財政が危機的状況にある中で、当事業の見通しが明確でないまま、人的及び財政的資源を投入することは適当ではないと、このように考えまして、お買い物ポイント及び地域支えあいポイントにつきましては、事業化を取りやめることとしたというものでございます。
2番でございます。なお、なかのエコポイントにつきましては、次年度ポイント交付の対象に「都市ガス使用量の削減」を追加するなど、制度の拡充を行う予定でございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了します。
次に、3番、警察大学校等跡地に関する公園等の名称の決定についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
警察大学校等跡地に関する公園等の名称の決定について御報告させていただきます。(資料4)
こちらですけれども、昨年11月に公園とエリアの愛称、これを公募させていただいたものでございます。このたび名称が決定いたしました。
2番、決定した名称です。公園名称といたしまして「中野四季の森公園(なかのしきのもりこうえん)」、まちの愛称としましては「中野四季の都市(なかのしきのまち)」。こちらは「都市」と書いて「まち」と読んでいただこうというふうに考えてございます。
3番の経緯でございます。こちら、公募期間が昨年11月5日から11月30日まで。応募の結果といたしまして、応募者数が71名、うち区内在住者は50名いらっしゃいました。応募作品数といたしまして、公園名称が181点、まちの愛称は230点ちょうだいしております。応募者数に対して作品数が多いという形になってございます。お一人の方で相当多数いただいているといったような方もいらっしゃいまして、このような数になっているところです。選考の方法でございます。昨年12月16日に選考会議、これを開催いたしました。この会議で、作品の中から候補案を絞っていただきまして、さらにいろいろ意見をちょうだいしたところでございます。その結果を受けて、このような名称を決定しているところです。
選考会議でございますが、裏面をごらんいただけますでしょうか。裏面にございますような学識経験者、区民・商工団体推薦者、それと中野区の関係者から成る会議体をもって決定したところでございます。
ちなみに、この中野四季の森公園ということに関しましては、そもそも警大跡地地区は非常に既存樹木の多い緑豊かな地区でございます。開発に当たりましても、四季折々の緑、色彩が感じられるような、そういう場所であるということから、このような名称がふさわしいのではなかろうかというふうに思っておるところでございます。
さらに、まちの愛称でございますが、資料下のほうに米印がございます。この会議の中において、応募作品の中から候補案ということで絞り込むに至っておりませんでした。ただ、この選考会議で、中野四季の森公園といったところを考慮しながら、それにふさわしい名称がよろしいのではないかといった意見をちょうだいしているところでございます。まちの愛称といたしましては、こちら、オフィス、大学等々、複合的な施設でのまちとなるということから、四季折々の人々の活動も感じられるまちということで、「中野四季の都市(なかのしきのまち)」というふうに決定したものでございます。
なお、当該案件につきましては、さきの1月26日、中野駅周辺地区等整備特別委員会にも同様の御報告をさせていただいているところでございます。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、4番、警察大学校等跡地地区の建築計画等についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
警察大学校等跡地地区の建築計画等についてということでございます。今回は、早稲田大学の建築計画について御報告をさせていただくものです。(資料5)
当大学の建築基本計画につきましては、昨年1月24日に「警察大学校等跡地地区の地区計画について」という御報告の中で、既に建築計画を御報告させていただいております。具体的な設計段階において、事業者が平面プラン等、見直しを行いましたので、改めて御報告をさせていただくものでございます。
1番の内容です。見直しの区域といたしましては、中野四丁目地区地区計画における区域2-1の部分でございます。建築主は学校法人早稲田大学。計画概要でございますが、裏面をごらんください。
この計画概要という表の一覧がございます。この中におきまして、さきに御報告した内容と変わっている点は、延べ面積のところでございます。昨年1月に御報告したものは、約3万670平米となっていたものが、今回、3万335平米ということで、335平米ほどの減少になっているといったものがございます。さらに、着工・竣工予定でございますが、昨年1月の時点では、着工が「平成23年度」という表記であったものが、今回具体的に本年2月の着工予定、竣工につきましても、さきの報告では「25年度」となっていたものが、2014年1月、平成26年1月竣工予定という内容でございます。
こちらの配置図及びイメージパースについては、ごらんのような資料に掲げている姿になっているものでございます。
もう一度表面にお戻りいただけますでしょうか。
2番のその他でございます。この当該建築計画につきましては、昨年12月14日に近隣住民の皆様方へ説明会を実施しているところでございます。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ以上で本報告を終了します。
次に、5番、開発協力金の協定締結についての報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
開発協力金の協定締結について御報告をいたします。
このたび、学校法人早稲田大学、こちらと開発協力金の協定を締結することができたものでございます。(資料6)
締結事業者は学校法人早稲田大学、締結をいたしましたのは本年1月でございます。開発協力金の納付時期でございますが、平成23年度から平成27年度の5カ年間にわたって御協力をいただくといったことになってございます。
開発協力金につきましては、個別の具体の金額でございますとか、こういった複数年にわたっての納付時期といったことにつきましては、各事業者の財務状況に関することということで、御報告することはかないません。ただ、今回の早稲田大学との協定締結をもって、この警大跡地の開発協力金に関するすべての事業者と協定を結べたことになってございます。
なお、開発協力金の総額につきましては、これまで財政の考え方では、おおむね40億円といったところをお示ししてきたわけでございます。今回、中野駅前開発特定目的会社、明治大学、帝京平成大学、自警会、それと今回の早稲田大学、5者を含めまして、総額で43億4,000万円強といった総額になる見込みでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑ななければ、以上で本報告を終了します。
6番、町会・自治会への加入促進対策についての報告を求めます。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
資料をごらんいただきたいと思います。(資料7)
町会・自治会による地域自治を強化するため、新規転入者や集合住宅の居住者等に対して町会・自治会情報を提供し、その加入促進を図るという目的で、このたび、添付のカラー刷りのチラシを作成し、区では加入促進を図ることといたしました。
なお、所管は地域支えあい推進室地域活動推進分野でございますが、昨年度制定いたしました中野区住生活の基本に関する条例では、「集合住宅の建設及び管理に当たり、良好な地域コミュニティが形成されるよう、町会・自治会への加入促進に区等は努めなければならない」という条文も定めてございますので、都市計画担当でも当委員会に報告させていただくというものでございます。
情報提供の方法でございます。窓口でのチラシの配付でございます。これにつきましては、戸籍住民窓口及び地域事務所での当区への転入手続き時、また、建築分野において集合住宅に係る建築確認等の手続き時、その他、区民活動センター窓口等に配付するということでございます。(2)でございます。区のホームページへ町会・自治会関連情報も掲載するということでございます。
2番目、情報の内容でございます。チラシをごらんいただきたいと思います。裏面のところに、簡単ではございますが、「支えあい」「ふれあい」「安全・安心」等の町会の主な活動内容と、左下に区への問い合わせ先等が書いてあります。今後、区のホームページのURLをこれに掲載していくということでございます。また、ホームページでは、実際お住まいの住所から当該地区の町会・自治会名を検索できるようにするとともに、町会・自治会の主な活動内容を紹介していきたいというふうに所管では考えてございます。
情報提供の開始時期でございますが、平成24年2月中旬以降でございます。
その他といたしまして、このチラシは6万枚作成するということと、(2)でございますが、今回作成したチラシにつきましては、それぞれの町会が御自分の町会や自治会名を連絡先に独自に刷り込んで、広報活動に活用できるよう町会・自治会への版権使用を認めていくということでございます。また、不動産関係団体、宅建中野支部等、区の住宅担当との関係不動産団体がございますので、そういったところにもチラシ配付の協力を要請していきたいというふうに考えてございます。
内容については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
不動産関係団体への協力要請のことがうちの所管になるんでしょうね。この6万枚というのは、どういう割り振りになるんでしょうか。町会・自治会だけで6万枚なんですか、不動産関係団体はまた別途用意ということになるんでしょうか。町会・自治会では版権使用を認めて、各町会の名称を入れるということですけれども、不動産団体へ対しては、今ここに名称が入っていないこのチラシをどさっと置いておいて、とりあえずこういうものがありますよという御案内だけになるんでしょうか。そこら辺はどうなんですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
まず、チラシの枚数ですけれども、当面、地域活動推進分野のところで6万枚をつくって、その範囲で各町会に配る枚数であるとか窓口に置く枚数であるとか、この範囲で不動産関係団体の中にもこれからどのくらい必要なのかなども調査した上で対応していくということを考えてございます。基本的には、こちらのチラシで、区の連絡先あるいは区のホームページがわかるようなチラシで協力を要請していきたいというふうに考えてございます。
久保委員
ということは、不動産関係団体はあくまでもこのチラシをお渡しすればいいということであって、積極的に加入促進に対して協力をするとか、そういうことではないということですね。あくまでもチラシを渡す一つの手段というだけということなんでしょうか。
今回は、こういった加入促進対策という形で始めたのがスタートになるんでしょうか。一時、10か年の中でも、こういった条例をつくっていくですとか、そんな話もあったかと思うんですが、今後はどういった形で区は取り組んでいくんでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
都市計画分野では、定期的にこの不動産関係団体と懇談会等を設けていまして、非常に区と密接な連携のもとに住宅施策を進めているところでございます。このチラシの配付につきましても、この趣旨などについては、先ほど申し上げたとおり、条例を制定する段階から説明をして、理解を得ていますので、この加入促進につきましても、口頭で簡単に説明をしてこういったものを配るとか、あるいは具体的に、ホームページで居住のところがわかれば、そのお住まいの町会も具体的にわかりますので、そういったところをもう少し丁寧にやれば、具体的な町会等もお知らせできるのかなと思っていますので、単にチラシを配るということではなくて、積極的に加入促進に努めていくように要請していきたいと思ってございます。
また、2点目の今後のということでございます。委員、御指摘のとおり、確かに10か年計画では、町会・自治会活動の推進の中で、条例化等、加入促進を図る仕組みづくりなどを検討していくということを書いてございます。全庁的に、こういうような町会の加入促進というのは課題になってございまして、区も取り組んでいくという姿勢がございますので、今後、10か年計画に書かれていたような趣旨で条例化を検討していくということも引き続いて進めていきたいというふうに考えてございます。
久保委員
条例の制定に当たっては、多分、この地域支えあい推進室が中心となっていくのだと思いますけれども、ほかの分野で、不動産関係以外に、建築分野において集合住宅に係る建築確認等の手続き等というようなこともありますけれども、都市基盤部としてかかわっていくようなことは何が想定されますか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
まさに今おっしゃったとおり、具体的には私どもがやっております集合住宅条例の中で、集合住宅の事業者は、入居者に対して町会等の情報を提供すると、そういった項目がありますので、例えばこういったチラシ等を活用していただいて情報提供するですとか、当面はそういった取り組みが中心になるかというふうには考えております。
いながき委員
こういった町会・自治会への加入促進対策の一つとして、こういった町会・自治会に入りたいと思った方がスムーズに、しかる場所に連絡をとりやすい状況をつくるというのが私は大事だと思っているんです。具体的に言いますと、町会・自治会に入りたいと思ったときに、まず、自分はどこの町会に所属しているのか、その町会長さんはどなたなのか、その町会に入りたいと思ったときに、どこに、だれに連絡をすればいいのかということがスムーズにわかったほうがよろしいんじゃないかなと思っていまして、先ほど建築分野において、集合住宅に係る建築確認等の手続き等のときにチラシをお渡しするということだったんですけれども、ただチラシを渡して、ここにホームページのアドレスが書いていますからそこで調べて、だれに連絡をくれればいいかとかを調べてくださいねということで終わるのではなくて、せめて、このマンションであれば、ここの町会はここになりますであるとか、ちょっと個人情報の問題も出てくるかもしれないですけれども、入る場合はこちらに御連絡をというところまで丁寧に御説明してあげたら、その後の加入手続というか、加入しようというアクションを促すことにもなるのかなと思っておりますが、その点についてはどうお考えでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
まさにこれは全庁的に取り組んでいくという問題でございます。今、具体的なことも指摘されたところでございます。町会自身もこちらの欄をつかって、具体的にその町会の連絡先等を記載して配付するということも大事なことかなと思いますが、区の中でも、地域活動推進分野でそういった地域別の町会・自治会の連絡先、あるいはエリアはこうだというようなものを共有していけば、区でも、聞かれた場合に、あるいはもう少し口頭で説明をするときにはやりやすい部分がありますので、そういったことにつきましては、所管のところにも相談をして、区全体で町会・自治会の加入促進の実効性が保たれるように行っていきたいというふうに考えてございます。
内川委員
この当初6万枚つくるチラシというのは、町会・自治会には配らないんですね。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
そこまでちょっと詳しくは承知してございませんが、枚数につきましては、6万枚と書いてございますが、これから具体的に町会等と――これは、中野区と町会・自治会連合会で一緒になってつくっているものなので、版権は区にございますが、そういった枚数等については、今後、必要があればまたさらに刷っていくというようなことで考えていくものもあるのかなというふうに考えてございます。
内川委員
版権をいただけるのは非常にありがたいんですけれども、カラーで両面刷りというのは結構お金がかかるんですよね。町会のほうで勝手に刷って勝手に配ってくれとなると、結構、やっぱり今、町会はお金がないので、できればいただけるとありがたいのかなと思いました。今たしか100を超える町会・自治会がありますので、1町会あたり100枚ぐらいですとか、いただけると非常にありがたいのかなと思いました。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
今指摘された件は、所管のところにも伝えていきたいと思ってございます。
吉原委員
話に出たかもしれないんですけど、これをうまく生かすためには、まちづくり条例ではないけれども、管理人とか管理事務所、その辺がしっかりこれを把握して、引っ越してきた人には、こういうふうに中野区はやっていますので、ここは何々町会ですから入ってくださいというような、区と居住者だけの関係だとなかなか難しいので、間にやっぱり町会も関連させて、町会から各町の管理事務所、集合マンションの管理人に話をきっちりしておいてもらって、そこのところにもしっかり置いておく。引っ越してくる人がいるたびにこれを渡して、この町は町会の加入を皆さん歓迎して、いざというときに協力していますのでということをやったほうがやっぱりいいと思います。それだけ、この前いろいろ条例を変えて、管理人の責任感を強くして、そこまでしっかり監督させる必要があると思いますので、そうすれば、また不法なごみの投棄とか、そういうものもなくなってくるでしょうし、そうしたほうがいいと思いますが、いかがですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
今御指摘のところも非常に重要なことだと思ってございます。言ってみれば、区の初めての取り組みのような部分もございますので、区のそれぞれの所管のところで、どういう手だてで具体的に加入促進をできるのかというのは、今後、所管分野等を中心に、町会・自治会連絡会等とも相談しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、江古田の森公園調節池改修工事の実施についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
江古田の森公園調節池改修工事の実施につきまして、資料(資料8)に基づき御報告させていただきます。
江古田の森公園の中には、水害を早期に軽減するための調節池を設置しておりますが、この調節池の底に当たる部分のウレタン舗装が経年劣化により傷みが進んでおります。そこで、河川流入後の清掃であるとか、広場の利用が支障なくできるように、改修工事を行うものでございます。
工事場所につきましては、恐れ入りますが、裏面をごらんください。上が北の方角になりますが、図の右のほうに江古田川が流れております。この真ん中あたりに曲がった矢印のところで、越流堤から左へ入ったところが斜線部分になっておりますが、ここが今回の工事の施工箇所になります。
では、恐れ入ります、表面にお戻りください。
2番の工事概要でございますが、既存の舗装の部分をまず取り壊し、撤去いたします。次に、アスファルト舗装を行った上、表面をアクリル系の樹脂舗装で仕上げていくものでございます。
工事期間は、1月14日(土曜日)から3月16日(金曜日)まででございまして、実際に現場の工事に着手する日は、2月1日、本日からになります。
4番の工事説明会ですが、公園利用者や近隣にお住まいの皆様に工事内容を周知するため、先週の24日(火曜日)に工事説明会を江古田区民活動センターにおいて実施したところでございます。説明会を事前に周知するために、公園内には説明会の案内を表示、掲示いたしまして、また、近隣の皆さんには、約300世帯ほどになりますけれども、工事期間であるとか工事箇所などを記載したビラを戸別に配付したところでございます。
最後にその他ですが、工事期間中は公園の一部、多目的広場の部分でございますが、ここを閉鎖いたします。出入り口などには交通整理要員を配置して、安全管理を徹底してまいります。
なお、区のホームページに工事内容等を掲載して周知を図っているところでございます。
また、資料に記載はございませんけれども、越流堤付近の水位を監視するためのカメラを設置していく予定でございます。この設置工事も並行して行ってまいります。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
吉原委員
アクリル系樹脂舗装ですか、今現在のものと変わるんですか。同じような感じですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
現在のウレタンは経年でかなり劣化していますが、それよりか少し耐久性が上がるものということで、今回このアクリル系樹脂を選んで、これで施工していくということでございます。
吉原委員
それがどういう機能といいますか、よくそこまで詳しくはわからないんですけれども、例えば濡れたときに、滑りやすいんですか、どうなんでしょう。よく転倒するんですよ、あそこは、消防団で。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
現在も雨が降った後などは大変滑りやすくなっております。その素材を何にするかというときの選択には、逆に今よりか滑りにくいものということで選んでおります。ただし、逆に滑らないと危ないといったこともございますので、そこは適当な滑りやすさですけれども、今みたいなつるつるしたような形での滑りとは違うということでございます。
久保委員
大変滑りやすかったので、直していただけてありがたいなと、消防団員としては思っております。これ、ウレタン舗装にしたのは何年ぐらい前だったでしょうか。
それから、河川流入後とありますけれども、実際、今までにこの内調節池に河川が何回ぐらい流入していますでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
私の調べたところでは、最初、25年ほど前にこの調節池が設置されたと。東京都から、当時都立公園だったものが区に移管された、そのときに調節池を設置して、区に引き継いだということでございまして、それがちょうど25年ほど前になるかと思います。それ以来、特に全面的な改装はしていなかったというふうに承知しております。
それから、流入された回数でございますが、台風の時期とか大雨があったようなときは、この調節池が大変な役割を果たしてきましたけれども、私の記憶では昨年も2回ほど流入しております。大体平均してそのぐらいの回数は、そのような形で調節池に流入があったというふうに聞いております。
久保委員
これ、多分ウレタンのときってコケが生えたりとかということがあって、滑りやすかったのかなというふうに思っているんですけれども、今度、アクリル系樹脂というのは、そういった心配はないんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
ウレタンは、かなりぼろぼろに割れてしまって劣化が激しかったというふうに見ております。それで、今回のものは、そういった意味では、少し表面がざらざらしているもので、前回のようにそういう汚れがつきにくいといいますか、コケとおっしゃいましたけれども、そのようなものは、従来のものとは違うんだろうというふうに私どもは考えております。
久保委員
それで、多分もう予算で出ていたんだと思うんですが、参考までに、こちらのほうの工事の事業費はどのぐらいになりますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
消費税を含めまして、契約額が4,368万円ということでございます。
なお、全額、これは特別区の事務処理特例交付金という扱いがございまして、100%東京都の経費ということになります。
久保委員
先ほど言われていた水位のこのカメラ、これもこの中に入っているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
カメラの金額は、先ほど申し上げた契約金額とは別になります。
久保委員
今回カメラをつけるのはここだけですか。これに合わせてカメラを設置するというだけで、例えばほかの箇所で、江古田川ですとか、妙正寺川で設置をすると、そういう予定はないですか。
古屋都市基盤整備部副参事(道路・公園管理担当)
今回、江古田川の中で、特にこの調節池への流入部分が区としても非常に必要性が高いということで考えておりまして、今回は、この工事に合わせてここに設置するものでございます。現在のところ、他のところに設置する予定はございません。
委員長
他に質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告を終了します。
次に、8番、中野四季の森公園開園式の開催についての報告を求めます。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
それでは、お手元に配付させていただきました資料(資料9)で御説明をさせていただきます。
中野四季の森公園開園式の開催についてでございます。警察大学校跡地地区の中野四季の森公園は、おかげさまで完成の見込みが立ちまして、来る4月1日(日曜日)に供用開始予定でございます。中野区周辺の先導的都市開発プロジェクトとして、区民へのお披露目でありますとか、PRの場として、開園式を実施するものでございます。
日時につきまして、今申し上げました4月1日(日曜日)の午前10時から11時過ぎには多分終わるだろうということでございます。雨天決行でございます。
2番目の式典概要でございますが、会場につきましては、公園内の多目的広場ゾーンでございます。
申しわけございません、裏面をごらんいただきたいと思います。
中野四季の森公園のほぼ中央の舗装をされている場所でございまして、ここに式典会場としましてテント等を張り、実施するものでございます。
もう一度表面にお戻りいただきたいと思います。
(2)の内容でございますが、区長のあいさつ、来賓の方々からの祝辞並びにテープカットをさせていただきたいと思っております。その他、式典が終わった後、この公園は防災公園でもありますので、防災施設――災害用のトイレでありますとかそういった展示・説明をさせていただく考えでいるところでございます。
3番目の来賓者の予定でございますが、議員(国会議員・都議会議員・区議会議員)並びに立地事業者、町会、防災会、商工団体等、合計で百七十数名の方々を来賓として御招待をさせていただく予定でございます。
4番目の今後の予定でございますが、3月5日号の区報で掲載し、並びにホームページにも同様の開園式について御案内をさせていただく予定でございます。3月13日~15日の当建設委員会で、手続的に公園の告示ということがございますので、そこで報告をさせていただき、3月30日に公園条例による供用開始の告示ということでございます。それで、4月1日の開園式を迎えるという段取りでございます。
簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
4月1日のこの開園式のときなんですけれども、この来賓の方以外にも、多分一般の利用も始まるのではないかと思うんですが、それにあわせて何かオープニングイベントみたいなものを行う予定はないんですか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
オープニングイベントということでは考えておりませんが、この開園式が、いわゆる公園のオープニングセレモニーというふうにとらまえております。
久保委員
せっかくですので、もちろんこういった式典は式典で行うべきだとは思いますけれども、広く区民の方たちがこの日に、ここを目指して来るみたいな、中野区を代表するようなイベントを一本打ったらどうかなと思うのですが。例えば、そういったイベントを打つようなことになりますと、これはまた所管が違ってまいりますか。政策室のほうになるとか、そういうことになるんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
すみません、4月1日から公園の開園となりますので、私ども、これ都市基盤整備担当と道路・公園管理担当の合同で、この開園式をさせていただくということでございますので、別途そういったイベント等があるとするならば、私どもだけではちょっと対応が難しいのかなという気はしております。
久保委員
これは要望でございますけれども、せっかく区民の方たちも大変この公園を楽しみにしてきていると思いますので、そういった形で、何か区民向けのイベントを開催していただきたいということで御検討願います。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今の委員の御要望等を受けとめまして、検討させていただきたいと思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、9番、警察大学校等跡地地区都市計画道路等の開通についての報告を求めます。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
警察大学校等跡地地区の都市計画道路等の開通でございます(資料10)。先ほどは公園の供用開始のお話とその公園の開園式のお話でございました。今回、この道路につきましても、おかげさまで区画街路並びに事業者が整備しております区画道路につきまして完了の見込みが立ちました。また、交通管理者等と信号機でありますとか、交通のいわゆる規制標識等の運用についても調整がつきました。つきましては、3月23日に都市計画道路等を開通をするということでございます。
1番目の場所については、中野四丁目23番地から10番地先ということでございます。2番目の道路の概要は、今申し上げました区画街路、通称F字道路、これは中野区が施行者でございます。総延長が約796メートル、総幅員が20メートルでございます。もう一つの区画道路、通称L字道路と呼んでおりますが、これは開発事業者が開発行為に基づきまして整備したところでございます。延長が580メートル、幅員が12メートルでございます。
申しわけございません。裏面をごらんいただきたいと思います。
3月23日には、今申しましたF字道路、L字道路、すべての道路を供用開始をするということでございます。
もう一度、表面をごらんいただきたいと思います。
それで、3番目のその他でございますが、先週1月26日に早稲田通りの新設交差点のA部分――Aと呼んでいますが、一部の運用開始を行いまして、同時に既設の横断歩道(E)の運用を廃止してございます。これは交通管理者である野方警察の実施でございます。そういうことを1月26日に実施済みでございます。また、既設の改良交差点(B)・(C)につきましては、交差点の改良工事と同時に、既に一部運用済みということでございます。
今の御説明、もう一度裏面をごらんいただければと思います。
図面の左上でございますが、このEの横断歩道を廃止し、新設交差点のAの信号機、歩行者用の横断歩道に切りかえたという意味でございます。
すみません、表面でございますが、4番目の今後の予定でございますが、道路につきましても3月5日号の区報で掲載し、また、ホームページにも掲載する予定でございます。また、広報板をA・B・Cの各交差点に3月5日に、「3月23日にはこの道路は開通します」という広報板を設置する予定でございます。手続的には、3月23日に道路法によります供用開始の告示をし、同日、区画街路、区画道路の開通をするという段取りでございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
いながき委員
この3月23日に街路と道路が開通ということは、人も車も全部通れるということでよろしいんですよね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
はい。今、委員のおっしゃるとおり、3月23日、多分午前中に切り変わると思うんですが、一般車両並びに歩行者の方も通れることになります。
いながき委員
それで、その横の防災公園の開園というんですが、使用開始の告示が30日ということで、それまでは、その横の道は通れるけれども公園には入れないということですよね。どういうふうに――看板か何か、「入れません」か何か、どう……。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
今、委員、御指摘のとおり、3月23日時点では、道路には一般の方々も入れます。公園については4月1日でございますので、公園と道路の境にバリケード等を設置しまして、例えば「まだ公園は開園をしておりません」とか、「4月1日に開園します」とか、そういった看板を立てる段取りをしておるところでございます。
いながき委員
この23日と1日というのが1週間しかないわけで、ちょっとわからないんですけれども、その公園のオープンとこの開通というんですか、これを一緒にするのは難しかったんですか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
道路と公園を同時開園・開通という発想も我々の中にもあったんですが、同時に開通しますと、逆の面、例えば現場が混乱するよとか、いっときにどっと人や車が来るということもありまして、警察とも協議した結果、道路については早く、1週間といっても前倒しで供用開始というか、道路の開通をしてもらいたいということもありまして、私どもとしては、現場的に言いますとよくわかるわけでございまして、したがって、道路については約1週間ぐらい前倒しと、公園については4月1日というふうにさせていただいた経緯がございます。
久保委員
何度かこの交差点のことでお伺いをしたことがあったかと思うんですけれども、自転車道がF字道路にはございますけれども、早稲田通りですとかけやき通りのほうはございませんので、この3月23日に供用開始がスタートをする前に一度、自転車でこのF字道路等を通って、交差点との、何ていうんでしょうか、交差点の部分での自転車の状況というんですかね、そういったものを確認をしてみる必要性があるのではないかなと思うのですが、そういったことはお考えになっていますか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
自転車、歩行者、それと車との関係性だということだと思いますが、私ども、道路の計画設定を平成20年ごろからスタートしておりまして、いろいろな現場を見ながら、あと交通管理者との協議の中で、歩道の中に自転車路と歩行者路を分けるということで計画をしてきているわけでございます。特に気になっているのは、交差点部分は自転車と歩行者のいわゆる混合交通になりますので、それについても気にはしておりまして、交差点の曲率半径――R部分ですね、R部分が従来よりは広くとっておりますので、この交差点の、いわゆる歩行者部分の面積については十分たまりスペースもあるというふうに認識しております。私ども現場を何回か確認をしながら工事を進めてきておりまして、自転車でどうのこうのということは、今の段階では考えてはおりませんが。
久保委員
早稲田通りが、かなり自転車の交通量が多いんです。バス停もありまして、接触事故はないとは思いますが、たびたび危険な場面を見ることがあります。早稲田通りが、早稲田通りの抜け道といいますかね、やはりF字道路が自転車は走りやすいので利用されるようになるのではないかなと思うんですが、やはり自転車道自体がまだ中野区民の方たちになじみがないかと思うのです。例えば、環六のところに、やはり歩道に自転車道がございますけれども、それが、何ていうんでしょうか、左側なのか、右側なのかという、その通行が、結構混在していることがあって、接触があるというふうにもよく聞いておりますし、見通しの部分でも、やはりなかなかこの自転車で走ってきたものが、車ですとか歩行者に確認ができなかったりということも聞いておりますので、しっかりと事故がないように、ここは検証していっていただきたいと思います。
また、L字のほうには自転車道がありませんので、そこのところも、やはりF字を通っていてL字で突然自転車道がなくなったときにどういった形で、多分車道を走っていくようになると思いますけれども、そういったところをやはりきちっと指示を出さなければいけないかと思いますし、その辺のところが、せっかく自転車道ができても、利用の仕方によって事故がふえるようなことになってしまっては元も子もないので、きちっとお示しいただきたいと思います。
あと、ちょっとこの裏面のこの図ですと、信号機ですとかバス停の位置というのがちょっとわからないものですから、それがきちっと、バス停と信号機がわかるような形でまた委員会にお示しいただけたらと思うのですけれども、それはいかがでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
先ほどの交通安全対策につきましては、交通管理者のほうとずっと協議、調整してきておりますので、具体的には、この場所は野方警察署でございますが、十分、今後、安全対策等については連携を図りながら進めてまいりたいと思っております。
2点目の――すみません、この図面は案内図という程度でしかつくっておりませんので、次回の定例会の建設委員会で、バス停の位置でありますとか、信号機の処理の問題とか、別途報告をさせていただきたいと思います。
なお、信号機の話でございますが、この裏面の特に改良交差点(B)と書いてあるところが、いわゆる変則交差点でございますので、あとは十字交差点、もしくは丁字型の交差点でございますので、通常の処理で多分御理解いただけると思いますが、この変則交差点(B)のところは、この信号処理の切りかえでございますが、警察とも協議しまして、早稲田通りがまず通ると、例えば早稲田通りから通ると、その次に南側から北側に行くF字道路のこの部分でございますが、その車道が通る、その次に、バス通りの北側からこの交差点に入っていく、それで3段階です。その次に、4段階として、車が全部とまって、横断歩道のいわゆる歩行者が通れると、いわゆる4段階の信号切りかえで、警察とは調整をしたところでございます。その辺がわかるようなことも含めまして、次回にもう一度御報告をさせていただければと思います。
久保委員
よろしくお願いいたします。
それと、中野中学校の裏手というか南側の、これから公園用地というふうに予定をされているところなんですけれども、ここはまだ工事等は当然入っていないかと思うんですが、現状はどのような状況になっているんでしょうか。このF字道路が開通したときには、どんな状態になっているんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
このいわゆる中野四季の森公園の拡張部分でございますが、まだ私ども、財務省から土地の手当てというか、土地を買収しておりませんので、この4月1日時点では、財務省の所有であるということでございます。
したがって、財務省のほうで、従来からフェンスが回っておりまして、基本的には立ち入りはできないということでございます。フェンスというか番線です。木のくいを打ちまして、その間に番線を通すということでございます。直径3ミリとか4ミリの番線で仕切るということでございます。
久保委員
ちょっと、今、中に入って確認をしていないので、その番線の状況というのがよくわかりませんけれども、F字道路が開通すると、要は利用者がどんどん中に入っていけるわけです。こちら側の公園のほうも当然利用が始まると。そうなっていったときに、やはりこちらの、今財務省のほうでそういった形で、仮囲いというか、していただいているんだと思いますけれども、その辺のところも、やはり見た目の問題もありますけれども、そこに入っていくというようなことで、事故等が起きてもいけないので、そこのところもきちっと、何とか処理していただきたいなと思うんですが、そこはどこがやることになるんでしょうか。やはり財務省が、そういったことは今後もやっていくということでしょうか。区として、このF字道路が開通する前に、そこのところはもう少しきちっとした形で、人が入れないような形に直すというようなことはできるんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
財務省とも、公園が開園してしまいますので、この土地についてどういうふうな安全対策をするか、私どものほうでは番線を回すということで財務省とは調整済みでございます。ただ、番線といいましても、開ければ中に入ることができますので、「立ち入り禁止」の明示的な機能で番線を回すということでございますので、それ以上の安全対策についてどうあるべきかということも含めまして、財務省と調整をしていきたいと思っております。
委員長
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
10番、第9次中野区交通安全計画(案)についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
それでは、第9次中野区交通安全計画(案)(資料11)につきまして御報告を申し上げます。
まず、1の計画策定の趣旨でございますが、これは区の交通安全対策の総合的な推進を図るために、区の陸上交通の安全に関する諸施策を定めるものでございます。交通安全対策基本法に基づきまして、昭和46年以降5年ごと、これまで8次にわたり作成してございます。今回は、国の第9次交通安全基本計画、それを受けました東京都の第9次東京都交通安全計画の策定を受けまして、中野区としまして、第9次中野区交通安全計画(案)を策定するものでございます。
なお、計画の策定に当たりましては、中野区交通安全対策協議会という協議の場を設けてございますが、その幹事会のメンバーでございます中野・野方の両警察署、第三建設事務所、それに庁内の関係分野と協力しまして、この計画案を取りまとめたものでございます。
次の2番目の項に計画(案)の概要を記載しております。別に計画(案)の全文をまとめた冊子を添えてございますが、本日の御報告につきましては、この概要に基づきまして御説明をさせていただきたいと思います。冊子のほうは後ほどお読み取りいただければと存じます。
では、2の概要に沿って御説明を申し上げます。
まず、計画年度は今年度から2015年度までの5年間でございます。
次に、今回の計画において重点を置く施策について御説明を申し上げます。
まず第1に、高齢者の交通安全の確保でございます。これは、中野区におきましても、急速な高齢社会を迎える中で、高齢者の皆さんが巻き込まれる交通事故がふえていくことが予想されます。そのため、重点施策として掲げたものでございます。
第2に、自転車の安全利用の推進でございます。これは、自転車事故が区内でも件数にして毎年約400件、負傷者数としても300人以上になります。こうした状況を防止する必要性があることに加え、近年マスコミ等でも報道されておりますが、夜間の無灯火での走行や危険な走行など、自転車の運転マナーの向上や駅周辺の放置自転車対策についての区民の皆さんからの御意見も多数寄せられているところでございます。こうした点を考えまして、重点施策といたしました。
第3に、二輪車事故等の防止でございます。区内では、過去5年間に二輪車、いわゆるバイクによる事故で7名の方が亡くなり、毎年150人以上の負傷者が出ております。こうしたことをとらえまして、こちらについても重点施策としたものでございます。
第4に、飲酒運転の根絶でございます。飲酒運転につきましては、危険運転致死傷罪の創設や行政処分などの厳罰化によりまして、件数自体は減少しておりますが、飲酒運転による悲惨な事故を根絶するためにも、今回重点施策としたものでございます。
次に、3の目標でございますが、第1に、区内の年間交通事故件数を730件以下に、第2に、区内の年間の高齢者交通事故死傷者数を70人以下に抑えることを目標に掲げました。いずれも、括弧の中に書いてございますが、前回の第8次の際の目標より大幅に減らすということを目標として掲げております。
裏面のほうをごらんいただきたいと思います。
最後に、3、今後の予定でございますが、今月の8日から29日までパブリック・コメントを実施したいというふうに考えております。その結果を受けまして、3月の定例会中の本委員会に改めて御報告を申し上げまして、その後、中野区交通安全協議会で御承認をいただいた後に計画を決定し、区報、ホームページ上での周知、こういったものを図ってまいりたいというふうに考えてございます。
報告は以上です。何とぞよろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、11番、登録制自転車駐車場の登録料の改定等についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
それでは、登録制自転車駐車場の登録料の改定等につきまして御報告を申し上げます。(資料12)
区が運営いたします自転車駐車場等の利用料金は、運営に要する経費等を考慮しまして金額を定めております。このうち、登録制自転車駐車場につきましては、平成16年に登録料を見直し、改定を行いましたが、改定からその後数年が経過しまして、運営費用が登録料を上回った状態にございます。このことに加えまして、また、他の自転車等駐車整理区画の整理手数料、有料制自転車駐車場の利用金額、こういった区内の他の自転車関係施設と比較しましても不均衡が生じております。このため、来年度から現在の登録料を見直し、料金の改定を行うとともに、より効率的な運営を行うため、登録者が年度の途中で利用を取りやめ登録枠に空きが生じた場合には、新たな利用希望者が登録できるよう、制度の改善を図りたいというふうに存じます。これにあわせて、中野区自転車駐車場条例施行規則の一部を改正するものでございます。
では、具体的に御説明を申し上げます。
まず、1の施設の概要でございます。区内に2カ所の登録制自転車駐車場がございますが、一つ目が江原町二丁目の新江古田駅自転車駐車場で、登録予定台数は300台でございます。二つ目が弥生町五丁目の中野富士見町自転車駐車場で、登録予定台数は115台でございます。いずれも平置き、屋根なしの施設でございます。
次に、2、主な内容でございます。まず、登録料の額は、現行が一つの登録期間、すなわち1年間でございますが、5,000円となっております。この登録料につきまして、改正後は一つの登録期間、すなわち1年間では7,200円というふうに改正したいというふうに存じます。なお、今回の改正により新たに加えるものとしまして、承認日が10月1日以降という条件がございますが、登録期間が6カ月以下でも受け付けるという仕組みを加えたいというふうに存じます。この場合の登録料は、半額の3,600円といたします。御参考までに、平成16年の改定の際には、登録料3,700円を5,000円に改定しております。また、区の自転車駐車場の中で、登録制の駐車場と同様に、年間で料金をいただいている自転車等駐車整理区画が4カ所ございますが、こちらでは、現在、年間利用で7,200円から9,600円という料金設定になっております。
次に、裏面をごらんください。
(2)の登録料の還付でございます。これは、利用期間の途中で登録の取り消しを行った場合等、登録料の還付金額を従来より細かく分けてお返しできるように変更したいというふうに存じます。一番上の欄から、「駐車場の利用を始める前に登録を廃止又は取り消した場合」、これはこれまでも登録料の全額をお返ししておりましたが、改正後も同様に全額を還付するというふうにしたいと存じます。
次に、利用期間が始まってからでございますが、右端の現行という欄を縦にごらんいただきたいと存じます。利用期間が1カ月未満の場合、上から2番目ですが、現行では5,000円の3分の2、3番目の3カ月未満の場合には3分の1という、現行では二つの区分しかございません。改正後でございますが、真ん中の欄を縦にごらんいただきたいと存じます。利用期間が1カ月未満の場合、上から2番目の欄でございます、7,200円の4分の3、2カ月未満では7,200円の2分の1、3カ月未満では4分の1と、それぞれ細かく分けて還付したいと存じます。また、左側の欄の一番下でございますが、10月1日以降に登録された場合には、駐車場を利用した期間が1カ月未満の場合のみ3,600円の2分の1を還付することとしたいと存じます。還付についての御説明は以上です。
次に、3の実施日ですが、実施日は本年4月1日からといたします。
なお、今月6日から平成24年度の利用申し込み受け付けを行いたいというふうに存じます。
最後に、周知の方法ですが、本委員会での御報告を終えた後に、区のホームページへの掲載、それから区報への掲載及び現地駐車場への御案内、こういった形でお知らせを行いたいというふうに存じます。
報告は以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
今、ここの自転車駐車場の利用率はどれぐらいですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
こちらの場合は、年度当初に登録の受け付けを行いますが、年度当初の段階ですぐ満車になるということで、100%でございます。
いながき委員
これ、「登録者が年度の途中で利用を取りやめ、登録枠に空きが生じた場合には、新たな利用希望者が登録できるように改める」ということは、これまで結構年度の途中で利用を取りやめたケースが多かったか、ふえてきたかということだと思うんですが、どれぐらい途中の取りやめというか、あったんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
これまでは年間登録でございましたので、具体的に利用の取りやめをしたいといった申し出があったケースはございません。逆に、途中から使わなくなってもそのまま年間登録をしっ放しで済んでいるということですので、年度の途中で要らなくなった方をぜひ、今回還付料を細かく設定することによって、きちんと登録の廃止、登録の取り消しの手続をやっていただきたいということでございます。そういう意味で、具体的に利用しなくなった方を細かくつかんでいるものではございません。
いながき委員
利用しなくなってもそのままとめ続けているということですか。というか、利用者はこの還付の仕組みを知らないということなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
これまでも還付の制度そのものはございましたので、年間幾ばくかの還付ということはございました。還付についてもきちんと駐車場内にお知らせ等を掲示しておりますので。ただ、1年間でも5,000円という非常に安い登録料でございますので、基本的に、年度当初に申し込んで登録する、駐車場を使う権利を得た方は、えてしてそのまま利用の頻度が全くなくなっても登録を取り消すことが少ないというふうに我々のほうでは考えております。
いながき委員
では、ここまで細分化して還付をするということであれば、これは月決め利用料みたいな形で、例えば1カ月幾ら、3カ月幾ら、半年・1年幾らみたいな形でお願いするということは難しいんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
こちらにつきましては、登録制の自転車駐車場ということで、有料制の自転車駐車場に比べても料金そのものが年間登録というものを基本としつつ、比較的安価な、安い料金で提供しておりますので、我々としては、今回のこういう、なるべく使用しない方については登録の取り消しを積極的に行っていただくような御案内、今回の制度改善はこの点でとどめたいというふうに考えております。
来住委員
上げる理由が管理費が上回ったという理由でしたが、今回上げる額が、前回は1,300円ですけれども、今回は2,200円ですよね。やっぱり高校生とか、学生さんなんかも年間登録ですから、あろうかなというふうに思えるんですけれども、その辺のこの年間登録の方々の傾向というのは何かわかりますか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
具体的に改定についての反応を現在の時点でお聞きしているわけではございませんが、現在かかっているコストあるいは周辺区の料金設定にもかんがみまして、妥当な金額であるというふうに考えております。
来住委員
やはり、かねてから学割などもぜひ活用できるような、そういう制度に、そこも含めて考えたらいいのではないかというふうにお願いをしてきているんですけれども、一律の値上げということで、やはりこの2,200円の負担だからいいということではなくて、やっぱり一気に上がるわけですから、重いものになるというふうに思います。そういう、その還付だけではなくて利用者に応じた制度を考える、いわゆる学割なども含めて考えるというようなことは、検討にはなかったんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
いわゆる免除規定というものはございますが、学割という制度につきましては、現在、区としては考えておりません。
来住委員
ぜひ検討していただきたいということを申し上げておきます。
いながき委員
先ほどの御説明だと、登録者が年度の途中で利用を取りやめても、その登録をしたまま利用実態がないという状況になっているというお話だったと思うんですが、そうなると、その登録枠に空きが生じた場合というのは、どのように確認するのか。それはやはりきちんと、登録を途中で取りやめますということをきちんと申告していただくことを徹底するということなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
利用しなくなった、今後利用しないという利用者の方に、積極的に登録の取り消しを行っていただくように、自転車駐車場内での積極的な周知を含めて、今後取り組んでいきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、12番、その他で何か報告はありますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
口頭ではございますけれども、警察大学校等跡地地区におきます産業振興拠点の経過について御報告を差し上げたいと存じます。
なお、本件につきましては関連ということで、今期閉会中に開かれます中野駅周辺地区等整備特別委員会のほうにも御報告をあわせてさせていただくものでございます。
産業振興拠点につきましては、先般御報告をさせていただいたとおり、いわゆる事業コンペによりまして事業者を募集したところでございます。結果、参加表明をいただきましたところが7社ございました。実際に企画提案書の提出がありましたのは、うち4社でございました。それにつきましては、昨年末に外部の専門家等によります評価をしていただいたところ、大きな点数の開きがつきませんでした。これを踏まえまして、区といたしましては、二次審査、最終審査までに事業計画の具体化等をしっかりしていただいた上で、改めて判断するということで、4社とも一次を通過という決定をことしになってしたところでございます。
今後でございますけれども、3月7日が二次審査書類の提出期限ということになってございまして、それを踏まえまして、改めてまた外部の評価委員の評価等を経まして、3月末に事業者を決定するという予定になってございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありませんか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
先ほど来住委員の御質問の中で、シルバー人材センターへの来年度予算における影響額というお尋ねがございましたので、お答えいたします。
来年度の影響額につきましては、3,400万円余りということで、今年度の予算1億8,000万円余り、来年度計上を想定しております1億4,600万円余りということの差額ということで申し上げますと、3,400万円余のシルバー人材センターへの委託料という部分での減という影響はございます。ただし、シルバー人材センターには、放置自転車防止指導委託の大半を委託しておりますので、今後とも引き続き、シルバー人材センターには委託業務ということで継続的にかかわりを持っていきたいというふうに考えております。
委員長
今のは答弁保留だったものですね。
来住委員
ありがとうございました。
そうしますと、この4ページの先ほどのこの会員への配分金に影響するものではないという、こういう断定的な区の見解、回答というのが、果たして区に対してシルバー人材センターの補助金に対する問い合わせとか意見ではあるわけですけれども、しかし、実態としては、先ほど数字を言っていただいたものが、この見直しによって影響が出てくるであろうということなわけですから、区全体として見直しを提起しているわけですから、その中のシルバー人材センターにかかわる部分として意見が出されたことに対して回答するということで言うと、この回答ではいささか十分ではないし、問題が出てくるのではないかというふうに考えられますけれども、いかがですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
ここで意見等を寄せていただいた対象でございますけれども、議会にも報告をさせていただき、ホームページでも載せさせていただきました見直しの内容(案)についての御意見でございます。
したがいまして、この段階でシルバー人材センターの補助金としては、私どもの所管してございます管理経費等の補助、これだけが出てございますので、これについての御意見というふうにこちらとしては受けとめているところでございます。したがいまして、それの部分については、事務の効率化を図るものであるという考え方についてお答えをしているということでございます。
来住委員
それはわかるんですよ、所管としてはね。しかし、意見をされる区民の皆さんにしてみれば、やはりシルバー人材センターに所属をしたり、登録をされている人たちがどうなるのかという不安は当然出てくるわけで、所管としてはそういう回答になるんでしょうけれども、区全体としてどういう回答をするかというのは、ここで所管がこういう形でというのはきょう示していただきましたけれども、やっぱり区としての回答はもう少し熟慮した回答にすべきではないかということを申し上げているんですけれども、こういう回答でしかできないということですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
繰り返しのようになりますけれども、御提示をした、御提案をした見直し内容(案)、これに対する御意見、それに対するお答えという流れの中でお答えをさせていただきたいと思ってございます。
これとは別に、シルバー人材センターの今後の活動、運営については、別途、私のほうが窓口になりまして、支援を図っていくという立場にございますので、その数字の中での検討ということはあるかと思ってございます。
委員長
答弁保留に対する質疑はこれでよろしいですね。
では、他に報告はありませんか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
こちらの資料でございます。都市計画公園・緑地の整備方針(改定)につきましては、昨年9月の当委員会で御報告申し上げたところでございます。最終的に12月末に正式に東京都で決定され、公表されたものでございます。概要版のパンフレットが、先日東京都から送付されましたので、参考までにコピーを配付させていただきます。
なお、既に御報告のとおり、中野区に関しては中野公園(平和の森公園)でございます。南中野公園(仮称南部防災公園)、本町五丁目公園の3カ所の都市計画公園が今後10カ年で優先的に整備する公園として位置付けられてございます。中ほどのA3判の24、25、26番にその記載がございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありませんか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
それでは、口頭ではございますが、催し物の開催について報告をいたします。
「大震災に備えるフォーラム」という催し物が毎年開催をされております。これは、住宅の耐震診断ですとか耐震改修、あるいは家具固定金具の取りつけなど、住宅の安全確保に関しての展示ですとか相談コーナー、パネルディスカッション、そういったものを中心とした催し物でございまして、中野区の耐震改修促進協議会が主催者となりまして、中野区をはじめ各種関係団体が協賛・後援をしているものでございます。ことしは第4回目になりますけれども、2月12日(日曜日)午前10時から午後4時まで、会場は中野ZERO西館ともみじ山公園で開催をいたします。特に今回は、さきの東日本大震災の発生を受けまして、住まいの安全確保に関する相談コーナーを充実させておりまして、もちろん入場は無料となってございます。委員の皆様方には、御案内のチラシを後日お届けいたしますので、ごらんいただいた上で、御都合がよろしければぜひお越しいただきたいと思います。
なお、2月5日(日曜日)でございますけれども、新聞の朝刊折り込みで住宅の耐震化に関するチラシを区内全域で配布をいたしますが、この配布も毎年行っておりますが、このチラシの中にも、この「大震災に備えるフォーラム」の御案内がありますので、あわせてごらんいただければと思います。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありませんか。(「委員長、休憩願えますでしょうか」と呼ぶ者あり)
委員会を休憩いたします。
(午後2時43分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後2時46分)
他に報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時47分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後2時47分)
休憩中に確認したとおり、次回の日程は第1回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から招集させていただくこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
来住委員
東中野地域のまちづくりについて、1点だけちょっと伺っておきたいと思います。
東中野地域まちづくり検討の素案ができ上がって、地域の中でいろいろ説明も丁寧に答えていただいていますので、ありがたいというふうに思っております。東中野の特に四丁目の地域におきまして、駅に直近部分での大きなスーパー等、研修センターがございまして、土地でいいますと約6,100平米ぐらいに、二つ合わせるとなると思いますが、東中野のまちづくりの検討素案が今ある中で、事業が、一方で、町の中でのうわさということでしかないんですけれども、この部分での一定のこの事業者、事業主さんが、事業が始まってしまうという話が出ておりまして、今後の東中野のまちづくりにとっても影響が当然出てくるのかなというふうに考えられます。
それで、中野区のほうに、既に何かその部分についての事業主さんからの一定の方向なり、相談なりが現に来ているのかどうか、その点をちょっと、お答えできる範囲で結構なんですけれども、教えていただきたいと思います。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
今、委員、御指摘の中の一部の情報のみ把握をしております。研修センターの用地につきましては、土地の取引が行われましたことによりまして、国土法に基づく土地所有の移転の届け出がございました。今、御指摘があったスーパーの用地については、その届けには該当していないということでございます。その後の情報については、区のほうでは今のところ把握しておりません。
来住委員
国土法に基づく行政への問い合わせというのは、むしろ、よく法律を存じ上げませんのでわかりませんけれども、区としてその用地に何らかの、一緒にだとか、区として活用が何かないのかとかと、そういう事前の事業主からの問い合わせがされるという、法律的にはそういうものだということでの問い合わせになるんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
御指摘の点とはちょっと違います。御指摘の公共的な利用がどうかということについては、公共用地公拡法という、いわゆる法律に基づく案件でございまして、今回は一定規模以上の土地取引が行われたということを、その該当する人は区に届け出をする必要があるということでの届け出があったというものでございます。
来住委員
現状のところまではわかりました。いずれにしても、今後の検討素案が、素案から案になっていくと思いますけれども、東中野にしてみると、一部分が先行して、その計画の中にないところで進んでしまうというのは、いささか今後の計画上からもいろいろ出てくるのかなという懸念をしています。十分東中野全体を考慮した、今後つくられる計画に区が当然負われるものがありますので、そこは十分事業者さんにも物が言えるような関係が必要かというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。これは要望にしておきます。
委員長
他に発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。
(午後2時52分)