中野区議会決算特別委員会子ども文教分科会〔平成27年9月29日〕
子ども文教分科会会議記録
○開会日 平成27年9月29日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時15分
○出席委員(8名)
森 たかゆき主査
広川 まさのり副主査
日野 たかし委員
北原 ともあき委員
小宮山 たかし委員
いさ 哲郎委員
高橋 ちあき委員
久保 りか委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 田辺 裕子
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 奈良 浩二
子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当) 辻本 将紀
子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 永田 純一
子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司
子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)、教育委員会事務局副参事(幼児施策調整担当) 濵口 求
子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当) 浅野 昭
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 板垣 淑子
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 石濱 良行
教育委員会事務局指導室長 杉山 勇
○事務局職員
書記 大野 貴子
書記 福島 ルミ
○主査署名
審査日程
○議案
認定第1号 平成26年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
主査
定足数に達しましたので、子ども文教分科会を開会いたします。
(午後1時00分)
認定第1号、平成26年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)を議題に供します。
本日は分科会2日目ですが、1日目に確認しましたとおり、2日間で当分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えております。委員、理事者におかれましては御協力、よろしくお願い申し上げます。
本日の審査も、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)により、午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の質疑に入ります。前回の続きですが、決算説明書の282ページから293ページ、1目子ども家庭支援費からになります。子ども家庭支援費について質疑はございますか。
いさ委員
285ページのトワイライトステイ事業委託、それから、ショートステイ事業委託についてなんですけれども、大体使い切っているということで利用が多いと思うんですが、これ、稼働率みたいな数字をとっていたりするでしょうか。あったら知りたいんですが。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
この決算説明書に記載しておりますとおり、この利用状況について実態はこのような状況でございまして、特に稼働率という形での数字は今持ってございません。
いさ委員
じゃあ、念のため聞いておきます。申し込んだけれども、いっぱいで使えなかったような方というのは、そういうのも数字はとっていないでしょうかね。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
子どもショートステイの事業とトワイライトステイの事業につきましては、同じスペースを使っているという状況がございます。それで、日によりましてはショートステイの予約でいっぱいになってしまった場合、トワイライトステイの御利用をお断りするといったような状況はございます。
高橋委員
283ページの子ども家庭相談のところの、相談窓口のところなんですけれども、これ、延べ人数で2万4,542人となっていますけど、日によっていろいろと差があるでしょうけれども、平均すると1日どれくらいの方がいらしているんですか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
年間2万4,000ということでございます。これを244日で割りますと、おおむね100件ほどの利用がございまして、そのうち最も多い保育園・幼稚園の入園相談が約半分近くになっているといったような状況でございます。
高橋委員
私も総括の中で質問しましたけれども、まずはここの窓口が一番情報収集できるところであって、毎日あそこを通ると本当に大勢の方がお子さん連れで相談にいらしているんだなというのを実感するんですけれども、1日約100人となると、窓口があそこは五つぐらいあったっけ。(「九つ」と呼ぶ者あり)あ、九つか。それでも待っていらっしゃる方がいらっしゃってという感じで、そこからまた何かいろいろ相談事が違ってくると、あちらへどうぞ、こちらへどうぞとなるわけですよね。ですから、窓口の方たちは非常に大変かもしれないんですけれども、親切丁寧な対応が行き届いているかどうか、いま一度確認させてください。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
子ども総合相談窓口におきましては、お尋ねのありましたとおり、子育てのサービスをはじめ、児童手当、母子手帳の交付等々のさまざまな事業の対応をしております。中には、転入転出に伴いますと複数の事業について同時に手続をされるという方がいらっしゃいますので、窓口におきましては、まず一覧表を、受け付け票というものをお渡ししまして、本日どのような御用件でいらっしゃったか、また、その手続に漏れがないかということをチェックしながら、そこに受け付けした担当職員の名前を記入いたしまして、本日私が担当させていただきましたといったような形でその受け付け票をお持ち帰りいただきまして、後日不明な点などが生じた場合にはまたそれを持って対応を継続して行っていくといったような工夫をしているところでございます。
高橋委員
そのように続けていってもらえればなと思います。また、私がお願いしたような方がふえればいいかなというのは、これは要望しておきますけれども。
もう一つが285ページの在宅家庭支援サービスのところですけれども、育児支援ヘルパー派遣事業委託等とありまして、利用者が56人いるんですけれども、これはどのようなときに利用していらっしゃるのか、ちょっと教えていただけますか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
育児支援ヘルパーの利用につきましては、特にその用途は限定されておりませんので、さまざまな日常の生活の中で必要になりましたときに、そのヘルパーの事業者に連絡をとっていただきまして御利用いただくという形になってございます。
高橋委員
そうすると、これ、登録していなくちゃいけないとか、そういうんじゃなくて、必要なときに連絡して派遣してくださいというような、そういう簡単な手続でできるわけですか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
このヘルパーの利用につきましては、事前に登録をしていただきまして、そして、御家庭の状況とか必要な支援、状況等につきまして、あらかじめヘルパーの事業所のほうにも把握していただいて、御利用の都度申し込みをしていただくという形でございます。
高橋委員
確認ですけど、在宅家庭支援だから居宅支援とは意味が違うということでいいんですよね。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
これは、保護者も家に一緒にいる状態でヘルパーの方に家事支援をしていただくという形でございます。
いさ委員
すみません、さっき一緒に聞けばよかったんですけど、同じようなことなんですけど、284、85の3就労家庭支援サービスのところの、病後児保育の委託、それから、年末・休日の保育事業の委託についても、その稼働率と、申し込んだけどそのサービスを受けられなかったという人の数字があるかどうか教えてください。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
病後児保育の利用の状況でございます。仲町保育園とオディリアホーム、2カ所で実施しております。それぞれ、仲町保育園の定員は4名、オディリアホームでは2名という形で実施しております。その利用状況の数については把握しておりますが、稼働率、あるいは、お断りをするようなケースがあったかということにつきましては、今申しましたとおり定員、これは先着、申込順という形になってございますので、例えば冬場、インフルエンザ、風邪等が流行する時期にはお断りするような状況があるというところでございます。
いさ委員
さっきのところもわざわざこれを聞いたのは、結局必要としている人がどれだけいるかということを把握できているかという話だと思うんです。どっちでしたっけ、トワイライトステイがいっぱいでショートステイが使えないケースがあったというお話もあったので、それはやっぱり波はあると思うんですけど、大きいところに合わせてマージンをとっておくべきだと思うんですよ。ですので、こういうこともそうだし、病後児保育もそうだし、マージン確保して拡充することを求めたいと思います。要望です。
広川委員
292ページの最後の児童相談所設置準備のところなんですけれども、2万円という額が執行されておりまして、資料作成印刷費ということで、具体的にどういった資料だったのでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
こちらの経費につきましては、現在特別区におきまして児童相談所の移管に向けての検討を進めているところでございまして、これに伴いまして、区におきましてそうした児童相談所の移管にかかわる資料のコピー代、印刷代等で使った経費でございます。
広川委員
児童相談所が実際に始まるのはいつなんでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
これは現在東京都と特別区の間で協議をしている最中でございまして、その協議のいかんによって今後のスケジュールが決まるというものでございます。
高橋委員
これ、いろいろ準備しているんでしょうけど、どんな感じになるの。もう早いこと頂戴よというか、持ってきてよという感じなんですけど、持ってきたはいいけど大変だとか、やっぱりいろいろあるでしょうけど、現状どういうふうになっていますか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
児童相談所の移管につきまして特別区で検討しております状況としましては、現在東京都で実施しております児童相談所における事業、これは虐待対応をはじめとしましてさまざまな専門的な内容がございますので、それについて特別区で実施した場合にはどういった形でできるのかというモデル事業といったような形で、それを標準型といたしまして検討し、また、それを各区においてどういった施設、人員の体制で実施していくかといったようなところまでを特別区の案として作成いたしまして、それを現在東京都にお示しして協議をしているという状況でございます。
高橋委員
そうすると、そんなにすぐにというわけにはいかないんだと思うんですけれども、現状を確認しておきたいんですけど、都がやっている今のと、特別区それぞれに来ると、人的配置とか場所とか組織とか必要になると思うんですけど、区民としてみれば我が区に児相があったほうがいいに決まっているんですけど、行政側としてはどんな感じでしょうかね。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
今中野区におきましては、私ども子ども家庭支援センターが責任を持って虐待対応を行っておりますが、専門的な場合、困難性の高いケースについては児童相談所が主担当となって対応するということになっております。そうしますと、場合によっては医療機関、警察等の関係機関とも連携が必要になりますので、そうした対応が東京都の児童相談所であることによって一手間かかる。あるいは、連携に支障が生ずるといったようなこともありますので、やはり区において最も区民に身近なところで虐待の対応ですとか、普及啓発の予防の取り組み、そういったことを特別区において実施していきたい。そのことがより政策効果を高めていくことができるというふうに考えております。
日野委員
289ページの出産・育児支援の5歳児歯科健診なんですけども、この対象者数というのは、1,882人というのは中野区内の5歳児全員の数でしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
対象となります年齢は、実際には4歳から5歳になる1年間の全員が対象でございます。
日野委員
それで、受診者数が731人となっていて、ちょっと少ないのかなと思ったんですけども、これ、実施しているところはどこでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
これは区内の歯科医師会の医療機関等でございます。
日野委員
そうすると、保育園とか幼稚園でも歯科健診というのがあると思うんですけど、それは数に含まれていなくて、また、そこで実施していたとしても、それぞれ個別に歯科医に行って受診しているということでよろしいんでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
この5歳児歯科健診につきましては、お尋ねの保育園等での集団の健診とは別に行っているものでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に進みます。292ページから295ページ、2目子ども育成推進費について質疑はございますか。
高橋委員
確認なんですけど、293ページの子ども施設運営方針・整備計画の中の民間学童クラブ整備費補助が2カ所とあるんですけど、学童クラブは支えあいだったような気がするんだけど、何でこれだけうち……
主査
失礼いたしました。申し忘れました。子ども施設運営方針・整備計画の部分、それから、地域青少年育成活動支援中、次世代育成委員報酬(294ページから295ページ)のところにありますのは厚生委員会の所管でございます。その点御承知おきください。よろしくお願いいたします。
高橋委員
そうしたら、ここの下にありますU18プラザのことなんですけれども、現状3館ということでありまして、この利用者数が、結構来館者はあるんだけど、こんなに来ているのという感じなんだけれど、開園時間が朝から6時ぐらいまでじゃないですか。我が会派のみんながこんなに来るのかというような疑問を持っているので、ちょっと内訳というか、何をやっているか教えていただきたいんですけど。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
U18プラザ3館の合計で12万5,000ということで、非常に多いということで、これを一つの例で、例えば城山ふれあいの家を例にとって御紹介いたしますと、乳幼児の利用が約5,000です。それから、小学生が1万3,000、中学生が2,900、高校生が260、それから、成人、大人の方が2万2,000、合計で4万3,000といったような状況でございまして、それの3館分という数でございます。
高橋委員
そうすると、乳幼児の場合は乳幼児事業とかありますよね。それで、皆さん親子連れでいらっしゃるんだと思うんですけれども、高校生も来るというから、今どき来る子がいるんだなんてびっくりなんだけど、小学生が遊びに行くというのはわかるけど、中学生は、やっぱり城山だと公園もあるからという感じなのかなと思うんですけど、大人は講座とかを聞きに行くという理解でいいんですか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
大人の方につきましては、例えば乳幼児の親子でいらっしゃる方、それから、城山ふれあいの家の場合は高齢者集会室もございますので、そこの利用でいらっしゃる大人の方もいらっしゃいます。
小宮山委員
同じところで、U18が3館あるのはわかるんですが、その次に児童遊園が2園と書いてあります。これはU18の庭のことなんですかね。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
U18に附属します遊園2園ということでございます。
いさ委員
新人なのでちょっと教えてほしいんですけど、295ページのハイティーン会議、結構回数をやっていますけど、具体的にどんなことをやっているのかちょっと教えてください。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
ハイティーン会議と申しますのは、中学生や高校生が日常の生活で気になっていることなどを題材に持ち寄りまして、年間、26年度ですと23回のワークショップを行いまして、そこにファシリテーター、大学生のサポーターが入りまして、そうした課題についての取材や議論をしていくといったような形です。昨年度のテーマとしましては「和食」、それから、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」、この二つの題材を選びまして関係機関等への取材を行いまして、最終的に3月に発表会を行ったといったような事業でございます。
いさ委員
じゃ、二つの議題でこの23回の開催をしたということでいいですか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
参加した学生をテーマ別に二つのグループに分けまして、同時並行して進めていったというものでございます。
高橋委員
関連してお願いしておきますけど、ハイティーン会議、すごく中身の濃いものだというふうな評判でございまして、26年度も子どもたちが一生懸命やっているんだけど、やっぱり見てくださる人たち――見てくださるって変ですけど、発表するに当たってあまりにも人が少ないんじゃないかという意見があったりとかしていたんですけど、今年度はこれからだよね。いろいろなお知らせ媒体があると思いますけれども、どんなふうに考えていますか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
やはりこのハイティーン会議、最終的にその成果を発表する場にはできるだけ同世代の若い方々にも参加していただきたいというふうに考えておりますので、そうした会場とかPRの方法についても工夫して、できるだけそうした若い世代の方々に参加していただけるような工夫をしていきたいというふうに考えております。
高橋委員
ぜひ、大学がそばにあるから大学の講堂というか、そういう場所を借りてみたりとか、フロアを借りたりとか、ここでやるんだと。発表する子たちにも、ことしはこういうところでできるんだという何か活気を持たせてあげることが必要だと思うので、これは要望しておきます。
それから、同じ295のところの成人のつどいなんですけれども、26年度の成人のつどいは、毎年行っているんですけど、一輪車とかやったような記憶があるんだけど、その前に何かトークセッションみたいなものがありましたよね。これ、実行委員会制度だから、実行委員になった人たちがいろいろ考えるんでしょうけれども、いろいろ聞くと実行委員のなり手がない年があったとか、さまざまな話を聞いたりするんですけど、やっぱり実行委員制度としてやるんだったら、私たちが言うことじゃないけれども、集まってというぐらいのものにしてもらいたいんですけど、どういうふうにお考えですか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
この成人のつどいは、新しく成人になられる方々が実行委員としてそのプログラムの内容、企画を考えていただくという形をとってございます。その募集に当たりましては、対象となる方にダイレクトメールでお知らせをいたしますとともに、前年度の経験者から実行委員をやってよかったこと、楽しかったことなどについての話をしていただく。また、ことしの場合は区のフェイスブックの中でPRをさせていただいたりして、また、発足しましたら検討状況なども随時報告をしていくといったような形で、若い方々へのPRを進めているところでございます。
高橋委員
それと、お願いなんですけれども、来賓が区長と議長と選管の委員長さんだよね。それで、御挨拶は区長さんなんだけれども、来年から選挙権も18歳になるじゃないですか。だから、これは要望なんですけれども、でき得れば、せっかく来てくださっている来賓の方々にも、短くてもいいからお祝いのメッセージを発信していただけるとうれしいかなというふうに思うんです。くだらない話を北原さんなんかはしないと思うからあれなんだけど、やっぱりあそこに座っていて区長だけ終わっちゃうと、何、あの人たちとよく耳にするんですよ。紹介だけで終わっちゃうから。だから、成人となる人たちに本当に気持ちを込めたメッセージを発信してもらえるような工夫をとってもらえたらありがたいかなと。これは要望しておきますので、よろしくお願いします。
広川委員
U18プラザについて1点お伺いしたいんですけれども、児童館とかキッズ・プラザ、学童クラブ、子育て広場が地域支えあいということで厚生委員会の所管になったのに、どうしてU18プラザはこちらなのかという理由を教えていただきたいと思います。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
このU18プラザにつきましては、平成26年度にこの子ども教育部の所管としたわけでございますが、その際児童館については地域との関係において、特にそうした活動に着目して地域支えあい推進室で所管するということといたしました。U18プラザにつきましては、またそれとは違った、先ほど御質問もいただきましたが、特に乳幼児から中高生までのあらゆる年代の子どもたちを対象として、そうした機能を持たせていくといったような位置付けをいたしまして、それで子ども教育部で所管するというふうにしたものでございます。
広川委員
ということは、U18プラザ、これからも子文教でやっていくということですよね。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
26年度から27年度、今年度については子ども教育部で所管しております。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次に進みたいと思います。
続いて296ページから297ページ、子育て臨時給付金費についてです。質疑はございますか。
日野委員
297ページです。子育て臨時給付金の対象者が1万7,265人となっているんですけど、給付金残が2,735万とあるんですけども、これ、実際の給付対象者数が1万7,265人なんでしょうか。実際に給付された人が1万7,265人なんでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
実際に給付をした人数が1万7,265人でございます。
日野委員
そうすると、対象者数は幾つになるでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
失礼しました。この給付金の性格上、あらかじめ対象者の人数を特定するのは非常に難しいということでございまして、最終的に給付の対象となった、実際に給付をした人数が1万7,265人。金額で申しますと、それ掛ける1万円ということですので1億7,265万円ということでございます。
日野委員
残が結構あると思うので、見込んでいた数よりは結構差があったということですよね。ちょっと通知の仕方等、工夫が必要だったのかなというふうにも思うんですけども、その辺はどうでしょうか。
永田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
この制度が、前々年度の所得をもとに児童手当を受給している人をまず対象に申請書を送付いたしまして、申請いただいた方から今度は前年度の所得をもって所得制限でチェックをかけて、そして、最終的にこの1万7,265人となったというようなことでございます。それで、金額としましては、そこで対象者数を2万人と見ておりまして、その2万人との人数の差が執行残となっております。したがいまして、区民への周知につきましては、区報・ホームページをはじめとしまして一定期間をかけて周知に努めたというところでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、次に進みたいと思います。298ページから311ページ、少し長いですが、保育園・幼稚園費についてです。質疑はございますか。
日野委員
299ページの区立保育園のところなんですけども、ちょっとイメージが湧かなかったので聞きたいんですけども、避難車等の購入、この避難車ってどういったものでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
これは「避難車」というふうに表現させていただいておりますけれども、保育園でよくお散歩のときにちっちゃい子が入ったかごというんですかね、あれをイメージしていただければと。それが避難車に当たるものでございます。
日野委員
じゃ、これ、実際に何かあった場合に避難するときにも、これをしっかり使って避難するということでよろしいんですね。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
そのとおりでございます。
高橋委員
311ページのところなんですけれども、入園相談の中の保育システム保守委託とか、結構な金額がばらばらあるんですけど、これって……
主査
高橋委員、ごめんなさい、入園相談は次なんです。その上の幼児研究センターまでなんです。
高橋委員
じゃあ、幼児研究センターのところの、研究の成果をまとめて発表されたと思うんですけれども、そのまとめた発表の後はどうされるんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
幼児研究センターでは、毎年1年間の研究成果を3月に公表させていただいて、それの発表会も含めて行っているところでございます。その後でございます。幼児研究センターに関しましては、その活動を通じて運動遊びプログラムですとか就学前教育プログラムといったような成果物を持ってございます。それを今後就学前教育連携担当に統合いたしまして、就学前教育連携でそういった成果物の活用を持ちまして、就学前後の切れ目ない教育・保育の提供につなげていくといった活動を行っていく予定でございます。
高橋委員
確かにすばらしい冊子ができていると思うんですよ。それで、冊子を読むと、ああ、なるほどな、考えてくれているんだなと思うんですけども、連携をとるに当たっても、目に見えないと言ったら失礼なんだけど、隠れた努力で幼児教育が成り立っているんだとは思うんですけど、どうしても区民の目に見えないわけですよ、一生懸命取り組んでいるものが。だから、その発表も関係者の中だけの発表なのか、それとも公の発表なのか、きちんとこうやって考えてまとめて、中野は幼児教育をちゃんとやっているんですというところをもっと公にしてもらいたいんですけど、どうお考えですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
幼児研究センターで取り組んでおりました合同研究ですとかは、今後就学前教育連携の中で引き続き取り組んでいく内容でございます。その成果の公表につきましては、どちらかというと幼稚園教諭、それから、保育園の保育士等が中心になって保育の質、教育の質を高めるといった内容でございまして、今まで対象者といたしましてはそういった教育・保育の関係機関からの参加者を募っているものでございます。一般の区民の方へのといったところに関しましては今後研究を続けてまいりますので、そういったところの公表の仕方はまた今後検討してまいりたいと思います。
高橋委員
相談窓口とかすこやか福祉センターとかあるじゃないですか。そういうところで子育てしている一般区民というのは――お年寄り、私たちみたいな年齢はいいんですよ。要は、子育てしている人たちに一生懸命中野区は幼児教育にも力を入れているんです、だから、こういう施設があって、こういう窓口があってちゃんと対応できるんですよということをもっと発信していってほしいということを言っているので。だから、先生方の共有する場面も大事なんだけど、そういうところにも子育てしている保護者を招いて、一緒に講座を持ったりとかお勉強会をしたりとか、そういうふうなことを考えてもらいたいかなというふうに思うんですけど、どうですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
就学前教育プログラムに関しましては、5歳児の保護者に向けて、簡単ではありますけれども、リーフレット等で中野区の切れ目ない教育・保育というところは周知をさせていただいているところでございます。また今後、地域での子ども・子育てに関する団体等の会合等がございますので、そういったところでも中野区の取り組みといったことを周知していきたいというふうに考えてございます。
広川委員
304ページの認証保育所等保護者補助というところで、執行率100%でぴったり執行しているわけですけれども、これは補正とかで合わされているんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
こちらの認証保育所等保護者補助に関しましては、執行率100%ということでございまして、実は当初予定していた予算ではちょっと不足いたしまして、執行計画の変更ということで、幼稚園の保護者補助のほうからお金をある意味流用といったような形でいたしまして、それで執行率が100%になっているといったものでございます。
日野委員
309ページ、私立幼稚園等設置者補助のところなんですけども、これはきのうも同じような質問をさせていただいたんですけども、我が会派の平山議員からもあったんですが、幼稚園の観劇事業補助金とあるんですけども、毎年行っている楽しい園児の集いですね。これ、改めて確認させていただきますが、これも私立幼稚園の1年に1回の大きな、皆さんが楽しみにしている行事ですので、これが来年度もしっかりと運営できるように区として補助をしていただきたいんですけども、こちら、もう一度確認をさせてください。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
この楽しい園児の集いに関する補助に関しましては、これまで施設使用料ですとか出演料等について補助を行ってきているものでございます。総括質疑のほうでもございました。今回中野ZEROホールの改修に伴いまして、ZEROホールが使えないといったこともございます。そういった中では楽しい園児の集いが継続できるよう、連合会とも調整しながら支援のあり方を検討していきたいというふうに考えてございます。
小宮山委員
307ページの上の表のところなんですが、定員を上回る入所延べ人数というところで、1人2人が弾力的な運用で定員を上回るというのはわかるんですけれども、12人も定員を上回っている保育園が複数ある。これはどういうことなのか、説明をお願いします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
例えば、一番上の宮園保育園の4歳児12となっているところをごらんいただけると思うんですが、こちらのほうは、一月単位でいいますと1人定員の弾力化を行って、それが12月ということで12人というような表現になってございます。
小宮山委員
その下の表なんですけども、宮園保育園等、障害児が延べ50人以上いるわけですが、例えば打越を見ると1人もいない。これは何で保育園にそんなに大きな差が出るのか教えてください。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
保育園におけます特別な支援が必要な障害児の方の支援に関しましては、そこに程度1、程度2、程度3ということで、ある意味どれだけ人手がかかるかといったところで判断して、運営費をプラス補助しているものでございます。宮園、それから、今打越というお話がございましたけれども、これは入園するときだけでなく、在園児の方の発達に応じた課題というところも対応しているものでございますけれども、結果として打越保育園には区として補助をする対象のお子さんがいらっしゃらないというような結果になっているといったことで、そういった意味では園ごとに差が生じているといった内容でございます。
主査
他に質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次に進みます。
次が310ページから311ページ、2目入園相談費についてです。質疑ございますか。
高橋委員
すみません、さっき間違えちゃいまして。保育システムとか、この欄にいろいろ金額が書いてありますけれども、これは中身はどういうことなんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
こちらのシステムという名前で四つほど記載があるんですが、一つは保育システムの保守の委託といったところでございまして、二つ目は新制度に対応するためにシステムを改修させていただいた経費。それから、保育システム機器使用料というのは、これは平成24年8月からの機器の使用料ということで26年度分の使用料を支払っているもの。それから、保育システム機器購入費に関しましては、新制度も見据えて新たにパソコンですとかプリンターを購入した経費といったものになってございます。
いさ委員
今のところ、聞きたかったんですけれど、機器使用と購入とを分けているのはどういう理由があったのかなと思って。ちょっと教えてください。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
購入に関しましては、実際パソコンやプリンターを購入したといったものでございます。機器使用料に関しましては、保育システムというシステムの使用料というふうに御理解いただければと思います。これは長期継続契約になっておりまして、26年度分を支払ったといったものでございます。
いさ委員
ハードウエア部分は購入したという意味合いでよろしいですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
そのとおりでございます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ次に進みたいと思います。
続いて、312ページから313ページ、3目幼児施策整備費について質疑はございますか。
小宮山委員
上半分のところですが、橋場保育園の仮設園舎使用料、この仮設園舎は区立公園に建っているかと思っていたんですが、誰に使用料を払ったのか教えてください。
濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)
橋場保育園の仮設園舎でございますが、上町公園のほうに仮設の園舎を建設いたしまして、そちらの建物のリース代ということで業者にお支払いしております。
日野委員
今、松が丘保育園を建設中だと思うんですけども、ここに面する朝日通りが、朝夕の通行量が非常に多くて、また、自転車等、接触する事故が発生する危険がすごく高いところだと思うんですけども、ここでの入り口付近の安全確保といいますか、そういった対策はどうされていますでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
こちらのほうは、もう開園をこの4月からしておりまして、実際あそこの朝日通りの交通量が多いということは、開設前から私どもも事業者のほうも注意をしているところでございます。開園してから「保育園あり」というような看板を早速立てさせていただいたりといったようなところで、今対策をとっているところでございます。事業者のほうもそれを踏まえてもう少し対策がとれないかということで、いろいろ検討を重ねているというような報告は受けているところでございます。
日野委員
また別のところになるんですけども、これ、ちょっと項目がないのでここで聞いていいかどうかというところではあるんですけども、以前、またこれも我が会派の木村議員が2定のときに質問した内容なんですが、重症心身障害児とか医療的ケアの必要な児童に対しての訪問居宅保育について質問しました。中野区としてもこれを進めていくというふうな回答だったと思うんですけども、現状の進捗といいますか、どのような進みぐあいでしょうか。
濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)
御指摘の居宅訪問型保育所でございますが、運営をお願いできる事業者等のヒアリングを行ったり、他の自治体の事業のスキーム等を参考にしながら、できるだけ早期に事業開始に向けたいと考えておりまして、今その準備を進めているところでございます。
日野委員
そのように回答でもあったと思うんですけども、期間といいますか、目途はいつぐらいを見込んでいますでしょうか。
濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)
できるだけそういった事業開始を急ぎたいと考えておりまして、できれば今年度中には何とか形を整えたいと思ってございます。
日野委員
わかりました。しっかりとスケジュールをつくっていただいて、実施に向けて努力していただきたいと思いますのでお願いします。要望です。
広川委員
この民間保育施設新規開設支援のところで、認可小規模保育事業開設準備経費が翌年度繰越金になっていて、不用額のところで民間保育所開設準備経費補助金とあるんですけれども、これはどうして分かれているのか教えていただけますか。
濵口子ども教育部副参事(幼児施策整備担当)
認可小規模保育事業でございますけども、2施設が4月の開設をせず、6月と7月に遅れてございます。この開所に当たります工事の補助のほうが、26年度の予算ではなく繰り越しをいたしました。不用額のほうでございますけども、こちらは他の開所いたしました施設の開所費等の経費がその分抑えられたということで、不用額としてこちらに記載させていただいています。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ次に進みたいと思います。
続いて、314ページから323ページ、1目子ども教育施設整備費についてですが、ここも318から321ページの中にあります地域子ども施設整備費中、児童館、キッズ・プラザは厚生分科会の所管となりますので御承知おきください。
それでは、質疑はございますか。
日野委員
これ、きのう先走って言ってしまったところなんですけども、315ページの学校施設、小学校に当たるところなんですけども、江古田小、それから、江原小のほうで音響を使うときにウィンドウズ98のPCを立ち上げて、それでないと音響が使えないというような状況が、3年前ぐらいに確認したらそうだったということで、ちょっと今こちらがどうなっているか、わかれば教えていただきたいんですが。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
すみません、ちょっと答弁保留させてください。
高橋委員
317なんですけども、谷戸小の体育館のエレベーターがあるじゃないですか。これは夜使えないんですか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
夜は使っておりません。
高橋委員
そうすると、開放はうちの所管じゃないからあれなんですけれども、何で夜は使えないんですか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
すみません、ちょっと保留させてください。
高橋委員
もう1個は、319の緑野中の体育館のことでちょっと聞きたいんですけれども、緑野中の地下の体育館というのかね、あれ、講堂というのか、あそこは冷房がないと聞いているんですけど、冷房を今後つけようという計画とかございますか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
施設の冷房化については、緑野中の体育館の件は伺っております。検討させていただきたいと思っております。
日野委員
319ページ、中学校の施設整備のところなんですけど、不用額のところで第四中学校第二期工事費の年度振り分けの変更による残、8,550万、ちょっとこれが残になった理由を説明していただいてもよろしいですか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
この第四中学校の不用額がこれだけ多い要因でございますが、耐震補強工事を平成26年、27年、2カ年にわたって行う予定をしてございました。このうち26年度は、業者に対して前払金という形で契約額の40%を計上する形になっておりました。それで、今回契約を結んだところも40%に当たる8,550万円が出たんですが、落札した業者のほうが前払金を受け取らなかったということで、結局これが翌年度に繰り越しできるものではございませんので、そのまま未執行という形で残ってしまったものでございます。27年度で組んだ予算でも少し不足分がございましたので、それを先だっての第2回定例会で補正予算を組ませていただいて、27年度に全部を支払うという形のものでございます。
日野委員
ちょっとつまらない質問かもしれないんですけど、317ページの、また中学校のところなんですけど、トイレ改修、1校で4,770万、すごくかかるんだなと思って、普通こんなものなんでしょうか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
このトイレ改修というのは、年次計画でやっていますが、トイレの便器を取りかえるだけではなくて、床から排水管、しかも1階、2階、3階、全部排水管が通りますので、それを全部交換する工事になりますので、1校やるとこのくらいかかってしまうというものでございます。
日野委員
これは、車椅子用といいますか、特別なトイレとか、そういったものも整備されたりしているんですか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
現行の学校の中では児童用のトイレという形で改修しておりますが、今後学校再編などで大規模改修あるいは仮校舎改修を行う中ではバリアフリーを取り入れて、障害のある方の車椅子も利用できるようなトイレを1カ所2カ所設けていく予定でございます。
主査
他に質疑はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、なければ進行いたします。
歳出はここまでになります。
次に、一般会計の歳入に入ります。子ども文教分科会の歳入歳出決算説明書補助資料、こちらの冊子にて一括して質疑を行います。質疑はございますでしょうか。
高橋委員
1ページの負担金とか使用料とかのところに、不納欠損額が幾つかあるんですけれども、これ、あまり今まで気にしていなかったんですけど、これだけ入らなくなっちゃっているということなんでしょう。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、1ページの一番上に1保育園とあるかと思うんですが、その一番右をずっと2ページのほうへ行っていただきまして、今、委員のほうから御指摘のありました上から4段目、不納欠損額で242万7,200円を計上させていただいております。これは、保育料を納めていただけなかった者のうち、5年経過いたしまして区の債権として時効が成立してしまったといったような内容のものでございまして、区のほうとしては債権を、いただく権利を放棄するといったような内容でございます。
高橋委員
こういうの、今まで私、あまり言っちゃ悪いと思って黙っていたんですけど、やっぱり5年間追跡するわけですよね。それで、徴収の通知を出したりとか、いろいろするんでしょうけど、結局転居されちゃったり、連絡がとれないと、自動的に5年たったら払ってもらえなくなっちゃう。国保とかあっちは努力して頑張って上げているんだけども、まあ、こっちも頑張っているんだろうけど、何か方法を考えているんでしょうけど、現在はどのような感じでお願いというか、払ってもらえるようにしているんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
保育園の保育料に関しましては、そちらの2ページの対調定収入率で98.3%という数字になってございます。こちらのほう、昨年度に比べたらポイントはアップしている内容ではあるんですけれども、当然保育料ですのできちんとお納めいただくことが前提になります。通常中野区の保育園に関しましては、口座振替に随分御協力いただいておりまして、口座振替の加入率が98%程度でございますので、これで基本的にはきちんとお納めいただいている方が本当に大半だというふうに理解しております。それでもちょっとおくれてしまった場合は、私どもとしては次に督促状というものを発行いたしまして、それで納めていただく。それでもだめな場合は催告書というような形で納めていただくというところで、特に区立に関しましては、まだ通園されている場合は園長から直接お渡しして、お支払いしていただくというような取り組みも進めているところでございます。こういった保育料に関しましては、繰り越すとなかなかお納めいただきづらくなる債権でございますので、現年度では今99.6%の収入率になってございますので、そういった現年度中に納めていただけるような取り組みを今後も進めてまいりたいというふうに考えてございます。
高橋委員
努力してくださっているとは思いますけど、払わなくちゃいけない方も、払わなくちゃと思っていてなかなか払えないんだと思うんですけれども、5年たっちゃうとというのが本当にもったいないというか、ちゃんとしてもらいたいかなというふうに思います。担当の方の今のそういう意欲を確認させていただきましたから、大変おつらいでしょうけれども、現状年度内に頑張っていただければなというふうにお願いをしておきます。
主査
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行いたします。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
先ほど高橋委員からの質問に答弁保留させていただいた件についてお答えいたします。谷戸小学校のエレベーターが使えない理由でございますが、基本的には体の不自由な方用ということで設けているそうです。ただ、現在のところそういった方がいらっしゃらないと。一般的には学校の動線の中でどうしても教室のほうに行ってしまう形になっているので、利用者はそういった形で限定させていただいているが、今いらっしゃらないということで利用していないということでございます。
高橋委員
そうすると、その理由はわかったんですけど、夜間体育館に行くときの急な階段がすごく危ないと思うんですけれども、あれも何とかしてよといったってそうはいかないだろうと思うんですけども、使っている人たちが階段も急、そして、夜何か学校で――学校というか、保護者が行うときもエレベーターが使えない。だから、すごく不便なんですよという話を聞いたことがあるんですよ。だから、何とか、障害者用かもしれないんですけれども、学校関係の保護者とかが使う場合は利用できるような方向に持っていってもらえればなというふうに思いましたので聞いたんですけど、これは要望としておきますので検討してもらえればと思います。
主査
一旦分科会を休憩します。
(午後2時02分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後2時03分)
当分科会の分担分についての質疑は一通り終了したことになりますけれども、全体を通して質疑漏れ、追加の質疑等ございますでしょうか。
日野委員
249ページの図書館の指定管理者運営のところです。ここで真ん中あたりに戦争と平和を考える子ども会というのがあるんですけども、これはその対象の子どもというのはどのあたりの年齢なんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
子ども対象のおはなし会等ということで、戦争と平和を考えるという題材で実施したものでございます。したがいまして、対象は小学生、中学生、一般の子どもさんということでございます。
日野委員
ちょっと参加人数を見ますと、例えば南台図書館だと3人しか来ていなくて、ことしは終戦70周年ということもあって、(「これ、去年の」と呼ぶ者あり)ああ、そうか。去年ですよね。でも、子どもたちにとって戦争の話を直接聞ける機会というのは非常に大事だと思うので、ちょっとこの通知方法というか、どのような通知をして行ったものだったのでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
館内にポスター等を掲示するとともに、図書館ホームページ等もございまして、そういったところでも周知をしているところでございます。
日野委員
せっかくいい内容だと思いますので、人が集まれるような周知方法をまた考えて、来年度も実施するのであればしていただきたいなというふうに思います。要望です。
高橋委員
281ページの少年自然の家なんですけれども、ここに暖房設備改修工事等と書いてありますけれども、これ、トイレとかも全て終わったという理解でいいんでしょうかね。
石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
軽井沢少年自然の家の工事につきましては、大分古い施設になっておりますので、今、年次計画を立てて工事をしております。今年度も工事をしまして、また来年度も工事をする予定でございます。
高橋委員
古い施設なんだけど使えるから、やっぱりいいものにしてもらいたいから工事してというか、改修してくださいというようなお願いをしていたわけなんですね。それで、暖房も入れてくれて、トイレも和式ばっかりだから洋式に変えてほしいという話があって、トイレも改修してくださると思うんですけど、その年次計画はどうなっているんですか。
石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
トイレの改修工事につきましては今年度工事する予定になっております。(「あとは」と呼ぶ者あり)この後、電気設備工事、こういったものも今年度、それから来年度にかけてやっていく予定になっております。
高橋委員
そうすると全てが完了するという理解でいいんですか。電気工事で、要は来年度で完了という理解でいいんでしょうか。
石濱教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
おおむねそうなんですけれども、その後も給排水設備の工事ですとか外壁の塗装工事ですとか、そういったものがその先も出てきております。
いさ委員
すみません、ちょっと重ねてなんですけど、311ページのところで、先ほど保育システムのハードウエアの購入というお話をお聞きしたんですけれども、これは何かほかのシステムとかではリースのケースもあるんじゃないかと思うんですけど、購入とかリースとか、何か基準みたいなものはあるんでしょうか。使い分けというか。それとも、ハードウエアって大体購入なんですかね。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
特に基準というものは持ってございませんで、26年度に関しましては新年度対応でパソコンとプリンターの購入をさせていただいたということでございます。
いさ委員
リースのほうが費用的にもお得なんじゃないかと思っているんですけど、何か比較検討したことはありますか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
当然システムの導入に関しましてはそういったところで検討しておりまして、その結果購入といったことで選択させていただいたものでございます。
いさ委員
ハードウエアのトラブルなんかあったとき、大抵リースは保守も入っているんじゃないかと思って、そこまで踏まえたら、年数長く使うんだったらどっちが得か、もう一度考えていただいたほうがいいんじゃないかと思うんですけど。結果的に費用が安くなるんじゃないかと思って聞いています。再検討を要望します。
高橋委員
265ページのオリンピック教育推進校6校とありますよね。これ、半分ぐらいしか使っていないような感じなんですけど、まず6校はどこで、何をやっているのかを教えてください。
杉山教育委員会事務局指導室長
オリンピック教育推進校におきましては、桃園第二小学校、谷戸小学校、鷺宮小学校、啓明小学校、大和小学校、南中野中学校でございます。こちらの内容といたしましては、オリンピック・パラリンピックに関連する歴史や文化について調べ学習を行ったり、ゲストティーチャー等を招いて具体的に体力向上にかかわる指導をしてもらったり、また、オリンピアン・パラリンピアンを招聘して、その方に指導をいただいたり、そのような活動に取り組んでございます。
高橋委員
そうすると、この金額が大体6校で振り分けられているという理解をしておけばいいんですか。
杉山教育委員会事務局指導室長
1校当たり50万円の予算を組んでおりまして、それぞれの学校で行っていますので、約300万円の予算の中で執行させていただいているということでございます。
高橋委員
そうすると、先ほど歳入のほうでは500万円ぐらいの予算額になっていたんですけど、結局6校やりますよとなって、それ以上はなかったからこの執行額になったという理解をしておけばいいの。それとも、最初からこれだったんだけど、もっとかかるかなと思っていたという、どっちなんでしょうかね。
杉山教育委員会事務局指導室長
こちらは都の委託金のある事業でございまして、最初予算立てでは10校500万円を想定しました。希望といたしましては10校以上希望したところなんですけれども、結果として6校指定を受けたということで予算300万円の執行となってございます。
高橋委員
そうすると、6校指定を受けたということは、審査みたいなのがあるという理解でいいんですね。じゃないと10校やりたいんですよと手を挙げても、やっぱりそこは見合わなかったから6校に決められてしまったというようなことなんでしょうかね。
杉山教育委員会事務局指導室長
こちらは都でオリンピック・パラリンピックスポーツ推進校を指定いたしますので、結果として中野は6校であったということでございます。
高橋委員
そうすると、これはかなり続いていく事業だと思うんですけれども、やっぱり中野区としてもオリンピック・パラリンピックを応援していこうという教育的な立場を持っていらっしゃるから、学校が頑張らないと都から補助金がおりないというのはわかるんですけど、来年度も続くんだと思うんですが、指導室長のほうから、やっぱり中野全体で盛り上げていきましょうよという機運を高めてもらいたいんですけど、どうでしょうか。
杉山教育委員会事務局指導室長
オリンピック・パラリンピックは非常にすばらしい機会、チャンスであるというふうに捉えております。この機会を捉えて全校でオリンピック・パラリンピック教育の機運が向上するよう、全体を考えながら今後も取り組んでまいりたいと考えております。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
先ほどの江古田小学校の放送システムにつきましては、今年度、平成27年度に機器を更新して改修しましたので、現在不具合は生じていないということでございます。
日野委員
江古田小も江原小も両方ということでよろしいですか。
浅野子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
そのとおりでございます。
主査
それでは、もう一度確認させていただきますが、当分科会分担分については全て終了したことになりますが、質疑漏れもございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で認定第1号の当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ございませんので、認定第1号の当分科会分担分の質疑を終結いたします。
次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、明日9月30日正午までに会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いいたします。
本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員及び理事者から発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次回の子ども文教分科会は、明日9月30日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の子ども文教分科会を散会いたします。
(午後2時15分)