平成27年10月07日中野区議会建設委員会(第3回定例会) 27.07.01 中野区議会建設委員会

中野区議会建設委員会〔平成27年10月7日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成27年10月7日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○散会  午後4時49分

 

○出席委員(9名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当、都市観光推進担当、都市魅力創出担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 関村 英希

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第71号議案 中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例

○陳情

〔新規付託分〕

 第17号陳情 中央部防災公園(四季の森公園)拡張について

〔継続審査分〕

 第13号陳情 東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担さ

        せる」に関する件

○所管事項の報告

 1 中野区基本構想検討素案及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)について(都市政策推進室、都市基盤部)

 2 平成28年度国・都の施策及び予算に関する要望書について(都市政策推進室、都市基盤部)

 3 控訴事件の判決及び同判決に対する上告の提起等について(産業振興担当)

 4 公民協働による都市観光情報発信事業に係る協定企業との基本協定の締結について(都市観光・地域活性化担当)

 5 Nakano Free Wi-Fiのサービス開始について(都市観光・地域活性化担当、中野駅周辺計画担当)

 6 中野駅南口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 7 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 8 囲町地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 9 中野駅地区第2期整備先行工事について(中野駅地区都市施設整備担当)

10 西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)について(西武新宿線沿線まちづくり担当)

11 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動について(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における委員会審査の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。

 本定例会では、常任委員会の日程が3日間設けられており、本委員会にはお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査すべき案件があります。そこで、休憩中に御協議いただきましたとおり、本日は議案及び陳情の審査と所管事項の報告を11番まで受け、2日目は、残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 それでは、議事に入ります。

 議案の審査を行います。第71号議案、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 それでは、第71号議案につきまして、お手元の資料(資料2)によりまして補足説明をさせていただきます。

 中野駅地区第2期整備先行工事に伴います中野駅北口西自転車駐車場の廃止等でございます。中野駅地区第2期整備先行工事の進捗にあわせまして、中野駅北側に設置しております自転車駐車場の移転及び整備を行いまして、これによりまして、中野駅北口西自転車駐車場を今回廃止するというものでございます。また、中野新橋駅自転車駐車場につきましては、東京都が実施をしておりました神田川の整備工事、このため、近隣に一時的に移転してございましたが、このたび工事が完了することとなったため、もとの所在地に移転をするというものでございます。あわせまして、中野西自転車駐車場につきましては、都市計画事業によりまして、平成23年5月10日付で住居表示街区が変更となっているため、中野区自転車駐車場条例で定めている位置を変更するという、以上3点が条例改正の内容でございます。

 それでは、まず、1番目、廃止する施設でございます。名称は、先ほど言いました中野駅北口西自転車駐車場でございます。所在地は、中野区中野四丁目9番、収容台数は1,200台でございます。利用形態は、全て定期利用となってございます。廃止日は、平成28年2月1日でございます。

 それでは、1枚おめくりいただきまして、3ページ目の配置図、上段に中野駅北側の自転車駐車場の配置図がございます。今回、廃止をいたします中野駅北口西自転車駐車場は、中央下側の緑色の部分ですね。こちらでございます。こちらを来年の2月1日に廃止するというものでございます。なお、この中野駅北口西自転車駐車場の廃止につきましては、前回、第2回定例会の当委員会におきまして、既に報告案件の中で御説明をさせていただいているところでございます。

 それでは、1ページ目にお戻りいただきまして、2番目、移転する施設でございます。中野新橋駅自転車駐車場でございます。移転前が中野区弥生町二丁目23番、ここから弥生町二丁目24番に移転をするというものでございます。収容台数につきましては、移転前、すなわち現在でございますけれども、150台、移転後は250台ということでございます。移転日は、平成27年12月1日でございます。こちらも、恐れ入ります。先ほどの図面を見ていただきたいと思います。下のところでございます。中野新橋駅自転車駐車場ということで、真ん中のところが現在の所在地でございます。これを左側、もとの所在地に移転をすると。約30メートル移動するということになってございます。

 それでは、また1ページ目へお戻りいただきまして、3番目、位置を変更する施設でございます。中野西自転車駐車場につきましては、条例で定めている位置を中野区中野四丁目13番から中野区中野四丁目14番に変更するというものでございます。変更日は公布の日とするというものでございます。こちらも、すみません。また先ほどの図面を見ていただきまして、上段の図の左側に、字が小さくて恐縮でございますけれども、中野西自転車駐車場、こちらの位置でございます。条例上の位置を変更するわけでございますけれども、実際の場所等の変更はございません。

 説明は以上でございます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

近藤委員

 中野駅北口西自転車駐車場、これは定期利用ですから、廃止日が28年2月1日ですと、御案内のほうは始まっていると思うんですけれど、どのような状況なんでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 こちらは、2月1日に廃止する予定でございます。収容台数1,200台でございますので、その1,200台の振り分けでございますけれども、これも前回の第2回定例会で御説明しましたように、現在中野自転車保管場所、こちらを移転して、そこに700台ほど整備いたします。また、けやきですね、体育館の南側にけやきの自転車駐車場がございますが、そちらに約450台収容できるというような形で現在進めているというところでございます。

近藤委員

 内容は前回教えていただいたんですけれども、随時、皆様がここに来られて、定期を買ったりするところに対してお知らせをしていらっしゃるんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 既に御利用の定期利用の方に関しましては、それぞれお一人ずつに自転車のほうに案内をお配りさせていただいて、あと、自転車駐車場の中にそういった案内を、広く周知するということで、掲示させていただいているということでございます。

近藤委員

 台数が本当に多いので、スムーズな移行をするのは結構大変だと思うんですけれども、利用された方の中では大変丁寧な御説明があったという意見も伺っていますけれど、やはり丁寧な御説明でスムーズな移動ができるようにお願いしたいと思いますけど、いかがですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 周知の方法につきましては、先ほど説明したとおりでございますけれども、引き続き、台数も多い、利用者も多いということでございますので、丁寧かつ迅速な説明に心がけていきたいと思ってございます。

酒井委員

 こちらは、第2回定例会の中で、中野駅地区第2期整備先行工事に伴っての自転車駐車場の移設ということで、先ほど近藤委員のほうからも、定期利用ということで、スムーズな移行というふうなことがあったかと思うんですけれども、中野駅周辺全体の中での駐車場の台数がありますよね。一応確認なんですけど、それは廃止になっても、スムーズな移行とあわせて、台数の確保というのは大丈夫だという理解でいいんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 中野駅の北側の駐車場につきましては、1日利用と定期利用を合わせまして6,000台、これを引き続き確保するという形で進めてございます。

酒井委員

 周辺では6,000台確保しなきゃならない、これで十分に、充足しているという理解でよろしかったんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 日によって利用の数の増減がございますが、おおむね現在の6,000台、1日、定期で充足しているというふうに認識してございます。

酒井委員

 廃止する施設として、中野駅北口西自転車駐車場、今お尋ねしました。それで、2点目、移転する施設としては、中野新橋駅前の自転車駐車場が以前の場所に戻るということだと思うんですね。3点目の位置を変更する、中野西自転車駐車場を条例で定めている中野区中野四丁目13から14番に変更するということですよね。さっきの御説明だと、23年5月から住所は変わっていたということなんですけれども、本来ならばそのときに条例改正しなきゃならないのかなと思うんですけど、どうなんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 委員の御指摘のとおり、住居表示街区が平成23年5月付で変更になってございますので、その後の定例会等で条例改正する必要があったというふうに考えてございます。

酒井委員

 すると、23年5月から4年間、ずっとない街区、住所であったわけですよね、この条例の中では。どうしてこういうことが起こったんですか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 既に4年ほど前に変わってございますが、都市計画事業を所管する所管との連携ミスといいますか、それが十分できなかったという形で、今回、これだけの期間があいてしまったということでございます。

酒井委員

 担当さん、当時の御担当じゃなかったかとは思うんですけれども、今後こういうことがないようにしっかり注意して、どうしてこういうことが起こったのか、そして、今後同じようなことが起こらないような取り組みを行っていただきたいと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時11分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。(「委員長、ちょっとだけ休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)

 休憩します。

 

(午後1時12分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後1時13分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について採決を行います。(「委員長、採決を諮ったけど、まだみんなに採決の内容を聞いていないので」「さっき聞いたんじゃないの」と呼ぶ者あり)

 委員会を休憩いたします。

 

(午後1時14分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後1時15分)

 

 これより本件について採決を行います。

 お諮りいたします。第71号議案、中野区自転車駐車場条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第71号議案の審査を終了いたします。

 次に、陳情の審査を行います。第17号陳情、中央部防災公園(四季の森公園)拡張についてを議題に供します。

 なお、本陳情につきましては、本日までに252筆の署名が寄せられていることを御報告いたします。本日は陳情者から補足資料の配付及び補足説明の申し出がありますので、委員会を休憩して、これを受けたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時16分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時22分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

内川委員

 陳情の趣旨、1番、2番について御質問したいと思います。

 1番のほうの拡張用地、こちらは、一日も早く公園として開園すべきという質問は以前にも私もやらせていただきました。現在どういった状況になっていますでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 現在、平和の森公園拡張用地につきましては、本年度、基本設計を行う予定でおります。その後に、来年度、整備工事に入りまして、年度末もしくは再来年度に開園を目指すという状況でございます。

内川委員

 着々と開園に向けて今進んでいるという状況ですね。

 それでは、2番のほうについてお聞きします。先ほど陳情者さんからの説明もありましたけれども、今の体育館の南側、0.4ヘクタールですか、これを公園にしなかった場合、安全面、防災上、どういった影響があるでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 広域避難場所の指定につきましては、東京都がおおむね5年に1回、指定の見直しを行っております。次回の広域避難場所の面積算定の際、こちらの部分につきまして、土地の使い方によっては避難場所として使用できないと判断される可能性はございます。あくまでも使用の仕方によってでございます。

内川委員

 じゃあ変えて質問しますけれども、この0.4ヘクタールの部分が、例えば公園にならなくても、この地域の防災面、安全面は守られると考えてもよろしいですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 広域避難場所は公園だけとは限りません。公園を中心といたしまして、周辺の火災の熱を受けない場所全てが広域避難場所として指定されます。したがいまして、たとえそこが公園でなくても、火災から避難した方が立ち入りできる場所であれば、そこは広域避難場所の一部として扱われます。

白井委員

 陳情書の6番の中に、区役所は耐震強度も問題ないとされていますと書かれているんですけども、先日分科会の中でも報告がありました区役所の耐震強度について、それから、防災対策上の強度について、改めてお伺いしたいと思います。

委員長

 ちょっと休憩をいたします。

 

(午後1時25分)

 

委員長

 それでは、再開をいたします。

 

(午後1時28分)

 

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 先ほど内川委員の御質問に対しまして、私のほうの答弁で、本来四季の森公園であるところを誤って平和の森公園というふうに発言してしまいましたもので、そちらのほうを訂正のほうをよろしくお願いいたします。

来住委員

 今、陳情の中でも、避難・防災機能ということで指摘、趣旨の中で言われているんですが、中野区役所一帯に避難を想定されていく中野区民、それから、杉並区民ということで広域避難場所として指定されていると思うんですが、何人の方がここに避難をされるということになっているのでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 中野区役所一帯につきましては、現在のところ、中野区民、杉並区民、両方合わせまして、避難想定人口は8万8,664人でございます。

来住委員

 今、いろいろ努力されて、帰宅困難者対策をやっていただいているところなんですが、中野駅が直近ですので、帰宅困難者、それから、屋外滞留者ですかね、そういう方々を含めて、この8万8,664人というのは、そういう帰宅困難者などの数は含まれていないということであるのか、加えて、帰宅困難者等についてはどのくらいの数をこの場所については想定されているのか、あわせてお答えください。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 広域避難場所の避難計画人口につきましては、あくまでも居住者でございまして、これに帰宅困難者は含んではおりません。帰宅困難者の想定につきましては、中野駅周辺で、発生時刻によりますが、多いときで1万人程度発生することもあり得るとは想定しております。

来住委員

 1万人ぐらいと。それは、大規模災害時の帰宅困難者への対応ということでいろいろ準備をしていただいているところなんですけども、情報提供と同時に、東中野駅周辺、それから、中野坂上駅周辺ですね、そこでいっぱいになったときにはこちらにも誘導してくると。それから、新井薬師前駅や沼袋駅などでの誘導も、平和の森公園もありますけれども、中野駅、いわゆる四季の森公園、この一帯、中野区役所一帯に誘導すると。そういう想定も含めて、帰宅困難者については準備を今予定されているということでよろしいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 帰宅困難者につきましては、一時的にはなるべく各施設で滞留するようにお願いしているところでございますが、どうしても滞留できない場合は、中野駅周辺で発生しました帰宅困難者につきましては、一時的に四季の森公園に誘導し、そこから一時滞在施設が開設され次第、一時滞在施設のほうへ移動するという計画をとっております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時31分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時37分)

 

 お諮りします。第17号陳情、中央部防災公園(四季の森公園)拡張についてを閉会中も継続審査すべきものと決するに賛成の委員は挙手願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件については質疑を続行します。

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 ちょっと休憩をいたします。

 

(午後1時38分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時39分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結いたします。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

来住委員

 第17号陳情に賛成の立場から討論を行います。

 本陳情は、中央部防災公園、四季の森公園の拡張用地を一日も早く開園するとともに、公園全体の防火と避難場所としての機能を強化してくださいというのが第1の趣旨でございます。そもそもこの公園一帯については、4ヘクタールの規模の避難できる公園が予定をされていました。しかし、現状の状況ということから鑑み、一方で、首都直下の地震がいつ起きてもおかしくないと言われる中で、区役所一帯の避難想定は8万8,664人と。しかも、1人当たりにしますと極めて狭い、1平方メートル程度ということでもありますし、この人数に帰宅困難者、そして、屋外の滞留者等も含めますと、相当の数の避難者が殺到するであろうということは十分想定できます。したがいまして、この場所については、十分な、可能な限り公園広場を拡張すべき行政としての責任はあるというふうにまず第1点、その点での賛成の立場で申し上げたいと思います。

 そして、区役所移転計画用地を公園用地に転換し、公園東側の広い開口部として確保し、区役所周辺の広域避難場所全体のオープンスペースを一体化すれば、避難場所としての機能を高める上でも、公園全体の快適性も向上するという点での理由に、この陳情書はなっております。したがいまして、2番であります安全性確保に向け、中野体育館南側の区役所移転計画用地、これについての同公園の拡張用地に加えてほしいという点でも、緊急性もありますし、区民の願いでもあります。あわせて区役所は耐震強度も問題ないということは確認をとれているところでありますし、この移転についても、今後区民の合意も必要です。したがいまして、庁舎移転を急ぐということでなく、区民の命と安全を守る施策をまず先行して、ここにその対処を行うというのが急務だというふうに考えます。したがいまして、本陳情に賛成をいたします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について、挙手により採決を行います。

 お諮りします。第17号陳情、中央部防災公園(四季の森公園)拡張についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第17号陳情の審査を終了いたします。

 次に、第13号陳情、東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件を議題に供します。

 本日は陳情者から補足説明の申し出がありますので、委員会を休憩して、これを受けたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時43分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時53分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

来住委員

 前回の審査の際に、陳情者から、休憩中だったと思っているんですけども、東京都の住宅供給公社に対しての家賃改定での要望書、それから、東京都知事に対して意見書ということが、ちょっと話であったかと思うんですが、これは、中野区議会としては、そういう公社や都知事にされた、意見書や要望書を出されたというのは、ちょっと確認が前回きちっとできなかったんですが、いかがでしょうか。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 今、委員お話の件ですが、平成22年の第1号陳情、これは、東京都住宅供給公社の家賃値上げ反対に関する陳情、そういった陳情が受理をされております。これは、平成22年3月の建設委員会で採択すべきものとなっておりまして、これを受けて、同年3月23日に、中野区議会より都と供給公社に提出をした、そんな経過がございました。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時55分)

 

委員長

 再開をさせていただきます。

 

(午後1時56分)

 

 それでは、お諮りいたします。第13号陳情、東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件を閉会中も継続審査すべきものと決するに賛成の委員は挙手願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件については質疑を続行いたします。

 それでは、質疑はありませんか。

来住委員

 ちょっと委員会が、所管があれかもしれませんが、再三陳情者から周りの浴場、お風呂屋さんがなくなってきているわけですけども、中でも区が行っていた鷺宮高齢者センターも廃止になりましたし、中野全体でも、高齢者会館のお風呂はなくなるということにずっとなってきています。そういうこともあって、身近な団地の周りにいざお風呂といっても、先ほど紹介があったように、バスを使って行かなければいけないというような状況までなっているということなんですが、中野の浴場の状況というのは、数の変遷で言うとどんな状況になっているのかということがお答えいただけますか。

委員長

 所管が違いますね。

来住委員

 そうですね。ただ、審査の中で、こういう形で再三、お風呂の問題なわけですから、これは浴場がどうなるかということは当然一番の大きな関心事でありますので、区議会に出されている資料などを見ますと、毎年、この10年ですね、二つから三つのお風呂屋さんがなくなる年もありますけども、かなりのスピードで公衆浴場が廃止になっているということが身近な皆さんのお住まいのところでも感じておられると思います。そういう意味では、本当にお風呂屋さんをどうするかという問題もありますけれども、やっぱり一方で、そういうお風呂に入れない人たちが切実におっしゃっているという点で、お風呂についてどういう評価をされるかといってもお答えいただけないと思うんですけども、やはりお風呂はなくてはならないものですので、切実なものだというふうに思っております。これは、もし感想的にお答えいただける方がいらっしゃったら、お答えいただきたいと。

委員長

 感想をお答えはできませんね。できません。よろしいですか。

来住委員

 いいですよ。

委員長

 では、ほかに質疑がなければ、取り扱い協議をするため、委員会を休憩いたします。

 

(午後2時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時00分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

来住委員

 東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件ということで、本陳情に賛成の立場から討論を行います。

 東京都の住宅供給公社、長く住んでおられる方々、従前居住者の方々にとっては、風呂釜一式が自己負担ということで、壊れた風呂釜を公社の負担で修理してほしい、交換してほしいという、本当に切実な陳情だというふうに思います。一方で、この理由にもありますように、東京都住宅供給公社は、平成24年度の決算報告では、102億円の純利益を上げて、剰余金は3,711億円にも上っているということからして、もちろん建てかえの準備もあるとは思いますけれども、少なくとも必要に迫られた方々のお風呂については、日本の文化でもありますこのお風呂については、やはり公社の負担で速やかに修理、交換を行うということが当然だろうというふうに思います。そして、自治会の皆さんも一体となって東京都や公社にそういう要望を繰り返しされていると。そして、一地方自治体、中野区議会としても、これまで家賃の改定についても採択を行って、家賃の値上げをしないでほしい、そういうことについて、議会からも、都知事には意見書を上げて、家賃引き上げを凍結するようにということで、東京都住宅供給公社に働きかけていただきますよう、こういう意見書を都知事にも上げていますし、住宅供給公社にも、当分の間家賃引き上げを凍結していただきたい、そういう要望を議会としての意思で上げてきているわけですから、やはり風呂釜についても、切実なお住まいになっている方々の声を議会としても真摯に受けとめて、この陳情に沿った形での意見書、要望書を出すべきだということを申し上げて、賛成の討論といたします。

委員長

 他に討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより本件について、挙手により採決を行います。

 お諮りいたします。第13号陳情、東京都住宅供給公社に「従前居住者が自己負担している風呂釜購入費を公社負担させる」に関する件を採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。

 以上で第13号陳情の審査を終了いたします。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 1番、中野区基本構想検討素案及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)についての報告を求めます。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 それでは、中野区基本構想検討素案及び新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(素案)につきまして御報告をさせていただきます。お手元の資料(資料3)をごらんください。

 まず、お手元の資料の大きな1番、基本構想の検討素案でございます。構成につきましては、現行の基本構想と同様の章立てでございます。次に、記載内容等でございますが、まちの基本理念のもと、八つの領域で見た中長期的なまちの将来像及び10年後に実現するまちの姿等を描いております。

 それでは、別冊1としてお配りしております基本構想検討素案をごらんください。まず、2ページでございます。第1章、新たな時代に向けてということで、これまでの区の歴史や基本構想の制定理由等を述べております。次に、4ページをお開きいただきまして、4ページの第2章、中野のまちの基本理念でございます。こちらにつきましては、現行と同様の内容を考えてございます。次に、5ページでございますが、5ページの第3章、中野のまちの将来像でございます。現行と同様、多彩なまちの魅力と支えあう区民の力を将来の都市像とし、八つの領域で見た将来像を新たに描いております。将来像は、おおむね30年後の姿を想定しているところでございます。

 それでは、当委員会所管事項に係る内容につきまして御説明をさせていただきます。

 まず、5ページの中段、Ⅰ、産業と人々の活力がみなぎるまち、これは、主に都市政策推進室が所管する部分でございます。Ⅰ-1、世界に開かれた経済活動とにぎわいの拠点では将来像を二つ、Ⅰ-2、魅力にあふれ、来街者の絶えないまちでは二つ、6ページをお開きいただきまして、Ⅰ-3、くらしと交流の中心となる商店街では二つ、Ⅰ-4、多様な経済活動で多くの就労の機会が生み出されているまちでは五つ、それぞれ将来像を描いております。

 続きまして、Ⅱ、快適・安全な魅力ある都市、これは、主に都市基盤部が所管する部分でございます。Ⅱ-1、安全で利便性の高い、住み続けられるまちでは四つ、7ページに進んでいただきまして、Ⅱ-2、景観やみどりに配慮された魅力あるまちでは二つ、Ⅱ-3、計画的に整備・管理される都市基盤施設では二つ、Ⅱ-4、災害への備えや防犯の取組が進んだまちでは三つ、それぞれ将来像を描いております。

 続きまして、11ページに進んでいただきまして、こちらは八つ目の領域、区民とともに築く持続可能な区政のうち、次の12ページに記載のある、Ⅷ-4、連携都市との相互発展に向けた豊かな交流でございます。こちらは主に都市政策推進室が所管する部分でございまして、ここでは、一つ、将来像を描いております。

 次に、13ページでございます。第4章、10年後に実現するまちの姿を八つの領域ごとに新たに描いております。

 それでは、当委員会所管事項に係る内容につきまして御説明させていただきます。

 まず、Ⅰ、産業と人々の活力がみなぎるまち、こちらは主に都市政策推進室が所管する部分でございます。Ⅰ-1、世界に開かれた経済活動とにぎわいの拠点では三つ、Ⅰ-2、魅力にあふれ、来街者の絶えないまちでは14ページにかけまして四つ、Ⅰ-3、くらしと交流の中心となる商店街では三つ、Ⅰ-4、多様な経済活動で多くの就労の機会が生み出されているまちでは七つ、それぞれ10年後に実現するまちの姿を描いております。

 続きまして、Ⅱ、快適・安全な魅力ある都市、こちらは主に都市基盤部が所管する部分でございます。Ⅱ-1、安全で利便性の高い、住み続けられるまちでは15ページにかけまして六つ、Ⅱ-2、景観やみどりに配慮された魅力あるまちでは二つ、Ⅱ-3、計画的に整備・管理される都市基盤施設では三つ、Ⅱ-4、災害への備えや防犯の取組が進んだまちでは16ページにかけまして四つ、それぞれ10年後に実現するまちの姿を描いております。

 続きまして、22ページに進んでいただきまして、下段のⅧ-4でございます。連携都市との相互発展に向けた豊かな交流でございます。こちらは主に都市政策推進室が所管する部分でございまして、ここでは、一つ、10年後に実現するまちの姿を描いております。

 次に、23ページ、第5章、将来像の実現をめざしてでございます。まず、基本構想と計画体系でございます。こちらにつきましては、現行と同様のものを考えてございます。続きまして、2の行財政運営の基本原則でございます。持続可能な行財政を確立する、公共サービスを多様な担い手に開放し、公助を確保する、それから、24ページに進んでいただきまして、参加と地域自治を進める、開かれた公正な行政を確立する、目標と成果による行政を経営し、行政組織を整備する、自治体としての自己決定・自己責任を実現するということで、行財政運営の基本原則を掲げております。こちらにつきましては、23ページの一つ目の白丸、「持続可能な行財政を確立する」の内容について見直しを考えておりまして、現行では、職員の削減を進めて小さな区役所を実現というような表現になっておりますが、最少の経費で区民にとって最大の価値を生み出すという観点からの表現を考えているものでございます。

 以上が基本構想の検討素案でございます。

 それでは、先ほどの最初の資料のほうに戻っていただきまして、大きな2番の10か年計画(第3次)の素案でございます。構成につきましては、現行の第2次と同様の章立てでございます。記載内容でございますが、まず、10か年計画は、基本構想の10年後のまちの姿を実現するために区が取り組むべき方策を明らかにしております。計画期間は、平成28年度から37年度までの10年間でございます。第2章では、基本構想における八つの領域ごとに戦略を位置付け、施策の展開を記載しております。展開は、他の戦略に位置付けられている関連する事項を含めて、総合的なものとしております。第3章では、展開ごとの具体的な事項として、施策の方向、目標、成果指標、おもな取り組み、実現へのステップを記載しております。また、他の戦略に位置付けられている関連する事項については、実現へのステップにおいて再掲しております。第4章では、行財政運営の基本方針を示しております。

 それでは、別冊2としてお配りしております10か年計画(第3次)(素案)をごらんください。

 まず、1ページ、第1章、計画の基本的な考え方でございます。2ページにお進みいただきまして、まず、1としまして、今回の計画改定の趣旨を記載しております。

 続きまして、2の将来を見据え対応すべき社会状況等ということで、少子高齢化・人口減少社会への対応、グローバル化の進展への対応、情報通信技術(ICT)の進展への対応、首都直下型地震等災害への備え、4ページに進んでいただきまして、地球温暖化への対応の五つを挙げております。

 続きまして、3の計画の性格でございます。区における計画体系は、一番下のほうの図1にお示ししておりますように、基本構想を頂点といたしまして、これを実現するための基本計画として新しい中野をつくる10か年計画を位置付けてございます。この10か年計画や各個別計画をもとに、毎年度、区政目標を設定いたしまして、区政目標達成のために最大の効果が生み出せるよう予算を編成し、取り組みを進めているところでございます。

 続きまして、5ページの4、計画の構成でございます。これにつきましては、領域や戦略が八つになった以外は、基本的な構成に変更はございません。

 続きまして、6ページをごらんいただきまして、6ページの5、計画と区政経営でございます。PDCAサイクルにより常に見直しや執行法の改善を図りながら、目標達成を目指して取り組みを進めてまいります

 続きまして、7ページの6、計画と財政運営でございます。目標達成を目指した取り組みの展開や時期を四つのステップに分けてあらわし、第4章で今後お示しする財政フレームについても、ステップごとにまとめる予定でございます。

 続きまして、8ページをごらんください。8ページの7、計画期間と内容の改定でございます。計画期間は、先ほど御説明しましたとおり、来年度からの10年間でございます。また、内容の改定は、現行と同様、おおむね5年後または今後区を取り巻く社会経済情勢が大きく変化した場合に改定するとしております。

 続きまして、9ページの第2章、未来への扉をひらく8つの戦略でございます。基本構想における八つの領域ごとに戦略を位置付け、施策の展開を記載しております。

 それでは、当委員会所管事項に係る内容について御説明いたします。

 まず、10ページをごらんください。戦略Ⅰ、まち活性化戦略、こちらは、都市政策推進室が主に所管する部分でございます。この戦略では、基本構想の領域Ⅰ、産業と人々の活力がみなぎるまちを目指して、四つの施策展開をしてまいります。11ページの展開1、世界に開かれた経済活動とにぎわいの拠点でございます。中野駅周辺まちづくりや西武新宿線沿線、交流拠点のまちづくりを推進してまいります。次に、12ページをごらんください。展開2、魅力にあふれ、来街者の絶えないまちでございます。都市観光を推進してまいります。13ページでございます。展開3、くらしと交流の中心となる商店街でございます。商店街の振興を推進してまいります。次に、14ページをごらんください。展開4、多様な経済活動で多くの就労の機会が生み出されているまちでございます。グローバルなビジネス活動、産業振興、就労機会の拡充に取り組んでまいります。

 15ページの戦略Ⅱ、安全・居住都市戦略、こちらは、都市基盤部が主な所管でございます。この戦略では、基本構想の領域Ⅱ、快適・安全な魅力ある都市を目指して、四つの施策展開をしてまいります。16ページをごらんください。展開1、安全で利便性の高い、住み続けられるまちでございます。防災まちづくり、土地の高度利用、交通環境の整備、多様な住宅の誘導に取り組んでまいります。次に、18ページをごらんください。展開2、景観やみどりに配慮された魅力あるまちでございます。魅力ある景観の形成、みどりのネットワークの構築に取り組んでまいります。19ページでございます。展開3、計画的に整備・管理される都市基盤施設でございます。道路・橋梁の安全性・快適性の向上、誰もが安全で利用しやすい都市基盤の整備に取り組んでまいります。20ページをお開きください。展開4、災害への備えや防犯の取組が進んだまちでございます。災害対策、地域の生活安全を推進してまいります。

 続きまして、43ページをごらんください。戦略Ⅷ、持続可能な行政運営戦略でございます。この戦略では、基本構想の領域Ⅷ、区民とともに築く持続可能な区政を目指して、四つの施策展開をしてまいります。そのうちの一つでございますが、48ページをごらんください。48ページの展開4、連携都市との相互発展に向けた豊かな交流、これは、主に都市政策推進室の所管でございます。連携都市との相互発展に向けた交流を進めてまいります。

 以上が当委員会所管事項に係る第2章の内容でございます。

 続きまして、第3章、10年後の中野の姿とめざす方向でございます。第3章では、第2章で記載しました展開について、具体的な事項をまとめております。現状と課題、施策の方向、目標とする姿、成果指標、おもな取り組み、実現へのステップでございます。なお、他の戦略に位置付けられている関連する事項につきましては、実現へのステップにおいて再掲をしております。

 それでは、当委員会所管事項に係る部分について御説明いたします。

 まず、50ページをお開きください。50ページの戦略Ⅰ、まち活性化戦略、こちらは主に都市政策推進室の所管でございますが、このうちのⅠ-1、世界に開かれた経済活動とにぎわいの拠点でございます。基本構想で描く10年後のまちの姿、現状と課題、それから、51ページをごらんいただきますと、施策の方向として二つ挙げております。52ページ以降につきましては、施策の方向ごとに、目標とする姿、成果指標と目標値、おもな取り組み、実現へのステップを記載しておりまして、53ページまでが、ア、グローバルな経済活動、商業振興、文化振興の拠点としての中野駅周辺まちづくり、それから、55ページから57ページまでが、イ、西武新宿線沿線・交流拠点のまちづくりについての記載でございます。

 次に、58ページをごらんください。Ⅰ-2、魅力にあふれ、来街者の絶えないまちでございます。59ページをごらんいただきますと、施策の方向として二つ挙げております。60ページをお開きください。60ページから61ページまでが、ア、都市観光の魅力発掘・発信、62ページから63ページが、イ、都市観光の受入環境・基盤の充実についての記載でございます。

 次に、64ページをごらんください。Ⅰ-3、くらしと交流の中心となる商店街でございます。65ページをごらんいただきますと、施策の方向として一つ挙げてございます。次に、66ページをごらんください。66ページから68ページにつきましては、施策の方向のア、コミュニティの核となる商店街の振興について記載してございます。

 続きまして、69ページをごらんいただきたいと思います。69ページ、Ⅰ-4、多様な経済活動で多くの就労の機会が生み出されているまちでございます。次に70ページをごらんいただきますと、施策の方向として三つ挙げております。71ページから73ページまでが、ア、グローバルなビジネスや活動の形成について、74ページから75ページまでが、イ、重点産業の振興と地域産業の活性化について、76ページから77ページまでが、ウ、就労の機会の拡充について記載してございます。

 続きまして、78ページをごらんください。戦略Ⅱ、安全・居住都市戦略、こちらは主に都市基盤部の所管でございますが、Ⅱ-1、安全で利便性の高い、住み続けられるまちでございます。79ページをごらんいただきますと、施策の方向として三つ挙げております。80ページをごらんください。80ページから83ページまでが、ア、災害時の安全の確保と土地の高度利用を進めるまちづくりについて、84ページから85ページまでが、イ、利用しやすい交通環境の推進について、86ページから88ページまでが、ウ、ライフステージやスタイルに応じた多様な住宅の誘導について記載しております。

 次に、89ページでございます。Ⅱ-2、景観やみどりに配慮された魅力あるまちでございます。90ページをごらんいただきますと、施策の方向として二つ挙げております。91ページから92ページまでが、ア、魅力ある景観の形成について、93ページから94ページまでが、イ、みどりのネットワークの構築について記載しております。

 95ページ、Ⅱ-3、計画的に整備・管理される都市基盤施設でございます。こちらは、96ページをごらんいただきますと、施策の方向として二つ挙げております。97ページから100ページまでが、ア、道路・橋梁の安全性・快適性向上について、101ページから102ページまでが、イ、誰もが安全で利用しやすい都市基盤の整備について記載しております。

 次に、103ページでございます。Ⅱ-4、災害への備えや防犯の取組が進んだまちでございます。104ページをごらんいただきますと、施策の方向として二つ挙げております。105ページから108ページまでが、ア、災害時における対応力の向上、109ページから111ページまでが、イ、地域の生活安全の向上について記載しております。

 続きまして、254ページをごらんください。戦略Ⅷ、持続可能な行政運営戦略のⅧ-4、連携都市との相互発展に向けた豊かな交流、こちらは、都市政策推進室が主な所管でございます。255ページから256ページにかけまして、施策の方向として、ア、連携都市との相互発展に向けた交流について記載しております。

 以上が当委員会所管事項に係る第3章の内容でございます。

 続きまして、257ページの第4章、持続可能な行政運営のためにでございます。まず、258ページから259ページまで、基本構想で目指す中野のまちの将来像の実現に向けて安定的に行財政運営を行っていくための財政基盤の構築ということで、行財政運営の基本方針をまとめております。なお、財政見通し、財政フレームにつきましては、今後お示しする予定でございます。

 以上が10か年計画(第3次)(素案)の内容でございます。

 恐れ入りますが、最初のまた資料に戻っていただきまして、裏面をごらんいただきたいと思います。

 ただいま御説明いたしました基本構想検討素案及び10か年計画(第3次)(素案)に係る区民意見交換会を実施いたします。回数としては8回、日時の後ろにアスタリスクのマークがついている会につきましては、区民と区長の対話集会と一体的に実施いたします。また、今回は、全領域が対象となっている2回を除きまして、回ごとに意見交換の中心となる領域を設けまして実施することを考えております。このほかに、各部、室において、区内でさまざまな活動を行う区民の団体等との対話の機会を設ける予定でございます。

 最後に、資料の下段の4番、今後の予定でございます。10月20日に区報特集号を発行いたしまして、11月5日から20日まで区民意見交換会を実施いたします。素案に関する区議会での御議論や意見交換会での御意見を踏まえまして、来年1月に基本構想検討(案)と10か年計画(案)を策定いたします。その後、パブリックコメント手続を実施し、3月に基本構想の議案を提出し、議決をいただきましたら、10か年計画の決定へと進めてまいりたいと考えております。

 御報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。(「委員長、ちょっと休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)

 休憩いたします。

 

(午後2時28分)

 

委員長

 再開をいたします。

 

(午後2時34分)

 

 ただいまの報告に対する質疑は、明日の委員会で改めて質疑を受けるということにしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 では、本報告については明日改めて質疑を行うこととしまして、次に、2番、平成28年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。

長田都市政策推進室長

 それでは、平成28年度国・都の施策及び予算に関する要望について、初めに、都市政策推進室所管分を御報告させていただきます。

 お手元の資料(資料4)を御確認いただきたいと思います。お手元に冊子2種類がございます。一つが平成28年度国の施策及び予算に関する要望書、それから、もう1冊が、平成28年度都の施策及び予算に関する要望書でございます。御確認よろしいでしょうか。

 まず、平成28年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。1枚表紙をめくっていただきまして、特別区長会の要望書の本文がございます。もう1枚これをめくっていただきまして、要望事項ということで、目次の形になってございます。ごらんのとおり全部で18項目ございます。この18項目のうち都市政策推進室所管分につきましては、上から2番目の就労支援対策の推進、それから、3番目の中小企業対策の充実、14番目になりますが、都市農業の振興及び緑化対策の推進の中の、後ほどごらんいただきますけれども、(3)市街化区域内農地の維持・保全という内容になってございます。それから、16番目の都市インフラの改善、これも後ほど中身をごらんいただきますが、その中の(5)として、社会資本整備総合交付金の十分な財源措置及び、これも内訳になりますが、(6)として、都市・地域再生緊急促進補助の延長及び新規制度の導入でございます。それから、18番目の項目ですが、オリンピック・パラリンピック支援策の充実、これも中の内訳になりますが、(2)として、来街者受入れの取り組みでございます。これらの該当する項目について、これから御確認をいただきたいと思います。

 まず、3ページをお開きいただきたいと思います。先ほど申し上げました大きい2の項目でございます。就労支援対策の推進でございます。完全失業率等の雇用指標は、全体としては改善傾向にありますが、地域的な格差が生じております。また、若年者、女性、障害者、生活困窮者等の就労支援に関しましては、基礎自治体も、福祉部門を中心にその取り組みを進めております。そのため、雇用対策の充実及び雇用・就労支援対策への財政支援について要望してございます。

 次の項目を御説明いたします。4ページをお開きいただきたいと思います。中小企業対策の充実の項目でございます。景気は緩やかな回復基調が続いていますが、消費税率引き上げの影響もあり、地域経済と雇用の支え役である中小企業の経営環境は依然として厳しく、先行き不透明な状況が続いております。そのため、中小企業が本来の活力を取り戻せるよう、中小企業への融資のための支援策の強化、中小企業向けに融資を行う金融機関への指導監督の強化、特別区が独自に実施している中小企業支援制度に対する財政支援、消費税率引き上げによる中小企業への影響を考慮した支援について要望しているところでございます。

 次に、少し飛びますが、17ページをお開きいただきたいと思います。14番目の項目でございます。都市農業の振興及び緑化対策の推進でございます。都市の緑は安全で快適な生活環境の形成に欠かせない資源でございますが、農地を含め、都市の緑は年々減少しています。都市の緑を守るため、都市計画制度上の都市農地の位置付けを見直すとともに、高地価等の特別区の地域特性を考慮して、(3)市街化区域内農地の維持・保全で掲げている都市農業振興基本法の基本理念の実現のための施策の具体化について要望しているところでございます。

 さらに進んでいただきまして、21ページをお開きいただきたいと思います。項目としては16番目の項目になりますが、都市インフラの改善でございます。オリンピック・パラリンピックの開催、首都直下型地震が迫る中、都市としての道路や鉄道等のインフラの改善を図るため、(5)に掲げてございます社会資本整備総合交付金の十分な財源措置と、(6)に掲げてございます都市・地域再生緊急促進補助の延長及び新規制度の導入について要望しているところでございます。

 それから、またさらに進んでいただきまして、24ページをお開きいただきたいと思います。項目としては18番目の項目になりますが、オリンピック・パラリンピック支援策の充実でございます。2020年のオリンピック・パラリンピック大会の開催は、全ての人々がスポーツ活動に参画する契機となるばかりでなく、日本の文化や芸術の情報を発信する好機となります。選手、観客、観光客を安全に迎えるとともに、地域経済の活性化と雇用創出の機会とするためにも、(2)のところでございますが、来街者受入れの取り組みに掲げる無料Wi-Fi、公衆無線LANの整備、多言語対応サインの統一化を図ること、さらに、サイン整備への補助制度構築と国有地等への設置への積極的な協力、また、特別区が実施する観光施策、国際理解教育、ボランティア育成の推進に対して財政支援を行うよう要望しているところでございます。

 国に対する要望事項としては以上でございます。

 次に、別の、もう一つの冊子を御用意いただきたいと思います。平成28年度都の施策及び予算に関する要望書でございます。表紙をめくっていただきまして、要望事項ということで、区長会からの要望書がございます。もう1枚めくっていただきますと、要望事項の一覧になってございます。全部で都に対する要望事項としては、ごらんのとおり17項目ございます。このうち都市政策推進室所管分といたしましては、上から2番目の就労支援対策の推進、それから、4番目の中小企業対策の充実、それから、飛びまして、12番目になりますが、都市計画道路等の整備促進、この中の内訳になりますけれども、(2)として、連続立体交差事業の促進、それから、15番目の都市インフラの改善、このうちの内訳ですが、(3)社会資本整備総合交付金の十分な財源措置、それから、17番目のオリンピック・パラリンピック支援策の充実、内訳になりますが、(2)として、来街者受入れの取り組みでございます。

 それぞれ該当する項目について御確認をいただきたいと思います。2ページをお開きいただきたいと思います。項目の2番目、就労支援対策の充実でございます。完全失業率等の雇用指標は、全体としては改善傾向にありますが、地域的な格差が生じています。また、若年者、女性、障害者、生活困窮者等の就労支援に関しては、基礎自治体も、福祉部門を中心にその取り組みを進めているところでございます。そのため、雇用対策の充実及び雇用・就労支援対策への財政支援について要望しているところでございます。

 次に、進んでいただきまして、4ページをお開きいただきたいと思います。4ページでございます。中小企業対策の充実でございます。景気は緩やかな回復基調が続いていますが、消費税率引き上げの影響もあり、地域経済と雇用の支え役である中小企業の経営環境は依然として厳しく、先行き不透明な状況が続いております。そのため、中小企業が本来の活力を取り戻せるよう、中小企業向けに融資を行う金融機関への支援について要望しているところでございます。

 続きまして、少し先へ飛びますが、14ページをお開きいただきたいと思います。項目としては12番目になりますが、都市計画道路等の整備促進でございます。このうち(2)の連続立体交差事業の促進を掲げているところでございます。都施行路線の早期完成、それから、事業候補区間の速やかな事業化、区施行路線への財政支援とノウハウの提供や技術的支援の継続、まちづくり推進の取り組みに対する財政的・技術的支援について要望しているところでございます。

 さらに進んでいただきまして、22ページをお開きいただきたいと思います。22ページでございます。15番目の項目になりますが、都市インフラの改善でございます。オリンピック・パラリンピックの開催、首都直下型地震が迫る中、都市としての道路や鉄道等のインフラの改善を図るため、(3)の項目でございますが、(3)に掲げる社会資本整備総合交付金の十分な財源措置を図るよう国に働きかけるよう要望しているところでございます。

 最後になりますが、24ページをお開きいただきたいと思います。項目としては17番目の項目、オリンピック・パラリンピック支援策の充実でございます。2020年のオリンピック・パラリンピック大会の開催は、全ての人々がスポーツ活動に参画する契機となるばかりでなく、日本の文化や芸術の情報を発信する好機となります。そのため、(2)の項目になりますが、来街者受入れの取り組みに掲げています海外からの観光客を迎えるための取り組みとして、東京都内全域で共通の観光情報、防災情報の提供、無料Wi-Fi、公衆無線LANの整備、多言語対応サインの統一化を図ること、また、特別区が実施する観光施策へ財政支援を行うとともに、商店街が実施するホームページ構築等、接客力向上の事業に対しても経費の補助を行うよう要望しているところでございます。

 都市政策推進室所管分としては以上でございます。よろしくお願いいたします。

尾﨑都市基盤部長

 それでは、平成28年度国・都の施策及び予算に関する要望のうち、都市基盤部所管分について御報告いたします。

 まず、平成28年度国の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。表紙を開いていただきまして、さらに1ページお開きいただきますと、要望事項が18項目ございます。このうち都市基盤部所管分につきましては、10番、12番から16番、18番の7項目ございます。

 まず、13ページをお開きいただきたいと思います。10番、国有地の活用でございます。特別区では、地価や賃料等が高く、福祉関係施設や災害時の備蓄場所等の防災関係施設等の整備が進まない状況でございます。このため、特別区内にある未利用国有地等の優先的使用の拡大、特別区の施設整備のみならず、福祉事業の民間事業者の参入促進等のための国有地の定期借地契約における貸し付けや土地賃料などの負担軽減等の支援の充実や制度の見直しを要望しております。

 次に、15ページでございます。12番、交通システムの整備促進でございます。整備着手予定の路線で現在未着手となっております東京8号線の延伸をはじめ4路線につきまして、早期の実現に向けた方策を講じることを要望しております。

 次に、16ページでございます。13番、都市計画道路等の整備促進でございます。特別区では、主要な幹線道路網の未整備区間が散在しており、首都東京の都市計画道路ネットワークが十分機能していない状況にございます。そのため、首都東京の地域特性を考慮し、都市の基幹的施設である都市計画道路の整備が計画的かつ確実に促進されるよう、安定的かつ十分な財源の確保などについて要望しております。また、コミュニティサイクルの施設の国有地への設置とともに、安全な自転車走行空間の確保について要望しております。

 次に、17ページをごらんください。14番、都市農業の振興及び緑化対策の推進でございます。ここでは、農地を含め、年々減少する都市の緑を守るために、都市農地の位置付けを見直すとともに、特別区の地域特性を考慮して、緑地の保存及び活用への財政支援の充実、相続に伴う緑の消失防止策の充実、都市公園の長寿命化に係る補助要件の見直しなどについて要望しております。

 次に、19ページでございます。15番、災害対策の充実でございます。首都直下型地震や大規模な水害等への対策の一層の充実を図るため、災害救助法等の改正及び諸制度の整備、帰宅困難者への対応、高層住宅におけるライフラインを確保するための防災対策の推進、出火防止対策に係る補助制度の創設、次のページに移りますが、住宅密集市街地への対応、大規模水害への対応策の強化などについて要望してございます。

 次に、21ページでございます。16番、都市インフラの改善でございます。都市としての道路や鉄道等のインフラの改善を図るため、首都圏臨海部の交通ネットワークの機能強化、国道の立体整備、羽田空港の機能強化への対応、駅のバリアフリー化に係る補助制度の推進、社会資本整備総合交付金の十分な財源措置などについて要望してございます。

 次に、少し飛びますが、24ページでございます。18番、オリンピック・パラリンピック支援策の充実でございます。2020年のオリンピック・パラリンピック大会の開催関係分として、(3)の項目の開催都市にふさわしいまちづくりといたしまして、道路環境整備、駅及び駅周辺等のバリアフリー化、無電柱化への支援、サイバー攻撃、テロ等への治安対策の実施について要望してございます。

 続きまして、もう1冊、平成28年度都の施策及び予算に関する要望書をごらんいただきたいと思います。表紙から2枚目を開いていただきますと、先ほどと同様に要望事項がございますので、ごらんください。このうち都市基盤部所管分につきましては、1番、8番、11番から17番までの全部で9項目ございます。

 まず、次のページ、1ページをお開きください。1番、治安対策の強化でございます。都民生活に関する世論調査では、治安対策に関する要望が上位を占めております。そこで、住民の不安を払拭する治安対策の強化のため、総合的な治安対策の強化及び安全・安心まちづくり施策の拡充、防犯設備の整備等による地域の防犯の強化、特殊詐欺、危険ドラッグの撲滅に向けた機運醸成について要望しております。

 次に、少し飛びまして、10ページをお開きください。8番、都有地の活用でございます。特別区では、地価や賃料が高く、福祉施設や災害時の備蓄場所等の整備が進まない状況でございます。そのため、特別区内にある未利用都有地等の無償貸し付け等の積極的な提供を要望しております。

 次に、13ページをお開きください。11番、交通システムの整備促進でございます。これは、先ほど国への要望と同じ内容でございますので、省略させていただきます。

 次に、14ページをお開きください。12番、都市計画道路等の整備促進でございます。都市機能を向上させ、社会・経済活動を支える活力あるまちづくりを推進し、緊急輸送路としての機能を確保するため、都が施行する都市計画道路の整備促進、沿線地権者の建てかえ支援策の充実、延焼遮断帯形成に寄与する耐火建築物に対する助成制度の拡充、安全な自転車走行空間の確保や東京外郭環状道路等の整備促進、電線類の地中化の促進について要望しております。

 次に、16ページに移ります。13番、災害対策の充実でございます。ここでは、14項目ほど具体的な方策を講じるよう要望しております。土砂災害防止対策の推進、帰宅困難者対策の推進、高層住宅の防災対策の推進、上下水道管の耐震化、それから、災害時医薬品等の地域内備蓄の充実、次のページに移りまして、木密地域対策、密集市街地整備促進事業等の一層の充実や河川・下水道施設の整備推進、続いて18ページをごらんいただきたいと思います。大規模水害時における広域避難体制の構築、消防団の体制強化、建築物等耐震化支援事業における補助対象建築物の拡充、次の19ページでございますけれども、避難行動要支援者のための2次避難所の対策強化などについて要望しております。

 次に、20ページ、14番、放置自転車等対策の推進でございます。放置自転車は、歩行者の通行を阻害し、都市景観を損なうなどさまざまな弊害をもたらしております。そのための方策といたしまして、都が管理する道路内における自転車等駐車場の整備促進、放置自転車等の撤去などについて要望しております。

 次に、22ページをお開きください。15番、都市インフラの改善でございます。都市としての道路や鉄道等のインフラの改善を図るため、国道の早期の立体整備、駅のバリアフリー化に係る補助制度の推進、社会資本整備総合交付金の十分な財源措置について国に働きかけることを要望しております。

 次に、23ページでございます。16番、都市生活環境の改善でございます。市街地化された都市において、良好な生活環境を維持、発展させていくために、改善策といたしまして、都市河川の水質の改善策への取り組みを加速するよう要望しております。

 それから、最後になりますが、24ページをお開きいただきたいと思います。17番、オリンピック・パラリンピック支援策の充実でございます。2020年のオリンピック・パラリンピック大会の開催の関係分として、次のページに移りますが、(3)の開催都市にふさわしいまちづくりといたしまして、国への要望と同様に、ユニバーサルデザイン等に配慮したインフラ整備、駅及び駅周辺のバリアフリー化、サイバー攻撃、テロ等への治安対策などを要望しております。

 以上で平成28年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を終わります。

委員長

 それでは、ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

細野委員

 恐れ入ります。初めてということで、幾つか基本的なことをお伺いいたします。

 これは、毎年出しているものなのでしょうか。

長田都市政策推進室長

 はい。特別区長会で各区からの要望を取りまとめ、整理し、毎年国及び東京都に要望しているものでございます。

細野委員

 そうしますと、要望書を出す前の中野区議会としてのかかわりというのか、検討というのはされているのかどうか、教えてください。

長田都市政策推進室長

 あくまで行政の施策の一環として、行政がそれぞれ実施主体として施策を展開するために必要な項目として提出するというものでございます。

細野委員

 そうしますと、都の分が7月で、国の分が8月ということになっておりますので、これはもう提出済みということでよろしいんでしょうか。

長田都市政策推進室長

 特別区長会で代表して提出をするということで、提出済みのことを御報告ということで今回委員会報告事項として上げさせていただいたものでございます。

細野委員

 そうしますと、これを見るのはどなたも今初めてということでよろしいんですか、この要望書の内容を見るのは。区議会としてという意味なんですが。

長田都市政策推進室長

 委員会の報告事項としては、五つの常任委員会全て同じような形で御報告をさせていただいておりますが、今定例会の中で報告事項として初めて報告をさせていただいているということでございます。

白井委員

 都のほうへの要望書の23ページ、(1)都市河川の水質改善策の充実とあります。「雨水貯留施設や水再生センターにおける高度処理施設の整備」云々と続くんですけれども、これは、中野区に該当するものはあるのでしょうか。お伺いしたいと思います。

志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 今、中野区といたしまして、そういった該当する施設としては、環七の地下の調節池等を含めて、妙正寺川沿いの落合の調節池から、今般開設した白鷺せせらぎ公園の下にございます調節池、そういったところが該当しております。

白井委員

 平和の森公園に隣接するいわゆる水再生センターがあるんですけども、これはあそこを意図しているということではないですか。

志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 それも含めての整備というふうに認識しております。

白井委員

 それを含めて、区側としてあの施設についてどのような要望をされているんでしょうか。まさしく「高度処理施設の整備」とか書いているんですけど、さらに、「水質改善への取り組みを加速すること」と書いてあるんですけれども、これは区として要望している項目に入りますか。該当する施設ではあるけれども、特段あの施設について要望していることなのか、していないということなのか、それとも、あれも含めて区としてやるべきだと要望していることなのかということをお伺いしたいんです。

志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 失礼いたしました。中野区の水再生センターにつきましては、既に高度処理施設が充実している、充足しているという形のものでございます。水再生センターについてのものについては、今お話ししたように、高度処理施設で処理済みであるということで、河川のしゅんせつ工事等の促進等含めて、引き続き東京都に対しては、区としても、中野区として、神田川、妙正寺川の要望を出しているというところでございます。

白井委員

 本来下水道局なので、うちの所管でなくて、都の話なので、踏み込んで恐縮なんですけど、今、あそこでやっているのは、2次処理水までなんですよね。東京都の計画の中では、3次、4次なんていう話もあるんですけども、今のお話だと既に十分に高度処理はされているというんですけど、そんな話ではないんですね、事実上。2次処理まででとまっている状態なんですけど、さらに3次処理、4次処理なんていう話を要望としているという話ですか。全くその点は含まれていないということですか。

志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 私の聞いているところでは、中野区の水再生センターにおける水処理の工程としては、今委員のお話のとおり、第1次処理と第2次処理の工程が完了していると。下水道局に確認したところですと、下水道法等の改定によって、高度処理施設の必要性は現在の中野水再生センターにおいては必要ないということの確認はしてございます。

白井委員

 ということは、ここに書いてあるやつ、確かにこれは取りまとめなので、特別区長会でやっているんですけど、中野区としては、あそこの水再生のほうの話でさらに水質改善に取り組むなんていう要望には入っていない、該当しないということでいいんですかね。

志賀都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)

 そのとおりでございます。

内川委員

 もう3時の休憩が近いので、簡単に済ませます。都の要望書のほうで、14番、20ページ、(5)コミュニティサイクル普及の取組み、このコミュニティサイクル、簡単で結構ですので、説明をお願いします。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 コミュニティサイクルにつきましては、自転車を広くいろんな方が使える、そういったものだというふうに認識してございます。

内川委員

 例えば駅の近くとかに置いてあって、中野区の駅から駅に移動するときに自由に使っていいとか、そういうものですか、これは。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 ちょっと補足をいたします。実は、これは、都心区で一部実証実験等されておりますが、要するに、自転車のシェアリングですね。カーシェアリングとありますが、自転車版シェアリングです。ですから、デポといいますが、コミュニティサイクルを置く場所を決めておきまして、そこで一定の会員になった方が会員証等を活用してその自転車を利用すると。いわゆる乗り捨て場所も決められておって、その中で、地域で自転車を共有する、そういったものがコミュニティサイクルと。これもなかなか設置場所等のいろいろ規制等があって、そんなに簡単にはできないと。その辺があるので、こういった規制緩和等を求めている、そんなふうな話を聞いております。

内川委員

 これは、以前、我が会派のひぐち議員が一般質問でやったことがあるんですよ。そのとき決して区のほうは前向きな発言はなかったんですけれども、これは区長会で内部精査して出したということなので、普及促進にかじを切ったということでよろしいんですか。

尾﨑都市基盤部長

 都心区でこういった実証実験というような形で動いておりまして、そういった方向をちゃんと見つめながらいくということになると思いますけれども、一応特別区としてはいわゆる自転車の走行環境を整備する、そういった中で、自転車利用について、コミュニティサイクルという一つの提案をしているわけですので、そういう充実の方向に向かっていくのかなというふうに思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了をいたします。

 委員会を休憩いたします。

 

(午後3時07分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時25分)

 

 次に、3番、控訴事件の判決及び同判決に対する上告の提起等についての報告を求めます。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 それでは、控訴事件の判決及び同判決に対する上告の提起等について御報告させていただきます。(資料5)

 なお、本件につきましては、総務委員会の所管ではございますが、関連案件ということで、当委員会にも御報告するものでございます。

 まず、資料の1番、事件名でございます。使用許可処分取消請求控訴事件でございます。2の当事者でございますが、控訴人が中野区民、被控訴人が中野区でございます。3の訴訟の経過でございます。平成26年2月21日に、東京地方裁判所に訴えの提起がございました。27年4月16日に、東京地方裁判所で却下判決の言い渡しがございました。同年4月28日に、東京高等裁判所に控訴の提起がございました。ここまでは、既に本年6月30日の当委員会におきまして御報告をいたしてございます。この控訴につきまして、去る9月10日、東京高等裁判所で棄却判決の言い渡しがございました。その後、9月18日に、最高裁判所に上告の提起及び上告受理の申し立てがあったものでございます。資料の4番、事案の概要及び5の控訴の趣旨につきましては、前回の御報告と同様でございますので、お読み取りいただければと思います。資料の下段、大きな6番、判決でございます。(1)の主文でございます。「本件控訴を棄却する」、「控訴費用は控訴人の負担とする」、それから、裏面をごらんいただきまして、判決理由の要旨でございます。「当裁判所も、本件使用許可は財務会計上の行為に該当せず、本件訴えは不適法であると判断する。その理由は、原判決の説示のとおりであるから、これを引用する」というものでございます。なお、以下に、参考としまして、原判決の判断の要旨を記載してございます。こちらもお読み取りいただければと思います。次に、下段の7番、上告及び上告受理の申立ての趣旨でございます。まず本件上告を受理するということ、それから、原判決を破棄し、さらに相当の裁判を求めるといったような趣旨でございます。

 御報告につきましては以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、4番、公民協働による都市観光情報発信事業に係る協定企業との基本協定の締結についての報告を求めます。

藤永都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当)

 公民協働による都市観光情報発信事業に係る協定企業との基本協定の締結につきまして御報告申し上げます(資料6)。

 区では、平成25年4月の中野区都市観光サイト「まるっと中野」の開設をはじめまして、都市観光情報の発信を協定事業者と協働でこれまで展開してきたところでございます。今年度末で現行の協定期間が満了いたしますが、当該事業による情報発信につきましては、一層の都市観光の振興、また、地域活性化を推進するため、来年度以降も継続することといたしました。このたび、来年度以降の事業継続のため、新たな協定企業を下記のとおり選定しまして、基本協定を締結したため、これを御報告申し上げます。

 協定企業につきましては、株式会社サンケイリビング新聞社でございます。選定方法につきましては、公民協働による都市観光情報発信事業に公募しまして、応募のあった事業者につきまして、企画提案書、プレゼンテーション、質疑応答等の内容を選定委員会において審査を行いまして、契約交渉順位1位の事業者を選定しております。この契約交渉順位第1位の事業者を中野区との協定締結候補者といたしまして協議を行いまして、基本協定を締結いたしました。

 基本協定の主な内容でございます。締結日は、平成27年9月15日でございます。協定期間は、この締結日より平成31年3月31日までになります。おめくりいただきまして、なお、平成27年9月15日の締結日から28年3月31日までは、事業準備期間、いわゆるサイトのシステム構築期間としまして、それ以降、4月1日より事業運営期間となります。主な協定内容でございます。この部分については、現協定とほぼ同じでございます。協定の目的でございます。中野区の持つさまざまな地域資源などに関する都市観光情報の発信を通じまして、都市観光の振興や区全体のイメージアップを図り、来街者が国内外から絶えず訪れるまちの実現、区民みずからのまちの魅力の再発見による愛着心や郷土意識の醸成及び来街者と区民の交流の機会を増大させるという目的でございます。イ、区と協定企業の役割でございます。ここも同じでございます。中野区の役割としましては、基幹事業と申しまして、都市観光サイトの構築・運営に係る情報発信事業を行います。協定企業につきましては、この基幹事業、サイトの構築・運営に係る情報発信事業と、この部分においての協定企業は、システム基盤の構築・運用を主に行います。もう一つ、効果促進事業と申しまして、このホームページとはまた別の媒体を活用しまして、協定企業みずからが実施する基幹事業と連動した都市観光情報の発信事業、現行協定では、紙媒体でのフリーペーパーの配布やイベントなどを行っております。そのほか、費用負担、個人情報の保護、セキュリティ対策、守秘義務、法令遵守などが協定内容になってございます。

 今後の予定ですが、28年4月より、新たな都市観光サイトを開設し、また、協定企業によるイベント等の効果促進事業を開始します。

 以上が御報告になります。

委員長

 ただいま報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、5番、Nakano Free Wi-Fiのサービス開始についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 それでは、Nakano Free Wi-Fiのサービス開始について御報告申し上げます(資料7)。Nakano Free Wi-Fiにつきましては、これまでも当委員会で御報告しておりましたけれども、今般、サービス開始ということで準備が整いましたので、御報告となります。

 1、目的でございます。中野駅周辺の開発等における来街者の増加、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機とした外国人観光客の増加を見据えまして、国籍等を問わず、誰でも無料で利用できる公衆無線LAN、これをWi-Fiと申しますが、このWi-Fiのサービスを提供することによって、グローバルスタンダードな情報通信環境を整備するとともに、集客力や情報発信力を高め、地域活性化を図る、これを目的としてサービスを開始いたします。

 このサービスの名称でございますが、Nakano Free Wi-Fiといたしております。

 サービスの提供開始日ですが、平成27年10月29日といたしております。

 次に、4番、アクセスポイントでございますが、中野区役所1階ロビーをはじめ区内9カ所にアクセスポイントを設置しております。

 次に、5、サービスの概要でございます。まず、(1)利用方法でございます。アクセスポイント付近で情報端末機、これはスマートフォンですとかパソコンになりますが、そうしたものの機器のWi-Fiネットワークに表示されるSSID「Tokyo_Nakano_Free_Wi-Fi」、これを選択いたします。次に、②でございますが、その機器のブラウザを立ち上げ、Nakano Free Wi-Fiポータルサイトが表示されたら、インターネット接続ボタンをタップする。③でメールアドレスを入力して認証登録手続を行うことで、インターネット接続が可能となります。次回以降は、認証登録の手続が不要ということになっております。接続後は、中野区都市観光サイト「まるっと中野」が表示されるようになっております。

 次に、(2)利用時間等でございます。1回の接続時間は60分、1日の接続回数は無制限となっております。

 (3)その他でございます。この接続された初めに出てくるポータル画面、ポータルサイトですが、また、その認証画面、これについては、多言語対応ということで、日本語、英語、中国語簡体、中国語繁体、韓国語ということの対応としております。それから、有害サイト等にはつながらないようなフィルタリングの機能を設けております。また、災害時におけるインターネットの開放機能、それから、Japan Connected Free Wi-Fi、これは共通認証のネットワークのアプリでございますが、これへの参画をするものでございます。

 次に、6ですが、ポータル画面を活用した地域情報等の発信でございます。この接続するポータル画面ですが、今年度末を目途に、地域情報等を発信するページをその中に設けたいとしております。当初は、地域情報までは載せておりませんけれども、今後、その準備を進めてまいりたいと考えております。

 次に、7、民間店舗等設置アクセスポイントとの連携でございます。民間店舗等が設置するアクセスポイントのSSIDをTokyo Nakano Free Wi-Fi Plusという設定をすることで、Nakano Free Wi-Fiとして統一的な提供を行って、公民連携によるWi-Fiサービスの面的拡大を図ってまいります。Nakano Free Wi-Fiとしてのサービス提供は、設定次第、順次開始をするということで考えております。

 次に、8で、Nakano Free Wi-Fiの利用促進でございます。まず、(1)Wi-Fiを活用したスタンプラリーイベントの実施でございます。この開催概要でございますが、Wi-Fiを活用したスタンプラリーイベントの実施によって、Nakano Free Wi-Fiサービスの提供の開始のPR及び利用促進を図ってまいります。本イベントは、なかのまちめぐり博覧会におけるイベントの一環として実施をしていきます。実施主体は、なかのまちめぐり博覧会実行委員会、開催期間は、平成27年11月19日から11月24日、このスタンプの押印箇所でございますが、Nakano Free Wi-Fi区設置アクセスポイントでございます。これは、電子的にポイントを押すというような状況になります。参加方法については、(ア)ということで、アクセスポイントでポータルサイトを表示し、スタンプラリーバナーをタップして、そうすると、電子スタンプが取得できますので、それを三つ集めると、景品引換場所、これは中野駅の北口駅前広場に設定をいたしますが、そこで景品を取得するというような流れでございます。

 次に、(2)で、Nakano Free Wi-Fi専用ページの設置ということでございます。中野区都市観光サイト「まるっと中野」の中に、利用方法、利用可能エリア、サービス概要及びWi-Fiを活用したイベント情報を掲載したNakano Free Wi-Fi専用ページを設け、広く区内外に周知、PRを行ってまいりたいと思っております。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

白井委員

 まず、アクセスポイントなんですけれども、9カ所はわかりました。このそれぞれのポイントにおいて1度に接続できる回線数というのはどのぐらいになるんでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 一つのアクセスポイントで大体100の同時アクセスが可能という設定となっております。

白井委員

 それと、1カ所のWi-Fiが飛んでいるエリアは、半径何メートルぐらいのイメージでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 今回の仕様では、大体70メートルから100メートルぐらいということになっております。ただ、電波の指向性というか、方向性もございますし、また、建物ですとか、そうした支障物件がございますと電波が届きにくいということもございます。それぞれのエリアによっては、100メートルまで届かないという部分もあるということでございます。

白井委員

 とりあえず区が設置したのが九つのアクセスポイントで、それで、これのトップページがまるっと中野になりますよと。ここに民間の店舗等が接続して、いわゆる公民連携のWi-Fiサービス拡大と書いてあるんですけども、これは、Wi-Fiがつながっていないと、やはり接続できないものですか。そもそも、ページ上にアップされて、接続だけはできて、見られるようにしている、こんなイメージでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この民間のアクセスポイントで接続される部分も、今回設置する9カ所の部分でも、表示されるところは、Nakano Free Wi-Fiの専用ページが表示されます。ただ、表示されるページをそれぞれ違う設定としておりまして、民間のほうは、民間の店舗の紹介が見やすいようなページに設定をするということで考えております。また、Nakano Free Wi-Fi、区で設置するものですね。これについては、Nakano Free Wi-Fiの紹介をするページということで設定を考えております。

白井委員

 要は、Wi-Fiの回線がつながっている状態で、民間さんも参入できますよ、常にウェブ上でお店のやりとりができる状態になっているのか、それとも、それを断ち切られていたとしていても、とりあえず区のほうには、いわゆるWi-Fiページを開いてみれば、まずは見られるまでは見られる、ただ、お店のほうは、距離があって、ネット回線につながっていないからといっても、紹介はできる、こんな状態になっているのか、この話をしている。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 Nakano Free Wi-Fiの専用ページ、これはまるっと中野の中にWi-Fiのページをつくります。つまり、まるっと中野そのものがインターネットのページですので、それは、Wi-Fiに接続されていなくても、通常のインターネットの回線で見られるという状態になっております。ですので、Nakano Free Wi-Fiの全体の情報ですとか、あるいは連携する民間の情報、そういったものはインターネットで通常ごらんになることができます。

白井委員

 例えば、今度はちょっと個別の話なんですけど、うちの商店街のお店があったとして、うちのお店をここに紹介してもらいたいんだというときに、例えば全くお金のかからない話になるのか、それとも、御協力いただくに当たっては何らかの費用の設定をとっていくのか、この点の仕組みは考えておられるでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 この中で表示するものは、Nakano Free Wi-Fiに参加している店舗ということになりますので、通常、参加の仕方なんですが、それぞれの店舗が通信事業者と契約をいたします。その通常の契約だけでは参加にはなりませんので、参加をするに当たって、新たにTokyo_Nakano_Free_Wi-Fi_Plusという設定をするということになっております。その設定をしたところについては、その店舗の紹介ということも可能というふうになります。

白井委員

 費用面のほうはいかがですか。全くお金はかからない話ですか。費用のほうは。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 このNakano Free Wi-Fi Plusの設定、これについては、区として負担をいたします。

白井委員

 事業主さん、お店の人たちの負担はないというのでいいですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 各店舗における設置ですとか、あるいは通信料、それらについては、それぞれの店舗の負担ということになります。

白井委員

 主立った商店街等が入ってくるんだと思うんですけど、例えば商店街に入っている有無だとか、個別のお店で、うち例えばWi-Fiが入っていますよとなれば無条件でお願いすれば入れるという話になるんですか。一定の費用を求めるなんていう形にはならなくていいということでいいですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 まず、各店舗が通信事業者と契約をして、それぞれが負担をするということになります。そのNakano Free Wi-Fiの参画については、区として負担をするということになります。

白井委員

 Wi-Fiの制度のほうはわかったんです。もう一方、産業振興だとか商店街振興の面から考えると、もうひとひねりあってもいいのかなというイメージなんですよね。御協力してくれるならば全然何も負担は要りませんよというのと一方で、例えば商店街さんが一生懸命取り組んでくれる話があったりとかすると、うちは商店街に加入していません、だけど、Wi-Fi、とりあえず今入っていますし、設定だけしていればとりあえずお店の紹介はただでやってもらえるのであれば、極端な話、強力な広告媒体ですからね。逆に言うと非常に有利になるんですよね。だから、産業振興だとか地域の商店街の活性化を考えるとなると、申し込みだけすればとにかく無料でやってあげます、区のほうでというのであればそれはそれでいいんですけれども、一方、参画する条件なんていうのも、商店街に入っていようがいまいが、とにかく中野区内のお店であれば誰でもいいですよと。Wi-Fi通じてでなくても、まるっと中野のほうで紹介するというのであれば、とりあえずアップしておいてもらって、うちのお店を載っけといてもらおうかな、こんなこともできるわけなんですよ。だから、無条件に枠を広げ過ぎると、どんどんどんどん、宣伝はできるんでしょうけども、この点、1点、条件整備をしたほうがいいかなと思うんですけども、最大限どなたでもいいですよという今のようなお話だと相当ふえるかなというイメージもあるんですけども、この点はいかがでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 区としましては、まずは、Wi-Fiの環境を整えていくという点では、拡大していくという点では、歓迎する部分だというふうに思っております。商店街の加入をしているかしていないかということでの区別をつけるということは今考えてはおりません。それぞれの店舗で、Wi-Fiを利用するということについては、各店舗の判断になろうかと思いますし、また、Nakano Free Wi-Fiという設定をするということについても、それぞれの店舗の判断ということになります。委員おっしゃったように、強力な広告媒体というような意味合いもあろうかと思いますので、それぞれの店舗については、できるだけ入っていただくということで働きかけはしていきたいというふうに思っております。

白井委員

 例えば区商連の方々とか、事業主さんとは既にお話をされていますか。されているのであれば、その反応をちょっと教えていただければと思うんですけど。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 これからそれぞれの商店街といったところには声をかけていくということになろうかと思っております。(「全く話をしていない」と呼ぶ者あり)一部の商店街では、既にWi-Fiを設置しているということで、Nakano Free Wi-Fiへの参画はどうかということでの相談を受けているところでございます。

委員長

 ほかに質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、中野駅南口地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅南口地区まちづくりについて報告させていただきます(資料8)。中野駅南口地区における市街地再開発事業等の進捗状況について報告させていただきます。

 中野駅南口地区では、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行により事業を進めることとしており、平成27年3月に都市計画決定され、土地区画整理事業、市街地再開発事業、両方とも既に準備組合が設立されております。

 お手持ちの資料の裏面を見ていただきたいんですが、この事業の進め方についてなんですが、2の事業による整備の進め方についての下に、図4というのがございますが、第1段階、第2段階、第3段階とございます。第1段階として、まず、中野南自転車駐車場を事業区域内で移転した後、そこに、第2段階として、東京都住宅供給公社の建物を建てて、そちらのほうに現在の公社住宅にお住まいの方々に引っ越していただいて、現在の公社住宅棟があるところについて、再開発ビルの工事に着手するというのが第2段階でございます。そして、再開発ビルができた後、第3段階として、今度は、駅前広場の工事に入っていくという形になってございます。

 それで、公社住宅の建てかえに入るために、中野南自転車駐車場を事業区域内で移転するということで、近々住宅供給公社の居住者の皆さんに説明会を開催する予定となってございます。ついては、3番の今後の整備予定にありますように、このスケジュールにのっとって事業を進めることとなってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

内川委員

 裏面の整備の手順のところであります。第1段階、第2段階、第3段階ときますけれども、主要区画道路の整備の段階もちょっと説明していただけますか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 整備の手順のところに南北に走る道路が書かれてございますが、3番の今後の整備予定にございますように、道路は区画整理事業の中で整備することとなっておりまして、3番の今後の整備予定についての表にございますように、28年度からそういった道路工事、造成工事に入っていく予定となってございます。

内川委員

 一気に通すんですか。それとも、第1段階のところでは、まずは公社棟の工事をするためには、ここまでは道を通さないといけないので、第1段階ではここまで道を通して、公社棟の工事も一緒にする、一気に通すんですか、この道路は。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、道路の計画地のところと現在の公社住宅の敷地が重複しておりますから、まず、一気に整備するということは物理的に無理でございます。しかしながら、どういうふうに今後整備していくかについては、今、準備組合の中で検討中でございます。

内川委員

 それと、この主要区画道路、また、この計画の中で、いろんな施設が絡んできますよね。例えば堀江の敬老館についてもそうですし、この下のほうには、じゃぶじゃぶ池を備える小さな公園もありますし、その中には、消防団の分団庫、町会の防災倉庫、そういったものがあります。そういったものの機能の移転というのは、この整備予定の中でどこら辺で示されていくんでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅南口地区のこの事業については、都市計画決定はされていますけど、組合の設立認可、いわゆる事業化はこれからですので、そういった中で、これからそういったことについては確定していくものと考えております。

来住委員

 裏面の今後の整備予定についてというところなんですが、先ほどもちょっとありましたが、これでいきますと、もう平成28年度から道路工事、造成工事が始まるということになっています。そこで、事業費についてなんですが、伺いたいのは。公社住宅の建設の平成28年度からについては公社の事業ということが考えられますけども、道路工事、造成工事に関しては、区の負担等々についての予定、先の平成33年度にいくと駅前広場の整備事業になってきますけども、それらを含めて、事業費としてはどのような計画になっているんでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 ここの土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体施行によるこの事業については、資金計画については、組合設立認可に向けて事業計画の中で考えていくこととなってございます。区の負担については、要綱等に基づいて、可能な中で負担していくということになってございます。

来住委員

 そうしますと、組合設立認可で、そこでもって、27年度、今年度中に認可を受けて、そこで道路工事、造成工事等についての設定予算的な計上がされてくる、その中で区の負担が具体的に示されてくると。それは既に28年度、来年度から工事に入っていくということに、これでいくとなるんですが、どの時点で区としての負うべき財政負担というのが、だって、28年度から道路工事に入るわけですよね。そこは、設立して、今年度に組合が設立されて、次年度には道路工事に入るということになるんですけども、どの時点で具体的に区の負担が明確になってくるんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 先ほど申し上げましたように、資金計画については、事業計画の中で定めていくことになってございます。御心配されているのが、28年度からバーが引っ張ってあるということで、道路工事等のですね。ただ、これは、道路工事、造成工事の、そういった事業上のスケジュールを示してあるわけで、いきなり28年度に本格的に工事ができるというわけではございません。例えば暫定的に仮舗装をかけるとか、そういったものも含めて道路工事、造成工事になってございますので、その辺は御理解を願いたいと思います。

来住委員

 確認ですけども、そうしますと、公社住宅の建設が28年度からということになり、先行してこれがあるわけですね。それに伴って、道路工事、取りつけなども含めて、当然道路の工事に入っていくのでは、セットされているのではないんですか。これは全く別ですか、公社住宅の建設と道路の工事、造成は。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 公社住宅の建設も当然道路工事とリンクしている話でございますので、その辺はきちんと工事調整をやって進めていきます。

白井委員

 ちょっとわかりづらいんですけども、まず、裏面の第2段階で見ると、公社住宅のところが現在の中野南自転車駐車場で、これを事業区域内に移転と書いてあるので、第2段階で言う赤丸のところ、いわゆる住宅供給公社の建物のエリアの中に設置しますよ、こういうことになるのでしょうか。お伺いしたいと思います。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 自転車駐車場の移転先については、事業区域内ということで、現在、準備組合の中で検討、調整中でございます。

白井委員

 赤丸の範囲内のどこか、こんな感じでいいんですかね、第2段階で言う。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 赤丸の範囲内というよりも、一面で、区画整理のエリアが赤い枠で囲われていますけど、この中には道路の計画地となっているところなどもございますが、そういったところも含めて、この中で検討中ということでございます。

白井委員

 それで、住宅供給公社のほうの建てかえに関しては公社が主たる話であるんですけども、駐輪場に関しては中野区の話ですよね。もちろん公社の了承と、あと、また、住民の方もおられるので、公社と住民側だけの話じゃなくて、当然区も関与しなければならないところですし、極端なことを言うと、第2段階で言う公社の建てかえをやっている最中も、まだ旧公社は住宅供給公社で住民の方がおられる状態なので、駐輪場の配置の仕方だとか、運用に当たってはちょっと注意が必要かなと思います。ですので、主たるところは住宅供給公社と住民の話ではあるんですけども、ここは区もしっかり関与していく必要があるかなと思いますけども、いかがでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 公社住宅の建てかえということでは公社さんの事業ではございますが、これは区画整理事業と再開発事業の一体的施行による事業の中の一環でございますので、そういった意味では、区としてもきちんと関与していきたいと考えております。

白井委員

 お願いしたいと思います。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 中野駅西口地区まちづくりについて報告させていただきます(資料9)。

 まず、1点目として、中野駅西口まちづくり基本方針についてでございますが、これについては、既に第2回定例会のときの委員会で、まちづくり基本方針の案を御説明させていただいております。今回、その案が取れて決定したということでございます。内容的には、前回、案の段階で御説明した内容と変更点はございません。

 それから、2点目に、中野駅西口地区地区計画の決定に係る都市計画の手続についてということで、これも、地区計画の原案については、8月28日の委員会で御説明をさせていただいております。その原案について、平成27年9月7日に中野駅西口地区地区計画原案の公告という形で公告をさせていただきまして、9月8日から9月24日に地区計画原案の縦覧をさせていただいております。

 3点目なんですが、中野駅西口地区地区計画案についてということで、今度は、原案から都市計画案として内容がまとまったので、報告させていただきます。

 後ろの横に開くA3の内容なんですが、内容的には、原案から変更点はございません。ただ、表記等で、より正確を期すために加わっている事項がございます。別紙2でございます。白黒のA3でございます。裏面の右側のほうに計画図がございますが、原案のときは、計画図3-1から3-4、A-A´断面、B-B´断面、C-C´断面、いわば横断面についてだけ立体道路の区域を定める図面をつけておりましたが、東京都の土地利用計画課と調整の結果、より明確に記載するということで、縦断方向、D-D´面についても記載してございます。内容としては変更点はございませんで、高さ3.5メートルで、延長が約70メートルについて、立体道路の区域を定めるものでございます。内容としては、こういった縦断方向の図面が加わったということでございます。

 4点目としては、今後の予定として、平成27年10月26日に都市計画案にかかわる説明会を実施して、11月上旬に都市計画案の公告・縦覧、意見書受け付けを実施して、12月中旬に中野区都市計画審議会に諮問して答申を受け、平成27年12月から平成28年1月にかけて都市計画決定・告示を予定してございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、囲町地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 囲町まちづくりについて御説明させていただきます(資料10)。

 囲町地区まちづくりについては、8月28日の委員会で、まちづくり方針、それから、地区計画及び関連都市計画の都市計画案について説明させていただきました。ですから、1番目の囲町地区の都市計画案の概要は、そのときと同じものでございます。その内容について、2点目なんですが、説明会を開催してございます。平成27年9月16日(水曜日)19時から20時、中野区役所の7階会議室で実施してございます。内容は、囲町地区地区計画及び関連都市計画にかかわる都市計画案の説明でございます。当日は、38名の出席者がございました。今後の予定としては、平成27年9月24日から10月8日にかけて都市計画案の縦覧、10月中旬から11月にかけて都市計画審議会諮問・答申、そして、12月中旬には都市計画決定・告示を予定してございます。

 説明は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

来住委員

 ちょっと確認したいんですが、A地区、B地区というふうに分けてありますけども、B地区、A地区に関係される地権者というのは、それぞれわかれば何世帯なのか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 A地区、B地区ですね。A地区、B地区では、囲町東地区としての権利者数でよろしいでしょうかね。(「はい。一緒になっているんですか、AとBは。A、Bに分けてあるので」と呼ぶ者あり)ここはA地区です。失礼しました。A地区の権利者数、A地区は、既に準備組合がございますので、権利者数を把握してございますが、ここで言うB地区、私どもは西地区と呼んでいますが、こちらについては、まだ準備組合が設立していませんので、権利者数については把握してございません。A地区についてなんですが、所有権者が66名、借地権者が6名でございます。

来住委員

 わかりました。それで、今後、予定では、説明会を9月16日にやられたということですけども、今後さらに、地域との関係では、地権者との関係でも、いろいろ説明が行われていくんだと思うんですけども、やはり区にとって事業費をどう考えているのかということは、当然出てくる問題だろうと思うんですね。もちろん組合設立でのやり方、手法をとられる、先ほどの南口もそうですけども、そういうスケジュールが明らかになる中で、絵ができてくる中で、じゃあ実質その事業費をどのように区として見ているのかということは、一定やっぱり示していかないと、説明会に耐えられないのではないかと思うんですよね。先ほど南口についてもお聞きしたとおりで、西口地区についてもそうですよね。そういう絵はかなり固まってきて、示されるんだけども、じゃあそれについてのスケジュールは示されるけども、事業費はどうなっていくのか、区の負担はどうなっていくのかと。それは全く別なんですか。それは当然、組合主導でやるにしても、区がかなり事務局的な役割を果たして進められているからこういう説明が議会にされるわけですから、そこについてはどのように、事業費については、事業の進捗との関係でお考えなんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 まず、資金計画については、事業計画の中できちんと確定していくということなんですが、もちろんその前に、準備組合との間で調整作業は進めております。区の負担も、単純に公的な部分で区だけが負担するのではなくて、国や都の補助金や交付金制度がございますので、そういうものを十分活用して、なるべく負担がないように、それは進めるよう内部で検討してございます。

来住委員

 そうしますと、準備段階では、既に区としては、都や国の補助も含めた、また、区としての独自の財源問題も含めて一応示されているということでよろしいんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 具体的な数字は確定はしてございません。

来住委員

 具体的に、今この囲町についての報告なので、ここについては、どの時点で財源的な問題は明らかになるんでしょうか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 財源的なものが、区としての負担が確定してくるのは、準備組合から本組合ですね、ここの場合は市街地再開発事業ですので、再開発組合が設立認可された時点では確定してくるということでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、9番、中野駅地区第2期整備先行工事についての報告を求めます。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 中野駅地区第2期整備先行工事について御報告をさせていただきます(資料11)。本工事の目的、内容については、7月の建設委員会で御報告させていただいておりまして、本日は、工事の進捗状況と今後の工事内容について御報告をさせていただきます。

 1番、工事の進捗でございます。別紙1をごらんください。現在、図中の青色部分、中野けやき通り自転車駐車場と中野自転車保管場所の改修工事を進めておりまして、これらの工事を10月中に終えまして、11月より自転車駐車場としての営業を開始します。その後、図中の右下部分、北口中央自転車駐車場の改修工事、けやき通り交差点化及び車両動線等整備工事、北口中央自転車駐車場の建屋部分、北口西自転車駐車場解体工事に着手してまいります。

 続きまして、2番、今後の工事の内容でございます。別紙2をごらんください。最初に、図中の緑色部分の北口中央自転車駐車場について、ラックの設置等の改修工事を行いまして、自転車の収容台数の密度を高めます。改修工事完了後、図中のオレンジ色部分の北口中央自転車駐車場の建屋部分及び北口西自転車駐車場を撤去します。また、あわせて、道路工事としまして、図中の赤色部分ですが、北口暫定広場をバスロータリーとして整備するとともに、バス動線及び第2期整備の工事車両動線を整備します。また、けやき通りにつきましては、カーブ部分をT字路交差点化しまして信号を設置するとともに、自転車走行空間の整備を行ってまいります。

 続きまして、3番、工事の進め方と自転車・歩行者の動線についてでございます。別紙3をごらんください。別紙3の左側より、平成27年11月から、真ん中が平成28年2月から、一番右側が工事完了後の4月以降を示しております。また、左下に、凡例としまして、青色を自転車動線、緑色を歩行者動線、赤の矢印で工事車両出入口、また、交通誘導員、工事用バリケードなどを示しております。工事期間中における工事作業箇所についてはバリケードで囲いまして、工事車両の出入り口についてはNTTドコモビル側の1カ所としまして、交通誘導員の配置により、歩行者の安全を確保してまいります。次に、工事期間中における北口中央自転車駐車場の入り口につきましては、区役所の前の横断歩道側の1カ所に集約しまして、自転車動線は、交通誘導員により、区役所・中野サンプラザ間の道路に誘導します。また、工事完了後の4月以降につきましては、この入り口をけやき通り側の1カ所に移しまして、自転車動線については、信号や自転車走行レーンが整備されるけやき通り側に誘導してまいります。また、中央の2月からのところですけれども、けやき通りのT字路交差点となる部分の工事につきましては、バスの運行や歩行者の運行に配慮しまして、交通管理者と協議の上、原則夜間工事で予定をしております。

 戻りまして、4番、今後の予定でございます。平成27年10月23日、24日に工事説明会を行います。11月上旬から北口中央自転車駐車場改修工事、中野けやき通り交差点化及び車両動線等整備工事に工事着手しまして、1月末には北口中央自転車駐車場改修工事の工事を完了しまして、2月上旬に北口中央自転車駐車場建屋部分、北口西自転車駐車場の解体工事に工事着手します。3月末に工事完了の予定をしております。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

内川委員

 別紙3であります。上の部分に自転車誘導員お二人、これは1人ずつでいいのかな、自転車誘導員、この上の部分ですよね。この誘導員さんは、どういうふうに自転車を誘導するんですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 北口の中央自転車駐車場の入り口を区役所の横断歩道側に集約しますので、北から来られる方を、けやき通りにつきましては、そこで北口中央自転車駐車場を利用される方は曲がっていただいて、区役所、サンプラザの間の道路に入っていただく、そういう、ここの、区役所とサンプラザの間の道路に入っていただくというものを工事の際につける交通誘導員で誘導してまいりたいというふうに考えております。

内川委員

 それと、工事完了後は、サンプラザと区役所の間というのは、これは自転車は通れなくなるんですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 北口中央自転車駐車場の入り口としましては、けやき通りの側、自転車走行レーンを整備する箇所から入っていただくということで、そちらを誘導といいますか、推奨する予定で考えております。ただ、区役所とサンプラザの間につきましても、自転車は通ってはいけないということではなくて、交通規制上は、通常の交通規制といいますか、車道の左側を基本に走っていただくことはできますけれども、利用者として、区の側としては、自転車走行レーン側に誘導したいということでございます。

内川委員

 今までやはりサンプラザと区役所の間を利用されている、ここを通る自転車が非常に多かったですよね。これを、この時点では誘導員もつけずにここを通させないようにするってなかなかこれは至難のわざだと思いますけど、どうなんでしょうかね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 右下にちょっと注意書きで加えましたけれども、誘導員については、配置の考え方を示したものでございまして、それぞれ各段階において、場所とか曜日とか時間、適切な配置を検討してまいりたいと思っております。ですので、4月以降も、いきなりこの形ということではなくて、4月の動線の切りかえの際には、交通誘導員を区の側で一定期間配置などをすることを考えまして、きちんと動線の切りかえをスムーズに持っていきたいというふうに考えております。

内川委員

 それと、次に、歩行者動線であります。ちょっと説明がしづらいんですけれども、この図の一番下のところに、線路沿いにグリーンの歩行者動線がありますけれども、これともう1本、たしか二、三年前に予算をつけて緊急に整備した、たばこの喫煙所の脇を通ってここへ行く動線の整備をしたはずなんですけれども、それはこれに示されていないんですけど、どうしてですか。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 図の歩行者動線につきましては、代表的なものを示したということでございまして、委員から今お話のございました階段、それから、喫煙所の脇を通って線路沿いに流れる、その動線につきましても、工事期間中及び4月以降、工事完了後についても、通行は可能ということでございます。

内川委員

 そこには誘導員等の配置はしないんですか。なるべく線路沿いのほうを通ってくださいとか、そういった誘導についてはしないんですね。

小幡都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)

 ここにつきましては、今と変わらない通行方法でございますので、特に誘導員の配置等は今は考えてございません。ただ、動線の切りかえのタイミングによって、実際に切りかえてみて、すごく危険になるというようなことがあれば、引き続き状況を見ながら考えてまいりたいというふうに思っております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、10番、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)についての報告を求めます。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 それでは、西武新宿線沿線まちづくり整備方針(新井薬師前駅及び沼袋駅周辺地区編)について御報告させていただきます(資料12)。ことし6月に作成いたしました西武新宿線沿線まちづくり整備方針(案)につきまして、パブリックコメント手続並びに説明会を実施し、整備方針として取りまとめましたので、御報告させていただきます。また、あわせて、パブリックコメントの結果についても御報告させていただきます。

 まず、1番の整備方針策定における検討経過について御報告させていただきます。

 ことしの3月、新井薬師前駅並びに沼袋駅周辺地区まちづくり検討会からまちづくり構想の提出をいただきました。同じく3月、まちづくり整備方針(素案)として作成したところでございます。この素案を受けまして、5月に、両地区で意見交換会を約4日間開催いたしました。この意見交換会などを踏まえまして、6月には、まちづくり整備方針(案)として作成したところでございます。この(案)を受けまして、7月にパブリックコメントの手続の実施を開催したところで、その下にございますが、23、24、25、26日の4日間で説明会を開催しました。この説明会におきましては、4日間で90名の方の出席をいただいたところでございます。

 続いて、2番のまちづくり整備方針についてでございますが、別添のとおりでございます。後ほど御説明しますが、整備方針に係る修正はございませんでしたので、中身に関する説明は割愛させていただきたいと思います。

 続きまして、3番、パブリックコメント手続の実施結果について御報告させていただきます。意見の募集期間は、先ほど申し上げたとおり、7月21日から8月11日まで行いました。提出いいただいた意見につきましては、23人もしくは団体から合計で34件の意見をいただいております。提出された意見の概要については、後ほど御説明します。(案)からの変更点でございますが、先ほど御説明したとおり、内容にかかわる修正はございませんでした。

 それでは、別紙1の提出された意見の概要及びそれに対する区の考え方について御説明させていただきます。全部で34件ございますので、時間の都合上、割愛して、代表的な意見と、それ対する区の考え方を御説明させていただきたいと思います。全部で四つ御報告させていただきます。

 まず、上から三つ目、ナンバー3のところで、新井薬師に関してでございます。ナンバー3でございますが、提出された意見の概要として、補助第220号線の計画については白紙に戻すべきであるという意見がございました。これに対する区の考え方でございますけれども、補助第220号線は、区内の南北交通ネットワークや防災面において重要な路線です。また、連続立体交差事業は、補助第220号線などの交差道路の整備もあわせて進めることで大きな整備効果を発揮できると考えています。補助第220号線に係る権利者の方々には、今後とも、より丁寧な説明や情報提供をし、理解を得ながら進めていきますということで区の考え方をまとめてございます。

 続きまして、沼袋のほうへ移りますけれども、次のページめくっていただきまして、次のページのナンバー8です。上から二つ目のナンバー8になります。提出された意見の概要でございますが、沼袋駅周辺地区まちづくり構想では、駅前の共同化や再開発など駅周辺の地区内道路など(ループ道路)は想定していないため、整備方針(案)から削除してもらいたいという意見でございます。これに対する区の考え方でございますが、整備方針は、連続立体交差事業とあわせて都市基盤整備とまちづくりを一体的に進めることによる相乗効果を沿線地域全体のまちづくりへ波及させることなどを目的として作成しました。作成に当たっては、中野区の上位計画などを踏まえたほか、地域における新たなにぎわいの創出や交通基盤の強化、防災性の向上など、区として進める必要のある施策について整理し、取りまとめを行いました。今後は、この整備方針をもとに地域と協働したまちづくりを進めていきます。駅前の街区の再編や地区内道路等の整備については、地域の方々により丁寧な説明や情報提供を行い、御意見を聞き、関係権利者の合意に基づいて具体的な範囲や事業手法について定めるよう検討していきます

 続きまして、二つ下の10番のところでございますが、ナンバー10で、提出された意見の概要ですが、沼袋駅周辺の再開発地域、ループ道路の範囲が広過ぎるため、再考してほしいというものでございます。これに対する区の考え方ですが、整備方針では、街区の再編のおおむねの範囲を示しています。また、地区内道路等については、その外周という程度の図示にとどまるものです。具体的な範囲や事業手法については、今後、地域の方々などの御意見をお伺いし、理解や合意を得ながら検討していきますということで、区の考え方をまとめておりました。

 沼袋で最後にもう一つですが、2ページめくっていただきまして、24番でございます。下から二つ目のナンバー24でございますが、提出された意見として、区画街路第4号線の事業スケジュールを厳守し、具体的なスケジュールを明示してもらいたいというものでございます。これに対する区の考え方ですが、区画街路第4号線の整備については、沿道のまちづくりのルールを早期に取りまとめ、平成28年度中の事業認可取得を目指します。具体的なスケジュールについては、今後沿道のまちづくりについて地域の方々の御意見を伺う際にあわせて御説明しますということで、代表的な意見と区の考え方を説明させていただきました。

 冒頭の資料に戻らせていただきます。冒頭の資料に戻りまして、4番の今後の予定でございますが、平成27年10月、西武新宿線沿線まちづくり整備方針及びパブリックコメントの結果の公表を考えてございます。結果の公表については、ホームページ並びに区報、こちらの区報については、10月20日号の区報で公表する予定でございます。それ以降、11月以降になりますが、区画街路第4号線の事業化に向けたまちづくりのルール並びに新井薬師前駅及び沼袋駅前のにぎわい拠点づくりなどに向けた地元の意見交換会を開始していきたいというふうに考えてございます。

 それで、補足になるんですけれども、今、地元との意見交換というのがありましたが、ちょっと簡単にそこを補足で御説明させていただきます。沼袋の区画街路第4号線、先ほど御説明したとおり、28年度の事業認可を目指していくということでございますが、簡単に今後の予定を補足させてください。4号線の事業を円滑に進め、また、沿道に新たなにぎわいを創出するとともに、地域の防災性を高めるためには、沿道のまちづくりに関するルールが必要となるというふうに考えてございます。このルールですけれども、具体的には、まず、延焼遮断帯の指定、用途地域の区域の変更、地区計画の策定、この三つを考えてございます。この三つに関する今後の具体的な工程でございますけれども、この方針策定後、速やかに沿道の町会や商店街、また、まちづくり検討会などの団体と個別に話し合いを始めさせていただき、地域の意見を聞きながら、用途地域や地区計画に関する区の案の取りまとめを今年度いっぱいかけて行いたいというふうに思っております。来年度でございますが、協議会の場などを活用しましてこの案を具体化し、計画の案として取りまとめ、用途地域の変更であったり、地区計画の策定に関する都市計画の決定をしていきたいというふうに思っております。また、4号線の事業認可については、先ほど御説明したとおり、この都市計画決定の手続と並行して行いまして、28年度末の認可を目指していきたいというふうに思っております。

 なお、地元から御指摘のありました駅前の街区の再編についてでございますけれども、こちらも同様に話し合いをさせていただきますが、町会や商店街、地域の団体などとまちづくりのあり方から丁寧に話をさせていただきたいというふうに考えております。

 以上で説明を終わります。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

近藤委員

 これは、案から案が取れたところで、内容にかかわる修正はなしということですけれど、「再開発」という言葉と「ループ道路」ということは、結局このまま進めるという理解でよろしいんですよね。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 今、委員から御指摘いただいたのは、先ほど説明したナンバー8に関する意見かなと思っております。再開発やループ道路は削除してもらいたいということで、これに対する回答は先ほど御説明したとおり、区として中野区の上位計画を踏まえるとともに、それ以外にも、さまざまな必要と考える施策を整理して取りまとめを行いましたと。こちらもパブコメの区の考え方で御説明させてもらったとおり、今後、地域により丁寧な説明や情報提供を行い、合意に基づいて事業を進めていきたいというふうに考えております。

近藤委員

 私も再三、丁寧な説明を、丁寧な説明をと言ってきたんですけれども、この間の一般質問でどなたか他の議員の方が事業認可のことをお尋ねして、そして、このパブリックコメントにも出ているんですけれど、ナンバー24のところで、平成28年度中の事業認可取得ということにスケジュールが、具体的に決まってきたんですよね。そうしますと、事業認可をとるのに大体どのぐらい区が申請してからかかるんでしょうか。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 道路の事業認可でございますけれども、おおむね80日ルールというのが一般的に言われておりまして、事業認可が得られるまでに80日、なので、その前に申請ということが言われておりますので、大体その辺を逆算しますと、28年の年の終わりぐらいには認可を申請していきたいというふうに考えております。

近藤委員

 28年の終わりぐらいに事業認可を申請しないと、28年度中というのは無理ということなわけですよね。そうしますと、28年度中ということは、29年3月までということですと、28年度中にとらなくてはならないというと、あと12カ月とか14カ月ぐらいの間ですよね。そこの間に地区計画をつくる、高さの用途地域の変更ですとか延焼遮断帯とか、本当に盛りだくさんで、いきなり再開発、自分のところが再開発になるといって、ループ道路が来るとか、二重に、ダブっている区民もいると思うんですよ、区画道路第4号線と再開発のところと。そういった人とかもかなり混乱すると思うんですね。それに対して、区民の方は早く事業認可をとって区画街路第4号線をやってほしいという意見が多いんですけれども、ここら辺の手続とかがタイトになってきましたよね。それをやりながら丁寧な説明もしていかなきゃならないというと、本当に大変なスケジュールに、急にここに来て来たと思うんですけれど、その辺はどのように考えているんですか。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 委員御指摘のとおり、28年度末に事業認可をとるためには、正直タイトなスケジュールであるのは否めないと思います。ただ、一方、地元の方を含め、28年度中の事業認可というのを待ち望んでいるというのもありますし、我々も早く進めたいと思っておりますので、スピード感は持ちながらも、丁寧な説明や情報提供を行っていき、また、先ほど御指摘のあった重複する部分、駅前のにぎわい拠点づくりと4号線の道路に両方かかる方については、さらに一層丁寧に説明をして、理解を得ながら進めていきたいというふうに考えております。

近藤委員

 本当にこれはちょっと大変な作業だと思うんですけれども、やっぱり今まで皆さんが積み上げてきたこと、まちづくりが本当にこの地区計画などで、自分たちのまちということで、できたときに、何か、あれ、こんなになっちゃったのということのないようにしていただきたいし、だからといって、やっぱりお尻を決めたということで、着実な進行ということでお願いしたいと思いますけれど、いかがですか。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 委員御指摘のとおり、スピード感は持ちつつ、スケジュールは守りたいというところで、繰り返しの答弁になりますけれども、丁寧な説明や情報提供を行って、理解や合意を得ながら適切に進めてまいりたいというふうに考えております。

近藤委員

 28年度中というのは大丈夫という理解でよろしいんですか。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 こうした事業を進めるには、先ほど御説明のとおり、地域の方々の理解と合意が欠かせませんので、それをきちんと得られるように我々は努力していくということで、28年度中の事業認可を何とか守っていきたいというふうに考えております。

来住委員

 8番のところでちょっとお伺いしますけども、パブコメで出されたまず全体の意見については、何ら反映をされていないということであります。しかし、地域と協働したまちづくりを進めていくということは、繰り返し一方ではおっしゃっているわけですね。この8番で出されているように、沼袋駅周辺地区まちづくり構想では、駅前の共同化や再開発等、駅周辺の地区内道路、いわゆるループ道路は想定していなかったということで、それについては、こういうパブコメでの意見が出されて、削除してほしいということが言われているにもかかわらず、何ら修正がされないで出されているということなんですが、ここで、説明の中で、相乗効果を沿線地域全体のまちづくりへ波及させるんだと。そういう目的で作成しているということを一方でおっしゃっていて、しかし、今後は地域と協働していきたいということも先ほどもおっしゃっているんですけども、こういう構想の中でなかったものが新たに途中段階で出てくると。しかも、非常に大きな影響を各方面に与えるわけですね。これは、この経過の中で具体的に、例えば街区第4号沿線の商店街を含めて、ループ道路の希望、要望が具体的にあって、改めてこの構想にはなかったけれども、区としては落とし込んできた、そういう経過ですか。

山本都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)

 駅前のにぎわい拠点づくりや、今委員の御指摘のあったループ道路についてですけれども、パブコメの回答で示させてもらったとおり、区として進める必要のある施策について整理し、取りまとめを行ったということでございます。

来住委員

 パブコメ自身が、区民の皆さんの、特に関係する方々がいろんな意見を出されて、しかも、なかったものを入れたんだから、削除してほしいということであったり、9番もそうですね。にぎわいの一つの核となる商業地など、修正をしてほしいということについても何ら修正がされていないと。パブコメの扱いをどうするかという問題と、繰り返し地域と協働しながらまちづくりを進めていくんだと一方でおっしゃいながら、何ら案に求められた意見については、きちんと受けとめて、一定の考慮した形に出し直す、その部分についてはちゃんと検討して、地域と協働するということであれば、当然そこは修正すべきことではなかったんですか。といいますのは、そういうことを一切しないで、地域に説明をし、理解をいただくとおっしゃっても、まちづくりは、そこに住んで、そこに暮らして、営業なさっている方が中心なんですよ。主体なんですよ。区じゃないんですよ。主体者は、そこに住まわれて、生きておられる、営業されている方なんですよ。そういう方々の意見を一つも反映しないというのは、まちづくりを進めていく自治体としての姿勢を疑います。何も変えない、表現をね。そのまま出してくるというのは、やっぱり今後のまちづくりの手法としても正しくない、協働して進めていくのであれば、きちんと反映していくべきだというふうに思います。お答えください。

角西武新宿線沿線まちづくり担当部長

 今、委員のほうからお話がありました整備方針の案のパブリックコメントについてでございますが、まず、検討会のほうでも、例えば沼袋駅周辺については、駅周辺のにぎわいの創出というようなことは提案書の中にも書いてございます。区としては、そういったところも踏まえさせていただいて、こういった連続立体交差事業とあわせて4号線など道路の基盤整備をしていって、沼袋全体のまちづくりを考える上ではそういったにぎわいの創出も必要な要素だということで、今回の整備方針(案)の中に入れさせていただいたという経緯がございます。ですから、必ずしもこういった駅周辺のにぎわいのまちづくりの創出というまちづくりの方向性については、何ら区と、それから、検討会は、方向としてはそごするものじゃないという経過がございます。ただ、具体の事業手法として、駅前のところでは再開発等だとか、例えばループ道路というようなところで、その辺については、区のほうが検討会とのやりとりの中で説明が不足していたというようなこともございまして、そういった具体の手法までは検討会としては想定していなかった、もしくは、そういったところもきちっと説明をするべきじゃないかというような御意見をいただきました。ただ、今後、この整備方針を定めた今後のまちづくりにつきましては、当然委員がおっしゃったような地権者の方々とか、そこのまちに住んでいる方々の同意がなければ、まちづくりというのは進められるものじゃございません。ですから、先ほども副参事のほうからも答弁させていただきましたけど、今後、こういった説明不足にならないように、もしくは不安が不満にならないようにとか、そういったことが起こらないように、きっちりと区の職員として、地域に出ていきながら、丁寧な説明をしていって、皆さん納得、御理解、それから、合意を得られた中でまちづくりを進めていきたいということで、きょう、こういった答弁をさせていただいているという経過でございます。

来住委員

 説明不足であるならば、今後説明の中で形にしていけばいいと思うんですよね。にぎわいを私も否定しないし、恐らく地元の方々も否定されてパブリックコメントでの意見を出されているとは思いません。やっぱり今の商店街を見ても、憂えて、何とかしなきゃいけないという思いは皆さん共通してあると思います。だから、何とかしていこうという気持ちを行政がちゃんと受けとめるということであれば、少なくとも説明不足で生まれているのであれば、そこは書面上もとりあえず凍結して、話し合いの中でよりよいものをつくっていく、基盤を、最初の入り口を間違うと、まちづくりはなかなか、これは双方にとって、地元にとっても苦労します。そういう点を本当に、入り口のところは住民の皆さんの声を反映するということを基本にして進めていただきたいということを最後にお願いしますけども、お答えください。

角西武新宿線沿線まちづくり担当部長

 やはりまちづくりを進める上では、当然地域に住んでいる方々の御理解なしには進まないというところは当然として私どもも認識してございます。今後もまちづくりを進めるところに当たりましては、当然丁寧な説明をということを繰り返し言わせていただいていますけども、先ほどから言っているとおり、区だけでは、まちづくりというのは進めることができません。ですから、当然これまで以上に説明、御理解をいただきながら、同意を得て、そういった具体のまちづくりを進めていくというところで私たちは汗をかいていきたいと思っていますので、最初のところで、今説明不足でなかなか御理解をいただけなかったという側面の反省を踏まえて、今後のまちづくりをさらに進めていく、方向は一緒ですので、さらに進めていくというところで、その反省などを踏まえまして、より丁寧な説明、それから、御理解、合意を得ながら進めていきたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、11番、西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動についての報告を求めます。

小林都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当)

 西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟決起大会の開催結果および東京都への要請活動について御報告いたします(資料13)。

 大きな1番、決起大会(1)概要でございます。西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟は、西武新宿線の野方駅-井荻駅間の連続立体交差事業の早期実現と中井駅-野方駅間の連続立体交差事業の着実な推進を目指し、8月25日、野方区民ホールにて期成同盟決起大会を開催いたしました。決起大会には、区議会議員をはじめ区民など計20団体から約250名の皆様に御参加をいただきました。ありがとうございました。また、松本文明衆議院議員をはじめ都議会議員、東京都、西武鉄道株式会社、杉並区、杉並区のまちづくり協議会などに来賓として出席していただきました。

 (2)大会の主な内容でございます。主催者及び来賓の紹介と挨拶、大会趣旨説明、今回決起大会で初めて行った連続立体交差事業等の報告、大会決議文を全会一致で採択いたしました。別添2をごらんください。決議内容としまして、左側に書いてございますけれども、西武新宿線(中井-野方駅間)の連続立体交差事業の着実な推進を図ること、西武新宿線(野方-井荻駅間)の連続立体交差事業の早期実現を図ること、連続立体交差事業及び沿線まちづくり事業に関し、将来に亘り、安定した財源を確保し、事業に必要な国費を確保することを決議いたしました。

 大きな2番といたしまして、東京都への要請活動についてでございます。期成同盟決起大会の決議事項につきまして、期成同盟会長、区長、北原区議会議長、白井区議会副議長等によりまして、決起大会翌日の8月26日に、東京都に対する要請活動を行いました。なお、国土交通省、財務省、西武鉄道株式会社に対する要請活動につきましては、現在日程を調整中でございます。

 私からの報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時49分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後4時49分)

 

 本日の審査はここまでとしたいと思いますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の日程を終了いたします。

 次回の委員会は、明日、10月8日(木曜日)午後1時から、当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設委員会を散開いたします。

 

(午後4時49分)