中野区議会議会運営委員会〔平成27年9月11日〕
議会運営委員会会議記録
○開会日 平成27年9月11日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午前11時00分
○閉会 午前11時36分
○出席委員(8名)
内川 和久委員長
小林 ぜんいち副委員長
いでい 良輔委員
南 かつひこ委員
森 たかゆき委員
浦野 さとみ委員
大内 しんご委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○委員外議員(0名)
○議長・副議長
北原 ともあき議長
白井 ひでふみ副議長
○出席説明員
副区長 川崎 亨
経営室長 篠原 文彦
○事務局職員
事務局長 小田 史子
事務局次長 堀越 恵美子
書記 佐藤 肇
書記 香月 俊介
書記 細川 道明
書記 井田 裕之
書記 亀井 久徳
○委員長署名
○議題
1 本会議の運営について
○議事日程
○議事の順序(平成27年9月11日)
(1)開議
(2)一般質問
(5名。小林秀明議員、小杉一男議員、ひやま隆議員、市川みのる議員、
甲田ゆり子議員)
(3)延会(9月14日の会議は口頭通告)
2 陳情
〔継続審査分〕
第14号陳情 中野区議会議員の費用弁償の廃止について
3 その他
委員長
定足数に達しましたので、議会運営委員会を開会します。
(午前11時00分)
本日はお手元の議題のとおり進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう進行します。
議題に入ります。
初めに、1番、本会議の運営について、次長の説明を求めます。
堀越区議会事務局次長
それでは、議題をごらんいただきたいと思います。
まず、議事日程でございますが、議題に記載しております点線内のとおり用意してございます。
次に、議事の順序でございます。
議事日程の点線の下に記載しております議事の順序をごらんいただきたいと思います。(1)本日の開議宣告。(2)一般質問。本日は5名ということで、小林秀明議員、小杉一男議員、ひやま隆議員、市川みのる議員、甲田ゆり子議員の順番となります。(3)延会宣告。9月14日の会議は口頭をもって通告する。このような順序になろうかと思います。
なお、昨日の一般質問の時間の実績をまとめた資料をお手元に参考として用意してございますので、ごらんいただきたいと思います。各会派の次の質問者の時間表示は、表の中ほどの列「残時間※C」に記載してあります時間からスタートすることになるかと思います。
委員長
ただいまの説明に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、ただいまの説明のとおり確認したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
また、本日の本会議も一般質問の途中で休憩を入れたいと思います。その取り扱いについて御協議いただきたいと思いますので、委員会を休憩します。
(午前11時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時02分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、本日は一般質問の3人目が終了したところで20分程度の休憩を入れ、再開時刻の目途を事務局長からお知らせすること、また、やむを得ず午後5時を過ぎそうな場合には、適宜時間延長を行うことをあらかじめ確認しておきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
次に、2番、陳情の審査を行います。
第14号陳情、中野区議会議員の費用弁償の廃止についてを議題に供します。
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
大内委員
この費用弁償というのは、今3,000円なんですけれども、私たちがそれぞれ、いろいろな審議会に入ったりするじゃないですか。充て職というか、いろいろな協議会に。あれも一律3,000円なんですけれども、あれに連動するものなんですか、こういうのは。
堀越区議会事務局次長
事務局からお答えさせていただきます。
こちらは、今、委員のおっしゃったものとは条例自体が違いますので、別に分けて御検討いただくことは可能でございます。
大内委員
そうすると、今回のこれとは別だけど、たまたま金額が一緒だということだけなんですね。あっちのほうは、大学の先生とかは全然違うし、一般の方たちへは、はっきり言って幾ら払われているかわからないんだけれども、議員に関しては、たしか、費用弁償なのか日当なのか、言い方は別なのかもしれないんですけれども、たまたま3,000円で、例えばこれをゼロに、あるいは金額が変わることによって、あっちが変わるということではないということなんですか。
篠原経営室長
この行政委員会の委員の費用弁償につきましては、議会議員の費用弁償の額を参考に決めておりまして、前回も、平成12年4月1日に、議会のほうで5,000円を3,000円にしたことを受けまして、中野区の行政委員会の委員につきましても、費用弁償につきましては5,000円を3,000円にしたというところでございます。
大内委員
答えられればでいいんですけれども、あれは一般の方も3,000円なんですか。その辺は関係ないんですけれども、ちょっといいですか。わかれば。
篠原経営室長
土地開発公社であるとか、民間ではございますが、あと国際交流協会、そういったところも大体3,000円という金額で統一をしております。
大内委員
それは、やはり区議会が5,000円から3,000円に変えるときに、一緒に3,000円になったんですか。
篠原経営室長
あくまでも議会議員の費用弁償を参考に、うちのほうも内部で協議いたしまして、3,000円に統一をしてございます。
大内委員
例えば、これがゼロになった場合は、あちらもゼロにするんですか。それはまた議会の判断ということになるんですか。費用弁償をこれでゼロにした場合に、そういった審議会等に出ている、それもゼロにするのかな。それはまた違う判断のところでやるんですか。
堀越区議会事務局次長
もしこちらの条例のほうをゼロ円ということにいたしまして、過去の経緯につきましては参考にしたということでございますが、また、自立的に御判断をいただくことになろうかとは思ってございます。
南委員
今回、陳情の審査ということで、ちょっと陳情の内容を少しよく精査したところ、まず、趣旨のところには「時代遅れの無駄づかいである」というような、ちょっと一方的なそういう言い方があるということと、それから、この理由の3段目に「理不尽な議員特権」というふうにも書かれているわけです。これは、そういう意味ではどういった法的根拠をもって言われているのか、議員の特権とか、そのあたりがよくわからないところではあります。
さらに、最後の段のところに「支持者に堂々と費用弁償の正当性を説明できますか」というふうに言われているわけなんですけれども、このことについて、例えば法的にはどのように示されているのかということをちょっとお聞きしたいと思います。
堀越区議会事務局次長
法的には、地方自治法の第203条の第2項に費用弁償の定めがございまして、議員は、職務を行うため要する経費の弁償を受けることができるという規定がございます。同じ条文の第4項に、条例で額、支給方法を定めなければならないというふうにされてございますので、法的には位置付けのあるものとなってございます。
南委員
今、事務局のほうから御説明をいただきましたけれども、地方自治法においては第203条の第2項に、議員の費用として費用弁償を認めるという規定になっているということと、あとは、額やその支給方法については条例で定めることになっているといったことが、法的に保証されているといっていいのかと思います。そのことを考えたときには、この陳情の内容については、法的根拠がないといいますか、乏しいというか、全くないと言ったほうがいいのかなというふうに、私のほうでは判断せざるを得ないのかなと。そういう意味から、この陳情については、基本的に、なかなか受けとめることができないようなふうに今思っているところです。ですので、この陳情は別にして、私ども公明党としては、議会の議員の費用弁償につきましては、独自にそのあり方について検証してきたという経緯もありますし、また、中野区議会についても、政務活動費の運用の中で、例えば、これまで議会が開催されている日については政務活動費を請求しないと、独自の対策もとってきているわけであります。
さらに、前期の21期のときには、この政務活動費の使途基準を定めて、支出については1円以上の領収書の添付を義務付けるということをやってきたわけであります。その施行については、今年度の5月から開始をされたわけですけれども、この数カ月開始される中、この政務活動費の運用面についてはさまざまな、まだまだちょっと課題があるなというふうに私自身は感じているところであります。その中にあって、この議員の費用弁償についてとの整合性とか、また、あり方については何らかの形で考えていかなければならないのかなというふうに現在考えているところです。これは意見として述べさせていただきます。
森委員
事務局のほうにお聞きしたいんですが、前回も確認をしたんですが、この理由の中に「交通費として支出される「費用弁償」」という文言があるんですが、これは前回説明していただいたかと思うんですが、必ずしも交通費だけというような位置付けではないという理解でよろしいんでしょうか。確認です。
堀越区議会事務局次長
はい、前回も申し上げたとおり、雑費なども含んだものというふうに考えられてございます。
森委員
そうすると、議会で陳情を可決するというのは非常に重い意味があると思います。その中に不正確な文言が入っているとなると、これはなかなか丸をしづらいのかなというふうに考えております。
ただ一方で、今、公明党さんからもあったように、政務活動費との関係等で議論していくということは、私どもも必要なのかなというふうに思っております。これは意見として申し述べておきます。
委員長
他に質疑はありませんか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本件の取り扱いを御協議いただくため、委員会を休憩します。
(午前11時13分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時14分)
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論はありませんか。
長沢委員
第14号陳情、中野区議会議員の費用弁償の廃止について、日本共産党の立場から賛成の討論を行います。
現在、中野区議会では、交通費と雑費に1日当たり費用弁償3,000円の定額の支給をしているところでございます。費用弁償の支給については、全国的にも見直しが進んでおり、全国市議会の議長会の調査では、全国812市中55.5%に当たる451市で、議会出席の費用弁償は支給しておりません。また、都内でも台東区、荒川区、杉並区、墨田区、多摩26市など33自治体は費用弁償を支給せず、千代田区、世田谷区、奥多摩町では実費支給にするなどの見直しが進んでいると伺っております。費用弁償のあり方については、他の自治体に例があるように、廃止、少なくとも合理的な根拠に基づく交通費実費を支給する制度に改めるべきだというふうに考えております。
今般、中野区議会といたしましても、議会の改革、改善に取り組んできているところでございます。こうした中で、費用弁償についても、廃止を含んだ見直しをすることが必要ではないか、そうした考えから賛成をするものでございます。
以上で討論といたします。
委員長
以上で討論を終結します。
これより本件について挙手により採決を行います。
お諮りします。第14号陳情、中野区議会議員の費用弁償の廃止についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
委員長
挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
以上で第14号陳情について審査を終了します。
次に、3番、その他に入ります。
まず、私から御報告いたします。総務委員長より、先議案件として9月10日に審査した議案のうち、第68号議案、平成27年度中野区一般会計補正予算について、さらに審査を尽くすために保留とし、再度委員会を開催したい旨、正副議長及び議運正副委員長に申し出がございました。この間の経緯について次長に説明を求めるため、委員会を休憩します。
(午前11時17分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時22分)
ただいまの説明のとおり、総務委員会及び厚生委員会の両委員会を、既に確認されている本定例会の日程に支障のないように配慮し、開催していただくこととしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、さよう確認します。
委員会を暫時休憩します。
(午前11時22分)
委員長
委員会を再開します。
(午前11時34分)
その他、各委員、理事者、事務局から何か発言はありませんか。
長沢委員
本定例会におきまして、我が会派から意見書を提出したいというふうに考えております。本日は通告ということだけで、改めまして、案文につきましては後日、皆様のところにお届けもし、また、この場でも出させていただきたいと、このように思っているところでございます。よろしくお願いします。
委員長
他に発言はございませんか。
いでい委員
昨日の本会議中に、我が会派の議員が間違えて電子機器を本会議場に持っていって、それが鳴り出すということが起きました。皆様には大変御迷惑をおかけしました。申しわけありませんでした。
委員長
他に発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
本日の本会議の開会予定も午後1時ですが、この後、広報委員会も開かれます。場合によっては、広報委員会の終了時点で、改めて皆さんに御協議いただいて、議長に決定していただくこととしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、さよう確認します。
次回の委員会は、9月14日(月曜日)午前11時から、第1委員会室において開会しますことを口頭をもって通告します。
以上で本日の議会運営委員会を散会します。
(午前11時36分)