平成27年11月11日中野区議会建設委員会 27.03.09 中野区議会厚生委員会

中野区議会建設委員会〔平成27年11月11日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 平成27年11月11日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後2時57分

 

○出席委員(9名)

 甲田 ゆり子委員長

 来住 和行副委員長

 内川 和久委員

 白井 ひでふみ委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 志賀 聡

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 関村 英希

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○委員会参与の変更について

○議題

 安全で快適に住めるまちづくりについて

 産業振興及び都市振興について

 道路・公園等の整備について

 防災及び都市安全について

○所管事項の報告

 1 (仮称)中野区グローバル都市戦略(たたき台)について(グローバル戦略推進担当)

 2 中野駅西口地区まちづくりについて(中野駅周辺地区整備担当)

 3 平成27年度(2015年度)第3回中野区都市計画審議会について(都市計画担当)

 4 株式会社ジェイコム中野との災害情報及び行政告知放送の再送信に関する協定について(防災・都市安全担当)

 5 平成27年度中野区帰宅困難者対策訓練について(防災・都市安全担当)

 6 その他

 (1)LED街路灯のランプ不具合について(都市基盤整備担当)

(2)2015「東北復興大祭典 なかの」の実施結果について(生活安全担当)

○その他

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 本日はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 初めに、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、11月8日付で委員会参与の変更がありました。変更のあった参与について御紹介をお願いいたします。

長田都市政策推進室長

 幹部の異動に伴いまして委員会の参与にも異動がございましたので、紹介をさせていただきます。

 11月8日付で藤永都市観光・地域活性化担当副参事は、都市観光推進担当副参事及び都市魅力創出担当副参事の兼務を解除されました。

 以上でございます。よろしくお願いいたします。

委員長

 以上で委員会参与の変更についてを終了します。

 それでは、議事に入ります。安全で快適に住めるまちづくりについて、産業振興及び都市振興について、道路・公園等の整備について、防災及び都市安全についてを議題に供します。

 所管事項の報告を受けます。1番、(仮称)中野区グローバル都市戦略(たたき台)についての報告を求めます。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 それでは、(仮称)中野区グローバル都市戦略(たたき台)について御報告を申し上げます(資料3)。中野区におけるグローバル戦略の策定に当たりましては、中野区グローバル戦略推進協議会におきまして協議を重ねてまいりました。このたびこれまでの検討を踏まえ、(仮称)中野区グローバル都市戦略をたたき台として取りまとめましたので、御報告をいたします。

 この御報告でございますが、別紙の本体で御説明をしたいと思いますが、先に今後の予定を御説明して、それから本体の説明に入りたいと思います。

 1枚おめくりいただきまして、2の今後の予定でございます。この11月には、この中野区グローバル戦略推進協議会の第4回の幹事会が行われます。この場でこのグローバル都市戦略のたたき台についての検討を行います。さらに、第5回を来年の1月ごろに設定しておりまして、グローバル都市戦略の案ということでの検討をする予定でございます。さらに、3月にはこのグローバル都市戦略をテーマとしたフォーラムを開催するという予定でございます。

 それでは、この別紙に基づきましてグローバル都市戦略について御報告をしたいと思います。

 まず、1枚おめくりいただきまして目次をごらんください。今回第4章までの仕立てとなっております。初めに都市戦略の策定、背景、構想、戦略というような構成となっております。

 まず1ページ、第1章、グローバル都市戦略の策定についてでございます。1の趣旨でございますが、国家戦略特別区域の指定がございましたし、また、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催といったこともございます。そうしたあらゆる機会を捉えまして、中野区の立地特性や集積する産業文化等の強みを最大限に生かし、活力あるグローバルな都市づくりを進めるための戦略としているところでございます。

 次、2ページでございます。この都市戦略の性格でございます。このグローバル都市戦略につきましては、中野区グローバル戦略推進協議会における協議・検討を経て区が策定するもので、2040年を目標としたグローバル都市づくりの方向性や取り組みを示したものとしております。この目標とする時期につきましては、50年後にも選ばれる都市を目指していくために、25年後を目標としてグローバルな都市づくりを推進していきたいと考えております。

 次に第2章、グローバル都市戦略の背景でございます。1では現状と課題を述べております。中野区の交通利便性の高さですとか、そうした強みを生かしていくということ。一方で、中野の事業所や集客資源、滞在空間の少なさ、そうした弱みもあると。こういったような現状を捉えて、今後のグローバルな都市づくりに当たっていきたいというふうに考えております。

 次の4ページには、中野の環境分析ということで、強み、弱み、また、外部の要因としての機会、脅威、こうしたものを分析しているところでございます。中身はお読み取りいただきたいと思います。

 次に5ページ、今後の人口構造でございます。東京都の人口推計では、2020年を境に昼・夜間人口とも減少するというふうに言われております。こうした背景もこのグローバル戦略を検討する上で重要な要素だというふうに考えております。

 それから、次に6ページから第3章、グローバル都市NAKANO構想でございます。1が基本コンセプトでございます。今回この「個性豊かな都市活動を、中野から世界へ」ということで、中野でのさまざまな、多様な経済文化交流活動、それらが繰り広げられ、さらには、この取り組みを中野から世界に発信していきたいといったようなところで、コンセプトとしてまとめたものでございます。

 次に7ページからが、グローバル都市づくりの方向性ということで、3点でまとめております。一つ目が、都市再生を軸としたグローバルビジネス拠点の形成でございます。これにつきましては、目標とする都市像ということの中で、業務・商業空間等の拡大ということによって昼間人口を5万人増加させたいということで、目標として掲げております。

 次に8ページでございます。集客力と発信力のあるグローバルな都市活動基盤の構築ということで、中野の活力の源泉となるイベントですとか、個性的な文化活動、そうしたもので集客力と発信力を強化するということで考えております。こちらにつきましては、目標とする都市像として毎週1万人規模の催事によって来街者をふやしていきたいというふうに考えております。

 次に9ページでございます。外国人にも暮らしやすい生活環境の整備ということでございます。今後来訪する外国人がふえてまいります。そうした外国人を受けとめていく環境づくり、こうしたものが重要だと考えております。この中では外国人だけではなくて、中野に住んでいる区民そのものの生活空間ということでございますので、高質な生活空間の整備によって夜間人口を維持していくと。30万人を維持していくといったようなものも目標として掲げているところでございます。

 次に10ページからでございますが、第4章、グローバル都市戦略ということで、具体的な戦略のイメージをまとめたものでございます。1が拠点整備戦略「中野駅周辺グローバルプロジェクト」といたしました。この拠点を整備するということで、中野駅周辺における拠点性を強化していきたいといったことです。こちらにつきましては、区役所・サンプラザ地区再整備をはじめとしてのさまざまな都市再生プロジェクト、こうしたものをベースにしながら拠点性を強化していきたいと考えております。また、集客交流施設を起点とした差別化を図っていくということで、中野の文化の発信力といったものが強みでありますので、そうしたもので差別化を図っていきたい。次に、中央線沿線都市圏文化・産業連携ということといたしまして、この拠点と同時に中央線沿線の都市圏での文化・産業の連携を強めていきたいというふうに思っております。また、産学公金連携によるビジネス・イノベーションの促進ということで、こうした取り組みを通してビジネスのイノベーションを促進していきたいというふうに考えております。

 11ページには主な取り組みとして、それぞれの内容を記載しているところでございます。こちらについてはお読み取りいただきたいと思います。

 続きまして、12ページは、都市観光戦略「都市観光パートナーシップ推進」としております。このグローバル戦略の中でも都市観光というのが一つのポイントとなっておりまして、都市観光につきましても今後の連携体制を強化、構築していくということで考えております。また、都市観光のインフラを整備するということも非常に重要な点でございまして、案内表示の多言語化、NAKANO Free Wi-Fi、デジタルサイネージの整備・誘導、そうしたものを進めていきたいと考えております。また、こちらの観光につきましても、中央線間の連携を強めていくということで、中央線沿線ツーリズムというものを展開できないか、このようなことも考えているところでございます。さらに、パートナーシップ都市連携強化ということで、東日本大震災復興関連自治体、あるいは里・まち連携自治体、海外の姉妹都市、そうしたところとの連携を強めていくといったものを考えております。主な取り組みについてはお読み取りいただきたいと思います。

 続きまして、14ページでございます。生活環境戦略。こちらにつきましては、職住近接を促す生活環境整備ということで、この中野の強みであります生活空間といったこと、これを職住近接を促進していくものとして、さらにその整備を進めていきたいと考えているところでございます。外国人を受け入れる環境ということでございますと、やはり身近な生活サービスを充実させなくてはいけないということで、さまざまなサービスを充実させるという取り組みをしてまいりたいと考えております。また、安心・安全のコミュニティを形成していくということでございまして、外国人ということでありますと、コミュニティですとかコミュニケーション、そうした問題に対処していきたいというふうに思っております。こうしたことで安心・安全なコミュニティを形成していくといった考えを持っているところでございます。主な取り組みについてもお読み取りいただきたいと思います。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

内川委員

 御苦労さまであります。まず、今後の予定、来年の3月にフォーラム開催ということなんですが、ここはとりあえず直近の目標、到達地点ということでよろしいでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 この予定でございますと、1月にグローバル都市戦略案ということで検討して、そこで確定したいというふうに思っております。ですので、1月以降、2月、3月あたりにそれを確定して、それをベースとしたフォーラムを開催したいと考えております。

内川委員

 この都市戦略の目標とする時期が50年後、大変長い。また、25年後ですか、2040年を目標として推進していくとあるんですけれども、来年のフォーラムが開催された後は、この幹事会というのは1回閉じるんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 グローバル戦略推進協議会につきましては、もう既に設置されてずっとこのまま継続させていくものでございます。幹事会につきましても、今年度は5回を予定しておりますけど、来年も複数回予定しているものでございます。

内川委員

 それでは、別冊のほうに移らせていただきます。まず、昼間人口5万人、それから、夜間人口30万人を維持とありますけれども、特にこの夜間人口30万人維持で、既に示されております基本構想・10か年計画の中に二地域居住なんていう文言も出ていまして、ちょっとこれ相反するものかなと。整合性がとれないのかなと思いますけど、いかがでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 二地域居住という考えもありますけれども、中野におきましても今後住宅の、ここにも記載しておりますけども、例えば国家公務員宿舎等の跡地での住宅開発、そうしたこともありますし、また、中野駅周辺のまちづくりにおきましてさまざまな開発を誘導していくということもございまして、そうした中ではこの夜間人口30万人維持ということを目指していけるものだと考えております。

内川委員

 次に、10ページあたりから大規模な集客交流施設という文言がぱらぱらと出てくるんですが、これは何を指していますか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 大規模なホールですとかコンベンションだとか、今アリーナという検討もしておりますけども、そうしたようなことをイメージしております。

内川委員

 アリーナですか。どこにつくるんですか、それ。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 現在区役所・サンプラザ地区再整備におきまして検討している内容でございますが、アリーナの可能性といったものを検討しているところでございます。

内川委員

 それはまだ決まってもいないのに、ここにそういう文言が出てくるのはいかがなものかなと思うんですけど、どうですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 区役所・サンプラザの再整備の中でホール・コンベンションとか、そうした大規模な集客交流施設をつくるという方向性は示しているところでございます。それがアリーナという形なのか、あるいはホール・コンベンションという形なのか、そこは今後の可能性ということでございますが、それをまとめて集客交流施設という表現をしたところでございます。

内川委員

 この集客交流施設というのは、区役所・サンプラザ地区一体再開発の中で、今サンプラザにあるホールの代替施設ということでよろしいんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 ここで記載しているものは、区役所・サンプラザ地区再整備の中で記載しておりますし、この集客交流施設は現在のサンプラザのホールの後継施設ということで考えているものでございます。

内川委員

 今、新体育館も新しく整備される計画がありまして、そことの競合ですとか、どういう性格の違いをこの集客施設と体育館に持たせていくのか。そこら辺のお考えをちょっとお聞きしたいんですけれども。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 こちらは、今申し上げたとおりサンプラザの後継施設でございますので、基本的には興行を目的としたホールとかアリーナとか、そうした施設でございます。新体育館のほうは、あくまでも行政施設としての体育館でございますので、その利用の形態が違うといったことを考えております。

近藤委員

 ちょっとお尋ねしますけれど、6ページの基本コンセプトのところで、「個性豊かなライフスタイルを中野から世界へ発信していきます」と。ここの部分なんですけれど、ライフスタイルというのは本当に個性豊かでさまざまあると思うんですけれど、どういったライフスタイルというのをどうやって中野から世界へ発信するんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 この個性豊かなライフスタイルはまさに人それぞれでございます。ただ、いろいろな個性豊かなライフスタイルが中野では実現できる。いろいろな活動ができるといったことを考えております。そうした一人ひとりの活動、ライフスタイル、それぞれを、今いろいろな発信ツールとかございますし、そうしたものが中野でできるんだといったことを、区とかもあるでしょうし、個人としての発信といったことも考えられるかと思っております。

近藤委員

 ですから、中野から発信できるんだということはわかりますし、今でも発信はできると思うんですけれど、個性豊かなというのがどういうライフスタイルなのか。それで、どういうものを発信することが、中野が世界に、ああ、中野っていいなと思ってくれるようなものを想像されているんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 職住近接ということで、特に時間的な余裕ができると。そうした中でいろいろな活動に取り組めるということもあるかと思います。そうしたものを発信していくということでございますし、これは本当に人それぞれ、あるいは、特に外国人の方がふえてくるということでありますと、またそこでの、今までの日本人とは違ったライフスタイルということもあろうかと思います。そうしたものも含めて発信していくというものとなればいいかというふうに思っています。

近藤委員

 やっぱりちょっとよくわからないんですけれど、例えば町会の見守り活動とか、そういうのを一生懸命やっていて、いい活動ですよというのを発信したりということも含まれるんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 個性豊かなということですから、さまざまな活動、その町会の活動であったり、地域の活動、そうしたものも含まれるかと思っております。

近藤委員

 この全体を今さーっと見せていただいたんですけれど、これ、8ページの目標とする都市像でも、毎週1万人規模の催事によって来街者を50万人増加とか、中野区が元気だな、楽しそうにやっているな、すてきな都市だなということは発信して、今でもねぶた祭りやいろいろなイベントをやっていますよね。それはとてもにぎわいを呼んで、いいことで、それは今やっているんですよね。それよりもまだ来街者を増加させて、それですごく活気のある中野区だなと思わせるということがこの目標なんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 発信力という点ではまだ十分ではないというふうに思っております。さまざまなイベントが今行われておりますけれども、さらに国内あるいは海外にも発信していくような、中野が世界に知れ渡るといったものを目指して活動していくということを考えております。

近藤委員

 中野が世界に知れ渡るようなイベントや健康増進につながるスポーツイベントなどをやっていくというのは、本当にどういうものをやるのかなとちょっと想像できないんですけれど、今でもサンプラザでやっていることなどは、世界までは行かないかもしれませんけれど、日本中の方が若いときサンプラザにコンサートで行ったみたいなことというのは、日本中に発信もされていますし、そういうものとは違って世界的にもっと大きなイベントとかをやっていくということなんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 まさに今回グローバル戦略ということですので、国内というよりは海外といったものも視野に入れながら取り組んでいくべきだろうというふうに思っております。一つひとつの小さなというか、ふだんからやっているような活動、そうしたものも発信していく。それによって中野の魅力を伝えていくといったことも必要だと思いますし、一方で大規模なイベントということで、さらにその発信力を増していくといったことも必要かと思っております。

近藤委員

 それで、その発信力を増していく。とにかく中野は元気で、多種多様なイベントをやっているということはいいことで、にぎやかで活気があるのはいいことだと思いますけれども、そうしますと、中野区民にとってはどういういい点というのがあるんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 中野の区民にとっても、そのイベント一つひとつに参加して楽しんでいただければというものもあるでしょうし、また、中野でそういったイベントが行われるということが、区民にとっての誇りということにもつながるものと考えております。

近藤委員

 なかなか大きなお祭りなどをやると、中野区民が来たくても大勢で来られなかったという、今回のねぶたなども中野区民、ちょっと人数が多くて見えなかったのよなんていう方もいるんですよ。もちろん喜んで楽しんだ方もいらっしゃるし。だから、本当に大きなイベントとかになってしまって、ごった返した状態などになったら、中野区民がかえって見られないということなどにもなってしまうと思いますけれど、その点はいかがですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今回、特に大きなイベントですと、中野区外からの来街者といったものも多いなというふうに思っております。中野区民への配慮ということもあろうかと思いますけれども、中野全体の活力が増していくといったことを一つの目的として取り組むべきというふうに思っております。

近藤委員

 そういった取り組みをされると、地元の商店街ですとか中野区の商店街というのは活気が出ると考えていらっしゃいますか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 特に中野駅周辺での大きなイベントということは考えられるわけで、それをほかの地域にも波及させていくといったことは必要なことだと思っておりますし、そうしたものの機会を捉えてそれぞれの地域においても活性化を図っていくと。そうした考えを持つことが必要だと思っております。

近藤委員

 全面的に否定しているわけではないですけれども、やっぱりこれ、中野区民にとって、こんないいものが出て発信している、だから中野がいいんだという、何かやっぱり核となるものがあるとか、中野区に住んでいるからよかったと区民が思える、そういったものを基本にコンセプトを置かないと、ただにぎやかとか来場者が多いとか、そういったことだけでは、中野区民の幸せにつながるかというと、私はそうではないと思うんですね。そこのところはやっぱり、イベントでにぎやかになって楽しくやる、有名になるということはいいかもしれないですけれど、どういう方向で中野区を有名にしていくとか、そういったものがきちっとないと、ただ来街者が多かったけれど区民の生活はどうなのというところになってしまうとまずいと思うので、きちっとある程度の、区民がどういうものを望んでいて、このことによって区民が幸せになっていくようなものでなければいけないと思いますけど、いかがですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今回のこういった戦略を通してグローバルな都市をつくっていくということでございまして、さまざまな都市活動を活性化するということ。それに加えて、生活環境を整備するということが重要だというふうに思っております。特にいろいろな外国人の方も見えるということの中では、この戦略の最後にも安心・安全なコミュニティを形成するということも触れておりますけれども、そうしたものをつくっていくということが重要な点だと考えております。

近藤委員

 民泊の問題なども今騒がれていますけれど、そういったことも含めて、やはり区民にとってどうなのか。区民と共存しながらこのイベントなどを取り入れていくということを、きちっと考えてやっていっていただきたいと思います。要望です。

酒井委員

 近藤委員のほうから区民にとってどういったいいことがあるんだというふうな質疑があって、僕もちょっとそういったところ、感じるところはあるんですね。他方、都内が国家戦略特区に指定されて、オリンピックのことを考えると、それからまた、今日本の置かれた状況、観光などさまざまな状況を考えると、そういったインバウンドを確保して整備していかなければならないというのは僕も重々理解しておりますが、やはり区民にとっての理解というのが、今、担当さんおっしゃられるところとの温度差というのがあるのかなと思うんですね。そういったところをやっぱり埋めていっていただきたいというのは一つ思っています。それで、このグローバル都市戦略を一番短くぎゅっと言うと、区民の方に説明する場合、僕らは何と言えばいいんですかね。ちょっと教えてください。それが一番わかりやすくなってくると思うんですよ。(「俺もそう思う」と呼ぶ者あり)

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今回基本コンセプトとしてまとめたことがそれに当たるだろうというふうには思っておりまして、(「それだけじゃわからない」と呼ぶ者あり)特に今回この議論の中では、職住近接というのは結構大きなポイントだと思っております。もともと中野は住宅地でございますけれども、働く場としてはそんなに多いわけじゃなかった。それが今後の取り組みによって働く場もできる。あるいは、学ぶ場もある。そして、住むにもよしというようなところが中野の売りになるだろうというふうに思っておりますので、そうしたものをこの戦略の中で進めていきたいというふうに思っております。

酒井委員

 すると、このグローバル戦略は区民にとってどういった有益なことがあるんですかというさっきの質問では、イベントがありますよ、それによって区民は誇りを持てるんですよじゃなく、近接何でしたっけ、近くに仕事があって住むこともできますよというのも一つの魅力なんですよというのも、やっぱり僕は説明していただきたいと思うんですね。そうはいっても、中野区中を見るとこれというのはほとんど、やっぱり駅周辺のところが資源となってさまざまな施策を展開していくことを考えると、南北に住んで中野の真ん中から離れている方に関してはなかなか理解されないと思うので、今後そういったインバウンドを獲得することによって、中野は区民の皆さんにとってこういったいいことがあるんですよというのを示せるようにしていただきたいというのがまず一つの思いです。

 それと、これ、以前8月に検討状況で御報告があったかと思うんですけれども、そのときは第5章までで考えていらっしゃったのが、今回4章になっていると思うんですね。前は戦略、展開、構想とかまで5章であったと思うんですが、変わってきた理由、もしくは、ここがかなり大きく変わったんだというところがあれば教えてください。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今回このグローバル戦略をつくるに当たって、どこを重視するかということでございますが、特に、もちろん区民の生活を重視するということもありますけれども、一方で経済の活性化といったことをこのグローバル戦略の中で図れないかということもございます。そうした中では、中野駅周辺の拠点整備を通して活性化を図っていくというものをまず中心にしております。そうした点で、その拠点整備戦略ということを中心にしながら、区全域にも広げていくというようなイメージを持っているところでございます。

 この章立てにつきましては、この後実は5章を考えております。第4章ではこの戦略の全体を示しておりますけれども、5章ではロードマップのようなものを、具体的に、じゃあ、どう取り組んでいくのかといったものを示していきたいと考えております。そうした中で全体のグローバル都市戦略の構成を考えているところでございます。

酒井委員

 以前は検討状況の中で5章で考えていて、今回たたき台になって5章はなくなりましたよと。ただ、5章も考えていますよということになると、ちょっとわかりづらいんですよね。すると、以前そのような報告があったんだったら、5章の部分でもこういうふうにやっていきますよというのは入っていていいんじゃないのかなと思うんですよ。それと、今後の予定のところでも、11月にたたき台の検討、1月に案の検討、3月にはフォーラムを開催しますよということですよね。これ、考えると、3月のところでは「案」が取れて「グローバル都市戦略」を策定するわけでしょう。そうですよね。そういったのもこれを見るとわかりづらいですし、今まで区のこのような予定の資料だと、そういうふうな書き方をしていたんじゃないのかなと思うので、もう少し丁寧なやり方のほうがいいのかなと。

 それから、今までは「素案」「案」というふうな方向だったのかなと思うんですけど、これ、どうして「たたき台」、この違いというのは何か。行政計画の中でそれに位置付けられないんだったら、「たたき台」から「案」になって、そういうふうになるんですよとか、そういうルールがあるんですかね。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今回たたき台として、全体を考えているところの全てを示したものではないのは確かでございまして、ここの4章までということでの戦略を示したところでございます。これは、特に今回のグローバル戦略につきましては、グローバル戦略推進協議会の中での議論、そこをベースにしていきたいというふうに考えておりまして、この協議会の幹事会が来週17日に行われます。そこでのたたき台ということでのイメージを持っているところでございます。その協議会の中でこのたたき台をたたいて、さらに、今後どう進めるんだという議論をそこから起こしていきたいというふうに思っているところでございます。今回たたき台から案ということでございますけれども、今回はそのたたいた中をベースに案にしていくということの流れで策定していきたいと考えております。

酒井委員

 そんなのはわかっているんですよ、これを見ると。たたき台があっていろいろ議論した中でこちら側に示されるんでしたら、素案があって案じゃないのかなというのが僕のイメージなんですけれども、それはどうしてなんですかというのを聞いているんですね。僕の質問、おわかりでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 通常ですと、確かにたたき台があって素案があってということでございますけれども、今回たたき台なのか素案なのかというところを中でも検討したところではございますけれども、一旦たたき台という名称の中でお示ししております。その後には案ということで掲げていきたいという考えを持って進めておりますので、そのようなつくりをしているところでございます。

酒井委員

 それはわかりましたが、もう少し予定のところをわかりやすく記述していただけるとありがたいなというふうに思いました。

 それで、さっき中野の地域経済の活性化が図れるんだというのはそのとおりだと思うんですね。ただ、所得がふえることによって特別区民税が増になるだとかはあろうかと思うんですけれども、個人住民税の関係なんかを考えると、中野の区財政に直ちにというのがなかなか見えてこないと思うんですね。だから、そういったところも、さっき経済の活性化、それはいいんだろうと思うんですけれども、他方、中野の駅周辺に住む方以外の方からしますと、静かに閑静な住宅街であるほうが望まれているというところが僕はあると思うので、そのあたりはしっかりとそういうところの溝は埋めていかなきゃならないというのを考えてください。

 それから、この後に第1章からちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、ごめんなさい、ちょっと先に飛んじゃいますけど、第2章、中野の環境分析がさまざまされております。これ、弱みのところというのはまさにそのとおりだと思うんですね。これ、道路交通基盤だとか木密地域のことまで触れられておりますけれども、こういうふうな記述をされるんだったら、しっかりと今後連携をとってそういう施策を展開していただけるようなことをやっていただきたいなと思っております。それで、脅威の部分で新宿等他の都市の優位性、都市間競争というのがまさにあると思うんですよ。これ、やっぱり中野のブランドを世界に発信するんだといっても、幾ら逆立ちしてもやっぱり浅草に勝てるのかというのは、僕、あると思うんですね。すると、中野は中野のよさというのをやはり置いて、身の丈に合った2020年のインバウンド獲得に向けたグローバル戦略でなきゃならないと思うんですよ。浅草を目指しますよ、恵比寿を目指しますよ、渋谷と一緒にやるんだ、歌舞伎町に匹敵するんだという、まあ、そんな考えは持っていないと思いますけれども、この中野の身の丈に合ったグローバル戦略をぜひ考えていただきたいと思っておりますが、いかがですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 このことは、まさにここで示した環境分析に基づいて、この幹事会の中でもさまざまな議論があったところです。やはり中野が他の都市と競争していくという中で、どこに優位性を持っていくのかといったところでは、今の資源ではなかなか足りないだろうというような意見もございました。そうした中で、やはり今回示した戦略のとおりで、拠点整備ということで進めていくと。そこの中で競争力を持っていくということが重要ではないかというような議論もございまして、今回の戦略については特にその拠点整備といったことを中心に持ってきたつくりとなっているところでございます。そうした中で中野としての魅力発信ということ、そこでの競争力を持つということ、さらに、次には観光戦略ということも入れておりますので、そうした拠点の整備とあわせて観光戦略を打っていくことで、その集客力、さらには発信力をつけていくということが必要だと考えております。

酒井委員

 競争、競争という言葉が出ました。これ、3章にもあるように人口が減っていくんですよね。2章ですか、ごめんなさい。人口推計では、昼・夜ともに2020年を境に減っていきますよと。すると、中野も自治体間競争に勝てる、そういう中野のブランドを築き上げていかなければならないと思うんですよ。ただ、先ほど来お話ししておりますが、中野のよさというのを間違えちゃいますと、むしろグローバル、グローバルと言っちゃい過ぎると、中野のよさというのがなくなっちゃって、昼間人口はふえるかもわかりませんよ。ただ、今目標としています夜間人口を30万人維持していきたいんだというのがまるでできなくなっちゃう可能性があると思うので、そのあたりは、グローバル都市戦略、これ、今後のオリンピックを境にしたインバウンドの増加を考えると、取り組まれるのは結構だと思いますが、そこは見失わないでいただきたいなというのが強い思いです。

 それで、毎週1万人規模のイベントというのは、以前に何か御報告で何万人規模のイベントを10か年ではどれくらいやりたいんだとあったと思うんですけど、今1万人規模のイベントは中野でどれくらいあるんですか。例えば、どういうものが1万人規模のイベントなんですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 毎週やっているわけではございませんけれども、1万人というか、実際、例えばこの秋に行われたイベントですと、5万人とか10万人とか、そんな規模になるものでございます。ですので、中野駅周辺全体を使ったイベントですと、その規模は既に実現しているところでございます。ただ、もちろんやっていない週もございますし、特にないものもありますので、そうしたものを考えているところです。

酒井委員

 すみません、その5万人規模というのはもうわかるんですよ。例えばねぶたに関しても、そういった大きな規模感なんだろうと。すると、今区がここまで書いているわけですね。1万人規模、毎週ですよ。すると、1万人規模の祭りって、中野の催事というのはどういうものなんですかというのをまず聞いているんです。毎週じゃなくても結構なので。今あるものでいいです。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 例えば、今中野サンプラザのホールが2,200人という規模でございます。仮にサンプラザが毎日やって5日間興行すれば1万人ということになります。そうしたような考えも持てるでしょうし、それよりもうちょっと大きな規模のホールですとか、そうしたところのイベントが週に何回か打たれるということでは、1万人ということも考えられるかなというところでございます。

酒井委員

 すると、今副参事から、このように黒字でここまで書いていらっしゃるんですけれども、箱のそういうものがあれば達成するというような考えで、そうじゃなくほかのさまざまな、さっき近藤委員が中野区民にとってどういったいいところがあるんですか、このグローバル都市戦略はと。それは、イベントがあって、それで皆さん楽しめるんですよとおっしゃっていましたけれども、そことちょっと違うと思うんですね。ホールありきのお話だったと思うので、そうじゃないんじゃないのかなと思うんですけれども、どうですか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 そこは、一つ目標を立てる上でどう見ていくかということで今例示したところでございますが、むしろ12ページを見ていただきますと、都市観光の連携体制の構築ということで、中野駅周辺においてさまざまな施設が連携するということで、さまざまな大きなイベントが打てるのではないかというところでございます。現在も行っておりますけども、さらにそれを広げていくということでは、区民の方も参加していただけるいろいろなイベントの可能性が広がるだろうというふうに思っております。そうした中で、1万人というのは一つの目安で出しておりますけれども、そこにこだわらず、さらに大きな規模のイベントを打てるということが必要だと考えております。

酒井委員

 もうやめようと思ったんですけど、それにこだわらずもっと大きなイベントとおっしゃられたので、ちょっと、より聞きたくなっちゃうんですけど、目標はやっぱり設定しなきゃならないと思うんですけれども、この1万人毎週というと、どういうものなんだろうというふうにも感じてしまいますので、今後さまざま会議も開かれるとお聞きしておりますので、こういった表記はどういうあり方がいいのかというのを考えていただきたいと思います。

 それで、最後にしますが、外国人の来訪者、来街者をふやしていくというような表現、中野のまちに来る方をふやしていくというような表現、短期で滞在していただく等々の表現もあったかと思うんですけれども、今中野はそういうことに対応できる土壌はありますか。例えば、先日僕、大阪に視察に行ったんですけど、今大阪のホテルは95%ぐらいの利用率になっていて大変な状況なんですね。大阪府と大阪市は、民泊の条例をいち早く制定されました。今大田区で提案されている、もしくは、考え方が示されているような状況かとは思うんですけど、今中野でそういった方に対応できる状況がどういうふうにあるのか。それから、今後どうしていくのかというのを確認します。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 滞在施設という点で申しますと、中野は今中野サンプラザと、あと幾つかビジネスホテルがあるという程度でございまして、滞在施設としては十分とは言えないというふうに考えております。今民泊の御紹介もありましたけれども、昨年から国家戦略特区の指定に向けて我々が提案した中にも、旅館業法の適用除外ということを活用した民泊ですね、それの検討をしたいということでは挙げているところでございます。現在、庁内でも民泊を進めるにはどうしたらいいかという検討を進めているといったところでございます。

酒井委員

 すみません、前段にやはりサンプラザがありますよと。ホテルに関しては少ないというふうなことをおっしゃられましたよね。それで民泊というような。まあ、民泊で今考えていることが全部補えるのかというのは、僕はやっぱり難しいところもあると思うので、それがやっぱり中野の、弱いところかもわかりませんけど、いいところであって、中野の現実だと思いますので、そのあたり、やっぱりしっかり押さえていただいて、いい言葉、いい目標を持つのは大切だと思いますけれども、身の丈に合った形で、しつこいようですけど、進めていただきたいなと思っています。要望です。

白井委員

 内川委員、近藤委員、そして、酒井委員からありましたけど、私も同じようなことを思います。読みました。ですけど、中身が何を書いてあるのか残らないという感じなんですね。グローバル都市戦略、酒井委員から一言でいうと何ですかという話だったんですけど、私も改めてそこからもう一回お聞きしたいなと思ったんですけど、自分なりに質疑を聞いていて思ったのは、イベント誘致のために箱物をつくります、外国人さん、ぜひ来てくださいと、こんな感じのイメージがすごく強かったんですけども、違うというならばどこが違うのか、もう一回否定していただければと思うんですけど、いかがでしょうか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 先ほどもちょっとお話ししたとおり、幹事会の中でも、とにかく中野に人を呼んでくる、コンテンツを呼んでくる力といったものは今十分とは言えないと。そうした中では、この拠点整備の中でイベントを打つということもあるでしょうし、また、ここでの就業人口をふやしていくといったこともあろうかと思います。そうしたもので中野の活性化を図っていくということが重要だと考えております。

白井委員

 先ほどからイベント、イベントというのが続くんですけど、どうもターゲットを絞り込んでいるような感じじゃなくて、何でもいいからというイメージなんですよね。なので、ホールだとかというのも多目的という感じなんですけど、例えばここの脅威のところに新宿と、先ほど酒井委員も挙げていましたけど、こんなところと競合してもとか、イベントホール的なところって23区の中でもたくさんあって、ほかと競合してでもここを狙うというのであれば、もう少し絞り込んでいかないとなかなか勝負にならないんだろうなと思うんです。個別にこういうイベントだとか、これをというものがないんでしょうか。あるんでしょうか。漠として何となく場所だけは準備しますというふうに見えるんですよね。現在絞り込んでいるターゲットというのがあれば、教えていただきたいと思うんですけども。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 具体的にどんなイベントをやったらいいかというのは、具体のイメージは持っておりません。ただ、ここで活動基盤をきちんと整備するといったことが必要だというふうに思っております。特にこの間の流れを見ていきましても、中野四季の都市(まち)の開発、これによってさまざまなイベントがふえた。また、就業者がふえたといったようなことを捉えておりますので、今後の開発におきましてもそうしたきちんとした活動の場を確保していくといったことが重要な点だと考えております。

白井委員

 再整備が行われている自治体はたくさんあります。地方は地方で、ある意味積極的な国際会議を誘致するだとか、また、この専門家の方々が当然観光資源にも結びつくようにというやり方をするんですね。うちの地元ではこういう特産があります、こういう名所がありますというのをあわせてやるんですけど、どうももともとの中野区の資源とリンクさせるところもぱっとしないというか、何をどうしたいのかわからなくて、タイトルの一番初めのやつだけ見ると、どうも中野からの発信かなと思うんです。「個性豊かな都市活動を、中野から世界へ」というサブタイトルがついているんですけど、中身を見ると発信というよりも、ぜひ外国人さん来てくださいと。何に対してというと、とりあえず場所を設けるのでイベントでと。ただ、特に設けているわけではないんですと。これからいろんなことを打って、そのためにはいろんなものができるようにという漠としたイメージの整備なんですよね。もう少し絞り込んでいかないと、多くの自治体が整備する中、中野区を選ぶという対象にはならないんじゃないかなと思うんですけども、あえてこの整備をした上で、ほかの自治体よりも中野区が選ばれるようなという理由づけが必要だと思うんですけども、この辺をどのように考えますか。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 今後の取り組みの仕方かと思っております。例えば13ページにも、観光についての連携といったこともあります。これは、今我々区がこういった戦略をつくっているところでございますけども、具体的にどんな催しをやったら人が来るだろうか、あるいは、発信力を持てるだろうか。これはまさに産学公の連携の中でさまざまな知恵を出し合ってつくっていく必要があろうかと思っています。現在の戦略というところでは、こういった基盤をつくっていくということがベースになろうかと思いますが、今後の取り組みをどうしていくかといったことが非常に重要な点だと考えております。

白井委員

 なかなかかみ合わない感じがするんですけど、象徴的なところを言います。漠としているというのは、先ほど内川委員から、いわゆるサンプラザの跡地の再開発のお話で、アリーナというお話がありました。今、パートナーシップ企業でしたっけ、グループで提案いただくところ、2グループほどあったかと思うんですけども、これ、現在提案されているのはアリーナですか。それとも、いわゆるコンサートホールのタイプですか。お伺いしたいと思います。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 現在、区役所・サンプラザ地区再整備で事業構築パートナーから提案をいただいております。これにつきましては第3回定例会での一般質問であったかと思いますけれども、パートナーのグループからはアリーナの可能性ということでの提案も挙がっているといったところでございます。

白井委員

 アリーナの可能性もという感じですか。具体的に提案を受けているのはアリーナなんですか。ホールをメーンとしてですか。いわゆるコンサートホールを中心として。まだそこまで具体的になっていませんか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 もともとの提案がホール、コンベンションということでございますけれども、アリーナというのがどういった定義をするのか。それによって変わってくるものだと思いますけれども、例えば平土間の形のホール、それが多目的に使えるということでアリーナという表現をするということもあろうかと思っております。単純にアリーナ=体育館ということではございませんで、さまざまなイベントができる集客交流施設というようなことをイメージしておりますので、パートナーからはそのような可能性もあるのではないかという提案を受けているところでございます。

白井委員

 僕も概要文しか見ていないのであれですけども、ただ、あれを読む限りは、むしろ今のサンプラザ機能の、いわゆるコンサートホールをメーンに、アリーナの可能性もというイメージで読み取らせていただいているんです。積極的にアリーナの提案があったというふうには、あの報告から見られないんですけども、この点、もう一回確認したいと思うんですが、今のでどうですか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 提案の概要図につきましては、当初の提案をベースにしたものでございまして、その後意見交換を2回ほど設けておりますけども、その中でアリーナの可能性もあるのではないかと。さまざまな事例が、都内というか日本全国で行われているホールの形態、そうしたものからアリーナといった可能性もあるのではないかということで示されたものでございます。

白井委員

 ちょっとやりとりがあれなんですけど、区側が考えているイメージがアリーナに近い。事業者提案はコンサートホールをベースとしてきたという、こんなイメージなんですけど、これも違いますか。

石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)

 こちらにつきましても第3回定例会で区長から答弁させていただきましたけれども、区としてもアリーナの可能性といったものを検討しているということでございまして、これにつきましてはさまざまなイベントが――これも繰り返しになりますけど――できる施設ということで、その可能性を検討しているところでございます。

白井委員

 多目的集客施設というのをあえて今何度も何度も質疑を繰り返したんですけど、ポイントが絞り切れていないから何とでも使えるようなという、この多様性とか多目的という言い方なんですけど、これはなかなか無目的にしか響かなくて、自分たちでこうしたい、これをするんだというのがないがゆえに、何とでもなりそうなものという感じがするんですね。だからこそグローバル都市戦略って何ですかと一言言ったときに、たくさん書いてあるんですけども、あ、これなんだなというふうに残らないというか、読んだけど何だろうと。何回も読み返しながらも、先ほどから質疑を繰り返しながらも、中野区が目指すのはこれなんだなというのが、私はなかなかぴんとこないところなんですよね。これはまだたたき台ですので、あ、中野区ってこれなんだなというのをどう発信していくかというのはすごく大事だし、みんなに理解してもらうのが大事だと思うんです。大がかりな仕組みですよ、これ。こけたら本当に中野区、後にも先にも大変な事態になる状態なので、しっかり練らないとという。単なる計画じゃなくて、これに基づいて相当予算を割いていかなきゃならない仕組みになります。場合によっては中野区の今後の財政、20年後を目指して50年後も選んでいただくというんですけど、20年後、50年後まで響く計画にならないようにというところが一番危惧するところです、私としては。中身のほうを、タイミング的にはものすごくタイトなつくり方をしているんですけども、練り込んでいただく必要があると思っていますけども、最後、改めてもう一回お伺いしたいと思います。

石井都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当)

 これもこれまで述べてきたところではございますけども、中野駅周辺の拠点性を強化するといったことが非常に大きな点だと思っておりまして、またさらに、集客交流施設を拠点とした差別化を図っていくということが必要だと思っております。そうした中で、まずそうした活動の基盤をつくっていくと。その中でさまざまなコンテンツができるこの中野、そこから世界に対して発信していくといったことが必要でございまして、もうこれについては戦略として一旦まとめていくにしても、さらに具体の取り組みをどう進めていくか、これが非常に重要な点でございます。特にこの中野区グローバル戦略推進協議会における協議、それから推進体制、そうしたものを構築していくこと、これが非常に重要だと考えております。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に2番、中野駅西口地区まちづくりについての報告を求めます。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 それでは、中野駅西口まちづくりについて御報告させていただきます(資料4)。中野駅西口地区まちづくりについては、既に地区計画の都市計画案について報告したところでございます。別添資料として添付してございます、中野駅西口地区地区計画案の概要については、既に第3回定例会の本委員会において説明したものでございます。その際に、都市計画決定に向けた今後の予定ということで報告させていただきましたが、その都市計画決定に向けた手続の状況について報告をさせていただきます。

 お手元の資料の1番、中野駅西口地区地区計画案の概要について、これは既に本委員会において報告をさせていただいたものでございますので省略をさせていただきます。

 2番目の説明会の開催の概要についてでございます。日時は平成27年10月26日(月曜日)19時から20時20分、会場は中野区役所7階会議室において行いました。内容は、中野駅西口地区の地区計画案にかかわる説明でございます。当日は17名の参加者がございました。

 それから、3点目の都市計画決定にかかわる手続についてでございますが、平成27年11月2日から11月16日に都市計画案の縦覧を行っております。そして、平成27年12月22日、都市計画審議会への諮問、答申を受ける予定となってございます。平成28年1月に都市計画決定・告示となる予定になってございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

内川委員

 1点だけ。説明会ですよね。今口頭で17名の参加があったということなんですが、当日の質疑応答の内容をちょっと御説明いただければなと思います。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 当日の質疑ということなんですが、特に都市計画案の中身そのものについての反対意見等はございませんでした。質疑については、質問もしくは要望に関するものでございました。内容としましては、新北口広場にかかわるものが2件、駅周辺の駐輪場にかかわるものが1件、誘導型まちづくりについてのものが2件、それから、補助221号線にかかわるものが1件、以上でございました。(「内容をちょっと」と呼ぶ者あり)具体的な内容でございますか。

 そうしますと、例えば新北口広場についてのことなんですが、これは駐輪場にかかわる、どこが駐輪場になるんだというような話。それから、新北口広場については、イメージ図の中のデッキ上の屋根が小さいとか大きいとか、そういう話。それから、誘導型まちづくりについては、誘導型まちづくりで地元の方と一緒に考えながら段階的に地区計画を整備するということで説明しているんですが、方向性を出してもらいたいというお話。それから、221号線については、環状七号線までつながるのかどうかというような御質問。若干、地区計画の都市計画案の説明会ではあったんですが、それから外れた内容が多かったように感じます。

内川委員

 よくこういった説明会をやっていただいた後に、当日の主な質疑応答の内容みたいなものをいつもつけていただくんですけれども、今後も説明会を続けるに当たって、そういった意見、区側の答弁、そういったものをまとめたものを示していただけるんですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 今回の説明会は、地区計画を都市計画決定するための手続としての説明会でしたので、特に質疑の内容についてはこれまでどおり出さないということにしております。都市計画の手続上の説明会と、あと任意の説明会というのがございます。任意の説明会は、これはあくまでも任意の説明会で、フリーにいろいろやりとりをしてございますので、そういった際には質問の内容と区側の回答といいますか見解を、それは委員会のほうにも出させていただいております。(「あるんですね、今後そういうのは。これから」「ちょっと休憩してください」と呼ぶ者あり)

委員長

 ちょっと休憩します。

 

(午後2時03分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後2時10分)

 

近藤委員

 この説明会ですけれど、17名というのはどういった方というのはわかりますか。周辺の方ですとか、どういった方がいらしていたかということはわかりませんか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 現在出席者について名簿等はとってございませんので、どういった方が来ているかというのは正確にはわかりません。ただ、質問のときに、これは任意なんですけど、所在地とお名前をお聞きしておりまして、ちなみに質問を出した方の所在地から見ると、どちらかというと中野三丁目以外の方が多かったようです。

近藤委員

 中野三丁目以外の方が多かったということですけれども、これ、都市計画決定に係る手続のことを御説明されたということなんですけれども、この内容がどういう内容で、今回はどういう説明があるということは、中野三丁目・四丁目の方というのは周知されているんですか。こういう説明会がありますよというのはわかるようになっているんですか、そこの方たちには。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 説明会の事前のお知らせについては、区報や区のホームページ等で事前に周知するという形をとってございます。

近藤委員

 せっかくこういった説明会をされているんですから、やはりこの三丁目・四丁目の方たちにもわかるように、今開催していますよということが届くような形にしていただいて、本当に重要な、そこにかかわる人たちの御意見というのが、今回のはそういう意見を届けるところではなかったといいますけれど、いろいろなことで御相談を受けたりしますので、なるべく区と接触する。せっかく開いた説明会に出席していただけるような形をとるのがいいと思いますけれど、いかがですか。

吉田都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)

 西口地区のこういったまちづくりの説明会については、素案の段階、任意の説明会、それから原案の段階での説明会、今回は都市計画案の説明会ということで、何度も段階を踏んでやっております。今、委員がおっしゃったとおり、特に地区計画の中に、例えば土地をお持ちの方とか、そこで借地をしている方とか、権利をお持ちの方については特にその利害関係が強い方々ですので、原案の説明会の段階では、登記簿等を見て権利をお持ちの方に個別に郵送して、こういった説明会をやりますということで徹底してやってございます。今回は都市計画案ということで、広く区民の方を対象にして説明会を開催しているという趣旨のものでございます。

近藤委員

 御丁寧にたくさんの説明会をやられていると思うんですね。それでもまだわからないという方などがいらっしゃるので、そういったところにもやっているという、開催が届くような形というのは丁寧にこれからもやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に3番、平成27年度(2015年度)第3回中野区都市計画審議会についての報告を求めます。

豊川都市基盤部参事(都市計画担当)

 それでは、3番、平成27年度(2015年度)第3回中野区都市計画審議会について御報告いたします。お手元の資料(資料5)をごらんいただきたく存じます。

 開催日時ですが、平成27年(2015年)10月19日(月曜日)午後2時から、区議会の第1委員会室をお借りして開催いたしました。

 内容でございますが、次第をごらんいただきたいと思いますけども、当日は諮問事項が(1)から(8)までの合計8件、それから、報告事項が(1)、(2)の2件ございましたが、これは、諮問事項につきましては大きく二つの案件に分かれておりまして、まず一つとしては、(1)の都市計画公園にかかわる都市計画の案件でございます。それから、もう一つにつきましては、(2)から(8)でございますけれども、囲町地区にかかわる――これは再開発事業を予定しておりますが――都市計画の案件についてという二つでございます。

 それでは順に御説明いたします。

 まず諮問事項の一つ目でございます。赤いインデックスをつけておりますが、1番をごらんいただきたいと思います。この諮問事項の1番目ですが、東京都市計画公園第3・3・123号弥生町六丁目公園の追加についてでございます。これは、弥生町六丁目の旧国家公務員宿舎跡地を区が取得しまして、公園を整備することを計画しておりますが、これを都市計画として決定しようというものでございます。なお、本件につきましては、本年第2回定例会中の当委員会におきまして御報告済みですので、内容の詳しい説明は省略させていただきたいと存じます。

 資料をごらんください。変更概要、都市計画の案はそこにあるとおりでございます。2枚目以降は、資料がついておりますが、これは説明を省略させていただきます。3番、スケジュールですが、これも見ていただきまして、10月下旬には都市計画、これはもう決定しておるということでございます。

 本諮問事項につきましては、御審議いただきました結果、案のとおり了承いただいておるところでございます。

 次に、諮問事項の二つ目でございます。赤色のインデックスの2をごらんいただきたいと思います。囲町地区に係る都市計画案についてでございます。これは、中野四丁目の四季の森公園の南側の囲町地区につきまして、市街地再開発事業によりまちづくりを進めることが予定されておりますが、それに当たって必要な都市計画を定めるというものでございます。なお、本件につきましても、本年第3回定例会中の当委員会におきまして御報告済みですので、内容の詳しい説明は省略させていただきます。

 ざっと概略でございます。まず1番、都市計画案の名称でございます。(2)から(8)のとおりでございますが、(3)の都市計画用途地域の変更は東京都が決定いたしますが、あとは全て中野区が決定と、そういったものでございます。

 2番、理由でございます。都市計画決定の理由書を別紙1、青の小さいインデックスがございますが、別紙1の1から7をつけておりますが、これは後ほどごらんいただきたいと思います。

 それから、3番、都市計画の概要でございます。それぞれにつきまして概略をお示ししてございます。(2)は東京都市計画地区計画囲町地区地区計画の決定でございます。(3)は用途地域の変更に関する内容でございます。(4)が高度利用地区の変更内容でございます。次の裏ページでございますが、(5)第一種市街地再開発事業の決定に関してでございます。(6)は都市計画道路幹線街路補助線街路第221号線の変更、若干線形を変更する関係でございます。(7)ですが、高度地区の変更。(8)は準防火地域を防火地域に一部変更すると。そういった内容でございます。

 4番、都市計画の案でございます。それぞれの都市計画の案につきまして、青い小さいインデックスの別紙2でございますが、以下、法令に定められた図書がつけてあります。これは後ほどごらんいただきたいと思います。説明は省略させていただきます。

 それから、3ページ目、5番でございます。当該都市計画の経緯及び今後のスケジュールでございます。そこにありますとおり、6月4日、説明会からスタートいたしまして、9月に入りまして9月16日には都市計画の案に係る説明会、24日から10月8日にはこの都市計画案の公告・縦覧及び意見収集がありました。10月19日にはこの都市計画審議会を開きまして、今後12月中旬には都市計画決定をする予定となってございます。

 6番、この都市計画の案に対する意見書の要旨及び区の見解です。これは今申しましたスケジュールのうち、9月24日から10月8日の間の都市計画の案の公告・縦覧、この際に出された意見を取りまとめしたものでございます。これは青インデックスの別紙3をごらんいただきたいと思います。意見書の要旨及び区の見解という冊子、別紙3が出てまいります。めくっていただきまして、これは関係する都市計画に関する意見を取りまとめしたものでございまして、大きく賛成の意見に関するもの、反対の意見に関するもの、それから、その他に関するものという取りまとめをしてございます。まず賛成の意見に関するものは2通、2名の方からいただいております。内容はごらんのとおりでございます。それから、反対の意見に関するもの、これは1通、1名の方からいただいております。それから、次のページですが、その他の意見に関するもの、これは1通、1名の方からいただいております。内容はごらんのとおりでございました。

 それで、本件、いずれもでございますが、御審議いただきました結果、案のとおり了承いただいているところでございます。

 続きまして、報告事項でございます。

 まず報告事項の一つ目ですが、赤色インデックスの3番をごらんいただきたいと思います。これは、中野駅西口地区まちづくりについての報告でございました。なお、本件は本年第3回定例会中の建設委員会で御報告済みでございますので、詳しい御説明は省略させていただきます。別紙1は中野駅西口地区まちづくり基本方針、それから別紙2、中野駅西口地区地区計画案の概要を添付しております。これはごらんいただきたいと存じます。

 3番です。中野駅西口地区地区計画の決定に係る都市計画手続についてでございますが、まず(1)です。中野駅西口地区地区計画原案に係る手続は、ごらんのような経過をたどっております。それから、(2)今後の予定でございますけども、ことし12月から来年の1月にかけて都市計画決定・告示をすると。そういった想定で進んでいるところでございます。

 それから、報告事項の二つ目でございますが、赤色インデックスの4番をごらんいただきまして、大和町中央通り沿道地区地区計画の原案についてでございます。これも先ほど同様に第3回定例会中の建設委員会で説明済みのものでございます。

 まず1番、大和町中央通り沿道地区地区計画原案について、これは別紙にお示ししています。これも御説明済みでございますので、説明は省略させていただきます。裏面には関連する都市計画について素案をお示ししてございます。

 2番、これまでの経緯でございます。これもごらんのとおりでございまして、平成27年8月までの経緯をお示ししてございます。

 それから、3番、今後の予定でございますけども、今後の予定といたしましては、来年の1月に地区計画及び都市計画変更の諮問を行った後、3月ですが、都市計画決定及び不燃化促進区域の指定をすると。そういった予定になっているということでございます。

 都市計画審議会の報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に4番、株式会社ジェイコム中野との災害情報及び行政告知放送の再送信に関する協定についての報告を求めます。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 それでは、株式会社ジェイコム中野との災害情報及び行政告知放送の再送信に関する協定について御説明いたします(資料6)。

 1、要旨でございます。株式会社ジェイコム中野からケーブルテレビサービス網のある自治体と協定を結んでいる「緊急地震速報と自治体の防災行政無線放送を提供するサービス」につきまして、中野区でも実施したいという提案がございました。このサービスに協力することによりまして、区民が自宅などの屋内におきまして防災行政無線の情報を得ることが可能になります。区民の災害情報を得る選択肢が広がることから、この提案を受けることとし、ジェイコム中野と協定を締結したものでございます。

 2の概要を御説明いたします。協定締結日は、(2)のとおり平成27年10月20日に締結いたしました。

 (3)主な協定内容でございます。①防災行政無線放送の再送信の同意。中野区は株式会社ジェイコム中野に対し、災害情報及び行政告知放送(防災行政無線放送)の提供及び同社が再送信することについて同意いたします。②経費の負担でございます。災害情報及び行政告知放送(防災行政無線放送)の再送信に係る経費は、株式会社ジェイコム中野の負担といたします。

 内容を御説明いたします。恐れ入りますが、1枚おめくりいただきまして別の資料をごらんください。こちらはジェイコムが東久留米市で提供しているサービスの広報資料の写しでございます。こちらの写しの真ん中にございますように、この防災情報サービスを申し込みますと、真ん中にある端末をジェイコムが各家庭に取りつけます。この端末から緊急地震速報や、この場合ですと東久留米市が流す防災行政無線放送の内容が屋内に自動的に放送されるものでございます。これはジェイコムのオプションサービスになりますので、加入者につきましては月額税抜き300円、そして、ジェイコムの未加入世帯につきましてもこのサービスだけ申し込みことができます。その場合ですと、月額税抜き500円の負担が必要となります。

 再送信の仕組みを御説明いたします。すみません、別の資料の裏面をごらんください。裏面の上のほうにございますとおり、区の庁舎から防災行政無線スピーカーに流す回線の途中にジェイコムへの分岐を設けます。この分岐を設けることによりまして、区が防災行政無線を放送したのとほぼ同時に、ジェイコムのほうでこのサービス加入世帯に対しまして再放送が可能になるものでございます。緊急地震速報につきましては、これまでどおり気象庁から直接ジェイコムのほうに送信されまして、ジェイコムからこの専用端末のほうに緊急地震速報が放送されます。

 すみません、お手数をおかけしますが、1枚目の裏面をごらんください。このサービスの提供時期でございますが、現在ジェイコム中野では12月から提供できるよう、器材の配置ですとか、あと、広報資料の準備等を行っております。

 (6)は参考でございますが、本サービスを導入済みの都内の区市についてはごらんのとおりでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

内川委員

 ジェイコムにかわって区が何か営業活動しているような感じに今聞こえたんですけれども、これ、300円、500円、費用がかかるんですけれども、区のほうとして、例えば高齢者の単身者の家には多少助成するよとか、そういった考えは一切ないんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 一部の世帯について、月額利用料の負担につきましては、今のところ検討してはおりません。

内川委員

 他の自治体も全く同様の内容ですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 現時点でこの利用料に関する助成等を行っている区市はございません。

白井委員

 どうしてもこのサービス機器のほうに――サービス機器というのかな、設置機器のほうに目が行ってしまうんですけども、わかれば教えてください。これ、再放送と書いてあるんですけども、屋外でパンザマストから流れるのと室内で再送信されたときのラグってありますか。ボアンボアンとなるのか、同時に放送されるのかという。この辺のラグはないのでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 再送信に関しては電気的なタイムラグですので、ほんの0.何秒ぐらいだと思いますが、そのくらいのタイムラグ。ほぼ同時に流れます。

白井委員

 久留米市のというので、図というのかな、絵がついています。これを見ると、液晶画面があって、表示文字か何かが出そうな気がするんですけども、音声だけでしょうか。例えば、ぴかぴかと光るだとか、そのときに文字が見えるとなると、聴覚障害のある方々にも対応できるのかなと思うんですけども。また、「機種はお選びいただくことはできません」と書いてあるんですけども、そのような、いわゆる障害のある方、音声だけではなかなか災害時の情報がつかめない方にも対応できるような機器なんていうのはあるんでしょうか。わかれば教えてください。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 すみません、このジェイコムの機器につきましては、これは音声のみで、液晶画面はこの機器の各種制御を表示するだけでございまして、防災情報について文字で表示する機能はございません。(「あくまでも音声ね」と呼ぶ者あり)はい。あと、防災行政無線の機器で、その防災行政無線の内容を文字化するという機器は確かに存在いたしますが、区が導入している無線機器につきまして、その製品はまだ市販化されてはおりません。

白井委員

 ちょっとこれは確認なんですけど、今回のサービスに加入するかどうかは別として、そもそもケーブルテレビに加入している世帯、中野区全体の何割ぐらいというのを昔聞いたことがあるんですけども、現状掌握されていますでしょうか。わかれば教えていただきたいと思うんですけども。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 申しわけありません。現時点で区民のジェイコム加入世帯は、当方では把握してはおりません。

酒井委員

 この行政告知放送というのは、地域にスピーカーがありますよね、あそこから流れるもの全部という理解でいいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい。委員御理解のとおり、パンザマストから流れる全てのものが同じように流れます。

酒井委員

 すると、防災公園の告知だとかもあそこから流れるときがありますよね。それは光化学スモッグのことだとか、そういったものもという理解でいいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 御理解のとおり、パンザマストから流れるものは全て流れます。補足いたしますと、音量調節が可能ですので、もし放送がうるさかったら、ふだんは音量を下げていただきます。ただ、緊急時の場合は機械制御で自動的に音量が上がりますので、緊急時の放送を聞き漏らす心配はございません。

酒井委員

 それから、これまで災害時だとか、川が大雨によってだとかというのも何かあったような気がするんですけれども、僕が勘違いしていたら申しわけないんですが、これまではどうであって、今後どう変わるというのをちょっとわかりやすく。これまで全くそういったものは見られなかったんでしたかね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 これまでのところ区で防災無線の流す内容を屋内に流すという機器は、特に整備しておりません。補足いたしますと、高齢者施設ですとか子ども用施設とか、そういったものにつきまして個別受信機の設置は現時点で進めてはおります。

酒井委員

 いや、違います。防災無線で流れたことをこういうふうにテレビでするというのは、なかったのはわかっているんですけれども、ケーブルテレビにおいて中野のそういった災害時においての告知というのは全くなかったんでしたかね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 ジェイコムとこれまで結んでおります協定では、災害時におきまして区のほうから災害情報の提供をジェイコムに依頼すると、ジェイコムのほうで災害情報を臨時に放送していただく、そういう協定は行っておりますし、先般御報告いたしましたが、ジェイコムのほうに区のほうから直接字幕放送を流すことも可能ではございます。

酒井委員

 すると、これまではそういったお願いをすると流していただいていたということですよね。今後こういった制度になって、防災無線で聞きづらい点だとかをしっかりと再送信することができますよということですよね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい。委員の御理解のとおり、このサービスに加入していただきました区民につきましては、防災行政無線の内容は自動的に各家庭の中に流れることになります。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に5番、平成27年度中野区帰宅困難者対策訓練についての報告を求めます。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 平成27年度中野区帰宅困難者対策訓練について御説明いたします(資料7)。

 1、要旨でございます。中野区帰宅困難者対策行動計画に基づきます帰宅困難者対策を検証することで、実効性の高い帰宅困難者対策を実現するため、帰宅困難者対策訓練を実施するものでございます。

 2の訓練目的を御説明いたします。中野区帰宅困難者対策協議会の参画団体を対象として、情報提供ステーション及び一時滞在施設の開設・運営訓練を行うことで、当該業務の習熟を今回の目的としております。

 3の訓練内容でございます。(1)日時でございますが、平成27年11月27日(金曜日)の午後2時から3時でございます。これは本当に申しわけございません。実はこの日は第4回定例会の開催予定日でございまして、この時間はちょっと議員の皆様の御視察はいただけない時間でございます。補足いたしますと、この帰宅困難者対策協議会の参画団体のほうと訓練日程を調整する際、各団体の御都合をやったところ、どうしてもこの日でないと団体が参加できないということでございまして、本年度はこの時間にさせていただきます。

 (2)会場でございます。今回につきましては、中野四季の森公園及び明治大学の中野キャンパスで実施いたします。

 (3)の訓練項目でございます。①番、情報提供ステーションの開設・運営訓練といたしまして、情報提供ステーションの設置、防災行政無線による区災害対策本部との通信、来街者への情報提供、一時滞在施設への避難誘導を行います。②、一時滞在施設の開設・運営訓練におきましては、防災行政無線による区災害対策本部との通信、イ、資機材の運搬及び設置、ウ、帰宅困難者の受け入れ、名簿作成、エ、ホワイトボード等による情報提供及び物資の配布を行います。

 訓練参加団体でございますが、(4)のとおり帰宅困難者対策協議会の参画団体(49団体)からそれぞれ職員の方を数名出していただきまして、現在総勢60名規模の訓練を予定してございます。具体的に申し上げれば、情報提供ステーションに約10名、一時滞在施設の運営スタッフとして20名、残り30名は仮想の帰宅困難者役として、実際に帰宅困難者の対応について体験することを予定してございます。

 (5)訓練の流れでございます。ごらんのとおり午後2時に区内に震度6強の地震が発生したとして、訓練参加者は一時滞在施設である明治大学、もしくは四季の森公園に集合していただきます。その後、区の災害対策本部から行政無線で依頼等を行いまして、情報提供ステーションの開設、一時滞在施設の開設を行います。一時滞在施設が開設されましたら、その旨を区の災害対策本部と情報提供ステーションに無線連絡いたしまして、その連絡をもって仮想の帰宅困難者役を、情報提供ステーション運営スタッフが一時滞在施設である明治大学まで実際に誘導いたします。そして最後、明治大学のほうで帰宅困難者の受け入れの手続の訓練を行っていただきまして、備蓄していました物資の配布を行うと。そこまでが訓練内容でございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

酒井委員

 今回これ、初めてこういった訓練というのは、たしかそうでしたかね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 昨年度3月13日に1回目を行い、今回第2回目の訓練となります。

酒井委員

 すみません、失礼しました。それで、区内にはこういった帰宅困難者が発生した場合、受け入れる施設というのが今幾つかあると思うんですけれども、それがどれぐらいあって、その施設の管理者に関しては今回皆さん参加されるという理解でよろしいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 現時点で一時滞在施設として提供していただける施設が約7施設ございまして、いずれもこの帰宅困難者対策協議会に参画していただいております。今回も訓練に御参加いただける予定でございます。

酒井委員

 それで、今中野区ではこういった防災関連の訓練というのは、先日は災害医療救護訓練の御報告もあったかと思いますし、それから総合防災訓練、その他の御予定はあるんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 区が実施しております防災訓練関係でございますが、年度の順番を追って申し上げますと、水防訓練を行い、そして医療救護訓練を行い、総合防災訓練と帰宅困難者対策訓練を行っております。

酒井委員

 それぞれ必要な訓練だとは思うんですけれども、例えば医療救護訓練に関しましては総合防災訓練とかなり重なる部分があったりしていると思うんですね。すると、この四つ、やはり必要なんだという中でこういった訓練を進めていくことを考えると、これまでつくり上げてきた経緯というのは重々承知しておりますが、それぞれやはり特化した中でしっかり訓練をして、さまざまな団体の方も参加されますので、時間的なことだとかもあると思いますので、そういったことも今後考えていただきたいなと思います。要望です。

細野委員

 昨年度第1回目が行われたということなんですが、1回目の訓練から見えてきた課題なりというものを踏まえての、今回の2回目の訓練ということになるんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 第1回目の訓練を実施した際は、情報提供ステーションの開設訓練、そして、一時滞在施設の開設訓練を行いました。今回は一歩進めまして、そこに仮想の帰宅困難者役をつくっていただきまして、帰宅困難者を実際に誘導して受け入れる、そこまでが今回の拡張内容でございます。

細野委員

 訓練自体は午後2時から午後3時ということなんですけれども、実際にもし災害が起こったとなると、例えば宿泊する方とかもいるという想定ですよね。という訓練でよろしいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 帰宅困難者対策について御説明いたしますと、地震発生直後は東京都の帰宅困難者対策条例に基づきまして、区内の各事業所においてなるべく帰宅困難者を帰宅させない、そういった対策に取り組んでいただきます。ただ、その対策ではカバーし切れない、どうしても帰宅するという方につきまして、こういった四季の森公園に1回集合していただき、そして、一時滞在施設の開設を行って、そこで一時的に収容すると。そういったことが帰宅困難者対策の基本的な枠組みでございます。それについて訓練いたします。

細野委員

 その一時滞在施設というのは、宿泊も前提の施設なんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 一時滞在施設につきましては、都の指導に基づきましておおむね3日程度宿泊する想定でお願いしております。

細野委員

 今回帰宅困難者の方々の人数の想定は何人でなさっているでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 今回参画団体に依頼していますのが、30名前後の仮想帰宅困難者役を用意することを予定しております。

細野委員

 そうしますと、この訓練が終わった後は、この訓練を踏まえてまた会議なりを行って、さらに課題を皆さんで話し合われるというような流れになるんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員御指摘のとおり、中野区帰宅困難者対策協議会におきましてこの訓練経過についても反省し、さらに改善に努めてまいります。

酒井委員

 すみません、さっき聞き漏れがあったので。これ、会場は四季の森公園及び明治大学キャンパスなんですけれども、帰宅困難者の受け入れ施設が七つあると言っておりましたけれども、毎年そういった施設を主体として、場所を変えて行っていくようなイメージでよろしいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員御指摘のとおり、帰宅困難者受け入れ施設については、なるべく多くの施設に体験してもらうよう年を追ってお願いしていく予定でございます。

酒井委員

 それで、3の内容の(4)番の参画団体のところで、さまざま大きな団体がある中で町会が7町会でしょうかね。すると、これは帰宅困難者受け入れ施設がある地元町会という理解でよろしいんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 駅前とか一時滞在施設の近くに属する防災会の方の御協力をいただいております。

酒井委員

 帰宅困難者受け入れ施設があるところの当該町会なのか。これ、どういうふうにやっているんですか。細かい話でいいますと、JR東中野駅なんて東中野五丁目小滝防災会なのかなと思うんですけれども、あと東中野四丁目なんですね。ですから、帰宅困難者受け入れ施設がある地域の中での、当番町会じゃないんですけれども、そういった町会の代表の中で出てきてもらっているという理解でいいんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 すみません、説明が不足していました。御指摘のとおり東中野五丁目小滝防災会につきましては、west53rd日本閣様が一時滞在施設になっていただいていますので、そういった形で滞在施設の地域の御協力をいただいております。

酒井委員

 すみません、今お聞きしたのは、細かい話じゃなく、帰宅困難者受け入れ施設がある近隣の町会の中で、それは幾つもあるじゃないですか、町会にまたがっている場所もあるので、その中の代表町会として出てもらっているということなんですね。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 地域を代表する防災会として入っていただいております。

酒井委員

 細かい話で申しわけないんですけれども、その帰宅困難者受け入れ施設の近隣の町会というのは、ここに名称が載っておりますけれども、そのほかにも近隣にはあろうかと思うんですね。ずっとここが代表で出てきておりますのでこのような記述になると思うんですけれども、こういった訓練をしたというのをやっぱり町会同士、横のつながりで連携してもらうというのも大切かと思いますので、そういったところをちょっと片隅に置いていただきたいなと思います。要望です。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に6番、その他で何か報告はありますか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 それでは、LED街路灯のランプ不具合について、口頭で報告いたします。平成21年度から平成25年度の5カ年で区内街路灯の全て、約1万6,000基をLED化したところですが、そのうち特定メーカーの製品312基でランプの不具合が確認されました。不具合の内容は、製品の定格寿命が4万時間のところ、放熱に関する構造上の問題により約5,000時間から1万時間程度で必要照度が確保できなくなる場合があるというものです。ランプ交換に要する費用は全て製造会社の負担となりますが、本日時点で約半数に当たる約160基の交換工事が完了し、11月中には312基全ての交換が完了する予定です。

 報告は以上です。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありませんか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 それでは、私からは、先日の10月24日(土曜日)及び25日(日曜日)に開催いたしました「2015東北復興大祭典 なかの」の実施結果につきまして、口頭により御報告いたします。

 まず、2日間の来場者数でございますけども、両日とも天候に恵まれまして多くの人でにぎわいました。広報担当の発表で、24日の土曜日が13万人、翌日の25日の日曜日が12万人ということで、2日間の合計で25万人の来場者数がありました。また、この大祭典におきまして中野区主催の東北復興祈念展を実施いたしました。区は現在復興支援のために、宮城県内の四つの自治体に職員を11名派遣してございます。そのうちの5名によりまして被災自治体の復興状況報告を、区役所1階のロビーに会場を設けまして実施いたしました。2日間で100名を超える方々が報告会に参加していただきました。さらにパネルの展示ですとか映像の放映などによりまして、数多くの方に被災地の復興状況や区の復興支援の取り組みをごらんいただきました。区役所前広場におきましては、被災地からの出展ブースなどのほか、区としましては職員派遣を行っております石巻市、東松島市、岩沼市、そして亘理町の特産品などを販売しまして、2日間で全て販売することができました。また、購入者の中には義援金をくださった方もいらっしゃいましたので、そのお気持ちを被災地のほうに届けたいというふうに考えてございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 他に報告はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。

 審査日程のその他に入ります。

 各委員、理事者から何か発言はありませんか。

内川委員

 新聞等の報道で、例の旭化成建材の杭打ちのデータ流用が中野区でもあったということなんですけれども、これに関しては建物の性格上、この委員会じゃないのかもしれないんですけれども、どこかの場面で進捗状況ですとか、現状ですとか、今後の対応ですとか、そういった報告というのはされるんでしょうか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 東京都のほうで情報をつかんでおりますが、区有施設については施設のほうで把握し、現在その調査等を行って、その報告を受けて建築行政のほうで都及び国のほうへ報告する予定になっております。まだその結果が出ておりませんので。なぜ建築行政が担当するかと申しますと、その行為に建築基準法の違反があったかどうかの判断をしなければなりませんので、その報告書を待って、それを吟味した上で東京都のほうに報告し、また国のほうへ報告するというふうになっております。

 それと、昨日ですが、きのうの夕方、東京都のほうで中野区内の都有施設ということで、白鷺の都営住宅について一部偽装があったというふうなプレス発表がございました。それにつきましても、けさ東京都のほうからファックスで資料が送付されてきまして、杭等については一応到達していると。ただ、今後異常がないかどうか、その辺の検証は進めていくと。今後詳細についてはまた改めて通知をするという報告を受けております。

 それと、東京都内356施設ございます。そのうち民間施設について約144施設が対象となっておりますが、それにつきましては各管理組合、所有者の方と東京都のほうで調整を図っているので、現時点では公表を差し控えたいということで報告を受けております。また時期が来れば、東京都のほうから正式にこちらのほうに通知をするということを受けております。

 それ以外の対応としまして、区民の方の不安を解消するために、建築分野のほうに問い合わせ等があった場合については、もし資料等をお持ちいただければ、その内容について説明できる範囲で御説明して、その不安を払拭するというような対応をいたしております。

酒井委員

 今、まず内川委員から質疑があったのは、議会に対しての報告はどうなっているんですかということだと思うんですよ。東京都がどうって、それは行政側のお話で、我々議会に対してどういう報告をしてくれるんですかと。それは経営室の施設分野が所管なので、総務委員会のほうで報告するんじゃないんですか。違うんですか。

尾﨑都市基盤部長

 今、委員がおっしゃったとおり、区有施設が今話題になっています。それについては経営室の施設分野、そちらのほうで対応することになりますので、私どもが直接それについてタッチするというのは……。先ほどちょっとその後の話をさせていただきました。

酒井委員

 いや、本当に小山内副参事が御丁寧にいろいろ教えていただいてありがとうございました。恐らく今議会としてどういう対応があるんですかということもあったかと思うので、総務委員会の所管で経営室の施設分野ですよということだったと思うので確認したかったところです。やっぱりさっきあった、区民の方の不安があればというふうな、不安を払拭してあげられるようなことも建築分野でされるということだったかと思うんですけれども、そうであれば、先にそちらのほうから御報告があったほうがありがたかったのかなという。非常にいい施策、もしくは住民に対して寄り添ったことをしようとしているわけですから、そういったことがあれば逆に教えていただきたかったなと。次からまたお願いします。

委員長

 よろしいですか。――はい。

酒井委員

 すみません、何度も。休憩していただいてよろしいですか。

委員長

 休憩いたします。

 

(午後2時53分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後2時56分)

 

 他に発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、次回日程について協議したいので、委員会を休憩いたします。

 

(午後2時56分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時57分)

 

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から連絡させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定いたします。

 本日予定した日程は全て終了しますが、委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会いたします。

 

(午後2時57分)