平成23年06月20日中野区議会建設委員会(第2回定例会)
平成23年06月20日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成23年6月20日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成23年6月20日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時42分
○閉会 午後2時27分
○出席委員(8名)
南 かつひこ委員長
高橋 かずちか副委員長
中村 延子委員
内川 和久委員
いながき じゅん子委員
吉原 宏委員
久保 りか委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
都市基盤部長 服部 敏信
都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当) 伊藤 正秀
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均
○事務局職員
書記 細川 道明
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の紹介
○議題
第53号議案 平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時42分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
初めに、委員会参与の紹介を理事者からお願いいたします。都市政策推進室から紹介していただきます。
遠藤都市政策推進室長
それでは、初めに私から都市政策推進室の参与について御紹介申し上げます。(資料2)
私は都市政策推進室長の遠藤でございます。よろしくお願いいたします。続きまして、6名の副参事について御紹介申し上げます。初めに、産業・都市振興を担当いたします横山俊でございます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
産業・都市振興担当、横山でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
続きまして、にぎわい・文化を担当いたします滝瀬裕之でございます。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
にぎわい・文化担当の滝瀬でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
続きまして、中野駅周辺まちづくりを担当いたします松前友香子でございます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
中野駅周辺まちづくり担当の松前です。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
続きまして、中野駅周辺整備を担当いたします秋元順一でございます。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
中野駅周辺整備担当の秋元でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
続きまして、中野駅地区基盤整備を担当いたします石井正行でございます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当)
石井でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
続きまして、西武新宿線沿線まちづくりを担当いたします佐々木啓文でございます。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
西武新宿線沿線まちづくり担当の佐々木でございます。よろしくお願いいたします。
遠藤都市政策推進室長
以上でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
都市基盤部長の服部でございます。よろしくお願い申し上げます。
それでは、都市基盤部におけます参与の御紹介を申し上げます。
初めに、都市計画を担当いたします相澤明郎でございます。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
相澤です。どうぞよろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
続きまして、地域まちづくりを担当いたします田中正弥でございます。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
田中でございます。どうぞよろしくお願いします。
服部都市基盤部長
続きまして、まちづくり事業推進を担当いたします伊藤正秀でございます。
伊藤都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当)
伊藤でございます。よろしくお願いします。
服部都市基盤部長
続きまして、道路・公園管理を担当いたします古屋勉でございます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
古屋でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
続きまして、都市基盤整備を担当いたします石田勝大でございます。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
都市基盤整備担当の石田でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
続きまして、建築を担当いたします豊川士朗でございます。
豊川都市基盤整備部副参事(建築担当)
豊川でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
続きまして、防災・都市安全を担当いたします佐藤芳邦でございます。
佐藤都市基盤整備部副参事(防災・都市安全担当)
佐藤です。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
続きまして、生活安全と交通対策を担当いたします高橋均でございます。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当)
高橋でございます。よろしくお願いいたします。
服部都市基盤部長
以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
委員長
ありがとうございました。以上で委員会参与の紹介を終了します。
それでは、議事に入ります。
第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
本議案は、総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
遠藤都市政策推進室長
それでは、第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算のうち、都市政策推進室が所管しております補正予算の内容につきまして御説明いたします。
議案(資料3)の5ページをお開きください。
歳出予算の3款都市政策推進費でございますが、都市政策室所管の補正予算といたしましては、1項産業・都市振興費に2,377万3,000円、2項中野駅周辺まちづくり費に1,988万8,000円、合計で4,366万1,000円を増額するものでございます。
初めに、歳出予算の内容について御説明申し上げます。
それでは、補正予算説明書の14、15ページをお開きください。
3款都市政策推進費、1項産業・都市振興費、3目経営支援費の1経営支援でございます。これは東日本大震災に伴い経営が悪化しております事業者及び被災者支援、被災地復興を目的とする事業を行う事業者に対しまして利子補給を拡充するための経費1,258万1,000円でございます。
続きまして、4目にぎわい・文化費の2商店街新生支援でございます。これは商店街街路灯等のLED化支援ということで、LED化にかかる経費の一部を補助する経費735万円でございます。
次に、3里・まち連携でございます。
これは東日本大震災の被災地及び風評被害地に対する支援ということで、産直品の販売、パネルの展示、PR活動等を行う経費384万2,000円でございます。
それでは、補正予算説明書の次のページ、16、17ページをお開きください。
3款都市政策推進費、2項中野駅周辺まちづくり費、1目中野駅周辺整備費の2中野駅周辺整備でございます。これは中野駅南口駅前広場等の交通安全確保及び適正利用指導ということで、交通指導員を配置し、中野駅地区第1期整備の安全を確保する経費1,988万8,000円でございます。
それでは、引き続きまして、歳入予算について御説明いたします。
ページを戻っていただきまして、10ページ、11ページをお開きください。
14款都支出金、2項都補助金の2目都市政策推進費補助金、5節緊急雇用創出補助、緊急雇用創出事業補助1,988万8,000円でございます。これは先ほど御説明いたしました中野駅周辺整備に係る都の補助金で、当補正予算に係る全額が補助されるものでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
服部都市基盤部長
それでは、同じく第53号議案、平成23年度中野区一般会計補正予算のうち、都市基盤部が所管しております補正予算の内容について御説明させていただきます。
議案書5ページをお開きいただきたいと思います。
歳出予算の9款都市基盤費の補正予算といたしましては、1項都市計画費に492万円、3項道路・公園管理費に614万1,000円、6項防災・都市安全費に2,132万7,000円を増額するものでございます。これによりまして、既定予算との合計額は120億5,501万円となるものでございます。
それでは、補正予算の内容の御説明をさせていただきます。
補正予算説明書26、27ページをお開きいただきたいと思います。
まず、1項都市計画費、5目住宅費の1住宅施策、(2)住宅相談・居住安定支援の492万円でございます。東日本大震災の被災者が入居する都営住宅等へのエアコンを設置するリース料でございます。
次に、3項道路・公園管理費、1目道路管理費の2道路管理(3)橋梁拡幅整備614万1,000円でございます。東日本大震災に伴います神田川・新橋の橋梁拡幅整備工事延伸に係ります工事費の増額でございます。
次に、28、29、次のページでございます。お開けいただきたいと思います。
6項防災・都市安全費、1目防災費の2災害対策(2)災害対策の推進の2,132万7,000円でございます。そのうち一つ目の190万3,000円が区有施設等への緊急地震速報機の設置でございます。二つ目1,650万8,000円が大震災に伴い被災地支援等で使用いたしました備蓄物資の補充でございます。さらに、三つ目の291万6,000円が区立保育園等への災害対策用物資の備蓄でございます。
以上、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
まず、14ページ、経営支援費についてお伺いをいたします。
これ中野区産業経済融資のそもそもある部分に上乗せをするということなのかなと思いますけれども、もともとにはこういった東日本大震災に伴い経営が悪化しているという事情は入っておりませんよね。そこに今まであるものにあえてこういった形で募集の段階で経営が悪化しているかどうかということをプラスをするという考え方でまずよろしいのかということと、現状をこういった中野区の産業経済融資を使って東日本大震災の影響によっての融資を受けたいんだというような御相談が今どのくらい来ているのか、その辺のことをお伺いできますでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
まず1点目の御質問でございます。基本的には現在中野区の制度融資、産業経済融資の事業資金、これを使いまして、その利子分、自己負担利率、これを軽減するという考え方でございます。
それから、2点目の御質問でございますけれども、実際にこういった震災に伴います影響による御相談ということでございますけれども、これは今年度に入りまして結構目にするような件数が参ってきているところでございます。
久保委員
これはもともと単なる経営悪化と言ったら変ですけれども、東日本大震災の影響があったかなかったかということは別として、そもそも受けていらっしゃる方もおいでになるわけですよね……(「もとの融資ですね」と呼ぶ者あり)もとの融資を受けている方がいらっしゃいますよね。これどこで区別するのかなというところで、東日本大震災に伴ってうちは経営悪化しているんだということで、私もそういった御相談を受けることがあるんですけれども、それがそもそも経営悪化していたんじゃないかなって思われるときと、本当に直接的にこれが影響しているなというところと、なかなか見きわめが難しいなと思う部分もあるんですけれども、その辺はどういった形で分けていらっしゃるんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
実際にはこれは国が創設いたしました東日本大震災復興緊急補償、この補償制度に適用するものを要件としてございます。この中で震災による影響であることについての理由書、あるいはそれを証明するような書類、これを添付することとなってございます。具体的には、例えば区内に本店等がある事業所にいたしましても、被災地内に現地事務所等があって災害に遭ったという場合ですとか、あるいは取引関係において被災地から製品を仕入れている、それが滞ったといったようなこと、そういったものを取引書ですとか納品書、契約書等で証明していただくと、このような形で判断してございます。
久保委員
要は間接的なところであるのかないのかというところが割とその相談の中でもわかりにくくて、私たちも、これは要はもう間接的なところで、例えば計画停電によってなのではないかとか、そういったお声が先日もある商店街からありましたけれども、そういったところは認められないということですね。あくまでも直接的に影響しているということが国の基準に定められたところで、それが確認がとれるところという考えでよろしいでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
計画停電につきましては本融資の対象外ということになります。それから、直接的に証明できるというような御指摘ございましたけれども、直接的な現地での被害、それから間接的にといいますか、御自身の事業所等については直接の被害がなくても、取引関係先でありますとか仕入れ先、あるいは風評被害によって具体的なイベント等が中止になってしまったといったようなケース、総じて客観的に合理的な因果関係が認められるといった証拠書類があれば認定対象というふうになってございます。
久保委員
次に、にぎわい・文化費のほうでお伺いいたします。
最初に、商店街街路灯のLEDの支援についてですけれども、これ私たち公明党からもたびたび質問で取り上げさせていただきまして、東京都のこれに上乗せをして10分の1の補助でということを行ったらどうかということを言ってまいりました。これはもう現実には東京都のほうが締め切りをしてしまっているという状況であると思いますので、現段階で何件件数が来ていて、現状どうであるのかということをまず御説明お願いします。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
こちらのLED支援の申し込みの件数でございますけれども、締め切りは既に、御指摘のとおり終わってございまして、現時点で15商店街、基数でいいますと477基が申請が出てきているといった状況でございます。
久保委員
これは昨年と東京都のLED支援の考え方が変わってきているようなことも伺っておりまして、そもそもは支柱から全部取りかえることも含めてのLEDの交換ができるというようなお話だったと思うんですが、そのあたりが変わってきているのかどうかということと、これも東京都のほうも単年度で行っていることだと思いますので、今後継続が図られるかどうかはわかりませんが、中野区としてこの事業について来年度以降はどのように考えていらっしゃるのか伺います。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
まず制度の変遷でございますけれども、一応今委員御指摘のとおり、街路灯を交換するといったような補助の制度、別にはあるんでございますが、今回区はこの上乗せする補助制度につきましては、既存街路灯でLEDに交換する場合といったことでございます。それから、今後の区の考え方でございますけれども、これまでLED、この制度、私ども上乗せする前で既に130基はLED化されているといった状況でございますので、今年度の状況をかんがみまして、東京都の制度、ああいったような状況を見据えながら来年度のことを検討していきたいと考えてございます。
久保委員
東京都のほうがこの制度そのものをかなり申請件数ふえているかのように伺っておりますけれども、これが東京都のほうでは漏れてしまった例えば団体が中野区内にあったと、それで中野区の助成だけでも受けたいと、そういうようなことはなくて、あくまでも都の支援とあわせてやるという考え方でよろしいんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
今回この補正予算で出させていただいたわけでございますLED化支援につきましては、今回につきましては東京都の制度を活用していただいて、東京都の補助金の交付決定がおりたものに補助の上乗せをするといったものでございます。それから、それとは別に区のほうで4月から街路灯の間引きにかかわる補助といったものをさせていただいてございますけれども、とりあえず今委員御指摘のLED化のほうにつきましては、都の制度にそれが適用になって、それの対象になったものについての支援ということでございますので、こちらのほうの後ほどLED化にされたいということにつきましては今回については対象外ということでございます。
久保委員
続けて、里・まち連携について伺います。
これは担当のほうには問い合わせをしましたけれども、なぜ、里・まち連携にこの事業が入っているのかが非常に私はわかりにくくて、予算のほうで見比べてみました。事務事業としては確かに里・まち連携しかこの中にはないのかもしれませんけれども、他の部署については今回の補正予算については、この事務事業にはないものをまた新たに設けているのかなと思うようなところもありますが、そうしなくてこの里・まち連携という形でこれを今回ここに載せられているのはどういった事情からでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
こちらの今回被災地支援事業ということで、今回の東日本大震災で直接とか風評被害につきましては東北地方の産業経済活動にも大きな影響を及ぼしているといった状況でございますけれども、区のほうも今回の被災地の支援をするに当たりましては、これまでの里・まち連携自治体との連携といいますか、その中でさまざま、例えばなんですけれども、3月23日でしたか、金町浄水場で190ベクレルのヨウ素が出たといったところ、区のほうでは、東京都からペットボトルの配布はございましたけれども、里・まち連携してございます甲州市のほうに飲料水の確保につきましての御相談などをさせていただいた経緯もございまして、甲州市のほうからは支援をするといった、結果としては実施にはなっていないんですが、そういった御相談もさせていただいたところ、そういったこれまでの里・まち連携の実績として、そういった迅速な対応が図られたといったことも認識しているところでございます。
今般の被災地支援事業を行うに当たりましては、これまでのそういった里・まち連携自治体と協力をさせていただきながら、それから区内でのさまざまな団体等も御協力いただきたく予定をしてございますので、そういった区民、それから区内団体、それから里・まち連携自治体が一体となって被災地を応援していくといった趣旨で開催をさせていただくといったものでございます。
久保委員
ということは今、中野区との里・まち連携自治体が今回のこの産直とかをおやりになるんですか。それ以外のところで今回被災地とか、ここではもともと東日本大震災の被災地及び風評被害地に対する支援というふうになっていたので、当然そこが対象と思っておりましたので、そこはどうなんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
出店を予定してございます自治体、これから呼びかけをさせていただくところもあるんですけれども、いわゆる東北地方の岩手県ですとか宮城県、それから里・まち連携自治体の喜多方市を含む福島県でございます。それから茨城県です。こちらのほうは常陸太田市が入っているといったところへ里・まち連携自治体でありながら被災地であると。それから、一方では千葉県の館山市、それから甲州市につきましては里・まち連携自治体でございますけれども、こちらのほうの2市につきましては支援する側に立っていただいて、産直をこちらのほうでしていただけないかということで、これから交渉などをしていくといった予定でございます。
久保委員
ですので、どちらも入りながらということで応援していくということで里・まち連携というここにはタイトルがあるわけですね。この384万2,000円という事業費なんですが、これの中身はどんなものでしょうか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
こちらのほうの384万円余の内訳でございますけれども、主に被災地のそういった出店の調整に当たるとか、それからPRの関係ですとか、それから広告物、のぼりですとか立て看板とか、そういったものもございますけれども、一番大きな点になるというふうに思ってございますのが、例えば喜多方ですとか常陸太田、それから岩手、宮城県の方が出店をされたいということがあった場合に、区のほうでその出店費用ですね、運搬費ですとかそういったものをこちらのほうで拠出をいたしまして、なるべく相手方に負担のかからない形で出店をしていただきたいということで、そういった部分の調整費も含めまして、この調整といった部分が非常に大きいというふうに認識してございます。
久保委員
それは本当にそうしてさしあげないと、なかなか中野区まで来るということは大変なことだなとは思うんですけれども、これ当然中野区が直接やるというよりも、どこかに委託をして行う事業になるのかなと思うんですね。ちょっとその辺のことをお伺いしたいのと、あとこれ聞くところによりますと、区役所の1階等で行うようなお話が当初出ていたかと思いますけれども、実際のところ本当に区役所の1階でこういうことをやったことが本当にPR効果が高いのかどうかということと、広く区民の方たちにも御協力をいただいて、区民の方にも周知をしていかなければいけませんよね。その辺のことを考えますと、どうせやるのであればもう少し、サンプラザでやるとか、いろいろなやり方があるのではないかなと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
開催の場所の御質問でございますけれども、サンプラザの使用も当初検討させていただいたところなんですけれども、非常に借り賃といいますか、非常に高額であるといったことですとか、区が今回主体となって各関係団体の御協力をいただきながら開催をしていって、区民へのそういった区の被災地支援の姿勢といいますか、そういったものを御認識いただきたいというのもございまして、このたびにつきましては区役所の正面玄関の前の円形花壇の周りなんですけれども、そちらのほうでフェアを行うといったふうに考えているところでございます。
PRにつきましては、今回御協力いただきたい団体といたしまして区商連とか法人会ですとか町連ですね、そういったところに御協力をお願いしたいと思います。それにつきましては例えばPRをその団体を通して進めるとか、実際にテントをお貸しいただくとか、そういったさまざまな形で御協力をいただきたいというふうに考えてございまして、あとこちらのほうのPRの内容につきましては当然区報、ホームページですとか、そういった掲示物等によって広く区民の方に来ていただきたいというように、今後ですけれども、しっかり練っていきたいというふうに考えてございます。
久保委員
あと、さっき甲州市へのペットボトルのお話ありましたけれども、今、中野区と里・まち連携を結んでいる自治体というのは防災協定は結ばれているんですか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
甲州市につきましては防災協定の締結はしてございませんが、今回の飲料水の確保の交渉の段階では今後締結に向けてそういった話し合いも進めていく必要があるのかなということで、甲州市側のほうからそういったお話もいただいておるわけでございまして、それにつきましては今後の検討というところでございます。
久保委員
他の自治体はいかがですか、里・まち連携やっているところ。それは部署が違いますか、防災のほうになっちゃうのかな。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
中野市につきましては防災協定を締結していて、22年度までは里・まち連携をしていたんですが、23年度からは中野市につきましては里・まち連携のほうは脱退をされているということもあるんですけれども、その他、館山、それから常陸太田、喜多方につきましては防災のほうの協定についてはちょっと認識はございません。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今出ましたほかの市につきましては、これから防災計画の見直しを進める中で各防災協定の必要性を検討しまして、具体的に締結のほうを検討していきたいと思っております。
久保委員
ぜひそういったことも今回のことを機にお願いをしたいなと思います。
すみません、最後にいたしますけれども、住宅費の26、27のページを伺います。住宅相談と居住安定支援のところにつきまして、これは都営住宅に今避難をされている方たちからも私も大変たくさんの方からこの声を受けておりまして、多分皆さんこの補正が通るのを心待ちにされているかなと思うんですけれども、これにつきまして具体的にはどういった形で避難をされている、これを望まれている方たちに御連絡が行くのかということと、また一応24年の3月までということになっておりまして、東京都では半年間の入居ということで、まだその考えは変わっていないようで、あとは個別の対応をというようなことも伺っておりますので、中野区としては24年の3月までということで東京都が契約をしている期間よりも長いわけなんですが、その辺のことはどのようにお考えなのかお伺いいたします。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
まず1点目の御質問でございます、この予算が認められた段階で契約の締結等をして業者を決めるわけですけれども、そういう段階になりましたら、全世帯向けにエアコンの希望の有無、設置の時期等の調整の通知をうちのほうから出して調整していきたいというふうに考えてございます。
2点目の御質問でございますが、御指摘のとおり東京都は入居日から6カ月というようなことで、現在もその後のことについては明らかにしてございません。しかし、現実的に考えると、入居から6カ月ということで直ちにということも考えられないので、中野区としては今年度いっぱい、リースの期間をとっているということでございます。
内川委員
16、17ページです。中野駅周辺整備に関してなんですが、これは北口駅前広場の整備に伴ってバス停が南口に移設にされるに伴うものでしたでしょうか、ちょっと確認したいんですけれども。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今委員がおっしゃったように、現北口駅前広場再整備に伴いまして、バス乗降場移転計画、これを1月、3月に御報告させていただいたわけですが、その一環として、南をカバーしている関東バスの一部を南口駅前広場にとめるということから、この交通誘導員を配置するということになったわけでございます。
内川委員
私も質問で取り上げましたけれども、南口ってバス停とタクシー乗り場が二重になっている部分があるんですよね。そこら辺の交通整理なんかもあわせてやっていただけるんでしょうか。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
全くおっしゃるとおりでございまして、かなり狭い広場の中にタクシー、バス、それから一般車も入ってくるということで、そういった交通の誘導をしっかりやっていく必要があるということからこの交通指導員、これを配置するということでございます。
内川委員
最後に、指導員の配置が3人と書かれているんですが、これは交代制で3人なのか、3人が1日べたつきになるのか、また1週間丸々やるのか、時間帯は何時から何時までか、その辺もちょっと説明をください。
秋元都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
これは指導員を常時3名ということで考えてございます。その交代についてはそれぞれの委託会社のほうにお任せをするわけですが、常時3名をバスの運行時間に合わせて配置をするということでございますので、朝の6時ごろから夜の11時ごろまで17時間配置をするということで考えております。期間につきましては具体的に整備が終わります、今のところでは8月からというふうに考えてございますが、8月から年度末までということで考えているものでございます。
吉原委員
1点だけ、29ページ、区有施設等への緊急地震速報機設置、設置台数303台。大まかな設置場所だけちょっと教えていただけますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
大まかな設置場所としましては、保育園、認証保育所、幼稚園、学童クラブ、地域支えあい推進室の所管しております、すこやか福祉センター、地域センター、U18プラザ、高齢者会館、その他としましては福祉作業所ですとか体育館、文化センター、歴史民俗資料館、勤労福祉会館、商工会館、清掃事務所等でございます。
来住委員
今の29ページですけれども、その下のほうの区立保育園等への災害対策用物資の備蓄のところですけれども、保育園等とあるんですけれども、この等の中にどういうものが含まれているのかということが1点、保育園でいえば私立や認証も含んでいるのかという点です。大ざっぱでいいんですが、73施設についてお聞かせください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今の御質問ですが、保育園は区立保育園、指定管理者の管理する保育園も含まれます。それから私立保育園、区立幼稚園、区立の学童クラブ、アポロ園、福祉作業所、障害者福祉会館、かみさぎこぶし園、仲町就労支援事業所、障害者の地域自立生活センター、障害者の地域生活センターといったところです。
来住委員
備蓄物資の中身なんですけれども、水もわかるんですけれども、食糧というのは例えば保育園でいえば児童を念頭に置いて備蓄をするというような考え方でよろしいんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今の御質問ですが、基本的には非常食としましてクラッカーというものを検討しております。あと保育園に関しましては粉乳ですね、そちらのほうを溶いてつくるというような形で粉乳のほうを考えております。
来住委員
わかれば教えてほしい。今回のこの大震災で今回73施設出されているんですけれども、対応をこういう形で職員、それから保護者、入所している児童を含めて全体でいいんですけれども、どのくらいを用意しなきゃいけなかったのではないかというような、そういう想定は今回の大震災を受けて想定はされているんでしょうか、その上で今回のこのような内容で備蓄の数量も含めて出されたということでよろしいんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今の御質問ですが、今回の備蓄数量の算定に関しましては、実態を詳細に分析したということではなくて、各定員がありますが、それの半数を基本的に考えると。それの必要量、食糧ですと3食分というような形で量を算定しております。
来住委員
積極的で大事なことですので、しっかりやってほしいと思っているんですけれども、それぞれの施設も現状でなかなか余分な施設というか、倉庫とか含めてなかなか厳しい状況、特に認証などはもともと狭いところでぎりぎりでやっていらっしゃるという面が多いですので、ましてやビルの中に存在している園もあるわけですから、そういう意味で備蓄を整えるということは大事なんですけれども、同時にその場所の、これからということになるんですけれども、よくよく現場での対応、いざというときに活用できなければしようがないわけですから、そういう点も含めてよく、それぞれの73カ所の施設とも協議をされて、整えていくということは非常に丁寧にやらなければいけないのではないかというふうに思っていますので、その点について何か考えがあればお聞かせください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
委員の御意見というかお話のとおり、しまい込んでしまって活用されないですとか、追いやられてしまうというようなことでは、いつ来る震災に対応できないというようなことになりますので、その点は十分に踏まえまして備蓄のほうを各施設のほうに徹底していきたいと考えております。
吉原委員
今の関連なんですが、その備蓄の量というのは国とか東京都の影響を受けますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
特にありません。区独自の考え方で区独自で整備しています。
いながき委員
14、15ページの経営支援費の経営支援のところで、被災者支援・被災地復興を目的とする事業とあるんですが、これは具体的にはどういったところの行っているどういった事業を具体的には考えていらっしゃるのでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
被災地に現在不足している物資ですとかニーズ、サービスですね、そういったものについて積極的に現地のほうに行って事業展開されるですとか、あるいはこちらに限らず避難してきている方々、被災者に対しての何らかのサービスを展開されるですとか、そういったものにつきまして事業計画を提出していただきまして判断していきたいというふうに考えております。
いながき委員
事業計画を提出していただくことで、そういった被災者支援・被災地復興を目的とする事業を行っているということを確認するということですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
そのとおりでございます。
いながき委員
26、27ページの住宅費の都営住宅等へのエアコン設置の件なんですが、この96世帯というのは中野区内にある都営住宅に入居を申し込んだ全世帯ということでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
具体的に申し上げますと、白鷺一丁目第三アパート、都営住宅の上高田四丁目アパート、それと公社住宅レジデンス上鷺、ここに居住されている全世帯の方という人数でございます。
いながき委員
以前、都営住宅への申し込みはしているんだけれども、実際の居住実態がない世帯もあるというようなお話を聞いたことがあるんですが、もしそういった世帯が発覚した場合には、このエアコン設置はどのようになさるのでしょうか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
先ほども御答弁申し上げたとおり、議決をいただいた段階で区の予算が確定した段階で実際に居住している世帯へエアコンの設置の希望などをとっていきたいというふうに考えてございます。その中で希望する世帯に設置していくということになりますので、実際にそういうものがあれば、そのところには設置することができないというふうなことになるというふうに考えてございます。
いながき委員
実際に居住されている世帯のみが対象ということでよろしいですか。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
実際に居住して、なおかつエアコンの設置を希望する者ということになるかというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
先ほど来住委員の質問に対して答えた部分で、食糧の中身のことなんですけれども、私、粉乳というふうに答えてしまったんですけれども、すみません、避難所のこととちょっと混同してしまいまして申しわけありません。保育園等は賄いというのかですか、給食等の対応ということで、保育園に関してはそこら辺の食糧を買わないということで、粉乳のほうも購入の計画はありませんでした。そこだけ訂正させていただきたいと思います。申しわけありませんでした。
来住委員
保育園は給食室がほとんど整っているわけですから、その給食の対応が可能な場合、必要な場合にはできるという体制がありますので、そういう給食そのもの、食糧に関してはそれで対応するということで食材を確保するという意味で考えていていいということですか。非常用の食材も別途、日常保育以外のところで非常に備えた備蓄の給食できる、要するに煮炊きしたりできるものを備蓄するという考えでいるということですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
常に給食で使う食材があるということで、非常用のここでいう備蓄用のものを別に購入するということはしないという考えであります。
委員長
よろしいですか。ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結いたします。
意見について伺います。
第53号議案について意見はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、第53号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で建設委員会を散会いたします。
(午後2時27分)