中野区議会区役所及び体育館整備調査特別委員会〔平成28年4月28日〕
区役所及び体育館整備調査特別委員会会議記録
○開会日 平成28年4月28日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後0時30分
○閉会 午後4時01分
○出席委員(14名)
大内 しんご委員長
平山 英明副委員長
加藤 たくま委員
渡辺 たけし委員
北原 ともあき委員
高橋 かずちか委員
小林 ぜんいち委員
いながき じゅん子委員
小杉 一男委員
浦野 さとみ委員
高橋 ちあき委員
久保 りか委員
酒井 たくや委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
政策室長 髙橋 信一
政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(業務マネジメント改革担当) 永田 純一
経営室長 篠原 文彦
経営室副参事(経営担当) 朝井 めぐみ
経営室副参事(施設担当) 宮﨑 勇一郎
都市政策推進室長 奈良 浩二
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
区民サービス管理部長 白土 純
区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博
区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀
健康福祉部長 瀬田 敏幸
健康福祉部副参事(地域スポーツ推進担当) 永見 英光
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 均
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇
○事務局職員
書記 鎌形 聡美
書記 関村 英希
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
区役所の整備について
体育館の整備について
○所管事項の報告
1 平和の森公園再整備基本計画(案)について
(企画担当、地域スポーツ推進担当、都市基盤整備担当)
2 新しい区役所におけるサービス提供のありかたについて
(業務マネジメント改革担当、経営担当)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、ただいまから区役所及び体育館整備調査特別委員会を開会いたします。
(午後0時30分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進め、委員会参与の変更及び異動についてを終了後、委員会を休憩し、休憩中に都立赤塚公園の視察を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、そのように進めます。
議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありました。本日、当委員会から転出された理事者の方がお見えですので、委員会を休憩して御挨拶をしていただきたいと思います。
志賀前都市基盤部副参事は、本日お見えになりませんので、御承知おきください。
では、委員会を休憩します。
(午後0時30分)
委員長
委員会を再開します。
(午後0時31分)
それでは、変更及び異動のあった参与についての御紹介をいたします。
まず、政策室長から政策室参与の紹介をお願いします。
髙橋政策室長
それでは、私から政策室の参与の御紹介をさせていただきます。
政策室副参事(業務マネジメント改革担当)の永田純一でございます。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
永田でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
次に、都市政策推進室長から御挨拶お願いいたします。
奈良都市政策推進室長
都市政策推進室長の奈良でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
次に、区民サービス管理部長から区民サービス管理部参与の紹介をお願いします。
白土区民サービス管理部長
それでは、区民サービス管理部の委員会参与の異動について御報告いたします。
区民サービス管理部副参事(情報システム担当)中谷博でございます。
中谷区民サービス管理部副参事(情報システム担当)
中谷でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
次に、都市基盤部長から都市基盤部参与の紹介をお願いします。
尾﨑都市基盤部長
都市基盤部の参与に異動がありましたので紹介いたします。
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)高橋均です。
高橋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
高橋でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
以上で、委員会参与の変更及び異動については終了いたします。
それでは、議事に入ります。
区役所の整備について、体育館の整備についてを一括して議題に供します。
視察を行うため、委員会を休憩します。
(午後0時33分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時00分)
所管事項の報告を受けます。
1番、平和の森公園再整備基本計画(案)についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
それでは、平和の森公園再整備基本計画(案)についての資料(資料3)に基づきまして報告いたします。
まず初めに、おわびと訂正をさせていただきたいと思いますが、一番初めのA4のペーパーの裏面でございますが、表組みの一番下、建物概要の枠組みの一番下でございますが、「建物イメージ図を所要諸室の考えに」の「に」というのが間違いでございます。「考え方により具体化し」というのが正しいところでございます。1文字誤りがございましたので、謹んで訂正させていただきます。
それでは、報告でございますが、本報告につきましては、総務、厚生、建設委員会でも同様に報告を行うものでございます。
平和の森公園の再整備計画につきましては、3月に整備基本計画の素案を作成いたしまして、4月に区民説明会等を開催し、意見を聞いてきたところでございます。
今回、これを踏まえまして、詳細についてさらに検討させていただきまして、基本計画の案をまとめさせていただきましたので、報告するものでございます。
まず、ペーパーの1番でございますけれども、再整備基本計画(素案)からの主な変更点でございますが、これについて一覧表にまとめさせていただいています。
これにつきましては、基本計画(案)を見ながら説明いたしますので、別紙の1をごらんいただきたいと思います。カラー刷りのものでございます。
まず、1ページ目のⅠでございますが、上位計画での位置づけでございますけれども、新しい10か年計画(第3次)のところでございます。「東京オリンピック・パラリンピック競技大会の事前キャンプ誘致を行うほか」の部分でございますけれども、この部分について追加をさせていただいたところでございます。
次に、Ⅲでございますが、平和の森公園再整備の基本的な考え方のうちでございますが、(2)のところでございますけれども、一番最後の④でございますが、区対策本部の代替施設としても活用するという文言を追加させていただいております。平和の森公園、体育館も含め、区の災害対策本部の代替施設ということの機能も持たせていきたいというふうに考えているところでございます。
次に、Ⅳ、具体的な方向性といたしまして、②でございますが、スポーツ機能のうちでございますけれども、多目的広場につきましては、スポーツ規格を踏まえた規模とするというところでございます。そして照明設備の設置や人工芝とするということで書き込みを追加させていただいております。
その下でございますけれども、ウォーキングやジョギングができる園路とは別にトラック競技ができる園路を整備する。この先でございますけれども、「園路は安全な運用を図るとともに、照明設備を充実し、夜間一定の明るさを確保する。」という記載を追加させていただいております。
続きまして、④でございますが、環境保全機能でございますけれども、この一番下の丸でございますが、「整備にあたって、樹木の整理を行う場合には、可能な範囲での移植を行う。」という記述を追加させていただいております。
次に、⑤ですが、オープンスペース・景観形成機能についての一番下の丸でございますけれども、「園路をトラック競技に活用する場合であっても、占用エリア以外に自由あそびに使えるスペースを設ける。」と、この文言を追加させていただいております。
次に、右側の(2)防災機能の向上でございますが、下から三つ目の丸でございますけれども、先ほどの「体育館を区対策本部の代替施設として活用できるよう整備する。」という文言を追加させていただいています。
このページの最後でございますが、Ⅴの整備のスケジュールでございますけれども、一番下の丸のところでございますけれども、「新体育館は、開設までの期間を短縮するため、「設計・施工分離発注」と「設計・施工一括発注」を検討し、最適な手法を選択する。」という文言を追加いたしております。
次、めくっていただきまして裏面でございます。
具体的な図面の中の訂正ということでお話をさせていただきます。
これにつきましては、公園のイメージスケッチを三つ追加いたしておりますので参照していただきたいと思います。
それから、追加した部分でございますが、一番上の書き込みです。「ウォーキング・ジョギングコースとしても使いやすい園路の整備」というところの説明書きに「広場、園路照明の充実」という文言を追加いたしております。
それから、多目的広場のところでございますけれども、素案では、両翼75メーター、中堅90メーターということでございましたが、使い勝手を考えまして、両翼80メーター、中堅85メーターに変更いたしまして、人工芝仕様、照明設備の設置を追加いたしたいと思います。変更によって面積については6,600平米から約6,500平米に変わるという形になります。
それから、その下でございますが、犬の広場の再整備、それからトイレの改修を行うということでございます。
このページについての変更は以上でございます。
次、3ページに参りたいと思います。
3ページにつきましては体育館の考え方でございますが、これにつきましては、Ⅱの新体育館の基本的な考え方の中で、右側の防災機能の向上でございますが、この一番下の丸でございますけれども、「区対策本部の代替施設としての活用」という文言を追加しております。
それから、Ⅲの新体育館の具体的な方向性についてでございますが、この中で、素案では卓球場としていたわけでございますが、多目的室(卓球場)といたしまして、面積は250平米といたしまして、大会時の控室など多目的に使用できるという形の考え方を出しております。
それから、その下でございますが、武道場につきましては、素案では3面というふうに表示しておりましたが、これを2面といたしまして、武道場に隣接した多目的室を設置いたしまして、大会等の運営会議室や控室、あるいは軽体操など多目的に利用できる部屋として整備をするという文言を追加させていただいております。
これにあわせまして、右側の機能図も変更しております。
最後のページでございますが、4ページをごらんいただきたいと思います。
所要諸室の一覧でございますが、一覧表につきましては、メインアリーナ、サブアリーナなど、新体育館の諸室の機能を追記しております。例えば、メインアリーナについては、「大会参加者等の円滑な入退場のため、1階部分に設置する。」といった、この機能、あるいは設置の仕方等についての考え方を出しております。
それから、主なところを挙げますと、サブアリーナの右側の書き込みの中に、先ほど話をいたしました武道の大会に活用するだとか、そういったことも書いてあります。
それから、サブアリーナ、メインアリーナともに、多様な障害者スポーツやニュースポーツ等を行うことができるものとする。
観客席につきましては、サブアリーナにつきましては30から50席程度整備をしたいということで記載しております。
それから、その下、多目的室(卓球場)の部分でございますが、先ほど申し上げました大会の控室や多様なスポーツ・健康づくり事業のスペースとしても活用する、多目的なものに活用するというところでございます。
それから、トレーニングルームでございますけれども、利用定員を60人程度と想定いたしまして、一定の大きさ250平米程度確保するという形の記載をしております。
それから、さらに下がりまして、共用スペース・設備のところでございますけれども、この中のカフェ・売店といったところ。これは便益施設を重視してつくっていこうということでございまして、草地広場に近接した位置に設置をしていきたいというふうに考えております。外からも使えるという形で設置をしていきたいと。
その下でございますが、救護室や健康相談室といったところ。これにつきましてもメインアリーナに接したところにつくっていくと。
それから、会議室でございますが、大会運営に必要なものとして設置していくということでございます。
それから、多目的室でございますが、先ほど申し上げました武道室の1室を多目的室という形にいたしまして、大会の運営等の控室や軽体操などができるようにしていくと。
それから、キッズスペースでございますが、子どもの運動機能向上に資するスペースとして設置するということで、その機能を少し詳細に書いたというところでございます。
右側に移りますけれども、体育館の規模でございますが、地下1階、地上2階建てということでございましたけれども、今回、地下1階、地上3階という形になっています。面積につきましては1万平米程度といったところでございましたが、これを1万1,000平米程度という形にしてございます。
イメージ図でございますが、素案ではイメージ図としておりましたけれども、今回につきましてもイメージ図ということでございますが、さらに進めまして、諸室の考え方に基づきまして、これを具体化して平面断面図のイメージを掲載させていただいたというところでございます。
以上が基本計画の案の報告ということでございます。
続きまして、別紙の2──その前に、1枚、平面図の拡大したものをおつけしておりますので、平面イメージ図をごらんの際は、この拡大したものをごらんいただければよくわかるというところでございます。
それでは、次に別紙の2でございますが、整備基本計画(素案)に関する意見交換会等の実施結果についての報告をさせていただきます。
これにつきましては、1の実施状況でございますけれども、4月8日から4月11日まで実施いたしております。延べ150人の方が参加したというところでございます。その他、意見につきましては、ごらんの期間の間に125件ほどいただいたというところでございます。
主な意見を御紹介したいと思いますが、1番のところ、説明会ではほとんど反対の意見があったけれども区はどのように受けとめているのかというところでございますが、区としては、健康づくりやスポーツを取り組む区民をふやしていきたいというふうに考えておりまして、計画の基本的な内容を変更することは考えていないというところでございます。いただいた意見のうち、計画に取り入れられるものは取り入れていきたいというふうなことで回答しております。
次のページでございますが、2番のところをごらんいただきたいと思います。
整備基本構想(案)から内容が変わっていないんじゃないか、区民の意見は全く反映されていないということで意見交換会の中ではお寄せいただいたところでございますが、草地広場につきましては、より自由に使えるよう構想(案)から南側に寄せまして、自由に遊べる部分をつくるような配置をしたというところでございます。また、プロムナードについては既存樹木を配置しまして位置を変更し、樹木にも配慮をしたということで、取り入れられる内容については改善を行っているところでございます。
それから、5番のところでございますが、予算についてどのぐらい一体かかるのかというところでございますが、整備方法について幾つか選択肢があるということで、この段階ではお示しをしないということで、概算工事費については今後の整備方法を特定した段階で示していきたいというふうに言っております。
それから、8番のところ。3ページでございますが、やはりオリンピックに向けて建設費はかつてないほど高騰しているということです。オリンピックが終わってから建設したらどうかと、そんな御意見をいただいたところでございますが、やはり区といたしましては、東京オリンピック・パラリンピックに向けて区民の方々の健康づくりの意欲の向上ということが目標でございますので、開催時期に合わせた建設、整備を行いたいというふうに答えています。
それから、あとは個別に意見についてるるいただいておりますが、例えば、平和の森公園を建設した経緯ですとか、あるいは次のページに参りますと、4ページでは少年スポーツ広場で子ども用のスポーツ広場を大人用にするのは子どもが排除されてしまうのではないかといった御意見もいただいております。
それから、5ページのほうでございますが、やはり多目的広場を広げると樹木は整理しなければいけないという考えは今までの区の考えと矛盾するのではないかといった御意見をいただいています。
それから、(4)草地広場についてですが、300メーターのトラックではあまり意味がないのではないかと2番のところでも言われておりますけれども、これについては、300メートルでも陸上の練習には十分活用できるというふうなことで区としては考えているところでございます。
それから、6ページに行きまして、8番のところあたりで、トラックの利用率はあまり利用されないのであればつくる必要はないのではないかという御意見をいただいております。日常的にも利用できるということでつくる意味は大きいというふうに考えているところでございます。
それから、7ページでございますが、危険だと。スパイクを使ったりして危険だということではありますけれども、これについては、運用面でしっかり対策を考えていきたいというふうに考えております。
それから、(5)防災機能についてでございますが、1番のような、樹木が失われてしまうじゃないかということも意見としてございましたが、外周の防火樹林帯は継承していくということで、内部については一定明るく快適な公園として整備していくということで、防災上の機能は失われないというふうに考えております。
8ページのほうに行きまして、5番のあたりでございますけれども、帰宅困難者の一時滞在スペースはどのように使うのかというところでございますが、周辺で2,600人程度発生するというふうに想定されているということで、施設としては必要だということでございます。
それから、その他の公園機能といたしまして、平和の森の自然を壊してまでつくる必要はないのではないかという意見ですとか、あるいは4番のところでは、他区の公園ではカフェやレストランがあり多くの人が利用している、ここはこういう施設をつくるべきではないかということで、便益施設についても整備の中でつくっていきたいと思っております。
最後、9ページでございますが、文化を伝承していくということも言われておりまして、これについては、やはり平和の資料展示室等を機能として拡充することを実現していきたいと。
その他の中では駐車場の話も出ておりまして、駐車場をどこに設けるのかということでございますが、駐車場につきましては、障害者用や荷さばき用の駐車場は体育館に隣接してつくりたいと思っていますけれども、その他の方々、高齢化の中で駐車場も必要ということでございますので、一般の駐車場についても整備していくということで、場所については今後検討しますという形で記載をさせていただいております。
また、5番のところでは、夜間危ないので明るくしてほしいというようなことでございますが、周辺の街路も含めて、公園についても照明設備をつけて明るくしていきたいというふうなことで回答しております。
実施計画等の意見につきましては以上でございます。
最後に、初めの資料に戻っていただきまして、この案につきましては、5月11日から6月1日までパブリック・コメント手続を実施いたしまして意見をお伺いしたいというふうに考えております。
最後、5番でございますけれども、今後の予定でございますが、6月にはパブリック・コメントの結果を踏まえまして基本計画を策定いたしまして、基本設計に取りかかっていきたいというふうに考えているところでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
高橋(か)委員
報告ありがとうございました。防災機能ということが盛り込まれている中で、再三、いわゆる防災機能のしかるべき充実と、いわゆる災対本部としての代替機能、これを求めていたので非常に歓迎するところであるんですけれども、このイメージ図を拝見しますと、これはあくまでもイメージ図ということで配置イメージということだと思うんですね、図面ではないので縮尺も入っていませんし。ただ、ここで見てみますと、代替機能となるべき防災機能の部分というのは、1階平面図のところにある防災管理室という、このブルーのところということなんでしょうか。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
区対策本部の代替施設につきましては、この後、必要な検討を行いまして、機能だけじゃなく場所の確保も図っていきたいと思います。区対策本部はそれなりのスペースが必要となりますので、具体的には、今、委員の御提案にありました防災管理室ではなく、もっとほかの部屋、例えば1階であれば多目的室(卓球場)でありますとか、あるいは2階部分ですとか、そういったところはいろいろ検討して必要なエリアを確保したいと考えております。
高橋(か)委員
じゃあ、あくまでも今この絵にあるこの面積比率というかスペース比率というかそういうことじゃなくて、これからその考え方に基づいて、概念図であり、基本設計であったり、具体的な図面を書いて、レイアウトを配置していくということでよろしいんですね。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
委員の今のお考えのとおりです。必要なレイアウトについて検討して割り当てていきます。
高橋(か)委員
昨今の熊本の地震の災害を見てみますと、自治体の危機管理対応として、庁舎が残念なことに機能しなかったりとか、そういう報道とかいろんな話が現地からも聞こえてきているんですけれども、いわゆる災対本部の機能がきちんとできていないと、情報収集であったりとか、あるいは具体的なマンパワーへの展開に非常に支障を来しているというのがあるので、いわゆる、今、区の2階にある災害本部のいろんな設備機器ありますよね、あれの全く同じのをもう一個つくれとは言いませんけれども、代替機能というのであれば、万が一のことを考えたときに、そうした関係機関の連携であったり、あるいは部局内の連絡調整、いわゆる本部会議を開いて情報収集なり展開をするような、本当のいわゆる作戦本部として機能するスペースであったり、あるいは機器、器材であったり、そういうものを充実してほしいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
素案の段階で、警察、消防などの各種支援団体の活動拠点として使うことに当たりまして、こちらの別紙1の1ページにも書かせていただいておりますが、それに伴います情報収集機能と連絡調整機能は既に整備する予定となっております。災対本部で対応するために、あと必要な機能といたしまして、区内の各防災施設に対しまして必要な指示を出す指令機能、それと、あと防災無線等を活用いたしまして区民の方に必要な情報提供を行う、そういった情報発信機能、これは最低限必要と思いますので、そういったものは整備していく予定としております。
小杉委員
意見交換会等の実施状況を今見ていますが、数えると47件あるうちの多くがやはり反対意見だということで、2の(1)の1の区の考えにおいても反対意見が多かったということを認識しているということで書かれていますけれども、やはり基本的にこんなに多いのであれば、やはり普通であれば中止をして、改めて見直すということが必要だと私は考えております。まず意見として言わせていただきます。
それで、2の(1)の5についてですけれども、予算では、予算案の概要ですね、この間の議会で示されたところでは、55億円を使うと。総務委員会のほうで示されたのは、体育館で51億円、計画で2億円、それ以外で2億円ということで、大体公園の整備に2億円というふうなことが示されているんですけれども、ここでは選択肢があるために示せる段階にはないと書いてあるんですが、その2億円というものがもっとふえていく可能性があるのか、その辺、ちょっと内訳がもしわかればとか思ったりとか考えたんですが、ふえていくのかどうかとか、一度教えていただければと思います。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
当初お示しされていた基本構想の中の2億円というところですけど、こちらについての概算は、運動施設としてトラックを整備したときという費用のみの計上でしたので、今回は全体の公園再整備というのがテーマになっておりますので、内容については当然変わってまいります。
小杉委員
変わるということは額も当然変わっていくというふうなことで理解していいですね。わかりました。
それと、2の(2)の2についてですけれども、これは東京都との協議の関係ですが、工法が絞られてきているというふうなことを言われています。この図面を見ても、先ほども触れられましたけど、地下1階ということですが、何か下水道処理施設があるようにはちょっと思えないんですが、この辺はどういった工法で、どのぐらいの深さでとか、何かわかれば教えていただければと思います。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらにつきましては、将来、下水道局のほうの地下施設が後に構築できるというような工法を選択しております。具体的には、基本的な考え方といたしましては、上部の体育館が存続しながら後に下部のほうの掘削等をして、地下構造ができるというところでございます。
東京都の協議ですが、こちらにつきましては、個々に協議が進捗した中で東京都とそれぞれの協議について文書なり何なりで交わし合って、それで一歩一歩進めていくという性格のものですので、そちらの個別の協定等の確認が行われるまでは、その詳細についてはまだ発表段階にないというところになります。
小杉委員
それと、加えて2の(3)の2、多目的広場ですけれども、今回、若干面積が減るということですけれども、300本の植樹がなくなるということだったんですけれども、その辺はどのぐらい減るということになるということでしょうか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
当初、多目的広場、こちらのほうが90メートル、75メートルのところを、今度80メートルから85メートルというふうに変更いたしました。これによる具体樹木の算定等は、今回については及んでいないところですが、これまでの検証の中からの概算としては、いろいろ対応が必要となる樹木は、1割程度は減少するんじゃないかと考えております。
小杉委員
加えて、できる限り移植というのも、数とか費用というのは特段はっきりまだわからないということでよろしいですか。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
まず、こちらの対象樹木につきましては、この多目的広場が及ぶところにある樹木というところの、しかも高木を対象としたもので基本算定しておりますので、またこの移植の方法とか移植先とか、それでまた具体的には変わってまいります。ただ、現段階として当然概算の検討はしております。
小杉委員
概算の検討をしているというのは、それはまだはっきりとは示さないということで理解していいですかね。
千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
こちらについては計画の変動に伴って概算の変動も行われますので、まだそれについては詳細幾らというのを発表できる段階にはないというところです。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告については終了いたします。
2番、新しい区役所におけるサービス提供のありかたについての報告を求めます。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
それでは、新しい区役所におけるサービス提供のありかたにつきまして、お手元の資料(資料4)によりまして御報告いたします。
なお、本報告につきましては、総務委員会にも報告させていただく予定でございます。
区では、新しい区役所の整備に向けて検討を進めてきているところでございますが、これにあわせまして、これからの区役所に求められるサービス提供のありかたにつきましても検討を行い、基本的な考え方を整理するとともに、新しい区役所の整備に向けた検討におきましても、この考え方を踏まえまして、さらに検討を進めてまいりたいと考えてございます。
1、区のサービス提供の基本的な考え方といたしまして、大きく三つの柱がございます。
一つ目が、「セルフサービス」の拡充でございます。
マイナポータルを活用したプッシュ型のサービスによりまして、一人ひとりの状況に応じて利用可能なサービスをインターネットを通じてお知らせいたしますとともに、マイナンバーカードの普及をはじめとした電子申請・コンビニ交付の拡充や電子決済が可能な手続の拡充によりまして、区役所を訪れることなく手続を済ませられる体制を構築いたします。
また、区役所に来庁された方には、個別の状況に応じて最適なサービスを自動的に御案内するとともに、手続をセルフサービスで完結できるシステムを導入いたします。これによりまして、来庁された方は職員との対面によるきめ細やかな窓口サービスとシステムの利用によるセルフサービスとを選択して利用できる体制を構築してまいります。
二つ目が、新しい区役所における「ワンストップサービス」でございます。
①窓口の集約でございます。
現在の区役所では、各所管ごとに庁内各フロアに窓口が分散されておりますが、窓口機能につきましては執務スペースから分離して集約し、低層フロアに総合窓口を開設いたします。窓口を集約することによりまして、組織をまたいだ連携を強化し、来庁者に必要なサービスを1カ所で提供することといたします。なお、来庁者数の少ない手続・相談につきましては、執務スペースのフロアに常駐する職員が窓口フロアまでおりてきて対応することといたします。
参考といたしまして、新しい区役所における窓口イメージの図を裏面にお示ししてございますので、御参照いただければと思います。図の左側が現在の区役所のイメージでございます。来庁者が用件に応じて窓口を探して動いていくという形になってございます。それに対しまして、右側の図が総合窓口を低層フロアに集約することによりまして、できる限り1カ所の窓口で手続を完結させるというイメージでございます。
恐れ入ります、1ページ目にお戻りいただきたいと思います。
続きまして、②トータルサポートでございます。
総合窓口には、行政サービス全般に対応できる「(仮称)総合相談員」を配置し、来庁者のニーズや個々の状況を把握した上で、最適なサービスを総合的に提供するなど、所管の縦割りを解消したトータルサポートを行うようにいたします。
三つ目が、「アウトリーチサービス」によるどこでも区役所の実現でございます。
寝たきりの高齢者や重度障害により外出困難な方など、新しい区役所にお越しいただくことが困難な方を対象といたしまして、「(仮称)総合相談員」等が御自宅まで伺い、持参したタブレット端末を利用することで総合窓口と同等のサービスを提供するようにいたします。
裏面に参ります。
2、実現に向けての取り組みでございます。
(1)職員体制の整備といたしまして、窓口と執務室の分離を前提とした職員体制づくりを行います。また、「(仮称)総合相談員」の育成とともに、個別業務に精通した職員との連携体制などにつきましても検討を進めてまいります。
(2)システムの新規開発といたしまして、窓口で必要な全ての業務システムが一つの端末で利用可能なシステムでありますとか、総合窓口のオペレーションを円滑化するシステム等の開発を行います。また、開発するシステムにつきましては、アウトリーチサービスやセルフサービスへの展開につきましても検討を進めてまいります。
3、今後の予定でございます。
6月に新しい区役所整備基本計画(素案)として御報告させていただきました後、7月に意見交換会を実施し、10月に計画(案)として議会への御報告を行いまして、パブリック・コメントの手続を経て、12月に新しい区役所整備基本計画の策定及び議会への報告を予定してございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に関して、何か御質疑ありますか。
高橋(か)委員
アウトリーチサービスという考え方、非常に有効だなというふうに思っているんですけれども、そこで幾つかお聞きしますが、この総合相談員というのは、2ページ目の頭にも出ていますけれども、「職員の体制作りを行う。また、」ということは、職員ではなくこういう相談員をつくっていくということでしょうか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
総合相談員につきましては、こうした総合窓口等の業務について精通した職員を育成し、配置をするということを想定してございます。
高橋(か)委員
じゃあ、職員ということですね。
タブレットを持参してアウトリーチということなので、今、庁内の中の新しいシステムも、セキュリティももっとよくなるということで検討されているんだと思うんですけれども、例えばタブレットの紛失があったりとか、あるいは盗難があったりとか、そういうアクシデントとか考えたりとか、あるいはそういうセキュリティ面の検討というものもしっかりしていただかなきゃいけないと思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
このタブレット端末を使っての手続につきまして、やはり外部から通信回線を使ってそのサーバーへの入力等を行うということになりますので、そうしたセキュリティ、それから、それを操作する職員の認証をより厳格に行っていく、そうした形で情報安全法の対策を講じてまいりたいというふうに考えてございます。
高橋(か)委員
個人情報が非常にかかわる問題ですので、よろしくお願いします。
高橋(ち)委員
窓口業務を全部一つのものにするというのは、今たくさんあると思うんですけれども、実際、職員がやっているところもあれば、委託しているところもあるわけですよね。それはどういう形になるのかを教えてください。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
現在、区の窓口につきましては、それぞれ所管ごとに、その業務ごとに窓口がございますので、来庁された区民の方は、その用件の先をみずから探して、そしてその場所まで行って手続をしていただいているというのが現状でございます。
区でその取り扱いの状況について調べましたところ、戸籍住民をはじめとしまして、国民健康保険、税、それから子どもや高齢者、障害者に関する事務についての窓口の取り扱い件数が大変多いということでございます。したがいまして、そうした事務について総合窓口として集約を行うということでございまして、その業務の中には、今、委員がお話をされましたとおり委託しているというものもございますので、そうした業務の内容によりましては、場合によってはゾーニングをしていくと。例えば、子どもの関係であるとか障害の関係というふうにゾーニングをし、さらにその委託の事業者とも共存ができていくような形がとれないか、そのあたりについて今後さらに具体的に検討してまいりたいというふうに考えております。
加藤委員
先ほどのアウトリーチサービスにおいて、総合相談員が自宅まで行ってタブレットでできるということを聞いて、ここまでシステムが仕上がっているのであれば、一個人が、そういった区が、インターネットサービスを用いれば、もう相談員も介さずにできるんじゃないかなと思うんですが、その辺の可能性について教えていただけますか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
やはりアウトリーチサービスを可能にするためのシステムの開発ということが条件となりますが、その基盤につきましては、1番の(1)のセルフサービスの拡充と同様の機能を持つ必要があると考えております。個人が外部から、例えば御自宅からパソコンで電子申請を行っていくというようなシステムをより拡充していくということを、これをアウトリーチに出かけていった職員が、同様にそうしたシステムを使って手続を行っていくといったようなことも考えられるのではないかというふうに考えているところです。
酒井委員
アウトリーチのところなんですけれども、これは新庁舎の完成したときでなければそういったシステムを同じように開発してスタートできないというふうなイメージなんですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
このアウトリーチのサービスを実施するための条件としましては、そうしたシステムの開発ということが必要となってまいりますので、必ずしも新庁舎の建物の話ではないかもしれませんが、そうした整備の検討の中で、あわせてシステムの開発についても検討していきたいというふうに考えております。
酒井委員
そのシステムの開発も莫大な費用がかかるのかなとは思うんですけれども、例えば、そのシステムをそのまま今の庁舎でも開発して新庁舎に移行することができるのであるならば、これは何も新しい区役所におけるサービスの提供じゃなく、今の状態でも寝たきりの高齢者、重度障害の方で外出困難な方もいらっしゃるでしょうし、そういった形もあるのかなと思うんですけど、そのあたりはどうなんでしょうか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
現在の庁舎におきまして住民情報関係のシステムといたしましては、住民情報連携基盤システムを拡充していくことによりまして、現在のシステムのさらに情報連携を広げていくということを進めているところでございますので、その開発を進めていく延長上に、この先の新たな庁舎で展開をしていく総合窓口システムという形で運用を目指していきたいというふうに考えております。
酒井委員
例えばで教えていただきたいんですけれども、アウトリーチによるどこでも区役所の実現というのは、今だとこういったのが可能性があるんじゃないのかなというのをちょっと簡単に教えてください。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
アウトリーチサービスの、まず対象として考えられる方。やはりどうしても……
酒井委員
内容です。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
内容ですか。例えば、今想定しております対象の方が寝たきりの高齢者や重度障害により外出困難な方というようなことで、そうした方が必要となります、例えば福祉のサービスの手続でありますとか、あるいは場合によっては転出をされるとか。そういったようなことを、職員が出かけていって、そこでお話を伺いながら手続をそこで済ますことができると、わざわざ御本人、御家族の方に区役所まで足を運んでいただく必要がないような形を実現してまいりたいと考えております。
酒井委員
非常に利便性も高まって、こういった外出困難な方にとってはありがたいんだろうと思いますが、逆にこの職員体制の中でどのようにやっていくのかという、非常に厳しいところも出てくるのかなと思っておりますので、より精査していただきたいと思います。
それと、先ほど、ワンストップサービス、やっぱりこれは全体的にそういうふうな流れになってくるんだろうと思います。今、担当者さんは比較的窓口での手続が多いものを事例に出されて、そういったことに関しては区役所1階でワンストップでそのサービスを申し込めるようにするんだというようなことだったと思うんですけれども、例えば、国のほうでの臨時福祉給付金なんかの突然のそういったものがありますよね、そういったことに関しては、その福祉のくくりの中で、もちろんそういったときっていうのは窓口にもたくさんの相談だとかが来ると思うんですね。そのときは、このような1階のワンストップのところにも急遽な対応でも組み込めるような理解でよろしいですよね。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
そのような臨時的な業務が発生するということは想定してございまして、そうした対応ができるようなスペースも設けていきたいというふうに考えております。
久保委員
ワンストップサービス、アウトリーチサービスも大変理想的というか、今後目指していかなきゃいけない方向だと思っていますが、このアウトリーチサービスの寝たきり高齢者とか重度障害による外出困難な方ということで、先ほどから質疑があるんですけれど、こういうことって、従来、すこやか福祉センターでアウトリーチのサービスというのは、今後もっと充実させていくというようなイメージだったような気がしたんですが、そことの関連というのはどういうふうになるんですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
現在の体制では、そうした地域において困っておられる方についての把握や対応はすこやか福祉センターで対応させていただいているところでございます。したがいまして、いわゆるケースマネジメントとして地域にそういう方がいらっしゃるということを最初に把握するのは、現行の体制でいえばすこやか福祉センターの職員であろうか、場合によっては地域包括支援センターであろうかというふうに考えてございまして、そうしたところと情報を共有しながらこの総合相談員が必要な手続を行っていくというふうに考えておりまして、もし内容的に福祉サービスのことだけであり、すこやか福祉センターのほうがより適当であるというふうに判断される場合には、すこやか福祉センターの職員が出かけていって対応するといったようなこともあるのではないか。こうした細かいことについてはこれから検討いたしますが、そうしたようなことで考えてございます。
久保委員
何となくイメージとしては、この(仮称)総合相談員がすこやか福祉センターに配置されるのかなというふうに思ったわけですけれども、そういうことではないんですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
(仮称)総合相談員の配置につきましては、この区役所の総合窓口への配置を考えておりまして、そのすこやか福祉センターの職員との連携ですとか、役割分担については、今後さらに具体的に検討していきたいというふうに考えております。
久保委員
要は、すこやか福祉センターでどこまでできるようになるかというところもあるのかなと思うわけですよね。だから、すこやか福祉センターで済む場合もあったりとか、そうやって思うと、逆に言うと本庁じゃなきゃできないものというのが、求められるものの中で逆にどこまであるのかというところも考えられるんですね。先ほどの酒井委員の御質問にあるようなことであると、すこやか福祉センターですとか地域事務所でもできるようなお話ではないかなと思うので、わざわざ本庁のほうから出向いていく必要性というのはあまり感じないんですけど、その辺いかがですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
今、委員お話しのとおり、今後さらに本庁舎に来なければならない業務と、それから、すこやか福祉センターや地域事務所で取り扱いができる業務、これにつきましても、これから見直しをしていく必要があるというふうに考えておりますので、そうした中でのどの業務であればすこやか福祉センターで対応できるのかといったようなところは、今後、また検討していきたいというふうに考えております。
久保委員
業務の見直しというようなところもあったので、それは今後本当にきちんとやっていくのであれば、この区役所のプランの中でサービス提供のありかたって出ていますけれども、きちんとそこも精査をしていただきたいなと思っています。
それと、ワンストップサービスのところで、「来庁者数の少ない手続き・相談については」というところがありますよね。「フロアに常駐する職員が窓口フロアまで降りて対応する」というところが、ちょっとどういうイメージなのかがわからないんですけれども、詳しくお願いいたします。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
来庁者数の少ない手続き・相談につきましては、どうしても区役所の各フロアの配置としましては、1階、2階、3階という低層フロアにそうした総合窓口を集約いたしますので、それより上のほうの階にそうした部署の配置が想定されると考えておりまして、そうしたところでの来庁者への対応につきましては、そのための対応の窓口ですとか相談室を用意いたしまして、そしてその都度職員がおりていって対応するということで。従来、そこを来庁者の区民の方にエレベーターで上の階まで上がっていただいていたわけですけれども、それについては職員がおりていって対応すると、そういったようなイメージでございます。
久保委員
これ、具体的にはどういうことを想定されているんでしょうか。私、ちょっと8階とか9階なんかを想像していたんですが、そういうことではないんですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
8階、9階につきましては、特に建築関係の手続に事業者の方が多くいらっしゃいますので、そうした業務につきましては、そうした専用の窓口を設置していく必要があろうかというふうに考えております。それ以外に、週に何件かというぐらいの回数でありますとか、そうした頻度の来客の少ないところにつきましては、一旦総合窓口で受け付けをした後に、そこから職員を呼んで対応するという形でございます。
久保委員
要するに、執務のフロアにはお客様が入るということが基本的にはなく、そういう対応をしていくというイメージですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
執務スペースとこの窓口を分けていくという目的の一つとしましては、そうしたセキュリティをより向上させていくということも念頭に置いて、そうしたレイアウトをしていきたいと考えております。
高橋(ち)委員
希望なんですけど、きょうの報告はすごく前向きな取り組みをされていくんだろうなと思いますけど、説明を聞いていると、私たちサイドは今の現状の区役所をイメージしていろいろ質問するから、何か新しいものをつくっていくに当たっても、旧庁舎のイメージでしか入ってこないのがすごくもったいないような気がするんですよ。だから、この総合窓口とかアウトリーチとかというものがもっとわかりやすいように、新しい庁舎のそういうものができない限り示すことも難しいんだと思うんだけど、言葉だけで今そうやって説明されて、うん、そうなのか、そういうのを目指すんだなというのはわかるんだけど、こっちサイドが、イメージがもうこの庁舎でイメージをつくっているからというところだけはよく踏まえて、これからいろいろ報告をしていってくれないと、ちぐはぐになっていっちゃうと思うの、せっかくいいものをやろうとしているのに。だから、イメージを上手に持ってもらうように努力してもらいたいと思うんですけど、いかがですか。
永田政策室副参事(業務マネジメント改革担当)
今後、この新しい区役所の整備基本計画を検討してまいりますので、その過程におきまして、イメージ図でありますとか、わかりやすい資料を当委員会にもお示しをし、御説明をさせていただきたいと思います。
浦野委員
1点だけ確認させてください。きょうはこの区役所におけるサービス提供のありかたというところに限定してなんですけれども、これまでこの委員会等でも示された整備スケジュールの全体のスケジュールについては、今示されているもので今後変更はないということでよろしいですか。
朝井経営室副参事(経営担当)
今後の予定については、きょうの資料では裏面の3番のところに書いてございますけれども、これ以降の予定につきましては、できるだけ基本計画の素案の中でお示しできればというふうに考えております。
酒井委員
今後、新しい区役所整備基本計画が示されてくるんだろうと思うんですが、今回、組織が改編されて、新たな分野なんかも庁内でつくられたかとは思うんですけれども、せんだって、豊島区に視察に行った際に、新庁舎の整備に当たっては、やはり担当さんを置いたほうがいいんだろうというふうなこともあったかと思います。この新庁舎整備というものは、非常に区としても大きな取り組みでもありますので、現状、担当係長さんというのを置かれているんだろうと思うんですけれども、今後の組織のあり方というのは、現状どう考えていらっしゃるんですか。
朝井経営室副参事(経営担当)
中野区においても新しい区役所整備について力を入れてまいりますので、来年度以降になるかとは思いますけれども、新しい組織体制は整備をしていきたいというふうに考えております。
いながき委員
体育館のほうの意見交換会の意見の中で、基本構想を作成せずに基本計画に進んでしまっているのではないかというところがあって、区役所のほうも確認させていただきたいんですけれど、これから6月に整備基本計画の素案を議会に報告するというふうにございますが、区役所の整備基本構想が案か素案でとまってしまっていたような記憶がするんですけど、その辺ちょっと確認させていただきます。
朝井経営室副参事(経営担当)
新しい区役所整備の基本構想については、素案を御報告し、意見交換会も実施したところでございます。それで、基本計画というのは基本構想をさらにもう少し具体的に示すものになりますので、基本構想についていただいた御意見を含めて、その基本構想をもう少し詳細化した基本計画を素案として御説明させていただいて、また御意見等を伺いながら作成をしていきたいというふうに考えております。
いながき委員
その素案で終わってしまったというところには問題はないんでしょうか。
朝井経営室副参事(経営担当)
素案で意見をお聞きしてその構想を策定してしまうというより、策定してしまいますとそこでもうその構想部分については確定いたしますので、さらにもう少し詳しく御説明をさせていただいたもので御意見を伺った上で、区としては決定をしていきたい、そのように考えた次第でございます。
いながき委員
これ、区役所の整備基本構想とこの基本計画策定というのは、たしか民間企業に委託していると思うんですが、その契約としては、素案で終わりじゃなくて、きちんと構想という形で成果物を出すという前提で契約をして、その金額も決定しているということではないんですか。
朝井経営室副参事(経営担当)
基本構想と基本計画、その両方につきまして支援をしてもらうという形の契約をしてございますが、その基本構想自体ができていないわけではなくて、そのものをつくって、案としてお示しをして、意見を聞いたわけですが、それを区として決定せずに基本計画にそれを盛り込みながら、計画をつくって、そこに御意見を伺う、そういった形で考えているものでございます。
いながき委員
その決定をしないで進めるというのがそれでいいのかどうか。これまでもずっとそのような形で来たんですかね。
朝井経営室副参事(経営担当)
より御意見を伺いながら計画を策定していくということで、そのような形をとっているものでございます。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
他になければ、以上で終了します。
次に、3番、その他で理事者から何か報告ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ以上で所管事項の報告を終了します。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時56分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時00分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は、5月26日午後1時より当委員会室で開催することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
以上で区役所及び体育館整備調査特別委員会を散会します。
(午後4時01分)