中野区議会区民委員会〔平成28年6月13日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成28年6月13日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時27分
○出席委員(8名)
中村 延子委員長
加藤 たくま副委員長
渡辺 たけし委員
羽鳥 だいすけ委員
高橋 かずちか委員
小林 ぜんいち委員
市川 みのる委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民サービス管理部長 白土 純
区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 吉村 恒治
区民サービス管理部副参事(情報システム担当) 中谷 博
区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 伊藤 正秀
区民サービス管理部副参事(税務担当) 杉本 兼太郎
区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 天野 秀幸
区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 古川 康司
環境部長 戸辺 眞
環境部副参事(地球温暖化対策担当) 鳥井 文哉
環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 波多江 貴代美
清掃事務所長 滝瀬 裕之
環境部副参事(生活環境担当) 浅川 靖
○事務局職員
書記 田中 寛
書記 遠藤 良太
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 2013年度温室効果ガス排出量(推計)算定結果について(地球温暖化対策担当)
2 ごみ適正排出等のスマートフォン向けアプリケーションの導入について(ごみゼロ推進担当)
3 平成27年度ハクビシン等駆除事業の実施結果について(生活環境担当)
4 その他
(1)マイナンバーカードの交付状況について(戸籍住民担当)
(2)中野区花と緑の祭典2016春の実施結果について(地球温暖化対策担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議事に入ります。
所管事項の報告を受けます。
1番、2013年度温室効果ガス排出量(推計)算定結果についての報告を求めます。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
それでは、2013年度温室効果ガス排出量(推計)算定結果について御報告申し上げます。
お手元の資料(資料2)をごらんください。これは、ことし5月27日でございますが、特別区協議会がオール東京62市区町村共同事業、みどり東京・温暖化防止プロジェクトによります温室効果ガス排出量推計算定結果につきまして公表したものでございまして、御報告をいたします。
なお、23区におきます温室効果ガス排出量は、二酸化炭素がその大半を占めてございますので、二酸化炭素排出量に絞って御報告をさせていただきます。
また、ことし3月に策定いたしました第3次中野区環境基本計画におきましては、その削減目標をエネルギー消費量といたしまして、二酸化炭素排出量は参考指標としてございます。この関係で、中野区内につきましては、エネルギー消費量につきましてもあわせて御報告をさせていただきます。
その後、全体の要約につきまして御報告いたしますが、最初に別紙1をごらんください。下についております別紙1でございます。これが特別区協議会が公表いたしました算定結果の全体資料でございます。
1ページをお開きいただけますでしょうか。1ページめくっていただきますと、横になってございますが、市区町村別の二酸化炭素排出量というのがございまして、3ページ目にカラー刷りの棒グラフがついてございます。東京都内の市区町村別のものでございますが、中野区は左から14番目にございまして、1,059、105万9,000トンと書いてございます。23区で一番少ないのは、その四つほど右にございます荒川区でございますので、中野区は23区全体では二酸化炭素排出量は下から2番目という状況でございますので、全体の傾向としてお読み取りをいただければと存じます。
続きまして、別紙2をごらんいただけますでしょうか。別紙2は直接の発表資料ではございませんけれども、特別区の温室効果ガスの排出量と中野区のものについての資料でございます。
別紙2の1ページ目につきましては、23区全体の温室効果ガス、それから二酸化炭素排出量の推移を書いてございまして、一番下の棒グラフが23区全体の二酸化炭素排出量の推移という棒グラフになってございます。
1ページをお開きいただきますと、2ページでございますが、中野区の温室効果ガスの排出量の推移ということで、真ん中が二酸化炭素、その下に中野区の二酸化炭素の棒グラフを描いてございますので、おおむねこのような状況にあるということで御承知おきいただければと存じます。
3ページ以下は、増減の考察でございますので、後ほど要約して御報告させていただきます。
別紙3をごらんいただけますでしょうか。別紙3は、東京都提供資料より作成したものでございまして、今年度初めてつけさせていただきました。これは、中野区のエネルギー消費量の推移ということでございまして、先ほど申し上げました新しい目標ということでのエネルギー消費量がございますので、それについてもあわせて御報告させていただくものでございます。
真ん中に棒グラフがございまして、中野区におきますエネルギー消費量はこのような状況になっているということで御承知おきいただければと存じます。
それでは、最初の資料にお戻りいただいてもよろしいでしょうか。全体の要約につきまして御報告させていただきます。
まず、最初の資料の1でございます。23区全体の二酸化炭素排出量でございますが、2013年度、3年度前になります。二酸化炭素排出量は5,001万6,000トンでございまして、前年度比では0.7%減少してございます。こうした場合の基準年は1990年度となってございますが、この排出量に比べますと21.2%増加している状況にございます。この増加の要因でございますが、民生家庭部門、家庭の増、それから民生業務部門、店舗やオフィスなどでございますが、この増が大きいという状況でございます。
次に、2番、23区の二酸化炭素排出量の増加要因につきましての分析を要約してございます。二酸化炭素の主要な排出源となりますのはエネルギー消費、電気、ガス等の消費でございますけれども、これが23区全体では近年減少が続いてございます。そうした中、一方で二酸化炭素排出量が増加しているということでございまして、その要因は次のとおり三つでございます。
(1)電力の二酸化炭素排出係数に関する要因でございます。先ほど申し上げましたとおり、エネルギー消費量は減少傾向にございますが、2011年以降東日本大震災のときの原子力発電所停止等の影響がございまして、エネルギー消費量を二酸化炭素排出量に換算いたします二酸化炭素排出係数が増大してございまして、その結果として同じエネルギー消費であればふえるということでございますので、増大しているというものがございます。
(2)民生家庭部門における世帯数の影響でございます。23区の世帯数は、2013年度で基準年度比41%増加をしてございます。一方で、23区の世帯当たりで言いますとエネルギー消費量は16%ほど下がっているということがございます。こうしたことから、民生家庭部門におけるエネルギー消費量の増加がございますが、この要因は世帯数がふえているということが大きいと分析をされてございます。
なお、世帯当たりのエネルギー消費量が減少傾向にある原因でございますが、これについては1世帯当たりの人数が減ってきているということも主な原因として挙げられてございます。近年2011年度以降につきましては、東日本大震災後の節電の取り組み及びその定着による影響があると考えられてございます。
続きまして、(3)民生業務部門におきます延べ床面積の影響でございます。23区の業務、店舗、オフィス等の延べ床面積は基準年度比で45%の増加をしてございます。一方、23区の延べ床面積当たりのエネルギー消費量は10%減となっているという状況がございます。
お開きいただきまして2ページでございます。こうしたことから、民生業務部門におきますエネルギー消費量の増加の原因は延べ床面積がふえているということが大きいと分析されてございます。
なお、延べ床面積当たりのエネルギー消費量が減っていることにつきましては、やはり2011年度の節電の取り組み等、これによって減少したということでございまして、それ以降もその定着によっておおむね横ばいになっているという状況でございます。
続きまして、3、中野区につきましての二酸化炭素排出量及びエネルギー消費量の推移でございます。
まず(1)二酸化炭素排出量でございます。2013年度中野区におきます二酸化炭素排出量は105万9,000トンでございました。これは23区中では荒川区に次いで2番目に少ないというものでございます。前年度の排出量は106万2,000トンでございますので少し減りまして0.3%の減少ということで、部門別はここに書いてありますとおりでございます。また基準年、1990年度の排出量から見ますと、26.8%の増をしてございます。基準年から見ますと、産業部門と運輸部門は減少、民生家庭と民生業務と廃棄物部門は増加をしているという状況でございます。
下の表組みにつきましては、各部門別の排出量、それから構成割合、また2012年度、昨年度比はどれぐらいか、基準年の1990年度比はどれぐらいかということにつきまして、パーセンテージを計算してございます。括弧内は23区の数字を掲げさせていただいてございます。
続きまして(2)エネルギー消費量でございます。2013年度の中野区のエネルギー消費量は1万607テラジュールでございました。前年度の消費量につきましては1万863テラジュールでございましたので、2.4%の減少をしてございます。前年度比では産業、民生家庭、運輸が減少、民生業務は増加してございます。また、基準年の1990年度比でございますが、1990年度は1万901テラジュールでございましたので、2.7%の減少をしてございます。産業と運輸は減少、民生家庭と民生業務部門は増加した状況でございます。
これにつきましても表組みを設けまして、それぞれの部門別のエネルギー消費量、それから構成割合、また前年度、2012年度比の増減、また1990年度比の増減を書かせていただいてございます。括弧内は23区全体の数字ということでございます。
3ページのほうには、この部門別のエネルギー消費はどういったものを指しているのかという形で書かせていただいてございますので、後ほどお読み取りをいただければと存じます。
資料としましては、4番、先ほど申し上げました別紙1の発表資料、別紙2、別紙3は抜粋をした資料でございますので、また後ほどお読み取りをいただければと存じます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
高橋委員
一つお聞きしたいんですけれども、別紙1の共同事業による算定結果ということをいただいたんですけれども、これは確立して10年たつという話で、3ページ目にカラー刷りの各区別、23区中、荒川に次いで低いということで、CO2排出ということを考えると好ましいことなんですけれども、この傾向というのは何年かずっととっているんですか。算定が確立したのは10年で、こういう23区比較を定期的に出して報告しているんですか。要は中野区の順番とか他の自治体比較の流れがずっとこういう形で続いているのか、その辺の話をお聞きしたかったんです。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
オール東京でこのような算出をし始めましてから委員会の御報告はしてございます。その中には当然この全体の各市区町村別のデータはございましたので、御報告をしてきたというものでございます。中野区が23区で下から2番目ということにつきましては、少なくともここ何年かはそうだったと思いますけれども、過去のデータにつきましては、見ないと現時点では何とも申し上げにくいところでございます。
高橋委員
ちょっと見ると、民生家庭部門は、多いところは多いんですけれども、人口にもよるんでしょうし、違うんだけれども、民生業務部門が格段に低いですよね。荒川もそうなんですけれども。そうすると、経済活動としてCO2と相反することもかもしれないけれども、元気な自治体とか、経済活動のその辺の状況との相対関係というのはどうかなというのがあったんです。業務系が少ないというところが一番大きな理由なんですか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
委員御指摘の資料3ページの緑の部分が民生業務ということでございますので、それが少ない自治体というのは、床面積としてのオフィスですとか店舗面積が全体としては少ないということでございます。
高橋委員
例えば今後インバウンドとか、あるいはにぎわい活性化ということで、中野にもっと来街者が極端にふえてきたような場合は、そういうときの来街者がふえたことによるCO2排出量増というのは民生業務部門の中に入るのか。それともインフラというか、そういうことで運輸部門のほうに入るのか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
来街者という形での分類はないわけでございますが、来街者がいらっしゃったときに、お店に入られるということは当然あると思いますし、いらっしゃるに当たって鉄道を使うということがあろうかと思いますので、今申し上げましたお店を使われれば当然お店の電気、ガス等の量がふえるという形での影響はあろうかと思いますし、また、運輸部門のうちの鉄道につきましては、各鉄道会社が使っております電力を各自治体にあります駅の乗降客数で割り振りをするということでございますので、中野区内の駅の乗降客数がふえれば、割り振りとしてはふえるというような関係にはございます。
高橋委員
今後活性化であったり、人を呼び込むとか、あるいはインバウンドということで、駅を中心に中野全区に行き渡らせようという都市観光政策もあるので、そうした場合の今後環境に対する影響とか、区民の環境状況等、その辺は常に意識するようにしていただき、当然されているんでしょうけれども、一応そういうことを要望しておきます。
加藤委員
少し重複するところもあろうかと思いますが、一番上にいただいている資料の2ページ目で、2012年度比というところで、マイナスはこれまでいろいろな政策が生かされてマイナスになっているというところもあるでしょうけれども、この二酸化炭素量とかで見ていきますと、民生業務部門が、括弧が23区内ということなので、括弧ではない普通の数字のところが1.9%というのは中野区はふえている。廃棄物部門でいきますと、23区、中野区とも増加になっている。特にまた中野区が9.1%も廃棄物部門がプラスになっている要因というのは考察されていますでしょうか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
最初の資料の2ページ目の真ん中の表組みかと存じます。2012年度比でふえているものが今御指摘いただきました民生業務と廃棄物でございますけれども、民生業務につきましては、一番影響するのが業務の延べ床面積がどれぐらいかということでございます。この基礎データがついてございますので、それを見ますと、中野区内のお店やオフィス、この延べ床面積は2012年度比でふえているという状況がございますので、それが影響したと考えてございます。
また廃棄物部門につきましても、これはふえてございます。これにつきましては、中野区内から収集されたり持ち込まれたりする。二十三区清掃一組の清掃工場のごみの量によりまして案分をされてございますけれども、その中に含まれてございますCO2排出の原因となるもの、つまり、プラスチック、石油系の物質でございます。そういったものがどれぐらい含まれているかということが影響すると言われてございまして、ごみ量としては微減をしている状況が前提としてはございますけれども、プラスチックも含まれている割合がふえているということで、同じ量のごみを燃やしましても、出るCO2の量がふえているということがございまして、23区全体としてもふえているという状況だと聞いてございます。
加藤委員
そうしましたら、プラスチックの増加が廃棄物部門の増加だと考えられるということですが、そうしたら、またそのプラスチックごみがふえている要因というものはどういうことが考えられるのか。また、特に中野区においてはほかの区よりもプラスチックごみがふえているということを示しているんでしょうか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
プラスチックごみがふえている要因ということにつきましては、ここに出てございますデータにつきましては、中野区と23区全体がございますけれども、23区全体のごみを平均したプラスチックの含まれている割合、これがふえているということでございます。
それから、この表組みの中で、廃棄物部門は、2012年度比、中野区が9.1%プラスで、特別区、23区全体がプラス6.3%となってございまして、中野区のほうが多いということでございます。ただ、これは、まことに申しわけないんですが、今回公表されましたデータ、すなわち左のCO2排出量をごらんいただきますと、1,000トン単位の中での四捨五入が行われてございまして、それによってこのデータの増減を出した、私どもで計算したというところでございます。ただ、ここは中野区が9.1%で多いということがございましたので、バックデータを探しましたところ、1,000トン単位の四捨五入の中でこういうふうになった部分がございます。もとの量が3万6,000トンでございますので、1,000トン違いますと3%違ってくるというところがございまして、これを具体的なバックデータを探しまして1トン単位までのものがございまして、それで計算いたしますと、プラス6.2%であったという状況はございました。
加藤委員
そうしましたら、使ったデータによっては9.1ではなくて6.2%だったという理解でよろしいですか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
今回の公表されましたデータをそのまま使いまして計算いたしますと9.1%でございましたけれども、四捨五入が行われているということでございましたので、もともとのデータを探りましたところは6.2%であったということでございます。
加藤委員
IPCCが言うところでは、影響評価と緩和策と適用策というところで、モニタリングに当たる影響評価というのは非常に重要なところで、その後の政策を考える上で非常に重要なところなので、そこで3%ぐらいの差があると政策立案に対して全くもって役立たないデータとなってしまいますので、こういった差が出るのであれば、バックデータが使えるなら使っていただきたいですし、ないのであれば、3%もずれるものであるのであれば、わざわざこの表自体要らないのではないかと思ってしまいますが、どう思いますか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
直接公表されているデータは別紙1のようなものでございまして、1,000トン単位で表示はされてございます。それを私どもはわかりやすいようにということでこうした前年度比あるいは1990年度比ということで表示をしたところでございますけれども、委員御指摘のとおり、かなり細かい数字との差ということがございますので、今後これを御報告するに当たりましての掲載につきましては検討させていただきたいと思います。
羽鳥委員
民生家庭部門の排出量のうち、例えば家から出ている分だとか、自家用車の分だとか、そういうふうに中野区の中で細分化というのは、ここでは表では出ていないですけれども、できるようなものでしょうか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
民生家庭部門におきますエネルギーといいますのは、ここで申し上げますと、別紙1の10ページに書いてございますが、基本的には電力と都市ガス、それからLPガス、灯油というものをここに入れるというふうな算定になってございまして、車の分につきましてはこちらの民生家庭ではなくて、運輸の自動車部門のほうで算定をされているというものでございます。
羽鳥委員
国レベルで見ると、そういう家庭の中でいろいろと家電に使って排出をした分とか、自動車から排出された分とか、そういうふうに分けられるけれども、中野区単位はこの推計の仕方で見るとそういう分け方は別にしていないというふうなことなんですね。わかりました。
あと中野区の民生家庭部門のCO2排出量ですけれども、総量に占める割合というので見ますと、杉並区に次いで2番目の49.7%に達していて、中野区でできる施策を何かというふうに考えるときには、家庭部門からの排出が大事なのかなと思いました。これまでもいろいろと御答弁はいただいているんですけれども、家庭部門からの排出削減を行うために、中野区が前年度までに行ってきた施策というのを改めて御紹介をしてください。
それとあと、今年度新しく拡充をしたものについてお願いします。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
委員御指摘のとおり、中野区のCO2、エネルギー消費、そういったものの半分は家庭ということでございます。私どものほうで、基礎的自治体の役割ということで、こうしたCO2削減、地球温暖化防止のための削減ということの全体の流れというんでしょうか、そういったことをまず区民の皆様にお知らせをする。いわゆる啓発、これが中心であると思ってございます。一方で、またそういったことがございまして、区報、ホームページ、あるいはチラシ等、さまざまなものを用いましてPRをさせていただいているというところでございます。
また、家庭のこういった節電、省エネの取り組みのインセンティブといたしまして、なかのエコポイントといったものを設けてございまして、各世帯におきます電気、ガスの量、これを減らしていただくということのインセンティブとしましてエコポイントがつき、区内共通商品券等になっていくという取り組みをしてございます。
自治体でございますので、取り組みとしては啓発関係が中心でございます。今年度からの新しい取り組みということではないんですけれども、2年度前にエコポイントのほうにつきまして環境商品コースというものを設けまして、私どもの地球温暖化防止条例によりまして四つの施策を推進してございますが、その一つが、環境に優しい商品やサービスの購入を促進していく。無駄なものは買わないことが大前提でございますけれども、物を購入せざるを得ない場合には、環境に優しいものを買ってくださいということの促進をしてございまして、促進策といたしまして、環境商品の一番大きいものでございますエコマーク、これを選んで買っていただく。そのインセンティブといたしまして、そういったマークを集めていただいて、若干ではございますけれども、エコポイントを差し上げるという形で、現在PTA等の取り組みがふえているという状況でございます。
羽鳥委員
区の施策としては、第1にお知らせ、啓発というふうなことだったんですけれども、これまでも私はいろいろと指摘させていただきました。エネルギー消費量とCO2の排出量の関係のところで、頭紙の2ページを見てみましても、2012年度比で(2)のエネルギー消費量のところは民生家庭部門はマイナス2.3%というふうなところですけれども、CO2排出量ということになってくるとマイナス0.9%と、エネルギー消費量ほど排出量は減っていないということ、これは、電力排出の係数の問題があると思います。だからこそ、排出量そのものを目標にすべきではないかというふうなことはこの間いろいろ指摘させていただいたんですけれども、やはり啓発から一歩進んで、CO2排出が何よりも大事なわけですから、そこを実際減らすための政策というのを考えてほしいと思います。
そこでお聞きするんですけれども、この間、太陽光発電というふうなことはいろいろとお聞きしてきたんですけれども、地中熱の活用について、区内大規模事業所としての区役所の取り組みのところで地中熱の活用というふうなところ、新区役所の関係のところで出てきはしたんですけれども、昨今は家庭用で活用できるような地中熱のところでもいろいろと民間企業などでも研究などは進んでいるようなんです。そういった家庭用の地中熱を普及促進させるために何か研究検討されていることというのはありますか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
私どもは、今回の環境基本計画の中で、省エネとあわせて再生可能エネルギーの普及ということにつきまして挙げさせていただいているところでございます。主に中野の土地柄ということを考えますと、太陽光、太陽熱といったものが中心かと思ってございまして、現時点で私どもとしまして、区民の皆様への啓発としての地中熱というものについては特に研究はしてございません。
羽鳥委員
これは要望だけにしておきますが、やはり地中熱は今後エネルギーとして非常に活用できていけるのではないかと思うので、普及啓発からでもよいので、進めていただければいいかなと。家庭のところで進めていただければと思います。これは要望にとどめておきます。
小林委員
これは今2013年度ということで、今から3年前のデータになるんですけれども、この2013年度、中野区としてエネルギーの消費量の増加ということで、延べ床面積の増加が大きかったということと、逆に二酸化炭素排出量については、業務部門、廃棄物部門が増加したということ、そして、家庭部門と運輸部門は減少したという点が挙げられているんですけれども、この年の社会的背景、こういった要因になった背景は何かありますか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
社会的な背景といいますか、エネルギー消費の減少にもかかわらずCO2量がふえる傾向にあるということにつきましては、東日本大震災後の原子力発電の停止ということが大きな社会状況であったと考えてございます。それが中野区全体でも影響していると考えてございます。
小林委員
四季の森にかかわる全体の延べ床が増加したことかなと思うんですけれども、今現在これから3年たちまして、今後また、これから10年間にわたっては中野区でさまざまなまちづくり、特に駅周辺を中心にしてまちづくりが進められていく予定があります。そういった中で、当然またこの床面積の増加も考えられます。それに伴う今後の予測についてはどのように考えていますか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
今委員から御指摘いただきましたが、先ほど民生業務につきまして、2012年度でどれぐらい床面積が伸びておりますという御説明に関してかと存じます。この二酸化炭素排出量といったものの算出につきましては、基本的には統計データが用いられてございますので、その特定の建物、特定のお店、特定の住宅が建てかわったとか、そういったことについては直接にはここには出てまいりません。しかしながら、大きなまちづくりの動きがあった際には、何らかの意味での建設業としてのCO2であったり、あるいは場合によってはそのことがその後の建築後の延べ床面積の増に影響するということは当然想定されるところでございますので、そういったことが影響しているものもあるであろうと思ってございます。
今後中野区の延べ床面積がふえ続けるかどうかにつきましては、それは壊されるものもあるわけでございますので一概に申し上げにくいところではございますが、この間少しふえているという状況を考えますと、中野区のまちの発展に伴いまして、整備に伴いまして、そういったものがふえるということは当然あり得るところだと思ってございます。いずれにいたしましても、そういった特定の例えばお店の建てかえをしないであるとか、オフィスはつくらないであるとか、そういったことの政策ではございませんので、そういったまちのにぎわいもふえていく中で、何といいましても省エネを心がけていただくことや、あるいは新しい設備を導入していただくことで同じような床面積であったとしても、省エネが進んで、結果的に床面積が仮にふえたとしましても全体としてはエネルギー消費は縮小していくというようなことが望まれると考えてございます。
小林委員
今答弁がありましたように、延べ床面積がふえていっても、消費量等は増大するにしても、必ずしも二酸化炭素の排出量がそれに伴って増大していくとは限らない。今お話もありましたし、今後さまざまなエネルギー消費にかかわっては、機器の開発ですとか、設備の更新などもされていくと思います。しかしながら、この10年間というのは、今後の10年間を考えると、区の政策の誘導も大きく変わってくるのではないのかと思います。もちろん、機器の更新時や、また新築等における時々によって設備の進展というのは違ってくるとは思うんですけれども、特に建設時における誘導、つまり、省エネにかかわる誘導というのは、今現在は環境部門で誘導しているんでしょうか。確認ですけれども、新たな建設、まちづくりを行うときの省エネルギーにかかわる施策について、それぞれにアドバイスをしていくのは環境部門で行っているんでしょうか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
個々の建物につきましては、基本的には建築基準法等、あるいはさまざま省エネ法ですとか、長期優良住宅の法律でございますとか、品質確保法ですとか、幾つかございまして、それぞれこういったものをつくりますと優良の住宅であるという形での規定がございます。まず最小限の基準がございまして、それプラスいいものをつくればそういうものが認められるということでございます。そういったことにつきましては、基本的には建築確認等を行う部門等におきましてそういったことがされているという理解でございます。
私ども環境部門で行ってございますのは、今申し上げたような断熱性の高い住宅をつくられた場合に、資格を受けまして認証し、高断熱住宅ということでのプレートを差し上げたり、あるいは些少ではございますが5,000ポイントのエコポイントを差し上げるというような形のものは行ってございます。そういった基準につきましては、ただ、だんだん何が標準かということにつきましてはレベルが上がっていく状況にございまして、現在では優良な住宅と指定されるようなものも何年かたてばそれは義務化されて標準になっていくということがございますので、そういった建築基準の世界の中でも断熱性の向上、省エネといったことは進んでいくと思ってございます。
また、まちづくり全体ということになりますと、こちらの中野四季の都市の地区でもそうでございますけれども、そういったまちづくり部門が全体のまちづくりの中でも省エネ性能も含めまして誘導していくということで聞いてございまして、こちらの中野四季の都市で言いますと、建てている新しいビルにつきましては、環境に関する性能につきましては最高ランクを取得したものをつくろうということでの合意のもとで建築はされたと聞いてございます。
小林委員
これからの建築についてということでお聞きしましたけれども、今現在において、なかなか建築部門と環境部門との連携が少ないのではないかと思いますので、今後1件の住宅ができたからどれだけ削減されたのか増加したのかということになりますと、数値として出すのはなかなか難しい点もあるかもわかりませんけれども、その辺の連動性というんですか、連携というんですか、建築的にただできればいいということではなくて、こういったことも中野区では配慮しているという、温暖化効果ガスについて、また省エネルギーについての施策を環境分野だけではなく、建築分野も含めて、まちづくりの分野も含めて、より一層深めていくことが今後については大事になってくるのかなと思います。これは要望ですけれども、その辺は特に連携をとっていただきたい。どちらかというと、建築は建築だけで考えがちというところもあるので、そういうふうにしていただきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
2番、ごみ適正排出等のスマートフォン向けアプリケーションの導入についての報告を求めます。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
それでは、私のほうから、ごみ適正排出等のスマートフォン向けアプリケーションの導入について御報告させていただきます。(資料3)
ごみの収集日や分別方法については、「資源とごみの分け方・出し方」のパンフレットや、区報やホームペー等で周知を行っているところでございますが、ごみ分別の不徹底等、不適正排出が依然として多く、特に小規模集合住宅からのごみ排出については、より積極的な働きかけが必要な状況にございます。また、区ではプラスチック製容器包装、ペットボトルなどの資源回収や、粗大ごみからの金属資源化などの施策を実施し、ごみ量全体は平成21年度から減少傾向が続いているところでございます。しかしながら、ここ数年減量のペースは鈍化している状況にございます。ごみの適正な排出や資源化によるごみ減量を一層推進するため、若年層を中心に多くの区民が身近な情報ツールとして利用しているスマートフォンを活用し、ごみ分別等を啓発するアプリケーションを導入するものでございます。
1、導入するアプリケーションです。名称は、ごみ分別アプリ構築サービスといいます。中野区の登録名称、中野区ごみ分別アプリでございます。
2番目に、主な機能と内容ですが、参考画像は別紙で添付をしてございますので、後ほどお話をいたします。
まず、ごみ収集日カレンダーなんですが、居住地域を設定することで曜日別、週ごと、月ごとのごみ収集日程を簡単に素早く一つの画面で確認できる機能でございます。
ごみ分別辞典につきましては、五十音順に表示された品目ごとにごみの捨て方を掲載して、また、キーワードを入力すると直接検索も可能となってございます。
ごみの出し方ですけれども、ごみと資源の種類ごとに、品目ごとに出し方や注意点についての情報を提供する機能でございます。
よくある質問、これはQ&A方式で、問い合わせの多い項目の情報を掲載してございます。
アラート、ごみの出し忘れ防止のために、収集予定のごみ種別を前日と当日に音声とかバイブレーションでお知らせをする機能でございます。
お知らせというものがございます。臨時の収集日や区からのイベント等をアプリケーションのホーム画面で表示して、あるいは端末側の設定によって自動的にプッシュ通知する機能もございます。
参考ですけれども、ごみ分別アプリケーションに区のホームページへのリンクを設定することによって、ごみ減量や資源化の取り組み情報にアクセスすることができます。また、粗大ごみ受付センターに申し込みをすることができます。
3番目、スケジュールですが、28年7月、区報とホームページに掲載を予定しております。中野区ごみ分別アプリケーションの開設となります。
それでは、おめくりいただきまして、別紙です。参考画像を掲載してございます。まず、ホーム画面でございますが、このように「ごみのん」をキャラクターに採用してございます。ごみ分別アプリをリリースと小さい字で書いてある、これがお知らせの部分です。アプリ起動後、一番最初に表示される画面で、このように当日と翌日と1週間、月ごと、右側がごみ収集カレンダーになってございますけれども、こういう形で1カ月の予定をごらんになることができます。
これは、一番最初の画面の真ん中の赤い丸印のところを上になぞっていただくことで表示されるようになってございます。
それから、ホーム画面の左側の部分の3本の線がありますが、ここを赤字で丸してあります。ここをタップいたしますと、メニュー画面が右側に表示されることになっております。①から⑥までこういうメニュー画面が出されます。
そして、次のページをごらんください。①がごみ分別辞典になってございます。例えば「あ」行でございますけれども、アイロンプリント紙をタップいたしますと、右側に出ていますように、これは燃やすごみですとか、集団回収には出せませんというコメントが出てくるということで、ごみ分別辞典のちょうど虫眼鏡のマークがついているところに、例えば布団だとか、個別のキーワードを入れることによって、その品目の出し方が掲示されるということになります。
②ですが、ごみの出し方の部分のメニューをタップいたしますと、メニューにごみの出し方の種目が出てきますので、燃やすごみをタップいたしますと、右側に燃やすごみという形で、主なものとか出し方という形で注意点等を確認ができるようになってございます。
次の3ページをごらんいただきますと、③よくある質問ですけれども、問い合わせ等でも新聞、雑誌、段ボール等を出す場所がわからないというような質問がよくあります。こういった質問に対しては、集積所の御案内をしますので清掃事務所までお問い合わせくださいということで電話番号が表示をされています。
それから、問い合わせ先ですけれども、粗大ごみをどういうふうに出すのかというところで、電話番号や、ウエブで申し込みをするというところではリンクが張ってありますので、ここをタップすることによって直接電話がかけられるとかウエブページに移動することができます。
5番目、お知らせです。一番最初のホーム画面のところの真ん中にお知らせというところがございましたけれども、そこをお知らせの部分をタップいたしますと、区からの情報提供の情報がこちらで見ることができます。
⑥が設定の画面になってございますが、パターン設定ということで、居住地を設定いたしますと、御自分のスマートフォンのホーム画面に収集曜日等、あるいはカレンダー等が表示をされる。それから、アラート設定をいたしますと、ごみの出し忘れ防止のために、指定のごみの種別の収集日の当日や前日に音声やバイブレーションでお知らせする機能の設定ができるというものでございます。
簡単ではございますが、以上で報告を終わります。よろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
高橋委員
御報告ありがとうございました。2点ほどお聞きしたいんですけれども、このアプリ導入というのは、ほかの自治体では既にやられているところが多いんですか。それとも中野区が最初とか、アプリはそういう市販のものがあるのか、後ろに座っている優秀な職員の方が開発したとか、その辺はどうなんでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
まず、導入をされている先行自治体についてなんですけれども、23区では既に3区、千代田区と杉並区と足立区で導入がされているものです。そのうち杉並区と足立区では独自に開発をしてございます。それから、千代田区につきましては、私どもが今回予定をしているアプリケーションのパッケージソフトを導入しているということで、私どもと同じ形のものが「ごみちよ!」という形で既に稼働している状況でございます。
高橋委員
今拝見して、こういうものが欲しかったなと思ってとてもいいことだと思うんですけれども、一つお聞きしたいんです。天気予報のアプリとか、いろいろ自分も入れているんですけれども、マイチャンネルみたいにして、幾つかのところを設定できるようになっているんです。この場合は、最後のところに、3ページの設定画面のところで、居住地域を設定することでと書いてあるんですけれども、これは、複数地域を設定して幾つかマイメニューみたいにして複数設定するということはできないんですか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
現状では、このパッケージソフトの中では、複数の居住地を入力して、二つのパターンで見られるという設定はございませんので、申しわけないんですけれども、御自分の住まわれているところを入力していただいて見ていただく。また、別の地域の収集日等をお知りになりたいということであれば、そのときに入力をし直して見ていただくような形にならざるを得ないのかなと思います。
高橋委員
せっかく導入するから便利なのがいいなと思って、いろいろな生活様式があって、例えば住むところが複数あったりとか、あるいは区内でも居住地と勤務地がある場合とか、あるいは住んでいるところと、勤務地といってもでかい業務は別でしょうけれども、お店商売をやっていてごみ出しがあるようなところを区内で両方使っているとか、あるいはこれから高齢化社会に向けて、高齢者の方のひとり住まいのケアをしているとか、そういうところをするとなったときには、自分、お店あるいはサポートする人によって、ぱっと見られることによって行動が動けるとか予定が立つとか、そういう意味で一つずつ全部入れていくというよりも、そういうものができるようなものを今回はしようがないんでしょうけれども、アプリ先に依頼をかけて、アプリだから常にいろいろな要求を受けてバージョンアップしていくわけですよね。その辺を申し入れるとか、あるいは杉並のように職員の人がそういうので独自に開発するとか、それはアプリを活用すればいいんでしょうけれども、その辺を今後の課題としてぜひ検討していただきたいんですけれども、どうでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
今さまざまな生活の仕方ということがありますので、そうした二つ三つの居住地で同時に見られるような機能がもしかしたら現状のアプリの機能の範囲内でできるのかどうかであるとか、そういった機能を入れた場合にどれぐらいの費用がかかるのかということについては、アプリの会社のほうと相談をしてみたいと考えております。
高橋委員
ぜひお願いします。できれば、一覧にマイメニューが併記できるようになると、区内で動くときの行動がイメージできるので、あわせてその辺を業者のほうに依頼をかけて、すぐにできるという話ではないんでしょうけれども、そういうものをぜひお願いします。
羽鳥委員
これは中野区ごみ分別アプリなんですけれども、この年度の導入の人数、目標は何人ぐらいでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
ダウンロードの率としては、世帯数の10%ぐらいを目標としたいと思ってございますので、大体2万人程度を目標で頑張ってやっていきたいと思っています。
羽鳥委員
よいなというふうに思うので普及させるのはすごく大事だなと思いますが、区報とホームページの掲載で果たして2万ダウンロードが達成できるのかと率直に思ってしまったのです。例えばごみのところの窓口であるだとか、清掃事務所とか、簡単なポスターなんかを作成して啓発するとか、そういったことは考えられるのでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
まず、アプリをダウンロードしていただくには知っていただかなければいけませんので、区報等に掲載することも、もちろんそうですし、ポスターをさまざまなところに張らせていただいたり、現状のパンフレット等にも転入者にお渡しをするときにチラシを中へ入れてお渡しをするような形をとったりという工夫で周知を図っていきたいと考えております。
羽鳥委員
ぜひ進めていっていただければと思います。
それとあと、機能について質問なんですけれども、ごみの分別辞典というふうなところで、これは何種類ぐらい登録されているものなんでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
あいうえお順に並んでございますので、品目がたくさんございます。それで、約900項目の辞典という形になってございます。
羽鳥委員
多分こういった分別辞典で調べるときは、本当にどうなんだろう、どうやって排出すればいいんだろうかと迷われて辞典を検索するというふうに利用されると思いますので、900という数は、これは一般的に多いのか少ないのか、結構多いというふうな感じなんですけれども、あらゆるそういった検索に対応できるように、どんどんと項目であるだとか、あと例えば分離して、こっちは不燃ごみでこっちは資源でとか、分けるものとかも中にはあると思うんです。検索したときにそういうものもわかるようになるといいなと思います。これは要望です。
それと、よくある質問のところで、ごみを出す場所がわかりませんというふうなところで、そうした場合にはごみ集積所を御案内いたします、清掃事務所にお問い合わせくださいと現状ではなっているんですけれども、これは、例えばグーグルの地図とか、そういう地図上に、ここが集積場所ですと表示されるような機能とか、そういうのはできないのかなと感じたんですが、いかがでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
集積所につきましては、地図上に表記するには細かいというところもありますので、それについては問い合わせをしていただくという形をとってございます。
渡辺委員
前にも聞いたかもしれないんですが、今回のパッケージのアプリは外国語対応はしていないものですか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
今年度は外国語の表記についてはできないということで、日本語版でまずはスタートいたしまして、来年度に向けて、どのような言語がいいのかも含めて、表現もいろいろございますので考えていくということで、今年度は外国語版は導入はいたしません。
渡辺委員
今後もし外国語版が入るという場合は、例えば英語、中国語、ハングルとか、そういった言語が中心になるというふうな考えでいらっしゃいますか。それとも、ほかにもいろいろ考えていますか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
ほかの自治体に確認をしたときには、さまざまな言語で導入されているところもありますが、現状では、たくさんの言語というよりは、韓国語や中国語など、英語は多分中心としてはもちろん入れるようになると思いますが、中心になる言語というふうになると思います。要するに居住している人口の多い外国語というふうになると思います。
渡辺委員
このサービスを始めるということで、ごみの不適正排出が多い割合というのは、外国人だったりですとか、転入したばかりの人であったりとか、あと若年層の方とかの割合が多いというのを聞いたことがあるので、そういった人たちにまさにマッチングするようなサービスだと思っているので、せっかくこういったいいものを入れるのであれば、そういうターゲッティングという言い方は変ですけれども、そういった改善していくべき層のところに広く普及させていただきたいと思っていますので、これは要望ですけれども、これからそういった外国語を入れるのであれば、積極的に入れていっていただきたいと思います。
あともう一つなんですけれども、転入手続の際にチラシを入れて普及をしていくということをさっきお話がありましたけれども、まさに転入してくる人こそきちんと周知徹底していくべきだと思うんです。例えばアプリの入れ方がわからないんだけれども、やってくれないかみたいなことを言われた場合というのは、そういったのは係の人が対応したりてし、途中まででもいいんですけれども、やってくれるような、そういったことは考えていらっしゃいますか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
スマートフォンをお持ちの方が例えばごみゼロの事務所のあるところにいらっしゃればお教えすることは可能だと思うんですが、あとはダウンロードの仕方等はホームページに掲載をいたしますので、そこをごらんいただくということを想定しています。ただ、人によりけりかもしれませんけれども、アプリのダウンロードは比較的若い方はよく御自分でされていることも多いと思いますので、もしスマートフォンの扱いになれていない方がいらっしゃれば、ホームページ等を見たりしていただいて、そのとおりにやっていただければ、それほど問題がないかなというふうには考えてございます。
渡辺委員
私も個人的な経験なんですけれども、その場でやろうとかと思っても、優先順位がいろいろなものがあって忘れちゃってやらないままで終わっちゃうということが結構あるんです。だから、一番やりたいというときでサポートがもし求められるのであれば、それぐらいは……。2万人の目標を持っているのであれば、それぐらいの気持ちを持ってやっていってもらいたいという要望です。
むとう委員
いろいろな方法の一つとして不適正廃棄物をなくすということで有効な手段なんだろうなと思いますので、前提としてはしっかり進めていただきたいと思っています。今回の私の一般質問の中で触れましたけれども、本当に不適正混入物、搬入率が23区でワースト4位だったという状況ですから、しっかり取り組んでいただかなければいけないと強くお願いしたいところではあるんです。
先ほどの質問の中で、足立、杉並、千代田で導入されていてということで、杉並と足立は独自に開発され、中野は千代田と同じパッケージソフトだということなんですけれども、独自に開発された杉並、足立等も当然ごらんになった上でこのパッケージソフトをお決めになったんだろうと思うんですけれども、独自開発されている杉並、足立と、今回中野区が導入するものについてはどれぐらい精度の違いがあるんでしょうか。ほぼ同じような形なんでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
例えば杉並区の独自開発したアプリの中身を見ますと、ごみ分別ゲームが中に入っていたりとか、つくりが非常に楽しんだりできるような機能も中に入っていたりとかしておりますし、もちろん、分別の辞典のようなものも、たしかあったと思います。ですので、非常に見やすいというか、取っつきやすい形になっていますが、予算がかなり高いという状況がございます。足立区に関しても独自開発だったんですが、これも開発費が相当に高いです。こちらは中身は詳しくは私は足立区のほうは見ておりませんけれども、今回中野区で導入する形の機能はほぼ入っていたかのように記憶しております。ですので、お金をかければ、その区独自のもの、例えば粗大ごみがそのまま申し込めるような形が入っていたりとかしますので、お金をかければそのサービスを持ったものになるというのが一つの感想です。
むとう委員
それは、もっともなことなんだろうと思うんですけれども、先日、この委員会で練馬清掃工場を見学にいったときに、説明の中で、分別ゲームみたいなものもありおもしろかったと思うんです。そういった要素があると入り込みやすいというのはあるけれども、お金がかかるということのようです。参考までに、どれぐらいの違いなんですか。中野は幾らの予算だったのか、他区の相当高いというのはどれぐらいの差があるものなのか、わかれば教えてください。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
中野区の場合、初期経費が、導入経費60万円で、月々の運営にかかる費用が4万円なんです。年間約103万円です。杉並区は、開発費が219万円、運営費が9万円、足立区が、開発費が300万円、月々かかる運営費が15万円ということになっておりますので、かなり差があるということです。
むとう委員
やはりすごい差なんですね。では、おいおい中野区もこれを第一段階として導入した上で、効果が上がればさらによくというふうにステップアップしていってもらいたいと思うんです。今の説明の中でありましたように、粗大ごみとか、直接その中で申し込みができるというのはすごくいいのかなと。ここでわかっていても、またそれは一旦終えて電話をしなければいけないわけですから、そういう意味では手間がかかってしまうとなかなかおっくうにもなりがちですので、おいおい性能を上げていってほしいかなと思います。
それから、今パンフレットで「資源とごみの分け方・出し方」というのがあるわけですけれども、ペーパーベースですから、紙面の都合上というのがあって、ごみの分別辞典というのは今回は900品目あるということなので、パンフレットよりも、より細かくなるのだろうと期待するんですけれども、そこに書かれている品目の何割増しぐらいになるんですか。900ということは、当然それ以上のことですよね。それを見ると、割と曖昧で、先ほどおっしゃっていたような、例えば布団類とかが粗大ごみということで書いてあるんだけれども、本当に一般生活の中で迷うような、薄手のシーツなんかは書いていないんです。
1辺が30センチを超えるものは粗大ごみだという基本なんだけれども、では、薄手のシーツはどうなのかとか、ちょっと厚手の冬物のボアシーツは布団の中に入るのかとか、あと30センチを超えるものは実はいっぱいあって、バスタオル類とかフェイスタオルだって1辺30センチの長さは超えてしまうんだけれども、それが粗大ごみという感覚は全くないんだけれども、そういった本当に迷うもの。あと、例えば傘は燃えないごみ、金属のごみの日に出すんだけれども、では、金属バットはどうなのかとか、長さ的には同じではないかとか、すごく迷うものが、普通の生活の中で使うようなものがその中から落ちているんです。
今後パンフレットそのものをつくるときにも、紙面の都合上があるかもしれないけれども、なるべく迷うようなものは細かく入れていってほしいということと、今回のアプリケーションの中には、そういった迷うもの、これまで粗大ごみセンターのほうとか清掃事務所のほうに、これはどうやって出したらいいんですかとか、問い合わせがあったものというのもこのアプリケーションには網羅されていると考えていいんでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
最初にお尋ねになったこのパンフレットの内容の項目数で、品目で言うと110の品目が入っているので、今度のアプリケーションは900項目になりますから、品目だけで8倍ぐらいは掲載されることになります。
それからもう一つ、落ちているもの、載っていないものとおっしゃいましたけれども、できるだけ細かく載せるようにしていますので、ある程度今までのような迷ってしまうということは、アプリに載せることで迷われないで判断できるようになるかというふうには考えております。また、季節的にもビニール傘や何かが壊れたものがたくさん出るようなことがあったり、本当に迷ってしまうことが多いんだということが清掃事務所のほうの問い合わせでわかるような事項については、Q&Aに載せていくであるとか、場合によってはお知らせに載せる必要があれば、判断があれば、適宜適切に載せていくということで不適正な排出が防げていくのではないかと考えております。
むとう委員
この9倍も載っているということなので、これまでの経験上迷われたようなものについては、アプリケーションのほうには出てくると思っていいというお答えだったかと思うんですけれども、それとあわせて、私のようにスマホも持っていないからアプリケーションを私は見ることは多分できないと思うんだけれども、そういう人向けの紙ベースというのも、せっかくこれをつくるに当たってのいろいろなことがプランニングができたわけですから、新たなパンフレットというのは今後内容を充実させていく予定はあるんでしょうか。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
スマートフォンに載せる情報、例えば品目だとかはホームページのほうに掲載をすることも考えてございますので、ホームページも見られないというふうに言われますとちょっと答えようがないんですが、印刷物にして配付をするということにはなじまない。枚数が多くなってしまいますから、ごみの減量というところでやるものですので、電子上で見ていただいてというところを主眼にしていきたいと思ってございます。
むとう委員
では、アプリケーションの中身はホームページで見られるということでいいわけですね。それと、今紙ベースではそんなに書けないのはよくわかっているんだけれども、さっき私の言った代表的なことぐらいは、まだ刷りかえるときがあれば、少し書いてほしいです。本当に布団というだけですから、シーツ類のこととか、タオル類のことだとか、バットだとか、一般的に迷うようなものは載せるぐらい、少しそれは紙面のやりくりでできるかと思うので、それがなくなって、次に刷り増しするようなときには、ちょっと充実してほしいかなというのもお願いしたいと思うんだけれども、まず、その2点の確認はどうでしょうか。
滝瀬清掃事務所長
最初に委員御指摘の例えば布団の粗大ごみの扱い等でございますが、逐次この紙面のほうは検討させていくことではございます。今のホームページについては拡充等の記載ができますので、お尋ねの布団のことについては、今対応中ということでございます。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
ホームページのほうにはごみ分別辞典を載せますので、ホームページをごらんいただければ、わからない品目については出し方とか分別方法とかはわかるということになると思います。
むとう委員
私が、23区の中で不適正物の搬入率にすごく差があるので、統一的な認識と基準を設けたほうがいいのではないかという質問をした際に、もう基準はあるからという御答弁だったんですけれども、実際には、例えばさっき言ったシーツなどは1辺30センチを超えている。区によってはそれをしっかり切って出してくださいというところもある。でも、一組に聞けば、シーツのような薄いものであれば、30センチを超えても炉に対して影響がないからそのままでもいいと言ったりとか、そういう細かなところが各区実際違うんです。統一の基準があるからということで、一組から何か言われたら、今後考えますみたいな答弁でしたけれども、実際現実問題として、他区から引っ越してきた方とか、戸惑うんです。だから、その辺はそこに書き切れない、ここにも書き切れない細かなことかもしれないんだけれども、23区ある程度確認したほうがいいのではないかと思うんですけれども、いかがですか。
滝瀬清掃事務所長
委員が最初に御指摘の清掃工場の搬入の基準でございますが、こちらについては、東京二十三区清掃一部事務組合で各区に、例えば30センチの長さ以上、あと形状でございますとか、そういった基準の通知がございます。一方で実際にその中で各区の扱い、区民の方等に対する周知を含めた扱いについては、御案内のとおり、若干異なることは承知してございます。今後二十三区一部事務組合等々、他区との調整などを図っていきたいと考えております。
加藤委員
あまり長くなっちゃうのでコメントのみです。
区報、ホームページに掲載ということですけれども、ホームページの中にはフェイスブックというのが含まれているかどうかわかりませんけれども、区役所でもフェイスブックをやっているので、それをやっていただきたい。ただ、区役所のフェイスブックですら3,000人弱しか登録されていないので、それでこのアプリを2万人入れてもらおうとか、そういうのはなかなかすごい規模だなというところで、いろいろと考えていただきたい。
先ほど話にもありましたけれども、ごみ分別クイズみたいなものが機能にあれば、いろいろとふだんはやらないようなことをやるので覚えていくかもしれないというところで、そういった楽しみを少しふやすとともに、インストールしたいとか、クイズの回答というか、正解数がふえると何かエコポイントがもらえるとか、そういった包括的、総合的にこういったごみゼロに向けて頑張っていただきたいということで終わります。
波多江環境部副参事(ごみゼロ推進担当)
一つフェイスブックにつきましては、広報のほうにお話をする予定になっておりますので、そちらでもPRしたいと思います。
それから、出前講座につきましては、呼んでいただいたほうの要望をお聞きして、今現状でも、やかんだとかいろいろなものを持っていって、クイズという形はしておりますけれども、今後スマートフォンアプリができましたということも含めて、いろいろとPRの方法をあらゆる世代にしていけるように工夫を図っていきたいと考えております。
先ほど千代田区のごみ分別アプリの名称を「ごみちよ!」と言ってしまったんですけれども、「分けちよ!」という名称でしたので、訂正させていただきたいと思います。申しわけありませんでした。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、平成27年度ハクビシン等駆除事業の実施結果についての報告を求めます。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
それでは、昨年度、区内でハクビシンによる天井裏への住みつきなど、被害や相談が急増いたしましたことを受けまして、区は区民の安全及び生活衛生確保の観点から、緊急対策といたしまして、9月下旬よりハクビシン、アライグマの駆除事業を開始いたしました。事業開始初年度の実績等につきまして、お手元の資料(資料4)に基づいて報告させていただきます。
事業実施期間でございますけれども、平成27年7月28日から平成28年3月31日まででございました。
駆除方法でございますけれども、鳥獣保護法に基づく許可事業者に委託いたしまして、次のように実施をいたしました。まず、区民から保健所に相談をいただき、ハクビシン等による被害の可能性が高いとなった場合につきましては、受託事業者が箱わなを持参いたしまして区民宅に設置いたします。設置日時や設置場所につきましては、依頼者と十分調整を行います。設置期間につきましては1週間でございます。区民は、箱わなを確認していただきまして、ハクビシン等が捕獲されていたら受託事業者に連絡をいたします。
連絡を受けました受託事業者は、日程調整をいたしまして、箱わなごとハクビシン等を撤収し、適正に処分いたします。
なお、捕獲できなかった場合でも、区民が延長を希望する場合、事業者が餌を交換してさらに1週間延長できるものとする、このような方法で実施をいたしました。
昨年度の箱わな設置回数は合計57回でございました。被害相談内容は、天井裏等への住みつき、ふん尿の垂れ流し、果実や観賞魚、庭を荒らしたというものでございました。
捕獲できたハクビシン等は4頭でございました。内訳といたしましては、ハクビシンが3頭、カイセンというダニによる皮膚病に感染したタヌキが1頭でございます。タヌキはこの事業の本来的な捕獲対象ではございませんが、ダニを振りまくということで、区民の生活衛生上大きな問題があるということから処分したものでございます。
これら27年度の実績を踏まえまして、今年度はさらに捕獲実績を高めるため、最初の1週間でハクビシン等が捕獲できなかった場合、28年度は申請者区民の方に適宜餌交換をしていただきながら、2週間の延長を可能としているものでございます。
私からの報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
箱わな設置回数が57回ということなので、その中で57回やったけれども、4頭しかとれなかった。なかなか捕獲が難しいものなんですか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
これは、中野区だけではなくて、今の23区で今年度から始めたところも含めまして、全体で13区ありまして、このうちの捕獲率は大体1割から4割ぐらいでございます。東京都も含めまして、各区担当者会等を持ちまして、何が有効かということを研究しながらやっているところでございます。
なお、先ほどの私の御説明の当初、昨年9月と申し上げたところがございますが、申しわけございません。7月下旬より始めてございます。
むとう委員
これは、区民がハクビシンを見たからということでお願いしていることだと思うんですが、この設置した場所というのは中野区の中に点在しているんですか。ある一定、この辺に出ているんだみたいな分布というのはあるんですか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
ハクビシンを見かけたという情報は二、三年前からふえてまいりましたが、具体的な被害ということで初めてこちらのほうでわな設置をしておりますけれども、区内押しなべて被害はございます。具体的に言いますと、南から、例えば昨年度は南台9件、弥生町1件、本町1件、その後件数は省きますけれども、東中野、上高田、野方、江古田、大和町、それから江原町、鷺宮、上鷺宮と、押しなべて被害があるという状況でございます。
むとう委員
これがこういう結果だったということで、今年度はどういうふうにされるんですか。
浅川環境部副参事(生活環境担当)
先ほど申しました東京都、それから他区との情報交換等をいたしまして、例えば餌でございます。最初はリンゴということでやっておりましたけれども、クラッカーにピーナッツバターを塗ったものが有効であるという話等を聞きまして、そういうものとか、いろいろ区民の声を聞きながらやっております。
ちなみに、今年度に入りましては、既に3匹捕獲ができております。この場合の餌は、先ほどのピーナッツクリームつきクラッカー、それから、商品名を申し上げるといろいろ問題があるかと思いますが、トウモロコシでできたスナック菓子でキャラメル味がするものがございます。こういうものが有効だという話も聞いておりますので、こういうものを複数設置して効果を上げているところでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、その他で何か報告はありませんか。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
マイナンバーカードの交付状況について口頭報告させていただきます。
5月末現在のカード交付の状況でございますが、マイナンバーカード交付通知数約1万2,600通、マイナンバーカード交付数約5,500枚でございます。
なお、地方公共団体情報システム機構のシステム障害が当初から断続的に発生してございましたが、4月下旬、発生原因が判明して対応策を講じたため、現在システム障害が解消されてございます。このことによりまして、区ではカード申請者への交付通知数をふやしてカード交付の推進に努めてございます。また、申請から交付までの取得期間の状況について、適宜ホームページなどでお知らせするとともに、個別の問い合わせについても丁寧に説明していきます。
簡単でございますけれども、報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
むとう委員
これで受け取っていただけた割合はどれぐらいになったんでしょうか。通知カードは、ほぼ全部区民の方に受け取っていただけたんでしょうか。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
通知カードの残ですけれども、1万4,000通ほど残ってございまして、それは廃棄の方向で対応してございます。
むとう委員
まだ1万4,000受け取られていない。今までもいろいろ頑張ってこられても、どういうふうに対応されているんですか。今後これをどうしていくんでしょうか。区民の方から来てくれるのを待つという状況のまま放置ということになるのか、今後どうしていくんですか。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
通知カードの残数でございますけれども、基本的には今度廃棄処分ということになります。その後の状況については、地方公共団体情報システム機構のほうに再交付申請をしていただいて、それを本人宛てに送付するということになります。それで、本人への通知等というのは、こちらで対応しにくいものですから、必要に応じて窓口に来ていただくということになります。
むとう委員
本人が窓口に来るなり再交付手続をしない限り手元に届かないのか、拒否しているのかわかりませんけれども、そういう人が依然残るということになっていくということでしょうか。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
委員おっしゃるとおり、要は本人が区役所のほうに来ていただかない限りこちらからアプローチできないものですから、そのようになるということになります。
羽鳥委員
この個人番号カードを発行してくださいという区民の方からの申請された数というのはどれぐらいでしょう。
伊藤区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当)
5月末現在で3万7,000件でございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありませんか。
鳥井環境部副参事(地球温暖化対策担当)
5月に実施をいたしました中野区花と緑の祭典2016春の実施結果につきまして御報告を申し上げます。
今回、日時でございますが、5月14日、15日の土日でございます。時間は午前10時から午後4時まで。会場ですが、中野四季の森公園でございます。
主催は中野区花と緑の祭典実行委員会と中野区でございます。
来場者数でございますが、2日間で1万947人でございました。
さまざま各種教室や緑化相談、花と緑のクイズ等を行ってございますが、今回特に苗木の無料配付をふやしてございますので御報告させていただきます。今回の春の祭典では、合計1,000本の苗木の配付をいたしました。今後秋の分も含めまして、年間で1,900本を予定してございます。この苗木の無料配付でございますが、平成25年度で申し上げますと650本を花と緑の祭典でお配りをしてございましたが、区民委員会、区民分科会におきまして、委員の皆様から、区内の緑化の推進、苗木の配付についてさまざま御意見を頂戴したところでございます。こうしたことを踏まえまして、平成26年度は合計1,400本にふやし、27年度は1,450本にふやしてきたところでございます。今年度は、先ほど申し上げましたとおり、年間で1,900本予定してございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続審査についてお諮りいたします。お手元に配付(資料5)の事項を調査事項とし、これを閉会中も継続審査すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時25分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時27分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は8月30日(火曜日)午前10時に行うことで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
本日予定していた日程は全て終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で区民委員会を散会いたします。
(午後2時27分)