1.平成28年(2016年)10月14日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(42名)
1番 加 藤 たくま 2番 若 林 しげお
3番 日 野 たかし 4番 木 村 広 一
5番 ひやま 隆 6番 山 本 たかし
7番 渡 辺 たけし 8番 内 野 大三郎
9番 羽 鳥 だいすけ 10番 北 原 ともあき
11番 高 橋 かずちか 12番 内 川 和 久
13番 甲 田 ゆり子 14番 小 林 ぜんいち
15番 白 井 ひでふみ 16番 中 村 延 子
17番 細 野 かよこ 18番 小宮山 たかし
19番 広 川 まさのり 20番 い さ 哲 郎
21番 佐 野 れいじ 22番 いでい 良 輔
23番 伊 東 しんじ 24番 平 山 英 明
25番 南 かつひこ 26番 小 林 秀 明
27番 森 たかゆき 28番 石 坂 わたる
29番 いながき じゅん子 30番 小 杉 一 男
31番 浦 野 さとみ 32番 伊 藤 正 信
33番 高 橋 ちあき 34番 大 内 しんご
35番 市 川 みのる 36番 篠 国 昭
37番 久 保 り か 38番 酒 井 たくや
39番 近 藤 さえ子 40番 むとう 有 子
41番 長 沢 和 彦 42番 来 住 和 行
1.欠席議員
な し
1.出席説明員
中 野 区 長 田 中 大 輔 副 区 長 川 崎 亨
副 区 長 本 田 武 志 教 育 長 田 辺 裕 子
政 策 室 長 髙 橋 信 一 経 営 室 長 篠 原 文 彦
都市政策推進室長 奈 良 浩 二 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀 行
地域支えあい推進室長 野 村 建 樹 区民サービス管理部長 白 土 純
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 横 山 俊 健康福祉部長 瀬 田 敏 幸
保 健 所 長 寺 西 新 環 境 部 長 戸 辺 眞
都市基盤部長 尾 﨑 孝 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲 一
経営室副参事(経営担当) 朝 井 めぐみ
1.本会の書記は下記のとおりである。
事 務 局 長 小 田 史 子 事務局次長 古 本 正 士
議事調査担当係長 佐 藤 肇 書 記 関 村 英 希
書 記 大 野 貴 子 書 記 細 川 道 明
書 記 井 田 裕 之 書 記 冨士縄 篤
書 記 田 中 寛 書 記 遠 藤 良 太
書 記 鎌 形 聡 美 書 記 松 丸 晃 大
書 記 香 月 俊 介 書 記 亀 井 久 徳
議事日程(平成28年(2016年)10月14日午後1時開議)
日程第1 第78号議案 中野区議会議員及び中野区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例
第80号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第81号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第82号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第83号議案 もみじ山文化センター等省エネルギー改修事業委託契約
第84号議案 仮称清掃事務所車庫新築工事請負契約
第85号議案 仮称清掃事務所車庫新築に伴う機械設備工事請負契約
第86号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
日程第2 諮問第1号 審査請求に関する諮問について
日程第3 第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。
日程第4 第4号陳情 区立幼稚園存続を願うことについて
第5号陳情 区立幼稚園の廃園案の検討について
第6号陳情 10ヵ年計画(第3次)改定素案において示している今後の認定こども園の整備について
第7号陳情 区立幼稚園の存在意義について再検討を願うことについて
日程第5 第12号陳情 住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情
第13号陳情 中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情
第14号陳情 東京都中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情
第15号陳情 中野区における受動喫煙防止に関する陳情
日程第6 第16号陳情 中学生、高校生主催の模擬中野区議会開催について
日程第7 第17号陳情 新しい中野をつくる10か年計画、外部評価のフォーラムを開催をして下さい。
日程第8 第18号陳情 中野体育館の移転について
日程第9 第19号陳情 平和の森公園再整備構想について
第30号陳情 中野区新体育館建設計画並びに平和の森公園再整備計画の進行を一旦止めることについて
日程第10 第20号陳情 中野区役所、新庁舎について
日程第11 第21号陳情 中野区立歴史民俗資料館の竪穴式住居について
日程第12 第22号陳情 中野区への外国企業誘致について
日程第13 第25号陳情 哲学堂公園の観光拠点について
第29号陳情 哲学堂公園に災害用トイレ、災害用井戸、倉庫を設置して下さい。
日程第14 第26号陳情 平和の森公園にカモ小屋を設置して下さい。
日程第15 第28号陳情 地図の案内板の横に名所、旧跡の写真又はイラストを貼り付けて下さい。
日程第16 平成28年特別区人事委員会勧告等について
日程第17 株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類の提出について
追加議事日程
日程第18 議員提出議案第10号 無年金者対策の推進を求める意見書
日程第19 議員提出議案第11号 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書
日程第20 議員提出議案第12号 チーム学校推進法の早期制定を求める意見書
日程第21 議員提出議案第13号 安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書
日程第22 議員提出議案第14号 議員の派遣について
日程第23 議員提出議案第15号 議員の派遣について
午後1時00分開議
○議長(北原ともあき) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
これより日程に入ります。
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第78号議案 中野区議会議員及び中野区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例
第80号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第81号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第82号議案 和解及び損害賠償額の決定について
第83号議案 もみじ山文化センター等省エネルギー改修事業委託契約
第84号議案 仮称清掃事務所車庫新築工事請負契約
第85号議案 仮称清掃事務所車庫新築に伴う機械設備工事請負契約
第86号議案 中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第1、第78号議案及び第80号議案から第86号議案までの計8件を一括議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会にされた下記付託議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第78号 |
中野区議会議員及び中野区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例 |
10月5日 |
第80号 |
和解及び損害賠償額の決定について |
10月5日 |
第81号 |
和解及び損害賠償額の決定について |
10月5日 |
第82号 |
和解及び損害賠償額の決定について |
10月5日 |
第83号 |
もみじ山文化センター等省エネルギー改修事業委託契約 |
10月5日 |
第84号 |
仮称清掃事務所車庫新築工事請負契約 |
10月5日 |
第85号 |
仮称清掃事務所車庫新築に伴う機械設備工事請負契約 |
10月5日 |
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
子ども文教委員長 森 たかゆき
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第86号 |
中野区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例 |
10月5日 |
○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の議案に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
上程中の議案は、委員会報告どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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諮問第1号 審査請求に関する諮問について
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第2、諮問第1号、審査請求に関する諮問についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
委員会審査報告書
本委員会に付託された諮問第1号について審査の結果、下記のとおり答申すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
答 申
本件は、これを棄却すべきである。
○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の諮問に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
上程中の諮問は委員会報告どおり答申するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第18、議員提出議案第10号、無年金者対策の推進を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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議員提出議案第10号 無年金者対策の推進を求める意見書
○議長(北原ともあき) 日程第18、議員提出議案第10号、無年金者対策の推進を求める意見書を上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。内川和久議員。
〔内川和久議員登壇〕
○12番(内川和久) ただいま議題に供されました議員提出議案第10号、無年金者対策の推進を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。
無年金者対策の推進を求める意見書。
年金の受給資格期間の短縮は、無年金者対策の観点及び将来の無年金者の発生を抑制していく観点から、2012年2月に閣議決定された「社会保障・税一体改革大綱」に明記されたものである。
厚生労働省の推計によれば、仮に受給資格期間を10年に短縮すると、新たに64万人が受給権を得る可能性があるとしている。
諸外国における年金の受給資格期間に目を向けた場合、例えば、アメリカ、イギリスは10年、ドイツは5年、フランス及びスウェーデンは受給資格期間を設けないなど、日本は他国に比べ明らかに長いことが読み取れる。
安倍総理は、本年6月、世界経済が減速するリスクを回避するとともに、デフレから脱却し、経済の好循環を確実にするため、2017年4月に予定していた消費税率10%への引き上げを2年半再延期することを表明したが、この無年金者対策については、本年8月に示された政府の「未来への投資を実現する経済対策」において、その実施が明記されたところである。
よって政府においては、必要な財源の確保を含め、安心の社会保障の実現を図るため、早急に下記の事項について取り組むことを強く求める。
記。
1 無年金者対策は喫緊の課題であることから、年金の受給資格期間を25年から10年に短縮する措置について、2017年度中に確実に実施できるよう必要な体制整備を行うこと。
2 低年金者への福祉的な措置として最大月額5,000円(年6万円)を支給する「年金生活者支援給付金」等については、財源を確保した上で、できるだけ早期の実施を目指すこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
年月日。
内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣あて。
中野区議会議長名。
以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第19、議員提出議案第11号、返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
──────────────────────────────
議員提出議案第11号 返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書
○議長(北原ともあき) 日程第19、議員提出議案第11号、返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書を上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。内川和久議員。
〔内川和久議員登壇〕
○12番(内川和久) ただいま議題に供されました議員提出議案第11号、返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。
返済不要の「給付型奨学金」の創設及び無利子奨学金の拡充を求める意見書。
現行の国の奨学金制度は、独立行政法人・日本学生支援機構を通じて学生に貸与し、その返済金を次世代の奨学金の原資とする形で運営されている。
この奨学金制度は、国立大学、私立大学とも授業料が高止まりしていることなどが背景となって、利用者は2016年度大学生らの約4割にあたる132万人と増加傾向にある一方、非正規雇用などによって卒業後の収入が安定せず、奨学金の返済に悩む人が少なくない。
そのような中、政府は6月2日に閣議決定した「ニッポン一億総活躍プラン」において、返済不要の「給付型奨学金」の創設を検討することを盛り込んだ。
現在、OECDに加盟する34か国のうち、給付型奨学金制度がないのは日本とアイスランドだけである。
よって政府においては、納税者である国民の理解も得つつ、学生が安心して勉学に励めるよう、返済不要の「給付型奨学金」の創設や無利子奨学金の拡充など具体的な経済支援策として、下記の事項について取り組むことを強く求める。
記。
1 学ぶ意欲のある若者が経済的理由で進学を断念することがないよう、奨学金や授業料減免などの支援を拡充するとともに、貧困の連鎖を断ち切るため、2017年度を目途に給付型奨学金を創設すること。
2 希望する全ての学生等への無利子奨学金の貸与を目指し、「有利子から無利子へ」の流れを加速するとともに、無利子奨学金の残存適格者を直ちに解消すること。
3 低所得世帯については、学力基準を撤廃し無利子奨学金を受けられるようにすること。
4 返還月額が所得に連動する新所得連動返還型奨学金制度については、制度設計を着実に進め、既卒者への適用も推進すること。併せて、現下の低金利環境を踏まえ、有利子奨学金の金利を引き下げること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
年月日。
内閣総理大臣、財務大臣、文部科学大臣あて。
中野区議会議長名。
以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第20、議員提出議案第12号、チーム学校推進法の早期制定を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
──────────────────────────────
議員提出議案第12号 チーム学校推進法の早期制定を求める意見書
○議長(北原ともあき) 日程第20、議員提出議案第12号、チーム学校推進法の早期制定を求める意見書を上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。内川和久議員。
〔内川和久議員登壇〕
○12番(内川和久) ただいま議題に供されました議員提出議案第12号、チーム学校推進法の早期制定を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。
チーム学校推進法の早期制定を求める意見書。
グローバル化や生産年齢人口の減少などの社会や経済の急速な変化、学校現場が抱える課題が複雑化・多様化する中、貧困問題への対応や保護者等からの要望への対応など、学校に求められる役割が拡大し、学校や教員だけでは解決できない課題が増大しています。それに伴い、教員の勤務実態に関する国内外の調査からも、我が国における教員の長時間勤務の実態が明らかになっており、待ったなしの改革が必要です。
教員が、総合的な指導を担う日本の学校の特徴を生かしつつ、複雑化・困難化する課題に対応できる「次世代の学校」を構築していく必要があることから、下記の項目について強く要望します。
記。
1 教職員体制の整備充実を図るとともに、専門職員や専門スタッフ等が学校運営や教育活動に参画していく「チーム学校」の実現を図るため、チーム学校推進法を早期に成立をさせること。
2 教員が担うべき業務に専念し、子どもと向き合う時間を確保するため、学校や教員が携わってきた従来の業務を不断に見直し、教員の業務の適正化を促進すること。
3 部活動は、教員の負担軽減を図りつつ、部活動の指導を充実するため、休養日の設定を徹底した上で、地域のスポーツ指導者や引退したトップアスリート、退職教員、運動部や文化部所属の大学生等、地域の幅広い協力を得て行えるよう、環境整備を進めること。
4 教員の長時間労働という働き方を見直し、心身ともに健康を維持できる職場づくりを推進するため、国は定期的な実態調査の実施やメンタルヘルス対策の推進を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
年月日。
内閣総理大臣、文部科学大臣、総務大臣あて。
中野区議会議長名。
以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第21、議員提出議案第13号、安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
──────────────────────────────
議員提出議案第13号 安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書
○議長(北原ともあき) 日程第21、議員提出議案第13号、安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書を上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。長沢和彦議員。
〔長沢和彦議員登壇〕
○41番(長沢和彦) ただいま議題に供されました議員提出議案第13号、安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
なお、提案説明は案文の朗読をもってかえさせていただきたいと存じますので、御了承願います。
安保法制に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求める意見書。
安保法制の成立から1年、施行から半年が経ちました。安倍政権は8月24日には安保法制に基づく自衛隊新任務の訓練全面実施を宣言し、安保法制は全面的な運用段階に入っています。
安保法制の一部である改定PKO法では、襲撃されている他国要員などの加勢に向かう「駆けつけ警護」や、他国部隊と一体になった宿営地の共同防護など、武器の使用を前提とする新任務が解禁されました。
南スーダンでは、自衛隊が駐留する首都ジュバで、7月、政府軍と反政府軍の戦闘が激化し、多数の死傷者を出すなど、内戦の悪化が深刻になっています。1992年のPKO法制定以来、日本が掲げてきた、停戦合意などを柱とするPKO参加5原則は到底成り立たない状況です。
このような状況の中で実際にこうした新任務が付与されて武器の使用権限が拡大すれば、自衛隊自身が襲われていなくても、任務遂行のために「狙撃・射殺」までの対応が可能になります。南スーダンPKOに新任務を付与した自衛隊を派遣すれば、自衛隊が憲法違反の武力行使や武力の威嚇を迫られる場面に出くわす深刻な事態が起こることが想定されます。
よって中野区議会は国会及び政府に対し、安保法制の新任務に基づく自衛隊の南スーダン派遣中止を求めます。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
年月日。
衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、内閣官房長官あて。
中野区議会議長名。
以上でございますが、同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の議案は否決するに決しました。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第22、議員提出議案第14号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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議員提出議案第14号 議員の派遣について
○議長(北原ともあき) 日程第22、議員提出議案第14号、議員の派遣についてを上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。内川和久議員。
〔内川和久議員登壇〕
○12番(内川和久) ただいま議題に供されました議員提出議案第14号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。
本議案は、第27回東京都道路整備事業推進大会に議員を派遣しようとするものです。
同大会は、平成28年10月18日に開催されるもので、東京の広域化する交通渋滞の緩和や、安全で快適なまちづくりに資するため、道路、橋梁、鉄道連続立体交差及び都市モノレール等の整備促進を図ることを目的としています。
同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第23、議員提出議案第15号、議員の派遣についてを先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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議員提出議案第15号 議員の派遣について
○議長(北原ともあき) 日程第23、議員提出議案第15号、議員の派遣についてを上程いたします。
提案者代表の説明を求めます。内川和久議員。
〔内川和久議員登壇〕
○12番(内川和久) ただいま議題に供されました議員提出議案第15号、議員の派遣についての提案理由の説明を申し上げます。
本議案は、中華人民共和国北京市西城区に議員を派遣しようとするものです。
この派遣は、友好区関係を締結している北京市西城区への表敬と、30周年記念事業実施を目的に、議会間をはじめ、さまざまな分野における友好関係と相互理解の一層の推進を図るためのものです。
同僚議員におかれましては、何とぞ満場一致で御賛同賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員会付託を省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより採決いたします。
上程中の議案を原案どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
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第2号陳情 中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第3、第2号陳情、中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。を議題に供します。
平成28年(2016年)10月12日
中野区議会議長 殿
区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長 篠 国昭
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
|
第2号 陳情 |
中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。 |
採択 すべきもの |
10月12日 |
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|
○議長(北原ともあき) 区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会の審査の報告を求めます。篠国昭区内駅周辺等まちづくり調査特別委員長。
〔篠国昭議員登壇〕
○36番(篠国昭) ただいま議題に供されました第2号陳情、中野駅前南口再開発計画を成功させる対応について。に関しまして、区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本陳情は、中野二丁目23番地街区に係る地域について、当該地域一帯を今後の再開発の地域として編入すること等を求めたものです。
本陳情は、平成28年1月21日に受理され、3月10日の本会議において当委員会に付託後、当委員会で3月22日に審査を行い、継続して審査することとなりました。その後、4月20日に主旨及び理由の文言等を修正する訂正願が提出され、6月20日の本会議で承認後、同日の委員会で審査を行い、継続して審査することとなりました。
また、9月29日に、三つの主旨のうち二つ目の主旨を削除する訂正願が提出され、10月3日の本会議で承認後、10月12日の当委員会で審査を行いました。
審査の進め方としては、初めに本陳情を議題に供した後、陳情の審査を一旦保留して、関連する所管事項の報告を受け、質疑を行いました。その後、改めて本陳情を議題に供し、委員会を休憩して、陳情者から補足資料の提供と補足説明を受けた後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。
初めに、陳情には、平成21年に中野二丁目23番地の方々は、中野駅前南口の計画に準じて、容積率変更を含む計画があるという説明を受け、計画図も確認したとある。意向調査もこの時期に行ったと思われるが、いつかとの質疑があり、平成21年11月から12月にかけて、陳情者を含むエリアについて意向調査を行ったとの答弁がありました。
次に、平成26年発行の資料で突然、以前の計画から当初あった中野二丁目23番地街区が消されていたとあるが、この間に同街区の住民とのやりとりはあったのかとの質疑があり、意向調査の後、他のエリアも含めて内部検討し、当初よりもエリアが狭くなった形で平成26年に都市計画手続に入ったとの答弁がありました。
次に、当該地区については、区長と議長宛てに要望書も出ており、まちづくりの機運がかなり盛り上がっていると思われるが、どのような感想を持っているかとの質疑があり、関心、要望は非常に高まっていると感じており、地域によい影響を反映できるよう努力していきたいとの答弁がありました。
次に、道路沿道のまちづくりについて、都が進める事業で「道路整備と一体的に進める沿道のまちづくり」というものがあり、成果が上がっていると聞くが、その事業内容はとの質疑があり、都が行う都市計画道路の整備にあわせて民間活力を活用し、都市計画道路沿道の効率的な土地利用の促進を図るための事業で、道路沿道の共同建てかえについての街区勉強会等の運営支援、まちづくりを進める上での専門家による税務相談等の開催、都有地を活用した共同化住宅の建設などのメニューから成っているものであるとの答弁がありました。
これに対し、千光前通り沿道のまちづくりにおいて、この事業手法は使えるかとの質疑があり、都が都道の都市計画道路を整備する際に実施する事業であり、事業対象とならない。しかし、本事業手法の中の事業メニューについては、本沿道のまちづくりを進める上で大いに参考となる点はあるとの答弁がありました。
次に、陳情の文言に「今後の再開発の地域として編入することにより」とあるが、陳情者は現在の再開発事業を否定するのではなく、再開発事業を起爆剤にして中野二丁目23番街区が発展することを希望している。今後、区が率先して連続性を持ったまちづくりを進めてほしいとの要望がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に反対する立場から、本陳情は、地元の町会と商店会からも同様の主旨の要望書が出されていることから、一定の住民合意があるものと推察している。また、当初、中野二丁目23番地を含む計画があり、説明も行ったにもかかわらず、区が意向調査の結果を当該住民に知らせていなかったことから今回の陳情審査となったことは、区が必要な手続を怠ったと指摘するとともに、陳情へ理解を示すものである。しかしながら、新たな再開発は財源や住環境の変化による影響などの問題が懸念されており、住民が不本意に立ち退きを迫られることがない、住み続けられるまちづくりを進めていくことが肝要であると考える。現行の中野駅南口地区地区計画においても依然として住民の心配と不安の声が上がっている。再開発地域を拡大する以前に、現行の計画の検討と検証が必要であることから陳情には賛成しがたいとの討論を行いました。
他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本陳情を採択すべきものと決した次第です。
以上で第2号陳情に関する区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の陳情は採択するに決しました。
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第4号陳情 区立幼稚園存続を願うことについて
第5号陳情 区立幼稚園の廃園案の検討について
第6号陳情 10ヵ年計画(第3次)改定素案において示している今後の認定こども園の整備について
第7号陳情 区立幼稚園の存在意義について再検討を願うことについて
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第4、議事日程記載の陳情計4件を一括議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
子ども文教委員長 森 たかゆき
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第4号 陳情 |
区立幼稚園存続を願うことについて |
採択 すべきもの |
10月5日 |
|
|
第5号 陳情 |
区立幼稚園の廃園案の検討について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
|
|
第6号 陳情 |
10ヵ年計画(第3次)改定素案において示している今後の認定こども園の整備について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
|
|
第7号 陳情 |
区立幼稚園の存在意義について再検討を願うことについて |
採択 すべきもの |
10月5日 |
|
|
○議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。
〔森たかゆき議員登壇〕
○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第4号陳情、第5号陳情、第6号陳情、第7号陳情の計4件に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本陳情は、いずれも区立幼稚園の存続を求めるものです。
これらの陳情は、平成28年3月10日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では3月14日、15日、6月10日及び10月5日の計4回にわたり審査を行いました。
審査の進め方として、本陳情を一括して議題に供した後、委員会を休憩して、陳情者から補足資料の提供と補足の説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。
初めに、保幼小の連携を図る上で、区立幼稚園が担ってきた役割は大きい。今後、区立幼稚園が廃止になった場合、どのように変わるのかとの質疑があり、現在、就学前教育連携検討会議等において、区立・私立を問わず、中野区の就学前教育の連携について検討を行っている。その結果を踏まえて、就学前教育連携担当が中心になり推進していくとの答弁がありました。
さらに、認定こども園の幼稚園型において、特別な支援が必要な子どもの受け入れについては担保できるのか。事業者の受け入れ能力や体制に対して、区のサポートが必要ではないのかとの質疑があり、事業者には、特別な支援が必要な子どもの入園枠を一定確保することなど、募集の段階での条件付けを工夫したり、また、協定を結ぶことなどを検討している。区が何らかのサポートをする必要性があると考えているとの答弁がありました。
さらに、中野区で認定こども園への転換が進まない理由は何かとの質疑があり、子ども・子育て支援新制度では、認定こども園への転換が進んだ都道府県と東京都のように進まなかったところに大別される。保育園や幼稚園単体では入園する子どもが足りない状況にある都道府県では、認定こども園にすることでその状況が解消されるが、一方、中野区を含む東京都では就学前の子どもが増加傾向にあり、私立の保育園・幼稚園ともに需要があるため、転換が進まないのではないかと考えられるとの答弁がありました。
重ねて、中野区基本構想や新しい中野をつくる10か年計画(第3次)が上位計画ではあるが、あまり左右されることなく中野の教育は行われるべきではないかとの質疑があり、現在、総合教育会議の中で教育大綱の検討を行っており、また、教育委員会においても教育ビジョンの改定を予定している。その中でも就学前教育を重要な課題と認識し議論をしている。10か年計画との整合性もとりつつ、教育委員会としての就学前教育のあり方について明らかにしていきたいとの答弁がありました。
次に、幼稚園型と保育所型のうち、区が保育所型の認定こども園を計画した理由はとの質疑があり、現在の保育ニーズ、また参入できる設置主体が、幼稚園型は学校法人しか認められないのに対し、保育所型は株式会社や福祉法人など多様な事業者の参入が可能なため、保育所型で計画したところであるが、今後さらに検討していきたいとの答弁がありました。
次に、現在、区内にある二つの認定こども園が、区民にはあまり知られていないように感じるが、教育委員会としてどう受けとめているのかとの質疑があり、地域の子育て支援の拠点として大きな役割を担っていることについて、近隣の皆様には理解を得られていると認識している。今後は公開保育やPRをすることで、その良さや活動内容について広く周知を図っていきたいとの答弁がありました。
次に、第6号陳情は、単学級での修了とならないような計画を求める陳情だが、現在の計画ではどのようになっているかとの質疑があり、素案の段階ではそのような計画であったが、急激な変化を避けるため、2年間の委託を挟み緩やかに移行できるよう計画を変更しており、単学級での修了はないとの答弁がありました。
次に、ニーズ調査の結果に対する現状の認識と、既に区立幼稚園から認定こども園へ転換した2園に対する評価を問われ、平成25年度に行われたニーズ調査では、認定こども園への要望は高かった。また、転換した2園は特別な支援が必要な子どもの受け入れも積極的に行われているなど、保護者からも好評を得ていると認識しているとの答弁がありました。
さらに、地域のニーズも大切だが、中野区全体の幼児教育のあるべき姿を考える必要があると思うがどうかとの質疑があり、区内のさまざまな保育・教育施設に対し、よりよい保育・教育や園運営が行われるよう、区として指導や助言をしていきたいとの答弁がありました。
次に、平成31年度に中央部に新設される認定こども園は私立であるが、その後の2園はなぜ区立幼稚園からの転換なのか、また、なぜ区立のままではなく、私立の認定こども園にするのかとの質疑があり、子ども・子育て支援新制度により、認定こども園に関しては、公立・私立、幼稚園・保育園を問わず積極的に推進すべきと認識している。区立幼稚園も同様に新しい取り組みが必要であり、認定こども園への転換に当たっては、これまでの実績がある民間事業者のノウハウを生かす形で実施をしたいと考えているとの答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、1名の委員が本陳情に一括して賛成する立場から、民間の幼稚園や認定こども園が果たしている役割については、会派としても十分認識しており、それを否定するものではない。しかし、今回、区が新しい中野をつくる10か年計画(第3次)で示した区立幼稚園の廃止は、子育て施設、幼児教育における公的責任の重大な後退、行政の責任放棄であり、容認することはできない。区立幼稚園では、特別な支援を必要とする子どもの受け入れや保幼小連携の取り組み、地域コミュニティの拠点としての活動など、区立ならではのかけがえのない役割を果たしてきた。多くの区民の方が入園を希望しており、こういった切実なニーズに応えることが行政の責任ではないか。本陳情では、区立幼稚園の存続を求める署名が1万3,371筆集められ、委員会へも多くの方が傍聴に来られている。これだけの地域の方々、保護者の方々の思いに背を向けて、区立幼稚園の役割は終わったと切り捨て、一方的に廃止を押しつける、こういう区の姿勢を認めるわけにはいかない。よって、これらの陳情に賛成であるとの討論を行いました。
他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
そして、各陳情について挙手による採択を行ったところ、第4号陳情及び第7号陳情は賛成多数で採択すべきもの、第5号陳情及び第6号陳情は賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。
以上で、第4号陳情、第5号陳情、第6号陳情、第7号陳情に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。日野たかし議員、広川まさのり議員、山本たかし議員から討論の通告書が提出されていますので、順次、通告議員の討論を許します。最初に、日野たかし議員。
〔日野たかし議員登壇〕
○3番(日野たかし) ただいま上程されました第4号陳情から第7号陳情に対し、公明党議員団の立場から、第4号陳情、第7号陳情に賛成、第5号陳情、第6号陳情に反対の討論を行います。
区立幼稚園の廃園、民間の認定こども園への転換という案は、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)策定中の改定素案で突如示されたものであり、我が党としても唐突感は否めないところです。今回の陳情については、区立幼稚園にお子さんを通わせる保護者の方々から、この拙速過ぎる区の方針について理解できず、戸惑いと不安から、気持ちを表明しなくてはとのはやる思いで急遽提出されたものであると推察します。そのため、陳情としては提案者が重なっているが、内容においては整合性が図れない部分もあるなど、審査の中で難しい点もありました。しかし、保護者の方たちの思いは十分に酌み取ることができると感じておりますし、第4号陳情には、今定例会までに1万3,371筆の署名が携えられております。
その上で、第4号陳情に対しての賛成理由を申し上げます。我が会派は、これまで幼児教育の重要性を常々訴えてまいりました。また、保幼小中連携については、学びの継続性において重要な課題であり、幼児教育と学校教育をつなぐ上でも、同じ区立という立場で、区立幼稚園のこれまで果たしてきた役割は非常に大きいと評価しています。中野区教育委員会が平成24年12月に策定した就学前教育プログラムを実行する中で、教育の連携を推進する上でも、区立幼稚園は大きな役割を担ってきました。そうした点からも、4号陳情の「区立幼稚園が担っている役割と区立幼稚園の存在意義を考え、最低限の数、2園の存続を願います」との主旨は賛同できます。
我が会派は、公立・私立を問わず、幼稚園・保育園を問わず、中野区の全ての子どもたちに一定水準の教育、保育を担保する上で、区が幼児教育の機関を担っていることは非常に重要であると考えています。さらには、陳情には、保護者の方たちにとっての経済的な負担についての不安も記されています。現在、国で議論の進む幼児教育振興法案では、幼児教育の重要性に鑑み、地方公共団体は、政府の方針を参酌し、地方幼児教育振興方針を定めるよう努めると、その基本方針に示されています。また、基本的施策では無償化の推進が示され、「幼児教育を無償とすることに向けた措置を、これに要する財源を確保しつつ段階的に推進する」とされています。これら国の動きもある中で、4号陳情の主旨については賛同できるものであり、賛成いたします。
次に、第7号陳情の賛成理由を申し上げます。第7号陳情の主旨は、「区立幼稚園の廃止については、身体障害や発達障害及びその手前の子どもたちの幼稚園受け入れのための支援環境が整い、その実績ができるまで進めないでください」というものです。これまで我が党は、幼児教育・保育における障害児の受け入れについて、たびたび議会で提案し要望してきました。そもそも、障害のある子もない子も平等に教育・保育の機会を得られるべきであります。しかし、現実にはそれぞれの教育・保育の現場での課題もあり、障害児の受け入れについては充足されていないことも事実であります。こうした状況の中、これまで区立幼稚園では、障害のある児童、就学前に課題を抱える特別な支援を必要とする園児を数多く受けとめてきています。そして、その区立幼稚園の中で、特別な支援を必要とする園児が温かく育まれ、地域の子どもたちと一緒に成長する姿に、他の園児も保護者もともに成長し学ぶことのできるすばらしい機会を得ることができています。特別支援教育が進められてきている今日、区立幼稚園のこの姿は、区の就学前教育のモデルとなる姿であり、十分に検証し、中野区内の他の幼稚園、保育園でも、特別な支援を必要とする園児を受けとめることのできる仕組みづくりに生かしていただくことを求めます。
さきに述べた幼児教育振興法案でも、「障害のある子供がその特性を踏まえた十分な幼児教育を受けられるよう配慮されること」と基本理念に示されています。中野区でも、現在、子ども・子育て会議での就学前教育のあり方が課題となっておりますが、障害児教育・保育の充実した環境を整えることについても十分に検討し、実現に向けた取り組みを推進すべきであり、陳情の主旨とも同じ方向を示していると考え、第7号陳情に賛成いたします。
次に、第5号陳情の反対理由ですが、第5号陳情は「区立幼稚園の廃止については地域・保護者の合意なくして進めないでください」との主旨です。陳情者の思いは理解できますが、地域・保護者の合意については、その範囲や期間など判断が非常に難しく、陳情としては採択することができません。
第6号陳情については、「こども園の誘致・新設と区立幼稚園の廃園を同時に進めないでください」との主旨であります。新しい中野をつくる10か年計画では、認定こども園の新設の計画が示されています。我が党は、これまで認定こども園の重要性に鑑み、こども園開設については推進の立場であります。陳情者自身も認定こども園の誘致・新設は必要不可欠であると述べられているとおり、むしろ、この陳情の主旨は区立幼稚園の存続を願うことであったのではないかと受けとめております。その意味からは、必ずしもこども園と並べて記す必要がないのではないか、むしろ真意が伝わりにくく誤解を招くことも懸念し、陳情については反対いたします。
このたびの陳情審査の中で、区立幼稚園のために、また幼稚園に通う子どもたちのために、区立幼稚園を残したいと行動される保護者の方たちの深い愛情と熱意には心打たれるものがありました。また、区立幼稚園はこれまで区と保護者が一体となり、地域に根差したすばらしい教育施設としてつくり上げてこられたことも実感いたしました。中野区のこれからの就学前教育においても、地域の子育て力には大変頼もしく感じますし、ここまでの熱い思いがあるからこそ、区立幼稚園の教育が充実してきたのであろうと推察します。この保護者の皆さんの期待に応えるためにも、これからの中野区の就学前教育をさらに充実させることを願って、討論といたします。
○議長(北原ともあき) 次に、広川まさのり議員。
〔広川まさのり議員登壇〕
○19番(広川まさのり) ただいま議題に供されました第4号陳情、区立幼稚園存続を願うことについて、第5号陳情、区立幼稚園の廃園案の検討について、第6号陳情、10ヵ年計画(第3次)改定素案において示している今後の認定こども園の整備について、及び第7号陳情、区立幼稚園の存在意義について再検討を願うことについての計4件の陳情につきまして、日本共産党議員団の立場から一括して賛成の討論を行います。
会派としては、民間の幼稚園や認定こども園が果たしている役割は十分認識しています。しかし、今回、区が新しい中野をつくる10か年計画(第3次)で示し、進めようとしている区立幼稚園の廃止は、子育て施策・幼児教育における公的責任の後退と言わざるを得ません。
陳情にもあるように、区立幼稚園は特別な支援を必要とする子どもの受け皿としても重要な機能を担っています。その全てを民営化してしまえば、区立幼稚園が果たしてきた積極的機能が低下し、多様な幼児教育を区民が選択することができなくなってしまいます。区立幼稚園は保幼小連携の取り組み、地域コミュニティの拠点としての活動などでも、公立ならではのかけがえのない役割を果たしています。ひがしなかの幼稚園の3歳児クラスでは、今年度、定数16名に対し81名の申し込みがあり、需要が増加傾向にあることも明らかとなっています。
区には、幼児教育における継続性、公共性を保障する責任があります。幼児教育は、子どもの最善の利益を保障する観点が最優先されなければならず、全ての子ども一人ひとりが平等で公平な格差のない教育を享受できるよう、機会均等を保障するという公共性を担保しなければなりません。そして、この公共性を経営的効率のみにとらわれることなく、安定的、継続的に供給するために、行政が幼児教育の提供者として直接責任を負う体制を堅持することが求められています。
2003年7月、文教委員会に報告された「区立幼稚園の役割、機能及び配置のあり方について(案)」の中でも、区立幼稚園について「障害児を積極的に受け入れるなど、公立としての特色を生かす」、「中野区の幼児教育を質的に向上させる中核的な存在として役割を果たす」とされており、「すべての幼児教育を民間に委ねてしまうのでは区の責任を十分果たすことができない」とする区の見解も示されています。
ことし1月、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(改定素案)において、唐突に区立幼稚園を廃止する方針が示されました。多くの方が説明会などで見直しを求める声を上げる中、4月に計画として策定したことはあまりにも拙速であり、問題です。だからこそ、この間、区立幼稚園の存続を求める1万3,371筆もの署名が集められ、議会にも多くの方々が傍聴に来られています。これだけの保護者の方々、地域の方々の思いに背を向けて、区立幼稚園の役割は終わったと切り捨て、一方的に廃止を押しつける区の姿勢を認めるわけにはいきません。区立幼稚園を廃止する計画は直ちに白紙撤回し、今後の区立幼稚園のあり方については、保護者、関係者、地域の意見を聞きながら再検討することを強く求めて、計4本の陳情に対する賛成討論といたします。
○議長(北原ともあき) 次に、山本たかし議員。
〔山本たかし議員登壇〕
○6番(山本たかし) 民進党議員団として、上程中の第4号、第7号陳情について賛成、第5号、第6号陳情について反対の立場で討論を行います。
まずは第4号陳情について述べます。本陳情は、区立幼稚園の役割と存在意義を考え、2園の存続を求めるもので、賛同者1万3,371筆の署名が添えられております。
本年1月、中野区は新しい中野をつくる10か年計画(第3次)(改定素案)の中で、区立幼稚園を全廃し、民間こども園へ転換する方針を示しました。そのわずか10カ月ほど前に策定された子ども・子育て支援事業計画には何の記載もなかった方針であり、唐突な印象を受けるものでした。その後、本陳情の審査を含め、今日まで多くの議論がなされてきました。民進党としても、こども園の必要性は十分に認識しており、新設については進めていただきたいと考えますが、区立幼稚園を廃止し、民間こども園をつくる必要性がどこにあるのか。また、こども園に転換するにしても、なぜ区立ではなく私立なのかについて、納得のいく説明はありませんでした。こども園については、子ども・子育て支援新制度によって推進がうたわれているものです。しかし、新制度は子育て支援の量の拡充と質の向上を「地域の実情に応じて」進めることが大前提の制度です。国の制度がこうなったから、中野区もそうしなくてはいけないというものではありません。
では、中野区の実情はどうでしょうか。子ども・子育て支援新制度のスタートに当たって行われた子ども・子育てアンケート調査の結果報告によると、「平日の定期的な教育・保育事業の利用意向」で、こども園は幼稚園枠、保育園枠合わせて17.1%と、一定のニーズがあることが読み取れます。しかし、同調査によると、「幼稚園の利用意向」は31.7%と、幼稚園のニーズも多く存在しています。区立幼稚園に限ったニーズについては調査すらされておりませんが、来年度の入園申し込み結果でも、かみさぎ幼稚園の4歳児クラス以外は募集人員を超える申し込みがあったことなどから、区立幼稚園のニーズもまた根強く存在していると考えられます。私たちのところにも、保育園をふやしてほしい、待機児童をなくしてほしいという要望は多く寄せられますし、区が廃止の方針を示して以降は、区立幼稚園を残してほしいという要望も多くいただいていますが、認定こども園をふやしてほしいという要望はなかなか聞こえてきません。認定こども園という制度がまだあまり知られていないこともあるのかもしれませんが、区立幼稚園を全廃してまで民間こども園を設置しなければならないほど差し迫った状況にあるとは言えません。
区は、この間の議論の中で、何度も、児童数の急増期に私立園が不足している地域に区立園を設置したという歴史的経緯に触れています。しかし、そうした歴史的経緯があるからといって、今現実に区立園が果たしている役割を無視していいことにはなりません。特に本陳情の中でも触れられていますが、区立園が障害や発達の課題を抱えている特別な支援が必要なお子さんにとって大きな助けとなっている点については、重要な役割の一つだと考えます。昨年度から私立園が特別な支援を必要とするお子さんを受け入れるに当たって、区独自の補助制度がつくられましたが、今後それがどこまで活用されるのか、現時点では見えてきません。私立幼稚園の皆さんにも受け入れをいただいており、また、今後に向けてさらなる御努力もいただいていると承知しておりますが、特別な支援を必要とするお子さんが増加傾向にもある中、私立園に全てをお願いするには無理があるのではないでしょうか。区立園がそのためにつくられた施設ではないことは理解しますが、中野区の全ての子どもたちに幼児教育を受ける機会を保障していくためには、区立園の担っている役割は重要です。
今後、区は子ども・子育て会議に部会を設置し、就学前教育の充実に向けた検討をするとしています。その中では、就学前の特別支援教育の充実や、区の果たすべき役割について議論するとしていますが、順番が逆ではないでしょうか。まず、区として就学前教育、特別支援教育の充実に向け、どう責任を果たしていくべきか、その考え方が先にあって、その上で、区立幼稚園を存続させるほうがいいのか、別の形にしたほうがいいのかの判断がなされるべきです。
区の幼児教育に対する考え方を示し、その中で区立幼稚園のあり方をしっかりと位置付けるべきという指摘は、11年前、みずのとう・やよい幼稚園の廃園の議論の中でもなされてきたものです。廃止の方針が10か年計画の改定素案の中で唐突に示されたこと、それが廃止の影響が出る学年の募集が終了した後であったことなども、11年前と共通する問題です。11年前の区民の切実な声、議会の真摯な議論を行政がどのように受け取られてきたのか、疑問を持たざるを得ません。
就学前教育の充実に向けた検討の中では、保幼小中の連携強化を図るとしています。こうした施策を進めるに当たっては、その時々の現場の状況や課題を的確に把握しておくことが求められます。そして、そのためには区として幼児教育の実践の場を持っておくことが欠かせません。また、区としての幼児教育や就学前教育のモデル及びスタンダードといったものを考えていくに当たっても、やはり区が直接運営する幼児教育の現場を持っておくことは非常に重要であると考えます。
今回の議論の過程で、議会での議論や保護者・地域の方の意見を受けて、区は、「園児募集を停止して一旦閉園する方法から園を運営しながら転換すること」とすることで、単学級で修了する学年がないよう当初の計画案を変更しました。就学前の子どもたちの育成環境における異年齢の子ども同士のかかわり合いの重要性を考えれば当然の対応ですが、しかし、だからこそ区が当初その重要性を認識していなかったのではないか、せっかく高く評価されている区立幼稚園を運営していながら、その現場の知見が区の経営層にまで届いていないのではないかと思わざるを得ません。今後、教育大綱の策定や教育ビジョン、子ども・子育て支援事業計画の改定が控えています。この機会に、改めて就学前の子どもたちの学びと育ちに何が必要なのか、区全体で考えていただきたいと思います。
以上述べてきたこととから、私たち民進党議員団としては、区立幼稚園の役割は今も大きく、現時点での廃止は適切ではないと考えます。よって、第4号陳情について賛成いたします。
なお、本陳情には区立幼稚園を存続すべきとする期間については明記がありませんが、10か年計画(第3次)(改定素案)を受けて提出されたものであることから、その後については検討の余地はあるという点は述べておきます。
区は、区立保育園の民営化も進めております。一定程度は必要なことですが、こちらも全てを民営化していいものではなく、保育の現場についても区として持ち続けるべきではないでしょうか。今後、保育ニーズの低下により、区立保育園全廃が検討されるような状況になり、また、働き方の多様化などにより、こども園のニーズが高まるような状況になった際には、区立幼稚園や区立保育園を区立のこども園に転換し、そこで幼児教育・保育の現場を持っていく、こうしたことについては将来的な検討の余地があると考えます。将来的には、こども園が就学前の子どもの居場所としてスタンダードな施設になることも考えられます。区はこども園運営のノウハウがないなどと言っていないで、さまざまな研究や、場合によっては経験のある他自治体や民間の力も借りながら、区としてこども園運営のノウハウを蓄積していくべきです。
第5号陳情については、主旨にある「地域・保護者の合意」の有無を、具体的に何をもって判断すべきかが不明確なため、反対といたします。
第6号陳情については、既にこども園の新設と区立幼稚園廃園のスケジュールに違いが出ていること、単学級での修了はない計画となっていることなど、陳情提出時からの状況の変化があることから、反対といたします。
第7号陳情については、その主旨から、第4号陳情の採択で願意は叶えられるのではないかとも思われますが、どんな課題を抱える子どもにも等しく教育を受ける権利があり、その権利を区が保障することの重要性に鑑みて、賛成といたします。
今回、4本の陳情の審査に当たり、私たちは陳情者の方をはじめ、区立幼稚園を利用された多くの保護者の方から、「子どもを区立幼稚園に通わせて本当によかった」という声を伺いました。区立幼稚園で行ってきた教育が利用者に高く評価されている、中野区にはこのことに誇りと自信を持って、今後とも区立幼稚園の運営に当たっていただきたい。そのことを申し上げ、区立幼稚園廃止にかかわる4本の陳情に対する討論といたします。
○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
これより陳情ごとに分けて採決いたします。
初めに、第4号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の陳情は採択するに決しました。
次に、第5号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第6号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第7号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、上程中の陳情は採択するに決しました。
──────────────────────────────
第12号陳情 住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情
第13号陳情 中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情
第14号陳情 東京都中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情
第15号陳情 中野区における受動喫煙防止に関する陳情
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第5、議事日程記載の陳情計4件を一括議題に供します。
平成28年(2016年)10月6日
中野区議会議長 殿
厚生委員長 浦野 さとみ
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第12号 陳情 |
住民の健康増進と2020東京オリンピック・パラリンピックにむけて受動喫煙防止条例の早期制定を求める陳情 |
不採択と すべきもの |
10月6日 |
|
|
第13号 陳情 |
中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情 |
不採択と すべきもの |
10月6日 |
|
|
第14号 陳情 |
東京都中野区における、バランスのとれた受動喫煙防止対策を求める陳情 |
不採択と すべきもの |
10月6日 |
|
|
第15号 陳情 |
中野区における受動喫煙防止に関する陳情 |
不採択と すべきもの |
10月6日 |
|
|
○議長(北原ともあき) 厚生委員会の審査の報告を求めます。浦野さとみ厚生委員長。
〔浦野さとみ議員登壇〕
○31番(浦野さとみ) ただいま議題に供されました第12号陳情、第13号陳情、第14号陳情並びに第15号陳情の計4件に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
第12号陳情の主旨は、受動喫煙防止条例の早期制定を求めるものです。
第13号陳情から第15号陳情の主旨は、条例化等による一律的、強制的な規制ではなく、事業者の自主的な取り組みによる受動喫煙防止対策を求めるものです。
これらの陳情は、10月3日の本会議において当委員会に付託され、10月5日、10月6日の計2回にわたり審査を行いました。
審査の進め方として、本陳情を一括して議題に供した後、委員会を休憩し、陳情者から補足資料の提供と補足の説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。
初めに、最近の喫煙者率とその推移について問われ、厚生労働省の国民健康・栄養調査(平成26年版)において、習慣的に喫煙している者の割合は19.6%となっており、男女とも10年間で減少傾向にあるとの答弁がありました。
さらに、受動喫煙と疾患の因果関係について、厚生労働省の検討会の報告内容について問われ、厚生労働省の「たばこ白書」は、喫煙の健康影響とさまざまな疾患についての評価をまとめたものである。喫煙者本人への影響とともに、受動喫煙についても、国立がん研究センターが引き上げた肺がんへのリスク評価に基づき、健康への悪影響を評価している。国の受動喫煙対策は健康増進法に基づいた努力規定があり、屋内の100%禁煙化を目指すべきとの提言をしているとの答弁がありました。
次に、東京都が条例制定に動くかもしれないという中で、区が条例を先に制定した場合に、都条例と区条例のどちらが優先されるのかとの質疑があり、国及び都がそれぞれ条例を制定し、その条例が矛盾する形になると、区民や施設管理者の混乱を招くこととなるとの答弁がありました。
次に、2020年東京オリンピックが開催されることで受動喫煙防止の議論がなされているが、対策については、本来、国や東京都が決めることと考える。陳情によれば、2018年に都が何らかの方針を出すとされているが、具体的な内容はどのようなものかとの質疑があり、東京都受動喫煙防止対策検討会における論議のまとめによると、東京都に対する提言として、オリンピックに向けて東京都がどのように受動喫煙防止を進めるのか工程表を提示することや、2018年までに条例化について検討を行うことが挙げられている。また、受動喫煙問題は普遍的なものであり、地域的な特性を持つものとは言いがたい。受動喫煙防止対策は国家として進めるべき課題であり、規制についても全国統一にすることが望ましいことから、国に対して全国統一的な法律での規制を働きかけることもあわせて提言されているとの答弁がありました。
これに対し、オリンピックに向けた受動喫煙対策、特に屋内喫煙禁止となれば、これもオリンピックのレガシーとなり、国も都も含めて非常に高度な判断が必要となる。そうした中、一自治体の中野区がこの判断をするのは大変に難しい。また、中野区だけでルールを決めたとしても、周辺区の動向によっては区ごとにルールが異なることとなり、大きな混乱が考えられる。そのことからも、東京都の決定を待つべきと考えるが、現在、23区において屋内喫煙に関し条例化されている例はあるのかとの質疑があり、条例で規制している区はないとの答弁がありました。
これに関連して、他の議員から、受動喫煙防止を条例で定めている自治体はどのくらいあるのかとの質疑があり、神奈川県と兵庫県と県レベルでは2県、基礎的自治体としては美唄市があるとの答弁がありました。
これを受け、他国では国単位、日本の自治体でも県単位で行われていることからすると、基礎的な自治体レベルで条例を検討しにくいのではないかとの質疑があり、ある程度、広域での行動範囲が想定されることから、広域で決めていくことが適切であると考えるとの答弁がありました。
さらに、神奈川県の受動喫煙防止対策の変化のデータにおいて、条例制定の前後で官公庁施設は90%からそれ以上に、飲食店は20%から40%、宿泊施設は21%から41%となっている。まだまだ現実との乖離が大きく、対策が講じられにくい。この現状を区として把握しているのかとの質疑があり、神奈川県の条例については把握している。飲食店については、きめ細かいルールを示しているが、なかなか進んでいないという状況があるとの答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩し、取り扱いを協議した後、委員会を再開し、閉会中の継続審査について挙手により採決を行いましたが、賛成少数で継続は否決されました。
そこで質疑を続行し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
そして、陳情ごとに挙手により採決を行うこととし、初めに第12号陳情の採決を行い、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
次に、第13号陳情の採決を行い、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
次に、第14号陳情の採決を行い、賛成少数で不採択とすべきものと決しました。
最後に、第15号陳情の採決を行い、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。
以上で、第12号陳情から第15号陳情に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより陳情ごとに分けて採決いたします。
初めに、第12号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第13号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第14号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第15号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第16号陳情 中学生、高校生主催の模擬中野区議会開催について
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第6、第16号陳情、中学生、高校生主催の模擬中野区議会開催についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
子ども文教委員長 森 たかゆき
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第16号 陳情 |
中学生、高校生主催の模擬中野区議会開催について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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|
○議長(北原ともあき) 子ども文教委員会の審査の報告を求めます。森たかゆき子ども文教委員長。
〔森たかゆき議員登壇〕
○27番(森たかゆき) ただいま議題に供されました第16号陳情に関しまして、子ども文教委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本陳情は、中学生、高校生の主催による模擬中野区議会の開催を求めるものです。
本陳情は、平成28年10月3日の本会議において当委員会に付託され、10月5日に審査を行いました。
審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。
初めに、区では、過去に子ども議会を開催していたが、どういった内容だったかとの質疑があり、平成11年度と12年度に合計2回開催している。平成11年度には、小学校4年生から高校1年生までの子どもを議員として、一般質問を実施し、三つの委員会を開催した。平成12年度には、区内在住・在学の中学生が参加し、一般質問に加え、福祉、学校の施設、学校生活等について意見表明を行ったとの答弁がありました。
次に、子ども議会を開催しなくなった理由について問われ、子ども議会は子どもの意見表明の場として開催した経緯があるが、平成13年度、14年度には「子ども報道番組」という事業に組みかえて実施したとの答弁がありました。
これに対し、18歳選挙権が導入され、若者の政治参加について議論が起きている。もう一度子ども議会を復活させることも考えられるのではないかとの質疑があり、区の選挙管理委員会で各学校を回り、選挙についての啓発活動等を行っている。対象が限定的な子ども議会と異なり、広い対象の子どもたちに対して、選挙に関する知識や意義の普及啓発を行っているとの答弁がありました。
次に、陳情の件名には「中学生、高校生主催の」とあるが、主催が中高生となった場合にどういったことが想定されるかとの質疑があり、中高生が自分たちで考えて行動する事業としては、ハイティーン会議を実施している。中高生が主体となって開催する場合には、時期の検討やサポート体制等が必要となるとの答弁がありました。
次に、区で子ども議会を実施していた当時は、他の区でも実施をしていたと思うが、現在の他区での実施状況はとの質疑があり、墨田、練馬、葛飾の3区で開催しているとの答弁がありました。
次に、区内の小学生は、区役所見学の一環として議場見学を行っている。ただ見学するだけでなく、教育委員会と区議会事務局で協力し、議員の協力も得るなどして、議会について、より模擬的な説明をすることも大事だと思うが、どうかとの質疑があり、議会を身近に感じられることが大切だと考えており、関係の部署と相談しながら、実効性のある見学となるよう努めていきたいとの答弁がありました。
次に、教育委員会として、政治を身近に感じてもらい、関心を持ってもらうために、現場ではどのような対応をしているかとの質疑があり、学校では、公民的資質を養う学習として、小学校6年生の社会科で政治の働き等について、中学3年生の社会科・公民的分野で、民主主義と政治について学習を進めている。また、18歳選挙権導入に伴い、選挙管理委員会と連携を図り、全ての中学校で、卒業までに一度は模擬選挙を経験する取り組みを進めているとの答弁がありました。
これに関連し、他の委員から、各中学校での模擬選挙については、NPO等と連携を図りながら取り組みを進めていると思うが、進捗状況と実施の内容はとの質疑があり、3年にわたって全ての中学校で実施する予定で、本年度は4校実施予定である。内容については、選挙と政治とのかかわりについて事業者から説明を受け、候補者の意見表明、模擬投票を実施し、選挙自体を経験するというものであるとの答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩して、本陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見の開陳を求めましたが、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
そして、本陳情について挙手による採決を行ったところ、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。
以上で、第16号陳情に関する子ども文教委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第17号陳情 新しい中野をつくる10か年計画、外部評価のフォーラムを開催をして下さい。
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第7、第17号陳情、新しい中野をつくる10か年計画、外部評価のフォーラムを開催をして下さい。を議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第17号 陳情 |
新しい中野をつくる10か年計画、外部評価のフォーラムを開催をして下さい。 |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
|
|
○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
──────────────────────────────
第18号陳情 中野体育館の移転について
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第8、第18号陳情、中野体育館の移転についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第18号 陳情 |
中野体育館の移転について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
|
|
○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
──────────────────────────────
第19号陳情 平和の森公園再整備構想について
第30号陳情 中野区新体育館建設計画並びに平和の森公園再整備計画の進行を一旦止めることについて
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第9、議事日程記載の陳情計2件を一括議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第19号 陳情 |
平和の森公園再整備構想について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
|
|
第30号 陳情 |
中野区新体育館建設計画並びに平和の森公園再整備計画の進行を一旦止めることについて |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) 総務委員会の審査の報告を求めます。若林しげお総務委員長。
〔若林しげお議員登壇〕
○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第19号陳情及び第30号陳情に関しまして、総務委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
これらの陳情は、いずれも平和の森公園の再整備に関するもので、第19号陳情は、平和の森公園再整備構想の再検討を求めるもの、第30号陳情は、平和の森公園再整備基本計画の一旦中止を求めるものです。
これらの陳情は、平成28年10月3日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では10月5日に審査を行いました。
審査の進め方としては、両陳情を一括して議題に供した後、委員会を休憩して、陳情者から補足説明を受け、その後、委員会を再開して質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介いたします。
初めに、平和の森公園再整備基本計画の策定に係る支援業務委託契約の成果品について、陳情者がパブリック・コメントの前に情報の開示を求めたところ、開示がなされなかったとのことだが、その理由はとの質疑があり、区は成果品をもとに精査検討し、区として計画案を固めていくものであるが、開示の求めがあった情報は区の意思形成過程の途中であったため開示をしなかったとの答弁がありました。
これに関し、他の委員から、区は、本年3月には整備費が当初の見込みの倍近くかかることを認識していた。この情報を、パブリック・コメントをかける前に区民へ公開した上で、区民と一緒になって施策を決定していくべきであり、政策形成の過程に大きな瑕疵があったと考えるが、区の認識はとの質疑があり、今回の体育館整備に当たっては、下部構造をいかにするかが懸案事項となっていたもので、本年3月の段階では下部構造に係る整備費用について、精緻な金額が算出されていなかったため、区民への情報提供ができなかったとの答弁がありました。
次に、中野区自治基本条例第14条第2項には「執行機関は、区民の参加により示された意見を踏まえ、区民の総意又は合意点を見極めるものとする」と定められている。平和の森公園の再整備の案件については、区民から見直しを求める声が寄せられていたが、区民の総意または合意点について、執行機関はどのように見極めているのかとの質疑があり、意見交換などで出された意見だけでなく、区民の代表である区議会でなされた議論の内容も踏まえ、区として最善の案をつくり上げていくものである。本案件については、議会への報告時になされた議論、また、予算や陳情などの審議の内容を踏まえた上で、区民の総意または合意点を見きわめたものであるとの答弁がありました。
これに関し、他の委員から、区はみずから自治基本条例を定めているものであり、区民参加の手続は尊重されなければならない。区民のさまざまな意見や議会からの意見などを踏まえながら、行政がどのように見きわめていくのかが重要であると考えるが、第14条第2項の解釈に関する区の認識はとの質疑があり、区民参加ということで、区民からいただいたさまざまな意見や要望、また、区民の代表である議会からの意見、それらを総合的に行政が判断して見きわめるものと認識しているとの答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩して、両陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見を求めたところ、意見はありませんでした。
次に、討論を求めたところ、1名の委員が、第30号陳情に賛成する立場から、中野区自治基本条例に照らし、平和の森公園再整備基本計画の策定に当たっては、瑕疵があると考える。区民への情報の提供のあり方やパブリック・コメントの持ち方については大きな問題があると認識している。平和の森公園再整備計画は、この公園の姿を一変してしまうような内容となっており、区は、これが区民から受け入れられないということを承知した上で、乱暴で拙速な進め方をしているのは大きな問題である。中野区みずからが定めた自治基本条例にのっとり、区民の参加を得ながら政策決定などを行っていくことが極めて大事であり、本陳情には賛成であるとの討論を行いました。
他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
そして、初めに、第19号陳情について挙手による採決を行ったところ、賛成なしで本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。
次に、第30号陳情について挙手による採決を行ったところ、賛成少数で不採択とすべきものと決した次第です。
以上で、第19号陳情及び第30号陳情に関する総務委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。来住和行議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。来住和行議員。
〔来住和行議員登壇〕
○42番(来住和行) ただいま議題に供されました第30号陳情、中野区新体育館建設計画並びに平和の森公園再整備計画の進行を一旦止めることについてに日本共産党議員団の立場から賛成討論を行います。
本陳情は、平和の森公園再整備基本計画の策定は、中野区自治基本条例に照らし合わすと不当とも言える策定であり、よって、計画の進行を一旦とめることを求めているものです。中野区自治基本条例の前文は、「区民の多様な参加を保障し、区民の意思に基づく決定と運営を行うこと」を基本としており、区が強引に進めている平和の森公園再整備基本計画には瑕疵があると言わざるを得ません。
賛成理由の第1に、「区は、区民と区との十分な情報共有を基に、区民に区政への参加の機会を保障しなければならない」、「区民は、区の政策の企画立案、検討、実施、評価及び見直しのすべての過程に参加する権利を有する。区民は、区の保有する情報を知る権利を有する」とする自治の基本原理に反するものであります。
中野区は、新体育館の建てかえを区立第九中学校跡地とし、その後、現在の中野体育館跡地を含む区域3としてきました。しかし、これまでの計画を中野区は2015年2月の第1回定例区議会において、突然、平和の森公園にスポーツ拠点施設を整備するとして、平和の森公園での体育館建てかえを発表しました。新体育館の建設候補地の変更検討を既に2014年10月の庁内検討会議において、平和の森公園内体育館整備についてを議題として検討を続けておきながら、そのことを公園近隣住民や区民、関係団体、区議会にも一切隠してきました。
区は、パブリック・コメント、説明会を丁寧にやってきたと言っていますが、しかし、平和の森公園再整備及び新体育館建設整備構想・整備基本計画策定支援業務委託契約の成果物で整備費が示されていました。それにもかかわらず、平和の森公園再整備費については、10か年計画(第3次)において55億円と示し、8月末の「平和の森公園再整備基本設計(案)中間のまとめ」では108億円にも膨張したことです。
中野区は、10月16日から平和の森公園再整備基本設計(案)の説明会を開くとしています。この説明会で、区民は初めて膨張した整備費についての説明を聞くことになります。それでも中野区は、計画ありきから、10月には基本設計を策定し、12月から実施設計に入るとしています。平和の森公園再整備費用についての情報の開示をせず、平和の森公園再整備基本計画(案)のパブリック・コメントを実施したことは、区民無視の批判は免れません。
第2に、区民参加のあり方の一つである中野区みどりの基本計画において、公園リニューアルには日常的に利用する地域住民の意見を反映し、公園計画の策定、公園整備においては区民参加型で実施を検討することさえ放棄してきました。公園利用者へのアンケートや地域住民の意見を反映させる手続を一切取ってきませんでした。現在の公園樹木の185本が伐採される計画であることも大問題です。
第3に、自治基本条例は、区民参加の手続などにおいて、「執行機関は、区民の参加により示された意見を踏まえ、区民の総意又は合意点を見極めるものとする」と定めています。しかし、この間実施してきた中野区主催の住民説明会、意見交換会での参加者の声は圧倒的に計画に反対、計画見直しを求めているものです。中野区のこれに応えようとしない姿勢こそ、自治基本条例の精神に反すると言わざるを得ません。
そもそも、現在の平和の森公園になった区民の運動と、その成果と合意を無視し、利用者、区民の、今のまま残してほしいという声を踏みにじり、樹木の伐採などで広域避難場所としての防災機能を後退させるなど、問題だらけの再整備計画です。道理のない再整備計画である上に、自治基本条例にのっとることなく、乱暴な計画を進めていることは許されません。
よって、本陳情の主旨である計画の進行を一旦止めることに賛同し、賛成の討論といたします。
○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
これより陳情ごとに分けて採決いたします。
初めに、第19号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
次に、第30号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第20号陳情 中野区役所、新庁舎について
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第10、第20号陳情、中野区役所、新庁舎についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
総務委員長 若林 しげお
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第20号 陳情 |
中野区役所、新庁舎について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第21号陳情 中野区立歴史民俗資料館の竪穴式住居について
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第11、第21号陳情、中野区立歴史民俗資料館の竪穴式住居についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
厚生委員長 浦野 さとみ
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第21号 陳情 |
中野区立歴史民俗資料館の竪穴式住居について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) 厚生委員会の審査の報告を求めます。浦野さとみ厚生委員長。
〔浦野さとみ議員登壇〕
○31番(浦野さとみ) ただいま議題に供されました第21号陳情、中野区立歴史民俗資料館の竪穴式住居についてに関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
本陳情は、中野区立歴史民俗資料館にある竪穴式住居の展示方法の工夫を求めるものです。
本陳情は、平成28年8月24日に受理され、10月3日の本会議において当委員会に付託されました。その後、10月5日に審査を行いました。
審査の進め方として、本陳情を議題に供した後、質疑を行いました。主な質疑応答及び要望の内容を紹介いたします。
初めに、陳情者が例示している目黒区などの他区と中野区との竪穴式住居の展示方法の主な違いについて問われ、陳情者が例示している他区の公園は、いずれも展示物の中で人の暮らしがわかるように展示されているとの答弁がありました。
続いて、展示物の中をライトで照らすなど、展示方法に工夫の余地があるのではないかとの質疑があり、歴史民俗資料館の展示物は弥生時代後期のものであり、この時期の生活ぶりは未解明な部分が多いため、専門委員会でも検討した結果、今のような展示になった経緯がある。その後も具体的に展示ができるほど解明が進んだというわけではない。また、ライトなど全体のことについては工夫していかなければならないという認識はあるとの答弁がありました。
次に、現在の展示について、中野区の学芸員や学識経験者等とされる専門家の方から不十分ではないかという声はなかったのかとの質疑があり、特に専門家の方から改善等の声はいただいていないとの答弁がありました。
次に、歴史民俗資料館で用意されている竪穴式住居は、区内で発掘された実際の竪穴式住居跡から復元したものなのかとの質疑があり、「弥生時代のムラ」というコーナーは、松が丘二丁目の片山遺跡から平和の森のあたりを見回すという設定で設置しているが、竪穴式住居については、厳格に片山遺跡から復元したものではないとの答弁がありました。
これに関して、片山遺跡のほかにも遺跡が区内に点在していたはずなので、よく把握して、発見されたものについては、史実に基づいて復元することが理想である。歴史民俗資料館なので、展示方法は工夫していただきたいとの要望がありました。
以上が、主な質疑応答及び要望の内容です。
その後、委員会を休憩して取り扱いを協議した後、委員会を再開し、質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
そして、挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。
以上で第21号陳情に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第22号陳情 中野区への外国企業誘致について
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第12、第22号陳情、中野区への外国企業誘致についてを議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
建設委員長 甲田 ゆり子
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第22号 陳情 |
中野区への外国企業誘致について |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
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第25号陳情 哲学堂公園の観光拠点について
第29号陳情 哲学堂公園に災害用トイレ、災害用井戸、倉庫を設置して下さい。
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第13、議事日程記載の陳情計2件を一括議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
建設委員長 甲田 ゆり子
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第25号 陳情 |
哲学堂公園の観光拠点について |
採択 すべきもの |
10月5日 |
願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい。 |
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第29号 陳情 |
哲学堂公園に災害用トイレ、災害用井戸、倉庫を設置して下さい。 |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) 建設委員会の審査の報告を求めます。甲田ゆり子建設委員長。
〔甲田ゆり子議員登壇〕
○13番(甲田ゆり子) ただいま議題に供されました第25号陳情及び第29号陳情に関しまして、建設委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
これらの陳情は、いずれも哲学堂公園に関するもので、第25号陳情は、同公園の来園者増加案の作成を求めるもの、第29号陳情は、同公園に災害用のトイレ、井戸、倉庫などの設備の設置を求めるものです。
これらの陳情は、平成28年10月3日の本会議において当委員会に付託され、当委員会では10月5日に審査を行いました。
審査の進め方として、両陳情を議題に供した後、陳情の審査を一旦保留して、関連する所管事項の報告を受け、質疑を行いました。その後、これらの陳情を改めて議題に供し、質疑を行いました。主な質疑応答の内容を紹介します。
初めに、四季の森公園や本町五丁目公園など、比較的新しい公園には災害用トイレなどの備えがあるとのことだが、広域避難場所内にある公園にはそのような設備が必要だとの認識からかとの質疑があり、広域避難場所内にある公園ということではなく、公園には区民の皆さんが避難してくる可能性があるということで、新しい公園には、新しい発想でできる限り災害用のトイレ、井戸などの設置を行っているとの答弁がありました。
さらに、哲学堂公園だけでなく、災害用トイレなどの防災設備のない他の広域避難場所内の公園についての検討はとの質疑があり、公園が災害時に大きく寄与してきた事実を踏まえ、大規模公園を整備する際には、防災機能の強化がテーマとなっている。今後整備する本町二丁目公園は広域避難場所に指定されてはいないが、マンホールトイレの設置を予定している。なお、防災機能の強化については、一定規模の公園面積がないと防災設備の整備が困難であることや、一時避難した際に安全な空間として確保できない場合などがあるため、状況を踏まえ、整備できる公園を選択し、必要なところには防災機能の強化を行っているとの答弁がありました。
次に、広域避難場所に災害用のトイレ、井戸、倉庫等を設置する義務はあるのかとの質疑があり、特別区の広域避難場所は東京都で一括して指定しているため、区はそれらを整備する義務を負っていないとの答弁がありました。
次に、最近の大規模防災公園として整備されている公園には、広域避難場所に指定されていなくても災害用のトイレや井戸などが整備されているのに対し、従前からある広域避難場所内の公園にはほぼ整備されていないということかとの質疑があり、従前からある広域避難場所内にある公園については、災害用のトイレなどを整備する義務はないため、整備してこなかったところがあるが、災害用トイレなどの防災設備の整備にかわる方法など、今後対応について検討していく必要があると考えている。また、広域避難場所が区内にあっても、区民だけが避難してくる場所ではなく、区外からも避難してくることが想定される場合もあるなど、区部全体で総合的に考えていかなくてはならないため、都と調整しながら、それにふさわしい防災設備は何かということについて議論していく必要があると認識しているとの答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。
その後、委員会を休憩して、これらの陳情の取り扱いを協議した後、委員会を再開し、さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
次に、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
そして、第25号陳情については、全会一致で採択すべきものと決し、また、第29号陳情については挙手による採決を行ったところ、賛成少数で本陳情を不採択とすべきものと決した次第です。
なお、第25号陳情には、「願意を了とし、趣旨に添うよう検討されたい」との意見を付すことが全会一致で決まりました。
以上で、第25号陳情及び第29号陳情に関する建設委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより陳情ごとに分けて採決いたします。
初めに、第25号陳情について採決いたします。
上程中の陳情を採択するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、上程中の陳情は採択するに決しました。
次に、第29号陳情について起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立少数。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
──────────────────────────────
第26号陳情 平和の森公園にカモ小屋を設置して下さい。
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第14、第26号陳情、平和の森公園にカモ小屋を設置して下さい。を議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
建設委員長 甲田 ゆり子
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第26号 陳情 |
平和の森公園にカモ小屋を設置して下さい。 |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
──────────────────────────────
第28号陳情 地図の案内板の横に名所、旧跡の写真又はイラストを貼り付けて下さい。
(委員会報告)
○議長(北原ともあき) 日程第15、第28号陳情、地図の案内板の横に名所、旧跡の写真又はイラストを貼り付けて下さい。を議題に供します。
平成28年(2016年)10月5日
中野区議会議長 殿
建設委員長 甲田 ゆり子
(公印省略)
陳情の審査結果について
本委員会に付託された陳情を審査の結果、下記のとおり決定したので、中野区議会会議規則第94条の規定により報告します。
記
受理番号 |
件 名 |
審査結果 |
決定月日 |
意見 |
措置 |
第28号 陳情 |
地図の案内板の横に名所、旧跡の写真又はイラストを貼り付けて下さい。 |
不採択と すべきもの |
10月5日 |
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○議長(北原ともあき) お諮りいたします。上程中の陳情に関する委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定により省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、委員長報告は省略いたします。
本件については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の陳情を採択するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立なし。よって、上程中の陳情は不採択とするに決しました。
──────────────────────────────
平成28年特別区人事委員会勧告等について
○議長(北原ともあき) 日程第16、平成28年特別区人事委員会勧告等について報告いたします。
本件については、地方公務員法第8条、第14条及び第26条の規定に基づき、10月11日付をもって特別区人事委員会から、一般職の特別区職員の給与について、お手元に配付の文書のとおり、報告と意見の申し出があり、あわせて勧告がありましたので、さよう御了承願います。
──────────────────────────────
株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類の提出について
○議長(北原ともあき) 日程第17、株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類の提出について報告いたします。
本件については、議会の議決すべき事件等に関する条例第2条の規定に基づき、区長から9月9日付の配付文書のとおり、株式会社まちづくり中野21の経営状況を説明する書類が提出されましたので、さよう御了承願います。
この際、お諮りいたします。むとう有子議員から、9月13日の本会議における一般質問での発言について、発言の一部を取り消したい旨の申し出がありました。よって、この申し出を許可することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、むとう有子議員からの発言取り消しの申し出を許可することに決しました。
次に、陳情の継続審査についてお諮りいたします。
お手元に配付の陳情継続審査件名表に記載の陳情については、付託委員会から継続審査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続審査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
平成28年第3回定例会
陳情継続審査件名表
《建設委員会付託》
第9号陳情 都立家政「旧みずほ銀行」建物解体工事に関して(2項)
○議長(北原ともあき) 次に、常任委員会の所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の常任委員会所管事務継続調査件名表に記載の調査事件については、それぞれ所管委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
常任委員会所管事務継続調査件名表
平成28年第3回定例会
総務委員会
1 政策、計画及び財政について
1 平和、国際化、人権及び男女平等について
1 広報及び広聴について
1 組織及び人事について
1 会計、決算及び事業の評価・改善について
1 危機管理について
区民委員会
1 区民相談及び消費生活について
1 住民情報システムについて
1 戸籍及び住民基本台帳等について
1 区税について
1 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険等について
1 環境及び地球温暖化対策について
1 清掃事業及びリサイクルについて
1 生活環境について
厚生委員会
1 地域活動の推進及び地域ケア・地域支援について
1 保健衛生及び社会福祉について
1 保健所及び福祉事務所について
1 スポーツ、文化及び生涯学習について
建設委員会
1 安全で快適に住めるまちづくりについて
1 産業振興及び都市振興について
1 道路・公園等の整備について
1 防災及び都市安全について
子ども文教委員会
1 学校教育の充実について
1 学校と地域の連携について
1 知的資産について
1 子育て支援及び子どもの育成について
○議長(北原ともあき) 次に、議会運営委員会の所管事項継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の議会運営委員会所管事項継続調査件名表に記載の調査事件については、議会運営委員会から継続調査の申し出がありますので、これを申し出どおり継続調査に付したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
議会運営委員会所管事項継続調査件名表
平成28年第3回定例会
1 議会の運営について
1 議会の会議規則、委員会に関する条例等について
○議長(北原ともあき) 以上で本日の日程を全て終了いたしましたので、散会いたします。
平成28年第3回中野区議会定例会を閉じます。
午後2時58分閉会
会議録署名員 議 長 北原 ともあき
議 員 渡辺 たけし
議 員 篠 国昭