1.平成29年(2017年)3月10日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(42名)
1番 加 藤 たくま 2番 若 林 しげお
3番 日 野 たかし 4番 木 村 広 一
5番 ひやま 隆 6番 山 本 たかし
7番 渡 辺 たけし 8番 内 野 大三郎
9番 羽 鳥 だいすけ 10番 北 原 ともあき
11番 高 橋 かずちか 12番 内 川 和 久
13番 甲 田 ゆり子 14番 小 林 ぜんいち
15番 白 井 ひでふみ 16番 中 村 延 子
17番 細 野 かよこ 18番 小宮山 たかし
19番 広 川 まさのり 20番 い さ 哲 郎
21番 佐 野 れいじ 22番 いでい 良 輔
23番 伊 東 しんじ 24番 平 山 英 明
25番 南 かつひこ 26番 小 林 秀 明
27番 森 たかゆき 28番 石 坂 わたる
29番 いながき じゅん子 30番 小 杉 一 男
31番 浦 野 さとみ 32番 伊 藤 正 信
33番 高 橋 ちあき 34番 大 内 しんご
35番 市 川 みのる 36番 篠 国 昭
37番 久 保 り か 38番 酒 井 たくや
39番 近 藤 さえ子 40番 むとう 有 子
1.欠席議員
な し
1.出席説明員
中 野 区 長 田 中 大 輔 副 区 長 川 崎 亨
副 区 長 本 田 武 志 教 育 長 田 辺 裕 子
政 策 室 長 髙 橋 信 一 経 営 室 長 篠 原 文 彦
都市政策推進室長 奈 良 浩 二 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀 行
地域支えあい推進室長 野 村 建 樹 区民サービス管理部長 白 土 純
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 横 山 俊 健康福祉部長 瀬 田 敏 幸
保 健 所 長 寺 西 新 環 境 部 長 戸 辺 眞
都市基盤部長 尾 﨑 孝 政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲 一
経営室副参事(経営担当) 朝 井 めぐみ
1.本会の書記は下記のとおりである。
事 務 局 長 小 田 史 子 事務局次長 古 本 正 士
議事調査担当係長 佐 藤 肇 書 記 関 村 英 希
書 記 大 野 貴 子 書 記 細 川 道 明
書 記 井 田 裕 之 書 記 冨士縄 篤
書 記 田 中 寛 書 記 遠 藤 良 太
書 記 鎌 形 聡 美 書 記 松 丸 晃 大
書 記 香 月 俊 介 書 記 亀 井 久 徳
議事日程(平成29年(2017年)3月10日午後1時開議)
日程第1 第5号議案 平成29年度中野区一般会計予算
第6号議案 平成29年度中野区用地特別会計予算
第7号議案 平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算
第8号議案 平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
第9号議案 平成29年度中野区介護保険特別会計予算
日程第2 第10号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
第13号議案 中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例
第14号議案 中野区役所の位置の変更に関する条例
第17号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例
第18号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
第19号議案 中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例
第20号議案 負担付贈与の受領について
日程第3 第21号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例
第22号議案 中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例
日程第4 第23号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例
第24号議案 中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例
日程第5 第25号議案 中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第26号議案 特別区道路線の認定について
日程第6 第27号議案 中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第28号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例
日程第7 議会の委任に基づく専決処分について
追加議事日程
日程第8 第29号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
午後1時00分開議
○議長(北原ともあき) 定足数に達しましたので、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
これより日程に入ります。
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第5号議案 平成29年度中野区一般会計予算
第6号議案 平成29年度中野区用地特別会計予算
第7号議案 平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算
第8号議案 平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計予算
第9号議案 平成29年度中野区介護保険特別会計予算
(委員長報告)
○議長(北原ともあき) 日程第1、第5号議案から第9号議案までの計5件を一括議題に供します。
平成29年(2017年)3月9日
中野区議会議長 殿
予算特別委員長 若林 しげお
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第 5 号 |
平成29年度中野区一般会計予算 |
3月9日 |
第 6 号 |
平成29年度中野区用地特別会計予算 |
3月9日 |
第 7 号 |
平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算 |
3月9日 |
第 8 号 |
平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計予算 |
3月9日 |
第 9 号 |
平成29年度中野区介護保険特別会計予算 |
3月9日 |
○議長(北原ともあき) 予算特別委員会の審査の報告を求めます。若林しげお予算特別委員長。
〔若林しげお議員登壇〕
○2番(若林しげお) ただいま議題に供されました第5号議案、平成29年度中野区一般会計予算、第6号議案、平成29年度中野区用地特別会計予算、第7号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算、第8号議案、平成29年度中野区後期高齢者医療特別会計予算、第9号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計予算、以上5件の予算特別委員会における審査の経過概要とその結果並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等について御報告申し上げます。
なお、予算の内容は、本会議における提案説明や当委員会における詳細な総括説明がありましたので、省略いたします。
初めに、審査経過の概要とその結果について御報告いたします。
当委員会は、2月22日の本会議において設置され、同日直ちに委員会を開きました。
初めに正副委員長の互選を行い、その後、五つの分科会の設置、分科会分担区分の決定、分科会委員の選任、分科会の正副主査の選任、理事会の設置及び理事の互選を行いました。
そして、直ちに理事会を開会し、審査方法や日程など予算特別委員会の運営について協議し、その内容を委員会に報告し、決定いたしました。
2月23日には政策室長及び各室長、部長から総括説明を受け、2月24日は各委員会が予算議案を検討するための予算検討日としました。
そして、2月27日から3月2日までの4日間にわたり、24名の委員が総括質疑を行いました。
なお、質疑に資するため、198件の資料要求を行い、資料の提出を受けました。
その後、長沢和彦委員外6名から委員長宛てに提出された第5号議案に対する予算の組み替えを求める動議を議題とし、提案説明を受けました。
その概要でございますが、子ども教育費中、学校給食費の無償化や、都市基盤費中、木造住宅耐震、リフォーム助成の実施などを求める一方、経営費中、新区役所整備費や、健康福祉費中、新体育館整備事業などの削減を求めており、財源は財政調整基金の繰入金により賄うものというものです。
また、3月3日及び3月6日、7日の3日間は各分科会で審査を行い、3月9日の当委員会において各分科会主査の報告を受けました。
その後、動議に対する質疑を求めたところ、6名の委員から質疑がありましたので、その概要を報告いたします。
初めに、中野駅周辺地区整備に係る予算の皆減によるまちづくりへの影響や、精神障害者手当の実施による条例改正の必要性が問われた上で、積算根拠が不明なもの、債務負担行為で契約済みにもかかわらず削減されたものなども含まれており、組み替え動議の内容は現実性に乏しいと指摘されました。
次に、学校給食費無償化の対象と積算根拠が問われ、就学奨励金による支給分が含まれず、1億5,000万円ほどの差が生じており、このような不正確な積算に基づく組み替え動議は審議に当たらないと指摘されました。
次に、がん検診の無料化について、その内訳が問われ、受診券作成委託など事務費が含まれていない点を指摘した上で、無料化が必ずしも受診率を向上させるわけではないことがただされました。
その他、組み替えを求める理由や、国民健康保険料臨時給付金、コミュニティFMの開局準備などについて質疑がありました。
その後、質疑を終結し、討論を省略して、直ちに議案ごとに採決を行いました。
初めに、第5号議案の組み替えを求める動議を起立により採決した結果、起立少数で否決されました。
続いて、第5号議案の原案を起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第6号議案について採決した結果、異議なく可決すべきものと決しました。
次に、第7号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第8号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
次に、第9号議案について起立により採決した結果、起立多数で可決すべきものと決しました。
続きまして、委員会での審査における主な質疑、要望、問題点の指摘等について御報告いたします。
初めに、平成29年度予算について、不要不急な事業の洗い出しのプロセスや、特別区交付金、地方消費税交付金等の減少を見込んだ要因をただすとともに、財政規律遵守の考えが問われ、短期間で毎年のように引き上げられる一般財源規模は基準とは言えないと指摘し、設定した基準額は守るべきであるとただされました。
次に、まちづくりについて、区全体の道路のあり方の方針として、「(仮称)みちづくり基本構想」の策定が提案され、あわせて大和町まちづくりや西武新宿線沿線まちづくりにおける今後の事業スケジュールについて、住民の生活へ最大限配慮しつつ、スピード感を持って進めるよう求められました。
次に、子育て施策の拡充について、保育園待機児問題に関し、申し込み児童数と保留となった児童数が問われた上で、平成28年度に拡大を図るとした認可保育園の数、定員数の実績をただし、保育士の処遇改善の提案をするとともに、保育園の新規誘致の用地交渉などに全庁的な体制で臨むよう求められました。
次に、分野のつながりによる区民サービスの向上について、中部スポーツ・コミュニティプラザのフットサルコートにおける平日午前中の利用状況が問われた上で、使われていないコートの開放について現場から意見が出ない点を指摘し、職員の創意工夫を生かせるよう、組織の活性化や分野を横断した連携への取り組みが求められました。
次に、住民情報システムの推進、管理、運営について、個人情報の入力を臨時職員に委ねる理由と、情報安全に係る再発防止の取り組みを問うとともに、任用時研修、遵守事項の説明が制度化されておらず、職員や管理監督者の研修も機能していないとただし、職員の階層的アクセス制御を行うチェック体制の構築に全庁的に取り組む必要が指摘されました。
次に、空家対策について、区が把握している空き家の現況と、空家対策特別措置法における「特定空家等」の定義が問われ、適切な管理が難しい空き家の清掃や軽作業について、シルバー人材センターを活用する仕組みを構築してはどうかと提案されました。
次に、地球温暖化対策について、新たなエネルギー消費量削減目標を達成するために、区民が取り組める削減メニューが問われ、エコポイントを申請した世帯数と、その取り組みによるCO2削減量をただした上で、アクションプログラムの削減策のみでは目標達成は難しく、家庭の太陽光発電機設置助成が必要であるとただされました。
次に、なかの里・まち連携について、区の施設がある長野県軽井沢町との連携の可能性が問われ、緑地面積の少ない区にとって、自然教育としての「木のぬくもり」を取り入れた環境交流は魅力的であり、今後、木を通した里・まち連携を模索してはどうかと提案されました。
次に、日常生活支援総合事業の実施に向けた取り組みについて、利用者の区民が安心して制度移行に備えられるよう、わかりやすい情報の速やかな周知に努めるべきであるとただすとともに、介護サービスの担い手が不足している状況を踏まえ、事業が軌道に乗るまで、区として従事者研修を継続するよう求められました。
次に、ユニバーサルデザイン推進条例について、実効性のある条例として推進計画を一体的に進めていくことが重要であると指摘し、哲学堂公園やなかのZERO小ホールなどのバリアフリー化に当たっては、安全な動線を確保するなど、ユニバーサルデザインの視点で取り組みを進めるべきであるとただされました。
次に、介護保険制度について、第6期介護保険事業計画の整備目標を実行する責任は区にあり、事業者が安定的に事業を行うために、公有地のあっせん等、積極的な支援策が必要であると指摘し、サービスを提供する介護人材が不足している現状を踏まえ、介護報酬引き上げや介護人材確保などを国に求めるべきとただされました。
次に、いわゆる「ニセ科学」問題について、EM菌を使った生ごみコンポスト化の実績が問われ、実証されていない非科学的な効果も宣伝されている現状を踏まえ、EM菌を使用するEMサポートのあっせんはやめる方向で検討すべきではないかと指摘されました。
次に、平成29年度予算について、予定される大規模工事に初めて導入するCM方式の内容と、区が直営で行わない理由をただした上で、職員の技術力低下への懸念が示され、業務委託契約における総合評価方式を早期導入するとともに、事業者と職員がともに事業構築を検討する仕組みを事業提案の一つとして活用してはどうかと提案されました。
次に、中野区の無電柱化について、昨年12月に制定された「無電柱化の推進に関する法律」に基づく、自治体の無電柱化への責務について区の認識をただした上で、中野区の無電柱化率が23区平均を下回る現状を踏まえ、区としてどう進めていくのかについて見解が問われました。
次に、今後展開すべき新たなまちづくりについて、東中野駅周辺地区の整備に関し、東口開発が進んでいない現状と分析が問われ、均衡ある拠点整備を行うことによって、エリアマネジメントを進めながらシティセールにつなげていく重要性を指摘し、地域ブランド、魅力づくりにハード・ソフト両面での施策の展開を目指すよう求められました。
次に、イノベーションを創造できる区政のあり方について、区民や区のニーズとさまざまな分野の専門的なシーズとを結びつける、イノベーションを創造するためのモデルが提示され、このモデルにおいて国家戦略特区を活用し、気象業務法の規制緩和を国に求めるべきであるとただされました。
次に、清掃事業について、雇上会社で働くごみ収集員のほとんどが、実態は常用雇用であるにもかかわらず、日雇い労働者であると指摘し、厚生年金等の3保への加入状況や、雇上契約の運賃積算根拠、賃金の割合の把握が問われ、他区で予定されている公社設立による収集・運搬作業員の確保への考え方がただされました。
次に、哲学堂公園文化財の修復について、現在の設計委託と修復の状況、修復後の維持管理方法が問われ、哲学堂の解説について区民にわかりやすく工夫するとともに、観光拠点となることで公園利用者への利便性が低下しないよう、対策の検討が求められました。
次に、区立公園の維持管理について、トイレ掃除、樹木剪定、遊具点検、清掃と、一つの公園に複数の業者が入っていると指摘し、それぞれの作業頻度や内容が問われ、費用の精査、削減の必要性をただすとともに、トイレの利用調査による改修・改善計画を立て、補修で存続できるトイレは、優先順位の高いものから計画的に改修していくべきであると指摘されました。
次に、男女共同参画基本計画及び男女共同参画に関する取り組みについて、男女共同参画を推進する鍵となる女性団体の育成・支援を区に求めるとともに、計画の実施に当たっては、区の職員の意見を拾い上げ、基本計画に盛り込んでいくことが提案されました。
次に、保育園について、民営化が保育の質を担保し、区の意図する目的を達成しているか、方法や手順が適切であったかを検証する必要があるとただし、今後のさらなる民営化を見据え、保護者、専門家等による意見交換を行い、移行後の区の責任を具体的に示した民営化ガイドラインの策定が提案されました。
次に、待機児童対策について、不足する保育士の確保の問題に関し、手厚い家賃補助による地方の人材を東京に呼び込むことが有効な手段であると指摘した上で、求人広告を出す事業者へ補助金を出すなど、さまざまな保育士確保策の検討が求められました。
次に、省エネ・環境事業について、当区は、CO2排出量の半分を家庭が占めており、排出量削減を推進するために、LED照明の普及が重要であるとただし、都が家庭のLED省エネムーブメント促進事業を実施する際には、積極的にPRに取り組み、電球交換数の多いエコ活動の区となるよう、取り組みが求められました。
次に、介護予防・日常生活支援総合事業について、事業対象者の選定するチェックリストに関し、導入のポイントや運用のデメリットが問われ、適切なケアプランにつなげる状況把握のため、チェックリストによる選定は慎重かつ丁寧に行う必要があるとただされました。
以上が主な質疑、要望及び問題点の指摘であります。
このほかの項目では、中野駅周辺地区のまちづくりについて、学校再編について、中野区グローバル都市戦略について、国民健康保険について、子どもの貧困について、内部統制について、防犯カメラについて、災害施策について、乳がん検診についてなどの質疑及び要望がありました。
なお、予算特別委員会は、全員をもって構成されていることから、質疑等の紹介は以上のとおり概要といたします。
詳細につきましては、予算特別委員会の会議録により御承知おきいただきたいと存じます。
また、各分科会での質疑応答は、当委員会における各分科会主査からの詳細な報告があり、委員会会議録にも記載されておりますので、割愛させていただきます。
以上が予算特別委員会における審査の経過概要とその結果、並びに主な質疑、要望及び問題点の指摘等についての報告を終わります。
○議長(北原ともあき) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき)御質疑なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。羽鳥だいすけ議員、加藤たくま議員、甲田ゆり子議員、石坂わたる議員から討論の通告書が提出されていますので、順次、通告議員の討論を許します。
最初に、羽鳥だいすけ議員。
〔羽鳥だいすけ議員登壇〕
○9番(羽鳥だいすけ) 上程中の第5号議案、平成29年度中野区一般会計予算、第7号議案、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算及び第9号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計予算の3議案に対し、日本共産党議員団の立場から一括して反対の討論をいたします。
通常国会での2017年度予算案についての審議や各種統計の数値から、アベノミクスの行き詰まりは明白です。8日発表された昨年10-12月期の国内総生産(GDP)改定値は、前期比0.3%増となりましたが、その中身を見てみれば、個人消費は横ばい、輸出が国内総生産を押し上げたという外需頼みの構図が改めて明らかになりました。同じ時期、大企業の内部留保は過去最高の318兆円に達しましたが、1世帯当たりの消費支出はうるう年効果を除いて1年5カ月連続の前年比減を記録しています。安倍政権のもとでの正規から非正規への雇用の劣化と社会保障切り捨てによる負担増が国民の暮らしをますます苦しいものにしています。アベノミクスで景気がよくなったなどという言説は、国民一人ひとりの暮らしの苦しさをあえて無視することによって言うことのできる皮相な経済の見方であると断じざるを得ません。そのような中において、中野区が一人ひとりの区民の暮らしを向上させることを念頭に置いて、新年度予算を編成することが求められていました。区民の切実な願い実現のために、我が会派としても予算原案の撤回と再提出を求める組み替え動議を提出いたしました。
第5号議案、平成29年度中野区一般会計予算に反対する理由として、以下3点について述べます。
第1に、これから求められるであろう区民財産については、整理縮小や売却を行う一方で、中野駅周辺や平和の森公園再整備など、不要不急の大型開発には大盤振る舞いの予算編成となっていることです。この間、区立小・中学校再編計画については、区の人口見通しと実態の乖離が大きくなる中で、学校再編後の教室増加を行わざるを得ない事態が相次ぎ、児童数の増加に伴う教育環境の悪化が年々増大しています。それにもかかわらず、区は計画を見直そうともせず、新年度においても学校再編をさらに進めようとしています。十中・三中統合新校の問題では、過重な複合施設化が校門の位置など施設配置で生徒の安全を損ねるものになるとともに、工事期間の長期化まで招いています。保護者の願いに反する区立保育園の性急な民営化は、多様なニーズに対応するためとした区自身の方針とも矛盾し、もはや口実を失っています。
一方で、中野駅周辺地区関連では、中野二丁目、中野三丁目、中野四丁目、新北口駅前広場、中野駅西側南北通路・橋上駅舎、区役所・サンプラザ地区などに12億7,000万円余りを支出する予定です。この間、中野三丁目地区では、学校法人タイケン学園との間で訴訟にまで発展し、事業執行の見通しはついていません。中野駅西側南北通路・橋上駅舎は、杭打ちする地盤の強度の不足が明らかになり、事業実施は大幅におくれる見込みです。それに伴い、区役所・サンプラザ地区の整備もおくれることになりますが、そもそも高さ200メートルにもなる超高層ビルと、1万人収容のアリーナがこの中野に必要なのかということも問われなければなりません。中野駅周辺地区整備については、区の再開発計画全体が大きな行き詰まりを迎える中、我が会派がかねてから指摘していましたように、計画を一旦立ちどまり見直すことこそ求められているのではないでしょうか。
緑とひろばの避難場所をスポーツの拠点への変更する平和の森公園再整備事業については、多くの区民の「公園をそのままに残して」という声を一顧だにすることなく、実施設計・施行一体契約で体育館整備に総事業費で90億円余り、新年度では5億5,000万円余りを支出し、公園の再整備には総事業費で14億円余り、新年度で4億8,000万円余りを支出する予定です。当初の公園整備に至る経緯や区民合意に至った理念を放棄するだけでなく、基本設計の中で突如としてバーベキューサイトまで加えられ、区の再整備方針に照らしても説明がつかないものになっています。平和の森公園の再整備と公園内への新体育館建設は見直すべきです。
第2に、基金積み立て優先の予算編成であることです。2016年度末の全基金残高は、過去最高の約637億円に到達する見込みです。示されている予算案は、今年度当初予算よりは減少しているものの、約68億円を積み増すものとなっています。区は「50億円の税収減が二、三年続いた場合にも施策展開に支障がないようにするため積み立てが必要」と言っていますが、そのことに照らしても、基金残高の現状はその目標を達しており、基金の計画的な運用で区民の願いに応える立場をとることが必要だったのではないでしょうか。
第3に、区民の願いに応える施策展開が不十分なことです。新年度予算において、小児インフルエンザやB型肝炎、おたふくかぜなどへのワクチン接種の公費助成を実施することや居宅訪問型保育事業の実施、スクールソーシャルワーカーの増員などを実施する予定であることは評価いたします。しかし、深刻な待機児童問題に対しては、区は保育人材確保について拡充を図り、民間誘致により保育定員を1,300人分ふやすための予算計上はしているものの、今年度の誘致実績が1,065人の目標に対して331人増にとどまったことを考えれば、区立認可園の設置を含めた検討を行うべきでした。
介護人材の確保についても、安上がりな新総合事業の緩和基準サービスにかかわる研修は行うとしているものの、多くの離職を招いている原因となっている介護従事者の低過ぎる賃金を是正する施策展開は見られません。
さらに、全国で広がっている就学援助の入学準備金の前倒し支給や子どもの貧困実態調査の実施についても冷たく拒否をするなど、今目の前で起こっている区民生活の困難に対して、不十分であると言わざるを得ません。
また、中野区元臨時職員の問題にかかわって、区政運営及び職員体制の観点から述べておきます。
今定例会では、多くの議員からこの問題についての質疑がなされました。しかし、この問題の根本には、区長がこの間推し進めてきた職員2,000人体制のもとで、臨時職員を大量に入れ続けなければ通常業務が回らない区行政になってしまったという構造があります。区は、研修を強化し、監視カメラ設置を行うとしていますが、職員2,000人体制の検証を行い、職員数の拡充にこそ足を踏み出すべきでした。しかし、新年度予算にはそのような総括と検証を行い、対策をとった形跡は見られません。そうしたことでは、区民の人権もサービスの質も守れないことを申し述べておきます。
次に、特別会計予算について反対する理由を述べます。
まず、平成29年度中野区国民健康保険事業特別会計予算についてです。
来年度、23区は国民健康保険料を均等割額・所得割率をともに引き上げ、一人当たりの保険料は前年度比6.52%、7,252円増の11万8,441円にする予定です。高過ぎる国民健康保険料は、被保険者の生活を圧迫し、3割もの世帯が保険料を滞納せざるを得ない状況であるにもかかわらず、過去5年で最大の値上げを見込み、予算編成を行っていることは容認できません。
続いて、平成29年度中野区介護保険特別会計予算についてです。
新年度は、第6期事業計画の最終年度になります。我が会派の質疑でも明らかになったように、当初は介護給付費準備基金積立金を第6期事業計画全体で8億円取り崩す計画であったにもかかわらず、新年度では取り崩しを行わないばかりか、年度当初より2億4,000万円余りを積み立て、第6期事業計画全体では約10億円を積み増し、新年度末では積立金の残高は約25億円と介護保険制度開始以来の最高額に達する見込みです。区は、保険給付費の減額があったと述べていますが、介護保険料を高く設定し過ぎたことが巨額の積み立てを行う原因になったことは明らかです。また、介護基盤整備においても、これまでの整備実績は第6期事業計画当初の目標を下回る水準であり、新年度予算においてそのおくれを取り戻し、目標達成するための区の責任ある事業展開は見て取れません。
以上が一般会計予算、特別会計予算に反対をする理由となります。今、目の前にある区民の苦難軽減に中野区が真剣に取り組み、憲法が生きる区政への転換を求めまして、以上3議案に対する反対の討論といたします。
○議長(北原ともあき) 次に、加藤たくま議員。
〔加藤たくま議員登壇〕
○1番(加藤たくま) ただいま上程されました第5号議案、平成29年度一般会計予算につきまして、自由民主党議員団の立場から賛成討論をさせていただきます。
我が国の経済は、アベノミクスの取り組みのもと、企業収益、雇用・所得環境が緩やかに回復基調となっています。少子高齢化・人口減少社会に突入した我が国が、持続可能な未来を描くためには、政府が進めている「新・三本の矢」である、希望を生み出す経済、夢をつむぐ子育て支援、安心につながる社会保障を着実に進め、一億総活躍社会を実現し、3年余りともう直前に迫ったと言ってよい東京2020オリンピック・パラリンピックを一つの節目として、経済の好循環をさらに高めていくことが必要です。しかし、世界の潮流は保護主義的な傾向が強まっており、また、中国の経済成長の減速が一層鮮明となるなど、世界経済は先行き不透明であり、我が国にとって大きなリスクを抱えていると言わざるを得ない状況です。
このような状況にあって、中野区においては少子高齢化・人口減少社会に対応し、「待機児童対策をはじめとする子育て環境の整備」「地域包括ケアの推進などによる介護の環境整備」「弥生町、大和町をはじめとする防災まちづくり」「東京2020オリンピック・パラリンピックを契機とした外国人観光客に向けたインフラ整備」などといった課題に対応した予算が平成29年度に向けて上程されました。
私たち自民党会派においても、平成28年度の事業の進捗状況を見ながら、各委員会においてさまざまな意見を述べ、区の施策の方向について議論を重ねた結果が平成29年度予算に反映されたものと認識しております。
中野区の平成29年度の予算は、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)を策定し、計画の実現を図る2年目となる予算であり、中野区の特徴でもある目標と予算が一致した、目標を実現するための組織を新たに位置付け、具体的な事業をスタートする予算でもあるわけです。
そのような認識を踏まえ、29年度予算の内容を見ると、一般会計予算は1,293億4,600万円と、前年度に比べ10億3,400万円、0.8%の増となっています。
まず、都市政策推進費において、まち活性化戦略を担う、中野駅周辺や西武新宿線沿線まちづくりの着実な推進とともに、新たな産業振興施策及び都市観光・地域商業活性化施策の展開を図ることにより、にぎわいと魅力のあふれる中野のまちの実現を図るため、46億572万2,000円を計上しています。
次に、地域支えあい推進費においては、地域見守り・支えあい戦略を中心として、誰もが安心して住みなれた地域で暮らし続けることのできる地域包括ケア体制の構築への取り組みを進め、高齢者の生活を支えるための介護予防・日常生活支援総合事業、また、地域の子育て支援としても、学童クラブ、キッズプラザの拡充等を中心に49億4,895万円を計上しています。
区民サービス管理費においては、基礎自治体の基本業務を安定的に行うため、住民税や保険料収入の確保に取り組む一方で、適切な給付や必要なサービス提供業務の基本となるシステム構築を行うための経費を中心として、168億4,326万円の計上を行っています。
子ども教育費は、我が会派においても特に力を入れているところでありますが、待機児童対策、保育士人材確保、また、中学校におけるICT環境の充実、学校再編に伴う施設整備など、新規・拡充を図り、全ての子どもたちが、自分の可能性を伸ばし、未来を切り開きながら生きる力を身につけるために、豊かな環境の中で個々に応じた保育・教育などを行うなど、予算は、前年度比較で18.2%増となっています。
健康福祉費では、総額として318億3,818万円の予算ですが、「健康福祉都市なかの」の実現を目指して、区民の健康増進に向けた取り組みを強化するとともに、29年度は小児インフルエンザワクチンの予防接種の一部費用助成が新たに始まり、おたふくかぜのワクチン予防接種の一部費用助成についても、1回から2回と助成が拡充されたことは、感染症対策としても、子育ての応援策や利用者の利便性向上を図るため、社会福祉会館の改修を行うなど、大きな意味のある予算となっております。
環境費は、環境共生都市戦略として、区民の生活や事業活動における省エネルギー化や緑化、ごみ等発生抑制の資源化などの取り組みを進めるとともに、食品・医療品等の安全確保やペットの適正飼養、公害対策など、環境施策全般に取り組む予算として57億2,778万円の計上を行っております。
都市基盤費は、区民の暮らしを支える都市の基盤づくりを担う部門として、道路や公園などの都市基盤の整備及び適正な維持管理に取り組むほか、木造住宅の密集地域の改善など、防災都市づくりを進めるとともに、防災体制の拡充や地域の防災力の向上を図り、区民が安心して暮らせるまちの実現を目指して、118億1,370万円の予算計上となっております。
最後に、経営費においては、新しい区役所整備に係る基本設計費、オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み、震災復興の職員派遣、東北復興大祭典と、ここ数年がとても重要となる事業を中心として69億3,971万円の予算が計上されているなど、この予算は、我が会派としても高く評価するものであります。
一方で、この29年度予算の審議を通して、さらにしっかりとした取り組みを必要とするものが見受けられました。
例えば、中野駅西側南北通路及び橋上駅舎の整備については、中野駅周辺整備の柱となる事業であり、関係団体との調整を図り、一刻も早い実現を図っていただくことを強く要望します。
また、1月に起きた個人情報保護条例違反に対しては、個人情報の不正利用に係る再発防止を着実に進め、かつ迅速に実施していくよう、我が会派が求めるところであります。
今後の区を取り巻く財政状況は、子育て支援のさらなる充実や、老朽化した区有施設の対応などのさまざまな課題に対して積極的な対応が求められる一方で、ふるさと納税の影響による区民税の減少など、予断を許さない課題もあり、楽観視できない状況であります。持続可能な財政運営を行うためには、経済動向に左右されない財政運営が不可欠です。中野区の予算の特徴となる基準となる一般財源規模を堅持し、財務規律を守る財政運営を行うことを求めるとともに、なお、まちの活性化による地域経済の活性化を促し、区民の暮らしを守るための施策をスピード感を持ってきめ細やかに展開していくことを求め賛成討論といたします。
○議長(北原ともあき) 次に、甲田ゆり子議員。
〔甲田ゆり子議員登壇〕
○13番(甲田ゆり子) ただいま上程されました第5号議案、平成29年度一般会計予算につきまして、公明党議員団の立場で賛成討論を行います。
平成29年度の一般会計予算は、1,293億4,600万円で、前年度と比べ10億3,400万円、0.8%の増となりました。平成29年度は、新しい中野をつくる10か年計画(第3次)の八つの戦略に基づき、中野駅周辺まちづくりや平和の森公園再整備等、区が取り組むべき施策を着実に実施し、直面する政策課題についても的確に対応するための予算編成としています。
歳入では、一般財源においては、区の基幹収入である特別区税は、ふるさと納税でおよそ7億円の減収はあるものの、納税義務者数の増等を見込み、前年度に比べ2.6%増、金額で8億2,900万円余の増となり、325億7,600万円余となりました。
しかし、平成24年度以降、安定した伸びを示していた特別区交付金は、その財源である固定資産税が伸びる一方、市町村民税法人分については、景気の影響などから減収となり、中野区では前年度比3.4%、12億円減の338億円となりました。
区は、最も重要な財源である特別区税については、徴収率及び収納率の目標を定め、これを達成するため、「徴収体制と徹底した取り組みをより推進し、確実な税収の確保に努める」とされていることには期待をするものです。
特定財源においては、大規模公園整備や(仮称)弥生町六丁目公園用地取得費等により国庫支出金が8.1%増の252億4,200万円余、待機児童解消支援等に伴い都支出金は32.7%増の104億9,100万円余と増加しています。全ての事業について、適用可能な国や都の補助金を再度調査し、最大限の活用を図るという区の歳入確保のあり方については、会派として強く求めてきたことであり、異論のないところです。今後も、国や都の補助金の該当事業が判明した場合には、適切な対応をとられることを望みます。
歳出については、これまで我が会派として要望してきた内容が随所に盛り込まれています。教育面では、小学校英語教育の充実、中学校ICT環境の充実、冷房化やトイレ洋式化など小・中学校の環境改善に向けた計画的な改修、子育て支援については、保育士人材確保事業、病児保育事業の新規実施、また、不妊相談支援事業については会派として求めてきた区独自の不妊治療助成同様の効果を期待するものです。
また、B型肝炎ワクチン定期予防接種の未完了者への費用助成、小児インフルエンザワクチン及びおたふくかぜワクチン予防接種の一部費用助成、骨髄移植ドナー支援、女性のがん検診の受診勧奨など、区民の健康増進のための事業が推進されます。
さらに、(仮称)中野区空家等対策基本計画の策定、豪雨対策実施計画策定、木造住宅密集地域整備、弥生町まちづくり、大和町まちづくり、防犯カメラ設置及び設置状況調査など、安全安心なまちづくりの進展が図られます。
来年度は、介護予防・日常生活支援総合事業もスタートし、慎重に準備を進めてきた地域包括ケア体制が推進されます。
3.11東日本大震災よりあすで6年を迎えますが、復興はいまだ道半ばであり、被災地支援を目的とした東北復興大祭典、棟方志功サミットの開催、被災自治体への職員の継続派遣については高く評価するものです。
喫緊の課題と言われて久しい保育園の待機児童解消については、29年度は民間保育施設新規開設支援として、27億7,141万円余の予算を計上しています。さらに、施設の更新や定員の拡大を図るため、区立保育園民設民営化を進めるとしています。一日も早い保育園の待機児童の解消の実現を目指し、着実な事業実施を図るためのたゆみない努力を求めます。
この際、件数の増加が目立つ債務負担行為について一言申し上げておきます。地方公共団体の予算については、会計年度独立の原則が適用され、単年度主義が図られていますが、債務負担行為は単年度主義の例外として認められています。平成29年度一般会計予算では、新規に40件の債務負担行為を設定し、その限度額は152億7,752万8,000円、新規分の30年度への影響額は72億4,716万3,000円となります。さらに、継続分も含めた債務負担行為の総額は、276億2,068万4,000円であり、翌年度以降の財政運営を拘束するものです。このことを十分に踏まえ、区は複数年にまたがる事業を効果的に、また、着実に行う責任のあることを指摘しておきます。
最後に、共産党から提出された組み替え動議については、根拠に乏しい、耳ざわりのよい言葉を並べ、区民を欺くものであると申し上げ、賛成の討論といたします。
○議長(北原ともあき) 次に、石坂わたる議員。
〔石坂わたる議員登壇〕
○28番(石坂わたる) 上程されました第5号議案、平成29年度中野区一般会計予算及び第9号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。
まず、介護予防・日常生活支援総合事業など、地域包括ケアを含めた介護保険特別会計についてです。介護保険特別会計の予算規模は219億1,300万円で、前年度比2億円の増となっています。歳入では、介護保険料収入が9,532万円の増、一般会計からの繰り入れが7,984万円の増となっています。歳出では、新制度の開始に当たり、保険給付費の事業から介護予防・日常生活支援総合事業を含む地域支援事業費に移るものがあり、保険給付費が9億5,845万円の減、そして、その金額を上回る形で地域支援事業費が10億7,575万円の増となっています。そして、介護保険給付費準備基金積立金の積立額は、前年度比2,073万円増の2億4,751万円で、取り崩し額はゼロ円、年度末残高は25億2,058万円です。
介護予防等を含む地域支援事業をしっかと行うことで、保険給付費の伸びを抑えること、また、将来の介護給付増に備えた基金への積み立てを着実に行うことが期待されます。
なお、介護予防・日常生活支援事業については、新しい部署が28年4月に立ち上がり、地域包括ケアの仕組みづくりにかけられる期間が1年間しかない中、心配もしていましたが、29年度は区の実態を踏まえた認知症対策や介護予防の制度がスタートすること、今後もさらなる改善が見込めることを評価いたします。
また、新規事業として、基準緩和型訪問サービスに関連して、276万円を計上している介護人材の確保・育成のための研修などが始まりますが、これまでも行われていた研修等を含め、しっかりと利用する人やその家族が安心できる地域包括ケアを担う人材の育成が進められることを期待しています。
次に、一般会計予算についてです。
予算を性質別で見ると、扶助費が12.3%、金額にして43億7,237万円の増加となっています。少子高齢社会において、こうした福祉に関連する義務的経費は今後も増加が見込まれます。こうした中で、歳入の確保や社会的なひずみを極力もたらさない形での歳出の削減による財源の確保が必要となります。歳入については、区税の収入率のさらなる向上が掲げられていることに期待をしています。
そして、歳出の削減についてです。ここ数年は毎年、月45時間を超える超過勤務をした職員数が述べ300人超、月100時間を超える超過勤務をした職員の数が述べ30人超で推移をしていて、これを減らしていくことが求められます。29年度については、一般会計分の人件費を見ますと、一般職の職員は28年度の1,894人から、29年度は1,937人へと増加をする一方で、時間外勤務手当は前年比1,307万円の減の5億4,000万円余となっているところを評価いたします。業務の効率化や整理により超過勤務を減らし、時間外勤務手当のさらなる削減を期待します。
そして、歳出です。
第1に、子どもに関連する人材確保、基盤の整備として、新たな保育士等人材確保事業、スクールソーシャルワーカーの増員、私立幼稚園の特別支援教育補助としての障碍児の対応をする職員の確保をするための経費の補助、児童相談所設置に向けた心理職職員の採用、就学前の障碍児への巡回指導等への体制強化、病児保育の開始などを高く評価いたします。
とりわけ幼児期の特別支援教育については、私立幼稚園でも特別な支援を必要とする子どもに対して、介助を行う職員の加配ができる金額の補助が実現したことは大きな前進であると評価いたします。
第2に、災害対策でのまちづくりと二次避難所に関する点です。特に中野区は、建物倒壊危険度よりも延焼危険度が高い地域が多く、木造密集地の建築物の不燃化や道路の拡幅が急務です。29年度の予算では、木造住宅密集地域整備や不燃化促進事業などを含め、まちづくり事業費が約2億5,000万円ふえ、6億9,308万円となりました。職員が足しげく建物の所有者のもとに足を運び、説明を重ねて同意を得る。こうした方法での道路の拡幅や建築物の不燃化が進展することを評価いたします。29年度は事業を確実に進めるとともに、計画的に火災に強い中野のまちづくりを進めるための全区的な計画の作成も期待いたしております。
また、災害弱者・災害時要援護者について、これまで水・食糧等備蓄物資が配備されていなかった二次避難所10カ所に備蓄物資が配備されることを評価いたします。今回は、高齢者向けの二次避難所への備蓄ですが、翌年度以降に障碍者や乳幼児向けの二次避難所の備蓄が進められるよう、29年度中に検討を進めていただき、その年齢や障碍の特徴を配慮した備蓄がされるよう要望いたします。
なお、課題としては、保育所や福祉施設について予算をつけるだけではなく、誘致のための工夫などもしながら数をふやしていくことや、精神障碍者に対する福祉手当の支給の開始について検討をしっかりと進めていただくことが課題であると指摘をいたしておきます。
そして、最後になりますが、区がどんなによかれと思ってすばらしいものをつくろうとしても、新たなものができること、従来のものがなくなること、仕組みが変わることについて不安を感じる人がいます。こうした中で憶測や不正確な情報が広まってしまったり、区に対する懐疑的なムードが広まってしまったりすることがあります。29年度、さまざまな取り組みがありますけれども、しっかりと区民の声を聞き、丁寧な説明責任を果たしていただけるよう要望します。
こうした課題も含めて指摘をした上で、さきに述べたような評価をすべき点から、第5号議案、平成29年度中野区一般会計予算及び第9号議案、平成29年度中野区介護保険特別会計予算についての賛成討論といたします。
○議長(北原ともあき) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
これより議案ごとに分けて採決いたします。
初めに、第5号議案について起立により採決いたします。
上程中の第5号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第5号議案は可決するに決しました。
次に、第6号議案について採決いたします。
上程中の第6号議案を委員長報告どおり可決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
次に、第7号議案について起立により採決いたします。
上程中の第7号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第7号議案は可決するに決しました。
次に、第8号議案について起立により採決いたします。
上程中の第8号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第8号議案は可決するに決しました。
次に、第9号議案について起立により採決いたします。
上程中の第9号議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(北原ともあき) 起立多数。よって、第9号議案は可決するに決しました。
──────────────────────────────
第10号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
第13号議案 中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例
第14号議案 中野区役所の位置の変更に関する条例
第17号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例
第18号議案 中野区事務手数料条例の一部を改正する条例
第19号議案 中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例
第20号議案 負担付贈与の受領について
○議長(北原ともあき) 日程第2、第10号議案、第13号議案、第14号議案及び第17号議案から第20号議案までの計7件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第10号議案、第13号議案、第14号議案及び第17号議案から第20号議案までの7議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第10号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、引用条項を整備するものです。
この条例の施行時期は、平成29年5月30日です。
第13号議案、中野区個人情報の保護に関する条例等の一部を改正する条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い規定を整備するとともに、収集が制限された事項に関する個人情報の電子計算組織への記録等について規定するものです。
この条例の施行時期は、平成29年5月30日で、一部は公布の日です。
第14号議案、中野区役所の位置の変更に関する条例は、現在の中野区役所の位置を中野四丁目11番に変更することを定めるものです。
なお、この条例の制定に伴い、この条例の附則で現行の中野区役所の位置の変更に関する条例を廃止します。
この条例の施行時期は、規則で定める日です。
第17号議案、公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例は、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律に基づく公益的法人等への職員の派遣等に関し、必要な事項を規定するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
第18号議案、中野区事務手数料条例の一部を改正する条例は、建築物エネルギー消費性能適合性判定等に関する手数料を規定するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
第19号議案、中野区の債権の管理に関する条例の一部を改正する条例は、区の債権を放棄することができる事由を拡大するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
第20号議案、負担付贈与の受領については、東京都から都営住宅の移管を受けるに当たり、その土地及び建物の贈与に条件が付されているため、議会の議決をお願いするものです。
移管される物件は、都営弥生町三丁目アパートの土地、建物及び工作物です。
贈与の条件は、土地、建物及び工作物については20年間、建物のうち自転車置き場については5年間、区営住宅及びその敷地として使用するものとし、区がその義務を履行しないときは、東京都は、贈与契約を解除することができるとするものです。
以上7議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) この際申し上げます。
第17号議案については、地方公務員法第5条第2項の規定に基づき、お手元に配付の文書のとおり、特別区人事委員会の意見を聴取いたしましたので、さよう御了承願います。
本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、総務委員会に付託いたします。
28特人委給第727号
平成29年3月8日
中野区議会議長
北原 ともあき 様
特別区人事委員会 委員長 中山 弘子
「職員に関する条例」に対する特別区人事委員会の意見聴取について(回答)
平成29年3月3日付28中議第1687号で意見聴取のあった下記条例案については、異議ありません。
記
1 第17号議案 公益的法人等への中野区職員の派遣等に関する条例
──────────────────────────────
第21号議案 中野区介護保険条例の一部を改正する条例
第22号議案 中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例
○議長(北原ともあき) 日程第3、第21号議案及び第22号議案の計2件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第21号議案及び第22号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第21号議案、中野区介護保険条例の一部を改正する条例は、第1号被保険者に係る保険料率等の軽減措置の適用期間を延長するとともに、介護予防・日常生活支援総合事業に係る支給費の支給制限等に関する事項について規定するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
第22号議案、中野区地球温暖化防止条例の一部を改正する条例は、高断熱建築物の認証に係る申請者の範囲を拡大するものです。
この条例の施行時期は、公布の日です。
以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、区民委員会に付託いたします。
──────────────────────────────
第23号議案 中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例
第24号議案 中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例
○議長(北原ともあき) 日程第4、第23号議案及び第24号議案の計2件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第23号議案及び第24号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第23号議案、中野区スポーツ・コミュニティプラザ条例の一部を改正する条例は、主に次の2点について規定を整備するものです。
第1点目は、中部スポーツ・コミュニティプラザの附帯設備に係る使用料及び南部スポーツ・コミュニティプラザの温水プールの団体使用について規定するものです。
第2点目は、指定管理者の管理の基準及び業務の範囲並びに利用料金等に係る規定を整備するものです。
この条例の施行時期は、第1点目は平成29年4月1日、第2点目は平成30年4月1日です。
第24号議案、中野区障害者福祉作業施設条例の一部を改正する条例は、新井福祉作業施設を廃止するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、厚生委員会に付託いたします。
──────────────────────────────
第25号議案 中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
第26号議案 特別区道路線の認定について
○議長(北原ともあき) 日程第5、第25号議案及び第26号議案の計2件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第25号議案及び第26号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第25号議案、中野区南台四丁目地区における建築物の制限に関する条例及び中野区南台一・二丁目地区における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の改正に伴い、引用条項を整備するものです。
この条例の施行時期は、公布の日です。
第26号議案、特別区道路線の認定については、特別区道の路線を認定するに当たり、議会の議決をお願いするものです。
この路線は、旧第六中学校の敷地内に新設する道路及び区有通路を特別区道の路線として認定するもので、区間は野方三丁目1008番3から954番8まで、延長は282.75メートルです。
以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、建設委員会に付託いたします。
──────────────────────────────
第27号議案 中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第28号議案 中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例
○議長(北原ともあき) 日程第6、第27号議案及び第28号議案の計2件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第27号議案及び第28号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第27号議案、中野区子どもの医療費の助成に関する条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、児童福祉法の改正に伴い、引用条項を整備するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
第28号議案、中野区保育所保育料等の徴収等に関する条例の一部を改正する条例は、児童福祉法の改正に伴い、引用条項を整備するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日です。
以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、子ども文教委員会に付託いたします。
お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第8、第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
──────────────────────────────
第29号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
○議長(北原ともあき) 日程第8、第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を上程いたします。
理事者の説明を求めます。
〔副区長川崎亨登壇〕
○副区長(川崎 亨) ただいま上程されました第29号議案につきまして、提案理由の説明をいたします。
第29号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、国民健康保険の保険料率等を改めるとともに、地方税法等の改正に伴い規定を整備するものです。
この条例の施行時期は、平成29年4月1日で、一部は公布の日です。
以上、本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(北原ともあき) 本件について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、区民委員会に付託いたします。
──────────────────────────────
議会の委任に基づく専決処分について
○議長(北原ともあき) 日程第7、議会の委任に基づく専決処分について報告いたします。
本件については、地方自治法第180条第2項の規定に基づき、2月16日付及び2月22日付をもって区長からお手元に配付の文書のとおり報告がありましたので、さよう御了承願います。
○議長(北原ともあき) 次に、陳情の特別委員会への付託についてお諮りいたします。
お手元に配付の陳情付託件名表Ⅰに記載の陳情につきましては、記載のとおり区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会に審査を付託いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(北原ともあき) ご異議ありませんので、さよう決定いたします。
平成29年第1回定例会
平成29年3月10日付託
陳情付託件名表(Ⅰ)
《区内駅周辺等まちづくり調査特別委員会付託》
第2号陳情 区役所・サンプラザ地区の再整備を独自性・先進性に富むものとすることについて
○議長(北原ともあき) 次に、陳情の常任委員会への付託について申し上げます。
お手元に配付の陳情付託件名表Ⅱに記載の陳情につきましては、記載のとおり所管の常任委員会に審査を付託いたします。
平成29年第1回定例会
平成29年3月10日付託
陳情付託件名表(Ⅱ)
《厚生委員会付託》
第1号陳情 精神障害者も心身障害者医療費助成制度(マル障)の対象とすることについての陳情書
《子ども文教委員会付託》
第3号陳情 「保育予算を大幅増額し、安心できる保育の実現を求める意見書」の提出について
第4号陳情 大和保育園仮設園舎での運営を公営でおこなうこと等について
第5号陳情 南台保育園の仮設園舎の運営を民営で行うことについて
○議長(北原ともあき) 本日はこれをもって散会いたします。
午後2時08分散会
会議録署名員 議 長 北原 ともあき
議 員 羽鳥 だいすけ
議 員 大内 しんご