中野区議会建設委員会〔令和元年7月22日〕
建設委員会会議記録
○開会日 令和元年7月22日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午前10時00分
○閉会 午前10時45分
○出席委員(9名)
日野 たかし委員長
間 ひとみ副委員長
竹村 あきひろ委員
高橋 かずちか委員
加藤 たくま委員
杉山 司委員
小宮山 たかし委員
久保 りか委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市基盤部長 奈良 浩二
都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝
都市基盤部道路課長 井上 雄城
都市基盤部公園緑地課長 細野 修一
都市基盤部建築課長 小山内 秀樹
都市基盤部住宅課長 三王 徹哉
まちづくり推進部長 角 秀行
中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗
まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史
まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一
まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸
まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎
まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳
まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子
まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔
まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆
まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦
まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴
○事務局職員
書記 若見 元彦
書記 有明 健人
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
安全で快適に住めるまちづくりについて
交通環境の整備について
道路の整備について
公園の整備及び緑化の推進について
○所管事項の報告
1 中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者の募集について(公園緑地課)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午前10時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、7月12日付で委員会参与の変更及び異動がありました。異動のあった委員会参与の御紹介と挨拶をお願いします。
奈良都市基盤部長
それでは、都市基盤部の委員会参与の変更につきまして御紹介申し上げます。
私、都市基盤部長の奈良でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして、交通政策課長につきまして、これまで住宅課長の三王徹哉が兼務してございましたが、このたび、都市計画課長の安田道孝が兼務することになりましたので、御紹介いたします。
安田都市基盤部都市計画課長、交通政策課長
安田です。どうぞよろしくお願いいたします。
奈良都市基盤部長
以上でございます。よろしくお願いいたします。
角まちづくり推進部長
続きまして、まちづくり推進部委員会参与の変更を紹介させていただきます。
まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり担当部長の豊川士朗です。
豊川中野駅周辺まちづくり担当部長
豊川でございます。お願いいたします。
角まちづくり推進部長
以上、まちづくり推進部です。よろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了します。
それでは、議事に入ります。
安全で快適に住めるまちづくりについて、交通環境の整備について、道路の整備について、公園の整備及び緑化の推進についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
それでは、1番、中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者の募集についての報告を求めます。
細野都市基盤部公園緑地課長
それでは、所管事項の報告、1番、中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館の指定管理者の募集について報告させていただきます。(資料3)
なお、本報告は厚生委員会においても報告予定でございます。当委員会におきましては、平和の森公園の管理運営に関する部分が所管でございます。
平和の森公園につきましては、第2回定例会において補正予算及び工事請負契約の金額変更議案の議決をいただき、区は中高木の間伐を除き、当初計画案のまま再整備を行います。
それでは、資料をごらんください。
中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館については、令和2年度から施設の管理及び運営を効果的かつ効率的に行うため、指定管理者制度を導入する予定でございます。そのため、中野区公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例に基づき候補者を公募するものでございます。
1番、対象施設の概要です。名称は中野区立平和の森公園及び中野区立総合体育館、所在地は中野区新井三丁目37番及び10番でございます。
2番、管理運営の基本的な考え方でございます。一つ目は、民間事業者の創意工夫により、安定した質の高いサービスを提供すること、二つ目は、管理経費の縮減に努め、効率的な運営を行うこと、三つ目は、関係団体・地域団体等の活動の場として多く使用されることを踏まえ、円滑な連携、協力体制を整えること、四つ目は、利用者の安全に十分留意し、危機管理体制を構築することでございます。
次に、3番、応募事業者の資格でございます。一つ目は、法人等の団体であること、二つ目は、指定管理業務を満たす資格・免許等を有していること、三つ目は、施設の管理に当たり、類似施設の管理実績を有していることでございます。
4番、事業者選定の方法でございます。企画提案公募型事業者選定方式とし、選定委員会を設置して選定を行ってまいります。
2ページ目に参りまして、5番、指定期間でございます。令和2年の総合体育館の開設の日から令和7年3月31日までの5年間を予定してございます。
6番、今後のスケジュールでございます。8月上旬に募集要項の公表、その後、募集期間を経て、10月上旬には、さきの定例会で議会から附帯意見をいただいたことも踏まえて、総合体育館の開館時間の拡大についての区の考え方を報告させていただきたいと思います。なお、総合体育館の開館時間につきましては、厚生委員会の所管でございます。10月中旬ごろ、候補者を決定し、11月下旬、第4回定例会には指定管理者の指定の議案を提案させていただきたいと考えております。令和2年4月に協定を締結し、指定管理者による業務を開始させていただく予定でございます。
御報告は以上です。どうぞよろしくお願いします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
加藤委員
御説明ありがとうございました。さきの定例会におきまして、当初計画案どおりにされるというか、第1回定例会で決まっていたことですけれども、第2回定例会におきまして一般質問等もあって、そういったところがしっかりと固まったところで前に進んでいると思われますが、当初計画案ですと、トラック、バーベキュー場、多目的広場、そういったものも全て新しい指定管理者に管理してもらうという内容になっているということでよろしいですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
当公園の施設について、全て指定管理者による管理運営を行うという想定でございます。
加藤委員
いろいろと、周辺の方々だったり、従来利用されていた方々に対して、管理の基本的な考え方の中でそういったところの配慮みたいなものがこの中に入ってくるのかなという中で、(3)の「協力体制」という言葉は何を意味しているのかなというふうに思ったんですけれども、ちょっとその辺、周辺住民との関係とか、この「協力体制」というのは何を意味しているか教えてください。
細野都市基盤部公園緑地課長
公園の利用ルールにつきましてはこれから検討していくところでございますが、近隣の、開園までの間に、地域の要望等も踏まえながら、ここでの、いろいろな活動の場にもしていただきたいので、指定管理者、区、あと地域とお話をしながら、最終的に業務開始まで詳細を詰めていきたい、そんな意図で書いてございます。
加藤委員
また、さきの定例会におきまして、厚生委員会におきまして、体育館の開館時間について附帯意見がついたというところですけれども、その開館時間について、条例上はある程度の時間が決まっていますけれども、その附帯意見を受けて、プロポーザルを出す際に、その附帯意見について反映される余地というのはあるんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
詳細は厚生委員会の所管でございますが、この募集要項を提案させていただく際は、その時点の条例の考え方に沿って募集をさせていただくという予定でございます。
加藤委員
でも、このスケジュール上、「拡大についての考え方の報告」と書いてあるので、所管外だとは思いますけれども、拡大は意図したところというか、そのことも前提で契約をしていくというところで、スポーツ推進課と連携して、契約締結に向けて一緒にやっていくというお考えでよろしいですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
恐れ入りますが、詳細は厚生委員会でございますが、委員おっしゃるとおり、今後の検討の余地も踏まえた形での記載をして募集要項を公表する予定でございます。
加藤委員
そもそもの話になってしまうんですけれども、指定管理者との契約というのは、どちらが所管になるんですか。このタイトルだけ見ると、頭が「平和の森公園」とは書いていますけれども、体育館がメーンと考えれば、スポーツのほうがメーンで契約を進めていくということでよろしいですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
ともにやっているところなんですが、具体的な事務については体育館が主になっておりまして、スポーツ推進のほうで主に進めております。公園緑地課も一緒にやっております。
加藤委員
そうしたら、ちょっと公園のほうがメーンで質問したほうがいいのかなと思うんですけれども、バーベキュー場に関しましては、第1回定例会の予算総括において私が質問させていただいて、パーゴラをつけるとか、あと、煙対策をするなど、そういったような答弁をいただいていたところでしたけれども、その辺の検討というのはどのように進んでいるんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
バーベキューサイトにつきましては、煙の流入対策が課題なんですが、恐れ入りますが、現在も検討中でございます。今回の指定管理者というところで申し上げますと、募集要項の中では、煙を抑えた設備の使用、あとは、ルールやマナー等に配慮した、周辺に配慮した適切な維持管理の運営等を求める予定でございます。
加藤委員
そうすると、煙を吸うものを指定管理者のほうが用意をするということは、ポータブルな、持ち運び可能なものを指定管理者が──用意するのは区かもしれないですけれども、そういったもので運営をしていくという方針であるということですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
用意については、区があらかじめ備品で買うか、または、指定管理者が用意するかはちょっと検討させていただきたいんですが、そのような設備を使って煙対策をしていきたい。その対策は多々あると思われますが、そのうちの一つとして、その設備を使って煙対策をしていきたいと考えてございます。
加藤委員
また戻りますが、パーゴラというのは、シートをかければ屋根がわりにもなるというところですけれども、そういったものをつける検討をされるという話でした。この前の補正予算のフェンスのかさ上げとか、そういったところで予算が入ってくるのかななんて思っていたんですけれども、そんな大型な補正を組まないでも、どこかの小さな金額でそういったものを入れられるような規模感でよろしいということなんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
雨天時または日除けの対策ということで御提案をいただいているところでございますが、こちらについては、今の時点ではそのまま、現行の計画で工事を進めさせていただいて、今後の需要や利用者の声も聞きながら、改めて、引き続きの対応で検討し、今後、一旦開園をさせていただいた後、小規模な修繕等で必要に応じて対応していきたいと考えてございます。
加藤委員
言ったとおりだと思うんですが、確認ですけれども、それは結局、開園して利用をしてもらってからということは、来年度以降、つけるかどうかを判断されるということでよろしいんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
一旦このまま開園をさせていただいて、その利用実態等も踏まえながら、さらに対応が必要な場合は対応してまいりたいと考えてございます。
加藤委員
いろいろと第1回定例会の際にそういった前向きな御回答があったので、年度内につけられると思っていたんですけれども、ちょっとそうではないような御発言なのであれですが、まだ可能なようであれば、絶対必要になってくるものだと思いますし、近年は本当に、気候変動の影響などで非常に暑い日とかも、ことしはそこまでいかない日も多いですけれども、いつすごい高温になるかもわからないですし、これは一つ、遊ぶレジャーだけではなくて、防災機能も含めたというところもありますので、有事の際に、本当に炊き出しスペースとして有効活用されるべき施設になっていくというところにおきまして、屋根は非常に重要なところになってくると思います。今からでもしっかりとその辺を御検討していただいて、年度内でつけられる、そのほか、公園開園までに何か入れられるようでありましたら、入れていただきたいなということで、要望で、私からは終わります。
杉山委員
一つだけ、指定管理者の期間が今回は5年間、公共施設は大体3年から5年というのは一般的だと思います。例えば、この資料の2番とかに「管理経費の縮減」とか、あと、例えば、指定管理者を教育するという意味で、例えば、ほかの自治体でも10年間の指定管理にしているところもあったりして、例えば、この公園そのものを、今、加藤委員の質問にもありましたけれども、少しずつ改善していくみたいな話であれば、例えば1年とか2年という短期の指定管理の期間もあると思うんですが、これを5年にした理由を教えていただけますか。
細野都市基盤部公園緑地課長
当公園以外のところでも全区的に中野区指定管理者制度ガイドラインというものを定めております。その中で、指定の期間につきましては、さまざまなことを考慮した上でなんですが、「指定管理については、施設の設置目的及び特性を十分に考慮したうえで、住民サービスの向上や民間事業者の経営の安定化・効率化を見込むことができる期間を設定するものとし」という想定で、「5年間を原則とする」というふうに定めておりまして、本件につきましても、これに倣って5年間とするものでございます。
杉山委員
この公園はいろいろな注目も集めていますし、これからスポーツ公園としてやっていくという中で、長期的な目で見るとか、確かにガイドラインには「5年間が望ましい」と書いてありますが、やっぱり戦略とか、この公園の果たす役割みたいなものというのを考えた上で、実際、本来であれば5年間と決めていただきたいなと、これは要望でございますが、公園のあり方も含めて、ぜひとも今後加味いただきたいなと思っております。
小宮山委員
体育館の具体的な運用については所管が厚生委員会になるとは思うんですけれども、ちょっと所管とも相談して管理運営の考え方を考えていただきたいと伝えたり、募集要項に盛り込んだりしていただきたいことがあるんですが、今、中野体育館のトレーニング場の会員登録をすると、無料で1年間利用できるんです。第二中学校とか中野中学校のプールを使おうとすると、これは会員登録とかは必要なくて、1回ごとに利用料金を払って使用することができます。中部すこやか福祉センター、南部すこやか福祉センターとかの地域スポーツクラブを利用しようとすると、会員登録に500円かかって、それが1年間有効と。中野区の体育施設、運動施設を利用するに当たって、会員登録制度があったりなかったり、いろいろな差が生じていて、各すこやか福祉センターでやっている地域スポーツクラブも、各スポーツクラブごとに会員登録して500円を払わなければいけない可能性もちょっとあるかもしれません。そういったふうに、中野区の運動施設の利用制度というのは非常にばらばらになっておりまして、ここにできる中野区立総合体育館というのは、そのスタンダードのモデルとなるべきところだと思いますので、そういったあたりの使いやすさというのを所管のほうとよく相談をして募集要項に盛り込んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
細野都市基盤部公園緑地課長
委員がおっしゃったとおり、所管外なことなんですが、意見につきましては所管に伝えてまいります。
久保委員
今回、この公園と体育館とを一体的にということなんですかね、指定管理者に。これ、公園は公園、体育館は体育館でそれぞれに指定管理者を募集するという考え方はなかったんですか。一体でやるときのメリットというか、区の考え方というか、どういうことでこうなっているんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
公園部分の多目的広場の占用申請、あと、体育館側の利用料金の徴収等を一括して体育館内で行うことが可能です。そういった面で利用者の利便性の向上にもつながると考えておりますし、全体を一体で管理運営したことによってスケールメリットもあり、結果として我々の維持管理費の節減にもつながるというふうに考えてございます。
久保委員
全体を一体的に管理したほうがいいという結論になったということで、さっき、杉山委員のほうからスポーツ公園という言葉があって、平和の森公園はスポーツ公園なんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
平和の森公園再整備の基本設計の中で、平和の森公園の整備については、「スポーツとみどりで健康・交流を育む、中野の中心にふさわしい公園」ということにしてございますので、そのコンセプトに基づいて、今後も管理運営を行っていきたいという考えでございます。
久保委員
だから、要するに、体育館とトータルで見るスポーツを中心とした公園という位置付けで区は考えるわけでしょうか。平和の森だけではなくて哲学堂公園なんかも、そういうスポーツ施設があるので、あそこも、管理棟を含めて一体的に、いわゆる室内競技場と公園とが指定管理ということになっているんだと思うんですけれども、今回、体育館の指定管理と公園の指定管理というのが、大変規模が大きいのではないかなと感じたんです。ここの応募事業者の資格のところに、「指定管理業務を満たす資格・免許等を有していること」、それから、「類似施設の管理実績を有していること」ということが言われておりまして、ということは、スポーツ公園であり、今までの平和の森公園の意味合いもあり、なおかつ、総合体育館の管理もできる、そういう指定管理の応募事業者ということになってくるんだと思うので、その辺のところというのは、結構そうやって絞り込んでいくと、指定管理を受けるところというのが割と限定されてくるのではないかなと思うんですが、その辺はどうですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
確かに、全体の規模は大きいんですが、何社か組んでいただいた共同企業体による応募も可能でございますので、応募される方については、一定程度、少数しかないということは想定していなく、数社からの応募はいただけるものというふうに考えてございます。
久保委員
共同企業体ということもあり得るということですね。今まで中野区の共同企業体としての指定管理で、ほかの体育館ですとか公園はどうなっていましたか。
細野都市基盤部公園緑地課長
公園所管では、9月に開園予定の広町みらい公園がございますが、こちらは三者の共同企業体でございます。哲学堂公園は、運動施設の管理をベースにほかの部分もやっていただいているという形でございます。公園公園によって事情は違いますが、当公園についても、それぞれこの分野に得意な人同士が組んでいただいて応募をいただけるかなというふうに考えてございます。
久保委員
要は、そういう大規模なものであっても、区としてもこれから新たな広町みらい公園も含めて、JVでのものもきちっと指定管理として行われていく。区自体も、そういった経験も積んでいくというところもあり、なおかつ、大規模なものでもJVでやれるのであれば、いろいろなところが手を挙げてくれるのではないかという考えがあるということですよね。
先ほど、バーベキューサイトの煙対策などについては求めるということを言われていましたけれども、ほかに公園サイドとして、指定管理に対して、プロポーザルの中でも、これは区としてしっかりやってもらいたいよというようなことで、要件としてこれは絶対出していかなければいけないと決まっていることはありますか。
細野都市基盤部公園緑地課長
まずはしっかりとした管理運営を行っていただきたいということでございますが、バーベキューサイト以外の、公園ですと、ジャブジャブ池がございますので、そこの衛生管理については特に気をつけていただきたいと考えています。あとは、多目的広場、あと運動トラックがございますが、こちらについては公平な利用が促進できるように、通常どおり適切に管理をしていただければというふうに考えているところでございます。
久保委員
それで、今、トラックということを言われて、今まで草地広場で、特に有料ではなく貸してきていると思うんですけれども、これからトラックですとか100メートルコース、例えば中野区内の小・中学校なんかが利用するときは、もちろんこれは無料なんでしょうけれども、そうではなくて、何かほかの団体が大会などを開催したいというとき、そういうときはどうなるんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
現時点で、トラックは条例上の有料の施設にはしていないので、今後、利用していただく場合は、従来の占用利用の規定に基づいてやっていただくということを想定しています。そのために、料金については1平米当たり39円というのが基本になりますが、その減免の考え方については、ほかの団体さんが公園を占用申請される場合と同様というふうに考えているので、その主体によって7割減免、全額減免、半額減免等々を考えていくという想定でございます。
久保委員
なので、減免対象ではないところが占用利用をしたい場合というのは、当然有料になっていくわけです。有料での利用というのも、トラック競技がこれから可能になってくるということになると、あるかもしれません。その際に、ここは、いわゆる草地広場と言われていた部分というか、言われているところで、そちらのほうも一緒に利用するという、その貸し出しのあり方なんですけれども、そういうことでいいのか、そうではなくて、やはりほかの方たちが草地広場には入ってきて自由に利用するというようなことになってくるのか。その辺のところが、占用利用の方と、そうではなくてふだんから利用している方たちが普通に入ってきたときの制限というか、その辺はどういうふうに考えていますか。
細野都市基盤部公園緑地課長
トラックについては、占用利用はそんなに回数は多くないという想定でいます。通常、多くの場合は、トラックは園路の一部として整備をしたもので、自由にお使いいただくということを想定しておりますので、区にすぐ言っていただいて、そこをお使いいただいて、トラックを走る中で草地は草地でまた別な方が利用しているということを想定しています。
占用利用の場合は、大規模な、あるいは、一定程度の大会等、または一定程度の人数の方がまとめて利用される場合に占用利用にせざるを得ないような場合もあるということを想定しておりますが、その場合は安全管理上の必要な措置を講じていくということになります。どこを囲ってどこまでどうやって入れないようにするとかそういったことについては、今後検討してまいります。
久保委員
利用が少ないかもしれないけれども、利用はあると思うんです。今どこをどういうふうに囲っていくのかとかということが、それはプロポーザルの中で向こうが出してくるということではなくて、やっぱり区として一定のルールを初めから決めておかないと、これはトラブルのもとになるのではないかと思うんです。なので、募集についてはこれからだと思いますけれども、やっぱりしっかりそこら辺もうたっていく必要があるのではないかと思いますけれども、それはいかがですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
公園の利用ルールにつきましては、委員おっしゃるように、区としての考えは持っていかなければいけないと考えております。この後、関係団体等の意見聴取等は行う予定はございますが、区の考えを持って、区としてルールを定めて、それで適切な運営に努めてまいりたいと考えております。
久保委員
ぜひよろしくお願いいたします。また、プロポーザルということもあり、指定管理で体育館と公園を一体的に利用して何かイベントを行おうとかそういう提案なんかも出てくるのではないかと思うんですけれども、そういった指定管理に対して、区から期待をする部分というのはありますか。
細野都市基盤部公園緑地課長
この管理運営の基本的な考え方の最初に、「民間事業者の創意工夫により」というところがあるんですが、それによって、つくらせていただいたこの大規模な施設ですので、より有効に活用していただくような提案をしていただきたい。そのために、自主事業なんかについても、できたら提案をしていただきたいと考えております。
久保委員
自主事業の中には、多目的広場を活用する場合もあるかもしれないし、トラックを活用する場合もあるかもしれないし、バーベキューサイトを活用する場合もあるかもしれないですよね。その辺のところというのは、やはり指定管理者が行っていく事業について、(4)に「利用者の安全に十分留意し、危機管理体制を構築すること」となっているわけですけれども、やはりそういう利用における安全管理ということもきちっとやっていかないといけないのではないかと思うんです。今、正直言って、平和の森公園はいろいろなお声があって、いろいろなお考えの方がおいでになられて、今この工事をされている事業者のところにも日々いろいろなお声が届いてきていて、工事の妨げという言い方は適切ではないかもしれないんだけれども、トラブルが起こりかねない状況になっていると思うんです。それは、やはり開園してもそういったことが起こり得る場合があって、そういうときに、それは指定管理者の問題なのではなくて、やはり区としてのきちっとした管理運営というところで考え方を持っていかなければいけないと思うんですが、その辺の区の責任といいますか、それをどのようにお考えですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
指定管理というと、その施設の管理運営の責任については事業者にという形になりますが、もちろん管理をお願いする側のしっかりとした考えを持った上での指定管理をお願いするといったことになります。利用ルールについてしっかりとした考え方を持って、それをお示しすることで、そのルールに沿った適切な管理を事業者にやっていただくようなお話をさせていただくことで、この施設の適正な管理を図っていきたいと考えてございます。
来住委員
まず、所管が違うと思うんですが、候補者選定委員会の構成なども実は伺いたかったんですけれども、ちょっと違うのかなと思いますし、要望になりますけれども、選定過程での財務状況であるとか、ここにもありますように実績の評価であるとか、そういうものを慎重に、十分専門的な見地を持って、選定過程ではやる必要があるだろうというふうに思っています。そこはちょっと所管が違いますので、そういう要望が出たということをお伝えいただければと思います。
まず、1点は、公園の全体、体育館を除く所管される公園全体の中は、基本的には24時間開放ということでよろしいんでしょうか。
細野都市基盤部公園緑地課長
はい。全体的には24時間開放を考えております。
来住委員
公園の中で、今回募集される過程で時間を限定する部分が公園の中でも当然あるのだと思いますけれども、公園の中ではどの部分が、募集する際に時間を指定するということになりますか。
細野都市基盤部公園緑地課長
バーベキューサイトについては夜間の利用は想定をしていないので、ここの利用時間はこの時間ですということを募集要領に示す予定でございます。それ以外は、多目的広場も閉める時間がございますが、ほかのところは24時間開放の予定でございます。
来住委員
今までも、基本的には24時間開放、防災上もありますので、そこはきちんと踏まえて、管理をする場合にはそこも含めてやっていただきたいと思います。
加えて、先ほどもちょっとやりとりがありましたけれども、2番の基本的な考え方の(3)の中で円滑な連携や協力体制を整えるということで、関係団体や利用者との関係を良好にしていくという点では気を使って、指定管理者が、また区も含めてやっていくことになると思うんですが、今現在、哲学堂公園も指定管理をして進めていますけれども、利用者さんの声が、その中で何らかの形で伝えられるという場というのはありましたか。
細野都市基盤部公園緑地課長
哲学堂公園の指定管理の直接の所管はスポーツ推進課のほうでございますので、詳細は聞いてございませんが、日々、利用者さんからの声はあり、その声に対して対応できる範囲で対応しているというふうに聞いてございます。
来住委員
今後、新たな施設、バーベキューサイトの話もありましたし、24時間、基本的には草地広場も開放されるということになりますので、近隣との関係であるとか、利用者さんの声であるとかを含めて、今度は区と指定管理者、そして近隣なり利用者さんとの協力体制というところを、一般的な協力体制ではなくて一定の場を設けるような形を整えることもとても大事ではないかなと。ここでもありますように、より多くの方々に利用していただくという、かつ安全で安全に留意した公園ということにもなりますので、そういう場の、これは所管を超えるのかもしれませんけれども、指定管理を募集する際に、要綱の中にそれらも含めた今後の区の考え方として示していただけると、より今後の利用についてはいい形になっていくのではないかというふうに思いますけれども、お答えいただける範囲でお願いします。
細野都市基盤部公園緑地課長
開園後、体育館も含めてですが、利用者の方の声というのは一番ですし、また、当然、近隣の方の声というのも大切にしていきたいと考えています。そういったところも、しっかりとした管理運営の中の範囲の一つだというふうに考えてございますので、基本的な考え方の中に書かせていただいた関係団体、地域団体等の活動の場としても多く使用されることを踏まえた円滑な連携協力体制というのは、この募集の一つの大きな柱の考え方でございますので、そういったことは事業者に求めていきたいというふうに考えてございます。
久保委員
今の質疑を聞いていてなんですが、今、円滑な連携、協力体制、関係団体とか地域団体とのことなんですけれども、要するに、この基本的な考え方の柱とおっしゃったんですが、ほかのところの指定管理の運営の基本的な考え方とそこは違うんですか。ここは特段の何か意味があるんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
この件については、ここがということではなくて、ほかの場所でも同じでございます。
久保委員
さっき来住委員が、一般的な協力体制ということをおっしゃられたんですけれども、特にこの平和の森公園とか総合体育館に限っては、ほかの指定管理と何かが違うわけではないのですか。そこはどうなんですか。
細野都市基盤部公園緑地課長
特段違ったところはございません。この基本的な考え方とか応募資格も全て条例、規則等に示されたものでございますので、ここだからということではございません。
久保委員
なので、この「関係団体」とか「地域団体等」とありますけれども、これも特段、何かここだから違うということではないですか。一般的には、この「関係団体」「地域団体」という言葉は、いろいろなところに入ってくる言葉だと思うんですけれども、ここの意味合いといいますか、何か違っていることがあるんでしょうか。それとも、本当に通常言われていることなんでしょうか。だとすると、これは何を指しているんでしょうか。
細野都市基盤部公園緑地課長
通常のということでございます。特段ということではないんですが、この公園として想定をしているのは、まさにこの新井・沼袋地域の近隣の方、それから、あと関係団体ということで申し上げると、今後、トラックの運用については、これまでもさまざまスポーツ推進団体や学校さんとお話をしてきたところでございますので、そういったところともお話をしていかなければいけないと考えておりますが、そのことについては指定管理に限ったことではなく、今後の公園の利用ルールのことでもございますので、ここでの文言で何を具体的に想定をしているかというと、一般的なことを想定をしているというところでございます。
久保委員
わかりました。これからいろいろ説明会なども始まってくるんだと思うんです。先ほど来、総合体育館の具体的な事務については、スポーツ推進課のほうが担当なんだということをおっしゃられたんですけれども、でも、平成の森公園については、これは公園緑地課が担当ですよね。だから、それは指定管理になったとしても、例えば公園内でのトラブルですとか、今後、初めてのバーベキューサイトですとか、いろいろなことがあるかと思うんですけれども、そういったことについては、指定管理者と連携を図りながらやっていく、あるいは、区民の方たちからいろいろなお声があった、そういうことを窓口としてやっていくのは、スポーツ推進課ではなくて公園緑地課でいいんですよね。
細野都市基盤部公園緑地課長
委員おっしゃるとおりでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、その他で何か報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
議題のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午前10時40分)
委員長
委員会を再開します。
(午前10時41分)
次回の委員会は、8月29日(木曜日)午後1時からとし、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から御連絡させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
来住委員
その他で、東中野駅のバリアフリー、東口について、伺っておきたいんですが。といいますのは、平成で言いますと平成28年、平成29年と調査をしていただいてきました、300万余だったと思います。平成30年度も520万余だったと思います。平成31年度は、それに加えてかなり額的には予算上多かったと思うんですけれども、まず、平成31年度の予算の執行の状況といいますか、調査だと思いますけれども、その中身を簡潔にいただけますか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
今いただいた東中野の今年度委託についてでございますけれども、今、発注の準備のほうをさせていただいておりまして、具体的に委託の仕様、それから、それに伴う具体的な成果、それに伴う必要金額、そういったものを今見積もっているところでございまして、早々に発注していきたいということで考えております。
内容についてなんですけれども、こちら、昨年、駅周辺の道路を中心としたバリアフリーをということで今年度引き継いではいるんですけれども、もう一歩手前で、短期的にできること、長期的にできること、そのすみ分けと、あと短期的な課題について、具体的にJRと調整して取り組みの可能性を模索すること、これが優先だろうということで、今、作業について補正しているところでございます。
来住委員
お答えいただく担当も変わられましたので、この間、各会派の委員、地元の委員を中心にいろいろ要望もあったと思います。議会でもやりとりがありました。地元の状況、利用者の願いというところをどういうふうに、担当が新しくなられましたので、お感じになっているのかというのを一言で伺っておきたいと思いますが、いかがでしょうか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
まず、2点あると考えております。短期的な部分につきましては、やはり駅とまちの間にあるこのバリアを早期に解消すること、それから、長期的には、バリアを解消しながらまち全体の価値を高めてポテンシャルを高めること、この2点かなという認識で取り組んでおります。
来住委員
最後にしますけれども、区が、毎年この間、調査をかけてきて、もちろん成果物もあるんだと思うんですけれども、そういうものがなかなか、実際その地域の中には示されていない。議会でも、特別に何か、例えば平成30年度の520万余の中身についても、まだ報告もないというふうに思います。委員会への報告と地域への、今おっしゃったように区としては認識をされていると、地域の要望はバリアフリーを急いでやってほしいというそこはおわかりいただいていると思いますので、議会報告と地域への、区がこれまでやってきたこと、これからどうしようとしているのかということの地域への情報提供というのは、どのようにお考えなのか。ちょっと最後にその点を伺って終わりにします。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
委員おっしゃるとおり、これまでさまざま東中野駅につきましては調査を重ねているところでございます。調査結果に基づいて具体的に地域と連携してどう進めるかというところが、やはり発信の根幹になると思って、認識しているところでございますけれども、一方で、発信の仕方については、特に開発系については誤解を招くこともございますので、妥当な発信については区民代表である皆さんの意見をお伺いしながら、発信方法についても今後検討していきたいということで考えております。
委員長
他に何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会します。
(午前10時45分)