令和元年07月03日中野区議会総務委員会(第2回定例会)

中野区議会総務委員会〔令和元年7月3日〕 

 

総務委員会会議記録

 

○開会日 令和元年7月3日

 

○場所  中野区議会第1委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後5時00分

 

○出席委員(9名)

 山本 たかし委員長

 内野 大三郎副委員長

 立石 りお委員

 内川 和久委員

 小林 ぜんいち委員

 白井 ひでふみ委員

 浦野 さとみ委員

 大内 しんご委員

 酒井 たくや員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 副区長、総務部長(副区長事務取扱) 白土 純

 副区長 横山 克人

 企画部長 高橋 昭彦

 企画部財政課長(企画部参事事務取扱) 海老沢 憲一

 企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子

 企画部企画課長 杉本 兼太郎

 企画部基本構想担当課長 永見 英光

 企画部広聴・広報課長 高村 和哉

 企画部業務改善課長、総務部新区役所区民サービス担当課長 森 克久

 危機管理監 志村 和彦

 危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之

 総務部総務課長 石濱 良行

 総務部法務担当課長 尾関 信行

 総務部職員課長 中谷 博

 総務部施設課長 髙田 班

 総務部用地経理課長 吉沢 健一

 総務部用地担当課長 小倉 洋

 総務部危機管理課長 田中 謙一

 総務部防災担当課長 山田 健二

 総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫

 総務部新区役所整備課長 中村 洋

 会計室長 浅川 靖

 選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜

 監査事務局長 小谷松 弘市

 

○事務局職員

 事務局長 吉村 恒治

 事務局次長 小堺 充

 書記 遠藤 良太

 書記 山口 大輔

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第42号議案 元号を改める政令の施行に伴う関係条例の整備に関する条例

 第43号議案 平和の森小学校増築工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第44号議案 中野東中学校等複合施設新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第45号議案 中野東中学校等複合施設新築に伴う空気調和設備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第46号議案 中野東中学校等複合施設新築に伴う給排水衛生設備工事請負契約に係る契約金額の変更について

 第47号議案 みなみの小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約

 第48号議案 みなみの小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約

 第49号議案 美鳩小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約

 第50号議案 美鳩小学校新築に伴う機械設備工事請負契約

 第51号議案 歴史民俗資料館常設展示再整備事業委託契約

 第60号議案 哲学堂公園野球場回収工事請負契約

○陳情

(新規付託分)

 第9号陳情 辺野古新基地建設工事において沖縄の民意を尊重して最大限の配慮をするよう意見書提出を求める陳情

○事業概要の説明

○所管事項の報告

 1 東北絆まつり2019福島への支援・協力結果について(企画課)

 2 中野区公共サインガイドラインの策定について(企画課)

 3 民間事業者等との包括的な連携の推進に係る考え方(案)について(企画課)

 4 政策決定過程の公表について(企画課)

 5 中野区ユニバーサルデザイン推進計画の策定について(企画課)

 6 性的マイノリティ普及啓発・相談事業について(企画課)

 7 中野区基本構想の改定に係る検討状況について(基本構想担当)

 8 平成30年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書(財政課)

 9 区報のリニューアルについて(広聴・広報課)

 

委員長

 定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。

 

(午後1時00分)

 

 初めに、本日は、議会広報番組の制作のため、J:COM東京中野局からビデオ撮影の許可を求める申し出がありますが、これを許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、報道関係者から当委員会の様子を写真撮影したいとの申し出がありましたので、御相談のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時00分)

 

 報道関係者から写真撮影の許可を求める申し出については、これを許可するに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議したいので、委員会を休憩します。

 

(午後1時00分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時01分)

 

 本定例会における委員会の審査日程についてお諮りします。

 お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は議案の審査後、陳情の審査、事業概要の説明と所管事項の報告をできるところまで行い、2日目は残りの所管事項の報告以下を行い、3日目は審査の状況を見ながら改めてお諮りしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 また、第43号議案から第46号議案の計4件、第47号議案及び第48号議案の計2件、第49号議案及び第50号議案の計2件はそれぞれ関連しますので、一括して審査したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。

 議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、7月1日付で委員会参与の変更及び異動がありますので、御承知おき願います。

 また、本日、当委員会から転出された方がおみえですので、委員会を休憩して御挨拶をいただきたいと思います。

 委員会を暫時休憩します。

 

(午後1時02分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時03分)

 

 以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了します。

 議案の審査を行います。

 初めに、第42号議案、元号を改める政令の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

石濱総務部総務課長

 第42号議案、元号を改める政令の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について補足説明をいたします。

 改正の内容につきましては、総務委員会資料で説明をいたしますので、そちらをごらんください。

 資料(資料3)は新旧対照表となっております。表の右側が現行、左側が改正案でございます。

 この条例は、元号を改める政令が本年5月1日に施行されたことに伴い、中野区の条例で同日以後の日付等の元号について、「平成」から「令和」の元号を用いた日付等に改めるものでございます。

 該当する条例は、新旧対照表に記載のとおり、まず、中野区職員の退職手当に関する条例、次に、中野区立公園条例、次に、中野区行政財産使用料条例、次に、中野区立体育館条例、次のページになります。中野区介護保険条例、中野区区民活動センター条例、次に、中野区指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例、5ページになります。中野区産業振興センター条例、次に、中野区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例、次に、中野区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、次のページ、6ページになります。中野区立幼稚園教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、次のページ、7ページになります。中野区指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例、中野区障害者福祉手当条例及び中野区難病患者福祉手当条例の一部を改正する条例、次のページ、8ページになります。中野区児童育成手当条例及び中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例、次に、中野区介護保険条例の一部を改正する条例、次に、中野区立公園条例の一部を改正する条例、以上の16条例でございます。

 いずれも新旧対照表に記載の該当箇所の日付等に係る元号について、「平成」から「令和」の元号を用いた日付等に改めるものでございます。

 附則にございますように、この条例は公布の日から施行するものでございます。

 説明は以上でございます。よろしく御審査をお願いいたします。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時06分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時06分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第42号議案、元号を改める政令の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第42号議案の審査を終了します。

 次に、第43号議案、平和の森小学校増築工事請負契約に係る契約金額の変更について、第44号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更について、第45号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う空気調和設備工事請負契約に係る契約金額の変更について及び第46号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う給排水衛生設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを一括して議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 第43号議案、第44号議案、第45号議案、第46号議案につきましては、工事請負契約におけます労務単価の上昇に伴いまして、契約金額を変更させていただくものでございます。

 初めに、第43号議案、平和の森小学校増築工事請負契約に係る契約金額の変更について補足説明をさせていただきます。お手元の資料(資料4)をごらんください。

 本議案は、平成30年12月14日に議決されました平成30年第82号議案、平和の森小学校増築工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。変更前の契約金額は3億6,305万4,800円、変更後の契約金額は3億6,437万2,600円です。増額となります金額は131万7,800円ということになります。

 契約者は明成・薩摩建設共同企業体で、代表者は明成建設工業株式会社でございます。構成員は薩摩建設株式会社でございます。いずれも区内事業者ということになってございます。

 変更する理由でございますが、工事請負契約約款第24条に基づきまして、労務単価の上昇に伴いまして、契約金額を変更することとなったものでございます。

 続きまして、第44号議案になります。中野東中学校等複合施設新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてでございます(資料5)。

 本議案は、平成31年3月15日に議決をいただきました平成31年第16号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額につきましては、7億8,267万3,860円、変更後の契約金額は7億9,135万660円でございます。増額となります金額は867万6,800円ということになります。

 契約者は丸電・サンエツ・小池建設共同企業体で、代表者は株式会社丸電でございます。構成員は株式会社サンエツ及び株式会社小池電工になってございます。代表者は区外事業者、構成員はいずれも2社とも区内事業者でございます。

 変更する理由につきましては、平成31年3月1日から適用されます公共工事設計労務単価の運用に係る特例措置を行うため、変更後の労務単価の上昇分を契約金額に適切に反映するものでございます。特例措置といいますのは、平成31年3月1日以降に契約を結んでいるものにつきましては、特例措置ということでの扱いということになってございます。

 続きまして、第45号議案でございます。こちらは中野東中学校等複合施設新築に伴う空気調和設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてでございます。

 本議案は、平成31年3月15日に議決をいただきました平成31年第17号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う空気調和設備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。

 変更前の契約金額は11億6,640万円、変更後の契約金額は11億7,944万4,900円ということになってございます。増額となる金額につきましては1,304万4,900円ということになります。

 契約者はさかえ・富士熱学・渡邊建設共同企業体で、代表者はさかえ設備株式会社、構成員は富士熱学工業株式会社及び渡邊工業株式会社で3社とも区内事業者でございます。

 変更する理由につきましては、さきの第44号議案と同様ということになってございます。

 最後に、第46号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う給排水衛生設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてでございます(資料7)。

 本議案は、平成31年3月15日に議決をいただきました平成31年第38号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う給排水衛生設備工事請負契約に係る契約金額を変更するものでございます。変更前の契約金額は5億3,026万4,880円、変更後の契約金額は5億3,626万4,280円となってございます。増額となる金額は599万円9,400円ということになってございます。

 契約者は日本装芸株式会社で、区外事業者でございます。

 変更する理由につきましては、第44号議案、第45号議案と同様ということになってございます。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

酒井委員

 この4件、全て労務単価の上昇に伴ってということだと思います。労務単価の上昇、いわゆる現場の作業員の方の人件費の単価が上昇したことによってということですよね。

吉沢総務部用地経理課長

 そのようになってございます。

酒井委員

 それで、実際にこの4件だと、ざっと足し上げると3,000万円ぐらい増額なんですね。じゃ、その労務単価の上昇分が現場の方にまでしっかり届いているのかというのは、確認とかはされているんですか。もしくはできるんですか。

吉沢総務部用地経理課長

 この変更契約を結ばせていただく際に誓約書をとってございます。

酒井委員

 誓約書というので確認できるということですか。

吉沢総務部用地経理課長

 この労務単価は技術労務者等への配分の変更契約増額ということでなってございますので、その旨の誓約書をとっているというところでございます。

酒井委員

 要するに誓約書をとっているということですよね。今後、それは、例えば公契約条例であったりだとかそういったところも検討する必要もあるのかなと思うんですね。国交省からの通知の労務単価の上昇にかかわるものに関しては、人件費としてしっかり充てなさいよとあるわけでしょう。そのあたりはどうお考えですか。

吉沢総務部用地経理課長

 中野区におきましても、公契約条例の制定に向けて検討を始めているところではございます。

 23区におけるところでは、最近におきましては、目黒区のほうで公契約条例を制定したところでございまして、その辺の情報収集をしながら、今後、中野区においても制定等に向けて検討してまいりたいというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時17分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時19分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第43号議案について採決を行います。

 お諮りします。第43号議案、平和の森小学校増築工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第43号議案の審査を終了します。

 続いて、第44号議案について採決を行います。

 お諮りします。第44号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う電気設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第44号議案の審査を終了します。

 続きまして、第45号議案について採決を行います。

 お諮りします。第45号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う空気調和設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第45号議案の審査を終了します。

 続きまして、第46号議案について採決を行います。

 お諮りします。第46号議案、中野東中学校等複合施設新築に伴う給排水衛生設備工事請負契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第46号議案の審査を終了します。

 次に、第47号議案、みなみの小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約及び第48号議案、みなみの小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約を一括して議題に表します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第47号議案、第48号議案につきまして、一括して御説明をさせていただきます。

 本議案はみなみの小学校設備工事ということになってございまして、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審査をいただくものでございます。

 初めに、第47号議案でございます(資料8)。工事件名、みなみの小学校校舎新築に伴う電気設備工事、工事場所は中野区弥生町四丁目27番29号、工期は2020年8月17日、工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額等を含めまして4億7,310万7,820円。

 2番、契約者でございます。宮崎・東新建設共同企業体で、代表者は宮崎電気工事株式会社、構成員は株式会社東新エンジニアリング、この2社による構成ということになってございます。

 なお、宮崎電気工事株式会社につきましては、目黒区にある事業者、株式会社東新エンジニアリングは区内事業者ということになってございます。

 3番、契約方法は、総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番の予定価格につきましては、消費税相当額等を含めまして4億8,307万6,000円、落札率は97.9%でございました。

 5番の構成員2社の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 続きまして、第48号議案でございます(資料9)。工事件名、みなみの小学校校舎新築に伴う機械設備工事、工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして、6億6,220万円。

 2番、契約者でございます。富士熱・東洋AC建設共同企業体で、代表者は富士熱学工業株式会社、構成員は株式会社東洋エーシー、この2社による構成で、いずれも区内事業者でございます。

 4番の予定価格は、消費税相当額を含めまして6億6,676万5,000円、落札率は99.3%でございました。

 5番の構成員2社の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明につきましては以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 ここで傍聴の希望が15人を超えましたが、これを許可することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 傍聴者の方へのお願いですが、本日多数の方が傍聴におみえになっておりますので、席をお譲り合って傍聴いただくようにお願いいたします。

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

大内委員

 これ、消費税が10%じゃないですか、消費税相当額。契約が今の時点なんですけども、消費税が10%になっている。8%じゃない。変わるときのタイミングだとか、そういうのがわかれば教えてください。

吉沢総務部用地経理課長

 消費税につきましては、10月1日以降に10%に上がるということで想定されております。そのため、工事請負契約等々の工期が10月1日以降のものにつきましては10%ということでの取り扱いをさせていただいてございます。

大内委員

 完成した時期が10月以降の場合は消費税10%相当額と。例えば契約を10月以前にやっていて、半分のお金払うと、その半分のお金も10%になるわけですか。

吉沢総務部用地経理課長

 そのとおりでございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時26分)

 

委員長

 

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時27分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 他になければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結いたします。

 これより第47号議案について採決を行います。

 お諮りします。第47号議案、みなみの小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第47号議案の審査を終了いたします。

 これより第48号議案について採決を行います。

 お諮りします。第48号議案、みなみの小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第48号議案の審査を終了いたします。

 次に、第49号議案、美鳩小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約及び第50号議案、美鳩小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約を一括して議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第49号議案、第50号議案につきまして一括して補足説明をさせていただきます。

 本議案は、美鳩小学校設備工事ということになってございまして、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審査をいただくものということになってございます。

 初めに、第49号議案でございます(資料10)。工事件名、美鳩小学校校舎新築に伴う電気設備工事、工事場所は、中野区大和町四丁目26番5号、工期は2020年8月17日、工事概要につきましては記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額等を含めまして4億1,590万7,820円、2番、契約者でございます。成瀬・加藤建設共同企業体で、代表者は成瀬電気工事株式会社、構成員は株式会社加藤電設、この2社による構成になってございます。

 なお、成瀬電気工事株式会社は練馬区にある事業者、株式会社加藤電設は区内事業者ということでございます。

 3番、契約方法は、総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番の予定価格は、消費税相当額等を含めまして4億4,910万8,000円、落札率は92.6%でございました。

 5番の構成員2社の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 続きまして、第50号議案でございます。工事件名、美鳩小学校校舎新築に伴う機械設備工事、工事概要につきましては記載のとおりでございます(資料11)。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして6億9,300万円。

 2番、契約者でございます。さかえ・サンエツ建設共同企業体で、代表者はさかえ設備株式会社、構成員は株式会社サンエツ、この2社による構成で、いずれも区内事業者でございます。

 4番の予定価格は、消費税相当額を含めまして7億70万円、落札率は98.9%でございました。

 5番の構成員2社に営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時32分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後1時33分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結いたします。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより第49号議案について採決を行います。

 お諮りします。第49号議案、美鳩小学校校舎新築に伴う電気設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第49号議案の審査を終了します。

 これより第50号議案について採決を行います。

 お諮りします。第50号議案、美鳩小学校校舎新築に伴う機械設備工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第50号議案の審査を終了します。

 次に、第51号議案、歴史民俗資料館常設展示再整備事業委託契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 それでは、第51号議案、歴史民俗資料館常設展示再整備事業委託契約につきまして補足説明をさせていただきます(資料12)。

 本議案は、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条によりまして、予定価格1億8,000万円以上の製造の請負に当たり御審査をいただくものでございます。

 契約件名は、歴史民俗資料館常設展示再整備事業委託、履行期限は令和2年(2020)年3月31日、内容は記載のとおりでございます。

 1番、契約金額は、消費税相当額を含め1億8,590万円でございます。

 2番の契約者は株式会社丹青社でございます。こちらは港区の事業者でございます。

 3、契約方法は一般競争入札でございます。契約者の営業概要につきましては、記載のとおりとなってございます。

 2ページ目に入札経過調書を添付してございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。

 質疑はありませんか。

浦野委員

 ちょっと何点か確認なんですけれども、今回の再整備の内容について教えてください。

吉沢総務部用地経理課長

 こちらは歴史民俗資料館のリニューアルに伴う再整備としての、製造の請負契約ということになってございまして、今現在の歴史民俗資料館の常設展示されているものを、更新を中心とした再整備を進めていくというふうなものでございます。

浦野委員

 今回議案として出されるに当たって、昨年度とか議会でどういうやりとりがあったのかを調べていたんですけれども、報告事項として再整備の中身についてのが常任委員会でもなかったのかなというふうに思っております。

 それで、額としては1億8,500万ということで、今、同時にほかの委員会も開かれていて、先ほどアップされた区民委員会の次第を見ると、きょうこの中身について、所管が区民委員会になりますので、報告されているということなんですけども、本来は所管委員会に報告があって、そこでの一定の質疑ややりとりがあった上で契約というのが流れなのかなと思うんですけれども、今、開催されている区民委員会での報告と同時ということで、どうしてそういう形になったのかというのを確認なんですけれども。

吉沢総務部用地経理課長

 今回、議会のほうの改正もあったということなのかもしれないんですけれども、本来であれば、契約議案の前にそれぞれの常任委員会等々で報告し、議会調整が終わったものに対して議会の議決をいただくという流れなのかなというふうに認識しているところでございます。

浦野委員

 直接の所管はここではないので、御担当さんがいないのであれですけれども、ただ、今、答弁にもあったように、基本的には、額が相当なものだと思いますし、この資料を見ると、映像のリニューアルであったり、大々的にされて、やれること自体は別に悪いことじゃないと思うんですけれども、中身が一定所管で議論があっての契約ということが本来のあり方かなと思うので、今後そういう形で、ほかの委員会とのこともあると思いますけれども、きちんと手順を踏むということがしかるべきあり方なのかなと思うので、その点は指摘、要望とさせていただきたいと思います。

白井委員

 これは一般競争入札と先ほどお話がありました。かなり特殊な入札案件で、工事案件に近い入札だからこうなっているんだと思うんですけども、いわゆる博物館とか美術館といったようなたぐいが近くて、デザイン性だとか展示物を含めてとなると、本来、業者側からプロポーザルという、企業提案型のほうがそぐう感じじゃないかなと思ったんです。落札金額のみでの選考を行ったということでしょうか。企業からどのような展示内容にするだとか、デザインにするなんていう評価があったものではないということでよろしいでしょうか。お伺いします。

吉沢総務部用地経理課長

 今回の製造請負の契約に当たりましては、いわゆる価格競争によります一般競争入札ということになってございますが、設計をあらかじめプロポーザルで御提案をいただいたものに対して、設計図書として上げていただく業務委託というものをこの工事の前にさせていただいてございます。

白井委員

 そうすると、設計段階であらあらこういうものをつくりますよというところでの選定は行った。今度はそれをつくるに当たって、幾らで受けてもらえますかという入札に今回分けているんだと、こういう理解でよろしいですか。

吉沢総務部用地経理課長

 そのようになってございます。

白井委員

 わかりました。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時41分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後1時41分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第51号議案、歴史民俗資料館常設展示再整備事業委託契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第51号議案の審査を終了します。

 次に、第60号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約を議題に供します。

 理事者の補足説明を求めます。

吉沢総務部用地経理課長

 第60号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約につきまして、補足説明をさせていただきます(資料13)。

 本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事請負に当たりまして、御審査をいただくものでございます。

 工事件名、哲学堂公園野球場改修工事、工事場所は中野区松が丘一丁目34番、工期は2020年2月28日、工事概要につきましては、記載のとおりでございます。

 1番、契約金額、消費税相当額を含めまして12億1,007万9,200円、2番、契約者でございます。飛鳥・大澤・創研建設共同企業体で、代表者は株式会社飛鳥、構成員は株式会社大澤造園土木及び株式会社創研ガーデン、この3社による構成で、3社とも区内事業者でございます。

 3番、契約方法は総合評価方式、一般競争入札でございます。

 4番の予定価格は、消費税相当額を含めまして12億2,535万1,600円、落札率は98.7%でございました。

 5番の構成員3社の営業概要につきましては、記載のとおりでございます。

 なお、3ページ目に入札経過調書を記載してございます。後ほどお読み取りいただければと思います。

 補足説明につきましては、以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

浦野委員

 今、御説明いただいた3ページの概要のところで、工事内容が基盤整備、植栽、施設整備等とあるんですけれども、それぞれ大まかに金額の内訳を教えてください。

吉沢総務部用地経理課長

 1ページ目の工事概要のところをごらんいただければと思いますが、1の基盤整備、こちらは施設撤去と施設造成工ということになってございまして、金額としまして8,200万円余ということになってございます。

 続きまして、2の植栽につきましては、約96万円ということになってございます。

 それから、3番目の給排水等々の施設整備につきましては、金額にしまして3億1,950万円余ということになってございます。

 それから、4のグランドコート整備につきましては、金額にしまして3億4,100万円余ということになってございます。

 そのほか、こちらには記載ないですけれども、直接工事費としての金額は今の以上ということになってございまして、あと、共通の仮設費用としまして6,900万円余、それから、現場管理費としまして1億9,300万円余、一般管理費等としまして1億1,400万円余ということになってございます。

浦野委員

 今回、期間が、議決後から見ると来年2月28日までということなんですけれども、これは工事は議決後すぐに開始されるということでよろしいですか。

吉沢総務部用地経理課長

 議決をいただきました後に契約を結びまして、7月から工事に入っていくということで伺っております。工期については、記載のとおりの来年2月28日ということになってございます。

浦野委員

 かなり中身も大きいので、それなりの期間がかかるのかなと思うんですけれども、ここを利用されている方々から、これから夏休みにも入って、子どもたちも使う頻度が多くなったりだとか、いわゆるオフシーズンにずらすことができなかったのかなという、なるべく7月、8月は使える状態にしてほしいというような声も寄せられているんですけど、工事が、終わりを見ると2月末までということなので、ちょっと配慮があってもよかったのかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 そのあたりにつきましては、スポーツ担当のほうからは、哲学堂公園の野球場の改修工事については、2月中に工期を迎えて、その後、3月以降は哲学堂公園一帯の名所指定を受けられればと予定をしているということで、2月末の工期として設定をしたということで聞いてございます。

浦野委員

 今のをお聞きすると、年度内のスケジュールを見ると、かなりぎりぎりというか、今回の定例会での議決ですぐ入らないと難しいのかなというのはわかったんですが、なるべく区民の方が制限が少しでも少しでも少なくなるようにというのは大事なことだと思うので、これは要望として言っておきます。

 もう一点なんですけれども、工事で二つ面があって、いわゆるB面というか、新宿側の面がどうしてもレフトとの距離が短くて、かなりファールボールが外に出てしまうようなこともあったりして、この工事の中身でB面の位置を少しずらして、レフトとの距離を長くとれないかというような要望も利用者から出ているかと思うんですけれども、そのあたりは今回の中身には含まれているのでしょうか。

吉沢総務部用地経理課長

 委員御案内のとおり、B面のほうのレフト側が狭いということで、今回については、バッターボックスを北側に移動させることで、3メートルぐらい広がるといいますか、通路も広げてということで、今回の工事の中でそのような対応をさせていただくということで聞いてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員会を休憩します。

 

(午後1時50分)

 

 委員会を再開します。

 

(午後1時50分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、討論を終結します。

 これより本件について採決を行います。

 お諮りします。第60号議案、哲学堂公園野球場改修工事請負契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決します。

 以上で第60号議案の審査を終了します。

 次に、陳情の審査を行います。

 第9号陳情、辺野古新基地建設工事において沖縄の民意を尊重して最大限の配慮をするよう意見書提出を求める陳情を議題に表します。

 なお、本陳情につきましては、本日までに1,690筆の署名が寄せられていることを申し添えます。

 陳情者より補足説明と補足資料の配付の希望がありますので、委員会を休憩いたします。

 

(午後1時51分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後2時11分)

 

 これより本件に対する質疑を行います。

 質疑はありませんか。

浦野委員

 休憩中に陳情者の方にもお聞きしたんですが、理由の中に中野が先駆けて憲法擁護・非核都市宣言を行ったということと、中野区には自治基本条例が制定されていますという理由があるかと思うんですけれども、さっき陳情者の方も、中野のよい面としてということでやりとりがありましたけれども、それぞれ宣言条例制定に至った経過を簡単でいいので、ちょっと御説明いただけますでしょうか。

杉本企画部企画課長

 では、憲法擁護・非核都市宣言に至る経緯でございます。

 区は、昭和57年8月に憲法擁護・非核都市宣言を行ってございます。この当時でございますが、世界中で反核、軍縮、平和を求める運動が急速な盛り上がりを見せる中、1万人を超える区民の署名が添えられた憲法擁護・非核都市宣言を求める請願、これが区議会に対して提出され、採択されたことにより同宣言に至っているというふうに認識をしてございます。

 次に、自治基本条例の制定の経緯でございますが、地方分権改革が進む中で、基礎的自治体である区の権限や責任が大きくなっており、区が自主的かつ自立的に総合的な行政運営を進めていかなければならないという考えにのっとりまして、中野区の自治の発展のためには、区民の区政への参加の権利を保障し、参加の仕組みを広げていることが重要であると。また、区は、中野区の自治の発展のために中野の自治の原則を明らかにし、区民の参加の権利を保障する自治基本条例の制定を目指して取り組んできたというふうに認識をしてございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、取り扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後2時13分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後2時14分)

 

 質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、質疑を終結します。

 次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、意見の開陳を終結します。

 次に、討論を行います。討論はありませんか。

浦野委員

 第9号陳情、辺野古新基地建設工事において沖縄の民意を尊重して最大限の配慮をするよう意見書提出を求める陳情に対して、賛成の立場で討論を行います。

 この期間、沖縄新基地建設をめぐっては、沖縄県民が2度の県知事選挙や国政選挙、また、直近では2月に行われた新基地建設埋め立てに伴う賛否を問う県民投票が行われたところです。

 この中では、この陳情にも触れられているように、投票率は5割を超えて、投票者の7割以上の方が埋め立てに反対という意思を示しておりますし、全市町村で反対が多数となって、初めて米軍基地の建設という1点に絞っての明確な民意が示されたというふうに思っています。

 私たち共産党議員団は、ことしの第1回定例会で議員提出議案として、沖縄県民投票の結果を尊重し、辺野古埋め立てを中止することを求める意見書を提案させていただきましたが、これは残念ながら賛成少数で可決には至りませんでしたけれども、今回のこの陳情の趣旨であります、先ほども確認をさせていただきましたが、沖縄の民意を尊重して、寄り添って最大限の配慮を求めるということは、当然のことというふうに考えております。また、これは同時に、地方自治や民主主義のあり方を問う上でも、こうした示された住民の意思を尊重するか否かということは、決して沖縄県民の問題だけにとどまらないと考えますし、私たち区民の問題でもあるというふうに考えております。

 よって、そのことを区議会として、この陳情の趣旨にあるように、政府に対して意見書を上げるということは非常に重要と考えますので、本陳情に賛成して、以上で討論といたします。

委員長

 それでは、採決に入ります。

 これより本件について挙手により採決を行います。

 お諮りします。第9号陳情、辺野古新基地建設工事において沖縄の民意を尊重して最大限の配慮をするよう意見書提出を求める陳情を採択すべきものと決するに賛成の方は挙手を願います。

 

〔賛成者挙手〕

 

委員長

 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきとするものと決しました。

 以上で第9号陳情の審査を終了いたします。

 次に、事業概要についてですが、初めに説明を受け、質疑は一括して受けたいと思います。

 説明をお願いいたします。

高橋企画部長。

 それでは、事業概要の資料(資料14)のほうをごらんください。

 私のほうからは企画部の事業概要について御説明をいたします。お手元の資料の9ページをごらんください。

 企画部につきましては、企画課、財政課、広聴・広報課、業務改善課、情報システム課の計5課により構成しております。

 まず初めに、同じページの企画課でございます。企画係、基本構想係、政策情報係、平和・人権・男女共同参画係の4係でございます。このうち、基本構想係の事務は基本構想担当課長が所管しております。

 企画課では、政策の企画及び総合調整に関すること、区政目標の策定及び管理に関すること、基本構想及び基本計画の策定に関すること、10ページになりますが、タウンミーティングに関すること、基幹統計調査、区民意識・実態調査に関すること、11ページになりますが、平和関連事業、人権擁護、男女共同参画施策、ユニバーサルデザインの推進に関することなどを行ってございます。

 次に、12ページの財政課でございます。予算係、決算分析・地方公会計係の2係でございます。

 財政課では、財政計画及び予算編成及び管理に関すること、区債の発行及び償還、基金の積み立てや繰り入れに関すること、決算分析、地方公会計に関すること、財務書類の作成やコスト分析などを行ってございます。

 次に、13ページの広聴・広報課でございます。広聴係と広報係の2係でございます。広聴・広報課では,区民の声に関すること、区報、ホームページ、わたしの便利帳などの区政情報の提供に関すること、お知らせ板などの広報設備等の管理運営に関することを行ってございます。

 次に、14ページの業務改善課でございます。業務改善係、債権管理担当係長の1係と1担当係長でございます。業務改善課では、行政評価、業務改善の推進に関すること、債権管理の総合調整や未収金対策に関することについて行ってございます。

 次に、15ページの情報システム課でございます。情報政策推進係、住民情報係、次期住民情報係、情報基盤係の4係でございます。情報システム課では、情報政策の推進、マイナンバー制度の運用管理、情報システムの調達の支援及び評価に関すること、情報セキュリティの推進に関すること、住民情報システム及び住民情報連携基盤システムの運用や改善に関すること、次期住民情報システムの構築・運用に関すること、16ページになりますが、情報基盤、庁内情報ネットワークシステムの運用などに関することなどを行っております。

 企画部の事業概要については、以上でございます。

白土総務部長。

 それでは、総務部の事業概要について御説明をいたします。まず、17ページをごらんください。

 総務部は総務部長のほか、危機管理監、危機管理担当部長、新区役所整備担当部長のもと、総務課、職員課、施設課、用地経理課、危機管理課、新区役所整備課の計6課で構成しております。このうち危機管理課の事務は危機管理担当部長が所管し、新区役所整備課の事務は新区役所整備担当部長が所管しております。

 まず総務課でございます。総務係、復興協働担当係長、サンプラザ事業担当係長、文書・情報公開係、法務・法制係、審査請求・争訟担当係長、秘書係の4係、3担当係長でございます。このうち、審査請求・争訟担当係長の事務は法務担当課長が所管しております。

 総務課では、庁議に関すること、区議会及び行政委員会との連絡調整に関すること、区議会議員の報酬及び区長等の給与に関すること、総合教育会議に関することなど、さらに18ページになりますが、復興協働に関すること、サンプラザ事業に関すること、文書の管理に関すること、個人情報の保護や情報公開の総合調整に関すること、19ページになりますけれども、条例・規則等の制定・改廃に関すること、訴訟事件、調停事件及び行政不服審査に関することなど、さらに、20ページになりますけれども、秘書業務、そして表彰等に関することなどを行っております。

 次に、21ページをごらんください。職員課でございます。人事係、人事調整担当係長、組織・定数担当係長、服務担当係長、給与係、人材育成係、福利・健康管理係の4係、3担当係長でございます。職員課では、職員の任用、服務、給与に関すること、区の組織や職員の定数に関することなど、22ページになりますけれども、職員の能力開発、研修に関すること、職員の福利厚生や健康管理、公務災害に関することなどを行っております。

 次に、23ページをごらんください。施設課でございます。施設保全係、施設整備係、庁舎管理係の3係と4担当係長でございます。施設課では、区有施設の保全事業に関すること、次の24ページになりますが、施設整備事業に関すること、庁舎管理に関することなどを行っております。

 次に、25ページの用地経理課でございます。管財係、資金担当係長、用地調整係、契約係、検査担当係長の3係と2担当係長でございます。このうち用地調整係の事務は用地担当課長が所管しております。

 用地経理課では、公有財産の管理、取得及び処分に関すること、土地開発公社事業に関すること、庁有車の使用及び管理に関することなど、資金運用や積立金の運用に関すること、それから、26ページになりますが、街路用地の取得に関すること、売買、賃借、請負その他の契約締結に関すること、契約に伴う検査に関することなどを行っております。

 次に、危機管理課でございます。危機管理係、防災計画担当係長、防災対策係、災害対策担当係長、地域防災係、生活・交通安全担当係長の4係と3担当係長でございます。このうち防災対策係と災害対策担当係長、地域防災係の事務は防災担当課長が所管し、生活・交通安全担当係と生活・交通安全担当係長の事務は生活・交通担当課長が所管しております。危機管理課では、危機管理の調整や法令遵守事務、内部統制、災害対策組織、国民保護に関することなど、それから、防災会議、防災計画に関すること、28ページから30ページにかけてでございますが、震災や風水害などの災害対策や防災訓練に関することなどを行っております。続きまして、31ページになりますが、地域の防犯活動、防犯活動団体の支援に関すること、交通安全対策に関することなどを行っております。

 最後になりますが、新区役所整備課でございます。新区役所整備係、新区役所区民サービス係、新区役所情報システム係の3係と1担当係長でございます。このうち新区役所区民サービス係の事務は新区役所区民サービス担当課長が所管し、新区役所情報システム係の事務は新区役所情報システム担当課長が所管しております。新区役所の整備に関することを行っております。

 総務部の事業概要については以上でございます。

浅川会計室長

 それでは、会計室の事業概要について御説明いたします。120ページ、121ページをごらんください。

 会計室は、会計管理係、審査係、出納係の三つの係で構成し、地方自治法に基づく会計事務を行っています。主な事務といたしましては、支出命令や歳入金の収納手続など区の会計事務が適正に行われるよう審査、指導を行っているほか、現金、有価証券、物品の出納及び保管、また、決算の調整などの事務を行っております。

 会計室の事業概要につきましては、以上でございます。

松原選挙管理委員会事務局長

 選挙管理委員会事務局の事業概要について御説明いたします。122ページをごらんください。

 選挙係を置きまして、主に選挙人名簿に関する事務、次に、123ページでございますが、各種選挙の執行管理に関する事務を行っております。また、選挙が公明かつ適正に行われることを目的といたしまして、選挙人の政治意識の向上を図るための選挙の啓発に関する事務などを行っております。

 選挙管理委員会事務局の事業概要については、以上でございます。

小谷松監査事務局長

 それでは、続きまして、監査事務局の事業概要の御説明でございます。125ページ、126ページをごらんください。

 監査事務局では、監査担当係長を4名置きまして、地方自治法等の法律に基づきまして監査委員の指揮のもとで監査事務を行ってございます。各監査等の事務につきましては、いわゆる一般監査といたしまして、例年定期に、これは資料の(1)から(4)まででございますが、財務、工事、行政、財政援助団体等に係る監査を行ってございます。また、区民や他の機関からの請求、要求により行いますいわゆる特別監査といたしまして、資料の(5)から(10)までの各監査もございます。

 そのほかの監査といたしまして、(11)の例月を行う出納検査、また、決算に係り行います(12)から(14)までの決算、基金、それから、健全化判断比率等の各審査がございます。

委員長

 ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で事業概要の説明を終了いたします。

 次に、所管事項の報告を受けます。

 1番、東北絆まつり2019福島への支援・協力結果について報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、東北絆まつり2019福島への支援・協力結果につきまして御報告いたします(資料15)。

 特別区が一体となって進めております特別区全国連携プロジェクトの一環としまして、東北絆まつりに対し支援、協力を行い、被災地の復興を応援するとともに、東北6県の自治体との連携・協力関係を深めるものでございます。

 なお、特別区全国連携プロジェクト及び東北絆まつりについての御説明は、資料下段に記載してございます。

 初めに、1番、開催結果でございます。日時は本年6月1日と2日、開催場所は福島市内でございます。

 参加した祭りでございますが、資料に記載の六つのお祭りでございます。主催は東北絆まつり実行委員会、特別協力が東京23区・特別区長会ほかでございます。

 次に、2番、支援・協力の内容でございます。特別区全体として協賛金を拠出したほか、祭りPRとして、ポスターの掲示、チラシ・啓発グッズの配布、区報・ホームページでの周知及び区役所1階展示ブースの設置をしたほか、特別区のPRとして、現地にブースを設け、冊子を配付いたしました。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。

大内委員

 中野区のPR、ブースで配付したというけれども、中野区でも東日本復興祭みたいなものをやっているじゃないですか。そういったものの宣伝は全くしていないの。

杉本企画部企画課長

 本年の絆まつりにおきましては、特別区のPRということで、各区のPRリーフレット等を一つの袋に入れて配付をしてございます。今年度の中野区としましては、「びじっと中野」を400部提供しまして、お祭りの期間中に全て配付を行ったというものでございます。

大内委員

 いや、だから、中野区の東日本復興祭の宣伝は入れないの。だって、東京でも見られますよという、中野だって大きくPRになるのに何で入れていないの。

杉本企画部企画課長

 従前、区の啓発の資料ということで観光等でお越しいただきたいというような旨で「びじっと中野」を配付していたというものでございます。委員御指摘のように、東北復興大祭典、非常に大きなイベントでございますし、趣旨も非常に似たものでございますので、次年度以降のPRにおきましては、こうしたお祭りのPRについても検討してまいりたいと思います。

大内委員

 いや、検討してくれと言っているんじゃないの。何で入っていないんですかと言っているの。検討して入れない場合もあるわけでしょう、そうしたら。検討するけど、入れない、次年度もやっぱり入れませんでしたという結果報告は聞きたくないから言っているんです。何で入れないの。

杉本企画部企画課長

 繰り返しになりますけれども、従前、中野区の観光のPR等ということで「びじっと中野」を配付してきたというものでございます。今年度、委員からの御指摘を踏まえまして、東北復興大祭典の実行委員会のほうとも調整を図りながら、そうしたPRもできるように検討してまいりたいと考えてございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、中野区公共サインガイドラインの策定について報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、中野区公共サインガイドラインの策定について御報告いたします(資料16)。

 区は、ユニバーサルデザインの理念に基づくまちづくりを推進するとともに、区民や来街者にとってわかりやすく利用しやすい案内・誘導を行うため、今後の公共サインの整備及び維持管理などの統一基準となる「中野区公共サインガイドライン」を策定いたしました。

 初めに、1番、ガイドライン策定の経過でございます。本ガイドラインにつきましては、本年1月の当委員会にガイドライン(案)の御報告を行った後、区民や関係機関等からの御意見を伺った上、策定いたしました。

 次に、2番、区民及び関係機関等意見募集の概要でございます。平成31年2月1日から同月22日まで、区報・中野区ホームページを通じて、区民、交通事業者、電気・ガス関連事業者、福祉団体、国際交流協会に対して意見募集を行いました。主な意見はいずれも関係機関から寄せられたものでございまして、駅名の表記を交通事業者に合わせてほしい、外国人も案内・誘導の対象であることを明確にしてほしい、サインデザインの統一を推進してほしいというものでございました。

 3番、ガイドライン(案)から主に変更した点としましては、施設内・敷地内のサインの取り扱いを従前、「対象外」としておりましたが、「参照」に変更いたしました。また、維持管理費縮減の検討及び案内サインの表示基準につきまして、視覚障害者への配慮について追記をいたしました。

 裏面をごらんいただきたいと思います。4番、ガイドラインの概要でございます。本ガイドラインは、日本語及び英語の2言語を基本とする多言語表記やカラーユニバーサルデザインに配慮し、容易に識別できる色彩とし、既存の案内サイン及び誘導サインの基調色である濃紺を用いること、ICT技術の活用など効果的な情報提供を実現すること、サインの集約や配置の工夫による景観への配慮、維持管理に関する基本的な考え方、サインの標準デザイン等を盛り込んでおります。ガイドライン及びガイドライン概要版をおつけしてございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。

 最後に、今後の予定でございます。本委員会終了後にガイドライン及びガイドライン概要版を区ホームページにて公表いたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

立石委員

 ガイドライン(案)から主に変更した点のところで、視覚障害者への配慮についてということで変更が加えられていると思うんですけども、カラーユニバーサルデザインということで、視認性の高い見やすい色を配慮しているということですが、例えば点字とかそういったものは検討されなかったのでしょうか。

杉本企画部企画課長

 点字につきましても、視覚障害者の団体の方のところにお話を伺ってまいりました。しかしながら、全盲の方の場合ですと、そもそもサインがそこにあること自体がわかりにくいというというようなこと、音声ガイダンス等を行った場合には、流れる音声が騒音になってというような苦情が寄せられたり、そういった声が視覚障害者団体の皆さんのお耳にも入る、そうしたところは心もとないというようなお声もいただきまして、こうしたもの含めまして、19ページに記載のとおり、視覚障害者等が利用することが多い施設の周辺等に設けられる案内サインについては、周辺環境を十分に踏まえた上で、点字、音声、その他の方法による情報伝達について検討すると、こうした記述を加えたものでございます。

立石委員

 ありがとうございます。

 この後、ユニバーサルデザイン推進計画も報告があると思うんですが、公共サインガイドラインはそちらと一緒に内容を共有しながらつくったということだと思うんですが、そちらの計画の中に中野駅周辺に関しても、全ての方が利用しやすい、そういった環境を目指していくと書かれております。

 点字については、気づいていただくまでの動線が難しいということで今回見送られたということですが、今後もユニバーサルデザインということで、駅周辺など目が不自由な方にとっても利用しやすい環境を引き続き目指していっていただきたいと思います。すみません。質問じゃないんですけど。

酒井委員

 概要版でシンプルなデザインを基本とした色彩やデザイン、さまざま統一していくことも大切だと思うんですね。他方、多言語表記のところは、日本語と英語の2語基本ですよと。場合によっては中国語、韓国語というところはどう考えているのか確認させてください。

杉本企画部企画課長

 今回の中野区の公共サインガイドラインにつきましては、東京都が策定しておりますサインの標準化の指針に準拠した格好というもので策定をしてございます。東京都のサインの標準化指針の中におきましても、原則として多言語表記をしてしまいますと、一つひとつのサインの大きさが小さくなってしまって見にくいというようなところもございますので、原則としては日、英というところでございますが、施設の利用実態等に応じまして、例えば中国人の方が多く利用する施設なんだとかいうようなものがあった場合には、他の言語についても施設等に表示をしてまいりたいということでございます。

酒井委員

 施設の特性に応じて多少は柔軟に対応しようかなということだと思うんですけども、それで、サインガイドラインを策定して、今後更新をしていくというところが気になるんですけれども、どういうふうな方向性で考えているのですか。

杉本企画部企画課長

 サインの更新につきましては、資料裏面の参考に記載がございますように、平成30年度中に誘導サインの盤面更新を実施いたしました。平成31年度以降につきましては、案内サインのうち、主要駅周辺の一部について地図面の更新を実施するほか、他のサインにつきましては、当該サインの更新、取りかえ時に順次更新をしてまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 じゃ、もう少しわかりやすく。全体でどれぐらいあって、平成30年度はどれくらいやっていますよ、令和元年はどれぐらいですよ、ほかはどれぐらいですよというのはわかりますか。

杉本企画部企画課長

 全体としまして、昨年度実施いたしましたのが誘導サインということでございまして、誘導サインという縦長のサインがございまして、こちらは291基を対象に更新をいたしました。うち1件が既に撤去済みであったというようなこと等も踏まえまして、290基について情報の更新を実施したところでございます。

 本年につきましては、中野駅周辺の一部についての地図面の更新を実施していくというところで、先ほど申し上げたとおりでございます。

 他のサインにつきましては、主として道路管理者が設置する道路標識、これが約1,500基、公園内に設置している禁止サインが160基以上、ごみ集積所の案内板が約2万基、あとは保護指定樹木等の標識が約400基ございまして、老朽化等に伴って見えにくくなったもの等につきましては、順次更新をしていくという考えでございます。

酒井委員

 恐らくそれ以外のものに関しては、老朽化してだめになったときに更新していくような考えだと思うんですけれども、ちょっと角度を変えるんですけど、公共サインガイドラインの考え方において、シビックプライドというのは持っていますか。

杉本企画部企画課長

 シビックプライドという考え方そのものについて、触れている記載はございません。

酒井委員

 要するに、今、区としてシビックプライドというものに取り組んでいますね。シビックプライドというのは、いつも山本委員長がよく言うんですけども、都市と住民のかかわりをデザインするというんですね。サインのあり方を統一していく、例えば名古屋市、札幌市なんかは、公共サインのフォント、字体というもの統一しているんですね、全てのまちにおいて。そういったことを取り入れることによって、我がまちへの愛着感が出てきたりだとか、例えば商店会がペナントを作成する際にそういったものを合わせていって、中野区全体としてまちに統一感が出てくるんです。本来ならばそういったところも入れ込んでやっていくのが僕は大切なのかなと思っているんです。

 今後、区報のリニューアル、それからまた、区の掲示板、そういったところにもそういう考えを持って統一感を持たせていくことが非常に大事だと思っているんですけれども、今後、こういう考え方もぜひ持っていただきたいと思いますが、いかがですか。

杉本企画部企画課長

 今回の公共サインガイドラインの策定に当たりましても、委員から御指摘いただきましたような視点も持ってまいりたいというようなところも含めまして、交通事業者ですとか電気・ガス関連事業者等にも働きかけをしまして、サインの統一ができないか等についても御相談したところでございます。

 いずれにしましても、中野区全体としてユニバーサルデザインを推進していくという考え方もございますので、公共サインガイドラインの中で記しましたような字体ですとか言語表記ですとか文字の大きさ、こうしたものも含めまして、区全体として、わかりやすい、誰にでも優しい案内サインというものをつくってまいりたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 わかりやすく、当然なんですよ。要するに統一感を持って、まち全体でそういったものをつくり上げていくことこそが、我がまちへの愛着心であったりだとか、まちづくりの統一性につながるので、そういうところも片隅に置いて取り組んでくださいねということです。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告についてを終了いたします。

 次に、民間事業者等との包括的な連携の推進に係る考え方(案)について報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、民間事業者等との包括的な連携の推進に係る考え方(案)につきまして御報告いたします(資料17)。

 区は、区民サービスの向上と区の一層の活性化に資することを目的としまして、民間事業者と幅広い領域における包括連携協定を締結し、双方の強みを生かした事業を実施してまいりました。今後につきましても、次の考え方に基づきまして、民間事業者等との包括的な連携を一層推進してまいりたいと考えてございます。また、各領域における個別の連携協定についても、この考え方を準用いたします。

 初めに、1番、連携推進の目的でございます。包括連携は、民間事業者等のアイデア、ノウハウ、ネットワーク等の資源を最大限に活用し、社会経済情勢の変化や高度化・多様化する区民ニーズに応じた地域課題の解決や区民生活の向上が期待できます。また、連携の効果として、区内で多彩なサービスが展開され、区のイメージが向上することによってまちの価値が向上し、民間事業者等の投資や雇用の創出を呼び込み、さらなる民間事業者等の新たな参入につながるなど、中長期的にもまちの活性化や住みやすいまちづくりに資する好循環を生み出していくものと考えてございます。

 次に、2番、連携の理念でございます。区と民間事業者等が共有する理念として、常に新たな視点で柔軟に課題解決の可能性を検討し、中野というフィールドで区と民間事業者等がともに各課題解決に取り組むこと、まちの魅力や価値を高める取り組みをともに生み出していくこと、中野に対して区民が愛着や誇りを持てるような取り組みを行っていくことを掲げてございます。

 裏面をごらんいただきたいと思います。3番、連携推進の視点でございます。連携の推進に当たりまして、区は理念を共有する民間事業者等とは誰とでも連携する姿勢、真摯かつ丁寧な対話による信頼関係の構築と、双方にメリットを生み出す連携、連携の効果を相互に検討し、区民ニーズの変化に応じた新たな価値の創造といった視点を持って取り組んでまいります。

 区の役割としては、区が有する信頼・影響力、連携実施の場、多彩な領域などの強みを生かしまして、連携事業の実効性を確保する観点から、公平性や透明性の確保と責任所在の明確化、地域課題や行政情報の提示、連携実施の場の提供、周知広報を実施いたします。また、こうした連携推進の目的と連携の理念を共有し、連携推進の視点に賛同する民間事業者等であり、協定に基づく連携事業が実施できる見込みのある事業者等を連携の相手先といたします。

 今後のスケジュールといたしましては、本日の委員会でいただいた御意見を踏まえ、本年7月に民間事業者等との包括的な連携の推進に係る考え方を策定し、来年度、多様な官民連携を推進するための指針の策定を予定してございます。

 最後に、参考として、中野区と民間事業者等との連携イメージをおつけしてございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

立石委員

 私は、民間企業との包括連携については賛成というか、積極的な立場ではあります。ただ、3番、連携推進の視点のところの積極的な連携構築で理念を共有する民間事業者とは誰とでも連携する姿勢というところで、今回は基本的な考え方や理念を示したものだと思うんですが、以前、総務委員会の中でも特定の民間企業の利益誘導になってしまったりとか、本当にその企業と連携することが妥当なのかとか、最近、個人情報の流出があったりしていて、セキュリティ的に大丈夫なのかという御指摘があったと思いますが、こういった企業はちょっと除外するじゃないですけど、難しいみたいな、そういった内容というのは、今後、令和2年に作成される指針のほうに明記されるという認識でよろしいですか。

杉本企画部企画課長

 こちらの考え方、ベースとしまして、考え方に合致する事業者でありましても、法令や公序良俗に反する行為を行った者、政治活動や宗教活動を助長するおそれのある者、法令等により区の契約の相手方としないこととしている者、こうした者については除外をしていく、該当しないということで相手方と確認をしてまいりたいというふうに考えてございます。

立石委員

 そういった除外というか、該当しないリストみたいな項目というものは、こういった指針とか考え方の中には反映されるという認識でよろしいですか。

杉本企画部企画課長

 この考え方そのものに除外規定みたいなものであったり、チェックリストみたいなものを添付してしまいますと、連携の除外条項のようなイメージがつきまとってしまうというところもございますので、内部で相手方と協力をする際にそうした点についてはチェックをしていくというふうに現時点では考えてございます。

大内委員

 書いてあることがたくさんあり過ぎていて、よくわからないんだけど、要はこういった連携をする企業、それは例えば理念が何点か出ていたり、あるいは視点があったり、これば全て企業と合致していなきゃいけないの。それとも一つでも合致していればいいの。

杉本企画部企画課長

 こちらに掲げました理念ですとか視点、こうしたものについては、全て満たしている事業者との間の連携を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 そういうことであれば、企業が課題解決の可能性を一緒に検討していきます、価値を高めて取り組んでまいります、愛着が持てるようにやっていきますと言えばそれでいいわけ。要は、うちはこういう会社ですよとかその前提は関係なくて、書いてあることを一緒にやりますよといえば、これで協定を結べちゃうんですか。

杉本企画部企画課長

 前提としまして、御説明の中でも触れましたように、双方が適切な役割を果たしていくということで、こうした連携の目的、理念、視点に賛同する民間事業者であること、また、区政課題等に基づきます連携事業が実施できる見込みがあるというようなところがございますので、具体的な連携事業の中身、こうしたものについては、協定締結時に相手方事業者としっかりと検証した上で協定を設計してまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 幾つかの企業の候補があるのか、あるいは連携する企業は、これから10社、20社、100社ぐらいまで考えているのか、あるいは1社、2社なのか、その辺はどうなんですか。

杉本企画部企画課長

 既に連携を結んでいる相手先としまして、セブン・イレブン・ジャパンですとか、トヨタモビリティサービスさん等と連携協定を結んでいるほか、区内にキャンパスを有する6大学と協定を締結しているところでございます。これのほかに現時点で具体的に協議を行っている事業者としましては、本年第1回定例会におきまして御報告いたしましたメルカリ株式会社、株式会社メルペイ、こちらとは協議を行っているところでございます。

大内委員

 今、協議している、これをつくっている、普通に聞けば、これをつくってから協議するんじゃないの。セブン・イレブンだとか先にしちゃっているからわかるけど、今、協議中ですと言っていて、示されていて、そんなこと、あるの。普通、ここで確定してから協議するんじゃないの。協議しながら、もう会社は決まっていますと、と同時に、こういったことで進めていきますって、順番が。普通、これから先なんでしょう。7月にこれから策定をしていくのに、もう協議している会社があるんですと言われちゃうと、その会社に合わせてやっているのととられない。

 一旦セブン・イレブンまでやったというのはわかる。新たにこれからやるときはこういった前提で協議をしていくんですだとわかるけど、これを出しながら、今、協議していますと言われちゃうと、何の意味があるのと。だって、これをつくらなくたって、もう協議しているんでしょうとならない。

杉本企画部企画課長

 包括連携協定に向けた考え方は考え方として、現在、包括連携協定に向けた協議、調整を行っている事業者もございますが、考え方は考え方としてまとめ、その考え方にのっとって、相手方とこの先連携が進んでいけるという部分につきましては、現在協議中の事業者も含めまして、協定締結時に確認してまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 例えば、トヨタのレンタリースと今、結んでいるわけでしょう。そこが今回の連携の理念の区民が愛着が持てるまちにするため、どういうことをしていただいているとか例えば聞くとするよね。セブン・イレブンが何をしているんですかと。でも、それはこの理念をつくる前に締結しちゃったので、これに合うことを何か考えていますという答えになるんですか。

 例えば、トヨタモビリティとやっていると、じゃ、トヨタモビリティともう既に結んじゃっているので、この連携は後からつくったので、トヨタモビリティとは最初の理念について特に確認していないということになるんですか。

杉本企画部企画課長

 今回、新たに民間事業者等との包括的な連携の推進を図る考え方ということで、区としての考え方の案を本日お示ししたところでございます。既に協定を締結している事業者との協定締結時には、この考え方全てを網羅しているかという点について確認したものではございませんが、今後、連携事業を行っていくに当たりまして、こうした視点に基づいた連携を深めていければというふうに考えてございます。

大内委員

 じゃ、今、締結しているところは、別にこの三つの理念に関しては該当しなくてもいいということなんですか。

杉本企画部企画課長

 必ずしもこの視点に該当しなくてもいいというものではございませんが、包括連携の締結時にこうした考え方というものはまだ区として持ってございませんでしたので、必ずしも全てを網羅しているかどうかという点につきましては、事業者と協定締結時において確認はしていないというようなところでございます。

高橋企画部長

 既に結んでいるところにつきましては、今、定期的に相手側と話し合う機会を持ってございます。その中で、区が推進の考え方を取りまとめたというところで、そこをお伝えし、改めて協力、また、新しい取り組み提案していただけるように働きかけていきたいと思っています。

 今後、結ぶところにつきましては、現在、案でございますけれども、案をとったものに従いまして、相手側と新しい動きをつくっていく。現在協議中のところについても当然に、改めて整理した考え方にのっとっておつき合いできる相手かというところをしっかりと見きわめて進めていきたいと考えてございます。

大内委員

 だから、とりあえず地域包括的な連携というのは一つ結んでできました。ただ、これから連携をやるときにはしっかりとした前提条件や理念をつくらなきゃいけないということでつくっていると思うんだけど、やりながら、片方でもう交渉中のところがあるんですというとだめなんじゃないのと言っているの。一回そこで仕切り直しをして、包括的な連携を含む会社を決めていきますというのだったらわかるけど、これをつくりながら片方でも協議しているというのは、何の協議をしているんだよとなるだろうと言っているの。今、言ったように、その会社に関しては、連携の考え方ができる前だったのでいいんですという話になっちゃうだろうと。普通、そこはとめるんじゃないの。

 メルカリさんのことを悪く言うつもりはないですよ。ただ、総務委員会で出て、見直しがかかったじゃないですか。そういうことがあって、いろんな考え方が示されたと思うんだけど、ということは、一回、そこでとめなきゃいけないんじゃないのと言っているの。これをつくってからちゃんと話をするべきであって、これをつくりながら、片方で今、話を進めているんですというんじゃおかしいだろうと言っているの。

高橋企画部長

 とめるといいますか、今回、中野区での過去の包括連携の実際の締結の状況とか他自治体の状況を見て考え方を整理いたしましたので、この考え方、案をとった状態のものをメルカリさんともお話をして、ここに掲げている理念等を共有できるかどうか、そして、今後、相手側からもそれに応じた提案等が得られるものなのかどうか、そういったものについては、確認をした上で進めていきたいと考えてございます。

大内委員

 だから、メルカリさんだけじゃなくて、ほかのところも連携しているのかもしれないけども、いろいろやっているのかもしれないけども、一回それは整理しないとおかしいんじゃないですかと、順番的に言うと。

 だって、包括的な連携をやっているときに、区民が愛着や誇りを持てるまちというのをやってくださいと、うちはできませんよといったって、もう結んじゃっているからどうしようもないわけでしょう。だから、これをつくるのだったらば、今、締結しているところも一回つくるまで待ってくれとやらないと、同時にやっているのはおかしいんじゃないの。そのためにこれをつくるんでしょうと言っているの。

杉本企画部企画課長

 協定締結に当たりましては、年度末までを期限とし、協定を締結しておりまして、次年度以降、また協力関係が築いていける場合に更新するというような形をとってございます。

 今、委員から御指摘をいただいたような点も踏まえまして、今後の連携事業のあり方等も、調整の場において相手方の意思等も確認しながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 もうこれで最後にします。

 じゃ、これは1年ごとの契約なのね。1年ごとに確認をして、包括連携をやっても意味がないというところはやらないということでいいわけね。

 とにかく、今、協議しながら、片方で決めていると、その会社に合わせてつくっているんじゃないかとか、そういうふうに捉えるでしょうと言っているの。だから、そういうことがないように、指針をつくるのに、片方で協議しているんじゃおかしいだろうと言っているの。そういうことなので、よろしくお願いします。

委員長

 3時になりましたので、一旦ここで休憩にさせていただきます。

 

(午後3時05分)

 

委員長

 委員会を再開いたします。

 

(午後3時24分)

 

 質疑はありませんか。

酒井委員

 1年ごとの更新と大内委員の質問の中で、それから、定期的に会議を行っているということだったと思うんですけれども、すると、平成28年にセブン・イレブンと包括連携協定を結んでいますよね。じゃ、これまで会議というのは何度ほど行われていますか。

杉本企画部企画課長

 各事業者等々最低年に1回というところでございまして、セブン・イレブン・ジャパンさんとは年に一度、協議を行っているところでございます。

酒井委員

 それで、その都度、連携事業をやっている、やっていないかだとかで判断していくんだと思うんですけれども、例えばセブン・イレブンさんとは連携協定を結ばれましたね。その中に連携事業、都市観光ガイドマップ「びじっと」の店内配付等の広報協力、それから、支援を必要とする人の支えあい活動への協力、災害時の物資供給及び街頭消火器の設置協力等々ありますよね。こういうのは全てやっているんですか。

杉本企画部企画課長

 実施してございます。

酒井委員

 防災訓練の参加だとか少年少女の非行防止、こういったこともやっていますか。

杉本企画部企画課長

 防災訓練への参加等につきましては、実績はないというふうに聞いてございます。

酒井委員

 連携事業を全てやっていますかと一つの例を出して聞いたのに、どうして、やっています、個別で聞くとやっていません、どうなんですか。

杉本企画部企画課長

 物資供給や街灯消火器の防災のカテゴリですと、設置協力等を行っているのかというお尋ねというふうに解釈をしまして、実施しているというふうにお答えしたところでございます。

酒井委員

 相当連携事業があるんですけれども、具体的に幾つぐらいやっていないんですか。

杉本企画部企画課長

 平成30年度の実績といたしまして、実施したものがシニア向けお仕事説明会ということで、オーナー向け勉強会の実施、シニア向けお仕事説明会の実施、あとは都市観光ガイドマップ「びじっと中野」の設置、「なかのまちめぐり博覧会」のパンフレットの設置、あとは認知症サポーターの養成に向けまして、中野地区のマネジャーと調整を行ったということ、また、災害時の物資供給及び街頭消火器の設置協力についてといういうこと、また、食育の月間中に区内のセブン・イレブン45店舗にポスター、食品陳列棚に「うさごはん」のPOP等を掲示していただいたということ、また、選挙時に区内店舗に啓発物を掲示させていただいたと、こうした事業については実施をしているところでございます。

酒井委員

 連携事業を展開していく予定とありますので、今後のところなのかもわかりませんが、1年ごとに会議をして更新の判断をするのだったら、こういったことに取り組んでいっていただかないとならないのかなと思うんですが、民間からすると、中野区というのは、33万区民を相手にして、年間1,500億円の予算を持って、職員は2,000人いる、非常に大きな固まりで、それでいて公という大きな大きな信頼があるわけですよね。民間とすると、そこと包括連携することによって信頼というものを得ることができるわけですね。そういう中で、ウイン・ウインというのはわかるんですけれども、中野が行政課題の解決だとか、地域の活性化だとか、さまざま区民福祉の向上に資するものに民間さんを利用するといいますか、そういうぐらいの考え方がないと、包括連携は僕はうまくいかないと思うんですよ。

 例えば渋谷区、区内の大手アパレルメーカーと協定を結びました。それによって議員への防災服でしたか。それから職員への防災服なんかを提供してもらっているんですね。それは一つの例ですけど、非常にわかりやすい形ですよね。

 他方、うちのほうでいいますと、さまざまな連携事業をやりますよと言っていますが、まだまだ見えていないところもありますよね。ですので、そのあたりを今後の推進に係る考え方、これは案がとれますね。今後、指針を策定しますね。そこでしっかりとやっていかなければならないと思うんです。

 それから、あと、人の稼動の面も考えてくださいね。いっぱいいろんなところとやっていて、本来業務のところもあろうかと思いますので、包括連携のあり方というのはしっかり考えていただきたいと思います。非常にいいことなんですけれども、やりようによっては区に負担がかかっちゃう可能性もありますので。

 要するに、広域自治体だったら、かなり広範なところと包括連携協定を結んでいるんですよね。あと政令指定都市であったり。じゃ、30万区民の中野の中でどういう行政目的で連携するのかというところを今後の考え方、指針の中でつくっていただきたいと思っていますが、丸めてお聞きします。いかがですか。

杉本企画部企画課長

 ただいま委員から御指摘をいただきました行政として包括連携を結ぶ上でのというところでございますが、地域課題の解決ですとか、区の職員等の業務量、こうした部分につきましても十分に留意しながら、この先の案がとれた考え方の策定ですとか、あとは指針の策定にそうした点も十分に配慮しながら検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

内川委員

 連携推進の視点のところで積極的な連携構築、民間事業者の誰とでもということなんですけれども、これは同業他社の方ともとりあえず最初は全部来たものは受け入れていくのか、それとも業種によってはどのぐらいの数に絞っていこうかなと、そういったことは考えていますか。

杉本企画部企画課長

 業種によって包括連携の相手先を間口の部分でシャットアウトするというようなことは考えてございません。しかしながら、包括協定というところでございますので、複数の分野にまたがってまいりますので、協定締結に当たりましては、一定の規模の企業等が対象になってくるのかなとは考えてございます。

内川委員

 最初に一定の規模の企業ということをちゃんと示していくと。これはエンドレスにふえていっちゃうと、先ほど酒井委員も言っていましたけれども、すごく業務がふえてきちゃって回らなくなってくると思うんですよね。そういったところを毎年見直すということなんですけれども、見直す指針として、例えば連携事業が10あるとしたら、この会社はその中で四つやってくれている、幾つやってくれている、そこら辺のことを最初から決めて次年度の契約につなげていく、そういう考えなんですか。

杉本企画部企画課長

 テーマによって若干視点等が変わってくるのかなというふうに考えてございます。

 例えば、セブン・イレブン・ジャパンさんにお願いをしています見守り支援、こうしたものでしたら、他の業種にも広げたほうがいいような面もあろうかと思いますし、また逆に、それによって競争が生まれてしまって、当初連携の効果が生まれなくなってしまうような協定事業の内容、ですので、連携協定のメニューに応じて相手先事業者と十分に協議をしながら、どういった連携が区民生活の質の向上、地域課題の解決に寄与するのかというものを見きわめながら調整してまいりたいと考えてございます。

白井委員

 まず、大内委員から一番初めに指摘がありましたけども、これまで区はセブン・イレブンやトヨタ、また、区内の6大学と包括的な連携を結んできたと。とはいえ、一体どういう基準で、どういう物の考え方で包括連携を区は結ぶのか、こういう基準がないじゃないかというところが、これまでの議論の中であって、正直言うと、現状に合わせるような形でつくっているというふうに見えます。その上で、非常に漠としていて、一体何を基準として定めるのかなというところが曖昧かなというふうに私は感じました。

 先ほど立石委員からもありましたけども、では、どういうというところと連携を結ばないのか、本当に漠とし過ぎていて、誰とでもどこでも結ぶとなると、じゃ、反対に結ばないところはどこといったときに、法令に反するだとか、公序良俗に反するところとは連携しないと、それは、私は当たり前だと思う、それは連携のレベルの話じゃないから。逆に言うと、そこが除外ですよというような基準であれば、そもそも考え方の基準を示すに値しないのぐらいのレベルだと私は思います。

 まず確認したいのが、経緯、それまで基準がなかったのを改めてつくるというところと、内容についてはもう少し精査する必要があると思うんですけども、この点、確認させてください。

杉本企画部企画課長

 経緯につきましては、ただいま委員から御紹介いただきましたように、この間、区として地域包括連携を随時推進してきたと。しかしながら、今後の包括連携協定を締結、推進していくに当たりまして、区としての間口となる、基礎となる考え方、こうしたものを示していくべきではないかというような御指摘を当委員会の中で受けまして、それに基づいて考え方として策定しているものでございます。

 今後、まず基礎となる考え方を策定し、今、委員から御指摘をいただいたような点、より具体的な中身というようなものは、来年度にかけまして指針を策定してまいりたいというふうに考えてございます。

白井委員

 多くの委員からも話がありましたけど、誰とでも連携するって一見いいように見えるんですけど、これをやると、区側のメリットは何ですかと、本当に何をやろうとしていますかというところが非常に漠としている。一方、ウイン・ウインという言い方をしているんですけども、企業側がわざわざ中野区と連携をするメリットは何ですかというのもわからなくなる。誰とでも結ぶんでしょうと、どこでも結ぶんでしょうと。わざわざ我々が中野区と連携する必要はないとなると思うんです。つまり絞り込まないと、区はこうしたいんだという方向性をもっと明確に施策として出す。それに賛同するということが企業にとってのメリットであり、我々は中野区に貢献しているんだという印になると思うんです。

 何でもやりますよと間口を広げ過ぎると、職員の人件費分の話だとか業務の面の話がありましたけども、そもそもの施策の視点がぼけ過ぎるんじゃないかと思うんですけども、連携する中野区のメリットはこの方向性だというぐらい絞り込んでもいいかなと思うんですけども、いかがでしょうか。

杉本企画部企画課長

 中野区のメリットというところでございますが、地域課題の解決ですとか区民生活の向上、区民福祉の向上、こうしたものに寄与するような取り組みを包括連携の中で実施できるというようなところが区側のメリットとして考えているところでございます。

 今、委員からの御指摘をいただきました包括連携の実施に当たって、施策等の絞り込みをする手法もあるのではないかというような御指摘をいただきましたので、そうした点につきましては、今後、指針を策定する中におきまして検討してまいりたいというふうに考えてございます。

白井委員

 じゃ、もう少しリスク管理の話から。企業側のウィンという話をしたので、反面、ここと連携したことによって、中野区のイメージダウンにつながるということもあります。そういう部分では、区としてリスク管理が必要だろうというのと、一方、例えば高齢者の何らかの支援をするといった場合、個々の情報が入ります。何でもいいと思います。お買い物支援でもいいし、見守りでもいいと思う。それらの情報の管理のあり方、それをいわゆる本体業務、連携ではないところに活用するというところの二次利用のもの、一般的に言うビッグデータが個別にわかる状態にまでになると、これはすごいデータなのよ。これがうまみだといえばうまみなんでしょうけども、これらについての区側として取り決め、リスク管理も必要じゃないかと思います。

 生活の場にどんどん密着すれば密着するほど、さまざまな情報が個別に入っていくという状態になるので、区側としてこの点をどう考えますか。

杉本企画部企画課長

 個人情報の取り扱いという点としましては、これまでの連携の中では、少なくとも区が保有する個人情報を相手方に開示したりとか提供したりというようなものはございません。今後に向けまして、も行政が保有する個人情報を連携の相手先に開示していくというような手法は現時点では考えてございませんが、連携のメニューによってはそういったリスクもあるというような御指摘をいただきましたので、そういった点も加味しながら、今後の検討につなげてまいりたいというところでございます。

白井委員

 こちら側から連携に当たって情報提供のことを言っているんじゃなくて、連携事業に取り組む中で、企業側がつかんだ情報の管理という話をしている。連携事業の中で得た情報、それは私たちが協力しているんだから、私たちが自分たちでつかんだ情報だから、それを本体業務、連携事業ではないところに使うのも自由でしょうと言われれば、それはそのとおりなんです。ただ、これというのは、本当に顔が見える情報だから、ここまでもどうするかと考えたほうがいいんじゃないんですかという話なんです。

 あらかじめ区側としてこうですよという情報提示のところはないのはわかっているんです。連携事業の中でつかんだ個別の情報をどう判断しますかというところです。もう一回答弁をお願いします。

杉本企画部企画課長

 連携事業を行う中で、例えば現行行っているところでも、トヨタモビリティサービスさんのほうで行っているカーシェアリングの事業のサービスを利用するに当たって、登録情報等は事業者として保有しているというようなところもございます。そうした情報をどのように活用していくのかというのは、当該事業を利用される際に周知等しっかりと徹底していただくというようなこともあろうかと思いますが、今、委員から御指摘をいただいたような個人情報の取り扱い、区の信頼性という土俵の上に立った包括連携協定というところでございますので、そうした部分も加味しながら今後の検討につなげてまいりたいと考えてございます。

白井委員

 もうこれで最後にします。

 ネガティブ面だけの話をしてしまうと、いかにも否定的に聞こえるので、基本的には賛成です。ただ、やっぱり考えなきゃならないところがあるというのと、一方で協力してくれている企業に賛同の仕方というか、評価の仕方、宣伝の仕方、こんなのがあってもいいかなと思います。区側として、例えばかくかくしかじかでこういう団体からこういうことをやってもらっているんだというのがわかるような明示の仕方だとか、反面、予算的な措置が必要な事業も今後出てくるかもしれません。そういうところも本来のあり方でいうと、メリハリをつけると中野区に協力しようじゃないかという企業側のメリットにもなるし、意向が働くんじゃないかと思っています。大いに中野区に協力してもらえるところには賛同してもらって、その上で選んでここにしようというぐらいの連携になるのが望ましいと私は思うんですけども、いかがでしょうか。

杉本企画部企画課長

 今、委員から御指摘もいただきましたとおりでございますが、資料の中にも記載してございますが、連携推進の視点として積極的な連携構築ですとか、多彩な実証実験や何かも行いながらということで、積極的に先進的な取り組みについても事業者と連携をしながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。

小林委員

 今さまざまな御意見、また、御指摘があったかと思うんですけど、民間事業者との包括的な連携の推進に係る考え方ということで、まず民間事業者というのは区内の事業者を指しているのか、区内に本社を置くもしくは他の区に本社がありながら、中野区に事業所を置くというところを目指しているのか、その相手先はどういったところを考えていますか。

杉本企画部企画課長

 ここで定義してございます民間事業者等につきましては、必ずしも区内に事業所なり本社を有する事業者だけでなく、広く民間事業者一般、他の自治体等に本社、事業所等を置く自治体についても、中野という場で取り組みを推進していくと、これが区政課題の解決等に資するというような事業者とは積極的に連携を行っていきたいというところで考えてございますので、一般的な事業者でございます。

小林委員

 わかりました。区内だけではなく、他の地域の方々とも積極的に民間の方々とは誰とでも、区の役割としては信頼、影響力、連携実施の場、多彩な領域というところで、民間の事業者さんと連携をとっていくのかなというところで、一方、区の役割としては、信頼、影響力ということがありますけれども、どちらかといえば、民間の事業者さんから見れば、区の影響力というのは非常に大きいのかなと。ある意味では、区のお墨つきをもらった事業者である、また,区から委託を受けている業者もいらっしゃいます。そういった方々との違いといいますが、連携をとるということと既に委託などを受けている事業者さんとの関係はどういったふうにお考えですか。

杉本企画部企画課長

 ここで提議してございます連携でございますが、基本的には区政課題の解決や区民福祉の向上に向けた、ある種、利益を優先したような考え方ではない、社会貢献的な活動の一環として行っていただく連携というようなことで考えてございますので、ベースとなる考え方としましては、区政課題の解決等に寄与するような取り組みを区と事業者とで協力をしながら進めていくというふうに考えてございます。

小林委員

 ちょっと聞き方が悪かったのかもしれないですね。既に中野区と委託契約なりをされている方々、事業をしていただいている方の中にも包括的な連携をとっていきたいという方々も含めて行っていくという意味でよろしいですか。

杉本企画部企画課長

 そういった事業者も対象としていくというふうに考えてございます。

小林委員

 わかりました。理念の中にも課題解決の可能性を検討してということで、中野区政にかかわるさまざまな課題があります。これは教育的なものもあれば、福祉、産業、町会・自治会、防災、いろんな視点があるかと思うんですけれども、そういった中で、例えば現在、防災協定などを結んでいらっしゃるさまざまな団体もありますし、それは1事業者ではなかったりしていますけども、そういう民間事業者さんの集まった団体というのもこういった中に入ってくるのか、それは別にして、民間事業者さん一つにされるのか、この辺はいかがですか。

杉本企画部企画課長

 団体等も含むというふうに解釈をしてございますが、今、委員から御紹介いただいたような事案につきましては、基本的には各領域における個別協定を結んでいる状況なのかなというふうに認識してございます。

小林委員

 そうすると、例えば既にさまざまな建設関連の団体の方々とは防災協定を結んでいて、災害時にはそれぞれの団体から必要な資機材、また、人を出していただくような協定が結ばれていますけれども、そういったこともこの包括的な連携の中に含まれてくるという考え方でいいんですか。それともそれはまた別という考え方ですか。

杉本企画部企画課長

 現行締結していますそうした団体等々と協定を結んでいるものにつきましては、複数の分野にまたがるような施策についての御協力を得られているというような状況ではございませんので、個別協定というような格好で締結をしてございます。したがいまして、包括協定には現実では至っていないという認識でございます。

小林委員

 わかりました。

 それから、あと、連携の相手方というところで、連携事業が実施できる見込みがあるということで、この見込みというのは、初期段階で民間事業者さんから手挙げがあったときに、その事業について、中野区として課題解決に資するものなのかどうか、また、中野のまちの魅力、そしてシビックプライドの面からどういった効果が得られるのかということをやりとりしながら、最終的に締結をしていく見込みがある、なしというのを決めていくかと思うんですけども、例えば既に区で想定しているこういった分野、こういった業種、民間事業者さんというものはもう既にあるんですか。これまで連携をされてきたところもありますけれども、それ以外で幅広くということは、これから中野区として既にこの課題に向けてこういった業種というのは想定しているんですか。

杉本企画部企画課長

 具体的にこの課題に対してどういった業種と連携を結んでいくというようなところまでの検討は進んでいない状況でございます。

小林委員

 最後に1点確認をします。

 民間事業者という言葉をほかに置きかえてみるとどうなのかなというふうに考えてみたんですけども、町会・自治会に置きかえたときに、非常に多くの問題解決にかかわって連携を区とされている。それはさまざまな分野にわたっている。ここの目的と理念にそのまま当てはまるわけではないんですけれども、民間事業者だからそういったところと連携をとることによって、最初に言いましたけど、民間の事業者さんは区という公共団体とのやりとりで一つ自分たちは示すものがある。町会・自治会に至ってはそういうことがない。しかしながら、やっていることは、ある意味同じではないのかなという理解をしているんです。単一の大災害協定などは、事柄なので入らないということがありましたけれども、それぞれ既に結んでいるもしくはお願いをしている方たちと今回の民間事業者等との包括的な連携の違いが、なかなか見えにくいなというふうに目的や理念からして思えるんですね。別紙にはイメージ図が描かれていますけれども、このイメージ図、すごくきれいに書かれているんですけれども、これは既に行われているものがあるんじゃないのかなということで、先ほど町会・自治会というところに読み置きかえてというふうにしました。この辺はいかがお考えですか。

杉本企画部企画課長

 今回の考え方自体が、ベースとなるものとして、あくまでも民間事業者等というところでございますので、今、御指摘をいただきました町会・自治会等というのは念頭に置いた検討は行っていない状況でございます。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、政策決定過程の公表についての報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、政策決定過程の公表について御報告いたします(資料18)。

 区では、公平・公正で開かれた区政運営を通じて、区政への区民の理解や共感を深めていくために、区政情報を積極的に提供することを基本的な方針の一つとしております。この考えにのっとりまして、本年4月に設置しました政策企画会議の会議概要等を公表するものでございます。

 政策企画会議の概要でございます。区政の重要方針及び重要な施策の企画及び総合調整をし、施策の方向性を明らかにすることを設置目的としまして、区長、副区長、企画部長、総務部長を構成員とし、議題に関連して必要があると認めるときはその他の部長及び課長等が出席いたします。

 所掌事項は、区政運営の重要方針並びに基本構想、基本計画、重要な政策の執行方針、予算の編成、執行方針等(3)に掲げる事項でございます。

 会議概要としまして、開催日、議題、事案の概要、主な意見、今後の方向性、結論及び会議資料を区ホームページ及び区政資料センターにおいて公表いたします。

 また、会議概要及び会議資料につきましては、会議開催後1カ月後までに公表することとしまして、2019年7月以降、準備が整い次第公表いたします。ただし、区議会への報告を含む場合は、議会報告後に公表したいと考えてございます。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

大内委員

 公表内容のところなんですけれども、事案の概要、主な意見が、例えばこれでいうと区長が何かを言いました、企画部長がこう言いました、総務部長がこう言いました、それぞれ意見が三者ありましたと、そういったことも載るんですか。

杉本企画部企画課長

 主な意見の内容等をどういうふうに記載していくかという詳細な部分はまだ詰めていないところでございますが、どういった意見があったのかというようなことについては記載をしてまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 公表時期についても7月以降、もう今月だよね。準備が整い次第、じゃ、まだ準備は整っていないということなんですか。

杉本企画部企画課長

 現在のところでございますが、会議自体は設置してございますけれども、本年6月に試行的に、先ほど御報告をいたしました民間事業者等との包括的な連携の推進に係る考え方(案)を議題として政策企画会議を開催したところでございます。

 今後、本格的に会議を実施していきたいというふうに考えてございまして、議題があった場合には、適宜区のホームページ等で公表していく予定でございます。

大内委員

 例えば、所掌事項のところで重要な施策の執行方針に関することなどいろいろ書いてあるんですけど、今、中野区で大きな課題になっている、例えば刑務所の門の移転について、庁内でこういった議論が行われています、企画部長はこういうふうに言っています、区長はこういうふうに言っています、第三者委員会はこういうふうに言って、それに基づいてこういうことを話されていますとか、そういったことが出るんですか。それとも、結果が出るというか、差し障りのないような、いろいろな意見を集約したものが最終的に出るのか。今、いろんな意見が出ていますよと、それは誰が言ったんだというところまで特定した形で出るんですか。

杉本企画部企画課長

 現在想定しているものでございますけれども、先ほど申し上げました区政運営の重要方針や重要な施策の執行方針というところでございまして、例えば子育て先進区の実現ですとか地域包括ケア体制の構築、こうしたものは該当するのかなというふうに考えてございます。そうした事案につきまして、会議の議題としていきたいというふうに考えてございますが、発言者の特定というようなところは、どういった表現が適切なのか、今後、公開までの間に調整してまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 今、僕が言った刑務所の門について非常に重要課題だと。区長の公約にも出しているぐらいなんだから、当然重要な課題だけど、今の方向だと出ないの。それについても当然出るんでしょう。

杉本企画部企画課長

 どういった議題が政策企画会議のテーマとして適切なのかというようなところにつきましては、現在調整中でございます。

大内委員

 今回、本会議でもいろいろ出ていて、公約を出しているというなら、一番大切なことなんじゃないの。そういうのは出ないの。それはまだ検討中なの。当然出ますというのが答えだと思っていたんだけど、まだ検討中なの。

杉本企画部企画課長

 そういった意味では、旧中野刑務所正門の取り扱いを政策企画会議の議題とするかということで申し上げますと、対象となるのかなという認識でございますが、誰がどの発言を行ったかというような点につきましては、現在想定していないところでございます。

大内委員

 では、主な意見が二つに分かれた場合、例えば、現地保存ありきじゃないかと、あるいは移転してもいいんじゃないかと、主な意見が二つ出ましたと、例えばそういうふうに出るんですか。

杉本企画部企画課長

 こちらの中では、主な意見との今後の方向性、結論、今後の方向性というところで主な意見としてどういう意見が出され、今後の方向性はどういった形でというようなことを公開してまいりたいというふうに考えてございます。

大内委員

 主な意見が二つ出ました、でもよく調べていくと、中身が違います、最終的に今後の方針については、区長はこういう判断しましたと、例えばどういうふうに出るんですか。主な意見というのは、方向性に沿った意見しか出てこないとか、そういうことではないのですか。

杉本企画部企画課長

 政策決定過程の公表というところでございますので、主な意見として複数の意見が出たということであれば、そちらについては主な意見として御紹介する、記載をしていくというところでございます。

白井委員

 政策決定過程の公表というタイトルで報告はされているんですけども、見ていると、政策企画会議の概要というか、ほぼ最終結論に近いようなところが公表されるという感じなんですか。政策企画会議にかかった全ての案件、本当の意味での議論を行っているところ、検討を行っているところの公表ではなさそうに思ったんですけども、いかがですか。

杉本企画部企画課長

 政策企画会議として取り上げる事案については、積極的に公表していきたいというところでございますが、会議の実施に当たりまして、施策の調整等、関連部間での調整等はある程度行われるものというふうに認識してございますので、事実上は幾つかの案がセレクトされ、そうした案についての考え方ですとか複数案についての意見等について記載をしていくという認識でございます。

白井委員

 そうすると、政策決定過程という言い方をしているんだけど、どちらかというと過程というよりもほぼほぼ大まとまりになったタイミングでようやっと公表、しかもそれも全てじゃなくて、絞り込んだ上でと、こんなイメージなのかな。いかがでしょうか。

杉本企画部企画課長

 政策決定過程の公表につきましては、区政運営の重要方針及び基本構想等というところで所掌事項に記載をしているところでございます。したがいまして、全ての事案について公表していくという考えではございません。重要方針や重要な施策の執行方針に関することということで考えてございます。

白井委員

 逆説的な言い方をすると、政策企画会議にかかって重要でないものなんてありますか。ないでしょう。ほぼここにかかるからこそ、区の骨にかかる部分なんだから、区の根幹にかかわる部分でも公表するものとそうでないものがあって、全ての過程は公表しないというふうに聞こえるんですけど、どうですか。

杉本企画部企画課長

 政策企画会議にかける案件が今申し上げましたような事案でございまして、政策企画会議として取り上げた議論をした事案につきましては、全て公表する考えでございます。

白井委員

 そうすると、エスケープ条になるんだよ。政策企画会議のやつを公表すると言っているんだけど、ここにかけなければ公表の対象にならないというふうにも聞こえるんですけど、この点、どうですか。

杉本企画部企画課長

 重要な施策等につきましては、全て政策企画会議にかけてまいりますので、この会議で取り上げた事案については公表していく考えでございます。

白井委員

 議会との報告の関係についてです。今までの議会での報告、委員会における質疑というところとこれまでと変わってきますか。最終的な取りまとめのタイミングだとか中間取りまとめというような形だとか、従来の委員会運営ではありました。政策会議でのいわゆる結論に近い形なのか、方向性を示したタイミングでというのは、これまでの報告よりも早いタイミングで、今、区が検討している段階での委員会報告があるというふうに捉えていいのでしょうか。いかがでしょう。

杉本企画部企画課長

 区議会への報告でございますが、従前から重要施策等を推進する際には、考え方をまず案としてお示しし、その後、肉づけをしていって、最終的に方針として決定していくと、こうした過程について政策企画会議の中でも議論し、その過程を公表していくというふうに考えてございます。

白井委員

 私が聞きたいのは、要するに委員会、議会への報告というのがこれまでも詳細にありますかと。今の話を聞いていると、変わらない。今までの取り組みをやってきたというのだったら、あくまでもホームページを通して区民への周知だけで、ただ、それも議会の報告を得てからだと言われれば、どこがどう変わるんですかということを確認したいんです。

杉本企画部企画課長

 区議会に御報告をする際には、区としての方針が固まった段階で御報告をしていく。案等が固まった段階で御報告をしていく。その検討の過程についても、政策企画会議の中で議論をしている状況を公開していくというものでございます。

白井委員

 議会への報告は方向性があらあら決まったタイミングでの報告、検討段階は議会への報告はないけども、ホームページ等で周知するということなの。ここがどう違いますかと。情報公開したものは全て議会報告になるのか、いや、そこは分けますよと言っているのか、どう違いますかという話をしているんです。

杉本企画部企画課長

 事案によって異なる部分はあるかもしれませんけれども、区の政策検討段階で例えば複数の案が立案されているような事案についていうところでございますと、従前ですと、政策の検討を行い、事案の決定を行った後、絞り込んだ1案について区議会に御報告をするというような状況でございました。

 今後につきましては、政策企画会議におきまして重要政策等において議論をした検討の経過、こうしたものも公表していくというものでございます。

白井委員

 議会への報告の仕方というのは変わりますか。変わらないですか。政策会議での検討過程をこれから公表すると言っているわけでしょう、全てじゃないけども。それは逆に言うと、公表するけど、委員会に報告しない、議会報告がないものもあるということですか。同じになりますかという。案件によりますけどというやつなんですけど、逆に言うと、政策決定過程においては議論しません、委員会報告での審議等は報告しませんというふうにも聞こえるわけですよ。情報提供はこれまでよりもやりますよと言っているのであれば、同じように議論があってもいいかと思います。そこはまだまとまり切っていないから、まだ議論に耐えられない、だからしないというのもあると思うんです。区はどういう考えですかと聞いているんです。

杉本企画部企画課長

 区議会への御報告というような点につきましては、従前と大きな変更はないというふうに考えてございます。

高橋企画部長

 区が目指す開かれた区政運営、また、区政情報を積極的に提供するということを考えれば、本来であれば、抜本的に進め方にメスを入れて変えていくべきということを考えるわけですが、現在のところではそこまでは至っておりません。大きな枠組みを変えない中で、透明性、見えるようにするというところの第一歩目の取り組みと考えてございます。

 今回の取り組みを進める中で、当然、区民からも御意見が出てくると、また、議会からもこういう工夫が必要なんじゃないかというところの御意見もいただけるかというふうに思います。また、その意見を踏まえまして、次のステップに進んでいきたいと考えておりますが、現時点では、これまで区が進めてきたところまで踏み込んだ改革は考えてございません。

白井委員

 議会運営にかかわることなので、当該委員会だとか私の個人的な意見だけの話とはいかないと思っています。ただ、逆に言うと、議会の報告だとか委員会報告を全く審議、討論しない、だけど、ホームページ上で区はこうやって発表をしていますよという、我々はそれで気づくという、だけど、いまだに審議、討論の場は与えられていないとなると、公表の場は与えたかもしれないけども、議論の場が与えられていないというほうが問題になると。しかも、政策決定会議ということは、重要案件をと言っているんだから、じゃ、それは議論の場があってもいいんじゃないか。逆に言うと、なきゃだめじゃないかと私は思います。

 今後の取り組みをどうするのか、案件によってと言っているのもあるし、これは全体として、議会としての報告と行政としての連携の中で判断してもらわなきゃならないので、それこそ、議長、副議長の判断もあるでしょう。議会運営の中での判断もあるでしょう。委員会においては、委員長が何を報告させるかさせないかの判断もあるでしょう。これはしっかり詰めてもらいたいと思う。全くしませんというだけじゃ、公表して終わり、議論の場がないほうがかえっておかしなことになりませんかと私は思うということだけ伝えておきたいと思います。

杉本企画部企画課長

 資料、(3)のただし書きにございますように、区議会への報告を含む案件につきましては、区民の代表である区議会に報告を行い、御意見をいただいた上で区民への公表を考えているというところでございます。

白井委員

 そこがただし書きになっているから、あえてこの議論をしているのよ。原則じゃないと。ただしと言っているから、普通は。例外的に議会に報告する場合はその後ですよと言い方をしているから、この扱いはどういう基準なんだというのをあえて聞いているので、書いていますと言われたら、だから聞いているんだとなります。答弁はいただいたので、結構です。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたします。

 次に、中野区ユニバーサルデザイン推進計画の策定について、報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、中野区ユニバーサルデザイン推進計画の策定について御報告いたします(資料19)。

 中野区ユニバーサルデザイン推進計画につきましては、本年1月に当委員会に素案の御報告を行った後、パブリック・コメント手続を経まして策定いたしましたので、パブリック・コメント手続の実施結果及び中野区ユニバーサルデザイン推進計画の計画内容等につきまして御報告いたします。

 初めに、1番、パブリック・コメント手続の実施結果でございます。電子メールによりまして、お一人から1件の御意見をいただきました。提出された意見の概要は資料に記載のとおりでございます。

 続きまして、裏面をごらんいただきたいと思います。計画案からの主な変更点は、施策内容に係るものではございませんが、組織改正に伴う担当部署名の変更のほか、文言整理等の修正を行いました。

 次に、2番、計画内容は別添の冊子を後ほどごらんいただきたいと思います。

 次に、3番、計画推進に伴う今後の主な取り組み事項でございます。2023年度までに係長級以上の全職員を対象として、基礎的な知識や対応スキル等の習得のための職員実務研修を実施するほか、地域で活動する区民等を対象にした「ユニバーサルデザインサポーター養成講座」を受講していただいたユニバーサルデザインサポーター等の区民との協働によりまして、公園や区有施設等の合同点検、区のサービスに係る総点検、普及啓発イベントなどを実施し、各取り組みの進捗状況について、前回の進行管理を行うとともに、区民に公表いたします。

 4番、今後の予定としましては、計画策定について、7月20日号の区報及び区ホームページで周知をいたします。

 最後に、参考として、中野区ユニバーサルデザイン推進計画概要版をおつけしてございますので、後ほどごらんいただきたいと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、6番、性的マイノリティ普及啓発相談事業について報告を求めます。

杉本企画部企画課長

 それでは、性的マイノリティ普及啓発相談事業につきまして御報告いたします(資料20)。

 多様な生き方、個性や価値観を受け入れることのできる地域社会の実現に向けまして、誰もが性的マイノリティについて正しい知識と理解を持つことができるよう、区民講座、職員研修及び当事者が抱える課題の解決に資する相談事業を実施いたします。

 本事業は、平成30年度中野区業務委託の提案制度における提案団体であるNPO法人に委託して実施するものでございます。

 初めに、1番、当事者向け対面相談でございます。中野区パートナーシップ宣誓の活用や生活上の課題や経済的な不安等の解決に向けた対面相談を実施するものでございまして、対象は区内在住、在学、在勤者等とし、本年9月に3回実施いたします。また、相談員は相談従事経験を有する当事者が担当することとし、区役所1階専門相談室におきまして、1組当たり30分以内、1日当たり最大4組までの受付をいたします。

 次に、2番、区民講座・職員研修でございます。性的マイノリティの基礎知識や配慮事項について理解を深めるため、当事者を講師として区民講座・職員研修を実施いたします。区民講座は、区内在住、在学、在勤者等を対象とし、本年9月7日に区役所会議室において実施いたします。職員研修につきましては、本年12月、係長級昇任者及び係長級6年目の方、また、希望者を対象に実施をいたします。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 次に、7番、中野区基本構想の改定に係る検討状況について報告を求めます。

永見企画部基本構想担当課長

 それでは、中野区基本構想の改定に係る検討状況について御報告をいたします(資料21)。

 まず1番、基本構想審議会でございます。

 (1)ことしの4月8日に審議会を設置いたしました。

 (2)委嘱者は39名でございまして、委員が25名、臨時委員が14名でございます。臨時委員といいますのは、部会を設置しておりますが、部会のみに出席をいただく委員でございます。委員名簿につきましては、別紙1をごらんいただければと思います。

 (3)諮問事項につきましては、こちらに記載のとおりでございます。

 (4)部会の設置でございます。こちらに記載のあります四つの部会を設置いたしまして御審議をいただいているところでございます。また、多様性、協働、スタートアップという三つのキーワードをお示しして御審議いただいておりまして、さまざま部会の中で御発言いただいておりますが、別紙2のほうに重点テーマとあわせまして主な意見というような形でまとめたものでございます。

 続きまして、2番、区民と職員のワークショップでございます。こちらは、中野区としては新しい取り組みとして無作為抽出をした区民のおよそ2,000人に対して案内を送付いたしまして、参加を希望していただいた区民を対象として実施をいたしました。こちらには区の職員も参加いたしまして、グループディスカッション形式で実施いたしました。開催日につきましては、ことしの6月2日と6月8日、参加人数は記載のとおりでございます。区民の方は2回とも同じ方に御出席をいただいておりまして、職員は1回目と2回目、それぞれ別々の職員が出席をしてございます。産業振興センターで実施いたしました。

 次のページにいきますと、(3)でございまして、主な意見ということで、ワークショップの主な意見をまとめさせていただきました。こちらに「大切にしたいこと」と書いてありますけれども、ワークショップの進め方といたしまして、まず各テーマについて課題と不安というものをグループの中で共有して、その次にありたい姿、理想ということを共有して、最後にそれまでのディスカッションを踏まえて、各グループで大切にしたいことということで、三つ程度にまとめるという、そういったプロセスで実施をして発表いただくと、そのような形で実施をいたしました。

 内容についてはお読み取りいただければと思います。

 続いて3番、区民と区長のタウンミーティングでございます。5月から6月にかけまして、四つのテーマに分けてタウンミーティングを実施いたしました。日付、場所、人数等についてはこちらに記載のとおりでございまして、こちらの記録につきまして現在取りまとめているところでございまして、通常のタウンミーティングと同様にホームページに掲載するほか、基本構想審議会のほうにも報告をする予定でございます。

 続いて4番、区民アンケートでございます。実施方法、こちらに三つ記載いたしました。区民と職員のワークショップの案内にアンケート用紙を同封したもの、それから、区の施設に用紙を設置したもの、それから、区のホームページでもアンケートを実施いたしました。期間、回答方法につきましては記載のとおりでございます。

 回答件数については、全てで321件でございました。

 設問内容は、①から⑤に記載したとおりでございまして、アンケートの結果につきましては、現在集計を行っているところでございます。

 続いて、5番、新しい基本構想を考える職員プロジェクトチームの設置でございます。

 (1)目的につきましては、幅広い職員からの意見を集約すること、それから、将来の中野区を担う職員を育成することでございます。

 プロジェクトチームの構成員は、推薦、また、公募で26名でございまして、こちらも4チームに分かれて活動してございます。活動内容は、基本構想審議会にプロジェクトチームとしての提案書を提出すること、それから、区民と職員のワークショップ、先ほど御紹介したワークショップに参加いたしました。それから、今後実施する職員ワークショップについても参加すること、それから、基本計画の策定に向けたデータ集というものを作成することということで考えてございます。

 最後のページでございますが、6番、今後のスケジュール予定でございます。ことしの10月に審議会から答申をいただく予定でおります。来年の1月、基本構想素案を策定して意見交換会を実施、4月には基本構想の案を策定して、パブリック・コメントを実施、その後、第2回定例会で基本構想議案の提案ということで予定をしてございます。

 これらの進捗状況につきましては、区議会のほうにも随時御報告をしてまいりたいと思います。

 御報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑ありませんか。

酒井委員

 これは当初示されていたスケジュールから変更はありませんか。

永見企画部基本構想担当課長

 当初のスケジュールと変更はございません。

酒井委員

 平成17年に基本構想が大改定されて、そのときはかなりおくれたというふうに聞いておりますが、そういう中で、現状、スケジュールの状況のところというのは、予定どおり進捗しているようなイメージでよろしいんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 審議会設置など、もろもろこちらに書いてあるとおりでございまして、現状、おくれが生じているということはございません。

酒井委員

 それと、平成17年のものだと、領域が八つあったりだとか、いろいろありましたよね。そういうふうな中の部分というのは、我々には素案、令和2年の1月のところで示される、そういうイメージでよろしいですか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本構想の具体的な構成につきましては、中でも今、検討しているところでございまして、答申を受けて庁内での検討とも合わせながら示していくということで、素案というタイミングかどうかはわからないんですが、答申よりも後という形にはなるかなというふうに思います。

酒井委員

 すみません。ちょっと参考までに教えてください。基本構想とそれに基づく基本計画を策定しますね。区の最上位計画。そういったものというのは、丸々当区は自前で全部つくっちゃうというふうなことですか。それから、他区の状況だけ教えてください。

永見企画部基本構想担当課長

 中野区につきましては、これまで基本構想、また、基本計画についても、職員がさまざま検討を行って、審議会とかワークショップとかそういったものはこれまでもあったかと思いますが、基本的には職員が作成してきたという経緯がございます。

 また、今回も、現状そのような形で進めることを考えておりますが、他区の状況につきましては、かなり多くの区、正確な数字はわからないんですけれども、20区近くはコンサルティングみたいなものを入れて検討しているというふうに聞いてございます。

内川委員

 区民と職員のワークショップのところで、今回無作為抽出されたということで、これは初めての取り組みですか。

永見企画部基本構想担当課長

 中野区としては初めて実施いたしました。

内川委員

 なぜ無作為抽出しようと思ったんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 近年、ここ数年で基本構想、また、基本計画を各区で改定してございます。その中で半分以上の区がワークショップを実施しておりまして、いわゆる希望制の意見交換会でございますと、もともと関心のある方がお越しいただくという形にはなりますが、もともとはあまり区政に関心がなかった方とかも来ていただけるという効果が一つあるのかなと思っております。

 実際、今回の参加していただいた37名のうち、34名はこういった区の取り組み、説明会などに初めて参加をしたというふうに回答いただいております。それから、希望制というか、参加したい方が参加いただく意見交換会などではある程度、思いを持って参加いただいてというところがあるかと思いますけれども、無作為抽出ですので、平均的なというか、一般的な区民の皆さんの声が伺えるのかなと、そんなところが効果というふうに考えております。

内川委員

 希望制で募ると、偏ったというか、先鋭的なというか、そういう意見を持った方が多くて、それが区民の主な意見だと思われると困るという話であって、無作為抽出、初めての取り組みということで、これからも場面場面でやっていただければ、一番平均的なというか、サイレントマジョリティの意見も抽出できるのかなと思っています。

 それと、この審議会の委員さんを決めるに当たっては、どのような形で決めていったんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 委員につきましては、まず学識経験者のほうは、区のほうである程度バランスよく、さまざまな御専門の方を選ばせていただいて、依頼をして引き受けてくださった方に委嘱をしたということでございます。それから、団体推薦につきまして、こちらも過去の基本構想審議会でも団体推薦、公募区民がおりましたけれども、区のほうで広く区内で活動しているさまざまな分野の団体を選定させていただきまして、推薦依頼をさせていただいたと。それから、公募につきましては、区のほうで作文など提出をいただきまして、結果、前回の第1回定例会でも御報告いたしましたが、56名の方にご応募いただいたと。その中で点数をつけさせていただいて、12人の方に委嘱をさせていただいたと、そういったことでございます。

内川委員

 名簿の中で米印というのかな。名前の後についている印、これは臨時委員さんなんですが、これから変わる可能性もあるというのか、団体の中で違うメンバーに入れかわるとか、そういった意味ですか。

永見企画部基本構想担当課長

 臨時委員につきましては、部会のみに出席される委員ということでございまして、このほかに全体会というものがございます。全体会には出席せずに、その分野の部会のみに御出席いただく委員ということでございます。

浦野委員

 何点か伺います。

 1ページ目の区民と職員のワークショップのところで無作為抽出を初めて行ったということは非常にいい取り組みだというふうに思っています。この中で、2,000人に案内を送付して、参加を希望した区民を対象にとあるんですけれども、1回目が36人の区民の方、2回目が37人とあるんですけれども、希望されたのがこれを合わせた73人だったということでいいのでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 御参加いただいた実数は37名でございまして、第1回目は一人欠席だったということでございます。

浦野委員

 希望者が37人だったということでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 実際のお手紙を返していただいた希望者は46名いらっしゃいましたが、当日実際にいらっしゃった方はこの人数だったということでございます。

浦野委員

 わかりました。

 今後のスケジュールのところで、今度、7月に審議会に区民意見及び職員提案を報告とあるんですけれども、これはこの間の出された意見などを集約したものに対して、区側からのものを提案して、そこでそれを踏まえて両方一緒に議論するという場なのか、ちょっとこの中身について御説明をお願いします。

永見企画部基本構想担当課長

 10月に答申をいただくに当たりまして、まとめの過程で区民のワークショップであったりとか区民の御意見、また、職員のプロジェクトチームの提案なども加味していただいた上で答申をいただきたいと、そういったことでございます。

浦野委員

 そうすると、今、出されている意見に区側の意見を出して、それをくみ取りいただくというか、それも加えてもらって、最後に出すというようなイメージなのでしょうか。

永見企画部基本構想担当課長

 審議会設置のときに委員の皆様に、このタイミングでのワークショップなどの意見、また、職員提案など出てきますということで、それを踏まえていただくということで御説明をしておりまして、委員のおっしゃるようなプロセスかと思います。

大内委員

 基本構造の検討状況とあるんだけど、先ほど政策決定過程の公表とあったでしょう。今の時点では関係ないの。もうちょっと進まないと政策決定公表の中身について出てくるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 現状、まだ審議会の運営など意見をいろいろ集めているような段階でございますので、政策企画会議で方向性を決定するという段階には至っておりませんが、今後、政策企画会議を行って、議会報告、また、区民への公表などを行っていきたいと考えてございます。

大内委員

 基本構想及び基本計画に関することで一番最初に出ているじゃないですか。となると、ここのスケジュールでいうと、来年1月ぐらいから政策決定過程の公表というのは出てくるんですか。今の段階じゃ、まだそこまでの問題は出ていなくて、政策決定というのは、月に1回か、週1回かわからないけど、1カ月以内にやらなきゃいけないわけだから、そういうのがその都度出てくるという報告になるんですか。

永見企画部基本構想担当課長

 基本構想に関しては、政策企画会議の一番上のところに確かに書かれておりまして、重要度も高いのかなというふうに思ってはございます。

 素案というタイミング、そういったところで方向性を決めるような会議にかけるということはございますでしょうし、タイミングといたしましては、答申をいただくとかもう少し先というようなタイミングになってくるのかなというふうには考えてございます。

大内委員

 ただ、そうは言っても、本来でいうと、素案のところで一番関係するんじゃないのかなと。政策室だとか、今、言い方は違うけど、企画だとかが本来は区民の意見を聞いてこういうのをつくっていくんじゃないですか。その時点だと遅いんじゃないの。区民の意見を聞きました、素案を策定しました、素案策定でこんな意見がみんなから出ましたと。誰とは言わないけども、こんな意見が区長から出ました、副区長から出ました、それで素案が決定しましたとなるんじゃないんですかと。タイミング的に素案が決定してからじゃ、遅いんじゃないのかなと。今、素案をつくるので、こういう議論が出ていますというのが政策決定過程でしょう。素案が出てからじゃ、決定じゃないかな。過程というのは、素案が決まるときにどういう過程で進めている、こんな意見が出ていますというんじゃないですか。

永見企画部基本構想担当課長

 今、委員からさまざま御指摘いただいた点なども踏まえまして、どのような形で御報告、公表していくか検討してきていると考えてございます。

大内委員

 だから、今、前に報告した企画課長とずれている。基本計画をつくる担当の人と、政策決定過程をこういうふうにしたいと言っている人と答弁がずれちゃっている。わかる。永見課長の立場はそうなのかもしれないけど、政策決定過程というのだったら、普通、そこから報告していかないと、せっかくこういうものをつくって公表していくと言っているのに、素案ができるまでの過程は報告しませんじゃだめなんじゃないの。素案から基本的に大きく変わることはないんだから、その素案をつくるまでの政策決定過程を報告していくんじゃないんですか。答える人が違うのかもしれないけど、企画課長、ちゃんとやっていきますとかなんか言わないの。

永見企画部基本構想担当課長

 審議会の答申を受けまして、素案をつくる前の段階といたしまして、理念の整理であったりとか骨格づくり、そういったところも検討していくということがあるかと思います。そういったところについて検討いたしまして、公表であったり、議会報告であったり、そういった形で素案の前の段階でも御報告をしていく方向で進めていきたいと考えてございます。

大内委員

 さっきはしないようなニュアンス、今、聞いたらしていくと言っているんだけど、どっちが正しいの。

永見企画部基本構想担当課長

 すみません。先ほど素案でというふうにはっきり明言したつもりもなかったんですけれども、素案の前ぐらいの段階でという曖昧な答弁になってしまい、申しわけありませんでした。

 政策決定過程と基本構想の策定の過程のプロセスのリンクのさせ方について、はっきりとこれまで整理をしていなかった部分もありましたので、そういったところについて今の御意見なども踏まえてしっかりと形づくって、そごのないようにしていきたいと考えてございます。

大内委員

 そもそも、企画課長がやるんですと何で言わないんだよ。さっき説明のときに何と言ったの。企画課長が途中で手を挙げて、今、答弁をかわります、ちゃんと報告しますと言わないと、先ほどやってきた政策決定過程の公表の議論が全然意味がないじゃない。と思うけど。

杉本企画部企画課長

 基本構想というのは、政策企画会議のテーマの一つにもなっていることから、こうした部分の検討の過程についてもしっかりと公表できるよう検討してまいりたいと考えてございます。

白井委員

 さっき、まさに議会の報告でというのとあわせて言ったので、4ページに今後のスケジュールの予定と出ているんですよ。でも、この7月のタイミングで審議会の各部会で中間取りまとめと書いてある。この審議会に区民意見、また職員提案を報告と書いてある。8月から9月のタイミングで審議会の各部会の最終まとめとなっているんです。ここまでが過程で、最終まとめまでいくと、もはやほぼ形になっているというタイミングでしょう。だから、どのタイミングで政策会議をやるんですか。ここのタイミングで入らないとなると、さっき言ったみたいに、ここにくぐっていないから、この案件はまだ公表のタイミングではないとなると。そうすると、次はどこなんだというと、答申を受けて素案になっちゃうんですよ。逆に言うと、この後の報告で、やり玉に上がって申しわけないんだけど、どこで政策会議をやるんですか。どのタイミングで公表のタイミングになるんですか。どういう考えておられますか。あわせての質問で申しわけないんだけど。

杉本企画部企画課長

 タイミングといたしましては、おっしゃるとおり、現状、部会のほうでさまざまな御意見が出てきている、そういったところでございますので、庁内で整理していくということを現在準備しているところでございます。

 審議会の最終段階になりましては、庁内のさまざまな調整の会議を行っていくような形にはなるかなというふうに思いますが、基本構想策定本部会議という別の基本構想のための庁内の会議というものも設置してございます。ですので、調整を何回か経て、ある程度方向性が見えたところで政策企画会議ということで開催いたしまして、そのタイミングで答申の時期、その後ぐらいにお示しするような形になってくるのかなと考えてございます。

高橋企画部長

 現在、審議会を設置して基本的な考え方を諮問している段階でございます。基本的な考えを御議論いただいた上で答申をいただく、その答申を踏まえ、区としては骨格、大きなところのつくり込みをしまして、細部の内容確認というところに進んでまいります。

 ですので、タイミングとしては、10月に答申をいただいてから、区としては政策企画会議の中で区の考え方の整理をしてまいりますので、そのタイミングで先ほどの政策決定過程の考え方を踏まえた見せ方をしていきたいと考えてございます。

白井委員

 ここから先はかなり厳しくなるので、ざっくりとした言い方だけしておきます。

 今後、あらゆる報告が、今のものでなると、いわゆる情報公開になるというホームページ等々での周知というのは、話し合いの中の主な意見も含めて、さらに議会報告をどのタイミングにするのかというところが議題になってくる。そうすると、中間まとめ、最終まとめ、大体普通はこうでしょう、

過程でいうと。今の議論でいうと素案になって、素をとって、案になって、案をとって、パブコメをやって、最終決定と、同じ案件でずっとやっているという、とてつもない報告量が膨らんでくるような状態になると思う。本当の意味で、過程をちゃんと知らせるのはいいんだけど、もう少し整理しておかないと、あらゆる報告案件、皆さん大変なことになる。

 一方、ホームページだけに周知しているから議論の場がないんですとなると、それこそ勝手に物事が進んでいっている状態になるので、基本構想のタイミングで聞くのも申しわけないところなんだけども、よく整理しておかないと、議会の開催日程もあるので、結局報告できない。変な話だけど、定例会をやったときに中間まとめと最終まとめの両方報告なんていうわけわからぬ状態になるし、臨時の委員会をたくさん招集しなきゃならなくなってきたりする。だから、情報公開のあり方と議会への情報提供で議論の場をどうするのか、それぞれの報告案件に係るところなので、よくもんでいただいく必要があるかなと思っております。

 要望というか、強く物を申しておきたいと思います。答弁は今までいただいてやつで結構です。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは、進行いたします。

 以上で本報告について終了いたします。

 次に、8番、平成30年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書について報告を求めます。

海老沢企画部財政課長

 それでは、平成30年度中野区一般会計繰越明許費繰越計算書につきまして御説明いたします(資料22)。

 繰越明許は、地方自治法によりまして年度内に支出が終わらない見込みのものにつきまして、予算で定めるところによりまして翌年度繰り越して使用ができるという仕組みでございます。

 この計算書の項目につきましては、昨年度、事業の進捗状況等とあわせまして、繰越明許をお願いしたものでございます。

 表中の金額欄でございますが、全て昨年度の補正予算で繰越明許をお願いした予算額を記載してございます。

 その隣、翌年度繰越額ですが、予算の範囲内で実際に令和元年に繰り越した額を記載してございます。

 その隣が財源の内訳となってございます。未収入特定財源といたしましては、国庫支出金の額を記載してございます。

 内容でございますが、一番上でございます。中野三丁目地区の都市再生土地区画整理事業の補助でございますけども、移転交渉のおくれによりまして、移転補償費、調査設計費3億6,979万6,000円を繰り越したものでございます。

 それから、その次でございますが、その下でございます。中野駅西側南北通路橋上駅舎の実施設計でございますが、工程の延伸によりまして2億1,720万5,000円を繰り越したものでございます。

 その下でございますが、(仮称)総合子どもセンター分室の整備でございますが、基本・実施設計の委託が令和2年度にまたがるということでございまして、2,838万9,000円の繰り越しを補正でやらせていただきましたが、その後契約を行いまして、実際の繰越額は2,163万5,000円となったものでございます。

 続きまして、その下、子ども・子育て支援システムの開発でございますが、開発期間の見直しによりまして、3,111万1,000円の繰り越しを補正で設定いたしましたが、その後契約を行いまして、実際の繰越額は2,668万3,000円となったものでございます。

 次に、その下でございますが、打越保育園の現園の園舎の解体工事でございますけれども、近隣工事の影響によりまして、工事期間が2年度にわたるということで、2,980万3,000円の繰り越しを設定させていただきましたが、その後、契約を行いまして、実際の繰越額につきましては、2,968万2,000円となったものでございます。

 次に、その下でございますが、(仮称)中野区総合体育館の整備でございますが、地中障害物の撤去や土壌汚染の処理などで工事が延伸したことなどによりまして、25億7,486万1,000円の繰越明許を補正で設定させていただきましたが、その後出来高の調整によりまして、実際は25億7,484万4,000円となったものでございます。

 次に、その下でございますが、(仮称)弥生町六丁目公園整備、現広町みらい公園の整備でございますが、年度内出来高の変更が生じまして、9,367万4,000円を繰り越したものでございます。

 次に、その下、下から2番目でございますが、本二東郷やすらぎ公園の整備でございますが、東側通路の用地につきまして、年度内の整備が終了しない見込みになったため、700万円を繰り越したというものでございます。

 最後に、(仮称)上高田五丁目公園の整備でございますが、設計、解体の工事が年度内に終了しない見込みとなったため、1億4,976万円を繰り越したものでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。

 続きまして、9番、区報のリニューアルについて報告を求めます。

高村企画部広聴・広報課長

 各委員のお手元に7月5日号の区報をお配りしておりますが、区の情報発信力の向上の一環として、なかの区報をリニューアルしましたので、報告いたします(資料23)。

 1、目的ですが、広報の主媒体である区報について、掲載内容や方法を工夫し、読みやすく、また、わかりやすくて親しみやすい紙面を目指して実施したものでございます。

 実施の時期は、今月の5日号からで、区民の皆様には昨日から5日号の配付を開始しております。

 3の仕様についてですが、A4判の16ページで全面オールカラーです。ページの構成は各号により多少の違いはございますが、基本的には今号と同様に、1ページから3ページの巻頭特集、4ページから5ページのサブ特集、6ページ以降のお知らせ、そして、最終面にコラムを等掲載することを考えてございます。

 4、主な変更点ですが、区の重要施策について、地域住民や団体等に焦点を当てるとともに、写真やイラストをできるだけ活用するように努めております。読みやすさを重視し、オールカラー、左とじ、横書きにするとともに、ユニバーサルデザインに配慮した文字や色を使用しました。また、お知らせはコンパクトな掲載に努めて、インデックス的なものとしております。

 最後に、リニューアルした区報につきまして、8月に区報及びホームページにてアンケートを実施する予定です。早速、昨日、きょうと御意見をたくさんいただいているところなんですけれども、今後もさまざまな御意見が区に寄せられるものと思っております。それらの意見やアンケートの結果を踏まえ、今後もより読みやすい紙面を目指して工夫を重ねていく考えでございます。

 報告は以上でございます。

委員長

 ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。

酒井委員

 オールカラー化になりまして、ページ数も変わっていますか。従来と同じのままですか。

高村企画部広聴・広報課長

 ページ数については同様です。

酒井委員

 カラー化というのは、うちの山本委員長もたしか議会で提案もさせていただきました。カラー化したことによって全体の費用というのはどういうふうになっていますか。

高村企画部広聴・広報課長

 年間で23号出しているんですけれども、1号当たり大体25万円ぐらいの増で、年間としては約430万円の増となってございます。

酒井委員

 カラーにしたことによって前回とどう変わっていますかというのを聞いています。

高村企画部広聴・広報課長

 カラー化によって1号当たり18万円ぐらいの増です。

酒井委員

 18万円増となりましたが、より見やすくなって、区民にとっても親しまれるのかなとも思います。紙面もかなり工夫されて、担当課長さんもいつも日焼けするぐらい地域に出てくださって取材されているのも理解しているところですし、およそ今までの区報から変わっていいのかなとは思っておるんですけれども、なかなか今までの区報とイメージが違うので、区民の方もそのあたりというのは少し高齢の方々だと驚かれる方もいらっしゃるかもわかりませんが、先ほど幾つかもう既に御意見もいただいているというようなことがあったんですが、それを確認させていただいていいですか。

高村企画部広聴・広報課長

 重立ったものは三つと理解しています。おおむねカラーになって見やすくなったとか、見た目がよくなったので読む気になったというのが一番多いんですけれども、もう一つは、見やすくはなったものの、経費が上がっているんじゃないか、どのぐらい区の財政負担に影響しているんだという意見、それから、カラー化ではもったいないという御意見、この辺が主なところです。

酒井委員

 経費の面というのは、カラーとカラーじゃないのというのは、ここ数年でもかなり差が縮まってきているところですので、そういうところはしっかりまた今後も取り組んでいただきたいと思っております。

 最後に、先ほどのサインの際に質疑をさせていただきました。全体的な区の広報だとかサインだとか、全てのものに関して統一性を持つことが大切なんだろうと、そういうことを申し上げましたが、中野区報というのは一番発信されるものでありますので、その観点をしっかり取り入れていただいて、区が持っているもの全てに統一感を持つことによって、住民がより中野区に対して愛着が増して、シビックプライドにつながっていくような取り組みを今後していただきたいと思います。

立石委員

 地域住民や団体に焦点を当てる巻頭特集は非常にすばらしいと思っております。ただ、区報というのは主媒体で、税金を使って運用しているところがあります。絶大な影響力があるというところで、今後取り上げるテーマとしては、区の重要施策についてとありますが、今後どういったテーマを選んでいくのか、あるいは取材対象をどのように選定していくのか、そういったプロセスについて確認させてください。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほど企画課長からも御報告させていただきましたが、政策企画会議などで取り上げられるようなテーマが一つ目安になるかと思います。そういったものを企画部サイドとして拾い上げて、所管課と協議をしながら、このテーマについてこういう人たちに焦点を当てたほうがいいんじゃないかというやりとりをした上で決めていくと、そんなふうに考えてございます。

立石委員

 テーマについてはわかったんですが、取材対象となるところを決めるプロセスについて、もう少し詳しくお聞きしたいと思います。

高村企画部広聴・広報課長

 それも先ほどのテーマを各所管とやる中で、所管のほうで例えばこういう団体とか人がいるよとか、そういったことは当然所管のほうがよくわかるわけですから、そこを十分やりとりをして、じゃ、こういう団体や人に絞ろうと。さらに今回のリニューアルに当たっては、事業者さんも編集会議の中に入ってもらっています。ほかでもやっていますので、それであれば、こういう人たちに焦点を当てたほうがいいんじゃないか、取材したほうがいいんじゃないかというアドバイスももらいますので、その辺で決めていければなというふうに考えてございます。

大内委員

 きれいに、ただ、議会におくれること6年だから、やっとカラーになったのかなと思うんだけど、もう一度経費のこと、要するにカラー版が幾らで、前の白黒版が幾らか、もう一回そこだけお願いします。

高村企画部広聴・広報課長

 おおよそになりますけれども、1号あたりとして見ますと25万円ぐらいの増になっています。昨年度に比べて25万円ぐらいの増額です。6月20日号まで出ていたものと比べると、1号当たり25万円ぐらいの増になっています。ですので、年間として見ると430万円ぐらいの増です。

大内委員

 休憩してもらって。

委員長

 休憩します。

 

(午後4時54分)

 

委員長

 再開いたします。

 

(午後4時59分)

 

大内委員

 わかりづらかったので、もう一回、お願いします。

高村企画部広聴・広報課長

 先ほどの答弁修正をさせていただいて、1部当たり25万円程度という答弁をしてしまったんですが、23万円程度です。旧号で1回当たりおおよそ210万円だったのが、新しいものについては230万円強となっております。

委員長

 他に質疑はございませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本報告について終了いたします。

 委員会を暫時休憩いたします。

 

(午後4時59分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時00分)

 

 本日はここまでとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんのでそのように決定いたします。

 次回の委員会は、明日7月4日(木)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告します。

 以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。

 

(午後5時00分)