令和元年11月26日中野区議会建設委員会(第4回定例会) 中野区議会建設委員会〔平成30年7月5日〕

中野区議会建設委員会〔令和元年11月26日〕

 

建設委員会会議記録

 

○開会日 令和元年11月26日

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後4時50分

 

○閉会  午後5時57分

 

○出席委員(9名)

 日野 たかし委員長

 間 ひとみ副委員長

 竹村 あきひろ委員

 高橋 かずちか委員

 加藤 たくま委員

 杉山 司委員

 小宮山 たかし委員

 久保 りか委員

 来住 和行委員

 

○欠席委員(0名)

 

○出席説明員

 都市基盤部長 奈良 浩二

 都市基盤部都市計画課長、交通政策課長 安田 道孝

 都市基盤部道路課長 井上 雄城

 都市基盤部公園緑地課長 細野 修一

 都市基盤部建築課長 小山内 秀樹

 都市基盤部住宅課長 三王 徹哉

 まちづくり推進部長 角 秀行

 中野駅周辺まちづくり担当部長 豊川 士朗

 まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史

 まちづくり推進部野方以西担当課長 狩野 純一

 まちづくり推進部まちづくり事業課長、大和町まちづくり担当課長 菊地 利幸

 まちづくり推進部弥生町・平和の森周辺防災まちづくり担当課長 森 眞一郎

 まちづくり推進部新井薬師前・沼袋駅周辺まちづくり担当課長 荒井 弘巳

 まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長 松前 友香子

 まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 石井 大輔

 まちづくり推進部中野駅地区担当課長 小幡 一隆

 まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長 石橋 一彦

 まちづくり推進部中野駅周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴

 

○事務局職員

 書記 若見 元彦

 書記 有明 健人

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第83号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)

 

委員長

 定足数に達しましたので、建設委員会を開会します。

 

(午後4時50分)

 

 本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように進めます。

 それでは、議事に入ります。

 第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。

 本議案は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので御承知おきください。

 それでは、理事者の補足説明を求めます。

奈良都市基盤部長

 それでは第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算につきまして、都市基盤部所管分の補足説明をいたします。

 議案書の17ページをお開きいただきたいと思います。

 歳出予算の9款都市基盤費につきまして16億2,543万9,000円を増額し、110億4,705万9,000円とするものでございます。

 初めに、この補正予算の歳出の内容について御説明をいたします。

 30ページ、31ページをお開きいただきたいと思います。9款都市基盤費、2項道路費、1目道路管理費につきまして4,193万8,000円を減額するものでございます。

 橋梁拡幅の事業でございますが、これは東京都が実施いたします河川改修工事に伴う橋梁のかけかえにおいて、橋梁を拡幅し、拡幅に係る事業費を東京都との協定に基づき中野区が負担するものでございます。

 内容につきましては、神田川本郷橋において拡幅部分を含む用地取得交渉が難航し、橋台構築を今年度以降に実施することとしたこと、また、妙正寺川丸山橋において、工事搬入路としていた都営住宅の団地内通路が使用不可となることに伴い工事を中断したことによりまして、年度内工事の出来高に見込み差が生じたことから負担金を減額するものでございます。

 なお、後ほど債務負担行為のところで御説明いたしますが、神田川本郷橋については債務負担行為の限度額の増額を行ってございます。

 続きまして、3項公園緑地費、2目公園整備費につきまして16億6,737万7,000円を増額するものでございます。

 これは、平和の森公園再整備工事費につきまして、下水道局との施工協議結果等によりまして、工事の仕様変更などによりまして3,687万7,000円を増額するものでございます。

 また、平和の森公園拡張用地につきまして、本年度の社会資本整備総合交付金による財源確保が明らかになったため、用地特別会計により取得した用地の買い戻しを1年前倒ししたことによりまして、測量委託費を50万円、公有財産購入費を16億3,000万円増額するものでございます。

 次に、債務負担行為の補正でございます。

 36、37ページをお開きいただきたいと思います。表の三段目、橋梁長寿命化修繕工事(上の原跨線橋)でございます。橋梁長寿命化計画に基づき予防保全の観点から上の原跨線橋の修繕工事を行うものでございます。本橋梁はJR中央線をまたぐ橋であることから、JR側との工事の施工方法などについて協議を進めてまいりましたが、協議の結果、JRとの複数年度の協定に基づき実施することとしたため、令和2年度の債務負担行為を設定するものでございます。

 続きまして、38ページ、39ページをお開きいただきたいと思います。表の一段目でございます。橋梁拡幅整備(本郷橋)でございますが、先ほど歳出のところで御説明しましたとおり、工事工程の見直しによりまして、各年度の事業費の年度割及び総事業費に変更が生じたことから、債務負担行為限度額を1億4,879万2,000円に増額するものでございます。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明いたします。

 ページをお戻りいただきまして、18ページ、19ページをお開きいただきたいと思います。中段の表をごらんいただきたいと思います。14款国庫支出金、2項国庫補助金、7目都市基盤費補助金、3節都市公園を6億713万6,000円の増額でございます。これは、先ほど御説明いたしました平和の森公園拡張用地の買い戻しによりまして社会資本整備総合交付金を増額するものでございます。

 続きまして、その下の段の表をごらんいただきたいと思います。15款都支出金、2項都補助金、7目都市基盤費補助金、4節公園整備を2億4,462万5,000円の増額でございます。これも平和の森公園拡張用地の買い戻しによる都市計画交付金の増額でございます。

 同じく、次の段、11節まちづくり基盤整備事業につきまして1,048万4,000円を減額するものでございます。これは、先ほど歳出で御説明をいたしました橋梁拡幅事業におきまして、今年度の事業費が減額となることに伴い都市計画交付金が減額となるものでございます。

 同じく、次の段、13節スポーツ施設整備を3,000万円の増額でございます。これは、平和の森公園再整備工事のトラック整備にかかるスポーツ施設整備費補助金が新たに得られることになったことによるものでございます。

 都市基盤部所管分の補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

角まちづくり推進部長

 それでは、補正予算のうち、まちづくり推進部所管の補足説明をいたします。

 初めに歳入歳出予算の補正でございます。

 議案の17ページをお開きください。歳出予算の10款まちづくり推進費の補正予算額、2項まちづくり事業費を2億900万3,000円増額するものでございます。この増額補正によりまして、10款まちづくり推進費の補正後の予算額は46億6,908万2,000円となるものでございます。

 まず、この補正予算の歳出の内容について御説明いたします。

 説明書の32ページ、33ページをお開きください。10款まちづくり推進費、2項まちづくり事業費のうち、2目防災まちづくり事業費の17節公有財産購入費2億900万3,000円の増額でございます。

 これは、平和の森公園周辺地区及び南台一・二丁目地区の地区施設道路整備に伴い、土地開発公社が先行取得した用地の買い戻しと用地取得に伴う補償費立替分につきまして、令和2年度予算より公社へ支払う予定としておりましたが、今般、東京都と調整する中で、他区で予定していた本年度分の国費及び都費の執行残について中野区分として転用することが可能となったため、前倒しして本年度予算により対応することとしたものでございます。これにより、本支出に伴います国費・都費の財源確保が確実となるほか、土地開発公社へ支払う本件にかかわる来年度分の利子相当額についても減額を見込むことが可能となってございます。

 次に、この補正予算の歳入の内容について御説明します。

 議案のページ戻っていただきまして、18、19ページをお開きください。表の真ん中のところ、14款国庫支出金、2項国庫補助金の8目まちづくり推進費補助金、1節住宅市街地総合整備8,214万4,000円の増額と、その一つ下の表の15款都支出金、2項都補助金の8目まちづくり推進費補助金、1節防災密集地域総合整備4,107万2,000円の増額でございます。これらは、先ほど御説明いたしました平和の森公園周辺地区及び南台一・二丁目地区の地区施設道路整備に伴う増額で、国や都の木造住宅密集市街地の改善に係る補助金でございます。

 続いて、債務負担行為の補正についてでございます。

 議案の38、39ページをお開きください。中野駅西側南北通路・橋上駅舎本体工事につきまして、債務負担行為の期間、令和2年から令和8年度を令和2年から令和9年度に変更するものでございます。限度額91億9,257万3,000円に変更はございません。これは、中野駅西側南北通路・橋上駅舎の工事につきまして、現在、令和8年末に南北通路・橋上駅舎の開業を予定しておりますが、実施設計作業の結果、開業後も中野区負担分の残工事があり、工期が令和9年度までかかることがわかったため変更するものでございます。

 以上が補正予算に係る補足説明でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

委員長

 これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。

加藤委員

 30ページの都市基盤費、道路費、道路管理費のところですけれども、本郷橋において河川改修が今年度中にできなくなった具体的な理由というところは教えていただくことはできますか。

井上都市基盤部道路課長

 本郷橋につきましては、本郷橋の新設の橋台の拡幅部分を含みます用地取得が困難となったことから、令和元年度に予定していた橋台の構築ができなくなったためでございます。

加藤委員

 その用地を取得できなくて、来年度はできそうだとか、そういう感触というかはあるから債務負担行為になっていくということでよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 今年度につきましては、現在ある旧橋というんですけれども、旧橋の撤去のみとして、橋台の構築は後年度の予定にしております。用地取得に関しましては、現在東京都のほうで協議を重ねているというふうに聞いてございます。

加藤委員

 来年度、まだできるかどうかわからないということになるということですか。

井上都市基盤部道路課長

 現在も協議を進めているというふうに聞いてございます。

加藤委員

 そうするとまだ来年度確実にできるというのもわからないですし、でも今年度はもうだめだって、ここのタイミングで判断される理由というのは何なんですか。

井上都市基盤部道路課長

 現在行っております工事につきましては、工事工程を勘案し、今年度できるところまでの工程を組んだというところで、引き続き用地取得に向けての協議を続けているというふうに聞いてございます。

加藤委員

 そうすると、ちょっと今のところ見込みが立っていないということになってくると思いますけれども。河川改修というのは下流から行っていくのが基本中の基本ですので、ここができないと、さらに上流には行けないということだということでよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 基本的には委員おっしゃるとおりで、河川改修につきましては下流側から施工していくというものでございます。

加藤委員

 そうすると、本郷橋付近の河川改修ができないと、現状としてはその先、上流には行けないという認識でよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございますが、早期の完成を目指して、東京都のほうで地権者との協議を進めているというふうに聞いてございます。

加藤委員

 地権者の方がたまたま川沿いに住んでいたというところで、その辺の協議というのは、難航しても、その地権者のお気持ちを考えたらそんなにすぐにというのも難しいのかもしれませんけれど、その辺、こういった洪水が昨今起きているという中におきまして、引き続き努力していただきたいなと思っております。

 そうしましたらもう一つ、妙正寺川の丸山橋のほうですけれども、都営住宅に進入ができないからとかそういった理由をおっしゃっていましたけど、もう一回具体的に教えてください。それは事前にわかっていたことじゃないのかなというところをお伺いしたいんですけど。

井上都市基盤部道路課長

 丸山橋に関しましては、工事用搬入路としまして都営住宅の団地内通路を使用して施工する予定になってございました。平成30年度に現場内がたび重なり冠水したことによりまして、工事工程が全体的に遅れてしまったというふうに聞いてございまして、この工事の遅れを受けて全体工程を見直した結果、搬入路として使用している都営住宅の建てかえ工事と重なってしまったことによって工事を中断せざるを得ない状況にあるというふうに聞いてございます。

 なお、都営住宅の建てかえの工事につきましては、同じ東京都の事業でございますので、引き続き調整を図っていきたいというふうに聞いてございます。

 また、団地内通路につきましては、令和元年度までの使用という期限をもって住宅局と建設局で協議を進めてきたという経緯がございます。

加藤委員

 簡単に言うと、別の工事が入っちゃって、重なっちゃってできなくなってしまっているという認識でよろしいですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりでございます。

加藤委員

 そうしましたら、次、その下の30ページの公園整備費のほうなんですけれども、平和の森公園の下水道の仕様変更等でその辺が変わってしまったということについて、もう一度具体的に教えていただいていいですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 下水道局との協議をずっと行ってきたところでございますが、下水道施設の乗載荷重の制限が変更され、使用できる重機が限定をされました。それに伴って施工方法及び使用重機の条件を変更させていただいたので、このたび内容を変更させていただいたということでございます。

加藤委員

 その荷重の制限が変更になったというのは、東京都の何か基準の条例が変わったのか、この公園においてのスペックにおいて変わったのか、その辺をお答えいただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 公園の下に下水道施設があるという特殊なところがあり、ずっと協議を行ってきたところでございますが、この協議の中で重機の荷重の数値が従来のものより変更され、このような仕様になることが協議の結果確定したので変更をお願いしたいということでございます。なので、協議の結果変更したということです。

加藤委員

 それはもう設計段階でそういったことってわかっていたことなのかなと思うんですけど、なぜこのタイミングでそういった判断がなされたかというのを教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 この間も敷地造成に当たっては協議をずっと行ってきたところでございますが、このたび、この全体の覆蓋上部に段差があって、それらを変更する仕様も中に入っているんですが、その土の量や施工の量が確定をしたため、金額がこのたび確定をしたので、今、補正として出させていただいたというところでございます。

加藤委員

 その土の量だったり下の施設のものというのはやりながら量が決まってくるもので、その過程でという――そんな大ざっぱと言っては失礼ですけど、当初からやりながら考えるほど幅がある設計だったということですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 失礼いたしました。協議を行ったことについては下水道の施設に対する影響ということで、その荷重のことについて使用機材の協議を行ってまいりました。

 それが一点と、それに加えて、実際に施工を進めていく中で土の量または作業量が確定できなかったので、最終的な金額として、もともと機材の変更というお話はあったんですけれども、全体の工事量、それから廃棄物だったり土の量だったりというところが最終的に工事を進めていかないと確定ができなかったので、このタイミングで補正予算として提案をさせていただいたものでございます。

加藤委員

 そういう不確定要素があるということについて、この公園整備費を当初予算で組んだときに、ご説明なさいましたか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 不確定要素があるとは申し上げておりませんが、その時点では、明らかになっている事実を積み上げて予算を積算させていただきました。

加藤委員

 予想以上に幅が大きくて、結局ある種施工方法を変えたわけですよね、重機のサイズを変えざるを得ないということは。それというのは、当初からそういう見込みもあったということですか。そういう可能性も否めなかったということですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 当初の積算ではそういった想定はなく、協議の中で出てきて、このたび全体の仕事量等々が固まったので予算として提案をさせていただいたものでございます。

加藤委員

 やりながらということでなかなか難しい判断もあったんだろうとは思いますけれども、ちょっとその辺の幅があるというところはしっかりと議会のほうにも――なぜこのタイミングでこのというところもありますので、その辺、ちょっと御報告をそれまでにいただきたかったなというところであります。

 質問を変えますけど、予算上この変更になっていますけれども、これで工期が変わるということはあり得るんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 現在のところ、工期の変更は予定しておりません。

加藤委員

 重機のサイズをダヴンしたということですよね。そうしたら往復回数がふえてくるのかなと思うんですけど、その辺は何かふえそうなイメージなんですけど、その辺、問題ないというのはどういうことなんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 確かに重機の小型化によって台数はふえておりますが、その工期の中でおさまるように施工しておりますので、竣工時期については今のところ変更の予定はございません。

杉山委員

 今の加藤委員の質問の続きといいますか、これは下水道局との協議の中で出てきたお話だということで、下水道局と例えばどのぐらい協議して、どのタイミングでこの話が出てきたのかって教えてもらえますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 下水道局との施工協議については、処理場の上で施工いたしますので、処理施設の調査をする必要があったために施工協議を始めたという経緯がございます。具体的には、公園のほうの地面の高さや排水設備の把握等を行うために施工の協議を始めました。いつからかということについては、平成29年3月から協議を始めております。

杉山委員

 例えば荷重制限のことで、中野区として、これは荷重制限があるから何か重機を変えなきゃいけないという判断をされたタイミングっていつなんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 この施工方法の変更は、具体的には4月ごろからそのような施工をしておりました。工事が再開して、敷地造成を始めたのが3月の下旬ですが、その直後からこの基準によって、新たな工法によって工事を行いました。

杉山委員

 加藤委員もおっしゃっていましたけど、やっぱり4月ぐらいに荷重云々とか工事の金額――今回、この31ページに工事請負費3,687万7,000円ということで、これが増加している、結構な金額になっていますよね。これに関して、4月にわかったときに――この中の全部が全部かどうかちょっとわかんないんですけど、どのぐらいの金額が、例えば工事のやり方変更、仕様変更で変わったものなのか、この3,687万円の中でどのぐらいなのか、規模を教えてもらえますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 施工方法の変更による増額は2,800万円ほどでございますが、施工が始まったのは4月ですが、その後、覆蓋の高さを測量し、また全体の施工量を算出していたため、最終的な金額の確定についてはこのタイミングとなってしまったものでございます。

杉山委員

 これ、4月にわかったということは、今第4回定例会なんですが、第2回定例会、第3回定例会で報告すべきだったものじゃないかなって思うんですが、金額も大きいですし、仕様が変わった、変更があった、これは議会に報告しておいたほうがよかったんじゃないかなと思うんですが、いかがですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 確かに工法等の変更はございますが、議案の内容、契約金額や、あと予算額には、その時点では確定したことは御報告も提案もできませんでしたので、それが固まったタイミングで御報告させていただきました。

 なお、工期に影響がないように速やかに対応させていただいていたという考えでございます。

杉山委員

 これ、今、関係者というのは、下水道局、中野区、そして施工業者、駒としては三つあるわけですけど、今この報告ですと、やっぱり中野区が全部予算取りして払いますみたいな雰囲気じゃないですか。私だったら、例えば民間だったら、下水道局との協議の中で、あるいは仕様が違うなって話し合ったら一方的に受けることはないと思うんですけど、これは協議のやり方って何かなかったんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 費用を負担するのは施行者でありますし、その原因者といいますか、そういったところだと考えますので、今委員のおっしゃった登場人物の中からは、この工事については区の工事なので区で負担をさせていただきたいというふうに考えてございます。

杉山委員

 関係もあると思いますのでね、そうなっちゃうのかなとは思うんですが。じゃあ、逆に今度、施工工事業者、例えばこれ、作業内容はほぼ変わっていないわけですよね。工事のやり方が変わった。大きな重機から小さな重機を使わなければいけない、やり方を変えた感じなんですが、やり方を変えるのは、これも中野区の責任において費用も負担するのか。民間だったら業者がやってもいいんじゃないかって。例えば、大きなドリルを使ってつくるものを、そしたらそれを、小さなドリルがないから小さなドリルを中野区が買ってあげますみたいな、そんな感じに私にはとれるんですよ。これは中野区としてやっぱり100%予算取りをしなければいけない。どうお考えですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今委員が挙げられた例におきましても、仮にそういった小さなドリル云々というお話についても、それを使わざるを得ないような状況になったのであれば、施行者が負担することが間違いであるとは考えません。この案件についても、施工方法を変更して区の公園整備のための工事を進めるためのものなので、こちらの金額については区が負担するべきものというふうに考えます。

杉山委員

 わかりました。

 ちなみに土の量とか蓋の件って、これはなぜ今、変更がかかるというか。何か協議していたのか、設計なのかわからないんですけど、高さの違いが出てきちゃったというのは、これはちょっと説明を、もう一度教えていただけますか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 平和の森公園は公園の下の部分に下水道処理施設がございますが、この下の下水道側の基礎が途中で分かれる場所があります。そこで高さが変わるところがあるんですが、そういったところの高さの違いというのは、設計上もやってはいましたが、実際に草地広場の土の盛りかえ等を行っていくに当たりその設計図と違うことも出てきまして、やり直しもあった。したがって施工量や土の量等、廃棄物の量等も変更があったので、その部分についての仕様の変更があり、金額の変更もあったというものでございます。

杉山委員

 これ、仕様変更なのか、設計が甘かったのか、どっちなんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 完璧に設計できなかったのかというお叱りはあると思いますが、こういった大規模公園の整備の中で、工事をやりながら徐々に変更していくという部分についてはやむを得ないものというふうに考えております。

杉山委員

 そういう施工方法があるということもあまり私は存じ上げないんですが、徐々に固まった設計図にしていく――あまり聞かないんですが、そういうのもあるということで、小さい修復とか修繕はその都度対応されればいいと思いますけど、何か大きなものがやっぱり出てきちゃったときに、中野区としてのこと、守るという意味でも、ちゃんと議会のほうに早目早目に報告していれば、きっと私もこんな質問をしていなかったと思います。

 ぜひともこれからね、工事費用が膨らむことはよく報告を受けますけど、やっぱり縮むとかということはあまりないので、そういう意味でも、ちょっと膨らんだときにはすぐに報告いただけるとありがたいなと、要望で結構でございます。

久保委員

 丸山橋のことだけ伺います。先ほど加藤委員の御質疑のときに、別の工事が入ってしまって遅れたかのようなニュアンスでしたが、そうではないんじゃないかなと思うんですけれども。これ、都営住宅の工事はスケジュールどおりいっているんですよね。一方的に河川のほうが遅れているんですよね。ちょっと先ほどのお話だと、どういう意味なのかしらと思ってしまうと思うので。

 事情としては、結局、都営住宅の改修時に合わせてそこの管理通路を使いながら工事を進めていたけれども、河川のほうが工事が遅れてしまって、都営住宅の建てかえが始まってしまうということでそこが使えなくなるわけじゃないですか。そもそも丸山橋とか、妙正寺川の河川改修はどの程度遅れているんですか。

井上都市基盤部道路課長

 先ほど加藤委員の御質問にお答えする際に、ちょっと誤解を招くような回答で申しわけありませんでした。今回の工事に関しましては、平成30年度に、たび重なる雨の影響で工事が遅れてしまったというところが大きな原因ではございます。

 全体としてどの程度ということは、東京都の事業でございますので中野区としては承知はしていないところでございますが、この先の工事につきましては、現在、下鷺橋からオリーブ橋の下流までを護岸整備を実施しておりまして、ここの工事の今後のスケジュールですけれども、現時点においては下鷺橋の上流からオリーブ橋の下流の区間につきましては、この丸山橋の区間を除きまして、令和2年度中に完了させたいというふうに聞いてございます。

久保委員

 令和2年度中にこちらのほうは完了するんだけれども、丸山橋のところだけは残ってしまうわけですよね。丸山橋については、いつまでにという目途は立っていないということですか。

井上都市基盤部道路課長

 現時点におきましては、当初の予定の令和3年度の完成に向けて、引き続き工事が実施できるように、一日でも早く工事を再開できるように関係機関と調整を行っているというふうに聞いてございます。

久保委員

 八幡橋から双鷺橋までの工事というのがその次に予定がされていたと思うんですけれども、当然のことながらこれも遅れるということなんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 八幡橋までの工事予定につきましては、東京都のほうからは詳しい状況については聞いてございませんが、適切な時期に工事を行うというふうに聞いてございます。

久保委員

 この丸山橋の事業が遅れることによって、区に対してはどのような影響がありますか。

井上都市基盤部道路課長

 区に影響というか、区民の皆様に対しましては、丸山橋のかけかえが完了するまでは、現在の丸山橋あるいは河川管理用通路の開放状態が続きますので、そこの通行に影響があるというふうに考えてございます。

久保委員

 その通行は丸山橋のかけかえが終わるまで、今、いつこれが済むかというのはわからないと思うんですけれども、かなり不便を生じていると思うんですね、この河川管理通路については。そこはそのままの状態ということですか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるとおりで、丸山橋のかけかえが完了するまでは現在と同じ開放状態が続くというふうに聞いてございます。

久保委員

 これは東京都のことなのでここで言っても仕方がないのかもしれませんけれども、区民の皆さんには大変不便を生じていることや、それから今、学校再編が、これから美鳩小学校の跡地の改築ということで、第四中学校と第八中学校の改築というのも入ってきて、その工事との兼ね合いですとか、当然ここの河川管理通路は通学路にもなっておりますので多くの不便を生じているんです。ですので一日も早く、東京都に対して、この河川管理のあり方、丸山橋のかけかえについて進めていただくようにということを区からもしっかり言っていただきたいと思います。また、都営住宅の敷地が建てかえによって使えなくなってしまった場合、その場合に、丸山橋かけかえに使う工事ヤードはあるんですね。要は道路として使用できるところというのがなくなってしまうわけですけれども、そこのところについても、例えば一方通行の開放であるとかさまざま協議をしていただいて、これも何とか早く工事が進められるようにしていただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがですか。

井上都市基盤部道路課長

 現在東京都のほうで、引き続き工事が実施できるように協議を進めているというふうに聞いてございます。また区としましても、早期の完成に向けて要望していきたいというふうに考えてございます。

久保委員

 ぜひお願いいたします。

 それから、早目に情報を得ていただきたいと思います。私はその八幡橋までの工事のことも、以前に第三建設事務所のほうに尋ねたことがありました。地域にとっては大変大きな工事でございまして、生活に大変密着したものでございますので、その辺のところを区としてもきちっと情報をつかんでいただいて、そして区民の生活になるべく支障がないようにということを、東京都ともしっかり協議を進めていっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。もしお答えがあればお願いします。

井上都市基盤部道路課長

 区としましても、丸山橋の早期完成に向けて、東京都と引き続き情報交換を続けていきたいと考えております。

来住委員

 平和の森の公園整備ですけれども、1期工事でも球場フェンスの、いきなり増額してやりかえるということがありました。今回は下水道局との施工協議の結果ということではあるんですが。所管ではないんですけども、今回の補正の中で、哲学堂公園の球場についても地中埋設物等に係る設計変更ということで増額がされるなどもあります。こうやって見ますと、平和の森公園に限らず、やはり予算を詰める段階でどこまでやっているのかということがちょっと不安になるんですね。やっぱり詰めた専門的な知識を持って下水道局とも協議をしておくと。ましてや下水道局のあの上については、当初から荷重の問題についてはずっと言われてきたわけですよね。したがってその工法についても議論もされましたし、検討もされたと思うんですけども。そういう経過の中で、きょうのこういう形で変更が、増額がされるということになっていますけど、数字とかの問題じゃなくて、やっぱりトータル的に判断できる職員、経験を持つ職員、やはり協議を下水道局等ともきちんと詰められる能力であったり、経験であったりという、そういうものが今後さらに求められますし、そういうところから若干甘さが、積算する段階での甘さがちょっと感じられるんですけれども、それについてなかなか御答弁は難しいかもしれませんが、ちょっと議会としてといいますか、私は、この間の一連のこういう補正や増額を見ていますと感じられるんですが、その辺の甘さといいますか、不十分さといいますか、やっぱり職員の体制といいますか、それについてお考えがあれば御答弁いただきたいんですが。

細野都市基盤部公園緑地課長

 今回、平和の森公園の補正予算を提案させていただきました。予算内で施工できるように努力を日々しておりますし、積算も適正に行っている考えではあります。

 ただ一方で、現場で突発的に生じたことや、やっていく中で出てきたことについて対応せざるを得ないところは、場合によっては増額といったこともあるというふうに考えております。適正な施工と予算内で施工できるような努力については引き続き行っていきたいと考えております。

来住委員

 しっかりやっていただきたいと思います。

 もう一点、上の原跨線橋について伺いますが、この夏に住民の説明会が既に、工事というよりも計画の説明をしていただいたと思いますけれども、その時点の説明と何か変わったところが今回のこれについてはあるんでしょうか。

井上都市基盤部道路課長

 委員おっしゃるように、上の原跨線橋につきましては、工事に伴って通行どめを生じるということがありますので、本年7月に事業の説明会を周辺住民の方へ行いました。その際には、工事につきましては2年かかりますという説明をしておりますので、今回のことと相違しているところはないというふうに考えてございます。

来住委員

 東中野二丁目と東中野三丁目をつなぐ橋ということになるんですが、現在工事によって、おっしゃるように通行できない状態が生まれるということを説明されているんですが、今現状でどういう使用、どういう通行が把握されていますか。

井上都市基盤部道路課長

 上の原跨線橋につきましては、特に朝、中野学園の生徒さんが多く使用している状況、それからお昼、夕方にかけては地域の皆様が買い物や散歩で利用されていると。それから、JRをまたぐ橋でございますので、橋の上から鉄道を眺めているという方もいらっしゃるというふうに把握をしてございます。

来住委員

 一定期間、何か調査をされていますか。数字は把握されていますか。

井上都市基盤部道路課長

 通行量につきましては、具体的な数値については把握はしてございません。

来住委員

 やはり通行をとめるということになりますので、通行量の把握が必要だと思います。今現在ですが、中学生は720人おりまして、JRを利用して通学する生徒が大体400人から500人が、朝あの橋を渡ることになっているんですね。高校生は駅から真っすぐに学校に線路沿いに行きますけれども、中学生だけは橋を渡るような指導がなされていますので、やはり工事等々の実施に当たっては正確な交通量を調査いただいて、やはり地域に極力影響が出ないような形で進めていただきたいというふうに思いますし、改めてその工事についての説明については、今後地域にはどのように計画をされているんでしょうか。その点、最後に伺います。

井上都市基盤部道路課長

 住民への説明ですけれども、付近の学校につきましては、個別に御説明に伺いまして工事への協力をお願いする予定でございます。また、工事説明会につきましても予定をしているところでございます。

加藤委員

 債務負担行為のところなんですけれども、38ページの中野駅西側南北通路・橋上駅舎本体工事ですけれども、これが1年間期間を延ばすということですけど、どういったところに見込み差が出て延期になったんでしょうか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 これまで令和8年度内の通路と駅舎の開業ということで見込んできて設計作業を進めてきておりまして、令和8年度までという形で債務負担を組んでおりました。実施設計作業が進んできたことによりまして、実際に通路と駅舎は令和8年中に開業するんですけれども、そこはできるだけ早く開業するということで、そこの通路と駅舎部分は開業しても、上の駅ビルは工事をしていたり、それから通路と駅舎の下のホームのところの仮設の撤去とか、ヤードの撤去とかという工事は残っていくということで、実施設計作業の結果、令和9年度まで工事がかかるということがわかりましたので、今回、債務負担行為の期間の延長ということでお願いしてございます。

加藤委員

 橋上駅舎はもちろん区で、改札口があるところも区がお金は出していて、ホームについても出しているというので、上のビル部分というのは区の予算が入っているんですか。そういうふうに切り分けはされているんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 南北通路は中野区の負担でございます。橋上駅舎につきましても、中野区が請願駅という形になっておりますので、橋上駅舎も中野区の負担でございます。上の駅ビルのところはJRの負担でございまして、人工地盤より下のところの仮設であったりですとか、ホーム上の電線を動かすですとか、そういった工事についてはJRと区で共通でかかるお金なので、そこは面積比で案分をしている、そんな仕組みになってございます。

加藤委員

 そうするとお金は、改札より上の駅ビルのみの部分というのは区の予算は入っていないということなので、この債務負担行為と関係ないところの話ということになるんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 委員お話しのとおりで、上のところは駅ビル部分なので、そこは債務負担行為とは関係ございません。

加藤委員

 ちなみに駅ビルは、その後に完成なんですか、同時期に完成なんですか。

小幡まちづくり推進部中野駅地区担当課長

 通路と駅舎につきましては令和8年度中に完成予定でございまして、その後、駅ビル、上のほうは工事を引き続きやりまして、令和9年度内に駅ビルが完成という予定でございます。

加藤委員

 この話だけではないんですけれども、大体、計算したらやっぱりそれより期間が延びましたっていうパターンしか聞かなくて、なんか常にがっかりする結果が出てくるわけですよ、こういうことをやると。その辺というのは、部長レベルに聞かないとわかんないかもしれないですけど、もう少し余裕を持って出せないものなのかなというところをお答えできるなら、そういう設定はどうやってされるのかというのをちょっと教えていただけないかな。

豊川中野駅周辺まちづくり担当部長

 そもそもこの中野駅舎と駅ビルの工事に関しましてはかなりかかるというふうな話もありましたが、工程の見直しですとかを工夫して少し短縮をしたという経緯がございました。そういった中でなかなか、今後長い工事でございますので、最終的な仕上げですとか、手すり工事ですとか、そういったことに関してはなかなか現段階では不明なところが多いと。そういった中で今回、細かなこういった今担当が申し上げたようなその作業、これを詳しく精査する中でできてきたところでございます。したがいまして今後も、もちろんこういった予定の工期ではございますが、何とか遅れがないように努力をして工事を完成したいと考えております。

間委員

 平和の森公園の再整備のことなんですけれども、補正予算ということなので、本来これから契約変更だと思うんですけれども、これまでは契約変更、金額の変更をしなくても済みそうだったということなんでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 これまで細かいものも入れるとさまざま当初の予定と変更するところはございましたが、予算や契約金額に影響のないように進めてきたところでございます。このたび先ほど申し上げた内容がございまして、金額も確定したところがあるので補正予算として提案をさせていただきました。この後、予算をお認めいただいた後、契約の変更についても提案をさせていただきたいと考えております。

間委員

 議案が議決されたらどのように変更されていくんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 予算案が議決いただけましたら、今回御説明した内容に沿った工事監理委託契約の変更議案を提案させていただきたいと考えております。

間委員

 そもそも4月から仕様変更しているので、もう既に行っていることに対して変更するということですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 契約変更の議案ということで申しますと、金額の変更というのがその内容になります。そういった金額の変更を提案していきたいと考えておりますが、その内容につきましては、これまで申し上げた予算の内容で御説明をした内容を盛り込んだ形での契約の変更をさせていただきたいと考えております。

間委員

 今回2,800万円ということなんですけれども、さすがに2回分の定例会を飛ばしての補正がかかっているというところで、なぜもっと早い段階で契約変更しなければならないということが出てこなかったのかなというところが非常に気になっているんですけれども。

細野都市基盤部公園緑地課長

 仕様や施工方法の変更は大小さまざまなものがございます。そういったものの金額が確定できた時点で予算も提案させていただきたいですし、契約変更についても同様というふうに考えてございます。この間、確かにもっと早い段階で施工の方法の変更というのはわかっていたことではございますが、金額の確定には至らず今回御報告したということでございます。

間委員

 金額の確定に至らないというところで、そもそもその積算が甘いんじゃないかなって思うんですけれども、いかがでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 積算についても、当初の予定どおりにはなかなか進まないところが多数ございます。具体的な工事を進めていく中での変更を盛り込んで最終的に金額を確定して変更させていただいたということでございますので、当初の見積もりについては適正なものだったというふうに考えてございます。

間委員

 この工事が終わるのはいつですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 来年の1月末を予定しております。

間委員

 工事が終わるまであと2カ月というところで補正予算を出すというので、やっぱりもっと早く出すべきだったんじゃないかなって――これは意見ですけれども。要望として、積算をきちんとしていくということと、進行管理ということをもう少ししっかりとやっていただきたいなと思います。

 もう一点お願いします。補正で3,687万7,000円の部分のうちの2,800万円がこの工事の仕様変更って聞いたんですけれども、それ以外の部分のところを教えてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 前段の施工管理といった部分につきましては、これまでも工期に影響がないように速やかに対応してきたつもりでございますし、これからもそのように進めていきたいと考えてございます。

 また、3,600万円の、これまでずっと議論になっている敷地の造成工なんですが、その2,800万円以外の部分については西側に遊戯広場というところがございますが、そちらの遊戯広場において、既存樹木等と干渉する部分があったので広場の範囲を変更し、レイアウトの変更などをさせていただいたことなどがございます。

間委員

 その遊戯広場のレイアウトはどのように変わったんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 遊戯広場は樹木と柵が干渉してしまうことがわかったので、柵を動かし、遊具のレイアウトも移動し、そこの全体の遊具広場の大きさも変更しました。

間委員

 そういうのは設計ミスではないんですか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 樹木も上の部分だけ見てはわからない部分もございます。根っこの部分までについては工事を始めていかないとわからない部分もございますので、当初の設計が誤っていたとは考えておりません。

間委員

 それを聞いてちょっと心配だなって思うのが、これから遊具の緊急対策がある中で、同じように設計ミスというか、予定していたものが違うみたいなことがあってうまくいかないとかということが起こり得るんじゃないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

細野都市基盤部公園緑地課長

 当初の予定どおりじゃないことは複数あるというふうに考えております。ただ、それについてはその時点で最善の策をとって適正に対応していきたいと考えております。

高橋委員

 ちょっと確認したいんですけど、先ほどからのこの平和の森公園の件、来住委員も荷重の問題とかはずっと議論になっていたという話があります。それはそれとして、設計ミス、見積もりミスというような、そんな表現とかはちょっと甘いとかいう話もあるんだけども、私ちょっと確認したいのが、本来その図面があって、机上で施工図面をつくって、それに基づいて見積もりを出して予算を通しましたと。下水道局所管の大空間の上の造成工事であって、二重に特殊事情がある中で、いざ施工を始めていく中で、東京都と、その施工方法であったり下の大空間等の保全等を微妙な関係の中でずっと協議をしてきましたと。そんな中で荷重の問題等で、重機の、もうちょっと小さい荷重でというような話の中で、その施工方法もまた変わってきましたと。その造成等の話、土を盛るとかそういう話については図面上で当たっていた形で積算をして予算を通したけども、実際その竣工はもうタイトだから、竣工時期は絶対ずらさずに守る形で施工していく中で、現場で掘ってみたり、その竣工に向けてやっていく中でいろいろ現場で対応するものが出てきて、それによってどんどん変更が出てきて、ついては契約を竣工前に確定をしなければいけないので、その確定に向けて今回補正を出したと、こういうことじゃないの。

 それとも、見積もりと設計の仕方に何か当初齟齬というか、瑕疵があって、今回ずれ込む形で、こういう形で補正予算を組まざるを得ない形になったのか、あるいは竣工前のこのタイミングで、現場対応の工事をやっていく中での確定をしなきゃいけないので補正を確定し、そして最終契約をして竣工に向けていくと、こういう話なのかというのをはっきりさせたほうがいいと思うんだよね。

細野都市基盤部公園緑地課長

 御指摘ありがとうございます。今回の提案につきましては、当初の積算をしたものを、その後、工事を施工していく中で現場でわかったものを反映していったものでございます。

 予算内でやること、それから契約金額を守ること、そして工期を守ることということについて最善を尽くしてきたところでございますが、このたび、竣工の前におきまして工事の増加分が判明し、その数量が確定をし、それが結果として現状の予算を上回ってしまうことが明らかになり補正予算を出させていただきました。この金額のまま確定をさせていただき、当初の工期、来年1月末の竣工を目指して、工期に遅れることなく工事を進めてまいりたいというふうに考えてございます。

久保委員

 今、高橋委員が丁寧に聞いてくださったので私も誤解は解けましたけれども、設計ミスがあったりとか、また、今回この補正のタイミング自体がずれているかのような御指摘があったんですけれども、そうなのかどうかというところをちょっと確認させてください。

細野都市基盤部公園緑地課長

 補正の要因となった開始時期というか、その施工協議等はこの予算の提案より前からやっていました。ただ、その金額や数量の確定についてはこの時期になってしまったので、提案の時期についてはこの時期にならざるを得なかったというふうに考えてございます。

委員長

 他に質疑はありませんか。

 委員会を休憩します。

 

(午後5時55分)

 

委員長

 委員会を再開します。

 

(午後5時56分)

 

 それでは他に質疑がなければ、質疑を終結します。

 意見について伺います。第83号議案について、意見はありますか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 それでは83号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 御異議ありませんので、そのように決定します。

 以上で本日の日程を終了しますが、委員、理事者から御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

委員長

 なければ、以上で建設委員会を散会します。

 

(午後5時57分)