中野区議会総務委員会〔令和元年11月26日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和元年11月26日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後4時51分
○閉会 午後6時55分
○出席委員(9名)
山本 たかし委員長
内野 大三郎副委員長
立石 りお委員
内川 和久委員
小林 ぜんいち委員
白井 ひでふみ委員
浦野 さとみ委員
大内 しんご委員
酒井 たくや員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長、総務部長(副区長事務取扱) 白土 純
副区長 横山 克人
企画部長 高橋 昭彦
企画部財政課長 森 克久
企画部情報システム課長、総務部新区役所情報システム担当課長(企画部参事事務取扱) 平田 祐子
企画部企画課長 杉本 兼太郎
企画部基本構想担当課長 永見 英光
企画部広聴・広報課長、業務改善課長 高村 和哉
総務部長 海老沢 憲一
危機管理監 志村 和彦
危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 石濱 良行
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長 中谷 博
総務部施設課長 髙田 班
総務部用地経理課長 吉沢 健一
総務部用地担当課長 小倉 洋
総務部危機管理課長 田中 謙一
総務部防災担当課長 山田 健二
総務部生活・交通安全担当課長 佐々木 和夫
総務部新区役所整備課長 中村 洋
会計室長 浅川 靖
選挙管理委員会事務局長 松原 弘宜
監査事務局長 小谷松 弘市
○事務局職員
事務局長 吉村 恒治
事務局次長 小堺 充
書記 遠藤 良太
書記 山口 大輔
○委員長署名
審査日程
○議案
第83号議案 令和元年度中野区一般会計補正予算
第84号議案 令和元年度中野区用地特別会計補正予算
委員長
定足数に達しましたので、本日の総務委員会を開会します。
(午後4時51分)
審査日程について協議事項があるため、委員会を暫時休憩します。
(午後4時51分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時51分)
本日の審査日程はお手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおりとし、第83号議案及び第84号議案は関連するため、一括して審査をしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算及び第84号議案、令和元年度中野区用地特別会計補正予算を一括して議題に供します。
なお、第83号議案は、当委員会に付託されていますが、厚生・建設・子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることになっておりますので、御承知おきください。
それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
森企画部財政課長
それでは、第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算及び第84号議案、令和元年度中野区用地特別会計補正予算につきまして、一括で補足説明をさせていただきます。
まず、一般会計補正予算(第5次)になりますけれども、こちらの御説明をいたします。
お手元の議案書の16ページをお開きください。歳入歳出予算事項別明細書でございます。
まず、歳入でございます。12款分担金及び負担金が124万3,000円の減。14款国庫支出金10億9,987万3,000円の増。15款都支出金2億3,992万7,000円の増。18款繰入金が6億3,322万9,000円の増。20款諸収入が3,400万円の減。21款特別区債が1億8,800万円の減。合計いたしまして、17億4,978万6,000円の増で、補正後予算額は1,573億3,113万4,000円となるものでございます。
歳出でございますが、17ページです。3款総務費は460万5,000円の減。5款子ども教育費は122万4,000円の増。6款地域支えあい推進費が45万1,000円の増。7款健康福祉費、8,172万6,000円の減。9款都市基盤費が16億2,543万9,000円の増。10款まちづくり推進費が2億900万3,000円の増となりまして、補正後予算額は、歳入と同額の1,573億3,113万4,000円となるものでございます。
歳出の内容の説明をいたします。22ページをごらんいただきたいと思います。
3款総務費、6項新区役所整備費、1目新区役所整備費でございますが、新庁舎整備につきまして、竣工が令和5年度から6年度に変更になったことに伴いまして、新庁舎の実施設計・施工一体整備コンストラクション・マネジメントの業務の進捗も変更になったことから、委託料の減額を行います。説明欄に記載の財源更正でございますが、中野体育館の解体工事のCMがこちらに含まれておりますが、この体育館の解体工事については、東京都との協議の結果、都の負担はなしというふうになったことから、記載のとおり分担金及び負担金81万円を減額し、一般財源が81万円増額というふうになっております。こちらのコンストラクション・マネジメントの業務につきましては、繰越明許の設定、それから、債務負担行為期間及び限度額の変更もございますので、そちらについては後ほど改めて御説明をいたします。
24ページをお開きください。5款子ども教育費、6項育成活動推進費、まず、1目の地域子ども施設調整費でございますが、U18プラザ上高田跡施設におきまして進めております区立あさひ保育園の民営化における新園舎の整備につきまして、資材の納入遅延によりましてスケジュールの変更が行われ、これに伴いまして、同施設に併設をいたします学童クラブ及び子育てひろばにつきまして、仮設園舎での運営期間が延伸するため、仮設建築物整備費補助、具体的にはプレハブのリース料の補助でございますが、こちらを増額いたします。72万9,000円の増につきましては、来年2月と3月の2カ月分となってございます。
その下の2目育成活動支援費でございますが、親子農園事業用地として借り受けております土地につきまして、土地所有者からの申し出により返還をするため、土地の原状復旧に係る測量経費を増額いたします。測量の後、設計を行いまして、今年度中に原状復旧工事に着手し、来年6月末までに返還をいたします。工事につきましては2カ年――2年度にわたるため、債務負担行為を設定いたします。債務負担行為については後ほど御説明いたします。
続きまして26ページをごらんいただきたいと思います。6款地域支えあい推進費、4項すこやか福祉センター費、1目地域支えあい拠点施設運営費でございますが、白鷺たんぽぽ広場用地として借り受けていた土地につきまして、土地所有者からの申し出により返還するため、土地の原状復旧に係る測量経費を増額いたします。測量の後、設計を行いまして、今年度中に原状復旧工事に着手いたしまして、来年6月末までに返還をいたします。こちらの工事につきましても2年度――2カ年にまたがるため、債務負担行為を設定いたします。こちらについては後ほど御説明いたします。
それから、28ページごらんください。7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、2目スポーツ環境整備費でございます。まず、説明欄の上の1、スポーツ環境整備、(1)スポーツ施設整備でございます。中野区立総合体育館整備に関しまして、地中支障物の撤去等に伴いまして工事費等を増額いたします。説明欄に記載の1億6,203万2,000円のうち143万7,000円は工事管理委託費になります。財源更正につきましては、特定財源につきまして、当初予算と比較して交付額の増減がございましたので、所定の更正を行っております。中野区立総合体育館整備につきましては、工事工程の追加等によりスケジュールも竣工が来年3月12日から5月29日に延伸しておりますので、繰越明許費の設定も行います。
それから、その下の(2)スポーツ施設調整でございますが、哲学堂公園野球場改修工事につきまして、地中に埋まっているガス管や電気ケーブルなどが区で所持した図面と実際の位置が異なっていたことなどから、調査堀が必要となるとともに、設計変更による工事工程追加に伴いまして、工事費を増額いたします。一方、工事費そのものについては、全体については契約落差も生じておりますので、その分については減額をいたします。また、今年度末に国の名勝指定に係る告示予定がありまして、告示後は、工事を継続するに当たり、国の文化審議会での変更承認が必要となってくることから、承認までの期間については2カ月間工事を中断するという、そういう必要が出てきます。このため、工事工程追加と名勝指定に係る工事中断、こういったことで、工事については、当初予定しておりました来年2月末から7月末に延伸をするといったようなことで、指定管理者への休業補償のお支払いも行います。休業補償については、2月までは当初予算に計上しておりますので、3月分を追加計上いたします。補正額でございますが、工事費については2億4,253万3,000円の減額で、一方、指定管理者への休業補償分の指定管理料の増額、これが26万円で、合計で、説明欄に記載の2億4,227万3,000円のトータルで言うと減になるということでございます。財源更正についても、所定の更正を行っております。
それから、その下、3目オリンピック・パラリンピック推進費でございますが、中野区立総合体育館を活用したイベント開催委託料、具体的には体育館のオープニングイベントの委託料でございますが、体育館の開所が来年度となりまして、今年度の執行がなくなりましたので、減額をいたします。また、こちらのオープニングイベントにつきましては、当初、今年度中に契約をして2カ年――2年度にわたって事業を行う予定でございましたが、来年度単年度の事業となることから、債務負担行為を廃止いたしますので、そちらについては後ほど御説明をいたします。
続きまして30ページをごらんください。9款都市基盤費、2項道路費、1目道路管理費でございます。東京都が実施する河川改修事業にあわせた橋梁拡幅工事につきまして、工事の進捗のおくれにより工事費の負担金の減額を行います。場所につきましては、本郷橋と丸山橋でございます。まず、本郷橋につきましては、用地取得交渉の難航によりまして進捗のおくれが生じ、負担金2,874万円を減額いたします。それから、丸山橋につきましては、搬入路として使用していた都営住宅の敷地が来年度から住宅の新築工事により使用不可になることから、工事中断となります。これによりまして、負担金1,319万8,000円を減額すると。こちら合計の4,193万8,000円の減ということでございます。本郷橋については年度ごとの負担金の変更がありますので、後ほど債務負担行為の限度額の変更ということで御説明をいたします。
それから、その下の9款都市基盤費、3項公園緑地費、2目公園整備費でございますが、平和の森公園再整備工事につきまして、下水道局との施行協議経過等によりまして、敷地の造成ですとかコンクリートがらの撤去など工事の仕様の変更が生じたため、整備工事費3,687万7,000円を増額いたします。また、国庫支出金の増額に伴いまして、本年度の財源確保が明らかになりましたことから、公園東側の拡張用地につきまして、用地特別会計からの買い戻しのため、用地購入費及び用地測量費を増額いたします。これによりまして、用地特別会計の補正も行います。記載の特定財源の欄にある繰入金、こちらについては、まちづくり基金からの繰り入れでございます。
続きまして32ページ、10款まちづくり推進費、2項まちづくり事業費、2目防災まちづくり事業費でございます。木造住宅密集地域整備事業におけます平和の森公園周辺地区及び南台一・二丁目地区の地区施設道路用地につきまして、本年度の財源確保が明らかになったことから、来年度予定しておりました土地開発公社からの買い戻しを前倒しで執行いたします。平和の森公園周辺地区については3カ所で合計54.82平米、南台一・二丁目地区については1カ所で248.28平米でございます。特定財源の欄にある繰入金については、まちづくり基金からの繰り入れでございます。
続きまして34ページをごらんください。繰越明許費調書でございます。2款企画費、1項企画費、中野区平和資料展示室整備でございますが、中野区立総合体育館整備の進捗のおくれによりまして、年度内に終了しない見込みのため、展示物等の制作に係る経費997万7,000円を繰り越しいたします。
それから、3款総務費、6項新区役所整備費、新庁舎実施設計・施工一体整備コンストラクション・マネジメント業務委託でございますが、先ほども御説明したとおり、新庁舎の竣工が令和6年に変更になったことに伴いまして進捗が変更となり、来年度執行予定の859万5,000円を繰り越しいたします。特定財源の欄にある600万円、こちらについては特別区債でございます。
それから、5款子ども教育費、2項保育園・幼稚園費、18プラザ上高田跡施設擁壁工事でございますが、先ほども御説明しましたが、区立あさひ保育園の民営化のスケジュールが全体として変更になったということでございまして、こちらの今年度着手の予定をしておりました擁壁工事について、来年度に行うというようなことでございますので、こちらの1,543万円を繰り越しいたします。
それから、7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、中野区立総合体育館整備につきましては、竣工が来年の5月29日に延伸したことから、工事費、それから工事管理委託費、また施設予約システム改修委託費の合計51億4,106万7,000円を繰り越しいたします。特定財源については、国庫支出金と特別区債を見込んでおります。
それから、7款健康福祉費、2項スポーツ振興費、哲学堂公園野球場改修工事につきましても、実際の工事期間の延伸に伴いまして、3億1,172万円を繰り越しいたします。特定財源につきましては、特別区債でございます。
続きまして36ページ、債務負担行為調書でございます。親子農園事業用地原状復旧工事につきましては、原状復旧に係る工事が2カ年――2年度にまたがるため、債務負担行為を設定いたします。その下の白鷺たんぽぽ広場用地原状復旧工事につきましても同様でございまして、2カ年にわたるため、債務負担行為を設定いたします。それから、橋梁長寿命化修繕工事――上が原跨線橋でございますが、JR東中野駅近くの線路上を横断する橋梁につきまして、当初予算では単年度ごとの委託工事を想定して経費を計上していたところでございますが、その後のJR東日本との協議によりまして、JR東日本との協定を結び施工すること、また、2カ年にわたる施工期間で実施するということで協議が調ったところでございまして、それを踏まえて債務負担行為を設定するものです。記載の特定財源につきましては、国庫支出金と道路公園整備基金からの繰り入れを予定しております。
それから、その下の新庁舎実施設計・施工一体整備コンストラクション・マネジメントの業務委託につきましては、先ほどの説明と繰り返しになりますが、新庁舎の竣工が令和6年に変更になったというようなことで、債務負担行為の期間及び限度額についても変更をいたします。特定財源については、分担金及び負担金と特別区債を見込んでおります。
それから38ページ、橋梁拡幅整備の本郷橋でございますが、工事進捗の変更によりまして、債務負担行為の限度額を変更いたします。
それから、中野駅西側南北通路・橋上駅舎本体工事につきましては、先般実施設計が完了いたしましたところですが、それによりまして、建物本体工事の工期が令和8年度から9年度までになるということが判明いたしまして、債務負担行為の期間を変更いたします。南北通路・橋上駅舎の供用開始につきましては令和8年中を予定しておりまして、供用開始後の残工事については、工事ヤード等、施工に伴い設置した仮設物などの撤去を予定しておりまして、通路の通行には支障のないものでございます。
それから、U18プラザ上高田跡施設擁壁工事につきましては、こちらの擁壁工事について、来年度の単独事業になったということでございますので、債務負担行為を廃止いたします。
また、その下の東京2020オリンピック・パラリンピック機運醸成事業につきましても、来年度の単独事業となったことから、債務負担行為を廃止いたします。
40ページが特別区債現在高調書でございまして、総務債と教育債を減額しております。総務債については、新庁舎の実施設計・施工一体整備コンストラクション・マネジメント業務に係る起債で300万円の減。それから、教育債については、哲学堂公園野球場改修工事に係る起債で1億8,500万円の減でございます。
以上が一般会計の補正予算でございまして、続きまして、用地特別会計の補正予算でございます。
44ページをごらんください。令和元年度用地特別会計(第1次)補正予算の歳入歳出事項別明細書でございます。
用地特別会計につきましても、一般会計と同様、元号を改める政令の施行に伴いまして、施行日以降は、平成31年度中野区用地特別会計予算の名称を、令和元年度中野区用地特別会計予算として、年度表記については平成を令和に読みかえて表記をしているところでございます。
歳入歳出にそれぞれ16億3,000万円を追加計上いたしまして、補正後の予算額は、歳入歳出とも129億700万円ということでございます。
48ページをごらんいただきまして、こちらが歳出の詳細でございます。先ほど一般会計の平和の森公園再整備のところでも御説明いたしましたが、一般会計におきまして平和の森公園の拡張用地を取得いたしますので、用地特別会計で起債をいたしました区債の元金を一括で償還いたしますことから、用地特別会計におきましては公債費を増額いたします。特定財源の欄にあります財産収入については、一般会計に用地を売り払うことによるものでございます。
以上、長くなりましたが、第83号議案及び第84号議案の補足説明とさせていただきます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
浦野委員
何点かお伺いいたします。
34ページの繰越明許調書の中で、今御説明のあった2款の企画費のところの平和資料展示室の整備が今回繰越明許でということなんですが、これは、体育館の進捗状況との兼ね合いなんだろうと思うんですけれども、そのあたりをもう少し詳しく確認させてください。
杉本企画部企画課長
中野区平和資料展示室につきましては、ただいま委員から御指摘いただきましたように、中野区立総合体育館の開所に合わせまして整備を進めていたところでございますが、中野区立総合体育館の整備期間が延伸されたことに伴いまして、展示物の整備についても同様に変更をお願いするというものでございます。
浦野委員
今回、年度内に予算を執行する部分と繰越明許になる部分とがあるんだと思うんですけど、その内訳というか、中身についてお願いします。
杉本企画部企画課長
今回、全体としましては、展示設計の業務委託と、あと、展示物等の制作委託というような2種類の業務を想定してございまして、こちらのうち展示物の設計業務委託、こちらにつきましては、企画提案公募型の方式によりまして、既に事業者の公募を行ったところでございます。その後、展示設計の業務委託の成果物をもちまして展示物の具体的な制作に移行していくというところでございますが、こちらの部分が年度をまたいでしまうと。体育館の開設の時期の影響もございまして、年度をまたぐというところで、繰越明許をお願いするものでございます。
浦野委員
今の御説明だと、設計部分と、実際にそれに基づいて施工するところを分けますよということなんですけど、その設計するところは、あそこに対する金額、この内訳の中で幾らがあれで幾らなのかというのの確認と、あと、その業者については、プロポーザルだと思うんですけど、応募が何社あって、もう決まったのか、決まるのか、そこを確認させてください。
杉本企画部企画課長
全体としての予算額は1,100万円余を想定してございまして、このうち展示設計業務委託に係ります委託料の予定価格ということで公募でお示ししたものが100万7,800円というところでございますので、他の工事の部分につきましては1,000万円程度というような状況でございます。
こちらにつきまして、設計業務の委託と制作の委託とを分けた理由でございますが、展示物の設計業務につきましては、従前から設置をしてございました平和資料展示室、こちらが平和に関する主体的な学習、展示、交流、情報提供により、過去から未来にわたりまして戦争の悲惨さや平和のとうとさを伝承し、利用者に恒久平和の意識を喚起することができるというような施設として構築をしてございましたし、新しいものも同様に考えてございます。展示設計に当たりましては、平和行政や人権課題に関する確かな現状・課題認識力、企画力、調整力を備えた事業者の支援が不可欠というところで、企画提案公募型のプロポーザル型の事業者選定を行ったというものでございます。
本件のプロポーザルにつきましては、1社からの応募がございまして、こちらの応募資格としまして、既に日本国内におきまして、過去5年度、国及び地方自治体の平和関連資料館等が実施する平和または人類の文化・歴史に関する展示設計事業を受託した事業を有することということで資格を定めてございます。一方で、こちらの展示設計業務委託に基づきます展示物の制作につきましては、必ずしも専門的な知識がなくても、仕様に基づくパネル作成等、展示物の制作ができるというようなことを要件としていることから、一般競争入札を現時点では想定しているというようなところでございます。
浦野委員
そうすると、設計は専門のところにお願いして、約100万円ちょっとでしたと。今後、それに基づいて実際つくっていくのが約1,000万円で、それはこれからということ。1社から応募があったということなんですけれども、業者はもう既に決まったのか、そのあたりを確認させてください。
杉本企画部企画課長
既に企画提案公募型事業者選定における契約締結候補者ということでは決定をしてございます。今後、契約交渉順位――1社でございますが、最上位であった事業者と契約に向けた交渉を行っていくというような状況でございます。
浦野委員
今の時点でどこの事業者かというのはまだ言える段階にはないということなんですか。それとも、もしわかれば教えてください。
杉本企画部企画課長
審査の結果でございますが、契約候補者として選定した審査結果は、株式会社ムラヤマという事業者でございます。こちらの事業所につきましては、既に国の関係の平和関連資料館等を複数運営している事業者でございます。
浦野委員
今後、今、ムラヤマさんというところ、株式会社に決まりましたよと。これから設計をしていって、工事をする会社というのは競争入札でこれから決めて、体育館の完成と同時にここも一緒に完成をするというようなスケジュールでいいんでしょうか。
杉本企画部企画課長
今回の企画提案公募型事業者選定によりまして、展示設計業務、こちらの成果物を2月末までの間に、契約の後、展示設計に係る全体としての考え方をまとめます。その後でございますが、具体的な展示物の制作委託に移行しまして、おおむねの予定でございますが、6月ごろまでに展示物を制作しまして、その後半月程度の間に、具体的には体育館の中に制作をした展示物を設置するという予定でございます。
浦野委員
そうすると、体育館がオープンするタイミングとはちょっとずれるような形なんですかね。
杉本企画部企画課長
現時点におきまして、体育館の竣工が5月29日と。その後、制作をしました展示物を搬入しまして、体育館の開所が6月中旬というところでございますので、この間に具体的には展示物を設置してまいりたいというふうに考えてございます。
浦野委員
今後なんですけど、設置した後というのは、管理運営というのはどういう形で行われていく今想定がされているんでしょうか。
杉本企画部企画課長
現時点での想定でございますが、運営につきましては区の職員――平和・人権・男女共同参画の担当が担いまして、展示物の展示ですとか入れかえですとか、そうしたものは行ってまいりたいというふうに考えてございます。一方で、こちらの平和資料展示室の管理でございますが、中野の総合体育館の指定管理者に、鍵の開閉ですとか、そういった建物上の管理は委託をする予定で考えてございます。
浦野委員
わかりました。ありがとうございました。
すみません、次なんですけれども、28ページ、29ページの健康福祉費の中で、所管は厚生委員会になると思うんですけど、可能な範囲で教えていただきたいんですけれども、今回、この体育館、次の都市基盤のところとも少しかかわるかもしれませんが、工事費が、用特で1年前倒しして買い戻す部分も大きいんだろうと思うんですけれども、実際に工事費が増額になった部分について、その内訳と、およその金額でいいので、そこを確認させてください。
森企画部財政課長
まず、総合体育館の増の部分なんですが、地中支障物が南側部分、それから東側部分に出まして、その撤去費が一番大きいところです。それから、あと、地下水の漏れといいますか、それをとめる、一旦暫定的にといいますか、昨年度もそういう事象が発生したので一定対応はしたんですけど、それを全体的な、本格的な措置ということでの経費で1,500万円ほどというようなところで、体育館についてはそういったところです。
平和の森公園につきましては、3,600万円ほど増となっているところなんですが、一つは、下水道局との協議の結果ということなんですが、下水道局のいわゆる?体の部分が当初より高くなっているというようなことが判明したため、土の量を変更したりですとか、また、使用する重機の変更、こういったところで2,800万円ほどふえていると。また、遊戯広場については、既存樹木と干渉する部分があった関係もあり、施設のレイアウト変更をしたというところで400万円ほど。それから、暗渠管の施工方法ですね。その変更をしたことにより240万円ほどというようなところで、先ほど私が御説明した際に、コンクリートがらも出たというようなことで冒頭説明しましたが、その部分については60万円ほどです。大きなところで言うとそういったところです。
浦野委員
たしか2定のときも、平和の森公園の例えばフェンスの高さを7メートルとか11メートルとかにたしか上げて補正予算があったと思うんですけれども、今回、今御説明があった地中支障物の撤去とか下水道施設の?体の高さが当初の設計と違ったよということだったんですけど、やってみて、実際に掘削なりしてみてとか、使用してみてのふぐあいというのはあったとしても、事前にやっぱりそれが可能な限り想定されて本来の予算の中で反映されていくべきことだと思うんですね。それが、こうなったから補正予算、こうなったから補正予算とやっていくと、当初の計画がどうだったのかということになっていくので、それが事前にというか、設計段階で今御説明あったようなことはわからなかったのでしょうか。わからなかったから今出てきているんだと思うんですけど。
森企画部財政課長
体育館の件について言うと、地中の障害物が発生したことが一番の大きな増要因になっているところでございますが、それは、工事を進めていくところでないとなかなか難しいところはあったかなというところだと思います。また、平和の森公園の工事につきましても、一部もコンクリートがらも出ておったりとか、あとは、実際に工事を進めていく上で、先ほども申した、例えば下水道局の施設の?体が想定より高かったから余計に敷地の造成が必要だったとかということについては、工事を進めていく上で判明したことですので、なかなか当初から見込むというところについては難しかっただろうというふうに考えております。
浦野委員
ちょっと関連してなんですけど、同じく29ページのところで、哲学堂公園のところも、今回、契約落差との関係があるので、全体としては減額なんですけれども、工事の増額分というのがこの中に入っている、さっき御説明があったと思うんですけど、増額部分の理由と増額する部分の内訳を、さっきの平和の森公園のような形で御説明をお願いします。
森企画部財政課長
増額部分につきましては、先ほど少し御説明をいたしましたが、実際に掘ってみた結果、地中に埋まっている電気ケーブルですとかガス管、今実際に、それはがらとかではなくて生きているものですけども、それが区が所持している図面と実際の位置が違っていた、その関係で、防球ネットの位置を変えたりとか、そういったところでの工事が結局大きくて、それが結局のところ大きく2,000万円ほどになっているというところでございます。
浦野委員
今説明があった、実際に区が持っている図面と違っていて、本来ないであろうといったところに地中埋設物があったよということなんですけど、その図面というのはいつつくられたものなんでしょうか。要は、図面と異なっていたということは、現況と違うわけですから、つくられた当時は当然現況に基づいて図面がつくられていると思うんですけど、今、区が持っているものというのはいつのものなんでしょうか。
森企画部財政課長
哲学堂公園はもともと昭和50年代に東京都の都立公園から移管されているところでございまして、図面がいつどういった形でつくられて現在まで区に引き継がれているかというところについては、なかなか40年以上も以前の話なので、詳細な部分については把握していないと。東京都から移管されたものなので、東京都がつくったものということも一つの可能性としてはあるんですけれども、なかなかそこの部分が実際どういう形でつくられたのか、どういう形だったのかというところについては、詳細については把握していないところでございます。
浦野委員
そうすると、今のだといつのものかわからなくて、でも、区は所有していたわけで、でも、それに基づいて今の哲学堂公園の改修の設計がされて、というか、それは一般的にそういうものなのか、本来はやっぱり正確なものに基づいて設計されるべきものですから、それがちょっとすみません、所管があれなのかもしれないんですけども、本来そうあるべきではないと思うんですけれども、そのあたりをもう一回確認させてください。
森企画部財政課長
本来であれば当然正しいものが、どういう形で管が埋まっているのかというところについては、そういう形で図面等も更新していくべきところではございますが、実際の結果としては実態とはずれていたといったようなことでございまして、そういう例というのはなかなかないかなとは思うんですが、結果としてそうだったということでございます。
浦野委員
あってはいけないことなんだろうというふうに思うので、さっきの平和の森公園ともちょっと関連するんですけど、基本的にはやっぱり現況をきちんと把握した上で、それに基づいて、契約にしたって金額にしたってそれに基づいて行うわけですから、当然やってみる中でわかることというのも、それはあるとは思うんですけれども、可能な限りやっぱり現況をきちんと把握して、それに基づいて執行管理というのが本来は行われていくべきものだと思うので、いつのものかわからないとなるとちょっと何ともあれなんですけれども、ただ、その都度税金が投入されて、本来、哲学堂も当初の予定では2月だったものが来年7月までということで、約半年近く今回また延びるということになるので、執行管理面で改善可能なところは当然していくべきではないかなと思うんですけれども、最後に改めてお聞きしますが、そういう必要性についてはどういうふうに認識されていますでしょうか。
森企画部財政課長
予算執行に当たってもそうですし、事業執行に当たっても、しっかり現状がどういう状況なのかを含めて、そのあたりについてはしっかり取り組んでいく必要があると考えております。
大内委員
先ほど、まず、23ページのところの新区役所のコンストラクション・マネジメントの繰り越しが発生した、もう一度ちょっと説明してください。
森企画部財政課長
新庁舎につきましては、本体が令和5年の竣工から令和6年の竣工に変更になったところでございます。こちらのコンストラクション・マネジメントにつきましても、実施設計・施工の一体整備のこの事業と同じ形でコンストラクション・マネジメントを進めていくということでございますので、繰越明許等も含めて変更したということでございます。
大内委員
令和5年から6年に延びた、延びるだろうというものをもう今からやるのか。普通は、ほかを見てもわかるように、普通、令和5年になって、ある程度の見込みがついた時点で5年から6年というのはわかるけれども、まだ令和元年なのに、5年先のこんな契約変更をするのか。
中村総務部新区役所整備課長
本工事でございますけども、実施設計と施工の一体工事でございまして、その期間を読みますと、今から5年後の令和6年度までかかるという想定でございます。
大内委員
早まることはないのね。
中村総務部新区役所整備課長
新庁舎の工事の工期でございますけども、現在プロポーザル中でございまして、業者からの提案によっては早まる場合もございます。
大内委員
早まる場合もある。じゃあ、その5年から6年に延びそうだと言ったのは誰なのか。設計会社が無理だと言ったのか。
中村総務部新区役所整備課長
本業務に係りまして、設計会社とCM会社なりに確認をしまして、そのように期間のほうを設定してございます。
大内委員
今回、これは設計・施工は一体じゃないのね。
中村総務部新区役所整備課長
本庁舎の実施設計・施工は一体工事になりまして、CMを一括での発注を考えてございます。
大内委員
CMって何。
中村総務部新区役所整備課長
CMでございますけども、こちらの新庁舎はとても長期間にわたる事業になりますので、スケジュール管理や企画管理やコスト管理につきまして、区の立場で、コンサルのほうでやっていただく内容でございます。
大内委員
要は、これはまだ設計もこれから、そのCMというところがもうとても間に合わないと言っているわけ。令和5年じゃ完全にできないから、最初から、設計・施工のプロポーザルを受けるときに令和6年完成めどじゃないと無理ですよと言われたわけですか。
中村総務部新区役所整備課長
新庁舎の実施設計・施工の工事期間につきましては、さまざま検討したところ、令和6年度までかかるという見込みで予算のほうをお願いしているところでございます。
大内委員
じゃあ、令和7年にはならないということでいいんですね、絶対に。令和7年とかにはならないと。そうしたら、だって、今のCMか何か、それなりの責任をとってもらわなきゃいけないよ、そこまで言うんだったら。だって、今から5年先のことを言っているんだよ。あるいは、設計・施工一体会社ができますよと言ったら、そのCMやっている会社はどうなるのか。アドバイスをもらっていて、アドバイスが役に立っていないということになるんだよ。その辺もしっかりしているんですか。
中村総務部新区役所整備課長
実施設計の期間でございますけども、15カ月程度を見てございまして、その後、体育館の解体と本体工事に入るわけでございますけれども、両期間を勘案しますと令和6年度までかかる想定でございます。
大内委員
細かい設計の工程表があるんでしょう。せめて3カ月単位ぐらいに工程表というものが。これは、令和5年と言っていたけど、令和6年何月まで食い込みそうなのか。
中村総務部新区役所整備課長
現段階の想定でございますけども、新庁舎の竣工につきましては、令和6年6月の予定でございます。
大内委員
当初はいつだったんですか。
中村総務部新区役所整備課長
当初、今回の補正予算をお願いする前の段階では、令和6年3月の予定でございました。
大内委員
要するに3カ月おくれると。それって今の時点でもう、そのCMという会社、こうやって切り詰めて、設計・施工をそのために一体でやるんでしょう。3カ月間ぐらい、今の時点でできないのか。今の時点でもうおくれるって、5年先のことになるわけか。それで、アドバイスをもらうんだったら、こうやったらできるんじゃないかとか、一生懸命、当初の予定どおりできないかということをアドバイスもらうんじゃないのか。5年先の3カ月延びるというのを今から言っているんじゃなくて、その前に何とかできないかといってアドバイスをもらうための会社なんじゃないのか。
中村総務部新区役所整備課長
あくまでも現時点の想定ではございますけども、標準的な実施設計期間と工事期間を勘案しましてこのように設定しているところでございます。
大内委員
けれども、現時点のって、君は何も知らないんでしょう。だから頼んでいるわけなんでしょう。だから、そこの会社に言って、もうちょっとやり方によって縮められないかということを本来ならやる、頼む、そういうためにアドバイスをもらうんじゃないのか。簡単にそうやってすぐ延ばしていったらどんどん延びていくよ。ましてや5年先の話だよ。それが3カ月延びるために今から変えちゃうわけか。もしこれで設計・施工会社が簡単にすぐ見つからなかったら、また延びるわけでしょう。せめて設計・施工会社の提案によって変えればいいんじゃないのか。設計・施工会社が、CM何とかという、それでやると確かにそうですね、でも、うちのやり方でやると当初の予定どおりできますよと。逆にそういうところを選べばいいんじゃないのか。何で今の時点からそんなことを言っているんだよ。そんなに、わからないよ、いろんなアドバイスをもらっている会社というのはそんなにできないのか。
中村総務部新区役所整備課長
現時点の想定では令和6年6月でございますけども、現在プロポーザルを行ってございますので、工期につきましては、今後、そちらの設計・施工の業者が決まりましたら、あわせて検討のほうをしてまいります。
大内委員
だって、これの金額460万円でしょう。5年先の460万円の違いを今やらないだろう、普通。せめて事業者が決まってからなんじゃないのか。この時期に460万円の5年先のやつをやるか。おかしくないか。いや、桁があと2桁ぐらい多かったらましなんだけど、460万円が5年先にかかるかもしれないからってやらないんじゃないですか。だって、まだ設計・施工をやる会社も決まっていない。でも、アドバイスをもらっている会社が、いや、そうなんです、460万円を今から補正しますって、ちょっと違うんじゃないのか。金額が、あとほんとに丸が二つあれば、そのぐらい大きなことなのかなと思うんだけど、相対で、だって、二百何十億円かかるわけでしょう。その460万円の補正を今やるのか。
中村総務部新区役所整備課長
本体工事の現時点の想定が令和6年6月でございまして、今年度の3月の第1回定例会で契約の議案をお願いする予定になってございます。こちらの実施設計のCMにつきましてもそれと同時期に始める必要がありますので、現時点では、実施設計・施工の本体工事の期間と合わせてこちらの契約のほうをしたいというふうに考えてございます。
委員長
休憩します。
(午後5時42分)
委員長
委員会を再開します。
(午後5時46分)
大内委員
それと次に、25ページのところの、これは資材の納入遅延ということだったと思うんですけども、地域子ども施設調整費。これはどういうことですか。
森企画部財政課長
あさひ保育園の民営化に伴って、こちらのところで園舎を建設しているところなんですが、ハイテンションボルトという、柱と柱をくっつける、そういうボルトがあるんですが、それが不足しているということで、工期がおくれているということでございます。
大内委員
工期がおくれて繰明になるわけか、これは。そういうことでいいんですか。いいけど、納入遅延というのは誰の責任になるのか。だって、それで違約金を求めるわけ、これは。
森企画部財政課長
こちらは、民営化園を整備するための事業者を募集し、こちらのU18上高田跡地のところで園舎を整備してというようなことで募集をして、整備工事をやって整備をしているところなんですけれども、資材不足という、ボルトですね、ハイテンションボルト。こちらが全国的に、オリンピックの関係もあろうかと思いますが、全国的に供給が不足しているといったようなことでございまして、当該の事業者も調達が困難だということで、そういう状況を区に相談があり、全国的な状況もあるということで、やむを得ないということで、区としてもスケジュールの変更をしたということでございます。
大内委員
それじゃあ、契約当初にはそういうことが想定されなかったということでいいのか。途中で想定されたと。それによったって、民間園に対しても、おくれる分の何かしらの補償をしなきゃいけないわけでしょう。そっちのお金も出てくるんでしょう、多分。それはどこかでごちゃっとやっちゃうのかもしれないけど。丸いものにしちゃうのかもしれないけど。だから、それって、全国的になくなるというのは、多分これは今年度に契約しているんでしょう。そもそも昨年度なのか。
森企画部財政課長
おっしゃるとおり、工事が始まったのは今年度になってからでございます。それで、実際にボルトが不足するといったようなところについても、大体今年度なってからというか、ことしになってから特にそういう不足の状況になっているというようなことで生じたということでございます。
大内委員
だから、契約したときには予定どおり納入できるということじゃなくて、契約した時点でもうおくれるとわかっていたと。そうすると話が違ってくるんだけど。
森企画部財政課長
当然、募集をしてここの事業者に決定をするといった段階では、おくれるかということについては当然わかっていなかったと。その後、判明したということでございます。
大内委員
判明したのが、この業者を別に責めるつもりはないですけども、そもそもそういう契約をしてしまって、足りなくなったからおくれる、そういうものでいいのか。人手不足だからおくれますとか、例えばそういったものは何でもいいわけか。罰則にしろとか言うつもりないけど、そこまで。その辺はどういうふうに言っているわけ、施工業者に対して。
森企画部財政課長
施工業者は、そういう市場の動向で、難しいと。ことしの3月、4月以降ですが、難しいということがあり、調達ができないということで相談があったということでございまして、区としても、繰り返し重なるところもあるかと思いますが、全国的にそういう調達が難しいような状況ということも鑑みまして、区としてはスケジュール変更ということについてはやむなしということで判断したものでございます。
大内委員
そういうのは、建通新聞だとか、そういうのに出ているわけ。何で情報をとったのか。
森企画部財政課長
事業者はそういう実態として納入は難しいというようなこともある、そこは事業者の実態として報告があったかと思いますけど、政府においても、昨年、ことし早々ぐらいですか、不足しているといったようなことについて要請をしているような状況、新聞の情報にもあるところでございます。
大内委員
新聞というのは。だから、政府がそういうことを言ったという新聞がある。ボルトがないなんて、政府が発表して、その新聞が手元にあるのね、資料として。
森企画部財政課長
今、私の、インターネットの新聞の記事ですけど、国交省等の要請があったということについては、記事としては手元にございます。
大内委員
国交省の要請ってどういう意味。国交省から要請があって、ボルトが足りないという要請があった、どこの新聞に出ていて、いつの日にちで出ているのか。
森企画部財政課長
私が今手元に持っているのは、日本経済新聞でございます。ことしの2月です。それで、要請としては、国交省が経済産業省と共同で、そういう建設業界とかメーカーに計画的な対応、十分な発注ができるような形での対応を要請したというような記載がございます。
大内委員
これだって、今年度契約したんじゃなかったのか、これ。契約したのはいつですか。
森企画部財政課長
実際に工事が始まったのは今年度になってからですが、実際に工事を始めているのはことしの4月からということで工程が引かれているんですけども、事業者として選定されたのは昨年度中ということでございます。
大内委員
昨年中のいつですか。
森企画部財政課長
すみません。ちょっと今手元に詳細なもの、実際にいつ業者選定を行ったのかというところは、詳細は把握してございませんが、昨年度中ということでございます。
大内委員
2月、建通新聞の記事が載る前の契約であればいいけどね。後だと、建通新聞にそうやって記事が出ているのにそういった契約を行ったということになるわけだよ。その時点でもうわかっているわけでしょう、君の説明によると。建通新聞の報道の前に契約をしているんだったら、その後にそういうことが発覚したということになるけど、新聞報道の後に予定どおりできますよという契約をしていたら、君が言っていることが違ってくるんだよ。材料はないけど、そのころには間に合いますよということで契約しているわけでしょう。考慮に入れるとすると。順番からいくと。だから、たしか建通新聞の、わからないけど、日本経済新聞か。が報道される前に契約をしてしまって、その後にそういうことで、でも、そういうのって業界だったらもうちょっと前にわかるんじゃないのかな。だって、12月に契約して4月から工事ということはないでしょう、普通に考えれば。それがその前だということであれば、何となく仕方がないのかなと思うけど、後だったらちょっと話が違ってきますよ。いいや。それはまた後で答えるのね、日付については。
委員長
休憩します。
(午後5時56分)
委員長
再開します。
(午後5時58分)
大内委員
わかりました。なるべく4月にできればオープンするよう頑張ってください。
それと、体育館が5月29日になりましたよね。5月29日というのはいつごろわかったのか。
髙田総務部施設課長
正式に5月29日というのは、3定の前あたり――第3回定例会で御報告をさせていただいておりますので、9月あたり。
大内委員
というのは、5月29日ってかなり、当初より2カ月以上、3カ月になるのかな。これがおくれるということは非常に重大なことであって、これによってグラウンド整備のこともかなり違ったんじゃないのかなと。僕はそんなに強く言うつもりはないけど、グラウンド整備だってこれによってかなり違ったんじゃないのかな。本体自体がおくれるんだったら、こっちもだって当然オープンできないんでしょう。仮オープンするのか。それはどうなのか。
森企画部財政課長
平和の森公園の再整備工事については1月末で完了ということで進めております。
大内委員
1月末に公園ができるのか。1月末にできるのか。体育館だけができない。1月末にできて、1月末にオープンするわけか。
森企画部財政課長
当初の予定どおり、平和の森公園については1月末に工事完了ということで。
大内委員
ただ、動線だとか全部含めてできるのか。だって、片一方で体育館をつくっているんでしょう。オープンと言うけど、隣接しているじゃないですか。一部オープンというんだったらはわかるけど。もう完璧にオープンできちゃうのか。
髙田総務部施設課長
一部オープンだと認識しております。体育館のほうに行く動線に限ってはバリアフリーの経路がありますので、そこの部分は仮囲いをして工事エリアということにいたしますので、仮囲いで工事エリアと施設利用の部分のエリアをきちんと分けて工事のほうをやっていきたいと考えております。
大内委員
では、全てとは言いませんけども、体育館に近い部分の工事、まだ工事現場に近いあたりは一応入場規制があって、それ以外のところはオープンできると。そういうことで1月末。
あと、哲学堂に関して、これは当初いつ完成予定でしたか。
森企画部財政課長
2月末でございます。
大内委員
2カ月おくれる、2カ月とまる、何かそんな話だったじゃないですか。
森企画部財政課長
まず、工事工程が、さっきもありましたが、追加になったことによりまして、3カ月間まず延びます。2カ月とまるというのは、名勝指定の告示が今年度末ですので、来年の2月末ぐらいから3月にかけてなんですが、そこで告示がされますと、実際に公園の変更を加えたりするのに国の審議会の承認が必要となると。国の審議会の承認に要する時間が2カ月で、その間は工事をすることはできないということですので、中断をするということで、結局のところ、トータルで言うと5カ月おくれるということでございます。
大内委員
だから、5カ月間、工事がとまるということになる。単純に、だって、2月末から7月の5カ月間やらないわけでしょう。5カ月間、全く工事がとまるということですか。
森企画部財政課長
とまるのは2カ月間でございます。2カ月間は工事ができない。残りの3カ月間は工事ができますので、追加となった工事については、その3カ月間で実施するということでございます。
大内委員
そうすると、名勝指定とは別に3カ月間おくれるということだったわけか。当初から3カ月おくれる予定だったのか。
森企画部財政課長
野球場の地下に埋まっている埋設物ですね――ガス管とか電気ケーブルなど、そこのあれが実際の区で持っている図面と違っていたというような関係で、そういうのもあって、実際に設計変更などが発生し、その部分については余計には工事期間がかかると。ですので、そこが3カ月延びますというのが一つでございます。だから、それがなければ当然2月までには終わっていたんですけども、工事工程に追加があったので、3カ月、その部分については延びますよということです。名勝指定の部分については、実際に名勝指定後は国の審議会の審査がある間は中断をしてしまうということになるので、2月以降は中断をせざるを得ないということでございます。
大内委員
要は、追加工事というか、設計変更等で3カ月間おくれますよと。あと、名勝指定でその間工事がストップするので2カ月おくれるということで、わかりました。これ名勝指定で2カ月おくれるというのは最近わかったんですか。この工事が始まるときはわかっていなかったんですか。
森企画部財政課長
国が名勝指定するという情報は昨年度来からありました。打診もあったところです。ですので、区としましては、野球場の改修工事を名勝指定の告示がされるであろう2月下旬までには野球場の工事は終わらせたいということで進めていたところなんですが、工事工程の追加等により、結局そういうことに、延びてしまったということでございます。
大内委員
じゃあ、当初は2月末の予定だったけども、工事がそもそも3カ月間延びてしまって、名勝指定ももらえそうだということになったからおくれるということ。じゃあ、名勝指定というのは、別に中野区がしてくれと手を挙げるわけじゃなくて、国のほうでやってくれるわけか。でも、刑務所の門とかは、中野区がしてもらうんだ、してもらうんだと言うじゃない。だから、哲学堂も、してくださいと一生懸命言っていたわけか。だったら、区は名勝指定もらえるかどうかわかりそうなものじゃない。だって、いつも言ってないか。名勝指定をしてもらうんですと言っているじゃない。(「規模が違う」と呼ぶ者あり)規模が違う、じゃあ、あれなのね。国の場合は、国のほうが判断して名勝指定しますと。刑務所の門は東京都の指定をもらっているから、それは中野がとってくれ、とってくれ、名勝指定してもらうんですとしてやるわけだ。東京都と違うわけですね。
森企画部財政課長
すみません。東京都の指定のことについては所管ではないので、詳細は承知していませんが、今回の哲学堂公園に当たっての名勝指定については、国からの打診があり、また、ことし、哲学堂公園の創設者といいますか、関係の井上円了先生が没後100年ということで、この機であれば一番タイミングがタイミングとしてということで、今回、名勝指定がされるということになったものでございます。
大内委員
あれですね。刑務所の門も、まだあれは国のものだから何とも言えないけど、東京都が国にこれは名勝指定しますよと内々に話があって、中野区がぜひ名勝にしてもらうぞと。当然そのぐらいの筋書きがあって言っているんだろうねと。それは所管じゃないから何とも言えないのかも。所管は全然ね。そうなんですね。
あともう一つ、33ページの平和の森公園周辺地区、これは54.82平米とかいうことで、密集地域整備ということで、これは土地を買い取るということだと思うんですけども、現在、今、中野区の計画で言うと、あそこの多分平和の森周辺地区の道路――避難道路を学校用地にしようとしているじゃないですか、学校のグラウンドに。それでも大丈夫なんですね。真ん中のところ、今、学校にしたいということで説明されているじゃないですか。決まっているわけじゃないですよ。まだ正式に決まったわけじゃないけども、そういうふうに考えていると。あの真ん中の道を。でも、それでもこういうのは大丈夫なんだ。
小倉総務部用地担当課長
学校の用途として使うのは暫定的に使うということなので、最終的には道路とするという形になっています。
大内委員
いや、暫定的に使うんじゃなくて、今、中野区の発表では、グラウンドにすると言っているじゃない。違うのか。あれは、中野区の今の考え方でいくと、あそこを校庭にして、今、向こう側に代替地等は持っていて、真ん中に道路がほんとに今引かれているけど、これは国の指定をもう一回返して学校の校庭にするんだという計画があるじゃないですか。そういう計画が片一方で進んでいる中で、こういうのを変えるんですかということ。
森企画部財政課長
今、委員が御指摘の法務省の矯正研修所の跡地についてのそういった考え方を以前お示ししたところですが、それで、今回、土地開発公社で持っている地区施設道路用地の部分なんですが、ここのところとはまた違う場所でございまして、全くこちらで今お話があった道路線とは違うところの土地の買い戻しということでございます。
大内委員
別に道路線とは言わない。でも、まちづくりという意味で言うと、やっぱり動線というのかな、道があってまちづくりじゃないのかなと思うんだけど、それはなくても大丈夫、問題ないんだ。僕は、そこの道路にかかっていると言っているんじゃなくて、東京都の指定をもらった道路があって初めてまちづくりができるのかなと思ったから、それは関係ないんですね。それが学校の校庭になって、道路が東京都の指定をもとに戻して、指定を取りやめて学校の校庭にしますよ、でも、こっちの土地でまちづくりをやっている部分に関しては別に問題ないんですね。だから、事業化されたけども、それがなくなるわけでしょう、道路が。今、校庭にしようということで示されているわけじゃないですか。示されたあれは何なのか。そんなのもあるからと言っているだけなのか。今の計画で言うと、だって、前示されたやつはたしか刑務所の門がそのまま残って、学校がこうできて、グラウンドがこうできて、でも、その真ん中に指定道路が入っていたけども、指定を解除するんですよみたいなニュアンスで僕たちは受け取っていたんですけど、違うのかな。違うのね。戻すという。だって、戻すと言ったじゃないですか。
委員長
休憩します。
(午後6時11分)
委員長
委員会を再開します。
(午後6時14分)
内川委員
まず、24ページの2目の育成活動支援費の委託料、これは何ですか。
森企画部財政課長
こちらは、親子農園事業用地を返還するに当たっての測量費でございます。
内川委員
次に、26ページの地域支えあい拠点施設運営費、これの委託料というのも測量ということでよろしいですか。
森企画部財政課長
測量費でございます。
内川委員
債務負担行為のところにいきますけれども、36ページのところで、上の二つが今お聞きしたことに関連するところなんですが、なぜこれが債務負担行為になったのかなと疑問だったんですが、令和元年度の歳出がゼロなのに債務負担行為というのは、先ほど聞いた測量が今年度あるということで、結果的に債務負担行為を組んだという考えでよろしいですか。
森企画部財政課長
こちらについては工事に関することで債務負担行為を設定しておりまして、今年度中に契約をいたします。来年の6月まで工事を行います。ですので、今年度と2カ年にわたって事業を行うということで債務負担行為を設定するわけですが、今年度の支出については、特に工事でよくある前払い金とかそういうものはないものですから、実際に2,800万円と731万円、こちらを令和2年度――工事完了後に支出をするということで、今年度の支出予算計上はないということでございます。
内川委員
これは根本的に、なぜ今回この原状復旧工事が必要になったんですか。
森企画部財政課長
こちらは両方同じ所有者の方から借り受けているものでございますが、今回、所有者の方から返還の要請があったと。土地の無償の承諾の契約書等において、返還するに当たっては原状復旧をして返還するということで記載がされておりますので、返還に当たって原状復旧工事を行うということでございます。
内川委員
金額を見ると、親子農園のほうは2,800万円、たんぽぽ広場は730万円余ということで、原状復旧といっても、親子農園と広場ですから、そんなに大規模な工事じゃないのかなと思いますけれども、工事の内容を簡単に教えてください。
森企画部財政課長
親子農園でございますが、広さで言いますと、2,385平米でございます。あそこは農園ですので、野菜などを育てて、区画を貸し出して育てていただいているというようなところなんですが、水をやったりとかいうような関係で水道管の撤去があったりですとか、あるいはあそこにはトイレがあるのでトイレを撤去したりですとか、農機具を置くための倉庫といいますか、小屋といいますか、それを撤去したりとかというようなことで親子農園は原状復旧を行います。たんぽぽ広場につきましては、広さは234平米でございまして、あそこには、ベンチや滑り台、鉄棒、うんていなど、そういった遊具が置いてあります。ですので、そういったものを撤去するということでの工事内容になってございます。
内川委員
今聞くところによると、割と簡単なというか、楽な工事なのかなと。それぞれ工事期間はどれぐらいを今見込んでいますか。
森企画部財政課長
来年6月末までに返還することになってございます。契約については今年度末を予定していますので、3月。ですので、3カ月半から4カ月程度ということでの工事期間ということで見込んでいるところでございます。
内川委員
地主さんから返還を求められた時期はいつですか。
森企画部財政課長
こちらにつきまして、第3回定例会におきましてそれぞれ返還するということで所管の委員会には報告をしておりますので、それよりも前ですので、9月ぐらい、そのあたりかなというところで、詳細なところは僕は聞いていませんけども、3定の前ということでございます。
内川委員
そうすると、返還を求められてすぐに補正を組んで対応すれば、今年度予算でできたんですか、これは。
森企画部財政課長
例えば親子農園につきましては、利用者がいらっしゃいます。2月28日までの利用期間ということで利用を許可しているといったようなことがございます。また、実際のところ、工事費の積算ということにつきましても時間を一定程度要したというようなことがございますので、この第4回定例会での御提案となったものでございます。
内川委員
たんぽぽは。
森企画部財政課長
たんぽぽにつきましても、たんぽぽは広場ですので、特に特定の方が遊んでいたわけじゃないんですが、工事費の積算等に要する中で、今回、金額がこの時点で明らかになったということで、第4回定例会での御提案ということになったものでございます。
内川委員
今回の補正で、繰明とか債務負担行為が非常に多いなというふうに感じています。債務負担行為は次の年の予算にも影響してくるので、安易に債務負担行為を組んでほしくはないと思っているんですよ。そこら辺はいかがですか。
森企画部財政課長
御指摘のとおり、翌年度以降の債務という部分についての影響はおっしゃるとおりでございますが、今回お出ししている予算案の中での債務負担行為の設定につきましては、いずれも複数年度にわたるといったようなことで、やむを得ないということでお願いをしているものでございます。
内川委員
もう一回聞きますけれども、努力をすれば今年度予算でできなかったんですか、これは。
森企画部財政課長
今年度予算の中での完了というものについてはいずれも難しく、2カ年度にわたるというものについて御提案しているものでございます。
髙田総務部施設課長
大変申しわけありません。先ほどの私の大内委員への答弁の中で、1月末から利用エリアと工事エリアを区画して工事を進めると答弁しましたけども、公園の利用時期がいつになるのかというのは、大変申しわけないですが、担当ではありませんので、答弁のほうを訂正させていただきます。大変申しわけありませんでした。
委員長
休憩します。
(午後6時23分)
委員長
委員会を再開します。
(午後6時26分)
酒井委員
新庁舎実施設計・施工一体整備コンストラクション・マネジメント業務委託、これの債務負担行為の期間と限度額を変更しますね。まず、新庁舎整備に関しては、第2回定例会の第3次補正で延びますよとなったでしょう。すると、このコンストラクションも延びるということであるならば、第3次の補正で対応すべきだったのか、もしくは第4次で対応すべきだったのか、そのあたりをまず教えてください。要するに、3月に延びているときに一緒にするという選択肢はあったのかというところと、第3回定例会でも補正のチャンスがありましたね。そこを教えてください。
中村総務部新区役所整備課長
こちらの新庁舎の実施設計・施工の本体工事につきましては、第2回定例会のほうで補正予算のほうをお願いさせていただきました。その際には、新庁舎の財源につきまして議会の理解が得られるのか不確定であったため、できるだけ早い時期での発注を考えていました新庁舎の実施設計・施工の本体工事部分のみの補正をお願いさせていただきました。今回、その本体工事のほうが、実施設計・施工の本体のほうが3月から開始するに当たりまして、本定例会でCMの補正のほうを行わせていただきまして、本体部分の工事と同じ時期に契約のほうを開始する必要があるため、本定例会での補正をお願いしているところでございます。
酒井委員
今回、5次補正でしょう。4次補正のところではできなかったのか。
中村総務部新区役所整備課長
こちらの今回の実施設計・施工のCMにつきましては、本定例会後速やかに契約の準備に入りたいというふうに考えてございまして、可能性につきましては、第3回定例会での補正もできましたけども、タイミングを考えまして、本定例会での補正をお願いしているところでございます。
酒井委員
タイミングと言われちゃうとわからないんですよ。要するに、第2回定例会で区役所が延びますよ、その議決、補正予算があって。債務負担行為の延長があって。それに伴ってこれが引っ張られるわけでしょう。じゃあ、第3回定例会のときに、その議決があった後に、すぐにこちらのほうも提案するんだったら提案すべきじゃないんですか。違いますか。
中村総務部新区役所整備課長
すみません。先ほどの繰り返しの答弁になりますけども、本定例会で補正の議決のほうをいただきまして、速やかに契約に入りたいと考えてございまして、本定例会での補正をお願いさせていただきました。
酒井委員
その理由がわからないので聞いているんですよ。要するに、第3回定例会の補正でも可能だったんですか。それが今回こっちになった理由がわからないんですよ。
委員長
休憩します。
(午後6時30分)
委員長
委員会を再開します。
(午後6時30分)
酒井委員
もう聞きませんけれども、第3回定例会でも場合によってはあったのかなと。そういったことが提案できるのであれば、速やかに議会にもそういう情報提供とあわせてそういうこともしてください。
それで、今年度予算で建設支援アドバイザリー、新区役所のね、2,000万円弱、あと、新庁舎建設工事に伴うCM業務委託、これが1,320万円なんですね。要するに、建設アドバイザリーと区役所のコンストラクション・マネジメントがありますよ、あわせて、この工事に関しては実施設計・施工でしょう。すると、もう事業者が決まると、僕はある種、設計・施工でいくわけですから、そこで走っていくようなイメージがあるんですよ。そう考えると、建設アドバイザリーとコンストラクション・マネジメントと事業者、はてこんなに必要なのかというのが僕にはわからないんです。そのあたりをわかりやすく教えてください。
中村総務部新区役所整備課長
本年度既に契約していますアドバイザリー契約につきましては、実施設計・施工の事業者が決定するまでのCMでございます。今回、実施設計・施工のCMでお願いしているものにつきましては、実施設計・施工の本体の工事のCMでございますので、内容は違うものであるというふうに認識してございます。
酒井委員
ただ、事業者が決まって、設計・施工ですから、実施設計・施工のものというのはもうある種そこで固まって走っていくものじゃないですか。そこにCMを5年間かけて1億5,000万円つぎ込むところが、どういうところをマネジメントされるのか、それから、大内委員の質問にありましたけど、そこでもうおくれているんじゃないかという、そういう議論もありましたけれども、どういうふうにこの1億5,000万円の区民の負担をお願いしてかかわっていくのか、そこを確認したいんです。
中村総務部新区役所整備課長
こちらのCMの主な内容でございますけども、実施設計のCMと体育館の解体のCMと実際の工事の施工のCMでございます。新庁舎は、先ほどの御答弁の繰り返しにも一部なりますけども、さまざまな機能が入る複合施設でございまして、職員だけで設計・施工を進めていくということはとても難しいというふうに思ってございますので、コンサルの知見を活用して進めていきたいと考えてございます。
酒井委員
職員だけで設計・施工するのは難しい、当然そうなんですけど、事業者が設計・施工で進んでいく中で、このCMという存在がどういうふうに携わっていくのかというのがちょっと見えなかったのでお尋ねしました。ここまでにしますが。
それと、中野区立総合体育館で、地中支障物撤去で増額なんですけれども、この地中支障物はどのあたりで出て、いつごろ出たか、もし答えられれば教えてください。
森企画部財政課長
いつ出たというところについてはちょっとあれなんですが、出た場所については、南側と東側ということです。
髙田総務部施設課長
南側の地中障害に関しては、8月の下旬あたりから調査を始めまして、実際に出たのは9月に判明はしております。
酒井委員
ありがとうございます。わかりました。体育館の下の部分だったらもっと早くわからなかったのかなという、素人でちょっと思ったもので、ずれているということなんでしょうね。すみません。ありがとうございます。
それから、最後にします。平和の森公園の再整備に関しまして、先ほど浦野委員のほうから工事の請負費が3,600万円、この内訳のお尋ねがあったと思うんですけれども、もう一度中身を簡単に教えてください。
森企画部財政課長
下水道局との調整・協議によりまして、一つが下の部分の下水道施設の?体の高さが当初設計より高くなっていたということなので、土の量を変更したというようなところですとか、そこの部分の造成に当たっての重機の変更に関して約2,800万円、あと、遊戯広場、これが既存の樹木と干渉する部分があったので、レイアウトを変更するというようなことで約400万円、あと、暗渠管の施工方法の変更で約240万円、大きなところではそういったところで、私が冒頭の補足説明のところで申し上げたコンクリートがらの撤去などというのについては60万円程度というようなところで。
酒井委員
さっきの議論でもあったんですけど、1月に完成するわけなんですね、平和の森公園は。それで、ここに来て工事の変更なんですよ。先ほどおっしゃったのは、重機の変更というのがあったと思うんですけれども、じゃあ、東京都水道局との協議があってというふうなことだったと思うんですが、東京都水道局との協議、これはいつですか。
森企画部財政課長
今お話があった重機の部分については、ことしの2月ごろと聞いております。
酒井委員
2月に水道局と協議をして、あそこは地盤が弱いですからなかなか難しいですね、じゃあ、重機の入れるのを変更しなきゃならないねとなったわけだと思うんですね。今、11月でしょう。要するに、これまでも重機の変更というのは行われて、その重機の変更によって工事が進んでいましたか。
森企画部財政課長
いわゆる使用する工具といいますか、道具といいますか、重機ですけど、その変更は、重機については変更して進めてきたものと聞いております。そういうふうに認識しております。
酒井委員
いつごろからですか。
森企画部財政課長
ですので、先ほど申した2月、3月、そのあたりからということでございます。
酒井委員
今回、工事請負費の変更で補正なんですよ。本来、予算の執行というものは、そのものがあって執行されるわけでしょう。そうでしょう。要するに、これは、本来ならばこの補正の議決を受けて執行されるものであるにもかかわらず、もう3月、4月から、4月ぐらいからでしょうかね、年度当初からそういうふうな形で執行されていたということでしょう。そういう理解でいいですか。そういうことは可能ですか。
森企画部財政課長
工事自体の契約後、その後の実際のところで設計変更などが生じた場合については、自治法の解釈上は、中断によっての工期の延伸などというようなことも想定されることから、大きな設計変更でないとか、そういう変更でない限り、基本的には、解釈上は中断をする必要はないということで質疑応答集などでも記されているところでございます。
酒井委員
本来ならば、予算があって、それが執行されなきゃならないと。ただ、工事で、その都度、その都度とめているとなかなか工期にも影響が出るので、そういった場合は、さっきのお話だと自治法の判例上は可とすると言っているわけなんですよね。ただ、そうであるならば、先ほどの話と同じなんですけど、第2回定例会でも補正ができたかもわからない。第3回定例会でも補正ができたかもしれない。だから、そういうところをちょっと怠っていたように見えるんです。全体で言えるんですけども、積算だとか工事の進行管理というところにやっぱり少し今後反省しなきゃならないところがあったのかなと思っておるんですけれども、その点はいかがですか。最後にします。
森企画部財政課長
工事の進捗管理、事業自体ですね、進捗管理、予算の執行管理も含めて、そこはよりしっかり見ていく必要があるだろうというふうに思っております。
白井委員
それでは、他の委員からほかの項目については質問がありましたので、まだ出ていない項目、上の原の跨線橋についてお話を伺いたいと思います。地元でもあります。正直言うと、この跨線橋を使っている人はほとんどいないという状況です。老朽化はよくわかるんですけれども、例えば今回の橋梁の補修に対しては補助金が国から出るんでしょう。撤去といった場合には補助金が出ないんでしょうか。いかがでしょうか。
森企画部財政課長
おっしゃるとおり、今回の部分、いわゆる補修に関しては国費を見込んでおります。恐らく撤去に関しては出ないだろうというふうに考えております。
白井委員
仮に撤去した場合、幾らぐらいかかるようなものになりますか。見積もりをとられていないので何とも言えないかもしれないですけども。ここまでくると、撤去した後に精算してしまって、実際お金がかからない。とりあえず補修して、維持管理して、費用を負担しながらこの跨線橋を生かしていく、この選択肢かなと思うんですね。この辺の見積もりはとられているんでしょうか。いかがでしょうか。
森企画部財政課長
これを撤去するということの積算、見積もりをしているかどうかということについては承知しておりません。
白井委員
ほとんどいないと言ったんですけども、実は、ほとんどの中の若干がありまして、東中野駅の西口から三丁目側を渡っていく通りに明中さんがあるんですね。ここがちょうど桜並木があるところで、道路もそんなに広くない。朝のラッシュと重なるというところから、学生さんがいっぱいになると往来が非常に混雑する。どうしているかというと、交通の警備員さんがついていまして、私が街頭をやっているといつも会うんですけど、三丁目側は8時からは高校生だけが行く、二丁目側のほうを渡って8時から8時15分、ないしは、門限というんですかね、校門が閉まるぎりぎりで20分ぐらいまでは中学生の人がやるんです。朝の15分か20分ぐらいは、この跨線橋を渡って、二丁目側から三丁目側の明中さんの学生だけ、この15分ぐらいですかね、平日の。それ以外はほとんど人を見たことがなくて、桜の季節にこの跨線橋でカメラの写真を撮る人たちがいっぱい並んでいるのに利用されているかなというぐらいなんです。かなり特殊な跨線橋なんですね。金額もなかなかな金額なので、本当に要るのかなという思いもありながら、ただ、撤去すると莫大な費用がかかりますよとなると、今回やっぱり維持していくという判断をされた理由はなぜかなというところをもう一回確認させていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
森企画部財政課長
こちらは、橋梁の長寿命化計画に位置付けておりまして、当然区としては管理している橋梁につきましては、安全性をしっかり確保した上で区民の皆様に利用していただきたいといったようなことで、管理している橋梁についてはそれぞれ対応しているところでございます。当然こちらの上の原跨線橋につきましても同様の考えで、利用される方の安全を確保する、しっかり、管理している橋梁を安全に提供するといったようなことで、この修繕工事に取り組むものでございます。
白井委員
あんまりやめておきますね。橋梁の長寿命、それはそうでしょう。それがないと補助金が出ないから。逆に言うと、なぜ整備するんですかといったら、長寿命化計画に出ているからですと。そうなると、長寿命化計画になぜそもそも入れているんですかと話が巻き戻って、どうやって必要なのかという話を聞いているんですけど、そこが出てこなくて、長寿命化計画に出ているからだけですとなると、ちょっと説明が弱いわな、こんな感じがします。
それと、先ほど内川委員のほうからありました親子農園とたんぽぽ広場についてお聞きしたいんですけど、ちょっと個別の名称というか、個人のお話になるので、休憩でお聞きさせていただいていいですか。
委員長
休憩します。
(午後6時45分)
委員長
再開します。
(午後6時53分)
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。
他に質疑がなければ、取り扱いを協議したいと思いますので、委員を暫時休憩します。
(午後6時53分)
委員長
委員会を再開します。
(午後6時54分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結します。
これより第83号議案について採決を行います。
お諮りします。第83号議案、令和元年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第83号議案の審査を終了します。
次に、第84号議案について採決を行います。
お諮りします。第84号議案、令和元年度中野区用地特別会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第84号議案の審査を終了します。
本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から特に発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。
(午後6時55分)