中野区議会厚生委員会〔令和3年9月14日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和3年9月14日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後3時46分
○閉会 午後4時31分
○出席委員(7名)
小林 ぜんいち委員長
間 ひとみ委員
高橋 かずちか委員
石坂 わたる委員
近藤 さえ子委員
浦野 さとみ委員
久保 りか委員
○欠席委員(1名)
山本 たかし委員
○出席説明員
地域支えあい推進部長 角 秀行
地域支えあい推進部地域活動推進課長 高橋 英昭
健康福祉部長 岩浅 英樹
保健所長、健康福祉部地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子
保健所次長 杉本 兼太郎
健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 瀬谷 泰祐
○事務局職員
書記 鎌形 聡美
書記 本多 正篤
○委員長署名
審査日程
○議案
第66号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、厚生委員会を開会いたします。
(午後3時46分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、さよう進めます。
それでは、議事に入ります。
第66号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算(関係分)を議題に供します。
本議案は、総務委員会に付託されておりますが、厚生委員会の関係分について当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきください。それでは、理事者の補足説明を求めます。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
それでは、第66号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算につきまして御説明いたします。
まず初めに、議案書の12ページ、13ページをお開きください。7款健康福祉費、6項保健予防費、1目保健予防費、2予防対策、(5)新型コロナウイルス感染症でございます。新型コロナウイルスワクチン集団接種に係る経費につきまして9,876万円を増額補正するものでございます。この内訳でございますが、委託料が新型コロナウイルスワクチン集団接種会場運営委託費として8,557万7,000円、医療系廃棄物収集運搬委託費として212万円、医療系廃棄物廃棄委託費として338万8,000円、合わせて9,109万1,000円でございます。
次に、使用料及び賃借料が接種会場賃料として766万9,000円でございます。
引き続き対応する歳入予算について御説明いたします。10ページ、11ページをお開きください。
13款国庫支出金、1項国庫負担金、4目健康福祉費負担金、8節ワクチン接種対策につきまして4,554万円を増額するものでございます。
続きまして、13款国庫支出金、2項国庫補助金、6目健康福祉費補助金、8節ワクチン接種体制確保につきまして5,322万円を増額するものでございます。
補足説明は以上でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
石坂委員
何点か伺いますけれども、今回優先枠も含めてやられるわけですけども、実施日程が10月4日から10月23日が1回目、11月1日から11月20日が2回目となっております。1回目、2回目、それぞれキャンセルの方が出る可能性があると思うんですね。そうした際に、1回目に関してのキャンセルがあった場合、もちろんキャンセルを受け付けるのかどうかはありますけども、もしそれを受け付けるのであれば、2回目も予約を取ることができるのかということと、あとは2回目のタイミングのときに、まだ未接種の方でキャンセル待ちという形で受けることができるのか、その両方について教えてください。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
1回目の部分でキャンセルが出た場合につきましては、キャンセル待ち制度を検討している最中でございますが、御用意して、そちらのほう、ワクチンが無駄にならないように、当日キャンセルについて対応したいと考えております。その方につきましては、同じくキャンセルで来ていただいたときの2回目分も空きが出るはずですので、そちらのほう、来ていただいたと同時に予約というか、2回目もそのまま4週間後の同じ曜日と同じ時間帯に受けていただくことを考えております。2回目だけのキャンセルにつきましては、検討をこれからさせていただこうと考えております。
石坂委員
くれぐれも、どうしても2回目のときに1回目を受けた、その2回目をどうするんだという話はありますけども、ただ、ワクチンが無駄にならないような形をしっかりと考えていただければと思います。
あと、それから申込みに関して、これまでも高齢者とか障害者、申込みのときにサポートが得られる形になっていました。高齢者であれば、区民活動センターで行っていましたし、障害者の場合も、視覚障害者の場合、障害福祉課から連絡をして、予約入力システムの支援が必要な場合の支援ですとか、聴覚の方はファクシミリ、あとタブレットを使った手話などでの対応、また、それ以外の障害の方でも地域生活支援センターせせらぎで接種券を基に申込みの手続ができるような形になっていましたけども、こうした支援は今回も引き続き行われるという認識で大丈夫でしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
今回につきましては、ちょっと急に決まったこともございますので、所管と調整で工夫できるところはしてまいりたいと考えております。
石坂委員
特に高齢者や障害者の方、申込みがうまくできなかったり、情報を得るのが難しかったりしますので、しっかりとそこは当事者のニーズに合わせる形で、できる限りのことをしていただければと思います。これは要望で結構です。
久保委員
昨日の一般質問のほうでもお伺いをいたしましたけれども、区民ではない、区内の保育園や幼稚園に勤務をされている保育士、教員などについての接種につきまして検討していただけるようでございますが、その辺のところ、詳細を、もしその後検討されたのであれば教えていただきたいと思います。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
今、区内の保育所に従事されている方につきましては、区外の方も含めまして接種できるように、保育園・幼稚園課から各施設のほうに問合せをさせていただいて、希望者を募って接種することを検討しているところでございます。
久保委員
ということは、施設のほうに希望者を募って、それで大体何名ぐらいの方が受けられるというようなことが確定をしていくということになるのでしょうか。そもそも区民ではない方になりますので、別途接種枠といいますか、そういったところを確保しておく必要があるのではないかと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
今考えてございますのは、今、保育所の従事者の数が2,500人程度と聞いておりますので、現在の接種率を踏まえて考えますと、大体500人程度の枠が用意できないかと検討しているところです。
久保委員
分かりました。よろしくお願いいたします。
それと、前回委員会の中で12歳以上の方の接種の在り方ということが様々質疑があったところでございますけれども、もう一度ちょっと確認をさせていただきたいのですが、予約が9月22日から、60歳以上の方ですとか基礎疾患のある方とか、その優先をされる方たちの予約がスタートをしてまいりますよね。9月25日からは40歳以上の方、9月29日からは12歳以上の方というふうに予約が進められていくわけですけれども、実際のところ、9月21日から24日までの段階で、ほとんどの枠が埋まってしまうような、そういったことというのは心配はないのかというところと、40歳以上、また12歳以上ということで段階を経ていくわけですけれども、それぞれに一定の、このぐらいの枠といいますか、確保をしておかないといけないのかなと思うんですが、その辺何か目安を立てていらっしゃるんですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
議会の中でも一般質問とか、あとは先日の委員会の中でも御意見をいただきまして、そういったことを踏まえまして、一応、現在考えているところでは、9月22日の優先予約の1と示していたところ、60歳以上の方とこれまで区のほうで優先してきた方々のところにつきましては2,500枠、こちらは保育所も含めてということになりますが、2,500枠を設定しようと考えています。続きまして、9月25日からの優先予約2、40歳以上のところで検討しているのが6,000枠でございます。9月29日、こちらのほうが12歳以上の一般の枠ということになりますが、1,500枠を検討しているところでございます。
久保委員
では、一応、この予約がスタートしても一斉に埋まってしまうということではなくて、9月29日以降の方たちも十分に接種ができるような枠を見ているということでよろしいでしょうか。そういったことについてのアナウンスにつきまして、先日は、医師会とも連携を図りながら12歳以上の方たちの接種の在り方というのはアナウンスしていくようなお話があったんですけれども、広報するタイミングというのは非常に短い期間になるかと思うんですが、この辺については、区報とホームページという広報の在り方だけで足りているのか。先日ちょっと御説明があったような形での医師会との連携ということも含めてなのか。そこにつきましても、やはりこの世代の方たちに対するアナウンスがしっかりいかないと、もちろんその保護者の方も含めて、やっぱり申込みがしたくてもできないような状況を招いてしまうこともあるかと思いますので、誤解が生じないように、きちっと丁寧に行わなければいけないと思うんですけれども、その辺いかがお考えですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
広報につきましては、区報とホームページを中心に行ってまいりますが、SNS等も利用しまして、若い方々、あとはお子様を持つお父様、お母様方にも気がついていただけるように工夫してまいりたいと考えております。
久保委員
分かりました。ぜひその辺のところはお願いをしたいと思います。
それから、今回モデルナ社でのワクチン接種というのは、区の集団接種が初めてのことかと思います。中野サンプラザで接種を行うということですけれども、ファイザー社のワクチンとの保管の違い等もあるかと思うんですけれども、この辺のところがどのようになっているのかということを御説明ください。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ファイザー社のワクチンにつきましては、国のほうから納品されますとドライアイスのボックスで納品されてきます。そちらのほうをボックスから出しまして、ディープフリーザーというマイナス75度の保管が必要な冷凍庫のほうで保管をいたします。実際接種に使うときについては、ディープフリーザーから出して30分間で解凍させてから希釈という作業をやって、生理食塩水で希釈をして6本の注射器に吸引して接種に使うという流れになります。モデルナ社製のワクチンにつきましては、マイナス20度の状態で、やっぱり冷凍で輸送されて納品をされてくると。そちらのほうもマイナス20度用の冷凍庫のほう、こちらのほうは国に手配しているところでございますけども、そちらのほうに保管をしていきます。その後につきましては、常温に戻して解凍して、希釈は必要なくなるんですが、1バイアル当たり、1本のびん当たりで10本のシリンジ、注射器のほうに吸引して接種に使っていくということになります。
久保委員
はい、分かりました。この医療系廃棄物の収集運搬委託ですとか廃棄物自体のこともありまして、これは日々こういった形で廃棄物について処理をしていくということなのかということと、今モデルナ製のワクチンについての取扱いについてお伺いをいたしましたけれども、1万人分ですよね。2万回分接種というもので、これが一斉に来てずっとこの保管をそのままするのか。その辺のところはどのようになっているのか。すみません、ちょっと聞き方が後先になりましたけれども。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
まず、ワクチンの納品のほうなんですけども、国のほうからは、週に一遍ずつ必要量を納品されてくると伺っています。廃棄につきましては、今、事業者さんと調整中ですけども、一定の20リッターとか40リッターとか必要な、メディカルボックスと言うんですかね。注射器とかを捨てる専用の箱に使い終わった注射器とかを捨てて、それがたまった段階で次の箱に切り替えてということで、今回は接種会場を一定の期間借りているもんですから、たまったところで廃棄物の運搬業者のほうに引き取りに来ていただくことを想定しています。
間委員
先ほど、区外の方で、区内の保育所にお勤めの保育士さんが対象だということをおっしゃっておりましたけれども、そちらの保育所というのはどこを指すのか教えてください。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
区外の方を接種する保育所につきましては、区内の認可保育所、あと小規模保育事業、あと家庭的保育事業を検討しているところです。
間委員
そうすると、認証保育園というのは対象外というところでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
はい、おっしゃるとおりです。
間委員
あと、そのほかにも保育所というのはあると思うんですけれども、あくまでも幼稚園とかは対象外で、認可保育所、小規模保育所、家庭的のところだけというところでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
今回、我々のほうで確保したワクチンにつきましては、基本的に区民に接種するためのものとしてお預かりしているものになります。ただ、その中で、区外の方、区外居住されている方も含めて今回保育所に勤めている方については、利用されている区民の方もいらっしゃいますので、そこの安全性を高めようということで接種しようという方向性で検討していますけども、そちらについては一応、乳児につきましてはマスクの着用がやはり難しいというところもございまして、ちょっと限定的ではございますが、そちらは対象にしようということで検討しているところです。
間委員
限られた接種数の中で、どれだけそちらのほうに分配していくのかというところで難しい選択ではあるとは思うんですけれども、マスクができるとはいえ、やっぱり子どもたちが集まるというところで不安に感じられる方もいらっしゃると思うので、今後このような機会があるのであれば検討すべきところかなと思います。
すみません、先ほど接種枠を設けるということだったんですけれども、番号が振ってあるとおっしゃっていたんですけれども、先日の委員会の資料に番号が振っていなかったので、一応、すみません。合っているとは思うんですけれども、確認させてください。9月22日の予約分が2,500枠で、9月25日の接種枠が6,000枠で、9月29日の予約数が1,500枠ということでよろしいでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
はい、おっしゃるとおりです。
間委員
この枠を設けたというところを、理由をお聞かせください。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらにつきましては、10日に御説明したときには、まだ枠の設定は考えずにいたところですけども、それ以来、一般質問等含めまして御意見をいただいたところでございます。そこも含めまして、最後の12歳以上と言っているところの方にも、期待をさせておいて打てないということがないように枠のほうを設定させていただきました。枠の設定に当たっては、現在の接種率のところと、そこから上積みするような想定する接種率を一定定めまして、あとは先週から今週にかけての接種率の伸びというのを計算しまして、それを10月4日まで、大体3週間近くあるわけですけども、そこまで仮に伸びていったよといったときに、残りの枠数と言うんですか。打つであろうという方の数を計算しまして各枠を設定させていただきました。
間委員
そうしますと、例えば、12歳以上の方の枠の1,500のところで、12歳から40歳の方が多く申込みをされることを想定しているということでしょうか。つまりは、29日の時点で12歳以上の全ての方が申込みできる状態なので、じゃあ、そこまでずっと予約のできない12歳から39歳までの方が必ず速攻で取れるわけでもないというところで、今の御説明とちょっと矛盾が生じるかなと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
すみません、説明が不足していたかもしれないんですが、枠の設定に当たっては、今回ワクチンのほうが限られていますので、重症化リスクの高い方を優先にということで、上のほうから枠のほうを設定していって、大変申し訳ないんですが、12歳以上のところについては残りの枠という計算の仕方をしております。
間委員
ありがとうございます。おっしゃるとおり、基礎疾患のある方など、優先的に受けていただくべき方々というところを重要視した上でこのように分けられたということで納得いたしました。ありがとうございます。
高橋委員
ありがとうございました。ちょっとまず確認なんですけど、認証保育園が漏れたというのは、乳児との接触というところを考えて外したというところでいいんですか。認証が外れている理由を教えてほしいんですけど。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
認証保育所についても、やはり乳児とは接触するのはおっしゃるとおりです。ただ、こちらは東京都のほうで認証を受けているというところもございまして、東京都の職域接種のほうも一定程度御利用いただいていると考えておりますので、そちらのほうを御利用いただくつもりで、今回は認可と家庭的、小規模というのを対象にさせていただきます。
高橋委員
それと、あと予約の優先枠の、10日の委員会ではその枠がなくて、要は1、2、3バージョンで先着順のような形になっていたわけですよね。そこで、ちょっとこれはおかしいんじゃないかというのを私は申し上げたんですけども、今、その枠の指定の根拠というかを説明いただいたんですけど、最終調整で変わったという話なんだけども、2,500と6,000と1,500という話がありました。その枠についても、重症化リスクという話があったんだけども、例えば、今一番危惧されているのが一般の地域であったり家庭内感染というのが多いという話ですよね。そうすると、例えば、二つ目の40歳以上の方とあるんだけども、これは何で子育て世代の30歳とかが入っていないんですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
先ほど申し上げましたとおり、現在の接種率のところと見合いで検討を進めてきたところでございます。40歳から59歳のところは9月13日時点で62.75%まで接種率のほうがございました。その前の週からの伸びのほうが3.85%ぐらいという状態でした。一方で、16歳から39歳のところにつきましては、9月13日時点の接種率48.53%、やはり低いのは事実でございます。ただ、一方で、1週間前と9月13日時点を比べると約5%まで伸びていたんですね。こちらのほうは、恐らくですけども、東京都のほうで若者接種ということで16歳から39歳までの接種ができるところも4か所ぐらい設定していただいております。そちらのほうの御利用もあってこういったパーセントの伸びになっているのかなというところも踏まえまして、一応40歳以上のところにつきましては、逆に言うと東京都とかの会場のほうが、打てる会場がほとんどないもんですから、そちらのほうが打てないということがないように40歳以上の方を優先したいということで設定させていただきました。
高橋委員
一応、その辺の検討はされたということなんだけど、ただ、本来ファイザーで区として集団接種、個別接種の展開をしているわけですよね。来月11月末には、国の話では想定される希望者全員にはワクチン接種2回が行き渡るという話の中での今この時点ですよね。今回モデルナ1万人分を急遽中野区にもらうことになって接種するという、要はオプションというか、今まで区が考えていたのより違うスペシャルなバージョンなわけですよね。であれば、例えばもっと区の今までの接種率を踏まえての、いわゆる重症化するリスクの方々への優先接種であったりとか、そういう今までやってきた区の展開と別に、新たに区の接種の思想をモデルナの1万人分については考えてもいいんじゃないかなと思うんですよ。というのは、だって、子育て先進区を標榜しているんでしょう。だったら、例えば、ここの最初は高齢者系、次が40歳以上、次が12歳以上とあるけども、それぞれに今2,500、6,000、1,500と枠を設定しているけども、例えば、40歳以上の方を第1優先枠にして、例えば5,000とか枠をやって、次に12歳とか、最後に高齢者を持ってきて、最初の子育て系の若い人たちが打つ、フルに使うんであればそれはもちろんよしだし、余ったんであれば、その次の段階に下ろしていくとか、何かそういう区の考え方を反映する形というのがあってもよかったんじゃないかと思うんですけど、その辺はどうなんですか。子育て先進区という中で、しかも、今家庭内感染といって、赤ちゃんや子どもに接種するわけにいかないわけでしょう、年齢制限があるわけだから。ということは、家庭内感染で子どもが感染するというのは、親が感染しているから子どもが感染するわけだし、あるいは子どもが園で感染をした場合、家庭で親にうつって親が重症化したりするわけだから、そういう意味では家庭内感染を防ぐためにも、12歳以上であったり40歳という、まさに現役子育て世代をフォーカスした形で、そこにまずは優先枠をしっかり設けて、ファイザーは別ですよ。今まで手を挙げていない方とかいうのは例外としても、区が頑張って接種しているわけだから、そういう区の一番大事な子育て先進区と標榜しているものの施策展開をこういうところにしっかりと打ち出していくということも必要だったんじゃないかと思うんですけど、そういう検討はなかったんですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
モデルナの接種につきましては、おっしゃるとおりオプションのところはあるんですが、モデルナを調達したいというふうに考えた前提には、やはりファイザー製のワクチンが、区が思っている以上に入ってこないというのが最初の前提として考えてございました。なので、こちらがまるっきりオプションとして考えてというわけではなくて、やっぱり接種したい方は高齢の方もやっぱりまだまだいらっしゃるんではないかというふうに区としては考えておりましたので、そういった方々の重症化リスクを考えてこういった配分をさせていただいたところでございます。
高橋委員
ファイザーの不足分というか、まだ足りない分をこのモデルナを活用してやっていく。なおかつ、子育て世代や若い方々にも展開していくということで、こういう優先順番と優先枠になったということですね。分かりました。
あと、ちょっと関連してなんですけど、妊婦さんへの接種という形で、聞くところによると改善されたようですけど、予約システムの中で妊婦さんの優先枠に至るまでに、高齢者とか今までの自動システム、アンサリングフォンの話なのかな。優先枠がいっぱいですと言った後に、妊婦さんの優先枠の案内が出ているので、みんなそこまでたどり着かずに諦めるという話を随分御意見をいただいているんですけども、そんな中で妊婦さんの接種の実績というか、その辺は区の想定とどうだったのかというのは、ちょっと参考に、もし今分かれば教えていただきたいんですけど。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
妊婦の接種枠については468枠押さえさせていただいて予約を取っていったところです。たしか150ぐらいは埋まったと聞いていますが、残りについては空きになってしまっていたという状態でした。そちらについては一般の方の区民のところに予約枠として開放をさせていただきました。委員が最初におっしゃっていたとおり、コールセンターの御案内のほうが、最初、一般の予約の御案内のほうが残っていた状態だったので、申し訳なかったです。妊婦の予約を受けているときに途中で修正をさせていただきました。
近藤委員
前回の厚生委員会の御報告のときは、9月22日に予約をされる方たちというのが、かなり優先的なのかなと思ったんですよね。だけど、今回数字を当てはめてみると、2,500枠という、思ったよりちょっと少なかったのかなという気もするんですけれど、これは全体の、まだこの対象者の中で接種をされていない方というのはどのぐらい見込んでいるんですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
9月13日時点の情報しか手元になくて申し訳ないんですが、一応対象者のほうは31万2,000人程度、計画上考えています。1回目の接種を終えられた方が19万3,314人でしたので、100%ということで対象にすると、残り11万人、12万人といったところになります。
一方で、2回目接種のところにつきましては、9月13日時点で16万1,470人の方が接種されています。こちらの方々も1回目接種を受けてらっしゃいますので、2回目のほうも、数字的には1回目の方の数字に近づいていくものと考えてございます。
近藤委員
それで、9月22日に申込みができる人という、この対象区民というのは、数字は特に出ていないですよね。出ない。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
一定、65歳以上の方につきましては、もう85%近く、また以上の接種率となってございますので、ほぼ希望する方は打てたのかなと考えております。一方で、60歳から64歳の方につきましては、9月13日時点の接種率が70.9%となっていまして、65歳以上の方の数字を見ていると、80%から85%ぐらいまでは打ちたい方もいらっしゃるのかというふうに考えてございますので、今回そこの優先枠の1番目のところで2,500枠という枠で計算したところでございます。
近藤委員
そうしますと、基礎疾患のある方ですとか、そういう方は、あともう既に打っている方もかなり多いという割合を考えて、この2,500という枠を出しているということでよろしいですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
基礎疾患のある方とかも、大分早い段階から接種ができていたはずですので、そのときには、空きの枠も出てしまっていたというような覚えでおりますので、あとは、転入されてきた方でなかなか、基礎疾患を持って転入されてきたんだけども、打つ機会がなかったという方もいらっしゃるかもしれないということで、今回優先してきたところの打ち漏れていらっしゃる方を対象にして優先に加えたいというふうに考えてございます。
近藤委員
分かりました。この間もちょっと発言したんですけど、やっぱり基礎疾患のある方というのはしっかり打てるようにしていっていただきたいと思います。でも、その方たちがかなり打てているようでしたら、やっぱり妊娠中の方とか、若い方たちが打てないと、医療従事者というか、介護保険施設の方ですとか、そういう働く方というところがかなりしっかりと浸透して打っていっていただきたいと思いますけれど、この2,500枠というところで、かなり初めの対象区民の人たちは網羅できるという考え方でよろしいですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
基礎疾患のある方とか、施設従事者の方、数字としてはつかめないところがございますので、一定難しいところではございますが、ここの枠を使って周知に努めまして十分接種していただきたいなと思っております。
また、9月25日、29日のほうに段階が移っていっても、枠を拡大していくというか、対象者を拡大していくつもりでおりますので、もし万万が一、9月22日から24日までに予約が取れなかったよという方につきましても、25日の40歳以上の方の予約と併せて予約ができるようにしていく予定ですので、よろしくお願いします。
近藤委員
そうしますと、やっぱり、今、高橋委員がおっしゃったみたいに、これは30歳以上ぐらいでよかったのかなという気持ちもちょっとしますね。医療というか介護施設なんかで働いている方とかはそのぐらいの年代の方もいらっしゃるし、40歳以上となると、若いというか、子育て中のこういうところで働いている方とかというのは枠に漏れてしまう可能性というのも少しあるのかなと思いますけど、その辺はいかがですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
すみません。私の説明が悪かったかもしれないんですが、22日から予約する方々につきましては、60歳以上と高齢者施設等の従事者、保育所等の従事者の方、あとは妊娠中の方と配偶者の方ということで、そこについて60歳以上の方とそれと別に施設等の従事者の方ということになりまして、その方々は年齢制限はございませんので。
近藤委員
それは分かっているんです。だから、9月25日には年齢制限がここで来るわけですよね。そうすると、子育て中のお母さんとかは入るところが、ここだとないのかなと思うんですけど、その辺はいかがですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
9月25日からの枠につきましては、9月22日から予約されている方と、加えて40歳以上の方ということになるんですけども、近藤委員がおっしゃるとおり、39歳以下の方は対象にならないというのはおっしゃるとおりです。そちらについては、9月29日からの予約のほうを御利用いただくということになります。
近藤委員
分かりました。それと、あとこれは中野サンプラザでやるんですけれど、何かワクチン接種会場ですよみたいな何かを持って案内するというような体制というのは何かつくっているんですか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
今回につきましては集団接種の会場としては1か所だけになります。予約するときとかにしっかり御案内するのと、あとは一般の方が急に集まって来るわけではなくて事前予約制になっていますので、一定もちろん表示はして間違えないように御案内しようとは思っていますが、一般の方が誰でもすぐに受けに行けるよという誤解を招かないように告知はしていきたいなと考えております。
石坂委員
すみません、ほかの委員が質問しているところで気になってしまったところがあったので、何点か教えてください。
保育士に関しては、0歳のお子さんがマスクができないこともあり、区外在住で、区内在勤の方も対象という話がありました。区外在住で区内在勤という場合に、特に小さなお子さんに対応する場合、とりわけ健常児以上にマスクが使いづらい障害児の場合は、児童発達支援を行っている施設ですとか、在宅訪問事業を行っている関係の施設があります。特に児童発達支援なんかですと、2歳未満児を含む未就学児を対象としていますし、在宅訪問事業をやっているところですと、0歳から高校生という形になりますので、この辺り障害児に関して、0歳児とか小さいお子さんを含めたところというのは検討されなかったんでしょうか。
委員長
休憩します。
(午後4時27分)
委員長
再開します。
(午後4時27分)
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
障害者施設につきましては、障害福祉課のほうで調整をしていただきまして、嘱託医の先生が打っていただくところにつきましては、嘱託医の方が、そこの従事者も含めて接種をしたと聞いています。嘱託医の方が接種できないようなところにつきましては、数施設ですけども、我々のほうで派遣した医療チームのほうが、そういった従業者も含めて接種を行ったところです。
石坂委員
チームでやったところも含めて、希望者は全部打てたという、完了したという理解でよろしいでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
そちらに行ったときに希望者を事前に伺っていましたので、そちらの方で希望された方は打てたというふうに認識してございます。
石坂委員
よかったです。ありがとうございます。
あとそれから、先ほど来、30歳以上という話が出ていますけども、もちろん区のほうでやっていただければそれにこしたことはないところではありますけども、40代、50代の感染者もそこそこ多い中で、大手町のほうの大規模接種センターで18歳から39歳までのほうで接種を行っている。そこから40代、50代は漏れてしまうところもある中で、区がやる意味もあるとは思うんですけども、そうした30歳以上の方で不安な方もいらっしゃる中で、やはり大規模接種センターのほうがありますよということの案内などももっと積極的に行っていかれると安心される方が増えると思うんですが、いかがでしょうか。
瀬谷健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
委員おっしゃるとおりだと思いますので、広報に努めてまいりたいと考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
意見について伺います。第66号議案について意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、66号議案について意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第66号議案の審査を終了します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。(「委員長、すみません、休憩をしていただけますか」と呼ぶ者あり)
休憩します。
(午後4時29分)
委員長
再開いたします。
(午後4時31分)
以上で本日の厚生委員会を散会いたします。
(午後4時31分)