中野区議会総務委員会〔令和3年10月6日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和3年10月6日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後5時02分
○出席委員(9名)
ひやま 隆委員長
立石 りお副委員長
日野 たかし委員
内野 大三郎委員
若林 しげお委員
中村 延子委員
大内 しんご委員
平山 英明委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 白土 純
副区長 横山 克人
企画部長 高橋 昭彦
構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔
企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子
企画部基本構想担当課長 永見 英光
企画部財政課長 森 克久
企画部広聴・広報課長 高村 和哉
企画部情報システム課長 白井 亮
総務部長 海老沢 憲一
防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務部総務課長、総務部特別定額給付金担当課長 浅川 靖
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博
総務部施設課長 髙田 班
総務部新区役所建築担当課長 天野 伸哉
総務部経理課長 吉沢 健一
総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸
総務部防災担当課長 吉澤 直樹
総務部生活・交通安全担当課長 藤﨑 洋文
総務部新区役所整備課長 中村 洋
会計室長 吉村 恒治
選挙管理委員会事務局長 志賀 聡
監査事務局長 石濱 良行
○事務局職員
事務局長 長﨑 武史
事務局次長 小堺 充
書記 松丸 晃大
書記 金木 崇太
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更について
○議案
第51号議案 中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会条例を廃止する条例
第52号議案 中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例
第53号議案 中野区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
第54号議案 中野区組織条例の一部を改正する条例
第55号議案 中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例
第56号議案 蓄電池等の買入れについて
第57号議案 令和小学校新校舎用什器類の買入れについて
第58号議案 給食室厨房機器の買入れについて
第65号議案 中野東図書館開設に伴う什器類の買入れについて
第67号議案 令和3年度中野区一般会計補正予算
第68号議案 上の原跨線橋補修工事委託契約に係る契約金額の変更について
第69号議案 特別区道14-940道路拡幅及び電線共同溝工事等委託契約
○陳情
〔新規付託分〕
第14号陳情 沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書を国へ提出することについて
○所管事項の報告
1 令和4年度国・都の施策及び予算に関する要望について(企画課)
2 令和2年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和3年度の取組状況について(企画課)
3 中野区基本計画の策定について(基本構想担当)
4 中野区区有施設整備計画(案)に係るパブリック・コメント手続の実施結果について(構造改革担当)
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
初めに、本定例会における審査日程及び3日間の割り振りについて協議するため、委員を暫時休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時00分)
本定例会における委員会の審査日程についてお諮りいたします。
お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い、1日目は議案の審査、陳情の審査及び所管事項の報告の7番までを行い、2日目は残りの所管事項の報告等を行い、3日目は進行状況を見て改めて御相談したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、5時を目途に進め、3時頃に休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、10月1日付で委員会参与の変更がありましたので、御承知おきください。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第51号議案、中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会条例を廃止する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
本議案は、男女共同参画・多文化共生推進審議会を廃止する条例の議案を提出させていただくものでございます。こちら、8月に同審議会から答申を得ておりますため、廃止の条例の議決をお願いしたいと思ってございます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時01分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時02分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りします。第51号議案、中野区男女共同参画・多文化共生推進審議会条例を廃止する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第51号議案の審査を終了します。
次に、第52号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
白井企画部情報システム課長
それでは、第52号議案について、資料(資料3)を基に補足説明をさせていただきます。
初めに、背景と改正理由でございますが、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が成立したことに伴いまして、同法律中の行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正がございました。同法第19条中第4号から第15号までが1号ずつ繰り下げられまして、第3号のあとに一号が追加となったことから、同法の規定を引用いたします中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するものでございます。
2番、改正の内容でございます。新旧対照表と併せて御覧ください。この中の右側が現行の規定、左側が改正案となっております。下線の部分が改定する部分でございます。番号利用法の改正に合わせまして、規定を引用しております第1条及び第4条第1項中、「第19条第10号」を「第19条第11号」に改めるものでございます。
最後に、本条例の施行時期でございますが、公布の日から施行するものです。
補足説明は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時04分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時05分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第52号議案、中野区個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第52号議案の審査を終了します。
次に、第53号議案、中野区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
浅川総務部総務課長
それでは、第53号議案、中野区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例につきまして補足説明をいたします。(資料4)
今回の条例改正は、先ほど御審査いただきました第52号議案と同様、国の番号法の改正、また、デジタル庁設置法の制定に伴い規定を整備するものでございまして、区における個人情報保護の在り方について変更するものではございません。
変更箇所を新旧対照表をもって御説明させていただきます。右側が現行、左側が改正案でございます。
まず1点目、第18条の2のところを御覧ください。特定個人情報の提供が可能である事項を定めた国の番号法第19条に新たに「第4号」が挿入されたことで、「第15号」が「第16号」に繰り下がったのは先ほど同様でございます。
続きまして、表の中ほど、第30条第3号のところを御覧ください。右側、現行では「総務大臣」となっているところを改正案では「内閣総理大臣」、また、「第19条第7号」「同条第8号」となっているところを「第19条第8号」「同条第9号」としてございます。これは、情報提供ネットワークシステムを管理設置している主体はこれまで総務大臣でございましたが、令和3年9月1日に施行されましたデジタル庁設置法第6条によりまして、デジタル庁の長は内閣総理大臣とすると規定されましたことによるものでございます。また、号数が変わったところにつきましては、先ほど同様、番号法第19条の号数の繰下がりの影響を受けたものでございます。
なお、施行日は公布の日としてございます。
説明は以上になります。よろしく御審査のほどよろしくお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
長沢委員
ありがとうございます。直接この第53号議案、中野区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例に関係することではないんですが、先ほど、この前の第52号議案のところでも、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備が法律として成立をいたしました。それに伴って、それに関わって第52号議案の、先ほど採決が諮られたわけですけども、そしてこの第53号議案があり、この先何年間にわたって、いわゆる区のほうで条例を、規定整備をしなければならない、あるいは改正が必要になる、これにはどういったものがあるんでしょうか。
浅川総務部総務課長
デジタル関係についての全貌をこちらで承知しているわけではございませんけれども、既に国の個人情報保護法が改正されまして、令和5年4月に施行されるということが決まってございます。今回の条例改正の案につきましては、国の法律の単なる号ずれに伴うものでございますが、今度、令和5年4月に施行される部分につきましては、国が個人情報の保護についての、今まで各自治体の条例に委ねていた部分を一括して法律によって定めるということになりますので、この影響を受けまして、中野区も含めまして各自治体の個人情報保護にまつわる条例についての内容を変える可能性が出てまいるものでございます。
長沢委員
ありがとうございます。個人情報保護法の改正があったんで、それに伴って各条例の持っている個人情報の条例、その改正が必要になるというのは大きな改正点があるかなと思っていますけど、それ以外は何か分かっているのというのはあるんですか。いろいろ個人番号、これは担当が違う、いらっしゃらない、もしあったら御紹介いただければと思ったんですけど、もし分かれば教えてください。
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時10分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時10分)
白井企画部情報システム課長
番号法の改正に伴います条例の改正につきましては、全容のほうについては私のほうでもまだ検討中と申しますか、内容を確認している段階でございますが、先ほど総務課長のほうからもございましたように、個人情報保護法は国の個人情報保護委員会のほうに一括されていくというところで、影響は受けていくだろうというふうに認識はしてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時11分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時12分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第53号議案、中野区個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第53号議案の審査を終了します。
次に、第54号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
中谷総務部職員課長
それでは、第54号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例につきまして、補足説明をさせていただきます。(資料5)
まず本議案の提案理由でございますが、子ども・若者支援センターの開設に伴い、子ども教育部の分掌事務を改める必要があることから、条例を改正するものでございます。
お手元の新旧対照表を御覧ください。本年11月29日に開設する中野区子ども・若者支援センターにおいて、若者やその家庭における課題について相談や支援等を実施していくことに伴いまして、子ども教育部の分掌する事務に若者の育成支援に関することを加えるものでございます。
この条例の施行日は令和3年11月29日でございます。
以上で補足説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
平山委員
今の御説明でいうと東中野の例の施設ができるからということだったんですけど、子ども教育部において、これまでも若者という定義のもとで計画や方針を立てられたりということはありませんでしたか。
中谷総務部職員課長
すみません、つぶさに子ども教育部での執行を把握しているわけではございませんが、現行の所掌の中では、運用解釈の中でそういったことも行ってきたのかなというふうには考えてございます。
平山委員
やっているんですよ。それは、ごめんなさい、今の答弁がよく聞こえなかったんですけど、要するに所掌事務の中には入っていないわけなんですよ。それって役所的には問題ないんでしたっけ、いわゆる所掌事務にないことを所管が行うということは。
中谷総務部職員課長
組織条例上、各部の分掌事務を掲げてございますので、おおむねということではあるんですが、そこに可能な限り明記しているのが望ましいというふうには認識をしてございます。ただ、あくまでおおむね掲げているというものでございますので、そこに書いていないから、要は制限列挙として全て網羅的に記載するのは難しいですので、運用解釈で実施するということはあろうかと思います。今回、規定整備をするのは、これまでの経緯といいますか、これまで若者に関する施策の検討などを子ども教育部がある種、改正前の条例の中で一定行ってきたということはあるかと思いますが、子ども・若者支援センターの開設に伴い、そこの疑義といいますか、不明確な部分を明らかにするために規定をきちんと整えて実施していくこととしたものでございます。
平山委員
じゃごめんなさい、ちょっと質問の角度を変えて、これまで子ども教育部から、いわゆる所掌事務の変更について相談があったりということはありませんでしたか。
中谷総務部職員課長
今回の条例改正に至る経緯の中で相談を受けたところでございます。
平山委員
なるほど、分かりました。1年以上前から言っているわけなんですよ。全てを定義するのは難しいとはいえ、子どもの定義と若者の定義ってあまりにも違うんですよ。若者って39歳まででしょう。前に申し上げたのは、要は例えば35歳、36歳、37歳の方々が、自分たちの話が子どもの所管するところでなされているということに対して、やっぱり複雑な思いを持たれるんじゃないかなって思うんですよ。自分たちは子どもではないのに。なので、急いで組織条例の改正をされたほうがいいんじゃないかということを1年ぐらい前からずっと申し上げていたんです。今回このような運びになったんであれですけど、できる、できないということもあるんですけど、私はちょっとそれをはみ出ていたんじゃないかなという気もするんですけど、ただ、受け取る区民側の気持ちもぜひ踏まえて、そこは判断をしていただきたいなと思うんですけど、どうですか。
中谷総務部職員課長
御指摘のとおりかなと思います。特に、今から反省すればということなんですけれども、子ども・若者支援センター条例自体は令和2年9月24日に議案を提出して、可決されていますので、反省点としては、やはりその時期、まさに1年前の時期に合わせて組織条例の改正もすべきだったのかなというふうに反省はしております。時期的にちょっとずれてしまった部分もあって、規定整備が後から追いついた形にはなりますが、今後のスケジュールといいますか、実際、条例改正の時期等はきちんとしかるべき時期に行うように注意していきたいと思っております。
長沢委員
ありがとうございます。1点目は、若者育成支援に関することが規定をされるということで、これは組織のあれになりますけども、このことによって若者のいわゆる育成支援、こうした施策事業を進めていく上で課を設けるんですか。
中谷総務部職員課長
特に、これに伴って直ちに組織を改めるということは特に想定はしてございません。
長沢委員
仮に組織を改め、もし課を置くということになっても、条例上は、しかしこのことによって、言ってみればそこまで、だって別に課を置く何とかというのは、ここでは関係ないんだよね。ちょっとその確認だけ。
中谷総務部職員課長
必ずしも課名を列挙しているわけではないので、そこへの影響は直接的にはございません。
長沢委員
もう一点、この条例の施行が11月29日となっているのは、これはどういう意味なんですか。
中谷総務部職員課長
子ども・若者支援センターの開設日に合わせたものでございます。
大内委員
今、話に出ていたんですけども、若者の育成支援って具体的に何をやる課というか、部署になるんですか。
中谷総務部職員課長
所管から聞いておりますのは、まず39歳までの若者で、就学や就労などに課題を抱えている方やその家族の悩みや心配事、要望などを聞き取って、他人や社会との関係が再構築できるような助言や支援を行うといった相談支援を行っていくということ、また、その支援に当たって、すこやか福祉センターや学校、医療機関などと連携をして、多面的な支援を行っていくということを想定していると聞いてございます。
大内委員
子ども教育部のところに就労までというと、俗に言う未成年とかというところの就労だとまだ対象になったりもするのかなと思うんだけど、39歳までというと、その辺の就労って何を子ども家庭部で、これは子ども教育部か、子ども教育部で、39歳、もっと言うと30歳以上の方たちの就労というのは、そこの部で担当の係長か何かを置くわけですか。就労の専門の方とかを置いてやるわけですか。
中谷総務部職員課長
特にこれに伴って新たに整備をすることは考えてございませんが、児童福祉課などが中心となって対応していくものと考えてございます。
大内委員
児童福祉課というのは、30歳以上の方たちも児童福祉課で面倒を見るわけ。
中谷総務部職員課長
今回、若者の範囲といいますか、定義がどこまでになるかというところで、中学生から40歳未満までの者が定義の中に含まれてございますので、そこの範囲で対応していくというふうに聞いてございます。
大内委員
いや、含まれようが何しようが、できるんですか。ちょっと所管が、成人を超える、18歳か、二十歳ということでもいいんですけど、その辺を超えてくるときには、就労だとか、あるいはいろんな家族だとか、そういった形で困ったときに、ここに相談が、面倒を見るんですか。若者と言われている39歳までの方たちの、何をここでするわけ。就労だけじゃないでしょう、そうすると。ほかのことも全部やるんでしょう。
中谷総務部職員課長
就労に限った話ではなく、様々な悩み事についての心配や要望などを聞き取って、支援していくというふうには聞いてございます。
大内委員
区切りで言うと、40歳以上、高齢者という定義が65で見るのか、70で見るのか、ちょっとあれですけど、その辺のところはどこで見ていて、高齢者は多分ほかの見るところがあると思うんだけど、その辺のところは誰が見るとか、あるんですか。
中谷総務部職員課長
確かに一般的な就労支援と考えると、どちらかというと自立支援みたいな話になったりとかして、生活援護課での支援だとか、あとはハローワーク等で、ほかの機関が支援をしているところなんだろうと思います。そことのすみ分けといいますか、そこがやっているものを何も子ども・若者支援センターでカバーする必要はないんだと思うので、そことは連携をしながら、多面的な観点から支援をしていくことになるのかなというふうに受け止めております。
大内委員
多面的ってどういうことなの。多面的って何をするの。だってそこは、ハローワークとか、あるいは自立支援のことがメインになっていて、それをここで仕切るの、多面的って言えば。言い方で、今、言っていたよね。ここが全部仕切るみたいな話になるの。
中谷総務部職員課長
あくまで相談のチャネルになるんだと思うので、そこで相談があった場合に、必要な機関を紹介したりということをするのかなというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時23分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時24分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結します。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第54号議案、中野区組織条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第54号議案の審査を終了します。
続いて、第55号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
それでは、第55号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例につきまして、議案書にて補足説明いたします。
今回の改正につきましては、現教育センターが分室として設置されることに伴いまして目的外使用に係る施設名称を変更するものでございます。内容といたしましては、中野区行政財産使用料条例の別表の第2条関係、12にあります中野区立教育センターを中野区立教育センター分室に改めるものでございます。
なお、本条例の施行期日につきましては令和3年11月29日でございます。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
平山委員
ちょっと所管とずれない範囲の中でやっていかなきゃいけないんですけど、現行の教育センターが教育センター分室になるということでいいんですか。
吉沢総務部経理課長
そのとおりでございます。
平山委員
施行は本年11月29日からですけど、いつまでということはないんですか。条例上はないんですか。
吉沢総務部経理課長
条例上いつまでということでは特段、先般の子ども文教委員会のほうでの御報告の中では、令和6年度以降に区の事務室として活用を予定しているので、それまでの間はということで伺っています。
平山委員
そこもお聞きをしたかったんですけど、区有施設整備計画では令和6年度からの活用は決定をしているという認識でいいんですか。
石井企画部構造改革担当課長
区有施設整備計画(案)におきましては、教育センターのところですが、当面は区事務室として活用するということで、令和6年度以降、区事務室活用ということとしてございます。
平山委員
いわゆる生活援護課のやり取りをしているときに、バックオフィスだ云々だというときに、用途が明確に決まっているのか、決まっていないのかという議論があって、決まっていないという答弁もあれば、最終的には決まっていますというふうに答弁されたと思うんですけど、だったよね。そう答弁されているんですよ。だから令和6年度からは、もう用途は完全に決まっているという認識でいいんですか。
石井企画部構造改革担当課長
令和6年度から区事務室として活用するということは計画としておりますけども、具体的にどこの部署とか、どんな業務をするとか、そういったところまでは決まってございません。
平山委員
どんな業務かはお答えになっていたんですよ。確認もしているんですけど、決まっていますって答弁されていましたよ。決まっていないって言ったじゃないですかというのが議事録に残っていますけど、間違いないですか。
石井企画部構造改革担当課長
区の事務室として、例えばバックオフィスの機能とか、そういった活用ということは考えられるということで検討はしてございますけれども、具体的にどういった機能を入れるかというところまでは決まっておりません。
平山委員
その活用の中に教育センター分室としても活用する可能性が、引き続き活用する可能性があるというのも含まれるんですか、含まれていないんですか、現行の考えでは。
石井企画部構造改革担当課長
現行の区有施設整備計画(案)におきましては、教育センターを分室として使うということの考えはありませんので、現行の案の中では教育センターの分室という想定はございません。
平山委員
ここからは所管外の話になってしまうのであれなんですけど、当初、向こうに持っていくってなったときに、学校と一体なんで云々という議論の中で、今の教育センターとかを使って分けるとか、そういう検討も必要なんじゃないのということを散々申し上げたんですが、区のほうは一本で構いませんということをずっと御答弁されていたんです。今回こういう形で分室として活用されるということなので、それはそれで私どもとしてはありかなとは思っているんですけど、でも、これ、期間限定だとどうなるんだろうなと思って、はて、この議案をどうしようかと思っているものですから。要するに令和6年度以降を、分室を継続するとかということは決まってはいないけども、現時点ではいわゆるバックオフィス等々の活用は考えているけど、具体的にこの時期からこの時期までこういう活用をするというところは決まっていないということでいいですか。
石井企画部構造改革担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時30分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時31分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第55号議案、中野区行政財産使用料条例の一部を改正する条例を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第55号議案の審査を終了します。
次に、第56号議案、蓄電池等の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
それでは、第56号議案につきまして補足説明いたします。(資料6)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たりまして御審査を頂くものでございます。
契約件名は、リチウムイオン式ポータブル(可搬式)蓄電池の購入。納期は、令和4年1月31日。買入れの内容につきましては、記載のとおり、合計240点を購入するものでございます。
続きまして、1、契約金額は消費税相当額を含めまして3,957万6,240円でございます。
2、契約者は株式会社ヨコモリ電池屋コーポレーションで、渋谷区にある事業者でございます。
3、契約方法は一般競争入札。
4、契約者の営業概要は記載のとおりでございます。
なお、裏面の2ページ目には入札経過調書となっておりますので、後ほどお読み取りいただければと思います。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
若林委員
これは北海道における大震災の中のブラックアウトに対する危機感から生まれたお話であると思います。大変いいことだなと思っておるんですが、参考に聞かせていただきたいんですが、辞退をされた方がいらっしゃいますけれども、この辞退の理由って、分かれば聞かせてください。
吉沢総務部経理課長
今回5社が辞退を申し出されました。辞退理由としますと、今回仕様でお示ししている選定品が、調達がちょっと不可能だとか、仕様に合致する使用材の入手ができなかったため等々の辞退理由でございました。
日野委員
これは今後の管理とかそういう話になるので、危機管理になるのかもしれないんですけども、まず各避難所にそれぞれのセットを配置するということになると思うんですが、これの管理自体は各地域防災会になるのか、避難所運営、学校側とかになるのか、まずその辺の管理というのはどうなってくるんでしょうか。
田邉総務部防災危機管理課長
管理につきましては、当防災危機管理課で年に1回点検をしまして、整備をしていくという予定でございます。
日野委員
停電を想定してのこういった蓄電池というのは我々も要望してきたものでもありますし、非常に必要なものだと思うんですけども、これはリチウムイオン電池なので、使用していく頻度によっても寿命も違うし、ただ、災害時、それから訓練等で使うってなると限られた回数になるのかもしれないんですけど、要はどの程度の期間で入れ替えをするという、そういったものは想定されているんでしょうか。
田邉総務部防災危機管理課長
一般的にリチウムイオン電池でいいますと、耐用年数は10年というふうなことで一般的に言われておりますが、メーカーのほうの推奨が、大体6年で変更したほうがいいんじゃないかというふうなことを言われております。うちとしては、使い方によると思うので、今回初めて入れる形になりますので、容量の点検をしながら、なるべく長くもたせたいというふうには考えております。
日野委員
今回はポータブル蓄電池だけではなくて、ソーラーパネル、USBポート、収納ケース等も含まれているので、ソーラーパネルとかUSBポートとか収納ケースは入れ替える必要がそれほどないものかとは思うんですけども、ポータブル蓄電池ごと取り替えるのか、バッテリーだけを取り替えるか、分かんないんですけど、6年ごとに交換していくとなると、大体費用というか、それはどの程度を想定しているんでしょうか。
田邉総務部防災危機管理課長
今回1台につきまして、入札価格で言いますと大体75万円ぐらいかかっておりますが、特定財源が今回ありまして、半分が補助金で賄ってもらえるというふうなことで、1台当たり大体35万円ぐらいで購入しています。今後、技術革新等もありまして、そういった期待もありまして、だんだん低コスト化していくんじゃないかなということを考えております。なるべく長くもたせて、そういった一般的な需要が効くようになってきて、買い換えていくというふうな日程で考えております。
平山委員
すみません、3点。まず今、補助金の話をされましたけど、リースの場合は補助金は出ないんですか。
田邉総務部防災危機管理課長
リースの場合の補助金についてはちょっと聞いておりませんが、通常はないと考えていいかなと。確認させていただきたいと思います。すみません、答弁保留で。
平山委員
多分リースの場合だと、初年度のリース料の分の半額だけになるんじゃないかとは思うので、そうだとしたならば買い取られてよかったなと思うんですけど、そこのジャッジをどうされたのかなということと、これ、充電池じゃないですか、蓄電池。災害が起きたときに充電されていないといけないわけですよね。それって、どうされるんですか。常に充電をしておく状態になるんですか。
田邉総務部防災危機管理課長
最初の段階では満タンにしておくような形になると思います。容量としては300台分ぐらいのスマホを3サイクルぐらいで充電して空になるというような容量ですので、その後にソーラーパネルで大体6時間から8時間かけて充電をするというような形になると思います。
平山委員
とはいえ、300台やったら空にはなるけども、ある程度の期間を充電もしない、コンセントから抜いておいたら、やっぱり蓄電されているものって抜けていくわけじゃないですか。災害が起きましたよ、あっ、少し容量も減っているけども、じゃソーラーパネルで。でも雨がずっと降っていますなんていうことになると、災害時に使えるのかなということもあるので、そこはちょっと、せっかく購入されるんで、災害時にきちんと使えるためには、災害時に限りなくフルに近い状態で使えるにはということをもう少し研究していただきたいと思うんですけど、どうですか。
田邉総務部防災危機管理課長
年に1回、防災危機管理課で点検はいたしますが、地域の力とか学校の力をかりながら、こまめに点検するように考えたいと思います。
平山委員
最後に、入札の経過調書を見てみると全部区外じゃないですか。区内で取り扱っているところというのはなかったんですか。
吉沢総務部経理課長
所管からの見積り等々については、特に区内での業者というのは頂いてはいないです。
平山委員
かつてリーマンショックのときに学校に大型のディスプレイを、ICT教育に伴って学校の全ての教室に大型のディスプレイを買うという予算があったんですよ。だけど、リーマンショック下にあって、区内の事業者がやっぱりひっ迫をされているので、あらゆる手段を使って区内事業者を守ろうという取組の一環として、その大型ディスプレイを何とか区内で調達できないかというのを一生懸命役所のほうで考えられたんですよ。当然、大型の家電販売店って区内にはないんですね。ですから幾つかの電気屋さんに、要するに仕入れてもらうようなルートを作って、区内を経由して買って区内事業者の方々のバックアップをするということを行ったことがあるんですね。平成20年とか平成21年ぐらいですかね。今もこのコロナ禍にあって、やっぱり決していいところばかりじゃなくて、苦しんでいらっしゃるところもあるのかなというふうに思って、産業振興はまた別な観点になりますけど、契約として、そういうところに留意をしたりということはないんですか。
吉沢総務部経理課長
国からの通知等々につきましても、今回の新型コロナの感染拡大の中で、でき得る限り区内業者の発注を、地域の中での発注をということは求められているところでございますので、今回に関しましては、そういった区内の業者の電気屋のほうに卸していただいてということまではしてはいないんですけれども、今後ともそういったことを鑑みながら、物品購入等についても検討していきたい、研究してまいりたいというふうに考えています。
平山委員
委員会というか、一般質問だとか総括質疑だとか、ああいうやりとりを聞いていると、商店街の支援をとか飲食店の支援をみたいなことがよく議論をされているんですけど、そういうところでなくて本当に苦しんでらっしゃるところって、区内で事業をやられていてたくさんあると思うんです。だから、そこに随意契約でどんどん仕事を出しなさいって言っているわけではなくて、同じ発注をするんであれば、そういったところも、この枠の中で競争に参加できるような仕組みというものを作っていくということも、まだ数年間は必要なんじゃないのかなと思っていますので、ぜひとも御検討いただきたいと思いますけど、どうですか。
吉沢総務部経理課長
委員の御指摘を踏まえまして、今後、競争性も働かせないといけないというのは一方でありますので、そういったことを鑑みながら、でき得る限りの区内受注が確保できるようなことに努めてまいりたいというふうに考えています。
委員長
委員会を休憩します。
(午後1時44分)
委員長
委員会を再開します。
(午後1時44分)
田邉総務部防災危機管理課長
先ほど答弁保留させていただいた件ですが、リースは今回の補助金には対象外だったということでございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時44分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時45分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第56号議案、蓄電池等の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第56号議案の審査を終了します。
次に、第57号議案、令和小学校新校舎用什器類の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
第57号議案につきまして補足説明いたします。(資料7)
本議案も、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たりまして御審査を頂くものでございます。
契約件名は、令和小学校校舎新築に伴う什器類の買入れ。納期につきましては、令和4年3月24日。買入れの内容につきましては、裏面の別紙2ページから4ページに全品名や数量等をお示しさせていただいているとおり、計1,932点を購入するものでございます。
最初の1ページ目にお戻りいただきまして、1、契約金額は消費税相当額を含めまして6,336万円でございます。
2、契約者は学校用品株式会社で、中野区の事業者でございます。
3、契約方法は一般競争入札。
4、契約者の営業概要につきましては記載のとおりでございます。
なお、最終の5ページ目には入札経過調書を添付してございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時47分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時48分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結します。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第57号議案、令和小学校新校舎用什器類の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第57号議案の審査を終了します。
次に第58号議案、給食室厨房機器の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
第58号議案につきまして補足説明いたします。(資料8)
本議案も、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たりまして御審査を頂くものでございます。
契約件名は、スチームコンベクションオーブンの購入。塔山小・江古田小・武蔵台小、上鷺宮小・緑野中・明和中の計6校でございます。納期につきましては、令和4年3月31日。買入れの内容につきましては、スチームコンベクションオーブン6台を購入するものでございます。
続きまして、1、契約金額は消費税相当額を含めまして3,459万1,700円でございます。
2、契約者は株式会社内海で、品川区にある事業者でございます。
3、契約方法は一般競争入札。
4、契約者の営業概要につきましては記載のとおりでございます。
なお、裏面の2ページ及び3ページには入札経過調書をおつけしておりますので、後ほどお読み取りいただければと思います。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
中村委員
もし分かれば、所管でしか分からないのであればあれなんですけども、分かれば教えていただきたいんですけど、このスチームコンベクションオーブンって、食中毒があった一件があって、ジェットオーブンが古くなったものから順次スチームコンベクションオーブンに買換えをしていくという計画だったと思うんですけども、今回6台ということで、今後も定期的にというか、毎年度6台なのか、順次やっていくと思うんですけれども、そこら辺の計画というのは、担当のほうでは把握はされていますでしょうか。
吉沢総務部経理課長
この整備状況、配置状況なんですけれども、昨年度、中野第一小学校をはじめとしまして全12校で、小学校8校と中学校4校、それから今回6台のものにつきましては議案で御提出させていただいております。夏休みに3校、小学校2校と中学校1校につきましては設置済みでございます。それから来年度、令和4年度に全7校、小学校4校と中学校3校に導入を予定してございます。こちらはまた予算が伴いますので、あくまでも令和4年度での導入を予定していると。あと、統合新校につきましては、鷺宮小学校・西中野小学校の統合新校等々については、その新校開設に伴ってスチームコンベクションオーブンのほうを導入していくというふうに伺っております。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時52分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時52分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第58号議案、給食室厨房機器の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第58号議案の審査を終了します。
次に、第65号議案、中野東図書館開設に伴う什器類の買入れについてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
第65号議案につきまして補足説明いたします。(資料9)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格2,000万円以上の動産の買入れに当たりまして御審査を頂くものでございます。
契約件名は、中野東図書館開設に伴う什器類の買入れ。納期は、令和3年12月22日。買入れの内容につきましては、裏面の別紙2ページ及び3ページに全品名、数量等をお示しさせていただいているとおり、計599点を購入するものでございます。
1ページ目の1、契約金額は消費税相当額を含めまして2,353万1,720円でございます。
2、契約者は学校用品株式会社で、中野区にある事業者でございます。
3、契約方法は一般競争入札。
4、契約者の営業概要につきましては記載のとおりでございます。
なお、最終の4ページ目には入札経過調書を添付してございますので、後ほどお読み取りいただければと思います。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後1時55分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時55分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第65号議案、中野東図書館開設に伴う什器類の買入れについてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第65号議案の審査を終了します。
次に、第67号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。
本議案は、当委員会に付託されておりますけれども、厚生委員会と子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
森企画部財政課長
それでは、第67号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算につきまして補足説明をいたします。
お手元の議案書の8ページ、9ページを御覧いただきたいと思います。
まず、歳入歳出予算総括でございます。歳入歳出とも5,195万3,000円を追加計上いたしまして、補正後予算額は1,528億4,950万1,000円となるものでございます。
内容でございますが、12ページ、13ページを御覧ください。まず、5款子ども教育費、3項学校教育費の4目教育センター費でございます。教育センター移転後の跡施設を(仮称)教育センター分室として活用することに伴いましての環境整備でございます。
13ページの1の(1)施設維持管理でございますが、教育センター内の教育支援室ですとか、また、新たに設置する自習スペースにおけるWi-Fi環境の整備を行うこと、また、当初予算編成時においては、中野東中学校等の複合施設に移転後は今年度中の施設活用の予定がなかったことから予算計上しておりませんでしたトイレの修繕ですとか、施設管理経費として12月以降の光熱水費や自動扉の保守点検、空調設備保守点検、清掃業務、消毒業務等の経費を計上するものです。
また、(3)の不登校対策支援事業等においては、12月以降も同施設において引き続き事業を行うことから、複合機の使用料、また、消耗品費の計上をしております。
その下の5目の学校経営支援費につきましては、児童・生徒に配布いたしました情報端末のさらなる活用や授業の配信等のため、学習系ネットワークの再構築を行うこと、また、再構築完了までの一時的な対応としてモバイルルーターの導入、さらに授業のオンライン配信を行うための端末を導入するものでございます。
14ページ、15ページでございます。7款健康福祉費、5項保健企画費の3目医療連携費でございます。新型コロナウイルス感染症による在宅療養者の方に対しまして、配薬事業を行う際、そのための支援金ということでの計上でございます。医師会からの依頼を受け、薬局に配薬依頼等を行う薬剤師会に対する支援として、コーディネート料1日5,000円の支給、また、薬剤師会からの依頼により在宅療養者に配薬及び服薬指導を行う薬局に対して、配薬支援料として1回当たり2,500円の支給ということで計上をしているところでございます。積算の日数等でございますが、まずコーディネート料については、薬剤師会が配薬を始めた7月27日から来年2月28日までの期間の日数で積算をしております。それから配薬支援料については、7月27日から8月31日までということで、この期間を対象に1回当たり2,500円掛ける件数分ということで積算をしておるところでございます。
御説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
中村委員
御説明ありがとうございます。教育センターのところは、先ほど行政財産使用料のところで平山委員からも質疑があったので、我が会派としても、不登校対策のところで、やっぱり中野東中学校の、建つ前からも懸念はしていましたけれども、建った後にあそこの入り口のところが分けられているとはいえど、同じ山手通り沿いに面していて、なかなか難しいのかなと思っていたので、こういった対策ができるというところについてはすごくよかったなというふうには思っております。
それから、2目の学校経営支援費のところのICT推進のところなんですけれども、もう少し詳しく教えていただきたいんですけれども、この環境整備に係る経費のところで、要はモバイルルーターと、それから配信用端末を導入するということなんですけれども、それぞれ何台導入するのかとか、そこら辺の数も教えていただいてもよろしいですか。
森企画部財政課長
こちらの4,704万4,000円ということで計上させていただいておりますが、まずは現状ネットワークの部分について、いろいろと課題があるというようなことでございますので、ネットワークの再構築をするということの経費が入っております。それについては今年度中に再構築の作業を行うということでございます。その再構築の間の一時的な措置といたしまして、モバイルルーター、それから授業のオンライン配信のための端末、それぞれ460台分を調達するということで積算をしております。
中村委員
その460台分というのは、どういう数というか、教室の数なのか、そこら辺も教えていただいてもいいですか。
森企画部財政課長
460台分の積算ですが、通常学級ですね、普通学級と、それから特別支援学級、その数、小・中学校合わせてということをベースに、あと予備を数台入れて460台という積算でございます。
中村委員
分かりました。ありがとうございます。再構築のところなんですけれども、そもそも何でこのタイミングなのかなというところがやっぱり気になっていて、この経緯を教えていただいてもいいですかね。このタイミングでこの補正予算案を出されるというところの御説明をいただけますでしょうか。
森企画部財政課長
GIGAスクール構想に関しての今回のネットワーク等の強化ということであるわけでございますが、まずGIGAスクール構想については、昨年の第3回定例会のほうで端末のほうの調達と経費を計上させていただいたところでございまして、その後、端末の調達に昨年度いっぱい進めたというところでございます。まずは端末の導入といったところを主眼に置きまして、当然ネットワークの状況ですとか、運用方法とも並行して検討はしていたわけですが、まずは端末の導入のほうに尽力をしたといったようなところでございます。それで、ネットワークのほうの部分につきましては、実際、端末の導入が配備完了後、実際に授業等を行っていく中で、特に今年4月、5月あたりですけれども、かなり授業のほうに支障が出ているといったようなことも教育委員会のほうで把握したところでございます。ですので、その後、それを受けまして、教育委員会のほうでも、学校の状況というのは6月以降、状況を調査して、どういった方法で今回対応するべきかというようなところを検討し、それで今回の補正のほうに至ったというところでございます。
中村委員
ということは、これは現場から声が上がって、この補正予算に至ったという理解でいいですかね。
森企画部財政課長
教育委員会のほうは当然、課題というのは認識して、どう対応するかということを検討してきて、積算をしてきたところでございますので、そのように捉えております。
中村委員
やっぱり少し遅れてしまったタイミングというのが、もう少し現場から声が上げやすいというか、状況になっていれば、もう少し早く対応ができたのかなというところがすごく心配をしていて、現場の皆さん、教育委員会もそうなんですけど、今あるお金の中で頑張ろうみたいな意識がすごく強くて、新しいものにお金を、要は財政課のほうに要求をするという意識があんまりなかったんじゃないかなというふうなところは懸念をしているんですけれども、そこら辺はいかがですか。
森企画部財政課長
毎回、毎定例会の前に補正予算に該当するもの、どうかというようなことで財政課、企画部のほうから各部には投げかけをしているところでございます。それに併せて、それとは別に当然予算の執行状況ですとか、そういったものについても定期的に把握をしておりまして、各部の状況、予算の状況、事業の執行状況等は企画部としても把握をしていて、必要に応じて投げかけ等も行ってきたところでございます。ですので、そういった形で今回のこの時期での補正予算のタイミング、提案ということだというふうに捉えているところでございますが、より今後もしっかりと現場との意見交換ですとか、コミュニケーションをしっかりとって、その辺りの把握、状況把握、適切な時期での補正予算提案ということについては対応していきたいと考えています。
中村委員
ぜひそこはよろしくお願いします。決算の中でも指摘はさせていただいているんですけど、現場から声が、昨年度はやっぱり予算執行統制とかもあって、なかなか現場から声が上げられないような状況になっちゃっているんじゃないかなというところを非常に懸念をしていますので、そこはよろしくお願いいたします。
それから、先ほど今年度中に再構築が済むということなんですけれども、今から補正予算等をして、再構築、実際に実務的に始めると、いつから学校では使えるようになるのでしょうか。そこの確認を。
森企画部財政課長
今年度いっぱい、3月までの対応、再構築ということを予定しておりますので、年度が変わりまして来年4月からは新しいネットワークの環境で対応できるというふうに考えております。
中村委員
分かりました。その間も使えるように、このモバイルルーターのところも整備をしていくというところでよろしいかと思います。やっぱり学ぶ機会のところに関わってくるところなので、ぜひ学校現場とは今後もしっかりとコミュニケーションをとって、必要なところはしっかりと予算をつけていくというところは認識をしていただきたいなというふうに思いますので、それは要望とさせていただきます。
若林委員
今のICT推進のほうの話なんですけれども、今、情報システムがあると思うのでちょっと伺うんですが、これは書いてあるとおり、あくまでも一時的な対応として、双方向じゃなく片側方向、配信のみのシステムとなると思うんですが、それでいいですか。
森企画部財政課長
今回の分については一時的な対応ということで、片方のほうが中心になろうかと思います。
若林委員
一時的ということなんで、今後は双方向できるように考えていくと思うんですが、それというのはいつ頃から取りかかる予定ですか。
森企画部財政課長
環境自体は今年度中に整備が終わりますので、年度が変わりましたら、そういったネットワークの環境は整います。ですので来年4月以降、どういう形で双方向するとかということについてはさらに教育委員会等で検討されるかとは思いますけれども、一応環境としては4月には整うということでございます。
若林委員
あんまり詳しく聞くと所管外の話になってくるんですが、ちょっと参考に伺いたいんですが、今こうやって片側、配信専用の状況を作ります。今後、双方向をやっぱりしていかなきゃいけないなという中で、このシステムというのは一時的といえども、次、活用できるのか、それとも活用できないで、新しいシステムを組んでいかなきゃいけないのか、そこら辺って分かりますか。
白井企画部情報システム課長
今回の暫定の対応としている部分につきましては、リースの契約によるものですので、今年度末において返却をするというところで、その後の活用はないというふうに認識をしてございます。
若林委員
じゃ双方向、学校の単体でこれから高速化を進めて、対応のデータが取り扱えるような状況のときには、リースだからないということで、次はまた新しくシステムを考えるということですね。分かりました。ありがとうございます。
白井企画部情報システム課長
すみません、先ほどの私の答弁でリースと申し上げましたが、レンタルの誤りでございました。大変申し訳ありませんでした。
日野委員
同じところなんですが、ローカルブレイクアウトに工事をして、来年度から活用できるようにするということなんですけど、金額的にはかなり安いって言ったらあれですけど、費用はそんなにかかんないのかなと思いますけど、30校で、1校当たり10万円程度なんでしょうかね。額ってどのぐらいになりますか。
森企画部財政課長
まず施設数、施設の数としては31拠点分ということで積算をしておりまして、それが今回、構築経費だけで344万円ですので、委員の今お話の大体程度で1校当たりの金額ということにはなろうかなと思います。
日野委員
そうすると1校当たり10万円程度の工事で、来年度開始ということなんですけど、1校当たりの工事期間って、そんなに長くないと思うんですよね。早いところだと数日で終わったりするのかなと思うんですけど、順次工事を行っていくようになるのか、業者が複数ということはないですよね。多分、順次工事が始まっていって、工事が終わったところから、回線がつながったところから使用できるようになるのかなと思うんですけど、ここまでの期間が必要なんですかね。もっと早く進めることはできないんでしょうか。それか、段階的に回線をつなげてということはできないんでしょうか。
森企画部財政課長
工事のどういう工程で進めていくかということについては、ちょっと承知はしていないところなんですが、1校ずつ作業をしていくということで、当然学級ごとに、クラスごとにWi-Fiのアクセスポイントを設定していくというような作業が発生するのではないかなというふうに想定しているところでございまして、ちょっと日数的に、1日、2日とかって、それぐらいのところで終わるというところまでは聞いていないんですけども、一応作業としてはそういうようなことで、各クラスごと、部屋ごと、教室ごとに設定作業が、線を引っ張って設定作業が必要だというところまでは聞いています。
日野委員
言いたいのは、このローカルブレイクアウトの工事自体は344万円で、そこまでの仮でモバイルルーターと機器のレンタル、これが4,000万円以上ですかね、かなりの額になっているわけですね。だけど、実際工事って多分そんなかかんないのかなと思っていまして、もし工事が早く終わるのであれば、レンタルする期間も短く終わって、かなり費用を抑えられるんじゃないかなって思うんですけど、レンタルというのは、もう3月いっぱいまで全部、先ほど答弁であった460台全て3月末まで借りるようになるのか、それとも順次、使えるようになったらレンタル、そこまでの期間にするのか、それによって全然額が変わってくると思うんですよ。その辺はいかがですか。
森企画部財政課長
レンタルですので、その辺りの契約期間の柔軟性という部分については、リースよりはあろうかなと思います。あと、実際予算の執行段階において、今委員お話があったネットワークのローカルブレイクアウトの設定の作業工程と、実際のところのレンタル期間といったようなところについては、そこは両方照らし合わせながら対応していくということになろうかと思いますので、そこの予算執行の段階での工夫については、ちょっと所管とも話をしていきたいと思います。
日野委員
ローカルブレイクアウトの工事の期間をかなり短くするということ、多少費用がかかったとしても、344万円が例えば倍になったとしても、その期間が半分になれば、レンタルの期間も半分になるわけですから、かなり予算的には浮くと思うので、その辺は工夫をして、なるべく工事を早めにできるような検討をしていただきたいと思いますので、これは要望としておきます。
立石委員
同じところで、まず現状については、今学校で一クラス程度しかインターネットにアクセスできない状況で、パソコンを使っての授業も制限されているというふうに認識をしております。来年度に向けて、一時的にモバイルルーターが導入されて、来年度からは再構築された環境で授業が行われるというふうに認識をしているんですけども、まず再構築をされた状況での、例えばクラス当たりのインターネットの容量というものが、学校単位ですかね、今と比較してどの程度上がるのか、その点について確認をさせてください。
森企画部財政課長
再構築後については、2ギガ以上の通信を満たす環境に増強されると聞いております。
立石委員
現状の数字というものが確認できなかったんですが、基本的に2ギガということで、全クラス児童が同時にアクセスできる環境を想定しているのか、そこに満たないのか、その点について確認をさせてください。
森企画部財政課長
すみません、現行は100メガと聞いております。それが2ギガということでの増強だということでございます。それで全クラスが使えるかどうかというお話ですが、当然それを想定した上でこういった構築にかかっていくというふうに認識しています。
立石委員
先ほど若林委員から、一方的な通信か、双方的な通信かという話で、下りや上りでも上りのほうがやっぱり使うデータが多かったりして、双方向というふうになるとデータをアップロードしたり、課題をアップロードしたりとか、そういうやり取りというものが想定されるようになるんですけども、全クラス、そういったやり取りもできる環境が構築されているというふうに理解してよろしいんですか。
白井企画部情報システム課長
教育委員会のほうから伺っている内容でございますが、文部科学省のほうが出しておりますGIGAスクール構想実現の標準仕様書というところがございます。その中で40人が遠隔授業、またはテレビ会議を利用する場合に、おおよそ2メガ掛ける40台で80メガbpsが必要とされてございます。今回1校当たり2ギガ程度が確保されるというところで、委員御指摘の部分については担保されていくのかなというふうに考えてございます。
立石委員
ありがとうございます。それと分かれば、令和4年度、単年度かかってくるランニングコストですね、通信費の、そこについて確認をさせてください。
森企画部財政課長
現時点での試算ですが、回線の使用料、またネットワーク機器のリース料で3,000万円程度ということで現時点では試算されております。
立石委員
ありがとうございます。学校現場から今回この予算の要望が上がってきたという話もあって、インターネット環境が整っても、やはり現場の先生が実際それを授業でしっかりと使いこなせなければ宝の持ち腐れになってしまいますので、来年度以降しっかり学校の現場で、その環境が使われて、教師と生徒の間で双方向の学習がちゃんと行われるよう、しっかりと残りの期間も準備を進めていただければと思います。これは要望です。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
この際申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はございませんでした。
他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時20分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時21分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第67号議案、令和3年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第67号議案の審査を終了します。
次に、第68号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約に係る契約金額の変更についてを議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
それでは、第68号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約に係る契約金額の変更につきまして補足説明いたします。(資料10)
本議案は、令和元年12月10日に議決を頂きました令和元年第108号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約に係る契約金額を変更するものでございます。
変更前の契約金額は、限度額としまして2億2,979万6,000円、変更後の契約金額が限度額として3億239万7,000円で、7,260万1,000円の増額となっております。
契約者につきましては、東日本旅客鉄道株式会社でございます。
変更の理由でございますけれども、設計変更及び工期延伸に伴いまして、原協定書第15条に基づきまして契約金額を変更するものでございます。
なお、契約金額の変更にかかります財源につきましては、令和3年第50号議案、令和3年度中野区一般会計第4次補正予算としまして、先日の9月14日に議決をいただいております。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
日野委員
具体的にどういう変更なのか、ちょっと教えていただけますか。
吉沢総務部経理課長
設計段階におきましては、補修及び再塗装において修繕を行っていくということで考えていたものが、JRのほうでの工事の進捗状況に合わせまして、現在柵の部分、鉄製のものをアルミ製のものに取り替えると。その理由につきましては、かなり部材の内部腐食が進んでいるということが確認されたことによりまして、抜本的な改善が求められるということで、JRのほうから提案を受け、区のほうでも専門業者による調査を行った上で判断をしたというふうに聞いてございます。
日野委員
鉄柵を当初は塗装する予定だったものが、腐食していたために全て取り替えるということで7,200万円余ということなんですね。当初の見積りの段階では分からなかったものなんでしょうか。
吉沢総務部経理課長
設計段階においては、再塗装によることによって修繕は可能であるというふうにJRにしても中野区にしても判断をしていたというところで、その後のJRの工事の進捗に合わせて判明したというふうに聞いてございます。
日野委員
実際の細かいところは分からないんですけど、ただ、当初塗装する予定だったものが、やっぱりこれは全部交換しなきゃいけないって、全然変わってくるわけじゃないですか。金額も大きいですし。ちょっと見積りがというか、当初の見立てが甘かったんじゃないかなというふうには思うんですよね。今後はしっかりその辺は、見積りをしっかりと取っていただきたいなというふうに思います。そこだけです。要望です。
長沢委員
ちょっと確認させて。この変更理由、今、日野委員もおっしゃられたように設計の変更と工期延伸によって、言ってみれば変更後、差額として7,260万円余の増額ということだよね。この根拠は第4次の補正でという御説明。ちょっと一般的な話かもしれないんだけど、さっきの設計変更が施行者である、契約者であるJR東日本のほうから、いわゆる柵とかそういうのをやっていったら、鉄製じゃなくてアルミに変えたほうがいいよとか、例えばそういうのがあると。それについては、言われたから、ああ、そうですかではなくて、区のほうで一定調査をかけてという話だよね。これって、この例もそうなんだけども、契約者との関係でそういうのが仮に生まれると、変更が。造り方、構造とか、手法であるとか。そのときに区としては区として調査をかけていくということにもなるわけだけど、そのお金というのは、この契約のところに入ってくるお金なの。この例で言うと、区が調査をした結果として、これは設計変更、了承ですという話になったから、こういう契約の変更になっているんだと思うんだけど、そういう調査をかけるのって当然お金がかかると思うんだけど、そういうのというのはこの契約の中に入ってくるお金になるの。これはこれとして、区自身がやらなくちゃいけないものだから、別途何かお金の、いわゆる支出として出ていくの。これは所管が違うのか。どう考えればいいのかなと思って。
吉沢総務部経理課長
所管のほうからは本年4・5月のときに、JRからの抜本的な対応が求められるということでの提案を受けたことに対して、専門業者による現地調査を行ったということまでは把握はしているんですけれども、その費用がこの協定の中に含まれているのか、外で区が専門業者への調査費をかけて調査を行ったかまでは、すみません、ちょっと把握はしてございません。
内野委員
ちょっと教えてほしいんですけど、これはJRとの共同でやる工事になるということですよね。契約金額が増えた場合の、JRも負担する割合というのはあるんですか。
吉沢総務部経理課長
もともとJRをまたぐ跨線橋でございますので、JRとの協定のもと、JRのほうでの工事をお願いするという形になるんですけれども、あくまでもこれは区が工事を施行し、負担をしていくというふうに聞いてございます。
内野委員
調査の段階ではJRも中野区も調査をしたけれども、塗り直しでオーケーだったものが取り替えることで、中野区で工事するにしても、見積りの瑕疵の部分というのは、それは一定、向こうも予見できなかったのか、過失があったのかというのは、こっちで全部負担するもんなのかなというのは、単純にちょっと思っちゃったんですけれども、向こうは全く、工事をこういうふうに変更してくださいって言われたら、そのまま受けちゃうもんなのかというのは、契約書上の瑕疵の部分の規定によると思うんですけれども、その辺の細かい定めまではよく分からないんですかね。
吉沢総務部経理課長
今回、設計段階における瑕疵というよりは、もともとは補修工事に当たって再塗装を行うことにより、ある程度さびの部分でありますとかというのは一定程度でき得るという判断をしていて工事を進めていた、もともとは2億2,900万円余の協定を結んだ限度額として中野区が工事費を負担するということで工事を進めていく中において、瑕疵があってというよりは、かなり腐食が進んでいるということもあって、この先5年、10年ぐらいでまた取り替えるよりも、今回のタイミングにおいて取り替えるのはいかがかという提案を受け、区において専門業者における現地調査を行ったことで、やはり取り替える必要があるであろうと。それが近い将来、必ずやまた10年後までぐらいには、どうしても取替えが必要だということの判断をしたことで、取り替えることに決定したというふうに聞いてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後2時32分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時33分)
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第68号議案、上の原跨線橋補修工事委託契約に係る契約金額の変更についてを原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第68号議案の審査を終了します。
次に、第69号議案、特別区道14-940道路拡幅及び電線共同溝工事等委託契約を議題に供します。
理事者の補足説明を求めます。
吉沢総務部経理課長
続きまして、第69号議案、特別区道14-940道路拡幅及び電線共同溝工事等委託契約につきまして補足説明いたします。(資料11)
本議案は、議会の議決に付すべき契約案件、予定価格1億8,000万円以上の工事の請負に当たりまして御審査を頂くものでございます。
工事件名、特別区道14-940道路拡幅及び電線共同溝工事等。工事場所につきましては、中野区弥生町三丁目18番から14番先、特別区道14-940。工期は、令和9年3月31日。工事概要につきましては記載のとおりでございます。
その下の1、契約金額は、限度額としまして消費税相当額を含め2億9,116万8,000円。
2、契約者は公益財団法人東京都道路整備保全公社。
3、契約方法は随意契約。
4、契約者の概要につきましては記載のとおりでございます。
なお、本契約にかかります財源は、令和3年第50号議案、令和3年度中野区一般会計第4次補正予算としまして、9月14日に議決を頂いてございます。
補足説明は以上でございます。よろしく御審査のほどお願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後2時35分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時36分)
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第69号議案、特別区道14-940道路拡幅及び電線共同溝工事等委託契約を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第69号議案の審査を終了いたします。
次に、陳情の審査を行います。
第14号陳情、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書を国へ提出することについてを議題に供します。
本日は、陳情者から補足説明及び補足資料の配付の希望がございます。休憩して、これを受け取ることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を休憩いたします。
(午後2時37分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時43分)
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
長沢委員
一つは、この陳情書の中でも触れております日本政府が超党派の議員立法によって戦没者の遺骨収集の推進に関する法律が制定されております。時限立法ということでもありますが、この状況について、現在どういう状況になっているかというのは、御承知だったら教えていただきたいんですが、いかがですか。
堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
こちら、陳情者の方の資料のとおり、チラシなども作って厚生労働省が行っているものでございます。遺骨収集については、計画を立てて国が実施をしているというふうに認識しております。
長沢委員
もう1点伺いたいのは、昨年、政府自身が、菅前首相が、政権が辺野古の新基地建設の埋め立ての予定海域、つまり大浦湾ですね、ここが超軟弱地盤である、このことを認めて、その改良のために設計変更というのを沖縄県に申請をしたということが報道されています。このことについて、もし御承知でしたら詳しく御説明いただきたいんですが、いかがですか。
堀越企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長
陳情者の方の資料にもございます、記載した図書という図面入りの資料、こちらも記載されておりますのが、趣旨のところにもございます埋立変更承認申請書というものの一部でございますが、沖縄県もホームページで公開してございまして、あと、防衛省のホームページのほうには当該代替施設の建設のところで地盤改良は必要であるという認識を記載してございます。あとは、先ほどの変更承認申請に当たりましては、十分に検討を行った上で提出をしているというような見解が示されているところでございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、取扱い協議のため、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時46分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時47分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
長沢委員
第14号陳情に賛成の立場で討論を行います。ここの陳情で出されているものが沖縄の戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立て等に使用しないよう、このことを意見書を国へ提出してくださいというものであります。私ども会派としましては、そもそも辺野古の新基地建設については反対の立場をとっておるわけでありますが、この陳情にもありますように、それに対す賛否ではなく、人道的な見地からこうした意見書の提出を求められているというふうに理解をしております。
そもそも採取場所は、当初、本島の北部地区に限っていた県内の土砂、岩ズリの採取場所に、これに新たに南部地区、糸満等が加えられたというふうなものでありまして、当然ながら南部の地区におきまして沖縄戦の戦没者の遺骨等、こうした土砂がたくさん存在するということであります。
一方、政府自身も現在、戦没者の遺骨収集の推進、こうした法律にのっとった形でのそうした計画も立てているわけでありまして、当然ながら、こうした意見書を提出していくこと自身は当然なものだというふうに考え、そのことを述べて賛成の討論といたします。
委員長
他に討論はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第14号陳情、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を辺野古新基地建設の埋め立て等に使用しないよう求める意見書を国へ提出することについてを採択すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第14号陳情の審査を終了します。
ただいま第14号陳情が採択すべきものと決したことに伴い、意見書の案文調製が必要となります。取扱いを協議するため、委員会を休憩いたします。
(午後2時49分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後2時50分)
意見書の案文につきましては正副委員長に御一任を頂き、明日、案文の調製をしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
初めに、1番、令和4年度国・都の施策及び予算に関する要望についての報告を求めます。
堀越企画部企画課長
それでは、令和4年度国・都の施策及び予算に関する要望につきまして御報告いたします。(資料12)
特別区長会として、区の各関係省庁に対しまして8月25日に要望を行ったところでございます。また、東京都に対しましては8月23日に要望を行ったところでございます。
まず、国に対する要望書でございますが、冊子、令和4年度国の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。表紙から2枚おめくりいただきまして、要望事項の一覧を御覧いただきたいと思います。記載のとおり、22項目を要望してございます。新規の項目は2番、行政のデジタル化の推進及び20番、廃棄物処理対策の強化でございます。
続きまして、当委員会の所管分を御説明いたします。
1枚おめくりいただきまして、1ページの1番、分権改革の推進・地方税財源の充実強化でございます。事務移譲や義務付け等の関与の見直し、地方税財源の充実強化、国の施策変更に伴う地方への十分な配慮、ふるさと納税制度の抜本的な見直し、地方消費税清算基準の制度本来の趣旨に即した見直し、法人住民税等の減収補填債発行に向けた制度改正などについて要望してございます。
続きまして、4ページを御覧ください。2番、行政のデジタル化の推進でございます。情報システムの標準化に係る財政措置、行政手続のオンライン化への財政支援・技術的助言等や、AI・ビッグデータの活用に対応するシステム整備等について要望しております。
続きまして、18ページを御覧ください。11番の国有財産の活用でございます。未利用国有地等の優先的使用の拡大や保育施設、高齢者施設等の福祉施設、特別区の関係施設の整備促進や民間事業者の参入促進等のための土地の賃料や売却価格の減免措置、公共随意契約における国有地の処分等価格の決定手続の改善などについて要望しております。
続きまして、27ページを御覧ください。18番の災害対策の充実でございます。当委員会所管分としましては、(1)帰宅困難者への対応、(2)高層住宅への対応、(4)大規模水害への対応策の強化、(5)大規模水害時における広域避難に係る体制整備、(6)土砂災害防止対策の推進について要望しております。
続きまして、34ページを御覧ください。22番の新型コロナウイルス感染症対策の充実強化についてでございます。当委員会所管分といたしましては、(1)新型コロナウイルス感染症の影響による地方税の減収への対応策の構築、(2)新型コロナウイルス感染症対策への財政支援、(3)地域経済対策等の充実として、区が実施する中小企業等への支援や就労支援事業に対する財政支援などについて要望するほか、38ページで(14)補助金申請手続きの簡素化等などについて要望しております。
続きまして、もう1冊、東京都への要望でございますが、冊子、令和4年度都の施策及び予算に関する要望書を御覧ください。表紙から2枚おめくりいただきまして、要望事項の一覧を御覧いただきたいと思います。記載のとおり23項目、要望してございます。新規の項目は4番、減収補填対策の確保及び22番、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーの活用促進についてでございます。
続きまして、当委員会の所管分を御説明いたします。
1ページを御覧ください。1番、治安対策の強化でございます。総合的な治安対策の強化及び安全・安心まちづくり施策の拡充、地域の防犯力の強化について要望しております。
次に、2ページを御覧ください。2番の特別区都市計画交付金の拡充でございます。都市計画事業の実績に見合った配分、全都市計画事業を交付対象とすること、交付率の上限撤廃などについて要望しております。
次に、4ページを御覧ください。3番の都区の役割分担に関する協議の実施でございます。当委員会所管分といたしましては、(1)の都区制度改革・地方分権の趣旨を踏まえた役割分担や税財政制度等に関する協議の再開及び(3)の都区の共有財源に係る政策的減免の新設・拡大を検討する際の事前協議について要望しております。
次に、5ページを御覧ください。4番の減収補填対策の確保でございます。特別区が法人住民税及び法人事業税交付金に係る減収補填債について、発行可能となるよう、国への働き方について要望しております。
次に、15ページを御覧ください。10番の都有財産の活用でございます。未利用都有地等の積極的な提供や民間事業者参入のための支援の拡充を要望しております。
次に、18ページを御覧ください。12番の配偶者暴力の防止と被害者保護の充実でございます。当委員会所管分といたしましては、(2)の関係機関との連携強化等による総合的な支援体制の構築を要望しております。
次に、28ページを御覧ください。18番の災害対策の充実でございます。当委員会所管分といたしましては、(2)の帰宅困難者対策の推進、(7)の大規模水害時における広域避難体制の構築、(8)の広域避難場所の早急な整備及び避難誘導等の区との連携、(9)非常用電源設備等の設置改修促進を要望しております。
最後に、36ページを御覧ください。23番の新型コロナウイルス感染症対策についてでございます。当委員会所管分といたしましては、(1)の新型コロナウイルス感染症対策への財政支援について要望しております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
委員会を休憩いたします。
(午後2時57分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時20分)
休憩前に引き続き、所管事項の報告を受けたいと思います。
2番、令和2年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和3年度の取組状況についての報告を求めます。
堀越企画部企画課長
それでは、令和2年度の新型コロナウイルス感染症に係る医療・生活・経済支援対策事業の実施結果及び令和3年度の取組状況について御報告いたします。(資料13)本件は、本定例会において開催されます各常任委員会及び危機管理・感染症対策調査特別委員会においても御報告するものでございます。
では、まず1、令和2年度の対策事業の実施結果についてから御説明をさせていただきます。
区は、新型コロナウイルス感染症対策緊急経済対策室にて、医療・生活・経済の三つの柱を軸に対策の総合調整等を行い、国や都の補助金等や地方創生臨時交付金などを活用して様々な事業を実施してまいりました。
(1)「医療など最前線の現場環境を支える」では、いち早く区独自のPCR検査センターの開設、保健所の人員確保や施設整備などを行い、地域の健康危機管理を担ってまいりました。
また、感染拡大の防止策といたしましては、区立施設での検温や消毒、医療機関や民間施設などへの対策経費の助成等を行い、今年度のワクチン接種事業に向けては早期の体制構築も行いました。
(2)「生活や子育て・介護などを支える」では、国の各種給付金のほか、区独自の新生児特別定額給付金や特例給付金も併せて実施いたしまして、セーフティネットの取組を行いました。
また、療養者への食糧品の配送、妊娠・出産トータルケア事業の拡充や介護予防の促進、小・中学校におけますICT活用や保護者等の負担軽減を行い、財源確保策としては生活応援寄附金の制度の創設などを行いました。
(3)「経済の再生に向け事業者を支える」では、商店街のキャッシュレス化の推進や融資の利子補給などの緊急応援優遇、区独自のプレミアム付商品券事業等や指定管理者への補償等により各事業者の経営や業務の安定化を図ってまいりました。緊急応援優遇では地方創生臨時交付金を活用いたしまして、基金を設置、後年度に生じる負担の減を図っております。
そのほか、集団回収事業者や公共交通事業者に感染拡大防止対策の補助等も行いまして、経済再生と感染防止、両立した支援を行いました。
各事業の実施結果でございますが、別添資料1に一覧がございます。項目と概要のみ御説明をさせていただきます。
1ページ目、1.「医療など最前線の現場環境を支える」につきましては、施設等における予防対策の経費やPCR検査、ワクチン接種など、保健所関連の事業が主なものとなっております。
3ページ目、2.「生活や子育て・介護などを支える」につきましては、国や区独自の給付金の支給のほか、子育て世帯や高齢者への支援に係る事業を記載しております。
8ページ目、3.「経済の再生に向け事業者を支える」につきましては、商店街や事業者への支援、文化施設やスポーツ施設への補償などを記載しております。
9ページ目、4.「その他の取組」につきましては、利子補給基金積立金やGIGAスクール構想等の事業を記載しております。
次に、2、令和3年度の取組状況について、別添資料2により御説明をいたします。
本件につきましては、6月の当委員会にて状況を御報告しておりますが、今回は9月10日現在の取組状況を御報告するものでございます。
最終ページに、参考といたしまして予備費の充用一覧をおつけしてございます。この予備費の充用一覧は元の資料の内訳としておりますので、御参照をいただきたいと思います。
取組状況のうち、前回の報告から追加になりました主な事業について御説明をいたします。
2ページ目の1-13、保健所体制強化のための人材派遣の活用でございますが、人材派遣を活用し、保健所の体制強化を図ったものでございます。
1-14、高齢者に対する新型コロナウイルスワクチン接種予約支援は、ワクチン接種を予約していない高齢者に対し、電話等による接種の勧奨や区民活動センターにおけます予約支援・代行を行ったものでございます。
3ページ目、2-10、子育て世帯生活支援特別給付金でございますが、ひとり親世帯以外の子育て世帯の支援として、住民税非課税世帯等に対し、臨時特別給付金を支給するものでございます。
2-12、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の支給は、総合支援資金の再貸付を終了した世帯や再貸付について不決定となった世帯で、一定の要件を満たす生活困窮世帯に支援金を支給するものでございます。
5ページ目の3-7、キャッシュレス決済推進事業でございますが、キャッシュレス決済によるポイント還元事業を行うことによりまして、区内商業のデジタル化の推進、地域経済の活性を図るものでございまして、9月1日から30日までキャンペーンを行ったものでございます。
以上、合計37事業、事業費の総額は53億330万7,000円となっております。
では、恐れ入ります、1枚目の御報告資料にお戻りください。
2ページ目の最後の参考の部分でございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の実績等でございます。令和2年度の実績が18億2,752万4,000円でございました。令和3年度でございますが、こちらに示されている限度額は、現在合計で1億7,823万3,000円となっておりまして、いずれも計画書を東京都に提出しているところでございます。
報告につきましては以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
平山委員
まず地方創生臨時交付金について、令和4年度以降については情報って入っているんですか。
堀越企画部企画課長
令和4年度以降については、まだ情報を得ておりませんで、先ほどの国と都への要望の中に要望事項として提出しているところでございます。
平山委員
何の情報も入っていないんですか。例えば、いつぐらいには明らかになるとかということについて。
堀越企画部企画課長
今年度の、令和3年度のものもまだ時期が未定でございますので、来年度につきましても、情報は集めているところですが、まだ得ていないというところでございます。
平山委員
そうなったときに、いよいよ令和4年度に向けて予算編成が始まっていくわけじゃないですか。考え方として、臨時交付金がなければなかなか難しいなというものと、そうでないものの仕分けって、果たしてできるのかどうかということね。臨時交付金がなくてもっていうんであれば、当初予算にのせなきゃいけないわけですよね。でも、当初予算にのっけて、臨時交付金がいつ示されるかということによっては、かなり予算規模、一般財源を圧迫しちゃうことになっちゃうわけですよ。となると、新規の事業って、ほとんど組めないぐらいなものになる可能性もある。いや、そうじゃなくて、やっぱり臨時交付金がないとなかなかというんであれば、必要だとは思うけども、臨時交付金の様子を見ながら補正対応をしていかなきゃいけないとかって、そういうことになってきますよね、令和4年度の予算編成について。それって現段階ではお考えはないんですか。
森企画部財政課長
令和4年度予算編成におきましては、これから新型コロナが今後収束していくという見込みの中で、新たな活動、区民の活動、経済の活動、様々、子どもたちの教育の活動もあると思いますが、そういったものについて、やはり一定の区としてしっかり支援をしていくというふうなことは当然必要だろうと考えておりまして、そういった事業、活動支援に対しては、臨時交付金がどうとかということよりも、まず区として、そういった活動を支援していく、事業を組み立てていくということの観点から予算編成はやっていく必要があると考えております。
平山委員
今、御答弁の中で、これから新型コロナが収束をしていくというふうにおっしゃったんですけど、そういう御認識なんですか、区は。
森企画部財政課長
すみません、収束するという確定的なことは、そこは訂正させていただきたいと思いますけど、今後の活動の支援をしていくことについて、区として必要な事業は組み立てていくという、そういう認識でございます。
平山委員
意外とそこの認識って大事で、危機管理の在り方についてはいろんな場面でこちらも考えていることを申し上げさせていただいていたんですけど、やっぱり第6波以降に備えるということは必要だと思うんですよ。今度は、医療体制が崩壊をするかもしれないというような状況にはならないようにしなくてはいけないし、ある一定感染が拡大したとしても、いわゆる授業や生活というものが成り立つようなことというのも知恵を絞っていかなきゃいけないかもしんない。感染症の類型がまだそんなに簡単に変わるという段階ではないのかなと思っているんです。予算編成方針とかを見させていただいたりすると、新型コロナで苦しんだところに対して、明るい未来をみたいなものはあるんですけど、そうじゃなくて、これまでどおり区民の健康と生命を守っていくという観点の部分も絶対必要だと思うんですね。ただ、ここの部分って臨時交付金がないとつらいですよねと思っているわけなんです。だから、今、確定的なことは言えませんけど、なかなか難しい予算編成になると思っていますので、我々も最大限努力をして、衆議院選挙後がどういう国の体制になっているか分かりませんけど、我々も最大限努力をして、求めるものは国に対して求めていこうと思いますし、お伝えできる情報は速やかにとは思ってはいるんですけど、とにかく情報収集に今まで以上に努めていただいて、やっていただきたいなと思います。これは要望でいいです。
あんまりここで長くやっちゃうのもあれなんだけど、これらの事業は事業として着実に進めていただきたいと。ちょっと決算の中で、私は予備費の充用というのはある一定あるべきだとは思っているんですけど、予備費として使ったのに、つけたのに結構残っちゃったとか、そういったものが散見されるようなものがあったんで、それは令和3年度以降は非常に気をつけていただきたいなと思っているんですが、令和3年度のほうの一番後ろについている参考、新型コロナウイルス対策に係る令和3年度予算予備費の充用のところのプール開放事業の中止に伴う使用料の還付、これはどんなものでしたっけ。
森企画部財政課長
こちらは第二中学校と中野中学校の温水プールの開放事業で、団体予約を事前にされていて、4月から7月の分につきまして、緊急事態宣言の関係もあって結局利用がなくて、使用料を返還したといったようなことで、それに対しての予備費の充用でございます。
平山委員
そのほか、ここにある医療・生活・経済支援対策という事業というものの中身なんですけど、これがどういうふうに決まっていくのかということで、かつて健康危機管理対策本部だったものが危機管理対策本部に変わる一つのきっかけが、いわゆる新型コロナの対策だけではなくて、様々な支援策というものにもステージが移ってくるからということになっていたと思うんですけど、ということは、これらのことというのも健康危機管理対策会議である程度決まっていくというか、打合せをされてきたものだというふうに思えばいいんですかね。健康じゃない、普通の危機管理等対策会議で、それはそっちかな。課長さんがいないかな。
滝瀬防災危機管理担当部長
今御報告の医療・生活・経済支援対策事業につきましても、最終的には危機管理等対策会議で区としての方針を確認して実施に移すということですので、危機管理等対策会議での決定事項にはなるということでございます。
平山委員
ただ、それぞれ所管から出てきたものがあって、最終的に危機管理等対策会議でという認識でいいですか。
滝瀬防災危機管理担当部長
御案内のとおりでございます。
平山委員
今、四季の森公園の遊水施設、親水施設、使えなくなっていますよね。こういったものというのはどこで決定されるんですか。
滝瀬防災危機管理担当部長
例えばですけれども、緊急事態宣言下でございますが、まん延防止措置とか、そういった期間の中において、区の施設を例えばどのように休業するであるとか、時間でありますとか、そういった対応につきましても所管からの内容を受けまして、総合的に、全体的に危機管理等対策会議で決定をしていくという状況になっております。
平山委員
緊急事態宣言期間は終了したじゃないですか。ただ、それで何かが緩和をされたという報告はまだ受けていないんですね。今定例会で報告いただけるんですかね。
田邉総務部防災危機管理課長
危機管理等対策会議の経過については、今定例会中の総務委員会で報告させていただこうと思っております。
平山委員
じゃ対応が変化した内容も報告いただけるということでいいんですか。
田邉総務部防災危機管理課長
報告させていただこうと思っております。
平山委員
本当はそこで詳しく出るのかもしれませんけど、緊急事態が終わったのに、どうしてまだ閉じているんですか。四季の森公園。まだロープ張ってありますよね。
田邉総務部防災危機管理課長
すみません、私、ロープを張ってある事実、申し訳ありません、分かっておりませんで、確認させていただきます。
平山委員
そういったものが会議で決まった、それを報告いただけるというんじゃないんですか。
田邉総務部防災危機管理課長
そういった個別の施設の管理、ある程度分かっているものはございますが、区全体としてちょっと不明確なものもございます。
平山委員
もうこのくらいにしますけど、ちょっとだけ厳しいことを申し上げたいのは、四季の森公園だけじゃなくて、ジャブジャブ池とかというのが、まん延防止のときは閉じていたんですよ。暑くなったからかもしれませんけど、緊急事態宣言になって数日たったら開放されたんですよ。私はあんまりよくなかったことだと思うんですけど、また緊急事態宣言下の途中で閉じたんですよ。緊急事態宣言が終わっても、まだ閉じられているんですよ。本当はこういう一つひとつの事柄が危機管理等対策会議で決まっていっているはずで、その前までのことというのは危機管理等対策会議で話し合われているということは確認をしているんです。閉めなきゃいけないときに開いていて、やっと緩んだときに閉まっていてという状況が、見えるところだけですよ、ほかもあるのかもしれませんけど、続いているんで、区民にしてみたら、それはそういう判断でそうしていますというんだったら問題ないんです。だけど、区民にしてみたら、開けたんだから使えるものは使えるようにしてほしいというふうに思っていらっしゃると思うんです。それって、まだホームページにも載っていないですよね。それはそちらの所管ですよね。閉じた施設が今度開きますという案内って、区民にされていますか。
田邉総務部防災危機管理課長
施設に関しての開け閉めに関しては、各所管でホームページ等で報告しているものと認識しております。
平山委員
もう最後にしたいんだけど、でも、それを決定する場というのは危機管理等対策会議なんですよね。ということは、危機管理等対策会議で決定しているから、本来であれば全ての所管が、それは広報しているはず、あるいは広報しなくてはいけない状態にあると思っていいですか。
田邉総務部防災危機管理課長
危機管理等対策会議では、各所管がこうこうこういう理由で開け閉めを行うというところを公表しまして、それを承認いただくような内容で会議が進んでおります。開く開かないにつきましては、各所管で広報等やっていただいていると認識しております。
平山委員
これはあんまりやると外れ過ぎるので、次の質疑の御報告のときに、今日か明日になるんでしょうから、お伺いするとして、何で聞いたかというと、さっきの話に戻るんですけど、私、緊急事態宣言下にジャブジャブ池を開けるという行為は、いいことだとは思っていないんです。何でかって、まん防のときに閉めてあったから。だけど、今回の一連の新型コロナの対応の中で、そういう場面というのが幾つか見られたんですね。そのほかもあります。体育館が開いたり、いろいろ、区民から要望があったからという理由で。さっきの答弁で、新型コロナが収束した場合って、一面的な答弁をとって申し訳ないんですけど、要はこうやって取り組まれていて、来年度に向けての取組というのが、さっきの話に戻るんですけど、本当に次は第6波が来ても、あるいはそれ以降が来ても、きっちり区民生活を守るんだ、区民の健康を守るんだというものになっていただきたいなと思っているんです。でも、どうもそうじゃないところに目線が行っているような気がして。そうなってしまうと、次が来たときに、また慌てなくてはいけない状況があってはいけないので、さすがに第1波、第2波に学んで、第3波、第4波、第5波と本来は行かなきゃいけなかったものが、これは国も都も区も我々も十分だったとはいえないと思うんです。だけど、第6波以降に向けては、やっぱり今からしっかりと考えを尽くしていくというか、だから令和3年度の後半なのか、令和4年度のこのメニューというものはそういったものになっていっていただきたいなと思っているんですけど、これが最後の質問です。どうですか。
高橋企画部長
今御指摘ありましたように、これまでの感染拡大を踏まえまして、次にあるということを想定しながら予算編成、また取組を考えていきたい、そのように捉えてございます。
日野委員
まず確認なんですけど、令和2年度の新型コロナウイルスに係る事業で、特別定額給付金を除くと、事業費の合計というのは幾らになりますかね。ごめんなさい、計算すれば分かるんですけど、44億円ぐらいで合っていますかね。
堀越企画部企画課長
令和2年度の特別給付金を除きますと、大体66億円ぐらいになる予定です。
日野委員
特別定額給付金を除いて、令和2年度より令和3年度のほうが新型コロナ対策にかかる費用というのは減っているということでよろしいですか。
堀越企画部企画課長
予算額で先ほど申し上げましたけれども、今年度、今回お示ししたのが53億円と今なっています。この後、今定例会でも補正予算など御議決いただきましたので、算定分も含めますと現在60億円ぐらいにはなってございますので、予算額で言いますと、昨年度と同規模ぐらいの予算額には現在なっているというふうに認識してございます。
日野委員
新型コロナ対策の地方創生の臨時交付金が令和2年度と比べて令和3年度のほうが減っていくだろう、まだ確定はしていないですけども、減っていくだろうと。令和4年度はまだ分からないということで、先ほどの平山委員の答弁でもありましたけども、ただ、例えば新型コロナがかなり収束をしていって、だけど、新型コロナが例えば収束したとしても必要な費用というのはあると思うんですね。例えば感染症対策、消毒ですとか、それから学校においても、保育園・幼稚園等においても、そういったものは必要になってくると思うんですけども、そういった絶対に減らないであろう、来年度も絶対減らないであろうというものがどういったものがあるのか、できれば、どれぐらいの額になるのか、要は今後、地方創生臨時交付金がどの程度出てくるのか分からないですけども、そういったものが今後、一般財源等にも大きく影響してくるのかなと思うんですけど、その辺はどう見ていらっしゃいますか。
森企画部財政課長
今委員お話あったように、仮に新型コロナが大分落ち着いてきているといった中においたとしても、いわゆる感染症、いわゆる基本的な消毒とか、そういう物品関係は継続して措置をしていくことは必要であろうなと考えております。ですので、こちらの別添資料2で申し上げれば、1ページの上段のところに、いわゆる感染拡大防止対策ということで様々な物品を購入するというのが、4,000万円から7,000万円程度ということでありますけど、ここまでの経費がかかるかどうかはあれとしても、一定この感染症防止対策における、いわゆる消耗品とか、そういった最低限の対策経費はかかってくるだろうなと。そこは一般財源ということも見据えながら当然対応していく必要があるかなと思っております。
日野委員
令和4年度の予算編成方針では、新型コロナウイルス感染症対策の様々な活動の支援策という中に、重点事項の中にある1番として、新型コロナウイルス感染症対策を進めるとともに子どもたちへの教育活動や育成活動、縮小を余儀なくされた地域活動を力強く再開させていくための支援策、区内経済活性化に向けた商店街支援や事業所支援策などを区民や現場の声、生活や活動などの実態を把握して十分に検討し、必要な経費を積算することというふうに書かれているんですけども、これを見ると、学校関連、子ども関連、地域の活動だったり、商店街支援、こういったところは優先して新型コロナ対策の費用なんかもしっかりと盛り込んでいく、そういうような考えでよろしいんでしょうか。
森企画部財政課長
これから予算編成を進めていく中で、さらに検討は深めていきたいと思いますが、それぞれ各施設、庁内における各窓口といったところでの感染症対策は当然しっかりやっていくということがまずあると思います。それを進めた上で、さらにこういった、こちらに書かれている活動に対しても支援をしていくということでございます。
長沢委員
御報告ありがとうございます。先ほど平山委員のほうで聞かれたところなんですけど、地方創生臨時交付金の、これは参考ということなんだけども、そうはいっても国のほうからというか、例えばどういうふうに入ってくるのか、幾ら入ってくるのかって大事なんで、ちょっと確認させてください。
2の(2)の令和3年度の限度額(予定)というふうになっているんだけども、先ほどのお話では、令和3年度のところというのは、国のほうでは、令和3年度のところではいわゆる予備費を活用して5,000億円、これがここで出ている1億7,800万円余の交付金としての額になっている、中野としてはこれが目いっぱいとしてなっているという、そういう理解でいいんですか。
堀越企画部企画課長
国がお示ししている5,000億円、昨年度の国の予算の分について、令和2年度分の分でございます。
長沢委員
令和2年度、3次までやったのか、第3次補正自身が、ついては1兆5,000億円だったかな、やって、結構残っちゃうんで、繰越しを含めて、それは翌年度にという、その部分ということね。そうすると、ここで言っている事業者支援分というのは、これは新たに今年度になってから作られたものかと思ったんだけど、そうではないの。これは僕、不理解で、ちょっと誤認していたから。ごめん、先に言っちゃったのが、令和3年度になって予備費自身も都道府県あるいは区市町村に出ている。それについては、例えば事業者支援というところでは、事業者支援分というのは新たに創設したんだとばっかり思っていたんだけど、そうではない、ここで言っている9,467万円は。ちょっとそこを教えてほしい。
堀越企画部企画課長
事業者支援分は、国が新たに今年度つけたものでございますが、これはあくまで事業者支援分、基本的には東京都でしか使えないというような規定だったものが、このたび区でも使えるというようなものが急遽決まりまして、計画書を提出したというところでございます。
長沢委員
そうすると、これは令和3年度になってから決まったの。そうすると、さっきのあれ、令和2年度で要するに繰り越してもいいよと言ったお金、区としては、ごめんなさい、僕、質問をしておきながら忘れちゃったんだけど、たしか締切日があって、4月だか5月に間に合わないから、7月ぐらいのところでといって、それがここに入っているの。つまり、(2)の令和3年度のって出していただいた金額というのは、令和2年度の繰越しと、令和3年度になってから国のほう、国の予備費ね、パイとしては5,000億円、それが一定区のほうの配分として入ってきたものが加わったものとして、ここの1億7,823万3,000円っていうのが出ていると理解していいんですか。
堀越企画部企画課長
国の交付金制度が分かりづらくて申し訳ございませんが、三つほど種類がありまして、一つ目の地方単独分というものは特別区、23区には配分できないということでありました。国庫補助事業の地方負担分というのが二つ目にございまして、その中に2種類ありまして、令和3年1月から3月分というものが今年7月に1回申請をしたものがあります。それと別に令和3年度分というものが地方負担分の中にありまして、それがまだこれから、国から冬頃になると言われていますけれども、示される予定にはなってございます。三つ目の事業者支援分というのは、また別の三つ目のものでございまして、こちらのほうで今回、事業者負担分というものを都のほうに計画書を提出しているものでございます。3系統あるうちの国庫補助については2種類、また分かれているところで、そうしますと4系統といいますか、システムとしてはあるものでございますので、それぞれ国庫補助事業の地方負担分、これは独自財源ということで使っていいということですので、それを7月に出し、9月には事業者支援分という別のシステムのところで申込みをしているところでございます。
長沢委員
そうすると事業者支援分というのは、計画としてはもう出されている、どういったものを出されているか、伺ってもいいですか。
堀越企画部企画課長
今年度の分ですと融資利子補給、令和3年度からの新しいもの、そちらを中心に提出しております。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に3番、中野区基本計画の策定についての報告を求めます。
永見企画部基本構想担当課長
それでは、中野区基本計画の策定について御報告をいたします。(資料14)基本計画(案)に対するパブリック・コメント手続の結果等を踏まえまして、基本計画を策定いたしましたので、御報告をするものでございます。
初めに、1、パブリック・コメント手続の実施結果についてでございます。8月12日から9月1日まで意見を募集いたしまして、20人の方から御意見を頂きました。
(3)の提出された意見の概要及びそれに対する区の考え方につきまして、別紙1のとおりまとめてございます。頂きました御意見の趣旨を踏まえて、記述を見直したものは五つございます。こちらに関しては後ほど、別紙2の主な変更点と併せて御説明させていただければと思います。
続きまして、2、中野区基本計画の構成及び内容についてでございます。
(1)の構成については、変更はございません。
(2)基本計画(案)からの主な変更点についてということで、別紙2のとおりまとめてございます。先ほどの別紙1と併せて御説明をさせていただきたいと思います。
別紙2のほうですけれども、初めに第2章の策定の背景、基本計画(案)の9ページに区を取り巻く社会状況等の変化がございますけれども、こちらのうち「(3)デジタル技術の進展と社会全体のデジタルトランスフォーメーション」、その中で、一つとしては今年9月に既にデジタル庁が設置をされたということ、それから別紙1のほうで、区民意見のナンバー3でございますけれども、個人情報の保護について記載をしてほしいという意見がございました。それを踏まえて記述を修正してございます。
続きまして、その下の24ページと26ページ、「10年間の財政フレーム」の記述を一部修正をしてございます。修正箇所については、別紙2の最後のページ、5ページを御覧いただければと思います。5ページの右上のほうに「※」印で書いてございますけれども、表の中の括弧に入っている数字につきましては基本計画(案)のときの値を示すものでございます。括弧の左側に書いてあるのが最終的な値ということになってございます。表の中の上のほう、①の一般財源ベースの財政フレームにつきましては、退職手当の積算見直しによる人件費の変更等に伴い、一部修正をしてございます。下の表、②の基金の積立・繰入計画、こちらにつきましては、各基金について令和2年度末残高を反映したこと、また、人件費の変更に伴いまして一部修正をしてございます。
続きまして、別紙2の、1枚めくっていただきまして2ページを御覧いただければと思います。各施策の文言につきましても幾つか修正をしてございます。こちらのページ、三つございまして、まず68ページの修正でございますが、別紙1の区民意見のほうのナンバー11の意見を踏まえて修正をしてございます。その下、69ページの修正につきましては、別紙1でいいますとナンバー12の意見、その下、73ページの修正につきましては、別紙1でいいますとナンバー15の意見を踏まえて、それぞれ修正をしてございます。
次のページです。86ページの「遊び心あふれる文化芸術の主旨」につきまして、こちら議会からの御意見を踏まえて修正をしてございます。
続きまして、その下、196ページの成果指標、一つ飛んで、もう1個下の224ページの「地域での医療提供の充実」、こちらにつきましては地域福祉計画の記載に合わせて修正をしてございます。
1個上に戻っていただきまして、205ページでございますが、こちらは生活困窮者の自立支援の施策の中で、健康管理のための支援の取組につきまして、区民意見でいいますとナンバー49、医療費削減自体が目的ではないのではないかという御意見を踏まえて修正をしてございます。
続きまして、最後の4ページでございますけれども、232ページのところで、防災まちづくりの施策で、議会からの御意見を踏まえて、狭あい道路の割合が多いということについて記載をしてございます。
最後に269ページ、脱炭素社会に向けた取組の中で、「高断熱建築物認証制度」という記載がございましたが、この制度に限らず「建物の高断熱化促進」と、そういった広く捉えた記載に修正をしてございます。
詳細の内容につきましては、別紙3の本冊のほうもありますので、そちらでお読み取りをいただければと思います。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
平山委員
一つ、遊び心の御説明のところで、ここは議会からの意見があって修正しましたっておっしゃいましたっけ。
永見企画部基本構想担当課長
区民委員会のほうから御意見を頂いたものを反映したものでございます。
平山委員
基本構想のときに我々がずっと引っかかっていたところで、そちら側は基本計画の中で丁寧に説明をしていきますというふうにお答えになっていて、当初は「区内では、中野ならではの伝統・文化や、豊かな発想が生まれる遊び心あふれる活動が広く展開され」云々となっているわけじゃないですか。それが新しくなると、「区内では、中野ならではの伝統・文化が大切に受け継がれています。また、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動が広く展開されています」って、二つに分かれていますよね。そうすると、また意味が違ってきちゃうんじゃないんですか。だって、もともとは遊び心あふれる文化芸術ってされていたわけでしょう。でも、これだと前半の文化芸術は「。」で1回切って、その後の「豊かな発想から生まれる遊び心」という2段に分かれてしまっているじゃないですか。そうすると、基本構想で描く姿とちょっと違ってくるんじゃないですか。
永見企画部基本構想担当課長
こちらの新旧で言いますと、旧のほう、(案)での文言、「中野ならではの伝統・文化や、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動」という書き方、こちら基本構想のほうの文言に沿った記載でございます。こちらについては、両方を合わせてという形で文化・芸術というふうにまとめているものでございますが、今回の修正といたしまして、前回の案のときもそれぞれ、「伝統・文化や、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動」という形で分けて書いてあった状況ではございました。今回については、区民委員会のほうで、この表現で一緒くたになっているように思えるので、伝統・文化というものはまた別の種類のものではないかといった御意見もありましたので、文章として分けて表現をしたということでございます。
平山委員
いや、分けられたこと自体がおかしいって言っているわけではないんです。基本構想とずれちゃうんじゃないんですかと。基本構想に合わせなくちゃいけないんでしょう。基本構想がベースなわけじゃないですか。基本構想ではこう言っていますけども基本計画ではなんていうことがあってはいけないんじゃないんですかと思って伺っているんですよ。
永見企画部基本構想担当課長
こちらにつきましては、伝統・文化、また、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動、いずれにつきましても、この文章の最後になりますけれども、「人々の心のゆとりや楽しみを生み出していく」というようなところでいずれも考えてございまして、そういったところが遊び心あふれる文化芸術という形で考えているところでございます。
平山委員
全く分からない、説明が。もう1回だけ言いますよ。あんまり長くなるので。これだと基本構想を見直すかって話になっちゃいますよ。私はそうとってしまうんですけど、ここまで変えられてしまうと。だから、そもそも基本構想をもう1回じっくり検討させてくれということをこっちは申し上げたわけなんですけど、いやいや、このままでいくというふうにおっしゃって、その説明をというものが、こうやって2段に分かれて、こっちの表現のほうが正しいんですって言われてしまうと、基本構想は何なのかなって。だって、遊び心あふれる文化芸術なんでしょう、基本構想は。違いましたっけ。
永見企画部基本構想担当課長
遊び心あふれる文化芸術ということで、遊び心に関しましては、この文章でいいますと最後に「人々の心のゆとりや楽しみを生み出していく」というところで、こちらの部分を遊び心というふうに表現をしているということでございますので、その中身である伝統・文化、また、豊かな発想から生まれる遊び心ある活動というのが文化芸術の内容という形で考えてございます。
平山委員
であるならば、もう(案)が取れているので、これ以上言いませんけど、そこまでおっしゃるんだったら、アスタリスクつけて、区が考える遊び心とはこういう定義ですぐらい書かないと分かんないですよ、これ。遊び心っていろんな捉え方があるから表現としてどうなのかということを申し上げていて、ただ、基本構想はそのままいくということになったわけじゃないですか。それを基本計画の中で区民により理解をしていただきやすいようにというふうにおっしゃって進められてきたから、それはそうされるんだろうと思ったら、ここまで文章を変えられてしまうと、区民は逆に分かんなくなっちゃうんじゃないかなと思うんです。全く別のものとして受け取ってしまう。基本構想で言っていることは基本構想で言っていること、基本計画で言っていることは基本計画で言っていることで、この「人々の心のゆとりや楽しみを生み出していくこと」というのが遊び心につながるというのも、ちょっと強引じゃないですか。であればアスタリスクをつけて、「遊び心とは」ってつけられたほうがよかったのかなと。もう(案)が取れているので、思いましたという感想しか言えないんですけど、やっぱりそこは丁寧にやっていったほうがいい。最初の議論のときにどうだったのかということを踏まえながら、丁寧にやっていかれたほうがいいと思いますよ、次回以降の改定のときを含めてね。どんどん分かりにくくなっていっている気がしますので。意見を聞けば聞くほど、文化の定義とか豊かさの定義とかって難しいんですよ。その難しいものが遊び心というものでくくられてしまっていたから我々は懸念をしていた。だけど、ここをどんどん、いろんな人の意見を聞いてしまうと、より複雑になっていってしまって、焦点がぶれちゃうんですよ。だから、以後そういうことのないように気をつけていただきたいなと思うんですけど、どうですか。
永見企画部基本構想担当課長
今、様々御意見いただいたところでございます。計画の文章としてはこのような形でございますけれども、区の文化芸術の振興の考え方でありますとか、今後、様々所管のほうとも工夫をしていきたいというふうに考えてございます。また、頂いた御意見につきましては、次の改定など、そういったところでも御意見があったということを踏まえて検討したいと考えてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に4番、中野区区有施設整備計画(案)に係るパブリック・コメント手続の実施結果についての報告を求めます。
石井企画部構造改革担当課長
それでは、中野区区有施設整備計画(案)に係るパブリック・コメント手続の実施結果について御報告申し上げます。(資料15)
まず、パブリック・コメント手続の実施結果でございます。
意見募集の期間でございますが、今年8月12日から9月1日まで行っております。
意見の提出者数が60人。
提出された意見の概要及びそれに対する区の考え方でございますが、別紙1になりますので、別紙1を御覧ください。
別紙1につきましては、左の列に主な意見、それから右の列に区の考え方ということでお示しをしてございます。区の考え方のうち、今後計画を策定するに当たって修正を検討している部分ということで御案内をさせていただきたいと思っております。
まず2番でございますが、防災面の強化といった御意見がございましたけれども、こちらについては、防災面の記載については指摘の主旨を踏まえ修正をしたいという考えでございます。
7番でございますが、エネルギーに関しての御意見を頂いております。これについても趣旨を踏まえて修正をする考えでございます。
8番につきまして、防災機能の確保といった観点で修正をする予定でございます。
続きまして12番でございます。12番の図書館の圏域の類型でございますけれども、地域図書館については日常生活圏域という捉えをするほうがよいのではないかといったような御意見でございまして、その辺りも見直しをいたしまして、地域の図書館については日常生活圏域に変更をするというものでございます。
18番でございますが、先ほど条例の審査でもございましたけれども、教育センターの分室ということにつきまして、それまでの案では教育センターについては特段の記載がございませんでしたが、分室として当面活用するということの考えの中で、その部分についても修正する考えでございます。
飛びまして、40番、41番、42番のところでございます。生活援護機能については、区民の、このパブリック・コメントでも大変多くの意見を頂いてございます。また、区議会でも非常に多くの議論があったということもございまして、区の考え方といたしまして、生活援護機能の再編につきまして、今後の生活保護の事務の拡大に対応すべく、社会福祉会館への一部移転を計画していたところでございますが、区民の利便性や管理運営などの観点から見直しをいたしまして、生活相談・自立支援窓口及び生活保護窓口を含め生活援護機能を一体的に区役所新庁舎に配置することを検討するということで考えてございます。なお、新庁舎内の配置につきましては、社会福祉協議会を想定していたスペースを中心に検討してございまして、社会福祉協議会のほうとは配置の調整を行っているところでございます。
主に修正を検討している点については以上でございます。
1枚目に戻りまして、今後の予定でございます。パブリック・コメント手続での意見や区議会での議論等を踏まえまして、本年10月中に中野区区有施設整備計画を策定したいと考えてございます。つきましては、閉会中に決定した計画についての報告をさせていただきたいと考えてございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
中村委員
御報告ありがとうございます。今いろいろ修正点のところで御報告があったと思うんですけれども、生活援護課の事務室についてなんです。これまで様々議論があって、この定例会でも本当に多くの議員の方からもそういった御意見が、様々な御意見が出されたところではあるんですけれども、新庁舎に一体的に配置できるように調整していくということなんですが、今の御説明だと配置場所については社会福祉協議会を中心にというふうに御答弁されていたと思うんですけれども、そこの活用をすることで調整ということなんですが、これまでの説明だと、社会福祉協議会との連携を行うために社会福祉協議会を新庁舎に配置することとされていたかと思いますが、今、方針変更した理由というのを教えていただいてもよろしいですか。
中村総務部新区役所整備課長
ただいまの御質問でございますが、当初の検討でございますが、社会福祉協議会については区との連携により多様なサービス、支援を拡充させていくとの考えがございましたけども、本定例会や議会での御意見、パブリック・コメントに寄せられた御意見等を踏まえまして、及びその後の具体的な必要経費等の検討を行いまして、総合的な判断としまして生活援護課の事務室を新庁舎に配置することとしたものでございます。社会福祉協議会との連携につきましては、引き続きICT活用等につきまして検討のほうをしてまいります。
中村委員
分かりました。今、社会福祉協議会とも調整中なんですかね。その状況についてはどうなっているのか、答えられる範囲で教えていただけますでしょうか。
中村総務部新区役所整備課長
ただいま御質問いただきました社会福祉協議会との事前協議の調整状況でございますが、方向性については了解を頂いているところでございます。その後の具体的な配置については現在調整中でございます。
中村委員
分かりました。現在調整中というところです。社会福祉協議会については、そもそも一番最初の段階で、何で新庁舎に入ることになったんですかね。社会福祉協議会から要望があったものなんでしょうか。確認をさせてください。
中村総務部新区役所整備課長
社会福祉協議会からの要望については確認できてございませんが、そもそも平成28年策定の新しい区役所整備基本計画の検討段階におきまして、社会福祉協議会が新庁舎に配置されることによりまして区と連携し、多様なサービスや支援を進めることができると考えまして、区から働きかけを行いまして計画に反映したものでございます。
中村委員
分かりました。今回のことで社会福祉協議会の皆さん、結構振り回されてしまっているのかなというふうに心配をしています。ぜひそこの調整というのは今後も丁寧に進めていただきたいなというふうに思っております。これまで、社会福祉協議会との連携が必要だからということで新庁舎に配置をするという計画だったと思いますので、そこについてもしっかりと進めていただきたいなというふうに思いますので、そこは要望とさせていただきます。
平山委員
どっちに聞くのかな、社会福祉協議会のスペースに生活援護課の残りの部分が入る。社会福祉協議会が区役所内、庁内に入るスペースは全くないんですか。
中村総務部新区役所整備課長
現在、社会福祉協議会のほうと協議のほうをしてございまして、そのようなことも踏まえまして検討のほうをしてございます。
平山委員
社会福祉協議会の一部が残る方向で検討しているんですか。
中村総務部新区役所整備課長
今、今回の区の方針を社会福祉協議会のほうに伝えまして、社会福祉協議会とどのような連携ができるかということも含めまして、配置のほうも検討しているところでございます。
平山委員
当初から、今度は4階に生活保護の相談窓口を持っていくということになったときに、そこの理由では社会福祉協議会との連携を非常に強調されていたわけですよ。基本設計時よりもさらにこのほうが望ましいんだということをおっしゃったわけですよ。社会福祉会館に行くほうの生活援護課の残りの部分と庁内とはどうやって連携をとるんですかって言ったら、ICTを活用してとおっしゃったんですよ。今回は、社会福祉協議会が向こうに行って、ただ、本来の目的が果たせないところはICTを活用してとおっしゃっているんですよ。ちょっといい加減じゃないですか。ICTを活用してできるんだったら、どこの部署、要するに新庁舎なんて要らないじゃないですかって思うんですけど。今定例会、要するに決算特別委員会で初めて図面とかを見せていただきました。ちょっとあの図面もどうなのかなとは思っていますけど、何とかスペースってあるじゃないですか。あそこが2フロアなくなるだけで十分、こっちも同僚に設計をやっていた人間がいますから、十分外に出るであろう、あるいはこれから増えるであろう生活保護の担当課は吸収できるんじゃないかというふうに思っているわけなんですよ。そういう議論というのにはならないんですか。
中村総務部新区役所整備課長
御案内のスペースでございますが、図面の中央の作業スペースのことを御案内かと思われますけれども、そちらのスペースにつきましては、文房具や複合機や打合せスペース等を集約したスペースになってございますので、新庁舎に必要なスペースだと思ってございまして、そういったことも踏まえまして検討のほうをしてございまして、先ほどの報告内容となったものでございます。
平山委員
そういう答弁をされると、マグネットスペースのほうが社会福祉協議会よりも大事だということになっちゃいますよ。マグネットスペースがあることのほうが、社会福祉協議会が庁舎内にあることよりも重要なことですとお答えになっているのと同じなんですよ。それはどうなんでしょうかね。じゃ社会福祉協議会の分のスペースがあって、あそこってかなり広いじゃないですか。上の階に持って行く予定だったものが今度は空いてくる可能性だってあるわけじゃないですか。だって、まだどこか決まっていない部屋がありましたよね、決まっていないスペースが。現行の想定では、そこは今後も必要なんですか。要するに4階以外のフロアで、残り半分ぐらい、半分以上か、作業する予定が、執務をする予定の場所があって、そこはまだ決まっていないとおっしゃいましたよね。社会福祉協議会のところを生活保護の担当課として活用することになったときには、引き続きそこは必要なんですか。
中村総務部新区役所整備課長
新庁舎の4階以外のフロアに配置される職員についての配置は調整中ということで決算特別委員会のほうでお答えをしてございます。今回の報告内容のとおり、新庁舎の4階に生活援護課の事務室を配置することという方向で調整のほうをしてございまして、それに伴いまして違う階の配置も調整してございますけれども、違う階も含めまして全体的に調整しておりまして、現状、あそこまで空いているスペースというものはないというふうに思ってございます。
平山委員
違う階も引き続き必要なんですか。あの図面を見る限り、そんなふうには思えないんですけど。あの広い社会福祉協議会のスペースが生活援護課のスペースとして使えますよと。だって、見方によってみれば、パーティションがどうなっているか分かんないですけど、あそこだけでいけそうな雰囲気じゃないですか。それに4階に、同じフロアの反対側にまたあるわけでしょう、250平米か何か。そうすると、当初想定していたスペースは十分に満たせると思うんですよ、トータルで。なのに、どうしてまだほかのフロアが必要なんですか。というか、そこまでの検討ってされているんですか。
中村総務部新区役所整備課長
生活援護課を新庁舎4階に配置できるような検討はしてございまして、それと併せまして他階のフロアの検討もしてございます。現在の検討では、他階に配置される予定だった生活援護課のスペースについては、まだ検討中でございましたので、そちらも含めまして新庁舎の4階に配置するということで調整のほうを進めたいと思ってございます。
平山委員
さっきからそこを聞いているんですよ。他階に配置する予定だったところは、全部4階に集約できそうだというふうに見立てられているんですか。
中村総務部新区役所整備課長
現在調整中でございますが、そのように考えてございます。
平山委員
そこはまだ決まっていないという大変不思議な状況ですけど、じゃそこに社会福祉協議会を持ってこれないんですか、一部だけでも。だって、空くわけですよね。そこを無理に埋める必要ないですよね。
委員長
委員会を休憩します。
(午後4時23分)
委員長
委員会を再開します。
(午後4時25分)
平山委員
そこは調整をされているということなんで、分かんないんですけど、もう少し工夫の余地は、我々はあると思ってはいるんです。社会福祉協議会さんとも話をされたということなんで、あれですけど、よくよく話も聞いてみていただきたいんです。ある一定のスペース数はやっぱり庁内にあったほうがいいと思われているかもしれないし、もしかすると、そのスペースがあることによって、目指していたものの全部じゃないけども一部を実現することができるかもしれないからと思っているんですけど、いつ決まるのかな、その調整は。分かんないですけど、そこはぜひお願いをしたいなと思うんです。全部これまでの経緯が、教育センターに行きますよ、教育センターに入り切らないから云々、今度は4階と社会福祉会館に行きますよ、今度はやっぱり社会福祉協議会がそのままいて、ここに入りますよ。単にピースを交換されているだけではないんでしょうけど、そういうふうに見えちゃうんですよ。その上で、まだ決まっていない空間があるんですよね、40人の。でも40人の席というのは必ず空いてなきゃ、場所は決まっていないけども、その空間というのが新庁舎の中で確保が100%できるという状態でなかったとしたならば、そもそもの構想が破綻しているんですよ。だから、そんなことは絶対ないはずなんですね。そこら辺をもう少しよく調整する余裕はあるんじゃないのかなと思うんですけど、どうなんですかね。
滝瀬新区役所整備担当部長
先ほど来、お話が出ているところでございますが、生活援護課の生活相談、生活保護の窓口について一体的に新区役所の4階でというふうに考えてございます。社会福祉協議会とのスペースにつきましても鋭意調整をして、あちらのほうの御要望などもお聞きしながら適切に進めてまいりたいと考えております。
平山委員
この件はこれで一旦終わって、二つ目の質問、基本計画と施設整備計画ってセットなんじゃなかったでしたっけ。
石井企画部構造改革担当課長
これまでの経緯でも、基本計画とこの区有施設整備計画、これは関連する計画ということで、同時並行で進めてきたものでございます。
平山委員
だけど、施設整備計画のほうがちょっと大きく修正をしなくてはならないところが出てしまったと。なので、パブリック・コメントの結果を報告してから、さらに修正したものをお出しされる御予定だと。だけど、基本計画のほうは大きな修正がないから、今回(案)を取られたと。そこの時期がずれたのはそういう理由だということなんですか。
石井企画部構造改革担当課長
今御案内のとおり、区有施設整備計画については、今回お示しした区の考えの中でも大きな変更もあるということで、いま一度、今回各常任委員会で報告をし、また議論もされているところでございますので、そういったものを踏まえて計画を策定したいと考えております。当初、10月策定を目標としておりましたので、10月中には決定したいと考えております。
平山委員
最後に質問です。今回、生活保護の件もそうだし、その他のこともパブリック・コメントを踏まえて変更されているところが非常に多いんですね。それはそれでいいことだと思うんです。そもそも新体制がスタートしたときに、そういうスタイルで臨むというふうにおっしゃっていたので。生活保護の窓口については大変多くの声が寄せられたというふうに書いてあって、でも、これはある程度くくりなんですよね、件数ではなくて。とはいえ、最も多いのは児童館なんですよ。具体的な件数の比較は分かりませんよ。児童館をそのまま19館残してほしい、あるいは小学校1校に配置してほしい、あるいは学童をやっているところ、要するに児童館の中に学童を置いてほしいという意見がかなり見られるんです。これについては、どうしてこの区民の声にはお応えにならないという判断をされたんですか。
石井企画部構造改革担当課長
児童館につきましては、これまで配置について、考え方はこれまでもお伝えしてきたところでございますけれども、小学校の中にキッズ・プラザを配置する、全小学校にキッズ・プラザを配置すると。児童館については新たな機能を備えた児童館として展開をしていくという考え方、また、学童クラブについても基本的には学校の中に配置をするということで進めてきたということでございます。今後、そういった考え方で児童館の配置については検討してまいりましたし、今後の体制を整えていく上でも、こういった施設配置が必要であろうということで、基本的な考え方は今回変わっておりませんので、区の考え方の中でも同様の説明をしているところでございます。
平山委員
そこで比較をしたいのが生活保護と新庁舎の問題なんですよ。同じじゃないですか。ずっと、これがいい、これがいいという計画案をそちらが出されて、より生活保護行政としてすばらしいものができるというものを公式にどんどん出されてきているじゃないですか。最後のいわゆる社会福祉会館と4階の案というのは、これが今想定される最もいい案だということで出されているわけじゃないですか。直近まで。さっき、パブリック・コメントと議会の意見を踏まえてということをおっしゃったけど、パブリック・コメントと議会の意見を踏まえるんであれば、ここだって十分な検討の余地があるんじゃないか、条件は同じなんじゃないかと思うんですよ。その違いが分かんないんです。判断が、一方はこうで、他方はこうだという。そこは、あまりぶれがあると、聞く声は聞くけど聞かない声は聞きませんということに聞こえてしまうんですよね。なので、お聞きをしているんです。示していただいたこの資料で、一番多い声は、児童館をそのまま残してほしいに関連する声が多いように思えるんです。改めて伺います。これまでの経緯は分かります。だけど、この区民の声は、私は無視をするわけにはいかないんではないかと思うんですけど、どうですか。
石井企画部構造改革担当課長
区では、先ほどキッズ・プラザのお話をいたしましたけれども、子どもたちが遊び場としてキッズ・プラザを利用していると。実際そういったキッズ・プラザができたところについては、そこでの子どもの利用も非常に多いと。実際キッズ・プラザと児童館ということで、児童館は非常に利用されている方も多いのは承知しておりますけれども、やはりキッズ・プラザを展開していくという中では、区民サービスの提供という観点で、これから区としてはキッズ・プラザでの展開を考えていきたい。児童館については新たな機能を備えた児童館ということで、地域でのネットワークの支援ですとか、見守りとか相談ですとか、そういったようなことを強化していきたい。こういった体制を整えていくためにも、児童館の配置については、区としてはこれまでも説明をしてきたところでございます。確かに意見としては多く頂いておりますけれども、児童館の考え方については御理解を頂きたいなと考えております。
長沢委員
パブリック・コメント手続の実施結果という御報告なので、まずその点から伺います。意見提出者数が60人、内訳がメールが56人、ファクスが2人、窓口2人で計60人というのが出ている。ただ、私、意外と、メールもそうなんですけど、ファクスなんかでも意見を出しましたという方を聞いているんです。その割にはファクス2人ということなんだけど、これって件数としては、人数でもいいんだけど――としては、もっと意見としてはいっぱい寄せられた。ただし、パブリック・コメントの手続に関する規則のところで、第9条では方法が書いてあるね。郵便やファクスや電子メール、窓口、郵便はなかったということなのかな。それの第2項に、「意見等を提出する者は意見等を提出するに当たり、次に掲げる事項を明示する」ということで氏名・住所が、これは必記になっているのかな。こういう点が、要するに氏名がなくて住所だけだった、あるいは氏名はあるけど住所がなかった、どちらもなかった、そういう方がたくさんいたという、そういう理解でいいんですかね。
石井企画部構造改革担当課長
別紙1の一番後ろのアスタリスクのところにコメントしているんですけれども、住所・氏名の未記入やパブリック・コメント手続による意見としなかったものは除いているというものがございます。今お話にあったとおり、実際に氏名・住所が不明といったものも多数ございましたし、また、先ほど規則を引用されていた部分がありますけれども、直接的な利害を有する者でないということで確認できなかった方ということも意見としてはございました。区民でしたら、もちろんこの中にカウントされるんですけども、区民以外で、他の自治体にお住まいの方で意見を頂いた方も非常に多数あったといったところでございます。
長沢委員
今言っているのは、ないのにあれだけど、要するに第9条第2項の(4)のところの「勤務先又は通学先を有しない者にあっては」、つまり区民ではない、要するに住んでいない、働いていない、「計画等の案に直接的な利害を有する」、これがないと駄目ですよと。つまり名前や住所はあったけど、他区に住んでいる、要するに勤め先も違う、しかしながら、そうした利害を有する理由が触れられていないがゆえに、そういう人たちはこの60人には入っていないと、それをおっしゃっているということなの。
石井企画部構造改革担当課長
理由が記されているものもありましたけれども、実際その理由からすると、直接的な利害を有するということは判断できないということで除いたものでございます。
長沢委員
そのことは後で聞きますけど、それで、こういったアスタリスクで触れているというところだったんだけど、この場合、言ってみれば平成何年だっけ、平成17年、2005年だっけ、2005年から要するに自治基本条例によってパブリック・コメントで、規則もこういう形で作られてやっているわけだ。基本計画しかり、いろいろなところで、もう何十回も、何百回もやってきているんだけど、やっぱりこれは規則のところで定めている、これにのっとった形でやっているがゆえに、これまでも名前が欠けていました、住所がなかった、同じように御報告としては全てがそろった方だけ、要するに明示されている方々、今の(4)についてもそうだけど、そういう報告の仕方をされてきたということでいいんですか。
石井企画部構造改革担当課長
パブリック・コメント手続、これまでもほかの案件でも進めてまいりましたが、基本的にはこの規則にのっとって進めてきております。
長沢委員
ちなみに、そうはいっても、そこに来たものとして、そういう方だったら、もうはじいちゃって、その内容については全く読まれないの。それとも、そういうものもちゃんと読んで、しかしながら、この報告の人数、意見の提出者の人数には入らないだけであって、内容としてはそういうのを読んでいる。もしできるならば、一体どれぐらいの数があったのかというのも、お答えできるようだったら答えていただきたいんだけど、いかがですか。
高村企画部広聴・広報課長
パブリック・コメントの運用所管としてお答えします。先ほど委員御指摘のとおりでして、パブリック・コメント手続としては規則の第4条で意見提出者というのが決まっています。そちらに基づいて、提出者の具体として、方法として第9条があります。そこでは区内に住所を有する人等から始まり、当然、区民の方とか事業所の方はそうなんですけど、パブリック・コメント手続に係る事案に直接的な利害関係を有する人ということで、さらに、その考え方も具体的にホームページに2008年から載せてございます。先ほどの御質問のとおり、当然ここに該当しないケースも過去もありました。それはパブリック・コメント手続として寄せられた意見ではなくて、区に寄せられた意見として参考としているという取扱いで統一してやってございます。
長沢委員
内容としては、当然ながら把握というか、それはしているということだね。ちなみに、その件数はどれぐらいあったかというのは、お答えできますか。
石井企画部構造改革担当課長
実際、パブリック・コメントの意見として取り扱わなかったものは44人です。
長沢委員
その中にはメールもあっただろうし、私、ちょっとファクスの数もこんな、2件じゃなかったなというふうに、伺っただけでもあったんで、そういうものが入っていたんだろうと思います。それで、もう一つ伺いたいのは、具体的に、7ページのところの生活援護です。生活保護については、こういう形で考え方自身が変わったということがここに出ております。そのことについては、よかったなというふうには思っていますが、ここで言う40、41、42という、この3件なんだけども、件数として出ているのが。たしか総括質疑で、うちの浦野委員がやった際、60人というのはおっしゃっていて、だからもう締め切っていたんだね。34人、34件というふうな御答弁があったと思っているので、その辺も確認の意味なんですけど、それがこの3件に集約をされているという理解でいいんですか。
石井企画部構造改革担当課長
今回の意見提出60人のうち、生活援護に関する意見としてあったのが34人ということで、34人でございます。それがここの項目でいう40、41、42、これらに集約をしているということになります。
長沢委員
そうすると、かなりほかでも、先ほど他の委員さんも言われたけど、児童館についてであるとか、地域図書館のことなんかもあるのかな、あったけども、かなりの比重で、比重でというか、件数が、やっぱり生活援護に関わっての、言ってみれば庁舎から当初の予定だった庁舎外に、スマイルなかののほうに一部移るという、それに対する意見が大分多かったんだろうというふうには承知しています。
それで、パブリック・コメント手続の話に戻るんだけど、いわゆるこういう規則のところでの取扱いのというところで、ごめんなさいね、さっき第9条と言ったけど、元はそうだね、提出者だから第4条なんだよね。方法については第9条で規定しているということで、失礼しました。それで、これについては、こう言ったらなんだけど、やっぱり必要なものなんですかね。要するに、名前とか住所とかというのを明記してもらうということが、うっかり忘れちゃうという人も中にはいるだろうとは思うんだけどね。でも、言ってみれば、こういうのはちゃんと明示してくださいと。そうでないと、言ってみれば、こういう形では、先ほど意見としては別途ちゃんと読んでいますよというのはあるんだけど、やはりパブリック・コメントとしての正式な意見の提出者としては数えられないということなんだけど、これが例えばなかったとしたら、どういった問題が発生するということになるんですか。想定されるということなんですか。
高村企画部広聴・広報課長
現在の自治基本条例に基づく中野区の考え方は、パブリック・コメント手続をやる前に意見交換会、その前にも広く意見を求めて、広く意見を聞いた最終段階としてのパブリック・コメント手続という形にしています。さらに、先ほどもお話ししたとおり、区に寄せられた意見は参考にはしますので、それを区民の声として扱わないという考えではありませんので、こういった考えで進めているところでございます。
長沢委員
分かりました。そこはいいでしょう。それで、もう一つ伺いたいのは、主な意見ということで、ここに出ているのは、54件が出ております。それぞれの、要するに区有施設ですから、区の担当している部課のところに、それぞれに関わることだと思っています。区の考え方そのものは、担当のところで考え方については、これについてはお答えをされている、作られている、そういう理解でいいですか。
石井企画部構造改革担当課長
これは、それぞれの担当するところに考え方を示してもらっているというものでございます。
長沢委員
なぜそういうことを聞いたかというと、やはり私どもも、職員の方というか、そうじゃなくて利用者の、生活援護でいえば、そういう利用者の方々のところの話なんかも伺いました。やっぱり先ほど来の、なぜこの段になってからだったのかなと。変わってはよかったけども、どうしてこうした問題自身が早くから見直しをというか、もともと新庁舎の中にというところから始まってはいるんだけども、この間、特に区有施設、今御報告いただいているこういう計画が出た段階から、非常にこの問題というのが議会の中でも大きく焦点となって、私たち自身も取り上げてもきました。こういうふうに見ていくと、やはりもともとの、特に働いている現場、生活援護、生活保護の、そこの方々の、働いている職員の方々の意見がどれぐらい聴取されていたのか。だって、ここでも言っているけど、利便性や管理運営などの観点から見直しという、今は検討段階だけどもね、そういったことって現場に聞けばすぐ分かる話かなと思うんですね。そういう意味では、区長御自身が、私たちもよく言うんだけど、やっぱり区長が新しく区政を担っていく上でも、区民参加と職員のボトムアップって、これは要だと思っているんですよ。肝だと思うんですよ。それを言いながら、なんでこう言ったのか。全く聞いていなかったというふうには思っていませんけど、やっぱり不十分だったんじゃないかって思うんですね。これはこちらなのか、向こうなのか、分かんないんだけど、その点についてはどのように御認識されているのか。振り返ってというか、思っているか、ちょっと伺いたいんですけど、いかがですか。
石井企画部構造改革担当課長
これまで生活援護の配置につきましては、この計画の中でも教育センターの配置にする、また、社会福祉会館の配置にする、それぞれ変えてきた経緯はございますが、いずれも生活援護課と調整の上で進めてきたものでございます。その過程において、職員の意見も聞きながら進めてきたということではございますけれども、様々な意見があったということは認識はしてございます。今回、新庁舎に配置するという考え方もお示ししましたけれども、やはり改めて区民の声を聞きながら進めていくということは非常に重要だと考えておりますので、今後もそのような姿勢で臨んでいきたいと考えております。
長沢委員
もう一点、9ページのところの、これも48、49、50のところでまとまった形で区の考え方があって、平和の森小学校の跡地、これは跡地のことだから、ここが所管のほうになると思っているんですけど、これも再三、このことについては本会議や統括の中でも触れさせてもらってきたところなんですが、以前に。こういう形で、要するにパブリック・コメントの中でも、小学校の建替えのため新たに土地を取得した、将来世代の財政負担を抑えるために現在の土地を売却して財源を確保する必要があると考えると。売却の時期や方法は今後検討しますよということを言っているのね。一方でというか、同じときに、一部はというか、どれぐらいの規模というか、あれ全部を売却なんですかって言ったときにも、一部あそこは平和の森公園の地区計画として、まちづくりの計画があるわけですね。その計画のほうでも、一部を活用云々みたいなこともたしか言われていたかなと。それは言っていないかな。全く売却だけ、全体が。ちょっとそこだけ教えて。
石井企画部構造改革担当課長
現在の区有施設整備計画の中では、平和の森小学校の跡地につきまして、売却・貸付を検討の中に含めております。売却を検討するというものとなっておりまして、まちづくりとは直接的な関係はございません。
長沢委員
最後にします。私どもとしては平和の森小学校が移転していく、あと6年ぐらい後ですかね、そのときに、当然ながら現在の35人学級、もっと進んでいくかもしれないし、人口の動態というか、子育て世帯のそういった状況を見ても、一体そこで本当に学級数を確保できるのかとか、いろいろ言っていました。現在は、もちろん古いあれなんだけど、現在だって足りないがゆえに、プレハブを建てたり、いろんな工夫もされてきているわけですよね。やっぱりそこはちゃんと見てくださいよということは一つ言いました。もう一つは、私、自分のほうから言わせてもらった平和の森の公園の地区計画があるんですね。長年にわたって、ここは整備をやっているわけですよ。当然ながら、そういう形で人口も、ここがもし仮に増えていくなり何なりして、アクセスの道路なりになって、整備だって考えなくちゃいけないし、もっと言えば、中野全体の今の震災の危険度、火災の危険度って言えば、これは他の会派の方々の御意見というか、質疑の中でも以前出たことがありますけど、野方の一丁目、二丁目自身を本当に防災に強い、震災・火災などに強い、そういうまちづくりをやっていくってなったときに、まさに広域の避難場所として、そこへの道路自身がやっぱり求められていく、整備がね。まちづくりが求められていくと思うんですよ。だから、先の話ではあるけども、そういったことを、想定を当然していかなければならないのかなと思っています。確かに財源的なところを確保しなくちゃいけないというのは、全体としてもそのことは分かりますよ。新しい土地を買ったんだから、こっちの処分というか、そういう考え方として生まれるというのは分からないでもないけども、全体の計画として、私が聞きたかったのは、だから、そういった声も答えとしては、これはまさに所管のところで出す、企画課のほうで出しているのか、構造改革担当のところで出しているのかな。そういったまちづくりとか、例えばそういったところだって、こういうのを決めていく上では、だって区有施設もこれで決まっているわけじゃないですか。ごめんね、決めるのはこの後なんだけども、一応こういうパブリック・コメントでの回答として、こういう形で出していくならば、これについてはそういったまちづくり関係なり、そういったところの意見も当然ながら聴取をしておくべきだったというふうに思うんですけど、その点についてはいかがですか。
石井企画部構造改革担当課長
区有施設整備計画については、これは企画だけで作っているわけじゃなくて、やはり全庁的に作っているものでございまして、もちろんまちづくりの担当にもこの内容を見ていただいているという状況でございます。特に今後、施設の配置については、平和の森小学校に限らず、ほかもまちづくりと大きく関連するというふうに考えておりまして、これから施設の配置、再編を進めていく中でも、まちづくりの所管と調整をしながら進めていきたいと考えているところでございます。
大内委員
今、来年の移転に向けて、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例というものを今策定中なんだけども、あれの考え方って、やはり子どもの意見に関することは聞かなきゃいけない。そうすると、さっき言った児童館とかって、どうなっちゃうの。聞かないで作成しちゃうの。まだ策定していないからいいですよって問題じゃないでしょう。
石井企画部構造改革担当課長
児童館のことについては、それぞれの児童館で意見交換の会を設けているというふうに聞いております。私が直接行ったわけではないんですが、それぞれの所管で対応しているということで、児童館の利用者ですから親御さんが多いかとは思いますけれども、お子さん、子どもたちからの意見がどのくらいあったかというところまではちょっと把握しておりませんけれども、その中での意見も捉えているということでございます。
大内委員
(仮称)中野区子どもの権利に関する条例を多分まだ提案もされていない、ただ、今いろいろ子ども文教委員会で報告されている内容を見ると、普通に多分子どもたちは自分たちに関することに関しては、ちゃんと意見を言って、それは大人が聞かなきゃいけないというような、まだこれからですが、世界で出されている子どもの権利条約、大体中身ってそんなところじゃないですか。それを考えると、ここで早急にこんなことを進められるのかな、逆に、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例ができる前に進めちゃったほうがいいといってやっちゃっているのかなというようにもとれるんですよ。今あなたが言っているけど、子どもたちを集めて、どういう意見交換会をやったの。親じゃないよ、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例は親が言ったことじゃないんじゃないの。子どもたちを集めて、どういうのをやったんですか。
石井企画部構造改革担当課長
すみません、子どもたちを集めてやったかどうかまでは把握してございませんけれども、児童館での説明会や意見交換会を行ったということで、親御さんが参加されていると。
大内委員
だから、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例には多分そういうことが盛り込まれるけども、そういうことをこれから、まだできていないからいいんですよということなのかと。別に条例を作る、作らない、関係ないんだよ。そういう考え方。作ったから、その日から意見を聞きますじゃないんですよ。ふだんからそういう(仮称)中野区子どもの権利に関する条例というのはあるわけだから、世界の、いろんなところでできているわけでしょう。そうすると、作ったから意見を聞くじゃないんだ。作る前からそういうことっていうのは当たり前でしょう。だから、やっているんですかって聞いたの。別に親御さん、保護者の話を私聞いたわけじゃないんです。そういった考え方は、別に(仮称)中野区子どもの権利に関する条例を作らないとやらないんですかっていうことなんですよ、まだやっていないって言われちゃうと。それがどうなんですかって聞いたの。
石井企画部構造改革担当課長
区民の中でも、特に子どもが使う施設で子どもの意見を聞くということは非常に重要なことだというふうに思っております。今後も、この区有施設整備計画に限らず、そのほかの計画を策定する際にも、子どもの声をどう捉えていくか、これは非常に重要な点だと思っておりますので、そういった観点を踏まえて対応していきたいと考えております。
大内委員
だから、やっていないんだったら、やっていないと言ってよ。やって、これをまとめたんですか。これから(仮称)中野区子どもの権利に関する条例を作ろうという区が、それをやっていないんですかって。やっていないんですかって聞いてんの。でも、やっていないって言っているんでしょう。何か回りくどく言っていて、何言っているか、よく分からないんだけど。
石井企画部構造改革担当課長
児童館で意見交換を行いましたが、子どもだけを対象にしてやったものではございません。
大内委員
だから、やったの、じゃあ。子どもから、そのとき意見が出たんですね。
石井企画部構造改革担当課長
子どもを対象に意見交換をしたわけではないので、それはやっておりません。
大内委員
そういうのは別に(仮称)中野区子どもの権利に関する条例に関係なく、そういった考え方って底辺にないんですか。だって、そういうのを作ろうと言っているわけでしょう。少なくても小学生の高学年、あるいは中学生だったら、それなりに意見が言えますよ。もっと言ったら、児童館って18歳まででしょう。その意見を一切聞いていないんですか、対象の子どもたちの。それでこれを進めているんですか。新たな機能を備えた児童館、それは区が一方的に言っていることであって、子どもたちはそれを理解しているんですか。いや、最低限、(仮称)中野区子どもの権利に関する条例、来年、今もう策定中でやっているところが、策定しないから聞かないんですよじゃ済まないんじゃないんですかって言っているんです。
石井企画部構造改革担当課長
児童館での説明、意見交換はやっているということまでは把握しておりますけれども、どういう属性の方が来られたかというところまで、申し訳ありません、把握しておりません。
大内委員
だって、じゃこれは誰がやっているの。あなたのところでまとめているんじゃないの。あんま細かいことは、所管から上がってきて全部まとめているけど、うちはそんなの分からないんですよっていって、このパブリック・コメントでもらった意見は書けないよ、普通。私は知らないんですじゃ済まないんじゃないんですかって。でも、それは考え方だからね。これからそういったものを策定していこうというんだったら、やはりそういったところの意見というのは、今から聞く耳を持っていないとおかしいんじゃないんですかと言っているんです。パブリック・コメントっていうのは別に、年齢も書いてあるから、子どもが言っているかもしれないし、そうでもないかもしれないけども、自分たちに関わることの意見は、これからそういったところで子どもたちが発言する場を作って、それを私たちは聞かなきゃいけないんですっていう、多分そのことは条例でも盛り込まれると思う。それは条例ができたからじゃなくて、ふだんからそういう考え方は持っていなきゃいけないんじゃないんですか、それを作ろうとしているあなたたちはねと言っているんです。
石井企画部構造改革担当課長
委員の意見を踏まえまして、これから対応していきたいと考えております。(「考えて、これから間に合うの。間に合うのね」と呼ぶ者あり)計画については、パブリック・コメントの手続も終えておりますので、これでこの後に決定はしたいというふうに思っております。ただ、今後、具体の整備を進めるに当たっては、子どもたちの意見も聞きながら進めていきたいと考えております。
委員長
委員会を休憩します。
(午後5時01分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後5時01分)
所管事項の4番の途中ですが、本日はここまでとしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
次回の委員会は明日10月7日(木曜日)午後1時から当委員会室で行うことを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会いたします。
(午後5時02分)