中野区議会総務委員会〔令和4年3月25日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和4年3月25日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後2時33分
○閉会 午後3時35分
○出席委員(9名)
ひやま 隆委員長
立石 りお副委員長
日野 たかし委員
内野 大三郎委員
若林 しげお委員
高橋 かずちか委員
中村 延子委員
平山 英明委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 白土 純
副区長 横山 克人
企画部長 高橋 昭彦
構造改革担当部長、企画部構造改革担当課長事務取扱 石井 大輔
企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子
企画部財政課長 森 克久
企画部広聴・広報課長 高村 和哉
企画部情報システム課長 白井 亮
企画部住民情報システム担当課長、総務部特別定額給付金担当課長 伊東 知秀
総務部長 海老沢 憲一
防災危機管理担当部長、新区役所整備担当部長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 浅川 靖
総務部法務担当課長 尾関 信行
総務部職員課長、総務部人材育成担当課長 中谷 博
総務部施設課長 髙田 班
総務部新区役所建築担当課長 天野 伸哉
総務部経理課長 吉沢 健一
総務部防災危機管理課長 田邉 敏幸
総務部防災担当課長 吉澤 直樹
総務部生活・交通安全担当課長 藤﨑 洋文
総務部新区役所整備課長 中村 洋
会計室長 吉村 恒治
選挙管理委員会事務局長 志賀 聡
監査事務局長 石濱 良行
○事務局職員
事務局長 長﨑 武史
事務局次長 小堺 充
書記 松丸 晃大
書記 金木 崇太
○委員長署名
審査日程
○議案
第37号議案 令和4年度中野区一般会計補正予算
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後2時33分)
初めに、本日から高橋かずちか委員が当委員会の委員として出席されることをお知らせいたします。よろしくお願いいたします。
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程案(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
議事に入ります。
議案の審査を行います。
第37号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算を議題に供します。
なお、本議案は当委員会に付託されておりますが、厚生委員会と子ども文教委員会で関係分を審査し、賛成多数となった意見があれば総務委員会に申し送られることとなっておりますので、御承知おきください。
それでは、本件について理事者から補足説明を求めます。
森企画部財政課長
それでは、第37号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算につきまして補足説明をいたします。
お手元の議案書の8ページ、9ページを御覧いただきたいと思います。歳入歳出予算の総括でございます。歳入歳出とも4億4,999万9,000円を追加計上いたしまして、補正後の予算額は1,583億8,499万9,000円となるものでございます。
内容の説明をいたします。恐れ入ります、12ページ、13ページをお開きください。5款子ども教育費、1項子ども費、4目子育て支援費で、まず1の(4)子育てサービスにおきまして、区内の病児保育等実施施設に従事する職員の処遇改善に係る経費を増額いたします。対象施設ですが、病児保育の実施施設が1施設、総合東京病院です。それから病後児保育の実施施設が2施設、2か所、聖オディリアホーム乳児院と仲町保育園となってございます。特定財源ですが、都支出金を充当しておりまして、令和4年4月から9月の半年分が10分の10の充当、それから10月から令和5年3月までの半年分については2分の1の補助ということで充当しております。
それから、その下の1の(5)のひとり親家庭支援ですが、こちらは母子生活支援施設、中野区さつき寮でございますが、こちらに従事する職員の処遇改善に係る経費を増額いたします。特定財源で国庫支出金を充当しているわけですが、令和4年4月から9月分の半年分について10分の10充当しております。令和4年10月からの半年分につきましては、国が今、10月以降のスキームを検討しておりまして、まだ定まっていないことから見込んでおらず、一般財源で組んでいるところでございます。
14ページ、15ページです。7款健康福祉費、1項健康福祉費ですが、こちらは、1目の福祉推進費及び4目の生活援護費に、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金の申請期間延長に伴う経費を計上しております。令和3年の7月から、一定の要件を満たす生活困窮者の申請に基づきまして支援金の支給をしているところでございますが、その申請期間が、この3月末までのものが令和4年6月末まで延長されたということでございまして、関連する経費を増額しているものでございます。特定財源については全額国庫支出金を充当しております。
下段の2項の保健所費でございます。まず、子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種に係る経費でございます。令和4年の4月から子宮頸がんワクチンの積極的勧奨が再開されることに伴いまして、これまでの積極的勧奨の差し控えによりまして定期接種の機会を逃した方に対する接種経費等を計上するものでございます。対象者でございますが、勧奨の差し控えの開始年度が平成25年度なんですが、そのときに16歳だった平成9年度生まれの方から今年度に16歳になっている平成17年度生まれの女性ということで、全体としてはおよそ1万3,500人を見込んでおります。キャッチアップ接種の期間については来年度からの3年間でございます。特定財源ですが、現時点におきまして国の補助スキームが示されていないことから、中野区民以外に係る予防接種受託収入、諸収入についてのみ計上しておりまして、中野区民の方が実際接種を受けるという、それに関しての経費に係る補助については現状は見込んでおらず、一般財源で組んでいるということでございます。
続きまして、その下の風しん抗体検査及び予防接種のクーポン券の送付でございますが、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性への風しんの抗体検査及び予防接種が令和6年度まで延長するということになりまして、これに伴ってのクーポン券の送付に係る経費を計上するものでございます。令和元年度から、このクーポン券については発送しておりまして、そのクーポン券による抗体検査が未検査の方、約3万6,000人に対しまして、5月中旬を目途にクーポン券の発送ということで予定しているものでございます。特定財源については国庫支出金の2分の1充当ということになってございます。
16ページ、17ページは、新型コロナウイルス感染症の生活困窮者自立支援金の給付事務に係る超過勤務手当の増額に伴っての給与費明細書でございます。
御説明は以上でございます。よろしく御審査をお願いいたします。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。質疑はありませんか。
中村委員
幾つか質問させていただきます。まず、12ページ、13ページの子育て支援費のところの処遇改善のところなんですけれども、病児保育・病後児保育については、東京都がスキームを示してそれを利用するということで、それはそれでいいのかなと思っているんですけれども、もう一つのひとり親家庭の支援のところなんですけれども、これは、もともと国が示していたところの対象だったと思うんですけれども、このタイミングになったのはどうしてかというところをまず教えてください。
森企画部財政課長
今お話しのとおり、母子生活支援施設に従事されている職員の方の処遇改善というのは国がもともと対象にしていたところでございます。区におきましても、国からの制度設計というか、その通知が来た段階で、1月の上旬には来ているところでございますが、それを踏まえて、さつき寮については指定管理者が運営しているものですから、指定管理者のほうに情報提供をして、どう対応していくのかということの協議をしていたというところでございます。指定管理者のほうから、すぐには実施をするということはちょっとまだ決定はできないというようなことが1月の中旬ぐらいの段階ではありまして、その段階では、ほぼ令和4年度当初予算の編成ももう終わるような状況だったものでございますから、当初予算の計上には間に合わなかったということでございます。結果として、指定管理者のほうからは、1月の下旬に処遇改善を実施するということで区のほうに意向が示されまして、最終的に、職員数とかを含めて金額のほうはどうなのかということを調整して今回の計上に至ったということでございます。
中村委員
今回、この処遇改善のところは、実際に処遇改善の費用のところは見られているんですけれども、事務負担というところが、事業者さんのほうにはプラスはないと言ったらあれですけれども、というところなので、事業者さんによっては手を挙げないところもあるんじゃないかという懸念があったと思うんです。今回こうやって一つ遅れてしまっていて、今回やるということで、それはよかったなと思っているんですけれども、ほかにそういった事業者は区内ではもう存在しないという理解でよろしいですか。
森企画部財政課長
この対象の施設ですね、国の対象の施設、それから東京都の補助スキームに乗って今回も御提案していますが病児・病後児保育施設、こういったところについては、基本的には全て対象になって実施するということで認識をしております。
中村委員
分かりました。ありがとうございます。
それから次に、14ページ、15ページのところの健康福祉費の保健予防費の予防対策の子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種に係る経費のところなんですけれども、先ほど御説明の中で国のスキームがまだ示されていないので今は一般財源で組んでいるというような御説明があったかと思うんですけれども、どういう形にしろ、国からはしっかり財源は来るという理解でいいんですよね。というところを確認させてください。
森企画部財政課長
今、委員お話しのとおり、4月からのキャッチアップ接種ということについては予防接種法の施行令も改正されて進めていくということにはなっているところでございますが、現状、財源がどうなるというところについては未定のところでございますので一般財源で組んでいるというところです。ただ、国が公費で実施していくんだということで整理をして、この制度設計をしておりますので、当然、国のほうからも財源が来るものということで想定はしているところでございますが、現状まだ確定がされていないことから、現時点では一般財源で組んでいるということでございます。
中村委員
私も心待ちにしていたキャッチアップ接種の通知自体が3月18日、先週の金曜日だったので、そこまで細かい話は、私も財源がどうなるかというところまでは読み取れなかったので、そこら辺はぜひ今後しっかりと財源確保というか、していっていただきたいなというふうに思います。
今回、キャッチアップ接種が9学年分対象となることはすごく喜ばしいことなんですけれども、今、御説明の中では平成9年度生まれから平成17年度生まれの女性がキャッチアップ接種の対象というふうにおっしゃっていたかと思うんですけれども、通知の中では平成18年度から平成19年度生まれの方も順次キャッチアップの対象としていくとされておりました。それは、令和5年度・6年度の予算の中で対象になるというふうに理解していてよろしいでしょうか。
森企画部財政課長
今、委員お話しのとおり、平成18年度・19年度生まれということについては今後対象になっていくということになってきますので、当然、令和5年度・6年度については、それを想定した形で予算は組んでいく必要があるというふうに考えております。
中村委員
それから、これがまた通知では読み取れないところで、償還払いの話があります。償還払いの取扱いについては、今、何か把握していることというのはありますでしょうか。
森企画部財政課長
先ほども委員お話があった3月18日付の国からの通知のところでも、一定、償還払いのことについては記されているところではありますが、国が要綱のひな形を併せて提示してきておりまして、いわゆるキャッチアップ接種の対象年齢の方で、実際にもう定期接種の年齢を過ぎてしまったから御自身の御負担で、自費でワクチン接種を受けたといったような方に対しては償還払いということでの対応を想定されるということでございます。こちらについては区市町村の判断でというようなこともあるので、今後、区としてどうしていくのかということは検討していく必要があるかなというふうに思っております。
中村委員
ぜひよろしくお願いします。ここの償還払いについては、ひな形を見ても、2価・4価のワクチンのみがその対象のように見えるんですけれども、一方で9価ワクチンを打った方々もいらっしゃって、その方たちというのは、定期接種を逃しちゃったから、より効果の高いワクチンを打とうということで、公衆衛生の意識としてはすごく高い方々なのかなというふうに思います。確かに2価・4価だと3回合計で5万円ぐらいなんですけれども、9価だと3回合計で10万円ぐらいするんですね。それを全て区で負担するというのはなかなか難しいなとは思ってはいるんですけれども、償還払いの検討をするときには、9価の取扱いについてもぜひ検討はしていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがですか。
森企画部財政課長
今お話しのとおり、定期接種の対象となっているのは二つのワクチンだということで、もう一つ、国内で使用できるワクチンは9価のワクチンがあるということは認識しておりまして、お話しのとおり、そのワクチンを打たれた方も一定数いらっしゃるだろうということも想定はされるところでございますので、今後、償還払いの具体的な検討をしていくことになりますので、そういったところも含めて、区としてどう対応していくのかということについては考えていきたいと思います。
中村委員
ぜひよろしくお願いいたします。
あと、ごめんなさい、一つだけ確認したいんですけれども、15ページのところに「子宮頸がん予防ワクチンのキャッチアップ接種に係る経費」というふうに記載があるんですけれども、これまで国の通知も、あと厚生委員会で報告されている件も、全部「HPVワクチン」というふうに書かれていて、今回、この「子宮頸がん予防ワクチン」という記載になったのがどういう経緯からなのかなというのが少し不思議で、これまで子宮頸がん予防ワクチンとして知られては来ているんですけれども、一方で、世界的にもHPVワクチンという呼び方を徹底されていて、男子への接種のことも今後議論の中には挙がっている中で、そこはHPVワクチンという表記に徹底したほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺はいかがですか。
森企画部財政課長
子宮頸がん予防ワクチンということで今おっしゃったように、広く知れ渡っている、知られているというようなこともあって、こういった表記をしたところではございます。ただ、おっしゃるように、国からの通知ということについては、確かにHPVワクチンというようなことでの通知もされていますので、ちょっと今後、様々なタイミングで広報していく際は、ちょっと表記についてはしっかり考えていきます。
委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時50分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時50分)
関係委員会から意見についての報告が来ておりませんので、報告があるまで委員会を休憩にしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、委員会を休憩します。
(午後2時50分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時34分)
この際、申し上げます。補正予算に関係する委員会から申し送られた意見はありませんでした。
他に質疑がなければ、取扱いを協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時34分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時34分)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、質疑を終結いたします。
次に、意見の開陳を行います。意見はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、意見の開陳を終結いたします。
次に、討論を行います。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、討論を終結いたします。
これより本件について採決を行います。
お諮りいたします。第37号議案、令和4年度中野区一般会計補正予算を原案どおり可決すべきものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決します。
以上で第37号議案の審査を終了します。
本日予定した日程は以上で終了しますが、委員、理事者から御発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後3時35分)