中野区議会建設委員会〔令和4年7月1日〕
建設委員会会議記録
○開会日 令和4年7月1日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時49分
○出席委員(9名)
いさ 哲郎委員長
斉藤 ゆり副委員長
生藤 健人委員
渡辺 たけし委員
市川 しんたろう委員
吉田 康一郎委員
木村 広一委員
小杉 一男委員
酒井 たくや委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市基盤部長 奈良 浩二
都市基盤部都市計画課長 安田 道孝
都市基盤部道路課長 井上 雄城
都市基盤部公園課長 村田 賢佑
まちづくり推進部長 豊川 士朗
中野駅周辺まちづくり担当部長 松前 友香子
まちづくり推進部まちづくり計画課長 千田 真史
まちづくり推進部防災まちづくり担当課長 三戸 勇二
まちづくり推進部中野駅周辺まちづくり課長、
まちづくり推進部中野駅新北口駅前エリア担当課長 小幡 一隆
まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長 石原 千鶴
まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長 山本 光男
○事務局職員
書記 田村 優
書記 髙橋 万里
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 上高田四丁目17番~19番地区地区計画原案について(まちづくり計画課)
2 土砂災害特別警戒区域対策工事の共同実施について(道路課、公園課、まちづくり計画課)
3 中野駅新北口駅前広場整備事業に係る基本協定の締結について(中野駅地区・周辺整備担当)
4 中野駅南口地区のまちづくりについて(中野駅周辺地区担当)
5 中野駅周辺エリアマネジメント協議会の設立について(中野駅周辺エリアマネジメント担当)
6 その他
(1)令和4年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について(まちづくり計画課)
(2)弥生町三丁目周辺地区地区計画の都市計画決定について(防災まちづくり担当)
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
昨日に引き続き所管事項の報告を受けたいと思います。
まず、1番、上高田四丁目17番~19番地区地区計画原案についての報告を求めます。
それでは、資料(資料2)に沿って報告いたします。資料を御覧ください。
まず、1、主な経緯ですが、令和4年4月1日に上高田四丁目団地管理組合法人から地区計画住民原案の申出がございました。申出内容は、中野区地区まちづくり条例第12条の規定に適合していることが確認されたため、区で地区計画原案を作成することといたしました。なお、当該判断については、本年4月20日に開催された令和4年度第1回都市計画審議会において意見を聴取済みです。
次に、2、地区計画原案の概要等です。
(1)地区計画原案の概要ですが、添付の別紙を御覧ください。左上から、1、地区計画制度の概要及び名称・面積・位置、2、地区計画の目標、3、土地利用の方針、4、建築物等の整備の方針と地区整備計画の内容、裏面にお移りいただいて、左側、5、地区施設の整備の方針と地区整備計画の内容を記載しております。この1から5までの項につきましては、本年3月14日、4月25日の本委員会で報告した住民原案の内容を継承しておりますので、ここでの説明は省略いたします。後にお読み取りください。
資料にお戻りください。
(2)地区計画原案の縦覧ですが、令和4年7月5日(火曜日)から令和4年7月19日(火曜日)まで、当該原案を縦覧に供するとともに、当該地区計画区域内の関係権利者に意見書の提出の機会を付与します。
次に、(3)説明会の開催ですが、(2)で示した当該原案の周知を目的に、令和4年7月14日(木曜日)と令和4年7月16日(土曜日)の両日で地区計画区域内の関係権利者を対象とした説明会を開催いたします。
次に、3、関連都市計画です。
当該地区計画の決定に合わせて、(1)用途地域の変更と(2)高度地区の変更を検討しています。
別紙裏面の右側、6、関連都市計画の変更【用途地域の変更(東京都決定)】の項を御覧ください。網かけしている部分、約1.6ヘクタールの区域を第一種低層住居専用地域から第一種中高層住居専用地域へ変更することについて、東京都と協議を行っています。
次に、別紙の7、関連都市計画の変更【高度地区の変更(中野区決定)】ですが、網かけしている同部分について、第一種高度地区から第二種高度地区への変更を検討しております。
資料にお戻りください。
4、今後のスケジュールですが、令和4年9月頃に当該地区計画及び関連都市計画の案の縦覧と説明会を開催いたします。そして、同年10月頃に都市計画審議会へ諮問し、年内の都市計画決定を目指します。
私からの報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
小杉委員
資料、拝見いたしました。この今回のものについては、上高田四丁目の団地の管理組合が求めて、中野区地区まちづくり条例に基づいて進められているということですが、そもそものことでお伺いしますが、これは通常の市街地再開発事業とか区画整理事業などの市街地整備事業とは異なるということだと思いますが、どういった手法の違いというか、ごめんなさい、そもそもの、改めて伺いたいと思うんですが、どんなような違いがあるんでしょうか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
今回作成を進めている地区計画につきましては、こちら、まちの現状の課題、そしてまちの目標を定めることを目的としておりまして、その実現に当たって区域内の建物等に関する規制と緩和、そちらを定めることでまちの目標を実現するというのが地区計画制度の主なものになります。
また、再開発事業、区画整理事業等ですが、そちらにつきましては、地区計画と重複するケースも多いんですが、その際は実現するために必要な市街地整備手法である再開発事業や区画整理が併せて導入されるという立てつけになりますので、片方は実現に対して計画で規制と緩和を設けて誘導を図るもの、あと、後者のほう、再開発事業、区画整理については具体的な市街地整備の事業手法というところで、大きな違いがございます。
小杉委員
規制と緩和で誘導していくということですが、市街地再開発事業は今後の見通しとかは何かあるんですか、今言われていたように。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
今回、地区計画を定める中で関係権利者との意見交換等も行っておりますが、その中で、特に再開発事業の運用ということを視野に入れた取組というのは、意見も含めてないという現状にございます。
小杉委員
この1のところに書いてある都市計画審議会での意見聴取をされたということなんですが、具体的に何か意見ございましたか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
まず、意見聴取の趣旨のほうをお答えさせていただきますと、住民のほうからこういった地区計画を定めたらというような申出を受けて、区がどのように判断するかということについて、都市計画審議会から意見を聞くと。例えば区のほうで、地域からこういう申出はあったけど、我々、地区計画を必要としないということが区の判断であるなら、それを都市計画審議会に供して意見を聞くというところの目的になります。
そういった中で、今回、我々としては、申出を受けて、引き続き区の地区計画として策定するという選択を都市計画審議会に上げたところ、それについて基本的には意見はなしというところで頂きました。
小杉委員
分かりました。
今回のその地区整備計画の区域の中には、団地が主なものということで、一戸建てがないと聞いてますけれども、管理組合自身が提案しているわけですからやっぱり自身の問題もあると思いますので、一応伺いますけれども、賛同というか、組合云々という話はこの仕組み上はないんでしょうけども、住民合意という観点からその同意がどのぐらいまで取れているのかというのは何か聞いていますか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
こちら、再開発事業の都知事認可の法人組織とは違いまして、あくまで民民の任意団体がそれぞれ区分所有者間で調整を進めているというものですので、それに当たって、ここの公の場で今どの程度の合意率ですというような発言は控えさせていただければというふうに思います。
委員長
いいですか。(「休憩で」と呼ぶ者あり)
(午後1時08分)
委員長
では、再開します。
(午後1時09分)
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、2番、土砂災害特別警戒区域対策工事の共同実施についての報告を求めます。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
それでは、資料(資料3)に沿って報告いたします。
本件は、道路課、公園課、まちづくり計画課の3課に関わりますので、3者の連名の報告となります。
さきに報告した地区計画の区域内では、上高田四丁目団地管理組合法人により上高田四丁目団地の建て替えが検討されています。建て替えに当たっては、土砂災害特別措置法に規定されている土砂災害特別区域、いわゆるレッドゾーンの対策工事が必要となりますが、当該レッドゾーンの範囲には、区が所有する傾斜地も含まれております。対策工事は、仮設ヤードや土留めの設置など隣接地の相互使用が不可欠であり、区・管理組合とも、単独で対策工事を行うことが困難な環境下にあります。このため、区と管理組合が隣接して所有している傾斜地をレッドゾーンの指定から解除するために、共同で対策工事を行うものでございます。
まず、1、対策工事の施工範囲及び面積ですが、別添1、対策工事施工範囲図を御覧ください。緑色で網かけしている部分が管理組合所有地、赤色で網かけしている部分が区所有地となります。区の所有地は約50平米、管理組合所有地は約960平米となります。
資料にお戻りください。
2、対策工事の施工予定期間ですが、令和4年7月25日から令和5年3月31日までを予定しております。
次に、3、連携協力事項です。
(1)区が行う事項ですが、4点ございます。①対策工事に必要な作業ヤードとして、区有通路と上高田台公園の一部に関する使用許可。②管理組合が区所有地の対策工事を行うことの承認。③管理組合が主体で行う対策工事に関する住民説明会への参加。④は、その他、双方の合意事項です。
次に、(2)管理組合が行う事項です。4点ございます。①区所有地を含む対策工事の施工。②対策工事の施工に関する住民説明会の実施。③レッドゾーンの指定解除に必要な東京都など関係機関との調整。④は、その他、双方の合意事項です。
裏面を御覧ください。
4、対策工事施工の費用負担ですが、対策工事に要する費用を所有面積割合で案分して負担するものとし、概算負担額は、区が約420万、管理組合が約1億1,757万円です。
次に、5、作業ヤードとして使用する区所有地ですが、別添2、区所有地の使用範囲図を御覧ください。色塗りしている部分が使用を許可する部分です。黄色が区有通路部分で約210平米、緑色が上高田台公園部分で約690平米、合計約900平米となります。
資料にお戻りください。
5の(2)供用休止期間ですが、作業ヤードとして使用する範囲について、施設の供用を休止します。休止期間は対策工事期間と同じ期間を見込んでおります。
次に、6、区所有地の概算使用料ですが、月額約68万円、使用料の合計は約560万円を想定しております。
最後に、7、協定の締結ですが、対策工事の共同実施に必要な事項について、協定を締結して実施いたします。本資料では「協定を締結した」と記載しておりますが、締結日が変更となり、本日の段階では未締結の状態となりますので、併せて報告いたします。
私からの報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
酒井委員
すみません。協定の締結がまだ未締結で、委員会の書類では「協定を締結した」とあるんですよね。こういうのは修正されないんですか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
委員会のほうに資料提出期日のときには、もう既に協定を締結する予定だったもので、このように記載させていただきましたが、結果、こちらのほうが間に合わなかったというところで、「締結した」ではなく、「締結予定」という状態に変わったというところです。委員会資料として必要であれば後に修正はさせていただきます。
酒井委員
いや、これ、委員会の資料で、6月30日付で出ておって、「締結した」となっているのがこのままでいいのかどうかというのを知りたいんですけども。要するに、後にも残っていくもので。いや、問題なければいいんです。やっぱりちょっと気になったもので、今確認しているんですけども。
今、委員御指摘のとおり、6月30日という委員会資料の中で「した」という過去形になっているということは、当然、契約締結済みということで事実とのそごがございますので、もし可能であれば訂正のほうをさせていただきたいと思います。(「休憩してください」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後1時15分)
委員長
委員会、再開いたします。
(午後1時19分)
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
今、酒井委員からの御指摘のとおり、7月1日時点で協定の締結のほうはされていないというのが事実でございますので、「締結予定」ということに資料のほうは改めさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
酒井委員
資料のほうは、そのようにやっていただければと思います。
それで、このレッドゾーンのところを解消しなければなりませんよというところでちょっと1点気になったのは、供用休止期間というところで、上高田台公園と隣接する区有通路の一部について使用を休止するというところで、まず、僕、上高田台公園は分かるんですけど、区有通路のところがちょっとぴんとこないので、それを休止することによって住民の方への影響はどういうふうになりますか。
別添2の図を御覧いただきたいんですが、この図面の北側のほうがまさに今回のレッドゾーンの危険崖地というところになります。こちらのほうで今回対策工事が施工されますので、そこに接するこの区有通路の部分、こちら、基本的に作業ヤードとして使用するというところです。
これに伴って、今、こちらのほう、街区の通り抜け機能が供されているんですけど、それに当たっては、この緑色の部分の下のところに少し通路上に線が引かれていると思うんですが、こちらのほうで今提供している機能と同等機能は確保するということで考えてはいるところです。(「ちょっと休憩していただいていいですか」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後1時21分)
委員長
再開いたします。
(午後1時22分)
酒井委員
すみません。
それで、休憩中に細かく公園部分がどのように供用が休止されるというところをちょっと確認させていただいたんですけれども、こちらの公園というのは、区が支援を始めたプレーパーク事業なんかもやっていて、そこの主要の会場といいますか、主要のそういった場所になっているんですよ。あと、重ねて、こちらというのは、まこと幼稚園が近くにあったりで、園児が帰りの際にこちらのほうの公園をかなり活用もされているんですよ。
そういったところの、当然このような形で供用休止になるのは仕方ないと思うんですけれども、そのプレーパーク事業者に対してだったりだとか、まこと幼稚園に対してであったりだとか、こういった供用の休止に関しての連絡ということはされていますか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
本委員会後に、関係するところには周知していきたいということで考えております。
また、プレーパークについては、今の向こうが考えていることをある程度継続してもらえるように、今、もう既にいろいろ話合い等は行っている最中で、本日もまた、じゃ、この場所でこんな遊び方ができないかというようなところを管理組合の協力も得ながらできるように、いろいろ調整を行う予定にはなっております。基本的な考え方としては、プレーパークの事業者から協力の理解は得られているかなということは考えております。
酒井委員
丁寧にやってくださっているのかなというふうに思います。
このような形で供用を休止しても、まだ公園部分というのがあるので、子どもたちはここに結構集まりますので、その辺のレッドゾーンを解消するための取組は当然必要なので結構なんですけれども、この安全・安心に関してはしっかり取り組んでいただきたいなと思うのと、プレーパークに関しては、ここで引き続きというのもあるでしょうけれども、同じまちづくり、都市基盤部でありますので、公園課と連携を取りながら、じゃ、ここ、ちょっと環境的には難しいんだったらば別のところもあるよねだとか、そういうフォローの仕方も所管と連携を取りながらやっていただきたいと思いますが、いかがですか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
現在、この管理組合のほうの中央部に大きな広場がございますもので、そこのところを代替場所として使えないかということで、このプレーパークの事業者のほうともお話しし、また管理組合のほうとも調整をしているというところで、今、主要の代替場所はそちらをメインに考えてはいるところです。
酒井委員
いや、それで、もしそれがまた難しいようだったらば、公園課とも連携を取りながら、活動が、直接の所管じゃありませんけれども、継続できるような形でフォローアップしていただきたいと思います。答弁、結構です。
委員長
要望ですね。
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、中野駅新北口駅前広場整備事業に係る基本協定の締結についての報告を求めます。
石原まちづくり推進部中野駅地区・周辺基盤整備担当課長
それでは、中野駅新北口駅前広場整備事業に係る基本協定の締結について御報告させていただきます。(資料4)
中野駅新北口駅前広場整備事業は、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業と事業区域が重複していることから、事業の円滑かつ効率的な推進を図るため、土地区画整理事業施行者であるUR都市機構への当該事業委託について協議を行ってきたところです。
このたび、委託内容について双方合意を得たことから、中野四丁目新北口駅前土地区画整理事業に関連する幹線街路補助線街路第223号線整備事業に関する基本協定書を締結したので、御報告いたします。
1、協定の目的です。
土地区画整理事業と街路事業を円滑かつ効率的に実施するため、事業の実施に関する基本的な事項を定めます。
2、協定の主な内容でございます。本協定対象範囲については別紙を御覧ください。
本協定対象範囲に係る街路事業実施設計及び付帯して必要となる検討並びに工事の施工をUR都市機構に委託します。
実施設計及び工事の施工に当たっては、全体協定及び年度協定を締結してまいります。
3、協定の締結日です。
令和4年5月12日に締結いたしました。
4、今後の予定です。
令和4年9月に実施設計全体協定及び令和4年度実施設計協定を締結いたします。
令和4年度から令和6年度にかけて実施設計を行う予定でございます。
御報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、中野駅南口地区のまちづくりについての報告を求めます。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
それでは、中野駅南口における土地区画整理事業と市街地再開発事業の進捗状況及び今後の予定について御報告いたします。(資料5)
1点目、中野駅南口の事業概要についてです。事業範囲については、1ページ目、左下の図を御覧ください。
市街地再開発事業の施行地区としましては、赤色の一点鎖線で囲まれた部分になります。また、土地区画整理事業の施行地区としては、灰色の一点鎖線で囲まれた部分が該当いたします。
当地区では、土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行により事業を進めており、土地区画整理事業では、南口駅前広場の拡張整備や道路の新設及び拡幅などによる公共施設の整備改善と防災性の向上を図ることといたしております。また、市街地再開発事業では、駅前広場機能を担う歩行者空間の整備や商業施設・事務所・住宅を整備することにより、中野駅南口の活性化とにぎわいの創出を図るとともに、地区の高低差に対応して2階レベルに広場などを整備し、周辺地域とのネットワークに寄与するユニバーサルデザインに配慮した新たな歩行者動線を整備することとしています。
恐れ入りますが、2ページ目をお開きください。
2点目、事業進捗についてです。
最初に、中野二丁目土地区画整理事業では、平成28年度から建物解体が始まり、敷地整地を行った後、上下水道、電線共同溝の埋設管敷設、道路整備を行ってきました。また、令和元年度に事業施行期間と資金計画に係る第1回事業計画変更を行いました。
次に、中野二丁目地区第一種市街地再開発事業では、令和元年度に設計概要、事業施行期間及び資金計画に係る第1回事業計画変更を行いました。また、令和元年度から施設建築物の建築工事に着工し、令和3年度には地下躯体工事が完了、現在は地上躯体工事を行っております。
3点目、今後の予定についてです。
最初に、中野二丁目土地区画整理事業では、令和4年7月に再開発施設建築物から中野駅南口にアプローチするためのデッキ整備に向けて、中野駅前交番の仮移転整備に着手いたします。また、12月に南口駅前広場整備に係る意見交換会を実施予定です。なお、土地区画整理事業の完了年度は令和7年度を予定しております。
次に、中野二丁目地区第一種市街地再開発事業では、令和5年度に業務棟、住宅棟ともに施設建築物の建築工事が完了する予定です。なお、市街地再開発事業の完了年度は令和7年度を予定しております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
小杉委員
すみません。この現交番が本年度から仮設交番として移動することが着手されていますが、たまにここの場所を使うんですけれども、この交番ができちゃうと通れない、この図だと通れないような感じがするんですけど、かなり奥行きが狭いような交番になるのかどうなのかというの、ちょっとその辺はどうなんでしょうかね。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今現在、仮交番等についての詳細は、警視庁のほうと協議中でございます。
現状の協議過程におきましては、仮設交番は現交番と同じ大きさといたしまして、それ以外のところの花壇の部分を撤去することによって、幅員としては4メーター確保するような形になっております。
小杉委員
4メーター確保というのは、通行するスペースが4メートル確保されるということでいいんですか。
こちらの絵ですと、駅前交番の中野通り側のところに現状花壇が植わっていると思いますけども、そちらの花壇も歩行帯のところにまず整備した上で、駅前交番とその花壇も含めた形の通行帯として4メーターというふうには確保できるというふうにして考えております。
小杉委員
その後は、仮設だから、本設というのは、いつ頃、どの辺に移動するとかという予定なんでしょうか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
仮設交番の今度本設の移転先のところなんですけども、現在、南口駅前広場の拡張整備に当たりまして交通管理者等々と協議中でして、まだ確定している部分ではないんですけども、現在の協議過程におきましては、1ページ目を御覧いただければと思うんですけども、右側の南口駅前広場の拡張整備イメージのところでいきますと、今度、中野通り側のほうに本設の交番を設置するような形で今現在関係機関と協議中ということになっております。
小杉委員
ごめんなさい。仮設交番は、いつ頃からできるというか、工事が始まるような見通しとかありますか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
仮設交番の工事の着工につきましては、早ければ7月の末ぐらいから仮設交番のための給排水の引き込みの工事が始まりますので、本委員会にお諮りしているところでございます。
市川委員
すみません、一つ教えていただきたいんです。ごめんなさい、前にも報告があったのかもしれないんですが、この南口駅前広場の拡張イメージとありますけども、今、中野駅南口を見ると、島があって、その先に、中野通り沿いですよね、南側に行くときに横断歩道があると思うんですよ。あの横断歩道はどうなるんでしたっけ。なくなるんでしたっけ。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員の御質問は、中野通り側から中野三丁目の横断歩道ということで。
市川委員
すみません。分かりづらくてごめんなさい。中野駅の高架下を越えて、こっちから、北側から行ったとして、二つ横断歩道を渡ると思うんです、南口で。そこの縦の横断歩道というのはどうなるのか。これを見てみると、一つの、こっち側へ行くと、手前側は完全に歩行者動線になっていますけども、奥のそこは道路になっていて、これ、渡れるのかどうかということなんですけど、どうなんですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
すみません。今、一応、こちらの拡張イメージ図にちょっと線が落ちていないんですけども、中野駅南口を出て中野通り側沿いに南側へ行けるような形で横断歩道を造るというふうな計画で今進んでおります。
市川委員
じゃ、横断歩道があって、縦にもそのまま行けるということですね。わざわざわ回っていかなくても行けると。
ここの文章の下に「ユニバーサルデザインに配慮した新たな歩行者動線を整備する」というふうに書いてありますけども、今、中野駅南口の駅前を歩いてると、京王バスが、やっぱり車庫があって、非常にそのバスの動線というか、多いんですよね。回送のバスが3台ぐらい続いてですね。そうするとやっぱり渋滞のもとにもなるしというふうに考えると、これだけ拡張されて、見てみると、このバスの止めておける場所が幾つか今より広がるんだと思うんですよ。こういうところというのは、バス事業者と話をして、これだけのものがあれば、例えば慌ててバスが出たり入ったりしなくてもいいようなものになっている。つまり、ユニバーサルデザインというのであれば、例えば渡る方が安心して安全に渡れるというか、バスの行き来が多くなってしまうと、なかなか渡りづらかったりとか、不安を覚える可能性が多いと思うんですよ。
あそこ、今見てみると、青信号の時間が非常に短いので、なかなか渡りづらいと。そうすると、なかなか歩くスピードが遅い高齢者の方とか、もちろん障害を持っている方とか、そういうことになると、こうやって回っていかなきゃいけないことになったりするかもしれない。今そうやって動いている人もいると思うんですよね。そういうところというのは仕立てとしてどうなっているのかお伺いしたいんですけど、どうですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今現在整備を考えていますのは、バス停がロータリーのところに順々に並んでいるような形で考えていまして、歩行者につきましても、そのロータリーに沿った形で歩いていけるような形で考えております。ただ、今現在、関係機関と協議中ですので、バス事業者とも打合せをしながら進めているというところで、御意見として、そういったものの意見も踏まえた上で反映させていければというふうにして考えております。
市川委員
都市基盤部長、それで、今お話があって、今はまちづくりのほうの話なんですけども、交通政策課、あるじゃないですか──のほうから、バス事業者とも協議をするタイミングは結構あると思うんですよ。そういう意味では、バスがつながって渋滞するとか結構今、中野通り沿いとか非常に多いと思うんですね。また、先ほど申し上げたように、この中野駅の中でバスが非常に多くて、バスが2台、3台続けて出ていって車庫に戻るとか、そういう例が非常に多いので、交通政策課のほうがバス事業者とお話をする際にもこういった話をしっかりしていただきたいんです。そうすると、要するに、基盤として、歩行者動線として、皆さんが安心して通れる道路だったり横断歩道というのが確保できると思うので、そういったこともしていただきたいと思うんですけど、いかがですか。
奈良都市基盤部長
今、委員のほうから御質疑いただきました件につきましては、日常的にバスの事業者と話し合うような場というのは、この間、計画づくりの中でも持っておりますので、そういった場で、所管とも連携しながら、バス事業者と連携しながら、進めていきたいと思っています。
酒井委員
すみません、関連して教えてください。昨日、中野区交通政策推進協議会の議案が通りましたね。推進協議会を設置しますよ。公共交通の計画を立てていくんだということだと思うんですけども、そこの協議会とこういった南口の駅前広場のバスら、ハイヤー、タクシーらをどうするというのはまた別ですか。
奈良都市基盤部長
昨日、設置条例で御議論いただきました協議会につきましては、そこに所掌事項というのが書いてあったかと思います。計画づくりですとか、あと具体的には若宮・大和町の地区のものですとか、そういったものを中心に行ってまいりますので。ただ、その中で日常的ないろんな情報提供というのは行っていきますが、具体的なこういう協議をするというのはちょっと今のところは想定してございませんが、日常的な連携を取っておりますので、打合せの場といいますか、そういった中で情報提供しながら話し合っていきたいというふうに思っております。
酒井委員
ちょっと趣旨が違うんだと。他方、こういった中野駅南口に関しましては、事業者、それから警察であったりだとか、様々連携を取りながらやっていますよということなんですけれども、事業者だけじゃなくて、現場で働かれている方の声なんかもね。昨日は、中野区交通政策推進協議会では、現場で運転されている方なんかの声も聞くというふうなこともあったと思うんですけど。こういった南口の駅前広場の整備においても、事業者だけじゃなくて、現場でまさに運転されている方の声なんかも聞いていただきたいなと思っているんですが、まあ、聞いているのかも分かりませんけれども、その点、教えてください。
奈良都市基盤部長
昨日の協議会の中では、労働組合のほうに今度参加していただくということで御説明申し上げたかと思います。ただ、日常的な打合せの場といいますか情報交換の場では、そういった方は入っていなくて、事業者と行っているというのが一般的でございます。労働組合の関係とは、事業者のほうでやっていただくのが基本かなというふうに思っております。
酒井委員
労使のところは、その会社の中でどういうふうにやるのかということだと思うんですけど、それは分かるんですけれども、やっぱり現場で勤めていらっしゃる方の目というのも大事なのかなというふうに思っています。
この南口駅前広場というのが今と比べると1.2倍程度になるというふうなことも聞いています。これ、整備するに当たって、今は、先ほど市川委員からあったんですけども、京王バスさんが2台、3台並んでいるような状況で、あれ、法的に照らし合わせると暫定という形になるのか分からないんですけど、あまりよろしくない状況だと思うんですよ。そういったことがこの南口駅前広場ができた際には解消されるんだと思うんですけれども、この工事の間はどうなりますか。要するに、広げるだけだからそんなに今の──要するに、この南口駅前広場が使えなくなっちゃうと、じゃ、京王バスさん、高架下に行ってくださいよだとか、線路のね、様々別の方策も考えなきゃならないんですよ。その辺どういうふうに考えていますか。
今現在協議段階ではありますけども、京王バスさんとかとお話ししている限りですと、今の現状のバスが通過している交通については生かしたままにしてくださいというお話があります。そのため、工事に関しては、バスの終電が終わった後から始発のバスまでの間の中で作業していく、要は夜間工事になっていくというふうに想定しています。
木村委員
この市街地再開発事業は、令和5年度に工事完了と書かれていますけども、令和5年度というのはもうあと1年ちょっとということなんですが、実際、いつぐらいに完了。令和5年度と言ってもかなり広いので、何月ぐらいとか。あとは、業務棟と住宅棟、これ、それぞれ同時にできるわけではないと思うんですけども、そのタイミングがあるのかどうか教えていただけますか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員からの御質問は2点あったかと思います。令和5年度の事業完了がいつ頃になるのかという質問と、あともう1点が、業務棟、住宅棟、それぞれの工事終了年月日がいつ頃になるのかという2点があったと思います。
まず、今現在のところの整備状況からいきますと、施設建築物の建築工事完了につきましては、令和6年の2月頃を予定して工事を竣工しております。
あと、業務棟、住宅棟に関しましては、同じ時期にという、同じ令和6年の2月の段階に、同じところで施設が完了するというふうにして今のところは聞いております。
木村委員
じゃ、その工事が完了しましたら、業務棟にしても住宅棟にしてもすぐ活用されるというか、人が入るという状況になるということなんですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今、現状のところで、業務棟につきましては、南口駅前広場に面するところのビルの解体と併せた形で、今現在住んでいるビルのオーナーさんが業務棟のほうに移るという形で進めております。
あとは、実際、住宅棟につきましては、まだ住まわれている方がどういうふうにしてなっていくのかという、まだ募集をかけておりませんので、ちょっとその段階は不明ということになっております。
木村委員
要は、令和6年の2月からは、工事完了して、一定程度オーナーさんとか、入る人は決まっているんでしょうけど、テナントがこれからどう入ってくるかによるんですけども、実際稼動し始めるのがいつ頃なのかというのが全然想定はされていないというか、分からないということなんですか。両棟ともですけどね。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今、現状分かっているのは、施設建築物の建築工事完了が令和6年2月を目指して進んでいるということが今情報としては入っております。そのほかの情報については、ちょっと今手持ちでないので、すみません。
木村委員
先ほど来のロータリーの工事の話が出ていたんですけども、当然、通勤者とか住む方が増えればロータリーを移動する方が相当人数が増えてくると思うんですけども、要は、その影響とか、工事に関してさらに細心の準備──準備というか、対応をしなきゃいけないのか、そういったところは特に今検討されていないということですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員御質問は、施設建築物が完了した後のロータリー利用者のほうの増加についての御質問だったかと思います。
現在、再開発ビルができることによって、新型コロナ前の推計ですけども、昼間人口に関しては3,500人から4,000人ぐらいの方が増えるというふうにして推定されております。そのため、施設建築物が完了した後の土地区画整理事業で南口駅前広場等の工事に入っていきますので、そちらのところについて、工事の安全とかというところは、再開発事業もしくは区画整理事業組合についても指導しながら進めていければというふうにして考えております。
木村委員
それはぜひよろしくお願いいたします。
あと、ちょっと別な話で、さっき交番の話が出ておりました。仮設にするにしても、仮設をする前に多分多少の工事があると思うんですけども、御存じのとおり、南口のほうには中野区視覚障害者福祉協議会の建物というか、ありまして、あそこ、よく中野区視覚障害者福祉協議会の方がかなり通られるんですね、あの島の部分は、日中は。ですので、あそこ、要は点字ブロックが非常に大事なラインになってくるんですけども、仮にその工事とかであの島が通れないとか、点字ブロックをなくすとか、そういったことをすると、相当な、大きなダメージになるかと思うんですね。そういった意味では、工事するにしても、仮設の交番を建てるにしても、点字ブロックはしっかりと、利用者の方の意見をしっかり聞きながら、どういったふうにやったほうがいいのかというのはしっかり確保というか、していただきたいと思うんですけども、いかがですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
仮設交番の工事につきましても、先ほどと、区画整理事業の話と同じなんですけども、夜間作業を予定しておりまして、実際に施工するとき、再開発の事業者さんについても、区のほうから一昼夜で元のとおりに完全復旧するような形で指導してまいりたいというふうにして考えております。
渡辺委員
今、木村委員からも点字ブロックの話があって、私もちょっと点字ブロックのことをお伺いしたいんですが、今の南口駅前広場周辺の点字ブロックが、一部、バスの乗降の部分だとかはあるんですけども、その後の動線の部分がつながっていないということで、非常に使いづらいという声を私も聞いているんですよ。一部は、そこから先のどこにつながるかという、その点字ブロックがないがゆえにちょっと戸惑ってしまう、そういった声は聞いたことありますか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
そちらの点字ブロックがないことについては、ちょっと私のほうには入っていなかったので、すみません、初耳でした。
渡辺委員
であれば、そこはちょっと認識をしていただいて、新たな、この駅前が新しくなる際には、駅周辺の点字ブロックをしっかりと作ってもらいたい。
そういった声も聞いて今どうなんですかという話を聞いたら、ここの南口駅前広場は、南側のほうが区の区有地、道路は区道であると、東側はこの中野駅南口の再開発のエリアである、駅前はJRの敷地であるということで、その3者それぞれ協議していかないとなかなか作ることができない。なおかつ、中野駅南口のこの再開発がこれから始まるに当たって、今新しく作ってもまた壊して新しくしなきゃいけないから、それだとあまりコスト的にもどうかということで、ちょっと今の段階では、私はペンディングみたいなことで言われたことがあったんですね。
今回、新たな拡張イメージができているわけですから、当然JRさんとかとも協議しながら進めていく話にもなるかと思うんですけども、この点字ブロックも、実際やっぱり中野駅南口──通常だったら、どこの駅でもちゃんと動線を敷かれていて、どこどこにつながるという点字ブロックがあるのに、中野駅南口はないというのを、私も現場を見て確かに使いづらいなというところは感じていますので、認識なかったということですけども、今回、改めて認識いただいて、その辺のユニバーサルデザインの観点から点字ブロックのところも意識をして作っていってもらいたい。ちょっとそこに関して改めて答弁いただきたいんですけども、いかがでしょうか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
南口駅前広場の整備に当たりましては、先ほど委員からの御要望もあったとおり、点字ブロック、どういうふうにしたらユニバーサルデザインのところの部分において合致したものになるのかというのも、関係者、また事業者さんと協議しながら進めていければというふうにして考えております。
渡辺委員
もしかしたら視聴覚者団体の方からも要望が届くかもしれません。様々なところからもしかしたら声も上がってくるかもしれませんので、そこは真摯に受け止めて御検討いただきたいと思います。要望です。
委員長
要望ですね。
酒井委員
すみません、ちょっとさっき聞き漏らしたといいますか。最後に、私は、今の中野駅南口のロータリーの状況が、バスが何台も並行して止まっておったりだとか、ちょっと危険であったり、望ましくない状態だなと。これが約1.2倍になる南口の駅前広場ができれば解消されるんだろうと思うんですけども、その間の工事の間に今以上にもっとその工事の影響で厳しくなるのかどうかというのをお尋ねしたところ、そういった影響が出ないように夜間に工事をするというふうにおっしゃっていたんですけれども、ということは、昼間の状況では、今以上にはこのバスが何台も並んだりだとか、タクシーが乗りづらいだとか、環境は悪くならない、そのために夜間で工事をするんだ、そういう理解でいいですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今現在の南口駅前広場の整備については、今、関係機関と協議中です。あと、それが出来上がった段階で事業者が施工の展開のほうを描いて、どういう展開をしていくかということを描いていくという流れになっております。
今、委員おっしゃられたように、こちらのバスロータリー、昼間の部分についても、なるたけ影響のないような形で事業の実施については事業者とともに進めていければというふうにして考えております。
酒井委員
影響が出ちゃうかも分からないんですか。要するに影響が出ないように夜間で工事すると言っているんですけど、これ、場合によっては、バス1台ぐらいは高架下に行くだとか、違う場所に行くだとか、そういう場合もあるということですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
すみません。現状を維持しつつ工事を進めていって、順次レイアウト等も変更していくという状況になっておりますので、先ほど委員御指摘のあったとおり、影響のない形で昼間についても考えていくというふうにして考えております。
酒井委員
まあ、何とか影響が出ないような形でやりたいと。その中で、工事の進捗状況によってはまだちょっとなかなか断言できないのかなというふうには思いました。もしまた後で答弁の訂正があればしていただければ結構なんですけども。
それで、これ、工事、夜間でやるでしょう。夜間でやると、費用面とか期間面とかというのはどの程度膨れ上がるんですか。それをちょっともし分かれば教えてください。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
まず、費用面についての御質問があったかと思うんですけども、南口駅前広場の図面についてはまだ確定したものがないので、今後、南口駅前広場の確定の状況の絵が出来上がった次第で、実際どれぐらい必要になるのか、あと工事期間とかについても検討していくという流れになっております。現状ではちょっとお答えすることはできない状況です。
酒井委員
いや、僕、その全体の費用を聞いているんじゃなくて、夜間で工事をやるのと昼間で工事をやるのとは費用がどれくらい変わるの。期間に関してもそれによってどれぐらい変わるんですか。そういうのは比較されたことあるんですかというふうに聞いているだけです。なければないでいいんです。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
現状のところ、費用と施工期間についての比較したものは持ち合わせておりません。
酒井委員
夜間にやると、どうしても費用の面と、それから期間のところがあって、中野駅南口に関しましてはお尻も決まっているところから、ちょっと確認したくてお尋ねしたんですけれども。
最後にします。先ほど木村議員のほうから質疑があって、中野駅南口の再開発事業が完了した際の昼間人口についてお答えあったと思うんですよ。3,500人から4,000人ぐらい昼間人口で増えますよ。要するに、それだけ大きな業務棟には企業が入って、そういった方がいらっしゃるんだろうと。じゃ、これ、夜間人口はどれぐらいになるのかと、それと併せて、昼間人口が約4,000人、夜間人口がどの程度かという中で、今の中野駅南口の改札の機能で言いますと、その数字には十分に対応できるのかどうか、この2点を教えてください。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
質問が2点あったかと思います。1点目は夜間人口が何人増加するのかで、2点目はそれに対応して南口改札が対応できるのか。
まず、夜間人口につきましては、およそ最大、コロナ前の数字ですけども、1,500人ぐらい増えるというふうにして想定をしております。
中野駅南口改札につきましては、少々お待ちください。(「そんなのやっているでしょう」と呼ぶ者あり)すみません。(「大丈夫ということを聞いただけ」と呼ぶ者あり)駅の改札につきましては、現況の利用者数が7,100人としておりまして、中野駅南口の改札機がちょうど5基あって、大体1基当たり3,000人ぐらいの処理能力というふうにして伺っております。そのため、1.5万人の処理能力がある中で、朝のピーク時の利用者数が7,100人というふうに想定がされておりますので、そちらのほうには十分対応できるという形になっております。
酒井委員
もう最後にします。ごめんなさい。要するに、1.5万人の処理機能があって、ピーク時でも、その中でこの昼間人口、夜間人口が増えますね。その中でもピークは恐らく7,000人から8,000人だろうから十分に対応できるという理解でよろしいですよね。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
委員おっしゃるとおりです。
斉藤委員
御報告ありがとうございます。
一つだけ、聞き漏らしたのかもしれないんですけれども、今後の予定のところで意見交換会。これ、交番の工事の着手が7月末ということですが、意見交換会はいつ頃なさるのでしょうか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今、意見交換会の日にちにつきましては、現状としては令和4年12月頃を予定しております。
斉藤委員
分かりました。
どのようなテーマでしょうか。どのぐらいのことが意見を伺って反映できるかというのはなかなか限定的だと思うんですけれども、どのようなテーマでお伺いするのか、意見交換会をなさるのか、ちょっと教えてください。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
現状として、まだ今、関係機関、警視庁、交通管理者等も含めた形での協議中ですので、そちらが固まった段階だとできる、できないということは幾つかあると思いますが、イメージパース等を用いながら御意見等を伺っていければというふうにして考えております。
斉藤委員
ということは、全体のイメージ、もう決まっているものに対して、色とか何かそういう感じのことになるんでしょうか。イメージというか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺地区担当課長
今御提示を考えていますのは、1ページ目のところでお示しした南口駅前広場のバスのロータリーとかというところが、このイメージ図よりはもうちょっと詳細な形でお示しできればなというふうにして考えております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告について終了いたします。
次に、5番、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の設立についての報告を求めます。
それでは、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の設立について御報告いたします。(資料6)
本件については、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会においても報告する案件です。
中野駅周辺では、区全体を持続可能な活力あるまちへ牽引する区の中心拠点、多様な都市機能が集積した「新たな活力とにぎわいのシンボル」となる先進的なまちづくりが進められております。
このたび、各開発地区の事業者や地域の関係者らをつなぐプラットフォーム機能として、中野駅周辺エリアマネジメント協議会を設立したので、御報告するものです。
1点目、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の構成員についてです。
当協議会は、中野駅周辺まちづくりグランドデザインVer.3の策定範囲である中野二丁目、三丁目、四丁目、五丁目における各開発地区の事業者や地域の関係者らを中心に構成されております。
1番目に、開発が実施または予定されている地区といたしまして、中野駅新北口駅前エリアから施行予定者である野村不動産株式会社、囲町東地区から市街地再開発組合の参加組合員である三井不動産レジデンシャル株式会社。
2番目に、開発が完了した地区として、中野四季の都市から東京建物株式会社。
3番目に、地区にある商店会の代表として、中野区商店街連合会第7ブロックから中野ブロードウェイ商店街振興組合、また中野区商店街連合会第8ブロックから中野南口駅前商店街。
4番目に、団体からの推薦者といたしまして、東京商工会議所中野支部から株式会社構造計画研究所、中野工業産業協会から武蔵野建設産業株式会社、一般社団法人中野区観光協会様からは団体の理事の方が御出席されております。
最後、5番目に、中野区となっております。
2点目、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の開催についてです。
日時は令和4年4月25日、会場は中野区役所、出席者は16名でした。
議事につきましては、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の規約、区と協議会が取り交わす基本協定書及び令和4年度事業計画書について確認を行いました。
3点目、今後の予定についてです。
令和4年7月からエリアマネジメントビジョン検討のための運営会議を開催していきます。
また、令和5年3月に、ビジョン策定後は、ビジョンに基づく取組や方策を検討または実施していく予定です。
なお、今年度発注予定でありました中野駅周辺エリアマネジメントビジョン策定支援業務委託につきましては、官民連携まちなか再生推進事業費補助金を活用するべく応募申請をしておりましたが、令和4年度補助案件としては選定されなかったことを併せて御報告します。
しかしながら、中野駅周辺を中心としたまちの魅力や価値を維持向上させていくためにも、今後も含め、市街地再開発事業等ハードのまちづくりの着実な推進を図っていくとともに、中野駅周辺で展開するエリアマネジメントの仕組みや推進体制の確立といったソフトの取組を総合的に進めていく必要があるため、ビジョンを策定していきたいと考えております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
市川委員
御報告ありがとうございました。
最後にお話あったその補助事業ですね、これは選定されなかったということだと思うんですが、何で選定されなかったとかというのは、向こうの選定側の事情もありますから、それは分からないと思います。今後研究はしていただきたいなと思うんです。ただ、もともと今年度にこの事業をするのに当たって、もちろん中野区の独自の予算とそういった補助事業と併せてやっていくということだったと思うんですけど、それが使えなくなったことによって、財源構成というか、予算措置とか、そういったことについての影響というのはどれぐらいあるものなんですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
当初予定しておりました歳入のほうにつきましては、税込で897万5,000円となっております。こちらがつかなかったことによる財源等の構成についての協議なんですけども、今後、財政課とも協議しながら進めていくので、ちょっと現段階でどうなるかというのはまだ決まっておりません。
市川委員
決まっていないけども、財政課と相談をして、今897万円余というお話があったんですけど、その900万弱の予算をそのまま財政課に言うのかどうか分かりませんけども、同規模のものは補正なり何なりとで措置をしていきたいという考えを持っているんですか。
今、ちょっと財政課との協議が済んでいない状態なので、今後どうなるかということは財政課と協議しながら進めていければと思います。
市川委員
いや、そういうことじゃなくて、今年度にやりたいのかやりたくないのかという、来年度でもいいのかということなんですよ。それは教えてください。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
先ほども申し上げましたとおり、ぜひビジョン策定については委託事業者を使った形で今年度策定していきたいというふうにして考えております。
市川委員
ということは、やはり庁内の調整をしていかなければならないなということはおっしゃっているわけですよね。もちろんそれはいろいろ関係があるにしても。
そういったことをやっていくに当たって、ビジョンをこれから検討して、運営会議を開催して──今後の予定のところに書いてありますけども、そういった今、補助が下りるか下りないかという話があったと思うんですけれども、話を聞いていると、10分の10下りた自治体と、10分の10、満額出ていない自治体が二つあると思うんです。6割ぐらいが選定をされて、4割ぐらいが、落選と言ったらいけないですけども、採用されなかったと。ここにどういう差があったのかというのはやっぱり引き続き研究をしなきゃいけないと思うんですね。とりわけ10分の10出たところについてはいいんだけども、要件を満たしていないからもらえなかったのか、もしくは、要件は満たしているんだけども、ほかの自治体との魅力というか、そういったところで負けてしまったのかというところだと思うんです。これは今後研究しなきゃいけないと思うんです。とりわけ10分の10じゃなくて10分の幾つかという、満額出なかったところとの比較というのは必要だと思うんですけれども、この選定される、されないというのは、結果が分かったのはいつ頃でしたっけ。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
選定結果につきましては、4月の上旬の段階で区としては把握しております。
市川委員
4月の上旬ということは、2か月ちょっとたっているわけですよね。3か月弱たっているわけですね。その間に何か分かったことはございましたか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
今、区としましては、選定されなかった理由については、なかなか問い合わせても回答はしてもらえなかったという状況がありましたので、他地区で令和4年度の選定された地区についてはヒアリングをするなどして、ビジョン策定に向けた過程への区としての勉強、また事業者、ビジョンを策定していく過程での何かプラスアルファになるようなことがないかということで研究して進めてまいれればというふうに考えております。
市川委員
ちょっとあれだと思うんですが、整理をすると、まだヒアリング等々は行っていないんだけども、これから行っていくということですよね。当然、国からの回答はまだもらえていないんですよね。今の話だと、国からどういう理由なのかという回答は得られていないけども、選定をされた自治体とかと、そういったところのヒアリングを今後進めて、精査していくという意味ですよね、今の。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
ちょっと言葉尻が、うまく伝えられなくて申し訳ないですけども、今、現状としたら、選定された1区についてはヒアリングを終えているところです。今後についても、選定された他区についてはヒアリングを進めていきたいというふうにして考えております。
市川委員
これから複数の自治体にさらには聞いていくんだと思うんですけども、そういったところで聞いて、例えばエリアマネジメントはいろんなところでやっていると思うんですね。今度、委員長が計らっていただいたエリアマネジメントの勉強会をしようとか、中野駅周辺整備・西武新宿線沿線まちづくり調査特別委員会で視察に行こうとかというお話が出ていると思うんですけど、先行事例が幾つかあると思いますので、恐らくその予算を使って何をするのかとか、そういった観点がさらに重要になってくるんだろうと思いますので、そういったヒアリングとか、関係機関との調整ですよね、そういったことは引き続きしていただきたいと思いますので、これは要望で結構です。
委員長
要望で。分かりました。
酒井委員
すみません、僕も重なるところです。補助金が取れませんでしたよという。先ほどの話だと897万5,000円をこのエリアマネジメントの策定の業務支援に区として費用を考えていたんですよね。それで、恐らく、官民連携まちなか再生推進事業に申し込みました。でしょう。これは897万5,000円全て当区としては特定財源、国庫で考えていた。予算の編成のときはね。そういうことですか。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
委員おっしゃるとおり、官民連携まちなか再生推進事業の国費10分の10で一応申し込もうとしていたというものです。
酒井委員
まあ、それが全て取れませんでした。じゃ、今後、一般財源で対応するんでしょう。でしょう。そういう中で考えていくんだと思うんですよ。今、財政課と話しているよということだと思うんですけれども、じゃ、もう1点また確認なんですけど、エリアプラットフォーム活動支援事業、こちらのほうに応募したという理解でいいですか、官民町連携まちなか再生推進事業の中の。
山本まちづくり推進部中野駅周辺エリアマネジメント担当課長
委員おっしゃるとおりでございます。
酒井委員
これを、国土交通省の資料を読ませていただくと、「官民の様々な人材が集積するエリアプラットフォームの構築やエリアの将来像を明確にした未来ビジョンの策定、ビジョンを実現するための自立・自走型システムの構築に向けた取組を総合的に支援し、多様な人材の集積や投資を惹きつける都市の魅力・国際競争力の強化を図る」と書いているんですよ。
これを読むと、この当区のエリアマネジメントというのは、中野駅南北の先ほど来3か所の説明がありましたけれども、多くの再開発があって、そこを取りまとめて、区が一定プラットフォームのような機能をつくりながら、このエリアマネジメントを進めていくという考えじゃないですか。そうでしょう。合致していると思うんですよ、僕、ものすごい。何で落ちるんですか、部長さん。
委員御指摘のとおり、私どもも中野駅周辺で複数の事業を同時並行でやり、さらに商店街とも連携をしながらまちを盛り上げていこうという機運の中で、改めて全プレイヤーが集まる場をつくり、共通のビジョンを持とうということで、この補助メニューをぜひ活用したいということで、当初予算の歳入にも計上させていただいたところです。しかしながら、結果としては選定をされなかったという通知を受け取っているところでして、当然に私どももなぜ選定されなかったのか、こちらの事務局、あるいは国土交通省にお問い合わせをしたところではあるんですけれども、あくまでも審査結果であるということ以上に何か得られるものは残念ながら今のところないという状況です。
担当課長も申し上げているとおり、今回、今年度選定をされている例えば目黒区、ヒアリングに行きました。答弁、重なるところはあるんですけど、そうしますと、例えばその目黒区さんなんかは、既に社会実験のような具体的な取組をしていたりとか、そのようなより具体的な動き、具体的な考え方、そういったところが申請の中のポイントとしてあったのかなというところを、我々、推測ではあるんですけれども、そのような点が中野駅周辺においては少し不足がしていたのかなというところも要因としてはあるのかなと推定をしているところです。
あのメニューについては、非常に残念な結果となっているところではあるんですけれども、私どもとしては、予定どおり協議会を立ち上げ、ビジョンの検討、策定を進め、また、この補助メニューについては、本年度駄目だったからこの先全く使えないという性格のものでもございませんし、引き続きその熟度に応じて具体的な取組、それについてのまたこの補助採択要件に合致したときには積極的に活用していきたいと思っておりますし、先ほど市川委員からも御指摘あったように、ほかの取組、いろんなところを参考にしながら、より中野駅周辺がきちんとエリアマネジメントビジョンを強く発信していけるように取り組んでいきたいというふうに思っています。
酒井委員
目黒区さんはヒアリングもしました。目黒区1区だけなんですよね。あくまで、ちょっと社会実験なんかを目黒区はしていたから、そこが差があったのかななんていうふうにおっしゃっていました。けど、部長おっしゃるのは推測なんですよ。じゃ、このエリアプラットフォーム活動支援事業で選ばれたところは48者あるんですね、48自治体。
4月の上旬に結果が分かっていれば──これ、落ちちゃ駄目なんですよ、内容を見ると、うちが一番合っているんですから。そうであれば、せめて48自治体、もしくはうちと同規模ぐらいの大きなところから資料を取り寄せるなりして、応募した内容をやっぱり確認しなきゃ駄目ですよ、本当に。1者で、そこは社会実験をやっているから。けど、それ、推測ですし、そんなの理屈にならないと思うんですよ。
うち、総事業費なんて、この中野駅南北の再開発でとんでもない金額ですよ。そこを全部区がまとめて、共通の理念を持って、方向性を持ってやっていきましょうよ、エリアマネジメント。これが国土交通省のこの事業に採択されないというのは、僕、非常にこれはゆゆしきことだと思っているんです。
他方、杉並区の阿佐ヶ谷駅北東地区なんかも選ばれているんですよ。あと、これ、大小がどうとか言いませんけれども、宮崎県の三股町だとか、福岡県のうきは市だとか、そういうところは選ばれて──もちろん大きな自治体もあるんですよ、札幌駅だ、大宮駅だ、池袋駅だとか。けど、ちょっとね、今回これを取れなかったというのは非常に重いことだと思っているので。
重ねて、4月の上旬に結果が来ているわけじゃないですか。それで目黒区だけというのは。せめてもう少し幾つかの自治体を見た上で、こういう結果であるというのを今日の委員会でやっぱり僕は示すべきだと思います。
それが1点と、うちは国土交通省からも職員を招いているわけですよ。これ、あえて言います、開会中に。じゃ、そういった方とも連携を取りながら、どういうところがどうだったかだとかというのをやっぱりやらなきゃ。
何で僕がこれを言っているかといいますと、今後、皆さん、ビジョンを示されるんですよ。けど、この国土交通省の考え、補助金事業に落ちたものをベースにこれからやっていくわけじゃないですか。じゃ、それがどこが他の自治体と比べてよくなかったのか、もしくはどういうところが足らなかったのかというのを見た上で、新たなビジョンを令和4年7月以降に出していただかなきゃならないと僕は思っているんですよ。
だから、やっぱりね、これ、今回の件は非常にちょっと──いろいろあったんだと思いますよ。いろいろあったのは重々、何かあったのかなとは思うんですけどね、なかなか落ちないものでしょうから。けど、ちょっとこれはやっぱり重く受け止めていただきたいなというふうに思っています。
この募集資料というんですかね、こういうのは委員会に示していただくことはできますか。
松前中野駅周辺まちづくり担当部長
まず、本年度の申請に当たっては、昨年の12月から募集がされて、申請のフォーマット、決まったフォーマットがございまして、それに記入をして応募するという形になってございます。それぞれの選定された結果はもう国土交通省のホームページで御承知のようにアップをされているんですが、その申請書の中身自体はアップをされていないという性格のものでございます。
したがいまして、私どもが今回出した申請書については、ちょっとこの場ですぐに公開できる、できないというのは少しお時間を頂ければなというふうに思っているんですけれども、そういった性格のものであるということで一つお答えさせていただきます。
酒井委員
何が心配かというと、恐らく今のお話だと、区としては、今後エリアマネジメントのビジョンの検討、策定のために、今回こういう結果だったけれども、こういうふうにしていかなきゃならないと思っているという説明がなかったと思うんですよ。すると、応募した時点の考えのままいっちゃうんじゃないのかなと思うんです。だからこそ、議会に見せていただいて、区としては、今回この補助事業に当てはまらなかったから、こういうところを改善しましたというのが見えるようにしていただきたいので、そういった応募された内容のものを示していただけませんかとお尋ねしているんですね。
松前中野駅周辺まちづくり担当部長
今、ちょっと申請のそのものが手元にないので詳細にお答えできないんですが、基本的に昨年度の申請内容としては、まさにグランドデザインで描く範疇においてこれだけの複数事業が展開されている、官民連携をしながらこういうものを目指していきたい、そのためのプラットフォームづくり、あと未来ビジョンづくりということで申請をしたところです。
今回は残念な結果になったんですが、より具体的な、じゃ、何をテーマにどんなことを考えて、どんな取組をしていくのか。なおかつ、そのエリアマネジメントビジョンという要素の中には、ほかの所管になりますけれども、産業振興だったり、観光だったり、防災であったりとか、そういったところのいろんな要素も含まれてくることだと思っております。
今年度は、まさにそういったテーマについて具体的に運営会議で議論をしていきながらつくっていく。その状況を踏まえて、改めて今後、この補助メニューについて獲得できるところは当然手を挙げていきたいと思っておりますし、来年度についても、引き続きのプラットフォームでの活動状況、それに対してこういった補助メニューが活用できるかどうか、そういったところも追求していきたいというふうに考えております。(「休憩していただいていいですか」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後2時21分)
委員長
再開します。
(午後2時24分)
酒井委員
すみません。今回、この中野駅周辺のエリアマネジメントの考え方を国の国土交通省が行う官民連携まちなか再生推進事業の補助金を見越して応募したんですけれども、採択されなかったということで、ちょっとその中身のところについて、応募用紙に記入しているものでしょうかね、そういった分かるものがあれば資料要求させていただきたいんですけれども、委員長、お諮りください。
委員長
分かりました。
ただいま酒井委員から要求がありました資料の取扱いについて協議したいと思いますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時24分)
委員長
委員会、再開します。
(午後2時39分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、このエリアマネジメントの資料について、当委員会として資料要求することに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
提出時期についてですが、担当部長、いつ頃出ますか。
松前中野駅周辺まちづくり担当部長
もう物としては既に提出しているものなので、お出しできるのはいつでもというか、もうあるので。逆に、次の例えば閉会中のタイミングでよろしければ、そのタイミングでお出しするのもいいのかなと。
委員長
ああ、なるほど、分かりました。
松前中野駅周辺まちづくり担当部長
このためだけに何か……(「休憩したほうがいい」と呼ぶ者あり)
委員長
休憩します。
(午後2時40分)
委員長
委員会、再開いたします。
(午後2時40分)
では、資料については、次回、閉会中に頂くということで確認をいたしました。
それでは、質疑に戻ります。改めて質疑はございますか。
酒井委員
もう最後にします。今回、当初予算では、このエリアマネジメントの策定業務支援に897万5,000円、10分の10で区としては国費を見込んでおりましたね。じゃ、区の予算編成方針には、特定財源の確保、歳入の確保にはどう書かれているか御存じですか。
なぞなぞみたいな質問しないで読みますね。歳入の確保、予算編成方針。「全ての事業について、充当可能な国や都の補助金を再度調査し、最大限の活用を図ること。国や都の補助金を充当する場合については、該当要件等を十分に把握し、確実に交付を受けられるよう事業を組み立てること」とあるんですね。昔からですけど、この当区の予算編成方針には、特定財源、国費、都費、しっかり取らなければならないというふうにあるんです。
やっぱりこういうところはちょっと重く受け止めていただきたいのと、それから、このエリアマネジメントだけじゃなくて、特にまちづくりのところは、国費、都費というのが様々絡んできて、実はこれまでは、都市基盤部、それからまちづくり推進部の皆さんは、かなり努力して補助金を取ってきてくださっていたことは重々承知しています。けど、今回こういうこともあったので、ちょっと改めてまたしっかりとこの特定財源の確保について考えていただきたいなと思いますが、どなたがお答えいただけますか。
松前中野駅周辺まちづくり担当部長
委員御指摘のとおり、まちづくりは非常に事業費が大きくて、私どもも十分にその予算編成方針は、常に最重要事項というか、特定財源の獲得は最優先、最重要として日々取り組んでいるところでございます。
今回、エリアマネジメントについては、このような結果になってしまったことを私どもも非常に重く受け止めております。今後とも引き続きその方針には全く変わりはありませんので、獲得できるようあらゆる検討課題、クリアしながら臨んでいきたいと思っております。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、その他で何か報告はありませんか。
千田まちづくり推進部まちづくり計画課長
それでは、令和4年度西武新宿線踏切渋滞解消促進期成同盟の決起大会について、口頭で報告いたします。
本年度の決起大会につきましては、8月23日(火曜日)に開催を予定しております。会場は、これまで同様、野方WIZとなりますので、よろしくお願いいたします。
なお、本決起大会は多くの皆さんに御参加いただくことも大切な趣旨の一つですが、一方で、新型コロナウイルス感染拡大状況に応じた対策が不可欠な社会情勢にもあります。したがいまして、決起大会の実施形式について期成同盟理事会で引き続き検討を行い、8月上旬に開催を予定している令和4年度第3回理事会において、本年度の決起大会開催の可否について最終的な判断を行いたいと考えております。
報告は以上です。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありますか。
三戸まちづくり推進部防災まちづくり担当課長
弥生町三丁目周辺地区地区計画の都市計画決定について御報告いたします。
本年3月15日の建設委員会で、弥生町三丁目周辺地区地区計画の案の縦覧結果について御説明させていただきました。その後、4月20日に中野区都市計画審議会に諮問いたしまして、案のとおり了承するとの答申を得て、4月25日に都市計画法第20条の規定に基づきまして都市計画決定の告示をいたしました。
告示があった日から、弥生町三丁目周辺地区内において建築行為などを行う場合には、地区計画の内容に適合しているかの届出が必要となります。
地区計画の都市計画決定につきましては、区の掲示板、区報、区のホームページ、地区内に配布するまちづくりニュースで周知しております。
今後、地区計画の内容に合わせた建築制限条例の改正案を今年度の区議会第3回定例会に提出する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りします。
お手元の文書(資料7)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時45分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時48分)
次回の委員会は、8月25日(木曜日)午後1時からということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言は……(「休憩してもらっていいですか」と呼ぶ者あり)
休憩します。
(午後2時49分)
委員長
再開します。
(午後2時49分)
次回の委員会は25日ですが、その前に、8月1日午前もしくは午後で学習会を開会しようというふうに思っています。このことは御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日の日程は終了しますが、各委員、理事者から何か発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の建設委員会を散会いたします。
(午後2時49分)