中野区議会区民分科会〔令和4年9月29日〕
区民分科会会議記録
○開会日 令和4年9月29日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時30分
○閉会 午後6時57分
○出席委員(8名)
伊藤 正信主査
竹村 あきひろ副主査
杉山 司委員
小宮山 たかし委員
大内 しんご委員
南 かつひこ委員
むとう 有子委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民部長 鳥井 文哉
文化・産業振興担当部長 高橋 昭彦
区民文化国際課長 鈴木 宣広
文化国際交流担当課長 矢澤 岳
戸籍住民課長 伊藤 正秀
マイナンバーカード活用推進担当課長、産業振興課長 平田 祐子
税務課長 竹内 賢三
保険医療課長 伊藤 廣昭
環境部長 朝井 めぐみ
環境課長 永見 英光
ごみゼロ推進課長、清掃事務所長 阿部 正宏
○事務局職員
書記 高田 英明
書記 有明 健人
○主査署名
審査日程
○議案
認定第1号 令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第3号 令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について(分担分)
認定第4号 令和3年度中野区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
主査
定足数に達しましたので、区民分科会を開会します。
(午後1時30分)
認定第1号、令和3年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定についての分担分、認定第3号、令和3年度中野区国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定についての分担分及び認定第4号、令和3年度中野区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを一括して議題に供します。
本日は分科会2日目になっており、本日で当分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えておりますので、委員、理事者におかれましては御協力をよろしくお願いいたします。
本日の審査は、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿い、午後5時を目途に進め、午後3時頃に休憩を取りたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
昨日の答弁保留について理事者の答弁を求めます。
伊藤戸籍住民課長
昨日、大内委員から、決算説明書、211ページのマイナンバーカード交付緊急対応業務委託と、215ページのマイナンバーカード窓口受付等業務委託で、予算科目が違うのはなぜかという質問について答弁保留をしておりましたのでお答えいたします。
215ページのマイナンバーカード窓口受付等業務委託では、令和2年7月からマイナンバーカードを交付窓口の受付事務に特化して委託を行っているため、事業メニュー4、住基ネット運用、マイナンバーカードの交付に予算計上を行っております。
211ページの戸籍住民窓口等業務委託では、証明書窓口受付、郵送申請受付、申請書届出書のデータ出力等の課全体にまたがる業務のほか、マイナンバーカードコールセンター、マイナンバーカード交付通知書の発送管理、各種通知の返戻管理等のマイナンバーカード交付等関連業務を行っております。同じページのマイナンバーカード交付緊急対応業務委託では、マイナンバーカードコールセンター、マイナンバーカード交付予約、マイナンバーカード発送管理等の業務を行っており、今申し上げた戸籍住民窓口等業務委託のマイナンバーカード交付等関連業務と同様の業務内容を緊急的に追加したことから、1、戸籍住民サービスの調整・改善に予算計上を行いました。
なお、今年度、マイナンバーカード窓口受付業務委託については、戸籍住民等業務委託に含めて、1、戸籍住民サービスの調整・改善に予算計上してございます。このような理由から、このような科目に記載してございます。
主査
ただいまの答弁に対して質疑ありませんか。
大内委員
ちょっと全て理解したわけじゃないんですけれども、これは予備費充用、年度のうちに入れたわけでしょう。入れたんだけども、やはり普通で言うと、後ろのほうの住基ネット運用、マイナンバーカードの交付の科目に入れておいたほうが分かりやすいのかなとは思いますので。ただ、年度の途中から、当初予算ついたわけじゃないので、年度途中でここに入れたということで、今年度はこういう形にはなっていない予算の組み立てになっているということだったらばもうそれ以上質問しませんけれども、なるべく分かりやすくやってください。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ終了いたします。
前回に引き続き、決算説明書216ページからです。216ページから219ページの、4目の証明費から始めます。
質疑はありませんか。
むとう委員
219ページのところで、コンビニでの証明書自動交付による証明書発行件数というのが、このときかなり伸びてはいるんですけれども、伸びていいんですけれども、でも不用額としての残もあるんですけれども、これはコンビニに対して手数料とかどういう形でお支払いしていたのか、もう一度教えてください。
伊藤戸籍住民課長
コンビニ交付サービスについては、今年度、前年に比べては伸びているというところでございます。証明書の交付手数料でございますけれども、地方公共団体情報システム機構、J-LISのほうに証明書発行センターの運営費というのがございますので、それに伴ってコンビニの手数料、1件当たり117円というのがかかってございますので、それを支払うということでございます。残額が残っているというところは、正確にコンビニ交付件数を見積もるということはなかなかやっぱり難しいというところになりますので、ある程度の残額がやっぱり見込まれるところでございます。
むとう委員
それで、上のところの執行額で、証明書自動交付による証明書交付手数料というのが、これ、前年度、だから2020年度の執行額よりも多分倍の金額になっているんですよ。だけど、発行件数が倍にまでは行っていないんですけれども、でも手数料は117円で変わっていないんだとすると、どうしてこっちの執行額のほうの手数料が倍近くの金額になっちゃっているのかというのは、これは計算合うんですか。117円で。計算していないから私は分からないんだけど。大まかに見ると不思議な感じの数字なんですが。
伊藤戸籍住民課長
今年度の証明書交付手数料842万7,627円という数字は、単純に117円掛ける、前年度の要は発行件数の7万2,031件、これは事業実績に記載してあるこの数字を全部足し込むと7万2,031件という数字になります。これを全部、要は今言った金額を掛け合わせていくと、この842万円相当になるというところでございます。
杉山委員
219ページ、コンビニの証明書自動交付、これは先ほどむとう委員もお話されていましたけど、数字は伸びている。この令和2年度と3年度では、住民票の写しも全部、この五つの項目全部伸びているけど、すごく激増しているところと、デジタル化して、コンビニ交付が実現してから便利だなと思って自然に増えたものと、プロモーションをして増えたものと、激増しているものとあるんですけれども、ここをちゃんと来年度、この次の、今年度とか来年度にどう伸ばしていくのかという計画を立てるときに分析をしておいたほうがいいと思うんですよ。便利だから伸びたのか、新型コロナで何か証明書の発行が急務であったとか、家にいてその証明書を発行して何か給付金を頂くとか、そういうもので必要になったものとかいろいろあると思うので、そこら辺どうお考えですか。
伊藤戸籍住民課長
前年度のこの交付件数の伸びというのは、基本的にはやっぱりマイナンバーカードの発行件数が伸びたから伸びているというところもございますし、あと新型コロナの影響もあって、コンビニ交付サービスを利用したほうが役所に行かないでも済むという人がやっぱり多かったのかなと思ってございます。内容的には、今後の計画とか、そういう資料としてもこちらでも検証していかないといけないというのはつくづく感じているところでございます。
杉山委員
コンビニのほうがちょっと手数料が安かったりしますよね。金額が安いとか、だから注力すべきところに注力していかなきゃいけないと思うんです、これだけ伸びているということは。窓口業務よりもこちらのほうがもしかしたらがっと伸びて、窓口の対応人数をシュリンクするとかそういう考えも必要だと思うんで、ここはもうきっちりと考えていただきたい。マーケティングに近い理論で、この分析をして計画を立てていただきたいと思います、ここに関しては、要望でいいです。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、218ページ、219ページ、5目地域事務所費です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、220ページから221ページの3項税務費、1目税務管理費です。質疑ありませんか。
杉山委員
一応聞くだけ。221ページの下から8行目ぐらい、住民情報システムカスタマイズ開発業務委託、これは前年度も300万円ぐらい使っていまして、今年度は1,300万円、これ、内容だけ教えてもらっていいですか。
こちらのほうは債務負担行為を取らせていただいたんですけれども、こちらの当初課税のほうの税制改正でおけるものでありますとか、そういったものにかかっているお金でございまして、前年度と内容は違いますけれども、こちらの住民情報系のシステムの開発の委託ということでございます。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、222ページから223ページ、2目課税費です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次に、222ページから225ページ、3目納税費です。質疑ありませんか。
南委員
223ページの滞納整理で、納税電話催告及び訪問送達、調査業務委託が4,000万円余という執行額なんですけれども、これは内容的には、税務署のOBとか、国税局のOBとかという方々に委託しているというような、その委託されている方々をちょっと教えていただいて。
竹内税務課長
こちらのほうは、納税案内センターといって、委託をしまして電話の受付であるとか、あと催告の実施であるとか、そういったことを事業者の方にお願いして、大体年間、こちら調査委託とかは5万件とかやらせていただいて、それで徴収率の向上につなげているものでございます。
南委員
納税案内センターでしたっけ、年間5万件ということで、実際のその滞納の徴収率といいますか、そういったこともこれは算出できるんですか。
竹内税務課長
こちらで単独でということはちょっとできないんですけれども、年々収納率も上がっておりまして、やはり民間のほうにお願いをいたしまして、委託をさせていただいて、そういったところで職員のほうは差押えに注力できるとか、そういったところにつながったと思いますので、こちらのほうは徴収率に全体的に寄与していると考えてございます。
南委員
その納税案内センターから、そういう催促とか訪問の送達とかをやって、調査業務を委託する。その内容に応じて区のほうにバックがあって、それに対して区の職員のほうで、実際にその滞納者、滞納の対象者にアタックしていくというか、そういう流れでよろしいんですか。
竹内税務課長
そのようなことと違って、文書の催告であるとか事務的な手続は民間のほうにお願いをいたしまして、こちらのほうの職員のほうは納税相談であるとか、そういった区民の方々にそれぞれの交渉とかをしていくと、そのような役割分担をさせていただいてやっているところでございます。
杉山委員
一つだけ。滞納整理の督促状、催告書等郵便料のところ不用額が結構ありまして、6割、4割、だから4割ぐらいの不用額、この督促状、催告書等郵便料、これは何でこの乖離が起きているのか教えてください。
竹内税務課長
こちらのほうは、令和3年度のときに予算編成時に新型コロナウイルスの影響のことで見込みをこちらのほうちょっと多く取っていたものでございます。ただ、実際には納付書であるとか封筒の購入費のほうが抑えられた形で、こういった形で不用額になっているという形でございます。
杉山委員
不用額が多く出ちゃったのでどんな影響が出るのか聞こうと思ったんですけれども、その影響はないよと、ほぼ予定どおりいったよということですね。
竹内税務課長
こちらのほうはしっかりと滞納整理のほうにつなげさせていただいて、収入率のほうも向上していて、結果も出せると考えてございます。
大内委員
ショートメッセージサービスの利用料、ちょっとこれの中身、どんなのか教えて。
竹内税務課長
こちらのほうは、滞納者に対してショートメッセージ、携帯電話の番号でショートメッセージを送らせていただきまして、こちらのほうでお支払いをお忘れではないですかみたいなことでメッセージを送るというものであります。
令和3年度につきましては3,895件、こちらのほう送らせていただきまして。54.7%の収納をいただいているという形になっていますので、高い精度を見込めているものでございます。
大内委員
携帯の電話番号ってどうやって調べるの。
竹内税務課長
基本的には、納税相談に来ていただいたときに、納税相談シートというものを書いていただきまして、そのときに携帯電話番号を入手するのが主な手段となってございます。
大内委員
だって滞納者の人って、みんな相談するの。
竹内税務課長
滞納者の方は大体1万人から1万2,000人いらっしゃいまして、その中の3,895件ですので、納税相談に来ていただいたような主な方々に、携帯電話番号が収集できた方に対して送っていると。だから全ての滞納者の方にはちょっと送れていないというところでございます。
大内委員
もう一回整理します。1万から1万2,000人ぐらい毎年滞納者がいる。令和3年度においては約3,800件の相談があったと。そのときに連絡先を記入してもらう。基本的にそれは携帯のほうが多い。そこでショートメールで送って、結果54%。でもそれって相談に来るわけでしょう。相談に来て、その後に早く払ってくださいというショートメールを送るの。要は、相談に来ているわけじゃん。だからどうやったら払えるかとか、基本的に相談に来るぐらいだから、払いたいんだけれども、多分今すぐ払えないとかそういう相談でしょう。そうすると、ショートメールの内容というのは、相談のときに言えなかった、分からなかったことをショートメールで送っているということになるのかな。要するに内容ね。もうだって払う気で多分来ていると思うんですよね。払う算段の相談だと思うんだけれども、あるいは場合によっては、何でこんなに私、税金がかかっているんだっていうこともあるかもしれない。そう考えた場合に、ショートメールでどういう内容のものを送るの。督促といったって、一応払う気で来ているわけじゃん。
竹内税務課長
こちらのショートメッセージサービスのほうでは、文字数も限られておりますので、お忘れではないですかという形で、区のホームページ等、こちらのほうで紹介するような形の決まりきったものにさせていただいています。
委員御指摘のとおり、納税相談に来ていただいた方を中心に携帯電話のほうはこちらのほうで送らせていただくんですけれども、皆さんが皆さん、納税相談が、その後終わって、その期は払い終わりましたけれども、その後また滞納してしまうというような事例もございますので、全てが全て、そのときに納税相談に来ている方に対して、こちらの3,895件が送られているというわけではないんですけども、紙での催告書とかも送っていますので、紙と電子、こちらのほうを活用しながら送らせていただいています。
また今年度も、ちょっと文字数が限られていることもございますので、もうちょっとより効果的なものができないかということで、もうちょっと文字数を拡大したもの、アプリを使った、そういった形の督促というのも考えてございますので、ちょっとこちらのほうは工夫しながらまた精度を上げていけるように考えていきたいと思っております。
大内委員
これって1通送ると30円、40円かかるの。
竹内税務課長
1通20円でございます。
大内委員
細かいことなんだけど、いや、だってこれ、130万円か。4,000件送っていないのに。20円でも80万円じゃないの。1通幾らかって聞いたんだから。20円だと合わないじゃない。
竹内税務課長
すみません。答弁保留にさせてください。
主査
答弁保留。よろしいですか。
来住委員
納付整理のところに関係するかなと思って、そこで何点か併せてお聞きしたいと思います。まず、令和3年度の税務概要をちょっとめくってみますと、課税標準額でいうと200万円以下の人が53%ぐらいですかね。それから、さらに400万円以下って見ると、もう8割を超える方々がそこのところに、課税標準額でいうとかなり圧倒的に占めているなというのがうかがえます。23区全体見ても、特にこの中野区はどうだというふうには思いませんが、そういう状況にある中でのこの納付相談であるし、徴収をされるというね、結構大変な作業をされているというふうにまず思います。
その上で、令和3年度の特別区民税の課税状況から見て、特に先ほど紹介した200万円以下、それから700万円以下、それぞれの納税義務者数の、前年度と比べてどういう状況の変化になっているかというのをまず一点伺います。
竹内税務課長
それぞれの課税標準額の移り変わりございますけれども、200万円以下の方々は、令和2年度と比べまして1,925人増えてございます。200万円から700万円以下というところでは316人減っております。700万円以上の方々については521人増えているというような状況でございます。
来住委員
やはり200万円以下の方々が数的にも増えているという状況がここでも見ることができます。
さらに外国人の登録者の方々は、昨日、区民分科会資料の4で紹介をさせていただきました。これは令和3年でいうと、1万6,370人という登録人口をいただいています。その上で、この令和3年で言うならば、納税義務者数、分かれば教えてほしいんですけれども、それから標準額、いわゆる課税標準額ですね、それがランクで分かれているんでしたらその人数を、もし分かっているようでしたら教えていただきたいと思います。
竹内税務課長
外国人の方々に対して、お名前とかなかなかこの区別しづらいところもあるので、大体の概算で申し訳ないんですけれども、外国人の方がいらっしゃる中で、外国人の方の納税義務者は大体7,000人から8,000人ほどいると考えてございます。そのうち大体で、こちらのほうで確認したところ、やはり200万円以下の方が多いというふうな、こちらの傾向は見て取れます。
来住委員
ありがとうございました。なかなか外国人登録者については、いろいろ人権もありますし、把握そのものが区としてされにくいところもあると思いますので、そこはその範囲でお聞きしておきます。
なぜお聞きするかといいますと、やはり同じまちで生活をしていろんな形で交流をしているわけですから、そういう義務も発生するし、責任もお互いに持ち合っていいまちをつくっていくという関係上、区の求めることにやっぱり応えてほしいし、私たちもそういう支援といいますかね、援助ができる関係がつくれるといいなという、そういう思いからちょっと聞かせていただきました。
その上で、先ほどありましたが、やはり納付相談ですよね。特にいろんな文化の違いもあったり、制度の違いもある方々も含めてなんですが、やはり納付相談で分かっていただく、納税そのものを上げていくということはとても大事なことですので、やっぱりそこが一つの肝になるというふうに思うんですね。したがって、まず令和2年、それから令和3年度ともたしか4,000件を超える相談が税務の関係だけであったというふうに、これは委員会での報告だったか、ちょっともう一度、納付相談についての相談件数が分かれば教えてください。
竹内税務課長
こちら納税相談の件数ですけれども、令和2年度は3万9,383件でございまして、うち、新型コロナを理由に挙げた方が4,500人ほどいらっしゃいます。こちら、令和3年度は2万1,038件なんですけれども、分納の御相談にいらっしゃった方が令和2年度は6,700人ほどで、令和3年度は6,450人ほどとありますので、相談の件数の割合に関しては減っていますけれども、分納の件数はそれほど変わらないという形なので、こういったところに特徴が表れているかなと思います。
来住委員
ありがとうございました。数字がちょっと私も曖昧でしたので確認できてよかったと思います。6,000件の納付相談、やっぱりここでの相談をどういう形で丁寧に、かつ前向きに、お互いにその相談できるかというのがとても次に行く過程で大事なことだというふうに思っています。
それとの関連でもあるんですが、頂いた資料で差押え件数というのが、区民38ですね、頂いています。差押えが、この3年で言いますと、2019年度が2,279件、2020年度が3,184件、2021年度が3,508件ということで増えているわけですけれども、その相談の中で納付につなげていくという中で、しかし結果的にはその差押えという行為に至る、これが数字に表れているわけですけれども、その辺の納付相談の中でどういう対応ができているのかなというのが、この数字との関係で懸念されるところなんですけれども、新型コロナもありましたけれども、どういう状況になっているんでしょうか。
竹内税務課長
様々な事情により納税が困難になった方には納税相談を行いまして、納税を一定の期間猶予したりとか、あと分納で、分割で納税していただくような措置を取ってございます。やはり区民税というところは、徴税の公平の見地からも滞納処分が求められるところもございまして、そこら辺のバランスを、こちら職員のほうでしっかりと丁寧に聞き取りをしまして、そちらのほうを判断しながら対応して、より納税者の方々の状況というのを適切に聞き取りを行いまして、適切な案内を行っているところでございます。
来住委員
いろいろ努力をしていただいていると思います。やはり区民の皆さんからしてみると、こういう劇的な新型コロナという状況の中で、事業そのものが継続できないという状況も、私たちが回ると生まれていますので、そういう方々がやっぱり納税も一方でできて事業も継続できるという、そういう支援、そういう相談、総合的な相談がやっぱり必要なんだろうと思うんですね。その納める納めないだけではなくて。その点でいうと、やはりここの所管でいうと、国民健康保険であるとか、それから後期高齢者医療であるとか、そういう部間の協力で総合的な相談を受けながらその方の生活の再建を一緒になって考えていくというようなことがとても大事に、これからますますなっていくのかなというふうに思います。そういう連携というのは、今たまたま税務のことになっていますので、税務のほうから見てそういう横の庁内のその連携というのは何らか取れているんですか。
竹内税務課長
今、委員御指摘の生活再建の取組というところは構造改革のほうでもうたわれていまして、区としても課題と思っているところでございます。債権の全体を所管しているのが企画部のところでございまして、そこのところで債権管理対策会議というものを行っていますけれども、税務課としても同じ考えでおりまして、昨年度、PTみたいのを開いて、実務レベルでいろいろお話合いをして、そういったノウハウとか、あとその実情であるとか、そういったことを現場レベルで話せないかみたいなことを、未収金PTというものを立ち上げまして今年度実施しているところでございます。そういったところで、税務課だけじゃなくて、全庁的にそういった問題に対して取り組んで、区民の方々の状況とかもしっかりと見極めながら、そういったことに対策できるように今後ともしていきたいと考えてございます。
来住委員
区民の方からすると、やっぱり一番最初の入り口、窓口が、やっぱり納税というところですから、行政側もそこをまず受け止めていただいていると思うので、そこがどうしてもキーマンになるんじゃないかなって、予想ですけれども、予測できます。したがって、そこの部署がやっぱりどう横との関係を取りながら、納税のその業務に、そういう区民の皆さんがきちんと理解していただいて、そこが動かせるような、そういうシステムを、もちろん個人情報の限界はありますけれども、そういう情報の共有も含めて、全体で、中野区としてそういう横の関係をぜひ取りながら、再建を含めて、事業継続を含めてやっていただきたいということを町場にいてすごく感じていますので、要望にしておきますけれども、よろしくお願いします。
南委員
223ページ、収納管理のところで、特別区民税・都民税の過誤納に係る還付金及び還付加算金、これが1億4,000万円余になっているんですけれども、これ、それぞれの件数って出るんですか。特別区民税の件数、都民税の件数。
竹内税務課長
こちらは、区民税、都民税、東京都から委託されていまして一緒に収納いただいていますので、基本的には同数というところでございます。
南委員
その数字って分かりますか。
竹内税務課長
控除不足額というところがございまして、こちらのほうが1,656件、住民税ですけれども1,839件、軽自動車税のほうが17件、あと還付加算金、こちらが61件、合わせまして3,573件となってございます。
南委員
過誤納ということは、これは原因自体はどういうことになるんですかね、私よく分からないので教えていただいてもよろしいですか。
竹内税務課長
こちらのほうは要するに控除不足といって、本来納めていただいた額にこちらのほうが余計に取り過ぎてしまった。税額が変わってきたりとかしますので。そういったときにお返しをするという形で、区民の方に、こちらのほうを納め過ぎたのでお返ししますといったような形で返すお金、支出していく形の金額になってございます。
南委員
控除不足等で、結局算出して、特別区民税、都民税を多く請求していて、それを支払っていただいた後で、その控除の不足というか、それによって還付金が発生したという捉え方でよろしいんですかね。この都民税も、特別区民税も、前年度のそれぞれの収入によって決定されると思うんですけど、それで最初これだけの金額を払ってくださいねと言っていたのが、控除額の不足ということで再計算すると還付金が発生するということになってくるんですけど、これの原因というのは、納税者のほうに控除分を示すのが足らなかったからなのか、それとも区として把握できていなかったので、この控除を引くことができますよということで還付金が発生するのか、それはどういう仕組みになっているんでしょうか。
竹内税務課長
こちらの還付する理由なんですけれども、重複納付であったりとか、あと確定申告による減額、そういったものがあったりとか、あとは賦課変更、要するに、今まではこうだったけれどもこれが変わってくるみたいな形で修正申告であったりとか、そういった形で納税義務者の方に還付をするということであって、こちらのほうなんですが、予算のほうとしては1億6,500万円ほど、こちらのほうは計上させていただいています。区民税がだんだんやはり額が大きくなってきていますので、300億円を超える金額に対して、その中で1億円の還付というところもあるんですけれども、やっぱりそういったところの発生時、どうしてもタイミングで、こちらのほうでコントロールできるようなところもなかなかないので、そういったところで、日々職員等でしっかりとこちらの計算をして区民の方々に遅滞なく返せるようにという形で行っているところでございます。
南委員
予算としては1億6,000万円計上していたということなんですが、先ほど全てで3,573件あったということで、前年度を見ますと1億3,000万円ほどがあって、若干前年度は件数が少ないのかなとは思うんですけど、いつも大体やっぱりこれぐらいの積算が、過誤納というのはやっぱり三千数百件ぐらいがもうどうしてもやはり出てきてしまうものなんですかね。
竹内税務課長
こちらのほうは、それぞれやはりある程度のところを見越してやっているところなんですけれども、令和3年度はこちらのほう執行額1億4,000万円ほどで87.2%なんですけれども、大体7割、6割程度という形で積算はしているんですけれども、例えば平成30年度の場合などは97.9%、新型コロナ前でかなり税収のほうも多かったときにはやはりある程度発生してしまって、本当に予算ぎりぎりで、逆にこれは予算が足りなくなってしまいますと補正予算などをお願いすることもございますので、そういったところで、しっかりと見極めながら、また余計なものが加算、還付などが出ないような形でしっかりと取り組んでいきたいとは考えてございます。
南委員
分かりました。
それで、その下にあります口座情報登録収納事務自動化委託(トライアル)というのがあって、32万7,800円の執行額があるんですが、これは内容はどういったものなのか教えていただいていいですか。
竹内税務課長
こちらのほうはAI-OCRを活用させていただきまして、口座振替の書類のほうを自動で読み取ってそれを情報システムのほうに流し込むといったトライアル、要するに試行的なものをさせていただきました。その結果、金額的にも、あと処理速度も、委託に出すよりはこちらのほうが早い、効率的だということが分かりましたので、令和4年度のところでは本格実施の予算をつけさせていただいたもので、そのトライアル費用でございます。
南委員
試行的なことということで、じゃあ、この件数とかというのは出せるんですか。
竹内税務課長
こちらはテストに使った件数ですので、それはダミーデータみたいなのを使わせていただいてこちらのほうをやったので、直接の区民の方々の情報を使ってテストしたものではございません。
南委員
令和4年度から本格実施ということなんですが、これはどれぐらいの規模の方々の口座情報の登録を目指していくのか、ちょっと令和4年度の予算は分からないんですけれども、どれぐらいの積算を令和4年度についてはされていますか。
竹内税務課長
こちらのほうは、口座振替であるとかそういった方々の口座情報、こちらのほうをAI-OCRで処理するものでございます。こちらのほうは既にもう登録いただいている方々もいらっしゃいますので、そちらのほうのことを指して、全体的な話をしますと、口座振替の全件が大体2万件から2万5,000件ありますので、そういった方々の件数をやっていきたいと。その中の一部でございますが、大体口座振替に関しましては3,000件、あと口座振替は、還付口座ですね、こちらのほうは1万件、あと特徴済通といって特別徴収に関する通知があるんですけど、こちらのほうは5万件、そういった形で予算の積算をさせていただいたものでございます。
南委員
これが本格実施されることによって、先ほどの部分の滞納整理とかそういったことにも当然役立ってくるという考えから、どんどん広げていこうという考えでよろしいんですか。
竹内税務課長
こちらは収納に関することでございますので直接の関係性はないんですけれども、ただ、そういった職員の働き方でありますとか、それと自動できるものは自動的にやって効率的に、そういったことで手が空けば、例えば滞納整理にまたより多く着手できるといったこともあるかと思います。こちらのほうは収納だけではなくて、税務課全体に広げて、またそれが全庁的に進んでいければ、こちらのほうもより効率的な働き方というのはできるかなと考えておりまして、しっかりと取り組んでいきたいと考えてございます。
むとう委員
区民分科会要求資料11で、徴収職員1人あたりの収入額というデータがあるんですけれども、これ、対象となる金額が各区によって違うので、1人当たりどれだけ収入したかっていってその順位が書かれているんだけれども、単純な比較にはならないのかなというふうに思ってこの表を見ているんですけれども、この順位というのはどういうふうに評価したらいいんでしょうか。
竹内税務課長
こちらは区民分科会要求資料11で、23区徴収職員数と職員1人あたりの収入額(前年度決算による)というものですけれども、中野区の徴収職員は33人というところでありますけれども、その調定額とか、収入額は13位というところで中位、それで滞納繰越分調定額と滞納繰越分収入額は順位5位と4位という形で、それぞれ税を徴収しているところの各区の人員体制とかそういったものはいろいろあるとは思うんですけれども、その中で見ても中野区の税務課はそれなりに成果を上げているのではないかなと考えてございます。
むとう委員
そうなんだ。
それで、この順位だけ見ると、中野区は現年課税分ではなくて、滞納繰越分のほうに力を入れているということなんでしょうか、それはどういうふうに見ればいいんでしょうか。
竹内税務課長
今までは滞納繰越分が、5年前ほどでは20億円、30億円とあってかなりのウエイトを占めていたところで、それは国税局のOBの方々の滞納整理専門員の方々と一緒にやりながら、そういったところをどんどんどんどんそれの削減を目指してきたところでございます。令和4年度につきましては滞納繰越分はようやく10億円を切りましたので、だんだんと現年のほうにシフトすることができるようになってくるのかなと思っています。滞納繰越額が減ってくれば、現年のほうにそれぞれ処理のほうを進めていくことができると思っていますので、全体的なトータルの金額をしっかりと上げていけるような努力というのは引き続きやっていきたいと考えてございます。
むとう委員
いや、このデータ、だから2021年度までは滞納繰越のほうに力を入れてきたという、それは結果だっていうふうに受け止めればいいわけですね。じゃあ今後はそのバランスを見て現年分についてもしっかりやってくという理解でよろしいですね。
竹内税務課長
こちらのほうは、それぞれ現年のほうを取り組んでいけるように考えております。現年の順位を上げますと、また全体の順位も上がりまして、23区順位というのも上がっていくと考えていますので、今現在、令和3年度は20位というところで、まだまだ下位に甘んじておりますので、そういったところを一つでも上げていけるような努力というのをしていきたいと考えてございます。
むとう委員
もう一点、徴収の職員数なんですけれども、人口によって、納税義務者数によって違ってくるかというふうには思うんですけれども、中野区の納税義務者数に対して33人というのは、23区の中で見てこれはどう評価すればよろしいんでしょうか。
竹内税務課長
33人ということで見ると、その上位の区とかに比べるとやはり少ないのかなというのは、場長である課長としては考えているところです。ただ、ここのところはそれは言い訳にせずに、しっかりとできるところを考えていきながら、自分たちのできる仕事というのに注力して、我々としては区民税の安定的な確保というところがございますので、そういったミッションにしっかりと取り組んでいけるように考えていきたいと考えてございます。
むとう委員
それも、23区平均では38人いますよというふうに出ているけれども、やっぱりその納税義務者数によってどうかというふうに考えないと、平均だけ単純に出されても中野区の33人をどう評価するのかというのはなかなか読み取りにくいデータなんですけれども、上げていくために、この徴収職員数についてはもうちょっと増やしていったほうがいいとか、もう十分足りているとか、現場ではどのようにお考えなんでしょうか。
竹内税務課長
職員数につきまして、その納税義務者数の数に比例するとか、あとは調定額のところにも比例するようなところもあったりとか、そういったところは様々あるとは思うんですけれども、納税義務者数が増加するから人数を増やすことができれば本来はいいのかもしれないですけど、そういったところはちょっとこちらの所管としては答えづらいところもございますので、我々としてはやはりできる限りのことをしっかりやって、最大限の徴収努力、そういったものをしっかりとやっていかなければいけないかなと考えてございます。
むとう委員
分かりましたけど、これからは現年分のほうにシフトしていくということなので、やっぱりこれ、古くなったものってなかなかもう払えないから、滞納になっちゃった時点で、早め早めにきちんと払っていただくことにシフトしたほうが私はいいのかなというふうに思っていますので、ちょっと頑張ってやっていただきたいと思います。ありがとうございます。要望です。
竹内税務課長
大内委員の先ほどの答弁保留、こちらを答弁させていただきます。こちらのほうは、まず月額の基本料が10万円かかります。こちらは7月からの契約になって、まだ10か月かかる、初期費用としては100万円ほどかかると。それに関して2,000件を送信可能なんですけれども、ただ、文字数制限がございまして、1件に当たり三、四件とカウントされてしまうようなこともあるので、総額が130万ほどかかってしまったというものでございます。
大内委員
じゃあ、さっきの20円は何だったの。
竹内税務課長
こちらは1件当たりが20円なんですけれども、ただ何文字か送ろうとすると複数カウントされてしまうと、そういったところでこちらの金額が上乗せになっていってしまう。要するに比例はしていないという形になってございます。
主査
よろしいですか。(「はい」と呼ぶものあり)
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、224ページ、225ページの4目諸税費です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次に、226ページから229ページの4項保険医療費、1目後期高齢者医療費です。質疑ありませんか。
杉山委員
227ページ、後期高齢者医療制度運営の上から5行目、保険料収納磁気テープ作成委託、これは実際磁気テープなんでしょうか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、磁気テープを作成しているものでございます。
杉山委員
だから磁気テープは残っているということですね、まだ運用で。これは今後もずっとやっていく感じなんですか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、現時点では継続をしていくといったようなところでございますけれども、今後については検討が必要であるというところも考えております。
杉山委員
磁気テープとか過去のレガシー系のプログラムとか、どんどんエンジニアとか少なくなっちゃっているときにこの辺が残っていっちゃうと運用側が困っちゃうので、そこら辺ちょっと何か手をつけようみたいなことをして、多分この業界がまだこれで必要なんですよね、きっとね。ちょっとでもバックアップとしては結構大変なものだと思うので、ちょっと意識して、何か壊れたときとか、テープがなくなっちゃったときとか、委託先がなくなっちゃったときにということを考えておいていただければと思うんです。要望です。
南委員
後期高齢者医療制度運営のところで、真ん中辺りに後期高齢者医療管理システム改修委託で127万円余なんですが、これは何か制度改正があったからかなんですかね。内容をちょっと教えていただいていいですか。
伊藤保険医療課長
こちらについては毎年制度改正がございまして、令和2年度につきましては約550万円、所得割の計算が、所得税の計算が変わったというようなところで、それだけの大きな金額をつけてはいるんですが、令和3年度につきましてもやはり小さな改正等がございますので、それについては例年こういった金額を計上しているところでございます。
むとう委員
227ページの窓口業務委託なんですけれども、これ微妙に毎年違うんですよ。微妙に違うというのは、大きく違うわけじゃないんだけれども、どうして微妙に違いが出てくるのか教えてください。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、プロポーザルでやっていますので大差な金額にはならないんですけれども、事業の詳細について大きな見直しがない場合はそちらに上乗せができたり、そういったこともございますので、その内容についてといったのが主な内容でございます。
むとう委員
毎年プロポーザルということで、業者は毎年変わったりもしているんですか。
伊藤保険医療課長
失礼しました。プロポーザルにつきましては、基本的には最長5年という形で、一度プロポーザルをやりますと、3年で一度見直しを行いまして、4年目、5年目につきましては業績がよければ継続したといったようなところで、基本的には3年あるいは5年といったようなところになっております。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
質疑がなければ進行いたします。
次は、228ページから229ページの、2目国民年金費です。質疑はありませんか。
南委員
執行額の一番下、税制改正に伴う国民年金システム改修業務委託が91万7,400円というふうにありますけど、これはどういった税制改正に伴うものだったんですか。
伊藤保険医療課長
年金生活者支援の給付等に関わる制度改正といったようなところでございます。
南委員
給付の改正に伴うものって具体的に何か挙げることはできますか。
こちらの給付システムにつきましては税額を使ってございますので、税額を、税の金額を使っていますので、そちらの改正があった場合には、こちらも連動して改正があるといったような内容になってございます。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、228ページから229ページの、3目国民健康保険事業特別会計繰出金です。質疑ありませんか。
来住委員
国民健康保険事業特別会計の繰出金のところの不用額のところでお聞きをします。監査委員の令和4年8月の審査意見書というのを頂いているわけですけれども、そこで、不用額についてそれぞれの、総務費から区民費ずっと出していただいているんですね。まず、この年度は、第11次補正予算で国民健康保険特別会計については繰出金の減額をした年だったと思う。第11次補正予算だった、それでよろしかったですか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、例年、毎年の第1回定例会の中で最終的に補正を行いまして、その中で数字を確定していくといったようなものでございます。
来住委員
そうですね、度重なる補正が行われて、第11次で補正予算で減額をされています。その上で、監査意見書の中で、それぞれ不用額について出されていまして、一番パーセントが高いのは、総務費が、予算現額に対してですけれども9.4%、区民費については7.5%、予算現額に対して7.5%ということで記述されています。さらに関係する所管では、環境費については3.6%の不用額ということで紹介があります。この年度、結果的に3億7,000万円の不用額になったんですけれども、その理由といいますか、不用額が生じた経過についてはどういうことなんでしょうか。
伊藤保険医療課長
こちらの繰出金の積算に当たりましては、先ほど第1回定例会でという御答弁をさせていただきましたけれども、当然適正な金額となるように、これまでの傾向、それから今後、出納閉鎖までの金額を見越して積算するわけでございますけれども、最終的に、いわゆる出納閉鎖直前に繰越金の不足が生じてしまうと、そういったことは当然ないような形でする必要がございますので、多少余裕を持った積算としてございます。
もう一点としましては、補正後の収納率、見込みよりも高かったといったようなことが要因と考えてございます。
来住委員
不用額全体的に、この国保に限らず毎回議会でも決算では一定指摘をさせていただいています。精査した当初予算の組み方が必要ではないかと、それはお互いに共有できる部分だろうと思います。
ただこの監査員の、区民費については、不用額8億6,642万円の中で、その国民健康保険の繰出金が3億7,396万円という、額が多いものですから挙げられているんだと思うんですが、繰出金そのものはかつかつであればいいというふうには全然思いません、私も。やっぱり必要な余裕をある程度持った予算建てをしないと、かつてですけれども、ちょっと年度を忘れましたが、危ない時期、繰出金そのものが底を突くようなときもありましたので、そこはちゃんと見ていただきたいなと思うんですけれども。だから不用額を一律に額で見る見方というのは僕は正しくないというふうに思っていますので、必要な事業に必要な見立てをして問題ないように確保するということは当然あっていいし、すべきだというふうに思っています。ここは前提なんですけど、今後のこととして、その辺のやっぱり見定めは必要ですので、総合的な判断をして、次年度の、新年度の予算に対しては臨んでいただきたいというふうに思っています。これは要望しておきます。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、230ページから231ページの4目後期高齢者医療特別会計繰出金です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次に、232ページから233ページの5項産業振興費、1目産業総務費です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行します。
次は、同じく232ページから241ページまでの2目産業振興費。質疑ありませんか。
杉山委員
ちょっとここで質問をするか分からないんですけど、産業振興拠点の賃借料、毎年払っていまして、この年と今年度の途中まででおしまいですよね。恐らく今年度の途中で終わって何かしら報告があるのか、もう既に報告いただいているのでそれでおしまいなのか分からないんですけれども、これに関しては、いろんな生み出したものとか、それから反省点とか様々あるので、次のこの総括質疑で何かしらお話いただきたいなと思うので、ここは触れるのをやめておきます。
233ページの真ん中ぐらいのアニメコンテンツを活用した他自治体等との連携事業、これは、このときは東京都の補助金がついているときですよね。今年度はない。東京都の補助金はないかもしれない、後で処理するかもしれないということだと思うんですけれども、それを、前回もお話ししましたけど、都の補助金がついているからやった。今年は都の補助金がついているかどうか、後でお金が取れるかどうか分からないけどもやっている。そこら辺の方針って、このときと比べて何か今年、この令和3年度と今年度と何か意識として、目標として変えたところってあるのかだけ確認させてください。
アニメにつきましては、従来より中野区の重点産業として捉えているところでございまして、今年度も産業振興方針の検討の中でアニメ産業の活用については考えているところでございます。その中で、アニメを含め、ICTコンテンツ等の考え方についてはお示ししていきたいと考えております。
杉山委員
今ちょっと確認し忘れたというか、都の補助金というか、今年度は取れそうですか。お金を何か取れそうな予感があるのか、科目はあるのか、ちょっとそこだけ確認させてください。
します。
平田産業振興課長
今年度も東京都が補助事業をやっておりまして、決定通知を頂いております。
杉山委員
ここに関しては、また次回というか来年お話ししますけど、そろそろこのアニメコンテンツに関しては、中野区独自のイベント系を押し立てていくという方針、アニメの資源がたくさんあるので、他の区に頼ることなく、補助を頂かなくてもやるぐらいの気持ちがあるのであればやっていっていただきたいと思います。要望です。
小宮山委員
同じくアニメコンテンツを活用した他自治体等との連携事業、これは毎年見ているんですが、毎年パンフレットとかを見ていると、豊島区にはトキワ荘がある。杉並区には東京工芸大学アニメーションミュージアムがある。東京工芸大学って中野区にある大学なのに、なぜか杉並区のミュージアムのそこのスポンサーというか、冠を取っている。中野区は何があるかって、売りにしているかというと、中野ブロードウェイがありますって書いてあるんですね、毎年このパンフレットに。中野ブロードウェイ、それはありますし、魅力的なコンテンツではありますけれども、中野区がブロードウェイに対して何かしているかといったらほとんど、商店街支援ぐらいはしていますけど、ほとんど何もしていない。そういう民間の活力にただ中野区が乗っているだけだなという印象を受けるんです。
そして、中野区はアニメを重点産業と位置付けているという発言がさっきありましたけど、私はあんまりアニメは詳しくないんですが、私が知っている中野区のアニメの会社というのは、もうどこも成長して功なり名を遂げた大きな有名な会社が多いと思うんです。小さい会社がどれだけあるか分からないんですけどね。中野区が既に成功した大きな会社にすり寄って中野区はアニメを支援していますと言っても、あんまり相手してくれないんじゃないかなと思うんですよ。また、アニメを何かまちづくりに活用していくとしても版権とかいろんな問題あるでしょうし、そう簡単に中野区が使わせてくださいと言ったからって、いきなり成功した人にすり寄って使わせてくださいって言ったって、そう簡単には使わせてもらえないと思うんですよ。だから、中野区はもっとこれからまだ売れていない人たちを支援していくとか、そういったことをしていったほうがいいのかなとは思っているんです。
あとはアニメとは別に、私は昨日もなかのZEROでやっていた無料のお笑いライブに行ってきまして、中野区ではお笑いライブを毎日のようにやっているんですね。そうしたエンターテインメント産業が中野区には非常に盛んなんじゃないか、ライブハウスも、私、今まで知らなかったようなライブハウスがあちこちにあって、そこで本当に毎日のようにお笑いライブとか演劇とかいろんなことやっていて、そういったエンターテインメント産業に対してこれまで何かやってきたことがありますか。
平田産業振興課長
これまでに関しまして、エンターテインメントということに限定して何かを行ったということは産業振興課のほうではございません。
小宮山委員
アニメコンテンツも広く広く捉えればエンターテインメントの一つなので、今、杉山委員も今言いましたけど、中野区ならではの何か魅力を打ち出していこうとするんであったら、そこにぜひ着目していっていただきたいと要望をしておきます。
もう一個、別件の質問で、産業振興センター、235ページ。ここの項目には多分詳しく載っていないと思うんですが、産業振興センターではいろんな各種の講座をやっております。セミナーのようなもの。ここの決算に載っている2021年度はそこまで目立っていないんですが、今年度は、産業、そのセミナーとして60講座ぐらいやっているんですよ。60講座のうち20講座がヨガをやっているんですよね。健康増進ということでヨガを、産業振興センターの講座で3分の1の講座はヨガをやっている。健康増進が産業振興につながるということは理解はしますけど、かといって、産業振興のために産業振興の予算を使ってやっている60講座のうちの3分の1をヨガをやっているというのは、これは昨年度の話じゃなくて今年度の話なんですけれども、いかがなものかなと思うんです。これは指定管理しているのは誰かというと、TACですよね。TACは、そういった運動はお得意ですからついついやっちゃうんでしょうけれども、いかがなものかなと思うんですが、いかがでしょう。
平田産業振興課長
産業振興センターにおきましては中小企業の支援として様々な講座をしております。その中の一つとして、健康増進事業の体操ですとかヨガも含まれているというところは認識してございます。その割合が多いか少ないかというのはちょっとそれぞれかと思いますけれども、産業振興センターの講座につきましては、その時代その時代に応じた必要な講座を、改めて来年度に向けて検討してまいりたいと考えております。
小宮山委員
人気は多分あると思うんですよ、駅から近いしね。人気があって需要があるからといってそればっかり、それを3分の1もやるのはやり過ぎだなと私は思っています。
杉並区には、すぎJOBというそういう就労支援のセミナーを設けていまして、多分中野区とは性格がちょっと、中野区はどっちかというと福利厚生が強いんですけど、杉並区は就労支援の目的としたセミナーだと思うんですが、杉並区も類似のセミナーを行っています。杉並区のそのセミナーを見ると非常に実務的な、求人表の見方とか、60歳からの再就職をどうするかとか、あと多いのがマイクロソフトオフィスの受験講座、エクセルの使い方とかを学ぶような講座が非常に多かったりする。実践的な講座が非常に多いんです。それに対して中野区は何か、ヨガをやっている、あとは経営力アップ、どうやったら部下を育てられるかとか、ボイストレーニングとか、お天気お姉さん時代に叱られて学んだ伝わる話し方のヒントとか、何というか実践的とは思えないことをよく中野区はやっている。性格が違うんでしょうけれども、その内容も、改めて本当に福利厚生でいいのか、それとも就労支援をしていくのか考えていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
平田産業振興課長
実際に利用される方にとって何が必要なのかというところをよく見定めながら、事業については検討してまいりたいと考えております。
小宮山委員
では、お願いします。
あと別件で、237ページの真ん中ぐらいに就労・求人支援サイトと書いてあります。これは、ぐっJOBなかののことだと思いまして、ぐっJOBなかのについては本会議でも取り上げましたけれども、ここにはアクセス件数と登録事業者数だけ載っていますね。これはアクセスだけがなぜか1日1,000件近くあったりして、アクセスだけなぜか多いんですけれども、肝腎のその求人広告が月にどれくらい出るかなというのを、私、ここ何か月か数えているんですけど、月に十数件しか広告載らないんですよ。正社員の広告なんか月に数件ですよ。そういった数字も載せていただきたい。本会議でも回答いただきましたけど、このぐっJOBなかのはこのままじゃいけないと思うんですが、今後どうされていくんでしょうか。
平田産業振興課長
ぐっJOBなかのにつきましては、構築して年数がかなり経過しているところもございますので、改めまして事業者支援としてどういった機能が必要か、またそれを継続するかどうかも含めて、今年度検討しているところでございます。
小宮山委員
ぐっJOBなかのが出来た当初は、多分企業が求人広告を掲載したりするのに有料だったと思うんですよ。当時は雑誌の媒体とかも盛んにあったでしょうし、有料で求人広告を出すような時代だったと思うんです。でも今、松本人志が広告やっているAirワークとか、あるいはIndeedとか、そういったみんな知っているような大手の求人サイトに広告を載せるのも無料で出せるという時代なんですよね。だからもう役割が終えているんじゃないかと、無料で区内の企業が求人出せますという役割を終えているんじゃないかと。ぜひ下手なてこ入れはせずにやめることも大きな選択肢の一つとして考え直していっていただければと要望をしておきます。以上です。
平田産業振興課長
すみません。ただいまの小宮山委員の質疑の中で一点答弁を修正させていただきます。健康増進事業でございますが、先ほど事業者支援の一環というふうに申し上げましたが、こちらにつきましては勤労者支援という位置付けで実施しているものでございます。申し訳ございませんでした。
主査
よろしいですか、小宮山委員。(「はい」と呼ぶ者あり)
大内委員
まず、アニメコンテンツ、先ほど質問があったんですけども、これは他区との合同で行っているということで、効果というのかな、どんな感じの実績みたいな報告されているんでしょうか。
平田産業振興課長
実績としましては、例えばアニメコンテンツの放映の視聴回数ですとか、そういったものを実績値として取っているところでございます。例えば昨年度実施したアニメコンテンツ、ブシロードさんの御協力の下に実施したアニメコンテンツの視聴回数でございますが、3万件を超える視聴をいただいているところでございます。
大内委員
アニメコンテンツって何。
平田産業振興課長
アニメ仕立てで放映している、そういった動画のことでございます。
大内委員
アニメ仕立てで放映している何なの。全然僕はそっちのほうは知らないので聞いているので、アニメコンテンツと言われても、アニメコンテンツで仕立てている何、漫画。もうちょっと分かりやすく言ってくれる。
平田産業振興課長
アニメコンテンツという一般的な言い方ですけれども、アニメーション、動画ですね。昔テレビマンガと言われたようなものなんですけれども、そういった動く絵を放映する、そういったものがアニメ動画として、今、広く放映されているものでございます。
中野区も、実際にそのアニメ、それからアニメに関係した方の出演する動画、そういったものを配信しているところでございます。例えば声優さんですとか、そういった方が出演するものもアニメコンテンツの一環として放映しているものでございます。
大内委員
放映というのはどこで放映しているの。
平田産業振興課長
主にユーチューブと呼ばれる動画配信サイトがございまして、そちらで配信を行っております。また、各アニメ会社のホームページ等で放映している部分もございます。
大内委員
この下の動画配信、合計しますと4万1,392回、これがそのことを言っているんですか。
平田産業振興課長
ここにつきましてはその動画配信を行ったもので、4万1,392回ほどの視聴をいただきましたという、そういう実績でございます。
大内委員
これは豊島区と杉並区と合同でやる。どんな内容のことをやっているの。
平田産業振興課長
3区合同でアニメ事業をやっているところなんですが、内容としましては、3区が一緒のホームページを開設するですとか、一緒のパンフレットを出す、令和3年度については3区の事業を一つにまとめて一体感を出したパンフレットを作成するですとか、3区一緒にやる部分と、それから杉並区、豊島区、中野区がそれぞれ各区でやるイベント事業で構成されているものでございます。
大内委員
それで、この4万1,392回というのはちょっと数少な過ぎないかというような、うちの会派の中で言われたんですけれども、これは杉並区も豊島区も同じ報告になっているわけでしょう、4万1,392回。違うの。合同でやっているから一緒なんじゃないの、違うの。
平田産業振興課長
こちらの4万1,392回につきましては、昨年度中野区が放映した動画の視聴回数でございます。
大内委員
3区合同で作って、中野区のは杉並区で見ても豊島区で見ても中身は同じだけれども、中野区が発信した数ということを言っているんですか。
平田産業振興課長
先ほど申し上げました3区合同で実施している部分と各区で事業を実施している部分がございますが、これは各区分で、中野区が作った動画の放映の視聴回数です。
大内委員
3区合同で作ったものは何万件あるんですか。
平田産業振興課長
3区合同分でございますが、今年の3月31日時点で2,339回でございます。
大内委員
2,339回しかないの。3区合同のやつ。中野区だけのやつは4万回あるの。ということは3区合同のやつってあんまり効果がないということ。人気がないということ。だって2,339回は少な過ぎないという認識はないの。
平田産業振興課長
1点ちょっと答弁訂正させていただきます。4万1,392回という数でございますが、区独自のものと、その3区合同のものの足したものでして、中野区だけの視聴回数は3万9,053回でございます。
それで、いずれにしましても3区合同より中野区独自のもののほうが視聴回数が多いわけなんですが、中野区の昨年度の動画がブシロードさんの御協力による動画でして、御協力いただいた声優さんたちがそのブシロードさんの人気アニメの声優さんだったというところから視聴回数が伸びたんだと思われます。
大内委員
他区の豊島区や杉並区の視聴回数、独自に作ったものの視聴回数はどのくらいか分かっていますか。それが分からないで、中野区は多いか少ないか言えないじゃない。
主査
答弁保留でよろしいですか。
大内委員
それともう一点。239ページの商店街キャッシュレス化導入支援事業、どんな実績と効果かを教えてください。
平田産業振興課長
毎年度1商店街ずつ行っている事業でございますが、令和3年度は、中野南口駅前商店街で実施しているものでございます。こちらにつきましては、実績としまして、導入店舗数が23店舗増えたものでございます。それを実績として認識してございます。
大内委員
それはやれたと。その後の評価というか、商店街のほうからはどんな感じで言われていますか。
平田産業振興課長
やはり導入前は不安ですとか、本当にやって効果があるのかといった声もございましたが、結果として顧客のニーズにも合っているし、やってよかったという評価をいただいているところでございます。
大内委員
23店舗新規になったと、それ以前は何店舗あったの。
平田産業振興課長
申請時でございますけれども、全部で65店舗中の32店舗が導入済みでございました。この事業実施前でございますけれども、32店舗が導入を既にしてあったというところ。32店舗が導入済みだったというところでございます。
大内委員
じゃあ、単純に10店舗だけまだやっていないということでいいんですね。
平田産業振興課長
未導入で、導入検討中というものも中には含まれてございますが。
大内委員
これをやっているほうの所管からあまり効果はなかったとは言えないけど、僕たちが聞いていると、ちょっと面倒くさいというか、やったところで大して効果がなかったというかというような話も聞いているんだけど。いや、絶賛しているようにも聞こえるので。それはいろんな意見あるし、お店の規模によっても、導入した、しないところもあるし、そういうのもよく考えて、やったからこれはいいんだ、いいんだじゃなくて、もうちょっと、駄目だとか言っているんじゃなくて普及をちゃんとやってください。
ということで、あともう一つ、その下のなかの里・まちマルシェ事業委託、これは何でしたっけ。
平田産業振興課長
これは毎年度実施している新米フェアの経費でございます。中野新米フェア、2階の満点食堂で、里・まち連携のお米を買って、新米フェアとして区民の皆様に召し上がっていただいている事業がございますが、その費用でございます。
大内委員
無料で食べさせているの。
平田産業振興課長
いえ、無料ではなくて、満点食堂にお願いして購入してもらっている、それの経費の一部でございます。
大内委員
じゃあこれは、歳入は別のところに出ているわけね。売っているんだったら。収入として、当該委員会では扱わないのかもしれないけれども、総務委員会のほうで扱うような形で収入でちゃんと出ているということでいいですか。
平田産業振興課長
収入としては満点食堂の売上げに入っておりますので区の収入ではございません。
大内委員
じゃあ、22万円寄附しているようなものなんだけど、そういうことになりますよ。そうでしょう。中野区が22万円で新米を買って満点食堂に無料であげて、満点食堂がそれを売っているということになりますけど、そういうことでいいんですか。
平田産業振興課長
22万円の中にはPR経費も入っておりまして、ポスターの作成ですとかチラシの作成、そういったものもこの中に含まれております。一部新米の購入経費も含まれているものですので、実際に正価で購入するよりは満点食堂が安く購入しているような構図になってございます。
大内委員
でも、一番最初に新米購入費と言った以上、中心となるところは新米購入なんだろう。新米を購入して無料で下の食堂に渡しているということは間違いないんですか。
平田産業振興課長
全額ではなく、お米の一部の費用を補助しているような形です。
大内委員
そこまで言うんだったら幾ら購入費当てているかを言ってよ。だって最初に言って、新米購入費と言ったら一番それがメインだと思うじゃん。そのうち、今度いろんな事業の何とか事業費だとか言って、今度そのうち一部だとかって言うんだったら。
主査
答弁保留でよろしいですか。答弁保留は二つあるね。
平田産業振興課長
大内委員のご質問の答弁保留、先ほどのアニメ事業の他区の実績でございます。まず、豊島区がトキワ荘のオンラインでの事業をやっておりまして、そちらの視聴回数は106件でございました。それから、杉並区がなみすけ絵描き動画というのを動画で配信しておりましたが、そちらの視聴回数は798件でございました。
大内委員
嘘だとは言わないけど、豊島区のは少な過ぎない、700件って。中野が4万件でしょう。トキワ荘ってちょっとは有名じゃないですか。それが700件で。
平田産業振興課長
休憩をお願いします。
主査
分科会を休憩いたします。
(午後3時05分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後3時07分)
3時回りましたので休憩したいと思います。
分科会を休憩いたします。
(午後3時07分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後3時30分)
平田産業振興課長
先ほどの大内委員の御質問の答弁保留、申し訳ございませんでした。中野里・まち新米フェアの22万円の費用でございますが、こちらにつきましては、満点食堂の運営会社に運営業務の委託をしているものでございまして、その委託の費用が22万円でございます。中身としましては、自治体連携の新米を使用したメニューの開発、販売、それから自治体精算米のPR、それから各自治体との連絡調整が内容でございます。ただ、実績報告によりますと、この費用の大半はお米の購入費が占めているという状態でございます。
大内委員
だからメインがお米の購入費と言われちゃうとさ、半分以上が購入費なんでしょう。2階の満点食堂でそれを無料で、満点食堂はそれを、言っちゃ悪い言い方で言うと売っているわけだよね。売っているのは、そのままそこの会社の利益に入る。それだと、宣伝はしてもらっているけれども、でも大半がお米の購入費と言われちゃうと、その分、でもそれは税金というか、これで払っているんだったらば、多少10円でも20円でも何となく、これはこういう理由で、里・まち連携事業を含めて新米の普及で中野区が購入したお米なので割引で販売しますとかいうぐらいやってくださいぐらい言っておいてね。もうそれでいいです。要望です。
南委員
233ページの、私も産業振興拠点賃借料ですね。これは産業振興推進機構、いわゆるICTCOに転貸をしたその賃料ということで、先ほど杉山委員のほうからも話がありましたけれども、今年の8月ですか、もうだから契約が終わってしまって、もうこの時点で産業振興課のほうでは全く関わらなくなるということになるんですかね。
平田産業振興課長
9月からは企画部のほうに管理も移ってございます。ただ、最終的に産業振興推進機構とのやり取りはまだ若干残っているところでございます。
南委員
企画部のほうに代わってしまうということで、これまでの産業振興センターの機能を、今度旧商工会館のほうの利活用のほうで新産業施設でしたか、振興施設でしたっけ、そっちのほうで活用していくということで、そちらのほうに注力していくんだろうなとは思うんですけれども、ただ、このセントラルパークのサウスとイーストのそこの賃借の床については、非常に、要は中心的な、中野駅周辺の中心的な位置にあるものですから、あとはいずれ、ここの区役所とサンプラザの再開発もこれから行っていくことになるんですが、その中で、四季の森のちょうど目の前にある、そういった拠点をやはり産業振興課のほうでもっと活用できたんじゃないかなと思うんですけれども、何か単純に、もう産業振興推進機構との契約が終わっちゃったので、あとは手が離れますから、あとはもう企画部に任せてしまいますので何かあとはどうぞ御自由にみたいなふうにしか聞こえないんですけれども、何かそういうふうになるに当たって、産業振興課のほうでこういったものができるんじゃないかとかというような、そういう提案とかそういうものは、区に対して、例えば企画に対してなかったんですかね。
平田産業振興課長
ICTCOだったところに、セントラルパークのサウスとイーストにつきましては施設配置計画の中で用途の変換を区として決めたというところがございます。その検討の過程では、産業振興課としましても、今後の活用についての意見を言う機会等もございましたけれども、結果として区は用途の変換を決めたというところでございます。
南委員
だからその施設配置でそういうふうに決まったというのは分かるんですけれども、中心地にあるものですから、いや、もっと中野区の産業振興をさらに推進していくとなれば、ICTCOの総括もされていらっしゃいましたけれども、じゃあ、その総括をして、さらに充実させるようなそういう取組とか仕組みとか、やはりもっと提案すべきではなかったかなというのが非常に何か残念でならないんですけれども、その辺は何かなかったんですかね。
平田産業振興課長
委員の御指摘のところもございますけれども、区として様々な要素から判断した結果が用途の転換というところだと思っておりますので、産業振興課としましては、新しい商工会館跡地のほうで産業振興の機能を充実してまいりたいと考えているところでございます。
南委員
堂々巡りになるのでもうやめますけれども、もう企画部に移ってしまったとなると、じゃあもう企画部で、まだ明確なことがまだ決まっていない状況なんですけれども、仮に決まったとしても、その内容によるんでしょうけれども、全く産業振興課と関わりがないとなるとこの委員会では報告はないということになりますかね。
平田産業振興課長
新商工会館につきましては関連委員会というところでこれまでも御報告をしてきたところなんですが、ICTCOの跡のほうにつきましては当委員会の所管からは外れているものと考えております。
南委員
分かりました。分かりましたというか、もう本当に残念でしようがないなという思いだけなんですけれども。それはそれで新たな、今言われたように新商工施設のほうでの取組に、我々区民委員会のメンバーもどういった形で、今様々な課題があるということが分かっていますので、だから本当に我々委員としても、どういったものを造り上げていくのかというのはしっかりと見ていきますので、中野区の産業振興をさらに推進するようなものになるかどうかというのは、そのときまた判断をさせていただきたいと思います。
次に、235ページの上から3行目で、産業振興センター樹木伐採委託等(予備費充用分含む)とあるんですけど、樹木の伐採をしたんだろうなというのは分かるんですが、予備費を充用しなければならないような何か事情があったんですか。
平田産業振興課長
こちらにつきましては、産業振興センターの敷地の入り口にある大きなケヤキの木を伐採した費用でございます。当初予算には計上していなかったものでして、中が空洞化しているので、台風ですとか大きな風が吹いた場合に倒木のおそれがあるというような状況が判明しましたので、できるだけ早いうちに対応したいというところで、予備費で対応して伐採を行ったものでございます。
南委員
じゃあ、当初はケヤキの木は残す予定だったんですか。それで調べたら空洞になっていて、非常に台風とかで危険だから、これはもう伐採せざるを得ないから予備費を充用せざるを得なくなったという理解でよろしいですか。
平田産業振興課長
当初、令和3年度の予算に計上しておりませんでしたのは、そのときにはケヤキの形状を分からなかったというのも、大きい木があるということは分かっていたんですけれども、その中が空洞だということを把握しておりませんでした。ただ、指定管理者が庭の清掃をしている中で危ないんじゃないかというような報告がありまして、樹木医による診断を行ったところ、やはり中の空洞化が進んでいるので風での倒木のおそれがあるということで、周囲に人家もございますし、早急な対応が必要だという判断の下に予備費での対応を行わせていただいたものでございます。
むとう委員
233ページの、先ほどのアニメコンテンツのところなんですけれども、私も全然アニメコンテンツって関心がなくてよく分からなかったんですけれども、先ほどのやり取り、質疑の中で、ああそういうものなのかというのが何となく分かったところなんですけれども、他の自治体、豊島区と杉並区と合同でやっているというのは前から知っていて、合同でやっているのに何でこんなに温度差があるのかなというのを初めてよく分かってびっくりしたところなんですけれども、中野区では436万円ですよね。残額を見ると63万円だから、多分500万円ぐらいの予算を組んでいたわけですけれども、分かればなんですけれども、他区も同じぐらいの予算建てをして合同でやっていたのでしょうか。中野区だけが思い入れが強くて、こんなにたくさんの金額を使っていたのか。そもそもこの合同連携事業というのはどこの区が言い出したことなのか教えてください。
平田産業振興課長
アニメコンテンツの3区合同の部分につきましては、3区で実行委員会を組んで実施してございまして、予算はそれぞれの区が予算化しているものでございます。予算規模につきましては各区様々でございますけれども、大体中野区と同程度ぐらいを組んでいるものと認識してございます。
また、この3区合同事業につきましては、一番最初は杉並区からの御提案で始まったものということでございます。
むとう委員
じゃあ、3区それぞれ500万円ぐらいずつ予算を組んで、1,500万円ぐらいでこういった事業をしてきたということなわけですか。そうすると、たまたま先ほどの御説明だと、2021年度については中野区だけが突出して力を入れてやったから視聴回数も群を抜いてということになっちゃっていて、二つの区は期間も短くということで視聴回数も伸びなかったというような御説明だったけれども、中野区だけがたまたまの条件が重なって、いい条件が重なって中野区だけが力を入れちゃったということなんですか。
平田産業振興課長
先ほど視聴回数のお話を申し上げましたのは、アニメですとかこういった事業の中の一部分でして、動画配信のみではなく、中野区でも動画配信のほかに、昨年度、セントラルパークでキャラクターショーですとか、あと区内のアニメ関連事業の紹介ブースを設けましたり、あとは産業振興センターのほうでアニメ制作体験ワークショップなどを行っているものでございます。その総額が今回の決算額でございます。
他区につきましても、先ほど動画の視聴回数のみを申し上げましたが、やはりキャラクターショーでしたり、あとは豊島区ですとトキワ荘を使ったいろんなイベントなどを行っておりまして、各区それぞれ複数の事業で構成してアニメ事業を行っているものでございます。
むとう委員
そうすると、3か所でやっていて、これは好きな方は3か所はしごをして参加をするという感じなんですか。
平田産業振興課長
まず、キャラクターショーでございますが、こちらは事前申込制になっておりまして、人数が多ければ抽選になっているところでございます。昨年度につきましても抽選になってございました。
また、アニメの関連企業の紹介ブースにつきましては、セントラルパークカンファレンスの一部分に企業紹介ブースを設けておりますので、そちらはどなたでも御覧いただけます。また、体験ワークショップにつきましては、日を改めまして実施しておりまして、そちらも事前申込制ではございませんが、その場でコマ体験というアニメの絵を作る体験をしていただくような、そういったものでございます。
むとう委員
だから、その連携でやるというところのメリットというのは何なのかというのがよく分からなくて、中野区だけでそんなに盛んにいろいろなさっているんだったら、何で単独じゃなくて連携する必要があるのか。参加者が同じような時期に近隣の3区でやっているから全部を楽しめてみたいな、本当に連携のメリットは何なのかというのを教えてください。
平田産業振興課長
まず、中野区・杉並区・豊島区につきましては、やはりアニメ産業が盛んな地域というところがございまして、その3区が連携することによってより訴求効果を上げたいというのが第一でございます。それで、委員御指摘のように、ファンの中にはその3区を回っている方もいらっしゃるかと思いますけれども、ちょっとそこのデータはないんですけれども、そういったところで面的な広がりをもって、それぞれの自治体でアニメ事業をPRしていこうというような狙いの下で3区合同事業を行っているものでございます。
むとう委員
他区からいろんな方が、本当にアニメ好きな方が面的にすごく楽しめるというか、いろんな人が中野にも来てもらえるみたいな状況で、この事業としては、区としてはちゃんと役割を果たせていて、産業振興の成果が十分上がっている事業というふうにお考えなんですかね。
平田産業振興課長
中野区におきましてもアニメ事業は重要な産業だという認識はございます。そういった中で、こういったイベントを通じて区民の方にも親しんでいただくとともに、中野区のアニメについての知名度を向上させていくという効果を果たしているものと考えております。
むとう委員
成果が上がっているということで、これはしばらく、まだ今後も継続して3区で同じような形でやっていくということになるんですか。
平田産業振興課長
これは3区合同事業ですので、3区が同じ目的を持って連携していく間はこの事業をやっていきたいと考えておりますが、今後のことにつきましても3区でいろいろ検討をしてまいりたいと考えております。
むとう委員
やっと何となく全容が分かりました。ありがとうございました。
それから、239ページのところの商店街キャッシュレス化導入支援事業なんですけれども、これ、執行額が64万7,000円で、残が、不用額が387万9,000円ということで、不用額がすごい上回っているんですけれども、どうしてこんなことになっているのか教えてください。
平田産業振興課長
これの一番大きな理由でございますが、予算編成時は東京都のモデル事業に採択されるかどうかが分からなかったというところがございまして、通常の3分の2補助で予算を組んだものでございます。結果としてデジタル化のモデル事業に採択されましたので、東京都から10分の9の補助が入ってくることになったということがございます。それで、その差額が不用額として残ったというような状況でございます。
むとう委員
はい、分かりました。
先ほど質問の中でも触れられていましたけれども、なかなかキャッシュレスの導入ということで、その前の年は中野ブロードウェイだったと思うんですけれども、全店舗ができたわけではなかったわけで、今回も、やはり先ほどの御説明だと全店舗ができたわけでもないということで、その辺はどういう事情なのか、それぞれの商店の事情があるかと思うんですけれども、商店街を挙げてこの事業に応募するということは、ある程度商店街に加盟している一つひとつのお店の方がやってみようということでなさったんだろうと想定するんですけれども、なかなか全店舗が参入するわけにはいかないという事情があるということなんでしょうか。
平田産業振興課長
委員御指摘のとおり、全店舗加入していただくのが理想ではございますけれども、やはり個々の商店の事情によりまして、機械の扱いに不安がどうしても拭えないというようなところもございまして、全店加盟というふうには至らなかったものでございます。
むとう委員
ちなみに今年度は、この事業はどうなっているんでしょうか。
平田産業振興課長
今年度につきましても予算化をさせていただいておりまして、鍋横通り商店街で実施中でございます。
むとう委員
今年度は、その鍋横通り商店街でのこの参加率はどれぐらいな感じなんですか。
平田産業振興課長
現在まだ実施中ですので、結果は出ておりません。
むとう委員
実施中だから結果が出ていないことは分かっていて聞いているんですけれども、大体実施中で様子はどんな感じなのかなというところで、結果を聞いているのではなくて、今どんな感じというのを伺っているだけなんですが、どんな感じというのは分かりますか。
平田産業振興課長
鍋横通り商店街も大きな商店街ですので非常に協力的に対応していただいているところでございます。それで、この商店街キャッシュレス事業につきましては、コーディネーターの導入も一緒に行っておりまして、今、そのコーディネーターが各店舗に説明しているような状況ですので、ちょっとまだ店舗さんが加入するしないついては状況が把握できていない状況です。
むとう委員
そのコーディネーターの方がいるって初めて聞いたんですが、過去にはいなかった、今回初めて鍋横にはコーディネーターがついた。過去もついていた。どっちでしょうか。
平田産業振興課長
コーディネーターにつきましては、初回の中野ブロードウェイの段階から入っております。
むとう委員
やってみなければ分からないと思いますけれども、コーディネーターさんが、わざわざその役割を持っていてもなかなか参加があまりなのですかね。今まで、過去においてはあまりですよね。今回コーディネーターさんがついていてどれくらい成果が上がるか、これから見ていかなければ分からないんですけれども、分からないということで分かりました。ありがとうございます。
来住委員
産業経済融資のところからちょっとお聞きしたいんですか、その前に頂いている要求資料で、区民28ですね、区内事業所数の推移というのを頂いております。これを見ますと、10年前よりもどれだけの事業所が減ったかというのが大体、大まかですけれども、例えば卸売業、小売業、中野の一つの大きな特徴ですよね、こういう個店を含めて多いわけですから。このお店が大体500店舗減っているわけですね、2021年と比べて。10年前との比較ですね。それから宿泊業、飲食サービス業も1,489になってしまって、400ぐらいですか、かなり激減をしているという状況ですよね。やはりその区内の産業、区内の産業振興をどう活性化して持ち上げていくかという場合に、中野区の特徴であるこういうお店がやはり成り立たなくなっているというのは、これは区民の皆さんも共有している部分ですけれども、やっぱりこういう実態からどういう施策が必要なのかというのの打ち出しがないと、なかなか本当に今後の中野の区内事業所を支えていく力にならない、なりきれないというふうに思って、その都度そういう発言をさせていただいているんですが。
関連して、まずお聞きしたいのは、要求資料区民27を出していただいています。これでいきますと、例えば令和2年度は、貸付件数でも前年度よりも倍増えています。1,035件ですね。貸付金額も桁違いに、倍以上に増えました。執行額も当然、それに類して倍になっています。当然これは新型コロナの中での問題と、それから、本人負担の利子補給についてはどういう推移をこの間たどっていましたかね、かなり緩和を、利用をする側にとってはいい形で変えてきたと思うんですが、ただし令和3年度はまた戻っているんですね。令和元年度に数的には戻っている状況になっているんですけれども、その辺はどのように捉えておられるんでしょうか。
平田産業振興課長
令和2年度の1,035件の中には新型コロナ関連が933件ほど含まれておりまして、これが全体の件数を押し上げているものでございます。一方で、令和3年度の利子補給の執行額につきましては令和2年度より大きくなっているものでございまして、これは令和2年度に実施した融資の利子補給が令和3年度の決算額に影響を与えているものでございます。
また、国の実施している4号認定につきましても、ほとんどが令和2年度に認定を受けているものでございまして、令和3年度も引き続きやってはいるんですけれども、件数的には大きな差が出ているような状況でございます。
来住委員
そういう流れの中で、239ページの生活応援事業を取り組んでこられました。これは第2次補正で予算化したものがキャッシュレス決済推進事業業務委託、これがここに当たるんだろうと思いますけれども。この、先ほどあったのかな、不用額の御指摘のところだったかなと思いますが、この事業の一つのその、これはほとんど都支出金で賄えるということに、当初からそういう想定も歳入の中では当時ありましたので、ただ、実際に都支出金で賄えるということになって、やっぱり今後、こういうコロナウイルス感染症に関わって経済支援対策を打ったわけですけれども、きちんとやっぱりこの年度、令和3年度のこの事業の一定の評価なり、まとめなりをやっておかないと、今後の施策にも影響してきますので、一定の総括が必要だと思うんですけれども、そういう認識はおありでしょうか。
平田産業振興課長
今年の第1回定例会におきまして、キャッシュレス決済推進事業の実施結果についての御報告を申し上げたところでございます。その中で、区としましても、消費効果につきましては一定程度あったと考えておりまして、実際に総決済額につきましては15億円余、15億6,000万円ほどになっておりますので、区内の消費効果の押し上げには貢献しているものというふうに考えてございます。
来住委員
やっぱり費用対効果をどう出すかということが大事ですので、ただ、新型コロナというこういう本当に予測できない中での施策ですので、一概に今後にこの施策が生きるかどうか不透明なところはありますが、やはり打った施策の総括なり、まとめはきちんとやっておく必要があるということを申し上げておきます。
何を言いたいかといいますと、やはりこういう一時的な一商店街なりある地域に、そこに打つと、施策を打つということもあっていいんですが、先ほど言ったように、中野区全体の産業の実態がどうなっているかということを常にやはり見ながら、行政としては全体、中野全体のやっぱり個店を中心として、産業の商工業者の方の声をどうやって施策に反映させるかということを常に心に持ちながら打っていかないと駄目だということ、効果が上がらないということを今まで申し上げているわけです。
その上で、今後のことを、認識を伺いたいんですが、やはり私は、区の職員の方々は苦労されていると思うんですが、やっぱりこの商工費というのを、今回、2021年度の、私、決算の23区のを拾ってみたものを頂いてきたんですが、中野区はこの10年来、商工費ということでまとめると最低なんですよ、23区の中でも、本当に残念ですけど。これはこの年度だけじゃないんですね。10年前から数字を出しますと、本当に22位であったり、もう2021年度は23位なんですよ。それだけやっぱり非常に商工予算が抑えられてきた。だから、それはやっぱりこういう支援の施策に影響しますし。
僕、もうお願いしたいのは、職員をこういうことを専門に捉えたり、情報をキャッチしたり、まちを歩いて商店の実態を実感したり、そういうやっぱり固まりが必要だと思うんですね。これはだから議会も、一政党や会派で取り組んだら、これは本当に中野区の商工は潰されてしまう、極端な言い方ですけどね。本当に持ち上げられないと思います。だから議会と皆さんと一緒になって、そこは厚く予算を一定取ってこの問題は取り組む、中野区の一つの中心の課題としてやっていきたいと、やっていただきたいということを本当に思っています。ですから新年度は、いきなりそうはいきませんが、やはりそういう考えを入れた予算の中身ですね、当該の部署として挙げていただきたいというふうに思っています。ちょっと部長にお聞きします。決意を。
高橋文化・産業振興担当部長
御意見ありがとうございます。我々としても、このまちが産業活性化というところできっかけを持ってにぎわっていくところを目指していきたいと思いますし、そのためには職員一同、今まちがどういうふうに状態がなっているかというところをしっかりつかみつつ提案をしていきたいと思いますし、議会の議員の先生方も、区民、事業者のお声を受けていらっしゃいますのでお声を聞きながら、共に前に進めるように、来年度予算にもしっかりと必要なものを盛り込んでいけるような検討を進めていきたいと思います。ありがとうございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ、2目産業振興費は終わります。
ここで理事者の入れ替えをいたしますので、分科会を休憩いたします。
(午後4時04分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後4時06分)
次は、環境費、1目環境費の466ページから467ページです。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
進行します。
次は、2目の地球温暖化対策費、同じく466ページから469ページです。
南委員
467ページ、温暖化防止推進で蓄電システムの導入支援、この設置補助ということで470万円余ありますが、これの申請件数とあと設置件数を教えていだたけますか。
永見環境課長
申請件数が47件でございまして、設置も同様に47件でございます。
南委員
当初予算では不用額が790万円余出ているんですけれども、今、申請件数と設置件数が47件ということで、当初何件の予定だったんですか。
永見環境課長
125件で見込んでございました。
南委員
となると、半分以下の執行率ということで、これはこの令和3年度から始めたんでしたよね、新規事業として。125件の積算で47件の執行件数ということで、これは周知についてはどういう形で周知されていたんでしょうね。
永見環境課長
周知でございますが、区報であったりホームページ、また窓口ですね、区内の施設の窓口にチラシを置いたりとか、あとポスターを町会に協力いただいて貼付したりとか、そのような形で周知をしてございました。
南委員
周知して、これだけ、半分以下の申請件数だったということなんですけれども、これは不用額が800万円近く出ているわけですけれども、これは例えば、様々な状況で半導体の不足とか、様々なことが現実問題あるわけですけれども、そういったことは別に、特に半導体が不足しているからなかなか機器がそろわなかったとかというような、そういったことはあったんですか。
永見環境課長
半導体に関する影響ということは、ちょっと我々としては特にはなかったのかなと考えております。
南委員
これは令和4年度も継続してされていらっしゃるんですよね。令和4年度はどれぐらいの積算で予算を建てられているんでしたっけ。
永見環境課長
令和3年度と同様で積算してございます。
南委員
今回これだけの、125件で半分以下だったというその検証点、何が不足だったのかというふうに、どうすればもっと執行率を上げていくことができるのかという、その辺の分析はどのように考えられているんですか。
永見環境課長
先ほど委員からも御指摘ありましたとおり、周知に関する工夫というのもあるのかなと思っておりまして、例えばリフォーム業者とか、そういったところに御協力いただくということも必要なのかなと考えております。また、太陽光パネルと連動した蓄電システムということで補助金を交付する仕組みでございますので、太陽光の設置に関する何か今後支援というものも考えていく必要があるのかなと考えております。
南委員
この蓄電システム、当然太陽光パネルとか発電するそういう仕組みがないと、蓄電システムだけ導入していてもどうしようもないので、やはり今、課長が言われたように、やはり太陽光パネルのそういった太陽光発電ですね、そういったことについても連動させるためには、そういう助成制度もしっかりとしていかないといけないと思うんですけど、もう一度御答弁をお願いします。
永見環境課長
委員の御指摘のとおり、太陽光発電システムと蓄電システム連動した形の機器でございますので、相乗効果を生むような形の支援についても検討していきたいと考えております。
杉山委員
今の南委員の蓄電システムの件で要望だけ。目標値125件に対して実績は47件で、まだまだ実績は満たないけど、でも環境にはいい、こういうのを進めていく必要はある。医師会とかから蓄電システムの要望は来ているんですよ。医師会、中野のね。何か制度をうまく組み合わせて何とかならないかな、そこは考えていただきたいと要望だけ出しておきます。
質問としては、467ページの一番下のほうのカーボン・オフセット事業で、群馬県のみなかみ町に中野の森があって、そこにはもう木をいっぱい植えたのでもう多分植えられない状況である。それから喜多方のJ-VER、オフセット・クレジットを購入している。これはそろそろ、ずっとお金をかけてやっていますけど、今もね、ちょうど10月かな、中野サンプラザでも中野の森応援フェアね、食べ物やりますけど、中野区内は緑地が少ないとかいろいろなものもあって、オフセットするよりも、中野区内の樹木を増やすとか、CO2を削減していくとかって、ここにどのみちもっていかないと、もう今、みなかみの森も、だって木を植えられないわけですから、何とか中野区として、始めたときはカーボン・オフセットはめちゃめちゃはやっていましたから、イベントもサンプラザでやったりしていましたし。これをちょっと方針として今後どうしていくのかということをお聞かせいただけますか。
永見環境課長
中野区みどりの基本計画におきましてその緑化の推進については計画しているところでございまして、環境部においては、保護樹林の指定であったりとか、生垣等の設置に対する補助など、そういったところを実施しているところでございます。御指摘のとおりなかなか緑化については伸びない状況ではございますけれども、環境部としてできることがあるか今後検討していきたいと考えております。
杉山委員
今後カーボン・オフセットも、やっぱりカーボン・オフセットを伸ばしていくのか、それとも事業の畳み方とかを踏まえた上で別のやり方を考えていくとか、その方針はどっち側にあるんですか、今。
永見環境課長
カーボン・オフセットそのものは、委員のおっしゃったとおり植樹自体はもう終えてございます。今後CO2の吸収量も増えていくということで、経費につきましても下刈の経費というものが今後なくなっていくということがありますので、これまでに比べて低い費用で効果が得られるものと考えてございます。
区内の緑化に関しては、先ほど申し上げたような形で、ほかの都市基盤部とかそういったところともまた関係することでございますので、今後検討したいと思います。
杉山委員
ぜひ、いろんな形で考えていくというのが大事だと思うので、継続して検討していただきたいと思います。
記載がないので、この場所で質問するべきだと思うのでちょっと質問しますけど、水素カーですね。今、中野坂上のトヨタレンタリース、トヨタレンタカーかな。水素カーを中野区民のために安く貸し出す、この事業っていつからやっていましたっけ。
永見環境課長
今年の4月から実施しております。
杉山委員
なのでここに載っていないということなんですけど、来年度の資料には載ってくるんでしょうけど、私も2週間に1回ぐらい中野坂上のレンタカーに行くんですけど、水素カーが借りられないんです。借り方がまず分からない。それから安くなる、大体セダンを借りるのと同じぐらいの費用になるということは分かっている。高いところが、一般の車を借りるぐらいになることは分かっているんですけど、今どのくらい借りられていますか。全然借りられていないと店員が言っていたんですけど。
永見環境課長
8月末現在で12件の申請がございます。
杉山委員
水素カー「MIRAI」に関しては、ずっと基本的にはそこにあるということなので、ほかの人たちは、中野区民じゃない人も借りていらっしゃるとは思うんですけど、何か予約の仕方とかが、やっぱりネットからだと違かったり、直接電話して、さらに中野区に電話して、お金のやり取りはというのと、あと、みなかみ町まで行ったら水素がなくなっちゃったらどうしようとか、そういう心配もたくさんあるので、そこら辺の、何かやっぱり事業としてやっている以上、僕みたいな借りたいけど借り方がとか、遠くに行ったら水素ステーションがないかもしれないという不安を解消していくような何かを、手を打っていっていただきたいんですよね。そこら辺ぜひ考えていただきたい。もうこれは決算なので言わないですけど、要望にしておきますので、ぜひともお願いします。
むとう委員
467ページの先ほどの蓄電システムの導入支援の部分なんですけれども、区がやっている事業の行政評価、内部評価のところを見て、私も知らなかったんですけれども、蓄電システムの設置費用って平均200万円かかると。国とか都の補助金を活用しても140万円以上の自己資金が必要になるって、だから区の補助金を継続する必要があるというのが継続を打ち出した方向性なんですけれども、内部評価の。やはりこんなに高くお金が、自己資金がかかるとなると、なかなかね。太陽光まで設置をしているお家は結構見かけるようになっていますけれども、蓄電の設備までとなると、またさらにこの額の負担ってちょっと大きいじゃないですか。なかなか二の足を踏んでしまうという部分も、せっかくつくった助成制度だけれども伸び悩む原因かなというふうに思うんですけれども、もう少し補助額を上げるみたいな検討はなさらないんでしょうか。
永見環境課長
補助額につきましては、特別区全体と比較をいたしましても特段低いという金額ではないというところもございますので、始めて1年というところもありますので、当面継続してこのような形で補助を考えているところでございます。
むとう委員
区民分科会要求資料29を見ると、省エネ機器設置助成制度の有無ということで、23区の情況が一覧表で書かれているんですけれども、これを見ても、中野区は太陽光も出していないし、全く一個も丸がついていないんですね。だから、先ほどの質疑と重複しますけれども、いきなり蓄電池だけ補助をつけても、何かすごく私、突飛な気がして、その前提となる省エネ機器等設置助成制度の有無、23区の情況のこれ、一個も丸がないんだけれども、何かやっぱりこっちも検討しないと、蓄電池だけというのもいかがなものかと思うんですけども、それはどうお考えですか。
永見環境課長
今、御指摘のとおり、中野区はちょっと補助のメニューが少ないというところがあるかと思います。先ほども御答弁いたしましたが、太陽光発電システムと連動した蓄電システムというところもありますので、今後メニューについても検討したいと考えております。
むとう委員
ぜひやっぱりセットで進めていかないとこれは成立しないなって思いますので、検討し、次年度の予算のときには、何かしらこの資料の中で丸がつくようにしていただきたいというふうに思います。
それと、温暖化防止についての施策をもう全部底上げしていかないと駄目なんじゃないかなというふうに思うんですけれども、トータルとしてそういうお考えはお持ちですか。
永見環境課長
中野区基本計画におきましても、脱炭素社会の実現の推進ということで位置付けております。環境部だけではなくて、全庁を挙げて取り組んでいく課題だと考えておりますので、今後環境部を中心に検討を進めていきたいと考えております。
小宮山委員
さっきむとう委員が緑化について言及されていますけど、緑化に関して環境費には載っていないように見えるんですが、緑化の所管はどこになっているんでしょうか。
永見環境課長
緑化につきましては、508ページの緑化推進費ということで都市基盤費の中に今は入っております。決算の中では入っておりますが、所管としては環境部と。今現在は環境部が所管しております。
小宮山委員
というと、この1年の間に所管が代わったという意味ですか。
永見環境課長
おっしゃるとおりでございます。
小宮山委員
あとはカーボン・オフセット事業について、これは群馬県みなかみの森に使っているのと喜多方市の森に使っているのが主な使い道かと思いますけれども、それぞれ幾らぐらい使われているんでしょうか。
永見環境課長
みなかみの森林整備委託に関しては205万円程度ですね。喜多方市のJ-VERの購入費ということで、こちらは70万円ということでございます。
小宮山委員
それを合算しても、まだ320万円には行きませんけど、そのほかにはどんなことに使っているんでしょうか。
こちらは、視察の職員の旅費でありますとか、その他の消耗品とか、印刷製本費、そういったところでございます。
小宮山委員
群馬の森、みなかみの森に関して言うと、以前は鹿の食害などがあって、そのたびに費用を請求されて、もう請求されたら出さなきゃしようがないから支払っていた。ただ、だんだん木が大きくなってきたから、鹿が食べなくなってきたから、今後はコストがだんだん減っていくはずですという説明が以前あったように記憶しています。まだ今年は205万円というのは、意外とかかるなあと思っていますが、205万円というのはどんなことに使われているんでしょうか。
永見環境課長
主に下刈り経費ということでございます。これが160万円程度。それから植栽地の管理ということで、こちらは委託しておりますので、こちらが42万円程度でございます。
小宮山委員
その木が生えている森で下草がどの程度生えていて、その下草刈りをどの程度しなければ、木が、森が維持できないのかというのは私も素人なのでよく分かりませんけれども、今、だから鹿予防のネット張りとか、そういった大きなお金がかかることはやっておらず、維持管理のコストがかかっていて、それが205万円と受け取りましたが、じゃあ、この205万円は今後ずっと何十年もかかり続けていくものなんでしょうか。
永見環境課長
下刈り経費につきましては、樹木が育っていくにしたがって必要なくなっていくというものでございまして、当面、令和5年度ぐらいまでは、費用を減少しながら必要かと思いますが、それ以降に関しては必要なくなるということで、今に比べて経費はかからなくなるという想定でございます。
小宮山委員
そういう森林とかに詳しい方も環境課にもどの程度いらっしゃるのかよく分からないですけれども、向こうから言われたら支払っているのかもしれませんけれども、何というか維持管理コストはなるべくかからないような運営をしていっていただきたいと要望をしておきます。
大内委員
まずなかのエコポイント事業、これ、見直しをするとかしないとか、変更するとかいろいろ聞いているんだけど、何か見直ししましたっけ。
永見環境課長
見直しにつきましては、コースとして環境商品コースというコースが令和2年度まで実施をしていたのですが、そちらのコースを終了したということは実施をしてございます。
大内委員
それは何だっけ。
永見環境課長
エコマークがついている商品について、エコマークを出していただくとポイントを提供してというような形でやっていたものなんです。
大内委員
たしか昔、だからそれで何か表彰したりしていたじゃないですか、中野サンプラザの前で。やっていたのよ。俺、議長のときに何をやっているのかなと思って見た。見直しをどんどんしていくというか、改善をしていってもらいたいなと思います。
それとあと、先ほどからちょっと言っていた蓄電システムの導入支援ってあるでしょう。これって何、元が200万円ぐらいする大きな機械を買うのが前提になるんですか。そのうち中野区は10万円を補助して、東京都とかはまた別途補助なの。それともこれは東京都の補助金でやっている話。
永見環境課長
システムそのものは、大体この47件の申請があったものについては、9ワットぐらいのシステムが平均だということで、そのぐらいのシステムだと大体200万円ぐらいかかるということでございます。ただ、そのワット数がもっと低くなると、例えば100万円ぐらいであったりとか、そういったシステムもございます。補助金につきましては、国も補助金がありますし、東京都も補助金があり、区も補助金があると、そのような形で別途でございます。
大内委員
じゃあ、これは中野区が独自でやっている。先ほど、歯科医師会でも皆さんのところに要望が来ているけど、ああいうのも対象になるの。
永見環境課長
今現在は、区民の方と集合住宅の管理団体、また地域団体ということが対象になっておりますので、今現在は対象になってございません。
大内委員
中野区民の方が歯医者をやっていたら対象になるの。
永見環境課長
住居でということであれば対象になります。
大内委員
歯科医師会が、薬が停電の際に使い物にならなくなる、そういったことが当然想定されるので、今コロナウイルスワクチンの場合は蓄電になっているんだろうけれども、歯科医師会はそういったところで、例えば御自宅でやられている、あるいは区内に住んでいて区内の事業所でやっている、それは対象になるの、そういうものも。もう一度確認するけど。
永見環境課長
その方御自身が、いわゆる御自身の住宅でということであれば現在対象になりますが、事業所が別にあるということであれば、このメニューの対象者を、例えば事業者を対象に入れるとか、そういった工夫をすることにすれば対象にはなってくるかなと思います。
大内委員
これは令和3年度じゃないですか。今年度はどうなっているんですか。その対象になっているんですか。
永見環境課長
現在はなっておりません。
大内委員
じゃあ、これは来年度、そういったところも対象にするのかといったら、多分事業所って、商店街も入ってくるとすごい数になってしまうのかなって、単純にね。でも今聞いていると、区民の人が住んでていて、なおかつ、マンションの一室を借りているだとかそういうのは駄目で、あくまでも自宅でやるんだったらば対象になる。商売でやっている場合はならないと。商売じゃない場合は対象に今なっているということでしょう。だから、じゃあ今後、それね、商売でやっていて、極端に言うとアイスクリームのところの横に置くだとか、あるいはコンビニもそういうことになってくるだろうし、事業というとちょっと違ってくるのかなと思うけど、その辺のところよく検討していただきたいなと。永見環境課長
実績が昨年度あまり伸びなかったというところもありますので、対象者に関しても検討の課題だと考えております。
大内委員
10万円というのは何なの、基準は。一律10万円なのか、何かの1割なのか。
永見環境課長
一律10万円でございます。
大内委員
じゃあ、大きさは関係なく10万円もらえるわけ。
永見環境課長
おっしゃるとおりでございます。
大内委員
じゃあ、僕が自分の家に10万円の蓄電システムを置きたいと言ったら10万円もらえるの。買っていいわけ。
永見環境課長
失礼いたしました。容量が4キロワットアワー以上であるという要件がありまして、そういったことを当てはめると10万円ということはあまりないかなということでございます。
大内委員
4キロワット以上って普通幾らぐらいを想定しておけばいいの。
永見環境課長
物にもよるとは思うんですけど、大体100万円ぐらいかなと思います。
大内委員
100万以上で、区が10万円、東京都、国からは幾らぐらいもらえる。
永見環境課長
東京都につきましては、1キロワット当たり6万円、また上限が42万円ということでございます。また、国につきましては1キロワット当たりが2万円、上限が18万円でございます。
大内委員
単純に1キロワット8万円別に、国と東京都合わせて。4キロワット以上を買うと4キロと8万円で32万円。中野区から10万円来て42万円。58万円ぐらい個人負担になるという感じで買えるわけですか。分かりました。
それとあと、そもそも4キロワット以上と言っているんだけど、イメージが湧かないんですけど、4キロワットというとどのぐらいのことを言っている。要するに普通の1軒家で停電が起きたとき、4キロワットとあると1週間もちますというのか、1か月持ちます、どの程度なの、4キロワットって。
永見環境課長
大体1日分でございます。
大内委員
じゃあ4キロワットじゃなくて、やっぱりその倍の8キロワットぐらいを買わないと2日ぐらい持たない。普通の一般家庭で。一般家庭といってもいろいろあるんだけどね、大きさが。分かりました。
それとあと、この群馬のみなかみ町の、私もちょっと見に行ったことあるんだけど、植えるところなんかまだたくさんあるよ。だってここは、元は牧場か何かあったところじゃん。見ると、どこだって、あ、ここですという感じで、まだ植えるところは、別に植えようと思えばまだ幾らでもあるよ。周りは全部森だからね。ここで幾ら植えてもどこまで効果があるのかなという、前からそれは言われていることですけどね。だってほかも森だらけだもん。全部山なんだ。そこに植えていて、これって効果あるんですかというね。今どのくらいの大きさに育っているの。
永見環境課長
大体高さ3メートルぐらいです。
南委員
私もなかのエコポイント事業のことで、これは総括質疑の中で、環境基金の充当事業ということで入っているんですが、先ほど大内委員のほうから触れられておりましたけれども、その際、事業内容として令和2年度に環境商品コースを廃止した、そういうエコマークのついた商品については廃止したということなんですが、それは何か理由があるんですか。
永見環境課長
環境商品コースについては、実情として学校が4校程度出していただいているという、参加していただいているという状況ということで、なかなかちょっと参加者が伸び悩んでいたことであったりとか、その実際の参加者の御意見も踏まえて、ちょっと切り取ったりとかそういったところもどうなのかというところの御意見もあったということで、令和2年度末で終了したということでございます。
南委員
となると、今現在、この執行額81万5,000円余になっていますけど、エコポイント事業のその内容というのは今どういったことになっているんですか。これはたしか1ポイント1円で換算して、クオカードとか商品券でしたっけ、区内の。そういったものに換えられるという取組だと思うんですけど、今現在、環境商品コースを廃止した。今、学校のほうで4校でやっていたけど、あまり伸び悩んでいたので廃止したということなんですけど、現在どういった事業内容になっているんですか。
永見環境課長
現在は、メインのものとして環境行動コースというものでやってございまして、いろんな区でやっている環境に関する事業に参加していただいたりとか、そういったときにポイントを提供するというような形、こちらが中心となっております。それ以外に出前講座、こちらに区の職員が出向いて環境に関する講座をすると、こちらに参加していただいたということに関しても対象となってございます。
南委員
先ほど私のほうから言わせていただきましたけど、1ポイント1円で換算してということなんですが、この区が主催するそういう環境に関する事業なんですよね。イベントとか、あとは出前講座ということに参加する。そのポイントのつけ方というのはどういうふうになっているんですか。これは参加費用を払ってという、それに対してポイントをつけるというんではなくて、何かそのポイントのつけ方というのは決まっているんですか。
永見環境課長
すみません、先ほど出前講座を環境行動コースとちょっと別に言ってしまったんですが、すみません、行動コースの対象イベントの一覧に出前講座も入っておりましたので、すみません、失礼いたしました。
ポイントにつきましては、例えばですけれども、区でやっている事業で、先ほどの出前講座であったりとか、パネル展に参加していただいたりとか、こどもエコ講座であったりとか、エコフェアに対する参加でありますとか、フードドライブということで食品を提供していただいたりとか、そういった様々なメニューに応じてポイント数がそれぞれ、例えばフードドライブですと100グラム以上で50ポイントであったりとか、エコフェアであると50ポイントであったりとか、今度実施する環境交流バスツアーだと300ポイントとか、メニューによって分けているという形でやっております。
南委員
それはポイントがついたら、あれはシールくれるんでしたっけ。
永見環境課長
台紙がございまして、こちらにシールを貼っていただいて、500ポイント単位でこちらに出していただいたら交付するという形でやっております。
南委員
一生懸命取り組まれているというのはよく分かるんですけれども、ただ、その環境基金の中での割合が非常に低いわけですね、充当事業の内容の中から考えると。見直すというような話もありましたけど、もっとやはり、例えば総括質疑でも言わせていただきましたが、環境基本計画の中で2030年には46%のCO2削減、さらに2050年にはゼロカーボンという目標を立てられている中で、民生部門のCO2の削減が大きな鍵であるということを言わせていただきましたけれども、やっぱりそういったところの、民生部門を削減させられるようなそういう仕組みをつくって、それをエコポイントのほうに反映させるような取組をやっぱりしていくことが、目標値46%、ゼロカーボンを達成するための大きな鍵になると思うんですけれども、その辺を踏まえた中野エコポイント事業の見直しをしっかりやるべきだというふうに思うんですけど、その辺はどうなんでしょうか。
永見環境課長
委員のおっしゃるとおり46%削減、またゼロカーボンに向けて、民生、特に家庭部門の削減が重要だと思っております。そのためには区民の皆様の意識、そういったものにアプローチしていくことが大事だと思っておりますので、このエコポイント制度を含めて、そういった区民の方にアプローチしていけるような事業について今後検討していきたいと考えております。
来住委員
先ほど産業振興でも言わせていただいたんですが、やはり環境問題は、特に地球温暖化対策費で、予算現額で2,200万円ですね。これだけですよ、言ってみれば。そういう中でこの対策を、地球のこの危機、環境の危機が言われている中で、こんな予算でどれだけのことができるのということを言いたい、まず。産業振興もそうですけれども、本当に行政として、中野の自治体として環境問題を、どうやってこの危機を脱却していくためにやっていくのかという構えと体制ですよね。それが、やっぱりきちんと長年の行政の中で、申し訳ないけども腰が据わった環境対策になってこなかった。もちろんなかの里・まち連携事業とかやって、私も現場にも行かせてもらいましたし、それはそれとして大事です。否定しませんけれども、やはりその行政としての構えと体制。この職員16名ですか、これね。そうそういう体制でやっていく規模のものでは、もう今後の環境対策は、自治体として非常に僕は危機を感じます。そういう点で、やっぱり30年、50年先、今すぐに何か成果が上がるようなことにはならないんですよ、環境問題というのはね。やっぱり時間がかかるんです。それだけに根気強く腰を据えてやっていかなきゃいけない、そういう施策ですので、ぜひまずそこを新年度の予算の中では捉えてやっていただきたいと思います。
そこが大前提なんですが、今やられているエコポイントであるとか、蓄電システムであるとか議論がありました。この区民分科会要求資料29、もう本当に悲しい現状ですよね。だってないんですよ、丸が一つもないんですよ。太陽光発電システムは18区、それから家庭用燃料電池装置も18区が既にやっている。これさえやらないという、もう本当にお粗末な環境対策で来てしまった、これまではね。ここをやっぱりどう変えていくかということですが、まずお聞きしたいんですが、取りあえず太陽光発電システムの取組と、先ほどおっしゃった家庭用燃料電池の装置も含めて、新年度は形にできるという議論が、要するに当該としてはされているんでしょうか、生み出せるんでしょうか。
永見環境課長
予算に向けての検討ということで、新たな支援メニューという中で、太陽光発電システムについても一つの可能性として検討している状況でございます。
来住委員
ぜひ形にしていただきたい。
それからもう一つ、やっぱり区民の皆さんの参加と協働ですね。やっぱり自治体が投げかけながら、区民が自らがやっぱりその環境問題を意識してもらうと。子どもの取組も幾つかやられてきましたし、なかの里・まち連携事業でも交流もあったりしますけれども。私は去年の本会議だったと思うんですが、雨水処理の対策が必要じゃないかと、家庭でそれぞれできることを考えて環境に取り組んでいく、それぞれの家族で話し合って何が自分の家でできるかというね、もちろん補助金体制も必要なんですけど、やっぱりそういうきっかけを、ぜひ家庭で自らが環境問題に取り組んでいこうという、そういう機運をつくるために何が必要かということも併せて、当該の、要するに環境部として取り組んでいただきたいというふうに思いますし、その点では今後、今やられている幾つかの、子どもエコ講座もありますけれども、その子どもから大人を含めてやっぱり環境危機に対して意識を持ってもらうということの位置付けを区民に発信していく、常に発信していくという、そういう取組がとても欠かせないと私は思っているんですけれども、その点お答えください。
永見環境課長
委員のおっしゃるとおり、区民の皆様に、現状、また今後、必要なことについてより深く御理解いただくということが必要なのかなと考えております。現在、様々決算説明書にも載っている資料、実施をしておりますが、その事業の実施方法であったりとか、またほかの部ですね、例えば子ども教育部とかそういったところとも連携しながら、環境部だけで進めていくものでもないかなと思いますので、ほかの部も働きかけながら展開していきたいと考えています。
来住委員
時間がないので一言要望しておきますが、やはり中野がこれから中野駅を中心にして大規模な開発を本格的に行いますね。そういう超高層のビルが立ち並んでいく。言うならば、四季の森公園もあれだけの緑があった。これがやっぱりなくなってビル化していく。今後さらになっていくわけですね。そこはやっぱり環境部として捉えると同時に、まちづくり、中野区のまちづくりなんかとも、そういう中でも環境の緑の問題、排出されるガスの問題、放っておけないと思うんですよ。そこは環境部としてきちんと物を言ってほしいし、そういう立場でこのまちづくりについても発言をきちんとしてほしいということを申し上げておきます。これは要望でいいです。
竹村委員
ちょっとどこに入るのかよく分からないんですけれども、地球温暖化対策のところで、情報発信というんでしょうかね。これは我が中野区だけでCO2排出抑制とか地球温暖化対策をしているわけじゃないと思うんですけれども、例えば今、世界的な趨勢とか、日本政府の取組とか、そういうふうな部分の情報発信というのはどこに入るんですか。
永見環境課長
情報発信という形では載っておりませんが、例えばエコフェアの事業の中で、国の取組とか世界の趨勢とかそういったところも情報提供しているということもございますし、区役所で毎年やっているパネル展示とか、そういったところでもそういった情報提供は行っていると。各種事業の中でやっているということでございます。
竹村委員
ありがとうございます。では、世界的な趨勢というか傾向も区は把握して情報発信をしているということでよろしいんですか。
永見環境課長
世界の現状とか、動向とか、そういったところについて情報発信をしております。
竹村委員
細かい話を私が問い詰めたりする気はありませんけれども、資源エネルギー省の2020年のデータですと、世界のCO2排出の一番多い国、これは中華人民共和国です。全体の28.2%排出しています。次がアメリカ、14.5%、次はインド、6.6%、次はロシア4.7%、日本はその次、3.4%です。このような事実は情報発信されていますか。
永見環境課長
個別の国がどのぐらい出していると、そのような形の情報提供は現在はしていないと考えております。
竹村委員
この温暖化対策というのは、中野区だけの取組、我が国だけの取組ではないと私は捉えているんですよ。全世界で地球の環境が危ないからやっていこうというふうなことなわけです。というのを語るのであれば、全世界の傾向を発信してしかるべきだと思うんですけど、どうですか。
永見環境課長
そういった情報に関して、事実として存在するということはあろうかと思いますけれども、我々中野区としては、やはり日本の状況であったりとか東京都、また中野区の状況ということで区民の皆様に発信していくことがまず第一なのかなと考えております。
竹村委員
ありがとうございます。私もちょっとね、無理に聞いているのかなという気もしないでもないんですけれども、要するに一点だけを捉えてみて、もっと頑張らなきゃいけないという議論というのは的外れのように感じるんです。そもそもの前提がこうであると、だから我が国、中野区としてはこういう努力をしていきましょうと、そういう議論というか、理論構成に出すべきであって、さも中野区が努力が足らないよという議論ははっきり言って間違っているというふうに指摘したいと思います。情報発信はしっかりやっていただきたいと思います。
それから、これもまたここに入るのかどうか微妙なんですけれども、再生可能エネルギーの話が出ていますけれども、太陽光発電、例えば太陽光発電に関するリスクというのは発信されていますか。
永見環境課長
中野区では現在太陽光パネルに関する補助を行っていないので、太陽光発電システムに関する情報提供というのは現在は実施をしていないかと思います。
竹村委員
お答えにくい質問だとは思いながらもさせていただきますが、太陽光発電、今、主要な生産国というのは中華人民共和国です。人権問題が非常に強く懸念される、そういうふうなところの主な生産国、そういうところから太陽光発電のパネルを輸入して設置をするというのは、人権侵害に加担する行為というふうに考えているんですね、私は。ですがそこのところは抜きにしても、太陽光発電を導入するのであれば、例えばそれに付随するリスクは発信すべきだと思うんですよ。例えば廃棄するときに、公害、自然を侵さないように廃棄するシステムがこうなっていますよとか、それから、万が一水没したときに、あれは勝手に発電するわけですね、電気が。そうすると、壊れたものを直しに行くのに近づいたら感電してしまうと。じゃあ、そういうふうな部分というのはどのようなリスクヘッジをされているのか、当然そういう情報というのは発信すべきだと思うんです。区民、都民、日本国民の安全のために。そういう観点というのはどうなんでしょうか。
永見環境課長
委員おっしゃるようなリスクというものがあるということは認識をしております。今後、太陽光発電システムに関する支援をもし実施をしたということであれば、情報発信の中でそういったものも検討する必要があるのかなと考えております。
竹村委員
ありがとうございます。
もうあまり何回もするとあれですけれども、最後に、本年7月6日、これは朝日新聞が発信していますけれども、EU連合が原発はクリーンエネルギーであるというカテゴライズしました。これは中野区は把握しておりましたか。
永見環境課長
深くは存じているわけではないですけど、そういった話は聞いたことがございます。
竹村委員
はい、ありがとうございます。EUは、やっぱりCO2排出抑制のためにいろいろなカテゴライズを改めています。原子力発電はCO2を排出しないということで、クリーンエネルギーに天然ガスの発電と一緒にカテゴライズしています。そういう情報発信というのも区はしていくべきだと私は思うんですけれども、このカーボン・オフセットの事業にまさにマッチすると思うんですがいかがですか。
永見環境課長
現在、またこれから脱炭素推進に向けて様々な事業展開をしていきたいというふうに考えておりまして、その中で必要な情報発信の在り方とか、そういったことで今後検討していきたいと考えております。
竹村委員
いいお言葉をいただきました。脱炭素推進──ということは原発推進ということというふうになっちゃうと問題があると思いますので、そこまでは言いませんけれども、正しい情報はしっかり発信して、ミスリードのないような施策を進めていただきたいと思います。こちらは要望です。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
5時ですけれども、このまま進行いたします。
次は、468ページから471ページの3目環境公害費です。質疑ありませんか。
むとう委員
469ページで、中野区の物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する審査会委員報酬ということで、1回だけで6万2,000円が執行されているんですけれども、この中野区の物品の蓄積等による不良な生活環境の解消という部分に関わることで、中野区でこの年、取り組んでいたのはどんな事例があるんでしょうか。
永見環境課長
この年で申し上げますと、例えば代表的な例といたしますと、ハトの給餌を行っている方に対して氏名等の公表というものを実施をしてございます。
むとう委員
その件であれば、その氏名の公表、この条例を使ってその氏名の公表に至ることで一回審査会を開催したのかなというふうに思うんですけれども、条例上では氏名の公表で、氏名を公表されたことはホームページ上で分かっているんですけれども、その件に関してはその後の進捗はあるんでしょうか。
永見環境課長
氏名等につきましては今現在もホームページに公表している状況でございまして、給餌行為が続いている状況を認識してございます。ですので、職員が現地を確認に行ったりとか、御本人に対して注意をさせていただいたりとか、そのような形で現在は対応しているところでございます。
むとう委員
条例上は氏名を公表しても、改善が見られない場合は次にどういう手立てになっていくんでしょうか。
永見環境課長
条例上では、過料を課すというものがございます。
むとう委員
この事例で過料まで進んでいるんでしょうか。
永見環境課長
過料をやったかやらないかということに関しては、ちょっと個人のことに関することですのでここで申し上げることはできないんですけれども、条例上そういった規定があるので、そのような対応もあるということで考えております。
むとう委員
速やかにね。今のその件についてというのはもう何年も何年もこの状態が続いていて、課長が変わるたびにまた現場確認からというところで、行きつ戻りつで全然事態が好転していかないんですよ。だからもう区として条例がせっかくあるのであれば、やるべきことをさっさと進めていただきたいというのを強く望んでいるんですけれども、過料に至ったかどうかは個人情報で言えないということなので知るすべがないんですけれども、せっかくの条例があっても全然状況が変わらないのであれば、区としてできることとしては条例で規定されていることは速やかに進めるということはね、ちゃんと責任を持ってやっていただきたいというふうに思うんですね。せっかく条例もある、審査会もあるけれども1回しか開かれていないのはとても残念で、事態が変わっていかないんだったら、審査会は専門家の皆さんがいるわけですから、次にどうあるべきかということは、やっぱり審査委員の皆様にも知恵を働かせていただかなければ困るかなと思うんですけれども。なんかもうちょっと、残として15万1,040円あるので、もう一回ぐらい開くことも可能だったんじゃないかと思いますけれども、何で開いていないの。
永見環境課長
こちらにつきましては、先ほど申し上げた氏名等の公表が1月に実施をしているものでございますが、そういったこと等も含めて御意見を伺うということで一度開催をしてございます。こちらについては、これまでの実績でも大体年1回か、1回やらないかぐらいな形で開催をしてまいりましたので、今後また新たな取組であったりとか、そういったことを実施をするという際には、また審査会を開催させていただこうかなと考えております。
むとう委員
事態が好転しない、問題が解決しない。これ解消ですよ。不良な生活環境の解消に関する審査会なんですよね。解消できていないんだったらば、解消するまで速やかに取り組んでいただきたいというふうに思うんですけれども。ちなみに今年度は開催されているんでしょうか。
永見環境課長
今年度は開催しておりません。
むとう委員
問題が解消されていないのに見過ごしていて、1回も開催されないというのであれば、何のための審査会なのかなと思うんですけれども、速やかに生活環境の解消に関することなんですから、解消されるまでしっかりと取り組んでいただきたいと思いますがいかがですか。
永見環境課長
条例に沿って対応していく必要があるのかなというふうに考えておりますので、この審査会につきましても状況に応じて開催をしていく考えでございます。
むとう委員
お願いします。個人情報で教えていただけないんですけれども、過料を科しても本人がそれに応じない場合はどうなっていくのか、改めて教えてください。
永見環境課長
過料に対してお支払いいただけなかった場合には、督促などを行うことになろうかと思います。
むとう委員
そうすると住民税などと同じように、ずっと督促とか、最後は差押えということまでいくんでしょうか。
永見環境課長
はい、そういったことも可能だと考えております。
むとう委員
しっかりと取り組んでいただきたいということを重ねて要望しておきます。
南委員
471ページで、事業実績のところでお聞きしたいんですけれども、河川水調査委託、年4回、これは神田川2地点、妙正寺川2地点されているんですけれども、これは具体的にどういった調査をしていることになるんでしょうか。
永見環境課長
こちらは、年に4回河川の水質を調査するという調査でございまして、調査の項目といたしましては、現場の観測ということで、まずは天候や気温や水温とかそういったところ、それから調査の具体的な項目といたしましては、5項目ほどありまして、水素イオン濃度、それから生物化学的酸素容量、浮遊物質量、溶存酸素、最後に大腸菌群数という5項目に関して調査をしてございます。
南委員
具体的なことを言われてもなかなか分からないんですけれども。ただ、特に今回の総括質疑でどなたかされましたかね。要は、特に妙正寺川のところにユスリカというのが大発生をしているところがところどころにあるんですけれども、そういった水質の調査によって、ああいったユスリカの大発生があるというような、そういう因果関係というか、そういったところまではどうなんでしょう、分析できるんでしょうか。
永見環境課長
今申し上げた5項目、この毎年行っている調査ではそういったところは把握ができないというところでございます。
南委員
そのユスリカとかの大発生については、環境部のほうでは、そういった苦情とかそういったものはどの程度来ている。
永見環境課長
中野区の環境課のほうには、そういった苦情は今のところございません。
南委員
環境課のほうには来ていないということなんですか。でも、実際そういったユスリカが発生しているという事実は認識はされていらっしゃるんですか。
永見環境課長
認識はしてございます。
南委員
その認識に対して何らかの対策を講じなきゃならないとか、そういった考えはどうなんでしょう。
永見環境課長
ちょっと環境部では把握していないんですけれども、保健所とかで把握して何か検討している可能性はあると思いますが、環境課としては現状そのような状況でございます。
小宮山委員
今のユスリカの話ですけれども、私も素人なのでもしかしたら間違ったこと言いますけれど、もしかしたら川に魚が戻ってくればね、魚がボウフラとか食べてユスリカも減っていくかもしれないなということを、ちょっと素人ながらに考えました。
ここは環境現況調査という項目なのでこちらで伺いますけれども、東京都は環境基本計画の重点項目、五つあるんですが、その中の一つに生物多様性を挙げています。そして中野区も環境基本計画をつくって、その中の、ほんの小さな、小さな小さな区の取組の1項目に生き物調査の実施というのを入れていました。今この環境現況調査を見ても、生き物調査をやった形跡がないんですが、区の環境基本計画にうたわれている、小さく小さく歌われている生き物調査の実施については、今後どうされていく予定でしょうか。
永見環境課長
生き物調査につきましては、昨年度、エコチャレンジの中で、小学生、中学生に協力していただいて、生き物の現状について調べてもらったというようなことは行っております。環境基本計画の中で、令和5年度から令和7年度にかけて調査ということで書かれておりますので、そちらに向けて今後検討を進めていくという考えでございます。
小宮山委員
河川とかあるいは環境がどれだけきれいか、それとも汚されているかということを調査するに当たっては、こういったここに書いてあるような水質調査のような科学的な調査も一つの方法ですが、やっぱり生き物がどれだけいるかというのも一つの方法だと思うので、それが一つの目安になる。なので、ぜひ今後も生物多様性の調査を、今まで中野区は1回もやったことないですから、一度ぐらいは絶対やっておけばそれが将来の指標にもなりますし、ぜひ本格的な調査を1回ぐらいは、区政史上一度ぐらいは本格的な調査をやっていただきたいと要望しておきます。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次は、472ページから477ページの2項ごみゼロ推進費の1目ごみ減量推進費です。質疑はありませんか。
大内委員
475ページの一般管理事務、リサイクル展示室管理運営業務委託で、これは開館日数を減らしたんですよ、たしかね。来場者数は、これも書いてあるんですけど、その前の年と比べてどうなんでしょう。
阿部ごみゼロ推進課長
昨年度から日数を減らしましたが、来場者数は1日の平均の数は増えております。一昨年度が1万9,300人で、昨年度が2万1,154人ということで増えております。
大内委員
多分これ、日数を減らした、時間を減らしたんだよね、開館時間をたしか。それで増えたということ。
阿部ごみゼロ推進課長
時間を午前10時半からと午後3時半まで減らしたことと、あと、昨年度は緊急事態宣言に伴い休館していた時期、4月4日から5月30日までございます。そういったところも影響しているとは思います。
大内委員
トータルでは来館者数は増えたということでいいですね。
それとあと、あそこってリユースというか、商品が欲しいものがあったら申し込みして、たしかやるでしょう。あれって、もしそれでもらい手がいなかった場合はどうなるんですか。
阿部ごみゼロ推進課長
そのままになった場合は資源になります。資源になるものは資源として回収いたします。廃棄するということも当然ございますが、まずは資源として活用できるかどうかということを考えてまいります。
杉山委員
473ページのごみ減量企画調整の「資源とごみの分け方・出し方」編集及び翻訳・印刷業務委託、これは昨年3万8,000部から3万部、日本語版、外国語版は1万4,000部から1万部に減っているんですけれども、これは何で減らしたのかを教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
一昨年度は全戸配布としたものでございます。去年は実績に応じて減らしているということでございます。
杉山委員
外国人のごみの捨て方とかも結構問題になっている中で、今おっしゃった実績によって減らす。だから、最初は1万4,000部作って、配布したけど、今回は1万部に減ったということ。それが実績なんですかね。配布する先が1万部になったということですか。それとも置く場所が減っちゃったのか、ちょっとそこら辺を教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
新型コロナによって外国の方も人口が減っているという、そういったこともございます。
杉山委員
分かりました。配布対象が減ったということですよね。分かりました。
あと、ごみ分別アプリの保守業務委託、これは平成28年7月から導入されていると思うんですけど、このごみ分別アプリ。昨年も、これ年間66万円の保守料なんですよ。昨年も。その先、前も66万円。アプリの内容って変わっていないんですよ。変わっていないと思うんですけど、これ保守という名の利益なんですね、システム屋から見たら。これは何か交渉の余地ないんですか。これ5万円だから、月5万円というどんぶり勘定で、12か月掛ける10%の消費税と66万円なんですけど、これ交渉って、アプリの保守の交渉ってしていないんですか。
阿部ごみゼロ推進課長
委託業者と契約する際はもちろん価格については御相談するところでございますが、この委託をしているところが、このアプリを開発しているところ、それ以外のところに頼むとまたかさんでしまうというところもございまして、そこの業者からはやはりこの値段でということでお願いされているというところでございます。
杉山委員
このごみ分別アプリ、結構使い勝手はよさそうな感じはあります。ただ、保守って、保守していないんですよ、内容も変わっていないです。OSのバージョンアップをしているのか、iOSに合うように何かプログラムを上げているのかといったら上げていないんですよ、僕が見る限り。そこら辺もちょっと、ただただ最初に契約した金額で何年も垂れ流しするんじゃなくて、やっぱり見てもらいたいんです。66万円払っているからOSのバージョンアップ、上げてほしいとか、ちょっとインターフェイス変えてほしいよみたいなね、それも保守の内側に入れていけるかどうかというのは交渉だと思いますけど、そこら辺進めていただきたいなと思います。取りあえず要望しておきます。
小宮山委員
リサイクル展示室、475ページ。リサイクル展示室についてなんですけれども、あそこがどうもワンフロア、フロアが一つ減って無駄遣いがその分減ったと思うんですが、あそこがどうも有効活用されているようにあまり思えないんですよね。あそこの置いてある品物も、洋服以外の品物は月に1回転しかしないし、洋服も何かそんなに魅力的には思えない、魅力的なものはみんな持っていっちゃうからなんでしょうけど、魅力的には思えないようなものもあるし、あそこの中に入ったときの、シルバー人材センターとかの職員さんとかに関して、インターネットの口コミを見ると何か心無いことが書いてあったりする。何というか有効活用されているような印象をあまり受けなくて、でも、世の中にはメルカリと自治体が組んで区民の不用品をうまいことリサイクルさせている、循環させている自治体もあったりするし、もうちょっと何か別のやり方とか、別の方法でうまいことその資源を循環させていくというのが本来の目的だと思うから、もっとうまいこと循環させていく方法があると思うんですよ。その辺りの、今の状態のままで本当にいいと思っているのかどうか、それをお聞かせください。
阿部ごみゼロ推進課長
委員のおっしゃるとおり、リサイクル展示室以外のリサイクルのほうも当然考えて発信していきたいとは考えております。
小宮山委員
リサイクル展示室についてはどうですか。今のままでいいんですかね。
阿部ごみゼロ推進課長
今のままでいいとは考えてはおりませんが、いろんな方もいらっしゃいますけれども、もっと広くいろんな方が来ていただけるような、そういったような雰囲気づくりですとか、またリサイクル品の展示の仕方ですとか、また運営の仕方とか、そういうのもほかの自治体の例も参考にしながら今後検討を進めてまいりたいと思います。
小宮山委員
私が知っている範囲で言えば、渋谷区とか新宿区、杉並区なんかはリサイクル品を区民から引き取ってそれを販売していたりしますね。販売したお金はどこに行っているのかよく分からないですけど。あるいは中野区でも、かつて市民団体が、公益団体がバザーを、区として廃品回収したものをバザーしていたということがありました。そのお金もどこに行っていたのか私はよく知りませんけれども。あとは、やる気のある市民団体とか区の公益活動団体とか区内にはあるはずなので、やる気があるのかどうかよく分からない人に任せるよりは、やる気のある人たちに任せるという方法も模索していかれたらいいんじゃないのかなと要望をしておきます。
むとう委員
473ページのごみ組成分析調査業務委託なんですけれども、2020年度と比べて100万円ぐらい高いですけど、2021年度は何か今までと違った調査をしたのか、調査の委託の内容が、100万円がどう反映されているのか教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
令和3年度、中野区の特性に基づいた効果的・効率的な今後のごみ減量リサイクル施策検討の基礎資料を収集するということで項目を増やしたところでございます。具体的には食品ロス調査の項目を追加したというところでございます。
むとう委員
食品ロスがどれぐらいあるのかというところの調査項目が増えたために100万円近く高くなったということで、繰り返しですがよろしいですか。
阿部ごみゼロ推進課長
はい、そのようになっております。
むとう委員
この調査の結果、食品ロスについてはどういうことが分かったんでしょうか。
阿部ごみゼロ推進課長
すみません、答弁保留でお願いします。
むとう委員
じゃあ、それは答弁を待ちます。
今回、私も見過ごしていたかもしれないんですけれども、2020年度までは雑紙保管袋の購入というので、5,000部で15万3,450円ぐらい入っていたんですが、今回執行額の中にないということは、もう予算のところから落ちていたのかもしれないんですけれども、雑紙保管袋はどうなっちゃったのか教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
雑紙保管袋につきましては出前講座ですとかそういったところで、いろいろな講座とかでPRをしているところでございます。それで在庫が、令和2年度に5,000部作成をいたしました。ただし、そのうちまだ7月末現在で残がありますので、3,000部あるということで予算には計上していないというところでございます。
むとう委員
この使われ方が前から小規模だったんですよ。ちょっと忘れちゃいましたけど、何年か前に区民委員会の視察でごみの問題、どこか地方都市に行ったときに、雑紙袋保管というのをやっていて、それを見て担当課長と、これいいよねって。中野でも、どこまで紙って古紙としてリサイクルできるのかがなかなか浸透していないので、こういう雑紙類ね、資源になるんだということをPRするためには、その雑紙袋がいいよねということで、視察に行ったことがきっかけで中野区も導入された経過があるんですよね。だから、これはもっと本当はいろんな区民の目に触れたらいいというふうに思うんだけれども、そんなに在庫を抱えちゃって有効利用しなかったんですかというのが、もっと何ていうか、小さな集まりのところでそれを配ったりとかしているだけで終わっちゃっていて、多くの区民の目に触れていないで終わっているんですよ。だからせっかく予算があって購入したのに、まだ在庫がある、在庫があるって、それはその袋を使ってPRすることに欠けていたというふうにしか思えないんだけれども、どういうふうに有効活用されて雑紙のPRをされていたんですか。
阿部ごみゼロ推進課長
先ほど申し上げましたように、講座ですとかそういったところでPRする機会があったときにはしていたんですけれども、確かに一般的に広く雑紙の保管袋ということで御案内というのはPRが弱かったところだと思っております。雑紙の保管袋につきましては、私も非常に参考になっているというふうに思っております。この雑紙の保管袋を使ってもっと有効活用ができるのではないかということで今後も検討を進めていきたいと思います。
むとう委員
ちなみに、今年度もまだ在庫があって予算化されていなかったんでしょうか。今現在、在庫はどれだけあるんでしょうか。
阿部ごみゼロ推進課長
7月末現在ですが、先ほどの約3,000部余っております。
むとう委員
ということは、2021年度も予算化しないし、買わなかった。それで2022年度、今年度も予算化しないで買っていない。だけど、2020年度に5,000部買ったものの、まだ3,000部も残っているということでいいんですか。2年経っても。
阿部ごみゼロ推進課長
そのとおりでございます。ただですね、この間、御存じのように新型コロナ感染症対策で講座が中止になったりですとか、そういうところでお渡しする機会、こういったものが少なかったということも一つ要因ではないかと見ております。
むとう委員
だから講座だけでもって配るということ自体がPR不足なんですよ。当然新型コロナでいろんな講座ができないことは分かっていますよね。だからもっと違った配布の仕方があるんじゃないかと思うんですけれども、講座だけで配るなんていう狭い考え方だからちっともPRできなくて、全然雑紙が資源化できるということを知らない区民がまだまだ多い。変わっていないですよ。だから例えば、いろんな講座以外のところでお配りする機会、エコフェアなんかはやっていたんじゃなかったでしたっけ、今年度だって。やっていましたよね。だから講座以外のところでも、せっかくのその雑紙袋を広くPRに使おうと思えば、いろんな機会はあったはずなんです、新型コロナといえども。なぜ有効活用しないで、2年間もそんなプールし続けているという神経が理解できないんですが、なぜもっとPRの場で使ってこなかったんでしょうか。
阿部ごみゼロ推進課長
今後も雑紙保管袋のPRにつきましては、いろんなところでPR、それとこちらから、講座以外にも何かPRできる方法というもの、広報媒体ですとかそういったものをもっと活用していきたいというふうに考えております。
むとう委員
例えば、小学校3年生とか4年生とかで環境学習でごみのことをやる学年があるんですよね。だから講座が開けなくても、出前講座できなくても、例えば学校の先生に託して、これ授業で使ってくださいという提供の仕方だってできたと思うんです。子どもを通じて、子どもがその袋を家庭に持ち帰って、お母さんに学んだことをお話するというだけでも家庭に広がっていくわけですから、使おうと思えば幾らだって工夫ができたと思いますし、これからもできると思うので、私、この雑紙袋、すごくいいものだと思っていますので、ごみゼロ推進課長もいいものだと思うというふうに認めてくださっているので、ぜひ学校の教育現場でも、教育委員会に協力を求めて、具体的に学校を通じて子どもたちにとかというのもすごく大きな方法だと思いますので、いろんな機会を使って、余っているからもう新たな予算組まないよ、買わないよというんじゃなくて、せっかく購入したものは有効活用して、また次の予算化につなげていただきたいということを、これについては要望をしておきます。
それから、私も、皆さんがおっしゃっていたんですけれども、リサイクル展示室の在り方なんですけれども、本当に不評ですね。申し訳ないんだけれども、シルバー人材センターにお願いしたことによって好感度が下がっているんですよね。シルバーさんに委託する前は、区の職員だった方が再雇用でなさっていた時期というのは実に評価高かったんですよ。ごみの分別の仕方なども教えてくれたりとか、環境学習にちなんだパネルの展示があったりとか好評だったんです。対応がよかったので。やっぱりそれなりに公務員を経験された方だから、区民とのお話の仕方であるとかということも十分心得ている方がいてくれたので、それなりに年齢的には今の方々と同じような年齢の方々かもしれないんだけれども、やっぱり清掃事業に携わっていた方がいてくれたということで、今とは随分違っていて好評だったんですね。だから、やっぱりもうちょっと創意工夫が必要だし、この分野というのを知る、シルバー人材センターさんにお願いするだけではなくて、小宮山委員もおっしゃったように、リサイクル、資源化については、やりたいというような区民団体、NPOもあるかもしれませんので、そういうところにやりたいと思っている方々に委託の場を変えてくということも大事じゃないかなというのを思っていますので、シルバー人材センターさんに委託してからもう何年になりますか。分かりますか。
阿部ごみゼロ推進課長
運営を平成21年に委託しているというふうに記録がございます。
むとう委員
そうすると優に10年以上超えているわけですよね。10年以上超えて評価があまりよくないということであれば、やっぱり事業の在り方を見直してもいいのではないかというふうに、申し訳ないけれども思いますので、やっぱりリサイクル展示室の有効活用ということで、もう一度運営の在り方、委託の在り方というのを区に検討していただきたいということを求めておきます。
それから、先ほどの大内委員の質疑の続きなんですけれども、ちょっと確認させてください。区民のほうが、古布ということで、古着ということで、今地域でも町内会での古布回収というのをやっているところとやっていないところが実はあって、やっていないところは、ちょっと業者の都合でできなくなってやれていないというところが、私が住んでる町会もそうなんですけれども、そういった場合に、古布のリサイクルは必要なことなので、区のほうでもやれる業者はこういうふうにあるよとか、リストを町会さんのほうにも提供していただけたらありがたいかなと思うんですがいかがでしょうか。
阿部ごみゼロ推進課長
古布のほうの回収を中止している団体があるというふうに私も聞いております。確かにそのような業者さんとの関係で、なかなかそこがうまくいかないというところも伺っておりますので、そこは行政が入って、うまく別の業者を御案内できたりとか、そういったところで御提示していければというふうに考えております。
むとう委員
ぜひお願いしたいと思います。業者さんの情報提供というのを町会さんのほうに出していただけたらありがたいと思います。
それから、私のところはさっき言ったように町会での古布回収が止まっているので、仕方なくというか、私、リサイクル展示室まで持っていったんですよね。この間、新型コロナのこともあり古布の輸出がストップしていたこともあり、リサイクル展示室のほうでも古布の回収を一時止めておりましたので、やっと始まったという思いで、ちょっと私もため込んでいたので、知らなくて持っていったらば、1人何袋までです、そんなに持ってこられても困りますってすごい対応だったんですね。私、自分で車の運転ができなくて、そこまではちょっと歩いては持っていけなかったので、4袋だったかな、実はタクシーで行ったんですよ、しようがなくて。でも、やっぱり古着、ちゃんとリサイクルしてほしいって思いがあったから。だけど行った途端に、こんなに持ってきても駄目なんですって、持ち帰ってくださいとか言われて、私、すみません、タクシー代かけてここまで持ってきて、またタクシー代かけて持ち帰るんですかって悲しくなっちゃったので言ったんだけど、そしたら渋々、今回だけですよってすごい横柄な態度で持っていってくれました。だからね、そういう私も体験しているんです。何て感じ悪いんだろうって。区を挙げてきちんとリサイクルしていこうという姿勢が感じられなかったんですよね。だから本当に、何袋までなんですというのであれば、そういうことをちゃんと分かるようにPRしてくれないと、分からないと持っていっちゃいますよ、まとめて整理をして。だからちゃんとした対応をお願いしたい。
それで、やっぱりきちんと季節ごとに、リサイクルを本当にしていきたいと思うんだったら、ちゃんとこれからだったら冬のもの、夏だったら夏のものというように、ちゃんとある程度持ち込まれた古着を整理して、本当に次に使っていただく方に譲りたいという、無駄にしないで譲りたいんだという気持ちで展示にも工夫が必要だと思います。
小宮山委員がおっしゃったように、最終的にどれぐらいで、ストック、ためていてもしようがないので、なかなか必要で持っていってくれないものについての最終的な古着というのは、何か月タームでどういうふうに古布の回収業者に渡すのか、どういうふうにしているんでしょうか。そこをもう一度改めてちゃんと教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
先ほど申し上げましたように、まずは資源化を考えるのですが、当然リサイクル展示室のほうにも保管庫、保管する場所というものがございます。こちらがやっぱり限りあるものなので、いっぱいになりましたら業者が古布の問屋に持っていって資源にするというような、こういう形で対応しております。
むとう委員
その古布の行方は把握していますか。どういうふうに資源化されているのか。工業用ウエスになっていくのか、海外に出されてしまうのか。やっぱり業者に任せちゃえばいいじゃなくて、区がやっぱりどういうふうに資源化されて循環しているのかというところまで私は把握していただきたいと思うのでお教えください。
阿部ごみゼロ推進課長
服に関しましては海外のほうに出しているということです。タオルやウエスなど、そういったところで活用するというふうに伺っております。
むとう委員
全部が海外に委ねているとなると、やっぱりそれはそれで問題で、国内でどう資源循環させていくかというのが課題なんですよね。今どうなっているか分かりませんけれども、結構工業用のウエスということで、普通には使えないような、布を重ねて重ねてすごい分厚い手袋になっていたりとか、そういうことを国内の企業でやっているのを私は見に行ったことがあるんですけれども、やっぱり業者任せじゃなくて、なるべく国内で循環させるようなところに委託をお願いできたらすごく私はうれしいなと思うんですけれども、その辺りも、今後の課題として検討を重ねていただきたいと思います。新しく代わられたばかりでいろんなこと言ってしまってごめんなさい。でもしっかりと取り組んでいただけたらありがたいですので頑張ってください。お願いします。
主査
答弁保留ありましたよね。答弁できますか。
阿部ごみゼロ推進課長
先ほどの組成調査を行ったうち生ごみに当たるところは33%で、生ごみのうち15.5%に当たる2,858トン、これにつきましてが食品ロスであるというふうなことが分かりました。
むとう委員
ありがとうございました。15.5%、33%のうちの15.5%が食品ロスということで、まだ食べられる、使える食品だったという貴重な調査結果だと思いますので、その結果を、今やっています食品ロスの削減というところで生かしていただきたいと思います。100万円もかけてやったんですからね、その結果はぜひ生かしていただきたいと思います。お願いいたします。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
なければ進行いたします。
次、2目資源回収推進費、476ページから479ページです。質疑ありませんか。
大内委員
びん・缶回収で、昨年、たしか新型コロナの影響で途中で夏ぐらいに一気に増えて、家庭で消費するびん・缶がね、予算を少し上乗せしたと思うんですけれども、今年もやはり、昨年、たしか補正予算でつけたんだっけ、途中でね、少し。それはまだ増えているんですか。感覚で言うと、新型コロナの影響中ある程度ぐっと伸びて、それがずっと続いているような感じなんですか。
阿部ごみゼロ推進課長
缶につきましては、状況としては落ち着いてきている状況というふうに把握しております。ペットボトルのみは増えている。ただ、ほかの缶ですとか、びんとかについては状況は戻っているというふうになっております。
大内委員
こういうのって、例えば量が増えていくと、年度当初の契約だよね、回収事業している業者と。大体年間このぐらいだろうと。やっぱり予想より増えていった場合は、途中で契約が変わるというか、増えた分の措置はするんですか。
朝井環境部長
当初の契約のときに、例えば夏場ですとか、一定の回収車では回収し切れない場合の単価を組んでありますので、そこを支出するということになります。新型コロナが始まった年度には、それが足りなかったので補正予算をやっていただいて契約変更いたしましたけど、その翌年度からはその分を余裕を持って見ていますので、昨年度についてはその当初の契約で回収はできたという状況です。
大内委員
それで、これ清掃事業者とはちょっと違うんで当然単価も違うんだけれども、やはりやっているのを見ていると、結局1人で目いっぱい積んでやっているじゃない。車に1人で行って1人で積んで、特にペットボトルなんかはかさばるから。ああいうのって、役所として2人配置するようなことは考えないの。要は、清掃車とかは必ず2人とか3人いるじゃない、1台につき。でも、あれは1人でいいですよという契約をしているの。
阿部ごみゼロ推進課長
ペットボトルについては、2人で発注していただくようにお話しております。びん・缶につきましては、基本的には業者にお任せしておりますが、大変な場所、そういったところについては複数の方で対応していただくようにというふうにお話しております。
大内委員
じゃあ、ペットボトルの回収は必ず2人乗っているんですね、2人。僕、2人、あまり乗っているような気がしないんだけど。たまたま、じゃあ1人だったのか。
阿部ごみゼロ推進課長
運転手ともう一人という形で対応しております。
大内委員
必ず運転手が1人いて、もう1人の人がペットボトルを回収してやっていると、そういうふうな契約になっているわけですね。確認しますけど。
阿部ごみゼロ推進課長
そのとおりでございます。
大内委員
それで、契約は僕は分からないんだけど、清掃事業者とかとちょっと差がすごいあるんじゃないのかなというようなニュアンスがあるんですよ。清掃事業者。当然内容は違いますよ。ただ、やっぱりあのペットボトル、びん・缶、それをやっている業者さんも結構夏場とか大変だから、それはよくお話を聞いてやってあげてくださいと、もうこれは要望で結構です。
杉山委員
477ページの集団回収の支援の不用額、集団回収維持対策費残、1,000万円の残があります。これ、たしか補正予算で組んでやったやつなのに、補正予算で支援してきたのになぜこの不用が出ちゃったのか、ちょっとそこの原因だけ教えてください。
阿部ごみゼロ推進課長
昨年度は補正では挙げていないというふうに伺っておりますが。
杉山委員
じゃあ、この不用額の1,000万円、残が出た理由だけ教えてください。
朝井環境部長
一昨年度補正予算を組んで開始をさせていただきました。そのときの状況としては、古紙とかダンボール、雑誌、その回収にかかる経費が、かかる割にその売却益が出なくなった。その集団回収が成り立たなくなるということで維持対策経費を創設しました。その翌年度につきまして、さらに下がることも見込んで予算をつけましたけれども、結果的には、一昨年度と昨年度にかけて下がるということがなく、価格が安定をしておりましたので、結果として残が出たということで、今年度予算につきましては、その見込みを修正した上で予算化をしているところでございます。
杉山委員
分かりました。ありがとうございます。
あと、同じページの下から4行目、廃食用油回収立会業務委託、これは1回立ち合ったら幾らとか出るやつだと思うんですけれども、これは1回で幾らなんですか。
阿部ごみゼロ推進課長
一月で3万6,300円ということでございます。
杉山委員
これは区民活動センターとかで出る油とかの立会いですよね。調理室があるところに、区民の人が利用したときに油を捨てるのに立ち会う。それって、区民活動センターとかで行われているんだったら区民活動センターの中で何か完結ってできないんですか。区民が持っていくのですか。じゃあ、質問は結構です。
竹村委員
ペットボトル、477ページのどこでもいいような気もするんですが、ペットボトル回収に関してなんですけれども、新型コロナの感染防止、または抑止のために、ペットボトルは燃やすごみとして出すやに聞いたような気もするんですけれども、そこら辺の部分というのはどうだったんでしょうか。
朝井環境部長
新型コロナの初期のときにそういう議論もあったんですけれども、中野区としては自宅で療養されている方は、1週間とか2週間、自宅に置いておいていただいて、その後出してくださいというようにお願いをする形で、一応できるだけ回収する方向でお願いをいたしました。
竹村委員
できるだけ回収ということは、じゃあ、出してもいいということなんですか。
朝井環境部長
ペットボトルは資源ですので、燃やすごみに出さずに、1、2週間自宅に置いておいていただいて、その後出してくださいということでお願いをしました。
竹村委員
ありがとうございます。東京都の環境局のホームページで、新型コロナウイルス対策の情報というのがありまして、そこのところには、中野区の対応が、ちょっと今、部長がお答えになったのと違ったような記載があるやに思いますので、新型コロナ対策は、何て言うんでしょうかね、どっちが大事なのという問題じゃないんですけれども、ぜひ負担がかからず新型コロナ蔓延防止に資するような対応していただきたいと思います。これは要望で結構です。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行いたします。
次は、478ページから485ページの3目清掃事業費です。質疑ありませんか。
大内委員
ごみの適正排出啓発のところで、以前スケルトン車を購入したんですけれども、あれの使用状況をちょっと教えてください。
阿部清掃事務所長
スケルトン車は、令和3年度は16回、環境学習の中でスケルトン車を使用しております。
大内委員
環境学習で16回使ったと。間違いないですね。
阿部清掃事務所長
環境学習と、あと地域住民を対象としたごみリサイクル講座、こちらのほうで使用しております。
大内委員
ちょっと分からないんですが。環境学習とごみリサイクル、もうちょっとはっきり言ってよ。
阿部清掃事務所長
小学校、保育園等を対象とした環境学習、それと、あと地域住民を対象としたごみリサイクル講座、こちらのほうで使用しております。
大内委員
小学校と保育園で、あと地域がコミュニティ学習みたいになっているということですか。小学校は何校やって、保育園は何園やって、地域は何回やったんですか。
阿部清掃事務所長
小学校で何校か、保育園で何園かということは今ちょっと手元に資料がございませんが、まず、児童向けの実施回数が13回、うち12回をスケルトン車使用しております。そして一般区民向け、こちらが地域住民を対象としたリサイクル講座となると思いますけれども、こちらが4回、こちらは全部スケルトン車を使用している、そういったところです。
大内委員
文句言っているんじゃなくて、スケルトン車を小学校に持っていった、小学校の授業で使った、何かでやったんですか。その場合、全部の小学校じゃなくて、要請があった小学校に持っていたとかそういうことになるんですか。
阿部清掃事務所長
そのとおりでございます。
大内委員
環境展というは、そのときは使っていないの。
阿部清掃事務所長
なかのエコフェアですとか、あとは環境月間のパネル展ですとか、そういったところでも活用しているところでございます。
大内委員
それはさっきのどこに入るの。
阿部清掃事務所長
そちらも一般区民向けのほうに入っております。
大内委員
それがコミュニティ学習のほうに入っているということ。コミュニティ何とか学習と言っていたでしょう、一般の。その4回のうちに、今言ったエコフェアだとかが入っているということでよろしいですか。
阿部清掃事務所長
はい、そのとおりでございます。
むとう委員
479ページで、集積所監視カメラ設置業務委託等というのがあるんですけれども、カメラ設置をして、その映像というのはどういうふうに活用されたんでしょうか。この年、具体的に、酷い出し方をしていて、その方をカメラの映像で確認して、その方に注意までできたのかとか、誰だか分かって注意したのかとか、その映像はどういうふうに活用された、かつ映像を活用した事例があったのかどうか教えてください。
阿部清掃事務所長
監視カメラにつきましては、まずは抑止を第一の目的としております。それで、そこでまた問題があった箇所につきましては監視カメラの映像を確認するところではございますが、今のところそこで人物を特定したりですとか、そういった事例は伺っておりません。
むとう委員
映像を確認した事例はあるんですか。
阿部清掃事務所長
映像を確認した事例はございます。
むとう委員
やっぱり大きな幹線道路沿い、特にね、そういうところの集積所ってひどいんですよね、曜日に関係なく出されちゃったりとかね。だからそういうところで、やっぱり抑止力的にカメラを設置してもなかなか、もう皆さん監視カメラ慣れしちゃっているから、まちの中にいっぱいあるから。そんなに抑止力にとなっているというふうには私は思えないんですけれども、せっかくカメラを設置して見ているんだったらば、やっぱりたまには映像をチェックして、どういうふうにマナー違反があるのかとか、ルールに従っていないのはどういうことなのかとかね、やっぱりチェックをして、せっかくカメラで映像を撮っているんでしょう。その映像で何日間保存されているんですかね。やっぱり見てみるということも大事だと思うんですけれども、見てみて、やっぱりそれを政策とか、指導、啓発とかに生かしていかないと意味がないので、そういうふうに活用した事例はないんですか。
阿部清掃事務所長
問題のあるところの確認はして、その後、指導班が行って、そこのごみについて広げてみたりですとか、そういったところも調査はしているというところです。
むとう委員
しっかり映像を何回チェックしたとかね、やっぱりお金かけて、300万円もかけてカメラを設置しているわけですから、本当にちゃんと映像を見て、出した人の個人の特定まで至らなくても、本当にどういうマナー違反が行われているのか、どんな時間帯に不法投棄されているのかとか、いろいろやっぱりそこにはデータが残っていると思うので、そのデータはやっぱりたまに、大きな問題が起きなくても映像はやっぱり経常的に確認をして、啓発活動に十分生かしていただきたいということを要望しておきますね。
今、集積所の話が出たので、区民分科会要求資料36で、ごみの集積所の数も増えて、それから訪問収集の箇所数も増えているんですよ、微妙に。集積所を解体して訪問収集というふうにすれば、逆にごみの集積所の箇所数が減るのかなと思いきやそうでもなくて、両方増えているんですけれども、これはどういう現状なんでしょうか。
阿部清掃事務所長
訪問収集につきましては、高齢者ですとかそういったところで、なかなか集団の回収の場所まで行けない方というところで戸別の収集というような形で進めているところでございます。
むとう委員
これは戸別収集と私は勘違いしたんですけど、戸別収集の数ではないんですね。高齢者の訪問収集ということなんですね。そういう理解でいいですか。
阿部清掃事務所長
はい、そのとおりでございます。高齢者や障害のある方で、自らごみを集積所まで出すことが困難な世帯の方を対象にしております。
むとう委員
じゃあ、私が資料の読み間違いをしたということで、ごめんなさい。
参考までに、戸別、お家の前に出す、集積所があまりにもひどくて、集積所、家の前はやだわみたいな感じで戸別にするところもあるかと思うんですけれども、戸別収集の箇所数というのは増えているのかしら。そのことと、ごみの集積所のこの数も増えているんだけれども、それはどういうふうな状況に推移しているのか教えてください。
阿部清掃事務所長
各戸収集につきましては、こちらもやはり増えております。令和3年度が1万4,111件、令和2年が1万3,550戸というふうに増えているところでございます。
むとう委員
戸別収集も増えて、集積所の収集も増えている、両方増えちゃっているということなんですか。それはどういう原因なんですかね。
阿部清掃事務所長
複数世帯の集積所の増加につきましては、例えば集合住宅ができたりですとか、あとは1か所の集積場がちょっと多くなって、それがまた分散するという、そういった形で対応しているということの結果というふうに承っております。
むとう委員
分かりました。そういう意味ではどんどん職員の労働が増えていくという原因にもなっているのかなというふうには思いますので、しっかり採用をしていたいただきたいというふうに思います。
481ページで労働者派遣委託というのが、2020年度は900万円ぐらいだったのが、今回2,000万円増えているんですけれども、これはどういったことで増えているのか教えてください。
阿部清掃事務所長
労働者派遣委託につきましては、令和2年度まで行っておりました会計年度任用職員、こちらのほうに代わるものとして、こちら労働者派遣委託というところを行っているところでございます。
むとう委員
会計年度任用職員の採用はやめて、派遣ということで民間の組合から労働者を派遣してもらう形に変えたということですか。これは、人数は何人分なんでしょうか。
阿部清掃事務所長
答弁保留でお願いします。
むとう委員
人件費になっちゃうとここではないわけだけれども、ちなみに473ページのところには、会計年度任用職員の執行額ということで、ここに金額も出ていますよね。だから業種が違うのか、こっちが2,000万円も増えちゃったのは何でなのかなというのがちょっと気になったもので、答弁保留だということで、教えていただけたらというふうに思いますのでお願いをいたします。
それから、483ページで、上から4つ目、安全衛生管理用品購入というところで、これも2020年度は221万5,289円だったのが、956万5,000円、すごく増えているんですけれども、どういったものの購入が増えてこの金額になっているんでしょうか。
阿部清掃事務所長
安全衛生管理用品購入につきましては、マスクですとか消毒のものとか、そういったところで上がっているところということでございます。
むとう委員
これは2021年度の決算で、新型コロナ蔓延から2年目なんですよ。だからその前の年、2020年度ももう既にマスクだ、消毒だと大騒ぎだったので、そこだけがそんなに700万円も増えたというふうにはちょっと理解しがたいんですが、もう一度答弁お願いいたします。
阿部清掃事務所長
こちらは2021年度に単価が上がっているということで。
むとう委員
マスクと消毒で、職員の人数はそんなに変わらないでいて、単価だけで3倍以上ってちょっと考えにくいんですが、本当にそうですか、間違いないんですか。
阿部清掃事務所長
そのほかに空気浄化の機械を入れたというふうに把握しております。
むとう委員
空気清浄機を事務所に、1台幾らを何台置いたんですか。だからマスクや消毒の単価よりもそっちのほうが大きいと思うんだけれども、何台、幾らで置いたんですか。
阿部清掃事務所長
1台20万円程度のものを5台買っています。
むとう委員
20万円で5台だと100万円ですよね。これ、多分前年度から700万円上がっていると思うんだけど私の間違いかな。そうすると、600万円の差はマスクと消毒が3倍になったということですか。本当ですか。
阿部清掃事務所長
単価も上がっているところもあるんですけれども、買っている数もやはり大量に買っているというところで、このような額になっているというふうに伺っております。
むとう委員
大量に買われたといっても、職員の数って変わっていないから利用する人の数は変わらないでしょう。大量にというのは、新型コロナが蔓延した2020年度よりも、2021年度になってもっと頻繁に、1時間ごとに変えたとかそういうことなんですか。どういうことでしょうね。いいんですけど、ちょっとあまりにも私は腑に落ちない御説明なんですけれども。よろしいですか、それで。
その他の保護具ですね。そちらが上がっているというようなことで。
主査
分科会を休憩いたします。
(午後6時14分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後6時18分)
むとう委員
お騒がせしてごめんなさい。私が数字を、2020年度の数字を読み間違えてメモしていたようなので、700万円上がったというところは間違いのようなので、その上がった数から、前年度の決算額も合わせて教えていただき、どれだけ上がって、上がった分は何に使ったかというのをまとめてもう一度お答え願えたらと思います。ですから、重ね重ねごめんなさい、私がメモを取ってきた数字を間違えたようで、700万円の値上げにはどうやらなっていないというようなことが休憩中の議論で分かってまいりましたので、もう一度、謝罪とともに答弁を求めます。
阿部清掃事務所長
前年度が826万3,000円ということで、差額が130万円ということでございます。先ほどお答えいたしましたように、空気清浄機のほうの購入というのもあったということで伺っております。失礼しました。
むとう委員
すみません。長い時間、私が混乱をさせてしまって謝罪します。ごめんなさい。
次に聞きたいんですけれども、その今のところからちょっと下の作業被服クリーニング委託等のところで、これも私がまた間違っているといけないから、こちらから数字は言いませんけど、これはどうでしょうか。前年度と比べて増えていますか。増えているとすれば増えている要因を教えてください。
阿部清掃事務所長
前年度よりも増えております。理由としましては、派遣職員の被服対応ですとかそういったところでニーズが増えたというところでございます。
むとう委員
これは幾ら増えているんですか。
阿部清掃事務所長
10万円程度ということでございます。
杉山委員
先ほどからちょっと出ていますけど、昨年、この令和3年度、熱中症対策で氷嚢を入れたベストを導入する実験をするとおっしゃっていました。何かさっきちらっと今年度も予算化したと言っていましたけど、この氷嚢を入れたベストの暑さ対策、熱中症対策というのは、実績というか、効果があったのかどうか、そこだけ教えてください。あったんでしょうけど、お教えください。
阿部清掃事務所長
氷嚢ベストにつきましては、作業員からはあまり評判がよくなかったということです。それで、代わりに瞬間冷却剤のほうを購入するという形になりました。氷嚢ベストで、氷を氷嚢のほうへ入れてもすぐ溶けるということで、その代わりに瞬間冷却材を入れるという対応をしたということでございます。
杉山委員
瞬間冷却材をベストに入れるの。それともこういうスプレーとかそういう感じ。どっちですか。ベストは関係ない。入れるっておっしゃったので。
阿部清掃事務所長
先ほどベストに入れるというお話はしたんですけれども、実際には、暑くなったときにその瞬間冷却剤を使って保冷をする、体を拭いたりみたいな形で、それで暑さ対策をしたというようなことでございます。
杉山委員
体を冷やすということですね。その氷嚢を入れるベストそのものはもう購入しない、今年度はもう使わないという形なんですか。
阿部清掃事務所長
はい、そのとおりでございます。
阿部清掃事務所長
先ほど答弁を保留していました人材派遣につきまして、延べ人数ですけれども、令和3年度が、1,511人ということです。
むとう委員
そうすると、派遣労働者が1,511人、延べお願いしたということは、その会計年度任用職員の方も延べ人数でそれぐらい減って、行って来いという形なんでしょうか。
阿部清掃事務所長
令和2年度が20人なんですね。令和3年度は夏期採用10人を派遣職員で、年間の会計年度任用職員を7人で対応しております。
むとう委員
ごめんなさい、よく分からないんだけれど、その人数に見合う形で、労働者派遣で延べ1,511人ということは、さっきの数字の表し方と表現が違うのでイコールになるのかというのがちょっと頭の中で分からないんですが、イコールになるということなんですか。
阿部清掃事務所長
はい、そのとおりでございます。
南委員
481ページで事業実績ですね。中で粗大ごみについてなんですけれども、収集量が251.66トンということで、このコロナ禍において巣籠り的なところから断捨離する方が多くて粗大ごみが相当出た。特に令和2年度のときには、それでもってアップアップ状態で、申込みから収集するまで7、8週間かかったというところで、たしか補正予算を組んだんですよね。その1日に4班体制というのか、4台だったものを、さらに臨時車を出して、それを解消するためにやったわけですね。令和3年度、さらにどういう体制、さらにプラス何台かしたんですかね。
阿部清掃事務所長
令和2年度が粗大ごみの収集車につきましては4台、これを5台に増やしました。今年度につきましては、これを6台に増やしております。
南委員
今年度というのは令和3年度。
阿部清掃事務所長
失礼いたしました。もう一度申し上げます。令和2年度が4台でしたのが、令和3年度、5台に増やしました。
南委員
5台に増やして、令和3年度は収集期間はどれぐらい縮んだんですか。
阿部清掃事務所長
以前、令和2年度は8週ですとかそういうふうに伺っておりましたが、それが約1か月程度に縮んだというふうに伺っております。
南委員
1か月程度ということは大体4週間ぐらいに縮んだということですね。今年度さらに、先ほど御答弁で6台に増やしたということで、現在、申込みからその収集まで期間というのはどれぐらいに縮んだ形ですか。
阿部清掃事務所長
このところ落ち着いてきておりまして、最大で11日程度ということで、約10日前後というふうにして収集が可能というふうに伺っております。
南委員
新型コロナの状況も2年半経ってきて、そういう断捨離というのはまだあるんでしょうけれども、やはりきちっとした積算をして予算建てをきちっとしていけば、そういうこの8週間だったものが、もう11日あまりで回収が可能になったということですので、今後やっぱりこういった、特に委託事業者に対しての積算についてはしっかりと積算をして、様々にまだ人手がなかなか確保できないとか、若手がなかなか入ってこないとか、様々委託事業者の中でも問題が、課題があるということもしっかりと認識をしていただいて今後につなげてもらいたいと思うんですが、どうでしょうか。
阿部清掃事務所長
委員のおっしゃるとおり、何とか期間は縮まりましたけれども、この計画的な配車ですとか、そういった人員の配置ですとか、そういうところをしっかりと精査していきたいというふうに考えております。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行いたします。
次は、9款都市基盤費の508ページから509ページの3項公園緑地費、3目緑化推進費です。質疑ありませんか。
むとう委員
先ほどちょっと質疑いたしましたけれども、23区のこの緑の緑化推進のための様々な助成金の一覧表の資料がございましたけれども、やはり23区の中で比較をすると中野区の助成があまりにもメニューが少ないという印象を受けるんですけれども、本当に公園の面積も緑被率も23区の中で劣っている中野区の中にあって、もう少し緑化推進のために力を入れる、そのためには様々、他区の資料のように、助成金、補助金制度というのももう一度検討していただきたいかなと思うんですがいかがでしょうか。
永見環境課長
緑化につきましては脱炭素推進の一環でもあるというところもありますので、ちょっとどのような形で進めることができるか、今後検討していきたいと考えております。
小宮山委員
今のむとう委員と同じところを。具体的にどのようにという発言も今ありましたが、どのように進めるかというアドバイスを一つさせていただきたいと思います。例えば中野区の保護樹木制度というのがありまして、中野区の保護樹木制度は、木1本につき1万円を渡しているそうです。新宿区にも保護樹木制度というのがあります。こちらは9,000円なんですが、中野区より1,000円少ないんですけれども、そのほかに保険にも入る、あるいは強風等の枝折れ樹木は始末してくれる、そして倒木とか巨木に関しては診断もしてくれるし、剪定もしてくれる。そして落ち葉の時期には落ち葉を袋詰めにしておけば、その落ち葉を区が回収してくれる。9,000円出すだけじゃなくて、もうそのほかのいろんな樹木にまつわる、特に大きな木であれば面倒くさいであろうことをいろいろ区がやってくれると。そういう話を聞くと、中野区が1万円出して、はい、おしまいというのは、あまりにも心ないやり方だなと。せっかくその大きな樹木をいろんな負担をしながら守ってくれている方に対して、お金だけ渡して済ませておくという以外のやり方もいろいろとあると思いますので、いろいろと研究をしていただきたいです。一応回答お願いします。
永見環境課長
保護指定した樹木に関しましては、保険は現在も区として加入しております。また、台風などで倒木したとかそういったことがあった場合に対する緊急対応ということで、毎年一定の予算は計上しているところでございます。
先ほど委員のおっしゃった樹木医診断とか、そういったことについても今後検討していく予定もございますので、検討を続けていきたいと考えております。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、分科会を暫時休憩いたします。
(午後6時35分)
主査
分科会を再開いたします。
(午後6時36分)
次は、6款地域支えあい推進費、342ページから343ページの1項地域活動推進費、3目区民活動推進費の事務事業名2の公益活動推進の事務事業メニュー名が1、NPO等地域公益活動支援中の活動領域3と8が区民分科会の分担です。質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ進行いたします。
次、12款諸支出金、決算説明書の544ページから547ページの1項積立金、3目特定目的基金積立金、事務事業名8、環境基金積立金と、9の新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金積立金です。質疑ありませんか。
大内委員
環境基金積立金、どこでもそうだけど、不用額って出ているんだけど、この不用額って意味はどういうことなの。
永見環境課長
当初予算として予定をしていたものについて一部積立てを行わなかったということでございまして、具体的に申し上げますと、緑化推進の関係で、生垣ですとか保護指定樹木とか、そういったところに対する助成の申請が予想を下回っていたことであったりとか、あとバスツアー、環境交流バスツアーとかそういったことも予定をしておりましたが、こちらが新型コロナの影響により中止になったりとか、そういった幾つかの理由がありまして不用額として計上されているものでございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がなければ、一般会計歳出分担分についての質疑を終了いたします。
次に、一般会計の歳入に入ります。
区民分科会分担分の歳入決算説明書補助資料にて一括して質疑を行います。質疑ありませんか。
むとう委員
12ページの都補助金のところで、消費者行政活性化のための市区町村補助金というお金が入っているんですけれども、これってどれに充てたのかちょっとよく分かっていないので教えてください。
鈴木区民文化国際課長
御指摘の補助金でございますが、まず、推進事業につきましては、消費生活センターの研修の旅費に充てております。また、研修の負担金でございます。続きまして、強化事業でございますけれども、講座を実施しまして、それに係る経費に充てております。
むとう委員
分かりました。
それから、今のページのところで、産業振興のところで、東京都地域人材確保総合支援事業補助金というのは何に使われたのか教えてください。
平田産業振興課長
こちらの都補助金でございますけれども、歳出につきましては重点産業PR事業等に充てているものでございます。
むとう委員
人材確保ということなんだけれども、PR事業に使えたんですか。
平田産業振興課長
こちらのほうでございますけれども、ライフサポート関連やICTコンテンツを活用した区内関連の事業者の販路拡大ということがございますので、人材活用ということで補助金を充てているものでございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
よろしいですか。
質疑がなければ、一般会計歳入分担分についての質疑を終了いたします。
次に、国民健康保険事業特別会計について一括して審査を行います。
決算説明書の567ページから612ページになります。
なお、次のものは当分科会の所管外となりますので御承知おきください。まず、歳入のうち、576から577ページ、4款都支出金、1目保険給付費等交付金のうち健康福祉部所管のもの、578ページから579ページの6款繰越金、1目繰越金のうち2節その他繰越金のうち健康福祉部所管のもの、3節特定健診・保健指導繰越金、580から581ページの7款諸収入、6目納付金、7目雑入のうち健康福祉部所管のもの、次に、歳出のうち、588ページから589ページ、1款国保運営費、1目制度運営費のうち健康福祉部所管のもの、606から609ページ、4款保健事業費、610から611ページ、5款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目一般被保険者保険料還付金等のうち健康福祉部所管のもの、以上が当部会の所管外となります。
それでは質疑ありませんか。
来住委員
593ページでいいのかなと思っているんですけれども、滞納整理というところで2点だけお聞きしたいんですが、まず区民分科会要求資料23で、国民健康保険加入世帯の所得階層別世帯数ということで、かなり、いわゆる300万円以下世帯ですね、400万円以下世帯でいうと約9割の人たちがそこに入る、そこを占めるという数になっています。200万円以下でも85%ぐらいになるのかなと思いますけれども。世帯の数も年度ごとに減っていますし、やっぱりなかなか大変な所得の方々の階層が国民健康保険を占めているというふうに、それが前提になっているなということで見ています。
その上で、まず1点は、特に新型コロナの影響も出てきていたこの年度でもありますけれども、まず納付相談ですね。納付相談の件数が把握されていれば、電話、窓口両方あると思うんですが、その数についてお答えいただきたいと思います。
伊藤保険医療課長
2021年度の数字でございます。委託と職員とそれぞれございますので分けてということで、委託につきましては、電話が3,778件、窓口につきましては8,913件、合計1万2,691件。職員につきましては、電話が4,795件、窓口職員につきましては1,515件、合計6,310件。この委託につきましては、職員への引き継ぎということもございますのでダブっている数字ではございますが、数字として把握している数字はこういった数字でございます。
来住委員
かなりの方々が、窓口、電話での納付相談をされているというのが数字で分かりました。
もう一点だけ伺いますが、これも区民分科会要求資料18の国民健康保険滞納者への差押件数、差押内容ということで5年間を出していただいていますが、これを見る限り、令和2年度は前年度に比べて極端に少なくなっていますね。令和元年度が738件だったのが、令和2年度は65件ということで激減をしています。これは新型コロナに備えるいろんな状況の中で、こういうことで差押えの件数が減ったというふうな、対応としてはそういう対応をしたということでよろしいでしょうか。
伊藤保険医療課長
ただいまの令和2年度の65件についてでございますけれども、令和2年度につきましては、新型コロナのちょうど初年度という形になりまして、新型コロナによる生活の影響等を勘案して、国からも直接都道府県知事宛てに出ている文書ではございますけれども、国からも請求、とりわけ差押えについては慎重に対応するといったようなところの方針が示されてございます。確認は取れてはございませんけれども、国税については差押えをかなり控えているといったような、ほとんど行っていないといったような情報もございまして、これによりまして件数は激減してございます。
来住委員
そういう新型コロナという事態の中でそういう対応をされたということで、これは賢明な対応だったと思います。
先ほど前半で特別区民税についても差押えについてお聞きしましたけど、やはり区民の皆さんの状態に寄り添った対応が必要だということを、この国民健康保険についても、その点を今後についても生かしていただきたいということをお願いして、これは要望しておきます。
杉山委員
1点だけ。593ページですかね、滞納整理。区民分科会要求資料の22、お作りいただきありがとうございます。どの区も減免件数がやっぱり10倍から20倍になっている。これに関して、全体がそうなんですけど、中野区として今年度どういう考えでやっていくか、もしあれば教えてください。
伊藤保険医療課長
2020年度が大幅に件数が増えている、こちらにつきましては、コロナ減免を実施しているといったようなところが増えているといったような内容になってございます。令和2年度が初年度でございますので、令和3年度、令和4年度と、コロナ減免については継続して実施してございます。ただ、前提条件が、前年度所得の3割減といったようなところがございますので、PR等につきましてはこれまでどおり実施してございますけれども、実際の件数としましては、こちらの数字よりはかなり減ってくるだろうといったようなことは想定してございます。
大内委員
この滞納整理のところで、またショートメッセージサービス使用料って出ているでしょう。これと、先ほど聞いたショートメッセージのサービス利用料というのは関係あるの。
伊藤保険医療課長
こちらについては同じサービスを使ってございますので、関連があるといったような形です。
大内委員
先ほどは、あれは滞納のほうで出てきたんだけれども、こちらのほうもまた滞納なんだけれども、全然違う話なの、やっているところは。
伊藤保険医療課長
区としては一本で契約してございまして、それぞれの所管で、業務において、税務は税務の滞納整理、国民健康保険は国民健康保険の滞納整理といったようなところで実施してございます。
大内委員
じゃあ、例えば、こちらの国民健康保険の滞納整理、これをやることによって何%出たとか、そういうのも実績も分かっているわけ。
伊藤保険医療課長
申し訳ございません。具体的な数字としては、今、積算してございませんが、近々には積算したいと考えております。
大内委員
税務課のほうではやっていて、こっちではやっていないということになるんだよな。
伊藤保険医療課長
その数字については、申し訳ございません、把握は今できてございません。
大内委員
結局、こちらのほうも滞納整理の相談に来た方なのかどうなのか。来ないと多分携帯の番号なんかは分からないじゃん。これも同じパターンで、やはり滞納整理の相談に来て、その上で、相談に来たけどまだ払ってもらえないから、これの電話を、SMSを使って、まだ払われていませんということをやっているんですか。
伊藤保険医療課長
こちらにつきましては、国保の加入時に電話番号等を記入いただいていますので、そちらの電話を。できるだけ携帯電話を書いていただくような形にもお願いしているというようなところではございます。
大内委員
別に今、細かい数字を聞こうと思っているわけじゃないんだけど、今後、聞かれたときはすぐそのぐらい出せるように。もう出るのかな。
伊藤保険医療課長
大変失礼いたしました。SMSを活用した納付勧奨につきましては、送信数としては2,704件、納付件数としては436件、納付額が1,263万3,909円というような形になってございます。
大内委員
あまりしつこくやりたくないんだけど、そうすると税務課よりかなり安くやってきているよね。税務課のほうは、約3,895件を130万円使っている。こっちのほうは、2,700件を約47万円使っている。何でこんなに違うの。だって頼んでいるところは同じなんでしょう。
伊藤保険医療課長
この基本のかかる経費、基本的な経費を全て税務課のほうで負担しているといったようなところがありますので、国民健康保険医療の場合はこの利用の部分だけという形になっています。
主査
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がなければ、国民健康保険事業特別会計については質疑を終了いたします。
次に、後期高齢者特別会計について一括して審査を行います。
決算説明書の613ページから632ページになります。
質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、後期高齢者医療特別会計についての質疑を終了いたします。
以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
大内委員
今日のICTCOの話が出ていたんだけれども、ICTCOが当該委員会で6月までだっけ、あれ8月まで。今、知らないけど、9月になってどこかほかが借りたのかな。分からないけど。ちょっとこれは決算認定と違うので簡単に聞きますけど、その所管が外れるという報告はあったんですか。要は、あそこのところをうちが所管していたと。今度これが外れますよという報告はあったんですか。
平田産業振興課長
それに単独の御報告はしておりませんが、ICTCOの総括の中で、御質疑の中で、9月からは企画部の所管になりますという御答弁は申し上げております。
主査
他に質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で認定第1号の当分科会分担分、認定第3号の当分科会分担分及び認定第4号の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので質疑を終結いたします。
次に、意見についてですが、意見がある場合は、対象となる議案の番号、会派名または氏名を明記の上、明日9月30日(金曜日)の正午までに文書で事務局へ提出するようお願いをいたします。
以上で本日予定していた日程は終了いたしますが、委員、理事者から発言はありますか。
むとう委員
先ほどは清掃事業費のところで私の数字の読み違いによって理事者には混乱を招いてしまい、委員の皆さん、理事者ともに時間を費やしてしまったことを心からおわびいたします。失礼いたしました。
主査
他に発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
次回の区民分科会は、明日9月30日(金曜日)午後1時から第2委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。
以上で本日の区民分科会を散会いたします。
(午後6時57分)