中野区議会総務委員会〔令和4年11月8日〕
総務委員会会議記録
○開会日 令和4年11月8日
○場所 中野区議会第1・2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時34分
○出席委員(9名)
ひやま 隆委員長
立石 りお副委員長
日野 たかし委員
内野 大三郎委員
若林 しげお委員
高橋 かずちか委員
中村 延子委員
平山 英明委員
長沢 和彦委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 青山 敬一郎
副区長 横山 克人
企画部長 石井 大輔
企画部企画課長、企画部ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子
企画部構造改革担当課長 瀬谷 泰祐
企画部財政課長 森 克久
総務部長 海老沢 憲一
防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一
DX推進室長 滝瀬 裕之
総務部総務課長 浅川 靖
総務部職員課長 吉沢 健一
総務部DX推進室情報システム課長 白井 亮
総務部DX推進室新区役所整備課長 中村 洋
○事務局職員
事務局長 長﨑 武史
事務局次長 林 健
書記 立川 衛
書記 川辺 翔斗
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の異動について
○議題
政策、計画及び財政について
○所管事項の報告
1 令和4年度外部評価の実施結果について(構造改革担当)
2 中野区行政不服審査会委員の任命について(総務課)
3 令和4年特別区人事委員会勧告の概要について(職員課)
4 幹部職員の人事異動について(職員課)
5 災害時における協定の締結について(防災危機管理課)
6 タブレットの貸出しを伴う講習会等の取組の検討状況について(情報システム課)
7 新庁舎におけるネットワークの整備方針について(情報システム課、新区役所整備課)
8 新庁舎における窓口サービスの検討状況について(新区役所整備課)
9 その他
○その他
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、午後5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。
議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、10月17日付で委員会参与の異動がありました。
それでは、異動のあった参与の方、御挨拶をお願いします。
青山副区長
このたび、当委員会の参与を務めさせていただくことになりました青山でございます。
委員の皆様の御意見を真摯に受け止め、区政に生かしてまいりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。以上で委員会参与の異動についてを終了します。
それでは、議事に入ります。
政策、計画及び財政についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、令和4年度外部評価の実施結果についての報告を求めます。
瀬谷企画部構造改革担当課長
それでは、令和4年度外部評価の実施結果について御報告いたします(資料3)。
今年度実施した行政評価のうち、内部評価結果につきましては、決算説明資料令和3年度主要施策の成果で御案内しておりますが、このたび外部評価の結果を取りまとめましたので御報告いたします。
資料1番、外部評価の実施概要です。政策的な見地から見直しや改善を要する事業等として企画部が選定した事業について、内部評価を経て、有識者(外部評価者)による評価を実施いたしました。
実施に当たっては、外部評価者によるヒアリングを公開で実施するとともに、外部評価モニターから意見を聴取いたしまして、外部評価者は当該意見の内容を踏まえて評価を行いました。
(1)外部評価者及び(2)外部評価対象事業につきましては、記載のとおりですので、お読み取りください。
裏面を御覧ください。外部評価の実施経過です。8月上旬に事業説明会、下旬に公開ヒアリングを実施いたしまして、9月9日に評価決定を行いました。
(4)評価方法については、外部評価者がおのおのの視点で今後の事業の方向性について六つの区分で評価をしていただきました。
2番、外部評価結果報告書については別紙を御覧いただきたいと思います。
報告書別紙の見方を御説明いたします。各事業2ページの構成になっております。「外部評価 評価結果」の表、一番左側の列、外部評価者欄には1番から4番の数字を振ってあり、行ごとに個別の評価者の評価、意見を記載しております。
左から2列目、今後の事業の方向性は、評価方法の6区分による評価となります。3列目に、その評価の選択理由と4列目には本事業に対するその他の意見を記載しております。
2ページを御覧ください。参考として外部評価モニターの主な意見を記載しております。外部評価者はこれらの意見も踏まえて評価を行いました。その下、区、外部評価結果を踏まえた事業所管部の検討内容等については、外部評価者の評価の結果を受けまして、所管部が現在検討している内容等を記載しております。恐れ入りますが、詳細につきましては後ほどお読み取りいただければと存じます。
かがみ文にお戻りください。今後の予定になります。各部は、外部評価を含む行政評価の結果を踏まえまして事業の改善を進め、次年度の予算編成につなげてまいります。また、外部評価結果につきましては、区ホームページで公表してまいります。
御報告については以上です。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
中村委員
御報告ありがとうございます。幾つか伺います。
まず、外部評価者によるヒアリングを公開で実施するとともに、「傍聴者(外部評価モニター)から意見を聴取し」とあるんですけれども、公開ヒアリングは2回行っていて、それぞれなのか合計なのかでも構わないんですけれども、傍聴者、外部評価モニターの数というのはどれぐらいいらっしゃったのか伺わせてください。
瀬谷企画部構造改革担当課長
外部評価モニターとして傍聴者でいらっしゃった方は延べで23名になります。初日の22日が15名、26日が8名で、その他内部評価表をホームページのほうに公開しておりまして、ウェブからのアンケートのみで御参加いただいた方が6名いらっしゃいました。
中村委員
ありがとうございます。現地にいらっしゃった方も23名ということで、以前の外部評価だと本当に数人ということが結構多かったなというふうに思っているので、まずまずその広報というか、できていたのかなというふうに思います。
それから、今回この別紙の資料で外部評価結果報告書ということで頂いているんですけれども、以前だと、外部評価委員会としての意見をまとめて、それを受けて事業所管部がどうするみたいな話だったりとか、点数みたいなのをつけていたりとかということがあったかと思うんですけれども、今回はそうではなくて、それぞれの方々に御意見を頂いて、もう全てつまびらかにという形にされた上で――外部評価モニターもそうだと思うんですけれども、された上でその事業所管部は次年度に向けた検討ということでされたという理解でいいんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
中村委員おっしゃるとおり、おのおのの視点において、評価、御意見を頂いたところを踏まえまして、また区民モニターの意見も所管部のほうには全てお伝えをした上で検討を進めていただいております。
中村委員
それから、これとは別に内部評価をやっているじゃないですか。内部評価の評価結果とかというのは、外部評価委員の方々というのは見ているものなんですか。そこは参考にはしていないんですか。どうなんでしょうか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
外部評価に使った資料といたしまして、内部評価結果の資料を使っておりますので、一応目にはしております。説明の中でも、区の今後の方向性も踏まえながら評価をしていただいたというふうに認識しております。
中村委員
分かりました。今回これで実施をされて、今後どうしていくのかというところがあるかと思うんですけれども、今後についてはどのように今考えていらっしゃるのか伺わせてください。
瀬谷企画部構造改革担当課長
基本的な内部評価と外部評価の仕組みというか進め方については、今年度と同様に来年度もしていきたいというふうに考えております。ただ、外部評価の評価結果をいただいたときに、外部評価の委員さんから、事業の選定の方法ですとか、あとは公開ヒアリングの場合に、そちらをウェブ公開していくほうをやったらどうかとか、区民モニターからの意見もそういったものもありましたので、できる範囲で改善に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
中村委員
ウェブ公開は私も以前からお伝えしているので、ぜひそこは検討していただきたいなと思いますし、あと、これは外部評価なので外部評価の話ではあるんですけれども、やっぱり内部評価も、今までもお伝えしてきておりますけれども、自己点検しかずっとしていない事業も多々あって、そこをどう回していくかというか、やっぱり2年連続同じ事業を内部評価していたり外部評価していたりとかあると思うんですよね。そうではなくて、やっぱり全体の事業それぞれがどうその施策に反映されているのか、区の施策の方向性と合っているのかといったところとかもしっかり見ていけるような評価制度というのが必要だと思っていますし、事務事業点検の形にしてから、なかなか全部を見るというのが難しいというところは、数が多いので、理解はしているので、例えばその周期を定めるとか、いろいろ今までもお伝えはしてきていると思うんですけれども、そこの工夫というのは、ぜひ今後検討していっていただきたいなというふうに思うんですけれども、そこはいかがですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
まず、内部評価の事業選定につきましては、各部の主要施策の成果になっていくこともありまして、主要なものを事業所管部のほうで選定をしていただいております。外部評価につきましては、企画部選定ということになりますので、区民の意見ですとか、議会からの御意見とか、いろんなところを踏まえまして適切に選定していけるように工夫してまいりたいというふうに考えてございます。
中村委員
ごめんなさい。今、終わらせようと思ったんですけど、内部評価のところも、所管部のところで選定するだけに終わっちゃいけないと思っているんです。要は、ちゃんと全ての事業を見るのはなかなか難しいのは重々理解しているんですけれども、一部の事業だけ見ても意味がないと思っているので、全体をどこかで何かで見るようなスキームというのを考えていかなきゃいけないと思っているんです。なので、そこの工夫をぜひしていただきたいなというふうに思っていますので、それは周期を定めて予算編成のところで見ていくでもいいのかもしれないですし、事務事業点検を全てするというのはなかなか難しいというのは理解しているんですけれども、それをやっぱり、区政にとってこの事業が本当に必要なのかどうかというところを判断する何かしらのタイミングというのが絶対に必要だと思っています。じゃないと、やっぱりどんどん年々膨れ上がっていってしまうというところもあるので、そこをやっぱり見直しするというのは非常に重要なところだと思っているので、その仕組みというのを考えていただきたいなというふうに思っているんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
事業の点検については自己評価をもちろん行った上で、予算編成の中で査定という形でいろいろ点検をしながらもちろん進めているところでございますので、全く手が入っていないというわけではないというふうに考えてございます。ただ、主要施策のところで、内部評価の対象事業につきましても、2年連続同じようなものにならないとか、そういった工夫はしてまいりたいというふうに考えてございます。
中村委員
自己点検をしているといっても、それは公開されるものでもないですし、やっぱりそこの部分が、以前やっていた評価制度は全部公開されるから、言い方は悪いかもしれないですけど、ちゃんと取り組んでらっしゃったと思うんです。でも、今、自己点検になってから公開されないわけで、どういう状態になっているかは私たちの目では見れないわけですよね。そこの点検が行われない。自己点検かもしれないですけれども、外の目は向かないわけで、やっぱりそこの部分をどう回していくかというところをしっかり検討していただきたいなというふうに思っています。また多分同じやり取りになってしまうので要望とさせていただきますけれども、しっかりそこの部分は、一つひとつの事業を見ていけるような何かしらのスキームというのを今後も検討していっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
平山委員
外部モニターの意見というのはどこで見ればいいんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
別紙の外部評価結果報告書の各事業の2ページ目のところに「(参考)外部評価モニターの主な意見」という形で各事業を整理させていただいております。
平山委員
これですね。分かりました。それで、外部モニターの方というのは、どれぐらいの情報を持った上で評価ができる仕組みになっているんでしたっけ。
瀬谷企画部構造改革担当課長
一応、内部評価結果のシートを使って外部評価のほうを進めておりますので、基本的にはその情報になります。また、公開ヒアリングのところでは、例えば広報アドバイザーの登用の説明でいうと、区が作るチラシの改善のアドバイス等を行っているんですが、改善のビフォーアフターみたいな形の資料等もお見せしながら説明をしたので、ヒアリングを傍聴していただいた方には、そちらのほうも見られることにはなっていたということでございます。
平山委員
そのヒアリングを傍聴した方も含め、それ以外の方というのはどこで、ネットで見れるんですか。どうやって見れるんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
事前に区のホームページのほうでモニター募集のところに内部評価の結果のシート、こちらの資料を使って評価モニターをしていただきますということと、あとは当日お越しになった外部評価モニターの方につきましては紙資料のほうもお渡ししまして傍聴をしていただきました。
平山委員
外部モニターの方は、今後の事業の方向性についての御意見というのは取りまとめないんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
外部評価モニターの方につきましては、アンケートという形で自由に御意見を記載していただいております。
平山委員
いや、いや、意見は意見なんだけど、ただA、B、C、Dをつけるとか、そういったことというのはやられないんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
外部評価モニターの皆様につきましては、評価という形ではなくて御意見という形でお寄せいただきました。
平山委員
じゃあ、外部評価モニターじゃないじゃないですか。外部意見モニターじゃないですか。だって、評価はしないんでしょう、外部評価モニターは。外部評価モニターなのに評価をせずに意見を言うだけっておかしくないですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
我々といたしましては、外部評価モニターの方には自由に意見を述べていただく中で、もちろんこの事業がいい悪い、または廃止したほうがいいという御意見も出せるとは思っております。それを踏まえた形で外部評価委員のほうが評価をいたしまして、総合的な御意見を踏まえて区の改善につなげているというふうに認識しているところです。
平山委員
もともとこの外部評価モニターというのが後付けなんですよ。当初の案にはなかった。それで、まずいんじゃないですかという話の中で突如外部評価モニターというのが出てきた。なぜかというと、自治基本条例に抵触するんじゃないですかという話を差し上げたからだというふうに思っているんです。ただ、要は、これは評価に参加しているとまでは言える状態じゃ、これをちらっと今見たんですけど、いや、いや、御意見を頂いているだけで評価をしているというふうにはちょっと捉えにくいなというふうには思っているんですが、今後改善について御検討されていますか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
今のところ、もちろん評価という形で、改善・縮小ですとか、継続・拡大ですとか、廃止・見直しといった評価のところは今後もできれば外部評価委員の方に評価をしていただきたいというふうに考えております。外部評価モニターの皆様につきましては、そういった意見はもちろん大事でございますので、頂いていくことも可能ではございますが、基本的には意見という形でお出しいただければというふうに考えてございます。
平山委員
変えたほうがいいと思いますけどね。それで、これは外部評価委員の方から今後の事業の方向性はいろいろ出ているわけですよね。さっき中村委員もおっしゃっていましたけど、従来であれば、これは取りまとめた上で区に対してこうですよというふうになされていた。どうして今回はそういう形を取らなくしたんでしたっけ。
瀬谷企画部構造改革担当課長
令和2年度以降の改善の後からですけども、外部評価モニターという形ではその改善の後、初めて今回開催したという形になっております。合議制の外部評価委員会という形ではなくて、個別の専門的な意見のところを評価していただいて、それを踏まえて区のほうで評価結果を踏まえて改善につなげていくという形で考えておりますので、各個別の委員さんの評価それぞれを見た上で、区のほうの改善に生かしていくというふうに考えております。
平山委員
いや、ですから、合議制ではなくて、おのおのの意見のほうがよいという判断の基準はどこにあるんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
それぞれの専門分野における意見というふうなところで考えておりますので、まとめるよりかは、それぞれの意見を生かした評価結果を頂きたいというふうに考えていたところです。
平山委員
そのほうが区にとっていいという判断なんですか。いや、それぞれの専門家なんですよ。これまでだってそれぞれの専門家なんですよ。だって、同じような人ばっかり集めてもしようがないわけだし、そこに区民も入っていった、云々というのがあった。結局、これらの意見を区のほうで受け止めて、区のほうで総合的に判断をしていくということになるわけじゃないですか。お役所の好きな総合的な判断。せっかく外部評価委員のそれぞれの専門家の方がいらっしゃって、問題は、それぞれの専門的な見地でこういうふうに感じた。ただし、会計的な面から見たらこうですよ。こういう面から見たらこうですよと様々な意見がある中で、その中で答えを一つにまとめようというところに価値があるわけじゃないですか。だって、そこで、外部評価委員の皆さんがそれぞれの自分の持っている意見と相手の意見とトータルで踏まえた上で一つの区の事業に対しての結論を出していく。いわゆる外部評価委員の皆さんが総合的な判断をされるわけですよ。そっちのほうが評価としては私は一つ、だって、結論を出さなきゃいけないですからね。いや、俺は廃止すべきだと思っている、いや、私は拡大すべきだと思っているという多様な意見の中でこの事業をとらまえて、一体どうすることが区民のためになって、今後の区政にいい影響を与えていくのかという答えを出さなきゃいけないんですよ。そのプロセスが私は大事だと思っているんですよ。だけども、そこはあまり必要性は感じられていないということですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
今、我々といたしましては、それぞれ専門的な視点で評価をいただいて、特に御意見を頂く、改善のアイデアですとか、廃止という例えば判断をしたところに至った理由みたいなところを真摯に捉えて、次の改善につなげていきたいというふうに考えております。
平山委員
ちょっと角度を変えて厳しい言い方をすると、恐らくこれに出てくるように、ばらばら評価が出てくることは往々にして考えられるわけじゃないですか。区はどうにでも判断できるんですよ。総合的に判断すれば。だけども、取りまとめた意見として出てきたものは、それは重みがありますよね。だって、外部評価委員のそれぞれ意見が異なる中で議論を重ねられて、こうすべきだというふうな一つの結論を出されたから、それは区としての受け止めはやっぱり違ってきますよね。ああ、こういう御意見もあるんだ、こういう評価もあるんだ、ではなくて、我々としてはこういうふうに評価しているけど、外部の目から見たらこういう評価なんだという一つの結論というか、一つの評価を出していただくということのほうが私はすごく意義があるんじゃないかと思っているんですよ。重ねて言いますけど、そうしないとどうにでも捉えられちゃうんですよ、区は。だって、両方の意見がありましたから、区にとって都合のいいほうを取るということが不可能ではない。ここは改められたほうがいいんじゃないですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
委員の皆様からも、こちらの評価結果の報告書にもあるとおり、いろんな意見を頂いているところですので、そういった意見を踏まえて今後とも改善に努めていきたいというふうに考えております。
平山委員
それはやる気がないということですね。申し上げたことについては採用するつもりはないというふうに受け止めていいですね。
瀬谷企画部構造改革担当課長
現時点ではこのまま進められればと思っておりますが、委員からの御指摘も踏まえまして、工夫してまいりたいというふうに考えております。
平山委員
もう一つは、この事業の選択なんですよ。これも企画部で選ぶということがどうなのかということも真剣に考えていただきたいなと。前提として申し上げますけど、そもそものこの外部評価制度というもの自体の令和2年度からの流れの中で一貫性を欠いていて、何度も何度も変わってきて、今回初めてスタートしちゃったわけだ。だって、外部委託していたものもあったわけだから。予算がゼロのときもあった。そのときも本来は外部委託する予定だったけど、予算をつけなかったというだけだった。要するに、一転、二転、三転しているわけですよね。その中で、決して十分なものができたというふうに私は受け止めていない。という前提で、もっと以前のように、きちんと区民の声を反映させるシステムをつくらないと私はよくないと思っていますから、その前提で申し上げています。
それで、さっき中村委員への御答弁の中で、事業の選定について、今後も区民の声と議会の御意見を踏まえながら事業をセレクトしていくとおっしゃった。区民の意見はどうやって聞くんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
区民の声につきましては、日頃から頂いている区民の声ですとか、計画段階とか予算の段階で主な取組とかに意見を頂いているものもございますので、そういったところを調べながら検討してまいりたいというふうに考えております。
平山委員
日頃からいろいろ御意見を頂いている、政策について。どういうタイミングで、例えばどういう声を頂いているんですか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
先ほど申しましたとおり、予算の主な取組ですとか、また事業をやったときにアンケートを取ったりとか、その他計画をしたときに、計画に対する意見とか様々に御意見を頂く機会はあると思っておりますので、そういったところを踏まえまして検討してまいりたいというふうに思っております。
平山委員
事業でアンケートを取るってごく僅かでしょう。膨大な事業数の中で。全部が全部取っているわけじゃないでしょう。そこでいろいろ区民から声が上がる、それを踏まえて事業はセレクトできるもんなんですか。そこが分からないんですよ。どういう声が普段上がっていてどういう、それをどう反映して事業選択に持っていかれるのかというのがいまいちぴんとこないんですけど、そこをもう少し詳しく教えていただけませんか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
委員御指摘のとおり、全部の事業についてアンケートをくまなく行っているということではないですけども、イベントごとの事業ですとかは比較的アンケートを取っているほうだと思っております。ほかにも毎年行っている区民意識・実態調査での、事業に対する評価というわけでは、御意見というわけではないものにつきましても、その部分について注目しているよとか、そういった御意見を踏まえまして事業のほうは選定してまいりたいというふうに考えてございます。
平山委員
よく分からないですね。要は、結局、区民の声や議会の意見を反映して、また、企画部で選定しますというのと、どうやって反映されるかというのがよく分からないんですよね。今後もこの方法でやられるのであれば、外部評価委員の方に事業を選択していただいたらいいんじゃないですか。ある一定のレクチャーをする。その中で、外部評価委員の方が気になった、違和感を感じた、そういう事業を選択していただく。必ずしも各部1個じゃなくていいと思うんですよ。
もう一つは、基準というか物差しを決める。例えば、財政的な面から見てどうなんだとか、あるいは、今のこの置かれている区政の現状に対してこの事業の必要性がどうなのかとか、いろんな物差しを用意した上で、その物差しを踏まえた上で外部評価委員の方に自らがこれについて検証してみたいというものをお選びいただいて評価をしていただくほうが、本当に外に評価をしてもらうというふうな姿勢につながりやすいと思うんですよ。それはどう思われますか。
瀬谷企画部構造改革担当課長
御提案をいただきましたので、そういった面も含めて検討してまいりたいというふうに考えております。
平山委員
もうこれで最後にしますけど、というぐらい、ちょっと今いろんなことを申し上げたんですけど、要するに、構造改革実行プログラムも行政評価もちょっと目的がはっきりしないんですよ。私はどちらも、今、区の中で行財政の改革をやっていくということに対してアプローチができるところはないですから、その二つ以外に。ただ、その二つがそこの機能を発揮しているとは思えないんですね。だから、そういうことも意識していただいて、ぜひ行政評価のほうを進めていくんであれば進めていただきたい。ということは、行政評価なんですから、前々からも申し上げていますとおり、自分たちの行政評価の手法を再評価していいわけですから。行政評価の在り方自身がよりよいものをよりよいものに――いや、本当は評価は変わらないほうがいいんですよ。変わらず3年、5年と続けていくことのほうが望ましいんですけど、この成り立ちから考えても、先ほど申し上げましたように、外部評価モニターというのが途中から出てきたとか、そういう成り立ちから考えても、今のものがベストだというふうには思えないので、まずはそのベストなものをつくり上げるということをやられていくほうが今後の行政評価の在り方としてはよいものになるんじゃないのかなと思っているんですけど、御意見があればお願いします。
瀬谷企画部構造改革担当課長
委員御指摘のあった内部評価自体を外部評価にかけるというような、そういった視点も踏まえまして、外部評価の評価結果を頂いたときには、今回の外部評価はどうでしたかという御意見を頂いていたところです。そこの中でも事業の選定については、やはり御意見を頂いていたところがありますので、そういったところの御意見を、今回頂いた御提案等も踏まえまして、引き続き工夫してまいりたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に2番、中野区行政不服審査会委員の任命についての報告を求めます。
浅川総務部総務課長
それでは、中野区行政不服審査会委員の任命について、資料(資料4)に基づいて御報告をさせていただきます。
このたび、中野区行政不服審査法施行条例に基づきまして、以下の3名の方を任命したものでございまして、この方々は共に再任でございます。会長、会長職務代理は今後開催いたします審査会におきまして改めて互選により選任をいたします。
任期は令和4年10月28日から2年ということでございまして、所掌事項はそこの3番に書いてあるとおりでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に3番、令和4年特別区人事委員会勧告の概要についての報告を求めます。
吉沢総務部職員課長
それでは、令和4年特別区人事委員会勧告の概要について御報告いたします(資料5)。お手元の資料を御覧ください。
まず、本年の勧告のポイントでございます。月例給につきましては、特別区職員が、民間従業員を896円、率にしまして0.24%を下回っていることから、これらを解消するため、初任給及び若年層の給料月額を引上げ改定することとされてございます。
次に、特別給(期末・勤勉手当)の年間支給月数につきましても、0.1月引上げ、現行の4.45月から4.55月とし、勤勉手当で引き上げるというものでございます。
これによりまして職員の平均年間給与は約5万4,000円の増額となるものでございます。
続きまして、職員の給与に関する報告・勧告の内容でございます。
まず、職員と民間従業員との給与の比較につきましては、職員給与等実態調査と民間給与実態調査の内容を比較したものでございます。本年4月時点の職員3万1,330人と特別区内の692の民間事業所の給与実態について比較を行った結果、記載のような公民較差があったというものでございます。
なお、本年も公民較差の算出に当たりましては、特例的な措置として差額支給者を公民比較から除外して算出をしてございます。
次に2ページ目、改定の内容でございます。行政職給料表(一)、初任給につきましては、表に記載のとおり引き上げ、その引上げを踏まえまして若年層の改定、また、その他の給料表につきましても、行政職給料表(一)との均衡を考慮した改定を行うものでございます。
次に、特別給でございますが、年間の支給月数を0.1月引き上げ、引上げ分につきましては勤勉手当に割り振るというものでございます。
なお、令和5年度から期末手当の3月支給を廃止しまして、6月期と12月期が均等になるよう配分するというものでございます。
実施時期につきましては、月例給は本年令和4年4月1日、特別給が改正条例の公布の日からでございます。
続きまして、人事・給与制度、勤務環境の整備等に関する意見といたしましては、2ページ下段から4ページにかけまして記載のとおりでございますので、お読み取りいただければと存じます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑ありますか。
1点だけ。2ページの改定の内容のところの2番、特別給のところで、ここにも出ているように、3月期の期末手当を廃止して、6月・12月が均等になるように配分するという、これが令和5年度から行うと。これは、そもそも3月期がどうしてこういう形であったのか。というよりも、これを結局廃止するということにおいて、3月期の手当は、一定の年間のあれを調整する部分というのがあったのかなと思っていたんですけど、それはそれで正しいかどうか。じゃあ、これがなくなることによって、要するに6月・12月を均等にとあるんだけど、いわゆるそういった調整みたいな形のは今後どういうふうになるのか。その点を教えてください。
吉沢総務部職員課長
委員御案内の、今まで3月期における期末手当におきまして給与改定があったときの引下げ等々の調整をさせていただいておりました。それが来年度からについては12月の期末手当において給与改定の差額調整をさせていただくというものでございます。
長沢委員
3月期だから年度末でやっていたんだけども、それを今度は12月で。時期的にはそれで要するに行えるという、そういう理解でいいんですか。
吉沢総務部職員課長
基本的に12月期の期末手当は10日が支給日になってございますので、第4回定例会における先議での条例改正ということになろうかということで、特別区人事委員会のほうは、23区調整を図っているというふうに聞いてございます。
委員長
他に質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、4番、幹部職員の人事異動についての報告を求めます。
吉沢総務部職員課長
それでは、幹部職員の人事異動について御報告いたします(資料6)。お手元の資料を御覧ください。
令和4年10月17日付で、資料に記載のとおり、幹部職員の人事異動を行いました。詳細につきましてはお読み取りいただければと存じます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に5番、災害時における協定の締結についての報告を求めます。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
それでは私から、災害時における協定の締結について、委員会資料(資料7)に基づき御報告をさせていただきます。
なお、本件につきましては、閉会中に開催されます危機管理・感染症対策調査特別委員会でも報告する案件でございます。
区では、災害時において区の区域内における災害応急対策等の円滑な実施を期するため、様々な団体と協定を締結し、協力体制を確立しているところでございます。今回新たに協定を結ぶところが2件ございますので、御報告をさせていただきます。
1件目です。災害発生時における地域支援のための人員及び車両等の提供に関する協定でございます。協定締結先は、株式会社ジェイコム東京杉並・中野局でございます。
主な協定内容につきましては、人的支援、車両及び物資等の提供、そして、その他、中野区の要請に応じられる事項ということになってございます。
協定締結日につきましては、協定先との日程調整の上、今後決定してまいります。
二つ目でございます。災害時における協力体制に係る協定でございます。協定締結先でございますけれども、中野区内で介護保険サービスまたは障害福祉サービス等を運営している事業所で、これから申し上げます主な協定内容で協定締結を希望していただける事業者でございます。
主な協定内容でございますけれども、一つ目が利用者の安否確認、そして二つ目が避難所等での介護サービス、また障害福祉サービス等の提供でございます。
協定締結日でございますけれども、協定先と日程調整の上、今後決定してまいります。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありますか。
平山委員
ジェイコムのほうなんですが、これは先方からあったんですか。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
はい、そのとおりでございます。
平山委員
協定内容のところなんですが、人的支援と車両及び物資等の提供とありますよね。あまりこのジェイコムという企業の特性を生かしたような形には感じないんですけど、これはどうしてこれになったんだろう。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
ジェイコム東京とはこれまでも二つほど協定を結んでおりまして、それに加えて、今回人員の提供であるとか車両の提供もできるということで、新たに協定を結ぶことになったということでございます。
平山委員
それは、新たな協定を別に結ぶんですか。それともこれまでの協定に追加をするということですか。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
これまでもいろいろな事業者と協定の締結の修正とか変更でやる場合もあるんですけども、今回は新たに、これまでも二つほど協定を別に結んでおりまして、三つ目の協定ということで今回は結ぶということでございます。
平山委員
どうして1本にしないんですか。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
前提条件であるとか、目的であるとか、そういったものについて差異が出るということから、今回はこういうふうに別協定でいったほうが、そこのところの整理がうまくできたということでございます。
長沢委員
すみません、今、平山委員が1番のジェイコムのほうを聞かれたので、2番のところの介護事業者や障害福祉の事業者のほうの締結に当たっては、これはやっぱり事業者側から何か申入れというか何か要望みたいなものがあったんですか。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
今回、幾つかの事業者の方から、こういう内容で締結をしてほしいということがありましたので、中野区内全ての事業者の方と、こういった内容であれば締結ができるかどうかというのを網羅的にやったほうがよかろうということで、広くお声かけをして、今後締結をしていきたいというふうに考えているものでございます。
長沢委員
お声がけとしては向こうから、事業者側からあったけども、区としては、そうなんで、そこをちょっと伺いたかった。つまり、一定のこういう締結に向けて日程調整云々というのもあるんだけど、あったんだろうなと、幾つかの事業者がね。でも、やっぱりこれからのいわゆる高齢化社会のことを考えてみても、また利用者も増え続けているわけですから、その辺はあるのかなと思っています。そうすると、これは、一つひとつの事業者とそれぞれ結んでいくという関係で、一定の期間というか、それはいっせえのせでできればいいけど、そうもいかないだろうと思います。それでこの点は、利用者の安否というのは、独自でというか、区のほうでもやっているじゃないですか。あるじゃないですか。ここは所管じゃないけど、災害時のとかあって、安否のって、一人ひとりの高齢者のところに、今年もあったかな、今年度も、何か送って、そういうのをやっているじゃないですか、今。それとの関係においてはどういうふうに見ればいいんですか。
石崎総務部防災危機管理課長事務取扱
今回は介護事業者であるとか障害福祉サービスを受けている受給者ということで、サービスの中で安否確認ができるということで基本的には考えてございます。多分、今委員がおっしゃっているのは、要支援者の台帳のことをおっしゃっているかと思うんですけども、障害者の方は手挙げ方式の中で自分の安否確認が必要だという方について登録をしていただいている。高齢者につきましては、必要がないという方を除いて安否確認をしているというもので、区としては何らかの形でそれぞれの方が安否が確認できるということが非常に重要だと思っておりますので、重複をする形でも安否が確認できるということが一番大切なことかなと。また、災害時において必要な支援ができるということも併せて必要になるかなと思いまして、今回はこのような形で協定を結んでいけたらというふうに考えているところでございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に6番、タブレットの貸出しを伴う講習会等の取組の検討状況についての報告を求めます。
白井総務部DX推進室情報システム課長
それでは、タブレットの貸出しを伴う講習会等の取組の検討状況について御報告をいたします(資料8)。
なお、本件は、11月10日開催予定の情報政策等調査特別委員会においても報告を予定してございます。
区では、タブレットの貸出しを伴う実践型講習会や相談会、また、都事業を活用しましたスマートフォン体験会やスマートフォン相談会等を実施しており、令和4年度の現在までの実施状況及び実施状況を踏まえました令和5年度以降の取組の検討状況について報告をするものでございます。
1、令和4年度の事業の実施状況についてでございます。(1)、区事業でありますタブレットの貸出しを伴います実践型講習会につきましては、中段の表にありますとおり、定員60名に対して申込者数127名となり、受講者数も58名となっております。
参加者によるアンケート結果を別紙のとおり取りまとめてございます。お手数ですが、別紙のほうを御覧ください。
タブレットの貸出しを伴います実践型講習会の満足度は、平均で8割を超えております。また、タブレットの貸出しがあったことや、講師とサポーターの体制についての評価を高く得ております。ふだんからスマートフォンを使用している方が参加者の約8割を占めておりましたが、タブレットのほうがより使いやすいと感じた方が7割を超えておりました。使いやすい主な理由としましては、文字や文章が読みやすい、映像が見やすい、地図が見やすいといった順に選択した人が多く、画面が大きいタブレットの特徴を生かされているものとの認識でございます。
本紙にお戻りください。(2)、都事業を活用しましたスマートフォン体験会についてでございます。本紙2ページ目の上段にあります表のとおりの参加状況となってございます。東京都の事業開催決定スケジュールとなかの区報掲載スケジュールが合わず、なかの区報掲載による広報が困難であったことから、申込者数が少なく定員に満たない開催会も多くなってございました。なお、なかの区報に掲載して募集しました10月開催分には定員を超える応募がございました。
区や都事業を活用しましたスマートフォン相談会等についてでございます。申込み状況や参加状況については、それぞれ表にございますのでお読み取りをいただければと思います。区が主催しますスマートフォン・タブレット相談会は、なかの区報等での周知を行っており、参加率としましては31.7%でございました。東京都と共催で実施しておりますスマートフォン相談会は、スマートフォン体験会と同様になかの区報に掲載することが困難であったことから、参加率は26.9%と区事業よりもさらに低い参加状況となってございます。
なお、都事業を活用したスマートフォン体験会につきましては、令和4年11月20日より東京都事業を活用しました定期的な相談会の実施を中野区役所において予定をしております。事業の認知度の向上と併せて参加者数の増加を見込んでいるものでございます。
区内団体と共催しているスマートフォン教室等は、これまでも毎年定期的に実施をしてきており、参加者も例年同様に多い状況でございます。
2、令和5年度の取組の検討状況についてでございます。区事業のタブレットの貸出しを伴う実践型講習会についてでございます。タブレットの貸出し及び実践的内容に対して、受講者からの評価も高かったため、令和5年度の事業を拡大する方向で検討してございます。上半期及び下半期にそれぞれ1グループ10名、各8グループずつ実施し、合計約160名の募集を行うことを検討しております。
なお、本事業につきましては、令和4年度から令和6年度まで、東京都子供・長寿・居場所包括補助事業補助金、こちらは補助率が10分の10、補助上限はありとなってございますが、こちらの交付が内定をしてございます。
(2)都事業を活用したスマートフォン体験会につきましては、中野区役所及び区民活動センターにて継続して実施するための調整を東京都と連携して行ってまいります。
(3)スマートフォン相談会についてでございます。区事業につきましては、令和4年度の参加実績や東京都事業と差別化できないことを踏まえまして、令和5年度は都事業との一本化を検討してございます。東京都事業につきましては継続して実施するための調整を東京都と連携して行ってまいります。区民活動センターを中心に開催していくとともに、11月より実施します事業成果も踏まえながら、中野区役所における定期的な相談会の開催についても引き続き調整をしてまいります。区内団体事業につきましては、シルバー人材センター及び専門学校東京テクニカルカレッジと調整を図りながら、令和5年度以降の継続的な実施に向けて調整を行ってまいります。
広報手段の充実についてでございます。なかの区報による広報が参加希望者に対して効果的であることから、東京都の事業開催決定の前倒しを要望するなどの調整を引き続き行ってまいります。また、なかの区報以外の広報については、これまでの区民活動センターへのポスター掲示などに加えまして、より人が多く集まります駅へのポスター掲示など、区報以外の広報手段の充実についても併せて検討を行ってまいります。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑ありますか。
日野委員
まず、区事業のタブレットの貸出しを伴う実践型講習会なんですけど、これは基本的にタブレットを貸し出すという方の割合が多かったと思うんですけど、58名受講されて、皆さん基本的にタブレットを貸し出して使われたということでよろしいんですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
すみません、ちょっと今手元に、全体で何名にお貸ししたかというところが数字としてはないんですが、基本的に希望者に対しては貸し出したという事業でございます。
日野委員
分かりました。前にも発言したかもしれないんですけど、講習会の中で、実際に区の申請手続とかいろいろ実用的なものを教えていくやり方だったり、そういった効果的なやり方をしていっていただきたいなということを言ったこともあったと思うんですが、例えば、今回生活応援事業としてPayPayのキャッシュバックなんかもあったわけですけども、そういった、私の周りにもPayPayを使いたいんだけど使い方が分からないというようなお声があったりとかもしたものですから、そういったような、今区が行っている事業に重ねて教えていったというような内容なんかもやられたのかなというのがちょっと気になったんですけども、そういった内容というのはどうだったんでしょうか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今年度の事業におきましてタブレットの講習会、こちらは6月28日から10月9日にかけて行ってございます。その中で、計3回各グループごとに講習を行ってございますが、3回目の講座の中でキャッシュレス決済の利用方法についてなども座学等で行っているものでございます。
日野委員
分かりました。あとは、東京都のほうの事業がなかなか区報の掲載とタイミングが合わなくて、ちょっとこの申込みが少なかった、参加の割合が少なかったということがあったと思うんですけども、今後広報の在り方として様々工夫されるということなんですが、例えば、今、地域団体の活動の発信強化として、試行的に「ためまっぷ」を使われてやっていると思うんですが、そういったことは今後この事業においても活用していったほういいのかなと思うんですが、その辺りはどのようにお考えですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今回、先ほど御紹介させていただきました東京都の子供・長寿・居場所包括補助事業補助金の申請に当たりまして、先ほど委員からお話のありました、ためまっぷというものを使っていくというものについても、連携した形の補助金の申請を行ってございます。そういったことからも、こちらの事業の中で想定をしております広報手段というところは積極的に活用をして来年度の事業展開の中にも取り込んでいきたいというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に7番、新庁舎におけるネットワークの整備方針についての報告を求めます。
白井総務部DX推進室情報システム課長
それでは、新庁舎におけますネットワークの整備方針等について御報告をさせていただきます(資料9)。なお、本件は、11月10日開催予定の情報政策等調査特別委員会においても報告を予定しております。
初めに、現庁舎のネットワーク環境の状況についてでございます。現庁舎では、職員用のネットワークとして、庁内情報用及び住民情報用のネットワークを有線にて整備しており、職員は基本的に自席に設置している据置き型のノートPCを操作して業務を行っております。また、現庁舎4階及び6階の一部では、新庁舎での働き方の検証用に庁内情報用の無線LAN環境を試験的に設置してございます。
2、新庁舎ネットワーク環境整備の方向性でございます。窓口スペースや会議室等にフリーWi-Fiのインターネット接続環境を整備いたします。本ネットワークは、中野区職員用ネットワークから完全に切り離されました別のネットワークといたします。
続きまして、職員の執務スペースや会議室等に必要なネットワークを整備いたします。庁内情報用ネットワークにつきましては、原則は無線LAN環境とし、無線LAN環境の障害発生時の備えや電話の音声品質確保のために有線LAN環境も併せて確保いたします。住民情報用ネットワークにつきましては、全て有線LAN環境といたします。
なお、本庁舎全体でのネットワークの最適化を図るため、議会フロアのネットワーク環境につきましても、一体的に設計・敷設を行います。
3、新庁舎に敷設するネットワークの案でございます。別紙に新庁舎におけます無線電波の受信範囲イメージ(案)をつけてございます。併せて御参照ください。
別紙図面の見方でございますが、別紙の1ページから3ページにかけまして、それぞれ1階、2階、8階の無線ネットワークの届く範囲を図示してございます。各ページ、同じ図面を左右に並べておりまして、左側の緑色で表している円が職員用の庁内情報ネットワークの無線の範囲、右側に紫色で表している円が主に来庁者用となるインターネット用の無線の範囲となります。なお、当該図面は、現在実施してございます新庁舎ネットワークの基本設計において検討中のものであり、今後変更となる可能性がございます。
インターネット用ネットワークにつきましては主に来庁者用を想定しており、各階の窓口スペースや会議室等、区民等の来庁者の利用が見込まれるエリアにおきましてインターネットを利用できるよう無線インターネット環境を構築する予定でございます。
なお、区議会フロアにつきましては、10階の議場、委員会室、議員室、応接室等に区議会用のインターネット環境を用意する予定でございます。基本的にネットワークは無線LANで敷設しますが、議場、委員会室、議員室等には有線LANを併設いたします。
次に、庁内情報用ネットワークについてですが、各階の執務スペース、会議室、打合せスペース、議会フロアの議場等におきまして、無線または有線LAN環境、もしくはその両方を構築いたします。
最後に、図面上には図示してございませんが、住民情報用ネットワークにつきましては、各階の執務スペース、会議室等について必要な有線LAN環境を構築いたします。
本紙のほうにお戻りください。
2ページ目でございます。4、新庁舎における外線電話統合環境整備の方向性についてでございます。
新庁舎に配備いたします庁内情報パソコンにインストールされましたMicrosoft Teamsアプリケーションと電話を統合し、場所にとらわれず電話ができる環境を整備し、庁内情報パソコンと電話を統合いたしますが、通信の安定性確保のため、一定程度の固定電話機も設置してまいります。
なお、職員の私物スマートフォンにMicrosoft Teams及びモバイル端末管理の仕組みを導入することで、職員同士の音声通話やビデオ通話を安全に利用できる環境についても整備をしてまいります。
5、新庁舎ネットワーク整備に向けたスケジュールの見直しについてでございます。世界的な半導体不足や物流の混乱の長期化により、新庁舎ネットワーク環境整備に必要なネットワーク通信機器の調達に当初想定よりも時間を要することが判明いたしてございます。検討段階におきましては、令和5年度には、おおよそ3年前の供給状況に戻ることを想定してございましたが、供給状況がいまだ回復しないことから、およそ3か月程度の前倒しを行う必要があるというものでございます。6のスケジュール(案)と併せて御確認ください。
具体的な見直しの内容としましては、令和5年度の当初予算にて実施する予定でございました新庁舎ネットワーク環境整備に係る構築委託の調達スケジュールの見直しを行い、令和4年度中に実施をするというものでございます。こちらについては、令和4年度から令和6年度にかけて実施する事業となることから、債務負担行為の新規の設定を要するため、次の定例会に補正予算として御提案をさせていただきたいと考えてございます。
6のスケジュール(案)でございます。現在はネットワークの基本設計を行っており、令和5年1月に新庁舎ネットワーク構築委託及び機器の調達に係る入札の実施を予定しており、令和5年2月から3月にかけて、新庁舎ネットワーク構築委託及び機器調達の契約を予定してございます。以後は、令和6年5月に予定しております新庁舎の開庁に向けて事業を実施していくものでございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
中村委員
御報告ありがとうございます。1点だけ、5番のところで新庁舎ネットワーク整備に向けたスケジュールの見直しということで、今3か月前倒ししてということでおっしゃられていたんですけれども、当初想定よりも時間を要することが判明したというふうにあるんですけれども、その判明したのはいつだったんでしょうか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今年度新庁舎のネットワーク構築に係ります基本設計を実施しておりまして、これらのほうで、令和5年度当初予算編成の中でこちらのほうが判明したということでございます。
中村委員
今年度、ネットワーク構築に係る基本設計をやっていて、基本設計が出来上がってきて、想定よりもスケジュールがかかるということが判明した。それはいつなんですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
具体的な時期としましては、今年度の10月頃になってございます。
中村委員
ここで判明して、本来、もともとの予定だと調達までにそんなに時間を要するということにはならない予定だったから、来年度予算、当初予算のところで見ていれば大丈夫というふうに考えていたけれども、この基本設計をやってみてそれが判明したからこういうスケジュールの見直しをするという理解でいいですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今回こちらの委託の中で調達します機器の納品については、おおよそ3か月程度でできるものというふうに見込んでございました。これはその段階で事前に事業者のほうにも、いわゆる半導体の供給が正常に戻った段階においては、それぐらいの期間で可能であるというところも調査までは行ってございました。一方で、今回基本設計が終わりまして、調達する機器のほぼ概要が出そろった段階で改めて事業者のほうに確認を取ったところ、半導体の供給のほうがまだ追いついておらず、これらの期間が当初想定をしてございました3か月では難しいという回答が複数の事業者からあったものでございます。
高橋委員
報告ありがとうございました。ちょっと今のところで一つだけ確認ですけども、いわゆる半導体不足とか物流の問題で納入時期の段取り的な話で早めに進めていくということであって、基本設計の庁内ネットワークのスペックとかをより新しいものに対応するとか、あるいは設計で不備があって、これだとこの間の報告でもあったような新しいシステムに対応できないので設計し直すとか、そういう中身の変更は一切ないというところでよろしいですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今回は、機器の調達に係る部分に期間を多く取る必要があるということで、スケジュールを前倒ししたいというふうに検討しているものでございまして、検討の内容の見直し等は行ってございません。
高橋委員
それともう一つ、ちょっと私が認識不足なのか、申し訳ないんですけど、議会のほうのネットワークなんですけど、先ほど、区議会フロアは10階の議場、委員会室云々というところで、区議会用のインターネット環境を用意するという話がありましたけども、例えば委員会室とかで、いわゆる区民の方を交えての打合せとかあった場合の、例えば外部から来た区民の方が利用できるインターネット環境というのは、それはどういうふうに考えているんでしょうか。ちょっと確認ですけれども。(「休憩を」と呼ぶ者あり)
委員長
委員会を休憩します。
(午後2時07分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時08分)
白井総務部DX推進室情報システム課長
区民の方が使える環境としてネットワークを整備する方向で現在準備をしてございます。
平山委員
すみません、ちょっと思い出せなくて。前回の定例会か何かで、新庁舎のシステムに関することで何かが遅れますよということで補正予算ってなかったでしたっけ。補正予算はないのかな。報告か何かなかったでしたっけ。すみません。私も記憶が曖昧で。
白井総務部DX推進室情報システム課長
第3回定例会におきましては、二つの補正予算のほう、一つの案件の中で2種類の補正予算を提案させていただいております。一つ目が、Microsoft365の構築に当たって、Microsoft365の環境構築そのものと、あと電話の構築を2本の契約に分けて行う想定をしてございましたが、こちらを1本の契約で調達をしたいということで、債務負担行為の設定をし直したものが1件ございます。また、端末のほうを200台試験用に先行調達させていただきたいということで、その補正の予算のほうを第3回定例会において提案をさせていただいてございます。
平山委員
なるほど、分かりました。それで、いや、いや、こういういろんな世の中の事情があって調達が遅れたりというときに、これまで大体延びますという話は多かったんですけど、前倒しをしますというのがあまり例がなくて、これは前倒しをすれば大丈夫という、それはヒアリングかなんかでそういう話にはなっているんですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今回につきましては規模も大きな構築になってございますので、予算編成に当たっては事前に3社程度と協議をさせていただいておりますが、今回、下見積りの段階におきましては、区側が提示しております機器のスペックの調達であれば、およそ6か月程度あれば納品ができるであろうという回答を複数社から得ておりますので、今回御提案させていただいたスケジュールでできれば間に合うものというふうに認識をしてございます。
平山委員
それで、ただ、しかしながら少しゆとりは持っている。要は、開所日に合わせましょうということじゃないですか。開所日を遅らせることはしないで、開所日に間に合わせましょうということじゃないですか。とはいっても、リスクがゼロなわけではないですよね。6か月が7か月になる、8か月になるということもやっぱりある程度想定はしておかなきゃいけない。それぐらいの余裕は持っているというふうに思っていいですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
複数の事業者から提案のございました納期につきましては、およそ6か月程度を要するというふうに回答を得てございます。今回スケジュールどおりに契約締結に至れれば、およそ7か月から8か月の時間がございますので、そこの中でリスク等も取ってまいりたいというふうに考えております。
平山委員
これは、入札の形態とかはあまり聞いちゃいけないのか。要するに、不調になったらどうする、入札が。そうすると、それだけで一月か二月延びますよね。そういうリスクは考えていないんですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
不調になるというところは想定をしなければいけないというふうに考えてございます。スケジュールのほうにも表してございますが、補正予算の提案後、議決をいただけた場合にはという前提になりますが、来年令和5年1月早々に入札行為をいたしたいというふうに考えてございます。また、こちら2,000万円以上の動産の購入を伴うものですから、契約の締結に当たりましては議決を要するものというふうに認識をしてございます。契約の所管課との調整もございますが、不調になった場合でも、もう一度トライするような形には、機器の調達の範囲等を見直した調達はできるような形でやるしかないというふうに考えてございます。
平山委員
いや、何でかというと、さっきも言ったように、ちょっと調達が難しいから全体のスケジュールを遅らせましょうというのはまちづくりとかでもよくあるんですよね。だけど、この5月7日を断じて死守をしようということだと思うんですけど、それは難しい側面もありますよね。無茶をしちゃって高く買いたたかれるというリスクもあるし、そういったところは非常に気をつけていただきたいなと思っているのと、もう一つは、ちょっとびっくりしていまして、新庁舎に関わる諸々のことで、これだけでも恐らくかなりの額であろうと思うんです。いつも言っているように、全体像をきちんと示していただかないとと言っている中で、これだけ当初予算に先駆けて先に補正をやりますよというのは、そこはうーんと思うところがあるわけなんですよ。だから、全体を早く示してくれとずっと申し上げているんですけど、ここでこれぐらいのお金がかかりますよ。あら、結構かかるんですねというので、次にもこれぐらいのというのが当初予算で来たときに、全体の予算のバランスってあるわけじゃないですか。だから、せめて御提案をいただく段階で他のものも含めた現状の区役所の建設費用以外に係る部分というものは、もうさすがに御提示をいただくということはできないんですか。
滝瀬DX推進室長
委員御案内の新庁舎に係る全体の事業費ということでございまして、第4回定例会の当委員会でお示しできるような形で今調整をさせていただいているところでございます。
平山委員
でも、先議ですか。先議じゃない。先議はさっき別の話ですか。先議はお給料の話だ。だから、それは、第4回定例会の総務委員会で示していただいて、議案もそこにのっかっているから、それを見ながら審査ができる、こういうふうに思っていていいですね。
滝瀬DX推進室長
委員御案内のとおりでございます。
日野委員
すみません、ちょっと細かいところなんですけど、アクセスポイントのイメージが出ているんですが、これはあくまでもイメージだと思うんですけど、この一つのアクセスポイントで大体どれぐらいの接続数があるのかなというのがちょっと気になって、今回座席に一定数で等間隔でというふうにも見えるんですけど、フリーアドレスだったり、いろんなところが会議スペースになったりとか、そういう話もあるので、その辺というのはちゃんと考えていらっしゃるかとは思うんですけど、そういったところのバランスだったりというのを考えて、どうなのかなと思ったんですね。その辺いかがですか。
白井総務部DX推進室情報システム課長
今、委員御指摘のとおり、こちらの無線LANアクセスポイントにつきましては、100台以上の同時アクセスが可能なものを機器としては想定してございます。ただ、場所によりましても、例えば壁の問題であったりとか、そういったものがございますので、そこは適宜必要な機器を配置していくということで、現在基本設計を行っているものでございます。
日野委員
じゃあ、これはあくまでもイメージで、ここからまたさらに詳細なものは今後出てきてということですよね。分かりました。結構です。
委員長
他に質疑ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に8番、新庁舎における窓口サービスの検討状況についての報告を求めます。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
それでは、新庁舎における窓口サービスの検討状況について報告させていただきます(資料10)。本件につきましては、閉会中の区民委員会と情報政策等調査特別委員会でも報告する予定でございます。
初めに1番の窓口における書く負担の軽減についてでございます。
まず(1)の現状でございますが、区への申請手続は電子申請等の拡充により来庁することなくできる手続が増える一方で、窓口で手続を行う場合には、申請書類に氏名、性別、住所、生年月日の4情報を記載し、各窓口において書く状況となってございます。
続きまして(2)の新庁舎で目指す姿でございますが、新庁舎では4情報を記載することなく申請書を作成することが可能である状態を目指します。
次に(3)の検討の方向性でございますが、国全体の動きでございます。引越しワンストップサービスの実施、令和6年度の新庁舎移転、それから令和7年度までに対応する自治体情報システム標準化を見据え、段階的に取組を進めてまいります。
次に(4)でございますが、(仮称)申請書自動交付機の導入を検討しており、マイナンバーカード等を読み取ることや、WEBフォーム等で事前入力することで、4情報等を申請書に印刷して出力することを検討してございます。
続きまして(5)でございますが、新庁舎移転後に円滑に実施できるよう自動交付機を現庁舎1階の戸籍住民課の窓口に先行導入することを検討してございます。
続きまして2番の収納機能の向上についてでございます。
まず(1)の現状でございますが、現庁舎の窓口では、税金、保険料、手数料などを各窓口で主に現金により収納している状況がございます。また、戸籍住民課の窓口は交通系電子マネーによる決済に対応しているものの、クレジットカードや二次元コードなどによる決済は実施していない状況でございます。
次に(2)の新庁舎で目指す姿でございますが、新庁舎では各種収納におきまして、現金のほか、キャッシュレス決済により支払うことができることなどを検討してございます。
次に(3)の検討の方向性でございますが、新庁舎2階の戸籍住民課の窓口におきまして、セルフレジを導入することを検討するとともに、それ以外の窓口についてもセルフレジを導入することを検討してございます。
(4)のとおりセルフレジを現庁舎に先行して導入を検討してございます。
続きまして3の全庁共通発券機の導入及び全庁共通フロアマネージャーの配置についてでございます。
(1)の課題・検討の方向性でございますが、新庁舎において来庁者をスムーズに案内できるよう、全庁共通発券機を導入するとともに、全庁共通フロアマネージャーを配置することとしてございます。
次に(2)の基本的な考え方でございますが、全庁共通発券機は各フロアに導入することとし、関連する窓口に来庁者を案内することができる連携機能を備えた機器を配置いたします。また、全庁共通フロアマネージャーは新庁舎1階の総合案内と連携し、発券機を用いて来庁者の要件に応じた手続・相談先の窓口を案内することとしてございます。
最後になりますが、(3)の新庁舎における配置の想定でございますが、別紙のとおりとなりますので、こちらの内容につきまして御確認、お読み取りをお願いいたします。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
中村委員
御報告ありがとうございます。この報告については、今後区民委員会とか情報政策等調査特別委員会でも報告されるということで、多分多岐にわたる、新庁舎担当だけではないところにも質問が及ぶことになると思うので、具体的な内容は特に区民部とかで検討されているのかなというふうに思いますので、全体的な方針、方向性について確認をさせていただければと思います。
一つ目として、窓口における書く負担が軽減できる仕組みについてというところなんですけれども、やっぱりできるだけ幅広い手続で対応できるように調整を行っていただきたいというふうに思っているんですけれども、現状、その検討状況というのはどういうふうになっているのか、まず確認をさせていただければと思います。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
新庁舎移転を契機としまして、区民サービスのさらなる向上を図るため、新庁舎の2階、3階フロアに入ります戸籍、保険医療、税や子育て支援、介護保険、障害福祉などの手続を中心に、こちらの申請書を課内で処理できる手続の検討を行ってございます。今後ですけども、引き続き区民部など関係部と調整していくことで、区民にとって利便性の高い内容が導入できるように検討のほうを進めてまいります。
中村委員
ぜひ中途半端にならないようにというか、やっぱり全部の、できるだけ多くというか、理想は全てですよね。全てのところで書く負担を軽減できるような仕組みというところが必要なのかなというふうに思っていますので、連携をしっかりしていただいて進めていただきたいなというふうに思います。
それから、2点目の収納機能の向上のところなんですけれども、近い将来、給与もキャッシュレスだったりとか電子マネーでというような時代も来るというふうにも言われている中で、収納機能についても同様に多様な支払いができるような検討を進めていく必要があるのかなと思っておりますけれども、現在どのような認識でいらっしゃるのか。そこら辺の確認をさせてください。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
委員御案内のとおり、今後一層こちらのキャッシュレスによる支払い手法の拡充というものが進んでくるというふうに考えてございまして、新庁舎でも収納についてはクレジットカードや電子マネー、交通系の電子マネーなどのキャッシュレスで対応できる内容の拡充をしていく考えでございます。今後もこちらにつきましても関係部署と確認しながら、支払い方法を拡充する検討を進めまして、利便性の向上に努めてまいります。
中村委員
ごめんなさい、確認なんですけど、現状はそれぞれのところで検討しているんですか。それとも全体的にキャッシュレスというところで、新庁舎担当さんなのか誰かが統括をしてキャッシュレス決済とか収納の在り方についてというのは、誰かしらキーとなる方が差配しているという状況なのか。それともそれぞれの部署で検討している状況なのか。そこら辺を確認させていただいてもいいですか。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
こちらの窓口で一番件数等が多いのは区民部になりますので、主に区民部のほうと新区役所整備課のほうを中心に検討のほうをしてございます。
中村委員
恐らく一番多いのは区民部というのはよく分かっているんですけど、とはいえ、ほかの部署でもあると思うんですよね、収納のところは。なので、ぜひそこが置き去りにならないようにしていただきたいのと区民部のところでもしっかり進めていただけるように調整をしていただきたいなというふうに思いますけども、いかがですか。
滝瀬DX推進室長
答弁しましたように、区民部さんのケースが一番多いんですが、例えば他の収納も全庁的にはございますので、その辺は他部との連携を、新庁舎というところの視点も踏まえながら、全庁的なサービス向上といった観点で調整を進めていきたいと考えます。
平山委員
この受付の件で、本当は所管がちょっと違うんで、特別委員会か何かになるのかもしれないんですけど、この件も情報政策等調査特別委員会と区民委員会とおっしゃっていたんで。要は、今2階に直接区民の方にお越しをいただくというのが困難になりつつある状況にありますよね。まず、そのことは認識をされていますか。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
新庁舎に将来的につながるデッキにつきましても別の部署で検討しているというふうに聞いてございます。
平山委員
御担当は違うし、まだ全然、100%どちらかに決まったというわけではないんですけど、かなり困難な状況になってきていると思うんですよ。とはいえ、再来年度に開庁されるわけでしょう。あと1年半後に。それで、当面の間と思っていたものが、当面の間よりもかなり長いこと、いや、本当は、駅からのルートとかいろんなことを考えなきゃいけないんだけど、それは御担当の仕事ではないんで、1階に入っていらっしゃって、そこが起点となって、庁舎を区民の方が御利用される。それも、これから先、開庁以降かなりの期間にわたってということも、そろそろきちんと想定をした上でいろんなことを考えないと、いや、いや、それは中野駅周辺まちづくり担当の仕事ですからなんて言っているのも、もうちょっとしんどくなってきているのかなというふうには思っているんですよ。そういう議論というのはあるんですか。要は、2階から行ってワンストップというものにたどり着くのが、非常に先の将来になるかもしれない可能性も出てきているわけですよね。ただ、他方で、区民にとっては利便性という問題がありますから、であるならば、何か代替策があるのかとか、デッキの接続の話じゃないですよ。その中で利用される。変な話、エスカレーターは物すごい電気代を食いますよね。これをずっとずっと恒常的に利用していくということになる。1階からアクセスするということはそういうことですから。となると、コストだってかなりかさんでくるわけなんですよ。とか、災害時の対応だって考えていかなきゃいけないわけです。1階からしか、当面の間というのが、ちょっと長い先、将来まで区民の方の脱出経路がない場合どうするかということも考えていかなきゃいけないし、いろんな課題があると思うんですけど、少なくとも、一度1階を通って2階に上がっていらっしゃって、あるいは3階まで行かれて受付をされるというのが、これがベーシックな形になる可能性が出てきているわけじゃないですか。そういう議論というのはなされているんですか。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
新庁舎の開設時にはデッキは2階につながる想定で準備のほうは進めてございます。ただいま平山委員からいただきましたように、デッキがつながらない時期につきましても、防災の観点や区民の動線の観点からしっかり検討のほうをしてまいります。
平山委員
新庁舎の開設時にはデッキが2階につながる想定でと今お答えになったんですか。もう1回答えてください。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
失礼しました。新庁舎の開設時には2階のデッキはつながらないという想定で検討のほうはしてございました。
平山委員
いや、それはそうで、だけど、そこから先は当面の間ということだったわけじゃないですか。だけども、なかなかまちづくりのほうも、まちづくりですから、相手があることだし、想定よりも長くなることもあり得るし、想定と違った形になることもあり得るわけじゃないですか。というときの、そもそも想定していたワンストップという考え方よりもちょっと変わってくるわけですよね、そうなると、先々は。そういう想定をされてらっしゃるのかなという……。ちょっと分かりづらいですね。思ったんです。いや、もう本当にしばらくの間は1階ベースでと物事を考えなきゃいけない。そういうシミュレーションも必要だと言っているんです。それはそれで大丈夫なんですか。
中村総務部DX推進室新区役所整備課長
将来的に2階にデッキがつながるという検討もしてございましたけども、2階にデッキがつながらない期間につきましては、区民の動線等についても検討のほうはしてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
白井総務部DX推進室情報システム課長
すみません。私の先ほどタブレットの貸出しを伴う講習会等の取組の検討状況についての報告で、日野委員からいただきました質問につきまして、1点答弁修正をさせてください。
先ほど日野委員の質問にありましたタブレットの貸出しを伴う実践型講習会について、タブレットは全員に貸し出したのかという御質疑に対しまして、私のほうが希望者に対して貸出しを行ったというふうに答弁を行いましたが、こちらについて、タブレットの端末は全員に貸出しを行ってございます。希望者のみに端末の貸出しを行いましたのは、東京都の事業におけますスマートフォン体験会につきましては希望者に対しての貸出しということで、すみません、答弁のほうを修正させてください。
委員長
答弁訂正については、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
次に9番、その他で報告はありますか。
浅川総務部総務課長
私から、2022なかの東北応援まつりの開催結果につきまして、口頭をもって御報告させていただきます。
この祭りの開催につきましては、第3回定例会の当委員会で報告したところでございますけれども、10月29日(土曜日)、30日(日曜日)の2日間、区役所1階をはじめ、中野サンプラザ広場、中野駅北口バスロータリー、中野四季の森公園などの会場において、新たな名称とコンセプトの下、これまでで最多の区民団体等の出店や出演、さらに、協力企業の社員の方がねぶた引きに加勢していただくなど、多くの方々の協力の広がりを得て実施したものでございます。
両日とも幸いとてもよい天気に恵まれ、暖かな日差しの中、多数の方々に来場いただき、3年ぶりとなるねぶたの運行とパレードやサンプラザステージの演目等を楽しまれていました。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありますか。
委員会を休憩します。
(午後2時32分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時33分)
質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後2時33分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時33分)
休憩中に御確認いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日予定した日程は全て終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の総務委員会を散会します。
(午後2時34分)