平成24年08月03日中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会 平成24年08月03日中野駅周辺地区等整備特別委員会 中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成24年8月3日〕

中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録

○開会日 平成24年8月3日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午前11時30分

○閉会  午後6時38分

○出席委員(14名)
 白井 ひでふみ委員長
 金子 洋副委員長
 いでい 良輔委員
 平山 英明委員
 森 たかゆき委員
 いながき じゅん子委員
 小宮山 たかし委員
 伊東 しんじ委員
 佐野 れいじ委員
 北原 ともあき委員
 小林 秀明委員
 大内 しんご委員
 むとう 有子委員
 かせ 次郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 経営室長 川崎 亨
 経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
 都市政策推進室長 長田 久雄
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当)、
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 都市基盤部長 尾﨑 孝
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 江口 誠人

○委員長署名


審査日程
○議題
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について
 中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについて
○所管事項の報告
 1 中野区ICT・コンテンツ産業振興協議会の設置について(産業・都市振興担当)
 2 中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングの実施について(中野駅周辺まちづくり担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会いたします。

(午前11時30分)

 本日の委員会における審査日程について協議したいので、委員会を暫時休憩いたします。

(午前11時30分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午前11時30分)

 本日の審査日程ですが、この後休憩をして青梅市役所新庁舎の視察を行い、戻った後に再開をして、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿い、所管事項の報告以下を行いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 それでは、議事に入ります。
 区役所・サンプラザ地区一体的整備について、中野駅周辺地区整備及び区内交通結節点周辺のまちづくりについてを議題に供します。
 視察を行うため、委員会を休憩いたします。

(午前11時31分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後4時56分)

 所管事項の報告を受けます。
 1番、中野区ICT・コンテンツ産業振興協議会の設置についての報告を求めます。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 それでは、中野区ICT・コンテンツ産業振興協議会の設置につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。(資料2)
 本件につきましては、この間の6月の閉会中の本委員会のほうでも御報告をさせていただきました、ICT・コンテンツ産業振興の考え方でお示しをさせていただきましたところの産業振興協議会、これを設置いたしましたので、御報告させていただくものでございます。
 なお、所管でございます建設委員会につきましても、先般、御報告をさせていただいたところでございます。
 まず、目的でございます。このICT・コンテンツ関連産業の振興、また、ICT・コンテンツを活用した産業振興につきまして、産学公が連携をいたしまして取り組んでいくために、さまざま御意見等をいただいていこうというようなものでございます。
 具体的に構成団体が決まりましたので、2番のほうに記載してございます。座長としては、学識経験者をお招きすることになってございましたが、中央大学総合政策学部の教授でいらっしゃいます細野様にお願いすることとしてございます。こちらの先生は、産業振興論あるいは公共政策論、それから都市政策論、コミュニティ政策論、こういったことが御専門でございまして、横須賀、多摩等におきましてもフィールドワーク等で造詣が深いということで、適任と考えてございます。以下、具体的に区内商工団体の横断的な組織、それから関連する横断的な組織等から、代表等によりまして委員を選出いただいているところでございます。なお、大学等につきましては、そこに記載の各御担当から委員を選出いただくという形で、構成員になっていただいているものでございます。
 3番、主な協議事項でございますけれども、ICT・コンテンツ関連産業の振興策といったこと、それから、このようなICT・コンテンツを活用した区内経済全体の活性化策、また、こうしたことに向けましての産学公連携のあり方等について協議をしていくというふうに考えてございます。
 スケジュールでございますが、8月22日に開くということで、今調整をしているところでございます。
 簡単ではございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
大内委員
 この目的が3行書いてあるんだけど、ちょっとよくわからないので、もうちょっと詳しく教えてください。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 10か年計画等でも、このICT・コンテンツを活用しての産業振興、これを区内経済の活性化の牽引役にしていくというようなことで進めてきているところでございます。こういった具体的な区の方向性、政策等につきまして、関係業界、商工団体等々の方々と方向性を共有したり、あるいはその施策について御意見をいただいたり、また、それぞれの団体の方々が一定の共有をした上で、それぞれの取り組みを進めていっていただくといったようなことについて、御議論、協議、意見交換をしていく、そういった場というふうに位置付けるものでございます。
大内委員
 言っていることは何となくわかるような、わからないようななんだけど、要は、大学とかが入ることによって、具体的にどういうことになるのか。例えばこういったことが生まれるだとか、例えばこういう団体が集まるとこういうことが生まれるだとか、具体的に何か、仮にでいいんですけれども、教えてくれますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 大学等に参加をいただいているねらいでございますけれども、そこに産学公が連携してというふうに簡単に記載してございますが、区内の産業振興において、大学等が持っています知的財産といいましょうか、学部等でお持ちの専門的な知識等、こういったものにつきまして、区内の産業発展にどのように生かしていけるのか、こういった観点で御議論いただけるのではないか、そんなようなことを期待してございます。また、区内の産業の状況等につきましても、関係する商工団体等から御発言をいただきながら、区の政策あるいは各業界においてどのような取り組みをしていけばいいのか、お互いに共有をしていく、そういったことを期待していきたいというふうに思ってございます。
大内委員
 そうなると、大学と書いてあるけど、大学のどういった人が来るんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 現在、ちょうど進出予定で開設中ということでございまして、それぞれ窓口担当が違ってきてございます。社会連携等を担当していただくところでの一定の責任者の方々、あるいはキャンパスの開設予定の責任者の方といったような方に大学のほうから御推薦をいただいているところでございます。
大内委員
 それは大学側が出すことですから、別にあれですけれども、大学を開設する準備の方がICT・コンテンツに関係あるんですか。知識があるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 今般、御説明をさせていただいて、でき得る限りこういったことに関係する部署等について御配慮いただくというふうに伺っているところでございます。ただ、当面、全般的な話、ICT・コンテンツに限らず産業振興全般について語り合って、協議等をしていきますので、まずこのキャンパス等の全体の担当が窓口という形で、委員を出していただいたというような経緯がございます。ただ、今後、話の中身、テーマによりましては、その後、委員をかえていただくというようなことも可能ということで、お話をさせていただいたところでございます。
大内委員
 委員長、ちょっと休憩にしてもらえますか。
委員長
 休憩します。

(午後5時02分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後5時08分)

 他に質疑はございませんか。
平山委員
 まず、座長の細野先生なんですけれども、先ほど御報告いただいて、横須賀、多摩の云々というお話をいただいたときに、ちょっとよく聞き取れなかったので、もう一度、この細野先生のこれまでやられてきた実績のようなものを教えていただいていいですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 座長にお招きしました細野先生でございますけれども、現在、中央大学の総合政策学部の教授でございます。また、大学院の公共政策研究科のほうも務めていらっしゃいます。これまでの実績等にかかわりましては、例えば日本公共政策学会の会長をお務めいただいたり、あるいは日本商業学会、日本経済政策学会等々、そういった学術研究等に携わっていただいている経験がございます。
 それから、具体的なところで申し上げますと、例えば立川市などにおきまして、中心商業等活性化、こういった基本構想の策定等の委員長をやられている、あるいはTMO研究協議会などの議長を務められていらっしゃる。また、国の関係でいきますと、経産省などの地域振興構想研究会等、あるいは大蔵省の財政制度審議会委員等々を経験されているというようなところでございます。
 多摩の関係で申し上げますと、多摩ニュータウン学会でございますとか、あるいは少し学術・文化・産業ネットワークといったような社団法人がございますけれども、そういったところの理事等を務められていると、そのような実績がございます。
平山委員
 今回は、先ほどから、産業振興なんですけれども、ICT・コンテンツを活用した産業振興ですよというお話をされながら、タイトルもICT・コンテンツ産業振興協議会という形になっているわけですよね。お聞きをすると、公共政策等々についてはご専門でいらっしゃるんですけれども、このICT・コンテンツの活用ということについても、かなり造詣は深くいらっしゃるんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 滋賀県のほうで、そういったICT・コンテンツを活用した産学公連携、こういったことについても御経験をお持ちというようなことも聞いてございます。ICT・コンテンツに限定していなくて、ICT・コンテンツの活用という観点から、どういった産業と、それを活用していけるのか、全般の振興を図っていけるのかという観点で、やはり御専門的なアドバイスをいただきたいというふうな考えから、必ずしもICT・コンテンツのみの特化した御専門ではないところでございますけれども、御経験もお持ちということで、この方を選ばせていただいたということでございます。
平山委員
 前回の報告のときに、この協議会の設置についての御報告がありましたよね。それは、先ほどもおっしゃっていましたけれども、いわゆるあそこの新しいビルの産業振興拠点、この活用についても検討していかなければいけないと。これは結構喫緊の課題ですよね。だけど、先ほど休憩中にも他の委員から質問がありましたけれども、ものすごく、ちょっと大きく広がり過ぎているのかなという気がしていて。産業振興拠点の活用について、8月から協議会を開催していかれて──だって、産業振興拠点は、早いところ、がちっとした形になっていくことが望ましいかなと思っているんですけれども、細野先生自体も大変、ICT・コンテンツはもちろんとしながらも、公共政策について多彩な実績をお持ちだということで、先ほどの大学のかかわり等々もありましたけれども、その肝心の産業振興拠点のあり方、あるいはそこの活用方法についての議論というのは、この8月からで、一定の決着をこの協議会のメンバーで見ることができそうなんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 前回もその考え方を御報告させていただいたときにも、少し関連した御答弁をさせていただいたかもしれませんけれども、区のほうといたしましても、この構成団体になっていただくような方々や、御専門の先生のアドバイスを受けながら具体的なたたき台等の資料をつくって、この協議会にお示しをして意見交換をさせていただくというふうに進めてまいる予定でございます。できるだけおくれがないようにしっかりと進めてまいるよう、準備をしていくというふうに考えているところでございます。
平山委員
 もう時間があれなので、あと一つ、大学のことだけ。先ほど大内委員からも質問がありましたけれども、産学公連携といろいろなところでうたわれてきて、やっと大学が来年度オープンするという形になっているんですけれども、これは、今各大学にアプローチをされていて、ここに来る学部だけじゃなくて大学全体として、この中野の産業振興についてさまざまな協力をしてくださりそうな形になっているんですか。それとも、あくまでも進出してくる学部を中心としてという話になっているんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 まだそこまで具体的なお話は、大学との間では進んでございません。ただ、我々のほうといたしましては、せっかく進出いただく学部、この特色を生かしたような連携、これは当然探っていきたいというふうに思ってございます。また、大学と産業界の連携においても、産業界のほうからどういったような要望といいますか、希望があるのか。これも把握しながら、その連携の範囲というのはつくってまいりたいというふうに思っております。
平山委員
 最後にしますけれども、遅いんじゃないかなと思うんですよ、すごく。まだそういったことも決まっていないと。何でこういうことを言っているかというと、ほかの分野でも、この中野区に新たな知的財産の拠点が来るわけですよね。この活用についてはいろいろなことが考えられるということで、ほかの分野についても、さまざまこの大学とのネットワークを早くつくって、話し合いのテーブルを持ってということを申し上げてきたつもりなんですけれども、今、肝心のその窓口になっているところは、大学に関してはそちらなんですよね。違うんですか。(「そうです」と呼ぶ者あり)ですよね。だから、とにかく大学とのパイプをしっかりと早くつくっていただかないと、中野のまちもいろいろでき上がってきて、新たな施策を考えていく中にあって、大学とのあり方をどうしていくのかというのは非常に大事なことだと思うんです。そう考えていくと、まだ現時点で、やっと何となく向こうの担当者が見えてきましたみたいなふうにしか聞こえないような御答弁を今の段階でいただいていると、非常に遅いんじゃないかなというふうに感じておりまして、もちろん先ほど他の委員からあったような、ほかにも中野に既にある大学、短大、専門学校等もありますから、そういったところも視野に入れてなんですけれども、特にこの駅周辺に新しく三つ来るわけですから、こことのパイプをもっともっと早くしっかりつくり上げていかないと、ちょっと遅きに失しているんじゃないかなという気がしているんですが。頑張っていただきたいなと思って、期待も込めて伺いますけれども、いかがでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 できるだけ円滑に、迅速に進めたいとは思ってございます。ようやくこういった産学公連携を図って──ICT・コンテンツが一つの切り口というような場ではございますが、産学公連携を組織的に対応して検討していく場がこれでできると。これを足がかりにして、相手先様のほうからも御担当なり専門の部署なり、順次つながりを持っていきたいというふうに思ってございます。
伊東委員
 1点だけお聞きします。ここに中野区が入ってくる。それで、今までICT・コンテンツ産業振興ということを前面に出して区が取り組んでまいりますと言ってきたわけですけれども、今後、こうした協議体が、成果が実りつつある場合ももしかしてあるかもしれない。そういったときに、一定の社会実験みたいなことを中野においてしてみようかというような場合もあるかもしれない。そうしたときに、中野区はどういうスタンスでこのICT・コンテンツ産業振興に取り組んでいくのかがまだ見えてきていない。要するに、こうしたICT・コンテンツを活用しての産業振興、あるいはICT・コンテンツ産業振興自体に、環境整備に中野区は汗を流すのか、ではなく、社会実験等によって派生する財源等もしっかり予算を組んで取り組んでいくつもりなのか。その辺がまだ見えてこない。要するに、中野区は、お膳立てはするけれど、このままで行ったら、お膳立てはするけれど、あとは民間で考えてくださいというふうに、産学公連携ではなくて、公は事務局みたいな立場で終始してしまうのか。その辺をどう考えているのかお聞きします。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 この点につきましては、非常に区のほうもどのような立場、関与を持つかという点は、重要だというふうに考えてございます。今回、この産業振興協議会は、行政もメンバーとして入って、産業界、それから教育界といったようなところ、それから金融界にも入っていただいて、ICT・コンテンツを活用した産業振興全般について、方向性を見ていくようにしたいと思ってございます。これを踏まえて、今、委員からございました産業振興拠点と――これについては民間活力で、民間事業者にその目的や機能を発揮してもらおうというスキームで、この間もお示しさせていただいたところでございますが、基本的に民間レベルでやっていただくべき新たな仕事を事業拡大していくとか、新しい事業を起こしていくといった部分は民間ベースで、民間さんにやっていただくべきものというふうに考えてございます。
 現時点では、具体的なことは申し上げにくい状況ではございますが、区の公的あるいは公共公益的な課題、これを推進するに当たって必要なことについては、当然、行政として担うべきところ、財政負担もして担うべきところがあるというふうに思ってございます。こういったものを見きわめて、今後、具体的な施策等あるいは予算等でお示しをしていきたいというふうに思ってございます。
伊東委員
 ここに書かれているのは、あくまでもICT・コンテンツ関連産業の振興だけではなく、ICT・コンテンツを活用した産業振興、要するに、これら技術等によって区内産業を活性化していくということですから、重要な政策と位置付けるべきだと思うんです。ですから、その辺はしっかりと腰を据えて方向性を決めていっていただきたい。これは要望にしておきます。
むとう委員
 ちょっとよくわからなかったんですけれども。これは年度内というような、さっき御説明があったかなと思うんですが、この協議会は設立されてずっとなんですか、年度内で終わるんですか。いつまでなんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 具体的に年度内までという期限は決めてございません。先ほど申し上げた年度内というのは、具体的な協議事項の当面の協議事項とさせていただいた、先ほども御質問が別にございました産業振興拠点、これの開設が今年度末、来年度当初と考えてございますので、そういった意味での期限をお話ししたものでございます。
むとう委員
 これは、その後もずっと続いていく協議会というふうに思っていいんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 はい。これとは別に、産業振興に係りましてのビジョン等について、今現在検討しているところでございますが、その中で、ICT・コンテンツは一つの重要な領域というふうに位置付けてございます。
 また一方で、区のほうでさまざま、どのような特徴づけをして区内産業を図っていくのかということも考えているところでございまして、いずれ産業振興全般についての場というものが必要になるだろうというようなことも検討中でございます。そちらとの検討の状況によりましては、このICT・コンテンツに限らないものということも、一つ考える必要があるかというふうに思っているところでございます。
むとう委員
 この構成団体の皆様には、それぞれ意見交換の場に来ていただくために、当然、謝礼というのは伴うものですよね。これは予算としてはどれぐらい考えているものなんですか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 区内の要綱で決まってございます、その基準で対応したいと思っております。
むとう委員
 一応、具体的な金額をお尋ねいたします。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 学識経験者で1回当たり2万2,000円──ちょっと手元にございませんけれども、1回当たり2万2,000円といったような基準になってございます。その他の委員――地域の方々等につきましては、1回5,000円というのが基準になっております。
委員長
 合っていますか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 すみません、ちょっと確認をさせていただきます。5,000円か3,000円でございますが、確認させていただきます。
むとう委員
 わからないというのは不思議なんですけれども、すぐお答えしていただけることかと思っていたものですから。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 ちょっと、私が今、記憶を一瞬確認できなくてお答えできませんので、申しわけございません。お待ちください。
むとう委員
 これは協議会ということなんだけれども、これは何か傍聴はできるとか、そういうたぐいの協議会ではないのかしら。あと、議事録があって閲覧できるとか、会議録とか、この協議会で出された意見というものが多くの区民の知る──議員も含めて知ることができるんでしょうか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 まず、こういった具体的な会議におきまして、進捗等につきましては、適宜必要に応じて議会等にも御報告をさせていただくことになろうかと思ってございます。
 また、この会議自体につきましては、他のこういった会議体と同じように公開と。また、議事等についても、要点録等はつくっていくことになると。それについても公開というふうに思ってございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」「進行」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本報告については終了させていただきます。
 次に、2番、中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングの実施について(資料3)の報告を求めます。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 中野駅周辺まちづくりに関する事業者提案ヒアリングの実施について、御報告をさせていただきます。
 1番の目的です。この6月にグランドデザインVer.3を策定させていただきました。このグランドデザインで掲げている検討課題、これに関連する実現可能性等をさまざまな観点から考察をしたいということで、民間事業者からの提案を受けて、そのヒアリングを行いたいというものでございます。
 2番の提案内容でございます。二つ掲げております。一つが、区役所・サンプラザ地区を中心とした周辺街区を含む一帯の開発整備、それと事業展開の可能性といったことです。もう1点が、中野区役所、中野体育館、防災空間など公共施設の立地のあり方、施設整備の考え方というふうに考えております。
 3番のヒアリングの実施でございます。この事業者とのヒアリングあるいは勉強会という形では、平成23年度、昨年度もグランドデザインの策定の参考ということで、事業者勉強会というものを開催してございました。その際に参加をしていただいた企業を中心に、グループでの参加等を視野に入れながらヒアリングを実施していきたいというふうに考えております。また、今般、このヒアリングの参加のいかんにかかわらず、今後、中野区が事業展開をする参画機会においては、有利または不利な取り扱いといったものには関係なく、そういった取り扱いはしないという位置付けにしてございます。
 最後、スケジュールです。7月の下旬に参加募集の開始をさせていただいております。8月の下旬に募集を締め切りし、9月以降ヒアリングを実施していきたいというふうに考えております。
 御報告は以上です。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございませんか。
伊東委員
 3番のヒアリングの実施の項について、ここに「平成23年度に実施した中野駅周辺まちづくりに関する勉強会に参加した民間事業者」と書かれていますけれども、具体的には。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 昨年度は18社の御参加をいただきました。主に主要なデベロッパー、それとゼネコン、それとあとインフラ企業等といった企業のメンバーの方々でした。
伊東委員
 戻りまして、2番の提案内容、(2)中野区役所、中野体育館、防災空間などの公共施設の立地のあり方、これについて、民間事業者から提案を受けて、それの内容についてヒアリングを行うと。これは区長が表明したように、中野区が公共施設のあり方を今後検討して、さまざまな可能性から検討して提示したいと言っていたものではないんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 この(2)の内容は、まさにグランドデザインで、公共施設配置のあり方というふうなことで考え方を示したものでございます。公共施設のこのあり方、あるいは整備の考え方については、昨今、民間活力を公共施設でも活用して展開をするという事例も多々ございます。そういった観点から、そういった民間のノウハウや考え方等も参考にヒアリングをさせていただきながら、基本的には区役所の立地を含めてさまざまな可能性を区で考えてまいりたいというところです。
伊東委員
 あまりにも、あれだけ今まで既定路線に沿ってやっていきます、やっていきますと言ってきたものを、一度ここで他の可能性についても検討しますと言って、発表したわけですよね。それについて議会等にも、区民の皆さん等にも、中野区の考え方を一つも示さない段階で、こうしたものを公募をかけて提案をお願いしますというのは、あまりにも乱暴な話じゃないのか。中野区は何の仕事をしているのかと言われてもしようがないんじゃないのかなと。あまりにもこれは、言葉は悪いけど、他人の何とかでという──もうちょっと中野区──秀でた職員の方もいらっしゃる。一番区内事情も知っている。そして、財政事情、行政事情も知っている中で、やっぱり区がその辺をしっかり示して、それで、他にも考え方はあるかもしれませんからというんだったらわかるけれども、その辺、まずどう思いますか。
長田都市政策推進室長
 グランドデザインVer.3で項目を起こして、改めて中野区役所、中野体育館、防災空間など公共施設の立地のあり方について検討すると、改めて検討させていただくということを表明させていただいたということでございます。その方向については、グランドデザインVer.3の中では示していない。これから検討させていただくということを区議会、区民の方に御了解をいただくという立場にあったというふうに考えてございます。
 私どもは、今後、鋭意そのVer.3の中で、中野駅周辺まちづくりの中の実現を目指していく中でどういう方法がいいのかということを鋭意検討していかなければならないと考えております。もちろん、区として課題の整理をし、区として決めていかなければならないことはもちろんあるわけでございますが、そのプロセスの中で、民間が持っている情報量、それから民間が持っているさまざまな手法、ノウハウといったものも、私どもは最大限活用していきたいと考えておりまして、ここでは一定の民間事業者が描く想定のもとの自由な提案を受けながら、それに対して私どもがヒアリングをかけていくという形の中で、先ほど申し上げたような、私どもが必要とするものをヒアリングの中で見きわめながら情報をうまく活用していく、そんな進め方をしてまいりたいと考えているところでございます。
伊東委員
 確かにいいものがあれば、どんどん積極的に摂取するというのもわかる。わかるんだけれども、中野区が、今までの質問に対する答弁の中で、あらゆる可能性の検討について早急に提案をしていきたいと、その程度でしか御報告いただいていない、答弁いただいていない中で、こうした4番のスケジュールによりますと、7月下旬に参加募集開始、そして8月下旬には募集の締め切り、9月以降にヒアリングの実施というようなスケジュールまで詰めておられる。じゃあ、中野区はいつ施設配置の考え方、あり方を示す予定なのか。それさえも見えてきていない中で、こういうものを別に進めて、民間にはそういう枠を、たがをかけて、それはどうなんですか、中野区はいつまでに大体あらあらの考え方を、一発で決めろとは言えないし、決まるものでもないと思いますが、いつそういう考え方を示す予定なんですか。
長田都市政策推進室長
 まだ具体的に、区としての配置についての考え方の整理をいつまでということについては、大変申しわけございませんが、現時点では申し上げることができません。ただ、ここで御説明させていただきたいと思いますが、この事業者からの提案とヒアリングの実施ですが、先ほど御説明させていただいたことと重なりますが、あくまでこういった取り組み、民間事業者から一定の想定を、それぞれの自由な発想のもとに想定を置きながら可能性を求めた提案をいただく、そういう仕組みに参加していただける意思があるかどうかの確認を1カ月間かけて確認をする、応募をするという意思表示をしていただく。具体的な提案はその後ヒアリングをする中で、随時、民間事業者側が持っているノウハウその他を活用したさまざまな自由な提案を出していただくということを考えておりますので、ヒアリングの実施というのは、これからのキャッチボールが、区の私どもまちづくりの担当者と民間事業者の間で行われるというふうに御理解をいただければと考えております。
伊東委員
 大変奇異な仕組みだと思います。後で聞こうと思ったんですけれども、ここのスケジュールのところに参加募集開始、募集締め切りとあって、提案締め切りというのがなかったから、それでいきなりヒアリングの実施ということで、要するに、今の御答弁の仕方であれば、中野区の重要な政策決定に対して民間のほうからの、民間募集をかけた上での、応募した事業者の意見と参考の考え方をどんどん提供してくださいというような、何というのかな、アドバイスを受ける──アドバイスというのも適当ではないのかもしれないけれど、民間のノウハウを積極的に行政の意思決定の中に取り込もうとしている。そういう考え方でよろしいんですか。
長田都市政策推進室長
 先ほど御説明させていただきましたが、あくまで私どもが持っていない部分を民間事業者の持っているところで補うという視点を持っております。それはやはり、行政が考え方を整理して、行政として決めていかなければならないところとは違うところで、民間の持っているノウハウ、情報量、構想力、そういったものをできるだけ活用していきたいというふうに考えているところでございます。そのように御理解をいただければと思います。
伊東委員
 民間も忙しいですから、ここにはっきり書かれているように、「ヒアリングの参加の如何を問わず、今後の区事業に係る参画機会において、有利または不利な取扱いをしない」と、こうしたことまで明言する中で、なかなか積極的な提案がいただけるのかどうか。プロポーザルのように、ある程度優先順位がつく中で、今後、この事業参画がある程度望めるという部分が見えてこないと、本腰入れて考えてくれないんじゃないかという気はするんだけれども。
 それはいいとして、4番のスケジュール、先ほど7月下旬に参加募集を開始させていただきましたというんですけれども、それは、いつこういうシステムを決めて、いつから募集開始をしたのか。18社と先ほどおっしゃっていましたけれども、18社に対して直接郵送か何かで募集要項をお送りしたのか、中野区が訪ねていってお願いしたのか。あるいは区役所に来てもらって、一堂に参加していただいて説明をしたのか。それについてちょっと詳しい答弁をお願いします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 7月25日です。これは、このヒアリングに対する説明会を行いました。昨年度、18社の企業に御参加をいただいたんですが、その勉強会で積極的にアイデア等を出していただいた15社、その中の15社にお声がけをして、7月25日にこのヒアリングに関連する説明会を行ったところです。
伊東委員
 報告だったらば、せめてその辺もしっかり報告していただいたほうがいいんじゃないですか。会社名は別にしましても、15社に集まっていただいて説明会を実施して、その説明内容はこうでした、そのときに出席していただいた事業者数は何社でした、そういうものも本来だったらば、もう既に始まっちゃった事業なんだから、本当だったらば、その前にこういう報告があるんだったらわかるんだけれども、もう始まってしまって、そしてなおかつ、実施した内容については詳細の報告がないと。極めて遺憾だと思うんだけれども、もうちょっと詳しく。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 議会の御報告が7月の説明会の後になってしまったのは、本当に申しわけないというふうに思っているところです。この件につきましては、昨年度も事業者の勉強会をやっている。そして今年度も、形はヒアリングということで、少し提案の内容もフォーカスをさせていただいているところですが、基本的には昨年度の流れを受けながら、このグランドデザインに関連する課題の課題検討という形でやらせていただきたいといったところでございます。(「委員会をばかにしているよ、委員会を」と呼ぶ者あり)
伊東委員
 この報告だと極めて不十分、ましてやこうした発想自体がどういう経緯で生まれてきたのかと。あらあらこういうこともあるだろうなという予測はつくけれど、でも、実際に中野区の行政組織の中でこういう意思決定を行って、こういう取り組みを既に始めてしまった。その前段で報告があるべき委員会になく、事後報告であって、なおかつその報告内容も不備ということ──今、後ろのほうで声が出ているように、委員会をばかにしていると、軽視していると思わざるを得ない。要するに、委員会だけではなく、議会全体を軽視していると思わざるを得ないと思う。その辺はどうなんですか。
長田都市政策推進室長
 まちづくりを進める上で、それぞれ節目がございます。そのことをきちっととらえながら議会に御報告をし、さらにそれを進めていくというのが、我々のとるべき基本的な態度だというふうに思っております。そういう意味で、本日のこの特別委員会への御報告が事後的になったということについては、もう一度改めて、その点についてはよく考えて、反省すべきところは反省をしていきたいというふうに考えてございます。
 それから、報告の内容ですが、これにつきましては、23年度、ほぼ同質の内容としてVer.3の検討過程の中で取り組んできたということもございましたので、それを延長させる形で、発展させる形での内容ということで御理解を賜れればと思って、こういう形式の報告にさせていただいた次第です。御理解を賜れればと思っております。
伊東委員
 委員長、ちょっと休憩してください。
委員長
 休憩します。

(午後5時42分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後5時53分)

 他に質疑はございませんか。
むとう委員
 もともと、昨年度に初めて勉強会を実施した際に、民間事業者をどうやって募集したんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これは、いわゆるゼネコン、デベロッパー業界の主要な企業から選出というか、そちらにこういった勉強会をするという開催の御案内をさせていただいたものです。
むとう委員
 区が選んだ企業に対して、勉強会をしたいから参加してくださいという呼びかけをしたのがそもそもの始まりなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 特に選んだというよりかは、その業界の主要な企業に押しなべて御案内を差し上げているところです。
むとう委員
 それで18社の方が参加してくれたという御説明だったんですけれども、この勉強会についても、無償で参加してもらったということなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 昨年度の勉強会……(「昨年度の」と呼ぶ者あり)はい、無償で参加をいただいております。
むとう委員
 先ほど来、他の委員の方もおっしゃっていたように、私もこういう建築業界というのは全く素人でよくわからないんだけれども、普通に考えるところ、やっぱりこういった民間の事業者は利益を上げていかなければいけないわけだから、利益が上がらないところでそれぞれの民間が持っているノウハウを無償で惜しみなく、ヒアリングをしたからといって教えていただけるものなんですか。勉強会の中でもそうだったんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 昨年度の勉強会、あと今回のヒアリングについても、十分にこの趣旨と、そういったこれに関して費用等はないといったようなもろもろのことも御説明した上で、それを承知した上で御参加をいただいているというところです。
むとう委員
 そのそもそもの勉強会というもので、どういう御意見を出していただいたのかということも、私は知る由もないのでわからないんだけれども、普通に考えて、企業がおいおい自分たちの事業者経営に役立つものでなければ、無償で自分たちが持っているノウハウを惜しみなく出してくれるというのは、私も全然理解しがたいことなんですね。それで、これから行おうとしているヒアリングというのも、もう新たな、7月下旬に参加募集開始と書いてあるけれども、これはその勉強会に参加してくれたところだけに声をかけたということなんですか。新たに、公に不特定多数の業者に対して参加募集をしたということではないんですね、全く。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 昨年度勉強会に参加をいただいて、具体的な提案、意見等をいただいた方に御案内を差し上げております。
むとう委員
 その勉強会というのは、その18社の方が一堂に会して勉強会をされたのかなと思うんですが、今度ヒアリングというのは、それぞれの企業が持っているノウハウを教えていただくということであるならば、これは個別にヒアリングをするということになりますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今年度はこういう形で募集の呼びかけをさせていただいて、それに参加の意思をいただいた方、その際には、この掲げている提案内容に関する基本的な考え方や視点等といったものを御提示をいただきたいと考えております。それらを拝見して、すべてのグループではなくて絞り込んだところと、そういったヒアリング、意見交換をしていきたいと考えております。
むとう委員
 意見交換というのは個別ということなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 個別と考えております。
かせ委員
 ちょっと聞き漏らしたかもしれませんけれども、この提案について、通常こういうことについては、何といいますか、報償金であったりとか、それからいろいろ何かついてくるものかなと思っていたんですけれども、そういう関係はない。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 費用の支払い等は全くないです。
かせ委員
 それで、どれだけ参加できるか。私もこういうことについて、やっぱり目的が、何かその次に続く開発について、そこに参入するというようなものがないとなかなか乗ってくれないのかなという思いは私も同じです。
 それと、こういうことの前にまずやらなければいけないことがあるんじゃないかと思うんです。本来検討すべきことは、2番目のところです。「中野区役所、中野体育館、防災空間など公共施設の立地のあり方」ということであれば、これはどうもこのデベロッパーとかゼネコンが入ってくると、これは開発ということが前提になっていかざるを得ないと思うんですけれども、その前に、区役所とはどういう――前にも説明しましたけれども、区役所の本来のあり方であるとか、それから中野区が目指すべき防災のまちづくりであるとか、それから防災空間をどこにどれだけ確保するかとか、根本的なところをしっかり押さえていかないと、それがなおざりにされてしまうのではないかというふうに思うんですけれども、その辺の検討というのはどう考えるんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 グランドデザインでは、そのハードの考え、整備の考え方以外にもソフトの取り組みをるる記載をしてございます。ここに記載していることは、我々まちづくり分野だけではなくて全庁的に、今後課題としてきちんと検討していくということで、全庁的にテーマごとにワーキングを設定しておりまして、検討をそれぞれのテーマごとに深めております。委員、御指摘のような、そもそも防災空間、公共施設がどうあるべきかといったところも庁内で検討を進めているところです。
かせ委員
 それで、この提案、ヒアリングということについては、そういった内容も含まれているんですか。これとの関係はどうなんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 庁内でしっかりと検討すべきところは検討して、今後ももちろん検討を進めます。
 一方、今回そのヒアリングというふうにしておりますのは、いわゆる民間事業者のノウハウであったりとか、これまでの実績等々踏まえて、中野のこの課題に対してはこんな考え方があるのではないかといったところを参考にしたいという趣旨で実施をするものです。
かせ委員
 それと、忘れてはならないのは、やっぱり区民の声ということですけれども、今後の検討の中で、区民の意見、要望といいますか、そういったことについてはどういうふうに反映させていくか、どういう仕組みをつくっていくかというのは考えていますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 まずはしっかりと、区としてどういうふうにあるべきかといった構想を固めていくのが重要かと思っております。その後、区民の皆さんの御意見等々をどのような形でお聞きをしていくかといったことは、また検討してまいりたいと思っております。
かせ委員
 むしろ今の段階で、例えば区役所のあり方というのは、まさに区民の最も大事な施設ですよね。やっぱりきちっとしてもらいたいものですし、それから防災空間のことについても、いろいろ思いがあると思うんです。そういった区民の声を反映させる仕組みというのはあわせて持っていかないと、本当にすぽっと、大事なところが抜けてしまうというふうに思っているんです。ぜひそういう機会をつくるべきだというふうに私は思っているんですが、そういう考えはないんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 繰り返しになりますが、そのような場をどういうふうに持てるかは今後検討してまいりたいと思います。
平山委員
 休憩中にも伺いましたが、開会中に改めて確認をさせていただきます。
 この事業提案型のヒアリングは、恐らくこのまちづくりに関して初めて実施されるんだと思うんですが、この実施をするという報告がなくて、既にスタートしましたと、それで、こういうふうになっていきますという形の報告になってしまったのはどうしてなんですか。このヒアリングの扱いについて決定されたのが、前回の委員会後なんですかね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このような形で実施をしようということを庁内で決定をしたのは7月となっております。前回の当特別委員会の後ということでございました。この件は、本当に非常に重要なまちづくりの課題の解決、検討のためにさせていただくということで、なるべく早期にこういった実施をしていきたいということで、この場での報告が前後してしまったことは、大変申しわけないと思っているところでございます。
平山委員
 早期にと言ったって、きょう委員会があるわけですよね。きょうの委員会で報告してからでは遅かったんですか。どうして、この7月下旬、8月下旬、9月以降と、このスケジュールでないといけないんですか。だって、今後の施設配置のあり方の決定の時期だって決まっていないわけでしょう。なのに、どうしてきょうの委員会の報告を待てないんですか。それがちょっと理解できないんですが。それをも押してまで急がなければいけない理由というのは、何なんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回ヒアリングをしたいと考えているこの二つの事項は、非常に重要な課題だというふうに認識をしております。これについては、まさに、まだその公共施設の配置の考え方もお示しをできている状態ではないです。このことは、今の時点でいついつというふうにはっきりと明言はできないところではありますが、やはり早期に方針を固めていきたいというふうな考えを持っております。それで、その参考としてこういったヒアリングをしたいということで、それが今回、実際の実施は9月以降というふうに想定をしているところですが、なるべくその参考となるような情報は早期から着手をしたいという考えで、このようなスケジュールで組んだところです。
平山委員
 さっぱりわからないんですけれども。では、もう一つだけ。報告するタイミングがないと、委員長に御相談されましたか。この件について、どうしても事前に当委員会の委員の皆様に御報告をしておかなければならないというふうにお考えになっていたんだとしたならば、委員長に御相談されましたか、御自身で、報告をどのようにしたらよろしいかと。
委員長
 休憩にしましょうか。

(午後6時05分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後6時07分)

 他に質疑はございませんか。
いでい委員
 それぞれ、委員の皆さんも疑問に思っているところもあると思いますけれども、私もそのうちの一人で、今回、15社にお声がけをされた、それで、23年度に参加した民間事業者を中心として組成されたグループで――グループは関係なく、15社の方々に参加募集のお願いをしているという話ですけれども、私が思うのは、皆さんも同じ思いだと思うんですけれども、今まで、この中野駅周辺の再開発は特別委員会まで立ち上げて、私たちがいろいろなことを言っても何も反映することもなかったにもかかわらず、この民間の事業者の皆さんに、「提案してください」「提案してください」と言って、それが区の意思決定に影響を与えるような、そういう重いものなのかどうなのかということをちょっと伺いたくて。
長田都市政策推進室長
 平成23年度のまちづくり勉強会をどのように反映したのかという趣旨の御質問というふうに受けとめを……(「違う。ヒアリングがどう影響するか」と呼ぶ者あり)失礼いたしました。今後のヒアリングの内容についてですが、先ほども御答弁をさせていただきましたが、あくまで私どもが、区として課題を整理し、それについて方向づけを決定するということは、区の責任において行うことですので、その課題の領域についての、いわば参考となるものを、こういった提案とヒアリングの中で得ていきたいというふうに考えております。あくまで、方向づけは区が決めていくものというふうに認識をしております。
いでい委員
 あくまで方向性は区が決めていくというお話は、わかりました。でも、それだったら、区がこうやって思っているからということで、グラインドデザインVer.3の中で、提案内容で、検討課題になっている部分をヒアリングしなくてもいいんじゃないですか。もっと言うと、その検討内容になっているところということは、結局、役所の中で今後どういうふうにしていきましょうというものがまだ固まっていなくて、その理由づけをするための参考の意見が欲しいということなんですよね。それは、どっちが先でどっちが後なのかというのがわからないんですけれども。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 理由づけという表現が適切かどうかはあれなんですけれども、これから中野区がしっかりと責任を持って定めていく方針、それを定めていくための参考としてこのヒアリングはあるというふうに御理解をいただきたいと思っております。
いでい委員
 この民間事業者の皆さんは、15社あってもそれぞれのグループで参加されていると思いますが、それは民間事業者なのか、半官半民の事業者なのかわかりませんけれども、そのグループの数を教えてもらえますか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回は15社の事業者にこのような御案内をさせていただいております。その中で、それぞれの社がどことグループを組むのか、あるいは組まないのかといったところに関しては、中野区から一切、何かお話をするということはございません。それぞれの事業者が任意でグループ組成をするということですので、その数が幾つで上がってくるかということは、まだこれからだということです。
いでい委員
 平成23年11月に、こういった開発事業者さんたちを中心とするこういった皆さんにお声がけをして勉強会を開催されていますよね。それで、皆さんに、いろいろな勉強会をするに当たって、言葉は悪いんですけれども、役所はただでいろいろな情報を教えてもらおうというところだとは思うんです。でも、逆に言うと、先方も、もちろん、今後こういったことに発展するんじゃないかというものがなければ、そんなことには参加してこないというのは、もう皆さんわかっているとおりだと思うんですよね。それで、私は、もっと言ったら、こういうことをやりながら区の皆さんがいろいろな企業のグループからお話を聞いて、でも実は、ある特定のところが出してくるような話に、それに乗っかってみようじゃないかという思いもあるんじゃないかなという、そこまで私も考えてしまうんですよ。そこら辺はいかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 民間のさまざまなノウハウあるいは実績からいただける御提案を、まさに参考として伺って、これからこの二つのことに関する方針を定めていく。それについて、まさにこの3番のヒアリングの実施の後段にも書いておりますが、やはり民間事業者は、将来、自分たちのそのまちづくりの参画の機会、そういったものは当然視野に入れてくるだろうと、もちろんそれが民業ですから、ございます。ただ、このヒアリングの参画によって、じゃあ、今後の実際の事業参画、まさにそれが発生したときに、それが今回のヒアリングに参加したことが有利にもならないし、それが不利な取り扱いということにもならない。ここは本当にはっきりさせた上で、このヒアリングの募集をさせていただいているというようなことです。
いでい委員
 そこら辺がちょっと、私もよくわからない、意味がわからないところなので、参加してもらったら有利になるのは当たり前の話だし、それを有利でも不利でもありませんよと、公平だということを担保するためにこういう一文を入れていると思うんですが、まあ、そのことについては聞きません。
 二つ目の質問なんですけれども、2番、提案内容の(1)と(2)、これは別々の問題であると思うんですけれども、それについてはいかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 これ自体は、確かに二つに分けておりまして、要素としては二つに分けているものです。ただ、これから、いろいろな発想の中で、将来の公共施設、機能のあり方がどうあるべきかといったことを考えた際に、この(1)については、例えば導入機能といったところの考え方もぜひヒアリングをさせていただきたいなと思っているところです。場合によっては、この二つが関連するかもしれないし、そうでもないというところももちろん考えられるかというふうに思っております。
いでい委員
 先ほども視察で、青梅市役所を皆さんで視察してきましたけれども、あそこの新庁舎を建設するに当たってはいろいろな検討がなされてきたわけで、工事の規模からすると、100億円オーダーみたいなところになっていました。そうすると、中野区だけでどうこうできるような話でもありませんし、そういった開発事業者さんに間に入ってもらってやっていくべきものだとは思いますけれども、それは(1)ぐらいの話なのかなと思っていて。(2)も中野区役所と書いてありますけれども、「体育館や防災空間など、公共施設の立地のあり方や施設整備の考え方」というのは、役所で、こうやってこういう考え方があって、グランドデザインがもう既にVer.3までいっていて、もうあらかたそこら辺が決まっているものなんじゃないですか。それでも新たに、まだ検討を進めていこうという考えなんですか。どうですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 グランドデザインでは、一定のその整備の方向性を示させていただいているところです。さらに、それぞれの課題については、先ほども御答弁差し上げたように、庁内でそれぞれ関係する所管で集まってワーキングで検討しているところでございます。この公共施設の(2)の内容につきましては、もちろん、きちんと考え方、中野区がしっかりと策定をしてまいりますが、例えばそれを整備するといった段階で、今、それこそ体育館なり、庁舎なりも、PFIという形で実際に整備をされている事例が幾つもございます。そういったことについても参考に、いろいろとお聞きを今からしていきたいというところでございます。
いでい委員
 最後にしますけれども、4番のスケジュールで、9月以降にヒアリングが実施されます。ヒアリングを聞いたその後の予定を教えてください。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 このヒアリング自体につきましては、本年度までをその期間というふうに考えております。この秋以降に実際に実施をして、その間にどのような提案をどんなヒントでいただけるかといったことは、この事業者とお話をしながら進めていきたいと考えております。
いでい委員
 そうすると、区長はことしの春から、区役所庁舎のことについては最適な位置に考えたいというお話をいろいろなところでもしていますよね。新聞でそれが取り上げられたり、いろいろなことをしていますけれども、じゃあ、今年度中、その返事は区長からは出てこない、区から出てこないという考え方なんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 現時点では、いついつにその方針を御説明させていただくといったことは、まだはっきりとは申し上げられないかと思っております。ただ、非常に重要な課題ということですので、それをだらだらと、いつまでも決まらないということも、これはあってはならないというふうに考えております。
森委員
 もうさまざま議論されているので、1点だけにしますけれども、このヒアリング参加が、今後の参画機会において有利または不利な取り扱いにはならないというふうに明記をされていますが、これは、実際にそうなりましたねというのを、私たちはどうやって検証すればいいんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回のヒアリングは、こういった2番で掲げているようなことに関する基本構想等を策定する際の参考という位置付けであります。実際、それぞれのこの主要な事業が、実際に事業パートナーを選定するといったような段階になりましたらば、それはまさに、その公平性、透明性を担保しながら実施をしていきたいというふうに考えております。その時点で、どんな募集要項、実施要綱をするのかといったところは、議会にも、もちろんしっかりと御提示をさせていただきながら進めたいと考えております。
森委員
 その実施要綱、募集要項をつくる段階で、このヒアリングの結果がある程度反映されるというようなことも考えられると思うんですけれども、その辺はいかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 募集要項自体に反映というところは考えておりません。その前の段階の整備構想といったものを区がつくる際の参考にしたいと思っております。
森委員
 いずれにしても、結果としてある事業者が選定されたと、それがこのヒアリングに参加していた事業者かどうかはそのときにならないとわかりませんけれども、例えばこの参加している事業者に決まったとなったときに、それはこのヒアリングの影響ではなくて、入札なりの結果なんですというのをどう確認すればいいんですかね。プロポーザルでやられたら、確認のとりようがないと思うんですけれども。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 まだ現時点において、これから先のその実際の事業パートナー選定等の手法というか、募集のあり方等は、まさにこれから検討させていただきたいというふうに思っております。
むとう委員
 聞き忘れてしまったのでお尋ねしたいんですけれども、今回ヒアリングして、提案していただいた内容がすごくすばらしいということで、区が参考にすると言いつつも、ほとんどそれと一致するような状況になった場合に、このヒアリングで提供した事業者に対して、何ていうか、著作権というのかよくわからないんですけれども、そのようなものというのは発生しないんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
 今回ヒアリングをさせていただいて、その中で、考え方として中野区が整備構想なりに盛り込むといった場合は、もちろん考えられるかと思います。その際に、委員の御指摘のような、何か著作権等々といったそういったものを、区の今後の構想づくりに反映をさせていただくということの考え方は、先般の説明会の中でも、参加いただくときの確認事項というか、そういう場合があるということもしっかりと御説明をした上で、それを了とされる方が御参加をいただくという形にしております。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、ちょっとこのまま休憩にさせていただきたいと思います。

(午後6時21分)

委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

(午後6時33分)

 ただいまの報告に対して質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、報告に関しては一応了承とさせていただきます。
 しかしながら、今、休憩中、各委員の中でお話をいただきましたけれども、今後、議会報告のあり方については、理事者の方で、ぜひこれは宿題とさせていただいて、御報告のあり方、ぜひぜひ検討いただきたいと思います。
 それから、先ほど1番のほうでの報告案件、むとう委員の質疑の答弁保留がありましたけれども、こちらのほうは確認できましたか。
横山都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当)
 先ほどの答弁保留につきまして、お答えさせていただきたいと思います。ちょっと私の記憶が混乱いたしまして恐縮でございました。
 先ほどの産業振興協議会謝礼でございます。1回当たりにつきまして、座長、学識経験者が2万2,000円、その他の委員につきましては1回当たり3,000円でございました。
 失礼いたしました。
委員長
 よろしいですか、むとう委員。――はい。
 それでは、次に、3番、その他で何か報告はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、所管事項の報告を終了いたします。
 審査日程のその他に入ります。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後6時35分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後6時37分)

 休憩中に確認したとおり、次回の日程は第3回定例会中とし、急な案件が生じた場合には正副委員長から招集させていただくこととしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の中野駅周辺地区等整備特別委員会を散会いたします。

(午後6時38分)