令和5年02月17日中野区議会予算特別委員会 25.02.21 中野区議会予算特別委員会(第1日)

.令和5年(2023年)2月17日、中野区議会第一・第二委員会室において開会された。

.出席委員(41名)

  1番  生  藤  健  人        2番  竹  村  あきひろ

  3番  日  野  たかし         4番  渡  辺  たけし

  5番  間     ひとみ         6番  河  合  り  な

  7番  斉  藤  ゆ  り        8番  立  石  り  お

  9番  羽  鳥  だいすけ       10番  市  川  しんたろう

 11番  加  藤  たくま        12番  吉  田  康一郎

 13番  木  村  広  一       14番  甲  田  ゆり子

 15番  内  野  大三郎        16番  杉  山     司

 17番  ひやま      隆       18番  小宮山   たかし

 19番  い  さ  哲  郎       20番  小  杉  一  男

 21番  内  川  和  久       22番  若  林  しげお

 23番  高  橋  かずちか       24番  小  林  ぜんいち

 25番  白  井  ひでふみ       26番     欠  員

 27番  山  本  たかし        28番  中  村  延  子

 29番  石  坂  わたる        30番  近  藤  さえ子

 31番  浦  野  さとみ        32番  大  内  しんご

 33番  伊  藤  正  信       34番  高  橋  ちあき

 35番  平  山  英  明       36番  南     かつひこ

 37番  久  保  り  か       38番  森     たかゆき

 39番  酒  井  たくや        40番  むとう   有  子

 41番  長  沢  和  彦       42番  来  住  和  行

.欠席委員

      な  し

.出席説明員

 中野区長    酒井 直人

 副区長     青山 敬一郎

 副区長     横山 克人

 教育長     入野 貴美子

 企画部長    石井 大輔

 企画課長、ユニバーサルデザイン推進担当課長 堀越 恵美子

 財政課長    森 克久

 広聴・広報課長 高村 和哉

 総務部長    海老沢 憲一

 防災危機管理担当部長、総務部防災危機管理課長事務取扱 石崎 公一

 DX推進室長  滝瀬 裕之

 総務課長    浅川 靖

 職員課長    吉沢 健一

 区民部長    鳥井 文哉

文化・産業振興担当部長         髙橋 昭彦

子ども教育部長、教育委員会事務局次長  濵口 求

 子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、

教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子

 地域支えあい推進部長          角 秀行

 地域包括ケア推進担当部長        藤井 多希子

 健康福祉部長  岩浅 英樹

保健所長、地域医療連携担当課長事務取扱 佐藤 壽志子

環境部長    朝井 めぐみ

 都市基盤部長  奈良 浩二

 まちづくり推進部長           豊川 士朗

 中野駅周辺まちづくり担当部長      松前 友香子

.本会の書記は下記のとおりである。

 事務局長     長﨑 武史

 事務局次長    林 健

 議事調査担当係長 鳥居 誠

 書  記     立川 衛

 書  記     若見 元彦

 書  記     髙田 英明

 書  記     鎌形 聡美

 書  記     田村 優

 書  記     細井 翔太

 書  記     有明 健人

 書  記     早尾 尚也

 書  記     髙橋 万里

 書  記     川辺 翔斗

 書  記     金木 崇太

.委員長署名

 


午後1時00分開議

○ひやま委員長 定足数に達しましたので、ただいまから予算特別委員会を開会します。

 第5号議案から第9号議案までの計5件を一括して議題に供します。

 初めに、午前中に開かれた理事会の報告をします。

 まず、資料要求の整理を行い、予算特別委員会資料要求一覧のとおり確認しました。

 次に、総括質疑について、19名の委員から質疑通告が提出されています。質疑の順序は、1番目に森たかゆき委員、2番目に加藤たくま委員、3番目に平山英明委員、4番目に浦野さとみ委員、5番目に山本たかし委員、6番目に若林しげお委員、7番目に日野たかし委員、8番目に羽鳥だいすけ委員、9番目に河合りな委員、10番目に木村広一委員、11番目に小林ぜんいち委員、12番目にむとう有子委員、13番目に近藤さえ子委員、14番目に石坂わたる委員、15番目に小宮山たかし委員、16番目に渡辺たけし委員、17番目に内野大三郎委員、18番目に竹村あきひろ委員、19番目に吉田康一郎委員、以上の順序で質疑を行うこと、2日間の割り振りは、1日目は6名、2日目は13名とすることを確認しました。

 次に、本日の運営についてですが、各部長から70分程度の当初予算の総括説明を受けることを確認しました。なお、総括説明の参考資料として、令和5年度当初予算(案)の概要及び「令和5年度予算で検討中の主な取り組み(案)」に対する区民意見募集の結果についてを、タブレット型携帯端末等で閲覧できるようにしましたので、御確認いただきたいと思います。

 次に、次回、2月21日(火曜日)、総括質疑の1日目の委員会運営についてですが、総括質疑は6名、1番目に森たかゆき委員、2番目に加藤たくま委員、3番目に平山英明委員、4番目に浦野さとみ委員、5番目に山本たかし委員、6番目に若林しげお委員の順で質疑を行うことを確認しました。

 ただいまの報告のとおり委員会を運営することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ひやま委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。

 次に、資料要求についてお諮りします。

 お手元の予算特別委員会資料要求一覧のとおり資料要求することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○ひやま委員長 御異議ありませんので、そのように決定します。

 

令和5年(2023)2月17日

予算特別委員会

 

予算特別委員会資料要求一覧

 

◆総務分科会関係

 

企画部

[企画課]

1 男女平等に関する苦情・要望等件数と内容分類一覧(前年度までの3年間)<立><無>

2 主な社会資本整備総合交付金の予算額・決算額(現年度までの2年間、次年度予算額(案))<立><自><公><無>

3 「中野区基本計画」における「主な取組」事業の予算反映状況<立><自><無>

4 新型コロナウイルス感染症対策に関連した事業名と予算額(現年度、次年度)<自><無>

5 区立施設の委託・民営化状況一覧<立><自><公><共><無>

6 指定管理施設における修繕実績(前年度までの3年間)<自><無>

7 中野区基本計画(重点プロジェクト)に係る主な事業一覧<無>

8 中野駅新北口駅前エリア(区役所・サンプラザ地区)における区有地等資産活用についてのこれまでの検討経緯資料について<自><無>

[財政課]

9 23区の予算額、基金総額一覧(現年度、次年度)<立><自><公><共><無>

10 23区の次年度一般会計当初予算歳入総額に対する人口1人当たりの額<立><自><公><共><無>

11 歳出と主要一般財源の推移(前年度までの10年間)<立><自><公><無>

12 歳入予算額・決算額の一般財源・特定財源別構成比の推移(次年度までの11年間)<立><自><公><共><無>

13 年度別歳入総額、区税、区債発行額・起債残高、基金取り崩し額・残高・運用金額(次年度までの14年間)<立><自><公><共><無>

14 23区の財調交付金額(前年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

15 特別区における地方消費税交付金の予算状況(前年度・現年度・次年度の3年間)<立><自><公><共><無>

16 財調フレーム当初見込みと中野区交付額の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

17 財調新規算定、算定引上げ及び引下げ項目と影響額一覧(現年度、次年度)<立><自><公><共><無>

18 都支出金の削減・縮小の施策・事業名と金額一覧(前年度までの2年間、現年度からの2年間)<立><自><公><共><無>

19 性質別歳出のうち物件費一覧(款別・節別、主な予算項目)<立><自><共><無>

20 区債の目的別発行額・各借入先・利率・償還済額・未償還残高及び土地開発公社借入現在高の一覧<立><自><公><無>

21 年度別区債発行・土地開発公社借入一覧(次年度までの11年間)<立><自><公><無>

22 用地特別会計の元利償還額・残高(次年度からの10年間)<立><自><公><無>

23 当初予算額と決算額比較一覧(現年度までの6年間)<立><自><公><共><無>

24 新規拡充事業における一般財源額とそれに伴う事業の見直し、財政効果(次年度)<立><自><無>

25 各区の経常収支比率、財政力指数、区民一人当たり所得一覧(直近3か年分、特別区平均含)<自><共><無>

26 連結貸借対照表(前年度までの3年間)<立><自><無>

27 行政コスト計算書、資金収支計算書(前年度までの5年間)<立><自><公><無>

28 性質別・目的別普通会計決算額の推移(前年度までの14年間)<立><自><公><共><無>

29 性質別歳出決算額の推移(普通会計ベース、前年度までの10年間)<立><自><共><無>

30 性質別経費別経常収支比率の推移(前年度までの9年間)<立><自><公><共><無>

31 普通建設単独事業費(23区別普通会計決算)(前年度までの5年間)<立><共><無>

32 中野区の出資団体(法人格、出資額、出資割合、出資目的、職員の兼務役員数とその割合、兼務役員の報酬の有無)(前年度)<立><自><無>

33 各区別の都民税(法人分)、固定資産税、特別土地保有税の収入額一覧(前々年度)<立><自><共><無>

34 コンサルタント及びアドバイザリー業務の委託状況(部別・予算・決算)(次年度までの5年間)<自><公><共><無>

35 予備費充用一覧(部別)(月別)(現年度までの3年間)<自><無>

36 次年度予算における新規事業一覧及び予算額<自><無>

37 次年度予算における経常経費削減に係る主な項目<立><自><無>

38 当初予算における起債依存度(次年度までの10年間)<自><無>

39 主な基金の残高(現年度までの10年間、次年度からの10年間)<自><無>

40 当初予算編成時における各部要求限度額と予算額の推移(次年度までの10年間)<自><公><無>

41 要求限度額設定対象経費の予算額と基金・起債充当額(次年度までの10年間)<公><無>

42 次年度から10年間の財政フレームと主な基金の積立・繰入計画<公><無>

43 児童福祉費及び教育費の普通会計当初予算額に占める割合と23区順位の推移(前年度までの5年間)<立><無>

44 児童福祉費及び教育費の普通会計決算額に占める割合と23区順位の推移(前年度までの5年間)<立><無>

45 次年度予算で計上した新規・拡充・推進事業に係る経常経費の見込み(一般財源ベース)<自><無>

46 特別区交付金の将来見込み方法(次年度からの10年間)<自><無>

47 次年度予算における一般財源充当事業費の比較、主な一般財源充当事業<自><無>

48 令和4年度予算編成時における10年間の財政フレームと主な基金の積立・繰入計画<自><無>

49 次年度予算編成過程における、各月の歳出、歳入見込み(一般財源ベース)<無>

50 令和2年度予算と令和5年度予算において一般事業費が増額した主な要因<自><無>

[広聴・広報課]

51 23区の各区ホームページ作成に関する予算、人員<自><無>

52 「区民と区長のタウンミーティング」に出された意見の反映状況<自><無>

53 パブリック・コメントに出された意見の反映状況(現年度までの4年間)<無>

54 区発行の広報物・情報誌等区民向けの主な冊子の予算額一覧(次年度と過去4年間)<自><公><無>

55 ふるさと納税事業の使途別寄附額一覧(開始から現年度まで)<無>

56 区長交際費予算・決算額一覧(現年度までの10年間)および区長交際費支出分類<自><無>

 

総務部

[総務課]

57 23区の特別職退職手当・勤続期間1年につき乗じる割合<自><無>

58 調査の外部委託の目的、経費、委託先一覧(現年度までの11年間)<自><無>

59 中野区の年少人口の推移(0~4歳、5~9歳、10~14歳)(現年度までの10年間)<自><無>

[職員課]

60 職層別職員数の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

61 職種別職員数の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

62 所属別総職員数(再任用、会計年度任用、非常勤、アルバイト、新規採用も含む、現年度までの7年間)<立><自><公><共><無>

63 一般行政職員の年度別採用数(Ⅰ類・Ⅱ類・Ⅲ類別男女別、現年度までの13年間、次年度の予定)<立><自><公><無>

64 年齢別職員数(年代別、男女別、現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

65 職員および管理職員の男女別数と男女比(現年度までの5年間)<立><自><共><無>

66 退職者数と退職手当額の推移(前年度までの4年間、現年度からの10年間)<立><自><無>

67 管理職の定年退職者数(現年度から5年間の推計)<立><自><無>

68 定年前に退職した職層別職員数(現年度までの6年間)<自><無>

69 超過勤務手当の支給実績(前年度までの4年間)<立><自><共><無>

70 年度別成績により特別に昇給した職員数、割合(現年度までの5年間)<自><無>

71 職員の病気休暇(30日以上)、病気休職者の延べ人数(前年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

72 超過勤務が月45時間及び月100時間を超えている延べ職員数(各所属別、前年度までの3年間)<立><自><共><無>

73 会計年度任用職員の職務内容及び予算額一覧(次年度)<立><自><公><共><無>

74 在宅勤務数(現年度の1月まで、部別・月別)<自><無>

75 令和4年度(2022年度)中野区改善運動(ОneUp↑チャレンジ)の各課・事業所の取組一覧<自><無>

[経理課]

76 2000万円以上の契約一覧(現年度までの4年間)<立><自><公><共><無>

77 特命随意契約件名一覧(工事、委託、物品、印刷契約)(現年度)<立><自><共><無>

78 調査の外部委託の契約内訳(入札参加事業者数を含む、現年度までの5年間)<自><公><無>

79 区から福祉作業所等へ発注している仕事一覧(現年度)<無>

80 企画提案型事業者選定実施結果一覧(現年度契約分)<立><自><公><共><無>

81 応募者が1者であった入札及び企画提案公募型事業者選定案件(現年度までの3年間)<立><自><共><無>

82 小規模事業者登録制度の契約反映状況<無>

83 区と土地開発公社の所有する未利用地一覧<立><自><公><無>

84 繰替運用及び一時借入金実績一覧(平成5年度~現年度)<自><公><無>

85 用地の取得状況と売却状況一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

[防災危機管理課]

86 井戸水提供の家一覧(町別)<公><無>

87 災害時応援協定に基づき区が井戸水の水質検査を行った公衆浴場数の推移(4すこやか福祉センター圏域別、前年度までの5年間)<自><無>

88 自転車対歩行者交通事故件数(前年までの4年間)<立><自><公><無>

89 自転車対車の交通事故件数(前年までの4年間)<立><自><公><無>

90 武力攻撃事態の際に都が指定する中野区内の避難施設一覧と核及び多目的シェルターの設置状況<無>

 

会計室

91 歳計現金等現在高の推移(各月末残高、現年度までの2年間、現年度は1月まで)<立><自><公><無>

92 23区の一般会計決算執行率(中野区は前年度までの5年間、他区は前年度決算)<立><自><公><共><無>

 

◆区民分科会関係

 

区民部

[区民文化国際課]

1 消費者相談(月別相談件数、年代別・男女別相談件数、職業内訳、相談処理内訳、相談内容、相談上位10項目、現年度までの4年間)<立><自><公><共><無>

2 こども科学教室実施内容(前年度、現年度)<立><自><無>

3 コロナ禍における区独自の文化芸術支援策(23区)<共><無>

4 区内の歴史的由来のある湧水、池等の名称と場所の一覧<無>

[戸籍住民課]

5 人口(年少、生産年齢、老年人口など)の想定(現年までの8年間の住民登録実数と次年以降9年間の想定)<立><自><公><共><無>

6 外国人人口、国籍・地域別(現年度)<立><自><公><共><無>

7 外国人人口、国籍・地域別、在留資格別(現年度)<立><自><公><共><無>

8 各地域事務所別の諸証明の発行状況(印鑑証明・住民票・戸籍)(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

9 コンビニエンスストアでの諸証明の発行状況(現年度までの3年間)<立><自><公><無>

[税務課]

10 中野区、23区平均、最高額の区の区民一人当たり所得一覧(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

11 区民税の徴収未収額(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

12 特別区民税の予算現額、調定額、収入済額一覧(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

13 特別区民税における所得割の課税標準の段階別納税義務者数と所得割額(次年度までの4年間)<立><自><共><無>

14 特別区民税現年度分の推移(調定額、納税義務者数(普通徴収・特別徴収)及び一人当たり課税額)(平成10(1998)年度~現年度)<立><自><公><共><無>

15 23区における区民一人当たり所得の中野区の順位の推移(前年度までの5年間)<立><無>

[保険医療課]

16 国民健康保険事業特別会計繰出金の推移(普通会計べース)(前年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

17 国民健康保険の加入者数及び収納率と額(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

18 国民健康保険料の納入状況・賦課額ランク別(前年度までの6年間)<立><自><公><共><無>

19 後期高齢者医療保険料の納入状況(普通徴収)(前年度・現年度、9月分、12月分)<立><自><共><無>

20 国民健康保険料のコンビニ収納について(コンビニ収納額の比率、現年分・滞納繰越分別の金額及び件数)(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

21 後期高齢者医療特別会計繰出金の推移(現年度までの7年間)<立><自><共><無>

22 次年度国民健康保険料の特別区共通基準による統一保険料との比較(モデルケースによる試算)<立><自><無>

[産業振興課]

23 産業経済融資資金貸付限度額と利率の推移(利率については区の補助率も)(現年度までの5年間)<立><自><共><無>

24 制度融資(創業支援資金)の業種別実績(前年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

25 経営相談・診断の利用状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

26 創業支援相談内容一覧(現年度までの3年間)<立><自><無>

27 商店街支援のための各事業別予算執行率(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

 

環境部

[ごみゼロ推進課]

28 資源回収の区回収分、団体回収分別実績一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

29 資源回収の事業経費と売却益等の推移(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

30 中野区のごみ量、資源量、資源化率及び資源分別状況の推移(前年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

[清掃事務所]

31 ごみ収集事業月別収集量(前年度、現年度)<立><自><公><共><無>

32 プラスチック製容器包装回収事業の実績(前年度、現年度)<立><自><公><共><無>

33 廃棄物処理手数料収入額の推移(前年度までの5年間)<立><自><共><無>

34 ごみ集積所監視カメラの使用実績(前年度、現年度)<立><自><無>

 

◆厚生分科会関係

 

地域支えあい推進部

[地域活動推進課]

 1 町会・自治会会館建設助成実績(施設の名称、所在地、建物構造、助成対象工事、助成額、葬場の利用状況)<自><共><無>

 2 各町会ごとの単身世帯の数(現年度)<立><自><共><無>

 3 町会、自治会の主な活動について(現年度)<立><自><共><無>

 4 区民が利用できる集会施設の施設数、建物面積、区民一人あたりの面積(23区別)(前々年度)<立><自><共><無>

 5 公益活動助成金の交付額及び返還額(執行率)(前々年度、前年度)<立><自><共><無>

 6 23区における公益活動支援拠点施設(支援センター)の設置状況<立><無>

 7 高齢者見守り支援ネットワークの登録者数、協力員・機関の数及び見守りプラン件数の推移(発足から現在まで)<立><自><公><共><無>

 8 見守り対象者名簿の町会・自治会への提供実績(提供時期ごとの新規提供団体数、通知対象者数、登載人数、研修実施回数)<立><自><共><無>

 9 各町会ごとの見守り対象者数(障がい者、高齢者)(現年度)<立><自><共><無>

[地域包括ケア推進課]

10 中野区地域包括支援センター別相談実績・内容別内訳一覧(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

11 ひきこもり相談実績一覧(現年度までの3年間)<立><無>

[介護・高齢者支援課]

12 介護保険事業の実施状況月別一覧(現年度)<立><自><公><共><無>

13 介護保険苦情相談件数(前年度、現年度)<立><自><公><共><無>

14 介護保険料ランク別人数及び滞納額(現年度1月末現在)<立><自><公><共><無>

15 介護予防事業の実施状況一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

16 中野区の福祉サービス事業一覧と執行額(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

[すこやか福祉センター]

17 高齢者福祉センター廃止後の施設別自主グループ団体数(現年度までの5年間)<立><公><無>

18 すこやか福祉センターにおける福祉相談件数(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

19 産後ケア事業を行う施設(助産院、医療機関等)の整備に関して、単独事業として賃貸で運営している施設にも支援事業を行っている都内の区市<無>

 

健康福祉部

[福祉推進課]

20 中野区老人ホーム入所判定委員会委員の氏名及び職種<自><公><無>

21 成年後見制度の区長申し立て件数(23区別)(前年度までの5年間)<立><自><共><無>

[スポーツ振興課]

22 学校開放、学校別遊び場開放及び球技開放利用内訳(現年度までの4年間)<立><自><公><共><無>

23 区立小中学校の校庭・体育館を目的外利用しているスポーツ団体数の一覧(現年度)<立><自><共><無>

[障害福祉課]

24 中野区障害者地域自立生活支援センターの障害別・内容別相談実績(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

[生活援護課]

25 生活保護受給者の年齢別構成と平均受給額(前年度、現年度)<立><自><公><共><無>

26 生活保護費(扶助費)支給額、保護世帯数、保護人員、保護率の一覧(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

27 23区の生活保護費(扶助費)支給額、保護世帯数、保護人員、保護率一覧(前年度)<立><自><公><共><無>

28 生活保護法第78条の適用及び徴収状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

29 生活保護受給者の医療扶助費の推移及びレセプト点検による返戻額(現年度までの3年間)<立><自><共><無>

[保健企画課]

30 がん検診の受診者数・要精検者数一覧(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

31 基本健診の年代別受診者数(前年度までの2年間)<立><自><共><無>

[保健予防課]

32 エイズ相談・検査実施状況及び患者数、感染者数(前年までの10年間、現年1月)<立><自><公><共><無>

33 全国・東京都・中野区の合計特殊出生率の推移(前年までの30年間)<立><自><公><共><無>

34 大気汚染健康障害認定者数の推移(現年度までの10年間)<立><共><無>

35 人工妊娠中絶年齢別実施件数、妊娠届出数(前年までの5年間)<立><無>

[生活衛生課]

36 中野区内普通公衆浴場廃止施設一覧(現年度までの7年間)<自><無>

 

◆建設分科会関係

 

都市基盤部

[道路課]

1 私道舗装改修の件数、延面積、総費用(現年度までの4年間)<立><自><公><共><無>

[公園課]

2 区内公園における芝生化率<自><無>

3 区内町別一人当りの公園面積<立><自><公><共><無>

4 区内の池のある公園の名称と場所の一覧<無>

[建築課]

5 木造住宅等の耐震性確保に係る総合支援事業の実施状況(現年度までの2年間)<立><自><公><共><無>

[交通政策課]

6 撤去自転車の返還率一覧(撤去手数料別、現年度までの5年間)<立><自><共><無>

 

まちづくり推進部

[まちづくり計画課]

7 まちづくり関係調査費(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

[中野駅周辺まちづくり課]

8 中野駅周辺まちづくり関連経費年度別一覧<立><自><公><無>

 

◆子ども文教分科会関係

 

子ども教育部・教育委員会事務局

[子ども・教育政策課]

1 区立小中学校の校割予算歳出決算額(前年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

2 区立図書館図書資料購入費の23区一覧(現年度予算、次年度予算案)<立><自><公><共><無>

3 子ども教育費の一般会計当初予算額に占める割合(次年度までの5年間)<無>

[保育園・幼稚園課]

4 保育園の年度当初年齢別入所数(次年度までの7年間)<立><自><公><共><無>

 5 区内の0~2歳児数、保育施設等入所児童数及び待機児童数(年齢別)(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

6 認可保育施設等の町別待機児童数の推移(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

 7 区立保育園別特別な支援が必要な児童の在籍状況と対応する職員配置状況(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

 8 私立認可保育施設等の年齢別入園数の推移(各年度当初と年度最終の数)(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

 9 認可保育施設等利用世帯の内訳(両親・父子・母子)<立><自><公><無>

10 保育料の納入状況(現年度までの7年間)<自><公><共><無>

11 保育料のランク別人数(現年度までの3年間)<自><公><無>

12 保育料の滞納一覧(各ランク別件数と金額)(前年度までの3年間)<立><自><公><無>

13 中野区保育料と他区との比較<自><公><無>

14 保育所運営経費の財源内訳<立><自><公><無>

15 保育園児1人に対する区の支出額(区立・私立、児童年齢別、前年度決算)<立><自><公><無>

16 区立幼稚園・私立幼稚園別園児1人当たりの税等充当額の推移(決算額)(前年度までの5年間)<立><自><公><無>

17 保育園に勤務する保育士、看護師、調理及び用務の定年・普通退職者数(前年度までの11年間の実績、現年度から9年間の推計)<立><自><公><共><無>

18 認証保育所職員の年齢別構成(現年度4月1日現在)<自><共><無>

19 保育園、年度当初の新規計画園供給見込数(施設形態別)と実績(現年度までの3年間)<立><自><無>

20 23区の認可保育所の園庭保有率及び認定こども園、小規模・家庭的保育事業、幼稚園の施設数(公立・私立)<無>

[子ども教育施設課]

21 区立小中学校の施設整備進捗状況(現年度までの9年間)<立><自><公><共><無>

22 芝生化による区立小学校の校庭使用不可能日数・学校別(芝生化による影響)<立><自><無>

23 区立小中学校における特別教室冷房化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<自><無>

24 区立小中学校におけるトイレの洋式化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<自><無>

25 区立小中学校における水飲栓直結給水化工事の年次計画(平成28年度から令和2年度まで)<自><無>

26 区立小・中学校の敷地面積の児童・生徒一人当たりの広さについて(前年度までの3年間の推移、23区中の中野区の順位、23区の平均)<立><共><無>

27 区立小・中学校の校庭面積の児童・生徒一人当たりの広さについて(前年度までの3年間の推移、23区の平均)<立><共><無>

[子育て支援課]

28 病児・病後児保育の利用状況(前年度、現年度)<立><自><公><無>

29 ひとり親家庭(母子家庭)の児童扶養手当及び児童育成手当の受給世帯数・受給総額・平均受給額(前年度、現年度)<立><自><公><無>

30 乳幼児医療費助成と子ども医療費助成の実績(現年度までの4年間)<立><自><無>

31 一時的な預かりサービス事業一覧及び利用実績(現年度までの3年間)<立><無>

[育成活動推進課]

32 児童館別乳幼児親子の利用状況(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

33 児童館別小学生・中学生・高校生各利用状況(現年度までの3年間)<立><自><共><無>

34 地域の団体と児童館との共催事業(前年度、現年度)<立><自><公><共><無>

35 学童クラブ別定員数、入会申込数と入会数(学年別)と兄弟姉妹関係一覧(現年度までの3年間)<立><自><公><無>

36 学童クラブ利用申請状況<立><自><公><共><無>

37 児童館別職員配置状況(現年度までの3年間)<立><自><公><共><無>

38 キッズ・プラザ登録児童数と利用状況(前年度、現年度)<立><自><共><無>

39 乳幼児親子支援活動助成金で補助を受けている団体の活動一覧<立><自><公><無>

[児童福祉課]

40 子ども家庭支援センター及び児童相談所の相談実績(現年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

[指導室]

41 学校休業日における学習にかかわる取り組み状況(現年度)<自><無>

42 教育センターにおける相談実績(内容、件数)(前年度までの5年間)<立><自><公><共><無>

43 社会科・道徳の副読本の使用状況について(現年度)<立><自><無>

44 授業等における地域人材の活用状況(現年度)<立><自><無>

45 スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの相談件数の推移(前々年度、前年度)<立><自><公><共><無>

46 心の教室相談員の相談実績(内容、件数)(前々年度、前年度)<共><無>

[学校教育課]

47 区立小中学校別新入学児童・生徒数の推移と見通し(現年度までの5年間及び次年度からの5年間)<立><自><公><共><無>

48 通学区域外から就学している児童・生徒数(区立小中学校別)(前年度、現年度)<立><自><公><無>

49 新入学時に通学区域外から就学した児童・生徒数(理由別)(現年度までの5年間)<立><自><公><無>

50 私立小学校への入学者数と公私比較率(公立学区域別)(現年度)<立><自><公><無>

51 私立中学校への入学者数と公私比較率(公立学区域別)(現年度)<立><自><公><無>

52 公立小中学校以外への進学状況(現年度までの5年間)<立><自><公><無>

53 小中学校就学奨励受給者の推移(現年度までの10年間)<立><自><公><共><無>

54 給食調理業務委託校別委託料(A)給食数(B)単価(A/B)の推移(現年度までの3年間)<自><無>

55 学校別食材料の仕入れ先(米、野菜・果物、魚、肉)区内・区外別業者数(前年度、現年度)<立><自><共><無>

56 給食調理業務委託校別正規職員とパート職員の配置状況(前年度)<自><共><無>

57 区立小中学校における学校給食費の未納状況について(校数・未納者数、未納額、前年度)<立><自><無>

58 23区の区立小中学校で行っている宿泊を伴う事業一覧(前年度)<立><自><無>

59 区立小中学校別の障害児児童・生徒受入状況及び支援員配置状況(現年度1月末現在)<立><自><公><無>

新規要求分

60 中央図書館一時保育室の稼働状況(前年度までの4年間)<無>

61 子ども教育費(投資的経費を除く)の一般会計当初予算額に占める割合(次年度までの5年間)   <無>

 

○ひやま委員長 理事者におかれましては、2月21日(火曜日)からの総括質疑に間に合うよう資料作成をお願いします。

 予算の審査に当たって区長から発言を求められておりますので、これを許可します。

○酒井区長 本日から、本特別委員会におきまして令和5年度予算の審査をいただくことになります。御案内のとおり、この本予算は当区における新年度の事務事業の大綱を定めるものでございます。十分な審査を賜りたいと存じます。よろしくお願いします。

○ひやま委員長 それでは、ただいまから総括説明を受けます。

 説明をお願いします。

○石井企画部長 令和5年度各会計当初予算に係る第5号議案から第9号議案までの計5議案につきまして、一括して説明をさせていただきます。

 説明の前に、配付しております冊子の確認をお願いいたします。まず、議案書、こちらですね、薄いものになります。それから令和5年度各会計予算説明書、それから令和5年度予算説明書補助資料、それと令和5年度当初予算(案)の概要でございます。なお、先ほど御案内ありましたけれども、「令和5年度予算で検討中の主な取り組み(案)」に対する区民意見募集の結果については電子にて配付させていただいておりますので御確認いただければと思います。

 なお、本日の説明につきましては、この令和5年度当初予算(案)の概要に基づきまして行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、着座にて説明をさせていただきます。

 それでは初めに、令和5年度当初予算(案)の概要の1ページ目をお開きください。令和5年度予算の特徴について御説明をいたします。令和5年度は、「新庁舎移転を見据え、区民サービスと業務の改善を進め、未来の中野の礎を築く予算」とするため、基本計画で掲げる重点プロジェクト、区有施設整備計画に基づく施設整備、構造改革実行プログラムに基づく取組、新型コロナウイルス感染症対策と様々な活動の活性化策及び新庁舎移転を見据えた業務改善等を重点事項とし編成を行ったところでございます。新庁舎移転を契機といたしまして、業務の進め方と職員の働き方の見直しを行って区民サービスの質を向上させるとともに、重点事項をはじめとした区民ニーズを捉えた様々な施策を展開し、基本構想で描く10年後の目指すまちの姿の実現に向けて、着実に区政の歩みを進めてまいります。

 主な取組の内容につきましては、3ページから11ページにわたりまして、基本構想で示す四つのまちの姿と区政運営等や見直し等に関する取組の視点でまとめてございます。主な取組については、この後、各部長が御説明をいたしますので、ここでは説明は省略をさせていただきます。

 それでは、12ページをお開きください。まず、2の予算編成方針の概要でございます。こちらについては、概要でお示ししておりますので後ほどお読みいただければと思います。

 続きまして、13ページ、3の歳入・歳出予算規模、こちらについて御説明をいたします。各会計の財政規模の概略をまず申し上げます。一般会計と特別会計を合わせました予算総額は2,728億3,200万円で、前年度と比較いたしますと504億2,100万円、22.7%の増となりました。

 まず、一般会計でございます。一般会計は1,956億3,000万円で、前年度と比較しまして376億9,500万円、23.9%の増となりました。区役所新庁舎整備費、平和の森小学校等の用地購入費、囲町東地区市街地再開発事業関連経費や学校施設整備費等の投資的経費が増となったほか、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保等の感染症対策経費、教育・保育施設給付費、区有施設の光熱水費、新庁舎移転に向けた経費等が増となりまして、前年度を上回る予算となりました。

 次に、14ページをお開きください。特別会計の概要でお示しをしております。表の一番上、用地特別会計でございますが、一般会計での用地引き取りに伴いまして繰上げ償還を行うことから公債費が前年度より大幅な増となっております。そのほか、国民健康保険事業特別会計は前年度比10.7%の増、後期高齢者医療特別会計は前年度比4.4%の増、介護保険特別会計は前年度比1.8%の増となっております。

 次に、15ページ、3-1、歳入の状況でございます。まず、歳入の15ページの下の表を御覧ください。歳入予算を、こちらは款別で見たものになります。主なものといたしましては、1款特別区税でございますが、納税義務者や所得の増加によりまして377億500万円余、10.1%の増となりました。2款特別区交付金は、調整税等の増収を反映いたしまして434億円、7.2%の増となっております。次に、7款地方消費税交付金は82億円、20.6%の増となりました。それから、13款国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種に係る経費や中野駅周辺地区の市街地再開発事業関連経費等が増加したことから、365億200万円余、15.2%の増となりました。一番下になります。20款特別区債でございますが、新庁舎整備等への起債活用によりまして275億3,500万円、前年度比で363.9%の増となっております。

 次に、17ページです。3-2、歳出の状況(一般会計)でございます。中ほどの表を御覧ください。こちらは歳出の予算を性質別に見たものでございます。まず上から、義務的経費でございますが、その下に人件費がございますが、人件費につきましては、定年の引上げによりまして退職手当が減少いたしましたが、その下、扶助費は、保育施設給付費などが増となったことから、前年度比8,000万円余、0.1%の増となっております。次の投資的経費ですが、前年度比で346億8,700万円余、138.6%の増となっております。区役所新庁舎整備費、平和の森小学校等の用地購入費、囲町東地区市街地再開発事業関連経費や学校施設整備費などが増加したことから増となったものでございます。次に、その他の経費でございますが、物件費につきましては、新型コロナウイルス感染症対策経費などが増加したことによりまして、前年度比で46億800万円余、19.2%の増となっております。それから積立金でございますが、財政調整基金への積立てが減少し、前年度比で25億7,300万円余、15.5%の減となりました。なお、これら性質別の各費目の内容につきましては、17ページ、18ページにその概要を記載していますので御覧ください。

 次に、19ページ、4の債務負担行為になります。債務負担行為は、翌年度以降にわたる債務の負担につきまして、その限度額及び期間を定めたものでございます。令和5年度につきましては、新庁舎関連の事項が非常に多くございまして、新庁舎文書庫整備工事というのが上から三つ目にございますが、それ以降、全部で82件、限度額で申しますと106億6,700万円余となりまして、前年度から63億2,000万円余の増となっております。特別会計につきましては、21ページになりますが、10件、限度額は10億7,000万円余を設定をしております。

 次に、その21ページの5の特別区債になります。一時期に多額の費用を必要とする施設建設などにつきましては、財政負担の平準化などを図る意味から起債を活用いたしております。令和5年度におきましては、区役所新庁舎整備、中野駅周辺のまちづくりや学校施設整備などに起債活用を図るため、275億3,500万円を計上しております。

 続きまして、22ページになります。6の構造改革の取組でございます。区は、令和3年8月に構造改革実行プログラムを策定しまして、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能なサービス展開を図るための取組を進めております。この取組は、中長期的な財政効果を見込んでおりまして、令和5年度の新規・拡充事業等の経費に係る財政効果額は、その表のちょうど右端の一番下になりますが、2億5,200万円余と試算をしてございます。

 次に、23ページ、こちらは、予算編成過程におきまして、既存事業の統合、再編、見直しといったスクラップ等によりまして経費を生み出すこととしておりまして、経費の削減に取り組んだものでございます。令和5年度予算編成では、その表の右端にございます5,100万円余の削減額となっております。

 続きまして、24ページを御覧ください。7の財政運営の考え方でございます。ここで財政運営の考え方について申し上げます。最初に、新たな予算編成手法、真ん中以降になります。これまでの予算編成における「基準となる一般財源規模」の考え方は令和4年度予算編成をもって廃止をいたしまして、令和5年度予算編成から、予算編成開始時における歳入一般財源の見込額を一般財源充当事業費の目標額とし、歳出削減に努めることといたしました。令和5年度予算編成開始時における歳入一般財源の見込額は878億円でございます。その24ページの下のグラフ、左側のグラフがそこになりますが、878億円でございまして、一般財源充当事業費と新たな財政運営の考え方で示した基金の積立目標額の合計額をこの範囲内に収めることを目標とし編成に取り組んだところでございます。予算編成の結果、一般財源充当事業費は803億円、そのグラフの右側の一番下になります。一般財源による基金積立額は74億円、その一つ上になります。それで合計が877億円となります。目標の範囲内に収まっているということでございます。

 また、歳入の一般財源は、当初見込みを上回る914億円、これは、この当初見込みと見込み差分を足した額でございます。914億円となりまして、この877億円との差額の37億円を財政調整基金の施設改修分と社会福祉施設整備基金の年度末残高目標額到達のためと、さらに、義務教育施設整備基金の積増しのための財源ということといたしました。

 次に、25ページ、今後の財政運営についてでございます。令和5年度の歳入一般財源は、納税義務者数や所得の増等によりまして、特別区民税の増、市町村民税法人分や固定資産税など調整税等の増による特別区交付金の増、消費の回復等に伴う地方消費税交付金の増などを見込みまして、令和4年度と比較して80億円増の914億円となりまして、想定以上の増収幅となりまして、過去最高の規模となりました。一方で、世界経済の後退懸念や、記録的な物価上昇は収まる気配が見られず、楽観視することなく、常にリスクを想定して財政運営に当たる必要があると考えております。

 また、法人住民税の一部国税化や地方消費税の清算基準の見直し、ふるさと納税制度の拡大といった不合理な税制改正等により区の貴重な財源が奪われ続けている現状もございます。特別区が一丸となって国に是正を訴え続けていかなければならない、このように考えております。

 さらに、令和5年度の都区財政調整協議におきましては、特別区の児童相談所の設置を踏まえた都区の配分割合の見直しにつきまして、都区間での考え方に大きな隔たりがございまして、それが顕在化をしたということでございます。需要に応じた適切な区民サービスを提供していくための財源確保に向けて、都に対しても特別区一丸となって、引き続き主張をしていく必要がございます。

 経済状況が不透明な中では、PDCAサイクルをしっかりと機能させて経常経費の削減に努めるとともに、新規事業と既存事業の見直しを一体的に行うビルド・アンド・スクラップによりまして事業展開を徹底し、行財政の構造的な改革を集中的に進め、持続可能な区政運営を確立していかなければならないと考えております。

 次に、26ページになります。財政調整基金と特定目的基金でございます。区の財政の安定的な運営に資するための財政調整基金につきましては、現在三つの目的に分けて運用をしてございます。ちょうど真ん中辺りになりますが、第1に、各年度間における財源不足額に対応する年度間調整分、第2に、区有施設等施設改修に対する施設改修分、第3に、一時的に多額の経費が生ずる退職手当に対応する退職手当分、この三つとなっております。令和5年度は、年度間調整分から端数調整のため約97万円、それから施設保全工事などの財源として約69億円を繰り入れております。

 次に、特定目的のための繰入れですが、義務教育施設整備基金やまちづくり基金などからの繰入れを行っているところでございます。このほか、起債の償還に備えまして、これまで積み立ててきた減債基金からも所要額を繰り入れております。

 また、基金への積立てと年度末の残高につきましては、新たな財政運営の考え方においても目標を定めたところでございます。27ページに記載をしております。財政調整基金の年度間調整分、年度末残高を200億円確保するということ。それから、施設整備に関する基金につきましては、毎年度当該年度に発生する見込額の減価償却費相当額の25%を積み立てる。それから、年度末残高は当該施設の減価償却累計額相当額の25%の確保に努める。それから、道路・公園整備基金やまちづくり基金は、今後10年間の基金活用計画額の平均を積み立てるといったことなどでございます。詳細については、その後にも記載しておりますのでお読みいただければと思いますが、この考え方に基づきまして、令和5年度予算におきましては、その下の表を見ていただきますと、「積立」、「繰入」、「残高」となっておりますが、そのそれぞれ一番上になります。財政調整基金は19億円、それから義務教育施設整備基金におよそ23億円、それから社会福祉施設整備基金におよそ10億円、道路・公園整備基金におよそ18億円、まちづくり基金におよそ49億円、減債基金にはおよそ20億円、それぞれ積み立てることとしております。

 次に、28ページになります。区役所新庁舎建設に向けた取組でございます。新庁舎整備に係る財源につきましては、中野駅新北口駅前エリア再整備事業の事業スキームに基づきまして、区有地等の資産活用によりまして約400億円の転出補償を受け、確保する予定でございます。約400億円の転出補償金は、新庁舎整備費として約260億円、まちづくり中野21の借入金返済費用等として約140億円を充当いたします。ペーパーレス化などの業務改善に係る経費を除く、整備や移転に係るイニシャルコストにつきましては、令和6年度までの経費を含め転出補償金に充当する約260億円に収まると見込みを立てております。収入の時期につきましては、令和6年度に区財産処分に関する転出補償分、令和7年度にまちづくり中野21の転出補償分の一部の収入を見込んでおりまして、それまでの一時的な財政負担につきましては、一般財源のほか、財政調整基金からの繰入れ及び起債活用により対応いたします。約260億円の転出補償金の収入をした後は、それを財源に、財政調整基金への積立て及び起債の繰上償還を行うことを想定しております。

 次に、起債計画、その下になります。令和5年度につきましては、一般会計において、おおよそ275億円を起債する予定でございます。起債に伴う公債費でございますが、区は過度な財政負担とならないよう、区の独自の指標である公債費負担比率がおおむね10%を超えないように運用しております。その表の2段目が公債費負担比率になっておりまして、その一番下のところに公債費負担比率の比率が書いてありますので、そちらを御覧いただければと思います。

 次に、29ページになります。財政フレームでございます。令和14年度までの10年間の財政フレームを設定しております。現時点で想定される歳入・歳出の増減要素や新庁舎の建設に係る計画等を反映したものとなっております。

 以上で令和5年度の予算の特徴、予算編成方針、歳入・歳出予算規模、債務負担行為、特別区債、構造改革の取組及び財政運営の考え方の説明とさせていただきます。

 続きまして、30ページになります。8の各部予算の概要・主な事業でございます。この各部予算の概要・主な事業につきましては、各部長からそれぞれ説明をいたします。

 また、新型コロナウイルス感染症対策経費等の全庁横断的に対応する経費ということで、こちらについては、後ほど見ていただければと思いますが、64ページ、65ページに記載しております。新型コロナウイルス感染症対策ですとか、そのほか、新庁舎整備及び業務改善等、それから自治体情報システム標準化・共通化、それらの経費については、まとめて記載をしていますので御覧ください。

 それでは、まず私からは、1款議会費、それから2款企画費、11款公債費、12款諸支出金、13款予備費、そして用地特別会計について御説明をいたします。

 まず、その30ページの下のところの表を見ていただきますと、一番上にありますのが、1款議会費となっております。10億7,230万6,000円の予算を計上いたしました。議場システム整備工事等の増から8.0%の増となっております。

 次の2款企画費の予算額は8億5,511万5,000円でございます。管財業務の総務費からの移管などによりまして26.2%の増となっております。

 次に、11款公債費ですが、前年度比23%増の15億9,967万7,000円を計上いたしています。

 それから、12款諸支出金でございますが、基金への積立金及び用地特別会計への繰出金を計上しておりまして、前年度比15.5%減の140億5,079万3,000円となっております。

 それから、13款予備費につきましては4億円を計上しております。

 次に、31ページを御覧ください。1の企画費、企画部の予算概要について御説明をいたします。企画部では、基本構想で描く「10年後に目指すまちの姿」を実現するため、区が取り組む基本的な方向性を示した基本計画に基づきまして、各部が取り組む事項についての進捗管理と部門横断的な調整を進めるとともに、区政の主要課題の解決に取り組んでまいります。

 基本計画の前期、令和3年度から4年度の進捗状況を踏まえまして後期の取組を着実に推進するため、後期、令和5年度から7年度になりますが、こちらを計画期間とした実施計画を策定いたします。構造改革実行プログラムに基づく取組につきましては、進捗状況を踏まえまして、取り組むべきものを実施計画に盛り込んでまいります。

 次に、32ページですが、こちらの主な事業について御説明をいたします。上から順にまいります。

 1-01、国有地の取得でございます。鷺宮小学校跡地を活用するに当たりまして、鷺宮小学校内の国有地の取得に向けて、不動産鑑定を行います。

 次の1-02、SDGsの推進でございます。SDGsを推進するため、区民や事業者等への普及啓発事業を実施いたします。

 次の1-03でございますが、資産の有効活用に当たりまして、不動産関連業務の専門性やリスク管理の観点などについて、専門的な知見を有する事業者等に検討支援を受けます。

 1-04につきましては、中野区公式LINEアカウントに運用支援のツールを導入いたします。子育て世帯を中心にアクティブユーザーが多く、かつ拡張性の高いツールであるLINEを活用することで、行政手続のオンライン化を進めるとともに、区政情報の発信をより効果的に実施し、区民の利便性を向上させます。

 次の1-05でございます。被爆地への平和の旅など、次世代の参加機会を増やし、平和事業の拡充を図ります。

 それから、1-06につきましては、中野区基本計画における後期の取組がスタートするに当たりまして、各施策に掲げる目標達成に向けた取組を着実に推進するため、後期の事業展開の具体化及び財政フレームを変更した実施計画を策定いたします。

 次の1-07及び1-08になりますが、中野区基本構想、社会情勢の変化、国・東京都の計画策定状況を把握し、現計画の進捗状況を踏まえまして男女共同参画基本計画及びユニバーサルデザイン推進計画について、それぞれ改定をいたします。

 次のページ、1-09ですが、構造改革実行プログラムの策定・推進等の助言を受けるために設置してきた構造改革推進アドバイザーについては廃止をいたします。

 1-10ですが、用地特別会計において鷺宮小学校内の国有地を取得いたします。令和5年度は、債務負担行為の設定のみを行います。

 次に、用地特別会計について御説明をいたします。恐れ入ります、66ページ、67ページをお開きください。両ページのそれぞれの上段の表が用地特別会計になります。用地特別会計は、用地取得に関する経理を明確にするために設けている特別会計ということでございます。令和5年度は、一般会計での学校用地引取りに伴いまして繰上償還を行うことから公債費が大きく伸び、前年度と比較して大幅な増の87億7,900万円となっております。67ページ、歳出を御覧ください。1款公債費につきましては、公共用地先行取得債の元利償還金です。66ページの歳入につきましては、1款財産収入は、用地取得経費を計上しております。2款繰入金は、公共用地先行取得債の利子分などにつきまして一般会計から繰入れを行っているものでございます。

 以上で議会費、企画費、公債費、諸支出金、予備費及び用地特別会計の説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

 引き続き、各部長から各款ごとの部の予算編成の特徴や主な事業などについて説明いたしますのでよろしくお願い申し上げます。

○海老沢総務部長 私からは、令和5年度当初予算のうち、3款総務費について御説明いたします。

 令和5年度当初予算(案)の概要の34ページをお開きいただきたいと思います。3款総務費の予算額は、250億8,996万4,000円で、新庁舎整備費の増等によりまして、前年度と比較いたしまして124億円余、98.6%増と大きく伸びてございます。なお、総務費につきましては、総務部のほか、会計室、選挙管理委員会事務局、監査事務局の予算も含まれてございます。

 総務部では、中野区基本計画で示された事業が円滑かつ効率的に実施されるよう、人員体制、施設管理、契約事務等により事業部を支援するとともに、効率的に事務改善が進むよう電子化等の基盤整備、人材育成を進めまして組織力の向上を図ってまいります。

 それでは、主な事業につきまして御説明いたします。35ページを御覧いただきたいと思います。拡充、推進の主な事業は記載の事業を予定してございます。

 まず2-01、防災対策の推進でございますが、区役所と区内関係機関に設置されている移動系防災行政無線設備の更新と災害用被服の変更を行います。さらに、中野区一斉情報配信システムにおきまして、多言語化や連携機能の強化等を行いまして、より多くの対象者への情報配信を可能にいたします。

 続きまして、2-02でございますが、統合型GISの本格稼働によりまして、業務の効率化を図るとともに区民や事業者が検索・閲覧等が可能な地図情報を公開いたしまして、区民サービスの向上を図ってまいります。

 続きまして、2-03でございますが、新庁舎整備事業でございますけれども、令和6年度の移転に向けた整備を進めてまいります。

 以上が総務部の主な事業となります。

 続きまして、選挙管理委員会事務局でございますが、2-04、区議会議員の任期満了に伴う選挙の執行費用を計上するとともに、若年層に対する啓発を一層図ってまいります。

 また、会計室では、決算の調製や会計システムの運用、物品管理、検査、出納事務の経費を、監査事務局では、監査委員及び事務局の経費を計上してございます。

 以上が3款総務費の説明でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

○鳥井区民部長 私からは、一般会計の4款区民費、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計について御説明いたします。

 令和5年度当初予算(案)の概要の36ページをお開きください。区民費の歳出予算総額は133億4,263万1,000円でございます。前年度比16億2,914万7,000円、13.9%の増となっております。

 区民部は、自治体としての基本業務を安定的に行うため、住民税、国民健康保険料及び後期高齢者医療保険料の収納率向上に取り組んでおります。また、産業振興、文化芸術振興、多文化共生の推進により、人と人とがつながり、活力ある持続可能なまちの実現を目指します。

 それでは、主な事業につきまして御説明いたします。37ページを御覧ください。

 新規事業は3件でございます。

 3-01、商業振興施策の立案、まちづくりによる影響を評価する上においてのエビデンスとなるデータを取得するものでございます。

 3-02、もみじ山文化センター本館の旧レストランスペースを活用し、区民や区内文化芸術団体の作品展示事業や区民が実際に絵画や造形などを体験できるワークショップを実施することで、区民が身近に気軽に文化・芸術に親しみ、つながりが生まれる機会を創出するものでございます。

 3-03、中野サンプラザの閉館を契機といたしまして、中野サンプラザの外壁を利用したプロジェクションマッピングや中野サンプラザの3Dマッピングなどのシティプロモーション事業を実施するものでございます。

 続きまして、拡充事業は37ページに4件、39ページに1件ございます。

 最初に37ページでございます。3-04、平日に区役所での手続が難しい方に向け申請サポートを商店街等で実施し、マイナンバーカードのより一層の普及を進めるものでございます。

 3-05、希望する商店街に対し「店舗向けキャッシュレス相談会」、「消費者向けキャッシュレス推進イベント」、「キャッシュレス決済機器導入支援」をパッケージ化して、キャッシュレス普及キャンペーン事業を実施するものでございます。

 3-06、中野区商店街連合会が実施する個店や新規出店者に対する伴走型支援事業に補助を行い、商店街の活性化を目指すものでございます。

 3-07、多文化共生を進めるため、中野区国際交流協会を通じて、やさしい日本語出前講座の地域における普及啓発事業や、外国人等を対象とした日本語講座の地域展開を推進するものでございます。

 39ページをお開きください。2項目め、国民健康保険事業特別会計に拡充事業が1件ございます。

 3-15、国民健康保険料のインターネット経由でのクレジットカード払いを可能とするサービスを導入するほか、預貯金調査業務の電子化等により収納業務及び滞納整理業務を強化し、収納率の向上を目指していくものでございます。

 38ページにお戻りください。推進事業、3件でございます。

 3-08、もみじ山文化センター本館の発電設備改修について、機器の調達に期間を要することから、令和5年度に発注するための予算を計上するものでございます。また、もみじ山文化センター西館及び野方区民ホールのトイレや照明器具等の内装を改修するとともに、休館期間中の利用料金収入について指定管理者へ補償するものでございます。

 3-09、旧中野刑務所正門の修復・移築につきまして、基本計画、保存活用計画に基づき、基本設計・実施設計を行うものでございます。

 3-10、中野駅周辺のエリアマネジメントを推進するため、中野駅周辺エリアマネジメント協議会の運営及び中野駅周辺エリアマネジメントビジョンに基づく具体的方策を検討するものでございます。

 続きまして、見直し等事業は、38ページに3件、39ページに2件ございます。

 初めに、38ページの事業を御説明いたします。

 3-11、区外に居住している滞納者に対する調査については、実施当初は効果がありましたが、経年で効果が低下したこと及び滞納整理が着実に進んでおり対象者の減少が見込まれることから、委託しないこととし、課税権を有する自治体に直接照会する方法に変更するものでございます。

 3-12、医療機関や助産院での窓口支払いが経済的に負担となっている被保険者の方に対して、中野区高額療養費資金及び出産資金貸付基金を設けて高額療養費や出産に要する費用として貸付けを行ってまいりましたが、貸付け実績が減少傾向にあることから、当該基金を廃止し、貸付金を予算計上する方法に変更するものでございます。

 なお、廃止する基金の残高は、財政調整基金積立金の財源とするものでございます。

 3-13、産業交流展への初回出展者数が低迷しており、特定の事業者に対する局所的な支援となっているため、区内産業PR事業における事業の一部を他の施策と統合し、残りは廃止するものでございます。

 39ページを御覧ください。3-14、登録事業者数や求人情報数、アクセス数が伸びていないことから、サイトの運営は令和4年度をもって終了し、有効な区内中小企業者の支援策を検討するものでございます。

 3項目め、国民健康保険事業特別会計に見直し等事業が1件ございます。

 3-16、国民健康保険の資格証明書と短期証の交付基準を見直すことで、発行に関する事務の簡素化や経費の削減を進めるものでございます。

 続きまして、特別会計について御説明申し上げます。

 66ページ、67ページをお開きください。下段の国民健康保険事業特別会計でございます。当初予算額は、歳入・歳出ともに360億4,400万円で、前年度より34億9,100万円、10.7%の増となってございます。

 主な増減について御説明いたします。

 67ページ、歳出を御覧ください。医療費の増加によりまして、2款国保給付費が21億8,906万6,000円の増となったほか、3款国保事業費納付金が12億5,512万3,000円の増となっております。

 66ページ、歳入を御覧ください。1款国民健康保険料は、1人当たり保険料の増加及び想定収入率の増加により7億2,078万円の増となっております。次に、4款都支出金が、国保給付費の増に伴って保険給付費等交付金が増えたことで21億6,232万9,000円の増となっております。次に、5款繰入金が、納付金の増加に伴うその他繰入金の増加等により6億4,779万円の増、7款諸収入が、退職被保険者分国保事業費納付金の精算終了に伴う収入の減により3,989万9,000円の減となっております。

 以上が国民健康保険事業特別会計でございます。

 続きまして、68ページ、69ページをお開きください。上段の後期高齢者医療特別会計でございます。当初予算額は歳入・歳出ともに79億2,100万円で、前年度より3億3,600万円、4.4%の増となっております。

 主な増減でございます。

 まず、69ページの歳出を御覧ください。1款広域連合納付金が、保険料負担金の増などにより3億3,965万2,000円の増となってございます。

 68ページ歳入を御覧ください。1款後期高齢者医療保険料が、被保険者数の増加などにより1億8,204万9,000円の増となっております。

 以上が後期高齢者医療特別会計でございます。

 私からの御説明は以上でございます。

濵口子ども教育部長、教育委員会事務局次長 私からは、子ども教育部、教育委員会事務局の予算につきまして御説明させていただきます。

 着座にて失礼いたします。

 令和5年度当初予算(案)の概要、40ページをお開きください。5款子ども教育費の予算額は607億4,803万2,000円と、前年度より152億8,101万1,000円の増となりました。子ども教育部、教育委員会事務局では、未来ある子どもたちの育ちを地域全体で支えるまちの実現に向けて、新しい基本計画における重点プロジェクト「子育て先進区の実現」を推進するとともに、目指すまちの姿を実現するための子育て・子育ち支援、学校教育の充実に向けた取組を実施します。

 また、「一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切り拓く力を育む教育」の実現に向け、教育の質を向上させるとともに、様々な教育課題に的確に対応していきます。

 それでは、主な事業につきまして御説明いたします。

 42ページを御覧ください。4-01、中野区子どもの権利に関する条例の推進では、子ども相談室に係る面談室の什器の整備、相談室の愛称やキャラクターの募集、子どもの権利の普及啓発を実施いたします。

 4-02、子どもの貧困対策の推進では、学習支援事業や子ども食堂への支援の充実を図るとともに、生活に困窮する子育て家庭を必要な支援につなげるための体制の充実を図るほか、東京都立大学が実施する「令和4年度子どもの生活実態調査」の詳細分析を行います。

 4-03、里親支援の拡充では、里親支援について、家事援助や相互支援制度などの養育支援を拡充することにより、里親の登録数の拡大及び委託促進を図るほか、里親へ委託されていた児童に対し、委託解除後も安定して自立できるよう支援いたします。

 4-04、一時保護中及び里親家庭で生活する子どもの権利擁護推進では、一時保護中及び里親家庭で生活する子どもを対象に、第三者が子どもの声を聴取し、児童相談所が行う処遇等に関し子どもの声を尊重する仕組みをつくります。

 4-05、ひとり親家庭支援では、ひとり親家庭に対し、情報発信の強化、相談しやすい環境づくり、関係機関と連携した支援の強化や養育費確保に向けた支援を行うほか、離婚調停中で実質ひとり親家庭となった家庭に対し、金銭給付を行います。

 4-06、高校生等(18歳以下)医療費助成事業では、高校生等の保健の向上と健全な育成を図り、子育ての支援に資することを目的として、養育者に対し、高校生等に係る医療費助成を実施いたします。

 続きまして、43ページを御覧ください。4-07、子育て家庭ホームヘルプサービス事業では、令和4年度より児童がけがや病気で保護者が勤務等で介護ができない場合にホームヘルパーの派遣を依頼できる事業をひとり親家庭以外にも拡充して実施しており、令和5年度も継続して実施いたします。

 4-08、地域子ども施設等の機能拡充等では、キッズ・プラザ未整備校に、放課後に児童が帰宅せずに利用できる居場所・遊び場を小学校内に整備するため、児童館が実施している学校・地域連携事業を拡充するほか、老朽化が著しい児童館施設の改修や、区立保育園、児童館等の施設改修工事、キッズ・プラザ新規開設の準備、常設プレーパークの設置に向けた検討を行います。

 4-09、児童館の機能拡充等では、ふれあいの家の開館日を拡充するとともに、一部の児童館・ふれあいの家で行っている日曜日乳幼児親子開放事業の実施施設を拡充いたします。

 4-10、子育て支援ハンドブック「おひるね」の発行では、中野区の子育て支援サービス情報を掲載した子育て支援ハンドブック「おひるね」の内容を更新、発行いたします。

 4-11、民間保育施設の新規開設支援では、民間保育事業者が行う認可保育所の施設整備等に対して補助するとともに、認可外保育施設の認可化及び指導監督基準への適合に向けた支援を行います。

 4-12、保育所等の空き定員を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業では、保育所や幼稚園を利用していない未就園児に対し、保育所等の空き定員を活用した定期的な保育モデル事業を実施し、空き定員の活用方法等の検証を行います。

 続きまして、44ページを御覧ください。4-13、私立幼稚園等預かり保育推進補助金では、私立幼稚園等で実施している教育時間前後や長期休業期間中の預かり保育について、現在の交付要件を見直しすることにより、各園の預かり保育の拡充への取組を推進いたします。

 4-14、障害児の受け入れに対する加算では、認可保育施設のうち、障害児の保育時間について標準の保育時間(11時間)に延長して障害児を受け入れている園に対する扶助費を加算いたします。

 4-15、小規模保育施設等における防災対策の推進では、認可保育施設等のうち、総合的な防災対策の取組を行う施設に対して区加算を支給いたします。

 4-16、収納率向上への対策では、保育料の口座振替を促進するため、Webフォームから申込みできるようにいたします。

 4-17、若者育成支援事業では、試行実施としていた大学生・社会人支援事業を本格実施するなど事業の推進を図るとともに、また、中高生年代向け施設の在り方の検討を進めます。

 4-18、ICT支援体制等の充実では、学習用端末のさらなる活用を図るため、学校に対する専門的な支援体制の充実やICT環境の高度化・専門化に対応するため、民間事業者に支援業務を委託し、ICT環境整備を適切かつ計画的に進めます。

 4-19、英語教育の充実では、外国語指導助手配置の充実や、中学校1年生を対象とした宿泊による英語体験活動等の取組を通して英語学習への関心・意欲を高め、コミュニケーション能力の向上を図ります。

 続きまして、45ページを御覧ください。4-20、学校図書館機能の充実では、学校図書館の蔵書を計画的に更新し、子どもたちの読書に対する意欲を高めるほか、全小・中学校において、放課後や夏季休業期間も学校図書室を開放し、子どもたちが安心して過ごせる居場所として活用を図ります。

 4-21、教育相談体制の充実では、増加している不登校傾向の児童・生徒やヤングケアラーなどに対してのきめ細かな支援を充実させるため、スクールソーシャルワーカーの体制を強化するほか、スクールロイヤーを配置し、学校への法律的支援を行います。

 4-22、学校運営協議会・地域学校協働本部の設置では、「(仮称)学校運営協議会」と「(仮称)地域学校協働本部」が、それぞれが持つ役割を十分に機能させ、一体的に推進し、令和5年度においても中学校区を増やしモデル実施を行います。

 4-23、区立学校の再編等では、「中野区立小中学校再編計画(第2次)」に基づく小中学校の統合及び「中野区立小中学校施設整備計画(改定版)」に基づく、学校施設の改修・解体・新築工事、新校舎の物品整備、移転準備等を行います。

 4-24、区立学校の環境改善に向けた計画的な改修等では、小・中学校のバリアフリー化を含め、環境改善に向けた改修や、児童数の増加等に伴い増築などの対応を図ります。

 4-25、ひがしなかの幼稚園の第2園庭の整備では、中野東中学校跡地の一部について、ひがしなかの幼稚園の第2園庭として整備し、教育環境の充実を図ります。

 続きまして、46ページを御覧ください。4-26、通学路児童見守り業務では、通学児童の登下校時の安全対策を推進するために、通学路児童見守り交通安全指導員の配置時間を増やします。

 4-27、区立小中学校の指導体制・組織体制の充実といたしまして、児童・生徒一人ひとりの学習状況に応じたきめ細かな指導を行うため、任期付短時間勤務教員を増員するほか、教員の負担軽減を図るため、小学校の学級担任業務を補佐する職員を配置いたします。

 4-28、中学校部活動の地域移行では、休日における部活動の地域移行に向けて、有識者等による委嘱委員会を立ち上げ、区としての方向性を協議いたします。

 4-29、小学校選択制移動教室業務委託といたしまして、一部の移動教室について、貸切バスや宿泊施設の手配など移動教室の諸業務を委託し、円滑かつ安定的な実施を図ります。

 4-30、中学校総合体育大会連合陸上競技大会の充実では、中学校総合体育大会連合陸上競技大会の会場を、駒沢オリンピック公園総合運動場から新国立競技場へ変更し、また、区立中学校3年生を対象に、陸上競技大会とは別の競技種目を行います。

 4-31、文化、芸術体験の充実では、小・中学生の豊かな感性、想像力、人間性などを育むため、様々な文化、芸術体験の機会を確保いたします。

 4-32、中央図書館児童コーナー等環境改善事業では、子ども読書活動を推進するために、低年齢の子どもたちに魅力ある児童コーナー等を整備いたします。

 4-33、区立図書館蔵書・貸出充実事業では、区立図書館の蔵書を充実させ、貸出し冊数の向上を図るため、蔵書の更新年数の改善を図ります。

 以上が子ども教育部の主な事業でございます。よろしく御審議のほどお願いいたします。

○角地域支えあい推進部長 それでは、令和5年度当初予算(案)のうち、地域支えあい推進部所管分につきまして御説明いたします。

 着座にて失礼させていただきます。

 令和5年度当初予算(案)の概要の47ページをお開きください。6款地域支えあい推進費の歳出予算総額でございますが、87億4,616万1,000円、区全体の歳出合計に占める割合は4.5%でございます。前年度比較では8億8,656万3,000円、11.3%の増となりました。地域支えあい推進部は、誰もが住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らすことができる地域共生社会の実現に向けて、基本計画及び地域包括ケア総合アクションプランの推進に向けた取組を着実に進めてまいります。令和5年度は、今後、さらに複雑化・複合化する区民の生活課題に対応するため、包括的な相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援の三つを柱として、相談支援の質の向上とともに、区民・団体・関係機関との連携した地域づくりや基盤づくりを進め、相談支援体制の強化を図ってまいります。

 それでは、48ページを御覧ください。主な事業についての御説明です。

 まず、5-01、区民活動センターICT環境の向上です。区民生活へのICTの浸透を図るため、各区民活動センターにタブレット端末を配置し、利用の促進と団体活動の活性化を図ってまいります。

 次に、5-02、ヤングケアラー支援です。ヤングケアラーの支援体制を強化するため、実態調査、支援関係者への研修、当事者同士が交流できるオンラインサロンの設置、支援機関の橋渡し役となるコーディネーターの配置等を行ってまいります。

 次に、5-03、地域包括ケア体制の充実に向けた産官学のコンソーシアムの整備です。行政だけでは解決困難な複雑化・複合化した地域課題の解決に向け、孤独対策やフレイル予防など、教育機関、企業等団体の持つ知見・ノウハウを活用するため、コンソーシアムを整備いたします。

 次に、5-04、高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的実施です。国保データベースシステムから抽出しました検診データ等を医療職が分析を行い、健康課題や支援対象者を特定し、高齢者に対する個別アプローチと通いの場等への積極的関与等を行ってまいります。

 次に、5-05、高齢者会館施設の環境改善です。高齢者会館において、和室から洋室への改修工事や平日夜間・土日祝日の受付管理人の配置等を実施し、利便性の向上を図ります。

 次に、5-06、リトルベビーハンドブックの作成です。小さく生まれた赤ちゃんとママ・パパの育児支援としてハンドブックを作成、配付いたします。

 次に、5-07、補聴器購入費用助成の検討です。高齢者の補聴器購入費用助成に係る検討会を設置いたします。

 続きまして、49ページを御覧ください。5-08、介護職員宿舎借り上げ支援事業です。介護保険サービスを提供する事業所の職員に対する宿舎の借上げを支援し、住宅費負担等を軽減することで、介護職員の働きやすい職場環境を実現し、介護人材の確保・定着を図ります。

 次に、5-09、区民活動センター地域支援業務の体制強化です。地域支援業務を活性化するために、圏域における支援対象団体や人口が多い運営委員会に対して、人件費相当額の委託料を加算します。また、集会室空き室状況の可視化に向け、窓口業務委託先へ委託料を加算いたします。

 次に、5-10、区民公益活動の充実に向けた基盤整備とネットワークづくりです。区民公益活動の活性化及び住民参加の促進を図るため、地域団体活動情報の簡易な発信と容易な取得が可能なWebアプリを導入いたします。併せて、Webアプリ活用促進の研修、地域課題分析のための地域データの基盤整備を行います。

 次に、5-11、緊急連絡カード情報による見守りの充実です。既存の緊急連絡カード作成に併せてキーホルダーを配布し、高齢者の外出時の緊急措置対応の充実を図ります。

 次に、5-12、ひきこもり支援事業です。現在の事業の内容を拡充し、新たにひきこもり相談会及びサポーター養成事業を実施するほか、専門相談窓口での対応、啓発活動や参加支援を継続して進めてまいります。

 次に、5-13、妊娠から子育てにかかる切れ目ない相談支援体制の充実です。妊産期・子育て期における相談支援事業や、離乳食講習会等のサポート事業を拡充いたします。また、多胎児家庭支援の強化や産後ケアを行う施設の拡充を図ります。

 恐れ入ります、50ページを御覧ください。次に、5-14、区民活動センター等の整備・改修でございます。初めに、野方区民活動センターについては、トイレ改修、設備更新等を行います。鍋横区民活動センターについて、移転整備を行います。昭和区民活動センターについて、現地で建て替え整備を行います。また、温暖化対策推進オフィス跡施設につきまして、5か所目のすこやか福祉センターとして活用するための改修を行い、開設までの間、昭和区民活動センター建て替え時の仮施設として利用いたします。

 次に、5-15、食事支援を通じた見守り及び健康づくり等の啓発の見直しです。こちらについては、利用状況等を踏まえ廃止いたしますが、利用者に対しては、緊急連絡カードの登録の促進や介護予防事業への参加を促すなど継続した見守りと健康づくりを進めていきます。

 次に、5-16、介護予防普及啓発事業の見直しです。介護予防講演会の単独実施を見直し、介護予防に関連するほかの事業との一体的な啓発を行ってまいります。

 続きまして、特別会計について御説明いたします。

 68ページ、69ページをお開きください。下段の介護保険特別会計でございます。当初予算額は、歳入・歳出とも244億5,800万円で、前年度より4億2,400万円、1.8%の増となっております。

 主な増減についての御説明です。

 69ページを御覧ください。歳出です。1款制度運営費につきましては、システム管理費用の増等により3,533万8,000円の増となっております。2款保険給付費については、介護サービス利用の回復及び介護職員の賃金加算により3億7,364万1,000円の増となっております。3款地域支援事業費についても、同様の理由から1,304万3,000円の増となっております。5款諸支出金は、197万8,000円の増となっております。

 次に、68ページ、歳入を御覧ください。1款介護保険料は、被保険者数の減少が見込まれることから3,592万1,000円の減となっております。また、その他の歳入につきましては、保険給付費の増等により、それぞれ表に記載したとおりの増となっております。

 以上で、地域支えあい推進部所管分の令和5年度総括予算説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○岩浅健康福祉部長 それでは、健康福祉部所管分につきまして御説明をさせていただきます。

 着座にて失礼いたします。

 51ページを御覧ください。健康福祉費の歳出総額は374億8,089万2,000円で、前年度に比べ34億2,484万1,000円、10.1%の増となっております。この主な要因でございますが、令和4年度は補正予算対応としておりました新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業を当初予算に積算したほか、哲学堂庭球場照明及び人工芝の改修工事、生活寮の整備に伴うものでございます。

 健康福祉部では、「誰もが生涯を通じて安心して自分らしく生きられるまち」の実現を目指し、子どもから高齢者、障害のある人などが住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための取組をさらに進めるとともに、区民の継続的なスポーツ活動、健康づくりを推進する事業を実施してまいります。

 また、新型コロナウイルス感染症対策につきましては、感染状況に応じて適切に対応し、区民が安心して相談や医療を受けられる体制を確保してまいります。

 それでは、令和5年度予算の主な事業について御説明をいたします。

 52ページを御覧ください。初めに、6-01、中野ランニングフェスタ支援事業でございます。主催をいたします実行委員会に対しまして補助金を交付するものでございます。

 次に、6-02、第二中学校温水プールを活用した水泳事業でございます。区民の水泳ニーズ対応などに向け、障害児者水泳教室を通年で実施するほか、子どもや高齢者向けの体験会を実施いたします。

 6-03、障害者職場実習受入奨励金でございます。実習生を受け入れた企業に対しまして奨励金を支給するものでございます。

 6-04、重度訪問介護利用者の大学等修学支援事業でございます。重度障害者が修学するために必要な身体介護等を提供いたします。

 6-05、重度障害者等就労支援特別事業でございます。職場等において、身体介護や通勤介助等を行うことで、重度障害者等の就労機会の拡大を図ってまいります。

 6-06、失語症者向け意思疎通支援者派遣事業でございます。失語症者の自立及び社会参加を促進するための支援を行ってまいります。

 6-07、医療的ケア児等支援の連携体制の拡充でございます。医療的ケア児等が地域において必要な支援を円滑に受けることができるよう、関係機関による協議の場の設置と、区内の社会資源や相談援助技術を共有できる場を確保いたします。

 続いて、53ページを御覧ください。6-08、食育の推進でございます。各ライフステージにおける食育リーフレットの作成や講座等を実施することにより意識啓発を充実してまいります。

 6-09、区民向け口腔がん啓発支援事業でございます。口腔がん啓発に係る経費を歯科医師会に補助するものでございます。

 6-10、男子HPVワクチン任意予防接種費用助成でございます。小学6年生から高校1年生までの男子を対象に費用助成を実施していきます。

 6-11、障害者スポーツ等の推進でございます。スポーツ推進委員が区内障害児(者)施設に赴き、ボッチャの体験会などを実施いたします。また、知的障害者文化スポーツ事業に、身体障害者が参加できるプログラムを設置してまいります。

 6-12、障害福祉人材育成研修事業でございます。障害福祉サービス事業所等従事者の人材育成研修事業を委託することにより、障害福祉サービスの一層の質の向上を図ってまいります。

 6-13、障害者福祉会館における医療的ケアの実施でございます。東京都重症心身障害児(者)通所事業を開始し、医療的ケア対象者の受入先を確保いたします。

 6-14、婦人保護事業(困難な問題を抱える女性への支援)の強化でございます。相談員の処遇改善等によりまして適切な支援を一層実施してまいります。

 引き続き、54ページを御覧ください。6-15、インフルエンザ任意予防接種費用助成対象の拡大でございます。未就学児を対象としておりましたインフルエンザの予防接種費用助成を、小・中学生まで拡大をいたします。

 6-16、中野区地域猫共生推進員制度の導入でございます。より多くの地域で愛護動物との共生ができる地域社会づくりを行うため、推進員制度を導入いたします。

 6-17、哲学堂庭球場照明及び人工芝の改修工事でございます。哲学堂庭球場の照明及び人工芝などにつきまして改修工事を実施してまいります。

 6-18、江古田三丁目重度障害者グループホーム等整備事業でございます。区有地を活用し、重度障害者が利用できる施設を区が整備を行うことにいたしました。令和5年度は施設の基本計画を策定いたします。

 6-19、生活寮の整備でございます。中野区やまと荘・大和福祉作業施設は除却、整備費用の補助を行います。中野区やよい荘・弥生福祉作業施設につきましては改修工事を実施いたします。生活寮及び緊急一時保護事業につきましては終了し、整備後は障害者総合支援法に規定するサービスに移行をいたします。

 6-20、成人歯科健診の受診勧奨の実施でございます。40歳から50歳を対象に受診券を送付いたします。

 6-21、中小企業障害者雇用奨励金の終了でございます。国の障害者雇用助成制度の拡充等によりまして、令和4年度をもって終了といたします。

 最後に、55ページを御覧ください。6-22、胃がんハイリスク診査の対象者縮小でございます。受診勧奨を40歳と新規転入者のみに見直しをするものでございます。

 以上、健康福祉部所管分の補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○朝井環境部長 それでは、環境部所管分につきまして御説明させていただきます。

 56ページをお開きください。8款環境費は58億5,975万8,000円で、前年度より1億6,774万3,000円、2.9%の増となっております。この主な要因でございますが、東京23区清掃一部事務組合への分担金の増加によるものでございます。

 環境部は、環境負荷の少ない持続可能なまちの実現のため、区民の生活や事業活動における二酸化炭素排出量の削減、効率的なごみの収集・運搬、ごみの発生抑制・資源化などを推進するとともに、都市における自然環境の保全・創出のための緑化を推進してまいります。また、快適な生活環境を維持するための公害対策に取り組んでまいります。

 次に、主な事業について御説明いたします。

 57ページを御覧ください。新規事業が2件ございます。

 7-01は、中野区における脱炭素社会の実現に向けた分析調査でございます。脱炭素ロードマップの作成に向け、具体的な取組等を検討するため、地域特性を踏まえた二酸化炭素排出量の削減ポテンシャル等の分析調査を実施いたします。

 7-02は、太陽光発電システム補助の創設でございます。再生可能エネルギーのさらなる活用促進のため、新たに太陽光発電システムの設置に対する補助を創設いたします。

 続きまして、拡充事業でございます。

 7-03、プラスチック使用製品の資源化に伴う広報の充実でございます。令和6年度からプラスチック製容器包装に加え、プラスチック製品の資源化を実施いたします。資源・ごみの分別回収方法の一部変更に伴いまして、区民等への周知・普及啓発を充実いたします。

 最後に、7-04、森林環境譲与税の活用でございます。令和5年度は、緑野小学校や中央図書館、北部すこやか福祉センター、区役所新庁舎などにおいて、国産木材による備品購入等に活用をいたします。

 以上が環境部所管分の令和5年度当初予算(案)でございます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○奈良都市基盤部長 それでは、都市基盤部に関わる令和5年度当初予算(案)を御説明いたします。

 令和5年度当初予算(案)の概要、58ページをお開きいただきたいと思います。9款都市基盤費です。当初予算額としましては87億7,331万7,000円、対前年度比10億9,024万7,000円、14.2%の増となりました。都市基盤費は、耐震化促進経費や狭隘道路整備費の増加などから、前年度に比べ増額となりました。

 都市基盤部は、区民の暮らしを支える都市の基盤づくりを担う部門として、道路や公園などの都市基盤の着実な整備や計画的な維持・管理に取り組むほか、多様なニーズに応じた住宅ストックの活用、利用しやすい交通環境の整備及び魅力ある都市景観の形成など、区民が安全に安心して快適に暮らせるまちの実現を目指します。

 それでは、令和5年度の主な事業について御説明をいたします。

 次のページ、59ページを御覧いただきたいと思います。初めに新規事業です。

 8-01、中野二丁目自転車駐車場の移転・開設です。中野二丁目のまちづくりに伴い、仮設で運営していた自転車駐車場につきまして、再開発ビルの開業に合わせ建物内に移転開設します。

 次に、推進事業です。

 8-02、地域の特色を生かした良好な景観の形成です。区民や来訪者等が、快適さ、美しさを感じ、愛着や誇りの持てる都市景観の創造に向けた取組として、景観計画及び景観条例の策定に向けた検討を進めます。

 8-03、下水道施設更新事業です。現在、区が管理している下水道施設について、施設が老朽化していることから、下水道施設の調査と更新計画を策定します。また、優先度の高い路線について翌年度の改修工事に向けた実施設計を行ってまいります。

 次に、8-04無電柱化整備事業です。弥生町三丁目周辺地区の避難道路について、中野区無電柱化推進計画に基づき無電柱化を推進してまいります。

 次に、8-05、区立公園の整備等です。中野区公園再整備計画に基づき、再整備を行う公園の基本設計、実施設計を行います。また、(仮称)上高田五丁目公園について、都市計画手続を進めてまいります。さらに、哲学堂公園保存活用計画に基づき、施工計画の検討を進めてまいります。

 次に、8-06、区内交通環境の整備です。中野区交通政策基本方針に基づき、公民の連携と地域の協働による新たな交通手段の導入を含めた地域公共交通ネットワークの構築に向けてのアクションプログラムとして地域公共交通計画を策定します。また、地域公共交通ネットワークの形成について、実証実験の分析・効果検証を踏まえ、改善等の検討をしながら取組を進めてまいります。

 次に、8-07、統合型GISの構築に伴う電子データ化です。統合型GISを構築することを契機として、共通のプラットフォームとしてのデジタル道路現況平面図の整備と公開するデータの電子化を進めます。

 以上で、都市基盤部所管分の令和5年度予算の総括説明を終わります。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。

○豊川まちづくり推進部長 引き続きまして、まちづくり推進部所管分について御説明をいたします。

 60ページをお開きいただきたいと思います。10款まちづくり推進費の予算額は176億1,135万4,000円で、前年度と比べまして48億8,263万円、38.4%の増となっております。これは、囲町東地区市街地再開発事業関連経費が増額となったことが主な要因でございます。

 まちづくり推進部は、西武新宿線沿線及び中野駅周辺のまちづくりと木造住宅密集地域の防災まちづくりなどを所管し、区内のまちづくりを一体的かつ効果的・効率的に進め、安全性・快適性・利便性が向上し、時代の変化に対応したまちづくりを推進してまいります。

 それでは、令和5年度主な事業について御説明をいたします。

 推進事業が5事業でございます。

 61ページでございます。初めに、9-01、東中野駅東口周辺のまちづくりでございます。令和4年度までの検討を踏まえまして、東中野駅東口周辺のまちの在り方について整理をするとともに、その基本的な考え方を示すため、基本方針の案を作成いたします。

 次に、9-02、防災まちづくりでございます。地震時における地域危険度が高い地域や木造住宅密集地などにおいて、地域の市街地状況に即した防災まちづくりを推進してまいります。

 続きまして、62ページをお開きいただきたいと思います。次に、9-03、新井薬師前駅・沼袋駅周辺のまちづくりについてでございます。新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区で、交通環境の改善、にぎわいと魅力あふれるまちづくりや防災性の向上に向けた取組を進めてまいります。

 次に、9-04、野方駅・都立家政駅・鷺ノ宮駅周辺のまちづくりでございます。西武新宿線の野方駅から井荻駅間の連続立体交差事業の早期実現を目的として、野方駅、都立家政駅及び鷺ノ宮駅の各駅周辺のまちづくりの検討を進めてまいります。

 続きまして、63ページをお開きいただきたいと思います。最後に、9-05、中野駅周辺のまちづくりでございます。中野駅周辺各地区のまちづくりを推進してまいります。中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備に係る建物本体工事を進めるとともに、中野二丁目地区、中野三丁目地区及び中野四丁目新北口駅前地区において実施する土地区画整理事業、並びに囲町東地区及び中野二丁目地区における第一種市街地再開発事業について、事業費の一部を補助し、各事業の推進を図ってまいります。また、中野駅新北口駅前広場の実施設計や仮設駐輪場移設工事を進めてまいります。

 以上で、まちづくり推進部所管の令和5年度予算に関する説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願いを申し上げます。

○ひやま委員長 以上をもって総括説明を終了します。

 次回の委員会は、2月21日(火曜日)午前10時から当委員会室において開催することを口頭をもって通告します。

 以上で本日の予算特別委員会を散会します。

午後2時20分散会