中野区議会厚生委員会〔令和5年9月1日〕
厚生委員会会議記録
○開会日 令和5年9月1日
○場所 中野区議会第3委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時49分
○出席委員(8名)
日野 たかし委員長
広川 まさのり副委員長
井関 源二委員
黒沢 ゆか委員
間 ひとみ委員
木村 広一委員
高橋 ちあき委員
中村 延子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
地域支えあい推進部長、地域包括ケア推進担当部長 石井 大輔
地域支えあい推進部地域活動推進課長、地域支えあい推進部すこやか福祉センター調整担当課長 高橋 英昭
地域支えあい推進部中部地区担当課長 河田 達彦
地域支えあい推進部北部地区担当課長 関田 勇介
地域支えあい推進部南部地区担当課長 田邉 敏幸
地域支えあい推進部鷺宮地区担当課長 村田 佳生
地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長 河村 陽子
地域支えあい推進部中部すこやか福祉センター担当課長、中部すこやか福祉センター所長 鈴木 宣広
地域支えあい推進部北部すこやか福祉センター担当課長、北部すこやか福祉センター所長 荒井 弘巳
地域支えあい推進部南部すこやか福祉センター担当課長、南部すこやか福祉センター所長 伊藤 廣昭
地域支えあい推進部鷺宮すこやか福祉センター担当課長、鷺宮すこやか福祉センター所長 平田 祐子
地域支えあい推進部介護・高齢者支援課長、地域支えあい推進部高齢者支援担当課長 古本 正士
健康福祉部長、保健所次長 鳥井 文哉
健康福祉部福祉推進課長 中谷 博
健康福祉部スポーツ振興課長 鈴木 康平
健康福祉部障害福祉課長 辻本 将紀
健康福祉部障害福祉サービス担当課長 大場 大輔
健康福祉部生活援護課長 葉山 義彦
健康福祉部生活保護担当課長 只野 孝子
健康福祉部保健企画課長、健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長 中村 誠
健康福祉部保健予防課長 鹿島 剛
健康福祉部生活衛生課長 秦 友洋
○事務局職員
書記 立川 衛
書記 田村 優
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
地域活動の推進について
地域子育て支援及び地域保健福祉について
介護保険及び高齢者支援について
社会福祉について
スポーツについて
福祉事務所及び保健所について
保健衛生について
○所管事項の報告
1 物価高騰対策について(地域支えあい推進部、健康福祉部)
2 中野区実施計画(骨子)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)
3 施設使用料の見直し方針(案)について(地域支えあい推進部、健康福祉部)
4 横鍋区民活動センター等整備内容の一部変更について(地域活動推進課)
5 新型コロナウイルスワクチン令和5年秋開始接種の実施について(新型コロナウイルスワクチン接種担当)
6 食中毒の発生及び対応について(生活衛生課)
7 その他
(1)鷺宮スポーツコミュニティプラザシャワー室他天井改修その他工事に伴う温水プール一時休場について(スポーツ振興課)
○地方都市行政視察について
○その他
委員長
定足数に達しましたので厚生委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査は5時を目途に進め、3時頃に休憩を取りたいと思いますので、御協力をお願いします。
議事に入る前に、お手元の資料(資料2)のとおり、7月8日付及び9月1日付で委員会参与の変更と異動がありましたので、御承知おきのほどよろしくお願いします。
それでは、議事に入ります。
地域活動の推進について、地域子育て支援及び地域保健福祉について、介護保険及び高齢者支援について、社会福祉について、スポーツについて、福祉事務所及び保健所について、保健衛生についてを議題に供します。
初めに、所管事項の報告を受けます。
1番、物価高騰対策についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、物価高騰対策について御報告をいたします(資料3)。
なお、本件は、当委員会のほか、建設委員会及び区民委員会を除く閉会中の各常任委員会において御報告をするものでございます。
区は、物価高騰の影響により、経済的に厳しい状況に置かれた区民や区内事業者を支援するための対策を講じているところでございます。しかしながら、依然として物価高騰が続いていることから、東京都の6月補正予算で計上された対策等を踏まえ、追加の対策を講じてまいります。
まず、対策事業について御説明いたします。
対策は、1の実施中または実施予定の対策として7事業、次項に移りまして、2の検討中の対策として8事業を記載しております。
当委員会の所掌事項といたしまして、まず、地域支えあい推進部の関係事項を御説明いたします。
初めに、1の実施中または実施予定の対策についてでございますが、こちら、これらはいずれも当初予算及び補正予算の議決を頂き、実施または実施に向けて準備を進めている事業でございます。地域支えあい推進部は該当がございません。
2ページを御覧いただきまして、2の検討中の対策についてでございます。第3回定例会で提案する補正予算に計上する想定で検討を進めている事業でございます。
当部につきましては、医療機関等物価高騰対策、概要は、医療機関等に係る物価高騰の負担増に対する援助を行うものでございます。
もう1項目、介護サービス事業所物価高騰対策、介護サービス事業所に係る物価高騰の負担増に対する補助を行うものでございます。
地域支えあい推進部関連は以上でございます。
中谷健康福祉部福祉推進課長
それでは、私から健康福祉部の所管部分について御説明いたします。
まず1、実施中または実施予定の対策のうち、福祉タクシー・福祉ガソリン事業が健康福祉部の所管部分でございます。
次に、2、検討中の対策のうち、医療機関等物価高騰対策、公衆浴場物価高騰対策、障害福祉サービス事業所物価高騰対策が健康福祉部の所管でございまして、いずれも物価高騰による各事業所の負担増に対し補助を行うものでございます。
続きまして、3のその他についてでございます。御説明させていただきました対策のほか、今後も区民生活や経済状況などを注視し、時期を逸することなく必要な対策を行ってまいります。
最後に、参考の部分についてでございます。令和5年度の地方創生臨時交付金の交付見込額は、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金と低所得世帯支援枠及び通常分合わせて、15億3,829万3,000円となっております。
本件につきまして御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
黒沢委員
ありがとうございます。2点質問させていただきたいと思います。
今の報告の中にも対象となっているものの中に助産院は含まれていますでしょうか。
二つ目の質問ですが、1事業所当たりどれぐらいの金額、まだ検討中ということかもしれませんが、どれぐらいの金額なのか、もし分かっていれば教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
助産院につきましては、2、検討中の対策の医療機関等物価高騰対策、この医療機関等のところに含まれておりまして、地域推支えあい推進部のほうで担当してまいります。
金額につきましては、東京都の補助に準じて行う予定でございますけども、第3回定例会に提案する前でございますので、具体的な金額につきましては控えさせていただきます。
木村委員
今ありました医療機関等の物価高騰対策に関して、もう少し内容を具体的に、どの団体とか、どの機関に支援するのか、教えていただけますか。
中村健康福祉部保健企画課長
現在検討中の内容でございますけれども、対象といたしましては、医療機関、病院、それから診療所、歯科診療所、それから助産所、調剤薬局、施術所――あんま、はり、きゅう、柔道整復といった施術所を対象として、食材費及び光熱費の一部について補助することを考えてございます。
木村委員
さっき助産師のところで、何か東京都の予算に準じてという話があったんですけども、今言われた団体とかを今回支援するというふうに選んだ理由を教えていただけますか。
中村健康福祉部保健企画課長
東京都のほうで、本年度上半期につきましては、支援をするということで示されてございます。下半期については、都として行うということがない状況ですので、継続的な支援が必要と区が判断して行うものでございます。
木村委員
じゃ、東京都が上半期支援しているところで、継続的な支援が必要というところなんですけども、支援することは全然よしとしているんですけれども、この東京都の予算で支援されているところ、要は、それで厚生委員会、この委員会に係る所管に係るところを全て継続したということですか。
中村健康福祉部保健企画課長
東京都が上半期について支援をするところと同じ対象について支援することを考えてございます。
木村委員
すみません、ちょっと今答弁がよく分からないのですが。ここでは医療機関とか、介護とか、障害者も入っていますよね。恐らくこれが全部東京都の継続ということなんでしょうけども、それ以外で東京都が仮にほかの分野を補正予算で支援していたとしたら、そこも支援しているのか。要は東京都で扱った団体というのを全て中野区で今回支援するという――いやいや、厚生委員会の所管の範囲の中での話ですけども――それを全部、全て支援するという形を取っているのかどうかというふうに聞いているんです。
中谷健康福祉部福祉推進課長
全体の調整、企画部の所管なので、漏れなく把握しているかと言われると、そこまでちょっと把握し切れてはいないんですけれども、基本的には、東京都の対象としているところと同じような考えで、各所管から上がってきたものは補助対象としているというふうに理解しております。
木村委員
であれば、一つの考え方としては、東京都が上半期やってきたことを区が継続するというのも考え方としてあるんですけども、これはほかの区も同じような取組をされているんですか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
他区の実施状況、本当にばらつきがあるので、その補助の内容により、また自治体によって様々という状況でございます。
木村委員
分かりました。一応中野区のもちろん判断で、東京都がやってきたとしても、中野区の判断で、団体も選び、支援先も選びということをやってきたということかと思います。
一応これ、仮の話ですけども、今回の東京都の支援というのは、恐らく昨年度からずっと続けてきたものであって、今たまたま下半期がやるかどうか定かではないのかどうか、そこは何か分かっていますか。
中谷健康福祉部福祉推進課長
少なくとも現時点において、明確に補正予算等を計上する動きは把握をしていないということで、今後の状況によるのかなというふうに思います。
木村委員
仮の話ですけども、東京都が下半期、同じ支援をやるとしたら、中野区と二重になるかと思うんですけども、そういった場合はどうされるんですか、区は。
中谷健康福祉部福祉推進課長
そのときの区としての予算の執行状況によると思うんですが、そのときにそのまま執行するのか、どうするのかということも含めて、個々の事業ごとに判断をするのかなというふうに受け止めております。
木村委員
分かりました。単純に二重になるかどうかは分からないし、できればもちろん二重は避けたほうがいいかと思うんですけども。
あと一つ、中野区のほうで東京都の内容をそのまま引き継いだというところなんですけども、中野区でももちろん選んだということかと思うんですが、今回、先ほど医療機関という中で、病院とか薬局とか、歯科、入っていたんですけど、例えば柔道整復師とかあんまとか助産師、これも入っていたと思うんですけども、これはやはり東京都がもちろん入れていたことはあるんですが、これは中野区も選んだということでよろしいんですか。中野区の判断で選んだということでよろしいんですか。
中村健康福祉部保健企画課長
施術所のうち、保険の取扱い、保険診療を行っているところが対象というふうに東京都はしていますので、中野区としても、こちらのそういったところには支援が必要と判断しているものでございます。
木村委員
一つ確認なんですが、中野区では医療機関といった場合は、そういった施術所とか助産師というのが入るということでいいんですか。
中村健康福祉部保健企画課長
医療機関等ということで今回記載をさせていただいているかと存じます。医療機関と明確にしたときには、基本的には病院、診療所、場合によっては歯科診療所が入るものでございます。そのときによって、そのように表現をさせていただいているものでございます。
木村委員
そのときによってと、一番都合のいい話なんですが。私が言いたいのは、そこを入れるなという話じゃなくて、逆で、むしろ今まで例えばコロナ禍のときとか、物価高騰とか、何か医療機関関係に支援をした場合、どうしても医師会、薬剤師会、歯科医師会とか、三医師会に偏る傾向があって、そこしか支援しなかったということも多かったんです。今回、東京都がそこの残りの柔道整復とか、助産師を入れたんで入れたんでしょうけども、今後、やはり東京都はそういった医療機関と思えば大体そういったところも入ってくる、これまでそうなんですよ。ただ、中野区の場合は、そこを外すこともあるんですよ。そこはやはり東京都の傾向も含めて、今後、医療機関での支援を考えた場合、同じように医師会とか歯科医師会とか、薬局、薬剤師会以外の、そういった柔道整復師とか、助産師もしっかりと入れて支援を検討するということをしていただきたいと思っているんですけども、いかがですか。
中村健康福祉部保健企画課長
今回検討している内容でございますけれども、ちょっと先ほどの答弁の繰り返しになりますが、健康保険の保険診療を取り扱っているところというところでしています。保険診療に関しましては、物価が高騰してもそれに価格を転嫁できない、保険点数で決まっている収入に限られるというところがありますので、支援が必要というふうに考えてございます。
木村委員
だから、コロナ禍でもそういった考えを持っているんであればそこにも当然支援するべきだったんだけど、していなかったことがあったので、今言っているんですよね。そこを次、支援を考えるときは、ぜひしっかり検討というか、入れてやっていただければと思います。これは要望です。
委員長
他に質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、2番、中野区実施計画(骨子)についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、中野区実施計画(骨子)について、資料(資料4)に基づき、御報告をさせていただきます。
本報告は、全ての常任委員会におきまして、共通の資料により御報告するものでございます。
それでは、資料、かがみ文を御覧ください。
区では、中野区実施計画の策定に向けた検討を進めております。このたび策定に係る骨子を取りまとめましたので、御報告をいたします。
なお、骨子は、素案に盛り込むことを想定する内容について取りまとめたものであり、今後、議会の御意見を踏まえ、さらに検討を深め、素案を作成していきたいと考えております。
別紙、中野区実施計画(骨子)を御覧ください。
実施計画の構成につきましては、第1章、中野区実施計画について、第2章、重点プロジェクト、第3章、基本目標別の政策・施策、第4章、区政運営の基本方針、第5章、財政見通しとなっております。
第1章、中野区実施計画についてにおきましては、実施計画の策定に至った経緯、位置付け、実施計画に盛り込む内容等について記載しております。
第2章、重点プロジェクトにおきましては、基本計画で設定いたしました重点プロジェクトにおける取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしております。
骨子では、実施計画に掲載する新たな展開を検討中の主な事項をお示ししております。2ページから4ページになりまして、重点ポイントというところの下の部分のポチのところが検討中の主な事項となります。
実施計画の掲載イメージにつきましては、4ページの下段に示しておりますので御確認をお願いいたします。
引き続きまして、5ページ、第3章、基本目標別の政策・施策では、基本計画の政策体系に基づき、各施策を推進するための主な取組に係る事業の展開を年度ごとに示すものとしております。併せて、施策における成果指標等、目標値につきまして、基本計画の前期、これは令和3年度から4年度でございますが、こちらの達成状況等を踏まえ、目標値の再設定等を行っております。
実施計画の掲載イメージにつきましては、5ページの下段に示しておりますので御確認をお願いします。
6ページに参りまして、第4章、区政運営の基本方針でございますが、区として目指す質の高い行政サービスの提供に向けて、利便性と生産性の向上を図っていくための具体的な取組について、今後の展開を年度ごとに示すものとしております。
実施計画掲載のイメージにつきましては、6ページの中段に示しておりますので御確認ください。
第5章、財政見通しにおきましては、令和4年度に新たな財政運営の考え方を確立したことなど、基本計画策定時からの状況変化等を踏まえた財政フレームを改めて示すものとしております。
かがみ文のほうにお戻りください。
最後に、今後の予定でございます。
令和5年10月に実施計画(素案)を策定。実施計画(素案)に対する意見聴取の実施。12月に実施計画(案)を策定し、パブリック・コメント手続の実施。令和6年3月に実施計画を策定する予定でございます。策定過程につきましては、各常任委員会におきまして、その都度御報告をさせていただく予定でございます。
御報告は以上となります。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
中村委員
御報告ありがとうございます。今回、この実施計画をつくっていくというところで、骨子というところでの御報告なんですけれども。そもそも、この実施計画をつくるというふうになった理由というのが、ここにも書いてあるんですけれども、基本計画の前期のところの取組というのは割と具体化されているものがほとんどだったのかなというふうには思うんですけれども、後期のところはほとんどが具体化されていなくて、そこの部分を具体化していくというところが目的だったと思うんですけれども、それでよかったですか。まず確認です。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員のおっしゃるとおりでございます。
中村委員
今回、この骨子を見ると、まだまだ何というか、具体的なものは、骨子なので、こういう見え方で、こういうふうにやっていくよというのは、この報告を受けて分かるんですけれども。じゃ、どのように具体化していくのかというところについてはあまり見えない状況なのかなというふうに思うんですが、今後具体化されたものというのは、後期の取組のところが具体的に示されていくというのは、どこの段階で、その次の素案のところでは出てくるものなんでしょうか。やっぱりそこが一番肝で、それが出てきてやっと議論になるのかなというふうに思っているんですけれども、そこはいかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
次回、素案の段階では具体的な内容についてお示しできるものと考えてございます。
中村委員
分かりました。そこを見てからじゃないと、何とも実施計画自体の、何というかな、つくっていくことは重要だと思いますし、具体化をしていかなければいけないと思うんですけれども、何か本当は基本計画自体をつくるときに、今まで前区政では、10年間で10か年計画というのをつくっていたものを5年にぎゅっとしたというのは、やっぱり10年先まで見えなくて、基本計画をつくっても、大体その後期の5年間というのが見えない状態だったからこそ、5年間にしたというところなのにもかかわらず、この基本計画をつくったときに、5か年でもう後期が示されなかったというところもあるとは思うんですよね。一方で、新型コロナがあって、なかなか見えづらくなってしまっていたという状況も理解はしているんですけれども。やっぱりしっかりとどういった施策を打っていく、どういう事業が進んでいくというところが見えた上で、最後の財政フレームだったりとか区政運営の基本方針というところが、何というのかな、ちゃんと事業に基づいて――財政フレームが特にそうなんですけれども、見えてくるのかなというふうに思うんですよね。だから、やっぱりそこがしっかりしてこないとなかなか議論にもならないのかなというふうに思うんですけれども、いかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今、委員のおっしゃるとおり、議論の俎上に乗せるためには、現段階ではまだ不十分だと思っておりますので、今後、素案の策定に向けまして、庁内での議論を加速させて、なるべく具体的な形でお示ししたいと考えております。
中村委員
ありがとうございます。重点プロジェクトのところなんですけれども、もともとの基本計画の中では、プロジェクト設定の背景と、何というんだろう、対応すべき課題とかというところが文字だけで出ていて、そこの項目に対する、こういう事業をやりますよみたいなところは基本計画の中では出ていなかったかと思うんですけれども。というのは多分恐らくあれですよね、これは主な関連施策で示していて、第3章の基本目標別の政策・施策のところにあったから、重点プロジェクトのところには載せないで、そういう整理をしたのかなと思うんですけれども、この重点プロジェクトの実施掲載イメージの4ページのところを見ると、重点プロジェクト自体の中でもそれは示していくという理解でいいんですか。そこの確認をさせてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重点プロジェクトに関しましては、基本計画におきましても、重点プロジェクトと主な関連事業というところで項目を挙げさせていただいております。それを今回に関して新たな展開があるもの、または新規のものについて今回重点ポイントというところの下のところで掲載をさせていただいているというところでございます。
中村委員
ちょっとよく分からなかったけど。前回は主な関連施策というので、例えば子育て先進区のところだと――ああ、違うか、これ。子育て先進区の中の「子ども・子育て家庭に対するセーフティネットを強化します」というところのだと、主な関連施策の施策12、施策14、施策15、施策21、施策25というふうになっているだけだったんですけど、この4ページの下のその実施計画掲載イメージというのを見ると、主な事業展開というところまでここに載せているのかなと思うんですけど。ということは、ごめんなさい、これを重点プロジェクトのところにも載せるし、その後の基本目標別の政策・施策というところもかぶっているというか、重なっているところが多分出てくると思うんですけど、そこにも載せていくようになるのか。何かその全体像がちょっと分からなかったんで伺ったんですけども、そこはそういうふうに整理をするということでいいですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重点プロジェクトの主な事業展開のところにおきましても、確かに委員おっしゃるとおり、基本計画の前期におきましては年次的な展開は書いてございませんけども、そこに関しましても、具体的に載せていくということで考えております。
中村委員
分かりました。確かに、じゃ、どっちが優先なんだとかというところもなかなか難しいと思いますし、重点プロジェクトは重点的な施策だからこそまとめて書いているので、そこでの展開が分かるようにしたほうがいいというのも分かるんですけれども、何か重なってしまうと、またそれはそれでどうなのかなという部分も、ちょっとどっちがいいのかというところは私自身も答えはないんですが、そこの整理の仕方というのは、何かボリュームがすごくなってしまうよりはもうちょっと整理したほうがいいのかなとかというところも感じるところではあるんですが。そこは見えやすく、分かりやすく、実施計画自体が意味のあるものというんですかね、基本計画を全部改定するのはやっぱりすごく大変で、だからこそ機動力を持って実施計画をもって後期の取組を具体化していくというところがやっぱりすごく重要だと思っていますので、そこにちゃんと着眼点を置いて取り組んでいただきたいなというふうに思いますので、これは要望で大丈夫です。よろしくお願いします。
高橋委員
一応この実施計画の骨子というようなことで説明を受けているんだけれども、目を通しただけでも、どこをどうやって読んだらいいんだろうって、何を伝えたいがための骨子なんだろうというふうに疑問に思うことがたくさん出てくるわけです。
それで、何というかな、立ち上がってからここまでに来るのにかなり時間もかかっちゃっているし、素案がもう10月には出てくるわけでしょう。そんな骨子を今出されて、はい、じゃ次、素案です、これ見てくださいよって言われても、ただいまの説明を受けましても、大変理解ができないんですけど、どういうふうに理解したらいいのかという、ちょっとポイントだけ教えてくれたほうが分かりやすいかなと思うんですけど、どうですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今回は、骨子の第1章のところにも書きましたけれども、実施計画というものの考え方でありますとか、実施計画と基本計画の位置付け、こういったものでありますとか、あとは構造改革実行プログラムとの関わり、こういった全体的な関わりというものと、あと重点プロジェクトにおきまして、今新たな展開を考えているものの項目明示でありますとか、あとそれに加えまして全体的な構成、今、先ほどもありましたように重点プロジェクトに関しましても、年次落としをする方針でありますとか、あとそれ以外の記載のイメージでありますとか、そういったことに関しまして、本当に骨子ということで、全体的な性格、概要について御報告をし、御意見を頂きたいというところでございます。
高橋委員
いわゆるこの骨子というのは、今回全部の常任委員会に取りあえずこういう骨子をつくりましたよって報告をしているわけでしょう。それで、素案をつくるまでにあと1か月ぐらいしかないのに、骨子から素案をつくっていく間に、何ていうかな、もっと読みやすいというか、分かりやすいものにしていかなくちゃいけないのに、ここで説明されている内容が全く分かりづらい。そして、うたっている、最初に中野区の実施計画について、こうやってやっていくんですよという、その意味合いは分かりますよ、気持ち的にね。だけど、何ていうかな、最後の令和3年8月に策定した構造改革実行プログラムなんて言ったって、あれは一体どこ行っちゃったんだというような、私たちなんか、ほかの人は思っていないかもしれないけど、うちの会派はそういうふうに思って理解しているし、それがここに反映されているのかいというような理解もあるし、そして、実際にこの重点プロジェクトだけじゃないじゃないですか、計画で進めていくことは。それを、まずはこのプロジェクトに上げたやつだけ頑張っちゃうのというようなことなのか、見えないんですよ、全体が。そこをどうにかうまく考えてほしいと思うんだけど、いかがお考えですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重点プロジェクト以外の個別の事業などを含めまして、今庁内で重点プロジェクト推進会議等におきまして、内容を精査し、素案の内容固めを行っているところでしたので、今おっしゃったような御意見を踏まえまして、全体として分かりやすく、御議論ができる、しやすいような形での素案をまとめるということを考えてございます。
高橋委員
全体で考えていかなくちゃいけないことですから、うちの委員会の部署だけが頑張っちゃっても、なかなかうまいこといかないかもしれないんですけど。今日は骨子の説明を受けましたけれども、素案になった時点で、それぞれが思った意見を言っているわけですから、素案で本当に区民の方が見ても分かりやすいものにしてくれないと、何なんだ、これは一体って、ただ表に書いてあるだけじゃないかになっちゃいけないと思うんですよ。だから、そこのところは十分注意していただきたいと思いますけど、どうでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員おっしゃったように、素案を基に意見聴取など、意見交換会などを行ってまいりますので、そういった御意見が出せるような形で具体化した、分かりやすいような形でまとめてまいりたいと考えてございます。
木村委員
高橋委員がお話しするのはもっともでございまして、ちょっとこれ見ただけじゃ。新しい骨子、例えばこの重点プロジェクトでいけば、具体的に上がっているのは重点プロジェクトの2ですよね、厚生委員会で話せるとしたら。ここに書いている項目が、次の10月の素案のときには、これが具体的にもうちょっとボリュームが広がって、もしくはあともう少し新しいのが加わってとか、そういったイメージでよろしいんですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員おっしゃるとおりでございます。
木村委員
それで、例えばヤングケアラー支援とかは、確かに基本計画には一文も書いていないので、新しく入れるでしょうと。そういった新しいものは入れていくと思うんですけど、例えば②の障害者差別解消推進事業とか、若年性認知症相談支援事業とか、既に基本計画に書いてあるんですよ。書いてあるのに、これがまた出てきているということは、これがさらに何か新しくなるのか、バージョンが変わるのかということだと思うんですよ、ここにもう一回掲げているということは。で、その説明がないのに、またこれやりますよって言われても、何が骨子なのか分からないんですけど。要は、どこがどう変わったのかって、もうちょっと説明しないと、骨子を項目だけ言われても、私たちは分かんないですよ、これ。「すこやか」って書いてあるのは、すこやか福祉センターが何なのというところが、もうちょっと詳しく説明していただければと思うんですけども、いかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
重点プロジェクトに掲載されておりますのが、こちらにありますように、これまでありました基本計画になかったもの、新規のものと、あとは新たな展開があるもの、こちらを、新たな展開を検討中のもの、こちらが事項として挙げているものでございます。個々の取組につきましては、ここには書いてございませんけれども、そういったものにつきまして、素案の段階でお示しをしてまいりたいと考えているところでございます。(「素案になっちゃ駄目なんだよと言うの。ここで先に言ってくれなきゃ」と呼ぶ者あり)
木村委員
今お話があったとおり、要は素案になる前に、これ、何を言っているかが分かんないと、じゃ、新しいこういう項目を加えてくれとか、本当はここで要望をする話ですよね、私たちが、骨子の段階で。これ変えたほうがいいんじゃないか、これ追加をしたほうがいいんじゃないかと。その話が今できないわけですよ。ここに同じような、重複して項目を書いてあれば、これがどういう意味なのか分かんないし、「産学連携」なんかも確かに項目としては書いてないんですけれども、これがどういう意味なのか分からないと、今、ここ、今日報告を受けても、私たちの意見は反映できないという状況なんですよね。これがどうなんですかって聞いています。(「素案で変えてくれるんだったらいいよ」と呼ぶ者あり)
河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長
すみません。私の所管で申しますと、ヤングケアラー支援とひきこもり支援ということになります。ヤングケアラーの支援に関しましては、基本計画に載ってございませんでしたので、新たな取組ということで記載をさせていただきたいと考えてございます。昨年度の厚生委員会の中で、ヤングケアラー支援についての取組については御報告したところでございますので、今年度についてはそういったところを進めております。実施計画におきましては、そちらをさらに継続して推進していきたいというふうに記載をしてまいりたいと思っております。
一方、若年認知症支援につきましては、令和2年に窓口のほうを設置しておりまして、新たな取組ということではないんですけれども、今後強化が必要だというふうに所管のほうで認識をしておりますので、伴走支援というような形をイメージした実施を今後検討していきたいと考えているところでございます。(「全部言ってくれる」と呼ぶ者あり)
辻本健康福祉部障害福祉課長
先ほど委員のほうから障害者差別解消推進事業ということで御指摘を頂きましたので、若干補足をさせていただきます。
この事業の中身でございますが、現行基本計画では、理解啓発事業の実施、あるいは交流のためのサロン事業の立ち上げ等の記載ということだったんですけども、御案内のとおり、失語症者の方への意思疎通支援ということで新規に事業を立ち上げているところでございます。また、来年度以降につきましても、これを拡充する方向で考えておりまして、そういった内容で、今回、新たな展開を検討中の主な事項ということで記載をさせていただいたものでございます。
大場健康福祉部障害福祉サービス担当課長
2ページにございます②の社会とのつながりの中で一人ひとりに寄り添った支援を行うというところの一番最後の2点になります。重度訪問介護利用者の大学等就学支援事業につきましては、今年度から実施している事業で新たな取組というところで、今後継続をして行うということになります。
その下にございます民間活力活用による障害者施設基盤整備・誘導につきましては、基本計画に当初書いてありました江古田三丁目の重度の障害者のグループホームであったり、旧生活寮の件につきまして、新たに再整備を行うというところで、民間の力を活用してその後も、再整備された後も運営をしていくというようなことを記載していくつもりでございます。
鈴木健康福祉部スポーツ振興課長
3ページに記載の地域スポーツクラブ事業につきましては、基本計画にも掲載してございます。また、構造改革実行プログラムでも検討していた項目でして、そちらの検討状況を踏まえまして、これからどのような展開をしていくかというふうなところを改めて記載をさせていただく。方向性につきましては、地域スポーツクラブの自主的・自律的な運営に向けて、例えば公認クラブの拡大や活動支援を行っていくといったことを具体的に示す予定でございます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
そうしましたら、1ページの重点プロジェクト1の①の「子ども・子育て家庭に対するセーフティネットを強化します」のところの重点ポイントの一つ目の三つ目のところでございますけれども、支援検討会におけるリスクアセスメント、中野区児童相談所及び関係機関との連携というところにつきましては、これまでも支援検討会議を行っているところでございますけども、それを継続するとともに、それから各すこやか福祉センター、子ども・若者センターや児童相談所の連携会議に関しましても、継続していくというものでございます。
また、おめくりいただきまして、同じく③の「地域全体で子育てを応援するための体制を整備します」というところでございます。これの二つ目の若者地域活動支援事業というものでございますけれども、こちらに関しましては、政策助成におけるチャレンジ基金助成の実施及び若者会議参加者への申請促進を行っていくものでございます。
続きまして、重点プロジェクト2の①の「区民の多様な課題を受け止め解決につなげる体制をつくります」の重点ポイントの上のところの一つ目、すこやか福祉センター整備・運営につきまして、こちらに関しましては、北部すこやか福祉センターの移転に係る基本方針、基本計画などにつきまして具体化していくというところで、また新しいすこやか福祉センターの機能、体制整備というところで載せているものでございます。
続きまして、3ページの一番上の③「すべての人に居場所があり無理なく見守り、支えあう地域づくりを進めます」の重点ポイントの上のところの一番最初のところ、区民活動センター利用方法の改善につきましては、集会室の空き状況の公開とともに施設予約システムの設計構築というところで載せているところでございます。
続きまして、その下の重点ポイント、「見守り・支えあい、支援に取り組む主体や手法を充実します」のところの高齢者の見守り・支えあい推進事業につきましては、アウトリーチ活動への相談支援業務システムの導入検討というところで、システム導入計画を立てるというところで載せさせていただいております。
地域活動推進課関連は以上でございます。
木村委員
ありがとうございます。重点プロジェクト1にもあったとは思わなかったんで。こういって、ちゃんと報告をもらったほうがよかったというか、逆に、いや、この10月に素案が出る前にやっぱり基本計画、実施骨子とはいえ、ここ数年にかかるような計画なんで、当然、私たち議員のほうも、今ヤングケアラーも含めて、新しいテーマとか、課題もぜひ提案したいというのが当然あるだろうし、この一般質問とか総括質疑で取り上げる可能性もあるので、そういうふうに具体的に報告してもらってよかったと思いますし、ぜひ次の案のときには、それを踏まえて私たちも様々な意見というか要望をさせていただきたいと思っておりますので、ちょうど今日は報告、少ないんでよかったんですけども、こういったお話を聞いて、ぜひ次の素案のときには、さらに追加で私たちも提案させていただきたいと思っているんで、それを生かしていただけるようにお願いしたいと思うんですが、いかがですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
委員のおっしゃることを踏まえまして、素案づくりを行ってまいりたいと考えております。
黒沢委員
すみません。今お話しいただいた中でちょっと聞き取りづらくて、2点確認させてください。
新しいすこやか福祉センターの機能の整備とおっしゃっていましたでしょうか。すこやか福祉センターの部分になるんですけれども。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
新しいすこやか福祉センターの機能と体制の整備ということを行ってまいります。
黒沢委員
ありがとうございます。機能と体制ということですね。ごめんなさい、具体的にはどういったことを指していますでしょうか、機能と体制というのは。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
まさに新しいすこやか福祉センターでどういう事業展開をし、どういった人員体制で臨むのかというところを検討していくというものでございます。
黒沢委員
ありがとうございます。新しいというのは、建物が新しくなるわけではなく、今の四つのすこやか福祉センターに対する新しい体制をつくっていくという意味合いでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今、温暖化対策推進オフィス跡に新しいすこやか福祉センターをつくる方向で動いておりますので、そこに関しての機能体制整備ということでございます。
黒沢委員
重点プロジェクトのポイントとして、「支援を必要とする人への相談・コーディネート体制を充実します」と掲げられているのですが、そこは基本的には達成しているというようなところで、新たなところを整備していきますというようなことなんでしょうか。それとも、今現在もコーディネート体制を充実させるために何らかの御施策を遂行中というようなことなんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
高齢者の増でありますとか、子育て状況の変化でありますとか、そういったことを踏まえまして、新たな新しいすこやか福祉センターでの機能、体制というものを現状を前提として考えているところでございます。
黒沢委員
全体として新たなニーズに応えていくために動いているということでしたか。ごめんなさい。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
そういう、今言われているところでは、区内に4か所あるすこやか福祉センターの位置でありますとか、あとはやはり増え続けます高齢者に関しての対応でありますとか、そういった幾つかの課題が現状でもあると思っておりますので、そういうものを踏まえて、今後区として全体としてどういった形ですこやか福祉センターを展開していくか、こういったことを考えていくということでございます。
黒沢委員
ありがとうございます。今すこやか福祉センター、伴走型支援ということで本当に非常に大切な役割を担っていると思います。子どもに関すること、高齢者に関すること、障害に関すること、全ての伴走をされるような場所だと私は認識しておりますが、その点は相違ないでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
全ての支援を必要な方について支援をしていくと、伴走的支援を行うということを原則としてございます。
黒沢委員
その辺りが少し明確に、今誰がどのように子どもの役割の方が、保健師さん等もいろいろ動かれているのは分かっているんですけれども、ちょっと責任がどこなのかみたいなところで、少し分かりづらいという声も学校であったり、福祉の担当の方であったり、すこやか福祉センターの役割ってどこまでなのかなという心配の声も伺ったりします。そうしたところを様々な福祉事業者や学校などに、すこやか福祉センターはこんなふうに活動していきますという体制を明らかにしていっていただけると非常にありがたいと思いましたが、その辺りも含めて、今後対策など検討いただけるのでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
すこやか福祉センターで行っております事業、また関連する、例えば子ども・若者支援センターでありますとか事業相談所、こういったところの関係性でありますとか、どういった場合にそこに相談すればいいのかとか、そういうことについて分かりやすく説明していく、周知するということは大事だと思っておりますので、ホームページ、また各種素材の媒体を使いまして、分かりやすい提供に努めてまいりたいと思います。
黒沢委員
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
あともう一点だけ、聞き取りが少し、また語尾が聞き取れなかったんですが、アウトリーチのところで、相談支援システムの導入とおっしゃっていたかと思うんですが、間違いないでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
アウトリーチ活動への相談支援業務システムというものを検討しているところでございます。
黒沢委員
業務システムというものは、記録などを入れていくようなシステムのことを指していますでしょうか。また、それはアウトリーチチーム内での共有なのか、区内部のどこの部署との共有になるのか。また、包括支援センターやその他機関などの連携ができるものなのか、教えてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
まだ具体的な検討の最初の段階ですので、確定的なことは申し上げられないんですけども、各アウトリーチ活動の際に、例えばタブレットのようなものを持ち歩いて、そこで入力したものが一定のシステム内に集約され、それを各関係機関で共有できる、そういうようなシステムの検討を進めているところでございます。
黒沢委員
ありがとうございます。中野区は、福祉がかなり委託が進んでいる部分も多いので、各部署との連携が分からなかったり、小学校を卒業するとその情報がぷつっと切れてしまったり、いろんな課題があります。そうした意味でも、タブレット端末を使ってなのか、うまく情報のシステムがつながっていくといいなと思っておりますので、期待しております。教えていただいてありがとうございます。
間委員
先ほど木村委員のほうからも出ておりましたけれども、ヤングケアラーの支援というところ、地域包括ケア総合アクションプランを策定された際に、重点プロジェクトの中でこちらに関しては検討をしていくということでしたので、そういったところも含めて検討の結果、この実施計画の中のほうで具体的にどうしていくかというところも含めてしっかりと示されるという流れは、すごく大事なことだと思います。
ただ、ヤングケアラー支援に関して言えば、これまでヤングケアラーの地域協議会等の話の中でも、ヤングケアラーだけというところではなくて、やはり広く、そして地域で連携をして支援をしていかなければならない等、様々、個々だけじゃないよねということは関係者の皆さんもお気づきになっているというところですので、そういったところも含めたヤングケアラー支援がしっかりと示されたりとか、そういったことを期待しております。
特に、こちら、厚生委員会の所管の部分で言えば、重点プロジェクト2の部分が重要だと思うんですけれども、やはり重層的支援体制というところの構築をしてきている中で、この重点プロジェクト2というところもしっかりと実現していくためには、そこでの課題というところもしっかりと併せて検討をした上で、どういうことを実施計画としてやっていくのかということが重要だと思うんですけれども。もちろん検討、併せてしているかなと思うんですが、一応確認をさせてください。
河村地域支えあい推進部地域包括ケア推進課長
ただいまお話を頂きましたヤングケアラーの部分につきましては、今年度、支援検討部会ですとか、コーディネーターの設置、あとは実態調査ということを進めてまいりたいと考えてございます。そちらを進めるに当たって、やはり委員御指摘のとおり、ヤングケアラーだけでないケアラー支援についての御要望等も頂いているところでございますので、今後の検討の中には、そういった様々なケアラーについての支援についても検討してまいりたいと考えてございます。
また、御質問いただきました重層支援の中での課題というところにつきましても、現在、様々な部会を設置して御審議を頂き、来年度の計画作成に、今年度中、計画作成に乗せていきたいというところで検討しているところでございますので、そういったところもまたお示しをしながら、御意見を頂ければと考えてございます。
間委員
ありがとうございます。すみません、ちょっと補足ですけれども、先ほどヤングケアラーだけじゃないって言ったのは、困っている子どもたちの中にヤングケアラーがいるという、その困っている子どもたちを支援していくことが大事だよねということがお話で出てきているかなというふうに思っておりますので、そちらのほうを意識しながらの支援というものを期待しておりますということでした。
あと、すみません、先ほど黒沢委員のほうからも、地域でのすこやか福祉センターの役割についてのこと、御指摘がありましたけれども、すこやか福祉センターの体制を整備した、体制を整えている中で、やはり地域の混乱、これまで高橋委員のほうからも御指摘もありました、地域のほうでなかなかすこやか福祉センターの役割というところが届いていないということも課題だと思います。ずっと課題として今年あると思うんですけれども、こちらも同じく、実施計画の策定に向けて、併せて検討、課題に対しての取組というものも検討されているということでよろしいでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
すこやか福祉センターに関して、分かりやすく周知するというところにつきましては、重点プロジェクトということではなく、経常の事業の中で取り組んでまいりたいと考えてございます。
間委員
取り組まれるということなので、併せての検討ということにもなるかとは思いますけれども。地域の周知ということもそうですけれども、体制を整備するに当たって、一旦やってみるというのは大事ですけれども、体制が変わったという中で、それぞれの地域のよさというところが少し、何というんでしょう、生かしづらくなった地域もあるというように聞いてもおりますし、引き続きこちらも実施計画を実行していく中で、よりすこやか福祉センターの体制が意味のあるものとなるように、本当にこのままでいいのかとかということも疑問を持ちながら進めていっていただきたいというふうに思っております。要望で結構です。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、3番、施設使用料の見直し方針(案)についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
それでは、施設使用料の見直し方針(案)につきまして御報告をいたします(資料5)。
本報告は、全常任委員会において共通の資料により御報告するものでございます。
令和5年第2回定例会におきまして御報告いたしました素案に対する区民意見交換会などを行い、施設使用料の見直し方針(案)を作成いたしました。
初めに、1番、意見交換会等の実施結果でございます。
区民意見交換会は、令和5年7月に3回開催いたしまして、計13名の方に御参加いただきました。区民から電子メールなどで区に寄せられた御意見もございました。関係団体等からの意見聴取は全14団体、計125名の方に御参加を頂きました。これらの意見交換会等で頂いた御意見のうち、見直し方針(素案)に対する御意見の概要については、別紙1のとおりでございます。後ほどお読み取りいただければと存じます。
続きまして、2番、見直し方針(案)及びスポーツ施設の半額措置の取扱いでございます。
意見交換会等の結果を踏まえまして、素案から主に変更した点につきましてはございませんでした。
改定時期も、令和6年7月1日施行と、変更はございません。
見直し方針(案)は、別紙2のほうにも掲げていますので、お読み取りをいただきたいと思います。
2ページに移りまして、3、試算結果についてでございます。
令和5年第2回定例会の際には、令和3年度決算数値を用いた使用料の試算結果をお示ししておりました。令和6年度改定につきましては、令和4年度決算数値を基に算出いたしますので、今回の見直し方針(案)を基に、令和4年度決算数値を用いて試算いたしました。
対象とした66施設、1,368区分につきまして、現行使用料と試算額の増減の状況は、表に記載のとおりでございます。各施設個別区分の試算額につきましては、別紙3を御参照いただければと存じます。
4、パブリック・コメント手続の実施でございます。
見直し方針(案)に関するパブリック・コメント手続につきましては、令和5年9月11日から10月2日まで実施する予定でございます。
最後に、5、今後のスケジュールでございます。
11月以降、パブリック・コメント手続の実施結果を取りまとめまして、見直し方針(案)を決定し、令和5年第4回定例会におきまして、関連条例の改正案を提出したいと考えております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。よろしいでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、4番、鍋横区民活動センター等整備内容の一部変更についての報告を求めます。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
鍋横区民活動センター等整備内容の一部変更につきまして御報告をいたします(資料6)。
1、変更の経緯でございます。
区では、鍋横区民活動センター等――以下、「センター等」と申します――の整備に向けまして、令和5年3月に整備基本方針を策定したところでございます。
一方で、今年度に入りまして、警視庁から鍋屋横丁交番の建て替え・移転を検討している旨の御相談がありまして、同整備予定地の活用の可否について申入れがございました。この間、警視庁と同整備予定地の建物内または敷地内への設置の可能性につきまして協議し、区として整理いたしましたところ、センター等の整備面積や機能の確保には影響がないと見込まれる結果となりました。
これを踏まえまして、センター等の整備に向けて地域で中心となって検討しております運営委員会内の建設検討委員会と意見交換を行いまして、方向性についておおむね合意が得られたことから、センター等整備内容の一部を変更しまして、鍋屋横丁交番の移転についても併せて整備する方向で今後検討していくことといたします。
2、今後の進め方でございます。
検討に当たりましては、地域への丁寧な説明、合意形成を図る必要がありますことから、9月に地域説明会を警視庁とともに実施する予定でございます。
なお、警視庁とは交番の整備方法――例えば単独設置または建物内への併設、こういったものでございますが――及び所有形態、賃貸借または譲渡・区分所有、こういったことにつきましては、さらに協議を進めてまいります。
上記を踏まえまして、整備手法などの協議が整った後に、今年度末に策定予定の整備基本計画に反映していく予定でございます。
スケジュールにつきまして、先ほど申し上げましたとおり、9月22日に地域説明会を実施いたします。12月に整備基本計画(案)を策定し、来年の1月から2月にかけまして地域説明会を実施いたします。来年の3月に整備基本計画を策定する予定でございます。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
間委員
御報告ありがとうございます。建設検討委員会との意見交換会というのは何回くらい、いつごろ実施されたんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
7月に2回実施いたしました。
間委員
最終的に皆様としっかりと意見交換をされたということだと思います。こちらの報告のほうに、おおむね合意が得られたということですけれども、おおむねということは何か合意ではない御意見等あったとは思うんですけれども、どんなものがありましたでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
会としては、最終的に受入れということで表明を御意見いただいたんですけども、議論の中で、やはり施設の1階のしつらえといいますか、そういったところは、一番重要なところだと、建設検討委員会の検討でこれまで考えていらっしゃったというところに、交番が設置されることによって、それが影響を受けてしまうのではないか、そういった御懸念というのを示された方がいらっしゃったということでございます。
間委員
そのような、1階のしつらえというのは本当に大切だと思います。私も、これまでやはりコミュニティを再形成というか、いろんな世代の人が使っていただくということもやはり仕掛けていくべきだと考えておりますので、こちらの御意見、とても貴重だと思いますが、その御意見に対して合意に至っているということですので、区として提案といいますか、どういった方向性が考え得るということを御提示されておりますでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
全体の延床面積でありますとか、基本的な機能については確保できる見込みでございます。その上で、1階につきましては、なるべく警視庁との協議を経て、全体的に影響を与えないような形で例えば間口はなるべく小さくするであるとか、そういったことを今後設計に向けて、様々設計、基本計画を策定している事業者でありますとか、警視庁の方、あと地域の方といろいろ協議をしながら、納得していただけるような形で進めてまいりたいと考えてございます。
間委員
1,700平方メートルで確保の予定だったと思うんですけれども、そうしましたら、場合によっては、例えば階数を増やしたりとかということも考え得るということでよろしいですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
全体で1,700平方メートルは確保できるということは確認できておりますので、それによりまして、例えば階数が変わってくるとかということも含めた検討になってくるとは考えてございます。
間委員
ありがとうございます。そういったことでしたら、地域のお声をしっかりと受け止めながら、すばらしい区民活動センター、実現できると思いますので、期待しております。
併せてなんですけれども、こういった新しい施設をつくっていくに当たって、トイレの中に、障害をお持ちの方が使いやすい機能というのをしっかりと整えていくこと、あと子育て世代にとっても使いやすいものということ、重要だと思うんですけれども、ちなみに鍋横区民活動センター、もしくはその他こちらの所管の担当される施設をつくっていくに当たって、身体に障害のある方が横になることのできる介助ベッドだとかユニバーサルシートと言いますけれども、そういったものですとか、子どもがおむつ替えをするときはおむつ替えのシート、ベッドになりますけれども、ボード、ぱたんと出す、簡単な壁に取り付けられるものがあるんですけれども、そういったものも積極的に導入していくということはお考えなのか、確認させてください。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
様々な方が使いやすい施設としてまいりたいと考えておりますので、設備や備品などにつきましては、極力そういったことを配慮して整備する方向で検討してまいりたいと考えております。
木村委員
交番が移転してくるというところで、一番下の参考のところに、現在の交番の面積等は書いているんですけど、現在延べ床面積が45平方メートルで、要は鍋横区民活動センターに移転してきた場合の整備面積が80から100平方メートルと、言わば倍になっているんですけど、これは何が変わるんですか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
今、女性警察官というものが増えてきているんですけども、現在の鍋横の交番におきましては、そういったものが対応できるような、別の更衣室でありますとかというものが整備できていないというところ。それと区民の相談スペースというものもないということで、そういったものを含めると、80から100平方メートルと書いてございますけども、80平方メートルは欲しいということで、必要だということで聞いているところでございます。
木村委員
80平方メートルということは、単純に今の交番がそのまま移ってくるわけではないという意味では、今回地元の建設検討委員会との意見交換では、具体的なイメージ図というか、当然図面はまだできていないんでしょうけれども、どれぐらいの間口とか、そういった話まではできていないと。要はあくまでも基本的なコンセプトとか数字とか、そういったところの話しかできていないという、そこでの合意ということなんでしょうか。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
具体的な図面での議論というのはできておりません。この本文にも書きましたように、建物の中に交番に入っていただくか、また別の敷地に建てていただくか、こういうところも含めて幅広く今後検討してまいる中で、具体的な案を示して御議論に供していきたいと考えてございます。
木村委員
実際、あそこは商店街のど真ん中というところで、いろんな意味の制約というか、求められるものがあります。前回も区民活動センター、基本計画の直前に、やっぱり地元の反対があって駄目になったということもあって、具体的な落とし込みがあってやっぱり駄目だということになる可能性はまだまだ十分あり得ますので、今後基本計画の案ができて、図面とか具体的なものができて初めて、地域の人がこれで納得するかどうかというところになるので、一応現段階では合意できているけども、これでもう決まったということではなくて、あくまでも本当に具体的なものができてから、これでいいんですかというところの段階で地域と合意ができたかというところにしっかりとこだわっていただきたい。というのと、あとは、これ、ここには書いてないですけど、当然交番なんで、パトカーとか自転車、警察の自転車とか、具体的にそういった附属品と言ったら変ですけども、附属してくるものというのは、今全ての情報というのは伝えてあるんですか。それとも落とし込んでいるというか、今警察から全部聞いて、これですというふうに反映したものを今回説明会のほうに伝えてあるのかどうか、それをお伺いいたします。
高橋地域支えあい推進部地域活動推進課長
まず今回は、鍋屋横丁交番について併せて整備する方向で検討をしていくということでございますので、これで決定というふうには考えてございません。なので、地域に関しましても、いろんな、様々具体的な案をお見せしながら意見交換をして、正式に決めていきたいと考えております。
それで、交番のしつらえといいますか、整備ですけれども、パトカーに関しては、当初はそういう話もありましたんですが、警視庁のほうから、パトカーにつきましては駐車スペースは必要ないというふうに聞いております。また、駐輪スペースにつきましては、一定必要でございます。その辺の細かいところにつきましても、今後区民との地域の検討委員会などにおきまして十分に情報提供をし、意見交換を行った上で正式に決めてまいりたいと考えております。
木村委員
しつこいようですけど、本当に全ての条件を出していただいてからの案、例えばもう実際その設計図もできて、全てほぼ案が固まった上に、やっぱり駐車場欲しいからパトカー1台を置かせてくださいって言われても、もう動けなくなったときに後から言われても、もうこれも反対できづらくなってくるので、そこは本当に慎重にぜひやっていただければと思います。これは要望です。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、5番、新型コロナウイルスワクチン令和5年秋開始接種の実施についての報告を求めます。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
新型コロナウイルスワクチン令和5年秋開始接種の実施について、資料(資料7)により御報告いたします。
令和5年8月9日に開催された厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会での議論を踏まえ、同日付厚生労働省事務連絡にて、新型コロナウイルスワクチン令和5年秋開始接種について方針が示されました。この方針を踏まえ、令和5年度中野区新型コロナウイルスワクチン接種実施計画を更新いたしましたので御報告いたします。
更新した内容、令和5年秋開始接種についてでございますが、(1)接種対象者は、初回接種を完了した生後6か月以上の方、(2)使用するワクチンはオミクロン株XBB1.5対応1価ワクチンの使用を基本といたします。(3)接種間隔はこれまでどおり、前回接種の完了から3か月以上、(4)接種券発送及び接種スケジュールといたしましては、アの65歳以上の高齢者で初回接種を完了した方及び12歳から64歳で令和5年5月8日から7月31日で令和5年春開始接種を実施した方、つまり感染した場合の重症化リスクの高い方等につきましては、接種券発送は8月31日、予約開始日は9月12日、接種開始日は9月20日でございます。
イの、アの該当者以外で初回接種を完了した12歳から64歳の方につきましては、接種券発送日が9月6日、予約開始日が9月15日、接種開始日はアと同じ9月20日でございます。
ウでございますけれども、乳幼児及び小児でございます。初回接種を完了した生後6か月から11歳の方につきましては、ワクチンが入ってくる時期の関係から、接種券発送日を9月14日、予約開始日は9月22日、接種開始日は10月6日といたします。
(5)の接種体制でございますけれども、接種対象者数、こちらは約26万5,500人でございまして、そのうち想定接種者数は、これまでの接種状況から7万3,160人と見込んでおります。
資料のほうをおめくりいただきまして次のページになります。接種の実施場所は区内130以上の医療機関での個別接種、それから高齢者施設等での接種の実施を行ってまいります。
なお、今回の接種では、短期間で集中的に接種を促進するような状況は見込まれず、個別接種のみで接種を希望する方が2か月以内に接種できる見込みであることから、集団接種は実施いたしません。
(6)相談・予約体制につきましては、これまでどおりでございます。
2番の令和5年度接種計画の更新についてでございますけれども、計画は別添のとおりでございまして、更新した部分に下線が引いてございますので、後ほどお読み取りいただければと存じます。
本件についての御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
中村委員
御報告ありがとうございます。秋開始接種の実施についてということで、初回接種を完了した生後6か月以上の方、全てが対象となるということで、対象者はすごく大きいんですけれども、一方で、これまでの接種率のところを見ていくと、そこまで接種率は高くないだろうという予想の下、想定接種者数というのが7万3,160人というふうに出されているのかなというふうに思うんですけれども。年代によって恐らく接種率というのは変わってくるのかなというふうには思うんですが、そこの見込みというのはどれぐらいを担当としては思っていらっしゃるのか。今、8月28日現在の接種率のところをホームページで見させていただくと、70歳以上でも春開始接種を済んでいらっしゃる方が58.5%ということで、やっぱり2回目とか3回目が優に90%超えている中では、なかなか接種率は高くない状況というのが見受けられてはおりまして、もう年代が下がっていけば下がっていくほどどんどん接種率は低くはなっているんですけれども、それに合わせて、こういった見込みを出しているんだと思うんですけれども、いかがでしょうか、教えてください。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
想定でございますけれども、別添のワクチン接種実施計画の23ページのほうを御覧いただければと思いますけれども、こちらに年齢というか、年代別の接種想定を記載してございます。例えば生後6か月から4歳の乳幼児ですと、初回接種完了者の50%で250人、小児も同じように、令和4年秋開始接種完了者の50%で210人、以降、12歳から64歳も令和4年秋開始接種の完了者の50%。65歳以上につきましては、令和4年秋開始接種完了者の65%と見込んでございまして3万2,300人、このような数字を足し上げて想定人数を出したものでございます。
中村委員
分かりました。ありがとうございます。裏面の接種実施場所のところで、こういった状況も踏まえて、集団接種というのは特に必要がないというふうに区として判断されたのかなというふうに思うんですけれども、やっぱり東京都も集団接種の会場を用意されているかと思うんです。そういったところの御案内というのは、もちろんホームページ等々ではしていくという理解でよろしいでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
委員おっしゃるとおり、ホームページ等を使いまして周知に努めてまいります。
中村委員
やっぱり打ちたい人が打てる環境というのを整えていくということは、すごく重要だと思っております。これ、ずっと言っていることなんでしつこくで申し訳ないんですけれども、やっぱり今回、生後6か月から11歳の方というところが、やっぱりこの実施計画のところを見てもすごく低い状況にあって、というのは元々1、2回目接種を終えている方も非常に少ないというのがあります。ワクチンの副反応に対する、何というのかな、理解があまり進んでいなかったりとかというところももちろんあるとは思うんですけれども、一方で、これまでもお話ししてきていますが、そもそも接種枠自体が非常に少ないという状況があって、私自身は子どもに接種をしましたが、私はもうすぐにでも接種をしたかったのにもかかわらず、私ですら非常に苦労しました。というのは、仕事をしている人にとって、夜の枠だったり、土日の枠だったりしないと接種ができないのにもかかわらず、2週間に1回、その枠があるかどうか。それも家の近くにはない。2歳児、3歳児を抱えて、そんな鷺宮まで行けないですよ、私が住んでる弥生町から。という、例えば保育園、お迎えに行って、そのままの足で行くには、なかなか厳しい状況があったという現状があります。これまでもずっと医師会員さんとの調整というのをお願いはしてきているところではあるんですけれども、小児だったり、乳幼児の接種をしている医療機関って、地域でも多かったり少なかったりというところはもちろんあるんですけれども、その地域の中で何とか時間枠というのをどうにか工夫してもらえないものなのかなというのをすごく感じていて、やっぱり子どもを抱えて連れて行ける範囲って限られているわけです。大人だったらどこでも別に、東京都の集団接種だって行けますけど、子どもを抱えていくのって本当に大変で、もうそれだけで、近くにないから諦めようという方もいらっしゃることは事実で、私自身もそういったお声も聞いております。やっぱり熱を出したりとかして、スケジュールが、せっかく土曜日取っていたのに熱を出しちゃったから、予約をばらさなきゃいけなくなって、次の接種はもう取れませんみたいな状況で、何とか私の場合は仕事をやりくりして、15時のちょっと遠い本町の医療機関で接種をすることができましたけれども。でも、そういう融通が利く職場にいる方ってなかなかいらっしゃらなくて、それだけで本当に何か何日も調整に追われてしまうとかということをするんだったら、もう接種を諦めるよみたいな状況に多分陥っている方って本当にいらっしゃると思うんですよね。そういうところにちゃんと寄り添っていけるような仕組みづくりというところをやっぱり改めて考えていかなきゃいけないと思うんですけれども、そこはどのようにお考えでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
接種を受けたいと思っていらっしゃる方が接種を受けやすくする体制の重要性については、担当としては深く認識しているところでございます。地域等の分布につきましても、例えば生後6か月から4歳以上ですと、実施計画のほうの35ページに示しているとおり、大きく偏りはないように医療機関を確保しているところでございます。各医療機関で、例えば発熱外来もしながら、あるいはほかの年代になりますと、ワクチンも違うものを間違えたりしないようにですとか、そういった配慮から時間を分けたり、曜日を限定したりですとか、様々な工夫をしながら、間違い接種を行わないように、各医療機関でも配慮をしていただいているところではございます。接種の選択の余地があまりないということにつきましては、確かに乳幼児、生後6か月から4歳に関しましては、ほかの年代に比べて限定されるというのは認識してございます。今後も機会を捉えて、医師会等に働きかけるなど、調整を図ってまいりたいと考えてございます。
中村委員
様々な努力されていることもよく分かっていますし、間違い接種を防ぐために、医療機関の中で時間を分けてやっていらっしゃるというのもよく分かっていますが、やっぱりこのすこやか福祉センター圏域内で5医療機関しかないとか、中部すこやか福祉センターに至っては3医療機関しかないわけですよね。で、もう1か所が枠として、2週間に1回とか3週間に1回2時間しかないとかなんですよ。という状況の中でどうやって打てというのという状況も生まれていて、一方でその東京都のほうで、小さい子に対する集団接種というのもなかなかない状態で、最初に始まったときなんて、集団接種を始めましたって言ったら、何と10枠しかなかったんですよ、1か月で。という状況なんですよね。
だから、そこは例えば集中する最初の2か月間は大人に集中するけれども、その後は子どもの枠を増やしてもらうとか、そういう何か柔軟な対応というところをもっともっと交渉をしていっていただいて、打ちたいけれども、打てていない人たちというところは必ずいらっしゃるので、そこの需要というところに応えていく必要があるというふうに思っているんです。やっぱり子どもなので、最初打つのは不安だけどと言って、数か月待って、1回目、2回目、3回目の接種を、初回接種を受けた方というのも、私自身も何人も聞いていますし、あの様子を見ている方というのも、小さい子だからこそ多くいらっしゃるので、そういった工夫というのは、今後もしっかり医師会等とも協議をして進めていっていただきたいなというふうに思います。最初のときから医療機関の数、変わっていないんですよね。なので、ぜひそこの御努力を続けていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
乳幼児に関しましては、接種できる医療機関が少ないということは当初からありまして、こちら18医療機関というふうにございますけれども、それも少しずつ交渉を重ねた結果、ここまで拡大してきたという経緯があります。今後につきましても、できるだけ接種をできる医療機関の拡大ですとか、枠の拡大につきましては、機会を捉えまして、粘り強く努力してまいりたいと考えてございます。
中村委員
ぜひそこはお願いします。
すみません。先に聞けばよかったんですが、接種券の発送と接種スケジュールのところなんですけれども、まず65歳以上で初回接種を完了した方及び12歳から64歳で春接種を実施した方というのが最初で、もう昨日接種券が発送されていて、予約開始日が一般の12歳から64歳の方よりも3日間早い、9月12日からというふうになっているんですけれども。なので、リスクが高い方々を優先的に予約を開始するということだと思うんですが、一番多分ここのパイのところで、いわゆる電話での予約というところが多くなるのかなというふうに思うんですが、今回秋接種に向けたコールセンターの回線数というのはどうなっているのか、伺います。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ワクチン接種のコールセンターでございますけれども、9月は30回線を御用意してございます。
中村委員
30回線というのは、これまでのワクチン接種を、いろいろそのタイミング、タイミングでスタートしたときと比べて、数というのは多いんですかね。それとも同じぐらいなのか、少ないのか、教えてください。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
これまで過去の最大は90回線を用意した時期がございます。ですけれども、当初に比べて電話のかかり具合も落ち着いてきたこともございまして、30回線ということで御用意させていただいているものでございます。
中村委員
それは大丈夫なんですかね。ちょっと少し、以前ワクチン、最初にスタートしたときって、予想よりもはるかに回線数が混み合ってしまって、逆に保健所業務のほうにまで影響が出たというふうに理解しているんですけれども、そこは影響ないというふうに見込んでいるのか。もし、例えば、どうしても回線数が足りないってなったら、そこは増やすことができるのか。そこら辺を教えてください。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
回線数に関しましては、もう既に契約をしているもので変更はできないので、ちょっと増加することはできないんですけれども、接種の枠としては十分ございます。それで、毎回そうなのですが、受付予約開始日の始まってからの数時間に関しましては、どうしても毎回集中することがありまして、電話のかかりづらい状況がございます。しかしながら、少し数時間置いてかけていただければ、かかりやすくなってきますので、少しお待ちいただければ予約が取れないという状況はないものと考えてございます。
中村委員
分かりました。混乱がなければ、それはそれでいいのかなとは思っているんですけれども。そこだけ少し心配しているので、お伝えをさせていただきました。
それから、アとイとウのところで、アとイが12歳から64歳の方が対象なんですけれども、ウが生後6か月から11歳の方が対象で、ここだけ接種開始日が10月6日というふうになっているんですが、その理由を教えてください。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
先ほども御説明の中で少し触れさせていただいたんですけれども、年齢ごとにワクチンが違います。生後6か月から4歳までのワクチン、それから5歳から11歳までのワクチンにつきましては、中野区に入ってくるのが9月末の予定でございますので、接種の開始がそれより後ということで、医療機関に配送をし終わったタイミングで、10月6日とさせていただいているものでございます。
中村委員
分かりました。ということは、入ってきてすぐのタイミングでは接種が開始できるような段取りを取っているという理解でいいんですか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
おっしゃるとおりでございます。
井関委員
前回の委員会で、児童、乳幼児に接種券を発送してほしくないというような陳情がありまして、そのときに、木村委員から、ウェブサイト上にメリット・デメリットを並行したものを記載したほうがいいんじゃないかというような発言があったんですが、現在はどうなっていますでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ワクチン接種に関しましては、例えば副反応ですとか、そういったことについては、例えば厚生労働省のホームページに飛べるようにですとか、工夫しながら掲載を行っているところでございます。
井関委員
では、これは要望ですが、リンクを貼るだけではなくて、ぜひ中野区独自の分かりやすいメリット、ワクチンを打つとこういったメリットがありますと、ただ、ワクチンを打った場合、こういった副反応が出る可能性がありますというような記載をぜひやっていただければと思います。
木村委員
大したことじゃないんですけれども。モデルナとファイザーが、要は何本ずつというか、今回は秋のほうですね、両方使うと思うんですけども、これは、中野区の場合はどういうふうになっていますか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ワクチンでございますけれども、まずファイザー社製のワクチンが12歳以上は4万6,800回分、5歳から11歳の方用が600回分、生後6か月から4歳までが600回分、これは10月上旬まででございますけれども、御用意してございます。モデルナ社製のワクチンにつきましては、6歳以上用として8,750回分、こちらも10月上旬までの数でございますが、御用意、供給される予定になってございます。
木村委員
この資料に本数が書いてなかったんで聞いたんですけども、これは要はモデルナだとかファイザーにはまだこだわっている方がいらっしゃるかもしれないんですけど、選べるんですか、これ。数が大分違うんですけどね。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
これまでもファイザー社製のワクチンを希望される方が圧倒的に多い状況がございましたので、先ほど申し上げたとおり。数といいますか、枠としてはファイザー社製のワクチンを使うところが多くなってございます。ただ一方で、モデルナの希望もありますので、一部の医療機関でモデルナのワクチンも打っていただける状況は確保してございます。
木村委員
それは医療機関でのホームページとか、要は、ここはファイザーです、モデルナがここでは打てますという表記というか、表示はされるんですか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ウェブ上で、予約を取っていただく際に、そのようなファイザー、モデルナの別が書いてございますので、選んでいただける形になってございます。
高橋委員
質疑というか、確認なんですけど、ワクチンの件じゃないけど、最近また感染状況が増えてきているというようなことで、人数は今、公表はされていないんだけど、そういう点のことはちゃんと中野区はそれなりに把握する状況下にあるという理解でいいんですか。
鹿島健康福祉部保健予防課長
現在、5月8日以降は定点把握ということになっておりまして、細かく日々のデイリーの状況を把握するということではちょっとありません。確かに中野区の状況としては、毎週月曜日に統計は出るんですけども、前週の。出るんですけども、ただ、正しく本当の感染状況を反映しているのかとかということに関しては、ちょっとコメントは控えさせていただきたいと思います。なぜかと言うと、東京都全体で把握するしか今の状況にはないので、週ごとに。やっぱり例えば、ちょっとここには表はあるんです。あるんですけども、見ても、例えば先々週、1週間遅れで出てくるんですけど、先々週の状況を見ると、中野区はすごく高かったんですね。区の定点医療機関当たりの数で言うと、都内では2番目だったんです。ところが、先週になっていきなり下がって、ほかの区がどんと上がっているんですね。こういう状況を考えても、あんまり軽率にそんな、今週は上がりました、先週は下がりましたなんて言ってしまうと、ちょっと誤るという考え方が出てきますので、東京都全体の様子をちょっと皆さんにはニュースで発表される状況を理解していただくとすごく分かりやすいんじゃないかと思います。だから、区の状況ごとのあれをあんまり狭い範囲で見ていって、今はやっていないね、はやっているねということではないと思います。
ただ、全体的に見ると、現在上がっております。現在、東京都も昨日発表された先週の状況なんですけども、病床利用率も今50%ぐらいに近づいておりますので、かなり切迫していると言えばしていますけども、ただ、皆さん御存じだと思うんですが、今電車の中を見ても、かなりの数の方がもうマスクをしていない状況なので、もう自分で守るしかないということになっておりますので、御了承ください。
広川委員
すみません、1点だけ確認させてください。
32ページのところで、この秋接種のワクチン接種体制というのが出ているんですけれども、ここに接種の回数が最終的にこうなりますよというところで出ているんですけれども、これだけの数のワクチンが中野に入ってくるという理解で大丈夫ですか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらに記載の回数が実施できるようなワクチンは入ってくる予定でございます。
広川委員
生後6か月から4歳のワクチン、これで言うと2,160回分。一方、想定している接種者数というのが250人なわけですね。5歳から11歳で言うと、3,440回に対して、想定しているのは210人というところで、かなり大きな乖離があると思うんですけれども、その点いかがでしょう。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
こちらの接種計画の32ページに書いてございますのは、これだけの体制、要するに接種できる枠を確保するというものでございます。先ほどちょっと御質疑でもありましたとおり、あまり想定者数に近い数字でつくってしまいますと、予約の自由度がなくなるということもございますので、そういったところは少し余裕を見た回数で接種できるように設定しているものでございます。
広川委員
このワクチン、足りなかったら困るんだと思うんですけれども、余り過ぎるのも問題だと思うんですね。ワクチンも税金が使われているわけですし。中野区って、余ったワクチンというのはどうされているんですか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ワクチンの余剰につきましては、例えばその次の回に東京都からもらうときに少なめにする、減らすですとか、あとは、自治体間での融通の仕組みがございますので、足りていない区市町村のほうにこちらの余剰のワクチンをあげる、逆のときにはもらうというような調整をしてございます。
広川委員
今、期限切れのワクチンの大量廃棄みたいなことがすごく問題になっていて、中野区としても、どこかのタイミングで、これまでのワクチン接種やってくる中で、どれぐらいの廃棄があったのかというところを報告していただくことってできますでしょうか。
中村健康福祉部新型コロナウイルスワクチン接種担当課長
ちょっと今手元にすぐ出ないんですけれども、そういったことにつきましては、どこかのタイミングでまとめて御報告することは可能だと思いますので、そういったことを検討してまいりたいと存じます。(「よろしくお願いします」と呼ぶ者あり)
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、6番、食中毒の発生及び対応についての報告を求めます。
秦健康福祉部生活衛生課長
区内の食品営業施設で不利益処分に至る食中毒が発生いたしましたので、御報告させていただきます。(資料8)
1、事件の概要でございます。
令和5年8月10日、中野区内の飲食店で刺身等を喫食した1名が8月11日、胃痛を呈され、翌12日、中野区内の病院を受診し、胃から寄生虫(アニサキス)が摘出されました。中野区保健所では、8月12日、東京都から情報提供を受け、患者調査、当該飲食店の調査を実施いたしました。その結果、発症日時がアニサキスを原因とする食中毒と一致していること、患者が発症日近くにアニサキスが寄生し得る魚介類を冷凍加熱のない状態で喫食したのは当該飲食店が提供した刺身等のみであることから、当該飲食店で提供した刺身等が原因の食中毒で、原因物質はアニサキスと断定いたしました。
原因施設の所在地は、中野区中野、業種は飲食店営業でございます。
食中毒違反の内容としましては、食中毒の原因となった食事の提供ということで、食品衛生法第6条の違反となります。
区では、再発防止のため、8月21日の1日、営業を一部停止の不利益処分を行うとともに、8月21日から27日までの7日間、区ホームページにおいて、当該事業者の名称等を公表いたしました。
不利益処分等の内容は、通常営業停止7日間でございますが、原因食品が生食用魚介類で、寄生虫を原因食品とする食中毒につきましては減算できることになっております。そこで、当該施設に不備はなく、保健所の調査にも協力的で被害拡大の可能性も低いことでありますことを考慮しまして、1日間の営業を一部停止としたものでございます。
再発防止策として、魚介類の冷凍がアニサキス幼虫を死滅させるのに有効なこと、生食用の魚介類を提供する場合は、仕入れた後、速やかに内臓を取り除くこと、調理時や提供前に目視で確認し、アニサキス幼虫を除去することを指導いたしました。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、7番、その他で何か報告ありますか。
鈴木健康福祉部スポーツ振興課長
それでは、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザのシャワー室他、天井改修その他工事に伴う温水プールの一時休場につきまして、口頭で御報告させていただきます。
今回の工事の内容でございますが、鷺宮スポーツ・コミュニティプラザの温水プールにあります強制シャワーの更新、2階、男性トイレ機器の交換及び1階天井部水漏れ補修等を行うものでございます。
この工事に伴いまして、令和5年10月23日から11月5日までの間、最大2週間程度、温水プールのみを休場させていただく予定でございます。
利用される方への周知につきましては、10月5日号区報のほか、区ホームページ、また施設の鷺宮スポーツ・コミュニティプラザのホームページと、9月24日発行の「ないせす」10月号にも掲載いたします。
工事につきまして、御理解と御協力をお願いいたします。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
他に報告はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、地方都市行政視察について御協議いただきたいことがありますので、委員会を暫時休憩します。
(午後2時46分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時48分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、当委員会の今年度の地方都市行政視察は、福岡県北九州市の「母子手帳アプリ「きたきゅう子育て応援アプリ」について」と、福岡県古賀市の「若い世代の生活習慣病予防の取り組みについて」とし、日程は11月1日(水曜日)から2日(木曜日)としたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で地方都市行政視察についてを終了します。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後2時48分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時48分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は、第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から招集させていただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
以上で本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から何か御発言はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の厚生委員会を散会いたします。
(午後2時49分)