中野区議会子ども文教分科会〔令和6年3月1日〕
子ども文教分科会会議記録
○開会日 令和6年3月1日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後7時46分
○出席委員(8名)
斉藤 ゆり主査
山内 あきひろ副主査
立石 りお委員
河合 りな委員
大内 しんご委員
羽鳥 だいすけ委員
久保 りか委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 入野 貴美子
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 石崎 公一
子ども家庭支援担当部長、子ども・若者支援センター所長、教育委員会事務局参事(子ども家庭支援担当) 小田 史子
子ども教育部参事(子ども・若者支援センター児童福祉課長事務取扱、児童相談所長事務取扱、児童相談所児童福祉課長事務取扱) 古川 康司
子ども教育部子ども・教育政策課長、教育委員会事務局子ども・教育政策課長、教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長 渡邊 健治
子ども教育部子ども政策担当課長、教育委員会事務局子ども政策担当課長 青木 大
子ども教育部保育園・幼稚園課長、教育委員会事務局保育園・幼稚園課長 半田 浩之
子ども教育部保育施設利用調整担当課長、子ども教育部幼児施設整備担当課長 藤嶋 正彦
子ども教育部子ども教育施設課長、教育委員会事務局子ども教育施設課長 藤永 益次
子ども教育部子育て支援課長 原 拓也
子ども・若者支援センター子ども・若者相談課長 菅野 多身子
児童相談所副所長、児童相談所一時保護所長 神谷 万美
教育委員会事務局指導室長 齊藤 光司
教育委員会事務局学務課長 佐藤 貴之
○事務局職員
書記 鎌形 聡美
書記 川辺 翔斗
○主査署名
審査日程
○議案
第6号議案 令和6年度中野区一般会計予算(分担分)
主査
定足数に達しましたので、子ども文教分科会を開会します。
(午後1時00分)
第6号議案、令和6年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。
本日の審査はお手元の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、3時頃に休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思います。質疑は本日で終わらせたいと思いますので、皆様の御協力をお願いいたします。
それでは、昨日に引き続き質疑を行います。
初めに、予算説明書補助資料の197ページ、5款子ども教育費、2項教育費、1目教育政策費、事務事業1、教育関係人件費等の質疑を行います。質疑はありませんか。
河合委員
人件費のところでお伺いします。任期付短時間勤務教員というのは、ここの中に数字として入ってきますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
199ページの教育人事に関することの(1)のほうに入っております。
主査
では、そちらでお願いいたします。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
197ページ、事務事業2、教育政策につきまして、質疑はありませんか。
大内委員
この197ページの事務事業2、AEDとか、ここにまた出ているんですけれども、これは基本的に公立の話であって、私立とかには助成金を出していたりするんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
こちらに記載のAEDにつきましては、区立の小・中学校ですとか、図書館、こちらのほうに配置しているものになります。AEDという形で特段私立の小・中学校に補助金を出しているというものはございません。
大内委員
じゃあ、特に設置義務だとか、努力義務だとか、AEDをつけたほうがいいですよということは何にもしていないの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
区のほうから各私立の小・中学校にAEDを設置するようにというような指導等は行っておりません。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
同じく197ページ、事務事業3、教育企画財政につきまして、質疑はありませんか。
河合委員
197ページの教育企画財政のところで、小学校運営に係る教材、教具購入等と中学校運営に係る教材、教具購入等があります。これは両方とも増加しているんですけれども、小学校はたしか1校減ったんじゃないかなと思っていて、各学校1校当たりの値段が増加したということでよろしいでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
1校当たり15%ほど増加しております。
河合委員
これは、15%増加した理由を教えてください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
物価高騰等ございますので、そのことを含めまして15%程度増加させたというものでございます。
河合委員
物価高騰で15%上げたということを今おっしゃっておりましたが、それはこれまで学校側からそのような申出があったということでよろしいですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
校割予算につきましては、各学校のほうから必要な経費については出していただいているところですけれども、より教育の内容が充実するようにと、教材費なんかも、備品なんかにつきましても充実できるようにということで増加したものでございます。
久保委員
今のその小学校運営に係る教材、教具、あと中学校運営に係る教材、教具で、これは中学校のほうも15%増になっているということですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
はい、そのとおりでございます。
久保委員
物価高騰が理由というふうにおっしゃられたんですけれども、実際に購入をする中身について、令和5年度と比較して大きく変わっている点はないんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
基本的な内容につきましては大きくは変わらないということになりますけれども、特にこちらの増額分につきましては、教材の理科備品ですとか、体育用品ですとか、部活のための用品ということで使っていただけるようにということになっております。
羽鳥委員
私もこの小学校と中学校の教材、教具購入等のところで、今、久保委員の質疑のところでいろいろとあったんですけれども、例えば体操着とかそういうのを買うとかというのも、あれは学校が何か選択させて──体操着は保護者負担なのか、保護者負担だけれども、そうかここではないのか。学校が何かカタログみたいなのを持っていて、生徒なんかに一種類指定して学校が選ぶという感じになるんですかね。
主査
休憩します。
(午後1時06分)
主査
再開します。
(午後1時07分)
羽鳥委員
すみません、間違えてちょっと質疑してしまいました。取り下げたいと思います。
ここのところで、多摩産材を使用した什器の購入ということがあるんですけれども、今年度よりも予算が2,000万円から2,600万円ということで増額になっていますが、中身も変わっていると思うんですが、来年度のところではどんな支出をされる予定なんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
令和6年度につきまして、5校で多摩産材を利用しました什器類を購入していく予定となっております。具体的には下駄箱ですとか、椅子ですとか、テーブル等になります。
羽鳥委員
分かりました。今年度のところでは6校だけれども、来年度5校となって、校数としては減るけれども費用は増えるというのは、やっぱりこれもさっきの校割予算のところの質疑であったように、物価高騰とかで単価が上がっているとか、そういうのを見込んでなんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
失礼いたしました。令和5年度につきましては3校になってございます。令和6年度、令和7年度において、多摩産材を活用した什器類のほうについて既存校について配備するという考え方の中で、6年度と7年度は少し増えているというような状況になっております。8年度以降につきましては、改築計画のある学校につきまして改築年度に応じて整備していくと、このような予定を立てているところでございます。
羽鳥委員
分かりました。じゃあ、校数に比例して費用としても増えているということですね。分かりました。
あと、部活動・クラブ活動外部指導員謝礼等というのも今年度よりも増額されているわけですが、この中身についてお答えください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
こちらにつきましても、回数につきまして、学校間のヒアリングを取りまして、意向を聞きまして、回数増というふうにしたものでございます。令和5年度につきましては約3,600回程度ということになっておりましたけども、令和6年度につきましては6,200回程度ということで、回数に応じて予算を増額させたものでございます。
羽鳥委員
活動する、来てくださる学校のところも増えるということなんですかね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
学校につきましては、中学校ですので変わらずなんですけども、学校1校当たりの回数が増えているということになります。
羽鳥委員
分かりました。
あと、謝礼の単価というか、時給でしたっけ、ちょっとお答えいただけますか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
1回当たり2,000円でございます。
失礼いたしました。中学校につきましては3,000円でございます。
羽鳥委員
小学校が2,000円、中学校が3,000円。1回当たりということですと、1回でどのくらい、2時間とか3時間ぐらい活動してくださるんですかね。どうなっているんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
答弁保留でお願いいたします。
主査
分かりました。羽鳥委員、続けますか。(「いいです」と呼ぶ者あり)よろしいですか。
それでは答弁保留のまま、次進みます。
大内委員
ここでいうところの学校再編に伴う廃棄物処理等というのは、どういったものが廃棄されるんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
可燃ごみですとか、不燃ごみですとか……(「その中身を聞いているんだ」と呼ぶ者あり)学校で出ますごみになりますので、紙類もございますし、不燃ごみ等、プラスチック製品等もございますので、学校から搬出されるごみということになります。
大内委員
「再編に伴う」と書いてあるから、例えば、今言っているごみというのは再編に伴わなくても出ることでしょう。普通に日常的に出るごみ。でも、そのごみは上のほうの廃棄物処理、そちらのほうに入っているんじゃないのかな。再編に伴うの、これ。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
失礼いたしました。先ほど申し上げたのが、いわゆる廃棄物処理のほうのものになります。再編に伴う廃棄物につきましては、不要になった机ですとか椅子ですとか、そのような什器類が主なものとなります。
大内委員
この間の総括質疑でもあったんだけど、そういったものというのは再利用できないんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
基本的には耐用年数が過ぎておりますので、学校が不用なものを処分しているということになりますので、再利用はしていないというような状況です。
大内委員
ということは、今現在耐用年数を過ぎているものを使っているということになるの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
大体その年度に合わせて、改築に合わせて耐用年数等になりますので、必ずしも耐用年数が全て過ぎているというわけではございませんけれども、新校舎移転に当たって全て新しくしていると。子どもの椅子、机などについては新しくしているというものになりますので、直ちに使えないというものではないんですけども、老朽化はしているというものになります。
大内委員
ということは、新校になると基本的に全て新しいもので、統合する前の学校から持っていくものは基本的にないと、そういうことになるんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
かなりの部分、子どもたちが使う机ですとか椅子については新しくなりますけれども、一部備品について活用していくものもございますので、運搬をして新しい校舎で使っているものもございます。
大内委員
結局、今質疑していても、具体的に、例えば今回この件に関して、統合する学校に関してこういったものを持っていけるんです、基本的にこういうものというのが、今の一般論なんだよ。ずっと今まで統合していれば出てくる話であって、具体的に今度の、来年度については、これは鷺の杜小学校のところなのかもしれないけども、そこのところではどういったものの備品が再活用されるんですかということを聞きたいわけ。要するに個別に毎年出るものが同じなのか、学校によって違うのか。それは分からない。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
持っていくことは確かなんですけれども、内容につきましては答弁保留をさせていただきます。
大内委員
具体的に聞きたいのは、要するに学校によって、統合する学校によって、新しい学校と古い学校──物品がね、違うだろうから、来年度に関してはこういうのを持っていくけど、こういうのは全部そろえるというふうに言わないと、例えばこれ、「(推進)」と書いてあるから意味が分からないんだよ、この後ろのところに。「廃棄物処理等(推進)」。推進するのかって、これ。拡充だろ、普通、文言的に。もし昨年度より増えているとすると拡充で、推進って、一生懸命捨てるのを推進しているのかというふうに取れちゃうよ──と思わないの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
表記につきましては今後検討したいと思います。
大内委員
最後にします。要は、学校によってはまだ使える備品というのがたくさん残っていた場合、再利用ということを考えないのかな。例えば近隣の中学校とか──近隣というか、中野区内の小・中学校とかで、こういった備品が残っているから使いますかとか、あるいは児童館でもいい、どこでもいい。要するに、まだ耐用年数が半分、20年のところまだ10年ほどしか使っていなくて、まだ残っているので、そういったものをどこどこの学校では、例えば運動具でもそうだろうし、卓球台でも、例えばだよ、卓球台でもそうだし、いろんなものがあると思う。そういうのというのは振り分け──要するに、こういった備品一覧表があって、暗幕とかもいろいろなのがあると思うんだけど、学校で欲しいものはありますかとか、そういうことはやらないの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
答弁保留させていただきます。
主査
ではこちらは保留いたしまして、他に質疑はありませんか。
立石委員
部活動・クラブ活動外部指導員のところで、ちょっと羽鳥委員の質疑、今保留中なのでかぶらないようにと思うんですけど、先ほどの答弁だと3,600件から6,200件ですかね、件数を増やしたというところで、今後、部活動の地域移行化を進めていく上での取組だと思うんですけれども、その数字の根拠というか、積算の根拠について確認をしたいと思います。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
積算根拠につきましては、各学校からの調査に基づきまして、その各学校からの出てきた数字を積み上げているというものになります。
立石委員
今年度については3,600件ですけれども、実際それだと不足をしていて、その不足分を来年度予算、加算しているということなんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
これまでもその範囲の中で行っていただいておりましたので、各学校に改めてどれくらい必要かということを調査したというところになります。
立石委員
来年度については十分な、予算としては計上されているということですかね。その上で、その担い手というところですよね。必要な分だけその指導員の方が確保される見込みがあるのか、その辺についての見解を確認したいと思います。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
回数増になりますので、もちろんこれまでの方の回数が増加していくということになろうかと思いますけれども、現時点で学校のほうから出てきておりますので大丈夫だろうというふうには考えております。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先ほどの部活動の外部指導員の時間ですけれども、特に決まっておりませんので、ばらばらというところになります。
羽鳥委員
分かりました。部活動の状況によってばらばらということなんですけども、いや、私が心配するのは、例えば2時間ぐらいやったとしたら、時給とかにすると1,000円くらいになってしまって、そんな金額で来てくださるのかなというふうなのがちょっとやっぱり心配だなと思ったんですけれども、人の確保という点では問題がないのでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
立石委員の御質問と同じかと思いますけれども、各学校のほうから来ている回数になりますので、これまでの実績を踏まえて出てきている数字かと考えておりますので、確保できるだろうというふうには考えております。
齊藤教育委員会事務局指導室長
関連しまして、指導室のほうでも部活動の外部指導員というのを来年度拡充をしていく方向で検討しています。こちらの部活動の外部指導員というのは、大会の引率等もできるということで、1回大体3時間ぐらいで、枠を今年度よりも倍にしてつける予定ですので、連携をしながらしっかりと中学校の部活のほうを支援していきたいというふうに考えています。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
では、再編に伴う廃棄物処理等のところの答弁保留をそのままにしまして、次に進行いたします。
198ページ、事務事業4、知的資産のところにつきまして、質疑はありませんか。
久保委員
この事務事業のところなんですが、令和5年度は図書館運用支援としてあって、図書館の企画管理、図書館行政の管理及び指定管理業務の統括という言葉がありました。今回は、この令和6年度については、図書館の企画管理、区立図書館の企画管理、学校図書館システムの管理というふうになっていて、指定管理業務の統括というような記述はなくなっているんですけれども、この点の違いは何なんでしょうか。
主査
お答えできますか。
休憩します。
(午後1時23分)
主査
再開します。
(午後1時23分)
久保委員
管理業務の統括という、そういった業務自体がどうなっているのかなということでお聞きをしたところです。また分かったら教えてください。
この区立図書館運営(指定管理)というふうになっておりまして、そこのところも令和5年度とは記述が大きく変わってきております。その辺について御説明いただければなと思うのですが。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
こちらのところにつきましては、指定管理料の中に含めている経費ということで、その内訳を記載したものということになります。通常運営経費、こちらにつきましては運営していくための人件費等が主になるかと思いますけれども、こちらの経費が含まれております。その中で、地域開放型学校図書館運営経費、こちらにつきましては3館ございますけれども、そちらの経費について計上しているものでございます。
その下の公契約条例に係わる人件費増額分、こちらにつきましては基本協定を締結したときからのアップ分ということで記載をしたものでございます。
それから、区立図書館蔵書・貸出充実事業分、こちらにつきましては今年度から充実事業ということで図書購入費を増額させましたので、その経費を記載しているというものになります。
その下の子育て支援アドバイザー配置、こちらにつきましては、令和6年度から中央図書館におきましても子育て支援アドバイザーを配置していただきまして、子育て相談に応じながら図書館に来た保護者への支援をしていきたいということで特出ししたというものになります。
高熱水費高騰に伴う補填経費、こちらにつきましては今年度の高熱水費、こちらにつきましては精算していく経費というふうに位置付けられてございますけれども、こちらにつきまして、今年度予算では対応し切れない、精算できないということがございますので、来年度予算でその分を補填していくということで記載したものになります。
最後の区立図書館システム再構築経費ということで、図書の貸出しですとか本の管理をするシステムがございますけれども、今後、指定管理の中でシステムのほうを再構築をするんですけども、新たにシステムのほうをリプレースしますので、そちらのほうの経費を計上したというものになります。
久保委員
ありがとうございます。要は、指定管理料の中身を分かりやすくこのように記述をしていただいたということなのかなと思って、この点についてはよかったなというふうに思っています。先ほど公契約条例に係わる人件費増額分についての御説明がありました。基本協定を結んだ後についての増加分といいますか、人件費について増加している部分を分かりやすく記述をしたということなのかと思いますけれども、本来のこの基本協定を結んだときの人件費については、ここの通常運営経費の中にも含まれていて、あくまでもこの公契約条例に係る人件費増額分というのは、増額をしたものを示しているということでよろしいでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
基本協定を締結したそのときからの増額分ということになります。
久保委員
分かりました。これ、公契約条例に係わる人件費増額分というふうにあえて記述をしているところがほかに見当たらなかったものですから、ここだけなぜこんなふうにしているのかなというふうにちょっと疑問に思いまして、丁寧にそこを分かりやすくしたというところなのかなと思いますけれども、特段なぜかここにこれを設けたという理由はあるのでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
特段これだけということではないんですけれども、全体分かりやすく表すという中で、こちらのほうについても記載させていただいたところになります。
久保委員
分かりました。その中で、地域開放型学校図書館運営経費、3館については、令和5年度と予算額は変わっておりません。人件費の増については、ここの部分も含めて先ほどの公契約条例に係わる人件費増のところに含まれているということでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
そのとおりでございます。
久保委員
分かりました。地域開放型学校図書館については様々議論をこれまでにもしてきたところなんですけれども、先日も鷺の杜小学校が開校するに当たりまして、地域開放型学校図書館ができると思って楽しみにしているという地域の方にお会いをいたしました。やはり最初にそういった話が地域にもかなり知れ渡っていたんだなということで、私自身も驚いたところでございます。やはりそういった誤解が生じてしまうのはどうかなと思うので、その辺りのところはやはりきちっと説明をしていかなければいけないのではないかなと思いますが、いかがですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
今後開校していきますので、そこの場所の使い方なども含めて学校と話合いをしながら、保護者の方に誤解がないように説明したいと考えております。
久保委員
ありがとうございます。
また、子育て支援アドバイザーの配置を中央図書館にということになっているところですが、この子育て支援アドバイザーの配置というのは、491万7,000円、お一人の方なのかどうなのか、どういった形でこのアドバイザーは配置をされる予定になっているのか教えてください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
1日という形で、約8時間、週4日、図書館のほうに配置するための経費となってございます。
久保委員
この子育て支援アドバイザーの役割なんですけれども、中央図書館にいていただく際に、どんなふうにこの子育て支援アドバイザーが子育て世代の方たちと関わりを持つのか、また、こういった方がここに滞在しているということをしっかりアプローチしていく必要もあるかと思うのですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
子育て支援アドバイザーは現在、中野東図書館のほうに配置しております。こちらにつきましては、指定管理者の自主事業的な位置付けの中で自ら取り組んでいただいたというものになります。その方々は特に児童コーナー等のところにいまして、親子に対しても声をかけたりしながら何か悩みなどがあれば相談に応じていると、このような形を執っておりますので、図書館の事業というようになってまいりますけれども、待つという形よりも、むしろ自ら声をかけていくような、そのような対応になっていくかというふうに考えております。
久保委員
中野東図書館のほうで前例があり、非常に効果的であるということで、今後、中央図書館のほうにも配置をされるということになったというふうに今認識をしているところです。
高熱水費の高騰に伴う補填経費ということなんですけれども、これは、要は令和5年度分の不足分をここで補うというようなことのように先ほどの御説明だとお聞きをしたところなんですが、これ、どのように精算をされるのか教えてください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
令和5年度につきましては、まだそういう意味では確定していないということになりますので、一旦指定管理委託料の中に含めまして、令和6年度にその実際にかかった経費の中から改めて精算する必要があるというふうには考えております。
久保委員
ということは、令和5年度のことが全部精算が終わった後に、令和6年度の中でそこの部分を補填をしていく。この算出根拠なんですけれども、444万7,000円。これはどのようなことを算出根拠にしているんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
こちらにつきましては事業者のほうからの資料となります。
立石委員
ちょっと教えていただきたいんですが、駅前図書返却箱設置使用料と来年度予算、東中野駅ブックポスト設置で予算がついているんですけど、このブックポストと返却箱って具体的にどう違う──同じものですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
同じものになります。この駅前図書返却箱設置使用料というのは中野駅の南口、こちらのところにブックポストがございますけれども、そちらの土地の使用料になります。
立石委員
東中野のブックポストについては来年度設置するので、その購入費も含めてついている、運用費も含めてついているということですね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
設置したいと考えておりまして、あくまでこれはブックポストそのものの経費ということになります。
立石委員
今年度予算には新庁舎ブックポスト設置というふうについていまして、同じようなものを買ってつけるんだと思うんですけど、設置自体は来年度になるわけですよね。このスケジュールとしてはどういう感じなんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
令和5年度のものにつきましては新庁舎用ということになりますので、新庁舎がオープンするまで、今年度予算になりますので、今年度中にということで考えております。東中野につきましては来年度設置していきたいというふうには考えております。
立石委員
新庁舎のブックポストは、今年度中にも設置をするんですね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
今年度の予算になりますので、今年度中に新庁舎のほうに設置していく予定になっております。
立石委員
場所はどの辺に想定されていますか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
今も区役所の入り口のところにブックポストがございますけれども、新庁舎につきましても入り口付近というふうに考えております。
立石委員
分かりました。
今年度、図書館サービスの在り方を御報告いただいた際に、サービスポイントの設置に関して上鷺宮エリアと東中野エリアで今後検討していくと。ただスケジュールについては示されていないと思うんですけれども、来年度予算でそちらに関する調整ですとか、何かそういった予算とか、あるいは方針というのはどうなっているでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
そこにつきましては、まだ現在、未定ということになります。特段そのための経費を計上しているわけではございませんので、内部の中で検討していきたいと考えております。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
羽鳥委員
今の立石委員の質問と関連してなんですけど、東中野駅ブックポストは、いつ頃どこに、東中野駅のところに設置されるんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
まだこれは予算を計上したところになりますので、具体的なところにつきましてはこれから決めていきたいと考えております。
羽鳥委員
分かりました。東中野駅の西口、東口で二つとかじゃなくて、どっちかに一つとか、そういうような感じで検討されているんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
この経費につきましては一つ分ということになります。
羽鳥委員
分かりました。
あと、来年度のところでなのか分からないんですけども、図書のサービスポイントについて、東中野の地域について、また上鷺宮の地域について、来年度はどのような進捗になるのかなと。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
まだ具体的なところまで進んでおりませんので、内部の中で検討を進めていきたいというふうに考えております。
羽鳥委員
分かりました。来年度のところでは、じゃあ具体的にこうしましょうという報告はちょっと出てこない感じなんですかね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
そこも含めて、まだ現在検討中になります。
羽鳥委員
分かりました。
あと、区立図書館の運営に関わってなんですけれども、予特の子ども文教分科会要求資料の2番の区立図書館図書資料購入費の23区一覧(現年度予算、次年度予算案)というのを見ますと、図書購入費の増減が分かるんですけれども、中野区は図書購入費が減少している8区のうちの一つで、一番減少額が大きい3,200万円ぐらいが減額になっているんですね。これって、中野東図書館がたしか今年度まで2万冊ずつ購入していって、最終的に17万冊の図書館にするんですというふうなやり取りをした覚えがあるんですけれども、それがあるからこの金額が減ってしまっているということなんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
中野東図書館のところにつきましては、特別購入ということで3年間入れてきたわけなんですけれども、来年度につきましてはそれが終わるということになります。充実分がありますので、その部分については補填され、多少充実はしていくということになりますけれども、金額的には図書購入費はその分下がってしまうということになります。
羽鳥委員
分かりました。特別購入を除けば、充実をしていきたいということを以前からおっしゃっていたので、通常のといったら何ですけれども、これまでよりは増加をしていくような、充実をしていくような予算で考えていらっしゃるということですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
はい、そのとおりでございます。
羽鳥委員
分かりました。
あと、先ほどの久保委員の質疑のところで、公契約条例に係わる人件費増額分というのが特出しされているということで、私が聞きそびれただけかもしれないんですけれども、今年度のところでは、こういう費用は項目には出ていないけれども計上はされていたんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
公契約条例に基づく賃金のアップ、指定管理料のアップにつきましては、令和5年度につきましてもその公契約条例を踏まえて増額をしていったというところになります。
羽鳥委員
今年度の額については幾らでしたっけ。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
すみません、額につきましては、ちょっと今資料がないので申し上げられないんですけれども、単価的には1,080円から1,170円ということで公契約条例の中で定められておりましたので、今年度それに応じた増額をしております。
羽鳥委員
分かりました。つまり今年度については1,170円じゃなかったな。73円、1円だったかな──ぐらいですかね。そういう、要は区の公契約条例で定める下限額で指定管理の方々に人件費増額分もお支払いしているということなんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
基本協定を結んだときの単価からということで上げるということになりますので、そういたしますと、公契約条例の下限ということになっております。
羽鳥委員
分かりました。指定管理だから、実際にじゃあ幾らで募集されているのかというのは、これは指定管理側のその業者の決めるところということですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
はい、そのとおりでございます。
羽鳥委員
来年度は公契約条例だと1,310円とかでしたっけ。幾らで計算をされているんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
1,310円になります。
羽鳥委員
当然今年度よりは140円上がるわけですけれども、きちんと指定管理業者には1,310円以上にするんだよという指導はあるというか、ちゃんとそれは担保されるんですか。確保されるんですか。渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
平均賃金を見ますと、その金額は確保されておりますので、当然確保されるというふうには考えております。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先ほど答弁保留させていただいたところの図書館の運営支援のところの指定管理業務の統括という言葉になりますけれども、特段意味なく、文言を整理したというところだけになります。
久保委員
文言を整理したということなんですけれども、指定管理業務の、じゃあ統括ということの、当然区が担っていくんだということは変わらないんだと思いますけれども、この言葉が抜けてしまうと、区の責任ってちょっと薄くなってしまったのかななんていう印象を受けたものですからお聞きをいたしました。そういうことは全くないですね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
区の責任がなくなったということではないということになります。
大内委員
一番上の野方図書館会議室管理業務委託の中身を教えてください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
野方図書館会議室というのがございまして、目的外で貸出しをしておりますので、そこの会議室を管理してもらうための経費ということになります。
大内委員
図書館に空いた会議室があるのは野方だけなんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
野方図書館だけになります。
大内委員
それは本来図書館業務を委託しているところに委託しているの。また全然別のところに。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
同じところに委託をしております。
主査
よろしいですか。
他に質疑はありませんか。
休憩します。
(午後1時42分)
主査
再開します。
(午後1時43分)
事務事業4、知的資産のところで何か追加で御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ないようでしたら、こちらにつきましては終わりにします。
では、先ほど事務事業3教育企画財政のところで保留になっていた分、御答弁をお願いします。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先ほど大内委員からの御質問で、廃棄するものについて再利用というところの対応になりますけども、学校間で個別には対応しているというところが一部ございます。それから移転していくもの、持っていくもの、既存校から新校舎に持っていく備品等の内容になりますけども、給食備品ですとか、給食に係る備品ですとか、あと先生方の机、こちらのほうを移転しているものになります。
大内委員
そうすると、給食の使うものとかそういうのは再利用している、人数分確保して再利用している。先生たちの机は新しくしないの。言い方、変だけど。いや、それは耐用年数がまだ全然残っているので持っていくという話なのか、そもそも先生たちの机というのは新規に買う予定がないのか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
新規に買う予定がないということではなくて、十分使えるものというものになりますので、そちらのほうを持っていくということになります。
大内委員
それで先生たちがいいと言っているならいいけど、今度新庁舎に机なんか持っていかないんでしょう。知らないけども。関係ないけど。学校の先生、いや、子どもたちのは基本的に全部出して、学校の先生の机だけ持っていくというのは、今、変わっているから、仕事が、少しずつ。そうなってきた場合に、より使いやすい机みたいなというのかな、今の時代に合ったものに替えていかないと替える機会がないんじゃないのかなと思うんですけど、大丈夫なんですか。そもそもが大体、統合をやるときに先生の机は買わないものなの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先生方の机は、現在ほぼほぼ新品の状態になりますので、そちらのほうを持っていくことになります。
大内委員
別に文句つけているんじゃないんだけど、統合する直前に新品に替えたの。例えば、今度一緒になれば備品の数って増えますよね。両方の学校、これに合わせて新品買ったという。新品というのが1年なのか、2年前なのか、3年前なのかという議論はあるんだけど、ちょっとその辺のところ。だから新品というか、新しいものだから使えるとか言わないと。新品を入れたって、変になっちゃうよ。まあいいや。それは多分そういったことであれば、新品、まだまだ使える机なので持っていくんですということだと思うので、そういう理解しますけれども。
学校間でやっていると言ったんだけど、学校間といっても、知っている学校間はやっているけど、全体的なね。要するに、小学校でいうと今度20校になるのか、21から20になる。中学校は9か。この場合は小学校なんだけど、それでも体育館なんかで使うものというのはある程度同じものもあったりする。だからその学校間でというのは、中野区全部の学校間でという意味ですか、それは。要するに、今度基本的に新しい学校に持っていかないリストで、まだまだ耐用年数が残っていると、一覧がどかんとあって、区内の各学校に対して、こういったものが、例えば跳び箱だったり、体育館のマットレスだったり、例えばだよ。卓球台だったり。そういったものがこうあって、もう古いところの学校とかは、取り替えが必要な学校は言ってくださいと。それを持っていくけれども、今ある学校のやつは廃棄すると。そういう手順なんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
使えるものについて、学校の中で使えるところが、使う学校について、そちらのほうを使ってもらっているということになりますので、使えるものを学校の中で使っていくということになります。
大内委員
その答弁を聞いていると、やっていないように聞こえるんだよ。やっていないならやっていない。じゃあ今後はそういうふうにしたほうがいいんじゃないですかって言うし。やっているんだか、やっていないんだか、僕が聞いたような、統合される学校について、新しく持っていかないものに関して、まだまだ使えるものを廃棄しちゃうのはもったいないから、学校も含めて、公立の児童館とかで、いろんなところで、そういったものを欲しければどうぞというようなことはしていないんですかということを聞いているの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
使えるものにつきましては、全校のほうに周知をして、必要なところの学校がそれを使っているということになります。
大内委員
疑うわけじゃないけど、これから入学式、卒業式に行ったら、どんなものがありますかって、学校にちゃんと来ていますかってチェック入るよ。何かさっきと言っているニュアンスがちょっとだんだん違ってきているので。やっているとは思いますけど、そのようにちゃんと──要するに近隣の、分からないですよ、人間ですから、校長先生同士でやっているのかどうなのかというのがあるから、ちゃんと、SDGsとか片方で言っているわけだから、そういったものを作って、例えば児相でそういったものが欲しいというものが出てくるかもしれない。少なくとも教育委員会の中では、子ども教育部の中ではそういったもののリストがあって、お互い余ったもので使わないものがあったら、児相だって体育館みたいな、小さい体育館、運動するスペースがあるわけだから、そういうところにこういうのが欲しいだとか、ちょうどあったからくださいよとか。その後の、優先順位でどこの学校に持っていくというのは、それはまたそちらで考えてもらいたいんだけど、やっぱりそういうのをちゃんとやったほうが、もしやっていないんだったら今後しっかりやってください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
使えるものにつきましては、十分ほかの学校、庁内等で活用できるようにしていきたいと考えております。
大内委員
ついでに言うと、私立にもそうなのよ。私立の幼稚園でも欲しいとかあるかもしれないし、もっと広げていくと。私立の小・中学校はないと思うけど。そういった、要するに幼稚園なんかでも講堂を持っているところとかあるし、そういうのもなるべく今後は広げていってください。それはお願いしておきます。
主査
そちらは要望ということで。(「はい」と呼ぶ者あり)
ではこちら、事務事業3、教育企画財政のところは質疑終了ということでよろしいですね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
では進行します。
先ほどと同じく、198ページ、事務事業5、学校再編・地域連携のところで、質疑はございませんか。
久保委員
もしかしたら今の大内委員の質疑と重なるかもしれないんですが、新校舎移転に伴う物品購入・移送等というのがありますよね。これは鷺の杜小学校のことなのかなと思うんですけれども、まず確認させてください。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
令和6年度の新校舎移転に伴う物品購入につきましては、南台小と明和中、こちらのほうの物品の購入と移送費用ということになります。鷺の杜小につきましては、今年度中に購入して移送いたしますので、来年度はそちらのほうの学校になります。
久保委員
令和5年度には統合新校の開設に伴う物品購入・移設等で1億4,000万円余が組まれているので、そちらのほうが鷺の杜小ということかと思います。ここの「移送等」というのは、あくまでも旧校舎から新校舎に移送をする際の費用ということなんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
そのとおりでございます。
久保委員
物品購入と移送費って、それぞれお答えいただけますか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
物品購入につきましては2億9,025万7,000円、物品移送につきましては2,703万5,000円でございます。
久保委員
先ほどの廃棄のこともあったんですけれども、1,638万9,000円をかけて廃棄物処理をするということで、2,700万円余をかけて南台小と明和中のほうの移送がかかっているということかと思うんですけれども、例えば先ほどの費用というのは、要するに廃棄をする部分で、ほかのところで使用したいというようなときには移送費がかかってしまうと思うんですね。その移送費というのはどこからも出ることがないのかなと思うと、そういった場合はこの移送費というのは使えるんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
移送費という形の予算ですので、こちらのほうに不用額が出れば、ほかのほうにそのトラックを回すということは可能かというふうには考えております。
久保委員
分かりました。また、そういったことも検討しながら進めていただけたらなと思います。
学校再編計画の検証委託等というので推進となっているんですけれども、これは新規ではなくて推進ですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
予算的には新規ということになります。
久保委員
子ども文教委員会でも学校再編計画の検証が重要だということが常々言われていて、そういったことが令和6年度に行われるのだなというふうに思っていたんですけれども、推進となっていたので、ひょっとしたら報告がなかっただけで、これまでもあったのかなと思ってしまったわけですが、そうではなくて、やはり新規なんでしょうか、これって。委託をして検証するのが新たな事業。その辺はどちらなんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
再編計画の検証ということであれば、それだけを取り上げると新規ということになりますけども、再編計画全体ということになりますと、概要板を作成したりですとか、通学区域図を作成している経費がございましたので、こちらの学校再編計画の検証委託等というところになりますと、全体を含めて推進というふうになります。
久保委員
要するに、この「等」のところに今までやっていたものも含まれているわけですよね。やっぱり学校再編計画の検証委託を改めて行うわけですよね、新規事業として。それは議会からも求められてきたことだったのだから、新規としていただいたほうがいいのではないかな。それをしっかり教育委員会がやっていくという姿勢がそこに現れるのではないかなと思うんですけれども、その考え方は違いますか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
再編計画の検証ということであれば確かに新規ということになります。予算の取りまとめの中で、これまで再編に係る部分があったのでこのような表記といたしましたけれども、考え方としては確かに検証としては新規となるかと思います。
久保委員
検証委託費というのはどのぐらいを考えているんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
935万円でございます。
久保委員
どのようなところに委託をされるのでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
これから入札ということになりますので、まだ決まっておりませんけれども、様々な、国ですとかほかの自治体等で経験があるようなコンサル等を探していきたいと考えております。
久保委員
分かりました。やっぱり今伺っていて、935万円を組んでせっかく検証されるんだから、ちゃんとここはお示しいただいて、当然どういった形で検証をされているのかというところは、議会にも御報告があるところと思いますが、検証委託となっているので、これは令和6年度中には検証結果というものがきちっと示されるということですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
再編の検証そのものは来年度になりますので、検証の内容については報告していきたいと考えております。
久保委員
分かりました。じゃあ単年度でしっかりとこの検証をまとめ上げていただけるということで御報告をお待ちをしています。
その下の鷺の杜小・中野本郷小通学安全対策等(新規)となっておりまして、昨日もこの点については若干お伺いをしたところでございます。鷺の杜小の通学路における安全対策については、昨日は学童クラブについて先にお伺いをしてしまうことになったわけですけれども、改めてこの鷺の杜小通学路における安全対策について御説明願います。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
こちらにつきましては、統合に伴いまして新たに児童が踏切を横断するということになりますので、特にこの踏切のところの警備ということで、4人ほど警備員を配置したいと考えております。それと、こちらのほうに含まれている経費といたしまして、早朝登校ということで、踏切が長く開く時間帯の登校ができるようにということで、早朝登校のための見守り委託というような警備、こちらのほうの経費も含まれているものでございます。
久保委員
はい、分かりました。これまでも通学路の安全対策については様々述べてきたところなので、先日、委員長も登校訓練に参加されていて、私も登校訓練のほうに参加をさせていただいて、鷺の杜小学校においては鷺宮三丁目側から中杉通りを横断していくという児童も大変多くて、踏切も危険なのでありますけれども、中杉通りの横断ということについてもやっぱり課題があるなということを感じました。やはり本当に子どもたちが道路の右側通行とも限らないようなところもあって、そこをどういうふうに選択をしながら通学路を指導していくのかというのは、学校でも非常に課題があるように思いました。渡邊課長もおいでになられていたので、西中野小のときなんかは。いろいろお感じになられるところもあったかと思うんですけれども、今回のこの登校訓練の状況を踏まえて、様々出てきた課題について学校とも十分協議をしていただいて、今後の子どもたちの通学路についての指導に当たっていただきたいと思うんですけれども、今どのような形で学校とは進めているんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
今ちょうど通学路が決まったというところになります。その通学路に応じて子どもたちをどのような通学をさせるか。委員おっしゃられたように、道路にしても右側を通るのか、左側を通るのか、どの場所で横断するのかということがございます。それに応じて警備員をどこに配置したら一番安全なのかということがございますので、今、警察のほうのアドバイスもありましたので、それを踏まえて、学校のほうでもどのような形で歩かせるかということを検討しております。それに応じて警備員を立たせる位置ということも変わってきますので、それに応じて対応していきたいと考えております。
久保委員
はい、分かりました。登校訓練自体は、鷺宮小も西中野小ももう既に行って、そこでいろいろな課題を洗い出しをしてきたと思うんですけれども、実際に新校が開校をして登校する際に、子どもたちがやはりばらばらに登校するというようなことになるかと思うので、登下校の際の指導を含めて集団での登下校ですとか、そういった練習機会というのも必要ではないのかなと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
交通安全指導につきましては、学校のほうでこれまで行っておりますけれども、先日また行ったところになりますので、引き続き学校のほうと調整しながら、子どもたちが自ら安全に通学できるような指導はしていきたいと考えております。
久保委員
ぜひお願いいたします。
西武新宿線横断施設検討業務等に係る経費ということで、これは令和3年の横断策検証業務というのがございまして、これとは当然中身は違ってくるんだろうと思うのですけれども、この違いといいますか、横断施設となっておりますので、もう一段これを、前回の横断策検証の中では、踏切をどういうふうに渡るのかということと併せて跨線橋などの設置についても、そこは十分な検討というのはできなかったというふうに認識をしておりますけれども、そういった結果も踏まえて、もう一歩深くここの検討業務に当たるんだと思うんですが、どのようにお進めになるのか教えてください。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
令和4年のときの検証につきましては、委員おっしゃられたように、地下通路の場合、跨線橋の場合、それから踏切横断する場合ということで、それぞれの工期ですとか、工事費ですとか、他の課題などを整理したというところになります。令和6年度につきましては具体的な場所、どのような場所に設置をするのか、あるいは地下なのか、あるいは跨線橋なのか、そのときの課題があるのかということをもう少し細かく専門的な知見から行っていきたいと思います。庁内的には教育委員会事務局だけでできるものではございませんので、関係部署と一緒に検討についてはさせていただきたいと考えております。
久保委員
専門的な知見ということで、どういったところがこういう委託業務を請け負っていただくのでしょうかね。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
そちらにつきましては現在、関係部署と調整しているところになります。
久保委員
分かりました。これは年度を早めにといいますかね、予算を可決して、令和6年度スタートして、本当にすぐにでもやっていただきたいなと思うんです。取りかかっていただきたいなと思うんです。その辺のスケジュールについてはどのようにお考えですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
スケジュール的なところにつきましても庁内でこれから詰めていくところになります。ただ、委員おっしゃるように、予算ということを見据えたときに、早めに検討のある程度結果を出さないと予算には間に合わないということになりますので、予算にも間に合うようなスケジュール感を持って進めたいと、私としては考えているところになります。
久保委員
予算ということで、要するに、横断施設や地下通路が造れるのか造れないのかということを検討する業務なわけですよね。なので、その結果というのは、この令和6年度の検討業務いかんによって決定づけられてしまうということになるんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
今回のこの検討の内容を踏まえまして、区としては可否を判断したいというふうに考えておりますので、設置するかしないかを具体的に判断できるような材料をつくっていきたいと考えております。
久保委員
可否の判断ということで。なので、検討業務についての調査結果といいますか、そういった検討結果を令和6年度中に得られたら、令和6年度中に可否の判断を教育委員会としてはするんでしょうか。それとも、令和6年度のその検討業務の結果をもって令和7年度に可否の判断をするということなんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
今のスケジュールといたしましては、令和6年度に判断はしていきたいというふうには考えております。
久保委員
可否の判断を令和6年度中にするということで、もしそれが可という結果が出た場合なんですけれども、その場合は、令和7年度以降には本当にこの設置ができるのかどうかというところのさらなる業務に入っていくのかなというふうに思います。そして予算化ということになるかと思います。その際に、そういった業務については、これもやはり所管課をまたがって考えなければいけないので、まちづくりのほうとも十分協議をしていただかなければいけないかと思うんですけれども、そうなった場合というのは所管が移るようなこともあるんでしょうか。
石崎教育委員会事務局次長
先ほど課長のほうから、来年度調査をして、来年度中にという話もさせていただいたところですけれども、御案内のとおり、あそこの西武新宿線の立体交差がどうなるかということによってかなりその施設についても流動的な部分があって、そこが決まらないとなかなか、その判断とか、その先の工事の日程とかも含めると、教育委員会、また中野区だけの判断で進めるというのがなかなか難しい面もあると思います。そういった意味で、教育委員会だけでの判断ということはないかなと思っていますので、そこの西武新宿線の立体交差事業の進捗状況等も踏まえて、今後の工事日程であるとか、その設備内容についても判断していくことになろうかというふうには考えてございます。
久保委員
分かりました。この予算がついたこと自体は私は非常に喜ばしいと思っています。前回の内容というのは、通学路の安全ということで、2号踏切を渡ることについて、そこの検証としては必要なものだったと思うんですけれども、実際の横断施設をどうするかということについては非常に不十分な結果であったなというふう思っているので、そういう意味では、前回の調査結果というものがベースで考えるというわけにはいかないと思うんですよね。なので本当に十分に、これからどういったところが委託をするのかということになってきますけれども、可能性をしっかり持っていただきたいなという思いも込めまして、しっかりここのところは、また今後も随時御報告を頂きたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。それは要望でございます。
河合委員
今、そこの鷺の杜小と本郷小のところの安全対策の話をしました。本郷小のスクールバスに関しては、これまで検討案みたいなのは出されていて、実際にお子さんたちを乗せていろいろ動いてみたという、検証したというところだと思うんです。それを踏まえて今回の予算がついたと思うんですけど、そういう意味では、予定どおりのバスの台数などの配置がこの金額なのか教えてください。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
当委員会で御報告させていただいた当初の予定どおりのバスの台数ということで予算計上してございます。
羽鳥委員
学校再編についてということなんですが、一つは、再編計画の検証委託で、先ほど久保委員の質疑の中で935万円をかけて検証委託されるということなんですが、これはどういう検証の項目をもって検証されるんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
一つは教育効果という観点から、一定の集団ですとか、学級数が確保されたということがございますので、その中で学習指導ですとか学校行事の集団活動における活性化みたいな点を一つは見ていきたいと思っております。また、学校運営という観点では、教育課程における成果ですとか、学校の行事、クラブ活動の活性化、このような点を見ていきたいと思います。それから、学校施設ということで、学校の規模、こちらのほうについても改めて見ていきたいというふうには考えております。
羽鳥委員
どういうふうに検証を進めていかれるんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
一つはアンケート調査をしたいと考えておりまして、地域ですとか、教職員等へのアンケート調査、それから各種データというものがございますので、データ、それから環境面における調査をしまして検証のほうを進めていきたいと考えております。
羽鳥委員
地域や教職員に聞くのもすごく大事だと思うんですけども、子どもたちには聞かないんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
児童ですとか保護者にも聞いていきたいと考えております。
羽鳥委員
はい、分かりました。当然聞くべきだと思いますのでよかったです。
それで、さっきから少し気になっているのが、検証をどうされるのかとお聞きしたときに、区が言っていた、適正規模の学校になったことによってどう活性化をしたのかというふうな、そういう観点で検証されるというのが、つまり学校再編をして適正規模になってよかったというのを前提に置いて検証されるということなんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
前提ではないんですけれども、再編計画の目的がそこにありました。小さな集団の中ではなくて、一定の規模の中で様々な子どもたちが切磋琢磨していく、活性化していくということの目的がありましたので、その目的が達成されたのかという視点はどうしても外せないというふうには考えております。
羽鳥委員
今後検証の中で考えていくのかもしれないんですけれども、この間、私も指摘していましたが、再編の結果、適正規模を超えてしまった学校なんかも何校もあったりだとか、当初の計画にはない教室増とかをやって、谷戸小みたいに校庭が潰れてしまったようなところだとか、さんざんなところなんかも──さんざんと言ったらちょっと失礼ですね。本当に児童に大変な負担を背負わせている学校なんかもあるわけですけれども、その活性化、そういう負の側面というか、そうしたことなんかもきちんと分かるように検証されるんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
委員おっしゃるとおり、全体としては適正規模の中に入ってはきているんですけれども、一部の学校において、当初想定していたよりも、まちづくりの進展によって住宅が増えて児童が増えている学校等もあるのも確かに事実になりますので、その点における学校の教育環境についても考えていきたいと考えております。
羽鳥委員
あと、新しい学校なんかを見ていても、本当に敷地いっぱいに造っているなという感じなんですよね。鷺の杜小学校もそうですし、あと明和中学校の新校舎も今造っていますけども、本当に敷地ぎりぎりのところまで3階建ての校舎があって、威圧感というか、すごい圧迫感があるなという感じがするんですね。やっぱり敷地に収めて、入れないといけないから造らないといけないんですけれども、統合したんだから。入れたからいいんだというふうな、入ったからいいんだというふうに考えないで、やっぱりそういう地域との住環境の調和とか、そうしたことなんかもやっぱり考えてもらいたいなと思います。
あと、その再編のところなんかでは、さっき谷戸小学校のことを出したんですけれども、校庭が半分以上潰れてしまって、今、体育の時間なんかに谷戸運動公園を使われているわけですよね。そうすると、そこに必要な用具とかをガラガラ運んでいるんですよね、先生が。やっぱりそういうのってちょっとあまりにも負担が大きいんじゃないのかなと思って、例えば、この運動公園のところに保管場所を造るとか、そうしたことできないのかな。建蔽率の関係はあると思うんですけど、できないかなと思うんですけども、検討されたことってないんですかね。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
委員おっしゃるとおり、谷戸運動公園で子どもたちが今体育をやっています。従前、先生方が道具を運ぶということが負担になっていた部分もありまして、公園担当とは相談は一定してございます。ただ、公園も都市公園法の縛りがございますので、公園以外の用途に占有物を置くということはかなりハードルが厳しいということはありますけれども、現在調整の中では、防災倉庫みたいなものがあって、そこに用具を入れるかどうかみたいなことを調整していたりという経緯がございます。
羽鳥委員
調整しているんですね。じゃあ、来年度のところで一定の調整がついて対応できるんですか。(「答弁保留していいですか。その実施状況をちょっと」と呼ぶ者あり)
主査
答弁保留。分かりました。
羽鳥委員
分かりました。
あと、やっぱり再編によって、この通学距離、登校距離が長過ぎる問題が生じているわけですね。前も鷺の杜小学校について、大内委員や久保委員から、新青梅街道の北側を歩くことによって夏場の日射が大変じゃないかという質疑があったかと思うんですけれども、白桜小学校なんかでもすごく登校距離が長いということが伝わってきています。そうしたところなんかでも、現状のもう統合されたところなんかでも、まずそういう子どもたちの通学環境がどうなのかという検証もやってもらいたいというふうに思いますし、登下校のルート、どっち側の道を歩いたほうがまだ日射に配慮できるとか、そういうのもちょっと検討してもらいたいなと思いますが、いかがでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
通学区域については、再編計画の段階で一定程度検討をした上で現在の通学区域になっているというところがございます。基本的な考え方としては、徒歩通学できるというところの中で通学距離も勘案して現在の計画はできているというものになります。委員おっしゃるとおり通学距離、現在の通学距離について見直すかどうかは別として、通学区域について、現状についてどうなっているかということについては、データ等を整理していきたいというふうには考えております。
羽鳥委員
何について検証するかというのは、やはり施設だけじゃなくて、もちろん地域との関係がどうとか、登校環境がどうなのかとか、そういうのも含めた総合的なものであるとも思います。また、活性化した、人が増えて活性化したというのもさっきおっしゃっていたんですけれども、大分前ですけれども、会派の視察で平和の森小学校なんかに行った際には、その何年も前の当時ですら子どもたちが多くて、学校の校庭で遊ぶグループ、教室内で遊ぶグループ、屋上で遊ぶグループみたいなふうに分かれていたりして、子どもたちが自由に遊べないみたいな環境もあったわけですよね。やっぱりそうしたところなんかもよく──本当に活性化というふうな言葉だけでね、活性化と書いてあるとすごくいいことのように捉えているんだなというのが、目的だからということなのかもしれないんですけれども、いいことだと捉えているかもしれないんですけども、きちんと子どもたちが、やっぱり現状の遊び方とか、学校の施設についてどう思っているかというのを、やっぱりよく答えられるような中身にしていただきたいなと思います。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
学校の環境という面だと思います。そちらにつきましても、現状のところを把握しながら、データ整理しながら見ていきたいというふうには考えております。
羽鳥委員
教育の効果というところで、一定の集団規模や学級数が確保されたことによって活性化、これも活性化なんですけれども、少人数校には少人数校としてのよさもあるわけですよ。そういうところも、やっぱり活性化という言葉で大きくなったから、適正規模になったからいいんだというふうなことにしないように、例えば大規模な学校になると、それこそ校長先生なり、管理の先生が子どもたちの顔を覚えるのだってかなり苦労されると思うんです。小規模校だと、やっぱり一人ひとりの顔を見られるとか、一人ひとりの距離が近いというふうな、そういうよさもあると思うんです。そうしたところなんかもきちんと、じゃあどうなったのかというのを検証していただきたいと思いますが、いかがですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
学校規模という点においても考えて、検証の中には含めていきたいというふうには考えております。立石委員
地域連携の学校運営協議会・地域学校協働活動の一体的推進体制の構築について伺います。これはコミュニティ・スクールのことだと思うんですけれども、昨年から約300万円弱予算が減っているんですが、その理由を確認させてください。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
こちらにつきましては、主に地域コーディネーターの活動時間数というものを、実績等を踏まえまして令和5年度よりも減らして計上しましたので減っているというところになります。
立石委員
コーディネーターの活動実績に合わせて減らしたと。一応来年度は2次モデルでしたっけ、中野中と南中野中でしたっけ、学区でたしか進めていくというところで、そちら新たに始めるモデル校におけるコーディネーターの活動費とかはここには入っていないんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
令和6年度につきましては、新たに中野東中学校区と北中野中学校区が6年度に新たに加わるところになります。令和5年度が中野中学校区と南中野中学校区ということになります。こちらのほうの経費も含めております。ただ全体のそれぞれの活動時間数等について精査を行いまして若干減っているというところになります。
立石委員
その精査を行ったということで、あらかじめ最初に見積もっていた活動量と実際届かない、その理由というのは、担い手の方が見つからないということなのか、実際それほどの活動量が必要ないと判断されたものなのか、その辺はどういう理由ですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
活動が活発になってくればもちろん必要な経費というものはさらに増やしていく必要があるというふうに考えておりますけれども、明和中学区の活動の実績というものを踏まえて、こちらのほうについても精査をしているというところになります。
立石委員
対象校が増えていても昨年度よりも予算が低いというのは、かなり見積りから乖離があったのかなというふうに思っています。それと、前回常任委員会の際にさんざん質疑をさせていただきましたので詳しくは言いませんけれども、各委員から検証の必要性であったり、本当にこのまま進めて大丈夫なのかという指摘があったわけですが、そういったことについて、予算には入っていないんだと思うんですけれども、お考えについてはいかがですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
こちらにつきましてはさんざん質問等で頂いておりますけれども、令和7年度までに全校にコミュニティ・スクールを導入していくという考えになっております。あくまでも明和中学校区だけをモデルにして、それを踏まえて次のところにステップを拡大していくという考え方ではなくて、それぞれの地域の特性がありますので、令和4年度、5年度、6年度、7年度と順次対象校を増やしていくという考え方に変わりはございません。
立石委員
その中野区モデルでも地域によって実情が違って、その実情に合わせて進めていくということですけれども、それ以前に国モデルとの比較も含めた検証の必要性、そういったものも以前答弁頂いていますので、この前の常任委員会でも指摘をさせていただいたのですが、それはどのタイミングで予定されているんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
まだそこにつきまして、いつの時点でということの区の考えを持っているわけではございません。
立石委員
令和7年度には全校でということなんですよね。全校導入したタイミングで検証して、そこからまた形を変えるというのも難しいのかなと思うんですけれども、本気でその検証をする気はあるんですか。今聞いていると、実際そこまでいってしまったら、もう検証しようにも余計混乱が生じてしまうのかなというところで、まだ始まっていないタイミングでそういうふうに行うことも可能なのかなと思うんですが、その時期を今決めていないということは、検証するとはおっしゃっていてもしないんだろうなというふうに伝わっているんですけれども、その点についてはいかがですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
中野区として国モデルを全く考えていないということはございませんので、まだ時期は決まっておりませんけれども、そちらにつきましても考えるべき時期というものはあろうかというふうには考えております。
立石委員
最後にします。検証が必要と認識されているのであれば、その時期も含めて示していただきますようお願いいたします。これは要望です。
むとう委員
学校再編計画の検証委託ということで、当然ね、どうだったのかという、常に一つひとつ何の事業でも検証して次に生かすということはすごく大事なことだというふうに思っていますので、当然検証はすべきというふうには思っているんですけれども、でも、本当にどういう視点で検証するかによっては、検証結果というのは全然違った方向で出てきます。だからどこに委託するのかというのもすごく大事なことだというふうにはもちろん思っているんですけれども、かつて私が議員になる前だったのかと思うんですけれども、教育委員会の中で、まだ統廃合とか全く手をつけない以前のときに、どうしようかという、どうしていこうかというような検討会みたいなものがあったかと思うんですよね。名称も忘れてしまうほど前のことなんですけれども。その当時は、たしか少人数は少人数のよさがあるということで、今、統合を進める必要はないというような結果が出ていた検討会というのも実はあったんですよ。かつて、前のことなので、それが皆さんの記憶の中にあるかどうか分かりませんけれども、そういう検討結果がある中で、だけど教育委員会としては統廃合するんだということで、その少人数のよさというところがかなり語られていたんだけれども、それは全く無視されるような形で、子どもたちの活気とか、にぎわいとか、学校の中の活気、活力みたいなところで、どんどん統合したほうがいいんだ、いいんだというような形で押し切られて、ずっと中野区は再編計画が進められてきたという経過があると私は思っているところなんですね。
そういう中で今回どういう検証結果が出るか、考え方をどこに機軸を置くかによっていろんな違う検証結果が出てきちゃうと私は思うんですけれども、いろんな検証内容が一本にまとまるのではなくて、いろんな角度からのいろんな検証はこうだというのが出てきたほうがいいと私は思っているんですけれども、そうした中で、この検証結果、少人数学級のよさであるとかというところに重きを置けばですね、増え過ぎちゃって、敷地が狭くなって仮校舎まで造るような事態にまで陥っているわけですから、これは失敗だったみたいなね、仮にそういう検証結果が出た場合には、次なる再編計画みたいなところで、学校数をまた戻す、増やすみたいなところも、次なる再編計画というものも視野に入れての、これは検証なんでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
令和6年度につきましては、課題の整理というところまでというふうには考えております。その後、令和7年度以降に取り組むべき事項があれば、その中で検討していくということを考えております。
むとう委員
かなり1,000万円弱のお金をかけて検証をするわけですから、その検証結果次第ではあるんだけれども、その検証結果の中で課題が出てきたときには、もしかしたら学校を新たにまた造ろうかということも含めてですね、検証結果、これだけお金をかけるわけですから、しっかりと生かしていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。要望としておきます。
主査
要望ですね。
では先ほどの答弁保留はいかがでしょうか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
谷戸運動公園の件ですが、公園担当と調整して、そういうことができないかという相談をしています。それで、公園のハードルがある関係で、相談の上、防災資機材の設置を目的とした倉庫なら設置ができるということですので、子どもたちがあちらで運動したときに、もしかしたらけがとか災害に遭うかもしれないので、そういう災害資機材を入れる倉庫を入れ、そしてその空いたスペースに白線等々の運動のものを入れられるように調整して、昨年の7月から今年の9月、工事終了まで占用許可を取って設置してございます。資機材は──9月ですね。ということで、御質問にあった運動の資機材を運ぶということはなくなり、その倉庫に入って、今使用できるようになっています。
主査
羽鳥委員、よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
では次、2目、学校教育費、199ページ、事務事業1、学校教育について質疑はありませんか。
河合委員
先ほどちょろっと聞かせていただきました。任期付短時間勤務教員について、これは昨年より額が上がっているようなんですけれども、人数が増えているのかなど、経費が増えた額を教えてください。齊藤教育委員会事務局指導室長
先ほど給与につきましては1のほうに入っていたんですけれども、任期付短時間教員の数を、学級数が多い小学校は、2名配置というふうな形にしていますので、人数は今年度よりも増えております。河合委員
ありがとうございました。先ほどのところで聞けばよかったかもしれないんですけど、エデュケーションアシスタントも、東京都がかなり補充したということを報道で聞いているんですけれども、それに関してはどこに入ってきてどのようになっているのか、分かる範囲で教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
都のほうから人数のほうが来ていまして、小学校、18学級以上の学校には2名配置というふうな形で来ていますので、来年度、小学校20校になります。13校が18学級以上ということですので、13校には2名、残りの7校には1名分、都のほうから予算のほうは配当される予定でございます。河合委員
ありがとうございます。それは会計年度任用職員のほうにまずお給料などは入っているのかというのが一つと、中野区はエデュケーションアシスタントに関しては、3人各学校に配置していたかと思うんですけど、それをどのようにするのか、この2点、教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
お金のほうは都のほうから入ってくるようにはなっていると思いますので、ただ、人数につきましては、今年度と同じく、全校3名ずつ配置をさせていただく予定でございます。予算のほうは、会計年度任用職員のほうで入る予定でございます。
河合委員
分かったらでいいんですけど、歳入予算の説明書だと、今年はエデュケーションアシスタントというところが皆減となっているんです。もしかしてスクールサポートスタッフ配置支援事業のこれなのかなと思ったんですけど、どこに入るのか教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
実はこの皆減と書かせていただいたものは、昨年度入ってくる予定だったものが入ってこなかったというような経緯がございますので、これを作成した時点ではまだはっきりしていなかったということでのものになってございます。申し訳ございません。現時点では、先ほど御説明したような内容になってございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
立石委員
今年度予算には学校教職員等長時間労働者面接指導というものが入っていて、来年度予算には、ここには計上されていないように見えるんですが、別のところについているのか、ちょっとその辺、確認してもいいですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
働き方改革で教職員の勤務時間というのは毎月計ってはおります。80時間以上の勤務が2か月以上続いた場合と100時間以上続いた場合はもう強制的に面接をするということで、今年度から変えたものでございますが、こちらは197ページの事務事業2、教育政策の(1)教育管理事務の中の事務費(消耗品・印刷等)の「等」の中に含まれているものでございます。
立石委員
入っているということでは安心したんですけども、こちらは長時間労働の抑制のために必要な取組であるということで過去質疑をさせていただきました。ちょっとその事務費に入った理由というか、なぜそういうふうな記載に変わったのか、あえて。ちょっと確認をしていいですか。(「答弁保留で」と呼ぶ者あり)
主査
答弁保留ということで。
では続けます。他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
こちらはまだ保留ということで次に進みます。
こちら、199ページと200ページ、事務事業2、教育事業について、質疑はありませんか。
河合委員
まず、日本語指導員等派遣の額が増の理由を教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度、日本語指導が必要な児童・生徒が増えまして、来年度も同様に増えるだろうということを見込みまして、その分増額ということになってございます。
河合委員
そういう意味では、年々この対応すべき子というのは増えているということでよろしいですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
コロナの感染拡大の時期に、一時期外国籍のお子さんがそれほど増えなかった経緯がございますが、またここで落ち着いてきましたので増えているという状況でございます。
河合委員
中野区の国際交流協会から講師の派遣をしてもらっていると思うんですけれども、今年もそのままのやり方で間に合うのか、大丈夫なのか、そこを教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度も夏休み明けが派遣の要請が非常に多かったものですから、我々も非常に課題だなというふうには考えているところでございます。ぜひ来年度、国際交流協会ともしっかり検証しながら、なるべく早く確実に子どもたちのところに指導員が配置できるように工夫、検討してまいりたいと考えております。
河合委員
関連しまして、その下をずっといきますと、外国語指導助手(ALT)派遣等というのがあります。これも増えています。やはり理由としては、そういう対象のお子さんが増えているからなんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
ここは、学級数が増加をしているというところで、ALTの配置の人数も増えるというところでございます。
河合委員
ありがとうございます。小学校のこの二つ下に英語教育アドバイザーというのがあるんですけど、これが逆にすごく減っているんです。これというのは、こういうアドバイザーという方が今後なくなっていくんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度まで、実は4年間、各小学校のほう、アドバイザーの先生方に全ての学校を巡回をしてもらっておりました。来年度は巡回型を集合型の研修に切り替えをしたいというふうに考えています。年間、1年生、2年生を対象に2回、3年生から6年生の教員を対象とするような研修を2回というふうな形で変更を考えております。
河合委員
その研修をするといったものは、どこかに項目として入っていますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
この(2)学習指導の上から五つ目の教員研修会等講師謝礼の中に入っております。
河合委員
ありがとうございました。ここにはそういう研修の中にはALTの方も対象になってきますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
ALTの研修は業者のほうで行っております。ただ、先生方の研修にはALTにも参加をしてもらって、実際にその授業の進め方等を学んでもらう予定でございます。
河合委員
ありがとうございます。先生方とALTの方々の連携とかが非常に大事になってくるかと思いますので、そこはしっかりと今後取り組んでいただきたいなと思っています。
もう一つ、この項のところで、子どもの意見を反映させた教育活動の推進が入ってきました。これは多分事業内容は結構細かく教えていただいていたかなと思うんですけれども、予算の項目について教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらの小学校1校当たり20万円、中学校1校当たり30万円ということで予算計上しております。
河合委員
たしかこの間の説明では、令和6年度は一旦1校幾らという形で、これを再来年度は、来年度中にお話を決めて、そこで予算組みをしてやっていくというふうになるという話だったと思うんですけど、そういう意味では、再来年度に関しては、ここの額を横引くのではなくて変わってくるということになるんですよね。
齊藤教育委員会事務局指導室長
はい、その予定でございます。(「大丈夫です」と呼ぶ者あり)
立石委員
AI学習ドリルのところで伺っていきたいんですけれども、今年度までは無料版の「Monoxer」ですか。あと学校によっては有料版のアプリを入れていて、来年度からはそれが補助対象になるというふうに認識をしております。今把握している限り、AI学習ドリルのアプリの種類、どんなものがあるのか確認させてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度無料で入れていたものには、「Qubena」と「navima」というものがございます。学校独自で導入している中には「Monoxer」、「ミライシード」、「スマイルネクスト」というものがございます。
立石委員
ありがとうございます。ちなみに、この学校ごとにどのアプリを使うかというのは、どこが判断をして決めているのでしたっけ。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度までは、各学校の校長のほうから申請が上がってきて導入をするというような経緯がございます。学校独自で入れる場合は保護者負担というような形で今年度は導入をしておりました。
立石委員
アプリごとにも値段の差とかもあると思うんですけども、その辺の、例えば安いものから高いものの金額を確認してもいいですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
一番高いものですと年間に約5,500円、一番安いものですと年間に1,700円というような差がございます。
立石委員
結構金額差が、年間ですけれども、それなりにあるというところです。昨日、むとう委員から学童でのインターネット環境が担保されているのかという質疑がありまして、私としては、アプリがローカルの環境で、インターネット環境がないところで使えるのかちょっと確認をしたくてですね、学童のほうでもインターネット環境を整備していくというふうにおっしゃっていたんですけれども、アプリの性能の違いによってはインターネット環境がないところでは利用ができないとなると、当然宿題の出され方とか、その辺考えていかないといけないと思うのでお答えください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
委員おっしゃるとおりで、Wi-Fi環境がない中でも使えるアプリも一部ございますが、やはりWi-Fi環境がないと使えないというようなものもありますので、その辺りは、ぜひ学校の先生方も個別の配慮をしながら対応してもらう必要があるかなと考えています。
立石委員
となりますと、基本的には、学校とか図書館とか、いろいろなところでWi-Fiは完備されているとは思うんですけれども、昨日の質疑の中では一部使えない民間学童があるというところなので、例えばその地域の小学校とかで導入しているアプリがローカルで使えるものなのかなどはちょっと調査していただきたいと思うんですが、そちらはいかがですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
来年度からは全校統一のものを導入する予定ではおりますので、そちらのものにつきましては、Wi-Fi環境ではそのままは使えないというようなところがございますので、子どもたちの家庭での環境、それから学童の環境というのは、やはりきちんと把握をした上で対応する必要があるというふうには考えております。
立石委員
すみません、今の答弁だと、新しく無料で入れるものに関しては無線LAN環境では使えない。全校で共通で入れるものについては使えない。使える場合と使えない場合の比率があまりイメージできないんですけれども、ローカル環境でアプリが利用できないことが想定される学校がどのぐらいあるのか、それはちょっと調べていただきたいと思います。今すぐ答弁は難しいと思うので、そこで必要な対応をしていただきたいと思います。
学校ごとにいろんなアプリを入れているということで、値段も違ってきているのもあるので、実際は学校主導で、こういうものが必要ということで入れられているんですけれども、教育委員会としても、どういったアプリを入れてどういった成果があるかというものは取りまとめて情報共有はしていただきたいと思いますが、いかがですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
来年度から一斉に入れますので、ぜひその辺りをしっかりと検証を行って、子どもたちにとって本当に効果が出るような活用の仕方というのを全ての学校のほうにも周知をしていきたいというふうには思っておりますので、しっかりその辺り、調査をしたり検証も行っていきたいと考えております。
立石委員
最後にします。このAI学習ドリル、文科省が進めている「MEXCBT」というe学習ポータルとの連動だったりとか、いろんな国策、文科省の方針に沿ったものというものが条件になったりとか、最低の利用条件とかあると思うんですが、その点についてはしっかり把握をした上で導入をされているという認識でよろしいですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
はい、この辺りはしっかりと検証した上で導入していきます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
久保委員
今のAI学習ドリル利用料のところからお伺いしたいのですけれども、これは「等」となっているんですが、AI学習ドリル利用料そのものの予算を教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
AI学習ドリルと、もう一つが百科事典を小学校に入れるということで、その二つを合わせたものになってございます。AI学習ドリルのほうの金額が4,990万8,000円でございます。単価は3,045円というふうになってございます。
久保委員
ありがとうございます。ちょっと「等」というのは多分、これ今、百科事典とおっしゃったけれども、「等」は百科事典ということでよろしかったですか。すみません、確認です。
齊藤教育委員会事務局指導室長
はい、百科事典になります。
久保委員
ありがとうございます。せっかくこのAI学習ドリルということで、今御答弁にもありましたし、百科事典のこともそうですけれども、次年度、取組として強化をするということになっているところだったので、ここのところがどのようになっているのかなと思ってお伺いをしたところでございます。
その上の学校図書館指導員業務委託なんですけれども、前年度は学校図書館──前年度、今年度ですね。指導員の委託化と蔵書の充実で一つになっていました。これが完全に、委託化ではない、委託になったので、1億1,858万9,000円か、この委託費というのが、別で蔵書となっているんですが、令和5年度の委託化における費用はどのぐらいだったんですか。
主査
休憩します。
(午後1時53分)
主査
再開します。
(午後1時53分)
齊藤教育委員会事務局指導室長
令和5年度の学校図書館指導員の業務委託費ですが、1億1,936万7,600円でございます。
久保委員
これは、令和5年度と比較をして金額が下がっているのは、学校数が変わっているからですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
小学校が、西中野小と鷺宮小が鷺の杜小学校になるということでございます。
久保委員
先ほど図書館の指定管理のところで、公契約条例の締結後のというところで、人件費の増額というところがございましたけれども、この学校図書館指導員の業務委託においてもそういったところというのは反映をされているのでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
来年度の契約につきましては、今、見積りを取っているところですけれども、その分は反映をした額ということでございます。
久保委員
した額なんですね。1校しか減っていないのに、逆に言ったら金額があまり上がっていないように思うんですよ。決算のときにもいろいろこのことをお伺いをしたところなんですけれども、実際に学校図書館指導員の処遇というのがどうなのかということでお伺いをしていたところで、その辺のところで処遇の改善が図られているのかどうかというところは非常に重要ではないかと思っているところです。そういったところも鑑みながらこの委託料ということですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
一応現段階での見積りというようなところではございます。
久保委員
じゃあ、もしかしたら変わるかもしれないですね。
学習到達度調査について教えてください。こちらのほうは増額となっておりますけれども、これはなぜなのか教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度までの業者のほうのいろいろな取組を再度見直しを行いました。来年度、また新たに違う業者のほうに委託をして学力調査のほうを実施したいというふうに考えております。その関係で額が変更になってございます。
久保委員
この学力調査の在り方なんですけれども、先ほどAI学習ドリルに関しての効果といいますかね、お話もあって、ICT教育の進捗状況というのがこういったところでも見れないものかと思うんですけれども、それはどのように反映されるのでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
直接的にそのAI学習ドリルがどの程度効果があったかというのを測るのはなかなか難しいだろうというふうには考えています。ただ、子どもたちがどのくらいの時間活用して、どのくらいの学習に取り組んだかですとか、また一人ひとりの正解の状況なども把握はできますので、学校のほうで、やはりふだんの授業の中でも子どもたち一人ひとりの状況をしっかり把握した上で、工夫しながら授業のほうを行ってもらえたらと考えています。
久保委員
この調査というのは、これはどういうふうに調査を行うのでしょうか。要するに、ペーパーで記述式なのか、タブレットなどで回答を入力をするのか、それはどうなっていますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
基本的には紙でやる形のテストにはなるとは思うんですけれども、ふだんの学習の取組状況などにも、結果をきちんと分析したものを送ってもらって、授業改善に生かせるような、そういった形のテストをぜひ行いたいというふうには考えているところです。
久保委員
なぜそういうふうに伺ったかといいますと、これ、例えば紙の記述式のものが適しているようなものと、そうではなくて、タブレットなどによって答えを入力するのが適しているようなものもあるのではないかと思うんですよ。そうやって分けることによって、ICT教育といいますか、どれぐらい浸透していて使いこなせているかというところも少し見えてくるのかなと思うんですが、そのような工夫はできますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
ペーパーと、もう一つ、AIドリルと連携をさせた調査というのも実施する予定ではありますので、今、委員おっしゃったような形でのぜひ効果検証といいますか、学習の定着度合いなども測っていけるだろうというふうには考えております。
久保委員
ぜひお願いいたします。
それと、日本語指導員等の派遣で、先ほど国際交流協会とも調整を図りながらというお話だったんですけれども、外国籍のお子さんたちが、外国にルーツを持つお子さんというのが非常に増えてきているなと思っていて、その御家庭の環境も大きく違っているなというところも感じているところです。これは、国際交流協会以外のところと連携を図りながら指導員の派遣をするというようなことはあるのでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
現段階では、国際交流協会との連携の中で派遣をしていく予定ではございます。ただ、タブレットを活用したバーチャルラーニングプラットフォームの中でも日本語指導は実施ができておりますので、これも教育センターに通ってくるお子さんですとか、ANICに通っているようなお子さんにも、もう既に現段階でも使ってもらって日本語指導などは実施できていますので、来年度はそれをさらに拡充できるように、また工夫してまいりたいと考えています。
久保委員
やっぱり人でなければできないことと、そうではなくて補えるということで、今後の教員不足ですとか様々なところを補っていくためにもAIということで今導入をされているかと思いますので、両面でお願いしたいなと思います。
それから、日本語適応支援スタッフ(留学生)謝礼等ですが、こちらは据置きというか、令和5年度と予算的には変わっていないんですけれども、これについては現状はどのようになっているのか教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらの事業でございますけれども、ちょうどコロナウイルスが感染拡大してしまって実施ができなかったというものでございます。今年度は大学のほうにも打合せに行きまして、これまでとはまた違った形で、ぜひ子どもたちに留学生との関わりができたらというふうに考えていまして、ぜひタブレットなどを活用しながら、以前は留学生が各学校を回って直接お話をするというような計画だったんですけれども、オンラインなども上手に活用しながら、より多くの子どもたちに支援ができるようにということで、現在工夫したいということで検討を進めているところでございます。
久保委員
ちょっと予算額が変わらなかったので、そういうところであると、例えば学校に、もちろん学校にも行ってもらうのも、それは継続してやっていただくわけだし、さらにはオンラインで交流できるようなことというのもやるわけだから、ここは少し、予算はどうだったのかなというふうに思っているところでございます。
それと、子どもの意見を反映させた教育活動の推進で、小学校20万円、中学校30万円ということです。先ほど校割予算のことなどもありましたけれども、児童・生徒数が非常に学校によって差が大きいですよね。それは金額は全く変えずに、今回この20万円と30万円という予算についてはテストケースなのかなとは思いますけれども、その辺についてはどのようにお考えなんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
各学校ごとに児童・生徒数変わってはおりますけれども、取りあえず来年度は、より多くの子どもたちから様々な意見を出してもらう中で、それぞれの学校なりの取組をぜひしてもらえたらというふうには考えていますので、人数によって左右するような中身というよりは、みんなで何か一緒に活動したり、楽しめるような中身を検討してもらえたらというふうに考えているところです。
久保委員
これについてはまだまだ課題があるということで常々言わせていただいていて、だから成果というか、成果物として何かそれが大きな形となるというよりも、まずはプロセスをつくるというところでこういう費用をというふうに私としては認識をしているところです。そんなふうに考えていてよろしいでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
我々も、自分たちが意見を出したことによって何かを実現できたということですとか、みんなの意見をしっかりと集約した上で、話合いの過程の中でお互いの考えを尊重し合うというような取組そのものも子どもたちの成長には大きな影響を与えられるだろうというふうに考えておりますので、そういった中身になるように、教育委員会も学校の活動を支援してまいりたいと考えています。
久保委員
休憩前なので一つだけ。先日、渋谷区の学校だと思いますけれども、SDGsの取組として、企業と連携を図って子どもたちのイラストをポリ袋に印刷をするというような話がありました。そのように企業もいろいろ協賛をしていくというような、非常に夢のある事業だなというふうにそれを拝見していて思ったところです。そんなことも、やっぱりこの考え方として、区のほうで何が何でもこの予算をつけて何かを造るとか、何かを達成するというのだけではないかと思うので、今年度、試行的に行うときには様々なことを考えていただきたいなと思います。これは要望でございます。
主査
分科会を休憩します。
(午後3時04分)
主査
分科会を再開します。
(午後3時25分)
休憩前に引き続き、事務事業2、教育事業のところ、質疑はありませんか。
むとう委員
199ページの教育研究団体というのはどういう団体だったんでしょうか。ちょっと私、忘れてしまったので教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらは小学校、中学校それぞれ、幼稚園もなんですけれども、先生方が自主的に学習会等を行っていますので、小教研とか中教研と呼んでいる団体でございます。
むとう委員
自主的に学んでいただけて──大体先生方のどれぐらいの方が自主的に参加されている団体なんですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
基本的には全員参加をしております。
むとう委員
すごいですね、なかなか全員参加なんてしていただける団体ってない中で。じゃあそれはぜひ活発にやっていただきたいと思います。
次に、教育マイスターなんですけれども、今、何人マイスターの先生がいらして、そのマイスターの先生がいろんな学校にバランスよくいてくださるといいんだけれども、何年か前にお尋ねしたときは偏っちゃっていたりとかしていて、今、現状はどんなふうになっていますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
毎年三、四名ずつ認定はさせていただいております。ただ、教員の場合は異動がどうしてもございますので、またやはり力のある先生方が管理職に昇任されるというようなケースもありますので、人数のほうは変動があるので、現在何人いるかというのは後ほどお答えさせていただきたいと思いますが、教科のバランスは取れるように推薦をしているところでございます。
むとう委員
教科のバランスもそうだし、配置の学校のバランス、1校にすばらしい先生が集中しちゃったりとかしないようにしていただきたいというふうに思うことと、この制度ってたしか中野区がつくったものですよね。ほかにはないんですよね。だから多分すばらしい制度なんだと思うんだけれども、前から課題なのは、学校で、そういう意味では経費もかけてマイスターになっていただくのに他区に行っちゃったということが多くて、中野で経費かけて育成したのにちょっと残念みたいなこともあったかと思うんですけれども、よその区に行っても、いい先生が増えたほうがいいからいいんですけれども、どんな状況になっていますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
やはりそれぞれの教科の専門性の高い先生方にまずはこのマイスター制度を活用してもらって、初任者研修ですとか、先生方への授業公開というのを行ってもらっていますので、確かに委員おっしゃるように、バランスというのも非常に大事だなとは考えてはいるんですが、まずは力のある先生にぜひなっていただくというのがまずは第一でございます。そしてやはり異動等がございますので、その辺りは、他区から中野区に来た先生の中でも力のある先生をしっかりと推薦をしてマイスターになってもらいたいというふうに考えているところです。
むとう委員
このマイスターになった先生がすばらしい授業をやっていただくということで、それはほかの先生方も学ぶ機会とか、それはどういうふうに、せっかくのマイスターという先生に対して、教え方とか学ぶべきこととかというのは、どうやってほかの先生方に広げていっているんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
参観週間のようなものをつくっておりまして、もうこの日のこの時間ということではなくて、ある程度期間を設けまして、より多くの先生方に参加をしてもらって、授業をまずは見ていただく。授業が終わった後に参観した教員と授業を行ったマイスターの先生と話をしていただいて、何か質問があればそれに対して答えたりですとか、工夫点などを伝えるというような形で行っております。
むとう委員
後から答弁していただけるわけですから、どういうふうに配置されているか教えていただけるんでしょう。それから併せて、これまでこの制度を中野がつくって一体何年経ったのかなというのをちょっと忘れてしまったんですが、何年これ、マイスター制度を中野がやって、何人実際にマイスターという先生が誕生して、今現在何人いるのかというところも教えていただけたらと思います。今すぐは分からないですか。分かりますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
平成17年度に制度設計して、平成18年度からこのマイスター制度がスタートをしているところでございます。基本的には2年という期間をマイスターというふうに呼んではいるんですけれども、委員おっしゃるように異動等がありますが、現在OBが13名区内にはいるということですので、今現在マイスターの教員は全部で21名というふうな形になります。
むとう委員
その今いらっしゃる21人の先生方、マイスターの先生方がどういうふうに配置されているか、パラパラといろんな学校に、それぞれ均等にいらっしゃるのかどうかというところはどうですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今、確認する範囲では比較的いろいろな学校に配置されていますので、どこか1校に偏っているということはございません。
むとう委員
この先生がマイスターなんだよということは、生徒とか保護者とかは分かるんですか。それは分からない。
齊藤教育委員会事務局指導室長
保護者や地域の方々に積極的に話をしてはいませんので、分かるケースもあるとは思うんですけれども、あえてこの先生はマイスターだというようなことでの周知というのは特段行ってはございません。
むとう委員
はい、分かりました。
200ページのスクールロイヤーなんですけれども、このスクールロイヤーは、学校でも法的なことの対応をということで置かれて、実際にあまり活躍するような場面があったらあったでそれは困るんですけれども、実際はどのように、こういった法律的な知識がどれくらい利用されているんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度12月までの時点で9件に、メールや電話、それから直接的な面談等で対応していただいております。
むとう委員
その9件、言える範囲で、どんな内容が寄せられているんですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
内容は様々ではございますけれども、子どもたち同士のトラブルですとか、保護者からのいろいろな相談のようなものがあった際に学校がどう対応したらいいかというようなところでの相談でございます。
むとう委員
それは、スクールロイヤーなんですから法律に関わるようなことですよね。ほかの、何ていうかスクールカウンセラーであったりとか、そういう相談とのすみ分けみたいなことはできているんですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
やはり法的な面から、学校が取っている行動そのものが正しいかどうかというような判断も行っていただけたりしますので、学校のほうからは非常に安心感があるというようなところでお声は頂いているところです。
河合委員
同じく今のスクールロイヤーのところでお伺いいたします。ここに関しては、去年初めて拡充されてつけられて、今年度は同じ額ということになっていますが、これは業務量で変わるとかではなく、年間を通しての相談料という形でお支払いになっている。どういう形、この積算根拠を教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
メールや電話相談につきましては、お二人の弁護士の方々をお願いしておりまして、月々5万円というような報償費でお願いをしているところです。また、直接面談等を行った場合は、1件につき2万円ということで、一応10件分ということで想定して決めた額でございます。
河合委員
ありがとうございます。じゃあ業務量によって値段が変わるということかなというのを今お話を聞いていて思ったんですけれども、同じ額をつけているということは、去年の相談内容がほぼ想定どおりの内容だったということなんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度、直接面談をお願いしたようなケースは、12月までで3件という数でございますので、この予算額の範囲で来年度も十分行えるであろうというふうには考えております。
河合委員
これは、相談してくる学校に偏りとかありますか。今9件ということは、去年のところを確認すると2園、30校で2名ということになっていたと思うんです。そうなってくると、9件の相談であったら、そんなに全ての学校から相談があったわけじゃないのかなと思ったんですけど、それはどこかの学校に偏っているのか、満遍なく1件ずつぐらいの相談なのか、どんな感じですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
偏りは特にはございません。
河合委員
失礼しました。今年度の予算と来年度の予算でした。お話があったように偏りはないということなんですけど、逆に、せっかくこういうスクールロイヤーというものを取り入れたので、もっと活用されたらいいなと思っているんです。こういう弁護士という肩書きはすごくハードルの高いものに感じてしまうのかもしれないんですけれども、実は、本当に使っている方からしたら非常に安心感があって頼りになったということであったと思うので、そういう事例共有もして、やはりもうちょっと活用をしっかりしてもらえるように御検討いただきたいと思いますけど、いかがですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
やはり様々な意見等が学校に寄せられるようなケースが増えてはきておりますので、我々も必要に応じては学校のほうと連携をしながらスクールロイヤーの活用を進めるケースも中にはございますので、本当に学校が安心感を持ってといいますか、自信を持って様々な対応に当たってもらえるようにしっかりとサポートしていきたいと考えています。
久保委員
すみません、まとめて聞けばよかったんですけど。スクールカウンセラー、区立小・中学校への配置の増というのは、どこで聞いたらいいものかと思っていたんですが、この心の教室というところでお伺いしてもよろしかったでしょうか。この配置の在り方なんですけれども、令和6年度には区立中学校のカウンセラーの配置を増やすということで、まずその配置の在り方を教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
スクールカウンセラーでございますが、これまでも都のほうから基本的には1名、週に1回、小・中全校に配置がされていました。今年度まで教育センターにいるスクールカウンセラーが、水曜日の午前中だけなんですけれども、中学校区に配置をさせていただいていて、都のスクールカウンセラーと区のスクールカウンセラーが来る日が1日ずつあるということで、非常にありがたいなんていう声を聞いていましたので、来年度は半日ではなくて、しっかりと1日配置ができるようにと考えています。今年度も中学校区に水曜日の午前中ということで配置はしたんですけれども、基本的には中学校にいる時間が非常に長くなってしまっていたなんていうこともあるので、区費のスクールカウンセラーをきちんと人数をそろえて、全ての小・中学校に週に2日以上、都または区費のスクールカウンセラーが配置できるように拡充したものでございます。
久保委員
都の週1回の1名の小・中も継続ですよね。今、週2日とおっしゃったのは、区のほうのスクールカウンセラーがということですか。そうではなくて、両方合わせてですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
申し訳ございません、分かりにくくて。週に2日というのは、1日は都費のスクールカウンセラーが配置され、もう1日は区費のスクールカウンセラーが配置されるということでございます。
久保委員
今年度は1名のということで、教育センターの方というお話があったんですけれども、今度、区でお願いをするスクールカウンセラーは何名の体制で行う予定なのか、また、その報酬はどうなっているのか教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
中学校区に1名ずつということで配置をさせていただきたいと考えていますので、9名の区費のスクールカウンセラーを配置する予定でございます。報酬でございますけれども、区費のスクールカウンセラーにつきましては、月に33万6,000円でございます。
久保委員
そうですよね、33万6,000円、そのぐらいじゃないと、なかなか心理職の方に来ていただいて、かなりの拘束時間になるのかなと思うので、難しいかなと思います。これって、結構9名採用って大変なんじゃないかなと思うんですけれども、どんな形で採用はされるのですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
もう既に募集はかけておりまして、様々な経験を有する方々が集まってくださっています。先ほどの月の報酬額のほうもお伝えさせていただいたとおり、それなりの額なので、力のある人が応募をしてきてくださっているというふうには考えているところです。
久保委員
ここは非常に期待をするところでありますので、また途中経過等を御報告いただけたらなと思います。
その下の中学部活動の地域移行に係る経費の135万9,000円なんですけれども、当初予算の概要のほうには、これ、多分先ほどの部活動のほうの、既にもうお願いをしている報酬分も入っているんだと思うんですけど、2,306万円となっていて、中学校部活動の地域移行がそれだけかかっているのかなと、この当初予算の概要を見て思ってしまったんですが、実際にはここに書かれている部活動の地域移行の在り方の検討というのは135万9,000円というふうに書かれている、こちらでよいのでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
来年度の部活動の地域移行検討委員会、今年度もあったんですけれども、そちらのほうの額、それから部活動の指導員を拡充していくということで考えていますので、そこを合わせると、ここに書いてある額よりも多くはなると考えています。
久保委員
ただこの概要にあるモデル実施ですとか、部活動の地域移行の在り方の検討、この、じゃあ部活動の地域移行の在り方の検討というのは、検討委員会を設けているから、そこが入っているということなんですね。何となく今お願いをしている、さっきも他の委員から質疑があったところですけれども、ここも含むというと、部活動の外部指導員の謝礼も入っているということなので、じゃあそこも含めて中学校部活動の地域移行ということなんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
教員の働き方改革も併せてということで、土日の部活動などは外部の方にぜひ御協力をいただいて進めていきたいというふうに考えていて、年間192日というような日数でこれまでもやってきたんですけれども、来年度はそれを一気に倍の日数にして、様々な部活動でも地域の方々の御協力を得ながら部活動の地域移行を進めてまいりたいというふうには考えているところです。
久保委員
スポーツ&レクリエーション体験事業のモデル実施というのは、どこの学校でどのように行われる予定ですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらは、民間の団体に御協力をいただきながら、学校や区内の施設を使ってモデル実施というような形で、現在ダンスをやれたらというふうには考えて計画しているところでございます。
久保委員
どこかの学校という形の単位ではなくてということなんでしょうか、広くということで。スポーツだけではなくて、文化部の指導というのも、やっぱりこれは本当に移行していかなければいけないようなところが大きいかなと思うんですけれども、そちらについてのモデル実施というのは考えていらっしゃらないですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらは今年度も検討委員会の中でも、文化部の内容についても検討はしているところです。ぜひ今後は、運動部だけではなくて、文化部についても同様に地域移行に向けて準備を進めていきたいというふうに考えてはおります。
山内委員
すみません、時間がないので端的にお伺いします。199ページの、今いろいろ議論がありましたが、下から四つ目、子どもの意見を反映させた教育活動の推進、これ、新規で670万円ついていますが、総務分科会のほうの予特の要求資料のほうの46の中で、次年度、令和7年度のほうが1,630万円でついていますが、この積算根拠を教えていただけますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちら、この子どもの意見を反映させた教育活動の推進のどのような内容にするかということで検討をずっと進めてきた中で、来年度の分は小学校20万円、中学校30万円というような額で最終的には決定をしたのですが、可能であればもう少し額のほうも増額をしたいというようなことで計画しておりまして、それがそのまま残っているというような形ですので、現段階では来年度は、子どもたちから意見を出してもらった上で最終的には決定をしていきたいなとは思っておりますので、額としてはそんなに高額というところまではなかなか難しいというのは我々も考えてはいるところなんですけれども、いろいろ検討してきた中での出てきた額ということでございます。
山内委員
ありがとうございます。ということは、あくまで子どもたちの意見が出てきて、そこに増額の必要がなかったら増額はしない。子どもたちの意見が出てきた中で、増額が必要だったら増額を検討する。そういったような考え方でよろしいですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
各学校でどのようなアイデアだったり意見が出てくるかというのは我々もなかなか予測が難しいので、そこはまた財政課のほうとも当然やり取りをさせていただいて、最終的には決めていかなければいけないだろうとは考えているんですけれども、実現可能な範囲で子どもたちの思いを受け止めていけたらと思っております。
羽鳥委員
今、山内委員の質疑に関わって1点だけ。子どもの意見を反映させた教育活動の推進について本会議でも質問させていただきましたけれども、評価のところについて、私も丁寧に評価をしていただきたい、そのやり方についても工夫していただきたいということを質問させていただきましたけども、ちょっと本会議のところから詳しく答弁できるものがありましたら、評価について、今考えているものをお答えいただけたらと思うんですけれども、いかがでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
やはり子どもたちに意見や考えを出してもらって、それを全体で集約して検討していくという過程、非常に難しさが伴うというふうには思っております。また、一部の子どもたちの意見だけで決めていくような形にはならないように、本当にタブレット等を活用して、より多くの子どもたちからきちんと意見を出してもらって、それを子どもたち自身もいろいろ比較検討しながら話し合って最終的には決めていくというような流れは大事にしたいなと思っておりますので、ぜひ来年度、先生方にその辺りの進め方のほうもしっかりと伝達をしていく予定でございます。
主査
よろしいですか。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、こちらの事業を終わります。
先ほど事務事業1、学校教育で答弁保留になりました件、御答弁いかがでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先ほど立石委員から事務事業1の学校教育の中の教育人事、このところにあります学校教職員等長時間労働面接者指導、こちらの経費につきまして、197ページの事務事業2、教育政策、こちらのほうの事務費、こちらのほうにそれに相当する経費が含まれていますと御説明いたしました。その理由でございますけれども、子ども教育政策課のほうで、今度産業医の委託というものを行います。その中に長時間労働者のメンタルヘルス不調者への面接ということで、その項目も含めて産業医のほうに委託をいたしますので、こちらのほうに計上しているというものになります。
立石委員
ありがとうございます。以前も長時間労働の面接については産業医の方が行っていたと認識をしていますけれども、ちょっと確認で、さっき聞き逃したかもしれないですが、来年度予算についている額と、あと、例えば超過時間、80時間以上の教員を対象にしたりとか、その面接の対象の基準があったと思うんですけれども、それに変更がないのかということと、今年度に対して来年度のその件数の見込みについて確認をさせてください。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
まず、産業医の委託経費全体ということになりますと1,397万円程度になります。そのうち、長時間労働者へのメンタルヘルス不調者への面接ということになりますと120万円の内訳というふうになります。金額にいたしまして、実績のほうから考えまして、指導室のほうに計上していました金額よりかは、120万円ということで下がっておりますけれども、実績を踏まえてこちらのほうの金額を積算しているところでございます。
立石委員
今年度だと354万円ぐらいかかっていますけれども、実績を見合いで下げているということと、面接によって長時間労働が抑制できていることによって、その件数も今年度よりも減少する見込みということで少なくなっているという認識でいいですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
こちらにつきましては、令和3年度、令和4年度の実績がありました。そちらのほうにつきまして、それぞれ60万円程度の執行率になってございますので、120万円程度で足りると、このような見込みでございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
主査
よろしいですか。
では、以上でこちら、事務事業1、学校教育を終了いたします。
進行します。200ページ事務事業3、就学前教育推進について、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
同じく200ページ、事務事業4、教育センターについて質疑はありませんか。
河合委員
ありがとうございます。校内別室用備品購入(拡充)、これの中身と、どの学校にするのか教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらの備品は、来年度新たにスタートする中野中学校に設置をしますチャレンジクラスという、校内の分教室に、ロッカーですとかそういうものを設置するためのものでございます。
主査
休憩します。
(午後3時58分)
主査
再開します。
(午後4時00分)
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらの予算につきましては、今年度支援員を配置した3校、中野中、北中野中、第二中学校以外の6校、プラス中野中学校に新たに設置をいたします、東京都が新たに校内の分教室型の不登校特例校を設置予定でございますので、そちらの備品ということになります。具体的にはどのようなものかといいますと、生徒用のロッカーですとか長テーブル、下駄箱といったようなものでございます。
石崎教育委員会事務局次長
ちょっと答弁のほうが分かりづらかったと思いますけれども、この備品につきましては、今年度設置した中学校以外の6校に配置する予定のものでございます。
なお、指導室長のほうから申し上げたものにつきましては、今定例会中の当委員会のほうで改めて御報告をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
河合委員
じゃあ、新しい6校、中学分が入ってきて、全校に校内の別室ができるということかと思いますが、こちらはそもそも、まず備品購入のこちらには国費、都費は入りますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
ついていない6校分については、都費等は入りません。
河合委員
ありがとうございます。今回人の配置については、この校内別室はどうなりますか。今の段階ですか。それも常任委員会で報告になりますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
6校につきましては2名ずつ配置をしたいというふうには考えているところです。こちらは都の予算、人的な面での支援というのがちょっとまだはっきりはしないんですけれども、都からお金がつかない場合も2名ずつは配置をしたいということで計画はしているものでございます。
河合委員
併せて歳入資料のほうで見ますと、21ページのほうに校内別室支援員配置事業というのと、校内別室指導教員配置事業と二つあって、支援員と指導教員というのは、またちょっと業務が変わってくるのかもしれないかなと思ったんですけど、この両方とも各学校に配置されるんですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
こちらの費用につきましては、既に配置されている3校に別室の支援員がつくというものでございます。
主査
休憩します。
(午後4時05分)
主査
再開します。
(午後4時05分)
齊藤教育委員会事務局指導室長
上に書かれているものは、今年度も配置をされていた3校に支援員がつくというものでございます。また、下に書かれているものにつきましては、中野中学校に新たに設置をするN組のものになります。
久保委員
すみません、さっきエデュケーションアシスタントのところで皆減になったじゃないですか。でも皆減になったけれども、東京都のほうの予算説明会で私も伺ったところによると、都の予算が入るということで。だから入りのほうがゼロになっているわけですよね。チャレンジクラスの話がさっきあって、チャレンジクラスのほうは、配置校数は都で中学校10校となっていますよね。その整備にかかる都の補助も2分の1程度入るって。先ほど中野中で予定をされているところの予算が入っているようにおっしゃられていたんですけれども、その決定って、だったらエデュケーションアシスタントだって入れておけばいいんだし、だからそれはどういうふうに判断されて、そこは入りで入れるんですか。だって委員会にも報告がなくて、チャレンジクラスのことをうちの会派でも質問をしたいと思った議員がいたんだけれども、まだお答えできないようなお話も頂いていたと思うんですよね。だから非常にここでも聞きにくいわけですよ。どこまで決まっていて、どこで聞いていいんだろうと。でも、もう予算は都からこういうふうに都費をもらうことになっているという話になっているんだったら、もっと具体的なことを、やっぱりここでお聞きしなければいけないんじゃないかなって思うんですけど、それはどうしたらいいですか。
主査
休憩します。
(午後4時08分)
主査
再開します。
(午後4時19分)
久保委員
休憩中に御説明を頂きましたことには、また別の折に質問をさせていただきたいと思います。
先ほど河合委員の質疑の中で、現在行われている校内別室についての御説明がございました。この3校分については、都費で6名ということで、残りの6校については、こちらは都の予算が取れなくても区として配置をするということなので、2名で6校ということなので12名ということで、かなりの人数であるなというふうに思います。都費であっても、区費であっても、この採用ですとかどういうふうに支援員を配置するのかというのは、区の教育委員会が決定をしていくということになるのか、そこのところを教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度も小学校にエデュケーションアシスタントを配置した際に、かなり学校間でもやり取りをしていただきまして、その結果、人員のほうを確保できたというような経緯がございます。それを踏まえまして、中学校のほうにも早い段階から実は声をかけておりまして、ぜひそういういい方がいたらお願いをしてもらいたいということで話をしておりまして、元PTAの役員の方ですとか、またはその知り合いの方など御紹介いただいて、学校のほうで校長のほうが直接面接をして採用のほうにつなげるというようなケースがございますので、ぜひそのような形でしっかりと確保してまいりたいと考えています。
久保委員
私が充実をする中で懸念をしていることは、この様々な制度があって充実していくということは非常によかったと思っています。これまでにも不登校対策については充実すべきことを訴えてきたところです。ただ、エデュケーションアシスタント、それから校内別室指導員、そして通常今まで頑張っていただいていた指導員ということで、ちょっと人の取り合いみたいに実はなっているところがありますよね。どこかがそうするとやっぱり少なくなってしまって、こちらは増えて充実しているんだけれどもこちらは少ないというようなことが、令和5年度も年度当初にありました。それはやっぱり避けなければいけないんじゃないかなと思うんですよ。どうしても新しいものが出てくると、そちらのほうの人を探すことで手いっぱいになってしまっているようなところがあるんじゃないかなって思うんです。その点についてはやっぱり注意が必要かなと思いますし、工夫も必要だと思いますけれども、いかがお考えですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
委員おっしゃるとおりで、なかなか人を探すというところが各学校も苦労をされているというのはこちらにも届いているところです。我々もその全体のバランスなども見ながら、一部だけで、一部は少なくなってしまっているというようなケースがなるべくないように、教育委員会としても支援できるようなことはぜひやっていきたいと思っていますので、学校と連携して進めてまいります。
久保委員
ぜひお願いします。やっぱり学校にしてみますと、支援が必要であるのかどうなのかというところが、入学をしてから様々状況が変わってくることが多いですね。だから年度当初には思いもよらなかったことというのが現場では起きることがあります。なので、そこら辺は本当に柔軟に対応ができるようにということを、これは要望させていただきます。
それから不登校支援については、今までもオンライン等を活用した学習を受けられる環境整備ということで訴えてきたところでございます。そこのところも今回、当初予算の概要にも書かれております。ただ、やっぱり現場では、実際にコロナ禍でオンラインを使っての授業というのが充実をしていたんだけれども、対面になるとまた元に戻っているというようなところがあって、非常にお休みをしたときにオンラインでの授業の在り方というのが先生やクラスによってまちまちであるというお話を聞いています。その辺のところが、充実が本当に図られているのかどうかというところもしっかり見ていただきながら、またなぜそれができていないのかというところ、学校においてもやりたくてもできないような環境がある場合もあると思います。そういったところもしっかり注視していただきたいなと思いますけれども、いかがですか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
オンラインで授業を配信することで子どもたちにも学ぶ機会が保障されるようなケース、たくさんあると思っております。ぜひ学校ごととか先生によってということにならないように、この辺りは中野区全体でしっかりと進めていくべきものであるというふうには思っておりますので。万が一何かできない理由などがありましたら、そういうものは取り除いて、確実にオンラインでの授業配信ができるように支援してまいりたいと考えています。
羽鳥委員
ちょっと予算化はされてはいないと思うんですけど、不登校支援のことで、ちょっとここで聞くしかないのかなということで質疑をいたします。本会議のときに不登校についてということで質疑をさせていただきました。その際に、子どもたち目線でのアンケートの実施をされてはどうかということを、以前の答弁なども引用しながら質疑したんですが、その答弁の中では、実施についていろいろ困難さとかも感じていらっしゃるのかなということも答弁を聞いて思ったんですけれども、区としては、その子どもたち目線でのアンケートについて、今どのようなお考えなのかというのをお答えいただけますか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
教育センターのほうに通ってきているお子さんが、今年度もかなりこの時期になると増えてはおります。そういう子どもたちからも、心理の職員が月に1回以上は面談等をしておりますので、そういう中でも、子どもたちのいろいろな悩みですとか不登校の原因になってしまったような点も把握ができているというような状況がございますので、現段階ではすぐにアンケートを取るというような考えは一旦は置いてはいるんですが、また今後、より広くそういう声を集める必要があるというようなときには、ぜひ検討しながら、どのような形でアンケートをやるかというのも考えていかなければいけない時期も来るのかなとは思ってはいるんですが、現段階では子どもたちの声がそういうふうに拾えておりますので、その範囲内でいろいろな不登校対策を考えております。
羽鳥委員
そういうアンケートを実施しなくても、教育センターに集う子どもたちのところで聞いているというふうな、そういうお考えなんですね。分かりました。
私としてはやっぱりやったほうがいいんじゃないのかなと思うんですけれども、2022年、おととしですね、練馬区のほうで不登校に関する実態アンケートというのをやられて、それに基づいて昨年、練馬区が不登校対策方針というのを改定されているというのはもちろん御存じかと思うんですけれども、やっぱりそのアンケートがすごく役に立ったということが、練馬区の教育委員会はとても確信していらっしゃるわけですよね。不登校対策方針自身も大きく改定されて、これまではとにかく学校に戻すんだということで、未然防止、初期対応、再登校支援、社会につながる支援という四つの柱だったものが、本当にまるっきり変わって、安心できる学校づくりと早期支援の実施、多様な支援の実施というふうに、子どもたちの自立をどう支援するかという方向に施策体系全体が変わっているので、そういう点では、この練馬区の不登校の方針を変えたものとして、やっぱり根拠をもって政策を実施する力になったのかなと思うんです。
中野区は、この間答弁の中で、室長からは子どもたちの自立というのが非常に大事なんだということを御答弁いただいているので、その点に疑いはないわけなんですけれども、中野区の不登校の対策の方針という、そういう体系というか、方針としてまとまったものというのはたしかあったんでしたっけ。
齊藤教育委員会事務局指導室長
本区もそういう不登校のガイドラインというようなものを以前も実は作成していたんですが、また改めて、不登校の数も非常に増えてきてしまっていますので、もう一度考え方を整理し、また新たに始めるものもございますので、どのような子どもたちにどういう支援が適しているのかというようなところも踏まえて現在作成をしているところでございます。
羽鳥委員
作成中というふうなことで──あ、そうなんですね。分かりました。確かにこの数年間で、不登校、社会状況も、コロナもあって変わっているというのもあるし、不登校自身も大きく増加しているというのもあるので、方針を変えるという、きちんと整備し直すというのはすごく大事なことかなと思います。
この練馬区のアンケートなんかを見ますと、本当に先生とかからもいろいろと聞いたりして、先生の77.9%が不登校児童に対応する時間の確保が課題と答えていたりだとか、フリースクールにも聞いていて、フリースクールは学校との情報共有や情報交換を望んでいるだとか、本当に網羅的に聞いているというのがありますので、やっぱりそういう改定をする際には、私は、いろいろ聞くということなのかもしれないんですけれども、しっかりと当事者や先生や児童を含めて、なかなか支援につながっていない子も含めて聞く必要があるかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
我々も練馬区の調査結果につきましては、内容のほうは全て確認をしております。やはり見方が、学校側からと家庭や子どもの側からということで当然変わってくる部分というのは十分あるだろうというふうには考えていますので、そういう他区等の調査結果なども踏まえながら、今作成しているガイドラインのほうにも、そういうようなもう少し踏み込んだといいますか、子どもたちに本当の意味で寄り添いながら支援をしていき、そして将来の社会的な自立につなげていくための方策というのは考えていきたいなとは思っておりますので、しっかりとその辺りの取組は行っていきたいと考えています。
むとう委員
他の委員の質疑を聞いていたんですけれども、ちょっと私、理解が及ばないので改めてお尋ねしたいんですけれども、この校内別室用備品購入という1,050万1,000円というこの説明、これはどの部分なのかというのをちゃんと教えてください。
齊藤教育委員会事務局指導室長
現在、中学校9校に全て校内での別室というのはできてはいるんですが、そこに支援員がついて日常的に子どもたちのサポートを行えているのは3校というふうになってございます。残りの6校もぜひ支援員を配置させていただいて、子どもたちがいつ登校してきても、きちんと対応できる大人が常にいるというような状況をしっかりとつくっていく必要があるだろうというふうに考えておりますので、残りの6校分の校内別室の整備というのをしっかりと進めていきたいということで入れているものでございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
201ページ、事務事業5、学校経営支援について質疑はありませんか。
久保委員
中野区立学校における働き方改革推進プランの改定についてお聞きいたします。中身についてはきっとまた報告があると思うので、ここでは詳細はお聞きいたしません。744万7,000円ということで新規事業になっておりますが、これは2019年3月に改革推進プランをつくりましたので、そちらのほうの改定であるというふうに思っています。このときの作成費というのは、要するに今回の経費ですね、プランの改定に係る経費と比較をしてどうなっているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
前回の経費につきましては521万6,000円、今回744万7,000円ですので、223万1,000円の差があるというふうな認識でございます。
久保委員
前回は冊子なども作られていたかと思うんですけれども、冊子を含んで521万6,000円の経費だったと思います。今回は、このプランの改定に係る経費については、そういった冊子の作成までを見込まれているんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今回の委託内容としましては、実態調査、調査データ分析、課題抽出、改善案提案というところですので、冊子の作成までは含んでございません。
久保委員
通常は、当初こういった推進プランとかを新しくつくる、作成するというときのほうが経費はかかるんじゃないかなと思うんですよね。だって今あるものに対して改定をしていくわけじゃないですか。しかも、紙の冊子も前回は印刷をして作っていて521万6,000円でできているわけでしょう。でも今回は744万7,000円ということで、この費用もかかっている。何か私、物価高騰かなと思ったんだけれども、どうもそうではないようなんですけれども、これはどういう積算においてこういうふうになっているんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
仕様書の内容等は少し加筆しているところはありますけれども、大変大きく変わっているものではないと認識しているところではございます。ただし、見積り等を事業者に取っているとき、特に前回作成していただいた事業者にも見積りを取りましたけれども、そのときの額もこの予算額に近いところの額でしたので、見積り等は適正に取れているというふうに、この予算額も適正であるというふうに考えてございます。
久保委員
5年前のことをどういうふうに比較したらいいのかというところが私も分からないんだけれども、ただ、やっぱり事業の内容としては、通常はそういった印刷物もあったりとかしていたものが、それはなくなっているし、新たに作るわけでもないし、だったらこんなに経費をかけるってどうしてなのかなという疑問があってお伺いをしています。ただ、適正に見積りを取られたということですので、中身に期待をするしかないのかなと思いますので、中身については御報告があったときにしっかりお聞きをしていきたいと思います。
羽鳥委員
中野区立学校における働き方改革推進プランの改定に係る経費というところで、目標だとか、そういう中身というのは、やっぱりまだということなんですかね。
佐藤教育委員会事務局学務課長
そうですね、実態調査を改めてした上で、そのデータ分析とか課題抽出をした上で目標等も設定していきたいというふうに考えていますので。
大内委員
これから全部やるのにどうやって予算立てをしたの。要するに744万円まで、どういう積算根拠なの。何もやっていない、これから考えるというのに予算だけつけられるの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、説明足らずで申し訳なかったんですけれども、前回調査しているときの調査項目がありますので、そのときの仕様書等も、多少加工している部分もありますけれども、それを基に予算積算、見積りを取ったところでございます。
大内委員
5年前のやつを基にして積算したということをおっしゃっている。まあいいや。そうしたら新規じゃないんじゃない。去年はなかったから新規なの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
改めて改定プラン作成に当たっての調査ということですので、表記として新規ということにしましたけれども、確かにほかの表記とかを見ていると、推進という形の書き方もあったのかなとは思っております。こちらの表記については、次年度以降、改めて検討していきたいというふうに思っております。
大内委員
別に書き方にこだわっているわけじゃないからそこはどうでもいいんだけど、要は5年前の話は知らないから、僕たち。知っている人は知っているけれど、知らない人に5年前のと言われても、何を言っているのかが全然分からないんだけども。ちょっと30秒ぐらいでも、1分でもいいから、何なの。ちょっと教えてよ。
佐藤教育委員会事務局学務課長
前回の調査のときは、教員の実態調査ということで、細かくは勤務時間ですとか、勤務に当たっての在校時間ですとか、週当たりの在校時間、あとは業務に当たっての多忙な部分ですかね。例えば事務的な業務に多忙感を感じているですとか、保護者対応等にかなり時間を要しているですとか、校内研究にあまり時間が取れないとか、そういうところを調査の中で洗い出してきたものでございます。こちらを改めて今回調査したいというふうに考えているところでございます。
大内委員
これはコロナで止まっちゃったの。要するに5年間放っておいた理由というのは。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらは、推進プランの計画期間自体は実は終了しているところではあるんですけれども、新型コロナウイルスの影響があって、新型コロナウイルス感染症や児童・生徒1人1台端末の導入による教育環境の大きな変化により教員の働き方にも様々な影響が出ていることから、推進プランの改正については、ある程度落ち着いた後に取組の効果を検証した上で行うということにしておりましたので、それで今回、来年度に向けて予算をつけたところでございます。
大内委員
そうすると、コロナの前とコロナの後だと働き方の中身が違うから、前のやつを参考にするというよりも、新しくやったほうがいいのかなという、要するにコロナ前の働き方じゃなくて、今はいろんなタブレットがどんどん入ってきたりしているので、その辺は当然分かっているだろうと思うけど、5年前のがどこまで通用するのかなというような気もするので、報告を待っていますから。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
同じ201ページ、事務事業6、教育情報システムについて、質疑はありませんか。
河合委員
ICT推進のことは例年かなり額が高くなるところで、経常経費化のところでもかなり影響してくるんじゃないかという話をしてきているところです。そういう中で、今回の予算を見ても、特定財源の額が入っていないんですけれども、これは昨年よりも全部値上がりしているんですよね。まずその額の理由、それぞれなぜ上がっているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらは大きく公務系と学習系の指導者用、学習者用というふうに三つに分けているところでございます。それぞれで説明いたします。公務用ICT環境整備の増理由としましては、公務系機器類の機能強化として、公務系ネットワーク機器のリプレース及びセキュリティ向上対策、公務系パソコンのリプレース、公務系サーバー機器類の更新、教員の庶務事務システムのブラウザ変更の予算計上をしており、それらの経費により増額となってございます。
次に、指導用ICT環境整備の増理由としましては、学習系基盤の機能強化といたしまして、学習系サーバー等機器類の更新、電子黒板のリプレース及び追加配備、小・中学校のパソコン教室機器類のリプレース、図書館機器のリプレースを予算計上していることと、指導者用タブレットのリプレース及びセキュリティ向上対策の経費を予算計上しており、それらの経費により増額となってございます。
最後に、学習用ICT環境整備につきましては、こちらにつきましては、キッティングの作業委託の内容を見直したりしておりますことと、あと、昨年度、ICT支援体制等の充実という拡充事業においてICTスタッフの業務委託というのがあったんですけれども、それらが学習用ICT環境整備に入っているというところで増要因となっているところでございます。
河合委員
ありがとうございます。その中のICT支援体制の拡充に関してはどれくらいか、およそでもいいので、学習用の中でどれくらいになっているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
ICTスタッフの委託料としましては、3,682万8,000円というところでございます。
河合委員
三千六百幾らだと、昨年度のICT支援体制の充実よりかはちょっと額が減っていると感じるんですけど、それは理由を教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、先ほどの説明、私が足りなかったところがございます。ICT支援体制等の充実(拡充)、令和5年度あったところにつきましては、まず一つが、学校情報化支援業務委託というものがございました。こちらは公務用ICT環境整備に入ってございまして、金額としては3,705万9,000円でございます。それで、もう一方のICTスタッフ業務委託が学習用ICT環境整備に入ってございまして、先ほどお答えした3,682万8,000円という予算計上をしているところでございます。
河合委員
ありがとうございました。よく分かりました。そういう意味では、かなりこれから更新費用がいろいろかかるんじゃないか。GIGAスクールで1台端末はもらえて、国から配られたものの、やっぱり非常に自治体財政に影響してくるんじゃないかというのは、これまでも指摘していたところなので、一定仕方ないところですけれども、かなりやっぱり額が大きいな。全く今後も財源更正が見込めるようなものは出てこないものなんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今回、現時点でまだ国・都から実施要綱等が出ていないので特定財源等の歳入を入れられてございませんけれども、財源更正の見込みは、今年度同様のものが入ってくるのではないかと予想してございます。
河合委員
すみません。それっておよそ幾らぐらいなものか教えてもらえますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今年度でいうと、公立学校情報機器活用支援体制整備費補助金があるんですけども、475万円でございます。(「分かりました。ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
立石委員
今、河合委員の質疑に関連して伺います。今の答弁ですと、公務用と指導者用パソコンについてはリースで更新をすると。そのリース期間について確認させてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
公務、指導用それぞれ、令和6年度から5年間の長期継続契約で考えているところでございます。
立石委員
ありがとうございます。学習用端末は、まだ来年度はリース期間は残っていて、更新を控えている時期について確認をさせてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
学習用端末、中野区ですとiPadを使ってございますけれども、こちらのリプレース時期は、令和8年3月に現端末のリースアップとなりますので、令和7年度予算に計上する予定で現在は考えてございます。
立石委員
そうしますと、公務用と指導用は令和6年から10年度までですかね、利用するということで、過去指摘をさせていただいたのが、指導者用端末と学習要端末のOSが異なっていることによる互換性、そういったところがある中で、やはり全体的な指導者用端末、学習用端末の在り方も含めた検討が必要だと申し上げてきたのですが、その点の見解はいかがですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員お話しいただきました点につきましては、教育委員会情報システム委員会などで議論を重ねているところでございます。また、先ほど申し上げた今年度予算化しました学校情報化支援業務委託においても、他区の事例ですとか国の動向等の資料を頂きまして、よりOSを統合する在り方がいいのか、それとも今の在り方のまま進めるべきなのかというところは議論を進めているところでございます。
立石委員
そこについてはしっかり検討していただきたいと思います。リプレースの更新、今年度予算と比べると別の項目も入っているということで予算も増えていると思うんですけども、来年度に当たって、やはり更新に係る経費というものが一定かかっていて、再来年度以降はランニングコストという点で見ると少し下がるという見解でよろしいですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
答弁保留いたします。
立石委員
それと、今年度、学校情報化支援業務委託で、私も過去ちょっと質問させていただいた公務用、指導用システム端末の統合ですとか、国が方向を示していますけども、まだその辺、実際やっている自治体が少ないというところで、そちらの調査も委託しているという認識です。学校の情報化推進計画に関しては、令和8年度改正ですよね。その他のPCのリース期間は5年ですから、令和10年ということで、その計画の次の改定期間中になるわけですけれども、そこに合わせてきちっと方向性は示していただきたいと思いますが、いかがですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
学校情報化支援業務委託を学務課として上手に活用しつつ、次期改定プランにも、委員今お話しいただいた点についても議論して、盛り込むべきところは盛り込んでプランを改定していきたいというふうに考えてございます。
主査
では、学務課長、答弁をお願いします。
佐藤教育委員会事務局学務課長
立石委員に答弁保留させていただいた点について回答いたします。システムの構築費自体は下がるところではあるんですけれども、学習用端末のリプレースがまた発生してしまうので、そういう意味ではそこがかかってきてしまうので上がることがあるかなというふうに現在では認識しています。
立石委員
分かりました。今回このセキュリティの更新ですとか、かなり専門的な機能の追加であったり、金額もかなり大きなものになっております。情報システム課の調達ガイドラインですか、そういったものがあったりして、本当にこういう大きな調達になる場合は、そういった情報システム課のサポートなんかも受けたほうがいいんじゃないかとは思っているんですけれども、ただ現行の体制で、そこに相談しなくてもそれが判断できる状況なのか、その点についてちょっと確認させてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちら、教育に係るシステムに関しては、庁内の構想企画書等の提出がなくともシステム更新はしているところでございます。ただ、場合によって、情報システム課にもどのような形がいいのかということはアドバイスを頂いたりしておりますし、学務課の教育情報システム係の職員もその能力にたけている職員がおりますので、その職員とともに今後もこの教育情報システムのリプレース等の作業を行っていきたいと考えてございます。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
久保委員
1点だけ。事務事業6、教育情報システムということで、今まで事務事業で独立していなかったところが、今回こうやってICT推進ということで別の事務事業になりましたよね。これはなぜなのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、今までは学校経営支援係の中に教育情報システム担当というふうに置いていたところであるんですけれども、昨今のこのICT環境ですとか、教育、ICT、GIGAスクール等の動きもかなり激しいところもありますので、係化する、教育情報システム係に格上げするということが必要だろうというところで、係に来年度からしまして、それで事務事業も新たに設立されたというところでございます。
久保委員
非常に大事なことだと思っていて、この点を我が会派からも何度も望んでいたところでございます。やはり先ほど係の職員でたけている人がいるというので、係があるんだなって思ったわけですけれども、やはりそういったところから教育委員会の組織が大きく今回変わったのではないかなというところに期待をしているところですけれども、そのように思っていてよろしいですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員の御認識のとおりでございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
次、202ページ、事務事業7、学事につきまして、質疑はありませんか。
久保委員
学校安全のところでお伺いをいたします。特定財源が207万9,000円ついています。これは東京都の新しい学校づくり見守りに関するものだと思うんですけれども、これは何に充当されているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、来年度から新校として設立されます鷺の杜小学校の通学路の児童見守りの費用としてついたものでございます。
久保委員
198ページの学校再編のところでも、先ほど見守り体制のことを安全対策のところでお伺いをしていたところなんですけれども、これはこちらに充当するのではなくて、学校安全に分けてこの都の新しい学校づくりの事業費を入れているという、この考え方は何か違いがあるのでしょうか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
こちらのほうの新しい学校づくりの重点支援事業、東京都の補助事業になりますけれども、こちらにつきましては、新校に対しまして約4年間で8,000万円程度補助がつくというものになります。既に備品等で8,000万円近くそちらのほうを今年度充当しておりますので、残りの経費について今後充当していくというときに、こちらのほうの通学路の指導員、こちらのほうに当てたというところになります。仮にもしそちらのほうの費用が余れば、鷺宮のほうの先ほどの安全対策経費のほうに充当していくことも可能だということで東京都のほうには確認をしているところになります。
久保委員
学校再編でそもそも新しい学校づくりってついていると認識しているんですね、その4年間で8,000万というのが。だから学校再編のところで使っていくほうがよかったんじゃないかなと思うんですけれども、それは、だから予算の流用とかには当たらないものなんですか。
渡邊教育委員会事務局学校再編・地域連携担当課長
はい、予算の流用に当たるものではありません。先ほどの通学路のところにつきましても、あくまでも鷺の杜小学校の警備のための費用ということになりますので、補助メニューの対象経費というふうになっております。
羽鳥委員
就学奨励について、今年度よりも2,500万円ほど計上額が上がっているんですけれども、これについて理由をお答えください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、就学援助に当たってのオンライン学習通信費の単価が、今まで1万円だったところが1万2,000円に上がったこと、これにより482万円増額しています。また、給食費の単価、先立って報告させていただきました点、小学校、中学校それぞれ単価が上がりましたので、それで1,613万8,000円増額したというところでございます。
羽鳥委員
分かりました。じゃあ、その単価の上昇が大体主で、今年度のところには予算説明書の補助資料には人数が書いてあったんだけど、新年度のところではちょっとないもので、人数が増えたのかなと思ったんですけども、そこについてはどうなんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
人数としましては、就学援助が、小学校が1,674名、中学校が831名ということになってございますので、今年度より減っているものでございます。
主査
1回休憩します。
(午後5時00分)
主査
再開します。
(午後5時01分)
むとう委員
今の就学奨励のところで御説明があった、オンライン学習通信費が1人1万円だったのを1万2,000円に上げたということで、予算の総括質疑でこのところを聞いたところなんですけれども、一応きちんとこのオンライン学習通信費ということで項目を挙げて支給しているわけですよね。実際にそれがその目的で使われているかどうかということは、区としては把握というか、確認はできないという状況なんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員御認識のとおりで、オンライン学習通信費を、確かに例えばWi-Fiの環境整備とかに使っているかどうかというところまで確認できないというものでございます。
むとう委員
同じ質問になっちゃうんだけれども、それによって家庭での宿題で使えない、学習用端末が使えないという御家庭もあるということで、ペーパーで学校が配らなきゃいけないという状況があるので、ちょっとそこを改善してほしいということの認識はそちらも持っているということでよろしいんですよね。
佐藤教育委員会事務局学務課長
総括質疑で御答弁させていただいたとおり、オンライン学習通信費という項目に関しては、それに使っていただきたいという周知も図るつもりですし、また、それ以外の家庭についても、なるべくオンライン環境を整えていただきたいというのを、学校を通じて各御家庭に周知していきたいというふうに考えているところでございます。
むとう委員
ぜひそこはお願いしたいので、具体的にはいつどんな形で、この奨励費をもらっている人に対してはどういうふうにアプローチをし、もらっていない家庭についてもどうアプローチするのかというのは、具体的にはどうしていただけるんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
現段階で検討中ですので、いつからというふうには言えないところではございますけれども、各家庭への、奨励費以外の各家庭への周知については来年度のどこかで周知を図りたいというふうに考えてございます。
むとう委員
なるべく早く周知徹底できるところからお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で終わります。
主査
では他に質疑はよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
では、この項を終わりにいたします。
休憩します。
(午後5時04分)
主査
分科会を再開します。
(午後5時20分)
次、203ページ、事務事業8、学校健康推進について、質疑はありませんか。
久保委員
ちょっと確認をまず。学校給食の保護者負担軽減(新規)のことで確認をさせていただきたいと思います。昨日から皆さんが引用されている総務分科会のほうの資料でございますけれども、総務の46ですね。子ども教育部・教育委員会事務局のところで、ここの学校給食についても──すみません、7個目ですね。これも今後、経常経費がかかっていくというようなことになっていて、これ確認ですけれども、ここにある金額というのは区立学校の給食保護者負担軽減及び区立以外と一緒になっているんですけれども、こちらのほうでは事務事業が分かれているんだけれども、なぜここでは一つになっているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、予算案の概要の作成の際も一緒の名称で、一緒に「及び」で作成したものでございます。ですので、その文言を引用してこの総務分科会の資料も作ったものというふうに考えてございます。
久保委員
これ同じ事業とするのは不自然だということを以前にも言わせていただいて、実際に今回予算補助資料の中では分かれていてよかったなと思っているんですけれども、でも、これは総務のほうの資料を見ると一緒になっていて、経常経費がかかるというふうに両方なっているということなんですよね。この考え方がよく分からないんですよ。東京都も今度この補助金をということになっているけれども、その考え方というのが、国の財源措置がされるまでのところがどうなるのかというところで、明らかに令和7年度以降はしていない部分もあるわけじゃないですか。なおかつ、うちの新規事業については、区長ももちろんそういうふうに言っていらっしゃったし、あと、私立学校等保護者支援というのは、これは経常経費化されるものなのかというところが、後から詳しくはここは聞くんだけれども、考え方としてどういうふうに区は思っているのか教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
ここにつきましては、区立学校も、区立以外の学齢期児童生徒保護者支援につきましても、今後定例会で報告する案件ではございますけれども、実施計画の中に位置付けて施策を進めていくものでございます。ですので、令和6年度、7年度それぞれ経常経費として積算しているというものでございます。
久保委員
ということは区の基本計画、これからということなんだけれども、令和6年度、7年度と事業を継続していくという発想なんですか、どちらも。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、それぞれ事業を継続していくというふうに考えているものでございます。
大内委員
ということは、東京都の特定財源というのは今のところ入らないと言われているの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
東京都の特定財源につきましては、2分の1入る予定というふうに聞いているところではございますけれども、まだ詳しく実施要綱等が届いていないので、そのためここの特定財源のところには入れていないところでございます。
大内委員
この予算書全てそうなんだけれども、東京都でも国でもそうなんだけれども、正式に通っていないというものに関してはみんな載っていないという理解でよろしいの。見込みだとか何かで特定財源とか一切入れていないの、どの事業も。もうだって半分やると言っているわけじゃん。議会が通るかどうかはまた別かもしれないけども。全ての事業においてそういうことは一切特定財源で見るということはしていないの。
石崎教育委員会事務局次長
特定財源が見込めるものについては、しっかり特定財源については記入をしていくということでやっていますけども、本事業については、そのスキームというか、どの給食費についてどれだけの補助が出るかという細かいところが出ていないので、積算の根拠となるような資料がまだ提示されていないということから、この事業については特定財源についてはまだ入れていないというところでございます。
大内委員
私が聞いているのは、区立学校に関してはもう2分の1出るというふうに実際聞いているんだけども、それがあなたたちに言わせると、まだ正式なものじゃないと、発表しているだけだと。要は、ほかの事業も全部にわたって全部そうなの。正式に言ってこないやつは、みんな特定財源見ていないのね。
石崎教育委員会事務局次長
詳しく積算根拠としての資料が出ていないものについてはということでやってございます。
大内委員
分かりました。
区全体で取り組んでいるというようなお話をされている。要は区内産業育成のためにやる事業が半分ぶら下がっているわけでしょう。それは総括質疑でもやったし、この間の当該委員会でのこれの説明資料にも区内産業活性化と出ている。区内産業活性化のほうはあまり聞いても所管じゃないから答えられないんだけども、この間もらった子ども文教分科会資料56を見ると、仕入先だよね、区内と区外が当然あるのは分かるんだけれども、片方で区内産業活性化と言っているのに、何でそもそも食材は区内産業活性化という取組はしないの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらに関しては、各学校において、基本的には区内業者から入れるようにというところで食材を仕入れているところではございます。その中で、区外が例えば一、二業者とかと書いてある部分もありますけれども、実際のトータルで利用している事業者数とすれば、区内事業者を使っている数のほうが──すみません、ここの資料の中には載っていない部分はあるんですけれども、区外事業者を使わないとなかなか食材を仕入れられないというところも場合によってはあるんですけれども、原則としては区内業者を多く使っているというところがございます。
大内委員
これを作ったのはあなたのところじゃないの、資料。中学校のほうを見ると、ほとんど区内だよね、お米以外は。区外はほとんど使っていないよね、中学校は。あなたのところで作った資料だからよく知っているでしょう。小学校に入ると全然ばらばらなんだよ。小学校と中学校で食べるものは違うの、食材は。今の答弁を聞いていると。中学校のほうに関しては、あなたたちが言っている通達がちゃんと届いている。区内業者から入れてくださいねと。通達をしているのか、口頭で言っているのかはちょっとはっきり私は知りませんけども、中学校のほうに関してはお米以外はほぼ区内。これはあなたのところで作った資料だよね。分かっているよね。小学校に入るとそうでもないんだよ。ばらばら。江原小学校はほとんど区外なんだよ。あなたのところで作った資料だから分かるよね。ほとんど区外。それは分かっていて今みたいな答弁をしているの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
原則として区内業者を使うようにお願いしているところではございますけれども、例えば立地によっては近隣区のほうが近いという学校もございます。その場合は、ほかの区外から仕入れをしているという現状もあるというふうに認識しているところでございます。
大内委員
そこまで言うと、区内ハート商品券を使えない地域にも配るんだろう。それはどうなんだ。要は今言っているのは、逆に言うと、江原小学校とかはあまり区内の食材が調達できないところ、エリアなので、区外からです。じゃあここに通っている子どもたちもほとんど区外から買うんじゃないですかって話になるわけだよ、食材は──という言い方になるわけですよ、全て。そういうことにも結びつくから。だって配達してもらうわけだ、取りに行くわけじゃないんだろう。言っちゃ悪いけど。本来、この小・中学校に対して食材相当分を、次のページなのであまりそっち側のことを言うとあれなんだけれども、それに関しては近くで、区内で買ってくださいねと。でも公立学校は、食材は別に近くになければ区外でいいですよと言っているわけだ。配達してもらえばいいんでしょう。じゃあ江原小学校と第七中学校って、そんな離れていますか。江原小学校と啓明小って、そんな離れていますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
江古田小、江原小、第七中学校は隣接地にあるというふうに認識してございます。
大内委員
だからそうしたら江古田小学校は、少なくても令和4年度、野菜とかはほとんど区内だし、調達状況が違うよ、近いのに。それはどうして。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、各学校の事情によって、区内業者、区外業者を選定しているところでございますので、詳細のところは私どもで認識していないところもあるというところでございます。
大内委員
これからやろうとしている事業で、次のページになっちゃう。区内産業育成って自分たちがうたっていて、まずその前に、自分たちが公立学校の調達を基本的に区内でやってくださいよという通達、結局していないんでしょう。そういうことを、じゃあ文言かなんかで出しているんですか、文書で。
佐藤教育委員会事務局学務課長
文言、通知等で出しているものではございません。
大内委員
じゃあ、これは多分栄養士の方がやるんだよね。じゃあ、栄養士の人に電話かけて全部聞いて、そういうのを聞いていますかと、いや、聞いたことがありませんとなったらどうするの。口頭で、みんなが集まっているときに、区内を使ってくださいねと言っている程度なの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
はい、そのように認識してございます。
大内委員
だから全然守られていないのかなという気もする。例えば上鷺宮小だとか。でも、やっぱり上鷺宮小は頑張って区内も使っている。区外も両方使っているんですよ。江原小はほとんど区外なの。それって、あなたがあの辺のまちを全部歩いて、確かにこのまちはないなとか、そういうことを思ったの。言っているけど。要は、もうちょっと徹底したほうがいいんじゃないですか。そうやって言うんだったら。文書で、こういったところで、次のページに出てくるところだけれども、区内産業育成というんだったら、まず。だってさ、区内業者から仕入れているところたくさんあるよ。そうしたら区内産業育成のために、どこで仕入れているんですかと聞けばいい話じゃない、栄養士さんが。うちは区外しか、そこの学校だけ区外で仕入れられるものしか扱っていないんですか。そんな特別変わったものばっかり扱っているんですかという話になるよ。そう思わないの、自分で答えていて。いや、江原小学校はちょっと特別にメニューが違うんですよ、この学校は。例えば、あの辺で言うと練馬なのか豊島なのか分からないけど、練馬、豊島では仕入れられるけど、中野では売っていないんですよという食材を使っているの。知らないんでしょう。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません。各学校の詳しい献立について承知しているところではございません。
大内委員
だから今後はちゃんと、今回いい機会だから、区内産業活性化のために、できる限り区内で調達できるものは区内で調達してくださいってやらないと、全庁的に取り組んでいるとかいって取り組んでいないじゃないかって。全庁的に取り組んでいるとかいつも言っているけれども、そもそも今回、元となる教育委員会、自分たちのところでさえ全庁的に取り組んでいないじゃない。区内産業育成という全庁的な目標について取り組んでいないということになるよ。ただ、それって入札しているわけじゃないだろうから、どこどこって指定は逆にできないのかもしれないけど、逆に公立学校だったら食材を区内で買ってください。例えば入札でもなんでも、金額が高くなると区外だとか入れたりするけども、こういうのはちょっと違うんじゃないですか。あなたたちの教育委員会から、基本的に区内業者を使ってやってくださいと言えばいいだけの話でしょう。そういう取組もしていないのに、いきなりほかのことを、区内産業活性化なんていう言葉が出ちゃうと、そもそも自分たちができることをやっていないのに何をやっているんですかと言われちゃうから、それを取り組んでもらえますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今まで口頭でしか伝えていなかったところはございますけれども、基本的には区内事業者からの仕入れというところは改めて周知したいというふうに考えてございます。
大内委員
これ、自分たちが作った表、見たことないの。口頭で言っているけど、全然区内業者を使ってくれていませんよ。もうちょっと使うようにとか、個別に指導したことなんかないでしょう、これを見て。学校によってはほとんど区内業者がやっているところもある。本当に中学校はほとんど区内業者で済んでいるんですよ。お米は別にして、この2年間であえて言えば、令和4年度の南中野中が魚を外から仕入れたというぐらいで、ほとんどが区内業者でやっている。中学校になると食べるものがそんなに変わるんですかという話になるわけだ。だったらちゃんと、まずおたくのところでそういう指導を今後徹底して行っていただきたい。いい機会だから。区内産業活性化というのを全庁的に取り組んでいると言うんだったら、あなたたちも協力するべきなんだと思うよ。
佐藤教育委員会事務局学務課長
改めて区内事業者からの仕入れを基本とするようなところで、各学校に対して周知を図っていきたいと考えてございます。
むとう委員
石けん等の消耗品等とあるんですけれども、これ「等」が何なのか御説明ください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
ちょっと細かい内容にはなるんですけど、石けん等の消耗品等につきましては、食器洗い用石けん、クレンザー等の購入、衛生管理用品、マスク、調理用手袋ほかの購入、給食管理消耗品の購入、ごみ袋とか白衣、あと給食食材検査用食材の購入、給食運営委員会委員報酬等が、あともう一つ、児童・生徒配膳用手袋の購入が含まれてございます。
むとう委員
基本的に確認ですが、給食の食器洗いであるとか、調理のときは全部石けんを使っているという、それは変わっていないということでよろしいですね。合成洗剤は使っていないということでよろしいですね。確認させてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員御認識のとおりでございます。
むとう委員
ぜひこれからも継続していただきたいと思います。
それから、生ごみ処理の金額が出ていますが、生ごみ処理は具体的にはどういうふうにされているのか確認させてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
各小・中学校から発生する調理残とか残飯等の有機資源物について回収運搬し、中間処理をした後、自ら確実に堆肥化や肥料化等の再生利用事業登録を有する施設に搬入し、当該堆肥や飼料等を活用し流通させるというような処理をしているところでございます。
むとう委員
それもそのまま継続していただきたいというふうに思うことと、可能であれば、以前に私が議員になってすぐの頃に御紹介したんですけれども、北区が各学校に生ごみ処理機を導入しておりまして、甘楽町と提携していて、学校給食の残飯等を、調理から出た生ごみを学校で堆肥化して、甘楽町が引取りに来て、それでまた農業に使っていただき、そこでできた根菜類ですかね、時間がかかるので、じゃがいもであるとか、玉ねぎであるとかみたいなものは、今度その空車で持ってきて、運んできてそれを給食に使って、野菜を持ってきたトラックが空になるので、帰りにその生ごみ処理機で処理した土を持って帰ってと、本当に循環しているというのをうまいことやっているんですね。だからそういうところもぜひ参考にしていただき、区もそういったことを導入も考えていっていただけたらありがたいかなというふうに思っていますので、頭の隅に置いておいてください。
それから、その次の牛乳パックのリサイクルはどういうふうになさっているんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
答弁保留させてください。
むとう委員
この牛乳パックのリサイクルについても、何区かで牛乳パック、学校から出てくる牛乳パックもそうですし、家庭から出てくる牛乳パックも資源回収しておりますけれども、それを合わせて各区で牛乳パック100%のトイレットペーパーを作っていて、区内で販売しているという区もあるんですよ。かつては23区共通でやっておりましたけれども、今それをやめてしまったので、ところが、でも何区かでそのシステムを残していて、区内から出た牛乳パックでトイレットペーパーを作って区民に販布しているというのもあるので、そういうこともぜひ、学務課だけでできることではないんだけれども、頭の隅に置いておいていただき、見える形でのリサイクルが完結するみたいなことも、教育課程の中ですごく重要なことですので、ぜひぜひ研究して検討していっていただけたらありがたいと思います。答弁保留を待っています、どうなっているのか。
それから、今回ずっと問題になっております学校給食のことなんですけれども、先ほどの答弁の中でも、単価を上げた分でということで上がっているということなんだけれども、物価上昇分の単価を上げただけですよね、中野区は。そこの確認。
佐藤教育委員会事務局学務課長
せんだって委員会で報告させていただいたとおり、物価上昇率もありますけれども、そもそもの食材自体が上昇していることもありますので、それらを勘案すると現単価だと足りなくなりますので改定したという次第でございます。
むとう委員
それぞれの単価が上がっているということで上げたということなわけだけれども、これも何区だか忘れたんですけれども、やっぱり給食の質をよくするという部分で、物価が上がった分、単価が上がった分だけを上げても質はよくならないんですよね。だからそれに加えて、プラスアルファで、よい給食にしたい、子どもたちにはよいものを提供したいというところで上げているというところもあるんですよね。中野区はそういうことは考えなかったんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
中野区としましても、学校給食献立作成方針というのを毎年度定めておりまして、その中で、国産の旬の食材を使用し、良質で新鮮なものを選定する等、食育等にも図られるものを選定して、食育も図られておいしいものを作るというところで給食を、今までも、これからも作成していくものでございます。
むとう委員
それは以前から変わらぬ姿勢なので、それはもう絶対最低限守ってほしいんだけれども、さらにさらによくしていくということで、例えばお米だけでも有機農法のね、有機のお米を導入するだとか、牛乳についても低温殺菌乳を導入するだとかね、そういうプラスアルファの要素も考えていただきたいと思うんですけれども、そういうお考えはないですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
そういった食材につきましては、こちらの給食献立作成方針に応じて有機米等も使うところもありますので、必ずそれを使ってくださいというところまではしていないですけれども、各献立において使用していきたいというふうに考えております。
むとう委員
今すごくいい答弁をくださったんですけれども、有機を使用していきたいという姿勢を持っているということでよろしいですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
必ずそれを使っていただきたいとか、そういうお願いをするものではありませんけれども、各学校の食材の選定の中で、そのような有機食材を使うというものも選択肢としてはあろうかなというふうに考えているということでございます。
むとう委員
選択肢では幾らだってあるんだけれども、よりよい給食、成長期の子どもにはよりよい素材、安全なもの、体によいものをなるべくだったら入れてあげようという、そういう強い思いを持っていただきたいと思います。だから今回、給食費保護者負担軽減はいいことなんだけれども、それはこの際、そのついでにというのもあれなんだけれども、これは今までのそれぞれの素材の単価が上がったことで上がった分だけなのよね、中野の場合はね。そうじゃなくて、やっぱりよりよいものにするためにもうちょっと材料費を上げるみたいなところも考えていっていただきたい。実際にどの区か忘れてしまったことが残念なんですが、新聞記事で読んでいて、どこかの区でこの際単価を上げるに合わせてよりよいものをという部分もプラス、物価上昇、単価上昇分に合わせてさらに素材分をよくするというところで上げている、23区の中でどこかありましたのでね、ぜひ中野区もそういうよい試みの区の事例というのは参考にしつつ、これからも検討を深めていただき、よりよい給食にしていただきたいということを要望しておきます。
主査
答弁保留のところいかがですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
先ほど答弁保留いたしました牛乳パックリサイクルについてでございますけれども、こちら、各学校で子どもが洗って乾かして、リサイクル料をもらわない代わりにトイレットペーパーが学校に戻ってくるという形です。運搬業者がリサイクル業者へ持ち込んでいるというふうな流れでございます。
むとう委員
よかったですね。トイレットペーパーになってきて、子どもたちに見える形のリサイクルができていて、学校ではそのトイレットペーパーを使っているということですね。それは初めて知ってよかったです。だからその試みをぜひ、課が違うけれども、中野区でも古紙回収で、資源回収で牛乳パックを集めていますから、そういう流れもね、学校給食でできている部分も、他の担当部署にもぜひ御紹介していただき、中野区中で広げていただく努力もしていただけたらありがたいです。お願いします。
河合委員
学校給食の保護者軽減、区立に関しましては、東京都が発表する前から区としてはこれを補っていくということを言っていらっしゃったところに関して、こういうふうに予算もついたことは大変評価しております。そういう中で今回、これは今まで保護者が負担されていたから各学校がお金を集めていたかと思うんです。これからはこの額を軽減していくということなんですけど、どのような方針で、各学校にお金をお渡しするようになるのか、そこら辺の流れを教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
現在検討している流れとしては、各学校私費会計でございますので、各学校の在籍人数等に応じて各学校長から区に対して申請をしていただき、その人数と食数を各校長口座に振り込むという流れで手続のほう、したいというふうに考えてございます。
河合委員
その作業においては、学校の負荷が高くなったりとか、これまでより事務が増えたりとか、そういうことは大丈夫ですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
申請の手続が今までなかったというところではございますけれども、その作業があることによって学校において大きな負荷がかかるというふうには認識してございません。
河合委員
これは毎月申請してもらって、毎月払いという形に学校に払っていくことになりますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
毎月払いという形ではなく、現状で検討している回数としては、年間で3回という形で分けて校長口座に振り込もうというふうに考えてございます。
河合委員
かなり大きな額になってくるかなというところで、うちの会派としてはこれまでも公会計のことは求めてきているわけです。今回こういうことが学校給食の中で起きてというか、こういうことになってきたので、やはり流れとしてはこの流れで、しっかりと公会計のことはもう少し検討されたほうがいいんじゃないかなと思うんですけれども、それに関してはいかがでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
給食費の公会計化につきましては、各自治体の取組等を今後も研究していきたいというふうに考えてございます。
主査
よろしいですか。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
204ページ、事務事業9、私立学校等保護者支援について質疑はありませんか。
久保委員
もう総括質疑でも白井委員が質問をいたしましたし、多くの同僚議員の皆さんが、商品券でお渡しするということに対して懸念というか、そういった御質問が多かったなというふうに感じています。なので、何となく自分だけが反対しているように見られていた時期がありましたけれども、そうではないなということを思って、自信を持って、やはり商品券ではないほうがいいということはお訴えをしておきたいと思っています。
商品券購入のスケジュールなんですけれども、先般の子ども文教委員会では10月に対象者を決定というふうになっていました。この商品券購入は当然、対象者を決定してから購入をするのではないかと思いますけれども、それは間違いないですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
そちらの事務スキームについての詳細は、また年度に入ってから検討するものというふうに考えてございますけれども、2パターンあると思っています。対象者決定前に大まかな人数を予測して商品券を購入するという場合、委員おっしゃったように10月の対象者を抽出した後に商品券を購入して送付するという場合、2パターンあるというふうに認識してございます。
久保委員
私はやっぱり対象者をちゃんと決定してから購入をしていただいたほうがいいだろうなと思うんですよね。例えばものすごい誤差が生じてしまったときに、その購入してしまったものはじゃあどうするのか、返還をするのかどうするのかというようなことも起きてくると思うので、そこのところはきちっと対象者を決定してから手続を進めていただきたいと思います。
それから購入手続について、対象者を決定をします。今2億2,798万4,000円が計上されておりますけれども、これは要するにハート商品券だから、区商連の振興組合から購入をするということなのかと思うんですけれども、一括購入になるんだろうと思うんですけれども、その場合は2億2,798万4,000円を振興組合に振り込むなど、そういった手続になるのでしょうか。その場合は一括でという形になるのでしょうか。教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらも具体的にどのような形で購入するか、区商連との調整につきましては年度が明けてから調整するものというふうに考えてございましたが、おおむね今、委員がおっしゃったとおりの流れで、購入の流れとしては考えてございました。
久保委員
区商連としても、この予算が可決をしますと準備に入られるのかなと思うんですよね。こんな多くの枚数をね、後で何枚かというのも教えていただきたいんだけれども、一遍には無理だから、このために準備をするということになると思うので、そこら辺のところも、やっぱりどの時点で区商連が準備をするのかというのも非常に重要だなと思っているんですけれども、そういう調整はどこがどういうふうに行っていくんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
区商連との調整につきましては、この区立学校在籍以外の保護者支援ということで学務課が担うものと認識してございます。
久保委員
当然そうですよね。商品券、これは何枚購入するのかということと、小学校、中学校の生徒・児童の保護者には、小学校は何枚、中学校は何枚、幾らというところも、それぞれ御説明を願います。
佐藤教育委員会事務局学務課長
それぞれ500円券の枚数でございますけれども、小学校が14万9,668枚、中学生が30万6,300枚というところでございます。
久保委員
小学校のが少ないのは、中学生のほうが私立ですとか国立に行かれている方が多いという計算だと思うんですけれども、一家庭ずつは何枚ずつ行くんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
一家庭ずつですと、小学生が124枚、中学生が150枚でございます。
久保委員
かなりの枚数なので、このことを御指摘されている方もいらっしゃったけれども、こんな札束みたいなのが行くようになるのかなということを想像するわけですけれども。これ経済効果ということも言われていて、このこと自体も教育委員会の考えとしてどうなのかということは委員会でも指摘をさせていただいていたんだけれども、じゃあ何%使用されたら経済効果があるというふうに考えるんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
総括の質疑の中で、一定の効果が見込まれるというふうに企画部のほうで回答してございました。こちら何%の効果があれば経済効果が見込まれるかどうかについては、学務課としては所管外でございます。
久保委員
所管外と言われるけれども、所管外なのかしら。だってこの具体的な取組というか、前回の保護者への支援ということで、区内商業活性化の効果も見込んでいるという目的にあるわけじゃないですか。だったらその目的を達成するのも学務課の目的として仕事じゃないの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちら資料については全庁の調整の中で目的として定めたものでございます。ですので、繰り返しになりますが、一定の効果については所管外でございます。
久保委員
所管外、所管外と言っている場合じゃないと思いますよ。総括質疑でも指摘をされていて、この経済効果ということを見込んでやっているということ自体が学務課としてどうなのかということは前回の委員会の中でも言っているわけだから、そのぐらいのことは、だったら産業振興課等と調整を図るとか、企画部と調整を図るとか、そういう時間は幾らでもあったでしょう。どうしてしないんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
企画課と産業振興課とは調整をしているところではございます。その中で、総括の答弁にもあったとおり、この区内共通商品券を配布することにより区内商業の活性化が一定見込まれるという答弁があったというふうに認識してございます。
久保委員
一定の効果ということの、その一定の効果はどれぐらいかということを何度も尋ねているわけです。それでは、例えば50%以下だったら、これは効果があったというふうに学務課としては判断をなさるんですか。
石崎教育委員会事務局次長
教育委員会としては、今回この商品券の中で2億2,798万4,000円をお配りするわけでございまして、教育委員会としては全額を消費していただきたい。それは、目的については学校給食費の保護者負担軽減に伴うものですので、区内の区立小・中学生については100%、それのお金を税金を使わせていただくわけですので、その私立、国公立の学校に行っている保護者についても100%消費をしていただきたいというふうに考えてございます。
久保委員
100%を使用していただくための工夫はどのようになさるんですか。
石崎教育委員会事務局次長
商品券についてどのように使えるか、そして今回のこの商品券を配る目的について、配る際にはしっかりと周知をして消費をされるようにしていきたいというふうに思ってございます。
久保委員
周知をしても使えないものは使えないんですよね。総括質疑の中にもありましたし、前回は上鷺宮0件と言われたような気がするけど、上鷺宮2件というね、答弁だったと思うんだけれどもね。そういうことを考えると、使ってください、100%使ってください、子どもたちのために使ってください。でもうちの近所はなくて使えないんですよ。じゃあ子どものためじゃなくてもいいですか、何でもいいですかというふうになりませんか。その辺のところが、ちょっと発想がどこまで考えているのかなって。本当に、じゃあ保護者の人にとって物価高騰対策になるんだろうか。子どもたちのためになるんだろうか。そこの視点で考えたんだったらこういうことには私はならないと思う。その辺について、私は教育委員会は無責任だと思うんだけど、どうですか。
石崎教育委員会事務局次長
これまで様々御答弁をさせていただいたものが区としての最終的な判断ということで、このような配布方法に決定したわけでございます。その途中の過程には様々議論を重ねたところですけれども、結果としてこのような方法で配布をするということになったものでございます。
久保委員
結果としてとおっしゃっていると、教育委員会が判断したんじゃないんだけれども、全庁的な考えの中でそういうことにならざるを得なかったという意味なのかなと思います。
事務処理についてが簡素化されるですとか、負担軽減されるというようなことをおっしゃっているんだけれども、これ、補正のときは、事務処理委託費というのは私立学校等保護者支援についてはどうだったんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
補正予算で議決いただいた児童3万円あるいは生徒3万7,000円の支給につきましての予算額につきましては、事務費といたしましては1億507万3,000円でございました。(「公立も入っていますよね」と呼ぶ者あり)全部含めてになります。
久保委員
ごめんなさい。私が伺っているのは私立学校等保護者支援です。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません。私立学校等保護者支援の事務処理委託等につきましては1,494万円でございます。(「それは今回じゃないですか」と呼ぶ者あり)今回です。
主査
休憩いたします。
(午後6時06分)
主査
再開します。
(午後6時07分)
久保委員
前回の補正予算のときは切り分けていないので、私立学校等保護者支援についてというところだけでは分からないということでございました。実際には、それでは全部でどれだけかかったんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
まだ手続最中になりますので、郵送料とかまだ確定はしておりませんけれども、現時点の段階になりますけれども、事務費といたしましては5,493万円程度ということになってございます。
久保委員
これ、5,490万円というのは公立の生徒・児童も合わせた数ですよね。今回1,494万円になっているんですけれども、私はその5,400万幾らというのが算出根拠になっているのかなというふうに思ったわけなんだけれども、それは違うんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらの事務処理委託につきましては、改めて見積りを取った上でこの金額、委託費に関してはこの金額というふうに積算しているものでございます。
久保委員
改めて委託費にしてみるとということなんですね。ただね、5,400万円余ということで、これ、何件分でしたか、事務費。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
世帯数といたしましては約1万3,000世帯でございます。
久保委員
今回は何世帯ですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
世帯数ではちょっとお答えすることが難しいんですけれども、小学生1,300人、中学生2,200人というふうに当初積算しておりまして、その後に区立学校の支援があったということで、人数をそれぞれ、小学校が100人程度ですので1,200人、中学校が150人程度引いておりますので2,050人程度でございます。
久保委員
だから、前回1万3,000世帯で5,490万円でしょう。今回は、それを比較すると、この1,494万円という事務処理委託が、先ほどの当初補正予算を組んだときよりも実際には非常に安く済んでいるんですよね。違いますか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
予算額と比べますと、事務費につきましては少なく済んでいるというような状況になっております。
久保委員
だから、どうしてそんなに違っちゃうのかなという不思議で、そうやって思うと、実際のところはこんなにかからないんじゃないかなと思っているんですよ。1,494万円で、これは現金給付をしたときに委託費はどのぐらいプラスになるのと言ったら、300万円とお答えになっていたかと思うんですけれども、だからその算出根拠というのが、私は、当然補正予算をやったばかりですから、そのときの事務費をベースに考えているのかなと思っていたんですけれども、それは全く別なんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
もし給付金で実施した場合の事務費ですね、役務費、委託費がどれくらいかかるのかというところは見積りをしているところでございまして、その見積りを経て約300万円の差があるというふうにお答えしたところでございます。
久保委員
なので、前回のことは生かされていなかったのかなと思っているんだけれども、そうではない。前回というのは、補正予算のときの事務の委託費というのがこのぐらいだったのでということではなくて、全く別の見積りを取っているよという意味ですよね、今のは。だけど実際のところは、前回の予算も、やってみたら全然そんなにかからなかったよねという話じゃないですか。だからそこら辺のところが、本当にこの積算根拠ってどうなのかしらと思っています。
あとはもう一点が、区民の方が手続をするのに手間が省けるんだということをおっしゃっているんだけれども、そこのところが本当によく分からないんだけれども、じゃあ今回、給食費について補正予算のこの申請をしていただいたこと、これが手間がかかって大変だったという意見があったんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
特に大変だったということではないです。
久保委員
だと思うんですよね。そういうことはそんなに負担に感じないと思うし、給付の申請してくださいということで、そんなの負担になっちゃうからやりたくないわと。やりたくないわと思う方は現金給付を望まないわけだから、それはそれでよしと私は思うんですよ。だけれども、そこのところを考えると、理由がね、手間と事務費の軽減というところが、本当にじゃあそのために、なかなか利用──利用価値がないとは言いません。でも利用しづらいような形で商品券を購入する。利用されなかったら、その費用ってどうなのかなって。まあいいですよ、区商連の事務局には入りますからね。そういう意味では商店街振興なのかもしれません。でもそれは本来的な意味と違っていると思うんですよね。だからそこのところはやっぱりよく考えていただきたい。本当に利用ができるものなのか、本当に区民の方が喜んでいただけるものなのか。やっぱりこれは、ちょっと私は政策として非常にセンスがないと思っています。その辺について、そういった御意見が多々この総括質疑でも、一般質問でも羽鳥委員もおっしゃっていたんだけれども、そういった点についてはどう思われますか。これだけ多くの議員からそういった御指摘を頂いたこと。
石崎教育委員会事務局次長
今回区がこのような対応を執ろうということについても、この一般質問、また総括質疑等の中で御説明してきたところでございますし、併せて、多くの議員の皆様から様々御意見を頂きました。その御意見につきましては、区としてもしっかりと受け止めているところではございます。
久保委員
せんだってコミュニティ・スクールのときに、大内委員がこの委員会で、多くの議員がこれで大丈夫なのって言っているのに何にも変わらない報告があったよねということで、じゃあ議会でこれだけ意見を言うとか質問するというのは何なんだという御指摘があって、私もごもっともだなと思いました。今そのことについては重く受け止めていただけているんだと思うんだけれども、この施策についても、今予算なので、今下げますとかそういうことではないと思うんだけれども、さっき期間のことを聞きましたよね。10月に対象者を決定するとか、それから事務手続に入っていくということで、少し猶予があるのかなって思います。その段階でもう少しこの議会の声を聞くような体制を整えるということも重要じゃないかなと思うんだけれども、そんな可能性はありますか。
石崎教育委員会事務局次長
委員御指摘のとおり、今回の予算については、これまで御説明をさせていただいた内容に基づいて今回提案をさせていただいたものでございます。その過程において様々、繰り返しになりますけれども、御意見を頂きまして、そこについては教育委員会としても重く受け止めてございます。そのことについて庁内で共有はしていきたいというふうに考えてございます。
河合委員
ありがとうございます。今、久保委員の質疑の中で算定根拠の話があったかと思うんですけど、前回の補正予算と今回の私立学校に支給するというところにおいて、事務作業的に変わる部分、例えば何か抽出する作業が発生するとか、作業量が増えているということはあるのか、確認させてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
全体の作業量としては、今年度やったものに関しては対象年齢を何か抽出することなく作業できましたけれども、今回に関しては、区立以外ということで、区立以外の人たち、あと区立に通っているけど不登校だったり、給食を喫食しないという人を抽出しなければいけないという作業は発生します。その作業、人員のデータベースを作った上で委託するという形になるので、委託した後の人数といいますか、それは今年度の委託をかけている人数よりかは少なくなるというふうに認識してございます。
河合委員
そうなると、今言った抽出するというのは、区のほうで作業をしてから委託に回すことになるんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
はい、現状ではそのように認識してございます。
河合委員
分かりました。ありがとうございます。
あと、補正の給付のところでお伺いいたします。そろそろ今年度も終わるところで、どれくらい支給割合が実際に事務作業が大変なんじゃないかというような御指摘もあった中で、ここの補正というのは何%くらいの方がちゃんと支給できて、ちゃんと引き換えられたのか分かりますか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
現時点での申請件数の割合でございますけれども、95.7%でございます。
河合委員
一応区の意見というのを確認しておこうかと思うんですけれども、そうすると、当然商品券を配ったほうが100%配れるということが、区としてそういうふうな思いがあって商品券を配りたいというところですよね。
佐藤教育委員会事務局学務課長
対象者に確実に、事前に案内を送った上ではございますけれども、対象者に送付できるということでは、100%に近い形で配布はできるのかなと考えてございます。
河合委員
とはいえ、果たして本当に商品券でよかったのかなというところは考えるところがあるのかなとは思っております。以上で結構です。
羽鳥委員
私も本会議のほうで、区立学校の在籍児童・生徒以外の家庭に対する給食費相当額の支援については現金での支給事業により実施すべきではないかということで質問をいたしましたので、その立場でお聞きをしたいと思います。大体のところはもう久保委員からこの質疑で分かったところなんですけれども、ちょっとお聞きしたいのは、今回商品券をかなり大量に発行することになるわけですけれども、これは10月1日でその対象者を決定して、それから購入しますというふうになって準備していくとなると結構時間がかかってしまうと思うんですけれども、どういうタイムスケジュールで商品券の準備とかそういうのはやられていくんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
10月1日の時点での住基情報と学務課で持っている学齢簿システムの突合をして、その時点で対象者というのを決定していきます。その上で、パターンが二つあると先ほど申しましたけども、10月1日以降に商品券を買うという場合は、その後に購入手続のほうを進めていきます。その後に送付するという形になりますので、おおむね送付は12月から1月ぐらいになるのかなというふうに現状では考えてございます。
羽鳥委員
分かりました。そうはいってもいろいろと人数の変動があるでしょうから、多めに、余分に買っておかないといけないんじゃないのかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今の10月1日以降に買うというパターンであれば、あまりこの予備を、ストックを設けておく必要はないのかなと思っています。というのは、10月1日の後に入ってきた人はもう対象にしないので、10月1日の人数を、ある意味それにもうぴったりに近い形で買うと。ただ、そのもう一つのパターン、10月1日の前に、これぐらいの人数だろうと見積もって買うという場合には、委員おっしゃったような懸念が発生するかなというふうに考えてございます。
羽鳥委員
それはどっちのパターンで区は事務を進めていかれるんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
その点については、今後検討していきたいというふうに考えてございます。
羽鳥委員
例えばその変動というのでちょっと気になるのが、実際に、例えば今年度とかで、5月1日で区立学校の在籍人数とか確定をしたりするから、大体5月1日、4月1日とか、そういう時点で対象になるだろうなという人数は分かると思うんですけども、例えば今年度、5月1日と10月1日とかで人数というのは変動はどのくらいあったんですかね。
佐藤教育委員会事務局学務課長
区立学校の児童・生徒というところではないんですけれども、中野区の年齢別人口で見ると、例えば6歳から14歳の5月1日現在から10月1日現在の差を見ると、約200名程度というところでございます。
羽鳥委員
200名となると、大体6万2,000円と7万5,000円だから、1,400万円とかそのぐらいの商品券が、ちゃんと見込んで、増えるだろうなというふうに見込んで事務があらかじめ買っておくとか、そういう手続を執っておくというふうになると、そういう余分が発生しかねないということですよね。そういうのがないように事務をするということですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員おっしゃっていただいたとおり、もちろん余りはないような形で事務を進めていきたいというふうに考えてございます。
羽鳥委員
余りって発生しちゃったら、これは教育委員会の持ち物になるんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
区商連に戻せるかどうかというところは確認していないところですけれども、恐らく戻せないものだと──区商連に確認して、その場合の、もし余ってしまった場合の対応については考えていきたいというふうに考えております。
主査
休憩します。
(午後6時25分)
主査
再開します。
(午後6時25分)
羽鳥委員
契約次第という、契約で引き取ってくれればいいですけど、引き取ってもらえなかったら結構扱いに困る金券が区の中に生じちゃうんじゃないのかなと思います。
ほかの敬老事業なんかで100歳の高齢者の方に1万円の商品券を渡すという事業をやっていて、私もそれ、じゃあ実際余るところはどうされているんですかというふうなこともいろいろお聞きしたんですけど、なるべく余らないように買う、見積もるというのはそうだけど、やっぱりどうしてもちょっと余ってしまうというので、翌年度の事業に繰り越したりだとか、そうしたいろんな工夫をされているということだそうですので、これは余りが生じてしまったら、本当に1人当たりの額が大きいだけに大変なことになってしまうと思いますので、余りが生じないようにしてもらいたいなと思います。
さっき95.7%の方がもう今年度のところでは申請されたということなんですけれども、これは勧奨はがきをたしか郵送されて、勧奨はがきを送られる前とかはどれくらいだったんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
すみません、今手元にそのときの申請状況が分からないんですけれども、勧奨通知を発送した件数といたしましては1,782通でございます。
羽鳥委員
分かりました。ちょっとパーセントではなかなか出ないということなんですね。
あと、この前の陳情の方なんかでは、なるべくその事務手続を簡便にしてほしいというふうな陳情項目もあって、私どもとしてはそれは賛成したわけですけれども、例えば今回は初めての事業になるわけですから口座情報なんかを手に入れないといけないというのがあるわけですけども、再来年度以降も継続されていくという一応考えはお持ちですから、例えば再来年度以降とかは、確認書を発送して、前の年と同じ口座に振り込んでいいですねとかというふうに、少し簡便にするとかそういったことは可能なんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
仮にの話で、仮に現金でやった場合ということだと思いますけれども、もし令和5年度と同様の給付金で行うという場合については、既に把握している口座情報について、無条件で活用できるものではないというふうに認識していますけれども、活用の方法については検討の余地があるというふうに認識してございます。
羽鳥委員
分かりました。そういう簡便にやる方法も考え得るわけですから、現金での給付というのも結構有力な手段としてあるんじゃないのかなと思います。先ほど次長のほうから、様々議員から意見が寄せられて、庁内で共有するというようなお話だったんですけれども、私としては改めていろいろな指摘もあったわけですから、共有にとどまらず、どうしたらいいだろうかという検討をしてほしいかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
石崎教育委員会事務局次長
現段階では、この予算については区として最終決定をして区として提案している予算でございます。その予算に対して、先ほどの繰り返しになりますけども、様々御意見を頂いたところでございます。まずはどうするかという結論をするということについて、こういう様子だったということについては共有をしていきたいというふうに思ってございます。
立石委員
ちょっと確認ベースなんですけれども、商品券の有効期限の考え方、これは契約によるんですかね。どのように考えていますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
原則5年でございます。
立石委員
原則5年ということで、5年以内に使われなかったものに関してはどうなってしまうのかなと思うんですけど、ちょっと商品券購入のところを確認したいんですが、これは単価としては1枚500円というふうに見ているのか、あるいは印刷費込みとかなのか、ちょっとその辺を確認していいですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
1枚500円です。
立石委員
その購入した金額が区商連側のその換金する原資になるイメージですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
そのとおりでございます。
立石委員
じゃあ、その年度をまたいだりしても、事務費の委託費の延長とか必要なく、この区商連の事業の中でそういった換金手続自体は行われるということですよね。特別にこのための商品券を発行するというわけではないので。
佐藤教育委員会事務局学務課長
このための特別な商品券を出すかどうかというところについては、まだ区商連とも検討を重ねているところではないので、現状のままの商品券なのか、それとも台紙等も含めて違う形でやるのかというところはまだ検討中のところでございます。
立石委員
原則基本5年ということで、長くすればいいというものでもないと思うんですけれども、やはり仮に進める場合ですけれども、そこの有効期限が切れてしまうと、原資は区商連のところへ行きますけれども、本来の政策効果として望まない形になってしまうんですけど、その点について何か対策とかお考えはありますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
定期的な勧奨ではないですけれども、利用されるような形で周知を図っていきたいというふうに思ってございます。
立石委員
この事業の来年度以降の位置付けとかもまだ分からないですけれども、毎年5年年限の商品券が大量に出回るということになったりすると、事務局側、商店街側の換金の手間とか、お店側の負担も逆に大きくなってしまうと思うんですよね。なのでちょっとどうかなというふうに、最後感想で終わります。
大内委員
総括質疑で聞いているのであまりダブらないように聞きますけれども、先ほど出した公立学校の食材のを見たときに、これはエリアで見ると、例えば極端に言うと、上鷺小学校と武蔵台小か、やはり区内外両方なんだよね。ということはやはり、あなたたちが区内の産業のために使ってくれといってもなかなか難しいというのが現実に出ているわけだよ。なのに何で今回だけこんなこだわるのかなと、区内産業育成という部分。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、繰り返しになるところもありますけれども、令和6年度の予算編成の過程において、政策調整の場において、対象者の事務負担軽減などの視点から検討し、このように決定したものでございます。
大内委員
今何て言った。事務負担──事務負担が何だって。
佐藤教育委員会事務局学務課長
対象者の事務負担や経費などの視点から検討し、決定したものでございます。
大内委員
対象者が今補正予算でやっているのは申請するに負担がかかるけれども、これはプッシュ型で送りつけるから。じゃあ現金だと負担になるの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
現金の場合ですと、ここの口座に入金してください等の、一回の返信の手間といいますか、申請の手間があるのかなというふうに認識してございます。
大内委員
じゃあ今考えているのは商品券を送りつける。送りつけるというか、送ると。それは金券じゃないの。金券でしょう。同じことなんじゃないの。多分それ書留か、何で送るのか知らないけども、現金も、だって同じじゃない、そのやり方をすれば。違うの。
要は、商品券というのは多分現金書留で送るんでしょう。ただポストに入れるわけにはいかないでしょう、極端に言うと。簡易書留かなんかで送るんでしょう。ということは、現金だって別にポストに入れる。簡易書留で送るんだったら同じじゃない。もらうほうの手続的には同じことなんじゃないの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
もらう側の手続としては同じと認識してございます。
大内委員
いや、さっき、もらう方の事務手続が商品券だと簡易にできると言ったけど、現金でも同じなんじゃないの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、先ほど私が答弁したときの前提としては、現金書留でもらうという前提ではなくて、今年度やっているような形で、対象者に送ってその上で口座番号を教えてくださいという、その申請の手間というところでございます。
大内委員
今さ、現金で配ったらどうかと言っているんだから。現金で配ったほうがより使いやすいんじゃないかと言っているのに、別にその今年度の補正予算でやっているやり方について比べる必要はなくて、商品券がいいのか、現金がいいのか、極端に言うと。そういった場合に、もらうほうの事務手続は同じなんじゃないですかと言っているの。
佐藤教育委員会事務局学務課長
そういう意味では現金書留の場合であっても手続の手間は変わらないというふうに思っています。
大内委員
さらに使い勝手で言うと、一家庭、単純にもらうとすると100枚以上なんだよね、5万円以上だと。100枚以上、常に財布に入れて歩くのかって。そうすると、使い勝手からいったらどっちが簡単だと思いますか。場合によっては、子ども2人いたら10万円以上の200枚以上。200枚といったら結構分厚いよ。それをこう持って歩くのか。受け取る手間ということは現金でも同じで、分かりました。使うほうの手間。区内産業活性化という意味で一生懸命商品券といっているけど、使うほう、保護者のほうとしてはどっちが楽だと思いますか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今回、区内商業活性化という効果も見込んで商品券ということではありますけれども、保護者の活用の利便性ということでいえば、区内共通商品券であれば対象がちょっと狭まるのかなというふうには認識してございます。
大内委員
いや、別にね、区の全体的な考え方だから、別に。ただ担当課長としてはどう思うかな。現金でもらうのと、商品券でもらうの。例えば、例えばだよ、井関議員が言っていたけど、じゃあ、皆さん、少なくても教育委員会においては区内経済活性化のために積極的に協力しますよ。ボーナスの1割、基本的にもう区商連に行って1割買ってきますと。まあ、副参事級は10万円、参事級は20万円、その分買ってきますよぐらいの気持ちがあればね、十分それでも、どこでも使えるからいいんですよぐらいの認識があればいいけども、そういう認識はないでしょう。それでもって、なかなか使いづらい地域にも平気でそうやって送るというのはちょっと。ましてあなた方、皆さん中野でショッピング、買物すれば幾らでも結構使えるところはあるけど、やりようによってはなかなか使えないエリアもあるんですよ。2軒しかないというエリア。もっと言うと、食べ物屋さんがないエリアもある。そうした場合に、受け取る手間だとかどうのこうのよりも、まずもらった保護者が使い勝手がいいものを渡さないと意味がないんじゃないですかと言いたいわけ、要は。
そのエリア、だってエリア限定的に言うわけじゃない。何か所か、総括質疑でも聞いたけど、ほとんど使えるところがないんだよ。じゃあ自転車で買いに行けばいいじゃないですかって。あなたたち、ちょっと人のことだと思ってとなるよ。スーパーでは使えるわけだ、現金だと。スーパーはあるわけだ。あるいは練馬区が近い場所、あるいは杉並区が近い場所ってあるんですよ。例えば僕の地元でいうと、大和地域は、ここは割と多い。唯一大和町にある精肉店では今扱っていないし。食べ物屋さんで、お寿司屋さんが使えるからいいかもしれないけれども。エリアによって使い勝手が悪い。
まして皆さん、この中野にいるんだったら、皆さん、その区内地域で積極的に使って区内の産業活性化ということをやっていればいいけど、やっていないでしょう。だから、皆さんもそれを買って使えば分かるよ。この辺で使う分には非常に使いやすい、使い勝手もあるかもしれないけど、ちょっと離れたところは使い勝手が悪いのよ。だから本来のこの目的というのは、その食材費、公立学校に食材費分相当分お金を出しますよ。その分私立の、あるいは私立等の学校、その子たちにも出しますよ。でもその子たちには、渡すときに現金で渡して、これは子どもたちの、そういう趣旨ですからそういうふうに御利用してくださいと一筆入れれば済む話だと僕は思うのね。だから、そういうふうにしたほうがよろしいかと思いますよ。
だって区内産業活性化と言うけれども、実際聞いたけれども、約10分の1でしょう、使えるお店が。1,000店舗弱と言っていたよね、区内は1万店舗くらいあるけど。いろんな業種があるからそれは厳密に言えないけど。それから考えても、区内産業活性化というのであればそういったほうがまだ使い勝手がいいのかな。小売店舗で、じゃあ使えないんですよ、現金だと。みんなスーパー行っちゃうというかもしれないけど、中野通りの大型激安店舗で使えるわけじゃない、区内共通商品券。十何万あったらそこで電気製品とかみんな買いに行くんじゃないのかなと思うよ、まとめて。だからそういうのもあるんでね。よく教育委員会事務局次長、全庁的にとか言っているけど、まずあなたが率先して、1割でもいいから買って使ってみてくださいよ。そのぐらい貢献──別にうちは教育委員会だとかじゃない、関係ないでしょう、全庁的に区内産業活性化、それは当然取り組む話ですよ。でも別に現金で使ったからって区内産業活性化にならないんですか。なるでしょう。そういうのをよく考えてください。どうですか。
石崎教育委員会事務局次長
委員おっしゃることはよく分かるところでございますので、しっかりと考えていきたいと思います。
むとう委員
特に質疑ということももう出尽くしていてないんですけれども、何も言わないと、これに賛成しているのかと思われても困るのでやっぱりちょっとは言っておこうかなと思って手を挙げたところなんですけれども、そもそもこれは何のためになさるんですか。第一の目的は何ですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらは、物価高騰下における子育て支援の一環として、保護者負担軽減を図る目的で実施するものでございます。
むとう委員
それが第一番の目的ですよね。そうしたら、その保護者にとって何でもらうのが一番ありがたいのかというふうに考えたら、あなたも保護者ですか──違う。何でもらうのが一番うれしいですか。保護者の質問は取りますけれども、何でもらうのが、保護者の立場に立って考えてみてください。あなたがどうかは置いておいて、保護者の立場に立って考えたら、何でもらうのが一番ありがたいと推測しますか。答えにくいんだったらいいんだけれどもね、でも、常に本当にその立場に立ってどれが一番ベストかって考えなきゃいけないと思うんですよ。行政サービスというのはね、みんなそれぞれ自分が直接その立場じゃないかもしれない。だけれども、自分がその立場に立ったとしたならばどれが一番ありがたいんだろうか、自分たちの生活にプラスになるんだろうかというふうに、自分とは違う立場の区民の、その同じ立場に立って物を考えて行政サービスというのは進めていくべきだと私は思っているんです。
今、私も実際には子育て中の保護者ではないですよ。全く違います。だけどその立場に立って考えたときに、やはり使いにくい商品券よりも現金で頂いたほうが使い勝手がいいというふうに私も思います。それは私の思い方です。だけど、ちょっとこのことで周り、私が聞ける範囲なんてごくごく限られていますけれども、まさに子育て中の方、何人か出会った方に聞けば、みんな現金がいいわよねって、現金がありがたいよねって、みんな言います。商品券がいいという答えは誰もいなかったです。数少ないですよ、私がたまたまで会った人だから。でもいないんですよ。だったらね。せっかく皆さんから頂いた税金を使ってこれだけの大仕事をしていただけるんだったら、より喜ばれる方法で行政サービスを行うべきだと私は思うんです。
私は、ほかの議員の方が質問しますからね、無所属で持ち時間ないですからね、ほかの議員の方と同じ質問をしてもしようがないので、本会議一般質問であるとか予算の総括質疑でこの給食費、このことについては質問していませんけれども、でも私も、本当に皆さんが質問してくれたのと同じ疑問を持っていて、皆さんの質疑を聞いていて、やはりこれは商品券をやめて現金にしようというぐらいの判断を変えないとまずいんじゃないですか。本当に議員って、区民の意見を、代表者として、代弁者としてここに来て、みんな言っていて、これがいいです、商品券でやってくださいという議員は恐らく一人もいないんですよね。そういう中でこのままこの施策を進めていくというのは行政としていかがなものかと私は思うんですけれども、議会の意見をしっかり受け止めて考え直していただかないと、伝えるだけじゃ困るので、考え直していただかないと意味がないんですけれども、今日だって何時間も、1時間ぐらいやっているんですかね──やっているわけですよ。どう思いますか。これでもまだ頑固に、かたくなに商品券でいくんだという考え方はお変えにならないんですかね。
石崎教育委員会事務局次長
今また委員から御意見を頂きましたので、それも踏まえて受け止めさせていただきたいと思います。繰り返しになりますけれども、様々一般質問から総括質疑、そしてまたこの分科会の中で頂いた御意見については重く受け止めてございますし、そのことについてはしっかりと共有して考えていきたいと思います。
久保委員
先ほど95.7%の申請ということで、非常に高いなって私は思っています。ちょっと比較をするのに何というところがなかなか難しいとは思っているんだけれども、この95.7%、補正予算で行った際のこの申請率についてはどういうふうに評価しているんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
95%という申請がございましたので、区として目的としていたところを達成できたというふうには考えております。
久保委員
私もそう思います。
それで、1月下旬から2月ごろに1回目の勧奨通知を送るということになっていたかと思うんですけれども、実際の勧奨通知というのは何通送られましたか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
先ほど申し上げましたとおり、1月30日に1,782通送付いたしました。
久保委員
これは3月末までの業務委託の期間ということになっているんですけれども、この1,782通送付以降、また2回目の勧奨通知を送るというようなこともあるんでしょうか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
もう勧奨通知のほうを発送する予定はございません。
大内委員
ということは、昨日で締切り、今日で締切り。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
本日が締切りとなってございます。
大内委員
これというのは、これが終わった後、公立学校、私立学校あるいはそれに付随する学校いろいろな、どういった人が何%というのは出てくるの。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
今回はあくまでも区内在住の方という形で抽出してお送りしていますので、何%というところまで細かなところを今後出せるということは多分できないというふうには思っています。
大内委員
でも、少なくとも公立学校かそうじゃないかというのは出るわけでしょう。それも出ない。いや、出ないとすると、今回、じゃあどうやって送るのかな。来年度。あなた送るって言ったでしょう。それが分からないのにどうやって送るの。公立学校かそうじゃないかという区別がつかないのにどうやって送るのという話にならない。
佐藤教育委員会事務局学務課長
先ほど申し上げたところであるんですけれども、まず対象年齢層の住基情報を出して、その後に区立学校にいる学籍の子を差引くという形ですね。来年度はそのような形で作業をする予定で、当初から考えているところでございます。
大内委員
そうすると、今年度はそういう作業ができないということを言っているんですか。今年送る先は。やる必要じゃなくて、データが欲しいと言ったらもらえるんですかという話。来年は簡単に──簡単ではないけど、公立学校とそうじゃない人ってぱっと出る。今年に送っているのは、それが出ないということを言っているんですか。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
まず、今回につきましては、給付金のほうにつきましては、最初の段階でそのような分けて抽出しているわけではなくて一括で抽出していますので、それを区立、私立という形で分けていくとなると、改めて全て作業し直しということになりますので、なかなか事務的に難しいかなと思っています。
大内委員
僕が思うのは、基本的に公立学校の人数を引けばいいだけの話なのかなと思ったわけ。基本的に公立学校の小・中学校の数を引けば残りが出てくるんじゃないのかなと思ったんだけど、そういう問題でもないのね。
渡邊子ども教育部、教育委員会事務局子ども・教育政策課長
申請のあった方全員について、公立学校の生徒さんかどうかと確認をして、それができればもちろんできるんですけれども、その作業はかなりまた事務作業が出てきますので、現時点ではそのような作業をする予定はございません。
大内委員
だったら、申請するときに、あなたは公立ですかなんとかという項目を作っていけばすぐ分かったんだよね。じゃないの。公立ですかと。それはあまり細かい、1人、2人とか言っているんじゃなくて、大体。そうすると公立学校の方は98%、九十何%と。私立の方は75%くらいだとか、例えばね。そういうのが何となく分かると、あなたたちが来年送り付け──プッシュ型という言い方ね。別にそんなプッシュ型をやらなくても、必要じゃないという人たちが、そのぐらいいるんじゃないかということも見えてくるんですよ。申請していないと。いや、別にうち、そういったお金があるんだったらほかに回してくださいよという家庭も結構いるかもしれない。でも今回のを考えてみると、プッシュ型ということで、要るか要らないかは別にとにかく送りますよと、商品券を。そういうやり方が果たしていいのかなというね。
例えば東京都がやっているように、パソコンからどんどん申請していって、必要な方は申請されて、そうじゃない方は別に申請しなくて結構ですといったやり方もあるから、そもそもやり方がプッシュ型という言い方をしていたから。そもそもそこから、僕らはちょっとやり方さえ相談もされていないであなたが一方的に出してきたから。相談というかね、こういった考え方があるんですって。そもそもそこら辺からもうボタンの掛け違いなんですよ、あなた、教育委員会のやり方が。そもそも最初からプッシュ型でやりますという前提で来ちゃっているから。東京都みたいな、出している、児童手当みたいに、必要な方は申請してくださいといったやり方もあるのに、もうプッシュ型で商品券を送りますという前提でここで報告されちゃっているから。そうすると前に進まないんだよね。
子どもの権利条約で子どもの意見を聞くけど、議会の権利条約をつくって議会の意見も聞いてくれみたいな話になっちゃうんだよ、わざわざ。そんなことは当たり前の話なんだよ、本当は。私たちもそれぞれ区民からの代表で来ている。その意見を全然聞かないというふうに取れちゃうんですよ、当該委員会って。前もそうだけど。そんな人たちが子どもの意見を聞くんですか、本当にって。疑わしくなっちゃうのよ。議会の意見は全然──全然とは言わない。与党の意見はたくさん聞いて予算に盛り込んでいるけど、与党じゃないところのは盛り込まないのかって話になっちゃうんだよ、発言を聞いていると。与党の人たちはいいですよ。私が言ってくれたことをやってくれてありがとうございますって挨拶があるけど、うちらは、うちらのところのは全然入っていないよという挨拶から入れないでしょう。全部じゃないから、それはね。でも新規事業だとかあんまりないわけだ。でも、あなたたちは本当は別にそんなのは関係なく、議会から言われた意見は真摯に受け止めてちゃんと取り組んでいかなきゃいけないと思うので、今後はそういうふうにしてください。もう今回はいいです。
主査
では、他に質疑はありませんね。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
ではこちらで終わりにしたいと思います。
では、次、204ページ、事務事業10、体験学習について質疑はありませんか。
河合委員
(2)文化・体育事業のところでお伺いいたします。体育事業のところで、今年度、体育事業のほうを総合体育大会の場所を国立競技場に代えたかと思いますけど、今回もそのようになるんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
令和6年度も国立競技場を使う予定でございます。(「分かりました。ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
大内委員
すみません。軽井沢イングリッシュキャンプってどういうことをやっているんでしょうか。
齊藤教育委員会事務局指導室長
今年度、中学1年生を対象にしまして、1泊2日で軽井沢のほうに行きまして、行き帰りのバスも含めて、子どもたちが英語を使って様々な活動をしたというものでございます。
大内委員
それは大体分かるんだけど、例えば日本語使っちゃダメですよとかさ、ずっと英語でやりましょうだとか、そういった感じのものをやっている。食事のときも、皆さん基本は英語ですよ。例えば、イングリッシュキャンプだから、それは分かる、そのぐらいやっているのは。具体的に内容でいうと、そのぐらいのことをやるのかな。
齊藤教育委員会事務局指導室長
様々な国のそれぞれの文化を英語を使ってやり取りをするですとか、また、ALTも非常に多く派遣をしましたので、1グループ大体8名程度で、日常生活の中で英語を使ってコミュニケーションを取るというような活動をたくさん行いました。
大内委員
ここで言ったほうがいいのかもしれないけど、例えばニュージーランドのやっているでしょう、中学生の。あれも基本的に英語なんだ。だったら教育委員会も、国際交流協会がやっているからって、知らん顔──知らん顔とは言わないけど、何にも予算もつけないで、私たち最後のお別れ会のときだけ行くとかじゃなくて、もうちょっとそういうところも積極的に教育委員会も関わったほうがよろしいんじゃないかと思うので、いきなり予算をつけてというのはないかもしれないけど、お金つけなくてもやれることってたくさんあると思うんですよね。英語の先生だとか、いろんな形で生の英語というか、本場、英語ですから、国によっていろいろ方言あるから難しいんだけど、ぜひともニュージーランドのああいったところにも教育委員会も積極的に関わっていただきたいなと。国際交流協会からステイできませんかとかいろいろ、泊まるところがないとかってくるんだけれども、やっぱりそれはあるかもしれないけど、やっぱり同じ中野の中学生、今度向こうに送ったときのこともあるし、教育委員会としてもうちょっと今後関わっていただきたい。うんと言ってくれれば多分関わってくれると思うので。
あと、海での体験事業、これ560人って、これはどうなるの。これは来年度なんですけど、要するに今年度何人ぐらい行かれましたか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
今年度535人です。
大内委員
これは補正で、人数増えたから増やしたとかある。当初から大体そのぐらいの見込みだったの、今年。
佐藤教育委員会事務局学務課長
当初から今年度も参加人数560人で考えてございまして、最初応募の時点だと560人よりちょっとはみ出ていたんですけど、各クールごと、ちょっと事業者にお願いして、定員がはみ出ていてもお願いできるようにやられていたんですけど、やっぱり参加時点で風邪だったりで欠席者がいて、結果的には535人になったというところでございます。
大内委員
それと、あとその下の軽井沢少年自然の家運営ってあるでしょう。これは教育委員会がやっぱりやっているわけ。それこそ所管が、ここはやっちゃいけない。でも、ここがお金出して造った施設じゃないからね、教育委員会が多分。そこまで遡っちゃ分からないけど。要するにもっと使ってもらうためには、総括質疑でもあったけども、ちょっとほかのところの部署とも連携を取って回転率を上げたほうがいいのかなと思うけど、それは何かそれこそ産業振興課とやるのか、どことやるのかは分からないけど、そういった話というのはどうなの、しているんですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
他の部署と具体的にどのようなイベントをやるとか、そういうふうな打合せはまだしていないところですけれども、今って利用者が原則区民ではあるんですけれども、区外の方も含めて予約できるような形というのを今ちょっと検討しているところでございまして、また区外に対象を広げるということになりましたら、議会、委員会等にも御報告をしていきたいというふうに考えてございます。
大内委員
区外といっても、要するに、今でも区外単独の人だけでという意味でしょう。多分、区民の人がついていけば別にオーケーということでしょう。軽井沢って立地もいいみたいだから、稼働率が20%といったのかな。ちょっともったいない気がするんでね。逆に利用率が上がれば、それだけお金が生まれれば、もっと中の改装でもよくできるので、軽井沢駅から、新幹線駅からそんなに遠くないわけだから、ぜひともそういったことも全庁的に取り組んで、全庁的に。君のところだけで考えるんじゃなくて、全庁的にあの施設の運用を上げるようなことを考えていただきたい。お願いします。どうですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
委員おっしゃっていただいたように、区の貴重な財産であります中野区軽井沢少年自然の家ですので、全庁的な検討も重ねていきたいというふうに考えてございます。
久保委員
すみません、確認ですけど、軽井沢少年自然の家は教育財産ですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
すみません、確認させていただきますので答弁保留いたします。
久保委員
すみません、じゃあ待ちながら。今年度の予算では、小学校選択制移動教室業務委託経費補助(新規)となっておりまして、今回は多分、これまとまって数字が入っているのかなというふうに思うんですけれども、小学校と中学校のこの費用を教えてください。
主査
休憩します。
(午後7時04分)
主査
再開します。
(午後7時05分)
久保委員
聞き方が悪かったなと思いました。小学校と中学校の移動教室に関わる予算をそれぞれ教えてください。
佐藤教育委員会事務局学務課長
かなり細かく分かれておりまして、例えば外部指導員謝礼ですとか、バスの借上げですとか、委託料等も全て、小・中分けておりませんので、今ここでその小・中の分けでということは、すみません、もし算出するのであればかなり時間を頂戴させていただければなと思っています。修学旅行であれば、もちろんこれは中学校単独ですので、この金額でというふうにお示しできるんですけれども。すみません。
久保委員
はい、分かりました。小学校の選択制移動教室業務委託経費補助(新規)というのが、令和5年度の予算のときには分かれていたので、ここは全く違うものなんですかね。この1億2,578万2,000円の中には、これは含まれてはいないということですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちら、(1)宿泊事業の移動教室の中に小学校選択制移動教室業務委託経費補助金が含まれているものでございます。
久保委員
じゃあ、それだったら、令和5年度は別出ししていたんだから、令和6年度も別で出せるんですかね。
佐藤教育委員会事務局学務課長
小学校選択制移動教室業務委託に関しましては5,134万5,000円でございます。
久保委員
ありがとうございます。去年よりも1,000万円増えている。それは何でですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちらにつきましては、バスの雇上げ単価ですとか台数が増えました。特にバスの単価自体がかなり高くなっているところでございます。それで、この分だけ金額が増額したというところでございます。
久保委員
ありがとうございます。やはり物価高騰ってこういうところにも現れているんだなということを、今お話を伺っていて思ったところですが、前年度切り分けていたからここだけは分かるんだけれども、通常の移動教室に関しては小・中というのを分けるのは非常に、委託費であったりそういったものというのは、両方一緒にお願いしているようなものもあるから難しいということですかね。だとするならば、答弁は結構です。
佐藤教育委員会事務局学務課長
先ほど答弁保留させていただきました件ですけれども、軽井沢少年支援の家は教育財産でございます。
主査
そちらは質疑はよろしいですか。(「はい、大丈夫です」と呼ぶ者あり)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
次、205ページ、事務事業11、特別支援教育について質疑はございませんか。
河合委員
特別介助員の謝礼の額が上がっているんですけど、これは人数などが増えたりとかそういうふうなところがあるんでしょうか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
特別支援教室の特別介助員等謝礼等でございますが、こちらにつきましては、就学旅行同行者謝礼の人数が増えたというところで金額が上がっているものでございます。
久保委員
今年度、特別支援教育のほうに入っている医療的ケア児支援業務委託が、令和6年度では就学相談のほうに医療的ケア児支援経費というふうになっています。この違いについて御説明願います。
佐藤教育委員会事務局学務課長
こちら、事業メニュー、特別支援教育から就学支援に組み替えした理由でございますが、医療的ケアの相談自体は、今年度からまず就学相談で受け付けるという手続の流れにしたものでございます。そのため、今年度までは特別支援教育で入れていたんですけれども、就学相談に組み替えしたというものでございます。
久保委員
ということは、この内容自体は変わっていない。拡充となっておりますけれども、これは組み替えをしただけで、内容は変わっていないということですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
医療的ケアの委託は前年度、今年度同様ではございますが、もう一つ、会計年度任用職員を新たに採用するというものが発生してございます。こちらは区立学校の中で新たに医療的ケア児に対する支援が必要になってございますので、そちらを拡充したというものでございます。
久保委員
ということは、会計年度だから、この551万4,000円の中には入っていないわけですよね。だけれども事業としては拡充をされている。医療的ケア児支援経費というときと、医療的ケア児支援業務委託というときと、こちらのほうは中身は同じですか、それとも違うのですか。
佐藤教育委員会事務局学務課長
医療的ケア児支援経費というふうに言いますのは、中身として、医療的ケア児総合嘱託員の謝礼と、あと医療的ケア児の会計年度任用職員の看護師の賠償責任保険料ですとか、医療的ケア児の支援業務委託、あと会計年度任用職員の──こちらには入っていないです。すみません、今の三つを含めて、医療的ケア児支援経費(拡充)というふうにしているものでございます。
主査
よろしいですか。
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
次、3目、教育施設費、206ページから207ページ、事務事業1、教育施設保全について質疑はありませんか。
河合委員
206ページの(1)学校施設営繕のところにプール改修工事というのが入ってきているんですけど、内容と対象の学校を教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
プール改修工事でございますが、(1)、学校名は啓明小、江原小、江古田小、緑野小でございまして、そのうち啓明小、江原小、江古田小につきましては、従前当該委員会でも御指摘されました夏の暑さ対策の、ひさしというか、稼働式の子どもたちが日陰になるそのものをやっている工事でございます。
河合委員
ありがとうございます。多分夏の暑さ対策だけでいくと、他の学校でも御要望されているところがあったり、これからの学校の中に出てくる可能性があると思うんですけど、今後こういうところの日暑対策というのは続けていくんでしょうか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
学校の多くから夏場の対策について、子どもたちの保護のために御指摘されているところです。ただ予算の上限もございますし、区としての体制もございます。今回この抽出された学校は、啓明と江原につきましては環境改善工事、その下の環境改善工事として大規模な環境改善と長寿命化の工事を実施します。それと一体でやることによってスケールのメリットが出る、コストのメリットが出るということで選定しているところでございます。今後も来年度以降も、プールサイドの改修もほかの工事と合わせることができるなら、そういうことを優先していくというところもやりながらやっていきたいと思っています。
河合委員
多分そういうところ以外でも要望が出てきちゃうと思うんですよね。子どもたちのプールのところというのは、本当に結構いろんな学校で言われているところなので、今は区としてはほかの工事があったらという話をされましたけど、そこはもう少し計画的に御検討いただいたほうがいいのではないかと考えますけれども、いかがですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
申し訳ございません、説明が不十分でした。今回の選定の理由がそういう理由であって、プールサイドの改修につきましては今後も実施していきたいというふうに考えています。ただ、従前当該委員会でも御説明したとおり、建築基準法との関わりがございますので、そこでの可能性を探りながら継続していきたいと考えています。
河合委員
あと、これ全部、1校とか2校とか4校とか7校と書いてあって、どこの学校で何をするかというのを一個一個尋ねないと分かりにくくなっているんです。こういうのって全部表記してもらうことは難しいんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
記述すれば記述しますけど、結構な量になってしまうということで、従前よりこの書き方になってございます。申し訳ございません。
久保委員
財源について教えてください。学校施設営繕のところの特定財源、学校施設営繕の小・中の営繕、この特定財源の内訳を教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
小学校営繕と中学……(「両方です」と呼ぶ者あり)中学校、両方ですか。小学校営繕につきましては、まずは12款の歳入の子ども教育使用料の架空線等使用料、あと施設等使用料、また13節の国の補助金、あと雑入がございます。あと、14款2項の都支出金の新しい学校の補助金、また義務教育施設整備基金繰入金、あとまた国の補助金である公立学校の補助金がございます。中学校につきましては、国の補助金としてがありまして、またあと義務教育施設整備基金の繰入金もございます。
久保委員
それぞれ義務教育施設整備基金の繰入額を教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
まず、小学校の営繕のほうに当たっているのが16億8,100万円、中学校のほうに充当されている基金は3億2,900万円でございます。
立石委員
最後のところで伺おうと思ったんですが、今、久保委員の答弁のところで、新しい時代の学校施設整備補助金、バリアフリー改修工事、この都補助が歳入のところであるんですけれども、これってどういう対象で、具体的にどこの学校ですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
バリアフリー工事は、スロープや階段昇降機を改修した場合に出る工事費でございまして、今年度につきましては、バリアフリー工事として塔山小、啓明小、江原小、上鷺小が工事として対象となってございます。
立石委員
今、すみません、これは歳入を見ながらですけども、都補助のほうで該当が1校になっているんですよね。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
都補助の対象は、申し訳ございません、塔山小学校であります。(「分かりました」と呼ぶ者あり)
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
次、207ページの事務事業2、教育施設整備について質疑はありませんか。
久保委員
教育施設整備のほうの学校施設整備推進の中の特定財源の内訳を教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
国の補助金として14億円ほど入ってございます。また、義務教育施設整備基金繰入金が49億円、特別区債として、教育債が合わせて五十数億円入ってございます。
久保委員
これ、起債の対象の学校はどこですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
起債の充当事業は、南台小学校と明和中でございます。
久保委員
分かりました。
それで、解体工事、新校舎、代替校舎整備工事(7校)とありますが、この7校を教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
解体が中野本郷小学校です。新校舎につきましては、中野本郷小、南台小、明和中、平和の森小。代替校舎につきましては、旧九中や向台小学校でございます。
久保委員
代替校舎の旧九中については補正予算のときにも細かくお伺いをしたところで、その後、大内委員の求めもあって、これまでの旧九中に関する工事費用の積算のことなどについての資料が出ていたと思います。実際にいよいよ代替工事整備ということで、旧九中の予算がここに入ってきているわけなんですけれども、当初に考えていたよりも物価高騰などもあるので、そこも変わってきているのかなと思うんですが、今までと旧九中については予算が変わっていない、言われていた予算と変わっていないのか、どのようになっているのか教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
令和5年の6月に当該委員会で、経費につきましては約30億円余の工事費がかかるというお話でございましたが、その後の物価高騰の影響を受けまして、現状では約40億円弱かかることになってございます。
久保委員
6月から今までの間に10億円上がったんですか。これ全て物価高騰の影響。ほかには影響はなくて、物価高騰ということで10億円、変わったんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
設計作業を進めている中で工事の追加が発生しています。例えば、外構としてバリアフリーの関係で入り口のスロープであったりとか、消防署からの指摘、設計の中で窓ガラスのサッシの取り替えのボリュームが増えたりということ。ただ、それが大体5億円から6億円。物騰が5億円から6億円程度でございます。
久保委員
本当にここのところがね、もう今さらなんですけどね、桃二小が遅れちゃうから仕方がないんだけれども、本当にこの旧九中の代替えというのが適切だったのかなって、建て替えてしまったほうがいいぐらいだったんじゃないかなとかも思うわけですけれども、もう仕方がないですよね、そこはね、もう見直しはできないことになってしまいます。
今、旧九中についての代替校舎の整備の工事のところだけを取り上げさせていただいたんですけれども、やっぱりこういうことってこれからも起きてくることなんだろうなと思うんですよね。物価高騰として、そうじゃない工事追加もあったんだけれども、5億円から6億円というふうに、半年間──半年ちょっとの間に変わっているわけじゃないですか。
さっき、義務教育施設整備基金のこともお伺いをしたんだけれども、これって先々考えていくと、まだまだこういう工事は続いていくと思うので、本当にこれからの義務教育施設整備基金の在り方というのも、もちろんこれは予算方で考える話ではあるんだけれども、区も慎重にしっかりこの計画を立てていかなければいけないと思うし、また、今回すごい学校数が多いので、どこが幾らかかっているかということはあまりお聞きできないですけれども、これ本当に計画的に、例えば一時に物すごく大規模な工事が重なってしまったりとか、建設が重なってしまったりということは避けなければいけないだろうなと思うので、その辺のところをしっかり今後も計画立てていただかなければいけないなと思いますけれども、いかがですか
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
委員おっしゃるとおり、今回の物騰は、従前御説明したときよりも物騰率として130%弱の、130%を割るぐらいの物騰が発生してございます。20%から30%、かなりの物騰が進んでおりまして、このことはこの前の議会でも、工事費の高騰につながっている、特にこの1年は円安とかそういうことの影響があったんだと思います。この状況が現行の経済状況からなかなか変わることがないということを考えますと、財政負担の中で学校教育施設が負担となる状況がかなり多いのかなと思っています。今、この予算では見直しの検討もなってございますけれども、今までデフレのような状況で工事費があまり高騰しなかった状況とは違って、今後かなり上がっていくということを想定しながら考えていかねばならないと考えております。
久保委員
考えてください。総括質疑の中でも平山委員のほうから、今の子どもたちのことが未来の子どものツケになるようなことがあってはいけないというような趣旨のお話がありました。考えていくというだけではなくて、やっぱり5年、10年というスパンでしっかり計画を立てていっていただくことと、柔軟な見直しをしなければいけない部分もあるのかなと思うんですよね。その時々のポイントというのがあると思います。旧九中については、もう仕方がないんだけれども、もしかしたらここだって何年か遡って考えていったときには、本当にこのやり方はどうなのと見直す機会があったように私は思っています。そういう柔軟な体制を常に取れるようにというところも考えますけれども、いかがですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
委員おっしゃるとおり、今回の旧九中につきましては、先日の御報告でも申し上げました、最初にアナウンスした金額とのあまりにも違いということがございました。そういうことについてもしっかりと計画を立てる前で工事費の見積りというのをしっかりやっていかなければならないと思ってございます。今後も、学校はまだ耐用年数の関係から建て替える必要がございますので、そちらのほうにつきましては、計画についてしっかりと見積もって計画をつくっていく必要があると考えてございます。
河合委員
小中学校施設整備計画の見直し検討支援業務委託が入っております。これは内容とどういうところにお願いするのか教えてください。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
当該委員会で昨年の12月に御報告いたしました小中学校施設整備計画の見直しでございます。次期計画が見直しが近づいてございますので、そちらのほうの見直し業務でございます。先ほど久保委員からも御指摘のあった、これまで見積りとかなり間違った部分が今後は少しでもないように、できる限り精緻な形で計画をつくっていくというものです。委託業者につきましては、この計画をつくる上でのコンサルの会社、CM業者というところを見積もって公募していくものでございます。
河合委員
長寿命化とか改修とかが今後この中に含まれながら様々計画を立てていくと思うんですけど、やっぱりこれって全部が子どもの安全にもつながる話だと思います。そういう意味では、やはりここの計画見直しというところはかなり力を入れて精緻にやっていただかないといけないと思うんですね。御答弁で、今精緻にやるよと言ってくださったんですけど、これは是非とも、これまでも我々は教育施設のところが大変負荷がかかっているんじゃないかということは御指摘してまいりましたので、子どもの関わるところ全体として、やっぱりしっかりとやっていただきたい。課だけの負担にしないで、しっかりと体制を組んでやっていただきたいと考えていますけれど、いかがですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
この見直しだけでなく、先ほどの補助資料にもありましたとおり、かなりの数を建設、設計を進めながらまた代替校舎の管理もしながらというところですので、そちらのほうは体制をしっかりしてやっていきたいと思いますが、区全体のことですので、そちらは要望していくというところでございます。
むとう委員
プレハブ校舎のこの1校、どこのプレハブを借りているお金でしたか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
南台小でございます。
むとう委員
それはどういう事情で借りているんでしたっけ。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
教室とキッズ・プラザが入っているプレハブがございます。
むとう委員
それは足りなくなってということなんですか。どういう事情でプレハブを借りるに至っているのでしょうか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
教室数が足りないのとキッズ・プラザが必要ということで造ったものでございます。
むとう委員
これはいつまで、ずっと借り続けていくことになるんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
新校を建てましたらそちらに引っ越しますので、それまでの間と。
むとう委員
それっていつまでで、結局、合計で何年間借りておくことになるんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
プレハブはリースですけれども、令和7年3月まででございまして、令和2年9月からお借りしていますので、5年弱ぐらいですかね。
むとう委員
やむを得ない事情だったのかと思うけど、5年間借り続けると。これはずっと、これ掛ける5でいいんですか。幾らずっと払い続けることになるんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
この期間で増減なしでございますので、これが先ほどの年間、5年分──4年分、5年分かかっていたというところでございます。
むとう委員
多分すごい金額になるんだけれども、やむを得ない事情なのかもしれないんだけれど、ほかに方法はなかったということで、やむを得なかったということで理解すればよろしいですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
そのとおりでございます。
羽鳥委員
ここの新校舎整備保守・調査等委託費の中で人工芝保守というのがあるんですけれども、人工芝は基本的にランニングコストのところではあまりかからなくて、改修というか、張り替えみたいなところで必要だったのかなというふうに思っていたのですけども、どういう費用なんでしょうか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
これにつきましては、新校開校の際に、芝生、校庭と一緒に造っている関係で、校舎ができる最後に、荷物の搬入をする際に、芝生の上に養生して荷物を搬入した後、それを直すという経費でございます。
大内委員
この教育施設費206ページもそうなんだけれども、特に207ページは120億円ぐらい予算がついている割には表記の仕方が至って簡素なんだよね。例えば一番上の解体工事、7校で114億6,900万円。せめて学校名を書いて、ここは解体、ここは新校舎、代替整備だとか、分けてよ。これ1行で百十何億って、ちょっとデカ過ぎるよ。下もそうなんだけど、全然学校名が書いていないからどこだか全然分からないわけ。これで審議しろと言われたって、これ、1校ずつ学校名聞いていかなきゃできないんだよ。わざとやっているのかって。これさ、ちょっと前のページのところもそうなんだけど、1校とかだったら学校名書けばいいじゃないか、もう、2校とか。207ページに関しては、特に一番上なんかは、解体工事はどこの学校で幾らぐらいの予算がついているぐらい書いてくれないと。本当だよ、これ全部金額がデカいから割と。せめて学校名を書いてよ。これで予算通しますといったって、何を通すのか全然分からないよ、これじゃあ。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
申し訳ありません。河合委員からも指摘ございましたので、次年度につきましては、ここの特に大きな経費につきましては出すようにしていきたいと思います。
大内委員
いや、だからさ、大きな経費って幾らからが大きな経費なんだよ。やっぱり1億超えたら大きな経費だとうちらは思うんだよね、最低。物によっては何十万も出ているのに、これ一行。あまりにもさ、一番上がいきなり114億6,000万円、7校って、それだけだよ。時間があれば7校で分けてもらって、幾らぐらい予算がついているのか、何をするのか。こんな出し方なの、今まで。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
申し訳ありません。今までこういう形で出しておりまして、委員おっしゃるとおり、この中には新築工事であれば、例えば最終年度に当たる南台小や明和中は40億円を超えている経費が入ってございますので、申し訳ございません、次年度は検討します。
大内委員
だから、先ほど久保委員が言った、旧九中の、あの土地の改築の工事も見えてこないし、これじゃあ。幾らなんでも丸め込み過ぎだよ。もうちょっと分けて書いてくれないと、これは予算審議できないよ。中身がうそを言っているとかじゃなくて、ぱっと見て、どこに幾らかかっているかぐらいさ。聞かなきゃ出てこないじゃなくて、まずそれが出てから、それから質疑をするような感じだよ、普通なら。もうちょっとこれ、ここのところ丁寧に。特におたくの課はちょっとひど過ぎるよ。
206ページもそうだけど、何校と書いて、それが北側にあるのか、南にあるのか、新校なのかどうなのかも全然分からないし、もうちょっとこれ、表記。今後、要するに質疑しやすいように、審議しやすいようにしてください。お願いしておきます。
主査
ぜひこちらは、主査からもよろしくお願いいたします。
むとう委員
1点聞き忘れて、一番下のところで、事務費の中で運動施設使用料というのがあるのは何に使ったんでしょうか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
平和の森の小学校のための運動施設を、公園を借りることを見込んでの経費でございます。
むとう委員
生徒数が増えて校庭が狭くてという部分で借りるということですか。どこを借りるんですか。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
目的は委員のおっしゃるとおりで、平和の森公園などを借りて、子どもたちのために運動施設を、運動できるスペースを確保、空間を確保する。
大内委員
平和の森のグラウンドを使うとそんなにお金がかかるの。だって施設管理は別のところからお金が出ているわけだから。あそこもグラウンドも貸切りになると有料になるということになってくるの。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
運動施設の使用料そのものは80万円ぐらいですね。ほかのものが、消耗品や印刷が入って、その経費。
大内委員
いや、ぐちゃぐちゃ言っていないで、670万円のうち80万円なんですよ。平和の森運動──体育館じゃないでしょう、グラウンドのほうなんでしょう。大体80万円ということは1回幾らなんですかということになる。減免されているんですか。そんなにしょっちゅう使っているとは思えないし、使っているときには一般の人はそこに入らなくなっているわけだ、ちゃんと。
藤永子ども教育部、教育委員会事務局子ども教育施設課長
平和の森公園につきましては1時間2,000円でございまして、それを借りる場合はそこで支払うところでございます。
主査
よろしいですか。(「はい」と呼ぶ者あり)
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がなければ、一般会計歳出についての質疑を終了します。
分科会を休憩します。
(午後7時44分)
主査
分科会を再開します。
(午後7時44分)
それでは次に、一般会計の歳入に入ります。
子ども文教分科会分担分の歳入予算説明書補助資料により一括して審査を行います。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がなければ、一般会計歳入についての質疑を終了します。
以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で第6号議案、令和6年度中野区一般会計予算(分担分)の質疑を終結したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、質疑を終結します。
次に、意見の提出についてですが、意見がある場合は、3月4日(月曜日)正午までに、対象となる議案の番号及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようにお願いをいたします。
本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員及び理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、次回の子ども文教分科会は、3月4日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の子ども文教分科会を散会します。
(午後7時46分)