平成24年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会 平成24年03月05日予算特別委員会建設分科会 中野区議会予算特別委員会建設分科会〔平成24年3月5日〕

建設分科会会議記録

○開会日 平成24年3月5日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後3時45分

○出席委員(8名)
 南 かつひこ主査
 高橋 かずちか副主査
 中村 延子委員
 内川 和久委員
 いながき じゅん子委員
 吉原 宏委員
 久保 りか委員
 来住 和行委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
 都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
 都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当) 滝瀬 裕之
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
 都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
 基盤整備部長 服部 敏信
 都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
 都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当) 伊藤 正秀
 都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
 都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均

○事務局職員
 書記 細川 道明
 書記 鈴木 均

○主査署名

審査日程
○議案
 第6号議案 平成24年度中野区一般会計予算(分担分)

主査
 それでは、定足数に達しましたので、建設分科会を開会いたします。

(午後1時00分)

 第6号議案、平成24年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。
 本日は分科会2日目ですが、1日目に確認しましたとおり、2日間で当分科会分担分の質疑を終わらせたいと考えております。委員、理事者におかれましては御協力をよろしくお願いいたします。
 本日の審査も、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)により午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 前回に引き続き、一般会計歳出の質疑を行います。
 本日は、前回の続きの予算説明書補助資料233ページ、1目道路管理費からになります。
 それでは、233、234ページ、1目道路管理費について質疑はありませんか。
内川委員
 234ページです。道路占用も道路境界も前年に比べてかなり大幅に予算、減っておりますけれども、この理由を教えてください。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 道路占用の金額が昨年度よりか4,400万余減になっております。これは、23年度、今年度は、屋外広告物の突出看板など違反広告物等の調査、あるいは商店街を違法に占用しているような不法物件等、こういうものを調査するということを行っております。緊急雇用創出事業を今年度活用いたしまして、この金額が4,500万ほどになっております。その事業が今年度、24年度はありませんので、それが大幅に減になっている主たる理由になっております。
内川委員
 道路監察のところなんですけれども、違反屋外広告物撤去、あと道路巡回点検、これは二つとも委託になっているんですが、これは区の職員さんは全くやらないということですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 違反広告物の広告物撤去作業、これにつきましても、平常時に職員は道路パトロールカーなどで回っております。そういうときに電柱等に貼付されている違反広告物について撤去する作業も行っております。また、道路巡回点検につきましても同様に、職員も平常時に行っております。ただし、民間活力を活用して委託でも行っているということでございます。
内川委員
 いわゆるやろうと思えば職員でもできるんですけれども、あえて委託していると言うんですか、これ。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 現在、職員のほうでは、中心になるのは、やはり日常的な苦情や陳情等で問題の箇所に直行して問題解決に当たっているということが中心になっております。そういたしますと、中野区内全域の違反広告物や道路の不法占拠物など、パトロールしていくのはなかなか難しいという事情がございますので、この辺につきまして民間の活力を使って問題に対処しているということでございます。
吉原委員
 今の内川委員の関連なんですが、道路監察、違反屋外広告物撤去作業委託等373万6,000円。委託先はどちらになりますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 入札で落札している民間の会社1社になります。
吉原委員
 続いて、その下、道路巡回点検委託等403万7,000円。こちらも同じ会社ですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 法人は別になりますが、やはり同じように1社で委託しております。
久保委員
 道路管理費の全体的なことでお伺いしたいんですけれども、ここは一般財源がゼロになっておりまして、特定財源の4億9,210万9,000円でここの道路管理費すべては充当されているということになっています。まずはこの説明をお願いいたします。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 この特定財源のもとになっているのは、234ページにあります道路占用の事業、この事業の実施に伴って得られている歳入がございます。道路の占用料をはじめ、広告物の取り扱いの手数料等、これらの金額を道路占用事業の経費に充て、また余剰金につきましては、予算担当とも相談の上、基金であるとか、あるいは事業を実施する上では人件費もかかりますので、こういう人件費に充てているということで、その総額がここに記載の金額になります。
久保委員
 ということは、6億3,650万9,000円が道路占用、その使用料ですけれども、ここから特定財源4億9,210万9,000円を引いたものがほかに割り振られているということなんだと思うんです。
 それで、職員手当のところで、一般財源を3億5,053万6,000円マイナスにしているんですけれども、これはどういう考えに基づいてなさっていることですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 特定財源の一つのくくりの金額、4億8,600何がしの金額で、今回の今年度の職員手当の金額は、ここに記載のとおり、1億3,500万余でございます。それを差し引きしたものでございます。
久保委員
 差し引きというのはどういうことになるんでしょうか。要は、先ほどおっしゃられていたように、ここの職員手当に一たんこれだけの額を充てて、職員手当を引いて、その残りの分を一般財源からマイナスにしているということですか。それはどういうことですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 これを差し引きした結果の余剰金をさらに上に記載のある給料やその他の負担金、職員旅費等に――ごめんなさい。失礼しました。共済組合の負担金に充当して、そしてちょうど差し引きの結果ゼロになっていると。合計で4億9,210万9,000円で、すべて充当したという結果でございます。
久保委員
 使用料の場合は、この財源を款の中で充てるということは可能なのだと思うので、多分こちらのほうのこの項だけで消化し切れているわけではないのではないかなと思うのですけれども、ちょっと細かいことを伺って恐縮ですが、予算説明書にのっとっていただいて、こちらのほうに、128ページのほうは今言われているように、使用料、手数料がございまして、4億5,341万5,000円になっているんですけれども、ほかのところにも当然充当されていると思うので、使用料及び手数料というふうに予算説明書の中で書かれている部分で、こちらの道路占用はどれが当てはまるのか。それから、全部この都市基盤費の中で、いわゆる充当をすべてしなかった部分がどこかに繰り入れというか、先ほどおっしゃっていたような形でなっているのかもしれませんが、その内訳がもしおわかりでしたら教えていただけますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 この道路占用の使用料及び手数料、これにつきまして、私どもの分野のほうで経費にすべて充当し、余剰金につきましては都市基盤部の都市基盤費のほうにさらに充当しているということでございます。
 先ほど申し上げた、こちらの道路・公園管理分野における歳入、全体ですと7億2,150万ほどになりますけども、これはすべてこちらの私ども道路・公園管理のほうの事業の経費に、人件費を含めた経費に充当し、さらに都市基盤部のほうの道路維持関係の経費に充当して、すべてそれで充てていると、見合いにしているということでございます。
久保委員
 ということは、予算説明書でいきますと128ページから131までの間でということになりますでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 基本的に、事業を実施したときの歳入をその事業の経費に充てるということがまず原則で充当処理が行われて、その後、余剰金がある場合に基金であるとか人件費に充てて、さらに剰余がある場合に、このような事例のように、ほかの関連した事業、この場合は道路維持ですけども、こちらのほうに充てていくという考え方でございます。
久保委員
 後ほどで構いませんので、この道路占用と、あともう1点ございましたね、今おっしゃっていたここの部分で、これはちょっと歳入のほうになってしまうのか迷った部分なんですけれども、こちらのほうの305万2,000円ですか、これがやはり同じようにここの歳入で入ってきているのかと思いますので、これの歳出における内訳がもしわかれば、後ほどで構いませんので、教えていただきたいと思います。また、基金のほうに繰り入れている金額、それも教えていただきたいと思いますので、できれば詳細に数字を分けていただきたいと思います。
 すみません、委員長、ちょっと今の関連で、後ろのほうにまたがってしまうところが一つあるんですけれど、よろしいでしょうか。
主査
 わかりました。
久保委員
 申しわけございません。それで、先ほどのお話でいきますと、道路維持整備のほうの人件費のほうにも相当しているということで、130ページの、これは説明書でございますが、使用料及び手数料には6,185万1,000円というふうにありまして、補助資料のほうを見てみますと、236ページですけれども、同額が給料のほうに入っています。給料は私どもの分科会の所管ではありませんので、もしかしたらおわかりにならないかもしれませんけれども、私が見たところでは、特別会計以外、一般会計において給料分に特定財源を充当しているのはここだけなんです。これは何か特別な意味があるんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 都市基盤の人件費、給料に6,185万1,000円を充当しています。これを私どものところでは職員手当のほうに充当し、こちらのほうは給料ということですけども、これはどちらのほうに充当するか、この順位については特に明確なものはなくて、これはいろいろと調整の中で、予算担当とも相談して、実施しているところでございます。
久保委員
 わかりました。それでは、申しわけないのですけれども、先ほどお伺いをしましたような形で、具体的に数字でお示しいただくということでよろしいでしょうか。お願いできますでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 各項目ごとに幾らを充当しているかでよろしいんでしょうか。
久保委員
 はい。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 よろしければ、今準備はありますけども、よろしいですか。
久保委員
 お願いいたします。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 これはほかの分野の分でよろしいんですか。道路・公園管理分野のものすべて。
久保委員
 道路占用料が充当されているもので。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 道路占用料以外に、私どもの場合にはほかにも歳入の科目があるんですが、それもすべてを含んだ形でよろしいんですか。
久保委員
 はい。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 よろしいでしょうか。
 まず、私どものほうの分野の道路・公園管理関係の人件費、こちらの職員手当で4億8,600万2,000円になります。次に、私どものほうの人件費の中で職員旅費がございます。これが8万1,000円になります。それから、道路河川管理の事務のお金に19万1,000円。これは東京都の補助金のほうになりますけども、歳入の一部に変わりはありません。あと、道路占用の事務費のほうに561万5,000円。これは明細のほうに書かれている金額ですね。それから、道路境界のお金ですけども、ここにも22万円振りかえております。以上が私どもの道路・公園管理分野のほうの金額で、合計しますと4億9,210万9,000円ということになります。
 それから、引き続き都市基盤整備関係になりますが、こちらのほうの人件費で今委員御指摘の給料のほうですが、これが6,185万1,000円ということです。次に、何度か申し上げた基金でございますが、道路・公園整備基金積立金というのがございます。こちらのほうが1億3,000万になります。続いて、最後ですが、道路改良の維持ですね、あるいは道路河川改良の維持のお金で、これは都市基盤整備の事業になりますが、この金額が3,759万4,000円です。以上、都市基盤関係を合計いたしますと2億2,944万5,000円ということになります。
 私どものほうの分野の充当した金額と今の金額を合計いたしますと、これが7億2,155万4,000円ということになります。こちらの金額が私ども道路・公園管理のほうの歳入の合計額に一致いたします。
久保委員
 どうもありがとうございました。
 確認でございますけれども、先ほどの233ページ、職員手当のところで、一般財源を3億5,053万6,000円ですか、こちらのほうをマイナスにしているということで、こうやって相殺をしているということなんですけれども、これは当然予算担当のほうとも打ち合わせをそういった形で行うということになっているんでしょうか。例年このような形でこの道路管理費においては処理をしているということでよろしいですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 歳入予算を歳出に充当するときのことにつきましては、基本的に部のほうで責任を持って行いますが、そのときには並行して予算担当のほうとも相談しながら行っているというふうになっております。
 また、この処理につきましては、一般的に行われていることであって、例年このような取り扱いで特定財源を歳出予算のほうに充当していくということを行っております。
久保委員
 一般的に行われているということで、これは当然お給料のほうで充当していて、なかなか全部事業の中で消化をしていくということが難しいので、こういうやり方になっているのかなと思いますけれども、これは都市基盤費の中では例年行われている一般的なやり方ということではなくて、中野区の一般会計の中で一般的に行われている、そういう処理の仕方という、そういうことでよろしいですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 私どものところは、占用料が、非常に歳入が大きいものですから、事業に充当したときに余剰金がありますので、人件費も経費の一つになりますので、それをそちらのほうに充当しているということで取り扱っているものでございます。
 これは、私どもの部のほうではこのようなやり方をしております。予算担当ともいろいろと相談しながらやっていますので、中野区として行われているんだと、私のほうではちょっと担当でないのでなかなか申し上げにくいところですけども、一応そのように認識はしております。
主査
 他に質疑ありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、進行いたします。
 次に、235ページ、2目公園維持管理費について質疑はありませんか。
吉原委員
 公園清掃等維持管理委託等3億8,037万9,000円、この大まかな内訳を教えてください。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 委託経費になりますが、項目としましては、まず、公園の清掃と除草の委託という一つの区分けがございます。それから、同じく公園では、樹木の整枝剪定という、いわゆる樹木等の管理になります。それから、公園の中ではトイレの清掃の委託というのがまた一つ入ります。それから、樹木には公園だけじゃなくて街路樹もございますので、街路樹のほうの植樹の清掃や除草というのが一つございます。それから、そこの植樹の整枝剪定であるとか消毒等がございますので、そういう植樹帯の管理の委託というのがございます。あと、全体的に病害虫の消毒になりますけども、そういう病害虫の防除の委託というものを行っております。あと、公園の巡回している警備がございますが、こういう警備の委託も含まれております。それから、大変細かくて恐縮でございますけども、公園では夏に開閉する業務というのがあるんですが、あるいは本町五丁目と二丁目の予定地につきましても開閉業務というのがありますが、こういうものも委託をしておりまして、そういう委託業務がございます。あとは、園内灯がよく切れますので、そういうものの補修の委託ということも行っております。あとは、個別になりますけども、江古田の森、北江古田ですね、そこの調節池がございますが、そこに豪雨があったりして水が入った後、必ず清掃を行っています。こういう清掃の委託とか、そのようなものが大きく分かれた委託契約、それぞれが別々の契約で行われているものでございます。
来住委員
 同じく235ページの公園管理のところでいいのかなと思うんですが、23年度には三つの公園のトイレ改修が予算化されて、順次古いところといいますか、バリアフリーも含めて改修していくという話だったと思うんですが、新年度の中ではトイレ改修については見当たらないんですけども、どのような計画なんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 既設、要するに既にできている公園の古いところのトイレ、20年ぐらい経過したものを対象に予定はしておりますが、24年度も対象として計画しております。この金額につきましては、この小破修繕維持工事等に含まれるということで、場所につきましては3カ所の公園を予定しております。
 参考までに申し上げますと、囲桃園公園と弥生公園とみずのとう公園、この3カ所で、ここには記載がございませんでしたけども、いわゆるトイレのリニューアル工事、あるいはバリアフリー関係での工事も3カ所予定しております。
来住委員
 23年度は3カ所の公園ということで記載がありましたので、この工事等の中で3カ所は予定しているということです。今後20年を一つの基準にして改修ということなんですが、まだそういう意味では新年度3カ所、さらに今後含めてまだ改修すべき箇所というのはどのくらいを想定されているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 全体のトイレの数は、97カ所の公園で102カ所ほどございますけども、順次リニューアル工事は行っております。さっきも申し上げたんですが、20年経過したようなもので老朽化が進んでいるもの、あるいはバリアフリーになっていないところ、そういうところにつきましてピックアップしてやっていくということで、この事業は25年度まで一応3年、3カ所また予定しております。その後につきましては、現在のところ、この事業自体が25年度で一たん終了するということもございますので、それ以降につきましては具体的な計画は今のところはございません。
来住委員
 まだかなり私たちが地域を歩いておりましても改修すべきところがあるのかなというふうに思います。特財との関係がありますので、先どうなるかということでもあるんだと思うんですが、ぜひ計画的な改修をお願いしたいというふうに思います。
 加えて、トイレの古くなったところを改修するのは、これはもうぜひ積極的に進めてほしいんですが、まだトイレそのものがないという公園も――ただ、地域の近隣の皆さんとの問題もありますので、いろんな経過があってトイレが設置されていないという、公園といっても児童遊園的なものも、いろいろ公園の種類がありますので一概に言えないんですけども、例えば東中野の五丁目でいいますと、三中の隣にありますけやき公園、たしか「けやき」と読んだと思うんですけども、あの公園などはじゃぶじゃぶ池などもあって、利用も土日は特に多いんですね。四、五丁目に公園は少ないので、そういう意味では、じゃぶじゃぶ池のときには仮設のトイレを持ち込んで設置されているように見受けているんですけども、こういう場所での新たなトイレの設置というようなお考えは、今特定しましたけども、このじゃぶじゃぶ池があるけやき公園などの場所も含めて、そういう新設するという考えはないんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 地域の皆さんのさまざまなご要望とか必要性等いろいろ勘案して、その辺は検討してまいりたいと思いますが、ただ、公園というのは中野区内に170カ所近くございます。トイレのないところも相当数ございますけども、広さがやっぱりいろいろと違いますし、例えばけやき公園を例にとられますと、私の聞くところによりますと、滑り台、たしか大きなものがあったり、パーゴラとかがあったり、あとじゃぶじゃぶ池があったりして、あそこはそれほど広くない公園の中にいろんなものが、そういう公園の施設があります。そういう中で、トイレを新たに設置していくことは非常にスペース的に難しいのかなということがございます。あと、都市公園法では、いわゆる公園の施設というのは、建築面積がたしか敷地面積の2%以内とかという、そういう制約もございますので、その辺のいろんな諸条件を勘案した上で考えていくというか、検討していく必要があるんだろうというふうには感じます。
来住委員
 立地条件とか、規模とか、それから近隣の関係とか、公園によっていろいろ歴史がありますので、一概にないからつけるべきだというふうには考えていません。ただ、近隣や利用者のほうからそういう要望があったときには、ぜひ積極的に対応していただきたいということを申し上げておきます。これは要望で結構です。
久保委員
 先ほど吉原委員が質問をされていたところなんですけれども、委託費なんですが、清掃と除草、また樹木の剪定、あとトイレ清掃、植樹ですか、街路樹の点検というんですかね。これはすべて別々の委託業務になっているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 委託契約としては別の契約になります。
久保委員
 それで、ここの3億8,037万9,000円という中で、先ほど大分たくさんの委託があったように思ったんですけれども、一番規模が大きいというんですかね、それは何になりますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 除草と清掃なども区内を2カ所に分けて行ったり、公園の清掃については業者を、計画では4カ所になっているんですけれども、そういうふうに分けてやっています。さまざまな委託契約がございますけども、そういう中で、樹木の剪定につきましては、7,000万近い金額かと思います。ただ、これは23年度実績になります。
久保委員
 じゃあ、一番大きいのは樹木の剪定の7,000万なんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 失礼しました。一番大きな金額では公園清掃除草委託というのがございます。これが8,189万余の金額でございます。
久保委員
 樹木の剪定が7,000万でそれに続くというようなことなんでしょうかね。
 それで、公園遊具の点検というのはここの委託の中にはないんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 遊具の点検につきましては、これは、現在、宮園詰所がございますので、そういうところの職員が計画的に、あるいは日ごろ巡回している中で行っているということで、24年度につきましては平和の森公園のほうで統合して行っていきますので、そこの職員が全体の遊具の点検をしていくというふうになります。
久保委員
 公園遊具の点検については、これは委託ではなくて職員の方たちが行っているということでよろしいんですね。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 2年ほど前に、専門業者に委託をして、専門的な視点から遊具の点検を行ったことがございます。それ以外は特に今のところ24年度は予定していませんので、職員で遊具の点検を行っていくということで予定しております。
久保委員
 2年前に専門業者が公園の遊具の点検を行って、一応それで安全確認がとれたので、その後は職員で点検をしているということなんでしょうか。それはすべての公園において業者に委託をして総点検みたいなことで行われたんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 委託したときは、全件を点検しているということでございます。
久保委員
 とりあえず2年たって、これは、例えば総点検みたいな形で専門の業者が点検をするのというのは、何年おきかに行うとか、そういった決まりというのはあるんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 特に現在のところそのような計画的な専門業者の点検ということは予定はありません。
久保委員
 何度か我が会派からも公園遊具の点検をというようなことで提案をさせていただいたこともございまして、私もここのところはあまり遊具が壊れていたという事例は聞かないのですが、やはり時々ブランコの鎖が外れていたりですとか、くぎが出ていたりとか、お子さんたちにとって危ないというお声が保護者の方たちからも聞かれてくることがありますので、そこは十分に注意を図っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それと、光熱水費の見直しというのがあって、昨年度よりも23万7,000円の減になっていると思うんです。公園数は実際のところは昨年159カ所でしたので、162カ所ということで、公園の数はふえているわけなんですけれども、ふえてはいるけれども、光熱水費のほうは見直しということで、これは額は下がっているということになるんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 園内灯をエバーライトという省エネタイプのものに切りかえを行いました。その結果、この3年間、電気の料金を比較すると、毎年金額が下がっております。そういうことで、そういうようなものが反映したかなというふうに私どもは理解しております。
久保委員
 ということは、これは「見直し」とは書いてはありますけれども、エバーライトによる省エネの効果があらわれてきたということになるんでしょうか。じゃあ、すべての園内灯について今こういったエバーライトなどを使いまして省エネがされていると、そういうふうに考えてよろしいんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 園内灯につきましては、すべてエバーライトに切りかえたということでございます。
 今、委員のほうで御指摘いただきました「見直し」という表示でございますが、これは今回事業の見直しの中で宮園詰所を廃止いたします。その結果、公園のここの部分の中で宮園詰所が廃止はするんですけども、4月から6月までの3カ月間はいろんな整理期間ということで、その分の光熱水費というものが必要になっております。この光熱水費の見直しというのは、そういう意味で、事業の見直しの対象になったということの意味で「見直し」という表示が入っているということでございます。
いながき委員
 公園の維持管理ということで、一般財源と特定財源とがあるんですが、この中で区の独自財源というのはどれぐらいの割合になりますでしょうか、幾らになりますでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 この中で特定財源というのは、ここの中ではありません。さっき申し上げたトイレのリニューアルの工事費というのは、経費の補助対象額の半額が国庫補助になります。これにつきましては、こちらのほうで記載がないんですけども、ほかの分野のほうで対象に、また違う事業と一緒にしていますのでここにはないんですが、そういった意味では、ここに挙がっている委託費の中では、全額が一般財源になるかと思います。
主査
 よろしいですか。じゃあ、もう一度整理してお願いします、答弁のほう。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 公園の維持管理のお金は、今回はすべて一般財源ということでございます。
いながき委員
 先ほどトイレが102カ所というお話がございましたが、これはいわゆるポケットパークですとか小さい公園も含めて102カ所ということなんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 ポケットパークや公園の予定地すべてを含んでおります。
いながき委員
 それは何カ所ですか。それで、そのトイレの設置基準なんですけど、先ほど都市公園法に基づいた敷地面積の2%以内とかなんとかおっしゃっていましたけれども、どういった基準でトイレは設置しているんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 トイレの設置基準というのではなくて、設置する場合は障害者の方でも使えるという――それをだれでもトイレと言っていますが、こういうトイレを今は設置していくという、そういう基準はございます。全体の面積の2%以内というのはありますけども、特にそれ以外の条件等はないというふうに認識しています。
いながき委員
 ポケットパーク、あと小さ目の公園というんですか、何カ所設置されていますか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 ポケットパークは5カ所でございます。
いながき委員
 ポケットパークも含めてなんですけれども、公園の利用率――利用率と言ったら変ですけど、トイレの利用率みたいなものは調査したことはございますでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 トイレについて、何らかの調査というのは特にこれまではしていないかと思います。
いながき委員
 そうしましたら、せっかく設置したトイレがどれだけ使われているかいないかというのは全くわからないということですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 清掃を毎日やっているところ、2日に1回とか3日に1回とか、それぞれ公園のトイレによって変えてございます。そういう清掃の中で、トイレの汚れぐあいであるとか、そういうようなところで利用率というのは一応、どれだけ利用されているかというのは大体は推測はしているところでございます。
いながき委員
 では、中野区のこの102カ所というのは他区に比べて多いほうなんでしょうか、割合として。あと、その利用率は大体わかるということですけれど、どれだけ頻繁に使われているのかというのを御説明いただきたいと思います。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 ほかの自治体とトイレの使用率について比較したことはないんですが――あ、設置率。設置率につきましては、中野区は比較的多いということで私どもは承知しております。――利用率がほかの自治体ですか。
いながき委員
 先ほど清掃の状況から利用率が判断できるというお話だったんですけど、それを基準に考えますと、どれだけトイレはよく利用されているのかということなんです。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 利用率というのを、何回とか、どのくらいというのは特に算定はしておりませんが、比較的汚れが多いところはそれなりに使われているということで、それだけ清掃の回数はふやすというようなことはやっております。具体的にどのくらいの利用があったとか、そういうのは特に調査等はしていないということでございます。
いながき委員
 ただ設置して終わりということではなくて、私なんかが区内の公園を回ってみますと、あまり人もおらず、あまりトイレも使われていないんじゃないかなと思うところが幾つかありまして、財政難の折、トイレはもちろんあればあったで必要、よいと思いますけれども、あまりにもそんなに使われていなくて毎日清掃だけ必要なところがあれば、その辺の設置、そのトイレの設置のあり方というか、そういったものも一度調べてみて、棚卸しじゃないですけどしてみて、そこに本当にトイレが必要かどうかというのも考えてみることも必要なのではないかと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 経費と効率的な効果といいますか、その辺はバランスの問題が必要だと思います。確かにだれも使わないようなところに新しいリニューアルしたトイレを設置するというのも公費の使い方としてはうまくないと思いますので、その辺の利用の関係、あるいはそれに伴う経費、その辺のことにつきましては今後の研究課題ということで考えたいと思います。
久保委員
 申しわけありません。中央防災公園拡張用地購入(新規)の56億なんですが、すみません、これ、ちょっと財源構成を教えてください。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
 国の国費が社会資本整備総合交付金という制度を使いまして18億6,600万になります。続いて、東京都の都市計画交付金というのがございまして、こちらのほうが9億3,350万円です。残りは特別区債で28億ということでございます。
主査
 他に質疑ありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 進行いたします。
 次に、236ページから237ページ、1目道路維持整備費について質疑はありませんか。
来住委員
 236ページの私道整備助成。建設の資料の11というのがこの私道助成という整備のところに該当するということでよろしいんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 資料要求のございました建設11番でございますが、これは私道助成の中の私道舗装に絡む助成の金額とか面積でございます。今、委員御指摘の236ページの私道助成と申しますのは、私道舗装と私道の下水道の助成金の合計の金額で来年度8,600万をお願いしているところでございます。
来住委員
 ありがとうございます。
 4年間の資料で、年によって件数、大体平均すると14件、15件という舗装件数なんですが、新年度は500万の減ということにはなっているんですが、この申請された方の実行された件数との関係では、申請をされる方と実際に――年度をまたがっていくんだろうと思うんですね、どうしても。そういう意味では、申請された方が23年度の段階、まだ途中ですけども、どのくらいの方がさらに希望されていて、どのくらいが23年度の1月なり2月の段階で執行されているのかという、ちょっとその辺の申請と執行の関係がわかれば教えてください。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 確かにこの建設11番の資料でございますが、3月末見込みで、申し込んだんですけど、3月末にはできないということだろうということですけど、ちょっと今手持ちの資料がありませんので、答弁保留させていただきたいと思います。
久保委員
 街路灯の維持補修改良でございますけど、これ、総括質疑でも、街路灯、今800基が消えているということで、さまざまな質疑があったところなんですけれども、何度もお伺いして申しわけないんですけれども、冬場に入って総点検をなさって、安全点検した上で消えていくところも、ある程度本数はいたし方ないということで判断をされたということなんですが、私のところにはたびたび街路灯が消えているんですけどどうしてですかとか、危険なのでつけてくださいですとか、そういったお声が来るんですね。そういう区民の声というのはすごく大きいものではないかなと思っておりまして、実際に犯罪がふえているとか、そういったことと街路灯が消えていることとの因果関係は証明できないというようなお話なんですけれども、痴漢が出たとか、ひったくりがあったということになりますと、これはやはり関係があるんじゃないかということで、まちの人たちは大変心配をなさるわけなんです。そういうお声にやはりしっかりこたえていかなければいけないのではないかなと思うんですね。
 そもそも街路灯がついた理由というのは、そこに必要であるから街路灯設置をしたわけですから、それがいつまでも消えているというのは、これはやはり区民からしてみると納得のいかないところではないかなと思うんですけれども、いつまでに全部復帰をされるおつもりなのか。復帰をするつもりはなくて、LEDに全部交換をしない限りは街路灯をすべてつけることができないのか。その辺はいかがなんですか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 部分消灯の件でございますが、御存じのように、そもそもの発端が去年の3.11以降、節電対策ということでございました。御答弁もさせていただいているんですが、現在、区道で水銀灯で当初836基だったですかね。その後、冬場のことも現場検証した結果、830マイナスの103基だったと思うんですが、再検討させていただいたという経緯がございます。
 中野区としまして、あのときの御答弁と繰り返しになりますが、まだ相変わらず今後の電力需給の見通しが立たないということもありまして、今、部分消灯している街路灯については継続させていただきたいということが1点。
 もう1点は、今まさに委員御指摘のとおりなんですが、消灯している路線であってもLED化、順次やってきておりますので、その部分については電力が問題なかろうということで点灯はしているところでございます。
 したがって、繰り返しですが、まだ様子を見させていただいているというのが実態でございます。
久保委員
 それでは、水銀灯の部分消灯は継続をなさるということで、例えばこれからLEDに交換をするときに本数が変わっていってしまうというか、今、部分消灯しているところは、今消えているところをそのままLEDにするわけではないわけでしょうから、水銀灯でついているところから順次取りかえていくということになっていくんだと思うので、部分消灯で消えているところはそのまま残したままかえていくということになるわけですよね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 LED化をする路線は、点灯しているものも部分消灯しているところも1路線ですから、今、水銀灯で消灯しているところの路線もLED化を今年度、来年度、再来年度やるとすれば、もうLED化に切りかえちゃいます。したがって、水銀灯で消灯しているものもLED化になれば、そこで点灯させていただくということになります。
久保委員
 ということは、何を懸念しているかといいますと、LED化をすることによって街路灯の本数が減っていってしまうのではないのかなというようなことを思ったわけなんですが、そうではなくて、今設置をしているところ、既存であるところのその本数自体を見直すということはないというふうに思っていてよろしいですね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 これも総括質疑で御答弁させていただきましたですけど、商店街通りの一部について、私ども、現場調査をしまして、その路線、商店街通りについては、商店街さんがつけられている街路灯、私どもが設置している街路灯、両方ありまして、その一部についてはLED化対象事業から除外すると。そういうふうに考えております。その数はそれほど多くはありませんので。ちょっと今数字が、この前御答弁させていただいたと思うんですが、あの数字でございますけれども。
久保委員
 商店街以外のところはそのまま継続でつくということでよろしいんですよね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 そういうふうに御理解いただければと思います。
内川委員
 すみません、1点だけ。LED化するに当たって順番はどうやって決めているんですか。何かその基準みたいなものがあればちょっと教えてください。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 LED化を21年度から5年間でやってきていまして、その中で私道を優先的にやってきていると。22年度ぐらいからは割と区道の街路灯もLED化してきていると。中野区域の東西南北を割とバランスよく私どもは設置、LED化に切りかえてきているつもりなんですが、具体のこの路線は何年度この路線は何年度という細かいところまでは決めておりません。あと、ゾーン的に今年度はこういうところとこういうところとか、そういうふうな考え方でLED化を設置しているところでございます。
主査
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、進行いたします。
 次に、238ページ、2目公園整備費について質疑はありませんか。
吉原委員
 238ページ、公園整備、一番上、(仮称)中央部防災公園整備(新規)4,470万、これの内訳はどうなんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 中央部防災公園の新規分4,470万でございますが、土壌汚染並びに地下埋設物調査で4,000万、それで基本設計で420万、それと4月1日に開園式をさせていただきますテント等のリース代が50万、合わせて4,470万を計上させていただいております。
吉原委員
 ごめんなさい、ちょっと聞き逃しちゃったんだけど、土壌汚染の調査と地下埋設物調査で4,000万。その次は何でしたっけ。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 この拡張区域の基本設計委託費が420万でございます。
主査
 他に質疑はありませんか。よろしいですね。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、進行いたします。
 次に、239ページ、1目建築行政費について質疑はありませんか。
中村委員
 恐らくここでいいんだと思うんですけれども、住居表示に関してなんですが、今、住居表示が全部同じところがたくさんある地域があって、それを補助番号等の導入をするということを以前回答いただいていると思うんですけれども、それはどのように実施していくのか、教えてください。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 今、委員御指摘の点、確かに数年前から各方面から御要望が出ています。今ところの予定では、ちょっと4月1日はなかなか難しいんですが、来年度から今委員御指摘の補助番号をつけたいということで、今具体的な作業を進めているところです。例えば何町何丁目何番何号の次にもう一つ番号をつけると、そういったことで現在実際作業を進めているところでございます。
中村委員
 補助番号をつけるそのつけ方というのは、どういうふうにつけていくのか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 まず、これは区内全域ということではなくて、例えばそういった同じ番号の家が、まだこれもはっきりとは決めておりませんが、例えば10軒、20軒とあるような場合には、そういったものをある程度何軒かを一固まりにして補助番号をつけると、そういった方法を考えております。
主査
 他に質疑ありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、進行いたします。
 次に、240ページ、2目建築安全・安心費には、組み替え動議の項目、木造住宅耐震補強工事助成があります。
 初めに、原案の質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 耐震化促進の啓発活動費等というのがございまして、これはどのようなものでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 平成24年度も以前やりました戸別の訪問、いわゆるローラー作戦、これをまた地域を変えてやりたいと思っており、そういったことで計上しているわけでございます。
久保委員
 というのは、これは職員の方たちが直接行うのではなくて委託かなんかで行うのかなと思うんですけれども、エリアを決めて、耐震が心配であるお宅というんでしょうかね、そういったところに対して事業者のほうが飛び込みみたいな形で行うんですか。どのような形でそれを行うんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 これまでやってきたことを若干お話をいたしますと、例えば大和町ですとか、上高田何丁目とか、エリアを決めて、まずは業者に委託をしまして区のお知らせのパンフレットを一軒一軒訪問して配布をすると。大概御不在のことが多いんですが、もしいらっしゃった場合には若干お話を伺うと。あと、それとは別に、例えば近傍の区の施設を利用して耐震の相談会を何日か開くと。そういったことでこれまでやってきました。恐らくそういったことを新年度もやるんじゃないかというふうには考えております。
久保委員
 区のほうで行うのは、耐震診断になるんでしょうから、その区のパンフレットを入れるというのは、耐震診断を促すようなパンフレットということなんですか。それとも、建てかえ助成がありますので、その建てかえも含めた形で提案をしていくということですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 基本的には耐震診断を含めてすべてを入れた内容、例えば今御指摘の耐震改修ですとか、場合によっては家具転倒防止ですとかを含めた、すべて安全対策に関するパンフレット、そういったものになるんじゃないかなと考えております。
久保委員
 その安全対策を呼びかけた事業者なんですけれど、これはどういう方がおやりになる予定ですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 これも実際もしやるとしたら入札で決めますので、ただ、これまではいわゆる測量業者的な業者がやっていることが多かったように思います。
久保委員
 今いろんな事業者がいて、おたくの塀は塗りかえないと危ないですよとか、この辺一帯を見て回っているのでというようなことで、心配な業者が結構回ってくることが多くて、そういう業者と区のほうのこういう委託業者というのがなかなか区別がつかなくて戸惑われる方もおいでになるのではないかなと思うんですが、その辺の対策は何かお考えですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 実は最近も例の特定緊急輸送道路の関係があって、承諾書に判子をくれれば特定緊急輸送道路の手続を全部代行しますと、そういった話がどうもあったようです。それに関してはすぐに区のホームページで注意を喚起するお知らせを載せたところでございました。
 それで、前回戸別訪問した際も、区報ですとかホームページなんかであらかじめそういった回りますと。当然その際には身分を証明したものを持ちますし、それから区のほうにもお問い合わせくださいと、そういったことを周知した上で回りたいと思っています。
 今後、その辺が懸念もありますし、もう少し地域に対して回ります。そういったことを、周知活動を強化したいというふうには考えております。
久保委員
 なかなかホームページを高齢者の方とかはごらんにならないものですから、町会の回覧板ですとか、何か区のほうの掲示をするとか、そういった形で、そういう回ってきている、区のほうから委託をされているところとの区別がしっかりつくようにしていただきたいなと思いますので、その辺はよろしくお願いいたします。
 今、緊急輸送道路沿道建築物についてもそういう事業者がもう出てきているというようなお話がありましたけれども、実際にこれはどのように対象者の方たちにアプローチをして今進めていっているんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 特定緊急輸送道路に関しましては、ある程度対象も限定されております。実はこれは都と区で連携しながら戸別訪問をしていまして、約200軒対象がありますが、すべてそろそろ回り終わったところです。ですから、一軒一軒、当然不在の場合には資料等を置いて御案内しながら普及啓発に努めていると、そういったことでございます。
久保委員
 これは、なかなか沿道沿い一帯を一遍に耐震改修するというのは難しいのだろうと思うんですけれども、一軒一軒というような形でいいのか、それとも場合によっては共同化みたいな形で完全に建てかえてしまったほうが沿道によってはいいのではないかというようなことがあるかと思いますけれども、その辺のところはどういうふうに区がアドバイスをしたりとか、調整に入ったりとかしていくんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 確かに耐震改修よりは今委員御指摘の例えば再開発ですとか共同化、そういったことがもちろん望ましいんですが、なかなか時間もかかりますし、区としてはそういったことも含めてさまざま情報提供しながら各建物の事情に合った方法を選択していただくと、そういったことで今後進めたいと考えております。
久保委員
 ぜひいろいろな手法を使って進めていただきたいと思うんですけれど、200軒訪問されるということで、この対象の200軒すべて耐震改修ですとか建てかえなども含めまして完成というんでしょうかね、完了する見込み、これは一応いつまでというふうになっているんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 東京都が言っているところでは、平成27年度までにこの特定緊急輸送道路の耐震化は完了すると。そういった一応目標はありますが、なかなか今委員御指摘のように、すべて100%というのはかなり困難だと思っています。ただ、区としても9割5分ぐらいの、95%ぐらいの耐震化率で、平成二十八、九年ぐらいには終わらせたいというふうには考えております。
吉原委員
 (1)として、建築安全・安心のところで、ここでいう特殊建築物というのはどういうものを指すんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 これは建築基準法で規定がございまして、例えばマンションですとか、あるいは学校ですとか、それから大きな商店ですとか、要は多数の人が住まう、あるいは利用する、集まる、そういった施設のことを指します。
 それで、この業務内容としては、これは建築基準法で定めがありますけども、こういった特殊建築物は1年から3年に1回建築士が建物内を点検すると、点検した結果を報告すると、そういった規定がございます。その対応する業務をここに載せているわけでございます。
来住委員
 同じ関連だったんですけども、不特定の人を含めて出入りをするということも含めて、定期的な検査が行われるということなんですが、委託されている事業ということなんですが、例えば著しく一定の基準に基づいて検査をされて報告が上げられて、それに基づいてそれに対して勧告といいますか、注意だとか、そういういわゆる所有者に対しての何らかの次の段階というのはあるんでしょうか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 この制度の趣旨は、これは、建築士が調査をして、もし不具合がある場合には、実質的にまず直して、それを報告すると。そういったことをそもそも期待しておりますので、もし仮に上がってきた報告内容がかなり危険度が高いとなった場合は、当然区のほうから指導、勧告、場合によっては命令、そういった措置をしながら安全確保をすると、そういったことになるんだろうと思っております。
来住委員
 今までにそういう報告が上がってきたのをもとに何らかの対処を区としてしたケースはないということですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 中野区では今のところはございません。
吉原委員
 先ほどの質問にちょっと戻るんですけども、3年に1回でしたっけ、所有者が自分で調査した内容を区のほうに報告して、区が指導すると。区が指導しますよね。そして、その指導を区から受けた所有者というのはちゃんと区の指導どおりにやっていますか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 ちょっと今お話がありましたとおり、区として定期報告がだめなために強力に指導したという事例はないんですね。ただ、ちょっとした不具合については、区のほうで気づいた範囲で建物所有者等に連絡をしますと、ほとんどの場合は改善をされております。
 問題は、この定期報告がやはり残念ながら100%報告をされていないですね。そのあたりは日ごろより督促などをして、少しでも報告率を上げるようにと、そういうふうな努力はしているところでございます。
主査
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、次に、組み替え動議に対して質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 わかりました。
 それでは、進行いたします。
 次に、241ページから242ページ、1目防災費について、組み替え動議の項目、防災備蓄物資の拡充があります。
 初めに、原案の質疑を行います。質疑はありませんか。
久保委員
 災害救助のところで、災害対策従事職員の時間外手当等という205万ですか、これは昨年度はなかったのではないかと思うんですが、どういったものでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 これは、平成22年度までは防災分野が経営室にございました。この災害対策従事職員の時間外手当も経営関係の人件費の中で一括して予算上は組み込まれておりました。それが23年度は、防災分野が防災・都市安全分野となりまして都市基盤部に移りました。その関係で、経営関係人件費から都市基盤部の防災関係の人件費のほうに移るという形になりました。ただ、それが23年度、そういった組織整備に伴います予算立てのほうはしたんですけども、実際の予算の組み替えのほうが間に合わなくて、本来であれば今回と同じように205万円はこのような形になるはずだったんですけれども、去年はちょっとそこら辺の組み替えが間に合いませんで、計上がゼロとなっておりました。その分、今年度から正式に計上しまして、前年度比205万増の205万円がここに計上されているという形になっております。
久保委員
 ということは、昨年は予算に入っていなかったということなんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 昨年度は予備費からの流用という形で充当しております。
久保委員
 わかりました。私は新しくこれが今回災害救助のところに設けられたのかなと思ったんです。3.11の直後、職員の方たちも通ってくるのも、電車がとまっていたりとか、バスが動いていないとかということで、本当に通勤もとても大変だったというようなお話を伺ったものですから、それに対応してこういったこと――時間外となっていたので、そうではないのかもしれないんですが、そういうことでいろいろ工夫をなされてのことかなと思っていたので、そうではないということはわかりました。
 逆に言いますと、今まではこれはそういうことではないのかもしれませんけれども、経営室のときにも人件費には205万は入っていたということですが、3月11日以降にそういった体制というんですかね、職員の体制ですとか、また見直さなければいけないような部分が出てきて、何か変わったようなところというのはあるんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 ここの超過勤務等は、実際3.11では200万ほどの超過勤務の予算では十分足りずに、結果的には流用するような形でやっております。そういった部分、災害規模に応じてこれはどれぐらいの予算が必要になるかというのは、実際に災害が起きてみなければわからないところがありますので、そういったところは、かかった必要経費は、当然それを執行するような形で対応しております。今回はそれに伴いまして見直したということで、具体的に変えたところというのはございません。
久保委員
 わかりました。何かあった場合は予備費で充当していくというような考え方ということでよろしいんですね。
 それと、防災会議のことなんですけれども、これは我が会派のほうからも、防災会議に女性の声をというようなことをさまざま要望しているところなんですけれども、現在の防災会議の委員の構成メンバー、教えていただけますでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 名簿を確認しますので、答弁保留でお願いいたします。
内川委員
 災害対策の推進のところの防災情報システムの運用、主に防災無線だと思うんですが、ちょっと内容について教えてください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 こちらで計上しております具体的な内容としましては、委員おっしゃった防災行政無線のうちの移動系の防災行政無線、それから固定系、パンザマストと言われておりますスピーカーで流すあの固定系の行政無線、それからあと地震計等、あと高所カメラといった災害時情報収集したり通信連絡したりするものを計上しております。
内川委員
 私も以前に、防災無線、聞こえづらいエリアがあるといったような質問もさせてもらったんですけども、これはやっぱり3.11を踏まえてしっかりと取り組んでいくべき部分だと思うんですけれども、以前と比べて改良された部分、あればちょっと教えてください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 今回の予算上は、固定系の防災行政無線の操作卓を更新する予定でございます。デジタル化を見据えまして、実際の運用はまだアナログなんですが、アナログ、デジタルどちらでも使えるような操作卓ということで、2階にございます防災センターの操作卓を更新する予定でございます。
内川委員
 結果、以前よりも防災無線、聞こえづらいようなエリアが減っていくといった、そういったことなんですか、これ。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 実際に操作卓のほうですので、今聞こえづらいという地域の区民の方に対して聞こえやすくなると、聞こえがよくなるということには直接は結びつかないかとも思います。今回更新をするに当たっては、一番大きな理由は、老朽化に伴います更新というのが一番大きなところ。それからあと、デジタル化というのが進んでおりまして、それに対応できるように更新すると。そういう理由でございます。
久保委員
 今の防災情報システムのところなんですけれども、私も5年ほど前でしたでしょうか、パンザマストのことで質問させていただきました。デジタル化をしても決してパンザマストの性能自体がよくなるわけではないですから、聞こえづらさとかはそれで改良できるわけではないというそのとき御答弁だったと思っております。ただ、パンザマストのついている位置を見直すですとか、調査を図っていくということは必要なのではないかということが言われていたかと思うんですね。高い建物ができてしまっていて音をふさいでしまっていたりとか、そういったことがあるということで、その後、そういった形で調査を行われて改良したということはあったんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 今回3.11が発生しまして関心が高まったという関係で、区民の皆様から聞こえづらい、あるいは何を言っているのかわからないというようなお声をいただきました。そういったところに対して、個別にですけれども、実際に現地に行きまして、5時に流れております放送を聞きまして、実際の状況を確認するというようなことでの調査は行っております。それに伴いまして、その位置自体を変えるということはすぐにはちょっとできないんですけれども、スピーカーの向きですとか、スピーカーの音量の調整ですとかという可能な範囲での対応をさせていただいております。
久保委員
 これは一般質問等でも小林ぜんいち議員からも質問があったところかと思いますけれども、スピーカーの位置ですとか音量を変えるだけではなかなかこれは改善が図られないということで、ほかの手だても考えていかなければいけないのではないかということもあるかと思いますが、その辺のところは今御検討されているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 今後は、デジタル化というような機会をとらえまして、そういった位置に関します調査ですとか検討はしていきたいというふうには考えておりますが、今回、24年度に向けましては、音声自動応答システムというんですかね、平たく言いますと、留守番電話みたいな形で回線を専用に用意いたしまして、パンザマスト等での放送が聞こえにくいといった方がその番号にダイヤルをしていただくと流したのと同じメッセージが流れて確認ができるというようなサービス、回線を設けたいというふうに考えております。
久保委員
 24年度からはこの音声案内が可能になってくるということでよろしいんでしょうか。24年度に音声案内可能になった場合には、当然区報ですとかさまざまな形で周知徹底なさると思いますけれども、そういったことで24年度にはやっていくという、それでよろしいですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 実際には今回年度がわりに当たりまして、庁舎のレイアウト変更ですとか、いろいろございます。その中で回線設置のほうの工事を行いまして、対応を24年度4月1日からできるようにしたいと考えております。それに伴いまして、番号が区民のほうに周知されていなければ、なかなかそれが御利用できないということになりますので、区報、あるいはいろいろな訓練ですとか座談会とか、そういった機会をとらえまして区民のほうには周知をして、利用していただくように徹底をしていきたいと考えております。
中村委員
 242ページの地域防災の推進のところの防災意識の普及啓発の防災講演会等とあるんですけれども、こちらはいつごろ、どのような形で行う予定にしているのか、教えていただけないでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 防災講演会の予定ということでよろしいでしょうか。今年度も1月に行いましたけれども、阪神・淡路が起こりました1月17日前後に毎年予定しております。実際の計画というのは、まだ24年度、日にちのほうは確定しておりませんが、年間のそのほかの事業等を勘案しまして、例年と同じような時期に実施をしていきたいというふうには考えております。
吉原委員
 242ページの一番下、被災地への職員派遣経費6,768万6,000円。その内訳なんですが、大体は察しがつくんですけど、例えば向こうのホテル、旅館の宿泊代とか、交通費とか、察しはつくんですが、そのほかにいろいろあると思うんです。その内訳をちょっと教えていただきたいんですけど。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 それでは、内訳について御説明を申し上げます。
 職員の関係でいいますと、現地に赴く、あるいはこちらに戻る旅費、時間外勤務手当、マンスリーマンションの賃借料、現地で通勤あるいは仕事に使う車両の賃借料、それから車両のガソリン代、燃料費ですね。それから、物品購入ですとか通信費等、いわゆる事務費、こういったものを計上しております。
来住委員
 241ページの避難所設置等での整備ということで、防災井戸などの拡充ということなんですが、飲料水などの拡充が必要だということは予特でも申し上げましたけども、ここでの拡充は、防災井戸でいうとどういう拡充をお考えでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 こちらでいいます拡充という部分に関しましては、来年度、避難所にございます井戸4カ所、取水がしにくくなっております4個がございます。そちらのほうの掘削工事ということでございます。
来住委員
 今、取水しにくいというだけで、機能はしているわけですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 実際にはほとんど取水できないという状況です。
来住委員
 そういう意味では、早期にやっておく必要があると思いますので、きちんとした対応をお願いしておきたいと思います。
 建設の14の資料で、直接ここと該当するかは別なんですが、井戸水の提供の家という一覧を出していただいています。水ということで共通しているかと思いますのでここでお伺いしたいんですが、この14の資料で見ますと、かなり地域的な井戸水の確保の数が大きくばらつきがあるんですね。例えば野方や大和町、若宮などは30軒以上の家で確保されているんですが、松が丘は1カ所――1軒と言ったらいいんでしょうかね。東中野が7軒、白鷺が9軒ということで、10軒に満たないところもあって、かなり中野全体でいうとバランスがうまくいっていないなというふうに思うんですが、この点についてはどういうふうにお考えになっているのか、また今後中野全体を見たときにこの確保についてはどういうふうにお考えになっているのか、考えがあればお聞かせください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 こちらの井戸水提供の家ということで、区と、ほとんどが普通の民間の家の方でございますが、そちらのほうで防災時の水の提供をいただけるというような御家庭と協定を結びまして、こちらのほうに掲示をさせていただいております。実際には井戸の掘削部分に関しましてはこちらの各御家庭のほうでお願いしまして、ポンプの維持管理ですとか、そういった部分に関しては区のほうでもメンテナンス等の費用を出すという形になっております。
 ですから、その大前提としまして、各御家庭のほうで井戸を掘削するですとか、井戸があるということが前提となりますので、なかなか地域的なバランスがとれないというんですかね、集中しているところ、少ないところということでの偏りがあるのは現実のところでございます。それを何とか地域性が保てるように、既に数が、軒数が多いところは仮にそういう協定等のお申し出があってもお断りする場合もございます。その分を少ないところでのお申し出等で協定を結ぶというような形で何とか少ない部分の数をふやしたいというふうに考えております。
来住委員
 新たに井戸を掘るということでは、かなり負担もかかりますので、そこまで補助するかどうかという問題はありますけども、やはり既存の井戸の方と協定を結ぶというのは、なかなか相当意識的に取り組まないと進んでいかないんじゃないかというふうに思うんですね。
 そこで、例えば新たに共同住宅をつくるであるとか、東中野でいいますと五丁目に特養ホームが民間で区有地を借用して建つことになりましたけども、先日説明会が開かれまして、事業主さんの説明によりますと、井戸を掘りたいと、地域の方々にもいざというときには利用いただけるような方向で考えていますという話があった。非常にいいことだというふうに思いました。新たにつくられる共同住宅を含めて民間の方のそういう際に何らかのそういう地域に、特に井戸水の提供が少ない地域については、少し区としても積極的にそういう働きかけができないものかなというふうに思うんですけども、なかなか所管だけでということにはなりにくいのかもしれませんけども、少し連携してそういう働きかけを取り組んでいただきたいと思うんですけども、あまりにも提供の家の軒数が差があり過ぎますので、そこらについて、今後について、どのようにお考えか、お聞かせください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 実際にこの井戸、飲料用ではなくて生活用水という形での活用を考えているものでございますが、それぞれの地域に応じた必要な井戸の数というものも想定はしておりますので、そういったところに足りない部分は、関連部署とも連携をしまして、今後何らかの働きかけ等も考えていきたいというふうに考えております。
いながき委員
 今の質問に関連して、民有地の防災井戸なんですが、区はその各井戸の状況をきちんと把握していらっしゃるんでしょうか。先ほど維持管理を行っているということですが、実際、今災害が起こった場合、どの井戸も防災用に利用できるのか、その状況把握はされているのか、維持管理体制はどういうふうに行っているのか、教えてください。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 先ほどの私の答弁が不明瞭だったのかもしれないんですけども、ポンプが壊れたような場合のメンテナンス、そういった部分は区のほうで所有者のほうから連絡がありましたら対応はしております。実際、平常時、ふだんの維持管理に関しては、区のほうで定期的に見て回るということではなく、所有者のほうに協定の中でもお願いをしているんですけれども、常日ごろ平常時も使っていらっしゃる方も多いので、そういった中で所有者の方に確認をしていただいて、何か異常があれば連絡をしていただくと。その原因が実際に水がかれたのか、あるいはポンプが壊れたのかわからないというようなところで、ちょっとどうしたらいいんだろうというような場合には、こちらに御連絡をいただきまして、実際に対応したり、ポンプの修繕が必要な場合にはポンプの修繕をするというような形での対応を行っております。
いながき委員
 ということは、今区と協定を結んでいる井戸に関してはすべて利用可能ということで、問題なく利用可能ということでよろしいでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 実際、3.11が起こった後にこの協定を結んでいらっしゃる御家庭、あるいは所有者の方から御連絡がありまして、ここのところ大分使っていなかったんだけれども、ちょっと出が悪いとか、どうなっているんだろうということでお問い合わせをいただいた件数も結構ございました。そこから類推しますと、ふだん全く使っていない御家庭もあろうかと思います。本来であれば要綱に基づいて協定を結んだ段階でそういったところ、できるだけ使って、あるいは定期的に確認をしてくださいというお願いはしているんですけれども、実際のところはその家の方も使っていないというような場合もありますので、現在400ほど井戸がありますが、実際にすべてが機能しているかどうかということは、確認はできておりません。
いながき委員
 この民有地の井戸のことは、ご近所の方でもどこにあるかとか、数でとか、知らない方も多いようなんですけれども、それに対して区としてはどのように、周りの方にもっとお知らせしたほうがいいのか、広報が足りないのか、ちょっとその辺はどのように考えていらっしゃいますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 所有者の方もいろいろでございまして、中には積極的に知らせて活用する、あるいはふだんもいろいろな形で提供していらっしゃるという方もございますが、中にはあまり大々的に、例えばホームページですとか、そういったところでふだんは示してほしくないと。何かあったら提供するということであったりするんですけれども、ふだんから積極的に名前とどこどこの場所に井戸があるというようなことを公表してほしくないとおっしゃられる方もございますので、そういったところ、慎重に対応していかなければならないということで、400の井戸すべてをいろいろな形で公表はしておりません。
いながき委員
 そうすると、何のための防災井戸といいますか、実際災害が起こったとき、区の職員が駆けつけてか、おうちの方が自主的にそれを開放する以外の形はあり得ないということなんでしょうか。せっかく防災井戸ということでしたら、利用できるのかどうかなのか、今の状況はどうなのかというのをせめて近隣の防災会の人たちだけでも知っておいたほうがいいのかなと思うんですが、いかがでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 全くその御家庭以外の方に説明していないということではなく、地元の防災会の会長さんですとか役員の方等には情報提供のほうはしております。それが適切な範囲かどうかという御議論はあるのかもしれないんですけれども、そういったことで防災会等には井戸があるということをお知らせしておりますので、災害等が起こった場合にはそこを使いなさいというような防災会としての指示、対応をしていただければというふうに考えております。
久保委員
 地域防災住民組織の手引の作成ということで、これは拡充・推進事業です。当初予算の概要によりますと、活動指針となる手引1,700部と同概要版1万5,000部を作成しますということになっておりますけれども、これは今までこういった手引というのがあったんでしょうか、それとも新たに手引書を作成するんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 今までこういったまとまった形でのものはございませんでした。それぞれの個別の資機材の取り扱いですとか、要援護者の対応ですとか、あるいは防災住民組織についてですとかという個別の資料的なものはばらばらにはありましたが、それを系統立ててまとめて一つのものにして活用しやすいものにするということ、それからあと、東日本大震災があったということで、それを踏まえた内容を盛り込んで新しい内容で皆さんに周知したいという2点から、今回つくるという形にいたしました。
久保委員
 今、区内防災会、114の防災会ですか。こちらのほうに1,700部と1万5,000部というのはお渡しするような形なんでしょうか。どのように活用されることになっているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 各防災会114にそれぞれ概要版とその本冊というものをお配りすると。避難所運営会議の場ですとか、防災会での訓練ですとか、そういった場でいろいろな形で活用していくというふうに考えております。
久保委員
 当然配ったものをその方たちが活用するということもあるんでしょうけれども、せっかく手引書を新たにつくるんでしたら、防災会のリーダーの方たちですとか、お集まりをいただいて、このように手引書を活用してくださいですとか、そういったことでさらにこの防災会の活動がしやすいような形で支援をしていくべきではないかと思うんですが、その辺はいかがお考えですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 あくまでこの冊子をつくることが目的ではなく、地域の防災力を向上させるためにこの手引書を活用しましていろんな形でレベルアップを図っていきたいと考えておりますので、いろんな形でこれを活用するということを考えています。また、防災会のほうにもそういった旨を周知していきたいというふうに考えております。
久保委員
 防災会もですけれども、事業所ですとか、そういったところにもこういったものというのは必要ではないかと思うんですが、今、手引書を渡そうと思っている団体というのは防災会だけなんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 こちらは防災会を中心に考えております。事業所等の内容とは若干違う部分がございますので、事業所等には配布する予定は考えておりません。
久保委員
 わかりました。またそういったことも追々検討していただければと思います。
 それから、非常災害時救援希望者登録等事務なんですけれども、昨年度は2万6,000円の予算だったものがことしは60万7,000円というふうに大幅にアップをしております。この救援希望者の登録というのは今どのような形で推進を図っているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 非常災害時救援希望者の登録に関しましては、仕組みというんですか、手続的なものは3.11以前とは変わっておりません。手挙げ式ということで、御希望される方につきまして申請書を出していただいて登録をするという形で進んでおります。
 今回、予算上金額的に上がったというのは、災害時要援護者用のマニュアルを作成するということで、その分の予算が増予算になっております。
久保委員
 災害時要援護者用のマニュアルというのは、どのように活用されるんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 災害時要援護者御本人、あるいは災害時要援護者をお持ちの御家族、御家庭、あと職員側で活用するということを考えております。
久保委員
 そういったマニュアル、ぜひ活用していただきたいと思いますのと、すこやかのほうで今地域の方たちに見守り、支え合いの角度での名簿の提供というような形も行っているんですが、そういったところと連動を図りながら災害時の体制というのも整えていくような方向になっているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 支えあい推進室のほう、平常時を中心とした名簿等を支えあいは行っているところですが、当然災害時、平常時ということで名簿が今二つあるような形になっております。そこら辺の整合性は今後図っていかなければならないということで、担当間で今検討を始めたところでございます。ただ、支えあいのほうもまだ名簿の提供が一部の町会という形になっておりますので、こちらのほうの災害時要援護者のほうの制度も当分のほうは今の形、将来的な整合を見据えつつも事務を進めていくということになるというふうに考えております。
久保委員
 こちらのほうの名簿の提供をするべきかどうかというのはちょっと難しい判断かと思うんですけれども、今まで手挙げ式で申請をしているだけでは、やはりなかなかこの災害時に援護しなければいけない方を救えないのではないかということを言われていたと思うんですね。なので、今回のこの日常的な見守りで上がってきた名簿については、自然にこちらの災害時にも救援する希望者の登録が可能になるような仕組みをつくっていかなければいけないのではないかと思うんですが、そういうことも検討されているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 現在、その対象となる要件も違っております。年齢的なもの、障害を持つ持たない、あるいは、こちらのほうの手挙げ制度は、そもそも災害時に自力避難ができなくて援護が必要な者というようなところが要件となっております。そういったところでの対象の違いもございますが、今後、そういったところも踏まえまして、全く丸々受け入れるというようなことはなかなか難しいとは考えているんですけれども、そこら辺のことについて、どういうふうに調整を図ったらいいかというところも検討の項目の一つということで考えて検討を進めているところでございます。
主査
 他に質疑はありませんか。(「答弁保留」と呼ぶ者あり)
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 先ほど中野区の防災会議の委員につきまして御質問がありました件ですが、現在、会議の委員は、会長を含めまして41名でございます。区長、副区長をはじめ、中野区の職員、東京都の関係機関としまして第三建設事務所ですとか警察、消防、交通局等の都の職員、自衛隊、中野・野方の消防団長、指定公共機関というような形で郵便事業者、NTT、東京電力、東京ガス、JR、それから公共的な機関といたしまして区の医師会、歯科医師会、薬剤師会、町会連合会等のメンバーで構成をされております。
久保委員
 その中で今女性は何人おいでになられますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 41名中、1名、教育長として田辺教育長が出席しておりますが、女性は1名となっております。
久保委員
 これは、なかなか立場で皆さん防災会議の委員になっていらっしゃるので、女性か男性かということで入られているわけではないと思うんですけれども、やはり災害時における女性の声を吸い上げる仕組みをつくっていかなければいけないと思うんですね。地域の防災会においては、今、町会ですとか自治会でも女性の会長さんたちもふえていらっしゃるので、そういうところには、地域では女性の声が反映されていると思うんですけれども、なかなかこの自治体で行っている防災会議には女性の声というのが反映されにくい状況になっていると思いますので、その辺のところは防災会議の構成メンバーとして何か加えていただくか、もしくは連絡会議というような形で新たなまた取り組みをしていただきたいと思いますので、もしそういうことを御検討されているようでしたら御答弁をお願いしたいと思います。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
 中野区防災会議の設置の根拠といたしましては、設置に関する条例に規定されております。なかなか条例改正ということもございまして慎重な検討が必要かと考えております。担当のほうといたしましては、中野区防災対策連絡協議会という、これは要綱に基づきまして設置しているものがございます。その中では、地域住民組織の代表の方、あるいは町会連合会ですとか、赤十字、PTA等々の方々に委員として参画していただいております。このような中に女性を指定したような形で参加をして、現在も45名ほどいらっしゃる中で、6名ほど女性の委員の方がいらっしゃるんですが、それをふやして女性の意見を反映させていきたいということで考えております。今回、たまたま防災対策連絡協議会の委員の任期が切れますので、改選時期に当たっている中で、そういった女性の委員の増加というのを具体的に考えていきたいと考えております。
主査
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、次に、組み替え動議に対して質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、次に進行します。
 243ページ、2目生活安全費について質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、進行いたします。
 244ページ、3目交通対策費について質疑はありませんか。
吉原委員
 244ページ、事務事業2自転車対策ですね。放置自転車対策見直しというところなんですが、今、駐輪場は南、北口、整備されていますけど、かなりもうマックス状態で、先々駅前にも放置自転車が集中するんじゃないか、広がっていくんじゃないかという懸念の声がちょっとあるんですけど、その辺、見通しはどうなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 中野駅周辺の自転車につきましては、昨年11月に中野けやき通りに自転車駐車場を開設いたしまして、現在、中野駅周辺の需要を何とか吸収しているというところでございます。今後、駅周辺の整備によりまして委員御懸念の放置自転車がふえるのではないかという部分もございますので、そのあたりは、こちらとしましてもじっくり放置自転車の様子を監視しながら、適切な施策の運営に当たっていきたいというふうに思います。
吉原委員
 あと、放置自転車を撤去した費用云々、そして売却、とりに来た人は5,000円で戻す。その割合とか、費用関係ですね。とりに来なかった放置自転車を売却する、あと撤去費用、それらの収支のバランスというのは現実問題どうなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 現在、撤去費用を5,000円いただいておりますが、こちらにつきましては、実際にはコストとしましては5,000円以上かかっております。他区の撤去に関する手数料、このあたりの均衡も見ながら5,000円という経費を定めておりまして、できる限りコストに近い形での撤去手数料というのを設定してございます。
吉原委員
 ということは、収入、収支、出るほうと入るほう、やっぱりどうしても赤字になっているというふうに考えてよろしいですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 赤字か黒字かでいいますと、当然若干コストのほうが上回っているという状況にございます。
中村委員
 今の放置自転車対策のところなんですけれども、たしか指導とか警告とか、放置自転車に張ったりとかというのっていつも朝やっていらっしゃると思うんですけれども、それを例えば夕方――皆さん朝にやっていらっしゃるのは御存じで、夕方にすごく放置自転車が多いという現状があると思うんですけれども、そこら辺はどういうふうにお考えか、お聞かせいただけないでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 いわゆる警告札張りなのでございますが、警告札を張って一定時間経過して持ち主の方が移動されない場合には撤去いたしております。撤去を日中にやるという関係でいいますと、午前中なるべく早目に札を張りまして、御本人の移動がないものは撤去をかけるという流れで、日中明るいうちにやるということがありますので、仮に夕方札張りをした場合には、夜、撤去をしなければいけないですとか、あるいは返還の業務、これが保管場所の運営時間が午後7時までとなっておりますので、そういったこともありまして、気づいた方がなるべく早く引き取りに来ていただきたいということもございますので、午前中に札張りをやって撤去、引き取りに来られる方はちゃんと引き取りに来ていただくという流れを組んでおります。
中村委員
 多分、保管場所の時間とかというのが恐らくあるんだとは思うんですけれども、場所のスペースの問題というのもあるんだと思うんですけれども、放置した方がとりに来られないとかということはあまり気にする必要がないんじゃないかなというふうに思っているんですが、そこら辺はどうお考えですか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 委員御指摘のように、そういう考えも一つにはあるかと思いますが、こちらのほうとしましては、一番大きいのは、先ほど最初に申し上げました札張り、撤去が一日の一連の流れの中でスムーズにできると。かつ、やむを得ず置いた方、すぐ引き取りに来られる方は、5,000円の手数料がかかるわけなんですが、できるだけ早くその日のうちに引き取りに来ていただきたいということもございますので、現状のような形を組んでおります。
中村委員
 十分それも理解はさせていただいているんですが、現状、夕方、例えばスーパーに行ったときとか、そうやって放置される方が多いという現状があるので、今後、これは要望とさせていただきますが、検討もしていただきたいなというふうに思っております。
主査
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、以上で歳出については終わることになりますが、答弁保留について、来住委員の答弁保留ですね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 先ほど来住委員から、私道舗装の来年度への送り分はあるのかということでございました。2件ございました。理由は、私道の中にガス会社のガス管並びに水道局の水道管の占用工事が入ってきたために、私道の舗装を今年度ではなくて来年度へ送ったということでございます。
 なお、下水道の助成については、来年度送り分はないということでございます。
来住委員
 ありがとうございました。私道所有者の方々が全体で一致して申請をするという、そういう行為を伴って申請されてきますので、ぜひその年度については特に支障がなければその年度で処理できるような努力をお願いしたいということで、要望させていただきます。
主査
 では、よろしいですか。
豊川都市基盤部副参事(建築担当)
 答弁の補足を1点させていただきます。
 先ほどの中村委員の御質問、住居表示の件ですが、実は現在この住居表示の事務は区役所9階の建築担当の窓口が行っております。例えば中野区内に新たに住宅を新築されて転入されると、そういった場合に、転入届と、それから住居表示の届け出、同時にするわけですが、現在、窓口が1階、9階に分かれております。この辺の利便性を改善するために、来年度からは住居表示の手続は1階の戸籍住民分野が担当させていただきたいと思っています。したがいまして、先ほど説明したのは現在の当建築担当での検討状況でございますが、そういった検討内容をもとに来年度からは1階の戸籍住民の窓口で住居表示の手続も行うと、そういったことでございます。したがいまして、今回のこの予算書のほうは建築分野の中には入っていないと、そういったことでございます。失礼いたしました。
主査
 中村委員、よろしいですか。
中村委員
 はい。
主査
 それでは、ちょっと運営について、休憩をさせていただきます。

(午後3時00分)

主査
 分科会を再開いたします。

(午後3時01分)

 それでは、先ほど協議いたしまして、3時になりますので、20分間休憩をとらせていただきたいと思います。再開は3時20分再開ということで、休憩をさせていただきます。

(午後3時01分)

主査
 それでは、建設分科会を再開いたします。

(午後3時20分)

 次に、一般会計の歳入に入ります。
 建設分科会の歳入補助資料により一括して質疑を行います。
 初めに、原案について質疑はありませんか。
久保委員
 自動車駐車場運営なんですけれども、こちらのほうは使用料として7,803万7,000円ということで、これは昨年度よりも売り上げというか、使用料の歳入が増加をしているんですね。駐車場のあり方そのものを見直された部分が大きかったのかと思うんですが、先ほども道路占用のところでもありましたけれども、オーバーしている部分を一般財源から引いているというような形になっているわけなんですが、これは非常に使用料として今後もこういった形で歳入を高めていくような工夫というか、そういった考えはおありなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 自動車駐車場の使用料につきまして、23年度、24年度の比較で申し上げますと、23年度につきましては、あらかじめ年度途中での開設というのを想定しておりましたので、その分で、平成24年度は1年間でのフル稼働ということで、予算の内容としては対象の月数が違ってくるということでございます。また、自動車の駐車場、11月の開設以降、毎月右肩上がりに使用料の収入も伸びておりますので、委員御指摘のとおり、引き続き自動車駐車場の利用の促進に当たっていきたいというふうに考えております。
久保委員
 ここは一般財源からオーバーしている部分というのが引かれておりまして、ほかのところで同じ交通対策費の中で充当していくということではなく、やはり先ほどのような処理をしているということでよろしいんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 自動車駐車場運営につきましては、委員御指摘のように、駐車場の使用料収入としては7,800万円余ということで、実際の執行経費を上回る額をこちらのほうで歳入として計上しております。その分、こちらの交通対策費全体での一般財源の補充を助ける形になっております。また、同様に自転車対策につきましても、放置自転車対策、それから自転車駐車場運営、相互に一部財源を充当する形で、この中では1,320万5,000円、放置自転車対策のほうに自転車駐車場運営から浮いた財源を充当する形になっております。
久保委員
 申しわけありません、今のは自転車の件ですね。すみません、自転車のほうは今ちょっと伺っていたわけではなかったんですけれども、自転車のほうでもそうやって歳入が大きくなっている、オーバーフローしているものについては違う事業のほうにも当て込んでいるということだったのかと思うんですが、それで、この歳入で、自転車対策の3億5,990万9,000円が特定財源になっておりまして、この中には自動車のほうは入ってはいないんですよね。これは自転車のほうだけだと思います。
 それで、大変申しわけないのですが、歳入説明書補助資料におきまして、ここの3億5,990万9,000円の特定財源につきましてお示しいただけるとありがたいのですが。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 それでは、ページ順に申し上げてまいります。
 まず、2ページ、自転車駐車場利用料、こちらの2億5,084万9,000円、こちらのほうが充当となっております。
 それから、3ページ、自転車駐車場登録料、こちらのほうが1,644万9,000円、同じく自転車駐車整理区画の整理料857万9,000円、それから放置自転車の撤去手数料4,092万2,000円。
久保委員
 申しわけありません。今、自転車駐車場登録料、幾らとおっしゃいましたか。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 自転車駐車場登録料は272万1,000円です。よろしいでしょうか。
 では、3ページが終わりまして、続きまして11ページ、こちらのほうでは、中ほどより下のほうになりますが、緊急雇用創出事業補助で自転車駐車場利用案内強化業務、こちらのほうが3,423万3,000円、中野西の自転車駐車場運営業務、こちらのほうが710万5,000円、それから中野けやき通り自転車駐車場運営業務662万3,000円。11ページは以上でございます。
 最後に、15ページ、雑入のほうになります。こちらのほうで、11番、自転車対策というのがございます。こちらのほうは撤去自転車の売却代金、こちらのほうを計上しておりまして、金額としましては887万7,000円という金額でございます。
 以上が委員からお尋ねの件の内訳でございます。
久保委員
 それで、トータルが3億5,990万9,000円になっておりますでしょうかね。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 そのようになっております。
いながき委員
 2ページから3ページにまたがる6、7、8、9の各住宅の使用料がすべて前年度に比べて微減というか、若干減っているんですが、この理由としては、空き室がふえるということなのか、改修工事か何かで使えない部屋ができるということなのか、ちょっと理由を教えてください。
相澤都市基盤部副参事(都市計画担当)
 まず、2ページ目の6番、7番、8番、区営住宅、高齢者福祉住宅、障害者福祉住宅につきましては、若干ですけれども、前年度よりも、見積もりですけれども、減っているという大きな理由としては、所得に応じてある一定の額を算定してやっているわけですけれども、居住者の所得等が若干下がるというような要因で、ほとんど変わりませんけれども、下がるということでございます。
 なお、3ページの9番の区民住宅、借り上げ住宅につきましては、これにつきましては第4回定例会で条例の改正等を行いました南台のハイムローゼ、空き室の10戸を返却するというようなことで、歳入も10戸分、年間で約400万減るということになってございます。なお、歳出につきましても1,600万余減るということでございます。
いながき委員
 同じページの3番の自転車駐車場の利用料の件についてなんですけれども、これ、確認なんですが、一日利用というのは、一日一度100円なり150円なり支払うと何度出入りしてもお金はかかりませんということではなくて、1回ごとの利用料ということでよろしいんですよね。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 委員が今御質問のとおり、1回当たり、その都度ごとの利用料ということで、一日のフリーパス的なものではございません。
いながき委員
 それで、最近わかったんですが、駐車場ですとか、受付の人によって、一度お金を払うとその札をつけている限り一日何度出入りしても何回利用してもお金は同じであるというふうに言うところがあるんですね。つい最近、私自身がそれを言われまして、以前にも何度か区営の自転車駐車場を利用したときに同じことを言われていまして、最近までそういうふうに思っていました。ですので、もし人ですとか、駐車場によって一日利用の料金が1回ごとではなくて一日の料金であるというふうに勘違いしてまだ利用者にそのように伝えている人ですとか、駐車場がある可能性がありますので、もしそうだとすると、これまで1回100円、150円だとしても、入ってくるはずのお金が入ってこなかった損失は、幾らかわかりませんが、かなりあると思いますし、利用者間の公平性も図れないということで、一度この各駐車場、そして委託業者の方にこの件は徹底していただくことをお伝えいただければと思うんですけれども、これは要望ですが、一言お願いします。
高橋都市基盤部副参事(交通対策担当)
 以前委員に御指摘いただいたこともございまして、こちらのほうでは各自転車駐車場のほうに周知をかけますとともに、今後、繰り返し繰り返し人員が入れかわる場合もありますので、委員御指摘のような事態が発生しないように、従事者への教育、指導、そのあたりの周知徹底をしっかり図っていきたいというふうに思います。
主査
 他に質疑はありませんか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 それでは、次に、組み替え動議の項目について質疑はありませんか。
 自民党さん、よろしいですか。
 公明党さん、よろしいですか。
 民主党さん、いながき委員、よろしいですね。
 わかりました。
 それでは、質疑がありませんので、進行いたします。
 以上で当分科会分担分についての質疑はすべて終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
来住委員
 ちょっと確認というか、238ページのところで聞けばよかったのかなと思ったんですが、中央部防災公園の整備ということで、先ほどやりとりがありましたので、設計もこの年度にという話がありました。防災という点で、この整備の中でどういう形で何を防災面では、設計ということになってきますので、中身等について何かお考えが既にあればお聞きしたいんですが。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 今、委員御指摘のとおり、来年度、この拡張区域については基本設計を開始するということでございます。御存じのように、中野四季の森公園、1.5ヘクタールの拡張部分でございますので、あわせて防災機能が強化されるような空間整備、例えば平常時にあってはさまざまなレクリエーション活動でありますとか、災害時については防災の避難場所としての機能が確保できるような空間整備というふうなイメージは持っております。中身については、今後、基本設計並びにその基本設計案に基づきまして、従来と同様でございますが、いろんな説明会等も開催させていただきながら基本設計としてフィックスしていくのかなというふうに考えております。
来住委員
 特別委員会では既に四季の森公園についてはいろいろ細部にわたって報告があったのかなというふうに思うんですが、この四季の森公園に備えられた防災という点でのもの、どの程度の、個数も含めて、教えていただけますか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 4月1日に開園させていただきますが、防災機能という観点では、多目的広場で、災害時においてはいわゆる避難場所としてのスペースということが1点。それと、トイレ等についても、災害時対応のいわゆる防災用トイレを二十数基設置する。並びに災害用の深井戸を掘りまして、平常時にあっては池とかカナールの水の確保、災害時においてはそれを生活用水として利用するということでございます。3点目が、広域避難場所でありますので、災害時は多分いわゆる商業電力が来ないということを想定しておりまして、ここが広域避難場所だよという目印にも利用できるような照明灯、蓄電池内蔵型の照明灯を公園の出入り口4カ所に設置するとか、そういうふうな考え方で整備を進めてまいりました。
来住委員
 そうしますと、新年度の公園整備に当たっては、これらも含めて全体としてどう防災上の機能を高めるかということで、この新規の部分ではさらにそこを拡充すると、新しい中身も含めてそこに位置付けていくというような考えで進めるということでよろしいんでしょうか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 今、委員御指摘の方向も含めて、具体の空間整備について、基本設計レベルを作業してまいりたいと考えております。
久保委員
 すみません、ちょっと2カ所お伺いしたいところがございます。
 最初に、237ページの生活道路の生活道路拡幅整備ですけれども、こちらのほうは今年度予定をされているところが具体的におありなんでしょうか。(「来年度ですか」と呼ぶ者あり)すみません、24年度です。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 生活道路、いわゆる2項道路でございますが、既にお客様というか、建てかえに伴って道路拡幅するものでございますから、具体的な場所はまだちょっと差し控えさせていただきますが、何カ所かは、来年度整備予定ということでは、登録といいましょうか、しております。
久保委員
 それは、建てかえにあわせてということでいらっしゃるので、どのぐらいの範囲なのかわからないんですけれども、毎年毎年そういった形で建てかえがある都度にセットバックをなさる方が出てくるということで、例えばここを広げようみたいなことで、区として目標を定めるとか、そういったことではないわけですよね。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 生活道路の拡幅整備事業については、昭和59年からスタートしておりまして、原則的には建てかえにあわせて道路を拡幅すると。その他、建てかえの住宅地に隣接する場所について、仮にセットバックが可能である宅地というか、そういう方もいらっしゃいますので、そういったところにも積極的に営業をかけまして、御協力方お願いするというケースもございます。
 いずれにしましても、来年度は約385軒を予定しておりますが、例年のトレンドで何とか対応できるのではないかというふうに考えております。
久保委員
 385軒ということで、かなり軒数が多いんだなと今伺って思ったんですけれども、これは大体何メートルぐらいになるんですかね、道路にしてみると。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 間口がバックデータとしては12.5メートル程度でございます。それを戸当たり1軒と数えまして、したがって、385軒掛ける片側ですから12.5を掛けていただければ、おおむね5,000メートル強になると思うんですが、そういうふうに年間大体5,000メートル、プラス・マイナス、道路の片側部分ですが、推移しているということでございます。
久保委員
 ありがとうございました。
 それと、223ページの地域美化運動の推進なんですけれども、これは23年度までは東京都の緊急雇用で多分この地域美化といいますか、たばこのポイ捨て防止の啓発ですとかを行っていたと思うんですけれども、都のほうの緊急雇用の事業はもうやらないという、東京都のほうのこの事業を行わないということなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 委員御指摘のとおり、平成23年度、東京都の緊急雇用創出事業、10分の10の補助をもって歩きたばこ・ポイ捨て防止の啓発等に関する事業、これに関する委託事業を実施しておりましたが、今年度をもちまして3年間の補助期間が終了するということでございます。
久保委員
 3年間のこの創出事業を使ってのということで、この事業自体が3年間というふうに期間が決まっていたものだったんだと思うんですけれども、実際のところ、これを行ったことの効果というのはどういうふうになっているんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
 効果につきましては、駅周辺での啓発、それから清掃も含めて実施しておりましたので、委託事業としては、我々としては効果があったものというふうに評価をしております。ただし、今後の話としまして、来年度につきましては、そういった清掃に関する業務、こちらにつきましては、放置自転車の整理等の業務委託、こちらのほうに清掃に関する業務手順を組み入れる形で実施したいというふうに考えております。また、啓発の部分につきましては、今後、職員の巡回パトロール、あるいは地域の皆様と連携してのキャンペーン活動、こういったもので補っていくということで、これまでの実績を無にしないようにしっかり取り組んでいきたいというふうに考えております。
主査
 他に質疑ありませんか。(「委員長、すみません」と呼ぶ者あり)
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
 先ほどの来住委員の御質問で、ちょっと答弁修正をさせていただきたいと思います。
 中野四季の森公園の災害時の照明灯でございますが、蓄電池式ではございませんでした。4カ所公園の出入り口につけることは間違いないんですが、公園の管理棟の中に発電機を設置してありまして、発電機から照明を点火するということでございます。
 なお、道路のF字道路につきましては、蓄電池内蔵型の照明灯でございます。
 訂正をさせていただきます。
主査
 来住委員、よろしいですか。
来住委員
 はい。
主査
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 なければ、以上で第6号議案の当分科会分担分の質疑を終結したいと思いますが、これに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 御異議ありませんので、第6号議案、平成24年度中野区一般会計予算の当分科会分担分の質疑を終結します。
 意見の提出ですが、意見のある場合は、明日3月6日(火曜日)正午までに、議案番号、議案名及び会派名を明記の上、文書で事務局まで提出するようお願いいたします。
 本日予定していた日程はすべて終了いたしますが、委員及び理事者から御発言はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

主査
 では、次回の建設分科会は、明日3月6日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
 以上で、本日の建設分科会を散会します。

(午後3時45分)