平成16年11月08日中野区議会区民委員会
平成16年11月8日区民委員会
中野区議会区民委員会〔平成16年11月8日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成16年11月8日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午前10時03分
○閉会 午前11時51分
○出席委員(8名)
高倉 良生委員長
いでい 良輔副委員長
きたごう 秀文委員
吉原 宏委員
むとう 有子委員
佐藤 ひろこ委員
斉藤 高輝委員
池田 一雄委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民生活部長(みどりと環境担当参事) 本橋 一夫
経営担当参事(地域活動担当参事) 西條 十喜和
南中野地域センター所長 中村 正博
弥生地域センター所長 (中村 正博)
東部地域センター所長 柿内 良之
鍋横地域センター所長 (中村 正博)
桃園地域センター所長 (柿内 良之)
昭和地域センター所長 蛭間 浩之
東中野地域センター所長 (蛭間 浩之)
上高田地域センター所長 (蛭間 浩之)
新井地域センター所長 (柿内 良之)
江古田地域センター所長 安部 秀康
沼袋地域センター所長 (安部 秀康)
野方地域センター所長 (安部 秀康)
戸籍住民担当課長 登 弘毅
産業振興担当課長(地域生活支援担当課長) 高橋 信一
ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事) 寺部 守芳
清掃事務所長 遠山 幸雄
○事務局職員
書記 黒田 佳代子
書記 吉田 哲郎
○委員長署名
審査日程
○議題
地域センター及び区民の地域活動について
○所管事項の報告
1 平成17年度に取り組む主な事項(案)について(区民生活部経営担当)
2 第1回産業懇談会の開催結果について(産業振興担当)
3 緊急景気対策特別資金融資あっ旋(平成16年度第2回)の実施状況について(産業振興担当)
4 その他
○地方都市行政視察について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、ただいまから区民委員会を開会いたします。
(午前10時03分)
本日の審査日程についてお諮りいたします。
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては正午を目途にそれぞれ進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
地域センター及び区民の地域活動についてを議題に供します。
所管事項の報告をいたしたい旨の申し出がありますので、報告を受けたいと思います。
まず1番目に、平成17年度に取り組む主な事項(案)について(資料2)の報告をお願いいたします。
本橋区民生活部長
中野区では、手ごたえのある参加を進めるということで、次年度に区民生活に影響を与える事業、あるいはまた、新規、拡充の事業などについて検討の状況をあらかじめお示しして、御意見をいただきながら適正な区政運営に努めていこうということで、昨年度から次の年度に取り組む主な事業の公表を行っております。今年度も17年度の取り組みの主な事項ということで、お手元資料のような形で取りまとめをしたものでございます。このうちの区民生活部所管分についての説明をさせていただきます。
表の一番上になります。「活力ある中野を目指し、便利で快適、そして安全な環境づくりを進め、産業の活性化を図る。また、ごみゼロを目指すとともに、地球環境に配慮した取り組みを推進する」というのが部の目標であります。17年度におきます重点事項、また改善拡充事業といたしまして、最初の丸にありますように、区民生活部におきましては、戸籍住民分野で住民票等々の取り扱いをしておりますが、この窓口の延長時間におきます受付業務の拡大をしようというものであります。現在は毎週火曜日につきまして7時まで、また日曜日について開庁をしております。この火曜日の時間延長におきまして受け付けする業務に、証明の発行だけではなくて、転出入等の届け出、印鑑登録の受け付けも加えていこうというものであります。
2番目の防犯パトロール団体の設立支援でございます。今年度から地域でのパトロール等を行う団体に対しましてグッズ等を支給しまして、その活動の支援をしております。現在、93団体、11月5日時点で93団体がその資器材の支給を受けながら活動されております。さらにこれらの活動を支援していこうということで、来年度も引き続き行っていくものであります。
三つ目のビジネスフェア出展の助成でありますが、これは産業振興という視点から、区内の中小企業の方々が新しい取引先の開拓、販路拡大を図るためにビジネスフェア等に参加する場合、その出展費用につきまして一部を助成しようというものであります。今年度から始めておりまして、実は昨日、11月4日にも新宿でビジネスフェアがありまして、区内の10事業者が出展をしております。新しい自分たちの活動の様子を示す。それから、ほかのいろいろな事業者との交流をする。また、最近では研究教育機関なども産学連携ということでの取り組みをしております。そういったところとの接点をつくっていくという意味で、非常に有益なものであろうと考えておりまして、そういう取り組みをしようというところに対して応援をしていくということで、出展費用の一部助成を制度的に実施していこうと考えております。
それから、次の区立保養施設の民営化であります。シェモア仙石につきまして、委員会でも報告させていただいておりますが、現在委託をしているものにつきまして来年度からは民営化すると。施設を貸与いたしまして、それで独立採算でやっていただく。必要に応じて区としての補助をしていくことも考えておりますけれども、基本的に事業者の責任と負担で運営をしていくということによりまして、区の財政負担の軽減を図ると。保養施設としてのサービスを維持しながら、区民の方々について優先的な利用を図りながら、区の財政負担を削減していくということでの民営化をするというものでございます。
次の歩行喫煙防止の啓発活動推進でありますが、委員会にも報告しておりますように、ポイ捨て条例を改正して、歩行喫煙等についての防止等を条例で規定していこうというふうに考えております。これにつきましては、やはり気づきといいましょうか、それぞれの方々のマナー向上を図っていくということが非常に大事な課題というふうに考えておりまして、このための啓発のためのいろいろなグッズ、あるいはまたステッカー、表示、あるいはまたマナー指導員等の措置ということを来年度予算の中で講じていこうということで考えているものであります。
次のびん・缶の回収事業の拡大及び報奨金の廃止でございますが、びん・缶につきましては現在、行政回収としてやっていく場合に、住民の方々で回収用のコンテナの出し入れ等をしていただくというふうな形でやっております。これをより効率的にしていこうということで、これは住民の方々もコンテナの出し入れがかなり負担になっているということもございます。効率化も図っていくということも含めて、事業者によるコンテナの設置・回収という形に方式を変更するとともに、回収の方法、場所等の増設、また排出しやすい環境を整えていくということを考えております。これに伴いまして、コンテナの出し入れに対するお礼というようなことも含めて、びん・缶の報奨金を町会の方々等に支給しておりましたけれども、これについては廃止をしていこうということを考えているものであります。
最後のプラスチック製容器包装回収事業の推進であります。プラスチック製容器包装の分別収集地域を拡大いたしまして、不燃ごみの減量と、それから資源の有効活用を図っていこうということで進めるものでございます。以上、これが来年度におきます主な区民生活部におきます取り組みでございます。よろしくお願いいたします。なお、この内容につきましては、11月21日に発行する予定の広報に掲載するとともに、ホームページに発表いたしまして、区民の方々に周知するとともに、区民の方々との意見交換会をまた別途開催する予定でおります。また、関係団体にも説明し、意見調整等を図っていく、そんな形で進めていきたいと考えているところであります。よろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
むとう委員
まず、歩行喫煙防止啓発の活動推進のところで、マナー指導員という言葉が出てきておりますけれども、どういう人の活用を考えられているのか教えてください。
本橋区民生活部長
これは、ほかの自治体でもいろいろ取り組んでいるところがありまして、気づきのための声かけなどをしていこうということで、一定程度時間とか曜日等を決めて禁止区域を巡回しながら、注意を促していくというようなことで考えております。
むとう委員
どういう人材を考えているんですか。
本橋区民生活部長
基本的には、これにつきましては、そういうことをいろいろほかの自治体でも請け負ってやっているところもありますので、そういう業者の方に委託して、啓発指導員として回ってもらうということでの業務委託を考えております。
吉原委員
関連なんです。指定喫煙場所の確保に関して、かなり話が動いているという話を聞いているんですが、その進捗状況を説明してください。
本橋区民生活部長
喫煙場所につきましては、一つは、公共の施設の中で設置できないかということがまず一つあります。区の道路はちょっと難しいところがあるんですけれども、広場、それから第三建設事務所が管理しているところでどうだろうか。いろいろ歩行者との関係でバッティングしないように、喫煙している人との衝突等がないような形で安全の確保をしながら、また、空間的にもある程度確保できる、そういったところの調整をということで、今、具体的な場所等を挙げながら内容整理を調整しているところであります。また、地元の商店街の方々にも今の取り組みを御説明して、またいろいろ意見交換をしながら、個別にまた御相談をさせていただくということでのルートをつくっております。
吉原委員
そうなりますと、路上喫煙禁止地区を指定するに見合うだけの指定喫煙場所は確保できるというふうに考えてよろしいですか。
本橋区民生活部長
まだちょっとそこまでのことは、なかなか見通しというところまで行ってはいないんですけれども、何しろそういった公共施設における喫煙スペースの確保をしていきたい。それから、あと民間の事業所、店舗などで設置しているところなどについても御協力をいただいて、店舗利用者の方々だけではなくて、まちを通る方にもそういった喫煙スペースを利用していただけるような、そういう意味での御協力をいただけないか。あるいはまた、現在、ふれあいロードなど、店舗の前のところに灰皿スタンドを置いているところもあります。そういったところをどういうふうに調整していくかというようなことも含めて、公共の部分以外にも、民間のところも含めてどういうふうな工夫ができるかということを考えながら、一定の確保をしていきたいというふうに思っております。
吉原委員
JTの方の協力体制といいますか、灰皿をいただけるとか、何かいろんな話は聞くんですよね。その辺の協力体制はどの程度のものがあるのか。灰皿以外どういうのがあるか、ちょっと説明してください。
本橋区民生活部長
基本的には灰皿の設置ということになりますが、地域によっては、灰皿の定期的な回収清掃についても、ある程度条件があれば協力できるというようなこともありまして、これは非常に区としても有益なことということも考えております。ただ、いろいろと灰皿等のデザインとか、そういったところに制約等がありまして、その辺が実際に設置する場所との整合を十分とれるかどうか、そういったことも含めて関係機関と調整をしているところでございます。
むとう委員
びん・缶の回収事業の変更ということで、事業者によるコンテナの設置回収方式というのをもう少し詳しく説明してください。
寺部ごみ減量担当参事
現在、報奨金を町会、自治会等に支払いをしている関係で、その単位で収集をして、計量しております。今回見直しを考えておりますのは、区内全体を五つぐらいの地域に分けて、曜日を決めまして、その地域については例えば火曜日というふうに回収を効率的に行うということで、現在よりも回収しやすい、そんな方式を考えております。
むとう委員
そういうこともそうなんですけれども、具体的にコンテナの出し入れ等は、回収する曜日の朝に事業者が朝早くに行うとか、その辺のシステムについて詳しく教えてほしいんです。
寺部ごみ減量担当参事
済みませんでした。前日設置をして、朝排出をしていただいて、それをその日に回収するということを考えております。
むとう委員
前日の夜ですか、朝ですか。
寺部ごみ減量担当参事
午後になるかと思います。時間はちょっとまだはっきり決めておりません。
むとう委員
そうすると、前日の午後にもう置けるようにコンテナが置かれていて、翌日回収日に回収していく。そのときにコンテナごと持っていっちゃうというシステムですよね。やっぱりその際にすごく心配なのは、ごみのようなものまで入れられてしまう可能性ということ。今でも場所によってはかなりびん・缶の回収のコンテナの中に、住宅街ではなくて、本当に不特定多数の方が通り抜けていくような道沿いのコンテナにごみ状のものが入っているということがかなりあろうかと思います。それが、なおそうなってしまうのではないかと心配しています。ます、それから、やはりかなり今でも本当に狭いところにみんなの協力で置いている場所が多いかと思うんですけれども、前日からかなり長時間置くということで邪魔になる可能性。それから、コンテナだけで入り切れなくて、横にはみ出して置いているようなところもあるかと思うんですけれども、それが前日からということになると、かなりごみ状化していくのではないかという心配があります。その辺の防止についての啓発であるとか、取り組みであるとかというところはあわせて考えられているのでしょうか。
寺部ごみ減量担当参事
何時ごろ置くかということは非常に重要なことになろうかと思います。その辺は具体的に詰めていく必要があると思っています。それから、確かにびん・缶以外のものを入れられるという可能性もあるわけですけれども、その辺は十分な啓発をして、出すのは朝出していただくということを十分御理解していただくような啓発をやっていく必要があると思っています。そんなようなことで、いろいろ具体的な問題点は出てくるかと思いますけれども、全体を見てこうした事業の方式の方が区民のためにもなりますし、行政効率も上がるということで、基本を押さえて、その中で問題は何かということで対応してまいりたいと思っています。
むとう委員
それから、次のプラスチック製容器包装回収事業をさらに拡大するということなんですけれども、容リ法の問題点も依然クリアされないまま、やればやるほど区の方に負担が大きくなるかなというところの問題点と、あと、やはりそれでもプラスチック製容器包装リサイクル法にのっとりながらやらざるを得ない部分もあろうかというふうには思います。また、一方でプラスチックを焼却炉で燃してしまえというような流れもある中で、これは23区統一の考え方なのかどうかわかりませんけれども、中野区としてはプラスチックはきちんと分別をしていこうという、その辺の思いは変わらないというふうに受けとめていてよろしいでしょうか。
寺部ごみ減量担当参事
プラスチックを燃やすというような、環境省を初めそんな動きもありますけれども、基本的にリサイクルできるものはした上でという前提がついています。中野区としても、当然リサイクルできるものはリサイクルした上でという姿勢でやってまいります。
吉原委員
2番目の防犯パトロール団体の設立支援についてなんですけれども、私たちが住んでいる町会でも今かなり防犯パトロールを一生懸命やり出しているんですね。それで、ジャンパー、チョッキがありますでしょう。女性からのクレームが一番多いんですが、大体どこでも完全に貸し与えてしまうというのではなくて、そのときに来た方々に着てもらうと。使い回しになるわけですね。女性がやっぱり人が着たものにそでを通すのは嫌だとか、気持ちが悪いとか、特に女性からの声が幾つかの町会で出ていることは出ているんですね。それで、ジャンパーとかチョッキですと値段がそれなりに高いんだけれども、ゼッケン制とか、例えば「中野パトロール」とか、そういうロゴを入れる。馬のゼッケンじゃないんだけれども、マラソンの方が使うやつ、あれの方がそでを通すという感覚にもならないし、不潔感がそれだけ少なくなるといいますか、つくるに関して予算もそれだけ安く上がると思うんですよ。その辺のところで何か私以外のところから区の方に入った話がもしあるんでしたら教えてほしいし、その辺の改善を考えた方がいいんじゃないかなとは思うんですが、その辺、どう思いますか。
西條地域活動担当参事
統一した色と形で配布することによりまして、中野区全体で取り組んでいるよと。それから、それぞれの地域の団体の方々のPRにもなりますし、地域の皆さん方の団結力といいますか、そういったことで地域の活性化も図っていかれる一つのきっかけにしていただきたいということで始めたものでございます。今お話のように、女性の方が着回しということで何となく清潔感ということがあるんだろうと思うんですけれども、今お話の件も今後どういうふうにするか、まだお話を聞いたばかりでございますので、いろんな団体ができてきて、また報告書や何かを出していただくときにもいろんな御意見もいただくかと思ってございます。そういったことも十分、今のお話もそうですけれども、どういう形で進めるのがいいのか、少しまた検討させていただきたいと考えております。
吉原委員
必ずそういう話が出てくると思います。そのときは経費節減の部分も一部ありますので、服、ジャンパーよりもゼッケンの方が全然安いはずですから検討していただきたいなと、これは要望にしておきます。
斉藤(高)委員
きょうは、17年度に取り組む主な事業(案)ということですけれども、これはいわゆるプレゼンテーションという言葉がありますように、一つの新しい試みだと思います。そういう中で最初にお聞きしたいのは、この重点項目が七つありますけれども、この中で事業の見直しと、新規と、拡充とすると、これはどれになるんでしょうか。
本橋区民生活部長
1番目の窓口業務、それから2番目の防犯パトロールの設立支援、3番目のびん・缶の回収事業、それから、プラスチック容器包装、これらが拡充事業と言えます。それから、新規のものといたしましては、ビジネスフェアの出展助成、これを制度としては新しく立ち上げるということでございます。それから保養施設につきましては、運営はしていますけれども、民営化ということでこれは新しい形になります。それから、歩行喫煙防止の啓発というのも、特に来年度条例をつくりながらということで、新規ということで位置付けております。
斉藤(高)委員
そうしたら、最初の時間延長窓口開設時の受付業務の拡大というところでお聞きしますけれども、これは受付業務を拡大するということで、その次の行に転入・転出などの住民異動届とか印鑑登録の受け付けなどを行うということですけれども、これも拡大という意味で解釈してよろしいんですか。
登戸籍住民担当課長
現在、証明書等の発行をやっておりますので、それに加えて引っ越しですね、転出・転入等の届け出も受け付けをということで、拡充というふうに考えております。
斉藤(高)委員
これは大変すばらしいことだと思いますけれども、中でもこうやって拡大してくると、よく聞かれることですが、職員の方の人件費は予算上、今までよりどのくらいのアップとすることが考えられるんでしょうか。
登戸籍住民担当課長
まだ細かい積算はやっておりませんけれども、時間を例えば2時間延長する場合、やり方としましては、朝2時間遅く出勤をするという形での対応というのも考えられますし、それから、窓口等についても繁忙期ですと朝もやはり職員が必要ですので、そうしますと、2時間分余計に勤務ということになりますので、これは超過勤務手当の支給というのが必要になっております。ですから、その辺を総合的に勘案して進めていく必要があるというふうに思っております。今、現段階で例えば何十万とか、何百万とかというところまではまだきっちりは詰めておりません。
斉藤(高)委員
次に、防犯パトロール団体の設立支援というところで、これは大変関係の職員の方も御努力なされておりますけれども、そこでいつも私たちも、いろんなメンバーに私も参加している中で言われることは、どうしても、いわゆるひったくりとかいろいろな事件がありますよね、せっかくやったのなら、去年と、まだこれを始めていない前ですね、それと現在、今現在は11月ですけれども、去年の11月との比較というものは、この委員会もそうですけれども、やはり区民にお知らせした方がいいんじゃないか。いわゆるこれだけやった結果、このような成果が出ているようなことを、すばらしい効果が出たとか、そういうのはやはり区民に知らせた方がいいと思いますけれども、そういうお考えはお持ちでしょうか。
西條経営担当参事(地域活動担当参事)
今のところ、私どもも団体設立の方に力がちょっと偏っているかと思いますが、それぞれの団体がいろいろな地域で活動されておりまして、それにマッチングした形での情報提供というのはちょっとなかなか出しにくいかとは思います。警察の方で、町単位別などの情報をどのぐらい細かく出していただけるかということもありますが、そういったものを整理しまして、毎月毎月というのはなかなか難しいかと思うんですけれども、例えば1年間とかまとめて、資料としてお知らせするようなこともちょっと検討させていただきたいと思います。
斉藤(高)委員
これはぜひお願いしたいと思うんです。別に細かく町名ごとじゃなくて、最初は中野と野方署があるわけですから、その範囲でどのくらいのことが起きているか、結果はこうなりましたというようなのはぜひお願いしたいと思います。
それから次に、このびん・缶の回収事業の拡大及び報奨金の廃止ですけれども、これはここのところいろいろな町会の防災訓練をやる中で言われたことですけれども、古新聞でも杉並区がもう始めていますけれども、なぜ中野はそういう──古新聞の方ですよ、これはちょっと関係ないですけれども、杉並は始めているのに、中野はやっと何か来年度からやるようなことを言っているので、本当に遅い区だというので大分おしかりをいただきました。今度はこのびん・缶ですけれども、これは回収場所の増設ということですが、一つの地域をあらわすとどんな形になるんでしょうか。
寺部ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事)
現在、区内全体で約6,800カ所あります。それで、全体を見てみますと少ないといいますか、バランスを欠いた地域もございます。それらを整理しながら、段階的にですけれども、8,000カ所ぐらいにふやしたいというふうに思っています。
斉藤(高)委員
その防災訓練の中で話題になったのは、びん・缶の報奨金の廃止ということですけれども、これはいわゆる一つの町会としての話し合いは全部了解したということでよろしいんですか。
寺部ごみ減量・清掃事業担当参事(ごみ減量担当参事)
これから正式にお話をさせていただきます。
斉藤(高)委員
ちょっと上に戻りますけれども、この区立保養施設(仙石原中野荘)の民営化ですけれども、これは中野区にとっても一つの大きな事業転換だと思います。民間業者に貸し付けるということですけれども、こういうことを区が考え、民営化を進めるということの考えが出れば、いろんな業者の方が手を挙げてくると思います。どのくらいの方が区に相談に来たのでしようか、それとも、もう決まったんでしょうか。
高橋産業振興担当課長(地域生活支援担当課長)
応募につきましては、約14社ほど応募がございました。その中でも業者はいろいろな形、ほとんどが民営、あとは、国の方でやっていて外郭団体になってきたところが出てきたというところでございます。選定につきましては、1次選考を先日行いまして、約5社ほどにまとめさせていただきました。その中で2次的なものとしてヒアリング等、業務内容について実際にお答えをしていただいている、質疑応答をさせていただいて、今、5社ほどの中で絞っているところです。行く行くは1社を決めまして、その中の細かい条件についての交渉がございます。したがいまして、その残った1社が決まりではなくて、交渉事によってもし合わなければ次順位のところに次の交渉という形での、交渉の順位を決める作業を今しているところでございます。
斉藤(高)委員
最後に、この一番下のプラスチック製の容器包装回収事業の推進ですけれども、ここでは事業の説明が2行しか書いてありませんけれども、よく言われるように、費用の件とか、排出時の区民の利便性とか、いろんなことで他区でももう大分進んでいると思いますけれども、この2行で書いているところをもう一度ちょっと詳しく説明していただけるでしょうか。
寺部ごみ減量担当参事
このプラスチック製容器包装回収事業については、行っている区は少ない状況です。中野、杉並が今やっているけれども、ほかの区はまだやっていません。文京等が始めるという話は聞いております。それで、この事業につきましては、いわゆる不燃ごみの中で容器包装プラスチックの占める割合が非常に多いということで、これを減らすことによってごみ全体を減らすということがかなり効果的にできるということで、昨年一部の地域で試行をして、またことし7月から昨年の地域と同じところで再開をして、また、次の定例会の常任委員会で報告する予定ですけれども、今年度2月から新しい地域で拡大することを考えています。それを行いますと約1万世帯強に今年度はなります。
今、10か年計画を考えていますけれども、これを5年ぐらいで全区展開を図りたいということで、17年度につきましては、さらに1万7,000ぐらいの世帯をふやしたいと思っています。そんなようなことで、中野として清掃工場の建設計画はなくなりましたけれども、中野としてその中でごみをいかに減らすかという課題、他の区との関係もございますけれども、やはり大きな目標を持った事業として、ごみゼロを目指す大きな目標を持った事業として、この事業を位置付けていきたいというふうに思っているところでございます。
斉藤(高)委員
確かに今聞いてわかりました。私も杉並で大分前にちょっとお話を聞いたことがあったもので、この話を出しましたけれども、そういう中で、この回収の方法というのは非常に難しい点があるようです。これを導入する中で、一つよく言うように準備期間みたいのが必要ですけれども、中野はもうそのまま即できるということで解釈してよろしいんでしょうか。
寺部ごみ減量担当参事
昨年度試行で弥生町五丁目と、それから上鷺地域で行いました。やはり初めての事業ですので、かなり準備をして、区民の方の理解をいただくということでやってまいりました。昨年の結果につきましては、不燃ごみの中に多いわけですけれども、それを分けて別の袋で容器包装のプラスチックを出してくださいという形でやりましたので、分別の手間がふえたわけですね。ほとんど不燃ごみの中で大きな割合を占めている容器包装プラスチックを分けて出してくださいという形でやりましたので、そういう意味では区民の皆様の手間をかける仕事ですけれども、そういったこともありますので、地域説明ですとか、全戸チラシ配布ですとか、そんなことをやりながら昨年は実施をしました。
ことしは、昨年と同じ地域を7月から再開しましたけれども、それに当たってもやはり全戸配布等のチラシをやって、御理解をいただきながら進めてきております。新たに区民の手間をおかけするわけですので、そういった啓発PRが非常に重要な要素となっていますので、そういったところに力を入れてやってきておりますし、拡大するときは当然それをまたやっていきたいと思っています。
池田委員
今のプラスチックなんですけれども、細かいことなんですけれども、透明なやつがありますよね。お刺身の上にかぶっているような、ああいうのも回収していますか。あれはスーパーでは拒否されるんですよ。
寺部ごみ減量担当参事
ラップのことですか。
池田委員
ラップじゃなくて、プラスチックのふたです。
寺部ごみ減量担当参事
済みません。ちょっと休憩にしていただけますか。
委員長
それでは、委員会を暫時休憩いたします。
(午前10時36分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午前10時36分)
寺部ごみ減量担当参事
済みません。プラというマークの入っているものが容器包装リサイクル法の言う対象物ですので、それは私どもの方で回収をいたします。ただ、そのお店の方で回収というのは、容器包装リサイクル法に基づく収集ではないのではないかというふうに思いますけれども。
池田委員
それで、全体のことでちょっとお聞きしたいんですが、一番上のところに「10か年計画の検討を踏まえ」というふうにあるんですが、この区民関係でいくと、7事業については、これは10か年の先取りという、そういう意味ですか。
寺部ごみ減量担当参事
このプラスチック製容器包装事業については昨年試行的に行いまして、ことしから試行という形ではないわけですけれども、始めております。10か年の中ではこれをどう全区展開していくかということの計画を位置付けたいというふうに思っております。そういう意味では、先取りではなくてもう既に行っている事業だというふうな位置付けを考えております。
池田委員
そうすると、ここで読む限りは、区民生活部関係の事業の新規とか拡大が17年度予算に反映される7事業というふうに、ちょっとそういうふうに見えちゃうんですけれども、そんなものなんですか。
本橋区民生活部長
今、10か年計画との関係を御質問いただきましたけれども、例えばビジネスフェア等につきまして、産業振興ということでのいろいろな柱立て、その中に位置付けながら、これを今年度は試行的に実施したということもありまして、それを新年度から事業化していこうということで考えているものでありまして、それ以外のものにつきましても、10か年計画の検討の中でまた事業化してくるものもありまして、内容によっては年度の途中からまた措置をする、あるいは18年度からの取り組みというようなことも出てこようかと思います。とりあえず現段階におきまして、17年度の新規、見直し事業ということで、特に見直し事業などにつきましては、区民の方々に御負担をいただく、あるいはその内容が変わってくるということもありますので、そういったことはあらかじめお伝えをする必要があるだろう。そんなことでの整理をしながら、この7項目をまとめたものでございます。
池田委員
そうすると、17年度当初予算で、この10か年計画の関連でまだほかに事業化を予算化するものが出てくるというふうに見ていいわけですか。
本橋区民生活部長
それはお約束できる段階ではないんですけれども、今いろいろ工夫できるものは工夫しながら、ただ、17年度はいろんな財政的な問題等も含めて、大きな取り組み、新しい取り組みというのはそれなりに制約されるかなということを考えておりまして、そういった意味では、本格的な事業化というのは18年度あたりに出てくるかと。17年度は、これに少しプラスはあるかもしれませんけれども、おおむね大きいところはこんなところということでございます。
池田委員
事業化に至らないまででも、10か年との関連で、例えば何年かかけて検討を進めなければいけない事業はありますよね。予算としてはちょっとつくのか、一般経費でやるのか、その辺はわかりませんけれども、そういうものはありますか。
本橋区民生活部長
環境関係の問題などはちょっとございます。それから勤労者施策の関係でも、いろいろと施策の再構築を求められております。この中では、例えば中小企業退職金共済会のあり方の問題ですとか、あるいはまた、勤労者サービスセンターのあり方ということもそれぞれ検討を進めているところでありまして、それらも含めて一定程度整理ができたところで、それなりに予算措置をしていく必要があるものもございます。とりあえずそれらについて、また区の財政フレームの関係もありますので、どこまでのことをやれるのか。また、それぞれの取り組みの年度落としをどうするのかということはこれから調整ということでありますので、とりあえず今の段階で17年度にはっきりしているものということでは、この7項目ということでございます。
池田委員
今、環境関係とおっしゃいましたけれども、例えば10か年の資源化センターですか、そういうものの検討などというのはこういう中に含まれるわけですか。
寺部ごみ減量担当参事
資源化センターについては、私どもは必要な施設だというふうに認識をしております。10か年の計画の中で位置付けていただきたいと、所管としては考えているところでございます。
池田委員
それで、来年度予算について今、事業部としてあれは区長室と何かやりとりするんでしたっけ。どういう段階に今至っているんですか。
本橋区民生活部長
予算につきましては、基本的に部のフレーム、この中でいろいろなスクラップ・アンド・ビルドをしながらということであります。政策的な判断をする、そういう新規事業などについては区長との調整をしながらということで整理をしております。これらきょう御報告させていただいた内容につきましては、区長の方とも一定のすり合わせができているというものでありますが、それ以外に、御指摘がありましたようにまだ幾つか検討中のものもあります。いずれにせよ、全体としてのフレームを見ながら、その中でまた10か年計画の取り組みの検討の進捗を見ながら、財政フレーム等も調整して、17年度に一つスタートできるものは何なのかということが出てくれば、またそれはそれとして加えていこうということで考えています。
特に今回の場合には、区民の方々に御負担をかけるようなものについてはあらかじめということが一つ念頭にありまして、それらをまずは出していこうということで、そういう意味では、今回これから追加するものについても、新しく加えるもの、新規とか、拡充としてやれるものというものが幾つか加えられるということもあろうかと思っております。
池田委員
現在の区民生活事業部というんですか、のフレームというのは一体どのぐらいの額なんですか。
西條経営担当参事
答弁保留させていただきます。
池田委員
後で答えていただきますけれども、そのフレーム額が今後変動するとすると、何%ぐらいの変動が見込まれるのかということも、ちょっとついでにお答えいただければと思います。
委員長
それでは、今の件につきましては後ほど答弁ということでよろしいですか。それとも、今答弁できますか。
西條経営担当参事
17年度はまだ具体的に決まったわけではございませんが、おおよそ37億程度でございます。一応要求の限度額というのを設けてやるということになりますので、これを大幅に変更ということはないというふうに考えております。
池田委員
この37億円というのは、それ以前の、現在区民生活事業部が担当している所管と同じ範囲に比べて、ふえているものですか、減っているものですか。
西條経営担当参事
余り大きく変更しているわけではございません。
池田委員
それで、各項目でちょっとお聞きしたいことがあるんですが、この時間延長の場合は、結局これは今電算でやるんでしょうから、電算機が動くわけですよね。それの安全性というのかな、そういう手だてなどについてはもちろん検討されているんですか。
登戸籍住民担当課長
現在でも証明書等の発行はやっておりますので、コンピュータに関してはそれほどの影響というのはございません。
池田委員
中央電算が動くわけですよね。もちろんアクセスする人はIDカードを持って、パスワードもあるんですか、やらなければなりませんから、そういうトータルの意味での安全性というのは確保できているというふうに思うんですけれども、例えばこの1階の業務に関係ないところの路線は遮断するとか、そういうふうなことというのはお考えになっていますか。
登戸籍住民担当課長
現在でも業務が終了すれば、おのおののところで全部いわゆるコンピュータを落としますので、動いているところについてはその時間まで動かすということで、現状と何ら変わりませんので影響はないというふうに思います。
池田委員
全くの素人考えなんですけれども、要するに、この時間延長窓口で行う業務の範囲だけに回路を生かして、あとはみんな遮断してしまった方が安全だろうし、それは物理的に遮断するんじゃなくて、中央電算機の操作の中でそういうことなんかもできるんじゃないかなと。個人のパソコンなんかでもログをあけるときのパスワードを決めておいて、他人はあかないようにとか、それぞれの人によってID番号を決めておいてとかと、いろいろあるじゃないですか。そういうことができるようになってきているわけだから、中野区の電算なんていうのは、それと比べると物すごいでかくて複雑なものでしょうから、そういう機能も持たすことが割と簡単にできるんじゃないかなと思って、素人考えでお聞きしたんですけれども。
登戸籍住民担当課長
現在でもそれぞれの業務が終了すれば、そこについては電算を落とすと言っていますけれども、順次やっております。それについては、先ほども申し上げましたように変わりはないということですので、影響はないと思っております。
池田委員
それから、防犯パトロール団体は11月1日現在で93団体ということでしたが、これは目標はどのぐらいに置いているんでしたっけ。
西條地域活動担当参事
当初は40団体ぐらいを見込んでおりましたけれども、資器材の配布を募集しましたところ、現在、段階的にふえてまいってございまして、申請していただいているのが93団体で、この11月5日現在ということでございますけれども、なっているところでございまして、予定よりも倍ぐらいになっているところでございます。
池田委員
一応予算を立てるわけでしょうから、この倍ぐらいにするとか、あと1.5倍ぐらいにするとか、おおよそのめどは立てられていると思うんですけれども、どのぐらい。そんなにたくさんあるのかなとちょっと思ってしまうんですよね。
西條地域活動担当参事
当初予算は400万ぐらいを予定しておったわけでございますが、このように倍ということでございまして、現在は流用をさせていただいておりまして、540万ほど流用してございます。そんなところで、今、防犯関係に関する予算は940万ぐらいになっているところでございまして、団体はあとどれぐらいふえるかということになりますけれども、あと30団体ぐらいはこの流用した範囲でおさまるのではないかというような見込みでいるところでございます。
池田委員
そうすると、それは950万円の範囲ではあと30団体ということですよね。17年度についてはまださらに伸びるという予想を持たれているわけですか。
西條地域活動担当参事
大変失礼しました。17年度につきましては、今の申し込み状況と問い合わせ等、そんなものを含めて予算の見込みを立てていきたいというふうに考えてございますけれども、今年度ほど大幅な増はないだろうと。あと、やりたいけれども、なかなか地域の合意だとか、体制がつくりにくいだとかと、そういったところもあるというふうに聞いてございますので、そういったものも少し見込んで、どれぐらいの規模にするかということはちょっと考えたいというふうに考えてございます。
池田委員
ビジネスフェアですが、このビジネスフェアの出展費用というのは何を補助しているんですか。
高橋産業振興担当課長
一つには出展の参加料、それとあといろいろな機器の搬入料、そういったものを含めまして、その中での2分の1を対象としております。限度価格5万円というような形でございます。
池田委員
これは、特にこの業種を絞るとか。それから、先月は新宿ですか、だけど、大型のやつは幕張とか、晴海とかでやるじゃないですか。ああいう大型のビジネスフェアなんかも対象になっているんですか。
高橋産業振興担当課長
行政が主催もしくは後援というものになっておりますので、この間やったビジネスフェア、新宿の方でやったものはいろいろな業種が入っている。それとか、東京コンテンツマーケットというものもございます。これはアニメ専門のフェアですね。私どもは業種とか何かは別に絞っておりません。ただ、ビジネスフェア自体がいろんな業種に絞っているものもございますし、東京コンテンツマーケットは、先ほど言いましたように東京国際フォーラムでやっているようなものもまたございます。ですから、業種は別に絞りません。ただ、ビジネスフェアの主催とか後援を行政が行っているというの部分では絞らせていただく、そのようなものでございます。
池田委員
ちょっと今、一番最後の意味がわからなかったんですけれども、どういうことですか。
高橋産業振興担当課長(地域生活支援担当課長)
ビジネスフェアと申しましても、民間主催とかそういうものもございますので、そこについては後援とか何かが別に行政とかそういうものがなければ、ちょっと対象には今のところしておりません。
池田委員
それから、仙石原中野荘なんですが、現在の5社というのは具体的にはどういうところですか。
高橋産業振興担当課長
それにつきましては今、選考とか交渉のところなので、お伝えはちょっとできないというところでございます。
佐藤委員
それぞれの事業での経費の増減額を教えてください。
西條経営担当参事
きょうは、予算の内容については報告事項に含まれてございません。まだ精査しているところでございまして、具体的な事業の内容をきょうは御説明させていただいてございまして、予算についてはちょっと余り具体的なことはきょうは御説明できないかなというふうに思います。
佐藤委員
予算編成過程においてのことを途中でお知らせするということですよね。いわゆる区政の目標として効率的に事業が運営できるかどうかというのも一つ事業の大きな判断基準になると思います。どれだけの経費でどれだけサービスが拡充していくのかということを、やっぱり区民の方に御説明していくということが目標の一つだろうと思うんです。だから、もちろん細かな予算審議ではありませんので、数値の説明というのはできないところは確かにあるかとも思いますけれども、おおよそ増減はこのぐらいになって、事業の中身の内容の拡大はこのくらい図れるとかという御説明じゃないと、予算編成過程での途中経過の事業についての御説明をしたということにはならないんじゃないかと思うんですが、おおよそのいわゆる増減はこのように大体見込んでいますとかということも御説明はできないんでしょうか。御説明というか、もちろんそれを当然考えられてこのような事業立てを公表されているんだと思いますし、おおよその増減というのはこのくらいを見込んで事業を考えておりますみたいなこともないんですか。
西條経営担当参事
お話の趣旨はよくわかるわけでございますけれども、事前に予算の内容をどの程度御説明するかということについては、ちょっと全庁的な調整が図れていないかと思ってございます。そういった意味で、予算の事前審査的な意味合いを持つようなことになってはちょっといかがなものかということもございまして、今回につきましては主に事業の内容を説明させていただいていると、そんなふうに私どもは受けとめてやらせていただいているところでございます。
佐藤委員
例えば、先ほど一番上の窓口業務については、いろんなやり方によって超過勤務手当の場合もあるし、そうじゃない今の人員体制の中で、いわゆる人件費をふやさずにやれる場合もあるしということでのお答えがありました。また、防犯パトロールについても、いわゆる支援をふやすということでいくならば、じゃ、ちょっと質問を変えて、目標ですよね。さっき池田委員の方からも、防犯パトロールの支援団体についての設立支援をするということであるならば、じゃあ、何団体ぐらいを来年度はプラスに見込まれているのかという御質問があったかと思うんですけれども、そういうことで、いわゆるこの事業をやって拡大をしていこうと思われる事業について、どのくらいの目標を見込まれているのか教えてください。
本橋区民生活部長
済みません。ちょっと御質問の趣旨と少し違うかもしれませんけれども、大体想定される予算はどれくらいなのかということで、時間延長におきます受付業務の拡大、先ほど御説明したようにやり切る中で、ほとんど経費的なものは違いはございません。
防犯パトロールにつきましても、今年度は当初の予定したものの倍額ということで処理をいたしましたけれども、来年度はある程度、ここの16年度で普及してくればということで、大体本年度の当初予算ぐらいのところで、400万を当初考えましたけれども、大体おおむねそのぐらいの規模でのことを考えております。
ビジネスフェアにつきましては、150万程度を見込んでおります。
保養施設の関係では、今現在は1億5,000万ほどの委託金を出しております。それらを民営化するということで、ただ、利用料金の乖離が出た場合ということもありまして、補助金を措置するということも考えられるかなと。これは今現在、事業者選定をしているところですので、具体的な金額は軽々にちょっと言いにくいところがあるんですけれども、大体大まかに見てリミットとすると、他の区におきます保養施設の民営化した場合の料金補助等を勘案すると、年間にすると5,000万がある程度の限度。その中で、民間の事業者のいろいろな工夫ということで選定もしていきたいというふうに考えております。
歩行喫煙の関係では大体啓発の関係で、マナー指導員の経費等も含めて、それからいろいろなグッズ等々を入れまして、大体1,200万円ほどを見込んでいるところでございます。
びん・缶関係では、やり方を工夫しながらということですので、報奨金の廃止等も勘案していきますと、ほとんど金額的には変わりはございません。
プラスチック容器包装の事業推進の部分では、そこの部分は増額するとすれば幾らぐらいになるのか、ちょっと今当たってみますので、少々お待ちください。
寺部ごみ減量担当参事
プラスチックにつきましては、ことしは予算上大体100トンを予定しています。17年度につきましては240トンくらいですか、そのくらいを想定しております。
佐藤委員
御質問に対する答えが、こちらの部長は金額でお答えになって、こちらは目標のトン数の数値でお答えになって、まあ、質問の仕方も途中で変えたからあれなんでしょうけれども、要するに両方示していただけないかなというふうに思っているところなんです。つまり、最初の受付業務については人件費等はそんな変わらない範囲で、じゃあ、どれほど区民のサービス、いわゆる受け付け件数をふやしていく予定なのかという、やっぱり目標数値があるはずですよね。それをやはり示すべきだと思いますし、防犯パトロールの方は、当初予算の400万と変わらないというふうな御説明があった。だけど、団体数は今年度は予定の倍になって、現在はトータルとして940万かかっているとさっき御説明がありましたよね。これは維持経費ですよね。あ、そうか。新規だから、400万というのは、今93団体で940万ぐらいかかっているわけですから、その400万というのはあと40団体ぐらいをふやしたいとか、じゃあ、数はどれだけふやしたいのかということをやはりここに明記されて、わかりやすくされるべきじゃないかと思います。
それから、拡大のびん・缶回収のところですけれども、今、びん・缶回収の数をおっしゃったんですか。プラスチック容器でしたっけ。プラの方。それで、びん・缶回収の方は、こういうふうに回収方法を変更することによってどれだけ、さっきポイントの数をふやすということがありましたよね。でも、目標は、びん・缶のいわゆる回収をすることによって、分別されるものをふやすということですよね。では、びん・缶の回収が何トンふえるということを目指されているのか、その目標数値ですよね。それに対してかかる経費というものは、報奨金の廃止でプラス・マイナス、こういう経費の効果があって、費用対効果としてこれだけの事業展開ができるというふうないわゆる御説明が欲しいから、そこにかかる経費のプラス・マイナスの増減と、目標とされるトン数というのはどれだけかというのをお聞きしたかったんです。
先ほどは、プラスチック容器の回収が100トンから230トンにふやしていこう。来年度はそういうことを目標にされている。つまり、倍ふやしていこうということですよね。倍ふやすことによって、どれだけの経費がかかるのか。しかし、それだけの経費がかかったとしても倍ふえるわけだから、そういう意味で、ごみ量の総体の削減にはこれだけ効果があって、減量に寄与しているというふうな御説明がトータルでされなくちゃいけないと思うんですが、もう一度、金額について御説明されたところは金額以外の目標数値について、目標数値について御説明されたところは金額について、もう一回御説明いただけますでしょうか。
登戸籍住民担当課長
それでは、時間延長窓口ですけれども、単純に件数、費用対効果という観点からではなくて、転出入について需要があるということから実施するものです。おおよその件数ですけれども、大体転出入関係ですと1日10件から20件程度ですね。火曜日の時間延長についてはそのくらいを想定しているところでございます。
寺部ごみ減量担当参事
まずプラスチックの方ですけれども、回収量のトンで先ほどお示ししたとおりです。事業費につきましては約倍を想定しています。実は、この事業は拡大していかないとごみ全体の経費の流れがなかなか出てまいりません。不燃ごみが一方で減っていくわけですけれども、比較的狭いエリアの段階では、全体としての経費減にまですぐ出てくるというわけにはまいりません。5か年の中で全区展開を図ったときに、清掃費全体としてどういうふうに流れていくかということは当然考えなければいけませんし、それはやっていくつもりでございますが、少なくとも17年度までではなかなかそこまで読み切れないところがあります。
それから、びん・缶の方ですけれども、ちょっと説明の中で漏れていた部分がありますけれども、来年の4月から行えればいいわけですけれども、ちょっと4月はなかなか難しいだろうと思っていまして、来年の秋ぐらい、10月ぐらいになるかなというふうに想定をしております。したがいまして、半年分で、拠点が一遍に8,000万でふやせるというふうには考えておりませんので、段階的にふやしていこうと思っていますので、今の時点での推計では800トンぐらいふえるかなというふうに思っております。14年度の組成調査の中では、不燃ごみ、あるいは可燃ごみの中に入っているびん・缶が2,600トンぐらいまだあったと思います。それを最終的な目標としていきたいとは思っていますけれども、その中で、この制度によって、少なくとも17年度については800トンぐらい処理できればいいかなと。高い目標かもしれませんけれども、そんなことを今の時点では考えております。経費につきましては、報奨金が2,000万ぐらいありますけれども、それを振り替えても約2億5,000万ぐらいになりますが、2億5,000万の中で、回収方法の変更と、それから拠点増の取り組みもできるというふうに考えておりますので、今の時点ではそんなような数字を想定しております。
佐藤委員
今、寺部さんがおっしゃった2億5,000万というのは変わらない。変わらない金額の中で報奨金等のやりくりとあと事業者委託ですか、それを入り繰りして800トンを目指そうということですよね。21日発行の区報とか、ホームページで区民の方に全体的なこういう事業の取り組みについて説明されるということですけれども、わかりやすい説明を心がけていただきたいということで、先ほど斉藤委員の方からも御質問があった、いわゆる拡大か、新規事業か、見直しかという部分ですよね。よく予算説明のときも私たちが受ける区分けの仕方ですよね。その区分けの仕方を、どこかに拡大とか、新規とか、見直しとかというマークづけを、区民生活部だけじゃなくてすべての事業部でされて、区民にわかりやすく情報提供をされるというのも一つの方法じゃないかとさっきの質疑を聞いていて思ったんですけれども、その辺を部長さんの方でほかの全体に諮っていただいて、いわゆるそういう区民にとってわかりやすい周知の仕方ができる工夫をしていただけるかどうかということ。
それから、やはり費用対効果について区民もきちっと見ていく、これから見ていく時代だろうと思います。そういう意味で外部評価なども取り入れて、費用対効果がどうであったのか。本当に効果がある財政投入で、ちゃんときちっとした区民にとっての効果が出ているのかどうなのかというのを数値で目標を示して、それを評価していただいているわけですよね。じゃあ、こういう事業説明に当たってもそういう目標数値、先ほど説明がありましたびん・缶の回収ではどれだけの回収量をふやしていくのかとか、そういう目標数値をここに入れていただければということと、あと、財源としては変わらないお金の投入でプラスの効果をつくっていくのか、それとも、これだけのお金をかけるけれども、これだけの効果ができますよという説明をしていくのか。やっぱり金額のおおよその増減の説明も必要だろうと思うんですよ。そういうことはきっと聞かれると思うんですよ。だから、聞かれる前に最初から示せる部分については、増減のおおよそのことをやはり全体的に示された表をつくられた方がいいと思います。
特に民営化に関して、費用対効果でもってやはり民営化していくわけですよね。だから、先ほどの御説明で1億5,000万が大体3分の1ぐらいになるということですか。5,000万とおっしゃいましたよね。違いますか。それで、そのサービスの中身は変わらない、あるいはもっとプラスになるものがあるのかどうなのかという説明が必要だと思うんですが、そういうことはどう考えていかれるのか、お伺いします。
西條経営担当参事
お話の趣旨は受けとめさせていただきまして、この報告に当たりましてまだ十分庁内的に調整ができていなかった部分もあるかと思いますが、そういったことも踏まえて、区長室との調整を図れるように今後はしていきたいというふうに考えています。今回の11月、今年度の分についてはどうかということは、ちょっと私どもの方で何とも申し上げられないところでございますので、今後の課題というふうに受けとめさせていただきたいというふうに思います。
佐藤委員
検討前、まだ区民に伝えられる前のことで議会に、今回委員会に発表されているわけですよね。だから、伝え方としてそういうふうな伝え方を工夫していただけるか、どうですかということをお聞きしているので、来年度とか、こういったものについてはということじゃなくて、工夫していけることが今からでもできるかどうか。それの検討をしていただくことができますかということでお伺いしているんですが、それについての御感想と、それから、仙石原とかこういう民営化、区民生活部ではここ1点でしょうけれども、これについては、やっぱり費用とサービスの中身についてはきちっと押さえて御説明がされるべきだろうと思いますし、その費用がどうなっているのか、それからサービスがどんなふうに変わるのか、変わらないのか、あるいはプラスになるのかということは、もうちょっと御説明されるべきだと思うんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。
西條経営担当参事
区報の編集の時期や何かがございますし、一定の趣旨の部分は今年度から受けとめることができるかというのは、私どもでちょっと今の段階で明確に御返事できないかなというふうに思ってございまして、お話の趣旨については所管の区長室の方にお伝えしたいというふうに考えております。
高橋地域生活支援担当課長
保養所につきましては今選定作業をやっておりまして、おのおのの応募している企業の特色がいろいろございます。ですから、サービスがどこが上がった、よくなったというと、事業者の方が出てきますのでちょっと言えないんですが、基本的には私どもは、区財政の負担を減らすという部分、それとあと区民利用。区民の利用については、利用率が上がるということもさることながら、利用の年齢形態を、今のところ高齢者に偏っている部分を若者も使えるような形、幅広い年齢層に利用できるような形を目指して、今選定をやっているところでございます。サービスの内容につきましては、個々に持っている企業の売りがございます。そこら辺も、どこまでがサービスとして求められるのか、どこまでがというところを今具体的選定をしているところでございますので、ほどよいというところを目指してやっているところでございます。
佐藤委員
先ほど言いました拡大か、新規かとか、それから目標数値はどのように設定しているのかについては、ぜひ検討の中に入れていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
きたごう委員
ちょっと1点だけお聞きしたいんですが、各委員から質疑応答で大体わかりました。びん・缶の回収事業のことなんですが、予算的に見るともうほとんど差がない。ふえも減りもしないということですね。それで、ちょっと確認のために、先ほどの答弁で聞き漏らしたかもしれませんけれども、なぜこの事業の回収になるのか、ちょっとそれを聞かせてください。
寺部ごみ減量担当参事
現在行っているやり方といいますか、幾つかの課題がございます。一つは、住民の方にコンテナの出し入れをお願いしている関係で、祝休日、それからお盆とか、年末年始とか、そういったところはやはり区民の方もお出かけ等をするということで、回収を休んでいます。もう一つは、コンテナ管理者が大分高齢化されてきていまして、私どもの方にもう負担で当番をやめたいと。何とかしてくれ、行政回収に変えてくれという要望がかなりたくさん参っております。もう1カ月に何件も来ます。それは、自分はやめたいんだけれども、かわりにやってくれる人がいないというのもあります。体力的に難しいということもあるんですけれども、かわりにやってもらいたいといっても、「私は……」と言ってお断りされるケースが多いと。そうなると、コンテナを1週間出しっ放しというようなところもままあるというようなこと等で、現実の今の事業のやり方そのものがなかなか難しくなってきているというのが大きな要因でございます。
それから、そういったことで回収そのものの経費面、先ほど申し上げましたけれども、町会単位で一々一つ一つ計量しているというようなことでの行政効率から見た問題点というのも、これも大きな課題としてあります。そういったことを解消するには、やはり先ほど申し上げたような仕組みで業者設置で区内を五つの地域に分けた形での回収の方がコスト的にもいいし、それから休日、祝日も回収できますし、それから、町会にお願いした関係で出す場所が特定していますけれども、場所によってはない地域もある、ばらつきもあるというようなことで、効率から考えますと、やはり適当な間隔で箇所があった方がいいというふうなことがありますので、そういったことで段階的に8,000カ所にふやすというお話を申し上げましたけれども、そういった事業の改善をすることによって、区民にとってのサービス向上が図れるということを考えました。
それを費用対効果というところから考えましても、報奨金を廃止して、それをこの回収の充実に振り向けたとしても、トータルとしての金額はほぼ変わらないと。おつりが来るぐらい安いと思いますけれども、そういったことから、やはり町会に対する報奨金減というマイナス面はありますけれども、区民全体からした行政サービスという観点からは、やはりこれは変えた方がいいのではないかということで、今回提案をさせていただいているものでございます。
きたごう委員
わかりました。これから町会等に説明というか、理解を求めるわけですね。そうすると、町会によっては、こういったびん・缶回収の報奨金が町会に一部運営資金というのかな、入っていると思うんですよ。そういったことも含めての説明は、今答弁いただいたようなことを説明されるのでよろしいんですか。
寺部ごみ減量担当参事
報奨金を削るのが目的でやっているわけではありませんので、この事業そのものをどう区民サービス向上の観点から見直したらいいのかということで考えております。ですから、私どもの説明はびん・缶回収事業の充実ということで説明をする予定でございます。当然今行っております報奨金の支払い、報奨金が廃止されますので、それもあわせて説明をすることになります。
町会にとっては確かに報奨金の収入というのはかなり大きなウエートを占めているということは、私も十分承知をしております。しかし、前回の委員会等でも御議論いただいていますけれども、古紙の方の集団回収へのシフトを私どもも支援しておりますので、ぜひともそちらの方にシフトしていただいて、経済的な面での切りかえといいますか、それも行えれば、これはまだシェアがありますので、いっぱい集団回収に持っていくことは可能でございますので、そういった方の力を入れていただいてというふうなことも申し上げてきておりますので、そんな形で円滑な転換ができればいいのかな。そういう意味で今から、来年度予算の話でございますけれども、予算は4月からですけれども、4月からすぱっとというわけにもいかないだろうということで、1年ぐらいの猶予がやはりあった方がいいのではないか。町会の集団回収も今立ち上がってきておりますので、そういった意味では、1年後の秋ぐらいが切りかえの時期かなというふうに現時点では考えておりますので、そんなようなお話をこれから正式にさせていただきたいと思っております。
きたごう委員
今、区内6,800カ所から8,000カ所ぐらいにふやしていきたいということですが、コンテナはどのぐらいの大きさのものなの。説明してください。
寺部ごみ減量担当参事
ビールの大びんのケースより若干大きいのですが、今のは折り畳みではありませんので、今回切りかえるときは折り畳みに全部かえたいと思っています。
きたごう委員
もう1点ね。そうすると、先ほどむとう委員からも質問されていましたけれども、前日の日から用意すると。そうすると、やっぱり今でもそうでしょうけれども、本当にマナーの悪い人は物を何でもかんでも入れていっちゃう。わきに置いていっちゃうと、そういうことも考えられるんだな。その辺はどんなふうに考えているの。もう一度説明してください。
寺部ごみ減量担当参事
当然そういう対象物以外のものは入れないでくださいということを啓発していく必要があります。実際に入れられてしまったものをどうするかという現実的な話もありますけれども、その辺の対応についてはさらに詰めていきたいと思っています。いずれにしても、そのかごを前日に置く時間をいつにするかということも大きな要因でございますので、それらを含めて細かい点については今後詰めていきたいというふうに思っています。いずれにしてもPRは大事だと思っております。
むとう委員
もう一度お尋ねしたいんですけれども、今のびん・缶のコンテナの管理というのが、それを担っていらっしゃる方の負担が大きいということで、毎月ですか、かなりの数の苦情が寄せられるというような御説明でしたけれども、そのことからすれば、古紙回収については負担にはならないんでしょうか。その辺がすごく理解しがたいというか、古紙回収の集団回収もかなり負担があるのかなというふうに私なんかは感じているんですけれども、それについてはむしろ住民からはやりたいという声が大きいんですか。負担だわというような御意見はそのことについてはないんですか。その辺はどうなっているんでしょうか。
寺部ごみ減量担当参事
古紙については、自分が家庭でためた古紙を持っていくという話ですよね。ここで言っているコンテナの管理は、びん・缶を出すのではなくてコンテナそのものを出すというその違いがあって、心理的なものもあるのかもしれません。古紙について大変だというのは具体的には私どもに届いておりません。確かに重いですから、集積所まで持っていく、それは行政回収でも、集団回収でも古紙については同じだと思いますけど。
むとう委員
そうではなくて、自分からそこに持っていくまでは同じなんですけれども、地域によって集団回収のやり方が違っていて、これから改善されるんだというふうには思いますけれども、今現状だと、うちの地域では場所柄、みんなが1カ所に集めていくという作業も相当大変なんですよ。だから、そのやり方を変えていくのかなというふうに思いますけれども、今現状、そういうことではかなり負担ですよ。それも地域によってはやり方が違うのかもしれませんけれども、そういう苦情はないんですか。
寺部ごみ減量担当参事
失礼いたしました。いろんなやり方がやはり地域にあって、一つの地域での古紙の回収の場所を数カ所というふうにまとめたところについては、そこまで持っていく、あるいはそこから運び込むという面での住民の負担というのはあるかと思います。ただ、それは私どもの方に苦情として来るようなものではありませんので、大変だという感想は聞くこともありますけれども、行政への苦情ということではございません。今、町会の方で集団回収を取り組もうとしているのは、そういうやり方よりも、もう少し身近なところに出す方式で回収増なり拠点増なりをして、この集団回収を拡充していこうという方向でやっておりますので、一つの町会が1カ所、あるいは2カ所に全部集めてしまおうというようなことで進めようというふうには町会は考えておりませんので、そういう面ではそういう苦情はないのではないかと思います。
むとう委員
それから、聞き漏らしてしまったんですけれども、防犯パトロールの団体の設立支援ということなんですが、これまで器材を、さまざまジャケットとか、ベストとかを支給するということでの支援だったと思うんですが、今回は設立を支援するということは、設立に向けて具体的に何か働きかけをするんでしょうか。設立の支援というのはどういうことでしょうか。
西條地域活動担当参事
設立の支援、資器材を交付することによって設立を支援ということでございますけれども、具体的にどういった形でパトロールをしたらいいのかとかいろんなノウハウを、先に設置された団体なんかの情報なども提供しながら、こういった形ならできるんじゃないかとか、そういった御相談にはちゃんと応じていきたいというふうに考えてございます。そういった意味での支援ということでございます。
むとう委員
区立の保養施設のことなんですが、今、そういった形で民間業者を決定している段階ということで、今さらそのことを聞いてもうどうということではないんですけれども、先日、新聞で杉並でしたっけ、区が保養施設を保有するのではなくて、あるどこかエリア、どこかの地方の観光地ですか、町と提携をして、区が区立の施設を保有しないで、町全体とその区が支援関係を結んで、区民がその町のどこの旅館でも、どこのホテルでも利用する際に支援する。割引券を交付するのかどうか、その辺のことまでわかりませんけれども、そういう方法をやっているというのが、新聞に1カ月ぐらい前でしたか、お読みになったかと思うんですが、なるほどと実は思ったんですよ。区が区立で施設を維持するということがやはりすごくお金がかかるし、負担がかかっていくことだから、今あるどこかのエリアの観光地と連携して、区民を区立ではないけれども、その町全体と区が提携し合って区民の利便性を図るというあり方というのも、これからはそういう方向がむしろいいのかなと、私自身深く調べたわけではないんですけれども、区がさまざま施設、不動産を保有することの大変さということから考えれば、そういう方法も一つの手だと思ったもので、その辺、区としては今回民間委託を進めるに当たって、そういったことも当然検討された上で、今こういった民間の事業者に貸し付けということを考えられたのかどうなのか教えてください。
高橋地域生活支援担当課長
今、委員がおっしゃったものは杉並区で、その段階として杉並区の方も自分で施設を持っておりまして、今、我々がやっているような形での民営化という形に一歩踏み込んだと。そこの先から、委員がおっしゃったような、新聞に出ているように、その施設オンリーを提携するのではなくて、その地域全体。あえて言えば、杉並区民であれば割引があるということと、物販とか何かについても、お土産とか何かも割引ができるというような形だと思います。中野区の場合は、その杉並が最終的に新聞に出たところが2段階目でいきますと、まだ1段階目もやっていない。そのような形、私どもも、施設を持つことは時代の流れに合っていないということで、今回は第1段階という形になります。ここでうまくいったところでは、その第2段階、第3段階という形で進めていきたい、そのように考えているところでございます。
本橋区民生活部長
今、区が施設を保有しないでというふうなお話がありました。確かにそういう考え方もあろうと思います。ただ、中野におきます状況を見ますと、現にこのシェモア仙石を整備するに当たりまして、国から資金導入をしております。元利等の償還をしなくてはなりません。処分をして、それで区は施設を持たずに契約するということになってきますと、処分に当たりまして、借りている、起債をした部分についての繰り上げ償還という問題が出てきますので、そういったことはなかなか難しい。したがって、今ある施設をどう有効活用しながら、保養施設としての活用をしていくのかということが一つテーマになりました。そういった意味では、民営化しながら区民利用の確保を図るということでいい業者を選ぶということであります。しかし、区の施設も寿命が来ればそれなりの更新時期になります。そのときにどうするのか。建てかえて保有をしていくのか。あるいはまたそれを処分して、今お話のありましたような選択をとっていくのかということはまたその段階の判断であろうと思います。今現在の段階としますと、現に廃止はできない、売却はできない。そういう施設をできるだけ有効に活用しながら、区民のサービスをしていこうというところで、民営化ということで考えているものでございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、第1回産業懇談会の開催結果について(資料3)の報告をお願いします。
高橋産業振興担当課長
この懇談会につきましては、平成16年9月28日に第1回を行いました。懇談会の設置の趣旨におきましては、ことしの3月にまちづくり調査会ということを報告された中での、産業の基盤としての人材、学習等の重要性が示されて、それを踏まえながら、産業界の人間が顔合わせをしながら、個々の現場感覚を生かして、企業の枠を超えた形での中野の産業の発展に資するものとしてつくったものでございます。今後は、懇談会のネットワークを一つの契機として、事業者の自立的なネットワークを広げて、より一層の産業の発展に努めていきたい、そのように考えております。
2番目がメンバーの構成でございます。区内事業者からは2名出ております。1名が創業7年目の製造業の方で、もう1名が物販業者の方です。中野では製造業は余りないんですが、物販と商店街、そこら辺の構成比が多いものですから、物販業者の方をお願いしたということです。2番目が金融機関ということで、西武信用金庫。単なる銀行マンではございませんで、事業支援という形での企業支援の方を部署にしている方をメンバーに入れさせていただきました。3番目が産業団体ということで、東京商工会議所中野支部ということで、こちらの方は産業団体の持っているさまざまな支援の方も一緒にやっていきたいという、そういうような意図を持ってございます。4番目が商店街の関係者、5番目が行政担当者ということで、区民生活部長と私が務めさせてもらっております。
9月28日に行った話し合いの論点、主な内容でございますが、第1点が、区政情報の提供方法について御意見をいただきました。網羅的なものとか数値的なものが多くてわかりづらいというようなことで、提供方法に工夫が必要ではないかというようなことが話し合われました。また、施策の情報が、区の制度だけではなくて、その施策自体についてほかのものもあれば、民間のもクロスした情報提供をする方がいいのではないかということで、区だけの情報というよりも、その関連したほかのものをつけてもらえばなおいいのではないかということです。
その次に用途地域。これは今、用途地域によっては増築等を計画する場合には、中野を出ていかなければならないという部分がございます。ですから、最低限同規模の建築を可能にするような用途地域の改定が必要ではないかというような声もいただきました。
その次に、中野区の産業のPRということで、区内産業には大きな会社もございますが、全然わからないというような声がいろいろ聞かれるということで、中野区にはこういう産業があるんだよというようなことのPRも必要ではないかという御意見もいただきました。
その次に、企業同士のマッチングということでは、販路拡大を図るための企業のプレゼンテーションの場とか何かも工夫してほしいということでございます。また、行政が主体的になるというよりも、一つの媒体として機能した方がより動きやすくなるのではないかということがございます。
この企業同士のマッチングについては、私ども、ビジネスフェアの助成ということが一つ出てきておりますし、今後、ビジネスフェアの助成のあり方についてもいろいろな使いやすいものにしていきたい、そのように思っております。また、先ほど申しました区政情報の提供についてですが、今回、すぐにできたものとしてでは、緊急融資の際、中野区の融資だけですと限度額がございます。したがいまして、東商中野支部と連携いたしまして、私どもが融資を受けている場に東商中野支部の窓口を設けまして、そこでは国民金融公庫が使えるような御相談ができるような形といたしました。区の方では500万円が限度ですが、それ以上の融資を求める方は、国民金融公庫の窓口、東商の窓口を設けまして、相談ができるような形で設定させていただき、約30名ほどの方が相談されたということで、一つの提携の形ができたというふうになっております。以上、簡単ですが、説明を終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
佐藤委員
この前、口頭報告だったのが、こうやって資料として開催結果について御報告いただけて、この方が本当にわかりやすくてよかったと思います。これは、頻度としては毎月1回ぐらい開かれるんですか。
高橋産業振興担当課長
おおむね事業者等の方が社長さんでいらっしゃるとか、そういうこともありまして、少なくとも2カ月に1回という形で考えております。第2回目が11月10日の水曜日、あさってに開くような形で、長くても2カ月に1回はとにかくやりたい。長くても2カ月以内にやりたいと、そのように考えております。
佐藤委員
ここで議論をしていただくことで結構割と役立つということというのは、どういうことが役立っているかというような実感をお持ちでしょうか。
高橋産業振興担当課長
先ほども申しましたように、融資の場合なんですけれども、これは区の融資だけという形でやっていたところが、受けに来る方は区の融資だけじゃなくて、融資全般を受けに来たいというような声があるだろうというところで、東商中野支部の持っている国民金融公庫の融資を御相談の窓口に設けさせていただいた。区でやると限度額が決まっていますが、それを合わせればもうちょっと多く限度額が借りられるというような形で、ワンストップでできるような形を目指す意味ではできたのかなと思っております。
また、情報の提供の仕方については、区報とか何かというところではわかりづらい。実際は見ていないよというような声も聞いておりますので、そこも私どもが考えつかなかった部分での新たなやり方とか何かも、いろいろ勉強しながら進めていけるのではないかな。実感としては、私どもは、やはり現場の声、行政が考えることよりも実際に使う人がどういうふうに思っているんだというような声を聞いた方がやっぱり感触がいいと、そういうような部分もあったと思います。
佐藤委員
では、今後とも有益なお話が展開されることを願っておりますが、よく言われる、ここにも裏面に出ておりますけれども、「産業界と連携して」という、その中野の産業界というのは一体どういうレベルのものを想定されているのか。いわゆる国の産業界といったらすごいものがありますよね。よく産業界、産業界という言葉があるので、ちょっとこの辺で、一体どういうものを想定して産業界というふうな言い方をされているのか、お伺いします。
高橋産業振興担当課長
中野区で主立った産業界といいますと、産業3団体と申しまして、中野区の工業産業会、工産会と申します。それとあと、東商中野支部というところの東京商工会議所ですね。それとあと、区商連という中野区の商業団体、これが3団体ということで、産業界全体はそこら辺をひっくるめて言っております。したがいまして、本来的には一部上場の企業とかございますが、そこら辺についてはまだ私どもの方の目線には入っていない。あくまでも中小企業ですね、そういうところを見ていくという部分でございます。
佐藤委員
中野のいわゆる産業界というふうによく使われる言葉というのは先ほどの3団体で、主にというか、上場企業じゃなくて中小企業の方たちであるということでよろしいんですか。
高橋産業振興担当課長
はい。東商中野支部とか、そういうところでございますとやっぱり上場企業というのは入れない。上場企業というか、資本が大きいと入れない部分がございます。工産会については大きな企業も入っていますが、目線としては、産業界以外にも中小企業はいろいろございます。それもひっくるめて、ただ、団体としてのものがちょっとございませんで、アクセスできないんですが、そういう個人のお店、団体に入っていないところも目線には入れております。
佐藤委員
中野は確かに小さなところが大変多い。でも、小さなところをやっぱり活発に活性化させていこうという目標をお持ちなので、その産業界という言葉遣いがまたどこかで誤解を招いて先走りしているところもあるかとも思います。中小企業の支援であるとか、中小企業との連携であるとかというところで、そういうふうな目線で取り組まれていくようにお願いしたいと思います。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
次に、緊急景気対策特別資金融資あっ旋(平成16年度第2回)の実施状況について(資料4)の報告をお願いいたします。
高橋産業振興担当課長
10月25日に行いました第2回の緊急景気対策特別融資あっ旋の実施状況でございます。融資枠につきましては10億円。これは第2回目ですので、10億円。実施結果につきましては、受付件数が260件、受付金額が10億2,000万円ほどでございます。去年の実績が4番の方に入っておりますが、こちらの方は307件ということで、受付金額が13億5,000万円ほどでございました。
以上、簡単でございますが、報告を終わらせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告を終了いたします。
そのほか、理事者から何か御報告はございますでしょうか。よろしいですか。なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、せんだっての地方都市行政視察について、お手元に配付の調査報告書(案)(資料5)のとおり議長に報告をいたしたいと思いますけれども、若干お目通しをいただいて、御異議なければ、そのようにしたいと思いますが、ちょっとお目通しをいただきたいと思います。
この報告書につきましては、一応委員長、副委員長の方で責任を持って作成させていただいた次第でございますが、よろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、これを議長に報告したいと思いますけれども、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのようにさせていただきます。
以上で、地方都市行政視察についてを終了いたします。
次回の委員会日程について御協議いただきたいことがございますので、委員会を休憩いたします。
(午前11時46分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午前11時46分)
休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は特に日程を設けず、急を要する案件が生じた場合は正副委員長から連絡させていただきたいと思いますけれども、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で本日予定した日程は終了いたしますが、委員、理事者から何か御発言はございますでしょうか。
斉藤(高)委員
2点だけお尋ねいたします。一つは、理事者の方は見たと思いますけれども、新聞に粗大ごみを毎日収集ということで豊島区が実施するようです。これは私たちも区民からよく言われるんですけれども、申請しても、なかなか来てくれるには大分1週間以上かかるということで、よくそういう相談がありますけれども、豊島区では土曜、日曜収集で高効率期待ということで実施する話が出ましたけれども、こういうことは中野区でも考えているのかどうかが1点と、もう一つは、この新潟県の地震ですけれども、いわゆる中越地域方面から清掃車を派遣してほしいということで、練馬と杉並区にそんな話が来ているようですけれども、中野区でもそういう話があるんでしょうか。この2点、お尋ねします。
遠山清掃事務所長
粗大ごみの方でお答えいたしたいと思います。私どもも豊島の方から情報収集しておりますが、新聞記事にもございましたが、再来年度ですか、を本格実施のために試行をやってみたいということです。今、委員のお話にもございました、土曜日は今現在収集してございますが、日曜日は収集してございません。粗大ごみは御案内のとおり、中央防波堤先の粗大ごみ処理場に持って、粉々にして埋め立てないしは焼却しているわけですので、どこかで一たんストックするのかなと思います。ですから、そういった条件等も詰めているやに聞いてございます。それから、受付センターの問題もございますし、人件費が二、三千万というのは、中身を詳細に検討する必要があろうかと思います。清掃事務所同士で情報収をいたしましたが、明確な情報を得られませんでしたので、今後ともいろいろとやってみたいと思います。
ただ、現在のところ、中野区でも約1週間前に申告していただければ収集できますので、引っ越しでも1カ月前ぐらいから準備をなされればというふうには思ってございます。我々の一番の眼目は発生抑制ですので、出たものは迅速にきちんと片づけなくてはいけませんけれども、私の個人的な見解としては、余りごみの出ることが前提というのは、またどこかで筋が変わってくるのかなとは思います。いずれにいたしましても、ストックの問題がまずあるのかなと思います。日曜日も中間の処理施設もオープンになる。例えば清掃工場もそうですけれども、そういうことでもあれば、またいろいろと様子は変わってくるのかと思いますが、今のは粗大ごみのお話でございましたが、可燃ごみについても、不燃ごみについても日曜日はお休みですので、自分のところでストックをしていかなければならないかなということですので。いずれにいたしましても、私どもも大変関心を持っていることでございますので、引き続き情報収集したいと思ってございます。
寺部ごみ減量・清掃事業担当参事
練馬、杉並はいずれも友好都市関係というんですか、杉並で言いますと、5月あたりに災害の相互援助の協定を結んだばかりだということで、それに基づいて派遣をしたと。練馬については、実はどこの町かちょっと忘れましたけれども、不燃ごみの処理に困っているということで、来てくれないかという話があったそうです。しかし、不燃ごみそのものを処理する場所がないということで、なかなかうまくいかない。要するに、東京で処理してくれないかという話も下話としてはあったんですけれども、そこまではちょっと無理だろうというふうな話もありまして、今のところそういった動きの段階でありまして、中野区が特に今、ほかの区も含めてですけれども、清掃車を派遣するという話は今のところございません。
委員長
よろしいですか。他に何かございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の区民委員会を散会いたします。大変に御苦労さまでございました。
(午前11時51分)