平成22年02月17日中野区議会建設委員会(第1回定例会)
平成22年02月17日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成22年2月17日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成22年2月17日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後2時04分
○閉会 午後3時08分
○出席委員(7名)
佐野 れいじ委員長
いながき じゅん子副委員長
せきと 進委員
小林 秀明委員
むとう 有子委員
市川 みのる委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市整備部長 石井 正行
都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
まちづくり推進室長 川崎 亨
まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志
○事務局職員
書記 河村 孝雄
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○議案
第1号議案 平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)
委員長
定数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開催させていただきます。
(午後2時04分)
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
それでは早速、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)についてを議題に供します。
念のため申し上げますが、補正予算は総務委員会に付託されておりますが、建設委員会関係分のうち人件費を除く部分について当委員会で審査し、意見があれば、賛成多数となった意見を総務委員会に申し送ることになっておりますので、御承知おきいただきたいと思います。
それでは、本件につきまして、理事者からのまず補足説明を求めます。
石井都市整備部長
それでは、第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算のうち、都市整備部が所管しております補正予算の内容について御説明を申し上げたいと思います。
議案の5ページをお開きいただきたいと思います。
歳出予算の6款都市整備費でございますが、都市整備部所管の補正予算といたしましては、1項都市計画費に1億2,050万円を増額、それから、2項交通・道路管理費に2,208万7,000円の減額でございます。なお、このうち1,000万円につきましては、総務委員会で審査をすることになっております職員給の減額でございます。
それから、3項公園・道路整備費3,402万6,000円、これを減額するというものでございます。
なお、これによりまして、後ほど御説明をいたします7項まちづくり推進費の減額を合わせた6款都市整備費の既定予算との合計額は95億2,212万1,000円となるものでございます。
それでは、初めに、この補正の歳出予算、この内容について御説明を申し上げたいと思います。
恐れ入りますが、92、93ページをお開きいただければと思います。
1項都市計画費、2目都市施設費の1都市施設、(2)都市計画道路整備1,950万円でございます。これは、もみじ山通り都市計画道路整備の見直しによる未執行に伴う減額というものでございます。
それから、(3)東中野駅前広場整備1億4,000万円でございます。これは、東中野駅前広場整備におきます地下自転車駐車場整備、これを前倒し実施を行うというための増額というものでございます。
それから、(4)既存駅・駅周辺機能改善計画でございます。これは、野方駅整備に係る国庫支出金の交付及び特別区債の発行に伴う財源更正というものでございます。
次に、94、95ページをお開きいただきたいと思います。
この中の2項交通・道路管理費、2目交通安全対策費の2交通安全、(2)放置自転車対策1,208万7,000円でございます。これは、放置自転車防止強化事業委託、これの契約落差の減というものでございます。
次に、96、97ページをお開きいただきたいと思います。
この中の3項公園・道路整備費、1目公園緑地費の2公園整備、(1)公園整備でございますが、これは杉山公園再整備工事に係る国庫支出金の交付及び公園トイレ改修工事補助金の歳入科目変更に伴う財源更正というものでございます。
同じく、3項2目道路保守整備費の1道路維持、(3)街路灯維持管理でございます。これは、街路灯のLED化に係ります国庫支出金の交付に伴う財源更正というものでございます。
それから、同じく3項2目の道路整備、(1)道路橋梁改良1,261万円でございます。これは桃園川緑道・睦橋の長寿命化を図るための工事に伴う東京都の地域活性化・きめ細かな臨時交付金の増額でございます。
なお、道路橋梁改良に係る受託収入の増額に伴う財源更正も行っておるものでございます。
それから、(2)道路新設4,663万6,000円でございますが、これは警察大学校等跡地都市計画道路整備経費の契約落差による減額でございます。
なお、国庫支出金の増額及び道路整備負担金の減額に伴う財源更正も行っております。
それから次に、この補正の歳入の予算について御説明を申し上げたいと思います。
恐れ入りますが、戻っていただきまして、48、49ページをお開きいただきたいと思います。
13款国庫支出金、2項国庫補助金の4目都市整備費補助金、9節都市施設8,100万円でございますが、そのうち一つは、7,000万円が東中野駅前広場工事、地下の自転車駐車場整備、これを前倒しで行うことに伴います国の交付金というものでございます。さらに、残りの1,100万円でございますが、これは街路灯LED化工事に伴う国の交付金というものでございます。
それから、同じく2項4目10節の警察大学校等跡地整備の9,580万円のうち、警察大学校等跡地整備用地取得の2,000万円を除きます都市整備費分でございますが、これが7,580万円でございます。これは、警察大学校等跡地都市計画道路整備に伴います国の交付金というものでございます。
次に、50、51ページをお開きいただきたいと思います。
この中の14款都支出金、2項都補助金の5目都市整備費補助金、8節の警察大学校等跡地整備3,670万円のうち、警察大学校等跡地整備用地取得の480万円、これを除きます都市整備費分につきましては、3,190万円の減額という内容でございます。これは、警察大学校等跡地都市計画道路整備による整備経費の契約落差の減額及びまちづくり交付金、これの増額による都支出金の逆に今度は減額という内容でございます。
次に、54、55ページをお開きいただきたいと思います。
17款繰入金、1項の基金繰入金の8目まちづくり基金繰入金、1節まちづくり基金繰入金5億1,422万6,000円のうち、中野駅地区整備、これを除く都市整備費分が5億1,136万2,000円の減額でございます。これは、東中野駅前広場工事、地下自転車駐車場整備、これを前倒し実施、これに伴います1,400万円の増額と、野方駅整備の4億4,002万6,000円、それから、杉山公園、これの再整備工事の1,800万円、それから、警察大学校等跡地都市計画道路整備の1,733万6,000円の合計5億2,536万2,000円の財源更正による減額というものでございます。
それから次に、56、57ページになりますが、19款諸収入、4項受託事業収入、この4目都市整備費受託収入3,000万円でございます。これにつきましては、下水道受託収入、道路橋梁改良、この増額によるものでございます。
同じく19款5項雑入の5目雑入、18節雑入、14の道路整備負担金7,320万円でございます。これは、警察大学校等跡地都市計画道路整備の負担金の減額に伴うものでございます。
続きまして、繰越明許費でございますが、116、117ページをお開きいただきたいと思います。
6款都市整備費、1項都市計画費の都市施設、東中野駅前広場整備、地下自転車駐車場整備の1億4,000万円については、年度内に工事が終了しないことから、繰越明許費としてございます。
次に、東中野駅支障物移設工事の1億円でございますが、年度内に工事がこれも終了しないということから、繰越明許費としてございます。
次に、野方駅整備の6億2,502万6,000円についてでございますが、これは鉄道事業者の施工安全対策工事、この影響によりまして、野方駅整備の一部が年度内に終了しない見込みということから、繰越明許費としてございます。
同じく6款2項交通・道路管理費の道路管理、橋梁拡幅整備5,003万円については、妙正寺川・新橋の橋梁拡幅整備、これは東京都施工でございますが、これが年度内に終了しない見込みのために、繰越明許費としてございます。
同じく6款3項公園・道路整備費の道路整備、睦橋整備工事の1,261万円につきましては、桃園川・睦橋整備工事が年度内に終了しないという見込みのために、繰越明許費としてございます。
それから、118、119ページをお開きいただきたいと思います。
債務負担行為でございます。
東中野駅前広場における地下自転車駐車場整備工事の期間が、4年間にわたり、年度別の契約が困難なために、1億1,000万円の債務負担、これをかけるというものでございます。
次に、東中野駅支障物移設工事におきます事業費の減額に伴い、平成21年度歳出予算計上額に対し繰越明許費を設定して事業を行うため、この債務負担行為を廃止という形にするものでございます。
以上、よろしく御審議のほどお願いを申し上げたいと思います。
川崎まちづくり推進室長
それでは、続きまして、まちづくり推進室が所管をしております補正予算の内容につきまして、御説明をいたします。
議案の5ページをお開きください。
歳出予算の6款都市整備費でございますが、まちづくり推進室所管の補正予算といたしましては、7項まちづくり推進費につきまして3,342万3,000円を減額するものでございます。
続きまして、歳出予算の内容について御説明をいたします。
補正予算説明書の98、99ページをお開き願います。
6款都市整備費、7項まちづくり推進費、1目拠点まちづくり費の1中野駅周辺整備でございます。これは、中野駅地区整備の事業化に関する基本設計等を行う経費4,233万6,000円でございます。中野駅地区整備につきましては、鉄道事業者、交通管理者などの関係機関との協議・調整を早急に進める必要があり、中野通りの線形変更、東西連絡路、現北口駅前広場整備のための基本設計等を実施するものでございます。
次に、財源更正でございますが、警察大学校等跡地の用地取得に係る国庫支出金の増額に伴いまして、都支出金と繰入金を減額するものでございます。
続きまして、2目地域まちづくり費の1地域まちづくり、南部地域まちづくりでございます。これは、東京大学附属中等教育学校周辺地区で今年度より導入をいたしました不燃化促進事業に係る経費でございますが、建築助成件数の見込み差により、7,575万9,000円を減額するものでございます。
次に、財源更正でございますが、本町二丁目及び本町五丁目用地の暫定利用に伴う整備に係る経費につきまして、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を充当するものでございます。
それでは、続きまして、歳入予算について御説明をいたします。
ページを戻っていただきまして、まず、48、49ページをお開きください。
13款国庫支出金、2項国庫補助金の4目都市整備補助金、3節不燃化助成、不燃化建築助成に係る都市防災総合推進事業費補助でございますが、これを2,673万円減額するものでございます。
次に、10節警察大学校等跡地整備の警察大学校等跡地整備に係るまちづくり交付金9,580万円でございますが、このうちまちづくり推進室分といたしましては2,000万円でございます。これは、警察大学校等跡地の用地取得に係る増額でございます。
次に、12節中野駅周辺整備で、中野駅周辺整備に係る都市交通システム整備事業補助1,200万円でございます。これは、中野駅周辺整備に係る国の補助金でございます。
次に、50ページ、51ページをお開きください。
第14款都支出金、2項都補助金の1目経営費補助金、4節臨時交付金の1でございます。地域活性化・経済危機対策臨時交付金6,858万8,000円のうち、まちづくり推進室分といたしましては2,102万6,000円でございます。これは、本町二丁目及び本町五丁目用地の暫定利用に伴う整備に係る臨時交付金でございます。
同じく、4節臨時交付金の2、地域活性化・きめ細かな臨時交付金3,061万円のうち、まちづくり推進室分といたしましては1,800万円でございます。これは中野駅周辺整備に係る臨時交付金でございます。
次に、5目都市整備費補助金の1節防災密集地域総合整備のうち、不燃化建築助成に係る防災密集地域整備事業費補助につきまして、1,336万5,000円を減額するものでございます。
同じく、8節警察大学校等跡地整備、警察大学校等跡地整備に係る都市計画交付金3,670万円の減額のうち、まちづくり推進室分といたしまして480万円を減額するものでございます。これは、警察大学校等跡地整備の用地取得に係る都市計画交付金を減額するものでございます。
次に、54、55ページをお開きください。
17款繰入金、1項基金繰入金の8目まちづくり基金繰入金でございますが、1節まちづくり基金繰入金5億1,422万6,000円のうち、まちづくり推進室分といたしまして286万4,000円の減額でございます。これは、警察大学校跡地の用地取得にかかわる1,520万円の減額と、中野駅地区整備の実施に伴う1,233万6,000円の増額によるものでございます。
次に、116ページ、117ページをお開きください。
繰越明許費でございます。6款都市整備費、7項まちづくり推進費、中野駅周辺整備、中野駅地区整備でございます。これは、中野駅周辺整備に係る設計の経費でございまして、翌年度にわたり実施をするため、繰越明許をお願いするものでございます。
以上、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
委員長
それでは、これより本件に関する質疑に入りますが、質疑に際しまして、何ページのどの部分かを示していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本件に関する質疑を行いたいと思います。何か質問ございますでしょうか。
せきと委員
93ページ、東中野駅前広場整備の前倒し実施とありますが、これはいつ予定していたものを今回に前倒しになるのですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
東中野駅前広場につきましては、平成26年度の完成を目指して整備を進めているということでございますけども、駐輪場部分につきましては、かなり後半に予定をしておりました。しかしながら、国の経済対策等もございまして、前倒しできるものについてはなるべく前倒ししようということで、今回ここに計上したということでございます。
せきと委員
地下自転車駐車場の整備ですけれども、これの駅前広場のふた掛け工事というのもあろうかと思いますが、それとこれとは別ですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
東中野駅前広場の場合、現在の駅前広場というのは基本的にはふた掛けがされております。これは、山手通りの拡幅整備に伴いまして、既に設置をされております。それと、もう一つは、その広場部分と駅舎を結ぶ部分。そこに人工地盤を今回張るということも現在進めておるわけですけども、そのうち駅前広場部分でございますけども、人工地盤部分と、端のほうですね。やや線路上空の南側になります。線路上空からちょっと外れる部分でございますけども、そこに自転車駐車場をつくるという計画になっておりまして、その部分ということでございます。
せきと委員
次に、野方駅整備ですけれども、財源更正となっておりますが、繰入金を大幅に引き下げて、特別区債に変えたという理由は何でしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
一つは、今回、国庫支出金――まちづくり基金をすべて充てる予定だった部分でございますけども、これにつきまして、一部国庫支出金を充てることができるという面がございます。これは3,000万円分です。
それから、もう1点としまして、区債の発行で賄うという方向に切りかえたということでございます。
せきと委員
それはなぜですかと聞きました。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
これは、財政運営上の措置ということでございます。
せきと委員
まちづくり基金を温存しておきたいという理解でよろしいですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
さまざまな財政上の措置ということでございます。
せきと委員
99ページです。中野駅地区整備に係る設計の実施で、室長の御説明ですと、関係機関との調整を早急に詰める必要があるというお話でした。調整がまだついていないというわけですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
これにつきましては、中野通り線形変更、これは道路管理者である東京都等と調整を進めながら、協議を進めながら設計を進めるということから、時間を要するということでございまして、前倒しをして今回補正でお願いをしたというものでございます。
せきと委員
そうしますと、経済対策の緊急特別補助金がつくから、年度内に前倒しというのとは少し違うということですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今回、補正でお願いをいたしました理由には三つございます。その一つが、今申し上げた外的要因として、調整等の時間を要すること。二つ目といたしましては、やはり緊急経済対策といったことから、できるだけ事業を前倒しをして、何とか区内の景気回復につなげたい。早期に景気回復につなげたいという考え方。3点目が、国費、補助金の獲得といった視点からお願いをしたものでございます。
せきと委員
まちづくり交付金が増額となったそうですけれども、こういう増額というのは、どうして増額になったかわかるんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
今回、まちづくり交付金が増額になった理由、これは、当初、区からの要望に対して、国の配分が、この中野区の計画に対して増額をされているというものでございます。
せきと委員
中野区の要望がかなったということですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
要望額を上回る配分をしていただけることになったということです。
市川委員
何点か質問をさせていただきます。
49ページの都市交通システム、この12節中野駅周辺整備で1,200万円。都市交通システム整備事業補助とあるでしょう。これは何なんですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
都市交通システム整備事業でございますが、これにつきましては、都市鉄道等利用増進、そういったような施設、それから、交通結節機能の高度化を図るための計画づくり、そういったものが対象になるということでございまして、今回、中野駅地区で行っている事業がまさしくこの対象事業に該当するというものでございます。
市川委員
そうすると、鉄道などを利用したり、交通結節機能を向上させたり、そういったようなことを対象にした事業補助だということになると、これはこの補正予算に限らず、今後、新年度、また来年度、再来年度の中にも計上されてくるということでよろしいですか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今後、この事業につきましては、対象事業としていきたいというふうに考えてございます。
市川委員
次に、51ページの4節の臨時交付金9,919万8,000円がありますね。これの1番、2番なんですが、地域活性化・経済危機対策臨時交付金と地域活性化・きめ細かな臨時交付金、この二つの説明をしてほしいんですが。
委員長
内容説明ということですか。
市川委員
内容説明。
川崎まちづくり推進室長
この二つにつきましては、それぞれ政府が経済危機対策として創設をしたものでございます。上の地域活性化・経済危機対策臨時交付金、これは前政権が4月に決定をした経済危機対策に基づいて行うというもので、地方公共団体において地球温暖化対策ですとか安全安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じたきめ細やかな事業を積極的に実施できるように設けたというものでございます。
その下のきめ細かな臨時交付金でございますが、これは昨年12月、政府が決めた緊急経済対策に盛り込まれたもので、都市部の緑化など、地方公共団体におけるきめ細やかなインフラ整備などを支援するということで創設をされた国の補助金でございます。
市川委員
これは、臨時交付金なんだけど、これは今回の補正に限るのかしら。
川崎まちづくり推進室長
これにつきましては、今年度の国のほうの補正予算ということで創設されたものでございます。これが今後どのように転換するかというのは、今この時点で私のほうからはちょっと把握をしておりません。
市川委員
それから、契約落差、同じく51ページの8節警察大学校等跡地整備3,670万円の減額なんですけども、これ契約落差の問題と、それから、まち交の増額で、それで都市計画交付金を減額しているわけですよね。これと、都市計画交付金というのは、アッパー、上限が例えば25%とかありましたね。数字がありましたよね。あの数字は幾つでしたかね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
都市計画交付金は、事業費に対して25%でございます。
市川委員
そうすると、都市計画交付金なんだけど、25%を上限としているわけですよね。だから、もしそれが東京都のほうで20%ですよと言われてしまったら、それでおしまいなんだ。15%持ちますよといったら、それでおしまいだ。上限は25%ですよと言っているんだから、これは上限ですよと、こういう表現になっているんだけども、もし、この都市計画交付金が25%に満たないときは、まち交、これで補てんをする。こういう仕組みであるという解釈でいいんですか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
基本的に、補助金の構成といたしましては、まずかかる事業費に対して、まずまちづくり交付金の補助がどのくらい入るのかというところがございます。まちづくり交付金が入った残額に対して、そのうちの25%を都市計画交付金を充てるという、そういう考え方でございます。
市川委員
そうすると、全体の金額のうちの国のまち交、これを引き算します。残った金額のうちの25%上限で都市計画交付金が持ちます。もし、この25%全額補てんしてくれれば、交付金出してくれれば、残りは起債を起こすか、自分で自前で一般財源で補てんします。これでいいわけなんだけど、じゃあ、すると、25%に満たないときは、その分自前がふえていく。起債する金額がふえていく。こういうことになるわけだよね。解釈としては、それでいいんですね。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
さまざまな補助金、交付金に対して、その残りにつきましては基金を繰り入れる、あるいは一般財源、財産費に入れるという考え方でございます。
市川委員
すると、いつも、最近のこの東京都政のニュースを耳にしていると、やはり減収、特に法人税の減収という記事が目立ちますよね。そうすると、全体のパイが減るわけだから、東京都もないそで振れないわけですよ。だから、最初からこの都市計画交付金、それから例えば財調の手当にしても、特交だったら間違いなく毎年毎年金額は同じで入ってくるけども、普通交付金になってしまうと、その年度によって全体のパイが縮まれば、当然東京都から配分される金額も減ってくるわけだ。そうなると、この都市計画交付金を常に拠点としては25%で見てやっているのか。それとも、それより内輪の20%ぐらいでいつも見ながらやっているのか。その見合いというのはどのぐらいでやっているんですか。
川崎まちづくり推進室長
これは推進室だけではなくて、都市整備費にかかわる話だと思うんですが、これは区の財政運営の考え方、予算編成の考え方といたしましては、都市計画交付金については25%ということで算定をしております。
市川委員
25%でやっているの。それでいいんですか。大丈夫なの。
川崎まちづくり推進室長
基本的には、都市計画交付金の原資となります都市計画税がどのくらい入ってくるか。あと、全体の23区の中の事業費がどうであるかということにかかわってくるかと思うんですけれども、基本的には、今の仕組みの中では、25%ということで考えております。
市川委員
じゃあ、ページ変えます。93ページに飛びます。
93ページの、これわからないんだけど、上のほうに都市施設の(2)都市計画道路整備があるんですが、1,950万円の減額になっていますが、もみじ山通りの都市計画道路整備の見直しというのがありますね。これは、もみじ山通りの都市計画道路の整備の見直しというのは、どういった内容になるんですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
もみじ山通り、これは具体的に言いますと、青梅街道から早稲田通りまでの区間――1,300メートルの区間ですけども――を指しております。それにつきましては、東京都の中の都市計画道路優先整備路線というのに位置付けられておりまして、都全体では平成27年度までに拡幅整備に着手すべき路線という位置付けになっております。そういったことから、現行の10か年計画にも位置付けがされておりまして、それに基づきまして今回、21年度につきましては測量等を実施しようということで進めてまいりました。しかしながら、10か年計画の現在改定作業を進めておるわけですけども、その案をつくる過程で、実施時期につきましては少し後に送ろうということで、今回、今年度分については執行しなかったということでございます。具体的には、平成24年度以降、新しい新10か年ですと第2ステップから着手をしようということに現在位置付けをしているということでございます。
市川委員
もみじ山通りの都市計画道路の道路線の幅員というのは、あそこのJRのガードの下にある、あの幅員でいいんでしょう。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
そのとおりでございます。現道は11メートルでございますけども、それを16メートルに拡幅をするということでございます。
市川委員
担当として考えて、青梅街道から早稲田通りまで、これ16メートルの幅員にするのにどのぐらい時間かかると思いますか。ほとんど僕は不可能だと思うんだ。ここのところ、ずっとあるもんね。あれは11メートルだから、両側とるんでしょう。片側じゃないですよね。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
場所によってそれぞれもちろん違いございますけども、両側に広がるということでございます。
市川委員
そうすると、24年度以降の第2ステップでまたこれを10か年計画の中に落とし込みますということで今回は理解しておきますが、これについては、いわゆる調査費用、頭出しという意味で今回は計上していたと。けれども、それをいわゆる先送りしたから、ここで減額しましたということで、またさらに取り組んでいきますということで、地元の皆さんには説明してよろしいわけですよね。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
この道路につきましては、現在既にもう都市計画決定はされておりますので、いつかはやるということは皆さん御承知だと思っております。それをいつやるかということで、何といいますか、我々ちょっと課題が残っておるわけでございますけども、測量をやるということは、地元に説明をして、実際に測量、はかることですから、これはもうやるものという理解に皆さん立つと思われます。ただ、一たん着手しますと、恐らくこれは100数十億という経費がかかる大事業でございますので、道路というのはなるべく短期間に整備しませんと意味ないことでございますので、その辺考えながら、今回先送りをしたということでございます。
市川委員
もう一つ、お願いします。99ページなんですが、これの節でいうと区分は委託料ですね。4,233万6,000円のところなんですが、(1)の中野駅周辺整備。これの、先ほどせきと委員もちょっと触れましたけども、中野通りの線形の変更工事にかかわる基本・実施設計、それから、中野通り横断の東西デッキ整備にかかわる基本設計、それから、現在の北口の駅前広場整備にかかわる基本設計、これを補正に落してきたよね。ということは、これが新年度予算にも当然かかわってくる問題ですよね。総括質疑で、あれは決算特別委員会のときかな、質疑をさせていただいたんですけども、24年度完成だったかな、というような答弁をいただいた記憶があるんですけども、確認ですからね。この基本設計、実施設計、それから工事、それから全部の完成。これ、もう1回、年度を言っていただけますか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今回、補正でお願いをしてございますこの3点。これにつきましては、すべて平成23年度末には完了させたいということで取り組んでいく。そういったことから、今回できるだけ早くということで補正でお願いをしたというものでございます。
市川委員
ありがとうございます。23年度末ということは、24年3月までに完成をして、北口の改札口が正面に向いて、広場ができて、東西デッキができて、ガード下の幅員が広がって――歩道の幅員が広がるのかな。その線形工事というのはそういうようなことでしょうね。それはまあ、私は想像しておくだけにしておきますから、答弁は結構ですから。そこいらのところが終わるということですね。あの上のほうのバスターミナルじゃなくてね。あくまでも、この部分についてはそういうことだというふうに予定をしていますということでよろしいわけですね。その確認だけ、もう1回。すみません。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今、23年度末というふうに申し上げましたのは、警察大学校跡地の先行事業者3事業者の整備が、事業が終わるということでの乗降者増ということに備えて整備をしていくという考え方でございます。最低限の整備をしていくという考え方でございまして、現北口広場の歩行者系広場再整備、それから、今委員のおっしゃった現広場から西側に中野通りを横断する場所での横断デッキ、それから現北口を歩行者系広場にしていくためには、現在、バスバースが3路線ほどあるわけでございますが、あれを外に出すということでの、それに備えての中野通りの線形変更ということを考えてございます。そういったものを終わらせたいということでの補正ということで御理解いただければありがたいと思います。
市川委員
ということは、補正で組んで前倒ししたということは本腰入れたということだから、これは地元にやっぱり説明をきちんとして、いよいよ本腰入れましたよと。23年末だから、24年3月までにできますよと言わなくちゃ。もう宣言しちゃわなくちゃ。そうじゃないと、おまえ、本当かよと。また絵で終わっちゃうんじゃないのかという声になっちゃうわけ。そういう声が出ないうちに、いよいよ本格的に、補正予算を組んでまで前倒ししたんだよと、こういうふうな姿勢を示してくださいね。これは要望です。ありがとうございました。
むとう委員
93ページのところで、せきと委員もお尋ねされていたんですけれども、東中野駅前広場の整備のところで、地下自転車駐車場を整備というふうにあるんですけれども、この近くに山手通りの地下の地下自転車駐輪場というのがあると思うんですけれども、あそこは結構利用率が低くて、あまり使われていない。地下だから行きにくい、使い勝手が悪いということで、せっかくつくったのにあまり使われていないということが長年懸案事項だったと思うんですね。道路沿いに相変わらず自転車があるということで。その近くですよね。近くではないんですか、位置が。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
近くといえば近くにあるということでございます。これは、地下自転車駐車場と書いてありますけども、実際は半地下で、地上から、入り口からワンフロア下に下がるということではございません。わずかに下がるという程度でございます。ですから、正確には半地下というふうに表現したほうがよかったのかなというふうに思います。
それから、もう1点、現在、東中野には南の自転車駐車場というのがございます。そこをここに移転をさせるという意味でございます。したがいまして、現在ある東中野南自転車駐車場につきましては、その時点で廃止をするということでございます。
むとう委員
そうすると、南の現在ある駐車場の利用状況は高いんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
東中野南でございますが、590台の収容台数のところ、おおむね2割、25%といった状況で推移してございます。
むとう委員
25%ということは、半分を使われていないということなんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
申しわけございません。150台程度というところでございます。
むとう委員
今ある駐輪場は、地上ですよね。比較的とめやすいわけですよね。それでもあまり利用されていないということでいいんですか。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
東中野南でございますが、こちらのほうは利用率につきましてはそういった状況で25%台を推移しているということでございまして、利用が低迷する原因につきましては少々考えられるわけでございますけれども、今回の地下自転車駐車場の整備によって廃止になるということもございますけれども、設置当時からちょっとなかなか上昇してこず、こういった形で推移してきたといったところでございます。
石井都市整備部長
御案内のとおり、現在の南駐輪場、駅から若干離れていまして、利便性の面からも若干利用率が悪いということは確かなんですね。今度新たにつくりますこの地下の駐輪場という表記になっておりますが、地下という表現は、上のところは駅広の盤と同じ高さなんですね。つまり、環六と同じ高さ。ここの位置といいますのは、南側の坂道がありますね。坂道からアプローチをしていくという、そこで地下に入っていくと。したがって、今半地下という表現をさせていただきました。
そういう形になりますので、坂上ですとか、あるいは東中野のずっとあの地下までおりていくといったような形ではございませんので、地下と申しながらも、幾分使い勝手は向上するのかなというふうにも考えております。
また、駅に近接をするということから、先ほどの利用率以上の利用がされるんではないかなというふうには見込んでおります。
むとう委員
現状、山手通りの地下、本当に地下に駐輪場があるわけですけど、なかなか使い勝手が悪いということで、地上にまだ放置自転車あるかと思うんですけれども、その今放置されている自転車の数に見合う、これをつくればほぼそこで吸収されて放置自転車がなくなるというような計算は成り立っているんでしょうか。その辺のシミュレーションはどうなっているんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
計算上は、十分駐輪場の収容台数はございます。
むとう委員
これからつくるのは何台ですか、具体的には。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
現在、まだ確定はしておりませんけども、多分260から70台ぐらいというふうに見込んでおります。これは、2段ラックではなくて、1段のラックということでございます。
むとう委員
聞きたいのは、さっきから言っているように、山手通りの地下の駐輪場というのはなかなか使い勝手が悪くて、地上にまだまだ放置されている自転車が目につくわけですけれども、その台数がどれぐらいで、それがここに大体ほぼ吸収されるという計算はちゃんとできているんですかということの確認をしたいんです。
滝瀬都市整備部副参事(交通・道路管理担当)
21年度の東中野駅周辺の放置自転車台数の調査を10月にしてございまして、そのときに62台といった結果がございます。したがいまして、この放置台数が例えば収容されると見越した場合には、十分キャパシティはあると、こう見込んでございます。
むとう委員
じゃあ、もう本当にせっかくつくるわけですから、つくったけど使われないなんていうことにならないように、ぜひPR努力を今後もしていただきたいというふうに思います。
次に、99ページのところなんですけれども、先ほど来質問に出ている中野駅のこの道路のところなんですけれども、法的なことというのは私は全く詳しくないんですけれども、こういったことを進めるにつけて、法的には例えば都市計画決定をしなきゃいけないとか、何かそういう法的な手続というのは今後どうなっていくんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
都市計画的には、現在、現北口駅前広場、これは駅前広場として都市計画決定をしてございます。それから、我々新北口駅前広場というふうに言っているわけでございますが、こちらのほうについては、広場、それから駐車場、こういったものと都市計画決定をされているという状況になってございまして、今回、都市計画的には、私どもやらなければいけないことは、現在の北口駅前広場と、それから新北口駅前広場を一つの駅前広場として都市計画変更をしていく。そのために、中野通りを横断するデッキ、これをかさ上げ広場というふうに我々呼んでいるわけでございますが、それでつなぐことによって一つの駅前広場にしていく。そういった都市計画変更の手続が必要でございます。
あとは、委員のおっしゃった道路法とか、もろもろの法律を守っていくということになるわけでございます。
むとう委員
その法的にクリアしなければいけないことがあって、それはどういう進捗状況になっているんでしょうか。つまり、ここで早めて基本設計に移っていくわけですけれども、先ほどのお話だと、せきと委員もおっしゃったように、これから関係機関と調整を進めていくに当たって、こういう基本設計もしていかないと具体的調整が進まないというようなお話しだったかと思うんですけれども、それと並行して、法的にやらなきゃいけないことをきちんとやらないでやってもしようがないことだと素人ながら思うんですが、そことの兼ね合いの歩調はどうなっているんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今申し上げました都市計画の変更につきましても、個々の法律に照らしてどうかという当然そういった内容も審査の対象になるということがございまして、そういった調整をしながら、都市計画変更の手続を踏んでいくということになるわけでございまして、まさしく車の両輪のように作業が展開されないと、都市計画の変更もうまくいかない、事業もうまくいかないということになってまいります。その辺は十分注意をしながら、事業を進めていきたいというふうに思っているところでございます。
むとう委員
具体的には、都市計画変更はどこから、もう今やり出しているんですか。どういう段階で申請するというんですか、何というんですか、よくわかりませんけども、それはいつ、どういうタイムスケジュールで両輪のように動き出すものなんでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
都市計画の変更につきましては、事務レベルでは既に所管、いわゆる警視庁、それから東京都とお話し合いを進めているということになります。正式な、これは都市計画に基づく手続ということになりますと、16条、17条の関係者への説明会とか、そういった手続が法律上求められてくるわけでございまして、そういったものについては、夏ごろから、うまくいけばですね、できるのではないかなというふうには思ってございます。
この都市計画につきましては、東京都の決定事項、それから、駐車場については中野区の決定事項と、双方に分かれるものがございまして、それぞれの都市計画審議会へ諮問等をするについては、秋以降かなというふうに思っているところでございます。
むとう委員
それがうまくいけばいいんですけれども、具体的に今回補正でこういった形で基本設計のお金が入ってくる。来年度の予算の中にも入ってきていましたね、実施設計みたいな形で。そこが本当にきちんと進んでいかないと、どれも絵にかいた餅になってしまいますし、そこがすごく期待させておいてできなかったなんていうことになっても困りますし、本当に御説明あったように両輪という部分なんだろうというふうに素人ながら思うわけで、そこはきちんとやっていってほしいということを要望しておきたいと思います。
それから、同じ99ページの下の段のところで、南部地域のまちづくりで、不燃化建築助成の見込み差ということで、当初18件と思っていたのが1件だったというのは、どうしてなんでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
こちらにつきましては、この事業は平成21年、昨年4月からのスタートでありまして、事業の制度が周知するのに時間がかかってしまいまして、結果として見込みを大きく下回ったということがございます。また、この間、景気の低迷などにより、この区域内の建築確認件数というのも、例年と比較して大きく割り込んでいるというような状況もございます。そういった建てかえ需要全体で減少しているということも原因だったというふうに考えてございます。
むとう委員
具体的にこの助成内容を、参考までに教えてください。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
この区域内で耐火建築物に建てかえる方に対しまして、それぞれの床面積に応じて建築費の一部を助成するという内容でございます。
むとう委員
一部助成とは、具体的にどれぐらいなんですか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
助成の対象床面積というのがございまして、200平米未満までは448万1,000円、それから、200平米を超えますとそれぞれ20平米超えるごとに建築費の助成額が多くなっていくというような制度でございます。
むとう委員
これ、来年度もきっと続いていくことなんだと思うんですけれども、今回また1件しか使われなかったということで、来年度に向けては、制度ができたばかりでPR不足だったというようなこともありましたけれども、どういうふうにPRをしていく具体的な行動予定なんかはあるんでしょうか。
角まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
こちらの事業につきましては、昨年11月から委託業者によりましてこの地域の戸別訪問を行っています。いわゆるローラー作戦としまして、建てかえ期を迎えているような家主さんに対しまして戸別訪問をして、建てかえの意向調査、今回のこの事業の周知とあわせた建てかえの意向調査などもお伺いしております。現在、具体に申請の手続をいただいて建てかえ中の家が3件ございます。それ以外にも、申請の意向があるということで相談を受けている方も5件おります。そういった事業の周知と、それから戸別の建てかえ相談など細かい対応をさせていただきながら、来年度以降の実績につなげていきたいというふうに考えてございます。
小林委員
同じ99ページの、今お話しされていた中野駅地区整備にかかわる設計の実施ということで、設計ということで、平成24年3月にはほぼ完成するということなんですが、ちょっと心配事があるんですけども、このエリア、大体頭の中に入れている中で、土地を買わなきゃいけない、中野区として土地を買わなきゃいけない部分とか、そういう面積とか、そういうのがあるんですか。買う必要はないのか。それとも、購入しなきゃいけないという、そういうような土地はありますでしょうか。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今回のいわゆる第1期整備事業にかかわる段階では、土地を取得しなければいけないというところは、現在の新北口駅前広場と言われているところ、それから、現在の北口駅前広場、あれが一部東京都所管の広場が入ってございまして、そちらについてはやはり中野区が譲渡を受けて、整備をしていくということになってまいります。ただ、いずれにしても、それについては無償譲渡を想定してございまして、そのための調整を現在進めている段階でございます。
それ以降、現在の新北口駅前広場の一部に土地開発公社が所有をしている土地がございます。新北口駅前広場を整備する段階では、そちらのほうの土地の取得が必要になってくるというふうに認識をしているところでございます。
小林委員
それについては、10か年計画の中にきちんと数字、予算等、入っているということで考えてよろしいんですね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
今回お示しをしてございます財政運営の考え方、この中ではきちんとその辺のところを考えて、対応しているということでございます。
むとう委員
今の、そうだ、土地のこと、大事な問題、私も忘れていたというふうに思い出しちゃったもので。これもやはり調整中ということで、調整中、調整中で、北口、今の広場のところだって、どうするのかと。私も前も質問したことがあるんですけれども、来年度の予算の中で買うというふうにおっしゃっていたわけですけれども、そうでしたよね。記憶が違っているかどうかもわかりませんけれども、本当に調整中で大丈夫なものなのかということと、一部土地開発公社の土地があって、それを買わなきゃいけないということでしたけれども、想定額は大体幾らぐらいなのか。2点お答えください。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
新北口駅前広場でございますが、これは有償取得ということではなくて、無償譲渡、無償で譲り受けるという交渉を続けているということでございます。これについては、今のところ、順調に進んでいるというふうに思っております。
それから、開発公社の土地でございますが、これについては、現在想定してございますのが約53億円程度というようなことで想定をしているということでございます。
委員長
他に質疑はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑がなければ、それでは質疑を終結させていただきます。
次に、総務委員会に送るべき意見を受けたいと思いますが、意見はございますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
意見がなければ、当委員会としては第1号議案について総務委員会に意見なしということで送りたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をさせていただきます。
以上で第1号議案、平成21年度中野区一般会計補正予算(関係分)についての審査を終了いたします。
本日予定しました日程はすべて終了いたしましたので、本日の建設委員会を散会いたします。
(午後3時08分)