平成21年10月16日中野区議会建設委員会(第3回定例会) 平成21年10月16日建設委員会 中野区議会建設委員会〔平成21年10月16日〕

建設委員会会議記録

○開会日 平成21年10月16日

○場所  中野区議会第4委員会室

○開会  午後0時59分

○閉会  午後2時02分

○出席委員(7名)
 佐野 れいじ委員長
 いながき じゅん子副委員長
 せきと 進委員
 小林 秀明委員
 むとう 有子委員
 市川 みのる委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 都市整備部長 石井 正行
 都市整備部副参事(都市整備部経営担当、都市計画担当、住宅担当) 登 弘毅
 都市整備部副参事(都市計画調整担当) 田中 正弥
 都市整備部副参事(交通・道路管理担当) 滝瀬 裕之
 都市整備部副参事(公園・道路整備担当) 石田 勝大
 都市整備部副参事(建築担当) 豊川 士朗
 まちづくり推進室長 川崎 亨
 まちづくり推進室副参事(まちづくり推進室経営担当、地域まちづくり担当) 上村 晃一
 まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当) 松前 友香子
 まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当) 角 秀行
 まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当、西武新宿線沿線まちづくり担当) 萩原 清志

○事務局職員
 書記 杉本 兼太郎
 書記 鈴木 均

○委員長署名


審査日程
○陳情
〔継続審査分〕
 (20) 第30号陳情 日本たばこ中央一丁目アパート跡地に「多機能公園」建設を求める件につ
いて
○所管事項の報告
 1 「中野区基本構想の改定の視点」及び「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案に
  関する意見交換会の結果について(都市整備部・まちづくり推進室)
 2 中野区基本構想の改定の考え方について(都市整備部・まちづくり推進室)
 3 野方駅整備株式会社の経営状況について(都市計画担当)
 4 租税特別措置法の改定に伴う中野区事務手数料条例の改正について(建築担当)
○所管事務継続調査について
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、ただいまから建設委員会を開会いたします。

(午後0時59分)

 本日の審査日程についてお諮りいたします。
 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めさせていただきます。
 なお、審査に当たっては、3時ごろのきりのいいところで休息を入れ、5時を目途に進めてまいりたいと思いますので、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。
 次に、昨日保留となりました陳情の審査をまずに行いたいと思います。平成20年第30号陳情、日本たばこ中央一丁目アパート跡地に「多機能公園」建設を求める件についてを議題に供します。
 委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後1時01分)

 これより本件に対する質疑を行います。
 昨日、質疑をいろいろな角度からやっていただいていますので、重複をしない範囲内での質疑を受けたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 この件に関しまして、質疑ございますでしょうか。
むとう委員
 昨日の御答弁の中で、先方様である日本たばこさんのほうに、区民の意見を踏まえてお話に行くという御答弁が初めてあったかと思うんですけれども、いつごろ、どういうスケジュールで行かれる予定なのか。今後の区の取り組み状況、わかっていることがあれば、御説明ください。
上村まちづくり推進室副参事(地域まちづくり担当)
 JTさんは、これまでも私は一度訪問をしております。陳情が出た段階で。その後は電話のやりとりなんですけども、JTさんはこの議会の審議、どういうような結論になるのかということを非常に注視されておりますので、この議会の結果を持って、来週でも御報告にまいりたいというふうに思っております。その中で、議会の質疑の内容とか、あと地元の熱心な今までの取り組みと意向なども伝えながら、どういうふうに区として今後サポートできるのかというのを考えていきたいと思っております。
むとう委員
 いつごろの予定なのか、時期的な御答弁がなかったかと思いますが。(「来週と言った」と呼ぶ者あり)来週ですか。ごめんなさい。来週、行ってくださるんですね。
委員長
 一応、今、来週というお答えが出ましたが、よろしいですか、むとう委員。
 他に質疑ございますでしょうか。
小林委員
 昨日の件ですが、私も思っておるんですけど、本当に町会の方々の気持ちもわかります。私の地元では、自分の出身である中学校が売却されるという状況でもありますし、そういう意味で、財政というものを踏まえて対応していかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っております。小学校もなくなるという、そんなような状況の中ではございますけど、しっかりそういう意味で決断をさせてもらえたらと思います。
 ここの地域におきましては、JTのほうで無償で、町会の方々の本当の気持ちを受けて今無償でお貸ししていただいているということで、非常に町会の方が頑張っていらっしゃるからということで、今進めていらっしゃると思うんです。そういう意味で、ぜひ今後長く、購入というのは非常に厳しいというのは自分では思っていますので、できる限り無償の中で、長くそういうような町会の方々ができるように、区としても応援をしていただきたいなというふうに思いますので、要望ですけど、よろしくお願いいたします。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、本件の取り扱いを協議するため、委員会を暫時休憩いたします。

(午後1時05分)

委員長
 委員会を再開させていただきます。

(午後1時06分)

 質疑がなければ、これで質疑を終結させていただいてよろしいでしょうか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑を終結いたします。
 次に、意見の開陳を求めます。
 意見がございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 意見がなければ、意見の開陳を終結いたします。
 次に、討論を行いたいと思います。
 討論については、ございますでしょうか。
せきと委員
 第30号陳情について、日本共産党の立場から、賛成の討論を行います。
 当陳情は、2008年11月に743名の署名を添えられて提出をされました。日本たばこ中央一丁目アパート跡地に、災害時の一時寄り合い場所として、また高齢者や幼児、子どもたちが憩い、遊び場となる多機能公園の建設、全部取得が無理な場合は、分割取得も含めて実現を求める。こういう内容のものでございます。
 それに対し、区は、日本たばこ跡地は購入しないという姿勢を崩そうとしておりません。買わないことについて、区は、3,200平米のJT跡は、東京都などの補助事業となる1ヘクタール1万平米に満たないため、20億円全額を一般財源で賄わなければならないなど、財政的な理由を特に強調しているようでありますけれども、同時期の2007年に進んでいた本町五丁目NTT社宅跡地を購入する話は、結果139億円で取得という運びになったように、財政上よりは政策的事由が大きいように思われます。陳情は、跡地の全部取得が本意だが、かなわぬのであれば一部取得でもお願いしたいとしていますから、地価の下落も手伝って、政策判断一つで十分に購入できるのではないでしょうか。
 また、土地取得は、購入するばかりではありません。貸借・提供・寄贈など、とれる手だては残されていると思います。防災上の心配が多く、憩える空間が少ないまちに広場が欲しいという地域要求の切実さは、東部地域センター管内14町会の町会長さんがこぞって要請していることに、よくあらわれていると思います。
 以上、賛成の討論といたします。
むとう委員
 30号陳情に賛成の立場で討論をいたします。
 本当に地域の方々にとって、住宅密集地であったり、狭い道路であったりという中で日々の暮らしが営まれておりますけれども、日常の生活上の安全、それから地域の人たちのさまざまな活動の場として、この中央一丁目には広場がないということは区側も十分理解されている点だと思います。建設委員会といたしましても、みんなで現地を視察してまいりました。地図上で見れば、確かに公園は近くにあるんですけれども、行ってみればおわかりのとおり、土地には高低差があって、地図上近くにあるように見える公園でも、実際にはそのエリアの方々は行くことができません。そういった地理的状況も踏まえて、このエリアにこういった多機能公園、何かあったときには避難場所ともなり得るような広場の確保というものは区民の願いということをすごく私は受けとめることができますし、これだけ多くの区民の方が熱心に陳情されて、傍聴されて、さまざまの機会で陳情者の発言も何度となく伺いました。そういった中で、このエリアにこの土地が必要だということは多くの方が理解できることだと思います。この土地を逃すと、あのエリアで今後これぐらいまとまった土地が出る可能性というものがほとんどないのではないかというふうに思われます。出たときにやはり確保するというこも必要なのではないでしょうか。確かに、財政的には厳しいという事情も重々承知はしておりますけれども、でも、本当に出せない金額なのでしょうか。そして、さまざまな方法があるかと思います。この陳情は、ちょうど1年前に出されているわけですけれども、陳情が出される前にもう区長みずから買わないということを決めてしまって、区民の願いを聞き入れないという行政のあり方には問題があるかと思います。やはり、どういう中野にしていきたいか、どういうまちにしていきたいかということは、地域の皆さんが一生懸命考えることなわけですよね。その願いをどういうふうに実現することができるのかということを探るのは、行政の仕事であるというふうに思います。ですから、厳しい財政の中でも、どういった方法がとれるのかとか、十分検討もなしに買わないとその一言で片付けてしまって、この1年間、区がきちんと区民の願いを実現するために何ら行動を起こされなかったことは大変遺憾です。区民の皆さんのためにも、私はこの土地を何らかの形で取得──寄贈していただければ、それはありがたいことではありますけれども、区民の方だけに先方様に折衝を求めても、やはり限界があります。区がみずから、区民の願いを達成するために何か方法はないのかということで探るということを十分していただきたいというふうに思います。
 多分、この陳情は、残念ながら不採択になってしまうのかというふうには思われますけれども、そういった後も、やはり住民の皆様にとってはこの土地が必要なんだということを区側は真摯に受けとめられて、来週、先方様にお話し合いに行くということですから、議会は不採択になったとしても、仮に。そうだとしても、きちんと区民の願いを届け、その区民の願いを実現するために区がとれる方策はないものかというものは十分探っていただきたいというふうに思います。
 雑駁ではありますが、以上をもって賛成の討論とさせていただきます。
委員長
 他に討論ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、討論を終結いたします。
 これより、本件について挙手により採決を行いたいと思います。
 お諮りします。
 第30号陳情、日本たばこ中央一丁目アパート跡地に「多機能公園」建設を求める件についてを採択すべきものと決することに賛成の委員は挙手をお願いいたします。

〔賛成者挙手〕

委員長
 挙手少数。よって、本件は不採択とすべきものと決しました。
 以上で、第30号陳情に対する審査を終了させていただきます。
 傍聴者は御苦労さまでございました。
 それでは、次に、所管事項の報告を受けたいと思います。
 1番目、中野区基本構想の改定の視点及び「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案に関する意見交換会の結果についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 それでは、報告事項の1番目、中野区基本構想の改定及び10か年計画(第2次)素案に関する意見交換会の結果について(資料2)を御報告いたします。
 中野区基本構想の改定の視点及び新しい中野をつくる10か年計画(第2次)素案そのものにつきましては、既に8月10日の本建設委員会で御報告いたしました。本日の報告は、その後の意見交換会等の結果に関するものであります。この資料は、各常任委員会共通のものであります。
 まず、1点目の意見交換会の実施状況でございます。
 この表のとおりでございまして、実施回数は6回です。9月4日から18日の間で行っております。各会場の開催日と参加者につきましては、この資料のとおりでございます。参加者の合計は129人ということでございます。
 意見交換会における意見やあるいは質疑の概要につきましては、別添のとおりでございます。簡単に御紹介いたしますので、別添資料をごらんいただきたいと思います。
 表になってございます。左側が区民の方から出された意見、右側が区の見解・回答ということでございます。
 同じような質問につきましては、まとめて記載をしているものもございます。都市整備部やまちづくり推進室に関連したものを御紹介いたします。
 まず、基本構想にかかわる御意見でございます。1ページ目でございます。
 一番上のナンバー1でございますけれども、「東京の新たな顔を目指すというのは、だれが希望して入れたのか」という御質問になってございます。これに対しまして、「住民の皆さんは魅力あふれるまちるなることを望んでいる。また、これまでもそのような意見もあり、区としてもそのような考え方を入れて、意見交換会を行ってきているところである」というふうにお答えをしております。
 また、2番目の「西武新宿線の連続立体交差化や警察大学校等跡地などの情勢が変わったから改定するというが、これは以前からわかっていたことではないか」との御質問につきましては、例えば、「西武新宿線の連続立体化につきましては、現行計画の策定時にはまだ決まっていなかったもので、その後に決まったものだ」という回答をいたしております。
 次に、2ページ以降になりますが、これは10か年計画の第2次素案の質疑ということでございます。都市整備部やまちづくり推進室関連となりますと、「領域Ⅰ 持続可能な活力あるまちづくり」という項目になっております。この資料では、2ページから5ページにかけてがそこの記載ということでございます。幾つかに絞って御紹介いたします。
 まず、2ページ目のナンバー1でございます。「にぎわいと魅力あふれる東京の新たな活動拠点というのがまち活性化戦略の中心になっている。しかし、住み続けられるまち、日々の暮らしが豊かになることを目指してほしい」という御意見でございました。これに対しまして、区の考えとしては、「一人ひとりの生活や福祉を高めるためにも、経済的な活力が必要であり、その意味でもまちの活力は重要である」とお答えをしております。
 それから、2番目でございます。「中野駅を中心とする開発の考え方を変えてほしい」という御意見でございます。回答としましては、「中野駅周辺のみでなく、区全体の活力を高めるために駅のまちづくり、つまり中野駅周辺のまちづくりを推進している」という回答でございます。
 それから、ナンバー3でございます。「警大跡地に高い建物を建てるのは、エコロジーと矛盾するのでは」という御意見でございます。これに対しましては、「事業者と環境負荷を低減させる取り組みに力を入れる旨、覚書に記載をしている」というお答えでございます。
 また、ナンバー4番目、中野駅周辺のまちづくり計画の策定とまちづくり協議会の運営支援の手順を問う御質問でございます。これに対しましては、「まちづくり計画を策定し、事業化に向かう段階で、周辺の住民や地権者を巻き込んだまちづくり協議会をつくり、支援していく」というふうにお答えをしております。
 次に、3ページになります。右側のページですね。ナンバー15になりますけれども、「現行10か年計画や都市計画マスタープランに書かれているまちづくり条例制定の記述がない。計画していないのか」ということでございます。これにつきましては、「直接的には書いていませんが、条例化を目指していく」というふうにお答えをしております。
 次に、4ページになります。ナンバー22でございます。「身近なみどりの拡充で、都市計画法に定められている公園・空地3%以上の広さについて、条例で確保するようなことは考えているのか」という御質問でございます。これにつきましては、「大規模な開発にあっては、法令で3%以上の公園や緑地広場などの空地を確保するとされているので、条例で規定することまでは考えていない」というお答えをしております。
 また、24番目でございます。「地震への対策として記載されているものは、従来のものの延長ではないか。従来の対策に付加的な新たな対策はないか」という御質問でございます。これに対しまして、「新たな取り組みとして、南部地域の東大附属一帯ですとかNTT社宅跡地等で、そういったまとまった広さの公園をつくっていく」という内容のお答えをしております。
 では、いま一度、表の1枚目のページに戻っていただきたいと思います。
 2の意見募集期間での電話・メール等の受付状況でございます。68件ということでございます。
 それから、一番下の3番目、関連団体との意見交換の実施状況ということでございます。これにつきましては、実施回数は29回、延べ参加者数は432人、意見交換を行った団体としては、中野区長会連合会、あるいは商店街連合会等でございます。
 ちなみに、都市整備部関連でございますけれども、2回ほど実施しております。この29回のうち2回は都市整備部関連ということでございます。一つは、建築分野でございます。大震災に備えるフォーラムの開催にかかわっている団体の方と行っております。そこでは、意見としましては、耐震工事への助成金について考えてほしいという御意見をいただいております。
 また、もう一つは住宅分野でございますけれども、宅地建物取引業協会中野区支部と行っております。そこでは、今回の政権交代によって影響はないのかですとか、あるいは東京の新たな活動拠点、それはいいけども、何か全国的にイメージできるコアになるものが欲しいですとか、あるいは、中野駅北口地区の整備に当たっては、学生やビジネスマン等が今後ふえるということもあるので、回遊性を高めるようなまちにしてほしいといった御意見をちょうだいしたところでございます。
 意見交換会の概要としましては以上でございますけども、10か年計画のスケジュールにつきましては、今後平成22年度予算の編成にあわせまして、改定案を作成し、パブリックコメント手続に入るという考えでございます。
委員長
 ただいまの報告に対し、質疑はございますでしょうか。
むとう委員
 ここの後ろに、今説明をくださいましたけれども、これは意見交換で出された意見と質疑内容だったと思うんですけれども、そのほか意見募集のときに68件、それから関連団体等もあるわけですけれども、そういったところでどういう意見が出されたかということは、こういう形での集約はなさらないんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 全体の集約というのは、ちょっと所管ではございませんのでお答えはできないんですけれども、都市整備部関連ですと、先ほどの2団体につきましては集約といいますか、まとめについては作成をしております。
むとう委員
 担当ではないということなので、ぜひ機会があったら担当者に伝えていただきたいんですけれども、せっかく意見募集で68件も意見が寄せられているわけですから、どんな意見だったのかという御紹介も、意見交換会で出された意見だけではなく、出していただけたらということを要望していただけたら、ありがたく思います。
 それから、毎回言っているんですけれども、意見交換会の実施日時なんですが、すべて平日の夜に限定されているんですけれども、いろんな層の方が出やすいように、いろんな曜日とか時間設定をということを毎回私は事あるごとにお願いをしているんですけれども、今回平日の夜だけに限られたのはどういう事情だったんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 これもちょっと所管じゃないのでお答えはしにくいんですけれども、一般的に、夜、夜間のほうが参加者が多いということもあろうかと思いますし、それからあと、会場の都合ですとか、あるいは、今回、区長をはじめ各事業部の部長も加わっておりますので、そういったときになるべくメンバーがそろうような時間帯と、こういったことも考慮されたのかなというふうに思っております。
むとう委員
 それから、関連団体との意見交換会ということで、3番のところなんですが、関連団体等と、関連団体というのはどういう団体をもっておっしゃっているのか。中野区、区政全部の新しい中野をつくる10か年計画ですから、中野区じゅうの区民、それから中野区でいろんな活動をしているいろんな団体、すべてがこの10か年計画に何らかの関連はあるというふうに私は思うんですけども、あえて関連団体等という言い方をここでされていますが、どういうものを区としては関連団体というふうに称しているんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 関連団体といいますか、各所管それぞれつながりの深い団体がございます。ですから、そういったところが中心ということでございます。それから、この日程で、例えば会合を持っている団体とかございますので、そこにお邪魔して意見交換をしたということがございます。
 ちなみに、ここに何団体か書いておりますけれども、これ以外にもいろんな団体、例えば歯科医師会とか薬剤師会もございますし、それから当方の部でいいますと、先ほど建築分野のほうで地震のフォーラムに関するものですと、例えば東京土建さんですとか、建築士事務所協会さんですとか、そういった団体もございます。それぞれの所管で日ごろからおつき合いのある団体が多いのかなというふうに思っております。
むとう委員
 それぞれの所管で関連のある団体で、これは区から意見交換会をさせてほしいと言っている団体だけではなくて、各団体さんから希望があったときに応じていたようなんですけれども、ここの所管する関連団体については、こちら側から行かれたんですか。それとも、あちら側からお願いされて、意見交換されたんですか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 都市整備部で行った2回につきましては、会合があるということで、じゃあそこにお邪魔をして、意見交換ということでございます。一つはもともと、建築分野のほうはもともとそこに区を含めた会が設定されていましたので、そこで意見交換をしたということでございます。それから、住宅分野で行いました宅建協会さんのほうは、役員会があるというお話でございましたので、そこにお邪魔をして、意見交換をしたということでございます。
むとう委員
 たまたま市民グループの方が、今回の中野まつりの際に、「10か年計画を改定するということで意見交換会があったということを御存じですか」みたいな、中野まつりで自主的にちょっとアンケート調査をしたなんていう情報も得ているんですけれども、そういった市民グループのお話によれば、中野まつりでたまたま答えてくださった方の8割ぐらいの方が「全然知らない」というような御回答だったというふうに聞いているんですけれども、本当にこれからの中野をつくる大事な10か年計画の改定ですから、多くの区民の方にこのこと自体も知っていただかなければいけないし、御意見ももっともっと聞かなきゃいけないのではないかというふうに思うんですけれども、そういった視点から見ると、本当に少ない人数なのかなというふうに思うんですけれども、その辺は区はどういうふうに考えていますか。例えば、本当に全部の区民に関係することですから、すべての地域センターでやるとか、そういうことは考えられなかったんですかね。それも所管じゃないから、答えられないんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 なかなか確かに所管じゃないとお答えにくいんですけれども、ただ、例えば町会連合会ですとか、区商連にしましても、かなり地区とか商店街を代表されている方が参加されているわけでございまして、そこで話された内容がほかの方にも話が伝わるという側面がございます。ほかの団体につきましても、我々所管の部分につきましてもそういう面がございますので、必ずしもこの人数だけなのかということではなくて、もう少し広がりがあるのではないかというふうに考えております。
 いずれにしましても、この意見交換会の場だけということではなくて、そのほかにもいろいろな場面で情報提供等行っていますので、かなり広くなっているのではないかなというふうに思っております。
小林委員
 最初の2ページの、先ほど読んでいただいた3番目なんですけれども、右側で「警察大学校等跡地の建物については、環境負荷を低減させる取り組みに力を入れる旨」ということで、現在この取り組みに関して協議とかそういうようなことはやっておりますでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 警察大学校跡地につきましては、先行する3事業者、その中でも中野駅前開発特定目的会社が一番建築物の設計も進んでいるところでございます。こちらの建築物については、覚書を事業者とは取り交わしておりまして、その中でもなるべく建築物そのものも環境性能の高いものを求めているところでございます。その覚書に基づいて、事業者自身も設計内容を、いわゆるCASBEEといったいろいろな指標がございますが、そういったところの最高水準を目指した設計に今取り組んでいるという状況でございます。
小林委員
 早稲田大学も、そしてまた特に明治大学ですね。この大学等を含めて、早稲田なんかは昔からエコのキャンパス推進本部とかつくりながら、本当に進めていらっしゃいますし、明治大学に関しても、校舎自体、そうしたエコの環境負荷を意識した建物をつくっていらっしゃるので、逆にそういう大学の知識を得ながら、そういう意味でアドバイスをしていきながら、ぜひこのエリアのところは本当に中野区で代表できるような形の建物をつくっていただければと思んですけど、いかがでしょうか。
松前まちづくり推進室副参事(拠点まちづくり担当)
 明治大学につきましても、同様の覚書を取り交わしてございますので、いわゆる建物の設計については、十分そういったものに配慮した内容になろうかというふうに思っております。
 また、早稲田大学につきましては、建築基本計画そのものがただいま検討中というか、あそこは区域2というゾーンになりますけれども、これから都市計画の変更手続を進めるという状況でございます。そういった協議を進める中においては、そういった環境配慮、建物自体の環境性能を含めたやはり覚書を取り交わす方向で協議を進めてまいりたいというふうに思っております。
小林委員
 あと、帝京平成大学に関しては、ちょっとまだどういうふうになるかわからないですけども、ぜひアドバイス等も含めて進めていただきたいなと思います。
 それからあと、4番目なんですけど、まちづくり協議会の運営支援となっている地区があるということでのお話なんですが、これは恐らく中野三丁目地区のことですよね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 このステップの考え方の中では、たしか二丁目地区も含めて協議会というようなことで記載をさせていただいていると思います。これにつきましては、地区全体のまちづくり計画、これにつきましては、その地区を全体の方を対象として計画づくりを進めたいという考えを持ってございます。その後、ある程度地権者の方々がその計画を具体化する段階では、協議会方式をとってまちづくりを実現していくと。そういうような考え方で、そういう記載の方法になっているということでございます。
小林委員
 以前も御提案したことがあると思うんですけど、現在このまちがどういう方向に行くかということと、実際に地権者のほうがいろんな意味でまとまらない部分もあったりするんですが、ある程度人が、町会の方々が集まって協議を始めた段階の中で、区に偏らない、区が今こうしたい、こうする方向でいるとかいうような方向性も含めて、要はアドバイザーみたいな、そういうような方を派遣するという考え方というのはありますでしょうかね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 まちづくりを進める手法としては、いろいろな方法があると思います。やはり、その地区の特色というんでしょうか。そういったものに即して対応していくのが行政の役割かなというふうに思っております。そういった中では、今委員が御指摘になったような方法も十分あり得るのではないかというふうに思っております。
小林委員
 今、あり得るということなんですが、どんなような状況になればあり得るんですかね。
秋元まちづくり推進室副参事(中野駅周辺整備担当)
 今も申し上げましたように、その地区にお住まいの方々がどういうお考えを持っておられるか、そういったものを十分把握した後に、そういう判断をしていくということになってくるかと思っております。
委員長
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたしたいと思います。
 次に、中野区基本構想の改定の考え方についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市整備部経営担当)
 では、中野区基本構想の改定の考え方について(資料3)御報告いたします。
 まず、1の基本構想の改定理由でございます。また、別添に「基本構想の改定の考え方」というのがございます。これらにつきましては、8月10日の本建設委員会に報告した内容と同じということでございますので、これらは説明を省略させていただきます。
 2の改定の考え方を取りまとめた経緯でございます。本年8月にまとめました中野区基本構想の改正の視点をもとに、先ほど御案内しましたけども、意見交換会の開催ですとか、意見募集等を行いました。そこでいただいた御意見等踏まえて検討した結果、8月にお示ししました中野区基本構想の改定の視点からは特に変更する部分というのはございませんでした。
 4の今後の予定でございます。10月21日から11月11日までパブリックコメント手続を行いまして、12月に基本構想改定の議案を区議会に提出する予定でございます。
委員長
 ただいまの件について、質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 よろしゅうございますか。
 質疑がなければ、以上で本報告については終了いたしたいと思います。
 続きまして、野方駅整備株式会社の経営状況についての報告を求めます。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 それでは、野方駅整備株式会社の経営状況について(資料4)御報告いたします。
 この報告は、地方自治法第243条の3の規定に基づきまして、地方公共団体が出資している法人の経営状況に関する議会報告ということでございます。
 この野方駅整備株式会社は、一昨年の平成19年10月に設立されておりますので、会社としては今回が2回目の報告ということになります。
 では、表紙をめくっていただきまして、2ページ目をお開きいただきたいと思います。
 事業報告でございます。平成20年4月1日から21年3月31日までの報告でございます。
 1項目めの会社の現況ということでございます。
 (1)の事業の経過及び成果でございます。野方駅整備株式会社は、野方駅の駅舎の改築と、それからその貸し付けを目的とした企業ということでございまして、西武鉄道と中野区が50%ずつ、300万円ずつ出資をいたしまして、平成19年10月29日に設立された、いわゆる第三セクターというものでございます。駅舎の整備につきましては、国と中野区から5分の1ずつの補助金が交付されるということになっております。駅舎完成後は、西武鉄道にそれを賃貸しをするというスキームになってございます。
 平成20年度でございますけども、事務費と各種手数料を支出しておりまして、税引き前ですが、158万4,607円の純損失、いわゆる出費となっております。まだ売り上げはゼロということでございますので、純損失ということでございます。
 次に、3ページをお開きいただきたいと思います。
 上の表の当期純損失の165万4,607円でございますが、これは税引き後の金額ということでございます。
 それから、下のほうの表をちょっとごらんいただきたいと思います。一番下になりますと、従業員でございます。これが昨年と変動しております。プラス1名となってございます。これは、昨年5月からですけども、西武鉄道の社員が1名出向して、この会社の業務に従事しているというものでございます。そういうことで1名増となっております。
 ただ、この従業員は、実際は野方駅整備株式会社の仕事のみ行うという事務員ではございませんで、同様の第三セクターがほかにもございます。下井草駅、江古田駅、それから東長崎駅ということでございます。これらの三セクの事務を一括して、その者が行っているということでございます。
 それから、4ページになります。2番目に、株式に関する事項でございますけれども、発行株式数は120株でございます。西武鉄道と中野区がそれぞれ60株ずつ保有するということになっております。一株5万円ということでございます。したがいまして、300万円ずつということでございます。
 3番目になります。会社役員に関する事項でございます。取締役は4人でございます。中野区側からは、西岡副区長と石井都市整備部長が取締役に就任をしております。あとの二人の取締役、金杉と福田でございますけれども、これにつきましては、西武鉄道側の者でございます。また、監査役につきましても、西武鉄道の社員ということでございます。あと、監査役、これは2名になっておりますけども、途中で交代しておりますので、実際は1名ということでございます。
 役員報酬につきましては、全員無償ということでございます。
 次に、計算書類をお開きいただきたいと思います。6ページになります。
 まず、貸借対照表でございます。資産合計は1億5,396万1,116円でございます。上のほうで、流動資産で未収入金とございますけれども、これは区とか国からの補助金でございます。まだ入っていないというところで、この金額になっているところでございます。
 それから、固定資産でございます。有形固定資産の建設仮勘定というのがございます。これは駅舎の部分でございます。まだ完成の途中の段階ということですので、建設仮勘定という表記になっております。
 ここでちょっと注目していただきたいのは、右のほうになりますけども、負債の部がございます。この固定負債のところで、預かり預託金6,253万円余というのがございます。これは、西武鉄道からの預託金というお金でございます。預託金というのは、利息のつかない借金ということでございます。この会社は、野方駅の駅舎をつくるわけでございますけれども、5分の1ずつが区と国から補助金が出ます。したがいまして、5分の2は補助金で賄うと。残りの5分の3の部分でございます。これが資金が足りない部分になるわけですけれども、それにつきましては、西武鉄道からの預託金ということで賄うということになっております。つまり、無利子のお金ということでございます。後に、その部分につきましては、西武鉄道に駅舎を貸しますので、そこから得る賃料収入で返済していくということになります。貸し付け期間は30年を想定しております。この辺が普通の会社と違うというところでございます。
 それから、右側の純資産の部でございますけれども、資本金が600万円ということで、利益剰余金が212万7,628円というところでございます。資本金600万円のところでございますが、これは先ほど申し上げましたように、中野区と西武が300万円ずつ出資したというものでございます。
 それから、次に7ページの損益計算書をごらんいただきたいと思います。
 売り上げについては、まだゼロでございますので、営業利益という記載は、ごらんのとおりまだございません。駅舎完成後に賃料が入りますので、その段階で計上されるようになるということでございます。したがいまして、現時点ではまだゼロということでございます。
 営業損失が156万2,776円ということでございます。これが20年度事業で支払った事務的な部分の経費ということでございます。
 それから、営業外の1万610円、これは預金の利息ということでございます。
 このうち、今申し上げました営業損失の156万円ですけれども、これは何に使ったのかということでございますけども、これは12ページをごらんいただきたいと思います。
 附属明細書、販売費及び一般管理費の明細ということでございます。これが156万円の内訳ということでございます。
 給与と賞与と法定福利費、これは人件費ですけれども、これは約105万円でございます。これでほとんど、かなりの部分が人件費でございます。先ほど申し上げましたように、この担当の社員でございますけども、杉並、練馬、豊島区との三セクも兼務しておりますので、そちらからも給料をもらっているということでございます。これは年間の金額ということでございます。
 それから、租税公課の約20万円でございます。これは主に印紙代、契約書等の印紙代ということでございます。そういったところが多い部分というところでございます。
 最後に、監査報告書が13ページ、それから事業計画書が16ページになります。
 それから、20年度につきましては、駅舎の実施設計を行いました。それから、駅舎の整備工事につきましても、着手をしたところでございます。また、21年度中、今年度になりますけれども、橋上駅舎部分を完成させるという予定でございます。したがいまして、あと5カ月後の平成22年3月、今年度末には駅舎部分につきましては利用ができるという状況になります。南北自由通路そのものにつきましての北口につきましては、同時に完成する予定でございます。したがいまして、北口から駅の改札、橋上の駅の改札、それから駅舎そのものにつきましては、ほとんどその時点で完成をするということになります。
 それから、南口の階段等につきましては1年後、来年の秋に完成ということでございます。したがいまして、すべて完了するのは来年の秋ということでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ございますでしょうか。
小林委員
 概要だけちょっとばかり質問させてもらいます。
 3ページにあります総資産は1億4,000万ほど増加していますが、それは簡単に言えば、建設仮勘定ということですね。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 今どんどん駅舎ができ上がっている途中ですので、その部分が固定資産として今後膨らんでくるということでございます。
小林委員
 その建設仮勘定は、建設が終わるまでずっとふえていくという形で、最終的には幾らぐらいになるんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 ちょっと決算上どうなるかは断定的には言えませんけれども、駅舎全体の工事そのものは9億円かかりますので、それに近い金額になるのかなというふうに思います。
小林委員
 それは、設計費用とか、そういうものを含めて9億円という形ですか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 含んでおります。
小林委員
 やがてはその建設仮勘定というのは、終わった段階では勘定科目は何に変えるんでしょうか。建築物とかそういうような名前になるのか、ちょっと教えてください。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 有形固定資産ということになります。
小林委員
 経理上でいけば、建物とか構築物とかなるんですが、一応そういうのは、どちらかの名前等になるということですね。それが結局この9億円プラス云々という金額になるということですね。それに関して、西武線に賃貸をして、売り上げがその時点で発生するという形になるということですね。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 はい、そのとおりでございます。
小林委員
 そうした中から、今ここにある預かり預託金ですか、いわゆる形でいうと無利子の借金ということがあって、その中から借金を返済していくということで、先ほど30年ということなんですが、返却する金額というのは、大体計算の中に入れていらっしゃいますか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 今後、この野方駅整備株式会社と西武鉄道のほうで、どのくらいの金額で返済するのかというのを決めるということで、現段階ではまだ決めてはおりません。減価償却費相当分プラス事務費というんですか。その分を賃料として設定をしていただいて、返済をしていくということになろうかと思います。
小林委員
 基本的には、西武線の西武のほうに建設も委託されているということで、実際に負担されているのは、大きく負担されているのは西武建設だと思うんですね。それをこの会社が賃貸をして、その中でお金がその中に入って返済していくということなんですが、これ30年かけてやるよりも、いわゆる毎月毎月そういう形での賃貸ということよりも、早目にするということはできないでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 この事業そのものが、これは国でいうところの駅まち一体改善事業という手法なんですけど、独特なシステムで、実際こういう第三セクターをつくって、こういうスキームでやれば補助金が出ると、こういうものでございまして、ちょっとその辺になりますと、国との協議ですとかそういったことも必要になるのかなというふうに思います。
 御案内のとおり、通常ですと、こういう三セクをつくらなくても、単に補助金を出せば、西武に出してつくればいいという面もございます。ただ、それができないという、国庫補助はそういう形では入れることができないということから、こういう第三セクターを設置しての事業ということになったという面もございます。これにつきましては、杉並区、練馬区、豊島区の駅につきましても同様のスキームでやっているということでございます。
小林委員
 この三セクがもうかるとかそういうことの概念よりも、きちんと資金運用ができるというのが趣旨ということでよろしいんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 これは会社といいましても、御案内のとおり、特殊な会社でございまして、もちろんもうけるとかそういったことは全く想定をしていないという会社でございます。
小林委員
 それからあと、今エレベーターとかエスカレーター等ができるんですが、そういう管理費もこの会社が運営する、あるいは西武のほうに委託をして、この会社が中心でやるということなんでしょうか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 これは、でき上がった後、西武にすべて貸すということでございます。
小林委員
 ということは、保守は西武という形、保守料は西武ということでいいんですね。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 ちょっとまだ細かいところは詰めていませんけれども、駅舎の本体そのものの大きい部分につきましては、これは野方駅整備株式会社が保有をしているということでございますので、それらにつきましては、こちらの三セクのほうできちんと手当をするということになろうかと思います。
 ただ、日常の細々した修理、軽易なものにつきましては、これは借りている西武鉄道のほうで行うものというふうに考えております。
小林委員
 今、ちょっと質問をさせていただいているのは、この三セクが、いわゆる30年という期間等あって、その中で大災害とかそういうような流れの中で、リスクが中野区が持ってしまうというような場合、リスクは限りなく少なくしなきゃいけないんじゃないかなというふうに思っております。そういう意味で、やっぱり早目に、実際には西武が全部負担をされる形での動きですので、そういう意味で、短目にできればというふうに思っただけの話でございますので、しっかりと、三セクといっても、これから決算でもかなり、9億、10億という負債も全部含めて中野区の決算にも入ってきますので、そういう意味で、慎重な考えも持ちながら、運営をしてほしいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 これにつきましては、当初、建設費の補助金、それから出資した300万円だけを中野区が負担するということでございますので、その後につきましては、区のほうに何らかの負担が生じるということはございません。
小林委員
 一応、連結という形でこの負債は中野区の財政の中に入るということですよね。入らない。第三セクターは一応入れるという、50%──今はもっと低くなりましたけど、連結の中に入るんですか、どうですか。
委員長
 調べますか。答弁保留にしますか。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 すみません。ちょっと答弁保留にさせてください。
委員長
 では、この問題は答弁保留ということで、ほかにございますか。小林委員、いいですか。
 他に質疑ございますでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告についての質疑を終了させていただきます。
 次に、租税特別措置法の改正に伴う中野区事務手数料条例の改正についての報告を求めます。
豊川都市整備部副参事(建築担当)
 それでは、租税特別措置法の改正に伴う中野区手数料条例の改正について(資料5)を御説明いたします。
 これは、租税特別措置法がこのたび改正になりまして、条文の番号に変化が生じました。これによりまして、中野区手数料条例の別表第2、これに示してあります租税特別措置法の条文の番号、これにずれが生じましたために、その番号を改めるものでございます。
 内容としては、一切変更はございません。
 それから、本件につきましては、今定例会中の総務委員会で御審議いただいているものでございます。
 実は、この表につきまして、内容を簡単に御説明させていただきたいと思いますけれども、土地を通常譲渡する場合、この譲渡益について、通常の所得税や法人税に加えまして、さらに課税されるということが原則でございますけれども、この租税特別措置法の規定によりまして、一定の条件のもとにこの課税が軽減されると、そういった場合がございます。その中に、住宅用の土地の譲渡にかかわるものがございまして、一定の条件を満たす住宅宅地の譲渡に関して、認定を受ければ、課税の軽減が可能であると、そういった制度がございます。
 そこで、このお手元の表のまず81号でございますが、これは宅地造成をして、その宅地を優良住宅地として認定を受けますと、その土地を譲渡することに関して課税の軽減を受けることができます。その場合の優良住宅地としての認定の手数料を定めたものでございます。
 それから、83号でございますが、これに関しましては、土地が住宅宅地として既に造成済みでございまして、この土地にある一定の条件を満たす住宅が優良住宅として認定を受けた場合には、その土地の譲渡に関しまして、課税の軽減を受けることができると。そういった場合の優良住宅としての認定の手数料を定めたものと、そういった内容でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はございますでしょうか。よろしいですか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 質疑がなければ、以上で本報告については終了させていただきます。
 他に報告はございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、以上で所管の報告を終了させていただきます。
 次に、所管事項の継続審査について(資料6)お諮りいたします。
 お手元に配付の事項を調査事項とし、これを閉会中も継続審査とすべきものと決することに御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定をさせていただきます。
 次に、その他の事項に入りますが、各委員、理事者から何か発言はございますでしょうか。よろしゅうございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、次回日程について御協議いただくため、委員会を暫時休憩いたしますが、今、質疑のところで答弁保留がございましたので、答弁保留できるだけ急いでいただきたいと、回答を急いでいただきたいと思いますので、今先に次回の日程だけ御協議させていただきますので、よろしくお願いします。
 それでは、暫時休憩いたします。

(午後2時00分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時00分)

 まだ、大分かかりそうですか。
 一応、きょうの日程につきましては、大体これで終了なんでございますけども、今答弁保留がございますので、答弁保留を待つということになろうかと思いますけども、暫時休憩ということにいたしましょうか。
 休憩にいたします。

(午後2時01分)

委員長
 再開いたします。

(午後2時01分)

 それでは、先ほどの答弁保留について、回答をお願いしたいと思います。
登都市整備部副参事(都市計画担当)
 すみません。先ほどの答弁保留と、答弁の補足を行いたいと思います。
 まず、答弁の補足のほうですけれども、修繕・保守はどうなるのかという件でございます。これはすべて西武鉄道の負担ということでございます。
 それから、連結決算の件ということでございますけれども、やはり区との連結になるということでございます。
小林委員
 そういう意味では、しっかりと、同じ第三セクターでも同じような形で、リスクを本当に少なくする形で進めていただきたいというふうに思いますので、要望でございます。
委員長
 よろしゅうございますか。
 それでは、休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は第4回定例期間中とし、急な案件が生じた場合は、正・副委員長から御連絡することとしたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように決定をいたします。
 以上で本日予定しました日程はすべて終了しましたので、本日の建設委員会を散会いたします。

(午後2時02分)