平成21年03月05日中野区議会予算特別委員会建設分科会
平成21年03月05日予算特別委員会建設分科会
中野区議会建設分科会〔平成21年3月5日〕
建設分科会会議記録
○開催日 平成21年3月5日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時55分
○出席委員(8名)
北原 ともあき主査
のづ 恵子副主査
ひぐち 和正委員
南 かつひこ委員
伊藤 正信委員
久保 りか委員
むとう 有子委員
かせ 次郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市整備部長 石井 正行
都市計画担当課長(住宅担当課長) 登 弘毅
都市計画調整担当課長 田中 正弥
南部地域まちづくり担当課長 角 秀行
中部地域まちづくり担当課長 上村 晃一
北部地域まちづくり担当課長(西武新宿線沿線まちづくり担当課長) 萩原 清志
土木・交通担当課長 遠山 幸雄
公園・道路担当課長 石田 勝大
建築担当課長 豊川 士朗
拠点まちづくり推進室長 佐藤 幸一
拠点まちづくり担当課長 松前 友香子
中野駅周辺整備担当課長 秋元 順一
○事務局職員
書記 河村 孝雄
書記 岡田 浩二
○主査署名
審査日程
○議題
第7号議案 平成21年度中野区一般会計予算(分担分)
主査
定足数に達しましたので、ただいまから建設分科会を開会します。
(午後1時00分)
第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。
本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、昨日の分科会で資料要求及び答弁保留がありましたので、本日は、最初に資料要求についての質疑を行い、次に保留した答弁を受け、その後、昨日の残りの歳出及び歳入について質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、そのように進めます。
また、審査に当たりましては、午後5時を目途に進め、途中3時になりましたら休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、昨日要求のありました資料をお手元に配付してございますので、御確認ください。この資料について補足の説明はありませんか。
石田公園・道路担当課長
今、配付させていただいております警察大学校等跡地都市計画道路整備財源内訳でございます。補助資料の303ページをごらんくださいませ。きのう御質問のありました道路整備の中の道路新設分でございます。平成21年度5億4,280万円の財源内訳はいかにという御質問でございました。資料に沿って御説明をさせていただきます。
横軸に道路電線共同溝の詳細設計、いわゆる設計でございます。これは303ページにございます(1)番の詳細設計4,000万円ということでございます。その次に、下水道施設設置工事及び施工管理2億9,400万円、これは303ページの(2)番の2,400万円と工事に係る2億7,000万円の合計金額、2億9,400万円でございます。その次に、電線共同溝設置工事並びに施工管理は、(3)番の1,120万円と(6)番の1億2,160万円の合計額1億3,280万円。それと、その次に樹木移植工事4,600万円、これは(5)番の樹木移植等工事4,600万円。その次に、土壌改良埋設物除去工事3,000万円、これは(7)番の3,000万円ということでございます。合計5億4,280万円ということでございます。
縦軸でそれの財源内訳が出てきてございます。電線共同溝の財源内訳は、ごらんになっていただけますように、国費からまちづくり交付金、補助基本額に対して40%の額でございます。東京都の都市計画交付税は、この事業費から4,000万円マイナスまちづくり交付金を差し引いた金に対しまして25%、0.25を掛けるということでございます。したがいまして、その残りについては基金から繰り入れしていただくということでございます。
下水道施設設置等でございます。先ほど申しました2億9,400万円のうち、国庫補助基本額が1億3,700万円ということになってございます。この内訳でございますけれども、都市計画道路に設置するいわゆる地区内分が国庫補助の対象となっております。地区の中の分、それから、その下の雑収入のところの道路整備負担金、これは東京都の下水道局から負担していただく9,320万円でございますが、その分を差し引いた金が国庫補助基本額1億3,700万円になってございます。
その基本額に対しまして、まちづくり交付金40%を掛けますと5,500万円になると。都市計画交付金は、同様に1億3,700万円からまち交分の5,500万円を差し引いて、25%を掛けるということでございます。
電線共同溝等については、補助基本額1億3,200万円に対しまして、まちづくり交付金40%、都市計画交付金は先ほどと同様の計算でございます。樹木移植についても同様の計算でございます。その次の土壌改良でございますが、この件については、財務省の土地を財務省から土地を購入、もしくは無償使用で借りていることもありまして、この件については財務省から補償金ということで財源の中に雑収入として見込んでいる額でございます。
こういう財源内訳になっておるということでございます。
主査
質疑はありませんか。
かせ委員
下水道設備のことですが、ちょっとわからなかったんですが、事業費が2億9,000万円で、国庫補助基本額は1億3,700万円ということですが、この差はどうなりますか。
石田公園・道路担当課長
先ほど申しましたけれども、2億9,400万円が全体事業費でございまして、それから都市計画道路の外に下水管を布設するところがありまして、その分が6,300万円強でございます。その分を差し引いた金が約2億3,000万円強でございますが、その中で下水道局が負担していただけるお金は9,320万円でございます。したがいまして、その金をさらに差し引きますと、国庫補助基本額1億3,700万円になるということでございます。
かせ委員
この区域外ということは、具体的にはどういうことですか。今度の場合には道路に布設しますよね。それ以外のところ、外れたところというのはどこですか。
石田公園・道路担当課長
既存の下水道が当然完備されておるわけでございますが、この開発に伴って汚水量と雨の量が変わってまいりますので、開発区域に隣接する外の道路に布設されている下水道のいわゆる布設替えでございます。用途が大学校時代と当然変わりますので、その分は流量的にもたないということになりますので、その分を布設替えするということでございます。
かせ委員
では、その分についてはどういうことになるんでしょうか。区の負担ということですか。
石田公園・道路担当課長
都市側で整備するということですから、区の負担ということが大前提でございます。
かせ委員
それと、土壌改良工事、埋設物除去工事ですけれども、これは3,000万円ですけれども、埋設物といいますと、これはどこなんでしょうか。
石田公園・道路担当課長
いわゆる警察大学校等の従前の土地利用がありまして、そこに埋まっておるコンクリート基礎ベースでありますとか、そういったたぐいのものでございます。
かせ委員
つまり、今は平らにしてあるんだけれども、その下には過去の建造物の地下埋設物みたいなのが残っていると。そういったものについての除去作業をしなきゃいけない。これについては国庫負担金、都の負担金もないので、自治体でやるということですか。
石田公園・道路担当課長
私どもが工事をしまして、それに伴う費用については財務省のほうにお願いするということでございます。ですから、雑入の中の3,000万円というのはそういう意味でございます。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行いたします。
次に、昨日保留した3項公園道路整備費、2目の道路保守整備費の私道整備についての質疑に対する答弁をお願いいたします。
石田公園・道路担当課長
補足資料の302ページでございます。昨日御質問のありました302ページの成果指標のところ、2007年、2008年、2009年と書いてございます。それと、来年度予算として私道整備のところが4,794万円であるということでございました。それの考え方はいかにということだったと思います。
それで、御説明させていただきますが、2007年の実績ベースで私道舗装は1,799平米、2008年は見込みでございまして、当初の予算ベースで3,400平米となっております。要求資料の建設8にも出させていただいておるわけですが、20年度見込みでは2,453平米となっておりまして、助成額でございますので、この分についてはまだ最終決算ではありませんが、金額的に申しますと大体4,250万円ぐらいの見込みでございます。
したがって、来年度の4,794万円という予算につきましては、平成20年度の見込みからしても、さらに私どもとしては予算を要望しているということでございます。したがいまして、昨日の随分少なくなったわねということではなくて、実績見合いをベースにして、さらに予算を要求させていただくというふうに御理解いただければと思います。
主査
質疑はありませんか。
むとう委員
建設8の資料では、今年度見込みが2,453平方メートルなわけですから、見込みが2,453に対して21年度の目標が低いというのもおかしな話ではないですか。(「仕組みの話をしてございます」と呼ぶ者あり)仕組みがあるんですか。仕組みというか、私道助成の制度の仕組みは知っているんですけれども、まだまだ中野区は私道がすごくあって、一度使った制度はなかなか使えないから、次にこの制度を使って舗装できないことも知っているんですけれども、現状としてどの程度一たん舗装済みなのかよくわかりませんけれども、あまりにも私道でよくない道が多過ぎるので、1回の助成だと区内の何割ぐらいが終わっていて、これ以上伸びないだろうという数字なんでしょうか。そこら辺がよくわからないんですけど。
石田公園・道路担当課長
私道でございますので、御存じのように助成なんですね。したがいまして、金額的に申しますと、20年度見込みですが、工事費が5,600万円でございますが、 私どもが助成させていただくのは、平均しますと約8割ぐらいなんですね。ですから、助成額というベースにしますと、20年度見込みでは4,250万円ぐらいになるということでございます。したがいまして、20年度よりも低くなるわけではなくて、助成金額の要望額が4,794万円ということでございますので、それで御理解いただければと思うんですが、決して少なくなっているわけではないということでございます。
むとう委員
それにしても、上のところのは目標ですよね。2008年度の見込みの数字がほぼ出ている中で、その見込みよりも次年度、2009年度の目標値が低く目標を立てるというのはどうしてなんでしょうか。私道の所有者が請求しなければこの制度は使えないので、区民次第という部分ももちろんあるんですけれども、区としてもどうしようもない私道は、なるべく皆さんでこの制度を使って整備してほしいというのはあると思うんですよ。
バリアフリーのまちづくりじゃないですけれども、道のガタガタが一番危険ですので、そういうふうに考えると、私道の助成ですから、この制度を使って舗装してくださいというふうに区民が自発的に申し出なければできないことではあるんですけれども、区のほうとしてももうちょっと積極的に、道路整備はすごくお金がかかっちゃうのでなかなかできないので、私道のガタガタでどうしようもない道については、積極的に所有者の方が協議をして合意して、この制度を使って舗装してくださるように、むしろ積極的に私は働きかけてほしいと思うぐらいなんです。そうだとすると、今年度の見込みの数字がほぼ出ている中で、それよりも少ない目標値を立てるというのはいかがなものかと思うんですが、いかがでしょうか。
石田公園・道路担当課長
委員も御存じのように、こういう助成制度のパンフレットがございまして、それぞれのケースによって助成する単価が違うわけですよね。お金的に言いますと、今回はこういう予算を要望させていただいているということでございますので、年度ごとに投資する金額の平米単価は当然違うわけです。そういうことを総合的に勘案しまして、今回この要望をさせていただいているということでございます。
それで、実際問題として、実務的にもちろん我々は、担当者も含めましてこれ以上のいろいろお願いをしながら進めさせていただいているということは間違いございません。日中地権者の方がいらっしゃらない場合は、夜間というか、電話をさせていただくとか、そういった営業活動も含めてやっているというのが実態でございます。ですから、その辺を御理解いただいて、単価については実績ベースで言うとそれぞれ年度ごとに違うと。それはこの要綱によって違うわけです。ですから、数字的に今の実績ベースとか、単価的なことも総合的に勘案しまして、この金額を要望させていただいているということでございます。
むとう委員
金額の単価についてはそういうことで理解をしました。私がさっきからしつこく言っているのは目標数値です。面積を広げていこうというのが目標値に挙げられているでしょう。この数値が減るというのはどうしてなのと聞いているわけ。2008年度のここに書いてある目標値が3,400平方メートルということですごく大きく、いつの段階で見込んだのか知りませんけれども、この見込みはいつ立てている見込みなのかしら。先ほど、建設資料8の2008年度の見込みと1,000平方メートル違うわけじゃないですか。そうすると、これをつくったときの舗装面積の見込みはいつ立てたものなんですか。
石田公園・道路担当課長
今御説明させていただいたと思うんですが、この2008年、平成20年見込みというのは当初なんですね。去年の4月時点のときです。これはちょっと誤解があるといけませんので再度御説明させていただきますが、これは実績ベースで書かれています。20年というのは21年3月末の見込み。当然去年の4月から、実際データを整理したのが2月末ちょっと前あたりだったと思うんですが、大体これぐらいのオーダーで実績が出るということでやっておりますので、そういう面では委員が御心配されるレベルではないと思うんですけれども、頑張っているということをちゃんとはっきり申し上げたいと思うんですけど。
むとう委員
なかなか通じなくて……。そうすると、実績ベースの見込みが建設の資料8の2,453平方メートルと出ているわけですよね。だとするなら、今度2009年度のこっちの302ページに戻った目標値が、今年度の実績見込み面積よりもさらに低くなってしまう目標というのは、この目標をつくったときはいつなのかしら。この補助資料は、この実績が出るよりも全然以前につくったんですか。どうしてなんですか。言っていることがわかりますか。
石井都市整備部長
申請によってこの事業は成り立っているというところがございます。したがって、区として、今御指摘のように力を入れてどんどんやっていきましょうということで仮に目標を立てたといたしましても、それはなかなか現実的には難しいということが一方であります。
それはそれといたしまして、今、この数字の目標値が問題になっているわけですけれども、21年度は、この補助資料によりますと2,397と。おおむね2,400平米ということになりますね。この辺の数字というのは、建設8の資料、過去のデータ、平均的にいきますとそのぐらいの数字になっているのかなというふうには思っています。
過去にもございましたが、仮にこの申請数が多くなった場合には補正等でも対応させていただいたケースもございました。私どもも、中野区内は私道の占める割合がかなり大きいということと、それから、大分老朽化をしているという実態は把握しておりまして、極力この制度を活用いただいて、私道もきれいな舗装にしていきたいということは十分考えております。
そういう中で、たまたまこの数字の平成20年度見込みの数字が3,400ということからしますと、21年度目標の2,397というのがいかにも低いかなという表現になっております。ただ、中身の実態といたしましては、今私が申し上げたような平均値2,400程度ということからいきますと、それほど遜色はないということは申し上げられるかなと思っています。
御指摘のように、先ほど言いましたように、私道舗装についてはホームページ等でも紹介していますし、これについては極力御申請いただいて、我々も予算の範囲の中で進めていきたいと思っています。
むとう委員
しつこくて申しわけないんですけれども、要するに、私が不思議に思ったのはなかなか伝わっていないようなので再度言わせていただきますけれども、これをつくった段階の2008年度の見込みの3,400平方メートルというのは2008年度の当初の段階だったということで、こんなに高い数値を挙げたということはよくわかったんです。その後、見込みが出たわけですよね。建設の資料8で2,453平方メートルという今年度の見込みの数字が出てきたわけですよ。だから、少なくともその数字よりかは2009年度の目標というのは、ちょびっと少ないだけかもしれませんけれども、厳密にこんな細かな1けたのところまで平方メートルの数を入れるぐらいであるならば、それはどういう目標を持ってつくったのかわからないんですけれども、どうしてそれが低くなるのかということです。
ですから、つまり、この2009年度の目標値2,397平方メートルという数字をここに書き込んだのは、実は2008年度の建設8の資料の2,453平方メートルの見込み値が全くわからない段階で、こっちの302ページの数字の書き込みを出すほうがタイムラグがあって早かったということなんですか。そういうことなら理解できるんですけれども、つくり方として、普通に考えたら、本当にやっていこうという気持ちがあるなら目標は高く持ってほしいと思うから、わずかな数字だけれども、見込みが出た数字よりもさらに低い目標なんてあり得ないでしょうとお伝えしたいのよ。だから、これはタイムラグがあるんですか。
石田公園・道路担当課長
実際の作業のタイムラグはもちろんございます。それともう一つ、先ほどもちらっと申したと思うんですが、単価の見直しなんですよ。19年度、20年……(「目標値は平方メートルだから、単価じゃないでしょう」と呼ぶ者あり)いや、こちら側としては実際ベースの単価を見直しているわけです。タイムラグの話と単価の見直しということでございます。
むとう委員
単価の見直しについては、単価が見直されたから、800万円安くなったというのはさっきの説明でわかったんだけれども、そうじゃないですよ。上に書いてある目標値は、しつこいようだけど、面積でしょう。面積は単価と関係ないでしょう。これは関係あるんですか。目標に挙げている面積、私道助成による舗装改良面積というのは、単価と関係ない数字じゃないんですか。言っている説明がよくわからないんです、そういうふうに言われると。
主査
単価と面積が関係あるかどうかという話です。
石田公園・道路担当課長
たびたび申しわけございません。このデータをつくるときのタイムラグといいましょうか、タイミングがずれておったというのが一番大きな要因だと思っております。申しわけございませんでした。訂正します。
主査
よろしいですか。では、そういうことで。
他に質疑はありませんか。
〔「進行」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、進行します。
予算説明書補助資料の319ページ、6款都市整備費、7項まちづくり推進費、1目拠点まちづくりについて質疑はありませんか。予算説明書の補助資料では319ページですね。予算説明書では164から165ページです。
かせ委員
(1)に書いてあります中野駅周辺まちづくり推進のための協議調整及び調査検討ですけれども、どちらに委託するつもりでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
ただいま、まさに予算について審議をいただいているという状況でございます。委託先についてはまだ決定をしておりません。
かせ委員
昨年の予算の中でも、いわゆるURの関係ですけれども、今後、URとの関係を強化していくとか、実際的な取り組みをしていくとか、いろいろ言われていましたけれども、その辺の関係はどうなっていますか。
松前拠点まちづくり担当課長
URと中野区は昨年、総合的なまちづくりの協力関係を築いていくということで、そのような協力体制にあるというのは一つ継続しております。ただ、その協力関係とこの中野駅周辺との委託契約の関係とは特に関連があるものではございません。
かせ委員
わかりました。それで、総括でもやらせていただきましたけれども、まだ十分に聞いていないものですから少しお聞かせいただきたいんですけれども、まず今懸案の、同時進行している例えば中野駅二丁目地区の整備計画ですけれども、どの辺まで行っていますか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
中野二丁目地区につきましては、中野二丁目の全体のまちづくりの方針の検討、それから、その中に再開発地区というものがございまして、そちらのほうについては再開発の計画の検討の支援を行っているという状況でございます。
かせ委員
今現在、再開発準備会が立ち上がっていまして、そこでどういう議論がされているのかというのはここには全然報告がないわけですけれども、どういうことをやられているのか、公開できる範囲で報告できますか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
これは民間開発でございますので、私どもはあくまでもオブザーバーという形で対応させていただいているということでございます。話をしていい範囲というのはまた別にあるわけでございますが、私どもで知っている範囲でお話を申し上げますと、ただいまこの再開発内に導入するものはどういったものが来ていただけるか等々のヒアリング、こんなものを行っているというふうに聞いております。
かせ委員
前にもお聞きしましたけれども、市街地再開発事業だということですよね。それで、この事業の流れとしては、現在は事業計画の検討ということでしょうか。今後は、都市計画決定、再開発組合設立認可、権利変換等、それから工事ということになりますけれども、現在はそういうことで検討段階だということ。そうしますと、今後のスケジュールということではどうなっているのでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
非常に難しい御質問でございます。地元のまとまりのぐあいということになってくるわけでございますが、今委員がお話しになりましたような、まず一定の事業としてのボリュームが出てきた段階では、都市計画の見直し、都市計画のお話をやはりやっていかなければいけないだろう。そういったものがある程度実現可能ということになってきた段階では、事業計画というようなことになってくるのかなと思っております。いずれにしましても、それほど遠い先ではない段階でそういった議論が出てくるのだろうと思っております。
かせ委員
それと、これは大分前ですか、10年ぐらい前ですか、この周辺の絵をかいたこともありますけれども、そのときには、南のほうに60メートルぐらいの住宅で、北のほうには100メートルというような高層ビルを建てるというような絵をかいてみましたけれども、それから、真ん中には広場というような絵をかいたことがありますけれども、この辺との関係というのは全くないんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
過去に、確かに中野二丁目地区のまちづくりということで検討をいたしました。その段階では大体今の考え方と同じ、いわゆるその当時、調査検討させていただいたものが今になって生きているのかなと思っているわけでございますが、大体同じようなエリア取りで市街地再開発事業の計画が検討されているという状況になってございます。ただ、形態については当時と現在は格段に時代の差があるわけでございまして、そういった機能についてはどういったものを導入するか、これを今ヒアリング等を行って検討しているといったことは先ほど述べたとおりでございます。
かせ委員
総括でも出てきた問題ですけれども、ここにある住宅の問題なんです。私も気になって、あれから住民の方の意見なんかを聞いてきましたけれども、そこで、確かに東京都も現地相談所を開設していろいろ住民の皆さんの相談を受けるというような手を打っているようです。それで、2月16日以降の相談情報ですけれども、区との関係でいろいろ情報を得られていると思いますけれども、どういうふうになっているかつかんでいますか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
これは、たしか内川委員の御質問にお答えをしたかと思いますが、そういった供給公社があそこを借りている方々に対して説明会を行ったということでございます。当然私どももその会合には職員を出席させて、お住まいになっている方がどういうようなお気持ちを持っておられるのかといった把握には努めているところでございます。その段階では、大分古くなっている供給公社の施設でございますので、開発が行われるまでの補修ですとか、あるいは大分住宅の空きが出てきていると。防犯の問題等々の質問が行われていたということでございます。
ただ、中野区といたしましては、やはり大家さんとたな子さんとの協議ということでございますので、それ以上深入りはできない。ただ、そこにお住まいの方が生活の面でいろいろ御相談があれば、そういったことには応じる立場にあるのかなというふうに考えております。
かせ委員
この建てかえについては、もう既に移転申し込みの説明に入っているんですよね。それで、移転先というのは広町住宅に建設される予定の公社ハイム中野弥生町というところなんだそうですけれども、そちらのほうを紹介しているようなんですが、移転申し込みが6月から8月ごろだと。それで、22年の4月ごろには移転をしてもらいたいということであるとか、そういうことを今相談されているそうです。
ところが、これも総括の中で言われているんですけれども、現在、あそこで住まわれている方たちの家賃というのは四、五万円ですよね。それで、それが今度の新しいところに行きますと、いわゆる新家賃というのが導入されていますから、付近の民間の住宅の家賃に横並びで家賃を設定して、それで軽減策として傾斜家賃を設定すると。最初のところは55%から始まるそうですね。それで、それから毎年、資料によりますと10年ぐらいの間にどんどん上がっていくわけですよ。
そうしますと、最初の段階で、例えば2LDKですと十二、三万円だと言われています。そうすると、その半分ですから既に6万円を超えちゃうと。現在の家賃よりも2万円ぐらい高い。それから毎年上がっていくという感じになるということで、これはやっぱりきついというのが、私がいろいろお話ししてきたときの実感なんですね。
そういうことで、相談はどうかということについては、相談に行く方も本当に少ない。じっとしているしかないというような状況だそうなんです。ですから、これについては、やはりきっちりとした対応をとっていくことが必要だし、これは区だってほうっておくわけにいかないだろうと思うんですね。その辺のまずは情報をつかむということだろうと思うんですが、どうなんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
供給公社のほうでは現地相談所を設けて、そこにお住まいの方の御相談を受けているというようなことは伺ってございまして、現在のところ、約40名程度の方が御相談に来られているということを供給公社から伺っているところでございます。ただ、その家賃の問題につきましては、やはり大家さんとたな子との関係ということがございまして、市街地再開発事業の枠組みの中で対応していかざるを得ないと思ってございます。これも内川委員の御質問に答えたとおりでございまして、あそこにお住まいの方だけを手厚く保護するというような住宅政策といったものは、ほかとのバランスからとり得ないということでございます。
主査
ちょっと休憩します。
(午後1時39分)
主査
委員会を再開します。
(午後1時39分)
かせ委員
それでは、いっぱい質問があるんですけれども、全部できないものですから、この中に書かれております囲町のほうなんですが、囲町エリアまちづくり基本計画の検討というふうに言われております。現状はどうでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
この囲町地区につきましては、平成18年から地元まちづくり勉強会ということで、中野区も一緒に参加をさせていただいているところでございます。現在、いよいよまちづくりに向けた協議会、区民の方の組織をつくるための準備会ができているという状況でございます。何とかこれを支援しながら、来年度についてはしっかりとしたまちづくりの住民組織として機能していただけるようなものにしていくことと、そこで検討される基本計画等の策定の支援といったものも地元でしていきたいなと思っているところでございます。
かせ委員
そういった情報なんですが、全く委員会への報告もないわけで、民間開発ですからいろいろシビアなところがあるだろうと思うんですけれども、予算を組んでいるわけですから、何がやられているのかということをやっぱり報告していただきたいと思うんですよね。それについてはどうですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
こういった予算をいただきまして、地元で検討するということでございますので、地元のプライバシーというんでしょうか、そういったものにかかわらない範囲でそういった成果についてはできるだけ議会等に報告をさせていただいていると私どもは認識をしております。
かせ委員
ちょっと認識が違っているような気がします。それと、よくこういうようなことがありますと、ほかのところでもそうですけれども、まちづくりニュースみたいなものとか、そういったものが出されているんですけれども、こういう予定はないんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
囲町地区そのものの世帯が140という比較的狭いエリアでございまして、区としてまだ全戸配布するようなニュースということではなくて、現在のところは町会を活用させていただいているんですが、住民組織ができればまたその組織を活用して、回覧方式でいろいろなニュースを流していくというようなことで対応させていただいております。
かせ委員
できるだけ当委員会にもいろいろな情報を提供していただきたいと思います。
それと、中野三丁目ですけれども、整備手法の検討というふうに言われています。手法によってはさまざまな問題が出てくるわけですけれども、現在の段階では、その検討についてどういうような位置といいますか、どの辺の段階に来ているんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
現在、中野三丁目地区につきましては、やはり三丁目エリア全体を対象といたしまして、まちづくりの方針などについてお話をさせていただいている。ここで少し開発というんでしょうか、まちづくりのポイントが絞り込まれてきたというのは、中野三丁目地区の中でも南北通路の降ろし口での開発整備がクローズアップされてきているということでございまして、来年度はその辺の整備手法等の検討を含めて検討させていただきたいということで、こういう予算措置をさせていただいているということでございます。
かせ委員
つまり、あそこの降り口がどうなるかということで、南北通路の完成といいますか、形になるかどうかが決定的になるわけですよね。だけれども、現状のところでは、あそこは民間の土地ですから、そうしますと、どうしてもいろいろ再開発とかということになるのかなと思うんですけれども、現状の中ではそこまでもなかなか難しい問題があるのかなと。それから、まちの中でも、例えばあそこの交通の回遊の問題であるとか、それから人の動きであるとか、そういったことに対しての考え方がまだまだまとまっていません。そうしますと、そこのところは時間がかかってもまちの人たちの合意が得られるような、そういった慎重な検討が必要かなと思うんですが、まずその辺についての考え方はいかがですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
三丁目全体のまちづくりの考え方、それからポイントを絞ったまちづくりの考え方、いろいろあるわけでございまして、私どもといたしましては、皆さんの合意を得ながら着々とまちづくりを進める。そういった考え方でございます。
かせ委員
ここで聞いてしまいたいと思うんですけれども、まずそのスケジュールのところで、現在の中野駅の北口と、それから駅舎の改修はここ三、四年の中でやるということでしたか。警大跡地の進捗状況と合わせながら駅舎の整備をまずやるんだということですけれども、その関係で、どういうイメージ、どういう調整をJRとしているのか。それについてはどうですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
これもさきの議会の中で御答弁をさせていただいておりますが、この中野駅地区、特に駅舎を含む駅前広場等の整備でございますが、これは周辺の開発に合わせて段階を追って整備していかなければいけないと考えてございます。一番最初に来る一つの開発の終了時期というのが、警察大学校跡地の中でおおむね平成24年ごろには立ち上がってくるということから考えますと、そこに集中する乗降客をどういう形でさばくかということをJRと一緒に検討している。JRの入るあり方検討会といったところで検討をしてございます。その中では、今、駐輪場のございます北口の広場、それから、そこの中野通りの横断をどういう形で渡していくのか。これが当面の協議になってくるのかなと思っております。そういった中では、特に現在の北口の改札の混雑度をどう緩和していくかというところに議論が集中しているということでございます。
かせ委員
それと、前々から私も質問したんだけれども、ほかの同僚議員もいろいろ質問していますけれども、中野駅のバリアフリーの問題ですね。特に北口のスロープの問題であるとか、いろいろ言われているんですけれども、これまでだとJRとの関係で整備していくんだと。特に警察病院の開院に合わせて改善するんだというような答弁があったんだけれども、一向に進んでいないですよね。これは本格的な整備ではなくて、やっぱりすぐやるべき問題としてやらなきゃいけないんだろうと思うんです。だから、そういったことの検討なんかはとっくにやられていると思うんですけれども、どうですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
特に現在のコンコースから改札を出るまでの間に数段ある段差ということについては、今申し上げた北口駅前広場の改修等の中で何とか吸収できるのかなと思っております。ただ、今のところ、階段等ではなくて、エスカレーターが一部ついているわけですが、垂直方向のエレベーター等でのバリアフリーといったものについては、今の駅の構造からすると困難という結論が出ておりまして、抜本的なバリアフリー化につきましては、駅舎の改修に合わせて対応せざるを得ないと思っております。したがいまして、やはりこれも段階を追ってバリアフリー化を図っていく必要があると考えております。
かせ委員
スロープなんていうのは大規模な改修じゃない。すぐにできるような――すぐにというか、そう大規模じゃないわけでしょう。そうしますと、それはまずやってもらわないと、本当にたくさんの方たちが切望している問題ですよ。それで、本格整備と合わせるということになると二、三年、場合によっては4年ぐらい先に延びちゃうわけですよね。そうしますと、そのままになってしまうということですよ。これは、やっぱりもっと強く区は要望すべきだと思うんですね。黙って聞いているんじゃなくて、そんなにお金がかかるわけじゃないと思うので、もう一度お願いします。
秋元中野駅周辺整備担当課長
現在も、このバリアフリーについては段差解消についてお願いをしている状況があるわけでございます。そういった中でJRのほうもいろいろ検討はされていると伺っております。ただ、あの数段の階段とはいいながら、スロープだけでは処理ができないというような難しさもあるということで、北口の改札の改修と北口の既存駅前広場の改修の中で吸収していくのが一番いいのかなというふうに考えているところです。
かせ委員
繰り返しになっちゃうのでそろそろやめますけれども、少なくとも本会議答弁でも実施をしますというふうに言っていますよね。JRに交渉しますと。それから、私たちはJRに直接行ってきて、JRの東日本の支社ですけれども、そちらのほうに行ったときも、担当者からは、開院までには間に合わせますということで我々には回答しているんですよね。だから、それは当然ながら、区とJRとの関係では話し合いができていると私は思っているわけですけれども、そういう経過からしてちょっと違うんじゃないかと思うんですよ。どうしてそう違っちゃっているんでしょうか。一たんは約束したのにできない、後に延ばしてくれと。これはちょっと違うんじゃないでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
JRのほうもいろいろ検討していただいているということの中で、正式なバリアフリーを考えると、今、私が申し上げた現北口の改修、それから現北口広場の改修といったものとあわせて、きちっとしたバリアフリー化を図るということが最善の方法であるということでございます。
かせ委員
本当にそれでは今までの態度とちょっと違いますよ。非常に引っ込んでしまう。早急に改善できることだと思っていますので、ぜひとも改善できるようJRに強く申し入れていただきたいと要望しておきます。
久保委員
議案で出てくることなので、組織条例等がありますので、若干そこに触れてしまうかもしれないのですけれども、今回、目でまちづくり推進費となって、拠点と地域と、またまちづくり推進室という三つに分かれていますよね。これは、要は今後の組織の状況に合わせてこういった予算繰りになっているということでよろしいんですか。
上村中部地域まちづくり担当課長
これは、後で出てきますまちづくり推進費の中で室経営という予算になっておりますけれども、委員が言われたように、今定例会に条例予定している組織条例の改正に合わせて想定しました新予算編成となっているものでございます。拠点まちづくり推進室と地域まちづくりが一体となってより効果を生み出すというようなことから、まちづくり推進室となる予定で想定した予算編成となっているものでございます。
久保委員
これから議案にかかることなので、どういうふうにするべきか。ただ、予算は予算で通ってしまうということは、そういった形で組織改正があるということを前提にこの予算を通すというようなことになるのかなと思っているんですけれども、そういうことでよろしいわけですかね。
上村中部地域まちづくり担当課長
組織条例との関係というのは今御指摘のとおりでございますけれども、それに基づく予算編成ということで御審議いただければと思っております。
久保委員
では、そういったことを前提に伺わせていただきたいと思っています。中野駅周辺まちづくり推進のための協議調整及び調査検討ということで、ここの中に1から8までがあるということなんでしょうか。大きくくくった1番というものの意味合いがわからないんですけれども、御説明をお願いします。
松前拠点まちづくり担当課長
この319ページ、説明資料の(1)の①から⑧までを含めて、(1)の横に連なっている1億2,200何がしという予算だというふうに御理解をいただければと思います。
久保委員
先ほど調査委託のこともありましたけれども、これは例えば調査委託の中身すべてが1から8ということなんですか。ちょっと不自然といいますか、こういうことであれば、もし1から8までが一つずつ予算化されているんだったら、きちっとそれを載せるべきじゃないのかなということで伺っているんですけれども。
松前拠点まちづくり担当課長
補助資料の予算とその内容の表記の仕方と、予算案のこちらの冊子があるかと思います。少し細かく申し上げてしまいますと、この補助資料の1億2,275万2,000円といいますのは、委託料として計上しているのが1億2,235万6,000円、それに委員報償費ということで、少し細かいんですが、39万6,000円というその合計値が(1)の予算額となってございます。
さらに、こちらとの関係を申し上げますと、予算案のほうでは、中野駅地区整備に6,468万8,000円、警察大学校等跡地に9,554万円強、そして中野駅南口に1,680万円という、そういう大きな事業費ごとの計上という形をとらせていただいております。
さらに、この大きな予算のこちらの165ページで計上させていただいている中に区分17番の公有財産購入費というのがございます。これは補助資料の(1)ではなく、(2)の区画街路2号線隅切り部用地取得の5,400万円強というのが、17番の公有財産購入費という額になっているわけでございまして、予算案の中の警察大学校跡地の9,500万何がしの中にはこの用地取得費も含めた額というような、そんな関係になっているということでございます。
久保委員
ここのところは用地取得だけを別建てでしているんですよね。今、課長が御説明いただきましたけれども、29ページのほうには6,468万円、中野駅地区整備というふうになっているわけです。この予算の補助資料の中でどうしてこんな大ぐくりなことしか出していないのかなというのが私はすごく不思議で、今、委託料と委員報償費ですか、それを合わせたものがこの額なんだというふうにおっしゃったんですけれども、その額の中の内訳というのは個別にあるわけですよね。全部で、この1番から8番というのをセットにして1億2,000何がしということじゃないわけですよね。
わざわざここの当初予算の概要のところには中野駅地区整備としてこういうふうに書き出しているわけですから、それは個別に一つひとつ出すべきなのかなと私は思うんですね。今言われたことですと、要は1社に調査委託を全部1億2,275万2,000円して、そのうちの委員報酬が先ほど言われた額ということですか。それとも、そうではなくて、ここの1番から8番というのは、作成費ですとか、検討とか、調査とかといろんなことが入っていますけれども、それぞれに別のどこかに委託をするとか、そういうことなんですか。その辺はどうなんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
まず(1)で挙げている1億2,270万円という中には、先ほど委託料と委員の報酬費の合算だと申し上げました。基本的に委員の報酬費というのは、委託料の中に組まれて、そこから払われるという性格のものではなく、中野区が直接委員報酬費としてお支払いするということを考えているわけでございます。
委員御指摘のとおり、この①から⑧までをすべてこのように一つにくくってしまうのではなく、それぞれの予算案にも書いてあるように、例えばこの内訳の事業ごとの計画にのせるべきではないかという御指摘は、私もそのように感じておりますので、今後はもう少しそれぞれの資料と、ここで挙げられる費用、予算の中身というところの関連性がもう少しわかりやすくなるようにしたいと思っております。
久保委員
言い方は悪いんですけれど、何かぼかしているような、ごまかしているような、そういうふうに受けとめられちゃうと思うんですよね。1社に丸投げで委託をして、これだけの契約費を払って、それで1番から8番を全部やってもらっちゃうと、そういうことではないんですよね。そうなんですか。どちらなんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
これまで中野駅周辺につきましては、平成19年度も20年度もURのほうに一括して委託をしてきたということがございます。ただ、基本的にそのURに委託をする中でも、このように事業ごとにもちろん予算の考え方ということがありますので、決してこの大きな数字を丸々そのまま投げて、それで勝手に何かをやらせているというような性格のものではございません。
久保委員
何でそうしなかったんですか。1から8まで出せるわけですよね。まるで出したほうがよかったというようなことをお認めになっているようですけども、なぜそうなさらなかったんですか。ほかのところを見ますともっと細かいこと、例えば南部地域なんかはすごく細かく出ていますよね。これは、それぞれの事業が違うからということで、性格の違いでこういうふうに出しているんだとおっしゃれば、そうかもしれないけれども、そういうふうには受けとめられないと思いますよ。その辺はどうなさいますか。今のこの予算の分科会の中ではどうなさいますか。
松前拠点まちづくり担当課長
この分科会の中では、いわゆる(1)の協議調査及び検討の予算として上げた内容についてはこちらの予算案の概要ということで、冒頭にも申し上げましたが、この内訳を改めて御案内する形で、この中身はこのように考えているんだという形で御説明を差し上げたいと思います。
久保委員
今御説明を差し上げたいというのは、この場で一つずつに対して口頭でお答えになるということですか。そうではなくて、何か別の資料で1から8までというのを、全部金額を入れたものをお出しいただくということですか。どちらですか。
松前拠点まちづくり担当課長
基本的には、提出をさせていただいているこの資料の中でお話をさせていただきたいということでございます。
久保委員
多分私がこういうふうに質疑をしてしまっているので、ほかの委員の方たちも大変気になるところになっていらっしゃると思います。ほかの方に言われるよりも私が言ったほうがいいと思うので、この1番から8番までのきちっと詳細をお出しになったらいかがですか。これを資料というような形でもし可能であれば出していただければと思うんですが、それは委員長にお諮りしたほうがよろしいでしょうかね。
主査
では、ちょっと休憩します。
(午後2時05分)
主査
分科会を再開します。
(午後2時06分)
今、休憩中に御協議いただきましたとおり、当分科会として中野駅周辺まちづくり推進のための協議調整及び調査検討の内訳につきまして資料要求をいたしますので、御用意のほうをお願いいたします。
久保委員
それでは、それはそれでぜひお願いいたします。
それとは別といいますか、ここの中でお伺いをしたいんですけれども、一つは駅舎のことです。これは、今もいろんな御意見がございましたし、総括でもやりとりがあったと思います。それで、駅舎で1万人の増加がされるのだということを言われていますよね。これは警察大学校跡地におのおのの建物が建ってくると、それぐらいの昼間人口の増加が見られるだろうということをおっしゃっております。
それで、平成24年には警察大学校のさまざまな東京建物の建築物、また大学の明治ですとか、そういったところが建ち上がってくるということをおっしゃっていました。西口改札のできる時期と、先ほどから北口の改良というようなことを言われていますけれども、それはどちらが急ぐべき課題になっているんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
駅地区そのものは段階的にということで御答弁をさせていただいているわけでございます。警大跡地の開発が終わるのが大体平成24年ということで、その段階では昼間人口が約1万7,000人。乗降客でピーク時が1時間当たり約1万人ちょっとと、そんなような数値の増加が見込まれるわけでございます。
これについては、現在のコンコースの中で処理はできるだろう。ただ、危惧されておりますのは北口の今の改札の周辺、都市側でいえば中野通りにすぐ抜けて出ていく、あそこの客だまりが少ない。しかも、中野通りを渡ったところの反対側、西側のところの信号待ち、ここも非常に少ない。ここでのパンクというんでしょうか、オーバーフローが十分想定される。そこが一番怖いところでございます。
まず第1段階といたしましては、そういったところの改修をやらなければいけないだろうということでお話を申し上げております。したがいまして、北口、それから中野通りの横断といったところについては、いわゆる警大の跡地の開発が終わるまでということになると、23年度ぐらいまでには終わらないといけないだろうということになるわけでございます。
その次に考えなければいけないのは、当議会でもお約束を申し上げておりますサンプラザ・区役所跡の再整備をできるだけ早くというようなお話もあるわけでございます。これは議会でもお話をさせていただきましたが、今の駐輪場の置いてある北口広場は、あそこが駅舎を整備するときのヤードになるわけでございますので、あそこが現在の形で使える段階で駅舎、例えば南北の自由通路といったものを整備しないといけないだろう。そうすると、そのヤードとして使用が終わった段階では、新北口広場の整備。それにスケジュール的にどういうスケジュールで来るかどうか。ここが区役所・サンプラザ地区の整備がその後に続くのかな、そんなようなスケジュール感を持っているわけでございます。
したがいまして、さらに区役所・サンプラザ跡が開発をされますと人の増加が見込まれるわけでございますので、そうすると完全に今の既存のコンコースではもたないということで、今申し上げましたように、それまでには新しい改札をつくらなければいけないといったような段階を踏む必要があるということで考えております。
久保委員
ということは、一番初めにやらなくちゃいけないのは北口の改良ということなんだと思います。これは23年までに行わなければ間に合わないわけですね。ほかのところと当然歩み寄って、全体の計画の中でどういった形にしなければいけないかということもあるかと思うんですが、構造的に選ばなきゃいけないものというのは限られていると思います。区報などに絵が載っていて、いつこれに決まったんだというような御指摘がありましたけれども、いつ決まったのじゃなくて、選ばれるものというのはもう限定されてきているわけですね。なので、早くそれはお示しいただいて、23年までのスケジュールをつくっていただかないとと思います。
今でも中野駅は、警察大学校跡地の開発以前でも北口から出てきたときに非常に人が混雑をしていて、危険な状態というのはかいま見ているわけなんですね。西口が当然あるわけでもありませんので、既存の中で今使っている受け皿としての分は減らすことなく改良しなきゃいけないというのは、それだけでも大変な作業だと思うので、まずそこのところを早急にJRと詰めるべきだと思いますが、その辺はいかがなんでしょうか。これは、本来であれば年度内でも決着しなければいけないところであったのではないかなと思いますが、21年度の早期にこの辺を決着するべきだと思いますが、いかがですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
これにつきましては、この予算の中でも駅地区では整備計画作成というような予算取りをさせていただいております。その中できちっととしたJRとの負担等も含めながら検討していかなければいけないだろうと思っております。愁眉の課題、緊急的な課題ということで対応させていただこうと思っております。
久保委員
計画案というのがいろいろ整備構想になったりとか、計画案になったりということで毎年名称を変えて、これは特別委員会でもいろんな御指摘がありますけれども、名称は変わっているけれども、中身はどんどん詰まっていってないじゃないかと、本当にこれで大丈夫なのかというような御指摘があるところでございますので、緊急の課題と将来的なものをここの部分はある意味立て分けてでも進めなければ、もう間に合わなくなってしまうのではないかと思いますが、そこら辺はいかがお考えですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
今、委員がおっしゃった整備構想の案というのは現在取り組んでいるところでございまして、これについては来年度早々議会に報告をさせていただきたいと考えているわけでございます。その作業が終わった後に、さらにそれの実現化を図ることのできる整備計画といったものを策定していくわけでございまして、その中では、例えば中野通りの横断する設備をどういったものにするのか、どういった幅員のものをつくるのか、そういったところまできちっと詰まらなければいけないだろうと思ってございます。そういったものを検討する中で、JRさんとも具体的な協議が進んでくると思っております。議会の皆様方にはできるだけ早い段階でそういったものをお示しして、御理解をいただけるように努力をしてまいりたいと思っております。
久保委員
駅舎のことは、そういったことでJRとしっかりと協議を進めて、議会にも報告をお願いいたします。
それと、前から言っていますけれども、警察大学校跡地の三角地帯のところなんですけれども、あそこは東京建物が今後開発の用地としてはやっていくところなので、なかなか区としてその中身の問題についてまでは言えないようなお話というのがありましたけれども、今回の議会の中でも我が会派からは、防災公園の中に3点セットと言っておりまして、消防団が活用できる、またフットサルができる、それから高齢者の方たちは、今、ゲートボール人口が大変中野は多いので、そういったところの確保をしてもらいたいということで、多目的広場のあり方ということをずっと議会で言わせていただいておりました。
この三角のところなんですけれども、私は、スペース的には、ゲートボールですとか、フットサルですとか、独立した形で使うことが可能なスペースではないかなと思っているんですけれども、その辺のところは何か東京建物グループと協議というのはなさっているんでしょうか。
松前拠点まちづくり担当課長
委員がおっしゃっている三角地というのは、囲町公園のほうに出っ張っているところなのかなと思っております。こちらにつきましては、地区施設として緑地という位置付けになってございます。緑地という位置付けでございますので、何かそこでスポーツをしたり、いわゆる広場的に使えるのかどうかというと、基本的にこの扱いとしましては、現在、景観検討委員会というものを立ち上げて、公園の使い方や、あるいは民間敷地から出される公共空間、オープンスペースとあわせてどのように使うべきかという議論をしているわけなんですが、この三角形の緑地についても、ここのあり方はその検討会の中で議論がされることかなと思っております。現時点で具体的にここはこういうふうに使うよということはまだ定まってはいない状態です。
久保委員
今でも緑地といいますか、何というんでしょうか、大分木があそこはたくさんありますけれども、緑地の定義って何かあるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
特に定義として定められたものはないのかなというふうに思っております。
久保委員
ということは、周りにしっかりと植樹をしていただいて、芝でも構わないですし、そういった形にしていただいたりということで、あそこの三角地帯すべてに全部緑を植えるというようなことではなくても、何か活用する状況によっては整備をすることも可能なのかなと思うんですけれども、そういったことでも緑地というような扱いになるんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
緑の量に関しましては、区と事業者が覚書を取り交わしてございまして、その中で言う緑地について、特に高木については現在よりもよりふやすということを約束しているわけでございます。そうしますと、今、まさにこの検討委員会の中でも、いわゆる樹木を含めて緑がどのくらいにどこに配置できるのかというところが一つ大きなキーポイントになるわけなんですけれども、そういった場合にこの三角形の緑地は、まさにそういった高木も植えられるスペースとしては、やはり大きなスペースという場所にも当然考え得るのかなというふうに思っております。
久保委員
当然高木を植えていただくことも可能なんだと思います。景観ですから、例えば三角地帯に高木をどどどっと植えてしまうというのは景観上いいものではないですよね。やはり景観的にもふさわしいような形で緑をきちっと植えて配置をしていただく。その上で有効的なスペースを編み出していただくということも大事な視点ではないかと思うので、その辺のところをきちっとこの検討委員会の中で議論をしていただきたいと思いますが、それはいかがですか。
松前拠点まちづくり担当課長
この緑地も、そして公園やオープンスペースすべてにわたって、緑の配置であるとか、その機能のあり方、空間のとり方、総合的に検討をしてまいりたいというふうに思っております。
むとう委員
囲町エリアのまちづくりの基本計画の検討ということなんですけれども、先ほどかせ委員のほうからも、ここは大体小さなところで、140世帯ということだったんですけれども、140世帯のうちでどれぐらいの世帯の方が参加されているんでしょうか。そこがすごく気になっていて、本当に狭いエリアなんですけれども、どうなっているのか、あそこに住まいながらも割と情報が入らず、蚊帳の外に置かれているような住民の方もおられるようなので、逆にどうなっているんですかとか聞かれて、私は全然わからなくてお答えもできないんですが、どういう参加状況で行われているんでしょうね。これは自発的な地域の方の勉強会なんですよね。ですから、区のほうで仕掛けつつもそんなに関与していないんでしょうか。どういう感じなんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
平成18年、19年と、これは中野区が主体となってまちづくり勉強会をやってまいりました。その段階では、過去にポスティングで勉強会を開催しますということと、先ほども申し上げました町会の回覧、こういったもので皆様方に周知を図らせていただいたということでございます。
ここに来て、住民の皆様方がいよいよ自主的な組織づくりが始まって、ただいま準備会をつくっていると。要するに、これはまちづくり協議会の準備会でございますね。今度は準備会が主体となって各戸に、今後協議会をつくりますので、その会に入りませんかというような御案内を御配布している。これは郵送でやっていたかと思います。そういったことでお集まりいただいた方で現在準備会を進めているということでございます。
今度、準備会から協議会にしていく作業を今やっているわけですが、地元でお話し合いが行われているのは、この準備会でどういった検討をしているかのまず報告会をできるだけ多くの方を集めてやろう。その報告会の中で協議会を立ち上げる。そのための総会をやるので、お集まりをいただこうということで周知を図りたいということでございます。
したがいまして、今申し上げた世帯数としてはそれほど多いところではございませんので、そういった方法でそこにお住まいの方々に周知を図られているということでは、私どもといたしましては、かなりの密度で周知が図られているのかなと考えてございましたが、今、委員のおっしゃったような方がもし仮にいるとすれば、やはりもう少しPRというのでしょうか、準備会の報告会をやるときには別の方法ですね。現在、郵送で考えているということですが、やはり各戸へのポスティング、町内会への回覧を利用させていただいて、できるだけ多くの方に、ほとんど100%の方が知っていると、できたらそんなようなことで対応できればなというふうに思っております。
むとう委員
これまでどれぐらいの世帯の中からどれぐらいの方が中心となられて進められているんですか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
勉強会の段階では、主に今話題に出ていた囲町の三角公園でしょうか、三角に出っ張っているところから東の方が多かったわけです。勉強会そのものは20名から30名程度でした。それから、今度協議会準備会ということでお呼びかけをして、お集まりになった方がやはり二十五、六名でしょうか。今、だから26名の方で準備会をつくっているということになるわけですね。その方々が今度準備会ができて3回やっておりますので、今、規約案をつくっているということでございますので、それが一つにまとまれば、いよいよ協議会の立ち上げの報告会をやるということでございますので、その段階ではあそこにお住まいの方全員がお集まりいただけるような工夫をしていきたいということでございます。
むとう委員
ぜひお願いいたします。逆に言えば、狭いエリアだから徹底は図りやすいかなと思いますので、蚊帳の外に置かれ感を持つような人がいないように、ぜひ全世帯の方を巻き込んだまちづくりとなるようにお願いしたいと思います。
それで、次年度、基本計画の検討ということなんですが、基本計画というのは具体的にどこらあたりまでのことを基本計画と称しているんでしょうか。
秋元中野駅周辺整備担当課長
基本計画といいますと、道路網等の整備の方針ですとか、それから施設の整備方針ですとか、大体まちづくりの方針がその中に盛り込まれるというものが基本的な計画と考えております。今も申し上げましたように、来年度早々にはできるかどうかわからないんですが、早い段階では協議会ができるということで、いよいよまちづくりの計画の本当の検討が始まるのかなと思っております。基本計画と申しますと、本当に基礎的な計画になるのかなと思っております。その中では、現在の囲町全体のまちづくりを進めるべく、基本的な計画ということで考えております。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、質疑がなければ、進行いたします。
次に、予算説明書補助資料の320から323ページまで、予算説明書164から165ページ、7項まちづくり推進費、2目地域まちづくり費、事務事業名1の中で南部地域まちづくり、中部地域まちづくり、北部地域まちづくり、西武新宿線沿線まちづくりであります。
久保委員
都市計画マスタープランで言われている地域別構想というのと、この南部、中部、北部、あと西武線というのはどういうふうなくくりになりますでしょうか。
田中都市計画調整担当課長
この地域まちづくりを担当する範囲は従前、本年度のとおりを予定してございます。都市計画マスタープランは、前に御説明をさせていただきましたとおり、七つの地域に区分をしてございますので、直接関係はしてございません。
久保委員
直接関係していないですか。私、何か新しく名前がついたほうの一枚紙を置いてきてしまったので、例えばAとBが南部とか、Cが中部だとか、そういうことではないんですね。この地域別とはもっとエリアは違っているということですか。申しわけないんですが、南部と、中部と、北部と西武線まちづくりのエリアをきちっとお示しいただいてもよろしいでしょうか。多分今までと変わっていないんだとは思うんですが。
萩原北部地域まちづくり担当課長
それでは、北側のほうから順番に示させていただきます。北部地域は、早稲田通りから北側のところを担当しております。西武新宿線沿線地域というのは、早稲田通りと新青梅街道の間の部分のエリアのことを指しております。続きまして、中部地域というのは、早稲田通りから下、青梅街道までを中部地域、その下のしっぽの部分が南部地域ということになっております。
久保委員
なので、地域別構想は多分道路できちっと切っていないですけれども、ほぼ合っているのかなと思ったんですね。合っていないと、これからマスタープランに合わせて7地域のまちづくりをしていくときに整合性がとれないんじゃないかなと思って、心配で伺いました。それで、今の西武線のところは、北部地域まちづくりのところには平和の森が入っておりまして、今、課長がお示しいただいた実は西武線沿線まちづくりのエリアにもこの平和の森は入ってございますので、そこのところはもともとあった事業なので別建てになっているのかなという理解をさせていただいてよろしいんでしょうか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
委員のおっしゃるとおりで、もともと平和の森公園のほうにつきましては、連立事業がある前からまちづくりのほうをやっておりましたので、これはこのまま北部地域という所管のほうに入っております。西武新宿線沿線まちづくりはさっき言った範囲の中で、西武新宿線のあの連立に合わせたまちづくりということで考えております。
久保委員
わかりました。それで、南部地域のことで、先日も公園用地のことでいろいろお伺いをしたところだったので、一つだけ伺いたいんですけれども、成果指標に本町二、三丁目地区のまちづくりの進捗状況というのがございます。それで、南部地域まちづくりの事業内容のところを見ますと、今回、本町二、三丁目というのは特に記述がないように思われるんですけれども、これはこの成果指標のほうにあるものと21年度予算の事業の内容というのは、特に関連性はないんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
320ページのほうをごらんいただきたいんですけれども、(3)番のところで、本町地域のまちづくりということで、その下に本町四丁目、五丁目の現況調査等と書いてございます。実はここの中に、今現在、委員のほうからお話がありました本町二丁目、三丁目のまちづくりについてのまちづくりの支援という業務を予定しておりまして、それらを合計して1,200万円という予算計上となっております。わかりにくくて申しわけございませんでした。
伊藤委員
今、区分の質問の関連で、四丁目、五丁目にも現況調査が入るということは、これはやはり本町五丁目、NTT社宅跡地の取得によって調査をするということでの理解でよろしいんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
そのとおりでございます。こういった大規模な用地を取得しまして、それを起点にまちづくりを進めていくということで、例えば今、来年度に本町四丁目、五丁目で想定しています調査委託の内容としましては、基礎的なデータの収集のための現況調査だとか、もしくはそこにお住まいの方々の意識調査、それから、まちづくり施策の提案というようなことで考えてございます。そういった跡地を起点にしたまちづくりを進めていきたいということでの調査ということでございます。
伊藤委員
逆に言いますと、この成果指標には二丁目、三丁目が掲載されていますけれども、こちらのように四丁目、五丁目も来年度になるのか、再来年度になるのかわかりませんけれども、こういうふうな表現がされるということなんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
総括質疑の中でも答弁させていただきましたが、NTT社宅跡地を購入しまして、今年度はこの事業化に向けた動き、それから、それらを踏まえた都市計画決定などの手続を進めていきたいと考えてございますので、当然そういった中では、地域の方々との意見交換、それからまちづくりのお話を進めていくということになっていくと思います。
伊藤委員
そうすると、このように二丁目、三丁目で言うと、「2008年には住民検討組織発足」と書いていますけれども、こういうような形で四丁目、五丁目も調査、また現況調査、そういう区民の意見を拾う場をつくっていくんですか。
角南部地域まちづくり担当課長
今すぐにどういった組織にするかというところまでは詰めておりませんが、こういったエリアを想定しましてまちづくりを進めていく必要があるということですので、今後、地域の方々に働きかけを行いながら進めさせていただきたいと考えております。
ひぐち委員
同じところというか、(2)番目の南台一、二丁目地区の整備ということで、丸ポチの一番上に道路の拡幅整備、それから道路用地取得と書いてあるんですけれども、昨年度に西側道路が完成しましたよね。これの用地の取得とか整備というのは、どの場所のことを言っているんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
今、区で進めています南台一、二丁目につきましては、地区計画によって区画道路を6メートルの拡幅整備を進めているところでございます。そういったところで毎年地権者の方に交渉を進めながら、用地買収をかけているという状況でございます。今回、予算計上させていただく中には、今年度先行取得しております分につきまして、来年度補助金を入れながら買い戻しをしていくというところで予算計上をさせていただいております。主に区画道路沿いに地権者の方と交渉を進めさせていただいていまして、約5カ所程度用地買収をする予定ということで、予算の計上をさせていただいているという状況でございます。
ひぐち委員
歳入のところに計上されている予算がついているんですけれども、この測量というのはどこの部分に入るんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
具体的に、こういった区画道路沿いでの建てかえということになりまして、その地権者の方々に用地の取得について投げかけをさせていただいております。そういったところで売買の同意ができれば、そちらの道路用地として区として取得しますので、その際に測量をして面積を確定させると。その後の契約という手続になっておりますので、そういった用地取得に係る測量ということでございます。
ひぐち委員
測量から工事のほうを進めていくと思うんですけれども、これはどのぐらいの期限を考えているんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
そういったことで売り渡しの同意をいただきまして測量をしながら、公社のほうで先行取得をさせていただいて、そういった取得が済み次第、道路として整備していくということでございます。ケース・バイ・ケースにもよるんですけれども、そういった手続がとんとん拍子で進めば、3カ月とか4カ月で道路整備をしていくような見込みが立つという状況でございます。
ひぐち委員
それは何年度の予測をしているんでしょうか。年度数的には。
角南部地域まちづくり担当課長
説明が不足して申しわけございません。先ほど言いましたおおむね4カ所とか5カ所をことし先行取得しております。そういったところで順次整備を進めていくということでございますので、具体的にどこのエリアを何年の何月までにということではなくて、そういった条件が整い次第、契約が済み次第整備のほうもあわせて進めていくというようなことで進めさせていただいている事業となっております。
ひぐち委員
そのことは大体わかってまいりました。それで、丸ポチの不燃化助成事業ということで、8,802万1,000円計上しておりますけれども、この金額というのは何世帯を見込んで8,800万円というのを見ているんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
おおむね18戸程度ということで予算計上のほうをさせていただいております。
ひぐち委員
これは、今年度予算ということですよね。
角南部地域まちづくり担当課長
平成21年度予算ということですから、4月以降の予算ということでございます。
ひぐち委員
それから、その下に(仮称)南部防災公園整備に伴う補償費と書いてあるんですけれども、これは用地を取得するための補償費ということになるんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
こちらのほうで予算計上させていただいておりますのは、南部防災公園整備に伴う補償費で、東大の施設を動かす補償費ということで4億120万9,000円という内容になってございます。
ひぐち委員
ちょっと話を聞いたことなんですけれども、取得するのに2回に分けて、体育館がある場所とない場所と二つに分かれて取得をするようなケースが出ていると聞いたんですけれども、それはそういうことなんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
実は今現在、東京大学のほうとこういった整備に伴います基本的な協定を結ぶという手続を進めております。実はあした、その協定の締結式というのを予定しておりまして、それについては本定例会で報告する予定としております。ただ、予算審議ということですので、説明をさせていただきたいんですけれども、こちらが東京大学の中等教育学校になっていまして、ここの部分が西側道路になっています。それで、ここが海洋研究所の跡地となっているんですけれども、こういうふうに、おおむね今の想定では西側道路に面しました南側の位置、約1ヘクタールということで用地取得を考えております。
今、ひぐち委員から御説明のありました体育館の部分もかかるということで、まずは土地の取得につきましては、体育館にかからない南のほう、ここを先行取得して、その後、体育館が移築された後にここを買い増しするということで、分割して用地を取得する予定ということになっております。
ひぐち委員
わかりました。あと、防災公園になるということなんですけれども、近隣の方が一番心配していることは、公園はどんな公園にするんでしょうか。例えば樹木だけを植えるんだ、あるいはランニングコースみたいのをつくるとか、そういう想定というのはあるんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
細かい公園の仕様についてはまだ決まっておりません。ただ、広域避難場所内に設置される防災公園ということで、例えば耐水性の貯水槽だとか、もしくは、いざというときのための防災の機能といったものを最低限入れていかなければいけないなと思っております。区では、平和の森公園とか江古田の森公園というのがありますので、そういったところの防災設備を参考に公園整備のほうを進めていくというふうに考えますが、今現在のところでは、具体的にどういった公園内容にするというものは決まっておりません。
ひぐち委員
もう一つだけお聞きしたいんですけれども、(4)番に弥生町地域のまちづくりということで20万円計上しているんですけれども、これはどういった内容なんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
区では、4月以降に東大周辺の不燃化促進事業ということで、おおむね120メートルの範囲で不燃化促進事業を行います。ここには弥生三丁目も含まれておりまして、そういった地域に対してまちづくりニュースなどを配布するということで経費を計上させていただいているというものでございます。
むとう委員
320ページの1番で、南台四丁目地区整備で「見直し」となっているんですけれども、どういう整備だったものをどういうふうに、どの部分をどう見直すのかというところを御説明ください。
角南部地域まちづくり担当課長
区では、これまで南台四丁目地区につきましては地区計画という計画を進めて、防災まちづくりを進めております。それで、区画道路の1号というのを、新山通りのことなんですけれども、優先整備路線として拡幅整備を行ってきております。東京都のほうとも毎年、そういった予算についての協議を重ねているところですけれども、実はその区画道路1号沿いに150平米程度の防災広場を整備したいということで、毎年そういった予算計上をしているんですけれども、なかなか地権者の方との合意が得られなくて整備ができないという状況がございます。そういった中で東京都との協議もありまして、その広場については具体の取得のめどが立った時点で予算要求するようにということもありまして、そういった意味で予算額を減らしてございまして、見直しということで掲げさせていただいているという内容でございます。
むとう委員
そういたしますと、広場をつくろうとしていたところの地権者がお譲りいただけないということで難航しているということなんですか。
角南部地域まちづくり担当課長
今年度につきましても、3カ所ほど地権者の方に交渉させていただいたんですけれども、なかなか条件だとか時期の折り合いがつかなくて、そういった買収には至らなかったということでございます。ただ、地元に二つの町会があるんですけれども、そういったところの町会長かちは適宜防災広場の用地の情報などもいただいておりますので、今後もそういった用地取得を目指して働きかけをしていきたいと考えております。
むとう委員
それから、(3)の本町地域のまちづくりの拡充なんですけれども、先ほど質疑にありました上の成果指標のところには、本町二丁目・三丁目地区まちづくりの進捗状況と書いてあって、新しくは本町四丁目・五丁目の現況調査等というのが加わっているんですけれども、本町一丁目が全くないんですけれども、一丁目はどうなっちゃったんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
本町一丁目につきましても、今年度基礎的な調査とか、地権者の方々のアンケート調査なども行っております。そういった結果を踏まえまして、そこの地域につきましてもどういったまちづくりができるのかということを投げかけさせていただきまして、ここには、本町二丁目・三丁目地区のまちづくりということで、今年度調査検討、それから住民検討組織を発足と書いてありますけれども、そういったところで本町一丁目のほうもあわせて検討できるように働きかけをしていきたいと考えております。
むとう委員
多分今年度の予算の中では、本町一から三丁目地区のまちづくり調査となっていたと思うんですけれども、上のところからも一丁目が二丁目・三丁目の進捗状況から抜かされているということは、一丁目がおくれているということなんでしょうか。それとも、どういうことなのかもう少し。それとあわせて、今年度、一丁目から三丁目地区のまちづくり調査だったと思うんですけれども、それはどうなっちゃったんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
こちらのほうには、本町二丁目、三丁目地区のまちづくりの進捗状況と成果指標に掲げさせていただいております。実は私ども、地域に行くときには、本町二丁目・三丁目周辺地区ということで投げかけをさせていただいておりまして、当然その中には本町一丁目にお住まいの町会の方といった方々に対しても働きかけを行わさせていただいています。この成果指標の書き方等についても工夫をさせていただきたいと思いますが、いずれにしても、今年度基礎的な調査とかアンケート調査を行っております本町一丁目から三丁目のまちづくりについての検討を進めていきたいというものでございます。
むとう委員
では、「一」という数字がただ抜けちゃったということだけなんですか。
角南部地域まちづくり担当課長
当初、本町二丁目にあります郵政宿舎大規模用地を起点としたまちづくりということで、二丁目・三丁目周辺地区ということで話し合いをさせていただいたんですけれども、そういった住民の方々との意見交換をする中で、当然連檐しております本町一丁目地域についても、例えば西新宿からの開発の状況とか、さまざまこの間まちを取り巻く状況が変わってきていますので、そういったこともあわせて、本町一丁目の現況はどうなっているのかというのも調査を進めさせていただいているという状況がございます。そういった状況をとらえまして、本町一丁目の方々についてもあわせてまちづくりについて話し合いを進めさせていただくというふうに考えております。
むとう委員
今年度はもう間もなく終わりますけれども、調査して、調査結果はどんなものなんでしょうか。
角南部地域まちづくり担当課長
今回の調査は、約60ヘクタールという広い範囲に調査をかけておりまして、アンケート調査につきましても1万2,000人程度の方にアンケートを郵送して、その回答を得ているということでございます。現在、そういった基礎的なデータのまとめだとか、アンケートの結果を集計しておりまして、まだ具体的に御報告できるような成果品としては固まっておりませんので、そういったことがわかり次第、また適宜情報提供のほうをしていきたいと考えております。
むとう委員
では、またいずれ調査結果を報告してください。
次の321ページなんですけれども、「東中野地域まちづくり計画策定に向けた検討」というふうに書いてあるんですけれども、多分今年度の予算の中では、「東中野地域まちづくり計画策定」だったと思うんですけれども、これは策定できずに、策定に向けた検討に戻っているということなんでしょうか。
上村中部地域まちづくり担当課長
確かに昨年度、東中野周辺まちづくり計画案策定ということで予算を800万円計上させていただいております。今年度につきましては、20年度は556万円の契約金額で、まちづくりの方向性や将来像の検討をイメージするために具体的なまちづくりの手法とか、都市基盤のあり方等の検討を行っております。また、東中野駅周辺というふうに少し限定していた考えを東中野一丁目から五丁目、約95ヘクタールの少し広げた形での現況把握などもしてございまして、ここの321ページの平成20年の見込み、指標の中ではまちづくり構想たたき台の作成というふうに書いてございますけれども、構想をつくっていくデータ整理とさまざまな事業モデルの検討とかあり方の検討を行っておりまして、これにつきましては当委員会で今年度末にまとめまして御報告をさせていただきたいと思っております。
むとう委員
よくわからないんですけれども、そういたしますと、今年度計画策定はしなかったということなんでしょうか。
上村中部地域まちづくり担当課長
今年度は計画策定に向けた検討をしているところでございまして、21年度予算等の計画策定に向けた検討にあわせて、来年度する作業を今決めて検討しているところでございます。
むとう委員
エリアを拡大したからおくれているということなんですか。要するに、今年度も検討で、次年度も予算の中で「検討」と書いてありますよね。ということは、本当は今年度策定だったものが策定しないで、エリアを広くして検討。要するに、おくれたんですか。
上村中部地域まちづくり担当課長
ある意味では、当初どおりのスケジュールには、まちづくりの検討はさまざまな初度費とか、いろんなケーススタディとかやらなければいけない作業がございますので、内部検討をしておりまして、計画策定というレベルには至っていないというところでございます。
むとう委員
322ページの上鷺宮地域のまちづくりということでまた予算が計上されているんですけれども、鷺宮地域のまちづくりというのは、次年度、どういうまちづくりをしようとしていて、どこまで進めようとしているのか教えてください。
萩原北部地域まちづくり担当課長
上鷺宮の地域につきましては、上鷺宮のうち約60ヘクタール余りが区画整理事業をすべき区域になっておりまして、これまで区画整理事業をすべき区域を解除する新たな整備計画の策定に向けた検討をしておりましたけれども、平成18年のときに計画の説明をした際に多くの住民の皆さんから反対をいただいたということは、皆さん御承知のとおりだと思います。それで、今年度、語る会ということを開催いたしまして、その結果については決算特別委員会で篠委員の質問にもお答えしておりますので、皆さん御承知のとおりでございます。
そういう中で篠委員からも御提案がありましたし、住民の皆さんからも御提案がありまして、東京都と、また他区との区画整理事業をすべき区域についての東京都の調整等を行ってほしいという話がありまして、現在、東京都にそれをお願いして、東京都、練馬区、世田谷区、葛飾区、江戸川区の5区を含めて、区画整理事業をすべき区域についての課題等について検討しているところです。こういうもので一定の皆さんのほうに御紹介ができる情報等があったときに、まちづくりニュースということでお配りをするなり、また、そこで語る会を開催することができるようにということで予算は計上しております。
むとう委員
そういたしますと、継続的に進めていくという――住民の方に大失敗と言ったら怒られますけれども、反感を持たれて受け入れてもらえない計画で終わってしまったわけですけれども、地域の方からも、何だかまた区が動いているみたいな嫌な印象で伝わっております。これでまた予算がついて、区としてはニュース発行ぐらいのお金しかないわけですけれども、どういうふうにしていくのか。都との話し合いの結果を知らせていくということだけなんですか。つまり、このニュースの中で、強引に区が主導権を持ったまちづくりを進めるのではなくて、まちづくりを考えてもらえる素材を情報提供する程度のことだということなんでしょうか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
今おっしゃられたように、地域の住民の方は、語る会というようなことも一切やめてほしいという話も非常に多くいただきました。非常に反対していた住民の方も、最近、私がたまに区役所なんかで会うと、萩原課長ということで、割とあなたは話しやすいからということでお話に来ていただいたりしている状況もありまして、皆さんの考えがいつ語る会をやってほしいというふうにまた変わっていくかもわかりませんし、これで予算化していなくて、そういう住民の皆さんから要望があったときに動けないのでは困るというふうに考えております。
区画整理事業をすべき区域については非常に深い問題がありまして、今、各区、先ほど申し上げた5区を含めて東京都といろいろ検討しているんですけれども、検討というよりは、今のそれぞれの区が抱えている課題、住民の皆さんからこういうことを言われているだとか、ガイドラインの中でこういうふうにやろうと思っても、うまくいかないとかいう情報共有をするだけでも、5回を使っても、まだ各区の状況をお互いに共有する半分ぐらいまでしか至っていないのが現状でございます。
また、今の御質問の中では区が無理にやっていくのかというお話がありましたけれども、これは住民の皆さんにもしっかり私は話をしておりますけれども、住民の皆さんと一緒に進めていくので、区が無理やりやっていくという考えはないというのはお話ししているとおりで、無理やり何かを仕掛けてやっていくような考えは持っておりません。
むとう委員
既にまたというような感じで地域の人たちが言っている声も聞こえてきていますので、全体の地域の声をまとめていくというのは相当大変なことだと思いますけれども、また区がごくごく一部の方と勝手に進めているなんていうことにならないように、そこは本当に重々注意をしていただくようよろしくお願いいたします。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
間もなく3時になろうとしておりますので、少しまだ残っておりますけれども、委員会を休憩します。
(午後2時58分)
主査
それでは、委員会を再開します。
(午後3時21分)
先ほど要求いたしました資料につきましては、届き次第分科会を休憩し、書記に配付させることでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、質疑を続行します。質疑はありませんか。
久保委員
西武新宿線の沿線まちづくりで伺います。西武新宿線の成果指標と20年度の見込みが沿線まちづくり計画素案策定で、21年度が沿線まちづくり計画案策定となっていますね。これが進捗状況なんだと思うんですけれども、今、中井・野方間、それから野方・井荻間という二つの区間はそれぞれ状況が違っているかと思うんですけれども、違う状況でおのおのの区間において同じ沿線まちづくり計画案という中に示していくのか。それとも、それぞれの今後の見通しを立てながら、案の中でも一定の違いといいますか、策定の中にも1、2みたいな形で立て分けていくのか、その辺はいかがお考えですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
先日、予算特別委員会で南委員からの御質問にお答えさせていただいたんですけれども、21年度につきましては計画案を検討していくという中で、採択された区間のほうにつきましては、当然予想されることは構造形式が21年度ぐらいには決まってくるだろうということ。東京都のほうはまだそういうことを一切申し上げておりませんけれども、それを想定してくると、かなり具体的に検討の熟度を高めていかなければいけない。また、野方・井荻間につきましてはまだ候補区間でしかないわけですから、今度そこのまちづくりは機運を高めていかなければいけないということでいけば、こちらはある程度具体性を持ったもの、野方から井荻間のほうについてはまちづくりの方向性みたいなものというふうに、今、委員御質問があったようにやはりある程度の分けは出てくると思います。
久保委員
当然それは分かれなければいけない。本来であれば一括してずっと同じようなやり方でやっていけることが望ましいと思いますが、それを進めながらも、やはり急ぐべきことは急がなければいけないんだろうと思います。そこでポイントになるのは野方なのだと思うんですね。構造形式がどうなるかということと、その後の事業候補区間がいつ格上げになるかというところによるのかと思いますけれども、それでもやはり野方はどうしたらいいのかということが当然話題に上ってきます。また、今、野方駅舎についても改良しているさなかでございますので、その辺について野方駅については今後どのように考えていらっしゃるのか。
それと、沿線まちづくりは沿線まちづくりとしてやっていくとしても、今、野方駅舎については都市計画のほうでさまざま、いつもここの予算にも載っておりますので、そこら辺のところでは若干担当の違いなどもあるかと思うので、そこら辺の連携をとりながらどうやって進めていくかという、2点をお示しいただければと思います。
萩原北部地域まちづくり担当課長
野方につきましては、今おっしゃられたように構造形式がまだ決まらない。今後決まっていくであろう。それから、野方から井荻間のほうについては、いつ事業を採択されるかは全く状況としてはわからないという状況の中で、やはり何もわからないからということでこのまま終わってしまうというわけには当然いかないと思うんですね。しかしながら、まだ何も決まらない中で沼袋や新井薬師のようなまちづくりの検討ができるかといえば、そうではないという中で、年度当初に毎年、勉強会の皆さんと今年度の勉強会の進め方についてお話をしていくんですけれども、その中でお互いに考え方を共有しながら、連立が来る前にできるまちづくりということでもいいですし、また、今、具体的に北口の整備がある。そういうものに絡めたまちづくりという検討にもなっていくかと思うんですが、まだこの時点でどういうふうな方向でやるというのは、さまざまな状況が決まっていない中では、明確に区としてこういうふうにやっていくというのはまだ決まっておりません。
久保委員
いずれにいたしましても、どういう構造になっても、野方駅にとってやはりいい状況を考えてあげなければいけないと思うので、これはまちづくりの案の計画の中で、中井・野方、そして野方・井荻、この二つの計画を例えば立てていくに当たっても、この野方のことはきちっと位置付けをしていただきたいと思っております。
それから、ここのところで括弧して「勉強等への参加人数」というのが成果指標の中にありますね。これは、江口委員も質問でいろいろ業務委託の調査についてのことを触れられておりましたけれども、21年度は計画策定の業務委託をなさいます。こことまちづくりの勉強会はどういうふうに今後一緒に連携をとりながらやっていくのか、その辺のところも御説明をいただければと思います。
萩原北部地域まちづくり担当課長
平成19年度までは、まだ19年度時点では連立の採択というのは決まっていない中で、やはりまちづくりの機運を盛り上げていくということが一番重要ということで、成果指標の中でも、これまで延べ人数というものを一つの成果と、まだ具体的に動きが見えていない中ではしておりました。そういう中では、20年以降は、指標としては勉強会に参加した数ではないということで、今年度は素案。ぴったり3月31日では素案、来年から案というわけではないんですけれども、大きく分けて大きな位置付けの中では、20年はおおむね素案について検討をしていく。21年度は案について検討していくと。いずれにしても、これは沿線まちづくりの計画策定の中の一環と考えております。
その中で、今年度から委託業務の中で、計画の策定と、計画を策定するには、住民の皆さん、それから今まで検討された勉強会の今までの案もそうですし、今考えている勉強会の皆さんの考え方というのもきちんと組み入れながら、計画をつくっていかなければいけないということで、委託業務の中に勉強会への情報提供や勉強会の活動サポートということも21年度も引き続きやっていく予定で考えております。
久保委員
やはり今かかわっている方たちがまだまだ少なくて、駅の周辺の方というのは意識があると思うんですけれども、これは何度も申し上げていることですけれども、例えば道路の問題がございます。これは中杉とか大和町だけにかかわらず、もみじ山通りですとか、今後の都市計画道路で拡幅なども予定をされている道路と西武線のこの踏切との問題というのもありまして、そういう意味で考えていきますと、西武線沿線まちづくりといっても非常に広範囲の方たちが対象になってくるわけですね。この辺の方たちにも、今の進捗状況ですとか、また今後の勉強会などの呼びかけですとか、多くの方にかかわっていただく必要性があると思っています。
それから、それに絡めて、この上鷺宮の地域のまちづくりもやはり同じ問題が出てくることだと思っております。なので、細部にわたってさまざま、総論賛成・各論反対ということで、西武線の踏切の解消については当然みんなが賛成をしているけれども、そこにまつわることに関してはやはり反対の声ですとか、また、どこまでの範囲が西武線沿線まちづくりに絡んでくるのか。先ほど早稲田通りから新青梅というふうに課長はおっしゃいましたけれども、本当にそういうことが現実になってきます。それがあまりまだ地元では認識をされておりませんので、そこら辺も勉強会の方たちにも御理解を深めながら、地域住民の方たちにも理解を深めていただかなければいけないようなところだと思いますが、その点はいかがですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
今、委員の御指摘のとおりだと思います。それで、20年度につきましてはまちづくりニュースを発行したり、また、区報の中で各まちづくりの勉強会についても紹介もさせていただいて、多くの人にまちづくりの勉強会のことを知っていただいたり、そういうPRの取り組みもやっております。それについては、来年も、特にニュースになると思うんですけれども、ニュースを発行して、ニュースを配って、多くの人が参加していただけるように引き続き呼びかけていきたいと思っています。
実際、まちづくりのニュースを配らせていただいた後、どこの勉強会についても数人程度新しいメンバーが入られてきているのも事実でございます。そういう中で、逆の問題でいけば、多くの方が入られることによって、新しい方は何も知りませんので、またゼロから勉強会をやらなきゃいけないということで、勉強会の我々が今想定していたスピードがまた若干落ちているということもございます。そういうことも踏まえまして、また来年きちんとPRもしながら、多くの方が参加していい議論ができるような勉強会にしていくように、また工夫をしていきたいと考えております。
久保委員
ぜひそのようにお考えいただきたいと思います。私も勉強会に参加していてやはりそういったことを思っておりまして、同じ議論を何度も何度も繰り返すということでなかなか進んでいかないという現状もありますので、二段構えといいますか、本当にまちづくり勉強会の中核となってやっていただく方、そして、今後の計画策定にきちっとかかわっていただく方、ある意味選抜チームでいいのかもしれませんが、そういうことも考えていただく。そして、広範囲でも、勉強会に参加をしなくても情報がきちっと行き渡るような仕組み、その辺のこともお考えいただいて、重大な中野区のまちづくりの課題でございますので、本当にきちっとした取り組みをお願いしたいと思います。それは要望でございますので、お願いいたします。
かせ委員
東京都が構造を決定するんだということですけれども、もともとこの西武線については地下化ということを区民が求めていたわけですけれども、どういう状況でしょうか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
先日も予算特別委員会の総括質疑の中で南委員にお答えをしたとおり、状況については、構造、形式がいつ決まるのか、その見通しについてはまだわからないという状況です。
かせ委員
それで、まだ決まっていないということであるならば、区としての考え方というか、それを交渉して、地下化ということで区民合意を進められる可能性があるわけですけれども、区の働きかけというのはどうですか。お任せっきりですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
区としては、地下化を要望しているということは東京都のほうには伝えておりますけれども、これについては、区民が要望しているから地下になるとかそういう問題ではなくて、きちんと事業主体である東京都が構造形式についてどれが一番いいのかというのをさまざまな角度から検討して、また、全国のほかの連立事業との整合も図りながら、ほとんどのお金を国庫補助金でやっていくという事業なので、区民が要望したからなるとか、そういうものではありません。
かせ委員
今の久保委員の議論の中でも出ていましたけれども、構造が全然変わってしまうわけですから、特に道路との交差の関係でいえば、地下が現状の中では一番矛盾なくできるわけでして、それが高架になったりすれば、そこを通すための新たな工事であるとか、複雑な工事というか、大規模な構造の変化というのが出てくるわけでしょう。だから、そういうことも考えて、トータルとしてどちらを選ぶべきかというふうに当然考えるだろうけれども、その点についてはお任せであってはいけないし、今こういう状況の中だから、いろいろ交渉とか、情報交換であるとか、そういうことをして、区民の意向に沿うようにやるべきときだと思うんですよ。その辺についてやられているんだろうけれども、我々にはよく見えていないものだから、そこのところをもうちょっと迫力を持ってやっていただきたいと思っているんですけれども、どうですか。
萩原北部地域まちづくり担当課長
それについては非常に難しい問題がございまして、中野区が区民のために地下がいいということになれば、費用負担の協議の中で区が多目の負担をするという話にも展開せざるを得ません。どれが環境についていいのかというのも、一般的に今、地下がいいと言っておりますけれども、地下化された後の振動の問題等についても、高架よりも地下にした場合に電車が通ったときの振動の被害が出ている地域があったりして、その被害を抑えるためには対策の講じようがないという現状もあったり、いろんなことがあります。中野区としては、そういうことについて東京都と協議をしております。東京都についてもその辺は重々周知した上で今検討して、国と協議をしているところです。
かせ委員
それと、やはりいろいろ議論をされているんだろうと思うんですけれども、情報公開の問題と、それから、双方の中で構造的な問題もありますし、その辺の問題点の洗い出しであるとか、そういうことについては既にまちづくりの勉強会でやられているのだろうと思うんだけれども、そのことについては幅広い人たちへの情報交換というのは必要になってくると思うんですね。
先ほどの議論ではありませんけれども、まちづくりについても、一方ではなかなか声がかからないよという人たちもいますし、それから、いろんな人たちが来たらまたもとのところに戻ってしまうということもあるかもしれないんだけれども、一番大事なことは地域の皆さんが合意できる案ということですから、それのいろいろ組み合わせの中でそういう問題を解決していって、やはりみんなが納得できる、これで行こうよというね。
総体的には反対する人はいないと思うんですけれども、ただ、いろいろな問題が出てきたときにどうするかということなんですよ。それの問題で、みんなが納得いけるということでいえば、情報の公開やそれぞれの意見を言う場といったものは必要になってくるだろうと思うんです。ですから、その辺はもうちょっと工夫していただければと思っているんですが。
萩原北部地域まちづくり担当課長
工夫していきたいと思っています。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、進行します。予算説明書補助資料の324から325ページ、予算説明書164、165ページです。7項まちづくり推進費、3目まちづくり推進室経営費。
久保委員
286ページの区政目標のところで、ここに部の経営担当としてということで、6番、都市整備部経営費というのがあります。ここの組織体制のことなんですけれども、以前にも部長にお伺いをいたしましたんですが、職員2,000人体制に向けて人材育成や能力開発を計画的に行い、部門として必要な人材の確保ができているというようにここにあります。それで、今までこういう区政目標の中でこういったことが示されたかどうか、去年の補助資料の中にはなかったように思うんですが、具体的に都市整備部としてどうやってどのような人材の確保をするということを想定して、ここに目標として掲げられているんでしょうか。
登都市計画担当課長
まちづくりとかの一連のそういったものにつきましては、職員の量もさることながら、質的な向上というのも不可欠だと思っております。そういう点で、例えば東京都のほうに職員を研修派遣という形で送りまして、都の職員と一緒に仕事をしながら学んだりとか、あるいは、部内研修等もやりながら人材育成を図っているというところでございます。やはり少数精鋭でやっていくためには質的向上が欠かせないということから、こういったものを現在掲げているということでございます。
久保委員
今、東京都のほうにということと、あと部内研修ということを言われていました。たしか松前課長がこちらにいらっしゃる前に、URのほうで研修期間があったのかなと思っておりますけれども、それは民間採用の課長さんだからそうなさったのか、それとも、今後、区の職員においてもそういった研修等も行っていくのか。先ほど、職員の量もだが質的な向上ということで、当然2,000人体制ということでこれから行くわけですから、もっともっと職員は減っていってしまいます。その中で本当にいまだかつてないまちづくりを中野はやっていくわけですよね。
警察大学校跡地だけでも大変な、中野駅周辺だけでもやったことのないような経験ですし、ましてや連続立体交差化などということは、今まで本当に経験をした方というのも、国交省から西岡副区長がおいでになっていらっしゃいますけれども、そういった経験を持っている職員は全くいないと思います。そうした中で、今後のまちづくりを見据えて、今言われたような内容の研修で本当に大丈夫なのかと私は懸念をしているわけなんですが、そこら辺、長期的な計画に立ってやっていかねばならないと思いますが、いかがですか。
登都市計画担当課長
今後、部内でのこういった取り組み、それから区全体での取り組み、そういったことをやりながらということになります。特に技術系職員につきましては、民間で経験された人の採用とか、そういったことを含めてさまざまな人材の確保に努めていきたいと思います。
久保委員
民間で経験を持たれている方を採用するということも大事なことだとは思っています。ただ、計画の期間というのがかなり長いですね。西武線においては本当に15年、20年という先になってしまうかもしれませんが、駅周においても期間が長いと思っています。その中で、短いサイクルの中で職員がどんどん入れかわってしまうことが本当に大丈夫なのだろうかと思います。先ほど囲町のお話も出ておりましたけれども、これからいろんな地域との合意形成を図っていかなくてはいけないですね。そういうときには、本当に長丁場であってもしっかりと腰を据えてそういうところに入り込んでいかなければいけないということもあると思います。
以前にも、西武線のことでも、例えば西武線沿線のどこか、沼袋ですとか、そういったところに西武線沿線のまちづくり事業室みたいなことで置くとか、そうやって地域との合意形成の場を図っていかなければいけないんじゃないかということも申し上げましたけれども、そこら辺のところ、長期的に立ってもっと本当に今考えておかなければ間に合わなくなってしまうのではないかと思いますが、その点はいかがでしょう。
登都市計画担当課長
先ほど申し上げたとおりでございまして、例えば職員数が減る中で、先ほど申し上げましたように外部、都庁とかといったところにも今職員研修派遣をしておりますけれども、そういった質的な向上を目指した育成ですとか、当然異動に当たっても、頻繁な異動によって地元との対話がうまくいかなくなるとか、そういうことはないように、長期的な視点に立って育成を図っていきたいと思っております。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、この項の質疑は終わります。
先ほど要求していました資料が今届きましたので、分科会を休憩して書記に配付させることでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
主査
それでは、配付をお願いします。
(午後3時45分)
主査
それでは、分科会を再開します。
(午後3時46分)
先ほど、休憩前の審議で要求のありました資料をお配りいたしました。この資料について補足の説明はありますか。
松前拠点まちづくり担当課長
お手元に配付をさせていただきました。先ほど補助資料の内訳がよくわからない①から⑧までの項目につきまして、ごらんのような予算内訳ということでございます。また、①と②を足して4,000万円強。こちらは、予算案の概要という中にあります警大跡地が、①、②及び一番下に書いてございます委員の謝礼、これを合わせた数と隅切り用地取得費を合わせた額が予算案の概要の中の警大跡地ということでございます。
また、③から⑤までの合計した6,468万8,000円、こちらが予算概要書の中野駅地区整備に係る予算内訳ということになります。そして、残りの⑥から⑧の合計をした1,680万円、こちらが中野駅南口で計上させていただいている内訳額ということでございます。
主査
よろしいですか。
久保委員
どうもありがとうございました。こういったものが出ておりますし、概要にも出ておりましたわけですから、せめてこちらの三つに分けたところだけでもいいのでお示しいただければと思いましたので、以後、こういった分科会の中で資料請求などということではなくて、きちっとお示しいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
主査
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、続いて一般会計歳入について一括して質疑を行います。
質疑に当たっては、歳入予算説明書補助資料のページにより行いますので、よろしくお願いいたします。
一般会計歳入について質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
質疑がないようでしたら、一般会計歳入のところは済みということで進行いたします。よろしいでしょうか。
以上で、当分科会分担分についての質疑はすべて終了したことになりますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。
むとう委員
漏れてしまったので改めてお尋ねしたいんですけれども、自転車駐車場のことなんです。私、一般質問でサンプラザのことでお尋ねしたんですけれども、今度1月1日から新たに改正の条例が施行になったので、いろんなことが強まるわけですよね。それで、サンプラザに対して何かこれまで働きかけたんですかという質問をしたときに、働きかけました、検討をしているというような御答弁だったと思うんですけれども、所有会社、それから運営会社とありますけれども、ちゃんと中野の副区長が社長である所有会社に働きかけたのか。その働きかけはちゃんと書面で働きかけたのか、口頭依頼なのか、いつごろそれはしたのかというのを改めて教えてください。
遠山土木・交通担当課長
日時等はちょっと明確には記憶ございませんが、数カ月前、当然条例制定、改正を行いまして、またそういう話があるということで、庁内の窓口になっている経営のほうを通じて、サンプラザの運営会社のほうにこういったことで改善を求めたいということは伝えてございます。そして、その中で一般質問での答弁の中にもあったと思いますが、今、具体的なところを検討しているという最終的な回答をいただいているということです。
むとう委員
運営会社に働きかけたんですか。私は、所有会社かなと思うんですが。
遠山土木・交通担当課長
訂正します。所有会社でございます。
むとう委員
もう1点気になっていて、きのうの299ページの質問の中で、後からお答えいただいた公園の地率のところなんですけれども、これから新たに本町二丁目とか本町五丁目のところの防災公園もこの地率に入れるとこれだけになりますという答えがあったかと思うんですけれども、前から気になっていたのは、ここは郵政宿舎の跡地、NTTの社宅跡地もそちらから出されているこれの説明の中では「防災機能を持った公園等を整備する」ということで、「等」という字が入っていて、公園をつくるというふうには書いていないんですよね。だから、防災機能を持った公園以外の何かも入ってくる要素がまだまだあるのかなという含みを持って「等」と書いてあるように感じられるんですけれども、そこがあいまいなのではっきりしないことが1点と、防災公園ということできのうそちらが数字をお示ししてくださった地率の中にすべてが防災公園になるよということで入った数字なのかどうか、そこの確認をお願いしたいんです。
角南部地域まちづくり担当課長
昨日答弁させていただきましたのは、全部がそういった面積になった場合の想定ということで、今委員から御指摘がございました防災公園等という内容につきましては、まだはっきりした計画にはなっておりませんが、例えば本町二丁目にしろ、本町五丁目にしろ、公園プラスその他の周辺の都市基盤整備に使うということがございますので、想定としては周辺道路の拡幅用地とか、そういったことも想定されておりますので、公園等ということで表記させていただいているという内容でございます。
むとう委員
そうすると、そこから何割か引かれるということなんですね。
角南部地域まちづくり担当課長
どれだけ引かれるかということは今現在固まっていませんけれども、想定としてはそういうことを想定して盛り込んで、「等」という表記をしているということでございます。
かせ委員
先ほどのせっかくの資料ですからお聞きしようかと思って、ちょっと戻ってしまいますけれども、ごめんなさい。先ほど資料をいただきましたけれども、それぞれのところで金額が書かれているんですが、そうしますと、この委託ですけれども、これは一括じゃなくて、それぞれの事業に基づいて委託するんですか。
松前拠点まちづくり担当課長
一番最初の御質問にもお答えしたように、ただいま予算を審議していただいているというところでございますので、これがどのような委託の形態になるのかということは今後予算の審議をいただいた後に決めていきたいと考えております。
かせ委員
これまでですと一括して委託というケースが多かったんですけれども、それも含めて今はわからないということですか。
松前拠点まちづくり担当課長
そのとおりでございます。
主査
他に質疑漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で第7号議案、平成21年度中野区一般会計予算(分担分)の質疑をすべて終結したいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
主査
御異議ありませんので、第7号議案の当分科会分担分についてすべての質疑を終結します。
次に、意見についてですが、意見がある場合は、対象となる議案の番号、会派名または氏名を明記の上、あす3月6日正午までに文書で事務局へ提出するようお願いいたします。
次回の建設分科会は、あす3月6日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告します。
以上で本日の日程は終了いたしますが、各委員、理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
主査
なければ、以上で本日の建設分科会を散会します。
(午後3時55分)