平成20年06月13日中野区議会環境対策特別委員会(第2回定例会) 平成20年06月13日環境対策特別委員会 中野区議会環境対策特別委員会〔平成20年6月13日〕

環境対策特別委員会会議記録

○開会日 平成20年6月13日

○場所  中野区議会第2委員会室

○開会  午前10時00分

○閉会  午前10時33分

○出席委員(13名)
 来住 和行委員長
 南 かつひこ副委員長
 平山 英明委員
 つぼい えみ委員
 いでい 良輔委員
 のづ 恵子委員
 奥田 けんじ委員
 牛崎 のり子委員
 伊藤 正信委員
 むとう 有子委員
 篠 国昭委員
 市川 みのる委員
 岡本 いさお委員

○欠席委員(0名)

○出席説明員
 副区長(管理会計室) 沼口 昌弘
 財産管理担当参事 谷村 秀樹
 評価改善担当課長 田中 政之
 区民生活部長 大沼 弘
 ごみ減量・清掃事業担当参事(環境と暮らし担当参事) 橋本 美文
 清掃事務所長 齋木 正雄
 都市整備部長 石井 正行
 公園・道路担当課長 安部 秀康
 教育委員会事務局次長 竹内 沖司

○事務局職員
 書記 竹内 賢三
 書記 丸尾 明美

○委員長署名

審査日程
○議 題
 省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について
 ごみ発生抑制及び資源化推進について
 都市緑化推進について
○所管事項の報告
 1 中野区みどりの基本計画改定基本方針について(公園・道路担当)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、環境対策特別委員会を開会します。

(午前10時00分)

 本日の審査については、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ございませんので、そのように進めます。
 なお、審査に当たっては12時を目途に進めたいと思いますので、御協力お願いします。
 それでは、議事に入ります。
 省エネルギー推進及び自然エネルギー活用について、ごみ発生抑制及び資源化推進について及び都市緑化推進についてを一括して議題に供します。
 所管事項の報告を受けたいと思います。
 中野区みどりの基本計画改定基本方針についてお願いします。
安部公園・道路担当課長
 では、中野区みどりの基本計画改定基本方針について、御報告申し上げます。(資料2)
 この基本計画改定基本方針につきましては、6月11日、おとといの建設委員会でも、直接の所管分野であります都市計画調整担当から報告をしているものでございます。ただ、このみどりの基本計画につきましては、今の審査事項にございました都市緑化の推進というものにかかわる部分がありますので、こちらの環境対策特別委員会でも、私、公園・道路担当から御報告させていただくものでございます。よろしくお願いいたします。
 それでは、まず中身に入りまして、1番、改定の目的でございます。中野区のみどりの基本計画というのは、平成13年2月に策定したものでございます。その後、平成17年3月に新しい「中野区基本構想」を策定した。それから、「みどりの基本計画の根拠法の都市緑地法についても平成16年に改正され、」ということでございますが、これはみどりの基本計画について、各自治体で作成しなさいという根拠法でございますが、この13年時点には、当時都緑地保全法というものがございまして、この都市緑地保全法に基づいて、13年度は策定したものでございます。それが都市緑地法という法に変わりまして、内容につきましても、どちらかというと平成13年のものにつきましては民間というか、そういう全体の緑化というような部分でつくっておりますが、今回の改定では、都市公園の整備、区で公園を整備すると、そういうようなことについても追加できるようになったということで、こういう基本計画の担うべき位置付けが強化されたということでございます。これらの上位計画を踏まえ、中野区みどりの基本計画の見直しを行う必要があるということでございます。
 また、地球環境に関する課題(二酸化炭素の削減など)が顕在化しているほか、区内でのみどりの確保や保全に影響を与える大規模な土地利用転換が見込まれる区域への対応を図る必要がある。例えば国家公務員宿舎跡地の問題とか、学校の統廃合の跡地というような広い土地がこれから出てくるわけでございますけれども、そういうものの利用についても課題としてあるわけでございますから、そういうことも自然に出る必要がある。
 それから、見直しに向けて、平成19年度に実施した緑の実態調査、これは3月17日に本委員会でも報告しておりますが、緑の実態調査において状況を把握し、緑の保全や緑化の可能性を検証いたしました。
 これらの状況を踏まえ、中野のみどりの保全や創出に向けて新たな目標や計画を策定する必要があるというふうに考えまして、現行のみどりの基本計画の改定を行うものでございます。
 2番目でございます。改定に当たっての基本的な視点といたしまして、現行中野区みどりの基本計画は、これは基本としつつ、都市気候や地球環境問題に直面している現状、都市気候、よく言われるヒートアイランド現象とかそういうものでございます。それから地球環境問題、京都議定書とか温暖化というようなことが言われておりますので、こういうものに直面している現状や、緑の持っている機能、潤いや防災等の向上を踏まえた緑の保全や創出を進めるために、環境基本計画、これは2008年5月に策定いたしまして、本委員会で報告させていただきましたが、これとの整合を図りながら、次の視点から必要な変更を加えるものとするということでございます。
 まず、(1)でございます。CO2削減など地球環境改善を目指す緑の創出をする。この辺は、平成13年当時は余り強く意識していなかったところでございますけれども、こういう視点を入れていくということでございます。
 それから2番目、公園の芝生化や生物が生息できる個性ある公園整備計画をつくる。なかなかこの個性ある公園計画というのが、それぞれ地域の皆さんの御意見というものもある中で難しいわけでございますけれども、今、中野区で、御存じのとおり小さな公園の数が多いというようなこともありますので、その辺でやはり個性を持たせる必要があるだろうということも考えておりまして、こういう個性ある公園整備計画を入れるということでございます。
 それから3番目でございます。都市計画諸制度・環境軸など国及び都の制度を取り入れた緑の創出ということです。都市計画諸制度というものは、この辺も大分以前と変わってきておりまして、例えば立体公園制度とか、みどりの基本計画の中で重点地域というものを位置付けるというようなことができるようになっておりまして、そういうことを考えております。
 それから環境軸ですが、これにつきましては、東京都で幹線道路沿いに環境軸というものを設定するということを考えておられます。それで、中野区にかかわるところでは、環状六号線と中野通りが環境軸というふうに指定されると予定されております。そういうことで、環境軸として中野通り、環六に街路樹が入っておるわけですけれども、それに沿ってまた緑を創出していくというようなことを東京都でも考えておりますので、そういうものと整合性をとるということでございます。
 それから壁面緑化・屋上緑化によるみどりの創出。これは今、中野区として進めていることでございますけれども、こういうことも今後とも進めていくと。
 それから、保護樹林、保護樹木を守るしくみと緑のリサイクル。保護樹林、保護樹木をなかなかこれが、指定はしていますけれども、暫減といいますか、少しずつ減っていくことになかなか歯どめがかからない現状がございます。そういうものを守る仕組みを考えていきたいと。
 それから、緑のリサイクル。これは剪定した落ち葉をどういうふうにリサイクルするかとか、あとは樹木そのものの、例えばどちらかからどちらかへ移植をするというようなことによって守っていくというようなことも考えられますけれども、そういう保護樹林、保護樹木を守る仕組みとリサイクルの仕組みを考えていきたいということでございます。
 それから、緑被率。現在、3月17日の実態調査で御報告いたしましたとおり、中野区の緑被率は16.37%でございますけれども、一人当たり公園面積、これは現在1.31平米でございます。これら数値の新たな数値目標の設定ということも考えております。
 それから7番目、区民・事業者・区が協働して取り組むみどりの創出。この辺は、区民・事業者・区がこの役割分担を明確にしながら、それぞれがどういうふうに取り組んでいくかというようなことをもっと明確にしていきたいというふうに考えております。
 裏面をごらんください。
 目標年次でございますが、都市計画マスタープランとこのみどりの基本計画、通称我々は「みどりマス」と呼んでいますが、非常に密接な関係があるものでございます。それで、都市計画マスタープランが20年後を目標としておりますので、このみどりの基本計画についても、改定時からおおむね20年後を目標に考えたいというふうに思っております。ただ、先ほど数値目標の設定というようなお話をいたしましたが、数値目標について20年後というと、余りにも長過ぎるのではないかというようなことも考えられますので、数値目標については、例えば10年後にするとか、そういうようなことも考えたいというふうに思っております。
 それから4番目、改定の進め方でございます。今お話ししましたとおり、都市計画マスタープランと密接な関係がございますので、都市計画マスタープランの改定作業と連携しつつ改定を進めると。
 それから2番目、中野区自治基本条例に基づき意見交換会及びパブリック・コメント手続を実施し、区民意見の反映を図ると。これは当然のことでございます。
 それから、改定スケジュールでございます。改定素案の骨子というものを今やっておりまして、これから、4月から7月の間でつくる。それから、改定素案を8月から10月の間につくる。それから、改正案を11月から12月の間につくるということでございます。それから、意見交換会ですが、7月から11月というふうに書いてございますが、もうちょっと具体的に申し上げますと、7月後半から8月の上旬のころに第1回の意見交換会を開きます。このときに改定素案の骨子ができている次期でございますので、その辺がお示しできるかどうか、ちょっとまだはっきりしておりませんが、このときに、とにかく第1回意見交換会をいたしまして、これについて――ほかの意見交換会もそうですが、中野区みどりの基本計画に関してだけの意見交換会ということではなくて、都市マスタープランの意見交換会と一緒にやりたいというふうに考えておりまして、先ほど申し上げました7月後半から8月初旬については、区役所と、あと五つの地域センターの6カ所で意見交換会をやりたいというふうに考えております。
 それから、第2回目の意見交換会でございますが、これが意見交換会の7月から11月の11月の部分でございます。10月末から11月の初めごろに第2回意見交換会をやりたいというふうに考えております。これも都市計画マスタープランとみどりの基本計画を一緒にやりたいと。このときには、11月でございますので、改定素案ができているときでございますので、改定素案をお示ししながら意見交換会をやりたいというふうに考えておりまして、これは15センターすべてでやるというふうに考えております。
 それで、この意見交換会を受けて改正案ができ上がりますので、この改正案に基づきまして、1月から2月ごろにパブリック・コメント手続を行う。これは当然でございますけれども、都市マスと時期的には並行することになるかと思いますが、ものとしては都市マスは都市マス、みどりの基本計画はみどりの基本計画としてパブリック・コメントをやると。それで、その1月、2月のパブリック・コメントを受けて基本計画の決定を、予定でございますが、3月に行うという予定で考えております。
 雑駁でございますが、御報告は以上でございます。
委員長
 御苦労さまでした。それでは、今の報告についての質疑を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。
平山委員
 すみません、平成16年に改正された都市緑地法の改正点について、もう少し詳しく御説明いただいてよろしいですか。
安部公園・道路担当課長
 今申し上げましたとおり、都市緑地保全法という法律が都市緑地法に変わったわけでございますけれども、都市公園の整備の方針というものを入れられるようになった。以前はどちらかというと民有地の緑化推進というのが主でございましたので、中野区のみどりの基本計画としましても、民有地の緑化推進が主でございました。改正の中身としまして、地区計画の活用というようなことで、草地等の保全、それから樹林地等の保全の条例化が許可制となってできるようになったと。それから、あと地球環境問題への対応というような趣旨も入ってきております。そういうようなことで、以前より大分範囲が広くなったと申しますか、そういう改正がされております。
牛崎委員
 スケジュールの点でお伺いしたいんですけれども、意見交換会を二度に分けてされるというふうにおっしゃっていましたが、この意見交換会の結果を参考にし、またパブリック・コメントの御意見を参考にして計画というふうになっていくんですが、意見交換会の結果を委員会に報告していただくということはあるんでしょうか。今までですと、こういうことの結果、これの中からこんなふうに参考にしてできましたというようなことが多いので、その前に私たちに、どういう御意見が区民の中からあったかということを詳しく御説明いただければいいなと思うんですが、いかがでしょう。
安部公園・道路担当課長
 ちょうど7月から8月にかけて第1回、それから10月から11月にかけて第2回というふうに、意見交換会を考えているわけでございますけれども、意見交換会の結果を受けて改正案をつくります。そのときに、こういう意見があって改正案の中にはこんなふうに反映されているというような御報告はできるかと思います。
奥田委員
 今回出していただいたみどりの基本計画の位置付けを確認させていただきたいんですが、先般出されました中野区の環境基本計画の中の3ページの図では、環境基本計画の――これは線が2本伸びていて、みどりの基本計画と一般廃棄物処理基本計画、二つが出ていると。この線の伸びている関係性を少し整理してまずは教えていただきたいんですが、これは上下関係というとらえ方でよろしいんでしょうか。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 環境基本計画の位置付けという枠の中でございますけれども、計画体系として上位に位置しているのが基本構想で、その基本構想を実効あるものにするために「新しい中野をつくる10か年計画」ということで、上から下に、計画の上位計画というわけではありませんけれども、それぞれの計画を踏まえた上で、実施計画としての意味合いを持つのが「中野区みどりの基本計画」あるいは「中野区一般廃棄物処理基本計画」というふうに私どもとしては考えてございます。
奥田委員
 そうすると、環境基本計画に対して緑の分野での実施計画が、今回出された「みどりの基本計画」ということになるんでしょうか。
安部公園・道路担当課長
 はい。環境基本計画の中に緑の部分もうたっておりますけれども、実施計画すべてではございませんけれども、実施計画も含むと申しますか、そういう位置付けでございます。
奥田委員
 そうすると、この線で伸びてきている上下関係というか、ものはある程度理解したんですけれども、条例の――矢印が出されているんですが、条例はどういう関係で出てきているんですか、これは。
大沼区民生活部長
 この環境基本条例のことですよね。
奥田委員
 はい。
大沼区民生活部長
 それに基づく環境基本計画だということであります。
奥田委員
 そうすると、10か年計画を具体的に環境分野で示したもの。さらに実施計画という関係があって、環境の基本計画については、基本条例に基づいて計画化されているという理解でよろしいですか。
大沼区民生活部長
 そのとおりでございます。
奥田委員
 そうすると、基本条例を見させていただくと、区の責務の中で、4条の中ですけれども、公害防止であるとか、まちの美化、良好な景観の保全に関することというような項目もあるんですけれども、前回か前々回御指摘をさせていただいたところですが、答申の中では、こういった項目が環境基本計画の中に盛り込まれるべきものとして答申され、素案の中では、現状の課題認識というところまではそういった項目が書かれていたと思うんですね。ただ、区の考え方として、基本計画の位置付けがCO2の削減に特化したものだという位置付けをしたため、具体的な内容を盛り込まれていないんだという説明があって、案の段階で、そうした公害であるとか景観の項目、あるいは近隣の住環境の整備といったところは削除したというような経緯になっていると思うんですね。
 そうすると、名称だけを見ると、一見この基本条例に基づいて基本計画があって、具体的なアクションプランといいますか、行動計画、実施計画のようなものがぶら下がっているという位置付けに見えますが、実は基本条例の中に盛り込まれているものの中の一部が基本計画の中に体系として出されているのみで、それをさらに具体的に今回、緑の部分についてやるということですけれども、全体像として条例のうたうところの公害の防止であるとか、まちの美化、良好な景観の保全というところ、あるいは条例の中では答申を反映させた計画をつくるというようなことで書かれているわけですけれども、答申の中では基本計画から除かれました、特に答申では4番、5番というところで、都市環境の快適性の創造という部分、それから5番の身近な生活環境の改善というところで、マナーであるとかそういった近隣の住民の交流といった部分、ここが位置付けとしてはなされてきているわけですが、ここの部分について、どのように今後位置付けされていくのかというのが、基本計画で示された図の中ではなかなか見えてきません。
 今回は、みどりの基本計画として示されたわけですけれども、今後の体系として、基本計画でその部分を除いて位置付けをしたことによって全体を網羅するようなもの、あるいは補うようなものというのが今後出てこないとすれば、そこの部分はどのように補っていくのかというところ、あるいは出てくるのであれば、今後のスケジュールをお示しいただければと思います。
橋本ごみ減量・清掃事業担当参事
 確かに委員おっしゃるとおり、中野区環境基本条例、これでは第3章の第11条で、「基本計画には環境の保全に関する目標、環境の保全に関する施策の体系」というようなことが記されてございます。今回私どもは、環境基本計画策定に当たりましては、現在、まさに待ったなしで対応しなければいけない地球環境をどう保全していくか。二酸化炭素に着目して、これをどういうふうに進めていくか。そこのところで一点突破的な形でもって環境基本計画をつくりました。それ以外のものを私たちが計画に盛り込まなかった。意図的にそうしたものではございません。まさに今、全庁的、あるいは全区民的に取り組まなければいけないという意味で、基本計画を策定させていただきました。
 その後の問題として、さまざま環境保全の問題というのはございます。それらにつきましては、今中野区がどういう状態に置かれていて、これをどういうふうに取り組んでいくのか。そういったものにつきましては、今後の問題ではございますが、環境白書的なもので整理をさせていただきたい。そのように考えてございます。
むとう委員
 今、奥田委員が示された3ページのところの図の中で聞きたいんですけれども、今回、先ほどの御説明だと、みどりの基本計画と都市計画マスタープランが一体化しているので、同時に関連するので説明も一緒というような御説明でしたけれども、そういたしますと、今示された3ページのところには、都市計画マスタープランの位置付けがどことどう組み合うのかというのが書いていないんですが、それはどういうふうになっているのか教えてください。3ページの図のところと関連して、ここの中には都市計画マスタープランが何も入っていないので、それはこういうさまざまな環境基本計画の中の位置付けの中にどういうふうに組み込まれていくのか。その位置付け、関連性を御説明ください。
安部公園・道路担当課長
 都市計画マスタープランというのは、都市計画法第18条の2に位置付けられているもので、中野区の都市計画に関する基本的な方針でございます。そういう中で、今お話のありましたこちらの環境基本計画の位置付けの中に、都市計画マスタープランというのは特に書き込んではいないわけではございますけれども、都市計画マスタープランは都市計画マスタープランとして、都市計画法に位置付けられる中野区の都市計画に関する基本的な方針ということで、別というとあれですが、また違う位置付けから出てきているものだというふうに思います。
 それで、先ほど申し上げましたように、中野区みどりの基本計画が中野区環境基本計画からすべてを受けているわけではございませんで、中野区環境基本計画にかかわる部分も、みどりの基本計画の中に当然入っておりますが、都市計画マスタープランにかかわる部分も非常に多く、9割ぐらいかななんて言いながら我々はやっておりますけれども、マスタープランとのかかわりもあるというようなものでございまして、その環境基本計画の中に直接都市計画マスタープランを下位なり上位なりに位置付けるというものではないと考えております。
むとう委員
 あんまりよくわかりませんが、わからないままにしておきます。
 それで、ちょっと毎回私が気になるのは、こういうものを区がいろいろつくるときに、意見交換会、パブリック・コメントというのが「自治基本条例に基づいてこの手続を実施する」と必ずあるわけですけれども、確かに自治基本条例に基づいてこれはやるべきことではあるんですけれども、このところ、パブリック・コメントのさまざまなパブリック・コメント手続によって意見が出される件数も本当に少なくなってきていて、なおかつ少ないけれども、貴重な御意見が来ているわけですけれども、そういった御意見によって変わった箇所はほとんどなしというのがここのところの状況であると思うんですね。そういう中で、多くの区民の方が意見交換会と言いながらも、交換というよりも、区のそこで示される、今回ですと骨子であるとか素案の説明のみで終わってしまって、それについては、区民が意見を言ったところで意見交換という状況にはなっていないで、むしろ説明会的なものになってきている。言ってもしようがない、パブコメを出してもほとんどそれによって修正された箇所はないという報告ばかりということの状況が続いておりまして、区民の側から見ると、本当に参加する、一緒につくっていくという共同作業的な要素が、今の中野区政の中からすごく遠のいていっている、区民の方はそういう印象を多く持っていると思うんですね。今回また新たに、本当に区民にとって身近な都市計画マスタープラン、それから今回のみどりの基本計画の改定になるわけですから、これは区民の協力なくしてできることではありませんので、単なる意見を聞くとかいうだけではなくて、そのことによってどう区民の意見が反映されてきたかという手ごたえのある中身となるような創意工夫をぜひお願いしたいと思います。その点について御意見があれば、御意見ください。
石井都市整備部長
 確かにパブコメの段階まで進んでいる中でパブコメを実施をしましても、なかなか御意見が少ないということはあろうかと思いますが、ただ、そこに至る経過の中では、当然、御指摘のような意見交換会を何回か行っておりますし、またホームページ等でお知らせもし、自由に御意見をいただけるというようなシステムにもなっております。
 当然、区としてパブコメにかける以前の計画案を、できるだけ多くの方々の意見を聞いた上でその案を作成し、区としてはこれでいきたいという形でのお示しをし、それに対してのパブコメの御意見と、こうなるわけでございまして、なかなかそういうステップからいきますと、パブコメの時点で違った御意見やら、あるいは数多く寄せられるということが、むしろ我々が進める、想定している計画立案からしますと、むしろ余り好ましくないという言い方は語弊がありますけれども、その以前に十分な御意見を賜るというのが筋かなというふうには思っております。今、いろいろ御指摘ありました。意見交換会の持ち方も少し工夫をしながら、いろいろな角度から意見を出していただけるようにしていきたいと考えております。
委員長
 ほかにございますか――よろしいでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 それでは、質疑がなければ、以上で本報告を終了いたします。
 2番になりますが、その他で所管事項の報告はありますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 その他に入りますが、各委員、理事者から何か御発言ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 ないようですので、なければ、次回の日程等について協議したいので、委員会を休憩します。

(午前10時32分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午前10時32分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回は第3回定例会中とし、急を要する案件が生じた場合は、正副委員長から連絡をさせていただきたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、各委員、理事者から何か御発言はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本日の環境対策特別委員会を散会いたします。

(午前10時33分)