平成21年04月20日中野区議会文教委員会
平成21年04月20日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成21年4月20日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成21年4月20日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時38分
○出席委員(8名)
牛崎 のり子委員長
佐伯 利昭副委員長
平山 英明委員
いながき じゅん子委員
いでい 良輔委員
伊東 しんじ委員
大内 しんご委員
江口 済三郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 田辺 裕子
教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
指導室長 喜名 朝博
教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
中央図書館長 小谷松 弘市
○事務局職員
書記 荒井 勉
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
学校教育の充実について
○所管事項の報告
1 「新しい中野をつくる10か年計画」の改定について(教育経営担当)
2 新たな中野の教育に向けた検討について(教育経営担当・学校再編担当)
3 「中野区教育ビジョン(第2次)」の策定について(教育経営担当)
4 平成21年度校庭芝生化(北原小学校)の実施について(教育経営担当)
5 丸山小学校体育館等改築基本設計について(学校再編担当)
6 小学校特別支援学級(情緒障害)の増設について(学校教育担当)
7 軽井沢少年自然の家の運営について(学校教育担当)
8 教育管理職の異動(平成21年4月1日付)について(指導室長)
9 中野富士見中学校跡及び弥生町五丁目未利用地の活用方針についての地域説明会について(生
涯学習担当)
10 その他
(1)未使用弾処理の対応について
(2)特別支援学級(知的障害)の開級式について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、文教委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進め、所管事項報告の2番と3番については関連のある報告のため、一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議がありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては午後5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
初めに、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、4月1日付で委員会参与の変更及び異動がありました。本日、当委員会から転出された理事者の方がお見えですので、休憩をしてごあいさつをいただきたいと思います。
委員会を休憩いたします。
(午後1時00分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後1時02分)
次に、変更または異動のあった参与について御紹介をお願いいたします。
菅野教育長
それでは、4月1日付で教育委員会事務局次長に田辺裕子が就任いたしましたので、御紹介いたします。
田辺教育委員会事務局次長
田辺でございます。よろしくお願いいたします。
引き続きまして、私のほうから参事、副参事を紹介させていただきます。
私の右隣におります教育委員会事務局参事(教育経営担当)、合川参事でございます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
合川でございます。よろしくお願いします。
田辺教育委員会事務局次長
引き続きまして、教育委員会事務局副参事(学校再編担当)、吉村副参事でございます。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
吉村でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
学校教育担当課長から教育委員会事務局副参事(学校教育担当)に変更いたしました寺嶋でございます。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
寺嶋です。よろしくお願いします。
田辺教育委員会事務局次長
指導室長、喜名でございます。
喜名指導室長
喜名でございます。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
生涯学習担当副参事、飯塚副参事でございます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
飯塚でございます。よろしくお願いいたします。
田辺教育委員会事務局次長
小谷松中央図書館長でございます。
小谷松中央図書館長
小谷松でございます。よろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございました。
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。
それでは、議事に入ります。
学校教育の充実についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。1番、「新しい中野をつくる10か年計画」の改定について。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
新しい中野をつくる10か年計画の改定につきまして御報告を申し上げます。
資料(資料3)をごらんいただきたいと存じます。
新しい中野をつくる10か年計画の改定につきましては、進捗状況の把握ですとか、現在の社会経済状況の変化などを踏まえた検討を行ってまいりました。今回、10か年計画の改定の主な視点を取りまとめたので、御報告を申し上げます。
1番目でございます。10か年計画とはということでございますが、10か年計画につきましては、平成17年の3月に制定をしました新たな基本構想の基本理念の実践と10年後のまちの姿を実現するために、基本計画といたしまして平成18年の1月に策定したものでございます。10か年計画につきましては、基本計画として中長期的な目標と戦略を明示いたしまして、目標を達成する手段である事業につきまして経営資源を最大限に活用し、効率的、効果的に展開していくための基本的方向を示したものでございます。また、毎年の行政評価によりまして、目標達成状況を常に検証しながら事業の見直し・改善を進め、10年後のまちの姿を着実に実現していく取り組みへとつなげてまいりました。
改定についてでございます。10か年計画はおおむね5年、または区を取り巻く社会経済情勢が大きく変化した場合に改定することといたしております。平成20年度より前期5年間についての目標と現状、達成度を検証いたしまして、区民ニーズの変化、あるいは医療制度の改革や中野駅周辺まちづくりへの展開といった社会経済状況の変化等を踏まえまして、10か年計画に示している後期――平成22年度以降でございますが――の目標と施策の展開について改定を行うための検討を進めてまいりました。
改定の主な視点でございます。これまでの検討を踏まえまして、10か年計画の第3章の領域とその柱ごとの改定の主な視点を別紙のとおり取りまとめてございます。なお、第2章でございます四つの戦略につきましては、素案の中で示していく予定でございます。
それでは、恐れ入りますが、別紙の5ページをごらんいただきたいと思います。よろしいでしょうか。5ページの下段でございます。私ども所管をしている発達のおくれや障害のある子どもの支援ということでございます。なお、この黒丸と白丸の意義でございますけれども、黒丸につきましては、平成17年度以降の状況変化などを示してございます。また、白丸につきましては、改定の主な視点ということで記述させていただいているものでございます。
まず、平成17年度以降の状況の変化ということで、発達のおくれや障害のある子どもにつきましては、小・中学校では就学相談の件数ですとか、特別支援学級の在籍児童あるいは生徒数が増加傾向にあるということでございます。また、近年、療育センターアポロ園に寄せられる発達相談の件数が増加するとともに、相談内容の多様化が見られるということでございます。
こういった状況を踏まえまして、白丸でございますが、これまで取り組んできました特別支援学級の整備ですとか、特別支援学級・通常の学級に在籍する発達障害等のある子どもへの支援を一層進めていくということでございます。また、発達のおくれや障害のある子どもの早期発見・早期対応を推進するために、療育機能の充実を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
6ページ目をごらんいただきたいと思います。子どもから大人まで、地域の中で自分の力を伸ばせるまちの教育環境の充実についての項でございます。状況の変化につきましては、区の学力調査におきまして、目標に到達する児童・生徒の割合が学年進行とともに低下をしている教科・領域があるということでございます。また、学校の小規模化に伴いまして、児童・生徒の指導や部活動などさまざまな場面で困難な状況が生じてきた状況、また、そのために区立小・中学校再編計画による統合を進め、魅力ある授業や学校事業等の活性化など、集団のよさを生かした学校教育の向上を図ってきたところでございます。
こういった状況を踏まえまして、社会環境や教育をめぐる状況の変化の中で、学力・体力の向上、新学習指導要領への対応、連携教育など、新たに解決すべき課題への対応を進めていくということでございます。
また、子どもの体力の向上の項では、子どもの体力につきましては長期的に見て低下傾向にあるというような状況、また、区立学校におきましても、過去に実施してきた体力調査によると、児童・生徒の体力が低下傾向にあった。また、平成19年度以降、各学校におきまして体力向上プログラムの策定・実践を行うなど取り組んできたところでございます。
こういった状況を踏まえまして、小・中学校の9年間を通した体育の指導計画を策定し、それに基づいた指導を行ってまいりたい。また、地域スポーツクラブなど、子どもたちが身近にスポーツをすることができる環境を充実していきたいというふうに考えてございます。
スポーツ振興の項でございます。平成19年度に中野区の地域スポーツクラブ構想を策定いたしまして、地域スポーツクラブの第1番目の活動拠点を仲町小学校跡施設に整備することといたしまして、取り組みを進めているところでございます。
この状況を受けまして、区民が身近な地域で、それぞれの体力や目的などに応じまして運動・スポーツができる地域スポーツクラブづくりを推進いたしまして、区民の健康づくり、体力づくりを支援していくというところでございます。
所管事項の主な視点について御説明をさせていただきました。
4番目、今後の予定でございます。平成21年6月に改定計画の素案の決定をいたしまして、意見交換会を経た後、10月に改定計画の案の決定をしていきたいというふうに考えてございます。これをもとに、11月にパブリックコメント手続を行いまして、12月に改定計画の決定をしてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
平山委員
このそれぞれの柱ごとの主な今後の取り組みの視点というのは、これはこういう視点で取り組むということで決定をしたという理解でよろしいんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
それぞれの項目につきましては、それぞれの視点ということで取りまとめたということで、決定をしているということでございます。
平山委員
ちょっと何か漠然としたものも多いなというふうに思っていまして、6ページの教育環境の充実のところで、これは白丸のほうは何があるんですかね。白丸のほうの「新たに解決すべき課題への対応を進めていく」とあるんですが、新たに解決すべき課題というのはどういう課題が見出されたということなんですかね。
喜名指導室長
現時点で考えておりますのは、そこにもございますが、連携教育も含めまして、あと、ICT教育、食育、環境教育、人材育成等さまざまな教育課題がございますので、このあたりを整理していきたいというふうに思っております。
平山委員
状況の変化を受けて改定の主な視点というのがあるという考え方だと思うんですが、今おっしゃったようなことというのは、状況の変化には一切書いていないわけですよね。上の状況の変化を読んで、下の「社会環境や教育をめぐる状況の変化の中で、学力・体力の向上、新学習指導要領への対応、連携教育など、新たに解決すべき課題への対応を進めていく」とあって、これは文章を読むと、学力・体力の向上と新学習指導要領への対応と連携教育などの新たに解決すべき課題というふうに読めたんですが、そういうことではないということですか。
田辺教育委員会事務局次長
10か年計画、区政全体のさまざまな課題について柱ごとに検討して、今後10年間の対応をお示ししていくというものでございまして、ここでは学力の向上や新学習指導要領への対応等ということでくくっておりますけども、具体的な内容につきましては、今、指導室長がお話しいたしましたように、それぞれ分野分野で幾つか課題がございます。またそれも、この17年度以降、新たな課題として浮かび上がってきたことも多々ございます。こうしたことを整理いたしまして、10か年計画でお示ししていくこと、また、教育委員会の中で、また後ほど御報告させていただきますけども、教育ビジョン等で具体的に進めていくものなど整理して、今後お示しをしていきたいということで考えております。
平山委員
学力・体力の向上とか連携教育などというのは、新たに解決すべき課題というより、既に前の10か年計画の中で課題として上がっていて、当然取り組まれているものですよね。読み方を変えると、5年間ではここの部分は全然進歩しなかったというふうにも、こういうふうに書かれちゃうと読めなくもなくて。特に連携教育というのは、私どもさんざん一貫教育の検討もしてほしいということを強く申し上げているんですが、相変わらず表記は連携教育のままで、また新たな課題として上がってきたという、ちょっとこの表現はいかがなものかなと。であれば、連携教育、一貫教育含めて検討するということのほうがよっぽど新たな課題への対応じゃないのかなと思うんですが、いかがですか。
田辺教育委員会事務局次長
具体的には、今、委員お話しのような経過をたどりまして、具体的に進めてきたこともございます。また、再編計画等で地域での御意見を承る中で、新しい形での連携、一貫教育のあり方というのも御提案や議論がございました。そうした進めていく中で伺った御意見等も含めて、10か年計画や、先ほど申し上げましたように、教育ビジョン等の中で整理をし、お示しをしていきたいというふうに考えております。ただ、庁内全体で10か年計画の検討の中でここまで到達したんだというものをこうした形でまとめさせていただきましたので、この背後にいろいろ具体的に委員お話しのような状況があるのだということを御理解いただければと思います。
平山委員
一貫教育については、教育委員会のほうはかたくなに、なかなか文章の上で表現をされない部分があって、それもあって私ども強く申し上げている部分もありますので、ぜひその辺もよく御理解をいただいて、10か年の改定の際には何らかの形でしっかりと検討していくということが進めていただけるように、これは要望ですけども、お願い申し上げます。
田辺教育委員会事務局次長
さまざまな場面で議論があることは十分承知をしております。そうしたことを踏まえまして検討を十分させていただきたいと思います。
江口委員
私もちょっと2点ぐらいか、数点聞きたいんですけど。発達障害の問題なんていうのは、10か年のつくられるころから私どもも議会もさんざん言ってきて、それで5カ年の経過を見ているんだけど、このまた新しい中ではそれに取り組むというけども、とっくにこんなのは取り組んでいなきゃいけないことを今さらあと5カ年の改定でやるというのはちょっと、本当に10か年計画が、じゃあ、どうだったのかという疑問に思うことがこの文章で出てくるんですよね。そのころからもうこの実態というのは同じような動きをしていて、ふえている、それから相談件数も多い、それから施設の狭さという問題はずっと議会も指摘をしてきているわけですよね。それがなぜまた今になってこれを改定して取り組もうと。当然取り組んでいなきゃいけない仕事だと私は思うんですけど、その辺はいかがなんでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
先ほども平山委員からも御質問がございましたけれども、この今お示しをしています主な改定の視点では、今まで取り組んできたことをさらに進めていくという意味でここに掲げさせていただいているものも幾つかございます。その一つがここに、今、江口委員が御指摘がありました発達のおくれのあるお子さんへの対応ということでございます。この5年間で特別支援教育が制度化され、実現をしてきたというようなことがございますが、まだまだ取り組みについては十分対応していかなきゃいけないことが幾つもございます。また、学齢期からではなくて、就学前からの取り組みと連動した形で教育委員会、学校教育の中で進めていくこと、あるいは自立支援に向けた取り組みをどうしていくかというようなことが新たな課題として浮かび上がってもきておりますので、こうしたことを私たちとしては着実に進めて検討していきたいというふうに思っております。
江口委員
ぜひ、本当に改定するならば、今まで議会がさんざんさまざまな形で言ってきたことが取り入れられて、また区民のそれに賛同するという、そういう今後残りの5カ年であっていただきたいなというふうに思っています。
もう1点、子どもの体力向上の最後に「子どもたちが身近にスポーツをすることができる環境を充実」と、これは昔から身近にスポーツができる環境充実というのをやってきているけど、中野は現実できなかったんですよね。それが、学校の校庭の使用の問題を徐々に徐々に開放しながらやってきたけども、例えば今、公園で野球だとか何かはできないんですね、サッカーの練習だとか遊びだとか。そういうことが本来区の全体、区長部局の関係の中で解決しない限り――先日もある公園で子どもたちが春休み、本当にやわらかいボールで野球をやっていました。本来野球はやってはいけないんだけど、私はあえてそれを見過ごしました。なぜかというと、非常に楽しく、連日のように子どもたちが集まって、ああ、これだけ子どもが地域で集まる場所が、本当に小さな公園でもやっているということが考えられた。そういうことの子どもの知恵として、ちょっとしたところがあれば、例えば時間的な問題、例えば休み、春休みだとか夏休みは公園の一部を貸してあげるとか、そういう、本当に人に優しい施設じゃないんですよ。規制、規制、そればっかりをしていて、だめだめだめと中野はやってきているんですね。そういう中で、本当に身近なことでスポーツができると、この5年間で考えられますか。
なぜかというと、仲町小学校跡地に地域スポーツクラブができる。富士見中学校跡にできる。あとどこにできるんですか、5年間で。できるわけないんですよ。ところが、身近なスポーツといったら、すぐにでもできる広場はあるんだし、もう一つは、暫定的に利用できるところもあるのに、あえて中野は使わせない。ということで、無駄な区民の施設、財産をずっと、検討するために二、三年空けさせる。そういう無駄はあってはならないと思うんですね、この期間中には。だから、そういう意味で、子どもたちの成長というのはこの一、二年が非常に大事なので、その間にやっぱり中野区の行政がそこまで配慮した子どもたちの育成、体力向上、配慮しているということがあらわれてこないと、結果的には1年から9年までの間にほとんどいい思いをしないまま卒業していってしまうと、そういう傾向が出てくるわけです。だから、そういう意味で、こういう文章をするならば、本当にそういうことをやるんだという心構え、区長部局ともそういう話ができているんだということで考えているのかどうか、その点ちょっとお聞かせください。
田辺教育委員会事務局次長
委員御指摘の公園の利用につきましては、引き続き区長部局と十分協議をしたり、要請をしていったりという必要があるというふうに私どもも認識をしております。ここで言います「身近にスポーツをすることができる環境」というのは、例えばですけども、キッズ・プラザの推進でありますとか、それから、ここにもありますように、地域スポーツクラブの中で部活を支援していくであるとか、いろいろな、さまざまな場面を通じて子どもたちの体力向上を進めていきたいというふうに考えております。今回この形でお示しをさせていただいておりますけども、具体的には10か年計画、どういう取り組みをしていくんだというようなことも最終的にお示しをしていきたいというふうに考えておりますので、今、委員御指摘のような点について十分検討させていただきたいというふうに考えております。
江口委員
1点だけ。本当に体力向上というのは、私どもも古い時代かもしれないけども、路地裏でキャッチボールしたり、古い話だけど、隠れんぼうをしたり鬼ごっこをしたりという、そういう中で、学校の体育の授業は基礎的な体力の向上のために役に立って、それ以外の運動というのは本当に地域で自主的に子どもたちがやって、自然に体力がついてきたと。ところが、今はクラブ、クラブとか、そういうところで指導するとか応援するんじゃなくて、今言ったように、自然体で子どもたちが地域で体を動かすような場の提供だとか、そういうものをやっぱりしていくということも一つの行政の仕事だと私は思っているの。だから、そういう意味で、スポーツクラブ等というのはそれはいいかもしれないけども、それ以外に、本当に子どもたちが勝手に好きなときに集合して、勝手に好きなときに解散して、勝手に好きなものをやって、その中で自然と体力が向上していると、そういうことをやっぱり考えさせるというか、考えていくときではないのかというふうに思うんですけど。すべて行政がこれを当てはめて、これを当てはめてという、そういうことは私はあってはいけないと思うんですけど、その辺はどうなんですか。それはどうしてかといったら、皆さん、教育委員会に久しぶりに戻った人もいるでしょうけど、部活は子どもが選べないんですよ。クラブも選べないはずなんです。なぜかといったら、クラブ運営の中でこういうのをやりますという中で当てはめなきゃいけない。中学校の部活は選べません、今は。子どもたちに部活を選ぶ全然権利を与えていませんので、こういうことをやりたいと言ってもやらせてくれない。そういうことじゃなくて、もう少し自由に、スポーツですから、やれるような体制づくりというのもぜひお願いしたい。あわせてお聞かせください。
田辺教育委員会事務局次長
放課後、自分たちが創意工夫の中で遊びを通して体づくりをしていくということは、体力だけではなくて、人間関係をつくっていったり、いろいろなルールを学んでいくという意味で貴重な体験だというふうに思っております。今、ここで具体的にこういう形が考えられるということではなくて、今、委員御指摘のあったような点を踏まえまして、引き続き検討させていただきたいと思います。
伊東委員
今、御報告いただきましたけれど、所管の中には直接は関係ないとの判断だったんでしょうけれど、3ページの一番下の段で緑化の促進ということで書かれています。こちらのほうにも変化の部分で学校の校庭の芝生化、それから緑のカーテンということではっきり書かれている。現実に小学校の校庭の芝生化ですとか、温暖化対策ですね。そういうものは教育委員会としても取り組んでいるわけなんですけど、その辺はどうなっていくのかというのを今回の改定の中にどういう表現で入ってくる予定なのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
後ほどまた、今年度につきましての校庭の芝生化等については御報告を申し上げたいなというふうに思ってございますが、当然、今年度、緑のカーテン、それから屋上緑化、それから校庭の芝生化については、さらに充実をして進めていくというふうな、そういった形で取り組んでございます。当然、そういった緑化促進の中では学校の中で取り組めるものも入ってきますので、それらの部分を含めて緑化促進というものを考えていきたいというふうに考えます。
大内委員
最初に黒丸と白丸の違いを言っていたんだけど、ちょっともう一度言ってもらえますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
1ページ目をごらんいただきたいと思いますが、「新しい中野をつくる10か年計画」の改定の主な視点という下に凡例ということで、黒丸につきましては平成17年度以降の状況変化など、白丸につきましては改定の主な視点ということで示させていただいています。
大内委員
となると、結局、黒丸というのは問題提起であって、白丸はその答えという意味になっていくのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
17年度以降の状況変化ということは、当然課題というふうになるべき項目というふうに考えてございます。そういった意味で、その課題をどういうふうに取り組んでいくかというような主な視点ということで記述をさせていただいているというものでございます。
大内委員
そうなると、記述の仕方が、これは当該委員会だけじゃなくて全部のが出ていますからあれですけども、表記の仕方が非常にわかりづらいと言えばいいのかな。例えば黒丸のところでも、文章の最後は「行っている」だとか「している」だとか「した」だとか、また、白丸でも「推進している」だとか「していない」と、あんまり違いがわからないんですよ。要するに、黒丸のところは今までの17年度以降変化した内容についての記述、そうするべきなんじゃないのかな。白丸はそれに対してどう対応するとかいうのだったらわかるんだけども、全部これ、書いてあることが現在進行形で進んでいるものと、あるいは今まで何とかやってきたとか、何かただ羅列しているだけで、全然これ、見ていて、じゃあ、どうするんですかという、6月に今度まとめて出るわけでしょう、素案が。そうした場合に、この文章がちょっと非常に、まだ中間報告だから整理されていないのかもしれないけれども、読んでいて、例えば、指摘したほうがいいですか。読んでいて私はそう思うんですけども、例えば5ページもあるよね。5ページなんかでも、一番上のところがキッズ・プラザを開始したと。これは最初の予定からなっているから、状況が変化したというよりも計画どおり進んでいますよという意味なんだろうけども、白丸は今度「支えるネットワークづくりを推進する」と。今度、下に子どもの虐待になっていると、黒丸のところで「連携強化などを進めてきている」と。上は開始で、白丸は対応すると、下ね。発達障害等と、生徒・児童が増加状況にあると。その下は変化が見られると。その下を読んでいくと、白丸は今度一層支援を進めていくと。ちょっと流れがね。もうちょっと、黒丸と白丸、前提で書いてあるんだけども、何をしたいのかが、今までの結果報告、流れ、今までこう進めてきて、今後も充実していくんですよと言いたいのか、もう進めてきているから特に何もしないのか、問題提起をしているのかがちょっとわからないんですけども。これは聞いても答えられないんだろうけども、ちょっと記述が、中間報告、要するに次も、改定の決定をする割にはちょっと記述がよくわからないんですけども、どう思いますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
委員、今、御指摘で少しわかりづらいというようなお話がございました。前提として、先ほども申し上げましたように、17年度以降の状況の変化ということで、状態で記述をさせていただいています。その状況の変化に応じた対応という課題ということで、現在こういうふうに推進しているけれども、またこれについては引き続き充実をしていくですとか、また新たな取り組みを行っていくとか、そういったことで白丸については記述をしているつもりでございます。そういった記述の仕方についてはさらにわかりやすくしていきたいというふうに考えてございます。
佐伯委員
子どもの体力向上とスポーツ振興のところでちょっとやっぱり気になるんですけども、読んでいて、江口委員のほうからも校庭の開放とか場の提供という話がありましたけども、これを読むと、何かすべて地域スポーツクラブに逃げ込もうとしているというような印象を受けるんですね。みんな何もかもここに持っていっちゃおうと。具体的に言えば、校庭開放の問題にしても、3月にも寺嶋副参事とかなりやりとりはしたつもりです。でも、具体的にどうやって場をふやしていくのかという、そういうことが全く見えない。例えば、じゃあ、本当にこの地域スポーツクラブ、これは私たちも推進していましたから、これがいけないと言うつもりはないですけども、もちろんこれは大人のスポーツの振興というものを念頭に置いて言ってきたわけですけども、これが本当に子どもたちが身近にスポーツをすることができる、今よりもそういうできる環境になるとお考えですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
御指摘のとおり、地域スポーツクラブというのは新しいもので、こういったところに大いに期待しているところでございますが、もちろん現在進めているところの学校開放の中でのさまざまな工夫ができないかということも観点の一つではないかというふうに考えてございます。
佐伯委員
じゃあ、もう一つ聞きましょう。建設委員会のほうには報告があったようですけども、当然これは管理のほうは教育委員会になると思うんですけど、妙正寺川公園、あそこの運動広場を平成23年度を目途に開設するために人工芝を張って、ナイター設備までつけるということが建設委員会では報告されたようですけれども、その後、生涯学習分野のほうでは建設委員会所管からはどのような報告を受けているんでしょうか。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
哲学堂周辺の妙正寺川公園を含めて、体育施設について充実を図るというようなことで、今、佐伯委員の言われたとおりの御報告は受けております。
佐伯委員
報告は受けていて、当然新宿区と協議になるわけですけども、半分ずつですからね。じゃあ、そういった場合に、今の進行状況とか、当然状況が変わっていると思います。いろんなところで中野区は経験をしていると思うんですけれども、例えば上高田のグラウンドを新しくしようとしたときに、やっぱり近隣に新しく引っ越してこられた方が、いや、そんな話は聞いていないと。当然、妙正寺の場合にも大きなマンションがありますから、これまであった計画は聞いていないというような人も出てくる可能性があると思うんですよね。そういったことをやっぱり乗り越えて、大人がサッカーできるグラウンドというのはあそこぐらいしかないんですよ、高校のグラウンドを除いたら。そういったところでは、もっと教育委員会のほうからも積極的に整備についての働きかけをしてもらいたいと思いますし、やるのは建設委員会のほうの所管でしょうから、工事についてはそうですけども――聞いていないですか。教育長、聞いていないですか。
菅野教育長
ちょっとまだその辺については、新宿区と話がついているというところまで私は聞いておりません。
佐伯委員
じゃあ、すみません。新宿区と協議をするという報告だったんですね。
菅野教育長
新宿区と協議をするということについては聞いておりますけれども、まだ話がついたということは聞いておりません。
佐伯委員
何年か前の本会議で質問をしたときに、平成16年度には開設の予定だったという答弁を平成19年度ごろにもらってびっくりしたことがあるんですけれども、本当にこの体力向上であるとかスポーツの振興ということを考えたときには、やっぱり教育委員会としても限りある施設、一日も早くきちんとした整備をしていくという方針で連携をしてやっていくべきだと思いますけども、今後の方針についてお聞かせいただければと思います。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
委員御指摘のとおり、地域とのさまざまな調整とか、それから新宿区との調整とか、さまざまあると思うんですけど、そういった点につきまして我々のほうからもしっかりと働きかけ、あるいはどのような状況になっているかきちんと把握した上で、そういったことを必要があればやっていきたいというふうに考えております。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは、次は、先ほど確認をいたしましたとおり、2番と3番の報告を一括して受けます。2番、新たな中野の教育に向けた検討について。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
それでは、資料(資料4)に基づいて御説明、御報告させていただきます。新たな中野の教育に向けた検討についてでございます。
当教育委員会では、平成17年6月に中野区教育ビジョンを作成いたしまして、その重点的な取り組みを定めた教育ビジョン実行プログラムに基づきまして、教育行政を推進するとともに、さらに、子どもたちによりよい教育環境を確保するということで、中野区立小中学校再編計画によりまして、区立小・中学校の統合を確実に進めてきているところでございます。しかし、一方で、社会の変化あるいは教育をめぐる状況の中で、学力向上、体力向上、新学習指導要領等への対応、あるいは連携教育、地域と学校との連携等、新たな課題への対応が求められているところでございます。
このような状況から、中野区が目指すこれからの教育の方向を明らかにし、さらに連携教育あるいは地域と学校との連携について、特に早期に取り組むべき課題との認識に基づきまして、学識経験者あるいは区民などで構成いたします「(仮称)新たな中野の教育に向けた検討会議」を設置いたしまして、今後の中野の教育指針の検討を行うことといたしたいというものでございます。
1番の検討事項でございます。中野区における連携教育、学校と地域との連携、そして特別支援教育の拡充について主に取り組んでまいりたいというところでございます。
2番目、構成員でございます。学識経験者、区民、学校関係者――校長、PTA等でございます。行政関係者――教育委員会あるいは区民生活部、子ども家庭部等、約20名前後というような構成で考えてございます。
次に、3番目、設置期間でございます。平成21年6月から平成22年2月を予定してございます。
4番目でございます。中野区教育ビジョン(第2次)の策定との関係でございますが、こちらについて検討会議での検討結果を踏まえまして策定するというものでございまして、後ほどスケジュール等については御報告させていただくところでございます。
5番目、中野区立小・中学校再編計画との関係でございます。こちらについては、現行の再編計画に基づき推進いたしますが、中・後期以降の新たな取り組みのあり方につきましては、検討会議の結果を踏まえ対応させていただくというものでございます。
最後に6番目、今後のスケジュールでございます。平成21年6月から検討会議を設置し、検討を進めてまいります。12月には検討の取りまとめをさせていただき、22年1月、区民の皆様の意見聴取、そして、2月に検討結果報告を出させていただくようなスケジュールで考えてございます。
委員長
それでは、次に3番、中野区教育ビジョン(第2次)の策定について。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
それでは、引き続き、関連があるということで、中野区教育ビジョン(第2次)の策定についての資料(資料5)をごらんいただきたいと思います。
今、再編担当のほうからお話がございました。中野区教育ビジョンにつきましては、この検討会議の結果を踏まえて策定をするということでございます。教育ビジョンにつきましては、今年度中に策定をする予定でございましたけれども、今の御報告を踏まえて、新しい中野をつくる10か年計画のスケジュールの変更なども踏まえまして、下記のとおり実施をしていきたいというふうに考えてございます。
まず、個別の課題につきましては、その都度教育委員会で議論をしていきながら、平成22年の3月に検討会議の検討結果の報告を受けまして、その検討結果との整合性を図りながら、教育ビジョンにつきましては、4月に第2次の素案の決定をしていきたいというふうに考えてございます。素案の決定をした後、文教委員会等に御報告をさせていただいて、これをもとに区民との意見交換会を行ってまいりたいというふうに考えてございます。6月に文教委員会に中野区教育ビジョン(第2次)の案を報告させていただいて、これをもとにパブリックコメント手続を経て、7月に中野区教育ビジョン(第2次)を決定していきたいというふうに考えてございます。その結果につきましては、文教委員会に御報告をさせていただきたい。以上のようなスケジュールで進めさせていただきたいというふうに考えてございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
伊東委員
二つ御報告いただきました。ただ、大変奇異な報告でありまして、まず最初のほうの報告は学校再編担当のほうからの報告という形で、続いての教育ビジョンについては経営担当ということなんですけれど、これ、計画の上位からすると、教育ビジョンのほうは上位になるわけですよね。ただ、御報告いただいた新たな中野の教育に向けた検討については学校再編担当が報告されたということは、この検討会ですか、構成員から成る検討会議というものは、主に学校再編担当が中心になってくるんじゃないかととらえてもいいような。確かに検討事項としては三つありますけれど、その他とはあるけれど、再編計画についてという言葉、文言はない割には学校再編担当が御報告いただいている。それはどういうことなんですか。
田辺教育委員会事務局次長
新たな中野の教育に向けた検討につきましては、再編担当とか、それから教育ビジョンということではありませんで、教育委員会全体の問題でございます。先ほどからいろいろ課題について御議論いただいているところですけれども、そうしたものを含めまして今後の中野区の、ここにありますように、教育の方向を議論していただきたいということで今回御提案を申し上げているものでございます。これの事務を担当いたします、会議体を所掌し、教育委員会全体の資料等を調製し、議論していただくという所管が学校再編担当で行うという意味で御報告をさせていただいております。
伊東委員
もう一度確認しますけれど、ここには、検討事項の中には、学校再編、小・中学校の再編については検討の対象ということでは明記されていないんですけれど、その辺については一緒に検討されるんですか、されないんですか。というのは、いずれのことについても、学校と地域との連携あるいは連携教育についても、これは再編計画と密接に絡み合うことじゃないんですか。
田辺教育委員会事務局次長
現在、私どもで持っております小・中学校の再編計画につきましては、今後、中・後期の計画がございますけれども、今のところは、ここにありますように、現行の計画に基づき進めていくという考えでございます。ただ、委員御指摘のように、再編に大きく絡む課題も幾つかございます。そういうことはありますけれども、私どもといたしましては、教育委員会全体、学校教育の向上のために、連携教育のあり方ですとか、地域との連携、こういった大きな課題について今後の中野区の指針となるようなものを検討していただきたいというふうに考えておりますので、この中で再編計画を検討していただくということは考えておりません。
伊東委員
今の御答弁の中で、再編計画、中・後期については現状に基づいて推進していくということだったんですけれど、再編計画、中・後期については、今までの流れとしては、平成20年度中に中・後期の再編計画を示すという予定であって、この委員会でもその辺、再三質問が出て、まだ未定ですということであったんですけど、これでいくと、この6番の今後のスケジュール以降になっちゃうんですか、その辺の検討が始まるのが。
田辺教育委員会事務局次長
スケジュールの点をお話しするのを失念しておりまして、申しわけありませんでした。もともと学校再編計画の中・後期につきましては、委員御指摘のようなことで今まで御説明をさせていただいておりますが、教育委員会の中で議論いたしまして、地域の中でさまざま、いろんな課題を御提案いただいたり、御議論いただいているという状況がございますので、まずは新たな中野の教育に向けた検討を全体的な教育のあり方について議論していただいて、中野区の考え方をまとめた上で、その後、ここにありますように、中・後期以降の取り組みについて改めて対応させていただくというスケジュールでおります。
伊東委員
この文教委員会の委員の構成の皆さん全員、この再編計画、前期の再編を進める中でいろいろな課題に直面してきて、そして、中・後期を計画を立てていくときには慎重に、かつ新たな視点も取り入れてという話がずっと続けられてきたわけですよね。この検討委員会のほう、検討事項として挙げられているものの中に十分値するんじゃないのかな。逆に、今、はれものにさわるような形でそれを後ろへずらしてしまう。しっかりとした議論がされないというか、現実はしていかなきゃならないものなんですけれど、それが検討事項としてしっかり掲げられないというもどかしさというものを感じるわけですよね。前向きにやっぱりその辺は取り組む姿勢は教育委員会として示していただかないと。
菅野教育長
再編計画につきましては、中野区としては進めていくと。これからもああいった必要なものとして考えておりますので、進めていきますけれども、先ほどからお話ししておりますように、再編計画、中・後期につきましては、これから、今まで出てきたようなさまざまな課題とかいうものについてしっかり整理をしたいということでございます。その整理をした上で、その整理をした内容に沿った形で、中・後期の計画につきましてはしっかりとしたものをつくっていきたいと、このように考えております。
伊東委員
確約はできないんでしょうけれど、じゃあ、それについても後日報告いただいて、今後の流れ等、スケジュールも含めてちゃんと示していただけるんですか。
菅野教育長
まず、この検討会議を立ち上げるということで、こうした検討会議の方向が出ました段階で、次の中・後期につきましての考え方について明らかにしたいと思っております。
江口委員
まず、何で今ごろこれをつくるのかなという。とっくにやっていなきゃいけないことをやっていないということで、議会がさんざん、今、伊東委員が言ったように、やってきたことを、もう一回こういう機関で復習するというか、予習するのかわからないんですけど。先ほど平山委員が言ったように、やっぱりここで本当に検討会議を持って、しっかり今まで一、二年おくれたものを取り返すということのようですから、この検討事項の連携教育についてといったら、一体の教育は検討されないんですよ。検討会議ですから、一体型の教育についてもやはりこれだけ議会で言っているし、私はもう具体的なことを、学校名まで出して一体型を主張している男ですから、その辺はなぜ入ってこないのか。あくまで教育委員会の方針で連携連携という。ところが、区長部局は小中一体型の学校はつくってもいいと答えているんですね。そこら辺が今、教育委員会と区長部局との違いが出てきているんですけど、あくまで連携教育だけを検討会でやって、一体型はしないということで、そういう認識ですか。
菅野教育長
連携教育というものが必要だということについて検討していくわけですけれども、その中で、どういったものが考えられるかについては、当然に小中一体型の学校をつくっていくという選択肢もございます。この連携教育、これからどのように進めていくかについて幅広く、幼小中、あるいは高まで入れた今後の中野区の連携教育のあり方について幅広く検討して、その中でどのような方向がいいかをしっかりと決めていきたいと考えております。
江口委員
そうすると、連携教育というのは一体型が入っているということで認識でいいですね。
菅野教育長
そのように考えております。
江口委員
そうしますと、ことしの予算の総括でも私、提案をしていきますと、果たしてそういうことができるのかと疑問なのは、私は具体的に地元の二中の問題を出しました。それはなぜかといいますと、たまたまNTTの社宅を買っていただいて、1.2ヘクタール。5カ年の間に防災機能の公園をつくるということを決定し、また、その方向でこれから地域住民の方に話されていくわけですね。そうなりますと、二中が来年築50年たって解体ができると、やろうと思えばですね。ということの条件整備からすると、一番今、二中がしやすいんじゃないかという実例でお話ししたのは、そこで決めないと、この公園は整備されちゃいます。じゃあ、今度は仮校舎をつくる場所はありませんと言っておいて、一体型校舎なんかできっこないんですよ、だれが考えたって、今、中野の場所は。そういう知恵は皆さんあるはずなので、そういう意味で、早急にその方向を出して、やるのかやらないのかと決めていかないと、この土地を利用するためには、これでいくと3年間は何もしないままあそこにNTTの土地が置かれるんですね。
ところが、先ほども言ったように、暫定利用させてくれと言ったら、区は断ってきたの、使えるはずなのに。それはなぜかというと、暫定利用すると既得権ができるみたいなことがある。そうじゃなくて、暫定利用というのはそういう意味で町会とか地域が言っているんじゃなくて、あいている期間中ぐらい貸してくださいと。本格的に使うわけじゃありませんと言っているにもかかわらず、だめなんですね。そうなりますと、このままでいくと、公園整備、防災の広場の公園もできないわ、一体型の学校の計画もずっとずれてできないわとなってしまったら、何も目的が達成できないんですよ。単純に言えば、これでいきますと、一番早くて3年後ですよ、決定するのが。そうすると、2年間の間に仮校舎はどうしても必要ですから、校舎を建てるのにも。最低2年でしょうね。下手すれば3年かかるかもしれない。そういうことの計画からすると、一体型の学校なんか到底できない。
もう一つ例を出したのが法務省の矯正局の跡地。これは今、沼袋小学校との関係のですね、野方と。新校のための土地ということで購入すると教育委員会が決定している。だけども、それはその時点であるけども、将来のことを考えたらば、やはりあれだけの土地を持っている広場であるから、場所であるから、一体校を入れたらどうかということを具体的に私も出しました。ただし、北のほうに関しては、まだ私のほうも具体的にわかっていないので出しませんでしたけども、せめて三つの小中一体校をつくったほうがいいんじゃないかと。
そういうことが初めて打ち出されることによって、学校再編だとか、地域と学校とのかかわりだとか、特別支援教育のあり方、充実だとか、全部そこにつながってくるのにもかかわらず、そのことを教育委員会としては出そうとしない。これは不思議でしようがないんですね。それはなぜかというと、今、子育て支援ということでさんざん区は力を入れていただいている中で、中野の学校教育という中で夢がないということで私が言っているのは、そういうものを、将来の学校施設のあり方とか、学校教育全体のあり方で、中野区はそういう方向でいきますよといったときに、またその子育て支援の方たちが夢を持って中野に住み続けられるという意味からも言っているんだけど、今の日程からいくと全然実現が不可能になってくるというふうに私は考えるんですね。具体的に申し上げました。こういうことを申し上げたら、絶対できないというふうに私どもは判断せざるを得ないんだけど、そういう中で検討しますというのは、これはそれこそ議会だましであり、区民だましであり、何らかの形で最終的には何もできませんでしたと検討会議が行われて、この三、四年の日数が非常に無駄で終わってしまうと、そういうふうに考えますけど、教育長はどういうふうに考えていますか。
菅野教育長
具体的に二中と、それから本町五丁目の土地の問題、それから、法務省の矯正研修所の跡の問題、お話を聞いておりますし、そういった内容についてこれから検討しなければいけない問題ではありますけれども、この検討会自体の考え方としては、そんなに長くやるということではなく、ここにもありますように、12月ごろには一定の方向についてまとめていきたいと思っております。そういう中で、おっしゃるようなものが出てくれば、それは当然に区長部局への調整の中で考えてまいります。ただ、私どもの今考えているのは、とにかく連携教育というものについて具体的に中野区としてどうあるべきなのかと、まずそこを考えていかないと、その後のどういったものをつくっていく、どのように、いつつくっていくということにつきましては、やはりその後の計画としてまとめていく必要があるだろうと思いますので、時間的にはもう少しいただきたいなと思っております。
江口委員
連携教育だけだったら、学校の先生たちにやらせてくださいよ、小学校と中学校の先生に。入る必要ないですよ、申しわけないけど、区民だとか区役所、行政関係は。検討会ですから。それで、皆さん方に我々が検討したことをどうぞとお披露目するならわかるけど、連携教育は本当は小学校、中学校がどう、まして今までそういうことをやっている、少しずつ進めてきているという経験があるんだったらなおさら、現場の先生たちも入った中で、連携教育というのはこうあるべきであって、こういうことができるし、中野の場合、今までの経験からこれはできる、これはできないということをやるのが本来の筋で、そこにこういう学経の人たちが入って、第三者の人が入ってああだこうだという筋合いじゃなくて、本来、学校現場の先生、小学校、中学校の先生、それから小学校、中学校の経験されたOBの先生、オブザーバーが入って、そこで、連携教育というのはこういうふうにしたほうがしやすいだろうし、できるだろうし、またそれが実を得るというようなことをやるのだったらわかるんですよ。そうじゃないじゃないですか。ほかのこともすべてここで検討するから、こうなっているので。今みたいな教育長の考えだったら、ちょっと僕はこの連携教育の考え方というのはおかしくなってくると思うんだけど、いかがでしょうか。
菅野教育長
連携教育ですけれども、ありていに言えば、学校教育の中で最終的にどのような形で幼稚園から大学まで進めていけば教育の一番いい形ができるかということについて、スムーズな連携でありますとか、段階的なカリキュラムのあり方、それから、学校同士の連携のあり方、さまざま考えていくことになると思います。例えば小1プロブレムですね。小学校1年になると全く適応できない子がどんとふえる。小4の壁。5年生になると、非常に勉強についていけない子ができてくる。それから中1プロブレム。中学校になると、小学校から中学校に上がった途端に成績がどんどんついていけない子ができてくるというような、さまざまな壁とか階段みたいなものがあります。そこをいかにスムーズにやるにはどのようにすればよいかということが連携教育の基本的に目指す部分だと思うんですね。
そうした連携教育につきましては、基本的には、ある一つの学校をつくって、そこでモデル的にやるというだけではなく、中野区全体の、全部の幼稚園から保育園から小学生から中学生から、みんなが同じように連携教育の恩恵に浴さなければならないと。そのような連携教育はまず必要だと思います。そういったものの中で、中野区としてどこまで、どういった連携教育のプログラムをつくり、そして施設をつくり、仕組みをつくっていくか。こういったものにつきましては、今おっしゃいましたように、学校の先生も当然検討はできるわけですけれども、やはりきちんとした専門家を入れて検討する必要があると思っておりまして、私どもはこのことについてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
江口委員
すみませんけど、専門家って学校の先生のことを専門家と言うんじゃないんでしょうか。学経の先生、学者先生というのは専門家と私はみなしたくないのは、現場でいる先生が1年を担任したり、4年を担任したりとか、中1を担任、見たり、そういう中でのギャップとか、そういうものをやる。ですから、私たちが言っているのは、一体型の学校だと、そこに小学校、中学校の教員も同じ場所で議論でき、同じ子どもたちを同じ目線で1年から9年まで見ていくことが理想ではないかということで、さんざん議会で言い続けているし、ほかの実行している学校にも地方まで行って委員会でも視察をして、その成果を見てきているわけじゃないですか。そういう意味でやっぱり、そういうことでは現場の先生たちの意見というのは本当に最重要視してやるべきで、学者先生が思いつきみたいに学校を理論的な問題で言うよりも、現場の先生が一番よくわかっているので、やっぱりその辺を大切にする教育委員会、学校の現場の教職員を大事にする教育委員会、そういうことも今度は違った意味での連携、教育委員会と学校現場の、そういうものもそこで生まれてくることによって、よりいいものが出てくるんだけど、これは第三者の人がやって、学校長が入るといっても、学校長だけで入れるというのは私は疑問なので。第三者が入ってそれを決められるよりも、やっぱり学校の現場にいる先生がそこに入ってさまざまな議論をしていくことが大事で、また、幼稚園、中野には区立があるわけですから、そういう先生たちも入れて連携を考えるというならよくわかるんだけど、あんまり学経が入ってどうのとか、それから区民の人がみんな入ったってわかりませんよ、学校教育。だって、我々文教委員会が教育の現場に入れないからわからないんだから、議員でさえ。それは子どもがいたり、今、自分の我が子としてというのだったら、PTAとして参加するから少しわかるけども、離れてしまうとわからないんですよ。一番わかっているのは学校の先生。そういう人たちがやっぱり中心に議論して、中野の教育というのはこういうふうにやったらどうですかという意見を求めるべきだと私は思っているんだけど、その辺は相変わらずこういう検討委員会で、全然部外者的な人が出てきてやるという形で済ましちゃうのかどうかといったら、それだったら私はこの検討委員会って意味ないような気がするんですね。やっぱりもう少し現場の先生の意見が反映できるような形でやっていくということが最も大切なことであって、その結果、親御さんだとか関係者に説明をする、大きく広げた形で意見を聞くとかいう形で意見をまとめていくということで。そんな短い間じゃありませんといったって、これは大事なことですから。中野の教育、今後の新しい中野の教育にとって非常に重要なことをここで決めるわけなので、やっぱりそのぐらいに配慮した形での人選だとか含めて、やり直してくれませんかね、この検討会議って。
菅野教育長
現場の意見を大事にということはそのとおりだと思います。私どももこの検討会議を進めるに当たりましては、学校の現場の意見というものも吸い上げる、いろいろ聞く、そういった努力も十分してまいりたいと思っております。
江口委員
いや、そうじゃなくて、実際には学校現場のことをわかっているのは指導室だけでしょう。皆さん方教育委員会事務局というのは学校現場のことをわかっているったって、教育的なものはわかっているはずないはずなんですよ、それは。だから、そういう意味でやっぱり謙虚にそういう先生たちの意見を、現場の先生、実際にクラスを担当している先生――確かに先生たち忙しいから嫌だと言うかもしれないけども、中野区の子どもたちに協力していただきたいという時間を割いて、例えばそれこそ夏休みに集中的にお願いするとかいうことも含めて、そういう場面を本当に持ってもらわないと、決していいものが上がってこないですよ。議会だって、私たちだって、さっき言ったように、現場のことを知ろうったって入れないから、わからないんですよね。そういう意味でやっぱり、現場の先生の意見を入れた形がここにも組み入れられるという検討会議だったら私は納得できますけど、いかがでしょうか。
菅野教育長
まず、指導室につきましては、これの中心的な存在というんですか、中心になってやっていただきますし、あと、先ほど言いましたように、現場の方、学校の先生、こうした学校の現場の先生の意見につきましても十分聞くような機会を設けたいと思っております。
大内委員
先ほどあった10か年計画、今度改定をやりますよね。それと教育ビジョンというのがちょっと重なっている部分があったのでお聞きしたいと思うんですけども、今回、教育ビジョンを作成するに当たってこういう会議を持つと。その中で、学力向上・体力向上、新学習指導要領への対応や連携教育、地域と学校連携、新たな、いろいろ求められていて、いろいろやると書いてあるんですけども、10か年のほうでも、今、皆さんが検討しているほうでも、新学習指導要領への対応、連携教育の新たな解決すべき課題の対応を進めていくと。例えば、二つの資料をやっちゃうと申しわけないんですけども、6ページ目のところの、10か年のほうで書いてあるじゃないですか。要するに、ここで、教育ビジョンでやる課題について、片っ方のほうで、10か年では基づいてやりますよと出ているんですよ。またこっち側で、これから教育ビジョンでやっていって策定されたときに、10か年計画の改定のほうで実施されちゃっているんじゃないのかなという部分があるんですけども――それは悪いと言っているんじゃないですよ。ただ、その辺のことはどうなるんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
10か年の計画、一応、さっき御報告をさせていただいたように、12月に改定計画の決定というふうに考えてございます。また、この新たな中野の教育に向けた検討につきましては、12月に検討の取りまとめというような形で考えてございます。ですから、この10か年計画と、それと新たな中野の教育に向けた検討につきましては、それぞれ整合性を持って、その検討内容につきましては取り入れていくというようなことで考えてございます。また、教育ビジョンにつきましては、7月の決定というふうに考えてございますが、この新たな中野の教育に向けた検討、あるいは新しい中野をつくる10か年計画素案等を踏まえて、教育ビジョン等に盛り込んでいくというようなことで、そういった意味では、整合性をとって計画の策定をしていきたいというふうに考えてございます。
大内委員
あんまり言ってもあれですけど、要は、片っ方でもう、だって、これは6月に素案が確定するんでしょう。こっちはまだ6月に検討会議を設置するわけでしょう。どうやって整合性をとるの。だって、素案ができているのに、素案について、じゃあ、こっちで検討してもらう、この10か年計画の考えをこの検討会で、あるいは教育ビジョンの中にどう盛り込もうかと検討するんですかという話になりませんか。だから、いや、片っ方で、10か年の中である程度方向性が、これで言うところの学力向上・体力向上についてはいろいろ、9年間かけて指導を行っていくと、もう答えを言っているじゃないですか。こっちでまた教育ビジョン、何を――何をとは言わないけども、10か年のほうは実態に伴っていろいろな計画を積んでいくわけでしょう、区長部局のほうとすり合わせて。教育ビジョンのほうでまた新しいのを出してやっても、タイミングがちょっと合わないのかなという気もするんですけども。だから、答えを聞いてもしかたないけども、なるべくそれにすり合わせてやらないとおかしくなりませんかということなので、最後もう一回聞きますけど。
田辺教育委員会事務局次長
最上位の計画が10か年計画ということですが、現在の10か年計画でも大枠の方向でお示しをし、具体的な内容についてはビジョンのほうで、教育委員会の中できめ細かく計画化をしていくというつくりになってございます。委員おっしゃるように、スケジュール的にはとてもタイトで、整合をとらせていただくのはなかなか難しいところはあるかもしれませんけれども、基本的に大きな方向として10か年計画に整合をとらせていただいた上で、具体的な検討会議の中で議論されているものについては、ビジョンの中でしっかり盛り込んでいくということで、可能な限り整合はとる努力はしていきたいというふうに考えています。
大内委員
整合をとるというか、整合をとらなきゃおかしいんだけども、上位が10か年計画で、その下に教育ビジョンが入るということでしょう。教育ビジョンというのは冊子を前いただいているけど、改めて聞きたいんだけど、具体的にもっと細かく、10か年計画はハードだとかそっちのものがメーンでしょう。教育ビジョンになると、もうちょっと中身のことに入ってくるんだけども、教育ビジョン、そもそもどういうもののためにやるという、ちょっと前提だけもう一回、今のとあわせて教えてください。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
あくまで教育ビジョン、お示しをしてございます中野の教育のあり方を踏まえて、一定の実行プログラムを策定しながら、実現可能な形で策定をしているものでございます。今回の2次の策定につきましては、現行の教育ビジョンをベースに、当然、時代の変化ですとか、こういった、先ほど御説明をさせていただいた新たな中野の教育に向けた検討の中で出てきた課題につきまして、それらを踏まえながら検討、策定をしていきたいというふうに考えてございます。
平山委員
ちょっと僕も基本的なことをお伺いしたいんですが、この教育ビジョンの改定というのは、10か年計画の改定に伴って教育ビジョンを改定するんですか。それとも、国の教育振興基本計画が改定されましたよね。それに伴ってやるべきものなんですか。どちらなんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
当然、10か年計画、上位の計画になりますが、この改定のもとというのは、やはり今、委員がお話しいただいた、教育の国の計画に伴って当然改定をせざるを得ないというところもございますし、それからもう一つは、教育ビジョンの実行プログラムが20年度までというふうになってございます。今回の教育ビジョンにつきましては、実行プログラム、実際に行っていく、そういった過程も踏まえて、一緒にあわせたものとして策定をしていきたいということもございますので、そういったことを踏まえて策定をしていきたいというふうに考えてございます。
平山委員
ちょっとお答えがよくわからなかったんですけど、教育基本法上は、国が基本計画を変えた場合、自治体はどういうふうに取り組むことになっていますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
当然、教育基本法に伴う計画の改定に伴いまして、その考え方を踏まえて、それぞれの自治体が計画については改定をしていくということでございます。
平山委員
私もそういうふうに理解をして、以前、議会の答弁でもそのような答弁があったかと記憶しているんですが、何だか10か年計画の改定が云々という言葉ばっかりが飛び交って、肝心の国の基本計画はどこかちょっと行ってしまっているんじゃないかなというような感じが、今までの皆様の御答弁を聞いていると思わざるを得ないなというふうに率直に感じていまして。スケジュールも、本当はあれですよね、年度内、去年の12月までに部署内での取りまとめは終わっているはずなんですよね、教育ビジョンの。そうですよね。それは終わっているんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
策定につきまして、それぞれの分野等から意見をいただきながら、去年の12月に意見を取りまとめたものについては、取りまとめたものとして結果としてございます。
平山委員
先ほどおっしゃったように、20年度で1回、教育ビジョンの期間が切れていて、この2年間は実行計画がない状態で進んでいるわけですよね。これって非常によろしくない状態ですよね。なのに10か年計画がおくれていますからという理由で、教育ビジョンもどんどん後ろ倒しになっていくというか。これは当然、10か年計画が区においては上位計画なので、やむを得ないとは思うんですけども、ちょっと御答弁いただくのは難しいんですけど、教育委員会としては、やむを得ないからしようがないと考えてしまうのはちょっとどうなのかなと。実行計画がないまんま中野の教育が進んでいるという現状をもうちょっと真摯に考えていかないと、ちょっとよろしくないんじゃないかなというふうには考えております。それはちょっと私の今までのお話を聞いている中での感想として受け取っていただきたいんですが。
また期間が延びたにもかかわらず、今度の教育ビジョンの改定は今までのものをベースにして、さらにちょっと変更点を加えていきますというような御答弁があったと思うんですけど、こんな検討会も設けてやられるんですから、しっかりと、教育ビジョンの改定に当たっては、ある程度斬新性を持たせたような、大がかりな改定をやられてはいかがかと思いますけど、どうでしょうか。要するに、国の教育振興基本計画が変わったわけなんです。なのに、中野区は前の実行計画を使い回ししますというのはどうかなという気がするんですが、いかがでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
当然、国の教育振興計画が変わってございますので、それの変わった内容も踏まえて改定をしていくということでございます。また、今、お話をさせていただいたように、新しい中野の教育に向けての指針を定めていきますので、そういった意味では、現行の教育のビジョンを踏まえながら改定をしていきますが、当然、その中で変更のあった点については、斬新的に計画の策定をしていきたいというふうに考えてございます。
平山委員
本当にぜひよろしくお願いします。この検討会は何回ぐらいを計画されているんですか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
先ほどの期間において、大体9回程度というふうに考えてございます。
平山委員
意見の取りまとめまで9回ではなくて、2月の段階までで9回ということですか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
そのとおりでございます。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは次に、4番、平成21年度校庭芝生化の実施について。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
それでは、平成21年度校庭の芝生化(北原小学校)の実施について御報告をいたします。
資料(資料6)をごらんいただきたいと思います。
校庭の芝生化についての目的については、ここに書いてあるとおり、地球温暖化防止に向けた取り組みを進めていき、またあわせて、環境教育の拡充ですとか、子どもの野外活動の充実などを目的に行うものでございます。
平成21年度につきましては、北原小学校1校を予定してございます。
芝生の範囲ですが、裏面をごらんいただきたいと思います。学校の配置図がございますが、左上の一部の90平米、それから、右下の砂場あるいは遊具等がある180平米を除いた、全面的な部分について芝生化を行うというふうに考えてございます。約1,900平米を予定してございます。
芝生の種類ですけれども、夏芝、これは今までの学校と同じように、ティフトンという種類の夏芝を常用といたしまして、夏芝が枯れる冬場のみ1年物の冬芝、これはベレニアルライグラスを使用するということでございます。
工事期間でございます。まず、全面的に夏芝を常用するということですので、夏芝を植える期間が7月の下旬から9月の中旬までということです。
その後、冬芝を、オーバーシードというふうに呼んでございますが、冬芝を植えるという部分につきましては、従来、約3週間養生にかかりますけれども、今回につきましては、児童・生徒の使用できない期間が長期にわたるということで、冬芝のいわゆるオーバーシードの期間につきましては2期に分けて行いたいというふうに考えてございます。トラックの内側、裏面の図をごらんいただきたいと思いますけれども、トラックの内側約800平米について最初に行いまして、この内側をやっている期間につきましては、外側については生徒が使用できるというようにしたいと考えてございます。また、内側が終わりましたら、トラックの外側を10月の中旬から約3週間かけて行っていきたいということでございます。
全面的な利用開始につきましては、11月の上旬ごろを予定してございます。
所要経費でございます。6,440万ということで、工事費6,090万、備品購入費350万ということで考えてございます。なお、これにつきましては東京都の全額補助という形になります。
維持管理組織の設置でございます。芝生の維持管理に当たりましては、PTA、町会、利用団体等に呼びかけまして、維持管理組織を設置する予定でございます。
今後の対応でございます。校庭開放利用団体等との意見交換ですとか、地域の利用実態に留意をいたしまして、関係者の理解を得ながら実施をしていきたいというふうに考えてございます。
なお、この北原小学校の校庭の芝生化につきましては、今まで3回の地域説明会を行ってございます。その3回の地域説明会で出ました意見をできるだけ取り入れながら計画をつくったものでございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
大内委員
今回、屋上をやるということで、初めての試みなんですけども、これ、屋上のほうの工程というのはどうなるんですか。工程というか、工事工程ね。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
屋上につきましては、校庭の芝生化が7月の上旬ということですが、その前に、6月ごろから屋上の芝生化については行っていきたいというふうに考えてございます。
大内委員
それで、完成はいつごろになるのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
7月の中旬をめどに行っていきたいというふうに考えてございます。
大内委員
それで、これは一応概算で約6,000万、工事費とあるんだけども、屋上の部分というのは幾らぐらいかかるものなのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
約1,800万円余でございます。
大内委員
それと、あともう一つ、校庭の右下のダスト舗装の部分がありますよね、遊具があるところ。ここの部分はやらないんですか。なぜやらないのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
一つは、委員も御存じかと思いますけど、大きな桜の木がございます。かなり陰になって、いわゆる芝生の養生からすると少しどうかなというのもございますし、それから、一輪車等をこの遊具のところでかなり練習しているというような状況もございますので、それらを加味して、ここの部分については除くというふうに考えました。
大内委員
あともう一つ、壁面緑化をやるでしょう、全部。これ、壁面緑化とは関係ないのか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
壁面緑化につきましては、全小・中学校を実施する予定です。壁面緑化につきましては、各学校に一定金額を令達いたしまして、その各学校の実情に沿いましてやっていただくというふうに考えてございます。
大内委員
たしか壁面緑化も東京都の芝生化の事業の中に、芝生化と、校庭をやって屋上をやると。壁面緑化はついていないのか、その事業の中に。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
壁面緑化についてはついてございません。この壁面緑化につきましては、緊急雇用対策ということで今回予算化をしたものでございます。
伊東委員
東京都のほうの補助で壁面緑化はついていないの、前の委員会の答弁と食い違ってこないですか。そちらに使っても構わないという答弁だったと思うんですけれど。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
壁面緑化につきましても一応対象にはなるということなんですが、今回、緊急経済雇用対策ということで実施をいたしますので、今回につきましてはそういった対応をさせていただいたということでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは次に、5番、丸山小学校体育館等改築基本設計について。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
それでは、資料(資料7)に基づきまして、丸山小学校体育館等改築基本設計について御報告させていただきます。
本案につきましては、平成20年11月12日、当文教委員会におきまして、丸山小学校体育館の改築について御報告させていただいたところでございますが、基本設計がまとまりましたので、この場で御報告させていただくものでございます。
平成23年4月、統合新校ということで、丸山小学校、沼袋小学校、野方小学校を統合して、丸山小学校の位置に開校する統合新校につきましては、必要な普通教室あるいは教育環境の充実を図るといたしまして、体育館を改築し、必要な施設を整備するものでございます。このたび、学校施設内の周辺の状況、あるいは導入施設の利用形態、あるいは動線などを考慮いたしましてまとめた基本設計について御報告するものでございます。
1番、改築内容でございます。
所在地につきましては、中野区丸山一丁目17番1号でございます。
敷地面積、1万3,521平米。
3番、都市計画上の規制につきましては記載のとおりでございます。
4番目、改築場所でございます。次の3ページ、配置図のほうをごらんいただきたいというふうに思います。こちらの左下部分になると思いますが、敷地内の北西部にある既存体育館及び北側教室と1階の西門に面した昇降口を解体し、同位置に体育館等を建築するものでございます。
5番目の導入施設でございますが、4ページのほうを、裏面でございますが、お開きください。1階部分、こちらについては、体育館――舞台、放送室を含みますが、約589平米、図工室及び図工室準備室でございますが、合わせておよそ112平米、そして、コンピュータ室が約68平米というつくりになってございます。
次に、5ページのほうをごらんいただきたいと思います。2階でございますが、学童クラブ室約85平米、そして、キッズ・プラザの遊び場コーナー、キッズコーナー及び事務室、休養室で約110平米ということで、合わせて196平米余を2階のほうで考えてございます。
次に、6ページにございます立面図でございますが、各方位からの立面図を添付させていただいてございますので、お読み取りいただきたいというふうに思います。
次に、2ページに戻っていただけますでしょうか。2ページの2でございます。施設配置に当たり配慮した点ということで、まず、特別支援学級、隣に丸山特別支援学級がございますが、そちらの専用門から玄関ポーチまでのアプローチについては、現在同様、送迎バス等の通行に支障がないよう、最小幅員6メートルを確保しているところでございます。
2番目の体育館等の玄関でございますが、西門、そして既存校舎、敷地内からのアクセスが容易な位置に配置したというものでございます。
次に、3番目でございますが、コンピュータ室、図工室及び体育館、キッズ・プラザコーナー、遊び場の部分でございますが、及び学童クラブについては、幅員6メーターの道路が接してございます西側のほうに配置してございまして、採光、それと通風を確保したというものでございます。
次に、4番目でございますが、図工室の準備室、エレベーター、階段、トイレなど居室用途としない部分については、既存校舎あるいは特別支援学級棟が近接している東側ということで配置してございます。
5番目に、キッズ・プラザの事務所につきましては、学校教育との分離ということで、外部あるいは内部階段からの利用者の管理が行いやすい位置ということで配置してございます。
最後に6番目、屋上に太陽光発電パネルを設置いたしまして、環境に配慮したつくりをさせていただくというものでございます。
最後にスケジュールでございますが、この21年、こちらの文教委員会で報告させていただいた後、5月から6月、地域、中心的には町会等にお話しさせていただくんですが、保護者等、説明の場を設けていきたいというふうに考えてございます。そして、21年度中、本年度中に、これを受けまして実施設計、そして、22年から23年にわたりまして改築工事、解体工事を含みますが、実施させていただくという流れでございます。そして、23年8月末にはこちらの体育館、竣工という予定でございます。
以上、報告とさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
江口委員
ここに書いていないのであれですけど、説明のときに、前の委員会のところでお願いしておいた、これ、冷暖房ですよね。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
申しわけございません。ただいまちょっと調査させていただく時間をいただきたいと思います。答弁をちょっと保留させていただいて。
江口委員
それと、その際、たしかここは一般開放されている学校だと思うので、体育館のところにせめてコイン式でもいいからシャワー室を設けてほしいということで、検討すると言っていたけど、これにシャワー室が入っていないの。その理由は。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
そちらの御意見を学校あるいは地域のほうでお話しさせていただきましたところ、十分なスペースを確保していただきたいというところが1点ございまして、ふだんのシャワーについては、特に強い要望はしないというようなことで、アリーナ部分の広さ、先ほど報告させていただいたものなんですが、実は589平米ということで体育館アリーナ部分を充実してほしいというような御意見をいただきまして、現在の496平米から約100平米近く広げさせていただいたというような状況でございまして、シャワー室につきましては、アリーナ部分の拡張に配慮させていただいたという次第でございます。そのような経過でございます。
江口委員
委員会で視察をさせてもらったその前の段階では、この体育館はそういう意味で広がるという報告は受けているんですね。だから、そういう段階で私は、将来的なことで、やはりせめてコイン式でもいいから、有料でもいいからシャワー室ぐらい設けたらどうですかとお願いしたんだけど、それは地域が要らないと言ったのか、学校が要らない、どっちなんですか、はっきりしてください。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
一応、要らないというような明確なお話ではなくて、先ほど私ども説明させていただいたとおり、アリーナ部分を拡幅するというところを中心に考えさせていただいたという経過がございまして、シャワーについては、委員の御指摘をいただいて、つけるというようなことも検討させていただいたんですが、今回の基本設計についてはついていないというような状況でございます。
江口委員
地域の問題ですから。ただ、将来的に、後からといったことができる問題じゃないので。やっぱり夏場だとか、そういうときには、体育というのは汗をかく。一般開放校だということで言っているのでね。そういう、やっぱりそこまで配慮した新しい体育館だったらやっていかれるけど、今までの旧体育館にはそういうのがないわけですので、ぜひそういうことでということで。先ほどは地域の説明の中で、要はアリーナというか、広げてほしいから要らないと言ったのは、どこが言ったのかはっきりしてほしいのは、学校側が言っているのか、それとも地域の団体、利用者が言っているのか、それによっては我々の対応の仕方が全然違ってくるんですよね。要は、その人たちが10年、20年後にも使ってくれる人たちじゃないんだから、その人たちのためにも残す施設であるので私は言っているので、そういう意味でだれが言っているのかということを聞きたいんです。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
一応、私ども先般、学校長ともいろいろ御議論させていただいたんですが、その際にお伺いしたときには、学校サイド、そして地域の御意見というふうに聞き及んでおるところでございます。
江口委員
両方が言ったということでいいのね。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
そのとおりでございます。
もう1点、先ほどの全館冷房については、ついていないというような設計でございます。
江口委員
これから私立志向だとか、そういう中で、一つは施設的な問題もあるということは、この議会でも何十年も続けてきていることじゃないですか。どうしてこういうときこそ、確かに財政的な問題もあるけども、やっぱり子どもたちに、環境ということも含めた中で利用するためには、そこまで配慮して当然だと。今、私学はほとんどそうなっていますよね。区立であるのは二中だけですから。それ以外は一切、それは既存の体育館でできなかったんだけども、こうやってやっぱり建てかえていくときにはどうしてそういうことをしないのか。だって、桃花小学校はあれでしょう、そういう構造にしているはずなんでしょう。だから、すべて新しい学校に関してはそういう時代背景の中でやっていくと。ただし、空調に関しては学校側も配慮していますから、別に夏だからといって涼しくするとか、それから、冬だから暑くするんじゃなくて、授業の形態を考えながら先生たちが努力していただいていますのでね。だけど、そういう設備をつけないと、後でお願いしますと言ってもできないじゃないですか。なぜそういう発想にならないのか、ぜひお答えいただきたいと思います。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
ただいま委員の御意見を踏まえまして、早速ちょっと、今後、今の対応につきまして、冷暖房につきまして対応させていただくように検討させていただきたいと思ってございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは、6番、小学校特別支援学級(情緒障害)の増設について。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
それでは、小学校特別支援学級(情緒障害)の増設につきまして御報告申し上げます。(資料8)
発達障害のある児童が増加傾向にある中で、小学校における情緒障害の通級指導を受けやすくするために、地理的条件を考慮いたしまして下記のとおり増設するものでございます。
内容といたしましては、現行として塔山小学校、沼袋小学校に情緒障害学級が設置されておりますが、平成23年4月以降は、塔山小学校、上高田小学校、若宮小学校に設置するというものでございます。なお、沼袋小学校の特別支援学級(のびのび教室)でございますが、平成22年度末をもって廃止の予定でございます。
今後の予定といたしましては、ことしに関係者への説明をいたしまして、該当校の教室改修の設計をいたします。22年度に改修工事を行いまして、平成23年4月に上高田、若宮とも学級を開設するという予定でございます。
簡単ですが、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
伊東委員
こうした特別支援学級がそれぞれの学校というか、要所要所に配置されていくことは歓迎するんですけれど、同時に中野区はキッズ・プラザを学校の施設内にということを行っているわけで、どちらもそれ相応のスペースを必要とするものだと思うんですけれど、現状、新たに設置される学校、あるいは既にある学校でも、キッズ・プラザとの兼ね合いで、肝心の学校の教育活動に支障は来さないのかということがまだこういう報告の中では見えてこないし、キッズ・プラザはましてや厚生委員会のほうの所管で、なかなか直前にならないとこの委員会のほうにも報告がないという状況なんですけれど、まずその辺はどうなんですか。結構1階というのは小学校レベルだと大変重要な位置付けで、部屋を確保していくというのがなかなか難しいんじゃないのかな。一方で、キッズ・プラザのようなものですと、既存の校舎ですとなかなか2階以上に設置するというのは難しいのかなと思うんですけど、その辺についてはどうなっているんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
この特別支援学級も、またキッズも、余裕教室の中で設置しているところでございます。基本的には委員おっしゃるとおり、キッズについては1階ですね、校庭にもすぐ出られるように。特別支援学級はさまざまでございますが、必ずしも1階である必要はなくて、2階あるいは3階とか、そういったようなことが今までなされているところでございます。
伊東委員
もちろん答弁としてはそういう答弁になると思うんですけど、現実にこの3校ですか、23年4月以降、具体的に3校ありますけれど、この学校においてはキッズ・プラザとの兼ね合い、塔山小学校は既にキッズ・プラザが入っていますよね。ほかの2校についてはまだのはずなんですけれど、そうした部分で、学校の中の教室配置の関係上、ちゃんとやりくりできるんだと、見通しが立っているんだという答弁が本当はないと困るんですけれど。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
新たに設置する予定でございます上高田小学校及び若宮小学校につきましては、特別支援学級、キッズの予定は今のところ上高田小学校というのが予定されてはおりますが、そういうことも踏まえながら、今、どこの教室にどういったことができるかということを検討しておりますが、おおむね設置できるというような感触でおります。
田辺教育委員会事務局次長
上高田小学校につきましては、委員御指摘のようなことを私どもも懸念しておりまして、今、副参事が御説明しましたように、学校教育上支障のないように、キッズも、それから特別支援学級も設置ができるよう校長と協議をしておりまして、その方向で私たちも努力をしていきたいというふうに思っております。また、他の学校につきまして、今後、特別支援学級があるところにもキッズを入れていくという予定もございます。そういう検討もしていきますが、教育委員会として、そうしたことを踏まえた上で、キッズの効用もありますので、そういうことも踏まえて、教育環境の充実という意味から支障のないような形で、支援学級、それからキッズ・プラザが並立できるようなことで検討していきたいと思っております。また、必要な都度、文教委員会にも御報告をさせていただきます。
伊東委員
私の地域としては上高田ですけれど、前から沼袋小学校ののびのび教室、これは再編に絡んで行き先を探していたという状況の中で、上高田が受け入れましょうという方向で大分以前に話は聞いていたんですけれど。どこが受けるかじゃない、私の地域の学校、私の母校だからというんじゃない。すべてにおいて、やっぱり何らかの変化が伴うのだったら、それを機にもっと教育環境はよくなるということを目指して取り組んでいただきたいなと。そのためには学校側と十分な相談の上、もちろん再編の流れの中でもそうですけれど、いいものをつくり上げるように努力していただきたいと。これは要望にしておきます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告について終了いたします。
それでは次に、7番、軽井沢少年自然の家の運営について。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
それでは、軽井沢少年自然の家の運営について御報告申し上げます。
お手元の資料(資料9)をごらんください。
平成21年4月3日付の中野区法令遵守審査会の報告、これは2枚目、3枚目に別添としておつけしましたが、それを受けて、運営管理業務を委託している事業者を変更するというものでございます。この報告につきましては後ほどごらんいただきたいと思いますが、概要は、公益通報という仕組みの中で、職員と事業者の間に不適切な事実があったという報告がなされたという内容のものでございます。
1番、運営形態の変更でございますが、軽井沢少年自然の家の運営管理業務につきましては、平成19年4月から委託してきた事業者を変更し、また、委託業務の内容も一部変更することといたしております。
2番目、その変更内容でございますが、地元関係機関や学校との連絡調整、文書の収受、物品の購入と備品の管理等総務関係業務、連絡調整業務、言ってみれば施設管理の総括事務といったものを新たに委託業務に追加するものでございます。
3番目、一般利用の制限でございます。委託業者の変更に伴いまして、新事業者による営業開始まで一般利用者の利用を中止するというものでございます。
最後にスケジュールでございますが、平成21年4月下旬には新たな委託業者との契約を考えてございます。そこから開業のための準備を考えまして、5月中旬には新委託業者による開業ができるものと考えております。なお、6月上旬には移動教室の受け入れを予定しているところでございます。
職員の管理監督が徹底しておりませんでした。その点につきましては、管理監督者としておわび申し上げます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
江口委員
委員会でこういう形で自然の家の運営が変わりますよと言われて、その後は参考にしてくださいというのは、これは議会からすれば、職員の倫理条例が関係するから総務委員会だってあるだろうけど、やっぱりこの辺をきちっとシステム的に報告してもらわないと、それがあったからこそこの自然の家の運営についてという報告を私たちは受けられるので、参考の資料を読みなさいというのはちょっと不自然だと思うの。なぜかというと、この通報受理に関して、教育委員会に通報はあったけど、教育委員会に受理されないで、その後に再度区長あてに通報があったことを受理されているのね。この辺の原因を我々議会に報告すべきなんですよ、このことは。これは、だって、総務委員会の関係じゃないでしょう。教育委員会の関係でしょう。なぜそういうものがあったのに受理しなかったのか、なぜ再度、翌年の2月に区長あてに通報があったことが受理されたのかと。その辺はこの委員会に、議会に報告があってもいいんじゃないですか。違いますか。
田辺教育委員会事務局次長
大変申しわけありませんでした。ただ、この法令遵守審査会の報告の内容につきましては、概要の3ページ目の最後の段落にも書いてございますように、最後から4行目ですね。本件公益通報がなされた内容が事実として行われたのではないかという疑念も抱いていて、これについては、区長のほうで改めて調査をするようにということで、現在、区長部局のほうで調査をしている段階でございます。改めましてその調査報告が出ましたら、申しわけありませんけども、文教委員会の中でも報告をさせていただきたいというふうに思っておりました。
また、江口委員が御指摘のありました、10月の時点で通報があったにもかかわらず受理しなかったという点につきまして、これにつきましても、私ども教育委員会の中で確認をしておりまして、この法令遵守の趣旨が、倫理条例の趣旨が生きていなかったということで、大変反省をしているところでございますが、これにつきましても今現在、詳細に検討しておりますので、先ほど申し上げた、再度、区長部局のほうで報告が出ましたら、御報告をさせていただければというふうに思っております。
江口委員
こんな簡単に一つの問題といっても、やっぱり議会を軽視しちゃいけないと思うのは、通報というこの解釈の仕方というのは非常に難しいので、例えば本人が来たのか、手紙があったのか、そういうことも具体的に書いていないし、それから通報の内容も、それこそ職員の倫理条例に触れない程度ぐらいな報告は私たち議会にあってもいいはずなのに、そういうこともされないで、最終的な形としてこういうことが起きましたということで終わってしまっていると。じゃあ、私たち議会は一体何なんですか、これは。皆さん方が処理するだけで、報告すればいいということじゃなくて、そういうこともやっぱり知った上で、今後の一つの課題として議会側もしっかりチェックしていかなきゃいけない部分があるのに、これだけじゃ何もわかりませんよ、何が起きたのか。いかがですか。
田辺教育委員会事務局次長
大変申しわけありません。先ほど申し上げましたように、現在、この審査結果に基づきまして詳細な調査を行っているという段階でして、そういう意味で、私どもといたしましては、自然の家の運営についていろいろ区民の方にも御迷惑をかけるというようなこともありまして、今回、運営形態の報告ということで、変更の報告ということでさせていただいております。議会を軽視するというつもりはございませんけれども、詳細、つまびらかになった段階で私ども御報告を丁寧にさせていただきたいというふうに思っております。
江口委員
はっきりしないからって、じゃあ、軽井沢自然の家の運営を変えていいんですか。はっきりしてから変えるべきなんでしょう、本当は。だから、はっきりしているから変えたんでしょう、これ。違いますか。
田辺教育委員会事務局次長
法令遵守審査会の中で、(参考)というふうなところで書かせていただいている2枚目のところにあります審査結果について、明らかに業者と職員の関係の中で不適切な関係があったということで、業者を変えました。その内容につきましては、総務委員会所管の法令遵守審査会の報告ということもありまして、きょうのところはこうした形で御報告をさせていただいております。総務委員会で報告があった後、改めて文教委員会に御報告をさせていただきたいというふうに思っております。
江口委員
24日の総務委員会の報告を待たないと文教委員にはできないと。議会上の問題でということで判断せざるを得ないのだったら、もう一度私たちは24日以降に委員会を開いて受けて、初めてこの質疑ができるということの理解ですか。議会のことだから、慎重に答弁してください。
田辺教育委員会事務局次長
内容につきまして、この法令遵守審査会の所管は総務委員会ということでございますので、その報告を待ちまして、改めて委員長にお諮りをして、御報告させていただければというふうに思っております。
伊東委員
いろいろな絡みもあるでしょうけど、1点確認しておきたいのは、1枚目の2番の委託業務変更内容ということで書かれていますけれど、これを行うことによって、今まで現地で採用されていた方が不要になるということじゃないんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
今まで現地に勤務しておりました職員は、現地では勤務いたしません。
伊東委員
そういうことを、肝心なことを、要するに、もう既にそこに1人置いていた職員は、現地採用でしたっけ、もう置かないことにしますと。その職掌を全部完全に民営化という形で、すべて委託を行うということをはっきりしないといけないんじゃないのかな。これは処分と別に関係のない話、教育委員会として今後どういうふうな経営を行っていくのか、運営を行っていくかという方針なので、その辺はっきり言っていただかないとしようがないんじゃないかなと思うんですけど。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
その辺をはっきり御説明しなくて申しわけありませんでした。現在、現地の職員については人事異動して、おりませんが、今後とも置かないということを前提に、業務委託の範囲ではありますけれども、施設管理総括の業務も含めて新たな業務委託の範囲に加えたということでございます。
伊東委員
先日の第1回定例会について、私は区民活動センターに絡んでの業務の委託の方法について、中野区はさまざまな手法を用いているということで、その中の一つとして指定管理者というものがあるんですけれど、今回の委託の方法の内容の切りかえについては、その指定管理者という選択肢はあったのかなかったのか。逆に、委託の内容によってはふさわしくないのか、指定管理者という制度が。その辺について御報告いただきたいんですが。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
維持管理総括事務を委託するということになると、限りなく指定管理者に近くなります。ただ、今回は6月から移動教室を控えているということで、時間がないという中、維持管理業務総括をふやして、いわば業務委託を拡大することによって対応していこうというふうに考えております。また、こういったようなやり方、現地にも職員がいないということであれば、いずれ指定管理というような方向に検討していくということも考えていきたいというふうに考えております。
伊東委員
ですから、こういうことは聞かれないと答弁いただけない、御報告いただけないと。指定管理者になりますと、議会の承認が必要、議決が必要ということになりますよね。そうした中で、苦肉の策として当面はというか、単年度の契約になるのかもしれないですけれど、今回は業務委託という中で処理しますけれど、この後は指定管理者制度を導入して委託していきたいという、それぐらいのちゃんとしっかりとした報告をいただきたいと。そういう意味でもやっぱり議会を軽視しているんじゃないのかなと。その辺指摘させていただきます。
田辺教育委員会事務局次長
今回、調査は途中経過というふうなことがありまして、十分な御報告ができなくて大変申しわけなく思っております。調査結果が明らかになりました時点で、今の少年自然の家運営のあり方全体も私ども総括をしなければならないというふうに思っております。これは、少年自然の家ということでは軽井沢だけではありませんで、常葉もございますので、そうしたことでは再発をしないようにというふうなことの観点から、どういう運営のあり方が適切なのかということで、改めて議会にも御相談をさせていただきたい、その中で指定管理というようなことも十分念頭に置いて御相談をさせていただきたいというふうに思っておりまして、大変報告が不十分で申しわけありませんけども、今後、そうした調査も教育委員会として、あるいは上までの総括をした上で御報告なり、御相談をさせていただきたいというふうに思っております。
大内委員
今、ちょっと江口委員のほうからもあったんですけど、要は、1枚目のこの部分に関しての質疑はできるけど、2枚目以降、(参考)については質疑はできないということなんですか、総務委員会が終わらないと。
田辺教育委員会事務局次長
なかなか難しいんですけども、この1枚目の報告については、当然、その背後に法令遵守審査会の報告があって、こういう結果を御報告するということでございますので、法令遵守審査会の判断について私どもそれはお答えはできませんけども、今までのこの記載の中で、運営上の課題でありましたら、御質問にはお答えするということで御理解いただければと思います。
大内委員
そうすると、1枚目を読みながらちょっと聞くけど、10月29日に通報があったけど、なぜ受理されなかったとか、そういった質疑はできるのか。2月12日に再度区長あてに通報があったけど、これは受理されたのかされていないのかとか、文章が、要するに、2月12日も区長に通報があったけど、教育委員会で受理されなかったんですかされたんですかとか。この文章がちょっとわかりづらいんですけども。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
申しわけありません、わかりづらいところ。10月29日につきましては、通報、文書で持ってこられましたけれども、私どものほうで受理をしなかったということでございます。そして、2月12日に再度文書が来て、それについては公益通報として受理されたということでございます。
大内委員
それで、受理されて、いろいろ、これは結果だから、その間、1カ月かずっと検討していたんだと思うんですけども、軽井沢少年の家が使えなくなっているのは、いつから使えなくなっているのか。もう今使えないんでしょう。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
4月1日から使えなくなっております。
大内委員
4月1日から使えなくなったというのは、いつ決まったのか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
3月の下旬でございます。
大内委員
ということは、3月の下旬のときにはまだ結果は出ていなかったということなんでしょう。正式な、これを見ると、4月何日か付なんでしょう。3月末現在か。要は、審査結果についての結果というのはまだその時点で出る前に、4月1日から少年の家が使えないという方針を出したんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
2月12日に公益通報がございました。そうした中で、法令遵守審査会の事務局を含めて調査をしているところの中で、そういったような情報の中で、来年度、すなわち21年度も契約するということが適当でないというふうに私どもとして判断させていただいたところです。
大内委員
というのは、予算がもう通ったばっかりの後の4月で予算はついているわけでしょう、これ。変更なわけでしょう。3月の下旬とか報告できなかったのか、文教委員会とか。
田辺教育委員会事務局次長
この通報を受理しまして、審査委員会の中で事務局としていろいろ下調べをしていたということで、結果としては、4月3日付の報告を受ける直前まで内容等について私ども承知をしておりませんでした。ですので、今、副参事がお話ししましたように、3月下旬ぎりぎり、4月になる直前まで、どういう対応をとるべきかというようなことについて、私どもとしては情報を得ておりませんでした。ただ、さまざま調査をされている中で、こういう結果になるということは予測はしておりましたけれども、具体的な形としては承知をしておりませんでした。4月3日の時点でこの報告を受けて、年度を越えてしまいましたけれども、結果として、契約をしないで新しい事業者を探すということで、4月1日を挟みまして、ぎりぎりの時点で私どもとして判断をしたということでして、申しわけありませんけども、3月の文教委員会には御報告できない状況でございました。
大内委員
4月3日の報告を受けて決定したのに、何で4月1日からもう使えないんですかと聞いているの。
田辺教育委員会事務局次長
この法令遵守審査会の事務局の調査の中で調査が進んでいるということを予想しておりまして、契約を保留していたということでした。結果として4月1日から契約ができなかったということでございます。
大内委員
だから、正確な報告が4月3日なのに、4月1日にそういうことを、予想されるからといって区民の施設を使えなくしちゃっていいんですかと。まして僕たちも全然知らないし、私も何で4月1日から使えないんですかと聞かれて、何でかわからない。今ごろ報告――今ごろというか、時期的に仕方ないのかもしれないけど、何でこんなタイムラグがあるのかなという部分が。だって、もう4月3日に報告があったんでしょう。そうしたら、すぐ文教委員会なり開いてもらって、こうやって施設がこうこうでとかいう報告ぐらい――何も報告が来ていないんだけども。委員長も知らないと思うけど。もう4月1日から使えなくなった、4月1日から文教委員会の施設が使えなくなりました、通知ももらっていません、何も聞いていない。そういうのというのはおかしいというか、何か自分たちの部分を隠しているようにとられても仕方なくなっちゃうんじゃないのかなと。
ただ、この後ろについては、総務委員会でちゃんと報告した後じゃないとちゃんとした質疑はできないのかもしれないし、ここでどこまでの答弁ができるのかわからないけども、少なくともこの軽井沢少年の家の施設の運営についてはきっちり話ができると思うので聞くんだけど、4月1日から使えなくなっている。じゃあ、3月30日に決めたんですかと、31日か何かに。それは前の日に決めて、それまで予約した人がいたんですかいないんですかとか、そういうときの対応はどうするんですかという質疑も何もできていないじゃないですか。何でそういう対応になるんですかと。多分その前の週ぐらいまで議会をやっていたから、そういう内容の場合はこういう対応をしますだとか何か言ってくれないと、私たちとしては、まだ3日の報告を受ける前にそういうことをやるべきじゃないとか、いろいろ意見もつけたいのに、何か灰色っぽいから使うのをやめましたというようにしか聞こえないんですけども、どうですか。だれが責任者か知らないけども。
田辺教育委員会事務局次長
なかなか御答弁しにくくて恐縮なんですけれども、4月分、5月分について御利用の申し込みがございませんでした。また、少年自然の家については、委員の皆様方も御承知のように、移動教室等がメーンの事業でございまして、私ども、移動教室の実施に支障がないようにということで全力を尽くそうということで、新しい事業者を探すことに全力を尽くしておりまして、それ以外の手続について不十分な点があったということについては、深く反省をしておりますし、御迷惑をかけたというふうにも思っております。ただ、この審査委員会の報告が出るのをぎりぎりまで待っていたというような事情がございまして、4月1日からの委託契約が変更ができなかったということで御理解をいただければと思います。
大内委員
それと、あともう一つ、今度、委託の、3月いっぱいで切ってしまって、4月から契約していないという報告も遅いんじゃないですか。もっと早く報告しないと、全部の結果が出てからの報告じゃなくて、だって、これも委託契約というのも多分議会で議決をとっているやつでしょう。それで解約したとかどうのというのだったら、ちゃんと報告してもらいたいと思うんですよ。あと、今度委託の、今言った契約内容も変わるわけでしょう。もうちょっとしっかり説明してくれないと、後ろ、2枚目を読めば、こっちに引き揚げてきたとか書いてあるけど、そういった説明もないと、2枚目、どこまで参考にしていいのかわからないんだよね。だから、業務の内容が何で変わったんですか、何で変更するんですかと、やっぱり後ろを読まないとわからないしね。そちらのほうから言ってくれないと、もう全部、今言ったように、完璧な委託にしちゃうのか、どうするのかということもわからないし、将来的に売っちゃうのかもしれないしとか、全然わからないんですよ。だから、もうちょっと報告をスムーズにやるなりしていただきたいと思いますけども、副参事。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
報告がちょっと不十分で申しわけありませんでした。4月につきまして、この4月10日付で現地の職員が人事異動になりまして、そういったような形で、その後も現地の職員は不在ということです。そういったような中で、移動教室をはじめ、少年自然の家を円滑に運営するためには、これまでの委託業務では不足ということで、その職員が果たしていた一定の役割についても委託業務の中に含めて、そういった形で委託業務内容を変更して、新たに契約をしたいということで変更するものでございます。
大内委員
ですから、委託の仕方が変わるのだったら、今まで職員が1人いて、こういう内容が変わるのだったらば、それはもうちょっと、普通委託の内容が変わるのだったら、もうちょっと詳しい説明があってしかるべきだと。今まで現地職員が1人いたけど、その人はこういう業務とこういう業務をやっていたと。それを全部こういうふうに、責任を全部委託業者のほうでやってもらうとか、そういった説明がなくて、新規業者と今月の下旬に契約するとか言われても、どんな契約をするのか、どんな委託をするのかとか全然、事件のことは事件のことでいいけども、その次の段階のどういう契約を新しくするんですかということを僕たち知らないで、勝手にどんどん契約されちゃって、私たちが、いや、やっぱり職員は1人置くべきだよとか、そういった意見も何も聞けないわけでしょう。そういう、勝手にやっていいんですかと、そういうこと。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
申しわけありません。これまで清掃委託、それから賄い、調理委託、それから接客一部は委託しておりましたけれども、現地の関係者、それから学校関係者との連絡調整や、それから備品管理、そのほか委託全般についての総括的な業務につきましては、常勤の職員がやっていたところでございます。このたびは、その常勤の職員のやっていた部分につきましても委託業務の中に含めるということでございます。具体的に言いますと、5月から10月のシーズンにつきましては、これまで職員が一日じゅういたということでございます。今度の委託内容につきましては、シーズン中につきましては、全体の維持管理業務のために委託業者からも1人つけてもらうということ、それから、11月から4月までのいわゆるオフシーズンにつきましては、これまでは常勤職員が休暇のときのみ委託業者から人を派遣してもらいましたけれども、そういったことではなく、シーズンずっと常設的に委託業者から人を出していって、維持管理の全体を見てもらうというようなことに変更するものでございます。
大内委員
だから、本当はもっとそれをペーパーで出してきっちり説明していただかないと納得できないというのは、たまたま軽井沢の少年の家でこういう事件が起きた。新しい形態にする。新しい形態にしたほうがいいのか、あるいは常駐する人を変えてやはり今までどおりやったほうがいいのかということの話し合いが何もない。じゃあ、今の話をのむとしたら、田村市でも職員を引き揚げるんですねという話になる。田村市も全部委託したほうがいいんじゃないですかと。軽井沢だけ何でやるんですか。田村市も、だって、軽井沢で新しい方式のほうがいいというのだったら、田村市も来年から何ですぐそうしないんですか。もうその職員、中野に引き揚げてもらって、業務委託形態にしたほうがいいじゃないですかという話しにもなるでしょうと。これだけそうやって、事件、こういうことがあったからやっているのだったら、もっときっちり説明しないと。ここだけ特別扱いじゃなくて、ほかの区外の、田村市のあそこも、じゃあ、そうするんですかと、今後。別に常駐職員は要らないんじゃないですかという話になりませんかと。だから、ここは、じゃあ、職員を置かない理由というのは今後しっかり説明して、納得して、そういう契約とかしてもらわないと、片っ方は置いている、片っ方は置いていない。たまたまこういう事故が起きたから対応しているだけであって、来年からは人が採用され次第置くのかということも全然議論もしないで進められちゃうと、よくないと思うんですけども。
田辺教育委員会事務局次長
何度もおわびして申しわけないんですけども、この契約変更につきまして十分な御説明ができなくて本当に申しわけないと思っておりますが、今回の業務委託につきましては、議会で議決いただいた予算の中で、私の責任の範囲の中で契約変更させていただくということでございますが、こういう結果を受けまして、今後、先ほど申し上げましたように、少年自然の家の運営のあり方全体について、常葉少年自然の家も含めて十分検討し、再発防止策を調査していきたいと、教育委員会として責任を持って判断をしていきたいというふうに考えております。その際、申し上げたように、調査結果の報告と議会に今後の対応について御相談をさせていただきたいというふうに考えておりまして、今回の契約内容の変更につきましては、いわば緊急避難的に私どもの責任で対応させていただくということで御理解をいただければと思います。
大内委員
だから、緊急避難的だからなのか、要は、これだけでもし委託をされて、相手業者が見つからなかった、あるいは見つかったとしても、そこが事故を起こしたときにだれが責任をとるんですかと。私たちは、議会としては全然認めていませんよと。緊急避難的にやられたんですと。新しい業者が出てきたとしても、それでトラブルが起きたときに、じゃあ、責任をとるんですかと。議会は一切責任をとりませんよと、勝手にやったんだからと。自分の判断でやるからと言ってやられたと、そういう言い方になっちゃう。まして小・中学生が行くところでしょう。文教委員会としてやっぱり責任を持った委託の形態というのをちゃんと議論しないと、よくないと思う。子どもたちが林間学園で行くわけでしょう。授業の一環でも行くわけでしょう、移動教室でも行くけど、学年によって違うけど。そういったことの議論をしないでどんどん進められちゃって、結果だけ聞かされて、後からそういった委託のやり方はよくないですよと言ったってもう遅いわけじゃない。責任をとれないですよと。そういうことを言っているんです。だから、きょう報告するにしてももうちょっと、これは何となく事故のことを報告したような感じがあって、新しい委託の内容について全然踏み込んだ説明がないのでね。それというのが今までとどこがどう違うのかということをきっちりもうちょっと説明していただかないと、よくないのかなと思いますので、もう今さら言っても間に合わないんだろうけども、次回からちゃんとやってくださいね。
田辺教育委員会事務局次長
先ほども江口委員にお答えしましたように、総務委員会で法令遵守の審査会の報告を、調査結果を報告された段階で、改めて委員長にお願いをして、文教委員会をお開きいただきたいというふうに考えております。その中で、今、御質問がありましたように、今年度の業務委託の変更の内容と考え方、それから、今後どういうふうな形で調査をしていくか、それから、その結果としての対応策について今後どの時点で議会に御相談をするかということにつきまして、改めて御報告をさせていただきたいと思います。
委員長
質疑の途中ですけど、3時を過ぎましたので休憩を入れたいと思いますが、よろしいですか。
〔「はい」「続けたら」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、引き続き続行してもよろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、引き続き質疑を続けたいと思います。
ただいまの報告に対して質疑ございませんか。
〔「ちょっと休憩して」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、休憩させていただきます。
(午後3時15分)
委員長
では、委員会を再開いたします。
(午後3時17分)
それでは、休憩中に御協議いただきましたように、この報告についてさらに詳しい御報告を4月24日の総務委員会以後に、委託のあり方、また丁寧な報告をしていただくということでよろしいですね。お願いいたします。
それでは、ただいまの報告に対してさらに質疑はございませんか。
佐伯委員
今、無人になってしまっているこの施設というのは、どういうふうな管理体制になっているんでしょう。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
全館かぎを締めて、施錠をして、閉めているという状況です。
佐伯委員
もし何かあったときにはどういうような体制をとれるんですか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
隣に千代田区の少年自然の家がありますので、そこで一応はお願いはしているところでございます。
田辺教育委員会事務局次長
管理につきましては、隣の千代田区の少年の家にお願いをして、異状があれば御連絡をいただくということをお願いしております。
佐伯委員
もう1点ちょっと確認をとっておきたいんですけども、6月の移動教室に間に合うようにというお話ですけども、やっぱり移動教室あるいは林間学校の前は実踏というのが学校にとっては貴重な、大変なことになると思うんですけども、次の報告になろうかと思いますけども、ことし来た校長先生もかなりいらっしゃるようで、初めてという方も多いんじゃないかと思うんですけど、そのあたりの対応というのはきちんとできるということでよろしいんでしょうか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
まだ契約が決まっておりませんので、はっきりしたことは申し上げられませんが、5月の上旬に実踏があります。そこになるべく間に合うように進めているところでございます。もし間に合わない場合にはそれなりの対応をとらせていただきます。
佐伯委員
それなりでは困るんですよ。それなりのと言われても具体的な話がないと、やっぱり学校側にとっては。それで、まして極めてイレギュラーな形でこういう状況になっていますから、学校のほうも不安になると思うんですよね。だから、どういう対応をとれるのかということをきちんと明らかにしておいていただかないと、なかなか、ああ、そうですかというわけにはいかないんですけど。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
23日に契約をする予定でございます。そういった中で、私ども見込みとしては間に合うというふうに考えているところでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
それでは、8番、教育管理職の異動について。
喜名指導室長
それでは、私から、平成21年4月1日付の教育管理職の異動について御報告申し上げます。
資料(資料10)の教育管理職異動名簿をごらんいただきたいと存じます。
まず、園長、校長でございますが、資料の上段の部分となります。園長先生につきましては、昨年度末に2名が退職したことに伴いまして、副園長からの昇任1名、退職園長からの再任用が1名でございます。
次に、小学校の校長でございますが、4名の校長の退職に伴いまして、区外の副校長からの昇任が3名、そのほか5名が区内異動をしております。
次に、中学校でございますが、4名の校長の退職に伴いまして、2名が再任用、1名が校長長期研修生からの異動となっております。
続きまして、資料の下段部分、副園長、副校長の異動でございます。幼稚園副園長は1名が退職、2名が園長へ昇任したことに伴いまして、区内での昇任が1名、区外からの昇任が1名となっております。なお、1園は欠員となっております。
次に、小学校の副校長でございますが、3名が退職しております。そのほかに2名が校長へ昇任しております。それに伴いまして、1名が区外からの転入、2名が区内での昇任、2名が区外からの昇任となっております。そのほかに4名が区内異動となってございます。
中学校の副校長でございますが、4名が区内での異動というふうになっております。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
江口委員
最近、再任用されることが結構多くなったんですけど、校長になる人がいないんですか。
喜名指導室長
実は退職がかなり多くございまして、御承知のように、定年を迎える校長が大変多くございまして、それに間に合わないという状況がございます。今年度、東京都では小学校で119名、中学校で54名が再任用しております。
佐伯委員
別に反論するわけじゃないですけども、私が見る限りでも、副校長の中で、いろいろ新聞報道等ありますから、校長試験に受かって資格を持っていらっしゃる方はいるんじゃないか。この中にもいますよね、間違いなく。それでいて人が足りないというのはどういうことなんでしょうか。
喜名指導室長
実は小学校が不足をしております。中学校は余っているような状況でございまして、逆に、中学校の副校長が免許を持っておりますと、小学校の校長に任用されるというような異動もございます。(「中学校も再任用している」と呼ぶ者あり)全体では中学校のほうが少ないということでございます。
佐伯委員
人事の問題ですから、ましてや東京都の人事ですから、あまり詳しくは聞くことができないと思いますけど。今、室長がさらりと言ったんですけども、副園長が欠員ですって。ちょっとこれは普通の状況じゃないですよね。どういうことなんですか。
喜名指導室長
かみさぎ幼稚園の副園長先生でございますけれども、御本人の退職の意思が2月の終わりぐらいということでございまして、配置が間に合わない状況でございました。御承知のように、幼稚園の人事につきましては、特別区の人事・厚生組合の教育委員会が決定しておりまして、必要数のみ昇任させるという状況でございますので、それがすべて終わってからの退職になりますと、補充ができないという状況でございます。ただ、かみさぎ幼稚園につきましては、区内で主任を異動させておりまして、副園長のかわりを務めさせているということでございます。
佐伯委員
確かに主任の方ともお会いしましたけども、そういった対応でいいんですかね。やっぱり園長先生がいて、副園長先生がいてというのが自然な姿だと思うんですけど。こういったことは園の保護者の方にはきちんと御説明されているんですか。
喜名指導室長
園長のほうから説明をしております。
委員長
他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本報告について終了させていただきます。
それでは、9番、中野富士見中学校跡及び弥生町五丁目未利用地の活用方針についての地域説明会についての報告を求めます。
飯塚教育委員会事務局副参事(生涯学習担当)
3月24日に行われました説明会の内容につきまして御報告を申し上げます。
これにつきまして、各関係委員会それぞれ報告をする予定なんですが、ここでは特に生涯学習、地域スポーツクラブの関係につきまして御説明を申し上げます。
まず、お手元の資料(資料11)をごらんいただきたいと思うんですが、四角く囲った中で左のほうに全体とありまして、中野富士見中跡というのがございます。ここにある三つの質問が地域スポーツクラブ関係のものでございます。
まず、地域スポーツクラブの展開はどのように行うのか、また、仲町小学校跡にできるクラブとの関係はどうか、地域スポーツクラブは団体に入らないと利用できないのか、こんな質問があったわけでございます。これに対しましては、まず、仲町小学校跡地のクラブとの関係で、平成22年開設予定の仲町小学校跡の地域スポーツクラブが基本型となると。それから、展開につきましては、教室の開催等も行い、運動指導。教室というのはスポーツ教室のことですが、インストラクターをつけて運動指導等の内容も盛り込んだ展開を行うと。種目や運営方法等の具体的な内容の検討はこれからになりますけれど、会員制にして、運営は法人等の団体が行うことを想定していますということでございます。それから、利用についてでございますが、利用に際しては個人での登録等も可とする予定でございます。したがって、個人で登録して個人で使うこともできる予定でございます。
次ですが、閉鎖中、校庭・体育館とも使用できないのか、また、団体等による自主管理の場合でも日曜の一般開放等は考えていないのか、閉鎖中も有効な活用方法があるとは思うがどうかという御質問がございました。これにつきましては、実は南中野中学校というのが新たにできるわけなんですが、南中野中学校につきましてはプールの工事が入りまして、さまざま工事車両が入るということで、実は校庭が使えなくなります。そこで、南中野中学校の部活でこの富士見中跡地も平日の午後、それから土・日及び学校休業期間、校庭を使用するという予定でございます。したがって、校庭を使用するということはできないわけです。それから、体育館につきましては、これはちょっと耐震性の問題がありまして、耐震工事をちゃんと施さないと開放や一般的な貸し出しができないということで、それは考えていないということでございます。
それから3番目、地域スポーツクラブの関連でございますけど、今までは青少年育成のためのスポーツ活動であれば無料で、ある程度開放的にも利用できていた。今後は有料になるのかというような御質問がございました。地域スポーツクラブにつきましては、会員制ということで、会費を払っていただいて会員が使うということを考えてございます。使用料金等はまだ決定してございませんが、無料での利用は想定していないということでございます。
それから、裏面に行きまして、要望等のところ、上から2段目ですね。今まで地域のための事業で年3回程度使用してきたけれど、地域スポーツクラブの事業に優先して使用できるといいのだがという、そういう要望がございました。これについては、御要望として受けとめさせていただくということでございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
大内委員
これ、中野富士見中というのも避難所にはなっていたんでしょう。こういうのって避難所も、教育委員会から手が離れちゃうから、一切関係なくなるんだよね。要は財産管理分野のほうに行っちゃうんでしょう、廃止条例で。
田辺教育委員会事務局次長
教育財産を離れておりまして、今、保健福祉部のほうで管理をしておりますが、避難所につきましては、引き続きその機能は持っているということでございます。
大内委員
ちょっとこれは所管が違うかもしれないけど、体育館って、これで見ると体育館も使えなくなると書いてあるんだけど、要は、災害のときって体育館は使えないとだめでしょう。でも、体育館の整備はしないのか。六中もたしかそうなんだけど、体育館使用が禁止になっているんだけど。それは、要するにここの整備計画に入っていないじゃないのと。でも、避難所で残っているでしょうと。でも、それって、もうここじゃなくて、整備をするとしたら財産管理分野の持っているほうで体育館、避難所だから整備をしますとか、そうなっていく。要するに、教育委員会では一切関係ないのか。
菅野教育長
今度、この富士見中跡につきましては、地域スポーツクラブと、それからすこやか福祉センターが中心になります。そのつくるときにきちんと耐震補強につきましては実施いたします。
委員長
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に10番、その他で何か報告はありますか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
その他で、まず1件目ですけれども、未使用弾処理の対応についてということで、口頭で御報告をさせていただきます。
平成21年3月27日(金曜日)に、午前10時30分ごろからのお話でした。未使用弾が桃花小学校の校庭から出てきたというようなことで、処理の経過について御報告をさせていただきます。
10時30分ごろに校庭で作業をしていました工事関係者から、校庭地下から未使用弾、不発弾らしきものを発見したということで中野消防署に通報がございました。
10時40分に中野消防署から区のほうに御連絡をいただきました。その御連絡を受けて、危機管理担当の分野がございます。その危機管理担当分野の職員等が現地へ行ってございます。
11時40分に警視庁が自衛隊に不発弾の処理を要請してございます。
11時56分に自衛隊が朝霞駐屯地を出発してございまして、そういった処理に向かったということでございます。
12時20分に全区議会議員の先生方に区議会事務局のほうから携帯メールで情報提供させていただき、文教委員の先生方につきましては、前任の小谷松課長のほうから電話連絡等で経過についてお知らせをさせていただいてございます。
12時35分に自衛隊が現地に到着をいたしまして、校庭から全員退去するように指示をいたしました。
13時5分に自衛隊による砲弾回収作業を終了してございます。砲弾につきましては、旧日本軍の12センチ砲弾で、未使用のものであり、100%破裂の危険はないということでございました。
13時10分に自衛隊により砲弾搬送を終了してございます。その後、全議員に事務局のほうから処理終了についてメールをさせていただいており、また同じく、前任の小谷松課長のほうから電話等で文教委員の先生方には御連絡をさせていただきました。
以上、御報告にかえさせていただきます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上でこの報告については終了いたします。
他に報告はございますか。
寺嶋教育委員会事務局副参事(学校教育担当)
私のほうから口頭で、特別支援学級(知的障害)の開級式につきまして報告させていただきます。
平成21年度から、第七中学校に中学校としては三つ目の特別支援学級(知的障害)を開設いたしました。つきましては、5月20日の水曜日、午後3時から第七中学校におきまして学級の開級式を行いますので、お知らせいたします。また、文教委員の先生方には別途御案内状を差し上げる予定でございます。ちなみに1年生2名、1学級というような構成で、名前はABCDのD、D組という名前でございます。
委員長
ただいまの報告に対して質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で本報告について終了します。
他にございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
それでは、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩させていただきます。
(午後3時35分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時38分)
次回の委員会は4月30日(木曜日)午前10時から行うことで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、そのように決定をさせていただきます。
それでは、本日予定しました日程をすべて終了いたしましたが、委員、理事者から何か発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で文教委員会を散会いたします。
(午後3時38分)