平成21年08月10日中野区議会文教委員会
平成21年08月10日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成21年8月10日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成21年8月10日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後3時11分
○出席委員(8名)
来住 和行委員長
ひぐち 和正副委員長
山口 かおり委員
南 かつひこ委員
のづ 恵子委員
吉原 宏委員
やながわ 妙子委員
篠 国昭委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 菅野 泰一
教育委員会事務局次長 田辺 裕子
教育委員会事務局参事(教育経営担当) 合川 昭
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 吉村 恒治
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 寺嶋 誠一郎
教育委員会事務局指導室長 喜名 朝博
教育委員会事務局副参事(生涯学習担当) 飯塚 太郎
子ども家庭部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長 浅野 昭
子ども家庭部副参事(中部地域子ども家庭支援センター担当、南部地域子ども家庭支援センター担当) 天野 秀幸
子ども家庭部副参事(北部地域子ども家庭支援センター担当、鷺宮地域子ども家庭支援センター担当) 波多江 貴代美
子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長 白土 純
○事務局職員
書記 大谷 良二
書記 荒井 勉
○委員長署名
審査日程
○議題
学校教育の充実について
区民の生涯学習について
スポーツ環境の整備について
文化財保護等について
子育て支援及び子どもの育成について
○所管事項の報告
1 中野区基本構想の改定の視点について(教育委員会事務局・子ども家庭部)
2 「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案について(教育委員会事務局・子ども家庭部)
3 野方図書館耐震補強工事に伴う対応について(中央図書館)
4 その他
○地方都市行政視察について
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、文教委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)に沿って進め、所管事項の報告の1番と2番は関連があるため一括して報告を受けたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いします。
それでは、議事に入ります。
学校教育の充実について、区民の生涯学習について、スポーツ環境の整備について、文化財保護等について、子育て支援及び子どもの育成についてを議題に供します。
所管事項の報告を受けます。
1番、中野区基本構想の改定の視点についてと2番、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案についての2件を一括して報告を受けます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
それでは、私のほうから、中野区基本構想の改定の視点についてと「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」素案についての第1章の部分と第2章、第3章及び参考資料、10年後の施設配置の教育委員会所管の部分を御報告し、第2章、第3章、参考資料の10年後の施設配置の子ども家庭部関連の文教委員会所管部分につきましては、浅野副参事から御報告をさせていただきます。
それでは、私のほうから中野区基本構想の改定の視点についてをまず御報告申し上げたいと思います。
資料(資料2)の中野区基本構想の改定の視点についてをごらんいただきたいと思います。1枚おめくりいただいて、中野区基本構想の改定の視点というA4の資料をごらんいただきたいと思います。
改定理由につきましては、1に記してあるとおり、平成20年度からこれまでの間、新しい中野をつくる10か年計画の後期5年間、平成22年度から平成26年度までの目標と施策の展開について改定を行うための検討を進めてまいりました。中野区を取り巻く状況につきましては、現計画を策定した平成17年度以降、区民ニーズの変化や医療・介護などの制度改正、西武新宿線の立体交差事業の決定、警察大学校跡地の進出事業者の決定と事業の開始、さらには地球温暖化問題に対する国際的な取り組みの進展など社会状況の変化、また、区の施策の進展度合いにおいても大きな変化が見られてございます。
こうした種々の環境の変化の大きさを勘案いたしますと、中野区基本構想の目標年次を平成22年度から10年後を見据えたものにする必要がございます。さらに、新しい中野をつくる10か年計画につきましても、同じく10年後を見据えた着実な目標を定めなければならないというふうに考えてございます。
改定の考え方でございます。中野区基本構想第4章で描く10年後に実現するまちの姿につきましては、以下のとおり改めることを検討してございます。
まず、1点目でございます。基本構想の第1章、新たな時代に向けてで記述をしております、10年後に実現するまちの姿の期間の記述のところでございます。制定した平成17年3月から10年後を見据えたものとなっているものを平成22年から10年後を見据えたものといたします。
また、4章に記述してございます10年後のまちの姿の変更につきましては、「中野駅周辺は、にぎわいの中心として、業務・商業施設、住宅、教育機関などさまざまな施設が複合的に誘導され、広域避難場所としての機能とみどり豊かな空間を備えたまちとなっています。サンプラザや区役所、中野駅北口広場一帯の再整備が動き始めています」という記述につきましては、東京の新たな顔となることを目指すという趣旨と、これらの地域の再整備のほか、中野駅南口のまちづくりが動き始めているという趣旨の文言を加えたものにしたいというふうに考えてございます。
また、「踏み切り問題の早期解決に向けて、西武新宿線の立体化と沿線のまちづくりが計画化されています」という記述に関しましては、まちづくりに関する趣旨を付加して、「駅前広場や道路整備など、まちの活力と居住環境、安全性を高める沿線まちづくりが進められています」という趣旨の文言に改めたいと考えてございます。
さらに、「太陽光発電など、自然エネルギーの利用が進んでいます」という記述に関しましては、太陽光を特定した例示から幅広い自然エネルギーの活用の可能性を踏まえて、多様な自然エネルギーの利用という趣旨の文言に改めたいと考えてございます。
さらに、「子育て・子育ちのための相談機能や子育て支援のサービスが拡充され、安心して子育てができています」という記述に関しましては、子育て支援のサービスが拡充されるとともに、より身近なところでサービスが提供されているという趣旨の文言を加えたものにしたいというふうに考えてございます。
また、「障害のある子どもは、地域の子どもたちと交流しながら、自分の可能性をのばすことができる教育環境で、一人ひとりに応じた、きめ細かい教育を受けています」という記述に関しましては、身体・知的障害などのほかに、発達障害や学校に適応できない子どもなど、特別な支援を必要とする子どもとして対象を広くとらえる趣旨の文言に改めたいというふうに考えてございます。
さらに、区における産学公の連携を踏まえ、「区内に立地する大学などの高等教育機関の教育研究機能が地域で生かされ、区民の学習機会の拡大に大きく寄与しています」という趣旨の文言を10年後の姿として新たに加えたいというふうに考えてございます。
最後に、「支援が必要な人に対し、安定した日常生活のための相談援助と、適切なサービスの組み合わせによって、計画的に自立や機能維持を図る体制が確保されています」という記述に関しましては、支援が必要な人への援助等を行うためには、地域における総合的、包括的なケア体制を築くことが必要となっていることから、「計画的な自立や機能維持を図ることができるよう、行政や関係機関、地域団体、ボランティアが連携した総合的な体制が、地域に確保されています」というような趣旨の文言に改めたいというふうに考えてございます。
なお、文教委員会所管の部分に関しましては、このうちウとエとオとカが関係をしてきますので、念のため申し添えておきます。
以上が中野区基本構想の改定の視点についての御説明です。
続きまして、新しい中野をつくる10か年計画(第2次)素案についての御報告をさせていただきたいと思います。
冊子(資料3)のページをめくっていただいて、2ページをごらんいただきたいと思います。ここでは計画改定の背景、計画の性格等が記されてございます。
計画改定の背景でございますけれども、第1章の計画の基本的な考え方につきましては、計画期間の変更等を除いては基本的には大きく変わってございません。この2ページの中段のところに「このたび」からの記述がございますが、ここのところで、「基本構想は、平成22年度から10年後を見据えたものとなりました」ということで、「これに伴い、今回、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」として改定することとします」という記述が加わってございます。
計画の性格でございます。中野区における計画体系につきましては、2ページの下段のところの図1でお示しをしているように、基本構想を頂点といたしまして、これを実現するための基本計画として新しい中野をつくる10か年計画を位置付けてございます。この10か年計画や各分野の個別計画をもとに、毎年度区政目標を設定し、区政目標達成のため最大の効果を生み出すように予算を編成し、取り組みを進めているところでございます。
3ページ目の計画の構成でございます。基本構想の構成につきましては、従来どおり、第1章から5章、将来像の実現をめざしてという構成は変わってございません。今回、第1章の10年後に実現するまちの姿の計画期間と第4章の記述につきましては、先ほど御報告をいたしましたように、若干修正を加えているところでございます。
10か年計画の構成でございますが、第1章から第4章につきましては構成は変わってございませんが、第2章に、従来、未来への扉をひらく四つの戦略と行政革新という項がございました。今回、この行政革新という項につきましては削除をいたしまして、重点プロジェクトということで、四つの戦略を推進する上での共通の重点プロジェクトを記述いたしてございます。この重点プロジェクトにつきましては、なかの里・まち連携事業、エコ・支えあい・商店街の三つのポイントと地域通貨、24時間365日どこでも区役所ということで、本文の36ページに記述をしてございますが、こういった重点プロジェクトの記述に改めているところでございます。
なお、行政革新につきましては、これまでの取り組みによりまして基盤整備ができております。それぞれの取り組みも今後も着実に推進をして、効率的な区政運営を行っていくということには変わりはございません。行政革新で示しました取り組みにつきましては、今回の素案の第3章の領域Ⅳなどに示しているものでございます。
なお、第4章ですが、持続可能な行財政運営のためにの財政運営の基本方針につきましては、今回未定でございます。財政フレーム等につきましては、素案については一定の財政的な裏づけをもって計画をしているものでございますが、現時点におきましては、昨年来の経済状況の変化、特別区交付金などについて落ち込むことが見込まれてございます。現段階では正確な交付額の見込みが立たない状況でございます。このようなことから、財政運営につきましては、今後の状況をしっかり把握した上で、案の段階では考え方を示すということで予定をしてございます。
続きまして、5ページをごらんいただきたいと思います。何度もお話をしているとおり、計画期間と内容の改定の項、5ページの一番下の段落でございます。10か年計画の計画期間は平成22年度から平成31年度までの10カ年ということでございます。また、おおむね5年後、平成26年度になりますけれども、今後、区を取り巻く社会経済情勢が大きく変化した場合については、必要に応じて改定をしていきたいというふうに考えてございます。
続きまして、第2章になります。未来への扉をひらく四つの戦略と重点プロジェクトということでございます。この部分の教育委員会所管の部分でございますが、17ページをお開きいただきたいと思います。17ページの下段の記述でございます。「太陽光の利用や環境保全の取り組みにより、区が率先して環境保護を推進します」という記述がございますが、その次のところでございます。「原則として、設置可能なすべての区立施設には、太陽光利用設備を設置します」ということで、この具体的な取り組みにつきましては、18ページの実現へのステップをごらんいただきたいと思いますが、下から2番目の丸でございます。区立小・中学校等への太陽光発電機器の設置開始から、ステップの2では区立小・中学校等への太陽光発電機器の設置拡大ということで今回計画をしているものでございます。
続きまして、21ページをごらんいただきたいと思います。元気いっぱい子育て戦略ということで記述をしてございます。元気いっぱい子育て戦略につきましては、戦略の3ということで位置付けてございますが、核家族化の進行で孤立している子育て家庭があり、また、虐待ケースも増加傾向にあるというような状況の中で、子育てサービスを拡充するとともに、地域・家庭・学校・行政が連携して子育てしやすい地域をつくることを掲げてございます。また、たくましい社会の担い手を育てていく教育が求められることから、基礎学力の定着ですとか、体育指導の充実などを図るとともに、教育環境を充実するため、学校再編や連携教育を推進することを掲げてございます。
戦略の展開といたしましては、以下のとおり三つを記載してございます。展開1、安心して子どもを産み育てられる支援の拡充、展開2、地域ぐるみで支える子どもと家庭、展開3、かしこく優しくたくましい社会の担い手を育てるということで、これらの展開によりまして、子どもたちの一人ひとりを社会全体で大切に育てていくというものでございます。
続きまして、25ページをごらんいただきたいと思います。展開3、かしこく優しくたくましい社会の担い手を育てるという項でございます。ここでは、社会性や人間性をはぐくむコミュニケーション能力の向上などの課題を掲げ、その課題の解決のために、基礎学力の定着、発展的学習の推進や子どもの体力向上などの取り組みを掲げてございます。具体的には、読書感想文、数学コンクール、理科実験の研究発表、ディベート、英語スピーチなど、学んで考え、さらに表現することを通して、生きた学力を養う発展学習を教育活動に取り入れていきますというような表現をしてございます。
26ページをごらんいただきたいと思います。26ページの上段ですが、学校再編や連携教育を推進し、教育環境を充実しますという項でございます。この項の下段のところでございます。「全校での標準的な連携教育とは別に、特徴ある教育成果を目的に小中一貫校を設置することを検討します。また、連携教育のメリットをさらに生かすため、中学校・高校の連携を推進する方策を検討します」ということで、これらにつきましては新たに書き込んだところでございます。
その実現へのステップで、区独自の学校と地域連携のあり方の検討・実施、また、統合新校の開設ということで、これ以降の再編計画にのっとって新校を開設するステップを落としてございます。また、学校再編の中後期の計画化を図り、その取り組みを進めていくということでステップに落としてございます。
続きまして、未来への扉をひらく四つの戦略の4番目の戦略、健康・生きがい戦略の35ページをお開きいただきたいと思います。環境や施設の整備をすすめ、特別な支援が必要な子どもの育ちを支援しますということで、これから以降の記述につきましては新たに書き込んだものでございます。特別支援学級を増設するとともに、小・中学校全校に特別支援教室を整備し、情緒障害等特別支援学級を拠点に、各校の特別支援教室における巡回指導を行うなど、特別な教育的支援が必要な子どもたちに対する教育環境を充実させ、一人ひとりの子どもに応じたきめ細やかな教育を行っていくというようなことにつきましては、この部分で新たに書き込んでございます。
実現へのステップということで、今お話をしました中身につきましてステップごとに落としてございます。小学校の情緒障害等の特別支援学級の2校増設以降、ステップ2、ステップ3、ステップ4でさらにその部分を進展させるということで記述をしてございます。
続きまして、今の第2章をさらに具体化した第3章でございます。10年後の中野の姿とめざす方向ということで、39ページ以降でございますが、その88ページをごらんいただきたいと思います。領域Ⅱの自立してともに成長する人づくりということで、Ⅱ-1で、子育て支援活動など、地域活動が広がるまちということでございます。10年後のまちの姿につきましては、教育委員会所管については変更がございません。また、現状と課題につきましても、表現等の変更はございますが、ほぼ同じ内容ということで、変更がございません。
91ページをごらんいただきたいと思います。91ページの下段で④、子どもの安全対策の強化という項がございます。この項で一番下の段落でございます。「近年、携帯電話やインターネットを介した犯罪や事件に子どもたちが巻き込まれるケースが社会的な問題となっており、今後家庭・地域との連携を図りながら情報モラル教育を推進していきます」ということで、現在の状況を踏まえてこういった書き込みを新たに追加してございます。
92ページにつきましては、今の部分を実現へのステップということで、一番下の丸で表現をしてございます。
続きまして、102ページをごらんいただきたいと思います。自立してともに成長する人づくりの2番目の項でございます。子どもから大人まで、地域の中で自分の力をのばせるまちということでございます。その10年後のまちの姿でございますが、ここでは2カ所変更を予定してございます。丸の6番目でございます。「障害のある子どもは、地域の子どもたちと交流しながら、自分の可能性をのばすことができる教育環境で、一人ひとりに応じた、きめ細かい教育を受けています」という項ですが、基本構想の改正の視点でもお話を申し上げたとおり、身体・知的障害などのほかに、発達障害や学校に適応できない子どもなど、特別な支援を必要とする子どもということで、対象を広くとらえる趣旨の文言に改めたいというふうに考えてございます。
さらに、それから四つ下の丸でございます。「だれもが学びながら能力を開発する場や、継続的にスポーツを楽しむ場など、区民が学習する機会とその成果を生かす場が、地域の中に広がっています」という項ですが、これも基本構想の改正の視点で述べたとおり、区における産学公の連携を踏まえ、区内に立地する大学などの高等教育機関の教育研究機能が地域で生かされ、区民の学習機会の拡大に大きく寄与していますというような趣旨の文言を10年後の姿として新たにつけ加えたいというふうに考えてございます。
さらに、ずっと行きまして106ページでございます。発達の遅れや障害のある子どもの教育の充実ということで、先ほど第2章でお話を申し上げました、発達の遅れや障害のある子どもの教育の推進という項で、特別支援学級の増設等の記述をここで書き加えてございます。
それから、続きまして108ページでございます。目標とする姿ということで、下段の段落です。「集団教育のよさを生かせる適正な規模の学校に通う児童・生徒の割合が増えています」の次です。「また、幼稚園、保育所、小・中学校、高等学校間での連携教育がより充実し、学力の向上や豊かな心の育成と体力向上の取り組みが効果的に行われています」ということで、これも第2章の表現を受けてこのように変更してございます。
さらに、109ページの主な取り組みの①でございます。豊かな人間関係と基礎学力を身につける教育の推進の項で、その2段落目です。「新学習指導要領の円滑な実施を図り、特に理数教育を推進していくことで、子どもたちの理科・算数・数学に対する関心や興味、学力を高めていきます」という部分の加筆と、その2段落下でございます。「ICTを効果的に活用した授業をすすめるとともに、氾濫する情報を的確に判断する力や情報モラルを培う取り組みをすすめていきます」ということで、現在の状況を反映したICT教育についても加筆をしてございます。
また、③でございます。教員の人材育成と確保ということで、優秀な教員の人材確保を図るということとともに、採用や異動など教員の人事について区の自主性を強めていくような努力をしていくという部分を書き込んでございます。
110ページをごらんいただきたいと思います。連携教育の推進につきましては、先ほど来の部分を加筆してございます。
また、実現へのステップということで、今お話をしたように、ICTを活用した指導方法の開発・実施・充実というようなことでステップに書き込んでございますし、教員の育成・確保という点では、教員養成大学との協定拡大による優秀な教員の育成・確保ということでステップのところに載せてございます。さらに、統合新校の開設ということで、先ほどお話をしたように、計画をされている統合新校の開設についてステップに盛り込んでございます。なお、学校再編の中後期の計画化、またその取り組みの実施ということでステップに落としてございます。
さらに、113ページです。地域に開かれた地域とともに子どもを育む学校づくりの②のところでございます。子どもの読書活動の推進ということで、前回、文教委員会で御報告をさせていただきました図書館の新しいあり方に沿いまして、地域開放型学校図書館の設置ということについても加筆をしてございます。
また、実現へのステップということで、丸の下から2番目です。区独自の学校と地域の連携のあり方の検討、またその実施ということで、今まで述べてきた部分を実現へのステップということで落としてございます。
さらに、114ページです。健やかな身体を育む学校づくりということで、主な取り組み、①、子どもの体力づくりの推進ということにつきましては、プログラムの策定から一歩進めて、策定した体力向上プログラムに基づきまして子どもの体力向上を図っていくというような、そういった記述に変えてございます。
116ページをごらんいただきたいと思います。ここでは、新しい自分や仲間と出会う学習・スポーツ活動の推進ということで、まず、地域スポーツクラブの設立・支援ということで、従来、設立というところにつきましては記述をしてございましたが、さらにそれを設立いたしまして支援をするということで、後ほど、実現へのステップのところで書き込んでございますが、それぞれの地域で地域スポーツクラブを開設していくということで、実現へのステップのほうにも取り込んでございます。
また、③のスポーツ施設の整備ということで、区内にサッカー場や少年野球場など新たなスポーツ施設の整備を図るとともに、既存の施設につきましては、安全性と利用機会の拡大を目的とした整備改修を行いますということで新たに追加してございます。
さらに、118ページです。利用しやすい魅力ある図書館の運営ということにつきましては、先ほどもお話をしたように、前回御報告をいたしました図書館の新しいあり方に沿いまして記述を変更してございます。実現へのステップにつきましても、それに沿いまして変更してございます。
120ページをごらんいただきたいと思います。文化芸術のまちづくりの推進ということで、文化財保護の視点等につきましても加筆をしてございますし、120ページの主な取り組みの文化芸術活動の支援ということで、一番後段の部分でございます。区に伝わる伝統芸能や伝統文化を守り、後世に伝えるため、区民に対する普及・啓発を図り、情報や活動の場の提供などの支援を進めていくということで加筆をしてございます。
さらに、取り組みの中で、③、文化財の保護と活用ですとか、④、歴史文化ゾーンの策定・整備ということで追加をしてございます。
一番最後でございます。10年後の施設配置というところでございます。188ページをごらんいただきたいと思います。新たに実現する施設等ということで、小・中学校の統廃合にかかわる10カ年の整備内容ということで書き込んでございます。
また、189ページでございますけれども、スポーツ施設ということで、地域スポーツクラブの活動拠点ということで書き込んでございます。
さらに、一番最後のページ、194ページでございますけれども、売却予定施設等ということで、第六中学校、それから、統合新校の校舎として使用した後の廃止に伴いまして野方小学校、それから、もう用途を廃止してございますが、教職員寮、また、これも用途を廃止してございますけれども、館山健康学園につきましては、売却予定施設ということで載せてございます。
以上でございます。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
それでは、文教委員会、子ども家庭部所管分について御説明させていただきます。
まず、第2章でございます。21ページにお戻りいただきたいと思います。先ほど合川参事のほうから、元気いっぱい子育て戦略の考え方については御説明したとおりでございます。また、戦略展開といたしまして、子ども家庭部といたしましては、展開1の安心して子どもを産み育てられる支援の拡充、展開2の地域ぐるみで支える子どもと家庭を中心に展開していくことになってございます。
ページをめくっていただきまして、22ページをごらんください。こちらでは展開1、安心して子どもを産み育てる支援の拡充でございます。ここでは、家庭の養育力の向上など以下のような課題を掲げてございます。また、こうした課題に対しまして、子育てサービス拡充による子育ての負担軽減ですとか、保育所の定員の拡大などによる待機児の解消など三つの取り組みを掲げてございまして、実現のステップといたしましても、トワイライトステイの実施、あるいはまた区立保育園の建て替え民営化等をステップとして掲げてございます。
次、23ページでございます。展開2の地域ぐるみで支える子どもと家庭でございますが、ここでは地域コミュニティの活性化などの課題を掲げてございます。こうした課題を解決するために、地域・家庭・学校・行政の連携によります子育て・子育ちを支えるまちづくりですとか、また、虐待の発生ゼロを目指すなどの取り組みを掲げてございます。
また、24ページにつきましては、それを踏まえまして、すこやか福祉センター内に地域子ども家庭支援センターを移転・整備していくことをステップ1から3にかけて行っていくこと、また、キッズ・プラザ事業の展開ですとか、民間活力による学童クラブ運営のサービス向上、また、虐待防止マニュアルの改正などを盛り込んでございます。
なお、現行計画との変更点の中で、現行計画では四つの展開メニューというふうに掲げてございました。このうち展開2といたしまして、虐待ゼロのまちをつくるというふうな展開を掲げてございましたが、今回の新たな戦略3では、そういったものを展開2の地域ぐるみで支える子どもと家庭の中に盛り込む形で整理させていただいております。そういった形で、三つの展開メニュー項目とさせていただいております。
それでは、関連する部分で、第3章について御説明いたします。
88ページをごらんいただきたいと思います。10年後のまちの姿でございますが、子育て支援活動など、地域活動が広がるまちとして基本構想で描く10年後のまちの姿といたしまして、このうち上から4番目の丸でございますが、「子育て・子育ちのための相談機能や子育て支援のサービスが拡充され、安心して子育てができています」という部分につきまして、先ほど合川参事から基本構想の改定の視点について御説明がありましたように、子育て支援のサービスが拡充されるとともに、より身近なところでサービスが提供されているという趣旨の文言を加えたものといたします。
それから、現状と課題でございますけども、こちらにつきましては、これまでのいろんな取り組み等を少し盛り込みまして文言を少し書き加えたものもございます。89ページの上から6行目でございますけども、「子どもの虐待ケースが年々増加し、150件前後のケースに対応」というふうに今回記載してございます。これは現行計画のときには、毎年度80件前後の子ども虐待ケースに対応というふうにしておりましたが、いわゆる虐待通告等を受けて、結果的に虐待として判定するか判定しないかも含めた数として150件前後扱っているということで、実態をそこに盛り込ませていただきました。
また、中段の後半、「発達の遅れや」というふうなところの段落の最後の部分でございますが、「また、ひとり親家庭など支援を必要とする」というところを新たに加えさせていただいております。また、次の「乳幼児人口は減少傾向」の段落の3行目でございます。「また、平成21年4月から適用された新たな保育所保育指針」等についての文章を新たに加えさせていただいてございます。
施策の方向につきましては、現行計画と変わりはございません。
90ページをごらんいただきたいと思います。まず、施策の方向のアの子どもの育ちを支える地域づくりでございますが、成果指標といたしまして、地域の育成活動に参加した子どもの人数というものを新たな指標として設けさせていただきました。
また、主な取り組みでございますが、1の地域の子育てコミュニティの拠点づくりでは、昨年10月に開設いたしました地域子ども家庭支援センターなどの役割等をそこに書き込ませていただいております。
それから、91ページの②の地域の育成活動の充実と支援の中では、児童館の再編のことについて述べさせていただいております。また、そこの最後の段落でございますが、中学校の通学区域ごとに設置している地区懇談会、これも現在取り組みを進めておりますので、そういったものも書き加えさせていただいております。
それから、③の家庭・地域・学校が連携した子ども育成の推進につきましては、ここにつきましてはキッズ・プラザ、これを書き込ませていただいています。また、これにつきましては、112ページでございますけども、施策の方向の中の地域に開かれ地域とともに子どもを育む学校づくりの中で、家庭・地域・学校が連携した子ども育成の推進ということで再掲させていただいております。
それから、また91ページでございますが、子どもの安全対策の強化、これは安心して通える施設ということで、子ども家庭部としても取り組んでいく課題としてとらえてございます。
実現のステップといたしましては、基本的にすこやか福祉センター内に地域子ども家庭支援センターを移転・整備していくということをステップ1、ステップ2、ステップ3として掲げまして、また、民間活力による学童クラブ運営のサービス向上ですとか、キッズ・プラザ事業の展開などを盛り込ませていただいております。
次の健やかに子どもを育む家庭づくりでございますが、こちらにつきましては、厚生委員会所管のほうの育成、出産・育児支援分野、あるいは子ども健康分野と重なり合うところがございますが、主な取り組みの①、家庭の養育力の向上の中で、中段でございますが、「(仮称)すこやか福祉センターなどにおいて子育て支援に関する情報を集約し、この情報をもとに、一貫性のある支援を行っていきます」ですとか、最後の段落になりますが、U18プラザなどで、中高生に対する保育体験等の実施やボランティアの機会をふやすなどについて、子育て支援分野として関係していこうというふうに考えております。
95ページをごらんください。こちらは特別な支援を必要とする子どもと家庭への支援の強化でございます。これにつきましても、出産・育児分野とも重なり合う部分がございますが、成果指標といたしましては、1年間に新たに発生する虐待の件数という形で、虐待に関する適切な対応が行われていることを示していこうというふうに考えてございます。
それから、主な取り組みといたしましては、虐待の未然防止と適切な対応ということで、区役所1カ所のみで対応していた虐待対応でございますけども、区内4カ所に今後(仮称)すこやか福祉センターが開設されることに伴いまして、そういったところでも子育てに関するサービス、各種の事業情報を集約し、虐待などにつき迅速かつ適切な対応を行うとともに、またあるいは、さまざまなサービスを提供することで虐待の深刻化を防いでいこうという文言を入れてございます。
また、この最後でございますけども、これは区や保育所、学校、児童相談所、警察等の関係機関から構成される要保護児童対策地域協議会、これは平成17年6月に設置をいたしたものでございますが、そういったものを中心としたネットワークづくりなどもここの中に盛り込ませていただいております。
②、③につきましては、出産・育児分野、また、学校教育分野との関係のところでございます。
実現のステップといたしましては、虐待防止マニュアルの改正ですとか、そういったものを盛り込ませていただいております。
それから、98ページでございます。さまざまなサービスで支えられる子育て支援の推進でございますが、このうち成果指標といたしまして、認可保育所の待機児童数(4月1日現在)の減少というものを新たに成果指標として設けさせていただいております。
また、こういったものを受けまして、主な取り組みといたしましては、多様な子育てサービスの推進といたしまして、ファミリー・サポート・センター事業を拡充した病児の預かりですとか、また、今後展開いたしますトワイライトステイなどについて書き加えさせていただいております。
また、99ページでございますけども、多様な保育サービスの拡充ということで、保育所機能の拡充ですとか、待機児童をゼロにすることを目指すということで、実現のステップといたしましても、トワイライトステイの実施ですとか、また、区立保育所の建て替え民営化等をステップの中に盛り込ませていただいております。
それから、100ページでございます。オの質の高い幼児教育・保育の実施ということで、こちらにつきましては、平成19年度に設置いたしました幼児研究センターを核といたしましたさまざまな取り組みということで、成果指標も新たに調査研究結果に基づく幼児教育・保育の取り組み件数と、それから、小学校1年の担任からみた就学前の集団生活を通して社会性の基礎が培われていると感じる子どもの割合というものを新たに設けさせていただいております。
また、主な取り組みといたしましても、①、幼児研究センターの運営ということで、先ほど申しました、平成19年度に設置いたしました幼児研究センターでの取り組み等を新たに書き加えさせていただいております。
また、101ページでございますが、乳幼児のための多様な保育や教育機会の充実という中では、最後の部分ですけども、認定こども園への転換等についてもそこの中に盛り込ませていただいております。
実現のステップでございますが、こうしたものを受けまして、幼児研究センターの調査研究の実施ですとか、公私立幼稚園・保育所等教職員による合同研究の実施、保幼小の連携と幼児教育研究の新たな体制の構築・整備、また、民営の認定こども園への転換などをステップ1で出させていただきまして、ステップ2、ステップ3ではそれに基づいた研究等を進めていく予定でございます。
次に、10年後の施設配置についてでございます。188ページをごらんいただきたいと思います。まず、新たに実現する施設でございますが、保育園の民営化でございます。七つ出させていただいています。(仮称)新井保育園、現地での建てかえ。また、(仮称)南江古田保育園につきましては、江古田児童館跡地への移転開設。また、仮称ですけども沼袋西保育園、これにつきましては、沼袋西保育園と併設の沼袋西児童館を廃止し、現地で建てかえ。それから、(仮称)橋場保育園でございますが、橋場保育所を廃止しまして、廃止後の橋場児童館跡地も含めて現地で建てかえ。それから、(仮称)野方保育園でございますが、併設の中野福祉作業所の移転後、現地での建てかえ。それから、(仮称)松が丘保育園でございますが、松が丘保育園を廃止し、さつき寮跡地へ移転開設。それから、(仮称)昭和・あさひ保育園の統合新園ということで、両園を廃止いたしまして、児童館跡地への移転開設等を計画してございます。
また、189ページの子ども関連施設でございますが、認定こども園、これはやよい・みずのとう幼稚園を転換して配置していきます。それから、U18プラザでございますが、区内児童館の機能や配置を見直しまして9カ所に設置。そこに書いてある南中野・宮の台・城山ふれあいの家・仲町・昭和・みずの塔ふれあいの家・北原・大和・かみさぎ児童館でございます。それから、キッズ・プラザでございますが、小学校施設を活用してすべての区立小学校に整備をしていく計画でございます。それから、子ども関連施設の一番下でございますが、母子生活支援施設でございますが、現在のさつき寮を中央五丁目のほうの用地に子育て支援機能を強化し、移転開設する予定でございます。
それから、193ページでございます。今後活用方法を検討する施設等でございますが、あさひ保育園につきましては、児童館跡地等への移転改築に伴い廃止。それから、松が丘保育園につきましては、さつき寮跡地への移転改築に伴い廃止。それから、児童館でございますけども、キッズ・プラザが今後整備されていくのに伴い廃止ということで、そこに書いてあるような児童館について廃止する方向でございます。それから、鷺宮児童館につきましては、キッズ・プラザの整備及び地域子ども家庭支援センターの(仮称)すこやか福祉センターの移転に伴い廃止という方向でございます。
それから、次の194ページでございますが、売却予定施設といたしまして、上から3番目からでございますけども、南江古田保育園、これは江古田児童館跡への移転改築に伴い、これも民営化でございますけども、廃止。それから昭和保育園は、児童館跡地等への移転改築に、これも民営化ですが、廃止。それから本郷保育園、新規開設園等へのサービス移行等による廃止。それから、旧西中野保育園でございますが、用途を廃止済みでございます。それから、丸山児童館でございますが、キッズ・プラザの整備及び地域子ども家庭支援センターのすこやか福祉センター移転に伴い、廃止という方向で現在検討しているところでございます。
文教委員会の子ども家庭部所管分についての説明は以上でございます。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
最後に、今後の予定でございます。一番上の頭紙をごらんいただきたいと思いますが、平成21年9月に、9月4日から18日までの間に6カ所意見交換会を予定してございます。これにつきましては、基本構想の改定の視点と10か年計画の改定の中身について意見交換会を行うということでございます。さらに、それを踏まえまして10月に改定案の決定、11月にパブリックコメントの手続。基本構想につきましては、12月に基本構想の改定の議案を区議会のほうへ提出して、御審議をいただくという形でございます。10か年計画につきましては、基本構想の改定の御議決をいただいた後、改定をしていくという形でございます。
なお、8月20日の区報につきましては、意見交換会の日程等の御案内、また、9月5日の区報につきましては、特集号を組みまして、改定素案の概要等、あるいは意見交換会の日程、場所、今後のスケジュールについて載せていくというふうに考えてございます。また、10か年計画の素案等につきましては、8月20日以降、中野区ホームページまたは地域センター等で閲覧できるように手配をするということで対応していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
委員長
それでは、質疑に入りますけども、入る前に、報告1番、基本構想の10年後のまちの姿の部分と報告2番、10か年計画の第2章以降については、当委員会の所管部分についての質疑をしていただくということになりますので、お願いします。
それでは、質疑をお受けいたします。いかがでしょうか。
篠委員
26ページ、小中一貫校を設置するとは書いていないで、「ことを検討します」という書き方になっているんですが、どういうふうに読めばいいんですか。いわゆる本会議場において、小中連携というぶれない姿勢を教育委員会は発信し続けたわけですね。本会議場における質問においては、小中一貫校が北に一つ、南に一つあるという姿も考えられるのではないかという質問もあったと記憶しています。それに対する教育委員会としては初めての「検討」という言葉で活字になったように私にはとれるんですが、いかがですか。
菅野教育長
文字どおり、そのようにとっていただいて結構だと思います。これから小中一貫校についても検討したいというふうに考えております。
篠委員
検討の中には、質問に対しての明確な活字で載せてこられたわけですが、質問だけをとらせていただければ、北に一つ、南に一つというのが適当ではないかという踏み込んだ質問もされましたね、本会議場において。そのことも含めて検討というふうにとらえてよろしいんですか。
菅野教育長
一貫校といっても一体型もあれば連携型もありますし、箇所につきましても、区に一つなのか二つなのか、もう少しなのかというお話もあります。そういうものも含めて検討したいということでございます。
篠委員
すこやか福祉センター、前の10か年計画におきましては、沼袋は沼袋小学校跡と明確に出ているんですが、鷺宮に関しては今回違う形で載せてきましたね。統廃合で1カ所あいたところを充てるんだという記述になっていたと思うんですが、そのような記述であったことでよろしゅうございますか。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
すこやか福祉センターの鷺宮につきましては、現在、鷺宮圏域の中で検討というふうに聞いております。学校ということではなくて、鷺宮圏域の中で場所を検討しているというふうに聞いてございます。
篠委員
検討というより、場所としても出していますよね。190ページ、ステップ3、2回目に出てくるところです。「鷺宮南自転車駐車場(白鷺2)の用地を活用し、開設」というふうに出ているんですが、担当として、以前の書き方はこうじゃなかった。この変更についてのいきさつをお教えいただきたい。
委員長
どなたですか。この部分はあれですかね、ちょっと所管的に厚生委員会に入るかと思うんですが、答えられますか。
篠委員
厚生委員会に入るって、勝手に入れただけで、我々としては、西中野小学校と鷺宮小学校が、要するに分校になって西中野小学校が分かれていったんですけど、一緒にもとに戻して、その場所は未定であると。もしかしたら八中の跡になるかもしれない。ですけど、これは一切公にしていないので未定である。いずれにしても、同じように八中と四中が一つになったときに1カ所あくと。その場所を、例えば小学校が一緒になって八中の跡に来たときには鷺宮小学校があくだろうと。それであれば、統廃合の絡みの中で、いわゆる仲町小学校にあるような福祉センターというんですか、すこやか福祉センターが実現できる、区に四つつくる予定の。前回の10か年計画ではそういう説明の仕方で通してきたんじゃないんですか。ですから、すこやか福祉センターというのはあくまで教育委員会との非常に強い関連において認識され続けてきたはずです。私が勝手にそう思っているのかもしれない。今回はそうじゃない地域を載せてきたんだから、担当が違うじゃなくて、そのいきさつを説明してもらいたいと、こういうことなんです。
委員長
質問の趣旨はおわかりだと思いますので、お答え願えますか。
ちょっと休憩しますか。
(午後1時59分)
委員長
再開します。
(午後1時59分)
引き続き質疑は、篠委員、いいですか、とりあえず、今の保留にして。じゃあ、後ほど、答弁は保留の扱いといたします。
篠委員
109ページなんですが、新しい10年間の大きな流れの中で、これだけ明確な記述をした後に、教育ビジョン、あれはどうなるんですか。これ以上のもの、全部ここから抜粋して終わりになるんですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
当然、基本計画ですので、その下の個別計画につきましては、基本計画の考え方、趣旨を生かしながら教育ビジョンをつくっていくという形になるというふうに考えてございます。細かい部分につきましては、今回、教育ビジョンの改定につきましては、実行プログラムも含めた形で、より個別の中身につきましても入れ込んでいくという形になると思いますので、そういった意味で、こういった基本的な考え方を踏まえて教育ビジョンの骨組みをつくっていき、さらに個別の具体的な計画についても深めていくという形になろうと思っています。
篠委員
具体的、それはそれで結構なんですが、文教委員会との流れの中で、首長の哲学がいたって重要であるという記述をいろんな場所で拝見するんですが、要するに、教育長が幾らしっかりしていても、首長に教育に対する情熱が注がれないことには、教育現場の改革というのはなかなか難しいんだという論文をあちこちで読ませていただくんですけど、これは本当にそういう流れなんだと。であるから、この10年間の基本構想の関連の教育分野についても、中野としてはそういう姿を映し出したいというようなことまで気持ちとして入っているのかどうか。あるいは、今回の選挙で民主党がおっしゃるように、教科書を各学校単位でやるような地方分権の中に組み込むというような、まるっきり違う世界、10年の間になるかもしれない。ならないかもしれないですけど。そういったところまではこの基本構想の中では切り込んでいないのかどうか、その辺だけお話しください。
菅野教育長
10か年計画については、当然に今回、区長とも調整の中で、教育委員会の中でもご議論いただいていますし、そういう中でやはり区長の強い意向も出ております。こういった中で、10か年計画の中で入ったものについては、当然に教育ビジョンの中でも踏まえてつくってまいりますし、また、教育基本法とか学習指導要領も大分変わりましたので、そういうものも踏まえますと、今度つくります教育ビジョンにつきましては、やはり思い切ったものはかなり入ってくるだろうと、このように考えております。
山口委員
関連して、教育分野のところで幾つかお聞かせ願えればと思います。
110ページに学校再編の中後期計画化というところがステップ1のほうで掲げられておりまして、前回の文教委員会の中で、今後の中野の教育のあり方を検討していくという検討会のほうが設けられたという御報告もあったんですけれども、その中には、これまで前期で再編計画をやってきたことについての特に、あるいは今後の再編計画について項目としては挙がっていなかったと思うんです。ただ、ベースになる教育環境の充実というところでの考え方を議論していくということだったと思うんですけれども、これまで前期計画が実施されてきた中で、さまざま、子どもの通学上の安全の問題ですとか、地域のコミュニティにとってどうであるかとかいった問題が出てきていたと思うんです。そういったことをどの時点でどのように総括していくのか。10か年の計画の改定に当たって、ぜひその部分を教えていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
これまでの前期の再編に当たりましては、統合新校開校における検証ということで、文教委員会等で御報告させていただいた、その前に教育委員会でも御報告させていただいたという経過がございます。それを踏まえまして、今後、中後期、これから新しい計画を進めさせていただくんですが、それに生かしていきたいというふうに考えているところでございます。
山口委員
中後期の計画を検討する際に、実際にこれまで前期でかかわってこられた再編計画の当事者の方たちに関しては、検討される場に参加されることはあるんでしょうか。
吉村教育委員会事務局副参事(学校再編担当)
具体的な中後期の再編計画についてはまだ、今回御報告させていただいた検討会議を踏まえまして、来年度以降改めて策定の手法をとらせていただきます。そういう意味では、どのような構成、あるいはどのような手続をしていくかということについては、今後検討させていただきたいというふうに考えております。
山口委員
わかりました。その意味では、ぜひ教育委員会内部だけでなく、これまでの、実際にもうされてきたわけですから、関係者を含めた検討をする場を設けていただきたいと思います。これは要望です。
それともう一つ、ちょっと文言の中でわからない点があったので教えていただきたいんですけれども、113ページに新たな学校評価制度の確立とあるんですが、この新たな学校評価というのは、前回御報告のあった保護者の方に対してのアンケートでよろしいんですかね。
喜名教育委員会事務局指導室長
それも含めまして、学校教育法、それから同施行規則が変わりまして、学校評価そのものの考え方が変わりましたので、特に外部評価というふうに今まで位置付けておりました保護者からのアンケートは、学校の自己評価の資料とするというのが法でも定められておりますので、そのような形の意味での新しい学校評価ということでございます。
山口委員
前回のは資料として含まれるということですね。
あと一つ、109ページに、先ほど御報告がありましたところに、③、教員の人材育成及び確保のところで、採用、異動など教員の人事について区の自主性を強めていく努力をすると書き込ませてもらったという報告があったと思うんですけれども、これは具体的にどういったことで示されていくんでしょうか。
喜名教育委員会事務局指導室長
御承知のように、教員の人事につきましては東京都教育委員会でございます。そのことを人事権の移譲ということで求めているところでございますけれども、基本的に現在のまま、政令指定都市並びに都道府県の教育委員会が人事権を持っているということでありますので、その辺をもう少し柔軟に、中野区に必要な人材を中野区で確保したい、中野区でまたは育成していきたいということで、そんな仕組みを検討できればということでございます。
山口委員
そういった意味では、少人数指導や習熟度別指導といったところで、区の独自な加算といいますか、スタッフの採用等を考えられているのかなというふうに思います。
次、図書館の件で、また新しい方向性ということで10か年計画のほうに盛り込まれていますので、お聞きしたいんですけれども、118ページに、前回の文教委員会で質問させていただいたんですが、地域図書館のあり方について、課題解決型図書館として、だれでも充実したサービスを受けることができるような見直しをやっていきたいということなんですけれども、10か年計画の改定が出た段階でまた検討していきたいということだったんですが、地域図書館の数についてはやはり減らさないと。むしろふやしていく方向ということで確認させていただいてよろしいでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
中央図書館長が本日欠席ですので、私のほうからお答えさせていただきます。
基本的に今回この10か年計画でお出ししたものは、前回御報告させていただいた新しい図書館のあり方についてということと趣旨は同じでございまして、あの中に詳細に書かせていただいておりますけれども、今後さまざまな施設ですとかツールを使って、ここにもありますように、区内全体をどこでも図書館というふうな形で位置付けをして、区民の方々が図書資料に身近なところで触れるような充実をしていくという方向を出させていただいています。あわせまして、地域図書館についても、交通至便なところで開設を整備していくという考え方を示しておりまして、今後そうした方向で検討していきますので、今のところ、数をふやすとか減らすとかということではなくて、区民サービスを拡充するためのさまざまな方策を追求していきたいということが現在の考え方です。
山口委員
それと、119ページの今後の実現へのステップに向けて、ステップ3、ステップ4が空白になっていまして、文化芸術のまちづくりの推進のところでも、やはりステップ3、4のほうが空白になっているんですけれども、これはステップ2で掲げられたことを継続してやっていくという、そういう受けとめでよろしいんでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
この計画書全体の表現の仕方ですけれども、ステップ2まで、あるいは3までで記述されているものが、3や4になって記述されないものについては、引き続き推進という形で、同じ考え方で進めていくということで御理解いただければと思います。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
先ほどの答弁保留の件を……
委員長
ちょっと待ってください。それ、休憩中での答弁にしなくて大丈夫ですか。所管外になるのではないかと思いますけども。篠委員、そういうことでよろしいですか。
じゃあ、休憩をして、保留分の答弁をお願いします。
(午後2時13分)
委員長
再開して質疑を続行します。
(午後2時14分)
篠委員
要するに、それでよろしいですが、学校再編であいたところにはめ込むという記述があったということは、その理解でよろしかった、そういうふうに今受け取らせていただきました。それで、今回出してきたのが、やっぱり四つのすこやか福祉センターの流れのバランスということで、新たな場所を提示した、こういう理解でよろしいわけですね。
浅野子ども家庭部副参事(子育て支援担当)
そのとおりでございます。
山口委員
子育て支援のところでお聞きさせていただきます。98ページに新しく認可保育所の待機児童数の減少ということが成果指標というところで掲げられているんですけれども、本会議の区長答弁の中で、来年度はかなり大幅な待機児童の解消が見込まれるというようなお答えがあったかと思うんですが、それはそういった認識でよろしいですか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
来年度の待機児数の見込みにつきましては、本年の4月1日現在程度の申込件数であれば、50人前後になるのではないかという見通しを持っております。と申しますのは、認可保育所あるいは認証保育所の開設による定員の増、これによりましてその程度になるのではないかというふうに考えてございますけれども、ただ、申込件数が本年の4月現在よりもふえれば、これはその数字ではおさまらないのではないかというふうに考えてございます。
山口委員
その意味で、保育需要をどのように見込んでいらっしゃるのか、今後もふえていくと、潜在的なものはかなりあると見ていらっしゃるのか、そうでもないと見ていらっしゃるのか、お答え願えますか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
保育需要につきましては、次世代育成支援行動計画の改定に伴うアンケート調査等の調査結果等を参考にいたしまして予測を立てているところでございますけれども、やはりその結果を見る限り、かなりな潜在的なニーズがあるのではないかというふうに考えてございますけれども、それにつきましては、今後、計画の改定に伴って精査をしていきたいというふうに考えてございます。
山口委員
待機児を解消していくということに関しては、この間ずっと我が党も質問させていただいているんですけれども、その中で、区有施設ですとか跡地活用は積極的に図っていきたいというようなお答えがあったかと思うんですけれども、この多様な保育サービスの拡充という中では特にその記述はないんですが、そういった検討はされているんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
区有施設の活用という点に関しては、いろいろ検討をしている経緯がございますけれども、一方で、建てかえ民営化、それから、耐震工事に伴います仮園舎等の問題もございまして、現在のところ具体的にどの施設を活用するというところまでは至っておりません。
山口委員
保育所の建てかえに合わせて定員を拡大していくということなんですけれども、定員の拡大となりますと、やはり保育園を大規模化せざるを得ないというところで、すし詰めになっていかないか、保育の質は大丈夫かというところが懸念されるんですが、それはどのように担保されるおつもりでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
基本的に区立保育園の建てかえ民営化に伴う定員の拡大ということを現在までも進めてきてございまして、今後それも進めていくわけでございますけれども、御質問にありましたような、すし詰め状態というようなことではなく、無理のないというか、充実した保育ができるようなスペースの確保ということは、これは大前提でございます。その上で子育て支援の事業等、これについても進めていくということにしてございますので、そういった懸念については心配ないというふうにお答えしたいと思います。
山口委員
また、建てかえ期間に待機児童が発生するのではないのかということも懸念されるんですけれども、その間の対応は既に検討されているんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
建てかえ期間中、仮園舎といいますか、例えば本年4月から開設しました桃が丘保育園のように、区有施設を整備いたしまして園舎に使用するなどの対策をとることによりまして、閉園するということではなしにそういった対策をとりますので、その間に待機児がふえるというようなことはないのかなというふうに考えてございます。
山口委員
区立保育園の民営化がかなり具体的な名前も挙げて出されているわけですけれども、こういった施設については、今後の用途について売却も出されていますし、活用を今後検討していくということも幾つかの園で出されているんですけれども、その判断基準となっているのはどういった点でしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
今度の改定の素案では、新たに橋場保育園、それから松が丘保育園、昭和保育園、あさひ保育園ということで、民営化を検討するということでございますが、一つには施設の老朽化、それから耐震性能、それから、施設の規模等が判断基準になっているということでございます。橋場保育園で言えば、本年度末で築42年を迎えると。耐震性能もBランクということがございます。また、松が丘保育園、昭和保育園、あさひ保育園につきましても、施設の老朽化が進んでいるということと、耐震性能が十分でない。それから、これら3園につきましては、施設の規模が小さいということもございますので、これについては、そういったさまざまな要素を勘案して、建てかえ民営化ということを計画化したものでございます。
山口委員
施設の老朽化ですとか耐震化の問題に関しては、建てかえというのはもちろん区民の方の理解は得られるかと思うんですけれども、あわせて民営化してしまうということに関しては、施設職員の問題ですとか、さまざま、受け入れる保護者の方にとっても理解を求めないといけないところもいろいろあるかというふうに、納得いきがたいところもあるかと思います。その意味では、待機児が今かなり発生している中で、施設を廃園にして売却するということで、なかなか区民感情からしてどうなのかというところは出てくるかというふうに思います。
もう一つお聞きしたいんですが、具体的に昭和・あさひ保育園を廃止して、児童館の跡地等に移転開設とあるんですけれども、この児童館は既に対象は挙がっているんでしょうか。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
具体的に検討はしておりますけれども、学校再編との関係がございまして、具体的な児童館名は今回につきまして挙げていないわけでございますが、統合ということで、十分な広さを確保した保育園によりまして民営化したいというふうに考えてございますので、具体的な検討はしているということでございます。
山口委員
最後にいたします。すべての区立保育園に関して民営化していく方針ということはどうなんでしょうか、この点に関しては。
白土子ども家庭部副参事(保育園・幼稚園担当)
その点に関しましては、この素案にお示しした中では結論は明記してございませんけれども、従来の区の姿勢に変わりはないということでございます。
やながわ委員
10か年計画の5年、ちょうど真ん中で改定ということになるわけなんですけれども、今回は若干違うところ、普通の区民が考えると、10か年計画だから、5年になってちょうど見直しだから、前半を見て、そして、後期を考えると。しかし、今回、この5年にわたり、さらに5年後の10年じゃなくて、真ん中で見直しをかけて10年後と、5年延長した形で今回の計画改定の背景があるわけですよね。言っている意味わかりますよね。区民の皆さんはまずそこが理解しづらいだろうと、私なんかはそう思うんですね。何でと。10か年計画だから、この5年に半分来て、後の5年を考えるんじゃないのと。だけど、そうじゃなくて、さらに5年延長して、次の10年を見据えてこの計画を改定すると。
私は今回、文教委員会は初めてですので、厚生委員会が長かったもので、厚生委員会のことだと何となくわかるんだけど、このときに、今回、教育委員会の10年後の姿だとか、さまざまな施策が挙がっているんですが、大変抽象的な文言が多いかなというふうに感じるんですね。何を言っているのか何となくわかりにくいという点で、一つは、先ほども言ったように、これから教育ビジョン、その中で学校再編のことが出てくると思うんですね。この10年間で大変重要な時期になるんだろうと思うんですが、特に110ページの区立学校の再編・整備ということで、「適正な学校規模による集団教育の良さを生かした、充実した学校教育を実現するため、学校再編をすすめます」と。ふんふんと、これで終わっちゃえば終わっちゃうんですが、しかし、多分これ、まちに出ていくとそうはいかないんじゃないかなというふうに感じるんですよ。まちの中は、うちらの地域の学校はどうなるんだいと、こういう、関心はそこしかありません。なくなるのか、それから、生き残れるのかとか、名前はこのままにしてもらいたいとか、もっと具体的に私たちのところに実はもう耳に入ってきていて、お願いをされているのが現状でございます。これがまちの中で説明したときに、これで通るのかなと思うと、多分通らないと思うんですね。
先ほど申し上げました大変抽象的だというのはこういったところで、特にステップ1の中で、学校再編の中後期計画化というふうにお示しがありますが、これでいいんだろうかと思うと、もうちょっと具体的に、また教育ビジョンでこれから出ると。むしろこのことを、ステップ1の話を、学校再編を進めますと、こっちの中にきちっと入れて、確かにこれが出ないと具体的な記述にはならないんだろうと思うけれど、もうちょっとまちの人たちが、あ、そうなのかという、5年から10年延ばしたわけですから、この10年間にどうなるのかということがちょっと具体的な記述にならないと、なかなか難しいのかなというふうに思うんですが、この辺はどういうふうにお考えなんでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
学校再編は再編として進めるものでもあるんですけれども、中野区全体の行政の進め方であるとか、教育委員会全体の施策の展開の中で考えていくものだというふうに私たちも考えておりまして、今回、10か年計画という大きな、委員おっしゃるように、改めて5年ではなくて10年先を見据えて区全体の大きな計画をつくりました。この後、先ほども話がありましたように、教育ビジョン、それから、新しい教育を踏まえた検討会議の中での議論を踏まえて再編計画をつくります。おっしゃるように、なかなか区民の方々にはわかりにくいというような記載もございますけれども、私どもとしてはそうした手続をしっかり区民の方に御説明して、そうした意見や考え方を踏まえた上で再編計画を改めてここ、ステップ1、ステップ2でつくったという手順をしっかり説明させていただきたいというふうに考えております。
やながわ委員
特に、いろいろほかにあるけれど、ここが大きな今回の10か年計画の改定の中で議論になる。しかし、まだ議論の途中で見せられないと、言えないという、大変難しいところになるんだろうなと。多分、結構文句が出るのはこの辺かなと。いらいらする、こんな言い方は失礼なんですが、どうなんだよという、ここが一番大きなネックで、ここをきちっとすると、ほかの分野でもそれこそ広がってくる区の政策あるいは施策が柔軟な対応になるんだろうにと思うと、ここがちょっと今回載せられないのが痛いのかなと、ちょっと心配している。だから、さっき次長がおっしゃるように、この辺をやっぱり丁寧に説明、あるいは記述も含めて書きようがないのかなと、私も一生懸命考えて、こうやったらいいんじゃないかなんてさっきから考えたんですけど、この辺が丁寧な区民に対する、どうしていきたいのかということがきっちり伝わると、また違ってくるんだろうなと思うんですが、何とも痛しかゆしだなというふうに実は感じているところでございます。
十分おわかりになっているかと思うので。今回、先ほども申し上げたように、新たな10か年計画という中で、新しい分野もかなり出てくるので、その辺、中野の子どもたちをこうしていくんだと、あるいはかなり障害のある子に対しての政策に重きを置いていらっしゃるんですが、これももうちょっと具体的な形として記述しないと、なかなか、何か同じことを何回も繰り返しているなというふうにも受けとめられるところもあるので。新たな発達障害における分野的には、アポロ分園というんですか、療育センターとか、新しくこの中につくられるわけで、また、学童クラブも中野養護学校のお子さんたち、中高生も含めて設置するという話も出ているわけで、そうしたものを活用しながら、そこだけのお子さんたちとは違って、全体、中心拠点として、そういうお子さんたちをどう受け入れるのかという新たなせっかく政策が出てくるわけなので、その辺も一工夫して、全体的な発達障害あるいは障害児のお子さんたちにおける学校教育の提供のあり方なんかも、もうちょっと工夫されるといいのかなというふうに感じるんですが、その辺はいかがでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
10か年計画の中で、私たちの検討が表現、全部ができないというような項目も幾つかあるというのも承知をしております。そういったものにつきましては、これをベースに教育ビジョンの中で、あるいは特別支援であれば特別支援の考え方をお示しする場面である、あるいは特別支援と、それから学校再編、非常に密接な関係でもありますので、そうした連携の中できちんとした考えを今後段階を追ってお示ししたいというふうに考えておりますし、そうした手続についても区民の方にお話をしていきたいというふうに思います。
のづ委員
私も今、やながわ委員がおっしゃったように、本当に5年、この10年計画の中の半分まで来て、わかったようなわからないようなですけれども、少し見えてきたところでまたその先10年というのは、この5年の中をきちっと考えてほしかったというのがあるので、ここで大きく変化がというのは、本当に世の中も変わっているのに、10年先がもっと見えにくくなっているのに、こう書かれると余計に不安になるというのは同じように思っています。
余計見えない部分の計画という中に、23ページにあるような、キッズ・プラザはすべての小学校に設置しますという中で、例えば5年間の中に、具体例で言いますと本郷小学校なんかは、地域の子どもたちが逆に統廃合された中でふえている中で、空き教室もない。この5年間の計画にない中に、10年先延ばした中で、じゃあ、キッズ・プラザをつくるのかといったときに、具体的ないろいろな地域の問題が解決されていない中で、またその計画に入ってしまうということが逆に不安になるというようなことを思います。
こういう書かれている中で、今ある課題とか、そういう調整とか、洗い出されていない中で、次の長いステップは、またあくまでも計画というようなイメージがどうしてもしてしまいます。特に虐待とか、そういうことも本当に何回でも叫ばれていますけども、そこにある母子支援とか、就業をどういうふうにやっていくのかという、根本的なことの解決がない中で、また虐待のそういった、言葉だけで10か年計画の中にのっていくということが、本当にこれでいいのかなというのがますます、さっきやながわ委員もおっしゃったように、区民としては見えない中で進んでいくことが、なぜ、それじゃあ、5年を10カ年に延ばしたかなということの理解が得られないような気がします。
25ページもあるような、子どもたちに確かな学力をつけるとか、体力がという中で、そういう中でもっと、この間図書館のときも言いましたけれども、気持ちを育てていない中で、思いやる気持ちとか、そういうことが育っていない中で学力とか体力とかと言ってしまう、こういうことが表立ってしまうことに今のすごく問題があるのかなというふうに思います。もちろん体力も学力も必要なことだとは思いますけれども、それより前に本当に、気持ちを思いやる共感教育とかというところのことが全く出てきていない中に、子どもたちが育っていく中で一番お母さんたちが言う、思いやりある子に育てたいという、その思いやりをどういうふうに育てるかという部分が全く触れられていないというところに私は不安を覚えていますけども、その点についてはどうでしょうか。
田辺教育委員会事務局次長
10か年計画という区の全体の政策をまとめた計画の中で、どこまで詳細に検討し、盛り込んでいけるかというようなことは、できるだけ追求するということは区民の方々にとって丁寧な区の考え方の説明の方法だろうというふうには思いますが、申しわけありません、2ページのところにありますように、この10か年計画については、基本構想に基づいて、10年後の中野区の区が取り組むべき方策を明らかにしていくものでございまして、その個別具体的なものについては、ここの一番下の図柄にありますように、個別計画であったり、あるいは毎年の区政目標であったり、あるいはそれぞれ毎年度毎年度お示しする予算であったりというもので具体化をさせていただきたいというふうに考えておりまして、委員おっしゃるように、子どもの気持ちを大切に育てるということの中で、具体的な10か年計画の表現で非常に不安になるというようなこと、よく私も理解できますが、そうした御不安については、こうした個別の取り組みで丁寧に御説明をしたいというふうに考えておりますので、ここでまた皆さんに、まだ現在素案でございますので、区民の方々にいただいた意見について、入れられるものについては成案の段階でも入れますし、受けとめた意見についてはこうした個別の場面で表現をしていきたい、検討していきたいというふうに考えております。
のづ委員
この10カ年を5年延ばしてというのは、どの段階で決まったことだったんですか。この10か年計画の見直しというときに、本当に単純に5年先のことの見直しというふうに思っていたのが、5年をもう5年足して10年を見直していくというのを、この基本的なところですね。
田辺教育委員会事務局次長
今回の10か年計画の改定の考え方でも、今後10年を見据えてということで、区としては10年間の計画、平成22年からの10カ年ということで検討してまいりました。この中には、社会環境が著しい変化をしているという状況の中で10年間見据えるのは非常に困難なことではありますけれども、一方、中野区の基本構想及び10か年計画については、財政的な裏づけを持った計画ということで策定をしてきておりますので、持続可能な財政運営というようなことを考えますと、10年間の財政運営を見据えて10か年計画を示していく必要もございます。そういう意味では、これまでの方針と同様に、この新しい計画でも、その後の10年間を見据えて財政運営も考えて、今回発表したということで御理解をいただければと思います。
南委員
26ページのところで、先ほど篠委員からも質問をされておりましたけども、「小中一貫校を設置することを検討します」というふうにありますけれども、我が会派としても一般質問等で、例えば矯正管区の跡地とか、そっちに小中一貫校を設置すべきではないかとか、そういった提案を、質問をさせていただいたところなんですけれども。これ、検討しますということなんですけど、当然、その下の実現へのステップの中にはそういった記載がされていないんですけれども、どれぐらいの間といいますか、検討していただいて、例えばするとなれば、こういうステップの中に載せていかなければならないというふうに思うんですけれども、その点ちょっとお伺いをさせていただきたいなと思うんですけど。
田辺教育委員会事務局次長
一貫校については、先ほど教育長も御説明しましたように、施設が一体となった小中の一貫校という考え方もございますし、施設が隣り合った、あるいは、ある程度の組み合わせの中で運営をしていくという、さまざまなやり方がございますし、先進的な事例で、いろいろ自治体ごとに工夫もされております。そうした研究もしていきながら検討していきたいというふうに思っておりますが、これまでも御説明をしておりますように、現在、新たな中野の教育を考える検討会議を開催しておりまして、その中で、連携教育や一貫教育ということを議論していくという考えでございます。この検討につきましては、来年の2月ぐらいに終了ということで、それを踏まえて、区では今後学校の再編計画をつくっていきます。あるいは並行して教育ビジョンを策定していきます。そうした検討の中で、子どもたちによりよい教育を、ここにもありますように、教育成果をどのように示していけるような教育を提供できるかということをまず考え、その中で一貫教育の有用性や、どういう一貫教育が必要かというようなことを検討していくということになるというふうに思っておりますので、再編計画と並行しながら、そうしたものを策定していきたいというふうに考えています。
やながわ委員
ちょっと細かくてごめんなさい。よくわからないので。今、南委員が言った26ページのステップ1のところ、中野スタンダード達成のための体力向上プログラムに基づく取り組みの推進、この中野スタンダードって何ですか。
喜名教育委員会事務局指導室長
体力向上プログラムの一環として、中野として基準を設けています。中野区の子どもたちの体力をここまで何とか上げていこうというのがこの中野スタンダードでございます。
やながわ委員
多分、きっと聞いた人はわからないと思うので。もっと夢のある言い方をしたほうがよろしいんじゃないかなと思うんですね。
それと同様にもう1点、ICT教育、109ページ、これなんかも、ICTを活用した指導方法の開発とか指導充実、ステップ1、2とか出ているんですが、まさにこれ、わかっている人はわかっているけど、わかっていない人は全くわかっていませんからね。ようやく中野区も校内LANを全校設置して、すばらしいなと。その結果の、設置したばっかりだから厳しいことは言わないけど、言っているかな、実施されていないという現状。さらにICT、情報通信教育と言うんでしょうかね。日本語で書いたほうがいいのかなと思うんですけど、それだって何これという、わからない。
私がこの話をいろんなまちの中ですると、結構親御さんが目を輝かせる、へえーと言う。私もいろんなところを見に行ったり聞きに行ったりして、本当に駆使してやっている先生たちは、15分ぐらいの時間の教育の学習内容だけど、すばらしいなという、それこそ目が輝いてくるという。むしろこの10年間、こういうものを中野区の教育の中に積極的に取り入れて、お金がかかることだからなかなか難しいのかもしれないけれど、しかし、この中野スタンダードだとか何とかということも大事だけれど、こういう情報機器を取り入れた教育内容の充実。だって、この間びっくりしたのは、電子黒板を駆使しながら食育をやっていましたよ。日本のはし文化からどういう結果が生まれていくのかという、小学校3年生を対象にした、わずか15分の中にはし文化が宇宙に行っちゃうというね。はしの文化が宇宙の最先端に生かされているという、その教育。子どもだって大人だって目が点になるぐらい飛びつく。すばらしいなという。だから、食育から宇宙の科学の実情まで行ってしまうICT教育というのは、本当に実はすばらしいんだという話をしてあげたら、親御さんたちが目が輝いてきた。中野も早くそうしてもらいたいというね。こういう夢が実はなくちゃいけないのに、何でも計画だから淡々とのせていけばいいと。それはそうだけれど、しかし、10年間の中に中野の教育現場はこうもしていく、ああもしていくという夢を語るところがあっていいんじゃないかなと。そうすれば、親御さんたちは文句を言わないんだよね。計画を羅列していくから、しょうがないんだけどさ。こういったものをもう少し教育現場の中で生かされる、または記述できるような。こんなICTを活用した指導と、本当はすごいことなのに、ふうんと言うだけで終わらないように実は工夫をしていただきたいと、こう思っているんですけど、その辺、工夫の余地はございませんか。
喜名教育委員会事務局指導室長
全くおっしゃるとおりでございまして、特定の教員がICTを活用して授業ができるのではなくて、すべての教員が、今、委員がおっしゃったような授業ができるようになるというのを目指しているところでございますので、そんな文言がこの裏にはあるということでございます。
やながわ委員
だから、言いたいのは室長、よくおわかりになっていて。やっぱりその辺、教員の資質の向上及び、そういった技術の習得ですね。私はもうすぐアラ還になるんですが、こういう人間でもやっぱり夢が広がっていく、ましてや子どもは。ここにやっぱり力を注いでいって、どんな子どもでもそういう情報獲得と広がっていく学習内容にするためには、まずは先生の、ここにも教員養成大学との協定拡大。悪いけど、無駄だと思うよ。無駄だと思うよなんて言っちゃいけないんだけど。こういう、羅列していたって、それはその先生のやる気、そして、さらに教育委員会がどう乗せるかという、先生方をね。ここに金もつけなきゃいけないし、頑張らなきゃいけないと。やっぱりかけるところにかけた、それが子どもに還元していくんだという、強いやっぱり信念をお持ちになっていただいて。この辺が一番のやっぱり私は星になるんだろうと、こう思うんですが、その辺がちょっと弱いなと思うので。要望だけにはしません。その辺の決意を聞かせていただきたいと思います。
喜名教育委員会事務局指導室長
全くおっしゃるとおりでございますが、やはり委員がおっしゃるように、教員の質ということで、最終的には教員の質でもありますし、教員の人間性で、そこをどう育成していくのか、また乗せていくのかというところが教育委員会の大きな課題だと思っています。その一つがこのICTであったり、それから、大学生をどう派遣するかとか、いろんなことが施策としてはあるんですけども、やはり授業をよくするために。授業をよくするためにというのは結局子どもたちのためにということを、教育委員会も教員一人ひとりも、みんなが同じように持っていただくということが大事だというふうに思っています。
来住委員
簡潔に。一番最後のページの一つは売却予定施設というのが明らかにされました。第六中学校、野方小学校、それぞれ跡地の売却ですね。それから、区立保育園が四つですね。児童館、中野区保健所等々見ますと、かなり保育・学校教育施設の売却の中身ということになります。売却益は施設整備の財源とするということで、この辺はまた所管が違いますのでお聞きできないと思うんですが、この中で教職員寮というのが最後に出てきますが、これは東中野小学校の下にある教職員寮ということでよろしいんでしょうか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
そのとおりでございます。
来住委員
上が小学校の跡地、いろんな、福祉関係の施設が今後計画されていますけども、そういう意味では上の部分に重なる部分がありますけども、下の教職員寮だけは売却をしたとした場合に、上の運動場などが関係してこないでしょうか。そこはちょっと、どのようにお考えですか。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
実際は校舎の壁で、そのところに建物が建っているという形になります。そこの部分については切り分けられるというふうに考えていますので、その教職員寮の部分だけ売却をするという考えでございます。
来住委員
これだけのものを今後売却していくと、区の用地をですね。私たちは、それでいいのかという点では大変問題を今後はらむだろうというふうに思っておりますが、それとの関係で、今後計画されている説明会ですね。最初に報告いただいたのでいきますと、6カ所で9月4日から説明をしていくということの説明でした。例えば売却をされる土地もかなり多岐にわたる地域が存在します。それから、先ほど報告になっている保育所の民間委託もそうですし、学校の今後のことについても、中野区全域にわたる、区民の皆さんからしたら、自分のところの施設がどうなるのかという点では大変関心が高い。当然広く意見を集約しなきゃいけないという点からいくと、この6カ所だけで済ませるという考えでは、ここで、この委員会でどうかという問題はありますけども、少なくとも教育委員会が所管する分野だけでもこれだけにわたるわけですから、説明会の場所等についても再考していただきたいというふうに私は思うんですけども、それはどのような意見の上げ方をしていただけるのか、お答えください。
合川教育委員会事務局参事(教育経営担当)
6カ所の意見交換会を行うということですが、これプラス、先ほどもお話をしたように、9月5日号で特集号、一応、今のところ8ページ組みぐらいの特集号を発行して、これについての御意見を伺うですとか、また、中野区のホームページ等でこれらの考え方についてお示しをし、それらについて御意見を伺うというようなことも考えてございます。これらを総じて、区民の皆様方に広く御理解をいただく、また御意見をいただく機会を設けているということで、私どもとしてはこういった形で進めてまいりたいというふうに思ってございます。
来住委員
要望にしておきますけども、児童館だけ見ても8カ所ですか、廃止の計画になっているわけですね。子育て世代の皆さん、教育に関係する皆さん、それから、これまで学校にかかわってこられた区民の皆さんにとっては、今後の10年間の中野がどうなるのかという点では大変関心をむしろ持っていただかなければならないと思うんですね。そういう声に基づいた計画に当然仕上げていかなきゃいけないという点から、やはりすべての地域センターで説明はすべきだということを申し上げておきたいと思います。結構です。
委員長
じゃあ、ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
他に質疑はございませんか。
次の報告をいただきます。
3番、野方図書館耐震補強工事に伴う対応について。
田辺教育委員会事務局次長
それでは、野方図書館耐震補強工事に伴う対応につきまして、資料(資料4)に基づき説明をさせていただきます。
野方図書館につきましては、耐震がCランクということで、補強工事が必要な施設でございます。今年度、補強工事を実施するに伴いまして、野方図書館の業務運営及び会議室について次のように取り扱うということで御報告をさせていただきます。
耐震補強工事でございますが、現在、11月1日から来年の3月31日までの工事をするということで準備を進めております。
野方図書館のその間の業務でございますが、工事期間中は施設を閉鎖し、業務運営を他館所蔵の資料の貸し出し、返却及び予約・リクエストの受け付けを行う仮設の窓口を設置してサービスを提供いたします。
仮設窓口の実施期間ですが、工事期間と同様でございます。
仮設窓口の場所でございますが、野方図書館の1階の閲覧室の一部でございます。入って左側になりますが、閲覧室が外から出入りが、施設全体の出入り口とは別に出入りができますので、その施設を活用いたします。
仮設窓口での提供サービスについては、先ほど申し上げたとおりでございます。
工事期間中の野方図書館の図書資料でございますが、工事期間中は書架に養生を行いまして、室内への出入りもできないことから、野方図書館所蔵の資料については貸し出しは行いません。
そのほか、野方図書館には会議室がございまして、会議室の貸し出しもしております。会議室の貸し出しにつきましても、出入りができないことから休止をさせていただいて、来年の4月1日から利用再開いたします。なお、この会議室の使用の受け付けが、使用日の1カ月前から受け付けをするということが規定でございますので、利用者への周知につきましては、その1カ月前の8月の下旬から実施をさせていただきます。
区民の方々への周知につきましては、区報、ないせす、教育だよりのほか、ここに掲げてあるような媒体を使って周知をいたします。
長期間にわたり御迷惑をかけますが、どうぞよろしく御理解のほどお願いいたします。
以上でございます。
委員長
ただいまの報告についての質疑、ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
よろしいですか。ないようですので、ただいまの報告を終了いたします。
次に、4番、その他ですけども、報告事項、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
報告がないということですので、なければ、以上で所管事項の報告を終わります。
次に、地方都市行政視察についてですけども、協議のため委員会を暫時休憩します。
(午後2時59分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時00分)
文教委員会の行政視察についてですが、資料(資料5)のとおり実施することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めさせていただきます。
審査日程、その他に入ります。
次回日程を協議しますので、委員会を暫時休憩します。
(午後3時00分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後3時11分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は9月7日(月曜日)午後1時からということで御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
本日予定した日程はすべて終了しますが、委員、理事者から特に御発言ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で文教委員会を散会します。
(午後3時11分)