平成18年05月02日中野区議会文教委員会
平成18年5月2日文教委員会
中野区議会文教委員会〔平成18年5月2日〕
文教委員会会議記録
○開会日 平成18年5月2日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後1時03分
○閉会 午後3時40分
○出席委員(9名)
飯島 きんいち委員長
酒井 たくや副委員長
北原 奉昭委員
久保 りか委員
はっとり 幸子委員
小串 まさのり委員
篠 国昭委員
昆 まさ子委員
江田 とおる委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 沼口 昌弘
教育委員会事務局次長 金野 晃
教育経営担当課長 小谷松 弘市
教育改革担当課長 相澤 明郎
学校教育担当参事 大沼 弘
指導室長 入野 貴美子
生涯学習担当参事 村木 誠
生涯学習推進担当参事 生涯学習担当参事兼務
中央図書館長 細木 博雄
○事務局職員
書記 西田 健
書記 廣地 毅
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
学校教育の充実について
○所管事項の報告
1 若宮小学校校庭の芝生化について(教育経営担当)
2 中野区教育委員会パブリック・コメント手続の実施結果について(教育改革担当)
3 教育ビジョン実行プログラムについて(教育改革担当)
4 警察大学校等跡地の中野区に係る国の土地処分方針等について(教育改革担当)
5 平成18年度 移動教室の実施について(学校教育担当)
6 平成18年度児童・生徒数学級数(平成18年4月7日現在)について(学校教育担当)
7 教育管理職の異動(平成18年4月1日現在)について(指導室長)
8 平成17年度中野区立学校における外部評価の結果について(指導室長)
9 その他
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、本日の文教委員会を開会いたします。
(午後1時03分)
本日の審査日程を確認したいため、暫時休憩をいたします。
(午後1時03分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後1時04分)
本日は、お手元に配付の審査日程案(資料1)に沿って審査を進めたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
また、報告事項の2番と3番は関連する項目でありますので、一括して報告を受け、質疑を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、視察の時間を確保するため所管事項の報告は2時半を目途に進めたいと思いますので、御協力方よろしくお願いいたします。
それでは、議事に入る前に、お手元に配付の資料のとおり、4月1日付で委員会参与の変更と異動がありましたので御紹介をお願いいたします。
金野教育委員会事務局次長
お手元のとおり、委員会参与の変更及び異動(資料2)がございました。
まず、参与の変更についてですが、教育経営担当参事を教育経営担当課長、学校教育担当課長を学校教育担当参事に改めております。参与につきましては、ごらんの表のとおり異動いたしましたので、それぞれ自己紹介をお願いしたいと思います。
小谷松教育経営担当課長
教育経営担当課長となりました小谷松でございます。引き続きよろしくお願い申し上げます。
相澤教育改革担当課長
教育改革担当課長になりました相澤です。引き続きよろしくお願いいたします。
大沼学校教育担当参事
学校教育担当参事の大沼です。よろしくお願いいたします。
入野指導室長
指導室長の入野でございます。よろしくお願いいたします。
村木生涯学習担当参事
生涯学習担当参事の村木でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
委員長
なお、前指導室長からごあいさつをということでございましたけれども、本日は所用のためお越しいただけませんということですので、御承知おきください。
以上で委員会参与の変更及び異動についてを終了いたします。
それでは、学校教育の充実についてを議題に供します。所管事項の報告を受けたいと思います。
それでは、1番、若宮小学校校庭の芝生化についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
それでは、若宮小学校校庭の芝生化につきまして御報告をさせていただきたいと思います。お手元に配付の資料(資料3)に従いまして御説明申し上げたいと思います。
本日この後、現場の方を視察していただくわけでございますが、それに先立ちまして私の方から現状につきまして御報告させていただきます。
まず、芝生化のこれまでの経緯と今後の予定というところでございます。今回のこの芝生化につきましては、東京都におけますヒートアイランド現象緩和のための公立学校運動場芝生化補助事業、これを活用することによりまして若宮小学校の校庭の芝生化を図ったところでございます。これまで地域での説明あるいは芝や土壌の検討、これは地域の方々にも御参加をいただきまして検討会を設け、検討を進めたところでございますが、その結果を踏まえまして、昨年の12月からことしの3月まで芝生化のための工事を着工いたしました。現在は、その芝生化の生育を見守るための養生期間ということで、9月上旬までその養生を進めることとしております。9月7日に芝生開きということで、この日から一般の利用を開始してまいりたいというふうに思ってございます。
なお、これと並行いたしまして、今後この芝生の維持管理組織ということで若宮小学校校庭の芝生を育てる会というものも立ち上げました。後ほど御説明申し上げたいと思います。
次に、芝生化の面積ということで、今回芝生化したところは2,145平米、裏面にその地図がございます。校庭のやや西寄りの部分でございますが、こちらの図面の斜線部分、こちらの方を今回芝生化したものでございます。
それから、芝生の種類等でございますが、基本的には夏芝を常用といたしまして、夏芝が枯れます冬場のみ1年ものの冬芝の種をまき、冬の常緑を確保するということで、これによりまして夏芝、冬芝を併用して、年間を通して青々とした芝生化ができるというものになってございます。なお、土壌につきましては、保水性のある土壌改良剤を混ぜた砂としてございます。
なお、1点だけ申し上げたいと思いますが、今回この芝生化を維持管理するに当たりましては、農薬等につきましては原則として使用しないということとしてございます。
それから、今回この芝生化に要しました経費でございますが、工事費、それから芝刈機等の備品購入を合わせまして3,766万2,000円でございます。これらにつきましては、全額東京都からの補助金によりましてそれを賄うということとなってございます。
先ほど申しました芝生の維持管理組織でございます、若宮小学校校庭の芝生を育てる会というものを3月に立ち上げました。目的といたしましては、芝生の維持管理活動を通して学校、家庭、地域との連携を図り、児童が環境にやさしい生活を実感しながら学習や遊びができる場を確保するため、芝生の維持管理組織を設置したものでございます。
この構成でございますが、地域の団体から御推薦をいただいた方20名、地元の町会自治会、また地区委員会等の地域団体や、あるいはこの校庭を利用してございます少年野球、少年サッカー等の利用団体、それに若宮小学校のPTAからも御参加いただいて委員となっていただいてございます。そのほか学校からも、校長先生、副校長先生を初め教務や生活、体育等の主任の先生方にも加わっていただきまして、この委員会を立ち上げたところでございます。
委員会の活動内容といたしましては、日常的な芝生の維持管理、また芝生化された校庭の利用のルールづくりといったようなことをやってまいりたいというふうに思ってございます。
なお、この後、先ほど委員長の方から御報告ございましたとおり、現場の方を視察していただくわけでございますが、現場では校長先生の方からプロジェクター等を利用いたしまして、これまでの工事の状況であるとか、あるいは子どもたちが実際に芝等を植えている、そういったような写真なども用意してございまして、ごらんいただきたいというふうに思ってございます。
委員長
ただいまの報告について御質疑はありませんか。
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、2番、中野区教育委員会パブリック・コメント手続の実施結果について、及び3番、教育ビジョン実行プログラムについての報告を求めます。
相澤教育改革担当課長
それでは、中野区教育委員会パブリック・コメント手続の実施結果について、及び関連がございます教育ビジョン実行プログラムについて、あわせて御報告させていただきます。なお、教育ビジョン実行プログラムは、最終的に教育委員会で決定した内容のものでございます。
お手元の資料(資料4)をごらんいただきたいと思います。パブリック・コメントの実施結果でございます。案件名は、教育ビジョン実行プログラム(案)で、意見募集期間は平成18年3月20日から4月10日まででございます。提出方法別意見提出者数でございますが、電子メール7、ファクシミリ2、窓口が161、合計170名から意見をいただいております。
出された意見の概要及びそれに対する教育委員会(区)の考え方でございますが、1ページから9ページに記載されている内容のとおりでございます。なお、同趣旨の内容のものはまとめてございます。それぞれ主な項目ごとの主な意見、それについての教育委員会(区)の考え方について御説明させていただきます。
項目1、教育ビジョン実行プログラム(案)全体に関する意見でございます。
左の欄のナンバーのところをごらんいただきたいと思いますが、ナンバー1からナンバー3については主に検討期間が短い、区民の意見を聞いてほしいというような意見でございます。これについての考え方でございますが、昨年8月に「検討素材」を公表しております。公開の教育委員会で議論するとともに、素案、今回のパブリック・コメントの各段階で区民の皆さんの意見を聞いてきたと、実行プログラムは今後3か年に重点的に取り組む事業を示しているということでございます。
続きまして、3ページでございます。3ページの左の欄の17番から20番を見ていただきたいと思います。これについては、主に幼児教育のあり方、この検討方法も含めての意見でございます。これにつきましては、今後の幼児教育のあり方についてはこれまでの検討を取りまとめて、なるべく早い時期に示していきたい。幼児教育の環境整備を図るための事業については、事業ごとの取り組みの中で実施に向けた調査・検討を行うとしてございます。
次に、4ページ、23から34でございます。これは主に区立幼稚園の存続、廃止についての意見や要望でございます。これについての考え方でございますが、幼児総合施設への転換は、全体の幼児数や定員の状況を考慮するとともに、公共サービスにおきましても民間ができることは民間に任せていく視点から検討してきたもので、転換に際しては民間活力を活用したい。区立幼稚園が今まで担ってきたよい点は、今後の幼児教育全体に生かしていく。公立・私立、幼稚園・保育園を問わず、幼児教育全体の質の向上を図っていくということでございます。
次に、5ページでございます。42から53、これは主に幼児教育施設への転換についてのさまざまな意見でございます。これにつきましては、幼児教育施設への転換につきましては利用の形態や定員、運営方法などさまざまな点を勘案しながら検討していく。検討の過程では、区民の皆さんの意見を聞きながら進めていくというような内容でございます。
続きまして、6ページ飛びまして、7ページの一番上の66から69でございます。園児募集の継続についての意見でございます。これにつきましては、園児募集の開始の時期は毎年9月末から10月となっておりますが、来年度の募集についてはこれより前のできるだけ早い時期に示していきたいということでございます。
次に、同じページの一番下の77、78でございます。これは私立幼稚園の保護者補助金の増額、公立・私立の保育料の格差是正についての意見・要望でございますが、これにつきましては、区立幼稚園の保育料を見直すと同時に、私立幼稚園の保護者補助金の増額を図るなど、公私格差是正の観点から見直すこととしているということでございます。
続きまして、8ページ、障害児対応の82から84でございます。これにつきましては、障害児の受け入れについて、また対応施設をふやしてほしいというような内容のものですが、これは公私にかかわりなく、すべての幼稚園で教育機会の提供が行われるようにしていくことが必要であるというふうに考えてございます。また、区では私立幼稚園等が障害児を受け入れやすくなる方策を検討していきますということでございます。
最後になります。8ページから9ページにわたりまして、学校の環境整備に関することでありますとか、また個別に児童遊園、公園をつくってほしい等の意見・要望がございました。それぞれ資料のとおり回答してございます。
以上でございますが、今回のパブリック・コメントに寄せられた多くの意見・要望は、事実関係の問い合わせでありますとか、教育委員会が執行する段階についての、また10か年計画の基本的な考え方に関する意見、御要望であったというふうなもので、実行プログラムの記述内容は変更してございません。最終的に実行プログラム(案)からの修正部分は1か所でございます。
教育ビジョン実行プログラム(資料5)の6ページをお開きいただきたいと思います。(仮称)子育て・幼児教育センターの設置、その中の表中の「今後3か年の取り組み」、この中で、前回はその一番下の取り組みの中に「特別支援教育のための発達障害児を含む障害のある幼児への関係機関との連携による支援」という表現にしてございましたが、当委員会で「特別支援教育のための」という言葉を最初に持ってくると限定的にとらえられるというような御意見がありました。そのような誤解を避けるということもあります。その「特別支援教育のための」という言葉を取りまして、「関係機関との連携による乳幼児からの発達障害児等への支援の検討・推進」というふうに修正して、広くとらえられるようにということで修正してございます。
ほかに3か所、文言の整理をしてございます。
今後の予定でございますが、パブリック・コメントの実施結果及び決定しました教育ビジョン実行プログラムにつきましては、地域センター、図書館、区政資料センターに配布し、ホームページ等に掲載いたしたいと思っております。
委員長
ただいまの報告に対し御質疑ございませんか。
江田委員
確認だけしておきたいんですが、7ページの区立幼稚園の幼児総合施設への転換なんですが、これは検討を内部で始めるということになっていたんですが、実際にもう検討は始まったんですか。それから、いつぐらいまでにあらあらの内容が決まってくるのか、あわせて新年度に向けて園児募集をするのか、しないのかはいつぐらいにはっきりしてくるのか、そこら辺のことを説明いただきたいんですが。
相澤教育改革担当課長
これにつきましては、子ども家庭部と教育センターで検討会、プロジェクトチームを持ちまして、その中でさまざまな課題について整理をして検討しているという状況でございます。それで、その幼児総合施設への転換の考え方、こういったものについてはできるだけ早い時期にというふうに考えております。
また、募集の時期でございますが、その検討の段階もございますので、そういった経過の中で例年の募集の時期よりもできるだけ早い時期に決めていきたいというふうに考えてございます。
江田委員
でも、大体いつぐらいというのは、目処は持っているわけでしょう。だから、そこら辺をもう少し具体的に答弁いただけませんか。
相澤教育改革担当課長
前回の3月の文教委員会でも同じような趣旨の質問があったと思っておりますが、検討を行っている段階ということなので、その検討の結果を踏まえて決めることになる、現段階では、同じような答弁になりますが、できるだけ例年の時期よりも早い時期にお示ししたいということでございます。
江田委員
もう1点、幼児総合施設で最初は参入意向があるのか、ないのかと、そういうことも調査の対象になっていたんですが、今回はそこまでは入らないんですか。
相澤教育改革担当課長
この転換に際してはいろいろな、さまざまな課題があると思っております。そういう参入意向のものでありますとか、運営主体のものでありますとか、施設の改修でありますとか、そういったことをトータルで含めて検討を行っているということでございます。
江田委員
ですから、いずれにして民間にお願いするというのが行政の方の考えですから、この検討の中にはその参入意向がどの程度あるのかという、そういうことも含めた検討ということになるんですか。それは先の問題として、そこまではやらないということなのか、その点だけ教えてください。
相澤教育改革担当課長
参入意向、運営主体のことでもあるのかなというふうに思っておりますが、民設民営を中心に検討を行っておりますが、それ以外のさまざまな運営形態についても幅広く検討しておりまして、委員言われましたような内容についても内部で検討してございます。
委員長
ほかにございませんか。よろしいでしょうか。
なければ、以上で本報告については終了をいたします。
次に、4番、警察大学校等跡地の中野区に係る国の土地処分方針等についての報告を求めます。
相澤教育改革担当課長
それでは、警察大学校等跡地の中野区に係る国の土地処分方針等について御報告させていただきます。資料(資料6)をごらんいただきたいと思います。
警察大学校等跡地の土地処分につきましては、中野区は国など関係機関と協議を進めてまいりました。このたび、国による跡地の処分方針が決定いたしました。これは、第九中学校・中央中学校統合新校に係る部分の土地も含まれておりますので、御報告いたします。
1の経過でございます。平成17年5月に中野駅周辺まちづくり計画が策定され、この計画をもとに東京都、杉並区と協議を重ね、警察大学校等移転跡地土地利用転換計画案の見直しを策定し、これに沿った処分を行うよう国に要望してまいりました。その後、国、東京都、中野区、杉並区の四者による協議会を設け協議を行ってきました。国はその協議を踏まえて、土地処分の方針を国有財産関東地方審議会に諮問し、その結果、諮問どおり処分することが適当であるとの答申が3月16日に出されたものでございます。
次に、2、処分方針等の内容でございます。教育委員会に関するところは、(2)のマル4、用途は中学校敷地の0.2ヘクタールで、処分条件は時価売り払いということになっております。
裏面の図をごらんいただきたいと思います。当該用地は、現在の中央中学校の南側に隣接する0.28ヘクタールを中学校敷地として中野区に時価売却するというものでございます。これによりまして、第九中学校・中央中学校統合新校の校地面積は約1.12ヘクタールとなります。警察大学校等跡地の北東部の一帯につきましては、中央中の敷地も含めて公共公益利用ということで将来の区役所の予定地もエリアの中に入っておりましたが、そのようなものがどういう形で入るのかについては明らかになっておりませんでした。このたび、このエリアに国の警察庁の施設も入るということも含め、裏面のような形で国の処分が決まったものでございます。
また資料の表にお戻りください。3の今後の予定でございます。区は、この処分方針等の決定を受け、地区計画の方針等を平成18年度中を目処に都市計画決定を行います。財務省は、地区計画決定以後、順次土地処分をするということになっております。第九中学校・中央中学校の統合新校の再編につきましては、平成20年度から校舎の基本設計に着手し、平成22年度から工事に着手、23年度中に校舎完成後、それに合わせて同年4月に統合新校を開校する計画になってございます。この計画に沿って、用地の取得、校舎の設計等に取り組んでいきたいと考えてございます。
委員長
ただいまの報告に対し御質疑ございませんか。
江田委員
時価売却ということなんですが、売り払いということですが、これは義務教育施設の購入ですからいろんな制度があろうかと思うんですが、そういった関係をもう少し説明いただけますか。
相澤教育改革担当課長
以前は、国有財産法で官向けのいわゆるこういった用地についての割引というんでしょうか、そういう仕組みがございましたが、財務省の方針で国有地を自治体などに売却する場合、その割り引く仕組みを廃止して時価売却する方針になったというように聞いてございます。
江田委員
そうすると、義務教育施設だけれども、そういう補助金制度とか、あるいは割引とか、そういうものはもう今は一切ないということですか。
相澤教育改革担当課長
この土地の購入、向こうから買う条件としては時価でというようなことでございます。その他、補助金等については、済みませんが、ちょっとこの時点では把握してございません。
江田委員
あるにはあるんですか。
金野教育委員会事務局次長
校舎を建設する場合、特に改築の場合は補助の仕組みが現在あります。ただ、それを含めて国全体で検討がありますので、多少変更される可能性はありますが、補助の仕組みはございます。
また、こういう公共用地の取得ということで、現在財調制度の中でもこの部分をどう扱うか大きな課題になっていますので、実際は国補助、財調の活用ということを念頭に検討していくことになります。
江田委員
そうすると、大体の見通しとしては0.28ヘクタール購入で、区としてはどの程度の負担になりそうですか。見通しはある程度あるんでしょうか。
相澤教育改革担当課長
済みません、今手元にはございませんので、調べましてまた次回の委員会等で報告させていただきたいと思います。
委員長
よろしいですか。じゃあ、次回の委員会で既存提出の資料も参考にしながら御答弁ください。
そのほかございませんか。
なければ、以上で本報告については終了をいたします。
次に、平成18年度移動教室の実施についての報告を求めます。
大沼学校教育担当参事
18年度移動教室の実施について(資料7)です。児童・生徒が自然に親しみ、実地に即した学習と集団生活を経験するため、毎年軽井沢、常葉少年自然の家で教室を実施しているところです。
目的です。体験的な学習を通して、みずから学ぶ意欲や態度を身につけさせるとともに、集団による宿泊生活により好ましい人間関係を育てるというような目的でございます。
開設場所は、記載のとおりです。軽井沢、常葉少年自然の家です。
日時は、小学校については5月29日から、軽井沢は10月6日、常葉は10月4日です。小学生については5年、6年が対象ですが、この2年間の間で両方の自然の家を体験できるよう工夫しています。中学校については5月7日から9月24日でございます。
輸送関係は公費で負担しますので、大型バスで引率するものでございます。給食関係については昨年度同様、1人6食の場合4,160円、それから中学の場合、9食の場合6,540円、8食の場合6,060円でございます。
健康管理でございます。現地の医療機関と契約し、それぞれ医院を指定してございます。あと、看護師も同行して万全を期していると思います。
18年度移動教室の実施については以上のとおりでございます。
委員長
ただいまの報告につきまして御質疑ございませんか。
よろしいですか。それでは、この報告は終了いたします。
次に、平成18年度児童・生徒数学級数(平成18年4月7日現在)についての報告を求めます。
大沼学校教育担当参事
平成18年度児童・生徒数学級数について(資料8)でございます。
なお、参考として裏面に17年度のものを掲載してございます。
小学校について、表の中段の下くらいのところに児童数の合計がございます。児童数の合計は9,251名でございます。昨年度の9,456名と比較しますと205名の減少となっています。児童数が減少した要因としましては、今回卒業した旧6年生と入学した新1年生の数の比較で67名の減となっていること。それから、旧1年生から旧5年生から持ち上がった新2年生から新6年生について、17年度と18年度の合計を比較すると138名の減となっていることによるものでございます。
学級数合計では、同じ段の一番右にありまして、316学級となっており、昨年の321学級から5学級、五つが減となっています。最大の学級数を持つ学校は、14学級の22番丸山小学校、27番武蔵台小学校、29番上鷺宮小学校であります。一方、最少の学級数については、15番目の仲町小学校、24番の桃丘小学校、25番の沼袋小学校の6学級でございます。
次に、中学についてでございます。一番下の1行に生徒数の合計があります。3,411名となっています。昨年度3,526人でございますので、115名の減となっています。生徒数の減の要因については、今回卒業した旧3年生と入学した新1年生の数の比較で113名の減となっていることによるものです。新2年生と新3年生については、17年度と比較してほとんど差はないということであります。
それから、学級数合計で今年は109学級となっており、昨年の113学級から4学級の減となっています。最大の学級を持つ学校は、13学級の14番目の北中野中学校でございます。一方、最少の学級は10番目、第十中の4学級であります。
なお、小学校でございますが、網かけがある部分については、新井小学校の2年生について都の学級維持制度が適用され、78人ですが3学級となっています。
それから、全体の話でございます。昨年と比較しまして、各学校の新入生の数については学校により住民登録数の変換等がありますので、その影響による増減はあるものの、おおむね大きな変化はなかったと考えていますが、沼袋小学校と第六中学については変動がありました。まず、5年後、平成23年度に再編となる沼袋小学校については、住民登録数は39人から45人にふえていますが、指定校変更による他校への入学者が17名から27名に増加したこと、また私立への入学者が1人から4人になったことなどにより、入学者数が昨年の24人から15人に減少してございます。
次に、2年後、平成20年度に再編となる第六中学校についてです。指定校変更による他校への入学者が23人から46人に増加した影響によりまして、入学者数が昨年の48人から21人に減少してございます。
それからもう一つ、中後期での再編の対象となっている第十中学校の入学者は、38人から18人に減少しています。これは、住民登録数が昨年76人から66人と10人減少していること、それから区域外からの就学者が昨年の10人から3人に減少していることなどによるものでございます。
委員長
ただいまの報告に対し御質疑ございませんか。
よろしいですか。なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、7番、教育管理職の異動について(平成18年4月1日現在)についての報告を求めます。
入野指導室長
教育管理職の異動について御報告させていただきます。お手元の教育管理職異動名簿(資料9)をご覧ください。
まず、小学校の校長でございますが、小学校につきましては昨年度4名の校長、1名の副校長が定年退職いたしました。校長の異動の内訳でございますが、区内転任が1名、他区市からの転任が2名、そして本区内それから他区からの昇任がそれぞれ1名ということで、5校5名の新しい校長が着任しております。
中学校でございますが、区内からの転任、他市からの転任が1名ずつということで、中学校の校長は2校2名の新しい校長が着任しております。
次に、小学校の副校長でございますが、区内転任が6人、区外からの転任が4名、そして他区市からの昇任が3名、都合13名の異動がございました。
中学校の副校長でございますが、区内の転任が3名、区外の昇任が1名でございます。4校に新たな副校長が着任しております。なお、休職しておりました第五中学校の藤原副校長は復帰し、他の市に転任いたしました。
また、幼稚園には異動がございませんでした。
なお、教育委員会事務局の指導主事の異動でございますけど、内部昇任ということで、統括指導主事として川上智が昇任しております。また、2名の指導主事が新たに他区市の小学校より転任いたしました。
委員長
ただいまの報告に対し御質疑ございませんか。
なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、8番、平成17年度中野区立学校における外部評価の結果についての報告を求めます。
入野指導室長
それでは、平成17年度区立学校における外部評価の結果について御報告をさせていただきます。
この外部評価につきましては、本格実施になりまして3年目となっております。資料(資料9)の1枚目をごらんください。
趣旨でございますが、1に書かれておりますとおりでございまして、開かれた学校づくり、そして充実した教育活動を実現していくために、保護者や地域の方から組織体としての学校がその機能をどの程度果たしているか、これを評価していただきまして、その結果を生かし改善策を立て、教育活動の充実・向上を図っていく、そして学校改革を進めていくということの趣旨で実施してございます。
次に、評価項目でございます。2のところをごらんくださいませ。資料の2枚目以降にあります全学校、幼稚園で実施していただく共通項目のほかに、学校独自にその実態に応じて項目をプラスしていただくとか、自由記述欄を足していただくとかして外部評価を行っております。
共通項目でございますが、小学校は保護者が23項目、評議員の方には20項目、中学校は保護者に28項目、評議員の方には24項目、幼稚園は保護者に19項目、評議員には20項目について、「十分」「まあ十分」「やや不十分」「不十分」「わからない」の5段階について評価していただいてございます。
これらの結果は資料の2枚目以降に載せてございますが、学校評議員や保護者、地域に各学校が実態に応じて学校だよりやホームページで周知していただきますとともに、これを生かして今後どのように教育活動に取り組んでいくか、今年度の教育課程にどのように生かしているかなどについても結果をお返ししていただいて、公表していただいているところでございます。
なお、教育委員会においてはこの結果を集約しまして、全体の数値を分析してホームページ等で公表してまいりたいと思っております。
実施の期間でございますが、各学校、幼稚園でことし1月までに実施していただき、結果を報告していただきました。回収状況は4に書かれておりますとおりでございまして、前回の16年度に比べて小学校の保護者以外は回収率が上がっております。いずれも6割以上の回収率でございました。ほぼ全体の傾向をとらえるには有効な数字ではないかと考えております。
別紙の参考資料(資料10)には、15年度、16年度の結果との比較を中心に特徴的な項目を載せさせていただきました。参考資料の方をごらんいただきますと、数字の1の欄でございますが、前回の16年度に「十分」「まあ十分」の評価の低かった項目についての3年間の状況でございます。数字の2の欄でございますが、今回17年度の評価結果の高かった項目の3年間の状況でございます。3の状況については、16年度、つまり前回の結果に比べて今回の結果が上昇している項目について記載いたしました。
では、全体的な状況について御報告をいたします。
評価項目は、大きく分けますと目標、教科指導、生活指導、進路指導などの指導法、つまり教育課程編成と実施にかかわるものとそれを支えるもの、施設設備ですとか教員、家庭、地域での連携のあり方などについて評価をお願いしております。中でも最も評価の高い項目は、開かれた学校づくりの部分でございまして、小・中・幼どの評価も一、二番目に高くて、ほとんどが、9割以上が「十分」「まあ十分」の評価をいただいております。このことは、今ごらんいただいています参考資料の2の経年比較の欄でもおわかりいただけるかと思いますが、各学校の学校公開の充実だとか学校説明会の実施など、積極的な情報提供や公開などの成果ではないかと考えております。
小学校については、全体的に見ますと施設や教職員など環境に関する項目に関心が高いことがうかがわれます。教職員は、子どもや保護者の悩みや相談に応えているかとか、協力しながら指導しているかなどの項目が若干低くなっておりますが、その参考資料の保護者の欄の3の部分、それから評議員の欄の3の部分を見ていただきますとおわかりいただけますように、保護者や地域との連携、それから信頼については前回に比べやや上昇してきております。また、16年度に比べ、小学校の保護者は全体的に「十分」「まあ十分」の評価の割合が高くなっております。
次に、中学校でございますが、やはり学習や学力に関してのことに関心が高いことが全体的にうかがわれます。生徒の興味や関心・意欲を引き出す教育とか、学力の伸長にかかわるものですとか、よさや可能性を伸ばす指導、進路指導などの項目が、その評価がやや低いことからこのことがうかがえるかと思います。
しかし、今挙げましたこれらの項目は、若干ですけれども前回に比べてすべてで評価が上がっております。また、明るく元気に学校生活を送っているという項目に関しましては、3年間続けて中学校の中では一番いい数値でございました。
最後に幼稚園でございますが、今回の評価も、保護者も評議員もほとんどの項目で9割以上が「十分」「まあ十分」という評価をいただいておりまして、前回と比べて結果もほとんど変化がございませんでした。参考資料の方には載せてございますが、唯一評価の下がった項目は、学校評議員の幼稚園は社会の動きに対応した教育課程を編成しているかというところでございます。これも5%ということで、ほとんど変化がなかったと言ってよいと思います。全体としまして、昨年度、「答えられない」とか「わからない」とか無回答を分析していただいて、学校の情報提供や説明責任について校長会などでお話をしてきましたが、各学校の努力が数値にあらわれているものと感じているところでございます。
以上、雑駁でございますが、特徴的な項目について御報告させていただきました。
委員長
ただいまの報告に対し御質疑ありませんか。
なければ、以上で本報告については終了をいたします。
その他でありますか。
小谷松教育経営担当課長
それでは私の方から、口頭ではございますが、このたび教育委員会のホームページをリニューアルしたことにつきまして御報告をさせていただきたいと思います。
教育委員会では、さまざまな利用者に配慮いたしましたホームページを目指しましてリニューアルに取り組んでまいりましたが、昨日5月1日より新しい公式ホームページを公開したところでございます。
このリニューアルにつきましては、利用者の方から教育委員会に寄せられました御意見や御提案を参考に、利用者の環境にできるだけ配慮するとともに、生活に密着した情報がすぐ引き出せるよう、そういった配慮などをいたしまして、利用者本位のホームページの実現を目指して検討に取り組んできたものでございます。
新しいホームページにおきましては、カテゴリーを大きく八つに分けまして、情報を探しやすく、検索しやすいなどの改善を図ったところでございます。また、あわせて「WINDOW」ということで、これは教育長のメッセージのコーナーを新たに新設いたしまして、随時教育長の思いといったようなものをメッセージといたしまして発信していくといったような内容もあわせて今回のリニューアルの中に登場したところでございます。
以上、口頭ではございますが、教育委員会のホームページをリニューアルしたということで御報告をさせていただきました。
委員長
ただいまの御報告について御質疑はありませんか。
なければ、以上で本報告については終了いたします。
その他は帰ってきてからということでよろしいですね。
バスの用意も学校側の準備もできているようなので、もう直ちに向かうということで、またその分時間は繰り上がって戻ってくると、こういうことでどうでしょうか。
それでは、委員会を暫時休憩いたしまして、視察に向かいたいと思います。よろしくお願いします。
(午後1時51分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時31分)
議題のその他に入ります。
次の日程等、協議したいことがございますので、委員会を暫時休憩いたします。
(午後3時31分)
委員長
それでは、委員会を再開いたします。
(午後3時39分)
休憩中に確認しましたとおり、次回の委員会は5月31日午後1時から当委員会室で行うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように決定をいたします。
なお、休憩中に御協議いただきましたように、地方都市行政視察に関するテーマ等々につきまして、あるいはこういう市という御要望についても今月中に、つまり次回の予定以前に早い段階でお出しいただければと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
以上で本日予定した日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者の皆さんから特に発言はございませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本日の文教委員会を散会いたします。御苦労さまでございました。
(午後3時40分)