平成20年11月12日中野区議会文教委員会 平成20年11月12日文教委員会 中野区議会文教委員会〔平成20年11月12日〕

文教委員会会議記録

○開会日 平成20年11月12日

○場所  中野区議会第5委員会室

○開会  午後1時00分

○閉会  午後2時39分

○出席委員(7名)
 牛崎 のり子委員長
 佐伯 利昭副委員長
 平山 英明委員
 いながき じゅん子委員
 いでい 良輔委員
 大内 しんご委員
 江口 済三郎委員

○欠席委員(1名)
 伊東 しんじ委員

○出席説明員
 教育長 菅野 泰一
 教育委員会事務局次長 竹内 沖司
 教育経営担当課長 小谷松 弘市
 学校再編担当課長 青山 敬一郎
 学校教育担当課長 寺嶋 誠一郎
 指導室長 入野 貴美子
 生涯学習担当参事 村木 誠
 中央図書館長 倉光 美穂子

○事務局職員
 書記 鳥居 誠
 書記 松本 明彦

○委員長署名


審査日程
○議題
 学校教育の充実について
○所管事項の報告
 1 平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)について(教育経営担当)
 2 小・中学校体育館耐震補強工事の実施について(教育経営担当)
 3 南中野中学校プール等改築基本計画について(学校再編担当)
 4 丸山小学校体育館の改築について(学校再編担当)
 5 平成20年度中野区立学校フラッグフットボール大会について(指導室長)
 6 中野区ゆかりの著作者紹介事業について(中央図書館長)
 7 「親子への読書のすすめ」事業について(中央図書館長)
○その他

委員長
 定足数に達しましたので、本日の文教委員会を開会いたします。

(午後1時00分)

 本日は、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議ありませんので、そのように進めます。
 なお、審査は午後5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をよろしくお願いいたします。
 また、3時ごろに適宜休憩を入れたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 学校教育の充実についてを議題に供します。
 所管事項の報告を受けたいと思います。
 初めに、1番、平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
 それでは、平成21年度予算で検討中の主な取り組み(案)につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。(資料2)
 現在、平成21年度に向けまして、予算編成作業を進めてございます。このたび検討中の新規、拡充、廃止など区民生活への影響が想定される主な取り組みにつきまして、現在の検討状況につきまして、区民の皆様方のほうにお知らせしたいと、そのように思ってございます。
 なお、これにつきましては、12月5日発行の区報及びホームページに掲載するとともに、区民の皆様方との意見交換の場も設けてまいりたいと思ってございます。
 それでは、検討中の主な取り組みの項目でございます。資料のほうでございますが、これは10か年計画の四つの戦略ごとに整理してございます。当委員会にかかわるものといたしましては、マル2の地球温暖化防止戦略の項目、四つございますが、そのうちの4番目、北原小学校の校庭芝生化と小中学校の壁面緑化・屋上緑化の推進がございます。これにつきましては、昨年に引き続きまして、全小中学校の校庭芝生化に向けまして整備を進めていきたいと考えてございます。来年度は北原小学校の校庭の芝生化を考えてございます。また、今後、壁面緑化・屋上緑化につきましても、その推進を図ってまいりたいと検討しているところでございます。
 それから、次ページにまいりますが、3番目の元気いっぱい子育て戦略のところでございます。ここでは8項目ございますが、7番目と8番目をごらんいただきたいと思います。
 まず、7番目の特別支援教育の巡回相談の充実でございます。これにつきましては、巡回相談員、現在3名ございますが、その増員を図りたいと。そのことによりまして、よりきめの細かな巡回相談の充実を図ってまいりたいというふうに検討を進めてございます。
 それから、8番目でございますが、学校給食の食器改善対応工事の推進でございます。学校給食の食器改善、これはメラミンから陶磁器食器への切りかえでございますが、それに伴いまして、給食室の改修工事設計を行いたいと考えてございます。できれば来年度、小学校2校という想定で現在検討を進めているところでございます。
 次に、マル4の健康・生きがい戦略、こちら6項目ございますが、その1番目のすこやか福祉センター・地域スポーツクラブ、これは仲町小学校跡でございますが、そちらの整備につきまして、推進を図ってまいりたいと考えてございます。仲町小学校の跡施設につきましては、子ども・障害者・高齢者の健康福祉に関する相談施設、地域スポーツクラブ、精神障害者社会復帰センターとして活用するための改修工事を行うということで、当委員会では、地域スポーツクラブの整備ということが中心でございますけれども、これにつきましては、既に当委員会でもその進捗状況等々、重ねて報告させていただいてございますが、平成22年7月にオープンの予定で整備を進めてまいりたいと思っておるところでございます。
 なお、一番最後のところでございますが、区民と区長の対話集会ということで、今回この内容によりまして、12月5日の区報に発表させていただきたいと思いますが、その後、12月8日、7時から9時、区役所におきまして、区長と区民の対話集会を開催いたしまして、今回お示ししてございます主な取り組み(案)につきましての忌憚のない意見交換の場を持っていきたいと考えているところでございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
大内委員
 まず最初に、北原小学校の芝生化なんですけれども、屋上緑化も推進するということですけれども、こういった場合に、例えば屋上の整備をするというニュアンスでいいんですか。というのは、多分、芝生を植えるんでしょう。でかい木を植える、芝生を植える、それはどういう形なんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
 屋上緑化につきましては、基本的には芝生仕様のような形で屋上の緑化を図ってまいりたい。木を植えるとかそういうことではなくて、芝生を中心とする緑化ということで考えてございます。
大内委員
 例えばそういったときに、一緒にフェンスだとか、壁といえばいいのかな、そういったところの整備というのも同時に行ったほうが効率がいいと思うんですけども、そういうことは考えているんですか。
小谷松教育経営担当課長
 施設の形状的な改修と申しますか、それにつきましては、現在、来年度の予算に向けまして、いろいろ各学校の状況、改めて調査を進めてございます。その中で老朽化が進んでいるとか、そういった部分につきましては、適切な対応を図ってまいりたいと考えてございます。今、委員のほうからお話がございました北原小学校の分につきまして、どのような状況か、十分検討いたしまして、調査をした上で判断してまいりたいと思います。限られた予算でございますので、できるだけ効率的に、区内の全小・中学校、きちんとした施設整備をその中で図ってまいりたいというふうに考えてございます。
大内委員
 耐震補強もそうなんですけども、そういった工事ばっかり年じゅうやっていることになると、よくないし、僕なんかも外から見ても、結構さびていてすごいから、これはあと2年たったら直すんですよとかじゃなくて、屋上緑化で工事に入るのだったらば、それと一緒に整備したほうが、学校側にとってのメリットもかなり大きいと思うし、子どもたちにとっても、また夏休みにやるとかいうよりも、一気にやったほうが、見た目も、例えば見学しに行って、そこは芝生になっているけど、フェンスは全部さびだらけで、でも、これはまだ大丈夫なんですよというよりは、どうせ屋上緑化をやるのだったらば、どうせだったらやったほうがいいかなと思いますので、それはぜひ検討していただきたいと思います。
 それと、あともう一つ、次の学校給食の食器改善というのは、どういうこと。中身について教えてくれますか。
寺嶋学校教育担当課長
 これは、先ほど小谷松課長から御説明したように、メラミンを強化磁器に変えるというものです。現在、これまでも強化磁器に変えているところなんですけれども、メラミンがまだ残っている学校が小・中合わせて13校あります。その中で、学校再編の対象校につきましては、再編時に工事をいたしますので、そこを除いた学校が6校あります。
 まず、食器を変えるのにどうして工事が必要かということがありますけれども、大きさとか重量が大きくなることによって、かごがふえたり、運搬する配膳台が大きくなったり、数がふえたり、あるいは食器を保管する熱風保管庫の数がふえたりします。そういった関係で、給食室の改善工事をする必要がないところは全部入っているんですが、給食室自体を広げなきゃいけないというところが残っています。そういったところで6校残っておりますが、できれば2校ずつぐらい3年度かけて解消していきたいというものでございます。
大内委員
 具体的な学校名はまだ出ていないんですか。
寺嶋学校教育担当課長
 いずれにしろ、給食室の工事をするということですので、検討はしていますが、今のところ具体的にはこれからということでございます。
大内委員
 というのは、結構ほかのところは具体的に、今の北原小学校もそうだけども、割と学校名がしっかり出ているんだけども、要は6校あると、2校やらなくてもいいですよという形なの。6校を3年間でやっていくから、とりあえず2校分の予算だけ計上しておいて、これから3年計画で改善していくと。とりあえず予算だけ確保して、2校これからどこにしようか選ぶということ。というのは、学校によって、給食室の改修工事の設計も違うわけでしょう。学校が決まっていないのに予算だけ計上してやるということは、みんな6校同じ設計費、あるいは工事費なんですかということになっちゃうんですよ、場所が決まっていないということは。わかりますか。その辺はどうなんですか。
寺嶋学校教育担当課長
 予算を決めるというのはこれからですので、基本的には、考え方として、現在ある給食室の中の休憩室をほかに移して、その中で仕切りを変えたりということですので、基本的には金額に大差はないということです。具体的にはこれから詰めていきたいと思います。
平山委員
 私も学校給食の食器の件なんですけど、ちょうど今、聞こうと思ったらお答えになられて、3年間でできれば2校ずつやっていきたいというお話なんですけど、もう3年間でやるという前提できちんと示されたほうがいいんじゃないかなと思うんですけども。要は、3年間かけて残りの6校をやりますと。再編対象に入っていない6校に関しては、きちんとやりますと、期間は3年間ですよと、そのうちの今年度は2校やりますということまで踏み込んで書いていただいたほうがよろしいんじゃないかなというふうには思うんですが、いかがでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
 ここでこう書いてございますが、先ほどから御説明しておりますとおり、計画的に進めていきたいと思っております。ただ、まだこれも新たな取り組みということで予算が決まったということではございませんので、現在のところはこういったような表現にさせていただいているところでございます。ただ、思いとしては、3年間でやっていこうという気持ちでございます。
平山委員
 思いとしてはじゃなくて、きちんと計画立ててやるところまで、来年度からの計画をきちんと立てちゃったほうがよろしいんじゃないですかと。改善と書いてあるので、要は、いいほうに変えるということですよね。いいほうに変えないと、悪いままだということですよね。これは、うちの会派としても、早くやってくれということはずっと申し上げておりますし、とりあえず2校やりますよというふうにもとれなくもないですから、そうではなくて、やりますという前提のもとで、そのうちの2校分の予算をということであれば、きちんと改善が図られるのかなとは思うんですけども、そういった形でぜひとも計画化をしていただきたいなと思ってはいるんですが、いかがでしょうか。
寺嶋学校教育担当課長
 表現につきましては、今後、検討させていただきます。
いながき委員
 確認させていただきたいんですが、「小中学校の壁面緑化・屋上緑化の推進」とございますが、これは芝生化のように、全小・中学校で実施するという計画なんでしょうか。また、この壁面緑化・屋上緑化に関しては、芝生化のときのように、都からの補助金などは出るんでしょうか。
 その点ともう1点、お金のことで、特別支援教育の巡回相談の充実とございますけれども、この点に関しても、都から、あるいは国から何かお金が出る部分はあるんでしょうか。それとも全部区費なんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
 まず、前段のほうの御質問にお答え申し上げます。
 屋上緑化と壁面緑化、基本的には芝生化と同様に、全小中学校実施を図ってまいりたいと考えてございます。
 それから、補助金の関係でございますが、屋上緑化、壁面緑化ともに、校庭の芝生化とあわせて実施した分について、東京都から補助金が出されるという制度となってございます。
寺嶋学校教育担当課長
 特別支援教育の件でございますが、これについての補助金はございません。
いながき委員
 芝生化とセットで工事をすればお金がおりるということで、それでは、今後、それを考慮に入れて、芝生化をこれからやるところに関しては、壁面緑化・屋上緑化もあわせて工事をするようにしていくという計画はあるんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
 基本的には補助金を有効に活用するという考え方は原則として持ってございます。ただ、壁面緑化の場合につきましては、校庭の芝生化とか屋上緑化と違いまして、比較的、簡易にできるという部分がございますので、できるだけ速やかに実施を図っていきたいと。校庭の芝生化とか屋上緑化と比べて、それほど多額の経費がかかるというものでございませんので、速やかにできればなという考えは持ってございます。
いながき委員
 それでは、あまり経費がかからないということなんですが、壁面緑化、大体1校当たりどれくらいの額、工事費等々見込んでいらっしゃるのでしょうか。あと、屋上緑化も、今の時点でわかれば、大体1校当たりどれくらいお金がかかるのか、教えてください。
小谷松教育経営担当課長
 予算の見積もりですので、それについては、今、検討してございます。ただ、壁面の場合ですと、花壇があれば、その花壇に種をまくといいますか、あるいはプランターを窓の外に置いて、2階とかから網といいますか、ツルが絡むものを設定すれば、大体それでもうできますので、そんなに経費のかかるというものではございません。具体的な算定等につきましては、現在、その見積もりを進めているという状況でございます。
江口委員
 校庭緑化のこと、前回もこのことがあって、私のほうからも申し上げましたけど、これは区長の対話集会以降、また区民に説明するという場合、教育委員会は正式に5カ年の間ですべてをやるということをお約束されたわけですね。そうすると、やっぱり区民の立場からすれば、我が校はとか、うちの地域の学校はどうなっているかとか、必ず問いかけが来るわけですよね。そのときに、残された学校が本当に5カ年でできるんだろうかという疑問点が一つ。
 それから、なぜ中学校を一つ入れないかというのは、これは見え見えなのは、教育委員会としては中学校を校庭緑化できないと思っているわけでしょう。なぜかというと、一般開放している競技の種目からすると、芝生化は無理なんですよね。そうすると、本郷小学校でやったような周辺だけとか、一部だとかやる。場合によっては、第2校庭があるところがあっても、ゲートボールで使われているということになると、芝生化なんかできないんですよね。そういうことを本当に検討した上で5カ年で全部やると言ったのかどうか、まずその辺をお答えいただきたいと思います。
小谷松教育経営担当課長
 確かに、21年度につきましては、前回もちょっとお話し申し上げましたけれども、耐震補強あるいは学校再編のかかわりもございまして、対象となる学校が非常に限られているということで、北原小1校を考えてございますが、条件が整えば、順次芝生化のほうは進めてまいりたいというふうに思ってございます。
江口委員
 条件、条件というよりも、要は、私がお話ししているのは、手挙げ方式は無理だから、区からということで年次計画で決めていくべきだと、そういう質問の中から5カ年って出てきているわけですけど、そうしないと、受け入れ側の学校の校長先生の考え方とか、地域の考え方によっては無理だという部分も出てきてしまうということ。
 それから、教育委員会は本当に一貫性がないのは、例えばことし校庭を4校やったときに、せっかく東京都から補助金が出るのに、屋上緑化をやっていないんですよね。じゃ、これから屋上緑化をしなきゃいけないというときに、今度は自分の区域でやらなきゃいけない、という非常に無駄なお金を使おうとする。今の答弁も壁面緑化は大したお金がかかりませんからって、大したお金がかからないといったって、税金ですよ。都からもらえるものであれば、やっぱり一気にやるべきなので、そういう計画で形だけ緑化をしているとかいうんじゃなくて、本当に地域の環境を考えたときに、それから、子どもたちの教育を考えたときに、校庭を緑化する、屋上を緑化する、壁面を緑化する、そして、学校内の環境もそれで充実させる。特に西日が当たる教室なんていうのは、幾らクーラーを入れてもまだまだ大変なんですね。だから、そういうことも含めてやるのが本来の教育委員会の仕事だと思っているのに、全部ばらばらで考えられている。だから、例えばこれを我々に説明しても、正式にこの案が通るときに、じゃ、その後の学校はいつどこでやるんだといったって一向に答えないんですよね。この間の答えは、要はこれから耐震だとかいろいろ工事に入るから、なかなか難しくなると。学校の工事というのは一回でやってほしいんです。もう何回も何回も工事が入ってくるようなことは差し控えてほしい、そういうふうに思っているんですけど、そういうことはどの時点で議会のほうに報告してもらえるんでしょうか。
小谷松教育経営担当課長
 確かに、来年度は1校ということになりますが、5カ年をめどにということで、その方向で進めているところでございます。本当に重ねて申しわけないんですけれども、条件が整ったところから、小学校、中学校であろうとも、全校実施を図るという考えに変わりはございません。着実な形で進めてまいりたいと思ってございます。ただ、年度ごとにどの学校ということにつきましては、いろんな状況がございますので、まだ示し得るということはできませんけれども、ただ、総体としていえば、きちんと目標を持ってやってまいりたいという考えは変わってございません。
江口委員
 条件が整わない理由の学校別にそういう資料というのは出せますか。
小谷松教育経営担当課長
 基本的にはハード的な部分でございます。これから耐震改修を進めていかなければなりませんので、学校の工事、今、委員のお話がありましたけれども、どうしても夏休みに工事をせざるを得ないという学校の特殊事情がございますし、芝生化の工事につきましても、やはり植え込みにつきましては、夏の期間を除くと、なかなか養生等が難しいということもございますので、今後、耐震補強が終わり、また、学校再編計画もきちんと中期以降のものがめどが立てば、その中で取り組める学校につきましては、きちんと整備を図ってまいりたいというふうに考えております。
江口委員
 なぜ言うかというと、例えば、先般、緑野中学校を視察させてもらったときに、もう開校しているのに校門ができていないというばかげた話が我々の目に入ってきたんですね。理由を聞いたら、中庭のバスケットコート、テニスコートをつくるために工事車両がそこに入るので、校門は後だと。これは本末転倒でしょう。新しい学校として校門というのは一番のメインのところに、緑野中学校の校門ができていない。自慢げに中のバスケットコート、テニスコートができましたと、夜間照明もついておりますと。じゃ、工事がしにくいといっても、あそこの正門の横には、もう一つ古びたテニスコートがあるはずなんです、整備すれば使えるやつだけども。そういうところを使ったって、当然工事ができたのに、これは教育委員会の怠慢ですよ。本来は緑野中学校がオープンするときにすべてができていなきゃいけないのに、オープンしてから工事をしているなんていうのはとんでもない話なのね。だから、そういう計画でやっているから、先ほど言ったように、耐震と一緒にやればいいじゃないですか、夏休み、校庭と。そんなのはやれない話はないですよ。民間なんかはすべてやりますよ。民間の工事は、植栽から、植木から、大工さんが入ったり、左官屋さんが入ったり、すべてやりますよ、日程を調整しながら。そういうことをやれば一回で終わることじゃないですか。それをあえて翌年に送るとかそういうことをするというのは、本当に子どものことを考えていないんですよね。工事されたときの学校環境ってどうだかわかりますか、その間、おくれをとったところで勉強しなきゃいけない子どもたちの姿というのは。それはすべて教育委員会の責任じゃないですか。まして今、子ども家庭部に事業がほとんど行っちゃっているんだから、小・中学校の義務教育の施設ぐらいは本格的に、真剣に取り組む時間だってあるはずでしょう。そういうことでやるのが今、筋だと思うんですけど、その辺違うんですか。なぜそれができないのか、もうちょっときちっと答えてもらえますか。耐震と芝生化はなぜできないんですか。
小谷松教育経営担当課長
 耐震工事をやる場合につきましては、工事車両通行であるとかそういうことで、どうしても校庭等々影響がございます。そういった限られた時間の中で同時に工事をやるということは、危険といいますか、負担を伴うものと。また、芝生を整備した後に工事をやるということになりますと、一度できた芝生を傷めて再工事というようなことにもなりかねませんので、特に耐震のような、ある程度大規模な工事等々がきちんと完了した中で実施を図らないと難しいということから、工事の並行実施というものはやはり困難かなというふうに考えて、その意味で耐震等がきちんと整備された段階でやってまいりたいと思っております。
江口委員
 それは理由になりませんよ。具体的に私が考えている絵を言いましょうか。例えば日中だったら、今、軟式テニスの一般開放なんですね。全面に芝生化っていうのは、まず反対されて無理だと思います。今、日曜日にテニス連盟が校庭いっぱいに使っています。そうすると、芝生化ができないんですね。本郷小学校みたいにグラウンドにトラックといっても、それ以下になってしまうという部分があります。そうしますと、校庭からトラックを入れたって、部分的な芝生なんだから、養生して、別に橋梁をつくれば、芝生の上を2トン車なんか通っていくわけじゃないんですから、十分できないわけはない。そういう問題だってあるわけです。あそこは第2校庭があります。第2校庭は町会との約束でゲートボールを午前中に使っています。多分ゲートボールの人たちは芝生化は無理だと言ってくると思います。あそこは競技的には目いっぱいで正式なゲートボールの面積になるので、ほとんど芝生化はできません。そうなると、芝生化というのはできてこなくなっちゃうんですね。やるとしたら、一部だけを部分的にちょんちょんとやるという形になる。そうなれば、工事なんか楽にできるじゃないですか。
 例えば本郷小学校の場合だったらどうですか。本郷小学校のああいう工事だったら、正門のところと芝生のところに別に養生したものをかければ、トラックはグラウンドの中に入れるでしょう。そうしたら、これから全面的な芝生化ができる学校って何校あるんですか。そんなに出てこないですよ。この間だって、啓明でしたっけ、ことし1校だけ、あとはみんな第2校庭だとかそういうところでふだん使われないところが芝生化じゃないですか。それで屋上緑化はやっていない。
 その辺で、本当に緑化の考え方というのは、もう一度きちっとこの委員会に出してほしいんですね。どうもころころ変わっているような気がしますし、壁面だって、屋上だって、議会が何度も何度も言って、出てきたのは最近ですよ。ということもあります。
 これは今やりとりしてもあれですから要望しておきますけど、もう一つ違った意味で、ここで出さなきゃいけないのは、地球温暖化云々と言っていて、区長部局が太陽光発電を言っているんだったら、今、公共施設の中で太陽光発電を設置できるのはほとんど学校しかないんですよ。なぜそれが入ってこないんですか。学校の屋上緑化と同時に、太陽光発電によっても熱が校舎のほうに行かないように防げるはずなんですね。どうしてそれが一緒に入ってこないの。だから、本当に地球温暖化の一つの戦略と言いながら、何も考えていないものを出している、そんな気がする。その辺はどういうふうに考えていますか。
小谷松教育経営担当課長
 具体的な形で年次できちんとお示しできるということはしてございませんけれども、ただ、いずれにいたしましても、すべての小学校、中学校を含めまして、校庭、屋上、壁面、また、太陽光につきましても進めていきたいというふうに考えてございます。
 前回の委員会のときに、桃花小学校の体育館の改築の基本設計ができたということで御報告させていただきました。今回、新たに改築を予定しております体育館の屋上には、これは学校としては初めてになろうかと思いますが、30キロワット規模の太陽光発電を導入を図りたいということで御提案させていただいたところでございます。太陽光発電につきましても、大変規模の大きなものですし、工事等々も非常に大規模なものになっていくだろうというふうには考えますけれども、きちんとやっていきたいということで、区として、全体としての環境基本計画の中にもそのような方向が示されてございますし、教育委員会としても、学校エコスクール化ということで進めていきたいという意思は持ってございますので、その辺のところも含めまして、着実に進めてまいりたいという考えは変わってございません。
江口委員
 考えを述べられたって困るんですよ、全然実行されなければ。時は待っていないんですから。そういう意味でぜひお願いしたいのは、例えば太陽光だとか、太陽熱、この間質問したときも、プールなんかのシャワー、温水を出さなきゃいけない時期があって、今、温水シャワーにしてもらっているわけですね。これだってプールに一番近いところの屋上に太陽光を利用したものをつくれば、それだけだって随分助かるわけじゃないですか。それは中野区がやったって微々たるものだ思うんだけども、一つの自治体としての姿勢を示していくためにやっているわけでしょう。そういうことがこういう事業の中に入ってこなきゃいけないのが、全部ばらばらで、ポツポツで出てきて、考えはあるけどって、示すこともしない。ただ考えを持っているだけ。今、10か年の見直しをやっている、見直しをやっている割には答えが出てこないという、ばらばらの考え方ではこれから学校施設なんていうのは困るの。なぜかというと、太陽光発電なんかは、前に答えたときには構造上の問題も言われました。ところが、今度、耐震補強すると言っているわけでしょう。耐震補強するのだったら、そこで構造上の問題だって解決できるわけじゃないですか。そういうことも加味して考えていないので、これがぽんと出てこない。こちらから指摘すると、考えておりますというだけなんだけど、構造上の問題という答えがあったときに、耐震補強する学校があって、芝生化ができない、すぐには進められないということになったんだから、構造の中で太陽光発電の装置をつけることを考えたっていいんじゃないですか。違いますか。
小谷松教育経営担当課長
 もちろん委員のおっしゃるとおり、より合理的な形で工事を進めるということは、そのとおりだと思います。ただ、全体として工事規模等々考える中で、できるだけ負担の少ないような形でやっていくということもございますので、その中で太陽光につきましても、最終ゴールはもちろん、すべての学校を目途にきちんと整備を図っていきたいというふうに考えてございますので、まだこちらのほうにつきましては、向こう何年というような形では示してございませんけれども、きちんとその辺のところも踏まえながらやっていきたいと思います。
いでい委員
 仲町小学校跡施設整備については、この文教委員会では地域スポーツクラブのことについて触れられませんから、ちょっと伺いますけれども、取り組みについて、一応22年の7月に開設予定ということでありますけれども、以前の地域スポーツクラブ構想では、今、2008年の11月ですから、来月は広域法人改革新法施行とか、いろいろスケジュールはあるんですけれども、このスケジュールの変更ですとか、明らかにできる部分があれば、教えてもらいたいんですが。
村木生涯学習担当参事
 スケジュール変更につきましては、既にここの場で御報告させていただいておりますけれども、いわゆる設計施工一括発注方式にかかわりますプロポーザルの過程で、順位をつけた事業者に東京都等がペナルティを課したという事実がございましたので、これに伴って中野区でもそうした措置をとらせていただいたということから、実際にまた改めてプロポーザルの手続に入るということで、その結果として、契約を結び、基本設計に入れるのが来年の正月明けになってからといったような事情がございます。それで4カ月ほど当初のスケジュールを変更させていただいた結果として、22年の7月、その前は22年の2月を予定してございましたが、7月のほうにスケジュールを延ばさせていただいたという経過がございます。
いでい委員
 そこで、設立準備委員会ですとか、理事などの設置、役員とかそういったスケジュールもありますよね。それも連携して4カ月後に延びていく、そういうことでしょうか。
村木生涯学習担当参事
スケジュール的にはそのとおりでございまして、そういう意味では我々が行う準備作業を綿密にし ていきたいということでございます。
いでい委員
 そうすると、時間的にも余裕が4カ月余計にできたということでありますし、また、地域の皆さんともいろいろお話し合いをする場所が、いろんな御意見をいただくときがあると思いますので、またそのときは検討していただいて、いいものをつくっていただきたいなと思います。
村木生涯学習担当参事
 これはすこやか福祉センターの開設準備協議会ですとか、地元町会等を中心にした説明会等も行っておりまして、その中でも私どもの考えを述べるとともに、さまざまな御意見をちょうだいしております。これからもそういう意味では、期間が延びたことによりそうした機会もきちんととれるということが逆に出てまいりましたので、そうした中で御意見を伺いながら、いいものをつくっていきたい、このように考えております。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、次に、2番、小・中学校体育館の耐震補強工事の実施についての報告を求めます。
小谷松教育経営担当課長
 それでは、小・中学校体育館耐震補強工事の実施につきまして、御報告をさせていただきたいと思います。(資料3)
 今年度実施予定の耐震性能がC、Dランクの小・中学校体育館、15校を見込んでいるところでございますが、そのうちの4校につきましては、既に御報告させていただいてございますが、どうしても工事の都合で、自校での卒業式あるいは入学式の実施が非常に難しいと考えられているところがございました。それにつきましては、補正予算でいろいろ御審議いただいた際に御意見いただきまして、さらに検討を深めた上でということでございました。
 それで、この4校につきましては、他の学校に先行いたしまして検討いたしまして、入札の時期も早めまして、11月4日に入札を行いました。その結果でございますが、下の表にございます。まず、江原小学校と七中でございます。この2校につきましては、ほぼ工事の内容が同じような規模でございまして、これから工事のほうに入ってまいりますけれども、足場の組み立て、工事、足場解体が予定では今月末から4月の上旬までという予定でございます。したがって、卒業式のほうがどうしても自校でできないということで、こちらのほうにつきましては、中学校は3月19日、小学校は3月24日でございますが、この卒業式につきましては、国際短期大学に会場をお借りいたしまして実施を図りたいと考えてございます。
 それから、西中野小学校でございます。こちらのほうは、当初見込みとしましては、卒業式、入学式ともに難しいという話でございました。ただ、工事の段取り等さらに精査をいたしまして、工事を二つに分けまして、足場の解体を3月28日までには何とか終わらせることができるかなということで、工事内容の組み立てを行いました。そして、入学式が終わるまで一時的に工事を休止いたしまして、残りの床塗装の工事につきましては入学式後に行うということで、したがって、西中野小学校につきましては、卒業式はやはり難しいということで、鷺宮体育館で実施を図る。ただ、入学式の間は工事を一時中止いたしまして、自校の体育館で入学式の実施を図ってまいりたいと考えてございます。
 それから、最後に十中でございます。十中につきましては、いろいろ精査をしたんですが、どうしても西中野のような形をとることはできないということで、4月下旬くらいまでに工事が続くということになりまして、途中での足場解体等は難しいということから、卒業式・入学式ともに自校の体育館では実施が図れません。そこで、卒業式につきましては、宝仙学園をお借りいたしまして実施をする、それから、入学式につきましては、ハーモニーホールで行うということとなりました。
 なお、この4校につきましては、卒業式・入学式ができないということもございますので、下段のほうに記載してございますとおり、各学校のほうで保護者の方々等にきちんと御説明の機会を持ってまいりたいというふうに考えてございます。
 なお、この4校以外の残りの11校でございますけれども、実は本日、入札が行われまして、すべての学校で入札のほうが成立してございます。したがいまして、他の11校につきましては、卒業式前までに工事終了ということで、耐震補強工事のほうに入ってまいりたいというふうに考えてございます。なお、今回の入札に当たりましては、15校すべて、これはあくまでも結果でございますけれども、区内業者のほうが契約を結んだというふうに聞いてございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
いでい委員
 各委員会ですとか議会でも、この件に関してはさんざん議論尽くされてきたわけで、この中でも、西中野小学校が入学式を自校の体育館でできることになったというのは、大変大きな前進かなと思っていますし、また、生徒や保護者の方々もよかったんじゃないかなと思ってくれていると思います。また、残念ですが、ほかの小・中学校の生徒さん、保護者さんの中でもいろいろ意見、あると思います。私たちも相当いろいろな方から伺っていますし、大変厳しい議論もしてきましたけれども、こういった形で納得せざるを得ないのかなと、これ以上のことはできないのかなと思っています。
 小学校・中学校の卒業式・入学式というのは、一生に一回しかありませんし、自分の学校の学び舎で必ず行いたい、過ごしたところでやりたいというのは当然の思いだと思いますし、私たちは公立の小・中学校を所管している教育委員会と一緒に文教委員会をやっているわけですから、地域の声というものを文教委員会を通して、教育委員会も真摯に受けとめていただいて、こういうことが二度とないようにしていただけたらなと思いますが、何かコメントありますか。
小谷松教育経営担当課長
 おっしゃるとおり、子どもたちにとりましては思い出に残る、入学式、卒業式というのは、一生の脳裏に焼きつくシーンでございます。それを大切にしていきたいということにつきましては、しっかりと心していきたいと思います。今後、まだまだこの後、Bランクの学校も残ってございます。できるだけ学校の行事等に重なるようなことのないように、基本的には夏休みを中心とした期間ということで、これから進めてまいりたいと思いますけれども、今回のことにつきましては、十分これを踏まえて忘れないようにやっていきたいと思います。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告については終了いたします。
  それでは、次に、3番、南中野中学校のプール等改築基本計画についての報告を求めます。
青山学校再編担当課長
 それでは、南中野中学校プール等改築基本計画について御報告させていただきます。(資料4)
 まず、資料の1枚目をごらんください。
 1番の改築の目的でございます。中野区では、区立小中学校再編計画に基づきまして、平成21年4月に第一中学校及び中野富士見中学校を統合し、第一中学校の位置に新たに南中野中学校を開校いたします。しかし、現在の第一中学校のプールは、コースが4コースしかなく、また、プールサイドが地盤沈下により著しく傾斜しているという状況がございます。また、更衣室がないため、子どもたちは近接しております体育館の更衣室まで移動して着がえているといったような状況もございます。また、道路に隣接しておりますため、道路から物の投げ込み等もあるといったような状況もございます。こうした状況のもと、昨年来、学校統合委員会におきまして、新校の施設のあり方を検討いたしました際に、保護者や学校関係者から強い改築の要望がございまして、施設のあり方として、ぜひプールを改築してもらいたいということで、統合委員会の意見が取りまとめられたところでございます。
 こうした中、区といたしましても、このように老朽化して機能を十分に果たしていないプールを改築することによりまして、統合新校の教育環境の充実を図るということで、今年度は設計予算を計上して検討を進めてきたところでございます。このたび基本計画及び基本設計ができてまいりましたので、本日御報告させていただくということでございます。
 続きまして、資料の2番の改築内容というところでございます。(1)から(3)については、建築の諸条件ということで、こちらに記載のとおりでございます。それから、(4)と(5)についてでございますが、まず先に、(5)の導入施設というところを簡単にお話しさせていただきますと、導入施設につきましては、プール、更衣室、体育倉庫及び防災倉庫、備蓄倉庫、その他共用部分等ということになってございます。
 それでは、図面をごらんいただきながら御説明をさせていただきます。
 まず最初の図面、平成20年度、今年度の第一中学校の図面でございます。こちらに網かけをしてある部分が現在のプール及び附属しております倉庫等の位置でございます。この周辺の倉庫を撤去しまして、プールとあわせて整備するという計画でございます。
 それでは、この図面の裏面をごらんください。こちらが1階の平面図でございます。プール面を2階に上げまして、1階部分に必要な施設を配置すると。ですから、プールサイドの下に倉庫等が配置されるという形でスペースを有効活用するということを考えてございます。
 図面の右側のほうに、ちょっと字が小さくてわかりにくいかと思いますが、既存倉庫東端ラインと書いてございます。これが現在のプールとグラウンドの間にある倉庫の左端の部分でございますが、倉庫を今回プールサイドの下に入れるということで、この部分が3メートルプール側に後退するということで、その分校庭が広くなるという計画でございます。
 この図面のプールの周辺に備蓄倉庫、体育倉庫ですとか、その他防災倉庫、機械室、男子更衣室とトイレ、女子更衣室とトイレ、それから、だれでもトイレとございますのは、障害のある方等でも利用できるトイレということでございます。こういったものをプールサイドの下に配置していくという計画でございます。
 続きまして、次の図面をごらんください。こちらが2階のプールサイド及びプールの面ということでございます。図面でいいますと、左の上の角のあたりに階段がございまして、生徒は1階の更衣室で着がえた後、この階段を登って、シャワーをくぐって、プールサイドに出るという形になっております。
 それから、続きまして、次の図面をごらんください。今の図面の裏面でございます。こちらはプールを上から見たものでございます。屋根の部分でございます。ワイヤー入りの強化ガラスで屋根をつけたという形のプールでございます。後ほど御説明しますが、周囲は窓のついた壁で囲っていると、そういったような状況でございます。この屋根の図面の中心のあたりに、稼働屋根というふうに二つばかり書いてあると思いますが、こちらが電動で左右に開くという形になっております。ですから、真夏の晴天時などはこれをあけて利用するという形でございます。これによりまして、問題となっておりました周辺からの投げ込みの防止とともに、温室効果がございますので、気候や天候にもよりますが、使用期間が前後1カ月程度延びるということで考えてございます。
 それから、次の図面をごらんください。これは運動場側から見た側面の図面でございます。三角になっておりますのが屋根の部分でして、その下の部分に、左右に矢印が書いてございますが、これが壁面に開閉できる窓がついているということでございます。
 それから、裏面の図面、これが図面としては最後でございますが、道路側から見た側面図ということでございまして、先ほどと同じように、横の壁面に開閉できる窓がついているという形になってございます。
 それでは、最初のA4判の資料のほうにお戻りください。一番下のほうの3番のスケジュールというところでございます。今後の予定としましては、今年度末までに実施設計を終わらせまして、来年度、学校のプールの使用期間が終了後の9月から改築工事に入ります。それから、翌年度のプールの使用を開始する前までに工事を終わらせまして、予定といたしましては、平成22年の6月に開設するということで考えてございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
江口委員
 先ほどから言っている、これなんかの太陽光なんかの利用というのは何も考えていなかったんですか。
青山学校再編担当課長
 プール自体につきましては、先ほど御説明しましたとおり、ガラス張りにして温室効果によって水温を上げるということを考えてございますので、こちらに太陽光パネルをつけるということは考えてございませんでしたが、例えば附帯施設の屋根等に何らか考えることができないかということは、今後、検討させていただければというふうに思います。
江口委員
 もちろん開閉的なトップライトのところは当然だけど、固定的な屋根があるわけじゃないですか。こういう面積を使ってそういうものを取り入れるという形で、どこまで電力的なものの利用とか、温水的なものが利用できるかというのはともかく、新しい施設をつくるときには、区側として積極的に地球温暖化対策の一環として取り組むという姿勢を示すべきだと思うんですけど、いかがですか。
青山学校再編担当課長
 ただいまいただきました御提案につきましては、今後さらに設計を詰めていく際に検討していきたいというふうに考えてございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、次に、4番、丸山小学校体育館の改築についての報告を求めます。
青山学校再編担当課長
 それでは、引き続きまして、丸山小学校体育館の改築について御報告をさせていただきます。(資料5)
 まず、資料の1番の改築の目的でございます。丸山小学校につきましては、平成23年4月に沼袋小学校と統合しまして、丸山小学校の位置に統合新校を開設するということで再編計画で考えてございます。この統合に伴って必要となる普通教室等を確保するとともに、教育環境の充実を図るため、老朽化している体育館を改築して必要な施設を整備するということでございます。
 2番の改築にあたっての基本的な考え方ということでございますが、まず、(1)の建設場所でございます。これにつきましては、添付の図面をごらんください。これが現在の丸山小学校の図面でございますが、こちらの網かけをした部分が体育館の部分でございます。既存の体育館及び体育館に隣接する倉庫を取り壊しまして、その跡地に新たな体育館を建設するということで考えてございます。
 それでは、資料の最初のところにお戻りいただいて、2番の(2)の導入施設というところでございます。体育館の建物につきましては、2階建てということで考えてございまして、2階部分につきましては、体育館アリーナ及び体育館倉庫、それから、更衣室、トイレの設置を考えてございます。それから、1階部分につきましては、小学校の特別教室等、キッズ・プラザ及び学童クラブ、備蓄倉庫などの配置を考えてございます。それから、(3)のところでございますが、新しい体育館棟につきましては、北側教室棟の1階及び2階に接続するということで、ちょっとまた図面のほうにお戻りいただきますと、網かけの屋内運動場の右斜め上のあたりに縦に細長いところの部分、教室棟がございます。こちらの1階部分及び2階部分で、渡り廊下のような形で接続しようということで考えてございます。
 また1枚目の資料にお戻りいただきまして、これに当たりましては、既存の学校の校舎内にエレベーターを新設しまして、これを利用することによりまして、校舎本体及び体育館のバリアフリー化を図るということで考えてございます。
 それから、次の(4)でございますが、屋上に太陽光発電パネルを設置するなど、地球環境に配慮した施設とするということで考えてございます。
 それから、続きまして、3番の導入施設の考え方でございます。まず、体育館アリーナの部分でございますが、床面積及び天井までの高さにつきましては、拡大を図ってまいりたいということで考えてございます。また、ステージを設置しまして、その両そでには放送室及び倉庫を設置するということで考えてございます。
 それから、(2)の体育館倉庫でございますが、これも2階部分でございます。学校の体育活動に必要な物品を収容できる広さを確保するということで考えてございます。
 それから、(3)の更衣室・トイレでございますが、これも2階部分に設置ということで、区民による利用を想定しまして、男女別に分けた2カ所として、それぞれにトイレも併設するということで考えております。
 それから、次の4番のところは1階部分でございますが、特別教室等でございます。既存校舎内の特別教室等を一部体育館棟の1階に移設いたします。これにより校舎本体のほうであいた教室を改修しまして、必要な普通教室を確保するということで考えてございます。
 それでは、次の(5)のところでございます。キッズ・プラザ及び学童クラブでございます。キッズ・プラザ及び学童クラブのために必要な部屋については、学校で使用する施設と区分いたしまして、出入り口を別に設置するということで、これも体育館の1階に設置するということで考えてございます。
 それから、(6)の備蓄倉庫でございます。備蓄倉庫につきましても、1階に配置するということで、災害発生時に物資を運搬しやすいところに設置するということで考えてございます。
 続きまして、4番の建築計画でございます。こちらにつきましては、建築に当たっての諸条件等ということでございまして、記載のとおりでございます。建築位置につきましても、先ほど図面で御説明したとおりでございます。
 それから、5番のスケジュールのところでございます。今年度末までに基本計画及び基本設計をやっていきたいというふうに考えてございます。それから、平成21年度、来年度につきましては、実施設計、それから、平成22年度から建設工事に入りまして、23年度に竣工ということで考えてございます。ただ、体育館の改築に当たりましては、先ほどの耐震工事のところでもさまざまな御意見をちょうだいしておりましたので、非常に心苦しいところでございますが、どうしても工期の関係で、見込みとしましては、22年度の卒業式と23年度の入学式につきましては、現在の体育館で行うことが難しいというふうに現状の見通しでは考えてございます。それに当たりましては、隣接いたします緑野中学校の体育館で式典について行いたいというふうに考えてございます。議会のほうにも、入学式、卒業式等々についてはさまざま御意見をいただいているところですので、学校ともこれまでいろいろと調整をして、保護者ですとか地域の方の反応がどういったところであるかということもいろいろ聞いてきたところでございますが、入学式、卒業式ができないということは非常に申しわけないところなんですが、ただ、丸山小学校につきましては、児童の大半が緑野中学校に進学するということもございますし、また、日ごろから施設の利用について両校で連携を行っているということもございます。そういった点からは、児童や保護者にとって違和感は少ないのではないかということで、早目にお知らせをして御理解を求めていくということで、今後、学校と相談しながら進めてまいりたいと考えてございます。
 御報告は以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑ありませんか。
大内委員
 そのスケジュールなんですけども、これを見ると、22年度建設工事、23年度竣工、もうちょっと具体的に、いつごろになるんですか。
青山学校再編担当課長
 工期は、現在、区の技術の担当と相談した中では、およそ13カ月程度かかるのではないかと言われておりまして、着工をいつにするかにもよりますが、23年度の前半部分にはかかってしまうのではないかということで考えてございます。
大内委員
 それと、工事に入っている間は体育館を使えなくなるんですけども、そういったときに、今おっしゃったように、緑野中が隣にある、この間、緑野中を見学しに行きましたけども、地下階もあったりして、緑野中のほうなんかでうまく連携をとって、体育館でやらなければいけない行事なんていうのは、お互い借りたりできるようになっているんですか。
青山学校再編担当課長
 現在のところは、むしろ緑野中学校の例えばクラブ活動ですとか、さまざまな活動について、丸山小学校の体育館の利用に供しているというような関係だというふうに聞いてございます。ですから、日ごろからそういった関係もございますので、今度、丸山小学校の体育館が使用できないというときには、協力関係で緑野中学校の体育館も利用させてもらうということで、校長もあわせて相談していきたいというふうに考えてございます。
江口委員
 これからの設計に入るんでしょうけど、つくり直して新たな体育館ということですから、多分区民から要望があるのは、区民の利用を想定してということで、更衣室・トイレと、もちろん簡単なシャワールームはつくんでしょうね。
青山学校再編担当課長
 シャワールームにつきましては、どういう形になるかというのは、今のところ大まかな施設の想定ということで考えてございますので、今後、検討材料の一つに入れさせていただければと思います。
委員長
 他に質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本報告について終了いたします。
 それでは、次に、5番目、平成20年度中野区立学校フラッグフットボール大会についての報告を求めます。
入野指導室長
 それでは、平成20年度の中野区立学校フラッグフットボール大会について御報告申し上げます。(資料6)
 体力向上の取り組みの大きな一つの柱としまして、フラッグフットボールを今年度より小・中学校全校に導入したところでございます。体力向上につきまして、私どもとしましては、すべての体力は活動の源でありまして、運動や健康のほかに気力や知力の充実に大きくかかわるということで進めてきているところでございます。7月12日には委員の方々にも参加していただきましたが、体力向上フォーラムを実施いたしまして、延べで言いますと、50名弱の方の参加があったところでございます。その2部といたしまして、七中のフラッグフッドボールの部活のチームに模擬的な試合をしてもらったところでございまして、かなり地域の方々にも評価されたところでございます。
 学校の取り組みもいよいよ進んできておりまして、学校からの声、そして、私どもの体力向上の取り組みの中の一つにありますフラッグフットボール大会をこのたび教育委員会が主催いたしまして、11月29日の土曜日に若宮小学校の芝生の校庭をお借りして実施しようというふうに考えております。
 参加資格等につきましては、4番以降に書かれているところでございますが、区立小・中学校のほうから応募してもらいまして、土曜日でございますが、大会を実施してまいりたいというふうに考えております。用具等につきましては、教育委員会のほうが用意するという形で、審判につきましては、体育科の教員等に協力を得るという形で進めてまいりたいというふうに思っております。
 簡単でございますが、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、次に、第6番、中野区ゆかりの著作者紹介事業についての報告を求めます。(資料7)
倉光中央図書館長
 中央図書館では、2004年度から地域の著作者にスポットを当てて、中野の文化・芸術の振興と再発見に役立てる特設展示を実施しておりますが、今年度は生誕150年に当たります哲学堂あるいは東洋大学の創設者、井上円了博士にスポットを当てた展示を現在実施しているところでございます。
 実施の形態といたしましては、学校法人東洋大学、それから、なかのZERO指定管理者との三者の共催事業という形で実施しております。
 このたびの事業の実施期間でございますけれども、著作物の展示については11月1日から27日まで約1カ月間予定してございます。これは私ども区立図書館の所蔵資料のほかに、東洋大学から井上博士の原著作、貴重な品々をお借りすることができました。
 2番目に特別展といたしまして、円了博士の遺品ですとか、世界を旅行されたときに収集された民芸品、あるいは自筆の書や画などをお借りいたしまして、なかのZERO展示ギャラリーにおきまして、博士の業績とともに展示しております。またあわせて、哲学堂の建物あるいは公園の写真、古い当時の写真なども含めて展示をしているところでございます。この展示につきましては、11月8日から開催いたしまして、物品をお借りする期間の関係上、14日まででございますけれども、昨日現在まで約3日間で既に入場者が318名に達しております。
 最後に、講演事業でございますけれども、東洋大学から講師の方をお招きいたしまして、「不思議博士・井上円了の冒険」ということで、博士が取り組まれた哲学あるいは妖怪学、仏教などさまざまな研究の足跡をたどるということで御講演をいただきまして、こちらの講演会には51名御参加をいただいております。参加者の方、大変熱心に聴講されまして、終了後のアンケートでも、地元にこのような業績を持った偉大な明治の人がいたことを知り大変よかったとの評判をいただきました。これからも図書館といたしましては、地域に根付いた著作者の掘り起こし、紹介等に引き続き力を入れてまいりたいと思っております。
 なお、今後、地域図書館におきましても、今年度は順次ゆかりのある著作者を取り上げてまいる予定でして、現在は野方図書館におきまして、作家の田中澄江さんの展示をささやかですが、実施しております。今後、その他の地域図書館でもテーマを定めて年度内に実施していく予定でございますので、あわせて御報告申し上げます。
委員長
 ただいまの報告に対して、何か質疑ありませんか。
大内委員
 これはたしか事前に案内をもらっていたっけな。
倉光中央図書館長
 こういう形で催し物があるということは、お知らせはしておりましたし、実は議会の決算特別委員会で御質問が先生からもございましたので、そのとき話題になったのもたしかでございます。
大内委員
 これは事業がもう終わっているものもあるでしょう、講演会とか。特別展はあと2日ぐらいしかないの。普通、前の委員会とかで報告するんじゃないのかなと。何で今、中途半端な。要するに次の定例会のときに、こういうのがあって、何人入ったという結果報告をするのだったらわかるけども、どういう報告になっているの。
倉光中央図書館長
 実は、この事業は教育ビジョン実行プログラムの一環として毎年実施しているのですが、これまで議会に御報告をさせていただいたことがございませんでした。それでことしはきちんと御報告すべきであろうということで報告したのですが、教育委員会等々の報告のタイミングも含めまして、今、御指摘のように、講演が終わった段階でということになってしまったのは申しわけなく思っておりますが、まだ企画展は実施しておりますので、できましたら、ごらんいただければ大変ありがたく存じます。今回ちょっとタイミングを逸しまして申しわけございませんでした。
いながき委員
 先ほど井上円了博士のほかに、田中澄子さんですとか、地域にゆかりの著作者紹介事業をなさっているというお話だったんですけれども、ほかにこれまでどういった著者の方々のイベントを行ってきたのか、ちょっと何例か教えていただけますか。
倉光中央図書館長
 これまで取り組んでまいりましたのは、第1回がゾルゲ事件、戦前のスパイ事件でございますね。これの調査を担当した特高検事の方が中野にお住まいでして、その方の御遺族から当時の貴重な資料をお借りして展示をするということを行いました。その資料は現在、沖縄のある私立大学のほうでまとめて引き取られたということで、大変貴重なものでございました。大橋秀雄さんという特高検事の方、2004年度の事業でございます。
 次の年が東中野に在住の写真家の田沼武能さん、世界の子どもの写真で著名な方ですけども、この方の展示です。2006年度が国立中野療養所と江古田の作家たちということで、療養所に入所されていた方々で、かなり著名な方が大勢いらっしゃいますので、丸山真男さんとか、そういった方々の展示です。2007年、昨年度につきましては、現代日本の建築家、伊東豊雄と長谷川逸子ということで、いずれも区内にお住まいで世界的に著名な、公共建築の分野で活躍されていまして、せんだいメディアテークですとかを設計された伊東豊雄さん、湘南台の社会文化――ちょっと名前は失念いたしましたが、ホールを設計された長谷川逸子さんの模型ですとか、展示物、著作図面などもお借りして展示しております。
 また、地域図書館につきましては、昨年度から初めて実施しておりまして、昨年度は本町図書館では風間完さん、画家で池波正太郎さんの小説の挿絵をよくかかれている方です。それと、江古田図書館については、石川英輔さんといいまして、江戸風俗研究家、コメディ「お江戸でござる」の監修をされている方の展示をさせていただきました。
 以上が実績でございます。
いながき委員
 先日、テレビで「サザエさん」の長谷川町子さん生誕何年かということで、あの方は世田谷の桜新町御出身ということで、区を挙げて、商店街も挙げて、マスコミでもそうやってテレビで放送されるぐらい盛り上がっているということで、そういう報道を見ました。私が不勉強と言ってしまえばそれまでなんですけれども、今、そうやって挙げていただいた方々は、こう言ってはなんですが、割と知る人ぞ知るという人たちが多いような気がいたします。「サザエさん」の長谷川町子さんのイラストも、若い方からお年寄りの方までぱっと聞いてわかるような著名な方というのは、中野区にはいらっしゃらないんでしょうか。決して今、挙げていただいた方々が悪いと申し上げているわけではないんですけれども、ちょっとお聞きしたいんですけれども。
倉光中央図書館長
 例えば、文化という意味では、現役のお笑い芸人の方などが中野に何人かお住まいで、そういう意味では、マスコミなどでは著名なのかなとは思っております。あとは、作家、特に著作物となりますと、確かになかなか地味な方が多うございます。ただし、今回の井上円了博士に関しましては、中野区では子どもたちが社会科見学で哲学堂公園に行ったりですとか、あるいは中学校の社会科の副読本で学ぶですとか、区内御出身の方はかなり名前を知っていらっしゃるということはございます。
委員長
 他に質疑はございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 それでは、次に、7番、「親子への読書のすすめ」事業についての報告を求めます。
倉光中央図書館長
 図書館では、かねてより子ども読書活動推進計画に基づいて、地域での子どもの読書環境の整備に取り組んできたところでございます。これまで平成18年度、19年度は川島商店街振興組合と共同で、「親子への読書のすすめ」ということで、商店街の中の空き店舗活用施設で事業を実施してまいりましたが、今年度は川島商店街のほかに新たに都立家政商店街振興組合とも共催で事業を実施することになりましたので、御報告させていただきます。(資料8)
 都立家政商店街の事業内容で申し上げますと、商店街の中に絵本の読み聞かせをできる場所を提供していただきまして、そちらで地域のボランティアの方に読み聞かせをしていただきます。また、図書館の本の展示ですとか、あるいは今回は商店街の中に洋書の絵本を扱うお店が都立家政のほうにはございまして、そちらのオーナーの方が非常に御協力的で、洋書の絵本の展示とボランティアの方によります英語での絵本の読み聞かせなども実施する予定でございます。
 日程につきましては、記載のとおりでございまして、都立家政商店街が今月の末、川島商店街につきましては、21年の2月という予定でございます。
 また、あわせて、図書館といたしましては、かねてより作成しております、お勧めできる絵本のリストの配付と、それから、図書館利用登録を希望される方にその場で仮登録をし、図書館で展示している図書をその場で貸し出しして持ち帰る仕組みも今年度も実施していきたいと考えてございます。
 私のほうからは御報告、以上でございます。
委員長
 ただいまの報告に対して、質疑はありませんか。
江口委員
 時期の問題なんですけど、子どもは風の子といってもあれだけど、外へ出てくるわけだから、こんな時期じゃなくて、もう少し気候のいいころにやられたらと。これはできなかったの。準備が間に合わなかったの。
倉光中央図書館長
 実は商店街のほうのほかのイベントとの日程の関係がございまして、この日程に決まったという経緯がございます。
委員長
 他にございませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で本報告について終了いたします。
 そのほか何か理事者のほうから御報告ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
 次に、審査日程その他に入りますが、各委員、理事者から何か発言ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、御協議いたしたいことがございますので、委員会を休憩いたします。

(午後2時24分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時24分)

 休憩中に御協議いただきましたとおり、次回の委員会は、急を要する案件がなければ、第4回定例会中ということにしたいと思いますが、御異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 御異議がありませんので、そのように決定いたします。
 以上で本日予定した日程は終了いたしましたが、委員、理事者から何か発言はございませんか。
大内委員
 図書館の話が出ていたので聞きたいんですけども、野方図書館の改築工事みたいな進捗状況はどのようになっているんですか。これは21年度で、これにならないのかもしれないけども、以前聞いたときに中途半端な状態で終わっているような気がするので、年度内に改築工事が終わるのか、実施設計をやっているのか、どうでしょうか。
倉光中央図書館長
 野方図書館につきましては、せんだっての委員の御指摘のように、今後の野方図書館をどうしていくかということも含めてさまざま検討する中で、なかなか実施設計に着手できない状況が続いていたということは御指摘のとおりでございます。現在もなお、できるだけ早く何らかの対策がとれるように努力はしているところなんですけれども、今の時点では実施設計を完全に年度内に仕上げるということは難しい状況になってございます。私どもといたしましては、現在、年度内に設計という形ではなくても、何らかの工事に向けた準備に着手ができるよう、財産管理分野と今、調整を進めているところでございます。
大内委員
 難しいと一言で言われちゃっても、何が難しいのという話なんだけど。ただ難しい、難しいといって、何が難しいか。だって、前から言っている話でしょう。何が難しくて進まないんですか。
倉光中央図書館長
 実は、まだ正式に区としてまとまってはおりませんが、10か年計画等を検討する中で、施設のあり方そのものを当然見直していくことにはなるわけでございます。その中で野方図書館につきましては、現在の会議室として貸し出ししている部分をどのように扱うかですとか、あるいは子どものためのスペースが今、一般と混在していますので、どのように拡充していくか等々、さまざまに内部で検討はしてまいりました。しかしながら、率直に申し上げますと、その使い方いかんによって、設計のあり方、あるいは工事の費用もすべて変わってきてしまうということがございます。ですので、さまざまな可能性を並行して検討する中で、非常に方向決めに時間がかかっていて、そのためになかなか実施設計のほうに着手が財産管理分野のほうとしてもできなかったと、こういう流れになっているわけでございます。
 わかりにくい説明で恐縮ですけれども、年度も押し迫ってまいりまして、私どもとしても、ただ漫然と手をこまねいているわけにもまいりませんので、設計という形ではなくても、事前の調査ですとか、やれることは幾つかあると思いますので、それを今、財産管理分野のほうと調整しているところでございます。
大内委員
 財産管理は財産管理でいいんだけど、要は子ども家庭部とかと調整をしているの。どこと一緒に、今、子ども何とかと言ったでしょう。
倉光中央図書館長
 休憩をしていただいてよろしいですか。
委員長
 皆さん、よろしいですか。――では、休憩をさせていただきます。

(午後2時28分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時35分)

 そのほか委員、理事者から何か発言はございますか。
大内委員
 ちょっと休憩にしていただいて。
委員長
 休憩してよろしいですか、皆さん。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 委員会を休憩します。

(午後2時35分)

委員長
 委員会を再開いたします。

(午後2時39分)

 今、休憩中に御発言いただきましたように、第4回定例会中に視察を行う案を正副で相談して出させていただきたいと思いますが、よろしいですか。

〔「はい」と呼ぶ者あり〕

委員長
 では、そのようにいたします。
 ほかにございませんでしょうか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

委員長
 なければ、本日の文教委員会を散会いたします。

(午後2時39分)