平成25年02月15日中野区議会区民委員会(第1回定例会)
平成25年02月15日
中野区議会区民委員会〔平成25年2月15日〕
区民委員会会議記録
○開会日 平成25年2月15日
○場所 中野区議会第2委員会室
○開会 午後1時48分
○閉会 午後2時32分
○出席委員(8名)
かせ 次郎委員長
若林 しげお副委員長
ひぐち 和正委員
平山 英明委員
林 まさみ委員
浦野 さとみ委員
伊藤 正信委員
むとう 有子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
区民サービス管理部長 登 弘毅
区民サービス管理部副参事(区民サービス担当) 藤井 康弘
区民サービス管理部副参事(住民情報システム担当) 田中 謙一
区民サービス管理部副参事(戸籍住民担当) 浅野 昭
区民サービス管理部副参事(税務担当) 長﨑 武史
区民サービス管理部副参事(保険医療担当) 古川 康司
区民サービス管理部副参事(介護保険担当) 小山 真実
環境部長 小谷松 弘市
環境部副参事(地球温暖化対策担当) 上村 晃一
環境部副参事(ごみゼロ推進担当) 志賀 聡
清掃事務所長 鳥井 文哉
環境部副参事(生活環境担当) 堀越 恵美子
○事務局職員
書記 関村 英希
書記 竹内 賢三
○委員長署名
審査日程
○議題
第1号議案 平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)
第3号議案 平成24年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)
第4号議案 平成24年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)
第5号議案 平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)
委員長
定足数に達しましたので、区民委員会を開会いたします。
(午後1時48分)
本日の審査日程についてですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
それでは、議事に入ります。
議案の審査を行います。
第1号議案及び第3号議案から第5号議案は、ともに補正予算の関係分ですので、一括して議題に供したいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、平成24年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、平成24年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)を一括して議題に供します。
本議案は、総務委員会に付託されておりますが、区民委員会の関係分について、当委員会で審査し、賛成多数となった意見があれば、総務委員会に申し送ることとなっておりますので、御承知おきをお願いいたします。
それでは、理事者の補足説明を求めます。
登区民サービス管理部長
それでは、区民サービス管理部の補正予算につきまして、まず一般会計のほうから御説明をいたします。
34ページ、35ページをお開きいただきたいと思います。歳入歳出予算の総括表でございます。まずこれで御説明いたします。
右の35ページの歳出のほうをごらんいただきたいと思います。5款区民サービス管理費、ここになります。6,863万8,000円を増額いたします。財源の内訳は、特定財源が1,414万2,000円、一般財源が5,449万6,000円でございます。補正後の予算は、143億5,832万6,000円となっております。
次に、左の34ページの歳入をごらんいただきたいと思います。
区民サービス管理部所管部分は1款特別区税、それから、それぞれ一部になりますけど、13款国庫支出金、14款都支出金及び17款繰入金でございます。これら全体を合わせまして、10億3,912万5,000円の増額ということでございます。
それでは、次の36ページ、37ページをお開きください。
歳入でありますけども、1款特別区税、1項特別区民税でございます。特別区民税につきましては、納税義務者数が増加したこと、あるいは予想よりも所得の減少が小幅であったと、こういったことから税収が見込みよりふえたため、6億6,100万円増額ということでございます。
次の表の3項の特別区たばこ税でございます。たばこの売り渡し本数の減少幅が予想よりも小幅だったと、こういったことから3億1,000万円の増額といたします。
次に、40ページ、41ページをお開きいただきたいと思います。
一番上の表になりますけども、13款国庫支出金、1項国庫負担金、1目区民サービス管理費負担金、保険者支援分が増加したことによりまして、国の基盤安定負担金がふえまして、232万円を増額といたします。
次に、42ページ、43ページでございます。
14款都支出金、1項都負担金、2目区民サービス管理費負担金でございます。保険料の軽減分が増加したことなどによりまして、都の基盤安定負担金がふえまして、1,182万2,000円を増額いたします。
次に、46ページ、47ページをお開きください。
上から2番目の表になりますけども、17款繰入金、2項特別会計繰入金、1目介護保険特別会計繰入金でございます。この歳入につきましては、特別会計の補正に伴うものでございます。したがいまして、内容については、特別会計のページで御説明をいたします。
次に、歳出になります。区民サービス管理費部分でございますけども、58ページからになります。58ページ、59ページ、60ページ、61ページと続きますけども、いずれも人件費ということなので、所管外ということでございます。
次に、62ページ、63ページをお開きいただきたいと思います。
5款区民サービス管理費、5項保険医療費、3目国民健康保険事業特別会計繰出金及び4目後期高齢者医療特別会計繰出金でございます。これらにつきましては、いずれも各特別会計の補正に伴うものでございます。したがいまして、内容につきましては、特別会計のページで御説明いたします。
次に、64ページ、65ページになりますけれども、これにつきましても、特別会計の補正に伴うものでございます。したがいまして、特別会計のページで御説明をいたします。
それでは、国民健康保険事業特別会計に移ります。116、117ページをお開きください。
国民健康保険事業特別会計でございますけども、歳入歳出予算の総括表で御説明をいたしたいと思います。当会計につきましては、5億7,417万2,000円を増額いたします。補正後の予算額は334億8,717万2,000円となります。
それでは、右の117ページの歳出をごらんいただきたいと思います。
2款国保給付費につきましては、一般療養給付費等が当初の見込みを上回ったため、2億7,000万円を増額といたします。
それから、3款後期高齢者支援金につきましては、確定した支援金支出額が当初見込みを上回ったため、243万円を増額といたします。
7款共同事業拠出金でございますけども、東京都全体の対象医療費が減となったため、1億3,400万円を減額ということにいたします。
9款諸支出金につきましては、国保給付費等に関する交付金の超過額を国に返還するため、4億3,574万2,000円を増額いたします。
続きまして、左のページ、116ページの歳入をごらんいただきたいと思います。
1款国民健康保険料につきましては、被保険者数の減少などによりまして、1億6,226万4,000円を減額いたします。
3款国庫支出金につきましては、療養給付費負担金の国の負担率の変更に伴う減などによりまして、4億2万円を減額いたします。
4款療養給付費等交付金につきましては、対象医療費の見込み差などによりまして、4,460万2,000円を減額いたします。
5款前期高齢者交付金につきましては、前期高齢者の対象医療費の見込み差などによりまして、2,092万5,000円を増額いたします。
6款都支出金につきましては、財政調整交付金の都の負担率の増加などによりまして、4億154万3,000円を増額いたします。
7款共同事業交付金につきましては、中野区の対象医療費が増となったため、1億3,024万6,000円を増額いたします。
8款繰入金につきましては、主に給付費及び保険料収入などの影響によりまして、1億9,221万4,000円を増額いたします。
9款繰越金につきましては、確定額を計上いたします。
なお、所管外のものもございまして、122ページ、123ページの3節特定健診保健指導繰越金につきましては、健康福祉部のの所管ということになります。また、130、131ページになりますけども、同じく特定健診に関する部分につきましては、健康福祉部の所管ということになっております。
次に、後期高齢者医療特別会計に移ります。134、135ページをお開きいただきたいと思います。
この会計につきましても、総括表で御説明をいたします。当会計につきましては、1,171万8,000円を減額ということで、補正後の予算額は60億4,628万2,000円といたします。
右のページの135ページが歳出になりますけども、1款広域連合納付金につきましては、療養給付費負担金等の減によりまして、3,609万2,000円を減額いたします。
2款保険給付費につきましては、葬祭費の増によりまして、1,775万円を増額いたします。
3款諸支出金につきましては、保険料還付未済繰越分の増によりまして、662万4,000円を増額いたします。
次に、左のページ、134ページをごらんいただきたいと思います。歳入になります。
1款後期高齢者医療保険料につきましては、保険料滞納繰越分の収入減によりまして、271万1,000円を減額いたします。
2款繰入金につきましては、広域連合納付金が減少したことに対応いたしまして、4,676万9,000円を減額いたします。
3款繰越金につきましては、確定額を計上いたします。
4款諸収入につきましては、葬祭費の受託事業収入の増などにより、合わせて2,511万5,000円を増額いたします。
次に、介護保険特別会計に移ります。144、145ページをお開きいただきたいと思います。当会計につきましても、総括表で御説明いたします。
当会計につきましては、1億5,283万3,000円を減額いたしまして、補正後の予算は196億8,202万円といたします。右のページ、145ページの歳出でございますけども、2款保険給付費につきましては、介護サービス費の給付額が当初の見込みを下回ったため、3億563万7,000円を減額いたします。
3款地域支援事業費につきましては、厚生委員会の所管ということでございます。
4款基金積立金につきましては、保険料の剰余金、財政安定化基金支出金、基金利子の積み立てなどにより9,474万7,000円を増額いたします。
5款諸支出金につきましては、平成23年度介護給付費に関する交付金等の不足額を補てんした分につきまして、一般会計に返還するために5,398万3,000円を増額いたします。
次に、左のページ、144ページの歳入をごらんいただきたいと思います。
3款国庫支出金、4款支払基金交付金、5款都支出金につきましては、保険給付費の減額等に対応いたしまして、それぞれ5,292万3,000円、8,640万9,000円、2,660万2,000円を減額いたします。
6款財産収入につきましては、介護給付費準備基金に生ずる利子分252万2,000円を増額いたします。
7款繰入金につきましては、一般会計からの繰入金は減少したものの、介護給付費準備基金からの繰入金が生じた影響で423万8,000円を増額いたします。
8款繰越金につきましては、確定額を計上いたします。
なお、歳入のうち、幾つかの分については厚生委員会の所管というものもございます。例えば146、147ページになりますけども、地域支援事業包括的支援・任意事業交付金につきましては、厚生委員会の所管ということでございます。
それから、148、149ページにつきましても、地域支援事業包括的支援・任意事業交付金につきましては、同様でございます。
それから、152、153ページにつきましても、地域支援事業費中の地域支援任意事業費につきましても同様でございます。
以上で区民サービス管理部所管の補正予算につきまして御説明をいたしました。よろしく御審議のほどお願いいたします。
小谷松環境部長
それでは、引き続きまして、環境部所管分の補正予算案につきまして御説明をさせていただきたいと思います。
まず、一般会計の歳入についてでございますが、44ページ、45ページをお開きいただきたいと思います。
一番上の15款財産収入、1項財産運用収入でございます。まず1目財産貸付収入でございますが、907万2,000円の減額補正をいたします。これは温暖化対策推進オフィスの賃料がありませんでしたので、その分の貸付見込収入を減額するものでございます。
次に、同じ項の2目利子及び配当金でございますが、1億4,237万7,000円の増額補正を行いますが、そのうちの1,000円分が環境基金の利子ということになります。これは環境基金の利子を当初予算に計上しておりませんでしたので、その分を改めて計上させていただくというものでございます。
次に、46ページ、47ページをお開きいただきたいと思います。
一番上の17款繰入金、1項基金繰入金の9目環境基金繰入金でございます。476万9,000円の減額補正をいたします。これは先ほど御説明いたしました温暖化対策推進オフィスの賃料900万円余を減額いたしましたが、一方で環境目的に役立ててほしいという寄附金が100万円ございまして、これを環境基金に積み立てて有効に活用させていただきたいと思ってございますが、そのようなプラスマイナス要因を精査いたしまして、環境基金からの繰入金を476万9,000円減額するというものでございます。
次に、歳出につきまして御説明申し上げます。78ページ、79ページをお開きいただきたいと思います。
8款環境費、1項地球温暖化対策費、2目地球温暖化対策費でございます。ここでは財源更正を行います。先ほど歳入の環境基金繰入金を476万9,000円減額するということで申し上げましたが、その財源の当て込み先でございます地球温暖化対策費の財源内訳につきまして、繰入金を減額し、その同額分の一般財源を増額するというものでございます。
次に、92ページ、93ページをお開きいただきたいと思います。
上段でございますが、11款諸支出金、1項積立金、3目特定目的基金積立金のうち、93ページのほうの右側、上段の一番下でございますけれども、10環境基金積立金を807万1,000円減額いたします。これにつきましては、先ほど歳入のところで御説明いたしました温暖化対策推進オフィスの賃料907万2,000円が減となる一方で、利子で1,000円、寄附金の当て込みで100万円の増ということで、差し引き807万1,000円を減額するというものでございます。
以上でございます。よろしく御審議お願い申し上げます。
委員長
これより本件に対する質疑を行います。
質疑ございますか。
平山委員
幾つか伺います。まずは歳入のところで、区民サービス管理部のほうで、特別区税がふえたのは大変よろしいことなんですけど、こちらについては、納税者がふえたと。所得の減が予定していたよりも小幅だったという御説明だったんですが、一方で、特別区たばこ税、これも御説明では減少見込みが小幅だったということなんですけど、額としてはかなりの額ですよね。要するに、17億円に対して見込み違いが3億円あったと、20億円にふえたと。ふえたということは、もう一回繰り返しますけど、大変いいことなんですけども、どういう要因があったというふうに分析されていらっしゃるんですか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
たばこ税でございます。約3億1,000万円の補正の増ということで計上させていただきました。24年度の予算を積算する分析の時期というのが、ちょうど23年の秋口からということで、実は22年10月にはたばこの値上げがございました。その関係で大幅に吸う方が減るのではないかといったような分析をしておりました。事実、駆け込みの需要はあったんですけれども、その後、大幅に吸う方がその月以降は減ってきたといったようなことが要因として一つあったということで、ちょうど23年度予算を積算する段階では、この下げ幅がこのまま推移するのではないかというところでもって、大幅な減を見込んでいたんですけれども、その後、予算積算後については、減り幅というのが小幅であったといったようなことでもって、今回の補正というふうに相なったところでございます。
平山委員
それはそうだと思うんですね。ただ、一方で、中野区って、まちの開発等々やっているじゃないですか。別に中野区民の方じゃなくても、中野区でたばこを買われたら、中野区にお金が入ってくるわけですよね。そういったことというのは影響したのかどうか、また、今後影響すると考えていかれるのかどうか。
結構大事なことだと思うんですよね。特別区税って二つしかないわけで、そのうちの一つを担っているたばこ税で3億円、当初にわかっていれば、またちょっといろんなことも違ったことになったかもしれない。そういったことを考えると、今後、中野がまちづくりを進めていったりして、中野区に学生さんとかも来たり、オフィスの方も来たりという、滞在する人たちの人口等々も含めて変動があるということを踏まえて、25年度の予算については触れられないので言いませんけども、いろいろなことを考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思ってはいるんですが、その上で今回の3億円の見込みの差の分析って、大事なことなんじゃないかなと思っておりまして、改めてお伺いしますけども、値上げによるたばこ税の減少が思ったよりも少なかった以外の部分で何か分析結果として得ていらっしゃるものはありますか。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
値上げの関係以外にも、まちづくりの関係の話もありました。今、23区全体と中野区との比較というのもしているところでございます。23区の中では中野区、実はたばこ税の本数の減り方というのが平均に比べて低いと、いわゆる減り幅が少ないというのもあります。恐らく昼間人口が少しずつふえてきている、そんなことも影響しているのかなというふうにも考えておりますので、たばこ税の今後の積算につきましては、そういったところの視点も十分に加味しながら積算していきたいというふうな形で今、考えているところでございます。
平山委員
そういった分析までされていて、大変安心だなと思ったんですが、ものすごく大事なことだと思いますので、法上はとれるものは全部とっちゃわないといけないわけですから、ということでお伺いしました。
次に、環境部のほうで、1,000円の話があって、基金の利息について、当初予算では計上していなかったというお話があったんですが、そんなことってあり得るんですか。だって、お金を預けたら、利息って当然発生するわけですよね。発生する利息について、計上していなかったと。これ、扱いは歳入。今、話しましたけど、歳入って見込めるものは全部見込んでおかなきゃいけないんですよね、法のもとで。となると、ちょっとしっくり来ない説明だなと思ったんですが、改めて御説明をお願いできますか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
確かに委員御指摘のとおり、当初予算で環境基金積立金、今回新規だったわけでございますけども、利子の積み立てとして金額を立てておくべきところを立てていなかったということは大変申しわけございませんでした。
平山委員
1,000円という額なんですけど、僕らも皆さんも法に従ってお仕事をされているわけで、そこにきちんと記載されているとおりにやっていかないといけないということを考えると、そんなに「ああ、そうですか」と言っていいようなことだとは思いませんので、あえて御指摘をさせていただきます。
もう一つ、寄附金が100万円ありましたと、これを環境基金に積みました。これは純粋にわからないのでお伺いしたいんですが、当時の基金条例上、寄附があったものを環境基金に積むというのは、全然問題ないんでしたっけ。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
当初、環境基金の財源として寄附金も想定してございました。今回、一区民の方でございますけども、ごみ減量等々環境に使っていただきたいという方がございましたので、環境目的ということで、環境基金に積ませていただきました。
平山委員
それはそれでわかりましたので、いずれにせよ、環境対策のために取り組みをなされて、区民の方に協力をいただく事業に対して、原資になる基金が必要だということでつくられたものですので、運用について等々もしっかりとやっていただかないといけないとは思っていますし、改めて、先ほど申し上げたとおり、ちゃんとやるべきことはやっておかないと、予算は何だったんだとなりかねない話ですので、よろしくお願いいたします。
林委員
今、たばこ税のことが出まして、やはり3億円のことが気になって質問しようとしていたんですけれども、税務概要のほうを見ると、ことしだけではなくて、22年、23年と3億円見込みが違っているようなものがあって、21年、22年は割ときちんとなっているんですね。これはたばこ税の値上げや3月の地震などで見込みがうまくいかなかった。今後、ほかのところの区ではもっと減少傾向が早いけれども、中野区は緩やかに減少しているという方向で見込みの違いが出ないような検証や、さまざまな昼間人口のことなどのほかにも、何か要因などを考えながら予算とかを考えられるのか、伺います。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
たばこ税に限らず、税も含めてどういった人口構成になるのかといったようなところの分析はとても大事だというふうに認識しているところでございます。たばこ税で申し上げれば、来年度につきましては、区と都の新たな税率の変更というのもあったりしますので、当然それは25年度予算の中には積算させていただいているところではございますけれども、本数の見込み等につきましてが一番重要になってくるかなというふうに思っておりますので、中野のまちの変わりようですとか、そういったものを十分に踏まえまして、積算についてはしっかりと適正な形でやっていくような、そんなことを心がけたいというふうに思っております。
林委員
よろしくお願いいたします。
あと、特別区民税もたしか6億円ほど増額補正となって、納税義務者数が少しふえたなどの話だったんですが、昨年はたしか7億円の減額で、今回は6億円と、これも2年続けて大きな補正をされているんですけれども、その点について、昨年は結局、東京都の収入のことから考えるとこうであったけれども、中野だけ落ち込みが割と大きかった、それでさまざまな検証をしなければいけないというようなお話を伺って、多分この積算で今回増額になったと思うんですけれども、今後またもとにもどると考えているのか、また、その後どのような調査とかされているのか、伺います。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
今回、区民税につきましては6億円増額させていただきました。これについて一番大きかった要因というのは、納税義務者の差もありますけれども、一人当たりの平均所得の金額の差の見込みというのが少し違っていたと。これは23年、さまざまなリサーチ機関の読みでは冬のボーナスが下がるのではないかといったようなところが結果として実はそんなに下がってはいなかった。事実上下がってはいるんですけれども、その差が少なかったというようなところが今回影響しているというところもあります。それには震災の影響ですとか、それから、リーマンショック後の景気の立ち直りですとか、非常に難しい要因があったところもありますけれども、今後につきましては、そういったところの分析ですとか、あとはまた景気の動向、社会情勢も十分にしんしゃくしながら、引き続き適正な算定といったことに努めていきたいというふうに考えております。
林委員
平山委員からもお話があったように、予算の積算がしっかりといくような状態であきらめなきゃいけない事業などもあると思いますので、22年、23年、24年とここ最近、見込みが違っているようなこと、社会状況は変わっているというようなことも考慮して、今後、予算、よろしくお願いしたいと思います。要望です。
国民健康保険事業特別会計のことを少し伺いたいと思います。124ページの療養諸費について伺いたいんですけれども、たしか今年度から国の制度が変わって、国庫支出金が2億2,400万円になって、都支出金が2億5,900万円になっているというところなんですが、たしか制度が変わって、国が34%の国庫支出金としていたものが2%減って32%になった、その点に対して、東京都が条例で2%分をつけかえたというようなことがあるんですけれども、そのことについてちょっと説明を伺います。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
御説明いたします。
委員御指摘のありましたように、平成24年4月に国民健康保険法の一部改正がございまして、国が定率で国庫負担しておりました医療費に関しまして、34%負担しておりましたのを32%にするといったこと、それに伴いまして、平成24年度から東京都の調整交付金の給付費等を7%から9%に引き上げるというような法律の改正がございましたから、医療に関しましては国庫支出金と都支出金のところが大体2%ぐらいふえたり減ったりといったようなことになっている状態でございます。
林委員
東京都の条例がどうも期間限定、24年度、25年度、26年度ぐらいまで2%分のつけかえを受けるというふうに聞いているんですけれども、それ以降のこととか、今の状況などについて、この2%を区が負担しなきゃいけないというようなことにはならないのかということがちょっと心配なので、伺います。
古川区民サービス管理部副参事(保険医療担当)
平成24年度から都のほうの調整交付金が2%ふえているわけでございますが、国のほうの2%が東京都のほうに来ているわけですが、この2%分に関しましては、平成26年度までは定率で配分があるというふうに決まっているものでございます。平成27年度以降に関しましては、国全体で財政調整機能の強化といったところを予定しておりますので、そういったところを勘案して、今後、東京都のほうで決めていくといったような流れになっておりますので、まだ27年度以降はどういう形になるのか未定といったようなところでございます。
浦野委員
私も区民税のところで幾つかお聞きしたいんですけれども、先ほど二つ、要因のところで納税義務者の増と一人当たりの収入減が少なかったというところで御説明あったんですけれども、納税義務者のところでどれぐらいふえたかというのと、あと、各階層というか、あると思うんですけど、そこをもう一度詳しく御説明をお願いいたします。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
納税義務者数の増でございますけれども、分析の中では、当初予定していたより約750人ほど増加したかなというふうに見ております。この750人が増加したことによりまして、一人当たりの課税額というのを掛け合わせますと、1億以上の金額の見込み差になるかなといったところが1点あります。そうしたことも影響して、この補正という形になったところでございます。
年代別でございますけれども、区民の人口ですとかそういったところと比較しますと、40代の年齢層が非常にふえているといったような傾向が見てとれます。これにつきましては、昨今、あちこちでタワーのマンション等も建っております。そういったところの状況も見ますと、やはり40代、50代の働き世代の方がふえているというのが分析としては出ているのではないかなと、こんなことを今、考えているところでございます。
浦野委員
今、御説明あった約750人ふえたというところで、特に40代の働く世代のところだったと、それって、大体750人のうちどれぐらいの割合を占めているかというのまではわかるんでしたっけ。もしわかれば。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
総所得金額の750万円の内訳というのでもって見ますと、やはり40代はふえているんですけれども、逆に20代ですとか50代のあたりについては減っているというような、そんな分析になっておりますので、おしなべて40代の層というのが中野区全体では税を負担する中ではふえている。その逆に20代、50代については若干減り傾向にあると、そんな形で今、分析しているところでございます。
浦野委員
わかりました。今、私も40代がふえたけども、逆に50代は減っているというのは、そうなのかなと思ったので、わかりました。
もう一つ、一人当たりの収入減がリーマンショックや震災以降、かなり厳しく予算のところで見ておったと思うんですけれども、平均の所得も階層があって、たくさんある方のところでふえたのか、それとも、下のところは逆にそんなに伸びていないけどもという、そういう階層別というのは、もしわかる範囲で教えていただきたいんですが。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
先ほど申しました40代が人口的にもふえているというところもありますので、ここの所得の金額というのはふえているところでございます。ただ、逆に申し上げますと、20代のところについては、所得もあわせて、この辺も減というふうな形になっておりますので、ふえている年齢層によって、所得のふえ方等についても、比例した傾向にあるのかなと、こんなことを見ているところでございます。
浦野委員
わかりました。ありがとうございます。
あと、ここに株とか土地の売買の分離課税分での増収というのが多少あるんじゃないかなと思うんですが、そのあたりの数字がわかれば教えてください。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
数値の比較というところで今回も積算はしているんですけれども、譲渡分離、いわゆる分離課税でもってやっている部分につきましては、それほどパイとしては大きくないのかなというふうに見込んでおります。おしなべて、ほかの所得についてもふえている項目が多いんですけれども、今、委員申し出の株式の譲渡分離ですとか、そういったところにつきましては、それほど影響は大きくないかなというふうに見ております。
浦野委員
わかりました。ありがとうございます。
あと、もう一つ、環境費のところでなんですけれども、旧環境リサイクルプラザ、今の温暖化対策推進オフィスの事業者が決まらなかったことでの減になっていると思うんですけども、そもそも旧環境リサイクルプラザが今の形になったことへの、それはそれで、これまでも委員会の中でしてきたとおり、それ自体に意義もあるんですけれども、今回、結局、事業者を募集したけれども決まらなくて、前回の区民委員会にその他でむとう委員がお聞きしたときに、決まったので、今度の第1回定例会の中で御報告ということがたしかあったかと思いますけれども、募集したけれども、決まらなくて、結果的に補正でこういう形で出てきたということについての御担当としての認識というか、責任というか、そのあたりちょっとお聞きしたいので、お願いいたします。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
今回、補正予算ということで24年度予算に当初計上していました907万2,000円が歳入として入って来なかったという結果について、さまざま努力してまいりましたけど、24年度はこういう形になりました。25年度については、当初予算で御説明申し上げますし、今、落札されたという業者についても、第1回定例会でわかる範囲で御報告を申し上げたいというふうに考えております。
浦野委員
その報告は後ほど次のときにあれなんですけど、今回募集をして御努力をされたけども決まらなかったのでということだったんですけども、そのことについての認識というか、結局こういう事態を招いてしまったということへの責任というのはやっぱりあるんじゃないかなと思うんですけども、その点の御答弁をもう一度お願いいたします。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
当初、予算計上し、区としてもさまざまな動きをしてまいりましたけども、それが結果として結びつかなかったことについては、担当としてじくじたる思いがございます。
林委員
私も実は聞きたかったなと思ったんですけれども、担当として、例えば調査の仕方に問題があったとか、こうなってしまったことに対してどういうように見ているのか、また、同じような、公募してもうまくいかなかったというようなことがないように、調査の仕方とか対応の仕方に対しての検証なんかはされたんでしょうか。
上村環境部副参事(地球温暖化対策担当)
今年度、当委員会でもさまざま、オフィスの件につきましては、当初、昨年予定していた業者との成約に至らなかった経過、また、その後の募集のプロポーザルの要綱の内容、条件、そして、昨年、第4回定例会で条例改正というような経過でさまざまお伝えし、御審議を図っていただいたところだというふうに認識しておりまして、また次回御説明申し上げますけども、25年度こういう形で何とか歳入確保に結びつけられたのかなというような感じを持ってございます。
むとう委員
先ほどの特別区民税のところで浦野委員が詳しく聞いてくださったんですけれども、750人の方がふえて、40歳代の方がふえたということなんですけれども、どの所得層の方なんですか。年収にして、どれぐらいのところの人がふえているという状況なのか、わかれば教えてほしいんです。
長﨑区民サービス管理部副参事(税務担当)
ちょっと今、詳細な分析の資料までは持ち合わせていないんですけれども、先ほど申し上げましたとおり、40代の年齢層が納税義務者としてはふえていると。そこの総所得金についても上がっているというようなところが昨年からも見てとれるところもありますので、詳細な資料につきましては、ちょっと今、手元にありませんけれども、そういったところが平均としては上がっているのかなというふうな形で見ております。
委員長
他にいかがですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、質疑を終結いたします。
次に、総務委員会に申し送る意見についてですが、第1号議案及び第3号議案から第5号議案までの計4件について、一括してお聞きしたいと思いますが、御意見ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なしということで、それでは、第1号議案及び第3号議案,第4号議案、第5号議案について、意見なしとして総務委員会に申し送ることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
以上で第1号議案、平成24年度中野区一般会計補正予算(関係分)、第3号議案、平成24年度中野区国民健康保険事業特別会計補正予算(関係分)、第4号議案、平成24年度中野区後期高齢者医療特別会計補正予算(関係分)、第5号議案、平成24年度中野区介護保険特別会計補正予算(関係分)の審査を終了いたします。
本日予定した日程は終了しますが、委員並びに理事者から御発言ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で区民委員会を散会いたします。
(午後2時32分)