平成25年08月22日中野区議会子ども文教委員会
平成25年08月22日子ども文教委員会
中野区議会子ども文教委員会〔平成25年8月22日〕
子ども文教委員会会議記録
○開会日 平成25年8月22日
○場所 中野区議会第5委員会室
○開会 午後0時59分
○閉会 午後2時02分
○出席委員(9名)
高橋 ちあき委員長
石川 直行副委員長
高橋 かずちか委員
甲田 ゆり子委員
南 かつひこ委員
森 たかゆき委員
小宮山 たかし委員
伊藤 正信委員
かせ 次郎委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
教育長 田辺 裕子
子ども教育部長、教育委員会事務局次長 髙橋 信一
子ども教育部副参事(子ども教育経営担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当、知
的資産担当) 辻本 将紀
子ども教育部副参事(学校・地域連携担当)、教育委員会事務局副参事(学校・地域連携担当)
濵口 求
子ども教育部副参事(子育て支援担当)、子ども家庭支援センター所長、教育委員会事務局副参事(特別支援教育等連携担当) 黒田 玲子
子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)、幼児研究センター所長、教育委員会事務局副参事(就学前教育連携担当) 古川 康司
子ども教育部副参事(子ども教育施設担当)、教育委員会事務局副参事(子ども教育施設担当)
伊藤 正秀
教育委員会事務局副参事(学校再編担当) 石濱 良行
教育委員会事務局副参事(学校教育担当) 伊東 知秀
教育委員会事務局指導室長 川島 隆宏
○事務局職員
書記 土屋 佳代子
書記 遠藤 良太
○委員長署名
審査日程
○議題
学校教育の充実について
子育て支援及び子どもの育成について
○所管事項の報告
1 中野区子ども・子育て会議委員の委嘱について(子ども教育経営担当)
2 中野区子ども・子育て支援事業計画の策定について(子ども教育経営担当)
3 南中野区民活動センター等整備基本設計説明会の実施結果について(子育て支援担当)
4 保育利用者の負担の公平化(案)について(保育園・幼稚園担当)
5 宮園保育園、宮の台保育園指定管理者候補者の選定結果について(保育園・幼稚園担当)
6 「待機児童解消加速化プラン」による賃貸物件等を活用した認可保育所の開設補助事業の開始
と事業者募集について(予定)(保育園・幼稚園担当)
7 (仮称)南台五丁目保育園の設置運営事業者の決定について(保育園・幼稚園担当)
8 その他
(1)個人情報の紛失事故について(指導室長)
○その他
委員長
それでは、定足数に達しましたので、子ども文教委員会を開会いたします。
(午後0時59分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程案(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、そのように進めます。
なお、審査に当たっては、3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、議事に入ります。
学校教育の充実について、子育て支援及び子どもの育成について、を議題に供します。
所管事項の報告を受けたいと思います。
まず1番目、中野区子ども・子育て会議委員の委嘱についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
それでは、中野区子ども・子育て会議委員の委嘱につきまして報告をさせていただきます
(資料2)。
なお、本報告につきましては、地域支えあい推進特別委員会に報告させていただいたものでございます。
それでは、資料をごらんいただきたいと存じます。
先般、御議決賜りました中野区子ども・子育て会議条例第1条に基づく区長の附属機関として、以下のとおり委員の委嘱を決定させていただきました。
表をごらんいただきますと、1番目から4番目の方までが学識経験者の方、次に、5番目から今井さんまでが事業関係者の方、次に、小林さん、有川さんにつきましては保護者の方、次に、鈴木さん、青佐さん、田中さんが、ごらんのとおり、社会福祉協議会事務局長でございますとか町会連合会、さらには中野区民生委員ということで、地域の子育てに関する活動を行っていただいている団体の方、最後に、お二人、区民公募ということで選ばせていただいた内容でございます。
任期につきましては2のとおりでございます。8月27日、これが第1回目の会議になりますけれども、この日に委嘱をさせていただきまして、そこから2年ということでございます。
3の所掌事項につきましては、前回報告をさせていただいた内容のとおり変更はございません。
簡単ですが、以上でございます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告に対して御質疑ありますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、質疑がないようですので、以上で本報告については終了いたします。
2番目です。中野区子ども・子育て支援事業計画の策定についての報告をお願いいたします。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
それでは、中野区子ども・子育て支援事業計画の策定につきまして御報告をさせていただきます(資料3)。
なお、本報告につきましても、地域支えあい推進特別委員会に報告させていただいたものでございます。
資料をごらんいただきますと、まず1番、子ども・子育て支援法の理念及び目指す姿ということで書かせていただいてございます。昨年制定されました子ども・子育て支援法におきましては、全ての子どもに対しまして、適切な保護や援助の措置を講じることによりまして、健やかな育ちを等しく保障することを目指しているということでございます。区は、これを受けまして、支援制度の実施主体といたしまして、全ての子どもに良質な成育環境を保障するため、妊娠・出産期から切れ目のない支援を行っていく考えでございます。
2の計画の基本的な考え方でございます。区はこれまで、「新しい中野をつくる10か年計画(第2次)」をはじめ、さまざまな計画の中で子育てしやすい環境整備を進めてまいりました。これらの計画で掲げてまいりました基本理念や取り組みの視点を踏まえまして、新たな課題や区民ニーズに的確に対応した総合的な計画として本計画を策定する考えでございます。
なお、財政負担に留意するとともに、利用者負担の公平性についても十分勘案していく考えでございます。
3番、計画に盛り込む主な内容ということで、裏面にわたりまして9点ほど挙げさせていただいてございます。支援法で定めます事業並びにこれまで取り組んでまいりました区の独自事業等も含めまして、取り組みの基本的考え方を示す考えでございます。
裏面をごらんいただきたいと存じます。
4番、策定に関しての基本的な視点ということで、3点ほど掲げてございます。1点目は、子ども・子育て支援法に基づきます子ども・子育て支援事業計画としての位置付けを持つものとするということでございます。2点目は、計画の表示に当たりましては、統計データ等を用いて、わかりやすく、明らかにしてまいります。また、各事業の利用状況や利用希望を踏まえた需要量の見込みに基づき策定するものといたします。3番目でございますけれども、中野区次世代育成支援行動計画(後期計画)で掲げてまいりました事業、これの検証、評価等を踏まえまして、今後の事業の方向性を明らかにしてまいります。5年後の姿、さらには重点的に進める取り組みを示してまいる考えでございます。
5の計画の期間でございますけれども、平成27年4月から5年間の計画でございます。
6、今後のスケジュール(案)ということで、ごらんをいただきたいと存じます。本年8月、先ほど申しましたが、27日には子ども・子育て会議を設置いたします。10月から12月にかけましては、区の子ども・子育て支援事業の評価、課題の抽出などを行い、あわせてニーズ調査実施・集計なども取り組んでまいります。年明け1月から3月にかけましては、事業見込量の算出・分析を行いまして、都への報告・調整なども行ってまいります。26年の4月から6月にかけましては、新たな子ども・子育て支援のあり方等を検討し、事業見込量の確保方策なども検討してまいります。7月から9月にかけましては、計画内容を具体的に検討いたしまして、都への報告・調整なども行ってまいります。10月には、素案として公表いたしまして、その後、区民の意見交換会等を行ってまいります。27年1月には計画案として公表させていただき、2月にはパブリック・コメント、3月には計画成案というスケジュールでございます。
7番、その他でございますが、一つでございますが、「中野区子ども・子育て会議」における協議を踏まえて策定してまいります。2番目でございますけれども、先ほど来申し上げております次世代育成支援法、これが平成27年3月までの時限立法となってございます。この法に基づいて、中野区として策定いたしました中野区次世代育成支援行動計画(後期計画)につきましては、本計画の中に取り込んでいく、継承していく考えでございます。
報告につきましては、以上でございます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告について御質疑ありませんか。
高橋委員
ありがとうございます。今の御説明の2ページ目、4の(2)ですけれども、「家庭を取り巻く社会環境について統計データ等を用いる」というふうにあるんですが、この統計データ等というのは、既存の国とか都とか公的なところのデータを活用していくのか、あるいは中野が独自にデータを新たにコストをかけて、中野の生活様式とかを調査した上で、なるべく現場にそれを反映させるのか、あるいは、子育て会議等のヒアリングをそちらに反映させるのか、その辺はどういう形になるんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
ただいまスケジュールの中で申し上げた部分でもございますけれども、今後、ニーズ調査を行ってまいります。そこで出ました数値でございますとか、これまで区としてはかってまいりました数値データ等を用いて、区の現状を明らかにしていくようなことを考えてございます。当然のことながら、それにつきましては、子ども・子育て会議の中でも御説明をいたしまして、必要な意見等も承っていきたいということでございます。
高橋委員
ここに出ているニーズ調査ということですよね。そうすると、新たに区独自でとるということで、確認ですけれども、よろしいですよね。とにかく子育て世帯、中野の人口特性というんですか、世代特性の中で、若い世代がより住み続けられるように、ぜひとも中野の現状をうまく抽出して、それに即応した計画を進めていくように、ぜひお願いいたします。
委員長
要望でよろしいですか。
高橋委員
はい。
甲田委員
今後のスケジュールが示されておりますけれども、25年8月から27年3月まで何段階かあるんですが、この段階で全て議会への報告というのはあるんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
子ども・子育て会議でも議論いたしますけれども、当然のことながら、委員会報告、議会報告もあわせてする考え方でございます。
甲田委員
一番私が大事だなと思っているのが、このニーズ調査の実施・集計が終わった段階で、どういった意見が多かったとか、こういう声が多かったということを、この事業見込量の算出・分析をする前に、議会のほうにもお知らせいただければと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
速報値ということでございますけれども、当然のことながら、御報告をさせていただく予定でございます。
委員長
必ず報告はしてくださるそうです。
かせ委員
7月から9月のところに書いてある「計画内容の検討(都への報告・調整)」ということがあります。そして、その後に、素案公表、意見交換会ということになりますが、10月の意見交換会といいますと、もう既に、どういうものであるかというのはおおよそ決められている。その後で意見交換会ということになるんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
7月から9月にかけましては、計画内容の検討をしてまいります。その中には、ただいま委員御指摘のとおり、都への報告・調整なども行ってまいるところでございます。そうした過程を経て、かなり精度の高い数値に持っていった上で素案という形にしてまいりたいと、その上で公表してまいる考えでございます。
かせ委員
大事な施策ですので、区民の意見が十分に反映されるということを念頭にしておかなければならないと思いますけれども、そういうことから考えると、都の調整が済んだ後での意見交換会の前に意見交換をしてというようなことが必要ではないかというふうに思いますが、そういう考えはないんでしょうか。
辻本子ども教育部、教育委員会事務局副参事(子ども教育経営担当)
子ども・子育て会議でも十分議論をしなくてはいけない、さらには、都の広域調整のようなことも考えられる、そういったいわば未確定な状況の中、数字を公表するということでは考えておりませんで、さまざまな形での調整、あるいは子ども・子育て会議での議を経た、区として考え方をまとめた上で素案という形にしたものを区民の方にお示しをしていきたいというふうに考えてございます。
かせ委員
子ども・子育て会議で十分に議論するというのは当然のことだと思いますけれども、できることなら、その過程の中で、区民の意見を聞く、あるいは意見交換をするというものがあれば、より一層、区民のための施策になるんじゃないかというふうに思っておりますので、ぜひその点を検討していただきたいと思います。
委員長
答弁は必要ですか。――では、要望としてね。
ほかには。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、なければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、南中野区民活動センター等整備基本設計説明会の実施結果についての報告をお願いいたします。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
それでは、先般、当委員会で6月7日に弥生町5丁目にできます南中野区民活動センター等の施設整備の実施設計の御説明をしたところでございますが、その説明会を行いましたので、それについて御報告をさせていただきます(資料4)。
この南中野区民活動センターの1階に障害児の支援施設がございますので、私ども子育て支援担当のほうで担当しております。
開催日時でございますが、1回目、7月2日、2回目、7月4日、3回目、7月6日に実施をいたしました。いずれも南中野区民活動センターの洋室を使ってやっております。参加人数につきましては、1回目が22人、2回目が2人、3回目が10人ということでございました。説明会で寄せられた主な意見と要望等でございますが、裏面をごらんください。
上記の部分は南中野区民活動センター等施設整備についてということで、こちらは所管外ですので御説明はいたしません。障害児支援施設に関する施設整備についてというところでございますが、意見や要望の中で、障害児支援施設と区民活動センターの複合施設なので、合同のフェスティバルなどの事業を計画してほしいというような御意見がございました。これの背景には、障害児の支援施設が地域に開かれた、根差した施設になるようにというような思いで御意見をいただいたものでございます。こういった御意見をいただきましたので、今後はこの施設の運営をする中で、そういったことも含めて検討をしていきたいというふうにお答えをしております。
2番目、子どもの安全に配慮したよい設計になっていると思う。さらに安全・安心な施設になるよう、民間の施設などを参考にして、実施設計をしてほしいという御意見をいただきました。こちらのほうは、障害のある子どもの利用する施設でございますので、バリアフリー、安全に配慮した設計をしていくということで御理解をいただいたというところでございます。
こういった御意見をいただきまして、表をごらんください。
おおむね、皆様、御理解をしていただいておりますので、今後の予定としましては、平成26年3月にこちらの実施設計の完了をいたします。その後、弥生保育園の分園の閉園等を経まして、建設工事は27年1月から28年3月を予定しておりまして、その後、開設準備、6月に開設となります。こちらのほうは、今、実施設計の説明会について御報告しておりますが、この後は、障害児の支援施設、指定管理委託をする予定でございますので、そういった事業内容の中で、また当委員会において御説明をさせていただく予定でございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑ございませんか。
伊藤委員
実際に説明会を開催したのは、支えあい推進室なのかな、所管は。どうなんでしょうか。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
南中野区民活動センターにつきましては合同で主催をしております。
伊藤委員
こういう公共施設を建設するには、近隣に、こんな開催日時が2日おきですよね、それで、3時からと8時からと3時からで分けているんだと思うんですけれども、2回目の2人というのは、これはちょっとどうなのかなと思って、今聞いているんですけれども。実際に、8時10分から8時40分の30分、こういう参加人数を担当としてどのように捉えているのかなと思って聞いているんですけれども。
黒田子ども教育部副参事(子育て支援担当)
こちらのほうにつきましては、実は、南中野区民活動センターと南中野にできますすこやか福祉センターの説明会を一緒にやっておりまして、すこやか福祉センターのほうを前段でやって、後段で区民活動センターの御説明を一度にさせていただくことにいたしました。ということで、2回目の説明は、若干時間は遅くなっておりますが、前段のところから含めて、木曜日の夜間ということで、夜間帯に一度やはりいらっしゃられる方について対象として実施したものでございますが、最初のすこやか福祉センターのほうも人数はそんなに多くはなかったんですけれども、そちらのほうの御説明を聞かれる上で、安心なさって、若干の方は帰られたというふうなところがございます。
委員長
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ないようですので、それでは、以上で本報告については終了いたします。
次に、4番目の保育利用者の負担の公平化(案)についての報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、保育利用者の負担の公平化(案)について(資料5)御報告させていただきます。
7月に当委員会で報告をさせていただきました保育利用者の負担の公平化の考え方について、意見交換会を開催いたしまして、保育利用者の負担の公平化(案)を下記のとおり取りまとめましたので、報告させていただきます。
まず1番でございますが、意見交換会の実施結果でございます。(1)開催概要でございますが、8月に3回、13、14、15と、夜間、意見交換会を開催いたしました。会場はそちらに表記されているとおりでございまして、参加人数のほうですが、3日間で合計5人といったことになってございます。意見交換会のほかに、ちょっと(2)を飛ばしますが、(3)の意見募集期間というところで、同時に意見募集についても行っておったわけですけれども、その期間に電話やメールによる意見・質問に関しましては、件数が5件、いただいたところでございます。
それで、意見交換会を含めまして、意見の概要といたしましては、1枚おめくりいただきまして、別紙1、保育利用者の負担の公平化の考え方についての意見交換会等での主な意見と区の回答・見解といったものにまとめさせていただいております。
大きく二つに分けてまとめさせていただいておりますが、1点目のメーンのあります負担の公平化に関するものといったようなところでございます。いただいた意見といたしましては、中野区の認可保育所の保育料は23区の中で高いほうなのか低いほうなのかといったような御質問がありましたり、あと、一つ飛ばして3番目に行きますと、平成19年の税制改正による影響をもとに戻すという趣旨の説明をさせていただいた中で、なぜ今やるんですかというような御質問がございました。それですとか、あと、その下に行きますと、公平化といったようなところではちょっと言葉に違和感がありますというような御意見がありまして、認証保育所の利用者の皆さんが認可保育所の保育料の値上げを求めているわけではないというような御意見もいただいているところでございます。おめくりいただきまして、9番目です。認証保育所の保育料が高いという声を聞いているというような御意見もございまして、その中で、区の税収の中でも保育に投入できる金額は限度があると考えているということで、認可保育所の保育料は現行よりも引き上げてよいのではないかというような御意見もいただいているところでございます。
2番のその他の意見といたしましては、合計7点にまとめさせていただいておりますが、保育士の処遇の改善を図るべきであるという御意見や、あと、意見交換会の時期に関しての御意見、それから、待機児対策といったような御意見をいただいているといったようなところでございます。
最初の1ページ目にお戻りいただきまして、中段の2番目、保育利用者の負担の公平化(案)でございますが、今、いただいた御意見により変更した箇所というのは特にございません。別紙2のとおり、保育利用者負担の公平化(案)ということでまとめさせていただいておりますが、多少わかりやすく文言の修正をさせていただいているところはございますが、7月に御報告をさせていただいた考え方から変更した場面はございません。
本当に簡単に御説明させていただきますと、別紙2の保育利用者の負担の公平化(案)といたしましては、改正案といたしまして、中段、(2)の改正案でございますが、保育料の徴収基準の変更ということで、19年の税制改正を反映した額に改めるということや、あと、高額所得者層に応分の負担を求めるために、現行の最高階層以降に新たな階層を増設するといったことや、あと、②の保育料の細分化といったところで、同じ収入なのに保育料が違うところを応分の負担というところで保育料のほうを細分化させていただいております。
それから、裏面に移っていただきますと、2番の認証保育所保護者補助金に関しましては、2番の(2)に改正案で書いてございますが、補助上限額の2万円を6万2,000円とするといったところで、ただし、補助額は、6万2,000円と認証保育所の基本保育料との低いほうの額から、認可保育所を利用した場合の基本保育料を引いた差額とするというところで、考え方と変わっているところはございません。
1点、すみません、申しおくれまして。認可保育所の保育料に関しましては、経過措置といたしまして、引き上げの上限額を6,000円とするといったところも、前回御報告させていただいた考え方と変わるところではございません。
以下、別紙2-1、2-2、2-3といった表に関しても、変更している場所はございません。
また1枚目の紙にお戻りいただきまして、4番、パブリック・コメント手続きでございます。今回、保育利用者の負担の公平化の取り組みを進めるに当たり、パブリック・コメント手続きを実施いたします。(1)実施時期といたしましては、来月、9月5日から9月25日を予定しております。
今後の予定でございますが、パブリック・コメント手続きを実施した後、10月にはパブリック・コメント実施結果について議会報告のほうをさせていただくといった予定でございます。
雑駁でございますが、以上でございます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告について御質疑ございますか。
森委員
御報告ありがとうございます。先ほどのものもそうなんですが、これも非常に参加人数が少ないなというふうに思います。そういった御意見もあったようですが、区民活動センターのほうについては、平日の昼間、平日の夜、休日というふうに分けられていて、こういうふうに開催するのが普通かなと思うんですが、今回のこっちの意見交換会については、全て平日の夜間という形になっていて、それはどうしてこうなっちゃったんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
意見交換会の開催に関しましては、全体的なスケジュールの中で、前回7月に御報告させていただいたときに、既にこのような日程で御報告させていただいておりますけれども、そういった中で全体的なスケジュール、それとあと会場の都合等がありまして、夜間であれば、働いていらっしゃる方もおいでいただけるのではないかなということで、平日の夜間といったところを設定させていただいているところでございます。
森委員
担当さんとして、少ないなという認識はありますか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
実質5人ということでございます。広報といたしましては、区報やホームページを基本としながら、保育園、それから認証保育所に関しましても、意見交換会を開催しますというチラシを全保護者宛てに配布はしているところでございまして、そういった中では、ちょっと予想以上に少なかったかなというところはございますが、おいでいただけなかった方からも、電話、メールをいただいておりますので、あと、いろんな御意見をいただいておりますので、必要な意見はいただけたかなというふうに感じているところではございます。
森委員
いずれにしても、人数としては少ないかなという御認識はお持ちのようだなというふうに受けとめました。それで、1回開催したので、これをもう1回というのはなかなか難しいんだと思います。ただ、この後、パブ・コメもあるので、こっちのほうもなるたけ多くの方に御意見をいただけるように、公表場所等を書いてありますが、積極的な周知等を進めていっていただきたいと思います。これは要望にしておきます。
委員長
わかりました。要望でよろしいですね。
甲田委員
今の参加人数もそうなんですけれども、来られた方は、皆さん保護者の方なんですか、それとも、保育園の関係者とかも……。その内訳がもしわかれば教えていただきたいんですが。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
おいでいただいた方は5人ですので、御発言の中でわかっているのは、保護者の方が3人、あと、お子さんをお持ちでないんだけど関心があってといって来られた方がお一人、あとお一人の方は、御発言の中ではちょっとわからないところでした。
委員長
他にございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で本報告については終了いたします。
次に、5番目、宮園保育園、宮の台保育園指定管理者候補者の選定結果について(資料6)の報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、宮園保育園、宮の台保育園指定管理者候補者の選定結果について御報告をさせていただきます。
第2回定例会におきまして、来年3月末をもって指定管理者が終了する保育園につきまして、公募によらず、現事業者について指定管理者候補者としての審査を行う旨、御報告させていただきました。その審査を行い、下記のとおり選定いたしましたので、御報告させていただきます。
まず1番、指定管理者が管理運営を行う保育園でございますが、今報告させていただいたとおり、宮園保育園と宮の台保育園でございます。
指定管理者候補でございますが、現園の指定管理者であります法人、宮園保育園に関しましては社会福祉法人高峰福祉会、宮の台保育園に関しましてはコンビウィズ株式会社を選定いたしました。
選定の方法といたしましては、子ども教育部に選定委員会を設置いたしまして審査を行いました。審査内容は、実績の審査、それから現地の視察の審査、それから提案内容の審査、それから財務審査でございます。
4番、指定管理者の指定期間でございますが、来年、平成26年4月1日から平成31年3月31日までの5年間としております。
今後の予定でございます。指定管理ということでございますので、議案の提出のほうを今年第3回の定例会のほうに提出させていただきたいというふうに考えてございます。現園も今指定管理で運営している事業所でございますが、来年4月1日から改めて指定管理者による管理を開始するといったような今後の予定になってございます。
報告のほうは以上でございます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告に対して御質疑ございますか。
小宮山委員
保育園の安定性や継続性は確かに重要だと思います。この両園の契約というのは、今までは10年契約だったと思いますが、今回は5年契約になっています。この期間が短くなった理由は何かありますか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
この5年間に今回の指定管理期間を短くしたといったところでございますが、先ほどの委員会の中でも御議論がございました子ども・子育て新法の影響もございまして、今後、保育サービスというものが若干いろんな変更をするといったところもございます。そういったところの、少し見きわめもさせていただかなければいけないかなということで、安定的に運営ができる期間ということで、5年というふうな設定をさせていただいております。
伊藤委員
この2園は、中野区が指定管理者制度を導入してから、ずっとこの会社というか法人だったんですよね。どうだったんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
宮園保育園、宮の台保育園、両園に関しまして、この10年間、この法人が事業のほうを指定管理で運営しております。
森委員
指定管理者の選定というのは、当然公平であって、また、競争性も担保されていないといけないと思うんですが、一方で保育園は継続性が大事だからということで、こういう判断をされるという考え方そのもの自体はわかるんですが、じゃあ、この2園がそれで適切かどうかということで議案が出てくる際には、「第三者評価が良好」「保護者の満足度が高い」という、この文言だけじゃなかなか判断がつかないんですが、これは、議案提出の際には、その辺の説明資料等も出てくると思ってよろしいでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
今回選定をさせていただきましたので、議案のときには、この指定管理者を指定するというような議案の予定でございます。今回、審査項目といたしましては、審査実績というところで、福祉サービス第三者評価の結果がどうかといったところですとか、あと、東京都の指導検査に基づきました区の検査の結果がどうかといったところを適切に行われているかというところを審査させていただいております。あと、②の現地審査に関しては、運営をしております現保育園のほうに審査に赴きまして、その保育内容をこちらのほうの職員がチェックするといったようなところで、適切な運営が確保されているというようなところの判断で選定をさせていただいたといったところでございます。
委員長
他によろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ほかになければ、以上で本報告については終了いたします。
次に、6番目、「待機児童解消加速化プラン」による賃貸物件等を活用した認可保育所の開設補助事業の開始と事業者募集について(予定)の報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、「待機児童解消加速化プラン」による賃貸物件等を活用した認可保育所の開設補助事業の開始と事業者募集について(予定)(資料7)について説明させていただきます。
待機児童対策として、保育サービスの供給量を増加させるといったようなことは喫緊の課題でございます。このため、国の待機児童解消加速化プラン、これに参加することによりまして、比較的短期間に整備が可能な賃貸物件等による認可保育所の開設補助事業を実施いたしまして、事業者の募集を行いたいというふうに考えているところでございます。
1番、事業の概要でございます。中野区内にマンション等の物件を賃借するなどして認可保育所を整備する事業者を募集いたしまして、開設の支援を行うことにより、待機児解消を図っていくといった内容でございます。
(1)保育所の募集対象地域でございます。募集対象地域といたしましては、①から③を重点地域といったところで募集をさせていただきたいと思いますが、そちらに書かせていただいたとおり、中央、本町、それから若宮、白鷺、鷺宮、上鷺宮、③といたしまして東中野といったようなところの、それぞれおおむね100メートルの範囲といったエリアで考えてございます。また、④といたしまして、①から③以外の地域でも、今回は賃貸等の物件ということもございますので、物件があるかどうかというところも若干ありますので、そういったところも勘案いたしまして、保育所の設置が適切であるといったようなところに認められる場所であれば、募集地域に加えていきたいというふうに考えているところでございます。
なお、原則として、既設の認可保育所や認証保育所からは100メートルというふうに書かれてございますが、今ある保育所の隣につくるといったところだと、地域的なバランスも問題がございますので、そういったところでは一定の制限をかけたいというふうに考えているところでございます。それから、募集施設数でございますが、今のところ3施設程度考えてございます。それと、新園の条件でございますが、1歳から5歳以上を対象といたしまして、原則60名以上の保育園ということで募集したいということで、開設時期ですけれども、来年4月1日までに開設するといったようなところでございます。
(4)開設準備経費に対する補助でございます。開設準備経費につきましては、東京都の補助金の活用等を図りながら補助を実施したいというふうに考えてございます。
裏面にお移りいただきまして、予算措置でございます。本件は緊急対応といったところもございます。平成25年度の第3回定例会に補正予算として提案をさせていただきたいというふうに考えてございます。そのため、本件の実施に関しましては、区議会での補正予算が議決されることを条件に実施を行いたいというふうに考えてございます。
2番、募集の概要でございますが、新園の設置運営事業者に関しましては、公募のほうを行いまして、提案の書類審査、それから運営保育所の視察・ヒアリングの結果等を総合的に評価した上で決定したいというふうに考えてございまして、応募資格といたしましては、首都圏において、平成25年、今年の4月1日現在で、認可保育所または認証保育所を3年以上運営しているといったようなところを条件づけしていきたいというふうに考えてございます。主な募集条件といたしましては、来年4月までに開設して運営することができること、それから、基本的な保育に加えまして、2時間延長保育、それから障害児保育等を実施するといったことを主な条件にしたいと考えてございます。
今後の募集から選定までのスケジュールでございますが、8月下旬には事業者募集の開始をさせていただいて、それから第3回区議会の補正予算のほうを提案させていただきたいというふうに考えてございます。それで、10月末には事業者のほうを決定といったようなスケジュール感で、何とか来年の4月に間に合うような待機児対策を進めたいというふうに考えているところでございます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告に対して御質疑ございますか。
南委員
今回、区内のマンションを活用されて、認可保育園を整備していくということなんですけれども、保育園ですから、当然、園児がたくさん来るわけでありまして、民間のそういったマンションを活用した場合に、子どもたちがたくさん出入りするというところから、その辺の苦情とかそういった対策というのは何か考えておられるんですか。例えば1階だけに限定するとか、そういったあたりのことはあるんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
詳しくは書いてございませんが、この保育園に関しましては、例えばマンション等のやっぱり1階、2階といったところが中心になろうかと思います。そういったお子さんが集まることの苦情に関しましては、ある意味、どこの保育園でも条件は一緒というふうに考えてございますので、その点は手を挙げた事業者と一緒になりながら、その辺は対応のほうをしていくといったようなところでございます。
南委員
それとあと、マンションを活用する形でする場合に、園庭とかといった問題はどのように考えられるのか。認可保育園ということですので、恐らく園庭がないといけないとか、そういう規制があったんじゃないかと思うんですが、その辺はどのように捉えるんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
園庭に関しましては、現在のところ、必ずしも保育園の一部としてはなくても認可が取れるようになってございます。極論を言いますれば、このマンション型の保育園の近隣に公園等があって、そこにお子さんたちが遊びに行ける環境があれば、園庭としてみなせるというような、今は基準になってございますので、そういった中で保育園の運営ができるかなといったところを考えているところでございます。
南委員
近くに公園があればということですが、大体どれぐらいの範囲にあるかという、そういう基準はあるんですか。どれぐらいの距離以内に、100メートル以内とか200メートル以内になければならないとかといった基準はありますか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
認可・設置に向けた取り扱い要綱というものがございますが、その中には、距離に関しては明確な規定はございません。ただ、これまでの東京都とのやりとりの中では、例えば遊ぶことができるよということや、あと、トイレや水飲み場、そういったものがあって、お子さんたちが安全に行って帰ってこられて、そこで遊べるといったようなところであればというようなところは、東京都の中での確認はしているところでございます。
かせ委員
今のを聞いていますと、これまでの認可保育所とは大分基準が違ってきているように思うんですけれども、そういうことなんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
これまでの認可保育所と大きく違うといったところの基準の変更というのはないかなというふうには考えてございます。
かせ委員
例えばこれまでの認可保育所ですと、児童当たりに対する床面積であるとか、それから保育士の数であるとか、それから給食の問題であるとか、事細かに決まりがあると思うんですが、その変更はないですね。それも適用されるということですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
今までの保育園と同じ、例えば今、委員がおっしゃった保育のスペースですね、お子さん1人に対して、例えば1歳未満であれば3.3平方メートルとか、その辺の基準は全く一緒でございます。
かせ委員
今までの児童当たりの面積は変わらないということですけれども、そうしますと、今のマンションの1室を借りるとかということになりますと、どの程度のことを想定しているのか。大きなものはできないだろうと思うんですけれども、どうなんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
今回お話をさせていただいている賃貸マンションを利用したものは、60人以上の定員というふうに考えてございますので、お子さんだけの面積で言えば、計算すると170平方メートル以上あればいいのかなというふうに思っているんですが、それ以外に、先ほど申しました調理室ですとか、あとトイレですとか、あと事務室、医務室、そういったようなところを確保しなければいけないので、マンションというと、住むようなイメージを持たれるかと思うんですが、そういったところではなく、例えばマンションの1階、2階に事務所的な広いフロアとか、そういったところをイメージしていただければ、そういった保育スペースとしての活用が図られるのではないかなというふうに考えているところでございます。
かせ委員
それから、児童の安全対策、先ほどもちょっとありましたけれども、これまでの基準ですと、いざというときに、非常時の避難経路の確保であるとか、そのために保育園ですと2階からは滑り台を使うとか、そういうことが義務となっていたと思うんですけれども、これはマンションにあってもそういうことになるんですか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
このマンション等に関しましても、避難経路に関しましては、必ず2方向の避難経路が確保されなければ、逆に認可されないというようなところがございますので、そういった安全対策といったところは、その基準の中で果たせていけるというふうに考えております。
かせ委員
それと、この事業者ですけれども、社会福祉法人と株式会社ということで、株式会社というのが出てきたんですけれども、今、経営の安定化といいますか、継続性というのがさっきありましたけれども、安心して任せられるために、非常にそういう希望が多いということですね。特に心配になってくるのは、東中野でハッピースマイルの事件がありましたけれども、開設して二月で撤退するというようなことが――あれは株式会社でしたね、そういうことがある。それに対する心配というのは相当あると思うんです。結局、株式会社というのは営利を目的とするものですから、経営的に考えて撤退するということだってあり得るわけですよね。それに対する保障といいますか、継続性の問題について、どういう見解を持っているんでしょうか。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
私どもといたしましては、株式会社も含めまして公募のほうをさせていただいて、その中で一番いい事業者を選ぶといった考えでございます。今、委員のほうが御心配になっております継続性に関しましても、認可、認証もそうですけれども、その審査の際に財務診断を行って会社自体が安定した運営を行っているというところは確認をしてまいりますし、そういった中で、一定程度の事業の継続性といったものが担保できるというふうに考えているものでございます。
高橋委員
3施設程度というお話ですけれども、エリアもある程度狙いを定めていると思うんですけれども、応募者が複数出てきた場合に、総合評価で決められる、計画だったり、レイアウトだったり、事業性ということだと思うんですけど、その3者を選んで、漏れた業者というか、事業者は、トータルで序列がついてトップ3がいくという形になるんですかね。というのは、何を聞きたいかというと、事業者が決まった後に、あとは民民の話になるので、例えば計画がいいということで決まって、実際、ゴーをしたときに、マンションの管理組合とかいろんな形で施設整備がうまくいかなくて、予定どおり進まなくなったという場合、事業が滞るわけですよね。そうした場合に、じゃあ、4番目の方が上がっていくのか、あるいは3施設のうち抜けた部分はもう一度やり直すという話になるのか、加速化プランというふうに出ているので、その辺をあまり想定しちゃいかんのかもしれないですけれども、そういう不測の事態が出た場合、どういうふうに考えているのかをちょっと教えていただきたいんですけれども。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
基本的には、重点地域の地域ごとに選考のほうをしてまいりたいというふうに考えております。実際、決まってからの不測の事態といったところは、この事業が26年4月にオープンというところを狙ってございますので、そこからまた選定をし直すといったところは厳しいかなというふうに考えているところでございます。
高橋委員
3施設をとにかく加速化ということで、3施設、新しい発想で確保していこうということですよね、いわゆる待機児童解消に向けて。そうすると、予定どおり4月1日から、その3施設がスタートすれば万々歳なんですけれども、区が決定して、事業者が決定した後に、事業者が施設整備をしていく中で、民民なわけですよね、区の施設が保育園を整備するわけじゃないので。そういう民同士でうまくいかなくなった場合、施設ができないわけじゃないですか。そうすると、できなかった1施設を可及的にというか、急いで26年4月からのスタートに間に合わせるためには、区はどういう考えを、もう1回仕切り直しをして1社選ぶのか、あるいは今回の募集の4番目が繰り上がるのか、そういうものはどういうふうに考えていらっしゃるのかなというところをお聞きしたいんですけれども。
髙橋子ども教育部長
今、委員おっしゃったとおり、そういう可及的にやらなきゃならないということもございます。事業ができないという判断の時期にもよるかと思います。これが早い時期でありますと、そういった応募者が多かった場合には、次点、次々点という形で取りながら、その地域に合わせるということもございます。
いずれにしろ、これから補正が決まる段階のところで、詳しい募集内容等ができます。今、委員がおっしゃったように、もしだめだったときのリスクということでは、こういったことも検討に入れながら、募集の考え方、また、募集後の事業者の扱い方というふうなものは検討してまいりたいというふうに考えます。
委員長
よろしいですか。――では、検討をよろしくお願いいたします。
他にございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
では、なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番目の(仮称)南台五丁目保育園の設置運営事業者の決定について(資料8)の報告をお願いいたします。
古川子ども教育部副参事(保育園・幼稚園担当)
それでは、(仮称)南台五丁目保育園の設置運営事業者の決定について御報告いたします。
支援の募集につきましては、4月に当委員会で報告させていただいておりましたが、今回、下記のとおり設置運営事業者が決定いたしましたので、報告いたします。
1番、設置運営事業者の概要でございます。名称は、アートチャイルドケア株式会社でございます。本社の所在は大阪府でございます。現在、このアートチャイルドケアが運営しておりますのは、認可保育所14カ所、それから中野区にも1カ所ございますが、認証保育所10カ所といったところのほかに、あと、幾つも院内保育所みたいなところをたくさん運営している会社でございます。
2番、選定方法でございますが、こちらのほうも、募集に応募した事業者につきまして、提案内容並びに運営、保育所の視察、それから現地でのヒアリング、それに基づきまして、子ども教育部を中心といたしました選定委員会において審査のほうを行いまして、総合的な評価を行って選定を行ったものでございます。
ちなみに、こちらのほうの応募事業者数でございますが、社会福祉法人3、それから株式会社1でございました。
選定経過及び開設スケジュールでございますが、選定の経過は、5月に募集を開始いたしまして、先日、事業者のほうを決定いたしました。今後、地域との調整を進めながら、来年1月以降に施設の建設、それから来年の11月には開園をしたいというふうなスケジュールで進めていきたいというふうに考えてございます。
以上、簡単ではございますが、報告をさせていただきます。
委員長
ありがとうございます。
ただいまの報告について御質疑ございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
8番、その他ですけれども、何か御報告ございますか。
田辺教育長
口頭で御報告を緊急にさせていただきたいと思います。
個人情報の紛失の事故が発生いたしました。詳細については指導室長のほうから御報告をさせていただきますけれども、中野区立の小学校で、女性の教諭が児童の個人情報が記録されたSDカードを紛失する事故が発生しました。個人情報の取り扱いにつきましては、ルールを定めて、教育委員会として運営をしているところですし、記録された媒体の持ち出し等につきましても、それは絶対、個人情報が記録された媒体を持ち出すということは、あってはならないというようなことで運営をしているわけで、常日ごろ、各学校に指導し、各学校でも校内の研修等を十分しているところですけれども、残念ながらこうした事故が起きてしまいました。まことに申しわけありません。教育委員会として、十分対応をとらせていただくとともに、再発防止に努めていきたいというふうに思っております。まことに申しわけございませんでした。
川島教育委員会事務局指導室長
それでは、事故の発生の経緯について御説明をさせていただきます。
まず、今、教育長のほうからありましたように、SDカードという媒体です。SDカードは、一般的にデジタルカメラの画像を記録するためのものなんですが、この女性教諭なんですが、学校行事の様子を撮影したりだとか、それから、子どもたちの教材提示のためにデジタルカメラを日常的に活用していた先生で、そのデータの中のほとんどは写真の画像なんですが、その中に、テキストデータその他が入るということを悪用といいますか、そういう形で使ってしまったということで、通知表の成績の一覧ですとか、それから、通知表に先生が言葉を書くんですが、所見の下書きなどを記録してしまったということであります。
細かいお話なんですが、デジタルカメラに画像を撮影して、その後にテキストデータその他を保存していたんです。あるとき、データがいっぱいになってしまって、カードを抜いて、新しいカードに入れかえた。その抜いたほうのカードは、カメラと同じケースの中に入れていたということなんですが、それが、気がついたときには、どこにあるかわからない状態になっていたということであります。自分で気がついて、すぐに校長に報告をして、そして、紛失届といいますか、警察のほうにも届けを出したというような対応をしています。中身なんですが、その先生が前年度持った、6年生の担任だったんですが、そのときの子どもの通知表、それから所見、それからあとは名前も入っていたということであります。その他、研究授業の様子の写真データですとか、展覧会の作品の写真、それから、6年生ですので、卒業を祝う会のために、自分の小さかったときの写真のデータなども移して保存していたということで、それがなくなってしまったということであります。
今後の対応なんですが、明日、23日、臨時の保護者会ということで、卒業生ではあるんですけど、各御家庭には御連絡をしまして、可能な方には来ていただくと。それから、現在、子どもをその小学校に通わせている保護者の方にもお知らせをして、学校としての説明と、それから謝罪を行うという形になります。特に、昨年度の6年生の方で、明日の保護者会に来られない方については、校長、副校長、それから当該教員が家庭訪問をして、1軒1軒おわびをするというようなことを考えております。また、その当該校の保護者に対して、8月の下旬に全体の学校の保護者会がありますので、その中で校長のほうから改めて説明とおわびをするということを考えてございます。本当に、これは完全にルール違反をしてしまったために起きた事故でありまして、子どもに対してそういうことを教えていく立場の学校の先生という立場の者が起こしてしまって、大変申しわけなく思っております。再発防止に向けて、モラルの向上というのが第一番目かなというふうに思いますが、それ以外に、システム的にどういうことを詰めていくかということを検討しまして、徹底を図ってまいりたいと思います。大変申しわけございませんでした。
委員長
ただいまの報告について御質疑ございますか。
森委員
御報告ありがとうございます。今、指導室長がおっしゃっていただいたように、こういうものはシステム的に防げる部分が大きいんですよね。それで、人為的な部分に任せていると、必ず何がしかの事故というのは起こり得るものなので、本当にシステム的な対応というものを考えていただきたいと思っております。ただ、それについては、多分、所管外にもなろうかと思いますので、細かくは聞きませんが、ルール違反というふうにおっしゃったところが、どういう行為が何に違反をしていたのか、もうちょっと詳しく教えてください。
川島教育委員会事務局指導室長
中野区の区立学校で、情報セキュリティーポリシーというものを定めていまして、その中に、第一番目に、児童生徒の個人情報は、法令等に定めがある場合を除いて、外部に持ち出しをしないことというふうなものから始まって、るる定められているものがあります。ただ、学校の先生が家で仕事をする部分も、かなり時間的にはあるのが事実ですので、例えば、名前ではなくて、AとかBとかという記号で、そして、その右側に、例えば点数、80点とか60点とかと書いてある、そうすると、数字と記号の羅列の表示になりますので、それは個人情報としては言えないということで、ただ、それをする場合においても、校長に必ず許可を求めて、私はこういうものを持ち出しますと、ちゃんとそういうものが載っていませんよということの確認をとった上で持ち出して仕事をすることも可能であるというふうにはしてありますので、そのあたりをきちんと徹底して、例えば川島隆宏という名前が入っているものを持ち出して今回はやっているんですけれども、そのあたりをきちんと徹底させていくことも一つかなというふうに思っております。
小宮山委員
チェック機能がどのようになっているかということを知りたいんですが、今回の事件は、既に卒業してしまった6年生のデータですから、その先生がもし黙っていれば発覚しなかった可能性も高いんでしょうかね。
川島教育委員会事務局指導室長
そうですね、どこかに落としたということははっきりしていませんので、第三者の手に渡らなければ、そういうことも言えるかなと思いますが、本人もとても自責の念に駆られているということで、きちんと校長のほうに報告をしたというふうに理解しております。
委員長
ほかにございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、他に質疑がないので、以上で本報告については終了いたします。
ほかに報告はございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
各委員、理事者から何か御発言はございますか。よろしいですか。理事者もよろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、次回日程について御協議したいと思いますので、委員会を休憩いたします。
(午後2時01分)
委員長
では、委員会を再開いたします。
(午後2時02分)
休憩中に確認をいたしましたとおり、次回は第3回定例会中の委員会とし、急な案件が生じた場合は正副委員長から連絡をさせていただくということで御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、そのように決定いたします。
本日予定しました日程は終了いたしますが、各委員、理事者から何か発言はございますか。よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、なければ、以上で子ども文教委員会を散会いたします。
(午後2時02分)