中野区議会中野駅周辺地区等整備特別委員会〔平成26年7月9日〕
中野駅周辺地区等整備特別委員会会議記録
○開会日 平成26年7月9日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時17分
○出席委員(14名)
市川 みのる委員長
木村 広一副委員長
高橋 かずちか委員
小林 ぜんいち委員
後藤 英之委員
内川 和久委員
浦野 さとみ委員
佐野 れいじ委員
久保 りか委員
奥田 けんじ委員
篠 国昭委員
佐伯 利昭委員
むとう 有子委員
かせ 次郎委員
○欠席委員(なし)
○出席説明員
副区長(経営室長事務取扱) 川崎 亨
経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
都市政策推進室長 長田 久雄
都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当) 石井 大輔
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 宇佐美 吉久
都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)、
都市基盤部副参事(都市基盤整備推進担当) 立原 英里雄
都市基盤部長 尾﨑 孝
都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 高橋 昭彦
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 志賀 聡
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 大木島 実
都市基盤部副参事(交通対策担当) 中井 豊
○事務局職員
書記 遠藤 良太
書記 江口 誠人
○委員長署名
審査日程
○委員会参与の変更及び異動について
○議題
区役所・サンプラザ地区一体的整備について
中野駅周辺地区整備について
○所管事項の報告
1 国家戦略特区の区域指定に向けた区の考え方について(中野駅周辺計画担当)
2 中野駅周辺まちづくりについて
(中野駅周辺まちづくり担当、中野駅周辺計画担当、中野駅周辺地区整備担当)
○その他
委員長
定足数に達しましたので、中野駅周辺地区等整備特別委員会を開会します。
(午後1時00分)
初めに、本日は、毎日新聞社、それから日刊建設通信新聞社から録音の申し出がありました。これを許可いたしましたので、御承知おきください。
許可を受けた毎日新聞社さんと日刊建設通信新聞社さん、この申し出の際にお示しをいただいた目的以外に録音したものを使用しないこと、また、休憩中の撮影、録音は認められておりませんので、休憩になりましたら、録音等はとめてください。よろしくお願いいたします。
本日は、まず審査日程でございますが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議ありませんので、そのように進めます。
議事に入る前に、お手元に配付の資料(資料2)のとおり、6月27日付で委員会参与の変更及び異動がありましたので、川崎副区長より御挨拶をお願いします。
川崎副区長
6月27日付で副区長に就任をいたしました川崎でございます。経営室長の事務を取り扱いますので、よろしくお願いいたします。
委員長
よろしくお願いいたします。
以上で、委員会参与の変更及び異動についてを終了します。
それでは、議事に入ります。
区役所・サンプラザ地区一体的整備について、中野駅周辺地区整備についてを議題に供します。
まず初めに、所管事項の報告を受けます。
1番、国家戦略特区の区域指定に向けた区の考え方について(資料3)の説明を受けます。
建設委員会と重複しておりますので、あらかじめお含みおきください。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
それでは、国家戦略特区の区域指定に向けた区の考え方について御報告を申し上げます。
まず1番、国家戦略特別区域法についてでございます。
国の成長戦略に基づきまして、国家戦略特別区域法、こちらが昨年の12月に成立いたしました。この区域法につきましては、産業の国際競争力を強化するとともに、国際的な経済活動の拠点の形成を促進する観点から、国が定めた国家戦略特別区域において規制改革等の施策を総合的かつ集中的に推進するといった目的で設置されたものでございます。
(2)国家戦略特別区域及び区域方針でございます。
①でその区域が示されております。この6区域でございます。東京圏、関西圏、新潟県新潟市、兵庫県養父市、福岡県福岡市、沖縄県、この6カ所でございます。
②東京圏の区域方針でございます。別紙をごらんください。
ことしの5月に定められたものでございます。東京圏の部分のみをお示ししておりますけれども、この東京圏の対象区域でございます。東京都千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区及び渋谷区、神奈川県並びに千葉県成田市というふうになってございます。
目標、政策課題、4の事業に関する基本的事項、こちらについてはお読み取りいただければと思います。
次に、本紙に戻りまして、2番の区域指定に向けた区の考え方でございます。この考え方につきましては、基本的に中野区産業振興ビジョン、中野区都市観光ビジョン、中野駅周辺まちづくりグランドデザインに掲げる将来像を実現するため、国家戦略特区における規制改革等を活用し、着実かつ発展的な取り組みを推進してまいりたいというふうに考えております。
(2)の国及び東京都への働きかけでございます。この区域につきましては、国及び東京都から今後の見通しを踏まえて順次拡大するという意向が示されております。区では、規制改革等の可能性を勘案しながら、この三つのビジョンにおける取り組みを軸に提案をまとめて、国及び東京都への働きかけを行ってまいりたいと考えております。
(3)提案内容の要旨でございます。これから提案をしてまいりますけれども、次にあるような内容で提案をまとめていきたいというふうに思っております。
一つが、ICT・コンテンツ、ライフサポート産業の推進。こちらにつきましては、現在、区でも取り組んでおりますけれども、新たな成長のエンジンとなる産業の創出、また活力ある社会に向けた雇用の拡大、そうしたものについてのプロジェクトを取り組んでいきたいという考えを示したいと思っております。
裏面になります。②世界に発信する中野の都市観光でございます。こちらも、区としてもう今、都市観光に取り組んでおりますけれども、特に東京オリンピック・パラリンピックも視野に入れながら、外国人観光客の誘致や受け入れ環境の整備、こういったものに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
また、③中野駅周辺都市再生プロジェクトでございます。現在、まちづくりが進んでおりますけれども、さらに国際競争力の強化につながる国際ビジネス拠点や文化・学術創出拠点を形成するといったことで、このプロジェクトに取り組んでいきたい。こういったことを国や都に働きかけていきたいというふうに思っております。
3、今後の予定でございます。既に7月になっておりますけれども、この7月に東京都への提案、以降、国及び東京都との協議、調整というふうに進んでいくというふうに考えております。
なお、こちらの特区につきましては、先週、7月3日になりますけれども、東京都知事の記者会見で、この特区の考え方が示されております。台東区、中野区、豊島区の3区から、都市再生、まちづくり分野のメニューを活用して国家戦略特区に取り組みたいという意向が示されたと。都として、その3区の意向を受けて、指定区域の追加について取り組んでまいりたいというような趣旨の発言がありましたといったこともあわせて報告したいと思います。
以上でございます。
委員長
ただいまの報告について質疑がありましたら受け付けます。どうぞ。
高橋委員
ありがとうございました。今のお話ですと、私なんか、都心限定の特区だと思っていたのが、順次拡大ということで、台東、豊島とこの中野も進んでいくということなんですけども、その産業振興ビジョン、都市観光ビジョン、まちづくりデザインVer.3に絡めていくということですけど、どういう規制を中野の発展のために生かしていくというか、その辺の戦略はおありなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在、この国家戦略特区で示されております規制改革のメニューでございますけれども、これは別紙の裏面をごらんいただくとおわかりいただけますが、こちらに今現在取り組んでいくメニューといったものが示されております。この中でどんなメニューが取り組めるかといったことを検討していくということになろうかと思いますし、またさらに、この6月にも追加の規制緩和といったものも国のほうから示されております。そうした規制改革のメニューというのは、これからどんどんふえるだろうというふうに思っておりますので、そうしたメニューを活用して、何らかの事業の拡大に取り組んでいければというふうに考えております。
高橋委員
何でそうお伺いをしたかと言いますと、例えばこの間の虎ノ門ですと、環2という大きな道路の上にビルが建つような、そういう今までの既成概念を変え―― 一部は今までありましたけど、そういうのが進んでいく中で、都市のまちづくりを進めていくわけですよね。そうすると、城西地区としては、新宿は特別、別とすれば、豊島も今度入りましたけど、中野というところが特区に入るとなると、それなりの行政としての考え方をよほど堅固な戦略と将来の展開を考えないと、一番気にしているのは、この三つのビジョンとかVer.3のすり直しになっちゃいけないなと思っていて、本当に大きな容積がもらえるなら、例えば体育館と新庁舎のところをもっと新しい地域にする考え方をするとか、その容積の使い方を全く考え直すとか、あるいはもっとボリュームが乗っかるのであれば違う手法を考えるとか、そういうところにもつながっていくでしょうし、観光だって何だって、民が頑張れば、今随分頑張っているところもあるわけですから、そうすると、何を行政がきちっとリードしていくのかというのを非常に私、気にしていて、今後の予定が、ことしの7月に東京都提案となっているんですけど、もう今7月ですよね。そうすると、そんな大きな大事なことがたった、今まで数々のビジョンが、半期半期とずれこんできた中で、これだけの国と東京都から大きなメリットを引き出せる特区をつくるのに、この7月でできるのかというところが非常に心配なんですけど、その辺はどうなんでしょう。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この間、東京都と事前の相談ということで話をしておりました。今回、都知事から、区域の拡大をしたいという意向が示されたということもありまして、さらに区としても具体的な提案をまとめていきたいというふうにして、現在検討をしているところでございます。
さらに、やはりこの取り組み、特区そのものは、行政が主導するということもありますけれども、また民間の都市を喚起するということで、民間の活力をどうやって活用するかといったことも非常に重要な点だというふうに考えております。
そういった点では、現在、区で取り組んでいます産業振興や都市観光、中野駅周辺のまちづくりにつきましても、やはり民間の事業者の方々がこの中野のポテンシャルを酌み取って、さらにさまざまな展開をしたいというような方向に持っていければいいかというふうに思っておりますので、そういった内容の提案をしていきたいというふうに考えております。
高橋委員
ぜひ区としての50年、100年先に、もうこれだけの大きなまちづくりはないわけですから、しっかりとした戦略とビジョンを持って、例えば防災とか、あるいは業務商業とか、あるいは地域商店街との連携とか、回遊性とか、エネルギー政策をどう4ブロック展開するとか、その辺をぜひやっていただいて、民に丸投げするようなことがないように、これは要望ですので、申し上げておきます。お願いします。
佐野委員
今の件に関連してですけども、3区が後から手を挙げたということですよね。そうすると、前の区との違いというか、当然、前は決まっていた区があるわけですけども、そことの違いということは何かあって、中野区は理由があって手を挙げたということになりはしませんかということなんですけど、どうなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
東京都が区域拡大の考え方を示したのが、5月の中旬でございます。その時点では、東京都としては、既に取り組みが進められているなど、プロジェクトの実現が見込まれている区域から開始をしていきたいというようなことで示されました。それが9区というふうになっております。
佐野委員
としますと、7月に、今後の予定のところで、今高橋委員も質問しましたが、東京都への提案が7月ということですから、当然5月から7月の間にかけて、中野区としてはこういうビジョン、こういったものを問題としていきたいんだということは練られて、案としてお持ちになっていたからこそ手を挙げたということでよろしいんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今回、お示しした内容にございますけれども、現在、ICT・コンテンツの取り組みですとか、駅周辺のまちづくり、また都市観光についてもさまざまな取り組みをしていると。そうしたもので、さらに国際競争力の強化ということに貢献していきたいというような意思を示したといったものがございましたので、そうしたものの中で、こういった区域の拡大といったものが示されたのではないかというふうに考えております。
佐野委員
それじゃ、なぜ最初の9区の中に入っていなかったんですか、中野区が。もし5月から練っていたとすれば、当然そのときに東京都との関連というものをとっていたはずだと思うんですけども、なぜ3区だけ後から――3区の中に中野区が入ったかということを今お聞きしていたんですけど。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
9区につきましては、もともと昨年の夏になりますけれども、東京都が国に対して提案した内容がベースになっております。そちらにつきましては、もともとこの特区とは別に、国際戦略特区というものがありまして、そちらが東京ではアジアヘッドクォーター特区という特区ですけれども、そちらが9区のある区域が指定をされておりました。東京都しては、その区域のバージョンアップを図るということで、この間の検討を進めてきたということのようでしたので、その後も、その9区をベース――9区というか、エリアとしては9区ではないんですけれども、文京区を後で加えて、その文京区も含めた9区ということの範囲で提案をしてきたというような経過があるようです。
佐野委員
これ、今後の予定は7月ということで、東京都への提案となっていますけど、今質問があったように、7月ってもう今月ですよね。これ、間に合うんですかと先ほど質問ありましたけども、この三つを中心的に考えたいと上に書いてありましたけども、これ、当然5月から練られた構想の中のものであるから間に合うんだということでの理解でよろしいんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
これについては、事前の相談もありますけれども、今、東京都とも調整をしておりまして、その提案の中身について、提案の前に調整をしているという段階でございます。
佐野委員
そうすると、ヒアリング等々、東京都の求めに応じて各自治体がヒアリング等々受けたり、いろいろ提案を出したりするわけでしょう、今後。そういうことを繰り返していくときに、中野区は中野区なりの独自の構想を練っておやりになるんですけども、例えばこれは神奈川県か千葉県成田市と書いてありますけど、地方のほうについては、神奈川県なんて地方自治体、結構いっぱいあると思うんですけども、これ、建設委員会でも出た話かもしれませんけど、その場合に、各自治体は、神奈川県というのは全域ですよね、大きいですよね、自治体いっぱいありますよね、どうされるんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
東京圏において、区域会議というのがまだ開催はされておりません。他の圏域、例えば関西圏ですとか、福岡市につきましては、先に区域会議が開かれておりまして、その区域会議の構成員は、関係する公共団体の長というふうになっております。その原則から申し上げれば、これから東京圏で開かれる区域会議の構成員につきましても、その自治体の長といったものがメンバーになろうかというふうに思っております。
ただ、非常に数も多いということの中では、代表制をとるというような考えも示されておりますので、そうした流れになろうかというふうに思っております。
佐野委員
ますます、本当にまとまるんだろうかと心配になってきたんですけども、それだけ、神奈川県全域の方、あるいは23区の特区の選ばれた人たちが集まって、いろんなミーティングをしたり、意見調整をしたり、そういったことで、7月というこの線で間に合うんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
7月というところにつきましては、我々というか、中野区、豊島区、台東区、それが東京都に対しての提案をするというところの段階でございます。そのほかの9区につきましては、既に区域の指定もされているということで、これから区域会議、先ほど申し上げました区域会議の中で区域計画というものを策定しますけれども、それは現在定められている9区をベースにしてその計画が練られるだろうというふうに考えております。
久保委員
先ほどから7月までに具体的な取り組みを東京都にお示しになる。具体的な取り組みというのがちょっとよくわからないのですけれども、例えばスケジュールであったりとか、予算規模であったりとか、そういったことというのも示すようなものなんでしょうか。
それから、対象区域というのが、これは各個別の区ごとにこういった計画を出すのか、それとも例えば広域連携みたいな感じで、お隣の新宿区だとか渋谷区と、ともに何かをやるというようなことで提案ができるのか、その辺はいかがでしょう。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今後のまずスケジュールの点でございますけれども、7月ということでやっておりますけれども、一たん提案をしていくということで考えております。
委員長
今、違うよ。広域連携ができるかというところの質問。もう1回。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
失礼しました。その提案の中で、スケジュールですとか予算とかというものは、具体的に示すものではなくて、それぞれの区域の中で、どんなプロジェクトで取り組めるかというような内容について提案をするということになっております。我々、区として三つのプロジェクトに基づいて取り組むということになりますけれども、そのプロジェクトの中で、この国家戦略特区で今示されているメニューですとか、あるいは東京都が示しているプロジェクト、それとどのような形でリンクできるだろうかといったことについて提案をするといった内容になっております。
もう一つの、他の自治体との連携ということになりますけれども、今回の提案そのものは、区として提案をするということになっておりまして、それを今度、いずれ区域会議という中で具体の検討になるというときには、他の区との連携も図りながら行われるだろうというふうには考えております。
久保委員
ということは、要はどんな可能性があるのか。そもそも中野区が――この三つというのは、特に新しいことではなくて、今まで検討してきたものだと思うんですけれども、そういったことが、何というんでしょうか、具体的にと言っても、いつまでに何をやるんだというところではなくて、こういうような計画というのを持っていますよというところだけを示すということで、要は、私たちに今まで示されていた以上のものというのが、ここの中で出てくるような可能性というのはあるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
基本的には、現在、区で取り組んでいる施策をベースにしていくということにはなります。ただ、その中で、今回示されている特区の規制改革のメニュー、先ほどこの別紙の裏面に示したような内容ですけれども、こういったものについてどういう取り組みができるかという可能性ですね、そうしたものは検討していくといったような内容で示していくことになろうかと思っております。
久保委員
それで、この裏面に示されている中で、じゃ、今この三つのプロジェクトが何に関係するんだろうと思いますと、三つぐらいしか該当しないのかなと私は思うわけですけれども。雇用条件、容積率、エリアマネジメントというようなところなのかなと思いますけれども、そのほかには、多分ここの中にはないように思うんですが、ということは、この三つを絡めた形で区の考えているプロジェクトを深めていくということになるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在、今御指摘になった三つですけれども、雇用条件というものは、既に国のほうで雇用指針というものが示されております。国の考え方としては、その雇用指針に基づいて雇用労働相談センターといったものを設置して、さまざまな雇用条件をベンチャー企業ですとか、外国の企業が創業するときに相談に乗るというようなことを指針と照らし合わせながら進めていくといったような内容になっております。区として、その相談センターということの設置になるかどうかわかりませんけれども、そういったところとの連携を図っていくといったことは必要なことだろうというふうに思っております。
また、2点目の容積率につきましては、今回設定されたこの容積率は、都心居住のための容積率の緩和ということになっておりまして、現在、我々中野駅周辺で取り組んでいるプロジェクトそのものについては、この適用になるものではないというふうに思っております。
ただ、今後、中野区内で民間の事業者が例えば建てかえだとかそうしたときに、こういった制度を使いたいということがあれば、この一つの取り組みになろうかというふうに思っております。
また、エリアマネジメントにつきましては、これで想定されている事業の展開はオープンカフェであります。ただ、中野区内でオープンカフェをできるような広い道路があるかというと、ちょっと今のところ見当たらない。ただ、エリアマネジメントの考え方の中で、例えばこれまで検討してまいりましたデジタルサイネージのことですとか、そうしたものの可能性が図れないかといったことなんかは検討していきたいというふうに思っております。
久保委員
なので、きっとオープンカフェというようなことが新聞等では出たんだなと思いましたけれども。それで、この間の一般質問、我が会派からも私と南議員も、このエリアマネジメントというか、うちはタウンマネジメントというようなことで言っていると思うんですけれども、そのタウンマネジメント組織というのを形成していかなければいけないのではないかということを常々申し上げているところなんですね。当然、このICT・コンテンツもライフサポートも、また中野区の場合は都市観光においても、民間の観光協会が今大変活躍をされているわけですから、そういったところとの連携強化ということも図られなければいけないし、またそういう民間の事業者の方とか、民間団体の方が核になっていただくような形でのタウンマネジメント組織というのも立ち上がらないと、なかなか今おっしゃったようなことというのは、実際、この中では実現しないのではないかと思うんですね。その辺のところはいかがお進めになりますか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この特区も、本当に特区になっただけでは何も動いていかない。実際のその推進体制を整えていくということも必要かというふうに思っておりますので、仮にこのエリアマネジメントに何らか取り組んでいくということになりましたら、そちらのエリアマネジメントの取り組みの中での推進体制を構築していくこと、こういったものにも取り組んでいく必要はあろうかというふうに思っております。
久保委員
それは早急に取りかかる必要があると思います。今すぐに、いついつまでにというわけにはいかないと思いますけれども、やはりこうやってもう7月にと言っても、今7月ですからね。具体的なことが出てきて、でも、実際にはそれを行えるだけの組織力を持っていないということになってしまいますと、本当に提示したことが何の意味もなくなってしまいますので、それは早急にお願いしたいと思っています。
それと、先ほど国際戦略特区というようなお話がありました。この国際戦略特区の可能性というのはどうなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在、国際戦略特区については、これ、以前に示された制度でありますけれども、今の国の考え方としては、さらに指定をふやしていくという考え方は持っていないということが公表されております。
かせ委員
特区のことですけれども、いわゆる区域を指定するという意味では、今までのいろんな、特に再開発促進区であるとかなんとかと、いろいろ区域を決めるものがあったんですが、この場合の区域というのはどの範囲なんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
他区、他の事例からしましても、中野区全域ということになろうかと思っております。
かせ委員
といいますと、今いろいろやられているのが駅周辺ですけれども、それに限らずに、今後中野区でいろいろな問題が起こった場合に、あるいはいろいろな方針が決められていくと、そういう場合に、中野区のことについて、中であればどこでこの制度を使うかというのは、もっともっと広がる、このように考えてよろしいですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
区域の中で事業を展開したいという事業者があれば、それは可能であるというふうに考えております。
かせ委員
それは我が会派の本会議質問でも、問題になるであろうことについてはいろいろ指摘させていただきましたけれども、そのところはあえて繰り返しませんけれども、いわゆる今度の特区によって、4番ですか、都市再生・まちづくりであるとか、雇用・労働、医療、歴史的建造物の活用、これについてはかなり広範囲といいますか、単にまちづくりの問題だけじゃなくて、雇用や労働とか、それから医療にも関係していくということですけれども、今後検討するというのは、これも含めて検討するということになるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
特区の中でも、ただいま示されているように、雇用とか医療とか、そういったことについても取り組むということが示されておりますので、検討する範囲としては、そうした分野についても検討することになろうかと思います。
かせ委員
だから、限りなく広がるということが考えられるわけですけれども、その場合に、今までのこういう法律ですと、例えばサンセット事業であるとか、期限をつけるとかいろいろあったんですけれども、そういった決まりというのはあるんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
まだ事業の形態がどうなるかということは示されておりませんけれども、今後、区域会議の中で策定される区域計画の中で、おおむねの考え方は示されるものというふうに考えております。
かせ委員
これについても、まだそういう会議ができて、そこで検討するということになりますから、どうなるかということはわからないということだろうと思います。
それで、きょうの報告の中で、特に当面するものとして三つのプロジェクトが言われましたけれども、その中で、例えば容積率の緩和の問題であるとか、そういった問題がちょっと出ていましたけれども、この駅周辺について、今までのある程度のおぼろげな絵がかかれておりましたけれども、そのことに対する影響というのはあるんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在、区が主体的に取り組んでいるものでは、この影響はないというふうに考えております。
かせ委員
これまでの計画ということで、例えばこの中で、区役所とサンプラザの一体計画であるとか、駅ビルの問題であるとか、そういったことについては、この特区制度というものは影響しないと、このように理解してよろしいですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在示されている特区のメニューだけでは、特段の影響はないというふうに考えております。
小林委員
国家戦略特区となると、特区ということで、構造改革特区があったと思うんですけれども、その違いというのは。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
構造改革特区につきましては、各地方から提案を国に上げて、それで国のほうでさまざまな規制緩和などを調整をして、その区域限定で取り組むといった内容でございます。今回の国家戦略特区は、国が主導して取り組むといった内容におきましての違いがございます。
小林委員
そうしますと、この国家戦略特区によって、経済的な支援というのは、法的な緩和はあるんでしょうけれども、財政的な支援というのはこれは含まれているんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
特区で、例えば何らか、自治体に対しての財政的な支援ということは今特にありませんけれども、税制による民間への支援ですとか、金融への支援といったことは考えられておりまして、今回、平成26年度の税制改正におきましても、一部そういった税制の改正があったというふうに承知しております。
小林委員
先ほど国家主導ということがありましたけれども、別紙に、事業に関する基本的事項というのが幾つかここに載っております。先ほど久保委員のほうからも、雇用ですとか、容積率、エリアマネジメントというふうにありましたけれども、ここにある項目というのは、固定されたものなんでしょうか、これに追加したりすることもできるものなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
先ほどもちょっと触れましたけれども、6月に改正されました国家戦略特区の諮問会議、国に設置されておりますけれども、その諮問会議の中でも、新たに規制改革のメニューを追加したいというような考えが示されております。また、今後、7月になりますけれども、新たに規制改革のメニューの提案を募集するというような考え方もあわせて示されておりますので、一たんこの初期メニューということで示されておりますけれども、これに限らず、今後さまざまな分野について拡大されていくというふうに考えております。
小林委員
それとあわせて、例えば複数を行うこと、例えば容積率とエリアマネジメントを行うとか、エリアマネジメントと旅館業法を一緒に行う、そういったこともこれは可能なことでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
区の中でさまざまな取り組みが行われるということはあり得るというふうに思っておりますし、実際、この事業をそれぞれ行うのは民間事業者でございますので、そうした事業者が複数の事業に取り組む場合もありますでしょうし、それぞれがこの内容について取り組むということはあり得るというふうに考えております。
小林委員
今、民間事業者というお話が出まして、具体的に、私はこの中では容積率とエリアマネジメントと旅館業法というのが中野区ではできるのかなというふうに思うんですけれども。というのは、先ほどオリンピックの話もありまして、オリンピックまでの期間で行っていくということになりますと、外国人を受け入れるような施設も、現在ではサンプラザもありますし、そのほかにも外国人の方々を集っている、何というんですかね、民間事業者が行っている旅館と言うんでしょうか、そういったところもあると思いますし、それから今現在でありますと、弥生町ですとか、野方、大和町のまちづくりも行われている。そして、先ほど、今中野駅周辺で既に計画をされているものではこの特区は特に考えていなくて別なところということになってくるということのようでしたから、例えば違う地域で、このエリアマネジメント、容積率なども考えていけるのかなというふうに思うんですけれども。そうしますと、飛び地でもこの特区は適用されるんでしょうか。例えば弥生町と大和町みたいな。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
特区で指定されるのは、あくまでも中野区というエリアですので、その区域の中でどこで取り組むというのは、それは自由だというふうに考えております。
小林委員
そうしますと、私、以前、空中権という話について一般質問でも行ってきているんですけれども、Aという地域の中で、例えば5階まで建てられるけれども、諸般の事情によって2階までしか建てない。上に3層分の容積率が残る。そうした方については、まちづくりを行うところの民間業者に買っていただいて、それを集中的にまちづくりを行う地域、高層化を含めた地域で、お金で買ってもらって、その地域の人たちはそのお金で家づくりをする、建物づくりをする、その原資になる、そういったことも提案をしてきましたけれども、そういったこともこの特区制度を使っていくと可能になってくるものと考えていいものなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
現在の特区の規制改革のメニューでは、そういった内容のものはございません。ただ、提案をしていくということはあり得るかと思っておりますし、実際、この間、民間のデベロッパーから出ている提案の中では、そういった内容も含まれているということは承知しております。
小林委員
それからもう一つ、具体的なことになってしまうかもわからないんですけれども、建設的に考えますと、例えばシェアハウスというのが以前いろんな形で課題にもなっていましたけれども、そういった施設についても、この特区制度を使っていくと、新たな協働化の施設が可能になってくるんではないかなというふうに思うんですけれども、そういったことも可能になるんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今のお話は多分旅館業法、滞在施設の旅館業法の適用除外のお話かというふうに思っております。既存の賃貸住宅を活用して、それを滞在施設にしていくということは、今回この特区の中で示されたものでございますので、シェアハウスそのものは旅館ではございませんけれども、同様の考え方で滞在施設として扱っていくということは可能かというふうに思っております。
小林委員
少しマクロ的なことを考えますと、先ほど、今中野駅周辺、特に中野二丁目、三丁目、そして中野四丁目、五丁目――五丁目はいっていないですかね、二、三、四丁目地域では、この特区施設は考えにくいんですけれども、そうすると、具体的にはそれ以外の地域ということを想定しているんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
さまざま、中野駅周辺の、今回この特別委員会で御報告しているということであったり、私が中野駅周辺計画担当ということではありますけれども、あくまでも中野区全域ということを区域と考えて取り組めるものだというふうに思っておりますので、中野駅周辺に限らず、他の地区においても、この特区を活用した事業の展開、こういったものを期待するものでございます。
佐伯委員
今、中野区全域が対象ということで、今話題になりました容積率なんですけども、例えば現行の規制を超える容積率の建築申請があった場合に、それを許可するのは中野区になるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今回、この特区の中での容積率につきましては、これも法律の中で示されているのは商業地域での容積率の緩和ということになっております。ですので、区域全体の中であったからといって、そのまま適用ということにはならないというふうには思っております。
佐伯委員
それで、具体的に緩和ということではなくて、見直しという表現になっているんですけれども、これは商業地域に関しては、区独自で見直しちゃっていいということになるんですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この容積ですとか、用途地域の見直しとなりますと、やはり東京都との調整ということは必要になるかと思います。提案としてさまざまな提案はあろうかと思いますけれども、さらに調整が必要な内容だと考えております。
高橋委員
先ほどから容積のことが出ているんで、ちょっともう1度確認したいんですけども、別紙の1ページ目のところの、「事業に関する基本的事項」のところでは、いわゆる国際的ビジネス拠点の形成に資するというところでの容積率というところの規制が緩むという話なんですね。今、商業地域しかないという話があったんで、そうなのかなと思うんですけど、裏のほうの検討方針の中の容積率を見ますと、いわゆる都心居住促進のためという形で、中野が都心になるのかというところはちょっと私も何ともわからないんですけども、ほかの地域とあくまでも違う、何ですかね、いわゆる住居地域の中野区全体に網がかかるというんであれば、例えば個別――ちょっと駅周辺と違っちゃうんで、もしあれだったら答えられなくてもいいんですけど、個別建てかえ促進とかにつながるような容積割り増しを今、都と調整するというようなお話があったけども、だったら特区の必要がないわけであって、それを普通の規制法規を超えるものをある大きな国の施策のためにやるのが特区なんだと思うんですよ。そうすると、そこに大きな網かけをかけて、東京都が心配するぐらい東京屈指の都市基盤として脆弱なわけですよね、中野は。公園も少ない、空地も少ない、道路も狭い、木造密集と。であれば、建てかえが進むような形の容積促進のために網かけをして、個別建てかえが進むような形で、都心の駅周辺はまた別の商業系の容積というような形の、中野オリジナル減災・防災特区みたいな考え方で網つけるということはできないんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
これからする提案の中で、そういった観点での提案ということも可能かとは思いますけれども、ただ、今回、東京圏という中での示されている課題といたしましては、やはり世界で一番ビジネスのしやすい環境を整備するということの中で進められておりますので、特に業務集積とともに居住の促進、そうしたものを進めていくという観点の中で進め、施策の展開になるというふうに考えております。そういった点から、商業地区の中での容積率、住宅にかかわるところの容積率の緩和といったものがこの中で示されているというふうに考えております。
高橋委員
そうすると、今おっしゃる中野区内でのいわゆる国際拠点に資する商業地域というと、駅周辺はもちろん当然そうなんでしょうけど、でも、駅の二、三、四丁目は今あまり該当――というか、絡むところがあまりないというか、影響をあまり受けないという話がありましたですよね。そうすると、中野のどの商業地域をその特区を活用して、規制を緩めて国際ビジネスゾーンにしようというお考えなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
すみません、中野駅周辺での適用ということですけれども、現在、我々が主体的に取り組んでいる例えば中野駅地区、中野二丁目、三丁目、あるいは囲町、そういった再開発を進めている部分ですね、そういったものについては、現在かなり熟度が高まっておりますので、そういったところでの何らかこれに伴う変更といったものは考えられないかなというふうに思っています。
ただ、中野駅周辺に限らず、他の商業地区においても、民間の個別の建てかえ、そうしたものの中で、こういった特区の規制緩和を活用して、さらに容積を割り増して建てかえたいというようなことがあれば、この中でこれを活用してやる事業者が出てきてもいいかなというふうには考えております。
高橋委員
あまり容積の話をすると、駅周辺となじまなくなっちゃうのでもうやめますけれども、とにかく用途、容積の見直しが東京都なんだという、その今までの概念をぜひ外していただいて、もうけんかするぐらいのつもりで、中野の将来の発展のために容積を割り増しするべきであれば割り増しすると。それのどういう絵を描いてどうつなげていくのか、商業と住宅と、そういう大きな絵をかいていただいて、少し気合いを、東京都と対峙するような意気込みでぜひお願いしたいと。これは要望です。
浦野委員
今、今回報告いただいたこの特区の、ちょっと過程のところでお聞きしたいんですけれども、先ほど御紹介いただいた都知事の記者会見の内容でもありましたけれども、これ、制度自体は国が指定を行う。都は各自治体から手挙げするところをということなんですけれども、あくまでも東京都が中野区に対して、こうしたらいいんじゃないかとかというんじゃなくて、あくまでも中野区としてこれに今回手を挙げるということでいいですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
東京都からは、順次拡大という意向が示されたということの中で、区としてこの提案をまとめてきたという経過でございます。これから東京都と調整して、また国への働きかけを行っていくという流れになろうかと思います。
浦野委員
そうすると、東京都が拡大していくということを示した中で、区としてはいつぐらいからこの検討をしてきたのでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この区域の拡大が示されましたのが、5月の中旬の特別区長会の場でございます。その場で、この区域の拡大ということが示されましたので、区としても、この特区について何か考えられないだろうかということで検討を進めてきたという経過でございます。
浦野委員
今の御説明だと、5月中旬の特別区長会で、その拡大についてあったので、そこから検討を始めたということですね。それで、都と事前に相談をしてきた、区としても現在、今提案の中身について調整中ということなんですけれども、5月14日にもこの駅の特別委員会、開かれていると思うんですけれども、今回、議会に対して報告となったのは今定例会、本会議での答弁が一番最初だったかと思うんですけれども、その5月の閉会中の委員会のところでは、まだこれは報告できる段階になかったということですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
そのように考えております。
浦野委員
そうすると、かなり急にというか、5月中旬に特別区長会であって、今回の定例会ということで、さらに先ほど来、ほかの委員も言っていますけれども、7月中に提案をしていくというところでは、かなり6月、7月、2カ月半ぐらいですよね、その中で本当に、何というか、急いでやっていくことが必要なのか。それで、先ほどメニューが幾つか示されている中で、さらに7月以降、規制改革のメニューが今後ふえていくと。それも見ながらどういったメニューにしていくかということなんですけれども、それで、そんな形で進めていくということなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
区として、基本的な考え方をきょうお示しをいたしました。その中でも、プロジェクトに基づいて取り組んでいきたい。さらには、国家戦略特区のメニューを活用して、区の施策を取り組んでいきたいということで、区の意思を示すということをこれからやっていきますので。さらに、その中で具体的な事業の展開、これについては、さらに――提案で一たん出したらそこでおしまいということではなく、その後も続けて検討していくということになろうかと思っております。
浦野委員
そうすると、これについての、実際、仮に指定を受けて、どういったメニューを入れていくかとなったときに、もちろん予算の問題ということが出てくると思うんですよね。先ほどの答弁なんかも聞いていると、どんどんふえていくメニューに対してできるものも検討していくんだ。そうすると、本来、予算があってその中でということじゃなくて、どんどん入れられるものは入れていって、そうすると予算も必然的にどんどん膨らんでいくというふうにも聞こえるんですけれども、そのあたりはどうなんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
実際、特区だからやる予算をつけるかというよりは、今まで取り組んでいるそれぞれの三つのビジョンに基づく施策、これをきちんと取り組んでいくということでございます。そうした中では、しかるべき予算を確保して前進させていきたいというふうに考えております。
久保委員
すみません、ちょっとこの委員会からはみ出ちゃうかもしれないんですけれども。先ほどから区内全域という御答弁があって、区内全域の質問も幾つかちょっとここの中であったりしたので、ついでに伺ってみたいと思ったんですけれども。今、石井副参事はこの駅周の担当でいらっしゃって、その中で御答弁をされ、御説明されて、多分それは前回、当委員会で区役所・サンプラザ地区の再整備基本構想の中にもこういった考え方が示されていて、そういう質疑もされていましたから、その範疇で今示されているんだと思うんです。でも、片や、区内全域でその可能性が出てきたということになりますと、これはまた別のところになるんだと思いますけれども、その可能性を検討していくということが庁内の議論になっていくかと思うんですね。それについては、これは多分、石井副参事ではなくて、室長にお伺いしたほうがいいんでしょうかね、そういった方向というのも今検討はされているということなんでしょうか。
長田都市政策推進室長
私ども、従来からそれぞれビジョンという形で、中野のまちの将来像というものを検討し、議会にもお示しをして、ビジョンの策定というところまで行きついているところでございます。今御指摘の中野駅周辺のまちづくりの観点につきましては、中野駅周辺まちづくりのグランドデザインVer.3ということで、今日時点の到達点、将来像としての到達点をお示しさせていただいております。その中心となる部分、御質問の中で引用していただきましたが、区役所・サンプラザ地区の再整備も核となる部分、その中で特区の制度等も活用して、さらに推進力を高めていきたいという考え方、お示しをさせていただいております。それ以外にも、産業振興ビジョン、それから都市観光ビジョンということで、中野区が目指すべき都市の将来像というものをお示しさせていただいております。この三つのビジョン、私どもは都市政策推進室のミッションということで、さまざまな計画調整という観点から、全庁とのかかわり合いの中で、この三つのビジョンが示す都市像を推進していくという立場でおります。
特区との関係ということで言えば、私どもとしては、まず三つのビジョンが示す都市像を実現するために、この特区という装置を活用していきたいということで庁内調整等を進めておりますけれども、これがゆくゆく拡大するということになれば、関係所管と協議をしながらということも十分にあり得るかというふうに考えております。
久保委員
委員長、すみません、ありがとうございます。それで、先ほどちょっと予算的なことということで、これはスケジュールと予算という聞き方をしましたけれども、特にこれに対して東京都ですとか国のほうから特別な予算措置がされるというようなことでもないかと思いますし、逆に言いますと、民間活力をどのように生かしていくのかということになりますと、区が直接的に何か事業を行うということでもないのかなというふうに、この部分については思うわけなんですね。だとしますと、この国家戦略特区になったことによって、区の予算が膨張していくですとか、またさまざまこれに伴って何か施設を建設するですとか、そういったことではないというふうに思っているんですけれど、その辺のところはいかがですか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
今、委員御指摘のとおりでございまして、特区になったからといって、何か膨らんでいくという感じではないかというふうに思っております。むしろ民間の事業者の事業の参入を促進していくということですとか、投資を喚起していくといったことに注力をしていくということが必要だと思っております。そうした中では、これまでも取り組んでいる産業振興の取り組み、そういったものですとか、都市観光の取り組み、そうしたものをさらに進めていくということが必要だと思っております。
委員長
他にありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、本所管事項の報告は、これで終了です。
次に、所管事項の報告の2番、中野駅周辺まちづくりについて(資料4)の報告を受けます。
この報告の内容は三つありますから、三つ同時に受けます。質疑もそれぞれ、これ、これ、これと断って質疑をしていただくことになります。かなりボリュームがありますので、報告の時間、理事者のほうね、簡潔明瞭に報告をしていただくようにお願いします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
それでは、中野駅周辺まちづくりについて御報告をさせていただきます。
冒頭、委員長からも御案内をいただいたように、今回、非常に資料としては厚くなっております。今回御報告をしたい内容といたしましては、区役所・サンプラザ地区再整備構想についての1点と、中野駅地区に関連しまして鉄道事業者との基本協定の締結、それと中野駅地区の2期整備に係る都市計画の素案、この二つ、それと中野駅南口地区、中野二丁目のことになりますけれども、これに関するまちづくり方針の素案と、こちらについてもまた都市計画の素案、この2点を御報告させていただきたいという内容になってございます。
ただ、これらのプロジェクトは、それぞれ独立して存在をするというものではございません。それぞれが関連し合っているということもございまして、まず冒頭に私のほうから全体の動き、今後どのようになっていくのかということをお話をさせていただいた後に、各担当の副参事から御説明をさせていただきたいと、こういうふうに思っております。
早速、こちら、頭紙の1番でございます。中野駅周辺まちづくりの検討概要ということです。
こちら、今現在取り組んでいる、大きく六つの地区の概要を取りまとめております。このA3の「まちづくり検討概要図」、こちらにこれまで当委員会で御報告をさせてきていただいた各地区の情報を1枚に集約をしてございます。今後はこの全体像を傍らに置いていただきながら、各地区の報告を聞いていただければというふうに思います。
1番の内容は、これまでも議会で報告を差し上げた内容ですので、お読みおきをいただければと思います。
頭紙の大きな2番ですが、今年度の、これからの主な取り組みということで幾つか掲げております。
まず1点は、新庁舎・新体育館の配置、これは今現在、中野四季の都市の区域3、区有地で検討しているところでございますが、本年度はこの配置の方針を決定してまいる所存です。
また、2番目につきましては、区役所・サンプラザ地区再整備、事業構築のあり方、これを整理してまいります。
3点目、西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る基本設計協定の締結。基本協定を先ごろ結ばせていただきました。その次には、基本設計協定を締結し、実際の基本設計に着手をしてまいるところでございます。
そして最後4点目が、中野駅地区及び中野駅南口地区の都市計画決定としてございます。
中身といたしましては、西側南北通路、新北口広場のかさ上げ部、中野三丁目の駅前広場、南口駅前広場といった都市基盤、それと中野三丁目駅直近地区の土地区画整理事業、それと中野駅南口地区の地区計画、市街地再開発事業、土地区画整理事業、そういったものを今年度都市計画決定をしてまいるところでございます。
大きな3番は、この後に各担当の副参事からごらんの項目について御報告をさせていただきます。
裏面をごらんください。
大きな4番といたしまして、都市計画決定に係るスケジュールでございます。
今年度は非常に大きな事柄を都市計画決定していくということで、これから先のスケジュールを記しております。
まず、今月下旬に2回、区民意見交換会をする予定でございます。日時、場所はごらんのとおりでございます。そして、9月、10月、秋口にかけまして、中野駅南口地区の地区計画の原案の説明会、それと公告・縦覧。そして、年末にかけて、都市計画案の説明会、同じく公告・縦覧。そして年が明けて、都市計画審議会で、これらの事項の諮問をしてまいりたいと思っております。そして年度末には、これらの内容の都市計画決定の告示といった、そんな運びを今予定しているところでございます。
私のほうからは、全体の概要として、以上でございます。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
区役所・サンプラザ地区再整備基本構想の策定についてでございます。
別紙1をごらんください。
ことしの3月の当委員会におきまして、案ということでお示ししました。それから、それを案をとって策定ということでのものになります。
内容は、基本的に変わってございません。文言の修正が1カ所ございます。
11ページでございますけれども、(3)の公共と民間のパートナーシップに基づく事業化、これがもともと「PPPに基づく事業化」となっていたものを日本語の表記に変えたといったところだけでございます。
委員長
これは前回の委員会で案が示されたものと同様です。よろしいですね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
それでは、私から別紙2と別紙3、続けて報告させていただきます。
別紙2をごらんください。
中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る鉄道事業者との協定についてでございます。
これにつきましては、前回5月14日の本委員会におきまして、基本協定締結に向けた協議をしている、またその協定の内容についての御報告をしてございます。今回は、6月20日をもって締結いたしましたので、その協定の内容についての御報告をさせていただきます。
中野区――以下、区と申します、東日本旅客鉄道株式会社――以下、JRと申します、東京地下鉄株式会社――以下、メトロと言わせていただきます――の三者が協力して、中野駅西側南北通路・橋上駅舎整備及び駅ビル建設事業、これを一体的かつ円滑に進めるための基本的な事項を、これを基本協定書として取りまとめて、6月20日に締結いたしました。
内容でございます。内容につきましては、条文に従いまして、1から10まで簡単に取りまとめてございます。
目的としては、今も申しましたとおり、まちづくりの進捗に合わせて三者が相互に協力し、中野駅西側南北通路・橋上駅舎及び駅ビル建設を円滑に推進することを目的としております。
事業の位置及び範囲につきましては、別図を添えてございます。位置図と事業範囲図をごらんいただければと考えてございます。
これにつきましては、鉄道事業者側の鉄道図という型の仕様で書かれておりまして、左側が上り型になっておりますので、結果として南北が逆転しております。これについては、協定書をそのまま載せてございますので、御了承いただきたいと思います。
位置については、中野通りの西側の橋上駅舎南北通路を整備するところに一体的にということでございます。
事業範囲につきましては、中野区が計画するものについては赤でお示ししてございます。JRが計画する駅ビルについては、おおむねこの範囲ということで緑色で入れてございます。
エレベーターにつきましては、これは補助制度に基づきまして、国と自治体と鉄道事業者がそれぞれ3分の1ずつ負担してというのを基本として整備するということで、また別の色を入れてございます。
それから、(3)にお戻りください。
設計及び工事の施行でございます。これにつきましては、設計及び工事につきましては、JRが施行するということで取り決めてございます。
費用負担でございます。費用負担につきましては、南北通路と橋上駅舎事業については区が負担、駅ビル事業についてはJRが負担ということでございます。ただし、一体的につくりますので、共通部分につきましては、区とJRとで負担するということで、協定書には詳細は別途協議するということで記載してございます。
5番、財産の帰属及び維持管理でございます。これも別添図の裏面、財産区分図が入れてございます。
南北通路につきましては、今後とも公の財産として、道路として維持管理してございます。それから、駅舎及び駅ビルにつきましては、基本的にはJRの財産として、JRがメンテナンス等を行っていくということにしてございます。一部、メトロの階段等につきましては、メトロが管理するということにして、メトロの財産ということで入れてございます。
行ったり来たりしますけれども、6番でございます。用地の処理・確保等。
JR用地の取り扱いは自由通路要綱によると記載しております。これは何のことかといいますと、鉄道の上を南北通路が横断する、この部分の取り扱いについては、道路が無償で鉄道の上空を使用するという自由通路の要綱に基づいた取り決めでございます。
あと、区は工事施行に当たり作業ヤードを確保するということを記載してございます。
7番、法令上の指定等でございます。これにつきましても、別添、裏面の道路区域、都市計画範囲図をごらんください。
このたび、立体道路、一体都市計画ということでやりますので、断面図にありますように、コンコース階の一定の範囲をトンネル上に都市計画区域が貫通するという形での道路区域及び都市計画の決定ということになります。
これらの南北通路整備及び駅ビル建設を一体的に行うための都市計画法、道路法及び建築基準法に基づく立体道路制度を本件では活用していくということを記載してございます。
8番でございます。駅前広場用地の扱いということで、新北口駅前広場の造成及び整備について、JR及びメトロは中野区に協力していくということを入れてございます。
それで、JRが新北口駅前広場用地の一部を区から取得する場合は、これは有償を基本として取得するということを記載してございます。
裏面を見ていただきますと、9番として、周辺まちづくり事業と駅ビル事業との調整ということで、駅ビルにつきましては、今後整備します新北口駅前広場のかさ上げ部、デッキでございますが、及び地下の都市計画駐車場とこれは接続することとし、その接続方法は今後、区とJRとで別途協議していくといったようなことを記載してございます。
区は、駅ビル建設に伴い、必要となる駐車場の確保について、これは必要な協力はしていくといったようなことも記載しております。
その他、いろいろ、もろもろの必要事項を補足的に入れており、それが全体の基本協定書という形で調印してございます。
2番でございます。基本設計協定について。
基本協定書に基づきまして、今後これらの事業にかかわる基本設計を実施するために、区とJRとでは基本設計協定の締結に係る協議を進めております。これについても、早期に基本設計協定を締結し、設計作業に着手する予定でございます。
別紙2、協定については以上でございます。
それでは続きまして、別紙3を御報告させていただきます。
これは「中野駅地区都市計画変更(素案)」と記載させていただいておりますが、前々回ですか、年度末の3月19日に、右下にありますように、中野駅地区整備基本計画改定ということで、整備内容につきましては一たん御報告させていただいてございます。今回は、それに対して少し具体的な整備の緒言と、今後地元に入っていくための資料をベースにということで、今回の報告はそういった地元に説明していくための資料という流れで構成させていただいております。
ですので、1番として、問題点を入れてございます。それぞれ、(1)として歩行者、今中野駅地区で起こっております混雑の様子とか、歩行者との交錯の問題、歩行者空間の不足の問題、それから特に南口では、後背市街地との高低差の問題、そういったものを入れてございます。
それから、自動車につきましては、現在南口での乗り場以外でのタクシーの待機、これはタクシープールがございませんので、今、真ん中の植栽の周りをタクシーが待機して回っているという状況でございます。それから、特にバス降車場、駅前のところの降車場とタクシー乗り場とが二重に駐車、停車する状況になってございまして、非常に交通上問題とされてございます。
それから、現在中野通りと駅前広場を出入りする出口と入り口が離れているということで、非常に複雑な信号現示になっておりまして、中野通りの円滑な交通の阻害になっていると。あとは、駅前広場での荷さばき車両の存在、こういったようなことを入れてございます。
2番として、問題点を踏まえた各施設の整備内容ということで、これはいろいろ、南北通路、それから橋上駅舎、それから駅前広場を整備することによって、左で指摘しております問題点、及び整備すべき課題を解決していくということで、これは整理してお読みおきいただければと思います。
整備内容としては、下にありますように、年度末に御説明いたしましたとおり、一つは、西側南北通路、それから南北のかさ上げデッキの整備でございます。これについては、線路上空を横断して回遊性を高めるために、ユニバーサルデザインに配慮したデッキを整備するといったようなことでございます。
それから特に南口、②としまして、南北通路のおり口となります快適な歩行者系の駅前広場を整備するということでございます。
さらに③として、鉄道南側の自動車交通を受け持つ広場として、現在の南口広場を拡張しまして、安全で快適な駅前広場をつくっていくといったようなことでございます。
裏面をごらんください。
都市計画の内容でございます。これもおおむねは年度末に御報告いたしておりますけれども、それぞれの広場の面積でありますとか、南北通路の幅員や延長等を入れてございます。今回はかさ上げ部の面積もおおむねの面積を入れてございます。特に南口駅前広場につきましては、現在3,300平米の広場でございますが、二丁目の再開発と連携することによって、4,000平米程度にふやしていく予定でございます。
さらに、これにつきましては、二丁目再開発の地域への貢献ということで、さらに再開発の敷地から歩行者空間を提供していただいて、豊かな歩行者空間を駅前広場の周りにつくっていくといったようなことを考えてございます。
それから4番としまして、将来イメージを入れてございます。これにつきましては、パースですので、必ずしもこのままというわけではございませんが、現在の計画の内容を形にあらわすと、新北口駅前広場、それから南北通路の入り口部分、それから三丁目の広場と、そこへおりてくる、上りおりできる階段及びエスカレーター等、それから南口駅前広場の右側に拡張をした姿といったようなものをお示ししてございます。
別紙3については、以上でございます。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
私のほうからは、まず別紙4で、「(仮称)中野駅南口地区まちづくり方針(素案)」について報告させていただきます。
本件につきましては、5月14日の本委員会でその策定について報告をさせていただきました。その素案がまとまりましたので、本日報告をさせていただきます。
では、別紙4を1枚めくっていただきますと、目次がございます。構成はここに書いてありますように、「はじめに」から、現状・課題、それから上位計画、将来像、まちづくり方針。
もう1枚めくっていただきますと、再開発地区における事業手法。それから、第7章として、参考に用語解説を入れております。
この構成案につきましては、2章、3章で、前回は「中野二丁目地区」という言い方をしましたけれども、「中野駅南地区」ということで表示させていただいています。
それでは、初めに策定の目的、これについても前回説明をさせていただきましたけれども、少し補足的な説明をさせていただきます。
文書で中ほどのところになりますけれども、これまでの2年間、グランドデザインVer.3に基づきまして、準備組合と協働しまして、さまざまな検討、関係機関との協議を行ってきました。また、商店街の方々と意見交換等も重ねてまいりました。その結果、ことしの秋からいよいよ都市計画提示期に入るところまでまいりました。本地区は、再開発を組み合わせて、民間の土地区画整理事業と市街地再開発と一体的施行で行うということで、この中で地権者の地区内での生活再建、それから南口駅前広場の整備など、公共施設整備を同時に行うものです。あわせて、周辺地区のまちづくりの方針を示すこととしています。
その内容を都市計画では、都市計画図書を示すことになりますけれども、このものというのは一般の方にはわかりにくい面もあることが想定されますので、ちょうどグランドデザインVer.3と都市計画図書をつなぐという形で、当方針を策定いたしました。
具体的には、上位計画の位置づけを整理する、またこれまで本委員会で報告させていただきました内容を含めまして、まちの将来像、土地利用方針などをきめ細かく示して、わかりやすいものとすることに心がけをしました。
それでは、次のページ、位置と範囲につきましては、示すとおりでございます。
それから、2章の現状と課題でございますが、高低差のある地形、それから狭隘な道路等々、説明をさせていただいております。
次のページ、開いていただきますと、写真等がございますけれども、この辺は先ほど立原のほうから説明させていただいたものと重複するところでございます。
さらに次のページ、6ページですけれども、ここからは上位計画ということで、都市計画マスタープランでは、関係するところにつきましては下線でアンダーラインを引いておりますけれども、一つのキーワードとして、この下線の2行目、「中野の顔としてまた東京の新たな顔として」というのがキーワードになろうかなと思っています。
もう1枚ページをめくっていただいて、8ページ目、これは中野駅周辺を広域中心拠点というような位置づけをしております。広域中心拠点の説明は、四角く囲ったものの中に説明が入っています。
次に、9ページはグランドデザインVer.3で、9ページは全体的にお話をさせていただく中で次のページ、10、11で、中野二丁目関係のものが記載されております。このうち、特に左の10ページのほうですけれども、南口の駅前広場、あるいは駅から五差路につながる中野二丁目一帯についての記述がございます。これは今回の南地区と関連する部分です。
ほか、ページを送っていただきまして、先ほど報告がありました駅のほうの整備基本計画、ことし3月に改定されましたけれども、これにつきましては、先ほど立原のほうから説明させていただきましたので、割愛をさせていただきます。
次に、15ページ、ここの辺からは本題になります。ここに書いてありますように、24年4月にまち開きが行われ、その後、今報告がありましたように、区役所・サンプラザ地区が今年度からいよいよ事業構築の段階に入る。それから、駅地区では、6月にJRとの協定が結ばれて、いよいよ都市計画の準備段階が進んでおります。
そういうこともあって、南口も当然、Ver.3等で役割を果たさなければいけないということになっております。
次に、南口の将来像ですけれども、都市マスで広域中心拠点、あるいは商業等の位置付けがされています。ここでは、再開発地区と再開発の周辺地区という二つの分け方をしています。
右の17ページを見ていただきたいんですけれども、これをわかりやすい絵にしております。まず、都市計画マスタープランでは、中野広域中心拠点という位置付けをして、矢印の下に下がって、二丁目というのは、新たな業務・商業の集積と生活・コミュニティの核というふうな形で整理されています。その下に、駅前広場と五差路につながる中野二丁目一帯ということで、この部分がちょうどいわゆる再開発の部分に当たりますので、その下の中野駅南口地区では、再開発地区の中にまとめてございます。再開発の周辺のほうは、ファミリーロードを意識しておりますけれども、建物の更新に合わせた商業・業務機能の更新等を記載させていただいております。
これが地区計画での目標というふうな形になります。
次のページ、これが18、19、図面等については過去にお示ししたものですけれども、大きく分けてA、B、C地区に分けています。A地区につきましては、いわゆる再開発を行う部分、Bはファミリーロードの沿道、Cは中野郵便局ということですね。
Aにつきましては、土地区画整理と市街地事業の一体施行により、駅広の拡張ですとか、広場空間の確保形成と、そういうハード的な話と、もう一つはユニバーサルデザインに配慮した整備ですとか、にぎわいの連続性ということで、ソフト面を書いております。
B地区は商店街ですので、ここに協調建てかえと書いてありますけれども、具体的には建てかえのときに同じルールに基づいて建てかえを行うということでございます。
それから、郵便局はまとまった土地ですので、当然、今後こういうことが想定されますので、そうした記述をさせていただいております。
次に、20、21ページですけれども、この辺は先ほどの基盤系ということで、駅広については、先ほどと重複しますので、割愛させていただきます。
それ以外に、右のほうを見ていただきますと、21ページ、主要区画道路、あるいは区画道路、それからオレンジの線で歩行者動線ですね、それから公園とか広場、そういうものを整備していくこととしております。
22、23はそれの細かい説明ですので、お読み取りください。なお、絵は5月14日の委員会でお示しした絵を入れております。
それから、24、25でございますけれども、再開発地区のまちづくり方針とか、こちらはどちらかというと建物関係になります。にぎわいの核の形成ということなんですけれども、施設計画に当たりましては、この地区は南北方向に高低差のある地形ということと、そういうことを考慮して、安全・安心、あるいは良好な都市環境、まちの形成に配慮していきますよという考え方を示しています。
それからもう一つ、公社住宅につきましては、再開発の南側に独自に敷地をとりまして、公社のほうで建てかえ事業を行います。
1から4につきましては、その解説ですので、お読み取りください。
ページをめくっていただきまして、26ページ、ここに街並みの形成ということが出ています。1から2は、どちらかというと、地区内の中の話ですけれども、街並み形成ということが、外から見たときにどういうふうに見えるかという形ですね。これも中野の顔及び東京の新たな顔ということで、都市マスに書いたようなことを引用しております。
ちょっと読み上げさせていただきますと、3行目から、「区役所・サンプラザ地区の一体整備を中心に、中野駅周辺に立地する高層建築物とその周辺が一体的なまとまりをもった東京の新たなシンボル、ランドマークとなることを考慮しつつ、中野駅南地区においても、地区としての個性を発揮し、広域中心拠点にふさわしい新たな街並み形成を進める」というふうに書かせていただいております。イメージとして、真ん中に絵がございます。
最後に、建物の施設建築でございますけれども、この真ん中にイメージ図がありますが、これも3月の委員会で報告したものでございます。
これでざっくり説明させていただきますと、右側が北ということで、千光前通りで、西が公社街区ということで高低差がありますので、1階部分の高低差となっています。したがいまして、1階部分に商業、その地下に駐車場。その人工地盤の上に、南側には住宅棟、北側には業務棟と、そういうような建物を配置しております。
ページをめくっていただきまして、これは鳥瞰図ですね。ちょうど駅前広場のほうから見た建物です。右側の建物が住宅棟、左側の建物が業務棟になります。
点線で書いてありますのが主要区画道路、あるいは区画道路でございます。
これは再開発は単に建物をつくるというだけではなく、駅広ですとか、道路等、基盤系をきちんと整備しますということを含めて、こういう絵にさせていただいております。
それから、29ページですけれども、事業手法ですけれども、先ほども土地区画整理事業と市街地再開発事業の一体的施行ということで、次のページに絵柄がありますので、それで説明させていただきますと、これも3月の委員会で報告させていただいたものでございます。規模等は左に書いてございます。
右は、赤の枠が区画整理の施行予定区域です。それから点線の業務棟、住宅棟を囲んだ点線部分が市街地再開発事業部ということで、市街地再開発事業を行う部分です。
区画整理、いわゆる仮換地というものをしたときに、この事業区の中に申し出をすると、そこの人たちはそこで再開発をすることができます。この場合、公社の場合は、再開発ではなく、南側に換地、土地をもらって、独自に建てかえを行います。例えば区有地がもう1度この中に換地をすれば、いわゆる権利床とする、とる権利を取得いたします。
それから最後に、今後の予定でございますけれども、32ページですね。26年度は、今申し上げましたように都市計画手続を区画整理、再開発、ほかの都市計画も含めて進めていきます。
27年度ですが、まず区画整理のほうの組合の設立認可をして、仮換地して、その後に再開発の組合設立認可となります。
28年度から29年度は、一番南側の公社住宅。それで公社住宅の方が移った後に、再開発のビルをおおむね3年間、その後に駅前広場の整備ということで、完了は平成33年度から35年度、ちょっと幅を持たせていますけれども、これはグランドデザインVer.3の完了時期に合わせております。
7章については、国交省のホームページから抜粋したものですので、後ほどごらんください。
以上がまちづくり方針の素案です。
続きまして、地区計画の素案と関連の都市計画の素案ということで説明させていただきます。
5-1、これが地区計画の素案でございます。
ここに書いてある、表面のほうは、先ほどのまちづくり方針に書いてありましたような地区計画の目標、あるいは土地利用の方針ということで、基本的には絵柄等はまちづくり方針のものを使っております。
地区計画というのは、目標と方針ともう一つ、地区整備計画、ここで言いますと、再開発をやる部分ですね、ここについては、具体的な計画を記述することになっています。その地区整備計画の区域ということで、右側に駅広、A-1、A-2というふうな区域が示されていますが、この部分が地区整備計画を定める区域となっています。
裏面をごらんください。
じゃ、具体的に何を決めるかという話になるんですけれども、一つは道路等の基盤系ですね、もう一つは建物に対する制限となります。左側のほうは、地区施設ということで、左の主要区画道路から歩道状空地、さらに規模ということで、延長ないしは幅員等が記載されています。こうしたことで、具体的な中身を整理しています。
それから、右側のほうは建物ということで、四つほどあるんですけど、一番主なものとしますと、建物をつくるとき、道路から壁面後退、これを規定します。A-1地区につきましては、道路からの壁面後退が4メートルとります。それからなおかつ、そこにはいわゆる工作物をつくってはいけませんよというような規定が入っています。
それから、一番最後の右下ですけれども、今後の予定ということで、先ほど説明がありましたけれども、9月から10月につきましては、地区計画の原案の説明会ということがあります。これは地区計画の範囲の地権者、いわゆる土地所有者と、法律で決まっています利害関係者ですね、例えば抵当権を持っている方、そういう方に限定した説明会になります。その後、11月、12月に通常の案の縦覧等を行ってまいります。
続きまして、関連の都市計画ということで、5-2をごらんください。
全部で七つの都市計画がございます。
一つは、一番目、用途地域の変更。これは東京都決定となります。下のほうに図面が書いてありますけれども、現在の公社住宅のところですね。一中高の200になっていますけれども、今回、地区計画決定に伴いまして、具体的な整備、建物の制限等が決まりましたので、この部分については、200から500に上げるという形ですね。
関連しまして、1、3、4についても、それぞれ数字を書いています。
それから、再開発につきましては、高度利用地区ということになりますので、高度利用地区をかけております。括弧の中の、容積率の最高限度ということで、80と70とあります。Aはもともと600%のところがあったところに200を足して、いわゆる800%ですね。Bゾーンは、先ほど申しましたように、500だったものに200を足して700、表記上は10分の70というような形で書いております。
それから右側は、市街地再開発事業ということで、市街地再開発地区という場合は、具体的に建物の形状等についても概略、入っております。延べ床で9万7,000㎡ということで、高さの最高限度が150㎡、120㎡。高い方が150㎡で、低いほうが120㎡ということになっております。
住宅戸数としては約400戸ということで、ここら辺のイメージは、先ほどのまちづくり方針の絵柄をかかせていただいております。
裏面に行っていただきまして、土地区画整理事業。これは区画整理の施行範囲とそれから主な整備するものをあわせて書き込んであります。
それから、5番と6番は、これは地区計画が決定しまして、用途地域変更に伴いまして、自動的に準防火が防火地域になるとか、高度地区の指定がなくなるとか、そうしたものです。
最後に駅前広場、これは先ほど説明があったとおりになります。
以上で説明を終わらせていただきます。
委員長
資料がいろいろありますから、最初に、中野駅周辺まちづくりについての資料を手元に置いていただけますか。このA3版の全体のカラーコピーと、松前副参事から説明のあった中野駅周辺まちづくりについて、ございますでしょう。こちらについて、まず質疑を受け付けます。
こちらについての質疑、どうぞ。
また、後で戻っても大丈夫だからね。今、一応資料があっちこっち錯綜するといけないから、この資料に基づいて、まず中野駅周辺まちづくりについて質疑を受け付けます。いいですか。
久保委員
すみません、ちょっとたくさん御報告があったので確認ですけど。4番の都市計画決定にかかわるスケジュールなんですけれども、7月下旬の区民意見交換会、ここで区民意見交換会の対象となるものはどれですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
今月下旬に予定をしているこの意見交換会は、都市計画の手続にのっとった、位置付けられたものではなくて、これから本日報告をさせていただいたような内容で都市計画の変更をしていくということに当たって、あらかじめこの素案のレベルはあるんですけれども、この内容、それとまさに本日皆様にも御報告差し上げているように、駅周辺は全体でこのような動きがあるんだという、そういう全体像と、これからどういうことを都市計画で変更していくのかという、そういった総体的なことをこの意見交換会では区民の皆様にお伝えをしていきたいというふうに考えています。
久保委員
わかりました。じゃ、きょう私たちが説明をいただいたのが、まさにこの区民意見交換会の対象になるということですね。で、その後に、南口の地区計画ということは、こちらの素案、これが素案の段階から次に原案ということで変わってくるということですね。で、その次が都市計画ということで、こちらのほうが進められたことになっていくと。その辺のことで、手順として、ここからは要は都市計画のためのものになっていくと思うので、そういった違いがあるということでよろしいんですね。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのとおりでございます。
佐野委員
今、松前副参事がおっしゃったこと、ちょっともう1回確認なんですけれども、今年度の主な取り組みの中で新庁舎、新体育館の配置、方針決定という中での御発言の中で、区有地での検討を今現在行っていますということで、これは26年度中に最終決定をしたいと、前にもおっしゃっていたとおりだと思うんですけれども、全体像の区有地というと、ここを指しているわけですか。そういうことで確認をしていきたいと思います。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
新庁舎、新体育館につきましては、中野四季の都市のこの区有地、それと一部隣に公園の拡大用地がございますが、そこも含めて、今新庁舎、新体育館の検討をしている最中でございます。
佐野委員
それに関してちょっと御質問をさせていただきます。
まず、新庁舎ということでおやりになって、それから体育館も含めて検討されているということで、体育館、もしここへ持ってくるメリットとか、いろいろ検討されたと思うんですけれども、例えば体育館は補助金がそこへ持ってくれば出る――これはわかりませんよ、私は――そういったことでの検討の中で、今、そういったメリット的なものがあるんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そもそもこの場所に新体育館もできないかという検討の発端は、東日本大震災を踏まえまして、やはり防災対応力、これを強化する必要があるだろうという考え方がスタートにございます。
四季の都市は、中心に四季の森公園ということで、非常に大きなオープンスペースがある。そこと新庁舎ができて、さらに一定規模の屋内空間、これができることによって、よりこのまち全体の防災対応力が高まるであろうという、そういう視点から、体育館もあわせてこの地で検討はできないかというものから検証をスタートしているということでございます。
佐野委員
内容的には、今検討中であるとおっしゃっているわけですから、それが隣接するのか、一緒に複合になるのか、そこまではまだ検討中であるということで、例えば予算的にはどうするとか、そういうことも含めて今検討中であるということですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
そのとおりでございます。
委員長
他にありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、続いて説明のありました、中野駅周辺計画担当から説明がありました区役所・サンプラザ地区再整備基本構想、別紙1、前回の委員会ではこれの案が示されました。一部修正があったということで、先ほど説明がありました。前回の委員会では、案でしたから、この詳細な質疑については、次回の委員会で案のとれたものが示されますので、そこでしてくださいということで、皆さんにお願いしてありますから、ここで質疑を受け付けますので、どうぞ。
じゃ、前回の質疑、これは理事者のほう、委員会参与のほうにもお願いしておきますけれども、今後、これは特別委員会ですから、いわゆる調査目的に沿った中で、必要なときにはこの資料をまた持って、必要に応じては質疑をさせていただく場面もありますから、その点はよろしくお願いしますね。
続いて、それでは、中野駅周辺地区整備担当から、まず立原副参事から説明のあった資料が、この「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業に係る鉄道事業者との協定」、別紙2、それから「中野駅地区都市計画変更(素案)」、別紙3、こちらについての質疑を受け付けます。
高橋委員
一つ確認なんですけども、ちょっと私の認識が違っていたのかもしれないんですけど、いわゆるJRとの協定の件なんですけども、今ここの目的とか内容とか拝見しますと、要は、西側南北通路とか橋上駅舎、駅ビルについての相互協力の文言はうたってあるんですけども、中野区が今後進めていく、要はこれが終わった後も含めての、今後の駅の周辺としてのまちづくりでの区の事業とJRとの、何というんですかね、相互協力というか、公共性に資する相互協力というものが、前回の説明のときにはそういうイメージを持っていたんですけど、ここだと、この3点に係る協力というような感じになっているんですけど、これはもうこれで終わりというふうになる、それとも中野区が進める駅周辺まちづくりにJRは引き続き協力いただけるという、何かそういう新たな包括協定を結ぶとかもう言質をいただいているとか、打ち合わせではそういう話になっているとか、その辺はどうなんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
基本協定書そのものには、今回の事業についての相互の協力ということをうたっておりますが、当然、協議の中で、今後の中野区のまちづくりについても引き続き協議を行って協力していくといったようなことの約束はいただいております。
高橋委員
それは口約束ですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
この協定書は、今回の事業に関しての内容を取りまとめたものでございますので、今後の中野区のまちづくりにつきましては、当然、今後とも協議していきましょうという話にはなってございます。
高橋委員
信頼に基づく協議の中で、そういう方向性は出ているという認識でよろしいんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
委員のおっしゃるとおりでございます。
高橋委員
せんだって一般質問でもさせていただいたんですけども、JRとの、何ですかね、緊密な連携というのが駅周辺の東西南北の回遊性に必須だと思っていますので、区と向こうとの幹部同士で、より今後のまちづくりについてぜひ連携を深めていただきたい。これは再度ですけれども、要望いたします。
委員長
わかりました。要望、いいですね、立原副参事。
内川委員
資料の別紙2の基本協定書の内容の中の(6)番に、区は工事執行に当たり作業ヤードを確保するとあります。これだけの工事規模ですと、かなりの作業ヤードの確保が必要かなと思われるんですけれども、今具体的にどこを提供するといったことを考えていらっしゃいますでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在のところ、今、駐輪場になってございます、2階建ての駐輪場が建っております付近、北口、今、暫定広場と駐輪場の2階建ての建物が建っております。あの2階建ての建物を含んだ部分がおおむねの作業ヤードということで――まだ作業ヤードの設計自体も、今年度これからということで考えております。
内川委員
そうすると、駐輪場を解体して、フラットにして、そこを作業ヤードということも考えているということですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
そのとおりでございます。
内川委員
それから次に、これは一般質問でもさせてもらったんですけれども、西側南北自由通路が整備をされて、当然、中野三丁目駅前広場は同時にこれは整備されればそれが一番いいんですけれども、そうはならない場合、南側へのアクセスで暫定整備を考えていらっしゃるという御答弁がありました。具体的な案をお持ちでしょうと考えますけれども、答えていただければと思います。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
当面はそういうことで同時完成を目指しているわけですけれども、やはり相手がいることですので、おくれる可能性もありますので、暫定的というお話ですけども、通常ですと仮設の階段、そういうものを設けて対応していきたいと思っています。
内川委員
次に、別紙の3ですか、これの裏面にパースがいろいろとあるんですけれども、将来整備イメージ、①番から見た感じありますね。これは最終的な案ということでよろしいですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在のところはこのような形で進めていきたいと考えてございます。
内川委員
それでは、将来的に区役所・サンプラザ地域の再開発が進んだ場合には、この今の南北通路がそのまま北側に延びて、区役所・サンプラザ地域まで直接アクセスできると、そういった考え、昔あったような気がするんですけれども、それに関していかがでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
グランドデザインVer.3でも、南北通路から北側に、区役所・サンプラザ地区に延ばしている、破線のような形で書かせていただいている動線構想がございます。ただ、まだ区役所・サンプラザ地区の内容自体が固まっておりませんので、今回はそれを外した形でのかさ上げ部の設計ということで、将来それが決まってくればその方向につないでいくということも考えられるかと思います。
内川委員
それでは、それに備えて、その際は都市計画変更も視野に入れてやっていくということでよろしいでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
もちろんよりよい都市計画の形ということであれば、そのような形で変更していきたいというふうに考えております。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
区役所・サンプラザ地区の再整備の観点から申し上げますと、先ほどごらんいただいた構想の9ページにそのことに触れておりまして、駅とまちが一体となって発展していく開発の推進という中で、(2)周辺地区への回遊動線の整備、こちらの中でも中野駅を起点として、区役所・サンプラザ地区や周辺地区へとつながる歩行者デッキというようなものが整備のイメージということで触れてございます。こうしたものを実現していくということで考えてまいりたいというふうに思っております。
小林委員
将来像、資料別紙の3の裏面の4、将来整備イメージというところになるんですけれども、1番の角度、方向から見たものが新北口駅前広場かさ上げ部分、2番というのが中野駅西側南北通路というふうにあります。私がひとり理解していないのか、スケジュール、工程というのは以前示していただいたものなのか、年度ごとのスケジュールは。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
前回の基本計画改定のときにも御報告したと思いますが、今後2カ年、都市計画手続、設計等を行いまして、平成28年工事着手、およそ4年ぐらいかけて、東京オリンピック前までに西口の開設をしたいと考えてございます。新北口駅前広場の整備につきましては、その後に行っていくという予定にしてございます。
小林委員
何が聞きたいかといいますと、この工事期間、現在の駅舎、北口から出まして、橋上東西通路を上がって、渡って、そして四季の森へ行っていらっしゃる方々がおよそ2万人いらっしゃると。なおかつ中野中学も同じ動線をほぼ利用されていると思うんですけれども、この南北通路及び新北口の工事の期間中というのは、この2万人を超える方々の動線というのはどのように考えているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
その工事工程につきましても、これからの設計の中できちんと考えて、安全に歩行者の誘導が行えるような動線をとっていきたいというふうに考えてございます。
小林委員
もう少し具体的にお願いします。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
基本的に、今の北口から東西通路を通っていただいて、四季の都市方向に向かっていただくという、方向は変わらないと考えておりますが、工事の工程によって、それが少しずつ左右に触れたりとか、暫定的な通路になるとか、そういったことはあると思います。
小林委員
私にとっては、ちょっとまだイメージがよくできないんですけれども、工事車両も通過があるでしょうし、そして自転車がどこまで来るか。このサンプラザ付近のところに――駐輪場という意味合いではなくて、通行という意味合いなんですけど、自転車も来るでしょうし、そして企業への日中の来場者というんでしょうか、通勤ではなくて、そういった方々も当然あるわけで、そうした方々の安全を考えていくと、もう少し具体的な通路というのがイメージできていていいのかなというふうに思っています。その辺、もう1度お願いしたいんですが。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
歩行者動線につきましては、区役所前の歩道を通るということについては、工事中も変わらないというふうに考えてございます。あと、線路脇の通路につきましても、なるべく工事中も使えるような形で作業工程を組んでいきたいというふうに考えてございます。
小林委員
ちょっと管轄外になってしまうんでしょうか。中野三丁目と四丁目、何ていうんでしょう、四谷大塚の辺から渡っていく跨線橋、こちらについては、質問してもいいですか。
委員長
いいです。
小林委員
あの跨線橋については、非常に老朽化した施設であると思うんですけれども、その施設についての利用度、そしてこの工事期間中を含めた、改修を含めて利用についてはどのように考えているんでしょうか。どなたになるんでしょうか。
委員長
それは今、ここでは答弁できないでしょう、跨線橋の問題は。
小林委員、跨線橋の問題は、ここでは今、答弁できないと思います。
尾﨑都市基盤部長
直接のお答えになるかわかりませんけれども、阪神・淡路大震災の後に、跨線橋のほうも耐震改修を進めておりまして、あそこの囲桃園跨線橋についても、そういった意味では老朽化しているはわけではございません。十分な耐震設計をして補強をしておりますので、御安心いただきたいと思います。
小林委員
いいです。
委員長
あの跨線橋を利用している人もいるからね。そういう意味ですね。
佐野委員
JRとの協定についてお伺いをさせていただきます。
JRとの協定、基本設計ができたと、ようやくここまで来たなという感じがしました。御苦労さまでございました。その協定書自体は、基本ですから、あくまでも全ての網羅はしていないと思うんですけれども、それはお見せはいただけないんでしょうか、この委員会では。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
委員会資料としてはお出ししておりませんけれども、必要に応じて御説明には伺いたいというふうに考えてございます。
佐野委員
といいますのは、これ、協定書に基づいて信頼関係云々と先ほどおっしゃった。そういったことでいろんなことが出てくる。例えば費用一つにしても、これからここに書いてございます、中野駅周辺まちづくりの中で、基本設計が終わったと。今年度の主な取り組みの中で、設計着手――これから設計着手するわけですね、その基本設計に基づいて。そうすると、応分の負担の部分がありますよね、費用について、JRと中野区との負担部分がありますよね。これがまだはっきりしていない。これは当然設計が終わってみないと、積算をしていって、積算によって金額が出てくるという、そうしたら、その出てきた金額をどういうふうに割り振っていくかという問題が出てくる。そういうことで、今現在は設計着手の段階だから、積算まで出ていないから、応分の負担は――ただし、今言ったように、信頼に基づいているような、詳細については別途協議と書いてありますね、こちらのほうの別紙2には、別途協議と。そのときに別途協議をしていくということですね、ちょっと確認なんですけど。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
協定書には、割合とか金額とかは一切書いてございません。相互に適切に案分していきましょうということだけが書いてございまして、具体的には今後別途協議していくということにしてございます。
佐野委員
といいますと、信頼関係に基づいて協定書ができているということの原則に沿っている。それに基づいてこれから設計をしていって、具体的に例えば金額について出てきたとすると、それを応分にまたJRと話し合いを持って負担をやっていく。ということは、中野区の予算のこともあると思うんです、来年度については。その予算の中では、とっていくということ、いつぐらいまでにどういう形になるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
2年間これから設計をしていくわけですが、その中でおおむねの金額というものは出てくるかと考えてございます。ただ、実際に施行をしてみて、またそれは少しずつ修正がかかってくるということもあるかと考えてございます。
久保委員
先ほど来、1番のパースのことで、内川委員や小林委員のほうからも御質疑があったんですが、2020年のいわゆるオリンピックまでにはこの変更後と言われている赤い部分ですよね、ここ、しっかり示してくださいねというようなことで、完成してくださいねということで、これは何度かここでも答弁されていて、この1番のパースというのは、いつをイメージしているものですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
先ほどちょっと触れましたけれども、西口開設につきましては東京オリンピックを目指しておりますが、新北口駅前広場につきましては、その後の整備ということになりますので、このかさ上げ部デッキ、全体が完成するのはそれよりも2年程度後になるのかなというふうに考えてございます。
久保委員
かさ上げデッキというのは、いわゆるここに示されている部分で、全体なのか、例えば西口改札、当然2020年にできても、おりてくるところがなければ仕方がないわけですから、例えばここで言うところのどのあたりまでが2020年には完成しているのか。また、今これ、パースですけれども、広場のイメージがここに描かれてきています。これも現状、今まで私たちが聞いていたもの、もしかしたらの可能性として変わる場合も、先ほど石井副参事のお話もあったように思うんですけれども、どのぐらい、要はこのパースというのが2020年には完成をしている部分を指しているのか。また、この先々もこの絵に近づくような方向になっていくのか、ちょっともしわかる範囲で結構なんですが。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
少なくとも、南北通路から下におりられないとまずいですので、この駅ビルに張りついたテラスのような部分、これについてと昇降手段ですね、エスカレーターですとかエレベーターですとか。もしかすると、それは仮設になって工事を進めながらということになるかもしれませんが、この駅ビルに一番近い部分についてはしっかりとつくっていかなくてはならないかと思っています。
ただ、四季の森方面に腕が延びております部分につきましては、今後の区役所・サンプラザ等の計画も踏まえながら、進捗状況を見守りながら施行を考えていきたいというふうに考えてございます。
久保委員
仮設といっても、ちょっとどういうものなのかわかりませんけれども、当然これだけの乗降客があることを見越してやっていくわけですから、それには耐え得るものであろうということは、そこは思っておりますけれども。それで、こちらのペーパーのほうの位置図、計画位置という赤丸があるところがありますね。これは西口の改札及び今、御説明があった部分です。北口改札、南口改札がございますけれども、ここは現状と変わらず、この工事期間も使っていられるということなんですかね。この中野通りからいわゆる東側においては、駅舎についてはここは変化はないというふうに思っていていいんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
中野通りから東側についてはそのまま、西側だけの工事が始まるということでございます。
久保委員
わかりました。それと、「駅ビルは新北口駅前広場のかさ上げ部及び都市計画駐車場と接続することとし」となっているんですけれども、今、都市計画駐車場、いわゆるこのかさ上げ広場の地下に駐車場ができるというふうに私は思っていたわけですが、それとこの駅ビルとが接続をされるというような形になりますと、それはどのような形で接続されることが可能なんでしょう。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
JRの、例えば荷物搬入等の駐車場も地下につくられることになると考えていますので、その辺につきましては、都市計画駐車場と一体的につくって、なるべく費用を削減していくとともに、駐車場利用をする人が直接エレベーター等で出られるような形で駅ビル及び改札に入っていけるような形で、相互に接続していこうということでございます。
久保委員
そうしますと、何かイメージとしては、先ほどテラスとおっしゃっていましたけれども、あそこのエレベーターが地下のほうまで入れたりというようなことなのかなというふうに思いますけれど。で、ここの変更後というところにはないんですけれども、当初、新北口駅前広場の駐車場を使う場合に、入り口の部分というのがこのドコモビルのあたりでしょうか、西側のところに飛び出したような形で出ていたような部分があったかと思いますけれども、そういった、今現状ある都市計画と、今回これを進めていくことで変更点というんですかね、そんなことはあるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
都市計画駐車場につきましても、現在、附置義務条例の改正とか、まちづくり後の実際の駐車需要動向等を少し調査しまして、見直す方向で検討を進めているところでございます。それをまた御報告させていただきたいと思います。
委員長
それでは、3時になりましたので、宇佐美中野駅周辺地区整備担当の報告についての質疑は、休憩後に行いますが、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
委員会を休憩します。
(午後3時00分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時14分)
引き続き質疑ですが、宇佐美中野駅周辺地区整備担当から説明のありました「中野駅南口地区まちづくり方針」、別紙4、あと別紙5-1、2、こちらを一たん受けて、それで最後にまとめて全部受けますから、どうぞ。
それでは、この「(仮称)中野駅南口地区まちづくり方針(素案)」と中野駅南口地区の「地区計画(素案)」、「都市計画(素案)」、これについての質疑を受け付けます。どうぞ。
内川委員
別紙4の11ページのところと、これ、権利床の考え方が記載されているんですが、もう1度、ちょっと権利床について、簡単で結構ですから説明していただけますか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
まず、市街地再開発事業、実施事業、これは権利変換という形の行政処分で手続をします。権利変換の場合は、現在持っている土地、建物の評価額を建物の床に置きかえると、そういう形をとります。ですから、この場合ですと、市街地事業区の中に土地を仮換地してもらって、権利をとった上で権利変換という形になります。
内川委員
具体的には、ここに書かれているとおり、自転車駐車場、堀江高齢館、南部教育相談室、桃園公園、こういったものを置きかえて、それを再開発のどこかの部分に交換でということなんですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
委員のおっしゃるとおりです。
内川委員
具体的には、業務棟の中にこういったフロアを区として確保できるということですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
具体的に、まずどこに権利床をとるかというのは、これから先になります。まずは区のほうで何を問うのかという話を整理するのと、我々まちづくり部隊は、権利床として今後デベ等が決まってきますと、どのくらい床をとるという情報を準備組合のほうからもらって、それを区のほうに持ってきて何をとるか。具体的にどこにとるかという話は、区の考えでもありますし、準備組合、いずれいわゆる組合になりますけれども、そことのやりとりになります。最終的に権利変換というのは、組合を設立した後で変換しますので、お互い公法人という立場でやりとりをします。
内川委員
多分、これ業務棟の中になると思うんですけれども、公共公益機能の集積と書いてありますけれども、例えば高齢者会館機能であったり、教育相談室、こういったものの機能が一たんなくなってしまうわけで、そういったものというのはきちんと確保していくんだと、そういった考えでよろしいですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これについては、区の企画部門で全体を整理する話ですので、先ほど申しましたように、私どものほうはどのくらいの権利床がとれるかという情報を企画部のほうに提供する形になります。具体的に何を含むかというのは、企画のほうで整理していただくことになります。
かせ委員
今後の整備予定のところで、32ページですけれども、この中で、中野二丁目地区の第一種市街地再開発事業と書いてありますね。そのときに、中野二丁目の今団地になっていますけれども、それに関しては、下のほうに、28年には公社住宅の建設ということと、その上の二丁目の市街地のところでは、30年から建設工事と書いてありますね。ここで気になるのは、今の駅前住宅には、おおよそ100世帯くらいありますかね、残っていますね、相当数。こういった居住者の方たちとはどういう関係になっているんでしょうか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
まず、工程的には、公社住宅を現在の駐輪場のところにつくって完成した後に、現在の公社の方たちをそちらのほうに移転していただく。その後に再開発ビルをつくるという形です。公社の権利者の方については、公社のものですので、公社とお住まいの方がやりとりをする話になります。
かせ委員
それで、新しく建つ公社住宅ですけれども、これは今東京都なんか出ているあれですよね、近傍家賃制度に基づくものということで、相当高い、十数万円ぐらいの家賃になるかなというのはちょっと気がかりなところですけれども、そういう家賃設定になるんでしょう。ちょっとわからないですか。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これはちょっと公社の話なので、ちょっと申しわけないですが、私どもは承知しておりません。
かせ委員
わかりました。じゃ、ここでは無理だということで。
関連して、こういう話については、現在住まわれている方たちに対する周知であるとか、説明であるとか、その辺の関係はどうなっているかということですが。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
公社も地権者の1人ですので、地権者である、大家である公社が具体的にお住まいの方と説明会等、やっていく形になります。
かせ委員
ここでは無理だということなんだろうと思いますけれども。やはり心配されているんで、公社のことだということじゃなくて、区のほうも積極的に相談に応じるということが望まれると思いますので、いかがですか。
委員長
委員会を暫時休憩にします。
(午後3時21分)
委員長
再開します。
(午後3時22分)
かせ委員
事情はわかりましたけれども、そういう公社との関係等はあるんだろうと思いますけれども、その辺について、住民の皆さんの心配事にこたえられるように、やはり区としても対応をとっていただきたい。要望しておきます。
高橋委員
別紙5-1のA3の素案を拝見しますと、都市計画のことで、駅前広場を整備し、A、B、C地区を段階的にということだと思うんですけれども、ここの都市計画図で、前に伺ったJR線路敷きはとりあえず半分まで区画として引っ張っておくというお話は、区域としては伺っていますけども、実際のところ、南口のJRの駅舎は全くいじらないということでよろしいんですね、現状では、この都市計画では。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在、東口側の駅舎については、エリアから外れていますので、事業とは関係ありません。
高橋委員
そうすると、私が一番気になるのは、JR駅舎との関係がこのまちづくりでどうなっていくのかというところが非常に気になっているんですけども。区としては、JRとの協議の中で、この側がまた別の次元とは言いながら話が出ているのか、この辺、どうなんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在の南口の駅ビルにつきましては、耐震もして、当面使い続けるということを聞いておりますので、我々のほうの事業とは切り離してやっております。
高橋委員
そうしますと、例えばさっきの別紙3の裏の一番右下の図を見ますと、南口の駅前広場、駅広が出ているんですけども、結局、駅前広場は整備され、駅前広場に接続するA、B、C地区は整備され、道路づけも整備されということなんですけども、結局駅との接続が、別紙5-1を見ると、「ユニバーサルデザインに配慮し」と、「ユニバーサルデザイン」と書いてもらって僕はうれしいんですけど、これは結局バリアフリーということであって、南口地区の整備としてはユニバーサルデザインかもしれないけど、駅との接続という意味で、広い意味でのまちづくりとしては、結局駅と一回、連続性が遮断されるわけですよね、古い駅のままでね。そうすると、全くユニバーサルデザインじゃないという感じなんです、私のイメージとしては。これ、将来、五丁目との接続ということは、また構想としてはあるんでしょうけども、JRとの協議の中で、駅との接続部分、どうするのかを――例えば資料4の12ページを見ますと、真ん中の絵のところの鉄道敷きの一番下側のところに、東西にオレンジ色の歩行者ネットワークというふうに、デッキを利用してというのを書いてあるんですけども、こういう関係とかとのつながりで、結局つながっていないまちづくりというのは、駅につながったまちづくりはどうなのかなというのは思うんですけど、その辺はどうお考えなんでしょう。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
駅舎につきましては、先般、JRは階段部分に斜路をつけてバリアフリー対応をしたという認識でいるかと思います。今回も、この南口の今の駅ビルについては、当面改築したり、建てかえたりする予定はないというふうに聞いております。ただ、南口広場も含めて、今後きれいになっていく状況の中で、もう少し何か考えられないかという協議はしていきたいと考えております。
それから、破線で入れております南側の東西のつなぎと、あと五丁目とのつなぎ等につきましても、構想としては我々持ってございますので、今後のまちづくりの中で、あるいはJRの今後の建てかえ等の時期を見据えながら、またそれは協議していこうということで話は進めてございます。
高橋委員
南口の広場の再開発ビル等の接続部分で、当然エレベーターもエスカレーターも整備されるんでしょうけども、結局1回雨にぬれるわけですよね。そういうことを考えると、やっぱり車いすの方が1人で駅から自由に出歩けるのかというと、なかなかそういうことにはならないので、この辺の雨よけというか、その辺のこととか、JRと協議するとか、コスト負担で嫌なのかとか、その辺の交渉事というんですかね、交渉事だとは思うんですけど、その辺はどうなんでしょう。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
南口の広場から二丁目の再開発のデッキに上っていく動線につきましては、今後、南口の広場の詳細な設計に入る中で、そういったぬれないで行けるようなシェルターをかけていくかどうかも含めて、今後検討いたしますので、雨にぬれない動線というものは確保していきたいというふうには考えてございます。
高橋委員
その検討する位置というのは、敷地はJRの敷地になっちゃうんですか。それともここはぎりぎり区になるんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在の計画ですと、ここのところは今JR用地になってございます。その辺の取り扱いも含めて今後協議していくということで約束をしていただいております。
高橋委員
わかりました。じゃ、JRとの今後の協議の中で、ぜひ三丁目と二丁目のデッキ部分の連続性とか、ここの雨よけとか、ぜひ強力に推進してもらえるようにお願いいたします。
それと、構造的に南口が新たにJRがもし整備したとしたときに、フレキシブルに接続部分がいじれるような構造の設計をするように、ぜひお願いします。要望です。
後藤委員
南口地区まちづくり方針の素案の11ページのもみじ山地区及び千光前通り周辺、住宅地区についての項なんですけれども、こちらは南口のにぎわいの核を広げていく上でも重要な動線になると考えているんですが、具体的にどのように進めていくのか、教えてください。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
ちょっと質問を確認したいんですけど、11ページの一番最後のもみじ山のところですか。
後藤委員
そうです。
宇佐美都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
ここの部分については、今回のエリアの外になります、まず。ここに書いてございますように、一つはJR電車区を活用したまちづくりというものを考えていますけれども、まだ具体的な動きはございません。
後藤委員
今回はあれですけど、今後また具体的な動きは出てくる可能性があると考えてよろしいでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
こちらの冊子の、この10、11ページは、グランドデザインVer.3、これの抜粋した内容となってございます。グランドデザインでは、駅周辺についてまちづくりの方針をこのような形で表記をさせていただいておりまして、ここに記載をしていることについては、それぞれのプロジェクトの熟度の違いはあるんですけれども、こういったところを目指して今後取り組んでいきたいということでございます。
ただ、今現在、このもみじ山地区について何か具体的な動きといったものは特段ないわけではございますけれども、二丁目の再開発エリアを中心にまちづくりの機運が高まっておりますので、地域の方々の意識もだんだん向上してきているところかなというふうに思っております。
後藤委員
地区計画の素案、別紙5-1のほうにも、南口の駅前広場の拡張整備は、東西南北の交通動線の整備を行って、南口駅前を一帯、核とした上で、安全で快適な交通結節点とし、人々の回遊とにぎわいが広がる複合市街地の形成を図るというふうな目標になっておりますので、そういったことも含めて、ここに集まる人たちをどうやって広げていくかということも考えていただきたいと要望いたします。
委員長
他に宇佐美中野駅周辺地区整備担当の報告についての質疑ありますか。
なければ、今まで受けた4点ありましたね。まちづくり担当、それから計画担当、それから宇佐美整備担当と立原整備担当、ありましたね。この4点について、質疑漏れ、あと質疑が足りない、不足しているところ、どうぞ。
佐伯委員
新北口広場の件に関してなんですけど、バス停の問題、ことしの第1回定例会でも質問をさせていただきました。関東バスさん、当初は、平成27年度には新しいバス停をつくれるんじゃないかということで、駅前から今の停留所の位置に、しかも今の停留所の位置というのは、通常道路交通法上許されない、坂の途中にある仮のバス停ということで、今運営がされているわけですけども、これまでのお話を聞いていますと、2020年、平成32年に南北通路、西口の通路ができて、それからさらに後になるということになると、またこれ、関東バスさんにしてみると、おやおやっていう話になってしまうんじゃないかなと思うんですけど。1定のときにも、関東バスとどういう協議をこれまでしてきたんですかという質問通告をしたつもりだったんですけども、答弁は、協議はしておりますと、これしか答弁がこなかった。本会議場ですから、それ以上、質問することはできなかったんですけども、これまで関東バスさんにはどういう説明をしてきて、今回、またさらにおくれるということになると思うんですけども、今そういった状況についてはきちんと説明がされているんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
今、2期整備が当初の予定よりも少しおくれているということで、関東バスさんに大変御迷惑をおかけしているところでございますが、関東バスの担当の方とは定期的に、また非定期的にお会いして、現状をお伝えすると同時に、今の検討状況、あるいはこれからの事業の状況等をお話ししてございます。
また、今後工事が進む中で、いろいろな駐輪場の移設でありますとか、暫定広場の少し動かしとかありますので、そういった中で、対応が可能であれば、バス停についても少し検討をしたいというふうには伝えてございますが、まだ具体的にどうこうできるというようなことは伝えることができない状況でおります。
佐伯委員
これ、北口の開発の問題のみならず、ちょうど上鷺の地域のほうに行く旧なかのん、あれが現状の運行になるときに、各停留所に、中野駅北口の整備がおくれたために大変な影響をこうむった、聞くところによると6,000万の減収だったという話も聞いています。さらにおくれるようであれば、さらなる減便も検討しなくてはいけないと、大変深刻な文章が各停留所に掲示をされました。そのあおりか、上鷺宮の住民からしてみれば、本当にもう一つの足であった中村橋からのバスも、朝6時台に1本、7時台に1本と、1日2本の運行という形になってしまいました。結局、こういうおくれ――おくれるのはさまざまな状況があるから、仕方がないかもしれません。しかし、その間、きちんと関東バスさんと話をしていかないと、さらにいろんな地域のバスが減便されて、区民にとって影響が出てくるんじゃないかと思うんですけども、そういったあたりの話をきちんとしていっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
先ほども申しましたとおり、関東バスの担当の方とはお会いして、その都度状況説明をしておりますので、意思の疎通がないということではございません。
佐伯委員
それについて、意思の疎通はないということはないということですけども、先方は、はい、わかりましたということで、それで終わっているような話なんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
関東バスの担当者のほうからは、何とかバス停のことについて、今の遠い現状を解決する方策はないかというようなことは提起されておりますけれども、我々としても検討しておりますが、今のところ、具体的にどこにバス停を持っていくことができるかといったようなことはお答えできていない状況です。
佐伯委員
これは要望になりますけど、ぜひいろいろと御検討をされて、本当に中野駅周辺だけじゃなくて、中野にはいろんな地域があるんですから、そういったところの住民の生活も考えて、御検討いただければと要望しておきます。
委員長
要望ですね。
浦野委員
今、全体を通して、それぞれの地区についてのまちづくりの状況について御報告をいただいたんですけれども、これ、相当北口、南口も含めて、かなり本当に大きな開発になっていくと思うんですけれども、総費用について、今この時点でお示しできるものはあるんでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
駅周辺のまちづくりの事業費というお問い合わせでございますが、これについては、毎年第1回定例会の際に、ことしも平成26年度の財政フレームというものが示されております。その中で、中野駅地区と南口のまちづくりという、この2項目が駅周辺について、一定の想定のあくまでも概算という数字では示しているところでございます。
浦野委員
その概算のところは存じているんですけれども、それ以上のものは現時点ではないということでよろしいんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
今、公にされている数字としてはそれのみということでございます。この事業を進めるに当たっては、毎年、これまでもそうでございますが、きちんきちんとその予算を、当然内部でも十分に精査をして必要な経費、それと特定財源の考え方、これをあわせて検証を行いながら、十分に議会のほうに御審議をいただきながら固まっていくものというふうに認識をしております。
浦野委員
この質問をすると、特別財源、国や都の、これを有効に使っていくということがあるんですけれども、それでも住民の税金であることには変わりはありませんから、やっぱり予算を、きちんと全体の概算も含めて示していくということは本当に大事だと思っているんですけれども。
先ほどちょっと御報告の中で、別紙2のところで、今回、南北通路、橋上駅舎、駅ビルのところでの基本協定というところの御報告があったんですけれども、これについて、前々回のときに、この三つがこれがセットになっていて、駅舎と南北通路だけよりも、駅ビルを建てることでその費用の負担も抑えられるんだというような御答弁があったかと思うんですけれども、そうすると、今回の(4)の費用負担でも示されている共通部分、これがどうなってくるかということが、この費用のところでは大きくかかわってくるんだろうと思うんですけれども、この共通部分というのは具体的に今、この共通部分について示せるものというのはあるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
共通部分と申しますのは、駅舎と南北通路単独でつくった場合、当然一つの建築物として、屋根があって、壁があって、柱があってということになりますが、今度、駅ビルと一体的につくるという条件のもとですので、屋根は駅ビルの屋根がございますし、壁も駅ビルの壁がございます。そういった意味で言えば、その分が必要なくなるということで、中野区の負担の減になるんではないかというように考えてございます。具体的にはこれからの設定でありますので、数字は今は申し上げられません。
浦野委員
そうだと思うんですけれども、それで、2年かけて今後設計をしていくということなんですけれども、そうすると、この三つのところに限っての費用というのは、その設計ができた後に示されるということで確認、よろしいですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
当然、設計の過程で数字がある程度出てくると思いますので、お示しできる段階で、数字についてはお示ししていきたいと考えております。
浦野委員
わかりました。やはり今後、7月の下旬に区民との意見交換会、2回の日程で開かれることになっていますけれども、これまでも繰り返し申し上げてきましたけれども、やはりそういった費用の面、中野は今、財政のところでいろいろな見直しを行いながら、区民サービスのところでの削減、費用負担というところをやっている部分がありますから、やっぱり区民に納得を得ていく、きちんと説明していくということを改めて要望しておきたいと思います。
最後に1点なんですけれども、この意見交換会、2回行われるということですけれども、これまで中身の賛否は別として、やはりできるだけ多くの方に知っていただく、また意見交換会をしていくというのは、それは区としても、区民の方から意見を聞いていくという姿勢はあると思うんですけれども、今回、7月の最初の区報にたしかこの説明会の案内が載ったかと思うんですけれども、これまで区報やホームページだけじゃなくて、区の掲示板なども使って、できるだけとにかく1人でも多くの方にここに参加してもらう、意見をいただくという姿勢がやっぱり大事なんじゃないかということを申し上げてきましたけれども、今回、その広報の持ち方について、最後、御説明をお願いいたします。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
委員御指摘のとおり、この2回の開催については、7月5日号の区報に掲載をしてございます。また、あわせて中野区のホームページにも情報として上げております。基本的にこの2本の広報媒体を使ってやっているわけでございますが、我々、常に地域のほうには入っていきながら、いろんなお話し合いとか協議の場を持ってございます。この実施されるまでの間も、我々、地域に入っておりますので、そういった場、全てを活用して、こういった意見交換会をする旨は十分に周知をさせていただく予定でございます。
浦野委員
地域に入っていってということですけれども、実際、それは近隣の、ここの実際対象になる、これから開発のエリアの方たちだったりとか、区内全域ということではないと思うんですよね。それで、やはり一つの媒体として、区民の広場、広報のところに場所もあるわけですから、そういったところもぜひ活用していただきたいと思うんですけれども、これは改めて要望をしておきたいと思います。
委員長
要望ね。
かせ委員
今のに関連しますけれども、まずは共通部分ということですけど、これは裏のページを見れば入っておりますけれども、赤の部分、これは区が負担ということなんだと思いますけれども、この基礎部分というのはあれですよね、ビルとも関連すると、ビルの基礎でもあるわけですね。そうした場合に、これはその案分というのはどういうことになるんでしょう。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
道路一体建物の場合、道路はトンネル状に立体的な計画範囲になりますので、建物については駅ビルの一部ということで、JRが基本的に負担すると。ただ、南北通路、橋上駅舎に係る柱については、基本的に中野区で負担して、それにビルがかぶさることによって、それなりの重量がかかりますので、増強分についてはJRが負担するということになってございます。
かせ委員
図で示してほしいんですけれども、いわゆる赤い部分、駅舎がありますよね。駅舎部分というのは、いわゆる駅舎部分ですけど、その基礎の部分についてお聞きしたんですけれども。これを見ますと、赤い部分ですね。赤い部分といいますと、駅ビル全体のかなりの部分をこの基礎部分に含まれるというように見えるわけですよ。大体ぱっと見たときに、半分以上は赤い建物があれですね――赤い建物全体、そのところを基礎としてやるということになると、大変な比率になるわけですけれども、これは面積比率でなんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
今回、中野区が計画するこの赤い部分の下の基礎の部分ですね、これは基本的に区負担で整備することになりますが、その上にさらにビルがかぶさることによって。
かせ委員
それはそうなんだけど。だから、今おっしゃったように、基礎部分については――基礎ですよ、一番下の人工地盤の部分。人工地盤の部分に関して言いますと、半分以上を区が負担ということになりますよね、この絵の比率からすると。そういうことですか。それを聞きたかったんです。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
おっしゃるとおり、これは駅ビルがあってもなくても人工地盤というのはつくるものですので、この部分については基本的に単独整備と同じ、区負担ということで考えてございます。
かせ委員
これ、重要なことでして、基礎部分ということになりますと、その上にどれだけの建物が建つかということによって、基礎の強度というのは決まってくるわけですよね。だから、3階建てぐらいのビルだったら、それにふさわしい基礎部分でいいんですけれども、これが10階や高いビルになると、この基礎部分については強固にしなきゃいけないわけでしょう。そういうことですね。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
先ほども少し触れましたが、基本的に単独整備をした場合の基礎の強さからふえた部分についてはJRが負担するという取り決めにしてございます。
かせ委員
そうすると、こういう解釈でいいんですか。この赤い部分、橋上駅舎と南北通路の単独で工事をした場合の基礎の部分の費用、それを上回ることについてはJRが負担する、こういうことですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
委員おっしゃるとおりでございます。
かせ委員
それと、この絵で見ますと、断面図のところですけれども、多分これは橋上駅舎部分の一番建物の屋上部分のことを言っていると思うんですけれども、屋上部分の工費について、この部分については、それにしてもかなり大きな面積を占めますけれども、区が負担ということなんでしょか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
上に浮いております赤い部分のことでございましょうか。これにつきましては、改札の運営に必要な駅務施設の一部ではございますが、必ずしもコンコースに置く必要のないものについては、上階に置く場合もあるということで、このコンコース階以外にも駅務施設として必要なものは上に移す可能性があるというものをイメージとして入れたものでありまして、必ずしもこれが規模をあらわすものではございません。
かせ委員
だから、屋上部分と言っても、ただフラットに置くだけじゃなくて、ビルに行けば、屋上部分というのはさまざまな用途がありますし、さまざまな設備も置かれていると。単純に屋上部分と言いましても、設計によっては大分違ってくるものがあると思うんですよ。そういった屋上部分のことについて、いわゆる駅ビルの屋上階について費用負担をするんだと、こういうことになるんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
屋上の整備と言われますとちょっと誤解がございますが、単独整備であれば、当然駅舎内に必要であったもの、今度は駅ビルと一体でやりますので、必ずしも駅部分、コンコース階になくてもいいものについては、合理的に上の階に移すこともあり得るというものを示したものでございます。
かせ委員
だから、天井部分ですけれども、一番簡単なやつはスレートを敷いただけで――という、スレートで済んじゃうわけでしょう。それがビルになれば、そんなもんじゃないと思うんですよ。それについても負担しなきゃいけないのかということなんです。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これにつきましては、屋上ではありませんで、一番最上階か、別にどこの階かはわかりませんけれども、例えば駅務施設に必要なものとして、終電から始発までの仮眠室でありますとか、休憩室というものが必要になります。ただ、それは駅ビルになった場合に、コンコース階にある必要はございませんので、上の階に持っていくこともあり得るというものを示したものでございます。
かせ委員
ちょっと話が違ってきちゃったんですけれども。いわゆる仮眠室とか執務室という、駅施設ということですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
おっしゃるとおり、これは改札の上に必要な駅務施設ということでございます。
委員長
大丈夫。改札にまつわる駅務室だから、自治体負担ね。
かせ委員
わかりました。
高橋委員
別紙3の裏の都市計画変更素案の4のところで、将来整備イメージというところがあって、新北口の駅前広場の話があるので、先ほど関東バスさんの話が出ましたけども、関連して、中野が都市観光を位置付けて、来街者を呼び込み、あるいは外国人観光客を呼び込みというお話も区長、されていましたけども、観光バスとか、そういういわゆる人を呼び込むツールとして、駅、タクシー、観光バスだと思うんですけども、観光バスとかを停留させるプールのような位置付けというのは考えていらっしゃるでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
現在の新北口駅前広場の中では、観光バスという問題は考えてございません。これにつきましては、区役所・サンプラザ地区との一体整備の中で、そういったような場所の確保というものも検討していきたいというふうには考えてございます。
高橋委員
中野のにぎわいのメッカとなるこの地域なので、はとバスなのか、そうなのかは別として、観光バスがとまらないと人を呼び込めないんじゃないかな。例えば、これからどういう施設整備が進むかわからないですけども、大きな今後の面開発の中で、集客施設であったり、コンベンションホールであったり、国際会議であったりというのが、ありましたですよね。その辺をこなしていくにも、そういうバス機能というものもちょっときちっと考えたほうがいいと思いますので、どうでしょう、その辺。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
駅前広場につきましては、あくまで鉄道とその他の交通との結節機能ということで、今計画設計しているというふうに考えてございますので、そういった観光バスへの対応というところにつきましては、今後、区役所・サンプラザ地区の整備等の中で考えていければいいかなというふうに考えてございます。
むとう委員
お尋ねし忘れてしまったので、改めてお尋ねしたんですけれども、西側の南北通路と橋上駅舎の事業の部分なんですけれども、それぞれ区が担う部分、JRが担う部分と違うわけですよね。お金の出し方も違うわけなんですけれども、そこですごく心配になるのは、今でき上がっている北口改札のところ、北口広場のところ屋根の部分なんですね。所有者とお金を出す方が違うということだったのが原因かどうかよくわかりませんけれども、屋根に段差があって、雨が降るとどんどん漏れて当たるんですよね。あれが何で一体的にできなかったのかなというのもありまして、それって、やはりそれぞれ所有区分が違っていたりとか、お金の出所が違っていたとかいうことだったのかなというふうに思うんですけれども。どこの部分がわかりますか。
それが今度、またあれと同じようなことになると、見た目もすてきでもないし、実用的でもないわけなんですけれども、今後、これからつくる橋上駅舎の部分、それから南北通路の部分で、そういうことは起こり得ないんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これから基本設計、実施設計と進んでいく中で、そういったそごが起きないように、当然計画していきたいと思っておりますし、整備後は、また管理協定という形で、JRと一緒に管理を――どういう仕分けで管理していくかということは取り決めをいたします。そういうことでありますので、きちんと設計及び管理を行っていきたいというふうに考えております。
むとう委員
そうだとすると、今、北口――ちょっと話がそれてしまいますが、どうしてああいう現状になっているんでしょうか。今後、それから、そういうことが起きないようにJRと協議して進めていくということで、それができるんだとするならば、なぜ北口のところではできなかったんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
今のシェルターが少し互い違いになって触れていないということについては、それぞれの建築物ということですので、互いに重なったり、くっついたりしてはいけないという建築の指導があったということで、若干すき間が今生じているということでございます。
むとう委員
そうすると、そういうことが起きないようにという、先ほどの御答弁でしたので、今後、これからつくられる橋上駅舎及び西側の南北通路の部分では、そういうことは起こり得ないというふうに思っていてよろしいんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
今回は、南北通路、駅舎、駅ビル、それぞれ一体の建物として計画いたしますので、そういったことは起こりません。
むとう委員
それはちょっと安心をいたしました。先ほど浦野議員のほうからも御質問があったんですけれども、基本協定を結んだけれども、詳細、費用負担についての詳細は別途協議ということになっているので、私もとても気になるんですけれども。今、いろいろ建築にかかわる人件費や材料などが高騰していく中で、一応今、区のほうとしては先ほど御答弁あったように、大体300億円強ですか、ぐらいの駅周辺の基金と起債の活用の金額が一応予算書の中には出ているわけですけれども、それに見合うような形でとか、そごが生じないようにとか、今後の状況を見ながら綿密に行っていくというような御説明ではあったんですけれども、きょう、さまざまな計画、それから絵になって示されていく中で、やはり金額のことというのは大変気になるわけですよね。これからどういうふうに進めていくのか。それはよりよいものをつくっていってほしいんだけれども、それはお金との見合いだと思うんですけれども。一定、予算書の中には雑駁な金額は出ておりますけれども、今後、さまざま高騰していく中で、このようにどんどん進めていくことで、本当に大丈夫なのかというのはすごく懸念を持っているところなんですけれども、その辺はどういうふうに区としては考えていらっしゃるんでしょうか。先ほどのJRとの協議の中でも、負担割合はこれから協議ということなわけで、そこも不透明であるわけなんですけれども。計画全体、駅周辺のまちづくり全体について、一体どういう、それぞれがどれぐらいのお金で本当に進んでいくのかというのは、現時点では、今、きょうこういうふうに示されましたけれども、これをこういうふうに進めていったらおよそこのぐらいだよ、現時点ではこれぐらいだよということを常に示していただけるとありがたいかなというふうに思うんですよ。どんどん青天井でやっていっていいことではないわけですから。その辺はどういうふうに考えていらっしゃるのか。
当然、これから区民説明会をしていく中でも、本当にすばらしいものをみんなつくっていただきたいと思っていると思うんだけれども、一体これを進めたらどれぐらいかかるのかと、もっと具体的にいけばいくほど、全然数字が変わっていくこともあるかもしれないけれども、現時点ではこれぐらい、現時点ではこれぐらいというようなことを示していただいたほうが、区民説明会における区民もわかりやすいと思いますし、私、議員としても、今の時点でこれぐらいですということも、大体示していただくようにしていただいたほうがいいのではないかというふうに思っているんですけれども、その辺はどのようにお考えでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
先ほどと答弁、繰り返しになり恐縮でございますけれども、毎年毎年、財政フレームというものは区として示しているところでございます。その中で、中野駅周辺まちづくりの項目もしっかり入ってございまして、毎年中長期的な展望を精査しながら更新をしながら、ああいったものを出させていただいているものでございます。
一方で、各年、どのぐらいの事業費になるのかということは、当然その時点時点で、各プロジェクトの進捗をにらみながら、十分に精査をしながら、特定財源の裏付けもしっかりと見きわめながら予算計上、提示をさせていただいているというものでございます。
委員に御心配いただいている、まさに工事費が昨今、非常に高騰しているという、そういった社会経済動向も、もちろん我々にとっても非常に重要なことの一つでございますので、そういった動向もあわせて当然見きわめながら、年度ごとの予算という中でお示しをしていきたいと思っております。
むとう委員
年度ごとに示すのは当然のことなんですけれども、それ以外に、こういう計画をつくっていく段階段階で、ある程度、そちらは常に考えて精査されているということなので、段階を追って、この時点ではこれぐらいという想定というのは出てこないものなんでしょうか。常に綿密に計算されているということなので、出せないことではないんじゃないかなと思うんですけれども。きょう、本当にいろいろ絵になって、具体的にある程度出てきた中で、この段階ではこれぐらいみたいなことというのは、数字として示していただけたら非常にありがたいんですけれども、それは全く出てこないものなんですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
繰り返しになりますが、中長期的なことにつきましては、毎年出されている財政フレームの中でお示しをしているということでございます。
むとう委員
まあ議員は予算書とかがあるのでわかるんですけれども、今度7月に区民向けに、きょうの説明のような説明会をされるということですので、予算の中に示している金額ぐらいは、あわせて御説明の中に加えていただけたらありがたいかなと思うのですが、いかがでしょうか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
事業費に関するそのようなお問い合わせがあれば、今お示しできる数字としては、そういった数値をお伝えすることになるのかと思います。
むとう委員
お問い合わせがなくても、説明会のときにそちらから説明していただけてもいいんじゃないかなと思うんですけれども、それは問い合わせがなければ、参加する区民が聞かなければ答えてはいただけないんですか。やっぱり全体のこういうすばらしいものをつくるにはこれぐらいかかるんだよということは、やっぱり伝えていただけたほうがいいかなと思うので、ぜひ説明会で数字もあわせて御説明していただくようにお願いしたいと思います。いかがですか。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
意見交換会では、まさに当委員会できょう御報告をさせていただいた内容をしっかりと区民の皆様にお伝えをして、いろいろな御意見をいただきたいと思っております。その御意見の中では、もちろん事業費に係ることも出てくるだろうという想定の中では、きちんとそれについても、今お示しできるものはお伝えしていきたいということです。
佐野委員
今の質問に関連してですけども、基本設計はこれからとおっしゃいましたよね、駅ビルの。そうすると、共通部分というのは、これからでき上がって幾ら、試算があるわけですよね。まず設計ができる、設計ができれば試算がそれから入りますよね。それで幾ら総体的にかかるというのが普通建物の場合には出てきますよね。まだそれは出ていないんでしょう。出ているんですか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これからの設計でございますので、数字については出ておりません。
佐野委員
ということは、これからそういう設計に基づいて積算をするということ、積算をすれば、ある程度の金額、全体像は出る。そうすると、その部分の共有部分は一体何なのかと、これから交渉に入る、JRと。ということの段取りの順番ですよね。そうすると、今お答えになったように、すぐ出るということにはならないんじゃないんでしょうか。どうなんでしょう。
松前都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当)
先ほど私が申し上げましたのは、毎年度第1回定例会で出される26年度の財政フレーム、その中で中長期的な仮概算ではあるんですけども、数字は出させていただいているところです。仮に事業費がこの先々どのぐらいかかるのかというお問い合わせがもしあったとすると、現時点で我々がお伝えできるのはその数値だけということの前提で今お答えをするということでございます。
奥田委員
別紙1と一番最初に説明いただいた全体の概要図のところでお伺いいたします。
全体の概要図の中でも、区役所・サンプラザ地区、新北口駅前広場一体整備という、一体整備の範囲の中にサンプラザと区役所だけではなくて、NTTのビル、ドコモビルと、税務署ですね、西側の少しはみ出した部分も、地区としては含まれているという表示になっています。拝見しますと、別紙1の区役所・サンプラザ地区再整備の基本構想の中でも、ここが検討の範囲だということでの御説明があるんですが、具体的に基本構想の中での位置付けとして、範囲として入っているにもかかわらず、この税務署とNTTのビルについての取り扱いについては、方向性といいますか、がほとんど示されておりませんし、整備の事業イメージの中に、これは関係者として、区と民間事業者という形で入っておりますけれども、税務署がもしかかわるとしたら、公共、行政という立場でも、区だけではない形のかかわりもあり得るのかなと思っているんですけど、このあたりの整理はどうなっているんでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
お示ししました再整備の検討範囲につきましては、まちづくりの観点から、この区域に区切っているということでございます。周辺の道路なども含めて検討していくということで考えております。この区域の中で、今税務署につきましては、以前この場でも少しお話しいたしましたけれども、移転をするという計画があったということもございます。今後、この税務署の動向、こちらはまた情報を得ながら、こちらの立地の可能性ということも検討していきたいというふうに思っております。また、NTTドコモビルにつきましては、この計画、こういった整備構想ができたということで、情報の提供はしてございます。また、今後、NTTドコモのほうも、こういった計画を受けて、事業者として何らかの考え方を考えていくというふうに考えております。
奥田委員
税務署については、移転の計画もあったけども、今は具体化されていないという状況でありまして、ここの部分については、やはり相手方の動きを待つだけでは、事業計画として後手に回ってしまう可能性がありますので、できましたら、関係者の中の位置付けとして、やはりしっかりと位置付けた上で、例えば複合的な開発がされていくのであれば、この地区に税務署が残るといった方針になった場合について、体育館との合築という話が今あるかもしれませんけれども、区単独の施設である必要はないわけでして、しっかりと関係者との協議の中で、こちら側から合築という形で、どこかもう区外という話になれば別ですけれども、区内での立地ということの可能性を先方が模索する場合については、一体的に合築の方向性も。
委員長
区内に決まっている。中野税務署は区内。いいですか、区外は絶対にない。
奥田委員
そうですね。ごめんなさい。中野税務署ですからね。当然区内ですけれども、エリアですね、そのエリアで再整備ということについては、やはり合築という方向での方向性も持って――こちらが持たないと、なかなか検討が具体化していきませんので、そのあたりについては、この構想の中に位置付けて検討として進めていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
再整備基本構想につきましては、6月に策定してしまったということでございまして、基本的にはこの方向で進めていくというふうに考えております。
奥田委員
してしまったというお話でありますけれども、しかし、案がとれた段階で、具体的な質疑もやって、何といいますか、議論も深めていくんだということもあったわけで、それを受けてのきょう質疑でありますので、これでもう構想として、もう税務署については受け身なんだということでは、ここ、動線としては非常に重要でありまして、公園ができた中で、駅からおりた先の公園への動線として、ここの取り扱いがどうなるかで、今はもう公園、実は全然見えないですよね。動線としてもよくないと。ここの取り扱いが有効にできることで、公園に非常に隣接した駅前という開発の可能性も見えてくるわけで、ここについては、受け身で、ここ残ったままです、それを前提にするということは、公園との連続性はもう前提としてはあきらめるということですね。今は見えない。もう見えないのを前提としたまちづくりと、見える形でのまちづくりというのは、もう全然違ってきますから、してしまったということで過去形で整理するんではなくて、やはり今後もそういったことを含めて御検討されるべきだと思いますが、いかがでしょうか。
石井都市政策推進室副参事(中野駅周辺計画担当)
この基本構想の後、今後、再整備の実施方針、それを策定してまいります。この中では、もっと具体の空間の構成ですとか、事業の手法だとか、そうしたものも含めて計画をつくっていくということになります。その際の再整備の検討範囲として示しておりますのがこの範囲でございますので、そうした実施方針を策定する中で、この範囲の中のまちづくりということでとらえて検討してまいりたいというふうに思っております。
委員長
いいですか。今後ね。
後藤委員
別紙3の裏側の、このファーストデザインとかを見て、ちょっと非常に楽しみだなというふうに思うんですけれども、こちらの別紙1のほうにも書かれておりますように、良好な景観や都市空間形成が必要であると。これからさまざまなところを段階的につくっていくことになると思うんですが、そうした景観デザインについての考え方というのは、いつ出てくるんでしょうか。
立原都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当)
これにつきましても、今後の設計していく中で良好な景観を形成するデザインとは何かといったものを含めて協議、検討していきたいというふうに考えております。
委員長
よろしいですか。他に質疑がなければ、これはまだ引き続き、一等最初の委員会からずっと引き続き資料、皆さん持っていらっしゃると思いますが、それに関連しての質疑は毎回受け付けますからね、その他の項で。よろしければどうぞ。いいね。ということです。
きょうのところはここで質疑を終わりますが、よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
それでは、所管事項のその他でございますが、口頭はきょうはなしですね。
以上で所管事項の報告は終了です。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後4時13分)
委員長
それでは、委員会を再開します。
(午後4時16分)
次回は、7月23日(水曜日)午後1時から委員会を開会し、休憩中に東西線葛西駅駅前駐輪場を視察することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
異議ありませんので、そのように決定をします。
本日予定した日程は全部終了です。
委員、理事者から発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で中野駅周辺地区等整備特別委員会、散会します。
(午後4時17分)