中野区議会総務委員会〔平成27年3月10日〕
総務委員会会議記録
○開会日 平成27年3月10日
○場所 中野区議会第1委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後2時03分
○出席委員(9名)
内川 和久委員長
酒井 たくや副委員長
木村 広一委員
石坂 わたる委員
北原 ともあき委員
いでい 良輔委員
久保 りか委員
奥田 けんじ委員
岩永 しほ子委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
副区長 川崎 亨
副区長 英 直彦
政策室長 髙橋 信一
政策室副参事(企画担当) 海老沢 憲一
政策室副参事(基本計画担当) 森 克久
政策室副参事(予算担当) 黒田 玲子
政策室副参事(広報担当) 酒井 直人
政策室副参事(業務改善担当) 中谷 博
経営室長 竹内 沖司
危機管理担当部長 小田原 弦
経営室副参事(経営担当) 戸辺 眞
経営室副参事(人事担当) 角 秀行
経営室副参事(施設担当) 石井 正行
経営室副参事(行政監理担当、債権管理担当) 田中 謙一
経営室副参事(経理担当) 伊藤 廣昭
会計室長 浅野 昭
選挙管理委員会事務局長 吉村 恒治
監査事務局長 古屋 勉
○事務局職員
事務局長 篠原 文彦
事務局次長 堀越 恵美子
書記 細川 道明
書記 大野 貴子
○委員長署名
審査日程
○所管事項の報告
1 東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画について(企画担当)
2 平成27年国勢調査の実施について(企画担当)
3 中野区基本構想審議会の答申について(基本計画担当)
4 中野区歌の完成について(広報担当)
5 特定個人情報保護評価の実施状況について(業務改善担当)
6 債権の放棄について(債権管理担当)
7 一斉臨戸徴収の実施結果について(債権管理担当)
8 自動販売機設置に伴う一般競争入札の結果について(経理担当)
9 財産の処分(野方一丁目用地)について(経理担当)
10 その他
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足数に達しましたので、総務委員会を開会します。
(午後1時00分)
本日の委員会における審査日程についてですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり審査を進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
また、審査は5時を目途に進め、3時ごろに休憩をとりたいと思いますので、御協力お願いいたします。
議事に入ります。
所管事項の報告を受けます。
初めに、1番、東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
それでは、東中野区民活動センター及び(仮称)東中野五丁目公園整備基本計画につきまして、資料(資料2)に基づきまして報告いたします。
本報告につきましては、厚生委員会、建設委員会と同様内容ということで報告させていただくものでございます。
東中野小跡の活用につきましては、先般の総務委員会におきまして、区民説明会等の内容につきまして報告をさせていただいたところでございます。その後、区として基本計画を策定いたしましたので、報告するものでございます。
前回の案から変更された点を中心といたしまして、整備基本計画について説明をいたします。
基本計画の案からの変更点といたしましては、1でございますが、教職員寮の部分の西南側から区民通路階段の形状に合わせまして、屋外エレベーターの位置等の変更をしたということでございまして、それぞれ面積が若干変更になっているということでございます。ごらんのとおり変更になってございまして、最終的な売却の面積といたしましては、4,143平米ということになってございます。
2番、施設概要でございますが、案とは変更がございませんで、東中野区民活動センターにつきまして、延べ床面積975平米、ほかに防災倉庫83平米、(仮称)東中野五丁目公園につきましては1,200平米としております。屋外通路整備の面積としては357平米となっているところでございます。
裏面でございますけれども、別添でございますが、基本計画の内容をおつけしてございますので、お読み取りいただきたいと思います。変更点といたしましては、今、御説明したとおりでございます。
今後の予定でございますが、前回と大きく変更がないところでございますが、来年度10月末には東中野小学校の暫定開放を終了いたしまして、避難所を第三中学校に統合するということでございます。基本設計を11月に完了いたしまして、平成28年1月に小学校校舎の解体に着手していきたいというふうに考えてございます。
その後、敷地の分筆の手続を経まして、区が使用する以外の敷地につきましては、最短で28年9月に売却を予定しているところでございます。29年1月には区民活動センターの着工、全体の開設を平成30年6月に予定しているというところでございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
岩永委員
通路の面積がふえているんですが、別添でつけていただいた図面の敷地配置の中で、この通路とはどこなのか、ふえた理由とは何でしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
基本計画の3ページになりますが、この図面の下のほうから区民活動センターに上がっていくところの通路でございますけれども、エレベーターと階段をつけておりますけれども、この部分の通路の形状でございますけれども、傾斜地ということで、より設計の部分でとり合いというか、面積の部分で通路の変更をしたということでございまして、実施可能なものとして、もう一度検討し直した結果、こういった形状になったということでございます。
岩永委員
そうしますと、傾斜地でエレベーター等をつける関係で実施計画の中で当初予定していたよりも広さが必要になったと、そういうことなんですね。そのことなのかというのが1点。それから、アスタリスクのところに「売却用地等の面積」はという一文がありますが、これはどういうことが想定されるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
今後、分筆等に当たりまして、敷地境界等の測量等を進めていくということになるかと思います。その段階で正確な面積が出てくるということになるかと思います。
岩永委員
そうしますと、これは先ほどの通路の面積が、実施設計に向けて改めてやった結果、変更になったけれど、売却用地はさらに分筆等の関係で変わってくると。その場合、区民活動センターの敷地面積は変わらないんですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
この計画については変更はございませんけれども、民地との境界の関係で実際の面積が若干変更になる可能性があるというところでございます。
岩永委員
民地というのは、これだって四方が道路、通路等々で、民地境界というのはどこになるんですか。
海老沢経営室副参事(施設担当)
民地と申しますとちょっと訂正させていただきたいんですが、道路の境界でございまして、道路の境界の部分が今後確認をとっていかなきゃいけない部分というのがあるというふうに聞いてございます。
岩永委員
そういうことで変更の可能性があるということなんですね。だけど、ちょっとした変更程度で、全体的には変わらないと、そういうことになるんでしょうか。
海老沢経営室副参事(施設担当)
現在の計画としては、小学校の敷地の中の土地の分割線の考え方については変わりはないということでございます。
岩永委員
3ページの土地関係を見てみますと、売却用地が東側に存することになるわけですね。この間、区の説明では、良好な住宅等の提供に資するようなことをやっていきたいという説明もありました。この売却用地を仮に売ったとして、ここに住宅等を建てるとすると、東側に建つことになるので、公園、また、区民活動センターは東側に立った建物によって日影になるのではないんですか。
海老沢経営室副参事(施設担当)
これは建築の用途あるいは建築の基準にのっとって建設されるというふうに考えてございますので、その範囲内での、光という御質問でございますけれども、そういった建築の基準にのっとった形で建設されるものというふうに考えてございます。
岩永委員
建築上の細かいことはここでやりとりをするということにはならないんだけれども、東側に立った場合に、午前中の日が東側の建物等に影響するというのは、通常のことですよね。どのようなものが建つかにもよるんだろうけど、少なくとも土地の関係からいくと、区民活動センターと公園は西側になって、午前中の日がどのようになるかという心配がこれを見ただけで起きるわけです。区の側としては、区民の財産、区民が活用する施設、そういうものは日影との関係で考慮するという考えはないんですか。
石井経営室副参事(施設担当)
ごらんいただきました図面の左の下のほうに方位がありますね。真南がちょうど図面の下側になります。したがって、確かに高さによっては真東からの関係でいいますと、日影が若干落ちてくる可能性はあります。ただし、これは南向きになっておりますので、南から西側への午後の日差しというのが多く当たるだろうというふうな予測はつきます。なおかつ、売却用地の下の部分、左下の斜めにあるわけですが、ここはがけ地になっておりまして、前の道路、東側5.4メートルから6メートルという道路、こちら側へのアプローチを考えますと、建物を下から立ち上げてくる可能性は大きいと。そうしますと、公園の地盤面からの高さというものはそんなに高くは立ってこないだろうという予測はできます。
したがって、日差しというか、方向を考えますと、区民活動センターと公園の配置というのは、この形状、方位からすれば、妥当な配置の計画になるだろうというふうには考えております。
岩永委員
法的なとか、そういうことを私はお伺いしているのではなくて、区が区民の財産をどう処分するか、どう活用するかというふうに考えたときに、その施設や、例えば公園、広場等がどういう建物からの影響を受けるのかというのは当然考えてしかるべきだと思うんですね。
今、御説明がありましたけれども、それでもどういうものが建つかによってはわからないということを残すわけだけど、少なくとも図面上、どんな建物が建つかわからないではなくて、東側が売却用地になっているということから受ける区民施設や公園等への影響がどういうものかというのは当然考えてしかるべきであろうと思うんですが、そのあたり、もう一度お答えください。
石井経営室副参事(施設担当)
繰り返しになりますけれども、区民活動センターと公園の配置、これがまるっきり日影になってしまうというような心配は考えにくいということを先ほど申し上げておりますし、この配置はむしろ他の関係でいきますと妥当な配置案というふうに私は考えております。
岩永委員
今、お答えいただきましたが、まるっきり日影になるかどうかというようなことだけが問題ではなくて、要するに位置的にそういうことが懸念されるにもかかわらず、そういうことを起こすような売却の仕方を考えている、そういうところにやはり問題があるということが言えると思います。区民に提供する施設、財産は良好な環境の中で整備されていくべきだし、その責任は区にあるだろうということを申し上げておきたいと思います。
それから、ことしの1月に区民活動センター等の区民説明会の実施結果についての報告を受けました。ここに寄せられた例えば区民活動センターや区立公園についてという問題等について、区の考え方が示されたわけなんですが、こうしたものはこの計画の中に反映されていくというようなことについては、スケジュール的にはいつどのように出てくるんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
基本計画の案に基づきまして区民の説明会を開催させていただき、御意見をいただいたところでございますが、御説明をさせていただいた中では、現状では基本計画の中身について変更していくということは考えないで、そのまま基本計画どおり進めていくことが妥当であろうというような判断を行いまして、基本計画を決定させていただいたということでございます。
久保委員
ちょっとスケジュールの確認をさせてください。東中野小学校跡地及び中野教職員寮跡地の一部売却ということで、一部売却になるのが先ほど通路の面積というのがあったので、ここのところが入るということなのかと思うんですけれども、7月に実施設計が完了して、1月に建築着工しますよね。その間に一部売却というスケジュールが入っておりまして、売却時期が例えばずれたりしていった場合に建築着工には影響がないのかということを確認したいんですが。
海老沢政策室副参事(企画担当)
区民活動センター建設前に土地を分筆し、敷地を確定して建設を開始するというスケジュールでございます。その後、分筆した区民活動センターと公園以外の部分については、売却の契約をするということでございまして、ここに記載させていただいた今後の予定でございますが、最短のところで売却するということでございまして、区民活動センターの建設には売却の時期というのは影響はないということでございます。
久保委員
わかりました。それと、ここには教職員寮跡地の解体のスケジュールがありませんけれども、売却をした後にそちらの事業者が教職員寮の跡地をどういうふうに活用するかということも含めてのことになるのかと思うんですね。先ほど通路というところがありました。エレベーターが設置されておりまして、こことの関係性はそうなりますとどうなりますか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
区民活動センターの建設自体には支障はないわけでございますけれども、通路の設置に当たりましては、教職員寮を一旦解体して、その上でエレベーターなり通路の施工をするという形なってございます。その部分につきましては、現在の考えでございますけれども、売却した先の民間事業者に委ねるというような考えでございますので、そこの部分を含めますと、売却時期というのは、売却してそこの部分を民間事業者が施工するということでございますと、通路全体の完成時期というのは、売却をして、民間事業者が解体・設置した後という形になるかと思います。
久保委員
例えば解体・設置は事業者ということになるわけで、そうなりますと、敷地の中の通路ですとかエレベーター、ここは共有部分という考え方なんでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
最終的な管理につきましては、今後検討していかなければいけない部分だというふうに考えてございまして、教職員寮の解体とこれの設置につきましては、民間事業者に委ねたいということで計画は進めたいと考えておりますけれども、管理につきましては、今後の検討というふうに考えてございます。
久保委員
先ほど民間事業者が建てる際の規模の話になっておりましたけれども、ここにも建築規制が入っていて、建ぺい率60%、容積率200%ということで、これは変わらぬものだと思うんですけれども、今後建築するに当たって、この条件が変わるようなことというのはあるんでしょうか。そうではなくて、これは固定化されたものであって、第二種高度地区ということになっておりますけれども、そこは変更ないということであれば、これがマックスの大きさということですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
建築の制限については、主要なものということで、これについては変更なく計画していくということでございます。
石坂委員
今回の公園の整備について、イベントや祭りにも活用できるオープンスペースということを意識されているそうですけども、こちらの公園の敷地内には少なくともトイレがないような構造かと思いますが、そのあたり、トイレの利用についてはどういうお考えか教えてください。
海老沢政策室副参事(企画担当)
公園の設計につきましては、所管としては、公園のほうということになりますので、詳しくは理解していないわけでございますけれども、区民活動センターの中で共用していくというふうに考えてございます。
石坂委員
そうだと思っているんですけども、その意味でお伺いしますけども、そうしたときに、公園と区民活動センター、通るときには一旦車どめを通過して、道路と接している通路を通っていく形になります。子どもが利用する際、道路に飛び出さないようにやるとか、あるいは車椅子を利用される方が、大きな電動車椅子でも幅がちゃんと通れるのか、あるいは区民活動センターの中の多目的トイレ、誰でもトイレに行くまでの間のバリアフリー化等については、大丈夫という認識でよろしいでしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
一般的にユニバーサルデザインといいますか、そういったものについては、十分配慮の上、設計・施工していくということになるかと思ってございます。
石坂委員
多くの公園等で、一部の入り口は大丈夫だけども、一部の入り口が、大き目の車椅子だと車どめが通行できない場合なんかもあったりしますので、トイレの動線を考えてそのあたり、車どめの幅を考えていただければと思います。これは要望としておきます。
あと、それから、だれでもトイレとトイレに関しまして、こちらについては、オストメイトの対応であるとか、あと、保育室もある施設となっておりますので、おむつ交換台等の整備は当然されると思って大丈夫でしょうか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
そういった施設のユニバーサルの対応につきましては、標準的な対応として行っているものでございまして、そのように考えてございます。
久保委員
所管外かもしれないんですけれども、3でいうところの公園の入り口というんですか、基準法外道路がありまして、ここは何かフェンスとかで仕切ってしまって、ここから入れるということではないんだろうと思いますので、区民活動センターの脇を通って公園に入るという、そんな形になるんですかね。
石井経営室副参事(施設担当)
7ページの図面を見ていただきたいと思うんですが、一番後ろです。今、御質問の、道路という表示があります。タイル状のものが斜めに、民家側に寄っています。右のところに車どめと表示があって、矢印が双方向ついていますが、ここの一つの入り口と、それから、もう少し右に下がったところ、ここも入り口という格好になっていまして、真ん中が植え込みで、ここにベンチが置かれている。したがって、今、御説明を申し上げた斜め上と下のほうの2カ所という格好に現在は考えております。
久保委員
以前からその辺のことをいろいろ御説明はあって、多分こちらのほうの売却用地との間に公園があるということで、一定のオープン空間というところで共有的な部分もあるのかもしれないんですけれども、区民活動センターの裏側に入るようなイメージで、なかなか公園のあり方としては、利用者にはわかりづらかったり、入りにくかったりするのかなと思うんですが、そういったことは心配ないんですか。
石井経営室副参事(施設担当)
今の図面をもう一度ごらんいただければと思うんですが、タイルの部分が4メートル、それから、道路、私道ですね。ここが多分3メートル以上あるかなと思いますので、合計7メートルの幅がございますので、仮にプラスマイナスゼロという表示のあたりに区民の方がおみえになれば、かなり広い格好で公園の入り口部分も眺められるということで、そういう意味では、それほど心配ないのかなというふうには考えております。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、2番、平成27年国勢調査の実施についての報告を求めます。
海老沢政策室副参事(企画担当)
平成27年国勢調査の実施につきまして、資料(資料3)に基づきまして報告いたします。
国勢調査につきましては、統計法に基づいて実施する人口に関する調査でございまして、各種施策の基礎資料とするものでございます。5年ごとに実施をしているということで、今回は第20回目に当たってございます。区では、区として実施本部を設置いたしまして対応してまいりたいというふうに考えてございます。
項目といたしましては、2番に記載されたとおりでございますが、17項目、基準日といたしましては、3番でございますが、ことしの10月1日を基準日として実施をするということでございます。
調査区につきましては、街区を基本単位といたしまして、3,498の調査区をもちまして、町会・自治会の協力を得まして、約3,500人の調査員を任命するということでございます。
調査の方法といたしましては、今回特に特徴的というところでございますが、インターネットのオンライン回答方式を先行して実施したいというふうに考えてございまして、9月上旬に世帯ごとにオンライン回答用のIDを配付いたしまして、オンライン回答を先行して実施いたしまして、オンライン回答を行わない世帯に対してのみ調査票を配付するという方式で行います。調査票は提出か郵送を選択していただくということになります。
7番、広報につきましては、区報等、十分に行っていきたいというふうに考えてございます。結果の公表でございますが、28年の10月からまとまり次第、順次公開していくということで考えてございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
木村委員
ちょっと1点確認ですけども、結果の公表のほうなんですが、28年2月以降の速報集計というのは、区に対してもそのぐらいの時期に来るということですか。
海老沢政策室副参事(企画担当)
国のほうの集計に基づきまして、順次区のほうに集計結果が伝わってくるというふうに聞いてございます。
木村委員
この後の基本構想の話にも出てくるんですけども、そういうのに少しでも反映できればということで、ちょっと確認させていただいたんですが、時期的には難しいですかね。
海老沢政策室副参事(企画担当)
全国的な集計に基づいて行うということでございますので、集計結果を早めるということはなかなか難しいかなと思っております。
石坂委員
今回オンラインのほうでも回答もできるということですけども、紙の場合ですと、提出した結果、誤りと思われる部分があるとエラーになってしまう場合等が集計上あったかと思うんですけども、インターネット回答の場合にそうしたことが事前に防がれるような仕組みとかになっているのか、あるいはただ単に記入だけして、そのとおり届けられるものなのかを教えていただければと思います。
海老沢政策室副参事(企画担当)
インターネット回答につきましては、パソコンやスマートフォンで回答できるということで国のほうから説明を受けているところでございますが、詳細につきましてはまだ我々のほうに伝わってきていないということでございます。今後、説明会等までにしっかりそういったところも整理していきたいというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、3番、中野区基本構想審議会の答申についての報告を求めます。
森政策室副参事(基本計画担当)
それでは、お手元の資料(資料4)に基づきまして、中野区基本構想審議会の答申につきまして御報告させていただきますが、申しわけございません。報告に際しまして、2点、誤字がございましたので、先にその訂正だけさせていただきたいと思います。
まず、報告の資料の2ページ目の「(イ)自立してともに成長する人づくり」と書いてあるところの2行目に「情報化・グルーバル化」という表記がされていますけど、「グローバル化」の誤りでございます。申しわけございませんでした。同じように「グルーバル化」と表記しているところがもう一つございまして、別添の資料の5ページ目の同じように、「自立してともに成長する人づくり」の2段落目の下から2行目、こちらも「グルーバル化」と表記をしてしまって、大変申しわけございません。「グローバル化」の誤りでございます。申しわけございませんでした。
それでは、資料に基づきまして報告をさせていただきたいと思います。
中野区基本構想の改定に当たりまして、平成26年9月4日に基本構想審議会を設置いたしまして諮問いたしました。計8回の審議を経まして、平成27年3月6日に答申に至りましたので、ここで御報告をさせていただきたいと思います。今後この答申を踏まえまして、改定に向けた検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
答申の主な内容でございます。答申については、諮問に対応する形で、改定に当たっての基本的な考え方という項目と改定に当たって盛り込むべき事項と、大きく分けてこの二つの項目に分かれて答申が整理されてございます。
まず、改定に当たっての基本的な考え方でございます。将来を見据え対応すべき社会状況等ということで、3点対応すべき社会状況を整理してございます。まず、少子高齢化・人口減少社会への対応ということでございまして、地域を支える人材不足あるいは地域経済の縮小、税収の減収につながるなど、こういった課題があります。また、高齢化に伴いまして、医療・介護、生活援護等の行政需要と社会保障費の増加への対応、見守りなどの地域の中での支援などがますます重要になってくるというふうにしてございます。
二つ目は、グローバル化の進展でございまして、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機としながら、グローバル社会に向けまして、中野の魅力を積極的に発信していくことやさらなるにぎわいの創出などが求められるというふうにしてございます。
三つ目は、情報通信技術(ICT)の進展でございまして、ICT等の活用によりまして、区民の生活スタイルに合わせた行政サービスの提供やこれまでにない効果的、効率的で多様なサービス提供の実現により新たな付加価値の創造にもつながっていくというふうにしているところでございます。
以上の社会状況に対応するため、今後の目指すべきまちの将来像・重要テーマとして、これも3点挙げてございます。まず、活力とにぎわいのある安全・安心な都市基盤ということで、少子化に歯どめをかけ、まちの活力源を維持した上でグローバルな展開による来街者の誘導、産業集積等による地域経済の活性化と財政基盤の強化などによるまちの持続的な活性化や安全・安心な都市基盤の整備が求められるというふうにしてございます。
次に、あらゆる人が社会に参加し、支えあう全員参加型社会ということで、全ての人がそれぞれの意欲や能力に応じ、就業や地域社会での活動に参加して生きがいを感じ、支えあうことによる全員参加型社会の構築や一人ひとりのニーズに合ったサービスの地域での包括的な一貫した提供や健康で活き活きと暮らせる取り組みが必要であるというふうにしてございます。
3点目、続きまして、情報通信技術(ICT)の効率的、効果的な活用ということで、いつでも、どこでも、区と区民、区と地域がやりとりできる仕組みの拡充や訪問型などのより身近な、より個別的な手厚いサービスの展開など、質の向上、各種データを活用した効果的な施策展開が求められるとしてございます。
以上の改定に当たっての基本的な考え方を踏まえまして、基本構想に具体的に盛り込むべき事項を整理しております。こちらに盛り込むべき事項の検討は、今後のまちの姿をどのようにして描いていくかということを中心に、現行の基本構想の四つの領域を基本としまして、グループ別の討議も取り入れながら進めたところでございます。
盛り込むべき事項、検討するに当たっての視点をまずまとめてございます。持続可能な活力あるまちづくりですが、中野のまち全体を活性化していく推進力として、ICTの進展、グローバル化の進展を見据えた計画的なまちづくり、中野駅周辺のにぎわいの区内全域への波及などが必要であるというふうにしてございます。
また、安全・安心なまちづくり、有効な土地活用の促進、環境に配慮したまちの基盤整備も必要となってくるというふうにしてございます。
それから、自立してともに成長する人づくりでございますが、安心して子どもを産み育て、暮らし続けることができるように、そういった支援の充実、あるいは情報化、グローバル化の進展を見据えた特色ある教育の進展、また、全ての人々が意欲と能力に応じた多様な働き方の場が用意できるような、そういった社会の構築が必要であるというふうにしてございます。
それから、支えあい安心して暮らせるまちということで、生涯にわたる健康づくりを推進しまして、誰もが高齢になっても意欲や体力に応じた就労や社会参加・社会貢献ができて、生きがいを持てる社会であることが必要であると。また、支えあうコミュニティの力が今後ますます重要になっていきますので、区民全員がさまざまな形であらゆる機会に参加して、相互に支えあう社会を実現していくことが必要であるというふうにしてございます。
区民が発想し、区民が選択する新しい自治ということでございますが、町会・自治会を主体とする地域コミュニティのネットワークの拡充ですとか、NPOなどの連携が一層重要であるというふうにしてございます。また、行政サービスの質的転換を図るために、ICTをさらに活用していくことが必要であるというふうにしているところでございます。
このような視点を踏まえまして、10年後に実現するまちの姿を具体的に描いていくというところでございます。
答申文のほうは、2枚おめくりいただいて、目次がございます。こちらが全体の構成になっているということで、御確認いただきたいと思います。
それから、ページをめくっていただきまして、6ページ目以降に、先ほど申しました10年後に実現するまちの姿の具体的な事項を記載しております。こちらが13ページまで記載しておりまして、15ページ目以降は参考資料ということでつけておりまして、A3でとじ込んでございます参考のまちの姿、討議の概要というものは、グループ討議で進められた検討の結果を整理してとじ込んでいるということでございます。
それでは、本体のほうにお戻りいただきまして、今後の予定でございますが、この答申を踏まえまして、今後、庁内で検討を進めてまいりまして、27年9月に基本構想の考え方、素案のたたき台と、あわせて10か年計画、素案のたたき台というふうに策定し、あと、素案、それから案で検討を進めていきまして、28年3月に基本構想の議案を提出するというふうに考えているところでございます。
以上、中野区基本構想審議会の答申につきまして、御報告をさせていただきました。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
石坂委員
冊子になっているほうの24ページの開いた形のところですけども、自立して成長する人づくりのところで、全員参加型のことを意識されていろいろなことが書かれておりますけれども、ここに書かれております障害者の雇用について具体的に企業に対して目標数値を挙げてもらうですとか、女性が働きやすい仕事文化の形成が必要である等々挙がっています。これはあくまで討議の概要なので、実際にすぐこれを実行しますということではないとは思いますけども、今後の区の考え方として、実際に企業に対して女性が働きやすい仕事文化をつくってもらうですとか、障害者の雇用の目標数値を挙げてもらうということは、具体的に区のほうででき得るのかどうなのかというのは気になるところであるんですけど、そのあたりはいかがお考えでしょうか。
森政策室副参事(基本計画担当)
こちらの討議の概要につきましては、グループ討議の結果でさまざま御議論いただいて、審議会のほうからも参考にしてほしいというようなことで整理をされたものでございます。この討議の概要も踏まえまして、今後の検討課題ということで整理させていただいたものでございます。
北原委員
1点だけお尋ねいたします。現行も基本構想があったわけですけれども、それが改定されるということで答申をいただいたということで、大変ありがたいなと思うわけですけれども、現行の基本構想と改定に伴う新しい基本構想、この二つの間で連続性というんですか、あるいは継続性については、どのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
森政策室副参事(基本計画担当)
特に現行の基本構想にもまちづくりの観点のことですとかまちの姿が書かれているところでございます。そういったものについては、さらに推進していくということで、連続性を持った形で策定していく必要があるかと思います。
北原委員
今、時代はどんどん、割と短い感覚で社会経済状況というのは変化すると思うんですね。その中できちっと時代に合ったものに変えていくということも大切な要件であると思いますけれども、しかし、我々としては、今までの基本構想をもとに、中野区政を構築してきたわけでありますので、その上に立って、新しい時代の流れを入れながら、しかし、連続性とか継続性についてもしっかりと中に取り込むような形でやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
髙橋政策室長
今、委員おっしゃったように、10年後の姿に向けて、もう実際に始まっている事業とかございます。そういったものは連続性を必ず持たなきゃならないということが1点と、社会状況の変化によって合わせなければならない部分もございます。そういったものについては、やはり変更していかなきゃならないのかなと。ただ、普遍的なもの、人権とかいろんなものがございます。そういったものは変わらないということで、状況の変化に合わせることによって、区民サービスの向上、そういったものにつながるものは変えていく必要があるのかなと。ただし、今、進めているものについても、将来像を求めてつくっていますので、今、継続して進めているものについては変えることはないというふうに考えてございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
次に、4番、中野区歌の完成についての報告を求めます。
酒井政策室副参事(広報担当)
それでは、中野区歌が完成いたしましたので、資料(資料5)に基づきまして報告いたします。
12月1日の委員会で口頭報告いたしましたとおり、作詩は阿木燿子氏、作曲は宇崎竜童氏にお願いしておりました。タイトルは「未来カレンダー -Forever Nakano-」です。
歌詞については、裏面及び別紙をごらんください。まずは頒布用のCDですけれども、大妻中野高校、東亜学園高校の合唱部による斉唱、混声合唱とカラオケを収録したものを製作する予定でございます。
なお、大妻中野高校、東亜学園高校ともに、NHK合唱コンクールなどですぐれた成績をおさめている部活動でございます。
配布先ですが、区内学校施設等、各団体等へ漏れなく配付をする予定でございます。
今回の音源の編曲は安東みどり氏にお願いしております。
スケジュールですが、3月13日の本会議終了後に本会議場にて最初のお披露目をさせていただきまして、3月21日の中野駅125周年記念イベントで中野サンプラザ前にて区民向けに披露したいと考えております。
周知については、区報4月5日号にて、同日にホームページにも掲載する予定でございます。
簡単ではありますが、報告は以上です。今後の中野区歌の普及に御理解、御協力をよろしくお願いします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
石坂委員
ホームページの掲載という記載になっていますけども、実際にホームページで何か音源を聞けるとかそういうふうな形になるんでしょうか。
酒井政策室副参事(広報担当)
音源は、ダウンロードして聞ける形で考えております。
いでい委員
これは我が会派の高橋ちあき議員が相当強く、長い年月求めていたものでありまして、実現したことに対しては、大変喜ばしいことだなと思っています。本来あった中野区歌のときもそうだったんですけど、我が会派の北原ともあき議員、実は長野県出身でして、長野県出身の方は、「信濃の国」という長野県人全員が歌えるような、それぐらい浸透しているという話を聞いています。中野区の区歌もこれだけいいものというか、宇崎竜童さん、阿木燿子さんに御協力をいただいて、今、変わりゆく中野をどういった形で広めていくのかというテーマになっていると思いますから、どのように広げていくか、定着をさせていくかということが必要だと思うんですけど、その点いかがですか。
酒井政策室副参事(広報担当)
捉えられる機会は全てつかまえて、そういうところで区歌を普及していくのに加えまして、あとは学校で子どもたちに小さいころから歌ってもらうということが大事だと考えておりますので、4月に入って楽譜等用意しましたら、学校等にも配布して、学校で行事などでも必ず歌ってもらえるようにお願いしていきたいと考えております。
いでい委員
そういうやり方は今までにもやっていたわけで、それで定着しなかったと思うんですよね。今、ICTが進んでいるということですから、動画の媒体とかいろんなものを使ったり、あとはいろんな方々から、コンテストみたいな形で、この楽曲を提供するわけですから、みんなで競い合って、この曲に対して親しみを持ってもらって、中野区民の皆様はもちろんですけど、中野区外の方々も、日本全国、世界中の方々も、中野といえば、この曲なんだよねということが広まっていただければいいかなと思います。その点いかがですか。
酒井政策室副参事(広報担当)
参加型のコンテストだとか、今、委員のおっしゃったような、いろんな人が参加できるような催しだとか、区外の方にもPRできるように工夫していきたいと考えております。
いでい委員
得意なんだからやってくださいよ。
久保委員
配布先なんですが、区内各学校となっておりますが、この学校というのは、公立学校だけですか。
酒井政策室副参事(広報担当)
公立、国立、私立も含めて全て考えております。
久保委員
先ほどいでい委員のほうから、広く区民に親しんでいただくようにということで、CDを渡すと、その学校は学校でどう取り扱うかというところまでは、そこは学校任せになってしまいますので、例えば庁内で就業時間ですとかそういったときに流すですとか、今、木村委員のほうからは、防災無線でお帰りチャイムがありますけれども、そういったものに区歌を使ってみたらとか、広く区民の方たちの耳になじんでいただくような工夫があったらいいのではないかなと思いますが、その辺いかがでしょう。
酒井政策室副参事(広報担当)
その点、普及に関しては、審議会からもいろんなアイデアもいただいていまして、例えば今の夕方チャイムだとか、あと、実現できるかどうかは別として、駅の発車のベルに使ったりだとか、いろんなアイデアがありますので、一つひとつ実行していきたいと思います。
委員長
他に質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、5番、特定個人情報保護評価の実施状況についての報告を求めます。
中谷政策室副参事(業務改善担当)
それでは、特定個人情報保護評価の実施状況につきまして御説明をいたします。
お手元の資料(資料6)をごらんください。マイナンバー制度の導入に向けまして、各自治体で特定個人情報保護評価を実施しているところでございますが、中野区での実施状況につきまして、御報告をいたします。
1の(1)から(3)に評価の概要、目的、実施主体につきまして記載をしてございますが、こちらの内容につきましては、第4回定例会の総務委員会で御報告した内容の再掲となってございますので、お読み取りいただければと思います。
1の(4)をごらんください。3種類の評価ごとに対象となる事務を区分してございます。全項目評価を実施いたしますのは、住民基本台帳と地方税に関する事務の2件、重点項目評価を実施いたしますのは、国民健康保険の1件となってございます。そのほか、国民年金などの9件につきましては、基礎項目評価を実施するというものでございます。
評価の種類を判断する基準につきましては、3ページ目の別紙の図をごらんください。網かけで表示された項目が判断基準になる項目でございます。中野区におきましては、現在のところ、全ての事務につきまして、特定個人情報の取扱者数は500人未満で、重大事故もございませんので、事務の対象者数が30万人以上の場合には全項目、10万人以上30万人未満の場合には重点項目、1,000人以上10万人未満の場合は基礎項目評価というふうになります。
2ページの(6)のほうにお戻りください。手続といたしましては、評価の種類を判断した後に、全項目評価を実施する場合にはパブリックコメントと第三者点検を実施いたします。その後、評価書を国の特定個人情報保護委員会へ提出いたしまして、区のホームページで公表するという流れになってございます。
最後に、具体的なスケジュールですが、住民基本台帳事務、地方税に関する事務、その他の事務の3つに区分いたしまして、それぞれ記載してございますので、お読み取りいただきたいと思います。
御報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告については終了します。
次に、6番、債権の放棄についての報告を求めます。
田中経営室副参事(債権管理担当)
それでは、債権の放棄につきまして御報告をさせていただきます。(資料7)
本件は、中野区の債権の管理に関する条例第5条の内容でございますが、100万円以下の債権について、時効が完成し、債務者の特定ができない、または所在不明により債務の履行の意思が確認できないもの、債務履行の意思がないと認められるものにつきまして債権を放棄することができる、こういう規定に基づきまして、債権放棄を行ったものでございます。
債権放棄につきましては、担当所管でございます厚生委員会に御報告をさせていただいているところでございますが、債権管理担当といたしましても、その概要を当委員会に御報告をさせていただくものでございます。
まず、1点目、訪問食事サービス自己負担金でございます。こちらは、平成16年度に発生しました1人分1,600円、債務者が死亡し、相続人が所在不明で債務履行の請求ができないため、債権を放棄したというものでございます。
2点目でございます。生業資金貸付返還金でございます。こちらは平成15年度、16年度に発生しました2人分、100万4,216円でございます。債務者が死亡または破産免責し、保証人に対し、履行の請求をしましたが、履行の見込みが立たないため、債権を放棄したというものでございます。
3点目は、応急資金貸付返還金でございます。こちらは平成8年度から15年度に発生しました4人分、48万円でございまして、債務者が死亡し、相続人が所在不明で債務履行の請求ができないため、または債務者に履行請求はしましたが、履行の見込みが立たないため債権を放棄したというものでございます。
4点目、こちらはひとり親応急小口資金貸付返還金でございます。こちらは平成8年度、平成10年度に発生しました2人分、3万9,000円でございます。債務者に履行請求はしましたが、履行の見込みが立たないため、債権を放棄したというものでございます。
最後は奨学金貸付返還金でございます。こちらは平成15年度に発生しました1人分、41万円でございます。債務者が死亡し、相続人が所在不明で、債務履行の請求ができないため、債権を放棄したというものでございます。
簡単ではございますが、報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了します。
次に、7番、一斉臨戸徴収の実施結果についての報告を求めます。
田中経営室副参事(債権管理担当)
それでは、一斉臨戸徴収の実施結果につきまして御報告をさせていただきます。(資料8)
なお、本件につきましては、関連所管といたしまして、区民委員会にも同様の御報告をさせていただいてございます。
昨年第4回定例会中の当委員会におきまして口頭で御報告をさせていただきましたが、本年1月18日に管理職、昇任者、採用1、2年目職員による一斉臨戸徴収を実施いたしました。その結果につきまして御報告をさせていただきます。
住民税につきましては、平成25年度から26年度にかけての滞納者を対象に、従事職員は46組92名、目標金額は230万円、1組当たり5万円を目標として実施をございます。
訪問件数は2,066件、このうちの434件の方と面談ができたというものでございます。
当日の徴収額につきましては、62件、186万9,000円余となってございます。また、実施1カ月後の収納実績につきましては、677件、4,111万1,000円余でございました。
次に、国民健康保険料につきまして、こちらは平成26年度分、前年度分のみの滞納者を対象に、従事職員は23組46名、目標金額69万円、1組当たり3万円を目標として実施をしてございます。当日の徴収額につきましては、53件、127万円余となってございます。
また、実施後1カ月の収納実績でございますが、321件、1,082万9,000円余でございました。
なお、過去3カ年の実績につきましては、別添をおつけしてございますので、後ほど御参照いただければというふうに思います。
簡単ではございますが、報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、8番、自動販売機設置に伴う一般競争入札の結果についての報告を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
それでは、自動販売機設置に伴う一般競争入札の結果についてにつきまして、御報告を申し上げます。資料(資料9)をごらんいただきたいと思います。
入札に付した物件等でございますが、施設数は江原公園外11施設、設置台数は13台、貸付期間は1施設を除き、平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3年間でございます。
入札等日程でございます。公告が平成27年1月23日、開札が平成27年2月20日に行ってございます。
入札結果は、応札者数が延べ89社、落札者数が3社、詳細については記載のとおりでございます。
落札総額は、年額で375万9,280円でございます。なお、今回につきましても、前回と同様の付加機能をつけてございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、9番、財産の処分(野方一丁目用地)についての報告を求めます。
伊藤経営室副参事(経理担当)
それでは、財産の処分(野方一丁目用地)についてにつきまして、御報告を申し上げます。(資料10)
処分財産でございますが、野方一丁目にあります用地でございます。土地の面積は805.91平方メートルで、処分方法は一般競争入札でございます。
入札結果でございます。入札日は平成27年2月3日、落札金額は2億6,400万円、最低売却価格は2億1,200万円でございました。
落札者は、埼玉県の本庄市にございますケイアイスター不動産株式会社でございます。
契約年月日は、平成27年2月10日でございます。
報告につきましては、以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
酒井委員
野方一丁目の土地の処分の件なんですけれども、これは処分しましたよという報告だとは思うんですけども、これは経緯があると思うんですね。例えば区としてこういった目的でいつごろに、このような方法で購入しましたよと。けど、実際には利用ができなくて、字型も悪い中、なかなかこういうふうな財産処分もできないような状況があったかと思うんですけれども、そういったこともちょっと説明していただけないですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
こちらにつきましては、昭和63年に野方一丁目マンション建設用地についてということで、陳情が出されまして、建設委員会のほうで趣旨採択されてございます。その後、同じ昭和63年なんですけれども、用地委員会のほうで公園用地としては充足しているといったようなところがございまして、区としてはその後、地域型の高齢者アパートといったようなことで購入するといった経過がございます。こちらにつきましては、3回に分けて購入をしてございます。
その後、地域高齢者アパートとしての本来用途というようなことでございましたけれども、地域の方々のお話等もございまして、実際に区としてその内容について不要となったというか、施設がございましたので、現在まで区のほうで保有しているといったようなことでございます。
酒井委員
ありがとうございます。すみません。購入金額だとか、方法というのは、区が直接買ったんでしたかね。違いましたか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
購入につきましては、区が土地開発公社のほうに購入の依頼をしてございます。金額につきましては、3カ所の合計で約7億2,800万円といったような数字でございます。
酒井委員
土地開発公社で3回に分けて7億円程度かけてしましたと。それ以外の費用もかかっていますよね。
伊藤経営室副参事(経理担当)
管理費等そういったものも当然かかってきてございます。
酒井委員
開発公社の利子とかわかるんですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
利子も含めてございます。
酒井委員
ちゃんと答えてください。
伊藤経営室副参事(経理担当)
区のほうの買い取りの価格としまして、約9億2,400万円ということでございます。
酒井委員
ありがとうございます。今回、なかなか利用できなかった中で処分できたということはよかったんだろうと思うんですけど、その当時は高齢者の施設が必要なんじゃないかというふうな、陳情の趣旨の採択であって、行政側も議会側もさまざまな判断があったんだろうとは思うんですけれども、さまざま区民の税も多大に投入された中で、こういうふうな処分の形があったもので、これだけの報告じゃなく、背景の部分もお聞きしたかったもので、お聞きしました。ありがとうございます。
岩永委員
入札参加業者は何社でしたっけ。
伊藤経営室副参事(経理担当)
2社でございました。
岩永委員
2社とも不動産会社だったんですか。
伊藤経営室副参事(経理担当)
そのとおりでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で本報告について終了します。
次に、10番、その他で理事者から何か報告はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
なければ、以上で所管事項の報告を終了します。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定いたします。
次に、審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩します。
(午後2時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時02分)
次回の委員会ですが、日程は特に定めず、急を要する案件が生じた場合、正副委員長から連絡をさせていただくこととしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定します。
本日予定した日程は終了しますが、各委員、理事者から発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
ちょっと委員会を休憩します。
(午後2時02分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時03分)
以上で総務委員会を散会します。
(午後2時03分)