平成28年03月04日中野区議会予算特別委員会建設分科会 平成25年9月25日建設委員会

中野区議会予算特別委員会建設分科会〔平成2日〕

 

建設分科会会議記録

 

○開会日 平成2

 

○場所  中野区議会第4委員会室

 

○開会  午後1時00分

 

○閉会  午後01

 

○出席委員(8名)

 甲田 ゆり子主査

 来住 和行副主査

 内川 和久委員

 細野 かよこ委員

 伊藤 正信委員

 篠 国昭委員

 酒井 たくや委員

 近藤 さえ子委員

 

○欠席委員(1名)

 白井 ひでふみ委員

 

○出席説明員

 都市政策推進室長 長田 久雄

 西武新宿線沿線まちづくり担当部長 角 秀行

 都市政策推進室副参事(産業振興担当) 青山 敬一郎

 都市政策推進室副参事(グローバル戦略推進担当、中野駅周辺計画担当) 石井 大輔

 都市政策推進室副参事(都市観光・地域活性化担当) 藤永 益次

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 吉田 陽市

 都市政策推進室副参事(中野駅周辺地区整備担当) 立原 英里雄

 都市政策推進室副参事(中野駅地区都市施設整備担当) 小幡 一隆

 都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当、沼袋駅周辺まちづくり担当) 山本 健一

 都市政策推進室副参事(新井薬師前駅周辺まちづくり担当) 近江 淳一

 都市政策推進室副参事(野方・井荻駅間沿線まちづくり担当) 小林 裕幸

 都市基盤部長 尾﨑 孝

 都市基盤部参事(都市計画担当) 豊川 士朗

 都市基盤部副参事(道路用地担当) 松原 弘宜

 都市基盤部副参事(地域まちづくり担当、大和町まちづくり担当) 荒井 弘巳

 都市基盤部副参事(弥生町まちづくり担当) 安田 道孝

 都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 千田 真史

 都市基盤部副参事(建築担当) 小山内 秀樹

 都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 鈴木 崇

 都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 伊東 知秀

 

○事務局職員

 書記 関村 英希

 書記 亀井 久徳

 

○委員長署名


審査日程

○議案

 第6号議案 平成28年度中野区一般会計予算(分担分)

 

主査

 定足数に達しましたので、建設分科会を開会いたします。

 

(午後1時00分)

 

 第6号議案、平成28年度中野区一般会計予算(分担分)を議題に供します。

 本日の分科会は2日目ですが、できるだけ本日中に質疑を終わらせたいと思いますので、理事並びに委員におかれましては、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 なお、本日も3時ごろに休憩を入れ、5時を目途に進めたいと思いますので、御協力をお願いいたします。

 それでは、きのうに引き続き質疑を行います。補助資料の261ページ、9款都市基盤費の2項地域まちづくり費、1目まちづくり事業費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、262ページ、2項地域まちづくり費、2目弥生町まちづくり費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 それでは次に、263ページ、2項地域まちづくり費、3目の大和町まちづくり費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 では次に、264ページから265ページの3項道路・公園管理費、1目道路管理費について質疑はありませんか。

内川委員

 地籍調査のところでちょっとお伺いします。現在、何%ぐらいまでこれは進んでおりますでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 現在は、江原町、それから江古田は終わりまして、丸山一丁目、二丁目に入っていく予定でございます。全体として1.5平方キロ、中野区全体としては9.8%完成、あるいは着手をしているというところでございます。

内川委員

 中野区全体が網羅されるまでにあと何年ぐらいかかる予定でしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 一つの町丁目で2年間かけております。いわゆる2年間かけているんですが、次の町丁目をまた半分やるということになりますので、中野区84丁目ございます。やっと10丁目程度行っていますので、1丁目ずつ完了しても70年程度はかかってしまうと。今のペースだとそういうことになります。

内川委員

 今後、人員等、予算等をふやして、同時並行的に、じゃ、南のほうからもやっていこうとか、東のほうからとか、西側からもやっていこうとか、そういった考えはないですか。

尾﨑都市基盤部長

 そういった体制が組めれば、さらにスピードアップを図れると思っております。それで、今、北側からやっておりますけども、これを徐々に広げていくというような考え方はあります。どこの地域で着手してもいいんですけども、なかなかそういった意味では官民境界だけでも、今それだけやっているんですけども、かなり時間を要しますので、実際スピードを上げるとなれば、予算も、それから体制も強化を図らなければならないというふうに考えております。

伊藤委員

 265ページの道路監察のところで、違反屋外広告物撤去作業委託等って書いてありますけども、350万円余、毎年これぐらいの予算は計上されていると思うんですけども、違反屋外広告物というのは毎年これぐらいの予算で、件数的にはどうなんですか。減ってはいないんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 毎年この程度の予算を計上せざるを得ないというふうになっています。それで、違反広告物なんですが、いわゆる張り紙、それから木製やプラスチック製の板で張り紙をつるという、そういったものもございまして、さらには立て看板、そういった違反広告物が出ています。年間を通しますと2万件を超えます。そのくらいの件数になってしまうということで、委託業務、それから我々の道路監察の職員も区内を回った際は、そのようなところが見つけられれば撤去するというような取り組みを進めております。

伊藤委員

 私なんか目にして多いのは、不動産の物件だとかモデルルームがありますよとか、あと電柱、街路灯なんかにも多いかなと思っているんですけども、そういう区内の業者、区外もいるんでしょうけども、そういうところにこういう周知というのはされているんでしょうか。例えば多分ないとは思いますけども、宅建業界さんだとかありますよね。そういうところにはどのようにお知らせされているんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 よく目にするのは、張り板で物件情報で電柱にくくりつけるというパターンがあります。当然不動産業界、そういったところについても御協力をいただくような、そういった申し出はしております。ただ、これがなぜなくならないかというのは、期間限定でそういうものをぱっと掲示をして、それで終わってしまうというケースが繰り返されますので、なかなか徹底はできていないというところがございます。私どもは今おっしゃったような業界ともつながりを持ちまして進めていきますけども、その業界だけが違反広告物を出しているわけではありませんので、今後とも取り締まりを強化してまいりたいというふうに思っております。

伊藤委員

 今言った物件なんかには問い合わせとかって多分電話番号だとか住所だとか書いてあると思うんですけど、そういうところには注意だとか対応はしていないんですか。

尾﨑都市基盤部長

 当然連絡先は書いてありますので、違反広告物であるということで是正を求めてまいります。

近藤委員

 今のところなんですけど、罰金的な処罰的なこととかというのは規制していったりできないんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 屋外広告物につきましては、都条例で屋外広告物条例というのがございまして、それに基づいて実施しております。それで、過料というのがあるんですけども、なかなか過料にするまでには、ある面では繰り返し繰り返しそういう状況をつくり出しているというような事態でないと、なかなかそこまで踏み込めないというところがございまして、条例上は過料という規定がありますけども、それに基づいてやりますと、今度はいわゆる弁明の機会を与えるであるとか、そういう手続の上で請求をするというような一応の規定にはなっております。しかしながら、現実としてはそういった繰り返しの業者、悪質であるというところが判定できませんので、そこまでに至っていないという状況でございます。

近藤委員

 本当にこれは毎年毎年このぐらいの予算がとられていまして、これにかかった委託の費用を請求していったり、何かしていかないと、これがなくならないのかなってちょっと思うところが私もありまして、どんなことができるか、伊藤委員と同じになってしまうんですけど、ちょっと工夫をされたほうがいいのかなと思います。

酒井委員

 私も関連して、この屋外広告物の撤去のことなんですけど、先ほど伊藤委員、近藤委員からの質問もございましたが、年間2万件あって、ステ看とか電張りとか言われるんだろうと思うんですけど、ほとんどイタチごっこの状態なのかなとは思っておりますし、感じています。また、木製の看板なんかは、ちょうど下の部分は子どもの目線になったりとか、上の部分は大人の目線で、非常に危ないななんていうのも感じたこともありますが、都条例で過料はあるという中では、そこをしっかりとやっていただかないと、中野ではもう本当にイタチごっこの繰り返しになっていくところはあるのかなと思うんですけど、そのあたりどうでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 他区の状況をつまびらかにわかっているわけではございませんけども、やはりある特定の業者が繰り返し繰り返し行っているというよりも、ある一定期間そういった看板を出すとか、そういったケースが多いと思います。ですので、年間を通しますと大体2万件を超える件数になってしまうんですけども、そこの点をどういうふうに行うか。つまり、過料を科すことはできるんですけども、特定の事業者に対して過料を科す。しかし、同様のことをほかでもやっているということになりますと、かなりの数の事業者にそういった手だてをしなければならないということもございます。その辺があってかと思いますけども、なかなか実例として過料を科すまでに至っていないということがあります。その辺を今後どうするかということは大きな課題であるというふうに私も思っています。

酒井委員

 頻繁にやっていれば、そういった過料を科すこともある。ほとんど僕のイメージでは、現行犯のときで警察に目撃されてというところが強いのかなというふうに思っているんですけども、これ、やっぱり昔からずっとあるんですよね。すると、課題だ、課題だというんじゃなく、中野は厳しいんだぞ、もしくは東京都はしっかりやるんだぞというのをやっぱり見せていかなければ、こういうことはなくならないと思いますので、そういったところもぜひ御検討していただきたいと思います。要望で結構です。

篠委員

 戻って申しわけないんですけど、地籍調査は位置付けってどういう位置付けになるんですか。土地基本台帳とか、この地籍調査の位置付けはどういうものなんですか。

尾﨑都市基盤部長

 地籍調査の位置付けでございますけども、いわゆる人間に戸籍があるように土地にも戸籍がありますよと。その土地の位置と面積を確定する行為で、これによりまして所有権がはっきりエリアとしてわかる。そういったことをやっているわけです。なぜこれをやるかというのは、もともとそういった台帳が不足しているというのはありますけども、一つは、大震災のときにいわゆる地面が動いたというケースもあります。あと、それを復元するためにどうするかというのは、一つの方法としては、この地籍調査をすることによって、それが復元できる。そういったことがございますので、土地の戸籍をつくるというようなことで実施しているものでございます。

篠委員

 そういうことであれば、要するに人間では戸籍のないということは大変なことなので、これはもう法律的に決められているというふうに推測できますけど、それでよろしいですか。

尾﨑都市基盤部長

 本質的に決められているというふうに、人間であればそうなんでしょうけども、土地についてはいわゆる道路管理者なら道路台帳というものを整備しなきゃいけない。もう一つは、管理する区域、民地と、それから我々が管理している道路、それの境界をはっきりさせるというのは、これは重要な仕事でございます。それがまだまだ不十分な状態で推移してきていますので、その辺をはっきりさせるための作業を今、展開しているんだということでございます。これは登記の関係でもそれが必要になってきますので、その辺のことを確定するための地籍調査であるということでございます。

篠委員

 それで、70年もかけて目標設定しているんですか。

尾﨑都市基盤部長

 目標設定は特段しているわけではございません。ただ、今のペースでこれからの地籍調査を進めていくとなると、中野ぐらいの町丁目で言えば、まだ70丁目以上残っておりますので、1年で1丁目とすると70年は少なくともかかってしまうということで、このスピードアップをすれば当然早まるということでございます。

篠委員

 中野区が特におくれているとかという状況なんですか。23区だけを絞ってみて、いや、そうじゃないんだと。どこもこういう状況下にあるんだという理解でいいのか。我々ももし中野区だけがおくれているような状況であれば、議会は何を見ているんだという御指摘をされる可能性もあるわけで、その辺についてはいかがですか。

尾﨑都市基盤部長

 進んでいる区も確かにあると思いますけども、23区トータルで見ると、特に中野区がおくれている状況ではございません。まだ調査を開始していない、そういった区も現実にございます。

篠委員

 これ、普通であれば必ず目標設定があるはずだというふうに推測できるんですよね。全然そういう状況も聞いていない。そんなせっぱ詰まったものじゃないという捉え方をしていていい状態なのか。そうかといって、民地と境界線で、ほんの3センチだ、5センチだなんていうところについてでも、要するに民間の売買なんかのときには誠実な対応というか、厳格な対応をしますよね。それとは違うレベルの話なのか、いわゆるそういったものと連動する話なのかというところはどうなんですか。

尾﨑都市基盤部長

 あくまでも私どもがこの地籍調査をやっているのは、冒頭お話ししましたように民地と道路との境界を確定すると。いわゆる官民境界のところでございます。それは部分的にはつながりがあるかもしれませんけども、民地と民地の間の境界確定、そういったものは一切かかわっておりませんので、一部分ではおっしゃることは該当するかもしれませんけども、とにかく区としては官民境界のそこは確定していきたい。そういう作業を進めていきたいということでございます。目標設定なんですが、できるだけ早い時期の完成を目指したいんですけども、やはりかなりのエリアになりますので、今のペースで言えばという話で、それを最も遅い時期ということで、もっとスピードアップをさせていきたいというのが我々の考え方でございます。

篠委員

 ここにもちゃんと官民境界って書いてありますよね。砕いて言えば、区道と民地の間の境界とかという理解でよろしいんですね。

尾﨑都市基盤部長

 現在行っている地籍調査はそのようなものでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、266ページ、3項道路・公園管理費、2目公園維持・管理費について質疑はありませんか。

伊藤委員

 公園維持・管理のことで伺いますけども、この真ん中辺にあります新規公園維持管理費等というのは、この新規公園というのはどこの公園を指しているんでしょうか、伺います。

尾﨑都市基盤部長

 本年度に開園はいたしますけど、本町五丁目にあります本五ふれあい公園、それから先日開園いたしました南台いちょう公園、それから中野新橋の横に神田川のポケットパーク、そういったものがございます。そういった経費が新規ということで維持管理費に盛り込まれております。

伊藤委員

 今言った新しい公園が、大規模公園が二つ、南台いちょう公園と本五ふれあい公園ができたと。それから、中野新橋のポケットパークですか。それの維持管理が5,200万円余。これ、あれですかね、下のほうの公園清掃等維持管理委託等(拡充)と別になっているのはどういうことなんでしょうかね。普通同じ公園として設置されたので、なぜわざわざ別にしたのかなというのがあれなんですけども。

尾﨑都市基盤部長

 来年度から1年通して管理が始まる公園ということで抜き出してみました。それで、先ほど言ったような公園がそれに該当するということでございます。ここの新規公園維持管理費等でございますけども、丸々これがその3公園に当たるわけではありませんで、3公園プラス河川管理用通路などの管理なども入ってくるんですが、これで3,469万8,000円というふうな内訳になります。そのほかに公園の長寿命化ということで今取り組んでおります。計画の最終形は今年度つくる形でございますけども、遊具の改善、そういった経費も盛り込ませていただいています。けやき公園、大和公園、橋場公園でそれを予定しております。そのほかに、この「等」の中に四季の森公園の放送設備等設置工事、これもここに入れさせていただいております。配電盤で電気をとりやすくするであるとか、それから、あそこの四季の森公園の中で放送をする際、そういう設備が今ありませんので、放送設備を用意する。そういった経費を盛り込ませていただいております。

 それから、後のほうに出てくるのは、いわゆるそういった新規公園であるとか、また平和の森公園であるとか、そういったものを除く経費、それからあと、平和の森公園の事務所を閉鎖したことに伴います管理委託分の拡充分、そういったものの経費が後半のところに盛り込ませていただいている内容でございます。

伊藤委員

 何かいろいろ盛り込まれていて、どっちがどうなのか、ちょっとわからなくなった場合もあるんですけども。それから、公園がふえてくればくるほど管理維持費というのはどんどん膨らんできていますよね。この下の項目の拡充で維持管理費委託等、ほとんど委託されていると思うんですけども、5億7,800万円余ですよね。昨年は4億9,000万円余。これだけでも8,000万円余ほど高くなっていますし、これはあれですかね、数がふえたから高くなっている。そういう捉え方でよろしいんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 ここの部分の5億7,800万円円余でございます。先ほど私は平和の森公園を除くと申し上げましたが、平和の森公園の管理もここの中に組み込まれております。申しわけございません。それで、今回ちょっとお出ししたのが、例えば平和の森公園の管理事務所を廃止した。これは作業員の人数が来年度2人でやるということで、直営ではできないということがございまして、その分を民営のほうに、民間の事業所にお任せするというようなやり方でございます。平和の森公園だけを管理しているわけではなくて、あそこを起点にして中野区内の公園の管理に当たってもらうというようなことであります。そうしますと、その経費が一気に2,100万円ほど多くなる。もちろん、いわゆる管理日数をふやすであるとか、土曜、日曜、夜間対応をするとか、そういった経費も含めてなっておりますので、拡充した部分がこういったところに反映されているというふうに思っていただければと思います。

伊藤委員

 いろいろ経費がかかってくることはしようがないのかなとは思いますけども、何か工夫されて、委託して業者に任せるだけではなくて、区のほうの都市基盤部として何か維持管理費を抑える方法なんていうのはどのように考えているのか。また、いろいろな課題があろうかと思うんですけども、その辺はいかがでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 今、公園の整備を図って、区民の皆さんに大いに使っていただこうという形で取り組んでおりますけども、既存の公園についてもやはり見直しをかけて、区民の利用によりよく供していきたいということと、それから、もっと区民の皆さんに参加いただいた形で公園の利用度を高めていただくというようなこともあろうかと思います。ただ単に維持管理費だけをかけているということではなくて、今後の公園のあり方、特色を持ったあり方、そこに必要な経費は何か。そういったことを考えながら、でき得れば維持管理費を単純につけるんではなくて、この中で見直しができるものがあれば、してまいりたいというふうに思います。先日の総括質疑でもお答えいたしましたけども、これからの公園のあり方、利用の仕方を中心にして、どうしていくんだということを議論してまいりますので、その中で公園にとって必要な経費は何かということも導き出したいなというふうに思っています。

酒井委員

 伊藤委員から質疑があって、今後の公園のあり方を考えていかなければならない。そしてまた、経費がかなり上がってきている中で、利用率を上げて、そういった中でいろんな公園の施設の維持管理のあり方を考えたいというようなこともおっしゃられたんだと思うんですけども、例えば以前、私の近くの公園なんかは路上生活の方がずっとおられたんですけれども、そこを乳幼児の子どもたちが使うような形に公園を導き出したところ、そういった方がいなくなって、また公園が新たによみがえったといいますか、生き返ったといいますか。やっぱり人が集って使うことによって、公園は僕は変わってくると思うんですね。そういう意味では、もちろん施設の維持管理の費用も要るでしょうけど、そういったことによって公園は劇的に変わるとも思っておりますので、そういったことを言ってくださったんだと思います。

 それで今、公園のあり方の議論がされております。本会議で自民党の恐らく、いでい議員のほうからさまざますばらしい提案があって、先日、2月28日の毎日新聞で千葉県の船橋市のほうが、子どもたちが公園でボール遊びをできないので、何とかボール遊びができるような公園を来年度から5園ほど試行的に開園していく。そのためにはフェンスをつくったりだとか、さまざま工夫されているんですね。これ、実はこの声があったのは、中学生にまちづくりへ関心を持ってもらうために、市が行っているこども未来会議室というふうな、例えばハイティーン会議だとか、うちで言うと子どもたちと区長との意見交換会、そういうところから声が上がって、そこに市長が応えたそうなんですね。選挙年齢が引き下げられる中、船橋市の市長は、子どもたちに思いを述べれば社会が動くことがあると実体験してほしかった。未来会議室で上がった意見は、よかった、悪かったの理由も明らかにしており、そういったプロセス、今後も大切にしていきたいというふうな非常にいい記事が、船橋のほうで行ったというのが毎日新聞に載っておりました。今後そういったことをしっかり取り組んでいっていただきたいなと思うんですね。子どもたちの体力が低下している中で、じゃ、教育委員会だけで取り組むのかといっても、それだけじゃ、私はとても体力の向上につながらないと思うんですね。他方、ボール投げの成績が中野の子どもたち、特に低いですよ。すると、中野の公園を見るとボール投げもできないというふうなことであれば、それはやっぱりなかなかそういったところは子どもたちの体力を向上させようと思っても上がっていかないでしょうし、すると、やはりその公園のあり方ですね。何でもかんでもさまざまな声がある中でだめにしていくのじゃなく、やっぱりやり方をいま一度考えていただいて、特色ある形で何というんでしょうかね、ルールをうまく守っていただいて、極力禁止するんじゃなく、許していけるような公園行政のあり方を引き続き考えていただきたいと思います。これは要望です。

 それで、ちょっと内容のところで教えていただきたいんですけれども、さっき伊藤委員の質問の中で新規公園維持管理費等についての質疑がございました。そこに関しては、本五ふれあい公園、南台いちょう公園、神田川ポケットパークの費用が3,400万円と、それ以外に公園の長寿命化や遊具の改善、四季の森の何か等々が入っていますということですよね。そうですよね。私もちょっと感じたんですけれども、この新規公園維持管理費等は公園清掃維持管理委託等(拡充)の部分に入っていてもよかったなと思ったんですね。下から2番目のところですね。それで、そういった御質疑が出たときに、部長は新規公園維持管理費なので、そういったものをしっかりわかってもらうように、ここに計上したとおっしゃられましたよね。すると、「等」があると、「等」のところに新規公園維持管理じゃない部分が入っているのに、要は来年度から新しく公園を管理しますよという、それでしっかりと予算書に位置付けようと言っているにもかかわらず、「等」が入っちゃうことによって遊具の改善だ、公園の長寿命化だ、それから四季の森の配電盤でしたっけ、それが入っちゃうと、せっかく丁寧に書いていただいているのに、わかりづらく逆になっちゃうのかなって僕は感じたんですね。それで、この事務事業の中の記述の仕方というのは、予算補助資料上のルールってなかったんでしたっけ。

尾﨑都市基盤部長

 ルールといいますか、わかりやすい表現で、こちらも説明してわかっていただけるようにするためには、どういう資料をつくったらいいかということで今回は考えたわけです。というのは、やはり新しい公園というのはそれなりの維持管理費が当然出てくるので、それがどのくらいになるのかというのが一つのポイントかなと思いまして、そこは抜き出して書いていた。今、委員がおっしゃったように、そこに「等」が入ると長寿命化で改修を図るというのは、今までやっていたのとはちょっと一歩進んだやり方をとっていきますよという話なんですけども、新規公園ではないところの遊具の更新でございますので、ちょっと意味合いが違っております。確かにかえってわかりづらくなってしまったということがございますので、私どもは議会に対して説明する以上は、わかりやすい資料をつくるというのが大前提でございます。そこの点で当初の目的をうまく実現できていないということで、今後改めさせていただきたいなと思います。

酒井委員

 例えば遊具を改善していただけるんだったら、区民にとっても喜ばしいことですし、議会にとっても、それは喜ばしいことで、そういったことを逆に書いていただいたほうが、公園維持管理分野さんが一生懸命やってくださっているんだなというふうに見えるとも思いますので、例えば昨年だと、27年度予算だと、公園の施設の長寿命化計画の委託をしているんですね。すると、ここでは新規公園維持管理等の中の「等」に入っちゃうと、せっかく長寿命化をどうするようにしていくのかで、委託事業でお金をかけて、1,100万円余をかけてやったにもかかわらず、その続きが見えないよりも、やっぱりそれは抜き出して、私は書かれたほうがいいのかなとも思いますので、ちょっとそのあたり工夫していただきたいと思います。

 それで、公園の維持管理で27年決特の建設31の資料では、中野四季の森公園と平和の森公園の管理費がかなりかかっておりまして、平成27年は契約額が約7,500万円ですかね、平和の森が2,600万円余なんですけれども、来年度に関してこの維持管理経費というのは同じような額なんですか。すなわち、議会からも指摘があって、やっぱりかなり高額で、こういった維持管理方法って何とか見直せないんですかということもあったかと思うんですけれども、そのあたりいかがでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 前年度の資料をちょっと持ち合わせていませんので、数字がぴったり符合するかどうかわかりませんけども、四季の森公園に関してはトータルで言えば、27年度予算、今年度予算では8,670万円ほどかかります。28年度については、維持管理費としては9,000万円ほどを予定しております。(「四季の森がということ」と呼ぶ者あり)はい。例えばここはどうしてかかるかというと、芝生を管理するというところがありまして、あと、樹木の剪定等で2,000万円ぐらいかかります。これは今年度の予算と同じです。それから、水施設、夏になると子どもたちが喜んで入っていらっしゃいますけども、ああいった水の流れ、ああいうところの経費もかかります。それからあと、公園内の巡回警備であるとか、それから、開園当初はよかったんですが、しばらくしたら自転車駐車場に入り口がなってしまったと。そういうことがありまして、今年度からそういったことのないように自転車放置防止指導、そういったものも経費として入ってくるということがございまして、27年度ちょっと大きく維持管理費がはね上がったんですが、28年度については若干また少しなんですけども、増額させていただいているところです。

 それから、平和の森公園の維持管理でございますけども、今年度は先ほどの数字とちょっと違うかもしれませんけども、3,497万円ほどトータルになっております。それで、28年度は3,570万円ほどということになります。ここは施設が、管理事務所が閉鎖するということがございますけども、基本的に公園部分の維持管理でございますので、そんなに経費としては変わりはないというような予算計上をさせていただいております。

酒井委員

 私は27年決算の資料なので、ちょっとその中身の部分の数字が多少違うかもわかりませんが、来年度やっぱり9,000万円ほど四季の森公園に関しては、それから平和の森公園に関しては3,500万円弱だったでしょうかね。これ、区民が聞くとやはり高額というふうに感じられたりすると思うんですね。こちらの資料では、例えば四季の森公園だと平成24年は4,000万円、平成25年は5,400万円、平成26年が6,000万円、27年の契約額が7,500万円、どんどんと右肩上がりになっているような状況なんですね。中野のやっぱり象徴的な公園でもあります。それでまた、後から自転車駐輪場の件だとか、さまざま出てきたのは理解するんですけれども、例えば芝生の養生がかなり費用がかかっているのであるならば、どういった形ができるかなんかも、ずっとこれは中野が持ち出してやっていかなきゃならないことを考えると、この管理だとか芝生のあり方だとかも今後またぜひ検討していただきたいと思います。いかがでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 中野区として四季の森公園につきましては、イベントが開催できるような、そういった公園というものもございますし、防災上の観点からも配慮が必要であるということもございますし、さまざまな要素を盛り込んだ公園であるというふうに思っております。象徴的なのが芝生ということになります。あの芝生を維持するためには、それなりの予算がどうしても必要になってきますけども、将来的にどうするかというのは確かに考えなきゃいけないですが、全体としてそれぞれの公園の特徴を生かしながら、その公園の持ち味を生かしながら皆さんに利用していただくと。こういう観点からもう一回考え直してみても、やっぱり必要な部分というのは残していかなきゃいけないというふうに思います。何が削れ、何が不足しているのか。そういったことも常に考えながら、前年がこうだったから、来年度はこうですよねというようなやり方は、当然我々はしておりません。プランを立てて、それがうまくいかなければチェックをかけて、どうするかということを常に考えて、それは予算に反映させなきゃいけないということになりますので、四季の森公園がこういう状態で最善なのか、それとももう少し考える余地があるのか。そういったことは常に考えて、改善が図れるものは改善を図っていきたいということで取り組んでまいります。

酒井委員

 部長の力強い御答弁をいただきまして、ありがとうございます。四季の森公園だけではなく、中野全体の公園が特色があって、魅力があって、よりよいものになるようにぜひ取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。

近藤委員

 哲学堂公園文化財修復工事等なんですけれど、これは9,000万円ぐらいかかっているということで、それぞれが毎年これから計画に基づいて修復工事をしていくと思うんですね。かなりの金額がこれからかかっていくと思うんですけれども。それで、昨日、都市観光の魅力創出のところでパンフレットを出すというお話とかあったんですけれども、今どういう状態で作業がされているとか、そういったことをわかりやすく区民に、哲学堂に来た人にわかるような形でお知らせしていく。これから桜のシーズンとかでかなり人が来ますので、外に向かってもちろん発信するのもいいんですけれど、あそこに訪れた人が今どんな状態になっていて、どんなことをしているんですよって。これがどれだけの価値のあるものなんですよみたいな発信の仕方をしていかれると、中野区民には発信していけると思うんですよ。私が、最近はちょっと行っていないですけれども、見た限り、ブルーシートで覆われて、本当に土木工事をやっている感じなんですよ。それがずっとこれから続いていくとすると、逆に足が遠のいてしまうみたいなところもあって、今がどんな過程で、どんなものに向かってみたいな、そこに行って、哲学堂がこれからどうなっていくんだって、ちょっと夢を与えられるような、哲学堂に足を運んだとき、どういうことが行われているんだなというのがわかるような、ちょっとは出ているみたいなんですけれど、わかりいいものなんかを展示していったりすると、この工事の期間も何か区民に浸透していくんじゃないかなと思って、これだけのお金を使って、本当にこれから全部をやるとしたら77場ですから長い年月がかかると思うので、そこら辺のお考えはどうですか。

尾﨑都市基盤部長

 哲学堂公園の文化財修復でございますけども、私どもが考えているのは哲学堂公園、それから北にある野方配水塔、哲学堂公園周辺の整備という中で重要な位置付けが哲学堂公園のあの文化財にあるというふうに思っています。この価値をもっと磨き上げて、都市観光のほうに生かしていきたいというのが区としての考え方です。それで、今、委員がおっしゃったように何の発信もしていないと、哲学堂公園の一部が工事現場になっているというような印象を与えてしまうかもしれません。ただ、私ども、この予算を提示する際に、主な取り組みとして、哲学堂公園は常にその項目に入れておりました。今、古建築物、100年以上たっている建築物でございますけども、これの設計工事という段取りで、昔の姿をよみがえらせる。もちろん基本的には腐朽した部分がありますので、そういったところを補修しながらよみがえらせるというようなことを取り組んでおります。こういった将来像について、まとまった形で確かに御提示していなかったのかもしれません。そういうことにつきましても、区民の皆さんにわかりやすいような形で提供をしてまいりたいというふうに思います。哲学堂公園の事業化計画というような形で、今後どういうふうになっていくのかということをいずれかの時期に明確にお示しできるようにしていきたいなというふうに思います。

近藤委員

 そうなんですね。大体どういうふうになっていくかというのが見えないということと、それと本当に哲学堂公園を愛する人ってたくさんいまして、そこに実際足を運んでいる人にまずわかるようにしていただきたいなって。そんな高いパンフレットをつくるとか、そういうことではなくて、工事の状態、今こんなことに取り組んでいるんだ。だから、ブルーシートで今こうなっているんだみたいなことが、指定管理者がやっているから、そことの兼ね合いであれなんですけれど、ちょっと公園に入った人がわかる形を少しずつでもとっていただければいいなと思いますけど、いかがですか。

尾﨑都市基盤部長

 確かにそうですね。せっかく訪れた方が何の説明もなく、その姿を見たら、ちょっとがっかりするかもしれませんので、今何をやっているかということをちゃんとお知らせするような掲示をするとか、もともと区の広報、いろいろやり方はありますので、そういった媒体を使いながら区民の皆さんにわかっていただけるような、そういった機会をもう少し設けなきゃいけないかなというふうには思っております。

近藤委員

 本当にブルーシートで覆われてしまって、土木工事みたいな感じになっていると、あらまあって思ってしまうんですけど、それが本当にこういう文化財的にできてくるんですよというと、じゃ、もう一回できたころに行ってみようかなというリピーターになっていったりしますので、その辺はお願いします。

細野委員

 公園の維持管理のところなんですけれども、平和の森公園にあった管理事務所がなくなるということで、これからそういった変わる場所とかというのはあるんでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 先ほど申し上げましたように、あそこにいる職員は中野区全体の公園も見ながら、もちろん平和の森公園の維持管理も当たるというような作業をしておりました。その職員が今年度は7名いたんですけども、退職等で来年度は2名ということになって、直営ではできないということから、民間委託という形で同じ体制をまず組む。さらに管理の日数もふやす。それから、土曜、日曜、祝日、夜間、そういったところがありますので、臨時的な対応をできるような形で中野区公園全体を見ていくというようなことがありまして、こういった公園維持管理ということで取り組ませていただくということでございます。単に平和の森公園の事務所が閉鎖されるというだけではなくて、仕事のやり方を変えていくというようなことでございます。

細野委員

 それは先ほども御説明いただきまして、ありがとうございます。そこの拠点になるというか、事務所そのものというのがどこに行くのかなというのをちょっとお聞きしたかったんですが。

尾﨑都市基盤部長

 管理事務所は閉鎖になりますので、あそこは閉鎖管理という形になります。それで、本体部分は道路・公園管理分野というのがありますので、そこが起点になって公園の事業を進めていくというような形になります。ですから、本庁に職員も移ってくるし、そこで今後仕事をしていくというような形になります。

細野委員

 そうすると、もしもなんですけれども、今公園について何か区民の方が問い合わせしようと思ったときには、今年度と来年度から何か変わることってありますか。

尾﨑都市基盤部長

 基本的には変わることはないと思います。公園については、道路・公園管理担当がおりますので、そこに御連絡していただければ公園担当が当然おりますので、そこにつながるということになります。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、267ページから268ページ、4項都市基盤整備費、1目道路維持・整備費についての質疑はありませんか。

内川委員

 1点だけ。道路改良維持のところで、道路維持事務、28年度予算で5億2,200万円余ですか。昨年、前年度を見ると1,600万円余なんですが、この大きな金額の差は何なんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらのほうにつきましては、一次経費、二次経費等の見直しを、繰り替えを行ったりしたもので、そこら辺のところで変わっているところはございます。5億2,000万円余のうち、まず大きく対象とさせていただいていますのは、日常的な維持管理として例えば道路に穴があいたとか、そういった緊急的に直すような道路工事、そういったものを計上しているほか、中野坂上の通路の電気代とかの一般需用費、それから河川の補修工事、これがまた1億4,500万ほどあるんですが、そういったものが道路維持として全て一切合財入っているものということになっております。

内川委員

 それじゃ、ちょっと割ったほうがいいですよね。事務という書き方だと全然そんなことは読み込めないですよ。どうですか、そこら辺。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 今回こちらのほうにつきましては、維持補修的な保全的なもので、特に継続的に発生する費用を全部、この一次経費分を一つにしたというところでございます。

酒井委員

 じゃ、僕も内川委員と同じで、道路維持事務で5億2,200万円余で計上されておって、そこには道路・橋梁・河川維持補修経費なんかも入っているんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 まず道路の日常的なそういった工事系のものといたしましては、例えば道路の反射鏡、そちらのほうの破損とか追加とか、そういったような交通安全施設から、河川補修工事、それから道路の陥没とか、そういったものに対応するような道路維持費というところの工事が含まれております。

酒井委員

 道路維持事務はちょっと置いておきます。反射鏡は道路附属物にならないんですか。道路附属物等修繕工事は下段のところに1億4,900万円余計上されておりますが、反射鏡は上なんですか。道路維持事務に入るんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 すみません。ちょっと説明が、今のところを補足いたしますと、まず道路ストック総点検に基づく改修計画で行っていくもの、そちらのほうが委員おっしゃるところです。そのほか、カーブミラーの追加だとか、あとカーブミラーの方向がずれているとか、曲がってしまっていると。そういったものに維持的に緊急的に対応するのがこちらのほうの維持事務に入っているものというところです。

酒井委員

 すると、27年5月に道路舗装維持管理計画が出て、そのときに直さなければならない危険性が高いものがありましたね、幾つか。それに関しては下の部分の道路附属物等修繕工事のところに入っていますよということですね。突発的に必要だというふうになったときには、上の部分の道路維持事務のところに入っているということでしょう。すると、この書き方がやっぱりちょっと、さっきもありましたけれども、内川委員の指摘と重なるんですけれども、ちょっと書き方の規模感がですね。例えば27年度の当初予算だと、道路維持事務というのは1,600万円なんですね。すると、どういった部分がここに大きくなっているんですか。27年度の書き方とここに入っている部分。27年度は1,600万円ですよ。28年度は5億2,200万円、5億円ふえているわけでしょう。27年度の当初予算の説明の道路維持事務だと……。

 ちょっと休憩していただいてよろしいですか。

主査

 じゃ、休憩します。

 

(午後1時54分)

 

主査

 再開します。

 

(午後1時59分)

 

酒井委員

 もう一度お尋ねします。28年度予算では道路維持事務として5億2,000万円余計上されております。27年度の予算書を見ると、道路維持事務で1,600万円余、道路・橋梁・河川維持補修に3億8,000万円余、道路・橋梁改良整備に4億8,000万円入っておりますけれども、そういったものが今回記述が変わったという理解でよろしいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるとおり、27年度と比べて二つの合算という形になっております。

酒井委員

 道路維持事務でエレベーターの保守点検まで入っていて、27年度よりもまとめて書いちゃっているというのは、さっきも部長から御答弁いただきましたけど、やっぱりわかりやすい書き方で考えると、もう少し考えなければならないんじゃないのかなと思いますが、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるとおり予算の性格別でまとめてしまったところがありまして、内容として区分すべきだったというところで、今後そちらのほうは考えさせていただきたいと思います。

酒井委員

 やっぱり我々、これをもとに議論もさせていただいておりますので、ここのところが、例えばさっきの話で「等」というところで全部趣旨の違うものまで入り込んじゃうと、なかなかよりよい議論にもならないと思いますので、今後これは全体として、この記述の仕方というのはいま一度見直して、やっぱりよりわかりやすく丁寧にしていただきたいと思いますが、どなたか御答弁いただけますでしょうか。

尾﨑都市基盤部長

 前年度資料との対比であるとか、それから決算もございますけども、よく我々がやってしまうのは、そのときの状況に応じて「等」でくくるというやり方をよくやります。これが何が入っているかというのは、こういった資料からではつまびらかに明らかにできない。説明しなければわからないような資料になりますので、その辺は十分に気をつけていかなきゃいけないということと、それから、前年度との比較でどうしても当初、当初で見ることが多いわけですから、記載が変われば当然それの説明が必要だろうというふうに思っております。その辺の丁寧さも欠けているなというふうに感じておりますので、作成に当たっては十分に配慮するような、前年度の比較としてもわかりやすいような、そういった記述ができるように心がけていきたいというふうに思います。

酒井委員

 ありがとうございます。まず、この予算書の記述の仕方に関して、「等」というところにさまざまな事業が入り込んでしまわないようにしてくださるという今、御答弁をいただきました。それか前年度と比べてもわかるようにするんだ。しなければならない。そういった御答弁をいただいたと思っています。こちらの委員会だけじゃなく、全庁的にこういったことはやっぱり共有していただきたいと思います。

 それで、中身に入らせていただきます。道路ストック総点検に基づく維持管理で道路の附属物の点検、さっきお話がありました。反射鏡だとか標識だとか街路灯だとか。その調査の結果、倒壊・落下のおそれがあるランク3というのがたしかあったと思うんですね。それに関しては28年度中に改善しますよということだったと思うんですけれども、こちらの道路附属物等改修修繕工事1億5,000円弱ですね。こちらの中で改善されるというふうに理解してよろしいんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 委員おっしゃるとおり、来年度で解消する予定でございます。

酒井委員

 1,200件ほどあると思うんですけれども、細かいところも言うと。そういったところも全部対応できるという理解でいいんですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらのほうにつきましては、例えば街路灯とかであれば450基弱とか、最後残りの分を計上させていただいていまして、そういった意味では再来年度からは、こちらのほうの経費は落ちてくるということになります。

酒井委員

 すると、危険があるランク3に関しては、ことしで全部改善されますよという理解でよろしいんですね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらの道路ストック総点検のほうは5年に1回点検を行う性質のものでして、おととし調査した段階でランク3にあったものは全て解消されるということです。

酒井委員

 あと、のり面・擁壁等の損傷ランクの3と4に関しても28年度に補修するとあったんですけれども、そこに関しての記述はないんですけれども、どこに入っておって、28年度に改善されるかもお聞かせください。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 のり面・擁壁等も道路附属物の一部ということに属しますので、この中にあわせて計上されております。

酒井委員

 そちらも4カ所、28年度中に補修対応されるということでよろしいですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、のり面等、そちらのほうを今年度設計を行う部分もございまして、一部調査のほうは再来年度に回るというのはございます。

酒井委員

 27年6月の報告では、そういったのり面・擁壁等損傷ランク3と4は28年度に補修するというふうにも御報告されておりますので、そういったところを改めて確認しておいていただきたいと思います。

 それで、最後に道路の部分ですね。道路の部分に関しましては、MCIの3.0以下、すぐに補修が必要なところが延長で2万1,921メートルあったかと思うんですけれども、こちらの整備というのは、このところの恐らく5億1,600万円余の道路舗装改良補修工事のところに入っていると思うんですけれども、これによってこのうちのどれくらいが改善されて、現段階でのMCI3.0以下ですね。すぐに補修が必要な部分はどう改善されるんでしょうか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては委員おっしゃるとおり、MCI値3.0以下につきましては約21キロございます。こちらについては企業復旧による解消というものも見込んでおりますので、現段階としては2018年度の施行をもってMCI値3.0以下が全て解消されるのを目指すというような状況です。

酒井委員

 それと、橋梁に関しても計画を示されていたかと思います。それで、ちょっと危ないというところが、危ないでしたかね、危険、心配とかが4件ほどあったようなイメージがあったんですけれども、そちらに関しては今現状どうなっているのか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 橋梁長寿命化のほうにつきましては、こちらのほうも長寿命化計画に基づいて実施しているところです。今年度も8橋施工いたします。また、11橋も調査いたしますところで、特に委員おっしゃる4橋というのは少し確認させていただければと思います。(「Dランクのやつだと思うんです」と呼ぶ者あり)

主査

 答弁保留で。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 すみません。ちょっと保留させてください。

主査

 その部分は答弁保留とさせていただきます。

酒井委員

 268ページ、生活道路拡幅工事なんですけれども、こちらは42条2項道路等々をセットバックなどで直す事業だと思うんですけれども、ちょっとそれを詳しく教えてください。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、狭隘道路に面した家屋の建てかえの際に、2項道路に指定された範囲についてセットバックして、道路上に通行機能を提供するように求めると。それに当たっての誘導として区のほうで整備等を行うというようなものです。

酒井委員

 その狭隘道路を改善していきますよ、その施策ですよということなんですけれども、これはほとんどは相手方があって、区民の方の建てかえによってそういうふうにつながっていくのかな、狭隘道路は解消されるのかなと思っているんですけど、それでよろしいですね。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、基本的にはそういった建てかえの契機をもって区のほうで働きかけるというのが基本になります。

酒井委員

 すると、250ページの区政目標のところで、生活道路のうち区が拡幅整備した率ってあるんですけれども、成果指標に。ありますよね。もちろん整備した数字を持っておくのは必要だとは思うんですけれども、かなり区側の施策を進めていくことよりも、相手方があってのこの数字というのは動いているところはあるのかなと思いますので、整備した率というのは区として持っていかなきゃならないと思うんですけれども、成果指標ですね。目標として掲げるというのは少し疑問な点もあるのかなとちょっと感じたんですけれども、いかがですか。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 こちらにつきましては、狭隘道路の解消ということで区が整備する率を目標にしているところで、委員がおっしゃるとおり、ほとんどの多くは建てかえを契機に区が働きかけるという自動的なスタートになるんですが、その中でもそういったのを契機に、例えば隣地で既に下がれる状況にありながらセットバックされていないようなところとか、そういったのは声かけをさせていただいたりして、何件か実績を上げているという部分もございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、269ページ、4項都市基盤整備費、2目公園整備費についてですが、こちらは組み替え動議の項目があります。公園整備、平和の森公園関係に係る予算の削減です。初めに原案から審査を始めたいと思います。質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいでしょうか。なければ、次に組み替え動議について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。それでは、なければ進行いたします。

 270ページです。5項建築費、1目建築行政費について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行いたします。

 次に、271ページ、5項建築費、2目建築安全・安心費、こちらも組み替え動議の項目があります。耐震化促進の増額、木造住宅耐震・リフォーム助成の実施です。初めに原案から質疑はありませんか。

酒井委員

 きのうも少しお尋ねしたんですが、きのうは分譲マンションの支援でマンションの建てかえ耐震化ですね。それについてお尋ねしました。こちらの5項2目建築安全・安心費の事務事業の2ですね。耐震化促進のところの緊急輸送道路沿道建築物耐震診断・改修等助成とあるんですけれども、これ、まず助成率といつから始まって、昨日お聞きしたところは、区内の緊急輸送道路沿いの沿道の建築物に関しましては、80%のたしか耐震化率がありますよということだったと思うんですけども、その3点教えてください。いつからと補助の内容と状況です。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 まず緊急輸送道路につきましては、特定緊急輸送道路と一般緊急輸送道路が緊急輸送道路に当たります。それとあわせまして、区が指定する緊急輸送道路の3種類がございます。それらの沿道に建つ該当する建物につきまして、耐震診断、耐震補強設計、耐震助成をしているところでございます。(「耐震補強の補助率、都があって、区が幾ら出して、負担額は幾らか」と呼ぶ者あり)まず、緊急輸送道路につきまして、特定の場合で国の補助率は3分の1、都費が3分の2ということになっていますが、この3分の2のうち……。緊急輸送道路について国費が2分の1、都費が4分の1でございます。あと、区の負担が……。すみません。ちょっと整理させてください。

主査

 ちょっと休憩します。

 

(午後2時13分)

 

主査

 再開いたします。

 

(午後2時14分)

 

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 今年度から特定緊急輸送道路に対しましては、従前の5,000平米未満の建物については1割負担ということでお願いしておりました。今年度から、それから外れる5,000平米を超えるような建物、いわゆる工事費が6,000万円を超えるような規模のものについても1割負担になるように制度設計が変わりました。

酒井委員

 この緊急輸送道路の沿道建築物の耐震化の事業に関しては、約9割の助成になるように、すなわち所有者の負担が1割の助成制度に今年度より変わりましたと。より利用していただきたい。使い勝手のいいようにしたんだということだと思うんですけれども、きょうのちょうど都政新報では、東京都のほうが9割助成で枠組みをふやしたにもかかわらず、251億円減額補正という中で、当初予算の8割が執行されていないそうなんですね。すなわち、それだけこのマンションの耐震化に進めていく中での合意が非常に難しいんだろう。例えば高齢の方だったら、そこからまた建てかえの費用を捻出するのが大変だとか、やっぱりさまざまな理由があると思うんですね。そういう意味でなかなか進んでいないのかなとは思うんですけれども、ただ、区としては8割、沿道建築物は耐震化されていますよと言うんですけれども、これはこの事業のさまざまな実績によって8割に上がったのか、以前から8割近くの数字であって、実績ですね、ここ数年の。それを教えてください。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 例えば平成27年度の実施状況で申しますと、緊急輸送道路の沿道建築物で改修工事を実際行ったのは5棟しかございません。累積でこの制度、事業が始まって、実質的には15棟しか耐震改修助成は進んでいません。ただ、昭和57年度以降、新耐震以降の建物の建てかえが行われて、新耐震で建物が建てられた件数等があって、こちらのほうが徐々に棟数がふえているというところから、全体としては大体8割ぐらいが維持されていると。いわゆる昭和56年以前の建物を今後どのようにしていくかということがやはり課題になっているというふうに思います。

酒井委員

 こういった東京都の減額補正、8割も執行されず減額補正251億円になったということなんですが、やっぱり担当さんとしてもちょっと肌感覚として、このマンションの、たくさんの人が住みますので、そういった合意のルールが、法律が変わったとしても、そのあたりなかなかまだまだ難しいのかなというのはちょっと感じていらっしゃいますでしょうか。課題といいますか。

小山内都市基盤部副参事(建築担当)

 マンションの形態としては賃貸マンション、分譲マンション、大体二通りあるかと思うんですが、まず例えば賃貸マンションの場合で、なかなかオーナーさんが決断しにくい理由の一つとして、今住んでいる方がいらっしゃる中で工事をしづらいと。一時的に退去していただくとなると、そういったコスト面での費用負担がかかってしまうと。それとやはり分譲マンションに関しましては合意形成がなかなか難しいというところがございます。ですから、一つの例で言いますと、臨時総会を開いて一度は前に進んだかに思っても、実際の本総会になると、やはりちょっと待てと。総論賛成、各論反対ではないですけども、そういう形で自分のところが工事されるのは嫌だとか、そういった個別の事情が入ってきて、なかなか合意形成が難しいということで話が流れるのがあります。

 それともう一つには制度の問題かと思うので、これは課題として受けとめておりますが、設計と工事を同一年度内でやらなければいけないとなると、設計を終わって、それから合意形成をやるとなると、どうしても半年以上時間がかかってしまう。そうすると、工事が次年度に繰り越すおそれが出てきてしまって、あきらめるというようなこともあります。ですから、その辺の仕組みも今後、東京都ときちっと整理しながら、工事につながるような仕組みを考えていきたいというふうに思っております。

酒井委員

 東京都は今年度末に100%の目標を掲げていたんでしたよね、たしか。それがなかなか達成できていない状況で、制度として年度内に全て終わらさなければならないというのは非常に難しいという中で課題もあろうかと思います。ただ、東京都も引き続きこの施策に関しては取り組んでいくというふうな考えでもありますし、また新たに改修計画の作成を支援するアドバイザーの派遣なんか、そういったことも考えているそうでありますので、それをうまく使いながらと、それからまた、今の制度の使いづらいところもしっかり東京都に現場としての声を上げていただいて、こういった施策が個人の資産に対しては破格の手厚い施策だと思いますので、緊急時に道路がふさがってしまうと本当に緊急車両が間に合わないようなことがあってはならないと思いますので、そういったところをしっかりと取り組んでいただきたいと思います。要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に組み替え動議について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ進行します。

 次に、272ページから274ページ、6項防災・都市安全費、1目防災費、こちらも組み替え動議の項目があります。コミュニティFM開局準備、感震ブレーカー設置助成の実施です。初めに原案から審査を始めたいと思います。質疑はありませんか。

伊藤委員

 273ページの地域防災のことで伺いたいんですけども、防災リーダーの養成(新規)となっております。この内容を教えていただけますか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 防災リーダーの養成につきましては予算上新規でございますが、過去、平成20年度と21年度に区は防災リーダーの養成を行っております。具体的には区民の中で防災士養成講座を受けていただきまして、それで自助共助に詳しい区民を育成いたしました。そういった育成した防災リーダーの方々に地域の防災訓練でいろんな防災訓練の指導等を行ってもらうために養成したものでございます。平成28年度の防災リーダーの養成についても、この防災リーダーの養成を復活するものでございます。

伊藤委員

 確かに今御答弁いただいたように以前もやっていたなと思っていますけども、何人ぐらいを予定されておりますか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 平成28年度につきましては50名を予定しております。

伊藤委員

 そうすると、講座を受けるということなんでしょうけど、いつごろの予定でございますか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 具体的な日程については、防災士養成機関と調整中でございますが、今のところ年末ごろを予定しております。

伊藤委員

 年末というと12月ごろですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 そのとおりでございます。

伊藤委員

 周知のほうを徹底していただきたいと思います。これは要望にさせていただきます。

 それから、そのすぐ下の地域防災住民組織活動支援等の拡充となっておりまして、若干予算計上が昨年より上がっていますよね。拡充ということはどういう内容のものをふやしたんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 拡充の内容といたしましては、各防災会に配布いたしました防災資機材のうち、更新要望の強かったリヤカーですとか車椅子をパンクしないノーパンクのタイヤの仕様のものに更新するですとか、あと避難指示につきまして、建物の中から屋外へ出すときの搬送器材として、大人を背負えるためのおんぶひもとか、こういったものの購入などで拡充を図っていくものでございます。

伊藤委員

 そういう器材というのはやはりこういう地域住民の組織のほうから声が出ているということなんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい。車椅子、リヤカー等、そういったノーパンクでないタイヤのものを現在配備されている防災会につきましては、空気を入れる必要のない器材の更新というものを何件もいただいております。

篠委員

 今、車椅子とおっしゃったでしょう。車椅子ってどのぐらいの規模で考えていらっしゃるんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 28年度につきましては、22防災会の更新を予定しております。

篠委員

 車椅子は、現状はどうなっていて、今年度どういうふうにしようとしているの。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 車椅子につきましては、1防災会当たり1台配備しておりまして、来年度につきましては22台更新を予定しております。

篠委員

 あれ、うち、もらっていないよ。大体町会で、実例なんですけど、鷺宮三丁目町会で今4台あって、防災のときには使おうと思っているけど、使う機会というのはほとんどないわけね。だもので、借りたい人にはお貸ししましょうといってやっているんですけど、5年たつともう空気が抜けちゃうわ、ねじはチェンジのが売っていないわという状況の、要するにそれが現状なわけ。ですから、我々としては各区民活動センター、きょう調べましたら、鷺宮区民活動センターでは5台持っているんですって。それで、2週間なら貸してくれるんですって。防災組織との連動ということは全然視野に入っているんだか、入っていないんだかという情報も入ってきていない。僕らも一応持っているけど、その管理たるや大変なわけね。空気が抜けちゃうし。そんな中で予算化までしてこういう行動をとるのであれば、かなり風通しよくわかりやすい状況じゃないと、担当があんまりぱっと答えられないような状況ではとても困ると思うんですけど、この車椅子については現状がビジュアル化できていない。よく我々はわからないんですけど、そんな状況でいいんですか。(「何年間で全て新しくする予定だとか、そういう計画はないの」と呼ぶ者あり)

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 車椅子の更新につきましては、現状説明でございますが、防災会結成時、区のほうは1防災会当たり1台、資機材で交付しているところでございます。車椅子の更新のほうの計画でございますが、平成28年度から31年度にかけまして、毎年22防災会ずつ、平成32年度に28防災会で全ての防災会で更新する、現在案を持っております。

篠委員

 それで、今回のその機種はパンクしないやつなの。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 はい。パンクしないタイヤの仕様のものを購入する予定でございます。

近藤委員

 今、篠委員のおっしゃったことで、私は防災会とかにかかわっていない人間としての立場からちょっとお聞きしたいんですけれど、これはどういうふうにお使いになるものなんですか。車椅子が22台防災会にあって、どういうときにこの車椅子が使われるものなんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 区内で大規模災害が発生した場合、車椅子でなければ移動できない区民の方を移動させるための手段として使っていただくことを想定しております。

近藤委員

 その車椅子を持って区民のところに行く人は誰なんですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 防災活動を行う区民自身になります。

近藤委員

 まあ、ないよりはいいでしょうけれど、本当に篠委員のおっしゃったように現実的にパンクもしますし、管理とかも大変でしょうし、この車椅子をどう使っていくというのは区民に委ねられている、防災会に委ねられていて、そこで皆さんが何とかしていくということなんですね。よろしいですか、それで。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 大規模地震等、災害が発生した場合、地域住民による防災活動を行ってもらうために交付した器材でございますので、そういった活用の仕方を想定しております。

近藤委員

 そうしますと、本当に車椅子というのはしょっちゅう見ておかないと、篠委員は5年とおっしゃっていたんですけど、本当に1カ月単位で空気とか抜けたりするので、そういうことはやっぱりきちっとお知らせして、その使い方とかもただ配るというか、配置するんではなくて、そこら辺しっかり管理のほうもお願いしておかないと、本当にそのときに、これだけの車椅子で対応できるかということも疑問ですし、管理というのはきちっとしておかないとだめだということは周知したほうがよろしいんじゃないですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 各防災会につきましては、年2回開催しています防災会連絡会議におきまして、最大でも年に1回は防災倉庫を点検していただいて、何かふぐあいがあれば、その修繕については区のほうで負担いたしますので、連絡するようお願いしているところでございます。

酒井委員

 まず防災リーダーの養成(新規)、新規というよりも過去に防災士の養成の支援があったので、拡充のようなものなんだってあったかと思うんですけれども、過去、平成20年、21年に防災士さんの資格をとるために区のほうが補助したかと思うんですけれども、その目的が地域の防災の場で活躍していただきたいというふうなことをおっしゃられたと思うんですけど、当時は100名ぐらい受講されたんでしたかね。そういった方が実際に地域のそういった防災の担い手としてつながっているのかだとか、そういう訓練に積極的に参加していただいて、当初区が考えていた狙いどおりになっているのかというのは、検証というと難しいかもわかりませんが、そのあたりはいかがですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 防災リーダーにつきましては、年に1回学習会と申しまして、防災リーダーの方に防災訓練の指導方法ですとか避難所運営の仕方ですとか、そういったことを区のほうで協力を行っています。その際にあわせまして意見交換会も行っておりまして、その中で防災リーダーから多い要望といたしまして、防災リーダーになったけれども、防災リーダーと地域のつながりについて具体的な区の橋渡しとか、そういったものがないので、なかなか地域の防災活動に参画していけないと。ここについてもう少し検討してほしいという意見をよくいただいておりますので、来年度につきましては、そういった防災リーダーと地域の防災活動の橋渡しとか、そういった防災リーダーを活用した防災訓練の推進とか、そういったことを検討して推進していきたいと考えております。

酒井委員

 そうなんですよ。その平成20年度、21年度に区の狙いとしてそういうふうにやったにもかかわらず、地域の防災力向上につながっていっていないわけでしょう。すると、今までにそれを改善することを考えた上で、新しく新規で事業を行うべきだと思いますので、もうその課題というのは担当さんは認識されていると思いますので、さっき防災士さんとの懇談の中でもそういった意見があると思いますので、そういうコーディネートといいますかね、そういうふうなところも今後しっかり考えていただきたいと思います。

 それで次に、総合防災訓練、災害医療救護訓練についてお尋ねします。総合防災訓練に関しましては、年に2カ所、15区民活動センターで行っていくんだと思うんですね。災害医療救護訓練は年に1カ所だったでしょうかね、ちょっと確認させてください。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 委員御指摘のとおり、総合防災訓練につきましては年に2カ所、災害医療救護訓練については年に1カ所実施しております。

酒井委員

 地区町連単位で考えますと、7年から8年間で総合防災訓練は回っていきますよ。災害医療救護訓練に関しては15年かかっちゃうんだよというところで、そのあたり課題かなとは思っております。それともう一点なんですけれども、私も昨年か一昨年でしたかね、災害医療救護訓練に参加させていただきました。こちらは医療救護訓練なので、医師会、薬剤師会、歯科医師会、3師会のほうが主導となって医療救護のほうの訓練だと思うんですね。ただ、内容を見ると、かなり総合防災訓練と重なっている部分もあったのかなと感じました。非常に時間も長く、お年寄りの方はずっと立ちっぱなしで、次また行うと出てきていただけないのかなってちょっと心配になるようなところもあったので、やっぱりその重なっている部分というのはもう少し交通整理をして、より効率的にできるようにね。これまで積み上げてきた経緯というのは重々承知しておるんですけども、そういった工夫もしていただきたいと思いますが、いかがですか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 総合防災訓練につきましても、災害医療救護訓練につきましても、訓練実施後、参加していただいた区民の方と反省会を実施して、参加された区民の方からいろんな御意見をいただいたところでございます。今年度の災害医療救護訓練につきましても、委員の御指摘がありました、もっと医療関係者の訓練内容をふやしたほうがいいですとか、そういった訓練内容を見直したほうがいいという御意見をいただきましたので、それを踏まえまして、来年度はよりよい訓練にするために検討してまいります。

酒井委員

 あと、地域防災の推進のところで避難所運営会議でお尋ねしたいんですけれども、ここでよろしいですよね。東中野四丁目、五丁目に関しては、東中野小学校と第三中学校というところが避難所だったんですけれども、避難所が統合されました。第三中学校に。統合されたにもかかわらず、避難所運営会議が行われていないと思うんですね。そのあたりはどうなっておりますでしょうか。お答えできますか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 避難所の変更に伴いまして、二つの防災会が一つの避難所になりますので、なるべく速やかに避難所運営会議を行って、速やかに避難所ができるよう、両防災会の方々にはお願いしたところでございますが、まだ開催されていない状況ではございます。

酒井委員

 避難所の統合というのは事前から調整して、広報もしてやっていくわけですよ。それとあわせて、しっかりとそのあたりの位置付けもやらなければ、避難所がなくなっちゃって、もしくは統合されたことによって、区民の方にとっては、地域の方にとっては心配なんですね。そういったところをしっかりやらなければ、なかなか理解されないと思いますので、今後もたしか避難所の統合の場所もあったかと思いますので、そのあたりはしっかり注意して行ってください。

細野委員

 災害対策の推進のところの帰宅困難者対策の拡充という拡充の部分についてちょっと教えてください。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 帰宅困難者対策につきまして拡充部分というのは、具体的に来年度帰宅困難者対策訓練につきまして、本格的な訓練を現在予定して計画しております。区は帰宅困難者対策訓練、昨年度、今年度2回実施いたしましたが、これについては予算措置が全くない状態で、その対策について手探りで訓練をやったところでございます。昨年とことしの成果を踏まえまして、本格的な訓練ができる見込みがつきましたので、来年度は予算を使って本格的な帰宅困難者対策訓練を行い、実効性を高めていこうというものでございます。

細野委員

 訓練の開催地域というんでしょうか、どのあたりを何カ所ぐらいとか考えていらっしゃるんでしょうか。

鈴木都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)

 細部はまだ検討中でございますが、中野駅で発生した帰宅困難者の対策訓練を現在検討しているところでございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、組み替え動議の部分について質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ進行いたします。

 次に、275ページ、6項防災・都市安全費、2目生活安全費について質疑はありませんか。

酒井委員

 地域の生活安全で青色灯防犯パトロール運行、こちらの内容ですね。時間だとか曜日だとか、それから体制だとか教えてください。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 青色灯防犯パトロールカーの運行でございますが、毎週月曜日から土曜日ですね。日曜、祝日、年末年始を除きますが、月曜から土曜日、週6日間運行してございます。時間帯は午前10時から午後6時まで区内南北2カ所に分けまして、具体的に言いますと、南が中野警察署管内、北が野方警察署管内、そこを1台ずつ合計2台で運行、巡回しているというところでございます。職員の体制でございますが、こちらは非常勤ですね。警察のОB、非常勤が8名体制で運航しているという状況でございます。

酒井委員

 2台で8名だと4名乗っているということですか。そうじゃなく、シフトでやっているという理解でよろしいんですか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 基本的に1台に2名ずつ乗って運行してございます。

酒井委員

 基本的に2名だとは思うんですけれども、3名乗っているときも何度か見かけたこともあるんですけれども、そのあたりどうなんですか。細かい話じゃなく、そういった体制、どういうふうにできているんですか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 まず、この非常勤の職員の勤務体制でございますが、月14日勤務でございます。それで8名体制ということでございます。先ほど言いましたように月曜から土曜日まで。日曜日と祝日、年末年始を除きます。そういったことから、必要な日数勘案しますと、7名では1日当たり3点何名ということで4名を切ってしまいます。ということで、まずこの月曜から土曜日運行するためには8名が必要ということでございます。ただ、8名になりますと、日によっては4名を超えるというところがございます。そういった場合につきましては、勤務体制の件でございますけども、3名乗務をしているというところが年に何回かあるというところでございます。

酒井委員

 どうしてお尋ねしたかといいますと、警察官ОBではなく、他区では民間でやっているところがあったりだとか、もちろん安全・安心に寄与していただいておって、大変にありがたいことだとは思っておるんですけれども、休憩時間のあり方なんかも私には区民からお声があったりもしました。恐らく副参事にも届いたこともあると思います。じゃ、そういう中で管理体制というのをどのようにしているのかというのがやっぱり大切だとは思うんですね。そういうのはどういうふうになっておりますか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 基本的に勤務時間が決まってございまして、運行時間も決まってございます。そういった中で休憩時間も非常勤職員でございますので、決まってございますので、そういった中できちんと運行を確保しつつ、勤務体制もしっかりしながら運行するということで、運行の記録もしっかりつけさせていただいて、毎朝行く前に、出発する前に朝礼、打ち合わせ等もございますので、そういったところで体制の管理をしているというところでございますので、今後もしっかりやっていきたいというふうに考えてございます。

酒井委員

 行く前に朝礼よりも、その後の中身の部分だと思いますので、そのあたりというのはしっかりとやっていただきたいと思います。それで、10時から18時までというふうなパトロールの時間だったかと思うんですけれども、例えば子どもたちの通学の時間で考えると、8時ぐらいからであったりだとかもあったりすると思うんですけど、これ、区民からの要望だとか、そういうのでこの時間にしているのか、それとも区としてやっぱりこの時間が適当なんだろうというふうにしているのか、そのあたりはどうなっていますか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 委員御指摘の小学生の通学時間、8時前後ですか、あります。ただ、通学時間につきましては、地域のPTAの方ですとかとか町会自治会の方、そういった方が各小学校区、通学路等におきまして、児童・生徒の通学時の安全を守るパトロール等をしているというところがございますので、区としまして、それ以降の時間帯、やはりまちにそういった人たちがいなくなりますので、そういったところに巡回が必要ということでございますので、現行の10時から夕方の時間帯というふうに考えているというものでございます。

酒井委員

 朝だけじゃなく、例えば他区だともう少し遅い時間まで回しておったりするところもあると思うので、この時間にこだわるんじゃなく、どういった方法が一番いいのかだとか、さまざまな事例もちょっと研究しながら、また工夫もしていただきたいと思います。要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ進行いたします。

 次に、276ページ、6項防災・都市安全費、3目交通対策費について質疑はありませんか。

伊藤委員

 交通安全啓発のところの交通安全協会補助金ということで、昨年より上げていただいて、昨年も上げていただいたんですよね。少しずつですけども、何かやっていますよね。自転車教室というんでしょうか、スタントマンさんを使って。それは中野と野方両方でやっているということでよろしいんでしょうかね。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 今年度、平成27年度から中野と野方の交通安全協会に区のほうから補助金を支給するということで、交通安全協会さんが警察、地域、区と連携しまして、いわゆるスタントマンを使った事故を再現するスケアート・ストレート講習、そういったものを今年度実施しているところでございます。来年度も同様に中野と野方の交通安全協会のほうに補助金の支給により実施をするというものでございます。

伊藤委員

 それはぜひやっていただきたいとは思っているんですが、資料の建設18を見ますと、自転車対歩行者の交通事故の件数の4年間のやつが出ているんですよ。それで、26年、27年、中野警察署管内は残念ながら倍以上ふえているんですよね。何か補助金を上げて啓発活動をやっている割には残念な結果だなと。野方のほうは減っています。半分。これは毎年多かったり、減ったり、いろいろ流動があるとは思うんですけども、やっぱり対象者が決まってくるんでしょうね。中学校ですか、やっているのは。会場はどこでやっていらっしゃるんでしょうか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 今年度はそれぞれ中野と野方の交通安全協会の実施につきましては、両方とも中学校のほうで実施をいたしまして、生徒さん及び地域の方にもごらんいただいたというところでございます。来年度については今後のことでございますが、中学校を中心に、また地域の方にも見ていただくようなことで協議をしていきたいというふうに考えてございます。

伊藤委員

 自転車対歩行者ということでの交通事故の件数ですけども、交通事故全体としても最近またニュースでも、子どもがひかれた交通事故なんかほとんど毎日ありますよね。小学校1年生の子が、年配の高齢者の方がブレーキとアクセルを間違っただとか、そういう事故もあったりして、全般的に啓発活動をしていかなきゃいけないなとは思っているんですけども、各警察署管内と区と連携してやっているとは思うんですが、その辺はどのように今後進めていかれますか。

伊東都市基盤部副参事(交通対策担当)

 自動車の事故、あと自転車利用者の事故、さまざまございますが、警察の役割または区の役割、あと区民等の役割等ありますので、区としましては、そういった警察と交通安全協会、あと地域の方々と連携しまして、あと区民への具体的には自転車利用のルールとマナー、これを向上させる取り組みを一体として実施して、何とか交通事故を減らしていきたいというふうに考えてございます。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 なければ、次に答弁保留のところを。

千田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)

 先ほど酒井委員のほうからお話がありました、特に悪かったところの4カ所はどこかという御質問についてですが、下の原橋、光明橋につきましては、平成26年度に補修のほうは完了しております。また、むつみ橋、鷺盛橋については今年度補修が完了する予定でございます。

酒井委員

 ありがとうございます。その他でも、Dランクじゃなくても5年以内に修繕していかなければならないというふうな感じも示されておりますので、計画的にしっかり取り組んでいただきたいと思います。ありがとうございます。

主査

 それでは次に、一般会計の歳入について一括して質疑を行います。資料は建設分科会用の歳入補助資料をお使いください。質疑はありませんか。

内川委員

 1点だけ。自動販売機の使用料が何件か出ております。これは場所によって契約形態も違うのかなと思うんですけれども、どういった契約をしているのか、簡単でいいので教えていただけますか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 ただいま委員がおっしゃったところの関係で、15ページに財産貸付収入ということで商工会館ですとか産業振興センターで自動販売機の設置の貸し付けをやっていというところでございます。それぞれ契約の開始時期が異なっている。あるいは場所も異なっているというようなこともございまして、入札をかけてやっているということで、3年契約ということで契約をしているというものでございます。

内川委員

 3年契約で毎年この額が入ってくるということでよろしいですか。

青山都市政策推進室副参事(産業振興担当)

 こちらにございます、例えばこの資料の中で商工会館自動販売機設置貸付というふうにございます。これは前回の契約から今年度までが3年契約という形でしたので、平成27年度予算と、それから28年度の今回御提示している予算は同じ金額ということで御提示させていただいておりますが、28年度4月から新たな3年契約になるということで、まだこの時点では新しい契約の金額が決まっていないという形になります。ただ、基本的には3年間の契約の期間中は同じ金額が毎年入ってくるということでございます。

内川委員

 最近、公園に販売機が設置されていまして、大分目立つようになってきたんですけれども、例えば緑道公園、こういったところにも今後そういったものを設置する予定ってありますか。

尾﨑都市基盤部長

 最近開園した公園は多目的運動場などがありますので、当然自動販売機の設置ということを想定しながらやっていっております。それから、緑道、桃園川公園、ああいったところも設置できるところは設置していきたいと思っておりますので、そういった区民の利便性も考えながら契約で設置を図っていきたいというふうに思っております。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 よろしいですか。なければ一般会計分担分についての質疑を終了いたします。

 以上で当分科会分担分についての質疑は全て終了しますが、全体を通して質疑漏れはありませんか。

酒井委員

 さっきちょっと質疑漏れがあったので、申しわけありません。6項防災・都市安全費の1目防災費、274ページの震災復興派遣ですね。間もなく東日本大震災から5年が経過しようとしており、中野区もずっと職員さんを派遣されていると思うんですけれども、これまでの状況をまず教えてください。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 区は被災直後から、当初短期の派遣ということで宮城県内を中心に1人当たり2週間の派遣、それから1カ月ということでどんどん期間を延ばして派遣をしてきまして、現在は四つの自治体に1年更新でありますけども、職員を11名派遣してございます。長い職員になりますと4年を超える職員もいるという状況で、区としましては引き続き11名の職員をそれぞれ四つの自治体に派遣をしまして、当初、被災関係の直接の業務、それ以外の自治体への支援の業務を継続的に実施しているということで、来年度も同様の規模で実施をするということで今現在進めているというところでございます。

酒井委員

 その被災地に派遣されることによって被災状況を目の当たりにして、それから被災された方々の声をくみ取っていきながら、そして復興に向けての業務をする。それからまた、ほかの自治体からも恐らく派遣の方がいらっしゃって、そういう方とも一緒になって取り組んでいくことも職員さんにとっては非常に大きな血となり肉となるというんですかね、そういうものになっていくんだろうと思うんですね。被災地の支援はしますよと。その職員さんが帰ってきたときに、我々中野としての財産にしていかなければならないと思うんですね。ちょっと人事的な、人事担当に尋ねるような内容になっていくかもわかりませんが、そのあたりは今どういうふうになっていますか。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 委員お話しのあったとおり、職員が現地で長期間にわたってさまざまな復興支援の業務、あと被災自治体という現場での仕事をして、個々の職員にとっては、そういった経験を積んでいるというところでございます。そういった職員がいずれは区のほうに戻ってきます。人事の範疇になる部分はありますけども、そういった職員が例えば防災の分野に配属になれば、具体的に被災地での経験を、状況が東北の場合は津波ということがありまして、こちらは首都直下型の震災というのは若干状況は違うことはありますけども、そうはいっても、そういった経験は、もしそういった場合には役に立つということがございます。あと、直接防災ではなくて、ほかの分野に配属になった場合にも、そういった被災自治体での業務というのはどこかで生かされるというところはございます。

 一方、職員がそういった経験を積む中で、毎年、区の中で職員への研修会ということで、現地での仕事、現地の復興状況、職員が体験したことを職員に還元する、組織に還元するということで、毎年、研修ということで報告会をしてございます。そういったことで組織への還元ということで、さらには原則毎月なんですけども、復興レポートということで各自治体の復興状況等をレポートを上げてもらっています。これは庁内の職員のみならず、区のホームページにも掲載してございまして、広く区民にも復興状況を把握しているというところでございます。

酒井委員

 御丁寧に本当にありがとうございます。職員研修などをしながら、それから庁内用LANでもそういったのが共有できますよということだと思うんですけれども、やっぱり5年がたって、こういったことが風化してはならないと思うんですね。すると、例えば職員研修というのは、対象は全員だと思うんですけれども、参加者なんかはどれぐらいなんですか。わかりますか。ざっくりでも結構ですけど。

伊東都市基盤部副参事(生活安全担当)

 昨年の状況を私、承知してございませんが、たしか二、三十名ということでございまして、もう少し多くの職員に聞かせる必要があるかなというような課題は認識してございます。

酒井委員

 例えば政令指定都市の名古屋市は全職員対象に派遣された職員が戻って、年1度そういう報告会を行ったりしているんですね。それから、他の自治体では、そういった派遣職員が帰ってきて、地元の小学校に行って講演をするとか、そういうふうにさまざまやっているんですよ。ですので、うちのほうもせっかく行って、帰ってきたときに、やっぱり中野にも何らかの作用があるようなことも考えていただきたいと思います。要望です。

主査

 他に質疑はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 以上で当分科会分担に関する質疑を終結しますが、これに御異議ありませんか。

 

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 御異議ありませんので、第6号議案、平成28年度中野区一般会計予算の当分科会分担分の質疑を終結します。

 次に、意見についてですが、意見がある場合は、3月7日月曜日正午までに議案番号と会派名を明記の上、文書で事務局に提出するようにお願いいたします。

 以上で本日予定していた日程は全て終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。

 

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

 

主査

 次回の建設分科会は、3月7日月曜日午後1時から当委員会室において開会することを口頭をもって通告いたします。

 以上で本日の建設分科会を散会します。

 

(午後3時01分)