1.平成14年(2002年)9月19日、中野区議会議事堂において開会された。
1.出席議員(42名)
1番 吉 原 宏 2番 伊 藤 正 信
3番 きたごう 秀 文 4番 高 倉 良 生
5番 やながわ 妙 子 6番 鈴 木 光 子
7番 佐 伯 利 昭 8番 平 島 好 人
9番 むとう 有 子 10番 長 沢 和 彦
11番 牛 崎 のり子 12番 山 崎 芳 夫
13番 高 橋 ちあき 14番 市 川 みのる
15番 岡 本 いさお 16番 こしみず 敏 明
17番 飯 島 きんいち 18番 小 串 まさのり
19番 はっとり 幸 子 20番 佐 藤 ひろこ
21番 来 住 和 行 22番 樋 口 きこう
23番 若 林 ふくぞう 24番 古 木 謙市郎
25番 欠 員 26番 斉 藤 金 造
27番 斉 藤 高 輝 28番 大 泉 正 勝
29番 柿 沼 秀 光 30番 木 村 勝 昭
31番 細 野 たいじ 32番 岩 永 しほ子
33番 昆 まさ子 34番 小 池 ひろし
36番 伊 藤 岩 男 37番 西 村 孝 雄
38番 江 口 済三郎 39番 藤 本 やすたみ
40番 川 上 進 41番 近 藤 正 二
42番 江 田 徹 43番 池 田 一 雄
44番 小 沢 哲 雄
1.欠席議員(1名)
35番 岩 田 みつる
1.出席説明員
中 野 区 長 田 中 大 輔 収 入 役 藤 原 惠 一
教 育 長 沼 口 昌 弘 政策経営部長 渡 辺 征 夫
企 画 課 長 金 野 晃 総 務 部 長 山 岸 隆 一
総 務 課 長 田 辺 裕 子 区 民 部 長 鈴 木 勝 明
地域センター部長 柳 沢 一 平 環 境 部 長 西 條 十喜和
保健福祉部長 石 神 正 義 保健担当部長 青 山 キヨミ
都市整備部長 石 井 正 行 土木担当部長 那須井 幸 一
教育委員会事務局次長 山 下 清 超
本会の書記は下記のとおりである。
事 務 局 長 正 木 洋 介 事務局次長 佐 藤 栄 時
書 記 大 谷 良 二 書 記 大 石 紀 久
書 記 巣 山 和 孝 書 記 永 田 純 一
書 記 長 崎 武 史 書 記 松 原 弘 宜
書 記 西 田 健 書 記 岩 浅 英 樹
書 記 飯 田 浩 一 書 記 佐 藤 雅 俊
書 記 松 本 桂 治 書 記 吉 田 哲 郎
議事日程(平成14年(2002年)9月19日午後1時開議)
日程第1 第43号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
日程第2 第44号議案 中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第45号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
日程第3 認定第1号 平成13年度中野区一般会計歳入歳出決算の認定について
追加議事日程
日程第4 第43号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
日程第5 第44号議案 中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
日程第6 第45号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
午後2時02分開会
○議長(斉藤金造) ただいまから、平成14年第3回中野区議会定例会を開会いたします。
本日の会議を開きます。
会議録署名員は、会議規則第121条の規定に基づき、議長から御指名申し上げます。18番小串まさのり議員、29番柿沼秀光議員にお願いいたします。
次に、会期についてお諮りいたします。本定例会の会期は、本日から10月22日までの34日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
この際申し上げます。本定例会の会期中、略装を許します。
本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりでありますので、さよう御了承願います。
この際申し上げます。7月16日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり本会議参与に人事異動がありましたので、御報告いたします。
本会議参与の人事異動
平成14年(2002年)7月16日
発 令 |
氏 名 |
旧 |
都市整備部長 |
石井 正行 |
都市整備部土木担当部長 |
都市整備部土木担当部長 |
那須井 幸一 |
東京都都市計画局都市基盤部街路計画課長(統括課長) |
備考
1 前都市整備部長 宮村光雄は、東京都建設局第二区画整理事務所長となるため、
平成14年(2002年)7月15日付をもって退職。
○議長(斉藤金造) それでは、新たに本会議参与に就任されました那須井幸一土木担当部長を御紹介申し上げます。 那須井幸一土木担当部長。
○土木担当部長(那須井幸一) ただいま紹介いただきました土木担当部長の那須井でございます。全力で仕事に励んでいく所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(斉藤金造) 以上で紹介を終わります。
次に、7月16日付をもちまして、お手元に配付の文書のとおり委員会参与に人事異動がありましたので、念のため御報告いたします。
人 事 異 動 |
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(平成14年7月16日) 総務部職員課人事係 |
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【部長級】 |
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発 令 |
氏 名 |
旧 |
備 考 |
都市整備部長 |
石井 正行 |
都市整備部土木担当部長 |
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都市整備部土木担当部長 |
那須井 幸一 |
(東京都都市計画局都市基盤部街路計画課長(統括課長)) |
転入・昇任 |
【統括課長級】 |
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発 令 |
氏 名 |
旧 |
備 考 |
政策経営部区民対話担当課長(統括課長) |
鈴木 由美子 |
地域センター部女性・青少年課長(統括課長) |
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都市整備部道路課長(統括課長) |
( 都市整備部土木担当部長 那須井 幸一 事務取扱 ) |
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【課長級】 |
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発 令 |
氏 名 |
旧 |
備 考 |
政策経営部行政管理課長 |
長田 久雄 |
保健福祉部福祉事業課長 |
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政策経営部基本構想担当課長 |
合川 昭 |
区民部税務課長 |
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政策経営部IT推進担当課長 |
越 秀幸 |
政策経営部行政管理課長 |
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区民部税務課長 |
若槻 磐雄 |
野方地域センター所長 |
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地域センター部女性・青少年課長 |
竹内 沖司 |
南中野地域センター所長 |
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南中野地域センター所長 |
( 鍋横地域センター所長 斎木 正雄 兼務 ) |
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弥生地域センター所長 |
( 東部地域センター所長 中村 正博 兼務 ) |
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野方地域センター所長 |
( 大和地域センター所長 浅野 昭 兼務 ) |
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保健福祉部福祉事業課長 |
田中 政之 |
弥生地域センター所長 |
備考
1 前都市整備部長 宮村 光雄 は、東京都建設局第二区画整理事務所長となるため、平成14年7月15日付をもって退職。
○議長(斉藤金造) 次に、一般質問の時期の変更についてお諮りいたします。一般質問は議事に先立って行うことになっておりますが、別な時期に変更し、質問を許可いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう進行いたします。
これより日程に入ります。
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第43号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
○議長(斉藤金造) 日程第1、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を上程いたします。
理事者の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長山岸隆一登壇〕
○総務部長(山岸隆一) ただいま上程されました、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。
第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例は、国民健康保険法等の改正に伴い、主に次の3点につきまして規定を改めるものでございます。
第1点目は、3歳未満及び70歳以上の者等の療養の給付にかかる一部負担金の負担割合を見直すものでございます。第2点目は、保険料の減額の対象となる納付義務者の所得の算定に関し、上場株式の譲渡損失の繰越控除の規定を整備するものでございます。第3点目は、結核・精神医療給付金の支給対象者を、区民税非課税の者に限定するものでございます。
本条例の施行時期は、第1点目が平成14年10月1日、第2点目が平成15年1月1日、第3点目が平成15年4月1日でございます。
本議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤金造) 本件について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、区民委員会に付託いたします。
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第44号議案 中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
第45号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
○議長(斉藤金造) 日程第2、第44号議案及び第45号議案の計2件を一括上程いたします。
理事者の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長山岸隆一登壇〕
○総務部長(山岸隆一) ただいま上程されました第44号議案及び第45号議案の2議案につきまして、一括して提案理由の説明をいたします。
第44号議案、中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、老人保健法施行令等の改正により、入院時食事療養費にかかる標準負担額の区分が変更されるため、医療費の助成額から控除する入院時食事療養費にかかる標準負担額の算定に関し、その算定基準となる法律を、老人保健法から国民健康保険法または社会保険各法に変更するものです。
本条例の施行時期は、平成14年10月1日でございます。
第45号議案、中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、老人保健法等の改正により、医療費の一部負担金の算定方法及び入院時食事療養費にかかる標準負担額の区分が変更されるため、医療費の助成額から控除する一部負担金等相当額の算定に関し、一部負担金相当額の算定方法を定額制から定率制に変更するとともに、入院時食事療養費にかかる標準負担額の算定基準となる法律を、老人保健法から国民健康保険法または社会保険各法に変更するものでございます。
本条例の施行時期は、平成14年10月1日でございます。
以上2議案につきまして、よろしく御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
○議長(斉藤金造) 本件について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
上程中の議案は、会議規則に従い、厚生委員会に付託いたします。
この際申し上げます。議事の都合上、会議時間を延長いたします。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後2時09分休憩
午後6時02分開議
○議長(斉藤金造) 会議を再開いたします。
お諮りいたします。この際、本日の日程を追加し、日程第4、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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第43号議案 中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例
(委員長報告)
○議長(斉藤金造) 日程第4、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題に供します。
平成14年(2002年)9月19日
中野区議会議長 殿
区民委員長 はっとり 幸子
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第43号 |
中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例 |
9月19日 |
○議長(斉藤金造) 区民委員会の審査の報告を求めます。はっとり幸子区民委員長。
〔はっとり幸子議員登壇〕
○19番(はっとり幸子) ただいま議題に供されました、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に関しまして、区民委員会における審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
本議案は、国民健康保険法等の改正に伴い、3歳未満及び70歳以上の者等の療養の給付にかかる一部負担金の負担割合を見直すとともに、保険料の減額の対象となる納付義務者の所得算定に関し、上場株式の譲渡損失の繰越控除の規定整備を行い、また、結核・精神医療給付金の支給対象者を区民税非課税者に限定するよう、規定を改めるものです。
本議案は、本日の本会議において当委員会に付託され、直ちに区民委員会を開会し審査を行いました。
まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を紹介します。
初めに、「自己負担限度額の見直しで70歳以上は1割負担となった。その区分で、一般と低所得者で国と区の割合はどうなっているのか」との質疑に対し、「一定以上所得者の割合は国で10%だが、中野区では9月末時点で約20%である。一般は、国が60%で中野区は45%、残り35%は低所得者であり、そのうち非課税者は22%を占めている」との答弁がありました。
次に、「70歳以上の高齢者について、自己負担額を引き上げたことにより受診抑制が招かれるのではないかと懸念されるが、どうか」との質疑に対し、「今回の法改正では、低所得者層については据え置かれた。国の見解によると、こうした軽減策を講じているので受診抑制にはならないとしている。ただし、区としても今後の結果を見なくてはならない」との答弁がありました。
次に、「自己負担がふえることについて23区としてどのように検討したのか。また、区として軽減措置など独自の検討は行ってきたのか」との質疑に対し、「23区では区長会で協議を行っているが、共通基準を設け、独自の経費を含んでの議論には及んでいない。また、医療保険制度が将来にわたって健全に運営されるための改正であり、区独自での検討は行っていない」との答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結しました。
その後、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結しました。
次に、討論を求めたところ、討論はなく、討論を終結しました。
そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で、本議案を可決すべきものと決した次第です。
以上で、第43号議案に関する区民委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了します。
○議長(斉藤金造) ただいまの報告について御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。長沢和彦議員から討論の通告書が提出されていますので、通告議員の討論を許します。長沢和彦議員。
〔長沢和彦議員登壇〕
○10番(長沢和彦) ただいま上程されました、第43号議案、中野区国民健康保険条例の一部を改正する条例に対し、日本共産党中野区議団の立場から、反対の討論を行います。
さきの国会では、患者・国民多数の反対の声に耳を傾けず、与党だけで採決を強行して医療保険制度の空前の大改悪が行われました。本条例の「改正」は、この医療制度の大改悪に基づいて、70歳以上の高齢者などの自己負担を引き上げるのが主な中身となっています。70歳以上の高齢者で見ると、現在は区内の大半の開業医・診療所が、通院の場合、自己負担は1回850円、月4回までの定額払いです。病院では1割の定率払いはありますが、月3,200円または5,300円の負担上限が設けられています。
条例では、来月からこの定額制と月額上限を取り払い、患者の自己負担を、かかった医療費の1割、一定所得以上の高齢者は2割に引き上げるというものです。今まで定額制であった医療機関では調剤薬局での窓口負担がなかったのが、このことによってここでも1割、2割の負担増となります。在宅の患者になると、保険点数が高いためにさらに深刻な負担増となります。しかも、窓口で1割相当額をその都度払った上で、限度額を超える分は請求によって償還払いされる仕組みとなっています。
中野区は、国保加入者と同様に補正予算で高齢者の負担を軽減するため、高額医療費相当額を貸し付ける基金を創設することにしていますが、通院の送り迎えをしてもらっている高齢者の実情や、わざわざ区役所の窓口に行って申請するなどの煩わしさを考えると、必ずしも積極的な利用につながるとは言いがたい面があります。退職者のところでも、来年4月からの被保険者本人と被扶養者の入院を2割から3割に自己負担を引き上げることにしています。さらに、特別区国民健康保険都費補助金の見直しに伴い、結核や精神の患者にも自己負担を強いるものになっています。
問題は、こうした自己負担の増大が受診抑制を招き、区民の命と健康に重大な影響をもたらしかねないことです。病気が重症化してから医療にかかることになれば、保険財政を悪化させることにもなります。しかも、この大不況のもとでの改悪です。社会保障の改悪で既に負担は限界を超えています。これが区民の暮らしと健康をますます悪化させることは明らかです。そして、こうした負担増が冷え込んだ個人消費の足を引っ張り、景気悪化を加速することも疑いないことです。
自治体は住民の健康を守ることを重要な使命としています。病気の早期発見、早期治療、慢性疾患患者などの継続的診療によって重症化を防ぐことは、医療費の有効活用の上でも重要です。自治体によっては、このことを重視し、早目の受診を促して医療費を軽減する努力をしているところもあります。全国で1人当たりの老人医療費が一番低い長野県では、国保の3割自己負担を軽減している自治体が19町村に広がっています。様々な要因はありますが、このことが医療費の節減につながっていると、多くの関係者が指摘しています。
しかし中野区は、今回の改正に当たっては23区で決まったこととし、大きな負担増となる患者への軽減策の検討もしていません。特に、中野区においては住民非課税の高齢者が多く存在し、こうした低所得者への負担増をどうするのかを真剣に検討する必要があったはずです。しかも、区民の立場から国に対してきちんと物を言う姿勢もうかがうことができませんでした。
国民が求めているのは、負担を軽減し、だれもが安心して利用できる医療制度の実現です。ところが、歴代の政府は、国庫負担を削減して医療保険財政が悪化すると窓口負担を引き上げるというやり方を繰り返してきました。しかし、こうした負担増によって医療費を抑制しようとするこれまでのやり方は既に破綻しています。
日本共産党は、だれもが安心できる医療制度にするために、一つ、削られた医療保険への国庫負担割合を計画的にもとに戻すこと。二つ、高い薬価そのものを適正な価格に引き下げること。三つ、国・自治体を挙げて病気の予防、早期発見等早期治療を保障する体制を確立すること。これらを提案し、国民とともにその実現に取り組むものです。
中野区が「高齢者は医者にかかり過ぎ」といった誤った制度危機、財政危機論に陥ることなく、区民の暮らし向きをきちんととらえ、また、将来を見据えて、何より区民の命と健康をしっかりと守っていく自覚とそのための施策、事業の実施を強く望んで、本議案への反対討論とします。
○議長(斉藤金造) 他に討論がなければ、討論を終結いたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) これより、起立により採決いたします。
上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第5、第44号議案、中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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第44号議案 中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
(委員長報告)
○議長(斉藤金造) 日程第5、第44号議案、中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
平成14年(2002年)9月19日
中野区議会議長 殿
厚生委員長 江田 徹
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第44号 |
中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 |
9月19日 |
○議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。江田徹厚生委員長。
〔江田徹議員登壇〕
○42番(江田徹) ただいま議題に供されました、第44号議案、中野区乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。
本議案は、老人保健法施行令等の改正により、入院時食事療養費にかかる標準負担額の区分が変更されるため、医療費の助成額から控除する入院時食事療養費にかかる標準負担額の算定基準となる法律を、老人保健法から国民健康保険法または社会保険各法に変更するものです。
この条例の施行時期は、平成14年10月1日です。
本議案は、9月19日の本会議において当委員会に付託され、直ちに厚生委員会を開会し審査を行いました。
まず、審査の進め方として、本議案を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。
初めに、「今回の老人保健法の改正は、入院時食事療養費標準負担金が300円となる対象を課税所得ゼロの人にまで広げたものと解釈してよいか」との質疑に対し、「そのとおりである」との答弁がありました。
さらに、「老人保健法をそのまま算定基準とすれば、わずかではあるが低所得者の負担を軽減できる人が出てくるが、その部分の助成を区は検討しなかったのか」との質疑に対し、「今回はあくまでも老人保健法の改正に伴って所要の改正を行うというものであり、食事代助成のあり方については別の問題と考えている」との答弁がありました。
さらに、「入院時の食事負担を助成している区は何区あるか」との質疑に対し、「現在、助成している区は12区である」との答弁がありました。
以上が、主な質疑応答の内容です。さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。
その後、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。
次に、討論を求めたところ、1名の議員が本議案に反対する立場から討論を行いましたので、御紹介いたします。
「今回の老人保健法の改正は高齢者に大きな打撃を与えるものであるが、課税所得ゼロの人については、入院時の食事負担額を300円に軽減するという低所得者対策が図られる。
今回の乳幼児医療費助成の条例改正は、老人保健法の適用を外すことにより、課税所得ゼロの低所得者が受けられるはずの軽減措置を受けられなくするものである。23区中12区において、乳幼児の入院時食事負担額を償還払いにより援助する制度を実施しており、中野区も支援策を検討していただくことを強く要望し、本議案に反対するものである」。
他に議論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で、本議案を可決すべきものと決した次第です。
以上で、第44号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(斉藤金造) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
お諮りいたします。この際、本日の日程をさらに追加し、日程第6、第45号議案、中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を先議するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう議事を進行いたします。
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第45号議案 中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
(委員長報告)
○議長(斉藤金造) 日程第6、第45号議案、中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例を議題に供します。
平成14年(2002年)9月19日
中野区議会議長 殿
厚生委員長 江田 徹
(公印省略)
議案の審査結果について
本委員会に付託された下記議案は、審査の結果、原案を可決すべきのものと決定したので、中野区議会会議規則第78条の規定により報告します。
記
議案番号 |
件 名 |
決定月日 |
第45号 |
中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 |
9月19日 |
○議長(斉藤金造) 厚生委員会の審査の報告を求めます。江田徹厚生委員長。
〔江田徹議員登壇〕
○42番(江田徹) ただいま議題に供されました、第45号議案、中野区ひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例に関しまして、厚生委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。
本議案は、老人保健法等の改正により、医療費の一部負担金の算定方法及び入院時食事療養費にかかる標準負担額の区分が変更されるため、医療費の助成額から控除する一部負担金相当額の算定方法を定額制から定率制に変更するとともに、入院時食事療養費にかかる標準負担額の算定基準となる法律を、老人保健法から国民健康保険法または社会保険各法に変更するものです。
この条例の施行時期は、平成14年10月1日です。
本議案は、9月19日の本会議において当委員会に付託され、直ちに厚生委員会を開会し審査を行いました。
まず、審査の進め方として、本議題を議題に供した後、理事者から補足説明を受け、その後質疑を行いました。その主な質疑応答の内容を御紹介いたします。
「今回の改正案には二つの要素があると思うが、一方の、入院時食事療養費標準負担額の部分については、先ほどの第44号議案と同じと考えてよいか」との質疑に対し、「そのとおりである」との答弁がありました。
さらに質疑を求めましたが、質疑はなく、質疑を終結いたしました。
その後、意見の開陳を求めたところ、意見はなく、意見の開陳を終結いたしました。
次に、討論を求めたところ、1名の委員から本議案に反対する立場で討論を行われましたので、御紹介いたします。
「今回の条例改正には二つの要素がある。一つは、さきの乳幼児の医療費の助成に関する条例の場合と同じように、ひとり親家庭においても入院時の食事負担額について、老人保健法における低所得者への新たな軽減措置を外してしまうこと。二つは、老人保健法の改正により一定以上の所得者は2割負担とされたが、ここについては1割にとどめるものである。後者については評価できるものであるが、前者は認めることはできない。よって、本議案に反対する」。
他に討論を求めましたが、討論はなく、討論を終結しました。
そして、挙手による採決を行ったところ、賛成多数で本議案を可決すべきものと決した次第です。
以上で、第45号議案に関する厚生委員会における審査の経過並びに結果の報告を終了いたします。
○議長(斉藤金造) ただいまの報告について、御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御質疑なければ、質疑を終結いたします。
本件については討論の通告がありませんので、直ちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、これより起立により採決いたします。
上程中の議案を委員長報告どおり可決するに賛成の方は御起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(斉藤金造) 起立多数。よって、上程中の議案は可決するに決しました。
お諮りいたします。議事の都合により、本日の会議はこれをもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(斉藤金造) 御異議ありませんので、さよう決定いたします。
次の会議は、あす、特に時間を繰り上げて午前10時より本会議場において開会することを、口頭をもって通告いたします。
本日はこれをもって延会いたします。
午後6時23分延会