平成23年06月29日中野区議会建設委員会(第2回定例会)
平成23年06月29日建設委員会
中野区議会建設委員会〔平成23年6月29日〕
建設委員会会議記録
○開会日 平成23年6月29日
○場所 中野区議会第4委員会室
○開会 午後1時00分
○閉会 午後4時20分
○出席委員(8名)
南 かつひこ委員長
高橋 かずちか副委員長
中村 延子委員
内川 和久委員
いながき じゅん子委員
吉原 宏委員
久保 りか委員
来住 和行委員
○欠席委員(0名)
○出席説明員
都市政策推進室長 遠藤 由紀夫
都市政策推進室副参事(産業・都市振興担当) 横山 俊
都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当) 滝瀬 裕之
都市政策推進室副参事(中野駅周辺まちづくり担当) 松前 友香子
都市政策推進室副参事(中野駅周辺整備担当) 秋元 順一
都市政策推進室副参事(中野駅地区基盤整備担当) 石井 正行
都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当) 佐々木 啓文
都市基盤部長 服部 敏信
都市基盤部副参事(都市計画担当) 相澤 明郎
都市基盤部副参事(地域まちづくり担当) 田中 正弥
都市基盤部副参事(まちづくり事業推進担当) 伊藤 正秀
都市基盤部副参事(道路・公園管理担当) 古屋 勉
都市基盤部副参事(都市基盤整備担当) 石田 勝大
都市基盤部副参事(建築担当) 豊川 士朗
都市基盤部副参事(防災・都市安全担当) 佐藤 芳邦
都市基盤部副参事(生活安全担当、交通対策担当) 高橋 均
○事務局職員
書記 細川 道明
書記 鈴木 均
○委員長署名
審査日程
○要求資料の提出
1 新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区における駅前広場などの都市計画素案説明会概要について
(西武新宿線沿線まちづくり担当)
○所管事項の報告
1 東中野地域まちづくり検討会報告について(地域まちづくり担当)
2 中野学園との基本協定の締結について(地域まちづくり担当)
3 平和の森公園周辺地区地区計画の変更について(地域まちづくり担当)
4 桃園川緑道の公園告示について(道路・公園管理担当)
5 桃園川公園の廃止について(道路・公園管理担当)
6 神田川に架かる橋梁「新橋」の名称変更について(道路・公園管理担当)
7 平成23年度職員風水害訓練の実施結果について(防災・都市安全担当)
8 平成23年度中野区総合防災訓練の実施内容について(防災・都市安全担当)
9 災害対策時における地域本部の態勢について(防災・都市安全担当)
10 中野区安全・安心(防犯)メールの配信について(生活安全担当)
11 その他
(1)中野にぎわいフェスタ及び中野の逸品グランプリの開催について
○所管事務継続調査について
○その他
委員長
定足に達しましたので、建設委員会を開会いたします。
(午後1時00分)
本日の審査日程ですが、お手元に配付の審査日程(案)(資料1)のとおり進めたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
なお、審査に当たっては午後5時を目途に進めたいと思います。また、3時ごろ休憩をとりたいと思いますので、御協力をお願いいたします。
それでは、議事に入ります。
初めに、資料要求の提出を受けます。昨日の委員会で要求のありました資料、新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区における駅前広場などの都市計画素案説明会概要については、お手元に配付のとおり提出がありました。理事者から補足説明があるとのことですが、これを受けることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように進めます。
理事者の補足説明を求めます。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
それでは、新井薬師前駅・沼袋駅周辺地区における駅前広場などの都市計画素案説明会概要に(資料2)ついて御説明いたします。
説明会は2回行いまして、1回目は平成23年3月23日、19時から21時ということで、沼袋の地域センターで行いました。参加者数は100名いらっしゃいました。2回目は3月24日の19時から21時ということで、場所は上高田地域センターで、65名の参加者がいらっしゃいました。
主な質疑でございますが、まず第1回目のほうでございますが、新井薬師前駅周辺と沼袋駅周辺で道路幅員や歩道幅員が違うのはなぜかといったような質問でございまして、それに対しましては、車道は双方とも7メーターですけども、歩道は交通量や買い物空間を考慮しまして、沼袋は3.5メートル、新井薬師前駅は2メートルの計画としたと。実際の道路断面構成は、今後実施段階で検討するというような回答をしてございます。
次に、沼袋駅を地下化した跡地は駅前広場として利用しないのか、西武鉄道が施設を建設するのではないかといった質問でございまして、それに対しまして、駅前広場の配置につきましては地下化後の上部利用を検討しましたが、その場合、駅出入り口を現状より東側にずらす必要があり、利便性が低下する上、周辺の道路とも重なることから、南側のこの位置が適当と考えたという回答をしてございます。
それから、東日本大震災が起こったこの時期に計画を進めてよいのかと。国の財政状況をかんがみ、連立事業と切り離して基盤施設整備は一定期間凍結してはどうかといった質問でございまして、それに対しましては、連立事業は既に動き出しておりまして、着実に行われますので、関連する基盤施設の事業も同時に推進していくことが大切なことと考えるという回答をしてございます。
2回目の主な質疑でございますが、まず、都市計画の案作成後、意見を述べる機会はあるのかと。その期間はどのぐらいを予定しているのかという質問でございまして、都市計画案作成後、公告・縦覧という手続の中で2週間意見書の提出を設けることとなっていますと。本日これに先立ち、計画内容について説明を行っているものであるという回答をしてございます。
次に、この日も東日本大震災の話がございまして、その大震災を受けまして、このような事業よりも震災復興や防災対策を優先すべきではないかという御質問に対しまして、駅前広場や道路の整備はまちの防災性の向上につながると考えていると。安全で便利なまちづくりを進めるため、区として重要な事業と考えているという回答をしてございます。
それから、補助220号線が整備後、バス路線は転換するのか、哲学堂通りは整備しないのかという御質問です。それに対しまして、補助220号線と哲学堂通り双方でバス交通等のネットワークを形成することが望ましいと考えていると。哲学堂通りについては無電柱化を検討し、より安全で快適な道路としていくという回答をしてございます。
素案説明会の概要については以上でございます。
委員長
ただいまの説明に対し、質疑はありませんか。
来住委員
ありがとうございました。まちづくりや新しい事業を起こす場合に、やはり一番大事なのはそこに住まわれている方々への周知であったり、それから、理解をきちんと求めていくということが大前提だということで、お願いを議会でも私しているんですけども、そういう立場で、参加者も100名、それから65名ということで、大変多くの方が関心を持っていただいているという点でも、非常に、そういう意味ではいい方向だというふうに思っています。
私、ちょっと不勉強だったものですから、きのうまちづくりニュースを紹介いただきまして、地域の皆さん、特に今回は地権者といいますか、そういう方々がきちんと理解をしていただくというのがとても、努力の上でも大変だけども大事だというふうに思っているんですね。きのう紹介いただいたアンケートで周知をされているということも質疑の中でいただきました。ただ、どういうふうに認識されているのか、周知の関係なのでちょっと1点お聞きしておきたいんですけども、アンケートの新井薬師前駅の配布が627件で、回答を寄せていただいた方が75票ということで12%なんですね。沼袋のほうは1,403件で、回答は191件ということで14%にとどまっているということで、これだけの距離に及ぶ、沿道に及ぶ、地権者の数も多いし、期間も一定かかるということを考えると、アンケートへの答えの数という点でいうと、なかなか大変な今の状況ではあるなというふうに思うんですけど、説明会をされてアンケートをとられたりして、その認識というか、今後のことも含めてどのようにお考えなのか、ちょっとお聞きできますか。
佐々木都市政策推進室副参事(西武新宿線沿線まちづくり担当)
アンケートで素案説明会という形で、住民の方々にいろいろ周知しておりますけども、回収率が10%程度ということでございますので、確かに回答率が高いというわけではないんですけども、なかなかこういったアンケートというのは、100%回答していただくというのは難しいかなというところもございまして、そういった中で10%強というところでございますので、回答されていない方もいらっしゃいますけども、私どもとしては10%強でもそれなりの回答率かなというふうに認識しております。かといって、これで周知が十分かということでもないと思いますので、今回都市計画段階ということでございますが、住民の方への周知とか事業への理解につきましては、事業の実施段階により丁寧な説明を行いながら、そういったことを着実に周知が図れるよう進めていきたいというふうに考えております。
来住委員
最後は要望にしておきますけども、このまちづくりニュースのほうでも、ここでもやりとりが紹介されていて、区の回答としては、駅前広場の整備には権利者の方々の御協力が不可欠であるというふうに、そのとおりですし、ぜひ周知、理解を、本当に丁寧に根気強くやらないと、これはなかなか合意形成は困難を来すかなというふうに思っています。
お願いの二つ目として、こういう100名なり65名という大きな説明会をなさっているわけですから、ぜひ当委員会には、今後そういう機会もあろうかと思いますので、私たち自身も参加できる機会があればいいと思っていますけども、ぜひそういう中でのやりとりもこういう形で出していただけるように努力していただきたいということをお願いしておきたいと思います。
委員長
他に質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で要求資料の提出を終了いたします。
次に、所管事項の報告を受けます。
1番、東中野地域まちづくり検討会報告についての報告を求めます。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
それでは、所管事項報告、本日の1番目でございます。東中野地域まちづくり検討会報告、資料(資料3)をごらんいただきたいと思います。
東中野駅周辺につきましては、都市計画マスタープランにおいて交流拠点と位置付けられたことも含めまして、地域の魅力ある形成を目指すといったようなことで、21年度からまちづくり検討会というものを設置してまいりました。それで、この3月、年度末にこの検討会による報告をいただきました。「まちづくり検討素案」という名前にしてございますが、取りまとめましたので、本日はこの報告をさせていただきます。
2番に検討会の記録を挙げてございます。都合8回の検討会で議論をいただきました。約1年半の御検討でございます。ちなみに、21年度、第4回の検討会が終わった後に中間まとめをいただきまして、これを昨年5月10日の建設委員会でも御報告をしたところでございます。
添付しております資料のほうで、中身をかいつまんで御報告させていただきます。A-3判の資料をごらんいただけますでしょうか。検討素案、検討会の報告の概要版でございます。
一番最後のページをごらんいただきたいと思います。13ページになります。検討会の委員の構成を示してございまして、学識経験者、それから、地域の方々の、町会、商店会、あるいは商工会議所、中野学園、小山学園、公募の区民の方等で構成をしてございまして、区の職員を除きまして19名というメンバー構成でございます。
戻っていただきまして、表紙の次のページをごらんいただきたいと思います。この検討会報告の目次構成を載せてございます。この地域の位置付けでありますとか現況・課題が1でございます。2番としましては、まちづくりの方針と将来の姿を示してございまして、3番目にまちづくりの方策を記述してございます。そこに挙げておりますように、にぎわいづくり、住みよさづくり、防災まちづくり等といった内容で分けてございます。そして、4番目には、これをエリア別にまちづくりの姿をもう少し詳細に提案をしている部分でございます。最後、5がまちづくりの実現に向けてという形でございます。
資料、2ページを開いていただけますでしょうか。ここでは、東中野地域の課題とまちづくりの方針を示してございます。ちなみに、検討対象としております東中野地域と申しますのは、右の3ページに示して、色を塗っている範囲でございます。
左側でございますけれども、課題でありますが、駅周辺の土地利用の状況でありますとか山手通り沿いの土地利用、あるいは商店街の活力の点、それから、地域の年齢構成の点、基盤整備のおくれといった点、防災上の課題、ゆとりや潤いといったようなところを掲げてございます。
そういった課題に対応していく将来の姿でございますけれども、まちづくりの方針として6点を掲げているものでございます。ここに挙げましたように、歩いてみたくなるにぎわいと魅力、あるいは、多世代の生活を豊かにするまち、災害に強いといった点、潤いのある緑豊かなまちといったような点、東中野らしさが感じられるまちといったような点と、それから、協働によるまちづくりの推進といったところを方針として挙げてございまして、3ページは、これを実現するための都市構造としての拠点、軸並びにエリアごとの位置付けを示しているものでございます。
4ページに進んでいただけますでしょうか。まちづくりの方策、第3章の部分でありますけれども、最初ににぎわいづくりのためにといったような事柄で、ちょっと書いてある項目だけ目を追っていただく形で説明をさせていただきたいと思います。多様な都市機能の誘導を図っていくということでありますとか、あるいは魅力的な駅、あるいは駅前空間づくりをしていくというふうなこと、それから、歩いてみたくなる道づくりをすると、そういったような事柄をにぎわいづくりのために推進していく必要がある、そういうふうなまとめでございます。
右のページは、2番目の住みよさづくりのためにということでございますけれども、生活を支援する諸機能の誘導を図るといったようなことですとか、道路の安全性を確保するですとか、あるいは、バリアフリーの推進を図るといったような事柄を掲げてございます。
続きまして、6ページをお願いいたします。防災まちづくりのためにということでは、地域に多く残されております行きどまり道路、あるいは狭隘道路の解消を図っていくということが、安全性の面でも、あるいは避難の面でも、あるいは生活の快適・利便の面でも必要であるといったようなこと。それから、特に幹線道路を軸としまして、延焼遮断帯の形成を図るといったようなこと。それから、地区の中の集散道路の整備。地区の中の主要な道路といったような、特にそういったネットワークが地域の中にないということで、下の図に丸印で矢印をつけて示しておりますような、南北方向、東西方向の地区の中の骨格になる道の整備というものが必要であるということを掲げてございます。
環境に優しいまちづくりということでは、環境配慮、あるいは緑のネットワーク、緑化の誘導といったようなことを方針として掲げました。
7ページでございますけれども、5番目の方針として、まちの個性づくりといったようなことを掲げてございます。二つ色で囲ってございますけれども、東中野の今ある、あるいは、これまで培ってきた資源でありますとか素材を活用して、東中野らしさを強めていくという事柄、あるいは、全く新しい発想でもって新しいまちのイメージの想像をしていくといったようなことが大事であるというふうなまとめでございます。
右のほうからエリア別のまちづくりといったことの提案をまとめてございまして、最初が駅周辺のエリアということでございます。
次の8ページのほうをごらんいただけますでしょうか。左の図面は駅の西口周辺、それから、下は東口の周辺を図で示しているものでございます。駅周辺の中でも特に西口の駅の周り、それから、東口の駅の周りについては、にぎわい拠点として機能の強化、あるいは整備といったような事柄が必要であるというふうな位置付けをしてございます。
右のほうにちょっと道路の断面イメージをしてございますけれども、「駅街1・2道づくりのイメージ」と書いてございます。駅街1といいますのは、左側の図、両方に出ておりますけれども、JR中央線の南側に、鉄道に並行して走っている道路でございます。それから、駅街2は、反対に鉄道の北側に沿いながら東西に走っている道路でございます。こういった道路について、現状の中で考えますと、例えば駅街1・2、両方ともそうでありますけれども、現在の断面を工夫する形で歩行者の空間を少しでも充実していくといったようなこと。さらに、沿道の方々の理解等が得られるならば、セットバックによりさらに豊かな歩行者空間、安全に歩けて快適に買い物もできる、そういった空間の充実が可能であるといったようなことを示してございまして、今後こういったところの合意形成がどこまでできるか。合意形成の幅が広がれば広がるほど、魅力の充実、空間の充実につながると、そういった代替案を示しながらまとめているというものでございます。
それから、右側のページ、9ページは沿道の商業・業務エリアということで、山手通りの沿道環境の整備について挙げてございます。山手通りの拡幅によりまして、非常に不整形な、あるいは狭小な土地が残っているところがございます。そういったところの敷地利用を的確に進める上でも、敷地・街区の再編といったような事柄の今後の検討・推進が必要になるということを、この右側の図でお示しをしてございます。
10ページでございますけれども、商店街の活性化というのが地域の中で大きな課題として挙げてございますので、商店街エリアの更新を挙げてございます。この中で特に、安心して楽しく歩ける道づくり、先ほどもちょっと道路の断面図、イメージを見ていただきましたけれども、ここでも商店街の通りの中で歩行者の空間を充実していく方策について、合意の程度に応じた可能性を示しております。これと同時に、商店街ならではの価値をつくったり、あるいは、個性を持って特色づくりをしていくといったソフトの取り組みも必要であるといったようなことをまとめているものでございます。
11ページが、住宅エリアについて町名ごとにそれぞれの特色を踏まえながら、どういった整備・改善を図っていき、地域の魅力を一層高めていく、あるいは住環境の向上を図っていくかといった方向づけについて挙げているというものでございます。
そして、最後のページ、12ページになりますけれども、これを実現していくための手だてとしまして、住民の方々、地権者の方も含めてでありますけれども、さらに、事業を営んでいる方々と行政とが協働して、これに沿ったまちづくりを推進していくことを基本に考えていこうということを挙げてございます。その中で5-2でありますけれども、地域でこの整備を先導して、あるいは、牽引していくためのパイロットプロジェクトというものを調査会報告でまとめていただきました。特に重点的に今後取り組むべきプロジェクトとして三つ挙げているものでございます。東西のにぎわい拠点づくりのプロジェクトが一つであります。それから、商店街通りを再生していくプロジェクト、それから、地区集散道路の整備の推進を図っていくプロジェクト、この3点を挙げてございます。東西にぎわい拠点づくりの中で、先ほど来の課題のところで若干流して触れましたけれども、駅の東口につきまして、鉄道南北の連絡、あるいは、駅利用なども含めたバリアフリーが非常に大きな課題として検討会で指摘をいただきました。そういったことも含めた整備というものがこの駅周辺、東西のにぎわい拠点づくりの中で推進していくべき事項として掲げているものでございます。
すみません、ちょっと時間の制約がございますので、かいつまんで報告をさせていただきました。
表紙にお戻りいただけますでしょうか。今後の予定でございます。調査会の報告をいただき、きょう委員会に報告をさせていただきましたので、これを直ちに周知をさせていただきながら、今後これを区の構想にまとめていきたいと考えてございます。公表の後に区の構想になるその素案を検討し、それから、地域の方々との意見交換会等を開催し、それをもとに案をつくり、パブリックコメント手続等を踏まえてまちづくり構想としてまとめたい。今後の予定としまして、おおむね年内ぐらいに区の構想をまとめて公表できるような段階に進んでいきたいと、こういう予定でおります。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
来住委員
これまで東中野地域まちづくりについては、調査検討をこの検討会の報告以前から区として委託をされて取り組んでこられたと思うんですが、僕の手元にあるのは、古いのが平成19年の3月の「東中野駅周辺まちづくり調査業務」というのから始まって、とりあえず3冊ほどあるんですけども、この平成19年のこの時点から委託をされて調査をされてきた関連は、今回のこの検討会報告にまとめられたものとの関連性は、そういう一連の流れの中で今回のこの検討会報告になったというふうに理解してよろしいんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
御指摘のとおりでございます。
来住委員
そうしますと、まず一つお伺いしたいのは、これまでこの東中野駅周辺のまちづくりの検討に要してきた財源的なものですね。要するに、委託費ということになるんだと思うんですが、年度ごとに幾らこの調査委託に今まで予算執行されてきましたか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
年度ごとにということですか。(「はい」と呼ぶ者あり)19年3月と委員御指摘のように、これは18年度委託業務から調査を始めてございます。当初は駅の周辺ということでございましたので、きょう御報告した範囲よりももう少し狭い範囲で検討を始めてございます。18年度が約870万円、19年度はまちづくり構想策定業務、これが798万円余でございます。それから、20年度がまちづくり計画検討業務でございます。556万円余でございます。この3年間は駅周辺を対象とした検討として進めてございました。地域の方ですとか、という委員会あるいは検討会という構成ではなく、内部で検討してきたということでございます。18年度は基礎調査をベースとして、地域の現状、課題、特性を調べるといったようなところから始めてございます。そして、きょう御報告しましたのが、平成21年度と22年度にかけて行いました業務でございます。21年度は493万円余、22年度が397万円余でございます。この2年間は、御報告したように検討会を組織して、地域の方々と一緒に検討してきたということでございます。都合5年間行ってございまして、合計が3,110万円余ということでございます。
ちなみに、このほかでございますけれども、東中野におきましては、一丁目の58番街区に共同化の機運が一部ございまして、18年度と19年度に地域の方々、地権者の方々を交えて共同化の勉強、あるいは合意形成に向けた取り組みを2年間行ってまいりました。これが18、19合わせまして約550万円でございます。これは東中野地域全体というよりも、一つの街区だけ対象にした調査でございます。
来住委員
これまでに、きょう報告いただいた検討素案に至るまでには3,110万円を委託されて検討されてきたということですね。それで、きょうのこの報告をざっと見まして、これまでのこの検討調査業務委託してきた報告書などの一連の、これまでにとじ込みになっているものと、新しい何かこの2年間の検討が、これまでのこの報告書以外、これに載っていないものとして、そう見受けられないんですよね。基本的にこれまで委託されてきた中身が最終的な冊子になるんだと思うんですけども、きょうは素案の一部だと思いますけども、少なくとも今回2年間やってこられて到達された状況と、それ以前の3年間の委託されたものとの違いは、申しわけないんですけど、これまでの委託業務の報告書と今回のこの素案との大きな違いはどこにあるかを、簡潔でいいんですが。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
3年前までの3年間と今回の2年間の成果は大きく違いがございます。今回は地域の方々、先ほど御紹介したようなメンバーの方々に参加をいただいて、地域の方々の意見も一緒に協議の場の中でこの方向性ということを打ち出したということが、前3年間と比べまして大きな違い、大きなステップを踏めたものと考えてございます。
来住委員
きのういただいたので、まだしっかり読み込んでいませんので。ただ、私が少なくともこれをめくる感じでは、これまでの報告書の中に落とし込まれたものがそのまま踏襲されて、資料も基本的にはそう変わらないと。出されている絵柄もですね。というふうに読みました。それはまた今後場所を選んでやりたいと思いますが、今回地域の方々も参加されたということで、最後にこの検討会のメンバーが紹介されています。しかし、まちづくりで、私はこれまでも言って、先ほども言いましたように大事なことは、地域の方々がやはり絵を示す前からかかわっていただくということが、まちづくりの前提になるんじゃないかと。そこが遠いようで近道ではないかと。御理解いただく、事業を進める上で。そういうスタンスで物を言ってきたつもりなんです。今回も検討会を2年間やられて、地域の方が検討会の傍聴さえできないと。傍聴さえ許可をしないというやり方で検討会が進められて、そしてまとめられた素案ということになりました。この段階ですので改めてお聞きしますけども、まちづくりに大事なのは地域の方々に開かれた形で案をつくり上げていくということが、どうしてもこれは欠かせないと思うんですが、今回傍聴もさせないということで進められてきた結果がこれなんですけども、それはやっぱりあくまでも区としては、その姿勢は正しいというふうに今でもお考えですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
この件につきましていろいろと当委員会でも、あるいは総括質疑でも御意見をいただいてきているところでございます。いろんな場で意見を出していただくというふうなことが重要だと思ってございますけれども、この2年間の検討会におきましては、前にも御答弁させていただいておりますけれども、地域センターの中の会議室の都合、あるいは地域の方々の、出てきている方々が周りを気にすることなく忌憚なく意見を出していただく、そういう形で、傍聴は遠慮いただくという形で進めさせていただきました。それはその形で進めさせていただいたものでございます。今後そういったことを含めまして、また機会を別なものとして、それは取り組み方を考えていく必要はあると思います。
来住委員
そこはちょっと認識が違うので、繰り返しになるのでやめますが、先ほど紹介あった58番街区の2年間で550万円、これも投入されましたけども、結果は何も生み出せなかった。結局合意ができなくて何も残らなかった。むしろ残らなかったというよりも、地権者の方々の中で逆に、対立とまで言いませんけども、やっぱり気持ちの上でお互いにしっくりいかない面が残ってしまっただけだったというふうに私は聞いております。今回3,110万円の検討素案、結果が出ましたけども、まちづくりを進めていて税金を投入して、まとまらなかった場合にだれかが責任を負うようなことはないんですか。(「そんなこと言ったら何もできないじゃない」と呼ぶ者あり)ちょっとその点どうしても……。ですから、まとめるために住民合意、住民参加が必要だというふうに思っているんです。そこを本当に丁寧にやってほしいというふうに思っているんですよ。そういう認識を持って取り組んでほしいと。そういう決意を持って取り組んでほしいと。そういう責任を持って取り組んでほしいということを言いたいわけです。その点について。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
予算を御承認いただき、それを執行しているのが我々でございます。すべて区民の大切な税金によって我々は仕事をさせていただいています。その一念は頭の中から消え去ることはございません。常時そのことを意識しながら我々は仕事をさせていただいております。今後もそのつもりでございます。
久保委員
今すばらしい御決意も伺いましたけれども、来住委員のほうからもまちづくりを積極的に進めたほうがいいんじゃないかというような御意見が今あったように思いました。ちょっと伺いたいんですけれども、この素案をもとに必要な手続を経た上で東中野地域まちづくり構想を策定する予定とありますけれど、この手続というのは、下に書かれているのがありますが、これが必要な手続ですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
大まかな流れの手続としては、ここに挙げていることを示してございます、上の文章は。
久保委員
5年間とおっしゃいましたけど、多分環六の整備なんかからずっと引き続き東中野のまちづくりというのは、庁内ではずっといろんな検討がされてきていて、全く何も進展しなかったということではないだろうと思っています。きのうも駅広等の報告もありましたし、また、この後の御報告も多分こういった検討素案に関連したところで進められてきているところではないかなというふうに認識しておりますけれども、東中野地域まちづくり構想というのは、こちらのほうに座長の方が、最後のほうに「東中野地域のまちづくりの基本的な方針に活かされ、これからの地域の発展の一助となれば幸いです」というふうに書かれていますが、この基本的な方針というのが今後策定されていく構想というふうに受けとめてよろしいんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
きょう御報告しましたのは、調査会、検討会としての御報告をいただいたということでございますので、座長のお言葉はそういう意味合いの方針、考え方はこうあるべきだということを我々はまとめたという御提言をいただきました。これを受けとめまして、区としての方針をまとめていくという予定でございます。これが基本的な方針のベースになるというふうに思っています。
久保委員
それがすなわち今後策定される予定のまちづくり構想になるわけですかね。そうすると、今度まちづくり構想というのはどなたが策定されるようになりますか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
中野区の区長の策定という形になります。
久保委員
今までも庁内のいろんな議論を積み重ねてきて、今回は検討会ということで、有識者の方や地域の方たちが入られてのこういった検討会を開かれていた。皆さんの御意見を集約して、今後構想という形になっていくんだと思いますけれども、構想ができてもまちづくりは進みませんよね。この構想を策定して、その後はどういった形の手法でまちづくりを進めていくおつもりなのか、お伺いします。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
構想策定をした後に、この検討会報告自体も公表して、見ていただけるようにいたしますけれども、区の構想になったらより一層広い方々に、地域の方々に知っていただく必要があると思いますので、一つはそれに向けた説明会なり、あるいはチラシづくりといったような事柄、特に最後に御報告したパイロットプロジェクトと掲げましたけれども、委員先ほど御指摘いただきましたように、駅前広場の整備も相当進んでまいります。そうしますと、周りはそのいいインパクトをうまく生かしながら地域の整備につなげていきたいですし、それから、東口については、残されている課題を早い時間の中で解決の糸口を見つけたいと思います。説明会とともに、特にこのパイロットプロジェクトにかかわるときにつきましては、諸団体、あるいは地域の方々に別にまた知らせて御報告し、PRするような場を設けていきたい。あるいは、具体的にはまちづくりの活動についてもどうでしょうかと、そういう呼びかけも含めた取り組みを、構想の策定の後に我々としてはしたいと思っております。
久保委員
そこまではまだプランの積み重ねというところで、実際のまちづくりの着手というところではないのだろうなというふうに思うんですね。こちらのほうの検討会のまとめというのが3月ということで、多分これは東日本大震災の前にまとめられているのかなと思うんですけれども、ここの中に木密のことなども触れられておりますし、また、地区集散道路の整備ということもありまして、東中野の大きな課題というのは、山手通りのような大きな道路が整備をされたけれども、その両サイドといいますか、その奥には木密の、そういった部分が残っている。それらのことを解消していかなければいけないというのは、これは住んでいる方も認識をされていることだと思いますし、やはり行きどまり道路等も大変多いというふうに私も思っています。区としては、こういった検討会の報告を踏まえて、また、大震災を踏まえて、今回のこの検討会の報告の中で、素案の中で、どういったことが一番重要な指摘というか、重要な課題だというふうに受けとめられていますでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
1点に絞ってということではないと認識しております。この2年間の検討は東中野地域まちづくりということで、見ていただいたように検討対象範囲を広げた形で議論をしていただきました。駅前のにぎわいをつくるところであり、あるいは、山手通り沿道であったり、その一方で後背の住宅専用のゾーンも含んでございます。それぞれタイプの違う課題を掲げているというふうに思っておりますので、そういう意味では多様な課題があると。それで、構想を区の構想として実現の方向に向けた、現実性を持った構想をつくるというのが今年度の私どもの課題だと思っています。その後、構想の後に、先ほど御答弁差し上げたような地域の動き、活動が具体的に呼び水になるような、そういうPR、周知、あるいはまちづくりの呼びかけというものが重要だというふうに思っています。その2点でございます。幸いにも前回の議会で議決いただきましたまちづくり条例が10月1日から施行になりますし、それから、きのう御報告しました緊急対策2011の中でも、防災まちづくりの推進をどうするか、その方針づくりも掲げているところでございます。それらとも軌を一にしながら取り組んでいきたいと思っております。
久保委員
本当に全域の課題は多岐にわたっているんだろうと思うんですけれども、今おっしゃられましたように震災の、昨日の報告にもあったようなこととか、また、東京都のほうでも木密解消のためのモデル地域というようなことを設定して進めていくようなお話も出ているやに伺っておりますので、そうした中でもやはり東中野は対象がある意味絞られて、この大きな範囲ではなくて、改善を早期に図っていかなきゃいけないところもあるのではないかなと思っています。
ちょっと気になっていますのが、6ページの中の防災まちづくりのところで、面的整備手法ですとか、手法の中に土地区画整理事業等となっているのが幾つかあります。土地区画整理事業ということでここは手法としてやっていくのか。共同化ですとか街区再編まちづくりだとかありますけれども、これはどうなんでしょうか。土地区画整理事業というのは何となくエリアがすごく広いように思ってしまっていたんですけれども、そういった面的な整備が行われるのか。あるいは、まちづくり条例の中でも地域の方たちが今後地区計画などの提案もできるような方向もあるかと思いますので、そういったもうちょっと小さな単位で面的整備を図っていくような、地区計画によるような手法がいいのか、その辺はどのようにお考えですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
土地区画整理事業等という形で一つの例示で示させていただいてございます。土地区画整理事業は、やはり御指摘のように広い面積を対象とした、一帯的に権利変換を伴う事業ということが思われがちでありますけれども、最近はやわらかい区画整理、あるいは、上のほうに挙げております敷地整序型といいまして、公園とかも地区の中でつくらない、最小限の道路を広げる、かつ小さい面積で取り組むことができる、そういうような可能性の場所というのが今後出てくるのではないかということで例示をさせていただきました。御指摘のように地区計画でルールをつくって、建てかえ等の際にセットバックをしていくというふうな手法も当然あるかと思いますが、この地区集散道路のところで丸印でかいております既存の道路があるところは、そのあたりに沿いながらという願いが、あるいは、検討会の委員の方々の思いがこもっているところでありますけれども、そのままセットバックをして道路を引いていくということだけでは道が通せない場所がございますので、そういう際には周りの土地の方々を含めて土地の区画、敷地の形状の再編も伴いながら行う事業というのが有効になってくるということがあるかと思います。そういう意味で例示をさせていただいたというものでございます。
久保委員
わかりました。こういった素案がだんだんまちに出ていきますと、自分のところに線がかかれているんじゃないかとか、自分のところが拡幅に値するんじゃないかとかというような不安を地域住民の方たちは感じられるかと思いますので、そういったところでも丁寧な説明と、また、誤解のないようにお願いしたいと思います。
この構想策定の予定なんですけれども、時期がここにはございませんよね。いつまでにこの構想策定をするという予定で今スケジュールは進んでいるんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
ちょうどこの検討素案、まちづくり報告ができましてから議会の選挙等がございまして、議会報告がきょうまで時間がたちました。それは少し時間、もう少し早く報告できればということがございましたけれど、それはスケジュール上きょうになったということでございます。今後、やはり議会との関係で御報告をしながら案を固めていくということ。それから、ここに挙げておりますような意見交換会も開催していきたいというふうに思っておりますので、先ほど御報告しましたけども、年内を目標に区の構想としてまとめたいという予定でおります。
久保委員
すみません、東中野地域まちづくり構想素案の作成があって、一番下に策定がありますね。今言われたスケジュールは年内に策定、構想の「案」が取れたものまでを年度内にいくということでよろしいですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
そういう予定でおります。パブリックコメント手続を経た区のまちづくり構想を年内にまとめたいと考えております。
いながき委員
今後の予定で、24年中には駅ビルが完成して、26年には駅前広場も完成するということで、それにあわせて周辺のまちづくりも急いでいかなきゃいけない部分も出てくるかと思います。個別具体的な話になりますけれども、先ほどお話のありました58番街、この資料でいいますと8ページの左上の地図の中の、赤い駅前広場隣接地区の部分ですけれども、ここに再開発事業、共同化の誘導、駅前広場との接続とあります。それで、駅前広場が26年にはもう完成になるということで、こことの関係、ここはそれに間に合って接続できるのか。先ほど地域まちづくり御担当は、これから年内に策定する構想は現実性を持った構想にしたいということなんですが、この58番街に関してこの駅前広場との接続は可能なのか、どのような形になるのか、今の段階でどうなっているのか教えていただきたいんですけれど。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
別途御報告を申し上げておりますように、JRのビル、それから駅前広場が整備され、駅の出入りの方々の流れが大きく変わります。駅を利用する方々の利便性はかなり高まってまいります。これによりまして周りの地域の、例えば商売をなさる、あるいは業務床として利用なさる、そういう意味での利便性もかなり高まる。いうなれば地域のポテンシャルは非常に高まっていくと思います。この基盤整備の影響をうまく活用して、周りの有効利用、高度利用が図られて地域の魅力が増せば、さらにこの地域の活性化にもつながると。あるいは、駅を利用する方の利便性、地域の魅力を高めることにもつながると思っておりますので、58番街区につきまして申し上げますと、約3年前に10人弱の地権者の中のごく少数の方々の賛同が得られなくて、一応検討は打ち切りということになってございますけれども、先ほど申しましたような影響が今後現実的に数年後に出てまいりますので、これまでの成果が無になってマイナスに戻っているということではなく、状況が今後どんどん変わっていく中で、この土地の、駅前広場にごく隣接をしている街区でありますので、使い勝手は一層高まってくると思います。そういう中でこの土地の使い方について地権者の方々の意向も変わってくる可能性があるというふうに思っておりますので、今後そういう地域の方々の動きが出てまいりましたら、それはこの数カ月とか今年度内ということではないかもしれませんけれども、そういう機運には速やかに対応を区としてもしていきたい。必要な支援は申し上げたいというふうに思っております。
いながき委員
ですので、駅前広場の完成が26年中ということで、あまり時間がない。その支援をしていきたいということなんですけれども、ここにあります駅前広場との接続、これが現実と思っているのかということについて今お伺いしたんですけれども。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
御案内のように58番街区は区画道路で、駅前広場と間を分かれて、土地自体は接しておりません。それからまた高低差の問題がございます。これは、物理的なことでいいますと、共同化ビル形態になりますとその可能性は広がると。交通管理者との協議等はまだしておりませんけれども、そういう可能性は出てくるというふうに思っております。
委員長
他に質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に2番、中野学園との基本協定の締結についての報告を求めます。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
それでは、中野学園との基本協定の締結についてを御報告いたします(資料4)。学校法人中野学園、いわゆる明治大学附属中野中学高等学校でございますけれども、ここの建てかえを契機として、区と中野学園が双方の土地の交換をして、あわせて公園の整備、学校周辺の道路の整備、これを中野学園が行うということに関しまして、せんだって基本協定を締結いたしましたので御報告を申し上げるものでございます。
1番、これまでの経緯でございます。平成20年7月になりますけれども、中野学園から校舎の建てかえをしたいと。あわせて、地域の避難所としての安全性を高め、災害に強いまちの実現に寄与したいということで、区立さくら公園と中野学園の持っている土地との交換という申し出がございました。これに対して区は、周辺の生活道路の整備が行われる、そして、安全な避難経路が確保できるということ、そして、区立さくら公園の近隣で同等の面積以上、あるいは、同等以上の機能を確保する、この2点を条件として回答いたしてございました。その後、平成22年の9月になりますけれども、区の条件を満たすめどがたったということで、改めて中野学園のほうから区立公園と公有地の交換について申し入れが来たということでございます。この申し入れに対しまして、区では関係所管と協議・調整をいたしまして、区の条件を満たすという判断を行いました。そして、中野学園からの申し入れを受諾するということにしたものでございます。この段階までの御報告は平成22年12月7日の建設委員会において、用地交換による道路・公園整備について報告をさせていただいたところでございます。その内容に沿った基本的な事項を基本協定として締結をしたものでございます。
協定の内容、協定書の写しを用意させていただいてございます。資料のほうを見ていただければと思います。
目的、第1条でございますが、先ほど触れさせていただいたようなことを目的としているということでございます。
第3条、費用負担であります。履行に関して生じる費用、これはすべて乙(中野学園)が負担するということでございます。生じる費用は、下にありますように調査費であったり、測量費であったり、諸手続費用であったり、あるいは設計費であったり、除却の費用であったり、施工、整備工事の費用、こういったものすべてを乙が負担するということでございます。
次のページに進んでいただきますと、第7条で整備箇所、それから、第11条で財産の交換箇所ということを掲げてございます。添付の後ろのほうの図と表をごらんいただけますでしょうか。横長の図が整備箇所の図でございます。これも前回の建設委員会に報告した資料と同じものでございますが、薄青で塗っておりますのが中野学園の現在の所有地でございます。そして、早稲田通りに近いところに区立さくら公園がございます。この区立さくら公園と中野学園が持っている土地を交換するというものでございます。オレンジ色でやや西側に離れております、これは協定書の中で西校地と呼んでおります。次の表で565平方メートルと載ってございます。この校有地と、それから、区立桜山公園に接しております、オレンジ色に塗ってございます、これが中野学園の5号館でございます。面積342平方メートルでございます。これに加え、等積を条件といたしますので、約77平方メートル中野学園として提供いただく部分が不足しておりますので、その面積を右の、図のほうの桜山公園の南側にオレンジ色で線を引いてございますけれども、ここを交換するという予定をしてございます。これによって区道の位置をつけかえて、このオレンジの中野学園の土地を区立桜山公園に追加をするということでございます。将来的には区立桜山公園に、先ほどの5号館と含めて77平方メートルも加わるという予定でございます。なお、この77平方メートルにつきましては、現在なお中野学園が周辺の方々の買収交渉をしてございまして、この位置ではないところに確保されるということも可能性としてはあるということでございます。
もう1点は、避難路である道路整備をしていただくということで、黄色く塗っております道路の部分につきまして、中野学園の土地を使って拡幅をしていただくと。そういうことを取り決めているものでございます。
これが基本協定書でございますので、第8条にございますように、整備計画の基本的なところを決める整備協定書をさらに締結したいと思ってございます。
それから、第12条は、今御説明をいたしましたけれども、交換する土地は等積を条件として行うということでございます。道路等、整備していただいた土地につきましては、第14条になりますけれども、甲(中野区)のほうに将来的には帰属をすると。これを6月1日に締結したものでございます。
表面に戻っていただきまして、今後の予定でございます。現在中野学園のほうで基本設計ですとか実施設計等を進めております。また、公園整備について今年度内に整備をしていただくと。それに向けての整備協定を締結するということでございます。さくら公園にかわる場所の公園整備をしていただき、その完成の後にさくら公園を閉じると、そういう予定でございます。工事のほうでありますけれども、平成24年度から25年度にかけて第1期の工事が行われるというふうに聞いております。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
私もこの委員会、初めてですので、ちょっとお聞きさせていただきます。多分明中さんといたしましては、この線路側から入って早稲田通りまで、ぽーんと抜けられるように土地の形をよくしたいと、そういったところが多分一番大きな理由なのかなと思っています。それで、公園と明中さん所有の土地、今回等積で交換するということになったということなんですが、区がその決断をする一番の理由ですかね、それは何ですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
先ほどの東中野地域のまちづくりの検討対象区域の中に入ってございます。見ていただきますように、狭小な道路の多い場所でございますので、これによりまして中野学園の校地を使いながら地域の生活道路、あるいは有事の際の避難路のネットワークの充実が図れると、そういったところについての地域に対する整備効果ということをしんしゃくして、締結をするに至ったということでございます。
内川委員
この公園の位置をずらすとか、公園をいじるというのは非常に難しいことだと私はずっと思っていたんですが、過去にもこういった等価交換みたいな、民間が所有している土地と区の公園をかえたような事案はあるんですか。
石田都市基盤部副参事(都市基盤整備担当)
中野区では、私の記憶の限り多分ないと思いますが、例えば公園事業で民間が持っている土地の一部を今回みたいに都市公園事業として整備し、そのためには土地交換するといったケースはないわけではございません。
内川委員
それと、やはり公園の場所がかわるというのは、地元の方にとっては非常に迷惑なことですよね。これ、地元の説明会とか、地元ではどんな意見が出ているんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
町会長さんへの御報告、あるいは、近隣の方へのこれに向けての説明ということはさせていただきました。また、お知らせも配布させていただきました。これについて工事の際の取り扱いについての御意見でありますとか、それから、委員御指摘のように、言葉はちょっと、その発言どおりではありませんけれども、中野学園に侍するに過ぎるのではないかと、そういう御指摘もいただいてございます。このあたりの御説明につきましては、丁寧に事の成り行き、今後の予定等について御説明をさせていただいているということでございます。また、今後工事の具体化等に当たりましても、引き続き地域の御理解と御協力をいただくための説明等をしていく予定にしてございます。
来住委員
紹介いただいた別紙1のこの絵なんですが、狭い道路を広げるということではとても大事な、この事業に関係して黄色い部分が拡幅されるというように理解をしています。ただ、この明大附属の部分に属している道路、この部分ですね、ここは区道に当たらないんですか。これは今現在はどういう道路の扱いなんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
御指摘のところは、本キャンパスとこちらの間のこの縦の道ということですね。これは現在、建築基準法42条2項道路でございますので、中心線から2メートル、建てかえの際にはセットバックしていく必要がある道路でございます。
来住委員
せっかくこの建てかえ等に伴って行われる事業ですから、明大附属の土地に属している部分の2項道路についても一定の協力を明大さん側にいただいて、少なくとも、この線路まで抜けることはできませんけども、この土地に附属している部分の道路についても、この北側の黄色い部分と同じように協力をいただくというふうにはいかないんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
今回の基本協定の範囲の外ではございます。御指摘のように、今後いろいろと協議をさせていただく、そういう対象となる場所ではあるというふうに考えております。
久保委員
区立さくら公園の東側の道路、拡幅をすることによって何メーター道にこれはなるんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
中野学園の土地を活用していただきながら、6メートルの幅員を整備していただくと。用地の提供並びに整備、それにかかる費用も中野学園で持っていただくということでございます。
久保委員
早稲田通りの出口のところまで6メーター道で全部いけるんですよね、これによって。ということですよね。先ほどの東中野の検討素案の中でもここは書かれていて、地区集散道路の整備と入っているんですけれども、桜山通りからずっと明中のほうを抜けて、今回のさくら公園のわきですか、今伺った6メーター道、これは地区集散道路というふうにここで書かれているんですよね。これはそもそもこういった計画があってそういうことなんでしょうか。今、来住委員言われていたように、明中の西側のほうに42条2項道路がありますけれども、こちらのほうがもしかしたら、直線でいったら早稲田通りに出やすいのかななんていうふうに思うんですけれども、そうではなくて、この桜山通りからこの明中の東側に沿った形でずっとこの地区集散道路というのを、そもそもここの素案の中にもありますけれども、これはどういった意味合いがあるんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
まず、この中野学園の建てかえに伴う道路整備につきましては、御報告しているように黄色く塗った路線を、中野学園の土地を使いながら整備をしていただくということで協定締結に至ったということでございます。先ほど御報告した東中野地域まちづくり構想の検討素案につきましては、御報告の中でも触れましたように、特定の場所、位置を示すことがなかなか難しいという状況でございますので、大きな丸印で図の中では示させていただきました。このあたりが表の幹線道路から中に入りますと、南北方向あるいは東西方向でそれぞれのお家から幹線道路に出ていく、これを集散道路といいますけれども、そういったネットワークの整備が必要であると、そういうことを示したものでございます。必ずしもこの位置を特定するものではない絵の示し方ではございますが、ここの基本協定に向けた協議が進んでおりましたので、そのルートを想定しつつ絵の中には示させていただいたという段階の絵でございます。
久保委員
そうなんだろうなと思うんですけど、これっていうのは、地区集散道路としてはこのほうが適切だと。広げやすいからここにしちゃったというだけではなくて、区立桜山公園があったりとか、明中のグラウンドがあったりということで、そういったことでこの地区集散道路としてはここを指定していったほうがいいというような区の考えもあったんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
幹線道路の裏側の、中の宅地の南北方向、東西方向の補助的な軸が必要であるという意思をこの調査会報告では示してございます。このルート、形状につきまして、まだこれがよし、どうこうという判断をするに至っているものではないということを御理解いただきたいと思います。
久保委員
至っているものではないかもしれないけど、多分こういうことしかできないんじゃないかなというふうに思います。
それで、区立さくら公園のほうの等価交換ということで984平米から、一番ここの、きっと区民の方からしてみると、さくら公園を利用されていた方がどういう方か私はよくわからないんだけれども、西校地の565平米というのが公園になるのかなと思うんですけれども、さくら公園に比較すると少し小さい公園になってしまうようにきっと思われるのではないかなと思うことと、あと、区立桜山公園のほうの342平米ですか、5号館、あまり公園の形としてはきれいに整備をされるようには思えないんですけれども、この辺はやはりこういったことしか解消方法がないということなんでしょうか。それとも、区としてはもっと違う形で公園の、面積を全く一緒にするということでこういう調整だけを図られたのか、そうではなくて、公園面積は別に広くなる分には構わないわけではないかと思うので、そういう交渉もして、その後にこういったところに至ったのか、もし経緯がわかれば教えてください。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
報告の1ページにも書いてありますように、1度中野学園から申し出が来まして、中野区としてこういった事柄、二つの条件を提示しました。そうであれば相談に乗るという形ですね。これに向けて、やはりさくら公園を交換したいという場合には、中野学園の受け皿となる場所が必要になりますので、近い位置で同等規模ということでいろいろと周りの方々に用地交渉の働きかけをしたというふうには聞いてございますが、なかなか現実に近い場所でまとまった土地を確保するには至らなかったということで、この場所ということでとりあえず、不足分は除きまして西校地と5号館のところは新しい公園に整備をするということになったものでございます。御指摘のように公園の形状ということで、新しい桜山公園につきまして、そういった課題はあるかと思いますけれども、西側からの公園利用の方々にとってみると、アクセスがより楽になるとか、そのメリットがないわけではないというふうに思っております。
それから、周りの用地交渉につきましては、先ほど77平方メートルの対応について、今後さらに別の場所で土地を確保される可能性があるというふうに申しましたけれども、道路整備、公園整備に向けては引き続き用地の取得について中野学園で努力していただくということになってございますので、5号館と西校地では一つの基本協定としての形はフィックスされましたけれども、77平米は全く、今のところどこで確保できるかは流動的でございます。そういった意味での今後の状況変化を、一部用地取得の可能性も含めて今後変わってくる余地はあるということでございます。
久保委員
すみません、今の話だと、この77平米はまた、継ぎ足しじゃないですけれども、どちらかの公園に、桜山になるのか、新しいさくら公園の西側のところの、今の565平米のほうに継ぎ足しのような形になるのかななんていうふうに思いますけれども、それって23年度には公園整備がされるわけですよね。それが、整備が終わってしまうと当然そんなことできなくなってしまうのではないかと思うので、それも今の時点で決まっていなければなかなか難しいのかなと思うんですけど、その可能性はまだあるんですか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
具体的な公園と道路の整備の仕方を、中野学園の費用で整備をしてもらいますので、仕様ですとか、あるいは、どういう考え方に沿って整備をしていくかということに関して整備協定を結ぶ予定でおります。それから、土地の交換につきましては、それぞれ契約行為を別途結びますので、段階としては、まず公園につきましては西校地と5号館のところを交換するという契約になるのではないかと思ってございますけれども、残りの77平方メートルの部分などは、そのまま残る形での次の段階の契約というふうな形に、2段階になるのではないかと、今のところ、これは想定でありますけれども、思いますので、それは現実の土地の確定にあわせてどんな契約ができるかというのを今後詰めていきたいと思っていますので、途中でしり切れトンボで、もっといい改善策が見つかったのにそうならないままに進むということはない。そんな形で進めさせていただきます。
久保委員
当然そのようにしていただきたいと思うんです。それで、等価交換というのは面積だけで見るんじゃないんじゃないかなって思うんですよね。もちろん全然かけ離れているエリアじゃありませんので。ただやっぱりまとまった敷地とそうでないものというのは価値が違うのではないかなと思いますので、やはり区民の方が見たときに、もちろんこの道路整備ですとか公園整備を中野学園さんがやってくださるということで、そこはそちらが持っていただくんだけれども、でも、区にメリットがあったというふうに、やっぱり見てすぐにわかるような形じゃないとなかなか認めがたいものになってしまうのではないかと思いますので、その辺もつけ加えさせていただきますが、先ほど副参事お答えになられたように、整備の中できちっとまた今後も、この決まっていない部分についてもやっていっていただきたいなと思いますので、これは要望でございます。
吉原委員
いずれにしましても、地域防災性の向上という部分で、双方の思惑が一致してこういう形で実現したというのは、相手が学校法人の場合初めてというケースみたいですね。今後も、今回は学校側から中野区のほうに話があったということなんですが、これからも地域の防災性向上の一つのパターンとしまして、結構学校法人ありますよね、そういうところがもし何らかの形で建てかえなり、そういう部分を考えているような情報が入りましたら、学校からの申し入れを待つよりも区のほうからこういうケースもありましたという、地域防災のためにアプローチを逆にかけていって、積極的に中野区じゅうの防災性向上のこういうパターンの形を実現していくのも、一つの防災性向上の形なのかなと思いますが、その辺どのように思いますか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
中野区におきましては、地域の防災性を高めていくというのが非常に大きな課題でありますので、ある行為を行うことによって地域の防災性が格段に向上すると、そういうことが想定される場合には、委員御指摘のように中野区側から反対に働きかけるということもあり得ることだと思っていますし、そういう課題が、もし妙策としてそういうことが発見できた場合には、その行動を起こしていくということが必要だなというふうに思っております。
来住委員
ちょっと先ほどの久保委員の質疑と関連するんですが、この区立さくら公園を明中さんが等価交換で行うということによって、早稲田通りの側から建てかえ工事が可能になるという点で、明中さんにとっては大きなメリットが及ぶんだというふうに思います。そういう点もあわせますと、早稲田通りに近いこのまとまった区立さくら公園の、いわゆる土地の価値というものが大きいんだと思うんですね。今回交換される場所とさくら公園の用地の区画などについては、第三者なりに評価をきちんとしていただいた上での協定ということになったんでしょうか。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
交換にせよ用地を取得する場合には、用地委員会にかけることになります。中野区としましてまだしておりませんけれども、土地の評価をした上で、中野区として等積は条件にしておりますけれども、価値が下がるというふうなことになるとまた問題がありますので、鑑定評価ということも行いつつ用地委員会の裁決に上げるということを予定していきたいと思っております。
来住委員
協定締結を、基本協定書は結ばれたわけですよね。その上で今後その土地の評価については行っていくということを、ちょっと私も初めてのことなので、逆じゃないかなというか、交換をする上で土地の位置の問題もありますけども、やっぱり区民の皆さんが納得をされるという点では、当然区画的にも妥当なところでの交換が行われたということが行政として求められるのではないかと思うんですけど、それはまだ行われていないということですか、評価は。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
正確に申し上げますと、互いに交換する土地がすべて確定しているわけではないと。77平方メートルについてまだ確定していないという段階でございますけれども、一応おおむねの鑑定の評価は、概略ではありますけれども、とってございまして、双方同じような価値を持っているというふうなところの見通しを持って、今回の協定、あるいは今後の流れにゴーサインを出したということでございます。
委員長
他に質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、3番、平和の森公園周辺地区地区計画の変更についての報告を求めます。
田中都市基盤部副参事(地域まちづくり担当)
それでは、平和の森公園周辺地区地区計画の変更について報告を申し上げます(資料5)。
これは、昨日の建設委員会の所管事項の報告の4番で御報告申し上げました、新井薬師前駅、沼袋駅周辺における基盤施設の都市計画案、その都市計画変更に連動して地区計画の変更が必要になったため、その変更手続を同時に進めていくという報告の趣旨でございます。
1番、変更の概要でございますけれども、平和の森公園を中心としまして、平和の森公園周辺地区地区計画を平成5年に定めてございます。建物の建てかえ誘導でありますとか、あるいは、地区施設の拡幅整備といったものを位置付けて、それに基づく事業を進めてきたところでございます。そして、次のところからが、今申し上げた沼袋駅周辺の交通基盤施設、都市計画案にかかわる部分の記述でございます。西武沿線まちづくりの一環で沼袋駅周辺の交通基盤施設として、中野区画街路第4号線の都市計画について都市計画案を決定したと。そして、あわせて地区計画の変更についても都市計画案として決定をいたしました。それで、きのう御報告したとおり、区画街路第4号線の都市計画にあわせまして、その計画の予定に入っております、地区計画でいいますと地区集散道路第3号、これが延長138メートルあるんですけれども、妙正寺川の北詰から西武新宿線までの区間、約61メートルですね、これが都市計画道路の案として今回位置付けたところでございます。都市計画法の規定に基づきまして、都市計画施設と地区計画で定める地区施設とは同時に定めない、重複しないというふうに定めておりますので、片方61メートルの区間について都市計画道路に今度都市計画決定をしたいということでございますので、そこの区間の地区計画の定めを廃止したいということでございます。
2番、これまでの経緯ですね。地区計画におきましては、普通の都市計画の手続と加えまして、さらに地域の方々の意見を聞くということで、前の段階、原案の段階でも公告・縦覧をするということが地区計画については定められておりまして、それに基づいて3月に公告・縦覧をさせていただき、意見書提出はゼロでございました。同時期に原案の説明会も行ったということでございます。これに基づいて都市計画案の決定をいたしました。また、5月には東京都の知事の同意協議も行って、同意をいただいているものでございます。
変更の内容、先ほどちょっと口頭で御説明をしたんですけれども、次ページの別紙の図をごらんいただけますでしょうか。これはきのうの区画街路4号線の説明資料にも添付していたものと同じでございます。左側が現在の計画図でございます。ここに地区集散道路第3号、現状で138メートルの延長で地区施設として定めているところでございますけれども、影をつけました延長61メートル、鉄道から妙正寺川の北詰までの区間、これは都市計画街路の案にいたしますので廃止を予定していくということでございます。変更後の計画は右図のようになります。区画街路第4号線が都市計画案として交通広場まで、妙正寺川の北詰まで来るということでございますので、ここの区間がなくなり、変更後の地区集散道路第3号につきましては、延長が77メートルになるということでございます。片方を都市計画道路として決定をしたいので、そこに重複している部分については地区計画として、地区施設道路として重ねて決定をすることができないという都市計画法の定めに基づきまして、ここの区間を廃止したいということでございます。
表紙に戻っていただきまして、今後の予定でありますけれども、地区計画の都市計画案の公告・縦覧と意見書の受け付けを7月5日から行います。区画街路第4号線の手続と同時の期間でございます。その意見書等をもとに都市計画審議会に8月に諮問をいたし、答申をいただいて都市計画決定、告示につなげていきたいということでございます。先ほど来何度も申しておりますように、西武新宿線沿線まちづくりの区画街路第4号線の都市計画の手続と並行して、同時に行っていくというものでございます。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、4番、桃園川緑道の公園告示についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
桃園川緑道の公園告示について、資料(資料6)に基づき報告させていただきます。
本件につきましては、これまで区民の皆さんに親しまれてきました桃園川緑道を、都市公園法に基づく公園として明確に位置付け、中野区立公園条例の規定に基づき区立公園として告示したものでございます。
まず、公園の名称ですが、「中野区立」を冠して、これまでどおり「桃園川緑道」でございます。
次に、公園としての区域ですが、恐れ入りますが裏面をごらんください。裏面には桃園川緑道の区域平面図を掲載しております。右端の中央一丁目の末広橋付近から左端の中野三丁目、西田橋付近の杉並区境まで、長さが2,302メートルになります。また、緑道の幅は4.3メートルから9メートルの間になります。全体の面積は、表の2番に記載のとおり1万5,218.74平米でございます。
次に、3番の告示日ですが、公園としての告示は5月2日に行いました。
最後に、資料の下に参考として記載がございますように、これまでこの緑道内は自転車やバイクの放置が散見されて問題になってきました。この対策としまして、今後は公園管理者として毅然と対応していきたいと考えております。当面は、自転車やバイクの放置が多い箇所に注意を喚起する表示をしたり、放置された自転車やバイクに対し、警告の注意札をつけることなどを行ってまいります。また、沿道の近隣住民の皆さんに対しては、今回公園として位置付けたことや、自転車やバイクを置かないことなど普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
次の丸印ですが、通常の公園ですと自転車の乗り入れとか犬の同行入園というのは認めておりませんが、この緑道はこれまで並行して走ります大久保通りの通行を補完する役割を担ってきたこととか、あるいは、生活に密着した通路であること、犬の同行を含めた散歩道になってきたことなどから、自転車の乗り入れと犬の同行につきましては従前どおり認めていくことといたします。
本件につきまして報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
内川委員
桃園川緑道に関しましては、私も適正な管理について何回か質問をさせていただきました。杉並区側のほうは、これはもうずっと公園だったんですよね。中野区のほうは単なる広場という扱いだったものですから、何とかならないのかということで、このたび関係部署の方々の努力によってようやく公園ということで位置付けられたということで、本当にありがたいなと思っております。
それで、まずこの名称の件なんですけれども、「中野区立」というのが頭について、「桃園川緑道」と。くだらないことなんですけど、これ、最後に「公園」とつかないんですか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
今まで親しまれているところであるということで、従前の名前をそのまま引用して、この名前で公園としております。それで、最後に「公園」という言葉をそこにつけるかどうかということでございますけども、今までの例を見ますと、他に「緑道」というところでとまっている公園名もございます。そういうことから、今までの形をそのまま生かして、これまでどおり皆さんに親しんでいただけるような場所ということで、従前の名前でいきたいと考えております。
内川委員
わかりました。それと、今後なんですけれども、放置自転車、バイクの対策はそうなんですが、それ以外に都市公園法でできる規制というのは、例えばどんなものがあるんでしょうか。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
都市公園法におきましては、平成16年に改正が行われまして、その公園の利用に当たって障害となるような、そういう物件があったりした場合には必要な措置を命ずることができるということで、一般的に公園としての使用ができないような状況につきましては、そういう権利者に対して排除請求、あるいは、公園管理者としてそういう規制、必要な措置を行っていくことが一般的にできるようになっております。
委員長
他に質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、5番、桃園川公園の廃止についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
桃園川公園の廃止につきまして御報告いたします。
桃園川公園の公園用地というのは、昭和41年に中野総合病院などを運営しています東京医療生活協同組合と土地の使用貸借契約を締結して、公園用地として無償で借り受け、区立公園として管理してきたものでございます。このたび病院側の申し出によりまして、土地の使用貸借契約に基づき公園用地を返還することになりまして、公園を廃止することになりました。
まず、公園の名称、所在地、面積等は、資料(資料7)の1番に記載のとおりでございます。
恐れ入りますが、資料の裏面のほうをごらんください。上に桃園川公園の位置図を示しております。具体的な公園の位置は、黒枠で囲った中野総合病院の北側で、大久保通りに面した、この前に停留所がございますが、そこになります。
資料の表にお戻りください。
次に、この公園を廃止する理由でございます。資料の2番に記載のとおりでございますが、現在大久保通りを拡幅する都市計画事業が進められております。この公園用地と隣接するくみあい保険薬局というのがありまして、そこの敷地が拡幅する道路の区域に入っております。
恐れ入りますが、もう一度資料の裏面をごらんいただければと思います。北側のほうに公園の平面図をお示ししてあります。印刷の字が大変小さくて恐縮でございますが、大久保通り拡幅予定ラインというのをこの平面図の中に点線で示しておりますので、御確認いただければと思います。この道路拡幅によって、病院側からは現在の公園用地をくみあい保険薬局の移設先として使用するという申し出がございました。このため使用貸借契約に基づいて返還条項に基づき公園を廃止し、用地を返還するというものでございます。
次に、資料の3番でございますが、公園の廃止と用地の返還に当たりましては、バス停から中野総合病院への動線を確保していただくように病院側にお願いしているところでございます。
次に、公園廃止の告示につきましては、来月、7月の初旬を予定しております。
最後に、今後のスケジュールでございます。7月初旬に地元の町会の皆さんに説明をし、その後8月下旬までに公園施設の撤去工事を行います。8月31日に土地使用貸借の契約が終了して、用地を返還するということになります。
御報告は以上になります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
では、質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、6番、神田川に架かる橋梁「新橋」の名称変更についての報告を求めます。
古屋都市基盤部副参事(道路・公園管理担当)
神田川に架かる橋梁「新橋」の名称変更につきまして御報告いたします。
現在東京都では、神田川の整備工事を進めております。その一環として神田川にかかる「新橋」という名称の橋をかけかえる工事が、平成20年度から行われてきたところでございます。今月の30日をもって終了します。橋のかけかえ工事の終了にあわせて橋の名称を、資料(資料8)の1番に記載のように、これまでの「新橋」から新たに「中野新橋」に変更するものでございます。
次に、名称を変更する理由でございます。主に二つあります。一つ目は、区内を流れる妙正寺川には同じ名称の「新橋」という橋があります。同じ名称のために橋の名前だけでは区分けがなかなか難しく、実務上困難であったということがありました。また、地元の橋を囲む三つの町会と新橋通りの商店街振興組合のほうから、直近には丸ノ内線の中野新橋駅があって、地元では橋の名称を「中野新橋」として理解していることや、この名前に親しみを持っていること、こういうことから「中野新橋」に変更してほしいとの要望書が区に提出されているところでございます。このような背景から、橋の名称を変更することにしました。変更日は6月30日として、橋梁台帳を改定してまいります。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、7番、平成23年度職員風水害訓練の実施結果についての報告を求めます。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
平成23年度職員風水害訓練の実施結果について御報告させていただきます(資料9)。この訓練は、6月と、この時期に毎年行っているものですけれども、風水害の時期を目前にして実施するものです。
1番としまして、訓練の目的等でありますが、風水害時における各災対部の基本的な行動の確認及び習熟に重点を置き、各災対部ごとの状況設定に基づいた訓練を実施しております。なお、この訓練の実施に当たりまして災対指令部は、ここに書いてあります第三建設事務所、中野・野方両警察、中野・野方両消防署の参加を得て、連携をとった図上訓練を実施しております。
2番としまして、実施日時ですけれども、災対指令部指令班の訓練は6月1日の午後に、上記以外の各災対部の訓練は6月3日の金曜日の午後にそれぞれ実施しております。
状況想定ですけれども、平日の夜間に大雨・洪水警報が発表されたという想定を基本に、時系列に沿った対応訓練を実施しております。
4番としまして、訓練への参加人員等ですけれども、合計としまして170名。区職員が161名、括弧書きしてあります各災対、各班の任務を負った職員が参加しております。関係機関9名ということで、先ほど申しました三建、両警察、両消防署の職員も、コントローラー、あるいは実際の訓練参加という形で参加しております。
訓練項目ですけれども、災対指令部につきましては、災対本部運営訓練、情報収集訓練、災対総務部は情報収集訓練、伝達訓練、災対地域部にありましては情報の収集・伝達、被災世帯家屋の調査訓練、一時避難所の開設対応訓練、災対建設部に当たりましては河川、道路、がけ地情報等の収集・伝達訓練、また、土のう・排水の要請対応訓練、災対保健福祉部に関しましては消毒要請対応訓練、実際の消毒機器の操作要領の訓練、カとしまして、災対教育部に関しましては児童の下校対策対応訓練、車両避難所の開設対応訓練等を実施しております。
説明にあっては以上であります。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、8番、平成23年度中野区総合防災訓練の実施内容について(資料10)の報告を求めます。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
平成23年度中野区総合防災訓練の実施内容について御報告申し上げます。
1番、目的としまして、総合防災訓練は、災害対策基本法及び中野区の防災計画に基づきまして、区をはじめとします防災関係機関と住民が一体となって防災訓練を実施することにより、防災関係機関相互の連携、協力体制を確立するとともに、区民の防災意識の高揚と防災技術の向上を図るということで、毎年9月1日の「防災の日」の前後という形で実施しております。今年度もそれに基づきまして実施するものでございます。
ことしの実施日時でありますが、平成23年8月28日(日曜日)午前9時から午後1時までということで予定をしております。
実施地域ですけれども、鍋横地域、上高田地域の2地域で今回は予定をしております。
4番、実施会場ですが、基本的な訓練会場は鍋横・上高田各地域内にあります避難所1カ所としております。具体的には、鍋横地域では中野本郷小学校、上高田地域では白桜小学校の予定でおります。
訓練想定ですけれども、平成23年8月28日、午前9時、東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生したという想定で実施をいたします。これに伴いまして区内各地域で倒壊、道路陥没等の被害が発生し、ライフラインが途絶したという形。また、火災等が発生し、延焼が拡大しているという状況で訓練の想定をしております。
6番としまして、実施の基本方針ですけれども、「自らの生命は自らが守る」「自分たちのまちは自分たちで守る」という自助・共助を基本としまして、それを支援する公助という形で防災関連機関との連携を密にするため、実際の災害を想定した実践的な訓練を行うということを基本方針としております。
7番としまして、基本的な内容ですけれども、発災対応型訓練としまして、区民の皆様には自宅での身体の防護訓練、それから、活動拠点におきまして初期消火訓練、それから、既に配置しております資機材等を使った、人命救助用の資機材の確認等を行っていただきます。
それから、避難誘導訓練という形で、集合していただきました防災拠点等から訓練会場までの避難、あるいは誘導という訓練を行います。
それから、避難所開設・運営訓練としまして、避難所を開設して情報伝達、あるいは、さまざまな避難所運営の円滑化を行うための訓練を行うという形になっております。
なお、メーン会場は1カ所ということになっておりますので、その避難所を使う防災会というのは、本来は今回参加していただくうちの一部ですけれども、今回白桜小学校、中野本郷小学校が本来の避難所でない防災会の皆様にあっては、別の日に避難所開設・運営訓練を実施するという予定でおります。
裏面に行っていただきまして、本年度の重点項目としましては、災害時要援護者(高齢者、障害者、外国人の方等)への対応訓練を実施すると。実施に当たりましては、要援護者本人の訓練参加を前提としまして、非常災害時の救援希望者登録制度の登録者に対する安否確認訓練、あるいは、区の災対保健福祉部による対応訓練等を予定しております。また、本年3月11日に発生しました東日本大震災を踏まえ、参加者が避難所についてより理解を深められるように、避難所開設・運営訓練等も実際に体験、学習ができる体験型訓練を基本として実施するということを重点として考えております。
9番目ですけれども、各地域の実行委員会の設置ということで、両訓練地域の地域防災住民組織の皆様、関係防災機関の代表者等を構成委員としまして実行委員会を設置しておりまして、具体的な訓練内容等の詳細については、両実行委員会の中で検討・実施をするという形で今検討を進めているところであります。
10番としまして、訓練参加予定機関ですけれども、地域防災住民組織としまして鍋横地域の防災住民組織が6防災会、上高田地域の防災住民組織が8防災会、関係機関としまして中野・野方警察、中野・野方消防、中野・野方消防団、水道局、下水道局、すみません、ここに陸上自衛隊とありますが、陸上自衛隊は交渉しているんですけれども、被災地支援の関係で今回は参加が今のところ厳しいという御回答をいただいております。指定公共機関としまして、NTT、郵便事業、東京ガス、東京電力、その他公共機関としまして、社会福祉協議会、医療関係4師会、協定を結んでおります団体と、それと区立小学校PTA連合会、区立中学校PTA連合会という形で協議を進めております。
11番、地震、原発事故及び計画停電等に対する対応ということですけれども、今回諸般の事情を踏まえ、訓練実施についても検討したんですけれども、今のところは、現状であれば訓練は実施するという形で検討を進めております。また、今後訓練実施が難しいような状況が発生した場合には、実行委員長が地域の各実行委員長と協議の上、対応するものとしております。
最後ですが、主催としましては中野区、企画運営が各実行委員会となっております。
説明は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
久保委員
今回の一般質問等でも、防災無線、パンザマストが聞こえないですとか、そういったことの指摘があったと思うんですけれども、これ、午前9時の時点で地震が発生したということは、どうやってお知らせをするということになっているんでしょうか。多分防災無線でそれが流れて、皆さん御参集いただくような形になっていると思うんですけれども、私も過去にも何回か、このパンザマスト、聞こえにくいのではないかということを質問でも取り上げさせていただいておりまして、調査を行っていくということにそのときからずっとなっていたかと思うんですが、こういうときにも本当に地域の防災訓練に参加しようと思っている方たちが聞こえているのかどうかというようなことも、そこでもアンケート等をとるべきではないかなと思うんですが、そんな発想はありますか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今回、本会議の中でもパンザマスト等聞こえにくいという御質問がありました。それに対して具体的に対応を図っていかなければならないということで、今後検討していきたいというふうに思っております。その一環としまして、アンケート等を実際に検討していきたいと考えております。
久保委員
今回のこういった訓練の場を利用して参加をされる方たちにも、例えばパンザが聞こえて、それで参集してきたのかとか、そういったことということですか。そうではなくて、今後調査はただ行っていくということですか。こういう機会にも行っていくということですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
今回も具体的に聞き取り調査かペーパーかはこれから検討しますけれども、具体的に参加した方に対してそういったパンザの放送が聞こえるか聞こえないかという状況についても確認を実施していきたいと思います。
久保委員
ぜひお願いいたします。
それと、参加予定のところで、PTAはあるんですけれども、小学生とか中学生の参加というのはどういうふうになっているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
ここでPTAというふうに書いておりますのは、PTAの親御さんが参加をすれば、必然的にお子様たちも参加していただけるというようなところをねらってのことであります。具体的に、避難所でありますので、学校の校長先生とかには実行委員になっていただいているんですけれども、直接的な小学生の動員とかという形では呼びかけはしていないんですけども、PTAの参加をもってお子様連れで訓練に参加していただきたいというようなことはお話をさせていただいております。
久保委員
小学生は保護者と一緒に来る可能性はあるかと思うんですが、中学生は多分そういうことはないのではないかと思います。やはり防災の本当にリーダーとして、今後中学生というのが地域力として期待をされているので、できればそういった形で中学生も参加がしやすいような工夫をしていただければと思いますが、いかがですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
学校に今回の総合防災訓練のチラシ等を置かせていただきまして、具体的に中学生等に対する参加も募っていきたいというふうに考えております。
久保委員
ぜひお願いいたします。
それと、学校の内線電話といいますか、これも防災無線というふうになるんでしょうか。区の本庁舎と学校とのライフラインといいますか、内線の電話があると思いますけれども、これが今、学校が使用しているもの1回線ではないかと思うんですが、避難所というふうに学校がなったことを想定して、いわゆる避難所として利用するための回線をもう一回線設けるというようなことは今検討されているんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
現在はデジタル化した移動系の無線を、避難所になっております小・中学校には配置しております。ですから、災害時には、こちらの区の本庁舎とかと避難所のほうは、移動系の防災行政無線を連絡手段として確保しているという形になっておりまして、それだけの災害が発生した場合は、多分有線のNTT回線は途絶しているのではないかということで、そちらの回線をふやすとか、専用の有線回線をというようなことは、今のところは考えておりません。
久保委員
今おっしゃったような防災無線ですが、これも多分学校対応の1台だけで、避難所として別のものというのはないのではないかなと思うんですが、その辺は学校が通常使うものと別で設けるというようなことはないんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そもそも学校に配置しております移動系の防災行政無線は、避難所として通信手段を確保するために配置しておりまして、各小学校、中学校のために配置しているという考え方では基本的にはありません。あくまで避難所に配置をする。その避難所が学校であるので、たまたま学校にあるという形で整備を進めております。
久保委員
その辺のところがあまり学校側に認識がないのかなという気がしています。3月11日には、学校が授業を行っているところもあって、そのときには当然避難所というような形ではなくて、学校は学校としてその無線を使っていたのではないかと思うんですけれども、やはり学校側としては避難所のものはまた別、これは自分たちの利用するものというような認識があったようにも伺っておりますので、そこら辺のこともまた具体的に、利用方法ですとか周知をしていただければなと思うんですが、いかがでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
防災行政無線、いざというときに使い方がわからないというような形になっては困りますので、地域の住民の方にはこういう避難所運営訓練のときには使っていただいていますし、学校でも使えるような状況があれば、平素からそれを使っていただくことは何ら問題ないと思うんですけれども、ただその位置付けというのは、災害時用というような認識を持っていただくというところが欠けているということであれば、それについては各学校のほうに説明をしまして、あくまで避難所の一環としてそういう設置があるというところを、これから各学校のほうに周知徹底していきたいと思っております。
委員長
他に質疑はございませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
間もなく3時になりますので……(「ちょっと休憩していただけますか」と呼ぶ者あり)休憩します。
(午後2時57分)
委員長
委員会を再開します。
(午後2時58分)
ただいま協議いたしましたとおり、ここで休憩をさせていただきたいと思います。
(午後2時58分)
委員長
委員会を再開します。
(午後3時15分)
引き続き所管事項の報告を受けます。
9番、災害対策時における地域本部の態勢についての報告を求めます。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
災害対策時における地域本部の態勢について(資料11)御報告申し上げます。
既に23年度に入っておりますが、7月19日、地域センターが再編されるという組織改正があります。それを踏まえまして、災害時には区の職員が15カ所の区民活動センターに参集し、地域防災態勢の拠点となる地域本部を開設して災害対応を行うということで、今後の災害対応も基本的には現行と変わらないということの御報告でございます。
1番としまして、地域本部の構成としまして、地域本部は当該地域を所管するすこやか福祉センターに、当該地域本部を担当する指定された分野、ここでは「指定分野」と申しておりますが、指定分野を加えて構成し、地域本部長の指揮のもと災害対策業務を行うというものでございます。
(2)としまして、地域事務所が設置される5地域では、地域事務所もすこやか福祉センターや指定分野とともに地域本部を構成し、災害対策業務を行うというものでございます。
2番としまして、地域本部長、地域の副本部長について。地域本部長はすこやか福祉センターの職員、または庁内の指定分野の副参事としております。地域副本部長ですが、区民活動センター配置の職員としております。具体的な指定された地域本部長等の一覧は、裏面に地域本部長、指定分野一覧ということで、地域と地域本部長、それから、地域本部長のもと活動する指定分野を一覧にしてございます。こちらのほうは個々に御確認をお願いしたいと思います。
表面に戻りまして、3番、その他ですが、地域本部を構成する組織は、地域本部長を中心にこれまで地域センターが担っていた避難所運営会議や小災害対応等の事務を行う。なお、避難所運営会議等の日程調整の窓口は、区民活動センター配置職員等が行うという予定でございます。
報告については以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
吉原委員
災害時は区民活動センターが地域本部の活動拠点になると聞いているんですけども、地域本部長はすこやか福祉センターの理事長が就任、または、副は区民活動センターの主査等が就任するということなんですが、招集命令が出たときはいち早く駆けつけるとありますけれども、そういうのは実際可能なんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
地域の指定の中で、裏面の(2)中部すこやか福祉センター管内とございますが、そちらのほうの地域本部長は、桃園、昭和、上高田等は本部に勤務しております副参事が本部長となっておりますが、できるだけ地域性を考えて本部庁舎から近いところとしておりまして、できるだけ速やかに参集し、地域本部を開設・運営するということで徹底をしております。
吉原委員
本部長、副本部長、スタッフしかかぎを預かっていないということを聞き及んでおります。しかし、そのスピード性はどうなんでしょうか。その辺が心配なんですけど。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
日中であれば各地域活動センターはあいておりますので、問題はないと思います。問題は夜間になると思います。夜間におきましては、これまでも開設に当たりましては地域センター等の職員が連絡を受けまして参集するという形になりますので、この態勢が変わりましてこういった形、7月19日以降の指定された態勢にあっても、時間が大幅におくれるというようなことはないと考えますが。
吉原委員
大幅におくれる云々ということはないというのが微妙なんですよね。大体どのぐらいのスピード性というのを考えておりますか。非常に迅速性を求められると思うんですが。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
おおむねどこの地域本部を開設するに当たっても、1時間以内というのを目標に考えております。
吉原委員
1時間以内というのは妥当なんですか。安全なんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
場合を分けますと、震災時、風水害時、火災等の小災害対応となっております。風水害時ですと、当面は水害から避けるというような形になりますので、避難を第1としまして、1時間という時間内に対応することは、近隣の方が避難さえ完了すれば妥当な時間ではないかと思っております。それから、火災のほうも、火災が発災してすぐに防災のほうから連絡が行きまして対応するということですので、1時間ということは特段問題がないというふうに考えております。それから、震災時ですけれども、震災時には、皆さん避難してきた場合には避難所のほうに行かれるという形になると思います。避難所の対応のほうは、各避難所を運営する班長・副班長が中心となって、地域の防災担当と連携をしまして避難所開設を行うという形になっております。その間に地域本部長以下担当する職員が参集するというような形になっておりますので、本来であれば可及的速やかに開設時も参集すればいいんですけれども、なかなかそこまで難しいということですが、1時間というのは妥当な線ではないのかなというふうに考えております。
吉原委員
1時間が妥当な線というのは、どうもこちらも納得いかないんですね。やはり地域本部、本部長とか、少なくとも福祉センターの理事者というのがやっぱりトップに立つ。顔もやっぱりあまりわかっていないわけです。地域の方がやっぱりかぎを持つなり、速やかに、スピーディーに開設をするなり、その辺の段取りが必要だと思うんですが、今のところ地域にはかぎの管理を任せないと考えているというふうに聞いていますが、なぜですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
実際のところ、機械警備ですとかいろいろな形の警備を行っております。今までも預けてこなかったというようなことを踏まえまして、実際に具体的には今までの形を踏襲しておりまして、今回の改正に当たって地域にかぎを預けて管理をしていただくということについての具体的な検討は、今のところはしていないというのが現状であります。
吉原委員
それは検討していただかなければならないことじゃないかなと思いますよ、積極的に。1時間が安全・妥当という数字、果たしてこれはほかの区ではどうなのか、非常に疑問に思うところですね。やっぱり速やかに、1分1秒を争う場面が想定されるわけですよ。どうしてもやっぱり地域の方に渡して、1分でも速やかにあけて周知を図るということが、態勢がどうしても必要だと思うんですが、改めてもう一回お伺いします。
服部都市基盤部長
さきの一般質問でも私のほうからお答えしてございます。現行、地域センター、7月から区民活動センターでございますけども、担当の職員が、複数名がかぎを持ちまして、その者の中で最短で、今副参事が1時間以内と言いましたが、それより早く参集できるようなことも努力させていただきたいと思っております。1名じゃなくて複数名の職員が、担当者がかぎを持ち合わせますので、その段階で携帯等で確認し合いながら、最も近い者が参集する、かぎをあける、そういう方向で考えてございます。
吉原委員
そういう方向で考えていらっしゃるのはわかるんですが、地域にかぎを預けない。預ければ、しっかりそれよりもスピーディーにあけられることは確かですよね。それなのにもかかわらず、なぜ預けないのか。何か特別な理由でもあるんですか。
服部都市基盤部長
先ほども副参事、御答弁させていただいてございますけども、50カ所の避難所と役割機能が各地域本部のところと違うと思ってございます。やはり震災時、あるいは万が一の場合には、学校、避難所が基本でございます。それにつきましては当然、いわば避難所にかかわる避難所職員、あるいは運営委員会の方々、そういう方々がとにかく早くあけていただく、まちの方にもやっていただく、そういう方向で考えてございます。一方で、地域事務所につきましては、先ほど申し上げたさまざまな機器もありますので、少なくとも複数名の職員の対応により若干時間は、1時間以内ということで、吉原委員のほうの御所望と若干ずれはあろうかと思ってございますけども、何とか対応していきたいということで、そういう部分での、いわば現地域センターあるいは区民活動センターの機能としての違いということで御理解いただきたいと思ってございます。
吉原委員
やっぱり一刻でも早くあける対応をするためにも、地域の方にもかぎを渡していただかないと困ると思います。これははっきりここで申し上げておきます。
それで、区民活動センターのこのスタッフ、運営委員会とか皆さん方のスタッフというのは、いざ震災のときにはそういうものに一切携わらないと聞いているんですが、どうなんでしょうか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
おっしゃるとおりでございます。
吉原委員
やっぱりそれじゃいけないんじゃないですか。やはりいざというときも、そういう緊急時に対して防災に関しての対応というものを兼ねなければいけないと思いますよ。その辺はどう思いますか。
服部都市基盤部長
区民活動センター、本年7月19日以降、既に準備行為をやっていただいている地域もございますけども、全区的にそういう転換をさせていただきます。その中で、現行、原則はさまざまな地域活動にかかわる支援等々でございます。あるいは、施設の関係も含めてでございますけども、防災の関係につきましては当面、これまでの経過がありますので、行政が責任持ってやらせていただくというところで一応整理してございますので、基本はそういう方向で考えてございます。ただ、今後さまざまな検討の中で、今、委員おっしゃっているようなことも含めて、可能性としては全くないとは考えてございません。さまざまな、先ほども冒頭申し上げたように、自助・共助、あるいは、そういったさまざまな役割の中で安全・安心ということになってまいりますので、そういうところで行政の役割、当然万が一の場合でも最優先でやるべき事柄と思ってございますけども、地域のお力をおかりしながら安全・安心なまちといいますか、それを目指していきたいと思ってございます。
吉原委員
やっぱり当面様子を見て、行政のほうで責任持つとは言っていますけども、いざ有事のときの話ですからね。ですから、それはマニュアルとかいろいろ、その協定とかいろいろあるんでしょうけども、区民活動センターのスタッフの皆さん方と、運営委員会の方々と。でも、やっぱりそれは防災の一番大きな部分ですので、それはやっぱりそういうときも防災に対しての、有事のときの活動もしっかり活躍していただけるよう、いろいろそういうマニュアルとか協定関係を変えなければいけないんじゃないかなと。しっかりそう思いますので、それははっきり申し上げておきます。
久保委員
確認ですけれども、15カ所の区民活動センターに参集するということで、地域本部が区民活動センターになるということでよろしいんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そのとおりです。
久保委員
すこやか福祉センターそのものは、機能としては働きを示すけれども、場所としては、そこの施設が本部になるとか、そういうことではなくて、あくまで区民活動センターが本部ということですよね。1時間以内という今お話がありましたけれども、これはもうケース・バイ・ケースなんだろうなと正直言って思っています。平成17年の水害のときに、私もすぐに地域センターに行きましたけれども、当然家が近いですから職員より先に到着をしておりました。9時前でしたから警備の方がいらっしゃいましたので、かぎもあけていただきまして中に入ることができましたけれども、大分私より後に職員の方が到着されましたが、それは電車でここへ一生懸命来てくださって、地域センターのときでもそれは仕方がなかったのかなと思います。また、地震ということで交通機関が一切機能しないというようなことになった場合、これもセンターの所属の職員だから云々ということではないんだと思うんですよね。避難所に関しては、地域に住んでいる職員の方たちが避難所開設ができるようにということで、かぎを持っていらっしゃったりということがあるかと思うんですけれども、ここのところは、今回の地震のときには幾つかの小学校ですとか都立高校等が避難所というようなことになりましたし、私の地元でも中野第八中学校の小体育館のほうに一晩泊まられたという方たちが何人かいらっしゃいましたが、その後は大体皆さん地域センターのほうに移動していらっしゃいました。やはりそういうことが今までも多々あったと思いますし、これは風水害とか地震とか、そういったとき以外にも、火事のときにも焼け出された方たちが地域センターのほうに何日か滞在していらしたということもあるかと思うんですね。
そういう意味では、この地域センターという機能が非常に地域においては役立っていたんだと思います。なので、そこにいる職員の方たちとか、その態勢もですけれども、やはり地域に住んでいる職員の方たち、一番区民活動センターから近隣に住んでいる方たち、そういう方たちとの連携がまず図られることが重要じゃないかなと思いますのと、あとは、そういう態勢の中で万が一この区民活動センターが避難をした方たちを受け入れた場合、そこで区民活動センターを請け負っていらっしゃる運営委員の方たちとか事務局スタッフの方たちは、そこでどういったことを関連して行っていくのかということも考えていかなければいけないのであろうと思います。これは多分ここじゃないのだと思うので、ほかのところできっとまた議論されているかと思うんですが、その辺のところでやっぱり万全な態勢をつくっていただかないと、皆さんの不安はなかなかぬぐえないのかなと思いますが、その辺はいかがですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
そもそも我々区の職員が何のために行政を行っているか。私のポジションですと防災を行っているかといいますと、区民の安全・安心を守ると、財産を守るということになると思います。そのために必要なことであると思いますし、そういった区民活動センターというふうに名前を変えても、そういった部分で区民が求めているところを具体的に対応するというのは、委員がおっしゃるとおり大変重要なことだと思いますので、今後しっかり対応していけるように検討していきたいと思います。
久保委員
ですので、ここにある、もちろん地域の本部長ですとか副本部長が、このすこやかを中心とした職員態勢というのもわかりますけれども、やはり本当に参集しやすい職員の態勢というのも、こういったところに公表するかどうかはわかりませんけれども、しっかりお考えいただきたいなと思います。
かぎのこともですけれども、これ、指定管理のほうで区民活動センターのほうの管理をする部署というのがあるかと思いますけれども、そちらのほうが当然かぎあけ等も行うのか、また、防災のときにそこはどういう機能を果たすのかということもあわせてお考えいただきたいなと思いますが、その辺はいかがですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
その点についてもしっかりと対応していきたいと考えます。
久保委員
多分すこやか福祉センターというか、地域支えあい推進室がここに所管でいらっしゃるわけじゃないから、今伺ったこととか、地域の方たちのかぎの管理のことなんかがお答えできないところもあるかと思いますので、こういった御意見が、今、吉原議員も、これは地域の皆さんの心配を受けて言われていることと思いますので、ぜひこちらのサイドから、防災という視点からもぜひ関係部署のほうにお伝えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
来住委員
地域の皆さんにとっては、まず地域センターといいますか、そういうふうに日常的に頼れるところというところが長くありますので、その態勢がしっかり求められてくるというふうに思います。ちょっときょういただいたこの報告の中で、例えばですけども、昭和地域でいきますと、割とこの委員会の所管に関係する指定分野が、産業・都市、中野駅周辺、西武新宿線沿線まちづくりの指定分野が昭和地域ということになるんですよね。そうしますと、この3分野の中で、先ほどちょっと報告があったか、ちょっと聞き漏らしたんですが、特定されている職員をここに配置するという指定の仕方になるんでしょうか。分野全体としてかかわるということになるんでしょうか。まずその点。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
各指定された分野にそれぞれの任務に応じて人数というものを伝えまして、その分野の中で割り振りを決定していただいております。
来住委員
平均してでいいんですけども、そうしますと、それぞれ15の地域にそれぞれの分野が指定されていますけども、それぞれのセンターごとにいうと何人を予定されているんですか、指定される人数は。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
ちなみに昭和ですと38名ですね。桃園ですと44名というような形で、総数ですけれども人数を指定しまして、各指定された分野がそれを割り振るという形です。
来住委員
その指定をされる選定の基準というのは何か持って職員の指定をされるんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
地域本部は、地域本部と応急班と避難所班という、大きく分けると三つ担当があります。地域本部のほうは本部長ですとか副本部長ですとかという職指定みたいな形になりますけれども、避難所班等は、その避難所に何人かというような形の人数の割り当てですので、具体的な基準というような形のものはございません。各分野のほうで検討していただいています。
来住委員
人数はあるけども、その職員を、例えば昭和なり、今紹介のあった桃園に指定をする条件としては、例えば今出ているように早く参集するには地理的な条件も当然出てきますので、それらの条件はそれぞれの分野で任せているということですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
基準があるかないかという意味では、防災のほうから明確な基準を示しているということではないんですけれども、当然のことながらそれぞれ住んでいる場所ですとかというものを踏まえた形で、各分野で何々小学校、何々中学校というような避難所、だれだれさんというような形で指定をしていただいているというふうに考えております。
来住委員
やっぱり防災分野が、そういう意味では専門的にいろいろ情報もあるわけですから、ましてや本庁の態勢も、当然この前のように帰宅困難の方々のああいう事態が生まれるということもありますから、地域センターに配置をたくさんすればするほど、それは本庁の本元がやっぱり薄くなるわけですよね。そこはやっぱり大事な指令のこの部分が、一定の人員も含めて、態勢も含めて強固な形になっていないと連絡そのものが難しい。伝達、情報がなかなか届かなくなる状況の中で、この本庁の態勢の、人的にも態勢上もかなり求められてくるというふうに思うんですね。したがって、地域にとっては、先ほどからあるように迅速なその参集のもとに、きちんとした地域の期待にこたえられる態勢が――初動ですよね。だから、初動をどれだけ受けとめていく態勢が短い時間でできるかということがとても大事な、心配されている部分だと思います。そういう点では、数は今お聞きしましたけども、数の問題も大事ですが、やっぱり質的な、職員の参集できる条件というものが当然加味されないと、しかも地域ですからなかなか本当にわかっていないと、いろんな方々が地域にはいらっしゃいますので、対応していく能力も大きく求められてきますので、その辺はよく基準、一定の目安を持った指定の仕方というのが大事だというふうに申し上げておきたいと思います。これは要望で結構です。
内川委員
もう一度ちょっと確認をさせてもらいたいんですが、地域本部というのは、すこやか福祉センターと区民活動センター、両方にできるんですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
拠点という意味では区民活動センターに置かれると。それを構成する要員、構成員がすこやか福祉センターの職員であったり、地域事務所の職員、あるいは、本庁にいる指定された職員という形になるということでございます。
内川委員
すると、すこやか福祉センターには地域本部というのはできない。区民活動センターだけ。そこに本部長と副本部長がいるわけ。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
あくまで区民活動センターに地域本部をつくるということです。(「本部長と副本部長はそこにいるわけ」と呼ぶ者あり)そちらに行くということになります。
内川委員
実際の避難所、体育館にしても、この前3・11もそうだったんですけれども、その場でもう判断しなきゃいけないことって山ほどあるんですよ。この前も区の職員の方が来るのが遅くて、九中の避難所では地域の町会長さんが実際仕切っていましたよ。その場で判断しなきゃいけないことが山ほどありましたけれども、現場で即判断しなきゃいけないことがもしできた場合には、一々この地域本部に連絡、お伺いを立てて、その返答を待ってからやるんですか。
服部都市基盤部長
今の御質問も一般質問の中で区長からお答えしてございます。確かに今回の3月11日の日につきまして、幾つかの避難所のほうで開設にかかわりまして若干の行き違いもございまして、職員が来る前に地元の方にあけていただいた。そういう経過も確かにあったとお答えしてございます。そういう意味では、避難所の役割は当然その避難所にかかわる班長をはじめ区の職員の参集、あるいは地域防災会、あるいは避難所運営委員会の方々の御努力、双方で、ある一定の震度の度合いがあった場合にはあけていただくという方向になるといいますか。それで、その場合、基本的に日常的な避難所にかかわります、大きな事柄は当然地域本部、あるいは災対本部のほうに確認いただきますけども、避難所の運営にかかわる問題の中で軽易なものは現場対応、その場で判断していただく、そういう方向で考えてきてございます。
内川委員
それであれば、やはりその権限を持った、せめて副本部長はやっぱり現場の避難所のほうにいるべきかなと思いますけど、どうですか。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
実際に地域本部ごとに避難所の数もさまざまで、例えば南中野ですと避難所は六つございます。東部ですと四つございます。すべて開設されると、区内には50カ所の避難所になってしまいますので、初動の段階で地域本部長ですとか副本部長がそれぞれのところに立ち会うというのは、現実的にはなかなか厳しいものがありまして、そのときには班長・副班長、それから地域の防災会の方、学校の施設管理者というところで協議をして、実際に開設というような形になるというふうに考えます。
内川委員
今回起こった災害が想定外なわけですよ。次に起こる災害を想定外にしないために、そのための対応が必要なんでしょう。だったら人数がいっぱいいるからどうの、大変だとか言わないで、きちんと対応をとったほうがいいですよ。
服部都市基盤部長
今回の大震災を教訓といいますか、それをとらえて地域防災計画の改定、今始めてございますけども、その中でやはり避難所の運営、大変これは大きい課題と思ってございます。その場合、いつどの段階でだれにあけていただき、どういう運営をするか、あるいは、避難所におけますさまざまな課題にどう対応するか、それは大変大事な課題でございます。一応今回7月19日以降も、現地域センターが区民活動センターに転換後も現行どおり御安心いただくように、区の職員が基本的には責任持って対応させていただきます。ただ、避難所におきましても、職員も一定の数で班長・副班長を置いてございます。あるいは、そのほかの職員も行っていただいておりますけども、なかなか全般的な部分で難しい場合、今回もそういった17カ所で避難所をあけて、いわば帰宅困難の方々も含めて対応を図った経過がございますけども、そういったこともさまざま教訓の中で我々も学びながら、改めてこの地域防災計画の改定の中で一定の方向性を出していきたいと思ってございます。(「ちょっと休憩していただいていいですか」と呼ぶ者あり)
委員長
委員会を休憩します。
(午後3時47分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後3時51分)
他に質疑はありませんか。
なければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、10番、中野区安全・安心(防犯)メールの配信についての報告を求めます。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
では、中野区安全・安心(防犯)メールの配信について御報告を申し上げます。
お手元の資料(資料12)をごらんいただきたいと存じます。
まず、1の事業の目的でございますが、区民の皆さんが安全に安心して生活を送っていただくため、正確な犯罪発生情報を迅速に提供することで、区民の皆さんへの防犯に関する啓発、地域の防犯力の向上につなげていくものでございます。具体的には、お子さんから高齢者まで、区民の皆さんが犯罪に巻き込まれることのないよう、パソコンや携帯電話へのメールの配信という形で情報の提供を行うものでございます。
次に、2、この事業の内容でございますが、まず配信先につきましては、受信を希望される方はどなたでも登録できることとしております。
次に、配信する内容としましては、まず第1に、区内で発生した子どもにかかわる犯罪や不審者情報をお知らせします。具体的には、お子さんへの声かけ、つきまとい、わいせつ、暴力事案等がございます。第2に、区内で発生した犯罪、不審者情報をお知らせします。具体的には、ひったくり、空き巣、わいせつ事案等がございます。第3に、区内の安全・安心に関する情報をお知らせします。例えば、最近増加傾向にありますような犯罪の注意喚起等でございます。
次に、配信時間につきましては、原則として平日の午前8時半から午後5時15分と予定しております。ただし、緊急かつ重大な事案が発生し、お知らせする必要が生じた場合には、時間外や休日に情報の発信を行う場合もございます。
次に、3の時期、この事業のスケジュールでございますが、既に今月からメール配信希望者の登録受け付けは開始しております。現在は、実際の配信開始に向けまして最終的な調整を行っているところでございます。具体的には、子ども教育部、地域支えあい推進室と、情報連絡の仕組みや発信する情報の内容等につきましてきちんと連携が図れるよう調整を行っております。この調整を終えた後に配信を開始したいと存じます。
なお、別添に参考資料としましてPR用のチラシを添えさせていただきました。内容としましては、登録方法や配信内容、注意事項などを記載しております。こちらにつきましては後ほどお読み取りいただければと存じます。
最後に、改めまして、このメール配信事業によりまして防犯への啓発、地域の防犯力の向上を通して、お子さんたちをはじめ区民の皆さんの安全・安心につなげていきたいというふうに考えております。
私からの説明は以上でございます。何とぞよろしくお願いいたします。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
中村委員
一つお伺いしたいんですけれども、区内で発生した子どもにかかわる犯罪・不審者情報と、区内で発生した犯罪・不審者情報というのは、起きてからどれぐらいで配信される予定なんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
実際には発生してから、例えばそれがどういったルートでこちらに届くかにもよりますが、発生しまして発見した方、例えばお子さんが不審者につきまとわれたといった事案の場合に、発見した大人の方が警察に通報すると同時に、例えば最寄りの学校ですとか児童館にお知らせになった、そういった場合に庁内の所管分野を経て私どもの生活安全の担当のほうに連絡が来るということで、具体的に朝発生したものが、通常であればその日のうちに届くというのが当然考えられますので、具体的に何時間という限定は、事案によって多少違いますのではっきりは言えないんですが、なるべく迅速に情報が流れるように、それは子ども教育部、地域支えあい推進室含めまして、庁内の連携をしっかり図っていきたいというふうに考えております。
中村委員
あともう1点なんですが、緊急かつ重大な情報というのはどういったことを想定されているのか、教えてください。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
具体的には、例えば通り魔事件のようなものが発生しまして、基本的にはテレビ報道等も行われるんですが、区民の皆さんに危害が及ぶ、これをメール配信を使って一刻も早く皆さんにお知らせしたほうが、テレビをつけていない方もいらっしゃいますので、このメール配信を使ってなるべく外出を避けていただくような形でのお知らせをするとか、そういったことを考えております。
来住委員
そういう配信をすべき事案だというものを決定されて、その行為を行う責任はどなたが持たれるんですか。警察からの情報ですから信憑性もきちんと整っているとは思うんですけども、しかし、この事案は配信すべきものだと。要するに、流れてくることによって不安を助長したりすることにもつながりかねないものもあるかなと、ちょっと心配しますけども、配信をこれはするんだと、すべきだという判断はどなたがなさるんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
配信の判断、責任については、こちらの生活安全担当で最終的な責任を負います。情報の確認、正確性については、警察情報ということで、きちんと裏地をとったものを流すということを基本にしますので、その点についての信頼性は担保した上で、責任は私どもできちんと判断していきたいというふうに考えます。
いながき委員
この情報収集と発信体制について私もお聞きしたいと思ったんですが、私は警察署と区が連携をして、警察からの情報を区が取りまとめて、それがリアルタイムなのか、1日に何件かまとめて発信するのかわからないですけれども、そういった形でやるのかなと思っていたんですけれども、今の話をお聞きしますと、区民の方から直接区に連絡があったものも含めて、情報を取りまとめて発信するということですか。警察からの情報だけではなくて。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
私の説明が少し言葉が足りませんでした。区民からの情報をそのまま流すということではなくて、区民から仮に施設を通さずに私どもに情報が入った場合には、区民の方に110番通報をお願いすると同時に、110番通報をしていただいたということを確認して、かつ警察のほうにその情報について内容の確認を改めて求めます。区民の方の情報が、警察の方が一定程度調べた時点で内容の食い違いが生じる場合もありますので、警察のほうにその情報の内容の確認はきちんと求めると。110番通報を前提にうちのほうは動くということになります。
いながき委員
こういった情報はスピード性と確実性というのが大事だと思うんですけど、そのためにはやはり警察ときちんと協議をして、連携をとって、何かあったら、警察のほうがそういった情報を把握したら即座に区のほうに連絡をいただいて、区はそれを発信するですとか、そういった連携体制をきちんととってやらないと、そんな一々警察に確認してもらって、それが不確実なものだったらまた警察に区が確認するとか、そんなやりとりをするのではなくて、繰り返しになりますけれども、ちゃんと警察と連携をとって、警察からきちんとした情報をなるべく早くいただき、それを区がきちんと取りまとめてスピーディーに発信するという形をとったほうがいいのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
警察との連携という意味では、今回メール配信を行うに際して、当然中野・野方両警察にもお話をしまして、日々の情報の交換、先ほど申し上げた情報の連携という部分もきちんと確認しつつ、ただし、我々は警察ではございませんので、区民の方から直接入ってきた情報をいきなり流すということはやはり問題がありますので、警察のほうに一たん110番通報していただいて、その情報について警察のほうにうちのほうでメール配信を流すことについての確認を得るということで、一定限そこの縛りは残るかというふうに考えます。ただ、情報の迅速性には努めていきたいというふうに考えます。
いながき委員
それでこれ、6月1日から既にメール配信希望者の登録を開始されたということなんですが、なぜ配信開始の準備をしていてその最中に、まだ配信開始が決定する前に登録だけ受け付けたんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
実際、当初の想定より庁内調整が若干長引いているというのが事実としてありますが、こちらのもくろみとしましては、登録開始イコール配信開始日では、なかなか登録者の方がふえてこないということがございますので、先行して登録を開始させていただいて、現在2,600名ほど登録をいただいておりますが、登録者の方が一定限集まった段階で配信を開始したいということで、先行して登録開始というものをやらせていただいたところでございます。
いながき委員
それは区の都合であって、通常こういったメール配信ですとか、メールマガジンを読みたい、講読したいと思うような方々というのは、登録をした直後から、何かあったらそういう情報がきちんと入ってくるものと考えて登録をなさっている方がほとんどなのではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
ホームページ等、登録の際の御案内の中に、配信開始については別途行いますということで、この登録をもってすぐ配信が始まるという案内にはしておりませんでした。若干お待たせしておりますので、先日20日過ぎに一たん御登録いただいた方に、配信開始までもうしばらくお待ちくださいということでメールをお入れしたということで、若干お待たせしているというところで、こちらのほうで登録開始と配信開始のタイミング、そのあたり若干、御指摘のとおり反省の余地はあるかなというふうに考えます。
いながき委員
結局、メール配信はいつからになりそうなんでしょうか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
現在3部で協議した内容をもとに、最終的に区の内部で決定を行いまして、協議した結果を確定させると考えているところです。それほどお待たせすることなく配信を開始できるというふうには考えておりますが、まだ調整が完了しておりませんので、配信がいつからかと具体的な日程を申し上げることは差し控えたいというふうに存じます。御理解のほどよろしくお願いします。
久保委員
今のはすごくおかしい話だと思うんですけど。これ、いつから配信予定でそもそも始めたんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
当初、庁内協議が順調にいけば今月の中旬あるいは下旬ということで考えておりました。実際には中旬も過ぎておりまして、下旬も既になっておりますので、今申し上げているメール配信そのものをやるということは決定しておりますので、その前段となる庁内調整の部分で若干詰める余地があるということで、同時並行で、登録を既に開始しておりますが、調整を図りつつ、実際には間もなく配信ができるというふうに。ちょっとわかりにくくて申しわけないんですが。
久保委員
これ、もともと警察からこういうメールって配信されていますよね。それを区が中野区安全・安心メールというふうにして配信するだけなんだと思っていたので、私はもうすぐに取りかかれることだと思ったんですけれども、何でそんな庁内調整が必要になっちゃったんですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
警察のほうの情報をそのまま流すということでは、警察に確認を得るということはありますが、区でせっかくやる事業ですので、子ども教育部ですとか、地域支えあい推進室、子どもに関する情報をさまざま入手する部署、こういった部署と連携して情報を幅広く入手しながら、的確かつ迅速に私どものほうでメール配信を行いたいと、そういう思いでこの事業をやりますので、例えば警察のほうでやっておりますような「メールけいしちょう」、こういった情報の送信もございますが、そういったものとは、そういう意味で私どものほうで当然、全く同じものでは意味がありませんので、そういう情報を幅広く集めるということがございます。
久保委員
じゃあ、これ、警察で今やっている「メールけいしちょう」と違うんですね。中野区独自のものをやるということで時間がかかっているわけですね。でも、全然速やかにということとすごい逆行しちゃっているような動きになりますよね。だとしたならば、庁内調整が終わってから登録呼びかけするというのが常識じゃないかなと思うんですけれども、それはどうしてそんなことになっちゃっているんでしょうか。それはどこの責任ですか。
高橋都市基盤部副参事(生活安全担当)
基本的には事業の立案・実施は私どもに責任がありますので、私どものほうでちょっと庁内での連携が今年度に入ってから若干不足していたかなという部分が反省としてございます。
委員長
他に質疑はございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
次に、11番、その他で何か報告はありますか。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
それでは、私のほうからは、口頭でございますが、中野にぎわいフェスタ及び中野逸品グランプリの開催日程につきまして御報告をさせていただきます。
中野にぎわいフェスタでございますけれども、中野駅周辺でのにぎわいと魅力あふれる活動拠点づくりに資するといったもので、平成21年度から実施をしているところでございます。それから、中野逸品グランプリでございますけれども、区内商店の自助努力啓発、それから、区民の区内商品に対する愛着の向上といった観点から、平成19年度より実施をしているものでございます。
今年度の日程でございますけれども、平成23年10月9日(日曜日)、それから10日(月曜日)、及び平成24年3月3日(土曜日)の3日間、並びにその前後の一定期間で実施をするといったものでございます。
開催場所等につきましては、中野駅周辺、サンプラザ前広場でございますとか、勤労福祉会館等を予定しているものでございます。
報告は以上でございます。
委員長
ただいまの報告に対し、質疑はありませんか。
質疑がなければ、以上で本報告について終了いたします。
ほかにございませんか。
来住委員
所管の報告でいただいたのでちょっと聞き漏らして、1点だけお聞きさせていただきたいと思うんですが、桃丘小学校の跡地の件で、活用の件なんですけども、きのうも委員から地域コミュニティの活動の場所についての質疑がありました。加えて、これまで桃園町会さんや桃園まちづくり協議会から再三いろいろ要望が区に出されているということをお聞きしています。今回こういう形で事が進んできていますけども、2点だけあわせてちょっとお聞きしておきたいんですが、桃園まちづくり協議会から直近で出されていた桃丘小学校の体育館内のプールの、防災、災害時に活用できるように消防水利として位置付けされているので、今、水が入っていないということで何らかの対応をお願いしたいという要望が出されていました。この点どうなっていくのか。それから、駐輪場の設置などの要望も出されておりましたけども、今般こういう形で事業者が、協定を締結するということになりましたけども、地域のこの2点の要望についてはどのように、地域説明がこれから行われるということですので、どういう方向で御説明をされるのかなという点。すみません、2点あわせてお聞きしたいと思います。
滝瀬都市政策推進室副参事(にぎわい・文化担当)
桃丘小学校跡地活用につきまして、私のほうから2点目の自転車駐車場の確保につきましてまず御説明したいと思います。過日御報告いたしました基本協定書の中に、自転車駐車場の確保ということで協定の中に盛り込んでいるところでございまして、一応区の自転車等放置防止条例に基づく台数の自転車駐車場の確保をしなければならないといったことを協定の中に入れ込んでいるものでございますので、この間地域から御要望いただきました自転車駐車場の確保といった部分につきましては、対応できているといったものでございます。
佐藤都市基盤部副参事(防災・都市安全担当)
消防水利の指定の件ですけれども、旧桃丘小学校のある地域は、消防上の水利の必要量ということからしますと、プールがなくても必要量というものは確保できるというような考え方から、プールにまた水を張って維持管理をしつつ消防水利としての指定を維持するという考えはございません。
委員長
よろしいですか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
委員長
質疑がなければ、本報告については終了いたします。
他にございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で所管事項の報告を終了いたします。
次に、所管事務継続調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の文書(資料13)に記載された事項について、引き続き閉会中も調査を要するものと決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ございませんので、そのように決定いたします。
審査日程のその他に入ります。
委員会を暫時休憩いたします。
(午後4時15分)
委員長
委員会を再開いたします。
(午後4時19分)
建設委員会における委員派遣についてお諮りいたします。
休憩中に御協議いただいたとおり、委員の派遣決定につきましては委員長に御一任いただきたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
また、次回の委員会は9月1日(木曜日)の午後1時ということで御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
御異議ありませんので、そのように決定をいたします。
以上で予定をしました日程はすべて終了いたしますが、委員、理事者から特に御発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
委員長
なければ、以上で建設委員会を散会いたします。
(午後4時20分)